エミリー「私の次の方は」【ミリオン放送局第十二回】 (85)

P「決まってる」

エミリー「誰なのですか?」

P「それは番組中で発表できるはず……多分」

エミリー「多分ですか?」

P(折角ゲストに呼んでたのに……大雨で飛行機が遅れるとか、勘弁してくれよ)

P(……とりあえず、今近くにいるアイドルを適当に呼び出して今回のゲストにするか)

P「とりあえず、これまでゲストに来た中の一人だとは言っておこう」

エミリー「うぅん……誰なのでしょうか」

P「ほーらスタジオに行った行った」

エミリー「あ、は、はいっ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403357629

杏奈「こんばんは……望月杏奈です」

エミリー「エミリー スチュアートです」

百合子「七尾百合子です」

杏奈「まつりさん……いないね」

百合子「なんだかスタッフさんたちもバタバタしてるみたいです」

エミリー「あ、仕掛け人さまから紙が届きました」

『適当に話してて』

百合子「……随分投げっぱなしですね……」

杏奈「何か……あったの、かな」

エミリー「心配です……」

百合子「うーん、とりあえず、何か話しましょうか」

杏奈「……うん」

エミリー「……梅雨、ですねぇ」

百合子「雨、好きですか?」

杏奈「杏奈は……結構、好きかな」

エミリー「そうなんですか?」

杏奈「部屋の中、から……雨を見てるの……好き」

百合子「外に出るのは」

杏奈「いや」

エミリー「そうですか」

百合子「予想はしてました」

エミリー「百合子さんはどうですか?」

百合子「うーん……なんだか雨の日って、何かが始まりそうな気がするんですよね」

エミリー「何かが、ですか?」

百合子「こう、『厚い雲が空を覆い隠すある日、少年は何かと出会う……』みたいな」

杏奈「……よく、わかんない」

百合子「あれっ、わかりませんか?」

エミリー「残念ながら、私も……」

エミリー「私の故郷では、ほとんど毎日曇りでしたし、そこまで雨に思い入れはないですね」

百合子「イギリスってそんなに曇りが多いんですね……」

エミリー「英国紳士はいつも傘を持っている、と祖母から聞いたことがあります」

百合子「へぇ、メリーポピンズみたいですね」

杏奈「……誰?」

まつり「まつりは雨は嫌いなのです、というか今日大嫌いになったのです」

百合子「あっ、まつりさん」

まつり「飛行機は遅れるし一番近くにいるフリーな娘もまだ来れないし、もうさんざんなのです」

エミリー「……どういうことですか?」

まつり「このメモを読むのです」

百合子「まつりさん、疲れてますね……」

まつり「まつりはあっちでマシュマロを補給してるのです」

まつり「なにかあったら呼ぶのです、ね?」

杏奈「……うん、わかった」

まつり「どうしてまつりはスタッフ側なのですか……」モフモフ

百合子「……スタッフさんも大変みたいですね」

杏奈「……メモ」

百合子「あっ、えっと……『今回のゲストが乗っている飛行機が、大雨の影響で遅延しているため、色々ばたついています』」

エミリー「あ、さっき仕掛け人さまから聞きましたが、きっとその人が新しい方ですね」

百合子「あっ、まだあります、えっと……『代理として、劇場のアイドルを呼んでいますが、来るのにはもうちょっと時間がかかりそうです』」

エミリー「だからみなさん、あんなにばたばたしているのですね」

百合子「三人でフリートーク、続けましょうか」

杏奈「……でも、話すネタ」

百合子「そうですねぇ……」

エミリー「それなら、全国で聞いてくださっている方々のお力を借りましょう」

百合子「……そういえばこの番組、生放送でしたね」

杏奈「それじゃあ……募集、する?」

まつり「それなら、リスナーのみんなは、メールの本文に単語一つだけを書いて送ってくるのです」

百合子「単語一つ、ですか?」

まつり「文章なんて長ったらしいのです。男らしく単語一つだけで勝負するのです」

杏奈「男、らしく?」


トークテーマその1
>>12

服装

エミリー「服装、ですか」

百合子「杏奈ちゃん、よくパーカー着てますよね」

エミリー「そういえば、暑くはないのですか?」

杏奈「夏用のがあるから……まだ、平気」

まつり「真夏はどうするのです?」

杏奈「……がんばる」

百合子「いやいや、流石に脱ぎましょうよ」

エミリー「その情熱は、どこからくるのですか?」

まつり「エミリーちゃんは、着てみたい服はあるのです?」

エミリー「白無垢というのをずっと着てみたかったのですが、この前、その願いが叶いました!」

百合子「お仕事で着てましたね」

杏奈「うん……あの時の、エミリーちゃん、きれいだった」

エミリー「なんだか照れますね」

まつり「ただ、お仕事でウェディングドレスを着ると婚期が遅れる、と聞いたことがあるのです」

エミリー「えっ」

百合子「ここで言うことじゃないですよね、それ……」

まつり「すたっふさん、ゲストはいつ来るのです?……もうちょっと、なのです?」

モーチョイモチョイ
アトチョットノバシテ

百合子「まつりさんから、もう一通、と指示が出ました」

杏奈「まつりさんに……マシュマロ、はい」

まつり「ありがとう、なのです」

次のトークテーマ
>>17

思い出

百合子「思い出、ですか……」

エミリー「そうですねぇ……色々ありましたね」

杏奈「……誕生日、お祝いしてもらった」

百合子「そういえば、あの時のリスナープレゼントは結局どうなったんでしょうか」

まつり「当たった人からのメールも来てるのです」

杏奈「……そう、なの?」

まつり「後で見せるのです」

百合子「最初の方は、みんな緊張してましたよね」

杏奈「タイトルコールで……噛んでた」

エミリー「恥ずかしいです……」

百合子「こうしてみると、1クールって短いですね」

まつり「別に、ここではいおしまい、じゃないのです」

まつり「何かあればまたゲストに来るのです」

杏奈「それは……そうだけど」

百合子「なんだか寂しいですよね」

エミリー「仕掛け人さまが、こうおっしゃっていました」

まつり「ほ?」

エミリー「今度ここに来るときのために成長してこい、と」

エミリー「お客様として呼んでくださるようなので、それまで頑張りますね♪」

百合子「……」

杏奈「……」

「「エミリーちゃん……」」ブワッ

エミリー「あ、あれっ、杏奈さん、百合子さん」

まつり「なんでこんな壮大な感じになってるのです?」

まつり「あ、この流れで告知しとくのです」

エミリー「これ、読むのですか」

まつり「そうなのです」

エミリー「えっと……来月から、英国生まれの私、エミリー スチュアートと」

エミリー「地球の裏側からやってきた島原エレナさん」

エミリー「石油の国のお嬢様、ライラさん」

エミリー「そして、実は北海道生まれのアナスタシアさんの四人でラジオが始まります」

エミリー「題して『全世界ラジオ』をよろしくお願いします♪」

まつり「はい、よくできたのです」

スマンナイキナリヨビダシテ
イエ、ダイジョウブデスシ、トラブルデスカラシカタナイデス
ヨシ、モウラジオハジマッテルカライソイデジュンビダ

まつり「ほ、ゲストの到着みたいなのです」

百合子「もう、ラジオの時間半分くらい経ってますね」

杏奈「仕方……ない、ね」

まつり「それじゃあタイトルコールやっちゃうのです」

エミリー「あれ、していませんでしたっけ」

百合子「ラジオが始まって半分以上、タイトルも言わずに放送してたんですね」

杏奈「放送、事故?」

まつり「微妙なのです」

百合子「まあ、聞いているみなさんはわかっているとは思いますが……」

杏奈「杏奈」

百合子「百合子」

エミリー「エミリーの」

「「「ミリオン放送局!」」」

Thank you for つくろう♪

まつり「第十二回、なのです」

百合子「この番組は」

百合子「765プロダクションと」

百合子「アイドルマスターズカップ実行委員会の提供でお送りいたします」

杏奈「そういえば……未来が、何かのスイッチを……つい押しちゃったって」

エミリー「あれ、私は可奈さんが転んでしまって、何かの線が抜けてしまったと聞きましたが」

まつり「どっちにしろ大惨事なのです」

ハイリマース……サンニーイチキュー!!

エミリー「お送りしております、ミリオン放送局」

百合子「今回はCMの間にブースに入っています」

杏奈「そして……ゲストは、こちら」

琴葉「田中琴葉です、今回はよろしくお願いします……でいいのかしら」

杏奈「うん」

百合子「今回のゲストは、田中琴葉さんです!」

まつり『台本を作り直すのが疲れたのです』

琴葉「まつりさんが放送作家をやってるんですね」

エミリー「これ、まつりさんが作っていたのですか?」

まつり『放送作家として当然なのです』

百合子「初めて知りましたよ……」

百合子「琴葉さんは、ラジオは聞くんですか?」

琴葉「そうね、テスト前にちょっと遅くまで勉強する時は聞いたりしてるけど、それくらいかしら」

杏奈「眠気覚ましのラジオ……杏奈も、たまに、やる」

エミリー「そうなのですか?」

杏奈「結局、いつのまにか……ベッドの中に、いるの」

百合子「ありますよね、何かやってたはずなのに、気づいたらベッドの中にいるって」

琴葉「でも、私はそこまで遅くまでは起きてないわよ?」

百合子「あれ、そうなんですか?てっきり、テスト前は2、3時間くらいしか寝ないとばかり」

琴葉「テスト前に寝ないのは、テスト中に眠くなるからダメよ」

琴葉「それに、一夜漬けしても力はつかないから、やっぱり毎日コツコツやっていくのが大事ね」

百合子「うっ……耳が痛いです」

杏奈「…………心、折れそう」

エミリー「私は、どちらかといえばコツコツやる方ですね」

杏奈「そう……なの?」

百合子「さ、さて、ゲストの田中琴葉さんには、お便りが届いています」

琴葉「もう届いてるの?でも、私に聞くことなんてあるのかしら」

まつり『そのカチューシャのことから包丁のことまでいっぱいあるのです』

琴葉「まつりさん、何をおっしゃってるんですか?」

百合子「さぁ……」

エミリー「そういえば琴葉さん、この前事務所で授業を……」

百合子「いけない、このままだとこのラジオが勉強番組に」

杏奈「……いくよ、lilyknightさん」

百合子「ええ、vivid_rabbit、援護するわ」

杏奈「このメールで……」

百合子「流れを変える!」

まつり『……何をやってるのです?』

一枚目
>>30

琴葉さんの個性って何ですか?

百合子「いやいやいやいや」

琴葉「私の個性、ですか?」

杏奈「考えても……はまるだけ、だと思う」

琴葉「確かに、まつりさんやエレナ、恵美みたいな個性はないですが……私にも……私にも」

エミリー「あぁ、なんだか琴葉さんの眼が……」

まつり『これはハイライトが消えてる眼なのです』

百合子「次!次のメールいきましょう!」

琴葉「個性って……なんなのかしら」

百合子「早く……早く次のメールを……」

二通目
>>33

琴葉さんから見た三人の初対面時の印象

>>1
シリーズのリンクを貼ってくれませんか?

琴葉「三人の印象、ね」

杏奈「……気になる」

琴葉「そうねぇ、百合子ちゃんは真面目で大人しそうな子、だったかしら」

百合子「……だった?」

琴葉「初めて見たときは事務所の椅子で本を読んでいたのよね」

杏奈「……いつもと、変わらない、ね」

琴葉「まあ、その五分後には印象が一気に変わってしまったのだけど」

百合子「え?」

琴葉「そういえば、百合子ちゃんが自分で言ってたわね、『図書館の暴走特急』って」

百合子「……私、そんなに暴走してました?」

琴葉「正直とまどったわ」

(>>34 後でまとめて張りますね)


琴葉「杏奈ちゃんは……初めて会った時からゲームをしてたわね」

杏奈「……そう、だっけ」

琴葉「挨拶しようとしたら、プロデューサーさんの後ろに隠れちゃったのよね」

杏奈「…………そう、だったっけ」

琴葉「それからは、ずっと人見知りで、大人しい子だと思ってたわ……ライブの時まで」

百合子「あぁ、ONモードの杏奈ちゃんですか」

琴葉「凄いわよね、杏奈ちゃんは」

エミリー「はい、確かに、あの時の杏奈さんはすごくキラキラしてて……」

杏奈「なんだか……恥ずかしい」

琴葉「最後にエミリーちゃんだけど……これはとても鮮明に覚えてるわ」

エミリー「……そうですね、私もです」

百合子「何があったんですか?」

琴葉「てっきり、英語しかわからないのかと思って、英語で話しかけたの」

エミリー「私が日本語で返事をしたら、とても驚いていましたね♪」

琴葉「ええ、だってあんなに流暢に話されたんだもの」

百合子「そういえば、私も最初は驚きましたね」

百合子「カタコトかと思ったら、きれいな日本語なんですから」

エミリー「でも、あの時からもっと日本語は上達しました」

杏奈「……どれだけ上達したのか、分からない」

琴葉「もしかすると、他の同年代の娘より国語はできるかもしれないわね」

エミリー「お便りはこれまでみたいです」

琴葉「他にも色々お便りを送ってくださったみたいで、ありがとうございます」

百合子「いっぱい送られてきていたのに、どうしてあれを選んだんですか……」

まつり『ぶっちゃけると、カチューシャが本体ネタと個性云々のネタでほぼ半分を占めていたのです』

杏奈「……そのことは、言わないで、おくね」

エミリー「それでは、ここで一曲お送りします」

琴葉「私、田中琴葉で『朝焼けのクレッシェンド』です」

百合子「そういえば、朝焼けは雨の前兆っていいますよね」

エミリー「へぇ、そうなのですか」

キョクアケマース……サンニーイチキュー!!

杏奈「お送りしています……ミリオン、放送局」

百合子「今回はお当番コーナーは飛ばして、こちらのコーナーです!」

「誰が一番?アイドルがちんこバトル!」

エミリー「この企画では、私たちとお客様の四人がある一つの挑戦で競いあい、順位をつけます」

杏奈「一位に……ごほうびがあったり……ビリに、お仕置きが、あるかも」

琴葉「うーん、このコーナー、全く説明を受けてないのよね」

百合子「多分大丈夫だと思います、私たちも毎回勝負内容は聞いていませんし」

杏奈「……今回は、何?」

まつり『今回の対戦は、こちら!』

「なりきれ!くじびきトークシアター」

百合子「……タイトルからよく分からないです」

エミリー「えっと……これから四人にはいっせいにくじをひいてもらい、そこに書かれていた人になりきって会話をしてもらいます」

エミリー「四人で掛け合いをして、役になりきれていた方から順位をつける、ということです」

百合子「……ただの無茶ぶりコーナーですよね」

エミリー「あ、それと、最初に会話の状況をひいてもらい、四人にはその状況下で会話をしてもらう、ということらしいです」

杏奈「ハードル……上がった」

まつり『演じるカードには、野球選手や主婦みたいな普通のものから桃子ちゃん、奈緒ちゃんみたいな劇場メンバー、あげくのはてにはウサギや宇宙人みたいな変わり種までいっぱい入ってるのです』

琴葉「シチュエーションは……電車の中とか、スーパーで、とか普通のものみたいだけど……」

まつり『ほ?ちゃんと月が崩壊したあとの世界で、とかアイドルになって隕石を除去しながら、とか千早ちゃんの胸が89ある世界で、とか色々作ってあるのです』

百合子「と、とりあえずひきましょうか」

琴葉「そうね」

杏奈「アイドルって……一体、なんなのよ……」

エミリー「……?どうしたんですか、杏奈さん」

杏奈「なんでも、ない」


シチュエーション
>>44
杏奈の演じるキャラクター
>>45
百合子
>>46
エミリー
>>47
琴葉
>>48

それぞれの安価のコンマが高いほど、上手く演じられたことになります。
また、シチュエーションのコンマが
00-24 で杏奈
25-49 で百合子
50-74 でエミリー
76-99 で琴葉
にボーナス+10が入ります

姫、その世界はいけません!

やっちまった・・・安価どうしよう・・・

再安価します
シチュエーション
>>47
杏奈キャラ
>>48
百合子キャラ
>>49
エミリーキャラ
>>50
琴葉キャラ
>>51

学園

律子

あずさ

志保

『シチュエーション:学園』

杏奈「律子さん……ONモードで、やらなきゃ」

エミリー「志保さんは、学園の収録の時どういう風に演じていましたっけ……それを真似れば」

琴葉「あーあー……んっ、環ちゃんは、どういう風に演じようかしら」

百合子「あずささんですかー……あずささん?学園で?」

まつり『さーん、にー、いーち、きゅー!』

律子(杏)「ほーら、志保、もうすぐ授業なのに何サボってんの!」

まつり『……えっ』

志保(エ)「あー……あー……別に、私がサボっても、律子先輩には関係無いことだと思いますが」

律子(杏)「全く……ほら、授業に出たらこのぬいぐるみあげるわよ」

志保(エ)「えっと…………べ、別に、そんなぬいぐるみ、いらないですから」

律子(杏)「あら、じゃあ私がもらって行くけど」

志保(エ)「あっ……」

まつり『……なんで声色まで似てるのです?』

百合子「あの、学園でこの年って、どこで登場すればいいんですか」

琴葉「そこなのよね、環ちゃんはまだ12才……あら、意外といけるかも」

志保(エ)「どうしましょう、二人しか話に参加していないですね…………そ、それより、授業に出てないのは環ちゃんも一緒だと思いますけど」

律子(杏)「環ちゃん?」

志保(エ)「ええ、学園に入ってまだ時間の経っていない環ちゃんの方が、まだ更正させやすいと思いますが」

環(琴)「話をふるのが上手いわね……くふふ、環は学校の勉強より、こうやってお昼寝してるのが楽しいぞ!」

律子(杏)「こっちはこっちで重傷ね……あずさ先生!こっちです!」

あずさ(百)「はいっ……え?あ、油断してました……えーっと……というか先生ですか……あの…………あら~、環ちゃん、授業はちゃんと受けなきゃダメよ?……みたいな感じでしょうか」

まつり『他の三人からするとなんだか違和感はあるにしろ、普通に合格点なのです』

あずさ(百)「ほ、ほら、志保ちゃんも~」

まつり『上手く演じられないみたいなのです』

まつり『当然なのです、他の三人が異常なのです』

志保(エ)「あずさ先生も、チャ……えっと、これ日本語でなんと言えばいいのでしょうか……うーん」

琴葉「呼び鈴、とかどうかしら」

志保(エ)「そうですね♪琴葉さん、ありがとうございます!…………呼び鈴が鳴っているんですから、先生の授業に行った方がいいんじゃないですか?」

あずさ(百)「あー……うー……えー…今日はお昼から、なんにもないんですよ~」

環(琴)「みんな、頭が回るわねぇ……それより、律子は授業、行かなくていいのか?」

律子(杏)「どうせ午後からは体育と芸術しか無いもの、それなら私一人が犠牲になってサボり二人を授業につれていった方がいいと思ったのよ」

環(琴)「…………なあなあ、志保」

志保(エ)「どうしました……じゃないですね、どうしたの?環」

環(琴)「あれをサボりって言うんじゃないのか?」

志保(エ)「……あっ、確かに………えっと、そうね、律子さんもサボりよ」

まつり『しゅーりょー!』

琴葉「ふぅ……環ちゃんって、意外と疲れるのね」

杏奈「杏奈……もう、バッテリー……OFF、か……も…………」

エミリー「うーん、なんだか、普段の志保さんというより、演技をしている志保さんを真似るようになっていましたね」

百合子「……どうして三人ともそんなにセリフがぽんぽん出るんですか?」

まつり『今、スタッフさんとリスナーのみんなから投票をもらってるのです』

まつり『その時間を利用して……』

ガチャ

まつり「エミリーちゃんに花束贈呈なのです!」

エミリー「……えっ、あっ、あっ花束です……」

百合子「他の方とのラジオも頑張ってください!」

杏奈「……毎週、聞くね」

琴葉「全く話が掴めないのだけど」

エミリー「はっはい、新しい番組でも、ここで学んだことを活かして……」

百合子「ここで学んだことってなんなんでしょう」

エミリー「それは……えーっと……なんでしょうか?」

杏奈「……ということ、があって」

琴葉「なるほど、それで花束贈呈なのね」

杏奈「……もらったは、いいけど」

エミリー「……どこに置きましょうか」

まつり「あ、預かっとくのです」

百合子「花束の扱いがぞんざいですね……」

琴葉「あら、そういえば、そろそろ結果が出るみたいね」

まつり『おっとうっかりしてたのです』

まつり『順位が出たのです』

まつり『かなりの接戦だったのです』

百合子「えっと……四位は、私七尾百合子です」

百合子「……まあ、セリフも少なかったですし、上手くとらえられてなかった気もしますしね」

百合子「三位が……エミリーちゃんです」

エミリー「うーん……やっぱり、志保さんは難しいですね」

百合子「感想として『踏まれたい』『もっと罵られたい』などが」

エミリー「……えっ?」

まつり『前回の朋花ちゃんがゲストの時から、ファンが増えていくのです、ね』

エミリー「……最近、こういう方が多くありませんか?」

杏奈「社会の……ニーズ?」

百合子「二位は……琴葉さんです!」

杏奈「……杏奈、一位だ……やった」

琴葉「まあ、頑張れたとは思うわね」

百合子「感想として、『普通に上手い』『普通に凄い』『普通に会話してる』など」

琴葉「……なんで全部の感想に『普通』ってついてるのかしら」

百合子「……さあ」

百合子「そして、一位が杏奈ちゃんということで」

杏奈「えへへ……ONモードにして、よかった」

百合子「感想が、『律子さんがいた』『アドリブでアレは頭がおかしい(誉め言葉)』など」

杏奈「……最後、誉められてるような……気が、しないけど……ありがと」

エミリー「そして、一位の杏奈さんには優勝商品もあるみたいです♪」

杏奈「……なんだろ」

百合子「それは……こちら!」

杏奈「……しばい、みち?」

百合子「今回やる予定だった杏奈ちゃんのコーナーで、やるはずだったゲームみたいです」

杏奈「あっ……これ、PS2用……」

百合子「あれ、家に無いんでしたか?」

杏奈「ううん……珍しいな、って、思って」

琴葉「なんだか、面白そうなタイトルね」

エミリー「どんなゲームなんでしょう」

杏奈「……じゃあ、事務所で、みんなで……やろ?」

百合子「そうですね、見たところ皆で楽しむゲームみたいですし」

杏奈「……このコーナーと、ミリオンポイントの、コーナーは……次のクールからも……続きます」

エミリー「是非、お便りをよろしくお願いします♪」

百合子「以上、誰が一番?アイドルがちんこバトルのコーナーでした!」

琴葉「ここで、765プロダクションからのお知らせです」

琴葉「現在、アイドルマスターズカップの舞台裏を描いたDVD、『IMC5』の予約が開始しています」

琴葉「優勝チームの風花さん、のり子さん、伊織ちゃんの三人にスポットを当てて、舞台裏の素のアイドルたちを撮影した、ファン垂涎の一品になっています」

琴葉「予約は、全国の書店と765ストア、765オンラインストアで開始しています」

琴葉「以上、765プロダクションからのお知らせでした」

百合子「そして、お送りしてしましたミリオン放送局も、そろそらエンディングです」

杏奈「番組では……お便りを、お待ちしています」

百合子「アイドルがちんこバトル、貯めようミリオンポイントのコーナーでやって欲しい挑戦」

エミリー「次の三ヶ月で、司会の三人の企画も変わると聞きました」

杏奈「……そうなの?」

エミリー「もちろん、普通のお便りも募集中です」

百合子「メールアドレスは、million@xxxx.xx.xxです」

杏奈「……琴葉さん、どう……だった?」

琴葉「そうね、楽しかったわ」

百合子「なんだか、色々バタバタしてたみたいですけど」

琴葉「天候のせいだし、仕方ないことよね」

杏奈「また……今度は、ちゃんと最初から……ゲストに来てください」

琴葉「ええ、その時はまたお願いね」

エミリー「さて、ここでお知らせです」

エミリー「私も参加する新番組、『全世界ラジオ』第一回は、7月5日、土曜日の夜9時からの放送予定です」

百合子「あ、この番組の前なんですね」

エミリー「はい、そうみたいです」

琴葉「それなら、エミリーちゃんたちの番組を聞いて、そのままこの番組に移る、なんてこともできるのね」

まつり『エミリーちゃんが全世界ラジオでやらかしてしまったことのタレコミをこの番組で募集するのです』

エミリー「そ、そんなことを募集しなくても……」

杏奈「……あれ?」

百合子「どうしたんですか?」

杏奈「次のクール……二週間後、から」

百合子「……確かに、言われてみると」

まつり『第一期、通常放送は今回で終了なのです、ね?』

百合子「通常、放送?」

まつり『次回は特別なゲストをお迎えするのです』

まつり『もちろんエミリーちゃんもパーソナリティなのです』

エミリー「えっ、まだ私の司会はあるんですか?」

まつり『少なくとも、普通の放送じゃないのです』

杏奈「……なんにも、聞いてない、よ?」

まつり『なんにも、いってないのです』

まつり「というわけで、今回はここまでなのです!ミリオン放送局、お相手は、放送作家の徳川まつりと」

杏奈「まつりさんが……喋った……望月杏奈、と」

百合子「なんだか、急に話しだしますよね……七尾百合子と」

エミリー「次回も私がいるのなら、その時に花束贈呈でよかったのではないでしょうか……エミリー スチュアートと、お客様は」

琴葉「緊急ゲストの、田中琴葉でした」

せーのっ

「「「「「また来週!」」」」」

エミリー「この番組は」

エミリー「ご覧の企業様の提供でお送りいたしました」

琴葉「あら、これって動画配信だったのかしら」

エミリー「いえ、音声のみですが」

琴葉「?」

【番組終了】

P「はいお疲れ様さーん、琴葉も今日はありがとな」

琴葉「いえ、大丈夫です」

杏奈「……次回って、何?」

P「まあまあお楽しみってことで」

エミリー「私の出番は、まだあるのですね」

P「まあな」

琴葉「ところでプロデューサーさん」

P「ん、どうした琴葉?」

琴葉「結局、私の代わりに来るはずだったゲストって」

P「あれ……あ、この番組中で言うはずだったのに……すっかり忘れてた」

百合子「……そんなのでいいんですか?」

P「もうめんどくさいし、みんなに秘密でいっか」

「「「「えぇ……」」」」

【おしまい】

【おまけそのいち】

???「……ここね」

ガチャ

???「突然だけど……次のパーソナリティは私よ!」

P「あ、どうも」

???「……あれ、どうしてプロデューサーしかいないの?」

P「いや、時間見れば分かるでしょうに」

P「とっくに収録終わってますよ」

???「えっ……折角お土産買ってきたのに」

P「……事務所に戻りますか」

???「……そうね」

P「ところで」

???「どうしたの?」

P「なんで顔が若干赤いんでしょうか」

???「飛行機の中でちょっと飲んでたの」

P「なんでラジオ前に呑むんですか!」

???「あら、ビール二本しか飲んでないわよ?」

P「がっつり飲んでる!……というか、よく飲めましたね」

???「ちゃんと身分証明書見せたら売ってくれたわよ」

P「やっぱり身分証明書は必要なんですね」

【おまけそのいちおしまい】

【おまけそのに】
prrrrrr...prrrガチャ

「うーっす」

「いきなりやる気のない返事だな……なんだ?」

「アイドル貸して?」

「……頭大丈夫か?」

カクカクシカジカ

「……そういうことなら、ちゃんと最初っからそう言えよ」

「こうさ、こうこうこう……こんな感じの娘が欲しい」

「そんな色々言われてもな……事務所にそんな娘、いるかどうかわかんねえぞ」

「アイドル200人もいるんだし、絶対いるって」

「……まあ、いるけどさ」

「お、ちょうどいい、じゃあ来週、ゲストにしてくれるかな?」

「……もしかして、酔ってんのか?」

「うん、割と」

「酔いが覚めてから掛け直せ」ガチャン

【おまけそのにおしまい】

終わりだよ~ (o・∇・o)

琴葉のお風呂好きという特徴をもっと活かしていきたい人生だった

夢はまつり姫、ぷっぷかさん、みゃおみゃーの三人でラジオをしてもらうことです!多分一回で打ちきりですね!

(第一期まとめときます↓)

杏奈「……私が……ラジオ?」【安価】
杏奈「……私が……ラジオ?」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396786416/)
(ゲスト:なし)

七尾百合子「え、またラジオですか」【たまに安価】
七尾百合子「え、またラジオですか」【たまに安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397308397/)
(ゲスト:なし)

グリP「ラジオにゲストを呼んでみた」【ミリオン放送局第三回】
グリP「ラジオにゲストを呼んでみた」【ミリオン放送局第三回】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397911246/)
(ゲスト:馬場このみ)

エミリー「私の企画ですか?」【ミリオン放送局第四回】
エミリー「私の企画ですか?」【ミリオン放送局第四回】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398518288/)
(ゲスト:永吉昴)

グリP「祝日なのにすまんな」【ミリオン放送局第五回】
グリP「祝日なのにすまんな」【ミリオン放送局第五回】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399123135/)
(ゲスト:箱崎星梨花)

百合子「……え、私のコーナーが増えるんですか」【ミリオン放送局第六回】
百合子「……え、私のコーナーが増えるんですか」【ミリオン放送局第六回】 - SSまとめ速報
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(ゲスト:矢吹可奈)

百合子「今回の録音は外から始まるんですか?」【ミリオン放送局第七回】
(ゲスト:伴田路子)

百合子「胃薬、持ってきましたけど」【ミリオン放送局第八回】
百合子「胃薬、持ってきましたけど」【ミリオン放送局第八回】 - SSまとめ速報
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(ゲスト:二階堂千鶴)

杏奈「杏奈……ひとり?」【ミリオン放送局第九回】
杏奈「杏奈……ひとり?」【ミリオン放送局第九回】 - SSまとめ速報
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(ゲスト:なし)

百合子「ライブ後の楽屋から」【ミリオン放送局第十回】
百合子「ライブ後の楽屋から」【ミリオン放送局第十回】 - SSまとめ速報
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(ゲスト:ジュリア・矢吹可奈・春日未来)

百合子「そろそろ番組改編期?」【ミリオン放送局第十一回】
百合子「そろそろ番組改編期?」【ミリオン放送局第十一回】 - SSまとめ速報
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(ゲスト:天空橋朋花)

エミリー「私の次の方は」【ミリオン放送局第十二回】(←今回)
エミリー「私の次の方は」【ミリオン放送局第十二回】 - SSまとめ速報
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(ゲスト:田中琴葉)

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