短め
オチなしヤマなし
若干のキャラ崩壊あり(今回は特に)
ゆるふわ3人娘シリーズ6作目です
1作目
高森藍子「料理を教えて欲しい?」橘ありす「はい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1477673863/)
前作
橘ありす「事務所メンバーの昔話」佐久間まゆ「その1ですよぉ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1478101369/)
今回多数キャラが出てくるので互いの呼び方などにちょっと不安感が。
もし違和感あれば教えてください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478250132
まゆ「はい、弱点です」
藍子(……)
まゆ「最近まゆはありすちゃんに『なめられてる』気がするんです」
藍子「はぁ……」
まゆ「だからまゆはありすちゃんの弱点を見つけだし、お姉さんらしさを取り戻すんです!」
塩見周子「ポンコツかましてありすちゃんに呆れられるに八つ橋かけるよ」
神谷奈緒「じゃああたしはポンコツは出ないけど勘付いたありすに遊ばれるにこの煎餅をかけよう」
藍子「あっ、じゃあ私は途中で目的を忘れるに明日のオヤツをかけますね」
岡崎泰葉「というか結果が見えすぎてて賭けになってない……」
まゆ「ひどい!」
周子「で?実際どうすんの?」
泰葉「まさか本人に聞いたりは……しないよね」
まゆ「まゆをなんだと思ってるんですか」
奈緒(ポンコツクイーン)
藍子(おっちょこちょい?)
まゆ「まぁいいです、実は今日まゆはありすちゃんのスケジュールを全て把握しています」
周子「それで?」
まゆ「本人に気づかれないようありすちゃんと他の子たちの会話を観察します」
泰葉「観察って……」
まゆ「そしてそれを元に『ぷろふぁいりんぐ』をしてありすちゃんの弱点を見つけようという作戦です」
藍子(プロファイリングって言えてない……)
まゆ「早速ひとまず女子寮へ向かいます、ありすちゃんは千枝ちゃんたちと勉強してるようですから」
泰葉「……いってらっしゃい」
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女子寮
佐々木千枝「志希さん、これどうやってやるんですか?」
一ノ瀬志希「ん~?これはねぇ~~」
氏家むつみ「志希さんこれは……」
志希「あたしは一人しかいないので何個も言われても無理だよ~ちょっと待ってね~~」
白坂小梅「次は……こっちも教えて欲しいな……?」
志希「はいはい~♪」
まゆ(こ、これはいったい……)
橘ありす(まゆさんは何をやっているんでしょう……)
まゆ←廊下から扉を少し開けて覗き
ありす(……)タブレットスッ
LI◯E的なもの
ありす:藍子さん、まゆさんは何がしたいんですか?
藍子:気にしないであげて……
ありす(気にしないようにと言われても……)
まゆ(ジィィィィィィ
ありす(……放っておこう)
むつみ「こうやってやればいいんですね……志希さん流石です!」
志希「にゃはは~♪お茶の子さいさいってやつ~?」
小梅「志希さんの……教えかたは……わかりやすいよね……」
ありす「あの、志希さんこれは……」
志希「ん~?ありゃ?ありすちゃん理科は苦手かい?」
ありす「えっと……生活の中にあることならわかるんですけど、化学的なことになると苦手で……」
志希「にゃは~ありすちゃんらしいね」
ありす「ど、どういうことですか?」
志希「ありすちゃんは深読みしすぎなんだよねぇ~化学ってのは難しく書いてるだけで至極単純なものなんだよ」
ありす「そういうものですか」
志希「ありすちゃんなら余裕余裕♪」
まゆ(……ありすちゃんは理科が苦手、と)
まゆ(それにしても志希さん……小さい子好きなのかしら?)
志希「~~♪」
千枝「あ!志希さん!千枝、さっきの問題一人でできましたよ!……あれ?志希さん?」
むつみ「いなくなってる……?」
白菊ほたる「えっとこれは……」バチッ
ほたる「あっ……電子辞書壊れちゃった……」
ほたる(どうしよう……)
志希「志希ちゃんクロスチョーップ!!!」
ほたる「ぴゃああああああ!?!?」
志希「んふふ~♪ほたるちゃんは相変わらずいい匂いがするにゃ~♪」
ほたる「し、志希さん……びっくりしました……」
志希「んで?ほたるちゃんはこんなところで一人で何してるのかなにゃ~?」
※(こんなところ=ほたる自室)
ほたる(いつもより猫感がつよい……?)
ほたる「えっと、英語の予習をしてて……電子辞書が壊れちゃったのでどうしようかと」
志希「ならこの志希先生が教えてしんぜよう~♪向こう行くよー」
ほたる「えっ、あ、でも私は……」
志希「んー?」
ほたる「私が行くと不幸が起きますから……みんなに、迷惑がかかりますし」
志希「そんなものは知らない!」
ほたる「へ?」
志希「志希ちゃんは自由人だから他人の言うことは聞かないのだ~♪ほたるちゃんをハスハスしながら出発~」
ほたる「あっ志希さん!?」
まゆ(……志希さんは実は小さい子の面倒見がいい、と)
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志希「志希ちゃんは飽きました」
ありす「え?」
志希「お腹減ったーありすちゃん何か作ってー」
ありす「歳下にご飯をねだりますか……というか、私はこのあと出かけるのでご飯は作れません」
千枝「あれ?ありすちゃん用事あるの?」
ありす「奏さんと周子さんとご飯を食べに行くんです」
小梅「どこに……いくの?」
ありす「奏さんの行きつけのお店らしいです、詳しいことは知らないんですけど……」
むつみ「知らないお店に行く……これもひとつの冒険ですね!!!!」
千枝「いいなぁ……でも千枝たちだけで行くのは危ないからプロデューサーさんに止められてるし……」
志希「じゃあどっかご飯食べに行くかい?」
むつみ「いいんですか!?」
ありす(志希さんが引率だとむしろ不安)
志希「えっとー、ありすちゃんは奏ちゃん達のところでしょ?ってことは……あたし入れて5人……」
ほたる「わ、私はいいです……寮にいますから」
志希「ん~どして?」
ほたる「で、ですから、私がいると不幸が……」
志希「じゃあー匂い嗅がせてー」
ほたる「……え?」
志希「ん~いい匂い~……今ね~あたしはいい香りに包まれて幸せなんだよ~だから、不幸なことが起きても~プラマイ0ってやつ」
ほたる「…………」
志希「じゃーいくよーささっと準備しておいでー」
まゆ(なんだか志希さんを見る目が変わりそうです)
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事務所
奈緒「まゆはどうなってるかな」カタッ
泰葉「そろそろ目的がずれてくる頃ですね」カタッ
周子「もうこんな時間か、さて、シューコちゃんは出かけてきまーす」
藍子「気をつけてくださいね」
周子「ありがとーいってくるね」
藍子「あ、そういえばお昼ご飯どうします?」
奈緒「あーどうしようか……ここ食材あったっけ?」カタッ
泰葉「買い置きしてあるのはレトルトとかばかりですよ……プロデューサーさんが買いためてますから」カタッ
奈緒「プロデューサー別にそんなに食べるわけじゃないのにな」カタッ
藍子「レトルト食品や即席麺とかを集めるのが趣味らしいですよ?」
奈緒「なんだその趣味……」
泰葉「変わった趣味ですよね……チェックメイトです」カタッ
奈緒「嘘だろ!……あっ、本当だ」
泰葉「セオリー通り、素直すぎますよ」
奈緒「うっ、これじゃまゆのこと言えないな……」
藍子「ふふっ、じゃあお昼ご飯どこか食べに行きます?」
泰葉「……出前とか、ダメかな?」
藍子・奈緒「出前?」
泰葉「昔から気になっていたんだけど頼む機会がなかったから……」
藍子「じゃあそうしましょうか、チラシどこかにあったかな……」
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速水奏(周子、まゆはいったいどうしたの?)
周子(気にせんといて、いつものことだから)
奏(そう……)
ありす「奏さん?どうかしたんですか?」
奏「なんでもないわ、行きましょうか」
まゆ(ふふふっ、ここまでまゆの行動はありすちゃんに一回もばれていない……完璧ですね)
※全てばれてます
奏「さてと、ありすちゃん何にする?このお店は量が少なめだからいくつか頼んでも大丈夫よ」
ありす「たくさんあるんですね……」
周子「へー、一応イタリアンだけど和風系もあると……なかなか面白いメニューだね」
奏「そうでしょ?」
ありす「どうしようかな……」
奏「急がなくても大丈夫よ?時間はたっぷりあるんだから」(悩んでる時の子どもっぽい顔も可愛いわね……)
周子(また変なこと考えてるよこの子は)
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周子「本当に美味しいね……これは確かに量少なめで何種類か食べたくなるかも」
奏「でしょう?私もまだ全部は食べられてないんだけど、どれも美味しいのよ」
ありす「……」
周子「ありすちゃんどうかした?」
ありす「いえ、……あの、少し辛くて……」
奏「あら……じゃあこっちの食べる?ありすちゃんのは私と周子で食べるから」
周子「おっけーおっけー、いろんなの食べれてラッキーって感じ」
まゆ(……ありすちゃんは辛いものが苦手、と)
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事務所
藍子「これは……」
奈緒「あぁ……」
泰葉「頼みすぎましたね……」
藍子「ど、どれも美味しそうだったから仕方ないですよ!」
奈緒「……とりあえず食べよう」
泰葉「はい……」
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ファミレス
むつみ「千枝ちゃん、ハンバーグとステーキ少し交換しませんか?」
千枝「あっ、いいですよ、千枝も少しむつみちゃんのやつ食べたいです」
小梅「えへへ……美味しいね……あの子にも食べさせてあげたいけど……」
志希「ん~あの子がいったいどういう理屈で存在できているのかを証明しないと難しいかな~」
ほたる「……」
千枝「ほたるちゃん?」
ほたる「?」
千枝「どうかしたの?」
ほたる「あ、……誰かとご飯食べるの、久しぶりだったから……」
千枝「えへへっ、みんなで食べたほうが美味しいよね!」
ほたる「……うん!」
翌日
奈緒「昨日は昼に食べすぎて夜ご飯食べられなかったよ……」
泰葉「私も……」
藍子「私もです……」
まゆ「さて、では続きをお話ししましょうか」
藍子「続き?」
まゆ「昨日はありすちゃんの弱点を探しました、今回はその弱点からどう行動するのかを話し合います」
泰葉(話し合うってことは自分では考えないんだね……)
奈緒(あたしらが考えるのか)
藍子「それで、見つけた弱点ってなんなんですか?」
まゆ「こちらです」サッ
奈緒「どれどれ……」
泰葉「……」
藍子「……」
まゆ「どうしましたぁ?」
奈緒「いや、まゆあのさ」
泰葉「ありすちゃんのことほとんどなくて」
藍子「別の子のことばっかりですけど……」
奈緒「ほとんど志希と奏のことじゃないか?これ」
まゆ「そ、そんなはずは……」
泰葉「ありすちゃんのことなんて『理科が苦手』と『辛いものが苦手』しか……」
まゆ「うぐっ」
藍子「やっぱりこうなっちゃうんですね……」
まゆ「うぅ……」
奈緒「まぁ……今まで通りでいいんじゃないか?」
ありす「そうですよ、まゆさん」
まゆ「ありすちゃん!?いつからそこに……」
泰葉(初めからいたよね……)
藍子(最初からいましたよ……)
ありす「まゆさん本当になにをしてるんですか……お店にいるときあからさまに怪しくてこっちが恥ずかしくなりましたよ」
まゆ「気付いてたんですか……?」
ありす「むしろ気付かれないと思ってたんですか……」
奈緒(ありすはまゆが相手だと容赦ないな……それだけ仲が良いってことか)
ありす「まったく……別に特別何かしなくたってまゆさんのことは尊敬してますよ」
まゆ「え?」
ありす「二度は言いません、じゃあ私はレッスンに行くので」
泰葉(可愛い)
奈緒(可愛い)
藍子(少し顔赤くなってる可愛い)
千枝「あっ、ありすちゃんそろそろレッスン行かないと」
ありす「ええ、今行きますよ」
泰葉「なんというか……やっぱりいつも通りが一番……かな?」
奈緒「ああ、いつも通り事務所は平和だよ」
おわり
6作目でした。
志希にゃん誰だこれ状態ですが個人的に志希は結構面倒見がいいと思うんですよね、あくまで自分の興味がある対象にはですが。
13歳以下組(おチビちゃん組)は仲良し、ほたるちゃんは不幸かもしれないけど仲間には恵まれる、そんな気がします。
では、読んでくれた方がいらっしゃいましたら百万の感謝を。
以下おまけです
本編とはなんの関係もありません
ありす「……」
まゆ「……」
藍子「あのぉ」
ありす「まゆさんはいいですよね、課金額が2万円までで」
まゆ「……」
ありす「私は5000円が限度額なんですよ」
まゆ「ありすちゃん」
ありす「なんでしょう」
まゆ「出なければ、変わらないですよ」
テ-レテッテッテ-
\白封筒/
まゆ・ありす「ああああああああああ」
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