まり花「もっとしようよりんちゃんっ」凛「ご、ごめんなさい」 (50)

◆ひなビタ♪SSです
◆何故かSEGAの新音ゲー「チュウニズム」にちくパが収録されたらしいですよ

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~夜、まり花の部屋~

グチュ、グチュッ……

まり花「ふぁ、あ、はっ、あ、りんちゃ」

凛「まっ、まりか、まり、かぁ」

ヌチュヌチュヌチュ

まり花「り、りんちゃ、ぎゅ、ぎゅっとしよ?」

凛「えっ、ええっ」

ギュ

まり花「はぁ、りんちゃ、あったかい……♪」

凛「あ、ああ、まり、まりかぁ、わ、私、もう……」

まり花「り、りんちゃんも?じゃあ、い、いっしょに……」

ヌチャ、ヌチュ、ヌチュッ、ヌチュリ

凛「あっ、あっ、あ、っ、ま、まりか、まり、まりか、ああ、あああああああっ!!!」

まり花「りんちゃ、りんちゃん、りんちゃっ、あ、ああああああっ!!!」

ビクッビクッ

凛「ふぁ、あ……まり、か……」

まり花「りんちゃ、んっ」

チュッ……

……

まり花「ねぇ、りんちゃん、もっとしようよ、りんちゃんっ……」

凛「うう……」

まり花「りんちゃん?」

凛「ま、まりか、ちょっと、疲れちゃって……」

まり花「そうなの?」

凛「ええ……ごめんなさい……」

まり花「んー……い、いいんだよっ!全然大丈夫だよっ!夜更かしするのもよくないしねっ」

凛「ごめんなさいまりか……じゃあ、おやすみなさい……」

まり花「おやすみ、りんちゃんっ」

凛「……」

まり花「……」

……

……

凛「ん……」

凛(えっと……2時……?夜中じゃない……)

凛(変な時間に目が覚めてしまったわね……ん?)

クチュ、クチュ

凛(何の音……あっ)

まり花「ん、んんっ、あ、んんっ」クチュチュ

凛(まりか……)

まり花「はぁ、あ、ん、んんっ、は、ああ、りんちゃ、っ」クチュッ、グチュ

凛「……」モゾ

凛(まりか……ごめんなさい……まりかぁ……)

まり花「あ、んんんっ!ふ……は……はぁ…りんちゃぁん……」

~翌日~

凛「喫茶店、ちょっといいかしら……」

咲子「はい、なんでしょうか」

凛「ちょっと、相談が……」

咲子「りんちゃんが?とってもとっても珍しいですねっ」

凛「い、いいじゃない、そ、それで、聞いてくれるかしら……?」

咲子「はいっ!私なんかでよければ、とってもとっても力になりますっ!」

凛「そ、そう?じゃあちょっといきなり不躾な事を聞くけれど……」

咲子「なんですか?なんでも聞いて下さい!」

凛「じゃあ……昨日は貴方、洋服屋と性行為した?」

咲子「えっ」

凛「……」

咲子「……は、はい///」

凛「何回?」

咲子「な、何回って……えっと……いち、に、さん、し、ご」

凛「……」

咲子「えーっと……十回ぐらいですかね」

凛「そ、そんなに……?」

咲子「あ、でもイブちゃん待ってる間に一回したから……11回ですかね」

凛「す、凄いわね……実は昨日、私とま、レコード屋でしたのだけれど……」

咲子(ふわわわっ、りんちゃん、そんなプライベートな事を私に言ってくれるなんて、とってもとっても……)

凛(なんだか喫茶店の視線から妙なものを感じるわ)

凛「その、2往復したぐらいで疲れちゃって……そこでその日はやめたのよ……」

咲子「そうなんですか?」

凛「それで眠ったら変な時刻に起きて……そしたら隣でレコード屋が自身の股座を……」

咲子「くちゅくちゅしてたんですか?」

凛「そ、そうなのよ、レコード屋はもっとしたかったのに、私が疲れたと言ったから遠慮してくれてたのね……
  だったらもっと付き合ってあげたかったのだけれど、本当に疲労感に身体が支配されてて……」

咲子「はい」

凛「それに代えても自分が情けないわ……レコード屋の気持ちを汲んであげられなかったなんて……
  でもヘトヘトになってもう出来る状態じゃなかったのは確かで……その……」

咲子「つまり、りんちゃんはもっとまりかちゃんといちゃいちゃしたいんですね?」

凛「そ、そういうことになるのかしら///」

咲子「ふむ……でも私もそんなに体力ある方じゃないんですよ?」

凛「じゃあ、なんで……」

咲子「なんででしょうね?いちゃいちゃを終える時には私もイブちゃんもとってもとってもヘットヘトで、
   シャワーを浴びに行く気力も無いくらいなんですが……やっぱりイブちゃんが好きだからですかね?なんちゃって」

凛(あ、相変わらずね喫茶店……)

凛「そんな抽象的な事を言うなら、私だってレコード屋の事……」

咲子「それはまりかちゃんもきっと分かってますよっ、
   まりかちゃんはきっと、りんちゃんに無理はして欲しくないと思ってるはずですよ?」

凛「で、でも」

咲子「うーん、そう考えるなら、体力をつけるというのはどうでしょう?」

凛「体力?」

咲子「そうですっ!何か運動とか、トレーニングとかすればいいんじゃないでしょうか」

凛「トレーニング、ねえ」

咲子「体力も付けられるし、ダイエットさんにもなるし、とってもとっても一石二鳥ですよっ」

凛「私はこれ以上痩せたら困るのだけれど」

咲子「……」ピキッ

凛(あ、今喫茶店の額に一瞬だけ血管が……)

凛「ま、まぁ体力を増強するというのは良い考えね……」

咲子「じゃあ早速今から準備し始めましょう!まずは運動着を買いませんとね」

凛「運動着くらい古いジャージが家の押入れに……」

咲子「まあまあ!新しいのを買った方が継続できるって言うじゃないですか」グイグイ

凛「ちょ、ちょっと、押さないで頂戴」

咲子「りんちゃん、先にイブちゃんのお店に行ってて下さい、私ももうすぐ終わりなので、すぐに行きますからっ」

凛「べ、別について来なくても……」

咲子「一緒に選びましょうっ!」

凛「し、仕方ないわね……」

咲子「ふふふー」

~いずみ洋裁店~

一舞「いらっしゃ、あ、りんとさきこ」

咲子「うふふ」

凛「うう」

一舞「なんか珍しい組み合わせだしっ、で、何かお探し?」

咲子「はいっ!りんちゃんがトレーニングしたいと言うので、ジャージかなんかを探しに来ました」

凛「わ、私からは言ってないわよ……」

一舞「トレーニング?うんとね、うちの高校で使ってるジャージならあるけど……そっちのにはないの?」

凛「そういうのは特に無いわね……」

一舞「ならこれ買いなよ、今なら1500円!」

凛「むう……」

一舞「まりかとお揃いのデザインだよ?」

凛「買うわ」キリッ

一舞(わかりやすっ)

咲子「あらら、あっさり決まっちゃいましたね」

一舞「にしてもりん、急にトレーニングとかどうしたんだし?太った?」

凛「太ってなんかないわ……」

咲子「うふふ、りんちゃんは、まりかちゃんを寂しがらせないように体力を付けたいんですよ」

一舞「まりか?体力?……ああ、夜の、ね」

凛「う、うるさいわね///」

一舞「まりかって以外とスタミナあるからねー、そういえばあたしとさきこはそういうのないね」

咲子「それはもう相性ぴったりさんですからっ!」

一舞「よ、よせやい、こんな所で言われると恥ずかしいし」

咲子「うふふっ」

凛(目の前でいちゃつきだしたわ……)

一舞「でもあっちの線はないのかな、りんの攻め方が下手っていう線」

凛「な、ッ」

咲子「イブちゃん、それは流石に失礼さんですよっ」

一舞「そうかもしれないけど、可能性としてだし、ほら、あたしなんかはさきこにしっちゃかめっちゃかにされがちでさ、
   一回達されちゃうと暫く動けなくなっちゃうことが結構あるけど……まりかはそうじゃないのかな?」

咲子「イブちゃんは弱い所が分かりやすいですからねっ」

凛「例えば」

咲子「例えば……そうですね、イブちゃんは中身を解きほぐしてから指でピストンするとよく感じてくれますね」

一舞「ちょ、ちょっとさきこっ!」

咲子「それから内側を指のお腹でこすこすって……こう……」

凛「…………」

一舞「……さきこ?」

久々に見た気がする

咲子「ねぇイブちゃん」ズイ

一舞「ちょ、ちょっと、近いしっ!」

咲子「説明するために可愛いイブちゃんを思い浮かべたら、なんだかドキドキしてきちゃいました」

一舞「さ、さきこ?」

咲子「イブちゃんっ!」ギュ

一舞「わっ!き、急に抱き着いてきちゃ……」

咲子「ねぇ、これからお部屋でいちゃいちゃしません?」

一舞「さ、さきこ、まだお昼すぎ……」

咲子「大丈夫ですっ!絶対、大丈夫ですよっ!」

一舞「それまりかの台詞」

凛(帰っていいかしら)

~凛の部屋~

凛「結局ジャージを購入してしまったわね……」

凛「買ったからには、しなくちゃいけないわ……」

凛「トレーニング……何をすればいいかしら……」

凛「うーん……やっぱりランニングが妥当な所かしら……」

凛「ここ周辺を走れば、結構な距離になるわね」

凛「でも……まだ日は高いし…それに暑いし……熱中症の危険も……」

凛「それに見られるのも…………」

凛「…夜、走ることにしましょう」

~夜~

凛「さて、大分涼しくなったわね……」

凛「髪も縛ったし……」

凛「じゃあ、ジャージ着て走るとしましょうか……」

凛「携帯や財布は……まぁ、いらないわよね」

凛「なるべく身軽な方がいいし……」

凛「鍵だけもって、行きましょう……」

凛「……」ガラッ

凛「…………」キョロキョロ

凛「……よし」

タッタッタッタッ……

凛「ふう……」

凛(そういえば、ずっと住んでる商店街だけれど、あんまり夜出歩いたことはないのよね……)

凛(周りからはせせらぎの音しか聞こえないし……)

凛(まぁ少し向こうの方はまだ明るい部分があるけれど……)

凛(凄く静かな場所に暮らしていたのね、私……)

凛(静寂は美徳とも言うし……それに退廃的で……)

タッタッタッタッ……

凛(ふふ、これなら、今後も続けられそうな気がするわ……)

~数十分後~

凛「はぁ、はぁ、はぁ、っ……」

凛「む、向こうまで行って戻ってきただけなのに」

凛「はっ、はぁ、はぁ」

凛「こ、こんなに疲れてしまうなんて……!」

凛「はぁ、は、っ、と、途中スピードを上げたのがいけなかったのかしら……?」

凛「はー、はー、はー……」

凛「…………」

凛「……シャワー浴びて寝ましょう……」

本末転倒wwww

~凛の部屋~

凛「ふー……」

凛「あら、携帯に着信履歴が……」

凛「……レコード屋から?」

凛「持っていけば良かったかしら……でも今から掛け直すのもこんな時間だから迷惑かもしれないし……」

凛「……少しだけ鳴らして、出なかったらやめておきましょう」

凛「……」ピピピ

凛「…………」プルルルルル……

凛「…………」プルルルルル……

凛「……」ピッ

凛「もう、寝てしまったのかしら……」

凛「……」

まり花ぷぎゅット「」

凛「……」ギュ

まり花ぷぎゅット「」

凛「おやすみなさい……」

~翌日~

咲子「りんちゃんりんちゃん」

凛「あら、喫茶店」

咲子「どうですか?昨日はトレーニングしました?」

凛「ええ、夜にランニングを……」

咲子「ランニングですか、それはとってもとっても良いですねっ」

凛「夜だから静かだし、なかなか走りやすいわよ……」

咲子「なるほどなるほど、りんちゃん、実は私もランニング始めたいなー、なんて」

凛「貴方が?」

咲子「はい、いや、実はですね、最近少々お肉が付いちゃいまして、なのでダイエットも兼ねて……」

一舞「さーきーこー……」

凛「あら、洋服屋、いたのね……」

一舞「さきこ、どこ行ってたのさぁ」ギュ

咲子「あ、あらあらイブちゃん」

一舞「昨日は凄く一方的だったし……だから今日は……」

咲子「イブちゃん、まだ起きたばっかりでしょう?」

一舞「何言ってるんだしっ!昨日はお昼すぎからず~っとしてたじゃん」

咲子「それは、そうなんですけど……」

一舞「なのにあたしからやったのは数える程しかなくて……だから……」

咲子「い、イブちゃん」

一舞「だから、ねぇ、さきこぉ……」

凛「……」

咲子「も、もうイブちゃん、私が嫌なんて言うわけないですよっ」

一舞「さ、さきこ」パァァ

咲子「ふふふ、夏休みなのにこんなことばっかりして、私達ってとってもとっても悪い子ですっ?」

一舞「そうかもね……だけど、さきことならそれでもいいしっ、だよね?」

咲子「はいっ!じゃあまだお昼前ですけど、早速……」

一舞「ふふふ、今日も1日いちゃいちゃしようね、さきこ」

咲子「ふふふ、当たり前だのクラッカーさんですよっ!あ、りんちゃんごめんなさい、ちょっと……あれ」

一舞「いないね、帰っちゃったのかな?」

咲子「一言言ってくれればいいのに……じゃあ早速、イブちゃん……♪」

一舞「んー……♪」

~凛の部屋~

凛「全く、あの二人は相変わらず愚昧な交際をしているわね……」

凛「近くにいるだけで目眩がしそうだわ……」

凛「……べ、別に羨ましいなんて」

凛「……ないわよ?確かに仲睦まじいのはいい事だけれど、流石にあそこまでは……」

コンコン

凛「…?誰かしら?」

まり花「りんちゃんっ、わたしだよっ!」

凛「ああ、レコード屋、入っていいわよ」

まり花「お邪魔しまーす!りんちゃーんっ!」ガチャッ ダキッ

凛「ひゃっ…!は、入ってくるなり抱き着いてくるなんて……」

まり花「えへへーりんちゃーんっ♪」

凛「もう……まりかったら……」

凛「それで、どうしたのまりか?」

まり花「どうしたのって、りんちゃんに会いたかったから、じゃだめ?」

凛「だ、ダメじゃないけれど」

まり花「だって昨日りんちゃんに電話したのに出てくれなくて……」

凛「ああ、その時はランニングをしていたから……でも帰ってきてからこっちからかけ直したのよ?」

まり花「そういえば来てたねっ」

凛「もう眠ってたのかしら……?」

まり花「そうじゃないんだけど……えへへっ」

凛「……ふうん、私からの電話に気付かないなんて、よっぽど何かに夢中になっていたようね……?」

まり花「う、うー///」

まり花「りんちゃんがお電話に出たら、そっち行っていいかな、って聞こうと思ったんだけど」

凛「もうこんな関係なのだし、そんな心配しなくても……」

まり花「一応、だよっ、でもいなかったならしょうがないね」

凛「そうかもしれないけれど……」

まり花「それでりんちゃん、昨日はランニングしてたの?」

凛「ええ」

まり花「どうしたのりんちゃん、りんちゃんは全然太ってないよっ?むしろわたしの方が……」

凛「いや、ダイエットじゃなくて、この前寂しい思いをさせていたみたいだから……」

まり花「寂しい?」

凛「この前私が寝ている横で自慰してたでしょう……」

まり花「あ、し、知ってたんだ///」

凛「ごめんなさいまりか、私の体力が無いばっかりに……」

まり花「り、りんちゃんは悪くないよっ!2回もしたのに物足りないわたしがいけないの、
    あんなにしたのに、まだ足りなくって、だけどりんちゃん疲れちゃってるのに……ごめんなさいっ」

凛「あ、謝らないで頂戴、だからランニングをしている訳で……」

まり花「無理してない?」

凛「してないわよ……それにいい機会だと思ったから」

まり花「そう?じゃあわたしも一緒に走るよっ!」

凛「え、べ、別にいいのよ、私が勝手に始めた事なのだから……」

まり花「違うよりんちゃん、わたしもりんちゃんと一緒に走りたいんだよっ」

凛「まりか……」

まり花「えへへ、夜走ってるんだよね、だから一緒に走ろ?」

凛「分かったわ」

まり花「えっと、まだそれまでは時間あるよね?」ズイ

凛「え、ええ……何故迫ってくるのかしら?」

まり花「もうりんちゃん、決まってるでしょっ」

凛「え……」

まり花「今からいっぱい、いちゃいちゃしよっ!」ガバッ

凛「きゃっ……!ま、まりか、今からしたら走る体力が……!」

まり花「大丈夫だよっ!絶対、大丈夫だよっ!」

凛「だ、大丈夫じゃないわ、んんっ」

…………
……

~夜~

まり花「りんちゃん、どういうルートで走るのかなっ?」

凛「…………」ヨタ…

まり花「りんちゃん?」

凛「き、今日はウォーキングでいいかしら……」

まり花「だめだようっ!最初にランニングって決めたんだから、ね?」

凛「あ、貴方のせいよ……やめてって何回も言ったのに……」

まり花「あ、あははは、ちょっとスイッチ入っちゃって……ごめんね?」

凛「いいわよ、もう……まずは北側へ走るわ」

まり花「うんっ」

タッタッタッタッ……

まり花「夜だとそんなに暑くないし、なんだか気持ちいいね、りんちゃんっ!」

凛「はぁ、はぁ、え、ええ……」

まり花「だ、大丈夫?」

凛「だ、大丈夫よ……絶対……」

まり花「そうは見えないよう……」

凛「今日は昨日よりも、ひ、疲弊しているわ……」

まり花「うーん、やっぱり歩く?」

凛「そ、そうしていい?」

まり花「あったりまえだよっ」

凛「そ、そう……ごめんなさい……」

まり花「だから、謝らなくてもいいよりんちゃんっ」

凛「ふうふう……ウォーキングは楽だけれど、あまり体力作りにはならない気がするわ……」

まり花「そうかな?わたしはりんちゃんと一緒に歩ければいいんだけどねっ」

凛「で、デートじゃないのよ……」

まり花「えー、違うの?」

凛「うっ、そ、そうしてもいいけど……」

まり花「ふふふっ、りんちゃんと夜のお散歩デートっ♪」

凛「あ、貴方ね……///」

まり花「一緒に夜出掛けるなんて、なんだかドキドキするねっ」

凛「そ、そう言われると意識してしまうじゃない……///」

まり花「りんちゃんほっぺた赤いよっ、気温はそんなに高くないのにねー?」

凛「貴方のせいよ、もう///」

まり花「でもりんちゃん、静かだね」

凛「ええ、聞こえるのは昆虫の鳴き声と風のそよぐ音くらいね……」

まり花「なんだかね、こうやって静かなところを二人で歩いてると、この世界にわたしとりんちゃんしかいないみたいだよねっ」

凛「私とまりかだけ?」

まり花「うんっ、この広い世界に、わたしとりんちゃんだけなの」

凛「ふうん…じゃあ私とまりかはアダムとイヴかしらね……?」

まり花「女の子同士だから、イブとイブだよっ」

凛「それにしても洋服屋を思い出すわね」

まり花「わたしも言っててそう思っちゃったよう」

凛「それにしても、ロマンチックな妄想をするのね」

まり花「だってそう思っちゃったんだもん」

凛「そう……でも、私は……」

まり花「?」

凛「貴方と二人きりな時とか……そういう思考に陥る事があるわ……」

まり花「りんちゃんもなんだー」

凛「ええ……おかしいかしら……?」

まり花「ううん、わたしと一緒だよ、りんちゃんっ」ギュ

凛「ううっ///」

まり花「りんちゃんあったかーい」

凛「それは暖かいんじゃなくて暑いのよ……」

まり花「それでもりんちゃんだから、いいのっ」

凛「さ、少し体力も復活したし、また走ろうかしら……」

まり花「そうなの?大丈夫?」

凛「大丈夫よ……それにやっぱりウォーキングじゃ体力作りしているという気にならないわ」

まり花「ふうん」

凛「じゃあまりか、走るわよ」

まり花「あっ、待ってよりんちゃーん」

凛「ふう、ふう……」

まり花「あー、やっぱり、もう少し休んだ方が……」

凛「だ、大丈夫よ、絶対……だいじょ、ゴホッゴホッ!げほっ!」

まり花(走ってる途中に喋らせちゃだめだねっ)

~数十分後~

凛「はぁ、は、はぁっ、は、はーっ……」

まり花「りんちゃん大丈夫?」

凛「だ、大丈夫よ……はぁ、は」

まり花「昨日もこんな感じだったの?」

凛「え、ええ……そう、そんな、感じで……は、はぁ」

まり花「そ、そうなんだ」

凛「でも……途中歩いたし、これでも昨日よりはマシじゃないかしら……ふう」

まり花「落ち着いた?」

凛「ええ……後はシャワーを浴びて寝るだけね」

まり花「わたしも一緒に浴びるっ!」

凛「そ、そう?いいけれど……」

まり花「えへへ」

凛(妙な悪寒が……いや、これは悪寒と呼ぶべきかしら……)

~浴室~

まり花「ふー、りんちゃん、気持ちいいねっ」

凛「ええ……でも私にしがみつくように抱きつかなくったって……」

まり花「やっぱりりんちゃん、暖かいんだようっ♪」ギュー

凛「ま、まりか、その、えっと……む、胸が……」

まり花「え?ふふ、柔らかいでしょ?」

凛「何度も触ったから知ってるわよ……」

まり花「もっと触ってもいいんだよっ?」ギュ

凛「あ、あの、まりか……これは……」

まり花「ねぇりんちゃん、りんちゃんったら……」

凛「な、何よ」

まり花「しよう?」

凛「う……あ、貴方ね、走る前にいっぱい……」

まり花「でもやっぱりりんちゃんに抱き着いちゃったら、我慢出来ないよっ」グイ

凛「あっ」

まり花「ほんとはね?ランニングしてりんちゃんがはぁはぁ言ってる時からね?ドキドキしちゃってたの、
    だってりんちゃん、とっても可愛いし、なんていうのかな、とっても色っぽいんだもんっ!
    キュルミネのプティガトーめいてセクシーさんだよっ!」

凛「え、えっと」

まり花「だから……ねえ、だめ?」

凛「あっ、あのねえ、貴方、そんな顔されたら、断れないじゃない……」

まり花「えへへ、いやらしい彼女でごめんねりんちゃん」

凛「いいのよ、私も、同じ穴の狢だから……」

……

~凛の部屋~

まり花「ん、っ、ちゅ、ぷぁ、あ」

凛「はぁ、はぁ、まりか……」

チュッ、チュッ…

まり花「ん、りんちゃん……」

凛「貴方が誘ったのよ……貴方が女神めいて魅力的だから……!」

まり花「りんちゃん……いいよ、いっぱいしようね?」

凛「まりかっ……!」ガバッ

まり花「ひゃっ!も、もうりんちゃん、がっつき過ぎだよう……えへへっ」

まり花(そういえばこのいちゃいちゃだって一種の運動だよねっ)

まり花(ランニングなんてしなくてもこれをしてれば大丈夫!っていうのは、ちょっとおかしいかな?)

……

まり花「あ、りんちゃん、朝日だよっ」

凛「そ、そうね……」

まり花「やっぱり疲れちゃった?」

凛「ええ……でも貴方もそうでしょう?」

まり花「うん……あとわたしも少し眠いかなー……」

凛「それは多分、徹夜したからよ……」

まり花「そうだねー」

凛「……」

まり花「……」

まり花「ねえりんちゃん」

凛「何かしら」

まり花「ランニング、続けるの?」

凛「ええ、そういう習慣を作るのは、良いことだから……」

まり花「わたしも毎回一緒に走っていいかな?」

凛「勿論よ……」

まり花「そっか、よかった」

凛「……」

まり花「……」

凛「……すう」

まり花「くー……」

~数日後~

めう「まりり、こんな噂知ってるめう?」

まり花「なあに?」

めう「最近夜遅くに長い黒髪の女幽霊が商店街の周りを徘徊しているらしいめう」

まり花「ふーん」

めう「その声は呪詛に満ちていて、この世に何かしらの恨みがあるのは間違いないらしいって誰かが言ってためう
   そしてその声を近くで聞いた人は取り憑かれるとか……おっそろしいめう……」

まり花「そ、それって」

めう「せめてめうはその幽霊のために冥福を祈ってあげるめう……アーメウ」

まり花「……」

凛「……」

おわり

お疲れ様でした
まりりんはむっつりスケベです

お疲

おつめう
しょっぱなから飛ばしすぎて笑っためう

乙 良かったよー

おつめう
ひなビタ、まさかのコナミ外デビュー

あーめう

おつめう
しかしチュウニは近くにないめう

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