この物語は京太郎(拓海・啓介・涼介を混ぜ混ぜしたような性格)が主人公のカーレースを題材にした作品です。
安価と書いていますが、基本的にストーリーの選択を安価に委ねているだけで育成要素やエンディングの分岐は存在しません。
小ネタはレスくれれば興味があるものを平然と拾っていきます。
前スレ
【安価】京太郎「200馬力のMR-S」【咲‐saki】http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1518682234
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520332835
荒らし行為や喧嘩などは天鳳の個室で解決します。
もちろん、咲のSS見に来てるんだから麻雀打てるよね?
対戦:http://tenhou.net/0/?5167
観戦:http://tenhou.net/wg/?L5167
あと、こ↑こ↓は淫夢語録、レスリング語録、クッキー☆語録フリーなので好きなだけ使って、どうぞ。
付け加えて、乙という言葉が好きだから【明日の出没まで】という単語が現れたら乙と書いてくれると嬉しいな。
では、清澄高校自動車部の活躍を楽しんでいってください。
すまない、風呂入ってたもんでね。
打ちます? それとも麻雀も打てないような咲が好きなだけの百合厨なのかなぁ? wwwwwww
いいよ、こいよ、京豚発言野郎。
はぁ、次スレ行った途端に京豚発言百合厨に発言されるとは萎えるわぁ
何が市民権だ? テメーは市長か大統領かなにかかよ、住所特定でもしてみろ。
こちとらテメーらみたいな目障り耳障りな奴のせいで成長する京太郎作品を潰されてきたんだぞ。
他の荒らしに口出しをしないイッチと同列に扱うなよ、ガチで麻雀で潰しにかかるからな。
まあいいや、ストーリー進行は今日はしないで、小ネタ安価しときます。
安価↓ 好きなだけ(明日の出没まで)
【好きな小ネタをオナシャス(エッチなのにはR18と書いてね)】
いいねぇ、色々と創作意欲を掻き立てるネタが沢山。
ただ、今日はホモの先輩に睡眠薬を盛られて物凄く眠たいから小ネタ書けないです。
許してください! なんでもしますから!!
あと、前スレにて【原村恵VS須賀文太郎】が投下され、最後の【親父三人色々と寂しい】はこちらで投下されます。
前スレは1000まで到達してないので、1000でビデオレター(R18)目指して埋めてください。
京太郎×ハギヨシを求めろ!
安価↓ 好きなだけ(明日の出没まで)
【好きな小ネタをオナシャス(エッチなのにはR18と書いてね)】
すいません、お仕事の面接とかで今日はパソコンと向き合う時間が無かったですわ。
一応、面白く書けそうな小ネタは拾っていってますからそのうち投下します。
いやはや、貧乏金無し暇もなしですわ。
エタってないよ、ただ、五つのレースシーンを書く必要があるから物凄く煮詰まってるだけ。
小ネタ投下も考えてるけど、煮詰めれば煮詰める程に長くなる。
それに麻雀打ったり色々と遊んでるし。
まあ、言い訳は見苦しいし、もうそろそろ片岡戦が書き終わります。
小ネタもそろそろ書き終わるから待っててよ。
あー、誰か峠のコース描いて貼ってくれないかな、自分で峠考えるのって結構難しい。
それに付け加えて登坂車線の位置も自分で考えないといけないし。
グランツーリスモ6のコースメーカーって案外使えないんだよね。
確かに、頭文字Dのゲーム動画は見てないから参考になるかも(峠を題材にしてる作品だし)。
正直、カーレースを題材にした物語って本当に少ないですから、アイマスにチョロチョロあるかなー? くらいで、本当に進行しずらい。
長野県の実在の峠道を調べてみるのもありかな。
淡ちゃんの小ネタ頼まれてますから、友人が80万くらいでトレノ買った話をオマージュさせますかね。
【淡の部屋】
淡「……トレノ高い」goo-net検索
淡「頭文字Dが発行される前は安かった筈なのに」スプリンタートレノ検索
淡「……でもカッコイイなぁ」400万!!
淡「……なんでトレノが400万もするのさ! ありえないよ!!」GTRくんの方が安いとか笑うぜ
淡「……免許とったのにトレノ乗れないなんて地獄」
【回想】
淡パパ「トレノより速い車はいっぱいあるんだ」
淡パパ「お父さんも免許取得祝で100万くらいの車なら買ってやるから」
淡「でもトレノが一番カッコイイもん! GTRだってトレノには勝てないんだよ!!」
淡パパ「いやいや、本当に上手い人間が乗れば勝てるかもしれないが、初心者の淡が乗ってもGTRには勝てないよ」
淡「トレノがダウンヒル最強なの!」
淡「むー」
少女はスプリンター・トレノを求めてネットの海を潜り続けた。
彼女が求めるトレノはすべて200万円以上の値段で取引されている。
頭文字Dという漫画がAE86という車を大々的に取り上げ、そして、AE86=速いという刷り込みを多くの走り屋に植え付けている。
正直な話をさせてもらえれば、所詮は30年前の車であって、足回りも古く貧弱、カスタムの幅は広いが、軽い車体が仇となり制御が難しい。
それに付け加えて重ステ、非力な女の子が重ステの車を容易に制御出来るはずがない。
AE86は神格化されているが、本当にFRという部分しか利点の無い遅い車である。
だが、AE86がドライバーを育てるという名言は正しい。
このクラスの車が走り屋を育てる。
アルテッツァくん「俺、AE86先輩の後釜なんですが」トヨタ
シルビアくん「多分、俺の方が速いと思いますよ」日産
シビックくん「このクラスで腕を磨くならFFでも大丈夫ですよ」ホンダ
ギャランくん「俺もFFですけど、結構速いですよ」三菱
インプレッサくん「同じ価格帯なんで、検討してみては」スバル
スイフトくん「若者から絶大な支持を集める俺を忘れるなよ」スズキ
ロードスターくん「ド定番ですよ俺」マツダ
コペンちゃん「改造すれば凄いんだから!」ダイハツ
淡「……なんでトレノ高いのさ」
淡「……90万円だけど走行距離28万って」
淡「いや、エンジン載せ替えれば」
淡「……お金が足りない!!」
淡パパ「……86のトレノなんてプレミアが付いて並の人間じゃあ買えない車だ」
淡パパ「……壊れた86を探して綺麗な4AGを乗せる」
淡パパ「……整備士じゃないと無理だよなぁ」
淡パパ「それでも、娘が駄々をこねると父親は甘くするしかないというのも事実」
淡パパ「探すか、車体だけのAE86!」
娘の為に父親は廃車屋を巡った。
4AGというエンジンは当時としても比較的ポピュラーなエンジンであり、現在の86人気によってオークションなどで多く取引されている。
問題は車体である。
AE86という車は車体だけでも黄金と言わんばかりの値段を叩き出す。
だが、一台だけ彼に、彼女に走ってもらうことを望んだように心臓がえぐり取られたボロボロのトレノが廃車屋に眠っていた。
淡パパ「この86いくらですか?」
廃車屋「長年放置されてて、色んな部分にガタが来てるよ」
廃車屋「それにエンジンパーツは全部売ったし、これだけボコボコの穴だらけなら走れるようにするだけでも100万は必要だ」
廃車屋「正直、やめといた方がマシだよ」
淡パパ「いくらですか?」
廃車屋「……10万でいいよ、でも、直せる自信が無いなら」
淡パパ「買います。現金一括で」
塗装が剥げ落ちた赤と黒のツートンのスプリンター・トレノ。
それをタウンページで調べた板金屋に持ち込んで仕上げ直した。
次にボディーカラーである。
パンダトレノにしようとも思ったが、語りかけてくる。
トレノ「黄色にしてくれ」
塗装屋に黄色に塗り直してくれと頼んだ。
そして、心臓の選択である。
はじめて足を踏み入れたチューニングショップでこう言われた。
チューナー「良いエンジンが一つあります」
チューナー「いやはや、私も頭文字Dが好きでしてね、半年前に状態のいい86を買ったんですよ」
チューナー「だいたい、86をチューニングするならターボかスーパーチャージャーなんですが、拓海と同じ仕様の超高回転型NAエンジンを搭載させて遊ぼうって考えてたんです」
チューナー「で、手に入れたAE111型の4AGのカスタマイズをしてたら」
チューナー「成金の親子が86を買いたいって言い出したんですよ」
チューナー「この86はデモカーにする予定なんで売らないって言ったんですが」
チューナー「小切手で500万には目が眩みましたわ」
淡パパ「じゃあ、そのエンジンを載せてくれるんですか」
チューナー「はい、積み込ませてもらいます。ですが、取り引きとして、このショップのドライバーとして走ってくれませんか?」
淡パパ「いや、私が乗るのではなくて、免許を取得したばかりの娘に与えるので、速く走れるかどうか」
チューナー「……もしかして中学生が?」
淡パパ「ええ、駄々をこねられまして、色々と巡り巡って」
チューナー「免許取得年齢が改正されて、もう十数年も経ちます」
チューナー「自分は20歳の時にレースの世界に足を踏み入れたんですが、どうにも才能が足りないらしくて」
チューナー「整備する立場に居るわけですよ」
チューナー「もし、頭が柔らかくて、恐怖心が無い本当に若い存在が馬鹿みたいな車を走らせて」
チューナー「乗りこなせるとするなら」
チューナー「お金を払ってでも育ててみたい」
淡パパ「……お金はいりませんよ」
チューナー「今はモータースポーツの全国大会なるものまであります」
チューナー「自分に育てさせてはくれませんか? 自分達が若い頃には無かったレース」
チューナー「面白そうなので」
【つづく?】
淡ちゃんって黄色のイメージありません?
まあ、僕ちゃんはAE86という車に好印象は持ってません。
確かに煮詰めたチューンをすれば一級の戦闘力を持つ良い車ですが、どうしても古い車ですから足回りが現在のスポーツタイプに比べると貧弱です。
それに付け加えて、非力なエンジン、これをターボ、スーパーチャージャーで武装する手間、
パワーに合わせた足回りの調節、
そして何よりも値段がべらぼうに高い。
頭文字Dをはじめて読んだ時は本当にAE86という車に憧れましたが、今ではカスタムの幅が広い旧車という認知しかありませんね。
86信者の方が居たらすいません。
ですが、AE86より速くて安くて良い車は腐る程、各メーカーから出されています。
スポーツ走行を楽しんでいる僕ちゃんは新しい車の利点を小走やえ先輩程度に知っているので、やはり、AE86という車は選択肢から除外されます。
すいません、ちょっと書いてる途中で矛盾点が発生したので、もう少しかかります。
すこやんのカローラは七代目の5速MTですよ。もちろんスーパーサルーンでもありません。
ちょっと投下に浮き沈みが出そうなんで、今日は自分の愛車紹介させてもらいます。
なぜ、京太郎をMR-Sに乗せているのか、まあ、僕ちゃんがMR-Sという車でそこそこのタイムを出しているからです。
ジムカーナみたいな競技には出たことはありませんが、峠、特にダウンヒルでは本当に速い車です。
出会いは兄貴が買い物車として買ったアルトばっかり運転して、MR-Sに乗らなくなったので、半ば奪う感じで強奪しました。
いやはや、ニートにZ33とMR-Sの二台持ちは辛いですわぁw
愛車自慢があれば、どうぞ、車好きに悪い人はいませんから。
僕ちゃんも皆様の愛車、興味があるのでw
えぇと…取り敢えず車自慢では無く咲-Saki-キャラ達の愛車の要望を出します
原村嘉帆…シティ“ホンダ好きの旦那…恵さんにホンダ車に乗れって言われたものの何が良いのか分からず見た目の可愛さから選んだ”
カピ(須賀家のペットのカピバラ)…MR―2orMR―S“たまに文太郎か京太郎の車の後部座席で眠って居る”
如何でしょうか?
>>39
連書き失礼します
七代目カローラですか
良かった85じゃなくて
流石に初心者がどノーマルの85で>>1さんの世界線のインハイを制覇するなんて怪物過ぎますもん!
あ!
すこやん達トッププロの現在の愛車への要望行きます!
・はやりん…カプチーノ(最新モデル)
・のよりん…パジェロミニ(最新モデル)
・うたたん…GT―R(最新モデル)
・戒能プロ…インプレッサ(最新モデル…照姉さんをぶっちぎった時は前のグレードのインプレッサ)
・すこやん…カローラ(最新モデル…当然どノーマル)
如何でしょうか?
三連書きすみません
所で>>1さんの世界線では車のミッションはMTが中心なんでしょうか?
AT車があれば良いんですが
プロ勢(すこやんを除く)の愛車のミッションはF1マシン仕様のセミATって言う事にして
咲-Saki-世界最強のメカ音痴の風越女子キャプテン“福地美穂子さん”の愛車のミッションはフルATって言う事に出来ませんかね?
もし検討頂けるので有れば藤田プロの愛車のミッションを見た文太郎氏に「何でぇ…最近のプロはF1かぶれのセミATが主流なのか?」って言うセリフをお願い致します!
あれ、パジェロミニって新しいの出たっけ? ジムニーは現行あるけど(無知)
確かにATの方がサーキットで速い場合があるけど、テクニカルコースだとクロスミッション入れたMTの方が速い場合が多いですよ。
AMTだっけ? シフトコネコネできるアルトターボRSみたいなミッションはクロスミッション化出来るのかな?
まあ、私はどうしてもMT信仰を持ち合わせてるので、基本的に全登場人物をMTに乗せるつもりです。
美穂子に関しては、自分が所有しているZ33に乗せるので(MTに乗ってます)やっぱりMTにしたいです。
自分、バイクも少し囓ってるので、SOHCを遅いと言うのが嫌いなんですよ(85のことです)。
エンジンにはSOHCとDOHC、そして、OHCという型があります(ロータリーもあるけど、ロータリー詳しくないからごめんね)。
まあ、ガチガチに説明すると馬鹿みたいに長くなるのでメカ的な説明は控えますが、DOHCはSOHCより高回転まで回せる利点があります。
じゃあ、SOHCが完璧にDOHC負けているかといえば別にそこまで負けていないんですよ。
アメリカのマッスルカーを詳しく調べるとDOHCじゃなくて、OHCというSOHCより単純な型を採用しているものがあるんですよね。
有名なハーレー・ダビッドソンもOHCという型を使用しているものが多いです。
なぜ、DOHCを採用しないのか、それはトルクの差なんですよ。
SOHCはDOHCに比べると回らないですが、その分トルクがあるんですよね。
高回転の旨味を引き出すDOHCとは対照的にSOHCは低回転から溢れ出る野太いトルク、これがSOHCとOHCが自動車業界から消えない理由です。
AE85はAE86より遅いという考えが根付いてますが、それは間違えです。
もし、85と86にターボを入れて勝負させたとします。
サーキットなどの高速領域を多用する場合なら86の圧勝でしょうが、峠では85の方が速いと思います。
簡単な話、軽さとエンジンの信頼性、そして、太いトルクからくる走りやすさが85を化けさせます。
バイクも同じで、単気筒エンジンのSOHCとDOHCならSOHCの方が速い場合があるのです。
扱いやすい車が速いのは当たり前だよなぁ。
ということで、85を遅いと言っちゃメ! 峠での性能は85も悪くないのよ。
長文失礼しました。
プロ勢もある意味全国大会の存在だから安価しときますか!
ただ、すこやんは【トヨタ・プラッツ】に乗ってるという謎設定が構築されてるからすこやんは安価から外れます。
安価↓ 次の話が書き終わるまで
【愛車を選んでね(普段乗りの車もチョイスしていいよ)】
1:はやりん
2:のよりん
3:うたたん(出来ればGTRがいいな)
4:戒能プロ
多分、僕ちゃんが知ってる遅そうに見えて扱いこなせばGTRを食べられる車の筆答、トヨタ・プラッツ。
メッチャマイナーな車だけど、この車のポテンシャルはすげーよ、俺、MR-Sでプラッツ乗った達人にダウンヒルで千切られたからw
いやー、あの車はヤバイ、ヴィッツRSよりヤバイよ。
Wikipediaでプラッツの記事を見て、これをカスタムしたら凄いなって思った人は仲間です。
【京太郎VS片岡】
京太郎「えっと、優希のお父さんですよね」
片岡「ああ、娘が色々とお世話になってるね」
京太郎「手間はかかりますが、可愛い奴ですよ」
片岡「はは、性格と見た目だけに愛嬌を振りまいたような子だからね」
片岡「多分、実力は君より下だけど、走り屋の大先輩として相手させてもらうよ」
京太郎「よろしくお願いします」
文太郎「最初に片岡の走りを見た時は本当に驚いた」
文太郎「どんなキツイカーブでもパワースライドで駆け抜けていく」
文太郎「ブレーキを踏まない恐怖心の無さ」
界「ああ、あいつの運転は切れてた。だが、重たいスープラという車をパワースライドで曲げてたら」
界「タイヤに熱をもつ」
恵「それでも最後の最後までパワースライドで曲げていたのだから驚く限りだ」
片岡「じゃあ、先輩として先行させてもらうよ」
京太郎「わかりました」
片岡「そんなに緊張しないでくれよ、俺は残りの四人に比べたら本当に格下なんだから」
京太郎(オーラでわかる。この人速い、藤田プロよりずっと)
京太郎(やっぱり長野ってヤバイ走り屋多いのかも)
片岡(……文太郎さんの息子、これは化けるなぁ)
片岡(車は時代を重ねるごとに速さを増していく)
片岡(彼が乗っているMR-S、これはトヨタが作り出したライトスポーツの傑作だ)
片岡(世間は馬力がない、MRの利点を引き出せないだとか、そういう馬鹿馬鹿しいことを言っているが)
片岡(ノーマルの状態でも速い速いと言われている車と同等の戦闘力を持つ化物みたいな車だ)
片岡(それを200馬力までチューンしたなら、まあ、このスープラなんて相手にならないだろう)
片岡(でも、彼が文太郎さんと同じように、明るいプロの世界に旅立つとするなら)
片岡(大先輩の走りを見せてあげるのも悪くない)
片岡(さて、大先輩の豪快な走りを楽しんでくれ!)
京太郎(やっぱりこの世代の走り屋は狂ってるぜ)
京太郎(親父レベルの走り屋を育て上げたスポーツカー黄金期)
京太郎(その時代は走り屋をレーサーレベルに引き上げていたのだな……)
片岡「最初のヘアピン! 豪快に行かせてもうぞ……」
京太郎「オーバースピードだ!?」
片岡「これが俺の走りなんだよ!」
京太郎「信じられない、そんな走り方ありかよ……」
文太郎「おうおう、この音は片岡がガンガン滑らせてるなぁ」
界「才能だけなら文太郎と同じだからな」
恵「勉強嫌いが祟って峠の走り屋で終わった」
染谷「鉄砲玉にするには速すぎるが、ここの面子が化物過ぎるのもあるな」
文太郎「俺達が作り上げた公道最速理論……」
界「そんな理論作ったことねぇよ」
界「それにチームに所属していたのは俺だけだろうが」
京太郎「パワーの差は車重の差でどうにかしてるが、突っ込みの速度で完全に負けている……」
京太郎「ジワジワと差を広げられるなんて屈辱だぜ」
京太郎「やっぱりこの世代の親父には苦手意識があるのかも」
京太郎「……車壊すつもりで突っ込むか!」
京太郎「俺の車の方が軽いわけだし、パワースライドで曲げたとしてもタイヤの消耗はこっちの方が低い」
京太郎「タイヤの反応でこっちが勝る!」
片岡「はは、流石は文太郎さんの息子だ」
片岡「俺より少し遅い速度で突っ込んでくる」
片岡「立ち上がりは軽い車の方が速い、そして、車重がネックになる」
片岡「だが、そこは経験でカバーするさ」
京太郎「連続するキツイヘアピン」
京太郎「抜き去る場所は……」
京太郎「登坂車線が発生する四本目!」
片岡「へへっ、歳かねぇ……タイヤの熱が手足の痛みのように理解出来る……」
片岡「俺がこのスープラを買った時は、こんな感覚一回も味わったことねぇのにさ」
片岡「だが、まだまだタイヤは生きてる!」
京太郎「……仕掛ける!」
片岡「この大きな車体は何のためにあると思う? 理想のラインを潰すためにあるんだよ!」
京太郎「っ!? なんて曲げ方だよ!!」
片岡「へへっ、俺はタイムを考えて走るタイプじゃないんだよ。ただ、最終的に前を走ればそれでいい」
片岡「でも、流石は文太郎さんの息子だ、この角度のスライドにピッタリと合わせてドリフトしてやがる」
片岡「怖いねぇ、若いってのは怖いねぇ」
片岡「そして懐かしいね!」
文太郎「今頃は登坂車線で仕掛けようとして片岡のスライドに阻まれてるだろうな」
界「デカイスープラが角度を付けて曲げたら抜き去るなんて無理だからな」
文太郎「五本目のヘアピンもキレイにブロックしてくるだろうなぁ」
恵「インベタにグリップが一つの回答だが、素直なMRとはいえ、後輪駆動、安定感でヘアピンでのグリップは難しいだろう」
文太郎「連続ヘアピンが終わったら高速セッションとキツイヘアピンが数箇所、京太郎の回答が楽しみだ」
界「まあ、鉄砲玉に負けたらその程度で終わるからな」
片岡「さあ、ここからは立ち上がりよりもパワーが物を言う部分だ。どう攻める!」
京太郎「いやはや、連続ヘアピンで仕留められなかったのは厳しい」
京太郎「大きな車体が小さくなっていくぜ……」
京太郎「でも、ここは新しい車の足回りを信用するしかないな!」
片岡「ははっ、なんて底力だ」
片岡「それでターボ入れてないんだから恐怖だぜ」
京太郎「スリップストリーム……峠で意味あるのかね……」
片岡「ははっ、高速セッションなのに張り付いてくるか……」
片岡「まあ、こいつは300馬力無いからな……軽さで張り付かれるのは当たり前か……」
片岡「タイヤもまだまだ熱を持ってる」
片岡「次のヘアピンでスパッと抜かれるな……」
片岡「……大人になるってのは嫌だねぇ」
片岡「意地を張れなくなる」
京太郎「このヘアピンで決める!」
片岡「へへっ、全力で曲げるからぶつけるなよ!」
京太郎「タイヤがもう駄目になってるはずだ、絶対に膨らむ!」
片岡「……膨らむか、でも、楽しかったぜ」
片岡「もう少し若ければ、限界ギリギリを走ってたよ」
片岡「スープラ、俺もお前も、歳、とったな」
【ゴール地点】
片岡「いやはや、本当に文太郎さん瓜二つの走りだ」
京太郎「ありがとうございます」
片岡「でも、四人は俺よりキレた走りするから気をつけろ」
片岡「勝つためなら突いてくるような奴らだから」
片岡「まあ、でも、君なら大丈夫なような気がする」
片岡「文太郎さんと走るまで負けるなよ」
京太郎「はい」
安価↓ 次の話が書き終わるまで
【愛車を選んでね(普段乗りの車もチョイスしていいよ)】
1:はやりん
2:のよりん
3:うたたん(出来ればGTRがいいな)
4:戒能プロ
>>45
ミッポさんの場合原典だとMTだろうがセミATだろうがフルATだろうがほぼ100%エンストを引き起こすレベルのメカ音痴なんですよね
そんな彼女にZとは…もしかして>>1さんの世界線でのミッポさんはZにしか乗れないZ以外に乗るとどんなマシンでも100%エンストさせる人で良いんでしょうか?
うーん、どないしようか、Zにしか乗れない設定にするのが無難ですね。
あと、どうでもいい話なんですが、グランツーリスモ6のオンラインサービスが終了するみたいです(悲しい)。
最近グランツーリスモ6を購入した人間なのですが、オンライン対戦をやったことなくて、記念に個室作ってみたい。
グランツーリスモ6持ってる人居ますかね?
>>64
すこやんのカローラの次の愛車はプラッツですか
当然どノーマルなんですよね?
しかもどんなカテゴリーでも勝てる人なんですよね?
だってすこやんですから
あ…
はやりん…カプチーノ(インハイですこやんと晴ちゃんと直接対決したから)
のよりん…パジェロミニ(はやりんと同じ理由)
うたたん…GT―R(うたたんの異名を考えて因みに小学生時代はRSターボに乗って居たって言う事で!)
戒能プロ…インプレッサ(照姉さんのFDをぶっちぎる性能を持って居るマシンでまだ搭乗者が決まって居なかったから)
>>67
すみません…sage忘れて居ました
其れから連書き失礼しました
いいんですよー、ここは荒らし以外すべてを受け入れますから。
それに、君は本当に車と咲が好きみたいですし、好感持てます。
車好きに悪い人はいない。僕はいつもそう思ってます。
>>69
時に晩成高校のエントリーマシンって決まって居ましたっけ?
もしまだならば
小走やえ先輩…GTO
木村日菜さん…エボⅣ
丸瀬紀子さん…180
上田良子さん…スプリンタートレノ
巽由華さん…ユーノスコスモ
って言う感じで如何でしょうか?
一応メモしときます。
あと、グランツーリスモ6で【京太郎ss民 練習走行会】って名前でルーム作ったんで、GT6持ってる人、気軽に入ってきてください。
京太郎仕様のMR-Sが待ってますからw
えぇと…
取り敢えず>>1さんの世界線を原典で表現した場合
高火力型のプレイヤー(うたたんやセーラや衣お姉さん等)の場合は馬力重視で高出力エンジン(マシン自体の大きさ関係無く)を思いっきりブン回す感じの走りで
超速攻型のプレイヤー(善野さんやはやりんや末原さんやのどっちさんや照姉さん等)の場合は足まわり重視のコーナリングマニアな感じの走りで
防御型のプレイヤー(のよりんや洋榎姉さんやすばら先輩や咲さんや穏乃ちゃん等)の場合は安定性重視の堅実な感じの走りで
表現して居るのでしょうか?
まあ、そんな感じですね。全国のキャラクターは基本的に安価で車両決めますが。
それにしても、やっぱりGT6を持ってる人少ないんだなぁ、いや、ただ単にこのスレが過疎ってるだけか。
今後とも、この物語をよろしくおねがいします。
ちょっと、安価が見にくくなってるからもう一回投下しておきます。
安価↓ 次の話が書き終わるまで
【愛車を選んでね(普段乗りの車もチョイスしていいよ)】
1:はやりん
2:のよりん
3:うたたん(出来ればGTRがいいな)
4:戒能プロ
1はやりん…カプチーノ(両用)
2のよりん…パジェロミニ(両用)
3うたたん…GT―R(レース用)RSターボ(普段使い用)
4戒能プロ…インプレッサ(両用)
ロードスターは名車、はっきりわかんだね。
じゃあ、全国編の誰かに乗せておきます。
書くのが遅れたのは、まあ、みつせ峠に行ってたからです。
そう言えば咲-Saki-には海外から来た留学生(宮守女子のエイスリンさんや臨海女子の四人)が居ますが
彼女達の愛車は彼女達自身の母国の車なんでしょうか?
もしそうなら
USA出身のメグさんは愛車によっては出られるカテゴリーが限定されそうですよね?
いやはや>>1さん
前スレでインハイのレギュレーションを確認しましたが
臨海女子の車を母国産で限定すると軒並みジムカーナ専用車に成る可能性が有りそうですよね?
メグさんがアメ車(600馬力以上がメイン)で
明華さんもフランス車(600馬力以上がメイン)で
ハオさんの中国車がもの凄く気に成りますが
一番の問題はネリーちゃんでしょう!
サカルトヴェロ(ジョージア)の自動車メーカーって馴染み無いですから
ネリーちゃんは日本車に乗せるんでしょうか?
後話は変わりますが
原典だと日本に来てから麻雀を始めた宮守女子のエイスリンさんって>>1さんの設定だと愛車は日本車ですよね?
まず一言、地元の峠を巡って色々と勉強してきました。
アメ車はまあ、600馬力が普通ですけど、その辺りはWikipedia先生で使えそうな車を探ってきます。
フランス車は案外馬力低いのが多いので、プジョーかシトロエンから選択させてもらいます。
ネリーちゃんはラリー系か下手すると軽トラ走らせるという謎の解釈が発生しているので、ちょっと考えものですね。
それよりも迅速に県大会を終わらせないといけないという使命感。
【スタート地点】
染谷「さーて、俺の出番ですかね」
文太郎「ドリフト馬鹿は現役なのか?」
染谷「おまえ達みたいに普通のオッサンになったわけじゃねぇんだよ」
界「そう言えば、この面子でファミリーカー買った奴っているのか?」
恵「……オデッセイを娘が小さい頃に」
文太郎「嫁さんが居た頃にはマジェスタ乗ってたな」
染谷「流石は元プロレーサー、高級車乗ってるな。普段使いにスカイラインは持ってる」
界「嫁さんがアクセラ乗ってる。もちろんスポーツだ」
文太郎「俺達も親父になったなぁ……」
京太郎「登りはターボパワーに勝てませんね」
片岡「上りで負けたら流石に泣いちゃうよ」
文太郎「鉄砲玉は仕留められなかったか」
片岡「所詮は鉄砲玉ですよーだ」
文太郎「まあ、片岡は四天王最弱」
染谷「四天王なのに五人いるぞ」
文太郎「俺は魔王なんだよ」
界「文太郎はいつまで経ってもガキのままだな」
恵「違いない」
文太郎「ガキじゃないと峠なんて走れねぇよ」
染谷「じゃあ、京太郎くん、二番目に弱い俺が相手だ」
京太郎「よろしくお願いします」
文太郎「染谷は馬鹿みたいに曲げるから、突っつくなよ」
京太郎「まだ溝残ってるから大丈夫だよ」
界「染谷、速く負けてこい。次は俺なんだからな」
染谷「へっ、俺が潰してお開きにしてやるよ」
文太郎「おお、染谷が勝利宣言しましたねぇ、負けたらいじり倒してやろっと」
染谷「これはガチでかからないとな」
京太郎(若い頃に戻ってるな、親父)
染谷「俺は本当にオーソドックスな峠の走り屋だ」
染谷「FRに乗ってドリフトで駆け抜ける」
染谷「ドリフト小僧……いや、ドリフト親父ってところさ」
京太郎「そういう走り屋が一番戦い辛いって言われてますよ」
染谷「そうでもねぇよ、文太郎の奴には初戦敗退だったからさ」
京太郎「親父って、若い頃も化物だったんですね」
染谷「あいつは化物だったよ、化物より化物してた」
京太郎「うわぁ……」
染谷「じゃあ、先輩として先行させてもらう」
京太郎「よろしくお願いします」
文太郎「峠でのドリフトって結構難しいんだよな」
文太郎「足回りの調整やカウンターのタイミング」
文太郎「路面の状態による違和感」
文太郎「そして、最近の走り屋は速さを突き詰める傾向にある」
界「峠ではグリップ走行の方が安全で速いってやつか?」
文太郎「そうだ、今の車はFFか4WDが主流。その車を一番速く走らせる方法がグリップ走行ってわけ」
文太郎「だが、FRとMRは滑らせた方が安定する場合がある」
文太郎「俺達古風な走り屋は速い走り方を勉強するんじゃなくて、自分の好きな走り方を極めていく」
界「自分が一番楽しい走りは車が一番綺麗に走れる走りってことか」
文太郎「なんでシルビアという車が今現在までメーカーからエンジン供給されているか知ってるか」
片岡「え、シルビアって日産がまだエンジン供給してくれてるんですか?」
文太郎「ああ、疎いおまえは知らないと思うが、実は13〜15までのエンジンはまだまだ日産さんが作ってくれてる」
文太郎「だから、どんなにエンジンが壊れようが、フロントが潰れようが」
文太郎「エンジンだけは安く早く入手できる」
文太郎「だからドリフトで駆け抜けたい走り屋はシルビアに乗る」
文太郎「車体だけでも残ればエンジンはいくらでも入手できる」
文太郎「それがGTR信仰と同じようにシルビア信仰を引き起こしているとまで言えるな」
文太郎「だから、シルビア乗りは速い奴と遅い奴がハッキリと別れる」
文太郎「……いや、遅い奴も二三年もすると速い奴になるんだがな」
界「シルビア程、オーソドックスで扱いやすいFRもないからな」
片岡「完成度の高さってやつなんですかね?」
文太郎「ああ、シルビアは国産FRクーペで最も完成度が高い」
文太郎「そんなシルビアを二十年近く乗り継いでいる染谷のテクニックは素晴らしい」
文太郎「扱いやすい車ってのは、若かろうが、老いていようが、ドラテクを伸ばすんだ」
恵「じゃあ、おまえはなんなんだ? 発売当初から乗りにくいと評判のMR2だっただろうが」
文太郎「俺には乗りやすかっただけだよ」
京太郎「……ストレートの伸びが違う」
染谷「うへぇ、普通に付いてくるとか化物かよ」
京太郎「片岡さんの70スープラより加速が鋭利だけど、立ち上がりは俺の方が速そうだ」
染谷「まあ、俺はどちらかと言うと凡人タイプだからな、それに歳のお陰で恐怖心が増してる」
染谷「……でも、楽しいね、若い馬鹿と走るのは」
京太郎「最初のヘアピン……どういう曲げ方をするんだろ……」
染谷「ふっ、どう曲げるかって睨んでるな、残念だが―ー普通のドリフトだよ!」
京太郎「おお、綺麗なドリフト……でも、べったり張り付ける」
染谷「……おい、5cmしか離れてないように見えるんだが」
染谷「いや、文太郎は1か2cmだったから許容範囲か」
染谷「……本当に、文太郎の若い頃を見てる気分だ」
染谷「……世代が違うが、安くて、速くて、軽い車に乗って峠専用マシンを引っ掻き回す」
染谷「でも、文太郎に勝って戻ってくるって言ったからなぁ、ギリギリまで勝負を諦められない」
染谷「……やっぱり界が言うように車にエロ本仕込んでいればよかったわ」
文太郎「そういえば、MR-Sにエロ本積んでおいたが、走りに影響出てねぇな」
界「真に受けて本当に積んでたのかよ」
文太郎「熟女物にしたからなぁ、アンテナが電波拾わなかったか」
界「なんで高校生にJK物を与えない」
文太郎「中身20代だから意味ねぇよ」
恵「……下劣な話をするな」
文太郎「へいへい、ムッツリ恵さん」
恵「怒るぞ……」
京太郎「助手席に置かれた熟女物がチラチラ目について走りに集中できない」
染谷「……自分の走りが出来てないな」
染谷「……だが、俺だって走り屋だ。負けられねぇよ」
京太郎「走りが変わった……突っ込みの速度と立ち上がりの伸ばし方が……」
京太郎「抜いて走ってたのか? ちょっとショックかも……」
染谷「おいおい、こっちが恐怖心に対抗して全力で走ってるってのに、その全力を平然と超える走りするなよ」
京太郎「また速くなった……どこまで速く走れるか……」ドSスイッチオン
染谷「……こいつも脳みそにスイッチ搭載してるのかよ」トラウマ思い出し
染谷「こっちの方がタイヤを労って走ってるのにさ」
染谷「どうして、あっちの方が美味しい熱を維持できるのさね……」
染谷「これが須賀マジックなのか……親子揃って天性のキチガイじゃねぇか……」
京太郎「おっ、ちょっと膨らんだ、鼻っ柱突っ込んでみよっと」
染谷「うっわ、馬鹿みたいにキツイヘアピンで鼻っ柱突っ込むとか……」
染谷「もう少しおっさんの心臓に優しくしてくれや……」
文太郎「染谷は才能こそ天性ではないが、努力によって作り上げられた圧倒的な経験がある」
界「で、勝てるのか?」
文太郎「絶対に勝てない。ただ、京太郎に与える刺激はこの面子の中で一番だろう」
文太郎「なんやかんやで京太郎は天才型の走り屋とばかり勝負してきたからな、努力で才能をカバーするタイプとは一度も対戦したことがない。だからこそ、染谷は起爆剤になる」
界「努力ねぇ、俺も努力は怠らなかったぞ」
文太郎「おまえは天才型だから努力しても思うような成果が出ねぇだけだ」
界「そうか? 娘達は完璧に天才型だが、俺はそうでもねぇよ」
京太郎「……上手いな、これが綺麗なドリフトってやつなんだろう」
京太郎「染谷先輩の走りに似てるけど、それよりずっと完成度が高い」
京太郎「足回りのチューニングが絶妙なんだろうな、それに付け加えて、そのセッティングを完璧に理解している」
京太郎「親父が与えてくれた車に乗ってる俺じゃあ、まだ出来ない走りだ」
京太郎「……俺、やっぱりメカ音痴なのかも」
染谷「……文太郎に似て観察即実行か」
染谷「こっちのドリフトを真似てきてる」
染谷「だが、あっちの車はクロスミッションを積んでないのか?」
染谷「立ち上がりのスムーズさに欠ける。これだけの走りをするのにミッションは据え置きなのか?」
染谷「文太郎の奴、金は持ち腐ってる筈なのにその辺りは付けてやってないのか」
染谷「……教えてやるか、走り終わったら」
京太郎「仕掛けてみるか」
染谷「仕掛けてくるな、だが、こっちは長年の戦歴があるんだよ」
京太郎「ノーブレーキドリフト……!」
京太郎「パワースライドとは違ってエンジンブレーキで荷重移動を行って曲げる神業のようなドリフト……」
京太郎「ちょっと離されちゃったな……」
染谷「久々にやったぜノーブレーキドリフト、こんなキツイヘアピンで使うとは思わなかったが」
京太郎「……流石にそれは真似出来ないな、ミッションの差もあるわけだし」
京太郎「コーナーで詰めていくのがセオリーだな」
染谷「ブレーキタイミングを詰めてきたか、まあ、そうだよな、文太郎の息子ならそうする」
染谷「ノーブレーキドリフトを見るだけで使ってくることも予想したが、ノーマルのミッションだと怖くて出来ないのが普通」
染谷「車の完成度だったら俺の方が上か……少しだけ自信湧いてきたぜ……」
文太郎「……染谷のノーブレーキドリフトは凄かったよなぁ」煙草咥えライターシュッ
界「馬鹿みたいにシビアで難易度の高いテクニックだからな」煙草咥えライターシュッ
文太郎「俺も真似しようとそれなりに練習したんだが、やっぱりブレーキ踏んだ方が速いんだよな」ふぅー
界「おまえは心理戦とか考えないだろ、アレは心理戦のカードの一つだ」ふぅー
界「先行の状態でノーブレーキでコーナに突っ込んでいく車を追い抜かそうなんて普通は思わない」
界「抜かしにかかる車を確実に抜かせないテクニックなんだよ」
文太郎「そうなのか、速く走る方法の一つだと思ってたわ」
京太郎「技の引き出しの差なんだろうな、俺は親父の猿真似しか技なんて……」
京太郎「……技の難易度は親父の猿真似の方が上だ」
京太郎「もし、親父の真似をして、負けたらな――俺の完成度の差だ!」
染谷「……走りが変わった。父親に似て、吹っ切れたら前しか見ないタイプか」
染谷「若い頃を思い出す。本当に、こういう走り屋と走ると楽しい」
染谷「勝ち負けの緊張感じゃなくて、ワクワクする興奮がただの峠道を遊園地に変えてくれる」
染谷「さあ、走ろうか、俺の引き出し、全部開放してやるよ」
【スタート地点】
染谷「ミッション交換してやれ、どうせ市販車のノーマルミッションを適当に突っ込んでるだけだろ」
文太郎「言われないから交換してなかっただけだ。だが、目に見えてコーナーの立ち上がりが悪いか?」
染谷「逆に、ガクンと回転数が落ちるノーマルミッションでアレだけの立ち上がりが出来たら100点だ」
染谷「だが、クロスミッションに付け替えたら150点の立ち上がりに変化する」
染谷「県大会まで時間がある、南蒲に連絡入れておけ」
文太郎「今のままでも十二分に県大会くらい勝てるだろうが」
染谷「そういう問題じゃないんだ。俺みたいなうんちく親父は文句と助言が大好きなんだ」
染谷「完璧な車を与えてやれ、おまえなんてすぐに飛び越えるぞ」
文太郎「……わかったよ、連絡入れておく」
京太郎「染谷さん、ありがとうございます。色々と勉強になりました」
染谷「ふふっ、君の親父が勉強させなかったからさ」
染谷「店に来たら口だけでもテクニックを教えてやる。暇な時はいつでも来なさい」
京太郎「ありがとうございます」
エタらないように頑張るので、生暖かい目で見てくださいね。
小ネタの案、ドラテクの享受などあれば、気軽にどうぞ。
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