百合子「････」

雪歩「とりあえずお茶淹れてきますぅ」

百合子「･･･ハッ！！！」ｶﾞﾀｯ

雪歩「！？」ﾋﾞｸｩ

百合子「プロデューサーさんと私の、禁断の愛･･･！？」

小鳥「！？」ｶﾞﾀｯ

雪歩「」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

桃子「……は？」

百合子「そんな…、でも、私は、あぁ…駄目よ百合子…」

雪歩「」

小鳥「どどどどどういうこと？kwsk！wktk！prpr！」

桃子「小鳥さん落ち着いて！」

百合子「よくよく考えてみるとプロデューサーさんは私にイケない感情を抱いていることがわかったんですよ！」

小鳥「え、えぇー！！？」ｶﾞﾀﾝｶﾞﾀﾝﾌﾞｼｬｰ

春香「プロデューサーさんと聞いて！」ｳﾞｧｰｲ!!

桃子「桃子帰りたい…」

百合子「そう、あれは今朝私が劇場を訪れた時のこと…」

劇場

百合子「おはようございます」

小鳥「おはよう百合子ちゃん」

百合子「あれ？プロデューサーさんはまだ来てないんですか？」

小鳥「あら？ついさっきまでそこに…」

…ハイ……こ…返……

小鳥「向こうで電話してるみたいね」

…ハハハ……制覇…すね！

百合子（制覇…？）

そろ……ハイ、もう百合子が…ハイ

百合子（…私？）

ｶﾞﾁｬ
Ｐ「おう、百合子来たな。営業の準備は出来てるか？」

百合子「……」

Ｐ「百合子？」肩ﾎﾟﾝ

百合子「は、ひゃい！」

Ｐ「…大丈夫か？」

百合子「大丈夫です！七尾百合子！じゅうよんさいです！」

Ｐ「ダメだこいつ…」

小鳥「今日も百合子ちゃんは可愛いわぁ」

車内

Ｐ「どうした百合子、緊張してるのか？」

百合子「いえ！もう大丈夫です！」

Ｐ「そ、そうか…」

百合子「……」

百合子「プロデューサーさん、さっきあの、制覇とか何とか…」

Ｐ「ありゃ、聞こえてたのか。あれはまぁ…冗談みたいなもので…。気にしないでくれ」

百合子「あ、はい。」

百合子「……」

Ｐ（何か凄く考えてるな…、やっぱり緊張してるのかな？）

Ｐ「……」

百合子「……」

Ｐ「そういえばこの前の撮影で結構遅くまでかかっちゃったけど大丈夫だったか？一応親御さんにはこっちから連絡入れてたけど」

百合子「親…あ、はい。大丈夫でした」

P「良かった。若い娘が夜遅くまで撮影って聞くとやっぱり心配される方も多いからな。これからは気をつけるよ」

百合子「心配、ですか」

Ｐ「？ そりゃそうだろ。お前はまだ中学生なんだからな」

百合子「そういえばそうですね…」

Ｐ「俺にとってもまだまだ可愛い妹みたいなもんだからな！はっはっはっ！」

百合子「････」

じゅうごさいです

>>8
大変申し訳ないです。
なにやってんだ俺。。。

劇場

百合子「というわけです」

雪歩「……？」

小鳥「……」

桃子「え？桃子が突っ込まなきゃいけないの？」

春香「百合子ちゃん、今の話を聞く限りだと」

雪歩「なんの変哲もない一日ですぅ…」

百合子「？？？？」

桃子「いやその「なんで分からないの？」みたいな顔おかしいからね？」

小鳥「と、とりあえず百合子ちゃんの話を聞きましょう？」

百合子「えーっと、どこから話せば良いのやら…」

百合子「まずプロデューサーさんは世界征服を目論む闇の組織の構成員なんですけど、その「ストップですよ、ストップ！」

春香「いきなり話が飛びすぎだよ！？」

百合子「えと、プロデューサーさんが電話で「制覇」って仰ってたわけじゃないですか」

桃子「え？そこ？」

百合子「全国制覇とか、スポーツの話かなとも思ったんですけどそれなら私が来たからって電話を切る必要は無いじゃないですか！」

雪歩「」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

小鳥「雪歩ちゃん、大丈夫だからね」

百合子「表の顔は敏腕プロデューサー、しかし裏の顔は闇の組織でアイドルたちを使役して戦う偶像遣い【アイドルマスター】だったんですよ！」

春香「あ、私たち使われちゃうんだ」

百合子「しかしプロデューサーさんは私と一緒に戦ってくれたことは無いんですよ！私もアイドルなのに！」

桃子「桃子たちは戦ってる前提なんだね」

百合子「少し探りをいれてみましたが見事にはぐらかされてしまいました。このことで私の予感は確信に変わりました…。

何か、私に話せない事情があるんだと…！！！」

小鳥（この子才能あるわね）ﾋﾟﾖﾋﾟﾖ

百合子「私に何か特別なチカラがあるのか、それとも実は私には偶像【アイドル】としてもチカラが無いのか、私は悩んでいました。」

百合子「すると突然プロデューサーさんは悩んでいる私の心を読んだかのように私に家族の話を始めました。これはもうプロデューサーさんは読心術を心得てるとしか…！！」

雪歩「なるほど、確かにプロデューサーさんは私たちのことなら何でも知ってますぅ」

桃子「雪歩さんしっかりして」

百合子「しかし何故読心が出来るのにあえて私にバラすようなタイミングで家族の話を始めたのか」

百合子「これはつまり私にしか分からないように何かメッセージを伝えたいということ！」

百合子「闇の組織にバレるとプロデューサーさんの命も危ない…、危険を侵してまでプロデューサーさんが私に伝えたいこととは一体…」

百合子「家族…心配…、これらのキーワードから私は何かプロデューサーさんの血族に関係があるのではないかと考えました！」

百合子「その時です！プロデューサーさんが私のことを…その…か、可愛い妹と…///」

小鳥（照れる百合子ちゃん可愛い）

雪歩（百合子ちゃん可愛い）

百合子「心を読んでいることがバレているのにかわっ可愛いなんて、もうこれは告白したも同然じゃないですか！」

春香「百合子ちゃん」

百合子「つまりプロデューサーさんは偶像【アイドル】の私を庇いながら担当アイドルかつ血の繋がった妹で中学生の私との禁断の恋を「百合子ちゃん！！！」

百合子「え？なんでしょう？」

春香「いやなんかイライラしたからごめん」

小鳥「興味深い話だったわ」

桃子「桃子眠くなってきちゃったよ」

雪歩「あ、プロデューサーさんの車ですぅ」

百合子「！！！」

百合子「わわわわわたしはいないということで！」

小鳥「あら百合子ちゃん顔真っ赤」

百合子「時空の狭間に吸い込まれたということでえぇ！！！」

春香「逃がさないよ百合子ちゃん！」

ｷｬｰ!ｷｬｰ!ﾄﾞﾀﾊﾞﾀﾄﾞﾝｶﾞﾗﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

ｶﾞﾁｬ

Ｐ「ただいまー、ってなんだ騒がしいな」

美也「ただいまもどりました～、プロデューサーさんも一緒ですよ～」

Ｐ「いや俺の方が先に…って、あそこで春香の下敷きになってるのは……百合子か？」

小鳥「そうです、あなたの大好きな妹の百合子ちゃんですよ」

Ｐ「は？」

のヮの ＜ｳﾞｧｲ!!ｳﾞｧｲ!!
ｲﾔｱｧｧｧﾊﾙｶｻﾝﾊﾅｼﾃｪｴｴｪ!!!!

Ｐ「なんだこれ…」

雪歩「お、お茶淹れて来ますぅ」

桃子「桃子知ーらなーい」

美也「みなさん仲良しですね～。よ～しわたしも…」

Ｐ「やめろ美也！これ以上カオスにするな！」

美也「それ～！！」

ｱｯｰ!!ｲﾔｱｧｱ!!!!のヮの ＜ｳﾞｧｲ! ｴﾍﾍｰ

数分後

Ｐ「落ち着いたか」

百合子「はい…」

春香「ごめんなさい…」

美也「楽しかったですね～」

Ｐ「それで何があったんだ？」

百合子「う……」

春香「のヮの」

小鳥「プロデューサーさん！百合子ちゃんが実は血の繋がった妹で、そんな彼女を淫らな目で見てるって本当ですか！？」

Ｐ「！！！！？？？？」

小鳥「って百合子ちゃんが言ってました！」

百合子「小鳥さぁん！」

Ｐ「百合子、なんかすごくいやな予感がするが説明してくれるか」

百合子「う･･･うぅ･･･///」

百合子「････えと、その、･･･お兄、ちゃん？///」


Ｐ「」ﾌﾞｯ

小鳥「」ﾌﾞｼｬｰ

雪歩「」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

桃子「雪歩さんがその二人と一緒に鼻血垂らす姿なんて見たくなかった」

Ｐ「百合子！百合子ぉ！」

小鳥「百合子ちゃんは私のものですよ！」ﾋﾟﾖｵｫｫｫ

雪歩「ﾊｧﾊｧ」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

百合子「いやあぁあ///　ﾊｯ！もしかして今の私ハーレム物の主人公みたい！」ｷﾗｷﾗ

美也「今日も平和です～」

桃子「えーっと･･･」




桃子「桃子帰るね！あとよろしく！」

春香「うわあぁん！！丸投げにしないでええぇえ！」



おわり