モバP「…なんてことを、してくれたんですか…」 (47)

菜々「…ご、ごめんなさい」

モバP「…」

菜々「…」

モバP「…」

菜々「…や」

モバP「…」

菜々「やっちゃった☆」テヘペロ

モバP「…」

菜々「…」

モバP「…」

菜々「…ごめんなさい」

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モバP「…そんなもので」

菜々「…」

モバP「そんなもので許せるのは…」

菜々「…はい」

モバP「俺くらいのもんです…」

菜々「…ごめんなさい」

モバP「…本当に、なんでこんな大嘘、ぶっこくんですか…!」

菜々「…お、面白いかな~、って…」

モバP「…」

菜々「…」

この菜々さんは警官コスをしますか

モバP「…冗談じゃ、ないですよ」

菜々「…ごめんなさい」

モバP「こっちが必死にフォローしてるのに…」

菜々「…」

モバP「たんなる火消しにしか思われてないんですよ…」

菜々「…はい」

モバP「…どういうことですか」

菜々「…」

モバP「『ウサミンは実は47歳だったんですよ~、キャハ☆』って…」

モバP「何故…」

菜々「…はい」

モバP「何故…設定年齢より、+30もしたんですか…!」

菜々「…さ」

モバP「…」

菜々「37よりは、冗談に思われやすいかな~…って…」

モバP「…」

菜々「…ごめんなさい」

モバP「本当に…」

菜々「…はい」

モバP「本当に…冗談じゃないですよ…」

菜々「…ごめんなさい」

モバP「受け入れられ始めちゃってるじゃないですか…!」

菜々「……はい」

モバP「47歳にあんな歌を歌わせていたとか…」

菜々「…」

モバP「うちは…どんな事務所ですか…」

ちひろ「はい…はい…いえ、安部菜々ちゃんの冗談でして、実年齢が47歳という事ではけっして…はい…いえ…申し訳ありません…」

モバP「…見ての通り、ちひろさんも電話対応に追われています」

モバP「…ブログのコメントは、ちゃんと消しましたね?」

菜々「…はい」

モバP「…我々が気付いたおかげで、公開時間は1時間足らずのはずでした」

モバP「何故ここまで…広まっているか、分かりますか?」

菜々「…いえ」

モバP「それだけファンが多いということです…!」

モバP「…」

菜々「…」

モバP「いいですか、菜々さん」

モバP「上司がお前は17歳だと言ったら…」

モバP「部下は17歳になるんです…!」

菜々「…はい」

モバP「…ちなみにこの場合の上司とは…」

菜々「…」

モバP「夫と同義になります…」

菜々「…///」

モバP「…ゴホン」

菜々「…ご、ごめんなさい」

モバP「…今、どういう状態か、分かってますか?」

菜々「…ただ、広まっているだけじゃあ…」

モバP「…ないんです」

モバP「『年末アイドル大運動会』へ…」

モバP「菜々さんを出場させても大丈夫か、との電話が、ディレクターの方から入りました…」

菜々「…え?」

モバP「とても…心配されました…」

モバP「…それだけじゃありません」

菜々「…ま、まだ…?」

モバP「…ファンが減ってます」

菜々「…え?」

モバP「なぜか、その分ファンが増えてますが…」

モバP「どうするんですか…これ…」

モバP「増減0なのに、ファン層が真逆ですよ…」

菜々「…ごめんなさい」

モバP「…いいですか、菜々さん」

菜々「…はい」

モバP「事態は、あなたが思っている以上に、大事になっているんです…」

モバP「大勢の雑誌記者がうちに取材に来ました…」

モバP「ろくな雑誌じゃないところばかりです…」

モバP「以前飲酒画像を上げても来なかった奴らが、です…」

モバP「…巴を向かわせて、追っ払ってはいますが…すでに無理が来ています」

菜々「…はい」

モバP「…よって、これから…記者会見を開きます」

菜々「…うぇ!?」

モバP「すでに、準備は完了しています」

モバP「菜々さんには、これから会場に行っていただきます」

菜々「え?え?」

モバP「よく聞いてください、一番重要な事です」

菜々「…は、はい」

モバP「社長や、ちひろさんとも相談して決めました」

モバP「…記者会見で、あなたはこのように発表してください」

菜々「はい…」

モバP「『安部菜々は、永遠の、23歳であった』、と…!!」

菜々「…は?」

モバP「…」

菜々「いや…え?」

モバP「これしか…」

菜々「…はい?」

モバP「もう、こうするしか…」

菜々「あの…なんで、泣いて…」オロオロ

モバP「ないんです…」

モバP「…いいですか、菜々さん!いや、菜々!!」

菜々「は、はひっ!?」ビクッ

モバP「その後の事も、俺達が全力でサポートします!!」

菜々「あ…あの、ほんと、なんで泣く必要が…」オロオロ

モバP「ですから、こんなことに…こんなことに挫けず…」

モバP「また…」

モバP「また、一から頑張っていきましょう!!」

モバP「…菜々さん」

モバP「いや、新生・ウサミン(23)さん!」

モバP「我々の、新たな旅立ちです…!」

モバP「行きましょう…会場へ」

菜々「…は」

モバP「…」

菜々「はい…」


終わり

>>3-4
お前達のもとに、愛海を向かわせた


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