みく「ふっふっふっ……日頃お世話になってるPチャンに感謝の意を込めてサプライズでお弁当を作ってあげるにゃ」

みく「ってことでスーパーにお買い物に来たよ！」

みく「うーん、Pチャンはどんなお弁当なら喜んでくれるかな……そういえばこの間Pチャンとお話ししたにゃ」

数日前

みく「昔りーなチャンがみくの寮に泊まったんだけどね、りーなチャンったらお夕飯にの煮付けを作ったんだよ！」

P「へえ、李衣菜カレイの煮付け作れるのか。今時の子にしては珍しいな」

みく「そうそう、綺麗に作れてたよ……ってそうじゃないにゃあ！！みくはお魚が嫌いなのー！」

P「でもなんか話を聞いてたら食べたくなってきちゃうな。でもまるまる一匹だと一人で食べるには多いんだよなぁ」

みく「にゃーんて言ってたにゃ」

みく「みくは絶対食べれないけど……Pチャンは食べたそうにしてたし……作るくらいなら問題はないよね」

みく「ここがお魚のコーナー……う゛ぇぇ、生臭いに゛ゃ」

みく「あ、あった。これがカレi……」

みく(カレイと目があった気がするにゃあ)

みく「よし、買い物終わり！」

みく「寮に帰って早速準備しなきゃ」

みく「ふふふ、これならPチャンも喜んでくれるはずにゃ」

翌日・お昼時

みく「Pチャーン」

P「ん、みくかどうした？」

みく「いつもPチャンにはお世話になってるにゃ」

P「当然だ、可愛い俺の担当アイドルだからな」

みく「にゃふふ、Pチャンにそう言われると照れるにゃあ……ってそうじゃなかった、みくはね、お世話になってるPチャンにお礼がしたいのにゃ」

みく「Pチャンっていつもお昼は簡単なもので済ませちゃうでしょ」

P「そうだなぁ、確かにカップ麺とか10秒飯とかが多いかも。ちなみに今日は1P○N満足にするつもりだった」

みく「そんなんじゃ栄養が偏っちゃうにゃ、ということなので今日はみくがPチャンにお弁当を作ってきたの♪」

P「マジか！みくの手料理？！」

みく「当然、みくがPチャンの為に作ったお弁当だよ！！はいっ、これを食べてにゃ」

P「結構大きなお弁当箱だな。中はどんな感じかな、いただきます……おお、凄いな！」

みく「前にカレイの煮付けが食べたいって言ってたでしょ」

P「確かに言ったけど、これは……」

P「ハンバーグだよな、お魚の形はしているが」

みく「そうだにゃ、実はスーパーで買い物をしたんだけどね」


昨日・スーパー

みく「なんかこのカレイ、みくを見てる気がするにゃ……」

みく「Pチャンは煮付け食べたいって言ってたけど……このお魚怖いし……みくはお魚苦手だし……うーん」

みく「そっか！みくの大好きなハンバーグをお魚の形にしてカレイの煮付けを食べてる雰囲気を味わってもらえば解決だにゃ♪我ながら名案にゃ！」

みく「ということで頑張って苦手なお魚の形のハンバーグを作ったにゃ」

P「形がお魚だからってカレイの煮付け食べてる気分を味わえるものではないと思うが……まあハンバーグは普通に好きだし嬉しいよ」

みく「他にもオカズいっぱい作ったんだよ、食べて食べてー♪」

P「肉球の形をした…これはウズラの卵かな？に蒸し野菜、それとマッシュポテトか」

みく「マッシュポテトはハンバーグのお絵描きにも使ったのにゃ」

P「ふう、食べた食べた。ご馳走さま」

みく「どうだった？美味しかった？」

P「ああ、とっても美味しかったぞ。それに誰かの手料理なんてのも久しぶりでお腹だけじゃなくて心も満たされたよ」

みく「にゃふふ、良かったにゃあ。Pチャン、これからもみくのプロデュースをよろしくお願いしますにゃ♪」

P「こちらこそ、よろしくな」

P(みくは満足そうに帰って行った)

P「うーむ、お魚作るのに意識向け過ぎたからかね……」

P「白米用意するの完璧に頭から抜けてたみたいだな」

完結です
ありがとうございました