短め
オチなしヤマなし
若干のキャラ崩壊あり
ゆるふわ3人娘シリーズ11作目です
1作目
高森藍子「料理を教えて欲しい?」橘ありす「はい」
高森藍子「料理を教えて欲しい?」橘ありす「はい」 - SSまとめ速報
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前作
高森藍子「事務所メンバーの昔話」橘ありす「その3です」
高森藍子「事務所メンバーの昔話」橘ありす「その3です」 - SSまとめ速報
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ありす「私たちもある程度アイドルとして知名度が出てきたと思うんです」
高森藍子「確かに、最近お仕事増えてますもんね」
ありす「お仕事をもらえるということは、それだけ結果が求められるということです」
まゆ「そうですねぇ……」
ありす「というわけで、私たちはもっとプロフェッショナル精神を持つべきだと思ったわけです」
藍子「なるほど……」
ありす「では行きましょうか」
まゆ「どこに行くんです?」
ありす「泰葉さんのところですよ、うちの事務所でプロといえば泰葉さんですから」
藍子「あれ?でも泰葉ちゃんは今日お仕事じゃないですか?」
ありす「中止になったらしいですよ、なんでもスタッフの方たちが8割近く体調不良で倒れたとか」
まゆ「8割って……」
ありす「そういうわけで今日はうちのレッスン場で共演者の方たちと打ち合わせ……もとい練習してます」
藍子「じゃあレッスン場へ行くんですね」
ありす「はい、思い立ったが吉日です。早速行きましょう」
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レッスン場
岡崎泰葉「じゃあこれで終わりにしようか」
白菊ほたる「ふぅ……少し疲れちゃいました」
関裕美「ほたるちゃん大丈夫?」
松尾千鶴「無理はダメだよ……」
ほたる「大丈夫です……泰葉ちゃんの練習量はちょうどいいですから」
裕美「それは確かに、疲れが残らない絶妙な量だよね」
※別事務所アイドルはいままで名字表記でしたが、なんか意味ないような気がしてきたので名前でいきます
千鶴「泰葉さん、なにかコツとかあるんですか?」
泰葉「んーコツとかは特にないかなぁ、強いて言えば……経験、かな?」
ほたる「経験……かぁ」
裕美「それは私たちにはできないかも……」
千鶴「さすが泰葉さん……いえ、泰葉先輩!」
泰葉「先輩はやめてよ……」
裕美「ふふっ」
ガチャ(ナンテナカッタ、イイネ?)
ありす「お疲れ様です皆さん」
まゆ「お疲れ様です」
藍子「お疲れ様です、差し入れ持ってきましたよ」
泰葉「お疲れ様です……でも3人ともどうしたの?」
ありす「ちょっと泰葉さんに聞きたいことがあって」
泰葉「私に?」
ありす「はい、あ、その前に差し入れを……」
藍子「前にほたるちゃんが話してたお店のシュークリーム買ってきましたよ」
ほたる「あっ、それって……」
裕美「もしかして私がこの前買ってきたところ?」
ほたる「うん……すごく美味しかったですから」
まゆ「うふふっ、裕美ちゃんのオススメでもあったんですねぇ」
千鶴「……私それ知らない」
ほたる「私と裕美ちゃんだけだったから……雅さんたちと一緒のお仕事で」
千鶴「ふぅん。楽しかったの? それなら、良かったです」
裕美「あぁ!千鶴ちゃんが昔のキャラに!」
千鶴「冗談だよ、今度は私も呼んでね?」
ほたる「うん……次は一緒に」
ありす「なんだか千鶴さんには親近感を感じますね」
泰葉(和むなぁ)
まゆ(和みますぅ)
藍子(和みますねぇ)
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ありす「いちごはいただきます」
裕美「あっ、ありすちゃん早いよ!」
ありす「先手必勝です」
千鶴「その間に私は抹茶を……」
ほたる「じゃあ私はこっちのチョコを」
裕美「みんなして……私が教えなければこれ食べられなかったんだよ!」
ありす「ですが買ってきたのは私たちです、私たちが買ってこなければ食べられませんでした、論破です」
藍子(可愛い)
まゆ(可愛い)
泰葉(微妙に論破できてないけど可愛い)
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泰葉「そういえば私に聞きたいことって?」
ありす「……忘れてました」
藍子「まゆちゃんみたいですね」
ありす「失礼な」
まゆ「むしろまゆに失礼です」
泰葉(本当に仲良いなぁ)
ありす「えっとですね」
ありす説明中
泰葉「なるほどね」
ありす「やはりここは芸歴が一番長い泰葉さんに聞くべきかと」
泰葉「でも私ほど長くなくてもまゆちゃんもモデル時代含めたらある程度長いじゃない?まゆちゃんには聞かなかったの?」
ありす「今のまゆさんに聞いてもどうせプロデューサー関連のことしか言いませんから」
まゆ「ひどい!」
ありす(別に……それ以外はきちんとした人ですし、尊敬してないわけじゃないですけど)
泰葉「そっか、なら仕方ないね」
まゆ「泰葉ちゃんまで……」
藍子(いつも通りですね)
泰葉「んープロとしての心構えか……」
ありす「何かないですか?」
泰葉「心構えってわけじゃないんだけど、大切なことは大きく分けて3つかな?」
藍子「3つ……ですか」
泰葉「うん、1つは体調管理。お仕事だとしてもレッスンだとしても休んじゃうのは迷惑をかけちゃうからね。そうならないように日頃から気をつけておくのが大切だと思う」
まゆ「うぐっ」
藍子(そういえばまゆちゃん少し前に体調崩してましたね)
泰葉「もう1つは礼儀。これは言わなくてもいいようなことだけど……」
ありす「当然ですね」
泰葉「最後の1つは………」
ありす「?」
泰葉「……秘密、これは自分で見つけるものだとも思うよ」
ありす「むっ」
泰葉「大丈夫、ありすちゃんならすぐみつけられるから」
ありす「そうですか……」
泰葉「私も最近ようやくみつけられたものだから偉そうなことは言えないけど」
まゆ(最近?)
藍子(なるほど)
ありす「泰葉さんが最近……?」
泰葉「ふふっ、みつけられるから、なんて言ったけど、みつけるものじゃないかも」
ありす「????」
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ほたる「ありすちゃん」
ありす「どうかしましたか?」
裕美「このあと3人で出かけようと思ってて、ありすちゃんもどうかなって」
ありす「いいんですか?」
千鶴「うん、みんなで行った方が楽しいと思うから」
ありす「じゃあご一緒させてもらいますね」
ほたる「じゃあどこに行きましょうか」
ありす「それも決まってなかったんですか」
裕美「泰葉ちゃんいないから私たちで決めないと……」
ほたる・千鶴・裕美「……」
ありす「……とりあえず出ましょう、あとはその行った先で決めればいいじゃないですか。私のタブレットもありますし」
裕美「そうだね……じゃあ行こっか」
泰葉「さて、私はこの後の仕事の準備しないと」
まゆ「さすが、先輩は忙しいですねぇ」
泰葉「怒るよ?」
まゆ「ごめんなさい」
藍子(素直)
藍子「そう言えば泰葉ちゃん、さっき話してた最後の1つって」
泰葉「あぁ、あれは………」
泰葉「友達、かな」
藍子「やっぱりそうでしたか」
泰葉「うん、仲間や友達がいないのは寂しいし、疲れちゃうよ。プロだからって孤高である必要なんてないから」
まゆ「うふふっ、いつかありすちゃんが言ってましたね、『仲が良いことと馴れ合うのは違う』って」
泰葉「そうやって思えるありすちゃんはもうちゃんとみつけられてる……私たち、みんな仲が良いと私は思ってるから」
藍子「そうですよね……こうやって、他の事務所の子たちとも仲良くできるって素敵なことだと思います」
まゆ「ええ、本当に……」
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数日後事務所
バァン!!
ありす「周子さんはどこですか!?」
藍子「ありすちゃん、そんな勢いよくドア開けちゃダメだよ、危ないから」
ありす「……すみません、気をつけます……周子さんここにいますか?」
一ノ瀬志希「ん~しゅーこちゃんならさっき出て行ったよー」
ありす「あの人はぁ!」
まゆ「何かあったんですか?」
ありす「周子さんが私のタブレットにイタズラをしたんです」
泰葉「イタズラ?」
ありす「私が整理してたブックマークの名前とURLを一つずつズラしたんですよ!」
藍子(地味)
泰葉(でも迷惑)
ありす「周子さん探してきます、今日こそは……っ!」
まゆ「行っちゃいましたね……」
志希「ありすちゃんは詰めが甘いよねぇ」
藍子「どういうことですか?」
志希「ありすちゃんは自分のタブレットにロックかけてあるんだよ?なぜしゅーこちゃんは外せたんでしょーか?」
泰葉「ああ、なるほど……」
藍子「志希ちゃん……」
まゆ「???」
泰葉「まゆちゃん、ロックのかかったタブレットを動かせるのは本人か、『自力でロック解除できる技術のある人」だよ?」
まゆ「えっと、つまり」
志希「ロック解除をしたのはこの志希ちゃんなのだ~♪」
藍子「共犯ですよ志希ちゃん」
志希「にゃはは~」
まゆ「これでも仲が良い……んですかねぇ」
泰葉「多分……きっと……」
志希「いつもどーり!平和な事務所なのだ~」
おわり
11作目でした
関ちゃん可愛いなと思ってたところでこのあいだのgirls be next stepで完全にやられました、書きたくなりました。
今回関ちゃん、千鶴を書く際にせきぺディアを参考にさせていただきました……あまりの情報量の多さにビビりました、はい。
まだキャラが掴めていない感じですが、変わっていった先は明るいってところ出せたらなと思って書きました。
次回は最近限定SSRがきたあのパリジェンヌが出演予定です。
では、読んでくれた方がいらっしゃいましたら百万の感謝を。
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