モバP「そうして俺は心配するのを止め高垣楓を愛するようになった」 (36)

アイドルマスターシンデレラガールズの、高垣楓のR18SSです。







「プロデューサーさん。今夜、一緒にお酒を飲みませんか」

担当アイドルからの誘いでさえなければ、断る理由なんて1つたりとも無い。

しかしながら、高垣楓担当Pがこの誘いに考えなしに乗る訳にはいかない……言うまでもない、当然だ。

それをわかった上であえて誘ってきているのか、それとも本当に飲むのが好きで好きで仕方ないのか。

長いことずっと仕事してきてもなお、今ひとつ判別しにくいのが、楓さんの厄介なところである。

「今日はもう、お仕事あんまり残ってないんでしょう? 先日、良いお酒を手に入れたんです。
 うちで一緒に飲みましょうよ。一升瓶からおちょこに注いで……ふふっ」

さりげなくダジャレを混ぜ込んでくる辺り、機嫌は良さそうだが。

しかし、だからといって簡単に引き下がることはないだろう。

楓さんがアイドルとして活躍し始めて、もう結構長い。

我が事務所に所属するものたちの中でも人気はトップクラスであり、まさに絶頂期と言えよう。

仕事が増えれば当然の帰結として休みは減り、2人で過ごす時間も、もうずいぶん取れていない。

一人酒を余り好まない楓さんからのお誘いも、激化の一途を辿っていた。

「楓さん。誘っていただけるのは嬉しいんですよ。
 でもね、今まで散々言ったとおり、Pとアイドルが二人きりでい過ぎるのは良くないんです」

ふわりとして柔らかく、それでいてつややかな髪。

大きくて澄んでいて、宝石のように輝くヘテロクロミア。

元モデルらしい、細く引き締まった長身。

余分な脂肪がほとんど無い、スレンダーな肢体。

どこをとっても高垣楓の身体には非の打ち所が無く、独特の神秘的な雰囲気もあいまって、彼女をよく知らない人間からは近づきがたく思われることもある。

実際には、言葉遊びと飲酒を好む庶民的な面もあるのだが。

そういう一面を見せられる人間は、アイドルになる前までは余りいなかったのだろうか。

こうして、親しい者と一緒にいたがることも少なくない。

そんな彼女と共に過ごす時間を余り確保できていないのは、確かに申し訳ないのだが。

「誰かと飲みたいのはわかりますけど、お互いのために我慢してください。仕事がしにくくなったらどうします」

「その分、アイドル高垣楓が稼げばいいじゃないですか」

「何を馬鹿な。その、稼ぐための仕事が……」

「飲んでくれないというなら一人で飲みますよ。どこか外で、知らない人ばっかりのところで」

勘弁してくれ。

高垣楓がその辺の飲み屋で1人で杯を傾けてたら、きっと大騒ぎだ。

酔うと意外と抑制の効きにくい楓さんが、ファンと絡むくらいならまだしも、万が一犯罪にでも巻き込まれたら。

許す訳にはいかない。

「そんなの駄目です、危険すぎますよ……2人で飲むなら、どこかの飲み屋かバーでもいいでしょう」

「終電の時間なんかに振り回されず飲みたいんです。
 それに、アイドルが男と2人で飲むってのも、これはこれでバレたらまずいんじゃないんですか?」

まったくもってその通り。

変装や防諜など、普段から気を使ってはいるが。

それでも秘密というのは、どうしたって漏れるものだ。

バーで二人でいるところを撮影される危険を0にはできない。

楓さんには、誰か女性の、例えばアイドル仲間とでも飲んでもらうのがベストではあるのだが。

彼女の独特のペースに好んで付いていきたがる人は多くない。

そもそも我が事務所には、楓さんと同年代のアイドルが少ない。

「ねえ、いいじゃないですか。前にも何度か来たこと、あるでしょう?」

「大きな声で言わないでくださいよ、そういうこと。送り迎えしただけじゃないですか」

「ふふっ、そうでした」

そんなこんなで押し問答をして、結局根負けして、その夜の家飲みを承諾させられてしまった。

今から思えば、女性が、高垣楓がああまでして俺を誘ってきたことに、何かしら感じてもよかったかもしれない。

しかし、大人しそうに見えて自分の感性に正直な楓さんにちょっと振り回され気味なことに、俺は慣れ過ぎていた。

帰宅の準備を始めた俺を見る彼女の余りに明るい笑顔を見てしまって、裏を探ろうなんて思えなかったのだ。

そして、人目を避けながら二人して帰宅。

事務所を出る時間をずらし、人通りの少ないところで合流して、楓さんの部屋に入ってやっと一息ついた。

別々に入室したほうが安全だったのは間違いないのだが、少しは一緒に歩きたいと言って聞かなかったのだ。

でも、まあ。

安全云々言うなら、こうして男女が二人きりで、部屋にこもって酒を飲んでいる時点で、今更である。

なんだか段々やけっぱちな感覚。

嬉しそうに酒瓶を引っ張り出す楓さんを見ていると、なるようになれ、そんな社会人らしからぬ感覚に支配される。

「こっちが芋焼酎で、こっちのが麦……
 逆だったかしら?」

「飲んだこと無いんですか」

「忙しい忙しいっていって、なかなか私に付き合ってくれない、冷たい男性のせいですよ」

ひどい言われようだ。

俺はただ職務に忠実なだけなのに。

揶揄するようなことを言いながらも頬の緩みを押さえきれていない楓さんが可愛いから、別に構わないが。

綺麗なグラスに水割りを注いでもらって、ささやかに乾杯することにした。

「あら……これ、美味しいですね」

「……本当だ。スッキリしてて、ほのかな香りがあって。いいですねこれ」

「どうです。来て良かったでしょう? 他のことはともかく、お酒に関しては信頼してもらっていいんですからね」

トップクラスのアイドルとは思えないセリフだが、こんなに旨い酒を飲まされては憎まれ口など叩けない。

久しぶりの飲み会ということもあり、しばらく2人で盛り上がった。

数時間経ち、お互い酒が回ってきた頃。

Pとアイドルとして健全に付き合い続けるなら、そろそろ御暇したほうが良さそうな時間。

しかしながら部屋を出るきっかけをなかなか掴みきれず、美女と差し向かいで美酒を頂く快楽に抗えなくなりつつあった。

頬を染めて、機嫌良さげに笑いながら甘えてくる楓さんが可愛くてたまらない。

2人で飲むのは初めてというわけでもないのだが、どうも俺たち療法、酒が回りすぎている気がする。

もっと飲むペースを落とすべきだったか、と思うも時既に遅し。

お互い、ちょっとしたことでも楽しくなってしまって、そのせいでなかなか飲み会の止めどきを見つけられない、良くないペースに飲まれつつあった。

「こんなに美味しいお酒を飲んで、気持ちよく酔っ払っても……隣に誰もいないと寂しいんですよ。
 分かってくれますか? 独りで酔うのは、ようない……ふふっ」

「ええ、ええ、そうでしょうねえ。分かりますよ。
 俺だって、別に孤独が好きなわけじゃないですからねえ」

「やっぱり。1人だと寂しい、3人より多いと煩わしい……2人が一番ですよね。2人で満ち足りて……ふふっ」

微妙なクオリティの、ダジャレというよりは韻を踏んでいるだけの、なんとも言い難い感じ。

いよいよもってアルコールが回ってきているらしい。

1人で飲みながらこんなことばかり呟くのは、想像するだけでも寒々しい。

飲み相手を求めたくなるのも、理解できようというものだ。

しかし、今夜持ち出してきた瓶以外にも、まだまだたくさん酒を持っているようだが。

一体どこに収納しているのだろう、と周囲を見回してみた所。

部屋の隅に置いてある、やや大きなクローゼットが目についた。

……いや、いくらなんでもうら若き乙女が、あれを酒倉代わりにはしないだろう。

視線を辿ってきた楓さんが、こちらの機先を制して説明してくれた。

「あれが気になりますか? あのクローゼットには、衣装をしまってあるんですよ」

「衣装? アイドルのですか」

「ええ。もう使わない、貰ってもいいって言われたものを集めてたら、結構な量になってしまって。
 最近ではあの中にも収まりきらなくなってきて、仕事場、事務所のロッカーにも入れてるんです」

「そうだったんですか。やっぱり、そういうの、取っておきたいものですか?」

「2人で歩んできた証、私達の歴史ですからね、アイドル衣装は。
 それに、みんな丁寧に扱ってくれていたみたいで、痛みも少ないんです。まだまだ着られそうなものばかりで」

すっくと立ち上がり、ほんの少しふらつきながらも衣装棚へ歩み寄り、中を開いて見せてくれる。

比較的新しいものから古いものまで、様々なドレス、アイドル衣装がたくさん吊り下げられていた。

「こんなに色々……アイドルとして、やってきたんですねえ。壮観ですよ」

「ね。どれも良い衣装ばかりで。そうだ。一つ、着てみせましょうか。懐かしいですよ」

問い返す間も無く、楓さんは扉を大きく開き、中から一枚、薄手のドレスを引っ張り出す。

そして、こちらに背を向けたまま、いきなりブラウスのボタンを外し始めた。

「……!? な、何してるんですか!」

「そりゃあ、脱がないと着替えられませんし。
 あ、裸のほうがお好きですか?
 それはそうですよね、失礼しました」

「そうじゃなくて……! うわっ」

酔っているにしてはやけに手際よく、ぷちぷちとボタンを外した楓さんはそのまま下着姿に。

黒い布に細かい装飾の施された、いかにも高そうなブラに目を奪われかけるが、見とれている場合ではない。

脱ぎ捨てたブラウスを拾うか、いやいっそこのまま着替えさせたほうがいいか?

酒のせいで頭の回転が鈍い。

ドレスを取ろうと手を伸ばしたら、何故か強く握手され、引っ張られ、バランスが崩れる。

「わ、か、楓さん……!」

「あらら」

足がもつれ、そのまま転んでしまった。

とっさに手を突き出したおかげで、楓さんの細い体を潰さずに済んだのは幸いだった。

が、しかし。

「あっ……ごめんなさい。私のせいで」

「いや、楓さんは別に……」

改めて今の状況を確認すると、それだけで頭に血が上った。

フワフワな絨毯の上で仰向けになった楓さん。

上半身にはブラだけ、しかもどういうわけか紐が緩んでホックが外れかけて、ちょっとズレている。

大きさはさほどでもないが形の良さ、美しさではアイドル界で並ぶものの無い楓さんの胸が、目の前にある。

繊細なレースの、黒い下着一枚でかろうじて隠されている。

俺はその楓さんをちょうど押し倒すような体勢で、頭の両側に手をついて腰を跨いで、逃げられないようにしてしまっている。

もし、大声でも上げられたら大変なことになる。

が、しかし。

楓さんは怒るでもなく、そのままゆっくりと目を閉じた。

無抵抗? なぜ? いやまさか。

逡巡する俺の手を、楓さんがそっと握る。

白くて小さくて、ひんやりした手。

細く長く美しい完璧な指。

アイドルとして紛れもなくトップレベルの高垣楓に指を絡め取られて、手のひらを愛撫されて、首筋の毛が逆立った。

これは、ダメだ。

このまま流されたらきっと大変なことになる。

理性の激しい警告も、酒に曇った脳には届かない。

軽く手を引っ張られると、抗いようもなく身体を密着させてしまう。

誘われるがままキスしかけて、唇が触れ合う一瞬前。

急に楓さんの動きが止まった。

拍子抜けのような、助かったような、なんとも言えない心地。

楓さんは俺の手を握ったまま、口角を微かに上げてニンマリと笑っている。

俺はこのまま何もしないで今夜を終えることができるか?

この、自分で見出して、比喩でなく世界トップレベルにまで育て上げた美女を置いて帰れるか?

理性、倫理、規範のみを信じ、アイドル高垣楓を守れるか?

決まっている。

そんなことできるわけがない。

俺はそのまま、誘われるがまま、自らの意志で動いた。

目を閉じたままの楓さんの身体に僅かに体重をかけ、おっぱいのムニっとした感触を胸板に感じながら、キスをした。

ちょっと酒臭いが、流石に現役アイドルの唇は柔らかい。

楓さんの方もすぐに舌を出してきて、そっと触れ合うような優しい時間はすぐに終わる。

どちらから先に貪りだしたのか分からない。

じゅる、じゅるるっと淫らな音を響かせるフレンチキス。

今ならまだ間に合う、ここで止めれば、そんな風に考えていても手は勝手に動き、楓さんのスカートをめくり上げ下着に指をかける。

せめて抵抗してくれれば良いものを、楓さんはそっと腰を浮かせて脱がす手伝いすらしてくれる。

協力してもらったおかげで、するするっと脚から薄布を引き抜くのは簡単だったが。

楓さんの方もされるがままではなく、俺の腰に手を伸ばしてベルトを緩めてくれている。

完全に勃起しきったものを外気に晒され、楓さんがそれを見て舌なめずりすると、もうそれ以上我慢できなかった。

ゆっくり脚を開いてくれる楓さんの腰を掴んで、引き寄せるように持ち上げる。

陰唇の周りは微かに濡れていて、照明を反射して鈍く光っている。

自分が思っているより長くキスしてしまっていたのだろうか。

ブラを完全にずらして胸を露出させ、アイドルとしてはやや小さめな乳房を右手で掴む。

こんなにあっさり外せたのは、やはりサイズが合っていなかったか? 

ブラに対して小さすぎたのだろうか。

などと、失礼なことを考えている余裕はもう無い。

脂肪がやや少なめで硬い感触の残る楓さんのおっぱいは、食い込んだ指に吸い付くような滑らかな触感がある。

ただ触っているだけで、出るはずもない母乳を搾りたくてたまらない気分にさせられる。

ぎゅむ、ぎゅむっとどこか未成熟な感じのおっぱいを揉みしだいていると、熱い溜息。

痛がらせてしまったか、と後悔しかけたが、楓さんの目線は俺の顔、胸、そしてその下へとゆっくりと流れる。

こんな風に無言で催促されてしまって、正気に戻れるわけもない。

俺は再び楓さんの腰を捉え、早くも先走りを漏らしている男性器をゆっくりと挿入していった。

浅黒い色の陰唇に亀頭を埋めて、強引になりすぎないよう腰を押し進める。

きつすぎない程度の、適度な締りの肉筒は竿を引き込むようにうねり、奥から粘ついた愛蜜を漏らし続ける。

楓さんの膣は思っていたよりもわずかに浅く、押し広げるように挿れていって、根本より少し上の部分で止まった。

欲望に任せて激しく腰を動かしそうになるのを、ぐっと堪える。

まだまだアルコールが脳に溜まっていて、男性器を包み込む媚肉の暖かさ、細かいヒダがカリや裏筋に擦れる気持ちよさ以外はなかなかはっきりとしない。

それでも、こののっぴきならない状況を改めて実感する程度の余裕はあった。

楓さんの体を見る機会は、これまでもあった。

それはもちろん、水着を始めとした露出度の高い衣装や、その他ステージ衣装を着ているときのものではあるが。

やはりというべきか、こうして今見ているものからは、それらとは全く異なる印象を受ける。

背が高くて、脂肪が余りついていなくて、体重も世間の平均よりかなり軽い。

そんな楓さんの肉体は、ステージのスポットライトや撮影用の強力なライトならいざしらず。

こうして室内灯の下で見ると、意外なほど脆弱に見える。

生白い肌、細い手脚、ところどころ骨ばった身体。

女性らしい丸みがないということもないのだが、肩甲骨や腰骨、そして肋骨など、よく見ると結構骨が浮きかけている。

腰骨を右手で撫でさすり、その硬質な感触を指先で楽しんでいると、楓さんが溜息とともに呟いた。

「……もっとふくよかな女性の方が好きですか?」

「いえ、いいです、こういうの、なんていうか……そそります」

「ふふっ。なら」

親しい人間にはしばしば見せる、おちゃめで面白いお姉さんの印象とは全く違う。

初めて会ったときのように、妖しくも儚い、どこか厭世的なものすら感じさせる声で、楓は言った。

「どうぞ、好きにして下さい。ちょっとくらい、痛くても……我慢しますよ」

人生を賭けて尽くそうと思っていた絶世の美女にここまで言われて、俺はとうとう最後の理性を捨てた。

上体を倒し、楓さんに覆いかぶさるような体勢を取り、腰をやや荒く引く。

カリ首で膣壁をひっかき愛液を掻き出すようにして、全部引っこ抜くより先に再び挿れ直す。

小振りなお尻や細い太腿に男の体がぶつかってぱしんぱしんと弱い音を立てる。

奥まで挿入して、あえて体重をかけてみるとグイっとめり込むような感じがして、楓さんが悶えた。

「ぐ、うっ……!」

痛みは少ないだろう、きっとそうだ、確認も取らずに動き続ける。

収縮力の強い楓さんの膣に出し入れしていると、抜いた時に膣道が縮まって、次に入れる時に引っ張られるような感じがして、もう眼が回りそうなほど気持ちいい。

ヌルヌルした液体が漏れ続ける淫らな肉の穴に竿を押し込み、抵抗を押しのけて奥まで突っ込み、子宮口を責める。

抜く時は少し身体の向きを変えて膣壁をしっかり擦って、甘い呻き声をあげてもらう。

倫理も何もかも忘れて肉欲だけをぶつけるようなセックスで、どんどん視界が狭まる。

組み伏せられて犯されて喘いでいる楓さんしか見えない。

何度も何度もそうして腰を使っていると、そろそろ限界だ。

出そうだから、抜いていいか、そう言おうとした瞬間。

楓さんが急に脚を持ち上げ、俺の腰裏に絡めてきた。

「な、なにを……!」

「あ、ひ……ひっ! ふふ、この、まま……
 あ”、抜いちゃ、ダメ、です、う”…… っ!」

まさか、現役トップアイドルに中出しなんて。

一瞬頭が冷えかけるが、クイクイと足を使われて強制的にセックスさせられると、その気持ちよさにまたしても溺れてしまう。

まずい、抜いてくれ、そう言いたくても頭が働かない。

酔った頭は快楽に流されて、目の前の美女に種付けしたい、そればかりだ。

そうして捉えられたまま腰を前後させていると、楓さんが急に震えた。

濡れた溜息、見開かれた眼、流れる涙、弓なりに反った身体。

まさかイったのか、とそう認識すると同時に男性期全体に強い締り。

ぎゅっ、と激しい刺激を与えられ、唇を噛んで耐えようとしたが、快感はすぐには終わらない。

静かに、震えるように絶頂する楓さんの膣が、男もイかせようときゅうきゅうする。

すぐに抜けば間に合うかもしれなかったが、楓さんのふくらはぎはまだ絡みついたままで、腰を引いても外には出せない。

忍耐力は潰えて、そのまま屈服するように、俺は高垣楓の子宮に生中出しした。

どくどく、と脈動が響きそうな射精。

今まで出したことがないくらい大量の精液が、現役アイドルの膣内に注がれていく。

膣内で射精したことで、精液を出しながら断続的に跳ねる竿の動きも刺激となる。

既に絶頂していたらしい楓さんは、それでまた一層深く絶頂し、ヨダレを垂らした。

虚ろな眼で、焦点もズレたままで、それでも俺の顔を見ようとする楓さん。

精液を全部中に出し終えても、まだ脚での拘束は緩まず、萎えるまで入れっぱなしだった。

溜まっていた精液を残らず女に注ぎ、出した後もすぐには抜かず栓をし続ける。

あまりにも危険で背徳的な状況を、まだはっきりと認識できてはいなかった。

そして、翌朝。

酔いと疲労に任せて寝こけていた俺は、床の上で目を覚ました。

辺りを見渡すと、まだ日の出前。

出勤まではかなり余裕があるが……と、そこまで考えて、自分が服を着ていないことに気づいた。

いや、気づいたというよりは、寒さで無視できなくなったと言うべきか。

昨晩のあの罪深い行いが夢であってほしいという勝手な願いは、誰にも聞き届けられなかったのだ。

うなだれたちょうどその時、隣で寝ていた女は体を起こした。

「あ……おはよう、ございます。
 昨晩は……ふふっ、かわいがってもらっちゃいましたね」

なんでもないことのように言ってくれる楓さんの様子に、こっちが焦る。

「今日は、一緒に出勤しませんか? 同伴っていうんですよね。一度やってみたかったんですよ」

「何言ってるんですか、ダメに決まってます……」

「そうですか。じゃあ、シャワーならいいでしょう? 一緒にしゃわっと、汗を流しましょう」

もしかして、まだ酒精が残ってるんじゃないだろうな。

風呂場でも時間を気にせずいちゃつこうとする楓さんを引き剥がすのに、ずいぶん手間がかかった。

そして、軽い朝食を取ってから、人目を避けて別々に事務所へ。

もちろん仕事が始まったからと言って事態が好転するわけではない。

午前中はレッスンに行ってくれていたおかげでまだ平穏だったのだが、昼には戻ってきてしまった。

「そろそろお昼休憩ですよプロデューサーさん。どこか一緒に食べに行きませんか」

「勘弁してください、今までそんなこと一回も無かったじゃないですか。
 男女二人がいきなりベタベタしだしたら、絶対周りから怪しまれますよ」

こんな俺と一緒にいようとしてくれる楓さんを強いて引き離すのは、罪悪感を大いに刺激される。

が、そんな感傷を見透かしたかのように、そっとにじり寄って来るのが楓さんだ。

「もう、まだ一回しただけなのに……お気に召しませんでしたか。まさかもう私に飽きたなんてことは」

「冗談じゃない、俺たちは本来こういうことしたらいけないんです……昨日の事は謝ります、だから……」

そこまで言おうとすると、楓さんの顔から微笑が消えた。

顔の筋肉がほんの僅かに強張ったような……

ごくごく僅かな違いだが、毎日顔を合わせている俺には分かる。

楓さんがこういう表情でいる時、ごまかしは効かない。

「謝る? ……ダメです、許しません。酔っ払って、あんな無理やり。
 ちゃんと責任とってください。女の人に乱暴しておいて、ただで済むとは思っていませんよね」

「……!」

「あ、でも、別に嫌だったわけではないですよ。
 興奮してちょっと乱暴になったプロデューサーさんも、なんだか新鮮でしたし。
 この人のこういう顔は、私だけが見られるんだなって思うと、ふふっ、嬉しかったです」

ガラスのように透き通ったオッドアイから、底知れない眼光が射抜く。

「楓さん。俺を……ハメたのか?」

「そんな人聞きの悪い事を言わないでください。
 私はただ背中を押しただけですよ。お膳立てをしただけです」

プロデューサーを家に呼んで、旨い酒を飲ませて酔わせて、アルコールが回ってきた頃を見計らって服を脱ぐ、ただそれだけ。

確かに「楓さんからは」何もされていない……全部俺がやったことだ。

俺にもっと自制心があれば、こんなことにはならなかった、はずだ。

こちらに自責の念を抱かせておいて、楓さんは明るい調子を崩そうともしない。

本当にこの背徳行為をなんとも思っていないのか、あるいはそう振る舞っているだけなのか、なんとも判断がつかない。

「男女の関係はやっぱり、両想いが最高ですしね。
 ダメダメって言ってますけれど、本当のところは、前からこうなりたいって思ってたんじゃないですか?
 私のこと、欲しいって思ってくれてたんじゃないんですか?
 どうでもいいと思ってる女を、あんな熱烈に抱いてくれるような人なんですか。プロデューサーさんは」

「それは」

「昔のモデル仲間たちは、最も酷いこと、色々としていましたけれど。
 ああいう、おかしくなる薬とか使うようなのは、やっぱりダメですよね。
 私は、他でもない貴方自身に、最後の一歩を踏み出して欲しかったんです」

確かに昨晩、俺は酔っていた。

突然服を脱いだ楓さんに驚いて、狼狽えていた。

しかし心神喪失からは程遠く、誘われたとはいえ自分で積極的に動いてもいた。

楓さんの色香に狂って手を出してしまったという、その事実に間違いは無い。

「ふふっ、アイドルとプロデューサーで、しちゃいけないこと、しちゃいましたね。
 私も悪かったけど、プロデューサーさんも……そう、共犯者、です。
 こうなっちゃった以上、無かった事になんてできませんよ。
 毒を喰らえばなんとやら、です。
 これからも、お互い助け合って生きていきましょうよ。
 きっとそれが一番粋です……ふふ、ふふふっ」

高垣楓の、静かでミステリアスな雰囲気と、とぼけたダジャレお姉さんの一面。

いま直面している妖艶な悪女の顔はそのどちらとも異なっていて、餌食に選ばれた俺はただただ畏怖していた。

それ以来、事務所にいて心が休まる日はろくに無かった。

楓さんはひっきりなしに俺を誘うが、行ったらまた罪を重ねることになるのは間違いない。

せいぜい昼間に相手をしてやるくらいしかできない。

もう完全に俺を手に入れたつもりでいるのか、事務所の中でも外でも自然と隣にいようとするものだから、ごまかすのが大変だ。

こういう時、外回りのある職業でよかったと思う。

楓さんにはレッスンを言いつけて、資料作成や企画立案を手早く済ませて、何やかやと理由をつけて戻ってくるであろう彼女と鉢合わせないように、逃げるように営業に出る。

外回りと言っても、担当しているのはあの高垣楓。

かつてのように必死に駆けずり回らずとも仕事はある。

それでもこうして外へ出て顔をつなごうとする俺のことを、同僚や上司は「マメな男だ」なんて評価してくれているらしいが。

そんな評価も、今は重荷にしかならない。

テレビ局やラジオ局を回って打ち合わせなどを済ませて、帰路につく頃にはもう足が重い。

まだ、楓さんとしたのはあの一回だけだが。

彼女の様子だと、このままフェードアウトできる可能性は全く無いだろう。

もちろん俺とて一人の男、あの高垣楓が欲しくないわけがない。

しかしプロデューサーとして彼女をトップアイドルに導きたいという気持ちも、もちろんあるのだ。

相反する想いをどうすれば良いのか、全く見当がつかない。

アンビバレンスの中にいるのがこんなに苦しいとは、かつて想像したことも無かった。

楓さんがアイドルでさえなければ何の問題もないのに、なんて考えてしまって、プロデューサー失格ものだと頭を振る。

が、無い頭をいくらぶんぶんしたところで名案など出てくるはずもない。

そんな鬱屈を抱えて道路を歩いていた時。

ふと、道の端でうずくまる女性を見つけた。

苦しそうにしているその女性は、やや長い髪を後で一つにくくっている。

声をかけてみると、どうやらハイヒールの踵が折れてしまったとのこと。

歩きにくくて困っているようだったので、持ち合わせていた接着剤で応急処置を施した。

楓さんはしばしばヒールの高い靴を履くが、足元が迂闊になることも多い。

そんな彼女と一緒に外出するときに備えて持っていたものだが、こういう場面で役に立つとはね。

手早く修理しながら軽く言葉を交わす。

いかにも内気で大人しそうな、控えめな印象の女性だが、こうしてみるとなかなかの美人だ。

表情が沈み気味で口調も物憂げなせいもあって、華やかな感じではないが、磨けば光るかもしれない。

何より、縋りたい相手に見捨てられたかのような、儚い感じが放っておけない。

靴を履き直して礼とともに立ち去ろうとする彼女を呼び止めた。

「アイドルに興味はありませんか」

そう言ったのは、今のこのどうにもならない状況から抜け出したいという、ある種捨鉢な感情のためでもあったが。

目の前のこの、今にも折れそうな雰囲気の女性を立派なアイドルにしてみたいという職業意識も、また否定し難かった。

誘いの言葉と差し出した名刺に、彼女は不審そうな様子を隠しきれていなかった。

しかし、俺とてプロデューサー。ここでむざむざ原石を逃す訳にはいかない。

なんとか言葉を重ねて、事務所にほど近い喫茶店に引き込んで話をすることができた。

いきなり事務所に招き入れず、このような公共の空間を使ったのが功を奏してか、女性は少しずつ心を開いてきてくれる。

アイドルの仕事、その意義、その素晴らしさ、そして才能。

もろもろについて熱く語ってしまったのは、裏切りへの代償行為だったろうか。

ともかく、まるで新人のように熱烈に話したのが良かったか、女性はアイドルに興味を示してくれたようだった。

ちょうどいい、今日もレッスンしている娘達がいる、良ければ一緒に見に行きませんか。

そんなふうに話がまとまりかけて、二人で席を立った時。

「あら、その方。どなたですか?」

俺の背後から、突然楓さんが現れた。

なぜ、今? 

ずっと様子をうかがっていたのか? バレないようにこっそりと?

理由は分からないが、現役アイドルの楓さんがいてくれれば心強い。

紹介しようとした矢先に、楓さんの異装に気がついた。

大きめのサングラス、だけならまだしも、なんとウィッグを付けて長髪にしている。

変装して2人で出かけるときのような格好だ。

何だこれ、と思う間もなく楓さんは俺の身体にしなだれかかり、右腕を取り、耳たぶを甘噛して、媚びるような声で囁いた。

「新しい女の人ですか? ……ふふっ、またですか。私がいるのに。しょうがない人」

予想だにしない言葉で、空気が凍る。

目の前の女性の、緩みかけていた表情がみるみるうちに強張る。

これはいけない、完全に誤解されている。

言い繕おうとしたが、時既に遅し。

「やっぱりからかってたんですね。信じかけていたのに。最低です」

その言葉を残し、女性は歩み去ってしまった。

残されたのは、俺と楓さん。

一体どういうつもりだ……こんな、仕事の邪魔をするなんて。

衝動的になりそうな俺を、楓さんは面白そうに見ている。

「楓さん! なんですかこれ、いったいどうして……! せっかく新しいアイドルを増やせそうだったのに!」

「良いじゃないですか、別に。増やす必要ありますか? 高垣楓で、十分すぎるくらい稼いだじゃないですか」

確かに楓さんは、アイドル活動を通じて十年、いや数十年は遊んで暮らせそうなくらい稼いだ。

また俺たち事務所側の人間も、楓さんのお陰でずいぶん潤った、だが。

まさかこんなことになるなんて。

やむなく事務所へ戻ることになったが……俺はもう、どうしたら良いか全く分からなくなっていた。

楓さんのあの行動が独占欲に起因するものだというのは予想がついていたが……だからといって対処法は何も浮かばなかった。

そんな、危うい関係を数日続けた後。

ある夜、俺は遅くまで事務所に残っていた。

珍しくも楓さんは俺に誘いをかけてこず、どこかへ行ってしまっていたし、他のPや事務員も帰宅した。

久々に業務がはかどり、しばらくゆっくりできそうなところまでやっつけて、伸びをする。

今から家に帰っても良いのだが……明日も仕事だ。

どうせ他に誰もいない。

俺は休憩室へ赴き、布団に飛び込んだ。

近頃は、仕事のきつさは今まで通りだが、やはり楓さんとの関係をどうするか、心労が絶えない。

まだ日付が変わるまで少しあるくらいの時間だが、疲れのためか、すぐに眠り込んでしまった。

そして、数時間後。

首に降りかかる優しい吐息で目が覚めた。

時刻は深夜、やや短いながらも良質な睡眠を取れて、頭は割とスッキリしている。

が、布団の中でもぞもぞしているものが、俺を不安にさせる。

「あ……起きたんですね。おはようございます……こんばんわ、でしょうか?」

顔を突き出してきたのは、やはり楓さん。

少し顔が赤いのは、アルコールのせいだろうか?

酒臭さはあまり無いので、なんとも言い難いが。

「楓さん、どうしてここに?」

「二人きりになりたかったんですよ。
 皆いなくなるまで残業していらしたから、お仕事が落ち着くまで待って、それから夜這いでもかけようかと思っていたんです。
 でも、いざ見に行ってみたら、もう眠っていたので。
 つい、ご一緒してしまいました」

勝手に男の布団に潜り込んできて、ぐうぐう眠ってしまうとは。

楓さんらしい自由さ……と表現するのは、甘いだろうか。

そこまで考えて、楓さんの服に気がついた。

肩と胸元を大きく露出した、薄い黄緑色の服。

白くて大きな襟、腕全体を包む白い袖、緑色の手袋、黒い筋が入ってややタイトな胴体部。

楓さんがアイドルとして初めて仕事したときの衣装に違いなかった。

「それは……? いったい、どうして」

「ああ、これ。覚えてますよね。私の初仕事の衣装です。
 先日頂いたので、早速使ってみようかと」

「使う? ……使うって、何に」

そこまで行って、思い当たった。

さっき楓さんは何と言った、ここへ、何をしに来たと言った?

寝起きの頭がゆっくりと回転し始めるが、その時にはもう、全く手遅れだった。

「アイドルとエッチなことしちゃダメって、ずっと言い張ってますよね。
 ですから、プロデューサーさんが本当にアイドルにそういう欲望を抱かずにいられるか、試してあげようと思ったんですよ」

掛け布団を床に落として、楓さんが俺の上に陣取る。

随分前の衣装だが、特に問題なく着られているのは流石といったところだ。

が、胸元の鋭い切れ込み、そこから除く谷間にどうしても視線が惹きつけられてしまう。

もともとキツめに縫製されていたせいであろう、寄せ上げられた乳房が実際以上に深い谷間を作っている。

巨乳というには程遠い大きさだが、そんな胸がギュッと寄せられて本来以上のサイズ感になっているのは、これはこれで扇情的。

いや、煽られてはいけないのだが……胸を魅せつけてくる当の楓さんは、見られることでずいぶん機嫌良さそうにした。

「ふふっ。私のおっぱい、好きですか? 
 見ただけでこんなになっちゃうなんて。
 どすけべさんですね。めっ」

からかうように言いながら、楓さんは優しく股間を弄ってくる。

これが興奮によるものではなくて生理的反応なのだとわかった上でのセリフだというのは、まず間違いない。

それに……きっとこれから、そうなるのだから。

もはや俺は諦めの境地にあった。

「谷間を見ただけで、かちんこちんちん……ふふ、ふふふっ。
 こんなことしたら、どうなっちゃうんでしょうね」

ずずずっと身体を引き、退いてくれるのかと思ったがさにあらず。

楓さんは衣装の上から、思い切り男性器におっぱいを押し付けてきた。

いつの間にかこちらの服は脱がされている……寝ている間にやられたのだろうが、なんと手際の良いことか。

むぎゅむぎゅとおっぱいを押し付けられて、楓さんの体温が伝わってくる。

まだ楓さんが無名だった頃のものなので、布地が薄い。

ちょっとひんやりした乳房の感触や染み込む汗まで感じ取れるよう。

胸元の部分をちょっと強引に引き下げて、乳首がぎりぎり見えないくらいにまで露出し、そのまま挟み込んできた。

あまり大きくない胸を衣装で締め付けているせいか、胸の間に竿を挟まれているだけなのに刺激が強い。

汗と先走りとで少し潤ったおっぱいを、手で掴んでくいくいっと上下させる。

思い出深い衣装に汚い染みが広がり、ひどい罪悪感。

「ほら。気持ちいいですよね? アイドルのおっぱい。衣装汚してでも、もっとして欲しいでしょう?」

アイドルとして頑張ってきた証、初心の象徴を我慢汁で汚されて、楓さんは心底嬉しそう。

俺の顔をじっと見据えながら、竿と谷間にツバを垂らし、更に乳肉の滑りを良くしてくれる。

上半身は余り動かさず、手で掴んだ乳房を左右交互に、ズリズリっと擦りつけてくる。

唾液は柔らかいおっぱいの上に広がり、白く滑らかな皮膚で擦れてぐちゅぐちゅ泡立つ。

根本から先まですべて包み込む大きさはないが、楓さんは見透かしたような様子で先端を重点的に責めてくる。

楓さんがパイズリする手つきには全くためらいがなく、唾と先走りの混ざった汚液はどんどん衣装にまで広がる。

ぬっちゃぬっちゃ、ずりゅずりゅっと汁まみれにされた竿を愛される。

身体を倒して上半身全体を押し付けるようにして、亀頭の辺りを胸で包み込む。

胸骨の硬さも感じ取れるくらいに強く抱きしめられて、全く萎えることができない。

激しい鼓動まで伝わってきそうな熱烈な抱擁。

やや小振りながらも成熟していてフワッフワのおっぱい。

むにっ、と変形した乳肉の下、乳腺の反発を感じる。

そこへ更に、少し身体を起こして、また唾を垂らしてくるものだから、楓さんは一切容赦する気が無いのだろう。

男性器に唾液をかけられる、ひどく被虐的で異常な感覚が気持ちいい。

もう衣装の胸元はベタベタで、粘液のテカリが卑猥。

しっかり洗わないと落ちなさそうな、下品な汚れ。

でも、きっとこれから、もっと。

「あっ……もしかして、もうそろそろ? 
 慣れてなくって、あんまり加減ができないんですけれど。いいですよね、このままで」

流石にそれは避けたいと思っていたのだが、楓さんは全く手を緩めようとしない。

むしろ溢れ出る我慢汁を見てニンマリ笑って、パイズリを一層激しくしてくる。

休みなく上下するおっぱいに挟まれて、亀頭を集中的に責められる。

ぷりぷりしている乳肉にサンドされて左右交互に擦られると、カリ首を包む柔肉が絶え間なく快感を与えてきて、もう、どうしようもない。

楓さんの指が乳房に食い込んで、指の間から少しだけ肉がはみ出ている。

衣装の端がめくれて、乳輪まで見えてしまっている。

服の乱れにも気を使わず、ひたすら胸で奉仕してくれる楓さん。

こんな、アイドルの瑞々しいおっぱいに抗えるはずがない。

限界を訴えようとして、舌が回らなくて変な声しか出せない俺を、楓さんは楽しそうに苛む。

こんなの、どうしようもない。

そのまま、ほとんど抵抗することもできずに射精した。

二度、三度と断続的に出る精液を、楓さんは胸で受け止める。

びゅくびゅくと噴出する白濁液を、まず胸、首元に浴び、おっぱいで挟み込んでいたのを少し緩めて谷間にも流し込む。

そこから、まだ絶頂している途中の竿を挟み直し、亀頭をまるごと乳肉で包み込む。

熱いザーメンを谷間で受け止めて、痙攣する竿をおっぱいでホールドし続ける。

跳ねて外へ飛び出そうなのをギュッと捕まえられて、その刺激でまた気持ちよくさせられる。

数日ぶりの射精を楓さんのおっぱいにしっかり中出しして、溢れた精液は服の内側、腹の方まで流れていく。

俺たち2人でアイドル界のトップを目指そうと誓ったときの衣装が、精液で汚れていく。

胸元や襟には搾られたばかりの精液がべっとりと張り付き、じんわりとシミを広げている。

腹の方へもゲル状の白濁液は流入し、布が楓さんの肌に張り付いている。

そろそろ射精が終わりそうと見た楓さんが少し身体を起こすと、おっぱいの下半分にも精液が降りかかり、服の裏も表も精液まみれ。

変な染みがまだらに広がり異臭の染み付いた衣装は、二度と使えないだろう。

ややチープな造りの箇所もあるが、それでも高垣楓のために丹精込めて作られ、アイドルとしての出発点となった衣装。

それをこんなに汚してダメにしてしまって、思わず目を背けてしまう。

が、楓さんは、この程度では俺を赦してくれないらしい。

「ああ、たくさん搾れました。良かったです。
 大きさには、あんまり自信が無かったんですよ。
 でもやっぱり、私のおっぱい、気に入ってもらえましたね? 
 ……こんなに出して、衣装もダメにして。
 悪い人……ふふっ」

微笑を浮かべ、楓さんが膝立ちになる。

俺の腰を跨いで、パンツを脱ぎ捨てて、竿が萎えないように片手で軽く愛撫して、ゆっくりと腰を落としてくる。

「……! ちょ、ま……!」

「服だけじゃなくて、私のことも汚して下さい」

饐えた精液の匂いが部屋中に広がる。

薄暗い部屋で楓さんに見下されて首筋の毛が逆立つ。

左右で色の異なる、宝石みたいに綺麗な目が爛々と輝く。

もしかしたら俺は楓さんを焦らしすぎたのだろうか。

はぁはぁという荒い呼吸からは余裕が感じられない。

さっき射精したばかりの男性器が楓さんの陰唇に触れると、切羽詰まった感じは一層強まった。

「もう、いいですよね。
 おっぱいでたくさん出したんですから、いい加減認めて下さい。
 あなたはとっくに、プロデューサー失格なんですよ」

反論したかった、が、もはやそれは叶わない。

楓さんがずぶずぶっと腰を落とし、膣が俺の竿を飲み込んでいき、ベッドに膝をついたいわゆる女の子座りっぽい体勢。

前にした時よりもずっとよく濡れた肉筒は、やはり途中で少し狭まっていて、そこで一瞬動きを止める。

かすかに期待をいだきかけた俺の顔を見下し、舌なめずりして、それから楓さんは根本までくわえ込んできた。

ずぷぷっ、と粘液の音が響いてくる。

膣内から生温い愛液が垂れてきて、ヒダと竿の滑りを良くする。

さっき射精させられたばかりのところへ、こんな強烈に刺激されると息が詰まりそうになる。

尿道に残っていた精液を啜るような、腰を回すようなネットリとした動きを少し。

一応配慮しようとはしてくれたのだろうか。

と、安心したのも束の間。

段々動きが荒々しくなって、まるでロデオマシンに乗っているかのような激しい前後動になってくる。

ぐい、ぐいっと生膣で擦られるような気持ちよさ。

一回射精しただけに、すぐにまた絶頂させられることはなさそうだが、竿を揉み扱いて無理やり勃起させるような感覚はまさに魔性。

楓さんももう、サカリの付いた獣のようになって、無心で腰を振っている。

アイドルとして働いているときの、あの神秘的な雰囲気は全く失われている。

涙目になって、何処ともしれないところを見つめて、ヨダレを垂らして男に跨って腰をカクカクさせている。

テクニックも何もない欲望のままのセックスに、ただ貪られるしか無い。

「はぁ、は、あ”っ……ふふ、相性、ぴったり……最、高……♡」

衣装の裾で覆い隠されて、楓さんと繋がり合っている場所が今どうなっているのかは見えない。

しかし、あの薄い毛に覆われた股からどれほどの粘液が垂れ流されているのか、少しずつ広がる汚れと染みで容易に推察できてしまう。

膣奥の方を重点的に擦られるのに弱いのだろうか。

楓さんは小刻みな動きで深いところまで竿を受け入れ、子宮の近くに先端が当たる度に四肢の筋肉をヒクつかせている。

首筋や二の腕の肉が痙攣したかのように不規則に、不随意に蠢き、持ち主の熱狂を伝えてくれる。

筋肉の制御が効かなくなれば、姿勢を維持することなどできるはずもない。

虚ろな目をしたまま、楓さんはこっちに向かって身体を倒してくる。

騎乗位で攻め立てながら、両手を伸ばして逃げ場を奪い、有無を言わさずキスしてくる。

袖口にくっついていた白い羽飾りが揺れて落ち、どこかへ飛ばされていく。

目線を合わされたままキスされると、目を閉じることすらできない。

舌が口内に侵入してきて、骨まで響くキス音で脳が揺れる。

じゅっぱじゅっぱと遠慮なく口を犯され、もう楓さんのことしか考えられない。

まず唇をくっつけて、舌先でペロッと舐めて、その後こじ開けるようにディープキスに移る。

そして舌と舌を絡めあわせて、生温かい唾液をたっぷり流し込んでくる。

やむを得ず飲み下していくと、見開かれた瞳は一層昏く、深く沈んでいく。

じゅるるるっ、と品の無い水音を立てて、脳まで吸い取られそうな思い。

性感帯でもなんでもないはずなのに、こうして熱烈にキスされてしっかり味わってもらえると、もうどうしようもなく気持ちいい。

その間もずっと逆レイプは続いていて、またそろそろ限界が近づいてくる。

ゴム無し? 薬か何か飲んでるのだろうか、それとも避妊もしてないのか?

キスに夢中な楓さんに、確かめる術など無い。

もちろん、俺を絡め取って食べつくそうとしているこの美女から逃れることも、また不可能。

せめてもの抵抗として射精をこらえようとしてみたが、無理をしているのは簡単に悟られ、眼だけで嘲笑われる。

「んふ、ちゅっ、ちゅるる……らぁひて……せーひ、ナカに……んっ、ちゅっ、ちゅぅぅっ……」

長くて細くて美しい、女神の手脚に捉えられてしまって、まるで俺は獲物だ。

身じろぎしてみても、そんなあるかなしかの抗いは女を昂らせるだけ。

完全に俺を押し倒す体勢になった楓さんは精液まみれのおっぱいを押し付けてくる。

いつの間にか胸元の布は乱れきって、乳首まで顕になっている。

ザーメンの冷たくヌメる感触と、硬くコリコリした乳首。

薄い皮膚に青黒い静脈が浮いているのを見て、もう我慢できなくなった。

出すというより搾られるという言葉が似合いそうな、どこか強制されているような感覚の中で射精した。

膣肉がきゅっと締まり、注がれる精液を漏らさないようにヒダが吸い付いてくる。

精液を出している最中にまた責められて、もう出すのが追いつかない。

びゅくびゅく脈動する男性器に内側から突き上げられて、楓さんはピクピクと震える。

胸や腹を大きく動かして呼吸して、膣内射精の快感に浸っている。

崩折れるように手脚から力を抜き、ようやくキスを止める。

罪悪感と、取り返しの付かないことをしてしまったような思い。

いや、前に俺の方から押し倒してしまったときも中に出していたから、今更焦るのも妙な話ではあるのだが。

こちらの葛藤を知ってか知らずか、楓さんはまだ恍惚の只中。

胸も股間も密着させて、耳元では乱れた呼吸音。

しばらくそうして恍惚の中にいたが、やがて男性器が萎えて膣奥から精液が逆流しだすと、また少し生気を取り戻した。

膝をついて腰を持ち上げ、スカート部分から男性器が解放される。

しかしそのまま離れ離れにはならず、再び全身で密着してくる。

愛液と精液でドロドロになった、萎れた竿に下腹部、衣装のスカート部分をスリスリっと擦りつけ、表面にも濁った粘液をなすりつける。

布地の感触は肌や膣よりもカタいが、ステージ衣装に自分の体液を塗りつけて台無しにするという行為にはいわく言い難い背徳的な快感がある。

女性の服を性的な目で見たことは、今までには余り無かったのだが。

自分の出した精液で汚れた服を着せられた女性の姿は、まるで陵辱された直後のようにも、自分専用の性奴隷のようにも見えて。

普段は押し隠している何か凶暴な心をくすぐられ、悪いことをそそのかされるようで……思わず眼を背けた。

アイドルとしての高垣楓を自分専用のオンナに貶めて独占してしまったかのような罪悪感。

出したて精液を股から垂れ流し、衣装の裏も表も精液漬けにして、ふわふわと夢見るような口調で言った。

「あ……もったいない。
 でも、すっごく気持ちよかったです。死んじゃいそうでした。
 プロデューサーさんも、そうですよね。私に溺れちゃったんじゃないですか?
 ふ、ふふ、ねぇ、これからも仲良くしましょうよ、ね。
 他所の女の誰にも、貴方を渡したりはしませんからね。
 今までもこれからも、私の、私だけのもの……ふふ、ふふっ」

抑揚が無く、呟くような言い聞かせるような言葉だったが、それゆえに真実味があって。

高垣楓に絡め取られ貪られる運命はもはや動かしがたいものであることを否応なく悟らされた。

それからというもの。

俺は楓を拒もうとする無駄な努力を一切やめ、ひたすらお互いに溺れ合うようになった。

あれでもかなり抑制していた方だったらしく、楓はそれまでとは比べ物にならないくらいに構われたがり、また俺も彼女の要求に応えた。

今までに、余り心を開いて話せる友人などはいなかったと、かつて楓は言っていた。

同年代のアイドルも我が事務所には少なく、彼女の孤独や依存心は残らずこちらへ来た。

楓との健全な仕事を優先するのであれば、そのような関係は不健全なもの、すぐにでも止めるべきものだっただろう。

しかし、アイドル高垣楓よりも一人の女としての楓に魅了されてしまった俺は、関係を絶つなど思いもよらなかった。

アイドルとして人気が出てきて以来、2人の時間が全然取れていないと言われれば無理にでも休みを作り。

面白い話を思いついたと言われれば仕事を放り出しても付き合い。

美味しいお酒を飲みたいと言われれば2人で色々選んで連日飲み明かしたり。

上司の娘との縁談などは、その日のうちに楓さんの聞いている横で断りを入れた。



そして今。

俺たちは北陸某所の温泉街に来ていた。

温泉街としては非常に長い歴史を持つ土地だそうだが、都会からのアクセスが悪く、またシーズンを外しているということもあり、逗留する者は多くない。

時間や日程を気にしないで楽しみたいという要望を受け、俺たちはここを訪れ、しばらく旅館に滞在し続けていた。

温泉宿と言っても、観光客が減る時期にはどちらかと言うと湯治客向けの宿として営業しているらしい。

そのため、毎朝毎晩食事を用意してもらえたり、布団の上げ下ろしまでやってくれたり、と言ったサービスは、少なくとも無料では提供されていない。

が、俺たちのような人目を忍ぶ人間には、そのほうが遥かに好都合である。

備え付けの布団も、部屋に隣接するいわゆる家族風呂も、気兼ねなく利用できるのだから。

ある夜も、俺は楓と2人でしこたま酒を飲み、愛し合い、絡み合い、熱と疲れに任せて寝こけた。

ちょっと前までは考えられなかった放蕩生活も、楓と一緒なら何の不満も不便も無い。

薄い浴衣一枚で倒れるように寝入り、太陽が登り切った位の時間まで眠り続け。

そして、ちゅっぱちゅっぱという水音と、下半身への甘い刺激とで目を覚ました。
「あ、もうおめざめれふか。……一番搾り、頂いてまふね」

帯を勝手にほどいて朝勃ちにしゃぶりついていたのは、もちろん楓。

昨晩あれだけ中に射精したというのに、竿は眠っている間に完全復活していた。

先に目を覚まして、ガッチガチになっているのを見て、我慢できなくなったのだろう。

根本の方まで深く飲み込み、頬裏でカリをくちゅっと擦って息を吸い込み、開いた尿道口から先走りを吸い取って、ニッコリ笑う。

朝フェラ奉仕してくれている楓の浴衣も、胸元が大きくはだけ、右肩部分がずり落ちかけているという乱れ具合。

四つん這いになってこっちを見ながらフェラしてくれている楓が、そんな半裸みたいな格好をしているものだから、おっぱいの広い谷間がよく見える。

昨日外したブラは、まだその辺に転がったままなのだろう。

寝ている間にさんざん刺激されていたのだろう、口での愛撫に加えて白く美しい極上の胸をチラ見せされて、もう我慢汁が止められない。

舌の上に広がる苦くて薄い液体を味わい、上顎との間でぴちゃっと鳴らして、楓は頭を振って唇で竿をしごいてくれる。

じゅっぱじゅっぱ唾の音を鳴らしてこんな風にフェラチオされると、いつも楓にされるがままになってしまう。

自分の口に男の性器を収めて、いわば生殺与奪を自由にして、それで男が悦ぶ、そういう状況も楓にとってはなかなか愉快なものらしい。

「んふふ。きょうのいっぱふね、のませてくらさぃね……」

咥えながら喋って、舌が当たって気持ちよくなるのも狙い通りのことなのだろう。

いいように感じさせられる俺を楽しげに見て、楓は一層早くヘッドバンギングする。

鼻から息を大きく吸い込み、喉を締め、尿道を吸引。

一刻も早く精液を出させて啜り飲むべく、ヨダレが垂れるのも構わずにフェラし続ける。

ずるるるっ、と舌が裏筋を撫でる。

割り開かれた鈴口と尿道の内側まで味わい、楓は精液をねだってくる。

何時間も射精してなかったところにいきなりこんなことされて、耐えられるはずもない。

楓もそれを分かっているから、俺が少し震えただけで限界を察知し、小刻みな動きに移った。

唾の飛沫が飛びそうなくらい激しい上下動。

こちらへ向けられる上目使いは嗜虐心や愉悦に満ち満ちていて、どうしようもなく屈服したい。

敷布団のシーツを握りしめると、頬が凹み、吸いながら頭を引いたせいで唇が突き出し、淫らに崩れた顔を見せてもらえる。

あの高垣楓の、こんな下品に歪んだフェラ顔を見せられて、耐えようが無い。

一瞬我慢しかけたが、どうせ今日も散々射精するのだろうし。

何より、ニマニマ笑われ舌で裏筋をなぞられるのが気持ちよすぎて、同しようもない。

吸われるがまま、口内、喉奥に向けて射精した。

どくどくと注ぎ込まれる精液を舌の上で受け止めて、楓が嗤う。

ふうふうと少し苦しそうに呼吸しながら精液を受け止めるが、すぐには飲もうとしない。

口いっぱいに粘液を出されて、頬を膨らませている。

尿道に残りそうなザーメンまでちゅるるっと啜りとって、ようやく楓が口を離した。

白くて細い喉はまだ動いていないので、出した精液は全部口の中に溜まっているのが分かる。

開けて中を見せてくれようとしたが、量が多いせいで溢れかけ、慌てて閉じる。

鼻で深呼吸して搾りたてのザーメン臭を堪能してから、楓はうがいし始めた。

「ぐちゅぐちゅ……ん、んふっ……ぐぷぐぷ、ぐちゅ、ちゅぅっ……」

ぶくぶくぶく、と歯磨きする時のように精液を口の中で唾と混ぜ合わせている。

最初は粘っこかったのが、こうすると唾と混ざって薄く、多量になっていく。

頬の膨らみも少し大きくなるのが見て取れる。

ぐっちゅぐっちゅと音を立てて散々玩具にして、それでもまだ飲まない。

楓はこちらににじり寄り、頭を俺の耳元に寄せ、ほとんど空気に触れていない生精子を味わい、咀嚼し、口の中で弄ぶ音をしっかりと聞かせてくれた。

じゅくじゅくじゅく。ぶくぶく、くっちゃ、くっ、じ、ゃあっ。

ちゅ、ぢゅるる、じゅるるっ、じゅううぅっ。

そして遊ぶだけ遊んだ後は、目を閉じて喉を耳元に寄せて、嚥下音。

ごくっ、こく……ん、ぐっ。

こく、ごく、ごくっ……ご、くんっ。

ゆっくりと何回かに分けて飲み下し、もう一度口を開いて見せてもらうと、もう白濁液は残っていない。

唇や顎先にこびりついた汁と陰毛を舌で舐め取り、前歯でこそげ取ってそれも食べて、それからようやく朝の挨拶。

「……ふう、おはようございます、ごちそうさま。今日も濃いの、いっぱい飲んじゃいました。
 でもまだまだ、出そうですね? ヌいてもヌいても無くならない……なぞなぞみたいですね」

楓はよくわからないことを言いながら、ごっくん音でまた勃起した男性器を見下ろす。

膝立ちになると浴衣の裾がはためき、白くまばゆい太腿が顕になる。

「さて、飲ませてもらったら、やっぱり次はこっちですよね。
 そろそろ身体もお目覚めなんじゃないですか? 今日もこれからいっぱい、しましょう、ねっ……」

それだけ言い捨てて、楓は俺に跨ってきた。

昨晩セックスしたときのまま、浴衣一枚の下にはパンツすら履いていない。

精液うがいの音で勃起し直した竿を受け入れ、ゆっくり身体を落とし、良いところまで届かせる。

ちょうど挿入しきったタイミングで、俺は楓の腰を掴み、自ら動いて下から突き上げ始めた。

「んひっ……!? え、そ、そん、な……!」

朝一番にここまで素晴らしい奉仕をしてもらえたのだから、今度はこっちがお返ししなければ。

斜め下から軽く突くと、一番良い所に当たる。

楓の弱点など既に分かりきっているので、もう遠慮もしない。

フェラと精液うがいとごっくんとで十分濡れきっていた楓の膣は、一番ぴったりフィットする竿を出し入れされるとすぐに涙を流し始める。

ヌルヌルする液体が膣いっぱいに分泌され、騎乗位で激しく動くせいで俺の会陰までベタベタにする。

犯されているばかりでは満足しない貪欲な楓は、腰骨、腸骨稜を掴まれていても自分で動こうとする。

絡み合いながらそんな激しい運動をするものだから、着衣はますます乱れ、胸元は一層だらしなくはだけ、ついには上半身が完全に裸になった。

硬くなった乳首、色が薄くて控えめな乳輪、やや小振りながらも上向き気味で形の良い乳房。

脂肪が少なくて微かに浮いて見える肋骨、性感に震え痙攣する腹筋、いかにも華奢で折れそうなくらい細い鎖骨、肩甲骨。

全体的に肉付きの良くない身体は、ともすれば不健康な印象だが、それがかえって生殖衝動を煽る。

この細っこくて儚い女体を自分のものにして種付けしたいという、抗いがたい欲求に取り憑かれるのだ。

楓もそれを分かっているから、こうして遠慮なく誘惑し、すりより、セックスしてくる。

自分がどういう女に興奮し、どういうことに悦ぶか、ほとんど余さず把握されているというのは、安心する一方で恐ろしくもあるが。

どうせ楓以外の女なんていないも同然だし、問題にはならない。

とすんとすんと軽快に揺れるおっぱいを見ていると、手のひらサイズよりもう少し小さいくらいの胸でも結構女らしく見える。

薄い胸板や低い体脂肪率から考えれば、これでも結構膨らんでいる方かもしれない。

揺れるおっぱいを見つめていたせいか、膣内の竿が少し硬くなった。

肉筒を内側から押し広げられて、甘い喘ぎ声を上げる。

「や、んっ……! ふふ、今日もいっぱい挟んで、吸わせてあげます、から……
 そんな、食い入る様に見なくて、も……!」

別に何も躊躇う必要は無い。

俺は右手を伸ばし、上下に激しく揺れるおっぱいを鷲掴みにした。

下から突き上げながら腰を撫でたり胸を揉んだりして、更に楓さんも好きに動こうとするものだから、騎乗位というよりもっと野蛮な、絡まって貪り合うようなセックス。

まったく洗練されてはいない動きだが、ムチムチと柔らかい一方で指を食い込ませると靭やかに反発する若々しいおっぱいを揉みしだき。

何度竿を往復させても愛液が乾かないぐちょぐちょまんこに生でハメて、やや掠れ気味な喘ぎ声を聞かせてもらうのだから。

これ以上のことなど望むべくもない。

職業倫理や責務をかなぐり捨ててこんな田舎でラブラブセックスに溺れる俺たちには、ケダモノみたいなセックスが似合いだ。

ちょっと強めにギュっと握ってみると、痛み混じりの鮮烈な快感で楓は濁った呻き声を上げた。

「お”っ……!? お、っぱ、い……!」

そのままぎゅむぎゅむと強めに揉み、ミルクを絞るように乳腺を虐めながら膣奥を突く。

だんだん締まりが強くなってきて、愛蜜もこんこんと湧き出るのでこちらも気持ちよくさせられる。

ぐりっと抉るように動いてみると、強く跳ねるような動きの後に楓が息を吸い込んだ。

その後、身体の緊張が緩み、弱く漏れ出るような呼気。

膣肉が締まり、なかなか緩まずに内部へかき込むようにうねる。

口の中でイった後に間を置かず挿入したせいか、またすぐに次の波が来る。

この華奢な女体に精液を注ぎ込んで孕ませて産ませたいという原始的な欲求には抗いがたい。

引き締まった腹の筋肉がヒクヒクしているのを見ながら、俺も絶頂した。

子宮口にできるだけ近づけて、深く挿入しての射精。

狭まってくる肉筒を押し返すように膨らむ亀頭。

粘膜同士が激しく擦れあって、快感と射精量はいや増していく。

ドックンドックン言いながら注がれる精液は、さっきと比べてもほとんど量が減っていない。


しっかり気持ちよくされて、俺の生殖器ももう楓専用か。

楓のナカになら、何回でも出せそうだ。

胎内に生精液を流し込まれて、楓の痙攣は一層大きく、不規則になる。

首筋や頬は紅潮し、玉の汗を散らす。

生で中出ししながらも胸を揉み続けていると、短い咽び泣きが聞こえる。

「ひ、い、いぃっ……! い、イって……! おっぱ、みる、く……!」

みるく、母乳か。

まだ出ないのか、出るようになったら飲み尽くしたくらいだが。

などと考えてしまうくらいには、こちらの頭も性欲で蕩けてきていた。


そんなこんな起きて早々に汗だくになった俺達は、早速入浴することにした。

外にある大浴場や露天風呂と比べると小規模だが、一緒に入って洗い合える家族風呂もなかなか悪くない。

後始末をキッチリしないといけないのは難点だが、楓の細い身体、きめ細かい肌、静脈の走行や筋肉の盛り上がりまで見て取れる透明感ある手脚を楽しめるなら安いものだ。

昨日も散々風呂には入ったので、汗と体液を流すくらいでも特に問題は無い。

かけ湯をしてから温かい湯に浸かって、ゆったりとリラックス。

隣りに座った楓の身体を、あんまりじろじろ見ているとまた勃起してしまうかもしれない。

が、いつまでも他所を向いているなんて楓が赦してくれるはずもない。

「ほら、見て下さい。私のおっぱいもお湯に浮きますよ」

こんなこと言われて振り向かないでいられるほど枯れてはいない。

楓の胸は、大きいか小さいかで言えば、どちらかといえば小さい方に入るが、それでもまあそれなりに膨らんではいる。

軽くて重力に引かれにくいせいだろうか、普段からツンと上を向いてまだまだ垂れそうにない、綺麗で良いおっぱいだ。

そんな魅惑の膨らみが浮力でプカプカして、いつもよりもちょっと自由に漂っている様は、欲望をジリジリと焚き付けて止まない。

「ほら、フワフワってしてますよ。
 ……ふふっ、面白いですか? そんなにマジマジ見て」

「ああ」

「あらあら、そんなに私のおっぱいが好きなんですか。
 それなら、仕方ありませんね。もっと近くで見せてあげます」

身動きしただけで、たゆんっと揺れる胸。

こちらへ向き直って、脚を投げ出して座る俺の脚を跨いで膝立ちになって、頭を抱きしめて胸を押し付けてきた。

むぎゅ、という柔らかい感触。

谷間が浅いせいもあって、完全に顔が埋まってしまうことは無い。

ぴちぴちしていて、大きさの割に乳腺がよく発達した楓のおっぱいに顔を埋める。

ちょっと頭を振って深呼吸してみると、汗の匂いが鼻腔いっぱいに広がる。

顔の皮膚という、体表の中でも敏感な部分を楓の胸で包み込まれると、まるで心も体もまるごと挟み込まれたようで安心する。

不要な緊張や凝りがとれて、下半身への血流が増してくる。

楓が身体を引き、解放されたのか、と訝しむ間もなく口に乳首が押し付けられる。

色の薄い、こりこりになった乳首を咥えて前歯で軽く噛んで吸う。

胸が小さいと感度が良い、という俗説通り、授乳しようとした楓はすぐに艶めいた溜息を吐いた。

「んっ……おっぱい、好きですよね? もっとたくさん吸ってもいいんですよ」

赤ん坊みたいに抱きしめられておっぱい吸わされるなんてちょっと情けない格好だが、どうせ誰にも見られる心配など無い。

ちゅうちゅうと音を立てて、甘噛しながら一心に吸う。

もちろん、まだまだ母乳など出るはずも無い。

にもかかわらず、今吸っている右の胸だけでなく、左の方も吸わせようと乳房を掴んで用意している当たり、ちょっと歪んだ母性が感じられる。

身体も頭も温まってきて、余計なことが考えられない。

目の前に出されるおっぱいに吸い付くだけで、どんどん満たされていく。

楓の方も胸だけでジワジワ高められ、だんだん目つきがトロンとしてくる。

手を湯につけて、いつの間にか完全に復活していた俺の竿を優しく握り、ふわふわした口調で言った。

「ふふっ、お母さんのおっぱい飲んで、こんなにカタくして。いけない子」

何がお母さんだ。

風呂の中で授乳しながら息子の男性器を逆手で握ってゆっくりしごく、そんな母親がどこにいる。

楓の細い指で裏筋を撫でられていると、スローな刺激がもどかしい。

勃起し切ったのを確認して、先端を包むようにそっと握り、それから手を離す。

いくらなんでも風呂に浸かりながら生セックスする訳にはいかない。

2人で洗い場へ出て、楓が壁を向く。

俺はその後ろに立ち、脇の下から手を伸ばして下半身を探りに行った。

綺麗にくびれた腹、しっかりした腹筋、モデル体型の理想ともいうべき楓の身体を愛撫する。

胸に続いて腹を愛され、楓は悩ましげに喘ぐ。

「んっ……お腹、押しちゃ……」

子宮を撫でるな、とでも言いたいのだろうか。

背後から手を回してゆっくり腹を愛撫すると、耳まで真っ赤。

左手では胴、肋をそっとなぞり、その硬さを楽しむ。

呼吸に合わせて揺れる手のひらサイズの胸は、見ているだけでヨダレが垂れそう。

いつ見ても年の割には痩せ気味で、骨ばった感じ。

もしかしたら、これから少しずつ肉がついていくのだろうか。

それはそれでいいかもしれないが、今のような体脂肪率の低い身体も好きだ。

豊満な方がエロい、という意見にも頷けるところはあるが、肘や肩、背中や下肢のところどころに骨が浮いた、こんな儚い身体もまた嗜虐心をそそられる。

風呂に入って身体を清めるなんていう目的はほとんど忘れてしまって、ひたすら身体を触って弄って興奮しているばかりな俺を、楓は首を反らして見上げる。

穏やかな微笑では隠しきれない欲情の溜息。

ほんの少しだけ精液臭い息をして、呟いた。

「本当に、いい顔してますよね。見違えますよ」

「顔? 自分じゃわからないけど、血色が良くなったのかな。
 まともに休んでなかったからかなあ」

「もちろんそれもありますけど。
 でも、今みたいに私を抱いてる時。
 この女しか見えない、楓以外欲しくない、って表情になってくれるのが嬉しいんです。
 私ばっかり依存してるのは、なんだか悔しいですもんね」

また、そんなことを言って。

誘っているのか、この女は。そうなんだな? そう、だろう。

腕を掴んで壁に手をつかせて尻を突き出させると、股から部屋で出した精液がごぽっと流れ出てくる。

白濁液を垂らして、なお物欲しげにぱくぱくする陰唇。

胸と同じく、小振りで、ちょっと尖り気味の尻を撫でるとヒクヒクする。

ぐちゃぐちゃに蕩けた膣は、先端を差し込んだだけできゅぅっと締まり、更なる子種を強請ってくる。

ずぷずぷっと突き上げるように挿入すると、お湯よりももっとヌルヌルした液体が溢れ出てきた。

「んっ……あ、また、がっちがち……」

確かに依存している。

こんな美人で、可愛くて、淫乱で、放って置いたらどうにかなってしまいそうな雰囲気の女に、どうしてハマらずにいられようか。

遠慮なく腰を打ち付け、ぱしんぱしんと肉のぶつかる音をひびかせる。

湯を弾く美肌がほんのりと赤らむ。

背中や脇腹、腕から肩にかけて激しく発汗している。

浴場で欲情……なんて、影響受け過ぎだね。

薄い皮膚、その下の意外としっかりした筋肉を指先で愛撫し、淫膣をひたすら突く。

腰を引くだけでカリに引っかかった粘液が掻き出され、短い陰毛に絡んで泡立つ。

汗、湯気、お湯とも混ざりあってドロっとした雫が垂れ落ちる。

少しめくれ気味の陰唇の周りに濁った液体が広がる様は、いかにもドスケベのようだ。

背骨をなぞって、もっと深く繋がりたくなった俺は楓の左太腿を抱え上げた。

バックで犯しながら脚を捉え、強制的に開脚させ、開かれた女陰に何度も抽送する。

下半身を捕まえられて抵抗できないようにされて、楓は胸を揺らして悦ぶ。

長身の割に軽い楓の体をこうして抱くだけで、こんないかにも壊れやすそうな女体を荒々しく犯す快感に取り憑かれてしまう。

膝裏、腱の硬さが手のひらに心地良い。

そのまま最後まで行くかと思われたが、貪欲な女はすぐには満足しない。

首を捻り、こちらに視線を合わせ、腕を伸ばして首に絡め、無理やりキスしてきた。

ちょっと苦しそうだが……これもレッスンの賜物か。

壁に片手をついて体を支え、脚を掴まれた不自由な体勢で、俺の頭を持ってのキス。

まだ歯も磨いていないせいで何とも言えない味がするが、これも楓さんの味だ。

喜んで応じ、腰の振りを速めながら唾を飲ませ合う。

性器が擦れ合う音と、唇、そして舌が鳴らす音が頭のなかに反響する。

大きく目を開けて視線を逸らさず、口をはむはむさせて飢えと衝動とに任せてキスしてくる楓。

まだ目覚めて1時間程度しか経っていないというのに、この女は底なしか。

朝から深夜まで付き合って精を注ぎ続ける俺の言えたことではないが。

腕を引いて下半身をより密着させると、一瞬楓の動きが止まる。

舌もピクピクして、口からはみ出そうになっている。

しかしここで手を緩めていては、いつまでたっても楓は満足しない。

のしかかるようにして強引にキスを続行し、奥の方を何度も突き続けると腹と背中の筋肉が緩やかに痙攣する。

膣奥のひときわ狭まった所に先端を突っ込んでぐりぐりっと動かすと、電気を流されたのようにビクビク震える。

同時に、肉ヒダのうねりが不規則になり、亀頭から竿までずるるっと撫で、搾り、射精を促してくる。

ここまですれば、もう我慢する必要は無い。

ちょっと乱暴に腰を使い、めりめりと膣を押し広げ、ひたすら深くえぐる。

少しでも子宮に近いところまで、根本まで全部膣に挿入して、それから射精した。

唇を合わせながらの膣内射精は、二人の体液から魂まで混ざり合っていくようで、例えようのない恍惚。

どくっ、どくっと精液を放ち、暖かい子宮、新鮮な卵子にまで届くよう、ゆっくりと動く。

じゅるるるっと唾を鳴らして、それからゆっくり口を離してやると、足元の方から水音。

「あ……お、お”っ、だ、らめ、もれ、ちゃ、あ……!」

膀胱まで緩んでしまったか、楓が失禁していた。

流石にセックスが気持ちよすぎてお漏らしするなんてのは、初めて見る。

愛液や潮とは異なる液体をしゃあしゃあ漏らして、それほど恥ずかしくはなさそう?

気持ちよくて、恥ずかしがっている余裕も無いのだろうか。

ならば良いのだが、こうしてイく時におもらしするのがクセになったりしたら、どうしよう。

風呂でしかセックスできないとなると、流石にまずいか?

いや、別に構わないか。

日本にはまだまだたくさんの温泉街がある。

楓が行きたがっていた街は、ここ以外にも多く残っている。

もっと楓に温泉を好きになってもらえばいい。

ふくらはぎにおしっこを浴びながら、楓のナカにしっかりと種付け。

滑らかなお腹を撫で擦ると、ピクピクした細かい動きが伝わってきて面白い。

生セックスで気持ちよくなって、おしっこも済ませて、大満足で体の力を抜いた楓を支えてやる。

そうして、ようやく2人で風呂を出た。



部屋に戻り、朝食をとる。

昨日までは、流石に食事中は大人しくしていることの多かった楓だが。

さっきのイキションがまた一つリミッタを外してしまったらしく、せっかく着替えた浴衣をまた乱して、俺の隣りに座ってくっついてくる。

ご飯をお箸で摘んでこっちへ押し付けてきて、手ずから食べさせようとしてくる。

「あ~ん」などと言っているが、帯は緩いし胸元は開いているし、裾もめくれて太腿が大きく露出している。

半裸の女を侍らせて、のんきに飯など食っていられない。

楓が脚を開くと、もう股間の方まで丸見えになるのだから。

しかもさっきハメまくった女性器がチラチラ見えて、視線を上げると今度は乳首が見えそう。

下着すらつけない、薄い布一枚まとっただけの楓は、早くも発情し直しているのだ。

「もう、ご飯時にちらちら、エッチな視線を向けすぎですよ。めっ」

「何を言ってるんだ、楓が下着をつけてないからじゃないか」

「だって、無い方がラクでしょう?」

あーん、は諦めたか、楓はご飯を自分の口の中に入れ、何回か咀嚼すると、俺のフトモモを跨いで膝の上に乗ってきた。

座って向かい合う、いわゆる対面座位。

俺の頭を両手で優しく掴んで、キスして、唾まみれでドロドロになったご飯を流し込んできた。

生ぬるくて流動食みたいになった食べ物は、正直言って美味しくはない。

が、こうして抱き合いながら口移して食べさせ合うのは、もはや食事というより睦み合いに近いものなので、味の善し悪しは大した問題でない。

むせないように少しずつ入れてくれるのはありがたい、と、まあその程度のものだ。

半分程度頂いて、飲み込んで、楓の口にも何もなくなって、それでもキスを止める理由にはならない。

二人共、ほとんど食事のことなんて忘れてしまっていた。

ちゅうちゅうキスをしながら俺の服を剥ぎ、ヌメった股間を押し付けてくる。

胸元に手を突っ込んでおっぱいを揉むと、可愛らしい悲鳴を上げた。

「やあんっ、もう。おっぱい、触り方がイヤらしいですよ」

「いいじゃないか」

「まったく、何回ヌいても興奮しちゃうんですから。悪い旦那様……
 奥さんが、ちゃあんと鎮めてあげないといけませんね?」

「おい」

「ふふっ。ほんとに、すーぐ勃起させちゃうんですから。
 こんなに私の事好きなのに、意地なんて張って。
 可愛かったですよ、葛藤してる表情。
 今でも思い出しただけで……んっ」

「何を……ふん、こんなノーパンで、楓が誘ってるんだろう」

「誘われるのは嫌いですか?」

「大好きだよ」

「だったらはやく挿れてください。固くなったのは、すぐにでも包んであげたいんです」 

確かにここへ来てから、勃起したらほとんど間を置かずに楓にハメるかしゃぶられるか挟まれるかして射精しているような気がする。

犯したり搾られたりして射精して、身体が汚れたからって風呂に入って、裸で洗いっこして欲情してまたセックスして。

上がったら上がったで火照った肌が艶かしくて、またすぐ盛りあって。

単なる朝勃ちですらあんなに献身的に処理してもらって、ろくに我慢もしていないんじゃないだろうか。

あるいは、もしかしたら楓が濡れたら即ハメてる、ということでもあるのだろうか。

そっちのほうがあり得そうだが……まあ、どちらでも大差は無い。

「もう一回……二回?
 えっちしたら、またお風呂に入って……それから、外へ買い物に行きましょうね。
 美味しい地酒を売っているところがあるらしいんです。
 晩に、また2人で飲みましょう。
 それから……ふっ、ふふ、ふふふっ……」

酒か、それはいいな。

なにせ田舎だけあって、ここには娯楽がさほど多くない。

一応部屋にテレビはあるが、そんなもの、見たくもない。

強く抱き合って上半身を密着させて、胸板の上で潰れる美乳の感触に甘えながら、またしても楓とのセックスに溺れていく。

こんな頽廃が、いつまでも続けばいい。

いや、きっとそうなるんであろう。

俺の眼にはもう、楓以外のものは何一つとして映っていなかった。

以上です。

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