アイドルたちが相撲の話題でただしゃべる
モバP「夏場所」悠貴「夏場所?」
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また、出てほしいアイドル、力士がいればどうぞ
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現在の予定
第六回
朝青龍を苦しめた男~傷だらけのヒーロー
第七回
最強大関~音速の戦士
第八回
朝青龍の連勝を止めた男~世にもフニスな物語
前作
モバP「相撲で」悠貴「とーく!!」
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の続きです
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モバP「相撲で」悠貴「とーく!!」
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第六回
『栃東 大裕』
悠貴「照ノ富士さんの優勝には感動しました!」
泰葉「確かに感動しました…けどやっぱり日本人力士にも頑張ってほしいですね」
悠貴「日本人力士だと誰が最近優勝したんですか?」
里奈「日本人なら2012年の旭天鵬…日本出身力士だと2006年の栃東までさかのぼるね~」
悠貴「へぇそんなに…とちあずまさん…?ですか?」
輝子「と、栃東か…もうそんなにたつのか…フヒ」
悠貴「とちあずまさん…?すごく気になります、教えてくだい!」
モバP「おう、じゃあ今回は栃東について話そうかな」
悠貴「はい!お願いします!」
モバP「栃東の父は、小兵ながら幕内優勝経験をもつ元関脇、栃東知頼、そんな父は高校横綱を角界入りへの条件とした」
泰葉「へぇ…お父さんもすごい人だったんですね」
輝子「金星も5つくらいだったかな…フヒヒ」
里奈「そんで、三年の時に見事高校横綱になって父が親方をしてる玉ノ井部屋に入門したんだよ~」
悠貴「優勝したんですか!すごいですね!」
モバP「栃東は序ノ口前の稽古中に怪我をして途中からの出場になったが、そこから連勝、序二段、三段目も全勝優勝、幕下初めての場所こそ負け越したが、次の場所は全勝優勝…」
悠貴「す、すごいですね…」
里奈「初相撲からなんと8場所で十両までかけ上がったんだよ~」
泰葉「は、8場所…すごいスピード出世だったんですね…」
モバP「十両でも10勝5敗、10勝5敗、12勝3敗…として所要わずか11場所で幕内力士になったんだ」
輝子「だいたい二年足らずだな…フヒ」
悠貴「あっという間に幕内力士になったんですね…」
モバP「入幕後、栃東は10勝5敗の好成績を残し敢闘賞を受賞、その後、わずか入幕5場所で三役になった」
泰葉「驚異的ですね…」
悠貴「それじゃああっという間に大関になったんですね」
輝子「…それが…そうでもなかったり」
里奈「怪我に悩まされたんだよね~」
モバP「そう、関脇で迎えた1997年11月場所に左足を捻挫、1998年には剥離骨折で一年間三役復帰までかかったんだ」
悠貴「…うーん、とっても痛そうです…」
モバP「そして2000年に怪我から復帰して、12勝3敗の成績を残しいよいよ大関取り…かと思われたんだが…」
泰葉「もしかして…」
輝子「そのあと…右肩を脱臼…して休場、その次の場所も怪我が長引いて…」
モバP「でも怪我明けの2001年には10勝5敗で即三役復帰、そのあとも順調に勝ち越して、9月場所では12勝3敗で優勝次点の成績を残した」
悠貴「やっぱりすごいですね…」
里奈「ま、その場所では立ち合いから4回変化して三賞の受賞はならなかったんだけど、翌場所では立ち合いの変化を一度もせずに12勝3敗、ようやく大関になったんだよ」
泰葉「やっと大関になったんですね…」
モバP「そして新大関で迎えた2002年1月場所で幕内優勝を果たすんだ」
泰葉「いきなりですか!?」
輝子「そ、そこで…一躍横綱候補になったんだけど…」
里奈「もとから体が硬かったこともあって、怪我に悩まされて、二回大関から落ちてるんだよ」
悠貴「二回も…それでどうなったんですか?」
モバP「どちらも大関復帰条件を翌場所で満たして大関に二回とも戻った、これは栃東だけだな」
泰葉「確かに…大関から落ちて戻った人はあまり知らないです」
里奈「珍しい記録だよね~」
モバP「栃東は稽古の鬼で練習熱心だったんだが…そのせいで体が硬くなっていた、だから稽古の量を少し減らしたところ柔軟な筋肉がつきはじめる」
悠貴「稽古のしすぎで…そんなこともあるんですね」
モバP「その後迎えた2006年1月場所、栃東は3回目の幕内優勝を果たす…これ以来日本出身力士の優勝はいない」
泰葉「もうすぐ10年経っちゃいますね…」
輝子「そうして…次の場所は12勝3敗…優勝した朝青龍を破ったこともあって…綱取りは翌場所へと持ち越されたんだよ…フヒヒ」
里奈「…」
悠貴「…駄目…だったんですか?」
モバP「栃東は翌場所で足を痛めて目標を達成できなかった…その翌場所も怪我で休場…綱取りから一転再びカド番になったんだ」
悠貴「また、怪我ですか…」
里奈「カド番になった場所では8連勝して勝ち越したんだけど…朝青龍戦で膝を怪我しちゃってね~その次の場所は3連敗しながらもなんとか勝ち越したんだよ~」
泰葉「ぼろぼろの状態で戦ってたんですね…」
モバP「それ以降も勝ち越しては怪我をして…の繰り返しが続いた、2007年にはまたカド番になる」
悠貴「それじゃあそこで…」
輝子「…栃東は7連勝したあと…10日目に勝ち越してカド番を脱出したんだけど…」
泰葉「また怪我したんですか?」
モバP「11日目の朝青龍戦のあと、急遽入院することになったんだ…」
悠貴「何でしょうか?」
里奈「この場所中から高血圧と頭痛に悩まされて…くも膜下出血の疑いがあったんだよ…」
泰葉「それじゃあ…」
モバP「栃東はそれでも諦めずに投薬治療で場所後の巡業には土俵入だけ参加した」
悠貴「その次の場所はどうなったんですか?」
モバP「再入院して精密検査をした結果…医者からこれ以上相撲を続けたら命に関わる、と言われて…栃東は最後の最後まで復帰を目指したが病気には勝てずに引退を表明した」
泰葉「なんというか…お疲れ様でした…」
モバP「さて、栃東が横綱を熱望されたのには、理由がある」
悠貴「何でしょう?」
モバP「白鵬、琴欧洲とは5勝6敗、日馬富士なは5勝1敗、中でも当時全盛期だった朝青龍と10勝15敗と、外国人力士とまともにやりあえる唯一の力士だったんだ…」
里奈「最後は怪我で勝てなくなったけど、朝青龍も一番苦手な相手は栃東、って言ってたらしいよ~」
泰葉「今だとなかなかいないですね…」
モバP「断髪式ではTUBEの前田亘輝さんが傷だらけのheroを熱唱して、思わず栃東も涙した…
まさに栃東は傷だらけのヒーローだったんだ」
悠貴「とっても感動しました!」
輝子「また、栃東みたいな力士に出てきてほしいな…フヒ」
里奈「そうなると面白いだろうね~」
泰葉「面白い話でした」
モバP「そりゃ良かった…また機会があれば話そうかな」
悠貴「はい!楽しみにしてます!」
第六回
終わり
第七回
『柏戸 剛』
悠貴「う~ん…次の名古屋場所が待ちきれないです…」
杏「まぁそーだね~照ノ富士の時代が来るのか、それとも白鵬時代が続くのか…」
菜々「柏鵬時代?懐かしい話ですねぇ」
モバP「え?」
悠貴「懐かしい?」
凛「白鵬って別に懐かしくもない気がするんだけど…」
菜々「え、あ、そ、そっちの白鵬ですか…」
悠貴「別のはくほうさんがいたんですか?」
杏「…うーん、白鵬じゃなくて、大鵬と柏戸の文字をとって柏鵬時代って言ってたらしいよ」
凛「…それっていつの話?」
モバP「俺の記憶が確かなら…1960年代だったと思うが」
菜々「えっ」
悠貴「1960年代ですか!?…その頃の相撲も気になりますね…大鵬さんは聞いたことがありますけど、柏戸さんは聞いたことないですね…教えてください!」
杏「…杏も柏戸に関しては…多少は知ってるけど」
モバP「う~ん俺の知ってる範囲内だけど…それでもいいか?」
悠貴「はい!お願いします!」
モバP「柏戸は…本名は富樫剛え~と山形生まれだったか、高校生のころから180センチを越える長身だった…らしい」
菜々「それで、伊勢ノ海にスカウトされたんですよね」
凛「…へぇ、詳しいね」
菜々「た、たまたまですよ」
杏「入門したときから、伊勢ノ海は周囲に富樫を知ってるか?将来の横綱だぞ、って言ってたらしいよ」
悠貴「才能に恵まれてたんですね…」
モバP「そして19歳の若さで新十両となり、若秩父、豊ノ海らと合わせてハイティーントリオと呼ばれたそうだ」
凛「19歳で!?へぇ…すごいね」
モバP「そんで翌年の3月場所から伊勢ノ海部屋の伝統の四股名、11代目柏戸と変えて、その場所は横綱大関との対戦こそなかったものの、13勝2敗の好成績を残した」
菜々「最後まで栃錦、若乃花と優勝争いしてましたからね…」
杏「その次の場所では負け越したけど、再び上位に戻り、敢闘賞を受賞して、三役になることができたんだよ~」
凛「若い頃からすごかったんだね…」
悠貴「大鵬さんはいつ出てくるんですか?」
モバP「このあとだな」
モバP「1960年1月場所…12日目に11連勝の大鵬と柏戸の取組が組まれた、柏戸は相手は大鵬だが、という質問に、番付けを見ろワシは小結だぞ、と一蹴したそうだ」
悠貴「つ、強気ですね…」
杏「まぁ内心柏戸は負けるんじゃないか、って不安だったらしいけどね」
凛「…なにそれ」
菜々「で、結局本当に柏戸が勝ったんですよね!」
モバP「そう、柏戸は大鵬との初対戦を制して、ここから柏戸の快進撃が始まる」
悠貴「おお!やっとですね!」
モバP「柏戸は大関に昇進して、1961年1月場所だったかな…13勝2敗でついに優勝を果たす」
凛「すごいね…まだそのときハタチくらいでしょ?」
杏「んで、同年の9月場所は優勝決定戦に破れたものの、横綱となって当時の最年少記録を大鵬とともに更新したんだよ」
菜々「正直…かなり微妙な成績だったんですが…3場所で33勝じゃあ…」
悠貴「確かに横綱のイメージとちょっと違うかもしれません」
モバP「そうして横綱になった柏戸は毎場所二桁勝利をあげて、安定した成績を残していたんだが…」
凛「…?なにがあったの?」
モバP「そのあと、右手の捻挫、肝機能障害、蓄膿症などで4場所連続で休場したんだ…」
悠貴「そんな…」
杏「もとから私生活はあんまりよろしくないタイプだったらしいからね~」
モバP「そうして再起をかけた1963年9月場所…柏戸は快進撃を続け、千秋楽、大鵬との全勝対決になった」
菜々「あのとき…じゃなくて、当時はみなさん柏戸を応援してたみたいですね」
悠貴「ど、どうなったんですか!?」
モバP「柏戸は大鵬を破り、全勝優勝を果たす…
これ以上はない復活劇に日本中が感動したそうだ」
凛「そんなドラマみたいなことが…」
杏「ここから柏鵬時代、と呼ばれるようになったんだ」
悠貴「まさにライバルですね!」
モバP「ただ…その後は柏戸の体は病魔に犯され休場も増えて連覇をすることはできなくなったんだ」
凛「…そうなったらやめた方が良かったんじゃないの?」
杏「やめられない理由があったんだよね~」
悠貴「やめられない理由?」
菜々「同い年の栃ノ海、佐田の山が柏戸より先に引退しちゃったんですよね…」
凛「それがどうかしたの?」
モバP「柏戸が引退すると横綱が大鵬一人になる…そういう事情があって体調が悪いなか、でざるをえなかったんだよ」
悠貴「確かに横綱一人だと…困るかもしれませんね」
モバP「その後もなかなか優勝できずに1969年、ついに柏戸は引退を表明した」
凛「常に病気との闘いがあったんだね…」
菜々「晩年は見てるのが辛かった…って知り合いが言ってました、はい」
モバP「柏戸は5度の優勝をした、大鵬と同年代にいたことを考えると、優勝回数こそ多くないが決して弱い横綱ではなかった…人気もあったしな」
悠貴「復活劇もありましたしね!」
杏「当時は、巨人、大鵬、卵焼きに対して大洋、柏戸、水割りって言われて男性を特にひきつけたみたいだね」
凛「へぇ…そういえば柏戸ってどんな力士だったの?」
モバP「今の力士でいうと…近いのは日馬富士かな、男性受けした理由としてまっすぐな取口があげられる、とにかく相手の前まわしをつかんで一気によるのが柏戸のスタイルだった」
悠貴「そういわれると、日馬富士さんに近い気がしますね」
杏「横に逃げられると弱くて金星配給が多かったところも日馬富士っぽいかもね」
凛「ふーん…柏戸はそのあとどうなったの?」
モバP「柏戸はそのあと鏡山部屋を開き親方として活動…現在の鏡山部屋の力士というと…鏡桜かな」
凛「十両で優勝した人だっけ…」
杏「幕内優勝した多賀竜も出したしね~わりと育成は上手かったのかな」
菜々「審判としてはちょっとアレでしたけどね…」
モバP「柏戸はその後腎臓病の悪化で週3回の人工透析によって骨が弱くなって…かつてのライバル大鵬に、おい、見てくれよ、脚がこんなになっちゃったよ、と話したんだ」
凛「悲しいね…」
杏「大鵬は少しでもよくなるように、とカルシウム剤を渡したんだ…けど努力もむなしく、58歳で亡くなったんだよ」
悠貴「大鵬さんとの絆があったんですね…」
菜々「本当に熱くて涙もろくて…まわりに愛された力士でした…」
モバP「さて、柏戸について話したわけだけど…どうだった?」
凛「何て言うか…いい人だったんだなあって思ったよ」
菜々「大鵬とはほぼ互角…まさに柏鵬時代でした」
悠貴「大鵬さんと柏戸さん、二人で築いた時代だったんですね!面白かったです!」
杏「柏戸の取組は動画が残ってるから調べたら出てくるよ…まさに終生のライバルだったね」
モバP「たまにはこういう話をするのも面白いかもな…じゃあ今日はこのくらいにしようか」
悠貴「はい!またお話を聞かせてくださいね!」
第七回
終わり
次回予告
第八回
世にもフニスな男の物語
~突然変異、北勝力 英樹~
また、出てほしいアイドル、力士がいればどうぞ
第八回
『北勝力 英樹』
悠貴「柏戸さんのお話はとてもすごかったですね!」
杏「じゃあここらで実績がすごいわけじゃないけど記憶に残る力士の話がいいと思うよ」
悠貴「…そんな方がいらっしゃるんですか?」
泰葉「うーん、何人か思い浮かびましたが」
モバP「俺も」
悠貴「どなたですか?」
モバP「北勝力とか…」
杏「フニスwww」
泰葉「北勝力…!懐かしいですね…」
悠貴「ほくとうりきさん…ですか?知りません、教えてください!」
モバP「よし、じゃあ今回は北勝力の話をしようかな」
悠貴「はい!お願いします!」
悠貴「すいません…フニスってどういう意味ですか?」
モバP「それに関してはまた後でな…北勝力は東京生まれ、中学までは野球部だったが銭湯で九重部屋の関係者にスカウトされて入門する、その後八角部屋に移籍…親方である元北勝海の名前をとって北勝力の四股名をもらった」
泰葉「中学では柔道もしてたそうですね」
杏「入門が1993年だったんだけど十両にあがったのは2002年、ゆっくりあがっていったんだよね~」
泰葉「中学卒業から入ったらかなり時間がかかりますから…」
悠貴「確かに今まで聞いた人はすぐに十両にあがりましたね」
モバP「十両は二場所とも二桁勝利をして、ようやく入幕を果たす」
悠貴「十両ではあっさり勝ったんですね…」
杏「北勝力は幕内では二桁勝って二桁負ける…の繰り返し、下位だと勝てるけど上位だと歯が立たないって感じだったね~」
泰葉「本当にムラのある力士でしたね…」
悠貴「じゃあなんで有名なんですか?」
モバP「2004年5月場所…北勝力は突然変異を起こす」
悠貴「え?」
モバP「前頭筆頭で迎えた場所、北勝力は4連勝の好スタートをきる…五日目は当時全盛期、35連勝中の朝青龍との取組が組まれた」
杏「そして、伝説の一番がおとずれたんだ」
悠貴「?」
モバP「立ち合いから朝青龍が北勝力を土俵際まで追い込んだ…その次の瞬間、北勝力は土俵の対角まで朝青龍を一気に押し倒した!」
泰葉「ゾクッとしますよね…」
悠貴「す、すごいですね…その場所はどうなったんですか?」
モバP「北勝力は千秋楽まで12勝2敗で単独トップ、相手は新入幕の白鵬、勝てば北勝力の優勝が決まる…」
悠貴「そ、それで、どうなったんですか!?」
杏「立ち合いからタイミングを乱されて白鵬に変化されて負けて朝青龍との優勝決定戦にもつれこんだんだ」
泰葉「生では見てないですが…立ち合いはもどかしかったですね…」
モバP「そうして迎えた朝青龍戦…立ち合いから北勝力は朝青龍をいなしながらチャンスを待ったが…朝青龍が本割りの悔しさをはらして優勝した…」
杏「ちなみに北勝力が優勝争いに絡んだのはこのときが最初で最後になったんだよ」
悠貴「ああ…残念でしたね…その後は?」
モバP「その後は…敢闘賞は一回とったけどな…それくらいだ、また下位だと勝てるけど上位だと勝てないの繰り返しになったんだよ」
悠貴「不思議ですね…」
杏「高見盛戦で脳震盪をおこして…最後は怪我に悩まされて、ドクターストップがかかり引退したんだ」
泰葉「高見盛とは仲が良かったんですよね」
悠貴「へぇ…たかみさかりさん…?」
モバP「まあ、高見盛に関してはまたいつか」
悠貴「そういえばフニスってどういう意味ですか?」
泰葉「ふふっw」
杏「ああそれは、解説で北の富士が『北勝力ってこんなに実力あるのにねぇ。人気がいまいちだよなぁ。もっと人気があってもおかしくないのに』って言って、そしたら2ちゃんねるで、北勝力不人気ワロス、略してフニスって言葉が定着しちゃったんだよね~」
悠貴「そ、それは…なんというか…」
モバP「人気ないと言われてたのはポーカーフェイスだったり、立ち合いでの突っ掛けが多かったからなんだが…」
泰葉「今は谷川親方でしたっけ…いいかたですよね」
杏「解説もものすごく分かりやすいから杏はけっこう好きだけどね…解説としては少なくとも北の富士やら舞の海よりは」
悠貴「へぇそうなんですか…解説一度聞いてみたいですね…」
モバP「幕下とかの解説が多いかな、ちなみにファンサービスも良いぞ」
泰葉「現役時代とのギャップがあります、最初はびっくりしました」
モバP「さて、北勝力の話をしてきたけど…ずいぶん不思議な力士だっただろ?」
悠貴「はい…上位でそんなに勝てるのにすぐにまた勝てなくなるって…」
杏「金星は朝青龍の35連勝を止めた時だけ、三役は関脇が一場所だけ…本当に珍しい力士だったよ…引退はつくづく惜しまれるね」
泰葉「またこんな力士が出てくると面白いでしょうね」
悠貴「聞けば聞くほど不思議な方ですね…今回も面白かったです!また教えてください!」
モバP「おう、それじゃあまた今度な」
第八回
終わり
次回予告
突っ張り一筋~元祖イケメン力士、寺尾 常史
少し続きが滞ってしまってすいません…
また、出てほしいアイドル、力士がいればどうぞ
体調が良くなってきたので少しずつ再開します
第九回
『寺尾 常史』
悠貴「茜さんは勢さんが好きなんですか!」
茜「はい!勢さんは勢!!って感じがして好きです!!」
美紗希「勢カッコいいよね~」
杏「勢も今、遠藤と並んで人気のイケメン力士だね」
悠貴「お二人ともキリッとされてますよね!」
モバP「出てきたときの歓声はすごいよな」
杏「まあ、元祖イケメン力士といえば寺尾だよね~」
悠貴「てらおさん…ですか?」
美紗希「え、気になる~聞きたい~!」
モバP「じゃあ今回は寺尾について話そうかな」
茜「よろしくお願いします!!」
モバP「さて、寺尾は父は元関脇、鶴ヶ嶺、兄は元十両の鶴嶺山、元関脇の逆鉾と相撲一家に生まれる」
悠貴「うわぁ…すごい家系ですね…」
杏「安田学園入学後に相撲に熱中するようになってね、鶴嶺山が角界に誘ったことで井筒部屋に入門したんだ」
茜「井筒部屋というと今鶴竜さんがいる部屋ですね!」
モバP「入門当時は身長186センチながら86キロしかなくて体重を増やすには苦労したらしい…100キロを越えたのは入門から5年したあとだったんだよ」
美紗希「痩せてる人は苦労しちゃうよね~」
杏「横になったら口から食べ物が出てくるぐらい食べて…しばらくは壁にもたれかかって耐えて、寝れるのは2、3時間しか寝れなかったらしいよ~」
悠貴「うう…大変ですね…」
モバP「まあ、そういうこともあったが1985年に入幕すると、端正な顔立ちとスマートな体型であっという間に人気力士となった」
美紗希「やっぱりカッコいい人いると応援しちゃうよね~」
杏「当時にしては珍しく黄色い声援もあがったらしいよ」
モバP「寺尾はタイフーンと呼ばれるほどの高速回転の突っ張りで幕内に定着すると兄の逆鉾とともに名関脇として活躍し始める」
悠貴「タイフーン…すごい突っ張りだったんですね…」
杏「そりゃあもう…あんな突っ張りそうそう見れないよ」
茜「一度見てみたいですね!!」
モバP「細身の身体ながらまっすぐ立ち向かう姿にファンは多かった…金星は7、敢闘賞、殊勲賞が3回、技能賞も1回獲得した」
悠貴「うわぁ…すごいですね…当時は大きい方は少なかったんですか?」
杏「寺尾が30になるくらいまでは大きい力士って大乃国ぐらいだったけど…だんだん力士が大型化して勝てなくなっちゃったんだよね~」
茜「そんな…」
モバP「それでも寺尾は39歳まで現役を続けた…幕内出場回数では魁皇、高見山に次ぐ長い現役生活に終止符をうった」
美紗希「へぇ~そんなに長く現役続けたんだね」
モバP「寺尾は引退後、錣山親方となり、自分の部屋を持ち、元小結の豊真将、おそらく名古屋場所新入幕の青狼、十両の阿炎らを育てている…」
茜「親方としてもすばらしい方なんですね!!」
美紗希「あれ~?錣山親方って前テレビで見た気がする~」
杏「あ~よく出てるね、真面目な性格と人柄の良さで現在も人気だよ」
悠貴「へぇ…もしかしたらお会いできるかもしれませんね!今日のお話も面白かったです!また教えてください!」
モバP「お、良かった、じゃあまた今度な」
悠貴「はい!楽しみにしてます!」
第九回
終わり
次回予告
北の怪童~強すぎた横綱~
北の湖 敏満
今日はここで終わります
また、出てほしいアイドル、力士がいればどうぞ
第十回『北の湖 敏満』
杏「…」
悠貴「新聞ですか?」
杏「あ、うん…鶴竜の休場について北の湖理事長は不問とする、っていう記事、まぁ鶴竜も横綱だし中途半端じゃあ駄目だからね…」
凛「鶴竜?そんな人いたっけ…」
モバP「おいやめろ」
杏「鶴竜が名古屋場所で復活するからな、見とけよ見とけよ~」
凛「ふーん」
悠貴「そういえば北の湖理事長ってどんな方なんですか?」
菜々「それはもう憎たらしいほど強かったですよ!…って聞いたことがあります」
悠貴「Pさん、北の湖さんのことを教えてください!」
モバP「いいよ、じゃあ今回は北の湖についてはなそう!」
モバP「北の湖の生まれは北海道、幼い頃から身体能力が高く中学1年で173センチ100キロの恵まれた体格だったそうだ」
悠貴「大きいですね…」
杏「まあ、結局背はあんまり伸びなかったんだけど、身体は太ってるのに堅くて、スポーツ万能で特に柔道は向かうところ敵なしだったんだよ」
凛「ふーん、力士って小さい頃から運動得意な人って結構多いよね」
モバP「それで『北海道に怪童あり』の噂を聞いて数々の相撲部屋がスカウトにきた…北の湖はそのなかで女将さんが手編みの靴下を送ってくれた三保ヶ関部屋に入門を決めて東京へ行った…」
悠貴「その時はおいくつだったんですか?」
菜々「当時まだ中学生だったんですよね」
凛「え?中学生!?」
杏「当時は今とルールがちがったからね、そんで北の湖は1回三段目で全敗した以外は順調に出世して、中学を卒業するときに幕下にあがったんだ、今じゃ破れない記録だよね」
凛「私ぐらいの年で…すごいね…」
モバP「北の湖の勢いは止まらず、17歳で十両へ昇進し18歳で新入幕を果たした」
菜々「当時から…当時は北の怪童と呼ばれてたらしいですね」
杏「いったん十両に落ちたけどすぐにあがって、19歳の時に三役になったんだ、んで1974年に20歳で初優勝をしたんだよ」
悠貴「へぇ~そんなに強かったんですか!」
凛「いろいろぶっとんでるね…」
モバP「その後も好成績を残し21歳の若さでついに横綱になったんだ…ちなみに新三役から横綱になるまで1年しか経ってない」
菜々「6場所だけだったんですよね」
悠貴「大関になるのも難しいのに…すごいですね!」
モバP「横綱となった北の湖は1977年3月場所全勝優勝を遂げる、この時場内は座布団が舞った」
凛「…あれ?座布団が舞うのって横綱が負けたときじゃないの?」
杏「普通はね~でもその時はあんまり綺麗に北の湖が優勝を決めちゃったから面白くなかったんだろうね~」
悠貴「ちょっとわかりませんが…北の湖さんがそれだけ強かったっていうことですよね!」
モバP「その後北の湖は5場所連続優勝を果たし、『憎たらしいほど強い横綱』として北の湖が負けると観客は沸いたそうだ」
凛「それってちょっとひどくない?」
菜々「まあ、あんまり同じ人が勝ち続けると面白くない、と感じる人は多かったんですよ」
モバP「ま、横綱たるものそのくらいの強さはないと…それで北の湖が観客から嫌われたのは、 相手が倒れた際に手を貸さずさっさと勝ち名乗りを受ける姿が傲慢だ、と見られてたんだよ」
悠貴「今じゃ手を貸さない方のほうが多い気がしますけど…」
杏「このことについて北の湖は『自分が負けた時に相手から手を貸されたら屈辱だと思うから、自分も相手に手を貸すことはしない』ってはっきり言ったんだよね~」
凛「ふーん…良い人だね」
菜々「それで角界では誠実な力士だと言われてたんですが、どうしても一般人からすると悪役の印象が強かったみたいですね」
モバP「当時は『巨人、大鵬、卵焼き』をもじって『江川、ピーマン、北の湖』って子どもの嫌いなものの例えにあげられた…まあ、定着しなかったけど」
悠貴「今も昔も子どもの嫌いなものは変わらないですよね…」
モバP「野菜は食べなきゃ駄目だぞ」
悠貴「はーい…」
モバP「さて、それほど強かった北の湖だが優勝回数が24回とあまり伸びなかったのにはある強力なライバルの存在があった」
凛「誰?」
杏「先に横綱になってた輪島だよ、対戦成績は21勝23敗でほぼ互角、優勝するには輪島との対戦に勝たなきゃいけなかったから優勝の回数が伸びなかったんだよね」
悠貴「大鵬さんと柏戸さんみたいな関係ですね!」
菜々「他にも金剛、黒姫山、麒麟児、若嶋津、栃赤城あたりも相性が悪かったですね」
凛「へぇ…その後はどうなったの?」
モバP「北の湖は37場所連続2桁勝利をあげるなど安定したつよさをほこっていたが…晩年は怪我も多くあれだけ憎まれてた横綱が見ていて気の毒と言われるまでになった」
菜々「あのときは8勝7敗なんてときもありましたからね…」
悠貴「それで引退しちゃったんですか?」
モバP「北の湖は最後の力を振り絞り最後の全勝優勝を果たす…その後は力尽き引退を決めた」
凛「北の湖ってどんな力士だったの?」
杏「巻きかえが上手かったのと、両まわし掴んで吊り上げるのも強かったらしいね、映像でしか見てないけど」
菜々「身長は高くなかったですけどパワーはものすごかったですね~」
悠貴「見てみたかったなぁ…北の湖さんみたいな方が出てくるといいですね」
モバP「引退後は協会理事長に就任したが、大麻事件、八百長問題など苦しい時期の運営を任され、批判されることも多かった…けど今、相撲がこうして人気なのも北の湖あってのことだろうと思うよ」
凛「ふーん、そうなんだ」
杏「ま、北の湖が寛容だからね~動きやすいんじゃない?」
菜々「昔は嫌いでしたけど、今は北の湖も好きですね」
悠貴「強すぎて憎まれる…そんな方もいらっしゃったんですね…今回のお話もとっても面白かったです!また教えてくださいね!」
モバP「おう、じゃあまた今度な」
悠貴「はい!楽しみにしてますね!」
第十回
終わり
次回予告
番外編その2
三強~白鵬 翔 日馬富士 公平 鶴竜 力三郎~
>菜々「それはもう憎たらしいほど強かったですよ!…って聞いたことがあります」
>菜々「当時まだ中学生だったんですよね」
>菜々「それで角界では誠実な力士だと言われてたんですが、どうしても一般人からすると悪役の印象が強かったみたいですね」
>菜々「他にも金剛、黒姫山、麒麟児、若嶋津、栃赤城あたりも相性が悪かったですね」
>菜々「あのときは8勝7敗なんてときもありましたからね…」
ちょっと聞いただけにしては詳しすぎやしませんかねえ…まるで見てきたかのようだ(すっとぼけ)
十一回からは
モバP「相撲でとーく」悠貴「その3ですよ!」
モバP「相撲でとーく」悠貴「その3ですよ!」 - SSまとめ速報
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になります
もし出てほしいアイドル、力士がいれば新スレの方にどうぞ
番外編その2
『白鵬翔、日馬富士公平、鶴竜力三郎』
悠貴「名古屋場所では鶴竜さんが復帰予定、三横綱が揃いますね!」
モバP「鶴竜の奮起に期待したいな」
聖來「あ、鶴竜の話?私鶴竜好きだよ!」
杏「ほう」
里奈「シブいね~」
悠貴「鶴竜さんのことはよく知りません…というか、まだあんまり横綱のみなさんのことは知りませんね…Pさん教えてください!」
モバP「おう、そういうのも楽しいかもな…じゃあ今回は三横綱の話をしよう」
悠貴「お願いします!」
モバP「じゃあまずは相撲をよく知らない人でも知ってる白鵬のことから」
杏「白鵬は先場所こそ精彩を欠いていたけど、やっぱり絶対的な存在だよね~」
里奈「白鵬が強くてこその今の相撲ってカンジだからね~」
悠貴「白鵬さんはどんな経歴が?」
モバP「白鵬のお父さんはモンゴル人初のオリンピックメダリスト、モンゴルの国民的英雄だ、家は基本的に自由で白鵬はのびのびと育っていった」
聖來「お父さんが強い人だったんだね」
杏「白鵬はずっと相撲に興味をもってて親に日本で相撲がやりたいって言ったんだけど、当時白鵬って小柄だったから、どの部屋もとってくれなかったんだよね」
悠貴「え?でも白鵬さんって…」
里奈「192センチ160キロ…今はね、その時はもう細いのなんの」
モバP「それを見かねた先輩の旭鷲山が頼み込んで、なんとか宮城野部屋に入門した」
聖來「あんまり宮城野部屋にって大きな部屋じゃないよね」
杏「当時から小さな部屋だったみたいだね~」
モバP「ちなみに白鵬の四股名の由来だが、柏戸(第七回を参照)の話は覚えてるか?」
悠貴「はい!柏鵬時代、ですよね…あれ?もしかして…」
モバP「そう、初めはその二人にちなんで柏鵬、という四股名が考えられたが、色白だったこともあり、白鵬、となったんだ」
聖來「へぇ~しらなかった~」
杏「当時は175センチ85キロの色白な少年だったらしいよ」
里奈「当時は誰も大横綱になるとは思ってなかっただろうね~」
モバP「白鵬は毎日毎日成長していった、もとから白鵬には相手の当たりをいなすセンスがあったそうだ」
杏「琴欧洲も立ち合いの力が一瞬で吸収されるっていってたね」
悠貴「だから強いんですね」
里奈「白鵬はトントン拍子で出世して、幕内に入ったのは19歳の時、歴代4位の記録で新入幕で単独トップを走ってた北勝力を破ったりして、もうその頃には横綱の最有力候補だったみたいだね~」
杏「フニスwww」
聖來「やっぱり昔から強かったんだね」
モバP「体を大きくするために大分吐いたり吐いたり吐いたりしたらしいけどな」
悠貴「うぷ…やっぱり大変ですね…」
モバP「そして2007年、22歳でついに横綱になる、モンゴル人では2人目の横綱だな」
悠貴「このくらいからよく知ってる白鵬さん…ですか?」
里奈「朝青龍が引退して一人横綱になったけどね、横綱になってから白鵬一回も休んでないんだよね~」
聖來「稀勢の里もあんまり休んでないって思ってたけど白鵬やっぱりすごいなぁ」
杏「稀勢の里は優勝できましたか?(小声)」
モバP「現在も白鵬は横綱として健在、歴代1位となる34回の優勝、横綱となってからは9割近い勝率を誇る、横綱の名にふさわしい成績を残している」
里奈「いろいろ言われてるけど、白鵬がいなかったら今の相撲人気はないだろうね~」
悠貴「白鵬さんあっての今の相撲ですね!次は…日馬富士さんのお話ですか?」
モバP「よし、じゃあ日馬富士の話だな」
モバP「日馬富士はモンゴル相撲一家に生まれ、幼い頃から負けず嫌いで練習熱心だった」
杏「で、100人いた志望者の中から伊勢ヶ浜親方が日馬富士を選んだんだよね~」
里奈「日馬富士のパパが、うちの子は泣いても帰らないって言って伊勢ヶ浜親方も即決したらしいよ~」
聖來「日馬富士って負けたとき土俵の上でもものすごい悔しそうな顔するよね」
悠貴「外国人の方は苦労もあるでしょうが…メンタルが強いんですね!」
モバP「日馬富士…当時は安馬か、所要20場所で十両に昇進、それ以降は名三役として、軽量力士ながら、上位を苦しめる存在になった」
悠貴「今でも軽い方ですよね」
杏「当時から上位には勝っても、格下から取りこぼすことも多かったからね、大関になるのは難しかったんだよ」
聖來「立ち合いは速いよね」
里奈「速すぎて自滅することもあるからね~」
モバP「その後安馬は少しずつ実力をつけ、2008年、白鵬との優勝決定戦には敗れたが、13勝2敗の成績を残し、大関の地位をつかみとった」
悠貴「大関になるのも大変ですね…」
里奈「なれるのは一握りだからね~」
杏「大関になってからも苦労したんだよね、初めて大関で迎えた場所は8勝7敗でギリギリの勝ち越し、でも大関3場所目で白鵬との優勝決定戦を制して念願の優勝を果たしたんだ」
聖來「大関になってから日馬富士になったんだっけね、白鵬との優勝決定戦はおもしろかったなぁ」
悠貴「少しずつ少しずつ上にあがっていったんですね…」
モバP「それで当然、日馬富士は横綱昇進も視野に入るようになったんだが…軽量力士、変化もある、モンゴル人であるっていう点で日馬富士の横綱昇進には2場所連続優勝だけでは駄目という、厳しい条件が出された」
杏「ま、要するに横綱になりたきゃ、2場所連続で全勝優勝しろってことだよ」
悠貴「それは…すごいむずかしくないですか?」
里奈「そうだよ~結局横綱になるまで4年ぐらいかかったからね~」
聖來「本当に2場所連続全勝優勝したんだよね!あのときは感動したな~」
悠貴「ほ、本当に達成したんですか!?すごいです!」
モバP「2012年にようやく28歳で自分の夢だった横綱になることができたんだ」
里奈「本当に苦労人だよね~」
里奈「
モバP「それから横綱になってから優勝は2回、通算で6回優勝してるが2013年の初場所から怪我で遠ざかっている…右肘の痛みと闘いながらになってるな」
里奈「右肘のネズミは取り除いたみたいだし、来場所は優勝してほしいねぇ…ねぇ乃々ちゃん?」
乃々「そうですね…先場所の日馬富士の白鵬戦は感動しましたし、また、頑張ってほしいです、はい…これでいいですか」
杏「あの飛び込みにはゾクッときたよね、二人とも生で観れて羨ましいよ」
聖來「あの一瞬の間合いの詰め方とか、日馬富士らしさだよね」
悠貴「日馬富士さんの相撲は見ていてとっても面白いですよね!来場所も頑張ってほしいです!」
モバP「おう、白鵬との対戦成績が一番良いのは日馬富士だからな、下位への取りこぼしさえ無ければ優勝も決して手の届かないもんじゃないしな、さーて、最後は鶴竜だ」
聖來「わんわん!やっと鶴竜の話だー!」
モバP「鶴竜は大学教授の家に生まれ裕福な家庭で育っていった、相撲に憧れ決意文を父の知り合いに訳してもらって、これが受け入れられて井筒部屋に入門が決まった」
杏「井筒部屋っていうと、寺尾(第九回を参照)のお兄さんの逆鉾が親方の部屋だね」
聖來「わんわん…じゃない、鶴竜は入門当時65キロしかなくて、床山にするしかないかって親方も思ってたらしいけど、85キロまで頑張って増やして、新弟子検査に合格したときの鶴竜の笑顔をみて、この子は絶対に育てなきゃと思ったんだって」
里奈「本当に真面目で優しい人だよね~」
悠貴「優しそうな顔をしてますよね」
モバP「鶴竜は物覚えがよくてまわしの切り方は1日で覚えて、日本語もすぐに覚えて、日本食にもすぐに慣れた、ランニングなんかも先頭をきっていた」
悠貴「順応能力がすごいですね…」
杏「上に上がるのにも苦労してね…三段目で少し足踏みしたりして、でも稽古は怠らず勝てなくても腐らずに少しずつ昇進していったんだよ」
聖來「白鵬とか日馬富士とは対照的に5年かかって入幕したんだよね」
里奈「幕内にあがってからは日馬富士同様に名三役として長いこと活躍したね~」
モバP「技能賞は7回とってることから、鶴竜がどんな力士か分かるな」
悠貴「私、鶴竜さんの相撲を見たことはないですけど、技の上手い力士なんですね!」
モバP「鶴竜はその後三役に定着し、2012年、ついに大関昇進を果たす、ちなみにこの時6大関だった」
悠貴「ろ、6人…4人でも多く感じますけど…」
杏「ま、3人の今でも誰かは角番だからね、当時は角番が必ずいる、みたいな感じだったよ」
聖來「2014年には14勝1敗で優勝次点の成績を残して、翌場所が綱取りの場所になったんだよ」
悠貴「なんか日馬富士さんの時と違くないですか?」
里奈「ま、これも鶴竜の真面目な人柄があったからなんだよね~」
杏「鶴竜は誰もが認める真面目な人だったんだよ」
モバP「そして翌場所…鶴竜は白鵬を破り、初の優勝を果たし、横綱になったんだよ」
聖來「タイミングが良かったよね、ホント」
杏「同じようなかんじでも稀勢の里さんはためだったからね(白目)」
里奈「あのときはみんな鶴竜応援してたな~」
悠貴「周りから愛される人だったんですね…」
モバP「最近は優勝争いに絡めてないが、本来の力なら充分優勝争いができるはず、名古屋場所の鶴竜に注目したいな!」
杏「そらそうよ、鶴竜頑張ってね!」
里奈「怪我も治ったみたいだし、期待したいね~」
聖來「名古屋場所は鶴竜全勝優勝してね!がんばれ鶴竜!」
悠貴「聞いてたら鶴竜さんの相撲を見てみたくなりました!今回のお話も面白かったです!!また、なにか教えてくださいね!」
モバP「おう、今の相撲人気はこの三人なくしては成り立たない、来場所も三横綱に注目だな!」
番外編その2
終わり
これで相撲でとーくその2は終わりです
次スレは
モバP「相撲でとーく」悠貴「その3ですよ!」
モバP「相撲でとーく」悠貴「その3ですよ!」 - SSまとめ速報
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になります
鶴竜には本当に頑張ってほしいです
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