【安価】漁る勇者 (503)

神は勇者を選んだ
そして勇者は任命された


勇者「......あの、すみません」

国王「なんじゃ?」

勇者「なぜ僕は身ぐるみ剥がされてここにいるんですか?」


勇者は先ほどあらゆる衣服を脱ぎ捨てさせられた
そのため、裸で国王の前に座り込んでいる


国王「勝手な話だが勇者のイメージアップの為にお主の財産は国に還元させてもらった」

勇者「わ、分かりました。しかし裸のまま謁見するのは不敬に当たります」

勇者「ですから、至急される装備を下さい。急かすようですみませんが」

国王「ないぞ」

勇者「え」

国王「しかしお主には人の部屋に立ち入り、タンスを開け、ツボを割る権利を与える」

勇者「ということは?」

国王「それで装備を揃えよ。まだ早朝だ、今すぐ漁りに行けば一般人に見つかる心配もあるまい」

勇者「えぇ......」

国王「何をボケッとしておる!早く旅立て!」


城から追い出されてしまった
しかし知らない人間の家に踏みいるのは憚られる
ならば知り合いの家に行くしかない


>>4...どこへ行く?

1.ライバルの魔法学校主席の魔法少女
2.いつも相談に乗ってくれる優しい男
3.教会のシスター

1

ライバルはリスペクトし合うものだ
ならばきっと窮地の僕を救ってくれるに違いない
チャイムを鳴らすと、長めのラグを伴って彼女は出てきた


魔法少女「ねぇ貴方、こんな早朝に......何その格好!?騎士団に通報するわよ!?」

男「待て!これには深い訳がある!まず家に入れてくれ!」

魔法少女「急に何言って.....うわっ」


強行突破する
理由は後だ、ともかく服を探さねば

あっやべ男じゃなくて勇者だ


勇者「うおおお!タンスはどこだ!」

魔法少女「待ちなさい!」

勇者「あったァ!」


彼女の部屋に踏みいりタンスを見つけ、勢いよく開ける


>>9...タンスの中には何があった?

魔法少女の黒ストッキング

中には黒ストッキングが
履くべきか否か、どうしたものか


勇者「履くぞぉぉ!」

魔法少女「させるかこの変態!」


魔法少女は精霊術で勇者を拘束する
勇者は特に対抗しなかったのであっさり拘束されてしまった

勇者「......頼む、服を貸してくれ」

魔法少女「何で?貴方家でも燃やされたの?」

勇者「燃えちゃいないが、まあそんなとこだろう」

魔法少女「だからといって人の家に入って服を奪おうとするのは如何なものでしょう」

勇者「僕勇者だから、タンスを開けたりツボを割ったりする権利があるんだ」

魔法少女「デリカシーってもんがないの!?」

勇者「身ぐるみ剥がされたから、気が動転しちゃって......もう一度頼む、服を貸してくれ」

魔法少女「>>13

ここに男物なんてないわよ
買ってきてあげるから待ってなさい

魔法少女「ここに男物なんかないわよ」

勇者「......それもそうか」

魔法少女「買ってきてあげるから待ってなさい」

勇者「いいのか!?」

魔法少女「ええい一々暑苦しい!大人しくしてて!」


彼女は家を飛び出した
勇者は少し申し訳なく思ったが、反面予想が当たって安堵していた

早朝の薄暗さが消える頃、彼女は戻ってきた


勇者「おかえり」

魔法少女「いいからその汚ならしいモノを隠して」

勇者「ごめん、ところで服は?」

魔法少女「旅人用の丈夫な奴よ」

勇者「ありがとう。なんとお礼を言ったらいいか」

魔法少女「礼なんていらないわ。この私のライバルがそんな下らない理由で逮捕されたら困るのよ」

勇者「そう......か。じゃあ俺は発つよ」

魔法少女「お代は?」

勇者「......悪い。一文ナシなんだ」

魔法少女「は?ちょっと待ちなさい」

勇者「じゃあな!」


勇者は逃げ出した
術による捕縛も免れ、逃走に成功した


勇者「さて、後は武器を調達しなければ......」


>>18...どこへ行く?

1.荒くれの古株
2.同級生の女剣士
3.ライバルの魔法学校主席の魔法少女

2

女剣士の家の前までやってきた
こいつの家は、用心深く鍵はかける癖にチャイムがついていない
ノックしようとドアに触れた瞬間、違和感に気付く
ドアが開くのだ。彼女が鍵をかけ忘れることなんてあり得ない
嫌な想像が脳に浮かび、反射的に家に入った


勇者「女剣士!大丈夫か!?」

女剣士「うわっ!?」

勇者「誰かに襲われているのか?」

女剣士「いや。というかお前どうやって入って来た。私は鍵をかけたぞ」

勇者「......へ?鍵はかかってなかったが」

怪訝な顔をする彼女をよそにタンスを探す
少し進めば彼女の部屋があり、タンスがあった


勇者「ご開帳ー!」

女剣士「おいお前なんのつもりだ!」


>>23...タンスの中身

可愛いぬいぐるみや人形がたくさん

タンスの中には可愛いぬいぐるみや人形がたくさん入ってきた
その可愛さとは少女趣味的なかわいさで、あまりにも意外だった
とんでもない堅物だと思っていた彼女の意外な一面に驚いていると


女剣士「きゃあああああ!!」


耳をつんざく叫び声
振り返れば顔を紅潮させてこちらに向かって来る彼女がいた


勇者「お、落ち着け!」

女剣士「これが冷静でいられようか!!!」

過去にも一度怒り狂った彼女を見たことがある
そんな彼女の攻撃方法とは___


勇者「やべっ!思い出した!」


勇者は横に受け身をとれないレベルに推進力を集中させ、跳んだ
その瞬間、彼女は脇差を使った高速の居合を行った
ギリギリで回避には成功した


勇者「これはれっきとした勇者の権利なんだ!ほら、僕が勇者になるって話をしただろう!?」

女剣士「ぐ!......ぐぬぬ......!」

勇者「謝るから一回落ち着いてくれ!その剣にかけた手を放して!」

女剣士「......今回だけだぞ」

勇者「ありがてぇ」

女剣士「私としては勝手にタンスを開けられたくはないんだ」

勇者「はい」

女剣士「そういえばお前どうやってタンスを開けた?タンスにも鍵をかけておいた筈だが」

勇者「そうなのか?......まさか」

女剣士「何か心当たりがあるのか?」

勇者「僕の体に解錠術式が備わっているのかもしれない」

女剣士「それが神の力ってことか」

勇者「かもしれないな。それはそうとして武器が欲しいんだが」

女剣士「武器?」

勇者「実はあらゆる財産を売り払われてしまってね。さっきまで裸だったんだぞ」

女剣士「ふむ、さすがにそれは可哀想だ。ならば>>31をやろう」

禍々しい魔剣(呪い付き)

彼女が差し出したそれは、あまりにも禍々しかった
よくよく冷静に見ればただの黒ずんだ剣だ
しかしそれが差し出された一瞬、この世ならざるおぞましい『何か』が見えた
名状しがたきとはこれに最も当てはまり、これが魔剣であることは予想に難くなかった


勇者「こ、ここここ、これは?」

女剣士「私も父上に譲り受けたのだが、よくわからん」

勇者「良く切れそうですね」

女剣士「ああいや、あげておいて言うのは申し訳ないがそれはなまくらだ。しかし___」

女剣士「いや、何でもない。私が扱いこなせていないだけの可能性もある」

勇者「はぁ......ともあれ、ありがとうございました」

彼女の家を出て、噴水の縁に腰掛け思案する
この後どうすべきだろうか


勇者「......いや、それよりも」


この剣が気になる
深淵を覗いているときうんぬんかんぬんとは良く言うが、一方的に深淵に覗かれている気がする
ただの思い過ごしなら良いが、何か不安だ


勇者「そうだ、鑑定してもらおう」


>>35...誰に鑑定してもらう?

1.ガラクタの山に住むショタ鑑定士
2.占い師の怪しいおばあさん
3.商魂たくましい商人娘

1

いつだったか、産業は激しく栄えた
だがお決まりのパターンとして人は行き過ぎるものだ
多くのものが余り、型落ちし、廃棄が追い付くことはなかった
そんな『捨てるところのないゴミ』の集積場に住む少年が居た

もっとも、彼にとって『捨てるところのないゴミ』というのは違う意味に聞こえるらしいが


鑑定士「ん、いらっしゃい」

勇者「あれ、どこにいるんだ?声はするが」

鑑定士「ここだよ」


下を見れば小さな少年が居た
聞くところによれば彼が鑑定士らしい

勇者「ああ、ごめんよ」

鑑定士「ゆるす」

勇者「ありがとう。ところでこれ、鑑定してくれないかな?」


勇者は剣を差し出す
鑑定士は怯んだ。さっきの自分を見ているようだ


鑑定士「なんでこんなものが?これすごいね。お兄さんの背中も冷や汗でじっとりしてるよ」

勇者「たしかにこれはとんでもないが、僕の背中は噴水で濡れただけだ」

鑑定士「......これ、呪われてるね」

勇者「の、呪い!?いったいどんな」

鑑定士「>>40

私にもわからん。本当に申し訳ない

鑑定士「私にもわからん。本当に申し訳ない」

勇者「......えっ、まさか」

鑑定士「ごめんね」

勇者「......ゆるす」


勇者は何かを察した
彼はひとまず諦めることにした
理性が止めても、運命は聞かないのだ

勇者「どうするか」


必要なのは資金だ
鑑定士はお代はいらないと言ってくれたが、どこでもそういう訳にもいかない
タンスや壷から出せば犯罪ではないので、金のありそうなところに行こう


>>45...どこを訪ねる?

1.教会のシスター
2.ナイスガイ御曹司
3.王国の姫

1

町の外れには立派な教会がある
一人のシスターが運営しているこの教会だが、布施の集まりはかなり良いらしい
神や天使の代行者たる勇者ならきっと分けてもらえるはずだ

教会に入るとシスターは安らかに目を閉じ、祈っていた
その横を静かに通り抜け、シスターの私室の入り口のドアに手をかざすと鍵が開いた


勇者「さて」

部屋にはきちんとタンスがあった
シェア一位のタンスメーカーはきっと儲かっているのだろう


勇者「では失礼して」


彼はタンスを開け、中身を確認する


>>50...タンスの中身

一人でするためのエッチな道具一式
えぐいヤツからソフトなものまで

中には、想像を絶するものが詰まっていた
男性器を模した器具、連なる球体
中にはもはやただの棒や、腕や首を固定する器具もあった


勇者「......」

勇者「見なかったことにしよう」

勇者「それが得策だ」

勇者「金目の物を確保せねば」

勇者「そうだ、壷を割ろう」


この部屋には壷もあった
安心の投げて割れる強度だ
これまでのパターンから鬼が出るか蛇が出るかというレベルだが、それでも彼は希望を捨てなかった
彼は期待を込めて壷を叩きつけた


>>55...壷の中身

勇者の写真

中には勇者の写真が入っていた
一瞬不可解に思ったが、まあ勇者だしシスターは興味ぐらい持つだろうと思い直した

それよりも彼には金品のないことの方が問題であった
まるで強盗のようだが、合法なのだ。あくまで合法なのだ
そう自分に言い聞かせ、部屋の物色を続けようとしたとき、声をかけられる


シスター「あのー......一体何をして......あっ!」

勇者「あっやべ」

シスター「勇者様は確か、タンスを開けたり壷を割っても良いんでしたっけ」

勇者「そうだが」

シスター「そうですか。でも見てしまったんですよね?」

勇者「見たとも」

シスター「ならば私もタダで返す訳にはいきません」

勇者「いや待て、俺も別にそれが見たかった訳ではないんだ」

シスター「問答無用!>>59です」

>>58

シスター「私も旅のお供させてもらいます」

勇者「......あぁ、なんだ。いいよ」

シスター「回復は任せて下さい。しかし勇者様、なぜここに?」

勇者「資金がなくてね。ほらここ、儲かってるとかなんとか」

シスター「資金でしたらお任せ下さい、十分とは言えませんが持っています」


こうして、半ば強引に彼女はついてきた。旅に必要な物は揃ったのだ

勇者「そういえば、勇者の使命ってなんなんだ」

シスター「知らなかったんですか!?」

勇者「うーむ、魔法戦士志望の一般人だったからなぁ」

シスター「......勇者の使命はですね、神の代行や幸せをもたらすこと」

勇者「いまいちピンとこないな」

シスター「それは初期の思想です。今では魔王に拐われた姫を助けることですね」

勇者「え、僕魔王倒すの?」

シスター「はい。頑張って下さい」

勇者「ええええええええ!」

こうして、僕は王国を旅立ち、街道に出た
風も陽も暖かく、良い日だった


勇者「そうだシスター」

シスター「何でしょう」

勇者「この剣に憑いた呪いが何か分かる?」

シスター「うっ.....これはヤバいですよ、>>65です」

シスター「全てにおいて最強になる呪いです」

勇者「......別にヤバい訳ではなくね?」

シスター「良くも悪くも最強になるんです。特に運は酷いですよ」

勇者「どういうこと?」

シスター「一口には説明出来ません。勇者様のような魔術適正の高い人が持つとまずいんです」

勇者「でもこれ外せないんだろ」

シスター「残念ながら」

勇者のステータス

HP:65534?
MP:65534?
力:65534?
素早さ:65534?
運:65534?

シスター「あ、勇者様、モンスターですよ」

勇者「敵意のあるやつ?」

シスター「はい」

勇者「戦うしかないか.....」


>>71...どんなモンスター?

魔王

シスターの言っていたことが何なのか即座に理解した
今眼前に居るそれは明らかにただのモンスターではない
圧倒的な魔力量と戦闘能力を放つそれがなんなのか
認めたくないが、それは間違いなく魔王だった


魔王「勇者よ、姫を返す訳にはいかん」

勇者「なんだと!?」

魔王「貴様は彼女がなんなのか分かっていないようだ」

勇者「......とにかく、僕はお前を倒して姫を助けなきゃならないんだ」

勇者「行くぞっ!」


勇 者の攻撃!
p=186に(■<<■■)*99のダ"メージ!!

魔王は倒れた!


魔王「ぐ......流石我が宿敵よ......!」

勇者(宿敵?)

シスター「や、やりましたね!」

何がなんだか分からずに勇者が困惑していると、天から光が差す
その光の中に何かが降りてきた


天使「私は天使、神よりメッセージを賜りました」

勇者「メッセージ?」

天使「読み上げます」

天使「『お前のせいで世界中のフラグが複雑骨折した。クソワロ』」


すると天使はまた光の中へ消えていった
差した光も消え、辺りは元の様子に戻っていた

シスター「じゃあ早速姫を助けに行きましょう」

勇者「えっ、あのメッセージ何」

シスター「......神様も楽しそうですし、良いんじゃないですか」

勇者「えぇ......」


こうしてモンスターに出会うことはなく、町に到着した


>>80...どんな町?

豪奢な魔法都市

そこは、のどかな町に暮らしていた人間には派手過ぎた
光輝く魔力のランプが空を飛び交い、建物も燃えるように輝いていた
陽の気が乱反射するその魔法都市に今、足を踏み入れようとしていた


勇者「目に悪いな」

シスター「ですが、素敵なところですよ」

勇者「知っているよ。元々魔法戦士志望だったんだからね」

シスター「どこに行きましょう」

勇者「そうだな......今、僕の運ってヤバいんだろう?」

シスター「針があれば振りきれてますよ」


この都市には多くの名物がある
雄大な自然はないが、概ね人の欲に関するものは全てある
その内で最もポピュラーなのが___


勇者「カジノに行こう!」

既に派手を極めているような都市だが、そのカジノはもっと派手だ
黄金の輝きが中を満たし、またうるさい


シスター「流石にここまでくるときついです」

勇者「僕もそう思う。じゃあこのスロットやろうか」


勇者は席に座り、シスターから金を受けとる
それを中に投入し、回し始める
賽は投げられた


>>85...どうなった?

怒涛のフィーバー

回し始めた瞬間、耳に高音が刺さる
何か妙なモードに入ったらしい
勝手に絵柄が揃い、換金用クレジットが貯まる
数回に一度、モードを続行するかの抽選があるようだが、それは意味を為さなかった

数時間回し続け、クレジットがたくさん貯まったので換金してもらおうと思い、店員に話しかける


店員「......へ?」

勇者「いやぁ、やたら出ちゃって」


店員はどうも目の前の光景が信じられないようだった
しかし換金しない訳にもいかないので、換金所に通された

換金担当店員から、空想の様な額面を伝えられた
僕が勇者でなければ、これで遊んで暮らすだろう


勇者「......分かりました。で、どうやって受け取るんです?」

店員「そうですね......このような事は過去に一度だけあったのですが」

勇者「へぇ」

店員「その時はアタッシュケースを贈呈しましたね。今回もそれでよろしいですか?」

勇者「はい」

五つのアタッシュケースを渡された
持ち運べるようにはなったが、邪魔だ
筋力がおかしくなっているので重くはないが


シスター「それ、邪魔ですね」

勇者「そんな言い方ないだろう。しかしどうしたものかな」

シスター「ここは魔法都市です。魔法図書館に行けば収納魔法ぐらい分かりますよ」

勇者「確かにそうだな」

魔法図書館にやってきた
きらびやかな都市の風景と違って、ここは蛍の光のような暖かみがある
ぼんやりとあるので気付きにくいが、いくつも巨大な本棚がある

勇者はここに来るのは記憶の限りでは初めてなので、司書に案内してもらおうとする


勇者「あ、司書さん。本を探してるんですけど」

司書「>>91

1.はい、案内しますよ
2.気安く話しかけないで下さい
3.(トゥンク)

3

司書(トゥンク...)

勇者「大丈夫ですか?」

司書「す、すみません。ちょっと本のことを考えていました」

シスター「真面目なんですね」

司書「いやそんなでもないですよ。それで、どの本を探しているんですか?」

勇者「収納魔法です。見ての通り荷物がたくさんあるので」

司書は迷路の様な図書館を進んでいく
そしてある区画で立ち止まる


司書「ここです。少々待っていて下さい」


司書は6メートルはあろうかという本棚に梯子をかけ、登っていく
そして本を一冊抜き出し、降りてくる
ここの司書になれば運動不足は免れることができるだろう


司書「こちらの本でよろしいですか?」

勇者「ご丁寧にどうも。立ち読みは推奨されますか?」

司書「いえ、広間に一度戻っていただいて読むことを推奨します。ここは迷いますので」

広間に戻ってきた


司書「貸し出しの手続きを行います。身分証明書はありますか」

勇者「ありません。どうにかなりませんか?」

司書「......と、特別に許可します。一週間以内に返却してください」

シスター「心も優しいんですね」

司書「私にだって慈悲はあります。なにも貴女のようなシスターだけのものではありません」

勇者「何にせよ喜ばしいな」

その後、本を読むために静かなカフェに入った
収納魔法はそこまで高位の魔法ではなく、習得は難しくなかった


勇者「......ん?」

シスター「どうしました?」

勇者「メモが挟まってる。内容は......住所みたいだ」

シスター「へぇ。気になりますね」

収納魔法の習得を終え、アタッシュケースを収納した
どうやらパーソナル異空間に収納しているらしい


勇者「......もう夜だな」

シスター「宿を探しますか?」

勇者「いや、まだいいだろう」

シスター「ではどうしますか?」

勇者「家を漁るぞ」


>>100...どこへ行く?

1.メモの住所
2.魔法都市最大の財閥の令嬢
3.大魔導師のおっちゃん

1

例のメモにある住所にやってきた
どんな建物かと思えば意外にも普通の家だった
玄関から中に入ると、中もまた普通の家だった

電気は点いていないが、家主の物と思われる靴はある
就寝中だろうと思い、寝室を覗くと____


司書「......スー」


なんとあの司書が寝ていた
よくよく考えれば彼女なら本にメモを挟むこともできただろう


シスター「......起こします?」

勇者「いや、いい」

大体の場合、というか当然だが、家主に見つかると面倒なことになる
拘束されたり、危うく真っ二つになりかけたり
ろくな事がないので放置しておく


勇者「早速だが、タンスを開けるぞ」


勇者は手慣れた動きでタンスを開け、中身を物色した


>>106...タンスの中身

ほぼ全財産

どうやら彼女は銀行を信用しないタチらしい
タンスの中身は彼女のほぼ全財産だった
しかし大量に儲けてしまった今、それにあまり価値はなかった


勇者「......いらない」

シスター「こんな良い人が恐ろしいアーティファクトなんか持ってるわけないですよ」

勇者「君も良い人だが、アーティファクトみたいなものを持ってたじゃないか」

シスター「なっ......///あれはですね」

司書「むー......?はっ!」


司書は物音に気付いて飛び起きた

司書「しまった、寝顔を見られた」

勇者「起きましたか」

シスター「お邪魔してます」

司書「なんでここに!?確かに住所は挟んだけど、鍵はかけてあったのに」

勇者「僕の体に解錠術式がいつの間にか埋め込まれてたんですよ」


余りの驚きに目を白黒させて夢と現の間をさまよっている彼女にシスターが問う


シスター「そういえば、なぜ本にメモを挟んだんですか?」

司書「う......それは>>112

司書「私は実は伝説の賢者でしたが、平凡な暮らしをしてみたく一線を退きました」

勇者「......伝説の賢者!?」

司書「が、貴方を見て再び冒険したくなってきました」

シスター「ふむふむ」

司書「性奴隷や肉便器でも良いのでお供させてください!」


なるほど。彼女の熱意は痛いほど伝わった
しかしなんだか最後だけおかしい
だが断る理由もない


勇者「いいよ。共に往こう」

司書「ありがとうございます」

こうして、新たな仲間が加わった
こういったときは多くの場合、勢いに任せて旅立つものだ
今回はそういう訳にもいかない。なぜならもう夜遅いからだ
手頃な宿を見つけたので、泊まる運びとなった


勇者「さて、どう部屋を取る?」

シスター「どう、と言うと?」

司書「私は>>117が良いと思います」


1.三人それぞれ別の部屋
2.男女で分ける
3.全員同じ部屋

3

司書「私は全員同じ部屋が良いと思います」

勇者「そりゃまたなんで?」

司書「私はまだ新入りなので、親睦を深めたいなと」

シスター「確かにそうですね。私も新入りですし」

勇者「なるほど、良いね」

部屋に入る
別に疲れた訳ではないが、ベッドに腰かける


勇者「......何話そう?」

シスター「うーん......あ、司書さん!何か親睦を深めるのに向いてる魔法とかありますか?」

司書「それなら>>121

淫乱魔法♥️

司書「淫乱魔法♥」


彼女がそう唱えると、周囲に桃色の霧が立ち込める
魔法に対して現在の勇者は完全な耐性を持っていたが、これは防げなかった
原理としては回復魔法を受けたときと同様だ


勇者「うっ......」

シスター「あれ?なんだか頭がぼーっと......」

司書「一緒に気持ち良くなりましょう?」


司書は服を脱ぎ捨てる
その体は美しく整っており、美術品のようだった


勇者「し、司書......良いのか......?」

シスター「我慢できません!私も脱ぎます!」


シスターも服を脱ぎ始める
彼女の体は柔らかそうで、また胸も大きかった

司書「ふふ、なかなか立派なものを持っていますね」

勇者「あぁ......」


司書はそそり立つ陰茎を掴み、指を這わせる
そのテクニカルな責めは確実に男に悦びを与える
そして彼女はより激しく陰茎を刺激し_____


勇者「あっ、もう......ああ......!」

司書「もうお漏らしですか?早いんですね」

しかしながら、彼の陰茎は絶頂を迎えても萎えることはなかった
むしろカリはより大きく傘を開き、サイズも一回り上昇していた


司書「す、すごい......」

勇者「司書......挿れるぞ」

司書「ちょ待っ......お"おっ//////」

勇者「ああっ、すごい!」


彼女の膣はとても締まりがよく、名器と呼ぶに相応しかった
しかもこれが初体験なので、彼は夢中で行為に取り組んだ


司書「おほっ♡おおっ♡んおおおおお~♡」

司書「カリ首引っ掛かって気持ちいい~♡」

勇者「も、もう限界!」

司書「きて、きて、きてええええっ!」


彼が解き放った第二号は、性感を刺激する魔力が強く込められていた
彼は絶頂と同時に脱力し、腰を引いた
しかし彼女は魔力によってよがり狂い____


司書「いいん♡いぃん♡んいいぃい~♡」


気絶してしまった

シスター「勇者様ぁ......」

勇者「シスター!」


勇者は肉欲に従って彼女の豊満な胸に腰を押し付けた


シスター「気持ち良いですかぁ?」

勇者「ああ、最高だ......くっ」


勇者はまたもや欲望を解き放った
マシュマロのようなそれに、生クリームがトッピングされたのだ


シスター「美味しいです」

彼女が夢中でそれを舐め取っているうちに、勇者は後ろから挿入した


シスター「んっ♡」


彼女の膣は柔らかく、慈愛に満ちていた
どこまでも優しくモノを受け止めてくれる


勇者「シスター!シスター!」

シスター「♡♡♡♡♡♡♡~♡」


声にならない呻き声をあげて快感に身を震わせている

勇者「なんで聖職者なのに、こんなエロいものを持っているんだ......」


そして彼が四度目の絶頂に達したとき、シスターも気絶してしまった
彼もやりきった感があったので、そのまま寝た


勇者「おやすみなさい」

翌日の朝
いつも通り起床すると、まだだらしない顔のままシスターが寝ていた
しかしながら、司書は起きていた


司書「おはようございます」

勇者「おはよう」

司書「昨日はすごかったですね」

勇者「おかげさまでね。ところで、何か魔法を教えてくれないか?」

司書「なんの為に?」

勇者「まだ話してなかったけど、僕は攻撃をすると恐ろしいダメージが出るんだ」

司書「良いことじゃないですか」

勇者「いや、強大な敵ならまだしも雑魚だと本当に消し炭になってしまいかねない威力なんです」

司書「だから相手傷つけず勝つ魔法が知りたいと?」

勇者「ああ、そうとも」

司書「なら>>136

魂を抜き取る魔法

司書「なら魂を抜き取る魔法を伝授しましょう」

勇者「ありがとうございます」

司書「ですが基本的に雑魚にしか使えない魔法です。魔力量で遥かに上回る必要があるので」

勇者「その点に関しては問題ないです」

司書「では、教えます」


こうして、司書の魔法のレッスンが始まった
流石賢者が教えているだけあり、習得はスムーズだった

レッスンが終わる頃、シスターも起きてきた


シスター「おはようございます」

勇者「ああ、おはよう」

司書「おはようございます」

シスター「何か、変な夢を見たような気がします」

勇者「それ多分現実だよ」

シスター「えっ///」

勇者「さて、今日はどうしようか」

シスター「まだ出発するには惜しいですね」

司書「行くところには困らないはずですが、どこに行きましょう?」

勇者「うーん......」


>>141...どこに行く?

1.魔法道具店
2.薬屋
3.酒場

魔法道具店にやって来た
最初は大きなデパートのような所に行こうとしたのだが、司書の提案により別の所になった
どんな所に連れて行かれるのかと身構えていたが、その不安は無用だったと思うことになる
その店は路地にあり、洒落た雰囲気の店だった


猫「いらっしゃいませ」

司書「久しぶり」

猫「......おや」


何故か店内に居た猫が喋り出した
無用と放棄した不安が再びちらつく。まさかこの猫が店員なのか?

猫「すみません。驚きましたか?」

猫「僕はこの店の店主です。今は変化魔法で姿を偽っているだけですので、心配なく」

勇者「は、はぁ」

司書「こんな性格でこんなナリですが、品質は確かです......って」

シスター「わぁー!猫ちゃん可愛い!」


シスターは猫を抱き抱える
好き勝手にもふっているので、猫は苦しそうだ


猫「へぶっ!ぼ、僕はしばらく動けそうにない!何か気に入ったら呼んでくれ!」

こうして、可哀想な猫を尻目にショッピングをすることになった
彼女の言っていた通り、確かに品質の良い商品のみを取り扱っている
あまり大きな店ではないとはいえ、品揃えも決して悪くない


勇者「いい店だね」

司書「そうでしょう?私は彼と長い知り合いで、魔法道具に関してはよく世話になったわ」

勇者「すごい人なんですね。......おっ、これ良いね」


>>146...どんな魔法道具?

1.真球水晶玉
2.魔草栽培キット
3.使い捨て催眠術セット

1

勇者「これが欲しいんですが」

猫「ん......おお、お目が高いね」

司書「これはなに?」

シスター「綺麗な水晶玉ですね」

猫「これは魔力を込めると過去を映し出す水晶玉さ」

勇者「そんなものがあるんですね」

司書「これは真球のようだけど、それと関係が?」

猫「ああ。この水晶を真球に切り出すのは大変骨の折れる作業らしい」

勇者「よし、これ買います」

猫「毎度あり、お支払いはどうします?ローン組みますか?」

勇者「一括で」


彼の示した額は相当なものだった
しかし勇者の所持金と比べれば大した価格ではなかった

日は頭上に昇り、気温はピークを迎えていた
幻のような都市から外れ、街道に出ていた


勇者「それでは、旅に戻ろう」

シスター「ええ、そうですね」

司書「聞きそびれていたけど......この旅の目的は何?」

勇者「魔王の城まで行って、姫を助け出すことさ!」

シスター「はい!この方は勇者なんですよ!」

司書「......え?まじ?」

なんだか距離を作られた気がする
勇者として、仲間との距離は迅速にもとに戻すべきだ


勇者「うーん......」


こういう時は大抵、面白い話でもしてやるべきだ
しかし彼の脳には良質のジョークが不足していた
ならば、盛り上がる話だ。例えば____


>>152...どんな話?

1.身の上話
2.恋愛話
3.天気の話

2

勇者「司書さんは、好きな人とかいるの?」

司書「!?!?!?」

シスター「私も気になります!」

司書「わ、私は......ダメ、言えない」

勇者「そうか。その恋が叶うといいね」

シスター「そういう勇者様はどうなんですか?」

勇者「え?僕?」

司書「私も気になりますね」

シスター「さあさあ、教えて下さい?」

勇者「......みんな大好きだよ」

司書「そんなんで満足できると思っているんですか!?」

勇者「司書さんに言われたくない!シスターは?」

シスター「私ですか?私はシスターなので、神様のみを愛していると言いたいところですが」

シスター「やっぱり普通に恋したいですね。好きな人は秘密ですが」


意外だと一瞬考えたが、昨日の乱れっぷりを鑑みるに当然だろうと結論付けた


司書「それで勇者さん、みんなを愛しているのならそれを証明して下さい」

シスター「いいですね」

勇者「証明って、どうやって?」

司書「>>157です」

次の町に着いたら宿で一日中抱いてください

司書「次の町に着いたら宿で一日中抱いてください」

シスター「な!破廉恥ですよ!」

司書「破廉恥だったらどうするの?」

シスター「私が取り締まります!」

勇者「......したいの?」

シスター「......ノーコメント」

勇者「おっ、次の町が見えてきた」

司書「宿があれば良いのですが」

シスター「教会あるかなぁ」

勇者「どうだろうね?」


>>162...どんな町?

エルフの街

その街はとてものどかで、豪奢な都市には足りない空気を確かに持っていた
さらに住人をよく見れば、耳の尖っているものばかりだ
つまりここはエルフの街。里を出て街を形成したエルフの作り出した土地だ


勇者「いい空気だ」

シスター「そうですね」

司書「私はこちらの方が都市より好きかもしれません」

勇者「一日中宿でどうこうと言っていたが、もう陽が落ちてきたな」

司書「とすると、宿を取るんですか?」

シスター「いいえ、違いますね」

勇者「その通り!家を漁るんだ!」

司書「......犯罪では?」

シスター「いいえ、勇者様の権限としてタンスを開けたりツボを割ったりできます」

勇者「では行こう」


>>166...どこに行く?
1.長老の家
2.ロリエルフの家
3.風神祭壇

3

エルフというのは、代々風精を信仰してきた
精霊信仰というやつで、シルフと名乗る妖精を奉っているらしい
しかし、ここのエルフは古い因習に反発して里を出てきたエルフ達だ
そのまま精霊信仰を続けるのは住人の士気に関わると判断した長老により、風神信仰に切り替わったのだ

そんなエルフの神聖な祭壇にやって来た勇者一行


勇者「ふむ、ここが祭壇か」

シスター「はい。私のような神職者ならば、ぜひ訪れたい場所ですね」

司書「......神聖な雰囲気を感じる」

ここに勇者一行が来たということは、目的は明らかである
罰当たりにも、供物や神聖な道具を取っていくつもりなのだ


勇者「お......?」

シスター「どうしました?」

司書「む、これは......」


壁に触れると、そこがスライドして開く仕組みになっている
その奥には一つツボがあった


勇者「割るか」

シスター「いかにも、って感じですけど」

司書「そこまで心の狭い神じゃないと思いますけど、やはり怖いですね」


勇者がツボを地面に叩きつける
すると中には>>170

生贄として奉げられた幼女とショタ

中には生け贄として捧げられた幼女とショタが入っていた


勇者「......おいおいおいおい、マジですか」

シスター「......」

司書「シスターさん、これに対するあなたの見解を聞きたい」

シスター「......信仰の形はそれぞれです。一介の神職者でしかない私に否定することはできない」


彼女の表情は複雑だった。まるで霧のかかったようだ
そして意を決して幼女とショタが喋り出す


ショタ「ねぇ、ここが神様の国なの?」

幼女「うーん、同じ祭壇に見えるよ」

勇者「やあ君たち。ここは神様の国じゃないよ」

ショタ「どうして?」

勇者「今は神様が忙しいみたい。ところで、君たちはなんで神様の国に行くことになったの?」

幼女「分かんない!でもね、変なおじさんが『たかさのため』って言ってたよ!」

勇者「分かった、ありがとう。今から神様のスケジュールを聞いてくるから、ここでおとなしく待っててね」


勇者は手で合図し、祭壇の外に出るよう促す
一行はひとまず作戦会議をすることになった

勇者「......『たかさのため』って、何ですか?」

司書「合言葉ですかね?」

シスター「おそらく、この街の信仰はよくある生け贄を用いたものです」

シスター「そして『たかさのため』というのはおそらく、『崇さの為』でしょう」

勇者「信仰の自由というのは当然ある。しかしその為に命が失われるというのは......」


全員、納得はいかなかった
そしてどうにかならないものかと、神事の担当者を訪ねることにした

神事エルフ「......おや、旅の方。何かご用ですか?」

勇者「あなたが神事を取り仕切るエルフで間違いないですか?」

神事エルフ「.......ええ、間違いありません」

司書「この街では生け贄を用いていると聞きました。なぜ生け贄を使うのですか?」

神事エルフ「崇さの為です」

シスター「生け贄以外でどうにかできないんですか」

神事エルフ「>>176

勿論ある

神事エルフ「勿論ある」

勇者「ならどうして......」

神事エルフ「崇さの為です。神は畏れられることや儀式的なエネルギーによってその位が上がります」

勇者「その二つを満たすのが生け贄だと?」

神事エルフ「その通りです。私も本当はこんなこと行いたくはない。しかし......」

神事エルフ「この街の住人は里の住人に対して対抗意識が高い。だから信仰するものも変えたんだ」

神事エルフ「シルフを超えるには、急速に神を強くする他ない。生け贄は適した策だったのです」

勇者「......なるほど、難しい問題だ」

再び作戦会議をすることになった
住人の意思を尊重するため、より効率よく神を強くする方法を考えることにした


シスター「神様のことなら任せてください!私に考えがあります」

勇者「聞かせてくれ」

シスター「私が教会の連絡網で、神託を伝えます。内容は『風神による空砕き』」

司書「どういうこと?」

シスター「教会の連絡網って、わりと庶民的なんですよ。特に天気予報が盛んです」

シスター「そして明日は曇りの予報です。そこで司書さんに風魔法で空の雲を割っていただきます」

翌日
予報通り曇天になった
すでに神事を行うエルフに話はつけてあったので、儀式を行うふりをしてもらった


司書「*極大風魔法*」


すると空の雲は真っ二つに割れ、地上にも吹き飛ばされそうなほどの強風が吹いた
教会と連絡網で近辺の村からも雲が割れる様は見ることが出来ただろう


エルフA「す......すげぇ。これが風神様の......!」

エルフB「やはりシルフなんかより風神様の方が素晴らしい神だ!」

所変わって、街の外れ
ここにも空砕きの観測者が居た


ショタ「うわぁ!すごいよ!」

幼女「うん!流石風神様!」

勇者「......うまくいったようだな」


しかし彼らに不穏な足音が忍び寄る
それに強い敵意を感じた勇者は問う


勇者「何のつもりだ?」

急進派エルフ「どういうことだ?こんな小細工では風神様より上位へと上がれない」

勇者「そんなことはない。この事は多くの人に知れ渡り、知名度とインパクトで位は上がるはずだ」

急進派エルフ「風神様に必要なのはあの腐った里を吹き飛ばす残虐性だ!よそ者にはわからんだろうがな」

勇者「僕個人はお前を正しいとは思わない。復讐の為に手を汚してはお前の方が悪人だ」

急進派エルフ「そう思うか?俺こそが風神様の代理として復讐を成し遂げる者。これは俺ではなく、神の意思だ」

勇者「ふざけるな!神は都合の良い道具じゃない!お前のような者が代理をする神の位が上がるものかこの恥さらし!」

急進派エルフ「知ったことか。そのような考えを持つ人間をみな殺せばよいのだ」

勇者「......もういい。お前の身勝手は聞き飽きた」


勇者は再び落ち着き払って告げる


勇者「僕は正当なる神の代理、勇者の名に懸けてお前に裁きを与える」

勇者「*吸魂*」


勇者が魔法を詠唱すると、奴の体から魂が出てきた
そして勇者の魔力がそれを包み込み結晶化する


勇者「......肉体の死刑・魂の無期禁固」

ショタ「あれ、勇者さんどうしたの?」

幼女「勇者さん、顔が怖いよ」

勇者「ごめん、そろそろ家に帰りなよ。神様の国に行く必要はなくなったってお父さんお母さんに教えてね」

儀式が終わり、宿屋に帰ってきた


勇者「お疲れ」

司書「そういえば勇者さんは何をしていたんですか?」

シスター「そうですよ、皆で祭壇の前で空を見ようって話したじゃないですか」

勇者「悪い。ショタと幼女が街の外れに居るらしいから保護しようとしてたんだ」

司書「それならまぁ......あっ、約束覚えてますよね?」


勇者は白々しい態度で誤魔化そうとしたが、無駄だった
どうにも司書は定期的に性交渉をしないとダメらしい


シスター「私も不貞な行為がないか監視しますからね」


>>185...どんなプレイ?

司書のアナルを使い込む

勇者「そもそも、司書さんがそういった行為をするのは満足出来ないからだと思います」

司書「つまり満足させると?」

勇者「はい。というわけで今回はアナルを使っていきたいと思います」

司書「え、アナルはちょっと」

シスター「む......まぁ妊娠の危険性はありませんし、いいでしょう」

勇者「でもいきなりねじ込むのは危険ですし、魔法ローションを使います」


勇者は透明な液体を司書のアナルに流し込む
そしてゆっくりと入口(出口)から解していく
嫌がっていた割には既にひくひくと穴が蠢いている


司書「う......くっ......」

勇者「よし、解しはこのくらいで良いだろう」

勇者はアナルビーズを取り出す
本来彼は持っていないはずのものだが、シスターのタンスからくすねていたのだ


シスター「......あっ!それ私のですよ!」

勇者「ケツの穴なんてみんな一緒だろう!」


そして少しずつ司書のアナルに挿入していく
司書は苦悶の表示を浮かべ、冷や汗を流している


司書「き......きついよこれ.....」

勇者「挿れるときはそういうものらしいが」

司書「なら早く抜いてくれ!苦しいだけだ!」

勇者「分かったよ」


勇者は挿入したビーズを勢いよく引き抜く
苦痛に堪えかねた彼女はよりきつい快楽に曝される


司書「んほうぅぅぅぅぅっ!!」

勇者「どう?まだ抜けきってないけど」

司書「と、止めて......」

勇者「嫌に決まってるじゃないですか」

司書「おおおおおおっ!!」

彼女のアナルからビーズが全て引き抜かれた
それに伴い、アナルはぽっかりと大きく開発された


勇者「よし」

司書「これで開発も終わりね。なかなかキツかったわ」

勇者「おや、何か勘違いしていませんか?」

司書「え?」

勇者「これから性器を挿入します」

司書「......無理無理!そんな太いの絶対入らない!」

勇者「今のうちに息を吸っておいたほうがいいです......よっ!」


勇者は勢いよく司書のアナルに挿入する
司書は今まで見たことのない顔をしている

司書「ふっ......ふぎぎぎぎぎぃ......!」

勇者「じゃあ動くね」

司書「え、待っ......んおっほおおおお♡♡♡」


司書は悶絶し、訪れる破壊的な苦痛と快感を享受せざるを得なかった
だが、次第に彼女も苦痛に慣れてきた
それにより彼女の表情も段々と綻び、快楽に悶えるようになった


勇者「司書さん!力抜けてきましたね?いいですよ!」

司書「こ......これ......んっ  やば......ひゃ♡♡」

勇者「きゅうきゅう締め付けてきます!そのままイって下さい!」

司書「は、はひ、イっ イくぅぅぅ♡♡♡」


一度目の絶頂を皮切りに、より激しいセックスが始まった
二人は未知の快感に喘ぎ悶えた
そして______


勇者「あ、気絶しちまった」

勇者「シスター、回復してくれないか?」

シスター「......」

勇者「シスター?大丈夫か?」


勇者がシスターの身を案じ、近寄る
その時、彼女は素早い動きで勇者を押し倒す


シスター「もう我慢できません!今度は私の番です!」

勇者「お、おう!?」


>>193...どんなプレイ?(あまりにハードなやつ以外)

シスターを拘束して魔翌力で震動するディルドーとアナルピーズで放置
放置してくたくたになったヴァギナに勇者のペニス、アナルにディルドーで2穴責め

勇者「おらっ!」

シスター「これは何のつもりですか!?」


勇者は力でシスターを振り払い、縄でベッドにくくりつけた
そしてそのまま服を脱がし、豊満な裸体を露出させる


勇者「それでは、漁らせていただきます」

シスター「え......?あっ!そこは!」


勇者はシスターの私物の入ったバッグを漁る
そして彼の予想通り、一人で致す用のグッズが入っていた

勇者「シスター。これはなんだい?」


勇者はディルドを取りだし、尋ねる
勿論彼はこれが何の為の道具かなんて分かっている


シスター「......ぅ......それは......」

勇者「それは?」

シスター「魔力で動くディルドです」

勇者「ふーん、シスターってそういう人なんですね」

シスター「ち、違......んんっ」

勇者「違うってんなら、これに耐えてみなよ」


勇者は魔力を込めたディルドを挿入する
そして再びシスターの私物を漁り始める

勇者「......これ、何種類持ってるんです?」


勇者はアナルビーズを取りだし、困惑した様子で尋ねる
しかもディルドと同様に魔力で動くようになっている


シスター「た、たくさん......んん」

勇者「まさか寄付金をこんなものに使っているとはねぇ」


そしてアナルビーズをシスターに挿入しようとする
彼女は抵抗したが、努力むなしく、奥まで入ってしまった
こうもあっさり入るということは、やはり開発済みなのだろう

勇者「二穴挿入っちゃったね」

シスター「勇者様、お許しを......」

勇者「これは神の遣いとしての罰だ。僕は散歩に行ってくる」

シスター「そ、そんなぁ......」


勇者は宿を出ていった
数十分後、勇者は部屋に戻ってきた


勇者「ただいま」

シスター「お帰りなさい......ひうっ♡」

勇者「僕がいない間に何回イった?」

シスター「......膣で3回、アナルで2回です」

シスターは既にぐったりしている
もはや拘束を解こうともせず、言いなりにできそうだ
元々言いなりのようなものだが


勇者「そうか。それじゃあ......」

シスター「えっ、それは......ひいぃっ♡♡」


勇者はやおらにアナルからビーズを引き抜く
彼女は対応出来ず、また絶頂する


勇者「これでどっちでも三回だな......そらっ!」

シスター「おぅっ♡♡」


ディルドを引き抜く
先程イったばかりというのもあって、これは堪えた

勇者「そして同時に!」

シスター「えっ、どっちもは無理です!」

勇者「知ったことか!」


自分のモノを彼女の膣に
引き抜いたディルドを彼女のアナルに同時挿入
間髪入れず腰を遣いはじめる


シスター「へひゃぅぅぅぅ♡♡♡」

勇者「気持ちいいかシスター!」

シスター「はいぃ 気持ちぃです♡♡幸せです♡♡」

勇者「そうか!僕はもうイくぞ!」

シスター「はいっ!私もイきます♡♡」

勇者「ふんっ!ぐううううっ!!」

シスター「ひゃあああああ♡♡♡♡」

ついにシスターも気絶してしまった
彼自信も、疲れて眠くなってきた為寝ることにした
そして全員が動かなくなった

どうやらその夜は儀式の後の催しがあるらしい
折角なので勇者一行をゲストに呼ぼうとエルフが一人部屋に足を踏み入れた
しかし、あまりの生臭さに撤退したという
村には、『勇者一行は肉体が腐敗するレベルで疲れている』
という噂が流れた

翌日
勇者一行は使命を果たしたと判断し、エルフの街を出た
街道は今日も旅日和といった様子で、何か祝福を感じた
今日は追い風らしい


勇者「よし!それじゃあ出発だ!」

シスター「......はい」

司書「......行きましょう」

勇者「どうした?ああ、疲れてるんだね」

勇者「......ん?」

シスター「どうかしました?」

司書「そうよ。急に立ち止まって」

勇者「あそこに誰か居る」

シスター「確かに、誰か居るよ」

司書「む......」


>>204...誰が居た?

かなりオドオドビクビクした様子で涙目になっている魔族の子

勇者「そんなところで何をしているんだい」

魔族「っ!!あ、あぁ、あぁ......!」


姿を見るに角が生えているし、魔力も感じる
つまりこいつは魔族だろう
しかし妙だ。子供とはいえこんなに怯えているだろうか


司書「ちょっと勇者さん!怖がらせちゃダメでしょ」

勇者「えっ、僕!?」

魔族「ゆ、勇者ぁ!?もうダメだぁ......!!」


すると魔族はあまりの恐怖に気絶してしまった
泡を吹いて無様に倒れている


シスター「ちょっ、司書さん!?」

司書「あっ、ごめん」

勇者「......」


魔族は横たわっている
その顔色は青く、もともと魔族は血色が悪いが、それでも異常だ


>>208...勇者は魔族を___

1.確実にトドメを刺した
2.助けることにした
3.性別を確認することにした(股間開示)

性別を確認する際はコンマ偶数で男、奇数で女です
安価上

2

勇者「この魔族の様子は明らかに不自然だ。何か訳があるはず」

シスター「でしょうね」

司書「まぁ、確かに」

勇者「なのでこいつをひとまず助けて、後で話を聞くことにする」

シスター「どうせ統べる王も居ないですしね」

司書「慈悲ですね」

勇者は魔族を背負って進むことにした
人に誤解を与える訳にもいかないので、布を被せておくこととした
そうこうしていると、次の街が見えてきた


勇者「宿があればこいつを匿って話が出来るが......」

司書「ダメだった場合は?」

シスター「司書さんの魔法でごまかす」

司書「私はなんでも出来る人間じゃないんですよ」

シスター「えへへ」


>>213...どこに到着した?

盗賊団に支配されてる街。治安は酷いが自治レベルで支配されていて単純に解放という話ではなくなっている

その街は、支配されていた
空気はすっかり淀みきり、負のオーラが街を覆っていた
ちらと路地裏に目をやれば恐喝、暴行、強姦といった具合だ
明らかにただ事ではなく、観光などする余裕もあるわけがないので宿を探すことにした


勇者「ふむ、あなたがこの宿の店主ですか?」

店主「はい」


痩せ細った男はそう答えた
目に生気はないが、受け答えには応じるようだ


勇者「一泊いくらですか?」

店主「三万です」

勇者「......正気ですか?」

店主「はい。あなたはよそ者のようだ、どうか三万払ってほしい。さもなくば私はあなたを......」


店主は刃こぼれしたナイフを握りしめて迫ってくる
民間人を傷つける訳にもいかないので、説得を試みる

勇者「ふむ、何か事情があるようだ。相談に乗りましょう」

店主「いいえ結構、これは解決できる問題ではありません」

勇者「出来なかろうがやらなきゃいけないのが勇者だ。......あ、申し遅れた」

店主「......勇者!?」


店主はひどく動揺し、こちらを見つめて思案する
店主はナイフを置き、そして事情の一切を教えてくれた

盗賊団がこの街を支配していること
上納金を納めるためにぼったくりを強要されていること
そして完全に崩壊したこの街の経済が盗賊団の巻き上げる金品によって成っていること

そしてひとまずタダで泊めてくれることになった
三万の三人分で九万を渡したが、受け取ってくれなかった
もはやヤケの領域らしい、責任はかけられるだけ吹っ掛けるつもりのようだ


勇者「......どうする?」

シスター「盗賊団を全員倒して金で解決しては?」

司書「不可能ではないと思いますが、最低限の治安が崩壊する恐れがあります。人手も不足するでしょう」

勇者「どうしたものか......」

魔族「......ん......ぅーん」

勇者「お、起きたか」

魔族「......っ勇者!!」

シスター「待って下さい!私達は敵じゃありません」

司書「ひとまず落ち着け」


魔族はまたパニックに陥ったが、しばらくして落ち着いた


勇者「どうしてあんな道端で怯えていたんだ?事情を教えてくれ」

魔族「>>219

魔族「元はと言えばお前のせいだ。魔王様が死んで魔物中が混乱している」

勇者「ふむ、だが僕は勇者だ。冷たいことを言えば、魔物のことは管轄外だ」

魔族「知っている。だからさっさと殺せ」

勇者「いや、見逃す。僕は勇者だからとっとと姫を救い出して勇者やめる」

魔族「......なら早くこの街を正すんだな」

勇者「そうさせてもらおう」

勇者一行は宿を出て、ごろつきに話しかけた


勇者「盗賊団のリーダーって、どこにいるんだい?」

ごろつき「知るかよ。馴れ馴れしくしやがって、てめぇ金出せ」

勇者「情報をくれたら情報料くらいはあげても良い。じゃあメンバーがどこにいるか教えてくれ」

ごろつき「......あの谷に架かってる橋で検問ごっこしてるやつさ」

勇者「ありがとう。五千あげるよ」

ごろつき「......!?」

この街の外れには大きく開いた谷がある
大きな橋だが、そこに堂々と腰かける者がいた


勇者「やあ、盗賊さん」

盗賊「......何だ」

勇者「君たちのリーダーの所へ案内して欲しい。タダではあれだし、出来ることならしてあげよう」

盗賊「>>224

合言葉をいいな

盗賊「合言葉をいいな」

勇者「......うーん......少し待っててくれ」

司書「一体どうするつもりですか」

シスター「厳格な奴ですね」


勇者一行は近くの物陰に入った


勇者「これを使う」


彼が取り出したのは、真球水晶玉だった


勇者「これで過去を覗く。おそらく合言葉もわかるはずだ」

シスター「なるほど、いいアイディアですね」

司書「そうだな。名案だろう」

真球水晶玉に魔力を込める
すると、この橋にいるあの盗賊の姿が映し出される


盗賊「合言葉をいいな」

???「リインカーネーション」

盗賊「......ふむ、良いだろう」


そこで勇者は魔力を込めるのをやめた
合言葉が分かったから、というのもあるが司書彼をが制したからでもある


勇者「どうした?」

司書「時の流れに逆らうと悪魔が現れるといいます。あくまで言い伝えですが、長く使用するのは控えましょう」

シスター「悪魔?魔王は死んだしそこまで心配しなくていいでしょ」

司書「いえその......厳密には悪魔ですらないらしいです。とにかく、ろくなことにはなりません」

勇者「よし!合言葉を思い出した」

盗賊「......なんだ」

勇者「リインカーネーション」

盗賊「......まぁ、その合言葉ももう意味のないものなのかもな.....」

勇者「?」

盗賊「案内しよう。ついてこい」

盗賊は橋の先へと進む
そして谷を越え、山に突き当たる
しかし彼は歩みを止めず、山の壁を貫通した


司書「......なるほど、それですか」


何か合点がいったようだ
やっぱりなんでも出来る人間なんじゃないだろうか

盗賊団のアジトは、意外ときれいに整えられていた
一本の廊下を通り抜けていくと、脇の部屋からうるさく話し声がする
そして下り階段の前で彼が立ち止まる


盗賊「......この先にリーダーがいる。進め」


促され、階段を下っていくと、一つの部屋に出た
海賊の船長室のような部屋だった
盗賊団のリーダーは、フードを深くかぶり、大きなローブを着ていた


リーダー「何の用だ」

勇者「この村から奪ったものを全て返してくれ。何か条件を付けるなら僕が責任を取ろう」

リーダー「>>231

それはできない。示しがつかないという意味でも、もう取り返しがつかないという意味でも

リーダー「それはできない」

リーダー「示しがつかないという意味でも、もう取り返しがつかないという意味でも」

勇者「......また、始めればいい」

リーダー「街はそれで良い。ならず者でも役には立つだろう。だが......」

勇者「盗んだ宝の処理か?」

リーダー「いいや、もっと大きな問題だ。何も好きでこんな汚いことをしてきた訳ではないからな」

勇者「どういうことだ!」

リーダー「お前は知らなくて良い。迷いは人を鈍らせる。私から悪事をやめるよう皆には伝達しておく」

勇者「......っ!」

結局、まともに取り合って貰えずに帰された
宿で途方に暮れていると、外が騒がしい


勇者「......」

シスター「元気を出して下さい」

司書「店主さん。外はどうしたんですか?」

店主「めでたいことに、圧政から解放されたようだ」

勇者「......何?」

店主「どうやら盗賊団のリーダーが死んだらしい」

勇者「そうか......そうか!」

シスター「どうしたんですか!?」

勇者「僕は愚かだから何も分からなかったが、あいつは何かを僕に託してくれたような気がする」

司書「は、はぁ......?」

勇者「さあ出発だ!次の街を目指すぞ!」

シスター「ど、どうしてしまったんでしょう?」

司書「さあ?」

街道に出ると、既に陽は落ち始めていた
しかし一度勢いで出てきてしまった手前、引き返す訳にもいかない


勇者「何か面白い話......ってこれ前にもやったな」

シスター「うー......」

司書「日差しが強い......」

勇者「そういえば、僕って臭いのかな?よく汗とかかくし」

司書「>>238

何言っているんですかむしろめちゃくちゃ良い匂いですよ
しかも発情しちゃいます
すーはーすーはー

司書「何言っているんですかむしろめちゃくちゃ良い匂いですよ」

勇者「まじ!?良かったぁ......」

司書「しかも発情しちゃいます」

勇者「ははは、全然良くない。ってここぞとばかりに嗅ぐな」


司書は服の首元に鼻を近付けて嗅いでいる
正直怖い。そしてそれをうずうずした目で見つめるシスターも怖い


シスター「......ごくり」

勇者「みんな落ち着いてくれ」

勇者「......陽が落ちきったな」


空には星が浮かび、地平線は暗闇が支配する
......と、思いきや灯りがある
どうやら次の街についたようだ


シスター「ギリギリセーフですね」

司書「私も早く風呂に入りたい」

勇者「よし、急ぐぞ」


>>242...どこに到着した?

温泉が有名な街

硫黄の臭いが鼻をつく
街からは湯気が立ち上ぼり、ぼんやりとした光がそれを照らす
幸運だ!


勇者「いいね、温泉だ」

シスター「温泉!?」

司書「よし!入りましょう!今すぐ!」

勇者「いいけど......すごいはしゃぐね」

大きな温泉の入り口があった
人で賑わっており、番頭は大忙しだ
シスターと司書は二人でさっさと行ってしまった


勇者「やることもないしなぁ」


勇者もとりあえず温泉に入ることにした
むさい更衣室で着替え、温泉に入った

実際温泉の具合はというと、大変よろしかった
確かに全身が暖まるのを感じる
湯を飲まずとも五臓六腑に染み渡る名湯だろう


勇者「ふーっ......」


少し見上げれば月がある
それは美しく輝いていて、でもやっぱり隣で酒盛りしているおっさんがうるさい
のぼせそうになったので、そろそろ上がることにしよう

温泉から上がり、施設を見たがどこにもシスターや司書の姿はなかった
まだ風呂に入っているのか、二人で街を見に行ったのか
どちらにせよ、一人で行動することになった
どこかを漁るとしよう


勇者「どこを漁ろうかな?」


>>248...
1.源泉があるらしい地下
2.大きめの民家
3.女子更衣室

3

勇者「そうだ、女子更衣室にしよう」


勇者はトイレに入った
どうしても更衣室は冷える。男でも腹を冷やすこともあるが、女性は加えて冷え性だ
つまり暖めなければならない。ということはそこに通じるダクトがあるのだ
そしてトイレにもそのダクトがついていたので、そこから侵入することにした


勇者「っ......結構ギリギリだな」


どうにか体をねじ込んだ

そしてダクトを這って女子更衣室にやってきた
ダクトは天井についているので、そこで様子見をした
あるときに物音がしなくなったのでダクトから出た


勇者「よし、ロッカーだ」


勇者はすかさずロッカーを漁り始めた


>>251...コンマ20以下で人に見つかる
>>252...何が出てきた?

女性用の戦士の装備一式とKカップ用のブラジャー(母乳パット付)と縞々パンツ

幸運にも、人に見つかることはなかった
そしてロッカーから出てきたものは女性用の戦士装備一式だった


勇者「こいつも旅人か......ん?」


当然ながら下着類も入っている
問題なのはブラジャーのサイズ、驚異のKカップ用!
しかも母乳パッド付きであり一体どんな女性なのか、想像もつかなかった

大まかにおっとりした人を想像したがパンツは縞々と予想外
持ち帰る権利はあるので貰っていくことにしよう

下着を異空間に納める


勇者「さて......ここでダクトから撤退するか......」

勇者「それともまだまだ漁っていくか......」

勇者「どうしようかな?」


>>256...どうする?

まだ漁るぜ

勇者「まだ漁るぜ!!」

勇者「次のロッカーはどうかなぁ?」


勇者は隣のロッカーを開ける


>>258...コンマ30以下で人に見つかる
>>259...何が出てきた?

薄ピンクの透け下着上下

ロッカーの中からは、下着が出てきた
当然だろうと思い、何の感慨もなく仕舞おうとすると、異変に気付く


勇者「......透けてね?」


ピンクだったので分かりづらかったが、透け下着だ
ブラはともかく、パンツまで透けている
ブラでも事だが

まだ見ぬ変態に戦慄しながら下着を納める
というか、こいつなら喜びそうだ

満足げに隣を見ると、女性が居た


女「......」

勇者「......やべぇ」


女はすかさず悲鳴を上げようとしたが、勇者は押さえ込んだ
このままでは騎士団に捕まってしまう。どうしたものか......


>>264...
1.とりあえずお前は誰だと聞く
2.組伏せて脅す
3.タックルで壁を突き破って逃げる

3

勇者「うおおおおっ!」


勇者は拘束を解き、一目散に走り去る
その圧倒的なパワーで壁を破壊し、ひたすら走って逃げる


勇者「はぁ......はぁ......」


一切の人間を撒き、逃げおおせた
しかし未だ仲間と合流出来ていないし、おそらく騎士団もその内やってくるだろう

歩き回るともっと足かつくので、宿を取って休むことにした
自分勝手だが、きっとあの二人なら宿ぐらい探し回ってくれる筈だ


勇者「ん......」


もう夜なので、そのまま就寝しようかと思ったそのとき、ノックが聞こえる
二人が来たのか、はたまたルームサービスか
期待に満ちた心持ちでドアを開けた

しかしそこにいた人物は、そのどれでもなかった


女騎士「国営魔法騎士団より来ました。女騎士です」

勇者「......はぁ」

女騎士「今日発生した下着泥棒事件の犯人の特徴と一致する人間がここにいると知らせを受けました」

勇者「......」

女騎士「よって、あなたを連行します」


今度こそまずい
どう切り抜ける?


>>269...
1.組伏せて脅す
2.宿の壁をぶち壊して逃げる
3.従うふりをして不意討ち

踏み台

どっちにすべきか判断がつきかねたので折衷案とします


勇者「わかりました」

女騎士「素直で助かります」


その瞬間、わずかに女騎士の緊張が緩んだ
勇者はその隙を見逃さず素早く回り込む
そしてそのまま組伏せ押さえ込む


勇者「......っと、危ない危ない。まだ捕まる訳にはいかないんでね」

女騎士「謀りましたね......!」

声を上げられたら面倒なので、拘束した


勇者「さてさてさて、どうしてくれようか」

女騎士「くっ、殺せ!」

勇者「どうせ口封じはするが......」

女騎士「形はどうあれ私を生きて帰せば後悔することになるぞ!」

勇者「うーん......」


>>274...
1.葬る
2.調教する
3.優しく精神を破壊する

2

どうしたものか迷ったが、くっころされたので調教してやることにした
とりあえず服を全て剥ぐ


女騎士「ふん、下着泥棒らしい下卑た行為だな」

勇者(......これ僕が途中で勇者だってバラしたらどうなるんだ?)

女騎士「ぐうの音も出ないか?卑怯者め」


彼女は全身を縛られ、身動き一つとれない
それでも強気な態度を崩さないのは騎士団の誇りというやつだろうか

手始めに仲間からくすねたディルドを挿入する


女騎士「ふっ......くっ......」

勇者「どうだ?」

女騎士「こんなものに......っ、私が屈するとでも?」

勇者「そういうと思いましたよ、僕は研究したんです。魔力を込めた精子で快楽を与えたあの技術を」

女騎士「......?」

勇者「そして完成しました。あくまでシミュレーションの中でですので試運転させていただきます」


勇者は隆起したその陰茎を女騎士の口内にねじ込む
彼女はチャンスとばかりに勇者のモノを噛み千切ろうとするが、圧倒的防御力の前に阻まれる

せめてもの抵抗に、女騎士は口を一切動かすことをやめた
それはまさしく無駄な抵抗というものであり、勇者は腰を振り女騎士の口内を堪能する


女騎士「......っ、......っう」

勇者「いいですよ女騎士さん!」

女騎士「......っく」


勇者の興奮は高まり、絶頂を迎える
彼女の口内には精子が流し込まれ、勇者はひとまず陰茎を引き抜く


勇者「お味は如何でしたか?」

女騎士「まずくて、とても飲めたもんじゃない」

勇者「まぁ今はそう感じるでしょうね。だから喉奥まで流し込んで差し上げました」

女騎士「ふん、偉そうに......!」

女騎士(なんだか変だな......ディルドがさっきより気持ち良い)

勇者「少し良い顔になりましたね。やはり効きますか」

女騎士「......?」

勇者「僕の精子は一度摂取すれば二倍、二度摂取すれば四倍と感度が上がるんだ」

女騎士「そんなことが......」

勇者「あるんですよ。ツキがなかったと思って廃人になってください」


勇者は彼女の発達した胸で陰茎を挟み、楽しんでいる
彼女は騎士ということもあり、柔らかいだけの胸ではなく、弾き返すようだった
そのサイズから縦パイズリもすることもでき、腰を遣って楽しんだ
そして射精感が沸き上がってくると......


勇者「ほら、飲んで下さいよ」

女騎士「んぶっ!んっうう、んん......!」

勇者はまたも口内に精子を注ぎ込む
効果が強くなってきたのか彼女はより顔を上気させ、息を切らしている


女騎士「くっ......♡ひぃ.....♡」

勇者「じゃあ今度は膣から直接摂取してもらおうかな」

女騎士「ま、待って......本当におかしくなる......♡」

勇者「嫌です」

女騎士「ぅく......っ♡」


勇者はディルドん抜く。そして勇者の陰茎が膣に挿入される
どうやら処女だったようで、締まりが良い
奥まで挿れればどんどん狭くなり、子宮口が吸い付くようだ
その感触に驚き腰を引けば、奥向きについた下側のヒダが裏筋を刺激する

そんな名器を味わえば、すぐさま射精感が沸き上がってくる

勇者「......っ、はぁ、ナカに出すぞ!」

女騎士「嫌!やめてぇ♡殺してぇ♡」


勇者の精子が大量に注ぎ込まれる
そして勇者はモノを引き抜き、漏れないようディルドで蓋をする
ディルドに魔力を流し、動かすと____


女騎士「ひぎぃ♡♡くぅ♡この卑劣な♡」

勇者「もうメスの顔ですね。......ところで、僕が何者かご存知ですか?」

女騎士「し......っ♡知ったことかぁ♡♡」

勇者「僕は勇者です。分かりますか?新聞にくらいは載っていたでしょうから顔を思い出して下さい」

女騎士「>>282

「」

女騎士「」

勇者「......言葉も出ないようだね」

女騎士「ウソだ......そんな......あの勇者様が......」

勇者「ショックかい?安心しなよ。いつか救ってやるさ」

女騎士「あ......あは......♡あはぁ♡♡」


そこからは、というかこれまでもだったが一方的な蹂躙だった
あまりのことに抵抗の意思を喪失した彼女を犯し、精を吐く
オーバーフローしかねないその刺激に、彼女はいつか従うのみとなっていた

勇者「ほら、イきなよっ!」

女騎士「いぐっ♡♡イきますぅ♡♡♡」

勇者「これで満足か!?」

女騎士「もっと♡♡もっと犯してぇ♡♡♡♡」


例の如く、彼女が気絶するまで続いた
修練を積み肉体を鍛えた騎士だったので、なかなかに持ちこたえた
また行為をせがまれると時間を食い過ぎるので書き置きをして去ることにした

『仲間には下着泥棒などいなかったと伝えろ
 また、この町に駐在しておいてくれ
 人手が必要になったら騎士団を通じて君に動いてもらう
 うまくいけば僕の精子をあげるよ』

仲間はどこへ行ったのかと思案しながら町を歩いていると


シスター「あーっ!勇者様!どこいってたんですか!?」

勇者「それはこっちのセリフだ」

シスター「私達は色んな温泉巡りしてました」

勇者「私達......そういえば、司書は?」

シスター「そこの屋台でたこ焼き食ってます」

司書「勇者さんじゃないですか!......あ!」

勇者「どうした?」

司書「さては勇者さんも温泉巡りですね?」

勇者「え?」

司書「隠したって無駄ですよ。普通そんなに汗かきませんからね」

シスター「おお、司書さん鋭いですね!」

勇者「......ば、ばれたか」

司書「ふふん」

シスター「でももう遅いですし、宿取りません?」

勇者「そうだね」

宿に着くと、勇者は疲れからかすぐ寝てしまった


司書「私も疲れたし、寝ようかしら」

シスター「司書さん」

司書「どうかしましたか?」

シスター「私に魔法を教えて下さい!回復以外で」

司書「そう......人には適性があります。あなたは回復が最も適正ですが回復以外となると......」

シスター「はいはい」

司書「>>290

極大消滅呪文

司書「極大消滅呪文なんてどう?」

シスター「......そんなものの適性があるんですか?」

司書「ありますよ。ドラクエ3だって僧侶はニフラムを使えたんですからね」

シスター「何を言っているのかよくわかりませんが、出来るんですね?」

司書「ええ。でも貴女は魔力量が特に多い人間ではないから一発が限度になる。使いどころは考えてね」

シスター「はい!でもどうやって放つんですか?」

司書「そういうと思って、やり方のメモ書きを用意しておきました。慣れるまではこれに従って下さい」

シスター「ありがとうございます!」

翌日


勇者「体が軽いね」

シスター「そうですね」

司書「旅が終わったらまた来たいね」

勇者「それもいいね。さて今日はどこに行こうか......」


>>294...
1.薬屋
2.本屋
3.地熱式魔力抽出装置

3

数日前、豪奢な魔法都市を通過した
あれほどの魔力は一体どこから来ているのかと疑問に思う者もいるだろう
その一旦を担うのが地熱を利用したこの魔力抽出装置だ
温泉と比べればマイナーだが、ここも観光名所だ


勇者「ふむ。こんな形なのか」


外から見ると、ドーム状になっている
そのドームに近付くと、声をかけてくる者がいた


職員「はい。外から見ればドームですが、実際はネジの様に大地に刺さっています」

司書「そうなんですね。勉強になります」

シスター「ふーん」

すぐそばまで接近すると地鳴りのような音が聞こえる
何かの駆動音だろうか


勇者「そうです。職員さん、何かお困りではありませんか?」

職員「え?」

勇者「僕は勇者ですので、何かあれば教えて下さい」

職員「うぅむ......>>298

知人が温泉から帰ってきてから凄くそわそわして仕事効率悪い

職員「実は、知人が温泉から帰ってきてから凄くそわそわしてるんです」

勇者「そわそわ?」

職員「はい。なんというか凄く視線を気にしていて気が気じゃない感じで、お陰で仕事の効率も悪く」

勇者「承知しました。何か精神的に困窮しているのでしょうし、シスターにカウンセリングしてもらいます」

職員「ありがとうございます!では知人を呼んできます」


彼は飛び上がるように喜び、施設へと走っていった


シスター「腕のみせどころですよ!」

司書「私アシスタントやりたいです」

シスター「ウェルカムですよ!!」

暫くして、彼女はやってきた
小さくお辞儀をして、シスターと話し始める


シスター「......勇者様。女の子の相談はデリケートなんです。どっか行ってて下さい」

勇者「さ、さいですか」


勇者は施設内部を見学しに入っていった


シスター「それで、どうされましたか?」

女「......その、ですね。昨日温泉に行ったんですよ」

シスター「それはそれは。私も昨日行きましたよ」

女「で、その温泉を出たんです、そうしたら......下着が無くて」

司書「下着が......!?」

シスター「oh......御愁傷様です」

女「騎士団も捜査しているらしいのですが、一向に結果は出ず......」

シスター「しかし、視線を気にされていると聞きました。本日はもしや......?」

女「はい。はいてません。でもあれをはかないと調子がでないんですよ」

シスター「そういうことでしたら、代わりに同じものを注文しましょうか?参考として、どんな下着か教えて下さい」

女「>>303

1.>>252
2.>>259

1

女戦士「実は私、戦士もやってまして」

シスター「意外ですね」

女戦士「その武具と、ブラジャー......はまぁ普通のデザインでKカップ」

司書「!?」

女戦士「なんでか母乳も出るので母乳パッドもつけていたのですがそれも......あとはパンツです」

シスター「デザインは?」

女戦士「縞々のやつです」

シスター「ふむふむ、分かりました。それではあなた宛に注文しておきましょう」

司書「勇者さーん!そろそろいいですよ」

勇者「あっ、ああ、うん。今行く」


勇者の様子がおかしい


シスター「......盗み聞きできる距離ではなかったはずですが......」

勇者「盗み聞き?そんなことするわけないですよ。はははは」

司書「?」

勇者(水晶玉で見ちゃったなんて言えないなぁ)

勇者「あの、女戦士さん」

女戦士「はい」

勇者「差し支えない範囲で良いのですが、何があったか教えて下さい」

女戦士「......あるものを盗まれました」

勇者「そうですか、いやぁそうですか。実は昨日怪しげな盗人を見つけてとっちめたんですよ」

女戦士「ならお願いします。私のものを盗った人を探して下さい」

勇者「良いですよ。折角ですし、昨日取り返したものは差し上げます」


そう誤魔化して勇者は魔法空間を開く
そして中から下着類を召喚する


女戦士「あっ!それ......」

勇者「どうかしましたか?」

女戦士「>>308

私の下着!
貴方様に差し上げます!と土下座

女戦士「私の下着!」

勇者「えっそうなの!?(すっとぼけ)返すよ!」

女戦士「それは貴方様に差し上げます!」


女戦士は土下座をする
あまりに予想外な行動に、勇者も一瞬怯む


勇者「......ええ?」

女戦士「いいんです。勇者様が相手とあれば寄付します」

勇者「は、はぁ。じゃあ貰っておきます」

女戦士(これを勇者様が持っているだけで興奮してくる)

勇者「ではありがとうございました。これは有意義に使わさせていただきます」

シスター「......何を言っているんですか?」

司書「勇者さん......その言い方は流石に」

勇者「あ、ごめん。ともかくありがたく受け取っておくよ」

女戦士「はっ、はい!」


かくして、勇者一行は去っていった
使途は思い付かないが......いや、あるにはあるが、貰っておくことになった
そして残された女戦士はいつまでもその背中を見送った
_____興奮の為シャツに母乳を滲ませながら_____

主に女性二人が名残惜しそうにしながらも、町を出た
どこまでも整備された街道を歩く


司書「......そういえばシスターさん、気になることがあるのですが」

シスター「なんですか?」

司書「どうやったらそんなに胸が大きくなるんですか?」

シスター「>>314

さあ、いつの間にかここまで、大きく……もしかしたらエッチなことしていたからからも///

司書さんは魔法で胸を大きくできないんですか?今でも結構あると思いますが……

シスター「さあ、いつの間にかここまで、大きく......」

司書「不明ですか」

シスター「もしかしたらエッチなことしていたからかも///」

司書「......それなら、私も大きくなっている気もしますが......何か違うんでしょうね」

シスター「司書さんは魔法で胸を大きくできないんですか?今でも結構あると思いますが......」


司書はしばし沈黙し、それを破り言う


司書「いい質問ですねぇ。結果から申し上げれば可能です」

シスター「でしたら」

司書「シスターさん。巨乳を見るとどう感じますか?」

シスター「エロいですね」

司書「そうです!胸はエロの為にあります」

シスター「はい、存じ上げております!」

司書「しかし魔法には集中が不可欠なのです。つまり行為に熱中し過ぎると......」

シスター「......萎えますね」

司書「想像通り、まやかしは霧散します」

シスター「だから聞いたんですね.....あ!いいこと思い付いちゃいました」


シスターの閃きは何かと役立つので、司書は興味を示した


司書「なんですか!?」

シスター「私が行為の時に司書さんの胸に回復魔法を使います!HPが増えるように司書さんの胸もきっと」

司書「夢がありますね。是非ともお願いしたいです」

勇者「......聞こえてるんだよねぇ......」

シスター「何か言いました?」

勇者「いや......っ!気を付けて!遠くから『何か』がこっちに突っ込んでくる!!」

司書「たしかに『何か』見えるわ」


遠くから高速で勇者一行に突進する『何か』
その正体は、>>320

ライバルの魔法少女

魔法少女「待ちなさあぁぁぁい!!」

勇者「魔法少女!?」


彼女は魔法のロッドに跨がり、突貫してくる
そう思われたが、衝突の寸前で急停止


魔法少女「......ふぅ、数日ぶり」

勇者「そうだね。して、何の用だい?」

魔法少女「用?うーん、特に用ってこともないわ」

勇者「じゃあなんであの勢いで突っ込んで来たの?」

魔法少女「偶然ここを通りかかったら貴方が二人も女を侍らせているもんだから幻覚かと思ってね」

勇者「侍らせてるっていうか......仲間だよ」

魔法少女「へぇ、そうなの?そこのお二方」

シスター「はい!そうですよ!それ以上の関係でもありますが」

司書「私も彼に同行させて貰っています。関係は持っていますが」


勇者としては否定されたほうが話は早く終わるのだが
二人とも関係をアピールしてしまった為に、魔法少女の冷ややかな視線を浴びることになる


魔法少女「いいご身分だこと」

勇者「う......」

シスター「そういえば、貴女は一体どういった関係なんですか?」

魔法少女「ああ、申し遅れました。私は魔法少女。彼とはライバルでした」

勇者「でしたって......もう勝ったつもりなの?」

魔法少女「私の勝ち?貴方がその妙な剣を持っているのに私がそんなことを言えるとでも?」


憎らしく剣を睨む
驚いたことに、この剣について知っているらしい


司書「知識はあるようですね。さぞ修練を積まれた事と存じます」

魔法少女「ありがとうございます。あ、勇者。借りを返しなさいよ。服の分」

勇者「むぅ......金ならあるけど?」

魔法少女「そうね......>>325

私もライバル以上の関係にさせて(遠回りにエッチの誘い)

魔法少女「私もライバル以上の関係にさせて」

勇者「......ふーん。興味あるんだ」

魔法少女「なっ...///」

勇者「いいよ。断る理由もない」

司書「英雄色を好むとはよくいったものですね」

シスター「節操がないとも言いますがね」

勇者「色を好んでるのはみんなであって僕じゃないよ!?」

シスター「その割には勇者様もノリノリじゃないですか」

勇者「あんな熱っぽい視線で見られたらそうもなるよ」

司書「早速次の町が見えてきましたよ」

勇者「お?......本当だ」

魔法少女「平和な町だと良いんだけど」

勇者「そればっかりは祈って」


>>329...どこに到着した?

天空都市への巨大階段。

最初は、それが壁と誤解した
近付くにつれ陰影を増すそれが壁ではないと気付くのは容易だった
その先には荘厳な天空都市がある......のだが
目の前の問題はそこに続く階段である。あまりに巨大で、果てのあることのみが分かる


勇者「おいおい、何の冗談だ?」

シスター「うわぁ......」

司書「これは何か乗り物が欲しいですね」

魔法少女「......こっち見ないで!?」


皆一様に彼女のロッドを見る
だが、明らかに四人を乗せたら動かないであろうサイズだ

魔法少女「そ、そうね......じゃあ、約束を果たしてもらうとするわ!」

勇者「おわっ!?」


魔法少女は勇者の手を引きロッドで階段を登りだす
最初は弾き飛ばされそうだった勇者もしばらくしてロッドに跨がり、安定した姿勢をとる


シスター「......行きましたね」

司書「最近蔑ろにされている気がしないでもないです」

シスター「それは毎日セックスしたい人の意見ですから参考にはなりません」

司書「失敬な」

シスター「ぶち犯しますよ」

司書「トゥンク...」

シスター「そういうとこですよ」

純白の階段で登り、遂に天空都市に辿り着く
そこには普通の町と同じように多くの人が住み、賑わっていた


勇者「良い場所じゃないか。空気が旨い」

魔法少女「そうね」

勇者「そういえばここ、宿あるの?態々階段を登ってくる奴なんていないと思うけど」

魔法少女「確かに宿はないかもね。でもラブホはあるでしょ?」

結局宿はあった
世界宿屋協会が義務付けているとかなんとかだそうで
店主も意外そうだった


勇者「眺めのいい宿だ」

魔法少女「確かに、こんな美しい眺望の宿は世界にないわ。そんなことより......」

勇者「......する、のか?」

魔法少女「当たり前よ」


>>336...どんなプレイ?

あまあま新婚さんプレイ

魔法少女「今から貴方は私の婿よ」

勇者「婿?つまりお前」

魔法少女「うるさい!そういうんじゃない!」

勇者「......ま、どうあれ婿ならたっぷり愛してやらないとね」

魔法少女「......ごくり」

すると、勇者は不意討ちでキスをする
真っ直ぐ彼女の目を見つめ、舌を絡ませる


勇者「んっ......」

魔法少女「ぷはっ......」

勇者「かわいいよ、魔法少女ちゃん」

魔法少女「むむ......子供扱いしないでよ」

勇者「そうだね。じゃあ____」


勇者は彼女をベッドに押し倒し、ベッドに壁ドンをする


勇者「これからは、大人の時間だね?......魔法少女」

魔法少女「ぅ......//////」

勇者「安心して身を委ねてよ。優しくしてあげるからね」

彼は衣服を脱がし、その裸体をまじまじとなめ回すように観賞する
比較的小柄な体つきで胸も尻も主張していないが、どこか悔しそうに恥じらう彼女が何より美しい


魔法少女「こんな体を見つめないで//////」

勇者「それはできない。だって君は、僕のモノだろう?」

魔法少女「......ズルいよ、そんなの......//////」


勇者の指が、狭い膣内に入り込む
じっくりと手前から解していく


勇者「キツいね。リラックスしてくれないか?」

魔法少女「いや、どうしても力が......」

勇者「ふーむ......」


勇者は目敏くクリトリスを見つけ、素早く刺激する
恐らくは、これによって脱力するはずだ


魔法少女「ひゃぁ♡」

勇者「やはりここが弱点」

一瞬、締まりが最高潮に達するが、すぐに脱力する
すかさず指を奥まで挿れ、膣内を広げる
するとじわりと愛液が漏れだす


魔法少女「はぁ......っ♡」

勇者「ねえ、僕の子を産んでくれるかい?」

魔法少女「しょ、しょうがないわね♡感謝しなさい♡」

勇者「ありがと。それじゃあ......」


勇者は口付けをする
そのまま己のモノを挿入する
彼女の中に、じんわりと恍惚を広がっていく


魔法少女「ん......♡いぃ......♡♡」

勇者「痛くない?」

魔法少女「うん」

勇者「......好きだよ。愛している」

魔法少女「わ、わわ......私も、だよ?」


感極まったのか、勇者は腰を遣い始める
いつもは獣のように激しく、己の遺伝子を叩き込むことに専念する彼だが、今日は違う
慈愛に満ちた腰遣い、そして甘いキス責めで溶かすように翻弄する


勇者「ねぇ、今日はこのままナカに射精してもいいかな」

魔法少女「耳元は卑怯よぉ......もう抵抗できない♡」

勇者「なら遠慮なくイくよ」

魔法少女「うん♡来て♡♡」


彼は緩やかに、とっぷりと射精した
彼女はすっかり全身から力を抜き、いつもの強気さの欠片もないだらしない顔だ
にやにやと笑みをこぼし、寝てしまった

気分転換に、勇者は宿から出た
すると丁度大階段を司書とシスターが登ってきたところだった


勇者「お疲れ」

シスター「恨みますよ」

司書「祟りますよ」

勇者「アレは不可抗力だ。もう事は済ませた」

勇者「それじゃ、町を探索しようか」

シスター「足が限界です」

勇者「うーん......じゃあ、交互におんぶしてあげよう」

司書「しょうがないですね。じゃあ私から」

シスター「む、私ですよ」

勇者「もめるな。あっ、そうだ!こういうのはどうだ?」


勇者の提案するままに体を組み合わせる
そして、態勢が完成した。これは勇者にのみ負担を集結した最適の型だ
シスターをおんぶし、司書を肩車するという珍妙なスタイルであることを除けば完全無欠だ

こうして、勇者達は天空都市を散策し始めた


勇者「......シスター」

シスター「ふぁい」

勇者「頬擦りをやめてくれ。あと凄くデカイのが当たる」

シスター「デカイのは当ててます。頬擦りはいい匂いがするのでやってます」

勇者「司書」

司書「如何されました?」

勇者「髪を弄りすぎないでくれ。あと股を後頭部に擦り付けるな」

司書「髪質が柔らかいので、弄りたくなるんですよ。股は気のせいです」

勇者「......まぁいいか。どこに行こう?」


>>347...
1.魔導サーバー
2.占いの館
3.この土地の長の家

魔導サーバーにやってきた


司書「雲を掴むような話、とはどのような意味?」

勇者「不確定不明瞭空想って感じの話」

司書「そう。でもこの天空都市においては、至極真っ当で理にかなった話という意味になるの」

シスター「確かに、雲はすぐそこにありますね」


というような話をしていると、ローブを纏った女が話しかけてくる


ローブ女「その通り。私達にとって雲は身近な存在なのです」

勇者「あなたは?」

ローブ女「私はこの魔導サーバーの管理をしています」


彼女が指し示す魔導サーバーは、虚空であった
つまり見えないのだ。というか無いようにしか見えない


勇者「......?」

ローブ女「あぁ、別にここが一番よく繋がるというだけですよ」

ローブ女「『クラウド』サーバーですから」

司書「......いつ聞いてもくだらない洒落だけど、実際それでこの都市は潤っているの」

シスター「確かに、面を合わせなければ洒落を言う機会は減りますもんね」

ローブ女「黙っていれば酷い扱いですね」

勇者「黙ってないから酷い扱いなんじゃないですか?」

ローブ女「うるさいですね!こうなったらぎゃふんと言わせてやります!」

シスター「どうやって?」

ローブ女「>>352で勝負よ!」

超面白い大爆笑ダジャレ対決
(負けたらなんでも言うこと聞く)

ローブ女「超面白い大爆笑ダジャレ対決よ!」


勇者は勝ちを確信した


ローブ女「負けたらなんでも言うことを聞いてもらうわ!」

勇者「良いですよ。審判は誰にしますか?」

シスター「神の名の下に、公平なジャッジをします!」

司書「では、思い付いた方からどうぞ」

ローブ女「はい!」

シスター「どうぞ」

ローブ女「私は体を魔力にしてクラウドサーバー内に身を隠せるわ」

司書「はい」

ローブ女「これぞ『雲隠れ』!!」

勇者「僕もいいかな?」

シスター「どうぞ」

勇者「お前は、ゴキブリの動きぶりをまだ知らない」

司書「それではシスターさん、採点をどうぞ!」

シスター「むむむ」


>>356...ローブ女の点数
>>357...勇者の点数

0点

このレスのコンマ

シスター「ローブ女さんは0点です」

ローブ女「そんな!」

シスター「勇者さんは46点です」

勇者「......低いね」

シスター「ネタの取捨選択は悪くありませんが、見せ方に工夫が感じられません」


優しいシスターにしては手厳しい評価に反省する
だが、ダジャレを反省することに意味はあるのか?


勇者「くっ......だが勝ちは勝ちだ」

ローブ女「そう......ね。約束は約束」

勇者「さて、何をさせたもんかな......ちょっとタイム」


勇者一行は作戦会議を始めた
全員で様々な案を出し、意見が煮詰まった頃には結論を出す動きが出ていた
迅速な会議により、要求は確定した


ローブ女「決まった?」

勇者「うん。>>361

勇者「仲間になって」

ローブ女「......えぇ!?」

勇者「言うことを聞くんだろう?」

ローブ女「その前に、貴方達の素性を教えて欲しいわ」

勇者「良いよ。それでは紹介します!まずは司書!」

司書「......え?私からですか?」


困惑する彼女をよそに、紹介を始める


勇者「彼女はですね、なんと伝説の賢者なんです」

ローブ女「そうなんですか!?」

勇者「はい。もれなくド変態です」

司書「それは言わなくても良いんですよ?」

勇者「ネクスト!シスター!」

シスター「はぁい!」

勇者「彼女はですね、すごく位の高い聖職者です」

ローブ女「そんな方でも旅をするんですね」

勇者「はい!そしてド変態です!」

シスター「ち、違いますよ//////」

勇者「そして僕が勇者です」

ローブ女「え、勇者なんですか?」

勇者「うん」

ローブ女「良いでしょう。喜んで同行します。ただ、私は変態ではありません」

勇者「別に変態を集めた訳じゃないよ!?」

勇者「しまった!」

シスター「どうしましたか?」

勇者「日の沈みが早い!」

ローブ女「......あ、そういえばそうでしたねぇ」

司書「では、宿に向かいましょう」

宿に帰り、疲れから寝ることになった
ここで問題が生じる
いつもの流れで部屋を用意してもらったため、ベッドが一つしかない
5人もベッドで寝れる訳がないのだ


勇者「しょうがあるまい。僕が床で寝ることにしよう。耐久性に優れているからね」

シスター「そうは」

司書「させませんよ」

勇者「なぬっ」

魔法少女「みんな!勇者を捕獲しましょう!」

ローブ女「行きますよ!」

四人が勇者に飛びかかり、勇者を拘束する
彼の力なら振りほどくのは容易だが、まだコントロールできておらず傷つける恐れがあった


勇者「もぎゃー!」


あえなく縄で縛られてしまった
だが常識的な方法ではベッドに5人など不可能だ


ローブ女「私に案があります」


勇者はベッドの中心に寝かされた
そしてその両サイドにシスターと司書が寝ている
さらに組体操のように勇者と両サイドの二人の間に魔法少女とローブ女が寝てくる


勇者「正気ですか!?」

魔法少女「うるさいわね。ごちゃごちゃ言わず寝なさい」

勇者「......はい......」


>>369...寝ている間に何かあった?

魔法少女が寝ている勇者に土下座して大声で雌奴隷宣言

夜は深まり、勇者はすやすやと眠っていた
しかし、そんな眠りを脅かす爆音が


魔法少女「勇者!!」

勇者「......な、な......?」

魔法少女「私はっ!!」


彼女はベッドから降り、土下座する
あまりのことに勇者が困惑していると


魔法少女「勇者の雌奴隷になることをここに宣言する!!」

勇者「......うるさい雌奴隷。さっさと寝たまえ。犯してやらないぞ」

翌朝


勇者「良い朝だ」

魔法少女「む......」

勇者「あ、魔法少女。昨日寝ぼけてただろ」

魔法少女「?いや、寝ぼけてなんかないわ」

勇者「いや、変な宣言してたぞ」


魔法少女は暫く思案する
そして脳内の課題が解決したのだろうか、言い放つ


魔法少女「このアホ勇者。私はあのとき、寝ぼけてなんかないわ」

勇者「......え?あれは本気で言ってたの?」

魔法少女「そうよ」

勇者「どうしてまたそんなことを?」

魔法少女「ほら、勇者は今セフレやら雌奴隷やらと旅をしてるじゃない?」

勇者「できれば仲間と呼んで欲しいが、否定はできない」

魔法少女「だったら、仲間外れは嫌だなと思って」

勇者「何?嫉妬?」

魔法少女「なっ、違っ!ただ勇者の......その、ペニスが気に入っただけだし......ニヤニヤすんの止めて!」

宿を出る
今は晴れているが、いつ天気が変わるか分からない


勇者「ふと考えたんだけどさ」

司書「はい」

勇者「こんだけ人数いると馬車欲しくないですか?」

ローブ女「確かに」

勇者「馬車売ってるかな?」

こうして、大きな商店へとやって来た


勇者「馬車売ってますか?」

店主「はい。まぁ......でも馬がこいつしかいなくて」


店主が指し示したのは確かに馬だ
しかしその毛並みは波打つように滑らか
鮮やかなグラデーションが彩る幻獣、ペガサスだった


ペガサス「汝、我が主となるを所望か」

勇者「そうとも」

ペガサス「ならば>>376せよ」

是非我を使い潰してください

ペガサス「是非我を使い潰してください」

勇者「店主さん。何か厄介者のようにしていましたが、いい馬じゃないですか」

店主「いえ、その......使い潰す勢いで使わないと満足しないドM馬なんです」

魔法少女「変態め」

ペガサス「もっと罵って!」


天駆ける幻獣は、身を震わせて悦んでいる
確かにこれは相当だ

こうして、馬を手に入れた
荷台も買い、ペガサスには翔んで貰うことになった


司書「ペガサス。あなたには六人を乗せて翔んでもらう」

ペガサス「良いのですか!?」

ローブ女「いいからさっさと翔びなさいこの駄馬」

ペガサス「ヒヒーン!!」


ペガサスは凄まじい速度で翔び始めた
その軌跡には虹がかかり、幻想的だ

シスター「うーん......私には馬さんを罵倒するのは心苦しいところがあります」

ローブ女「馬頭だけに?」

司書「......今度、冷気魔法の稽古をしてあげます。きっと素晴らしい才能をお持ちでしょうから」

勇者「こんなところで冷気なんて撒き散らしたら雲ができちゃうよ」

ローブ女「おのれ......!」


ペガサスは依然高速で飛び続ける
大地を見下ろす勇者の目に、興味を惹くものが映った


勇者「ペガサス!あそこに降りて!」

ペガサス「何があるんです?」

勇者「>>381

ロリ巨乳な木の妖精達が裸になって湖で無邪気に水浴びしてる

ペガサスは彗星の様に着地した


勇者「これは......」


そこは豊かな森にポツンとある小さな湖
この森に住む木の妖精達のオーラを感じて降りてきたのだが......


シスター「破廉恥ですよ」

司書「そういうのも趣味だったんですね?」


水浴びをする妖精の姿はどう見ても人間の少女だった
当然服を着ておらず、その胸はまるで豊かな実りを象徴するかのように豊満だ

魔法少女「......ふーん......そういうのが好きなのね。節操がなさすぎ。さいてーです」

勇者「君達、これは誤解なんだ」

ローブ女「変態のリーダーが何を」

勇者「とにかく、僕は清い気持ちでここに来たんだ!」


騒いでいると、それに反応した妖精がやってくる


妖精「お客さんですかぁ?たくさん居て賑やかですね」

勇者「あぁ、どうも。僕は勇者。何か困っていることはないかい?」

妖精「>>385

悪い人たちを私達を捕まえようとしているんです

妖精「悪い人たちが私達を捕まえようとしているんです」

勇者「なんだって!?なら僕たちが守るよ」

妖精「いいんですか?」

ローブ女「私もかわいい女の子は守りたいわ」

妖精「ありがとうございますっ!」

湖で待機していると、妖精が話しかけてきた


妖精「お礼と言ってはなんですが、これを」


妖精が渡してきたのはリンゴだった
一見するとただのリンゴだが、生命エネルギーに満ち溢れている
それを六つに分けて食べる


魔法少女「......美味しい......!」

ペガサス「実に美味。加えて活力も摂取できる」

水浴びをしたり、リンゴの食レポをしたり
そんなこんなで時は流れて夜が来る
ひっそりとした闇に、気配を感じる


勇者「どうやら来たみたいだ」

シスター「いったい誰が......?」


不意に道端に落ちていたローブが持ち上がる


ローブ女「偵察してきました。この森は魔力化して移動しやすいです」

司書「この前のダジャレは本当のことだったの!?」

ローブ女「私は嘘をついたことがないので」

勇者「何がいたんだ?」

ローブ女「>>391

ヤリチンチャラ男の冒険者集団

ローブ女「ヤリチンチャラ男の冒険者集団です」

勇者「警戒しよう」


木立を抜けて男たちが姿を現す
確かにどう見てもヤリチンチャラ男だ


チャラ男A「アンタら、誰?」

勇者「勇者だ」

チャラ男B「ウソつけw勇者がお前みたいな陰キャな訳あるかってw」

魔法少女「......確かに陰キャかも」

チャラ男C「それなそれな」

チャラ男D「ウェーイwwwwww」

チャラ男A「そんなことより妖精をとっ捕まえて帰ろうぜ」

勇者「そうはさせない!」

チャラ男B「粋がってんじゃねぇぞ!俺らの金儲けの邪魔すんな!」

シスター「神の意思に背くつもりですか?」

チャラ男C「魔王亡き今怖いモンなんてねぇ!」

チャラ男D「ウェーイwwwwwwww」


遂に戦いになってしまった

勇者「*吸魂*」

チャラ男A「なっ......ぐぅっ」


勇者は容易に魂を吸い出して見せる


司書「玩具魔術」


司書が魔法を唱えると、チャラ男Bは姿を変える
なんと彼はだるま落としになってしまった


勇者「自然の素晴らしさを感じることだな」


勇者は近くの大樹に魂を入れる
うるさい木霊が誕生した


司書「適当に遊びます」


司書は何度かだるま落としで遊んだ
だるまの頭頂部に刺さったハンマーで何度も遊んでいる
その内、もとの並びを忘れたので適当に戻して飽きたのでハンマーを捨てた
集中力が切れたので、魔法も解除される


チャラ男B「あ......え?」


彼の体のパーツはぐちゃぐちゃに再配置されている
生命への冒涜をその身で体現したような姿は見る者に恐怖を与える
そしてハンマーを抜かれたため、脊髄が首から下で機能を停止した
忌むべき異形は、死を待つばかりである
きっと養分にはなるだろう

魔法少女「覚悟しなさい」

チャラ男C「......くそっ!」

シスター「きゃっ!?」


チャラ男Cはシスターを人質にとる


魔法少女「卑怯者め......それだから流行に乗ることしかできない脳死野郎なんだ」

チャラ男C「何とでもいいやがれ!」

シスター「あ......ぁ......」

チャラ男C「へへ、恐怖で口をパクパクさせてるぜ」

魔法少女「あっやば」


魔法少女は素早くその場を離れた


シスター「*極大消滅呪文*」


かなりの広範囲が消滅した
幸運にも犠牲者はあのチャラ男だけだ


シスター「す、すみません!怖くてやり過ぎました!」

魔法少女「こ、これからは加減しましょう?」

チャラ男D「ウェーイwwwwww」

ローブ女「なかなかできる。実力ならこの中で一番でしょうね」

チャラ男D「ウェーイwwwwwww」


チャラ男Dは素早い短剣さばきでローブ女を追い詰める
動きの一つ一つで彼女の次の動きをつぶす容赦ない戦法だ


ローブ女「......手加減していますね。なんのつもりですか?何を示しているんです?」

チャラ男D「waaaaaaaay!」

ローブ女「ふむ......何者か分かりませんが、私を試すということでしょうか」

チャラ男D「ウェーイwwwwww」

ローブ女「ならばこの私の新たな必殺技を食らって沈みなさい」

チャラ男D「ウェイウェイ」


彼女は短く精神統一をする
目を見開き、構え言い放つ


ローブ女「これが私の必殺技!>>400

アナルブレイクパンチ
男のケツ穴に超高速のパンチをめり込ませ前立腺を直撃する
喰らった男は前立腺直撃の衝撃で強制的にイカされ大量射精を撒き散らしアナル破壊&屈辱に心を砕かれ廃人となる

ローブ女「アナルブレイクパンチ!!」

チャラ男D「ウィ......」


ローブ女はあえて大袈裟に構えた
それにより彼の集中は大きな動きへの反応にシフトした
しかし彼女はこっそり魔力で地面を伝い腕を移動させていた
まさに意表を突いた効果的な一撃


チャラ男D「ウェイ!!!!!!!!」


彼は秘めたありったけの精子を撒き散らした
また、その激痛と屈辱から倒れこんでしまう
完全に気力を失ったようだ

ペガサス「......やや。普通に汚くない?」

ローブ女「安心してください。私の手は魔力でコーティングしてあります」

ペガサス「納得致した」

ローブ女「そこは『あー、なるほど』って言って下さいよ。アナルだけに」


チャラ男Dは寒さで全身が千切れてしまった
もはや戦闘を続けるものはいないだろう

勇者「一件落着だな」

シスター「これでしばらくの間は、野蛮な方が近寄ることもないでしょう」

司書「妖精さんとの出会いは一人の魔術士としても良い経験になりました」

妖精「あのぉ、成功報酬なんですけど......」

勇者「いや、悪いよ。妖精さんから搾取するみたいで」

妖精「いえいえ。受け取って下さい。>>406です」

妖精が渡してきた物は花冠だった
花冠自体は丈夫に出来ているが、装備して守備力が上がるということはなさそうだ
だが、丹精こめて作られたものであるので被ってみることにした


勇者「......ふむ」

シスター「あれ!?勇者様!?」

司書「消えた!?」

勇者「うえっ!?」


勇者は花冠を外した


妖精「それはかぶると周りから知覚されなくなるんだよぉ」

勇者「へぇー」

こうして、勇者達は再び旅立つこととなった


勇者「ペガサス......花冠を手に入れたんだ。次にどこへ行くべきか分かるね?」

ペガサス「承知しております」

魔法少女「どうかした?」

勇者「いや、なんでもないよ。いざ出発!」


ペガサスは再び空を駆け出した

勇者「そいっ」


勇者は自分の魔法収納空間に花冠を入れた


魔法少女「勇者、収納魔法なんて使えたっけ?」

司書「勇者さんは勉強して覚えたんです」

魔法少女「ふーん、勇者がねぇ」

シスター「勇者様は魔法が得意ではないのですか?」

魔法少女「いや、好きな魔法ばっかり使うタイプなのよ」

司書「好きな魔法?」

魔法少女「>>412よ」

風魔法でよくスカート捲られたり服だけ切り裂かれたりしたの

魔法少女「風魔法でよくスカート捲られたり服だけ切り裂かれたりしたの」

ローブ女「うわ、最低」

勇者「アナル芸人は黙ってて下さい」

ローブ女「誰がアナル芸人よ!」

シスター「しかし、そんな趣味があったんですねぇ」

勇者「昔の話ですよ。今はもう大分鈍っちゃって」


勇者は手のひらに小さな竜巻を発生させる


司書「そんなことできたんですね」

勇者「手垢を取る程度のもんですよこんなの」

ペガサス「あそこで休憩しませんか?」

勇者「そうだな。座りっぱなしも疲れた」

シスター「ペガサスさんは働き者ですね」

ペガサス「これぐらいが丁度いいんですよ」

司書「どこで休憩するんですか?」

ペガサス「>>416

>>330

その都市は鮮やかなスポットライトに照らされていた
黒を基調としたシックな摩天楼を赤紫にライトアップされる
あらゆる排気や通気口より流れる煙は薄ピンクだ
おしゃれでムーディーだが、同時に科学は真っ当に発展した都市だと分かる


ローブ女「なんてゴージャス」

シスター「派手ですね......ただ派手という訳でもなさそうですが」

勇者「面白そうな都市だね」

ペガサス「でしょう?」

こうして、都市にやってきた勇者達は宿を探し始めた
二、三研回ったあたりで違和感に気付く


勇者「......ラブホしかなくない?」

ペガサス「そういう都市なんで」

司書「私達からしたらどこも変わらないでしょう」

勇者「それもそうだが......仕方あるまい。ラブホにしよう」

勇者「ラブホも意外と悪くないな」


なんといってもベッドが大きい
これで組体操のような寝方をしなくてもよいのだ


ローブ女「でも高いよ」

勇者「金は心配しなくていいよ。国を買うには心もとない金額だけどね」

ローブ女「だ、大富豪......」

今日は遅いので、みんなすぐに寝た
一時間くらいすると起き出して奇行に走る奴がいたり
性交渉をせがんでくる奴がいるのでこっそりホテルを抜け出す


勇者「よし、漁るぞ」

ペガサス「へい」

勇者「......なぜここにいるんです?寝たんじゃないの?」

ペガサス「欲望の匂いを感じた」

勇者「良いでしょう!ならば行くぞ」


>>422.....行き先
1.如何にも如何わしそうな工場
2.超高層マンション
3.死ぬほどぼったくられそうなバー

3

夜の都市、ポツンと一つバー
そこからしみったれた顔の男が出てくる


勇者「ペガサス」

ペガサス「はい?」

勇者「今あの店から出てきた奴の顔が見えたかい?あれは一文ナシの顔だ」

ペガサス「どうしてそんなことが分かるんだい?」

勇者「......そうなった経験があるからだよ。せっかくだし、行ってみようじゃないか」

ペガサス「えぇー?」


勇者に先導される形で嫌がりながらもバーに入っていった

内装は普通のバーといった感じだ


マスター「注文をどうぞ」

勇者「水」

マスター「分かりました」


しばらくすると水がグラスに入って出てくる
迷わず全て飲む


勇者「これ、いくら?」

マスター「>>426

お水で金は取りませんよ
川○えじゃあるまいし

マスター「お水で金は取りませんよ川○えじゃありませんし」

勇者「そ、そうですか......」

マスター「何か別の用があるとお見受けしましたが」

勇者「鋭いですね」

マスター「バーに入ってきて水を頼むような方はそういませんからね」

勇者「それもそうですね」

勇者「裕福そうな家知りません?」

マスター「強盗とは大胆ですね」

勇者「いや、合法ですんで」

マスター「はて、そんな世紀末だったかな......」

勇者「認可あるんで」

マスター「どっちにせよお教えしますよ。>>431です」

都市中央にあるビルの最上階の金箔貴族様の家でしょうかね。因みにこの情報料は2000万になります

マスター「都市中央にあるビルの最上階の金箔貴族様の家でしょうかね」

勇者「良いことを聞いた。それじゃ......」

マスター「因みにこの情報料は2000万になります」

勇者「ファーwwwwwwwwww」

マスター「後払いはダメですよ」

勇者「......」


勇者はいたずら妖精の花冠を装備した
たちどころに彼は透明化し、知覚出来なくなる


マスター「あ、ちょ、えぇ?」


勇者はそのまま脱出した
どうせこの都市には長く滞在しないのだから、問題ないだろう

確かに都市の中心部には大きなビルがあった
セキュリティも万全で電子ロックを余すことなく活用している
当然彼にはまったく効力のないことだが


勇者「......いい部屋に住んでますねぇ」


貴族はすっかり寝静まっている
部屋の金箔は眠ることなく主張し続けている


ペガサス「マジで許可降りてるんですか?」

勇者「当然です。パンツだって取ったことあるよ」


壺を叩き割るとバレるのでタンスを開けた


>>435...タンスの中身

勇者「......ん?見覚えのある品が」


極長極太アナルパールに高速具、ピチピチテカテカラバースーツ
どこぞの変態を彷彿とさせるラインナップだ


ペガサス「ひぇっ......あ、こんなのも」


ペガサスが提示したのは女性用貞操帯だった
これは見たことがない


勇者「変態貴族め......」

勇者「これは責任を持って僕が保管しよう」

ペガサス「......」

勇者「む、なんだその目。何か疑っているな?」

ペガサス「いえ、別に」

勇者「ならばよい」


実はこの部屋、入り口から奥に進むと貴族の女が寝ている
そしてさらにその奥には巨大な壺があるのだ


勇者「斬るっ!」


勇者は剣で壺を真っ二つに切断した
中から>>439が出てきた

自分(金箔貴族)の等身大純金エロ蹲踞裸像(父より)

勇者「眩しっ」


部屋の金に照り返す金の裸像
しかもそのサイズは等身大。ポーズもなぜか蹲踞だ
確かにセクシーではある


ペガサス「うーん......変態っすね」

勇者「いや、どうなんだこれ......?『父より』って書いてあるぞ」

ペガサス「流石に父ともあろうものが娘にこんなもの送りませんよ。彼女が望んだんじゃないですか?」

勇者「なるほど」

貴族「んう......」

勇者「やべ、起きたか。ペガサスは飛んで逃げろ」

ペガサス「分かりました」


勇者はいたずら妖精の花冠を装備した


勇者(どう反応するかな?)

貴族「あっ、私の蹲踞裸像が!」

貴族「>>443

返してください何でもしますから

貴族「返してください何でもしますから!」

勇者「......んお?」

貴族「ひっ......!」

勇者「もしかして僕が見えてるのかい?」

貴族「はっ、はい」

勇者「うっそぉ......」

勇者「今何でもするって言ったよね?」

貴族「はい」

勇者「賢明な判断ですねぇ」

貴族「どうか蹲踞裸像と命だけは......!」

勇者「なら、>>447

性奴隷兼パトロンになってもらおうか

勇者「性奴隷兼パトロンになってもらおうか」

貴族「うぅ......分かりました」

勇者「じゃあ誓約書を書いてもらいましょうか?」


誓約書を取りだし、提示する
彼女は青ざめた顔でサインをする


勇者「大丈夫です。後悔はさせません」

貴族「どういうことですか......もう私の人生お先真っ暗ですよ」

勇者「悲しませた分、喜ばせればよいのです」

貴族「まさか」

勇者「性処理ですよ。まぁこんなものを持っているくらいですし、それで満足なんじゃないでしょうか」


勇者は彼女のオモチャを見せつける


貴族「あ、あわわわ......」

勇者「さあ、まずは>>451プレイです」

ピチピチのテカテカラバースーツに大量のローションを打ち込んだ上で着せて女性用貞操帯着用

勇者「早速これを着てもらおうか?」


勇者はラバースーツにローションを打ち込む
その間に女性用貞操帯を装着させる
その上からラバースーツを着せる


貴族「こんな辱しめ......」

勇者「君のオモチャだろう?ふふ......どうしてくれようか」


すると、勇者の剣がひとりでに鞘から抜け落ちる
その剣は形を変えうねりだす
それはうねる束となり、彼女のラバースーツの中に侵入していく

貴族「ううっ!?んいいい!?」


貴族が悶え始める
それは彼女を愛撫しているらしい
しかし貞操帯は突破出来ないらしく、生殺し状態だ


勇者「こりゃあいい。ペガサス、戻ってこい」

ペガサス「......うわ。なんですかこれ」

勇者「ふふ......僕にもわからん」

ペガサス「えぇ......」

勇者「折角だし、このまま朝まで放置というのも趣がある」

ペガサス「ところでその貞操帯、アナルまであるんですか?」

勇者「ああ。ま、どうしても漏れそうなら考えるさ。朝までトランプでもしようよ」

ペガサス「蹄でカードを持てますか?」

勇者「気合いでどうにかしろ」


そうして、彼女の喘ぎをbgmに朝を迎えた
日が登り始め、ピンクの煙もより鮮やかに染まる


貴族「お”ーっ♡」

勇者「そろそろ穴に欲しいか?」

貴族「あっ、穴♡穴に♡♡」

勇者「しょうがないな」

彼女の貞操帯を解放し、己のモノを彼女の秘部に宛がう
そして突けば、ラバースーツを裂き挿入される
身を捩らせて悦ぶ彼女の姿に興奮が沸き上がる


勇者「ほらっ!イけ!イけ!」

貴族「イきます パトロンまんこほじられてイきますぅぅぅ♡♡♡」


派手にイき散らした
今や表情を拝むことも叶わないが、きっと恍惚に浸りきっただらしない顔だろう
痙攣する彼女を尻目に二人は高層ビルを去った

シスター「おはようございます」

勇者「ああ、おはよう」

ローブ女「今日はどこに行くんです?」

勇者「それなんだが、いいニュースがある」


すると皆が一斉に勇者の方を向く


勇者「我々にパトロンができた」

司書「パトロンが必要なほど金銭に困窮していたような覚えはありませんが、なぜ?」

勇者「何も金じゃない。そいつの持ってる物や人脈が役に立つこともある」

高層ビルの最上階に一行はやってきた
勇者は扉を開き、中に入る


貴族「あれ!?鍵は閉めたはず......」

勇者「施錠はいくらでも突破可能ですよ」

貴族「......何の、用ですか」

勇者「パトロン様の力をお借りしたくてですねぇ」

貴族「分かりましたが、何をすれば宜しいのですか」

勇者「......魔王城の位置を、特定してほしいのですよ」

貴族「や、やってみます。うちの財閥ならできます。しかし時間がかかります」

勇者「じゃあ夕方には戻ってくるから、それまでに頼みますよ」

貴族「......かしこまりました」


話を終え、一室より出た勇者の雰囲気は先ほどの重苦しい雰囲気とは打って変わって明るげであった


勇者「さあ行こうか。今日はどこを見に行く?」

魔法少女「>>460に行きたいね」


1.怪しげな薬屋
2.桃色のガスを排出する工場
3.奴隷市場

近未来的な風景
しかし異質に思えて同化するその工場
気になった勇者一行は工場に入ることになった


勇者「誰かいますか?」

作業員「こんにちは。あなたは誰ですか?」

勇者「勇者です。仲間たちもいますよ」

作業員「噂は聞いていますよ」

勇者「それは光栄ですね」

作業員「なんでも、性奴隷が沢山いるとか、下僕がいるとか」

勇者「......んん。なんのことだろう?そんなことないよ」

作業員「そうなんですか?ああ。世間話をしに来たんじゃないですよね、何の用です?」

勇者「この工場、すごく桃色のガスが出てるんだけど何を作っているんだい?」

作業員「>>464

媚薬だ。ここじゃ、ガス状でも売っている

作業員「媚薬だ。ここじゃ、ガス状でも売っている」

勇者「ほー」

作業員「工場から出ているガスも薄いが媚薬が含まれている」

ローブ女「だからラブホしかなかったのね」

司書「媚薬買いましょうよ」

勇者「そういうの好きだよなぁ。いくら?」

作業員「お試し分は無料ですので、持ってって良いですよ」


作業員が差し出した二つの袋を受けとる
どうやら、ガス状の媚薬と固体の媚薬らしい

外に出ると、陽が傾き始めていた


司書「媚薬使いましょうよ」

勇者「まだ取っとこうよ」

魔法少女「勇者にしては理性的ね」

勇者「そんな変態じゃないから」

シスター「神の僕が嘘を吐いてはなりませんよ」

勇者「嘘じゃないから!」

歩き疲れたので、勇者一行はビルに帰ってきた


勇者「どうです?結果は出ましたか?」

貴族「えっ、早くないですか」

司書「やはり媚薬で時間を潰したほうが......」


唐突にけたたましい音が鳴り響く
どうやら無線が入ったようだ。コール付きとは律儀なものだ


解析班「こちら解析班。魔王城の位置を特定できたものと思われます」

貴族「どこてすか?」

解析班「>>469

星の裏側です

解析班「星の裏側です」

勇者「ふぁ!?」

シスター「さ、さすがに遠すぎですね......」

勇者「......ペガサス!!」

ペガサス「はい」

勇者「みんな!ちょっと急ごう!」

こうして、勇者はそう言ってペガサスに搭乗する
その言葉に乗せられるまま全員ペガサスに搭乗する
開け放たれた窓から飛び出し、空を舞う


魔法少女「どうしてそんなに焦っているの?」

勇者「姫がまだ城にいますし......何より星の反対とか言われたら急ぐ他ないですねぇ」

ローブ女「急げ急げ!止まるなよ!」

ペガサス「それくらいが丁度いいですよ!」

司書「バフもかけてあげるよ」

こうしてペガサスは高速で空を駆けた
陽が暮れて皆が寝静まってもペガサスは飛び続けた


ペガサス「うおおおおっ!!」


轟音が響き渡る
驚き目を覚ませば、ペガサスが墜落していた


勇者「ペ、ペガサス!?どうして墜落したんだ!?」

ペガサス「>>474

これは……禁じられたハズの、即死魔法………皆さん……逃げ…

ペガサス「これは......禁じられたハズの、即死魔法.........皆さん......逃げ...」

勇者「ペガサス!?おいペガサス!!しっかりしてくれ!!」

???「ンククク......」


馬車の外から不気味な笑い声が聞こえる
どうやら犯人がいるようだ


勇者「......くそっ......!仲間殺されて黙って逃げる勇者がいるか!」


勇者は馬車から飛び出した

勇者「何者だ!?」

???「この顔を見ても分からないか?勇者」

勇者「......そ、そんなまさか!!」


そこにいた人物
それは魔王に拐われた姫だった


勇者「いや、お前は姫じゃない」

姫?「なぜそう言い切れる?」

勇者「>>478

「姫は男の娘で下半身露出の変態だからだ」

勇者「姫は男の娘で下半身露出の変態だからだ」

姫?「な、なんだと?だから服を着ていなかったのか......」

司書「その発言......中身だけ別物ですね?」

姫?「バレてしまってはしょうがあるまい......」


すると、姫の姿をしたそれは懐から魔導書を取り出す
禍々しいオーラを纏うそれを持ち宣言する


GM「我はゲームマスター!想定外の挙動を防ぐ為、そしてその剣を用いて世界を完全にする為貴様を殺す!」

勇者「そうか。じゃあ僕はお前を殺すよ。仲間を巻き込む必要はないはずだからね」

GM「貴様にそんなことが出来るかな?」


勇者は一瞬にして距離を詰める
そして剣を素早く振り抜いた


勇者「はっ!」

GM「っくく......0ダメージだ」

勇者「馬鹿な!」

GM「その剣は世界の中心を貴様にする。だがこの魔導書は我を宇宙の中心とするのだ!!」

勇者「......もしそうなら最初から正体なんてバレなかったんじゃないのか?」

GM「この我を愚弄するか!?ライフチェーン!!」


GMの放った鎖が勇者を絡めとる
圧倒的な力の鎖に締め付けられ、身動きが取れない


勇者「ぐ......っ」

GM「これは命によってのみ解ける鎖だ。貴様が死を選ぶか......仲間が全員死ぬか」

ローブ女「なんということを......!」

魔法少女「......ふん。どうすべきか、なんて簡単なことよ」

司書「その通り」

GM「選択権は貴様の仲間にやろう」

勇者「みんな......僕が死んだら......その力、世界に役立ててくれ」

シスター「勇者様の意見を聞きましたか?そして私たちの意見も決まりましたね?」


仲間たちは無言で頷く


シスター「それではいきますよ!せーの!」


仲間たち「私たちを殺して下さい!!!」


勇者「......は?」

GM「ンクククククク!!実に素晴らしい!!」

鎖が妖しい光を放つ
すると仲間たちは全員、魂を抜き取られて死んでしまった


勇者「嘘だ......こんなの......」

GM「残念だったな。それじゃ、貴様もここでゲームオーバーを選ぶか?」

勇者「......>>485


1.諦める
2.闘う

2

勇者「......闘う」

GM「何か言ったか?」

勇者「闘うさ。お前と、宇宙とやらと」

GM「バカな!ここまでされてまだ戦意があると言うのか?ありえん!」

勇者「うるせぇ!!」

GM「......ま、まさか!『安価』なのか!?」

勇者「お前がそう言うならそうなんだろうな」

勇者「分かったよ。お前の正体」

GM「う、ウソだ!貴様なんぞが知ることは宇宙が許可しない!」

勇者「リインカーネーション。お前の魂は姫の体に転生した」

GM「......だからだからなんだと言うのだっ!!我が奥義で貴様を____」

勇者「連結技!>>488×>>489×>>490!!!」

覇王翔吼拳

カンチョー!

多元宇宙開闢(マルチバースビッグバン)

勇者「覇王翔吼拳!カンチョー!多元宇宙開闢!」


勇者は覇王翔吼拳を撃つ
高威力の技に咄嗟にガードを取ったGMの裏に回り込む
そしてそのままカンチョーをぶちこむ


GM「ぐあああああっっ!!」

勇者「まだだ!多元宇宙開闢!!」


GMのケツの中で大量のビッグバンを発生させる
宇宙の中心が相手とはいえ、宇宙の始祖には敵わないのだ


GM「う......ぐ......貴様ぁ......!」

勇者「その魔導書は貰うよ」

GM「お.....のれ......!」


魔導書を手にすれば、その叡知が脳内に流れ込んでくる
叡知を手にした勇者の願い事は一つだった


勇者「*生命復活*」


シスター「わわっ!?」

司書「おや、どうして生きているんだ?」

魔法少女「勇者!まさかついに......!」

ローブ女「よく生きてましたね勇者」

勇者「*強制成仏*」

GM「ぐああああ......」


GMは苦しんだ後に意識を失う
その器には、もはや彼の魂など入ってはいないのだ


ペガサス「死ぬってのもなかなか良いもんでしたよ」

勇者「......お前正気かぁ......?」


小さくうめき声
見れば姫の体が起き上がる


姫「うぅ......ん」

勇者「おや、目を覚ましましたか」

姫「わたくしはどうしてこんなところに?」

勇者「姫は操られていたのです。魔王よりも強大なものに」

姫「まぁ、それでその者はどうなったんです?」

勇者「倒しました。ご安心下さい」

姫「ということは、貴方......」

勇者「はい。勇者です。国へ帰りましょう」


勇者は彼女の手を取り、馬車へ案内する


姫「......はい!」

勇者は仲間と共に姫を連れて帰った
直ちに玉座に招かれた


勇者「いかがなさいましたか」

王「うむ、お主に褒美をとらせようと思ってな」

勇者「ありがたき幸せ。一体どんなものなんですか?」

姫「それはわたくしから話しましょう。>>497です」

王の座につき世界中の女の子たちとハーレムイチャイチャライフ

姫「王の座につき世界中の女の子たちとハーレムイチャイチャライフです!」

勇者「えっ」

王「載冠だ」


王は勇者の頭に王冠を載せる


勇者「あー......ははは」

こうして勇者は王となり、町へ繰り出すのであった____

と、いう訳にもいかず


シスター「女の子たちとイチャイチャなんてふしだらです!認めませんよ!」

司書「その通り。勇者さんは節操ある暮らしをすべきです」

魔法少女「私のパンツを見た責任は絶対に取ってもらうから!」

ローブ女「人を馬鹿にした勇者には屈服してもらいますよ」

姫「私も......男の娘だけど愛してね?」


勇者「......こりゃまいった」


こうして彼は囲いこまれ、深い愛情を育んだ


END

安価に付き合っていただき、ありがとうございました

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