勇者「俺が >>3 しないと >>5 だって?」 (29)

勇者「信じられないなあ」

占い師「そうかのう? じゃあ、飴をやろう」

勇者「……」モグモグ

占い師「うまいか?」

勇者「普通に青リンゴだった」

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結婚

魔王を残酷な運命から救わないと

お姫様の身代わり

消える

日照時間が大幅に減る

世界も道連れ

勇者「まあいいや。でさ」

占い師「おう」

勇者「まあ、信じるわけではないけど」

勇者「その魔王の残酷な運命っての? 聞かせてくれよ」

占い師「わしゃ知らん」

勇者「ええ…あんた占い師だろう?」

占い師「占えないこともある」

勇者「そうか…だったら、せめて魔王の居場所でも教えてくれよ」

占い師「おお、それなら良いぞ。しかし、またどうしたんじゃ急に」

占い師「わしの占いなんていつも面白い冗談としか捉えていないくせに」

勇者「そりゃあ、消えるぞなんて脅されれば、必死にもなる。青リンゴが気付かせてくれた」

勇者「それよりも、早く! 魔王ってのはどこにいる!」

占い師「うーむ… >>11 と出たが」

レイナクバ北の洞窟

占い師=魔王

エリア51

体育館

勇者「エリア51? なんだそら」

占い師「周りにはまったく、ここらでは見ないようなものがある」

占い師「…異界か、これは」

勇者「異界?」

占い師「ともすれば、やはりあの機械を…」ブツブツ

勇者「おいジーサン!」

占い師「ん、ああ。すまんすまん」

勇者「で、俺はどうすればいい? 消えちまうんだろう?」

占い師「まあ、どうにかなるさ」

勇者「それは占いか?」

占い師「祈祷さ。それより、わしの孫娘を呼んでこい」

占い師「己の生存を賭けた勇者の長い旅に、仲間の一人や二人必要だろう」

勇者「いや、危険な旅なんだろう? 異界なんて物騒な名前してるんだから。そこに女を連れていくなんて…」

占い師「ええい、孫は >>15 が得意じゃ! きっと役に立つ!」

工作

お手玉

役に立たねぇ……

かわいい趣味だな

勇者「おてだまっ…て」

占い師「いいから勇者、孫を!」


村娘「お爺ちゃん呼んだ?」ヒョイ

占い師「ああ、呼んだとも」

占い師「いいか。今からお前には、この男の旅のお供になってもらう!」

村娘「うぇぇ!? 全然良いよー!」

勇者「ちょっと唐突すぎはしないか。ほら、この娘だって困って…」

占い師「おお、良いか行ってくれるか!」

勇者「……え?」

村娘「うん! 私だって占い師の端くれ…いつか旅に出ようって思ってたところなんだ!」

村娘「さあ行こう! 勇者様!」

占い師「孫を頼んだぞ…勇者よ」

勇者「いや…ちょちょちょっ、少し待て」

村娘「?」

勇者「いいのか。そんなあっさり」

村娘「はい!」

勇者「いや、危険な旅のはずだろ。そんな簡単に」

村娘「いやだって私、>>20 ですから! 大丈夫大丈夫!」

超幸運体質

お手玉といっても人間をお手玉するマッチョ

ガコンガコン!

占い師「さあ勇者よ!」

勇者「いや幸運体質って…それとこの音は…」

村娘「お爺ちゃん…ついにこの機械を動かすときが来たのね!」

占い師「ああ。先祖も、この時のためにわしらにこれを残したのじゃろう。ほら、占い師だし」

勇者「意味わかんねえよ!!」

占い師「名付けて『別次元移項マシーン』ッッ!」

勇者「ダサい! こんな洗濯機みたいなもので異界とやらに行くのか!」

村娘「なにいってるの当たり前でしょ…?」

占い師「行き方は簡単! 中に入って数時間待つだけ!」

占い師「簡単じゃろ?」

勇者「いや少し待て。どうしようもなく、不安だから、何か占いの一つでもくれ」

村娘「んもう、意気地無しー!」

勇者「いいからくれ!」

占い師「しょうがないのー。ほれっ!」ポンッ


占い師「占いの結果じゃと…… この先 >>24

ネオジオングの群れが現れる

マシンが暴走して違う次元に転移してしまう

占い師「マシンが故障なんておかしな占いが出たぞい」

勇者「なっ!?」

村娘「おかしいねー」

占い師「まあ、そんなことはない! 絶対!」

勇者「お、おい不安になるからやめろよ…」

占い師「……」

勇者「……?」

占い師「……グッドラック」ニコッ

ポチッ!


勇者「オイィィィィ!? 今押したのそれスイッチーーーー

村娘「きゃっ! ーーーー


ごうんごうん…ぽーん!


占い師「行ったか」

占い師「んーまあ…事故るとか言われたけど……」

占い師「大丈夫じゃろ」


一方の次元転移中の彼らは…


がっこんがっこん!

勇者「おい、やばい音してるぞ」

村娘「大丈夫ですよー! きゃはは!」

勇者「いやその根拠のない自信はどこかた来てるんだ…」

勇者「俺はもうどうしようもなく不安だ…どうして急に俺が消えなきゃならないんだ」

村娘「暗いですねー、人生ポジティブに生きましょうよ!」

勇者「……それもそうだな」

村娘「はい! 例え目標を達成しないと消えてしまうとしても、プリンを友達に食われたとしても!」

村娘「この機械の船に穴が空いていたとしても!! ポジティブポジティブ!」

ヒュオオオーッ


勇者「うわあああああッ! やっべええええ!!」

村娘「ぽ、ぽじてぶ…」

勇者「なあにがポジティブだ! ほら、何かに掴まんないと落ちーーーー ヒュー

村娘「勇者さああああん!!」



《流れ着いた別の次元》 >>27

メタルマックスの世界

マリオの世界

DQ4の世界


世界最弱のキノコに触れると死ぬ勇者

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