女（今触られた気がしたから咄嗟に近くにある手を掴んだらまさかこんな可愛らしい男の子だなんて……）


男の子「うぅ………」ｸﾞｽｯ


女「」ｷｭﾝｯ

女（ヤバイ今私の中の何かが破壊と構築を繰り返しているそんな気がする）

女（ここで……）

女『ごめんね☆間違えちゃった☆』ﾃﾍｯ

男の子『うん！いいよ！お姉さん優しくて綺麗でとても素敵な人なんだね！』

女（……と素直に謝って事なきを得るのが最善と思われるが………）ﾁﾗｯ


男の子「……うぅ……」ｸﾞｽｯ


女（イシワルしたい！！可愛すぎる！！何だこの可愛さは！！お姉さんイジワルしたくてたまらないよ！？）

女「……じゅっ……塾は！……何時からなの……？」


男の子「うんえーとね！！9時から！！」ﾊﾟｧ

男の子「……だからその………」ﾓｼﾞﾓｼﾞ


女「……ん？」


男の子「……ゆるして……ください……」ｳﾙｳﾙ


女「………」

女（私……今日死んでもいいわ）

女「うんごめんね私が間違ってたみたい、塾行っておいで」


男の子「ほんとにぃ！！」ﾊﾟｧ

男の子「ありがとうおねいさん！！」ﾆｺｯ


\ ﾂｷﾞﾊｰ◯◯ﾆﾄﾏﾘﾏｰｽ /


女「私次降りるね」


男の子「うん！」


\ ○○～○○～ｵｵﾘﾉｻｲﾊ ﾜｽﾚﾓﾉﾆｺﾞﾁｭｳｲｸﾀﾞｻｲ /


男の子「それじゃあ！優しいおねいさん！またねーー！！！」ﾃｰﾌﾘﾌﾘｰ


女「またねー」ﾌﾘﾌﾘｰ


\ ﾄﾋﾞﾗｶﾞｼﾏﾘﾏｰｽ /


ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ…ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ…

女「…………」

女「………ｽｩ……」

女「くっそ！！！！かわいいじゃねぇぇぇぇええええかぁぁ　ああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！」


ﾈｪｶｧ…………ﾈｪｶｧ…………ﾈｪｶｧ………

ブラジル人「ん？今なんか聞こえなかったか？」


ブラジル人2「あ？気のせいじゃないか？」


ブラジル人「今確かに『かわいい』とかなんとか聞こえた気がしたんだが……」

ブラジル人「……気のせいか」

女「はぁ……はぁ………」

女「…………」

女「……会社行こ」


そして今日も女の何気ない一日が始まるのだった………

おしまい

おまけ

真実その1

男の子のカバンが当たってただけ

真実その2

男の子「それじゃあ！優しいおねいさん！またねーー！！！」ﾃｰﾌﾘﾌﾘｰ


女「またねー」ﾌﾘﾌﾘｰ


\ ﾄﾋﾞﾗｶﾞｼﾏﾘﾏｰｽ /

男の子「………」


男の子「……フゥー……」ｶﾐｶｷｱｹﾞ

男の子「チョロいな」ﾆﾔｯ

男の子が極悪人

真実その3


男の子「それじゃあ！優しいおねいさん！またねーー！！！」ﾃｰﾌﾘﾌﾘｰ


女「またねー」ﾌﾘﾌﾘｰ


\ ﾄﾋﾞﾗｶﾞｼﾏﾘﾏｰｽ /




痴漢師（……………なんか知らんが）

痴漢師（ラッキー！！！！！）

痴漢師がいた

女「この人痴漢です！」


ヤクザ「あ？」


女「」


ヤクザ「………」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ


女（…………）

女（やばくね？）

女（え？何？この強面）ｶﾞｸﾌﾞﾙ

女（絶対ヤクザじゃん見た目と気迫がもうヤクザじゃん）

女（あれ？これ変なこと言ったら事務所に連れてかれるやつじゃね？レ◯プされるやつじゃね？）

女「…………あ……の………」ｶﾞｸﾌﾞﾙ


ヤクザ「…………」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ


女（間違えましたと言おうそうしよう痴漢とかもうどうでもいいさっさと終わらせてこの電車降りたい……）ｶﾞﾀｶﾞﾀ

女「………あ…の……まちg…… ヤクザ「サーセンしたァ！！！！！」ﾍﾟｺｯ

女「…………え？」

ヤクザ「サーセンしたァ！！俺のガバンが当たってしまったみたいや」

ヤクザ「勘違いさせてしまった」

ヤクザ「詫びを入れさせてくれ」


女（詫び………？）


ヤクザ「………」ｽｯ


女（え……？短刀………？）




ヤクザ「…………ｸﾞﾌｯ」ｾｯﾌﾟｸ


女「何ィィイイイイイイイイイイーーーー！？！？！？！？」


女（………こいつ………！？）ｱｾﾀﾗｰ


ヤクザ「…………ｶﾞﾊｯ…」


女（………切腹しやがったッ…………！！）ﾊｧ…ﾊｧ…


乗客女「キャアアアアアアアアアアアアアア！！！！！！！！！」


乗客男「誰かその女を取り押さえろ！！！！！」


女「！？ちがっ！！私じゃ………」

女「ちょっ……！離してっ………！！！」

女「私じゃなぁぁああああああああああい！！！！！！！！！」