モバP「小学校の先生になる」凛「え?」 (80)
卯月「あ、いいなぁー!みんなとお昼休みで遊んだりしたり楽しそうですよね!!」
モバP「だろ?それに小学生って何かかわいいもんな」
未央「花の女子高生三人を前にロリコン宣言?いい度胸してるねー!」
モバP「え?どこにいるんだよ?」
未央「ここだよ!!!ここっ!!」
卯月「凛ちゃんはおうちがお花屋さんだからピッタリだね!」
凛「い、いや二人ともちょっと待ってよ!!プ、プロデューサー!!小学校の先生になるってどういうことなの!!」
モバP「え?そのまんまだけど。小学校の先生になるの」
凛「わ、私たちのプロデュースはどうなるの?やめるの?」
モバP「あ、俺先生になるからできないのか。その辺りはちひろさんと相談しとくよ。安心しろ」
凛「」
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モバP「よーし!張り切っちゃうぞ!!」
未央「……まさかほんとにロリコンとかないよね?」
卯月「あはは!プロデューサーさんはそんな人じゃないですよね!」
モバP「え?お、おう……」
凛「待って待って待って!なんで二人とも落ち着いてるの?プ、プロデューサーやためちゃうんだよ?」
卯月「あ、凛ちゃんプロデューサーさんと別れるの寂しいの?かわいい!!」
未央「一日だけでも我慢できないなんてしぶりんはかわいいねー!」
凛「え、え?一日?」
モバP「あれ?言ってなかったか?小学校の職業体験で俺が呼ばれたんだよ!俺が!」
未央「それなら私たちアイドルを呼ぶべきだと思うけどねー」
モバP「がはは!!!お前らよりも俺の方が評価されてるってことだよ!!!」
卯月「うーん、そういうことじゃない気がするなぁ……」
凛「そ、そうなんだ…ならいいや」
モバP「お?なんだなんだ!凛ちゃんは俺がいないと寂しいのか?」
凛「そういうのいらないから、黙って」
モバP「は、はい……ごめんなさい」
未央「うーん、パワーバランスがみてとれるね…」
卯月「わたしの立ち位置はどこかな?」
未央「マスコットだね!」
モバP(それはお前だ)
職業体験 当日
先生「はーい!じゃあ今日は特別にアイドルプロダクションの方にきていただいてまーす!」
モバP(やべえ……緊張する………だ、大丈夫だ。プロデューサーとしての修羅場は十分に超えてきた、俺ならできる!!)
(アイドル?すごい!!本物くるの!!)
(だっせー!アイドルなんか女が見るもんだろーー!)
(誰かな!誰かな!!)
(このがっこうでよかったー!!!アイドル始めて見る!!)
モバP(どうしようこれ……)
モバP(覚悟決めるしかねえか……)
ガラッ
モバP「やあっ!どうもみんな!チャオ☆」
生徒「」
先生「」
ザワザワ
(だ、だれ?アイドル?)
(決めポーズしてるよ……ち、地方アイドルの人かも………)
(あれでアイドルって………)
先生(き、今日見えるのって芸人さんだったかな………)
モバP(誰か俺を殺せッ………!!)
先生「あ、あはは。は、はーい!皆さんせんせいに拍手!!」
パチパチパチパチ
モバP(心なしかみんなが俺を見る目が冷たい、っていうか引いてる……帰りたいよぉ……)
モバP(だが、ここで引く俺ではないッ!!!)
モバP「はい、みんなー!こんにちはー!!」
???「こんにちはー!!」
モバP(一人だけ返してくれたぞ…よしっ…!)
モバP「声が小さいぞーーー!!はいっ!こんにちはーーーー!!!」
「こんにちはーーーー!!!!!」
モバP(小さなミスは勢いで誤魔化すッ!!これが俺のやり方よ!!)
モバP「えーっと、まずはじめに自己紹介からかな!皆さん、はじめまして!プロデューサーやってます、モバPです!」
先生(よかった、芸人さんじゃなかった……)
モバP「俺の仕事はみんなのよーく知ってるアイドルのサポートみたいなものかな!今日は芸能界の仕事とか聞きたいことはなんでも聞いてくれ!!」
モバP「あ、もしよければプロデューサーの仕事から」
???「はいっ!せんせぇ!質問質問!!」
モバP(ぐぅ……今からプロデューサーがいかにすごいか熱弁するとこ……って、さっき一人だけ返事してくれた子じゃないか)
???「えっとね!わたし、アイドルになりたいんだけどどうやったらなれるかなー!」
モバP「いい質問だな!きみ、名前は?」
薫「えっとね!かおるの名前はかおるだよっ!」
モバP(かわいい)
モバP「アイドルになりたいのか!」
薫「うんっ!かおるテレビにもでたことあるんだよー!!」
モバP(俺はないな)
薫「かおるね!お歌も大好きだから絶対アイドルになりたいの!!」
モバP「いいね!アイドルになるにはスカウトとか色々あるんだけど…一番多いのは入所オーディションとかかなぁ」
薫「おーでぃしょん?おーでぃしょんって何?せんせぇ?」
モバP「オーディションってのはまあ簡単にいえばアイドルになりたいよ!ってのをアピールするところかな?」
薫「じゃあかおるはせんせぇにアピールすればいいの?」
モバP「よし、その辺りについても説明していこう!」
モバP(それにしても……オーディションか…………)
モバP「一般的に所内オーディションは各プロダクションごとに様々だ」
モバP「例えば765プロみたいな大手は志望者も多いからまずは書類選考、プロフィールみたいなものを送るとこからオーディションが始まるんだ」
薫「うんうん!」
モバP「一方、うちみたいな小さなプロダクションは応募も少ないからいきなり面接から入ることが多いかな。」
薫「せんせぇのとこは小さいんだね!」
モバP「ち、小さいって言っても仕事はちゃんとあるぞ!!765プロみたいな大きいとこだって弱小と呼ばれた時期もあって必ずしも小さいのが悪いんじゃなくむしろ小さい方が将来性、成長性が」
薫「うーん、よくわかんない!」
モバP(ぐぅっ……満面の笑み……ッ!何も言い返せないッ!!!)
モバP(う、うーん。結局どうすればアイドルになれるか、というよりオーディションの説明になってしまった……)
薫「うん!かおるおーでぃしょんについてよくわかったよ!せんせぇありがとう!!」
モバP「はは、そう言ってもらうと助かるよ。さて、それじゃアイドルやプロデューサーがどんな仕事をしているのかを簡単に紹介していこうかな!」
「アイドルって歌うだけじゃないのー?」
「ばーか!ドラマとか色々でてるだろ!」
「俺知ってるー!プロデューサーってアイドルの言いなりなんだよな!だっせー!」
「アイドルたのしそー!プロデューサーはいいや!!」
ワイワイガヤガヤ
モバP(予想通りの反応だな…プロデューサー人気ねえ………)
モバP(その後、かなりざっくりではあるがアイドルやプロデューサーがどんな仕事をするのか。テレビ局にはどんな仕事をしている人がいるのか俺のわかる範囲で説明していった。)
先生「はい!みんなー!テレビのお仕事についてちゃんと勉強できたかなー!」
「はーいっ!!」
先生「じゃあ今日はここまで!あ、すいません。最後に一言いただいてもいいですか?」
モバP「あ、はい!今日はみんな俺の話を聞いてくれてありがとうございました!!あんまりうまく説明はできなかったけど少しでも皆さんがこういう仕事に興味持ってくれると嬉しいです!」
パチパチパチパチ
モバP(ふうっ……なんとか終わったな………意外とキツかった……)
先生「本日はありがとうございました!」
モバP「いえいえ!こちらこそいい経験を」
先生「あ、次は隣の教室でしたね。そちらもよろしくお願いします!」
モバP「」
事務所
未央「ふぅー!レッスンも終わったー!」
卯月「今日は頑張ったもんね!凛ちゃん!」
凛「一日中レッスンってのははじめてだったからね。あれ?ソファーで寝てるのって」
卯月「あー!プロデューサーさんだ!どうでした!小学校?やっぱり楽しかったですか?」
モバP「小学生ってさ、残酷なんだよ……気にしてることズバッと言ってくるの…」
未央「え?え?」
モバP「ごめんな…俺、ダサダサプロデューサーでほんとごめんな……」
凛(し、小学校で一体何が………)
凛「つまり話をまとめると…」
未央「小学生にダサダサ呼ばわりされて…」
卯月「へこんじゃったんですね!!」
モバP「うるせえ!!どのクラス言っても口を開けばアイドル、アイドル!!プロデューサー冥利に尽きるよ!!畜生ッ!!!」
未央「嬉しいのか悔しいのかどっちなのさ………」
モバP「嬉しいよ!楽しかったよ!!これでいいかクソッ!!でも何ていうの、俺の後に入っていく警察官の人とか第一声がカッコいいなんだよ!!俺だってかっこいいのに!!」
卯月「へぇーやっぱり楽しかったんですね!いいなぁー!」
凛(う、うざい……)
未央「でもこれで職業体験も終わりでしょ?私もそういうのやりたかったなー!」
卯月「あ!そうだね!えへへ、お姉さんとか言われちゃうのかな!」
凛「あはは、卯月はいいお姉さんになりそうだね」
卯月「そうかな!えへへー」
モバP「おう!期待してるぞ!!」
凛「え?」
モバP「だから職業体験だよ、お姉さんもいいけどしっかり見本のアイドルも頼むな!」
未央「え、だって終わったんじゃないの?職業体験?」
モバP「職業体験なんだから体験しないとダメだろ?俺がいってきたのはどの職業体験がしたいか希望取るための紹介みたいなもんだよ。」
卯月「え!そうだったんですかー!やったーーー!!!」
モバP(本当はプロデューサーやりたい子ばかりのはずでこの職業体験にお前らの出番はなかったのに……クソッ!!!)
当日 学校
モバP(今日は職業体験実習日当日だ!実習にアイドルを選ぶ子はどれだけいるだろうか、ちょっと楽しみ!)
ちひろ「希望してくれた子が9人ですか!うちみたいな無名でもやっぱり興味を持ってくれる子はいるんですね!」
モバP「ははは、俺の紹介の仕方が良かったんですよ!」
モバP(言えない…俺が担当した学年から希望してくれた子が三人だけだなんて……学校側が気をつかってくれて他の学年でも急遽募集してくれて本当に良かった……)
先生「あ、おはようございます!本日はこの子達をよろしくお願いしますね!」
モバP「あ、こちらこそ!えーっと、みんな今日はよろしくな!」
ちひろ「よろしくお願いしますね!」
みんな「よろしくお願いしまーす!」
モバP「じゃあ低学年の子は俺の方の車に、高学年の子はそっちのお姉さんの車に乗ってくれ!」
>>36 訂正
当日 学校
モバP(今日は職業体験実習日当日だ!ここで問題です!俺の熱いプレゼンによってうちのプロダクションを希望してくれた子は何人いるでしょうか!)
ちひろ「希望してくれた子が9人ですか!うちみたいな無名でもやっぱり興味を持ってくれる子はいるんですね!」
モバP「ははは、俺の紹介の仕方が良かったんですよ!」
モバP(言えない…俺が担当した学年から希望してくれた子が三人だけだなんて……学校側が気をつかってくれて他の学年でも急遽募集してくれて本当に良かった……)
先生「あ、おはようございます!本日はこの子達をよろしくお願いしますね!」
モバP「あ、こちらこそ!えーっと、みんな今日はよろしくな!」
ちひろ「よろしくお願いしますね!」
みんな「よろしくお願いしまーす!」
モバP「じゃあ低学年の子は俺の方の車に、高学年の子はそっちのお姉さんの車に乗ってくれ!」
車内
モバP(結局、希望してくれた9人は全員女の子だった。……男の子には人気ないみたいだ。)
薫「せんせぇー!きょうはよろしくおねがいします!」
モバP「お、こちらこそよろしくな!」
モバP(積極的に質問してくれた薫ちゃんはやはりうちのプロダクションを希望してくれた。ちょっとうれしい。)
???「ねぇねぇ!千佳、魔法少女みたいな服きられるって聞いたけどほんと?ほんと?」
???「仁奈はキグルミが着れると聞いたですよ!!楽しみでやがります!!」
モバP「あーはいはい!ちゃんと用意してあるから安心しろって!!」
モバP(薫ちゃんとは違う方面で食いつきてきた二人、それが千佳ちゃんと仁奈ちゃんだ。二人とも共通してテレビの衣装に興味を持っていたようだったのでもので釣った!!今回の職業体験に服屋さんがいなくて本当に良かった……)
モバP「雪美ちゃんと舞ちゃんは薫ちゃんたちよりひとつお姉さんだったよね。やっぱりアイドルとか興味ある?」
雪美「テレビで………猫と話してるアイドル………みた……会ってみたい……」
舞「私も興味あります♪お母さんと一緒にLIVEとかみにいったことあるんですけどほんとに凄かったです!」
モバP「あはは、そっか!そっか!」
モバP(雪美ちゃんの言ってるアイドルってまさかあの似非猫娘じゃないだろうな……)
事務所
モバP「よし!着いたぞー!」
薫「わー!ここがせんせぇのとこのアイドル事務所?」
雪美「………想像と……ちょっと………違う」
千佳「うーん、なんていうか」
仁奈「小せえでやがりますね!!あはは!!」
モバP「う、うるさい!!小さいっていうな!!!」
舞「ち、小さくても大事なのは中身ですよ!大丈夫ですよ!!」
モバP「そ、そうだよな!舞ちゃん!」
舞「はいっ♪」
モバP(天使か)
千佳「あれ?そういえばもうひとつの車全然こないね。」
モバP「ああ、ちひろさんの方か。あっちはあっちで別のとこいってるよ」
薫「べつのとこ?」
モバP「あんまり大人数でいくと迷惑かかるとこなんだ。あ、後で俺たちも時間ずらしていくからな!」
仁奈「この扉の向こうに仁奈の着ぐるみがありやがるんですよね!!はやくいくですよ!!!」
モバP「わかった、わかった!んじゃ中はいるか!」
ガチャ
みく「にゃあああああああああ!!!魚にゃ!!!なんで事務所の冷蔵庫に魚が置いてあるの!!!!プリンは!!!みくのプリンはああ!!!魚がプリンに変わったにゃあ!!うにゃああああ!」
バタン
雪美「………どうした…の?」
モバP(俺もよくわからない)
みく「にゃあああああああ!!誰にゃ!!!」
ガチャ
モバP「お、おはようございます。前川さん……」
みく「あ!Pチャン!き、聞いてよ!みくのプリンが魚に!!……あれ?その子達誰?」
モバP「………お前書き置きみてないだろ」
みく「書き置き?なにそれ?」
舞「え、えっと、はじめまして!今日はよろしくお願いします!」
みんな「よろしくお願いします!」
みく「よくわかんないけどよろしくされるにゃ!!!」
モバP(頭痛くなってきた……)
モバP(みくは言わずもがなうちのアイドルだ。こいつは平日だろうが休日だろうがよく事務所に入り浸っている。その理由は……)
仁奈「おー!かわいいでやがります!!」
雪美「……………にゃあ」
みく「にゃははん!そうでしょ!かわいいでしょ!!うちのpちゃん!!!」
モバP(みくが拾ってきた捨て猫、pちゃんの世話が主な理由だ。ちゃんと世話はしてるし特に俺が口を出すことはない。それに猫かわいいし)
千佳「千佳触ってみてもいい?」
薫「かおるも!かおるも!だっこしてみたいな!」
舞「あ、じゃあ…私も!」
みく「にゃははは!pチャンはモテモテだにゃー!」
モバP(ひとつ不満があるとしたら名前かな……俺もモテモテになりたい……)
モバP「はいはいっ!そこまで!ちょうどいいや。みく、お前も手伝え。」
みく「にゃ?にゃにを?あ、みんなで猫カフェ行くとかにゃ?」
モバP(何故そうなる……)
モバP「ほら、みんなも行くぞ!着いてきてくれ!」
みんな「はーい!」
みく「え、無視とかひどくない……」
会議室
モバP「じゃじゃーん!お待たせしました!お待ちかねの衣装でーす!」
仁奈「あっーーーー!着ぐるみでごぜえます!おおっ!ヒツジさんでやがりますか!!」
千佳「わーーっ!これ可愛い!フリフリでヒロインの服みたいーー!!」
薫「ほんとだっ!かわいい服ばっか!すごーい!」
モバP「あはは!じゃあみんなこの中から好きなの選んで着替えてくれ!」
薫「きてもいいの?せんせぇ?」
モバP「ああ!むしろ着てもらわないと困るからな!」
みく「P、Pチャン……ロリコンだったの………うわぁ……」
モバP「やめろ!!そんな目で俺を見るな!!!」
美雪「…………これ……いい……」
舞「私はこれにしようかな♪えへへ!」
仁奈「うーん……ヒツジさんも悪くねえですが……」
千佳「千佳コレにするね!あはっ!はやくきたいなぁー☆」
薫「かおるはね!これにするの!せんせぇありがとう!!」
モバP(ここまで喜ばれるとこっちまで嬉しくなっちゃうな。頑張って良かった……)
みく「ねえねえ、Pチャン!みくのは?みくのは?」
モバP「お前のはない」
みく「……やっぱりロリコンにゃ」
モバP(もうそれでいいよ………)
>>54
美雪…?
>>56
指摘サンクス
>>54 訂正
雪美「…………これ……いい……」
舞「私はこれにしようかな♪えへへ!」
仁奈「うーん……ヒツジさんも悪くねえですが……」
千佳「千佳コレにするね!あはっ!はやくきたいなぁー☆」
薫「かおるはね!これにするの!せんせぇありがとう!!」
モバP(ここまで喜ばれるとこっちまで嬉しくなっちゃうな。頑張って良かった……)
みく「ねえねえ、Pチャン!みくのは?みくのは?」
モバP「お前のはない」
みく「……やっぱりロリコンにゃ」
モバP(もうそれでいいよ………)
仁奈「む、むぅ……この着ぐるみ、ファスナーが後ろにありやがります……」
モバP「ああ、じゃあ俺が閉めるよ」
仁奈「おお!お願いしやがります!」
舞「あ、あの」
モバP「ん、どうした?舞ちゃん?」
舞「私たちここできがえればいいんですよね?」
モバP「ああ、遠慮せず着替えてくれ」
舞「え、えっとー……そのぅ…」
仁奈「あ、このまま着たらあちーですね…ちょっと今の服脱いでからきやがりますから待っててください!」
モバP「おう!はやく脱げ!」
みく「は、はやく脱げじゃないにゃ!!Pチャンは早く出てって!!」
モバP「え、でもファスナー……」
みく「ファスナーとかどうでもいいから!!変態ッ!!!」
バンッ
モバP(追い出されてしまった……)
モバP(みくに追い出されてしまったのでpちゃんと遊びながら時間を潰した。……小学生といえど女の子なのだ、デリカシーが足りなかったか………)
ガチャ
みく「Pチャン、終わったにゃー!」
薫「ど、どうかな!せんせぇ?」
舞「あの、おかしくないですか?」
雪美「………変?」
仁奈「がおーっ!仁奈はオオカミにしやがりました!ワイルドでやがります!みくおねーさんに着るの手伝ってもらいました!」
千佳「ラブリーチカ登場!えへへ!なんか本当の魔法少女みたい!キラーン!」
モバP「お、みんなサイズはあってたみたいだな!はははっ!似合ってる似合ってる!」
みく「Pチャン!Pチャン!ミクも着替えたにゃ!どう?かわいいっしょ!」
モバP「はいはい、かわいいかわいい」
みく「な、なんなの!その差は!!もういいにゃ!ふんっ!!」
モバP(かわいい)
モバP「よし、みんなに衣装もきてもらったし次は宣材写真をとるぞ!」
薫「せんざいしゃしん?」
舞「服とかを洗うあの洗剤ですか?」
仁奈「せっかく着ぐるみ着たのにもう洗いやがるんですか!!!いやですよ!!!!」
モバP「あはは、違うよ。アイドルを紹介する時に使う写真…みたいなもんかな。」
千佳「写真撮るの?じゃあ千佳、ステッキ持ってとってもいい?ポーズ決めちゃうんだ☆」
雪美「…私は……pちゃんと……とりたい……」
モバP「全然いいぞ!出来るだけその人の魅力を引き出せるような写真なら、なおいいからな。」
みく「うーん…雪美ちゃんがpちゃんならみくは何を持とうかにゃあ……」
モバP「魚とかくわえてみたらどうだ?冷蔵庫にあったんだろ?」
みく「なんてこというにゃ!!シャーーーーーーーっ!!!!」
モバP(威嚇されてしまった……)
モバP(宣材写真、といってもうちにはこの子達を本格的なスタジオに連れて行く余裕はない。というわけで…)
みく「え、Pチャンが撮るの?」
モバP「ああ、この日のためにしっかりカメラの勉強もしたしな。任せとけ!おーい、そっちは撮る順番決まったかー?」
仁奈「うぎゃーーーー!負けやがりました!!!」
千佳「じゃあ千佳からだね!へへ、千佳じゃんけんは強いんだー☆」
モバP「よし、じゃあそこに立ってくれ。千佳ちゃん、可愛い服でビシッと決めてくれよ!」
千佳「もうっ!千佳じゃなくてラブリーチカだよっ!魔法で変身したのっ!!」
モバP「はははっ、悪い悪い。じゃあラブリーチカでバシッと頼むよ!」
千佳「いくよーっ!マジカルチェーンジ♪キラーン!!」
モバP(よしっ!決めポーズ!シャッターチャンスだ!)
みく「め、目が輝いててるにゃ…………」
雪美「つぎは……わたし…………」
モバP「お、雪見ちゃんはなんかふわふわした服だな。にしても、pちゃんはいつにもまして大人しいな…」
雪美「………うん…この子……うちのペロと似てる……ペロともお友達に……なってくれると……いいな」
モバP(ペロが本当に好きなんだな。そういえば雪美ちゃんは猫と喋れるアイドルに会いたいんだっけ……)
モバP「なぁ、みく。お前猫と話せる?」
みく「にゃ?もちろん、余裕にゃ!って、あれ?それ雪美ちゃんにも聞かれたようにゃ…お姉さんも喋れるのって」
モバP(も、ってことはこいつじゃないのか……う、うーん誰なんだろう気になるな………)
雪美「………にゃー」
モバP(pちゃんと遊んでる……!?今がシャッターチャンスだッ!!!)
みく「ニャア!?いきなり振り返って……さ、さっきからなんなのにゃ………」
モバP(つぎは薫ちゃんだ。アイドルには特に思い入れがあるみたいだし気合入れて撮ってあげないとな!よしっ!今だッ!)
カシャ
薫「せんせぇー!とれた?とれたー?」
モバP「ああ、しっかりとれたぞ!」
薫「ほんと!かおるにもみせて!せんせぇ!……わぁ!すごいっ!かおる本当にアイドルみたい!!!せんせぇ、写真撮るのうまいね!」
モバP「そ、そうか?あはは、なんか照れちゃうな!」
モバ P(…意外に俺才能あるのかも…プロデューサークビになったらカメラマンも悪くないかもな……)
カシャカシャ
モバP「いいねー!舞ちゃん!!ポーズも決まってるね!」
舞「そ、そうですか!嬉しいですっ!」
モバP(それにしても本当にポーズが綺麗だな…いや、姿勢がいいのか…猫背の俺とは大違いだ…)
カシャカシャカシャ
モバP「舞ちゃんスポーツか何かやってるの?」
舞「いえ、そういうのはあんまり…あ、でも一輪車は得意なんですよっ♪……えへへ、衣装もかわいいし何か楽しくなってきちゃいました♪」
モバP(俺も撮るのが楽しくなってきちゃったよ!!)
モバP「さて、次は……」
仁奈「…………」
モバP(……仁奈ちゃんが狼の着ぐるみ姿でうつ伏せになっている。じゃんけんに負け最後になっちゃったみたいだから不貞腐れてるのかな)
モバP「おーい!仁奈ちゃん、次は君の番だぞ!」
仁奈「………………」
モバP「あ、あれ仁奈ちゃん、大丈夫?って、ギャアッ!?」
ガブッ
仁奈「がほーっ!!おおはみのひもにになるですよ!!」
モバP「痛い!地味に痛いよ仁奈ちゃん!!噛みつかないで!やめて!!」
仁奈「がうぅーー!オオカミ仁奈に噛みつかれた時点で終わりでやがります!!」
モバP(はっ!?もしかして今シャッターチャンスなのでは……!?)
モバP「みく!今だっ!!俺が噛まれてる間にはやく写真を!!!」
みく「………もう好きにすればいいにゃ」
モバP「よしっ!これで全員とれたな!」
みんな「はーいっ!」
みく「ち、ちょっと待つにゃ!!なんか忘れてるニャア!!」
モバP「え?」
みく「え?じゃないにゃ!!!みくの写真!!まだ撮ってないよ!!」
モバP「あれ?……お前も撮るの?」
みく「撮るのっ!!せっかく着替えたのに意味ないにゃ!!」
カシャ
モバP「よし、撮れたぞ!」
みく「……Pチャンはみくを怒らせたいみたいだにゃ」
モバP(め、目が笑ってねえ………)
モバP(結局、みくの写真も撮らされた…この猫娘、無駄にセクシーポーズばっかしやがって……写真を撮った俺まで恥ずかしくなったぞ………!!)
薫「みくお姉ちゃんほんとに大人っぽかったね!舞ちゃん!!」
舞「うん!わたしもあんな風になりたいなぁ……」
みく「にゃはは!なんだか照れちゃうにゃあ!……んふふ、Pチャンもみくにドキドキしちゃった?」
モバP「だ、誰がお前みたいな小娘にドキドキするか!!」
みく「もう!Pチャンはほんとに素直じゃないにゃあ♪」
モバP(……ぐうっ……なんか手玉に取られてる気がする。ま、まあ本人の機嫌も戻ったし良しとするか!)
モバP「よーし、写真も撮ったしそろそろ次行くか!」
薫「つぎ?せんせぇ!次はなにするの?」
モバP「次か?次はアイドルにとって最も重要だといっても過言ではないお仕事だ!」
雪美「…アイドルの……お仕事………?」
舞「え、ええっ!?って事はもしかして………」
千佳「なにかなぁ……あ!テレビとかっ!千佳、本当に魔法少女になっちゃうかも!」
仁奈「ついにこの着ぐるみを活かす時が来やがりましたか……」
モバP(何か盛大に勘違いをさせた気がする……)
みく「で、Pチャン!結局次どこ行くの?みくもついてっちゃうにゃ!」
モバP「何を言っている、お前はpちゃんと留守番だ。」
みく「ガーン」
モバP(口に出してガーンって………)
???
モバP「というわけでやってきました!到着でーす!」
千佳「うわー!おっきいね☆まいちゃん!」
舞「ほんとだね!すごーい!おっきなビルですね!」
仁奈「く、首がいてーです……」
薫「すごーい!薫のおうちの何倍くらいあるのかなぁ?」
モバP(うちの事務所の10倍は余裕で越えてるだろうな……)
グイッグイッ
雪美「………ここにも……猫いる……?」
モバP「………猫はいないけどキャッと驚くかもな!はははっ!」
雪美「………?」
モバP(ふ、ふむ……俺のジョークはちょっと早すぎたようだな……)
ビル内
薫「ねぇねぇ、せんせぇ!ここでなにするの?そろそろかおるたちにもおしえてよー!」
千佳「あ!千佳も気になるー!」
モバP「まあ別に隠すようなことじゃないんだけど……あ、意外と舞ちゃんなんかは得意かもな!」
舞「え!?わ、私ですか?うーん、なんだろう。一輪車レースとかじゃないですよね……」
モバP(それはそれで見て見たいような気もするな……お、確かこの部屋だ。)
???「うん、みんな完璧だったよ!すごいすごい!短い時間だったけどよくここまでできました!お疲れ様。じゃあみんな着替えてこよっか!」
「はーいっ!」
モバP(………っと、ちひろさんが担当してる子達がちょうど終わったとこみたいだ。……着替えもあるみたいだし少し待つとしよう。俺は同じ過ちをしない男だ。)
仁奈「あれ?入らねーでやがりますか?じゃあ仁奈が一番です!」
モバP「へ?お、おい!やめろ!誰もここでそんなイベントは求めてない!!」
ガチャ
仁奈「よろしくお願いしやがりまーす!!」
みんな「………………え?」
モバP(よ、よかった…小学生組はまだ誰も完全に脱いでなかったぞ……!ギリギリ下着だ!セーフ!!!)
???「あれ、ねえさ………………え?」
凛「ぷ、ぷ、プロデューサーああああ!?」
卯月「ええっ!?」
未央「ち、ちょっと!ノックくらいしようよ!!」
モバP(な、何がセーフだあああっ!?………こ、このままだとプロデューサーの信用問題に関わるぞ!!!誤魔化すしかないッ!!!)
モバP(ああ、お前ら今日はこっち手伝ってくれてたのか。いや感心感心!はははっ!!!)
ちひろ「な、なに黙って突っ立ってるんですか!!早く出てってあげてください!!!」
モバP「し、失礼しましたっーーー!!!!」
モバP(誤魔化すどころか声に出てなかった……これじゃあ下着姿の小学生をガン見するただの変態だ…………)
モバP(本日二度目のレッドカードの俺はまたしても即刻退場処分をくらい部屋の外にいる……。)
ガチャ
ちひろ「あ、プロデューサーさん。もうみんな着替え終わったので入っても大丈夫ですよ!」
モバP(……なんだろう、今日は厄日なのだろうか。これからみんなはおれを覗き魔プラスロリコンという役満犯罪者扱いするのだろう……)
ちひろ「ぷ、プロデューサーさん?」
モバP(そうだ!タイムマシンを作ろう!今朝に戻って今日をやり直すんだ!よし、まずは物理学を勉強し……)
ちひろ「プロデューサーさん!!!!」
モバP「ひゃい!?」ビクッ
ちひろ「もう!いつまで引きずってるんですか!みんな待ってますよ!!」
モバP「………え?」
ちひろ「え?じゃないですよ!薫ちゃん達です!アイドルが輝いてる理由、いっぱい教えてやるって言ってたじゃないですか!」
モバP(……そっか、そうだよな。これからどうなるかとか、そんなんでウジウジしてる場合じゃない。今の俺がやるべきことは………)
モバP「……はいっ!ちひろさん、ありがとうございました!はははっ!もうアイドルになるしかないってくらいにアイドルの魅力伝えてきます!!」
ちひろ(あ、相変わらず怖いくらいに立ち直りが早い……まあ、プロデューサーさんらしいですけど。ふふっ。)
このSSまとめへのコメント
Pがバカすぎてイライラする