男「……」
蛇少女「……」
男「キミの抜け殻を」
蛇少女「やだ」
男「えっ」
蛇少女「えっ?」
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ラミアだー!
期待
男「なんで」
蛇少女「なんでって」
男「どうして」
蛇少女「キモチワルイ」
男「ひどい」
蛇少女「ひどくない」
男「ひどくない?」
蛇少女「ひどくない」
男「とりあえず下半身を蛇化しよう」
蛇少女「えっ」
男「出会ったあのときのように」
蛇少女「やだ」
男「なんで」
蛇少女「この足じゃだめ?」ピラッ
男「……いいけど」
蛇少女「いいの」
男「じゃあそのままでいいから」
蛇少女「うん」
男「脱皮して」
蛇少女「え」
男「食べるから」
蛇少女「」
蛇少女「やだ。やだ」
男「やだじゃない」
蛇少女「おかしいよ」
男「おかしくない」
蛇少女「……」
男「……」
蛇少女「いやおかしいよ?」
男「そうかな……」
蛇少女「この姿じゃ脱皮できないよ」
男「えっ」
蛇少女「……かさぶたならあるけど」
男「……」
蛇少女「……」
男「食べていいの?」
蛇少女「だめ」
蛇少女「おなかすいたの?」
男「キミは?」
蛇少女「……うん」
男「オレンジ食べよう」ゴソゴソ
蛇少女「わーい」
男「むいてあげ」
蛇少女「いい」
男「え?」
蛇少女「……」パクッ
男「まるごと……?」
蛇少女「……」ゴクン
男「……丸呑み」
蛇少女「これが一番おいしい食べ方」
男「そっか」
蛇少女「お風呂入る」
男「一緒に?」
蛇少女「……一緒がいい?」
男「いいの?」
蛇少女「…………いいよ」
男「……」
男「ごめんやっぱり別々で」
蛇少女「うん」
蛇少女「ふいーさっぱり」
男「寝る?」
蛇少女「寝る」
男「……ベッドは一つ」
蛇少女「一緒に寝る」
男「う、うん」
蛇少女「……」モゾモゾ
男「……ねぇ」
蛇少女「うん?」
男「半分蛇にさ」
蛇少女「せまいよ?」
男「うん」
蛇少女「んっ……」ズロズロズロ
男「おおぉ……下半身がすっかり蛇に」
蛇少女「下ものびたけど」
男「うん?」
蛇少女「舌ものびました」チロチロ
男「……おぉ」
ヤバいエロい
蛇少女「巻きついていい?」
男「いいよ」
蛇少女「ん」シュルシュル
男「お、おおお……」グルグル
蛇少女「落ち着く」
男「そっか」
男「蛇皮がひんやりして気持ちいい」ナデナデ
蛇少女「んー」ギュー
男「くるしいくるしい」ギリギリ
蛇少女「あたまも」
男「うん」ナデナデ
蛇少女「んぁあ」
シュルシュル
男「髪も巻きついてきたんだけど……」
蛇少女「うん」
男「すごい。がんじがらめだ」
蛇少女「うごけない?」
男「まったく」
蛇少女「…………たべちゃおうかな」
男「……うん」
蛇少女「冗談」
男「そっか」
蛇少女「明日も仕事?」
男「うん」
蛇少女「……」
男「留守番、頼むね」
蛇少女「……うん」
男「外に出ないように」
蛇少女「分かってる」
男「おやすみ」
蛇少女「……おやすみ」
蛇少女「んあぁ」ノビー
男「おぉ、ながい」
蛇少女「……」シュロロロ
男「あっ」
男「戻っちゃった」
蛇少女「うん」
男「いってきます」
蛇少女「……はやくね」
男「わかってる」ナデナデ
蛇少女「んー」
男「お腹が減ったら、あるもの適当に食べて」
蛇少女「うん」
男「本も勝手に読んでいいから」
蛇少女「そうする」
男「じゃ」
蛇少女「はやくね」
……
男「ただいま」
蛇少女「おそい」
男「ごめん」
蛇少女「ごはんにする? お風呂にする?」
男「抜け殻を」
蛇少女「お風呂はいろーっと」
男「うん」
蛇少女「ふーんふふ」ジャバジャバ
ガチャッ
男「よっと」
蛇少女「えっ」
男「頭洗ってあげよう」
蛇少女「えっちょ」
男「ふんふふーん」ワシャワシャ
蛇少女「なんで」
男「かゆいところはー」ワシャワシャ
蛇少女「ないよー」
男「……きれいな髪の毛」ワシャワシャ
蛇少女「……」
ズロズロズロ
男「あれっ髪の毛が、どんどんのびっ洗いおわらなっ」ワシャワシャワシャワシャ
蛇少女「んふふ」
チャプン……
男「ふいー」
蛇少女「せまい」
男「蛇の下半身をしまえば」
蛇少女「やだ」
男「まぁこっちのが嬉しいけど」ナデナデ
蛇少女「……ヘンタイ」
蛇少女「っ」
男「やけどの痕」
蛇少女「……」
男「まだ治ってないね」
蛇少女「……うん」
男「脱皮すれば治るんでしょ?」
蛇少女「うん」
男「しなよ」
蛇少女「……」
蛇少女「やだ」
ザパァ
蛇少女「……」ゴクン
男「やっぱり丸呑みだ」
蛇少女「……ねぇ」
男「ん?」
蛇少女「…………なんで、私を助けたの」
男「倒れてたから」
蛇少女「こわく、なかった?」
男「一目ぼれしたよ」
蛇少女「でも」
蛇少女「私はあなたを食べようとした」
男「うん」
蛇少女「それなのに」
男「でも食べなかったじゃない」
蛇少女「食べれなかっただけ。……あのときは、消耗していて。…………あなたを食べるより、利用した方が、都合よかったの」
男「そっか」
蛇少女「私は人間に酷いことをたくさんされた」
男「うん」
蛇少女「鱗を剥がれたり、体じゅういじくられたり」
男「うん」
蛇少女「同族も、たくさん酷いことをされた」
男「そっか」
蛇少女「売られたり、死んだりした」
男「……」
蛇少女「……私は、人間が憎い」
男「だろうね」
蛇少女「私は、また、人間を殺すかもしれない」
男「……」
蛇少女「人間を、食べるかもしれない」
男「……」
蛇少女「人間を殺す化物と、どうして一緒にいるの。どうして…………守ってくれるの」
男「キミの抜け殻が食べたいから」
蛇少女「死んじゃえばか」
蛇少女「……寝る」
男「明日」
蛇少女「?」
男「早く帰ってくるよ。お昼ごろには」
蛇少女「ほんと?」
男「一緒に、出かけよう」
蛇少女「うん」
男「新しい洋服を買おう」
蛇少女「うん」
男「おいしいもの、いっぱい食べよう」
蛇少女「うん」
男「あと」
蛇少女「アクセサリーも」
男「とびきり似合うやつを」
蛇少女「うん」
男「おやすみ」
蛇少女「……おやすみ」
男「キミが、どんなに人間を殺したって構わない」
男「人間がどんなに死んでも、なんとも思わない」
男「同族である人間なんかより、キミが大事だ」
男「キミに酷いことをする、人間なんて嫌いだ」
男「僕は」
男「僕が嫌いだ」
男「けもののひとよ」
男「へびの少女よ」
男「キミが好きだ」
男「キミの抜け殻が食べたい」
男「それが誰にも見つからぬように」
男「キミが誰にも、捕まらぬように」
男「そしたら僕のことを」
男「食べてもかまわないから」
蛇少女「……ばか」
けもののひと、蛇の少女、完。
読んで下さった方は有難うございました。
幼女「クズでヘタレのヘンタイロリコン野郎!!」男「は?」
男「ノンケ女ちゃんを犯す」レズ女「えっ!?」
もよろしく。
では。
やっぱ人外娘は最高だ!
乙
乙
けもののひと?
かわいい
おつおつ
膵臓のやつか?
おつ
なろうに載ってるやつか
タイトルが某膵臓かと思った
乙
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