モバマス都市伝説 (27)

モバマスの都市伝説の話です

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[尺八様]

[猿夢]

[くねくね]

[さっちゃんの歌]

[パンドラ]

を考えております

[くねくね]

凛「これは友達から聞いた話なんだけどさ……」

凛「友達がお兄さんと二人で田舎に帰ったらしいんだ」

凛「田舎だし特にやることはなかったからじゃあってことで辺りを散歩してたらしいんだよね」

凛「なにもなかったらしいんだけど二人でわいわい言いながら散歩するだけで楽しかったんだって」

凛「家からそんなに離れてなかったけど周りは田んぼだらけだったから見晴らしはよかったんだ」

凛「すると遠くのほうに誰かが立ってるんだよね」

凛「男かも女かもわからないくらいに遠いところに人っぽいのが立ってたんだって」

凛「お兄さんが「あの人が男か女か当てるゲームをしようか」って言ったんだ」

凛「友達も「じゃあ男」ってノったらしいんだ」

凛「するとそれはくねくね踊り出したんだよね」

凛「ずっーとくねくね、くねくねって踊り出したんだ」



凛「お兄さんが「……少し確認したいから双眼鏡持ってきてくれ」って言ったんだ」

凛「友達もずーっと踊ってる正体が気になってたし、さすがに近寄るのは怖かったから言うとおりに家まで帰って双眼鏡を取ってきたんだって」

凛「友達が双眼鏡を取りにいってる間もずーっとくねくね、くねくねって踊ってたんだ」

凛「お兄さんもゲームなんか関係なしにそれの正体正体が気になってたから双眼鏡でそれを見たんだよ」

凛「するとお兄さんが驚いた顔をしてずっとそれを双眼鏡で眺めてるの」

凛「友達も少し不安になって「あれはなんだったの?」って聞いたらしいの」

凛「するとお兄さんは「お前は見ないほうがいい」って言われたんだって」

凛「でも気になったから双眼鏡でそのくねくね動いてるものを見たんだって」

凛「それを見て友達も驚いてなにも言えなくなったんだ……」

凛「見た先に……」





凛「「ダンサブル!ダンサブル!」って言いながらずっと踊ってるヘレンさんがいたから……」



凛「どうかな、私の恐い話」

未央「それ恐い話でもなんでもないし私の話じゃん」

卯月「それでそこからどうなったんですか?」

未央「いや、まぁ……見なかったことにしておとなしく家に帰ったよ……なんて声かければいいかわからなかったし……」

凛「……まぁ田舎に帰ったら知り合いのアイドルがダンサブルって言いながら踊ってたら見てみぬふりするよね」

未央(まぁ本当はヘレンさんに見つかって一緒に踊らされたんだけどね……)



申し訳ない、八尺様だった

本当はガチで恐い話にもできるんだけどどっちがいいかな?

ネタと恐い話

[さっちゃんの歌]

モバP「さっちゃんはね、幸子って言うんだほんとはね」

幸子「なんですかいきなり」

モバP「だけどカワイイから じぶんのことさっちゃんって呼ぶんだよ」

幸子「いや、カワイイのは当たり前ですけどさっちゃんなんて言ったことないですよ!?」

モバP「カワイイね、さっちゃん」

幸子「え、えへへ。当然です!」

モバP(チョロい)

モバP「さっちゃんはね スカイダイビングがすきだよ ほんとはね」

幸子「いや、好きじゃありませんよ!?なに言ってるんですか!」

モバP「だけどカワイイから 熱々の熱湯にも 犬ぞりの仕事もこなすの」

幸子「いや、普通の仕事をくださいよ!」

モバP「カワイイね、さっちゃん」

幸子「ふ、ふふーん。じゃなくてもうやりませんよ!」

モバP(ちょろくなかった)

モバP「さっちゃんがね、遠くへ行くってほんとかな」

幸子「…………プロデューサーさん」

モバP「だけど人気者だから ぼくのこと忘れてしまうだろ」

幸子「……そんなことありませんよ」

モバP「悲しいね さっちゃん」

幸子「…………どうしようもないんですよ……プロデューサーさん……」

モバP「……………」


「モバPはね さっちゃんがいなくなってから笑顔をなくしたよ」ズルズル

「だから お前を貰いに行くんだよ」ズルズル

「今夜だよ 幸子」ズルズル



その日から幸子とモバPを見る人はいなくなった
どれだけ警察が探しても、見つかることはなかった

[八尺様]

拓海「これはアタシが体験した話なんだけどさ。今年久しぶりにばあちゃんとじいちゃんの顔見に行ったんだ」

拓海「久しぶりに帰ってきた孫を見て「よう帰ってきた」って喜んでくれてたんだ」

拓海「それでまぁ……田舎だしバイクで走り回ることもできないしさ、縁側で日向ぼっこでもしてたんだ」

拓海「そしたら「ポポ、ポッポ、ポッポ……」って音がしたんだよ」

拓海「明らかに人の声だし、なんだろって感じで辺りを見渡すとさ、生垣の上に帽子があるんだよ」



拓海「だけど生垣の上に帽子が乗ってるわけじゃないんだよ。動いてたし」

拓海「でもその生垣ってけっこう高くてさ、だいたい二メートルくらいあるんだよな」

拓海「なんだあれって思ってずっと見てたら垣根の間に帽子が移動してたからちょっとどんなやつか見てやろうって思って見に行ったんだよ」

拓海「そこから見えたのは一人の男だったよ。こんな田舎にもこんだけ背の高いやつがいるんだなって思って見てたらそいつもこっちを見たんだ」

拓海「するとニコッて笑顔になったんだよ。それ見てついビクッてなっちまってさ」

拓海「あの笑顔はいいものを見つけたって感じの笑顔でさ、いきなりそんな顔見せつけられて初め初めはびっくりしたけど次第になんでこんな顔されなきゃなんねぇんだって思ってガン飛ばしたらそそくさとそいつは逃げ出したんだ」






拓海「その後でじいちゃんにそのことを話したんだよ」

拓海「生垣より高くて帽子被ったやつがいてポッポとかいいながら、アタシに笑顔まで向けてきやがったって話したら血相変えてさ」

拓海「いつ見た!どこで見た!とか言うんだよ」

拓海「じいちゃんのそんな顔初めて見たからさ、大人しく質問に答えてたらじいちゃんがどこかに電話し始めたんだ」

拓海「ばあちゃんはずっとアタシを抱き締めて「大丈夫、じいちゃんがなんとかしてくれる」って言うからさ、なんか不安になったんだよな」

拓海「それからじいちゃんは「今日は帰すわけにはいかなくなった」ってだけ言うとどこかへ出掛けていったんだ」

拓海「ばあちゃんに恐る恐る聞いてみたらこの辺りには八尺様ってものがいるって言い出したんだ」

拓海「八尺様のことはアタシもネットで見たことがあったからさ、八尺様なんてネットの都市伝説だろって笑いそうになったけどじいちゃんとばあちゃんの態度が冗談に思えなくてな」

拓海「アタシも本気でヤバいことに巻き込まれたって思ったんだ」



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