モバP「幸子から目が離せない」 (20)
幸子「ボクは天使ですからね! 空から舞いおりますよ!」
モバP「とか言ってたので」
幸子「確かに天使とは言いましたけどまさか本当に空から降りる事になるとは思いませんでしたよ!」
モバP「スカイダイビングに挑戦させてやった」
幸子「ボクの泳ぐ姿は人魚姫みたいにかわいいですよ! 熱帯魚とダンスだって出来ちゃいますよ!」
モバP「とか言ってたので」
幸子「素潜りで魚取り!? 人魚姫だから大丈夫ってそう言う問題じゃないですよ!」
モバP「日本海で素潜りに挑戦させてやった」
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モバP「まゆから目が離せない」
モバP「やっぱりまゆからは目が離せない」
モバP「菜々さんから目が離せない」
の続きになります。読んでなくても問題ないはず。
モバP「うーん」
ちひろ「どうしたんですかプロデューサーさん?」
モバP「いや、幸子の次の企画をどうしようかと思いまして。空、海と来たから次は陸に関係することを行きたいなと」
ちひろ「あんまり幸子ちゃんに変な事させるのはどうかと思いますよ?」
モバP「いや、ちひろさん。勘違いしないでください。あくまで今までの仕事は幸子がやりたいと言ってたから取って来たんです」(キリッ
ちひろ「確実に発言の意図を恣意的に捻じ曲げてますよね、それ」
モバP「いや、でも何かこう、幸子って苛めたくなりません? 泣き顔が可愛いと言うか」
ちひろ「それは分かりますけど。でもやり過ぎは良くないですよ」
モバP「やり過ぎですかね……」
幸子「おはようございます! カワイイボクがやってきましたよ!」
モバP「お、幸子おはよう」
ちひろ「幸子ちゃんおはよう」
幸子「何の話をしてたんですか? やり過ぎは良くないとか……熱帯魚のエサですか?」
モバP「何でそんなピンポイントな話題なんだよ……幸子の事だよ」
幸子「ボクの事……? やり過ぎは良くない……? …………ぷ、プロデューサーさんは変態ですね!」
モバP「おい、十四歳。何想像した」
ちひろ「……幸子ちゃんも思春期ねえ」
幸子「冗談ですよ。カワイイボクが本気でそんな事言う訳ないじゃないですか」
モバP「冗談にしても笑えないけどな……ところで幸子。次やりたい仕事はあるか?」
幸子「お仕事ですか……? とりあえずこの前みたいな空飛んだり海もぐったりは嫌です」
幸子「世界一カワイイボクに相応しい……そう、世界一な仕事が良いですね!」
モバP「とか言ってたので」
幸子「あ、あのぷ、プロデューサーさん!? いきなり富士登山は無茶だと思うんですけど!?」
モバP「大丈夫だ。富士山はむしろ登りやすい部類だ。運動不足の半ニートがいきなり行って山頂まで行けるからな」
モバP「本当はエベレストのつもりだったんだけど16歳未満は登山禁止だったからなあ。日本一で我慢してくれ」
幸子「え、エベレストって」
モバP「それにスカイダイビングよりも低いし行ける行ける」
幸子「そう言う問題じゃないですよ! プロデューサーさんのバカああああ!」
モバP「この前の仕事は好評だったな」
ちひろ「下山した日疲労のあまり死んだように眠ってる幸子ちゃんを見てまゆちゃんがパニックになってましたけどね」
モバP「アイドルとしてお見せできない顔で寝てましたよね」
幸子「プロデューサーさんのせいですよ! もう、もっとカワイイボクを労わってください!」
モバP「すまんすまん。じゃあ次は大人しい仕事にしよう。どんなのが良い?」
幸子「そうですね。カワイイボクに相応しい……そう、世界遺産のレポートとかどうでしょう?」
モバP「とか言ってたので」
幸子「本当に世界遺産のレポートのお仕事取って来るなんて流石ボクのプロデューサーですね」
モバP「ははは。もっと褒めるがいい」
幸子「えっと……スコーグスシュルコゴーデンですか。何か噛みそうな名前ですけどとっても綺麗なところですね」
モバP「だろう?」
幸子「これは……教会ですか_」
モバP「いや、共同墓地だ」
幸子「……え?」
モバP「よーし、行くぞ。幸子」
幸子「え、ちょっと待って下さい。お墓って。あ、いやあああああああ」
モバP「さて涙目のレポートは大好評だったな。またやって欲しいって言うファンレターが大量に来たしな」
モバP「次はどうしようか。そう言えば前例え火の中水の中でもボクはカワイイですねとか言ってたから消防士体験でもさせるか……」
幸子「プロデューサーさん! ボクが悪かったので許してください!」
数週間後。菜々の自宅訪問突撃後
幸子「今日はプロデューサーさん遅いですね」
ちひろ「何でも前々から熱心に営業していた企画が通りそうだとか」
幸子「プロデューサーさんが熱心にって言うと嫌な予感しかしないのですけど」
ちひろ「プロデューサーさんも一生懸命なだけだから目をつぶってあげて……」
幸子「まあ最近賢いボクはうかつな事行ってないので大丈夫だと思いますけどね!」
ちひろ「基本的に幸子ちゃんが言った仕事しか取ってきてない物ね。あ、そろそろこの前の幸子ちゃんと菜々さんの収録が放送される時間だわ」
幸子「あの日のですね!」
テレビ「空、海、地下は制覇しましたが流石のボクも宇宙には行ったことないので楽しみですね!」
幸子・ちひろ「………………」
幸子「い、いや。いくらプロデューサーさんでも宇宙は……」
モバP「ただ今戻りました」
ちひろ「あ、お帰りなさい」
モバP「お、幸子いたのか! 喜べ! 新しい仕事だ!」
幸子「ど、どんな仕事でしょう。カワイイボクに相応しい仕事だと良いのですけど!」
モバP「ああ! NASAの協力で無重力体験だ! 飛行機で自由落下するあれな!」
幸子「やっぱりそう言う仕事ですか!」
モバP「だって幸子が宇宙行くの楽しみだって言うから頑張った」
幸子「そう言う意味じゃありませんよ!」
モバP「かなりデカい仕事だぞ」
幸子「ふふん。カワイイボクには相応しいですね……ってそうじゃなくて。あ、もう話を進めてる!」
モバP「やっぱり俺にひらめきを与えてくれる幸子からは目を離せないな!」
おまけ
モバP「幸子? 幸子いないのか?」
まゆ「どうしたんですかぁPさん?」
モバP「いや幸子いないかなと思って」
まゆ「幸子ちゃんでしたら向こうにいると思いますけど」
モバP「お、ありがとうなまゆ。次の仕事で何やりたいか聞きたいから探してたんだ」
まゆ「いえいえ……でもあんまり幸子ちゃんに変な仕事取ってきちゃだめですよぉ? この前も凄くびっくりしましたし」
まゆ「女の子があんな風になる様なのはダメです」
モバP「でも基本的に幸子がやりたいって言ってたことだしな……」
まゆ「Pさぁん?」
モバP「スイマセン気を付けます。まゆって何か意外と幸子に優しいよな?」
まゆ「意外とってどういう意味ですかぁ? まゆは誰にでも優しいですよぉ」
モバP「ごめんなさい。言葉が過ぎました。その眼を止めてください」
まゆ「幸子ちゃんはカワイイですし。憎めないんですよねぇ。まゆが来た時からずっといて最初の頃はお仕事も教えてもらいましたし」
モバP「うちの事務所の初期メンバーの一人だからな。何だかんだで一番付き合いが長いよ。菜々さんもそうだけどな」
まゆ「ふぅん……ところでPさん。最近まゆのお仕事についてきてくれないみたいですけど……」
モバP「ああ、ごめんな。最近営業回りが多くなってきてな……あとスカウトしたい人がいてその人のところに通ってるんだ」
まゆ「スカウトしたい人……? 珍しいですね」
モバP「一目見た時にティンと来たんだよな。しばらくはこんな感じになると思うけど……よろしく頼むな」
まゆ「分かりましたぁ」
モバP「よーし、幸子! 陸海空宇宙渡世はしたから次はまた空に戻るか!?」 冗談じゃありません!>
まゆ「………………」
終わり。ある意味おまけが本編
この前のスペースワールドに幸子が宇宙服で出てくるかと期待してたのに来なくてがっかりしました……
HTML依頼出してきます
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