ミカサ「?アルミン、何か言った?」
アルミン「何でもないよ…」
アルミン(このことに気付いたのはごく最近のことだ…)
アルミン(……いや、ミカサがエレンが好きで、エレンがアニを好きなのは知ってたけど…まさかアニがね…)
アルミン(この前たまたまミーナと話してるのを聞いてしまって…正直困ってる…)
アルミン(だって僕は昔からミカサが好きだし…)
アルミン(…でもその前から、ミカサはずっとエレンのことが好きなんだよね)
アルミン「はぁ…」
アニ「………」
アニ「エレンが好きなミカサが好きなアルミンが好き…」
サシャ「ん?なにか言いました?」
アニ「いいや…」
アニ(正直、勝ち目がないと思う)
アニ(二人は幼馴染みだし…わたしとアルミンはあまり話す機会もない)
アニ(でも一目惚れなんだよ…訓練兵になってから、もう二年も想い続けてる)
アニ(ミカサのことは諦めて、振り向いてくれたらいいのに…)
アニ(そんなこと、あるわけないね)
アニ「はぁ…」
エレン「………」
エレン「アルミンが好きなアニが好き」
コニー「?…悪い聞いてなかった」
エレン「なんでもねぇよ」
エレン(格闘訓練で組んだときからずっと好きだ…)
エレン(二年も話してんのに…いまだに告白できてない…)
エレン(だってアニ、アルミンのこと好きだしな)
エレン(うらやましいな……アルミン)
エレン(アニ…俺じゃダメなのかよ?)
エレン「はぁ…」
ミカサ「………」
ミカサ「エレンが好き」
アルミン「…知ってるよ」
ミカサ「すごく好き」
アルミン「………」
ミカサ(ずっとエレンを愛してるのに、エレンは気付いてくれない…)
ミカサ(なんでだろ…エレンにとって、わたしは家族にすぎないから?)
ミカサ(…そんなことない、エレンもきっといつか気付いてくれるはず)
ミカサ(でも…いつだろうか?)
ミカサ「はぁ…」
アルミン「………」
アルミン「はぁ…」
アニ「はぁ…」
エレン「はぁ…」
ミカサ「はぁ…」
クリスタ「………」
ユミル「………」
クリスタ「アルミンはミカサが好きでミカサはエレンが好きでエレンはアニが好きでアニはアルミンが好き」
ユミル「あぁ」
マルコ「そうだね」
ミーナ「うん」
ライナー「知ってる」
ベルトルト「知ってる」
ユミル「正直…知らないのはジャンくらいだ」
マルコ「いや、ジャンも知ってるよ」
ライナー「…そうか」
マルコ「とても、入り込める関係じゃないからね」
ミーナ「うん」
ベルトルト「…だね」
クリスタ「もどかしい」
ユミル「………」
クリスタ「どうにかしたい」
ライナー「………」
クリスタ「でも、どうすればいいかわからない」
ユミル「あぁ」
ライナー「だな」
ミーナ「なんとも見事な黄金四角関係だもんね」
クリスタ「どうにかしたい」
ベルトルト「………」
クリスタ「どうしよう」
マルコ「…一番いいのは2対2で引っ付くことだよね」
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\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ .`´ \
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(・∀・∩< そうだ!4人で家族になればいい!!
(つ 丿 \_________
⊂_ ノ
(_)
クリスタ「エレンミカサとアルミンアニ?」
ベルトルト「………」
ライナー「アルミンは、ずっと近くで二人のことを見せつけられるわけか…」
マルコ「……なかなか残酷だよね」
クリスタ「………」
クリスタ「ミカサアルミンとアニエレン?」
ユミル「………」
ミーナ「アニ………」
ユミル「ミカサにとってはエレンが全てだ…複雑だろうな…」
クリスタ「………」
クリスタ「決められない」
ユミル「…まぁ他人が口出しすることじゃないしな」
マルコ「そうだね」
ライナー「結局俺達が悩んでも…決めるのは、あいつ達だもんな」
ミーナ「うん」
ベルトルト「………」
クリスタ「はぁ…」
ユミル「はぁ…」
ミーナ「はぁ…」
ライナー「はぁ…」
ベルトルト「はぁ…」
マルコ「はぁ…」
アルアニエレミカ「………」
アルミン「最近、みんなの元気がない…」
アニ「あぁ」
エレン「どうしたんだろうな?」
ミカサ「………」
アニ「…なにか、悩みでもあるんじゃないかい?」
エレン「そうなのか?」
アルミン「なんだろうね」
ミカサ「………」
ミカサ「エレンも、最近よくため息をついている…」
アルミン「………」
アニ「………」
エレン「別にお前には関係ないだろ」
ミカサ「ある」
ミカサ「…わたしは、エレンのことが好きだから」
エレン「え」
アルミン「………」
アニ「……」
ミカサ「わたしは、小さいころからエレンが好き…」
ミカサ「エレンの頑張る姿が好き…エレンの全てが好き」
ミカサ「エレン、わたしといっしょにいて欲しい…」
アルミン「………」
アニ「………」
エレン「悪いミカサ…それには応えられない」
ミカサ「……どうして?」
エレン「俺…アニが好きなんだ」
アニ「え」
ミカサ「え」
アルミン「………」
エレン「アニは格闘訓練で初めて組んだときから好きだった」
エレン「いつもは冷静なのに、ふと表情を緩めたときの優しい笑顔が好きだ」
エレン「アニ…俺と付き合ってくれないか?」
ミカサ「………」
アルミン「………」
アニ「……ごめん」
エレン「………」
アニ「わたしは、アルミンのことが好きだから」
アルミン「………」
エレン「………」
ミカサ「………」
アニ「アルミン…初めて見たときから、あんたのこと…好きだった」
アニ「あんたが優しく笑うのが好き、必死に努力するのが好きだ」
アニ「……わたしじゃ、ダメかな?」
エレン「………」
ミカサ「………」
アルミン「……すまないアニ…」
アニ「………」
アルミン「僕が好きなのは…ずっと、ミカサだから」
ミカサ「え」
エレン「え」
アニ「………」
アルミン「三人でシガンシナにいたころから、ずっと好きだったんだ…」
アルミン「ミカサのひたむきな努力が好き…大丈夫?って手を出して微笑む強さが好き…」
アルミン「………」
アニ「………」
エレン「………」
アニ「……付き合ってって、言わないの?」
アルミン「……うん。ミカサが…エレンのこと好きなのはずっと知ってるから……」
ミカサ「…ごめんなさい……アルミン」
アルミン「うん……」
エレン「………」
ミカサ「エレン…本当に、アニが好きなの…?」
エレン「あぁ」
ミカサ「…わたしよりも?」
エレン「…あぁ」
ミカサ「……」
アニ「……」
アルミン「……」
エレン「アニが…アルミンのこと好きなのは知ってた…」
アニ「…そうかい」
エレン「…俺が嫌いか?」
アニ「別に、そういうわけじゃないけど」
アニ「他の誰より、アルミンが好きなだけ」
エレン「………」
アルミン「………」
ミカサ「………」
アニ「ミカサがエレンを好きなのはみんな知ってる」
アルミン「………」
アニ「……別に、妥協、でもかまわない」
アルミン「………」
アニ「それでも、ダメかな…?」
アルミン「…ごめん」
アニ「………」
ミカサ「………」
エレン「………」
エレン「………」
ミカサ「………」
アルミン「………」
アニ「………」
アニ「………」
エレン「………」
ミカサ「………」
ミカサ「………」
ミカサ「…話し合ってもどうしようもない」
アルミン「え?」
ミカサ「…このままお互いを好きだと言い合っても不毛」
ミカサ「解決するには…」
ミカサ「行動で、示すしかない」
アルミン「……どうやって」
アニ「………」
エレン「………」
ミカサ「わからないの、アルミン…?」
アルミン「………」
エレン「言い合ってても…始まらないな」
アニ「あぁ」
ミカサ「では…」
アルミン「………」
ミカサ「行動で、示そう」
――――――
――――
クリスタ「呼び出された」
ユミル「…話ってなんだろうな」
ミーナ「ね」
ライナー「あの4人からだが…」
ベルトルト「………」
マルコ「あ、来た」
エレン「……よぅ」
ライナー「あぁ」
アルミン「…報告があるんだ」
クリスタ「うん」
アニ「それじゃ…ミカサ」
ユミル「?」
ミカサ「………」
ミカサ「わたし達……」
ミカサ「結婚することにしたの」
クリスタ「」
ユミル「」
ミーナ「」
ライナー「」
ベルトルト「」
マルコ「」
アルミン「よろしくね」
エレン「性はレオンハート、アルレルト、アッカーマン、イェガーから取ってレオレルトマンガーにしたから」
アニ・レオレルトマンガー「よろしく」
ライナー「」
ベルトルト「」
クリスタ「え」
クリスタ「ちょ、ちょっと待って…意味がわからない…」
ライナー「」
ユミル「そんなこと…許されるわけ……」
アルミン・レオレルトマンガー「それがね…兵士は重婚可なんだ」
ベルトルト「」
ミーナ「あ、アニはそれでいいの…?」
アニ・レオレルトマンガー「あぁ」
アニ・レオレルトマンガー「アルミンは大好きだし、別にエレンも嫌いなわけじゃない…」
アニ・レオレルトマンガー「ミカサが大丈夫なら、わたしはかまわないよ…」
ベルトルト「」
ミカサ・レオレルトマンガー「…」
ミカサ・レオレルトマンガー「問題ない」
ミカサ・レオレルトマンガー「わたしにとって…エレンはもちろん、アルミンだって大切な存在…」
ミカサ・レオレルトマンガー「そして、エレンがアニを大切と言うなら…わたしにとってもそう」
ジャン「」
エレン・レオレルトマンガー「…」
エレン・レオレルトマンガー「…俺が、一番恩恵受けてんじゃねぇのかな…?」
エレン・レオレルトマンガー「ミカサとアルミンはもともと家族みたいなもんだし、当然それにアニが加わるなら大歓迎だ!」
エレン・レオレルトマンガー「ちなみに、性は俺が考えた。やっぱり物事は行動で示さないとな!」
マルコ「」
アルミン・レオレルトマンガー「僕も、アニのことは嫌いじゃないから」
アルミン・レオレルトマンガー「それに、この方法なら…みんなが幸せになれる」
アルミン・レオレルトマンガー「…ただちょっと困るのは、名前がほんの少し長くなることかな?ははは」
全「」
アルミン・レオレルトマンガー「僕たち!」
アニ・レオレルトマンガー「わたし達っ」
ミカサ・レオレルトマンガー「今日から…」
エレン・レオレルトマンガー「家族になります!!!!」
――――――
――――
10年後
エレン「じゃあ、いってきまーす」
アルミン「いってくるねー」
ミカサ「いってらっしゃい」
アニ「早く帰って来なよ」
ミカサ「ほら…」
ミカサ「アレン、アニミン、ミカン、ミカエレ、パパ達に挨拶は?」
「「「「いってらっしゃーい」」」」
アニ「よくできたね…よしよし」
ミカエレ「アルパパ!帰ったら勉強教えてね!」
アルミン「うん。良い子で待っててね?」
アニミン「エレパパガーは格闘教えてよ!」
エレン「ははは、まかせとけ!」
アニ「ほら、早く行かないと遅刻するよ?」
アルミン「そうだね」
エレン「早く帰ってくるからな?」
アルミン「ふふふ、でも本当ににぎやかになったね」
ミカサ「えぇ当然…だってわたし達…」
ミカサ「アルミン・レオレルトマンガー、アニ・レオレルトマンガー、エレン・レオレルトマンガー、ミカサ・レオレルトマンガー、アレン・レオレルトマンガー、アニミン・レオレルトマンガー、ミカン・レオレルトマンガー、ミカエレ・レオレルトマンガーは…」
ミカサ「家族、だから」
完
以上。むしゃくしゃしてやった。今は反省してる
>>24には展開を当てられてむしゃくしゃした
このSSで物事は行動で示すことが大事ということがわかって貰えたと思う
じゃあ去る。付き合ってくれてありがとう
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