佐久間まゆ「ありすちゃんが観察するそうです」高森藍子「何をですか?」 (16)

結構短め
オチなしヤマなし
若干のキャラ崩壊あり

ゆるふわ3人娘シリーズ12作目です

1作目
高森藍子「料理を教えて欲しい?」橘ありす「はい」
高森藍子「料理を教えて欲しい?」橘ありす「はい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1477673863/)

前作
橘ありす「プロとして心構えを学びます」佐久間まゆ「心構えですか?」
橘ありす「プロとして心構えを学びます」佐久間まゆ「心構えですか?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480572561/)

ほんのちょっとだけ今回に関係ある話
佐久間まゆ「ありすちゃんの弱点を探します」高森藍子「弱点?」
佐久間まゆ「ありすちゃんの弱点を探します」高森藍子「弱点?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1478250132/)

もう年も終わりますね。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482557616

橘ありす「フレデリカさんはこの事務所で1番の謎です」

まゆ「確かにいつも自由ですから何をしているかとかは分からないですよね」

五十嵐響子(私にとってはこずえちゃんや茄子さん達の方が謎なんですけど……)

ありす「そこでフレデリカさんの生態を明らかにして対策を立てます」

まゆ「対策?」

ありす「……フレデリカさんはいつも私をからかいますから、その対策です」

藍子(少し前にまゆちゃんも似たようなことしてましたね)

>>1の過去作参照(ダイマ)

まゆ「でもどうやってやるんですか?」

ありす「まゆさんみたいにバレバレの尾行なんてしませんよ」

まゆ「うっ」

ありす「そもそもですね、尾行なんてする必要がないんです」

響子「する必要がない?」

ありす「はい、だって普段通り過ごしていれば周りにフレデリカさんはいます、その様子を観察するわけです」

藍子「なるほど……」

響子(そういえばありすちゃんはなんだかんだ言ってもフレデリカさんと仲良いですよね)

まゆ(フレデリカさんはああ見えて気が利きますから……ありすちゃんが名前で呼ばれるのを嫌がってた時も橘ちゃんって呼んでたんですよぉ)

響子(そうなんですか……)

響子(思考に割り込まれるのはもう気にしてはいけない気がする)

ありす「というわけで、皆さんもいつも通りにしててください」

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宮本フレデリカ「ふんふんふふーんファ◯デリカ~」

塩見周子「お?今日はフレちゃんコンビニ弁当?珍しいね」

フレデリカ「うーん今日は寝坊しちゃったんだー……でも大丈夫!◯ァミデリカだからこのお弁当は実質フレちゃん手作り弁当なんだよ~」

周子「へーそっかー……ってんなわけあるかーい!」

フレデリカ「きゃ~☆」

ありす「何してるんですか……」

周子「ありすちゃん、お疲れー」

ありす「お疲れ様です、それと橘です」

フレデリカ「んふふーありすちゃんお弁当食べる?フレちゃんが食べさせてあげよっかー?」

ありす「いりません」キッパリ

フレデリカ「そんな……そんな……」ガタッ 

ありす「何ですかその大げさな態度」

フレデリカ「そんな……そんなぁ……」

ありす「……」

フレデリカ「そんなぁ!」

ありす「語彙力!!!」

周子(そのツッコミもどうなのさ)

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佐々木千枝「うーん……」

まゆ「千枝ちゃん?どうかしたんですか?」

千枝「えっと、お化粧のこと調べてたんですけど子どもはしないほうがいいって……」

まゆ「うーん確かにあまり小さい頃からすると肌が荒れるとは聞きますから……」

フレデリカ「……そんな時は、この宮本におまかせください……」

まゆ「あら?フレデリカさん?」

フレデリカ「ふふーん、千枝ちゃんお化粧に興味あるの?」

千枝「はいっ、だってなんだか大人っぽいから千枝もやってみたいなぁって」

フレデリカ「ならこのお洒落の伝道師ことフレちゃんが正しいお化粧を教えてしんぜよう!」

まゆ(なんですかその口調)

フレデリカ「じゃあ行こっか!」

まゆ「どこに行くんです?」

フレデリカ「もちろん化粧品を買いにだよー☆ちゃんと千枝ちゃんにあったお化粧をしないとねー」

千枝「いいんですかっ、千枝嬉しいです!すぐ準備してきます!」

まゆ「あの……小さい子の肌にはあんまりよくないって聞きますけど」

フレデリカ「もちろん肌に悪いものは選ばないし、使いすぎないように注意するから大丈夫だよ~」

まゆ「……フレデリカさんがいうなら大丈夫ですね」

フレデリカ「ふふふーん泥舟に乗ったつもりで安心してて☆」

まゆ「泥舟は沈みますよぉ……」

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一ノ瀬志希「zzz」

響子「志希さんまた寝てるんですか?寝過ぎはよくないですよ?」

志希「ん~大丈夫だよー……zzz」

響子「こんなところで寝たら風邪ひきますよ?」

フレデリカ「そうだよー志希ちゃん、響子ちゃんのいうこと聞かないと」

響子「それならフレデリカさんコタツから出てください」

フレデリカ「うん、無理☆」

響子「はぁー……」

フレデリカ「コタツってあったかいよねぇ……和の心だよぉ~」

響子「フレデリカさんは和の心半分ですよね」

フレデリカ「わお!そうだったねー忘れてた☆」

藍子(この会話全員身体のほとんどをコタツに埋めて話しているんですけど、響子ちゃんも出られなくなってるんじゃ……?)


フレデリカ「あーなくなっちゃった……きょーこちゃーんみかん取ってー」

響子「自分で取りに行ってください……」

藍子(あの響子ちゃんが動かない……こたつの魔翌力ってすごいですよね)

周子(だからアタシ達は場所がなくてこんなストーブの前で固まってるわけで)

藍子(だって今日寒すぎますよ……少し吹雪いてますし)

周子(藍子ちゃんもう少し厚着したら?見てるこっちが寒くなるよ)

ありす「脳内で会話するのやめませんか?」

周子「喋ると口の中の熱が逃げるから」

ありす「口の中って……なんですかそれは」

藍子「ありすちゃん平気なんですか……?子どもは風の子ですね……」

ありす「……はぁ」

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ありす「……………」

響子「……………」

まゆ「あら?ありすちゃん響子ちゃんどうかしたんですか?」

ありす(ちょっと静かにしててください)

まゆ(?)


フレデリカ「…………」



まゆ(フレデリカさん?)

ありす(私、フレデリカさんが喋ってないの初めて見ました)

響子(私もです)

まゆ(あ、響子ちゃんも使えるようになったんですね、脳内会話)

響子(嫌でも慣れました)

フレデリカ(ふふーん、どうどう?フレちゃん真面目に見える?)

響子(!?!?)

まゆ(やっぱりありすちゃんが見てるの気がついてたんですね)

フレデリカ(もっちろん!)

まゆ(あ、大丈夫ですよ響子ちゃん、ありすちゃんには聞こえてませんから)

フレデリカ(ちゃんと周波数ズラしてるからね~)

響子(周波数)

まゆ(ラジオみたいなものですよぉ)

響子(ラジオ)

ありす「…………」

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藍子「どうですかありすちゃん?フレデリカちゃんのことわかりました?」

ありす「……一つだけ、確実にわかったことがあります」

まゆ「なんですか?」

ありす「分からないことが分かりました」

まゆ「ですよねぇ」

響子(私は分からないことが増えました)

藍子「フレデリカちゃんは私たちとは見えてるものが違うんじゃないかと思うときはありますね」

まゆ「志希さんもですね」

ありす「私みたいな凡人には理解できない人々なんですよ……どうせ対策なんてできっこないんです……」

藍子(遠い目をしてる……)
まゆ(ハイライトが薄く……)

フレデリカ「てぇい!」ギュッ

ありす「な、なんですか急に!?」

フレデリカ「ありすちゃんはあったかいなぁ~クールタチバナだけどホットだね!」

ありす「人を暖房にしないでください!!」

藍子(かわいい)
まゆ(かわいい)
響子(かわいい)

フレデリカ「ふんふんふふーんありデリカー♪」

ありす「なんですかそれは!!」

フレデリカ「秘密ー☆」

まゆ「平和ですねぇ」

藍子「残り少ない今年も平和なまま終わるといいですね」

以上12作目でした。

志希いっつも寝てますね、猫は冬場丸くなりますし仕方のないことです。きっと春になれば暴れてくれることでしょう。

化粧に関してですがその手の所で働いてる友人によると確かに子供の敏感な肌にはあまりよくないようです。ただ化学成分の弱いもの、俗に言うナチュラルメイクに使うようなものだと頻繁に使わなければ大きな影響はない、とのことです……一店員の知識なのであれですが。

本年はこれくらいで終わりになるかと思います。来年以降はもう一つシリーズというか、別作も書きたいなと思っております。

では、読んでくださった方がいらっしゃいましたら百万の感謝を。

乙乙

このゆるふわ感好き

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