ラミア「おーい、大丈夫かー」(112)
男「…………」
ラミア「ねぇってばー」
男「…………」ピク
ラミア「あっ!今反応した!おーい」
男「…………」ビクビク
ラミア「おーい、起・き・ろ!」
男「」ビクビク
ラミア「なんかビクビクしてんな」
男「アフゥ」グタ
ラミア「なんだよ、どうした、そんな安らかな顔して。おーきーろー!」
男「………んぁ?」
ラミア「あっ!起きた!」
男「ん?……裸の美女……?」
ラミア「何だよ裸で悪いのか。というかセクハラだぞ」
男「………おっぱい大きい……」
ラミア「あっ、そうなの?他の見たこと無いから分からないや」
男「ここは……天国か……そうだよな。俺崖から落ちたもんな……でも天国に来れて良かった……」
ラミア「死んでない死んでない」
男「え、死んでないのに俺の前に裸の美女が表れるの?何なのソレ?オクスリキメちゃった?」
ラミア「大丈夫大丈夫。美女らしいけど人間と違いますから」
男「え?……」クルッ
男「蛇……下半身が蛇……ラミア?」
ラミア「うんうん。よくわかりました人間君」
男「ラミアが……俺を助けたのか?」
ラミア「私はベジタリアンだから人間は食べない。安心して寝るといいよ」
男「…………あり…がとう?」
ラミア「ふふふふ、どうも」
パチ
男(……知らない石天井……)ガバッ
男(いや、洞窟か……)
男(崖から落ちたのも夢じゃないのか……手に添え木って事は誰かに)
男(……あぁ…ラミアか……あいつは、いないのか)
男(治療するあたり、やっぱり食う気は無いんだろうな)
男(武器も……立て掛けてあるよ……どんだけ無用心なんだ)
男(礼をしたらここから去るか……足は動くしな)
ラミア「~♪~♪~~♪」
モギッ
モギッ
ドラゴン「主、今日は何時にも増して機嫌がいいな」
ラミア「あっ、ドラゴン。あのね、今家に人間のお客様が来てるんだよ」
ドラゴン「あぁ、崖から落ちた奴か。どうだ?肉デビューでも」
ラミア「いいって、いいって。なんか血の匂い嫌いだし」
ドラゴン「なんだ、飼うのか?」
ラミア「ううん。お世話してる。怪我が治るまでお世話してあげようかなって」
ドラゴン「………相変わらず、変な幻獣だな、主」
ラミア「えへへ」ニヘラ
ラミア「たっだいま~」
ラミア「おとなしくしてた~?―――って!何支度してるの!?」
男「ん?あぁ、世話になったな。いつか恩は返す」
ラミア「だ、駄目!まだ動けないでしょ!」
男「歩ければ問題ないって。コレ。使うか分からないけど、剣以外の物は謝礼として受け取ってくれ」
ギュル!
ラミア「駄目!絶対!せめて全身の痛みが無くなるまで!」
男「うぉ!締め付けるな!」
ラミア「し、しめ、ころすよ?」
男「殺す気無いだろ!顔ひきつってるじゃねぇか」
ラミア「このまま外にいかしちゃうのも殺しちゃうようなモノだもん!駄目だよ、行かせない!」
男「ぐっ……」
ラミア「早く寝て。薬変えるから」
男「うぅ……」
ラミア「」ヌリヌリ
ボインボイン
男「」
ラミア「」ヌリヌリ
ボインボイン
ラミア「仰向けになってー」
男「!!…いや、……前は自分で……」
ラミア「駄目。安静にして」
男「大丈夫だから!本当に大丈夫だから!」
ラミア「早く仰向けになって」
男(おっぱい見て起きたなんて……しかも命の恩人に起きた息子を見せる訳には……)Σ(゜ロ゜
男「ちょっと後ろ向いてて!」
ラミア「えっ?それならいいけど」
ラミア「なんで、膝立ててるの?」
男「いや……なんとなく……」
男(内腿で押さえてるんだよ)
ラミア「へぇ、人間って面白いね」
男「だ、だろ?」
ラミア「あっ、顔の擦り傷にも塗るからこっち向いて」
男「………えっ」
ヌリヌリ
男(ち、ちちが……嫌でも……顔反らさなきゃ……)
ラミア「こっち向いて」
男「うっ……」
ヌリヌリ
ラミア「ねぇ、やっぱりさ、人間から見たら私って醜いの?」
男「そんなことは無いだろ。普通に人間に見えるよ。下半身が蛇なのも、別に気にならない。俺だけかもしれないけど」
ラミア「じゃあ、なんで目線を反らすの?」
男「…………」
ラミア「やっぱり醜いんだ……」ショボン
男「なっ!……」
男「あっ、いやっ、そんなことない!すっごい美人だし!ただ、ちょっと……」
ラミア「醜い?」
男「そこから離れろ!じゃ、なくて、なんて言ったら……そう!美人すぎるんだよ!美しすぎて直視出来ない!」
男(モロ出しのおっぱいブルンブルンをなんとかしろ!)
ラミア「///うっ、美しすぎて直視出来ないって……て、照れる」ニヘラ
男(ぎゃー!理性保てーーー!)
ラミア「はい、終わった」
男「お、おう、ありがと」
ラミア「どういたしまして♪」
男「っつぅ/////」
ラミア「ご飯。柔らかい茸とか、葉野菜持ってきたから。後、兎のお肉貰ってきた」
男「あれ、調理してあるのか?」
ラミア「うん。人間の真似」
男「家庭的……だと?」
ラミア「畑の世話以外やること無いから!」
男「幻獣が家庭的で農家で……おっぱっ………ゲフン。なんかすげぇのなお前。人間みたいだ」
ラミア「上半身は目以外人間だからね」
男(イエローの爬虫類目……か、かわいく見えてきた……)
ガツガツモグモグ
ラミア「ごちそうさま!」
男(普通に旨かった……あれ?久々にまともな物食った……)
ラミア「お、美味しかった?人間の口に合った?」
男「あ、あぁ。うん、うまかったよ。ありがと」
ラミア「良かった」ニヘラ
男(良かった。俺の体が全身痛くて良かった)
ラミア「あっ!怪我人には食べさせて上げるんだった」
男「そこまでは結構です!」
>>25
うむ
名前は忘れたが~娘との日常シリーズだかなんだかってタグがあったとおもゆ
ラミア「」カチャカチャ
男「あ、あのさ。ラミアさん?」
ラミア「ん?今食器洗ってるんだけど、どうかした?」
男「やりながらで大丈夫。あのさ、服って着ないの?」
ラミア「え?ふく?あるよ?」
男(あるのかよ!)
男「着ないの?」
ラミア「あっ、そういえば人間って服着るんだよね。忘れてた忘れてた」ニヘラ
ラミア「後で見せたげるよ。私の一張羅」
男(よかったー!ほんとによかったー!)
男「うん。楽しみにしてる」
―――――
ラミア「どう?」
男「(^ω^)」
男(葉っぱ二枚で隠すだけはプレイです)
男「もうちょっと、面積を広げ……って、」
男「そうだ」
――――
ラミア「何これ?」
男「シャツ。俺のだけどキツくない?(胸が)」
ラミア「うーん…大丈夫」
男「これで……大丈夫か」ホッ
ラミア「何が?」
男「こっちの話」
>>27を探しに行く旅
念のため
もちろん裸Yシャツさ!
――――
ラミア「大丈夫?寝苦しくない?」
男「あ、大丈夫。おやすみ」
男(ラミアって、自分の下半身が布団なのか……)
ラミア「くぁ……むふ……」
男(やばい、余計な事考えそう……さっさと寝よう)
元ネタ何
ダンドー?
>>33
これの?
朝――
ラミア「くぁ――ふぅ……ん?服?」
ラミア「あぁ…人間がくれたんだ……」チラ
男「………スー」
ラミア「えへへへ」ニヘラ
ラミア「朝ご飯用意しよ♪」
さて、寝るか
一服してから
あったら書く
目安は15~18と22~06
保守ありがと
少し時間あるから書いてく
ラミア「それじゃあ畑見てくるから、安静にしててね~」
男「あぁ、いってらっしゃい」
スルスル
男(鍬と籠か、ホントに農家だな……)
ラミア「今日はジャガイモだね、揚げ物がいい?煮物がいい?」
男「お、おう。任せるわ」
ラミア「じゃあ、揚げるね。あれ、怪我人に揚げ物はいいんだっけ?」
男「大丈夫。任せるよ」
男「しっかし暇だな……」
男「……おっぱいおっきかったな…………」
男「」
………
男「………ふぅ」
男「……」
男「少し出歩いて見るか…」
ガチャ
男「洞窟なのにドア……通りで虫もいないわけだ」
―――
ザッザッ
ゴブリン「キシャー」
ズバッ
男「普通にいるんだな……ラミアの家に行かないだけか」
男「さて、畑ってどこだ」
さて、一服
予定通り15時からやるんで
残ってたら書く
ラミア「よっ」
ザクッ
ドラゴン「精が出るな。一個くれ」
ラミア「はいよー。生だけど」ポイッ
ドラゴン「ガリッガリッ……生だろうが関係あるまい。食えればいいさ」
ラミア「調理したほうが美味しいのに。もいっこいる?」
ドラゴン「いる。ガリガリ…所で、昨日の男はどうだ?」
ラミア「元気だよ。でも逃げちゃうかもしれない……」
ドラゴン「ふん。人間だからな。我らを恐れるのも当然だ」
ラミア「あっ、違うよ。私の事を怖がってる訳じゃないんだ。でもなんか目がすぐに下に行くから……」
ラミア「やっぱり怖いのかな……」シュン
ドラゴン「…………」
ドラゴン「そんなものさ。ラミアは変に人間らしいな。幻獣ならば人を見下してナンボだろう?」
ラミア「やっぱ、半分人間だからじゃないかな?他人だと思えなくて」
ドラゴン「交わるならちゃんと考えて答えを出せよ」
ラミア「交わる?」
ドラゴン「………」
男「……………」
ザッザッザッザッ
男「……………」
ガサッ
男「……………」
ザッザッザッザッ
男「………迷った……」
ゴブリン「キシャー!」
男「せいや」
ザクッ
男「何処行けば……」
スルスル
ラミア「お肉お肉~ドラゴンが鹿肉くれたー♪」
ガチャ
ラミア「ただいまー。安静にして…た?……あれ?」
――――
男「やっばい…」
男「帰れない」
ゴブリン「キシャー!」
男「うっせぇ!コラ!」
ザシュ
男「………腹減った」
男「よっ」
男「お、畑。結構デカイな。麦まである」
ドラゴン「エルフ仕込みの本格派だからな。種類も味も文句無しだぞ。人間」
男「――!」
ドラゴン「ついこないだ殺し合った仲だろ。そう警戒するな」
男「おまえ……」
ドラゴン「貴様にやられた翼の修復中だ。あの子に治療もしてもらってる。あの子の患者通し仲良くやろう人間」
男「あの子……ラミアか」
ドラゴン「あぁ。仲良くやってるか?」
男「…………」
男「少し、目のやり場に困るくらいだ……」
ドラゴン「通りで、あの子に服を着せたのはお前か」
男「あぁ。ラミアでもあんな格好はどうかと思った」
ドラゴン「あの子は優しいだろ」
男「あぁ、下手な人間よりはずっとな」
ドラゴン「ならば、森への進軍を止めさせろ」
男「…………理由にはならない。現に凶悪な魔物も幻獣も沢山いる」
ドラゴン「……ふん。所詮人間か」
男「……すまん」
ドラゴン「直に北から仲間が来る。どのみち負けるのは貴様らさ」
男「………」
ドラゴン「なんだ。迷ってるのか?今すぐにでも国に逃げ帰れそして、進軍を薦めろ。あの子も、この畑も焼き払わせろ」
男「…………」
ドラゴン「……ふんっ。ラミアの家は畑沿いに真っ直ぐ行けば着く。心配はさせるな」
男「……すまん」
スルスル
ラミア「むっ…あっ!」
男「んっ?」
ラミア「くっ!」
男「えっ?」
ダキッ ギュ
男「胸!」
ラミア「心配したー…ホントに心配したー………」
男「わ、悪い。ちょっと歩いてた」
ラミア「どっかいかないでよー……」
男「…………」
男(体、冷たい……)
男(コイツが人間だったら…いや、吸血鬼とかエルフみたいな人間そっくりな奴らなら…)
ラミア「こっちから来たって事は畑に行ってたの?」
男「あぁ。ドラゴンに教えてもらった」
ラミア「そうなんだ。ご飯、作るから。早く家入って。薬も変えなきゃ」
男「あぁ、ありがとう」
ラミア「うんうん♪」
夜―――
男「あの…ラミアさん?これ……」
ギチッ
ラミア「勝手に何処かに行かないように、締め付けてます」
男「あっ、そうすか……」
男(これ、もし人間なら抱き合ってるのとおなじなんじゃ……)ゴクン
ラミア「苦しくない?」
男「あぁ、大丈夫……」
ラミア「そっか」ニヘラ
男(ある意味で安全だな……)
残念 ながら 僕は 寝る
18時まで書くとか言っといてスマソ
再開は21時位には……
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