照「菫が可愛すぎる」(190)

立ったら書く

菫「・・・は?」

照「だから私の菫が可愛すぎる」

菫「・・・どの菫だ」

照「今、私の目の前にいる絶世の美女の菫ちゃん」

菫「……私は絶世の美女でもなければ、お前のものでもない」

照「照れてる菫ちゃんもかわいい」

菫「別に照れてない、呆れてるだけだ」

照「呆れてる菫ちゃんもかわいい!」

菫「ハァ・・・」

菫「それで? 今度は何をしたんだ?」

照「え? なにが?」

菫「また何か怒られるようなことをしたのだろう?」

照「…? 別にしてないけど菫がかわいい」

菫「・・・それじゃあ何だ? 何か忘れ物でもしたのか? 宿題か? 宿題を忘れたのか?」

照「…? 別に何も忘れてないけど菫がかわいい」

菫「・・・」

ぴとっ

照「菫、ナニしてるの?」

菫「熱はないみたいだな、だが大事を取って休んだほうが――」

照「菫、今日の菫ちょっと変だよ。まぁ、かわいいけど」

菫「・・・」

菫「照」

照「なに? 可愛い可愛い私の菫ちゃん」

菫「・・・っ////」カァアア

照「菫ちゃんマジ天使」

菫「う、うるさい! だ、だいたいさっきからなんなんだよ、おまえ!」

照「菫ちゃんが可愛いのは周知の事実、世の常、今の私はその事を言葉にしてるだけ」

菫「わ、私なんか可愛くないぞ! ほら大星なんか生意気で可愛いじゃないか」

淡(・・・これは褒められてるの?)

照「確かに大星は可愛い、普通に抱けるレベルの可愛さだと思う」

淡「ひっ」ゾクッ

照「だけど、それでも菫の可愛さには遠く及ばない! 天と地、月と鼈、天江と池田ほどの差がある」

淡「ほっ」

照「まぁ、普通に淡も抱けるけどね」

淡「ひぃっ!」がくがくぶるぶる

菫「・・・」

菫(確かに淡は抱き心地良さそうだな)

菫「まぁ、とりあえず今日は休め」

照「なんで?」

菫「今日は休んで疲れを取ったほうがいい」

照「私は疲れてなんか―――あっ!!」ピコーン

照(そうだ良い事を思い付いた!これは ひ ら め い た)キラキラ

菫「いきなり何だ? やっぱり疲れてるだろ」

照「・・・確かに、私ちょっと疲れてるかもしれない」

菫「まぁ、とりあえず今日は休め」

おっちゃん「カイジ、もう休め」ボロボロ

照「・・・確かに、私ちょっと疲れてるかもしれない」

よつば「…よつば、ちょっと疲れてるかもしれない」

に見えた、ごめん嘘です

菫「やっぱりな、大丈夫だ、先生には私から話を通し」

照「ごめんね、私の可愛い可愛い菫。その好意はありがたいけど・・・」

菫「…? なにか問題でもあるのか」

照「なんか最近、自分の家の布団じゃ寝れなくてなかなか疲れが取れないの」グスッ

淡(誰だこいつ)

菫「そ、そうなのか? 布団を買い替えたりとかは?」

淡(スミレも騙されてるし、なんで麻雀の強いヒトって普段がポンコツなのが多いんだろ)

一緒にラブホに行くしかないな

遅い!

照「ううん、それも無理だった。何回も布団を買い替えたけど相変わらず不眠なの」グスッ

淡(せめて目薬は隠せよ)

菫「と、とりあえず病院には」

照「行ったよ。そしたら医師の先生が『普段と違う環境で寝れば治る』って言ってたんだ・・・」

菫「普段と違う環境?」

照「うん、そこで私の菫にお願いがあるの」ウルウル

菫「お前のじゃないけどなんだ? 他でもない親友のお願いなんだ、私に出来ることならなんでもするが」

照「今日一日だけ菫の家に泊めてくれないかな?」

菫「私の家? 別に良いけど」

淡「だっ、ダメだよスm」ガタッ

照『淡 、 余 計 な 事 を 言 っ た ら ど う な る か 分 か っ て る よ ね』ギロリ

淡「ひっ!?」ビクッ

菫「大星? 何か言ったか?」

淡「う、ううん、なんでもないよ」

淡(ど、どうしよう!このままじゃスミレの貞操がー)

淡(そうだ、サキに相談―――はダメだね。スミレに危害を加えそうだし)

照「15.21.33.85」ボソッ

淡「っ!?」

淡(ごめん、スミレ。スミレの貞操は守れそうにないや・・・)

―菫宅―

菫「ただいま」

照「ただいまー」

菫「・・・」

菫(まぁ、いいか)

菫母「おかえりー、あら今日はお友達を連れてきたのね」

菫「ただいま、お母さん。紹介するよコイツは私の」

照「嫁の宮永照です。今日は菫ちゃんとの愛を深めるために来ました」

菫「なッ!?」

照「よろしくお願いします、お義母様」ニコッ

菫母「あらあらあなたが照ちゃんね、ウチの菫がいつもお世話になってます」

照(嫁発言はスルーされた・・・)

―スミレ部屋―

照「・・・ここが私の可愛い菫がいつも使ってる部屋ね」

菫「ハァ・・・頼むからああいう誤解を招くような発言はやめてくれ」

照「菫、大丈夫。あの発言、普通は冗談だと思う」

菫「・・・」

菫(それもそうだな)


―天井裏―

淡(安心してスミレ、スミレの貞操は必ず守るから)

咲(安心してお姉ちゃん、お姉ちゃんの貞操は絶対に渡さないから)ニタァ

淡「良い、サキ? 絶対にスミレに危害を加えないでね」コソコソ

咲「分かってるよ、淡ちゃん。あの女の精神を壊せばいいんだよね」ニタァ

淡「サキ」ギロ

咲「もうそんなに睨まないでよ、大丈夫。危害は加えないから」

咲(私はね)ニコッ

―スミレ部屋―

菫「っ!?」ゾクゾクゾクッ

照「どうしたの、私の菫ちゃん」

菫「いや、何か悪寒が―――って私はお前のものじゃない!」

照「それじゃあ愛を育も」ヌギヌギ

菫「…? なにをしてるんだ、照。暑いなら冷房つけるが」

―天井裏―

咲「お、お姉ちゃんの裸」ハァハァ

淡「天誅」ポチッ

ボタボタボタ

照『なんか降ってき・・・た?』バタリ

菫『て、照!なんだこれはクロロホルムか?』


照「危うく意識が持ってかれるところだった」

菫「結局、今のはなんだったんだ?」

照「問題ない。ただのドライアイス」

菫「それって普通にやばいだろ」

照「・・・」ジー

照(気配は一つ、二つ、三つ。二つは天井、後の一つはどこだ)キョロキョロ

―天井裏―

淡「なッ!?」

淡(い、今、目があったような・・・き、気のせいだよね)

咲「ふふふ、どうするの淡ちゃん。お姉ちゃんはこっちに気付いてるみたいだけど」

淡「しょ、照魔鏡を侮っていたよ」

咲「それでどうするつもり? 多分さっきのドライアイス投下で私たちの居場所はばれてるよ」

淡「・・・サキ、逃げる準備だけは整えておくよ」

咲「了解♪」

―スミレ部屋―

照(もう一つの気配の場所は・・・あそこか)

菫「・・・照? どうしたんだ?」

照「何でもない。菫、ちょっと目をつぶってみて」

菫「…? まぁ、いいけど何をするんだ?」ギュッ

照(くたばれ、大星!)ギュイイイイン

ブゥオオオオオオン

菫(…? 風?)

ギャーーーー
アワイチャンゴメンネ
ウ.ウラギリモノー
ニワカハアイテニナランヨー
ギャーーーー

照「・・・終わった」

菫「なにが?」パチリ

照「っ!しまった!!」

菫「??」

照(キスをし忘れた)ズーン

―天井裏―

咲「油断大敵だよォ、おねェちゃん」ニタァ

淡「」ぷすぷすぷす

淡(私を盾にするなんて・・・この鬼畜リンシャンマシンめ)ギリッ

照「と、とりあえず菫、一緒にお風呂に入ろ」

菫「…は?」

照「お風呂だよ、お風呂。欲情だよ欲情」

菫「え? 嫌だ」

照「菫、出来る事なら何でもするって言ったよね?」

菫「それとこれとは話は」

照「同じ、私と欲情に浸るのは菫に出来ることだよね」

菫「ハァ・・・わ、わかったよ」

―天井裏―

咲「・・・」ギリッ

―脱衣所―

照「菫って意外におもち大きいよね」ジー

菫「うっさい、だまって脱げ」ヌギヌギ

照「・・・触っても」

菫「ダメに決まってるだろ!」

照「私のも触っていいかr」

菫「先に入ってる」

ガラガラガラ

照「裸バスタオルの菫エロかわいい」ハァハァ

―洗濯機の中―

咲「お姉ちゃん・・・」ギリッ

―二人の欲情シーンは割愛されました―

照「ふぅ・・・」ツヤツヤ

菫「・・・」ぐったり

照「……菫の身体よかったよ」

菫「ご、誤解を招くような言い方はやめろ!」ガタッ


菫「そ、それで? どうだ? 寝れそうか?」

照「分からない」

菫「そうか、私に出来ることなら何でも―――さっきみたいに恥ずかしいのは出来るだけ止めてほしいけど、私に出来る範囲のことなら何でもする」

照「菫かわいい」

菫「だからもうそれはいいって……」


照「じゃあ、もう一つだけ菫にお願いがある」

菫「なんだ?」

照「菫を抱きながら寝たい」

菫「…? それくらいなら別にいいけど」

照「!?」

照(まさかOKが出るとは思わなかった)

菫「…?」

―その頃―

咲「うっ、気持ち悪い。吐きそう」

淡「あはははは!ざまぁないね、サキ」ニコニコ

咲「・・・淡ちゃん」ゴッ

咲「ぶっ倒すよ」ゴゴゴゴゴ

淡「白糸台のエース(予定)をあんまり舐めない方がいいよ」ゴゴゴゴゴ

菫母「・・・あなた達こそ何をしてるのかしら?」

―スミレ部屋―

菫「ほ、本当にもう寝るのか?」

照「うん」

菫「なぁ・・・照。なんでパジャマのボタンを外してるんだ?」

照「…? 菫は服を着たままがいいの?」

菫「いや、意味が分からない」

照「普通は脱ぐよ?」

菫「そ、そういうものなのか?」

菫(寝る時は脱ぐ慣習でもあるのか? 長野は少し変わってるんだな)

菫「ちょっと待て、なんで私の胸を揉んでるんだ」

照「菫がかわいいから」

菫「理由になってない」

照「でも抵抗しないんだね」

菫「抵抗してほしいのか?」

照「少しは」

菫「そうか・・・」

照「抵抗しないの?」

菫「しない」

照「なんで?」

菫「さっきの風呂場の延長線上だと思えば恥ずかしくない」

照「……」

―事後―
チュンチュン

菫「ふぁあ・・・よく寝た」

照「すぅ…すぅ…」

菫「よかった。きちんと寝れてるみたいだな」

菫「まぁ、そんなことよりもなんでこの二人がこんなところにいるんだ」

淡「むにゃむにゃ、ごめん…にゃ…しゃい…」

咲「むにゃむにゃ、ゆるしてぇ…」

菫「まぁ、いいか」

菫(寝よ)

照「すみれぇ……」

照「かわいい」

―完―

すまない
もう眠すぎて頭がティロったよ

それまで残ってたらだけど起きたら書くよ

おは

―数日後―

照「うわぁああああん!助けてアワエモン」

淡「どうしたんだいテルー」

尭深「ノリ良いね、淡ちゃん」

誠子「宮永先輩の扱い方を心得たんじゃないか」

淡「嬉しくない評価・・・」

淡「それでどうしたのテル」

照「菫が可愛すぎて我慢できないよぉおおおお!」

淡「え、テル、我慢なんてできてたんだ」

尭深「意外だね」

誠子「意外だ」

照「意外じゃない、私にも我慢くらいはできる」

淡「いや、別にない胸を張るほどのことじゃないけどね」

照「・・・」ギュイイイイン

淡「え? いや、ちょっ、ごめっ、あわわわわ、無言のコークスクリューはやめてよテルー!」

ブゥオオオオオオン!

ギャアアアアアアア

尭深「うーん、先輩の胸、淡ちゃんと同じくらいかな?」

誠子「・・・私に話を振らないでくれ」

淡「それで? どうして我慢ができないの?」ボロボロ

照「さっきも言ったけど菫が可愛すぎる」

淡「え? それが理由なの? 抽象的すぎだよテル、もっと具体的なことはないの? 例えば裸エプロンのスミレがエロすぎて我慢できないとか、そんな感じの理由じゃないの?」

照「菫は淡と違ってそんなことしない!」くわっ

淡「私だってしないよ!?」

尭深「変態さんだね、淡ちゃん」

誠子「私たちと一つしか変わらないが変態だな、大星」

淡「なんだろう、私、生意気だから虐められてるのかな」ホロリ

照「あ、生意気だっていう自覚はあったんだ」

尭深「私はそんな生意気かわいい淡ちゃんを応援してるよ!」ゴキュゴキュ

誠子「淡は生意気だが嫌いじゃない」

淡「うぅ・・・生意気ってことは否定しないんだね」

照「うん」

尭深「うん」

誠子「うん」

淡「うわぁああああん!助けてスミエモーン!」ダキッ

菫「・・・」なでなで

菫「な、なぁ、普通そういう話は本人がいる前でするか?」なでなで

淡「ふにゃ」ギュッ

照「おい、金髪、そこ代われ」

淡「やだ」

照「・・・」ギュイイイイン

淡「ひっ!も、もうその無言の圧力には屈しないよ!」ビクビク

菫「おい、照。あんまり後輩を虐めるな」

照「だってぇ、スミエモーン」

菫「誰がスミエモンだ!」

尭深「もう私たちの前でもカッコつけることはなくなったね、二人共」コソコソ

誠子「そうだな、去年までは厨二病真っ盛りだったから」

照「淡ばっかりずるい」

淡「・・・ふっ」ドヤァ

照(大星ェ)ギュイイイイン

菫「ハァ・・・照、お前は毎日私を抱きまくらにして寝てるだろ? 少しは我慢を覚えろ」

淡「え? え!?」

尭深「へぇ」

誠子「ほう」

淡(あ、あれから毎日? くっ、こうなったらあの鬼畜リンシャンマシーンにテルをしばらく監禁しててもらおうかな)

咲「呼んだ?」

淡「まだ呼んでない、帰って」

照「!?」

咲「やァ、お姉ちゃん、一週間も経たずしてまた会えるとは嬉しいな」ニコニコ

淡「いや、聞けよ、淫乱大魔神」

咲「うるさいなぁ、なに? そんなに構ってほしいの」

淡「あ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

咲「あ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

菫「えーっと、確かこの子は照の妹?」

照「違う。私に妹はいない」

咲「そうだね、姉妹じゃなくて夫婦だもんね」

照「・・・私にこんな変態の妹はいない」

淡「大変だね、テル」

咲「これがお姉ちゃんと私の婚姻届!」ピラッ

照「くっ!?」

照(まさかおままごとで使った婚姻届が本物だとは思わなかった・・・)

淡「・・・」

淡(いや姉妹で結婚は無理だろjk)

菫「照、お前ほんとに・・・」ジトー

照「ち、ちがっ!あれは遊びで」

咲「ひ、酷い!私は本気だったのに」

菫「照、最低だな」

淡「最低だね、テル」

尭深「最低です、先輩」

誠子「最低ですよ、宮永先輩」

照「!?」

すまん
ちょっと用事できたお
続きはまた後で書く

スマソ
ちょっと図書館に行ってくる
1、2時間後に書く

照「うぅ・・・菫に最低って言われた」

咲(チャンス!)

咲「お姉ちゃん、元気出して」

淡「そうだよ、テル!スミレは私がもらってくからテルはそこの淫乱マシーンで我慢しなよ」

咲「・・・」ゴッ

淡「淫乱開放(笑)」

尭深「あ、淡ちゃん大丈夫?」

淡「いたい」ぷすぷす

咲「次はないからね、淡ちゃん」ニコッ

淡「あわわわわ、ごめんね淫乱マシーンの宮永咲ちゃん」てへっ

咲「・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

淡「(あ、オワタ)」

照「うぅ・・・」

菫「はぁ・・・照」

照「なに」ウルッ

菫「さっきのは冗談だ」ぽんぽん

照「え?」パアッ

菫「照は、その、最低なんかじゃないぞ」なでなで

照「すみれ・・・」

照「かわいい」

菫「もうそれはいい」

淡「テルばかりずるいよ、私の頭もポンポンしてスミレ」

咲「あ、もう復活したんだ。相変わらずしぶといね淡ちゃん」

照「ダメ、淡。菫は私のもの」

菫「私はお前のものじゃない」

淡「むぅ・・・テルは先輩でしょ! 少しは後輩に優しくしなくちゃダメだよ! 具体的に言えばスミレを私に譲らないとダメ」

照「菫の代わりに咲をあげる」

咲「!?」

淡「それはいらないです」

咲「お姉ちゃんに捨てられた・・・」グスッ

淡「大丈夫だよ、サキ」ポンポン

咲「…? 淡ちゃん、もしかして慰めて」ウルッ

淡「サキにはあの全中チャンプ(笑)の淫乱ピンクがいるじゃんww」ニヤニヤ

咲(・・・)ゴッ

―なんやかんやで時は過ぎ―

菫「あ、もうこんな時間か」

照「菫、この後なにか用事でもあるの?」

菫「ああ、ちょっと野暮用が」

照「私もついて」

菫「こなくていい」

照「・・・」

照「浮気?」

菫「違う」

淡(いや、その問答はおかしい)

照(・・・あやしい)ジーー

菫(まずいな、何とかしないと・・・)

菫(このままだったら多分、いや絶対について来る)

菫(どうしよう)

咲『お困りのようですね、弘世さん』

菫「!?」ハッ

菫(こ、こいつ、直接私の脳内に語りかけて・・・)

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