エレアニ好きすぎてSS読みまくってたらライアニに目覚めた。
ので、ライアニ探しまくったが少なかった。
ので自給自足する。
ちゅうい
・初書き
・書きだめなし
・方向性未定
遠い目をしながら発せられた言葉に思わずアニは振り返った。
ここには今二人しかいない。
ライナーと、そしてアニ。
他の訓練生には秘密の集会。本来ならベルトルトもこの場にいるはずなのだが、
ここに来る際に他の訓練生に声をかけられ抜け出せなくなってしまったらしい。
ただ、密会といっても近況を報告しあうだけで、現在のところそこまで重要な集まりではない。
しかし、アニにとっては同郷の仲間。気の知れた、素顔をさらけ出せる二人との密会は
自分を押し殺して他人と距離を置く、そんな孤独な生活の中での、唯一の安らぎだった。
ライアニいいよな
支援
ベルトルト不在のまま、近況を報告しあい他愛もない話をし終わった後、
冷えてきたから帰ろうかという雰囲気になった時、今の言葉が発せられた。
「何言ってんの?キモいよ」
あまりに唐突な言葉に思わず汚い言葉を投げかけてしまう。アニは心の中で少し後悔しながら
今の言葉が誰に発せられたものなのかを考え、少しだけ鼓動を早くさせた。
今この場には二人しかいないわけで、普通に考えればライナーが発した言葉は
アニに向けられたものと考える。しかし、何の脈絡もなく発せられた言葉はどうやらそうではないらしい。
大きな身長差のためにアニが大きく見上げると、ライナーの視線はアニではなくその先に釘づけだった。
(ああ・・・)
視線の先を見れば、納得の溜め息が出る。
(人目に付かないところだと思ってたんだけど)
視線の先には104期生の男子の憧れ、クリスタがいた。ここは兵舎の裏手にある林の少し奥まったところだ。
こんなところに用がある人間なんてそうそういない。
だからここを密会場所に選んだのに。
クリスタはこちらに気付かず林の中をキョロキョロと見回している。
二人でいられるところを見られる前に、さっさと退散しようとすると野太い声がクリスタを呼んだ。
「おーい、クリスタ。そんなところで何してるんだ」
>>3
いいですよねライアニ
もっと増えてほしいところです
がんばります
(はっ!?何考えてんのこいつ!)
ライナーの思わぬ行動に、1人慌てふためくアニ。そんなアニに気付かず、ライナーのほうから
クリスタに近づいて行った。
「あれ、ライナー。アニも。二人してどうしたの?」
クリスタもこちらに気付くと、愛らしい笑顔で問いかけてきた。どう答えればいいものかと顔をしかめて考えるアニとは
対照的に、ライナーはニヤけた顔でどんどん近付いていく。
「ちょっと!あんたどうすんのさ」
密会のことなど忘れてクリスタの元へ進もうとするライナーのジャケットを摘まむと、
アニは小声で呼びかけた。ライナーはなんのことだと言わんばかりの顔で振り返る。
アニはその顔を見て思わずジャケットを握っていた手の力を抜いた。
(こいつ・・・また・・・)
ライナーは時々こうなる。
いつからか、本来の役割を忘れて本気で兵士になりきっているかのような振る舞いをする時がある。
今がまさにそれだ。どういうわけか本人は自覚していないらしい。
いつだかベルトルトと二人でそのことについて話し合ったが、結局どうすべきか答えは出ないままだった。
「こんな時間にこんなところで・・・、何かあった?」
先ほどの問いに答えが返ってこないため、改めてクリスタから声がかけられる。
アニは少し間を置くと、苦し紛れに答えた。
「ライ…、こいつが格闘術教えてほしいって言うから…」
「ふーん。あれ?アニとライナーって結構親しかったんだ。あんまりしゃべってるところみたことないから、ちょっと意外だなー」
素直に思ったことを述べたのだろう。クリスタの表情からは特に何か勘ぐっているという様子はうかがえない。
「ほら、私エレンとよく格闘訓練で組んでるだろ。それをこいつが見てて…」
「・・・・・・そうそう!そうなんだよ。それでちょっとこんだけ図体でかい男が、
小柄な女子から教えてもらうとか恥ずかしくて。だからここで教わってたんだ」
「へぇ、そうだったんだね!」
アニの苦し紛れの言い訳に、途中から今の状態を把握したのか、
本来の役割、兵士でなく自分は戦士であるということを思い出したのか、ライナーも上手く口裏を合わせた。
クリスタは特に疑うことなく、すんなりと納得してくれたようだ。
今日はここまで
進まない
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