信長「腕を6666本にしてくれ」女神「」 (15)
関連(女神目線なら前回)↓
勇者「腕を1000本にしてください」女神「」
勇者「腕を1000本にしてください」女神「」 - SSまとめ速報
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お待たせしました。本気モード(仮)でやります
いつも通り書き溜めせずにのんびりやっていきますので悪しからず
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信長「どうした。早く叶えてくれ」
女神「ま、また腕ですか!?」
信長「また……?」
女神「前回、私が願いを叶えた者も腕を増やすことを求めていましたので……」
信長「ほう……。して、そやつは腕を何本求めたんだ?」
女神「1000本です……」
信長「かっかっかっ……!そいつは俺とウマが合いそうだ」
女神「……」
女神(この2人が同じ世界の人間じゃなくて良かった……!)
信長「まあ、そいつの話は置いといて」スッ
スラァッ
信長「早く願いを叶えてくれんかな?」
女神「ひぃっ!」
信長「女神?と言っても決して斬れんわけじゃなかろう」
ブンッ
ビッ!
女神「あ……、あ……ぅ」ガクガク
タラー
信長「試しに頬をちょっと斬らせて貰ったが、血みたいのはちゃんと出るようだな」
女神「」
女神(……なんでこの人を選んじゃったんだろ!!)
信長「それはテメェが決めたことだろ」
女神「ふぇっ!?」
信長「顔に言葉が出てるぞ」
女神「なにこの人怖い」
信長「今度は口から出てる」
懐かしいな
女神「はぁぁぁぁあ!」
パアァァ
信長「お、治った」
女神「あ、貴方がいくら私を斬ったとしてもこの様に傷はすぐに治りますので無意味ですよ……!」
信長「なら、とことん刻んで刻んで刻みまくるまで。骨ごと」ギロンッ!
女神「ぴぃっ!」ポロポロ
信長「さあ、この庭の小石にも満たない大きさに分解されるか、大人しくオレの願いを叶えるかのどっちかを選べ」
女神「貴方の願いを叶えてあげます……」グスッ
信長「そうか、なら早くしろ」
女神「……」
パアァァッ!
信長「ん?これでお終いか」
女神「はい……」
信長「……天を掴み取れ!」ズバンッ!
ギュン!
信長「想像以上だな」
女神「そうですか……」
信長「もう、お前に用はない。散れ」
女神「言われずとも……!」
パシュン!
信長「!消えた……」
信長「……」
信長「くっくっくっ……!」
信長「かーはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!」
信長「……人はこの力をなんと思うか」
信長「物の怪の力か、はたまた鬼の力か……」
信長「だが、どちらにせよ、俺の前に現れたこの道はただひたすらに進めば進むほど、深く、深く、際限なく、より一層闇と沈んでいく底なしの邪の道」
信長「……俺は恐らくもう幾らかもしない内に人間とは呼ばれなくなるだろう」
信長「それでも構わない。俺はこの全ての腕で血を作り、血を拭い、血を撒き散らし天下を獲る……!」
後の世で第六天魔王の名で語り継がれる男、織田信長は静かに天下を廻り争う舞台へと舞い降りた
お休みなさい
乙
きたか
天文20年
信長「はい、俺が家督継ぎました」
家臣「家臣一同尽力致します」
信長「うっし、じゃあ解散。お疲れーベル」
スタスタスタ........
家臣(この家大丈夫かな……)
ヒョコヒョコ
ヌッ
信長「家臣に挨拶してきたぜ」
濃姫「……どのように」
信長「宜しくー!的な感じだけど」
濃姫「この戯け者が!」ブンッ
ベシッ
信長「痛っ!?」
濃姫「うつけ者どころかただの阿呆なのかこのクソが!」
信長「テメェ、あんまり舐めてるとたたっ斬るぞ」
スラァッ
濃姫「女神パンチ!」
ドゴッ
信長「うぎゃっ!」
ドシンッ!
濃姫「もう一発……」グッ
信長「ちょ、ちょっと待て!鞘に戻すからやめろ!」
濃姫「……本当ですか」
信長「俺阿呆だから嘘つけない」
濃姫「……」スッ
信長「だから鞘に戻す前に斬る!」
ダッ
濃姫「女神ビーム」
カッ
ドッカーン
信長「プスプス」
ドタドタ
家臣「こちらから何やら大きな音が……、殿!?」
濃姫「そこに放置しておいて下さい」
家臣「は、はあ……」
信長(く、クソ女神が……)ガクッ
事の始まり遡って天文17年
信秀「和解したからお前にヨメさん出来る」
信長「」
信秀「入ってきなさい」
濃姫「この姿では初めまして」
濃姫(女神)「あなたの監視を兼ねまして今日から宜しくお願いします」ペコッ
信長「」
信秀「2人仲良くな!」
スタスタスタ........
信長「いったい全体なんなんだ」
濃姫「私、貴方に力を授けた後にずっと考えてました」
濃姫「こいつに力を授けて良かったのか」
信長「それで?」
濃姫「ただ、授けた以上戻す訳にも行きませんし、今はこんなのですが一応天下を統べる力の片鱗を貴方から感じるです」
信長「ほー」
濃姫「なので、私が貴方の下へと嫁ぎ嫁としてその力を制御しなければと言う結論に至りました」
信長「いや、ちょっと待て」
濃姫「なんでしょうか」
信長「なんでよりもよって嫁になんだ」
濃姫「私とて好きで貴方のような阿呆の嫁になりたいわけではなかったのですが」
信長「斬られたいのか、お前」
濃姫「どーぞ?」
信長「っ!」バッ
スラッ!
濃姫「女神ばりあー」
カキン!
ボキッ
信長「か、刀が……」
濃姫「それでは話を続けますね」
信長「……」
濃姫「ですから、今日からは私がしっかりと貴方が天下を取れるようにサポートしますので宜しくお願いします」
信長「要らねぇ」
濃姫「女神キック」
ゴッ
信長「ゴハッ!?」
濃姫「貴方に選択権なんてありませんよ?」
信長「ま、前より強いな……」
濃姫「前回は女神として、『偶像』として世界に干渉していたので力が出せなかったんですよ。今は一人の人間として世界に存在していますので存分に力が使えます」
信長「な、なるほど」
濃姫「なので昨日までの様にねうつけ者ではいられなくなりますので、ね?」ニコッ
信長「畜生」
そして現在に至る
信長「……ムニャ……静かに……舞い降り……た……」
濃姫「起きて下さい」
ベシッ
信長「はっ」ガバッ
信長「テメェ!」ギロッ
濃姫「何か文句でも?」
信長「チッ……、あの時本気で斬っとけば良かったぜ……」
濃姫「あの時にですか?」
信長「あぁ」
濃姫「後で血で血を洗うとか言ってた時ですか?」
信長「聞いてやがったのか」
濃姫「一人で後の世でー、的なモノローグも入れてましたよね」
信長「ヤメロ」
濃姫「まあ、そういうお年頃でしたもんね」
信長「ホントやめて下さい」
濃姫「うふふっ」
信長「……」
濃姫「……」
信長「……」
濃姫「……ようやくですね」
信長「だな」
濃姫「今更怖気づいてはいませんよね?」
信長「ふっ、何を今更。待ちわび過ぎて屁が出そうなぐらいだ」
濃姫「ここからですよ、貴方の天下人への道は」
信長「これからお前にもしっかりと働いてもらうからな」
濃姫「勿論、私がここにいる理由は貴方の監視とサポートですから。全力で貴方を支えましょう」
信長「天下、」
濃姫「はい」
信長「獲るぞ……!」
濃姫「はい!」
こうして信長と濃姫の天下取りが幕を開けた
ほう
すいません、一旦このスレ落とします
理由としては、2回目の更新後ずっと先の展開を考えていたのですが、2回目の更新内容が自分が当初自分が描いていた最後に繋がらない展開になってしまったのでこれ以上はもう続けようがないと判断したからです
書き溜めはこれからもする気はありませんが、今度はある程度全体の構想練った上でまたこのSSに再挑戦しようと思います
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