モバP「嘘予告短編集」 (66)

 

1.美優「ま、魔法少女みゆみゆ見参っ……きゃはっ☆」


 
登場アイドル
三船美優(26)
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佐城雪美(10)
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櫻井桃華(12)
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横山千佳(9)
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394211910

 ごくごく普通の女性、三船美優。
 彼女はふとしたきっかけで『魔法少女』の力を手に入れることになる。

 力を与えた存在『ぴにゃこら太』は魔法少女を『夢と希望を叶える力を持つ』とだけ教えると詳しいことは一切話さず去ってしまう。


美優「……変身したら身体が勝手にポーズをとるし、戦おうとしたら恥ずかしい技の名前を叫ばないといけない」

美優「私……戦いたくない……」


 知り合いの前で変身してしまった美優は『二度と変身しない』と心に誓った。
 そんな出来事があった矢先に、近所の女の子……佐城雪美が怪人に襲われるところを目撃する。

 美優も夢中で手をひいて共に逃げようとするとも追いつかれ絶体絶命のピンチ。
 仕方なく『変身』して戦うも気恥ずかしさが出てまともに技も出せずに追い込まれる。

 ――助からない。そう思った瞬間に空から舞うバラの花びら。
 怪人が触れるとそれらが爆ぜ、あっという間に倒してしまう。


桃華「魔法少女プリティローズ、華麗に参上ですわ!」


 高らかな名乗りと共に現れたのは新たな『魔法少女』――プリティローズだった。

 助けてくれたお礼を言おうとする美優を無視し、プリティーローズは雪美の記憶と『何か』を抜き取る。
 気絶した雪美をどうにか病院へと運ぶと目を覚ますが……何かがおかしい。

 大好きだったはずの猫のぬいぐるみをぞんざいに扱うようになった。
 好物だったはずのイチゴをあまり食べなくなった。

 本人もなぜそうなったのかわからないと言った様子で検査に異常も見当たらない。


雪美「……美優………私………?」

美優「……大丈夫、雪美ちゃん。私がなんとかしてみせるから……!」 


 これはプリティローズの抜き取った『何か』が関係すると直感した美優は彼女を探すことを決意する。
 そうして美優は辛く厳しい1人の戦いへと身を投じたのだ――!

美優「ら、らぶりーきゃっち! きゅんっ」


 怪人と戦い、倒し。


美優「おばあさん、大丈夫ですか……? あ、いえ……この服装は、その……きゃ、きゃはっ……☆」


 困った人を助け、力になり。


美優「みゆみゆ……びーすと。が、がおーっ……」


 新たな力に目覚め、さらに戦いは激化していく。

 そしてついに美優は――みゆみゆは、プリティーローズに再会する。
 雪美にしたことを問い詰める美優。聞きたいのならば力づくでと襲い掛かる桃華。

 魔法少女同士の戦いはすさまじいメルヘンをあたりへ振りまき注目を集めてしまう。
 美優は恥ずかしさで隠された能力を発揮し、ついにプリティローズを撃破した。

 だが――


桃華「わたくしが……負けるなんて。仕方ありませんわ、お返ししましょう……あの少女の『夢のかけら』と、その力を認めて私自身の力を――」

「あれー、負けちゃったんだ。ローズちゃん! ダメだなぁ……魔法少女は夢と希望の象徴なのに!」

桃華「――ッ、ァ……!?」


 ――敗北を認め、真実を語ろうとしたプリティーローズは謎の乱入者によって消滅させられてしまった。
 塵すら残らず消えた桃華に戸惑う美優。乱入者はまるでテレビの中の『魔法少女』そのもののような見た目で、声で、衣装でこういう。


「……あ。お姉ちゃんは強そう! ねぇねぇ、魔法少女を始めてから長いの? どんなことして、どういう風にしたい?」

美優「……いってる意味が、わかりません。あなたは……なに……?」

「なに、なんて……そんなの、決まってるよ」


千佳「あたしの名前は、ラブリーチカ。いっちばんすごくて、いちばんかわいくて、いちばん……夢を叶えられる、すごい魔法少女だよっ!」

大分前に安価でやった展開か

 語られる真実。


美優「――そんな、ことって」


 激化する戦い。


「カワイイ? その言葉はボクのためにあるんですよ!」

「アーッハッハッハッハ! 『正義』なんて安っぽい価値観、このイーヴィルナイトにはないわ!」


 『少女』の戦争に巻き込まれたイレギュラーは、何を成すのか……


美優「私は……私はっ!」

雪美「美優………頑張って……」

美優「……魔法少女みゆみゆ見参っ! きゃはっ☆」



→To be continued...

こんな感じの嘘予告というか没ネタ供養スレ
モバだけじゃなく765勢メインやらクロスのお話もある模様

書く時間足りないからモチベーションあげるために投げ捨てていく
一旦寝る


>>7
前の安価とシェアワを適度に混ぜて妄想した内容だからだいたいあってる

友紀「とっておきのラストイニング」



登場アイドル
姫川友紀(20)
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他多数

 あたしは野球が大好き。
 なんでって、カッコイイお兄ちゃんがやってたから。

 お兄ちゃんはすごかった。あたしが生まれるより前から野球をしてて、将来はプロになれるかもって言われてたぐらい。
 エースピッチャーのお兄ちゃんはみんなに頼りにされてて、本当にかっこよかった。
 お兄ちゃんの親友で幼馴染のキャッチャーの人は家にもよく遊びに来てたっけ。

 そんなお兄ちゃんの高校の、甲子園出場をかけた決勝戦。
 少し前から疲れがたまってた感じのお兄ちゃんは試合中にピッチャー返しを受けて、うまく避けられなくって。
 次のボールを投げられなくってボークを取られた。

 そのままピッチャー交代、エースが抜けたことでバッターも動揺してたのかボロボロ。
 勝ち上がってきた、強いチーム同士の対戦とは思えないぐらいの差がついて終わった。

 家に帰ってきたお兄ちゃんは笑ってたけど、目も腫れてて泣いたんだろうなっていうのがわかってしまう。

 ――結局お兄ちゃんは部活を辞めてしまうけど、野球は好きなままだった。
 それはあたしも、キャッチャーの人も。他のチームメイトの人だって。
 『だから辛いんだ』って笑うお兄ちゃんは、すごく悲しそうに見えた。。

 さて、お兄ちゃんが野球を辞めたってあたしは野球が好きなままだった。

 見るのもプレーするのも。センスもあるって褒めてもらえて、甲子園出場一歩手前のバッテリーから
 『女子とは思えない』とか『うちに欲しい』とか言われちゃったりとかして。
 リトルリーグでは4番でエース! あたしの魔球を打てる男子なんていなかったんだから!


 ……もちろん、あたしは女子だから。
 高校生になったら引退せざるを得なかったんだけれど。

 それでも野球は大好きで、マネージャーとして働いた。
 チームを応援して、みんなが頑張ってるのを見て楽しんでた。

 ちょっとだけ、自分も投げたいなぁって思ったことはあるけど。
 いや、たくさん。あたしのほうがもっといい球投げれるって思うこともあったりとかしてね。

 結局、あたしを甲子園に連れてってくれる人はいなかった。
 告白とかされたけど、そういうことに現を抜かすぐらいなら練習しろって言ってやったりしてね。

 甲子園。もしいけたら、どんな気分だったんだろう。
 あのマウンドに立てるなら。もしも、できるのなら――


 気持ちを捨てられなくってくすぶりながら、大学生活を送っていたあたし。
 近所の子供の野球のコーチをしてる「やきゅうのおにいさん」になったお兄ちゃん。

 そんなあたし達の前に、久々に現れたのは。
 お兄ちゃんの親友で、あたしのもう一人のお兄ちゃんみたいな人で。

 どんな球も逸らさない、名女房役のキャッチャー。


P「……久しぶりだな、友紀」

友紀「えっ……Pさん!?」

 あたしはスカウトされて、アイドルの道に飛び込む。
 本物のプロ野球選手とも知り合いになれたり、お仕事は楽しかった。

 ほんの少し、後ろめたくってお兄ちゃんに報告していいか迷ってたらバレバレだったり。
 Pさんに、未だ進化を続けるあたしの魔球を投げるもキャッチされたり。  

 毎日はめまぐるしく変わっていく。
 お兄ちゃんも、あたしも、それからきっと、Pさんも。

 届かなかった『甲子園』って言葉。その場所に。



 ――アイドルとして、あたしは立った。


友紀「1球だけの、とっておき……初めてのラストイニングだよ!」



>>15の名前欄変え忘れるわ、最後に『。』が2つ重なるわ

友紀のお兄ちゃんネタと始球式ネタと幼馴染ネタ
P視点の裏話まで考えて長すぎて没

まゆ「赤い糸って、信じますかぁ……?」


登場アイドル
佐久間まゆ(16)
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 佐久間まゆは元読者モデルだ。
 つい最近、不幸にも事務所が潰れるという悲劇にあいながらも別の事務所に拾われ、現在はアイドルをしている。

 お世辞にもメジャーとは言えない程度の立場ではあった彼女も、現在では世に名をはせるアイドルだ。
 その理由はたとえば事務所の力であったり、表現舞台の変更によるアピール力の増大であったり。

 ――たとえば、恋心であったり。

 ある日他のアイドルと共に収録をしている最中、倒れてしまうまゆ。
 モデルのころとはまったく異なった日々。忙しい毎日は彼女をゆっくり蝕んでいた。

 無理なスケジュールを組んだと謝罪するプロデューサーに、まゆは笑顔でこう語る。


まゆ「まゆは、あなたのためならなんだってできるの……」


 圧倒されて、何も言えずに立ち去るプロデューサーをまゆは寂しげに見送った。

 そのあと所属アイドルたちから、まゆがほぼ毎日、空いた時間をすべて『自主トレーニング』として使っているらしいことを聞くプロデューサー。

 年少組の面倒を見つつ、軽いレッスンを。
 学生組と共に励まし合いながら、パートナーとしての力を。
 大人たちにアドバイスを受けつつ、それを成熟させることを。

 『努力をしている』だとか『いつもいっしょにいる』ということを思わせないように別の施設まで使用して。
 困惑しつつも、こんなことはやめるべきだと説得しに向かうプロデューサー。しかし病院にまゆは既にいなかった。

 体調が回復したため、家に帰ることになったと知らされてプロデューサーは飛び出した。
 看護師曰く、「荷物もあるし、家でおとなしくしたい。周りの目もあるので自宅が落ち着くのだ」と言っていたらしい。

 女子寮に連絡するもまゆは帰っていない。
 いくつも施設を回り、ついにまゆを見つけるプロデューサー。

 そこは事務所の確保しているレッスン場のひとつで、空いた時間に利用できるよう手続きをしてあったのだ。
 それでも必要なはずの許可証は、どうやらまゆが自力で偽装したらしい。

 自分の筆跡そっくりな許可証に頭痛を覚えるプロデューサー。
 なにはともかく、とまゆがレッスンをしている部屋へと乗り込んだ。


まゆ「あっ……まゆのことを探しに来てくださったんですかぁ……? うふふ、ありがとうございます……」


 まゆは悪びれることなく純粋に喜ぶ。
 その笑顔が恐ろしくて、プロデューサーは逃げ出したくなった。

 体調を崩したことを説教し、無理をするなというもまゆは否認する。
 でたらめを言うなと証拠をプロデューサーが突きつけると、今度は高く笑い声をあげた。


まゆ「ふふっ、ふふふ……! あぁ、まゆのことをこんなに考えて、調べてくださるなんて! 素敵です……」


 狂気にまみれたセリフなのに、声も笑顔も普段のままで。
 プロデューサーは頭の中で鳴り響く警鐘がさらに大きくなっていくのを感じた。

 どうあれその場はなんとか帰らせることに成功するプロデューサー。
 だがまたどこかへ行ってしまうのではないかという心配もあり、女子寮まで送り届けることにする。

 帰り道で2人は様々な話をしていく。
 アイドルのこと、事務所のこと、モデルだった時のこと。

 それから――『佐久間まゆ』のこと。


まゆ「私は、まだまだ『まゆ』には届いていませんけれど……きっと、大丈夫です。叶えましょうね、トップアイドルの夢」


 そう言ってほんの一瞬、寂しげな表情を浮かべるもすぐにそれは消えてまゆはいつも通りの調子に戻った。
 可愛らしくて、誰にでも愛嬌を振りまいて愛されるアイドル『佐久間まゆ』のそれに。
 
 少しの違和感を覚えつつ、まゆを無理させないためにはどうすればいいかということを考えているプロデューサーはそれを飲み込んだ。
 とうとう女子寮につく直前、他のアイドルにも注意を呼びかけ協力してもらおうと心の中で思うプロデューサーにまゆが言う。


まゆ「赤い糸って、信じますかぁ……?」


 ロマンチックで、ありがちな。運命の『赤い糸』のお話。
 そう解釈したプロデューサーは『小指に巻かれる赤い糸』の話をするとまゆはクスクスと笑った。

 そういうのが好きなのか、と聞くプロデューサー。『好きですよ』と返すまゆ。

 どうしてそんなことを聞いたのか、そう質問しようと口を開いた時に電話が鳴る。
 他のアイドルの撮影現場でトラブルが起きたと聞いてプロデューサーはその場を後にすることになった。

 謝罪しつつ、二度とこんなことはないようにと注意をするプロデューサー。
 もちろん、と微笑むまゆはとても可愛らしくて、どこか恐ろしい雰囲気があったことが嘘のようだった。


まゆ「……運命の、赤い糸」


 ――走り去るプロデューサーの背中を見つめながらまゆが呟く。


まゆ「決して切れない赤い糸。それは小指じゃなくって足へと結ばれてるんですよ……」

まゆ「だから私は足をひっぱりません。あなたの糸が『トップアイドル』の先にあるのなら」

まゆ「私は、まゆになります。自分自身を閉じ込めて。はばたいて、飛んでいく蝶に」

まゆ「そうしたら、まゆは……まゆから、私へと変わりますから。それまで、ずっと……」

まゆ「まゆを思い、心配してください。まゆを見て、私を見て……トップアイドルに、赤い糸を届かせましょう……?」



書いてて思うけどこの形式で即興お題SS書くのも楽しそうだから今度立てる

ここから没ネタにしたライダークロス祭り
元ネタ知らない人は振り切る

でもいったん休憩

×仮面ライダーアギト


ほたる「わたしがわたしである意味を……」

もしくは

白菊ほたる「わたしといると、不幸に……」葦原涼「俺は不死身だ!」


白菊ほたる(13)
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 ――白菊ほたるは不幸な少女である。

 彼女は夢を与えるアイドルに憧れ、努力を重ねていた。
 運動が得意というわけでも、歌がとてもうまいというわけでもないが、それでも懸命にレッスンをしていた。

 プロダクションの規模も小さくはなく、力がまったくないわけでもない。
 13歳という年齢で、夢に夢見る年頃で。

 それでも彼女は『笑顔』が苦手だった。
 苦手に、なってしまっていた。

 ほたるが所属したプロダクションは倒産する。
 それも1つではなく、3つ。

 不祥事であったり、事故であったり、黒い話であったり。
 どうあれ、ほたるに関わった事務所はことごとく『不幸』な目にあってなくなる。

 1つなら、運が悪かっただけだろうで済む話。

 2つになれば、よくない噂が立ち。

 3つ続けば、それはもう偶然とは呼ばない。

 彼女自身も、うまく笑えなくなった。
 『笑顔』を練習しないといけないぐらいには、アイドルの顔がわからなくなった。

 そんな彼女が『もう1度』を決心するまでのお話――

 ある日、笑い方を忘れないように。
 アイドルとしての振舞い方を無くさないように公園で自主レッスンをしていたほたる。

 笑う意味もわからなくなりそうな、1人の日々。


ほたる「……わたし、もうアイドルには……」


 迷いが振り払えずにうまく動けず、レッスンに身が入らない状態では意味がないと帰ろうとした時。

 ――ほたるは『神の使者』に出会った。


アンノウン「――――」

ほたる「……えっ?」

 ――不可能犯罪。

 たとえば――陸上での『溺死』
         ――ビルの内部での『転落死』。
            ――炎に焼かれて『凍死』


 そんなことが日常に組み込まれつつあることをほたるは知っていた。
 どこか遠いことのように、非現実的な夢。
 それがまさに目の前に立って、自身を悪夢に落とそうとしている。

 理解できないまま、裁かれかけて。
 そこへ現れた化け物が、神の使者へと襲い掛かった。


ギルス「ウゥォォォォォッッ!!!」

アンノウン「――!」


 化け物は使者を撃退するも、逃げられてしまう。
 振り返る緑の化け物。ほたるは恐怖のあまり失神してしまった。

 次にほたるが目を覚ました時に目の前にいたのは見知らぬ男だった。
 乱暴そうな男に怯えるほたる。しかしすぐに心配していたらしいことがわかる。


ほたる「あ、あの……」

葦原「……驚かせて悪かったな」

ほたる「いえっ、さ、さっきのって………あなた、なんですか……?」

葦原「……ああ。運が良かったな、間に合ったらしい」

ほたる「わたしの、運が……いえ、そんなこと………私、不幸なこと、ばかりで……」

葦原「………」

 『不幸』の話をするほたる。
 涼は何も言わないままただ聞いてる。

 だが「やはり自分はダメ」という言葉だけはきっぱりと否定した。
 不幸だということ、それに負けそうなこと。
 それだけは間違えていると、不器用に、真剣に……怖い顔なのに、なぜかほたるは安心できた。

 また狙われるかもしれないと涼はたびたびほたるの面倒をみることにする。
 ほたるも、アイドルレッスンを見てくれる人がいる喜びを感じ始めていた。

 毎日はとても穏やかで、不器用ながら自身の願いを聞いてくれる涼に感謝するほたる。
 そんなある日、新興事務所がアイドルを募集しているという話を聞く。

 応募するべきか悩んで、涼へと相談し――オーディションへ向かうことを決めた。
 きっと応援をするためについていくと『約束』をして、その日はわかれる。

 ――翌日、涼は現れない。

 ほたるは一瞬不安になって、諦めそうになる。
 『また』不幸が起きるのではと心配で……そこで、涼と過ごした日々を思い出す。


ほたる「……わたし、わたしは、諦めたくない……っ」


 誰も見ていなかった日々。
 いろいろなものを無くした日。

 それでも、アイドルであり続けようとした理由を。

 同じころ、涼はアンノウンと戦っていた。
 彼女の元へ決していかせないようにと、命を削って。

 ほたるを狙っていたアンノウンは『女王』だったらしく大量のアンノウンを連れている。
 それでも――だからこそ。ほたるには知らせず涼は戦っていた。


 戦い抜いて、ボロボロになって、それでも生き残った涼。

 遅れに遅れて、確認のために会場のそばまで向かった。
 遠くから誰かを探している様子のほたる……その表情は戸惑い混じりに、それでも笑顔で。
 様子を確認したあと、会うことなく涼は去っていく。

 それ以降、ほたるの前に涼が現れることはなかった。

 ――しばらくしてから、涼がほたるのことをテレビで見るのは、きっと別の話。



ほたるのライダークロスネタでは
×電王で

モバP「不運な青年と不幸な少女」

もしくは

ほたる「弱かったり、何も知らなくっても」

ってスレタイで「2つ前のプロダクション」の人たちにきちんとしたお別れをする話も考えてたけど没

蘭子「戦わなければ生き残れない!」



登場アイドル

神崎蘭子(14)
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 OREジャーナルの見習い記者、城戸真司。
 彼は次々起こる行方不明者の取材中にカードデッキを拾い、ライダー同士の戦いに巻き込まれていく――

 ライダー同士の戦いは激化する。
 命をかけても叶えたい願いのために戦うというライダーたちに出会い、悩む真司。

 そんな彼の、そして『初めてであったライダー』である蓮の行きつけである紅茶店の花鶏。
 そこに住み込みでいる一人の女の子――


  ――『神崎蘭子』が、ライダーバトルの鍵というのを知らないまま。

 蘭子は14歳ながらも家族を亡くし、親戚である沙奈子の手伝いをして過ごしていた。
 趣味は絵を描くことで、ごくごく普通の……ほとんど普通の、女の子。

 しかし、ライダーバトルを促している『神崎士郎』が自分の兄だということを知り戦いを止めさせようとする。
 ミラーモンスターに襲われる人たち、激化するライダー同士の戦い。

 戦いの理由を探り、ついに再会した兄。
 それでも願いは聞き入れられなかった。

 ミラーモンスターの被害は増えていく。
 そんなある日の出来事。

 いつものように人を襲うミラーモンスターを倒す真司。
 戦いを止めようとするのが間違いなのかもしれないと考えかけるもどうにか振り払う。

 戻ろうとした時――『ありえないもの』を見てしまう。


龍騎「……あれ? 蘭子ちゃん?」

蘭子?「……赤き龍の騎士か。愚かな」


 それはどこからどう見ても蘭子にしか見えない少女。
 真司も疑問に思うことはないはずだった。

 ――そこがミラーワールドの中でさえなかったのなら。

 迷い込んだのか、それとも連れ込まれたのか。
 どちらにしろただの人間ならすぐに消滅してしまう世界であるミラーワールドから蘭子のような少女を連れ出そうとする真司。

 しかしその手は振り払われてしまう。


龍騎「な、なにやってんだよ!? このままだとまずいってば、外に――」

蘭子?「やはり、愚かね。救いがたき愚者よ……その目に刻め。我が翼、我が力――そしてひれ伏せ!」

龍騎「なッ……!?」


 無理にでも、と思った瞬間、『闇』が蘭子の手から放たれる。
 ギリギリで避けると、その『闇』に飲まれた空間が消滅してしまう。

 恐ろしい威力と現象に、意味がわからず混乱する真司。
 その姿を見て、少女は高く笑い声をあげながら名乗った。


蘭子?「クックック……我が名は悪姫ブリュンヒルデ! すべての騎士を打ち壊す真なる像なり!」

 『ブリュンヒルデ』と名乗った少女はそのあとも真司や他のライダーたちにも襲い掛かり続ける。
 同時に蘭子の過去についても明かされていく。

 その真実を知った時、真司は――



ブリュンヒルデ「――時が満ちる。偶像は消え、命は尽きる。ならば愚者よ、その命――天へ還せ!」

龍騎「違う、お前は蘭子ちゃんじゃない! 神崎も、それがわかってるはずだ!」

蘭子「私っ……こんなの嫌。お兄ちゃん! 私は、私はっ……!」


         ≪SURVIVE≫――生き残れ。



本編のヒロインポジに蘭子をいれての再構成
アホみたいに長いので没


×龍騎だと

安価で13人アイドル指定してもらってライダーバトルネタも考えてたけれどそちらも没


もっとライダーネタあったら見たい(願望)

>>53
平成なら全ライダークロス考えてあるんだ
書く時間がどう考えても足りない
予告楽しいけどそれすら全部は書けなさそう

簡易あらすじ付きスレタイ
あと2,3書いたらHTML化依頼してくる


×ファイズ
双葉杏「私には夢がない。だけど――」
(杏がアイドルになる以前にオルフェノクになっていたらのお話)

×剣
栗原ネネ「天音の姉ですっ!」相川始「天音ちゃんの……」
(天音の姉にネネを配置。本編最終回後、アルビノジョーカーが現れて――)

こずえ「こずえはねー……おうさまなのー……」
(ハートのキング・パラドキサアンデッド。もし解放されていたら――)

×響鬼
千枝「オトナになりたいな……」ヒビキ「悩めよ、お嬢ちゃん!」
(ロケで偶然『大人』に出会う千枝。バトル要素は特にない)

×カブト
菜々「ナナはウサミン星人なんですっ!」
(アイドル安部菜々。永遠の17歳。地球にやってきたのは実は35年前……?)

亜美「『竜宮小町』は楽しい? お姉ちゃん」真美「あ、亜美……?」
(竜宮小町として活動する『双海真美』の前に、自分そっくりな……死んだはずの『亜美』が現れ――765ネタ)

×電王
千早「時の列車にゆられて」
(イマジンに取りつかれる千早。自分の歌をたくさんの人に聞かせたいという願い。その根底にある過去――765ネタ)

×キバ
紅音也「全員まとめて愛してやる!」美玲「黙れ人間!」
(ガルル→美玲、バッシャー→飛鳥、ドッガ→きらりでの再構成。おとーやんハーレムともいう)

雪歩「な、名護さんは最高ですぅ!」
(自分を変えたいと思っていた雪歩の前に現れた最高な男のお話。遊び心マシマシ)

×オーズ
里美「ほぇぇ……お兄様~」映司「里美がアイドルに!?」
(里美のいう『兄』が実は映司で、映司の本来の名字が『榊原』だったらの話。その欲望は――)

×フォーゼ
アーニャ「ここが天ノ川学園高校ですか……」
(アイドル活動の一環で天ノ川学園に体験入学するアーニャ。そこで偶然ラビットハッチを見つけ――)

×ウィザード
千佳「お姉ちゃん、魔法少女!?」真由「いえ、だから魔法使い……」
(本編終了後、真由が千佳に出会う話。『魔法少女』に憧れる女の子の希望を守るために真由は――)

シャンゼリオンは無いのですか!?

×剣と×キバが見たい

平成だとあとクウガとWか
ライブバトル()してる鎧武はいろいろ親和性が高そうだが、設定がまだなー

>>56
菜々「いまを超えて……」


 人気アイドル安倍菜々。
 長い長い下積みを超えて永遠の17歳として個性派ばかりのCGプロダクションに所属していた。
 夢みたいに素敵な日々。厳しいレッスンも楽しい毎日の一部だ。

 今日は拓海の飼っている猫が脱走したらしいと聞き、いつものようにてんやわんや。
 志希が猫の好きなにおいを撒くと言い出したり、晶葉が生体反応を探ると言ったり、みくが猫ならまかせろと飛び出したり――



 ――そこで、菜々は目を覚ます。
 枕元には飲み干したビールの空き缶、古本屋で買ったアイドルものの漫画。
 充電器に中途半端にしかはまっていなくて電池が切れそうなスマートフォン。

 時間が既に遅刻手前だと気付いて飛び出す菜々。
 メイドカフェのバイトはもはや手慣れたもので、何年も務めている。

 しかしどうしても変わってしまうものはあるのだ。
 最近はウケが悪い。新人のバイトの子に裏でなんと言われているのかはわかっている。
 老害とまで呼ばれ、さげすまれ、それでもアイドルの夢が捨てられないままの菜々。

 最後の望みとして受けたオーディションもボロボロ。身体は思ったように動かずダメだしもされてしまう。
 もういやだ、と家に帰ると布団へ飛び込み眠りについた。



 ――肩を揺さぶられる感触に目を覚ます菜々。
 晶葉がその顔を覗き込んでいる。

 どうやら、新しい装置の影響で悪夢を見てしまったらしい。
 天才としたことが失態だと頭を抱える。菜々は優しく撫でて慰めた。

 「人ならば誰だって失敗をする。だけど今の自分はそれの上に立っているんだから」そういって励ます菜々。
 年の功だな、と笑う晶葉に怒る菜々。ならばと新発明の肌年齢測定器を引っ張り出す晶葉。
 逃げ出す菜々と、追う晶葉。その2人を見てちひろが笑う。


 次の日の朝。
 菜々は昨日と何一つ変わらない悲惨な状態の部屋の中で目を覚ます。
 バイトには完全に遅刻する時間だ。頭痛もするし、メイクでごまかす余裕もない。

 「もう、いいや」と菜々はフラフラ外を歩く。
 夢の中のような変装の必要はない。菜々はアイドルにはなれていない。
 ふと、女の子同士の楽しそうな会話が耳に入る。

 そこには眼鏡をかけた女の子と、緑色のスーツを着た女性。
 「アイドル」という単語が混じっているあたり、ひょっとしたらどこかの芸能事務所の関係者かもしれない。

「ウサミン星に帰るには、遅すぎるかなぁ」

 寂しく呟く菜々。
 もう一度だけなんてチャンスは、もう来なかった。

>>56
七海「これれすかぁ~?」暁「鯖じゃねぇ!」


 ある日、何もなくフラフラ歩いている暁。
 依頼がない。ついでに金もない。困り果てていたところに男が現れる。


P「あんたが噂の何でも屋か! 頼む、手伝ってくれ!」

暁「ハァ? なにいってんだ俺は探偵なの探偵! そういうのは――」

P「予算がこれだけある。どうだ?」

暁「……話を聞こう」


 どうやら男はアイドル事務所のプロデューサーらしい。
 だが同僚が次々に失踪していて人手が足りない。しばらくすれば変わりは補充されるらしいが急を要しすぎてどうにもならない。
 ならば噂の頼りになる探偵に頼もう、というのが顛末だとか。

 微妙な胡散臭さを感じつつ、女性と親しくなれるというので飛びつく暁。
 個性的ながらも美人ばかりの環境に喜ぶ。

 ――Pの同僚失踪に関わっていたのはどうやらアイドルのうちの誰かでしかもそれがダークザイド絡みということを知る暁。

 その敵とはいったい何者なのか――

 そして、戦いの決着は――!



暁「それ、それよこせ!」

七海「これれすかぁ~?」

暁「おう! 燦ぜ……サバじゃねぇ!」

七海「そうれすねぇ~、それはサバオリくんれすよぉ~」

暁「そうでもねぇ!!」

>>57
×クウガ

春香「綺麗ごとだから、現実にしたい!」
(グロンギ事件が激化していたある日、新たなゲゲルが行われる。それは『ステージ上に立つ人間を、集まってる観衆の数だけ切り裂く』というものだった――)

春香「凛ちゃん、こういうの知ってる?」
(未確認事件から13年。30歳になって振興事務所CGプロダクションの社長秘書を務める春香のお話)


春香×クウガは妄想が捗るけど続編・長編ばかりになりそうで没



×W

安斎都「探偵さん、あなたのことはお見通しです!」
(アイドル探偵安斎都が風都に訪れ、『本物』の探偵をみて憧れる話。フィリップはからかうばかりで頭痛に悩む――)

翔太郎「『アイドル辻揉み事件』……なんじゃこりゃ?」
(女性が次々に胸を揉まれるという恐ろしい事件が起こり、頭を悩ます翔太郎。囮を引き受ける亜樹子。マジギレする照井。犯人はいったい誰なのか――!)


Wクロスは一度書いたので後回しにしてて没

うん、おおむね吐き出せた
ちょっとすっきりしたし後でHTML化依頼してくる


スレタイ出したライダークロスはいつか書きたい
×剣、×オーズ、×フォーゼあたり
でも一番やりたいのは×555と
全部書ききった後に『×ディケイド』


モバP「全てを破壊し、全てを繋げ!」

門矢士「ここがアイドルマスターシンデレラガールズの世界か」


あたりのスレタイで。これ2年前からいってるの

>>60
Wのクロスって律子が依頼人でPが犯人だったやつ?

>>64
いや、光がメモリ使用者になるやつ
765×ライダーは春香×クウガしか書いてない

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