妹「手を動かせばいいだけなのに…なんでぇ…」
妹「マリカの運転でカーブの時に身体も動いちゃうのおおおおおおおおおお!?」グイッ
妹「これゲーム下手な人がする奴だよおおおおおおおおおおお!!意味わかんにゃいいいいいいいいいいいいいい!!!!」アヘガオダブルピース
兄「とりゃっ」ポチッ
妹「あ、バナナ…」ズルッ
妹「んほおおおおおおおおお!!!トマト食べちゃうのおおおおおお!!!」パクパク - SSまとめ速報
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兄「妹の病気を治すために聖水プレイをする」 - SSまとめ速報
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妹「うう、負けちゃいました…」
兄「妹はゲーム下手だなぁ…」
妹「そ、そんなことないですよ!多分…」
兄「いや、さっき自分で言ってたじゃん」
妹「うう…」シクシク
兄(俺の妹は、とある病を患っている)
兄(『アヘ顔ダブルピース症候群』…通称『アヘピー』という病だ)
兄(簡単に言うと、さっきみたいにんほってアヘる病気)
兄(原因は不明で、治療法も見つかっていない謎の病気だ)
兄(病気になってから一年…周りはだいぶ慣れてきたが、妹はやはり治りたいらしい)
兄(兄として、どうにかしてやりたいが…)
翌日 学校
キーンコーンカーンコーン
妹「兄さん、帰りましょう」
兄「あー、ごめん。今日、先に帰ってくれないか?」
妹「えっ…」
兄「?どうした?」
妹「いえ、その…」
兄「…?」
兄(ああ…この間あんなことがあったから、一人で帰るのが怖いのか)
兄(うーん…用事があったんだが…まあ、また今度にするか)
兄「わかった。じゃあ一緒に帰ろう」
妹「!!は、はい!」
帰り道
妹「それでですね、お猿さんが…」
兄「ああ…」キョロキョロ
妹「…?兄さん、どうしたんですか?」
兄「いや…」
兄「…誰かに、つけられてる気がして…」
妹「え!?」
妹「そ、それってもしかしてこの間の…」
兄「いや、同一人物ではないと思うが…捕まったし」
兄「妹。念のため、俺から離れるなよ」
妹「はい…」ギュッ
兄「…」
兄(…何も起こらないな)
兄(…やっぱり、気のせいかな?)
兄「あー、妹。多分大丈夫だか
女「こんばんは」ヌッ
兄「うわあああ!?」ビクッ
妹「うひゃああ!?」ビクビクッ
女「クスクス…そんなに驚かなくてもいいじゃない」
兄「だ、誰かと思ったら…女さんか」
兄「どうして急に…」
女「いや別に…クセになのよ。音殺して歩くの」
女「驚かせるつもりじゃなかったの。ごめんなさいね」
兄「い、いや…」
妹「…兄さん、この人は…?」
兄「ああ。この人は、俺の隣のクラスの女さんだ」
女「妹さんね。よろしく」ペコッ
妹「よ、よろしくお願いしますっ」ペコッ
兄「…で、何の用?」
女「いや、その…妹さんの病気、治ったかなって…」
兄「…実はそのことで話があるんだけど」
女「…そうなの?」
兄「ああ。明日にしようと思ってたんだが…」
兄「ちょっと、聞きたいことがある」
女「…わかったわ」
女「立ち話もなんだし、座れるところに行きましょうか」
兄「そうだな…」
妹「あの…お話しするなら、私は帰りましょうか?」
兄「…いや、せっかくだ。妹も来てくれ」
妹「え?」
兄「家の方に、少し遅くなるって連絡してくれ」
妹「は、はい…」
喫茶店
女「あら、こんなところに喫茶店なんてあったのね」
兄「ああ。俺たちはよく来るんだ」
女「…それで、何かしら?」
兄「うん。妹の病気について…」
妹「え!?」
兄「この間、聖水塗ったろ?」
妹「は、はい…」
兄「あれ、この人に教えてもらったんだよ」
妹「え、そうだったんですか!?」
女「…」
女「えっと…どういうことかしら?」
女「聖水塗ったって…」
兄「いや、聖水プレイって何か知らないから、とりあえず聖水を…」
女「…」
女「…ちゃんと教えてあげればよかったかしら」
兄「まったくだよ!俺そのあと自分で調べて、軽くショック受けたんだからな!」
妹「え?あれ、違うんですか?」
兄「妹、お前は知らなくていい…」
妹「?」
女「そうねぇ…まあ、信憑性薄かったし…結果オーライかしら」
兄「は?どういうこと?」
女「…実は、少し試してもらいたかったの」
女「本当にアヘピーが治るかどうか」
兄「…え?」
女「私は、わけあってアヘピーの治療法を探しているの」
女「それで色々調べて、様々な方法を調べてるんだけど…」
兄「その方法の一つが…聖水プレイ?」
女「そういうことよ」
妹「…あの、それってつまり…」
妹「私たちを…利用したってことですか…?」
女「…ごめんなさい」
兄「なんだよそれ…!」
女「…」
兄「…だましてたってことか?」
女「…」
兄「…俺は土下座までして頼んだんだぞ」
女「…あなたの、妹さんを思う気持ちがここまでだと思わなかったの」
女「正直、後悔しているわ。軽い気持ちで言うんじゃなかった…」
女「許してくれとは言わないわ。ただ…」
女「…本当に、ごめんなさい」スッ
兄「…」
妹「に、兄さん…あの…」
兄「…わかってる」
兄「別に、そこまで怒っているわけじゃない。顔を上げてくれ」
女「…」スッ
兄「女さん、わけあって治療法を探してるって言ったな?」
女「ええ」
兄「どういうわけだ?」
女「…それは…」
女「ちょっと…言えないことなの…」
兄「…」
兄「人のことをだましておいて、隠し事か…」
妹「兄さん…!」
女「…」
女「あなたが私のことをどう思おうと構わないわ」
女「でも…本当に、言えないの。ごめんなさい」
兄「…」
兄「…わかったよ」
兄「事情があるんだろ?聞かないでおくよ」
女「…ありがとう」
兄「とにかく、あんたはわけあって治療法を探してるわけだ」
女「ええ」
兄「でも結局見つかってないんだろ?」
女「そうなのよ。一人じゃ限界があって」
女「それで今回こんなことをしてしまったわけだけど…」
兄「…ふむ」
兄(そりゃあ誰も聖水プレイなんてしないよなぁ…)
兄(…そもそもどうやって試してるんだ?)
妹「あの…」
女「なにかしら?」
妹「…私に、そのお手伝いをさせていただくことはできますか?」
兄「!?」
兄「い、妹!?何を…」
妹「兄さん。知っているでしょう?」
妹「私は、この病気を治したいんです」
妹「でも、今のまま…何もしなかったら、変わらないんだと思います」
妹「ずっと、この病気を抱えたまま、生きていくんだと思います」
妹「そんなの…そんなの嫌です!」
妹「ずっと、このままなんて…」
兄「妹…」
妹「じっとしていても、何も変わりません!」
妹「だから、治療法を見つけるためにも…」
女「…私と協力したい、と?」
妹「…お願いします」
兄「いや、しかし…」
女「…兄君が言いたいことはわかるわ」
女「私が信用できないんでしょう?」
兄「…」
女「当然ね。騙して利用しようとして、隠し事もしてるんだもの…信用できないのは当然よ」
女「…私はどちらでも構わないわ。好きにして頂戴」
兄「…」
妹「兄さん…」
兄(…そうだ)
兄(言ったじゃないか…兄としてどうにかしてやりたいって)
兄(だから…)
兄「…妹が、そうしたいなら…」
妹「!!」
兄「それに、俺も協力させてもらおう。人数は多いほうが良い」
妹「っ!そんな、兄さんは別に…」
女「ええ、いいわ」
兄「だが、約束してくれ」
女「ん?」
兄「今回のように、もう俺たちを騙し、利用しようとしないこと」
兄「それと、できるだけ隠し事もしないでくれ」
女「…わかったわ」
女「それじゃあ、詳しいことはまた今度に。今日はもう帰りましょう」
兄「そうだな。妹、行くぞ」
妹「はい…あっ」
バシャッ
兄「あ…」
女「あら…お水、こぼしちゃったの?」
兄「しょうがねぇなあ…ほら、ハンカチだ」
妹「…」
兄「…妹?」
妹「んほおおおおおおおおおおおおおお!!!」
妹「おみじゅこぼしちゃったのおおおおおおおおおおお!!!」
妹「スカートにこぼしちゃったからああああああああああああ!!!おもしらみたいにゃにょおおおおおおおおおおお!!!!」
妹「でもおおおおおおおおおおおお!!!コーヒーじゃないからシミにならなくてラッキいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」アヘガオダブルピース
シーン
妹「…はっ」
兄「…とりあえず拭けよ」
妹「…はい」ゴシゴシ
マスター「はっはっは。またやってしまいましたな」
兄「マスター…すみません」
マスター「いえいえいいんですよ。もうみんな慣れてしまいましたから」
客1「相変わらずだなー、妹ちゃん」
客2「元気なのはいいことだぜ?」
妹「うう…すみません、みなさん…」
女「…知り合いなの?」
兄「よく来るって言ったろ」
兄「お客さんも常連ばっかりだから、みんな妹の病気のことは知ってるんだ」
マスター「今では軽く名物のようになってますな」
妹「勘弁してください…」シクシク
女「…そう」
兄「…?」
自宅
妹「…あの、兄さん」
兄「ん?」
妹「すみません。私のわがままに付き合わせてしまって…」
兄「…ああ、あのことか」
兄「別にいいよ。正直まだ女さんのことは信用できないけど、多分大丈夫だろうし」
兄「それに、やるって言ったのは俺だ。お前は悪くない」
妹「でも…」
兄「気にするなって」
妹「…はい」
兄「俺は別に治らなくていいぞ?面白いし」
妹「ええ!?ひどいです!」
兄「ははは、冗談だよ」
兄「でも、お前は治したいんだろ?」
妹「ええ…」
兄「だったら、手伝ってやるよ。お前がそう望むんだからな」
妹「…」
妹「…ありがとうございます」
翌日
兄「いってきまーす」
妹「ふぃっふぇふぃふぁーふ」
兄「パン咥えて登校とか…古いぞ?」
妹「ふぉんなことふぃっふぇもふぉうがないじゃふぁいでふか」
兄「何言ってるかわからねえよ…」
兄「あと、今日はずいぶん大荷物だな。両手ふさがってるし」
兄「授業で使うのか?」
妹「ふぁい」
兄「ふーん…まあいいや。行くぞ」
妹「…」
兄(…妹の奴、どうしたんだ?)
兄(様子がおかしい…パンも食べてないし)
兄(両手ふさがってるからか?)
兄「なあ妹。荷物片方持って…」
バクッ
兄「!?」
バクバクッ モグモグ ゴックン
兄(て、手を使わずに食べた…!?え!?どういうこと!?)
兄(…ん?)
兄(…両手と、口がふさがって…)
兄(まさか!!)
兄「おい、いも
妹「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
妹「パンを咥えて登校しちゃってるのおおおおおおおおお!!!!」
妹「古いって言われちゃったあああああああああああああああ!!!恥ずかしいにょおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
妹「でも古き良き物って大事にすべきいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」
兄「ま、まずい!!これは…暴走している!!」
妹「荷物とパンでええええええええええええええええええええ!!!んほることもアヘることもできなかったからあああああああああああああああああああ!!!!」
ドサドサッ
妹「ここで渾身のおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
妹「アヘ顔ダブルッッッッピイイイイイイイイイイイイイイイイイシュウウウウウウウウウウウウ!!!!!!」
アヘェェェェェェェェェェェェェェェェェェ
兄「ん、んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」アヘガオダブルピース
ズガーン
妹「…」
妹「…はっ、しまった、また…」
兄「アヘェ…」ビクンビクン
妹「ああ!!に、兄さん!!大丈夫ですか!?」
兄「アヘェ…」ビクンビクン
妹「うわああああああああああ!!!兄さああああああああああん!!」
妹「うわーん!やっぱり早く治りたいですー!!」
んほおおおおおおおおおおおおおおお
完
以上です。見てくださった方、ありがとうございました
どうして今更続きを書こうと思ったのか?それは誰にも分らない
あ、今後は最初ほどのマジキチさはないと思うので、それを期待している方は注意です
マリカーで傾くのに反応して読んだが、おもしろかったよ。乙
おつ
このスレで続きをかくわけにはいかないのかしら
衝撃波の設定がいかされるとは思わなかった
>>42
続き書くのだいぶ後になると思うので
>>43
マジか
見逃さないように気を付ける
たのしみにまってる
乙
面白かった
前二作よんでオチの意味がわかった
いつでもいいからつづけてくれ
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