七尾百合子「え、またラジオですか」【たまに安価】 (54)

>>第一回
杏奈「……私が……ラジオ?」【安価】

多分前回を読まなくても大丈夫だとは思いますが

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百合子「またやるんですか?」

P「ああ、先方も面白いと思ったらしくてな」

P「同じ三人で続行だ」

百合子「でも、この三人でこれから続けられるんでしょうか……」

P「さあな、ほら収録行くぞ」

百合子「不安です……」

杏奈「杏奈」

百合子「百合子」

エミリー「エミリーの」

「「「ミリオン放送局!」」」

百合子「今回はきちんと揃えられましたね」

エミリー「練習の成果が出せてよかったです」

杏奈「…………よかった」

百合子「えーっと、このラジオは」

杏奈「……ボーカル担当の…………望月……杏奈と」

エミリー「踊り担当のエミリー・スチュアートと」

百合子「ビジュアル担当の七尾百合子の、バランスのとれた三人が」

百合子「楽しく家の中で遊んでいるような雰囲気でお届けする番組です」

杏奈「…………ビジュアル担当?」

エミリー「そうだったのですか……」

百合子「私が一番驚いてます!どういうことなんですか!?」

まつり『そういうことにしておけばいいのです』カキカキ

百合子「は、はあ……」

エミリー「あ、そうでした、これを言えと言われて……あれ、えーと、台本は……」

杏奈「まつりさんの…………カンペは、放送と……連動して…………ツイッターで……呟かれます」

エミリー「あっ、それです、有難うございます」

杏奈「……大丈夫」

百合子「それでは、これから三十分、お付き合いよろしくおねがっ……」

百合子「お願いします!」カーッ///

杏奈「……噛んだ」

エミリー「噛みましたね」

百合子「忘れてください!」

百合子「この番組は」

百合子「765プロダクションと」

エミリー「今なお飴を舐め続けている世界中の仕掛け人様の提供でお送りいたします」

杏奈「…………世界中の、プロデューサー?」

エミリー「仕掛け人様が何人もいらっしゃるんですか?」

百合子「プロデューサーさんは一人のはず……はっ!もしかしてプロデューサーさんは様々な世界線からこの世界に飛ばされてきて、最後の一人になるまで戦い続けないといけない、そういう運命なんですね!」

百合子「『ごめんな……あの子たちは俺がお前の分までプロデューサーしてやるから』」

百合子「『ずっと一緒に戦ってきたからこそ、お前は俺が引導を渡したいんだ、信じてくれ』」

百合子「『……分かった……お前を信じてるよ。必ずトップアイドルにしてくれよな』」

百合子「『ああ、必ず俺が最後の一人になって、必ずブツッ

百合子「お送りしています、ミリオン放送局」

杏奈「最初は…………こちら」

エミリー「皆様からのお便り紹介♪」

杏奈「放送が……終わって…………たくさんのお便りが……来たって」

百合子「プレミアリーグ一位ラウンジの現在の総獲得ポイント数くらい来ました、とか」

杏奈「……どういう、こと?」

エミリー「まつりさん、どういうことなのですか?」

まつり『ほ?声が出せない人に振るのです?』

百合子「何かのゲームの話題なんでしょうか」

杏奈「…………杏奈……後で、プロデューサーさんに……聞いてみる」

百合子「それでは一通目」

杏奈ちゃん、百合子ちゃん、エミリーちゃん、こんにちは。

エミリー「こんにちは」

第一回、聞かせてもらいました。ラジオに慣れていない三人の初々しさがとても可愛かったです!これからも続くということで、是非DJCD、そして単独イベント目指して頑張ってください!応援してます!

杏奈「うん……杏奈…………頑張る」

ところで、一つ質問なのですが、エミリーちゃんは第一回放送でカタカナを使っていましたよね。やっぱり、全て日本語に訳するのは難しいのですか?

百合子「ということなんですが……そうでしたっけ」

杏奈「…………覚えて、ない」

エミリー「さすがに、台本を勝手に変えるのはどうかと思いまして」

百合子「あぁ確かに、コーナーの名前とかにカタカナが入ってますからね」

エミリー「それ以外では、きちんと日本語で話しています」ドヤァッ

まつり『別にドヤ顔で言うほどでも無いのです』

杏奈「…………二通目」

百合子「これは、エミリーちゃんお願いします」

杏奈ちゃん、百合子ちゃん、そして僕の大好きな愛しの愛しのエミリー・スチュアートちゃん!こんにちは

エミリー「ええっと……これは」

杏奈「多分…………嬉しいと……思う」

あのエミリーちゃんがラジオをやると聞いて、ついメールを送ってしまいました。これからエミリーちゃんの色々な声が聞けると思うと、楽しみで楽しみで夜しか眠れません。

百合子「夜に眠れるなら大丈夫だと思います」

もちろん、杏奈ちゃんと百合子ちゃんのことも楽しみにです。三人がどんな混沌空間を作ってくれるのか楽しみにしています。

杏奈「…………混沌?」

P.S. ゲストにロコちゃんを呼んで、エミリーちゃんとひたすら会話させたいです。

杏奈「……それは、面白い…………かも」

百合子「日本語対英語ですね」

エミリー「でも、ロコさんの英語は、時々意味が間違っていることがありまして……」

杏奈「…………」

百合子「…………」

まつり『間違っていたのですか……まつり姫は聞き流していたので気づかなかったのです』

百合子「つ、次行きましょうか!」

杏奈「…………これが……最後」

エミリー「うぅ、すいません……よくない空気になってしまったようで」

百合子「それでは、ここで一曲お送りします」

エミリー「私、エミリー・スチュアートで『微笑み日和』です」

エミリー「つまり、濃い抹茶というのが……」

キョクアケマース……サンニーイチキュー!

エミリー「お送りしています、ミリオン放送局」

エミリー「ここからは、三人それぞれの企画をお送りいたします」

杏奈「今回は…………杏奈?」

百合子「まだ、どんな企画なのか何も聞かされていなくて」

杏奈「……ちょっと…………ドキドキ」

まつり『曲の間は、好きなお茶菓子で盛り上がっていたのです』

まつり『女子力が高いのです』

杏奈「…………これを……読むの?」

まつり『』コクリ

杏奈「えっと…………『挑戦、ゲームの旅』…………?」

百合子「ゲームに挑戦?」

エミリー「杏奈さんにぴったりの企画ですね」

杏奈「この企画では…………ゲーム好きの私……望月杏奈が」

杏奈「…………毎回くじ引きで選ばれる……ゲームをする……企画です」

百合子「えっと、やるゲームは主にスタッフの家から持ってきたものを使います」

エミリー「いいのですか?」

百合子「逆に、スタッフの趣味が反映されたゲームになるんですね……不安です」

まつり『というわけで、とりあえず今回のゲームを選ぶのです』

百合子「えっと、机の上には、三台のプレイステーションが並んでいます」

百合子「それぞれ、違うソフトが入っていて、杏奈ちゃんが選んだゲーム機の中に入っているゲームを遊ぶみたいです」

まつり『この三人はまだ何が入っているのかを知らないのです』

杏奈「……どれに、しよう」

まつり『ちなみに、今回の候補は『バイオハザード初代』『サイレントヒル初代』『クロックタワー・ゴーストヘッド』の三つなのです』コソッ

まつり『……正直、この三人にやらせるのはどうかと思うのです』

まつり『スタッフも悪趣味なのです』

エミリー「それでは杏奈さん、選択をどうぞ!」

杏奈「……そもそも……どうして、古いゲーム…………」

何を選んだ?>>22

GH

ガチャッ

百合子「あ、テレビが運ばれてきました」

エミリー「一体何をやるんでしょうか……」

パチッ

エミリー「きゃっ!」

百合子「スタッフさんが帰り際に電気を消していきました……」

杏奈「真っ暗……」

百合子「電源をつけますね」

ピロリロリローン

エミリー「……なんだか不気味な音ですね」

杏奈「…………昔のハード……だから……」

百合子「どんなゲームでしょう……」

クロックタワー

杏奈「嫌な予感…………」

百合子「ホラーゲーム……ですね」

三人のヒビリ具合(コンマ)
杏奈>>26
百合子>>27
エミリー>>28

はっ

高いほどビビるの?

どうなんだろ…

杏奈「…………じゃあ……杏奈が、コントローラー」

まつり『ちなみに、三人ともヘッドホンで音を聞いているのです』

百合子「……グラフィックが荒くて……逆に」

エミリー「うう……仕掛け人さま…………」

杏奈「!?」

百合子「悲鳴が……笑い声が」



コンマが高いほどヒビリます

百合子「黄色い……で、でも、小説にはありがちですね」

エミリー「でも、まだ大丈夫そうで……」

杏奈「……………大丈夫…………………大丈夫」

杏奈「次は………………こっちの部屋」

ザシュッ

百合子「きゃっ」

エミリー「きゃぁっ」

杏奈「」ガタッ

百合子「あっ!……で、でも、フラグは十分に建っていましたし……予想の範囲内では」

エミリー「やっぱり、日本のものはいきなり来るのですね……驚きました」

杏奈「…………………………」ブルブルブルブル

杏奈「女の子…………コントローラー…………」ガクガク

百合子「あっ、杏奈ちゃん、女の子が来る」

杏奈「え…………よーっし!あ、杏奈、ビビッと頑張っちゃうよ!」ガタガタ


百合子「杏奈ちゃんが、怖がりすぎてお仕事モードに」

エミリー「そんなに振動が怖いのでしょうか……」

杏奈「あ、杏奈、怖がってなんかいないよ!?た、ただ、ちょっと」

百合子「とりあえず隠れないと」

杏奈「」

エミリー「…………逃げられましたか?」

百合子「さて、次に」

エミリー「百合子さん、楽しんでいますね」

杏奈「あ、杏奈も楽しいよ!」

杏奈「ほ、ほら、探索しよう!例えばこの戸棚」

ギーッ……ガシャンガシャンガシャン!

百合子「あ、皿が」

エミリー「飛びましたね」

杏奈「きゃああっ!」

百合子「うわっ……杏奈ちゃんの悲鳴がヘッドホンから直接」

杏奈「怖くなんか……怖くなんか…………」

百合子「スタッフさん!杏奈ちゃんがもうダメそうです」

エミリー「止めましょう!」

杏奈「女の子…………包丁……」

パチッ……テッシュウシマース

まつり『正直すまんかった byスタッフ』

まつり『ということなのです』

杏奈「…………コントローラーが……震えて」

杏奈「悲鳴が…………笑い声が…………」

百合子「杏奈ちゃん、はいお水」

エミリー「百合子さんは、あまり怖がっていなかったようですけど」

百合子「大体何が起きそうか予測していたので」

百合子「ホラーだったら、ここでこんなことが起きるから……みたいに」

杏奈「…………コントローラーが……震えるのが」

杏奈「……それに…………杏奈、ホラーゲームは…………そんなに」

まつり『意外なのです』

百合子「次回は私のコーナーだそうです」

杏奈「…………怖くないのが……いい」

エミリー「そうですね」

杏奈「それでは……一曲」

百合子「七尾百合子で、『透明なプロローグ』」

まつり『プロデューサーはL.S.D.を勧めていたのです』

まつり『ここのスタッフにはまともな人がいないのです』

百合子「麻薬……?」

CMアケ……サンニーイチキュー

百合子「続いては、こちら」

エミリー「『誰が一番?アイドルがちんこバトル!』」

エミリー「こちらは、先週とは逆に、三人がそれぞれ戦って順位をつける企画です」

エミリー「順位によっては、ご褒美があったりお仕置きをうけたりするようですが……」

杏奈「……ゲームなら…………負けない」

百合子「私、こういうの苦手です」

まつり『とりあえず時間も押してますしちゃっちゃと戦っちゃえばいいのです』

百合子「それでは、今回戦う内容は…………」

百合子「『倒さず出来るかな?ジェンガ対決!』…………あぁ……」

エミリー「……苦手です」

杏奈「……割と……得意」

百合子「ルールは簡単、一人ずつジェンガを行い、自分のターンで倒した人の負けです」

エミリー「うぅ……」

百合子「杏奈ちゃんは得意そうですね」

杏奈「……細かい作業…………嫌いじゃない」

杏奈「ゲームで……鍛えた」

百合子「それでは、順番をじゃんけんで」

じゃーんけーんぽん!

エミリー「私が最初ですか」

杏奈「二番目……」

百合子「最後……どうしましょう」

まつり『それではジェンガを始めるのです』

エミリー「はい」

エミリー「最初の方は……」

百合子「まだ大丈夫そうですね」

~~~~~~~

杏奈「……ちょっと……攻める」

エミリー「少し揺れましたね」

~~~~~~~

百合子「どれにしても危なそう」

杏奈「…………まだ、いける」

~~~~~~~

エミリー「もう無理です!揺れが凄いですよ」

杏奈「……ゆっくり」

百合子「そろーっと……」

ドンガラガッシャーン

エミリー「あ」

百合子「やっちゃいましたね……」

杏奈「……罰ゲーム…………」

エミリー「うぅ……何をやるんでしょう」

まつり『これが罰ゲームの内容なのです』スッ

百合子「罰ゲームの内容は……」

エミリー「不安ですね……」

百合子「……『エンディングをロコ語でやる』」

エミリー「……え」

杏奈「…………いい」

百合子「というわけで、『アイドルがちんこバトル』でした」

エミリー「え、本当にやらないといけないのですか?」

まつり『罰ゲームは絶対なのです』

杏奈「…………杏奈……楽しみ」

エミリー「恥ずかしいです……」

百合子「そして、お送りしましたミリオン放送局も終わりが近づいてきました」

杏奈「……あのゲームは……やだ」

百合子「暗闇の中でやるのは……ちょっと」

百合子「エミリーちゃんはどうでした?」

エミリー「エ、エミリーは……」

杏奈「…………エミリーは……?」

エミリー「……私、本当にこれをしなければ……」

まつり『やるのです』

エミリー「エ、エミリーはとてもinterestingでしたけど、ラストは少しregrettableです……」

百合子「どうしよう……」ヒソヒソ

杏奈「……発音が…………良すぎて」ヒソヒソ

まつり『うまく聞き取れないのです』

まつり『ロコ語というより日本語勉強中の外国人なのです』

杏奈「…………そのまま……呼び込みも」

エミリー「メ、mail addressはmillion@xxx.xxです」

エミリー「everyoneのinterestingでhappyなmailをお待ちしています!」

杏奈「…………聞き取れない」

まつり『ロコはエミリーに英語を習えばいいのです』

百合子「それではミリオン放送局、お相手は」

百合子「七尾百合子」

エミリー「エミリー・スチュアートと」

杏奈「…………望月…杏奈……でした」

百合子&杏奈「また来週!」

エミリー「See you again!」

百合子「エミリーちゃん、これも」

エミリー「私が……やっぱりさっきみたいに」

杏奈「…………わくわく」

エミリー「このbroadcastは」

エミリー「765Productionと」

エミリー「ご覧のsponsorのsupporterでお送りしました」

百合子「……やっぱり分からないですね」

【番組終了後】
P「エミリーってやっぱり外国人だったんだな……」

エミリー「お恥ずかしい所をお見せしました……」

P「いやいや、ちょっとこういう仕事もとってこようかなと思った」

P「それに、英語のエミリーも可愛かったぞ」

エミリー「で、でも……」

杏奈「…………プロデューサーさん」

P「おう、なんだ」

杏奈「……一緒に…………ゲーム……しよう」ゴゴゴゴゴゴ

P「……あー、怒ってます?」

杏奈「……………すごく」

杏奈「……今日は…………ずっとゲーム…………つきあってもらう」

P「え、でも俺仕事が……」

百合子「あんなことしたんだから、諦めてください」

【おしまい】

【おまけ】
P「じゃあ、ゲームするか」

P「皆でカービィのエアライドやるのと、二人でさっきの続きやるのとどっちがいい?」

P「あ、厄友情談義っていうソフトも持ってきてるんだが…………っておい、杏奈!無視しないでくれ!冗談だから!あぁ、帰っちゃった……」

百合子「完全に自業自得ですよね」

まつり『でも、そのソフトは気になるのです』

まつり『ちょっと借りるのです』

【おまけおしまい】

終わりだよ~ (o・∇・o)

エミリーの涙目が見たい
百合子に冷たい目で見られたい

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