ちひろ「抱き枕?」 (25)

ショートな内容を4本にしました
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モバP「最近抱き枕がないと寝れないんですよ」


ちひろ「抱き枕?」


モバP「あぁ、ちょっとしたものでいいんですけどね。最近仮眠にも抱き枕が必要で……」


ちひろ「そうなんですか? えっと……今抱き枕替わりになりそうなものは……」


モバP「あ、大丈夫ですよ? 今日はちゃんとバックに……あれ?」


ちひろ「……ないんですか?」


モバP「……面目ないんです」


ちひろ「な、なら、人肌ってのは、ありですか?」


モバP「え?」

---仮眠室---



ちひろ「えっと、とりあえず上を脱ぎましたが、大丈夫ですかね……?」


モバP「は、はい。えっと、なら、俺がいつも寝るときのようにしてもいいですか?」


ちひろ「はい」


モバP「……えっと、まずは横になってください」


ちひろ「こうですか?」


モバP「そうです。で、俺がちひろさんに抱きつきます」


ちひろ「……近いです」


モバP「すいません」


ちひろ「で、これで寝れるんですか?」


モバP「た、多分……」


ちひろ「それより、顔が近いですよ……」


モバP「あ、す、すいません……」


ちひろ「首筋に息が……」


モバP「あ、じゃ、じゃあ、もっと下に……」



モフッ

ちひろ「…………」


モバP「…………」


ちひろ「よしよし」


モバP「は、恥ずかしいです……」


ちひろ「私のほうが恥ずかしいですよ!!」


モバP「……それより、なんだか、眠く……」


ちひろ「……よーしよし」


モバP「……」


ちひろ「……寝ちゃいましたか」







ちひろ「こうしてみると、かわいい顔してますね」


ちひろ「確か、私のいっこ下で、こんなに頑張ってるんですね」


ちひろ「……よ~しよし、ママですよ~って」


ちひろ「……フフ」

---数日後---



モバP「あ、あの、ちひろさん。今日も……いいですか?」


ちひろ「もう、またですか? ……しょうがないですね」







凛「なんだか、不純な香りが……」


李衣菜「それより、凛ちゃん、ここのギターフレーズ教えてよ」


奈緒「そういえば、前プロデューサーさんが抱き枕だいて仮眠室で寝てたな」


李衣菜「抱き枕……ですか?」


凛「……あやしい」






ちひろ「……わざと抱き枕もってきてないんですか?」


モバP「た、たまたまですよ。たまたま」


ちひろ「……もう。プロデューサーさんったら」

李衣菜「抱き枕?」

ちひろ「抱き枕、いい加減もってきてくださいよ!!」


モバP「え、えっと、実は……」




ちひろ「人肌じゃないと寝れない!?」


モバP「……面目ない」


ちひろ「じゃ、じゃあ、最近仮眠室をよく使う理由は、まさか……」


モバP「家では、あまり寝れなくて……」


ちひろ「……はぁ」






李衣菜「…………」

モバP「……さて、帰宅か」


李衣菜「ぷ、プロデューサーさ~ん」


モバP「どうした? 李衣菜?」


李衣菜「じ、実は……」







小梅『り、李衣菜ちゃん、このホラー映画、かなりロックだよ?』


李衣菜『!?』






李衣菜「そ、それで見たら、とっても怖くて……」


モバP「……まったく」


李衣菜「できれば、一人で寝たくないんですけど……」


モバP「ロッカーならこれくらいなんとかしろよ!!」


李衣菜「これはロックでも無理ですよ!!」


モバP「……ったく」

---仮眠室---



モバP「……なら、俺は李衣菜が寝たら帰るからな」


李衣菜「……プロデューサーさんは、寝ないんですか?」


モバP「アイドルとプロデューサーだぞ?」


李衣菜「な、なら、ちひろさんとはいいんですね」


モバP「……事務員で、大人だからな」


李衣菜「……プロデューサーさん、ずるいです」


モバP「……ほら。寝るぞ」


李衣菜「添い寝」


モバP「?」


李衣菜「添い寝、してください」


モバP「……はぁ。わかった」







李衣菜「……スゥ……スゥ」


モバP「……さて、帰るか」


李衣菜「……プロデューサーさん」


モバP「李衣菜、もう寝ろって」


李衣菜「……プロデューサーさんも、一緒に、寝ましょうよ、ね?」


モバP「お、おい。抱きつくなって」


李衣菜「ちひろさんも、こうしてましたよね?」


モバP「む、胸を顔につけるなよ……」


李衣菜「プロデューサーさん、私、ロックですから」


モバP「……よくわからんが、わかったよ。李衣菜、寝るか」


李衣菜「……はい!!」

モバP「ってことがあって」


ちひろ「……たらしですか?」


モバP「あの場で断るのは酷ですって」


ちひろ「……次から、私以外と寝ると、怒りますよ?」


モバP「え? ちょ、ちひろさん! なんでですか!?」








李衣菜「……よしよし」


奈緒「り、李衣菜? なんか、怖い顔してるぞ?」


李衣菜「これはね、ロックな恋心を顔で表現してるんだよ」


奈緒「……なんかちがう」


凛「……」





ちひろ「わかりましたか?」


モバP「は、はい……」

凛「抱き枕?」

ちひろ「……李衣菜ちゃん、何をしているんですか?」


李衣菜「え~? いや~。ロックになりたければ、恋愛の一つでもしろってプロデューサーさんが……」


ちひろ「プロデューサーさんはそんなこと言いません。なぜ仮眠室でプロデューサーさんと寝てるかと聞いているんです」


李衣菜「……なら、なぜちひろさんはカッターシャツのボタンをはずしてるんですか?」


ちひろ「質問してるのは私よ?」




モバP「どうしてこうなった」


凛「……プロデューサー」


モバP「ん? どうした凛?」


凛「ちょっと、こっちに……」

凛「ねぇ、抱き枕ってどういうこと?」


モバP「え、えっと……」


凛「抱き枕と称してセクハラしてるんじゃ……」


モバP「そ、そんなわけないぞ!!」


凛「それなら、抱き枕で寝ればいいじゃない」


モバP「……もっともです」


凛「……だから、私が抱き枕で寝れるようにしてあげる」


モバP「……はい?」







凛「……これで、大丈夫!!」


モバP「抱き枕の中に入られても」







凛「と、とりあえず、これで寝たら大丈夫よ」


モバP「……本当か?」


凛「騙されたとおもって寝てみてよ」


モバP「……わかった」

ちひろ「……で、騙されたわけですか」


モバP「面目ない」


李衣菜「その言葉を何回聞いたことか……」






凛「私、実は抱き枕の中で抱きつかれるとうれしいって編なフェチができだんだけど、大丈夫かな?」


奈緒「いいけど、アイドルとしては終わってると思うぞ?」


凛「え」





ちひろ「私以外と寝たらダメって!!」


李衣菜「プロデューサーさんはロックにならなくてもいいんですよ!!」


モバP「……どうしてこうなった」

モバP「抱き枕?」

ちひろ「プロデューサーさん、どうして最近仮眠室で寝ないんですか!!」


李衣菜「そうですよ!! 私と一緒に寝るっていった約束はどこいったんですか!!」


凛「ちょ、プロデューサー、私を抱き枕にして使うんじゃ……」


モバP「もういいんだ。もう大丈夫なんだ」








モバP「これからは、彼女がやってくれるから」


奈緒「と、いうことだ」



「「「!?」」」

ちひろ「ど、どうしてですか!!」


李衣菜「私というものがありながら!!」


凛「……あの時の寝言は嘘なの?」


モバP「寝言に対してはNoだ。奈緒に対しては、この前奈緒から告白されてな」





凛「」


ちひろ「」


李衣菜「」

























奈緒「…………夢か」


奈緒「……はぁ」

モバP「ん? どうした? 奈緒?」


奈緒「……プロデューサー、あの、抱き枕って、何?」


モバP「抱き枕?」


奈緒「そ、そんなものあるからダメなんだよ。その、わ、私が彼女になったら、全部解決するんじゃ……」


モバP「……って言われても、俺は抱き枕使ってないし……」


奈緒「……は?」


モバP「寝ぼけてるのか? それより、もう少しで仕事だぞ?」






奈緒「あれ?」






モバP「……今日はちひろさんですか」


ちひろ「ローテーションするって前に言ってたでしょう?」


モバP「……そうでしたね。では」


ちひろ「はいはい」







終わり

これにて終わりです
短いのをちびちび失礼しました
拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました

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