ほむら「塵も積もれば山となる」 (53)
ほむら「何度繰り返してもまどかを救えない」
ほむら「何が間違っているというの?」
ほむら「…佐倉杏子、美樹さやか、巴マミ…」
ほむら「誰を攻略しても…まどかは死んでしまう」
ほむら「…それならいっそもうあいつらには頼らない」
ほむら「…私は私の思う人達とまどかを救って見せる…!」
などと供述してうえええええええうおおおおお(^q^)
ホスト「マジ女って調子に乗ってますよね」
ショウ「あいつらは少し甘い言葉かけただけで擦り寄ってきやがる」
ホスト「貢がせるだけ貢がせたらポイっとも知らないんすよ」
ほむら「哀れね」
ショウ「…?おいお嬢ちゃん、小さな子が夜中に一人で歩いてちゃ危ないぜ」
ほむら「うるさいわね、私に指図しないで」
ショウ「…なんだこいつ」
ホスト「きっと今流行りの中2女子ですわ」
ほむら「貴方達きっと楽しいのは今だけよ」
ほむら「だって顔とトークスキルだけで生きてきたんだもの」
ほむら「40からは財産も何もなくて首吊って死ぬ運命よ」
ホスト「いきなりなんだとてめぇえええええうおおおお(^p^)」
ショウ「言ってくれるね、お嬢ちゃん」
ほむら「自分でも分かっているんでしょう?」
ほむら「何に対しても本気になったことのない自分がどれほど哀れで危ういものかなんて」
ショウ「…」
ホスト「…」
ほむら「私なら生きる目的を与えてあげられるわ」
ショウ「…妄言って訳でもなさそうだな」
ほむら「…そうね、貴方達はクズよ」
ほむら「だからこそクズの視点というものが必要なのよ」
ショウ「…着いていくぜ、姉貴」
ホスト「…えー…」
飛び降り自殺をしようとしたらまみさんに助けられた女「…どうしよう…また失敗しちゃった…」
自殺女「…もう私って生きてる意味なんてないのかな」
自殺女「…そうよね」
自殺女「もういっそ、自殺してしまえば…」
ほむら「哀れね」
自殺女「…!?」
ほむら「自分でも呆れるほど自分に対して自信がなく」
ほむら「にも関わらず誰かが声をかけてくれるのを人知れず待っている」
ほむら「あなた、とっても哀れだわ」
自殺女「…誰よあなた…」
ほむら「私は暁美ほむら」
自殺女「…あなたに何がわかるっていうの…」
ほむら「分からないわ」
自殺女「分からないのに知ったような口を聞かないで!!」
人の弱ったところを取り込んでいくのは宗教の常套手段だよね
ほむら「…」
ほむら「自分に自信がなくて悲劇のヒロインを気取って」
ほむら「ほんとに惨めで哀れな人ね」
ほむら「かつての私にそっくりだわ」
自殺女「…?」
ほむら「…知ってるかしら?」
ほむら「あなたみたいな人でも決意を固めれば強い意志を持つことができる」
自殺女「…ふん…そんなわけ無いでしょ」
自殺女「そんなことがあるなら私は今頃…」
ほむら「そうね、口で言うのは容易いわ」
ほむら「でも体現出来る人は少ない」
自殺女「そうよ、少なくとも私は見たことなんてないわ」
ほむら「だったら私が見せてあげるわ」
自殺女「…」
ほむら「あなたよりもよっぽど弱くて自信がなくて哀れな女の子」
ほむら「…そんな女の子が一つの絶望を打ち砕く、その様をね」キリッ
自殺女「…」
自殺女「着いていきますわ…おねぇ様…」ハァハァ
中沢「どっちでもいいよ」
中沢「ああ、どっちでもいいと思うよ」
中沢「どっちでも変わらないよ」
中沢「どっちでもいいね」
ほむら「哀れね」
中沢「…!暁美さん…?」
ほむら「危険な立ち位置に立たず常に中立の立場で場を流す気分はどう?」
中沢「…何が言いたいんだい?」
ほむら「どっちつかず、ともすれば選択をしないという選択をしてしまうあなたは生きてて楽しいのかしらと思って」
中沢「…そこそこだよ」
ほむら「ほら、そこで自身を持って楽しいともつまらないとも言えない」
ほむら「やっぱりあなた哀れだわ」
中沢「…」
ほむら「なにか言いたいことがあるのかしら?」
中沢「…そうだね」
中沢「君の言う通りさ」
中沢「これだけ人間の増えた現在だ」
中沢「やっぱり一定数以上いるんだよ」
中沢「僕のように、中身が無い奴っていうのはね」
ほむら「…」
中沢「いつもいつも無難な選択肢、無難な考え、無難な意見」
中沢「悪気なんてこれっぽっちもないんだ」
中沢「…同時に自分の考えなんていうのも持っちゃいない」
ほむら「…中身ね」
中沢「そうだよ、中身だ」
中沢「ただ一つ僕は中身が欲しい」
中沢「自分が自分だと胸を張って言えるような中身が欲しい」
ほむら「…」
ほむら「少なくともそれを得るためには相当の苦労が必要よ」
中沢「分かっているさ」
中沢「今までも頑張ろうと思ったよ」
中沢「だけど苦労があるって分かっているせいでいつも中途半端だ」
ほむら「頑張れないというのなら」
中沢「…」
ほむら「私に尽くしなさい」
中沢「…?何を言って…?」
ほむら「あなたをコマのように使ってやるわ」
ほむら「あなたは必死で私のために動きなさい」
中沢「…はは、今迄何もしてこなかった僕が何で今更…」
中沢「名前しか知らない君のために頑張れるというんだい?」
ほむら「…あら、理由なんて簡単よ」
ほむら「中学生でしょ、美人な転校生に一目惚れした、でいいのよ」
中沢「…!」
中沢「…いいよ、やってみよう」
中沢「これが終わった頃には君が僕に惚れる番だ」
ほむら「さてここに私の為に動く同士たちが集まったわ」
ショウ「…なんだぁ?女とガキじゃねぇか」
自殺女「ああ、ほむらさまぁ…」
ホスト「てめぇなに見てんだ?あん?」
中沢「見てなんかいないよ」
ほむら「注目っ!!」
ほむら「…こほん…貴方達は私のために動いてもらう」
ほむら「しかしその為には私のことをもっと良く知ってもらわなければならないわ」
ほむら「…取り敢えず、私の話を聞いて頂戴」
クージーケーナーイ
クラスノミンナニハナイショダヨ?
ミンナシヌシカナイジャナイ!
アタシッテホントバカ
ヒトリボッチハサミシイモンナ
クリカエスワタシハナンドデモクリカエス
ほむら「…これが私の経験してきたことよ」
ショウ「にわかには信じられねぇな」
ホスト「いや、超怪しいですって!ショウさん!」
自殺女「…でもほむら様はどうしてわたし達なんかに?」
ほむら「…自分でもわからないわ」
ほむら「ただ、貴方達に掛けてみようという気になったのよ」
中沢「…」
中沢「…君がどれほど辛いことを経験してきたかは分かったよ」
ほむら「…」
中沢「ただ君の口から聞きたいな」
ほむら「…何を?」
中沢「君は僕たちに何をして欲しいのかを」
ほむら「…それは」
中沢「具体的なことはいらないよ」
ショウ「姉貴の本心を聞きてぇな!」
自殺女「どこまでも着いていきますわ、おねぇ様!」
ほむら「…」
ほむら「…私を助けて…!」
「了解!」
さやか「…恭介」
ホスト「女って馬鹿っすよねwww」
ショウ「ああ、馬鹿な女っていうのは見ればわかる」
ホスト「ほんと愚直っていうかwww」
ショウ「ああいう奴らに限って志半ばで脱落しちまうもんさ」
さやか「…」
さやか「…何よ…」
さやか「あんた達なんかに何がわかるっていうの?」
ホスト「おい酔ってんのか?」
ショウ「…どうしたんだい?嬢ちゃん」
さやか「あんた達に何がわかるって言うのよ?」
さやか「…愚直でいいじゃない、真っ直ぐ過ぎていいじゃない!」
ショウ「…別に悪いとは言ってねぇ」
ショウ「バカだって言ったんだ」
さやか「…あはは、こんな奴ら…助ける意味なんて…」
ショウ「…」
ショウ「おい、勘違いすんなよ嬢ちゃん」
ショウ「俺たちは確かにクズだ」
ショウ「だけどな自分の力で生きてるんだよ」
ショウ「いきなりぽっと出のガキなんかに守られる必要なんざねぇんだ」
さやか「…!」
ショウ「…確かに正義の味方っていうのは悪くねぇ」
ショウ「だけど人を助ける前に」
ショウ「自分が助からなかったらいみねぇんだよ」
さやか「…」
ショウ「まっすぐ過ぎる?いい事じゃねぇか」
ショウ「馬鹿だって?構うこたぁねえ」
ショウ「それでぶち折れちまっても誰も文句もいやしねぇんだ」
さやか「…あんた達…」
ショウ「だけどな、ぶち折れないもんを嬢ちゃんは持ってるよ」
ショウ「…その立派な剣、どうか貸しちゃくれないか」
さやか「…」
ショウ「うちの姉貴に貸してくれよ」
ショウ「あんたの真っ直ぐな剣をさ」
マミ「…」
マミ(…暁美さんから聞いた魔法少女の真実…)
マミ(…ソウルジェムが濁りきると魔女になってしまう…)
マミ(…そんなことなら)
マミ(…みんな死ぬしか…!)
自殺女「…」
自殺女「哀れね」
マミ「…!?」
自殺女「自分ひとりで馬鹿みたいに抱え込んで」
マミ「…あなたも同業者?」
自殺女「いいえ、ただしおねぇ様がね」
マミ「…そう」
マミ「だけど残念ね、アナタのお姉さまもいつかは災厄を振りまく存在になる」
自殺女「知ってるわよ」
マミ「…!?」
自殺女「おねぇ様は魔法少女の過酷さも恐怖もリスクも未来も全て知っているわ」
自殺女「それでも輝きを失わない」
マミ「…どうして?」
マミ「どうしてそんなことが…」
自殺女「それよりも遥かに大きい希望があるからよ」
マミ「…希望…」
自殺女「おねぇ様の紫の輝きはこの世の暗闇を薄暗く、でも確かに照らし出す」
自殺女「その暗闇を照らしてみればこそ分かるものもあるのよ」
マミ「…」
自殺女「…例えば、実は一人じゃなかった…とかね」
杏子「…」
杏子(しめしめ、ここはいつもちょろいなぁ)
杏子(コンポた、たこ焼き、うおっ!チョコまでありやがる!)
杏子「…いただ」ガシッ
中沢「万引きはいけないよ」
杏子「…っ!?誰だてめぇ!話せこら!」
中沢「そうはいかないよ、佐倉杏子…さん」
杏子「…!?」
杏子「…何もんだてめぇは」
杏子「野郎の癖に知ってるなんてとんだ出歯亀だな」
中沢「…そんな風に噛み付いてくるのは気を紛らわす為かな?」
杏子「…あ?」
中沢「君のその態度は嫌な過去を思い出したくないから?」
杏子「…おい、男だからって調子に乗るんじゃねぇぞ」グイッ
杏子「…お前みたいなやつが一番気に食わねぇんだよ」
杏子「中身も何もねぇ甘ちゃんが」
中沢「…中身も何も…ねぇ」
杏子「…」
中沢「それは君もだよ」
杏子「なんだと?」
中沢「父親という最大の教えを失った君に中身なんてものは存在しない」
杏子「」ブチ
杏子「殺すぞ」
中沢「やってみればいい、そうしてなおさら色濃く証明するんだ」
中沢「私は親の教えに逆らったクソシスターですってね」
杏子「」ドゴォ!
ガシャァァァン!!
中沢「…って…」
杏子「殴れねぇと思ったか?随分調子乗ってるじゃねぇか?ん?」
杏子「何かいいことでもあったのか?おい、こっち向けよ」グイッ
中沢「…僕も君も本質は変わらない」
杏子「あ?」
中沢「きっと何気なく、何となく生きてるんだよ」
杏子「…だったらどうしたよ」
中沢「そんなに尖って疲れないかい?」
杏子「…」
中沢「…」
見てる
中沢「…」ペリペリ
杏子「…おい、そりゃ品物…」
中沢「…楽しく生きればいいんだよ、僕らみたいに中身のない奴らは」サクッ
中沢「そうしていつか見つければいい」
中沢「…例えばクラスの転校生を見返してやる、とかね」ニコッ
杏子「…」
中沢「肩の力、抜いて行こうぜ」
杏子「…あはは、面白いやつだなあんた」
中沢「そうでもないよ」
杏子「そこは面白いでいいんだよ」
中沢「…そうかな」
杏子「そうだな、楽しく生きていこうか」
杏子「尖るのはもうやめだ」
中沢「…」
杏子「ただしあんたの為なら尖ってやってもいい」
中沢「え?」
杏子「あんたの為ならあたしはとがった槍になってもいい」
中沢「…杏子…ちゃん」
杏子「顔見りゃわかるさ」
杏子「さぁて、どんな奴にぶち込んでやりゃあいいんだ」
杏子「おいあんた、名前は?」
中沢「…中沢…だよ」
杏子「見とけ中沢、私達アウトローの力、見せてやろうぜ」
ほむほーむ
ほむら「…!」
ほむら「…これはどういうことなの?」
さやか「ちょっと中沢!これあたしのお菓子!」
中沢「いいじゃないか、誰のでも」
杏子「おいてめぇ!いつまでメソメソしてんだよ!」
自殺女「ひいいい…怖い…」
ショウ「おいあんた、うち系列で働いてみないか?」
マミ「は、働きません!」
ほむら「…」
反映
さやか「あ!遅いぞ!ほむら!」
杏子「へぇ、あんたが暁美ほむらかい」
マミ「…暁美さん…」
ほむら「…ぐっ…」
さやか「?」
ほむら「…あっ、貴方達…どうしてここに…」
さやか「決まってんじゃん」
さやか「あたし達が信じた奴が信じた奴を助けるためだよ」
ほむら「…ぐっ…」
杏子「…ぐっ?て何だよ」
ほむら「…ぐっ…じ、じゃあ…力を貸してくれるの…?」
さやか「もちろん、あたしの剣あんたに貸すよ!」
マミ「あなたは一人じゃないもの!」
杏子「ぶち抜いてやるぜ!その絶望!」
ほむら「…うっ…ぐっ…っ…うわぁぁぁぁん…!」
ほむら「…うぇっ…ひっく…うぇえええん…」
ほむほむぅうううう
5
ショウ「いよいよだな」
ホスト「頑張れよ!さやかちゃん!」
さやか「負けられない!」
4
自殺女「…頑張って!マミちゃん!」
マミ「ええ、必ず倒して見せる!」
3
中沢「やな天気だね、杏子ちゃん」
杏子「そうだな、でもあいつを倒せばきっと天気も晴れるさ」
2
ほむら「倒して見せる今度こそ」
1
ショウ「姉貴!」
自殺女「ほむらさまぁ!」
中沢「ほむらちゃん」
「行ってらっしゃい!」
まどか「…」
QB「彼女達が心配かい?」
まどか「うん…」
QB「ひとつ言っておくけれど」
QB「彼女たちだけじゃ絶対にワルプルギスには勝てないよ」
QB「それだけの実力差がある」
まどか「…」
QB「だけど君が魔法少女になるのなら話は別だ」
まどか「…」
QB「この避けようのない運命を」
QB「変えてみたいとは思わないかい?」
まどか「…QB」
QB「なんだい?」
まどか「勘違い、しないで」
QB「…!」
まどか「確かにほむらちゃんたちだけじゃ勝てないよ」
まどか「…でもね、ほむらちゃんにはそれだけじゃない」
まどか「もっともっとたくさんの味方がついてるの」
QB「それがどうしたというんだい」
QB「たとえ何億もの一般人の味方がついたところで可能性はほぼ変わらない」
まどか「そうだね、でも」
まどか「0じゃない」
ほむら「…うそ…どうやってもあいつには勝てない…」
さやか「…ぐ…」
杏子「うあぁ…」
マミ「…うう…」
ほむら「…悔しい…また繰り返さなくちゃいけないというの?」
ほむら「…私はいつになったらあなたとの約束を守れるというの…?」
ほむら「…まどかぁ…」
ショウ「諦めんなよ!」
自殺女「負けないで!ほむら様!」
中沢「立て!」
ほむら「…!貴方達…!」
ショウ「俺たちはな!こんな結末のために動いた訳じゃねぇ!」
自殺女「ワルプルギスなんてどうでもいいのよ!」
中沢「…ただ、みんなで集まる時間が楽しくなっただけなんだ」
ほむら「ーーー!」
ほむら「…貴方達…!」
中沢「もう過去へは飛ばさせない」
中沢「君はこの時間の中で生きていくんだ」
中沢「誰一人欠けることなく皆と共に生きていくんだ!!!」
ほむら「…っ!!!」
まどか「…ほむらちゃん」
ほむら「…っ!?まどか!?どうしてここに!?」
まどか「ウェヒヒ、来ちゃった」
ほむら「ここは危険よ!」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「…!?」
まどか「…私ね、ほむらちゃん達が羨ましかったの」
ほむら「…な、何を…?」
まどか「魔法少女が、じゃないよ?」
まどか「少し怖そうな大人の男性と口喧嘩するさやかちゃんだったり」
まどか「目の下のクマが消えない女の人と不幸自慢をするマミさんだったり」
まどか「クラスではあまり目立たない中沢くんとゲームセンターで遊ぶ杏子ちゃんだったり」
まどか「そんな皆を呆れたように見つめるほむらちゃんに」
ほむら「…まどか…」
まどか「…だからね、これが終わったら私にも紹介して欲しいな」
まどか「ほむらちゃんの大事なお友達を」
ほむら「…勿論よ…!」
まどか「…えへへ、そうしてね、騒がしいみんなを見つめながら」
まどか「…ほむらちゃんと2人で笑い会えたら」
まどか「それってとっても幸せな事なんだと思うな」
ほむら「…」
ほむら「助けて見せる」
ほむら「今度こそあなたを守ってみせるっっ!!!!!」
QB「…可能性はほぼ0に近かった」
「でも0じゃ無かった」
QB「…あんなものに立ち向かう事が無謀だった」
「そんなこと無かったわ」
QB「…本来ならば、これはありえない事だ」
「うるせぇなぁ」
QB「…」
「こういう言葉があるのよ」
「たとえ小さなものでもそれが沢山集まればやがて大きなものとなる」
「…誰でも少しの可能性は持っているものよ」
QB「…そうかい」
ほむら「塵も積もれば山となる」
ほむら「だけど彼女達は、彼らは、決して塵とは呼ばせない…!」
おしまい
ボーナスステージ
彼女の描いた幸せ
おっと、終わりか
お疲れ
さやか「だからぁ!あんたのその考えが気に食わないのよ!」
ショウ「んなこと言ったってそれが仕事だからしゃあねぇだろ!」
さやか「やめなさいよそんな仕事!」
ショウ「うるせぇ!このガキ!」
さやか「はぁ!?あんたの方がガキだからー!」
ショウ「うっせぇ!」
さやか「もっとまともな仕事しなさいよ!」
ショウ「うるせぇ!乳臭いガキは勉強してりゃいいんだよ!」
さやか「きいいいいいいい!!!」
自殺女「あぁ、あの頃はひどかったわ」
自殺女「そうね、靴の中に画鋲を入れられたの」
マミ「あら、私だって教科書を捨てられたことだってあったわ」
自殺女「先生たちってああいうことに限って」
マミ「見て見ぬふりよねぇ…」
自殺女「…ふふ、まぁ今は平気だけどね」
マミ「そうね、だって一人じゃないもの」
自殺女「ふふっ」
マミ「ふふふ」
杏子「ちげーよ!中沢!そこは3連符だからもっと早くだな!」
中沢「ちょ!揺らさないで杏子!」カチャカチャ
杏子「お前ってほんとリズム感ないのな」
中沢「今のは杏子が悪いだろ!」
杏子「へへ、まぁ見とけ」
杏子「見滝原ゲーセンのクイーンと呼ばれた力見せてやる」
中沢「はいはい、楽しみにしてるよクイーン」
ほむら「…はぁ、騒がしいわね」
ほむら「ワルプルギスを倒した後もこの集まりがあるなんて聞いてないわ」
ほむら「しかもここ私の家だし」
ほむら「…」
ほむら「…あれほど静かだった部屋がものの1ヶ月でここまで騒がしくなるなんて」
ほむら「ほんと、迷惑なんだから」クスッ
「ほむらちゃん」
ほむら「えぇ、分かってる」ニコッ
ほむら「あなたは幸せ?まどか」
ほむら「私はとっても幸せよ」
おしまい
おやすみ
また明日
>>52
お疲れ様でしたー
またよろしくお願いします
このSSまとめへのコメント
こんな感動、信じられない…!!
てか、まどかぁーーー!!!!