幸子「カワイイボクと142'sごっこをさせます!」小梅「え?」輝子「ヘェエル!!」 (67)


幸子「カワイイボクと142'sごっこを流行らせましょう!」

小梅「……?」

輝子「……フヒッ」

幸子「……」

幸子「いや、何か話してくださいよ…り、りあくしょん…ぷりーず?」



※モバマスSS キャラ崩壊注意

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輿水幸子(14)

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白坂小梅(13)

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星輝子(15)

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【カワイイボクと142's】


小梅「…あの、…何をする…の…? ごっこ遊び…?」

幸子「そうです、カワイイボクと142'sごっこですよ!」

輝子「…ごっこ遊び、最近…事務所で流行ってる…って、し、親友が…フヒッ」

小梅「と、トライアドプリムスとか…に、にゃんにゃんにゃん…ごっこ…?」

幸子「そう…そうなんです!……これはチャンスですよ! ボクらのごっこ遊びを、事務所のみなさんにやらせて流行らせるんです!」ドヤッ


小梅「…え、あの…え、えっと…ごっこ遊びは…い、いいけど…」

輝子「私たちが、他の…ユニットごっこ…すれば良いような…」

小梅「……」コクコク

輝子「り、李衣菜さんと…夏樹さん…あのユニット…なら…楽しそう…フヒヒッ」

小梅「わ、私は…ユニットごっこ…というか…り、涼さんごっこ…えへへ…」

幸子「……」ハァ


幸子「まったく…、お二人とも何を言っているんですか? ボクたちが他のみなさんの真似をしてどうするんです」ジロッ

小梅「…わ、こ、怖い目…す、すごい…」キラキラ

輝子「眼力…フヒッ、良い…フヒヒッ、ヒャッh」ウズウズ

幸子「あ、待って輝子さんシャウトは止めてください、うるさいので」

輝子「あ、はい、すいません」

期待


幸子「……あのですねえ? せっかくこのカワイイボクと、魅力的でカワイイお二人がユニットを組んでいるんですよ?」

小梅「…み、魅力的?」

輝子「か、カワイイ…フヒッ」

幸子「そうです! ……ですが、モバPさんはまだまだそれがわかってないんです、カワイイボクたちをもっと積極的にアピールしていかないと…」

輝子「ほ、他のユニットに…フヒッ、負ける…?」

幸子「負けませんよ!だってボクは、……ボクたちはカワイイですからね!」ドヤッ

期待


小梅「そ、そう…なの? じゃ、じゃあ…別に…」

幸子「負けませんけど、でも…絶対負けたくないんですよ! ……同じ事務所の仲間といえど、みなさん手強いライバルなんですからね」

小梅「え、えっと…」チラッ

輝子「……ま、まあ、そうかも…しれない…かもしれない…フヒッ」

幸子「そうなんですよ! だからこそ、他のアイドルのみなさんにボクたちの真似をさせて、ボクたちの魅力をモバPさんにアピールするんです!」ドヤァア



小梅「(……あ、あの、これ…やらなくちゃ…だめ…?)」ヒソヒソ

輝子「(……な、なに言ってももう無駄、仕方ない…フヒッ)」ヒソヒソ


幸子「これぞサブリミナル効果、今流行りのステマというやつですね、さすがボク…フフーン♪」

輝子「な、なんか違う気が…しなくもないけど…フヒヒ」

小梅「や、やるからには…楽しく、ふふっ…」

幸子「そうです、その姿勢ですよ! ようやくわかってきましたねお二人とも!」

小梅「あ、あの子も…テンション…あ、上がってる…ふふっ」キラキラ

幸子「お、おや何だか急に寒気が…」ゾワッ

輝子「…ジメジメしてきた、良い…キノコ増やすキノコ…フヒヒ…」ウズウズ

幸子「(……散々煽っておいて何ですが、そこはかとなく不安になってきました…)」


ガチャ

<たっだいま~♪ いやあ外はとれしょーど、だったよーも~!

<おつかれサマー! ナツハアツイ! でもまだまだいけるナ!



小梅「さ、さっそく誰か…帰ってきた…え、餌食? …生け贄? えへへ…」キラキラ

幸子「ま、まあ間違ってはないですが…その言い方はちょっと…」

輝子「――ヒャッハァアア! ゴゥトゥヘェエエル!」

幸子「いや地獄送りにするのもちょっと…」

輝子「あ、はい、すいません」

小梅「は、はやく…」テテテッ

輝子「フヒヒ…」ウズウズ

幸子「(……ほ、ホントにこれ上手く行くんですか頼みますよ謎の事務員さん!?)」



???「さて、ひとまず●RECの準備はしておきましょうか…」


ナターリア「ゴッコ遊び? サチコたちの真似すれば良いのカ?」

フレデリカ「ん~、まあ、良いかな? 何だか面白そうかもー♪」

幸子「さすがですね、話のわかるお二人で良かったです」


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ナターリア(14)

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宮本フレデリカ(19)


小梅「…じゃ、じゃあ…その…だ、誰の真似…する?」チラッチラッ

輝子「…ま、真似のしやすさとキノコに定評のある私、オススメ…フヒヒ…」

幸子「当然ボクですよね!だってボクはカワイイですから!」ドヤッ

小梅「……じ、じぃー」キラキラ

フレ「ん~♪ これは選り取り見取りだね~、迷うなあ…」

ナタ「ムゥ…」


ナタ「……うん、ナターリア決めたヨ! ショーコにスル!」

輝子「ナイスチョイス、…フヒッ」

幸子「なっ!」ガーン

フレ「じゃあ、あたしは小梅ちゃんかなー♪」

小梅「わ、わぁ…や、やった、えへへっ」

幸子「ななっ!?」ガガーン

菜々「ナッナでぇ~す☆」スバーン

幸子「――なななぁっ!?」ドンガラガッシャン


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安部菜々(自称17)


小梅「わ、わあ…び、びっくりした…菜々さん…すこい…」キラキラ

フレ「あ、菜々ちゃ…さんおかえり~♪」

ナタ「ナナさん! ナナさん!」

輝子「菜々さんラァヴ…フヒヒ…」

幸子「――な、菜々さん! 急に声かけないでください、驚くじゃないですか!」ドキドキ

菜々「ちょ、ちょっと待ってください! お、脅かしたのは謝りますから、さん付けは止めてくださーい!」


菜々「なるほど、142'sごっこ…ですか…」

フレ「まあ、まだ始まってもないんですけどね~♪」

菜々「フレデリカさん、敬語! 敬語は要りませんってば! 菜々はと、年下ですよ!」

フレ「いえいえ、流石にこればかりは…どうぞおかまいなくお願い致します」フカブカ

ナタ「お願い致しマス」フカブカ

菜々「」

輝子「じ、人種と国境を越えた熱いリスペクト…フヒヒ」

小梅「あ、あの子も…あ、頭下げてる…」

幸子「そ、そうですか…」ゾクッ


幸子「それにしても菜々さん、良かったですね! カワイイボク役がまだ残ってますよ!」

菜々「え、幸子ちゃん役…ですか?」

幸子「そうです!」ドヤァ

菜々「……え、えっと」

幸子「フフーン♪」フンスッ


菜々「あの…菜々は、その…出来れば輝子ちゃん役の方が良いかなって…」

幸子「な、なんでですか!? ま、まさか…」ガーン

菜々「いや、その…幸子ちゃんが嫌だとか、そんなことはまったくないんですよ?」

幸子「そ、それは良かっ…いえ、当然です! ボクはカワイイですからね!」

菜々「菜々も幸子ちゃんのそういう真っ直ぐさが羨ましくて、眩しくて、その…菜々も見習わなきゃって思ったりも…」

幸子「そうなんですか……、で、でもどうしてボクの役ではダメなんですか!?」

菜々「それは…その…」

幸子「……」

菜々「……」




菜々「あの…菜々、スカイダイビングとかずぶ濡れジェットコースターはちょっと…」メソラシ

幸子「」

???「(もう結構なお年ですもんね仕方ないね…)」


ナタ「サチコ? おーいサチコ?」ユサユサ

幸子「」

フレ「あらら、固まっちゃって動かないね~」

小梅「た、魂が…ぬ、抜け…出てる…」

菜々「う、うぅぅ…ごめんなさい幸子ちゃん…」

輝子「だ、大丈夫…こういう時は…気付けに…特製のまじかる☆まっしゅるーむを…フヒヒ」


菜々「え、大丈夫なんですか、その…どこか聞いたことあるような名前のキノコ、……何かすごく禍々しい色形をしてますけど?」

輝子「だ、大丈夫…毒はない…、元気出るから…フヒッ」

菜々「な、なら良いですけど…いや良くないような…」

輝子「うん、…だ、大丈夫だから菜々さん食べて」ヒョイ

菜々「あ、はい」パク

菜々「……ふむ、案外おいしいですね」モグモグゴクン

フレ「う、うわぁ…」

菜々「あ、あれ…?」


菜々「な、なんで菜々が……?」カタカタ

輝子「こ、これで、フライハイもスプラッシュも…平気…フヒヒ」

小梅「さ、幸子さん役…こ、これで問題ない…?」

菜々「ななっ、ななななななっ!? 菜々は何を食べさせられたんですかぁ!?」

フレ「ま、まじかる☆まっしゅるーむ?」

菜々「いやあああああああ――!?」


ナタ「おお、さすがショーコ!もう菜々さんのテンション上がってる!」

輝子「ヒャハアアアア!! キノコパラダァイス!!!」

幸子「うるさいです」

輝子「あ、はい、すいません」

小梅「…幸子さん…ふ、復活…した?」

幸子「何のことですか、ボクはいつでもカワイイですよ」

フレ「うん、かわいい。思わずハグしちゃう」ギュッ

幸子「わわっ、ちょっとフレデリカさん!」

フレ「あはは~♪ ちっこくてかわい~♪」 スリスリギュー

幸子「ぐぬぬ」ジタバタ


???「(…お、これは中々良いキマシ)」●REC


菜々「」チーン

ナタ「今度はサチコの代わりにナナさんが固まっちゃったナ…」

輝子「も、もういっこ…食べとく? フヒヒ」

幸子「止めてあげてください、割りと真面目に」

小梅「で、でも…幸子さんごっこ…する、なら……さ、最低でも、バンジージャンプ?」

幸子「そんなのしませんしさせませんよ!ボクの可愛さにかけて!」

フレ「そもそもごっこ遊びでスカイダイビングもバンジーもないと思うんだけどな~」







???「えっ?(事務所の窓に専用器具を設置しながら)」

幸子「ヒィッ!」ビクッ


小梅「…あ、あの…やっぱり…べ、別に…そ、そこまでやらなくても…」

???「そ、そうですかね? せっかく『携帯用どこでもバンジーセット ~これで貴方も輿水幸子~』を使える機会が来たと思ったんですが…」

輝子「まさかの用意の良さ…鬼や悪魔も裸足で逃げ出しそう…フヒヒ」

幸子「だ、誰が作ったんですか!そんな悪趣味なボクグッズ!」

???「ファンメイドですよ、幸子ちゃんの」

幸子「」


???「ちなみに自称・幸子ファン1号さんからで、設計製作その他にはウサミンロボの技術が流用されているとか」

小梅「(も、モバPさんだ…)」

輝子「(絶対親友の仕業だ…)」

???「(と思わせておいて実は私が依頼して作って貰いました…ふふふっ)」ニヤリ

フレ「愛されてるねぇ、幸子ちゃん…」

菜々「」

ナタ「そしてナナさんウサミンロボにも反応しないナ…」ユサユサ


輝子「あ、菜々さん、ちなみにさっきのキノコは無害…プラセボ…ただのジョーク…フヒヒ」

菜々「ホ、ホントですか!?」ガバッ

小梅「わわっ…び、びっくり…」キラキラ

幸子「まったく…タチの悪いジョークですね…」

ナタ「プラセボ?」

フレ「思い込みって怖いねってことだよ、…たぶん」



???「(なるほど、プラセボ…そういう手もあるんですね……)」メモメモ


【衣装部屋】


???「はーいみなさん、こちらの衣装部屋にあるものなら自由に使って良いですからね~」

フレ「お~、謎の事務員さん太っ腹だね♪」

ナタ「え、チヒロ太くないヨ? スタイル良いヨ? モバPもメロメロ!」

???「あ、あら、えっと、その…う、嬉しいですけど、そうじゃなくてですね…」

輝子「太っ腹っていうのは、その…本当に太いって意味じゃない…フヒヒ」

菜々「気前が良いことをそうやって表現するんですよ」

ナタ「そーなのカ、ナターリア覚えタ!」

幸子「ちなみに何を隠そうこのボクも中々の太っ腹ですよ!」ドヤッ

???「ある意味鍛えられてますからね、幸子ちゃんのお腹…」ボソッ

小梅「(な、なんのことだろう…?)」


???「あとナターリアちゃん、今の私は通りすがりの謎の事務員ですので……」

ナタ「ナゾノジムイン? 何で?」

小梅「お、お仕事…い、いっぱいの…ちひろさんと、な、謎の事務員さんは…べ、別人…なんだって…」´

ナタ「……よくわからないナ?」

輝子「つ、つまり、ウサミン星みたいな設定…フヒッ」

ナタ「ナルホド! わかりやすい!」

菜々「わかりやすくないです!ウサミン星は夢と希望で摩訶不思議アドベンチャーなんです! 納得しないでください!」

???「(例えもまた古いなあ…)」

フレ「落ち着いて菜々さん、まぁまぁキノコどうぞ♪ 」

菜々「あら…ポワワってちがあう! もう食べませんよ!!」

ナタ「アハハ! 菜々さん面白いナ!」


幸子「まあ…要は体よくサボるための口実ですよね、謎の事務員さん?」ドヤッ

???「ち、違いますよ人聞きの悪い、これは必要かつ正当な休憩ですってば! ……ちょっと趣味と実益を兼ねているだけで」ボソッ

輝子「趣味と実益…つまり…キノコ?」

幸子「それは輝子さんだけです」

フレ「まあもう何でも良いよ~♪ せっかく衣装部屋使わせてくれるんだもん」

???「そ、そうです! 私のことはお気になさらず! さあ、思う存分メルヘンチェーンジしてきてください!」

菜々「うぅ…そこはかとない悪意的なサムシングを感じます…」

???「すってきなサムシング、ンテッテッテテ♪」

菜々「カモォン!! ――はぅっしまったつい!?」


幸子「な、なんですかその妙なノリは?」

フレ「さぁ~?」

小梅「…し、知ってる?」チラッ

輝子「わからない…けど、フヒッ…共感できそうなテンション…」

菜々「なな、何でもないですから! わ、忘れてくださーい!!」

ナタ「アハハハハ! よ、よくわからないけど面白いゾ!」


???「(ふぅ…なんとか誤魔化せましたか)」ニヤリ


【メルヘンチェーンジ☆】


フレ「じゃーん♪」ハロウィンナイトメア

ナタ「どうカナ?」ヘヴィメタヴァンパイア

小梅「す、すごい…に、似合ってる…可愛い…」キラキラ

輝子「め、メイクもバッチリ…そっくり…フヒヒ」

ナタ「フレデリカすごいナ! メイク達人!」

フレ「あはは~、そんなことあるよ~! もっと褒めて♪」


フレ「おそろいなのはメイド喫茶以来だね、小梅ちゃん?」

小梅「う、うん…嬉しい…」キラキラ

輝子「ヒャッハァアア!」

小梅「う、うるさい…」

輝子「あ、はい、すいません」

ナタ「ヒャッハァアア!」

フレ「うるさい♪」ズビシッ

ナタ「あ、ハイ、スイマセン」


<クスクス アハハハハ キャイキャイ ゴートゥヘール!


菜々「……」

幸子「……」

菜々「あ、あはは~、ど、どうですかね? キャハ☆」イイトコノオジョーサマスタイル

幸子「うーん?」


幸子「菜々さんは…なんというか、あまり普段と代わり映えしませんね…もちろんカワイイですけど」

菜々「ま、まあ…幸子ちゃんの服装はそんなに特殊じゃないですし…あのお二人に比べると…」チラッ

幸子「それはそうなんですが、……何でボクのステージ衣装に近いようなモノだけ意図的に省かれたようにないんでしょうかね、この部屋」

菜々「し、仕方ないですよ、……何故かスカイダイビング用の防寒スーツはありましたけど」

幸子「……」

菜々「……」

幸子「あ、あの…」

菜々「ふ、フフーン! な、菜々はカワイイですからね! ダメダメな幸子さんは菜々の魅力にメロメロですね!」ドヤッ

幸子「……」

菜々「フフーン♪」ドヤッ


幸子「あの、……もしかして、ボクって人から見たらそんな感じ…ですか?」

菜々「え、ええその…まあ、多分…こんな感じですよ? ふ、フフーン♪」ドヤッ

幸子「そ、そうですか…」

菜々「はい」

幸子「……」

菜々「フフーン♪」ドヤッ

幸子「(にしても、……同じような服を着て胸を張られると、身長あまり変わらないのに一部の差が)」ジィー

菜々「ど、どうしたんですか幸子ちゃん?」バイーン

幸子「……いえ、何でもありません」ペターン


【事務所(衣装部屋の外)】



幸子「さて、それでは気を取り直して次の段階へ進みましょう! みなさんにはボクたちの――」

ナタ「ヒャッハアアアアア!! オスシオスシ! オスシイズヘヴゥン! ラァヴ!!」

幸子「いやあの…ナターリアさん?」

ナタ「バナナオスシ!オスシバナナ!! ゴォートゥーヘェェエエエル!!!」

フレ「…な、ナターリア…さ、さっき…あれ…食べてた♪」

輝子「フヒヒ…マイフレンズ…まじかる☆まっしゅるーむ…、貴い犠牲…」

菜々「あ、あれ…? それ…確か効果なかったんじゃ…?」

輝子「そのはず…だけど…」

小梅「な、ナターリアさん…思いこみ…は、激しい?」

フレ「…な、ナタちゃん…う、うるさい♪」ズビシッ

ナタ「あ、ハイ!ハイハイハイハイ!スミマセェェエエエン!!!」ヒャッハー

幸子「……」ハァ


幸子「では、改めまして……、みなさんには『カワイイボクと142's』の楽曲を――」


<たっだいまにゃー♪ いやぁ~今日も疲れたのにゃあ!

<みく、静かにして……そうしたら熱々のお茶を急須で直接飲ませてあげるわ

<だからなんでにゃ! さ、最近のあにゃんはみくに厳しすぎるにゃ!!

<ニェット、違いますみく…これは、猫舌を克服し更なる高みに近づくためには仕方ないことです…にゃ

<猫舌治ったら遠のくっしょ!? ていうかあーにゃんも毒され過ぎにゃ! にゃあにゃあ言ってれば許される時代はもう終わったのにゃ!!


幸子「……」ハァ


小梅「…あ!…い、生贄…生贄がふ、増えた…えへへ」キラキラ

フレ「…よ、よーし…み、みなのもの…か、確保だ~! かかれ~♪」ズビシッ

輝子「ヒャッハアアアアアア!!」ガバァ

ナタ「ゴートゥゥゥゥウウウウウヘェェエエエエエル!!!」Bダッシュ


<……敵襲! いけない、ここはみくを盾に!

<ヤー、やっぱりみくは頼りになります、流石です…!

<にゃああ! 離すにゃのあにゃいやあああ待って落ち着いて話せばわかるにゃあああ!?



幸子「……なんというか、人を導くというのも大変なんですね」ハァ


菜々「み、みんな行っちゃいましたね…?」

幸子「まったくもぅ…落ち着きのない人たちですね。ボクの話は最後まで聞いてくれないと、常識ですよ?」

菜々「ま、まあまあ…」

幸子「でも、……ボクのカワイさをもっと広めなくてはいけないことも確かですからね! さあ、めげずに菜々さんも行きますよ!」フフーン

菜々「(正直もうちょっと疲れてきたなあ…わ、若い子ってやっぱり元気だな…)」


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前川みく(15)

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アナスタシア(15)

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高峯のあ(24)

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【にゃんにゃんにゃん】


みく「うぅ…のあにゃん何で意味もなくみくを真顔でジャイアントスウィングしたのにゃ…中身出るかと思ったにゃあ…」フラフラ

のあ「……なるほど、142'sごっこ。それでそんな格好を…」

みく「え、ここにきての無視? ひどくない?」

輝子「か、華麗すぎるスルー…フヒヒ」

のあ「……冗談よみく、……お詫びにとっておきのマタタビをあげるわ、ほれ」ポイッ

みく「リアルにマタタビ渡されても嬉しくないにゃ! あと渡し方も雑にゃあ!!」フシャー!

小梅「あ、飴とムチ…?」

幸子「息を吐くようにコントしますねこの二人…」

アーニャ「ヤー、ウツィサ…勉強になります…」メモメモ


フレ「…み、くちゃん…たちも…ご、ごっこ遊び…しよ~? えへへ♪」ハロウィンナイトメア

ナタ「ミク!ノア!アーニャ!……マイフレンズ! マイフレェエエンズ! フヒヒッ」ヘヴィメタヴァンパイア

みく「いや、あの…二人ともメイクまでバッチリだけど、何か微妙に違和感があるにゃ…?」

菜々「そ、そうですかね~?えと……か、カワイイ菜々はどうですかね?キャハ☆」イイトコノオジョーサマスタイル

みく「菜々ちゃ…さんに至っては普通に似合ってて逆にコメントしづらいにゃ…」


のあ「……思いの外…厳しい評価をするのね、みく? ……自分のことは棚にあげておいて」

みく「え、ひどくない? さらっと全否定?」

アーニャ「ショドカ…えと、冗談ですよみく。お詫びにキノコをあげます、…ほれ」ポイッ

みく「キノコなんていらないのにゃ!? ていうか天丼なんか学習しないでいいのにゃあ!! 」

輝子「ノォオオオオオ!!マイフレェェエエエンズ!?」

みく「にゃあにゃあうっさいにゃああああ!!!」


幸子「みくさん、どうせコントをやるならボクたちの格好をしてからにして欲しいのですが…」

みく「え?」

小梅「す、すごく…おもしろい…から、その…さ、参考に…」

輝子「仲間が増える…キノコ…キノコ…さよなら、ボッチノコ~♪ フヒヒッ」

アーニャ「ショーコの役なら面白そうです。グリィプ…キノコ、とても興味あります」

のあ「……では、私は幸子の役を頂くわ。……ごっこ遊びとはいえ、バンジージャンプくらいは用意してあるのでしょう?」

幸子「えっ!? ……あ、いや、あるにはありますけど」


<すぐにご用意しますね!ヒャッハァアアアア!!


菜々「さ、さすがですねのあさん…ま、まさか自分からバンジーに向かっていくとは…」

ナタ「あ、実はナターリアもちょっとバンジーやりたかったんダ! ント、フヒヒッ!」

フレ「…に、にぎやかに、…なってきた…た、たのしい…えへへ♪」




みく「ちょ、ちょっと待つのにゃ! みくは142'sごっこをやるなんて言ってないにゃ!」

一同「えっ?」

みく「えっ?」


みく「そ、そんな顔されても、みくは自分を曲げないのにゃ! 例えごっこ遊びのためだろうと、みくは猫キャラを捨てないよ!」ツーン

小梅「そ、そんな…」

フレ「ぶーぶー! みくにゃん、もう段ボールに捨てられてても拾ってあげないよ~、ポイ捨てだよ♪」

輝子「き、綺麗に爪の整った飼いネコ風情には…キノコの素晴らしさは…理解できなかった…フヒヒッ」

ナタ「オスシか、オスシが欲しいのカ? ネコはオサカナ好きだもんナ! たらふく食わせてやれば良いノカ!?」

幸子「ボクたちのカワイさが理解できないとは可哀そ……ああ、なるほど、所詮はただのケモノにすぎないということですね!」フフーン

???「ケモノ…のけもの…なーんて、ふふっ」

みく「え、みんなひどくない?」

菜々「あ、あはは~…」


アーニャ「ヤー、のあにゃん…モノマネ上手い」

のあ「……」ドヤッ


のあ「……アーニャ、みくがどこまで自分を曲げないでいられるか、試してみる?」

アーニャ「ダー、ビェレツ…私はみくを信じていますから」

のあ「それは、……どっちの意味で、かしら?」

アーニャ「決まってます…、インシリアスネィ…面白い方、です…にゃ」

のあ「……ふふっ」



フレ「…み、みくにゃん…ほ、包囲…か、かんりょ~♪」

ナタ「ヒャッハァアアアア!! バナナオスシラァヴ!!」

小梅「い、生贄…に、逃がさない…」ギラッ

輝子「…ネコミミ…剥ぎとって…キノコ生やす…フヒヒッ」ジリジリ

みく「ひ、ひぃ――!?」

菜々「み、みんな…お手柔らかにですよ~、あはは…ハァ」


【事務所のすぐ外】


モバP「いやあまさか他のユニットのオマージュがここまで大ウケするとはなあ……」

晴「それだけオレたちの事務所も有力になったっつーことか?」

千枝「そ、そうなのかな? 確かに前よりお仕事は忙しい気もするけど…」

ありす「そもそも凛さんやみくさんたちのユニットが世間に浸透していなくては、今の状況はあり得ない訳ですからね」


モバP「――にしても、だよ。リトルトライアドにアダルトにゃんにゃんにゃんのどっちも大好評すぎて怖い、何かバチあたりそうなくらいだ……」

ありす「そんな非科学的な…でも、そんなこと言うならそれこそ大丈夫です。うちには茄子さんがいるんですから」

モバP「なるほど確かに」

千枝「それに、その…千枝は嬉しいですよ? 前より事務所のみなさんとのお仕事が増えましたから…」

晴「まあ、そりゃ楽しいっちゃ楽しいけどさ……」


晴「ていうか、いつになったらカッコいい路線でプロデュースしてくれんだよ、モバP?」

モバP「……あー、そのうちな? 晴はまだまだ手段を選ばず名前を売る時期なんだ、もうちょっと辛抱してくれると助かるよ」

晴「ふんっそればっかじゃねーか! 好き放題やりやがってるくせにさ……」

モバP「うーん、実際そうなだけに反論の余地がない…」

晴「……まあ、待ってやるけどさ…約束だからな。アンタのこと、その…し、信頼してんだから、裏切ったら承知しねーぞ?」

モバP「ははっ手厳しいなぁ晴は…まいったまいった…」

ありす「……」

千枝「ん、えと…?」


ありす「(……千枝さん、ちょっと)」ヒソヒソ

千枝「(わっ…ど、どうしたのあり…じゃなくて、橘さん?)」ヒソヒソ

ありす「(あの…私の勘違いでなければ何ですけど)」ヒソヒソ

千枝「(う、うん…)」ヒソヒソ

ありす「(……結城さん、ひょっとして今、デレてましたか?)」ヒソヒソ

千枝「(や、やっぱそうなのかな今の…? 千枝もちょっと気になって…)」ヒソヒソ


晴「おい何コソコソ話してるんだよお前ら、置いてくぞ?」

モバP「いや置いてかないって。ごめんな二人とも、早く歩きすぎてたか?」

ありす「いえ、そんなことは…ていうかもう目の前ですからね事務所」

千枝「この距離から迷えるのは…765プロのあずささんくらい、かな?」

晴「ははっ違いねえや、今日の収録もすごかったもんなあずさ姉さん」

ありす「まさかスタジオ内で行方不明になるとは思いませんからね…あれは一種の才覚を感じます」

モバP「……お前らが大物になれそうで俺は良かったよ、ホントに」


千枝「お、大物って…? な、何の話ですかいきな…あっ///」

晴「……なんだ、セクハラか?」

ありす「……変態ですね、まだ日も落ちてませんよ?」

モバP「違うっつの! それこそ何の話だよ!? 」

千枝「モバPさんは…大人の男の人は…その…あ、あずささんみたいに、大きい方が…?」

ありす「……そうなんですか?」ジトー

晴「……お前、ロリコンってやつじゃなかったのか?」ジトー

モバP「あーあー俺は何にも聞こえなーい! ほら、さっさと事務所戻るぞ…まったく…」


【事務所】


ガチャ

モバP「うーす、モバPとチビムスただいま戻りましたー」



のあ「小梅、今のうち…私が抑えているから…早くあの子をみくに憑依させて……それしか手段は残されていないわ」ガッシ

小梅「え、あの…で、でも…あの子は…」

アーニャ「アウヴァリーニ…緊急事態です、さぁ早く…」

フレ「あ、…あたしも…手伝う? い、今なら…できる気が…、い、いく…よ…♪(白目」ガタガタ

みく「にゃああああ!!! そ、それガチでヤバいやつにゃ! しゃ、シャレになんないにゃああ!?」ジタバタ

???「みなさーん! どこでもバンジーセットの設置完了しましたよ!さあとってもカワイイ『輿水幸子』第一号となるのは誰ですか!?」

ナタ「ヒャッハアアアア!! ナターリアが行くヨ!! ゴートゥーヘェエエエル!!」

輝子「…ここで行かなきゃ…マイフレンド輿水幸子の名折れ……フヒヒッ」

幸子「い、いやいややっぱりオカシイですよ! そもそもなんでボク=フライハイになってるんですか!」

菜々「あ、あはは~、ま、まああのパラシュートで登場したライブはもう伝説になっちゃってますからね…」



モバP「……やっぱり戻りませんでしたーすいませんしたー」


みく「――Pチャン! Pチャン助けて! もうクライシスは勘弁なのにゃああ!」

のあ「……あら、お帰りなさいあなた……ちょうど活きの良いみくが手に入ったところよ」

アーニャ「ヤー、今夜はみくでネコ鍋ですよミリゥィイ…えと、アナタ?」

フレ「…き、キノコも…あるよ~ダーリン♪ フヒヒッ」

モバP「うるせえっ! そんな割りとスプラッターな新婚生活いらねえよ!? あとフレデリカ、どうせやるならキャラ絞って徹底しろって!」

???「あ、やばっ…お仕事しなきゃ」ソソクサッ

菜々「な、菜々はもう何も知りませんよ、フフーン♪」ソソクサッ

モバP「待てこらちひろアンド年長者! ちょっと、逃げないで何してんのか説明してくださいって!!」

幸子「まったく帰ってくるのがおおお遅すぎますよモバPさん! は、早くこの流れ止めてくださ――」ブルブル

輝子「ヒャッハァアアアア! フライハァイ、マイフレェンド!!」

ナタ「モバPラァヴ!! ゴートゥーヘヴゥゥウウン!!!」トビオリ

モバP「こらああぁ!? 何やってんだナターリア!待て待て早まるなぁああ!?」


ありす「な、なんですかこの状況は……」アゼン

晴「んー? どーせまたいつものごっこ遊びじゃないのか?」ヤレヤレ

千枝「でも…か、回を追う毎にモバPさんの必死さが増してるような…」

ありす「まったく、度し難いですね…」

晴「あ、覚えたての言葉使ってやがんのこいつ」

ありす「い、良いじゃないですか! ちゃんとマキノさん公認ですよ!」

千枝「ち、ちっとも、えと…ロンリテキ?じゃないです…!」キリッ

晴「そうだぞありす」

ありす「ぐぬぬ」


ありす「というか名前!名前で呼ばないでくださいってば、もぅ…!」

千枝「そ、それもロンリテキ?じゃないです! やっぱり千枝はありすちゃんって呼びたいです!」

ありす「ち、千枝さん…! うぅ…でも私のキャラが…」

晴「だから、もう初っ端からないってそんなの…」

ありす「ぐぬぬ」


晴「そーいや、元はと言えば橘の気まぐれがきっかけじゃねーのか、事務所でごっこ遊びが流行り出したのって」

ありす「うっ、そういえばそんな気もしてきました…」ガーン

千枝「い、良いんだよありすちゃん! それでたくさん良いこともあったんだもん…!」

晴「良いことか…良いことねえ…?」チラッ

ありす「……」チラッ



<アハハハハ!これ楽しいナ! ボヨヨーン

<むっ、先を超されてしまった……みく、覚悟は良い?

<何の覚悟にゃ! こ、これ以上みくに何をって無理無理無理バンジーはあかんってぇ!?

<だから止めろおお! みくを離せこれ以上ややこしくすんなそこのなんちゃってミステリアスゥウウ!!




???「いやあ、今日も平和ですね~♪」●REC

菜々「もはや誰に売れるんですかね、その録画…」



ありす「ねえ、平和ってなんでしょうか……」

晴「……精一杯生きろってことじゃないか、たぶん」

千枝「(や、やっぱり…みんなのためにも、千枝がちゃんとした大人にならなきゃ…!)」


おわり


おまけ


千枝「き、キノコキノコキノコ!キノコヘヴゥン!モバPラァヴ!ご、ゴートゥーヘール! ……ど、どうでしたか? えへへ…♪」

晴「ふ、ふふーん♪ か、カワイイオレにモバPは…めっ…メロ…メロメロ…ってだあああぁあ無理無理できるかこんなん!!」

ありす「ゆ、幽霊なんて、そんなオカルトありえまs……………………………い、いつも、…こ…うめ…、あ…りがと……(白目」ガタガタ



モバP「……うーむ、これは大ブレイク間違いないな(錯乱」





ホントにおわり

このおまけがやりたかっただけです
畳めない風呂敷は広げるなというお話でした

前作と前々作も

ありす「トライアドプリムスごっこをしましょう」 晴「え?」 千枝「わーい」
ありす「トライアドプリムスごっこをしましょう」 晴「え?」 千枝「わーい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373809199/)

留美「にゃんにゃんにゃんごっこをしましょう」 美優「え?」 楓「わーい」
留美「にゃんにゃんにゃんごっこをしましょう」 美優「え?」 楓「わーい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1374135203/)

おつー

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