姉「安価で町内防衛だ!」兄「えー・・・」(27)

バッ

妹「・・・・・・」

兄幼馴染「・・・・・・」

委員長「・・・・・・」

兄友「・・・・・・」

姉「・・・只今より、第三回ヒーロー会議を行う」

兄「意義あり」バッ

姉「む、どうした兄ちゃ・・・ゴホン、兄指令」

兄「今回こそ言わせてもらう。ここにいる五人がヒーローなんだろ?」

五人「・・・・・・」コクリ

兄「ヒーロー、つまり男がいないのにどうしてヒーローなんだ?」

兄友「意義あり、ボクは男だ」

兄「大いに意義あり、せめてその豊満なバストを処理してから言え、ボクっ子」

姉「兄司令の戯言は捨て置け」

兄「おい、まだ話は」

ドゴッ

兄「 」

姉「毎度手を煩わせて済まないな」

兄幼馴染「いえいえ、毎度の事ですから!」

姉「・・・前回の活動は町内c地区の清掃であった」

妹「ゴミ多かったもんねー」

姉「今回の活動内容は未定だ・・・誰か案はないか?」

委員長「私に案があります」

姉「委員長・・・どうぞ」

委員長「↓1などいかがでしょう?」

委員長「暴力団事務所の壊滅などいかがでしょう?」

兄幼馴染「おー、ヒーローっぽい仕事ですね!」

兄「正気ですか?」

姉「兄司令の戯れ事など捨て置け」

姉「・・・しかし、我々の力だけで遂行できるとは思えないが?」

委員長「いえ、私達が壊滅させるわけではありません」

委員長「壊滅させる手助けをすればよいのです」

委員長「事後処理は父に任せます」

妹「委員長あったまいー!」

委員長「そ、それほどでも・・・///」

姉「なるほど・・・ではそれでいこう」

委員長「はい、私達は事務所の摘発を行えば良いので」

委員長「↓1・・・という方法はどうでしょう」

委員長「核を使う・・・というのはどうでしょう」

姉「核・・・だと?」

委員長「はい。現在の世界情勢において、核弾頭の保有は」

委員長「他の国にたいしてかなりの脅威になることを既に学習しているかと思います」

兄友「公民の授業で聞いたことあるよ」

委員長「核で他の国を抑圧する・・・というやり方で均衡が保たれている部分もあります」

委員長「それを今回の作戦に応用してみては?」

兄「頭いいフリしたバカかね君は・・・」

姉「兄司令の戯言は捨て置け」

姉「なるほど・・・つまり、核に値するほどの武力で脅す、と・・・」

委員長「そうです、少々出過ぎているかもしれませんが」

委員長「今後新たな勢力を町に入れないためにも・・・」

兄「お前らヒーローする気あんの?」

妹「でもでも委員長さん、暴力団脅すって何用意するの?」

委員長「わ、私なら妹ちゃんを使って脅されたら諸手を上げちゃうわ///」

妹「?」

姉「なるほど、委員長に対して妹ちゃんか」

兄「ヒーローのする会議じゃないよ・・・」

姉「暴力団に対して・・・」

兄幼馴染「はいはいっ!」

姉「なんだ、案が浮かんだか?」

兄幼馴染「↓1を人柱にたてましょう!」

兄「あれ、おかしいな・・・こいつら典型的な悪役じゃね?」

兄幼馴染「町の皆さんを人柱にしましょう!」

兄「俺ん家何時から暴力団事務所に様変わりしたっけ・・・?」

姉「では、その案でいこう・・・」

委員長「はっ・・・」カチャ ピッピッ

委員長「もしもし、父上・・・」ボソボソ

兄「まずい・・・っつーか委員長何者?!」

兄友「なぁ、何も町中の皆を巻き込むことなんて必要ないと思うんだけど」

兄「おお、いた・・・真っ当な人がいたよ母さん・・・」

兄友「ボス格の身内を人柱にたてたらいいんじゃないかな?」

兄「あ、基本方針は曲げないんだ」

姉「それもそうだ・・・極力町へ被害は出したくないものな」

兄「被害及ぼす前提で活動しないでください!」

兄「チミ達っ!」バァンッ

五人「!!」ビクッ

兄「毎度毎度起動が逸れるのはどうにかしたまい!」

兄「っつうか物騒じゃん!あなたたちの一般常識を僕は疑ってやまないよ!」

兄「この前だって、清掃作業にこぎつけるまでにどんな過程をへたか覚えているかい?」

五人「・・・・・・」

兄「落ち葉を火炎放射機で焼いてけば手間が省ける?」

兄「余計散らかるよ!きっと!」

兄「もっと↓1とか↓2とか方法あるでしょ!」

兄「もっと大人の色気?っつうか若さ故の過ち?みたいな?」

兄「そういうニュアンスの攻め方だってあr」

姉「変態」

妹「気持ち悪い・・・」

委員長「クズ」

兄幼馴染「〇ね」

兄「 」

姉「兄クソ司令の寝言なんてほっといて、地道に事務所の割だしよ!」

姉「委員長はネットから洗い出して!私含めた四人は付近の聞き込み」

姉「割り出せたら委員長に通報、いいわね?」

三人「はーい!」ダダダッ

兄友「なんというか、最低な提案だったけど」

兄友「場を正そうとする兄君は光ってたよ、ボクが保障する」

兄「・・・・・・」シクシク

委員長「・・・!そうですか、わかりました」ピッ パタン

委員長「兄友、父上の部下のスーパーハカーが割り出してくれたわ」

委員長「現場へ急行して、私も行くから」

兄友「わかった。兄君、行ってくるよ」タタタ

――――――――――――――――――――――――
姉「ここは・・・」

兄幼馴染「まさか↓1が事務所だっただなんて・・・」

兄幼馴染「新築のリゾートホテルが事務所だっただなんて・・・」

妹「運攻組事務所・・・?」

姉「なんにせよ事実確認はすんだから委員長に・・・」パカッ

ガッシ

姉「?!」

ヤーサン「あんたら、ここいらで聞き込みやってたって?」

ヤーサン「俺らの身内にも聞いちまうなんて馬鹿なねぇちゃん達だなぁwww」

ヤーサン「何する気かはしんねーけどよ、ちょいと事務所で話を聞かせt」

* 「とうっ!」ゲシッ

ヤーサン「ぶべらっ?!」

妹(き、きたーー!)

姉(呼ばれてないのに駆け付ける!)

兄幼馴染(いつも私達のピンチを救ってくれる、フルフェイス全身黒タイツの不審者!)

兄友「はぁ、ようやく追いついたよ・・・あれは?!」

ヤーサン「いつつ・・・誰だお前は!」

* 「貴様に名乗る名などない!」ゲシゲシ

ヤーサン「ぁひんっ!」ビクビクッ!

姉「また私達、不審者xに救われたのね・・・」

兄友「いや、あれは顔こそ隠してるけど・・・」

* 「ここか!ここがいいのか!」ゲシゲシッ

ヤーサン「はふんっ!」ビカーン

兄友(・・・ごめん兄君、君最高に気持ち悪いよ・・・)

テレビ『リゾートホテルを拠点にしていたー・・・』

兄「おい、あれってお前らが言ってた・・・」

姉「そ、暴力団事務所よ」

妹「絡まれたけど、不審者xが助けてくれたもんねー!」

兄「なんだよ不審者xって・・・そっちの方が悪そうなんだけど・・・」

兄「大体、やることが危険過ぎんの。ほら、これ」

姉「ん・・・この犬探しています・・・?」

兄「お前らにはこれで十分。せいぜい頑張りたまい!」

妹「この犬、なんていうの?」

兄「ああ、これは↓1って犬種だよ」

兄「グリズリーって犬種だよ」

妹「ぐりずりー・・・?」

姉「グリズリーって熊じゃない?」

兄「あ、いや・・・今さっきnhkでグリズリー特集やってたから、つい・・・」

兄「んーと、↓1って犬種みたいだ」


苦しい回避だ・・・
犬でたのむ・・・そして寝る

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