妹「兄さん」 (85)
妹「おはようございます、兄さん」
兄「おはよう、妹」
妹「朝御飯、出来てますから早く食べちゃってくださいね」
兄「妹は食べないの?」
妹「先に洗い物を済ませてからにしようと思って」
兄「なら手伝うよ、任せきりなのも悪いし」
妹「そんな事、気にしないでください」
兄「いいって、それに一緒に食べたほうが美味しいからさ」
妹「ん……なら、お願いしますね
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妹「今日は学校は何時から出るんですか?」
兄「今日は一限から出るから、妹と同じ時間には出るよ」
妹「そうですか、なら一緒に登校できますね」
兄「別に一緒に登校する必要はないと思うけど……」
妹「最近は時間が合わなくてなかなか一緒に行けなかったじゃないですか」
兄「だからって……妹は恥ずかしくないの?兄と一緒に登校なんて」
妹「そんなこと、むしろ嬉しいくらいです」
兄「そんなものかな?」
妹「えぇ、そんなものです」
ふと書きたくなったからこんな感じで淡々と
携帯やりにくー
兄「ご馳走さま」
妹「ご馳走さまでした」
兄「しかし、妹も随分料理の腕が上達したね」
妹「兄さんの教え方が良かったんです」
兄「これじゃあもう料理じゃ妹には敵わないなぁ」
妹「いえいえ、兄さんの域にはまだまだですよ」
兄「そんなことないさ、これならいつでも嫁にいけるよ」
妹「そんな予定はありませんけどね」
兄「でも妹ももう高校生なんだし、好きな男の一人や二人いるんじゃないの?」
妹「複数いるのはどうかと思いますけど……」
兄「そりゃそうだ、と」
妹「兄さんこそどうなんです?クラスメイトに気になる人とかはいないんですか?」
兄「うーん、面白い子とか、気のあう子とかはいるけど、そういう風に思える子はいないかなぁ」
妹「モテそうですけどね、兄さんは」
兄「まさか、俺なんて全然相手にもされないさ」
妹「見る目のない人ばかりなんですね、きっと」
兄「ん、もうこんな時間だ」
妹「そろそろ出ないとですね」
兄「食器は俺が洗うから、妹は支度してきなよ」
妹「でもそれだと兄さんが支度する時間がありませんよ」
兄「その辺は抜かりないよ、起きてすぐに済ませたからね」
妹「流石です兄さん、なら甘えちゃいますね」
兄「うん、さて、ちゃっちゃと済ませるかな」
妹「兄さん、お弁当は持ちましたか?」
兄「大丈夫、妹は忘れ物はない?」
妹「はい、大丈夫です」
兄「よし、じゃあ行こうか」
妹「はい、兄さん」
兄「いってきます」
妹「いってきます」
妹「……あ、体操着を忘れました……」
兄「家の前で良かったね」
妹「ごめんなさい……」
妹友「あっ、妹ちゃんおはよー!」
妹「妹友ちゃん、おはよう」
兄「友達?」
妹「はい、クラスメイトの妹友ちゃんです」
妹友「はじめましてー、妹友です!」
兄「はじめまして、妹の兄です」
妹友「あ、お兄さんが噂の妹ちゃんのお兄様ですか!」
兄「噂の?」
妹友「ですですー、妹ちゃんからいつも聞いてます!妹ちゃんってば二言目にはいつも兄さんが兄さんがーって」
妹「ちょっと妹友ちゃんってば!」
妹友「照れない照れないー、事実でしょ?」
妹「もう、違うってば……」
兄「あはは、面白い子だね」
妹「兄さんも笑わないでください!」
妹友「怒ってる妹ちゃんも可愛いねー」
妹「もう、からかわないでってば」
妹友「えっへへー、それじゃお邪魔虫は一足先に学校にいくのですよー!お兄さん、またお会いしましょー!」
兄「うん、またね」
妹「あ、ちょっと!」
妹友「妹ちゃんもまたあとでねー!」
兄「元気な子だね」
妹「ごめんなさい兄さん……」
兄「ううん、それよりも妹は学校じゃ俺のことよく話してるんだね」
妹「違います、そんなことはないですよ!」
兄「そんなに強く否定されると傷つくなぁ」
妹「えっ、いや、違うけど違わなくて……その……」
兄「あはは、冗談だよ」
妹「うぅ……今日の兄さんは意地悪です……」
一旦ここまで、仕事の合間になにやってるんだろ
仕事終わって帰ったら続き書こうと思ったら寝てた
ちな即興で思いついたのをだらだら書いてるから違和感あったらすまん
兄「っと、もう着いちゃったか」
妹「兄さんと一緒だと、あっという間でした」
兄「俺も、妹と一緒だといつもより短く感じたなぁ」
妹「名残惜しいですけど……兄さん、また後で」
兄「うん、気をつけてな」
妹「教室に向かうだけなんですから、気をつけるだなんて大げさですよ」
兄「いやいや分からないぞ、もしかしたら階段で足を滑らせたりするかもしれないじゃないか」
妹「少し過保護すぎますよ兄さん」
兄「可愛い妹の事を心配出来るのは兄の特権だよ」
妹「……もぅ、兄さんったら」
兄「おはよう」
友「おー兄、おはようさん」
兄「うん、おはよう友」
友「んー?何か随分機嫌よくねぇ?何か良いことでもあったか?」
兄「そうかな?特に何かあったわけではないけど……」
友「いーや、その顔は絶対何かあったね、俺には分かるぜ」
兄「うーん……あっ、でも今日は久しぶりに妹と一緒だったから、そのせいかもね」
友「あー、そういえばうちの学校に入ったんだっけ?」
兄「うん、何でも制服が可愛いからって、受験前は猛勉強してたよ」
友「兄もその時は随分付き合い悪かったもんなぁ」
兄「妹に教えてくれって頼まれたからね、悪かったと思ってるよ」
友「だからって毎度毎度ホームルームが終われば家に直帰って事はないだろー、このシスコン野郎め」
兄「失礼だな、シスコンってわけじゃないさ、ただ可愛い妹の頼みだから無下に断れなかっただけだよ」
友「世の中ではそういうのをシスコンって言うんだよ馬鹿野郎」
兄「友よりは頭は良いと思うよ」
友「そうじゃねーよチクショウ、その通りだけど」
友「そうだ!」
兄「何? 急に大声だして」
友「妹ちゃん紹介してくれよ!」
兄「あれ、会ったことなかったっけ?」
友「会ったこともなければ顔も知らないぞ」
兄「そういえば友を家に呼んだ記憶はないなぁ」
友「基本的に集まるときは俺の家だしなー、なぁ頼むよー」
兄「けどなぁ」
友「後生だからさー、この通り!お兄さま!」
兄「気持ち悪いからやめてくれない?」
兄「まぁでも、せっかくだし今日うち来る?」
友「紹介してくれるのか!」
兄「そういう意味じゃないけど、妹を紹介しておくのは悪くないかなって思って」
友「へっへ、そんなこと言って、妹ちゃんと俺がいい関係になっても知らないぜ?」
兄「それは正直やめてほしい」
友「言ってろ、いやーわくわくが止まらないぜー」
兄「はぁ……まぁ、せいぜい嫌われないように気をつけてよ」
友「そんなこと言って、ほんとは俺と妹ちゃんの仲を後押ししたいんだろ? お兄さまは」
兄「うん、やっぱりやめようか」
女「なになに、何の話?」
友「おう女、今この瞬間、俺と兄の妹ちゃんが兄公認の仲になったという話だ!」
兄「そんな事実は一切ない」
友「お兄さまは恥ずかしがり屋だぜ」
兄「言ってなよ、ただ今日うちに来るかって話をしてただけだよ、女さん」
女「ふーん、それが何で兄君の妹さんと友君が兄君公認の仲になるなんて話なるの?」
兄「友が妄想を吐き散らしてるだけで俺はそんなことは言ってない」
女「なんだ、いつもの友君の妄想話か」
兄「そういうこと」
友「お前らの中の俺の扱い酷くない?」
女「でも兄君の妹さんかぁ、一回見てみたいなー」
兄「なら女さんも来る?」
女「いいの? いきたい!」
兄「うん、賑やかなほうが楽しいだろうし、男二人より妹も話しやすいだろうしね」
友「なんなら俺は妹ちゃんと二人っきりでも一向に構わないぜ? むしろその方がいい!」
女「友君は置いていったほうがいいんじゃないかな? 妹さんの身の安全のために」
兄「そうだね、そうしようか」
友「すみませんご一緒させてくださいお願いします」
ストーリー形式のように書いてるけど別にシナリオなんてものはない
休憩が終わったから仕事が暇になったらまた書くよ
ふと夜勤に向かうなか上を見たらたまたま流れ星が見えた>>1です
昨日の同じ時間帯に更新予定、面白いssってついついのめり込んでしまうから困る
担任「んじゃお前らの、道草ばっか食ってないで帰れよ」
友「だーっ、やーっと終わったぜー!」
兄「今日はちょっと長引いたね」
友「まったくだぜ、だらだらよくわかんねーことばっかり喋ってないでさっさと終わらせろよなーあの野郎」
兄「まぁまぁ、でも俺はあの先生嫌いじゃないよ」
友「まぁ面白いとは思うけどよ、やっぱさっさと帰りたいじゃんか」
兄「友は道草するの好きだからね」
友「おうよ、高校なんてそんなもんじゃん?」
兄「遊ぶのもいいけど、勉強もしないとダメだよ、一応俺達受験生なんださし」
友「お前は俺のかーちゃんかよ!」
友「んなことより、早く兄の妹ちゃんを拝みにいこうぜ!」
兄「最初の目的と違ってきてない?」
友「いーや違ってないね、俺の目的は妹ちゃんといい関係になることさ!」
兄「はぁ……まぁいいや、女さんが来たら行こうか」
友「おう、そうしようぜ」
兄「あ、うちに行く前に商店街の方に寄っていってもいいかな?」
友「いいけど、なんか買うものでもあるのか?」
兄「今日と明日の夕飯のおかずを買っていこうと思って」
友「やっぱりかーちゃんかよお前は」
女「二人ともお待たせー」
友「おう、遅いぞ」
女「いやいや、ホームルームが終わってまだ5分も経ってないよ」
友「何を言ってるんだ、5分も経ってるんだぜ? 5分と言えばだなぁ」
女「5分と言えば?」
友「カップ麺を作って食べ終わるまで出来る時間だろ!」
女「そんな食べ方じゃ体に悪いよ?」
兄「そうだよ、よく噛んでゆっくり食べないと」
友「何なのお前ら何でそんなにかーちゃんみたいなキャラ立ててんの」
兄「あとカップ麺の汁は飲んじゃダメだよ、体に悪いから」
友「もういいっての! 確かに飲んでるけど!」
友「もういいじゃんかよー、早くいこうぜ、買い物もするんだろー?」
兄「あぁうん、そうだね、行こうか」
女「賛成、楽しみだなぁ兄君の妹さん」
兄「そんなに楽しみかなぁ」
友「いやいやだって、なぁ?」
女「ねぇ?」
兄「なに? 二人して人の顔を見て」
友「自覚がないやつはこれだから」
女「うんうん、まぁあるならそれはそれで嫌だけど」
兄「だからなに?」
友「兄よ、お前期末テストの順位何位だったよ?」
兄「急になんなの?」
友「いいから、答えろ」
兄「……二位だけど」
友「この前のスポーツテストの結果は?」
兄「まぁ、それなりだったよ」
女「いやいや、それなりなんてものじゃなかったよ」
友「うむ、でだ兄よ」
兄「……なに?」
友「お前、入学してから何回コクられた?」
兄「そんなの、友には関係ないよ」
友「いいから、黙って答える、はい!」
兄「……2、3回くらい、もういいだろ」
友「いーや、その反応はもっと多いはずだ」
女「確か8回くらいだよねー」
兄「そんなにあるわけ……というか女さんは一体何を根拠に」
女「ふっふっふっ、女の子の情報網を甘く見ちゃいけないよ?」
友「つまりだ! 兄よ!」
友「お前のその頭に運動神経! 加えて女子たちを魅了するその容姿!」
兄「言い過ぎだと思うよ……」
友「悔しいが! 同じ男として実に悔しいが! お前は誰もが認める超イケメンなわけだ!」
女「うんうん」
兄「いやいや……」
友「そんなイケメンの妹ちゃんと聞いて! 期待しないやつがいるか? 否、断じて否だ!」
女「そうだそうだー!」
兄「女さんまで悪のりしないでよ」
友「さぁ! そう結論付けたところで速やかに将来の我が家へと向かおうじゃないか!」
女「おー!」
兄「頭が痛い……」
一旦ここまで、ノリと勢いだけで書いたらよくわからないことになったな?
兄「あっ」
妹「あっ、兄さん」
兄「や、やぁ妹、珍しいねこんな時間まで学校に残ってるだなんて」
妹「こんな時間までって、まだ授業が終わって少ししか経ってないじゃないですか」
兄「いやまぁそうなんだけど、いつもは俺がまっすぐ帰っても必ず妹がいるからさ」
妹「そうですけど、たまには兄さんと一緒に帰るのもいいかなと思ったんです」
兄「そうか、そう言われると妹と一緒に帰ったことはなかったね」
妹「はい、ですからたまには、ね?」
友「……あ、兄! 兄よ!」
兄「あぁ、友、そういえば一緒だったね」
友「ひでぇ! ってそれは置いといてだ!」
女「兄君、もしかしてこの子が兄君の?」
兄「あー、うん、俺の妹だよ」
妹「あっ、兄さんのお友達の方ですか? はじめまして、妹といいます」
女「あ、ど、どうもはじめまして、女っていいます」
妹「女さんですね、いつも兄がお世話になってます」
女「いやいやそんなことは! むしろ私達がお世話になってるっていうか……」
友「……」
兄「どうしたの友? 急に黙り込んで」
友「妹ちゃん!」
妹「は、はい、なんでしょうか?」
友「結婚を前提にボクとお付き合いしてください!」
妹「えっ!? いや、その……」
友「大丈夫、必ず幸せにしてみぜぐぇっ!?」
女「友君、それくらいにしておこうか?」
友「ちょっ、女、ぞれ完璧にぎまっでっ……!」
妹「ええっと……」
兄「妹、本気にしないでいいからね」
妹「は、はい……」
兄「まぁ、こんな奴らだけど良い奴だからさ、仲良くしてやってよ」
妹「兄さんがそういうなら、分かりました」
女「ちょっと兄君、友君と一緒にされるのは心外だよ」
兄「ごめんごめん、というかそろそろ友を放してあげないと落ちるよ?」
女「あっ、忘れてた……」
友「げほっげほっ!うぇっ」
女「これに懲りたら、もう妹さんにちょっかいかけたらダメだよ友君?」
友「わ、分かったよ……ったくこの怪力女め……」
女「何か言ったかな?」
友「ごめんなさいごめんなさいホント勘弁してください」
昨日は久々の金曜休みだったから遊び疲れて寝てた
今日はいつもの時間くらいに更新予定
友「さぁやって参りました! 我々この町の住人が誇る商店街!」
女「食料品は勿論、家具家電衣料品、ドラッグストアに美容院、ゲームセンターなんかもあるよ」
兄「誰に言ってるのかな、二人とも」
妹「さぁ……?」
友「さて、飯の材料ならスーパーだよな!」
妹「夕飯の材料ですか? 言ってくれれば私が済ませたのに……」
兄「今朝も言ったけど、最近は妹に任せっきりだったからさ」
妹「でも……」
兄「それに、たまには俺もやっておかないと、腕が鈍っちゃうかもしれないしね」
妹「そんなことはないと思いますけど……」
友「そういや学校じゃ気にならなかったけどさ、兄って料理出来んのか?」
兄「まぁ、人並みにはね」
女「妹さんはどうなのかな?」
妹「兄さんが人並みと言うなら、私は人並み以下になってしまいますね」
兄「そんなことないよ、妹の料理は十分に美味しいって」
妹「なら、兄さんの料理はもっと、ですね」
友「結局のところ、どうなんだ?」
兄「妹のほうが上手だよ」
妹「いいえ、兄さんのほうが上手です」
女「出来るかどうかの話じゃなかったのかな……」
兄「まぁ、俺は出来るよ、以前は家の食事は俺が全部やってたしね」
友「へぇー、それでやっぱり美味いの? そこんとこどうよ妹ちゃん」
妹「え、えっと……そうですね、とても美味しいと思い、ます」
友「……なんか俺、妹ちゃんに嫌われちゃってる?」
女「そりゃ初対面があれじゃあね……」
妹「ご、ごめんなさい……あれほど積極的に言われたのは初めてだったので……」
友「いいさいいさ……どうせ俺なんか……」
女「そんなにいじけないの、友君が女の子に気持ち悪がられるなんていつもの事じゃない」
友「慰めるか貶すのかどっちかにしれくれねぇ!?」
妹「でも、兄さんの料理はとても美味しいですよ、兄さんは私の師匠ですから」
女「師匠かぁ、でもそれならお母さんとかでも――」
友「あ!兄! 今日俺も飯食っていっていいか!」
兄「あ、うん、別に構わないよ、女さんも良かったらどうかな?」
女「え? あ、うん、兄君がいいならご馳走になっちゃおうかな」
友「別にお前はいらねー、帰れ帰れ、シッシッ」
女「ちょっと友君、それはいくらなんでも酷くないかな?」
妹「…………」
兄「妹、大丈夫?」
妹「……はい、大丈夫ですから」
兄「そっか」
妹「ほら、早く行かないと二人とも先に行っちゃいますよ、兄さん」
兄「ん、そうだね」
相変わらず少ないけど今日はここまで
中々テンポ良く進まないし、言葉選びってやっぱり難しいなぁ
昨日は丸一日用事があって帰宅後即就寝の為更新できず
今日は更新の予定ですよっと
友「そんなわけで、スーパーにやって来たわけだ」
兄「さっきから誰に向かって言ってるのさ」
友「細かいことは気にしないってもんよ、そんなんじゃモテ……って兄には無用な心配だったなチクショウ」
女「妹さん、お菓子見に行こうお菓子!」
妹「えっ? でも……」
兄「いいよ、行っておいで」
女「ほら、兄君のお許しも出たし行こっ」
妹「は、はい、分かりました」
友「お菓子ばっかり食ってると太るぞ女ー」
女「もう、デリカシーがないなぁ友君は」
妹「兄さん、また後で」
兄「ゆっくり選んでおいで」
友「さてさて、男共はむさ苦しく食材でも選びますかね」
兄「……さっきはありがとう、友」
友「気にすんなって」
兄「うん、それでも助かったよ」
友「女は友の家族の事は知らないからなぁ、仕方ない」
兄「……女さんにも話しておいた方が良さそうだなぁ」
友「兄がそう言うならそうかもな」
兄「どのみち、家に着いたら聞かれそうだしね」
友「……兄は大丈夫なのか?」
兄「俺は大丈夫だよ、友のおかけで」
友「……そっか、なら、いいんだけどな」
兄「でも妹はまだちょっとね……」
友「まぁ仕方ないだろ、お前だってずっと引きずってたんだし」
兄「さっきも言ったけど、俺はもう大丈夫だし、妹ももう立ち直ったと思ってたんだ」
友「思ってた、ってことは……」
兄「……最近ね、よく泣いてるみたいなんだ、家族で撮った写真を見ながらさ」
友「そうなのか……」
兄「クラスで友達も出来てるみたいだし、大丈夫だと思ってたんだけどね」
友「……大変だよな、兄も妹ちゃんも」
兄「うん、だから俺がしっかりしないとさ」
友「何かあったら相談しろよ、出来ることがあれば何でも手伝ってやるからな」
兄「うん、ありがとう、友」
友「さて、とりあえず夕飯の材料決めようぜ! なに作ってくれるんだ?」
兄「そうだなぁ、じゃあ──」
一旦ここまで
おかしいな……俺はもっとほのぼの系のものを書くつもりだったのにどんどんシリアスな方向に向かってやがる……
今日も虎さんはダメだったよ、安心と信頼の大一番での弱さだよ
今日は更新の予定ですたい
兄「二人とも、何かいいの見つかった?」
妹「あ、兄さん」
女「兄君、私はねーこれっ! じゃがじゃがさんとポテチップのコンソメ味!」
友「なかなか悪くないチョイスじゃん、妹ちゃんは何にしたのかな?」
妹「えっと……これと、これにしようかと」
友「ポップコーンと……すっぱチップの梅味か、ほほう、妹ちゃんとは気が合いそうだねぇ」
兄「友は梅が好きだもんね」
友「梅は良いぞー、スナック菓子にも相性良し、そのまま食って良し、ソースとかにも活躍できる万能食材だろ!」
女「お酒とかにもあるもんねー、梅酒とか美味しいし」
友「おいこら未成年」
女「ち、ちょっとだけだからセーフだよ!」
兄「さて、女さんちょっといい?」
女「ん? なになに?」
兄「女さんの好きな料理とか聞きたいからさ、ちょっと付き合ってほしくて」
女「んー? 私の好感度稼ぎかな? 私のはちょっとやそっとじゃ上がらないよー?」
兄「それはやりがいがあるなぁ」
友「よーし、妹ちゃんは俺と一緒に面白いもんでも探しに行こうぜ!」
妹「……」
友「い、妹ちゃん? 無視は流石の俺でも悲しいなぁ?」
妹「えっ? あっ、ごめんなさい、聞いてませんでした」
友「そこまではっきり言われるのもきついなぁ……」
女「……そっか、兄君と妹さんのご両親って……」
兄「うん、二人とももういないんだ」
女「ごめんね、そんなこと知らなくて……友君が急に話題を変えてくれなかったら私……」
兄「知らなかったんだから仕方ないよ、それより妹には出来るだけ家族のことは触れないであげてほしいんだ」
女「うん、分かった」
兄「ごめんね、ありがとう」
女「……兄君は大丈夫なの?」
兄「んーまぁ、悲しくなるときもあるよ、やっぱり」
女「だよね……」
兄「けど、俺がいつまでも落ち込んでたら誰が妹を支えるんだって思ってさ」
兄「それに、また友にも怒られちゃうからさ」
女「友君に?」
兄「うん、俺が笑えるのも、妹の事を考えるのも、こうして女さんに家族の事を話せるのも、全部友のおかげだからさ」
女「そこまで言わせるなんて……友君は兄君にどんなことをしたの?」
兄「うーん、殴りあいからの口喧嘩、かな?」
女「えっ?」
兄「だから、殴りあいからの口喧嘩」
女「……ごめん、意味がわからないよ」
兄「俺も、今考えるとよく分からないなー」
女「というか殴りあいって、友君はともかく兄君はそんなことするようには見えないけどなぁ」
兄「まぁ、確かにあんなことしたのは随分久しぶりだったよ」
兄「まぁ、その時色々吐き出したおかげで何か憑き物が落ちたみたいに楽になったんだ」
兄「友には良い迷惑だっただろうけどね」
女「まぁ、友君はず太い性格してるからねー」
兄「うん、それに言っちゃ悪いけど頭も悪いし」
女「うんうん、馬鹿だよね」
友「あっ、何か今すげえ馬鹿にされてる気がする」
妹「え?」
友「んにゃ、何でもない何でもない」
女「とりあえず、妹さんの前では兄君のご家族のことは言わないようにすればいいんだね」
兄「うん、悪いけど頼むよ」
女「任されようー」
兄「お礼ってわけじゃないけど、さっき言ってた通り、好きな料理とか教えてくれないかな」
女「ほほう、胃袋から攻めるとは……兄君はいいお嫁さんになるよ!」
兄「それはちょっと遠慮したいかなぁ」
妹「……」
友「っと、いっけね、もうこんな時間か」
女「ほんとだ、そろそろ帰らないとね」
兄「あ、途中まで送ろうか?」
友「いいって、女も俺が送っていくし」
女「ほほー、いい心がけだね、誉めて使わすよ!」
友「へいへい、有難いこって、んじゃ妹ちゃん! また会いに来るぜ!」
妹「はい、お待ちしてますね」
女「あれ、妹さんが最初より友君に対してフレンドリーになってる」
友「ふっふっふ、梅好きは惹かれ合う
運命にあるのだ!」
女「意味わからない事言ってないで帰るよ友君」
友「いててて! み、耳はやめてくれ!」
兄「何て言うか、賑やかだったね」
妹「……そうですね」
兄「さって、俺は後片付けとかするからさ、妹は先に寝る準備してていいよ」
妹「あ、手伝いますよ」
兄「大丈夫大丈夫、片付けるまでが料理ってね」
妹「でも……」
兄「んー、じゃあさ、代わりにお風呂沸かしてきてくれないかな」
妹「……分かりました、じゃあ沸かしてきますね」
兄「うん、頼むよ」
一旦ここまで、長々とやっても更に悪化しそうだから次くらいの更新で終わらせたい次第
虎はやっぱり虎だったよ、鷹さん優勝おめでとう
本日更新できるかちょっと微妙だけど、出来るだけやるつもり。
思いつきだけで立てたこのスレのことを反省しつつ、新しいssを一からきっちり組み立てながらこのスレの終わり方を考えてる次第
立て続きに用事が出来て更新する暇がなく……
明日明後日には更新する予定でし
このSSまとめへのコメント
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