?「こんばんは……こんな夜更けにわざわざどうも、なのです」
?「え、私ですか? 私はこの世界の支配者――女、とでもお呼びくださいな」
女「『エイプリルフール』、ですか……興味深いですね。ここにもありますよ」
女「《4月1日に行われたすべての発言・取引は無効化される》――って、違いますか?」
女「……ええ。知的生命体の文化は自然淘汰とともに単純化されていき、結果的に似るのです」
女「では『セブンス・セプト・セブンス・デイ』は…………成る程、無いようですね」
女「《全ての発言・取引は正当化され、公表される》……七夕の夜の、呪いの祭です」
ようこそ。ここは"表現世界《エクスプレス・レールウェイ》"です。
ゆっくりしていってください。
・書き溜めは、例の如く存在しない。
・"人物「内容」<br><br>"を、例の如く尊守する。
・多忙のため、しばしば作者は消え去る。
それでは、またのちほどお会いしましょう。
幼女「さwwさwwのwwはwwwさーらさらーwwwww」
男「どうした?七夕はおわったぞ」
幼女「さwwさwwのwwはwwwさーらさらーwwwww」
男「また同じとこ歌ってるじゃねえか」
幼女「さwwさwwのwwはwwwさーらさらーwwwww」
男「もしかして…お前続き歌えないだろ」
幼女「さ…」ギクッ
誰か続きお願いします
ていうか>>1が何をしたいんかわからん
わたし「……この世界は、腐りきってしまった。朽ち果ててしまったんだ」
クラスメイト「どうしたの、幼女ちゃん? 灯火が血みたいに紅いよ!?」
幼女「そうだ。全てはこの灯火のせいなんだ!」
灯火「……」
幼女「灯火――持ち主の感情・幸福度を顕す宝珠……」
クラスメイト「……幼女ちゃん?」
幼女「私の願いは――」
例の如く出かけてくる。
闇の組織に追われているもんで……帰ったら書くよ。
俺、ずっと7月はセプテンバーだと想ってたんだ。
でも9月だったんだよォ――許してちょ
>>9 そのまま帰ってこなくていい
幼女「…………みんなは、保育士だのペットショップだの書いてるけど」
幼女「私は、何を願うの?」
幼女「……無いな。じゃあ"世界平和"とでもしておきましょうか」
幼女「"せかいがへいわになりますように"……っと」
幼女「ああ、アホらし。さっさと寝ましょうか」
クラスメイト「ねぇ。幼女ちゃん。私の作った新薬を飲みなさいよ!」
幼女「ッ!?」
幼女「なんのつもり? だいたい貴方も私と同年代の筈――」
クラスメイト「『薬剤師』よ、幼女ちゃん」
クラスメイト「あなたの灯火の紅を、真っ白に染め上げるのが私の役目なの」
幼女「白って……それは死の色……ッ!!」
クラスメイト「ええ。だって神サマが仰ってたんですもの」
クラスメイト「貴方を殺してきなさい、ってね――――」
幼女「くっ…………」バタリ
?「待っておったぞ、"女"よ――」
女?「ちょっと待ってください。私はただの幼j……」
?「女よ、お前の発言は既に影響力を持っている。乱暴な発言は慎むように」
女「はい……ところで、あなたは誰でしょう?」
?「神じゃよ。お前を幼女から女にした愚か者。お前を殺させたあの神サマじゃ」
女「私を誑かすな、この詐称野郎」
神「……もう一度、幼女の姿に戻されたいというのか?」
神「ずっと天界から見ておったのじゃ。この狂った世界を変える人材が現れるかを、な」
神「女よ。お前の願いは誰よりも崇高で尊重されるべき物じゃった」
女「……世界平和、ですか」
神「ああ。じゃから、お前を"㈱神サマ商事"の社員として認めようではないか!」
女「……神が、株式会社だ? そんな神サマが居てたまるか――!?」
神「純白のローブ。聖なる後光《ホーリー・ノヴァ》。ランドセルじゃないほうの天使の羽」
神「そして株主優待券――何を隠そう、私が、この世界の神じゃ」
真性中二病のお方かな?
女「……で、この世界を変えなさい。ってワケね」
神「そうじゃが。ちゃんと給料は払うと約束しよう。歩合制じゃがな」
女「そうです神サマ、世界平和って、具体的に何をすればいいんですか?」
神「簡単に言えば、他人の幸福じゃな。それは名誉でも、暴力でも、なんでもいい」
神「女よ、お前は今日から死ななくなった。何をしようが自由じゃ」
神「たくさん殴られ、たくさん嬲られ、たくさん蝕まれてきなさい」
女「ふざけないでください! あなた、やっぱり信用できないッ!!」
中二病は不治の病ですよ。
天に見定められ、闇の力を宿した患者は定点《ラグランジュ・ポイント》となります。
その日から、世界はその患者をひとつの中心として廻るようになるのです。
次第に、その定点は崩れてゆくのですが……それはまた別のお話。
神『……仏の顔も三度。女としての"幼女"は、あと1度で崩壊します』
神『殴られれば死ぬ。発言の影響力も皆無――世界を、平和にできなくなるのですよ』
女「くっ……!!」
神『それはあなたの望みではない。違いますか?』
神「沈黙は肯定とみなす…………さぁ、行くのじゃ! 人間界へと!!」
女「神サマ、あなたが直々に行かれてはどうでしょうか?」
神「……私はもう、死んでしまったのじゃよ」
女「神サマも案外簡単に死んじゃうんですね」
神「情けない……飲んだら乗るなと言ったのは私じゃろうに――」
女「…………」
神「そもそも、死んでしまえる時点で神としての私の存在意義は薄かったのじゃ」
神「こうして隠居しているほうが、世界のためなのかもしれんな……」
神「ま、女はまだ死んでなかろう。疾く行くのじゃ」
女「はいはーい」
?『幼女ちゃん、起きてよ!!』
女「? 私は幼女ではありませんよ? 私は女です」
クラスメイト「ハァ? 何言ってるの……って! ケガは大丈夫なの!?」
女「怪我――? していないように見えますが……」
女「!?」
女「この弾力のある身体ッ! 穢れの無い心ッ! 凹凸の無い――まぁいいかそれは……」
女「まるで――幼女じゃないか! あの野郎、騙しやがって……!!」
クラスメイト「……幼女、アタマをやられちゃったんじゃないの?」
女「やられたって……誰に…………」
女「もしかして、あなたの新薬に?」
クラスメイト「あれは"精神を弑する薬"よ。もしかして、幼女ちゃんはゾンビなの?」
女「そんな……もし私がゾンビなら、灯火は白色に――」
クラスメイト「白色、ね。マグネシウムの炎色反応とどっちが白いかしら?」
女「やっぱり騙された……私、死んだんじゃん――」
女「じゃあ、あいつは夢だったのかしら――」
クラスメイト「あいつ、って誰?」
女「神サマよ。会ったこと無いの?」
クラスメイト「あ、会ったというか……その……か、干渉? したというか……」
女「…………あいつの話、どこまでが本当なのかしら」
女「ちょっと私を殴ってみてよ?」
クラスメイト「へ?」
クラスメイト「なんで、幼女ちゃんを殴らなきゃならないのさ?」
女「それもそうね……」
女「詰んだなぁ……いっそ私が死んでみよっかな」
女「ナイフで、一発っ!!」
クラスメイト「!?」
女「!?」
女「刺さったし、痛い…………ッ!!」
女「そんな……私、死なないんじゃなかったの!?」
クラスメイト「……いや、死ぬでしょうに。普通はね」
女「私は、普通じゃない……のに――――ぐはっ」
神「……聖なる後光《ホーリー・ノヴァ》」
女「!?」
女「……あれ? 私、死んでないじゃん…………」
クラスメイト「……っ!!」
女「ほらね! 私、死なないんだよっ!!」
クラスメイト「あなた……誰ですか?」
女「へっ? わたし? 嫌だなぁ、私は女――幼女だよぉ」
クラスメイト「幼女ちゃんの死体は、さっき運ばれていきました。自殺でした」
クラスメイト「変な子だったけど、友達だったのになぁ……」
女「ふぇぇ……幼女ちゃん死んじゃったよぉ……」
女「って、どないやねん! ちょっと待たれぃ!!」
クラスメイト「ほら、そこに血の跡が……」
女「……いや、私の血かどうかは分からないけどね」
女「ちょっと、あいつに問い合わせてくる」
クラスメイト「あいつ? 誰ですか?」
女「まぁ見てなさいな」
女「我が身を守護する聖なる光よ――いざ天界へと導くのです!」
女「聖なる後光《ホーリー・ノヴァ》・転移ノ術《トランセノルド》!!」
神「ああ、恥ずかしげなる我が眷属よ。何ぞ用か?」
女「あんたも大概ね……さぁ、全て説明なさい、現状を」
神「……よかろう。では"あんた"を"神サマ"に訂正なさい」
女「了解しました神サマ。では現状を説明しやがって下さい」
神「本当は、女の姿――死なない虚像《ネクロプリファイ》で召喚しようと思ったのじゃがな」
神「ミスったのじゃ。でもちゃんと保険が適用されるからご心配なさらずに?」
女「……本当に株式会社なのですね」
ちょっと昼食《ファーツガート・ィヤパネーズ・ベントゥー》をとってくるます。
質問・誹謗中傷・賛美歌・戯言はこの隙にどうぞ。
神「もう、正真正銘『女』じゃ。『幼女』であったことは隠せぃ」
女「……分かりました。ところで」
神「殴らせ方が分からない、とな?」
女「一応神サマなのですね。仰せの通りです」
神「この世界では、何が感情の指標か?」
女「灯火――!」
神「相手の灯火を見るのじゃ……あとは、努力しだいじゃな」
女「――クラスメイトの灯火の色は……青紫?」
女「青は心配事、赤は怒り……何かあるのかしらね」
女「ねぇ、お嬢ちゃん?」
クラスメイト「……なんでしょうか?」
女「何か心配事でもあるのでしょうか?」
クラスメイト「……幼女ちゃんの事です」
女「……灯火が、赤紫色に変移してるわ」
クラスメイト「あの子、世界平和なんて願って――馬鹿みたい」
女「……っ」
クラスメイト「感情が透けて見えるこんな世界に、平和なんて訪れないのに……!」
女「良くも悪くも、秘め事ができない世界だからね――」
クラスメイト「もちろん、それはそうなんだけどさ……"黒旗"が怖くて……疑心暗鬼になっちゃうの」
女「黒旗? 何それ?」
クラスメイト「灯火が黒色の、大人たちのことよ……!」
クラスメイト「灯火が原色に近いと、標的にされた後、拉致されちゃうんだよ! 知らないの?」
女「……まぁ、噂程度かしら。あんまり信じてないわ」
クラスメイト「お姉さんにとって、子供が生まれるのって、嬉しいことでしょ?」
女「たぶん、誰しもにとって喜ばしいことね……」
クラスメイト「だから、灯火はだいたい黄色なの」
女「……確かに」
クラスメイト「だから、子供はだんだん生まれなくなっていった」
クラスメイト「それに……愛の色は桃色なの。それすらも駄目」
女「っ!! 灯火が赤――紅に……!!」
クラスメイト「このまま、みんな死んじゃうんだよ。大人はね」
クラスメイト「セブンス・セプト・セブンス・デイはその為に作られたんだ」
女「……それって、どういう意味?」
クラスメイト「子供の願いは昔から単純よ。生きたい。そして死にたくない。これだけ」
クラスメイト「だから、わざわざ七歳に願わせたのよ……神って奴は――!!」
クラスメイト「七歳の子供を、大人にする――生存欲求を捨てさせて、崩壊させようってハナシ」
女「そ、そんな無茶苦茶な……!!」
クラスメイト「子供らしくない願い事なんてするから……幼女ちゃんは死んだんだ!!」
女「こんな世界、どう変えろってんだ……神サマ……!!」
神『そいつは今、猛烈に怒っている。その怒りを、自分に向けさせるのじゃ!』
女「自分に、って…………」
女「…………幼女ちゃんに"世界平和"なんて教えたのは、この私よ! 文句ある!?」
クラスメイト「……!! 貴方…………ッ!!!!」
女「嗚呼、こりゃ死んだな…………」
女「死んで……無い?」
クラスメイト「」
女「むしろクラスメイトが死んでるっ!!」
女「…………」
女「説明しやが……説明してください、神サマ!」
神「腐りきったこの世界で、何を信じればいい? 既に教えた筈じゃ」
女「……そう! 灯火ッ! 私の灯火は…………紅?」
神「赤は、怒りの色。そして、今死んだ者の色をお前が引き継いだんじゃ」
女「じゃあ、この怒りを抱え続けてずっと生きろっての!? そんな殺生な……!!」
神「アレを使うのじゃ、アレを、な」
女「アレ、って……! アレか! 分かりました!!」
女「内なる光よ、我が身に纏わる紅の"憤怒"をとり祓い給え!」
女「聖なる後光《ホーリー・ノヴァ》・浄化《トレアトメント》!!」
女「……?」
神「アタマの回転が速くなったな……だんだん私の眷属としての命が芽生え始めているのじゃな」
女「……私は、何をしていたのでしょうか?」
神「何を言うておる。世界を救っていたのじゃ」
女「なるほど! 分かりました! 行ってまいります、神サマ!!」
女「――!」
神「そう。負の感情の連鎖を、無理矢理止めるのが、お前の使命なのじゃ……」
――――
前章・完
――――
OKです! DEMPAバリ3です!!
――残念ながら後章もありますよ――
一日見なかったらすごい投下されとる
しかもナンダコレ
(これ厨二病じゃなくてただの頭かわいそうな人じゃないか…?)
余計なことを言わず淡々と投下するのは良い厨ニ病
SS部分以外でも厨ニアピしてくるのは痛い厨ニ病
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