【R-18】寝取られの運命(さだめ) (604)
新年明けましておめでとう御座います。
当方、司会進行を努めさせて頂きます《うっかりピエロ》と申します。
本年も宜しくお願い申し上げます。
うっかりピエロの館へようこそ。
初めましての方は初めまして。知ってる方はどうぞまた宜しく。
さてさて、ホモピエロホモピエロ言う輩が後を絶たないので、久し振りに寝取られもの(女主体)を書きます。
この館は以下の要素が含まれております。
・ほぼ確実に来るNTR展開
・ピエロ好みの安価とコンマ
・たまに暴力表現
・ところにより胸糞(NTR自体胸糞?)
・純愛はNTRの為の肥やしデス。
ゲス展開がお好みの方のみお進み下さい。
そうじゃない方はそのままバックして下さい(意訳:純愛好きチェリーボーイは帰ってマッマのおっぱいでも吸ってな)。
私は歪んだ性癖をお持ちの方のご要望に答えます。
なので私の意向に沿った安価が多くなります。ご了承下さい。
平等?公平?…糞食らえです。
場合によっては寝取られないまま終わりを迎える事も考えられなくはないですが、多分それはありません。過度な期待はやめておいた方が身の為で御座います。
あと、場合によっては死にます。堕ちるだけではなく、死んだりもします。そういうのが苦手な人はここで去って下さい。
ではまず、物語を始める前に簡単に物語のあらすじを話させて頂きます。
主人公はあなた(女)です。
寝取られる運命を背負った不幸な女です。
あなたには素敵な彼氏(夫)が居ます。実直で真面目で素直な(つまらない)男です。
付き合って半年(結婚生活半年)で、キスやSEXは経験済み。
ただ、あなたは彼氏しか男を知りません。彼氏以外の男との経験は皆無です。
あなたの性格の一つに『押しの弱さ』が付属されます。典型的な『NOと言えない日本人』です。
敵(寝盗り魔)は複数人用意します。
っていうか会う男性全てに警戒してもいいです。モブでも隙あらばあなたを寝盗りに掛かります。
それほどあなたは魅力的なのです。気をつけましょう。気を付けたところで寝取られの運命は変わりませんがね。くくく…。
ゴールは定めません。
堕ちたら終わりなのか、それとも堕ちても続くのか…それは私の気分次第です。
私の好きなように書きます。あなたはそれに存分に振り回されて下さい。
さぁ、皆さん。パンツは脱ぎましたか?
寒いでしょうがこの館へ来たからにはパンツくらい脱ぐのが作法の一つですよ?
ああでもその前にまだやることがありましたね。
そのまま下へどうぞ…
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451639489
まずは安価でヒロイン(あなた)の設定を決定します。
名前:
年齢:
婚姻:既婚or未婚
性格:押しに弱い、
髪型:
体型:
備考:
年齢は18〜26歳までとします。
備考欄は職種を記入。学生でもフリーターでも無職でも会社員でも専業主婦(既婚のみ)でも何でもいいです。
ただし風俗やキャバ嬢、極妻といった公序良俗に反したものは禁止とします。
では↓1〜5までの中で気に入ったものを私が選びます。或いは混ぜることもあるかもしれません。
それでは↓1〜5、下記のものを埋めてくださいどうぞ。
名前:
年齢:
婚姻:既婚or未婚
性格:押しに弱い、
髪型:
体型:
備考:
名前:瀬戸内 宇美(せとうち うみ)
年齢:26
婚姻:未婚
性格:明るくさばさばした性格だが少し控え目なところがある。
髪型:セミロング
体型:でかくもなくちいさくもない(色々な点において)
備考:幼稚園の先生
もう二パターンお願いします。
↓1〜2
ちょっとホモピ兼持ちしすぎじゃない?俺個人としては一個に絞ってくれるとありがたいんだが…
別にどれか辞めろって言ってるわけでは断じて無いです。
>>12
いえ、もう全部終わってます。
多分以下の二つのスレを言ってるのでしょうが、終わってますよ。
ノンケのキミを拉致監禁【男の娘】
ノンケのキミを拉致監禁【男の娘】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450876786/)
女と「私たちのゴールはSEXです」 男「ほう…」
女「私たちのゴールはSEXです」 男「ほう…」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451228270/)
それともこれですか?これも終わってます。↓
【R-18】貴方が犯される話【安価】
【R-18】貴方が犯される話【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443938211/)
【R-18】貴方が犯される話 Part.2【安価】
【R-18】貴方が犯される話 Part.2【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444803594/)
【R-18】貴方が女の子になる話【安価】
【R-18】貴方が女の子になる話【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446625538/)
【R-18】貴方が女の子になる話 Part.2【安価】
【R-18】貴方が女の子になる話 Part.2【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448540911/)
喪黒福造はエタりました。っていうかいつの間にか書き込めなくなりました。↓
笑ゥせぇるすまん【R-18ver】
笑ゥせぇるすまん【R-18ver】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438582334/)
あとはこれですかね。これも最近終わりました。
↓
【安価】男の娘の冒険 ~頭隠して尻丸出し~
【安価】男の娘の冒険 ~頭隠して尻丸出し~ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425551442/)
今はもう書いてるのは無いはずです。
あってもそれほ多分私じゃないです。多分。
ヒロイン
名前:十六夜 甘優(イザヨイ アユ)
年齢:26歳
婚姻:未婚(未婚多数の為)
性格:押しに弱い、世間知らず、温厚、気弱
髪型:黒髪セミロング
体型:身長158cm 体重50kg
3サイズ. 84.63.86(凡そ日本人女性の平均)
アンダー70のCカップ
備考:幼稚園の先生
ヒロインが決定しました。
今のところ、わずらわしいパラメーターを用意するつもりはありません。 “今のところ” 。
主に敵との接触回数によってあなたの堕ち度が上がっていくと思って下さい。つまり不可視のパラメーターです。私が書いていく “あなたの心の機微” を参考にして判断して頂くしかありません。
特定の敵に『これ以上関わるとやばそうだな…』と思うか、『まだ大丈夫』と思うかはあなた次第です。
ちなみに名前の無いモブキャラ(男1やDQNといった者)は接触回数に関係無く、場合(シチュエーション)によってはその場でレイプされたりなし崩し的にエッチに持ち込まれたりします。危ない橋は渡らないように注意しましょう。
まあ、基本的に危ない橋しか用意しませんがね…。
ゲームオーバーはありえます。
『あります』と書かないのは無いかもしれないからです。そしてゲームオーバーがあったとしても、そこでこのストーリーの終了なのか、或いは一つの区切りなのかも分かりません。
全ては私、書き手に依存することとします。
【全ては無かったことに…(リセット機能)】
この『全ては無かったことに…』(以下『全無』)は、出逢った敵との面識や交際などが全て無に帰す機能、つまりリセット機能です。
これはあるタイミングで発生(特定の敵相手にこれ以上堕ちようがないと判断した時を想定しています)し、安価で決めて貰うか、或いは強制的に私が発動させます。
全無を発動したら特定の敵との接触は無かったことになり、以降その敵は出現しないか、出現してもその敵とのエロイベントが無くなります。
さて次にパートナー(彼氏)の名前や年齢を決めます。備考欄はサラリーマンで決定なので名前と年齢のみでお願いします。
パートナー
名前:
年齢:
備考:サラリーマン
パートナーはぶっちゃけどうでもいいキャラです。
↓1〜3の安価で私が選ぶ、若しくは混ぜます。
あ、そうなの…?なにも知らずにずけずけ言ってすまん…女体化するかケツ差し出すから許して
>>18
そうですね、貴方が可愛いおちんちんをお待ちなら女体化せずともそのままで構いません。
………違う!私はホモじゃない!!
パートナー
名前:広川 高志(ヒロカワ タカシ)
年齢:26歳
備考:サラリーマン
これである程度決まりました。
次にモブを除く敵を紹介します。敵は私が勝手に決めます。
・今野 大河(コンノ タイガ):46歳。今野組若頭。傘下に企業舎弟の金融会社を持っている。その性質は悪辣、冷徹。
・金田 友蔵(カネダ トモゾウ):78歳。老人ホーム《享楽苑》の利用者。歳の割に絶倫。スケベジジイ。
・堀田 龍斗(ホッタ リュウト):18歳。山之上高校三年。不良グループのトップ。
・望月 玄二(モチヅキ ゲンジ):50歳。某マンションの管理人。少し不潔で気味が悪いハゲデブオヤジ。
・牧瀬 奏太(マキセ ソウタ):11歳。小学生。母子家庭の一人息子。母親からの虐待があるが、素直で明るい子。
・日枝 克哉(ヒエダ カツヤ):35歳。株式会社 U-Clown Project というAV制作会社のスカウトマン。胡散臭くてうるさい男。
・元部 匠(モトベ タクミ):24歳。訪問販売の営業マン。いかがわしいアイテムを売りつける。爽やかな好青年に見えて…。
・広川 浩二(ヒロコワ コウジ):パートナーの父。最初からヒロインを寝取る気満々のクズ。
・狩屋 冬馬(カリヤ トウマ):43歳。パートナーの上司(部長職)。中年太り。セクハラ常習犯。
・内藤 隼(ナイトウ シュン):32歳。あなたの働く幼稚園に通う幼児の父親。奥さんは他界している。
これ以外にももしかしたら増える可能性がありますが基本はこのメンバーでお送りします。
では、
大変長らくお待たせ致しました。
うっかりピエロプレゼンツ。
寝取られの運命………始まり始まり〜。
(安価系なので書き溜めは勿論ありません。やや時間がかかることをご了承下さい)
【プロローグ】
──────幸せでした。
ええ、生活に不満は何も無かったんです。
仕事も順調でしたし、あの人とも……。
はい、高志さんです。広川高志さん。
私の大切な……恋人の。
………私にも分かりません。
どうしてあんなことになったかなんて……。
無責任…?
そう…かもしれません。いえ、その通りです。
でも、私にはどうしようもなかった…ああするしか私には………。
ああ、言わないで下さい。
分かってます。…いいえ、分かってます!
でも、じゃあ、どうすればよかったって言うんですか!?
あんなの…私だって……………!!
…ごめんなさい。取り乱してしまいました。
私はもう、汚れています。心の瑞まで…身体の隅々まで………。
あの時の “選択” が誤っていたのか、それともあの時の “言動” がいけなかったのか………。
ふふ…人生に “もしも” なんてありませんよね。
過去は過去…もうそれは変えられません。
後悔しても反省しても1分前…ううん、1秒前でさえも戻れません。
ええ、分かってます…。
私は最低な女です。
ごめんなさい、高志さん………と、何度も何度も謝りました。
………謝って済む問題でもないですけど…。
………言いたくありません。
………やめてください。
いや………違う………私は本当に………嫌だったんです。
ああっ、どうして…。
どうしてそんな意地悪なことを………。
………………。
………………………。
………わ、分かりました………。
じゃあ………
────── 1回だけ………ですよ…?
神無月 一日 月曜日
甘優「皆さんさようなら ♪ 」
園児達「「せんせーさようなら!!皆さんさよーなら!!」」
甘優「はい、元気にご挨拶できました!」
私は園児達の頭を撫で、園児達を教室の外へ促す。
いつもと変わらない日常。
好きな仕事をして彼氏との交際も順風満帆。何不自由ない生活。
幸せを毎日噛み締めている。
?「十六夜先生」
甘優「はい…ああ、秀太くんのお父さん。お疲れ様です」
私に声を掛けてきたのはうちのクラスの園児、内藤秀太くんのお父さん、内藤隼さんだった。
教員にも人気があるほど整った顔立ちをしている。
内藤「いえいえ、十六夜先生こそお疲れ様です。幼稚園の先生は毎日が戦争でしょう」
甘優「でも、やりがいありますよ。子供達もとても良い子ばかりですし」
内藤「そうですか。…えっと、秀太は?」
甘優「ああ、ごめんなさい!秀太くーん!パパが迎えにきたよー!」
秀太「はーーいっ!」
と、元気よく教室の奥から走ってきて、秀太くんはパパに抱き付いた。
内藤「はっはっは!元気だな!今日は良い子にしてたか!?十六夜先生に迷惑かけてないだろうな!?」
秀太「うん!でも先生のおっぱい触った!」
甘優「しゅ、秀太くんっ!?////」
確かに…さっき胸を触られたけど、それをわざわざパパに言わなくても…。
私は少し気まずくなって愛想笑いをすると、内藤さんも気まずくなって同じように愛想笑いする。
内藤「は、はは…お、お前はぁ…」グリグリ
秀太「あううっ!痛い、痛いよパパ!」
内藤さんは秀太くんのこめかみにゲンコツを当ててグリグリとする。
内藤「そ、それじゃあ十六夜先生、また明日もお願いしますっ!」
甘優「はい、お気を付けて」
秀太「先生バイバーイ!!」
甘優「はーい、また明日ねー ♪ 」
その後、園児達を見送って私は事務作業に入り、それも終わらせると職場を後にした。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
今日のこの後の予定は………
1.一人住まいのアパートへ帰る
2.買い物をして帰る
3.街をぶらつく
4.彼に会いに行く
安価↓1〜5多数決。決まらなければ多いもの同士で再安価。
2
安価は当分やらねえんじゃなかったのかよ!(歓喜)
興奮して期待しているぜ
安価は1
またエロのバベルスレになるのか?
安価下
お久しぶりだなピエロ
前作で参加してたぞオイ
彼に会いに行こう。
私は彼の住むマンションへと向かった。
クラウンズマンション205号室。
オートロックだけど合鍵も持ってるので私は中へと難無く入った。
エントランスを抜けて階段から上がろうとするとジャージを着た中年男性が声を掛けてきた。
?「こんにちは」
甘優「あ、こんにちは。えっと………」
?「管理人の望月です。貴女はここの住人の方…ではないですね?」
大きく出たお腹と薄い髪の毛。
とても清潔にしてるようには見えない風体のその男性は私の身体を上から下まで舐めるように眺める。
甘優「は、はい…その、ここの方とお付き合いさせて頂いてまして…」
望月「へぇ、そうですか。ちなみにどちらの?」
甘優「ああ…えっと、205の…」
望月「ああ、広川さんですね。あの冴えない男の……あっと、冴えないは失礼でしたな。はっはっは」
私は…ムッとした。
でもここで私が悪い態度をとったらここに住む高志さんの扱いが悪くなってしまうかもしれないので、すぐに愛想笑いをする。
甘優「それでは…」
望月「広川さんならまだ帰ってきてないんじゃないかな?」
甘優「え?」
望月「彼は残業が多いでしょ?今日はまだ朝しか彼を見てないんですよ」
甘優「そうでしたか…」
望月「どうです?管理人室で待ちませんか?ここからならここの住人の出入りも見えますし」
甘優「……」
1.そうですね…ではお言葉に甘えて…
2.いえ、合鍵がありますので彼の家で待ちます
3.それならまた日を改めます
安価↓1〜5多数決。決まらなければ多いもの同士で再安価。
3
管理人続投かよ!
2
望月さんは転生しても望月さんですね
2
>>35>>38
望月は続投です。ちなみにクラウンズマンションは “牧野家” が住んでるあのマンションです。時間軸はあのストーリーの八年前になりますけどね。
だからここの話しで玲と実花は現在11歳で、優衣は18歳、悠人は5歳です。
あ、上の話が分からない人は分からなくても別に問題ありません。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
甘優「いえ、合鍵があるので彼の部屋で待ちます」
望月「そう仰らず、お茶も出しますよ?どうです?」
甘優「いえ、…でも………」
望月「珍しい茶菓子もありましてね、私一人じゃ食べ切れないんですよ…お願いしますよ、お嬢さん」
1.いいえ。行きません。
2.じゃあ、五分だけ…
3.やっぱり帰ります。
安価↓1〜3多数決。決まらなければ多いもの同士で再安価。
ホモピ久しぶり!またやってくれると信じてたぜ!
3
>>41
お久しぶりです。
ホモピ言うなっ!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
再安価↓1で決定。
今回ホモじゃないしな。寝取られピエロ?長い
3
>>46
ホモさえ言わなければ何でもいいです。
バイピエロ、あるいはピエロでもオケ。しかし何度言ってもホモピと呼ぶ輩は後を絶ちませんがね……。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
甘優「いえ…やっぱり帰ります」
望月「いやいやいや、そんな勿体無い。せっかく来たことですし、ね?」
甘優「いえ、本当に用事を思い出したのです。お心遣いはありがたいのですけど、残していた仕事があだたのでここで帰らせて頂きます」
望月「え、あ…そうなんですか」
甘優「ええ…本当に申し訳御座いません。また日を改めて………では」
望月「ああ、そうですか…」
私は足早にその場を立ち去りマンションから離れた。
用事は無い。あれは方便だ。何となく嫌な予感がしたから逃げただけ。
振り返るとマンションの入り口まで管理人さんが出ていて、私を見送っていた………。
………………………
………………
………
夜7時。
私は──────
1.アパートへ帰る
2.街をぶらつく
3.繁華街へ行く
4.買い物をしてから帰る
↓1〜5多数決。決まらなければ多いもの同士で再安価。
買い物をしてから帰ることにした。
彼と会えなかったのは残念だけど、会おうと思えばいつでも会える。
私はメールを一つ、彼に送ると商店街へ歩き出した。
さて、買い物はどこでしようかしら…
1.大手スーパーで
2.八百屋さんで
3.精肉店さんで
安価↓1〜5多数決。決まらなければ多いもの同士で再安価。
冷蔵庫の中を思い出す。
確かお肉はあったし、お野菜だけ足りなかったと思う。
私は行き先を八百屋さんに決めて歩き出した。
八百屋さんに到着して陳列する野菜を品定めする。
どれも新鮮そうだ。
私はキャベツを手に取ってペンペンと軽く叩く。身がギッチリ入ってるかの確認。でも野菜の目利きが出来るわけじゃないからただのポーズだ。
と、ドンッと腰の辺りに衝撃が走る。
下を見ると小学生くらいの男の子が私にぶつかってきたのだった。
男児「ご、ごめんなさいっ」
甘優「ううん、いいのよ。僕こそ大丈夫?」ニコ
男児「う、うん…//// お姉ちゃん綺麗だね」
甘優「あら、ありがとう」フフ…
男の子は顔を赤くさせてモジモジしていた。
幼い子の少しマセた台詞でも綺麗と言われて悪い気はしない。
?「奏太っ!何やってんの!!」
突然女性の怒声が響か、私と男の子はその場で跳ね上がった。
?「目を離すとすぐチョロチョロして!あんたがそんなんだから私が迷惑するのよ!」
男児「ご、ごめんなさっ…」
?「何でも謝れば済むと思ってんの!?」
怒声を上げた女性は男の子にズカズカ歩み寄ると、手を振り上げて男の子の頭を引っ叩いた。
甘優「ちょ、ちょっと」
?「…何か?」
甘優「小さな子に手をあげるなんて……どうかやめてあげてください」
?「私はこの子の母です。他人の貴女が口出ししないでください。ほら、行くわよ奏太!」グイッ
奏太「い、痛いっ」
甘優「あのっ、そんな乱暴に…」
奏太母「うるさいわねっ!関係無いって言ってるでしょ!?」
甘優「う…いや、でも………その子はまだ小さいですし………」
奏太母「はんっ、口出すくらいならお金出しなさいよ」
甘優「お、お金って……」
奏太母「他人の家に口出す権利なんてあんたに無いのよ。もし口を出したいならまずお金を出しなさい。それともあんたがこの子の面倒見てくれるっていうの!?」
甘優「そ、そんなこと……」
奏太母「できないでしょ!?それなら口を出さないでちょうだい!ほら、奏太!行くわよ!」グイッ
奏太「痛っ…!うう…お姉ちゃん…っ」
甘優「っ………」
1.「ちょ、ちょっと待ってください」
2.奏太母の腕を掴む
3.放置する
↓1〜5多数決。決まらなければ多いもの同士で再安価。
私は奏太くんのお母さんの腕を掴んだ。
奏太母「……何のつもりかしら?」
甘優「………」
何かを考えて掴んだわけではない。奏太かんの悲痛な声に反応して、咄嗟に手が出てしまっただけ。
奏太母「離しなさいよ。それともお金でも出す気になった?」
奏太「お、お姉ちゃん…?」
甘優「………わ、私は幼稚園の教員をしています」
奏太母「だから何?そんなんで私の家庭に口を出せると思ってるの?それにこの子は小学校五年生よ?園児と一緒にしないでちょうだい」
甘優「分かってます…。でも、お母さんの教育は少し行き過ぎてると………」
奏太母「あんたに何が分かるのっ!」
お母さんは奏太くんを掴んでいた手を離し、その手で私の頬をぶった。
顔が左に向く。右頬がビリビリと痛んだ。
奏太母「若い娘が粋がって…!人様の家庭に口出しするなんて百年早いのよ!」
甘優「………ですから、そうやってすぐに人を殴るのは良くないと………」
奏太母「あんた…幼稚園の先生とか言ってたわよね」
甘優「……はい」
奏太母「自分の子は?」
甘優「いません…」
奏太母「人様の子を預かってるだけの小娘が育児の何が分かるっていうの?」
甘優「…育児とかではなく、そもそ暴力は人道的ではないと…」
奏太母「そういう屁理屈はいいのよ!!」
甘優「…別に屁理屈ではありません。お母さんが育児でご苦労されてることは分かります……でも、だからってお子さんを乱暴に扱うのは………」
私が説得に掛かろうとすると、周囲に人だかりができて野次が飛んできた。
「家庭内暴力ってやつじゃね?」
「最低ね、あんな小さな子に……」
「すげぇヒステリックなババアwww」
「俺あのお姉さん応援するわ」
奏太くんのお母さんはその雰囲気に耐え切れなくなったのか、顔を真っ赤にして捨て台詞を吐く。
奏太母「……も、もういいっ!奏太!一人で帰ってきなさい!」
甘優「ま、待ってください!奏太くんを置いていく気ですか!!」
奏太母「じゃあ貴女が責任持ってその子の面倒見なさいよ!私はこれから仕事なんだから!!ふんっ!」
甘優「ちょ、ちょっと……!」
私の制止を振り切って奏太ママはその場から足早に立ち去ってしまった。
取り残された奏太くんは沈んだ顔をして俯いている。
甘優「…奏太くん」
奏太「……ごめんなさい…お姉ちゃん。お母さんにぶたれて……痛いよね?」
甘優「ううん、そんなことはいいのよ。それよりもお家に帰れるの?」
奏太「…うん。でも………」
甘優「でも?」
奏太くんの話しを聞くと、どうやら奏太ママはいつも夜の仕事に行っていて家に帰るのは朝の4時過ぎになるらしい。
その間奏太くんが何をしてるかと言えば、奏太ママの友達の家に預かってもらっているか、家でずっと一人で待っているとのこと。
甘優「…お父さんは?」
奏太「たまに会うよ。お家は分かるけど一緒に住んでないの。ママとパパはリコンしてるんだって…」
甘優「…そう…」
奏太「………お姉ちゃん、一緒にお家で遊んで。もう一人は嫌だ……寂しい………」
甘優「奏太くん…」
奏太「眠たくなるまででいいからっ。お願い、お姉ちゃん…お願い……」
1.うん、分かった。お姉ちゃんが遊んであげる ♪
2.ね、お父さんのお家に行こうか。
3.…ごめんね、お姉ちゃん一緒に居てあげられない
↓1〜5多数決。決まらなければ多いもの同士で再安価。
2は地雷の匂いがする
1
>>70
くく…なかなか良い読みですね。
しかし………地雷とは本来 “どういった意図” で “どういう風に設置するか” を考えれば、また別の答えが見えたりしますよ…ふふふ………
以前までの私とは思わないことだなぁっ!
このピエロは件(くだん)の “神” ほど生温くはないぞぉッツ!!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
甘優「うん、分かった!お姉ちゃんが遊んであげる ♪ 」
奏太「やったぁ!」
奏太くんはその場で跳んで喜んだ。
甘優「でも奏太くんが寝るまでだよ?いい?」
奏太「うんいいよ!」
甘優「よし、良い子。じゃあお家教えてくれる?」
奏太「うんっ!」
奏太くんは私の手を引き走り出した。
子供の相手は嫌いじゃない。むしろ好き。
プライベートではあるけど、これも何かの縁だと思い、私は奏太くんに連れられて彼の家へと向かった………。
………………………
………………
………
昭和を匂わせる木造の古い貸家。
道路から見て四棟あるその内の左奥が奏太くんのお家だった。
まだこの様なものがあったかと思わせるほど古びた家屋。外壁は雨風を防ぐ程度の強度だろう。強い地震がきたら全部潰れてしまうんじゃないかと思うほどだ。
奏太「お姉ちゃん入って入って!」ガラガラッ
甘優「う、うん…お邪魔します」
中は………それなりに整頓されていた。
と言うよりも “物” 自体がそんなに無い。
布団は敷かれていて小さなテレビが一つ。石油ストーブと三面鏡の鏡台。小さな丸テーブルが置かれている。
お風呂とトイレは別。
台所は使った形跡が見られず、45リットルゴミ袋が袋のまま置かれていて、中身には空になったコンビニ弁当が沢山放り込まれている。
それでも冷蔵庫とレンジ、ポットと炊飯器は置かれている。全て中身が入ってるかは疑問だけど…。
甘優「………奏太くん、ご飯は?」
奏太「無いよ。さっきママ怒らせちゃったから今日はご飯無しだと思う」
甘優「怒らせたらご飯無し…って?」
奏太「いつもお買い物の時にお金貰うの。でも今日はママ怒っちゃったでしょ?だからお金貰えなかったし…」
甘優「ま、待って。ご飯無しなんて時そんなにあるの?」
奏太「ママが機嫌悪い時はご飯無いよ?機嫌良いとお金くれるけど…」
甘優「それで…コンビニでご飯買うの?」
奏太「そうだよ?」
甘優「ママはご飯作ってくれないの?」
奏太「作るのめんどくさいんだって。たまに納豆とか卵焼き作ってくれるけど…でもコンビニのお弁当も美味しいよ!」
甘優「そんな…」
私は………言い知れぬ憤りを感じた。
まだこんな幼い育ち盛りの子供にコンビニ弁当だけ食べさせている親がいることに、腹が立った。
そういう人が居ることは知ってた。でもそれはどこか他人事のようで、どこか別の世界の話のように思っていた。
もちろんそれに怒りを感じていなかったわけではないけど、少なくとも私の周りでそんな話しは聞かなかったから、私はその触れ得ない環境がある事に目を瞑っていたんだと思う。
でも、今、正にそういう境遇の子供を目の当たりにして…私は認識の甘さを痛感した。
甘優「………分かった。お姉ちゃんがご飯作ってあげる!」
奏太「えっ!!本当にっ!?やったぁ!!」
甘優「その代わり、残したら承知しないわよぅ?」
奏太「残さないよ!僕嫌いなもの無いもん!」
甘優「ふふ、オッケー ♪ お腹膨らむまで食べさせちゃうんだから!」
私は一先ず冷蔵庫を開ける。人様のお家の冷蔵庫を開けるなんて無作法もいいとこだけど、そんな事も言ってられない。
中身はやっぱりすっからかんだった。期限の切れそうな牛乳と卵だけ…。
甘優「奏太くん、他に食べ物とかあるかな?」
奏太「あるよー!こことここと…」
奏太くんが指差す棚を開けていくとほとんどがカップラーメンや缶詰めばかりだった。乾物系も少ない。
とりあえず春雨と鰹節、それと味噌とツナ缶を確保する。
甘優「野菜とかお米はあるかな?」
奏太「お米はここ。お野菜はここー」
米櫃の中には5キロほどのお米があった。一応中身を計量カップで掬って確認する。腐ってはいなそうだった。
野菜はヒゲの伸びたジャガイモと芽が伸びた玉ねぎとニンニク、外皮が乾燥した長ネギが一本のみ。
甘優「……お肉とかお魚が無いわね」
奏太「カップラーメンでもいいよ?お野菜入れて!」
甘優「私が作るって言うのに野菜入りのカップラーメンなんて絶対許さないから…」
奏太「でもママは」
甘優「奏太くん、10分待ってて!」
奏太「あ、お姉ちゃんっ!」
私はバッグを持つと外へ駆けた。
絶対…栄養たっぷりの美味しいもの作って、奏太くんにお腹いっぱい食べさせてやるんだからっ…!!
………………………
………………
………
買い物を終えて奏太くんのお家に戻ると私は腕まくりをして台所に立った。
奏太「お姉ちゃん、お買い物してきたの?」
甘優「そうよ。奏太くんはテレビでも見てて。お姉ちゃんがチャチャッと美味しいご飯作っちゃうからね!」
奏太「…うんっ!」
手を洗い先ずは米を三合炊く。
ビニール袋から挽肉とパン粉を取り出してボールにあける。玉ねぎの外皮を剥いて微塵切りにしたものを再びボールへ投入。冷蔵庫から卵を取り出してそこにまた二つ落とし込んでおく。
二つの鍋でお湯を沸かし、一つの鍋にブロッコリーとアスパラガスを入れ、もう一つの鍋には鰹節と昆布を投入して出汁をとる。
その間にレタスを千切り深皿に持って四等分に刻んだトマトを二つ分、外回りを囲うようにして盛り付け、中央に油を切ってマヨネーズをまぶしたツナを盛る。茹でたブロッコリーとアスパラガスを中央のツナに立てるようにして盛り、1センチ角に切ったチーズを上から撒く。オリーブオイル、塩、胡椒、レモン汁を混ぜたドレッシングを掛け、出来上がったサラダを冷蔵庫へ入れる。
豆腐とワカメ、長ネギを鰹と昆布の出汁が入った鍋へ投入して、火を落とす。
ボールにあけた挽肉たちをこね回し──────…
………………………
………………
………
甘優「奏太くんできたよぉ ♪ 」
奏太「わあっ!!ハンバーグだぁっ!!」
甘優「しかも特大よっ。サラダもちゃんと食べてね」
奏太「うん!いただきまぁすっ!!」
甘優「ふふ…召し上がれ ♪ 」
奏太「………ふごい!美味ひいっ!!」
甘優「沢山食べてね?おかわりもあるから」
奏太「やった!」モグモグッ
奏太くんは大きなハンバーグに箸を刺してがっつくように食べる。
私はそれを見て何だか幸せな気分に浸った。
………………………
奏太「ご馳走さまぁ!」
甘優「ふふ、お粗末さまでした ♪ 」
奏太「お姉ちゃんお料理上手だね!」
甘優「そんなに美味しかった?」
奏太「うん!…あーあ、お姉ちゃんがいつもご飯作ってくれたらなぁ…」
甘優「ママだって…たまにはご飯作ってくれるんでしょ?」
奏太「作ってくれるけどお姉ちゃんの方がお料理上手だよ」
甘優「そんなこと言わないの。お母さんだってお仕事忙しくて大変なんだから…」
考えてみればここは母子家庭なんだ。女手一つで子供を養うのは大変だろう。
私は少し恥じた。料理もしない母親だと決めつけて、勝手に怒ってた。
この時間もこの子の為に汗水たらして働いてるというのに………。
奏太「でも…」
甘優「ママは奏太くんの為に必死で働いてるのよ?ママっていうのはどんな時でも自分の子供が大切なの。ご飯作るのももちろん大事なことだけど、働いてお金を稼ぐことも大事なの…分かるよね?」
奏太「うん………でもママはいつも僕を産まなきゃよかったって言うし…早く出てってほしいって言うよ」
甘優「…え?」
奏太「僕は要らない子なんだって」
甘優「そ、そんなこと…」
そんなこと……母親が言う?
俄かには信じられないことだった。私は言葉に詰まる。
奏太「でも僕はママのこと好きだよ!ママは僕のこと嫌いって言うけど…僕はママが好き!」ニコッ
甘優「奏太くんっ…」ポロ…
奏太「?お姉ちゃん、何で泣くの?」
健気だ…。
でも、悲し過ぎる。どうしてこんなに良い子が辛い目に合わなければいけないんだろう…。
奏太「…お姉ちゃん?」
甘優「ううん、何でもないの…。さ、洗い物しちゃうわね」
奏太「僕もお手伝いするよ!」
甘優「…ふふ、そう?じゃあお願いしちゃおうかな ♪ 」
奏太「任せてっ!」
私と奏太くん、二人並んで流しに立って洗い物をした。
洗い物を済ませて二人でテレビを見ながら寛いでいると奏太くんが思い立ったように言った。
奏太「お姉ちゃん!一緒にお風呂入ろう!」
甘優「え?あ、お風呂かぁ」
奏太「いいでしょ!?」
甘優「……うーん…」
1.そうね、一緒に入ろっか ♪
2.五年生で女の人と入るのは恥ずかしいのよ?
3.だめ。一人で入りなさい
↓1〜5多数決。決まらなければ多いもの同士で再安価。
えっと…公衆浴場では都道府県の条例でも女湯への男児の入浴規定が定められていたような…。
確か………平均すると7〜8歳くらいまでだったと思う。
甘優「……あのね、奏太くん。小学校五年生にもなって女の人とお風呂に入るのはとても恥ずかしいことなのよ?」
性教育は小学三年生から始まる。小学校五年生ともなると既に女性の乳房の膨らみの仕組みや子作りにおける肉体の変化、月経の話や精通の話なども聞かされているはずだ。
奏太「えー、でも一緒に入りたい!」
甘優「…ね、もう奏太くんももう分かるでしょ?女の子と男の子は身体の作りが違うから…」
奏太「やだ、一緒に入る!お母さんはたまに一緒に入ってくれるよ!」
甘優「そ、それは…お母さんだったらいいけど………」
困った。
この年頃の男の子はどういう目で女の子を見てるか分からない。
性に興味があるのか、それとも単に無邪気な甘えなのか………。
奏太「お願いお姉ちゃん!いいでしょ?ねっ!?」
甘優「うーん…」
↓1のコンマが
01〜50 で回避。
51〜98 で一緒にお風呂。
ゾロ目で《お風呂で性教育》が発生!
コンマ25
回避!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
甘優「やっぱりダメよ」
奏太「えー、何でー?」
甘優「もう五年生でしょ?ちゃんと一人でお風呂に入れる年なんだから」
奏太「だっていつま一人で入ってるし…寂しいんだもん…」
甘優「お姉ちゃんまだ居るから、ね?ちゃんと一人で入りなさい」
奏太「………分かったよぅ……」
渋々、奏太くんは納得して着替えを持って浴室へと向かった。
寂しそうな背中を見送ってから、私は床に散らばった本や玩具を片付ける。
少し…可哀想なことをしたかもしれない。一緒にお風呂入るくらいはよかったのかな…?
【不可視のダメージ発生】
《牧瀬 奏太》への心の痛みが芽生えました。
甘優の良心がやや痛む。
………………………
………………
………
奏太くんもはしゃぎ疲れたのか、布団に潜るとあっという間に寝付いた。
甘優「おやすみなさい、奏太くん…」
私はこっそりと布団から出ると奏太くんの家から出て、鍵を閉めて植木鉢の下に隠した。
時間は夜の11時を回っていた。
夜道は怖いけど仕方ない。
私は──────
1.遠回りだけど安全な道を使って帰る。
2.近道になる森林公園を突っ切って帰る。
3.彼に電話して迎えに来てもらう。
↓1〜5多数決。決まらなければ多いもの同士で再安価。
再安価。
1.遠回りだけど安全な道を使って帰る。
2.彼に電話して迎えに来てもらう。
↓1〜3多数決。
彼に電話をすると3コール目で出た。
高志『もし?どしたの?』
甘優「どしたの?じゃないよぅ。メールしたのに返してくれないし」
高志『あれ?ごめん。メール見てなかった』
甘優「もういい。それより駅前まで迎えに来てくれる?」
高志『いいけど、今からどっか行くの?』
甘優「色々あって…良かったら今日家に泊まらない?」
高志『…それもいいね。よぉし、今夜は寝かさないぞぉ?』
甘優「バカ、そういうお誘いじゃないったら」
そういえば彼とはここ一週間以上してないかも。
先週は生理だったし…。
と考えてからハッとなり顔を赤くした。私はなんてはしたないことを考えているんだ。
甘優「と、とにかく来てよ」
高志『分かった。歩きだから10分くらいかかるよ』
甘優「うん、待ってる」
高志『甘優』
甘優「ん?なに?」
高志『愛してるよ』
甘優「もう…バカ。私も………愛してます////」
高志『へへ、録音したぞーww』
甘優「あ、やだもう!////消してよね!////」
高志『ははは、じゃああとでなー!』
甘優「あ、こら!高志さん………もうっ!////」
切れた電話に向かって私はむくれる。
電話の向こうで悪戯っ子のような彼の笑みが頭に浮かんだ。本当に…しょうがない人。
そんなことを思いつつ、私はそれでも気分が上がり、軽い足取りで駅へと向かった………。
………………………
………………
………
駅のロータリーにある噴水の前で待っていると、彼が手を振ってやってきた。
高志「やあお待たせ、子猫ちゃん」
甘優「待ちました、オオカミさん」
高志「ははは、まだ羊の皮は被ってるつもりなんだけどね」
甘優「中身がバレてるのに今更被っててもねぇ…」クス…
高志「言うほどじゃないだろ?さ、じゃあ君の家に行こうか…」
甘優「うん」
駅から徒歩15分。
それまで彼と何を話そうか…。
1.内藤さんのこと(園児パパ)
2.望月さんのこと(管理人)
3.奏太くんのこと(小学五年児童)
4.彼の仕事の話し
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
道すがら、彼にさっきまでの出来事を話した。
甘優「…どう思う?」
高志「どう思うって…ひどい母親だとは思うよ」
甘優「でもお母さんだって奏太くんの為に明け方近くまで一生懸命働いてると思うと…」
高志「それにしたって子供を構わな過ぎだよ。コンビニ弁当ばかりなんだろ?お父さんも離婚して居なくて、金だけ渡して放置してるだけじゃないか。その奏太くんだっけ?可哀想な子だよ…」
甘優「…うん」
高志「まあでも言っても他人の家のことだからね。これ以上甘優が首をつっこむ必要も無いとは思うけどな」
甘優「………うん」
高志「…放っておけないって顔だな?」
甘優「そう…だけど、でも高志さんが言うように他人の家ののことだし……」
高志「その母親は甘優に丸投げしたんだろ?」
甘優「丸投げっていうか…責任もって面倒見ろとは言われたけど………私には無理だし…」
高志「甘優のしたいようにすればいいさ」
甘優「………え?」
高志「奏太くんとたまに遊んでやるくらいならいいんじゃないか?全部の責任を負うなんて他人のお前には必要ない。できることだけしてあげる…それでいいんじゃない?」
甘優「私に、できることだけ……」
確かに奏太くんをどうにかしてあげたいとは思う。でも奏太くんを育てるなんてことは私には出来ない。
それなら……今日みたいに遊んであげる日を奏太くんに何回か味わわせてあげるのも悪くないかもしれない。
甘優「うん…そうだね。うん、そうだよねっ」
高志「でもたまには俺にも構ってくれよ?じゃないと俺も寂しくて死んじゃう」
甘優「はいはい、高志さんはおっきなお子ちゃまでちゅねー ♪ 」ナデナデ
高志「ここに来て子供扱いとは…後で覚えてろよー?」
甘優「ごめんなさい、私忘れっぽいの ♪ 」
そうして、彼と私はアパートへ着き、その後無茶苦茶SEXした。
【不可視の回復発生】
《広川 高志》との愛情を再確認した。
《広川 高志》の肉体の味を再確認した。
甘優は満たされている。
神無月 一日 月曜日 終了
神無月二日目 火曜日
早目に起きて彼と二人で食事をとると、彼はすぐに会社へ向かった。
私も急いで支度を済ませて幼稚園へ向かう。
………………………
………………
………
優「皆さんさようなら ♪ 」
園児達「「せんせーさようなら!!皆さんさよーなら!!」」
甘優「はぁい、今日も元気にご挨拶できました」
戦争のような一日がまた終わった。
一人一人子供達を見送ると、爽やかな笑顔で内藤パパがこちらへ向かってきた。
内藤「どうも、十六夜先生」
甘優「お疲れ様です。秀太くんは今トイレにいってますよ」
内藤「ああ、そうですか。…その、十六夜先生」
甘優「はい?なんでしょう」
内藤「秀太のことで相談があるんですが……この後お時間作れますかね?」
甘優「え?…今日ですか?」
内藤「ええ、あ、お仕事が終わった後でもいいのですが」
甘優「……うーん…」
1.どのような事です?
2.じゃあとりあえず教室で…
3.分かりました。では一時間後に近くのファミレスで
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
甘優「では、とりあえず教室の方で…」
内藤「ああすみません、本当。お仕事中に……」
内藤パパは終始恐縮な姿勢で私の後に続き教室へと入った。
甘優「それで、秀太くんのことって……どのような?」
内藤「………秀太は十六夜先生に懐いています」
甘優「…はぁ」
内藤「毎日毎日十六夜先生のお話をそれは楽しそうに話すんです」
甘優「…あの、私何か良くないことを秀太くんにしましたか?」
身に覚えがないけれど、深刻な様子で話す内藤さんに私は不安を覚えた。
内藤「い、いえ!むしろその逆です!十六夜先生は先生以上にその…、なんと言いますか、まるで母の様に子供達に接してくれていると俺は、いや、私は考えています!」
甘優「…あ、ありがとうございます…恐縮です」
内藤「い、いえ…」
………暫しの沈黙。
内藤さんの要領が得ない。
甘優「それで……ご相談とは…?」
内藤「………嫁が死んで一年が経ちました…」
甘優「…」
突然の重い話に私は何も言えずにいる。なんて答えればいいか逡巡していると、内藤さんは話を続けた。
内藤「秀太はまだ小さいながら、母が居なくなった、誰も行けない遠くに行ったということを薄っすらと感じています」
甘優「…」
内藤「……私は、再婚を考えています」
甘優「再婚…ですか」
内藤「はい」
内藤さんが再婚を考えている。
秀太くんには話したのか、既に良い人が居たのか、色々と頭を巡ったけど、一番思った事は他の先生方が悔しがるだろうなぁ…という事だった。
内藤さんを影で狙ってる先生もいるくらいだから再婚なんてしたら卒倒さてしまうかもしれない。
甘優「私から申し上げるようなことはありません。ただ秀太くんには…」
内藤「はい、秀太にも話しました。秀太も “そうなったら嬉しい” …と言ってくれまして…」
甘優「そうですか…。それなら良かったです。おめでとうございます ♪ 」
内藤「………いえ、本題はここからでして…」
甘優「え?」
内藤「十六夜先生っ!」ガタッ ギュッ!
甘優「は、はいっ」
内藤さんは椅子から立ち上がって私の手を両手で掴む。その切羽詰まった顔と勢いにビックリした。
内藤「先生っ、俺は十六夜先生と──────
秀太「パパー!」
途中、秀太くんが教室へ入ってきた。
内藤さんも私も慌てて手をしまう。秀太くんはそのまま内藤さんに駆け寄って飛び付いた。
内藤「お、おお…秀太!ちゃんと一人でトイレできたか!?」
秀太「うん!いっぱいうんち出た!」
内藤「おい、そういうのは口にしちゃ駄目だ」
甘優「ふふ、秀太くんパパが好きねぇ」
秀太「うん!好きだよ!!」
屈託の無い笑顔で秀太くんは答える。
内藤さんも再婚を決めて、秀太くんも新しいお母さんを受け入れる気持ちでいる。
私は心から応援しようと思った。
甘優「内藤さん、頑張って下さいね」ニコッ
内藤「っ!//// …が、頑張りますよ、俺!!」
甘優「その意気です ♪ ではまた」
内藤「あ、い、十六夜先生っ!」
甘優「はい?」
内藤「………いえ、また明日」
甘優「はい、お待ちしてます」ニコ
そして、内藤さんは私に軽くお辞儀をすると、秀太くんと手を繋いで帰っていった。
微笑ましい父子の姿。再婚してもあの人ならきっと上手くいくだろうと、私は予感した………。
………………………
………………
………
仕事も終え、幼稚園を出ると私は──────
1.真っ直ぐ帰る
2.買い物をして帰る
3.寄り道をする
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
寄り道は──────
1.彼の会社へ
2.彼のマンションへ
3.繁華街へ
4.奏太くんの家へ
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
毎回安価が遠くないかホモピよ
4
>>115
考慮します…と言いたいところですが、選択肢が多いと多数決の分母がそれだけ多くなるのも仕方ないかと思ってまして……痛し痒しです。
まあ多数決に拘らず『↓3が決定』とかでも良いんですけどね。
そうすると皆さんが《参加してる感》が無くなってしまうかなぁ…と。例えば全く安価が取れなくて悔しい思いをしたりとか?…そんなこと無いか。
まぁちょっと考えておきます。何か案があれば教えて下さい。善処します。
昨日の今日だけど早速奏太くんの家に行ってみる事にした。私は簡単に買い物を済ませてから奏太くんの家へと向かった。
家にはインターホンといったものは付いていなかったので、引き戸の玄関を軽く叩こうとしたら突然玄関が開いた。
奏太母「……貴女昨日の…」
奏太くんのお母さんは少し派手な化粧と服装で出てきて、私の顔を確認すると怪訝な顔を向けた。
甘優「あ、あの…」
奏太母「奏太から聞いたわ。昨日あの子の面倒見てくれたんだってね…」
甘優「え、ええ…」
奏太くんのお母さんは少しだけ笑ってみせた。
でもその笑顔はどこか…浅ましさのようなものを感じた。
奏太母「他人のくせに随分あの子に懐かれてるじゃない。流石幼稚園の先生ね…。子供の心を掴むのはお手の物ってところかしら?」フフン…
甘優「そ、そういうわけではありません…ただ」
奏太母「あら、これでも私は褒めてるのよ?それで今日はどういった御用件かしら?…その買い物袋を見るとまたあの子にご飯でも作ってあげるつもり?」
甘優「あ、は…はい。私が奏太くんにしてあげられることを考えたらこれくらいしか…」
奏太母「………ふぅん」
奏太くんのお母さんはにやにやと笑う。
何だろう…どこか不愉快さを感じてしまう。
甘優「あの、お母さんのお手間はかけません。私が出来る範囲で奏太くんの遊び相手になってあげたいと考えてますのでどうか
奏太母「好きにしていいわよ」
甘優「………え?」
奏太母「私も仕事が忙しいし、今日はカレシともデートしなきゃいけないしね」
甘優「え?………で、デート?」
奏太母「なに?シングルマザーは恋愛もしちゃいけないっていうの?」
甘優「い、いえ…そうじゃないですけど……」
奏太母「あとお金は払わないからね?そのご飯だって貴女が勝手に買ってきたものだし、奏太の面倒を見るって言ったのも貴女が決めたことなんだから」
甘優「べ、別にお金の請求なんてするつもり…」
奏太母「無いならいいのよ。じゃ、私はこれからデート行くから奏太を宜しくね」
甘優「あ、あの、帰りはいつ頃に」
奏太母「さあ?明け方には帰るんじゃないかしら?貴女も奏太が寝るまででいいから。じゃあねー」
奏太くんのお母さんは私の横をすり抜けるとそのまま去っていった。
私の心の奥に黒い靄のようなものが渦巻く。言葉にできない、黒い感情…。その正体が何なのかは分からないけど、それは確かに私の心に影を残した。
甘優「………いけない。こんな気持ちで奏太くんに接したら駄目」
両頬をパンパンと叩いて嫌なものを振り払うと私は奏太くんの家に入った。
甘優「お邪魔しまーす!奏太くん居るー?」
奏太「っ!?お姉ちゃん!!また来てくれたの!?」
甘優「うん、また来たよ ♪ 」
奏太「これから毎日来てくれる!?」
甘優「あはは、毎日は難しいけど…来れる日に来るようにするよ ♪ 」
奏太「やった!今日はお母さんが千円くれたからコンビニ弁当買えるよ!お姉ちゃんのお弁当も買えるよ!」
甘優「………奏太くん、私が来た日はコンビニ弁当は食べられないと思って下さい」
奏太「え?何で?」
甘優「私が作るからよ」ニコ
奏太「っ!いつもお姉ちゃんの手作り!?」
甘優「私が来た日だけだよ?」
奏太「うんっ!!やったぁあ!」
甘優「よし、今日はボンゴレスパゲティとオニオンスープとポテトサラダよ!奏太くんもお料理出来るようになるといいからお手伝いしてくれるかな?」
奏太「うん!する!」
甘優「良い子 ♪ 」
私は買ってきたエプロンを付けて腕を捲ると早速調理に取り掛かった。
………………………
………………
………
奏太「はぁー!お腹いっぱい!」
甘優「奏太くん。お行儀悪いぞ」
奏太「あ、ごめんなさい…。ご馳走様でした」ペコ
甘優「はい、お粗末様でした ♪ 」
奏太「でもお料理って楽しいんだね!学校でもちょっと作ったことあるけどこんなに楽しかったかなぁ?」
甘優「そう、お料理って本当は楽しいものなの。今日は何で楽しかったか分かる?」
奏太「ううん、分かんない」
甘優「誰かの為に作るから。それと誰かと一緒に食べられるから」
奏太「誰かの為に?」
甘優「うん。誰かの喜ぶ顔が見たいから、その誰かと一緒にご飯を食べられるって思うから、料理に身が入るの。自分の為だけに作ってたら楽しくないし、あまり美味しくならないの」
奏太「そうなの?」
甘優「そうよ。今日だって奏太くんが一生懸命お姉ちゃんの為に手伝ってくれたからとても美味しかったのよ?お姉ちゃんが美味しいって言って奏太くんも嬉しかったでしょ?」
奏太「うん!ポテトをこねるの頑張ったからお姉ちゃんに褒められて嬉しかった!」
甘優「その気持ちが料理に見えない調味料として乗っかるの。………昔の人は言いました。『料理は愛情』」
奏太「料理は愛情…」
甘優「そうよ。お姉ちゃんと奏太くんの愛情たっぷりお料理だから美味しかったの。あと一人で食べるより二人で食べるから楽しいし、美味しかったんだよ」
奏太「…そうなんだ。分かった!お姉ちゃん、またお料理教えてね!?」
甘優「ふふ、良いよ ♪ お料理覚えてお母さんも喜ばせてあげようね ♪ 」
奏太「っ!…うん!!」ニカッ
………………………
………………
………
お皿の片付けを終わらせ、二人で食休みしてから奏太くんはまたお風呂に誘ってきた。
奏太「お姉ちゃん、お風呂入ろ!」
甘優「昨日も言ったでしょ?女の人とお風呂に入るのは
奏太「二人だと楽しいってお姉ちゃんさっき言ったよ?」
甘優「…それは………お料理の話しでしょ?」
奏太「そうだけど…お姉ちゃん僕に愛情たっぷりじゃないの?」
甘優「それは……」
奏太「ねぇ、お願い!入ろうよー!」
甘優「………うーん…」
※
《牧瀬 奏太》への心の痛みがコンマに影響します。
↓1コンマが
01〜40 で回避。
41〜98 で一緒にお風呂。
ゾロ目で《お風呂で性教育》が発生!
>>3とかにするとマジで複数ぽちぽちで安価とったりする人も出てくるだろうからこのままでいいんじゃねえかなあ今もそういう人いるかもしれないけど
>>124
とりあえず今のままでいいですかね?
安価選択肢三つで安価多数決五人くらい。
安価選択肢が多ければそれだけ多数決の分母が増えるって感じで。
コンマ91
一緒にお風呂!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
甘優「…もう、仕方ない子ね…」
奏太「入ってくれる!?」
甘優「……うん、いいよ」
奏太「やったぁあ!!じゃあ早く入ろ!」
甘優「はいはい」
奏太くんに連れられて脱衣所まで来ると、奏太くんはポイポイと服を脱いでいく。私は半ば諦めて服を脱いでいき、下着も取ると奏太くんと一緒に浴室へと入った。
浴室に入り奏太くんの体と頭を洗ってあげると、今度は奏太くんが私の背中を洗ってくれた。
奏太「お姉ちゃんお肌すべすべだね!」ゴシゴシ
甘優「そう?ありがと」
奏太「お姉ちゃん頭も洗ってあげるねー!」バシャ-
甘優「頭はいいよー」
奏太「いいからいいから!」
奏太くんは私の頭にシャンプーをかけてワシャワシャとマッサージするように頭を洗い始めた。
甘優「へー、洗うの上手だね、奏太くん」
奏太「そうでしょ?ママとお風呂入った時はいつも頭を洗ってあげるんだ!」バシャ-
甘優「そうなんだ…」
奏太「次はトリートメント!」ワシャワシャ
甘優「ふふ…」
頭も洗ってもらい、狭い浴槽に二人で浸かる。奏太くんは本当に楽しそうにニコニコとしていた。
甘優「はぁ〜気持ちいいねぇ ♪ 」
奏太「お姉ちゃんのおっぱいおっきいね!」
甘優「…え?////」
奏太「ママよりおっきい。何で?」
甘優「な、何でって言われても…///」
一番懸念していた事態がやっぱり起きた…。
異性性への知的好奇心。
子供のこの手の質問は回避がとても難しい。何故なら明瞭な答えを出すことも憚られる(はばかられる)し、嘘を教えてもいけないし、誤魔化しも効かないからだ。
私はまだ子供が居ないし、対応に困窮する。
幼児であればまだ誤魔化しもきくだろうけど…。
奏太「でもやっぱりおっぱいは柔らかいね!」モミモミ…
甘優「ちょ、奏太くん//// 女の人の胸は触っちゃダメよっ////」
奏太「なんで?」モミモミ…
甘優「な、何でって…それは…////」
奏太「僕ね、おっぱい大好きっ!」ニコッ
…無邪気な笑顔でそんな変態宣言されても…。
せめて中学生くらいなら私ももう少し強く出れたかもしれないけど……。いや、中学生なら一緒にお風呂入ることもないか。
甘優「あ、あのね…奏太くん、そういうことはまだ早いと思うのね…?」
奏太「早い?」モミモミ…
甘優「うん…、ちょっと、おっぱい触るのやめようか?ね?」
奏太「おっぱい出るかな?」チュ- チュッチュッ
甘優「ひゃんっ!ちょっと、奏太くんっ////」
奏太くんがおもむろに乳首に吸い付いてきた。
赤ちゃんのように吸いながら乳房を優しく揉む。
甘優「こ、こらっ…奏太く………んっ」ビクンッ
奏太「お姉ちゃんのおっぱい…お姉ちゃんのおっぱい…」チュッチュッ…チュルル…
甘優「ぁっ、ほんとに…ちょっと、奏太くんやめなさい………ぁ……っ////」ピクン…
………えっと、何だろう。
ちょっとマズイ…かも?
奏太くんに “そういうつもり” は無いんだろうけど、私の体はちょっと、 “そういう反応” を示してしまっているようで…。
赤ちゃんにおっぱいを吸われたことがないから純粋に母乳を吸われる感覚が分からない。だけど、奏太くんのその吸い方は………何か、やっぱりちょっとエッチな感じで…、私の勘違いかもしれないけど、でも………。
甘優「はぁ……んっ//// そ、奏太くん、もう…やめ…て…////」
奏太「お姉ちゃん……あむあむ……」チュル…
狭い浴槽の中で身をよじらせると、私の足が奏太くんの股間に触れた。
……………硬くなってた。
幼くてもやっぱり男の子なんだと実感する。
でもどうしていいのか分からないのは奏太くんも同じだったようで、ただ触れた私の太ももに奏太くんはおちんちんを擦り付けていた。
甘優「も、もうおしまいっ////」
と、私は立ち上がってお風呂から脱出した。
「え〜」と奏太くんは不満気に言うけど私はそのまま浴室から出て、事なきを得た………。
【不可視のダメージ発生】
《牧瀬 奏太》から背徳感を植え付けられました。
《広川 高志》への罪悪感が芽生えました。
………………………
………………
………
お風呂から出て、歯磨きをさせてから奏太くんを布団へ促した。
私も布団へ入り奏太くんの胸をポンポンと優しく叩く。
奏太くんは寝返りを打ち私の方へ向くと、また胸へと手を伸ばしてきた。
甘優「奏太くん、もうやめて早く寝なさい」
奏太「………だって、落ち着くんだもん…」
と、奏太くんは私のブラウスの前ボタンを一つ一つ外していく。
甘優「こら。お姉ちゃん本当に怒るよ?」
奏太「お願い。すぐ寝るから…」
甘優「…」
1.……すぐに寝るのね?約束だよ?
2.お母さんに言いつけちゃうよ?
3.だめ。また触ったらもう二度と来ないよ?
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
甘優「…ほんとにすぐに寝るのね?…約束だよ?」
奏太「うん…」
ぷつり、ぷつり。ボタンが外されていく。
心なしか奏太くんの鼻息が荒くなっているように思う。
………ただ甘えたい盛り。子供を慰める為。
そう自分に言い聞かせて私は奏太くんの好きにさせる。
違う。これは性的なものじゃなくて、純粋にこの子は乳房に母性を求めているだけで…。
前ボタンは全て外され、ブラジャーに包まれた胸の谷間に奏太くんは顔を埋める。
私は奏太くんが早く寝れるように頭を優しく撫でてあげた。
奏太「お姉ちゃん…」
甘優「…なに?」
奏太「これ…取れないの?」
奏太くんはブラのカップを少し引っ張って言った。
甘優「これはダメよ」
奏太「だって、痛いんだもん…」
甘優「でも…」
奏太「お願い…」
甘優「………」
私は……どうかしていたのかもしれない。
暗がりの中というのもあったかもしれない。
早く寝かせたかったというのもあったかもしれない。
背中のホックを外して、私は袖からブラを抜く。露わになった乳房に奏太くんは再び顔を埋めた。
甘優「………ぁっ…!」
奏太くんはまた、お風呂の時と同じように乳首を口に含んで吸い始めた。
私は顔を背けて口を噤む(つぐむ)。
何に耐えているの…。何を堪えているのか…。
唇を噛んで、私は乳首に感じる熱と刺激に体を震わせながら耐えた。
暫くすれば奏太くんも満足して寝てくれる。
そう信じて…。それに頼るしかなくて…。
………………………
………………
………
甘優「は……ぁ…っ……ぁ………そ、奏太く……ん…っ……も、…寝ないと………んっ…////」
………長い。どれくらい経っただろう。
奏太くんは始めの頃のそれよりも夢中になっておっぱいを貪るように吸い付いてきている。
寝るどころの話じゃない。すっかり覚醒してるように見える。
甘える為の吸い付き方じゃない。遊んでいる。
舌や唇で乳首を転がして、わざと軽く歯を立てたりして………どこか私の反応を探るような動きをして楽しんでいる。
また、カリっと乳首を甘噛みされて私は奏太くんの頭を胸に押しつけるようにギュッと抱き締めてしまう。
奏太「はぁ…はぁ……ちゅっちゅっ…////」
甘優「奏太くん、…本当にもう…だめ……寝る…約束………ぁ…ん…ゃっ…ぁっ////」
おっぱいを執拗に責められて細かな震えが止まらない。
これはもう…、男の人の………攻めるそれだ。
外側から揉まれて、乳輪に指をなぞるように這わす。突起を押したり引っ張ったり摘んだり弾いたり…。
片方は舌で唇で歯で弄ばれる。
私はそれでも強く抵抗することもしないまま、流されるようにして奏太くんの愛撫を受け入れていて…。
甘優「…あっ…ん……奏太く…、ちょっと…んっんっ…♡」ビクビクッ
気持ち良くなっちゃいけないのに私の体はまるで言うことを聞いてくれない。
そして私はもう、奏太くんが子供だからとか、甘えさせる為にとか、そんな言い訳が出来ないほど………濡れてしまっている事に気付いていて……。
………………………
………………
………
奏太くんは気付くと眠ってしまっていた。
私は布団からよろよろと抜け出して、脱いだブラを着ける。
内股の滑りけを感じて、私はトイレに駆け込むと下着を脱いで確認する。
ショーツとあそこを繋ぐ透明色の細い糸…。
割れ目に沿って指を這わすとヌルンとした感触が指先に感じる。
甘優「………んっ…私、こんな濡らして………」
子供相手に私は何故ああも………。
私の指は…クリトリスを捉えて、擦り始める。
意志とは別の動きがそこにはあって、私はただ不完全燃焼の火照った身体を慰める行為に没頭し始めた。
甘優「…あっ…ああっ♡ そこ…だめよ…高志さん…っ♡」
イメージの中で、高志さんが私に襲いかかっている。
甘優「高志さんっ…高志さっ…♡」
グチュグチュとエッチな音がトイレに響く。
どうにも終わらない。人様のお家で私は自分の欲求不満を満たそうと、必死に指を動かして割れ目を刺激する。
ブラをずらして乳房を出して、さっきまで散々弄ばれたその胸を今度は自らが揉みしだきながら、恥ずかしい声を上げて自慰行為に勤しむ。
甘優「あっ…イく………イっ………っっ♡」
高みに昇る。
私は脱力して便座に座ったまま惚けた……。
………………………
………………
………
あれから、どうやって帰ったか覚えていない。
時刻は午後0時を回っていた。
シャワーを浴びてパジャマに着替えると私はベッドに潜った。
ひどい疲労感と罪悪感。自己嫌悪。
私は、高志さんを裏切ったのだろうか………。
違う。あれは…奏太くんをただ慰めてあげただけで…。
でも、言える?奏太くんにおっぱいを見せたこと、触らせて、吸わせたこと…彼に言える?
それに私はそこで………自分さえも慰めた。
………言えるわけがない。
そして言えないってことは、私はそれだけで彼を裏切ったことになる。
秘密を作ることは一つの裏切りじゃないだろうか…。
高志さんからメールがきた。
私はそれを読むことも出来なくて、携帯を床のクッションに放り投げると微睡むように寝入ってしまった。
【不可視のダメージ発生】
《牧瀬 奏太》の攻めを体が覚えました。
《牧瀬 奏太》に警戒心を抱きました。
《牧瀬 奏太》に背徳感を与えられました。
《広川 高志》に罪悪感を覚えました。
貴女は強い自己嫌悪に陥りました。
神無月 三日 水曜日
甘優「皆さんさようなら 」
園児達「「せんせーさようなら!!皆さんさよーなら!!」」
甘優「はい、元気にご挨拶できました」
いつも通りの仕事。何不自由ない生活。
それでも…私は昨夜のことが忘れられない。
勿論相手は子供で、一線を越えてしまった訳ではないのだけど………それでも酷い罪悪感に苛まれた(さいなまれた)。
仕事に私情を挟むのはいけないと分かっていても、私はいつものように明るく笑顔で子供達と接する事が出来ないでいた。
内藤「…い、………せい、……十六夜先生?」
甘優「え……? あ、はいっ!ごめんなさい、ぼーっとしちゃってて…」
内藤「珍しいですね、十六夜先生がぼーっとするなんて」
甘優「すいません…」
内藤「いやいや、別に責めているわけではないですよ」
秀太「パパー!」ダキッ
内藤「おう、秀太!良い子にしてたか!?」
秀太「僕はね!先生は元気無かったよー」
甘優「っ!………ごめんね、秀太くん」
秀太「イイッテコトヨー!」
内藤「おい、パパの口癖の真似か?それ」
秀太「そうだよ!」
内藤「まったく、どこで何を聞いてるか分かったもんじゃない。油断ならんな」
秀太「オマエモナー」
内藤「パパに向かってお前とはなんだお前とは」グリグリ…
秀太「うわんっ!痛いー!」
甘優「……ふふ」
内藤「お、笑いましたね、十六夜先生!笑った顔がお綺麗ですよ」
甘優「えっ?//// そんな……////」
内藤「………十六夜先生、今夜お時間とれますか?」
甘優「はい?」
内藤「昨日のお話しの続きをしたいのですが…」
昨日の話しとは……内藤さんの再婚の話しだろうか。
私にあれ以上話しをしてもあまり意味が無いようにも思うけど…何か失敗があったのかしら?
1.ここでは駄目ですか?
2.いいですけど…お力になれるか分かりませんよ?
3.ごめんなさい。今日はちょっと…
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
甘優「ごめんなさい…今日は…ちょっと…」
内藤「あ、ああそうですね!突然すみませんでした!」
甘優「いえ…」
昨日のこともあって、今の私は普通の考え方が出来ない。大事なお話中にぼーっとしてしまうのも失礼だし…少なくとも今日はまともにお話し出来ないだろう。
内藤「ま、まあ仕方ないです!えっと、それじゃっ!」
甘優「はい…」
秀太「せんせーバイバイ!」
甘優「うん、また明日ね…」ニコ
内藤さんと秀太くんを見送って、私は溜め息を吐いた。
………悪いことしたかな…。
内藤さんにとっても、勿論秀太くんにとっても再婚はとても大切なことだ。私は自分のことばかり考えて、自分の悩みを優先してしまった。
自分の不甲斐なさに呆れてしまう。こんな時、自分よりも人の事を優先的に考える、あの優しい彼ならどうしただろう………そんな事を考えた。
【不可視のダメージ発生】
《内藤 隼》に少しの罪悪感を覚えました。
貴女は自己否定を覚えました。
………………………
………………
………
仕事を終えた私は──────
1.真っ直ぐ家に帰る
2.買い物してから帰る
3.寄り道をする
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
家に着いてお風呂にお湯を入れてから、私はベッドへ前のめりに倒れこんだ。
やっぱり、少し疲れてる…。
今日は家でのんびりと過ごそうと思った。
1.高志さんに電話する
2.ネットサーフィンをする
3.女性誌を読む
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
女性誌を開いて時間を潰す。
パラリとページを捲ると大きな見出しが書かれていた。
《浮気、不倫をしたことある女性は全体の70%!?その驚きの事実とは!》
浮気…。
私はその言葉とは縁が無いものと思っている。勿論それは彼にも言えることで、私は彼を信じているし彼もまた私を信じてくれている。
ただ…昨日のアレは………。
記事を見るとこんな事が書かれていた。
──────近年、電話やメールの利用が主だったガラパゴスケータイから、インターネット利用がより便利になった多機能なケータイ電話としてスマートフォンが登場した。スマートフォンの普及により、インターネット上の交流を通して社会的ネットワークを構築するSNSの利用者も増加している。
これにより、趣味の合う人と新しく出会うことが手軽にできるようになったり、昔のクラスメイトと久しぶりに連絡を取り合うことが出来るようになったりといった環境が「女性の不倫」を加速させた──────…。
今や浮気や不倫をする女性は男性よりも多いといった内容だった。
多分に社会進出する女性が増えたことも理由の一つだと思う。
そういう浮気や不倫に走る女性は《スリル》や《ときめき》のようなものを求めているという事だった。彼女らに《安定》の文字は必要無い。
同時に《不満》を抱えているという現実もあるようだった。彼氏や亭主に相手にされなくて、流されるように他の男とのアバンチュールを楽しむ。
私には………やっぱり分からない。
それは今の彼氏が私を大事にしてくれている事が分かるからで、暇を見つけては構ってくれるから。
私は彼に不満は無い。
あるとすれば……………。
私はまたページを捲ると、今度は《男性の喜ばせ方》といった内容が書かれていて、フェラチオの仕方が絵で具に書かれていた。
間に数ページしかない漫画もあり、それも男の人とエッチするようなシーンが描かれていた。
私はTシャツとパンツだけの姿でだらしなく寝っ転がりながらそれを読み続ける。
漫画に出てくる男性を高志さんの姿に重ねて、その男性にメチャクチャにされる女の子は私に重ねて…。
私は指先を少し弱く噛みながら、たまに吸い付いて雑誌を捲っていく。
………何だか、寂しくなってきた。
私は一人が好きというわけではない。寂しがりやなんだ。
だから、こうして人と人との交わりを見てるだけで、私は孤独感を強く感じてしまう。
これもまた、浮気に繋がるそうだ。でも何でもかんでも浮気に繋げる発想は良くないと思う。
寂しいからといって他の男性に抱かれるなんて………考えられない。
甘優「浮気かぁ……」
お湯が溜まった合図が聞こえた。
私はそしてお風呂に入った。
………………………
………………
………
バスタオルを巻き、頭にもタオルを巻いて脱衣所から出た私は冷蔵庫からオレンジジュースのパックを取り出してコップに注いだ。
一口飲んで一息つくと、携帯のランプが点滅していた。着信があったのか、それともメールか。
私は──────
1.携帯を確認する
2.無視してネットサーフィンする
3.無視して外へ夜風に当たりに行く
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
携帯を確認すると彼からの着信だった。時間はまだ7時をちょっと過ぎたくらい。
私は彼に電話をかけ直す。
4コールほどしてから彼は電話に出た。
高志『もしもし』
甘優「どうしたの?」
高志『どうしたのじゃないよ。昨日メールしたのにさ』
甘優「あ、ごめん…疲れちゃって…」
高志『もしかして浮気してたとか?www』
甘優「えっ…?」
ギクリとした。
彼は冗談交じりに言ったのは分かるけど、それは私にとってあまりにタイムリーな話題で…私は返す言葉に詰まった。
高志『なんてな!甘優が浮気出来ない女ってのは知ってるってwww』
甘優「そ、そうだよ…浮気なんか……するわけないじゃない」
高志『だよなー』
甘優「それで?どうしたの?」
高志『ああ、ちょっと相談があってさ』
甘優「…なに?」
高志さんが相談なんて珍しい。
大抵は自分で何でも解決しようとするからいつも私は何でも話してと言ってるくらいだ。
高志『百万、貸してくれないか』
甘優「ひゃ、百万円? 何でそんな大金…」
高志『お袋がガンになってさ…放射線治療とかいうのでそれが全額自己負担で三百万掛かるんだ。俺の貯金はたいて何とか二百ちょっとはできたけど、残りの百万が作れない…』
甘優「………そう」
お金の相談…。
彼のお母さんとは面識あるし、彼の言うことに嘘はないと思う。百万円も、出せなくはない。
百二十万円ほど貯めてある。
だから、出せなくはないけど………。
高志『勿論ちゃんと返す。こんなこと電話で頼むのも悪いと思ってるけど、今病院の外でさ』
甘優「うん」
高志『無理ならいいんだ。実はもう一人貸してくれるツテがあってな。そいつから百万借りれると思う。金融やっててさ』
甘優「そうなんだ…でも大丈夫なの?」
高志『一応俺のダチだからな。心配ないよ。甘優に聞いたのは甘優が一番頼みやすかったっていうだけだから』
甘優「………うん」
高志『悪い…変な相談しちまった。気にしないでくれ。あと、お袋は山ノ下病院に入院してる。時間があったら見舞いに行ってやってくんない?』
甘優「う、うん…それはいいけど…」
高志『ありがと。じゃ、そういう訳だから!また!』
1.待って、私が貸すよ
2.うん、また…
↓1〜3多数決。
甘優「うん、また…」
電話を切って一つ息を吐く。
百万円…か。でもツテがあるって言ってたし、大丈夫なのかな?
お金って怖いし…ちょっと躊躇っちゃうよね。彼には悪いけど……。
………………………
………………
………
彼との電話を終えて私は──────
↓1〜3まで自由安価(常識の範囲内、甘優のキャラを崩さない範囲)を↓4が決定。
今回もキャラを変えての2章以降があるかは知らんがあったとしたら男の娘やTSはありなんか?それても完全に女主人公以外無しか?
>>181
残念ながら今回男の娘やTSは考えてません。
主人公の変更も今のところ考えてません。
少し重い気分になった。気分転換が必要かもしれない。
そう言えば夕飯を食べていなかったことに気付いて私は冷蔵庫の中身を確認した。ジャガイモや人参などの根菜が目立ったので肉じゃがを作ることにする。
野菜とお肉、白滝と絹さやを取り出しシンクの上に置いたところで……私の手は止まった。
甘優「………」
…今頃、奏太くんは一人でご飯を食べているのだろうか。冷たいコンビニ弁当に一人寂しく箸を突いて食べている情景が頭に浮かぶ。
私はその想像したものを振り払うように頭を左右に振って、ジャガイモの皮をピューラーで剥き始めた。
………駄目よ。 “あんな事” があったんだもの…。
奏太くんはあの時、雄の目をしてた。乳房に埋もれてあまり見えなかったけど、彼は確かに “そういう意図” を持って私の胸を嬲っていた──────と思う。
私はジャガイモを剥き終わると次に人参の皮を剥き始めた。
………そうは言っても、奏太くんはまだ11歳。素直で元気な男の子で……でも母親の愛情に飢えていた。
女である私に懐くのは当然かもしれない。
おっぱい離れが出来ない子供というのはそんなに珍しい話でもない。だから…。
皮を剥いた人参とピューラーを置く。
空いた手で乳房をぎゅっと掴む。
………胸ぐらい貸してあげても……いいのかな。
奏太くんは男だけどまだ幼いし男になり切れない。胸は母性を感じる部分の一つだと思う。それに対して嫌悪を示すのは…結果、私が穢れているからなのかもしれない。
胸そのものが男からしたら『性の対象』だという凝り固まった卑しい大人の考えを持っていて、それで私は奏太くんにそれを押し付けて………純情で清廉潔白な男の子をいやらしいと判断していた。
穢れているのは奏太くんではなく、私だ。
甘優「………」
私は包丁を握って素早く野菜を切り始める。
肉じゃがを作って、それで私は………。
1.奏太くんの家に差し入れに行く
2.やっぱり一人で食べよう
↓1〜3多数決。
………………………
………………
………
結局私は一人で肉じゃがを食べた。
色々と考えたところで臆病な私は奏太くんを一人にすることを選んだのだ………。
【不可視のダメージ発生】
《牧瀬 奏太》に罪悪感を覚えた。
貴女は自己嫌悪に陥った。
神無月 四日 木曜日
優「皆さんさようなら 」
園児達「「せんせーさようなら!!皆さんさよーなら!!」」
甘優「はぁい、今日も元気にご挨拶できました」
昨日よりかは胸のモヤモヤが薄くなった。
園児達を出口へと促して親御さん達に引き渡していく。いつも通りの仕事。
内藤「十六夜先生」
甘優「ああ、お疲れ様です。内藤さん」ニコッ
内藤「っ////」
甘優「…?秀太くんですよね?ちょっと待ってて下さい。秀太くーん!」
内藤「あ、いや、十六夜先生ちょっと」
甘優「はい?」
内藤「あの、昨日の話ですが…」
甘優「昨日の…?あ、ご相談ですか?」
内藤「はい…あの、飯でも食いながら………どうかと…//// も、勿論奢りますから!」
甘優「……」
※不可視のダメージが影響します。
《内藤 隼》への罪悪感が辛めの選択へと導きます。
1.ファミレスでお話ししましょうか
2.どこでお話しします?
3.◯◯(自由安価)でお話しします?
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中から↓6が決定。
(自由安価は常識的範囲内、甘優のキャラを崩さない範囲で)
甘優「それでは…ファミレスでもいいですか?近くの…パイゼリアなんてどうでしょう?」
内藤「え、ええ!そこで大丈夫です!ありがとうございます!あ、そ、それではその、秀太を…」
甘優「はい、少々お待ちください。秀太くーん!」
私は秀太くんを呼びに行き、手洗い場に居た秀太くんを見つけると内藤さんの元へ連れて行った。
内藤「そ、それでは!えっと、何時頃にお迎えに上がれば…」
甘優「いえ、大丈夫ですよ。歩いていけますし」
内藤「そ、そうはいきません!ここから歩いたら結構な距離ありますし」
甘優「んー…でも」
内藤「大丈夫ですから!お迎えに上がります!何時頃に迎えに来ればいいでしょう?」
甘優「………分かりました。ではお言葉に甘えます。時間は…そうですね、5時半くらいで」
内藤「5時半ですね!?分かりました!ではまた後で!」
甘優「はい、お願いいたします」
内藤「こ、こちらこそ!…おい、秀太急ぐぞ!」
秀太「先生バイバーイ!」
甘優「はい、また明日ねー」
内藤さんは秀太くんの手を引っ張って急いで帰って行った。
………………………
………………
………
仕事も終わり、門の外で待っていると白いエスティマが私の目の前で停まった。
助手席側の窓が開いてスーツを着た内藤さんが声をかける。
内藤「お待たせしました十六夜先生。どうぞ乗ってください」
甘優「ありがとうございます。お邪魔します」
私はドアを開けて中に乗り込むと車は発進した。
内藤「…い、いやぁ、何だか…緊張しますね」
甘優「緊張、ですか?」
内藤「ええ…。その、先生のような美人の女性を助手席に乗せるなんてそうそうありませんから!」
甘優「美人なんて…そんな…////」
内藤さんは歯の浮くようのセリフを吐く。
でもそんなセリフを口にしても違和感を感じさせないほど、内藤さんの顔立ちは整っている。
私も…ちょっと………ちょっとだけだけどドキドキした。
ただ少し気になったのは………。
甘優「あの、内藤さん」
内藤「はい、なんでしょう」
甘優「秀太くんは…?」
内藤「ああ、秀太は実家に預けてきました。十六夜先生と大切な話をする時にあいつが居たらそれだけで大変ですから」
甘優「そうでしたか…」
まあ、そうかもしれない。
再婚の相談をするような場に園児が居たらまともに話が進まないだろう。
………とは言っても、男の人と二人きり。
この状況は他所から見たら………浮気にならないだろうか。そんな不安がよぎる。
奏太くんの時とは訳が違う。
成人男性と二人きり…。もし、この場を高志さんが見たらどう思うだろう…。
内藤「…着きました」
甘優「…え?」
着いたのはパイゼリア………ではなかった。
少し高級なフレンチのお店が目の前にある。
甘優「あ、あの…パイゼリアじゃ…」
内藤「ええ。それも考えたんですが、十六夜先生に御馳走するのにファミレスなんて安価なものをお出しするわけにはいかないので…」
甘優「い、いやいやいや!わ、私むしろこういう所は初めてですし、その、堅苦しい所は苦手というか…服だってこんな、普通のスカートとブラウスですし…っ」
内藤「大丈夫です。ここにドレスコードはありません。私がエスコートしますよ」
甘優「で、でもっ…」
内藤「さあ、行きましょう、十六夜先生」
甘優「………うう…」
内藤さんは車から降りると助手席側に回り、ドアを開けて私に手を差し伸べる。
私はその手を握って車から降りると店内へと入った。
………………………
………………
………
内藤「コースは…この白身魚がいいかな」
「かしこまりました。アペリティフはどうされますか」
内藤「僕はノンアルコールのビールにしよう。彼女にはドライシェリーを頼む」
「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」
オーダーを済ませウェイターが奥に行く。
私はただカチカチになって椅子に座っている。
内藤「十六夜先生、どうか硬くならずに」
甘優「は、はひ…」
内藤「…ここは僕の行きつけの店です。そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ」
甘優「そ、そんなこと言われても…」
慣れてない…どころの話じゃない。
こんな高級感溢れるお店なんて一度たりとも入ったことのない私はただ緊張するしかなかった。
内藤「ここなら周りに騒がしくするような客は居ませんし、ゆっくりとお話ができます」
甘優「は、はぁ…」
「お待たせ致しました」
ウェイターが来てグラスを私達の前に置き、再び奥へと消えた。
内藤「ま、一先ず乾杯しましょう」
甘優「は、はい…」
高そうなグラスを重ねるとリィンと鳴った。
………………………
………………
………
内藤「本題に入ります」
甘優「はぁ…」
前菜からサラダ、スープ、パンと…コース料理を一つ一つ食べた後、それまで無駄話ばかりしていた内藤さんは声のトーンを落として話しだした。
私は食前酒の…ドライシェリーと言ったか。
あれを飲んで少し酔っている。お酒に強いわけではないのに、その場の空気に流されて飲んでしまったのが災いした。
内藤「まず、再婚相手の女性は決まっているのです」
甘優「はぁ、そうですか…」
内藤「問題は……その方からの許可をもらっていないということです」
甘優「…プロポーズはされてないということですか?」
内藤「そうですね…付き合ってもいませんから」
甘優「そうなんですか…。そうなると…一からですねぇ」
内藤「ええ、一からです」
甘優「ふふ、頑張ってくださいね」ニコ
内藤「………貴女ですよ」
甘優「はい?」
内藤「僕が再婚したいと思ってる女性は、貴女です。十六夜先生」
甘優「………え、えええっ!?」ガタッ
私はつい大声を出してしまい、周りのお客さんから注目を浴びてしまった。
内藤「い、十六夜先生、静かに」
甘優「あ、ご、ごめんなさ…////」
内藤「十六夜先生、僕は本気です。貴女なら秀太とも上手くやっていけると確信していますし、何より………僕にとってとても魅力的な女性です」
甘優「え、や、でも…私には…////」
内藤「妻を失ってから久しくこの心の昂りを忘れていました…。それを思い出させてくれたのは他ならぬ十六夜先生、貴女なんです!」
甘優「そ、そんなこと、急に言われてもっ…////」
内藤「お願いします先生、僕と一緒になってください」
1.「わ、私には彼氏が居るんですっ!」
2.「…ごめんなさい」
3.グラスを空ける
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
甘優「…ごめんなさい」
内藤「……え?」
甘優「その……お気持ちは嬉しく思います」
内藤「それならっ」
甘優「ごめんなさい…」
内藤「………」
「失礼いたします。白身魚のポワレ、ドライトマトソース添えでございます」
ウェイターが次の料理を持ってきて、テーブルの上にコトリと静かに置く。
色合いがいい。見た目でも楽しませてくれる料理だった。
内藤「………そう、ですか……」
甘優「………」
楽しい食事の筈が一転して暗い雰囲気になる。
内藤「でも、諦められません」
甘優「………え?」
内藤「諦めないと言ったんです」
甘優「そんな…こ、困ります」
内藤「何故ですか?僕が勝手に貴女に好意を寄せるだけです」
甘優「でも」
内藤「十六夜先生、貴女に宣戦布告しますよ」
甘優「せ、宣戦布告…?」
内藤「貴女を振り向かせてみせます。僕はその努力を惜しみません…っ」
甘優「あ、あのですね、私には」
内藤「十六夜先生。いや、甘優さん」
甘優「は、はいっ」
内藤「僕はどんな手段を使っても貴女をものにする。それは覚悟してください」
決意した男の強い目…。目力とも言うのか。
背中にゾクリと寒気を感じるほどの…強い眼力。
甘優「ど、どんな手段って…」
内藤「もちろん、犯罪行為はしません。危害を加えるようなこともありません。ただ、正攻法で貴女を口説き続けます。何度断られようと、チャンスがある限り僕は貴女を口説き続けます」
甘優「そ、それも困ります…」
内藤「大いに困ってください。いや、本当は困らせたくは無いのです。本心から、そう思っています。しかし………貴女が困ってくれている間、少なくとも僕のことを考えてくれている………」
甘優「………」
彼氏が居ると言わなかったから?
ハッキリキッパリと断らなかったから?
内藤さんは私への想いを断ち切ることなどまるで考えていないようだった。
今からでも遅くはない。私には恋人が居ると伝えなければいけない。
甘優「な、内藤さん。私っ」
内藤「料理が冷めます。まずは食べましょう…甘優さん」
甘優「き、聞いて下さい、私には」
内藤「いいえ喋らせません。きっと今、貴女は肝心な事を私に伝えようとしている。そして、それは私にとってあまり望ましくないお話だ。…違いますか?」
甘優「そっ………」
何故か言葉が詰まる。
昔から私は先読みされて先手を打たれると言葉を飲み込んでしまう傾向がある。内藤さんはそらを理解してかしないでか、私の機先を制していく。
内藤「およそ分かるんですよ。何を伝えようとしているかもね。でも聞きたくない。それを聞いたら僕はかなり不利になる。聞かなければ僕は知らない振りを通せる。いいですか甘優さん」
甘優「は…はい…」
内藤「僕はね、卑怯ですよ?正攻法とは言いましたが恋愛に法律やルールなんて無い。もちろん拉致監禁したりストーキングを行えば法に抵触します。でもね、僕が例えば貴女の心を揺さぶったとしても、それは何の法に反するものでもないのです」
甘優「………」
内藤「卑怯です。僕は。でもそれは作戦とも言える。だからね、貴女が今伝えようとしてることを僕は聞きません。そして、それはもう僕に言えなくなります」
甘優「い、言えなくなる?…な、何でですか?………言えますよ!私、実は」
内藤「いいんですか?それを言ってしまって…」
甘優「聞いて下さいっ!私」
内藤「罪悪感…」
甘優「………え?」
内藤さんは布巾で口を拭っている。いつの間にか彼だけ料理を平らげていた。
今話していたはずなのに………いつ…食べたの?
私は動揺を隠せない。
内藤「罪悪感ですよ。貴女は今、ここで、僕という一成人男性と、二人きりで、食事をしている……」
甘優「……っ!」
内藤「…そうです。僕も無駄なことは言いたくありません。でも貴女は今現に僕と食事をしているのです。それで?…この状況を誰かに言いましたか?」
甘優「い…言ってません……」
内藤「隠していた?」
甘優「か、隠してたわけでは」
内藤「そうですね。隠すまでもないことです。別に園児の父兄と食事をするなんて言うまでもない。でも、貴女に隠すつもりはなくても……………」
………そうだ。私は内藤さんと食事に行くと彼に報告していない。する必要無いと思ったから。
でもそれは彼からしたら私の隠し事でしかない。この事が後になって彼に知られたら、いくら私が言い繕っても後出しじゃんけんになる。
内藤「罪悪感…」
甘優「」ビクッ
内藤「やめておきましょう、お互いに。これ以上無駄なことを言う必要もありません。何故なら」
甘優「何故…なら………?」
内藤「これは僕と貴女、二人だけの問題だからです」
甘優「内藤さんと…私の………?」
内藤「秘密の共有です…。甘優さん」
内藤さんは私のグラスに真っ赤なワインを注ぐ。
並々と注がれた濃褐色のワインはグラスの中で波打ってグルグルと回る。
内藤「安心して下さい。僕は誰にも言わない………貴女の秘密は僕だけが知るもので……………その秘密ごとは一つあると二つ…三つと増えていく………」
トクトクとワインの量がかさ増しされていく。
秘密の量が………増える。
内藤「…綺麗です、甘優さん。貴女には赤がとても似合う」
並々と注がれたワイングラスを持ち、内藤さんは私へそれを寄越した。
内藤「少しずつ、始めましょう。それを飲んでも、飲まなくても、貴女がそのグラスを持った事実は変わらないのですから………」
受け取ったグラスの中のワインが揺れている。
私の心の様に、揺さぶられている。
内藤「後はデザートだけです。それが済んだら終わりにしましょう…」
内藤さんはいつもと変わらぬ爽やかな顔で、にこりと笑った………。
↓1コンマが
01〜50 無事に帰宅
51〜98 気の迷い
ゾロ目で《悪酔い》が発生。
ショタピエロ久しぶりだ
今回も早速楽しませてくれてありがとう
今後も期待してる
コンマ80
気の迷い発生
………………………
………………
………
食事を済ませた後、私は内藤さんの車に乗って家の近くまで送ってもらう事になった。
車内での会話は無く、ただ無言の空気だけが延々と続いた。
しばらく走って、家の近くの公園に到着する。
内藤さんはエンジンを止めて、まだ無言を続ける。
甘優「あの………今日は……ご馳走様でした」
内藤「甘優さん」
甘優「…はい」
内藤「僕は本気です。それは…分かって下さい」
甘優「………」
なんて答えるべきなのか。
女として…こうして男性から好意を寄せられることは………嫌ではない。
でも、私には大切な人がいて………だから………。
内藤「……色々考えてる顔してますね」
甘優「………」
内藤「そういうところも好きです」
甘優「………やめて下さい…」
これ以上、人の気持ちを掻き回さないでほしい。
私には高志さんだけが居ればいい。他に求めない。
好きとか…そんな甘い言葉を簡単に言ってほしくない。
内藤さんはシートベルトを外すと、私の方へ身体を向けた。
内藤「好きです、甘優さん」
甘優「やめて…ください…本当に……」
ジッと見つめられて、私は耐えきれずに横を向く。
駄目だ…。この人、本当に……私のことを…。
私に彼氏がいるって、きっと分かっているのに…それなのに………。
ギシッと運転席から音が聞こえる。内藤さんは私の方へ身体ごと寄ってきている。
視界の端に見える彼の顔。………近い。
甘優「やっ…、大声……出しますよ…」
内藤「それは困ります」
甘優「じゃ、じゃあ…」
内藤「でも困るのは僕だけじゃない」
甘優「………」
内藤「……好きです」
耳元で囁かれる。ゾクゾクと背中に何かが…。
甘優「………お願…い、来ないで……私もう、帰らないと………」
内藤「甘優さん…」
甘優「……」
まるで金縛りにあったように動けない。
内藤さんは私の顎を持って顔を自分の方へと向けさせる。
内藤さんの顔が目の前に………。
整った顔立ち。堀の深い顔。
まつ毛が長い…。あと、唇が薄くて………
甘優「………ん…」
内藤さんの唇が、私の唇に触れる。
私はどこか、別の世界に居るような、そんな気分でいた。
ここは私の知っている世界ではない。違う…何処か。
内藤「甘優さん……」
甘優「ふ…ぁ……んむ…」
何で………?
身体が言うことを聞いてくれない。
私の両の手は胸の前で縮こまって、内藤さんの胸を突き飛ばそうと思えば出来るはずなのに、指は握られて抵抗出来ずにいる。
舌が…。内藤さんの舌が私の舌を舐める。唇も吸われる。
甘い…甘ったるいキスは、私の脳みそを掻き回す。
甘優「ん…ふむ…ぅ……ぁ…あむ…ん…♡」
いつまでも続くキス。
舌を吸われて、唾液の交換をする。
蕩ける………。汚泥に飲み込まれるように…、底無し沼にはまるように…。
甘優「………あっ♡」
やがて内藤さんは私の唇から耳へ…そして首筋へと口を移していき、舌を這わしてくる。
甘優「内藤さ………ん♡ あ…待って………だめ…………ぁっ♡ 」
ゾクゾクと背中に悪寒が走る。
内藤さんの手がブラウスの隙間から侵入してきて、乳房を優しく揉みしだきだした。
慌ててその手を上から掴むと、その手は私の乳首を的確に捉えて摘む。
甘優「ひっあっ♡」
翻弄される。
抵抗した手の力はそれだけで失われて、ブラまで捲られて彼の手中に胸が収まった。
甘優「……やめて………内藤さん…こんなの………んむぅっ////」
口を口で塞がれる。
喋らせてもくれない。抵抗も許されない。
助手席のシートを下げられ、私の身体はそのまま倒される。
内藤「素敵です……甘優さん」
彼はそう言って、また私の唇を奪った………。
………………………
………………
………
乱れた衣服を正す。
内藤さんは結局、シートごと倒した私にたっぷりとキスをして、胸を触っただけに留めてシートを起こして何事も無かったかのように振る舞った。
下を触られることも………無かった。
内藤「……二人の秘密がまた、増えました」
甘優「………」
内藤「少しずつ、増やしましょう……甘優さん」
甘優「………内藤さん……卑怯です」
内藤「ええ、知ってます」
甘優「最低です………」
内藤「僕を憎んでください。それだけ貴女の中で僕が生きてる証になる……」
甘優「………失礼します」
私は車から降りると家へと歩き出した。
【不可視のダメージ発生】
《内藤 隼》に嫌悪感を抱きました。
《内藤 隼》に警戒心を抱きました。
《内藤 隼》に背徳感を与えられました。
《内藤 隼》の攻めを身体が覚えました。
《広川 高志》に罪悪感を覚えました。
自己嫌悪に陥っています。
………………………
………………
………
家に着いてシャワーを浴びる。
身体が……熱くなっている。
キスを………してしまった。彼氏以外の人と………食事だけでなくキスまで………。
胸も触られて……。
シャワーの温度を下げて冷たい水を浴びる。
頭を冷やす。身体の火照りも……。
全部洗い流さないと………。
時間は21時を回っていた。
シャワーを出てパジャマに着替えると、私は──────
1.彼の声が聞きたくなった
2.気晴らしにインターネットを…
3.何も考えずに寝る
4.自由安価
↓1〜5の多数決。決まらなければ多いものの中から↓6が決定。
>>205
ショタピエロは初めて言われました。
まあ、それくらいなら良いでしょう。
ご期待に添えるよう頑張ります。ありがとうございます。
神無月 五日 金曜日
甘優「皆さんさようなら 」
園児達「「せんせーさようなら!!皆さんさよーなら!!」」
甘優「はい、今日も元気にご挨拶できましたね」
昨夜の出来事が頭から離れない。
私は一時の気の迷いで、流されるようにあの人と口付けを交わしてしまった。
秀太「せんせーどうしたの?」
甘優「う、ううん。何でも…」
秀太「昨日はパパとお話ししたんでしょ?」
甘優「…うん…」
秀太「いいなぁー!美味しいもの食べた?」
甘優「そ、そうね。美味しかったよ…」
秀太「何食べたの!?ラーメン?」
甘優「あ、えっとね…フランスのお料理だよ」
秀太「ふらんす?」
甘優「うん、外国のお料理」
秀太「そっかー。そんなに美味しいんだ、ふらんすって」
甘優「…うん、美味しかった。今度パパに連れていってもらったらどう?」
内藤「今度と言わず今日でも構いませんよ」
甘優「っ!な、内藤さん…」
秀太「パパー!」
秀太くんは突然背後から現れた内藤さんに向かって飛び付いた。
内藤「どうでしょう、今日宜しければまた…」
甘優「…結構です」
内藤「…そうですか」
秀太「せんせー!一緒にご飯食べに行こうよー!」
甘優「えっ?…あ、でも先生用事があるから…」
秀太「えー!いいでしょー!?パパも先生と一緒に行きたいよね!?」
内藤「もちろん。…十六夜先生、秀太もこう言ってますけど…ダメですかね?」
この人は………もう私を手に入れたと勘違いしているように思う。
余裕のある笑顔がそれを物語っている。
甘優「…子供をダシに使うのは卑怯じゃありませんか…?」
内藤「………何のことですかね。秀太は今自発的に貴女を誘いました。僕が促したわけじゃありませんよ」
甘優「…」ギリ…
内藤「そう睨まないでください。綺麗な顔が台無しだ。僕はただ食事に誘っただけですよ」
甘優「………昨夜、私に何をしたか忘れたって言うんですか?」ブルブル…
内藤「昨夜……ですか。僕何かしましたかね?ここのところ物忘れが酷くて……。出来ればここで教えてください。僕が、十六夜先生に、昨夜、何をしたか………ふふふ…」
甘優「……最低…っ。こんな、…子供の前で言えるわけないじゃないですか」ブルブル…
内藤「そうですか。ところでどうします?一緒にお食事でも…」
甘優「行きません」キッ
秀太「せんせー…パパが嫌いなの…?」ウルウル…
甘優「えっ?あ、ううん!違うのよ、別に嫌いなんかじゃなくて……」
内藤「……ぷっ、くっくっくっ…」
甘優「っ…!」キッ
翻弄されている。
私はこの男の手の上で面白おかしく転がされているような錯覚に陥った。まるでお釈迦様の手のひらの上でもがく斉天大聖のように…。
内藤「まんまとハマってますね…十六夜先生」
甘優「何がですか…」
内藤「まあいいです。貴女は近い内僕が気になって仕方なくなるでしょう」
甘優「そ、そんなわけ」
内藤「秀太、行くぞ。どうやら先生はご機嫌斜めらしい…。ラーメンでも食べに行こう」
秀太「うん!やった!じゃあねせんせー!」
甘優「あ…、うん、さよなら………」
内藤さんはいつもの様に秀太くんの手を引いて帰っていった……。
私の胸の内は何だか黒いものが渦巻いて、それはじくじくと心を侵食していく。怒りなのか不安なのか…。何れにしてもその負の感情から逃れることが出来なかった………。
………………………
………………
………
仕事が終わって園を出ると私は──────
1.真っ直ぐ家に帰る
2.買い物に行く
3.寄り道をする
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
寄り道先は──────
1.彼のマンション
2.彼の会社
3.繁華街
4.森林公園
5.奏太宅
↓1〜6多数決。決まらなければ多いものの中で↓7が決定。
2
甥っ子ピエロもいいのか?
>>224
甥っ子ピエロでもいいですよ。
甥っ子可愛いですから。お年玉も五千円と奮発してあげましたからね。
いやそこに邪な思いはありませんよ。お金でどうこうしようなんて外道中の外道です。
ただ甥っ子の私へのポイントは上がりました。それだけです。
私は軽く買い物をすませると奏太くんの家へ向かった。
家の前では奏太くんのお母さんが居て、私は会釈する。
奏太母「へぇ…あんたまた来たんだ」
甘優「…どういう意味ですか?」
奏太母「ここ二日来なかったじゃない。もう来ないと思ってたわ」
甘優「………」
奏太母「ま、来てくれる分には私も助かるけどね…」
そう言って奏太くんのお母さんは吸っていた細い煙草をポイッと捨てた。
奏太母「じゃ、奏太をよろしく〜 ♪ 」
甘優「あ、あの…今日は」
奏太母「帰りならいつも通り4時頃ね」
甘優「………差し出がましいと思いますけど、たまには奏太くんと一緒に」
奏太母「差し出がましいと思うなら言わないでちょうだい」
甘優「………」
奏太母「じゃ、行くから」
返す言葉も無く黙った私をよそに、奏太くんのお母さんはその場から歩き去って行った。
………悪く考えるのはよそう。奏太くんの笑顔を見るために私は頑張らなきゃいけない。
暗い気持ちを吐き出すように深呼吸をすると、私は奏太くんのお家へ入った。
甘優「お邪魔しまぁす」
奏太「お姉ちゃんっ!?」
奥の部屋から奏太くんの声が聞こえ、すぐに奏太くんは玄関まで飛んできた。
甘優「こんにちは、奏太くん」
奏太「お姉ちゃんっ!お姉ちゃんっ!やった!来てくれた!」ピョンピョンッ
甘優「こらこら、落ち着きなさい」クス
奏太くんは体いっぱい使って喜びを表現してくれる。ここまで慕われるとそれだけでここへ来た甲斐があるというものだ。
最近は彼だって私に会ってもここまで喜んでくれない。…いや、大人になるとどうしてもそういう表現を表に出すこと自体制限してしまう。恥とか外聞とか、そういったものに縛られるからだろう。
その点子供は自由だ。自分の感情を殺す必要は無いし、何ものにも縛られない。
だから私は子供に携わる仕事に就いてる。子供の自由奔放さが羨ましくもあり、好きだから……。
甘優「今日は五目あんかけそばと玉子スープを作ります。手伝ってくれるよね?」
奏太「うんっ!料理覚える!」
甘優「よし、じゃあ野菜を切るところから始めましょう ♪ 」
奏太「はいっ!」
私は袋から野菜を取り出すと、奏太くんと二人で調理を始めた。
………………………
………………
………
奏太「──────美味しいっ!」モグモグ
甘優「ふふ、でしょー?」
奏太「こんなの初めて食べたっ!」モグモグ
甘優「あんかけ焼きそば食べたことなかった?」
奏太「うん、普通の焼きそばは食べたけどこういうの食べたことないやっ」
甘優「そう。気に入ってくれたなら良かった ♪ 」
気持ち良いほどの食べっぷりを見せつけてくれる奏太くんについ顔が綻んでしまう。
奏太「…お姉ちゃん」ムグムグ
甘優「ん?」
奏太「ご飯食べたら…………あの…」
甘優「……一緒にお風呂入ろっか?」ニコッ
奏太「──────っ! うんっ!!やった!」モグモグッ
甘優「ほぉら、慌てて食べないの」クス…
私は奏太くんに抵抗する気持ちを抑える。
子供相手にムキになるのは大人気ないし、一教育者として失格だと思うから。
たっぷりと甘えさせてあげよう。況してや奏太くんは普段から愛情をまともに受けていないのだから………。
だから、私にできることを………………。
………………………
………………
………
甘優「そ、奏太くん…っ、ソコっ、だめ…っ!」
──────お風呂では特に何も無かった。
湯船に二人で浸かっている時も、奏太くんとお湯の掛けっこをして遊んだくらい…。
“こと” は一緒に寝てから………それは起きた。
奏太「お姉ちゃん…ここ…?」クチュ…
甘優「待っ、奏──────っ♡」ビクビクッ
────── 一緒にお布団に入った時、奏太くんはそこでおっぱいを触り始めた。私はブラを外してあげて好きなようにさせてあげた。
………問題は、あの日とは全くタッチが変わっていたこと。
女を…その気にさせるソレであったこと………。
奏太「勉強したんだよ…お姉ちゃんを気持ち良くしてあげる為に………僕………」クチュクチュ…
──────私が来なかった二日間。奏太くんは独自に勉強をしていたらしい。私のおっぱいを触って、吸って、その中で奏太くんに芽生えた小さな欲求とジレンマ…。男性器が勃起したことに戸惑いも覚えた。どうしていいか分からなかった。
それが、性への知識不足から彼を勉強へと駆り立てた。
どこでどう勉強したのか分からない。
ただ奏太くんはきっと、初めてにも関わらず私のショーツの中へと手を差し込んで、乳房への愛撫ですっかりと濡れそぼってしまっていた割れ目に指を這わせてきた…。
辿々しくもあり、くすぐったさもあるのに、所々で的確に私の急所を攻めてくる。
いや………徐々に覚えているんだ。物凄い速さで。
子供特有の、スポンジのような高い吸収力。私の反応を探りながら、どこが良いのか悪いのか観察して、見つけたら確認作業をする。
甘優「はあっ♡ ああっ♡」ビクビクッ
──────いけない………。
このまま奏太くんのペースに流されては……。
大人として、止めないと…。
でもまだ小さな子供だから、強く否定することで傷付けてしまうかもしれない………と、私はまだそんな甘い考えを持っている。
奏太くんはそして私のスカートの裾からショーツを脱がして布団の中へ潜ると………直接そこを舐め始めた。
甘優「やっ!奏太くんはそこはっっああああああああっ♡」ビクビクッビクンッ!
奏太「…これがお姉ちゃんの…////」ペロペロ…
甘優「や…いやぁ…だめぇっ…ああっ♡」
──────思った以上に奏太くんは学んでいた。
小学五年生の男の子に、私の体はほぐされていく。
大人としての威厳とか…女としてのプライドとか…そういうものが崩されていく。
これ以上は………これ以上は………もう………
1.奏太くんを突き飛ばす
2.無理矢理止めて優しく諭す
3.止めるタイミングを計る
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中から↓6が決定。
短い舌が………私の中をほじくる。
じわりと溢れる愛液を吸われる。
ここまでされてなお、私はタイミングを計っていて………流されている。
布団の中で私は両足を広げられ、持ち上げられて、大事な所を舐られ(ねぶられ)ている。
指を噛んで性的快感からくる喘ぎ声を押し殺す。
それでもクリトリスを包む包皮を唇で剥かれて、舌先で転がされると腰が跳ねて声が漏れる。
ひどく濡れているのを自覚する。奏太くんの唾液だけじゃない。
私は………雌の汁をよだれのように垂れ流している。
甘優「ァッ…ん♡ はぁ…あっ♡ 奏太くん…っ♡ だめ…よぉ…♡ ぁっ…あっあっ♡」
いけないことをしている自覚はあるのに、体は与えられる快感に打ち震えて、甘い声が止まない。
奏太くんはそんな私の上に乗っかってきて、指でおまんこをかき混ぜながらおっぱいも吸ってきた。
私は奏太くんの片手で頭を撫でて、片手で背中へ手をまわす。
甘優「あっ…やっ♡ ………だめ…だめぇ♡」
奏太「お姉ちゃん…好き…好きだよ…」チュルチュル…
………気持ちいい…。
でも、やめさせないと…早く、こんなことやめさせないと…。まだ奏太くんが覚えるのは早い…。
それなのに、私は………。
甘優「奏太…くん♡ あっ…ああっ♡ やめ…てぇ♡」
やめてと言っておいて、下から強く抱き締める。
そして──────
奏太「お姉ちゃん…僕もう…」ハァ…ハァ…
甘優「………えっ?あ、そ、奏太くん!それは──────」
多分、指とは別のものが私の膣口に当てがわれた。
それは私の制止の言葉を遮るように膣内へと侵入してくる。
甘優「あっ、やっ、奏太くんだめっ!入れちゃ………っっ♡」
奏太くんの腰が、私の股とぴったり重なる。
奏太くんの男の子が、私の膣内に収まってしまった。
甘優「ぬ、抜いて…奏太くん、だめよ、これは…まだ、早い………ひんっ!?っっ♡」
女の味を知った奏太くんは箍(たが)が外れたように、腰を激しく動かした。
甘優「あっウソ…だめっ♡ あっ………ああっ♡ 動かさないでっっ♡ だめ、奏太くん、おちんちん…だめっ♡ ああんっ♡」
こんなこと…許されない。
倫理的にも、法的にも、許されない。
でも私は奏太くんを突き放すことも出来ずに、ただ口だけでいけないと諭す。
そんな言葉が幼いとはいえ、SEXを覚えた雄の耳に届く筈もなく…。
乳房を鷲掴みされる。乳首を吸われる。おまんこを貫かれる。
だめよだめよと言いつつも、私は雌の声を上げ続ける。
やがて奏太くんの激しく打ち付けてくる腰に手を回して、私は腰をも持ち上げて円滑なピストン運動を自ら助けるようにしていく。
甘優「はっああ♡ あっあっ…奏太くん、奏太くん…♡」
奏太「ううっ!お姉ちゃん…僕もうっ!」
甘優「っ!?だ、だめ、抜いて!中で出しちゃだめっ!」
奏太「うああっ!!」
甘優「だめ、それだけはだめぇっ!」
──────奏太くんは最後に強く腰を押し当てると、体を震わせた。
膣内で…脈打つ。雄の精が膣内で放たれた。
甘優「ああ…だめ…なのに………」
奏太「お姉ちゃん…気持ちいい…」
ビクビクと震わせて奏太くんは射精を続ける。
まだ、彼氏にも膣内で出させたこと無かったのに………私は………。
奏太「…お姉ちゃん…好き………」
甘優「奏太くん…」
奏太「…」zzzz
奏太くんは私の中に入ったまま寝入ってしまった。
私はゆっくりと抜くと奏太くんの精液が溢れる。
すぐにティッシュで拭い、お風呂に入って洗い流した後、奏太くんにパンツとズボンを履かせて家を出た。
もう、言い逃れできない。
彼氏が居るのに、他の人と寝てしまった。しかもその相手は小学校五年生の児童…。
彼氏もそうだけど、奏太くんのお母さんにも顔向けできない。
お母さんを人非人と思っていたけれど、私はそれ以上の人非人となってしまった。
【不可視のダメージ発生】
《牧瀬 奏太》に強い背徳感を与えられました
《牧瀬 奏太》に強い性的刺激を与えられました
《牧瀬 奏太》に強い感情を抱くようになりました
《広川 高志》に強い罪悪感を覚えました
貞操観念に悪影響を及ぼします
居た堪れない気持ちを抱えた私は──────
1.彼氏に報告する
2.繁華街を歩いて頭を冷やす
3.家に帰る
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中から↓6が決定。
あーまただ…
プラウザバックのせいかな?
本当申し訳ないです
>>253
ちょっと面白かったから許します。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
家に帰った私はまだ現実から帰ってないような感覚が続いていた。
いや、現実逃避しているのかもしれない。
私は──────
1.気付くと股に手を伸ばしていて…
2.インターネットをする
3.彼に電話する
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中から↓6が決定。
甘優「…んっ……」
まだ、奥の方に残っていた奏太くんの精液が溢れた。汚れたショーツを拭いで、私はベッドへ横たわる。
割れ目を指先で掬う。
濡れて光る指に、奏太くんの雄の白い液体が纏わり付いている。それを鼻先に寄せて匂いを嗅ぐと、やっぱり男の子の匂いがした。
青臭くて生臭くて……女をくらくらさせる匂い。
どうしてそうしたか分からない。
きっと、あんな事があったから気が動転していて、頭がおかしくなっていたんだと思う。
私は指に付いた精子と愛液の混じり合ったものを口元に運んで舐めとって、指を吸った。
いやらしい味………。
不思議と汚いとは思わなかった。ただの好奇心……。
甘優「…さっきまでここに………奏太くんのが……………」
再び私は秘裂に指を食い込ませる。
空いた手はシャツを捲り、乳房を露出させて揉みしだく。
さっきしたばかりというのに、私の身体は熱を帯びていて、彼氏とのSEX以上の高揚感を感じていた。
甘優「…ぁ……ん♡ だめっ……奏太くん………♡」
中指を入れる。それはすんなりと入った。
私は自慰行為に否定的ではない。
それよりも嫌悪しなければいけないのは、彼氏以外の男と交わったことと………その男をまた思い描いて自慰行為をしている私の醜悪さだ…。
甘優「あんっ♡ あっ…すご…♡ あっああっ♡」
情景はリアルに描けた。
ついさっきまでしていたからそれは当たり前なのだけど……。
酷く罪悪を感じている自分の裏側で、その罪悪を糧に別の感情が私を支配している。
甘優「あうっ♡ だめ、だめぇ♡ 奏太くん…あっ♡ ああ………いけないの…だめなのぉ…♡」
奏太くんのおちんちんが私の膣内を出入りする。
乳首を摘み、舐められる。
がむしゃらに腰を振って、懸命に…雄らしく、奏太くんは芽生えた性の暴走を私にぶつける。
強く抵抗できない私をいいように犯し続ける。
甘優「ああっ、いや…いやぁっ♡ イくっ…イっちゃうの………だめぇえっ♡」
私は疑似体験として………奏太くんに強制的にイかされる。
レイプを妄想しながらイく…被虐的な嗜好。
頭では拒んでも、身体が、心が求めている。
甘優「はぁ…ぁ…っ♡」
自慰を終えても、いつもなら感じる虚しさは無かった。
そこにあったのは罪悪感と……熱を帯びたままの子宮。
…欲求が加速する。
ふしだらな女だ…
悪魔が耳元で囁く。
いや、悪魔なんて存在しない。これは内なる声。
私の奥底にある別の私が私を貶める。
違うの………こんなの私じゃない………。
誰か助けて………。
私は耳を塞いでそのまま目を閉じた…。
【不可視のダメージ発生】
《牧瀬 奏太》に特別な感情を抱きました。
《広川 高志》に強い罪悪感を覚えました。
自己嫌悪に陥りました。
性的欲求が上がりました。
性感が上がりました。
被虐要素を自認しました。
神無月 六日 土曜日
今日は休み。
洗濯物を回して干して、軽く掃除と朝ご飯を済ませると私は──────
1.お婆ちゃんの居る老人ホームへ行く
2.繁華街へ行く
3.彼氏に連絡する
4.自由安価
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
彼に電話をするも中々出てくれない。もしかしたら仕事中かもしれない。
しかし電話を切るとすぐに掛け直してきた。
高志『なに?』
甘優「あ、ごめんね。仕事中だった?」
高志『うん。今日明日は仕事。月曜には休めそうだけど』
甘優「そうなんだ…」
高志『…どうした?何かあった?』
甘優「……」
1.奏太とのことを正直に話す
2.内藤とのことを正直に話す
3.「高志さんと会いたいな…」ボソ
4.「ごめん、なんでもない。ただ声が聞きたかっただけ」
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
甘優「ごめんね、何でもないの。ただ高志さんの声が聞きたかっただけ…」
高志『そうか…。ならいいんだけど…』
………言えない。言えるわけがなかった。
内藤さんとのキスも、奏太くんとの………あれも。
高志『あ、そうだ。お金は借りれたよ』
甘優「え?…あ、ああ、百万円の?」
高志『そう。これで母さんも手術を受けられるよ』
甘優「そ、そう……良かったね」
高志『心配かけたな』
甘優「ううん…私こそ力になれなくてごめんね」
高志『ばか、そんなん気にするな。じゃ、俺は仕事に戻るよ』
甘優「うん…頑張ってね、高志さん」
高志『おう。甘優の応援で百人力さっ!じゃな』
甘優「うん」
そこで電話は切られた。
胸が痛む…。
土曜日なのに高志さんは懸命に働いていて、借金までしてお母さんの手術代を捻出して大変な時だというのに……私は彼の知らないところで………。
ずく…と、下腹部が疼いて私は手を添える。
最低な彼女だ…。でも彼には言えない。言えば捨てられてしまう。
私は卑怯者だ………。
【不可視のダメージ発生】
《広川 高志》に強い罪悪感を覚えました。
………………………
………………
………
結局今日は少なくとも夜まで高志さんと会えそうにない。
私は──────
1.買い物に行く
2.繁華街に行く
3.森林公園に行く
4.家にこもってインターネット
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
買い物先は──────
1.スーパー
2.精肉店
3.八百屋
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
八百屋に行くと奏太くんが一人で歩いていた。
私は咄嗟に隠れることも出来ず、その場で固まってしまい、奏太くんと目が合ってしまった。
奏太「あっ!お姉ちゃんっ!」
満面の笑みを浮かべて奏太くんは私の元へ駆け寄ってきた。
奏太「今日はお仕事お休みなの!?」
甘優「う、うん…そうよ」
奏太「本当にっ!?じゃあ今日も遊べる!?」
甘優「え?…えっと………」
身体が緊張する。
奏太くんの言う “遊び” は何を指しているのか…。昨日のことを思い出してブルッと身体が震えた。
私のせいで、この子は女の身体を覚えた。
道徳とか倫理とか常識とか善悪とか……そういったものをまだ理解できない子供が性の快楽を与えられたらどうなるか………。
そこに邪心は無いと思う。
あるのはきっと、強い欲求と好奇心で………。
奏太「ね!いいでしょ!?お姉ちゃん!」
奏太くんは私の手を握るとそう言った。
私は──────
1.奏太くんの家へ…
2.私の家へ…
3.近くの公園へ…
4.「ごめんね、今日は用事があるの」
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
甘優「じゃあ…お姉ちゃんのお家に来る?」
私は自分で言った言葉を疑った。
奏太くんと遊ぶなら、いつものように奏太くんの家へ行くか、公園にでも行けばいい。
それなのに私は………。奏太くんを家へ招いて何をする気だろう。
奏太「お姉ちゃん家に行ってもいいの!?」
甘優「あ、う、うん…あ、でも…」
奏太「やった!じゃあ連れてって!」
甘優「……う…うん…」
………そう。
私の家にはトランプとかUNOとか、ボードゲームもあるし………だから、奏太くんを退屈させない道具があるから呼んだだけ…。
それだけ…。私は別にそれ以外のことをするつもりは無いし………、もう…ああいう事はハッキリと断るようにする。
大人としてちゃんと………だから………。
………………………
………………
………
甘優「…ふっ………ふぅっ……んっ」
歯型が付くくらいの強さで人差し指を噛む。
口の端から涎が垂れる。
絨毯の上…。お尻を持ち上げた状態で、私は肘を付いて前のめりに倒れている。
外はまだ明るいのに、ピンク色の厚手のカーテンを閉めて太陽の光を遮断している。
見慣れた私の部屋がグラグラと揺れる。
スカートを腰まで捲られて、半端に降ろされたショーツは右足だけ抜かれて左膝に引っかかっている。
奏太くんは私の剥き出しのお尻を撫でながら腰を振り続けている。
甘優「は…あっ♡ あっあっ…♡」
奏太くんのおちんちんは幼いながらも、立派に生殖行為が出来るよう…機能していた。
………家に入って求めてくる奏太くんに、私はちゃんと拒否を示した。
いけないことだと。もう駄目だと…ちゃんと伝えた。
でも奏太くんは私に訴えた。
奏太『でも、お姉ちゃんのせいだよ…』
…私はその言葉に反論することが出来なかった。
甘やかしたのも、身体を許したのも、覚えさせたのも…全ては私の責任………。その事実に変わりはない。
だから、その後スカートの中に手を差し込まれて、ショーツを降ろされて、直接あそこをむしゃぶられても…私は拒否を続けることが出来なかった。
私が唯一出来たのはカーテンを閉める………ただそれだけだった。
奏太くんはもう、すっかり自分を雄と自覚して、私を雌と認識していた………。
甘優「あっ…待って奏太くっ…激しっ………♡」
獣の様に腰を振る奏太くん。
逃げられない…動けない。
がっちりと腰を掴まれて後ろから強く突き続けられて力が入らない。
奏太くんはピストン運動に慣れてきている。恐ろしいほどの早さで性の知識と経験を吸収していく。
私を糧にして………。
私は昨夜、これを思って自慰をしていなかったか………。
だから、私はこれを……求めていた?
だから、家に招いた…?
これを………奏太くんにしてもらう為に?
強く否定出来なかったのはSEXしてもらう為?
違う。そうじゃない。
私はそんなつもりなかった。奏太くんが私のせいだと言うから………だから仕方なく………。
奏太「うううっ!」
激しく打ち付ける奏太くんが呻き声を上げて、私の中でまた果てた。
子供に………赤ちゃんを作られる。
そろそろ危ない日だというのに………。
そこで私は逃げようと前へ這いずると、奏太くんは私をその場に寝転がして上に乗り、また挿入してきた。
奏太くんは全く萎えないそれを使って、また必死にピストンさせる。大きく股を拡げさせられた私は、奏太くんの全部をあそこで飲み込むしかなくて………。
甘優「はぁあ…♡ 奏太…く………やめ、もう…んうっ♡ あっ…ほんとに………あっあっ…………ずぼ…ずぼしちゃっ…だめ、なのぉ♡」
知識が薄くても、奏太くんは動物的な本能で動いている。
私に種付けしようとしている。
………困ったことに、雄の本能をぶつけられた私の身体は雌の本能を体現してしまう。
膣から分泌液が溢れ、子宮が下りてくる。
意識とは別に肉体が濃い雄種を求めている。
たんたんたん………と、私と奏太くんの肉が小気味好くぶつかり合う音。奏太くんの持続力も上がっている。
幾度も幾度も出入りを繰り返されて、私の女の部分はその形を強制的に覚えさせられていく。
奏太「お姉ちゃん…気持ちいい?」
甘優「あっああっ♡ そんなの…そんなの………言えないっ…んんっ♡」
奏太「おまんこ気持ちよくないの?」
甘優「っ!…そ、そんな言葉………使っちゃ駄目よっ………んっ…くぅっ♡」
奏太「なんで?これおまんこって言うんでしょ?女の人は気持ちいいとおまんこが濡れるって書いてあったよ?」
はしたない言葉を平気で口にする。
でもそんな言葉を耳元で何度も言われるとゾクゾクしてきて、私の身体も反応してしまう。
私が無言で顔を背けると、奏太くんは私の顔を掴んでキスをしてきた。
キスも………勉強したようで、舌を絡ませてくる。
………腰を打ち付けながら、甘ったるいキスを…。
………………………
………………
………
奏太「お姉ちゃん…ちんちん舐めて…」
あれから3回、中に出された。
奏太くんは愛液と精液にまみれたおちんちんを私の口元へ持ってきてフェラを要求してきた。
私はいやいやと首を横に振るけど、奏太くんは私の頭を掴んで無理矢理口の中へ入れてきた。
奏太「はぁ…気持ちいい。これが “ふぇらちお” なんだ…」
まだ萎えないおちんちんは私の口の中を何度も出入りする。
奏太「お姉ちゃん…おちんちん美味しい?」
甘優「んぐっ…ぶっ…んんっ…!」
頭を掴まれたまま前後させられる。
私は否定の意味を込めて首をまた横に振る。
奏太「じゃあ、やっぱりおまんこの方がいいんだ」
甘優「っんん!?………ぷあっ!あっ、奏太くんもうっ、きゃあっ!」
奏太くんは私の口からおちんちんを抜くと、再び私の上に乗っかってきた。
甘優「や、やめよ?ね?もう終わりにしてご飯でも食べに」
奏太「まだいいよ」
と、奏太くんは私の膣内へとまた入ってきた。
私の膣内はもう奏太くんのおちんちんに馴染んでしまっていて、………………私は………与えられる快楽に身体を震わせた。
奏太「ううっ、お姉ちゃん…気持ちいいよ!もっとしよ…いっぱいしよ!」
甘優「ああっ♡ いや…もういやっ…んぅうっ♡ あっあっあっあっ、うそ…うそっ♡ イっ…♡ ィく………っ♡」
小学五年の子供おちんぽに………私は………。
甘優「──────ああああっ♡」
イかされた。
それでも止まない。奏太くんは満足しない。
イッたのに…止めてくれない。許してくれない。
甘優「待っ…あっ♡ イったの…奏太くん、お姉ちゃんもうイったの………イッたから…あっ♡ 待って、動かさない………やぁっ♡ あっイくっ、駄目っ♡ もうっ、もう………っっ♡」
二度目のオーガズム………。
生意気な子供おちんぽは、本当に生意気なくらい、私を攻め立てる。
小さな体で私の膝を肩に抱え、私を折り畳むようにして腰を打ち付けてくる。もう何度したか分からないキスをして、だらしなく開いた私の口に舌をねじ込んでくる。
甘優「あむ…♡ ふぅ…んっ♡ んっんっ♡」
あ………………また、イく…。イかされる。
無理矢理………連れていかれる………。
甘優「〜〜〜〜〜〜〜っ♡」ビクビクッ
奏太くんは三度目の私の絶頂に気付いてるはず…。
それでもやめてくれない。
繰り返されるピストン運動と種付け。
終わりが………見えない。
………………………
………………
………
今……何時だろう………。
気付いたら私も奏太くんも丸裸になっていて、未だ終わらずにおちんちんが膣内に入り続けている。
そして何度目かの射精をすると、奏太くんは脱力して私の上に覆い被さった。
奏太「はぁっ、はぁっ……」
甘優「はぁ……はぁ………んっんっ♡」
………終わっ……た?
ちらと時計を見ると、午前十時半だった。
まだお昼にもなっていなかった事に私は驚いた。とても長く思えた時間はつまり、それだけ凝縮された濃厚な時間だったのだろう。
奏太「………お姉ちゃん」
甘優「……」ハァ…ハァ…
奏太「…ごめんなさい……」
甘優「………ばか。謝るなら…最初からしないの…」ハァ…ハァ…
奏太「ごめんなさい…ごめんなさい…」
私の胸に顔を埋めて、奏太くんは何度も謝る。
奏太くんが何に対して謝っているのか分からない。
SEXをしたことに対してなのか、何度もしたことに対してなのか、それとも別の理由なのか………。
私には判断出来ない。
私はただ、奏太くんの頭を撫でてあげた。
この子はもう………男だ。
そして今日、彼の欲求に応えてしまった時点で、私は奏太くんと他人では無くなってしまった。
子供だからと言い訳して、跳ね除けることも出来たのにそれをしなかった時点で………それは決定してしまった。
男女の交際に於ける段階というものを全部飛ばして、肉体的な繋がりが先にきてしまった。
奏太くんは今後『女性と付き合う=SEX』という図式が出来上がってしまっただろう……。
そうなったのも全て、私の責任だ。
甘優「……責任、取らなきゃね………」
奏太「………え?」
奏太くんの体温を感じる。
高志さんがこの姿を見たら……なんて言うだろう。
どんな言い訳も通用しない。
私も奏太くんも裸で重なり合っていて、むせ返るような二人の体液の匂いが部屋を包んでいるこの状況では、何も通じない。
甘優「………奏太くん」
奏太「な、なに?」
甘優「………私には彼氏がいるの」
奏太「……かれし……恋人?」
甘優「そう………恋人」
奏太「じゃ、じゃあ僕がお姉ちゃんの恋人になるっ!」
甘優「………ふふ…10年早い」ピンッ
奏太「痛っ!」
奏太くんにデコピンして、私は小さく笑った。
罪悪感は無くならない。むしろ大きくのしかかってきている。
それでも、私は………………。
胸元に目を移すと、私の “小さな恋人” はいつの間にか寝息を立てて夢の中へ入っていた。
【不可視のダメージ発生】
《牧瀬 奏太》に責任感を覚えました。
《牧瀬 奏太》に使命感を感じました。
《牧瀬 奏太》に開発されました。
《広川 高志》に強い罪悪感を覚えました。
………………………
………………
………
お昼になり、私は──────
1.奏太くんを帰らせる
2.奏太くんと外に出る
↓1〜3多数決。
2
>>296-297
ちょっ、早いわっ!
読んでないでしょっ!?
>>298
投稿時ジャストで速攻読んだよ!
ずっと待ってたよ!
>>300
ホントかっ!?
くそ……待っててくれてありがとう。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
私は奏太くんと一緒に外へ出て──────
1.奏太くんの家へ行く
2.アスレチック公園へ行く
3.自由安価(どこへ行くか。ただし甘優の家やラブホテルは禁止)
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
とりあえず今日はここまでにします。
またのご来店をお待ち申し上げます。
ショタはちんちんちっちゃいから寝とってもまた寝取られる運命なのだ
奏太くんの家に着くと、玄関口には派手なパンプスが置いてあった。
甘優「あれ?お母さんいるの?」
奏太「居るよ!お姉ちゃん上がって!」
甘優「ま、待って、お母さん居るなら私」
奏太「大丈夫っ!この時間はママずっと寝てるから!」
甘優「だ、だったらなおさら駄目じゃない。帰るよ」
奏太「ママはどんなにうるさくしても夕方くらいまで絶対起きないから大丈夫だよ!ほら上がって!」
そう言って奏太くんは両手で私の手首を引っ張り、無理矢理家に上げた。
入ってすぐの右の部屋は障子が閉められていて、多分そこで寝ているのだろうと思った。その部屋に隣接する部屋に小さなテレビが置かれている部屋があり、いつも奏太くんとご飯を食べる所だ。
食事の部屋と隣のお母さんが寝てる部屋は襖で仕切られている。
甘優「奏太くん、お母さんが寝てるのに私が居たら良くないと思うの。だからすぐに出ないと」
奏太「うちでお昼ご飯作るんじゃないの?」
甘優「そ、その予定だったけど…」
奏太「じゃあママの分も作って!」
甘優「え?…でも…」
奏太「ママも喜ぶと思うから!」
甘優「………もう、分かったわよ」
奏太「やった!僕も手伝うから!!」
甘優「しーっ!あまり大声出さないの。お母さん起きちゃうでしょ?」
奏太「ううん、絶対起きないよ!僕がいくら騒いでも起きたことないもん!」
甘優「……とにかく、静かにすることっ」
奏太「……わかったよぅ………」
甘優「ん、じゃあ簡単に温められるものと、冷めても美味しいものを作ろうかな。大根の煮付けとお味噌汁と…あ、ご飯も炊かないとね」
奏太「うんっ、手伝う!」
甘優「しーっ!」
奏太「あ、ごめん…」
台所に立つと奏太くんに米研ぎと炊飯を指示して、私は冷蔵庫の前に立った。
前に買った食材は冷凍庫にまだ入っているので、挽肉を取り出してレンジに入れ解凍ボタンを押す。
奏太くんは割と手際良くお米を研いで炊飯器へセットすると次の私からの指示を仰いだ。やっぱりこの子は飲み込みが早い。
次に奏太くんにはピューラーで大根の皮を剥いて貰い、私は水に火をかけて出汁をとる。その間にほうれん草をザク切りにしていき鍋に投入する。
皮を剥き終わった大根を奏太くんと一緒に厚切りで切っていき、また鍋を用意して鍋底に大根を敷き詰めていく。そこへ水を張って火をかける。昆布と鰹だしを入れて、後は奏太くんにテレビの部屋で待ってる様に指示すると、私は解凍した挽肉をボウルに入れて塩胡椒をまぶす。
長ネギを野菜室から出して外皮を剥き、細かく刻んで──────
甘優「…きゃっ!?」
私はつい悲鳴を上げてしまう。
奏太くんが………後ろからお尻を撫でてきたのだ。
甘優「そ、奏太くんっ、危ないでしょっ」
奏太「だって暇なんだもん…」
甘優「だから、部屋でテレビ見ててって…」
奏太「お姉ちゃん、あんまり大っきい声出したらダメだよ?」
甘優「だ、ダメって…あっ、こらっ、ちょっと…!////」
奏太くんは私の手が塞がってることをいいことに、スカートを捲くってショーツを下ろしてきた。
流石に私も腰を振って逃れようとするけど、奏太くんはその動きも利用してずるっと足元までショーツを下ろしてしまった。
甘優「奏太くんっ、怒るよっ?」
奏太「ほらお姉ちゃん、しーっ…」
甘優「し、しーっじゃな………あっ、だめっっ…////」
奏太くんは私のスカートの中へ頭を突っ込んで、股にに顔を埋めると………ベロベロとあそこを舐め始めた。
甘優「んっ…こらっ//// ちょっと、本当にお料理中は危な……から………ぁっ♡」
奏太「んむ…ん………静かに………お料理続けて…お姉ちゃん………」ジュルジュル…
甘優「し、静かにって………んうっ♡ はっ…ぁ、だめ………力抜けちゃ……っ♡」ガクガク…
油断した。この子はもうどっぷりとアレにハマってしまっているのだ。
でも、そうは言ってもさっき何度もしたというのに………どこからその体力が溢れてくるのか。
奏太くんは私の両の太ももをがっちりと押さえながら、スカートの中で音を立てて舐め回す。
私は包丁を一旦まな板の上に置くと、スカート越しに奏太くんの頭に手を置く。突き放そうとしても力が上手く入らない。
甘優「あっ………中…だめっ…んん♡」
膣内で舌が踊る様に跳ね回る。
七、八歩ほど歩けば着く部屋には、奏太くんのお母さんが寝ているというのに………。
バレたら………大変な事になる。
でもそんなこと御構い無しに奏太くんは私のおまんこを味わう様にしゃぶったり舐めたりしてくる。そして指まで入れてきて、私は身体の痙攣を何度も起こした。
台所に響く水音は狭い台所に反響して耳に届く。
恥ずかしさでどうにかなってしまいそうなのと、舌と指で気持ち良くさせられて身体が反応してしまうのと、あと………お母さんにバレてしまわないかという不安や恐怖がごちゃ混ぜになって、私の脳みそが付いていかない。
お鍋が二つ沸騰しているのに気付き、私は慌ててガス代へと向かって火を消す。奏太くんは動いた私の勢いに押されてスカートから抜けるとその場に転がった。
………とりあえず、奏太くんの危険な遊びになんて付き合ってられない。すぐに終わらせないと……。
私はお味噌を取り出してほうれん草の入ったお湯に溶かしていく。
──────と、奏太くんは私のスカートをまた捲くって腰を引っ張る。お尻だけ突き出すような形になって、局部が丸出しにされる。
甘優「っ//// そっ、奏太く」
奏太「入れるね?」
甘優「ちょっ!?だ、だめ──────ッッ♡」
奏太くんは私の腰を引き寄せて、自分の腰を叩きつけた。
甘優「〜〜〜〜〜〜〜っッッ♡」ガクガクガク
パンパンパンと乾いた音が立ち、奏太くんは激しく出し入れを繰り返してきた。
この子は何を…考えているんだろう。本当にすぐそばで、お母さんが寝ているというのに………。バレたらめっぽう叱られるとは思わないのか…。
………ああ、そうだ。思い出した。
以前高志さんの実家に行って、高志さんのお母さんと話している時。テーブルの下で高志さんは私の股を触ってきたことがあった。高志さんはスリルを楽しんでいたようだったけど、私は誤魔化すのに必死で………結局後で高志さんに怒ったのだけど……あれと同じだ。
甘優「んっ…ふっ………んっんっ♡」
片手はガス台に置き、片手で自分の口を塞ぐ。さっき散々出したのにも関わらず、奏太くんは硬くなったおちんちんを幾度も幾度も突いてくる。
──────男の子は皆悪戯っ子なのだ。
それは子供も大人も変わらない。奏太くんはSEXを楽しんでいる。彼にとって今のこのSEXはまた違った “ゲェム” として楽しんでいるのだ。
………SEXに制約を付けたゲェム。
《お料理を作りながらSEXする》《声を出したらいけない》《バレたらいけない》………きっと、そういうゲェム。
男って、本当に馬鹿で下らないことを考える。
いちいち全部に付き合ってられない。
でも──────
甘優「んっ…ん♡ …はっ…あっ♡」
奏太「ほらお姉ちゃん。声が出ちゃってるよ…頑張って」ボソボソ…
甘優「じゃ、じゃあ…止まって…よ……んっ♡ ぁっ…んぅ♡」ゾクゾク…
奏太「だめ…お姉ちゃんのおまんこ気持ち良くて止まんない…っ。お姉ちゃんも、お料理の手を止めないで…」ボソボソ…
無理に決まってる……。
立っているだけで精一杯………声を押し殺すだけで精一杯なのに、その上料理もなんて……………。
奏太「ママが起きちゃったら大変なのに……お姉ちゃんのおまんこグチュグチュになってるよ?大変なのに気持ちいいの?」ボソ…
甘優「違っ…これは………んっ♡ ぁっ…動かない…で♡ 濡れてなんか…んぅうっ♡」
駄目………もう立ってられない………。
いよいよ膝が落ちて、私はその場で倒れこんだ。
おちんちんがヌルンと抜けて、私はうずくまったまま肩で息をする。
奏太「あーあ…抜けちゃった。じゃあ罰として僕の精子飲んでね?」
奏太くんはそう言って私の上半身を起こすと、座らせたまま壁に寄りかからせて、お口の中に硬いままのおちんちんを入れてきた。
甘優「んんっ!?」
奏太「もうちょっとで出るから…」
私の舌の上でおちんちんが滑るように動く。
頭を掴まれて壁でも頭を固定されて、奏太くんだけが腰を振り続けている。
口が犯されている。奏太くんの先っぽからいっぱい我慢汁が出てきていて、私はそれを飲み込んでいく。
早く…早く終わらせなきゃ…と、私は舌を使っておちんちんを舐め回し、口を窄めたり吸ったりする。
奏太「あっ………お姉ちゃん、そんなされたら………イくっ!」
甘優「ん…っ♡ んむ…ちゅる…♡」
奏太「うああっ!」
奏太くんはそこで大量の精液を出すと、私の喉奥に流し込んでいった。
水っぽい精子は私の喉を難無く通っていく。
初めて飲んだ精子……。それが高志さんのものでもなく、小学生の男の子のもの………。
奏太くんのおちんちんがお口から抜かれる。
奏太「お姉ちゃん…お掃除して」
………本当に、どこで覚えたんだろう。
私はそう思いながら、目の前に差し出されたまだ硬いままのおちんちんに優しく舌を這わせた………。
………………………
………………
………
奏太「ご馳走様でした」
甘優「はい、お粗末様でした…」
お昼ご飯はあの後無事に作り終え、私と奏太くんでそれを食べた。
奏太「……お姉ちゃん、怒ってる?」
甘優「…怒ってます」
奏太「………ごめんなさい」
甘優「お姉ちゃんは謝るなら最初からしないって言ったわよ」
奏太「………ごめんなさい」
甘優「女の子には優しくしなきゃ駄目。奏太くんには女の子のことをこれからちゃんと教えていくからね」
奏太「…エッチの仕方?」
甘優「そうじゃなくて………」
やっぱりこの子はそういう事が最優先事項になってる。
矯正するのに時間が掛かりそうだと思った。
甘優「………まあ、それはおいおい説明するとして……、そろそろお姉ちゃんは帰ります」
奏太「え?何で?」
甘優「お母さんも寝てるし、それにお姉ちゃんにも都合があるの」
奏太「…でも、お休みでしょ?」
甘優「お休みだから普段できないことをしなきゃいけないの」
奏太「えー…」
奏太くんはひどく落ち込んだ顔を見せる。
1.「…じゃあ一緒に出掛ける?」
2.「駄目なものは駄目です」
↓1〜3多数決。
オネショタ趣味ばっかりかっ!?
>>319
とりあえずはショタに寝取らせたいなって個人的好み、他のやつらもいろいろと捨てがたいけど
ホモピエロからの流れでショタが好きなやつも多いんじゃないかな
>>321
なるほど…。
ただピエロ的には寝取りジャンルでショタはパンチが弱くてあまり好きじゃありませんね。
>>312でも書かれてますが、ショタちんぽはちっちゃいから迫力あるチンポが書けなくて描写が今ひとつ欠けてしまうというのがあるんです。
寝取りと言えばやはりデカちんぽこそが至高!!
女がちんぽに屈伏するサマが書きたい!
忘れてた。
【不可視のダメージ発生】
《牧瀬 奏太》の開発が進行しています。
《広川 高志》への罪悪感が薄れています。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
甘優「じゃあ…一緒に出掛ける?」
奏太「うんっ!」
甘優「だよねぇ…」
さて、どこに行こう…
1.甘優の家
2.アスレチック公園
3.車でドライブ
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
奏太くんを連れて一旦家に戻り、車で出掛けることにした。
エンジンをかけてシートベルトを締める。
甘優「さぁて奏太くん、行きたい所ある?」
奏太「うーん…、お姉ちゃんと一緒ならどこでもいいよ!」
甘優「…ふふ、嬉しいこと言ってくれるわね」
奏太「だってお姉ちゃんのこと大好きだもん!」
甘優「ありがと、私も好きよ ♪ 」
私はそう言って奏太くんのおでこにキスをする。
奏太「やった!じゃあ恋人になれる!?」
甘優「そーゆー好きじゃないのっ」
奏太「えー…お姉ちゃんの恋人になりたいのに…」
甘優「ふふ…バカね」
そして私はアクセルを踏んで車を発進させた。
行き先は………少し遠いけど海にしよう。
泳げるシーズンはとっくに過ぎたけど、高志さんは仕事ばかりでいつまで経っても海に連れてってくれないし…。
この際奏太くんでもいいでしょう。
誰かと一緒に海を見たかったから………。
時計を見るとまだ13時過ぎ。
15時には海に着きそうだ。
奏太「お姉ちゃんどこ行くの?」
甘優「海」
奏太「海!?やった!泳げる!」
甘優「残念、泳ぐことはできませーん」
奏太「ええ……そんなぁ」
喜んだり落ち込んだり忙しい奏太くんを見て、私は心から笑った。
………………………
………………
………
思っていたより道が混んでいて、結局海に着いたのは夕方になってしまった。
甘優「奏太くん、門限何時?もしかしたら帰り遅くなっちゃうかも…」
奏太「んー、門限ないよ?そろそろお母さんも仕事に行く筈だし…」
甘優「そう…なら良かった。………いや、良くないわよね。なるべく早く帰ろうね」
奏太「それよりお姉ちゃん、海に来たのに本当に泳がないの?」
甘優「もう海開きは終わったし泳げないよ。水着もないし海の水も冷たいし…」
奏太「むー、つまんないなー…」
甘優「膨れないの。ほら、綺麗なものが見れるよ」
奏太「え?」
車から降り、二人並んで防波堤の上に座る。
夕陽がゆっくりと落ちていく。
水面に反射するオレンジ色の太陽。
私はこの景色が見たかった。
………高志さんと。
奏太「…お姉ちゃん」
甘優「ん…?」
奏太「お姉ちゃんが綺麗」
甘優「…え?な、なに言ってるの?急に…」
奏太「あの太陽の光がお姉ちゃんの顔に当たって、すごく綺麗に見えるよ…」
甘優「…もう、なにマセたこと言ってるのよ」
奏太「本当だってば」
甘優「はいはい、じゃあ車に戻るよ」
奏太「むー………お姉ちゃん」
甘優「なに?ほらもう行………んむっ!?」
奏太くんは立ち上がって私の顔を掴むと、無理やりキスをしてきた。
唇をこじ開けて、舌が捩込まれる。
甘優「奏太く……ん……ちゅっ♡ …はむ…ん♡」
奏太くんのキスが上手になったのか…、それともこの景色の雰囲気がそうさせるのか………。
私は半ば強引な奏太くんのキスに蕩けてしまっている。
奏太くんはそして、キスをしながら私のブラウスの首元から手を差し込むと、胸を触りだした。
甘優「んん…♡ んっ…ぁ…む…♡」
やらしい手つきでブラカップの中にまで手を入れてきて、乳首まで摘まんでくる。
私は奏太くんの手を掴んでそれ以上の動きを止めた。
奏太「お姉ちゃん…僕、また………」
奏太くんのズボンの前が…少し膨らんでいた。
甘優「………ここじゃ…駄目…」
私が言える限界はそこまで………。
もう、私に奏太くんを止めるのは難しいと思った。
それもこれも…………高志さんが構ってくれないせいなんだから──────
………………………
………………
………
甘優「ああっ♡ んっ…あっ♡ 奏太くん…奏太くんっ♡」
車の後部座席を倒し、そこで寝そべる奏太くんの上で私は腰を振る。
私はスカートだけを身に付け、露出した乳房を揺らしながら奏太くんと行為に及んでいる。
下から突き上げてくる奏太くんのおちんちんがすっかり私に馴染んで、私のあそこはもう、奏太くんのものに順応するようになっていた。
奏太「お姉ちゃんっ、好きっ!好きっ!」
甘優「んっああっ♡ だめ…好きって言っちゃ…駄目…よっ♡ んんんんっ♡ あ、やんっ♡ 激しい…♡ あっ気持ちっ…♡」
奏太「好きっ!大好き!お姉ちゃん大好き!」
甘優「はぁあっん♡ 駄目…なの♡ エッチ…だけだから………ね? 奏…太くん…とは、エッチする…だけ………あっ♡ 奏太くん…が、他に…好きな子できるまで…相手してあげるだけ………んっ、あっ♡ ああああっ♡」
性の捌け口として………。
奏太くんにとって………私は奏太くんの性の捌け口としてだけ存在する。
気持ちを通わせない、恋人でもない、ただ、精を放つだけの対象でいい。
奏太くんをそうしたのは全部私の責任だから…。
高志さんも言っていた。私に出来ることをすればいいと………。だからこれは……浮気じゃない。
決して、浮気なんかじゃ………………。
甘優「あああ……奏太くんっ♡ すごいぃ♡ 奏太くんのおちんちんっ…あっ♡好きっ…♡ 強いぃ♡」
奏太「お姉ちゃんっ、気持ちいいの!?おまんこ気持ちいいの!?」
甘優「あっあっ………気持ち…いいよ♡ すごく…いいっ♡ 奏太くん…もっと、もっとして♡ お姉ちゃんのおまんこ、いっぱい突いて♡」
………小学生の男の子に…恥も外聞も無くおねだりをする。でも………気持ちいいのは本当だから…。おねだりくらいはしてもいいよね…?
心さえ通わせなければ………。
奏太くんが私の揺れるおっぱいを掴んで、乳首に強く吸い付く。
私は身体を反らして一際大きく喘いでしまう。
………きっと、さっきの台所エッチの時の反動もあるかもしれない。あの時は声を必死に抑えたから…。
だから…もう我慢する必要なんてないから…。
甘優「ああああああっ♡ 奏太くんっ♡ いい…いいの♡ 吸って…おっぱいもっと…………っ♡ あっ、やっ、おちんちんもっ♡ いいよぉ…、なん…でぇ♡ 溶けちゃう…♡ こんなエッチ…だめぇ♡」
もう………今日はずっと奏太くんとエッチしっぱなし。
朝からずっと…奏太くんの色に染められ続けてる。
これじゃ…心を通わさないっていっても……こんな、気持ちいいの覚えさせられちゃったら………。
奏太「お姉ちゃん!僕もうイくっ!」
甘優「んっ、いいよ…出して♡ お姉ちゃんの中にいっぱい出してっ…♡」
奏太「お姉ちゃんっっ!」
より深く、奏太くんは私の中へ突き刺すと、熱い迸りを子宮へと放った。
射精感を味わうと私も同時に達して、やがて私は奏太くんの上に被さるように倒れ込む。
奏太「お姉ちゃん……大好きだよ…」ハァ…ハァ…
甘優「はぁ………はぁ………♡」
私は………………。
私は満たされたそばから枯渇していくのを感じる。
バケツの底に穴が開いているような感覚…。
奏太「お姉ちゃん………これからどうするの?帰るの?」
甘優「………うん……」
奏太「そうだよね……寂しいけど……」
甘優「…お姉ちゃんのお家で………続きしよ♡」
奏太「………えっ?」
バケツの底に穴が空いていたら、水は満たされない。
バケツを満たすには底を塞ぐか、水を延々と入れ続けるかしか方法がない。
女には、潤いが必要だから………。
だから──────
私の胸は…説明の出来ない高揚感を覚えていた。
………………………
………………
………
帰りの道は空いていて、家に着いたのは夜の8時頃だった。
そこから………今現在時刻が夜の11時。
帰ってきて奏太くんと一緒にお風呂に入って、ずっと………今の今までずっと、エッチしている。
お母さんが帰るのが明け方だし………奏太くんはまだ暫く帰らなくても平気みたいだから……。
ベッドはさっきからずっと軋みっぱなし。
だって………奏太くんってやっぱり、体力が凄いから…。
こんなに幼くても、彼は立派に雄の務めを果たしている。上からガツンガツンと突いてくる。何度も何度も、膣奥へと射精を繰り返す。
私は何度も満たされては渇き、奏太くんは何度も注ぐ。
休憩の間も私は奏太くんのおちんちんを咥える。
無限の回復力を示すおちんちんが愛しくて、私はたっぷり唾液を溜めてしゃぶりつく。
元気になるのにそんな時間は掛からない。
元気になれば私は奏太くんに押し倒されて、また私は満たされていく。
染まる。
心を通わさないなんて………無理。
ここまで奏太くんを愛してしまったらもう…。
奏太「お姉ちゃん、…おちんちん好き?」
甘優「うん…好きぃ♡ 奏太くんのおちんちん…好きぃ♡」
奏太「僕のことは?」
甘優「それは………」
奏太「好き…?」
奏太くんが聞きながら腰を焦らす様に動かす。
甘優「あっ…うう……」
奏太「好き?」
甘優「………き……」
奏太「聞こえないよ、お姉ちゃん……」
と、奏太くんが動きを止める。
甘優「や、止めないで……動いて…」
奏太「僕のこと好き?」
甘優「………き……好きだからぁ…♡」
奏太くんは小さな体で私に覆い被さってキスをしてくる。
私は下から奏太くんを抱き締めて、受け入れる。
ごめんね……高志さん、私……奏太くんを………。
奏太くんの腰にも脚を巻き付けて、私達は暫くの間唾液の交換を続けた………………。
………………………
………………
………
午前0時を回って、私達はまた一緒にお風呂に入ってから奏太くんの家へ向かった。
奏太くんの家に着いて一緒の布団に入ると、また奏太くんは私を求めてきたので、もう一回だけ…とエッチした。
奏太くんは一回出すと、そのまま寝入った。
奏太くんを着替えさせて、布団を被せると私は奏太くんの家を後にした。
玄関を出て少し歩くと………奏太くんのお母さんが電柱の側で腕を組んで立っていた。私は………固まる。
奏太母「……あんた、とんでもない女ね…」
甘優「あ………その………」
バレている?それともこんな時間まで居ることに不信感を持っているだけ?
………いや、きっと………バレている。
奏太母「普通する?小学生の男の子と…」
やっぱり……………バレていた。
奏太母「そんなんでよく幼稚園の先生なんてできるわね。それとも幼稚園の男の子も食べてるわけ?」
甘優「ち、違います…」
奏太母「何が違うのよ」
何が違うと問われて、私は何が違うかの説明も出来ずにただ震えていた。
奏太母「…あんた、犯罪よこれ。分かってるの?」
甘優「………はい……」ガタガタ…
奏太母「…………なんてね」
甘優「………え?」
奏太母「奏太があんたとSEXしようが何しようが知ったこっちゃないわ。ただあんたが今まで通り…ううん、今まで以上にあの子の面倒を見てくれればいいから」
甘優「………え?それってどういう…」
奏太母「だからぁ、あの子の面倒を責任持って見ろって言ってるの。何なら一緒に住んでもいいしさ。それが無理ならあんたの家にたまに泊まらせてやってよ。それくらいのことしなさい」
甘優「そ、それは…」
奏太母「あんたに拒否権は無いわよ。いいの?私がこのまま警察に駆け込めばあんたが捕まるのは間違いないのよ?」
甘優「……………」
奏太母「それが嫌なら奏太の面倒をちゃんと見ることね。そうすればあんた達がいくらヤリまくっても私はなぁんにもタッチしないからさっ」
甘優「………」
奏太母「それにしても……ふふ、…あんたよく奏太ので満足できるわね?そんなに良かった?息子のアレ……ふふ、あはははっ!」
甘優「………っ」
奏太母「まあいいわ。そういうことだから。宜しくねー…」
奏太くんのお母さんはそう言うと家の方へ帰っていった。
私は怯えて、震える体を堪えるのに必死だった………。
※
牧瀬奏太の正規ルートに入った為、以降【不可視のダメージ】は発生しません。
神無月 七日 日曜日
朝、目を覚まして体を起こす。
昨日のことであまりにもショックが大きくて、あまり眠れなかった。
自業自得とはいえ………辛過ぎた。
私は──────
1.高志さんに電話する
2.奏太くんの家に向かう
↓1〜3多数決。
奏太くんの家に着き、私は玄関の引き戸をノックする。
奏太「はーい!」
元気よく返事をして引き戸を開けた奏太くんに、私は頭を下げた。
奏太「お、お姉ちゃん!?」
甘優「………奏太くん、私」
奏太母「あら、早いわね」
甘優「お、お母さん………っ」
奏太母「あんたにお母さんなんて呼ばれる筋合い…………あったわね。ま、これからも宜しく…ふふ」
奏太くんのお母さんはそう言ってから「…どうぞ、あがんなさいよ」と続けて奥へ消えた。
奏太くんはどこか挙動不審な態度を見せてから、お母さんの後を追って奥へと入っていく。
私も靴を脱ぎ「お邪魔します」と小さく言って中へ入った。
おずおずと中へ入るとお母さんは外行きの服に着替え始めていた。
甘優「あの…お母さん、私」
奏太母「あーいーのいーの、私もそーいうの分かってる年だから」
甘優「……はい?」
奏太母「お邪魔虫は退散するから。オンボロ屋敷だけどいくらでもホテル代わりにして」
甘優「っ…そ、そういうつもりじゃ」
奏太母「私も彼の家に行くからさ。私が居たらヤりにくいでしょ?」
甘優「で、ですから、私は」
奏太母「いーっていーって!じゃ、後は宜しくね!」タタタッ
甘優「ちょっと、お母さ──────」
奏太くんのお母さんは忙しなく準備を済ませると駆け足で外へ出て行った。
私と奏太くんと二人で取り残される。
奏太「………」
甘優「……」
奏太「………お姉ちゃん」
甘優「あ、うん。お、おはよう奏太くん」
奏太「ママにお姉ちゃんとエッチしてるのバレちゃってた…」
甘優「………うん。ごめんなさい…そのことなんだけど……私、奏太くんに謝らなきゃって思って」
奏太「ママ、エッチはしてもいいって…」
甘優「……奏太くんにもそんなこと言ったんだ………」
奏太「でも赤ちゃんは作るなって」
甘優「………え?」
奏太「ゴムつけるとか、せめて出すなら口とか外に出しなさいって言われた。お姉ちゃんがニンシンしたら僕の面倒見るどころじゃなくなるからって………」
甘優「………」
奏太「でも、ママがしてもいいって言ってくれたから今日もしよ!お姉ちゃん!」
甘優「ちょっと待ってちょっと待って!ストップ!奏太くん、やっぱりこういうのは良くないよ」
今更何を言ってるのか…。
もう拒否するには何もかもが遅過ぎる。私はただお母さんにバレたことで恐怖を覚えて、そこから逃げ出そうとしてるだけ。
奏太くんは私の前で服を全て脱ぎ捨てる。
もう、奏太くんのおちんちんは元気になっていて、私との性交を待ち望んでいるようだった。
甘優「………だめ、服を…着て…」
私は自分の身体を隠すようにして、両腕を胸の前で組む。
目の前の雄がそれで納得するはずもない。
奏太「しよ、お姉ちゃん…」
甘優「し、しないっ……今日は……そんなつもりじゃ……」
奏太「しよ…」
奏太くんは私の身体をギュッと抱き締める。
………ああ、私はまた………流されてしまうのか………。
………………………
………………
………
あれから二回エッチして、ご飯を作って食べて、またエッチを始めて………。中出しされることはなかったけど、相変わらず奏太くんの回復力は高かった。
お腹に、胸に、お尻に、お口に………。何度も熱い精液を出された。
中出ししなくてもゴムを付けなきゃ妊娠しないわけじゃない。カウパー(我慢汁)だけでも幾分か精子が混じってるので妊娠はする。
そういう性の知識がお母さんにもあるはずなのに、奏太くんには教えなかったのか…。
でもそれも今更なのか? 昨日も中に出され続けているのだから…。
私は昨日今日で奏太くんのおちんちんの形も、味も、しっかり覚えてしまった。仕込まれてしまった。
奏太くん専用の身体になってしまったのだ。
唇と舌を使って奏太くんのおちんちんの皮を剥き、まだ綺麗な色の亀頭にちゅっとキスをする。
奏太くんのおちんちんをしゃぶる時も、おまんこに入れている時も、私はもう高志さんのことを思い出すことも無い。
高志さんのおちんちんすら忘れてしまっている。
高志さんのはどんなだっただろうか…。
ふと思い出したとしても、奏太くんのおちんちんに触れるとそれさえもどうでもよくなってしまう。
奏太くんはその幼くも強い体で、私をとことん愛してくれる。好きという気持ちを体ごとぶつけてくれる。
私はこの子の気持ちに応えなきゃいけないのかもしれない……。
ただどう応えるのか、それを考えるのも私の務めで………………。
※
牧瀬奏太編の最終安価です。
1.奏太の全てを受け止める
2.奏太の一部を受け止める
↓1〜3多数決。
ピエロさん的にはショタ巨根とかどうなの?
ピエロはおっさん大好きなホモ野郎だからな、年下はあんまり興味ないんだろ
>>346
無しではないです。
ただ今回そうしなかった理由は沢山の寝取り要員が居るということが大きな理由です。
もし今回の寝取られストーリーで、寝取り側がショタのみであればショタ巨根でいったと思います。多分。
>>347
良い機会なので説明しましょう。
あなたの仰っていることは半分当たりで半分ハズレです。
「おっさん大好きな」と「ホモ野郎」をくっ付けて言うから拗れるのです。
まず「おっさん大好き」というところが半分当たりで半分ハズレなのですが、私はホモ的観点で「おっさん大好き」ではないのです。
「おっさん大好き」というのは “おっさんを対象に好意を持っている” という意味ではなく、 “汚いものに綺麗なものが汚される状態そのものに好感を抱いている” という事です。それは中身、外見、或いはその両方が汚れているほどポイントが上がります。
つまり、《中年》という年齢の要素や《ハゲ、デブ》という外見的要因や《オタク》という通常とは一線を画す趣味嗜好(常識)を持つ内面的要素などを携えた輩がヒロインを蹂躙する様を見たいのです。
『掃き溜めに鶴』という諺があるように、汚いものに綺麗なものがあると一際綺麗に見えるもの。
そしてその綺麗なものが汚されていく様が、何とも言い知れぬ背徳感を生み、興奮するのです。
それが、《寝取られ》でしょう?
そもそも寝取られ嗜好とは愛する者が他の者に寝取られる(=汚される)ことに対して劣情をもよおして興奮することを旨とするものでしょう?
それはイケメンに寝取られようが禿げ散らかった中年親父に寝取られようが実は『されること自体』は大差無いのです。
ここまでもここからも私の私見でしかありませんが、様々な寝取られがあるように見えて、実際のところ寝取られは【程度の差】のみです。
寝取る相手がどんな人か、どんなシチュエーションで寝取られるか、どんな経緯でそうなったか、パートナーとどれだけの関係性を築いているか…。
これらは寝取られの種類というよりも寝取られ行為そのものをどれだけ膨らませるかのファクターに過ぎない………と私は考えています。
まだまだ伝えたいことは山ほどあるのですがもうやめます。
とにかく、私を『ホモ野郎』などと言うのは許さん。そういうことです。
【エピローグ】
電話口の向こうでがなり声が響く。
私はそれをひどく冷静に聞いていた。
高志『おい、甘優!どういうことだよ!何で急にそんなこと言うんだよ!』
甘優「………ごめんね」
高志『ごめんねじゃねぇよ!何でか聞いてんだよ!』
何でって………何度も説明したはずなのだけど…。
甘優「好きな人ができたの」
高志『…聞いたよそれは!』
じゃあ何を答えればいいというのだろう。私は本当に彼がどんな答えを求めているのか理解に苦しんだ。
この人は私が思っていたよりも馬鹿だったのかもしれない。
甘優「私から言えることはもう無いわ」
高志『お前…本気かよ。本当にお前、甘優なのか?』
甘優「ごめんなさい。貴方が分からなくなったわ。それじゃあ」
高志『お、おい待てよ!お前の好きな人って誰なんだよ!』
それを言ったところで納得なんてしないだろうし、余計な争いの種が増えるだけだと…何で理解しないんだろう。
甘優「少なくともその人は貴方よりも私を愛してくれる」
高志『はあっ!?そんな、そんなことあるわけないだろ!』
甘優「貴方が認めなくてもいいわ。別にそれは求めていないもの」
高志『………お前』
甘優「さよなら、高志さん」
高志『おい、待っ』
私は電話を切り、すぐに電源も切った。
奏太「お姉ちゃん、電話終わった?」
バスタオルで頭を拭きつつ、裸のまま風呂場から出てきた奏太くんに私は小さく頷いた。
甘優「終わったよ、全部ね」
奏太「お姉ちゃん…好きだよ」
奏太くんはそう言って私にキスをしてくれた。
奏太くんの全てを受け止める決心をしてから、私はすぐに退職願いを出して仕事を辞めた。住まいも変えて、奏太くんと奏太くんのお母さんと一緒に住むことにした。とは言ってもお母さんはあまり家に帰って来ないのだけど…。
新しい職場は幸いにも幼稚園より給料が良い事務職で、ボーナスも期待できる所だった。生活費と奏太くんの学費等はほとんど私が賄い、お母さんは家賃の半分を出してくれることになった。
私と奏太くんの新しい生活が始まったのだ。
甘優「あ…ん♡ 奏太くん…またするの?」
奏太「うん…して、お姉ちゃん」
甘優「もう………仕方ないなぁ…、エッチなんだから………」
既に勃起して皮の被った可愛い奏太くんのおちんちんを握ると、私はすっぽりと口に咥える。
奏太くんが吐息を漏らす。本当に…可愛い。
スティックキャンディーを舐めるようにしゃぶり続ける。
つるつるのおちんちんは口触りが良くてよく滑る。
奏太くんが気持ち良さそうに呻くほど、私はよりフェラに力が入る。
タマタマも指先で転がす様に撫でてあげると、奏太くんは堪らずに私を押し倒してきた。
私はもう………ショーツまでぐっしょりと濡らしている。
奏太くんはショーツを脱がすのも面倒なのか、ショーツの股の所を横へずらして、おちんちんを挿れてきた。
甘優「あああっ♡」
私はがむしゃらに腰を振る奏太くんの背中に手足を絡ませる。
奏太「お姉ちゃん好きっ!愛してる!」
愛してるなんてどこで覚えたセリフなんだろう。
でも、嬉しかった。
甘優「私も…愛してる…♡ あっあっあっ…好き…好きっ♡ 」
滑らかにピストンは繰り返されて、私は早くも絶頂の予感を感じていた。
甘優「ああああっ♡ いい…♡ 奏太くんのおちんちん、好きよ♡ んっあっ♡ 気持ちいいのっ♡ もっと…もっと突いて♡ お姉ちゃんのおまんこ、もっとぉ…♡」
もうダメ…。奏太くんじゃなきゃダメ。
何回しても足りないってくらい奏太くんとのエッチにハマってしまった。
最初は奏太くんだけが、猿みたいにハマっていたはずなのに、今では私も一回や二回のエッチなんかじゃ満足出来なくなっている。
甘優「奏太くん、お姉ちゃんもう、イく♡ イくのっ♡ 」
奏太「僕もイく…!お姉ちゃん、また中でいい!?」
甘優「ん…いいのよ♡ もう気にしないで♡ 奏太くんの赤ちゃん、産んであげるからっ♡ 出して、いっぱい奏太くんのちょうだい♡ あっ…はっ♡ 奏太くんの精子っ………ああっ♡ あっ、イくっ♡イくイくぅっ♡」
奏太「あああああっ!孕んでっ、お姉ちゃん!」
もう制約は無い。
奏太くんはビューッ…と、私の奥でおしっこを出してるかと思うほどの勢いで、精液を出し続ける。
種付けSEXはやっぱり気持ちいい。
でも何よりも奏太くんの私を好いてくれる純粋なまでの愛が、私の心と身体を悦ばせて、満たしてくれるのだ。
バケツの底は閉じた。
私のバケツに穴を開けた人と縁を切って、新しくなったバケツは並々と愛という名の液体を満たしていく。文字通りその愛液は奏太くんと深く交わることで、バケツの淵から延々と溢れ出るほど大量に流れる。
ぬるっと、奏太くんはおちんちんを抜くと…私の裂け目から温かい精液が零れた。それはお尻の割れ目に伝って、種付けされたんだ…と、改めて実感させられる。
奏太くんは事が終わっても私から離れない。ずっと抱いていてくれる。終わってはいおしまいとでも言うようにベッドから降りてタバコを吸うあの人とは違う。
抱きつきながら私の太ももにおちんちんを擦り付けてくる。私は半勃ちになったおちんちんを優しく摘むとしこしこと扱いてあげる。
「あう…お姉ちゃん…」と、喘ぐ奏太くんに胸がキュンキュンとして、堪らずキスで口を塞いだ。
すぐに硬くなった奏太くんのおちんちんに顔を寄せて咥え込む。
私ってこんなにエッチだったっけ…?
口の中で大きさと硬さを増していくおちんちんに愛しさを感じる。
また、おまんこがじゅんと濡れる。
大量の精液が噴出して喉に当たる。私は窄めた口を上下に動かして一滴残さずに吸い上げる。
ああ…美味しい。
味覚ではない別の何かで味を感じる。
奏太くんの全てが私にとって美味しい栄養だと思う。おちんちんの根元を親指と人差し指の股で挟んで、奥まで咥え込んで吸い続ける。
………………………
………………
………
高志さん…。
あなたとはもう二度と会うこともないでしょう。
あなたなら私よりももっと素敵な女性と一緒になれます。私のことはどうか早く忘れて下さい……。
甘優「ああっん♡ 奏太くんっ、突いてっ♡ もっと突いてっ♡ 突いて♡ おまんこいじめてっ♡」
私は幸せです。
毎日毎日、渇く暇も与えてくれないくらい、あそこを掻き回されるんです。
甘優「すごっ♡ すごっ…い♡ またイくっ♡ やあぁぁ……ああっ! 好きっ♡ 奏太くん大好きっ♡ 」
あなたでは味わえなかった幸せを感じてます。
でも、あなたを責めるつもりはありません。あなたは悪くありません。
ただ、今の彼があなたよりも素敵過ぎただけ…。
甘優「射精してっ♡ 子宮にいっぱい注いでっ♡ お願い、奏太くん♡ お姉ちゃんのおまんこダメになるまで………いっぱいいっぱい…っ♡ 中出し交尾してぇっ♡」
迷惑かけてごめんなさい。
今までありがとう。
これで最後の便りにします。
さようなら。お元気で…
甘優「はぁぁっ…出てるぅ♡ 奏太くんのせぇしぃ…♡ いっぱぁい……♡」ハァ…ハァ…
PS.
私のお腹の中に、家族が増えました。
牧瀬奏太編
完
【ピエロの語り】
幼い子供に寝取られる…。
傍観者のあなたは一体どんな気持ちでしたか?
………いや、傍観者ではなくあなたは十六夜甘優本人でしたね。
さて、一人のエピソードが終わりを告げました。
寝取られの運命は螺旋を描き、時の悪戯により今と過去の一部が消し飛びます。
私はうっかりピエロ。
創成と破壊を司る物語の語りべ。
さあ、十六夜甘優よ。
再び寝取られの輪廻に彷徨うがいい。
退くも進むも、貴女次第だが………
1.【全無】(>>15参照)を発動して続ける。
2.この物語を終わらせる。
↓1〜3多数決。
安価により【全無】が発動します。
対象は《牧瀬奏太》のみとなります。
時間は消し飛び、改変されます。
牧瀬奏太の出会いそのものが無かったことになります。
ピエロによる【全無】発動。
↓
神無月 五日 金曜日(>>219)からリスタート。
──────>>219 略──────
翻弄されている。
私はこの男の手の上で面白おかしく転がされているような錯覚に陥った。まるでお釈迦様の手のひらの上でもがく斉天大聖のように…。
内藤「まんまとハマってますね…十六夜先生」
甘優「何がですか…」
内藤「まあいいです。貴女は近い内僕が気になって仕方なくなるでしょう」
甘優「そ、そんなわけ」
内藤「秀太、行くぞ。どうやら先生はご機嫌斜めらしい…。ラーメンでも食べに行こう」
秀太「うん!やった!じゃあねせんせー!」
甘優「あ…、うん、さよなら………」
内藤さんはいつもの様に秀太くんの手を引いて帰っていった……。
私の胸の内は何だか黒いものが渦巻いて、それはじくじくと心を侵食していく。怒りなのか不安なのか…。何れにしてもその負の感情から逃れることが出来なかった………。
………………………
………………
………
仕事が終わって園を出ると私は──────
1.真っ直ぐ家に帰る
2.買い物に行く
3.寄り道をする
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
家に着きシャワーを浴びて一息着くと、私は彼に電話をする。
5回ほどコール音が鳴ってから電話が取られた。
高志『もしもし』
甘優「あ、高志さん。今平気?」
高志『ああ、大丈夫だよ。どうしたの?』
甘優「えっと…」
特に用事は無い。
ただ高志さんの声が聞きたかったから電話をしただけ。………と言ったら怒られそうだから適当に話題を探す。
甘優「あの、一昨日言ってた100万円は借りれた?」
高志『ああ、まだそのこと話してなかったね。借りれたよ。何も心配しなくて大丈夫』
甘優「そ…そう、良かった」
高志『それだけ?』
甘優「え?あ…いや、お母さんの容態はどう?」
高志『まだ手術してないし何とも言えないな。あまり芳しく(かんばしく)はないよ』
甘優「私も、時間作ってお見舞いに行くね」
高志『そうしてくれ。甘優が行ってくれたらきっと母さんも喜ぶよ』
甘優「うん…」
何だか暗い話題ばかりで辛くなってきた。
楽しい話題を振らなきゃと焦るほど頭の中に浮かんでくるのは良くない話ばかりで………。
そう、例えば内藤さんのこととか……………。
高志『…どうしたんだ、甘優。あまり元気無いみたいだけど』
甘優「えっ?そ、そんなことないよ!」
高志『仕事で疲れてるのか?』
甘優「う、ううん。大丈夫…」
高志『………会おうか?』
甘優「…えっ?」
高志『少し心配になってきたよ。甘優さえ良ければ今日会わないか?』
甘優「…うん、会う。高志さんに会いたいっ」
高志さんが私の気持ちを察してくれたのか、それとも言葉の通り心配してくれたのか、どっちにしても高志さんは私の求めている答えを出してくれた。
高志『オッケー。じゃあ俺の職場まで来てくれる?もう少し仕事残ってるからさ』
甘優「うん、分かりました」
高志『着いたら連絡して。じゃね』
甘優「はい」
そして電話を切られると私は大急ぎで着替え始める。ちょっと気合い入れた化粧を済ますとアパートを飛び出した。
………………………
………………
………
宇津狩商事株式会社。
ここが彼の勤め先で、5階建てビルの4階と5階がこの会社のフロアだ。
高志さんは4階のフロアに居て、主に営業を担当している。
イベント関連の仕事らしくホテルや芸能関係に携わる事が多いようだ。芸能人と会うこともあって、ミーハー(死後)というか野次馬なところがある高志さんは芸能人と会う度に私に興奮しながら報告してくる。中でもUKP48(ウッカリプリンス48)に会った時はもうそれは物凄い勢いで電話をかけてきたものだ。
彼の会社の前に着いて、私は『着きました』とメールを送ると『4階まで上がってきてー』と返ってきた。私はそれを確認するとビルの中へおずおずと入り、エレベーターで4階へと上がる。
4階に到着してオフィスへ続くガラスドアを開けると高志さんがパソコンを睨みながらキーボードを叩いていた。
高志「お疲れ。もう少しで終わるから待ってて」
甘優「う、うん。…でも、部外者が入っていいの?」
高志「ああ、そこらへんうちは緩いから大丈夫」
甘優「そう…」
オフィスには色んなポスターが貼られていた。
水着の女の子から演歌歌手まで、多種多様なポスターが貼られていて時間を潰すのに苦労はしなさそうだった。
?「やあどうも初めましてこんばんは」
甘優「きゃっ!」
突然背後から声を掛けられ、私はその場で飛び上がって驚く。振り返ると少しお腹の出た中年男性がコーヒー片手に立っていた。
?「君が噂の広川君の彼女かな?」ニコニコ
甘優「え?あ、あの…」
高志「あれ?部長まだ帰ってなかったんですか?」
高志さんがキーボードを叩く手を止めてこちらに振り返った。
…って、部長?この人が高志さんの上司?
私は慌てて頭を下げる。
甘優「す、すいません!いつもお世話になっております!」
?「はっはっは、広川君の嫁でもないのにそんなかしこまらんでもいいですよ。私は営業部部長の狩屋冬馬です。どうぞよろしく」
部長さんは私に名刺を差し出す。
私はそれを恭しく受け取ってバッグの中へ入れた。
甘優「あの、私は高志さんとお付き合いさせていただいてます十六夜甘優と申します。ごめんなさい、名刺は持ち合わせていないので…」
狩屋「聞いてますよ、幼稚園の先生だとか……。広川君、噂に違わぬべっぴんさんじゃないか!わっはっは!」
甘優「そんなこと…////」
高志「それより部長、居るなら居るで仕事手伝って下さいよ…」
狩屋「私の仕事は終わってる。君は君の仕事をしてるだけだろう」
高志「……後半になって急に部長が回してきた仕事なんですけど…」カタカタ
狩屋「そうだったか?まあいいじゃないか。残業代は出るんだし。なあ、十六夜さん?」
甘優「え、ええ…まぁ……」
高志さんは机に向き直ってキーボードを叩き始めると、部長さんは私の隣に立って腰に手を回してきた。
ちょっと………気持ち悪い。
でも高志さんの上司ということもあって私は強く拒否出来ないでいた。愛想笑いでとりあえずその場を乗り切る。
狩屋「広川君と十六夜さんはこれからデートかな?」
高志「はぁ、まあ…そうですけど」カタカタ…
狩屋「そうかそうか、羨ましいなぁ。今夜はパコパコかい?うっひっひ」
高志「部長、それセクハラですよ…」カタカタ
狩屋「固いこと言うなよ広川君、ねえ十六夜さん」
甘優「は、はは…」
私の脇腹辺りを撫で回しながら、部長さんが背を向けた高志さんに語り掛ける。
私は──────
1.「ちょっとお手洗いお借りします」と逃げる
2.笑いながら体を捻って距離を置く
3.「やめて下さい」とはっきり拒否を示す
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
手つきがやらしい。
かと言って強く拒否すれば高志さんの立場も危うくなってしまいそうなので、私は適当に愛想笑いをしながら身を捩り、部長さんから一歩隣へずれた。私の腰に回していた部長さんの手は宙空に浮き、私は目線を逸らして素知らぬ顔をする。
視界の端で部長さんはジッとこちらを見ていた。
甘優「た、高志さん。まだ終わらないのかしら…」
高志「ごめん、もうちょっとかかるよ」カタカタ
甘優「そう…」
もうちょっともうちょっとって……さっきから「もうちょっと」ばっかりで「もうちょっと」なんて「もうちょっと前」に過ぎてるのに…。
狩屋「十六夜さん。こんな機会は滅多に無いからね、広川君の仕事をもっと間近で見てみたらどうだい?」
甘優「え?」
狩屋「ほら、彼の後ろからパソコンを覗き込んで見るといいよ」
甘優「い、いえ、私部外者ですし……その、会社の機密情報とか覗いてしまうのは………」
狩屋「そんな大したものでもないさ。大丈夫だろ?広川君」
高志「まあ、見られても大丈夫ですよ」カタカタ…
狩屋「ほら、愛しの広川君の仕事っぷりを見れるチャンスだぞ、十六夜さん。見てごらんなさい」
甘優「……え、ええ…それじゃあ、お言葉に甘えます…」
私は部長さんに促されて彼の椅子の背もたれに手を置き、中腰になって彼の後ろからパソコンを覗き込む。
イベントの企画作成画面で、演出や出演会場などが書かれている。
チラッと目線を彼に向けると、彼の横顔が見えた。真面目な顔で仕事に打ち込んでいる姿に惚れ惚れしてしまう。
甘優「──────ひゃっ!?」
高志「うおっ!?な、何だよ急に!」
甘優「な、…何でもないのっ。ごめんなさい」
中腰になって、少し突き出していた私のお尻に手を置いた部長さんが「どれどれ?」とか言いながらお尻を撫で回してきた。
この人は……何を考えているのだろう。
高志さんがこちらを向いてないのをいいことに、それでも目の前にいるというのに、部長さんは円を描きながら私のお尻を指先で撫でる。
ぞわぞわと悪寒が走る。けれど下手に騒ぐことも出来ないし、暴れることも出来ない。
狩屋「どうかね、彼の仕事っぷりは。惚れ惚れするだろう?」ナデナデ…
甘優「え、ええ…ほ、本当に……」ゾクゾク…
高志「全く、何言ってんですか部長は…」カタカタ
甘優「………あ、あの…部長さん、…その」
狩屋「おっと、出演者などのことはあまり細かく教えられないんだ。一応秘密なんでね」ナデナデ
甘優「そ、そうではなくて……」
狩屋「余計な事を言って “今これがバレたら大変なこと” になる…そうだろう?…なぁ、広川君?」ナデナデ
高志「まあ、…一応この画面には映ってないんでそれは大丈夫だと思いますよ。部長さえ言わなければ」カタカタ
狩屋「私は言わんよ… “私は” ね」ニヤ…
高志「何言ってんですか。僕だって言いませんよ」カタカタ
高志さん…違う。部長さんはきっと仕事のことを言ってるんじゃない。
これは………………私に対する警告だ。
ここで私が下手に反応したら大事になるぞ…と。
甘優「っ!」ガタッ
高志「お、おい!揺らすなよ甘優!変なとこ押しちゃうだろ」
甘優「ご、ごめんなさ…い…っ!ちょっと…足が痺れちゃって………」
高志「おいおい、しっかりしろよ」カタカタ
狩屋「広川君、彼女は園児達相手の激務を終えてわざわざ来てくれたんだ。そんな言い方したら駄目だろう…」モゾモゾ…
甘優「………っっ」
部長さんがスカートの中にまで手を入れてきた。
ショーツ越しにお尻の割れ目を指先でなぞって、あそこにまで指を這わしてツンツンと押してくる。
甘優「ちょ、ちょっと////」
高志「何だよもう…」カタカタ
甘優「あ、ううん…ごめん。何でも………っ!!」ビクンッ
ショーツの脇から指が差し込まれて、秘裂を直接触られる。
………ここまで…する? いくら高志さんの上司だからって、こんなことまで許していいのだろうか。
でも、………そこで不可思議なことが起きた。
部長さんの指は私の膣内へ入ることはせず、閉じた割れ目に指先でノックをする様にトントントントンと軽く叩くだけだった。今まで触られたことが無いわけじゃない。指での愛撫は何度も受けてきたけれど………この様な触られ方は無かった。
もちろん、気持ち良さなど無い。彼氏以外の人に触れられているという不快感はあるけど、それを無しにしても全く気持ち良いとは感じなかった。高揚感も無い。仮に高志さんが同じような事をしてもきっと感じないだろうとも思った。
この人は私を感じさせようとしていない。ただ触る為だけに触っている………そんな印象。若しくは凄く下手な人なのかもしれない。
そう考えただけで少し心に余裕が出来た。
その考えが誤りであったことを、私はこのすぐ後になって気付くことになる……………。
………………………
………………
………
男の人は、男である自分の体をどこまで理解しているだろう。
例えば《性器に刺激を受ければ射精》をするという生理現象を、その構造自体頭でも理解しているだろうし、体でも実感するので分かっているだろう。
ただ《精子の精製》はどうだ?
睾丸で精子が作られることは頭で『理解』していても、作成されている時にそれを実感することはあるのだろうか。
聞いたことが無いから分からないけど、それはおしっこと同じじゃないかと思う。
尿が膀胱に溜まっていく過程を私達は知覚しない。
尿意を感じる程に膀胱に溜まった時に初めて『膀胱に尿が溜まったのだ』と気付くのだ。
人は………思ったより自分の体を理解していない。
形あるものなのに全てを理解出来ていない。
だからこそ新しいものを自分の体で発見した時、それは驚きや喜びなどを覚えるのだけど………
私は………これをどんな感情と言えばいいだろう。
甘優「っ…ふっ………くぅっ♡」ガクガク
高志さんの椅子の背もたれから手を離して、私の背中は部長さんの胸にもたれかかる。
ノックで叩かれた私の秘裂は、肉汁をたっぷりと含んだ小龍包のように愛液を溜め込んでいた。自覚症状は全く無かった。自分が濡れていることすら気付かなかった。
どう説明すればいいだろう…。私自身狐につままれているようで、頭の中が混乱している。まるでクロースアップマジックにかかった観客の気分。
つまり………簡単に言えば、外には漏れていなかった。膣口は襞(ひだ)でぴったりと閉じていた。そこを指先で軽く叩かれていただけ。
………それか、それでか。
普通女性器への愛撫は割れ目を開き、愛液を潤滑油として利用するものだ。でも部長さんは私のあそこを軽く叩くだけで、襞を開きもしなかった。
それでも私のあそこは一定の振動を与えられることで、《準備》を始めたのだろう。そこに快感は無くとも外面から振動を与え続けられることで子宮が反応し、ウォームアップを始めてしまったのだ。
しかし襞は閉じられている。膣内では愛液が溢れかえるが閉じられた襞でそれは閉じ篭もった状態が続いた。
私の膣は私の与り知らぬところで挿入の準備を整え、それを終わらせていたのだ。
そこで突然指を挿入された。
痛みを感じると思った予想は裏切られ、私は部長さんの太い指を根元まで咥えこんでしまった。
そして彼の背もたれから手を離して、今に至る。
高志「あーくそ、これじゃ計算が合わねぇ」カタカタ
目の前で高志さんがパソコンに向かって文句を言っている。
私は膝を内側に折り曲げ、股を締める。
でも執拗に後ろから指で攻めてくる部長さんに、私は体の力を抜かれていく。
………溢れる。溜まっていたものが全部………。
甘優「は…は…ぅっ♡ んぁぁ…♡」
部長さんは空いた手を私の口に持って行き、だらしなく開いた私の口へ指を入れてきた。
私はその太い指を唾液まみれにしながら小さく声を漏らしていく。
狩屋「…ん?トイレかい?よし、私が案内しよう。広川君、彼女をトイレに案内してくるよ。ついでに私もちょっと書類整理してくる」
高志「あー、すいません。お願いします」カタカタ
部長さんはそう言って私の肩を抱いて歩き出した。
高志さんはこちらへ振り返る素振りもなく、キーボードを叩いている。私は高志さんに手を伸ばすのだけど、そのまま…オフィスのドアは閉められた。
………………………
………………
………
甘優「あっ、やめて…下さい………こんなこと…こんな………っ♡ あっああっ♡」
狩屋「まあまあ、十六夜…甘優ちゃんだったか?ん?こんなに濡らしてるじゃないか。君も楽しんでるんだろう?」
甘優「…違っ…楽しんでなんか………んっ♡ ああっあっあっあん♡」
嫌なのに、身の毛もよだつほど気持ち悪いと思ってるのに………私は女子トイレの個室の便座に座らされて、部長さんの指を受け入れている。溢れ出る愛液が便器の中へ零れ落ちていき、ピチャンピチャンと水滴が跳ねる。
芋虫のように太い指が膣内で這い回って、さっきまでと違い本気で攻めてきている。
掻き回される…。あそこも、頭の中も…。
甘優「許してっ…もう、………あっ♡ 許してぇっ!」
狩屋「ほれほれほれ、ここをこうすると…」
甘優「ひっ!?ああっ、いや!ダメ!そこダメ! 出ちゃうっ!おしっこ出ちゃ──────」
激しいピストンを繰り返して中から指で膀胱を攻め立てる。我慢する間も無い。グチャグチャと掻き回されながら、私は耐え切れずに放尿した。
甘優「あ…ああ………いやぁああっ!!」
狩屋「おお、出る出る。凄いよ甘優ちゃん……彼氏の会社のトイレで便器からおしっこ零して…ひひひ」
私はお尻を痙攣させながらまだ、おしっこが止まらずにいる。部長さんはそして携帯を取り出すと私の放尿してる姿を写真に収めた。
狩屋「ああ、いいよ甘優ちゃん。とっても可愛いよ…」カシャ-カシャ-
甘優「あ…あ………やめて……撮らない…で…」
力を無くした私は、ただうわ言のようにそう言うしかなかった……。
………………………
………………
………
高志「おう、遅かったな。こっちは終わったぞ」
甘優「………」
高志「甘優?」
甘優「…え?あ、うん…お疲れ様…」
高志「………やっぱりお前疲れてんだろ?」
甘優「そ、そんなことないよ……」
高志「よし、決めた!肉食いに行こう!な!?肉食えば元気になるさ!」
甘優「うん…そだね」
………無理だ。言えない。
さっきまであったこと…。高志さんに言えるわけがない。
部長さんに写真を撮られてから、あの人は私の電話番号を登録した。
これから、私は部長さんの要求を飲まないといけない。そうしなければ…写真をばら撒くと言われた。
私は頷くことしかできなかった。
【不可視のダメージ発生】
《狩屋 冬馬》に嫌悪感を覚えました。
《狩屋 冬馬》に恐怖を覚えました。
《狩屋 冬馬》の性技を覚えました。
《広川 高志》に罪悪感を覚えました。
彼と焼肉屋さんでご飯を食べた後──────
1.彼の家へ行く
2.彼を家へ招く
3.一人で帰る
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
部長がCV茶風林で再生される
>>387
ばっかもーん!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
彼のマンションへ着くと、彼と一緒にお風呂に入った。
おっぱいやお尻を触られて体がビクッと反応してしまう。
それは彼に触れられることが心地良いからではなく、さっきの部長さんのことがフラッシュバックしたからで………。
高志「……今日はそんな気分じゃない?」
甘優「う、ううん。そういうことじゃないんだけど……」
高志さんに気を使わせてしまった。
私は高志さんに身を寄せて甘えると、軽くキスをした。
まだ、あそこに違和感を感じながら………。
………………………
………………
………
甘優「あっあんっ♡ 高志さん…好きっ♡ 好きぃっ♡」
高志「うっ、く!甘優…甘優っ!」
久し振りに、高志さんのが私の中に入ってくる。
私の膣内にあった違和感を、高志さんので上書きしてもらう。
あのおぞましい、芋虫のような指の感覚が徐々に取り払われていく。私の愛しい人が全てを覆い隠してくれる。
これから先、どんな事を要求されるか分からない。分からないけれど、また高志さんに上書きして貰えばいい。
心までは奪えやしない。例え私の体を好きにしようとも、私の心はいつまでもこの人のものだから…。
高志「ううっ!イくよ、甘優!」
甘優「んっやぁ…もっと、もっとして、高志さんっ♡ もっとぉ♡」
高志「だ、だめだっ、もうっっ!うああっ」ビュ-ッ
甘優「あっ…ああんっ♡」
とくんとくん…と、膣内で脈打つ高志さん。
それを私から抜き取ると、ゴムを外して入口を縛ってゴミ箱へ投げ捨てた。
私は肩で息をしながらぼんやりと彼の背中を眺める。
高志「甘優…すげえ乱れてたな、今日はww」
甘優「……ごめんなさい…」ハァ…ハァ…
高志「いや、俺も早くイっちゃってごめんwww」
甘優「………ううん…気にしないで…」ハァ…ハァ…
それよりも…終わってすぐにどっか行っちゃわないで………。
ベッドから降りて煙草吸わないで………。
寂しいよ…。貴方の温もりを感じながら、余韻に浸りたいよ…。
高志「もう一回一緒にシャワー浴びようか」
甘優「………うん」
男の人は女と違う。
頭では分かっていても、心が納得してくれない。
私は体をゆっくりと起こし、ベッドから降りて一つため息を吐いた。
1.このまま泊まる
2.帰る
↓1〜3多数決。
今日は金曜日なので私はそのまま泊まることにした。とは言っても高志さんは明日も明後日も仕事みたいだけど…。
一緒にシャワーを浴びてから二人でイチャイチャしながら、大して面白くもないバラエティ番組を見る。テレビの内容はどうでも良かった。ただ高志さんに甘える時間が欲しかっただけだった。
高志さんと隣り合わせで座って、彼にもたれかかる幸せ………。この時間がずっと続けばなぁと思ったりして………………。
………と、ふと視線を落とすと高志さんのズボンが膨らんでいた。私もつい、それに一点集中してしまう。
高志「……はは、ごめん。甘優の髪が良い匂いだからつい……w」
甘優「も、もう…//// びっくりするじゃない…////」
高志「びっくりついでに…しゃぶってくれない?」
全くもって脈絡が無い。
何がついでなんだか…。
高志さんは私の返事を待たずにスウェットを下ろすと、勃起したおちんちんを出した。
甘優「た、高志さんっ////」
高志「頼む!な?いいだろ?」グググ…
甘優「ちょっ…もうっ////」
高志さんは私の頭を下へと押していく。
カチカチになったおちんちんがビクビクと震えている。
まったく…と、私は仕方無しに高志さんのおちんちんを咥えた。
高志「うっ…はぁ…っ」
甘優「んむ…ん…」クチュクチュ…
頬張ったまま唾液を溜めておちんちんに舌を巻き付ける。
本当にエッチなんだから…。
テレビからはバラエティ番組特有のあの笑い声が聞こえる。観客の笑い声か、その場のスタッフの笑い声か、それとも編集で声を出しているのか分からないけど、私はどうもあの “作られたような笑い声” が苦手だ。
おちんちんをしゃぶるのに熱が入る。
テレビの笑い声が癪に障ったからか…、ただおちんちんを咥えて興奮したからか…、その両方なのか。
分からないけど、私は夢中になっておちんちんを貪る。
甘優「んむ…あむ…っ♡ はぁ…じゅるる…じゅぷじゅぷ…」
わざとエッチな音を立ててしゃぶりつく。高志さんは「うう…」と気持ち良さそうな声を漏らす。
口からおちんちんを抜いて、手でしごきながらタマタマにも舌を伸ばす。射精寸前のタマタマは収縮して硬くなってきている。
…小さい時に見たカマキリの卵に似てる…。
グロテスクなのに、彼のものだと思うと不思議とそれは愛しいものへと変わる。
──────と、タマタマの一つを口に含んだ瞬間、高志さんは一気に射精して私の顔や頭にかけてきた。
甘優「んんんっ!?…ぷあっ、た、高志さんっ」
高志「ううっ!ご、ごめ…っうあっ」ビュルビュルッ
甘優「ちょっ、止めてってば//// あんっ、やだっ////」ビチャビチャッ
ひどい量の精子をかけられる。
もう………サイテー…。
1.このまま襲ってやる
2.このまま誘ってやる
3.シャワー浴びてフテ寝してやる
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
………もう知らないっ。
私はそのまま無言で浴室に向かってシャワーを浴びる。
高志さんだけ気持ち良くなってばっかりで…ズルイ。
扉の向こうで『ごめんってー』と謝ってるけど私は無視してシャワーを浴び続けた。
ベッドに潜っても私は高志さんの言葉に耳を貸さずにいた。そうすると高志さんまで不貞腐れて「じゃあ勝手にしろ」と、私に背を向けて寝始めた。
怒ってるのは私なのに…。
もういいもん………勝手にするもん………。
──────と、私は気付いたらそのまま寝入ってしまっていた。
【不可視のダメージ発生】
《広川 高志》に不信感を覚えました。
《広川 高志》に不満を覚えました。
《広川 高志》への愛情が若干薄れました。
神無月 六日 土曜日
朝目覚めると高志さんはもう居なかった。
テーブルには置き手紙があり、『昨日はごめん』とだけ書かれていた。
甘優「…はぁ…」
私が大人気無かったのかな?と、少し反省する。
着替えを済ませてお化粧をすると私は──────
1.彼の為にお弁当を作って会社へ持っていく
2.買い物に行く
3.繁華街へ行く
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
冷蔵庫にある食材を使って簡単にお弁当を作ると私は高志さんの会社へ向かった。
ビルに着きエレベーターで4階へ上がると受け付けの女性に話しを通した。
高志さんはどうも営業に出てるらしく会社には居ないとのことだったので、受け付けの女性にお弁当を渡してくれるように頼もうとすると………奥から部長さんが出てきた。
狩屋「おお甘優ちゃんじゃないか。今日はどうしたのかな?」
甘優「あ、その………高志さんにお弁当を………」
狩屋「ほほう、気の利いたものを。キミ、預かってあげて後で広川君に渡して差し上げなさい」
受付嬢「かしこまりました」
私はお弁当を受け付けの女性に預けると「それでは」とその場を後にエレベーターへ向かう。
狩屋「ああ、私もこれから取引先へ向かうから下までご一緒しましょう」
私がエレベーターに乗り込むと部長さんがそう言って一緒に乗ってきた。
………嫌な予感がすると思った時にはそれは起こっていて、部長さんは早速私のお尻を撫で回してきた。
甘優「………」
狩屋「いいお尻だね。今日は仕事休みなのかい?」ナデナデ
甘優「……はい」
狩屋「そうか。それは良かった。このビルの一階はうちの倉庫になっていてね………ちょっと付き合ってもらえるかな?」
甘優「………」
狩屋「まぁ、断ってもいいんだが……」
そう言いながら部長さんは携帯を取り出して私に差し出した。画面には私が下半身を晒して放尿している姿が映っている。
甘優「っ」
狩屋「この写真を私だけで楽しむのは心苦しい。誰かと共有しようかどうか悩んでしまうなぁ……」
甘優「つ、付き合います………付き合いますから………」
狩屋「そうかい?それは良かった。無理矢理付き合わせるのも悪い気がしていたんでね……」
こんな脅迫まがいのやり方が無理矢理じゃないと言うなら、何を無理矢理と言うのか…。
力づくで連れて行かれる方がまだマシだ……。
私は肩を抱かれながらエレベーターを降り、一階奥の倉庫へ入っていった。
………………………
………………
………
倉庫の奥の奥に一枚扉があり、その中の小さなスペースにはソファが置かれていた。
埃は無い。どうやらここの部屋は度々使用されているようだった。
甘優「あっ………やだ……っ」
私はソファに座っている。
ショーツだけ剥ぎ取られ、大きく股を開かされて、部長さんにあそこを舐められている。
わざと大きな音を立てて吸い付いてくる。こんな中年の男に良いようにされて、それなのに私の蜜壺は淀みなく蜜を垂れ流す。
狩屋「ぶはぁ…やっぱり若い汁は旨いなぁ。どうだ?甘優ちゃんも良いんだろ?ん?」
甘優「よくなんか…ありませんっ………んっ、あっ…」
感じちゃいけないと思えば思うほど、そこに意識が集中してしまって………疼いていた所が過剰に反応してしまう。
昨夜、不完全燃焼だった事が仇(あだ)となっている。ふて寝なんかしなければ良かったと、今になって後悔しても遅いのに…。
また、芋虫の指が私の膣内を掻き回し始めた。
昨日、私を苦しめた………あの指がまた………。
甘優「あっ…はぁ♡ あっあっ♡」
…目の前がチカチカする。
高志さんとは違う愛撫に、私の身体は戸惑いと快感を覚えて…痙攣を繰り返す。
やだ………このままされたら………どうにかなってしまいそうで………………。
甘優「やっ…うそ、だめっ♡ あっ…あっあっ…イっ──────」
だめ。イッたら…。
だめだめだめ………っ。
ぶちゅうっと、クリトリスを吸い付かれる。
私の腰は跳ねて、不本意な絶頂を体感した…。
………………………
………………
………
味わったことがない。
高志さん以外の男の人を、私は知らない。
“それ” はどんな人も同じだと思っていた。
だけど………押し潰される子宮は確かに高志さんとは別物なんだと理解していて………。
甘優「あああああああっ♡ やっやっ…あぐっ♡ 無理っ…おっき…っっ♡」
部長さんの大きな体が私を覆って圧し潰す。
大きなおちんちんをバンバンと打ち付けてきて、私は呼吸が乱される。
狩屋「良い締まりだ!甘優まんこが私のチンポを喜んで咥えてるぞ!」
甘優「ひぐっ♡ 違っ…ああっ♡ だめぇ…強い…♡ 待って…部長さんっ…あっあっあっああっ♡ 」
ブラウスを剥かれてブラを上げられ、丸出しにされた乳房を鷲掴みされる。
尖った乳首をつねられて私は身体を反らす。
何よりも、私の膣内でギチギチになったおちんちんが内側で膨らんで内臓を圧し潰すように暴れ回るのが………耐えられない。
存在感がありすぎるおちんちんが、このまんこは俺のものだと主張するように、植え付けるように子宮を叩く。高志さんでも届かない所に、この人はいとも容易く侵入してくる。
甘優「はぁあっ♡ イくっ♡ いやっ、イくの嫌っ♡ イくイくっ♡」
仕込まれる。
例え部長さんに身体を好きにされても、高志さんに抱かれて上書きすればいいと思っていたけど、………それは逆もありうるということを考えていなかった。
高志さんを上書きされる。
こんなおちんちんで激しく犯されたら、高志さんを上書きされてしまう。
高志さんよりも強く、太く、硬く、逞しいおちんちんで埋め尽くされる。激しく濃厚なSEXを味わわされて、高志さんとの思い出ごと掻き消される。
でも、心までは奪われない。奪わせない。
私は高志さんが好き。高志さんが好き。高志さんが………………。
甘優「あっ………ひん♡ 凄っ…♡ あっ…ずんずん…きて…♡ 」
私は高志さんが………。
甘優「あああ…熱いぃ♡ 熱い…おちんちんが…おちんちんがぁ♡ はっあっ、ん、やっ………気持ちっ…♡」
高志…さん………。
甘優「イくっ♡ また……部長さん…♡ だめっ、止まってぇ…♡ 甘優イっちゃう♡ またイっちゃうからぁっ♡」
これ………好……き………。
狩屋「ほれほれ!イけ、何度もイけ!」
甘優「あああああああああっ♡ イっっぐぅうううっ!!」
高志さんとSEXしたことは何度もある。
ただ、イッた回数はその内何度あっただろう………。
分からない………分からないけど………こんなイき方したことは今まで一度も無かった……。
部長さんが私にのしかかったまま、キスをしてきた。拒むほどの力が残されていない。
部長さんの唾液を飲み込み、舌を絡ませられる。
おまんこの中で、まだ射精もしていないおちんちんが力強く脈打っているのが分かった。
まだこれが続くのかと思うと………私は何故か恐怖よりも期待に胸が疼いた………………。
………………………
………………
………
甘優「はぁぁ…はぁぁ…♡」
二個目の縛られたコンドームが私のお腹に投げられた。
絶倫の部長さんが全てを出し切った頃、私の身体はガクガクと震えがやまずに茫然と天井を眺めていた。
狩屋「いやぁ出た出た。良かったよ、甘優ちゃん」
甘優「はぁ…はぁ……んっ♡」
全身が性感帯のようになっている私の身体。
そんな私の乳房を部長さんが撫で回す。
狩屋「また会社に来なさい。君の身体を満足させられるのは私だけだ。広川のようなもやし男じゃ君を扱えないだろう」
甘優「…あ、あの人の悪口はやめて…ください…」
狩屋「くっくっく、恋人を気取ったところで甘優ちゃんが私のチンポでヒーヒー鳴かされたのは変わらんぞ?」
甘優「………」ハァ…ハァ…
狩屋「何ならまた広川に抱かれるといい。物足りないと感じるだろう」
甘優「そんなこと…絶対…ありません…」ハァ…ハァ…
狩屋「まぁいい。じゃあ私は仕事に戻る。私とやりたくなったらいつでも言いなさい」
部長さんはそう言うとさっさと着替えを済ませてドアから出て行った。
私は暫くの間、ソファの上で丸くなり、その場で泣き続けた。
【不可視のダメージ発生】
《狩屋 冬馬》に肉体的快楽を刻まれました。
《狩屋 冬馬》に特別な感情を抱き始めました。
《狩屋 冬馬》の味を覚えました。
《広川 高志》に強い罪悪感を覚えました。
貴女は精神と肉体の乖離に戸惑いを感じています。
もそもそと着替えを済ませると、私はこっそりと倉庫を出た。
ビルから出ると私は──────
1.高志さんに電話をする
2.部長さんに電話をする
3.買い物に行く
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
甘優「あ…もしもし?高志さん?私…」
私は高志さんに電話を掛けていた。これは何の電話だろう…と、掛けてから思う。
居た堪れない気持ちからか、贖罪の気持ちからか、ただ声が聞きたかったからなのか………。
電話の向こうの高志さんの声が、少し小さく聞こえた。
高志『なに…?』
甘優「あ、ごめんなさい。今仕事中?」
高志『そうだよ。どうした?』
甘優「あ、あのね…今日お弁当作っ」
?『広川くぅ〜ん♡ まだぁ?』
甘優「っ!?」
高志『あ、はい!すぐ行きますから!』
甘優「…………高志さん、今のは…誰?」
高志『誰って、うちのお得意様だよ。それより何?』
甘優「………」
お得意様…?
何だか腑に落ちなかった。仕事なのに何であんな猫撫で声で高志さんを呼んだんだろう。
高志『甘優、あのさ、朝のことなら帰ってから謝るから』
?『こぉら広川くん。年長者をいつまでも待たせるもんじゃないわよぉ』
高志『あ、ちょっと、ミサキさ──────』プツッ
甘優「も、もしもし…?高志さんっ?もしもしっ?」
………電話を切られた。
今の女の人は誰? お得意様って言ってたけど、凄く甘えた女の声だった気がする。
胸がもやもやとした。もしかしたら浮気してるのでは?…と考えている自分が醜く感じる。
でも…私は高志さんのことを言えない。例え浮気をしていたとしてと、私はもっと酷い裏切りをしているのだから………。
【不可視のダメージ発生】
《広川 高志》に対して猜疑心が生まれました。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
私は結局その後高志さんに電話をかけ直すこともなく、彼の会社近くにある小さな公園でぼーっとしながらベンチに座っていた。何もしないというのは、ただそれだけで良くない事を考えてしまったりするもので………。
彼の浮気を疑ったり…、あと………あの暗い倉庫で部長さんとしたことを思い出したり……。
高志さんとは違う男の人のアレ…。
太くて硬くて……。肉の裂け目、襞を掻き分けてズンズンと、脳天まで届くかと思うくらいのサイズ。
途中から訳が分からなくなっていた。あんな獣みたいなSEXを私は知らなかった。まだ、あそこにアレが入ってるような錯覚に陥る。子宮がトクンと疼く。
無意識に私は自分の人差し指を甘噛みしていた。
ハッとして頭を左右に振る。
何を考えていた?
あんな…他人とのSEXを反芻(はんすう)して、私はじんわりと “濡らして” いた。思い出しただけで身体が反応している事に嫌気がさす。
違う。私はそんな女じゃない。そう自分に言い聞かせて、私はベンチから立ち上がった。
1.家に帰る
2.買い物に行く
3.部長さんに電話する
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
何を買いに行こう…
1.スーパーに行く
2.精肉店に行く
3.電車に乗って都心部へ
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
もやもやした気持ちは買い物で誤魔化そうと思い、私はスーパーへ買い物に行く事にした。
自宅近くのスーパーマーケットに着くと、私はカゴを片手にかけて店内を回る。
ここのスーパーはテナントが入っていて、中華料理店やハンバーガー屋さん、パフェやアイス、コーヒー店などのいわゆる軽食屋さんが沢山あり、それらをその場で飲食出来るようにフードコートが設けられている。
私は買い物に来たのだけれど、今日は何かを作る気にもならなかったのでカゴを置いてフードコートへ向かった。
たまの外食。
私はハンバーガーで有名なMES BURGER(メスバーガー)に立ち寄ってチーズバーガーとポテトのセットを注文すると、それを受け取ってテーブルに着いた。
ポテトを一つ摘まんで口に含み、バックを漁ってタブレットを取り出すと、電子書籍のアプリを開いて読みかけの小説を読み始める。
全てを食べ終えても、コーヒーを飲みながら時間を忘れてタブレットの小説を読み続けていると、私の前の席に誰かが座った。
周りの席は結構空いてるのに相席なんて嫌だな…と思いつつその人にちらりと目を向ける。
内藤「どうも、十六夜先生」ニコッ
甘優「な、内藤さん…っ」
私はどうしてか慌てて周りを確認する。
内藤「秀太は居ません。母と一緒に別のおもちゃ屋さんに行ってますよ」
甘優「そ、そうですか…」
私はそれを聞くとタブレットを閉じてコーヒーを急いで飲む。
内藤「何故急ぐのですか?そんなに僕と一緒に居たくないのですか?」
甘優「いえ…あまりゆっくりもしていられないので。こう見えて忙しいんです」
内藤「僕が貴女を見かけてから三十分経ってます。私は貴女の隣でずっと貴女を見続けていたのにそれにも気付かないほどタブレットを夢中になって見ていた。どう見ても忙しいようには見えませんでしたがね…」
甘優「そ、それは……人を待っていたからです!」
私はつい嘘をついてしまう。正直、私はこの人が苦手だ。好きとか嫌いとかそういう感情の前に、この人は私の心をコントロールしようとする。そこが………怖い。
だからつい虚勢を張ったりしてしまうのだけど、それもまた彼の手の平の上の様な気がして………やっぱり苦手だ。
内藤「ほう、その待ち人は来たのですか?」
甘優「き、来てませんけど…」
内藤「それならば急ぐ必要はないでしょう」
甘優「あ、貴方と一緒に居たら誤解を受けてしまうんです!」
内藤「誤解?」
甘優「か、彼」
内藤「おっと、それは言わない約束だ」
甘優「………っ」
そうだ………。彼氏が居るとこの人に伝えてはいけないんだった。そもそも彼と待ち合わせしてるどころか、誰とも待ち合わせしてるわけじゃない。
嘘なのだ。だから、どちらにしても分が悪い。
そして内藤さんは私の嘘をきっと見破っていて、その上で私で遊んでいるのだ。
内藤「嘘、なのでしょう?」
甘優「………」
内藤「無言は肯定と取りますよ?」
甘優「私に…何の用ですか…」
内藤「好きな人に会うのに何か口実が要りますかね?」
甘優「………やめて下さい。私は内藤さんにどう思われても関係ありません。好きとか言われても…迷惑なだけです」
内藤「はは…まあそう嫌わないで下さい。それにしてもハンバーガーですか。十六夜先生は家庭的なイメージだったのでこの様なものを口にするのは意外でした」ニコニコ
甘優「別に…いつも食べてるわけじゃありませんから…」
内藤「一人だとご飯を作るのも面倒ですからね。気持ちは分かりますよ。つい不精になって外食してしまう」
甘優「で、ですから!私はちゃんと作ってます!今日はたまたまっ」
内藤「言い訳ですか?十六夜先生らしくない」
甘優「い、言い訳なんかじゃありません!ご飯だってちゃんと毎日炊いてますし、料理だって作ります!」
内藤「怪しいなぁ」
甘優「あ、怪しい!?怪しいなんて内藤さんに言われたくないです!」
内藤「そうですか。……ところで十六夜先生、何でそんなにムキになってるんですかね?」
甘優「…ムキになんてなってません!」
内藤「だっておかしいじゃないですか」
甘優「何がですか!」
内藤「僕にどう思われようと貴女には関係無いのでしょう?」
甘優「関係無いですよ!?」
内藤「じゃあジャンクフードを食べる人って思われてもいいじゃないですか。何で自分を良く見せようと必死なんですかね」
甘優「良く見せようなんてしてません!ただ私は内藤さんが思う様な人間じゃないってだけで」
内藤「だから、そこで弁解する必要無いじゃないですか。僕の貴女に対する評価がどんなものだろうと貴女にとっては関係無いわけでしょう?」
甘優「………無い、ですけど……でもっ」
内藤「弁解するってことは僕の評価が気になるってことです。裏を返せば僕のことが好きだと暗に言っているのと一緒だ」
甘優「なっ………!?」
そんな訳………ない。どうしてそんな理由になるのか。というかどこまでも傲慢な人だろう。自信過剰で自己中心的でナルシストで……。
なのに、それなのに私は言い返せない。言葉のプロットを上手く組み立てられて、言葉の反射神経が鈍い私には彼の論理武装を覆すだけの力が無い。
凄く、ムカムカする。
この自信満々の顔を見てるだけでイライラする。どうして私はこんな男にキスを許してしまったんだろう。
車の中で無理やりキスをされたあの時、魔法がかかった様に私は動けなかった。今思い出すと本当に不愉快だ。あの時はどうかしてた。
もう二度とこの人と関わりたくない。
甘優「…とにかく、貴方が言ってることは余りにも私の気持ちからかけ離れてます!不愉快です!」
内藤「そうでしたか。確かに決め付けはよくありませんね。申し訳ありませんでした」ペコ
甘優「え…?」
彼はすぐに誤りを認めて頭を下げた。
もっと言いくるめてくるかと思っただけに、私は肩透かしをくらった格好だ。
内藤「しかし…思った通りです」
甘優「思った通り…?」
内藤「十六夜先生はとても家庭的な方でいらっしゃる。ジャンクフードばかりということではなく、基本的には毎日ご飯を作ってるんですよね?」
甘優「え、ええ…作ってますけど…」
内藤「素晴らしいと思います。お仕事されているのに毎日料理なんてなかなか出来ません。独り暮らしなら尚更です。僕はその十六夜先生の姿勢を……尊敬します」
甘優「そ、そんな……////」テレテレ
…と、そこでハッと気付く。
私はまた、内藤さんに完璧に転がされてる。
甘優「だ、騙されませんから!////」
内藤「はい?」
甘優「そうやって私を気分良くさせてどうにかしようなんて…絶対に引っ掛かりませんからね!?」
内藤「怒った顔も綺麗です」
甘優「うっ…あ…////」
機先を制すのはいつも内藤さんで、私は次に出るはずの言葉が喉元で引っ掛かる。
内藤「お顔が赤く染まっていますよ」
甘優「違っ//// こ、これは熱で」
内藤「まだお昼過ぎですね。どうです?これから僕とドライブにでも行きませんか?」
甘優「い、行きませんよ!////」
内藤「秀太のことも相談したいので…」
甘優「しゅ、秀太くんの…?」
内藤「さあ、行きましょう十六夜先生」スクッ
1.い、行きません!
2.少しくらいなら…
↓1〜3多数決。
甘優「い、行きません!」
内藤「……何故です?」
甘優「わ、私はもう貴方に振り回されるのは真っ平です!」
内藤「ふぅん…」
しっかりと、拒絶の意思を伝えた。
それでも…それなのに、内藤さんは余裕のある笑顔を私に見せてニヤニヤとしている。
内藤「…まあいいでしょう。確かに簡単に堕ちてしまうような女じゃつまらないしな…」ボソ…
甘優「え?」
内藤「いえ、こっちの話です。分かりました。今日のところは引きましょう」ニコッ
甘優「…」
内藤「ただこれだけは伝えておきます。貴女はいずれ、必ず僕のものにする」
甘優「なっ…!」
内藤「これはただの宣誓や宣言といった類のものじゃありません。必ず来る……近い将来の予告です」
甘優「………そんなこと…ありえません!」
内藤「…いいね。その毅然とした態度………。僕の好みですよ…」
内藤さんはそう言い丸テーブルの外側を回ってきて、座っている私の耳に顔を寄せる。
内藤「…その意気です。ゲームは始まったばかりだ……せいぜい僕を楽しませて下さい………」
小声で言うと彼は私の肩をポンポンと軽く叩き、歩き去って行った。
………ゲーム? 彼は私を手に入れるというゲームをしているということ?
だとしたら………絶対に負けるわけにはいかない。ゲームなんかで私をどうこうしようなんて…絶対にさせない。
お陰で私の目は覚めた。あの人への怒りが湧いて、それを糧に私は戦える。高志さんと私の間を引き裂く悪魔の甘言に、もう二度と踊らされることは無い。
ゲームなんて言ってしまった時点で、内藤さんの負けは確定したのだ。
私はタブレットをバックにしまうと立ち上がってスーパーを後にした。
この時は私の勝ちを確信していた。この時は………………。
………………………
………………
………
スーパーを出た私は──────
1.家に帰る
2.繁華街へ行く
3.部長さんに電話して高志さんの居場所を聞く
4.高志さんの会社へ行く
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
そういえばこの時間帯だと綾音が男をやってるのか...、ヤってるじゃないよ
>>445
ここの時間軸では彩音と未来は10歳の男の娘。可愛い盛りです。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
午後2時。
家に着いてぐったりと床に寝そべりながらクッションを抱く。午前から今までに掛けてかなり精神的にも体力的にも削られた。
特に…部長さんとの時間が長く濃厚な時間だった。
“あそこ” がまだじんわりと熱を持っている気がする。あの人…部長さんの太くて大きいのがまだ中に収まってるような……。
私は──────
1.お昼寝する
2.高志さんに電話する
3.ネットサーフィンをする
4.手が股に伸びて…
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
ノートパソコンを開いてネットを楽しむ事にした。
何もしてないと部長さんのことや内藤さんのことなどを考えてしまう。
いくつかのサイトを転々としながらぼんやりと眺めていると『道化師の館』というサイトが目に付いた。中身はチャットのようだ。
私は何の気なしにそのサイトに飛び、一つの部屋に入った。
名前はそのまま “アユ” で登録する。
部屋は空室だったけど、他の人が入室してきた。
ピエロ『こんにちは』
アユ『こんちには』
ピエロ『どこにお住まいですか?』
アユ『秘密です』
ピエロ『あらら』
アユ『(笑)』
画面の向こう側、素性も分からない赤の他人と文字だけで話す。
そう思うとなかなか刺激的だった。
ピエロと名乗るその人はまだ男か女かも分からない。でもしばらくお話ししようと……何となく思ってチャットを続けた。
ピエロ『アユさんは何をしてる人?』
アユ『幼稚園の先生です』
ピエロ『なるほど。幼稚園の先生とかって出会いがなかなか無いって聞きますけど』
アユ『そうですね。でも私はもう彼氏がいるので』
ピエロ『そうなんですか。口説こうと思ったのにww』
アユ『私がどんな女かも分からないのに?(笑)』
ピエロ『そんなことは些細なことですよ』
………些細なこと?
普通は相手のことを知ってから付き合いたいとか思うんじゃないのかな?
とにかく相手が男性だということは分かった。
アユ『口説かれるほどいい女じゃないです』
ピエロ『そういう基準は自分で決めるもんじゃないと思うんですよ』
アユ『そうですかね』
ピエロ『そうですよ。だってアユさんの彼氏さんがですよ?付き合う前に「俺はそんないい男じゃない」って言ったらあなたはその言葉に納得してその人と付き合わないんですか?』
アユ『…いえ、付き合います』
ピエロ『でしょう?関係無いんですよ、本人の自己評価なんて。だからアユさんが自分のことを如何に貶めても僕には関係無いんです』
アユ『言いたいことは分かりました。でも私には彼氏がいるので』
ピエロ『まいったなー。そこなんですよねー』
アユ『(笑)』
悪い人…ではなさそう。
でも何となく軽そうなイメージがある。
アユ『女の子なら誰でも口説いちゃうんですか?』
ピエロ『口説きます』
アユ『彼女さんは居ないんですか?』
ピエロ『居たら口説けないでしょww』
アユ『そうでした(笑)』
ピエロ『ああ、そうだ。ここオープンチャットだから中身読まれちゃうんですよ。場所移しませんか?』
アユ『いいですよ』
ピエロ『じゃあここに来てください。42号室で待ってます』
アユ『分かりました』
ピエロさんがURLを添付して、私はそこへ飛ぶ。
そして42号室のピエロという文字を確認すると中へ入った。
ピエロ『お疲れ様です』
アユ『お疲れ様です』
ピエロ『ところでアユさん、ものは相談なんですが…』
アユ『何でしょう?』
ピエロ『僕も独り身が長いんです。かれこれ三年は恋人が居ない』
アユ『はい』
ピエロ『アユさんには彼氏さんがいるので、もちろん付き合ってくれとは言えません』
アユ『はい』
ピエロ『だから、ちょっとでいいので発散に付き合ってもらいたいのです』
アユ『発散?』
ピエロ『スカイポのIDあります?』
アユ『ありますけど…』
ピエロ『………映像で話しませんか?』
アユ『映像はちょっと…』
ピエロ『ああ、えっと、最初はアユさんを映さなくていいです。僕だけ姿を見せますので』
アユ『うーん…』
ピエロ『僕のスカイポIDはこれです。良かったらかけてきてください。もちろんアユさん側のカメラは閉じてていいですから』
アユ『…分かりました』
少し、状況が変わってきた。
スカイポを使うとなると、文字だけのやり取りから声での会話になる。
私は少し悩んだ末に──────
1.ネットを閉じた。
2.スカイポに繋いだ。
↓1〜3多数決。
私は少し怖くなってネットを閉じた。
ネットを媒介にした犯罪も多くなってると聞く。いつどこでそんな犯罪に巻き込まれるか分からない。
不用意に他者と繋がるのは危険かもしれない。
私はパソコンの電源を切って立ち上がるとベッドへ座った。
時計の針は15時半を指していた。
私は──────
↓1〜3自由安価。その中から↓4が決める。
ほう…エステですか。
自由安価の怖さはこういうとこにありますね。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
家の中で悶々として過ごすのは好きじゃない。
私はまた外行きの服に着替えると一先ず外へ出た。
街中をぶらついているとビルの中にエステの文字が見えた。
そういえば私はエステに行ったことが無い。そういった意味での自分磨きをしたことがなかった。
そのビルの前で少しの間悩んで、結果私はビルの中へと入っていった。
受け付けと簡単なアンケートを済ませるとソファで待たされた。
待合室にはアロマを焚いてるのか、うっとりするほど甘い香りが漂っている。これもリラックスさせる効果を狙っているものなのかもしれない。固まった筋肉が弛緩されていくような感じがする。それと若干の眠気…。
いけないと首を振って出されたお茶をすする。
地中海が隣接するヨーロッパの何処だかの国の葉っぱを使ったお茶だそうで、不思議な味がした。嫌いじゃないけど…あまり美味しいとは思えない。ただ体を温めたり血行を良くするとか言われた。
確かに………体が少し熱を持ってきたように思う。
施術師「お待たせ致しましたお客様」
甘優「はい…」
施術師「こちらの部屋で御着替えの方お願いします」
甘優「はい…」フラフラ…
施術師は………
1.男
2.女
↓1〜3多数決。
部屋で身に付けているものを全て脱ぎ、用意された下着を付ける。それは普通の下着ではなく、生地が少なくて薄い。
下はTバックTフロントで、割れ目にキュッと食い込んでいる。ショーツというよりも紐だ。
上は乳首が隠れる程度しかなく、乳輪がはみ出てしまっている。
私は胸と股を手で隠しながら更衣室から出る。
甘優「あの…これが普通なんですか?」
施術師「普通です。さあ、そこのベッドへ仰向けで寝そべって下さい」
甘優「………女の人じゃないんですか?」
施術師「ええ、施術は私だけです。ご安心ください。仕事柄女性の体は見慣れていますから」
甘優「はぁ…」
施術師「アロマ焚きますね」
私がベッドで横になると顔に温かく湿ったタオルが置かれる。そのタオルも何だかいい匂いがした。
施術師「オイルを塗ります。体の力を抜いてリラックスしてください」
甘優「は…い…」
脚全体にオイルが垂らされて、それを満遍なく塗られていく。
ヌラヌラと、私の脚に男性の大きく繊細な手が這う。ところどころ強弱をつけて揉み解していく。
………結構、気持ちいいかも…。
気持ちよくなれて綺麗になれるなんて…なかなか無いと思う。その分お高いんだけど…。
施術師「お客様はこういった所は初めてですか?」
甘優「え、ええ…」
ふくらはぎも丹念に揉まれる。血行が良くなってるからか、肌がとても敏感になっている。
施術師「お客様は十代の肌ですね」
甘優「…えっ?//// そ、そうですか?////」
施術師「はい。肌にハリ艶があります。これはエステのしがいがありますね」
甘優「あ、ありがとうございます…////」
施術師「頑張って今よりも綺麗になりましょう。私も精一杯協力します」
甘優「…はいっ」
胸からお腹にかけてオイルが垂らされて、腰回りの肉を揉み解される。
気持ちいいのだけど………やっぱり恥ずかしさが抜けない。施術師が男性ということを意識してしまってるからかもしれない。男性に直接肌を触られるというだけで、インモラルな感情が湧いてしまう。
マッサージが愛撫のように思えてしまい、つい身体がくねりを作ってしまう。
呼吸が荒くなっていく。気にしないようにすればするほど、施術師の手に意識が向いて、触れられた箇所から熱がこもっていく。
甘優「…あっん♡」
と、つい声を漏らして私はすぐに口を噤んだ(つぐんだ)。体が弛緩してすっかり油断した。
エステだっていうのに私は何て声を………。タオルが顔にかかっていて良かったかもしれない。きっと今私の顔は恥ずかしくて真っ赤に染まっているだろうから…。
施術師「…お客様、どうかお気になさらず」
甘優「…な、何がでしょうか?////」
施術師はマッサージする手を緩める事も無く、淡々と話す。
施術師「女性の体は男性と違い、繊細にできています。ですからお客様のように声が出てしまうのは至極当然のことなのです」
甘優「あう…やっぱり聞こえてましたか/// ごめんなさい…私ったら…////」
施術師「いえいえ、お客様だけがではありません。他のお客様もよくお声を漏らされます」
甘優「そう…なんですか////」
施術師「ええ。それに声を堪えるのはあまり宜しくありません。リラックスすることがまずは前提になりますので、堪える作業はリラックスの反対に当たるストレスを与えることになります。ですから恥ずかしがらずに声はどんどん出していきましょう」
甘優「で、でも…////」
施術師「大丈夫です。エステとは “そういうもの” なのですから…。だからこのように…」
甘優「あっ♡」
乳首を程良い力具合でつねられる。
私はまた色のある声を出してしまった。
施術師「恥ずかしがらず…素直に…」
甘優「あっ…いや、ちょっと………んぅっ♡」
力の入れ方、触り方がマッサージのそれとは違ってきている。
施術師は私の乳房を外側から優しく揉み解し、乳首を指で弾く。視界はタオルで塞がれているのに、何をさらているかがよく分かる。
いや、視界が塞がれているから余計に触れられている所に意識が集中するから分かるのかもしれない。
紐状のブラは簡単にずらされて、見なくても分かるほど勃起した乳首がこねくり回される。
甘優「あっ…あっ…♡ 先生…ちょっとそこは………んっあっ♡」
施術師「リラックスです…十六夜さん…」
甘優「んっ…でも…」
施術師「リラックスです…」
甘優「リラッ……クス…」
施術師の低い声が耳の奥をくすぐる。
力が抜けていく…。タオルの匂いがとても良い匂いで、私は………。
………………………
………………
………
甘優「あっはぁ♡ あっあっん♡ あああっ♡ 凄っ…い♡ あっ…いい♡ 」
細マッチョ…というのか。
施術師の先生は服を脱いで私の上に乗っかっている。どうしてこうなったか、いつこうなったのか分からない。
ただ分かっていることは………先生の長くて熱くて………硬いおちんちんが私の膣内に埋まっているという事実だけ……。
私はでも抵抗の素振りもしなくて、抵抗なんて…できなくて…。だって気持ち良いから…。
甘優「あああああっ♡ 気持ちぃっ♡ あっ…先生、だめぇ♡」
これは…エステだから…。
浮気じゃなくて……ただのエステで………だから………。
甘優「あっイく♡ 先生、イっちゃう♡ イっちゃうのっ♡」
施術師「まだダメですよ…十六夜さん」
甘優「やぁあ…いじわる………意地悪しないでよぉ…」
長いのが私の膣内を往復する。
膣の内壁がその長い距離分押し込まれて、引き出される。
子宮は下りっぱなしで、おちんちんの先っぽが何度も奥にキスをしてくる。
施術師「どうですか?うちのエステ…気に入っていただけましたか?」
甘優「気に入りましたっ♡ あっ…あっ♡ 気に入ったから…だからぁ………♡」
施術師「これからも、通ってくれますね?」
甘優「通う…通うぅ♡ ああんっ♡ 先生…おちんち………すごい…っ♡ 長くて…届くのっ♡」
意図しないはしたない言葉が次々と口から零れる。
こんなのは…私じゃない。施術師が私に何かをしたんだ。
でも、そう考えられるようになったのは随分後になってからで………、その時はもう、入ってくる男の人に夢中になっていた。
細くても筋肉質なその身体に抱かれて、私もしがみついて貫いてくるおちんちんの味を下の口で味わい続けた。
施術師と重なり合う。肌と肌とがオイルに塗れて滑り合う。濃厚なキスをしながら施術師は腰を振り続けて、私は全部が蕩けるような感覚に陥った。
甘優「あっ好き♡ これ好きっ♡ おちんちんいいっ…もっと、もっと突いて…♡ 先生…もっと♡」
冷静さを欠いた私はただただペニスを求めた。
先生は私の要望通りに腰を激しく振り、私は愛液を撒き散らしながら快感に悶える。
私には高志さんがいるのに…。
でも、違う。これは浮気SEXじゃない。
ただのマッサージで、エステで…。
…言い訳が苦しい。
ああ、でも、だって、こんなおちんちんが挿入ってきたら…女であるなら誰だって………。
甘優「イく…イくっ♡ 先生っ、イかせて♡」
施術師「いいですよ。でも彼氏さんにごめんなさいしないとね…。他人のチンポでイかされるんだから………」
甘優「ああっ♡ イ…きますぅ♡ ごめんなさいっ…高志さ………ごめんなさいっ!イっちゃうの♡ 私、他人のチンポでイっちゃうの♡ ごめんなさ──────やぁあっ♡ イくイくっ♡イっちゃうぅ♡」
ズン…と最後の一突き。
私は絶頂を迎えてしまった。
彼のことが頭に浮かんでも、すぐにそれは先生のキスで掻き消された。
膣内でまだ…おちんちんが動いている。射精してないから、まだまだ続きそう………。
施術師「まだ、続きしますか?」
そんな風に聞かれた。
私はそれに答えることができなかったけど、膣が締まって先生のおちんちんを離さない。
施術師「……いいんですね?」
無言は肯定。先生はまた動き始めた。
疼きっぱなしの子宮が歓喜する。
私はそして、堕ちていく………。
【エピローグ】
高志「甘優、最近色っぽくなったんじゃないか?」
甘優「そう?エステに通ってるからかな?」
久し振りのデートで彼女はそんなことを言った。
最近はなかなか一緒に過ごすことが出来ないと思ったら、彼女はいつの間にかそんな所に通っていたようだ。
高志「なるほど、そういうカラクリか」
甘優「ふふ…」
甘優の微笑みはどこか妖艶でいて………俺の知ってる甘優とは別人の様に思えた。
高志「な、なあ甘優」
甘優「なぁに?高志さん」
高志「俺のこと……好きか?」
そんなこと…聞くまでもない。
でもどうしてか、俺は不安に駆られていた。
甘優「好きよ?どうしてそんなこと聞くの?」
思ったよりあっさりと返ってきた。
そうだ…好きに決まってる。だから付き合ってるんじゃないか。
………それなのに、俺はまだ不安でいる。その不安の根拠が分からない。ただ漠然と不安なのだ。
甘優の表情、艶やかな唇、男に媚びる様な目と、しなりを帯びた身体………。
男なら今にも襲いたくなるほどの…色気を放つ女へと変わった。
高志「甘優…」
甘優「ん?」
高志「抱きたい」
甘優「あはっ ♪ 」
………何だよ、その笑いは。
仕草の一つ一つが色っぽい。そして俺を翻弄させる。
甘優「私も……久し振りに高志さんとエッチしたいな…♡」
グロスで光る唇がエロく動く。
ここが喫茶店でなければ、すぐにむしゃぶりつきたくなる唇だ。そしてその艶やかな唇に俺のチンポをねじ込みたくなる。
ただ………甘優の台詞に違和感を感じる。
何だ…?何かが引っかかる…。甘優は何て言った?俺としたいと言ってくれたのは間違いないのだけど………。
甘優を見るとパフェに乗っかった苺を指で摘んで口へ運んでいた。苺の尖った方に口を付け、ゆっくりと咥える。
俺はそれだけの動きに目を奪われ、思考が停止し、そして………勃起した。
甘優「ね………高志さん」
高志「あ、ああ…」
甘優「ホテル、行こ…♡」
もう、どうでもいい。違和感の正体など些細な事だ。
今はただ………甘優を抱ければそれで………。
………………………
………………
………
施術師「──────それで?」
甘優「それが五分と保たなかったんですよ。ほんっと、おっかしい」
背中にオイルを塗られながら、私はつい笑ってしまう。
施術師「まあ…今の十六夜さんならどんな男も同じ結果になりますよ。あの頃とは比べものにならないくらい美しくなりましたからね…」
甘優「……それもこれも、先生のおかげです」
もう恥ずかしさなど微塵も無い私は、先生に全てをさらけ出している。
先生は下半身だけ脱いで、長いおちんちんをブラブラと私の目の前で揺らしている。
甘優「彼氏もこれくらい…素敵なおちんぽだったらなぁ…」
私はうつ伏せたまま、先生のおちんちんに手を伸ばして優しく握る。
施術師「十六夜さん、言ったはずですよ?私と貴女の関係は施術師と客という関係です。それ以上求められても困ります」
甘優「分かってますよーだ。どうせ他の女の子にも同じことしてるんでしょ?」
施術師「してます。この後も予約が入ってますから」
甘優「…いいもんね。今のこの時間だけは先生を独占できるんだもん………ね?もういいでしょ?」
もう我慢ができなかった。マッサージなんかよりよっぽど効果のあることを……してもらいたかった。
堪らずに私は先生のおちんちんを咥える。
甘優「こうやってね…あむ…ん♡ ちゅ…れろ……って、舐めただけで………彼のおちんちんすぐにイっちゃったの…ふふ。ああ………でもこのおちんぽは…簡単にイッてくれないんだもん………はむっ♡ じゅるる……んん♡ 悔しい……こんなに…硬くしてるのに……なかなかイッてくれないんだからぁ………ちゅっ♡」
高志さんとは比べものにならない。
長いおちんぽを喉の奥にまで飲み込んで、私はすっかりおまんこを濡らしている。
施術師「………仕方ありませんね。ではあと一時間延長して……………たっぷりとちんぽを味わわせてあげましょう」
甘優「ああ…先生…♡ 嬉しい…♡」
どうせ尽くすなら………先生のおちんぽに尽くしたい。
高志さんのものじゃ、もう満足できない。
アロマの香りに包まれたこの部屋で、先生にとって何人目かの女である私は………ただ従順に尻尾を振る犬となる。
恥ずかしげも無く大股を開き、おまんこを広げる。
先生は毒のある笑顔で私のおまんこにおちんぽを当てがった。
甘優「先生…どうか、甘優の膣内マッサージ………お願いします♡」
サブストーリー
エステの罠
完
【ピエロの語り】
本編以外の敵キャラは速攻エンディングを迎えます。
エステやマッサージは寝取られの王道でもありますね。もっとねっとり書きたかったのですが本筋キャラとは別なのでサクッと終わらせました。
さて、また一つのエピソードが終わりを告げました。
寝取られの運命は螺旋を描き、時の悪戯により今と過去の一部が消し飛びます。
私はうっかりピエロ。
創成と破壊を司る物語の語りべ。
さあ、十六夜甘優よ。
再び寝取られの輪廻に彷徨うがいい。
退くも進むも、貴女次第だが………
1.【全無】(>>15参照)を発動して続ける。
2.この物語を終わらせる。
↓1〜3多数決。
安価により【全無】が発動します。
対象は《施術師》のみとなります。
時間は消し飛び、改変されます。
施術師との出会いそのものが無かったことになります。
ピエロによる【全無】発動。
↓
神無月 六日 土曜日(>>457)からリスタート。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
私は少し怖くなってネットを閉じた。
ネットを媒介にした犯罪も多くなってると聞く。いつどこでそんな犯罪に巻き込まれるか分からない。
不用意に他者と繋がるのは危険かもしれない。
私はパソコンの電源を切って立ち上がるとベッドへ座った。
時計の針は15時半を指していた。
私は──────
↓1〜3自由安価。その中から↓4が決める。
ベッドで転がりながら部長との関係をどうしようか悩んでいたが、私はそこで思い出した。
一人で抱え込むからいけないんだ。かと言って知り合いにはとても相談できることでもない。となると残るは……。
ベッドから起き上がって閉じたパソコンを開いて立ち上げる。
『Nyahoo!玉袋』。これは大手の質問サイトで、電子掲示板上で利用者同士が知識や知恵を教え合うナレッジコミュニティだ。
ここでは専門的なものから下らない質問まで幅広くQ&Aが展開されていて、誰でも気軽に相談できるのが強みである。
私は早速 “玉袋” にログインすると相談を書き込む。
──────────────────
takashi_loveさん
彼氏の上司と肉体関係を持っています。
それも半ば脅迫に近い形で、身体を好きにされています。
毅然とした態度で断るのがいいのは分かっていますが、彼氏の上司であるが故に今後彼氏が酷い扱いになるかもしれないと思うと強く出れません。
同時に恥ずかしい写真なども撮られているので逃げ道が塞がれている状態です。
そうは言っても彼氏を裏切っているままなのは事実ですし、私も心苦しいです。
私はこれからどうすればいいでしょうか?
──────────────────
…書いてしまった。でも、改めて読むとこれは………。
数分後に返信がどんどんきた。中身は予想どおりのものばかりで………。
『どうすればいい? とりあえず彼氏と別れろよ。言い訳ばっかしてるけどただの尻軽じゃねぇか。氏ね』
『最悪だねあんた。悲劇のヒロイン気取ってるけどさ。一番の被害者はあんたじゃなくて彼氏だから。』
『逝ってよし』
『クズだねー。いいんじゃない?どうもしなくて。お前みたいな奴は何したって結局他の男見つけて腰振るんだろうしさ』
続々と続く罵詈雑言。
でも………それは当たり前だと思った。どんな事情があるにせよ、付き合ってる人がいるのに他の人と身体の関係を持つなんて許されない。
答えの多くが『彼氏と別れろ』といったものだった。世間の評価はそういうものだと思う。
まだ、モニターには辛辣な言葉が続く。
私はそれを何度も読み、自分の心に刻んでいく。中には本当に心を抉るような言葉もあったけど、それでも私は一言一句漏らさずに読んだ。
それは “高志さんを裏切った罰” というには余りにも軽すぎるものだけれど、ただ漫然とだらしなく過ごすよりも他者から責められることの方がマシだから……だから私は読み続ける。
………マシ?私はまだそんなことを考えているのか。結局のところ他の人から責められることで自分が楽になることを選んでいるんだ。逃げの一手。とことん自分本位で自分が情けなくて嫌になる。
と、幾つもの否定的な意見の中で一つだけ、気になるコメントを見つけて、私はマウスを止める。
──────────────────
ID非公開さん
他のどんな人に何を言われても気にすることはありません。
きっと貴女はここで辛く当たる人達の言葉を心に刻んでいることでしょう………。お気持ちはよく分かります。
何故なら私も貴女と同じ様な経験をしたことがあるからです。
そして、そういった解決策を私は持っています。同じ立場だったからこそ、解決策を授けることができます。
宜しければ以下のサイトでお話ししましょう。
ht tps://………
──────────────────
………私と同じ経験をした人……。
脅迫によって男に身体を奪われたということだろうか。
その解決策というものが気になった私は迷いなく提示されたURLに飛んだ。
そこはツーショットチャットと呼ばれるところで、部屋に二人が埋まると他の人が閲覧できない仕組みのチャットだった。
私が部屋に入ると早速さっきの人が語りかけてきた。ハンドルネームは “佳苗” と書かれていた。
佳苗「はじめまして」
甘優「はじめまして」
佳苗「先ほどの質問者様ですか?」
甘優「はい。あの、同じ経験をされたというお話しでしたけど」
佳苗「ええ、私の場合は既婚者として…ですけど」
甘優「脅迫…ですか?」
佳苗「脅迫もありました」
甘優「…も?」
脅迫『も』とはどういう意味だろう…。
佳苗「私の細かい話はいいんです。それよりも解決策を授けたいと思うのですけど…」
甘優「はい、是非教えて下さい」
佳苗「甘優さんはおいくつですか?」
甘優「26歳です」
佳苗「お住まいは?」
甘優「東京の西側です」
佳苗「私はそこの隣の県に住んでいます。街というよりは村といった方がいいほどの田舎です」
甘優「はい」
佳苗「まず伝えなければいけないことは、自分を責めることはやめた方がいいということです」
自分を責めることをやめる?
そんなこと…無理だ。そしてそれが解決に繋がるとは思えない。
甘優「無理です」
佳苗「はい、そうだと思います」
甘優「あの、佳苗さんの言いたいことが分からないのですが」
佳苗「貴女は悪くない」
甘優「はい?」
佳苗「迷っているのでしょう?」
甘優「迷ってるんじゃなく、苦しんでいるのです」
佳苗「まだ気付いていないんですね…」
甘優「意味が分かりません」
佳苗「どうすればいいかなんて、何で聞いたんですか?」
甘優「…それは、そのままの意味ですけど」
佳苗「皆は当事者じゃないから簡単に恋人と別れろなんて簡単に言えるんです。でものっぴきならない事情があって、自分の意思ではどうする事も出来ない事があった時に、果たして簡単に恋人と別れるなんて出来ますか?」
甘優「分かりません。だから皆さんに聞いたんです」
佳苗「当事者でもない人に聞いても誰も答えなんか出せません。あそこに書いた人達は結局自分の好みに合うか合わないか、道徳的にどうか、倫理的にどうかだけを書き込んでいるんです」
甘優「…そうかもしれませんけど」
佳苗「どうしたいか、どうすべきかは貴女が決めるしかないんです。それが答えなんです」
甘優「…それが佳苗さんの言う解決策ですか?」
佳苗「いいえ。私がお教えできるのは “新しい事実” です」
甘優「新しい事実?」
どうも要領を得ない。
この佳苗という人は私に何を伝えようとしているのだろう…。
佳苗「私の住む場所へ来ませんか?是非会ってお話しがしたいです」
甘優「いえ、それはちょっと難しいです」
佳苗「交通費はお支払いします。貴女がもっと楽になる方法をお伝えするには直接会って伝えた方が早いです」
甘優「……でももう4時ですし」
佳苗「明日は日曜日ですけど、お休みじゃないですか?」
甘優「一応休みです」
佳苗「ビジネスホテルもこちらでご用意します。どうか来てくれませんか?」
どこか怪しい…と思った。
でも相手は女性だし………いや、もしかしたら女になりすました男かもしれない。ネカマというやつだ。
もしそうなら危険なのは私で、どうせ尻軽女だからと私を組み伏せる気かもしれない。
佳苗「疑われても困るので、一応私のIDを記した写メを載せます」
と、佳苗さんは写メを添付した。
………思ったよりも美人な人だった。年齢は私より少し上か、同じくらいかもしれない。
胸の谷間が強調された服を着ている。私より大きい。
佳苗「駅に着いたらこのアドレスにメールを下さい」
と、アドレスまで添付してきた。
甘優「ちょっと待って下さい。私は行くなんて一言も言ってません」
佳苗「ずっと苦しむことになっても?」
甘優「それは…でも……無理です」
佳苗「お待ちしてます。電話番号も載せておきますね」
そして彼女は電話番号も添付した。
佳苗「今かけていただいても構いません。怖かったら非通知でかけてもいいです」
甘優「どうしてそんなに私に来てほしいんですか?」
佳苗「貴女が心配というのもありますけど…私と同じ匂いがするんです」
甘優「同じ匂い…?」
佳苗「とにかく、来てください。私の情報はもう全部お伝えしました。チャットはここで切ります」
甘優「待って下さい」
佳苗「他に伝えたい事がありましたらメールでも電話でもして下さい。それでは」
佳苗さんはそしてチャットを閉じた。
アドレスと電話番号は一応メモにコピーしたけど…。
………………………
………………
………
時刻は午後8時を回っていた。
改札を出て辺りを見回すと軽の車が停まっていて、そこから一人の女性が降りて私に手を振った。
結局、私は東京から離れて佳苗さんの地へ来てしまった。
不安な材料が無かった訳じゃない。でも、私は一日も早く負の連鎖を断ち切りたかったのだ。
佳苗「甘優さん………?」
甘優「はい」
佳苗「ああ、良かった。余りにも綺麗だからビックリしちゃった」
甘優「そんなこと………」
佳苗「まずは来てくれたことにお礼します。…どうもありがとう」
甘優「い、いえ……」
佳苗「あとここに往復の交通費とホテル代を入れておいたわ」
甘優「え、でも流石にこれは頂けません…」
佳苗「いいの。遠慮しないでもらって」
甘優「…す、すいません。では…」
佳苗さんは私に封筒を渡すと優しく微笑んだ。
貰ったはいいけど……少し封筒が分厚いような……。でも目の前で封筒を開けて確認するのも何だか意地汚いようで私はすぐに封筒をバッグにしまった。
佳苗「じゃあ早速だけど行きましょ ♪ 」
甘優「え?ど、どこに…?」
佳苗「ここってほとんど過疎化された集落だからお客さんが来ると歓迎する風習があるの。もう甘優さんが来ること言ったら村の人達が喜んじゃってね。宴会の準備が出来てるのよ」
甘優「え……ええっ!?そ、そんな、困りますっ」
佳苗「大丈夫、皆良い人ばかりだから♡ さ、車に乗って ♪ 」グイッ
甘優「ちょ、佳苗さんっ」
半ば強引に車に乗せられて、私は流されるように宴会場へと向かった………。
………………………
………………
………
宴会場は大きめのプレハブ…というか平屋のような所だった。佳苗さんが言うにはそこは村の公民館らしく、祭り事でよく使われる施設という話だ。
佳苗さんと私は車を降りる。公民館からは太鼓の音と大きな笑い声などが聞こえた。
佳苗「やだわ…もう始めちゃったのかしら」
甘優「あの、私やっぱり」
佳苗「ここで教えておくわ、甘優ちゃん」
甘優「…え?………あ、解決策の話ですか?」
佳苗「そう。貴女は今辛く苦しい思いをしてるでしょ?悪いことをしてるって分かってるから…」
甘優「はい」
佳苗「どうして、それが悪いことってしってるのかしら」
甘優「それは……」
佳苗「道徳的、倫理的にそれは悪だと決まっていることだから…よね?」
甘優「……はい」
佳苗「言い換えればそれは道徳や倫理が無ければ思い悩む必要が無い………ということでもある」
甘優「…ごめんなさい。仰っている意味が…」
佳苗「それは、体感してもらった方が早いと思うわ」グイッ
甘優「えっ、あの、ちょっと…」
佳苗さんは私の手首を掴んで公民館の中へと入る。
ゲラゲラと笑う声が大きく聞こえる。
佳苗「人生は楽しまないと…損よ?」
甘優「痛っ、…か、佳苗さん、離して」
佳苗「解決策はね、何も問題に対して抗ったり戦ったりして勝ち取るだけのものじゃないの。それを分かって欲しかったのよ…」
甘優「佳苗さん…何か…怖いです、離して下さいっ」
佳苗「甘優ちゃんは若いから、きっと皆も喜ぶと思うわ………」
佳苗さんは宴会場に続く襖を開ける。
宴会場には、中年の男達が全裸で宴を興じていた………。下半身を剥き出しにして踊り狂う。
目に映るのは何本もの肉棒……。
私は腰を抜かしてその場でへたり込む。そんな私の耳元にそっと口を寄せて佳苗さんは囁いた。
佳苗「──────ようこそ、寝取られの村へ………」
悲鳴をあげる間も無かった。
全裸の男達は私の存在に気付くとすぐに私を取り囲んみ、衣服をむしり取っていった。
四肢を懸命に動かして抵抗するも、大の大人の男複数人に敵うはずもなく……私は生まれたままの姿にされた。
佳苗さんに助けを求めようと目を向けると、佳苗さんも既に裸に剥かれていた。
──────けれど…。佳苗さんはむしろ、その状況を愉しんでいるかのように畳の上で膝立ちになって、男達のそそり立ったモノに舌を這わせる。
甘優「佳苗さんっ!どうしてっ!」
男達のうねりで私の言葉は佳苗さんへ届かず、濁流に飲まれるように私は彼女の傍から離されていく。
容赦無い肉の波が私を襲う。どこに、誰に抵抗すればいいかも分からず、手足をばたつかせる事も許されず、ただ諾々と流される。
視界に入る何本もの男根が私を心から戦慄させた。
蛇に睨まれた蛙のように、搾取される側に回った私はこれから必ず訪れるであろう予期できる未来に……身体をちぢこませるしかなかった。
甘優「いやぁああああっ!!」
やっと出た悲鳴さえも、彼らにとっては興奮材料でしかないことを………私には知る由も無かった。
………………………
………………
………
甘優「んっぶ…んっ♡ あっ…んむぅっ♡」
…追いつかない。
今私は何をしていて、何をされているのか。考える暇(いとま)も与えられない。
一つだけ確かなことは……長い時間、私は獣のような男達に何度も凌辱を受けている………ということ。
許しを乞うても届かない。逃げることも叶わない。
私の身体は沢山の唾液と精液に汚される。
穴は常に棒で埋められ、精を放つと新しい棒が私をかき混ぜる。頭がグチャグチャになる。
攻められ、玩具にされる。口にも入ってきて呼吸すらままならない。何ccの精液を飲み干したのかも分からない。
一体何本のおちんちんを射精させれば終わるのか………。
こんな辺境の地に来てまで、私は男にとっての性の道具としてしか見られないのか…。
愛情の無い性交渉に意味があるのか。男とはそんなものなのか。穴さえあれば誰でもいいのか。
高志さんは今、何をしているのだろう………。
私がこんな目に遭ってると知ったら、一体どんな顔をするだろう。………きっと、決して許されやしない。
ゴミを見るような目で私を見下し、簡単に捨て去るだろう。
甘優「あっ!…んっんっ………はぁっん♡ やっ、やら…ぁ…♡ も、もう許し…はぶっ♡ んむ…んっ♡」
おじさん達は休ませてくれない。もういい歳だと思うのだけど、精力が絶倫過ぎる。こっちがクタクタになっても全く御構い無しに下から、後ろから、私のたっぷりと濡れた穴に突き立てる。
目を血走らせ、狂気染みた雄の獣達は我先にと争うようにして私を奪い合う。
そこに愛は無い。あるのは欲。
本能の赴くままに私の肉を貪り食う。
愛は無い。愛は無いのに………。
熱気が凄い。直球で欲をぶつけてくる男達の熱が、私の身体を熱くさせる。
甘優「あむ……ん、あ…♡ ちゅる…♡」
目の前にあるおちんぽの先からとろりと我慢汁が垂れる。私はそれを舌で掬い取る。
おちんぽの味が舌先から鼻先に抜ける。
ズンッと下から突き上げられて真っ白になる。
最早SEXとは言えない。これは、交尾だ。
私を囲む沢山のおちんぽから熱い白濁液が噴出され、私の身体にかけられる。
その生臭く鼻にツンと突く香りで、私は酔っ払いそうになっている。大きかったり、太かったり、皮を被ってたり………色んなおちんぽがいる。
まだ足りないと言うように、いっぱいのおちんぽが寄ってくる。
どうしてだろう………。
少し前までの私はそれこそ不愉快で恐怖でしかなかったのに…、うねって迫るおちんぽ達に私は………私の胸は高鳴って──────
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
甘優が失踪した。
土曜日の仕事が終わってから音信不通になって二週間経つ。甘優の職場は勿論、家族も彼女の居場所が分からないらしい。親御さんは警察に捜索願を出したようだが、梨の礫(なしのつぶて)だ。
俺は隣県のとある駅に着く。
周囲は田んぼや畑が多かったが、駅前はそこそこに建物があった。ただの田舎ではなく、スポーツジムやコンビニ、本屋など普通にお店が建ち並んでいる。
──────が、違和感があった。周囲から隔絶されたような…そんな雰囲気。ここだけ別の国のような印象を受ける。
山間(やまあい)の中にある村だからだろうか…。田舎なのにそれなりの建物が建っているからだろうか…。両方なのか…?
縁もゆかりも無いこの土地に俺が降り立った理由は一つ…。甘優がここに居るという情報が入ったからだ。
それは昨日の一本の電話から始まった。着信が……甘優の携帯からだったのだ。
………………………
………………
………
高志「もしもし!?甘優か!?」
?『ごめんなさい、甘優さんじゃないの』
高志「………誰だ、あんた。何で甘優の携帯を持ってる」
?『甘優さんの彼氏さん…高志さんでお間違いないですか?』
高志「そうだよ。甘優はどうした?ってかお前は誰だ!」
?『申し遅れました。私は紫苑寺 佳苗と言います。甘優さんの………友人です』
高志「紫苑寺…?聞いたことないな。それより甘優はどうした?」
佳苗『誰にも言わないとお約束できるなら、甘優さんが居る場所をお教えします』
高志「………あんた、甘優に何かしたのか?」
佳苗『いいえ。私は彼女の悩みごとを解決して差し上げただけです。どうしますか?お約束できないならこのまま電話を切ります。ただそうなると二度と甘優さんと会う機会は無くなりますけれど……』
高志「……分かった。約束するから甘優の場所を教えろ」
佳苗『ふふ……ではお教えします。まずは東京駅から──────』
………
………………
………………………
駅のロータリーで待っていると、一台の軽が俺の前で停まった。
その車の中からこの村には似つかわしくない程の美女が降り、俺の元に歩み寄ってきた。
佳苗「初めまして、高志さん」
高志「あんたが…紫苑寺さん?」
佳苗「ええ、佳苗で結構です」
佳苗と名乗った女は妖しく微笑む。
山だからかそれなりに気温が低いというのに、女は薄着でいて、胸の谷間を露骨に出している。
高志「挨拶はいい。それより甘優は」
佳苗「そうですね…甘優さんは人気者ですから……今は何処にいるかしら…」
高志「人気者?」
佳苗「ええ、嫉妬してしまうくらい…」クスクス
高志「…?」
そして佳苗は携帯で誰かしらと連絡を取るとすぐに切って俺へ向き直った。
佳苗「甘優さんは今公民館に居るようです」
高志「本当かっ!?」
佳苗「ええ…行きますか?」
高志「もちろんだ!早く連れてってくれ!」
佳苗「……ええ、それでは付いてきてください」
佳苗は俺を助手席へと促して、次いで運転席へと乗って車を発進させた。
甘優と会える…。そう思うと俺は自分の顔が自然と綻ぶのを感じた。
車は駐車場に停まる。
俺は周囲を見回すが、建物が一つも見当たらない。何処かの大きな公園のようだ。
高志「ここに…公民館が?」
佳苗「熱いですね」
高志「………は?」
車内は言う程熱くない。
しかし佳苗はそう言って俺ににこりと微笑むと、シートベルトを外して上を脱いだ。
ブラも着けていないようで、服一枚を脱ぐと佳苗の大きめの乳房が揺れて飛び出す。
高志「ちょっ!何をっ////」
佳苗「高志さんって、男前なんですね…」ギシ…
高志「は…はぁっ?」
俺もシートベルトを外して逃げようとするものの、慌ててしまって見当違いな場所を探ってしまう。目の前まで迫った佳苗はかがみながら上半身を猫のようにしならせて、下方へ垂れる乳房を揺らす。
佳苗「高志さんって、私のタイプみたい…」
高志「い、いや、ちょっと、近いっ…! わっ! ちょっとちょっと!」
佳苗は俺のチャックを下ろして手を差し込み、中で器用にパンツの前ボタンを外すと俺の逸物を取り出した。
佳苗「あはっ…勃ってる♡ 私のおっぱいで興奮してくれてるんだ…♡」シコシコシコ…
高志「うっ…あっ! か、佳苗さん…っっ!」
佳苗「大丈夫…ここは滅多に人が来ないから………ね?」
そう言って佳苗は俺の意思とは別になっている勃起したペニスを………胸に挟んでしごきだした。堪らずに腰が引く。
佳苗はよだれを胸元に垂らして、潤滑油代わりにさせるとニチャニチャと音を立てながらちんぽを包み込む。
初めてのパイズリ………。気持ち良さもあるけど何より興奮する。でかい胸に挟まれた俺のちんぽはより硬度を増していく。
佳苗「…ぁぁ…すっごい…♡ 高志さんのおちんぽ…ステキ♡ 熱くて…硬くって……ねぇ、しゃぶっていい?」
高志「うっく、そ、それは流石に…っ」
佳苗「いいもん…食べちゃうんだから♡ ………はむ♡」
明らかに…違う。甘優と比べるのも良くないけど、甘優のフェラとは確実に違う。
ねっとりとした濃い唾液がちんぽ全体に絡み、その唇は蕩かすほどペニスを熱く包み、舌は別の生き物かと思わせる様な動きでペニスの幹を這いずりまわる。
腰砕けとはよく言ったもので、俺は抵抗する気力そのものを削がれていく。上下に揺れ動く佳苗の後頭部を手で押さえてしまう。
嬉しそうに、美味しそうに俺のちんぽを貪る佳苗に戸惑いと快感と背徳感が交差して俺は半ばパニックを起こす。
佳苗はしゃぶりながら自らのスカートの中に手を入れて、ショーツを脱ぎ捨てると自慰行為を始めた。俺のちんぽを咥えたまま甘い声を漏らす。
──────狂っている。
この女は危険だ。そう思った。
それなのに俺はそんな女を………ちんぽを愛しそうにむしゃぶりつく女に………目を奪われていく。
俺には甘優がいるというのに、こんなことを……。
佳苗「ぷあっ♡…ん、もう…だめ…♡ 入れていい? ね? 高志さんのおちんぽ入れていい………?我慢できないの…♡」
シートを倒されて、佳苗は俺の上に跨った。
高志「だ、だめだ佳苗さんっ!俺には…俺には甘優がっっ!」
佳苗「………聴こえない………」フフ…
高志「うっああっ…」ゾクゾク…
佳苗「あ…あっ………入る…入って…ぁぁあ…♡」ヌププ…
飲み込まれていく。
女は………佳苗は根元まで俺を飲み込むと、そのまま俺の胸に体を預けて口づけをしてきた。口内に唾液を流し込まれる。舌が忙しなく動きまわり、舌と舌を絡ませる。
竿が熱い…。膣内が熱い。その熱は俺の理性を狂わせるだけ狂わせる。
それだけで自我を保つのに必死なのに、佳苗は腰をゆっくりと振り始めて何度もちんぽを下の口で咥え込む。
甘い……。蕩ける。
佳苗「………して……高志さん……♡ 突いてぇ…♡」
甘い吐息と悪魔の囁きが耳をくすぐる。
俺は──────佳苗の二つの柔らかな尻肉を鷲掴みして下から強く突き上げた。
佳苗「ああああああっ♡」
車内に一際大きな嬌声が響く。
具合が良い…。膣内の肉がうねり、怒張したペニスを搾り上げる。緩くもあり締まりもある不思議な感覚。膣が生きている。自由意志を持っている。或いは佳苗自身が操作しているようにも思う。
そんな訳は無いのだが………佳苗の膣の蠢きは如何に男性器を気持ち良くさせようか、射精させようかと考えて動いているように感じるのだ。
そして、雄の本能を刺激させる。
俺はがむしゃらに腰を打ち付けていく。佳苗は喘ぎ乱れる。
そこで………バンッと音がした。
運転席側のドアガラスに両手を付いてこちらを見る男。肝が…冷えた。
しかし佳苗はその男を一瞥すると俺に向き直ってクスリと笑い、「気にしないで」と言った。
気にしないでと言われても………と答えたら、佳苗は微笑みながらこう続けた。
佳苗「あの人ね……私の夫なの」
佳苗は亭主を前にしてなおも腰を振り続ける。
しかし、俺の逸物は硬度を徐々に失っていく。やがてそれは佳苗から抜け落ちると、佳苗は「あらあら…」と困り顔を作った。
佳苗「繊細なのねぇ…高志さん」
高志「旦那の前でその嫁を寝取れるほど神経太くないよ…。むしろ旦那の前で出来るあんたの神経を疑う」
佳苗「そうなの?じゃあその反対ならどうかしら?」
高志「…反対?っていうか、旦那さん何でもっと怒らないんだ?」
佳苗「ふふ…裂(れつ)さんっていうの。ステキな旦那でしょ?」
高志「名前なんかいいよ。それより事情を説明しないと…」
佳苗「事情?SEX見られたのに事情を説明するの?どんな言い訳にもならないと思うけど…」
高志「そりゃそうだけどっ」
佳苗「それに裂さんは怒ってないわ…あれは合図よ」
高志「…合図?」
佳苗の亭主、裂は後ろに振り向き何かをガラスに引き寄せる。
“それ” は女だった。全裸の女が運転席側のガラスに両手を付かされる。女の顔には狐の面が被されていて顔の判別は出来ない。
高志「お、おい!旦那さん何を…」
佳苗「…始まるわ…」
裂は女の腰を掴んで…そのままバックから猛る肉棒を突き刺した。「あぐぅうううっ!!」と、女の嬌声が車内にまで届く。
広い駐車場の一角、しかも車内ではなく公の…外で、突然男女が交尾を始めた。しかも男側は妻がいると知りながらも他所の女を抱いているのだ。
女はガラスに両手を付き、後ろから何度も激しく突かれているので車が激しく揺さぶられる。
果たして俺は現実に居るのか?非日常を目の当たりにして困惑する。
しかし…女の体は俺好みの良い体で………いや、そんなことを考えている場合じゃない。
高志「お、おい!いいのか!?浮気されてるんだぞ!?目の前で!」
佳苗「それを言ったら私も高志さんとエッチしたし……」
高志「ぐっ…で、でもそれは…」
佳苗「…ねっ、私達も続き…しよ…♡ ほら、こんなに硬くなってるよ…」
佳苗は再び俺のちんぽを触る。
俺は萎えたはずのものがまた勃起していることに気付かないでいた。
他人のSEXを目の前にして興奮したのだろうか…。それでも外の男の妻を目の前で抱くなど許されない。まだ、そういう理性は残っている。
──────が、佳苗は俺のちんぽを握ると自らの穴へと導き、二度目の挿入は果たされた。
佳苗「あ…ああっ♡ やっぱり、高志さんのおちんぽも気持ちいい…♡ 好きぃ♡」
………何だこれは。こんな世界があっていいのか?
背徳的で倒錯的な世界…。
目前で揺れる乳袋の誘惑に耐え切れず、俺はその一つの房を選んでむしゃぶりついた。
一回だけ…。一回だけだから…。
これが終わったら必ず………お前を探しに行くから。
だから、許してくれ………………甘優。
下から突き上げる。佳苗も外の女も喘ぎ声を大きくしていく。
裂は後ろから突きながら女の両乳房を揉み上げた。面を被った女は身体を反らせて感じている。
一体どんな顔で喘いでいるのか………興味が湧いた。
抱いている佳苗よりも、外の二人の行為の方が気になって、どうしても外を向いてしまう。
そこで裂は俺の視線に気付いたのか、女の面に手を掛けた。
取れ………そうだ、早く面を取れ。
その女のエロい顔を見せろ……早く、早く………。
そして勢いよく面は取られた。
……その女は涙を流していた。
下唇を噛み、唇を少し震わせて斜め下に視線を落とす。
佳苗の乳首を吸っていた俺の口は弛緩して、揺れ動く佳苗とは対照的にピタッと動きが止まる。
俺と、その女。二人の時間が止まる。
しかし裂の強い一突きが女を襲って、噛んでいた唇は開き、大きく甘い声を発した。
続けざまにガツガツと掘られる。女は膝を震わせながら快感に悶えていた。
高志「あ…ああっ………うわぁああああああああっ!!」
佳苗「うふ…感動のご対面ね♡」
高志「や、やめろ!くそっ、離せっ!!…甘優っ!甘優ぅううっ!!」
佳苗「んもぅ、高志さんも浮気エッチしてるんだからお互い様でしょ?それに、彼女は最初っから私と高志さんのエッチ見てたんだから言い逃れ出来ないよ?」
高志「い、いやだ!甘優が他の奴にやられるなんてっ!」
佳苗「自分は良くて彼女はダメなの?酷い男ねぇ…」
高志「っ!…くそぉっ!!」
佳苗「ね、あっちは楽しんでるし…こっちも楽しみましょ♡」
佳苗はそしてまた俺の上で腰を振る。
嫉妬、怒りで頭がおかしくなりそうだ。だがそれでも俺の逸物は萎えることもなく、佳苗の中でいきり勃っている。
「ごめんなさいっ、高志さん、ごめんなさい」と、甘優は泣きながら鳴く。
俺よりも太く逞しい男根に荒々しく突かれ、抗うことも出来ずに甘優は、うっすらと悦びの表情(かお)を見せた。
そして俺はそんな甘優を見て……佳苗の膣内で射精した。
………………………
………………
………
裂「ほら、見てごらんよ。いくら恋人だっつったってやるコトやってんだぜ?」
木の影に隠れ、遠巻きから佳苗さんの車を見る。
高志さんは慌ててはいるものの、強い抵抗も特に見せず佳苗さんのフェラを受け入れていた。
裂さん……佳苗さんの旦那さんは自分の妻が他の男のものを咥えこんでいるのに全く気にもとめていない。むしろそれが興奮材料になっているようで…。
………硬い、裂さんのおちんちんが私の膣内に入っている。
木を背もたれにして、私は片脚を上げながら突き上げてくる逞しいそれを味わっていた。
佳苗さんとエッチなことをしている高志さんを責める資格は私には無い。分かっている…。そんなコトは分かっているけど………やっぱり苦しい。
裂「見ろ、入れるぞ?ああ、佳苗が嬉しそうな顔で………他人のちんぽを……うおおおっ」
裂さんが興奮してより激しく私を貫いてくる。
狂ってる…。この夫婦は間違いなく、狂ってる。
でも、私はそんな裂さんの熱いおちんちんを受けて………気持ち良くなってしまっている。
高志さんは佳苗さんと繋がって、私は裂さんと繋がって……頭がごちゃごちゃになっていく。
車が揺れる。裂さんは無遠慮に私の膣内で射精した。
裂「…ふう、まずは一発。さあ、甘優ちゃん…近くに行くよ。このお面を被って」
狐が描かれたお面を付けると、私は裂さんに手を引かれて高志さんと佳苗さんがまぐわっている車へと向かう。
運転席前まで来ると私は裂さんの後ろへ隠れた。
裂さんはガラスをバンッと叩くと高志さんと佳苗さんがこちらへ向いた。
高志さんの動きが止まる。佳苗さんは何かを高志さんに話すと、抜け落ちた高志さんのおちんちんを握ってしごく。
すると裂さんは背後に隠れた私を引っ張りガラスに押し付け、お尻を突き出させる。
甘優「ま、待って!せめて別のところで──────」
裂「馬鹿だなぁ、最愛の人の前だから興奮するんじゃない………かっ!」
ズブッと、またあの大きいのが挿入ってきた。
甘優「あぐぅうううっ!!」
──────初めてこの村に来た日から、ほぼ毎日男の人とエッチをしてきた。
帰ることも出来ずにただ色んな男に抱かれ続けて、私の身体は汚れきってしまった。半ば諦めて男を受け入れる日々は続き、私は性処理の人形になることに徹した。
反応が鈍くなった私につまらなくなった男達は、一人、また一人と私の元から去っていった。それは私としては喜ばしいことだったのだけど…。
でもまさか、ここで高志さんを呼ぶなんて夢にも思わなかった。感情を殺して人形に徹してきたことが無に帰した。
面の下、私は泣きながら裂さんのものをあそこで受け止める。高志さんの前で私は他の男のものを咥えこんで、それでも止まらない………卑猥な喘ぎ。
甘優「あうっ…あっあっああっ♡ いや…いやぁっ!あっ、くぅっっん…あんっ♡ 」
絶望と快楽の狭間で私は嬌声を上げて咽び泣く。
高志さんはそんな私を見ながら佳苗さんと再び繋がって腰を振り始めた。
そして………あろう事か、裂さんは私に付けられた面を外した。
ガラス越しに向き合う高志さんと私…。
私は顔を逸らす。絶望の色を浮かべる高志さん。
でも裂さんはそんな私達を肴にして、より硬く大きくなったものを激しく突き立ててきた。
ガラスの向こうで高志さんが私の名を叫ぶ。
ごめんなさい、ごめんなさいと私は繰り返す。何に対しての謝罪か分からない。
二人の狂った夫婦が伝染したかのように、私も狂い始めているのかもしれない。
裂さんはすぐに最高潮に達したのか、私の膣内でまた沢山の精子を放った。私はそれを子宮で受けて………………私も達してしまった。
ごめんなさい………高志さん……………。
【エピローグ】
廃人同様、無気力になった高志さんは村が引き取った。
アパートの一室で食べて、ぼーっとして、寝る。仕事をすることは疎か喋ることもなくなった。
彼はただ、動く置き人形のようなものだ。
私は彼の面倒を見る。
ご飯を作り掃除をして、彼の側にいる。
私が高志さんにご飯を与えていると玄関のノックが聞こえた。玄関を開けるとそこに居たのはご近所のおじさんだった。下卑た笑いを浮かべたおじさんは、股間の辺りをボリボリと掻いている。
「どうぞ…」とおじさんを招き入れて、動かない高志さんを抱えて端に避ける。
高志さんは壁を背もたれに、虚ろな瞳で私を捉えた。
甘優「…平気。私が愛してるのは、高志さんだけよ…」
そう伝える。私に許された精一杯の反抗はそれだけだから………。
………………………
………………
………
中年「おらっ、おらっ!どうだ!あん!?気持ちいいんか!?」
甘優「はっあっ♡ あっあっあっあっ………いいっ♡ 気持ち…ぃっ♡」
ギッギッ…とベッドが軋む音。
放心状態の高志さんの前で繰り広げられる寝取られ行為。
村で私達が生かされる手段はこれしかない。これが…この村で私達が生き残る条件。
来客を拒むことは許されない。来客の男を受け入れなければならない。………高志さんの前で。
甘優「ああっ、おじさん♡ もっと…もっとぉ♡」
淫らに喘ぐ。
そうすれば男は悦んで早く射精してくれるから…。私はできるだけ演技に力を注いだ。
稀に、無気力になった高志さんは無表情のまま涙を零すことがある。乱れた私とそれにのしかかる男を眺めて、一筋の涙を零すのだ。
心苦しい。それでも私達はこの生活を続けなければならない。もう元の生活には戻れないのだから。
ただ………一つ心配事があって………
甘優「あっ………イくっ♡ おじさん、イッちゃうよっ♡ 甘優イッちゃうっ♡ すごい…の♡ くるのぉ♡」
中年「そうかそうか!いいぞ!ほれイけっ!彼氏の前でイッてやれぇ!」
私は演技に徹してたつもりだった…。
けれど、この子宮の疼きと熱は…一体何なの?
甘優「イくぅっ♡ おじさんちんぽでイくっ♡ ああっ、壊れちゃうっ♡ いいのっ♡おまんこいいのっ♡」
…嘘じゃない。演技じゃ治まらない。
他人棒で突かれて、突かれて、突かれて…私の蜜は止め処なく溢れて、子宮が下りてくる。
他人棒に受精されたくなってる。
無表情で泣く高志さんに背徳感を感じて、でもそれが私には………………。
中年「出すぞ!出すぞ!出すぞ!」
甘優「いい…よぉ♡ きてぇ、ザーメンいっぱい…♡ おじさんのちんぽ汁いっぱい、注いで♡ 甘優を孕ませてぇ♡」
また、高志さんが泣いている。
私はゾクゾクとしたものを背中に感じた。
甘優「高志さんっ♡ 見てっ♡ 甘優が…甘優が近所のおじさんに種付けされてイッちゃうところ………見てぇっ♡」
中年「うおおおおっ!!」
甘優「あっあっあっあっあっあっ激し──────イッちゃうぅぅ──────ッッッ♡」
おじさんが膣内で果てる。どくどくと熱い精液が子宮に向かって放たれていく。
おじさんは体重をかけてより深いところで射精を続ける。そのまま濃厚なキスをして、おじさんの唾液を吸い取る。
だめ………とろけちゃう………。
もっと…もっとキスして………。
──────私は解放された。
もう、罪悪感に苛まれることはない。
むしろその罪悪感を糧にして、私は生きていける。
まだ膣に収まったおちんぽが硬度を増していく。
甘優「あ…ん♡ まだするのぉ?♡」
中年「若い子なら何発でも出来るんだ…ぐへへ」
甘優「もう……エッチぃ♡」
おじさんは再び私を犯し始めた。
私はおじさんの背中に手を回してきつく抱き締める。
もっと、早くに気付けば良かった………。
ふと高志さんの顔を見ると、彼は珍しく悲痛に歪んだ表情で涙を流していた。
ああ……なんだ………。壊れてなかったのね、高志さん…。
それなら──────
──────これからも愉しめそうだわ…♡
サブストーリー
『新ルン』紫苑寺 佳苗編
完
【ピエロの語り】
本編以外の敵キャラは速攻エンディングを迎えます。
とは言っても今回はさっくり終わり…とはいきませんでしたね。私事ですが転勤が決まり、仕事しながら不動産屋に行ったり手続きしたりと大変だったのでなかなか書けませんでした。申し訳ない。
その分細かく書きました。
今回出演した紫苑寺裂、佳苗夫妻はご存知の方もいらっしゃるかと思います。
…そうです。私が初めて書いた安価ssです。
まあ、知らない方は知らなくても特に問題無いと思います。
さてさて、また一つのエピソードが終わりを告げました。
寝取られの運命は螺旋を描き、時の悪戯により今と過去の一部が消し飛びます。
私はうっかりピエロ。
創成と破壊を司る物語の語りべ。
さあ、十六夜甘優よ。
再び寝取られの輪廻に彷徨うがいい。
退くも進むも、貴女次第だが………
1.【全無】(>>15参照)を発動して続ける。
2.この物語を終わらせる。
↓1〜3多数決。
待ってたよピエロ
待った甲斐があったよピエロ
1
全裸で待ってたせいで風邪引いただろ
どうしてくれる
>>494
お待たせしました。
お待ちいただきありがとうございます。
>>495
え!?約一週間前からずっと!?
どうしましょう。私がしゃぶって温めましょうか?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
安価により【全無】が発動します。
対象は《施術師》のみとなります。
時間は消し飛び、改変されます。
施術師との出会いそのものが無かったことになります。
ピエロによる【全無】発動。
↓
神無月 六日 土曜日(>>457)からリスタート。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
私は少し怖くなってネットを閉じた。
ネットを媒介にした犯罪も多くなってると聞く。いつどこでそんな犯罪に巻き込まれるか分からない。
不用意に他者と繋がるのは危険かもしれない。
私はパソコンの電源を切って立ち上がるとベッドへ座った。
時計の針は15時半を指していた。
私は──────
↓1〜3自由安価。その中から↓4が決める。
施術師は何度でも消し飛ぶ
アダルトグッズを買いに行く
あん、間違えちゃった♡
くそ。
>>498め………からかいおってからに。
(安価ならこのレスは無視)
すまん誤爆
一日前くらいに書いたレスを書いちまった
>>505
面白い。合格。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
………駄目だ。何もしないでだらだらしているとどうしても部長さんとのことを考えてしまう。あの薄暗い倉庫であった出来事…。
私の身体をいやらしく触る手。
乳首に吸い付き、涎が糸を引く唇。
そしてあの剛直な……………。
股間にじわりと熱を帯びて私は首を横に振る。
駄目。思い出しちゃ駄目。
私は高志さんのものなんだから。しっかりしなきゃ。あんな男に簡単に心まで奪われるほど安くないんだから。
私と高志さんとの繋がりはもっと強くて……。
………と、そこで私はふと思い立ち、クローゼットを開けると上の棚にしまってあるアルバムを取り出した。
高志さんとの思い出が、このアルバムには沢山詰まっている。彼とは同い歳で、高校生の頃からの付き合いだ。彼はその頃から…いわゆる凡人だった。
それは決して悪い意味ではない。クラスに一人は居る明るくお調子者のムードメーカーというわけでもなく、道端で唾を吐いて周囲を威嚇するような不良でもなく、お勉強ばっかりの真面目な秀才くんでもなく…どこにでも居そうな普通の男子だった。
でも、私はそんな高志さんに好意を寄せていた。
真面目でも悪でもないけど、彼は細かなところで気の利く男子だった。気配り屋と言えばいいのか。
………誰にでも優しいのだ。それも控え目に…。優しさの押し売りではなく、ひっそりと…。
泣いている子が居たら話し掛ける…ではなく、ハンカチをそっと差し出してその場を去る。
荷物を抱えた女の子がこちらへ向かってきたら、さりげなくドアを開けておく。
そんな人だった。
そこでまた一つのエピソードを私は思い出す。
教室で二人の男子が険悪なムードになって、一触即発、今にも喧嘩が始まりそうな時に、高志さんはそれは大きな音のオナラが出てしまったのだ。
「あう……、ご、ごめん…」と、本当に恥ずかしそうにしてそう言って俯く高志さんに、周囲の張り詰めた空気が一気に緩和して教室中で爆笑が起きた。喧嘩していた二人もつられて笑い、「お前空気読めよwww」とツッこまれていた。
でも、私は知っている。彼は人前でオナラをするような人じゃないことを。つい出てしまったなんてことも考えられない。それは未だに付き合っている私の前でもオナラをしないのだから、皆が居る時になんて尚更だ。
高志さんはあの時、わざとオナラをした。緊迫した空間を緩ませる為に文字通り身体を張って…。
後になって『広川屁こき』とか『肛門矢の如し』とか、『妖怪オナラひねり』とか『糞便ちょと手前(糞便だけ省略して “ちょと手前” とよく呼ばれていた)』とか、不名誉なあだ名を付けられてしまったのだけど…。それでも彼はそう呼ばれてもただ照れ臭そうに笑っていただけだった。
あれ以来、私は一度も彼のオナラを聞いたことはない。
学生時代のそんなことを思い出してくすりと笑う。
アルバムの表紙を一枚捲ると、当時の思い出が鮮明に蘇ってきた。
1.回想シーンに入る(思い出に浸る)
2.アルバムをめくって思い出に浸る
3.充電完了 ♪
4.インターホンが鳴る
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で6が決める。
ピエロ待ってたよ!
>>514
ありがとうございます。
これからも頑張って書いていきます。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
甘優「懐かしいなぁ…」
高校生の頃の写真を眺める。まだ付き合ってもいなかったから一緒に写ってるのはほとんどが集合写真のみで、後は本当に奇跡的に写ったものばかり。
奇跡的な写真といっても私が後ろ向きだったり、高志さんが私の後ろで走っててブレてたりするもので、まともなツーショットは無かった。
それでもそんな一枚一枚の写真は輝いて見えた。私はこの時から高志さんに片想いしてて、彼に対する淡い恋心は今でも鮮明に覚えている。
通学路で彼に挨拶されただけでドキドキした。
席替えで彼が私の右斜め前になってから、首が変に右向きになる癖が付いてしまった。
文化祭で彼がホットドッグを作る人で、私がウエイトレスの時。お盆をひっくり返した私のそばにすぐ駆け寄ってきて、凄く近くで「十六夜さんはたまにおっちょこちょいだね」と笑って言ったその笑顔に心臓が高鳴った。
写真はそんな一枚一枚を思い起こさせてくれる。
そして運命の卒業式……。
私は彼を屋上に呼び出して………告白した。
その瞬間の写真は無いけど、告白したすぐ後に携帯でタイマーを使って写メを撮った。それをプリントアウトしたものがアルバムに貼られている。
その写真を見ているとつい顔が綻んでしまう。
その日は風が強くて、風が桜の花びらを舞い上がらせていた。ついでに私のスカートまで風で捲られて、私は凄い形相になって咄嗟にスカートを抑える。
彼はカメラに向かってピースをしているのだけど、それどころではなくなった私の……ちらりと写っているパンツに目が釘付けになっている。
そんな写真。
恥ずかしくってしょうがなかったから消してって言ったのに、高志さんは「これも記念だよ」とわざわざプリントアウトしたのだ。
………今になって思えば、消さなくてよかったと思える。
その後それぞれ違う大学に行ったけど、付き合っていたから色んな所へデートした。その写真もちゃんとアルバムに収められている。
それと………初めてエッチした日の写真もあった。
もちろんエッチの時の写真じゃなくて、その前に行ったネズミーランドでの写真。
この日に私と彼は結ばれた。
お互いが初めてで手探りのエッチ。思い出せるけど思い出したら恥ずかしくなるような記憶。
フェラをせがまれて、頑張ったんだけど何度も歯を当ててしまって痛い思いをさせてしまう私。
いざ一つに…という時に間違って後ろの方に入れようとした高志さん。
入ったはいいけどあまりにも痛くて泣き叫んでエッチの中止を請う私。
でも二往復ほどですぐにおちんちんを抜いて私のお腹に射精してしまった高志さん。
お互いが初めてだから上手くいくはずもない。けど、それもまた良い思い出。
高志さんのエッチの仕方は今も昔も大して変わらない。私の身体を優しく気遣ってくれる。私のイメージでは男の人はもっと荒々しいものだったけれど、高志さんはその正反対だ。口では威勢良く言うのだけど、実際のところ淡白だと思う。
良くも悪くも優しさの塊なのだ。
………あの部長さんとは違う。
あんな……………女を女として扱わない…雑で乱暴なSEX。排泄するだけの機能としてしか扱わない。
女を力で屈伏させる。腕力を使って後頭部をテーブルに押さえ付け、ショーツを膝まで下ろされて剥き出しになった割れ目にあの太くて硬いのを捩じ込んできて………私の肉穴をたっぷりと味わうのだ。
高志さんのそれとは対照的に、力強く打ち込まれて子宮口に届く亀頭。
逃げようにも逃げられない。力でも敵わないのに、それがいっぱい膣の中で行き来するだけで抵抗する僅かな力も気力も根こそぎ抜かれていく。
高志さんでは届かない場所を、当たらない場所を何度も何度も攻められて…。優しさとは程遠い、自分勝手で自己中心的な攻め。自分さえ気持ち良ければそれでいいというのがよく分かる。
玩具のように扱われて、酷いとさえ思うのに…。
甘優「………んっ…」
あんなのSEXじゃない。ただの強姦。
甘優「はぁ…ぁ……♡」
高志さんよりも優しくないのに、硬くて…太くって…高志さんよりも逞しい薄皮に詰まった肉の竿が………。
甘優「ああ…あっ、ダメ…♡」
………凄い、濡れちゃう。
ここに、あの荒々しい部長さんのおちんちんが……みっちりと詰まってたんだ…。それで、激しくここを掻き回されて………気持ち良くされてしまった。
嫌なのに…私は………。
甘優「部長さん…ダメ…ダメぇ♡……高志さんが………高志さんが見てる……ああっ♡」
・き回す指に熱が伝わる。指に沢山の蜜が絡む。
………何で?
部長さんのことを忘れようとしてるのに…アルバムの中で微笑む高志さんを見ているはずなのに…。
私の膣内を弄る(まさぐる)人のイメージは………高志さんではなく、部長さんで……。
頭の中で進む妄想(ストーリー)。その妄想の中で部長が下品な顔で私に囁くのだ。
股を開け──────と。
嫌よダメよと言いつつも、私は股を広げていく。
あの逞しい竿を……膣内に………。
ああ、犯されてしまう。高志さんの写真の前ではしたなく私は他の男のモノを……。
1.オナニーを続ける
2.高志さんにもう一度電話する
3.部長に電話する
4.インターホンが鳴る
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
携帯を持ち、電話帳を開く。
それはもう私の意思というよりも、身体が勝手に動いた結果だった。
『鼻がムズムズしたらくしゃみが出る』ように、或いは『コーラを飲んだら必然的にゲップが出る』ように、それは極当たり前の行動であるかのような反応。
電話をかけると3コール目で相手は出た。
狩屋『…もしもし』
声を聞いただけで、私のあそこが疼く。
あの倉庫での出来事で、私の体はもうすっかりと彼に順応してしまったのだろうか。
狩屋『…欲しいのか?』
………堪らなくこの男が憎い。不愉快。
電話が繋がって私はまだ一言も話していない。それでも……彼は察したのだ。
そしてその予想が当たっていることに腹が立つ。この男の思うがままに動いている私自身にも腹が立つ。
狩屋『息が荒いぞ?自分を慰めている最中か?それで欲しくなったんだろう?』
畳み掛けるように私を責める。
おまんこを弄くる手が止まらない。だらしなく溢れてお尻の方まで濡らす。部長さんの責め言葉だけで軽くイッてしまうほど…。
こんなの…ずるい。ずるい…ずるい…っ。
勝とうと思っても勝てない。忘れようと思っても忘れられない。
この人は、ただ太くて大きいおちんちんを持ってるだけ………。ただそれだけ。高志さんとは比べ物にならない。男として高志さんの方が魅力的なのは当然。
ただ大きいだけのおちんちんなんかに…屈するなんて……恥でしかない。
狩屋『…仕方ない…また可愛がってやろうか。甘優、お前の家を教えろ』
何を上から目線で…。しかも甘優なんて呼び捨てにするなんて……。
調子に乗ってる。高志さんの上司だからっていくら何でも酷い。まるで自分の女のように思ってる。
こんな男に何で私は電話をかけてしまったのだろう…。
気に入らない。この男の何もかもが…。
甘優「………住所は……東京都…」
………………私が住所を教えるのは、この怒りを部長さんに直接ぶつけるため。
決して、彼とそういう事をしたいからではなくて……。だって…電話越しで言ってもきっと伝わらないと思うから………。面と向かって文句を言わなきゃ伝わらないから…だから………仕方なく住所を教える。
甘優「──────3の42の…5…」
…教えてあげるから、早く…来なさいよ。
………屈しないんだから……絶対。また変なことしようものなら今度こそ引っ叩いてやるんだから……。
狩屋『分かった…20分位で行くから待ってなさい』
………20分で来る。
あと20分後にはここに、来る。
あのでかちんぽを持った男が………私の部屋に……。
そう思っただけで私はまた軽くイッてしまった。
浮かんだのは部長の顔じゃない。血管の浮いたグロテスクな、あの太ましい男根…。
………気に入らない。あんな悍ましい(おぞましい)ものを思い浮かべる事自体が不愉快。私はそんなエッチなことを考えるような女じゃなかったはずなのに…。
電話はいつの間にか切られていた。
そして私は何故だろう………。服を脱いで急いでシャワーを浴びたのだ。
※ 狩屋 冬馬の正規ルートに入った為、以降【不可視のダメージ】は発生しません
………………………
………………
………
部長さんは玄関を開けるなり私にキスをしてきた。
後ろに手を回し、お尻を掴まれる。
私はもうそれだけで濡れてしまう。
違う………ここで私は怒りをぶつけるのだ。引っ叩いて、『ふざけないでっ!』と言ってやる。
………そういうシナリオなのに………。
硬い何かが下腹部に当たる。
もう…勃ってる。私に興奮して…コレを入れようとしてるんだ………。
部長さんはキスをしながらチャックを下ろして、その勃ったおちんちんを私に握らせた。
硬い…熱い…大きい…。
腰が砕けそうになる。こんな熱くしたものを握らせるなんて………卑怯だ。
甘優「あっ…」
部長さんは無言で腰に手を回すと、私を連れて奥の部屋へとズカズカ上がり込んだ。
引っ叩く最後のチャンスを逃した。
私は床に座らされ、目の前におちんちんを出される。
ギンギンに反り返ったおちんちんは早くも先走りの汁を先から垂れ流していて、私はゴクリと息を…唾を飲んだ。
………これが、私を無理やり気持ち良くさせた………おちんちん。
狩屋『しゃぶるんだ』
命令を下される。
私の上司でも彼氏でもないのに、私に命令をする。不愉快だった。面白くなかった。
でも私がしたことは、私が思ったこととは正反対のことだった………。
甘優「………はぁ…む♡」
…脳が痺れる。
この味………男の…味……。匂い……。
急激に盛り上がる感情。その正体は分からない。
唇と舌で感じるペニスの重量感。どっしりとした重さで脳が蕩けていく。
味覚とは別の感覚神経が、この味を『美味しい』と知覚させる。本当ならこんなものを美味しいと思うはずが無い。
でも、美味なのだ。
甘優「…あ…はぁ…♡ ん…じゅる…ジュプジュプ…♡」
口の中でビクビクと跳ねる。
活きの良さはすなわち鮮度…。とても中年男のそれとは思えない鮮度に、頬張る私の口は悦ぶ。
──────いや、嘘。違う。悦んでなんかいない。
これは無理やり…。無理やりさせられているだけ…。
咥えながら幹の根元を右手で握る。太い。
やだ………どんどん我慢汁が溢れてきて部長さんの味を覚えさせられる。
こんなので………騙されないんだから。これくらいじゃ………屈伏なんてしないんだから…。
悔しかったら──────
私はおちんちんから口を離すと、ベッドの上に乗って脚を広げる。
ショーツは履いていない。露わになる裂け目。
そのおちんちんで、屈伏……させてみなさいよ。
言葉にはしない。イニシアチブを握るのはあくまでも私………。
部長さんは口元だけで笑うとのそりとベッドの上に乗って、服を脱いで私に覆いかぶさる。
負けない………。
そう思う傍ら(かたわら)、私は何か別の………期待感を抱いていた……。
………………………
………………
………
甘優「あああっ♡ これっ…これぇっ♡ 太いっ…おちんち…♡ おちんちんっ♡ 」
最初っから………勝負にならなかった。
イニシアチブを取るのはいつだって…男の人。
叩き込まれるおちんちんは内側から私を支配していく。メスの本能を呼び起こされる。屈伏させられる。
乱暴に出入りを繰り返されて、膣も頭の中もぐちゃぐちゃに掻き回される。
甘優「あああっあっあっ♡ はひっ♡ イくっ♡ あ″あ″っ♡ ずるいっ…ずるいぃっ♡ こんなの…こんなの忘れられないっ♡ こんなおちんぽ…っひぐ♡ あっあっあっ壊れちゃっ………っっ♡」
呼吸が乱れるほど感じる。
ずんずんと、子宮を押される度に電流が脳天から背骨を抜けていく。
ただちんぽがでかいだけの男のくせに…。ただそれだけの男のくせにぃ………っ♡
甘優「嫌いっ…部長さんなんか…大っ嫌いっ♡ あっ…気持ちっ…♡ すごい………おちんぽ、おちんぽっ♡ ずぶ…ずぶってぇ………♡ いや…いやっ♡ どうにかなるっ♡ 甘優のおまんこどうにかなっちゃうっ♡」
………なんて理不尽なんだろう…。おちんぽって本当にずるいと思う。
女の子を勝手に気持ち良くして、ただそれがあるだけで自由にできちゃう…。女の子を屈伏させることなんておちんぽさえあれば簡単なんだ。
もうどうでもいいって思わせちゃうんだから…。
もっとして…って、思わせることもできちゃうんだから………。
それが例え嫌いな人だとしても──────
甘優「ああああ、…嫌いっ♡ 嫌いぃっ♡ 部長さんなんか、本当に…んっ♡ きらい………はぁっ♡ きらい………なのっ♡ 」
狩屋「ほう。じゃあやめてやろうか?」
甘優「だ、だめっ!………嫌いだけど……やめちゃだめぇ♡」
狩屋「何だそりゃww」
…うるさい。そんなの私だって分かんないもん。
分かんないけど、今やめられたら発狂しちゃいそうだから…。
狩屋「ほれ、キスしてやるぞ」
甘優「あっ…だめ………んむっ♡ んあ…む…♡ 」
だ………め………。
キスしながら…ズブズブ……。おっぱいまで揉んで……卑怯……。
甘優「………ぷはっ♡ 部長さ…っ♡ んむ…ふぅ♡ ………やぁ…♡ あっ………やめ………っ♡ ん…もう♡ あっあっ………好…♡」
いけない。上書きされる。
このまま流されたら………ダメだ。
ダメ………好きになんて………ならない。
あそこを突く激しさが増す。パンパンと乾いた音が部屋に響く。
仕込まれてる…………。だめ。私…メスになる。
これ以上は駄目って分かってるのに。
分かってるのにっっ──────!
甘優「…好…きぃ♡ 部長…さん………好き♡ 好きっ♡」
………ああ………もう………
狩屋「何だ?聞こえなかったな…何だって?」
甘優「好き…です♡ 部長さん…好き♡ あっ♡ 気持ちぃっ♡」
狩屋「そうかそうか。広川よりも好きか?」
甘優「それはっ………」
瞬間、高志さんの顔が浮かぶ。
でも繰り返されるピストン運動でそれは霞のように消えていった。
今あるおちんちんで私はいっぱい。このおちんちんで私は満たされてしまっている。
甘優「あ………はぁ♡ う…ん♡ 高志さんより………好きよぉ♡ だって…部長さんのおちんちん…ずるいんだもん…♡」
………そうだよ。
こんなおちんちんでズボズボされたら………虜になっちゃうよ。
でも、高志さんが悪いんじゃない……。悪いのはこのおちんちんで……だから………。
狩屋「よしよし、じゃあこれから甘優は俺の肉ベンキーだなww」
甘優「ひどいっ……ああっ♡ でも、でも、それでもいいの♡ センテンススプリングでいいのぉっ♡」
狩屋「うん…その喘ぎは萎える」
…高志さん、ごめんなさい…。
やっぱりおちんちんには勝てなかったよ……。
神無月 七日 日曜日
昨日は遅くまで部長さんとエッチした。
この部屋で…ずっと。
部長さんはでも奥さんとお子さんがいるので朝までというわけにはいかなかった。それが少し寂しさを残した。
いつの日か、部長さんには卒論を書いてもらわないといけないかもしれない。
一人朝を迎えた私は──────
1.高志さんに昨日のことを報告する
2.高志さんの会社へ向かう
↓1〜3多数決
着替えを済まし、お弁当を用意すると私は高志さんの会社へ向かった。
目的はもちろん高志さんに会いに行くこと………なんだけど………。
乳首がシャツに擦れる。
股はいつもよりもスースーとする。
私は少しドキドキしながら道を歩いた。
………………………
………………
………
受付の女性に声を掛けると同時に部長さんが出てきた。
狩屋「やあ、あ……十六夜さん」
甘優「いつもお世話になっております」
私は頭を下げる。
何食わぬ顔で挨拶を交わすのだけど、昨夜遅くまでこの人は私を抱き続け、私はこの人に抱かれ続けたのだ。
部長さんは私の横へ並び、受付の女性の死角から私のお尻を撫で回す。すかさずスカートの中にも手を入れてきて、私が下着を着けていない事を確認するとニヤリと笑った。
狩屋「また広川くんにお弁当かね?」
甘優「え…ええ……////」
顔が紅潮する。
ああ、もう…部長さんったら…。受付の子の前で………。
割れ目に指が入る。丹念な愛撫に私のあそこはもう濡れ始めていた。
狩屋「ご苦労なことだね。じゃあそのお弁当はまたこの受付の子に渡してくれたまえ」
甘優「は…はい…//// お願い…します…////」
受付「…はぁ…お預かりします……?」
部長さんの指が…くちゅくちゅと膣内を・き回す。
私は紅潮した顔を伏せて唇を噛んで耐える。こんなところでエッチな声を出すわけにはいかない。
受付嬢は怪訝な表情で私を見る。
受付「…大丈夫ですか?」
甘優「えっ、ええっ///…大丈夫……んぅっ♡」ビクンッ
受付「えっ?あ、あの」
部長「おっと、これはいかんな。私が病院に連れて行こう。後は頼んだよ」
受付「えっえっ…?あ、はい…お気を付けて…」
部長さんは私の肩を抱いてエレベーターに乗った。
行き先はきっと……………。
………………………
………………
………
甘優「んっ…んぶっ…♡ じゅる…じゅる…♡」
一階の倉庫奥にある一室。
ソファに座る部長さんの股に顔を埋める私。
昨日あれだけしたのにもうこんなに硬く大きくして…私の口に収まりきらない。
スカートは捲られてお尻を丸出しにした私は部長さんにお尻を撫でられる。また昨日の続きができると思うと……私の割れ目は熱をもってしとどに濡れた。
それにしても………本当に逞しい。
昨夜何度も味わったけど改めて見ると本当に胸をドキドキさせる。
そして零れ出る無色透明の我慢汁。亀頭に軽く口を付けて、それを吸い取る。丹念に先っぽの穴を舐める。
おいしい…。好き…。
部長さんはおちんちんを必死になって舐める私の頭に手を置くと、ソファで寝そべるように命じた。
部長「さて、俺の弁当をいただくか…。あまり声を出すなよ?」
甘優「…はい…お召し上がり下さい…♡」
部長さんがまた………挿入ってきた。
このゾクゾク感…。部長さんの色に塗り潰されていく。
もう高志さんのものがどんなものだったかも思い出せない。どんなSEXをしていたかも思い出せない。確か………優しかった。………ただそれだけのSEXだった。
甘優「かっ…はぁ♡」
ぎっちりと埋まる。収まる。
部長さんのおちんぽは凶暴だった。優しいだけのSEXじゃない。女を芯から狂わせるものだった。
夢にまで見そうな…外も内も全てを支配するSEX。
──────タンッタンッタンッ…
小気味良いリズム音が響く。
鳴きたい。目一杯喘ぎたい。
でもできない。ばれちゃうから…。
甘優「はっ…はっ……んっ♡ ぁっ♡ んん…ッ♡」
高志さんの会社で私…高志さんの上司とこんなことして………。でもやめられない。止まらない。
バタンッ──────と、部屋の外で音が聞こえた。部長さんの腰が止まる。私も口を押さえて止まり、心臓が飛び出そうになる。
暫く黙っていると倉庫の方で物を探すような音が聞こえた。話し声もする。
………部長さんのおちんぽが私の中でとくんとくんと脈打っている。ダメよ…今は動いちゃダメ。この人達が出て行くまで………。
甘優「〜〜〜〜っっ♡」ビクビクッ
部長さんはゆっくりと、奥まで捩じ込んできた。
子宮口をおちんぽの先っぽで開かせるように…。
うっかり口を開くと部長は私の口に口を付けて塞ぐ。
そして…
──────タンッタンッタンッ…
甘優「っ♡ 〜〜〜〜っ♡ …っっ♡」
動き出した。
だめ、だめ、だめ…。
外の人に聞こえちゃうったら……。
ああでもどうして?どうして?ばれちゃうかもしれないのに私………そう思うだけで…っ。
甘優「──────ッッッ♡」ビクビクッビクンッ!
………イっちゃった。
すごい………こんな絶頂、味わったことない。
それでも部長さんはまだ動き続ける。もう勘弁して。本当にもう無理。声が………。
甘優「……──────あっ♡」
と、そこで部長さんが慌てて私の口を手で塞いだ。
社員「………ん?今なんか……」
社員2「どうした?」
社員「いや、今女の声が聞こえたような…」
社員2「おいやめろ。怖いこと言うなって。俺そういうのマジで苦手なんだから」
社員「いや、マジだって。あの奥の部屋からだと思うんだけど…」
社員2「待て待て待て!ほら、早くスクリーン探すぞ!」
社員「いや、気になるからさ」
社員2「バカ、早くしねぇと課長にどやされっぞ!」
社員「いや、見るだけだから…」
そんな会話が聞こえた。
部長はそこでまたゆっくりと、緩慢に動き出す。私の口を押さえながら。
甘優「っ…♡ んふぅ…♡ んっんっ…♡」
だめ。部長さんやめてと、首を何度も横に振るのに部長さんは腰を振り続ける。おまんこを攻め続ける。
ドアに嵌め込まれた曇りガラスに人影が映った。
今、そこのドアを開けられたら私と部長が繋がっているのが丸見えになる。
そんな危機的状況なのに部長さんのおちんぽは萎えるどころかより硬く、大きくして私の膣内へ膣内へと進んでくる。
──────ガチャッ
と、ドアノブが回る音が聞こえた。
………終わりだ………。私は顔をドアから背ける。
──────ガチャガチャガチャッ!
社員「…あ、そうか。ここの部屋は “開かず” だったわ。鍵持ってるの部長だったっけ?」
社員2「知らねえっつの!スクリーン見つけたから俺はもう行くかんな!」
社員「あ、おい待てよ!」
鍵が………掛かっていたらしい。
部長はそれを知っていたから……だからいつまでも動いて……。
狩屋「…ぐふふ、興奮しただろ?まんこがキュウキュウに締まってたぞ?」
甘優「…い、意地悪です…」
狩屋「………膣内に出すぞ」
甘優「…え?──────ああっ♡」
突然の猛攻。
我慢ならないといった具合に、部長さんはより激しく私のおまんこを貫いてきた。
甘優「あっ、うそ、うそ…なんでっ♡ いつもより………あああっ♡」
緊張がそうさせたのか。それとも別の何かが働いたのか。膣の感度が跳ね上がっている。
怖いくらいに感じて、私は上で腰を振る部長さんにしがみついた。
落ちる………堕ちる………。
狩屋「イくぞっ!」
甘優「あっ、だめ…あああっ♡」
一際奥まで突くと、部長さんは膣内で大量の精液を放出した。膣内に出されて私も同時に絶頂を迎える。
初めての中出し………。
中出しのリスクなんて吹き飛ぶほど…快感が襲う。
私の四肢はぎゅうっと部長さんの体を抱き、膣も悦んでいるみたいで部長のおちんぽから搾り取る。
なんていう充足感…。
子種を仕込まれることの女としての多幸感…。
蕩ける私にとどめを刺す様にキスをしてくる。
舌を絡める。吸う。唾液を飲み込む。
膣内ではまだ剛直なペニスがビクビクと震えながら射精を繰り返す。
…動いて。もっと…もっとして………種付けして………。
狩屋「……お前は良い女だ………」
甘優「はぁ…ん♡ 部長…♡」
狩屋「…知ってるか?今日は広川君が上に居るんだぞ?甘優…」
………そうだったんだ……。
私の感想はそれだけだった。
高志さんが居るから………だから、なに?
そんなことより………
甘優「………ね、部長…♡ もう一回………中出し………して…♡」
部長の首に腕を回し、わざとらしく猫なで声で甘える。
私は頭で考えるよりも子宮の声に従った。
【エピローグ】
甘優「おはようございます ♪ 」
社員達「おはようー!」
甘優は幼稚園の教員を辞めてうちの会社に中途で入った。
うちの仕事は結構激務だし、俺は辞めた方がいいと言ったのだけど『貴方の側で働きたいの』という言葉に……負けた。
甘優「おはよ、高志さん♡」コソ
高志「お、おうっ//// おはよ////」
社員「ヒュー!相変わらず朝からお熱いねぇ!お二人さん!」
甘優「や、やだもうっ//// 社員さんったら/// からかわないでくださいっ」
………まあ、こんなのも良いかなぁと思ったりして……。
狩屋「おっ、十六夜くん、今日も元気だね」
甘優「あ、おはようございます部長!」
狩屋「なんだなんだ?広川くんにぴったりくっついて……妬けるなぁww」
甘優「も、もう…部長まで…///」
高志「勘弁してくださいよぉ」
狩屋「わっはっは!照れるな照れるな!さて、じゃあミーティングを始める前に………十六夜くん。部長室まで来てくれ」
甘優「はいっ」
高志「あ、部長。それなら僕が」
甘優「もう。高志さんは今日ミーティング無しで早くからNTプロダクションの営業でしょ?準備しなくていいの?」
高志「あ…そうだった…」
甘優「本当にもう…しっかりしてよぉ…」
狩屋「かっはっはっ!すっかり尻に敷かれてるな、広川くん!仕事まで先を越されないようにしろよ?…まあ君は営業で十六夜くんは事務だしその心配はあまり無いか」
高志「はぁ…」
狩屋「じゃあ皆、10分後にミーティング始めてくれ。私が遅れてもそのまま進行して構わんから」
社員達「はい!」
狩屋「じゃあ十六夜くん、打ち合わせだが…」
部長は歩きながらそっと甘優の腰に手を回した。少し…カチンとくる。ああいう行動がセクハラだと言われているのに中々直らない。
何より俺の彼女だというのに………。
ただ、あれはもう癖になっているのかもしれない。部長自身にそこまで悪気は無いようにも思う。確かにスキンシップは他の人よりも激しいように思うが、彼は昔の人だ。今の時代にそぐわないけど彼の生きてきた時代はそういうことがあまり問題視されなかったというのもあるだろう。
………俺も神経質になり過ぎだな…。
オフィスを出て行く二人を見送ると、俺は企画書をバックに詰めて営業先へ向かった。
────AM8:45 部長室────
大きな机の下に潜り込んで、部長のおちんちんにお口で御奉仕します。皆がミーティングをしている間、私は部長のおちんちんをしゃぶるのです。
朝一の採れたてザーメンは濃厚で、勿論全部飲み干します。飲めと命令されることは無くなりました。
言わなくてもそれが当たり前になったからです。
いえ、正しくは私が飲みたいからです。飲むなと言われてもきっと飲んでしまいます。
それほど私は精子が好きなのです。
部長はしゃぶる私の頭を優しく撫でてくれます。
うっとりと感じられている部長が更に愛しく思え、フェラチオにも力が入ります。
我慢出来なくなった部長は私を床へ四つん這いにさせるとスカートを捲り上げてショーツをどかし、傍から猛ったおちんぽ様を入れてくるのです。
喘ぐのを我慢させられます。
喘ぐとお尻叩きのお仕置きをされます。
でもそれも…私にとってはご褒美なのです。
生のガチガチちんぽ様で中出しされて、午前の御奉仕は一旦お仕舞いです。
お掃除フェラも忘れません。
おまんこから溢れる精子を指ですくわれて舐めさせられます。酷い御主人を持ってしまいました。
でも私はこの方に一生尽くすと誓いました。
────AM10:20 男子トイレ────
トイレの個室で事務の酒井先輩にフェラチオをしました。
部長命令です。この会社の男性陣、その数およそ30人…全員と関係を持つように指示をされました。特に営業成績が良かったり、部長の可愛がっている社員さんにはおまんこまで提供するように…とのことでした。
酒井先輩はまだおまんこの提供はありません。フェラチオだけなので、そこは高志さんも安心してくれることでしょう。
でもやっぱりおちんぽをしゃぶるとおまんこが疼きます。入れて欲しくなっちゃいます。
だけど部長命令なので違反するわけにはいきません。だからしゃぶりながら自分でおまんこを弄ります。
どんなおちんぽも関係ありません。どのおちんぽも魅力的です。小さなおちんぽも可愛がり甲斐があります。臭いおちんぽも好きです。チンカスの舌触りが、臭いが、癖になります。
酒井先輩のおちんぽはちょっと長くてヒョロッとしてます。口触りがツルツルしてて好きです。ただ毛が多いので鼻がくすぐったいのが難点です。
甘優ちゃん良いよ…と、言われました。部長さん仕込みですと答えると、じゃあ俺も仕込んじゃおうかな?ととんでもないことを言いました。
傲岸不遜というか、身の程知らずというか…。確かにおちんぽは全て魅力的と言いましたが、部長のおちんぽ様よりも遥かに格下のヒョロちんぽが私を仕込めるとは到底思えません。酒井先輩におまんこ提供が許されない理由の一因が垣間見えた瞬間でした。部長は酒井先輩のこういった不遜な態度をきっと見抜かれていたのでしょう。
私はこの件を部長に報告すると共に、降格、減給対象である事を提案する心算です。
────PM12:05 一階倉庫奥────
部長に私の作ったお弁当を召し上がって頂きました。メインディッシュは私のおまんこです。
食欲も性欲も旺盛な部長は歯の隙間に胡麻や海苔を付けた状態で私にキスをして、そして盛った犬のように激しく腰を振るのです。
よく飽きもせず私のような女を抱き続けられるものだと感心します。そして同時に感謝もするのです。
この日のお昼は二発、中出しされました。ピルは飲むように指示されているので、しっかりと飲んでいますが確実に避妊できているかというと…一抹の不安が残ります。
妊娠すること自体は恐れていません。むしろ部長の赤ちゃんが欲しいとさえ思っています。
私が怖いのはあくまでも命令違反です。ピルは飲んでいても妊娠してしまったら部長に叱られてしまいます。もしかしたら捨てられてしまうかもしれない。それが堪らなく怖いのです…。
もしそうなったら………とりあえず高志さんと結婚でもしてあげようかと思います。種が違くても私の産んだ子ならあの人は大切に育ててくれることでしょう。
高志さんのような人を人はピエロと呼ぶのでしょうか。
膣内で弾けるように射精をする部長のおちんぽ様に悦びを感じながら、そんなことを考えていました。
────PM15:12 オフィス内────
私に与えられた仕事は殆どが性接待と御奉仕です。
とは言え残った伝票整理があります。
しかし部長の緊急命令で営業の轟さんのおちんぽを抜かなければならなくなりました。差し当たりとりあえず抜けば良いとのことだったので、手コキをして差し上げました。
轟さんのデスクの隣に座って、デスクの下で反り返ったおちんぽをごしごしと扱きます。手の中で熱く硬く大きくなっていく感触も嫌いじゃありません。
伝票整理をしながらたまに相談をする振りをして、おちんぽを扱くのです。何も難しいことじゃありませんでした。
電話が鳴ってそれを取る轟さん。営業トークの最中も声がうわずったりしてとても面白かったです。
おちんちん、とっても硬くなってます…。
そう耳元で囁くと轟さんは私の手の中でイッてしまいました。
私は手に付いた精子を舐め取ってから、辺りを伺い轟さんの股間に顔を埋めました。だらだらと付着している精子をおちんぽごと咥えて舐め取ります。
私の胃は悦んで精子を受け入れます。轟さんの精子は他の人よりも少し甘い気がしました。きっと疲れが溜まっているのでしょう。
だから部長が気を回して轟さんの気分転換の為に、私を抜き係として使用されたのです。
素晴らしい采配だと思います。やはり部長は人の上に立つ方です。益々惚れました。
すっきりした様子の轟さんを見て、私も貢献できた事に喜びを感じました。
伝票整理は大して進みませんでした。
────PM16:42 応接室────
専務がいらっしゃいました。
部長よりも上の役職の方とは初めての接見になり、身体が震えるほど緊張しました。
一言二言、部長が専務とお話しした後に部長は私の肩に手を置いて『いつも以上におもてなししろ』との厳命を受けました。
責任重大です。
部長がご退室されてから、まず私はスーツを全て脱いで下着姿を堪能して頂きました。
私のような崩れた身体を専務は大変お気に召した御様子で、早速撫で回されました。
専務はおっぱいがお好きなようで、それはしつこくおっぱいを攻められました。おっぱい好きなだけに愛撫がお上手でした。緊張した身体が弛緩していきます。
立った乳首を摘まれ、舐められて私は専務の頭をつい抱きしめてしまいました。大変失礼な行為をしてしまい、すぐに離してお詫び申し上げると「構わないよ」と仰って頂きました。流石専務ともなるとお心が広いと感動したのを覚えています。
私は懸命に御奉仕させて頂きました。
専務のおちんぽ様は部長ほどの大きさはありませんでした。普通のおちんぽ様です。
喉奥まで飲み込み、しゃぶりました。その間も専務はおっぱいを揉み続けられ、なかなか上手くしゃぶることが出来ませんでした。
失礼しますと私はソファに座る専務の上に跨って、おちんぽ様を挿入します。
ぬっちゃぬっちゃといやらしい音が応接室に響きます。緊張していたはずの私も、たっぷりとおまんこだけは濡らしていたようです。
専務は勿論、膣内でお出しになり、御満足されたようで五万円ほどのお金を私に押し付けてきました。それだけは頂けませんと固辞したのですが、聞き入れていただけませんでした。
若い娘を抱けただけでも儲けものだ。と仰って応接室を出て行かれました。裸のままの私はお見送りする事も出来なかったのでそこが反省点です。
私はでも、早く部長にあの位置に立ってほしいと思いました。
────PM18:00 給湯室────
この会社は残業が長いです。
私がお茶を注いでいると同じ中途入社の坂巻くんが後ろから襲ってきました。
「知ってるんだぞ」「他の先輩達とSEXしてるんだろ?」「誰にでも股を開くビッチめ」「俺にもヤらせろよ」
彼はそんなことを言いながら私のスカートを捲ります。…心外でした。彼が私をそんな風に見てることにショックを受けたのです。
しかしそう言うということは勿論部長の許可を得ていないということで………部長に対する明らかな背任行為に当たります。部長の所有物である私に好き勝手することは誰であっても許されません。
それは彼氏である高志さんであっても同じです。ただ高志さんは私の “彼氏” であるからここで “生かされてる” とも言えます。
坂巻くんは分かっていません。私を抱けない不幸よりも、抱けるのに不幸な立場があるという事実を…。しかし高志さんも気付いていない。それが “ピエロ” と言われる由縁(ゆえん)でしょう。
背任行為を犯した坂巻くんは、ショーツまで下ろして私の膣内に入れてきました。全てが一瞬の出来事で、私にはどうする事もできなかったのです。
でも……所詮小物です。性格が小物な男はペニスも小物なのでしょうか。入れたはいいけどヘコヘコと腰を動かしてあっという間にイきました。しかも中出しです。ここは部長か、部長に許された者にしか射精を許されません。
…アウトです。懲戒免職では済まないでしょう。
刑事告訴も視野に入れて、この件は部長に報告することにします。
さようなら、坂巻さん。次に会う時は法廷ですね。
────PM20:21 オフィス────
女性社員は皆帰宅しました。残っている女性社員は私だけです。
オフィスで慰労会が行われます。今日一日頑張って働いた男性社員数人が私とエッチします。
皆立派なおちんぽを出してきて、私はそれを一本ずつ頬張って、シコリます。寝っ転がった男性社員の上に跨って腰を振ります。前後左右のおちんぽが私の周りで蠢きます。
こんなにおちんぽに囲まれて私は幸せです。こんな環境に身を置かせて頂いて部長には感謝の気持ちしかありません。
どうして私は部長に対して嫌悪感を抱いていたのか…。過去の私は本当に馬鹿でした。
「おー、やってるかー」と部長がオフィスに顔を出します。スーツの上だけ着ていて下はすっぽんぽんで登場です。やる気満々といった出で立ち。とても凛々しいです。
「なんすか部長その格好ww」「着るなら着る!脱ぐなら脱ぐ!」
私を弄ぶ周囲の男性社員が爆笑して部長にツッコミます。本当に失礼な人達です。誰のおかげでここでこうしてエッチできるのかもう一度考えてもらいたいものです。
まだまだお仕置きが必要ですね。
私は口を、舌を、手を、膣を駆使して男どもを攻めます。悉く男達は射精をしていきます。
だらしない……そんなんだから部長に敵わないのです。
いよいよ部長に抱かれます。
皆の前で部長と私の公開SEXです。
勃起した部長のおちんぽ様…いつ見ても惚れ惚れしてしまいます。
部長がお手本を見せてくれるのです。男性社員の皆さんはしっかりと目に焼き付けて下さい。女を狂わすSEXとはこういうものです………と。
獣のように喘ぎました。
後ろから突く部長のおちんぽ様はガツンガツンと子宮に当たります。種付けのプロです。
一度目の射精で既に妊娠を想起させるほどの量を注がれました。女としての悦びに震えます。
まだ終わりません。床に転がされ、片足を上げられて再び捻じ込まれます。目の前に社員のおちんぽが来たので咥えます。
上も下もおちんぽに貫かれて頭がジンジンと痺れるようです。
精子が口に出されます。顔に、身体にかかります。
部長の精子も子宮に送り込まれます。
──────そこで私は気付いてしまいました。
オフィスのドアが開いているのを。
その隙間から覗き見る、高志さんの姿を………。
目を凝らしてよく見ると、高志さんはその粗末なおちんぽを自分でしごいているのです。色んな男に抱かれ、精液まみれになった私をおかずにオナニーなんかしてるのです。
彼氏とはいえ、本当に情けないと思いました。平社員の考えていることは私には到底理解出来ません。
したいなら交ざればいいのに…。
それともSEXよりもオナニーが好きなのでしょうか。それならば私も気楽です。
今度彼の誕生日にはオナホールでも買ってあげよう………そう思いました。
狩屋 冬馬編
完
【ピエロの語り】
彼氏の上司に寝取られ………
これもまたNTRの王道ですね。
ベッキーネタを挟んだのはちょっとしたイタズラ心が騒いだ為です。肉便器→肉ベンキー?→ベッキー→センテンススプリングといった流れです。どうしてあんなことを書いてしまったか未だに自分でも分かっていません。
でも書いてしまった以上『押し通そう』と思いました。思い付いたらもう止まらなくて………。反省はしてません。ネタをありがとう!文春!
さてさて、また一つのエピソードが終わりを告げました。
寝取られの運命は螺旋を描き、時の悪戯により今と過去の一部が消し飛びます。
私はうっかりピエロ。
創成と破壊を司る物語の語りべ。
さあ、十六夜甘優よ。
再び寝取られの輪廻に彷徨うがいい。
退くも進むも、貴女次第だが………
1.【全無】(>>15参照)を発動して続ける。
2.この物語を終わらせる。
↓1〜3多数決。
安価により【全無】が発動します。
対象は《狩屋冬馬》のみとなります。
時間は消し飛び、改変されます。
狩屋冬馬との出会いそのものが無かったことになります。
ピエロによる【全無】発動。
↓
神無月 六日 土曜日(>>457)からリスタート。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
私は少し怖くなってネットを閉じた。
ネットを媒介にした犯罪も多くなってると聞く。いつどこでそんな犯罪に巻き込まれるか分からない。
不用意に他者と繋がるのは危険かもしれない。
私はパソコンの電源を切って立ち上がるとベッドへ座った。
時計の針は15時半を指していた。
私は──────
↓1〜3自由安価。その中から↓4が決める。
白い靄の中で、私は服も着ずに座している。
暑くもなく寒くもないその空間でぼんやりと何かを待っている。
これはきっと夢だろう。いつの間にか眠ってしまったんだと今気付いた。それならばここで私が裸で居ようとも何も気にすることは無い。
でもどうせなら……高志さんの夢が見たかった。
高志さんとはなかなか会えないから、せめて夢の中ででも…。
そんなことを考えていたら、私の周囲に若く逞しい身体を持った全裸の男が沢山囲んできていた。目の前には股間からぶら下がる太ましい男根が、木の実のように何本も生って(なって)いる。
………それは私が求めていたものとは全く異なるものだった。夢の中なのだから私の都合に合わせてくれても良いと思うのだけど……。
仕方ないので私はその一本の実を握ると、そのまま口を寄せて頬張った。ぷりぷりの肉感が心地好い。
じゅる…じゅる…と、音を立ててしゃぶるとサイズが大きくなっていく。口に収まりきらない。
太く硬くなった長い肉の実は、私が口を離すと濃厚なミルクを噴射した。それは私の顔にべったりとこびりついた。
確かな雄の匂い。久しく味わってなかったそれを、指ですくって舌の上に乗せる。ちゅぴっと指を吸って、私は周りの男達に媚びるような目を向けた。
男達は私を囲う輪を緩慢に狭めていき、やがて私はその群れに埋もれていく。
ゆったりと両の乳房が揉み上げられ、紅く尖った先の実を口に含まれる。神経の通うそこをたっぷりの唾液で濡らされて吸われ、舐められ、転がされる。
優しい攻めは私を芯から蕩けさせていく。
甘優「あああ…ん……はぁ……♡」
何本もの手が私の身体を弄る(まさぐる)。
何本もの竿が私の身体に擦り付けられる。
柔らかな肌に食い込む、筋骨隆々な男の肉。
尻を撫でられ胸を揉まれ、そして口の中に再び放り込まれる肉の竿。垂れる先走り汁が脳内まで痺れさせる。
濡れそぼった蜜壷に、口いっぱい使ってむしゃぶりつかれる。下の口にディープなキスをされて、上の口で頬張った肉棒が口から零れ落ちてしまう。
私の唇とペニスとが結び付くように、伸びた唾液の糸で繋がる。
すわ挿入…というタイミングで、漸く高志さんが目の前に現れた。
おちんぽが勃っている。私のはしたない姿を見て、彼は興奮しているのだ。
甘優「あああっ♡」
より声を張り上げる。
寝転がった男の上に跨って、自ら腰を落として他人棒を膣の奥へと導いた。
高志さんはただそれを眺めるだけで、私はこの行為を愉しんでいる。お尻を上下させて、おちんぽとおまんこが繋がっているところを高志さんに見せつけるように動く。
私が求めている時に来なかった高志さんが悪いんだから………。おまんこが疼いて、疼いて…おちんぽが欲しくて堪らなかったのに、高志さんが来なかったから……。
高志さんの持っているそれは、他の男の人も持ってるのよ………?おちんぽは一本だけじゃないんだからね?
甘優「あっ、イくっ…イくイくっ♡ ──────ああああんっ♡」
身体中に新鮮なザーメンシャワーを浴びる。
膣内にもそれは注がれて、子宮がごくごくと飲み込んでいく。卵子と精子がキスをして、名も知らぬ男の子供を宿す予感を感じる。
歯・みをして悔しそうな高志さん。それでも彼は勃起をして我慢汁を垂らす。
自分の女を他人に寝取られた惨めな男…。
私は嘲笑う。
泣き崩れた高志さんの目の前まで行き、おまんこを広げて見せ、膣内にたっぷり出されたザーメンを崩れて膝立ちした高志さんの顔に零していく。
体がぶるっと震えた。
他人の精液を浴びる高志さんに興奮する。そのまま腰を落として膣内の精液を飲ませるように高志さんの口へおまんこを当てがった。
おおん…と喘ぐ。
私はそこで、目を覚ました。
時計の針は午後6時を指していた。
うたた寝をしてしまったようで、口元の涎を拭くと私は身体を起こす。
頭が重い。何だかひどい夢を見た気がする………。
どんな夢だったか思い出せない。
ただ…………。
私はティッシュを二枚取って湿った部分を拭った。きっと、 “そういう夢” を見たのだろう…。
あまり自覚は無いのだけど…欲求不満なのかな?
私は──────
1.買い物へ行く
2.街をぶらつく
↓1〜3多数決
どこへ行こうか?
1.彼のマンション
2.繁華街
3.森林公園
4.彼のお母さんの入院先
5.ゲームセンター
↓1〜6多数決。決まらなければ多いものの中から↓7が決定。
私は家を出ると八百屋さんで果物を買い、高志さんのお母さんが入院している山ノ下総合病院へと向かった。
──────山ノ下総合病院──────
甘優「失礼します…」ガララ…
高志母「あら?あらあらあら、甘優ちゃん。お見舞いに来てくれたの?」
甘優「ええ、お加減はどうです?」
高志母「そうねえ…良くもなく悪くもなくってところかしら」
甘優「………」
高志母「嘘よ。元気元気 ♪ そんな悲しい顔しないで」
高志さんのお母さんは幾ばくか痩せていた。
それが癌の進行からなのか、抗がん剤の副作用なのかは分からない。でも目に見えて痩せていた。
甘優「あの、手術は…」
高志母「ええ、手術は経過を見て判断するらしいわ。まだ出来ないみたいね」
甘優「そうですか…」
高志母「それより甘優ちゃん、高志とはどう?上手くいってるかしら?あの子は優しい子だけど少しだらしないところがあるから心配で」
甘優「い、いえ、高志さんにはいつも良くしてもらっています。こちらこそ至らない点が沢山ありますので…」
高志母「…ふふ、甘優ちゃんのそういう奥床しいところが好きよ。安心して高志を任せられるわ」
甘優「いえ、そんなこと…」
?「おー、甘優ちゃんか!」
お母さんと話しているとドアが開き、高志さんのお父さん………広川 浩二(ヒロカワ コウジ)さんが入ってきた。
甘優「ご無沙汰しています、お父さん」
浩二「はっはっは、甘優ちゃんは相変わらず良い尻だ。安産型だな!」
高志母「お父さんっ。若い女の子にそんなこと言ったらいけないわ」
浩二「そう固い事言うな。高志と結婚すれば孫が見れるんだからな」
高志母「気が早いわ。…ごめんなさいね甘優ちゃん。この人勝手に舞い上がっちゃって…」
甘優「いえ…」
浩二「どうだ?甘優ちゃん。高志とはヤっとるか!?俺としては結婚と妊娠の順番が逆になっても良いんだがな!わっはは!」
高志母「お父さんっ、いい加減にしてください」
甘優「あ、あはは…」
お母さんは良い人なのだけど、お父さんはちょっと苦手。一言豪快と言えば気持ち良いものではあるのだけど、セクシャルな発言が多い。
孫が見たいから急いてしまう気持ちも分かるのだけど…。
浩二「………母さん、まだ孫の顔を見るまでは死ねないぞ? 癌なんぞに負けるなよ?」
高志母「…ええ、分かってるわ」
浩二「ふふ、甘優ちゃん。わざわざ見舞いに来てくれてありがとうな」
甘優「いえ、また来ますから」
浩二「来てくれるのはありがたいが…そんな暇があったら高志とパコパコして孫を作ってもらった方が」
高志母「お父さんっっ!!」
浩二「うひっ!そ、そんだけ怒れりゃ病気も逃げそうだな〜…なんつって」
高志母「全くもう…品の無い…」ブツブツ
お父さんは…確かに下品かもしれないけど、今日はわざとそうしているようにも見えた。きっと元気の無いお母さんを励ますつもりで言っているのだろう。
そう、思った。
それからお母さん、お父さんと世間話を小一時間ほどして、私は病室を後にした。
病院を出て五分も歩かない内に後ろからお父さんが私を追ってきた。
浩二「甘優ちゃん!」
甘優「お父さん…どうされましたか?」
浩二「実は………家内の事で相談があってね…」
甘優「……はい」
お金のことだろうか?…いや、でも高志さんはお金の目処は立ったと言ってたけど…。
浩二「ここじゃあ話しにくいな…。家に来てくれないか?」
甘優「………そんな、深刻なお話しですか?」
浩二「……ああ」
お父さんは眉をしかめる。
もしかしたらお母さんが………。
1.分かりました。伺います。
2.では高志さんも呼びます。
3.別のところではいけませんか?
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
甘優「それなら…高志さんも呼びます」
浩二「駄目だ。それはいかん」
甘優「え?」
浩二「まだあいつの耳に入れるわけには…」
甘優「お父さん…」
きっと、お母さんのことだ。
高志さんの耳に入れられないほど、病状は深刻なのかもしれない。それでも一人で抱え込むには余りにも負担が大きいのだろう…。
1.分かりました。伺います。
2.分かりました。ここからなら私の家の方が近いと思います。
3.喫茶店では駄目ですか?
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
甘優「あの…喫茶店では駄目ですか?」
内容が深刻だということは察することができた。
だけど私もそういった話しを二人っきりで聞くことが躊躇われた。私には荷が重い。況してやまだ高志さんとも結婚していないのだから…。
浩二「喫茶店…か…。むぅ…」
甘優「深刻なお話しなのは分かりますが…二人で話すには私には少し…」
浩二「…いや、そうだったな。まだ高志の妻という訳でもない。俺と二人っきりだと何かと気まずいだろう。高志に変に勘繰られる心配もある」
甘優「あ、いえ…そういった事では…」
浩二「いやいや、いいんだ。じゃあ喫茶店で話そう」
甘優「…ありがとうございます」
お父さんは男女として関係を誤解されると思ったようだ。それは私の言わんとしていることとは違ったものだったけれど、それでもお父さんは私の喫茶店での話し合いを承諾してくれたので、私は素直にお父さんに従った。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
──────喫茶店──────
ウェイトレスへの注文を終えると、お父さんは早速話し始めた。
浩二「賢い甘優ちゃんのことだ。こうして呼び出されてる時点でもう察してるとは思うが…」
甘優「…」
浩二「家内は……助からん」
甘優「…」
やっぱり…そういう話しだった。
私には掛ける言葉が見つからない。ただ黙って話しを聞くことしかできない。
浩二「高志も必死になって奔走して、金を工面して手術費用もどうにかなった。…しかし………遅過ぎだんだ。ガン細胞が身体中に転移している」
甘優「…」
浩二「医者の見立てでは今回の手術で成功する確率はほぼ0に近いそうだ」
甘優「…高志さんにも…」
浩二「言えない。あいつは母さんが助かると思って300万もの金を工面したんだ。今更助かる見込みが無いなんて…言えるかい? 俺にはとてもじゃないが…そんな残酷なこと………」
甘優「…」
言える言えないではなく、言わなければいけないんじゃないか…。そんな風に思った。手術代をそれこそ必死になって工面したのは高志さんであって、その高志さんだからこそ本当のことを伝えるべきなんじゃないかと…。
ただお父さんの気持ちも分からなくない。それだけ頑張って集めたお金が全て無駄になってしまうかもしれない。お金の問題ではないけど、もし助からないと知ったら何のために高志さんが努力したのか分からなくなってしまう。
私は………私には正しい答えなんて分からなかった。
浩二「…ぅぐっ……」
甘優「…お父さん…」
お父さんは言葉に詰まったのか、そこで涙を零した。私はやっぱり掛ける言葉が見つからなかった。
…情けない。私は人一人、慰める言葉をも持ち合わせていないのか。余りにも…無力だ。
浩二「…すまない、甘優ちゃん。みっともない姿を見せてしまって…」
甘優「…い、いえ…そんなこと……」
浩二「………あいつには孫を見せてやりたかったな…」
甘優「…」
浩二「あ、いや、すまない。別に甘優ちゃんを責めてるんじゃないんだ」
甘優「…ええ、分かってます」
そこでウェイトレスがコーヒーを持ってきた。
お父さんはそれに口を付けて一息つく。
浩二「………ふぅ。甘優ちゃんに話せて少し楽になった。ありがとう」
甘優「…いえ…」
確かにお父さんは楽になったかもしれない。でも私は………酷く憂鬱だった。誰に話せるものでもない事を、私も背負い込む形になったのだから…。
ただ、お父さんは私以上に大変だと思う。心労も重なって体を壊しかねない。
浩二「………いやあ、それにしても参ったね!」
甘優「え?」
浩二「いや、ここ数日で俺が家内に随分甘えてたことに気付いたんだ」
甘優「甘えてた…とは?」
浩二「炊事、洗濯、掃除…その他もろもろだ。あいつが入院してからは家がガタガタだよ」
甘優「…ああ、そういう…」
浩二「 “男やもめに蛆が湧く” とはよく言ったもんだ。あいつが居る時はこんなこと心配する必要も無かったんだからなぁ…」
どうやら本当に酷いようだ。
男の人はだらしない人が多い。女性でもそういう人は多くなっていると聞くけど、男の人は特に多いように思う。
1.お父さんさえ良ければ…私がお手伝いしましょうか?
2.高志さんを実家へ呼んだらどうでしょう?
3.大変ですね…
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
甘優「あの………お父さんさえ良ければ…私がお手伝いしましょうか?家事はそこまで苦じゃないので…」
浩二「えっ!?本当かい!?それは助かるな!」
甘優「あ、でも私も仕事がありますから毎日というわけにはいきませんけど…」
浩二「いやいやいや、毎日なんてそこまで甘えられんよ。本当に助かります」
甘優「いえ…私に出来ることはそれくらいしかありませんから…」
そう…。奥さんを失いかけているお父さんの心の痛みを少しでも和らげることが重要で…、でも私にはそんな芸当は無理だからせめて家事の悩みくらいは無くしてあげようと思った。
幸いにも家事全般は得意分野だし、これも花嫁修業と思えばいい。
高志さんとはいずれ遠くない将来に結婚するだろうし、そうなればお父さんの老後の面倒も見ることになる。それが少し早まると思えばいいだけだ。
浩二「じゃあ早速で悪いが今日はどうかね?」
甘優「ええ、今日は土曜日ですし仕事も休みなので大丈夫です」
浩二「そうかそうか。でも本当に家が酷い有り様だからな…少し恥ずかしい」
甘優「そんなにですか」
浩二「足の踏み場も無い」
甘優「うーん…やれるだけやってみますけど、お父さんも少しは手伝ってくださいね?」
浩二「む、分かった。役に立つかは分からんが…」
甘優「ふふ、立ってもらいます ♪ 」
浩二「…まあ、甘優ちゃん相手なら問題なく勃つがね…」ボソ…
甘優「…はい? 何ですか?」
浩二「いや…なんでもない。じゃあ早速行こうか」
お父さんは伝票を持って立ち上がるとレジカウンターへと向かった。私も慌てて後を追い、お財布から自分の分を出すと、お父さんはそれをすんなりと受け取り支払った。
意外と…ちゃっかりしてる。というか違和感。
勿論私もポーズでお財布を出したわけではないし、どうあっても私の分は私が支払うつもりではいたのだけど……ちょっと肩透かしというか…何というか…。
「払います」「いやいや俺が」「いえいえ」と、そんな問答があると思っていただけに何となく、…なんか、ちょっとイヤだった。
でも普通年長者だし、男の人だし…そういうところでプライドみたいなものって無いのかな?とも思った。最近こそ男性はワリカンを言うようになってきたと言われているけど、お父さんは団塊世代だし…。
と、こんな事が気になる時点で私の方が心が狭い気がしてきた。最初から支払うつもりだったんだからいいじゃない………と自分に言い聞かせて、お父さんと一緒に店を出た。
………………………
………………
………
──────高志実家──────
甘優「う…わぁ…」
浩二「やっぱり、そういう顔になる?」
玄関を開けた時点ではそこまで汚さを感じなかったけれど、中へ入ってリビングを見るととんでもない事になっていた。
これは……形容し難い。
とにかくゴミだか服だか分かんないくらいに物が床に溢れかえっている。この中で何が必要で何が不要かも分からない。全部ゴミにも見える。
そして間違いなく、このゴミの下には黒い………あのカサカサ動くヤツが居ると確信できる。
甘優「…ここにある物は全て捨てていいですか?」
浩二「えっ?」
甘優「いえ、捨てます」
浩二「ちょちょ、待って甘優ちゃん!駄目だよ!服とかはまた着るから──────」
甘優「違います。ここにあるのは服じゃなくてゴミです」
浩二「服だよっ!?」
甘優「見てください。あそこの汁の残ったカップ麺。…カビが繁殖してますね?いつのものですか?」
浩二「あ、あれは…えっと…二日…いや、三日?」
甘優「あの隅にあるゴミ袋は?生ゴミが入ってますよね?蝿がたかってますし、下が破けて変な汁が床に溢れてフローリングが変色してますけど…」
浩二「あー…それは…」
甘優「いいですかお父さん。ここにあるものは全てゴミです」
浩二「うう…し、しかし…」
甘優「他の部屋も見ましょう」スタスタスタ
浩二「あ、ま、待って甘優ちゃん」ダダダッ
………………………
………………
………
甘優「………」
浩二「………は、はは…」
甘優「……お父さん。初めに相談したいと言われた時、こんなゴミ屋敷に私を招こうとしたんですか?」
浩二「ご、ゴミ屋敷っ?」
甘優「まごう事なきゴミ屋敷です。いえ、ここはもう家とかじゃなくてここそのものがゴミです」
浩二「ひどいっ」
甘優「何がひどいですか。私が以前ここにお呼ばれした時はもっとちゃんとした綺麗なお家でした。それが…見る影も無いじゃないですか」
浩二「だ、だから…それは家内が」
甘優「…はぁ。甘えていたっていうレベルじゃないですよこれは……。もういいです…お父さん、エプロンはありますか?」
浩二「あ、そ、それなら台所に家内のが」
甘優「それを持ってきて下さい。あとゴミ袋を買ってきて下さい。家庭用ゴミ袋、可燃と不燃の45リットルを各三袋ずつ」
浩二「わ、分かった」ダダダッ
甘優「………よし、捨てるぞっ!」ギュッ
私はバッグから大きめのハンカチを取り出して頭に巻いて奮起した。
………………………
………………
………
およそ三時間を費やし、漸くゴミをある程度片付けた。何だかんだとお父さんも手伝ってくれて、渋々ながらも物を捨てていった。
ゴミは纏めて外の庭に仮置き、翌週ゴミ業者さんに回収してもらう事にする。
時刻は夜11時を指していた。額の汗を袖で拭って一息つく。
甘優「ふぅ…何とか『家』になりましたね」
浩二「…最初から家だったんだけど…」
甘優「…まだそんなこと言ってるんですか?」ギロッ
浩二「う…ごめんなさい」タジ…
甘優「もう…。これからはちゃんとお掃除して下さいね。せめて脱いだ服は洗濯機に入れて下さい」
浩二「…やっぱり毎日通ってくれんかね?」
甘優「あ・ま・え・な・い」
浩二「………はい」
これはでも、お父さんの為でもある。
お母さんが亡くなった時のことを考えたら一人で全てをこなさないといけない。私と高志さんが一緒になるまでの間はどうしても頑張ってもらわないと駄目だから…。
今の内にある程度家事を覚えてもらわないと…。
浩二「それにしても…腹が減ったなぁ。店屋物でも頼むか?」
甘優「駄目ですよ。そんな事にお金を使ってたらあっという間にお金が無くなっちゃいます。それに今の時間はもうどこもやってませんよ」
浩二「いやいや、今はファミレスなんかもテイクアウトとかあるしな?届けてもくれる」
甘優「ですから、お金を極力使わない方向で考えて下さい。そういう不精なところから部屋の片付けが出来ないことに繋がるんです」
浩二「むう…しかし俺は料理が出来ないし…」
甘優「………はぁ、仕方ないですね。私が作ります」
浩二「おお、久し振りの手作り料理か!しかも甘優ちゃんが作ってくれるなんて嬉しいなぁ!」
甘優「もう…大袈裟ですよ」
………しかし、もう夜の11時だ。今からご飯を作っても、食べる頃には12時を回るだろう。
そこから帰るとなると家に着くのは丑三つ時を過ぎた頃か……。
とりあえず冷蔵庫を漁ってあるものでちゃっちゃと作ってしまおう。
私は再び気合を入れると台所に立った。
………………………
………………
………
浩二「はぁー!食った食った!ご馳走さん!」
甘優「お粗末さまでした。それじゃあ洗い物が終わったら私は帰りますね?」カチャカチャ…
浩二「おいおい、もう夜中だぞ?今夜は泊まっていきなさい」
甘優「いえ、着替えもありませんし…」
浩二「着替えなら母さんのがある。下着ならここから歩いて2分のコンビニで買えばいい。こんな夜中に女一人で帰すわけにはいかんよ」
甘優「…でも…」
浩二「それに、俺の為にも今夜は是非泊まってくれ」
甘優「…お父さんの為?」
浩二「母さんが入院してからな…この広い家でずっと一人で寂しかった…。久し振りに我が家に客が来て…それもこんな若い娘さんで家に花が咲いたようだ」
甘優「…お父さん…」
お父さんは本当に寂しそうな顔で話す。お母さんが入院して、況してやこんなに広い家で独りきりは寂しいだろう。
………明日は日曜日か…。お仕事も休みだし、泊まってあげてもいいのだけど…。
1.分かりました。お言葉に甘えさせて頂きます。
2.ごめんなさい。やることがあるので帰ります。
3.それなら、高志さん呼びませんか?
↓1〜5多数決。決まらなければ多いものの中で↓6が決定。
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