【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」結希「完成よ、転校生くん」 (877)

このスレはAndroid/IOSアプリ【グリモア~私立グリモワール魔法学園~】のssです。
今回は以下の要素を含みます。
・非安価スレ
・コメディ
・キャラ崩壊注意
・ネタバレあり
・カードエピソード使用
・風子は保護者
・犯人は智花
・結希はくれ悪
・卯衣は天使
・紗妃は脳ピン
・月詠は常識人
・ノエルはツッコミ
・怜はポンコツ
・恋は梅星人
・秋穂は変態
・ありすありあり

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3スレ目
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」卯衣「約束を果たしましょう」
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」卯衣「約束を果たしましょう」 - SSまとめ速報
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2スレ目
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」智花「今は5歳です!」
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」智花「今は5歳です!」 - SSまとめ速報
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1スレ目
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
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【グリモア】如月天「いや、そういうやつじゃないから」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
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【グリモア】氷川紗妃「転校生さんが記憶喪失!?」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】氷川紗妃「転校生さんが記憶喪失!?」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
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結希「出来たわ、転校生君」
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【グリモア】立華卯衣「転校生くんと同棲する」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】立華卯衣「転校生くんと同棲する」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
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【グリモア】南智花「転校生さん!」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】南智花「転校生さん!」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492357132

転校生:銃で撃たれた後身体能力が著しく低下した6歳児。死の淵に瀕して直感がものすごく鋭くなった。移動はもっぱらダンボール、銃創はあまり人に見せたくないのでお風呂は一人で入ります。直感:EX

朝比奈龍季:たっちゃん。自然に関する知識が豊富な犬好きお姉さん。屋台:EX

犬川寧々:ねねちゃん。学園長としてグリモアを運営する11歳児。魅了:B

浦白七撫:ななちゃん。やっと本編に登場できたアイヌ少女。青春:D

海老名あやせ:えびちゃん。歓談部でみんなのお話を聞いてくれるお姉さん。包容力:A

エミリア:えみりゃ。ドーナツ大好き歓談部の騎士で、イギリスからの留学生。どすこみ:C

エレン:えっちゃん。最近は転校生との絡みが少なくて寂しい精鋭部隊長。集団指揮:A

音無律:りっちゃん。今日も今日とてロックスターに向けてギターの練習中。ギター:E

風槍ミナ:みっちゃん。中二病のようで中二病じゃないかもしれないけどやっぱり中二病な天文部部長。魔眼:EX

神凪怜:れーちゃん。風紀委員で剣道部員な巫女さん。あんみつが好き。ポンコツ:C

如月天:そらちゃん。ただいま療養中の科学者さん。発明:A

岸田夏海:なっちゃん。名前をよべばどこからでも現れる人その1。転校生に罠を仕掛ける前から看破されるようになって涙目な報道部員。トラップ:C

霧塚萌木:もえちゃん。転校生くんが方言男子だと知ってからはぁはぁしてる危ない図書委員。知識:EX

楠木ありす:ありすちゃん。大人になっても転校生と同年齢であってもどんな状態でも常に天使であることを維持し続ける少女。食欲がだんだんと増えてきて同時に体重も増えだしたのが最近の悩み事。裁縫:A

狂った姫様:クレプリ。ありすが健康的になって喜ぶべきか、以前と変わってしまったことを嘆くべきか悩むお人形。浮遊:C

来栖焔:ほむほむ。ついに転校生と仲良くなったが、やっぱり不憫な精鋭部隊の少女。幸運:E

越水ソフィア:るーちゃん。英語をしゃべってもハワイの軍人に伝わらない程度の英語力を持つ温泉少女。英語:E

西原ゆえ子:ゆえちゃん。転校生の直観の精度が上がってアイデンティティが奪われそうで危機感を感じているオカルト少女。未来予知:B

里中花梨:かりんちゃん。栄養満点の料理で転校生や天の回復を陰ながらサポートする料理部のおかん。包容力:A

椎名ゆかり:ゆかちゃん。無茶をすることが多い学園生の世話を引き受けることが多い保健委員のお姉さん。治療:A

宍戸結希:ゆきちゃん。科研が潰れてタスクが増えたけどまだまだゲームをする余裕がある科学者さん。開発:EX

東雲アイラ:おばあちゃん。転校生が外で遊ばなくなったことで勉強を教える時間が増えてちょっぴり嬉しい312歳児。魔法:EX

シャルロット:しゃるちゃん。車と名のつくものに乗ると悪魔の誘惑に負けてしまうシスターさん。信仰:EX

白藤香ノ葉:このは。名前をよべばどこからでも現れる人その2。転校生が露出の高いコスプレを拒否するようになったので少し残念な茶道部さん。追跡:EX

神宮寺初音:はっちゃん。転校生と沙那のケーキを食べ比べては夕飯が食べれなくなるJGJのお嬢様。悪戯:B

皇絢香:あやちゃん。魔法祭で告知無しパラシュート無しスカイダイビングを強行させられた無茶ぶりアイドル。ツッコミ:A

相馬レナ:れなちゃん。転校生が外で遊ばなくなったので寂しいおおかむのフレンズ。言語:D

小鳥遊自由:みゅー。姫から転校生の体調に気を遣うようにと言いつけられた園芸部のメイドさん。怠惰:B

武田虎千代:とら。転校生の力は前線で必要だが、本人に危険な真似はさせたくないと日々悩む生徒会長。カリスマ:A

立華卯衣:うーちゃん。よべばどこからでも現れる人その3。最近は飛行能力が向上したようで空輸役として日々転校生や怜に頼られている。戦闘続行:EX

楯野望:のぞみん。転校生が外で遊ばなくなったのでその分一緒に遊ぶ時間が増えたニートさん。頭痛持ち:B

雀明鈴:めーりん。最近はいろんな生徒が料理の練習をするので味見役として毎日が幸せな料理部の食べる専門。食欲:EX

月宮沙那:さーちゃん。名前をよべばどこからでも現れる人その4。転校生への初プレゼントが40分で燃やされた人。一緒にお菓子を作ったり料理を作ったりする保母さん的メイドさん。

朱鷺坂チトセ:おばちゃん。転校生に母性を感じ、転校生は母親だよ派に属している裏世界のアイラ。彼女を含めて裏世界の生徒はたいていあくが強い。魔法:EX

仲月さら:さらちゃん。かわいい。裏世界の自分と会話してから大人になりたくないと思ってしまった散歩部。カリスマ:B

シロー:しろー。正義の味方のような犬でモンスター。大きくなったりできる。嗅覚:A

七喜ちひろ:ちーちゃん。ふわふわのくるるんな汐ファンガール図書委員。汐ファン:EX

生天目つかさ:なーちゃん。強化魔法だけでタイコンデロガを倒すほどの実力者。筋力:A

鳴海純:じゅんちゃん。格ゲー大好きなモデルさん。最近は転校生が直感でジャストガードばかり決めてくるので戦いにくいなと感じている。コンボ:A

南条恋:ふくぶちょー。ついに梅干を武器にし始めた天文部副部長。芸術:A

野薔薇姫:のいばあ。転校生が日差しに弱くなってしまったので室内観葉植物の育て方を勉強している園芸部のお嬢様。財力:EX

支倉刀子:ござる。なんだかんだ『ござる』という呼び方は気に入っている園芸部の守護者。忠誠:A

服部梓:あずにゃん。名前をよべばどこからでも現れる人その5。転校生が撃たれたときは荒れ狂う生徒を宥めたり天文部に付き合ったりと相変わらず大忙しな忍者さん。敏捷:A

紗妃:さっちゃん。学園で問題が発生したらまっさきに掲示板を見る風紀委員さん。脳内:P

双美心:ふたみん。表も裏もいろいろと問題ありな天文部のウィザード。ハッキング:EX

冬樹イヴ:いぶ。テロリスト対策に本腰を入れながらも勉強を続ける風紀委員。変態:E

冬樹ノエル:のえるん。グリモアにこの人ありと尊敬されているツッコミ担当の散歩部。そのツッコミはもはや自分がツッコまれるほど。ツッコミ:EX

松島みちる:みっちー。魔法のコントロールを訓練中の無個性呼ばわり陸上部。魔力:E

円野真理佳:まりちゃん。最近は訓練に没頭することが多くてあまりモブーズと絡めないことが少し寂しいヒーロー志望。正義:B

間宮千佳:まみちか。体力が落ちた転校生をリハビリと称してスイーツめぐりなどに連れて行くギャル。男運:E

水瀬薫子:みなせ。もうすぐかおるこちゃんが登場するね、にこー!笑顔:EX

水無月風子:ふーちゃん。転校生との2度の仲違いを乗り越えて第一保護者の立場を維持し続ける風紀委員長。母親と直接対面した際に転校生のことについて詳しく教えてもらった。料理:C

南智花:ともちゃん。グリモアである意味最も恐れられている陸上部。料理:Z

メアリー:めありー。体力が落ちた転校生にエレンと共に訓練を見ている姐御肌な精鋭部隊。戦闘続行:C

桃世もも:もももも。失敗しちゃうと涙が出ちゃう。だって女の子だもん。保健委員。アルバイト:EX

守谷月詠:ぽんつく。常識を捨て去ったグリモア生徒の中で数少ない常識人で努力家な精鋭部隊。ツッコミ:A

ヤヨイ:やよいちゃん。とあるアイドルと未だに交流を続けている南生まれ。戦闘続行:B

結城聖奈:ゆーちゃん。野菜が嫌いだが転校生が文句を言いながらも食べている側で食べないわけにはいかない生徒会会計。勘定:EX

雪白ましろ:ゆきしろさん。北海道を奪還し、色々と解放されたのだがだじゃれはやめなかった料理部。だじゃれ:B

遊佐鳴子:ゆさ。転校生の情報を他組織に奪われないようにあの手この手を尽くす報道部部長。情報収集:EX

与那嶺里菜:りなちゃん。沖縄生まれの活発な海人で唯一の水泳部。水泳:A

李小蓮:ちゃお。いつか自分の店を持つことを夢見る中国からの留学生な料理部。料理:B

瑠璃川秋穂:あきちゃん。名前をよべばどこからでも現れる人その6。転校生に対して変態行為を続けていたが、入院後は直接的なものは減っている模様。変態:B

瑠璃川春乃:はるのん。名前をよべばどこからでも現れる人その7。なんだかんだ転校生のことは気に入っている変態。直感:A

冷泉葵:あおいちゃん。自分の生活を逐一転校生から父親に報告されてしまうのでなんとかして懐柔を試みている茶道部。弓:A

我妻浅梨:あさりん。耐久ならば誰にも負けない見た目女子な男子精鋭部隊。耐久:A

兎ノ助:うのさん。進路指導官として、またグリモア生徒のお父さんとして、校門前で浮きながら生徒たちを見守る兎。財力:E


元部子鞠(もとべ こまり):あだ名はモブ子。第七次侵攻以来毎日特訓は欠かしていないモブバスケ部。バスケが戦闘に生かせないことを悩んでいる。出番:E

真下文佳(ましも ふみか):あだ名はモブ佳。第七次侵攻以来毎日特訓は欠かしていないモブテニス部。テニスのラケットとボールで戦うので間合いが重要になる戦い方をする。出番:E

水嶋久美(みずしま くみ):あだ名はモブ美。第七次侵攻以来毎日特訓は欠かしていないモブ手芸部部長。裁縫を戦闘に使えると本人の談。他のモブより登場回数が1回多い。出番:D

神宮寺茉理:まつりん。かわいいもの大好きな行動力のある変態。変態:A

神宮寺樹:いっちゃん。現在行方不明な神宮寺兄弟の数少ないまともな人。ナンパ:B

神宮寺光男:呼称不定。転校生くんをはじめて生で見たのが間ヶ岾に撃たれた後だったのでちゃんと見れなかったことを後悔しているショタコンなライフストリーム。ショタコン:A


心(大人):こころ。一途に旦那様のことを想い続ける女性です。旦那様の玉の肌に傷をつけた間ヶ岾は殺したいと思っています。ホント間ヶ岾死ね。一途:EX

結希(大人):ゆき。旦那様のライバルらしいです。幼いころは勉強とゲームを同時に進め、大人になってからは研究とゲームを同時に進めているらしいです。でもゲームの腕はあまりふるわないそうです。役割:EX

ありす(大人):楠木さん。いろいろと残念な方らしいです。裁縫の技術は高いのですが、その材料は野菜や魚だとかなんでも使うと聞きます。あと執拗に双美さんを突け狙ってきます。鬱陶しいですね。裁縫:EX

さら(大人):仲月さん。荒廃した世界でも恋愛と結婚をあきらめていない素敵な考えの持ち主です。婚期を焦りすぎて少し見苦しいのが欠点ですが・・・。恋愛:E

恐らくこれが6歳転校生くんシリーズの最後のスレです。
ゴールはありすとのクエスト。
思っていたより長くなっていますが、もうしばらくお付き合いください。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 大人の味編~

転校生「おはよう、ありす。コーヒーいれたけど、飲む?」

ありす「おはようございます。おねがいします」

クレプリ「ありすもちっちゃいころは全然コーヒーなんか飲めなかったのに、いつのまにか成長してるよなぁ」

ありす「さすがにもう17だし、これくらいはね?」

転校生「まあ年齢は関係ないと思うよ。現にあそこに飲めない大人がいるし」

さら「コーヒーは人間の飲み物じゃないと思うんだ」

寧々「お酒の方がおいしいよ?」

転校生「おい教職者。お前生徒だけど学園長だろ」

寧々「だからいいんだよー。学園長権限!」

ありす「そんなところで使わなくても・・・」

香ノ葉(あれは、ダーリンがのみかけのコーヒー!)

もも(のどがかわいたって言ってのめば・・・)

智花(かんせつキス!)

秋穂「おねえちゃん、てんこうせいさんたちなにのんでるの?」

春乃「あれはコーヒーね。とっても苦いの」

秋穂「おねえちゃんはのめる?」

春乃「それは・・・も、もちろん!転校生ー!コーヒーちょうだいー!」

転校生「え、別にいいけど・・・苦いよ?」

春乃「だいじょうぶだから!はるの、おねえちゃんだもん!」

転校生「じゃあ僕が飲んでる途中のちょっとあげるから、一口飲んでみな」

香ノ葉(あ!さきこされた!)

春乃「はーい、いただきまーす・・・・・・うっ!?げほっげほっげほっ!」

ありす「ああっ、大丈夫?」

春乃「にぎゃい~!てんこうせい~、たしゅけてー!」

転校生「だから言ったでしょ。コーヒーはもうちょっと大人になってからだね」

ありす「はい、ミルク。これ飲んで落ち着いて」

春乃「うう~・・・」

香ノ葉(のまんでよかったんよ・・・)

もも(にがいのきらいです・・・)

智花(かんせつキスはもうちょっと大人になってから・・・)

春乃「大人のあじは・・・にがかった・・・ごめんね、あきほ。おねえちゃん、うそついちゃった」

秋穂「おねえちゃん、がんばった!えらい!」

春乃「あきほ~!・・・・・・転校生、しゃがんで!あきほにとどかない!」

転校生「うおわ!?また背中に!?」

クレプリ「恐ろしく速いおんぶ・・・オレっちじゃなきゃ見逃してたさね」

ありす「あはは・・・朝からみんな元気ですね」

今日のありす。ごめんなさい、詫びありすのネタが尽きました。
なので本編更新が無い日はしばらくエイプリルフール企画のプチモアの方を投稿しようと思ってます。
沙那さんのとこは訂正わすれてました。2スレ目を見たらわかるんですが、そこだけコピペになってます。
一回データ飛んだ時のミスがそのまま残ってる形になってます、ごめんなさい。
沙那さんは家事:EXです。
あと氷川さんだけなぜか呼び捨てになってます。まあそこは氷川さんだからいいか。
前スレ1000のおつかいは明日には投稿できると思います。今は購買部が機能停止になるとこまで書きました。
ありすありあり(合言葉)

~事の発端~

香ノ葉「うーん、どうしよ・・・」

レナ「このは?」

香ノ葉「あ、レナ。おはようさん」

レナ「このは、はよ!」

香ノ葉「うん、今日も元気やね~。・・・せや!レナ、今日はなんか予定ある?」

レナ「よてい?」

香ノ葉「あー、なんかやることある?」

レナ「ない!レナ、やる、ない!」

香ノ葉「それじゃあ・・・レナにはおつかい、してもらおっかな」

レナ「う?」

・・・

ノエル「あ、ヤバ」

秋穂「どうしたの?」

ノエル「消しゴムのストック切れてたのすっかり忘れてたよ。明日小テストだからせめて1個はないと・・・」

秋穂「でもノエルちゃん、この後テニス部の助っ人だよね?」

ノエル「そうなんだよねー。まあ事情を言えば多分少しぐらいは遅れても・・・」

さら「それじゃあ、わたしが代わりに買ってきます!」

ノエル「え、さらちゃん!?」

秋穂「まあ購買に行くだけだし、大丈夫だよ」

ノエル「いや、心配はしてないんだけど・・・いいの?」

さら「はいぃ!わたしに任せてください!ね、シロー」

シロー「わんっ!」

秋穂「それじゃあわたしも一緒に!・・・って言いたいとこだけど、お兄ちゃんが骨折しちゃったからこの後お見舞いに行かなくちゃいけないんだよね」

さら「だいじょうぶです!わたし、ちゃんとおつかいしてきます!」

~続々と~

虎千代「・・・あれ?副会長、来賓用の茶葉が切れてるぞ」

薫子「本当ですか?なら買い足さないといけませんね。誰か手が空いてる人は・・・」

聖奈「くそっ、天文部のやつらは毎度毎度無茶な予算申請を・・・」

チトセ「ああ、書く量が多い!こっちは字が汚いから読み辛いし、まったくもう!」

虎千代「・・・いないな。しかたない、アタシが―」

寧々「じゃあ、ネネがいってきてあげる!」

薫子「まあ、学園長。こんにちは」

寧々「こんにちは!お客さん用のお茶が無いんだよね?ネネが買ってくる!」

虎千代「しかし1人で行かせるわけにも・・・」

寧々「購買部にあるんでしょ?桃世ちゃんに聞けば教えてくれると思うし、大丈夫だよ!」

虎千代「ふむ・・・それもそうだな。じゃあ、この缶のやつを買ってきてもらえるか?」

寧々「はーい!うふふ、ついでにちょっとお菓子も・・・」

・・・

メアリー「・・・あ、ヤベ。守谷のチョコ全部食っちまった」

エレン「・・・これは守谷のモノだったのか?」

メアリー「御大層に袋に名前付きで冷蔵庫に入れてあったからな。袋は捨てたけど」

焔「さらっとクズな行為してるよな」

メアリー「共同で使う場所にこんなもん入れてるアイツが悪い」

エレン「だが、さすがに全部なくなっていると知れば守谷も拗ねるぞ」

メアリー「あー、はいはい、わかりましたよ。買って来るっての」

月詠「ふぅ、これで明日の小テストもばっちり・・・あ、ただいまー」

メアリー「おう、お帰り(やべぇ、帰って来やがった)」

焔(自業自得だな。土下座すれば許してくれるんじゃね?)

メアリー(言っとくがお前も食ってるからな。共犯だぞ。エレンと我妻の野郎もだ)

エレン(仕方ない。私がしばらく守谷を連れ出すから、その隙に早く買い直してくるんだ)

エレン「守谷、来て早々なんだが、今から訓練だ」

月詠「ええ!?今日は無しなんじゃなかったの!?」

エレン「今は手持ち無沙汰でな。前回の選抜戦の結果も踏まえて、少数人数の指揮の特別訓練をする」

メアリー「ちょうどその話をしてたとこなんだよ。喜べ、今日はオメーがアタイを使う側だ」

月詠「ほ、ほんとに!?嘘じゃないわよね!?」

焔「じゃあ、アタシは別にいなくても―」

浅梨「あ、ごめんなさい。私、この後ちょっと家の方で呼び出しがあったので参加できません」

焔(オイィィィ!なんでよりによってお前が買いに行くのを担当するんだよ!!!!)

エレン(仕方ない、ここで引き止めては不自然だから、このまま行ってもらう。誰か他の生徒に手助けを頼もう)

メアリー(一難去ってまた一難かよ・・・)

~頼れる助っ人~

転校生「いくZ!はげしくもえるバトル♪いくZ!ピンチはチャンスだぜ♪いくZ!きしーかーいせーい♪」

ピコン

転校生「ん?このはからもあっとだ」

香ノ葉<(ちょっとお願いがあるんよ)

転校生<(なにー?)

香ノ葉<(レナにおつかいを頼んだんやけど、ちょっと不安やから購買部まで見に行ってあげてくれへん?)

転校生<(いいよー)

ノエル<(転校生くーん、ちょっとおねがいがあって・・・)

虎千代<(転校生、少しいいか?)

エレン<(転校生、緊急事態だ。頼みがある)

転校生<(いいよー)×3

転校生「よっし、まずはあさりんさがしだ!」

・・・

転校生「あさりんみーっけ!」

浅梨「あ、転校生くん!私を探してたんですか?」

転校生「こーばいぶにいくところだったの。あさりんも?」

浅梨「はい!あ、それじゃあ一緒に行く?軽い散歩みたいな感じになるかもしれないけど・・・」

転校生「だいじょうぶだよ、すぐだから」

浅梨「えー?だって購買部まで3時間はかかるじゃないですかー」

転校生「いいからついてきてよ。5分で着くから」

~傷心~

レナ「う?あうう?」

さら「ほえー・・・」

寧々「うーん・・・」

浅梨「すごい、本当に5分で着いた・・・!もしかして、私の時計が壊れてたのかな?」

転校生「あ、れなちゃんとさらちゃんとねねちゃん。ちょーどよかった・・・ってどうしたの?」

さら「あ、転校生さん。それがですねぇ、わたしたち、みんなおつかいでここに来たんですけど・・・」

寧々「こーん貼り紙があって、入れないの!」

レナ「レナ、これ、わかる、ない。おつかい、できる、ない・・・」

転校生「えっと・・・なんて書いてあるの?」

浅梨「『購買部担当の者が傷心中のためお休み』・・・って書いてますね」

転校生「どういうこと?」

浅梨「購買部の人が落ち込んでるから今日はお店が使えませんってことだね」

転校生「へぇー・・・じゃあ、まちに買いに行こうか」

さら「なるほどぉ!」

寧々「その手があったね!」

レナ「レナ、てんこー、いっしょ、いく!レナ、みんな、いっしょ!」

転校生「・・・・・・あっ、そうだ」

・・・

もも「ふんふふんふふーん♪」

もも「今日は氷川さんとスコーンのお店に~♪でかける~♪」

ピコン

もも「あ、転校生くんからもあっとだ」

転校生<(げんきだして!こんどおかしつくってもってくから!)

もも「・・・・・・?」

もも「よくわからないけど、まあお菓子持って来てくれるってことでいいのかな?」

~帰りが遅い~

香ノ葉「うーん、ダーリンと合流したとは思うんやけど、一向に連絡が無いんよ・・・」

・・・

虎千代「・・・帰りが遅いな。そんなにかかるものか?」

薫子「もうそろそろ戻ってきてもおかしくない時間だと思いますが・・・」

・・・

メアリー(まだ連絡はなしか・・・今からでも来栖を行かせて・・・)

メアリー(おっ、来た!)

メアリー(・・・購買部が?)

・・・

虎千代「休み?」

・・・

香ノ葉「やって?」

・・・

秋穂「へぇ~、転校生くんとさらちゃんと我妻さんと相馬さんと学園長で町に・・・」

春乃「・・・なんですって?」

・・・

ありす「へぅ・・・・・・」

クレプリ「ありす、おつかれさね。体育、頑張ったな」

ありす「もぅ・・・つかれ・・・よ・・・」

ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!

ありす「!?」

クレプリ「これは・・・転校生警報!」

ありす「な、なにが・・・!」

鳴子『諸君。報道部の遊佐鳴子だ。現在、転校生、仲月さら、犬川寧々、我妻浅梨、相馬レナの5名のみで街に向かっている』

鳴子『先々でトラブルが起きることを見越して、手が空いている者は速やかにサポートに向かってもらいたい』

鳴子『なお、50m以上離れた距離を保たないと即座に転校生くんに気づかれるので注意してもらいたい』

クレプリ「少年は【円】でも使ってんのか?」

~行先は~

※シローは通りすがりの雪白さんに預かってもらいました

転校生「えっと、みんなはなにを買うの?」

さら「わたしはですねぇ、消しゴムです!」

レナ「このは、いる。レナ、このは、いる、かう」

寧々「お茶っ葉!」

浅梨「守谷先輩がいつも買ってるチョコかな」

転校生「えっと、このはが買うものこのはが買うもの・・・ああ、ぼくじゅうか」モアットー

転校生「ぽんつくのチョコってどんなやつ?つつみがみとかもってない?」

浅梨「えっと・・・あっ、持ってました!」

転校生「あー、これちょっと遠いとこのやつだ。電車乗らなきゃだね」

さら「消しゴムはどこにでも売ってますから、ついででいいですね」

寧々「お茶っ葉はちょっとお高級なやつだよー」

転校生「えっと、あそこお茶っ葉屋さんあったっけな・・・・・・うん、たしかある」

転校生「じゃあ、みんなでれっつごー!」

さら「れっつごー、ですぅ!」

寧々「れぇっつごぉー!」

浅梨「ごー!」

レナ「ごー?・・・ごー!」

・・・

梓「あーあー、こちら風飛駅近くッス。転校生くんたちは電車に乗って移動するみたいですね」

夏海「あー、今浅梨が先導してて・・・あっ、転校生に腕引かれてる」

梓「4人で囲みましたね。あれで迷子になる心配は・・・えっ?そのままついていけ?電車に乗らずに?いや、無茶ッスよ」

夏海「じゃあタクシーで!・・・どこの駅まで行くの?」

梓「知らないッス」

~迷子の迷子の~

鳴子「さて、そろそろ到着か・・・」

鳴子「・・・・・・・・・・・・」

鳴子「降りてこない?」

・・・

―電車内―

転校生「あさりんー、どこー!?」

さら「我妻さーん!」

寧々「我妻ちゃーん!」

レナ「におい、する、ない。あさり、ここ、ない」

転校生「どこいったのー!?もー!」

・・・

―5両離れた車両―

浅梨「あれぇ?転校生くんたちはどこに行ったんだろう・・・もうー、電車の中で迷子になっちゃうなんてー」

・・・

鳴子「我妻君は・・・あそこか!しかし、どうやってバレないように知らせるか・・・そうだ!」

鳴子「春乃君、頼むよ・・・」

・・・

春乃「・・・秋穂。散歩部テレパシーはここからでも届く?」

秋穂「国内ならどこでもだいじょうぶだよ」

春乃「なら、仲月に今から言うことを伝えてあげて」

・・・

さら「うう、我妻さんが見つかりません・・・」

秋穂(さらちゃん・・・さらちゃん・・・聞こえる?)

さら(あれ?秋穂ちゃん、どうしたんですかぁ?)

秋穂(我妻さんは5両となりの車両にいるよ・・・そう伝えて・・・)

さら(わかりましたぁ!)

さら「5両となりに我妻さんがいるみたいです!」

転校生「わかった!行くよ!」

~降車(30分遅れ)~

転校生「さて、ついたよー。こっから歩いて10分くらいだけど・・・」

転校生「あさりん、手はなしちゃだめだからね」

さら「捕まえてます!」

寧々「急にいなくなったらびっくりするでしょー!」

浅梨「ごめんなさい、気が付いたら・・・」

レナ「あさり、みつける、する、レナ、わかる、ない、でした。あさり、すごい、です」

・・・

転校生「今4時か・・・はやく行ってかえらないとふーちゃんがしんぱいしちゃうかも」

さら「急ぎましょお!あっ、転校生さん、つかれてないですか?」

転校生「うん、だいじょうぶだよ」

浅梨「疲れたらいつでも行ってね、おんぶするから」

転校生「そんときはよろしくー」

レナ「てんこー、あそぶ、ない。レナ、さみし。てんこー、あそぶ、そと、あそぶ」

転校生「今れなちゃんといっしょに遊んだらたおれちゃうよー」

寧々「あ、クレープ!ネネ、クレープ食べたい!」

浅梨「クレープですか、いいですね~」

さら「だめですよぉ!今食べたらおゆはんが食べれなくなっちゃいます!」

寧々「えー、ネネは食べたいの!学園長命令、買うよ!」

転校生「ダメダメ、今日はおつかいしにきたんだよ。ゆーわくにまけちゃだめー!」

寧々「ぶー・・・」

転校生「あっ、さーちゃんからもあっとだ」

沙那<(今日は初音様のデザートとしてクレープを作ったんですが、少し作りすぎてしまいました)

沙那<(夕飯を食べ終わってから、よければ食べてもらえませんか?)

転校生「・・・学園にかえったらクレープあるってさ」

寧々「ほんとー!?じゃあ、しかたないから我慢してあげる!」

レナ「くれぷ?」

寧々「甘くておいしいおかしだよー」

レナ「れな、あまい、あいす!くれぷ、あいす!たべる、する!」

転校生「かえってからだよー」

~平和~

転校生「んー・・・平和だねぇ・・・」

さら「そうですねぇ・・・」

寧々「買うものも買ったし・・・」

浅梨「ちょっと休憩して・・・」

レナ「みな、かえる!」

寧々「あっ、転校生くん、それ一口飲みたい」

転校生「どうぞー」

寧々「ネネのも飲んでいいよー」

転校生「もらうねー」

レナ「れな!れな、する!」

転校生「ねねちゃん、そのままれなちゃんにー」

寧々「はーい」

さら「我妻さん、そのぉ・・・」

浅梨「ふふ、いいですよ」

さら「ありがとうございますぅ!」

・・・

純「平和ねぇ」

律「平和だなぁ」

絢香「平和だよねぇ」

千佳「平和よねぇ」

ゆえ子「むにゃむにゃ・・・おや、どうやらこの後、一波乱ありそうですね」

~帰りの電車~

転校生「すぅ・・・すぅ・・・zzz」

寧々「すぅ・・・むにゃむにゃ・・・zzz」

さら「シロー・・・シロー・・・どこですかぁ・・・zzz」

浅梨「守谷先輩・・・それはチョコじゃないです・・・カレールーです・・・zzz」

レナ「かりん、あいす・・・このは、あいす・・・zzz」

・・・

梓「さーて、そろそろ帰ってくるころですけど・・・」

夏海「・・・・・・中々姿が見えないわね」

梓「・・・・・・もしかして、寝てる・・・とか?」

夏海「そんなまさか・・・・・・ありえる」

梓「あっ、見えた!寝てる!」

夏海「えっ、ヤバいヤバいヤバい、すぐ起こさなきゃ!」

梓「電話電話・・・・・・出ません!」

夏海「ちゃんとマナーモードにしてるのよね!エライ!エライけど今はやってほしくなかった!」

梓「ああっ、もう出発しちゃうッスよーー!!!」

~乗り合わせの~

偶然同じ車両にいたイヴ(仮面フェア・・・よかったわ)

イヴ(まさかあんなものまで置いてあるなんて・・・帰ったら戦利品を整理しないと)

イヴ(これで今月は無駄遣い出来なくなったけど・・・限定品に比べたら安いモノよね)

イヴ(・・・ん?あれは、転校生さん・・・それに、何人か・・・)

イヴ(寝たまま・・・今帰りでしょうか?)

イヴ(あ、到着したわ。・・・・・・起きないわね)

イヴ(あれは放置でいいのかしら?)

イヴ(・・・・・・・・・・・・)

イヴ(起きる気配は無し。・・・仕方ないわね。ちゃんと起こしてあげないと)

イヴ(えっと、どの仮面をつけようかしら・・・こっち、いや、今日の服装だとこっちかしら・・・・・・)

・・・

イヴ(・・・よし、決まった。それじゃあ早速・・・)

前日仮面「5人とも、起きなさい」

転校生「んん・・・?・・・ここ、どこぉ・・・?」

さら「ふわぁぁ・・・・・・」

前日仮面「もう風飛に着いたわよ。早く出ないと電車が出て・・・」

寧々「んん・・・・・・あれぇ?もうついたのぉ?」

浅梨「ふわぁ・・・・・・あ、前日仮面さん。おはようございます」

レナ「ふむぅ・・・・・・!?ぐるるるるる・・・!」

転校生「れなちゃん、とまってとまって。しりあいだから」

レナ「てんこー、しる?」

転校生「うん。えっとねぇ・・・・・・あれ?今どこ?」

前日仮面「今は風飛に・・・・・・!?」

転校生「・・・のりすごしちゃった」

イヴ(し、しまった!仮面を選んでいたらいつの間にか3駅も過ぎていた!)

前日仮面「とにかく、次の駅で降りて、逆方向の電車に乗るわよ!」

さら「は、はいぃ!」

寧々「えー・・・ネネもーちょっと寝たい・・・」

転校生「だめーっ!おきてーっ!」

~お使い完了~

兎ノ助「おう、おかえり!遅かったな、心配したぞ」

転校生「ごめんなさい、電車の中でねちゃってて・・・」

兎ノ助「まあ眠くなる時間だからな、しかたな」

風子「転校生さん!」

香ノ葉「レナーっ!」

ノエル「さらちゃーん!」

虎千代「学園長!」

転校生「あ、ふーちゃん!」

レナ「このはー!」

寧々「とらちよちゃーん!」

さら「ノエルちゃん!」

浅梨「・・・あれ?」

風子「お帰りなさい。もう、心配しましたよ」

転校生「ごめんね、電車の中ですわってたらねちゃってて・・・」

レナ「このは、レナ、かう、できる!レナ、かう、した!」

香ノ葉「ありがとーっ!レナ、助かったんよ!」

レナ「えへへ・・・」

寧々「虎千代ちゃんっ、ネネ、ちゃんとおつかいできたよ!これ!」

虎千代「・・・ああ、これだ。ありがとう、学園長。よくできたな」

寧々「えっへん!」

さら「ノエルちゃん、どうぞ!消しゴムですぅ!」フクロイッパイー

ノエル「うん、ありが・・・って多いね!?でもありがとう!これで1年は困らないかな」

さら「ふふふ~、そのぶんたくさんおさんぽができますねぇ!」

浅梨「・・・くすん」

月詠「あ、浅梨いた!もう、転校生たちと出かけるなら普通にそういえばよかったのに」

浅梨「あ、守谷先輩!これ、買ってきましたよ!」

月詠「なにこれ?チョコ?なんで?」

浅梨「だって冷蔵庫の守谷先輩のチョコ全部食べちゃったから・・・」

月詠「・・・その話、詳しく聞かせてもらっていい?」

浅梨「・・・・・・あっ」

~その後~

転校生「あずにゃーん、なっちゃーん」

梓「ん?転校生くん、どうしたんスか?」

夏海「なになに?なんかよう?」

転校生「こっそり見てたんでしょ?ありがとっ!」

梓「えっ、バレてたんスか!?」

夏海「え、だってあれ近くのビルの屋上から・・・」

転校生「どうせいるんだろうなって思ってたから。これから他のみんなにもおれいいいにいくのー」

梓「あ、ああ。実際に発見したわけじゃないんですよね。・・・っぶねー、忍者のプライド崩れるとこだったッス」

・・・

さら「そういえばたつきさん、クレープ屋さんでなにしてたんですかあ?」

龍季「えっ!?い、いや、その、だな。ば、バイトだよ!いつもの手伝いのやつ!」

さら「そうだったんですね!じゃあ、たつきさんはクレープを・・・」

龍季「作れるぞ」

さら「すごいですぅ!」

龍季(・・・里中なら作れるか?バレる前にできるようにならねぇと・・・)

・・・

寧々「月宮ちゃんのクレープおいしかったよ!」

初音「へっへーん、とーぜん!なんてったってウチの沙那だからな!」

沙那「おほめいただきまして光栄です」

寧々「それでね、その・・・今日もおかし食べたいなーって・・・」

・・・

葵「購買部のお方は元気になってくれたでしょうか・・・」

ソフィア「だいじょうぶです!温泉に入れば悩みも疲れもおーるふらいあうぇいしちゃいますから!」

香ノ葉「まあ、失恋はつらいもんよねぇ・・・ところで、どこの温泉紹介したん?」

ソフィア「もちろん、越水温泉旅館を!」

香ノ葉「・・・まあ、裏はないんよね?ソフィアちゃんやし・・・」

・・・

もも「なんでだろう、昨日今日といろんな人からいろんなものがもらえる・・・」

もも「でも、あたし誕生日とかまだだし・・・なんでだろ?」

智花「ももちゃんっ!」

もも「あ、智花先輩!」

智花「その、失恋したって聞いて・・・元気出して!これ、あげるから!」

もも「・・・・・・え?」

・・・

月詠「ほんっと信じらんない!人のチョコ勝手に食べておいて黙ってるなんて!」

エレン「すまない、守谷」

メアリー「悪かったよ」

焔「すまん」

浅梨「ごめんなさい・・・」

月詠「ま、まぁ素直に謝ってくれるなら?またちょっとぐらいなら分けてあげてもいいけど?」

浅梨「今朝みんなで全部食べちゃいました・・・」

月詠「今すぐ買い直してきなさいっ!」

今日はここまで!前スレ>1000のリクエスト消化です。
買い物中は転校生が仕切ってくれたので特に問題なく進んだのでカット。
転校生くんの直観をもってしても発見ができない浅梨。ある意味最強。
次回はサーカスですね。転校生くんはじめてのサーカスにワクワク不可避。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 星占い編~

ゆえ子「ふむふむ・・・」

千佳「どきどき・・・」

律「ふわぁぁ・・・」

みちる「むむむ・・・」

ゆえ子「・・・でました。今日一番の運勢の持ち主は、いて座の方です。何もやっても上手くいく、そんな一日になるでしょう」

みちる「やったー!!!わたしいっちばーん!」

千佳「ええー!?ししざはー!?」

ゆえ子「少々お待ちください。しし座は・・・10位ですね。わがままばかりいっては欲しいものが手に入りません」

千佳「うわっ、わるい~」

ゆえ子「あと、おとめ座は12位です。動物に注意してください。突然噛まれてしまうかもしれません」

律「んー?あたし12ばんー?1位じゃなとロックじゃないなー・・・そうだ!さいばら、1位にしてくれよ!」

千佳「あ、ずるーい!うちも1位になりたーい!」

ゆえ子「ふぇぇ、そういわれましても、ゆえが自由に決めれるものじゃありませんので・・・」

転校生「ん、どうしたの?」

ありす「なにかありましたか?」

みちる「あ、てんこうせー!きいてきいて、わたしね、きょういちばんなんだよ!」

千佳「ウチもいちばんになるしー!」

律「なるしー!」

転校生「えっと、何の話?」

ゆえ子「星占いです。こればかりはゆえの意向で決めれるものではありませんので・・・」

ありす「それで、みんなに一位にしてくれとおねだりされてたんですね。みんな、西原さんを困らせちゃだめだよ」

千佳「こまらせてないしー!」

律「ロックだしー!」

転校生「はいはい、わかったわかった」

~プチモア!-Petit Grimoire- シロー編~

転校生「・・・ちなみに、かに座はどんな感じ?」

ゆえ子「え、はい。えっとですね、かに座は3位です。身近な女性がトラブルに合うので、助けてあげると好感度アップ・・・だそうです」

ありす「えっと、じゃあてんびん座は・・・」

ゆえ子「てんびん座は11位ですね。見られたくないものを誰かに見られてしまうかもしれません」

ありす「見られたくないものって・・・?」

ゆえ子「それはゆえにもわかりかねます。それに、これはあくまでも占いですから、当たるも八卦当たらぬも八卦です」

さら「待ってー!シロー!」

シロー「きゃんきゃんっ!」

転校生「あれ、さらとシロー?またシローがお風呂を嫌がってるのかな」

ありす「あ、こっちに来ます!」

シロー「ばうばうばうっ!(道を開けろー!!!)」

千佳「きゃあ!」

律「うわっ!」

みちる「ひいっ!」

ありす「あぶないっ!」

ビリッ

さら「みんなー、だいじょう・・・あ、ありす!服が破けて、ブラが見えて・・・!」

ありす「・・・・・・ふぇ?」

転校生「よーし、シロー、捕まえたぞー。あとは、はい、ありす」

ありす「あ・・・上着、ありがとうございます」

転校生「いいよいいよ、こんくらい」

さら「もー、逃げちゃだめでしょー。また臭くなっちゃうよー」

シロー「ぎゃわん!わんわんわん!」

律「いてー!かまれたー!」

千佳「もう、あぶないからちかづいちゃだめでしょー!」

転校生「さらも、シローがお風呂嫌いなのはわかってるんだから、逃げないようにしなきゃだめだろ」

さら「大浴場でノエルちゃんと秋穂ちゃんといっしょに入れようと思ってて・・・みんなでお風呂で遊べばお風呂好きになってくれるかと思って・・・」

ありす「もう、シローも。さらちゃん困らせちゃだめだよ」

シロー「くぅん・・・」

転校生「じゃあ、このまま浴場まで連れて行くから、シロー、今度は大人しくしてるんだよ?」

シロー「わんっ!」

さら「・・・うーん、どうして転校生君の言うことは素直に聞いてくれるんだろ?」

ありす「何かオーラみたいなのが違うのかもね」

ゆえ子「オーラというよりか・・・」

シロー(♀)「わんわん!」

ゆえ子「・・・いえ、まさか、ですよね・・・?」

今日のプチモア。この後シローは転校生に洗ってもらいました。そこに千佳と律が突撃しました。今日もグリモアは平和です。
次回は霧の魔物編をやろうと思ってます。現状グリモアで戦力になるのがさら、ありす、アイラ、チトセ、ゆえ子、ネネの6人。
あと、転校生君の身体能力はかなり高いです。さらちゃんに鍛えられました。弱い魔物程度なら物理で戦えるかもしれない。
第七次侵攻はさらとありすとアイラとチトセだけでなんとかしたことになりますが、何とかなったんだと思います。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 霧の魔物編~

さら「みんな、見える?魔物があそこにいるわね」

真理佳「よーし、たおすぞー!」

ありす「まって、いきなり飛び出したら危ないよ」

焔「もやせばいいんだろ!もえろー!」

さら「あっ」

魔物「あつっ」

転校生「あー、気付かれたね」

月詠「ひいぃ!こっちきたー!」

焔「もえろっ!もえろっ!ぜんぜんもえねぇ!」

真理佳「ひ、ヒーローはにげない!」ガクガク

転校生「みんな、下がれ!ありす、動きを止めて!」

ありす「はいっ!」

魔物「う、うごけねっ!?」

転校生「さら、とどめ!」

さら「超強いパンチ!」

魔物「ウボアー!」ボシュウウウウウ

転校生「まあ、こんな感じで連携を組んで戦うんだ」

月詠「て、てんこうせいー!まものが、いっぱいーー!!!」

真理佳「に、にげないぞ!にげな・・・うわああああああん!!こわいよーーーー!!!!」

焔「もえろっ!もえろっ!もえろーーーっ!」

転校生「ああっと、これはヤバいな。さら、ありす。自由にやってくれ!」

さら「ありす、9割減らすからあとよろしく」

ありす「あ、はい」

さら「よーし、やるわよー!」

転校生「さらに魔力は必要なさそうだから・・・ありすに送っとくか」

ありす「総員、迎撃態勢!向かって来る魔物全てを迎え撃ってください!」

人形s「「「イエッサー!」」」

―1分後―

さら「はい、終了っと」

ありす「お疲れさまでした」

転校生「おつかれー・・・うん?」

月詠・焔・真理佳「さらこわいさらこわい・・・」ガタガタガタガタ

転校生「・・・あー、またやってしまったね、さらさん」

ありす「さらさん、毎回こうなるから抑え気味で行こうとしてたのに・・・」

さら「露骨なさん付けはやめてもらえないかな!?」

転校生「さらさんが魔物をちぎっては投げちぎっては投げしてるとこ見てたらトラウマになるって」

ありす「もっとこう、魔法少女っぽく倒せばいいのに」

さら「だって手足もいで胴体投げてぶつけた方が速く済むし・・・あっ」

月詠・焔・真理佳「」ジョワァァァァァァ

転校生「・・・替えのパンツ持って来てたっけ」

ありす「ありません」

さら「ああもう、どうしてこうなるのー!」

今日のプチモア。さらさんの戦闘シーンはR-18Gに分類されるのでカット。
プチモア世界での第七次侵攻の簡単な切り抜け方。
・転校生とチトセを後方に待機させます。
・さらが前線に出て9割8分ほど殲滅します。
・さらから逃げて来た分をアイラが殲滅します。
・それでも残った分をありすが倒します。
・さらは時々戻ってチトセと転校生に魔力と傷と疲労を回復してもらいます。
こんな感じです。ね、簡単でしょ?
ありすありあり(合言葉)

~たっちゃんのたんじょーび、ドーン!~

転校生「もしもし、ふーちゃん?」

風子『もしもし、転校生さん。どーも。それで、仲月さらの様子はどーです?』

転校生「とりあえずだいじょうぶっぽ。ゆかちゃんがかいふくまほーしてくれたし、ちゃんとおーきゅーしょちもしたし」

風子『まぁ、椎名の回復魔法は信頼してますし、大事にならないなら・・・』

風子『おや?こりゃどーも、朝比奈龍季。もしかして聞いてました?』

転校生「ん?たっちゃん?・・・あー・・・」

転校生「どうしよ、たっちゃんにバレたかも」

さら「ほ、ほんとですかぁ?どうしましょお・・・」

ゆかり「まあまあ、バレてたらその時はその時だし、とりあえず朝比奈さんが来るのを待ちましょう」

ゆかり「どうせ飛んで来るでしょうしね」

転校生「んじゃ、ぼくはちょーりしつもどっとくね。りょーりのほうてつだってくる」

さら「はい、おねがいします・・・」

・・・

さら『楽しい時は、みんなでお祝いするんですからぁ!』

龍季『いいって・・・ったく・・・しかたねーな・・・』

ゆかり『フフフ、朝比奈さん、誕生日、おめでと』

龍季『そーゆーの苦手だからいい・・・』

さら『おめでとーございます!』

龍季『人の話を聞けよ!』

風子「・・・うまくいってるみてーで。ま、いーでしょ」

風子「このまま、まっすぐ進むことを期待してますよ」

転校生「はいどーん」ドンッ

風子「えっ、わわっ」

秋穂「とびらガチャー!」

ノエル「足払いドーン!」

風子「あいたっ!3人とも、一体何を・・・」

さら「わあ、水無月さんもお祝いしにきてくれたんですかぁ?」

転校生「そうだよ」

風子「勝手に・・・はいはい、わかりましたよ。朝比奈、おたんじょーびおめでとーごぜーます」

龍季「けっ、柄じゃねーだろ」

風子「いえいえ、そんなことありませんよ。ひんこーほーせーになりつつあるアンタさんを、ウチはむしろ応援してます」

風子「それに・・・お互い苦労してるみてーですし」

さら「3人とも息ぴったりでしたねぇ」

転校生「うちあわせしてたからねー」

龍季「・・・・・・まあ、そうだな」

風子「とゆーわけで、これからもよろしくおねげーします」

龍季「はいはい、わかりましたよっと」

~えみりゃのたんじょーび、どすこみ~

転校生「よい・・・しょっと」

ありす「ドーナツ・・・ぉいし、そ・・・」

転校生「あ、こっち食べていいよ」

ありす「ほんと・・・!?」

転校生「うん。そっちしさくひん、こっちがもってくようだから」

ありす「ぃただき・・・す・・・」

転校生「・・・よし、これでいいかな。それじゃあぼくはこのままかんだんぶまでいってくるけど、ありすちゃんは?」

ありす「ぉかたづけ、してるね」

転校生「あ、まかせていい?」

ありす「ぅん・・・ぃって、ぁげて」

転校生「それじゃ、よろしく!」

・・・

転校生「えみりゃー!」

エミリア「あ、転校生くん!来てくれたんですね!」

転校生「ドーナツもってきたよー!」

エミリア「さっすが!」

刀子「わざわざ遅れてきたということは・・・揚げたてか!」

あやせ「揚げたてのドーナツ・・・いいわね~」

シャルロット「デザートは別腹ですから暴食にはならない・・・はい、大丈夫です」

アイラ「なにが大丈夫なんじゃ・・・まあよい。少年、こっちゃ座れ」

転校生「はーい。あ、ケーキもらっていい?」

エミリア「いいですよー。あ、そうだ。あーんしてあげます!」

転校生「じゃあぼくもしてあげるー!」

あやせ「それじゃあみんなでエミリアちゃんにしてあげましょうか」

エミリア「えっ、み、みんなで?」

刀子「うむ!拙者は構いませぬ」

月詠「別にいいけど・・・」

イヴ「私もですか?・・・まあ、いいですけど」

転校生「それじゃあ、あーん」

エミリア「あ、あーん・・・」

・・・

―翌日―

エミリア「結局全員から3周あーんしてもらっちゃった・・・」

エミリア「・・・・・・・・・・・・」ピピッ

エミリア「・・・・・・走ろう」

~大サーカスがやってきた!~

転校生「うーん・・・」

兎ノ助「おっす、転校生。相変わらず早いな」

転校生「おはよー、うのさん。ねえ、ちょっときいていい?」

兎ノ助「ん?なんだなんだ?」

転校生「サーカスってどんなの?」

兎ノ助「さ、サーカスか?そりゃあ、こう・・・あれだよ。火の輪くぐりとか、空中ブランコとかそんなんするやつ」

転校生「ふーん」

兎ノ助「うわっ、興味なさそう」

転校生「絵本でしか見たことないけどさー、まほうつかいがドタバタやってるのとちがいあるのかな?」

みちる「プロのサーカスを魔法使いのお祭り騒ぎと一緒にしたらダメだよ!」

転校生「あ、みっちー。おはよー」

兎ノ助「おっす、みちる。珍しく早いな」

みちる「いやー、ちょっとはりきっちゃってさー。だってあの【チャック&セイン大サーカス】だよ!」

みちる「せっかくの機械なのに興味がないなんて、転校生くん人生の12割は損してるよ!」

転校生「zzz」

みちる「わたしの話も興味なかったな感じかな!?」

怜「いや、そういうわけじゃなくて、ただ単に眠かっただけだろう」

兎ノ助「おう、おはよう、怜」

怜「おはよう。兎ノ助、松島」

みちる「あ、怜ちゃん!おはよー!それで、転校生くんって朝早くからしっかり起きてるって聞いてたんだけど・・・」

怜「転校生は普段から5時に起きて8時に寝て9時に起きて2時に寝て3時に起きて6時に寝て7時に起きて10時に寝る生活だ」

みちる「一日10時間!?」

兎ノ助「何のために転校生の部屋が学園にあると思ってるんだよ」

みちる「あれってわたしの記憶が正しかったら学園長のいざこざの時に用意されたものだった気がするんだけど」

怜「その通りだ」

兎ノ助「なんだ、知ってんじゃん」

みちる「ですよねぇ!?」

みちる(あ、ダメだわ。この人たちと会話してたら疲れるパターンだわ)

~陰からチラリ~

みちる「うわぁ・・・お客さんいっぱいだねぇ・・・」

転校生「そうだねー」フヨフヨ

みちる「うーん・・・もしかしたら当日券とかあるのかなって思ったけど・・・」

みちる「今日のは全部埋まってるみたいだね・・・残念」

みちる「あっ!でも違う日のなら少しあるみたい!」

転校生「みっちー」フヨフヨ

みちる「・・・わ、わかってるよ!今日はお仕事でしょ」

みちる「なによう。ちゃんと真面目にやるよ~」

ドンッ

みちる「きゃっ!」

怜「むっ・・・す、すまない。大丈夫か松島」

みちる「なんだ、怜ちゃんか・・・怜ちゃんこそ大丈夫?」

怜「私はなんともないが・・・本当にすまない。よそ見をしていた」

みちる「だいじょぶだいじょぶ、気にしないで!わたし、頑丈な方だから!」

みちる「ところで・・・この辺りってちょっと暗いね。足元も見づらいし・・・」

みちる「ここの通路って、あまりお客さん通らないのかな?」

怜「ああ、どちらかと言うと関係者の方が多いな。そこに専用通路もあるし」

みちる「へー!じゃあステージに上がる人たちもここを通るんだ!?」

みちる「わたしもちょっとここにいようかな。近くで見てみたいし」

怜「仕事中だぞ。松島と転校生の持ち場はどこなんだ?」

みちる「わたしたちは全体の見回りなの。外と中も行ったり来たりだよ」

転校生「なんかぼく、まいかいぜんたいのみまわりしてるきがするなぁ」フヨフヨ

怜「ゲームの仕様だからな・・・っと、それはともかく。じゃあステージも運が良ければ見れるんだな」

みちる「うん。さっきからちょこちょこ見てるよ。もちろん、お仕事しながらだけど」

怜「そうか・・・見てるのか・・・」

~ヌコ~

みちる「・・・・・・?どうかしたの?」

怜「あ、いや、別に」

転校生「あ、ねこだ」

猫「ニャーン。ニャー、ニャー」

ニャース「こら!そこの列、ちゃんとニャーの言うことを聞くのにゃ!」

みく「みくは列を曲げないよ!」

猫「フシャー!ニャーニャー!」

猫吊るし「通信エラーが発生しました。お手数ですが、オンラインゲームTOPからゲームの再開をお願いします」

サーバル「エラーかぁ・・・これは図書館に行かないとわからないかも」

怜「っ!」

みちる「わぁ、猫ちゃんがいっぱい!もしかして次のプログラムに出るのかな」

怜「・・・・・・・・・・・・」ニヘラ

みちる「怜ちゃん?」

怜「・・・もう少し私の背が高ければあの隙間から・・・」

みちる「れーいーちゃーんー!」

怜「っ!す、すまない。またぼーっとしていた」

みちる「・・・ひょっとして、怜ちゃん。プログラム見たいの?」

怜「そ、そういうわけでは・・・ただ、猫が演技をすると聞いて・・・少しだけ興味が・・・」

怜「サーカスなんて小さい頃以来で、つい懐かしくて・・・」

転校生「ダンボールかそうか?」

怜「いや、それはいい。お前が動きづらいだろう」

みちる「じゃあさ、持ち場、ちょっと変わってみる?」

怜「え、だがそれは・・・」

みちる「わたしたちがここを見てるから、怜ちゃんは回りを見てきて欲しいな」

みちる「ね、転校生くん。いいよね」

転校生「いいんじゃないかな」

怜「・・・いや、せっかくだが遠慮しておく。私は風紀委員だ」

怜「仕事できたからには、それを放り出すことは出来ないからな」

みちる「でも、本当にいいの?ちょっとくらいなら・・・」

怜「大丈夫だ。気をつかってもらって悪いな。ありがとう」

みちる「・・・もう。真面目なんだから」

みちる「まっ、そんなとこもかっこいいけどね♪」

怜「っ!!あ、あまりからかうなっ・・・」

ピッピー!

みちる「え、な、なに!?」

転校生「ふじゅんどうせいこーゆー?もきんし!」

怜「そ、そんなつもりはない!」

みちる「そうだよ!ていうか、どこでそんなの覚えて来たのさ!」

転校生「さっちゃん」

怜「氷川・・・6歳児に何を・・・」

転校生(今は5歳だけどねー)

~秋穂待ち~

春乃「・・・・・・・・・・・・」

みちる「あれ?あそこにいるの、瑠璃川さん?」

転校生「だね」

みちる「・・・じーっとデバイス見つめて、どうしたんだろ」

転校生「あきちゃんからのれんらくまちー」

みちる「えー、ほんとー?じゃあ本人に聞いてみるからね」

みちる「瑠璃川さん。どうかしたんですか?何か問題でもありました?」

春乃「別に。全く問題ないわ」

みちる「でも、さっきからデバイスをじっと見てますし・・・」

みちる「・・・・・・・・・・・・?」

みちる「あ、秋穂ちゃんのもあっとだ」

春乃「秋穂から連絡が来たとき、すぐに返事ができるようにしてるのよ」

春乃「学園で待っている秋穂に、悪い虫が這い寄ってないか心配だわ」

転校生「ね?言ったでしょ?」カサカサカサカサ

みちる「ほんとだった・・・転校生くん、よく知ってるんだねー」ソノウゴキキモイ

転校生「わりかしよくいっしょにいるからねー」

春乃「はぁ。とっとと終わらせて帰りたいわ。あと何時間?」

みちる「えーっと、まだ時間は結構ありますね・・・」

春乃「ていうか、アンタらこんなとこうろついてていいの?持ち場どーしたのよ」

みちる「あ、わたしたちは全体を見回るように言われているんです」

春乃「そう。ならいいわ。ちゃんとやれば、定刻にクエストは終わる」

みちる「え?でももしもの事があるかも・・・」

春乃「ない。わかったらとっとと仕事に戻る!」

みちる「ひゃ、ひゃいっ・・・!」

~そのころの秋穂~

秋穂「ひゃあああああっ!へ、部屋にゴキブリがぁっ!!!」

G「俺の動きに惚れるなよ」カサカサカサカサ

さら「こ、こっちに来ましたぁ!」

ありす「・・・・・・」ビクビク

クレプリ「へっ、ゴキ公が。この狂った姫様の新聞紙捌きを受けて見ろ!」

G「甘いっ!」バサッ

クレプリ「なっ、と、飛ん」

ピトッ

クレプリ「・・・・・・・・・・・・」

クレプリ「」バタッ

ありす「ぉに・・・ぎょ・・・さ・・・っ!」

秋穂「なんで今日に限ってお姉ちゃんいないのーーっ!?」

さら「たつきさんもいませんーっ!」

ありす「か・・・なぎさ・・・っ!」

アイラ「ゴキブリごときで何を騒いどるんじゃ」プシューッ

さら「アイラちゃん!」

秋穂「す、すごいですっ!」

アイラ「これくらいならゴキジェット使えばよゆーよゆー」

秋穂「あっ、ダメ!ゴキブリは、一匹見たら30匹いると思わないと・・・!」

G×29「兄者がやられたようだな・・・だがアイツはゴキブリの中でも最弱!ゴキブリの恥さらしよ!」

アイラ「なぬっ!?隊列を成して飛んできたじゃと!?」

秋穂(もうだめっ!!!!)

パァン!!!

秋穂(・・・・・・・・・たす、かった・・・?)

里菜「ふっふっふ・・・悲鳴が聞こえたから来てみたら、なんだ、ちっちゃいゴキブリじゃないか」

アイラ「お、お主は・・・っ!」

さら「沖縄育ちの・・・!」

秋穂「与那嶺先輩っ!」

里菜「沖縄のゴキブリはもっとデカいんだぞ!リナが全部まとめて退治してやるさっ!」

~頼れる姉~

春乃「・・・そういえば、アンタ」

みちる「ふぇっ!?」

春乃「確か魔法の関係でろくにクエスト出てないんでしょう?」

みちる「あ、はい・・・申請しても転校生くんがいないとなかなか通らなくて・・・」

転校生「あー、すごーい!ネコたちがくみたいそうしてるーっ!3だんタワーつくってるー!」

みちる「今大事な話してるから気になること言うのやめて欲しいなっ!」

春乃「忠告しておく。ヘマしてクエストが長引かないように」

春乃「魔物が出ない限りは、そこの転校生に仕事を任せておけば間違いないわ」

みちる「え?お、おしつけるってこと・・・?でも、転校生くん病み上がりだし、5歳だし・・・」

春乃「こいつはクエスト慣れしている。警備も討伐もね。とくにこういう娯楽施設での警備は優先的に回るようになっている」

春乃「だから、アンタ1人くらいのお守、どうってことないわ。遠慮するだけムダ」

春乃「ってか、こいつに遠慮するな。こいつは頼られると喜ぶタイプの子供よ」

春乃「場数は踏んでるし人心掌握は得意だし指揮もできる。魔法と・・・今は運動もか。それ以外なら基本なんでもできるはず」

みちる「は、はあ・・・」

春乃「自分ひとりで何とかしようとするな。もし転校生でも無理なことなら・・・」

春乃「あたしが片付けるから」

みちる「あ・・・ありがとうございます!もしそうなったら、お願いします!」

春乃「・・・じゃ、あたしは自分の仕事をするから。そこのがはしゃぎ過ぎないようにだけ見といてよ」

みちる「はい!行ってきます!」

・・・

みちる「瑠璃川さんとあまり話したことなかったんだけど・・・」

みちる「すごく良い人だね!なんか、頼れるお姉さんって感じ!」

転校生「リアルでたよれるおねえちゃんですから」ウチトハチガウ

みちる「わたしにもあんなお姉ちゃんがいてくれたら心強いんだけどなぁ」

転校生「みちるおねえちゃーん!」

みちる「はーい、なになにー?」

転校生「つぎのとこいくよ」

みちる「え、あ、うん」

みちる(・・・え?今のって私を頼ってなにかおねだりする流れじゃなかったの?)

~秋穂がいないノエル~

ノエル「みちるちゃん見て見て!あそこに真っ白なライオンさんがいる!」

みちる「え、どこ!?わかんないよー!緞帳のとこ!?」

ノエル「あー・・・見えなくなっちゃった・・・」

みちる「うぅぅ。わたしさっきから一度も見てない~!」

みちる「ねね、転校生くんは見えた?」

転校生「ぼくはみたよー」フヨフヨ

みちる「そっか・・・見えたんだ・・・しょぼん」

ノエル「だ、大丈夫だよ!まだチャンスはあるよ!」

ノエル「いろんな動物さんがあそこをいったりきたりしてるみたいだし」

みちる「う、うん。次こそ絶対見逃さないようにする!」

みちる「・・・そういえば、今日はツッコミしてないんだね」

ノエル「秋穂ちゃんがいないからねー」

みちる「じゃあここで誰かがボケてもツッコミはしない?」

ノエル「軽いのだったら流しちゃうかもねー」

転校生「あーっ!みっちー、みっちー!ホワイトライオンがヨガのポーズしながらそらとんで火をふいてる!」

ノエル「ダルシムかっ!」

みちる「あ、ツッコんだ」

ノエル「ああ、反射的に・・・まあでも、秋穂ちゃんがいないから気が楽っちゃ楽なんだよねー!」

ノエル「転校生くんも側にいるから何も心配しなくていい!快適!リラックス!」

みちる「なんか、大変な日々を送ってるんだね」

ノエル「悪い子じゃないんだけどねー」

転校生「ホワイトライオンが本田にかったっ!すごいキーパーだ!」

みちる「サッカーしてたの!?そしてPKに入ってるの!?」

ノエル「能力!!」

転校生「みっちーはまだまだだねー」

みちる「たった一言でまとめられるなんて・・・」

ノエル「アタシもなんでこうなっちゃったのかな・・・」ホロリ

~散歩部のことは~

ノエル「みちるちゃんも一緒におさんぽする?1ヶ月で体力と精神力が鍛えられるよ?」

みちる「体力はともかく精神力って!?」

ノエル「秋穂ちゃんのボケとさらちゃんの天然がおりなすカオス空間に放り込まれれば誰でもメンタル強くなるって」

みちる「なんか、すごい友達付き合いだね・・・」

ノエル「ここ2年ぐらいかな、転校生くんが転校してきてから、秋穂ちゃんが積極的にボケるようになっちゃって・・・」

ノエル「多分、転校生くんを楽しませようとしてるんだと思うんだけどね。行きすぎな部分が多いけど」

みちる「それってさ、いっしょにいて疲れない?」

ノエル「すんごい疲れるよ」

ノエル「でも、さ。一緒に遊んで、笑って、驚いて、泣いてってしてたらね」

ノエル「ふと離れてる時、すっごく寂しくなるんだよね。それで、戻ったらだんだん楽しくなってきて・・・」

ノエル「本当に落ち込んでるときは励ましてくれるし、応援するところは応援してくれるし、ほんっっっっっっとにたまに真面目になってくれるし」

みちる(そこまで溜めるほど・・・)

ノエル「2人とも、いい友達だよ。そして、散歩部はそんなアタシたち三人がいつでも集まって笑い合えるところ」

ノエル「と、いうことで!そんな愉快な散歩部に、あなたも是非いかがかな?」

みちる「しまったっ!勧誘だったっ!わ、わたしはもう陸上部に入ってるから!」

ノエル「だいじょうぶだいじょうぶ!散歩部は非公認の部活だから問題なし!」

みちる「え、そうなの!?」

ノエル「そうだよ」

転校生「のえるん、みっちー」

みちる「あ、なに?どうしたの?」

ノエル「なにかあった?」

転校生「ライオンがオデッセイのうんてんはじめたよ」

みちる「ホンダ違いだよ!」

ノエル「舞台の面積!!」

みちる(すごし・・・普通真っ先に思いつくであろうホンダのことになんか目もくれず、みんなの目がそれている当たり前のことに意識を持って行った・・・!)

みちる(これが、グリモアのツッコミ総大将・・・冬樹ノエルの実力・・・!)

ノエル「なんだか特段名誉でもないことを褒められてる気がする」

~直感:EX~

風子「で、どーでしたか?はじめてのサーカスは」

転校生「おもってたよりすごかった!」

風子「でしょーね。絵本で見るのとは全然違うでしょーし」

風子「今回はけーびの仕事だったんで全部は見れなかったと思いますけど、チケットもらえたんでしょ?」

転校生「あー。あれねー、あげた」

風子「・・・あげたんですか?だれに?」

転校生「ぼくはなんだかんだ言ってけっこーみてたから、もうまんぞくしたし・・・」

転校生「目がキラッキラしてたあおいちゃんにあげたよ」

風子「そーですか。ま、アンタさんがそれでいーならいーです」

風子「んで、なんか変わったこととかありませんでした?」

転校生「いつもどおりだったよー」

風子「んじゃ、だいじょーぶそうですね。あ、このあとあいてます?」

転校生「あいてるよー」

風子「じゃあ、久しぶりにゲームやりません?アナログゲームのほーですが」

転校生「いいよー。こんどこそふーちゃんにかってみせるぞー!」

・・・

転校生「王手」

風子(なっ・・・転校生さんが・・・劇的に強くなっている・・・っ!)

風子(さっきから、ウチが置かれたくない場所に次々と駒を進めて・・・まるでウチの手を読んでるみたいに・・・っ!)

風子「・・・・・・これしか、ねーですね」

転校生「王手」

風子「っ!・・・・・・詰み、です」

転校生「よっし!かった!はじめてだ!」

風子「・・・もう一回、やりません?」

転校生「え~、しょうがないな~。とくべつだよ~?」

風子「その鼻っ柱叩き折ってあげますよ」

・・・

風子「はい、ウチの勝ち」

転校生「にゃああああああーっ!まけたーーーっ!」

風子「これが実力ってモンですよ。直感だけに頼ってるよーじゃまだまだですね」

転校生「うううーーー!!!もっかい!もっかい!」

風子「はいはい、何回でもどーぞ」

この後めちゃくちゃいい勝負をした

今日はここまで!転校生くんはものすごい直感を持ってるけど、それでも埋めれない実力差というものがある。
ライオンさんにはエドモンド本田とか本田未央とか本田速人とかとも共演してほしかったけど、それはまたの機会にしておこう。
次回は【霧の英霊】です。先に謝っておきます。原作ファンのみなさんごめんなさい。
既に腹ペコな王様は何度か登場してて、正義の味方も出てはいますが、あれはカーニバルファンタズム世界の住民ということにしておきます。
この世界ではきっと凛がカレイドルビーとして霧の魔物を倒したりイリヤがプリズマイリヤとして魔物を倒したりしてるはず。
同じステッキを使ってるだろって?きっとあの素敵なステッキは共有してるんじゃないかな。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 生徒会編~

虎千代「ここがせいとかいだなっ!」

薫子「おにーちゃんたちがおしごとしてるんだよね?」

転校生「そうそう。大事なものとかも置いてあるから、あんまり暴れたら・・・」

虎千代「あ、なんだこれ!なんか書いてある!・・・読めない!」

薫子「えっとぉ・・・お・・・き・・・ので・・・ち・・・・・・ん・・・ち・・・ん・・・」

転校生「飛ばし飛ばしで読まないでくれっ!」

ありす(何が書いてあるんだろう・・・)

アイラ「おう、少年、来たか!お茶淹れてくれ!」

ゆえ子「ゆえもお願いします」

さら「わたしも~」

ありす「私の分もお願いしていいですか?」

転校生「いいよー」

虎千代「転校生・・・おまえ、パシリなのか?」

薫子「いじめられてるの?」

転校生「僕の仕事、その他雑用。あと補佐」

[生徒会長]さら「そうだよー。転校生くんはパシリじゃない、庶務及び会長補佐及び副会長補佐及び会計補佐及び書記補佐及び学園長補佐っていう肩書があるんだから」

[副会長]ありす「転校生くんは魔法以外ならなんでもできるから」

[書記]アイラ「妾たちも消去法で入っただけじゃしな」

[会計]ゆえ子「今までお金の勘定なんかしたことなかったので、大変です」

[庶務及び会長補佐及び副会長補佐及び会計補佐及び書記補佐及び学園長補佐]転校生「肩書だけで他3人のセリフより長くなったんだけど」

虎千代「なんか、すごい!かっこいい!」

薫子「かおるこ、ありすおねーちゃんみたいになりたいから、副会長になるーっ!」ニコーッ

虎千代「じゃあ、アタシは生徒会長!」

さら「ああ、やっと時代の会長になってくれそうな人が・・・」ホロリ

ありす「長かったねー。さらちゃんもう5年目だっけ?」

さら「梅さん卒業時点でわたししか10歳以上がいなくて、消去法で引き継いでから早5年・・・ついに生徒会長を志してくれる子が・・・」

転校生「さらが生徒会長になったのが17歳の時で・・・」

[在学20年]さら「本当ならその1年で卒業するはずだったのに、そうしたら最高戦力がありすになるから執行部がお願いします卒業しないでくださいって土下座しに来たから」

[在学5年]ありす(・・・ということは、わたしもしかして生徒会長になってた可能性があったってこと?よかったー・・・さらちゃんが残ってくれて)

虎千代「とらちよが13歳になったら生徒会長になるから、さらはあと5年頑張れ!」

さら「在学25年が決まった・・・卒業は28歳かぁ・・・」

ありす(もしかして、これ私も卒業できないんじゃ?)

アイラ(うーむ、グリモアに来たのは失敗じゃったか・・・)

ゆえ子(・・・あっ、また計算を間違えてしまいました)

転校生(既に23年目に入ってることは黙っておこう)

・・・

チトセ「幼女っぽい見た目してたら生徒会は回避できたと思ったんだけど・・・」

[学園長]寧々「はーい、もう正体割れてるんだからバンバン仕事してもらうよー。明後日はイギリスで会議だからチケットよろしくー」

[学園長補佐]チトセ「・・・もうちょっと見た目年齢上げてた方がよかったかしら・・・私も転校生くんとお仕事したい・・・転校生くんに補佐してもらいたい・・・」

寧々「はーい口より手を動かすー」

チトセ「・・・くすん」

今日のプチモア。学園生以外の年齢は普通な世界。梅さん林檎さんと浅梨の年齢差がすごいことに。
我妻母が少なくとも40代で子供産んでることになる。始祖十家すげぇな。
ありすが入学したときにさらさんはすでに生徒会長。そのまま流れで生徒会副会長になったとか。
さらちゃんは梅さんの1つ下なので、多分大分しごかれてる。多分今でもたまにしごかれてる。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 子供だけ編~

転校生【じゃあ、ぼくたちは東北で魔物退治に行ってくるから・・・】

ありす【3日ぐらい大きい人がいなくなるけど、ちゃんとするんだよ?】

さら【寧々とアイラ、チトセはイギリスなのよね。そういうわけで、子供だけになるけど・・・】

ゆえ子【ゆえは残りますよ?】

・・・

ゆえ子「そういうわけで、3日分の生活費として1人頭3000円が渡されました」

ゆえ子「昼食は食堂で無料で食べれますから、朝食と夕食の分だけですね」

ゆえ子「お金の管理はゆえがきっちりと・・・」

初音「さなー!これで好きなモン買おうぜー!おもちゃとかー!」

沙那「は、初音様!?い、いけません!」

龍季「3000円・・・アメがいっぱい買える!」

メアリー「バーガーまつりだー!!!守谷、マック行くぞ!」

月詠「えええっ!?しょ、しょうがないわね!とくべつについていってあげる!」

萌木「・・・本・・・いっぱい・・・♪」

ちひろ「しおふぁんでハートちゃんとロップちゃんとるりるりのぴょんぴょん~」

エミリア「ドーナツ!ドーナツが食べたいです!」

あやせ「わたしも~」

シャルロット「・・・ちょ、ちょっとだけなら神も許してくれる・・・よね?」

卯衣「メロンパン・・・」

ミナ「ミナ、いーーーっぱいかっこいいおもちゃかうー!」

ソフィア「おーんせん!おーんせん!すぷりんぎーん!」

望「3000円じゃゲームかえないー!もっとー!」

ノエル「いっえーい!おかしー!」

イヴ「おかしー!」

紗妃「み、みんなだめ!ちゃんとごはんに使わなきゃ!」ピッピー

ゆえ子「ふぇぇ・・・どうしましょう、お金を全部みなさんに持っていかれて・・・」

聖奈「・・・よし!」

ゆえ子「ゆ、結城さん、何か案が・・・?」

聖奈「わたしはあたらしいそろばんが欲しい!」ダダダダダ

ゆえ子「ふぇぇ・・・」

この後めちゃくちゃ苦労した

今日のプチモア。このお金は寧々のポケットマネーだそうです。
子供の時に親が一時的に家を離れるからとお金だけ置いていかれると妙にテンションが上がるよね。
そして無計画に使いまわって最終日にジリ貧になるまでがお約束。
全く関係ない話だけど、ツイッターのリスト【楠木ありす推し】にいつの間にか入っていた。
自分で入った記憶が無いんだが・・・もしかして特定されてる?
今はほぼ活動してないけど、それももったいないし次回作ぐらいから新スレはツイートしようかな・・・
ありすありあり(合言葉)

~めーりんのたんじょーび、しゅぎょう~

明鈴「転校生ー!これ、これやるアル!」

転校生「これ?」

明鈴「これこれ!」

転校生「ああ、リズムてんごくの・・・しゅぎょう?いきなりどうしたの?」

明鈴「自由に借りたアル。ボクもいっぱい饅頭が食べたいアル!でも、小蓮も花梨も今準備してて・・・」

転校生「えー、でもおまんじゅうないよ?」

シャルロット「エミリアさんが食べるのをがまんしたポンデリングならここにありますが」ニュッ

明鈴「じゃあそれでいいアル!」

転校生「じゃあちぎるかー」

・・・

転校生「・・・よしっ!これでぜんぶかな」

明鈴「おいしかったアル!」

転校生「おいしかったねー」

明鈴「・・・あれ?そういえばなんかやるって言ってたような」

転校生「うん?んーと・・・」

転校生「あっ、そうだ。めーりんたんじょーびおめでとー」

明鈴「ありがとう!・・・あ、そうだ!しゅぎょう!修行するアル!」

転校生「あ、そうだった!でも、もうポンデリングないよ?」

夏海「ここに智花が食べようと思ったけどやめておいた丸くてふわふわなパンケーキがあるけど」

明鈴「それでいいアル!」

転校生「じゃあ切り分けるよー!」

・・・

小蓮「めいりーん!明鈴あての荷物が届いて・・・ってなんで浮いてるネー!」

転校生「丸くてふわふわなパンケーキを食べたからじゃないかな」フヨフヨ

明鈴「なんかエスパータイプがついた気がするアル!」フヨフヨ

~ミナの眼に~

ましろ「きれいに食べてくださって、花梨さんも小蓮さんも喜びますわ」

結希「お礼をいうのはこっち。料理部の出前は腹もちがいいので助かる」

ましろ「では、お皿の回収をさせていただきますね。お皿がなおさら・・・フフフ・・・」

結希「ふぅ、これでじっくり構築が組めるわね。さて、今度の軸は・・・」

怜「宍戸。風槍を連れて来たぞ」

ミナ「う、うぐぐぐ・・・我が眼の呪いに、人の子が触れてはならぬっ・・・」

怜「大丈夫、少しの間検査するだけだ。ほら、転校生もついている」

転校生「zzz」フヨフヨ

ミナ「寝てるじゃないか」

怜「今は昼寝の時間だからな。以前よりも規則正しく昼寝をするようになった」

ミナ「規則正しい昼寝ってなんなんだ・・・」

結希「もう、タイミングが悪いわね。もう少し後でもよかったのに(ああ、もうそんな時間。入って。準備は出来てる)」

ミナ「折角来たのに!?」

転校生「ゆきちゃん・・・ほんねと・・・たてまえ・・・ぎゃく・・・zzz」

結希「・・・風槍さん、朝から視界が歪んでいるとか。気分はどう?」

ミナ「・・・う、うん。なんか、普通にしてると平気・・・(無かったことにする気だ・・・)」

ミナ「だけどたまに・・・あ!今また、ぐにゃってした!」

ミナ「そ、そこの後ろのとこ」

結希「?」

結希「後ろって・・・私の後ろ?」

ミナ「あっ!ぎゃ、逆のほう!そっちもぐにゃってしてる!」

結希「眼球の異常ではなく、なにか見えているということ?」

ミナ「で、でっかい!なあ、誰も見えてないのか?それっ・・・」

ズズズズズズズズズ

怜「・・・っ!?なんだ、この地響きは・・・」

ましろ「・・・・・・危ない!」

転校生「zzz」

~霧の英霊~

怜「みんな、大丈夫か!?」

ましろ「不用意に動いてはいけません」

結希「・・・・・・ここは・・・・・・」

転校生「zzz」フヨフヨ

ミナ「ひゃあああぁっ!」

怜「風槍!くっ、魔物か!」

ミナ「うわああぁん!なにあれえぇ!」

怜「!?人型の、魔物・・・?」

怜「・・・風槍っ!」

???「――――――Anfang」

転校生「zzz」フヨフヨ

???「霧散した・・・? どっかの使い魔ってわけじゃないみたいね」

???「大丈夫?もし今倒したのがお仲間だったらごめんなさいね」

???「あなた達、見たところ一般市民、ってわけでもなさそうだけど・・・」

結希「あなた達は?」

???「1つ確認させて。そこの髪の長いあなた」

怜「・・・・・・私か?」

???「一工程・・・いえ、詠唱もなく服装を変化させた」

???「どこの魔術師なの?」

怜「魔術師?私たちは魔法使いだ」

怜「所属は私立グリモワール魔法学園。援護してもらったことは礼を言おう」

???「・・・・・・ハァ?」

???「あなた達が魔法使いって・・・ウソでしょ?」

~おねむの転校生~

転校生「zzz」

ミナ「サーヴァントー!おーきーろー!」

転校生「zzz」

ミナ「むぅ・・・こんな状況でも睡魔の呪いから解き放たれることはないか・・・」

ミナ「・・・魔法で水でも掛けたら起きるかな?ちょっとやってみ」

バタン

ミナ「あっ!段ボールのふたしめた!」

ミナ「サーヴァントー!おーきーろーよー!」

・・・

ミナ「我が禁断の48種の呪文を詠唱しても起きぬか・・・なら、最後の手段!」

ミナ「このまま連れていく!まあダンボールの中に入れてたら死にはしないだろ!」

ミナ「・・・本当に寝てるんだよな?」

転校生「寝てるよー・・・zzz」

ミナ「起きてるじゃないか・・・えっ、今の寝言?」

転校生「zzz」

ミナ「ふむ・・・」

ミナ「このダンボール、我が乗っても大丈夫なんじゃないか?」

ミナ「・・・ふたはしまってるし、ちょっとぐらいなら・・・」

ミナ「・・・えいやっと。・・・おおー、浮いてる・・・」

ミナ「えっと、これどうやって前に進むんだ?」

転校生「まえに・・・かたむけてー・・・zzz」

ミナ「こ、こうか・・・おお!進んだ!よし、この調子でどんどん行くぞ!」

~あなたはサーヴァント~

ミナ「おおーい!神の巫女!こっちだ、遅いぞ!」

怜「風槍!どこへ行っていたんだ」

ミナ「案ずるな、サーヴァントを連れて偵察に行っていた!」

セイバー「・・・サーヴァント!?」

ミナ「!?な、なんだ!?そんな怖い顔したって、我は・・・!」

セイバー「・・・ダンボールのサーヴァント?それともダンボールに乗ったライダー?」

セイバー「凛。ダンボールというものは浮遊するものなんでしょうか」

凛「少なくともわたしの知っているダンボールは飛ばないわよ」

結希「それは私の発明品よ。飛行だけでなく走行及び航行も可能」

凛「発明品?魔導具的な?」

結希「これは魔導科学の分野。どちらかというと科学ね。機械の部類になるかしら」

凛「へ、へぇー。ま、こ、こっちでも?これくらいは?できるんじゃない?」

ミナ「嘘だな」

凛「そ、そんなことないわよ!」

セイバー「凛は機械が苦手なんです。ですから科学の事情を知らないのも仕方ないかと」

凛「セイバー!」

転校生「んん~ん・・・」

凛「だ、ダンボールから声が!最近のダンボールは喋るの!?」

セイバー「喋るんですか?」

結希「喋っているのはその中身よ」

凛「ふ、ふーん。ま、わたしは最初からわかってたけど?」

ミナ「お、サーヴァント!睡魔から解き放たれたか!」

ガタガタガタガタ

ミナ「うわわわっ、ゆ、揺らすな、わぎゃーっ!」

パカッ

転校生「もう・・・なんだよぅ・・・まだ3時にはなってないでしょ・・・」

セイバー「中から子供が!?まさか、サーヴァントとはこの少年のことを!?」

転校生「・・・・・・ここ、どこ?」

凛「セイバー、落ち着いて。この子はマスターじゃないわ」

凛「それにこの子供・・・転校生くん?だっけ。見たところ武器も持ってなさそうだし」

凛「攻撃手段も何もなさそうな彼が、どこかの英霊に見える?」

セイバー「・・・ライダー、ではないですよね」

凛「宝具が段ボールの英霊なんて見たことも聞いたこともないわよ」

転校生「すらまっぱぎー」

セイバー「スラマッ・パギ・・・マレーかインドネシアの英霊?」

怜「混乱させてすまない。風槍はあだ名をつけるのが得意なのだ」

怜「転校生のことをサーヴァントと呼んで、慕っている」

ミナ「し、慕っているのはサーヴァントのほうだもん!な?そうだよな!?」

転校生「zzz」

ミナ「サーヴァントー!ねーるーなー!」

~魔法使いとしての転校生~

凛「転校生くん。あなたも魔法使いなのよね?」

凛「直接戦いはしないみたいだけど、なにが得意なの?」

転校生「こう、みんなにびびびーって」

怜「彼は他人に魔力を分け与えることができる。なくてはならない存在だ」

転校生「びびびー」ビビビ

凛「・・・なんですって。そんなの、どうやって・・・」

怜「彼のおかげで、私達は残りの魔力を気にせず戦うことができる」

凛「代償無しってこと?あなたがいるだけで?」

凛「どういう仕組みかわからないけど、それが本当なら・・・ふふふ」

セイバー「凛?」

凛「ねえ、わたしと組んでみない?悪いようにはしないわよ」

転校生「えー、どーしよーかなー」

ミナ「!だめだっ!そいつは我と契約中なのだ!」

凛「いいじゃない。これも何かの縁だし、仲良くしましょうよ」

ミナ「で、でも・・・我のサーヴァントなのに~!」

転校生「だいじょうぶだよ、みっちゃん」

ミナ「さ、サーヴァント!そうだな!我らは何物にも代えられない絆で結ばれているからな!」

転校生「ダンボールはかしてあげるから」

ミナ「さ、サーヴァントーーー!!!」ポカポカポカポカ

転校生「ダンボールがーどっ!」

凛「あ、やっぱ無理だわ。多分わたしこの子と相性悪い。多分相手してたらイラつくタイプ」

セイバー「そうですか?」モグモグ

凛「・・・何食べてるの?」

セイバー「分けてもらった砂糖菓子です」キリッ

怜「転校生は料理が得意なんだ。菓子作りもできる」

凛「あ、そう」

凛(いまいち緊張感が無いわね・・・)

~ミナ・フランシ(ryとイリヤ・スフィ(ry~

ミナ「ハアァァーッ!ドゥアアァーッ!」

ミナ「クックック・・・アーッハッハッハ!我の魔法にひれ伏せ!」

ミナ「我が真名はミナ・フランシス・シルビィアンド・ウィンドスピアッ!」

転校生「・・・・・・」ピクッ

ミナ「このような結界など、サーヴァントの魔力と我の暗黒の力があれば・・・」

???「ねえ、今の魔法、お姉ちゃんが撃ったの?」

ミナ「!? 誰だっ!?」

???「ミナ・フランシス・・・難しいお名前ね」

転校生「げいめいだからね」

ミナ「芸名じゃない!あと、貴様、礼儀知らずめ。名を名乗れ!」

イリヤ「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」

ミナ「ん、おぉ?イ、イリヤス・・・?」

転校生「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン・・・だってさ」

ミナ「サーヴァント・・・おまえ、こんな長い名前よく一回で覚えられるな」

イリヤ「・・・アインツベルンを知らないんだ。あなた、どこの人?」

ミナ「ほう、この我を知らんというのか。いいだろう、我の力を見せてや・・・」

転校生「みっちゃん、あぶないっ!」

ドォン!!!

ミナ「ぐわあぁ!ぬぁ、なぬをっ!?」

イリヤ「今、わたしを撃とうとしたでしょ。近寄らないで!」

ミナ「・・・・・・ひ・・・っ・・・!!」

イリヤ「バーサーカー!出てきて!」

転校生「みっちゃん、さがって!・・・やらせるもんか!」

イリヤ「・・・バーサーカー!どうして出て来ないの!?」

転校生「回転して弾き飛ばすッ!!」

ドォンン!!!

ミナ「ひゃっ、ひゃああぁ!や、やめろ!やめろーっ!」

イリヤ「そっちが最初に構えたくせに!」

ミナ「さ、サーヴァントには・・・サーヴァントだけには、絶対に手は出させないぞっ!」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

ミナ「く、来るなら来い!この、ミナ・フランシス・しりゅびあんど・うぃんどしゅぴあがあ、あいてになる!」ガクガクブルブル

イリヤ「・・・・・・プッ・・・・・・」

イリヤ「あっははははは!ヘンな顔ーっ!」

ミナ「・・・・・・ぅ・・・・・・?」

イリヤ「あんまりヘンな顔するから、なんか殺す気失せちゃった・・・」

ミナ「・・・・・・え、と・・・・・・?」

イリヤ「殺すのやめた、って言ってるの。お姉ちゃん、危ない人じゃなさそうだし」

ミナ「ほ、ほんとに・・・?」

ミナ「・・・ゴホン!そそそこまで言うなら我も戯れを止めようではないか・・・」ブルブル

転校生「みっちゃん、あしふるえてるよー」

イリヤ(この子供・・・見た目に関わらず、殺るときは殺るって目をしてたわね)

イリヤ(注意しなきゃいけないのは、こっちの方かしら)

~レッドアイ・フェアリーズ~

イリヤ「それより、わたしのバーサーカーがいないなんて変よ」

ミナ「仲間とはぐれたのか?」

イリヤ「呼んでも来ないの。ずっと側にいたのに」

ミナ「あの・・・お前、もしかして迷子なのか?」

イリヤ「わかんない。この世界、どうなってるの?」

転校生「さあ?ぼくらも巻き込まれた感じだし」

ミナ「・・・1人なのか。そっか・・・」

ミナ「よし!お前の状況はよくわからないが・・・」

ミナ「我らと共に来い。戦友がいないのは不安だろう!」

イリヤ「えっ?で、でも・・・」

ミナ「赤い眼の少女よ。我もこの眼帯の奥に燃える真紅の運命を持つ者・・・」

ミナ「ここで出会ったのも我らレッドアイ・フェアリーズの定めやもしれぬ」

イリヤ「ええ・・・?」

転校生「せっかく会ったんだからいっしょに行こうよー」

転校生「ほら、ちょうど2人とも目が赤いし、何かえんがあるのかもねー」

転校生「・・・と、言っております」

イリヤ「はあ・・・」

ミナ「我が言霊をそのような軽々しいものに変換するでない!」

ミナ「・・・こほん。失われし片翼を求めているのだろう。ならば我も力を以って応じよう」

転校生「あいぼーの人をさがしてるんだよね?きょうりょくするよー・・・って」

ミナ「今こそディスちにっ・・・ディスティニーパワーを解放する!」

転校生「がんばるよーって」

イリヤ「翻訳ありがと」

ミナ「だーかーらー!サーヴァント、もっとかっこよく!そんな気の抜けた役にするなって!」

転校生「みっちゃんのやつははじめて会った人にするしゃべりかたじゃないしー」

ミナ「初めてであろうとなかろうと、これが我が言葉だ!変える必要などない!」

転校生「こんな感じのちょっといろいろとアレな子ですがねはわるいこじゃないんです」

ミナ「サーヴァントー!」

イリヤ「うーん・・・わたしとしてはこっちの子供の態度の代わり具合の方が気になるんだけど・・・」

イリヤ(でも、ずっと警戒してるのね。やっぱり、ただの子供じゃない)

~年齢~

転校生「そういえば、いりーはなんさいなの?」

イリヤ「・・・それわたしのこと?」

転校生「うん」

イリヤ「その呼び方はちょっと・・・」

転校生「じゃあ【ヤス】で」

イリヤ「いりーでいいです」ハンニンハイヤダ

ミナ「サーヴァントはこういうやつなんだ・・・」

イリヤ「それで、わたしの歳?どうしてそんなこと聞くの?レディーに年齢を聞くのは失礼よ」

転校生「なんか気になったから。たぶんみっちゃんより年上だし」

ミナ「え、そうなのか?」

イリヤ「ふーん・・・まあ、秘密で」

ミナ「えっ?えっ?どっちなんだ?」

転校生「たぶん18さいぐらいかなー」

イリヤ「それっててきとう?」

転校生「だってほら、エロゲの登場キャラは全員18歳以上だし」

イリヤ「こら、メタいの禁止!」

転校生「というのはじょーだんで、グリモア・・・ぼくたちのとこにもおんなじよーな(見た目と年齢が合ってない)人がいるからかな」

イリヤ「同じような(ホムンクルスの)人?・・・へぇ」

・・・

ゆえ子「へくちゅっ!」

焔「くしゅっ!」

~魔力補給~

ミナ「む・・・サーヴァント、そろそろ魔力をくれ」

転校生「はいよーっと」

イリヤ「・・・え!?こんなとこでおっぱじめる気!?」

ミナ「え?」

転校生「え?」

イリヤ「だって魔力補給って・・・<censored>でしょ?」

ミナ「な、な、な、何を言ってるんだーーー!!!!」

転校生「・・・<censored>ってなに?」

イリヤ「え、知らないの?・・・あ、そっか。全年齢版だとキスで済んだんだっけ」

ミナ「き、きしゅだと!?そんなことせぬわ!」

転校生「ちゅーするの?」

イリヤ「魔力補給って言ったら粘膜接触でしょ?要は舌と舌もしくは下と下で・・・」

ミナ「6歳児の前でなんてこと言ってるんだ!<censored>のセの字も知らないんだぞ!」

転校生「みっちゃんといりーがなにを言いたいのかわかんないけど、まりょくはびびびーって送るんだよ」ビビビ

ミナ「そうだ!けっしてそんな卑猥なことはしない!」

イリヤ「へぇー。・・・それってわたしにもできるの?」

転校生「きょひしなければー」

イリヤ「ふーん。じゃあやってみてよ」

転校生「びびびー」ビビビ

イリヤ「・・・おおー、これは便利。・・・持って帰っていい?」

ミナ「ダメだ!」

~再合流~

ミナ「だから、触ったら危ないかもって!」

イリヤ「え~?大丈夫だよ。こんなのすぐ・・・」

転校生「せめて他のとごーりゅーするまでさー・・・」

怜「ん?あの声は・・・」

ミナ「あああ!ひ、光ってるっ!」

イリヤ「あははは!お姉ちゃん、驚いちゃってヘンなのー!」

怜「風槍、転校生!お前たち、どこにいたんだ!」

ミナ「あ!神の巫女!あそこにおっきくてヘンな紋様が・・・」

イリヤ「なーに、お友達?・・・・・・あ」

転校生「あ、さっきの」

凛「あっ!!アンタ!!」

セイバー「下がって。桜、あなたはあちらの岩陰へ」

桜「え・・・でも・・・」

凛「いいから行きなさい」

転校生「しぶやと・・・ぺんさんと・・・なんかふえてる?」

凛「それ凛違いじゃない?」

セイバー「ぺんさん?・・・わたしのことですか?」

桜「あ、わたしは間桐桜です」

転校生「さくら・・・さくら・・・のやまもさとも・・・」

ましろ「見渡す限りわただらけ・・・ふふ」

転校生「あ、ゆきしろさん」

桜「あの・・・?」

ましろ「では桜さん、一緒に行きましょうか?」

桜「は、はい・・・」

~出口~

イリヤ「あなた達も来てたんだ。戦うの? いいよ」

イリヤ「もう飽きたから出ようと思ったけど、ここで死にたいならすぐ殺してあげる」

凛「!?で、出ようって言ったわね、アンタ!出口知ってるの!?」

イリヤ「えー?そんな口聞く人にはおしえてあげなーい」

凛「ぐっ・・・今はそんな事言ってる場合じゃないでしょ!?」

転校生「ぼくもいっしょにみたよー」

イリヤ「お菓子あげるから静かにしてて」

転校生「お口チャック」

セイバー「解っているでしょうが、ここは聖杯戦争の理の外」

セイバー「貴女も冬木に戻り、聖杯戦争の決着をつけねばならないはず」

セイバー「あとわたしの分はないのですか」

イリヤ「・・・もー、ごちゃごちゃうるさいなぁ。あと、セイバーの分は用意してない。そもそもわたしのだし」

イリヤ「ま、確かにあなた達とこんなところで戦っても・・・」

イリヤ「バーサーカーもいないし、おもしろくないからね」

イリヤ「いいよ。ついてきて。そこでヘンな魔法陣見つけたから」

転校生「もうしゃべっていい?」

イリヤ「まだダメ」

転校生「おくちじっぱー」

イリヤ「ね、お姉ちゃん。ラクガキみたいな模様だったよね」

ミナ「あ、う、うん・・・・・・お前、帰るのか?」

イリヤ「うん。たぶんアレ壊しちゃえばお姉ちゃんも帰れるんじゃない?」

~それぞれの帰り道~

イリヤ「ふふ、できそこないの結界だけど、結構楽しかったね」

ミナ「そ、か・・・」

結希「風槍さん。あなたはこっちよ」

ミナ「・・・うん」

イリヤ「じゃあね、お姉ちゃん。それと、転校生くん。長生きしてね」

ミナ「うん・・・お、お前も・・・」

転校生「はーい。そっちもがんばってねー」

凛「じゃ、行くわ。短い間だったけど、ありがとう」

結希「ええ。こちらこそありがとう。元気で」

転校生「今度あったらちゃーはん食べさせてねー」

凛「もう会うことはないでしょうけど・・・ま、縁があったら、ね。炒飯と言わず満漢全席を振る舞ってあげる」

凛「桜!こっち、戻ってきて。出口見つかったわ」

ましろ「・・・だそうです。さあ、あちらへ」

ましろ「大切な方が待っているのでしょう?お身体にお気をつけて」

桜「は、はい。ありがとう・・・ございます」

凛「・・・わたしからも、ありがとう」

ましろ「いえいえ・・・桜さんには不思議とシンパシーを感じましたので・・・フフフ」

転校生「たしかに声がにてるねー」

セイバー「?凛、あそこにいるのは・・・」

凛「ちょっと待って。あれって・・・ア、アーチャー!?あいつ、今さら・・・」

転校生「あー、へんなしせんかんじるなーって思ったら・・・誰かいたんだ」

セイバー「・・・ついてきていたのですね」

セイバー「・・・ここまでのお力添え感謝します。それでは」

怜「ああ。縁があれば、いずれまた」

セイバー「はい。その時は、怜とテンコウセイの料理を楽しみにしています」

転校生「まったねー!」

イリヤ「じゃ、壊しちゃうね。いっくよー」

凛「あ!ちょ、ちょっと、待っ・・・」

~何事もなかったかのように~

ミナ「・・・・・・うーん・・・・・・」

ミナ「ここは・・・研究室?」

ミナ「はっ!?ええと・・・あれ?なにしてたんだっけ?」

怜「私達、は・・・」

ミナ「そ、そうだ!神の巫女が、目の検査を受けろっていうから・・・」

ミナ「我は検査なんかいいって言ってるのに」

怜「・・・・・・?あ、ああ。朝から目の具合が悪いのだろう?」

怜「なにかあってはいけない。きちんと宍戸に診てもらわないと・・・」

ミナ「悪くない!さっきはなんかヘンだったけど・・・もうなにもおかしくないし・・・」

結希「・・・あなた達」

ましろ「宍戸さん、お皿をサラーッと回収しました。フフフ・・・」

結希「雪白さん、さっきまでなにをしていたか覚えている?」

ましろ「・・・お皿のことでなければ、なんのことでしょう?」

結希「だから、ついさっきまで魔物が・・・」

結希「・・・魔物が、どうしたんだっけ・・・」

・・・

結希「転校生君は、なにか覚えている?」

転校生「んーん」

結希「・・・そう。・・・ダメね。私も思い出せないわ・・・」

結希「ただ、イレギュラーとして処理するべき・・・遭遇があった・・・はず」

結希「違和感だけでも、忘れないうちにどこかに記録しておきたい」

転校生「でも、つかれてない?ぼくもなんかちょっと・・・」

結希「・・・そうね。体がひどく疲れている。けれど、もし霧の魔物につながることなら・・・」

結希「他の誰でもなく、私がやるべきことだから」

転校生「・・・・・・あれ?」

転校生「ぼく、こんなおかしもってたっけ?」

転校生「・・・ま、いっか」

~Proportion Additional Desire~

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす(ついに、買ってしまいました)

ありす(女子としては禁断の・・・アレを・・・!)

転校生「あーりすちゃーん!」

ありす「!」ビクッ

転校生「あれ?そのはこ、なに?」

ありす「ぁ、ぇと、これは・・・」

ありす「・・・ひ、ひみつ・・・」

転校生「ええー、いいじゃーん。おしえてよー」

ありす「だめ・・・れは・・・ぉしぇ、られな・・・!」

転校生「ぶー、ありすちゃんのけちー」

ありす(ごめんね、転校生くん。でもこれは、私の尊厳にかかわることだから・・・)

・・・

ありす(・・・転校生くんは部屋から出ていってくれました。今度お詫びになにか作ってあげようと思います)

ありす(さて。・・・ついにこれを装着するときが来ました)

クレプリ「ありす、最初から重ねるのは無しさね。人間そんな急成長はしないからな」

クレプリ「ちょーっとずつ増やしていけばバレないはず・・・さね」

ありす「ぅん・・・だぃ、じょぶ・・・」

ありす「・・・・・・!」

さら「ありすちゃん、いっしょにあそびましょお!」ガチャッ

ありす「!」

さら「あっ・・・ごめんなさい、失礼しました」

ありす「ま、まっ・・・!」

バタン

クレプリ「あー・・・これはあれさね。ありすにはまだパッドは早かったってことさね。多分」

ありす「・・・・・・」グスッ

今日はここまで!Proportion Additional Desire 略してPAD。割合追加願望とでも訳すべきか。
桜と全然絡めなかったけど、基本的に転校生くんが登場するとこだけ書いてるからそうなってしまった。
各レス毎に転校生くんもしくは風子もしくはありすが登場するところしか書いてない・・・はず。
プリヤの方と絡めた話もしたかったけど、ねじ込むところが思いつかなかったのでやめました。
次回は【時の異邦人】です。ついにかおるこちゃんの出番だよ、にこー!
転校生くんとかおるこちゃんが出合います。ニコニコします。薫子が悶えます。グリモアは今日も平和です。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 禁句編~

初音「いいかたー、言ってみろってー」

沙那「え、で、でもぉ・・・初音様ぁ・・・」

ありす「あ、初音ちゃん。また沙那ちゃんをいじめて遊んでるの?ダメでしょ」

初音「いじめてなんかないって。な?」

沙那「は、はい!初音様はよくしてくれています!」

ありす「・・・まあ、本人がそういうなら何も言わないけど、もし無茶なこととか言われたらいつでも言ってね。私がちゃんと叱るから」

沙那「は、はいっ!」

初音「・・・よし、今だ!沙那、言え!」

ありす「え?」

沙那「く、楠木さんのおむねはせんたくい」

初音「ぐぇっ!?」

沙那「た・・・え、は、初音さま!?」

ありす(B:72)「・・・何を、言わせようとしてるのかな?」

初音「ひ、ひいぃっ!ご、ごめんなさ・・・うわああああああん!!こわいーーーーー!!!!!!」

沙那「は、初音様が・・・初音様が・・・ふわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

・・・

ありす「はぁ・・・もう言わないって約束できる?」

初音「いわなぃ・・・ぐすっ・・・」

沙那「ごめんなさぃ・・・」

ありす「なら、もういいよ。でも、あんまり人を怒らせるようなこと言っちゃだめだからね」

メアリー「楠木の胸はーーー!!まないたーーー!!!」

ミナ「ぬりかべーーー!!!」

梓「カーリングができるーーー!!!」

アイラ「摩擦係数0ーーーー!!!!!」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「へえ」ガシッ

メアリー「あ、あれ?アタイ、なんでもうつかまって・・・?」

ミナ「あ、あんなに離れてたのに・・・?」

梓「に、忍者の足に追いついたんスか・・・?」

アイラ「ま、まあまあ待て!話せばわかる!じゃからいったん離すんじゃ、な?」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「だーめ♪」

・・・

転校生「そういや、最近子供たちの間で度胸試しが流行ってるらしいよ」

さら「度胸試し?どんなの?」

転校生「ありすの胸の豊満さについて言及すること」

さら「・・・・・・転校生くん。後ろにありすがいるよ」

ありす「・・・・・・・・・・・・」ニコニコ

転校生「あ、ありす・・・コンニチハ・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・組手、やりましょうか?ちょうど身体を動かしたかったんです」

転校生「あ、いや、その・・・ご、ごめんなさいいいいーーー!!!!」

さら「転校生くん・・・なむなむ・・・」

今日のプチモア。本編の裏世界組に負けず劣らずプチモア世界の住民も濃い気がする。
転校生くんは皮肉言っちゃったんでアウトです。ありすが近くにいないと思って油断してたそうです。
ありすの部屋には豊胸器具とか豊胸の本とかがたくさん置いてあります。
ここのありすは人形つかわなくても普通に戦えるはず。人形があった方が強いだけで。
転校生の魔力込みで2,30体同時に操れるので集団リンチされて魔物涙目。
さらは梅さんにしごかれましたが、ありすはさらと戦闘要員が2人きりだった時代にいろいろと連れて行かれてるはず。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 転校生の推し編~

絢香「ふんふんふんふふーん♪」

転校生「絢香、着いたよ、降りて。すいません、送ってもらっちゃって」

絢香「あ、はーい」

社長「わざわざ迎えに来てもらっているんだ、構わんよ」

絢香「それじゃあ、また今度ねー」

転校生「またよろしくおねがいします」

・・・

絢香「それでそれで、今日のおしごとで~」

転校生「そっか。そんなことがね~」

prrrrrr

転校生「おっと、ごめん。電話だ。ちょっと静かに」

絢香「おくちちゃっく」

転校生「もしもし?・・・・・・マジで!?よっしゃああああああああ!!!!!!!!」

絢香「!」

転校生「いやー、マジで助かる!だいじょぶだいじょぶ、予定空いてる!空いてなくても空ける!」

絢香「・・・・・・・・・・・・」

転校生「いやーやっぱ持つべきものは友達だよねー。あ、今度なんか奢るよ。すしざんまいでいい?」

転校生「ぬふふ、こずえちゃんの生ライブ・・・えっ、声がキモイ?いやいやいや、ロリコンじゃないよ。たまたま推しアイドルが幼いだけだよ」

絢香「・・・えいっ!」コンッ

転校生「おうっ!?い、いや、なんでもな」

絢香「えいっ!えいっ!」コンッコンッ

転校生「絢香、弁慶はダメ、弁慶はやめて!そこはこの前ありすと組手中に小足16連打喰らって痛んでるからぁ!」

転校生「あ、だから、ロリコンじゃな、いてっ!いたいっ!絢香、ストップ!」

絢香「・・・・・・むぅ」

絢香(てんこうせいには絢香がいるのに・・・)

・・・

ありす「ふんふふんふふーん♪」

寧々「あれ、なんかご機嫌ね。転校生君と何か進展あった?」

ありす「いや、そっちはまだ・・・」

寧々「じゃあ、どうしたの?」

ありす「実はですね・・・今度絢香ちゃんが出るライブのチケットを2枚手に入れたんですよ」

寧々「じゃあ、それに転校生くんを?」

ありす「いえ、さらちゃんを誘って一緒に行くつもりですよ?」

寧々「・・・ネネ、ありすちゃんが今一つ進展しないのはそういうとこだと思うな」

[ドルオタ]ありす「わたしもさらちゃんも絢香ちゃん激単推しの同志なので」テンコウセイサントハオシガチガイマス

今日のプチモア。この世界の絢香は科研に行くことなくグリモアに入ってる模様。
絢香のライブはありすかさらもしくは両方が毎回行っています。仕事先に迎えに行くのは転校生か寧々のお仕事。
グリモアとは関係のない話ですが、アイドルマスターシンデレラガールズでただいまアイドル総選挙をやっている最中でして。
私の推しアイドルである『遊佐 こずえ』ちゃんがなんと、中間発表ではありますが属性内順位で12位にランクインしています!
このまま順調に順位を上げていってくれれば・・・!
ふわふわおねむなアイドルこずえちゃんにきらきらな一票を是非よろしくおねがいします!
ありすありあり(春はこずえちゃん夏はありすちゃん)

~怖い夢~

ありす「ぅぅ・・・・・・」

クレプリ「ありすー、だいじょうぶか?」

ありす「ぅん・・・だぃ、じょぶ・・・」

クレプリ「最近多いなぁ、怖い夢見るの。今日もか?」

ありす「・・・・・ぅん・・・」

クレプリ「そっか。学校には行けそうか?」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

クレプリ「・・・わかったさね。連絡、しとくからな。行けそうなら行くんだぞ」

・・・

ありす(結局、今日はずっと部屋に篭りっきりでした・・・)

ありす(・・・・・・いやになるな・・・こんな私が・・・)

ありす(どうして・・・こんなに弱いんだろ・・・・・・)

転校生『あーりすちゃん』

ありす「!」

転校生『おみまいにきたよー』

さら『ありすちゃん、大丈夫ですかぁ?』

秋穂『えっと、果物とか、その、いろいろ持ってきたから!』

ノエル『中入っていいかな?』

ありす「ぁ、ぇと・・・」

クレプリ「ありす。どうするんだ?」

ありす「・・・・・・ぉねがぃ・・・す・・・」

クレプリ「入っていいってよー!」

転校生『ほんとー?じゃあはいるよー』

クレプリ「・・・ともだちって、いいもんさね。な、ありす」

ありす「・・・・・・ぅん」

~またもや霧の嵐~

虎千代「さて、転校生。近いうちに第5次裏世界探索を行うわけだが・・・」

虎千代「体調はどんな感じだ?まだ傷は痛むか?」

転校生「ううん、もうさけんだり走ったりしてもいたくないしだいじょうぶだよー」

薫子「それを聞いて安心しました。裏世界探索ではどうしてもあなたの力が必要になりますから・・・」

虎千代「副会長、たまには本音を話してやれ。心配だったんだろ?アタシは心配だった」

聖奈「私もです。お前が撃たれたと聞いてから気が気でなかった」

薫子「・・・そうですね。私個人としても、心配していました。元気になってくれているようでうれしいです」

転校生「えへへ・・・ごめんね?」

転校生「ちょっとずつからだも動かして体力つくってるし、ゆきちゃんが新しいダンボールを作ってくれたし、うらせかいでもだいじょーぶ!」

虎千代「そうかそうか。次回の裏世界探索は学園生たちの生き残り・・・レジスタンスの面々と会い、こちらに連れてくることが目的だ」

虎千代「アタシ個人としては、お前がうまく説得してくれることを期待してるんだが・・・」

転校生「?」フヨフヨ

虎千代「今度こそ、生き残りを連れてくることができれば、事態は大きく変わる」

虎千代「人手も情報でも、なにかしら持ち帰るぞ」

転校生「おー!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

虎千代「…………ん?」

薫子「この揺れは…」

虎千代「またか…あいかわらず前触れがないな」

虎千代「いいか!ここにいる生徒の誰かは、霧の嵐が起きた場合…」

虎千代「他の生徒が【移動してしまった場合】、すぐに宍戸に連絡するんだ!」

虎千代「ここで霧の嵐が起きた場合、過去へ行く可能性が高い!」

虎千代「移動した生徒は、すぐに自分の安全を確保!他の生徒との合流を最優先に!」

虎千代「転校生、お前は特にだ。すぐに頼る相手を探せ!」

~時の異邦人~

薫子「ここは・・・」

薫子「・・・あれは、確か転校生さんの乗っていたダンボールですね」

薫子「たしか、表の【月】の数分叩くのでしたか。つまり、6回」

コンコンコンコンコンコン

パカッ

転校生「・・・みなせー!」

薫子「転校生さん、よかった。すぐ近くに移動したようですね」

薫子「やはり霧の嵐。そしてここは過去の世界・・・だと思いますが・・・」

薫子「この景色では、それも判断しかねます。とにかく誰かと合流しましょう」

薫子「ここが【いつ】【どこか】は、それからです・・・ん?」

薫子(子供)「・・・・・・かっこいー・・・」

薫子「あ、あれは・・・」

転校生「みなせ?」

薫子「・・・失礼しました。場所は日本。およそ10年ほど前ですね」

転校生「じゃあ、あれって・・・」

薫子「ええ。あれは私です。早速、といったところですか」

~ガールスカウトたち~

虎千代「お、おい待て!アタシは怪しい者じゃない!」

???「怪しいやつはみんなそう言うんだ!待てーっ!」

薫子「・・・会長の声ですね。会長もこちらに来ていましたか」

薫子「御無事なようでよかった」

転校生「とらと・・・・・・ちっちゃいとらだ!」

虎千代「お、おいっ!転校生!薫子!アタシをどうにかしてくれ!」

虎千代(子供)「仲間かっ!みんなに悪いことするなら、虎千代があいてになるぞ!」

薫子「まぁ、勇ましい・・・会長は幼いころから、凛としていたのですね」

薫子(子供)「かっこいー・・・」

薫子「・・・・・・会長」

虎千代(子供)「てやっ!とうっ!」

虎千代「くっ。自分を殴るわけにもいかんし・・・なんだ、薫子!」

薫子「痛くはないはずですよ」

虎千代「は、はぁ?」

虎千代(子供)「すきありっ!」

転校生「とうっ」

パシッ

虎千代(子供)「なっ!お、お前、ちっちゃいのに虎千代の攻撃を受け止めた!?」

転校生「おおー、とらでもこどもだとこんなもんなのかー」フヨフヨ

虎千代(子供)「な、なんだ!?お前、なんで飛んでるんだ!?」

転校生「さあ、どうしてでしょーか?」

虎千代(子供)「このっ!このっ!」

転校生「はっはっはー、きかないきかない」パシッパシッ

虎千代「そうか。まだ覚醒していない頃か・・・」

虎千代「にしても転校生、いきなり飛び出してきて、危ないじゃないか」

転校生「まーまー、こどものあいてはこどもにおまかせくだせー」ヒラリヒラリ

虎千代(子供)「くっそー、さっきからフワフワ動いて、全然あたらない!」

薫子「魔力での肉体強化がなされておりませんし、子供ですから。転校生さんでも大丈夫だとは思いますが・・・」

虎千代「・・・これはこれで見つかったら面倒な気がする」

薫子「どうみてもオーバーテクノロジーですからね。・・・そこのあなた」

薫子(子供)「ほぇ?あたし?」

薫子「そう、あなたです。私たちは少し離れていますから・・・」

薫子「あちらの勇敢なお嬢さんを説得してもらえませんか?」

薫子(子供)「お嬢さん・・・?」

薫子「ええ。私たちが怪しい者ではないと、なだめてほしいのです」

薫子(子供)「・・・・・・・・・・・・」

薫子「どうしました?」

薫子(子供)「なだめるってなぁに?」

薫子「・・・ええと、ですね・・・」

~説得~

薫子(子供)「ねえねえ、2人ともー」

虎千代(子供)「とりゃっ!えいやっ!」

転校生「ふっ!はっ!・・・あっ、ヤバい、つかれてきた」

虎千代(子供)「おそくなったな、今だ!」

転校生「おそいっ!ぼくがひきこもるのに1びょうもかからないぞっ!」

虎千代(子供)「てやっ!・・・な、なんだ、このダンボール・・・虎千代が攻撃したのに、全くへこんでない!」

薫子(子供)「ねえったらー」

虎千代(子供)「ていやっ!とりゃっ!」

転校生「きかないきかないー」

薫子(子供)「ていやっ!」

虎千代(子供)「あいたーっ!木の棒でなぐるのははんそくだぞ!」

薫子(子供)「ていやっ!」

転校生「むだむだ。きのぼうなんかでこのダンボールはやぶれやしない!」

薫子(子供)「ぐらぐらー」

転校生「あっ、まって、ゆれ、やめ、よう、やめ、うぷっ」

転校生「き、きんきゅうだっしゅつっ!」ピョイン

虎千代(子供)「ついに出てきたな!さあ、かかってこ」

転校生「おえっ」

~弱点~

薫子(子供)「だいじょうぶー?」サスサス

虎千代(子供)「ほら、水持ってきたぞ」

転校生「ごめん、ありがと・・・」

虎千代「あのダンボール、あんな弱点があったのか」

薫子「盲点でしたね。外部からの衝撃はほとんどがカットできるから、直接揺らされることは想定していませんでした」

薫子(子供)「それで、えっと・・・・・・なんだっけ?」

虎千代(子供)「さあ?」

転校生「たぶんなんか言ってきてって言われたんじゃない?」

薫子(子供)「あっ、そうだった。えっと、悪い人たちじゃないんだって」

虎千代(子供)「虎千代はだまされないんだ!きゅうにでてきたあやしいヤツらめ!」

薫子(子供)「あやしい人たちなの?」

虎千代(子供)「あやしいとも!みろ、服が白いだろ!」

薫子(子供)「・・・ホントだ!白い!あやしい!」

転校生「白ってあやしい?」

虎千代(子供)「あやしい!」

薫子(子供)「あやしい!」

転校生「そうかなー・・・ところで、このダンボールどう思う?」

虎千代(子供)「空飛んでずるい!」

薫子(子供)「乗せて!」

転校生「いいよー」

薫子(子供)「やったー!」

虎千代(子供)「あ、ずるいぞ!虎千代も!」

虎千代「・・・雑な話題転換だが、うまくいったのか?」

薫子「なんとも言えません」

薫子(子供)「うわー、とんでるー!すごーい!」

虎千代(子供)「た、高い!こんなに高いとこまで!」

転校生「ひゃっっはーーーーーー!!!このままだいかいてんだーーー!!!」

薫子(子供)「きゃーーー!!!」

・・・

薫子(子供)「うぷっ」

虎千代(子供)「おえっ」

転校生「まわりすぎた・・・うっ」

虎千代「調子に乗るからだ。ほら、水持ってきたぞ」

薫子「これに懲りたら回転は控えてくださいね」サスサス

~魔法使い~

虎千代(子供)「ええっ!?お前たち、魔法使いだったのか!?」

薫子(子供)「すごーい・・・」アーン

転校生「でしょー」チョロチョロ

薫子「待ってください、何をやっているんですか」

転校生「おみずりょーさんちゅー」

薫子(子供)「ごびぶぼぼばばぶぶ・・・ごっくん」

薫子(子供)「お水飲んでたよ!」

薫子(文字だけだと霧塚さんが喜びそうなシチュエーションに見えますね)

萌木(転校生君が<censored>をしてると聞いて)

薫子(帰りなさい)

虎千代「魔法ってもっとどかーん!ってできるんじゃないのか?なんか地味・・・」

転校生「ぼくまほーにがてだからー」

虎千代「魔法使いなのに?」

転校生「まほーつかいなのに」

虎千代「魔法使いだということは内緒だぞ。この服は私立グリモワール魔法学園の制服だ」

虎千代「実はアタシたちは、大事なことを調べていてな」

虎千代「お前たちにはなにもしないから、みんなのところに戻ってくれないか」

虎千代(子供)「・・・ぐ、グリモアの?でもそっちのこどもと違う・・・」

転校生「とらとみなせはえらいからねー」

薫子(子供)「みなせ?かおるこもみなせだよ!」ニコー

転校生「みなせと・・・かおるこ・・・かおるこってよんでいい?」

薫子「どうして私に聞くんですか」

薫子(子供)「いいよー、転校生ちゃん」

転校生「・・・ぼく男の子だよっ!」

薫子(子供)「えー、うそー」

薫子(子供)「・・・じゃあ、女の子?」

虎千代(子供)「なんだって?」

薫子(子供)「ぺたぺた」

薫子(子供)「お、女の子だっ!」

虎千代(子供)「見てわかるだろっ!」

薫子「あっ、嫌な予感がします」

薫子(子供)「むぎゅっ」

転校生「ぎにゃああああああーーーーーー!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

薫子(子供)「男の子だっ!」

薫子「どこをさわっているんですか!!」

~純真無垢~

薫子「いいですか、相手が男子であれ女子であれ、むやみやたらに体を、特に股間等のデリケートな部分はみだりに触れてはいけないもので・・・」ガミガミ

薫子(子供)「だってぇ、男の子か女の子か変わんなかったんだもん」

転校生「み、みなせ、そのへんに・・・」

薫子(子供)「むぎゅっ」

転校生「わぎゃああーーーーーー!!!!!!!」

薫子「こーーーらーーーー!!!!!!!!!」

・・・

薫子(子供)「ごめんなさーい」

薫子「はぁ・・・はぁ・・・わかればいいのです・・・」

転校生「ウン、ボクモソウオモウヨ」

薫子「転校生さんもそろそろ元に戻ってください」

転校生「・・・・・・はっ!」

薫子(子供)「でもねー、やっぱり女の子みたいだよー」

転校生「ふつーに男の子してるつもりなんだけどな・・・」

薫子「・・・そういえば、転校生さん。いつから髪を切ってないですか?」

転校生「え?えっとぉ、5月、いや、4月かな。科研に行ってから切ってない」

薫子「毎日のように姿を見ていたので気付くのが遅れましたが、あなたかなり髪が伸びていますよ」

薫子「ぎりぎり肩にかからない・・・とはいえ、見方によっては女の子に見えるかも・・・」

薫子(子供)「・・・・・・あーっ!かおるこ、わかっちゃった!」

薫子(子供)「転校生くんとお姉ちゃん、お母さんと子供でしょう!」

薫子「お、おかっ!?私はまだそんな歳じゃありません!」

転校生「・・・・・・ママー!」

薫子(子供)「ほら!」

薫子「こら、転校生さん!悪乗りしない!」

薫子(子供)「にこーっ!」

転校生「にこーっ!」

薫子「あ、もうこっち見てない。そうですか、散々弄って興味がなくなったらそれですか」

薫子(子供)「お姉ちゃんも怖い顔してないで、にこーっ!」

転校生「にこーっ!」

薫子「え、ええ・・・?」

薫子(子供)「にこーっ!」

転校生「にこーっ!」

薫子「に、にこーっ?」

虎千代「なあ、薫子・・・・・・」

薫子「か、会長!?い、今のはですね、その・・・」

虎千代「・・・・・・いい笑顔だと思うぞ」プルプル

薫子「どうして目を背けるんですかっ!震えてますよっ!会長、会長ーーー!!!!」

~強敵(とも)~

転校生「・・・・・・」

虎千代(子供)「・・・・・・行くぞっ!」

転校生「・・・こいっ!」

虎千代(子供)「てやあーっ!」

転校生「ここ!」パシッ

虎千代(子供)「まだまだーっ!」

転校生「上、下!」パシッパシッ

虎千代(子供)「なんのーっ!」

転校生「あたらなければどうということはない!」スカッ

虎千代(子供)「これでどうだーっ!」

虎千代(子供)(この攻撃も多分避けられる・・・だけど、避けた瞬間、二発目をお見舞いしてやるっ!)

転校生「あっ、もう疲れた」

虎千代(子供)「へっ?」

ドカッ

虎千代(子供)「あいたーっ!」

転校生「あーあ、木なんかけるから・・・」

虎千代(子供)「・・・う、うぅ・・・避けると思ったのに・・・」

虎千代(子供)「・・・と、虎千代は負けない・・・負けない!」

転校生「・・・・・・つかれたし、本気、出すよ」ギロッ

虎千代(子供)「ひっ!」

虎千代(子供)(な、なんだ、これ・・・こいつの眼・・・すっごく怖い・・・)

虎千代(子供)(ま、負けちゃだめだ・・・虎千代は・・・負けない!)

虎千代(子供)「やぁーっ!」

転校生「宍戸流」

転校生「瞬獄殺」

虎千代(子供)「えっ」

転校生「うしろだよ。・・・まだやる?」

虎千代(子供)「な・・・み、見えな・・・かった・・・」

虎千代(・・・アタシには見えた。転校生が乗っているあのダンボールが、一瞬だけ超高速になったんだ)

虎千代(遊佐や間ヶ岾と対峙したときに身に着けた威圧とダンボールによる超高速移動)

虎千代(その2つをうまく組み合わせて相手の戦意を削ぐことに特化した技)

虎千代(去年の12月、あいつは一般人の子供を傷つけたことを深く後悔していた・・・)

虎千代(成長したな、転校生)

虎千代(子供)「ま、負けだ・・・虎千代の・・・・・・」

虎千代(子供)「・・・また、戦ってくれるか?」

転校生「もちろん、いいよ」

ガシッ

薫子(子供)「虎千代ちゃんと転校生くん、お友だちになったのかな?」

薫子「子供とはいえ、会長との深い握手・・・・・・羨ましい・・・」

薫子(子供)「かおるこもするーっ!」

薫子「あっ・・・・・・」シュン

虎千代「いや、握手ぐらいいつでもするからな?」

今日はここまで!新しい段ボールの名前は『エレジー』です。
このダンボールは瞬間的に亜音速で動ける機能を搭載していて、前後上下左右自由な方向に無音での飛行が可能です。
転校生は特殊な訓練を受けているので自由に扱うことができて、また障害物にぶつかることはありません。
ですが、一般の方が扱うのは危険ですので中型段ボール免許の習得及び1年間の保持が必要となります。
うちの転校生は度胸だけなら多分学園一だと思う。面と向かい合った時の威圧感は一瞬月詠を怯ませるほど。
最近ありすの出番が少ない気がする。でもそれ以上にメイン保護者の出番が少ない。何とかしないと。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 競争編~

結希「転校生君。これを見てくれるかしら」

転校生「ん?・・・おお、、魔法学のテストか。こんな歳からやってるんだなぁ」

結希「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・ほめてほしいの?」

結希「別にそうとは言っていない」

転校生「はいはい、頑張ったね、結希。100点おめでとう。次も頑張るんだよ」

結希「・・・・・・♪」

天「・・・・・・・・・・・・」

・・・

天「見なさい、転校生!」

転校生「えっと・・・・・・天も100点か。こりゃすごいや」

天「ふふん、でしょ?結希なんかには負けないんだから!」

結希「転校生君、転校生君」

転校生「あ、結希。どうしたの?」

結希「今日のじゅぎょうで作ったもの。あげる」

転校生「これは、ミニタンスでいいのかな?ありがとう、部屋に置いて使わせてもらうよ」ナデナデ

結希「・・・・・・ふふん」ドヤッ

天「ぐぬぬぬぬ・・・」

・・・

結希「転校生君、これを・・・」

天「見なさい、転校生!あたしが作ったこれをアンタにあげるわ!ありがたく思いなさい!」

転校生「ん、ありがとう。大事に使わせてもらおうかな」

天「ふふーん、ま、気が向いたらまた作ってきてあげてもいいけどね」

結希「・・・見てほしかったのに・・・・・・」

・・・

ありす「それで、2人の合戦がヒートアップして、他の子たちも参加して、転校生さんの部屋が・・・」

さら「埋まったのね」

転校生「そうなんだよなぁ・・・まあこの部屋、もともと物置にしか使ってなかったからいいけど・・・」

アイラ「ところで、お主らは何を持っておるんじゃ?」

ありす「家庭科のテスト結果を・・・」マンテン

さら「魔法学のテスト結果を・・・」マンテン

アイラ「楠木はともかくその年齢でお主がまだテストを受けていることにびっくりじゃ」

さら「歳の話はダメ、絶対。いいわね?」

アイラ「あ、はい」

今日のプチモア。さらさんはちゃんと全授業に出てる真面目な子。ていうか授業受けないと日中子供たちの面倒を押し付けられる。
3~6歳の生徒は授業が無いため、アイラとチトセ、それと手が空いている教師陣が面倒を見ています。
結希と天は自分から授業を受けることを望んだため特別に開講。レベルは他の生徒より高いらしい。
この前イヴとノエルが仲良さそうにしてたけど、あれでもプリンの取り合いで喧嘩中です。でも喧嘩中なことをよく忘れるらしい。
明日は私用でおやすみです。明後日にまた再開します。
ありすありあり(合言葉)

~共生教師~

虎千代(子供)「なあなあ、なにをちょうさしてるんだ?」

薫子「今は人を探しているんですよ。はぐれてしまった学園生を」

薫子(子供)「どんな人たち?白いの?」

転校生「ぼくみたいなのだよー」

虎千代(子供)「ってことは、みんなちっちゃいのか」

薫子(子供)「おともだちになれるかなー」

薫子「いえ、そういうわけではありません。身長は私ぐらい、服装は彼と似ています」

転校生「こんなふくー」

虎千代(子供)「・・・なぁ、お前は見た?」

薫子(子供)「えっとね、えっとねぇ・・・わかんない!」

虎千代(子供)「虎千代、見たぞ。あっちのほうにいた」

薫子「本当ですか?」

虎千代(子供)「虎千代はウソなんかつかない!」

薫子(子供)「そうだよ!」

転校生「そうだよ!」

薫子「疑ってなどいませ・・・転校生さん、あなたはこっち側です」

転校生「ちぇー」

薫子「・・・こほん。とはいえ・・・【どちらか】はわかりません」

薫子「転校生さん。念のため、案内してもらいましょうか」

薫子「彼女たちが言っている2人が、私たちの探している相手か・・・」

薫子「それとも、過去の姿なのか、確認しなければ」

~動揺はるのん~

???「転校生、転校生っ!」

転校生「あっ、はるのーん」

春乃「ここは過去?どのくらいで元に戻れる?連絡は?」ユッサユッサ

転校生「あばばばばばばばば」

春乃「秋穂・・・なんの準備もできてないのに・・・!」ギュウウウウ

転校生「はるのん、いたいいたい!」

春乃「あっ、ご、ごめん」

虎千代「瑠璃川、無事だったか・・・このデバイスを使え」

春乃「・・・これ・・・まさか、表と繋がってるの?」

虎千代「ああ。連絡が取れれば、多少なりとも落ち着くだろう?」

春乃「借りるわ」

虎千代「・・・瑠璃川があそこまで焦っているのは初めてだな。無理もないか」

転校生「うう~くらくらする・・・知ってたの?」

虎千代「ああ。会計から聞いているよ。ヤツの妹のことは」

???「こんにちは!」

虎千代「ん?お前は・・・もしかして、瑠璃川春乃か?」

春乃(子供)「わぁ!お姉ちゃん、どうしてあたしの名前知ってるの!?」

虎千代「・・・そ、そんな気がしただけだ!なぁ薫子!」

薫子(子供)「え?かおるこ?」

虎千代(子供)「じーっ・・・やっぱりあやしいきがする・・・」

転校生「とら・・・」

虎千代「しまった・・・アタシは口を閉じた方がいいな・・・」

~シャルロット~

春乃「・・・そう。わかった。突然で悪いけど、お願い」

鳴子『とりあえず任せておいてくれ』

鳴子『秋穂君に悪い虫がつかないように、ちゃんと見てるよ』

春乃「・・・やっぱり、こんな不安定な状態でいつまでも・・・」

???「おなやみですか、神の子よ」

春乃「ん?」

転校生「あれ?」

シャルロット(子供)「わたくしはヴィアンネ教司会のシャルロットです」

春乃「・・・シャルロット?」

転校生「おー、ちっちゃいしゃるちゃんだ・・・」

シャルロット「や、やっと見つけました・・・突然いなくなるものですから。探しましたよ」

シャルロット「おや、瑠璃川さんに転校生様。ようやくお会いできましたね」

シャルロット「・・・お話したいことが、ございまして」

転校生「しゃるちゃん、しゃるちゃん」

シャルロット「どうしました?」

転校生「ちっちゃいころはおっぱいミサイルじゃなかったんだね」

シャルロット「天誅」ゲンコツ

転校生「あいだーっ!」

~しゃるろっと~

シャルロット「転校生様、申し訳ありませんが、発言にお気をつけください」

シャルロット「このわたくしは、あまり、その・・・寛容とは言えません」

転校生「かんよーって?」

シャルロット「頭が固いということです」

転校生「しゃるちゃんのおっぱいはやらかいのにね」

シャルロット「天誅・改」グリグリ

転校生「あいだだだだだだだだ!」

シャルロット(子供)「あなた・・・もしかして、いたんなのですか。ですからこのようなことに・・・なげかわしいことです」

転校生「いてて・・・ねーねー、君の名前はなんていうの?」

シャルロット(子供)「シャルロットといいます。あなた様は?」

転校生「―――だよ。みんなからはてんこうせいってよばれてる」

シャルロット(子供)「テンコウセイ、様ですか・・・わかりました。わたくしもそのように呼ばせていただきます」

転校生「うん、よろしくー、シャルりょ、しゃりゅ、しゃ・・・」

シャルロット(子供)「シャルルでいいですよ」

転校生「んじゃ、よろしく、シャルりゅ・・・・シャルル!」

シャルロット(このまま転校生さんのペースに乗せていればとりあえずはよさそうですね)

~悪魔~

シャルロット「ところで・・・あなた様は、どうしてここに?」

シャルロット(子供)「ですから、神のみことばを・・・」

シャルロット「そうではなく、なぜおひとりなのでしょうか?」

シャルロット「宣教を行うなら、他の参加者といた方がいいように思いますが」

シャルロット(子供)「う・・・そ、それはやんごとなきじじょうがありまして」

シャルロット(子供)「けっして、こわいからではありません」

転校生「しゃるちゃん、やんごとなきってどういういみ?」

シャルロット「今回はそのままにしてはおかれないという意味でしょうか。怖いと言っていますし・・・?まさか魔物を見て、退治しようとしているのでは・・・!」

シャルロット(子供)「ち、違います!魔物がでているなら、すぐにつうほうします!」

シャルロット「あなた様の信仰の強さならば、そのくらいはしかねないと思いまして・・・」

シャルロット「とりあえず、安心しました」

シャルロット(子供)「魔物など怖くありません。主のお力の前ではちりもどうぜん」

シャルロット(子供)「しかし・・・あの生きものだけは・・・」

シャルロット「あの生きもの・・・?」

???「わんっ!わんわんっ!」

シャルロット(子供)「ひゃいっ!」

シャルロット(子供)「か、かかかみよみこころならばわたくしをおすくいくださいしゅよすみやか・・・」

シャルロット(子供)「わたくしのそこなわれることをねがうものどもをうしろにしりぞかせはじを・・・」

子犬「わんわん!くぅ~ん」

シャルロット「・・・子犬・・・」

転校生「わー、かーわいー!」

シャルロット(子供)「だだだいてんしみかえるわれらのしゅごしゃ・・・」

シャルロット「い、いけません!祓魔をみだりに行ってはいけません!」

シャルロット「子犬は魔物ではありませんし、そもそも祓魔は司祭か使徒でなければ!」

シャルロット(子供)「あぅあぅ・・・で、ですが・・・あのような恐ろしいけものが・・・」

転校生「はぁ・・・そこまでこわがってるならしかたないかな。ほら、お家に帰るんだよー」

子犬「わんっ!」

シャルロット(子供)「ひぃっ!」

シャルロット「確かに・・・犬を怖がっていましたが、これほどとは・・・」

シャルロット「ですがよかった。紛れもなくわたくしですね」

シャルロット「子犬は行ってしまいましたよ。もう大丈夫です」

~天の御使い~

シャルロット(子供)「ほ、ほんとうですか?」

シャルロット(子供)「・・・・・・ちらっ」

シャルロット(子供)「なげかわしいことです。この国の信仰はとても薄い・・・」

シャルロット「わん」

シャルロット(子供)「ひぃぃっ。だだ、だいてんしみかえる・・・」

シャルロット「・・・どうやら、子犬に追いかけられて、みなさんとはぐれてしまったようですね」

シャルロット「1つ確かなことがわかりました・・・やはり、この子はわたくしですね」

転校生「ねえ、しゃるちゃん、しゃるちゃん」

シャルロット「どうしました、転校生さん」

転校生「ここをはなれたほうがいいとおもう」

シャルロット「そうですか?もしかして、誰か危ない人が・・・?」

転校生「あ、きた」

犬「わんわんっ!」

子犬「わんわんんわんっ!」

犬「グルルルルルルル」

犬「バウバウッ!」

子犬「くぅ~ん」

シャルロット(子供)「ひいいぃっ!だだ、だいてんしみかえるわれらのしゅごしゃ・・・」

シャルロット「こ、これは、少し数が・・・しかし、追い払おうにも魔法を使うわけにも・・・」

転校生「はぁ・・・・・・しょーがないなー」

転校生「駄犬共」ゴッ

Dogs「!?」

転校生「跪け」

Dogs「わ、わんっ」ササッ

強気な犬「わ、わんわんっ!わおーん!」

シャルロット(子供)「ひいぃっ!あわ、わわわわわ」

転校生「・・・聞こえなかったか?」ドドドドドド

強気な犬「わ、わん!?」ビクッ

転校生「ひ ざ ま ず け」ズッ

弱気になった犬「くぅ~ん」ササッ

転校生「ハウス」

犬達「わおーん!!!」スタコラサッサ

転校生「・・・・・・よし、これでもうだいじょ」

シャルロット(子供)「あなた様ーっ!!!」ダキッ

転校生「わわっ!?」

シャルロット(子供)「こうしてシャルルを救っていただけるとは・・・あなた様は・・・わたくしの祈りにこたえてくださった天の御使いなのですね!」

転校生「はい?」

~どこかで見た光景~

シャルロット(子供)「あなた様の中に主を感じます・・・やはり、あなた様は天の御使いに違いありません・・・」

シャルロット(子供)「わたくしは、あなたさまに尽くします・・・」

シャルロット(子供)「・・・うふふ」

転校生「歩きにくいってば―、シャルル、はなれてよー」

シャルロット(子供)「もう少し、あなた様をわたくしにかんじさせてください」

転校生「しゃ、しゃるちゃ~ん」

シャルロット「転校生さんはそのまましばらくおねがいします。このまま帰すのはよくありませんので、少し会長たちとお話をしてきます」

転校生「ああっ、行っちゃった・・・・・・」

・・・

心(子供)「誰かが旦那様とイチャイチャしてる気がする・・・」

心(子供)「・・・・・・ウフフフフ」

・・・

薫子(子供)「かおるこね、かおるこっていうの!」

春乃(子供)「薫子ちゃん?よろしくね」

薫子(子供)「えっとえっと、こっちが虎千代ちゃん!なんと、女の子なんだよ!」

虎千代(子供)「だから見たらわかるだろっ!」

春乃(子供)「ぺたぺた・・・」

春乃(子供)「ほんとだ!女の子だ!」

虎千代(子供)「と、虎千代をバカにするなーっ!」

薫子(子供)「こっちは転校生ちゃ・・・じゃなかった、くん!男の子!」

転校生「シャルルー、はーなーれーてー!」

シャルロット(子供)「うふふ、主よ・・・このめぐりあわせにかんしゃいたします・・・」

春乃(子供)「わあ、仲良しさんだね!」

転校生「うあうあー、だれかたすけてー」

春乃(子供)「・・・・・・男の子?」

転校生「男の子」

春乃(子供)「・・・・・・むぎゅっ」

転校生「あぎぃっ!?」

春乃(子供)「わあ、ほんとだー!」

シャルロット(子供)「て、テンコウセイ様・・・いえ、御使い様にみだらなまねはきんしです!」

転校生「変なよばれかたされてるーっ!?」

~子供同士、全員集合~

シャルロット(子供)「主はいつもあなたを見守っています」

薫子(子供)「シュワイツモ?」

シャルロット(子供)「・・・神はいつもあなたを見守っています」

薫子(子供)「えっと・・・あ、なぞなぞだ!それは、いっつも頭の上にあるからでしょ?」

シャルロット(子供)「・・・・・・?なんだかいたんを感じます・・・」

転校生「ちがうよー、かみさまはいつもぼくたちのことをみてくれてるんだってー」

シャルロット(子供)「はい、その通りです!」

転校生「それでねー、がんばったらよしよししてくれるんだって」

薫子(子供)「ほんとー!?それじゃあ、かおるこもがんばるー!にこー!」

転校生「にこー!」

シャルロット(子供)「むっ・・・・・・にこーっ!」

春乃(子供)「かなたとあきほ、泣いてないかなぁ」

虎千代(子供)「それ、だれだ?」

春乃(子供)「弟と妹だよ。ふたりともすっごくカワイイの。写真見る?」

転校生「あ、見せて見せて!」

薫子(子供)「かおるこにもーっ!」

春乃(子供)「いいよ、はい、これ。どう?カワイイでしょ?」

薫子(子供)「わあ、ほんとだ!かーわいー!」

転校生「ぼくもおねーちゃんとおとーとがいるよー。これしゃしんー」

薫子(子供)「わあ、こっちもかわいい!」

春乃(子供)「むっ、かなたとあきほのほうがかわいいもん!」

転校生「ぼくのおねーちゃんとおとーとのほうが上だよー!」

春乃(子供)「ぐぬぬぬぬ・・・」

転校生「ぐぬぬぬぬ・・・」

シャルロット(子供)「ぐぬぬぬぬ・・・」

虎千代(子供)「お前ひとりだけなんか違うような気がする」

薫子(子供)「じゃあ間を取って虎千代ちゃんがかわいいってことで」

虎千代(子供)「なんでだよ!虎千代関係ないだろ!」

転校生「まあとらちよなら・・・」

春乃(子供)「しかたないかも・・・」

シャルロット(子供)「33-4」

転校生「な阪関無」

~はるのんのん~

春乃(子供)「ねえねえ!お姉ちゃんたち、魔法使いなんでしょう?」

春乃「そうよ。それがどうかした?」

春乃(子供)「あたしね、魔法使いになりたいの!」

春乃(子供)「魔法使いになって、かなたとあきほを守ってあげるんだ!」

春乃(子供)「だから魔法見せて!」

春乃「ダメよ。いたずらに見せびらかすものじゃない」

転校生「いいよー」ポッ

春乃「魔力を消費して、万が一の時に魔法が使えないことは避け・・・」

春乃(子供)「わー、すごー・・・なんか地味」

春乃「転校生。魔法を見せびらかすのはやめなさい」

転校生「えー、でも本人が見たいって言ってるしー、ふーきいいんもいないしー」

春乃「水無月に言いつけるわよ」

転校生「ごめんなさい」

春乃「あなた、どうしても魔法を見たい?」

春乃(子供)「うん、見たい!でも・・・・・・魔法ってこんなものなの?」

春乃「これは魔法が苦手だから」

転校生「まほーつかいなのにねー」

春乃「だから、特別よ」ボウッ

春乃(子供)「わぁ・・・!かっこいい!」パチパチ

転校生「ひゅーひゅー!」パチパチ

春乃(なんかテンション高くないかしら?・・・・・・年の近い子供がいてうれしいとか?)

~のんのんのん~

春乃(子供)「そういえば、あなた、なんて名前なの?」

転校生「わたくしめは―――というものでございます」

春乃「こいつは転校生でいいわよ」

春乃(子供)「じゃあ転校生くんって呼ぶね!よろしくね、転校生くん!」

転校生「はるのー、よろしくー」

春乃(子供)「あれ?あたし名前言ったっけ?」

転校生「さっきあそこのきんぱつのとらが言ってたの聞いてたんだよーっと」

春乃(子供)「そっかぁ」

春乃「転校生。一応これ、年上よ」

春乃(子供)「まあまあ、細かいことは気にしないで」

転校生「そうだよ、気軽にいこうよ」

春乃「アタシとしてはアンタがどうしてそこまで落ち着いていられるか・・・慣れてるからか」

転校生「ぼくきほんてきにうらせかいはあんまし来たくないけどちっちゃいみんなとあえるのはだいかんげいだよー」

転校生「こう、なにもかんがえないでいいのって楽だよね!」

春乃(子供の内から『何も考えなくていいのが楽』だなんて・・・そこまで追い詰められて・・・)

春乃「転校生・・・休みなさい・・・今は、ただ、休みなさい・・・」ポロポロ

転校生「え?え?はるのん?」

春乃(子供)「お、お姉ちゃん?どうしちゃったの?」オロオロ

春乃「いいの・・・アタシがなんとかするから・・・」

転校生「えっとぉ・・・どうしよう?」

春乃(子供)「さ、さあ・・・?」

~そのころの秋穂~

秋穂「どうしよう・・・おねえちゃんがいない・・・」

秋穂「転校生くんもいない・・・」

秋穂「・・・ぐすっ・・・な、泣かないもん・・・」

バーン!!

秋穂「!?」

ノエル「秋穂ちゃん!」

秋穂「の、ノエルちゃん?」

ノエル「ごはん食べにいこ!ほらほら」

秋穂「え、ええっ!?」

・・・

さら「待ってましたぁ!」

ありす「・・・・・・!」チンッチンッ

クレプリ「ありす、お椀を箸でたたくのは行儀が悪いさね」

秋穂「さらちゃん、ありすちゃん・・・」

ノエル「ほらほら、座って座って。アタシが取ってくるから!あ、何食べたい?」

秋穂「えっと、えっと・・・・・・」

ノエル「すいませーん!ふわとろオムカレーデラックス4つくださーい!」

秋穂「ええっ!?まだ決めてないよ!」

ノエル「アド街みました!」

秋穂「あ、それノエルちゃんでも使うんだ」

さら「そして出来上がったものがこちらになります」

秋穂「速いよ!」

ノエル「アタシが注文しに行った意味!」

ありす「・・・・・・♪」ハグハグ

ありす「・・・・・・っ!?」

クレプリ「ど、どうしたさね、ありす!?」

さら「か、からいれすぅ~~!!!」

秋穂「ひゃああ!からいぃぃぃ!!!」

ノエル「なにこれ、なんでこんな辛いのぉぉぉ!?」

クレプリ「あわわわわ、し、シロー!水、水だ!」

シロー「わんっ!?」

前日仮面「待ちなさい!辛み成分『カプサイシン』は水では洗い流せないわ!」

前日仮面「だから、この牛乳を飲みなさい!」

秋穂「前日仮面さん!」

龍季「おかわりもあるぞ」

さら「たつきさん!」

秋穂「みんな・・・・・・ぐすっ、ありがとう・・・わたし、もう泣かない!大丈夫!カレーも食べられる!」

・・・

鳴子「・・・いい友達を持ったね、秋穂君」

鳴子「さて、僕はこの映像を編集する作業に取り掛からないと」

鳴子「転校生君の撮影を春乃君に頼んでいるんだ、その分の仕事はしないとね」

~子供と大人~

春乃「さて、転校生。アタシたちは向こうで話をしてくるから、その間この4人のことは任せたわよ」

薫子「すいませんが、よろしくおねがいします」

虎千代「頼んだ、転校生」

シャルロット「転校生さんに主のお導きがありますよう、お祈りしています」

転校生「はーい」

・・・

転校生「と、ゆーわけで大人は大人のはなしをしてるそーですので、ぼくたちはこどものはなしをしましょーか」

春乃(子供)「それはいいんだけど、子供の話って・・・どんなの?」

虎千代(子供)「あれだろ!手伝い!」

薫子(子供)「みんなでおねえちゃんたちのおてつだいするんだね!」

シャルロット(子供)「よくわかりませんが御使い様がおっしゃられるのでしたらそうなのでしょう」

転校生「ぼくなにもいってないけどそういうことにしとこう」

春乃(子供)「じゃあなにする?」

虎千代(子供)「虎千代はパンチする!」

シャルロット(子供)「わたくしは主への祈りを」

転校生「じゃあぼくはまりょくじょーと」

薫子(子供)「えっと、えっと・・・かおるこはね、えがおでにこーっておうえんする!」

春乃(子供)「あ、それあたしもやる!」

転校生「じゃあみんなでやろっか!」

虎千代(子供)「え、ええ、虎千代は別にいいよ。なあ?」

シャルロット(子供)「それが御使い様のおちからぞえになるなら、よろこんで!」

虎千代(子供)「ええ・・・・・・」

薫子(子供)「じー」

春乃(子供)「じー」

転校生「じー」

シャルロット(子供)「じー(御使い様、かみのけがきれい・・・)」

虎千代(子供)「うっ・・・わ、わかったよ!虎千代もやればいいんだろ!」

~笑顔で応援~

薫子「では、そのように・・・・・・うん?」

転校生「ぜんいん、せいれーつ!」

薫子(子供)「はーい!」

転校生「ばんごー!」

虎千代(子供)「1!」

薫子(子供)「2!!」

春乃(子供)「3!!!」

シャルロット(子供)「4!!!!」

虎千代「なんだなんだ?どうしたんだ?」

転校生「かおるこー、ごうれい!」

薫子「えっ?」

薫子(子供)「はーい!じゃあみんないくよー!せーのっ!」

全員「「「「「にこーっ!」」」」」

春乃「これは・・・?」●REC

シャルロット「まあ、かわいい」

春乃(子供)「よくわからないけど、がんばってるお姉ちゃんたちをおーえんしてるの!」

薫子(子供)「ふれー!ふれー!にっこにこー!」

虎千代(子供)「ふれー!ふれー!」

シャルロット(子供)「主よ、かの者たちを正しくおみちびきください・・・アーメン」

転校生「がんばれ!がんばれ!」

虎千代「これは・・・」

薫子「・・・言わないでください」

シャルロット「たまには、こういうのも・・・」

春乃「いいんじゃないかしら?」●REC

風子『後でその映像焼き増ししてくだせー』

薫子「水無月さん!?」

虎千代「突然電話がかかってきたと思ったら・・・」

~帰還~

薫子(子供)「そっかぁ・・・転校生ともお別れかぁ・・・」

転校生「調べることおわっちゃったからねー」

シャルロット(子供)「ぐすっ・・・ひぐっ・・・みちゅかいしゃまぁ・・・いかにゃいでくだしゃいぃ・・・」

春乃(子供)「だめだよ、ちゃんとお別れしなきゃ。転校生くんも困っちゃうよ」

虎千代(子供)「そうだぞ。それに、また会えばいいんだ」

シャルロット(子供)「また・・・でしゅか?」グスッ

転校生「それじゃあ・・・・・・これ」

薫子(子供)「あ、かわいい!なにこれなにこれ?」

転校生「作ったストラップ」

薫子(子供)「作ったー!?すごーい!」

転校生「おんなじの、この5こだけだから。みんなでまた、もってあつまるんだ」

春乃(子供)「それさんせーい!おっきくなって、おかねをためて、みんなであつまろ!」

シャルロット(子供)「ぐしゅっ・・・・・・わかりました!わたくしは、ちゃんと待っています!」

薫子(子供)「かおるこもいい子で待ってるよ!にこー!」

虎千代(子供)「虎千代はもっと強くなってるからな!テンコウセイ、次は虎千代が勝つ!」

春乃(子供)「こんどはあきほとかなたにも会わせてあげるね!」

転校生「うん。みんなで、また。【約束】だよだから・・・みんな、元気で!」

・・・

春乃「・・・・・・帰って来た、か」

虎千代「しかし、まあ・・・」

薫子「転校生さん・・・」

シャルロット(『パンドラ』の中身はまだ知らないから、約束した彼女たちがどうなるかも・・・彼は・・・)

転校生(・・・あの4人が、どうなってるか、どうなるか、ぼくはまだ知らない)

転校生(けど、未来はかえられるんだ。ゆきちゃんがゆきにあのデータをわたしたときみたいに)

転校生(みんなで、【お守り】を集めた時みたいに)

転校生「だから・・・いつになるかわからないけど、新しい【約束】は守るよ」

転校生(ぼくは・・・負けない。間ヶ岾や魔物なんかに)

転校生「【約束】を守るんだ!」

今日はここまで!昨日一日は忙しくて投稿できなかったことをお詫び申し上げます。
世間一般ではゴールデンウィークがうんたらかんたらと叫んでいるらしいですが、私には関係ないです。
シャルロットが犬に襲われているところを転校生が助けるっていうのは前々から考えていたことだけど、心ちゃん化する予定はなかった。
ですが、心ちゃんとちがってしゃるろっとちゃんは再登場はしないはずです。
もし機会があれば裏シャルロットVS裏心もやってみたい。
たまには風子をねじ込んどかないとメインキャラが分からなくなるな。
次回は【独り立ちの想い】です。転校生と秋穂2人きりのクエスト・・・・・・あれ?ヤバくね?
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 姉妹喧嘩編~

ありす(現在、グリモアに在籍している冬樹姉妹・・・彼女たちは、とある事情から喧嘩をしています)

ありす(その理由はなんてことないです。ただのプリンのとりあいなんですから)

ありす(ですが、それには私も原因の一端を担っていて・・・)

―冬樹姉妹グリモア入学から半年後―

ありす「よいしょ・・・っと。これでお洗濯は終わりかな。イヴちゃん、手伝ってくれてありがとう」

イヴ「いいよー!イヴはおねーちゃんだから!」

ありす「ふふっ、そうだね。・・・あっ、そうだ。ちょっとこっちに来てくれる?」

・・・

ありす「はい、これ」

イヴ「わあ、プリン!」

ありす「この前買い溜めしておいたやつなんだけど、最後の1個イヴちゃんにあげるね」

イヴ「いいのー?」

ありす「うん、お手伝いしてくれたお礼だよ」

イヴ「えへへー、ありがとう、ありすお姉ちゃん!」

ありす「うん、よくできました」

イヴ「・・・そうだ、おなまえかいとかないと」

イヴ「・・・これでよーし!3時にたーべよっと!」

・・・

イヴ「ぷっりん♪ぷっりん♪おっいしいぷっりん♪・・・・・・あれ?ノエル?」

ノエル「あ、おねえちゃん!」

イヴ「あ、それ・・・わたしのプリン!」

ノエル「え?ちがうよ!これはあたしの!」

イヴ「うそだよ!ありすおねえちゃんにもらったプリン!」

ノエル「ほんとだもん!さらちゃんにもらったプリンだもん!」

イヴ「・・・・・・ほらー!ここになまえかいてるー!」

ノエル「えっ?し、しらないよ!だって、ほんとに・・・」

イヴ「うそつき!わたしのプリンをかえして!」

ノエル「これはノエルの!」ギュウウウ

イヴ「イヴの!」ギュウウウ

皿「おいおい、そんなに引っ張られたら・・・」

プリン「こんなところにいられるか!俺は降りるぜっ!」ツルッ

イヴ・ノエル「「あっ」」

・・・

イヴ「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!ノエルがイヴのプリンおとしたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ノエル「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!おねえちゃんがノエルのプリンおとしたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ありす「ああ、イヴちゃん、ノエルちゃん・・・どうしよう、さらちゃんクエスト中だし・・・」オロオロ

ありす「・・・あ、イヴちゃんにあげたのと同じプリンが冷蔵庫に・・・」

・・・

ありす「と、まあ、こんなことが原因で冬樹姉妹は今日まで喧嘩をしてるんです」

ノエル「おねえちゃん、パース!」

イヴ「はーい!とった!ノエル、いくよー!」

転校生「喧嘩中・・・・・・?」

今日のプチモア。冬樹姉妹は月1ぐらいで喧嘩中なことを思い出します。
年長者がありすとさらだった時代は子供たちの世話でてんてこ舞いだったそう。
今は学園長と転校生の協力もあって負担がぐっと減っているとか。
そういえば、転校生くんの【弱者の盾】ってどれくらいの強度なんだろう。
掌にバリアを貼る魔法ってことだけど、魔物の攻撃を真正面から受け止めたりできるのだろうか。
転校生くんのスペックはまだまだ未知数。
ありすありあり(合言葉)

~あきちゃんのたんじょーび、ペロペロ~

秋穂「ふ・・・ふふ・・・ふふふ・・・」

秋穂「ついに・・・ついに・・・キターーーーーー!!!!」

さら「わっ!びっくりしました!」

ノエル「どうしたの秋穂ちゃん?ゆかちゃん先輩よぶ?」

秋穂「ナチュラルに病人扱いはやめて欲しいなぁ・・・ってそうじゃなくて」

秋穂「今日は!わたしの!誕生日!マイバースデー!」

さら「はいぃ!おめでとうございますぅ!」

ノエル「おめでとう!」

秋穂「ありがとう、さらちゃん、ノエルちゃん。それで、今日が誕生日ということは、今日は大体の事なら許される日だと思うんだ」

ノエル「法律に触れない範囲ならね」

秋穂「つまり、転校生くんを好き放題ペロペロハムハムクンカクンカエクスタシぃぃぃぃぃっ!してもいい日なんだよ!」

ノエル「転校生くんが嫌がった時点でセクハラになるから通報の準備しとくね」

秋穂「だから今日はお姉ちゃんのお部屋で一緒に寝るんだ~♪」

さら「そういえば、春乃さんは転校生さん係でしたねぇ」

ノエル「アタシは選考外れたんだよねー。秋穂ちゃんも?」

秋穂「わたしはもうわかり切ってたから」

ノエル「成長したね、秋穂ちゃん」

秋穂「と、いうわけで!」

秋穂「つきましてはお泊りに際して何を準備すればいいのか相談に乗ってください」ドゲザー

ノエル「急に弱気だね!?」

秋穂「えっと、ほら、転校生くんもいろいろあったし?ちょっと接し方を今いろいろと模索中で・・・」

さら「秋穂ちゃんにもまだ良識が残ってたんですねぇ」

秋穂「!?」

ノエル「!?」

さら「?」

秋穂「というわけで、なにとぞ、なにとぞどうか!どうかおねがいします!千載一遇のチャンスなんです!」ドゲザー

ノエル「わわっ、土下座はいいって!」

転校生「あれ?あきちゃん、なにやってるの?」

秋穂「あ、転校生くん。えっと、今日の誕生日会の打ち合わせをしてて・・・」

転校生「たんじょうびかい・・・あ、そうだ。お昼にはケーキ、やいとくから、おいしいの作って持ってくね」

ノエル「あ、じゃあアタシが取りに行くよ」

秋穂「転校生くんの手作りケーキッ!これは・・・最高のおもてなしを以って返さないと!」

秋穂「というわけでわたしは一回お姉ちゃんのお部屋の掃除しに行ってくるね」

ノエル「いってらっしゃーい」

さら「がんばってくださーい!」

転校生「? がんばってねー」

~れなちゃんのたんじょーび、あそぶ~

香ノ葉「こちら香ノ葉。今は木の上に隠れとるんよ」

結希『こちらしし・・・じゃなかった。結希。現在は保健室内に潜んでいるわ』

花梨『ええと、おらは・・・じゃなくて、こちら花梨だすけ。今は歓談部のロッカーに隠れさせてもらってるべな』

香ノ葉「よし、これで残ってる全員と連絡とれた・・・葵ちゃんたちはもう見つかってしもうたし・・・」

香ノ葉「オニはダーリンとレナの2人。正直強敵なんよ」

香ノ葉「ダーリンに見つけてほしいのはやまやまやけど、勝負は勝負。ウチも負けへんえ」

・・・

レナ「てんこー、このは、どこ?」

転校生「どこだろねー・・・とりあえずおくじょうに!」

レナ「いく!」

・・・

レナ「うー・・・・・・あ!このは!」

転校生「どこどこー?・・・あ、いたねー。んじゃ、乗って」フヨフヨ

レナ「れな、だんぼー、のる、する!れな、とぶ、する!」

転校生「よし、それじゃあいっちょくせんだ!」

レナ「いっちょく?」

転校生「れっつごー!」

レナ「ごー!」

・・・

香ノ葉「・・・・・・なんか嫌な予感がするんよ」

香ノ葉「なんていうか、そう。獲物を狙うハンターに見つけられたというか、なんというか・・・」

レナ「このはー!」

香ノ葉「い!?れ、レナ!?いつのまに!?」

転校生「ダンボールのしんきのー・・・むおんひこー。音を出さずに空をとべるすてきなきのー」

香ノ葉「相変わらず技術力が天元突破しとるんよ。あーあー、でも見つかってもうたんやね・・・自信あったんやけどなぁ」

レナ「えへへー、ほめてほめて!」

香ノ葉「ん、ようやったね、レナ」

レナ「おおきに!」

転校生「それじゃあ、あと2人!さがしにいってきまーす」

レナ「このは、ぶぶづけ!」

香ノ葉「はーい、がんばってねー。・・・・・・まあ、2人が元気そうでよかったかな」

香ノ葉「あー、でも、ダーリンの手作りハンカチほしかった~~~!!!!しゃーない、後の2人に頑張ってもらってなんとか譲ってもら」

結希『ごめんなさい、見つかったわ』

花梨『おらも見つかったすけな、一回調理室に戻って来てけろじゃ』

香ノ葉「全滅はやない!?」

~小さな決心~

秋穂「て、転校生くん!あの・・・えっと、お願いがあるの!」

転校生「ん?なにー?いいよー」

秋穂「どうかわたしと、一緒にクエストに行ってほしいの!・・・え、いいの?」

転校生「いいよー」

秋穂「しまった!もっとペロペロしたいとか言うべきだった!(ありがとう、転校生くん!それじゃあ、今日早速空いてる?)」

転校生「あきちゃん、ぎゃく、ぎゃく」

秋穂「あっ、そうだった。え、えっと、こほん。それで、今日早速行きたいんだけど、大丈夫?」

転校生「へーきへーき。でも、はるのんいなくていいの?あと、さんぽぶのみんな」

秋穂「あ、えーと、それは、その・・・今日は、わたしと転校生くんの2人きりなの!」

転校生「そっかー。それで、なにかあったの?」

秋穂「え?な、なにかあったっていうか・・・もう、転校生くんは鋭いなぁ」

秋穂「・・・あのね、前から思ってたんだけど、この前、おねえちゃんが霧の嵐に飲まれた時・・・」

秋穂「まだ全然、覚悟ができてないって気づいたんです」

秋穂「独りで戦うための覚悟が。だから、わたし頑張らないとって」

秋穂「頑張って、おねえちゃんがいなくても平気にならないといけないの!」

秋穂「そうしなきゃ、ずっとわたしのこと心配しちゃうから」

転校生「・・・そっか」

秋穂「それに、転校生くんが入院してた時、わたしはなにもできなかった。ううん、その時だけじゃない」

秋穂「転校生くんが苦しくて、辛い目にあってる時、わたしはなにもしていないかった。ただ、転校生くんが苦しんでるところを見てるだけだった」

秋穂「・・・情けないよね。わたしの方が年上なのに、転校生くんに支えてもらってばかり」

秋穂「でも!そんなわたしとは昨日でお別れ!今日からは転校生くんにばっちり頼られる瑠璃川秋穂になるから!」

秋穂「だから、まずはクエストから!ビシッとこなして見せるからね!」

~ありすの夢~

ありす「っ!!・・・~~~っ!」

クレプリ「ありす、おいありす。いったいどうしたんだ?」

クレプリ「焦ったぜ。急に居眠り始めたんだから・・・なにか嫌な夢、見たか?」

ありす「・・・・・・か・・・・・・かん・・・ぎさん・・・うぅ・・・」

クレプリ「・・・そっか。また例の夢か・・・いけねぇなぁ」

クレプリ「大人の自分と話してから、頻度が高くなったな」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

クレプリ「なぁ、やっぱ神凪に相談した方がいいぜ?」

クレプリ「ありすが1人で抱えるには、重すぎるさね」

クレプリ「その・・・神凪は、裏の自分が死ぬこと、知ってるみたいだし」

ありす「・・・ぅん・・・で、でも・・・・・・ゃ」

クレプリ「まぁ、自分が死ぬ時のこと、伝えられるってのもやだよな」

クレプリ「・・・転校生は・・・あー、だめだ。いや、でもあいつ確か裏世界の事結構なんでも知ってるって聞いた気が・・・」

ありす「ダメ」

クレプリ「そうだよなぁ・・・自分で提案しといてなんだけど、オレっちも気が引けるさね」

ありす「でも・・・・・ぃまから・・・できる、かな」

クレプリ「ん?」

ありす「・・・・・・・・・・・・」スッスッ

クレプリ「どうしたんさね、デバイスをいじりだして。やっぱり神凪に・・・・・・」

ありす「・・・てんこ・・・く・・・くぇすと・・・が・・・」

クレプリ「・・・・・・5か月待ち?」

ありす「数・・・へらして・・・みたぃで・・・」

クレプリ「じゃあ・・・11月かぁ」

ありす「強く・・・ならなきゃ・・・!」

~独り立ちの想い~

秋穂「それじゃあ今日はよろしくね、転校生くん」

転校生「よろしくー」

秋穂「今日はわたしがバシッとカッコいいとこ見せるから、転校生くん、応援よろしくね!」

転校生「はいはーい。あ、ポンポン持ってきた方がいい?」

秋穂「あるの?」

転校生「きょねんチアガールやったときのが」

秋穂「チア服と一緒に是非!」

転校生「あ、そっちはダメ」

秋穂「えぇー、どうして?」

転校生「えっと・・・その、お腹が見えちゃうから・・・」

秋穂「あっ、ご、ごめんね?わたし、気が利かなくて・・・」

秋穂(わたしのバカバカ!転校生くんが傷跡を気にしてるのは知ってたでしょ!)

秋穂(それなのに、自分の汚い欲望のもとにさらそうとして・・・!)

秋穂(抑えなきゃ・・・せめて転校生くんが嫌がらないレベルまで・・・)

~秋穂の単独クエスト~

ノエル「ふんふ~ん。あれ?秋穂ちゃんは?」

さら「おはようございますぅ。あきほちゃん、クエストに行ってますよぉ」

ノエル「え?クエスト?」

さら「はいぃ!転校生さんと一緒にって言ってましたぁ!」

ノエル「よっし、ハリセンと、辞書と、あと110番の準備と・・・」

龍季「相変わらずだな・・・」

ノエル「まあ、最近は割かし控えめになってるから大丈夫だとは思うけど・・・」

ノエル「うう~、転校生くんが心配だ~」

龍季「瑠璃川の方は心配じゃないのな」

ノエル「なんだかんだいって秋穂ちゃんだし。いざとなったら『瞬歩』で逃げれるでしょ」

さら「はるのさんもいっしょに行ったみたいですぅ」

ノエル「じゃあ心配ないや。あまりにもダメそうなときは多分止めてくれるし」

龍季「それでいいのか瑠璃川」

さら「あ、はるのさんから写真が来ましたよぉ!」

ノエル「えっと・・・・・・『秋穂が作ったシャボン玉に入ってはしゃぐ転校生』・・・クエスト、だよね?」

さら「楽しそうですぅ!」

龍季「それでいいのか瑠璃川・・・」

ノエル「一応散歩部テレパシーでクエストだよーって忠告しておこうかな」

龍季「お前って時々ナチュラルにぶっ飛んだこと言うよな」

さら(そうでしょうか?)

龍季(さらまで直接脳内に・・・!)

~皇絢香~

風子「・・・皇、絢香・・・」

風子「さて、どーしたもんですかね」

風子「彼女が科研に関わっているのは明らか。執行部がそれを知らないはずはない」

風子「にも関わらず、ウチら風紀委員に情報がこねーってことは・・・」

風子「そーゆー扱いってことですか。下手にほじくるのも悪手ですね」

風子「あの後行き詰って転校生さんにヒントもらいに行きましたけど、『言ったらバレる』そうですからこっそり教えてもらうわけにもいかねーみたいですし」

風子「生徒会に直談判したほーがいーですかね」

・・・

絢香「・・・・・・」

絢香(転校生くん、ちゃんと秘密にしてくれてるんだね)

絢香(今度またどこかに連れていって・・・あれ?最後に連れて行ったのいつだっけ?)

純「あれ、どうしたの?絢香」

絢香「えっと、最近転校生くんを連れて外に行ってないなーって」

純「あー、ケガしてから食欲とか落ちたみたいだし、それが原因で遠慮してたかも」

絢香「そうだよねぇ。うーん、今度叙々苑にでも・・・」

純「転校生の地元って神戸でしょ?探せば神戸牛の焼肉とかあるんじゃない?」

絢香「・・・よし、もっかい神戸行こうか」

純「今度はあたしもついてくー♪」

~ペロペロしたい~

秋穂(久しぶりに転校生くんと2人っきりだよ・・・ペロペロしたい!ハムハムしたりしたい!)

秋穂(この前の誕生日は結局転校生くん遊ぶ前に眠っちゃったし・・・寝顔かわいかったな~)

秋穂(でもでも、やっぱり嫌がっちゃうかも・・・ペロペロするってなったら肌見せなきゃいけないし・・・)

転校生「・・・・・・」ペロッ

秋穂「うひゃあっ!?」

秋穂「て、ててて転校生くん!?い、いきなりどうしたの!?」

転校生「んー、さいきんあきちゃんがペロペロしてないなーって思って」

秋穂「あ、えーと、それは・・・」

転校生「おなかとおむねはいやだけど、そこいがいならだいじょうぶだよ?」

秋穂「転校生くん・・・・・・」

秋穂「もう我慢できない!いただきま」

春乃(流石にデバイスにデータが残るクエスト中はダメ)カマエ

春乃(冬樹から借りたハリセンで・・・止める!)オオキクフリカブッテ

春乃(奥義【蜻蛉返り・瞬】)

秋穂「あいたーっ!?」スパーン!!!

転校生「!?!?!?」

秋穂「・・・・・・今のは、ノエルちゃんじゃない・・・」

転校生「ぼくにはなにも見えなかったけど・・・音だけしかわからなかった」

秋穂「・・・まさかおねえちゃんなわけがないし・・・・・・」

秋穂「国軍の人?」

春乃(国軍が学園生にツッコミをするわけないことに気付いて!でもお姉ちゃんを信じてくれるピュアピュア秋穂もラブリ~!)

~抑制された変態~

秋穂「行きます!必殺、シャボンランチャー!!!」

ポーチモンスター「田舎に帰るぜ・・・」

秋穂「バブルこうせん!」

ポーチモンスター「ヘアッ!」

秋穂「そして、わだつみのシンフォニア!」

ポーチモンスター「お前のゼンリョク・・・効いたぜ」

秋穂「どうっ!?」

転校生「おおー」パチパチパチ

秋穂「わたしも、ずっと特訓してるから。これくらいはやらなきゃね!」モミモミ

転校生「あきちゃんあきちゃん」

秋穂「なあに?」

転校生「どうしておしりをさわってるの?」

秋穂「それはね、そこに転校生くんのおしりがあるからだよ」

転校生「じゃあ、どうしてちょっとずついどーしてるの?」

秋穂「それはね、移動した先に特別なものがあるからだよ」

転校生「どうして顔を近づけてるの?」

秋穂「ちゃんと近くで見ないと確認できないからだよ」ペロン

秋穂「わあ、蒙古斑が残ってる・・・・・・あれ?去年お風呂に入った時はもうなくなってたような・・・」

転校生「よし、はやくすすもう!」

秋穂「あ、まって!転校生くん、お尻丸出しのままー!」

~お姉ちゃん~

秋穂「転校生くん、1つ聞いていい?」

転校生「なにー?」

秋穂「おねえちゃん、わたしといるといつも笑ってくれてるんだけど・・・」

秋穂「時々、とっても寂しそうな顔してるの」

秋穂「転校生くん、理由知ってる?気のせいじゃなくて。寂しそうなんだ」

転校生「・・・・・・言えない」

秋穂「・・・そっか。(【知らない】じゃなくて【言えない】か・・・)」

秋穂「・・・わたしにもわからないんだけど、寂しそうなおねえちゃん、小さく見えて」

秋穂「もしわたしが一人前になって、おねえちゃんが自由に生きられるなら・・・」

秋穂「寂しそうな顔もなくなるんじゃないかって思ったの」

秋穂「それが、今日クエストを受けた理由でもあるんだよね」

秋穂「もしかしたらよけいなお世話かもしれないんだけど」

秋穂「おねえちゃんの悲しい顔、見たくないから」

転校生「・・・うん、そうだね」

・・・

春乃【・・・なんだ、転校生・・・ああ・・・】

春乃【・・・あんたは生まれたばかりだったから知らないのよね。この時期は、まだ母親がいたの】

春乃【秋穂にも霧が入り込んでなかった。房総半島襲撃事件よりも過去】

春乃【・・・ええ、あたしが、なにも知らなくてよかった頃のことだもの】

春乃【今と違って当然よ・・・】

春乃【あんまり思い出したくない。出来ればアンタは、この話題に触れないで】

春乃【・・・お願い】

・・・

転校生(あんなはるのん、初めて・・・いや、2回目かな)

転校生(・・・ぼくも、あんな顔は・・・見たく、ないな)

~態度の変化~

秋穂「それにしても、おねえちゃんも変わったよね」

転校生「え?」

秋穂「ほら、転校生くんに初めて会ったころは、もっと厳しくて・・・」

秋穂「転校生くんにつかみかかったりしてたんだよ?覚えてる?」

転校生「わすれた!」

秋穂「そっか・・・」

秋穂「でも、さ。そんなおねえちゃんが、今では転校生くんとわたしが一緒にいても何も言わない」

秋穂「それどころか、おねえちゃんが自分から転校生くんの相手をしたりしようともしてる」

転校生「はるのんやさしいよねー」

秋穂「・・・おねえちゃんのこと、優しいって言えるのってさ。わたしとさらちゃん、あとお兄ちゃんぐらいだったんだ」

秋穂「それでも、今では転校生くんもそうだし、他の人たちもちょっとずつ見方が変わってきてる」

秋穂「昔のお姉ちゃんだったら、転校生くんのお世話をするなんて考えられなかったんだよ?」

秋穂「それが今では、執行部からも認められるぐらいになって・・・」

秋穂「・・・転校生くんのおかげだよ。ありがとう、おねえちゃんのそばにずっといてくれて」

転校生「・・・どーいたしまして、かな」

~合体技~

秋穂「あ、そうだ。転校生くん、たしかさらちゃんとクエストやったときは合体技使ってたよね?」

転校生「うん、そうだね」

秋穂「わたしもやってみたい!」

転校生「えー、でもあれ、相手が魚だったからできたわざで・・・」

秋穂「それじゃあ、他に何か考えてみようよ!」

・・・

秋穂「それじゃあ、行くよ!」

転校生「おー!」

転校生「ぼくがダンボールにあきちゃんを乗せて、いちばんはやいので飛ぶ!」

秋穂「わたしがそれに合わせて360度全方向からのほぼ同時シャボン玉射撃!!」

秋穂「最後に、わたしが『瞬歩』で相手のすぐそばまでよって!」

転校生「ダンボールをこうそくかいてん!」

秋穂「この回転エネルギーを円盤状にしたシャボン玉に乗せて!」

秋穂・転校生「「奥義・ジャイロカッター!!!!」」

秋穂「悪!」

転校生「そく!」

秋穂・転校生「「斬!!!」」

ポーチモンスター「うわらば」

秋穂「・・・・・・やったーーーああぁぁ・・・・・・おえっ」

転校生「まわりすぎた・・・おえっ」

~クエスト終了後~

秋穂「・・・はい、お疲れ様!到着だよ!」

転校生「とうちゃーく!」

秋穂「わたし、とっても楽し・・・あ、勉強になったよ!」

転校生「よかったー」

秋穂「それでね、この後はわたし、授業免除だから、もしよかったら・・・」

春乃「秋穂~っ!マイエンジェル秋穂ぉ~っ!」

秋穂「わっぷ!お、おねえちゃん・・・」

春乃「怪我してない?転校生も、大丈夫?」

秋穂「もう、大丈夫だよ!おねえちゃん、見てたでしょ?」

転校生「見てたねー」

春乃「・・・えっ?」

秋穂「わからなかったけど、きっとそう。わたし、まだまだなんだね・・・」

秋穂「転校生くんは気付いてたんでしょ?」

転校生「うん。エリア移動するときとか、『わたしだけの力で』って言いながら魔法撃ってるときとか」

春乃「エリア移動ってなによ」

秋穂「ううん、平気。おねえちゃんが心配してくれてるってこと、わかってる」

秋穂「だから、おねえちゃんが心配しなくてもいいように、わたしも強くなるの」

春乃「・・・秋穂・・・」

秋穂「その第一歩として、でぶりーふぃんぐをやろうと思います!」

転校生「おおー」

春乃「そうね!おねえちゃん、なんでも教えちゃう!」

秋穂「あ、えっと、これは転校生くんと2人でやろうかなーって・・・」

春乃「・・・・・・・・・・・・」

春乃「ど、どうしてかな?」

秋穂「転校生くん、ちゃんと指示とかもしてくれたし・・・この機会に、転校生くんからいろいろ教えてもらいたくて」

秋穂「おねえちゃんがいたら、おねえちゃんに頼っちゃいそうだから」

春乃「秋穂ぉ・・・・・・そういうわけだから、転校生。秋穂を頼むわよ」

転校生「はーい」

春乃「アタシはお赤飯の準備をしておくから、夕飯までには帰ってくるようにね」

秋穂「もー、おねえちゃんおおげさだってばー!」

今日はここまで!1ヶ月分に大体100レス使ったから、寄り道しまくらない限りはこのスレで終わるはず・・・
次回は『ルンルン気分の大自然!』です。絢香に新しいお友だちができるよ。
風子の誕生日までいけたらいきます。久しぶりのふーちゃんメイン回になるかな。
最後に転校生と風子が会話したのが>>44だという事実。風子が喋ったのも70レスぶりぐらいになります。
こんな扱いでいいのかメイン保護者。でもグリモアだから仕方ないような気もする。
メインヒロインの肉じゃがというグリモアにおける最大級の兵器。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 大天使ありすえる編~

転校生「・・・・・・ぼくは思うんだ」

ありす「どうしました?」

アイラ「なんじゃ、またいつもの病気か」

ゆえ子「またですか?」

チトセ「ふぇぇ・・・きもいよぉ・・・」

寧々「最近少なくなってきたかと思ったら・・・」

さら「救急車呼ぶ準備しとくから、さあどうぞ」

転校生「こういう場でまともに返してくれるありすって実は天使なんじゃないかって」

ありす「ふぇっ?」

萌木「そのいけんにさんせいです!」

ちひろ「さーんせー♪」

里菜「さんせーさ!」

アイラ「おぬしらはどこから来たんじゃ」

転校生「基本的に控えめだけどたまにわがまま言ってきたりとか言っても申し訳なさそうにするところとかガチで天使だと思うんだよ」

ありす「あ、ええと・・・あうぅ・・・」

転校生「こんな風に恥ずかしがるところか!」

ありす「も、もう・・・めっ!」

転校生「こんな風にかわいくしかってくれるところとか!」

転校生「・・・よし。ここに神殿をたてよう。大天使ありすえるを崇めるんだ。異論はないね?」

アイラ「あるわバカたれが」

寧々「流石に横暴だと思うよ」

チトセ「ふぇぇ・・・純粋に気持ち悪いよぉ・・・」

ゆえ子「流石に楠木さんがかわいそうになってきました」

さら「そうだよ!ありすも嫌がるだろうし!ね、ありす?」

ありす「えっと、その・・・・・・天使と人間の恋愛物語ってのも・・・ありですよね?」

アイラ(ここにきて180㎞/hのストレートできおったか!さて、少年はどうでる!?)

転校生「まあ、そういうのもあるね」

寧々(なんで今ので気づかないの!!!)

ありす「!」パアア

チトセ(これで喜んじゃうなんて、純粋というかなんというか・・・)

萌木「シェハムザやアザゼル等200名の天使は人間の娘に恋をしたが故に自ら堕天したと言われています。堕天後、人間たちに男には武器の作り方、女には化粧のやり方を教えていって・・・」ペラペラ

ちひろ「てんてこりんですね」

里菜「zzz」

転校生「とまあ、こんな感じの電波を受信したんだけどどう思う?」

さら「わたさらちゃんも天使に加えるべきだと思います」

寧々「学園長を崇めるべきだと思うな」

ゆえ子「人間は人間と恋をするべきだと思います。ところでゆえは人間です」

アイラ「お主らも必死じゃな・・・」

チトセ「ふぇぇ・・・女の争いは醜いよぉ・・・」

今日のプチモア。ありすは天使だと思います。
まずありすの人形の中にリタイアしたものはいません。それは普段から、戦闘においてもありすちゃんがいかにお人形を大事にしているかの証拠になります。
ありすちゃんは人と会話をするのが苦手です。それでも、日々一生懸命会話をしようと努力しています。
その努力はところどころに結果として表れており、言葉を詰まらせながらではありますが、はっきり話すことも多くなっています。
また、街の子供たち相手に人形劇を開いたりします。自分の特技を生かして魔法使いの良いイメージをPRするわけですね。
それに加えて、手作りのお人形を渡してくれます。新しく転校してきた生徒たちのために労力を惜しみません。
基本的には控えめですが、たまに積極的になります。自分のお部屋に招待したり、夏祭りに誘ってみたり。
クレプリが背中を押すことも多いですが、最終的な意思決定は彼女自身がしています。勇気を出してくれているわけです。
さらに、大垣峰の攻略という重要な場面で、ありすちゃんは転校生君を任されます。これは、転校生君から見てもありすちゃんが信頼に値する人物であるからに違いありません。
強くなりたいというありすちゃんの意思を汲み、転校生君は快くありすちゃんとのクエストを引き受けます。きとこれからも、ありすちゃんは強くなるために努力を惜しまないでしょう。
ところで、初期のツンツンしてばかりだった春乃を覚えているでしょうか。そんな春乃は他生徒から怖がられているわけです。そこに一石を投じた人物がいます。
そう、ありすちゃんです。彼女は春乃のために、秋穂のお人形をつくってプレゼントしています。以後、春乃は常に秋穂人形を目に見えるところに持ち歩いていますね。
ただでさえ人と接するのが苦手なありすちゃんが、他生徒から恐れられている春乃に対してプレゼントをするということは非常に勇気が必要だったでしょう。
ありすちゃんはこんなにも愛おしく、優しく、慈愛を持って人々に接してくれる。それは彼女が天使である証明に他ならないでしょう。
私は、そんなありすちゃんのために、こうやってありすちゃんの活躍、慈愛の精神、彼女による恩恵を伝える活動を行っております。
【ありすよ、永遠なれ】という意味の言葉を、下に述べます。皆さんも復唱しましょう。そして、共にありすちゃんを崇めましょう。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- お星さま編~

ミナ「さーばんとー!はーやーくー!」

恋「もうながれぼしがはじまっておるぞ!」

転校生「はいはい、すぐ行くから」

梓「納豆食べたいッス」

心「転校生さん、そ、そこまで急がなくても・・・」

卯衣「楠木さんも、行きましょう」パタパタ

ありす「あ、あの、屋上まで連れて行ってくれるのは嬉しいんだけど、できれば階段を使いたいかなーって」

卯衣「ダメよ」

ありす「どうして!?」

転校生「ありすー、がんばれー」

ありす「転校生さんはどうやって壁を歩いているんですか・・・」

転校生「壁歩き用の靴を買ったんだ。スパイクみたいな感じで壁に刺さって」バキッ

ありす「い、今変な音がしましたけど・・・」

転校生「・・・・・・やっべ、鋲折れた」

恋「・・・ってことは?」

梓「落ちますね」

心「真っ逆さまだね」

ミナ「さーばんとー!!!」

転校生「ああーーーーー!!!マンマミーヤーーーー!!!!!」ヒュウウウウ

ありす「こんなときにボケてる場合ですかーーー!!!!卯衣ちゃん、おろして!」

卯衣「ダメよ。もうすぐで着くの」パタパタ

ありす「そんなこと言ってる場合じゃないからー!」

転校生「あー、もう少しで落ちるとこだった」プランプラン

ありす「て、転校生さん!?」

ミナ「なんだあれ!ロープ!?かっこいい!」

卯衣「かぎ爪のようなものをロープの先端に付けて屋上の柵に引っ掛けていたのね」

梓「あ、そこたしかこの前生天目せんぱいが転んだ時にこわれたとこで」

バキッ

転校生「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!来い、セイバーーーーー!!!!」

ありす「転校生さーーーーん!!!!!令呪は持ってないでしょーーーー!!!!」

この後竹刀を持ったさらさんが間一髪で助けてくれました

今日のプチモア。ここの転校生はさすがにどこぞのグリモアスレみたいに己の肉体だけで壁を歩くことは出来ません。
裏世界って12年後ぐらいじゃないですか。プチモアの生徒たちもいい感じに大人になってるわけじゃないですか。
さらさんは30台半ばになってるわけじゃないですか。本編よりがっつき具合が増しているか、悟りを開いているかどちらかだと思う。
明日は更新できるかどうかわかりませんが、できたらします。寝落ちしない限り大丈夫です。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- インドア編~

ありす(今日はインドアの日です)

望「てーんこーうせーい!こっちでゲームー!」グイイイイ

萌木「えほん!えほんよんでくださいっ!」グイイイイ

転校生「ふたりともー、ひっぱるのはいいんだけど耳じゃなくてせめて腕を引っ張ってくれないかなー」

月詠「しょうぎっ!きょうはっ!かつのっ!」グイイイイ

風子「チェス!オセロ!ふーことやろっ!」グイイイイ

転校生「髪じゃなくて腕を引っ張ってほしいなー。なんでみんなそんな執拗に頭ばっか狙ってくんの?」

ゆえ子「でも余裕そうですよね」

転校生「子供相手に焦るほど大人げなくないさ」

千佳「おままごとしてくんないなら・・・これたたきわるよ!」つこずえのソロアルバム

絢香「やっちゃえー!」

純「そうだそうだー!」

律「ロックだぜー!」

転校生「あ゛あ゛?」

聖奈「ひぃっ!」

あやせ「て、てんこうせいさん・・・こわい・・・」

シャルロット「だだだいてんしみかえるわれらのしゅごしゃ・・・」

ありす「転校生さん!抑えて抑えて!千佳ちゃんも、それを早く返して・・・」

絢香「えいっ!」

ガシャーン

転校生「ノオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

イヴ「あわわわわわわわわわわ」

転校生「・・・・・・・・・・・・お前らなぁ・・・・・・」

千佳「て、てんこうせいがおままごとしてくれないのがわるいんだもんっ!」

絢香「アイドルはあやかがいるでしょっ!」

ありす「あー・・・ちひろちゃん、ちょっと向こうで一緒に遊ぼうか」

ちひろ「ぴんぴんぽんのてりてりとんです」

ゆえ子「楠木さん、み、見捨てるのですか!?」

ありす「たまにはわがまま放題の子にたちにお灸をすえないとね」

ゆえ子「ゆ、ゆえもついていきます!置いていかないでくださぷぎゃっ」ドテッ

転校生「・・・・・・・・・・・・」

絢香「ひ、ひいぃっ!あ、あやか悪くないもん!てんこうせいがずっと・・・だから・・・」

転校生「・・・・・・それで?」

絢香「だから・・・だから・・・・・・」プルプルプルプル

転校生「言いたいことはそれだけか?」

絢香「・・・・・・・・・・・・」

絢香「・・・ぐすっ・・・えぐっ」ポタポタ

純「あー!絢香がおもらししたー!」

絢香「びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!ごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

転校生「あっ・・・ありすーーー!!!着替えーーー!!!!あと雑巾とかその他諸々ーーーー!!!!!」

今日のプチモア。寝ます。おやすみなしあ。

~出発~

転校生「ひっこぬか~れて~あなただけに~ついて~ゆく~♪」

絢香「これからサザンフィールドに行くっていうのにそういう系はやめてよね。戦って食べられて・・・」

転校生「ええー」

兎ノ助「おっす、転校生、絢香。おはよう」

絢香「あ、兎ノ助さん、おはようございます」

転校生「うのさんおっはー!」

兎ノ助「今日は確か・・・南半球なんちゃらセンターの警備クエストだったな」

聖奈「南半球生体保護センター。通称、サザンフィールド」

兎ノ助「おお、聖奈か。おはよう」

転校生「みなみはんきゅーせーたいほごセンター?」

聖奈「おはよう。南半球の動植物を管理保護している施設だ」

転校生「・・・・・・なんで?」

絢香「あれ?転校生くんってその辺は知らなかったっけ?」

転校生「なんかヤヨイちゃんがうんたらかんたら言ってたような気がするけど・・・忘れた!」

兎ノ助「おほん。じゃあ、転校生のためにも一度おさらいしておこうか」

兎ノ助「現在、南半球はそのほとんどが霧で覆われている。霧の魔物に人類の生活圏・・・つまり住む場所が奪われたわけだ」

兎ノ助「それに、霧に汚染された植物はやがて枯れていく。で、そうなる前に南半球の植物をこっちに移して守ろうっていうわけだ」

聖奈「そうしてできたのが先ほども言った南半球生体保護センターだ。今日はここで警備のクエストを行う」

聖奈「念のため言っておくが、貴重な動植物ばかりだ。間違っても暴れるんじゃないぞ」

転校生「はーい」

レナ「てーんこーー!!!」

転校生「れなちゃーん!!!」

レナ「てんこー!」クルクル

転校生「れなちゃーん!」クルクル

聖奈「・・・なんだ、回り始めたぞ」

兎ノ助「あいつらたまにやってるよ」

葵「い、いけません!」

兎ノ助「ん?なんでだ?」

葵「わたくし、本で読みました!あのままぐるぐると回っていては、バターになってしまいます!」

絢香「ならないよ!」

兎ノ助「本って絵本じゃねーか」

超高校級の暴走族「バター・・・オシオキ・・・うっ、頭が・・・」

絢香「誰!?」

~絢香と見回り~

転校生「えっとぉ、次はこっちだね」

レナ「てんこー、こっち?レナ、てんこー、こっち?」

転校生「そうそう・・・あ、あやちゃん」

絢香「あ、転校生くん。2人で見回り中?」

転校生「そだよー」

レナ「てんこー、レナ、いっしょ!みまわり!」

絢香「そう、あたしも今ここ見てるんだ。折角だし、ちょっと一緒に回らない?」

転校生「いいよー」

・・・

絢香「今日は来て正解だったかな。こんなにゆっくりできたクエストって初めてかも」

転校生「そう?ぼくわりとそんなの多いけど」

絢香「危険なクエストばっかり回されないようにされてるんじゃない?メンタルケアって必要だし」

絢香「ただでさえクエスト多いんだから。あ、でも今は減らしてるんだっけ?」

転校生「うん、ちょっとへらして、じしつりょーよーしてる」

絢香「自室療養っつったって、あんたゲームしてばっかりでしょ」

レナ「てんこー、いない、さみし。レナ、あそぶ、ない、さみし・・・」

絢香「ほら、相馬さんもこう言ってるんだし、体力もいくらか戻ったんでしょ?じゃあもっと外出て遊びなさいよ」

レナ「てんこー!レナ、てんこー、あそぶ!たくさん、あそぶ!」

転校生「えー、でものぞみんのつみげー?まだまだいっぱいあるしなー」

絢香「そっちには純ちゃんを派遣しとくから」

・・・

純「くしゅんっ!」

自由「風邪っすか?」

純「いや、そんなつもりはないんだけど・・・噂されてんのかな?」K.O

望「ああっ!やられたーっ!・・・まあ、モデルだし噂ぐらいにはなるだろ」

自由「モデルの仕事も楽じゃないってことっすね。楯野氏、次交代っす」

望「くっそー、格ゲーも結構自信あるんだけどなぁ・・・」

~絢香とおしゃべり~

絢香「あ、そうだ。転校生くん、ちょっとこっちに」

転校生「う?」

絢香「(今のかわいい)相馬さんって、確か狼に育てられたのよね?それで、人間のことを勉強中・・・なのよね?」

転校生「たしかそうだったはず」

絢香「じゃ、アイドルのことも知らないんだ、うん」

レナ「・・・?あいどろ?」

絢香「ううん、なんでもない。ねえ、ちょっと休憩して、お喋りしない?」

レナ「おしゃべる!レナ、たくさんしゃべる!・・・おしゃべる?」

転校生「あやちゃん、なんかうれしそうだね」

絢香「ふふ。あのね、転校生くん。今わかったんだけど・・・」

絢香「相馬さん、考えてることと話すことが同じなの」

絢香「転校したての頃の転校生くんに似てるかな」

絢香(転校生くんいろいろと揉まれ過ぎたせいかたまに別の思考が混ざって来るし)

絢香「とっても純粋で、あたしとのお喋りも心から楽しみにしてくれてる」

絢香「・・・なんか、安心するな。びくびくしなくていいって」

絢香「ま、他にも何人か、気を張らなくていい人もいるんだけど・・・ね?」

レナ「はな!てんこー!こっちこっち!いっぱい、はな!」

絢香「ほんと、綺麗な花だね・・・それに、すっごくいい匂い」

レナ「・・・くんくん・・・、はな、くう?あやか、はな、くう?」

絢香「食べちゃダメだよ。貴重な植物だし、それに・・・」

絢香「食べられなくても、こうやって見つめてるだけでとっても癒されない?」

レナ「・・・?いやされ?」

絢香「そう、癒される。なんていうのかな、優しい気持ちになるの」

レナ「やさし・・・きもち。はな、みる。やさし?」

絢香「・・・えへへー。レナ、わかる。はな、みる。レナ、やさしなる」

絢香「よかった。相馬さんって優しいんだね。ホントにそう思ってる」

絢香「・・・相馬さんなら、大丈夫かな?ね、転校生くん」

転校生「うん、だいじょうぶだよ。レナちゃんだもん」

レナ「・・・だいじょぶ?レナ、だいじょぶ?」

絢香「あのね、相馬さん。みんなには内緒だよ?」

絢香「あたしね、他の人の考えてることがわかるんだ」

レナ「・・・・・・・・・・・・?」

絢香「あ、ごめんね。えっと・・・あやか、わかる。相馬さんの、こころ」

レナ「こころ・・・あやか、レナこころ、わかる?」

レナ「・・・ほんと、レナこころ、わかる?」

絢香「嘘じゃないよ。相馬さんが言いたいこと、聞こえてくるの」

絢香「言いたくても、どう言っていいかわからないこと」

レナ「・・・っ!あやか!レナ、いうしたい!たくさんいうしたい!」

絢香「うん・・・お友達になって、くれないかな」

~聖奈と見回り~

レナ「とり!てんこー、とり!」

聖奈「ん?この声・・・相馬か?」

聖奈「お、おい相馬!」

レナ「・・・?」

聖奈「転校生・・・貴様達、見回りはどうしたんだ?」

レナ「みまわり!レナ、みまわりする!あっち!」

転校生「ぼくたち今からあっちだよー。交代の時間だしー」

聖奈「・・・そうか、もう交代の時間か、気が付かなかった」

聖奈「それでは、この先の見回りは貴様達に任せよう」

聖奈「それで、転校生。相馬の様子はどうだ?」

聖奈「こういう警備クエストは、あまり参加したことないだろうからな」

転校生「だいじょーぶ、しっかりみまわりしてるよ。ねー?」

レナ「レナ、みまわり、する・・・しる?しる・・・して・・・してる!レナ、みまわり、してる!」

聖奈「そうか。それなら問題ない。クエストの回数だけで言えば転校生が圧倒的に多いからな」

聖奈「お前に任せるような形になってすまないが、しっかり見ていてやってくれ」

転校生「アイアイサー!」

レナ「あ、あいあい?」

転校生「わかるー」

レナ「レナ、あいあい、しる、した!あいあい、わかる!あいあい!」

聖奈「・・・おい、転校生。今確実に相馬が変な言葉を覚えたのだが」

転校生「いまさらだよ」

聖奈「・・・頭が痛くなるな」

~レナの仕事ぶり~

聖奈「・・・ふむ。交代ということは、私はこれから休憩か」

聖奈「よし、では相馬の働きぶりを見せてもらおう」

転校生「え、どうしたの?めずらしいね」

聖奈「なに、好奇心だ。普段は金や数字に踊らされてばかりだからな」

聖奈「いい機会だ」

レナ「わぁ!てんこ!てんこー!」

聖奈「相馬?なにか見つけたのか?」

レナ「おおき!おおき、とり!ぶわぁ!ぶわぁって!」

転校生「あっ、えっと、ドデカバシ・・・じゃなくて・・・」

聖奈「あぁ・・・オニオオハシか。心配ない、人を襲ったりする鳥ではない」

レナ「おに・・・?」

聖奈「オニオオハシ、南アメリカの鳥だ」

レナ「おに・・・おにとり?」

レナ「レナ、おにわかる!まもの!まもの!」

聖奈「お、大声で魔物と言うな!・・・ああ、阿川奈の時か」

転校生「あー、あれかぁ。そんなのもいたなぁ。レナちゃんもいっしょだったっけ」

聖奈「確かに参加していたな・・・覚えていたか。あれとは違う」

聖奈「最も口ばしの大きな鳥だそうだ。日本にはいない種だ」

聖奈「ここのパンフレットに載っていただろう。読んでないのか?」

転校生「ぼくもレナちゃんも漢字わかんないよー」

レナ「レナ、わかるない」

聖奈「・・・あ、うむ。そうだったな。まだ漢字は難しいか・・・」

聖奈「折角の機会だ、きちんと教えることにしよう」

聖奈「相馬や転校生の成長を助けるのも私達の仕事・・・だ・・・」

聖奈「・・・どこに行った!?」

レナ「あっち!てんこー!あっち!とり、いっぱい!」

転校生「あっ!れなちゃーん!そっちはいっちゃだめー!」

聖奈「ま、待て!なんという素早さだ・・・!」

~可愛い鳥~

聖奈「・・・パンフレットで見るのと、実際に見るのとではこうも違うものなのか」

レナ「みる!てんこー、みる!とり、おおき!」

転校生「なんか、こう・・・変な鳥だね!」

聖奈「・・・か、可愛いと思うが・・・そんなことより!安全確認だ。近づいてみるぞ」

転校生「んー・・・かわいい、かなぁ?それにそんな近くに行かなくても」

聖奈「・・・・・・か、可愛いんだ!いいから行くぞ、転校生!」

・・・

聖奈「これは、思ったよりも・・・」

聖奈「おお、動いた!え、餌をやれたりはしないのか!?」

転校生「ゆーちゃん、おちついてー」

聖奈「・・・こほん。相馬。あまりはしゃいで、見回りコースから離れるなよ?」

レナ「えへへ・・・」

転校生「えっ、はしゃいでたのはゆーちゃんもじゃ」

聖奈「まったく・・・まぁ仕方ないか、見たこともない景色だろうからな」

転校生「それってだからゆーちゃんも」

聖奈「もしかして、と思ったが。南の生まれではないらしい」

転校生「あ、これむしするながれだ」

聖奈「・・・植物や動物を眺めるのは、久しぶりな気がする」

聖奈「・・・たまには、こうして数字から目を離したほうがいのかも知れん」

レナ「あっち!せな!てんこー、あっち!」

聖奈「あぁ、待て相馬、今そっちに行く」

転校生「もう、まってよー!」

~葵と見回り~

転校生「あー、いっちゃった」

レナ「あ、てんこー・・・ちょちょ、ない・・・」

葵「あら、相馬さん?転校生さんも」

転校生「あおいちゃん、やっはろー」

葵「やっはろーです!それで、相馬さんはどうなさったんでしょうか?」

レナ「ちょちょ!レナ、ちょちょ、とるしたい!」

葵「ちょちょ・・・?あ、蝶々さんのことですね!あちらに飛んで行きましたよ」

レナ「あっち?てんこー!レナ、あっちいく!」

葵「あちらは、確かまだ立入禁止のエリアのはずですが・・・」

レナ「てんこー!あっち!」

転校生「れなちゃん、そっちは行っちゃだめだよー」

レナ「・・・あっち、だめ?うぅ・・・ちょちょ・・・」

葵「大丈夫です。また飛んで来てくださいますよ」

葵「お二人は、こちらの見回りですか?」

レナ「みまわり・・・みまわり!レナ、みまわり!」

転校生「そだよー。2人で見回りー。あおいちゃんは?」

葵「わたくし、今は休憩をいただいておりまして」

葵「ここでお勉強中なんです。素敵なお花ばかりなんですよ!」

レナ「・・・べんきょ?」

葵「はい、お花のお勉強です。この図鑑で調べながら・・・」

レナ「レナも!レナ、べんきょする!」

葵「まぁ、相馬さんもなさいますか?」

レナ「お・・・べんきょ!」

転校生「じゃあ、ぼくも!」

葵「まあ、転校生さんも!それでは、少し早いですが、わたくしも休憩を切り上げて・・・」

葵「見回りをしながら、お勉強しましょう!」

~イモムシ~

転校生「・・・あおいちゃん、ずかん重そう」

葵「・・・はい、ちょっと重いですが、便利ですし!」

転校生「デバイスでも調べられるし、別にもってこなくてもよかったんじゃ・・・」

葵「そうなのですか!?」

転校生「あさりん以外ならデバイスつかってだいじょうぶだよー」

葵「我妻さんはダメなんですか?」

転校生「あさりんがさわるとこわれるから」

葵「触ると壊れる・・・?それはどういうことなのでしょうか」

転校生「ぼくもわかんない」

レナ「はな!レナ、はな、みつけるした!」

葵「このお花は、ええと・・・ありました!クロサンドラというお花ですね。」

レナ「く・・・くろさん?」

葵「えぇ、とっても鮮やかなオレンジ色です」

葵「やはり、南国のお花は色の映えがよいですね!」

レナ「くろさん、とっても!とってもよい!」

葵「はい、暖かい場所で育ったら、やはり暖かい色合いになるのでしょうか」

レナ「よいいろ!レナ、いろ、わかる!よいいろ、みる!」

葵「あっ・・・どちらに行かれるのですか?」

・・・

葵「・・・相馬さんは、どこまで行かれたのでしょうか・・・」

レナ「レナ!レナ、みつけるした!きれいいろ!」

葵「あら、さっそく見つけられたのですね!」

葵「どんなお花でしょうか・・・どちらですか?」

レナ「ひひひー。レナ、おてて。おてて」

葵「えっ・・・ま、まさか摘んで持ってきたのでは・・・」

葵「レナさん、ここの植物は貴重なものですから、摘んではいけな・・・」

レナ「これ!いむむし!よいいろ!」

転校生「おおー!」

葵「・・・いむむし?きゃ!イモムシさんじゃないですか!」

レナ「いむむし!レナ好き!あおい、好き?」

葵「・・・確かに、綺麗ですが・・・あの、わたくし、その・・・ええと・・・!」

転校生「イモムシかわいいよねー」

葵「て、転校生さんまで!?あ、その、とても、とても興味があるのですが、外見がですね・・・」

転校生「あ、イモムシ」

葵「きゃ!どどどこでしょうか?うぅ・・・」

転校生「あおいちゃんのかたのうえー」

葵「えっ?」

葵「・・・・・・・・・・・・」

葵「」ドサッ

転校生「あちゃー、やりすぎちゃった」

レナ「あおい?ねむ?」

~帰りの時間~

葵「とっても素敵なところでしたね!・・・なぜか後の方の記憶がありませんが。学園にも、このような施設を作っていただけないものでしょうか・・・」

絢香「そうですね♪でも・・・流石にこんなに大きい建物は作れないですよぉ」

葵「やっぱり、そうでしょうか・・・残念です・・・はっ!」

転校生「つぎにあおいちゃんは『バラ園はどうでしょうか!』と言う!」

葵「バラ園はどうでしょうか!・・・・・・ハッ!」

絢香「バ、バラ園はだめだと思います・・・けど・・・」

葵「やはりそうですか・・・。・・・転校生さん、どうしてわたくしが言うことがわかったんですか?」

転校生「かん」

葵「なんと!」

絢香(実際に直感だけで当ててるから怖い。・・・あたしもドジった時は直感で通そうかしら)

葵「それでは・・・オープンしたら、みなさんで遊びに来ましょうか」

絢香「・・・そうですね。それがいいと思います」

レナ「レナも!レナも、おべきょ、する!」

葵「きゃ!」

絢香「えっと・・・どうかしたんですか?」

葵「いえ、なぜか相馬さんが怖くて・・・どうしたんでしょう?お友だちなのに・・・」

絢香「・・・転校生くん」

転校生「ごめんなさい」

絢香「あとでちゃんと説明しときなさいよ」

聖奈「全員、揃っているな?」

聖奈「今回のクエストは、これで終了だ」

転校生「よし、じゃあ帰ろっか、れなちゃん」

レナ「てんこー・・・いえ?レナまだ、いえ、ない!」

レナ「うぅ・・・いえ、ない!」

聖奈「ん?相馬、なにが言いたい」

絢香「まだ帰りたくないそうです」

聖奈「ああ、なるほど・・・随分とここが気に入ったようだな。しかし、居座ると施設に迷惑がかかる。学園に戻るぞ」

レナ「・・・うぅ」

聖奈「相馬、いいものをやろう」

レナ「・・・う?なに?」

聖奈「ほら、花の苗だ。鉢植えに移してもらった」

葵「まぁ、クロサンドラですね!」

聖奈「礼ということだ。楽しむお前の姿を見て、とても誇らしい気持ちになったと」

レナ「くろさん!はな!」

聖奈「これを学園に持って帰って育てるといい。野薔薇が詳しいはずだ」

レナ「レナ、これ、くろさん、する!はな、みる・・・レナ、やさしきもち、なる!にんげんなる!」

聖奈「すまんな。もらえたのは1つだけなんだ」

絢香「相馬さんの所に遊びに行くので、大丈夫です」

葵「そうですね!みんなで相馬さんをお訪ねしましょう」

レナ「レナ、いえ!てんこー!みなはやい!」

転校生「わわっ、まってよー!」

聖奈「現金なものだ・・・よし、帰るぞ。ご苦労だった」

~るーちゃんとゆえちゃんのたんじょーび、りりじょん~

ゆえ子「また、ゆえがおじゃましてもいいのですか?」

ソフィア「おふこーすです!遠慮しちゃダメですよ!2人のばーすでーです!・・・おや?」

ゆえ子「おや、転校生さん。・・・・・・おやすみ中のようですね」

転校生「zzz」

ソフィア「ダンボールにはいってふろーとしながら・・・」

ゆえ子「器用ですね。・・・はて、今年は転校生さんは呼ばれていないんでしょうか?」

ソフィア「んん?おかしいですね。たしか転校生さんはケーキをくっくしてくれてて・・・」

萌木「ケーキはcookじゃなくてbakeですよ」ニュッ

ゆえ子「今霧塚さんがいませんでした?」

ソフィア「え?いえ、気付きませんでしたけど・・・」

ゆえ子「・・・気のせいでしょうか」

ソフィア「むむむ・・・まあいいでしょう!転校生さんもていくとぅー茶道部です!」

ゆえ子「そうですね。とりあえず連れて行きましょうか」

・・・

千佳「あ、来た来た・・・ってダンボール?」

ゆえ子「途中で疲れてしまって」

ソフィア「転校生さんがらいどしていると勝手にふろーとしてくれるので楽でした!」

香ノ葉「ウチもダーリンと乗りたいんよ!・・・っと、そうやなかった。ほら、こっち、座って座って、準備は万端やえ」

ソフィア「わお!べりーえきさいてぃんぐです!」

香ノ葉「ウチらみんなで書いたんやえ。・・・ところで、ダーリンはどうしたん?」

ソフィア「ワタシが見つけた時にはもうすりーぷしていました!」

千佳「んー、ケーキ作って届けてくれて、その後・・・どうしたっけ?」

律「さあ?気が付いたらいなくなってたよな」

葵「はい。わたくしも気付きませんでした」

香ノ葉「まあ、今はぐっすり寝とうみたいやし、とりあえずその辺に浮いとってもらおか」

・・・

香ノ葉「んじゃ、ケーキ取り分けるえ。あ、ダーリンの分どうしよ」

律「このダンボールってひっくり返したら床にめり込んでいくのかな?」

千佳「流石にないでしょ。まあ浮かなくはなるんじゃない?」

律「じゃあ逆にして転校生をその上に寝かせて・・・」

香ノ葉「ケーキもダーリンの前に置いとこか」

葵「このままですと少し寂しいですね・・・あっ、このろうそくの余りを使いましょう!」

ソフィア「こちらの飾り付けもりとるつかわせてもらって・・・」

香ノ葉「・・・完成!」

ゆえ子「・・・・・・なんでしょう、これ」

千佳「・・・祭壇?」

ゆえ子「とりあえず拝んでおきましょうか、勘がよくなる気がします」

律「度胸もつきそうだな。ナムナム」

転校生「zzz」

~一大決心~

転校生「さて、と」

ありす「ぅん」

転校生「お風呂の時間です」

ありす「そ・・・だね」

クレプリ「すでにお湯は沸いてるさね」

転校生「うん、ありがとう。それで、今まで他の人といっしょに入らなかったぼくですが・・・」

ありす「身体に、傷が、残ってる、から・・・だよね」

転校生「うん。しょーじきあんまり見られたくないものです」

転校生「だけど、このままじゃいけない。そう思いました。そこで!」

転校生「ありすちゃん、今日はいっしょにはいってください」ドゲザー

ありす「ぇ、ぇと・・・ありすで、ぃ・・・の・・・?」

転校生「いや、ふーちゃんとはもうふつうにはいってるんだけど、そのほかが中々こう、いけなくて・・・」

転校生「でもでも、ありすちゃんならだいじょうぶ・・・だと思ったから。・・・いい?」

ありす「もちろん、いい・・・よ」

転校生「やった!ひさしぶりにありすちゃんとおふろー!」

ありす「ぇと、しゃんぷ・・・はっと・・・どこに・・・」ワタワタ

クレプリ「ここさね。んじゃ、オレっちは待機モードに入っとくから、あとは若いお二人だけでどうぞどうぞ」

ありす「ぉ見合いじゃ、ないんだから・・・」

転校生「よし・・・ぬぎまーす!」

ありす「ぁたしも、ぃまから・・・」

・・・

ありす(実際にこうやって転校生くんの傷を見るのは初めてです)ワシャワシャ

ありす(・・・とっても痛かったんだと思います)ワシャワシャ

ありす(今はもう痛まないとは言っていたけれど、まだ無茶はさせられないよね・・・)ワシャワシャ

転校生「ああー!あわがめにはいったー!ありすちゃん、ながして、ながしてーーー!!!!」

ありす「ぁっ、えっと、こ、こう!」

転校生「ひゃああっ!つめたいー!」

ありす「あ、水・・・だった・・・」

ありす(・・・あ、シャンプーハット用意したのに部屋の中に置いてきちゃってた)

今日はここまで!次回はパルチザン・・・の前に、風子の誕生日と転校生にパンドラの話を。
ついに転校生にパンドラの内容が話される時がきました。作中時間で約1年、現実時間で約半年の期間を経て、転校生が真実を知る。
というわけで大人ミナさんはもうちょい後になります。多分今週中には・・・
昨日はマジで眠くて合言葉を言いそびれました。これは由々しき事態です。
なので昨日の分も含めていっておきます。
ありすありあり(合言葉)
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- アウトドア編~

ありす(今日はアウトドアの日です)

ありす(インドア派の私の出番はこれで終わりです)

さら「よーし、全員集合ー!」

全員「わー!」

さら「それじゃあ今から24時間耐久鬼ごっこを」

寧々「ストップ。それやったら転校生くんがあんたを捕まえられなくて死ぬからだめ」

転校生「あ、僕がオニになるのは確定なんだね」

さら「じゃあ24時間耐久かくれんぼを!」

転校生「とりあえず24時間縛りをやめようか」

恋「ミナー!ミナ―、どこじゃー!」

梓「ぶちょー!どこ行ったッスかー!」

心「ぶちょー!どこですかー!」

卯衣「zzz」

寧々「勝手にかくれんぼがはじまってるんだけど」

さら「はい、全員!ミナちゃんを探して!」

エレン「仲月さん。メアリーがいません」

沙那「初音様・・・初音様、どこですか・・・?」

月詠「あさりー!どこいったのー!」

さら「はい3人追加!探すよ!」

・・・

転校生「勝手にいなくなったら心配するだろ。4人とも」

ミナ「はーい」

メアリー「へいへい」

初音「へへーんだ」

浅梨「?」

さら「なんとか見つけられてよかった・・・」

~プチモア-Petit Grimoire- ワイワイキャンプ編~

さら「よし、それじゃあ・・・」

さら「さっき川見つけたわ!全員飛び込めーーー!!!!」

寧々「おー!」

アイラ「な、生天目!妾はいい、妾はいいんじゃ!妾はここで大人しく見ておるから・・・」

つかさ「え、えいっ!」ブオン

アイラ「ぬわーーっ!!!」ドボン

レナ「かわ!レナ、みず!」

香ノ葉「ダーリン、見て見て~。新しいみずぎ、作ってもらったんよ」

葵「楠木さんが作ってくれました!」

ソフィア「おお・・・?すぷりんぐじゃない?・・・・・・すぷりーーーんぐ!」

紗妃「ぴっぴー!そこ、まほうはだめー!」

姫「みゆー!あなたもきなさーい!」

刀子「外まで来てげーむをするとはなにごとか!」

自由「いやっす。ゲームしたいっす。自分いんどあの方に行きたかったっす」

さら「それじゃあ、転校生くん。わたしたちも一緒に・・・」

転校生「よし、ツリーハウス建設完了。いつでも寝れるからねー」

ノエル「いっちばーん!」

イヴ「にばーん!」

秋穂「よいしょ・・・よいしょ・・・」

春乃「あきほ、がんばって!」

秋穂「・・・やった!おねえちゃん、やったよ!さんばーん!」

春乃「うん、あたしはよんばーん!」

さら「あはは、仕事速いなあ。これで寝どこもばっちりだし、今回のキャンプも上手くいきそうかな」

~プチモア-Petit Grimoire- 小さくっても中身は一緒編~

さら「さて、他の子の様子はっと」

龍季「くらえー!」

ましろ「ああ、かりんさん、氷が、氷がながされてしまいます」

花梨「まっててけろじゃ、すぐ助けるべな!しゃおれん、めいりん!」

小蓮「わかったネ!」

明鈴「あらほらっさっさーアル!」

虎千代「とらちよは25めーとるおよげるんだぞ!」

薫子「とらちよ、すごーい!」

チトセ「あ、あの、南さん、岸田さん、神凪さん?私は水に入らなくていいから、3人は入って・・・」

智花「せー」

夏海「えー」

怜「のっ!」

里菜「いっけー!」

チトセ「うぼあーっ!」ドボーン

アイラ「がぼがぼがぼぐぼぇっ」ドスン

鳴子「しののめくんとときさかくんは水がにがて・・・なんかあるのかも!」

七撫「わーい!」

ヤヨイ「たーのしー!」

結希「違うわ。わたしは泳げないわけではない。りろん上は泳げる」

天「ろんよりしょうこよ!およいでみせなさいよ!」

結希「それとこれとは話がべつ」

もも「転校生さん!もも、なにかおてつだいしたいです!」

転校生「ん?じゃあバーベキュー用の木の枝を拾ってきてもらおうかな」

もも「はいっ!わかりました!」

真理佳「あ、僕もやる!」

焔「・・・火をつけるのはアタシがやるから」

エミリア「やきドーナツ!」

さら「・・・・・・うん!なにも問題ないね!じゃあわたしも川でひと泳ぎしよーっと」

智花「とったどー!」

夏海「あ、智花すごいじゃん!」

怜「わ、わたしも!わたしもやる!」

みちる「かにみつけたー!これっておいしいかな?」

転校生「焼けば食えないこともないかな」

智花「じゃあ、わたしがやきたいです!」

この後数人がお腹を壊しました

今日のプチモア。思ったより長くなったので3分割。
このスレのプチモアに一度も出ていない生徒がいます。さて、誰でしょうか。
明日もしくは明後日にふーちゃんの誕生日を仕上げられたらいいなぁ・・・
スレの更新はもはや日課になっているので、止めたら生活が狂いそう。
流石に限界が来たら休むと思うけど、まだ大丈夫。まだ大丈夫。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア-Petit Grimoire- 答え合わせ編~

ありす(前回のあらすじ。転校生さんとさらちゃんと寧々ちゃんが子供たちを連れてキャンプに行って腹痛を起こして帰って来た)

ありす「みんなー、だいじょうぶー?」

さら「智花ちゃんには・・・食材を・・・触らせないように・・・してたのに・・・」

転校生「ごめん・・・つい・・・」

寧々「うーん・・・うーん・・・」

アイラ「な、なぜじゃ・・・時間停止の魔法をかけておるのに・・・なぜじゃ・・・」

チトセ「彼女の料理は・・・魔法をも凌駕する・・・がくっ」

ゆかり「ありすちゃん、お薬持ってきたよ」

ゆえ子「これで合っていますか?」

ありす「・・・うん。あってるかな。ごめんね、おつかい行かせちゃって」

ゆかり「だいじょうぶ!ゆかり、おねえさんだから!お手伝いできるもん!」

転校生「助かった・・・これで、安心して、眠れ・・・」ガクッ

ありす「転校生さん、転校生さーーーん!!!!」

クレプリ「・・・そういや、学園長もダウンしてたんだろ?どうやって帰ってきたんさね」

茉理「私が迎えに行ったのよ」

クレプリ「出たな、変態!」

茉理「ひどい言いぐさ!迎えにいったのに!」

ゆかり「みんな動けなくなっちゃったから、転校生くんのおでんわを借りて呼んだの!」

茉理「行ったら行ったで死屍累々で・・・一応子供たちは無事だったけどね」

さら「智花ちゃんが焼いてることに気付いて、彼女が焼いたものを5人で片っ端から食べたから」

クレプリ「あっ、復活した」

さら「それに対抗してかどんどん焼き始めちゃってねー。食べ過ぎで動けなくなるとは我ながら情けない」

茉理「他の4人は明らかに違う原因で倒れてるのに流石は生徒会長」

さら「梅さんがレンジでチンしたものが全部毒物に代わってたりとか日常茶飯事だったから、まあ多少はね」

ありす「姉妹揃って機械に弱い・・・ってレベルじゃないね」

さら「おかげでわたしは料理を覚えました」

茉理「生きるために料理を覚える・・・字面はかっこいいけど内容が伴ってないのよね」

ありす「・・・あ、でも、さらちゃんが帰ってくる前に、我妻さんが来るって連絡があったような」

さら「えっ?」

ありす「学生時代一緒に食べたレンジで作るカップケーキ持ってくるって」

さら「・・・・・・ゆかりちゃん。薬もう10個ほど買ってきてもらっていい?」

ゆかり「え、う、うん」

さら「・・・・・・死にたくないなぁ」

茉理(達観してるなぁ・・・)

今日のプチモア。というわけで登場してなかったのはゆかりでした。
こずえちゃんSSRがきて発狂したいのは確かなんだ。でもここはグリモアスレ。発狂するのは今じゃない。
これで新しいありすのカードとか来たら別だけどね。最後に出たのが正月だから、まだ出るのは先だろ(フラグ)
こずえちゃんはスカウトチケット来るまで待った方がいいと神が告げている。
あと半年ぐらいで2周年だからその時まで待て、とありすが言っている。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア-Petit Grimoire- 顔合わせ編~

ありす「あーやつーるーいーとーのさきーでー♪おどおってー♪まりおねっと♪」スタスタ

ありす「ごめん、遅れちゃった・・・あれ?転校生さんは今日いないの?」

アイラ「『知り合いから呼び出しがあったから行ってくる』と言っておった。夕餉はいらんらしい」

ありす「そっか・・・」シュン

絢香「野薔薇ちゃんと神宮寺ちゃんと冷泉ちゃんのお父さんに呼ばれたみたいだよ」

姫「え?それ本当ですか?」

葵「知りませんでした・・・」

初音「あたしも行きたい!」

ありす「あー・・・なんか、年に一度の報告会みたいなのを色んな親御さんにしてた気がする。そっか、今日だったっけ」

ありす「転校生さんが来る前まではさらちゃんが行ってたけど、今は学園長含めて3人で行ってるんだよね」

ありす「実質ただの宴会と子供自慢になってるけど・・・」

ゆえ子「説明乙です」

・・・

さら「みんなかわいいんですよ!元気なんですよ!もう食べちゃいたいぐらい!」

寧々「そうだよ!存在自体が癒し!かわいい!うるさい!でもそこがいい!」

転校生「あー、酔ってるなぁ・・・いつも通りのことだけど」

冷泉父「転校生さんも、いっぱいどうですか?」

転校生「いえ、大変恐縮ですがお断りさせていただきます。何分、まだ未成年ですので」

冷泉父「・・・私の酒が飲めないと、おっしゃるのですか?」

転校生「はい。飲めません」

冷泉父「ほう、即答とは・・・理由を聞かせていただいても?」

転校生「はい。僕はまだ子供で、だけど学園の生徒たちの多数にとって兄のような存在だと自負しております」

転校生「無能非才の身ではありますが、あの子たちに慕われているということは実感しています」

転校生「そんな僕が、もし酒を飲み、あろうことか泥酔、酩酊状態で学園に帰った暁には、様々な反応が予想されますが・・・」

転校生「そこで僕のことをダメな男だ、と見るならまだいいです。ですが、純粋な彼女たちのことです」

転校生「『転校生さんがやっているから、自分もやっていいんだ』となるでしょう。生徒会長や学園長は大人だからと言い聞かせられますが、僕はそうは行きません」

転校生「ですから、大変不躾ではありますが、このお酒をいただくことは出来ません。どうか、娘さんたちのためにご了承ください」

冷泉父「ふむ、そこまで考えておられましたか。酒の席とはいえ、私も未成年に飲酒を強要したこと、深くお詫び申し上げます」

冷泉父「そしてやはり、あなたのような方がいるなら、葵は今後も安心して学園にいさせられます。今後とも、よろしくお願いいたします」

転校生「いえ、こちらこそ」

神凪父「はっはっは!いいねえ、転校生くん!その肝っ玉が大きい姿は生まれたばかりの息子にも見習わせたいもんだ!」

神凪父「どうだい、うちの娘は。将来絶対美人になるぞ。てかむしろもらってあげてください。そして私に楽させてください」

野薔薇父「何をおっしゃってらっしゃるのか・・・転校生殿は我が愛娘である姫の婿になるのですよ?」

冷泉父「ボケるのには早い年齢だと思っていましたが・・・彼には葵を娶ってもらうに決まっているじゃないですか」

神宮寺父「初音ちゃんと婚約すれば今なら沙那ちゃんがついてきますよ。初音じゃなくとも茉理もいい年齢ですからどうですか?」

ウチノムスメガ!イヤ、ウチノムスメダ!ウチノコハカレジャナイトダメナンダ!ウチノコモダ!オトコノコドウシデモアイサエアレバカンケイナイヨネ!

転校生「あー・・・また始まった・・・こうなったら長いんだよなぁ」

寧々「あーっ!転校生くんが浮気しようとしてるーっ!ありすちゃんに言っちゃおー!」

転校生「そしてこっちもめんどくさいんだよなぁ・・・うわっ、酒臭!」

さら「転校生君・・・わたしを見捨てるの?わたしを捨てちゃうの?」ウルウル

寧々「女の子に臭いとか言っちゃだめなんだからー!学園長命令!」

転校生「ああ・・・大人ってめんどくさい・・・帰って子供たちに癒されたい・・・」

今日のプチモア。転校生の所属は生徒会兼風紀委員兼飼育委員兼図書委員兼保健委員兼・・・・・・・・・と全部です。
どの団体でもほとんどの仕事を1人でこなします。『魔法以外ならなんでもできる』がこの世界の転校生くん。
でもグリモア本編でもそんな感じな気もする。
ラノベ主人公もびっくりなスキルの持ち主なのにかわいくてかっこよくて人間味あふれてるとか非の打ち所がない。
こんな将来性が約束されてる男を放っておくやんごとなき親はいるんでしょうか。
こんな感じなのに嫌味な感じが一切しない。むしろ悲惨な経験ばかりしてて応援したくなる。そんな主人公。
そういや、裏世界で父親が死んでることが判明したとき、裏世界から帰ってきた転校生くんは親に電話したりしたんだろうか・・・
転校生君を育てた親とか絶対いい人。そして女装が似合う転校生くんのお母さんは絶対美人。むしろお父さんがかわいいまである。
そろそろ人気投票に転校生くんを入れてもいいと思うんです。
明日は更新できません。腕が筋肉痛で死ぬことが確定してるので、無理です。休ませてください。
ありすありあり(合言葉)

~ちゃおのたんじょーび、あげいん~

転校生「ちゃおー、おはよー」

小蓮「ん・・・・・・?おお!転校生カ、おはようネ!」

小蓮「相変わらず朝起きるのが早いネ。ワタシがちいさいころはもっと遅くまで寝ていたヨ」

転校生「めーりんは今でもおきるのおそそう」

小蓮「その通りネ・・・」

転校生「それはそーと、はい、これ」

小蓮「うん?これはなに?」

転校生「おたんじょーびプレゼント」

小蓮「おお!そういえば、ワタシ今日だったネ!中見てもいいカ?」

転校生「どぞどぞー」

小蓮「これは・・・包丁?」

転校生「じぶんの買うときにいっしょにねー。かりんちゃんはもう自分のもってるから、ちゃおにあげようと思って」

小蓮「アイヤー、ちゃんと名前まで・・・・・・ちなみに、いくらぐらいしたの?」

転校生「××万円くらいかな」

小蓮「あー・・・あなた、やっぱり一度お金の使い方を見直した方がいいネ」

小蓮「でもこれはこれでありがたくもらっておくことヨ!来月のあなたの誕生日を楽しみにしてるといいネ!」

転校生「それじゃあ、ぼくはこのへんで」

小蓮「謝謝!」

~ふーちゃんのたんじょーび、ごほーし~

―風紀委員室―

風子「・・・・・・」

[メイド]転校生「おかえりなさいませ、おじょうさまー」

風子「えっと・・・転校生さん?これはなんですか?」

転校生「んー、ふーちゃん今日おたんじょーびでしょ?でもパーティーはりょーりぶがやってくれたでしょ?」

転校生「だから、今日は一日ふーちゃんをおてつだいするのっ!」

風子「論理が飛躍してるような気もしますが・・・そういうのなら、手伝ってもらいましょーか」

風子「んじゃ、今からちょっと書類作業をしなきゃならねーんで、ウチがなんか言ったらそれ取ってもらえます?」

転校生「はーい!あ、まちがえた」

転校生「おおせのままに、おじょうさま」

風子「ちなみに、その服装は誰に?」

転校生「このは」

風子「まずは白藤を連れて来てくだせー」

転校生「はーい」

・・・

[執事服]転校生「おはなしおわったー?」

風子「ええ。女装はやめろって前から言ってるのに・・・・・・その服は?」

転校生「ありすちゃんにもらったやつ。はっちゃんがもってきた」

風子「神宮寺の呼び出しをおねげーします」

転校生「はーい」

~雑談~

転校生「それでねー、起きたらなんかケーキがおそなえされててねー」

風子「確かにご利益はありそーですが・・・んー、ウチもなんかお供えしましょうか?」

転校生「おかし!」

風子「そういうと思ってすでによーいしてあります」

転校生「さっすがー!」

風子「ですが、これはまだです」ヒョイッ

転校生「あうっ、なんでー!」

風子「まだ3時になってねーじゃねーですか。最近は昼寝が多いから時間間隔ちょっと狂ってるんじゃねーですか?」

転校生「あー、どうだろ。ねようとおもえばいくらでもねられる・・・と思う」

風子「心なしかちょっと肉付きがよくなったというか、太って来たような感じも・・・」

転校生「おなかぷにー」

風子「こらっ。乙女のお腹をつつくのはマナー違反です」

転校生「でもあきちゃんとかこのははむしろやってって言って来るよ?」

風子「それは特殊な例です」

転校生「あ、でもえみりゃとえびちゃんとしゃるちゃんはめちゃくちゃこわかった。おばーちゃんはずっとわらってた」

風子「でしょうね。歓談部のお腹周りは地雷です」

転校生「なんかむかついたからおばーちゃんのおっぱいぷにぷにしてきたけどなかった」

風子「東雲にも怒られたんですね」

転校生「ドーナツつくってもっていったらゆるしてくれたよ」

風子「その時点ですでに怒った原因を忘れてそうですね」

転校生「ふーちゃんもずっとぺったんこだねー」

風子「なまいき言うのはこの口ですか!」ギュウウ

転校生「いひゃいいひゃい!ほっへひっはははひへー!!」

~お世話したい~

風子「さーて、おしごとしゅーりょーです」

転校生「おつかれさまー。リンゴジュースまだのこってたっけ・・・」ワタワタ

風子「あー、いいですよ。仕事はおわったから、お手伝いも終わりです」

転校生「えー、でも・・・」

風子「いいから。座ってて下せー。今日はウチのたんじょーびなんですから、ウチの言うこと聞いてもらいますよ」

転校生「うー、はーい」

風子(さて、と。役割が数人に分担されてからというもの、ウチが最近かかりっきりになることが減りましたからね)

風子(お世話したい欲でいっぱいです。今日はウチの好きにやらせてもらいますよ)

・・・

風子「つーわけでさっきのお菓子です」

転校生「おかしー!」

風子「ほら、食べる前にちゃんと手を洗って」

転校生「あ、わすれてた!」

風子「ちゃんと爪と手首まで洗うんですよー」

転校生「わかってるー!」

転校生「・・・・・・・・・・・・おわったー!」

風子「はい、ちゃんと吹かなきゃダメでしょ、もう。ほら、手出してくせー」

転校生「んっ!」ズイッ

風子「まったく、雑すぎですよ。はい、これでおっけーです。んじゃ、どーじ」ポンポン

転校生「ふーちゃんのおひざー・・・ひさしぶり!」

風子「んじゃ、食べましょーか。いただきます」

転校生「いただきまーす!」

風子(こーやってると、荒んだ心が癒されていきますね・・・心なしか転校生さんも年相応な行動してくれますし)

風子(うーん・・・ウチが若い内に魔物を殲滅したら、保育士にでもなってみましょうか?なんて)

風子(・・・うん、やっぱこの子じゃないと駄目ですね。他の子供に傾倒している自分の姿が思い浮かびません)

転校生「しあわせー」モグモグ

風子(かわいい)

~お世話は続く~

転校生「ごちそうさまー!」

風子「はい、ごちそうさまでした。口元汚れてますよ、ほら。こっちむいてくだせー」フキフキ

転校生「んー」

風子「はい、きれーになりましたよ。んじゃ、これからどーします?なんかやりたいこととかは?」

転校生「えっとぉ・・・」ガサゴソ

転校生「リベンジマッチ!」つ将棋

風子「ほー、そーきましたか。いーでしょう、返り討ちにしてあげますよ!」

転校生「かかってこい!」

風子「それはウチが言う側ですね」

・・・

風子「王手」

転校生「ここ」

風子「むっ、これは・・・・・・これでどーでしょ?」

転校生「王手」

風子「ふーむ、あんたさん、回数重ねるごとに強くなっていってますね」

転校生「えっちゃんからしきとか教えてもらってるからねー」

風子「だが無意味です。王手」

転校生「あれっ?えっと、えっと、えっと・・・・・・まけました。むー、ふーちゃんつよいー」

風子「ふっ、ウチにも意地ってもんがありますからね。まだまだ負けませんよ」

転校生「ふーちゃんつよいー」ゴロン

風子「はいはい。足がしびれないてーどでおねげーします」ポンポン

転校生「あたまつかったー、つかれたー、ねるー・・・zzz」

風子「相変わらず寝つきが早い・・・・・・『疲れた』?」

・・・

ありす「~♪」

クレプリ「水無月の部屋はここだったな。喜んでくれるといいな、ありす」

ありす「ぅん・・・」

ガチャッ

風子「あ・・・あ・・・」ビクッビクッ

ありす「!」ダッ

転校生「zzz」ガシッ

ありす「」

クレプリ「あー、久しぶりさね、これも。がんばれ、ありす」

~復活~

風子「はぁ・・・油断してました。次の裏世界探索終わったら一回実家に帰らせましょーかね」

ありす「」ビクンビクン

風子「楠木は・・・あとで部屋に放り込んでおくとして。転校生さんはっと」

転校生「よっ、ほっ」

風子「いつの間やら起きて元気にしてますね。んじゃ、ウチは夕飯の準備をしてきますか」

風子「転校生さん、何食べてーですか?」

転校生「ハンバーグー!」

風子「はい、わかりました。・・・さて、ウチの成長っぷり、たっぷりと味わってもらいましょーかね」

・・・

転校生「いただきまーす!」

風子「どーぞ、召し上がってくだせー」

転校生「ん・・・」モグモグ

転校生「・・・・・・」モグモグ

風子「・・・・・・」ドキドキ

転校生「・・・ふーちゃん、これ、作り方かわった?」

風子「ふふ、どう思いますか?」

転校生「なんていうか・・・おかーさんににてるような・・・」モグモグ

風子「ま、そーゆーことです」

転校生「あー、にゅーいんしてたときかー。そーいやいろいろ聞いてたって言ってたね」

転校生「・・・うん、おいしい!」

風子「そーですから。それはよかったです。ウチもせいちょーしてるんで」

転校生「さいしょはひどかったよ?コゲコゲハンバーグ」

風子「あの時ははっきりマズいって言われましたからね。でも、あんたさんは残さずちゃんと食べてくれた」

風子「おかげで、今のウチがあるんです。感謝してますよ」

転校生「それじゃあおかわりよこすのです」ズイッ

風子「ちょーしに乗るな」ポコッ

転校生「あいてっ」

風子「まったく、おかわりは一回分しかありませんからね」

転校生「あっ、これしってる。ツンデレってやつだ」

風子「はいはいっと。入れてきましたよ」

転校生「ふーちゃんだいすきー!」

風子「もう、調子いいんですから」

~裏世界探索に向けて~

風子「・・・さて、夕飯も食べて、お風呂も入って、歯磨きもして、あとは寝るだけですね」

転校生「だねー」

風子「ですが、その前に一つやらなきゃいけねーことがあります」

転校生「?」

風子「一年前。裏世界から帰って来たアンタさんに、ウチは【1年後には、パンドラの中身を教える】と言いました」

転校生「!」

風子「まだちょっと早いですが、これからの裏世界探索では生存者を探すひつよーがあります」

風子「裏世界の生存者を、こちらに連れてくる。それがこれからの目標です」

風子「裏世界探索にはアンタさんが必須です。ですから、裏世界の生存者の情報を知っておいてもらわねーといけません」

風子「明日か、明後日か。それより後でもいいです。いつでも話します。覚悟が出来たら、お声掛けしてくだせー」

転校生「・・・・・・うん」

風子「こんなギリギリになってしまってもうしわけねーですね」

転校生「いや、いいよ。・・・ふーちゃんも、言うかどうかまよってたんでしょ?」

風子「ありゃ、お見通しでしたか」

転校生「まあねー」

・・・

鳴子「あの日から、もうすぐ1年か」

鳴子「・・・君は、随分と強くなったよ。歳不相応に」

鳴子「さて、僕は僕ができることをやろうか。祭まであと少しだ」

~さーちゃんのたんじょーび、ましまし~

転校生「うーん・・・・・・」

沙那「あら、転校生さん・・・」

転校生「うー・・・」シャカシャカ

沙那「唸りながら泡立て器を使って・・・何かあったんでしょうか?」

転校生「うー・・・あ、さーちゃん。・・って、わわっ!さーちゃんはまだだめっ!」

沙那「・・・なるほど、そういうことですか。申し訳ありません、私は何も見なかったことに」

転校生「それ言われたらもうおそいきがするよぅ・・・これって、おけつをほったっていうの?」

沙那「それを言うなら墓穴ですね」

・・・

光男「転校生くんがおケツを掘るだってっ!?」

樹「黙れショタコン」

・・・

沙那「・・・何か今不穏な気を感じましたね」

転校生「ぼくも、なんかおしりがきゅってしまる気がした」

・・・

光男「なんだと!?」

樹「クソホモ一回死ね」

・・・

転校生「!?!?!?」ゾワワワワッ

沙那「はぁ・・・いったい何が起きているのやら。それでですね、転校生さん」

転校生「あ、うん」

沙那「先日は水無月さんにたくさんお世話させたそうですね」ズイッ

転校生「へ、う、うん」

沙那「・・・では、私にもさせてもらっていいでしょうか?」

転校生「へ?・・・ま、まあいいけど・・・」

沙那「では、よろしくお願いしますね」

転校生「う、うん・・・これでいいのかな・・・?」

沙那「はい、これでいいんですよ」

沙那(あなたが一人で出来るようになってから、長らく同じ調理台に立てていませんでしたから)

沙那(私も、少し寂しかったんですよ・・・なんて)

~まりちゃんのたんじょーび、できない~

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生「まりちゃんが帰ってこない・・・」

転校生「・・・・・・」チラッ

時計「21:55やで」

転校生「・・・寝よ」

・・・

月詠「もう、ここどこなのよーっ!」

浅梨「あれー?」

真理佳「デバイスのバッテリーも切れた・・・もうだめだぁ・・・おしまいだぁ・・・」

~パンドラの箱~

転校生「・・・・・・ふーちゃん」

風子「来ましたか、転校生さん」

転校生「今、だいじょうぶ?」

風子「ええ。いつでも声をかけてくれと言ったのはウチの方ですから」

風子「とはいえ、ここで話すのもなんですし。場所を移しましょ。氷川、少し離れますんで留守をおねげーします」

紗妃「あ、はい!」

紗妃「・・・・・・なんだったんでしょう?転校生さん、なんだか目つきが去年の12月の時みたいに・・・」

紗妃「・・・・・・・・・・・・思い出したくないですね。仕事しよ」

・・・

風子「さて、と。ここでいいですかね」

転校生「うん。じゃあ、教えて。裏世界の皆がどうなったか」

風子「・・・・・・資料は用意してあります。自分で読むか、ウチが読み上げるか。どっちがいいですか?」

転校生「ふーちゃんが、教えてくれるんでしょ?」

風子「ああ、そう言いましたね。そんじゃ、名前順に。裏世界の私立グリモワール魔法学園の生徒たちがどうなったかを」

風子「心して、聞いてください」

・・・

風子「・・・・・・以上です」

転校生「そっか、うん。わかった」

風子「思ったよりあっさりしてますね」

転校生「まあね。だいたいわかってたから」

転校生「それに、これからやることは決まってるんだ。今やらなきゃいけないことは、上を向くこと」

転校生「泣いたり、落ち込んだりするのは、全部終わってから。そう、決めたんだ」

風子「・・・・・・はぁ、子供がなーにいっちょまえに粋がってるんですか」

転校生「う?」

風子「泣きたいときは泣きゃいいんです。落ち込むときは落ち込みゃいいんです」

風子「上ばっかり見てたら足元をすくわれます。適度に下も見てみるもんです」

風子「左右を確認してみてください。一緒に進む仲間もいます。後ろを振り返ってみてください。支えてくれる人がいます」

風子「アンタさん一人で抱え込む問題じゃねーんですから。ウチらもおんなじ荷物背負ってるんです」

風子「どーせすぐに解決できる問題じゃありませんから。気長に、気楽に行きましょ。出来ることから一つずつ、ですよ」

転校生「・・・・・・うん!」

風子「んじゃ、今日はこのままどっか出かけますか。どこ行きたいですか?」

転校生「スイパラー」

風子「それじゃあ行きますか」ギュッ

転校生「うん」ギュッ

今日はここまで!大変長らくお待たせいたしました。筋肉痛からも解放され、更新頻度ももとに戻る見込みです。
一斗缶って重いですね。油が満杯にはいったものを両手に一つずつもったら死にそうになった。あれはヤバい。
転校生くんって他人に頼られるのは得意だけど他人に頼るのは苦手だよね。
相談役として優秀な人間が一番問題を抱えていたとかいう話。それを察する絢香ちゃんマジヒロイン。
相談される側っていろいろと大変なんだよね。愚痴を聞くのはいいけど話すのって中々難しいし。
転校生君を酔っぱらわせたらどれくらい愚痴をはいてくれるんだろうか。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア-Petit Grimoire- 酒は呑んでも呑まれるな編~

ありす「前回のあらすじ。さらちゃんと学園長が酔っぱらいました」

さら「うう~頭痛い~・・・二日酔いだ~・・・」

転校生「飲み過ぎだよ。はい、しじみの味噌汁」

春乃「転校生くん、おはよ・・・ひぃっ!?あ、あきほはあたしがまもるんだからーーー!!!」

さら「あ~、五臓六腑に染み渡る~・・・あれ?春乃ちゃんおはよー」

秋穂「おねえちゃん、どうしたの?・・・うわああ!!」

さら「えっ?えっ?」

転校生「ありす、説明よろしく。僕はあの2人のご飯用意してくる」

ありす「はい、わかりました。えっと、仲月さん。昨日帰ってきた時のこと覚えてます?」

さら「えっと・・・・・・まったく」

ありす「だろうね。それじゃあ説明しますね」

・・・

さら【んはー!たっだいまー!!みんないい子にしてたかにゃ~?】

寧々【ただいまー!わっしょーい!】

転校生【2人とも、静かに。皆もう寝てる時間なんだから・・・】

寧々【もー、転校生くんはおかたいなー。ロリコンか!】

さら【転校生君ロリコンなの~?通報しました】

転校生【はいはい、さっさと寝ろ】

さら【やだやだー!もっと飲むー!】

寧々【酒だ酒だー!酒をもってこーい!・・・・・・zzz】

ありす【・・・うるさいと思ったら・・・今何時だと思ってるの・・・】

転校生【ごめん、ありす。起こしちゃったか】

春乃【・・・おトイレ・・・】

秋穂【んゅー・・・・・・あ、さらちゃんだぁ・・・おかえりなさ・・・い・・・・・・zzz】

転校生【秋穂ー、立ったまま寝るなー。トイレ行くんだろー】

さら【ねえねえ、聞いてよ春乃ちゃん、秋穂ちゃん。転校生くんがひどいんだよー。お酒を飲むなって言って来るのー】

春乃【うっ、近いっ、臭いっ、はなれてー!】

さら【春乃ちゃんまでそんなこと言うのー?そんな子には・・・ちゅーしちゃうぞ!】ブチュウウウウウウ

春乃【んふぁっひtぁうぐhkげふlしygは~~~~!?!?!?!?!?】ジタバタ

ありす【さらちゃん!?】

さら【秋穂ちゃんも、わたし臭くないよねー?】

秋穂【んん・・・くちゃい・・・】

さら【そんなこと言う秋穂ちゃんは・・・・・・ちゅーしてやるーー!!!】

転校生【当身】

さら【ぐえっ】ドサッ

春乃【ひっぐ・・・ひっぐ・・・くさかった・・・気持ち悪かった・・・】シクシク

秋穂【うわああああん!!!!こわかったよおおおお!!!!!】

ありす【そうだね、こわかったね。転校生さん、私、二人を寝かしつけてきますから・・・そこの人の処理をお願いします】

・・・

さら「そ、そっか・・・そんなことが・・・あとさっきからありすがさりげなく言葉で距離を開けてるのも・・・」

ありす「仲月会長相手ですからこれが適切でしょう?」

さら「その適切は悪い意味でだよね!?はぁ・・・・・・後でちゃんと謝らなきゃ・・・」

今日のプチモア。酒で酔った大人はめんどくさい。いきなり説教かましてくる。
明日はアレの日ですので本編の方の特別エピソードを。
ふーちゃんと転校生くんがメインです。当たり前のことなのに当たり前じゃなくなってきているような気もする。
それが終わったらパルチザンですね。大人になったミナとの初めての邂逅です。
ミナは確か黒歴史多数だったはずなので、転校生くんが無意識にどれだけ古傷を抉れるかの話になります。
ありすありあり(合言葉)

~五月~

転校生「うーのさーん、おはよー!」

兎ノ助「おう、転校生、おはよう。って、どっか行くのか?」

転校生「うん!ちょっとおかいものにいってくる!」

兎ノ助「そうかそうか。誰か一緒に行くやつはいないのか?」

転校生「うーちゃんがもうすぐ来るはずだけど・・・」キョロキョロ

卯衣「お待たせ、転校生くん」

兎ノ助「んん、卯衣もか。おはよう」

卯衣「おはよう、兎ノ助」

兎ノ助「それじゃあ卯衣、転校生を・・・違うな。転校生、卯衣のことをよろしく頼むぞ」

転校生「まっかせてー!」

卯衣「待って欲しい。逆じゃないかしら」

兎ノ助「いや、あってる。転校生の方がしっかりしてるからな」

卯衣「・・・納得いかないわ」

転校生「ほら、行こ、うーちゃん」

卯衣「ええ。行ってくるわ」

兎ノ助「おう、行ってこい!」

兎ノ助「・・・にしても、あの2人だけで外出ってのはやっぱり心配だな・・・」

鳴子「心配ないよ。夏海がついていってるから」

風子「服部も行かせてます」

月詠「エレンが自分で行ってたわ」

兎ノ助「お前らはもうちょい信用してやれよ」

~の~

卯衣「ここは?」

転校生「さらちゃんといっしょにクエストしたしょうてんがいだよー。はつうりのときも来たかな」

卯衣「どうしてここに?」

転校生「こーばいぶでもだいたいのものはそろうけど、もちはもちやってことで」

転校生「おっちゃーん!たのんでたのあるー?」

八百屋のおっちゃん「おう、ちゃんととってあるよー!」

卯衣「予め頼んでいたの?」

転校生「前々からおねがいしてたんだよね。だからしょーてんがいめぐればざいりょうはそろうんだ」

転校生「うーちゃんもいっしょでいいんだよね?」

卯衣「ええ。私はこういうことは苦手だから、転校生くんのものを参考にさせてもらうわ」

転校生「ふっふっふー、おまかせくださーい。えっと、つぎは酒屋さんかな」

卯衣「アルコール飲料の購入は私たちだけでは不可能だと思うのだけれど」

転校生「そのために酒屋さんに行くんだよ。おかしよーだし、ちゃんと売ってくれるって」

卯衣「そうなのね。個人商店、侮れないわ」

転校生「いきのこるためにいろいろ工夫してるからねー。さ、次行こ。次はバターだよ」

~第二~

秋穂「ありすちゃん、ここは・・・」

ありす「こ・・・ぇす・・・」

寧々「うー、難しい・・・めんどくさいー・・・」

クレプリ「こういう地道な作業を積み重ねてものってのは作るもんさね」

クレプリ「少年が得意な料理とかお菓子作りだってじみ~な作業を繰り返してるんさね」

寧々「転校生くんもかー。・・・ネネの方がお姉ちゃんだし、ちゃんとやらないとね!」

ありす「・・・の・・・き・・・ぇす・・・」

秋穂「いたっ!針が刺さっちゃった・・・」

ありす「ばんそ・・・こ・・・ここに・・・こっちに、消毒・・・」

寧々「ふふふー、喜んでくれるかなー」

クレプリ「大丈夫さね。心を込めて作ったもんを喜ばねぇやつはいねぇ!いたらオレっちがぶっ飛ばしてやるさね!シュッシュッ!」

秋穂「ありすちゃん、ありがとう。ごめんね、お裁縫教えてもらってるのにこんなことまで・・・」

ありす「ぃぃ・・・ぇす・・・。ぁりす、ぉね・・・さ・・・・・・から・・・」

秋穂「・・・うん!わたし、がんばるね!」

・・・

春乃「あーっ!秋穂ーっ!秋穂のおててがーっ!でも涙目になってる秋穂もかわいい・・・」

春乃「ラブリーマイエンジェル秋穂の指に穴をあけたあの針はあとで塵一つ残さず消し去るとして・・・」

春乃「大丈夫よ~、お姉ちゃんは秋穂が頑張ってること、ちゃーんと知ってるからね~」

龍季「・・・・・・今日も元気だな、おめーは」

~日曜日~

転校生「こんちゃーす・・・あっ、みっちゃんとふくぶちょー」

ミナ「ん?おお、サーヴァントとアートフィシェル・ハート!もしや其方らもイザナミへの供物を錬成しに来たのか?」

転校生「そうだよー」

恋「今のがわかるのか?」

卯衣「私には理解できなかったわ」

転校生「わかんなかったけどどうせ今日はやることいっしょだと思うし」

ミナ「・・・これくらいじゃ泣かないぞ!」

花梨「風槍、鍋が吹きこぼれそうだすけ、ちゃんと見ててけろ」

ミナ「あっ、そ、そうだった。そういうわけだ、我は今忙しい!」

恋「わっちらはこっちに集中するから、お主らも頑張るんじゃぞ」

転校生「わかってーるよー」

卯衣「それじゃあ始めましょうか」

転校生「がんばるぞー!」

・・・

転校生「れっつごー♪ばーたあとりーんーご♪そーしてぐらーにゅーとう♪らむしゅをふって♪レモン汁♪」

卯衣「その歌は?」

転校生「アップルパイ・プリンセスだよ。これ作ってる時はこれだよねー」

prrrrrr

転校生「うん?電話だ」

橘ありす『第6回シンデレラガールズ総選挙、ただいま結果発表中です。私は全体で25位、タイプ別でみると11位にランクインしています』

遊佐こずえ『ふわぁ・・・こずえは~、にじゅうきゅういだよぉ・・・きゅーとだとぉ・・・10い・・・』

転校生「だってさ」

あやせ「初代シンデレラガールの十時愛梨ちゃんが歌う『アップルパイ・プリンセス』は現在好評発売中よ~」

転校生「もっと♪のーばすわパイシート♪くだいてびすけっと♪さいごにそっとなげキッス♪」

卯衣「宣伝お疲れ様」

~今日は~

小蓮「れ?そういえば、今日はましろはいないのカ?」

花梨「ましろか?ましろは今日は北海道だべ」

明鈴「今日もクエストアルか?」

花梨「いんや、今日は墓参りだべ」

小蓮「・・・あー、そうおいうことカ!納得いったネ!」

明鈴「ちくわうめぇ」モグモグ

・・・

紗妃「それでは、私は一度自宅に戻りますね」

風子「はい、わかりました。しっかり孝行してきてくだせー」

紗妃「委員長は午前中に行ってきたんですよね」

風子「そーですよ。午後は学園にいねーといけませんので、午前ちゅーに済ませてきました」

・・・

秋穂「・・・できたーっ!ありすちゃん、ありがとう!」

寧々「ネネもできたよーっ!楠木ちゃん、ありがとね!」

ありす「ぃぇ・・・ど・・・まし・・・」

クレプリ「んじゃ、早く持ってってやりな。相手も痺れを切らしてるところさね」

・・・

転校生「かーんせー!」

卯衣「完成、ね」

ミナ「こっちもできたぞ!」

恋「うむ、ばっちりじゃ!」

~母の日~

―北海道―

ましろ「今日は母の日ということで、お供え物を持ってきました」

ましろ「『孝行の したい時分に 親は無し』とは言いますが、孝行なんてことを考える間もなくあなたはいなくなってしまいました」

ましろ「・・・この北海道を取り戻せたこと、それが私が唯一できた親孝行だと思っています」

ましろ「私はまだそちらには行けません。愉快な友人や、恩人、弟がいますから、まだ残っていないといけません」

ましろ「・・・どうか、これからも安らかに・・・お眠りください」

・・・

―学園―

花梨「ん、上手にできてるべ。誰が食べてもうまいって言ってくれるすけな、自身持ってけろ」

ミナ「そ、そうか?花梨もそう思うのか?」

花梨「んだ。ちゃーんと正直な感想だ」

恋「・・・うむ、ならよかったの、ミナ」

ミナ「う、うん」

花梨「?」

ミナ「えっと・・・いつも、その・・・お世話になってるから・・・母の日だし、なんかあげたくて・・・」

小蓮「母の日?日本にもあるのカ?」

明鈴「えっと、いつだったっけ・・・」

小蓮「今日ネ!ちゃんと電話の一本でもいれるヨロシ!」

ミナ「その、い、いつも・・あ、ありがとう!」

恋「わっちも、いつもありがとうじゃ」

花梨「・・・そっかぁ。こんなことまでしてもらえるなんて、夢にも思ってなかったべな。おらは幸せもんだ」

花梨「ありがとな、風槍、南条。これからもたーんと、おらの料理を食べてけろじゃ」

~母親代わりの~

秋穂「お姉ちゃん、今ちょっといい?」

春乃「秋穂?うんうん、大丈夫!たとえ忙しくても秋穂のためなら忙しくなくなるから!」

秋穂「えっと、じゃあ大丈夫なんだよね?それじゃあ・・・はいっ、これ!」

春乃「これは・・・」

秋穂「えっと、今日は母の日だから・・・おかあさんはもういないけど、おねえちゃんがおかあさんのかわりをしてくれるから・・・」

秋穂「だから、その・・・いつもありがとっ!」

春乃「秋穂・・・・・・秋穂~~~~!!!!!」ギュウウッ

秋穂「わわっ、おねえちゃん?」

春乃「ほんとに秋穂は・・・ありがとう!おねえちゃん、秋穂のためにこれからもがんばるからね!何でも言ってね!」

秋穂「・・・うん!おねえちゃん、大好きだよ」

春乃「お姉ちゃんもよ、秋穂ーっ!」

・・・

さら「ふんふふんふふーん♪」

シロー「わんわん!」

さら「ふぇ?あ、シロー!どこに行ってたんですかぁ?探してたんですよお!」

シロー「ハッハッハッハッ」

さら「あ、かわいいお花・・・どうしたんですか?」

シロー「わんっ!」

さら「わたしに、ですか?ありがとうございますぅ!シロー、今日はごはんいっぱいあげちゃいます!」

シロー「ぷすー」

龍季「なんだありゃ・・・シローがさらにカーネーションを?・・・まさかな」

・・・

寧々「りーじーちょう!見て見て、これ、ネネが作ったの!」

寧々「楠木ちゃんに教えてもらいながらね、ネネ、がんばったんだよ!」

寧々「・・・・・・えへへ」

・・・

卯衣「マスターこれを」

結希「これは・・・卯衣、突然どうしたの?」

卯衣「今日は母の日と聞きました。私の生みの親はマスターですから」

結希「厳密には私ではないけれど・・・ありがとう、いただくわ」

卯衣「はい。私はこれで」

結希「・・・・・・この歳でこんなことになるだなんて、想像もしていなかったわね」

結希「でも、悪くないわ」

~『お母さん』ありがとう~

転校生「ふーちゃん」

風子「ん、どうしました?転校生さん」

転校生「えへへー・・・なんだと思う?」

風子「もったいぶらねーで話してくださいな」

転校生「ふふふー。はいっ、これ!」

風子「これは・・・アップルパイ、ですか?」

転校生「うん。ふーちゃんのために作ったんだよ」

風子「そーですか、わざわざありがとうごぜーます。でも、どうして突然?」

転校生「だって・・・今日は『母の日』だよ」

転校生「ふーちゃんは、おかーさんじゃないけど、お母さんみたいだから・・・」

転校生「今日はふーちゃんに。おやこーこーだよ」

風子「そーですか。わざわざまあ・・・」

転校生「でも、ふーちゃんも、気付いてたんでしょ?」

風子「ありゃ、バレてましたか。気付いてないふりしてたんですが・・・」

転校生「だって、朝ふーちゃんがお家に帰ってたの知ってるもん。今日ってことは、多分そうなんだろうなーって」

風子「んー、ウチもまだまだですね。ま、ありがとーごぜーます」

転校生「うん。いつもありがと、ふーちゃん。これからもよろしくね!」

風子「ええ、こちらこそ。これからもよろしくおねげーします、転校生さん」

~おまけ~

兎ノ助「いい話だなぁ・・・」

兎ノ助「学園の子供たちはいい子ばっかりだ。お父さん、嬉しいぞ」

兎ノ助「・・・俺にはくれたりしないのかな」ソワソワ

転校生「うーのさん」

兎ノ助「おおっ、転校生!?い、今の聞いてたか!?」

転校生「うん?」

兎ノ助「いやっ、なんでもない。忘れてくれ」

転校生「そっか。まあいいけど・・・」

転校生「うのさんは来月だからねっ」ニカッ

兎ノ助「おおう!?」

転校生「じゃーねー!また明日ー!」

兎ノ助「やっぱり聞いてたんじゃねーか!まったく・・・」

兎ノ助「いい子に育ってくれてるなぁ・・・あー、なんか嬉しくて涙が出てきた・・・」

兎ノ助「・・・よし!明日も頑張ろう!」

・・・

チトセ「こんばんは、転校生くん。ここにいたのね」

転校生「あ、おばちゃん。こんばんはー」

チトセ「突然だけど、これを受け取ってもらえるかしら?」

転校生「うん?なにこれ?」

チトセ「ちょっと悩んじゃってて遅くなっちゃったけど、お菓子よ。転校生くんならこっちの方が喜ぶかと思って」

転校生「うん、おかしすきー!・・・でも、いいの?」

チトセ「いいのよ。受け取って」

転校生「じゃあ、もらうね。ありがとね、チトセちゃん」

チトセ「うふふ、どういたしまして」

フーチャン、オバチャンニオカシモラッター

チトセ「じゃあ私も部屋に・・・」

風子「今回は問題ねーですが、あんま行き過ぎるとちょーばつぼー行きですよ」

チトセ「!?」バッ

風子「そんだけです。おやすみなさい」

チトセ「いつの間に後ろに・・・・・・少し自重しないとね」

今日はここまで!今日は母の日ということで特別エピソード『母の日』をお送りしました。
ちゃんと転校生くんは自分のお母さんの方にもプレゼントを贈りました。立華便は使えなかったので普通にクール便で。
父の日はないです。兎ノ助にはみんなで何かしら渡したということで。
神戸フランツという店で『魔法の壺プリン』というものを販売しているのですが、今日母親に買って渡しました。
いつもお世話になっている母親には感謝をしてもしきれませんが、少しでも喜んでくれたらいいなと思っています。
お母さん、ありがとう。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア-Petit Grimoire- 思い出のアルバム編~

転校生「よしっ、こんなもんかな」

鳴子「写真がいっぱいだー!」

風子「あー!これ前にアイス食べたとこー!ふーこ、また食べたーい!」

ありす「また今度ね。それじゃあこれは本棚にしまっておきますね」

転校生「うん、ありがとうありす」

ありす「いえ、私もみんなとの思い出が増えてうれしいですから」

虎千代「たぁーっ!ていやーっ!」

つかさ「あいたっ!」ゴン

ありす「っ!つかさちゃん、危ない!」

さら「口より手を動かす!」バッ

ドサドサドサドサ

つかさ「あわわわわ・・・」

虎千代「つかさ!大丈夫か!?」

つかさ「だ、だいじょうぶ・・・」

さら「もう、ここは本がいっぱいあるから暴れちゃダメっていつも言ってるでしょ」

転校生「まあまあ、2人ともけがが無くてよかったよ。それじゃあアルバムを元に戻・・・ん?」

風子「あれー?これって、さらちゃん?」

鳴子「えー?・・・ほんとだ!『仲月』って書いてある!」

さら「えっと?・・・あー!これ10年前のじゃない!懐かしいなー」

ありす「これがさらちゃん?ふふっ、このころはまだかわいかったんだね」

さら「それは今はかわいくないって意味?」

ありす「今はかわいいじゃなくてキレイだもん。羨ましいよ」

さら「・・・転校生くん。ありすがわたしを口説こうとしてくる」

転校生「そして・・・おお!これが転校したてのあり・・・す・・・・・・」ドサー

虎千代「転校生?いきなり土下座してどうしたんだ?」

さら「またいつもの病気だから気にしないで」

転校生「おお・・・大天使ありすえる・・・」

ありす「やあ・・・はずかしいです・・・そんな・・・」

風子「つかさちゃん、ぱーんってやっちゃえ!」

鳴子「ゼンリョクで!」

つかさ「パーン!」ドゴッ

転校生「ぐぼぁっ!?・・・はっ!僕はなにを・・・」

ありす(今のはおおよそ人が出していい音じゃなかったような・・・)

転校生「これは・・・・・・さらの小さい頃・・・今のさら・・・」チラッ

転校生「はぁ・・・」

さら「転校生君、あとで24時間耐久組手ね」

ゆえ子「もしかして、転校生さんってロリコンなんですか?ゆえが大勝利ですか?」

転校生「いや、こんなに無邪気にかわいらしく笑ってる少女がさぁ、こんなになってるんだよ?あの酔っ払いだよ?そりゃため息も吐きたくなるさ」

さら「わ、わたしだってまだまだ若いもん!きゃるる~ん☆」

転校生「うわぁ・・・」

さら「・・・うわーーーん!!!転校生君のバカーーーー!!!!」

転校生「・・・うん、やっぱり今でもカワイイな!」

今日のプチモア。今週は忙しいので本編更新が遅くなると思います。まだイベントの見直しすらできてねぇ。
最近何かと忙しくて・・・更新自体を止めるつもりはありませんが、ご了承ください。
予定では先週の内にパルチザンが終わってるはずだったのにな・・・予定は未定とはよくいうものです。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- お母さんお父さん編~

さら「はぁ・・・」

香ノ葉「さらちゃんさらちゃん、どうしたん?なんかあったん?」

さら「あ、香ノ葉ちゃん。ううん、なんでもないの。なんでも・・・はぁ・・・」

香ノ葉(これは・・・もしかして、失恋!?)

香ノ葉「ダーリーン!!!!さらちゃんが失恋してるーーー!!!!」

さら「してないよっ!!!!!」

・・・

香ノ葉「びええええええん!!!さらちゃんがおこったあああああ!!!!」

ありす「よしよし、大丈夫だからねー。あとでちゃんと謝ろうねー」

さら「・・・・・・」ムスー

兎ノ助「まあまあ、気持ちはわかるぜ?俺も自分の好きな奴に向かって失恋中とか言われたら・・・」

さら「まあ、それはいいんだけどさぁ。ちょっと聞いてもらっていい?」

兎ノ助「おう、いいぞ」

さら「もうすぐ母の日じゃない」

兎ノ助「そうだな。毎年の事ながら学園生たちがお前のためにといろいろと準備してるよな」

さら「それなのよ。それが問題なの」

兎ノ助「どういうことだ?」

さら「そりゃね?いろいろとわたしのためにやってくれるのは嬉しいよ?嬉しいんだよ?だけどね」

さら「わたしまだそんな年齢じゃないもん!!!まだお母さんなんて年齢じゃないもん!」

兎ノ助「あ、ああそうだな。でもそろそろ普通に結婚とかしててもおかしくはな」

さら「まだ若いもん!うら若き乙女だもん!!!恋人がなんだ結婚がなんだ!いなくてわるいか!!!」

さら「わかる!?お母さんから『恋人のひとつもまだいないのか』って電話がかかってきたときの気持ちが!」

さら「お父さんが『いい人を紹介しようか?』って聞いてきた時のイラつきが!フラストレーションが!わかる!?」

兎ノ助「お、オーケーオーケー、わかったわかった。お前は若い、まだまだいける、それでいいな?」

さら「しかもだよ!父の日にはいっつも兎ノ助がいろいろともらってるじゃん!」

兎ノ助「だなぁ。皆が俺のためにいろいろとしてくれて、毎年泣きそうになるよ・・・ああ、いい子のまま育ってくれ・・・」

さら「そこだよ!これじゃあまるでわたしと兎ノ助が夫婦みたいじゃない!いやよ!」

兎ノ助「お、おう・・・さらっと俺をディスるのやめてくれ」

さら「どうせなら転校生くんが労られればいいのにー」ゴロゴロ

兎ノ助「あいつは父親ってより兄貴って感じだからなぁ。あと、うら若き乙女が床に転がるな。行儀が悪い」

兎ノ助「あっ、じゃあ今年は転校生を労ろうの会にするよう提案してみるか?俺は今年はいいから」

さら「ダメでしょ!それじゃあ兎ノ助にプレゼント贈れないじゃん!!いつもありがとう!!」

兎ノ助「その気持ちは嬉しいけど!どうすりゃいいんだよ!!その気持ちは嬉しいんだけど!」

ありす「こういう時はただ『聞き』に徹するのが一番ですよ」

兎ノ助「そ、そうか・・・相変わらず女ってのはよくわからん・・・」

さら「だからねー!ちょっと聞いてるー!?」

兎ノ助「あー、はいはい!聞いてるよ!」

今日のプチモア。珍しく転校生が出てこなかった回。
香ノ葉は純粋に落ち込んでるっぽいさらを元気づけるために転校生を呼ぼうとしただけです。
学園生を元気づけるときはとりあえず転校生を呼ぶっていうのがプチモアの定石。
さらさんの年齢が22ないしは23ぐらいだから、秋穂(3)とかが娘にいてもおかしくはないんじゃないかな。
子供たちは 母:さら 父:兎ノ助 姉:ありす 兄:転校生 祖母:アイラ 叔母:寧々 妹:チトセ 近所の子:ゆえ子 みたいな認識をしてます。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- タイミングが悪い編~

―共同浴場―

ありす「・・・・・・」

さら「・・・・・・」

アイラ「・・・・・・」

ゆえ子「・・・・・・」

寧々「・・・・・・」

チトセ「ふぇぇ・・・」

エミリア「あ、転校生くんだー!転校生くんも入ってたんだー!」

転校生「・・・・・・や、やあ、みんな。今日はずいぶんと遅いお風呂だね」

エレン「いつも遅くまでお疲れ様です」

転校生「えっと、あ、うん。ありがとう」

里菜「てんこうせー!リナもうあがりたいさ!」

萌木「はやくごほんが読みたいです!」

ちひろ「ぷっぷくぷーのりりりりんです!」

転校生「あっ、こら!まだ100数えてないだろ。ちゃんと数えてから!」

さら「はい、しゅうごー。ちょっと会議しまーす。あ、転校生くんこっち向かないでね」

転校生「はい、わかってます」

さら「あー・・・どうしよう。転校生君が一瞬でこっちから興味を失ったんだけど」

ありす「これ以上見られなくてよかったような、女として自信を無くすというか・・・」

アイラ「2/6がまな板じゃ。興味は持たんじゃろ」

ありす「アイラちゃん。あとで屋上ね」

ゆえ子「今夜は星が降ってきそうですよ。屋上辺りに」

チトセ「ブーメラン乙www」

転校生「ソフィア!もう何時間入ってるんだ!いい加減でなさい!」

ソフィア「いーやーでーすー!ワタシはもっとすぷりんぎんぐしたいんでーすーー!!!」

寧々「それで、えーと、どうしたいの?見てもらいたいの?見てもらいたくないの?ネネは転校生くんになら・・・きゃっ、言っちゃった☆」

チトセ「歳考えろよwww」

さら「どうしてアイラってこうブーメランばっかり投げるの?」

アイラ「妾に聞くな。あとそっちは妾であって妾じゃない」

転校生「よし、じゃあみんなもう上がろうか」

子供たち「はーい!」

ゆえ子「あ、お疲れ様です」

ありす「・・・やっぱり大事な所は隠しつつ一緒に入っちゃえばいいと思うの。さらちゃんも一回入ってるし」

さら「あれはわたしの意志は介在してなかったというかなんというか・・・あれ?転校生君は?」

ゆえ子「もう上がりましたよ」

寧々「・・・・・・・・・・・・お風呂、浸かろっか」

ありす「・・・・・・そうだね」

・・・

ヤヨイ「えー、兄さん、今日はじぶんのおへやでねちゃうのー?」

転校生「うん。今日は一人で寝たい気分なんだ。絶対に入ってこないように、他の子にも言っといてくれ。自家製ピクルスあげるから」

ヤヨイ「やったーーー!!!ピックルス♪ピックルス♪」

転校生「じゃあ頼んだよ。・・・よし、帰ろう。自分の部屋へ・・・!」

今日のプチモア。・・・・・・ふぅ。
なんとか土曜日にはパルチザンをできたらいいなと思ってる所存。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- トレーニング編~

ノエル「11!12!13!じゅう・・・つぎなんだったっけ?」

イヴ「14」

転校生「ふっ!・・・ふっ!・・・ふっ!」

ありす「あの、転校生さん・・・腕立て伏せをするのはいいんですが、どうしてイヴちゃんとノエルちゃんを背中に乗せてるんですか?」

転校生「2人がっ!・・・遊んでっ!・・・ほしいってっ!・・・言うからっ!」

ありす「な、なるほど・・・」

クレプリ「・・・・・・にしても、なーんか既視感があるメンバーさね」

ノエル「えっと・・・・・・いくつまでかぞえたっけ?」

イヴ「35よ」

ノエル「35っ!36!37!38!」

イヴ「待って、35まで数えたんだから36からでしょ?」

ノエル「あっ、そっか!36!37!38!39!」

ありす「戻ってる・・・」

転校生「ふっ!・・・ふっ!・・・ふっ!・・・・・・よし、休憩するか」

ノエル「わーい!」

イヴ「なにするのー?」

転校生「何がしたい?」

ノエル「さかだち!」

イヴ「しりとり!」

転校生「じゃあ逆立ちしながらしりとりするか」

クレプリ「どっちかって選択肢はないんだな」

ノエル「ありすちゃんも、やろー!」

ありす「えっ、いや、私は、その」

イヴ「やろー!」

ありす「ですから、えっと、その・・・す、スカートだからっ!」

ノエル「ノエルもだよ?」

イヴ「イヴもー」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「転校生さんっ!なんてことさせようとしてるんですか!!」

転校生「ええっ、僕!?いや、確かにスカートのことは失念してたけど、ノエルとイヴだよ?」

ありす「そんなに転校生さんはちっちゃい女の子のパンツが見たいんですか!私のじゃだめなんですか!」

転校生「いや、そういうわけじゃ・・・ちょっと待って、今爆弾発言が聞こえた気がした」

ノエル「あっ、パンツはき忘れてた」

イヴ「パンツじゃなかったら大丈夫かな?」

ありす「もっとダメ・・・・・・?いや、よく考えたら、普段からお風呂に入れてもらったりしてるから、いいのかな?」

ありす「パンツじゃないからだいじょうぶ?私もパンツを脱げば大丈夫?」グルグル

ありすはこんらんしている!

クレプリ「ありすー!その思考はヤバいさね!」

転校生「ありす!脱ぐなっ!やめろっ!こらっ!ありすっ!」

寧々「ちょっとー、うるさいよー!お・・・お・・・お・・・おぉ?」

寧々「・・・見せつけプレイはやめようね。その2人は私が引き取っとくから」

転校生「誤解、誤解だから!ありすを止めてくれーーー!!!」

今日のプチモア。パルチザンは30%ぐらいできてるダーヨ。レイドイベとは思えないぐらいユルイ雰囲気ダーヨ。
転校生・ノエル・イヴ・ありす・腕立て伏せ・背中に乗る。これらの関連がわかる人は立派なありす好き。
箱にありす来た。SSRありす来た。でもお金が無い。こずえちゃん60連回したばかりだから余裕がない。マジヤバい。
結局こずえちゃん出なかった。これ以上課金できない。今月ヤバい。
ふーちゃん特級SSRおめでとう。
ありすありあり(合言葉)

~第5次裏世界探索~

チトセ「・・・ガーディアンは出てこなかった。宍戸さんのおかげかしらね」

つかさ「私はここまでだ。例の【地下の魔物】とやってくる」

転校生「きをつけてねー」

つかさ「ああ」

チトセ「あっ・・・まったく、我妻梅と戦った傷も癒えていないのに・・・」

チトセ「服部さん」

梓「・・・あ、やっぱり自分ッスか?」

チトセ「生天目さんが無理しないように見ててね」

転校生「あずにゃんよろー」

梓「自分が止められるワケないでしょーに・・・ま、見るだけなら。あーしんど」

梓「・・・あっ、そうだ。転校生くんが応援してくれたら元気出るかもしれないッス。ちゃんと応援する服で」

転校生「えー?まあいいけど・・・変っ身っ!」

チトセ(・・・あら?でも彼、今お腹出すのは嫌だったはずだから、チアガールにはならないんじゃ?)

[応援団長]転校生「よーし、やるよー!」

ミナ「旗の準備はばっちりだ!」

恋「太鼓もあるぞ!」

梓「ぶちょー・・・ふくぶちょーも・・・」

ヤヨイ「ねえ、今この状態に疑問を持ってるのってアタシがまだ日本に慣れてないからかな?」

チトセ「ダメね、私。無意識に転校生くんが女装すると思い込んでいた。これじゃあまるで氷川さんじゃない」

ヤヨイ「もしもーし?」

転校生「はっとりあずさのー、けんとーをいのりましてー!ふれー!ふれー!あ・ず・さー!そーれっ!」

ミナ・恋・転校生「「「ふれっふれっ梓!ふれっふれっ梓!」」」

梓「よっし、元気でたッス!でわでわ、伊賀中忍服部梓・御勤めを果たして参ります!」

ヤヨイ「うーん、わっかんないなー」

~七枷廃墟~

ミナ「・・・ん? ここ・・・もしかして、隣の七枷市か?」

恋「そうみたいじゃのう。見覚えがあるぞ・・・しかしまぁ、廃墟じゃな」

転校生「あー、あれだ。レナちゃんとさらちゃんとねねちゃんといっしょにおかいものしにきたとこだ」

恋「そういえばそういうのもあったの」

チトセ「その通り。七枷廃墟よ。そして・・・ここに、レジスタンスがいるわ」

転校生「んんー・・・かくれてる・・・?いっぱい・・・?」

チトセ「あら、わかるのね」

転校生「なんとなくしせんを感じる」

ヤヨイ「・・・・・・・・・・・・」

ヤヨイ(そりゃあ、ダンボールに乗ってふわふわ浮いてる子供の魔法使いなんか誰でも見るでしょ)

転校生「?」フヨフヨ

ヤヨイ(・・・一応言っておこう)

ヤヨイ「アタシが言うのもなんけど、ほら、転校生くんがこの場で浮いてるから、とか・・・?」

転校生「ういてる?・・・あー、ういてるね」フヨフヨ

転校生「じゃあ回るか」クルクル

ヤヨイ「んー、アタシに常識が無いだけなんだよね、きっとそうだよね」

転校生「まわれー」

チトセ「回るわ」ギャルルルルルルルル

ヤヨイ「うん、そうなんだ。きっとそうなんだ」

恋「何を回っとるんじゃ!!」

チトセ「ごめんなさい・・・」

転校生「ごめん・・・」

ヤヨイ「・・・・・・おお、神よ!」

恋「な、なんじゃ急に!?」

~市街地~

ヤヨイ「うわー、こりゃめんどくさいなー」

転校生「なにが?」

ヤヨイ「・・・あ、転校生くん。マズイねー、この七枷市?だっけ」

ヤヨイ「建物が中途半端に残ってるから、死角だらけなんだよね」

ヤヨイ「レジスタンスの人たちにとってはいいのかもしれないけど・・・」

メアリー「かわりに地図がある。こういった場所はこっちに任せな」

メアリー「市街戦は冒険家より軍隊の領分だ。精鋭部隊のメインステージだからな」

メアリー「来栖!テメーまさか、まだヒヨってんじゃねーだろうな!」

焔「チッ。言ってろ」

メアリー「久しぶりにアタイらが好きにできる。せめてカンを取り戻せよ」

焔「わかってるよ・・・先、見てくる」

ヤヨイ「・・・ア、アタシも行った方がいいよね? 来栖さん、待ってー!」

転校生「・・・ほむほむ、だいじょうぶなの?」

メアリー「・・・心配すんな。この程度のミッション、アイツがフヌケててもこなせる」

メアリー「アタイらは未来の自分に会う可能性なんてねーし、不安になることもねぇ」

メアリー「っと、これは言ってもよかったんだったか?」

転校生「うん。もう見たからへーきだよ」

メアリー「そうか。ならもういちいち気ぃ遣わなくていいってこったな」

メアリー「しっかしまあ、【未來の自分】に会う連中にゃ同情するぜ」

メアリー「・・・だが、わかんねーな。裏の連中を表に連れてくる?」

メアリー「そんなの・・・OKするヤツなんているのかよ」

~裏のミナ~

転校生「・・・おー、あれがうらのみっちゃんか」フヨフヨ

ヤヨイ「なになに?見えてるの?」

転校生「うん。今ほむほむがちょっとしゃべってる。いろいろとデカい」フヨフヨ

メアリー「おい、転校生。迂闊に飛ぶんじゃねぇ。誰がどっから狙ってるかわからねぇからな」

転校生「はーい」スウウウ

転校生「・・・・・・ていくーひこーもやめたほうがいい?」

メアリー「下みながら喋るのめんどくせぇからそれはいい」

転校生「しょくむたいまんだねー」

メアリー「お前はどっからそんな言葉を覚えてくんだよ」

転校生「のえるん」

メアリー「ツッコミでか」

転校生「うん」

メアリー「侮れないな」

転校生「あなどれないね」

焔「お前らユルイなぁ・・・」

ヤヨイ「あ、おかえりー」

焔「お前もかよ」

転校生「どないやねん!!」バシッ!

焔「なんでアタシになんだよ!」

転校生「なかよしを見せつけてぼっちのみっちゃんをうらやましがらせるさくせんです」

焔「いや、あいつが独りって決まったわけじゃ・・・」

転校生「ゆきにそれでイケるって聞いた」

焔「何やってんだよこっちの宍戸は・・・」

~羨まし~

ミナ(大人)「・・・あれが、宍戸さんから聞いていた転校生くん・・・」

ミナ(大人)「里中さんからも話は聞いたことはあるけど、本当に子供なのね」

ミナ(大人)「・・・あんな子供をここに連れてくるなんて、どうかしてるわ」

ミナ(大人)「いくら類稀なる体質があるからって・・・・・・

ミナ(大人)「・・・あっ、なんか楽しそう」

ミナ(大人)「おかしいわね・・・もっと学園生同士って殺伐としてるイメージなんだけど」

ミナ(大人)「あの来栖さんがあんな風にじゃれてるなんて、見たことない・・・」

ミナ(大人)「・・・・・・そういえば、私別に来栖さんの事全然見たことなかったわ」

ミナ(大人)「もしかしたら、精鋭部隊の中ではあんな感じだったのかしら?」

ミナ(大人)「・・・まさか、そんな・・・彼女は私と同じ人種(ぼっち)だと思ってたのに・・・」

ミナ(大人)「あ、でもよく考えたら大人数の団体に所属していたってことはある程度のコミュ力はあったってことよね」

ミナ(大人)「その点私はずっと恋と2人・・・恋がクエストに行ったりしたときは1人でオセロしてたり・・・なんでだろう、涙が・・・」ツー

ミナ(大人)「・・・・・・・・・・・・」

転校生(こちら側へ来るのです・・・あなたはもう1人じゃないのです・・・)

ミナ(大人)「!?」

転校生(こちらにくればおいしいおかしがあります・・・楽しいゲームもあります・・・)

ミナ(大人)「お、おかし・・・ゲーム・・・そ、そんなものに釣られないわ!」

転校生(みんなでおかしをつくってわらいながらしっぱいさくを食べるのです・・・みんなでゲームをしながら夜までやっておこられるのです・・・)

ミナ(大人)「み、みんなでおかし・・・みんなでげーむ・・・みんなで・・・」

ミナ(大人)「こんな私でも、向こうに行けば友達ができるのかしら・・・・・・」

転校生(できます・・・あなたは1人じゃないのです・・・まずはぼくが・・・)

ミナ(大人)「あなたが・・・ともだち・・・わたしと・・・ともだち・・・」

ミナ(大人)「・・・・・・・・・・・・」

ミナ(大人)「いや、年齢的にアウトだわ」

ミナ(大人)「それにしても、私の弱点をついてくるなんて・・・恐ろしい子ね・・・!」

・・・

レジスタンスA「なあ、風槍さんがさっきからぼんやりしたりくねくねしたりしながらずっと独り言喋ってるんだけど・・・」

レジスタンスB「しっ!言っちゃだめだ、彼女もストレスが溜まってるんだ」

レジギガスC「そっとしておこう・・・彼女には休養が必要だ」

・・・

ミナ(大人)「私は・・・そんな誘惑になんか・・・負けない・・・っ!」

~本人に~

焔「『【連中】の影がないことを確認したら、その時に会う』だとよ」

ミナ「わ、我に会ったのか!?」

焔「ああ・・・だけど、あれは・・・なんつーか・・・」

焔「全然、違ったな」

ミナ「・・・ち、違う・・・?」

恋「そりゃそうじゃろう。なにせ10年も経っておる」

恋「その上こちらは、わっちらの世界よりずっと辛いじゃろうからな」

転校生「さんぽぶテレパシーでゆーわくしてみたけど、しっぱいしちゃった。あとちょっとだったのになー」

焔「平然と言ってるけどやってることおかしいからな?」

ミナ「・・・・・・・・・・・・」

ヤヨイ「とにかく、その連中ってのはJGJのことでいいのかな」

ヤヨイ「そいつらに尾けられてないかを確認しない限り、会うことはできない」

ヤヨイ「・・・ってことでいいんだよね? 今の所、そんな気配はないけど」

チトセ「私も感じないわ。このころのJGJが私たちの知らない技術を持ってるか・・・」

チトセ「もしくは、念には念をってことかしら」

メアリー「おい、朱鷺坂」

チトセ「どうしたの?」

メアリー「どうしたの?じゃねーよ。テメーは【こっち育ち】だろうが」

メアリー「言い換えりゃ、今この時点、テメーはこの世界のどこかにいるってことだ」

メアリー「だいたいのことは知ってるだろうが。話せ」

チトセ「・・・私より、本人たちに訊いた方がいいわ。私も伝聞で知ってるけど・・・」

チトセ「この時期はトランシルヴァニアに帰っていたから」

転校生「シルバニアファミリー?」

恋「それは別じゃ」

焔「今は真面目な話してるから少し黙ってろ」

転校生「おくちちゃっく」

メアリー「あ?んじゃレジスタンスとは一緒に戦ってねえのか?」

チトセ「いえ。今から5年くらい前は、私もレジスタンスの一員だった」

チトセ「だから、私が変身を解けば・・・彼女らにも伝わると思う」

ミナ「じゃ、じゃあ早く変身を解け!そうすればすぐに・・・」

恋「話を聞かんか。わっちらはまず、尾行されていないか確認せねばならん」

ヤヨイ「アタシたちには宍戸さんのトラッキングデバイスがついてる」

ヤヨイ「もし相手がそれを検知して判断してるなら、どこかで外さなきゃね」

メアリー「・・・ったく・・・メンドクセェな」

~疑惑~

ミナ「・・・なぁ、ほ、本当にレジスタンスの所に行くのか?」

恋「今さらなにを言っておる。そのために裏世界に来たんじゃろうが」

ミナ「うぅ・・・だって・・・」

転校生「みっちゃん・・・」

メアリー「そんなに自分に会いたくねぇのかよ」

ミナ「違う!我は会いたくなくなんかない!我はそんなこと気にしないんだ!」

メアリー「別になにを考えててもいいが、すぐに戦える準備はしとけよ」

メアリー「テメーらも魔法学園の生徒だ。守ってもらえると思ったら大間違いだからな」

恋「フフフ、わかっておるよ。ミナはわっちに任せておくといい」

恋「気遣い感謝するぞう」

メアリー「・・・ちっ。やりにくいヤローだ。おい、ファニーガール」

ミナ「ふぁ、ふぁにー?」

秋穂(『おかしい、こっけいな』って意味だね)

ミナ「!?(き、気のせい・・・だよな?)」

メアリー「裏世界のヤツらは同姓同名の他人だ。それだけ歴史が違う」

メアリー「テメーがレジスタンスとアタイらを繋ぐ、最初の生徒だ」

メアリー「フヌケてんなよ」

ミナ「・・・お、怒ってる?」

恋「まさか。叱咤激励してくれたんじゃよ」

恋「あやつもいい所がある。いめーじだけで人を見てはいかんのう」

ミナ「・・・恋、前から思ってたんだけどさ」

ミナ「恋ってホントに我と同い年か?」

恋「な、なにを言うか!失礼な!」

転校生「ぺたぺた」ペタペタ

恋「な、なんじゃっ!?」

転校生「ふにふに」フニフニ

ミナ「さ、サーヴァント、血迷ったか!?」

転校生「・・・同い年?」

恋「やかましいわっ!」

~ついに~

チトセ「風槍さん、南条さん」

チトセ「今、メアリーさんが先行してる・・・レジスタンスのアジトへ」

ミナ「・・・・・・・・・・・・っ」

恋「わかった。わっちらはどうする?」

チトセ「宍戸博士から聞いた限り、この場所には風槍ミナと南条恋がいる」

チトセ「レジスタンスの本部はまた別にあって、ここは前線基地みたいなものね」

チトセ「・・・今から私たちのトラッキングデバイスを無力化するわ。その上で・・・」

チトセ「一度、あたりを探索。追跡している輩がいないか確認する」

チトセ「そうしたら、彼女らに会うわ。心の準備をしておいて」

転校生「・・・ついに、か」

・・・

焔「・・・ふぅっ・・・転校生。魔力、もらっていいか」

転校生「いいよー。・・・ほむほむ、かわったね」

焔「な、なんだよ。アタシがなんかおかしいかよ」

転校生「ううん、ぼくは今のほむほむの方がすきだし、このままでいいと思う」

焔「・・・フン・・・勝手に思ってろ」

チトセ「このあたりの魔物は掃討したわね」

チトセ「それじゃあ、私は・・・」

焔「・・・・・・っ!?」

アイラ(チトセ)「ああ、お主はこれを見るのは初めてじゃったか?」

アイラ(チトセ)「今ではこの姿の方がしんどいが・・・まあ、仕方ない。すぐに戻ればよし」

アイラ(チトセ)「さあ、レジスタンスの元へ向かうぞ」

~あの時は~

転校生「・・・さて、今から会えるんだよね」

転校生「みっちゃんとふくぶちょーは・・・・・・ん?」

転校生「あっ、みっちゃんが逃げた。もー、しかたないなー」

・・・

ミナ「・・・う、うぅ・・・」

ヤヨイ「ミナちゃん、大丈夫?」

ミナ「・・・どうしよう。どうしよう。怖く・・・怖くなんか・・・」

ヤヨイ「大丈夫、落ち着くまでアタシと転校生くんが一緒にいるから」

転校生「・・・・・・ふぅ。はい、みっちゃん」

ミナ「な、なんだ?」

転校生「お弁当。作って持って来てたの」

ミナ「え、で、でも、こんなところで・・・?」

転校生「・・・ぼくがさいしょにうらせかいに来たときは、たくさんの人といっしょだった」

転校生「でも、やっぱり見たこともない場所で、まものがいっぱいいる場所で、すっごくこわかった」

転校生「そのとき、このはが、手作りのごはんを作ってくれたんだ。みんなにはないしょだって言って」

転校生「あのとき、ぼくは元気にしてもらったから。次は、ぼくがだれかをって思って」

転校生「だから、みっちゃん。こんなので悪いけど、これ食べて、おちついてほしいな」

ミナ「サーヴァント・・・・・・」

ヤヨイ「せっかくもらったんだから、食べちゃいなよ。おいしいものを食べたら落ち着けるしね」

ミナ「えっと・・・い、いただきます・・・」

転校生「・・・・・・どう?」

ミナ「・・・・・・おいしい。・・・うん、おいしい・・・」

ミナ(・・・そう、だよね。サーヴァントは、今までなんかいもこんなところに来て、怖い目にあって・・・)

ミナ(それでもこうやって、がんばってるんだ。ミナなんかより、すごいひどいめにあっても、戦ってる)

ミナ(・・・それなのに、ミナばっかりが、逃げて・・・こんなのじゃ、ダメ、だよね)

ミナ「・・・・・・」ガツガツ

転校生「そんなに慌てなくても、落ち着いて食べれば・・・」

ミナ「ごちそうさま」

転校生「えっ?あ、もうなくなってる」

ミナ「サーヴァント、おいしかった。ありがとう」

転校生「えと、どういたしまして」

ミナ「・・・其方の馳走は我が糧となり、我が力の源となった。これより、我は行動する」

ミナ「我は・・・ミナは、もう逃げない!」

~対面~

ミナ「・・・・・・・・・・・・」

ミナ(大人)「始めまして。風槍ミナさん。それと、あなたが転校生くんね」

転校生「はじめまして、かざやりさん」

ミナ「わ、我はミナ・フランシス・シルビィアンド・ウィンドスピア!」

ミナ「最強の疾風の魔法使いだ!こっちは我のサーヴァントだ!」

ミナ(大人)「・・・フフ。やっぱり私とあなたは、まったく違う歴史を歩んでいるのね」

ミナ「マインドシーカーもアートフィシェ・・・フォーリンエンジェルのことも・・・」

ミナ「知らないのか?天文部じゃなかったのか?」

ミナ(大人)「ええ。あなたと私では、大きな違いがある」

ミナ(大人)「私は天文部の活動はほとんどしてないもの。実質、無かったも同然」

ミナ「・・・ど、どうして・・・!」

ミナ(大人)「・・・必要なかったから」

ミナ「で、でもお前は、目のことでいじめられたりしなかったのか!?」

ミナ「恋が、恋がいなかったら我は今頃・・・円卓の騎士がいなかったら、今頃・・・」

ミナ(大人)「・・・私と恋は、学園入学前に知り合った。覚醒した時は、すぐ側にいたのよ」

ミナ(大人)「誰にいじめられても、恋と一緒なら耐えられた」

ミナ(大人)「・・・あなたは1人だった時間が長い。だから、いろんなものが必要だったのよ」

ミナ「・・・・・・・・・・・・」

ミナ(大人)「それに、あなたが言ってる他の部員は、そもそも学園にいないし・・・」

ミナ(大人)「服部梓は、生徒会だったしね。ほとんど話さなかったわ」

ミナ「・・・・・・ぜ、全然、違うんだ・・・・・・」

ミナ(大人)「でも、よかった。私たちは同じ。それがわかったわ」

ミナ「・・・・・・え?」

ミナ(大人)「目、よ。やっぱりあなたも、目のことで苦しんでる」

ミナ(大人)「でも大丈夫。その目は、いずれコントロールできるようになる」

ミナ(大人)「今の私がそうだから。どうにもならないからと、諦めないでね」

ミナ「・・・・・・うん・・・・・・」

ミナ(大人)「それに、私はあなたが羨ましいわ。友達がたくさんいて」

ミナ(大人)「学園にいた時、私には恋しかいなかったから」

ミナ「・・・そ、そうだ!我らは、お前たちを勧誘に来たんだ!」

ミナ「こっちに来ないか? 友達、紹介するから!円卓の騎士たちだ!」

ミナ(大人)「・・・・・・そうね。(もし本当に)紹介してもらえたら、(ものすごく)嬉しいわ。でも・・・」

ズウウウウウウウウン

ミナ(大人)「危ないっ!」

ミナ「ひっ!?」

~ムサシ~

転校生「・・・・・・あれが、ムサシ」

転校生「・・・・・・ともちゃんと、れーちゃんと、なっちゃんと・・・」

転校生「・・・メアリーや、みんなを、殺した・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・マダンテ」

ポンッ

転校生「・・・・・・まだまだ届かない、か」

転校生「・・・・・・何年、何十年かかってでも、ぼくは強くなる」

転校生「そのときは、お前を倒してやる。ぼくのまほうで、お前を倒す」

転校生「・・・・・・みんなのかたきだ。首を洗って待ってろよ」

・・・

焔「・・・みんなの仇、か」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「・・・そう、だな。・・・ちゃんと、借りは返さねぇとな」

・・・

焔「転校生!」

転校生「なに!?」

焔「こんな時だが、一応言っとく。例の誘い、受けるぜ」

転校生「おっけー!ありがとう!」

焔「さて、前準備だ。まずはここを生きて抜けないとな。燃やし尽くしてやる!」

~帰還後~

ミナ(大人)「・・・行ったわね」

ミナ(大人)「里中先輩が言っていたこと、本当だとは思わなかった」

ミナ(大人)「『魔力譲渡を行える子供が未来で待ってる』だなんて」

ミナ(大人)「しかもなぜか迷彩柄のダンボールに乗ってるし・・・」

ミナ(大人)「・・・友達、か」

ミナ(大人)「いいなぁ・・・楽しそうで・・・ミナちゃんはきっと、恋がいないときも1人じゃないんだろうなぁ」

ミナ(大人)「恋がクエストに行ってる最中に1人チェス・・・ソリティア・・・1人で神経衰弱・・・」

ミナ(大人)「神経衰弱のタイムアタックは楽しかったわね・・・今でもできるけど」

ミナ(大人)「ソリティアのクロンダイクだったかしら・・・なんども詰んでは最初から、詰んでは最初から・・・」

ミナ(大人)「誕生日の日にケーキを買ったけど恋が風邪で登校してなくて部屋でホールケーキを独り占めして・・・」

ミナ(大人)「・・・・・・」

ミナ(大人)「あれ、おかしいわね・・・涙が止まらない・・・」ツー

ミナ(大人)「うっ・・・うっ・・・私も行きたいよぉ・・・恋以外にももっとお友だちほしいよぉ・・・」

ミナ(大人)「みんなで闇鍋とかしてみたい・・・まくら投げとかやってみたい・・・」

ミナ(大人)(そうだこれは夢なんだ。私は今夢を見ているんだ)

ミナ(大人)(目が覚めた時私はまだ12歳。あっ、ダメ。この歳はもうぼっちだった)

ミナ(大人)(多分もうちょっと幼い。起きたら友達が玄関で待ってて、寝ぐせも直さず向かったら笑われて)

ミナ(大人)(朝ごはんを一緒に食べて。涼しい午前中にスイカを食べながらみんなで宿題して)

ミナ(大人)(午後から友達とプールにいっておもいっきり遊ぶんだ・・・)

ありす(大人)「ただいまかえったよー・・・あれ?またミナが自分の世界に飛んでる・・・どうしよ?」

さら(大人)「ビンタすれば起きるんじゃない?2,3発行っとく?」

ありす(大人)「だね」

~ゆるい~

ありす「ん・・・てんこ・・・く・・・」

転校生「んー?」

ありす「ぇと・・・ぉなか・・・だ・・・・・・ぶ・・・?」

転校生「あー、おなかねー、まだ水着とかは着れない感じ」

クレプリ「北海道の氷が解けて、気温が上がってきてるさね。もうすぐプール開きがあると思うけど・・・」

転校生「なんか、おなか出ないのない?」

ありす「ラッシュガードなら・・・」

クレプリ「おいおい、ありす。まさか作るって言わないよな?」

ありす「・・・・・・」

クレプリ「返事してくれぇ!」

転校生「んー・・・」

クレプリ「少年も少年で何を考え込んでるんさね」

転校生「今日のばんごはんはどうしよっかなって」

クレプリ「話の流れ完全に無視だな」

ありす「ぁ、じゃ・・・ぁたしが・・・」

クレプリ「乗るのか!?」

転校生「あ、ごめん。はるのんが作ってくれるって」

ありす「是非ご一緒させてください」

クレプリ「お、おう・・・うまくまとまった・・・んだよな?そうだよな?うん、そのはずさね」

~おまけ~

ありす(大人)「見て見て、これ!」

さら(大人)「何?ありす。紙資源も貴重だからあまり無駄遣いはしないでよ」

ありす(大人)「そういうのはちゃんと中身まで見てから言って欲しいな」

さら(大人)「で、何をしたの?」

ありす(大人)「ふっふっふ・・・じゃじゃーん!私たち、パルチザンの募集のチラシを作ってみましたー!」

さら(大人)「・・・・・・・」

チラシ『一緒に世界を守るために戦いませんか?アットホームな職場です 制服支給有 昇進制度有 時給:1050円 ※魔法使い優遇』

ありす(大人)「どうどう?これだと人が来てくれると思わない?」

さら(大人)「・・・・・・男性募集も書きましょう」

ありす(大人)「じゃあ付け足すねー」

ミナ(大人)「え、ひ、人増えるの?どうしよう、上手く話せるかな、れ、練習しなきゃ!」

ありす(大人)「大丈夫、まくら投げも一緒にしてくれるよ!」

ミナ(大人)「ほんとに!?」

恋(大人)「何をやっておる」ビリビリビリビリッ

ありす(大人)「ああっ!私の傑作が!3時間かけて作ったのに!」

さら(大人)「わたしの婚期が!これでようやく恋人ができると思ったのに!」

ミナ(大人)「私の友達が!まくら投げする仲間ができるはずだったのに!」

恋(大人)「はぁ・・・頭が痛い・・・」

今日はここまで!眠いので寝ます!
次回は水色アクアリウムです。本気出します。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- (絶対に)デート(です)編~

転校生「よし、これで終わり。もも、お手伝いありがとう」ナデナデ

もも「えへへ・・・転校生さんのためですから!」

転校生「うーん、いい子だなぁ。そんないい子のももにはご褒美あげちゃうぞ!」

もも「ほ、本当ですか!?」

転校生「うんうん、何でも好きなことしてあげるよー。僕ができる範囲でだけど」

もも「じゃあ、えっと、ええっと、ええっと・・・デート!デートしたいです!」

転校生「デートかー。よし、じゃあ日曜日に一緒に街に行こうか」

もも「はい!」

・・・

もも「やった♪やった♪転校生さんとデート♪」

ありす「あ、ももちゃん。ごきげんだね。なにかあったの?」

もも「はい!にちようびにですね、転校生さんとデートするんです!」

ありす「へえ、転校生さんとデート・・・・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「いや、さすがにこんな子供に嫉妬したりはしないよ?」

もも「誰に言ってるんですか?」

・・・

―日曜日 夜―

転校生「ただいまー」

ありす「おかえりなさい。どうでしたか?」

転校生「ももも楽しんでくれたと思うし、僕も楽しかったよ。まあ、ももはちょっとはしゃぎすぎて・・・」

もも「すぅ・・・すぅ・・・」

転校生「電池切れだけどね」

ありす「お疲れ様です。それじゃあ私はももちゃんを着替えさせてきますね」

転校生「あ、そうだ。ありす」

ありす「はい、なんでしょう?」

転校生「来週の日曜日、空けといてね。じゃあ僕はお風呂行ってくる」

ありす「はい、わかりまし・・・・・・え?」

ありす「え、転校生さん、どういうことですか!?あ、もういない!転校生さん、転校生さーん!」

今日のプチモア。ももとは遊園地デートをしました。
風槍は・・・ごめんなさい、完全にミスです。ちゃんと確認したはずなんだけどなぁ・・・
風上とか風車のイメージが強くて『かざ』って読んでしまう。
動揺に仲月も『なかつき』って読んでしまうことがある。睦月とか皐月とかのイメージで。
楠木は間違えません。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- (本当に)デート(です)編~

ありす「・・・・・・」チラッ

ありす「あと10分・・・」

転校生「おまたせー、ありす」

ありす「あ、転校生さん。いえ、まだ時間前ですし、私も今来たところですから」

梓「本当は?」

ありす「1時間前には来て・・・はっ!?」クルッ

梓「にんっ!」タイサンッ!

ありす「あ、梓ちゃん!もう・・・」

転校生「はは、待たせてごめんね。それじゃあ行こうか」

ありす「い、今のは聞かなかったことにしてください・・・・・・。それで、今日はどこに行くんですか?」

転校生「このまえ商店街の福引で水族館のペアチケットが当たってさー。そーいうわけだから、れっつごー!」

ありす「れっつごー、です♪」

・・・

ありす「水族館なんて、最後に来たのいつぶりだろ・・・」

転校生「あそこにいるとどうしてもみんなのめんどう見ないといけないから、中々空き時間とかできないしね」

転校生「今日はさらたちに任せてきてるから、めいいっぱい楽しもう」

ありす「はい!」

・・・

ありす「あ、ナマコ・・・わあ、ぬめぬめしてる」

転校生「ありす、あんまりさわってると・・・」

(・*・)<ぶっし!

ありす「きゃあ!水が・・・」

転校生(胸元が!ありすの胸に水がかかって・・・・・・平たい・・・色気が無い・・・)

ありす「今とても失礼なこと想像しませんでした?」ミストファイバーデヨカッタ

・・・

ありす「水族館の施設内にどうしてお寿司屋さんが・・・?」

転校生「食べにくいだろ、これ・・・どうする?入ってみる?」

ありす「あ、その・・・お弁当、作って来たので、どこかで食べませんか?」

転校生「おおー、さすが僕のありす。相変わらず嫁にしたい度満点だな」

ありす「ええっ!?えっと、そ、その、ま、まだだめです!年齢的に!」

転校生「わかってるわかってる、冗談だって」

ありす「むぅ・・・・・・それもそれで・・・」

・・・

転校生「ただいまーっと」

ありす「ただいま帰りました」

千佳「・・・あれー?帰って来るの早くない?」

転校生「うん?いやいや、行先は水族館だしこんなもんだろ?」

千佳「え?でも、がくえんちょうが」

寧々【きっとあの二人が帰って来るのは朝になるからね~。ネネ、今日は奮発してお寿司頼んじゃうぞっ!】

千佳「って。朝帰り?っていうのじゃなかったの?」

転校生「あ、あはは・・・」

ありす「・・・・・・学園長ーーー!!!子供に何を教えてるんですかーーー!!!!!!」

今日のプチモア。といいつつもちっちゃい子たちが全然出てないのは内緒。
水色アクアリウムですが、ゲームだと内気なありすが里菜や千佳にびくびくなのでそれをなんとかしよう的な話ですよね。
でもここのありすうるさいのにはいろいろと慣れてるんですよね。
ゲーム通りに進めることが不可能なんですよね。命題が破綻しているんですよね。
なのでゲームでの流れは完全無視になっています。多分明日には出せると思う。
ありすありあり(合言葉)

~商店街の福引~

あやせ「・・・というわけで【商店街を盛り上げようキャンペーン】だそうで・・・」

あやせ「桃世さんがいっぱい福引券をくれたのよ~」

あやせ「ごめんねえ、つきあってもらっちゃって~」

里菜「構わないのだ。京浜いっぱい当てたら、荷物持ちは任せろ!」

転校生「ふっくびき♪ふっくびき♪」

千佳「はいはい、大丈夫よ、ちゃんとあんたにやらしたげるから」

千佳(楯野→小鳥遊の順で『転校生は引きが強い』っていう情報が回ってきてるし)

千佳(あとは『うち、ハワイ旅行欲しいな~』とか言えば当ててくれるっしょ!)

転校生「おー、すいぞくかんかぁ・・・そういえば、うーちゃんあやちゃんとはいったけど、ありすちゃんとは行ってなかったなぁ」

あやせ「うふふ、いいわね~。水族館は4等だって。私は2等のカニが食べたいわ~。転校生くん、がんばって♪」

千佳「ハワイよ!ハワイ!あれが一番いいやつ!」

里菜「リナはなんでもいいさ」

転校生「はーい。おっちゃーん、ふくびきこれでやれるだけー!」

ランサー「あいよ、ボウズ。ってこりゃまた随分あるなぁ。ひーふーみー・・・」

転校生「よーし、回すよー!でりゃあああ!!!!」

あやせ「あら、これは・・・4等の水族館チケットね~」

転校生「とりゃああああ!!!」

千佳「おっ、もう一枚もらえたじゃん。これで楠木と行けるっしょ!」

転校生「まだまだあああああ!!!!」

里菜「おお?また4等?」

転校生「うりゃあああああ!!!!」

あやせ「これは~・・・」

千佳「転校生、その辺で!水族館はその辺でいいから!」

転校生「おおおおおお・・・オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!!!」

・・・

転校生「というわけですいぞくかんのチケットがいっぱいあたったからありすちゃんいっしょに行こ!」

クレプリ「なにがどうしてそうなったんさね!?」

ありす「・・・・・・ぃ、ぞく・・・・・・かん・・・・・・!」

クレプリ「あ、これペアチケットだろ?水無月じゃなくてよかったのか?」

転校生「ふーちゃんおしごとー」

クレプリ「なんだ、確認済みか」

転校生「まあどっちにしろまだまだ余ってるしね」

ありす「すごぃ・・・・・・」

~ちなみに~

クレプリ「そういや、全部が水族館のチケットになったわけじゃねぇんだろ?他は?」

転校生「カニが3杯とお米が30キロ、あとおやさいのつめ合わせとおにくのつめ合わせ」

ありす「!!!!!!」キラキラ

転校生「それとあやちゃんのブロマイド」

クレプリ「おおー、色々当てたなぁ」

転校生「カニとかははるのんとかりんちゃんが今いろいろ準備してくれてる」

転校生「というわけで・・・ありすちゃん、わかるよね?」

ありす「ぅん・・・」

ありす「きょ・・・の・・・はんは・・・・・・!!!!」

転校生「カニナベだあああ!!!!!!」

ありす「〆は?」

転校生「ぞうすい」

ありす「Great!」

クレプリ「オレっち、ありすはそろそろキャラを見直すべきだと思うさね」

・・・

智花「あれ?怜ちゃん、夏海ちゃん、みちるちゃん。わたしはどうして縛られてるの?」

怜「カニだからな」

夏海「カニだからね」

みちる「カニだもんね」

智花「うん?知ってるけど・・・?」

怜「まあ、夕飯時には解く。それまで待てばいいだけだ」

智花「はぁ・・・わかったけど・・・どうしてだろう?」

~水族館に~

転校生「とう!ちゃく!」

クレプリ「さね!」

ありす「・・・・・・!」キラキラ

あやせ「ふふ、転校生くん元気いっぱいね~」

ありす「ぉさかなさ・・・っぱぃ・・・・・・ぉっき・・・・・・!」

転校生「でかーい!すっごーい!」

千佳「ふぅ・・・ペアチケットなのに男子誘えなかった・・・みんな他の女子に誘われてた・・・」

里菜「まあまあ、なんくるないさー!リナも萌木とかちひろを誘ったけど来れなかったからな!」

千佳「それとこれとはベクトルが違うの!」

里菜「・・・ベクトルってなんだ?」

千佳「自分で言ったけどわかんない」

あやせ「ふふ、元気なのは転校生くんだけじゃないわね~」

ありす「さめ・・・・・・フカヒレ・・・」

転校生「キャビア・・・あ、でもさめはなんかおしっこくさくなるって聞いた」

クレプリ「アンモニア臭ってやつだな。新鮮な内だと生でもいけるらしいさね」

転校生「サメのおさしみかー。食べたことないなー」

ありす「・・・・・・!」

あやせ「ありすちゃんもすっかり夢中になってて・・・ちょっと心配してたけど、平気だったみたいね~」

クレプリ「少年のおかげでうるさいのには慣れてるさね。な、ありす」

ありす「う、ぅん・・・」

あやせ「あらあら、うふふ」

~沖縄飯~

転校生「おおー、きれいなおさかなー」

ありす「ぃっぱぃ・・・も・・・まり・・・ぉぃしそ、じゃ・・・なぃ・・・」

里菜「そんなことないぞー。ちゃんと料理の仕方を考えればうまい魚ばっかりなのだ」

転校生「そうなの?」

ありす「聞きたぃ、ぇす・・・!」

里菜「じゃあな、えっと・・・この青い魚はイラブチャーって言ってだな・・・」

・・・

里菜「ってことで、油が少ない魚が多いから、油系の調理方法と相性がいいのだ」

転校生「ってことはバター焼きとか、唐揚げとか、煮つけとかもいけそう」

ありす「・・・・・・・・・!!!!!!」ブンブンブンブン

クレプリ「ありす、食べたいのはわかるがオレっちを振り回さないでくれぇ!」

里菜「海の中じゃないけど、ヤシガニとかもあるな。これは高いけど」

里菜「魚介類意外だとやっぱ豚とかだな。ゴーヤとかもチャンプルーで食べたりするし、実際に食べた方がわかりやすいさ」

ありす「ぁり、がと・・・ござ・・・した・・・!」メモメモ

里菜「これくらいなんくるないさー。にしても、楠木って結構面白い奴だったんだな!」

クレプリ「ちょっと前まではもっと大人しくておしとやかだったさね」

転校生「おいしいから仕方ないと思うなー」

ありす「ぅん・・・かた・・な・・・」

里菜「リナもウマイものは好きさ!」

クレプリ「うーん・・・まあありすの交友関係が広がっているならいい・・・のか?」

~カニ~

クレプリ「カニさね」

あやせ「カニね~」

転校生「カニだね」

ありす「ぉいしかった、ぇす」

あやせ「そうね~、カニ鍋もカニ雑炊も、カニチャーハンもカニコロッケもカニのから揚げも全部おいしかったわね~」

あやせ「それもこれも、転校生くんが当ててくれたおかげね」

転校生「カニぞーすいと、カニチャーハンのご飯はカニのカラを焼いて炊くときにいっしょに炊いたって言ってたよ」

あやせ「そうだったのね~。だからごはんまでしっかりとカニの香りがしみついてて・・・うふふふふ♪」

ありす「また、食べたぃ・・・ぇす・・・♪」

転校生「ふくびきまたやってくれたらだねー」

あやせ「そうね~。そういえば、知ってるかしら?タラバガニってカニじゃないのよ~」

転校生「えっ!?カニじゃないの!?」

ありす「!?」

あやせ「カニじゃなくて、ヤドカリの仲間らしいわ~」

転校生「ってことは・・・ヤドカリっておいしいのかな?」

ありす「食べ・・・み・・・!」

あやせ「塩辛とかで食べれるそうよ~」

転校生「ごはん炊いとくね」

ありす「ぉにんぎょ・・さ・・・がん・・・って・・・」

クレプリ「え、オレっちが捕るのか!?」

~モテるとかモテないとか~

千佳「おー、たしかえっと・・・ありすちゃん、だっけ?」

クレプリ「あ、ギャル」

ありす「ぁ、はぃ・・・・・・そ・・・ぇす・・・」

千佳「さっきまで転校生と一緒にいたよね?転校生は?」

クレプリ「トイレに行ってるさね」

千佳「んー、そっかそっか。にしても・・・」ジロジロ

ありす「ぇと・・・その・・・」

千佳「これってさ、自分で作ったヤツ?」

ありす「ぁ、はぃ。そ、ぇす」

千佳「やっぱり!ほら、覚えてる?去年の魔法祭でポシェット買ったのよ、うち」

クレプリ「ああー、そういやそんなこともあった気がするさね」

千佳「しっかし、まあ・・・よくできてるわねー、これ。普通に店売りしててもおかしくないレベルよ?」

千佳「うちはアクセサリーとかは作るんだけどさー、やっぱこんなかんじで服とか作れる方がモテるの?」

ありす「ぁ、ぇと・・・ぉとこの・・・人は・・・ぁ・・・まり・・・しゃべ・・・な・・・」

千佳「そうよねー、そんな感じするわー。あ、でも転校生も一応男ね」

ありす「ぁの子は・・・・・・な、か・・・ちが・・・」

クレプリ「少年は少年さね。まあありすはおしとやかでかわいくて守ってあげたくなる存在だからモテるのも確実だけど・・・」

ありす「ふぇ!?そ、そ・・なこと・・・な・・・!」

千佳「あー、わかるわー。やっぱこう、大人しい子の方がモテるって聞くし。こう、庇護欲ってやつ?」

クレプリ「まあな!そりゃあありすだからな!でも、オレっちが認めたやつ以外はお付き合いなんか許さないさね!」

ありす「だぃ、じょぶ・・ょ・・・そ、なひと・・・ぃなぃ、し・・・」

千佳「あー、うちもモテたいなー。彼氏ほしー!」

~ありすと暗がり~

転校生「おおー、しんかいぎょコーナーかぁ」

ありす「くらぃ・・・ね・・・」

転校生「しんかいって言ったら・・・あれだよね。ダイオウグソクムシ」

ありす「ムシは・・・ゃ・・・」

転校生「おいしいらしいよ?」

ありす「食べ・・・よ・・・?」

転校生「食べたいねー・・・あ、ジーランスだ。すまにはいないからなー」

ありす「ぁれは・・・」

転校生「食べれないと思うよ」

ありす「そ・・・か・・・」

転校生「にしても、暗いね」

ありす「ぅん・・・・・・」

ありす「!」ピーン

転校生「お人形動かして『おばけだぞー』ってするのはなしね」

ありす「・・・・・・」ショボン

クレプリ「う~ら~め~し~や~~」

転校生「はいはい、表も飯屋」

クレプリ「うう・・・最近少年の反応が淡白すぎるさね・・・」

~ペンギン~

転校生「あっ、ここペンギンコーナーだって」

ありす「ぺんぎ・・・・・・わぃ・・・♪」

クレプリ「今からえさやりの時間ってなってるさね」

フルル「・・・・・・え、もう餌やりの時間ですか?」

転校生「ってなってるね・・・おねえさん、しいくいんの人?」

フルル「えっと・・・・・・どうだったっけ?」

グレープ「グアアアアアアア!!!」

フルル「あ・・・・・・そうみたい。それじゃあ行ってくるね」

転校生「いや、ぼくらに言われても・・・」

ありす「まぃぺーす・・・」

クレプリ「まあ、あれはあれでいいんじゃないか?」

転校生「・・・なんかこれからペンギンライブやるらしいよー?」

ありす「ぺんぎ・・・らぃぶ・・・?」

クレプリ「ペンギンたちが歌って踊る・・・だとさ」

転校生「大空ドリーマーってのを歌う?らしいよー」

ポッチャマ「ポッチャマー!!!」

ありす「ぁの子も・・・ぅ・・・かな・・・?」

転校生「どうだろ?見に行かなきゃわかんないよ」

クレプリ「んじゃ、行くか!」

~カップル~

転校生「んー、いろんな人がいるねー」

ありす「そ・・だね・・・」

ありす「ぁ・・・はぐれな・・・よ、に・・・手・・・」

転校生「あ、うん。ぎゅーっ」

ありす(でも、よく見たらカップルとかたくさんいるなぁ)

男「おっ、このぬいぐるみ・・・前来たときはなかったよね」

少女「ぁ・・・はぃ。ぁりませ・・・した」

男「それじゃあ、すいませーん。これ2つくださーい」

少女「ぇ?」

男「ほら、なんかおそろいのやつが欲しくてさ。折角ドールマスターさんと恋人同士なんだ、お揃いの人形がいいなーって」

少女「ぁりすも・・・ほしかった、ぇす」

男「うん、じゃあちょうどよかったよ。サイズが大きいから、学園まで配達してもらうか」

少女「はぃ・・・♪」

男「それじゃあ、名残惜しいけど、そろそろ帰ろうか。買うものも買ったしね」

女性「水族館の施設内にどうしてお寿司屋さんが・・・?」

男性「食べにくいだろ、これ・・・どうする?入ってみる?」

女性「あ、その・・・お弁当、作って来たので、どこかで食べませんか?」

男性「おおー、さすが僕のありす。相変わらず嫁にしたい度満点だな」

女性「ええっ!?えっと、そ、その、ま、まだだめです!年齢的に!」

男性「わかってるわかってる、冗談だって」

女性「むぅ・・・・・・それもそれで・・・」

ありす(・・・私も、いつかこんなことしたりするのかな?)

転校生「あー・・・ありすちゃん、おなかすいちゃった」

ありす(・・・今はこの子がいるから・・・・・・まだ、いいかな)

~お姉ちゃんらしく~

もも「あ、転校生くんとありすちゃんだ。なにしてるんだろ・・・」

転校生「・・・よしっ!これでコラボメニューせいは!」

ありす「ぉなか・・・っぱぃ・・・」

もも「ふふ、楽しそうだなぁ。邪魔しちゃ悪いし、他のとこ見に行こうかな」

・・・

転校生「ふぅ、それじゃあおかいけーだね」

ありす「ぁ、ここは、ぁたしが・・・」

店員「お会計13080円になります」

ありす「ぇと・・・ぁ・・・」

ありす(手持ちが足りない・・・)

転校生「ありすちゃん、だいじょうぶ?足りる?」

ありす「・・・・・・」ニコッ

ありす「カード・・・で・・・!」シャキーン!

ありす(今の私、すごくかっこいい・・・お姉さんっぽい・・・♪)

店員「えっと・・・大変申し訳ありませんが、当店ではこのカードは使用不可でして・・・」

ありす「」

クレプリ「うわー、これはダサい」

転校生「はい、1万3千と100円」

店員「20円のお返しになります。ありがとうございました。・・・その、がんばってください」

ありす「・・・・・・(応援された・・・見ず知らずの人に・・・)」ズーン

~ショーのお姉さん~

転校生「イルカショー!」

ありす「ぁ・・・てんこせ・・・く・・・こぇ・・・」

転校生「ん?・・・レインコート?」

クレプリ「水族館でイルカショーっつったら鉄板だからな。濡れても大丈夫なように予め持ってきてたんさね」

転校生「おー、ありすちゃん、おねえちゃんっぽい!」

ありす「・・・まの・・・もぃっか・・・」

転校生「おねえちゃんっぽい?」

ありす「もぃ・・・」

転校生「おねえちゃん」

夕立「っぽい!」

ありす「そ・・・ょか・・・た・・・」ムフー

・・・

??「みんなー、元気かなー!?」

転校生「あっ、はじまったはじまった!・・・・・・えっ?」

ありす「ど、した・・・の・・・・・・!?!?」

龍季「イルカやアザラシ、アシカたちがどったんばったん大騒ぎ!アニマルショー、はーじまーるよー!」

転校生「たっちゃん・・・クエスト・・・だよね?バイトじゃないよね?」

クレプリ「さあ?まあ、どっちにしろ・・・生きるって、大変さね」

~アニマルショー~

龍季「まずはイルカちゃんたちから!ではまず、イルカのすごいところについてみやざわお兄さんに聞いてみましょう!」

さかなクン「ジャンプ力ぅ・・・ですかねぇ・・・」

さかなクン「高いところに、スッと、ジャンプできる動物でして」

さかなクン「寄生虫を振り落としたり求愛行動としてジャンプするので」

さかなクン「軽々と5メートル6メートルは余裕でジャンプしてくれますね」

龍季「ありがとうございましたー!それじゃあ、イルカちゃんたち、はりきっていってみよー!」

・・・

<アシマリ、バルーン!

龍季「あー・・・まさかこんなことになるなんて思ってもなかったぜ・・・」

転校生「たっちゃーん!」

ありす「ぁさひな、さ・・・」

龍季「・・・・・・うおわっ!?お、お、お、おまえらなんでここにいるんだよ!?」

転校生「水族館のペアチケットが福引で当たってー」

龍季「あー、うん。わかった。なんか騒いでたよな・・・」キョロキョロ

龍季「さらは来てないよな?大丈夫だな?」

転校生「だいじょうぶっぽ!」

龍季「オーケーオーケー、とりあえずまあさらに見られなかったらいい」

転校生「散歩部は今日河にカニをとりにいってるからねー」

龍季「カニ食ったからか?単純というかなんというか・・・まあいいか。・・・そうだ、お前ら、ちょっと来い」

ありす「?」

~龍季の気遣い~

龍季「みんなー、おまたせー!今からアザラシショーのお手伝いをしてくれるお友達を紹介するねー!」

龍季「グリモワール魔法学園の、楠木ありすちゃんと、・・・・・・お前名前なんだっけ?」

転校生「―――だよ」

龍季「―――くん!ありすちゃんと―――くんはいくつなのかな?」

転校生「えっと、ぼくは6・・・じゃなかった、5さい!」

ありす「ぁ・・・じゅうさ・・・ぇす・・・」

龍季「5歳と13歳だね!それじゃあ、次はカワイイアザラシちゃんの紹介!島風ちゃん&タマザラシズ、おねがいっ!」

島風「おうっ!」

タマザラシズ「「「「応ッ!!!」」」」

龍季「それじゃあ島風ちゃんがお手本を見せてくれるから、ありすちゃんたちはその後にやってみてね!」

島風「それじゃあいくよー・・・6ゴロリン!」

タマザラシ「「「「ワン!ツー!スリー!フォー!ファイヴ!シックス!」」」」ゴロリンゴロリンゴロリンゴロリンゴロリンゴロリン

転校生「こんな感じでやるのかー」

・・・

※【】内は英語で会話している設定

たまたま来ていたエミリア「【あの、もしもし、レティ?今ね、日本の水族館で玉みたいなアザラシがショーをやってて・・・】」

レティシア「【ハッハッハ、そんなものがいるはずないだろう。卿もジョークが上手くなったな】」

エミリア「【え、いや、あの、冗談でも何でもなくて、本当なのよ!動画取ってるから!後でデータ送るから!】」

メアリー「おっ、転校生がやってらぁ。・・・あっ、進化した」

エミリア「えっ、うそっ!?見逃した!あああ!トドグラーになってる!なんで!?いつのまに!?」

~ゆさとの遭遇~

転校生「あ、オジサンだー!ほんとにひげが生えてるみたい・・・」

ありす「かわぃ・・・♪」

転校生「おさしみとかポワレとかおいしいらしいよー。油使って中華風もありかも」

ありす「!」ジュルリ

鳴子「水族館の楽しみ方は人それぞれだけど、せめて食べ物の話題からは離れないかい?」

転校生「あ、ゆさも来てたんだ」

鳴子「こんにちは、転校生くん、楠木君」

ありす「ぁ・・・んに・・・は・・・」

転校生「ねえ、ゆさ。ゆさはなんかおいしいちょーりほう思いつかない?」

鳴子「僕はなんだって知ってるわけじゃない。自分が興味のあること以外はさっぱりさ」

鳴子「だから、おいしい料理の作り方なんかは他の人に聞いた方がいい」

転校生「それはそれ、これはこれ。思いつかない?」

鳴子「君は相変わらずたまに強引な所があるね。・・・ふむ、白身魚だろ?鯛茶漬けみたいな感じで食べれるんじゃないかな?」

ありす「!」

クレプリ「その発想はなかったって顔をしてるさね」

転校生「さすがゆさ!」

鳴子「褒めてもらって光栄だけど、できればもっと別のことを聞いてほしかったかな」

~せめて少しぐらい~

ありす(はぁ・・・どうしよ、さっきのアザラシのときも失敗しちゃったし、このままだと私のお姉ちゃん株がストップ安だよ・・・)

ありす(でも、挽回する方法も思いつかないし・・・もうすぐ帰る時間だし・・・)

ありす「・・・ひぐっ・・・ぐすっ・・・」

転校生「あ、ありすちゃん?」

ありす「ごめ・・・ね・・・ダメな、おねえちゃ・・・で・・・」グスッ

転校生「あー、えっとぉ・・・・・・」

転校生「お姉ちゃんってそんなもんなんじゃないの?」

ありす「・・・・・・え?」

転校生「え?だっておねえちゃんっておとーとがおせわするもんでしょ?」

ありす「・・・・・・???」

・・・

姉「へっくしゅん!―――、ティッシュ・・・あー、おらへん・・・」

姉「・・・いつ帰って来るんよー!!!」

・・・

ありす(これは・・・いろいろとダメなパターンだ!私、もしかしたら最初からお世話される対象として見られてたのかもしれない!)

ありす(ここで転校生くんの中の【おねえちゃん】のイメージをもっと頼れる存在に格上げしないと・・・いろいろとマズい!)

ありす「・・・・・・ぁ、ぉみやげや、さん・・・」

ありす(あそこで挽回する―――!!!)

・・・

ありす「な・・・でも・・・すきなの・・・買って、いぃよ・・・」

転校生「え、ほんと?大丈夫?お金足りる?」

ありす「ここのぶ・・・ぐらぃ、なら・・・」

転校生「んー、じゃあこれ!ふーちゃんにおみやげ!」

ありす「ぁぃ。ぇと・・・すー・・・はー・・・すぅー・・・はぁー・・・」

ありす「こ、これ・・・くださ・・・!」

店員「はいよ、1500円ね」

もも「これとこれも一緒にお会計お願いします!」

ありす「・・・え?」

もも「あ、大丈夫だよ、あたしが払うからね。たまたま見かけたんだけど、折角だから・・・ね?」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

クレプリ「まあ・・・どんまいさね、ありす」

~頼ってもらえる喜び~

―後日―

転校生「ありすちゃーん、ちょっと・・・」

ありす「ぁ・・・ぅん・・・」

転校生「この前かったオジサンぬいぐるみの糸がほつれちゃって・・・なおせる?」

ありす「これくらい、なら・・・すぐ・・・」

・・・

ありす「・・・こうせ、く・・・なぉった、よ・・・」

転校生「おー、さすがありすちゃん、仕事がはやいし、ていねい!」

ありす「ぁと、これ・・・ズボン、ちょっと・・・ぁな、ぁいてた・・・ら・・・」

転校生「んー、ありがとー!」

転校生「またなにかあったらよろしくね!じゃあぼく、遊びに行ってくる!」

ありす「ぃって、らっしゃ・・・」

ありす「・・・・・・ぇへへ」

クレプリ「ありす、よかったな、ちゃんと頼られてて。まあ適材適所ってヤツさね」

クレプリ(しかし、あれだな・・・こうして見ると・・・ありすって、電話口で話してた裏世界のありすと変わらないさね)

・・・

ありす(大人)「きゅっぷい!」

さら(大人)「なにそのくしゃみ。風邪?」

ありす(大人)「いや、これは・・・私のファンだよ!この溢れ出るセンスに魅せられたファンが噂してるんだよ!」

さら(大人)(そりゃ大根の皮と魚の骨とカボチャの皮から服なんか作ったら噂にもなるわよ・・・)

ありす(大人)「あ、新作思いついた。次はバナナを使おう。あと林檎と牛乳パック。ももの葉とか使ってもいいかも」

さら(大人)「・・・ミックスオレの材料よね?そうなのよね?」

ありす(大人)「もちろん新作の戦闘服だよー」

さら(大人)(何をどうやったらその材料で服が作れるのかしら)

今日はここまで!次回は里菜の誕生日→転校生の誕生日→怜の誕生日の流れです。
ここら辺流れがつかみにくくて・・・グリモアの『本編ストーリー』によると
里菜の誕生日7/16→星に願いし七夜月→危険な迷い人→怜の誕生日7/18ってなってるからイベントの方が後なんだろうけど、進め方の関係上ちょっと順番を入れ替えます。
今年の誕生日こそは智花をちゃんと参加させてあげたい所存。
イルカショーでさかなクンさんが出てるけど、イルカは魚じゃないとかいうツッコミはなしで。
最後の裏ありすの元ネタがわかる人はアーサー(ダンボール)と握手。新作でないかなぁ・・・
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 出会い編~

ゆかり「・・・・・・」コソコソ

ありす「ゆかりちゃん、なにしてるの?」

ゆかり「あうっ!?さ、ありすちゃん!?え、ええっと、な、なんでもないよ!」

ありす「ほんと?」

ゆかり「ホントだって!」

カーカー

ありす「・・・後ろに隠している子、見せてもらっていい?」

ゆかり「あうう・・・」

カラス「かーかー」

ゆかり「この子、ケガしてて・・・それで・・・ごめんなさい!」

ありす「うん?私、別に怒ってないよ?」

ゆかり「で、でも、学園はペット禁止だし・・・」

ありす「ケガした子を保護するのは、ペットとして飼うのとはまた別だし・・・そもそも学園長から許可もらえばオッケーだよ」

ゆかり「ホント?だいじょうぶ?」

ありす「うんうん、大丈夫大丈夫。じゃあ、先にその子の手当てをしてから、学園長のところに一緒に行こうか」

ゆかり「うん!」

・・・

寧々「え、いいよ?保護目的なら問題なし」

ゆかり「やったぁ!」

ありす「よかったね、ゆかりちゃん」

ゆかり「うん!」

寧々「あ、でも3つ約束してくれる?」

ゆかり「うん?」

寧々「1つ、ちゃんとケガが治るまではゆかりちゃんが責任を持ってお世話すること」

寧々「2つ、お世話をするからって、学校や普段の生活をおろそかにしないこと」

寧々「3つ、ちゃんと治ったら自然に返してあげること」

寧々「このことがちゃんと守れるなら、その子の保護を認めます」

ゆかり「大丈夫!ゆかり、ちゃんと約束守るよ!」

寧々「はい、わかりました。それじゃあこの子の保護を正式に認めます。ありすちゃん、後で書類作るからチトセちゃん呼んできて」

ありす「はい、わかりました。ゆかりちゃん、がんばろうね」

ゆかり「うん!」

今日のプチモア。次回は治療編です。
カラスはすごく賢くて、人の顔を覚えて伝播する方法を持ってるみたいですね。
人にも懐くし、適切な対応をすれば害を与えてこないそうです。逆に外敵になる者には執念深く襲って来るそうで。
カラスを従えて歩くとかミナが喜びそうな絵面。そして側にはカラスに土下座している心。
裏ありすのネタがわかってくれる人がいて嬉しい・・・全員カワイイのに一人としか結婚できない悲しさ。
あとモニカちゃんと結婚できないバグはいつ直るんだろうか。嫁はソフィアです。カリンがダルデレカワイイ。
他シリーズではキャンディちゃんとかいい反応してくれるのに・・・。可愛い子と結婚できないバグが多すぎる。
RF3か4でそのうちSS書きたい。マイスくんとかレストくんが修羅場る話書きたい。これ終わったら筆休めで書いてもいいかも。
ありすありあり(合言葉)

あ、ありす!?ありす!?ありすだああああ!!!!
ありすがきたあああああああ!!!!新SSRだあああああ!!!!
オオカミありすううううううう!!!!!かわいいいいいいい!!!!!!!!!
オオカミありすに食べられたいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
むしろ俺が食べたいぃぃぃぃぃ!!!!!
落ち着け、落ち着くんだ、こういう時は4コマでも見て落ち着kうわああああああああ!!!!!!
ありすがきたあああああああああ!!!!
ありすの人形になりたいぃぃぃぃぃ!!!!優しく扱われたいぃぃぃぃぃ!!!!!
ありす!ありす、ありすありすありす!!!!
あああああああああああああありすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!
ありすありあり(金欠)

~プチモア!-Petit Grimoire- 治療編~

ゆかり「ビーゼー、ごはんだよー」

ビーゼ「カー」

ありす「ビーゼちゃん、かなり元気になったね」

ゆかり「うん!ももちゃんとか、かりんちゃんも手伝ってくれてるの!」

もも「はいっ!お手伝いしてます!」

花梨「おらも動物は大好きだすけ、早く元気になってほしいすけな」

ありす「ふふっ、ありがとう、2人とも。それじゃあ、そろそろリハビリもしなきゃだね」

ゆかり「リハビリ?」

ありす「そう。ケガをしたら体力が落ちちゃったり、上手く動けなかったりするの。だからそれを前と同じように動けるようになるまでの訓練かな」

ゆかり「わかった!一緒に頑張ろうね、ビーゼ」

ビーゼ「カー!」

・・・

転校生「おっ、来たね」

ありす「これまた随分立派なものを・・・お疲れ様です」

転校生「折角だから本格的なものをって思ってね。ちょっと張り切っちゃったよ」

                               癶.:
i;:.f   ・。・。・ ゚・。・。・。・ ゚・。              (}}≡{{).: .
i;:.l  ノ ・゚・。・ソ゚・゚・。・ ゚・。・゚           .:.//\\:: .           ・。・。・。・。・ ゚・。・。・゚・
i;:.i ・゚・。・,,/⌒´                     : ://|:::;;:::|\\:: .          ・。・。・。・。・ ・. ・゚・。・。゚゚・。・。・゚・
i;:.vノf/                      ..//ロロ.`-'´ロロ\\:: .     。・゚・。・・.゚・-。・。ノ・゚・ソゝ゚・。・。・゚・
i;:.rソ''                   : .:;,//..ロロロロロロロロロロ.\\:: .。・゚・。・_ソ`⌒´⌒     \ii゚・。・・。・。
i;:.i                .: :;_,,-''":../.ロロロロロロロロロロロロロロ.\'。・/'¨`            .ヽ!l:.!:iY・。・。
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ありす「本格的・・・なんでしょうか、これは?」

転校生「まあこれぐらいはちょっと力を入れ過ぎた感はあるけど・・・」

ゆかり「わあ、すっごーい!ビーゼ、ここでがんばって訓練するんだよ!」

ビーゼ「カー!カー!」バサバサ

ゆかり「ビーゼったら、嬉しそう!」

ビーゼ「カー!」バサッ

転校生「おっと、いきなり飛んでこないでくれよ。とりあえず腕にでも止まりな」

ビーゼ「カー!カー!カーカー!」スリスリ

ありす「・・・・・・ん?なんだか違和感が・・・・・・」

ビーゼ(♀)「カー!」

ありす「・・・・・・気のせい、だよね?」

今日のプチモア。転校生が尊敬している人物はTOKIOのメンバー全員。
転校生は性別が♀なら大人でも子供でもカピバラでも虜にしてしまう少年です。カラスも多分いける。
ありのまま今日起こったことを話すぜ!
「おれはミナのカラスの話をだしたと思ったら公式でミナがカラスに襲われてた」
な・・・何を言っているのかわからねーと思うがおれも何が起こったのかわからなかった。
頭がどうにかなりそうだった・・・偶然だとかたまたまだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいネタ被りの片鱗を味わったぜ・・・
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- お別れ編~

寧々「やっほー、ビーゼの様子はどう?」

ゆかり「あ、学園長!見て見て、もうお部屋の中を飛び回れるようになったの!お外も飛べるの!」

ビーゼ「カー!」

寧々「うんうん、よきかなよきかな。それで、ゆかりちゃん。最初にした約束、覚えてる?」

ゆかり「え?えっとぉ・・・・・・『ちゃんとケガが治るまではゆかりちゃんが責任を持ってお世話すること』『お世話をするからって、学校や普段の生活をおろそかにしないこと』」

ゆかり「・・・・・・『ちゃんと治ったら自然に返してあげること』」

寧々「うんうん、そうだね。・・・だから、寂しいけど、お別れしなくちゃならないんだ。約束、ちゃんと守れるよね?」

ゆかり「・・・・・・うん」

寧々「うん、いい子。それじゃあ、いつにするか決めようか。いつにする?いつでもいいよ」

ゆかり「・・・・・・あさって。今日、みんなに言って、明日お別れ会して、それで・・・あさってに・・・」

寧々「・・・うん、わかった。じゃあ、最後までちゃんとお世話してあげるんだよ」

ゆかり「・・・・・・うん!」

・・・

ビーゼ「・・・・・・???」

ゆかり「ビーゼ。ビーゼはね、ケガが治ったから、お家に帰らなくちゃいけないの。だからね・・・ここで、おわかれなの」

ビーゼ「カー?」

ゆかり「ほら、行って。もう、飛べるんだから」

ビーゼ「・・・・・・カー!」バサッバサッ

ゆかり「あっ・・・・・・ばいばい、ビーゼ!元気でねー!もうお怪我しちゃだめだよーー!!!!」

ありす「・・・・・・行っちゃったね」

ゆかり「・・・・・・うん」

ありす「・・・・・・がんばったね、ゆかりちゃん。ビーゼは元気になったよ」

ゆかり「うん・・・・・・」ポロポロ

ありす「・・・・・・お疲れ様」ギュッ

ゆかり「うう・・・うわあああああああん!!!!ビーゼが、ビーゼが行っちゃったああああ!!!!寂しいよ、お別れしたくなかったよぉ!」

ありす「よしよし・・・そうだね・・・お別れは、寂しいよね・・・よく頑張ったね、ゆかりちゃん」ナデナデ

ゆかり「うわあああああああああん!!!!!!!!」

・・・

寧々「・・・うん。これであの子たちも一つまた、大人になったかな」

転校生「お疲れ様。珍しく教師っぽかったよ」

寧々「あ、ひどーい。それいつもは教師っぽくないって言ってるのー?」

転校生「うん」

寧々「うわ、即答・・・・・・。ま、いいや。あ、そうそう。知ってる?カラスって、すっごく賢いの。だから、ちゃんと恩返しとかもするんだってさ」

・・・

―さらに翌日―

ビーゼ「カー!カー!」

カラス×20「カー!カー!」

ゆかり「うわわ、カラスがいっぱいだぁ!ビーゼが連れて来たのかな?」

ビーゼ「カー!」

転校生「早いし多い!」

ミナ「かっこいい・・・!」

※このあとビーゼだけ飼育小屋に仲間入りしました

今日のプチモア。本編の転校生くんの方がいろいろと子供離れしすぎてできなくなったネタです。
今日、先輩に二郎系のラーメン屋に連れて行ってもらったんです。アブラマシニンニクマシマシで注文しました。
僕は結構食べる方なんですが、並ラーメンで満腹になりました。てかむしろ気持ち悪くなった。
食事の時に水をたくさん飲むタイプなんで、ラーメン系は食べると胃の中で嵩が増すんですよね。
帰り路がいろいろとヤバかった。端的に言うと吐きそうになった。多分アブラの方が原因。
自分の食事法とこのラーメンは相性が悪い、まさに水と油なわけです。
ラーメンで絢香を思い出したけどさすがにこれ系統の店には行ってない・・・よね?多分行ってないはず。
あそこのラーメンを大とかアブラマシマシで食べれる人物は素直に尊敬します。
ありすありあり(合言葉)

ごめんなさい、今日は体調不良でお休みします。
あたまが働かなくて話が思いつかない・・・

~りなちゃんのたんじょーび、つめつめ~

転校生「んっふっふ~♪」

ありす「~♪」

萌木「転校生くんとありすちゃんは、プレゼント決まってるの?」

転校生「決まってるよー。去年はサーターアンダギーだったから、今年はアガラサー!」

ちひろ「アガラサーってなんですか?」

萌木「黒砂糖を入れた蒸しカステラだね。沖縄風蒸しケーキ見たいな感じかな」

ちひろ「ほぇー、そうなんですねぇ」

ありす「ぁたし、は・・・ぇと・・・ぉふくを、いくつか・・・」

萌木「作ったの?」

ありす「は、はぃ・・・」

ちひろ「お洋服、作れるんですかぁ~?すごいですねぇ~」

萌木「ふふ、それじゃあ後は夕方まで待って・・・」

里菜「おーす!はーやー、リナうっかりしてたさぁ!」

萌木「ふぇっ?リナちゃん?今日はプールに行くんじゃ・・・」

里菜「うん!でもリナ、忘れ物したから取りに来たのだ!」

里菜「・・・みんなはなにしてるのだ?」

ちひろ「お誕生日プレゼントの準備ですぅ!」

里菜「お誕生日・・・プレゼント?」

萌木「ちょっ・・・ちひろちゃん!」

ちひろ「あ!でもでも!内緒なんでした!」

萌木「・・・実はね、リナちゃんのお誕生日のお祝いをしようと思って」

萌木「本当は、夕方に寮のお部屋に持っていこうと思ってたんだけど・・・」

里菜「じゃあ、今詰めてるのって・・・」

ちひろ「はい!本当はびっくりして欲しかったんですけど・・・ごめんなさいぃ」

里菜「ううん!とってもビックリしたのだ!うれしい!」

ちひろ「本当ですか?よかったぁ・・・」

ありす「こぇ・・ぁたしから、ぇす・・・」

里菜「楠木もか?・・・おお、カワイイ服なのだ!しかも動きやすそう・・・ありがとう!」

ちひろ「わたしからはのプレゼントはですねぇ~・・・ここを最後きゅ~っとして・・・完成です!」

萌木「あ、わたしからもこれ・・・気に入ってくれると嬉しいんだけど・・・」

里菜「これって・・・」

萌木「皆から集めてもらった、貝ガラを瓶の中に入れて飾りにしてみたの・・・。手作りだから、上手く出来てるか、その・・・あんまり自信なくって・・・」

里菜「とっても綺麗なのだ・・・この瓶の絵は萌木が描いたのか?」

萌木「そ、そう・・・どうかな?」

里菜「リナが萌木たちと海で遊んでる絵・・・ありがとう!リナ、とっても嬉しいのだ!」

萌木「よかった・・・喜んでもらえて」

転校生「あうう・・・ぼくまだだよ・・・これから作る予定だったから・・・」

里菜「転校生もくれるのか?去年のサーターアンダギーはウマかったからなぁ、今年も楽しみなのだ!」

転校生「うん、がんばるよ!じゃあぼく調理室に行ってくる!」

里菜「ウマいのを頼むぞー!」

萌木(・・・そういえば、去年のリナちゃんの誕生日って・・・)

萌木(・・・あれ?なんでだろう、思い出せない・・・うーん・・・?)

~転校生の誕生日、おはよー~

―04:55―

転校生「zzz」

秋穂「zzz」

春乃「・・・・・・」

真理佳「おh」ガチャ

春乃「静かにしなさい」

真理佳「んむむむむっ!?んむむんむむむー!」

春乃「あんたのバカでかい声で天使が起きたらどうするつもりなのよ。静かにしてなさい。わかった?」

真理佳「!!」コクコク

春乃「・・・よし」

真理佳「ぷはぁ、瑠璃川センパイ、おはようございます」

春乃「転校生はまで寝てる。回れ右して帰りなさい」

真理佳「ええ!?」

春乃「転校生の起床時間は5時よ。ただ今日はあらかじめ睡眠導入剤を飲ませておいたからもうしばらくは寝てるはz」

転校生「はるのん、まりちゃん、おはよー」

春乃「・・・・・・え?」

真理佳「あ、おはようございます、センパイ」

春乃(どういうこと?一応今日の日中は起きていられるようにまだ寝かせておくつもりだったけど・・・遊佐からメール?)

鳴子『転校生くんに飲み薬効かないよ』

春乃「はぁ・・・まあいいわ。やることあるならちゃったと済ませなさい」

真理佳「は、はい!センパイ、お誕生日おめでとうございます!これ、プレゼントです!」

転校生「わーい!ありがとー!」

春乃「よし、受け取ったわね。当身」

転校生「ぐえっ」

春乃「これで8時まで起きないっと」

真理佳(なんて速い手刀・・・・・・一瞬手が動いたことしかわからなかった・・・!)

~転校生の誕生日、おはよー?~

―7:45―

転校生「」

秋穂「んんーっ・・・・・・おねえちゃん、おひゃよぉ・・・・・・お?」

秋穂「あ、あれ?転校生くんが・・・寝てる?ってことは・・・」

秋穂「わ、私、転校生くんよりも早起きできたの!?い、今何時!?」

秋穂「い、いつもより早い!・・・気がする!ってことは・・・・・・」

秋穂「いっつ、ペロペロたーいむ!」

秋穂「まずは耳の裏から・・・・・・」ペロッ

転校生「んっ」ピクッ

秋穂「ん♪ほどよい塩味♪じゃあ次はおへそ・・・はダメだね。やっぱりマブタかな?それとも足の指の間?」

ノエル「どっちもアウトだよっ!」オハヨー

秋穂「じゃあどこを舐めればいいの!」オハヨー、ノエルチャン

ノエル「そもそも舐めないっていう選択肢はないのかな?」キョウハヤイネー

秋穂「舐めない・・・はっ!つまりそれはハムハムとかクンカクンカってことだよね!?」テンコウセイクンノタンジョウビダカラー

ノエル「瑠璃川、口を開くな」キアイバッチリダネ!

秋穂「・・・・・・クンカクンカ」アタリマエダヨ!

ノエル「嗅ぐな!」キョウハガンバッテテンコウセイクンヲオイワイシヨウネ!

秋穂「もう、ノエルちゃんのわがまま!」ウン!

ノエル「ブーメランだよ!」プレゼント、ヨロコンデクレルカナァ?

~転校生の誕生日、もぐもぐ~

転校生「zzzzzz・・・・・・みゅっぷ!」ガバッ

ノエル「おはよう、転校生くん」

秋穂「転校生くん、おはよう!」ペロペロ

転校生「おはよー、あきちゃん、のえるん」

春乃「転校生、起きたわね。朝食が出来てるから顔洗って早く行ってあげなさい」

転校生「はーい」

・・・

ありす「てんこ・・・く・・・おはょ・・・」

さら「おはようございますぅ!」

寧々「おっはよー、転校生くん!見て見て、これね、ネネが作ったんだよ!」

転校生「おはよー。おー、なんかごーかだ・・・食べていーい?」

さら「どうぞぉ!」

寧々「あ、ダメダメ!」

ありす「ぇ?」

寧々「むふふ~。はい、あーん」

転校生「あーん・・・もぐもぐ・・・おいしー!」

寧々「ほ、ほんと?よかった~」

さら「はいはい!次はわたしがやります!」

ありす「ぁたし・・・の・・・ぎ・・・」

シロー「わんっ!」

さら「シローもやりたいんですかぁ?」

シロー「ぷすー」

さら「はい!じゃあいっしょにやりましょお!」

転校生「あーん・・・もぐもぐ」

クレプリ「まるで親鳥と雛鳥さね」

ありす「ぉみず・・・どぞ・・・」

転校生「がぼがぼ」

クレプリ「って飲み物は自分で飲ませてやれ!」

秋穂「転校生くんに口移しできると聞いて!」シュバッ

ノエル「言ってないから!」スパーン!

~転校生の誕生日、とーこー~

転校生「前よし!右よし!左よし!後ろよし!ダンボールよし!すすめ、エレジー!」ギャルルルルルル

望「お、おはよう、転校生!今日はボクがお前のために新しいゲームを・・・」

望「用意して・・・もういない・・・」

純「ふわぁ~・・・あれ、楯野、珍しいじゃん、今日は授業出るの?」

望「・・・いや、いい・・・部屋戻って寝る・・・」

純「・・・?」

・・・

転校生「うのさん、おっはよー!」

兎ノ助「おう、転校生。おはよう、今日も元気か?」

転校生「元気かもしれないしそうじゃないかもしれない」

兎ノ助「元気そうで何よりだ」

智花「転校生くん、おはよう!」

怜「おはよう、転校生」

夏海「おっはよー」

転校生「おはよー、ともちゃん、れーちゃん、なっちゃん。ともちゃん、今年はいるんだね?」

智花「そうだよー!去年はなんでかわからないけど怜ちゃん達に縛られてて・・・でもでも!今年はちゃんとお祝いするよ!」

怜「後でお前の誕生会をする。この時間になったらこの教室に来てくれ」

夏海「お腹は空かせといてよ。料理部が!料理を作ってくれるから」

転校生「はーい、楽しみにしといてあげるー」

兎ノ助「なんでそんな上から目線なんだよ」

~転校生の誕生日、びりびり~

結希「転校生くん、ここにいたのね」

転校生「ん?ゆきちゃん。なにー?」

結希「これを。あなたに」

転校生「なにこれー?」

結希「スタンガンよ」

転校生「すたん・・・がん?」

天「あんた、この前間ヶ岾と相対したとき何も攻撃手段持ってなかったでしょ?」

天「今後も、もしかしたらああやって人間と戦う時が来るかもしれない。その時のための護身手段よ」

結希「転校生くんなら、むやみやたらに使うことはないと思って渡すわ。使い時には気をつけて」

転校生「りょーかい!」ビシッ

※強化スタンガンを手に入れた!

~転校生の誕生日、遊具(大)~

龍季「・・・うしっ、こんなもんだろ」

転校生「なにがー?」

龍季「おわっ!?て、転校生、いつの間に!?」

転校生「今来たとこだけど・・・ぼくのおへやでなにしてたの?」

龍季「い、いや、なんでも・・・ああ、まあいいか」

紗妃「朝比奈さん、差し入れを持ってき・・・あれ、転校生さん?ということは、もうできたんですか?」

ちひろ「朝比奈せんぱーい!・・・あ、転校生くん、こんにちはぁ~」

転校生「こんちゃーす」

龍季「ちょうど完成したタイミングでこいつが来たんだよ。ほら、転校生」

転校生「うん?・・・わぁー!すべりだいー!ブランコー!」

龍季「お前普段遊具で遊んだりしてねーだろ?簡単なモンだけど使っていいぜ」

転校生「これ、たっちゃんが作ったの?」

龍季「こんなデカいの運べるかよ」

聖奈「・・・以前から、この部屋は使用用途の割に広すぎるという話が出ていてな。何とか有効利用できないかと悩んでいたんだ」

ちひろ「それでですね、わたしが汐ファンみたいに遊べる場所にしたい~って言ったら、朝比奈先輩が・・・」

龍季「てきとーに余ってるモンで遊具でもつくりゃ暇つぶしにはなるだろってな」

紗妃「朝比奈さんはこう言ってますが、これのために何度も商店街や他の場所にも足を運んでいるんですよ」

龍季「ばっ・・・だ、黙ってろ!」

転校生「たっちゃん、ありがとっ!ほかのみんなも!」

龍季「・・・ああ。どういたしまして」

~転校生の誕生日、儀式~

転校生「はぁぁ・・・・・・・・・はぁーはぁぁぁ~~~~!」

七撫「えっと、転校生くん?なにやってんの?」

転校生「バスロマンのイメージトレーニング」

七撫「・・・・・・うん?」

ソフィア「まだまだです!角度が浅い!」

七撫「!?」

香ノ葉「ダーリンダーリン、こうやで。はぁぁっ・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

七撫「な、なんなのこれ・・・?」

葵「大丈夫です、浦白さん。わたくしも最初は戸惑いましたが、やってみれば楽しいですよ!」

七撫「えっと・・・私が世間知らずなだけ・・・だよね?そうだよね?」

ヤヨイ「そうそう。アタシも最初は不思議に思ってたけど、日本だと皆がやる儀式なんだって」

七撫「あの、私一応日本人・・・」

エミリア「日本は不思議大国ですから!」

エレン「早く慣れないと苦労するぞ」

メアリー「そーゆーこった」

七撫「・・・日本人、に含まれるんだよね?アイヌは日本の内でいいんだよね?」

ソフィア「2人とも、甘いですよ!バスロマンのうぇいはいーじーじゃないです!ワタシが今から実践しますので、しっかりと見ててください!」

ソフィア「転校生さんの誕生日なので豪華にいきますよ!これがワタシのゼンリョクです!」

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              ''


メノコ「(#^^#)」

七撫「・・・・・・うん、そうだね、プレゼントはこれ終わってからでいっか」

~転校生の誕生日、慣れない~

焔「よう、転校生」

転校生「あ、ほむほむ」

焔「ほらよっ、受け取れ」ポイッ

転校生「うん?」パシッ

焔「今まで散々もらっといて、何も返せてねーからな。こんくらいは・・・」

月詠「っもー!素直じゃないわね!こういうのは『そういう日だから』でいいのよ。前にも言ったでしょ?」

浅梨「転校生くん、これプレゼントです。お誕生日、おめでとうございます」

転校生「ありがとー!」

月詠「はい、これはツクから。誕生日おめでとう。ほら、焔も」

焔「あ、ああ。えっと、その・・・だな。た・・・・・・誕生日、おめでとう・・・」

転校生「うん、ありがとっ!」

焔「う、うん・・・なんか・・・むずがゆいな・・・」

月詠「慣れてないだけよ」

浅梨「これからも、何回もやっていくんですから。ちゃんと慣れますよ。ね、転校生くん?」

転校生「うん、そうだね。よろしくね、ほむほむ」

焔「・・・ああ、よろしく。転校生」

~転校生の誕生日、準備~

鳴子「・・・おや、転校生くん。どうしたんだい?見ての通り会場はまだ飾り付けの最中さ」

転校生「いや、ゆさととらとふーちゃんがいっしょに入ってったから、なんかあったのかなーって」

虎千代「大丈夫だ、何も問題はない。アタシは様子を見に来ただけだ」

風子「ウチは見回りのとちゅーで立ち寄っただけです」

鳴子「僕は写真を撮りに来たんだ。新聞に載せるようのヤツをね」

転校生「ふーん、ならいいや。僕は部屋にいるから、準備できたら呼んでねー」

風子「わかりました。あ、今日はウチの部屋でしたよね?プレゼントはそっちに置いてあるんでご安心くだせー」

鳴子「風紀委員長、6歳児と夜の密会っと」

虎千代「今更それで動じる人間はいないだろ」

転校生「・・・?夜にあうのがなにかだめなの?」

鳴子「まずい、変なことを覚えさせてしまった」

虎千代「早く忘れさせるんだ!」

風子「はいはい、早く戻ってくだせー。こっちはこっちでやっときますんで」

転校生「はーい」

虎千代「・・・行ったか」

鳴子「まあ、本当に何もないんだけどね。しかし、今日はどうしてこんな大々的にやることになったんだい?」

風子「別に、何も企んじゃいねーですよ。ただ、あの子にはゆっくり休んでほしーですから」

風子「いろんなところを動き回るより、おんなじとこで大勢で祝えばそっちのほーが楽じゃねーですか」

鳴子「それもそうだね。それじゃあ、僕は引き続きここの様子を撮っておこうか」

虎千代「アタシはいなくても大丈夫そうだな。一度生徒会室に戻る」

風子「ウチはこのまま見回りを続けますんで。すいませんが、準備の方このままよろしくおねげーします」

モブ美「はーい」

モブ佳「わかりましたー」

モブ子「あ、真理佳ー。そっちずれてんよー。もうちょい上」

真理佳「えっ、ここですか?あー、ほんとだ。これくらい・・・かな」

~転校生の誕生日、待ち時間~

望「転校生、来たぞ!」

転校生「あ、のぞみん。ごめんねー、呼び出して」

望「普段なら来ないとこだけど、お前の誕生日に免じて今日のボクはちゃんと呼び出しに応えてしかも怒らない!」

純「って言ってるけどずっと連絡が無いかそわそわしてたのよ」

自由「素直じゃないっすねぇ」

望「う、うるさい!それよりも、ゲームだろ!スマブラだろ!やるぞ!」

純「よっし、負けないわよー。誕生日だからって接待プレイは無し!」

自由「てか普通にやって自分らと互角じゃないっすか。手加減したらそっこーやられちゃいますって」

転校生「しょうぶだー!」

・・・

転校生「ぷへー、やっぱみんなつよいなぁ」

自由「あと一瞬ガードが遅かったら・・・ぞっとするっす」

純「・・・ねぇ、さっきから気になってたんだけどさ。あれ、なに?」

転校生「うん?すべりだいとブランコ」

純「いや、そんなの見ればわかるって。なんであんなのがここに?」

転校生「お部屋が広すぎてよさんがうんぬんかんぬん」

望「まあ無駄にデカいからな、この部屋。軽い遊戯室みたいにしても問題なさそうだし」ウズウズ

純「・・・滑りたいの?」

望「い、いや、そんな子供みたいなことあるわけないだろ!」

転校生「えー、楽しいよー?」スイー

自由「あ、じゃあブランコの方っすか?」

望「そっちは漕げないから別にいい」

純「ふーん。そっち『は』ねぇ」

望「こ、言葉の綾だ!転校生!お前もニヤニヤしてないでなんとか言え!おいったら!」

~転校生の誕生日、開演~

コンコンコン

イヴ「転校生さん、起きてますか?」

転校生「起きてるよー」

イヴ「会場の準備ができました。委員長からあなたを連れて来るようにと言われたので、迎えに来ました」

転校生「はいはーい。今行くー」

イヴ「では、行きましょうか」

転校生「あ、そうだ。ぼく、ここそつぎょーしたら軍作るんだけど、いぶも来てくれない?」

イヴ「唐突ですね。考えておきます」

イヴ(なぜこのタイミングで・・・?)

・・・

パァンパァンパァン!!!

皆「転校生、誕生日おめでとう!」

転校生「わー!ありがとー!」

梓「主賓はこちらへどぞどぞ」

転校生「はーい」

絢香『それじゃあ、転校生くんのバースデーパーティ、始めるよーーー!!!』

皆「わーわー!」

転校生「わー!」

~転校生の誕生日、料理~

転校生「んー・・・おいしっ!」

花梨「そったらよかったべ。今日はめんどくせぇこと言わねぇすけな、好きなモン好きなだけ食ってけろじゃ」

ましろ「わたくしははすき焼きを推すきや・・・ふふ」

小蓮「すき屋?」

明鈴「牛丼?」

転校生「日本語ってむずかしいね」

智花「わたしも料理作りたかったなぁ・・・」

怜「まあそう言うな。餅は餅屋だ。私たちは私たちがするべきことを、転校生のためにやった。そういうことだろ?」

智花「・・・うん、そうだね。今日の主役は転校生くんだもん、わたしがわがまま言う日じゃないもんね」

夏海「あっ、ちょうどよかった。智花、怜、転校生。はい、チーズ」

カシャッ

・・・

千佳「ふふーん、どうよ!うちのマドレーヌ!」

転校生「まみちかってこーゆーのもできたんだねー」

律「千佳は女子っぽいことならだいたいできるぞ」

ゆえ子「これが女子力ですか・・・ゆえも身に着けた方が?」

千佳「まあ、乙女の嗜みってやつよ。先生も覚えてみる?」

ゆえ子「そうですね、機会があればぜひお願いします」

転校生「んー・・・おいしくてしあわせー!」

~転校生の誕生日、プレゼント~

ミナ「サーヴァント、これを」

転校生「これは・・・そうがんきょう?」

恋「3月に望遠鏡を作りに行った山があるじゃろ?もう一度あそこに行ってこれを作ったんじゃ」

卯衣「材料を集めたうえで街の技術者にアドバイスをもらいながら作ったわ。上手く出来ているといいのだけど」

心「何もお伝えせずこんなことしちゃってごめんなさい!」

梓「ま、というわけなんで自分ら天文部からのプレゼントはこれッス」

・・・

里菜「転校生ー!」

萌木「転校生くん、これ、もらってくれるかな?」

転校生「これはー?」

里菜「ほら、前水族館に行ったときに沖縄料理の話しただろ?折角だからレシピとかいろいろ載ってる本を萌木と一緒に探したのだ!」

萌木「他にも、歴史だとか伝承だとかいろいろあったんだけど・・・」

転校生「そのへん見てもわかんないからいいや。ありがと!」

・・・

???「だーれじゃ?」

転校生「BBA!」

アイラ「誰がババアじゃ!」

あやせ「あらあら、ダメよ転校生くん。女の子にそんなこといっちゃ・・・ね?」

転校生「はーい」

シャルロット「では、わたくしたちからはこれを」

転校生「おおー・・・お?これは?」

エミリア「お菓子の詰め合わせです!日持ちするものを選びましたから、あわてず食べてくださいね」

転校生「ヤッテキマッシャー!」

・・・

ありす「て・・・せぃ、く・・・これ・・・」

転校生「あ、ありすちゃんから?なになに?」

クレプリ「前にラッシュガードの話してただろ?あの後、ありすが今日に合わせて作ったんさね」

転校生「おおー、これでプールに入れる!ありすちゃんあいしてる!」

ありす「!?」

クレプリ「・・・少年は将来、女関係で苦労しそうさね」

~転校生の誕生日、ゲスト~

絢香「転校生くん、いたいた」

転校生「ん、あやちゃん。どーしたの?」

絢香「今日は転校生くんのために特別ゲストが来てるのよ。ほら、こっち来て」

転校生「えっ?えっ?だれ?だれ?」

・・・

絢香「おまたせー」

鳴子「ほら、転校生くんが来たよ」

こずえ「ふわぁ・・・・・・こんばんはー・・・」

転校生「!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

転校生「こ、こここずえちゃん!?なんで!?なんでここに!?」

こずえ「たんじょうびー・・・おいわいー・・・おめでとー・・・」

転校生「あわわわ、あわわわわわ、こずえちゃんからおいわいしてもらっちゃった、どうしよう?」

こずえ「こずえもー・・・おいわい・・・してもらったからー・・・おかえしー・・・だよー・・・」

転校生「プレゼントはたしかにちゃんと送ったけど・・・・・・うぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?」

橘ありす「私もいますよ」

鳴子「ここまで驚いてくれるとは、呼んだ甲斐があったよ」

絢香(転校生が珍しくメチャクチャ動揺してる・・・カワイイ・・・)

初音「沙那ー、あたしんとこからもなんかコネで誰か呼べなかったのか?」

沙那「恐れながら、転校生さんの推しアイドルは遊佐こずえさんだけですので、呼べたとしてもあまり・・・」

初音「ま、そうだよな。てか、いろいろ来てるなー」

薫子「サンテレビ・・・これは転校生さんの地元ですね。里帰りしたときのテレビ出演の縁でしょうか。こっちは希望ヶ峰学園から、こっちは765プロ」

茉理「これは・・・ヤツメウナギ?珍しいの送って来るわねぇ」

こずえ「いっしょに・・・あそぼー・・・?」

転校生「うん!」

薫子「まあ何にせよ、彼が喜んでいるならいいでしょう」

~転校生の誕生日、閉演~

転校生「んー・・・」

ゆかり「あら、さすがにもう眠くなってきちゃった?」

転校生「まだだいじょうぶ・・・まだ・・・あそぶ・・・・・・すぅ・・・zzz」

ゆかり「あー、寝ちゃったかぁ。どうしよ、このまま放置するわけにもいかないし・・・」

つかさ「なら私が部屋に運んでおく。それ以外は知らん」

ゆかり「あ、じゃあよろしくね。さて、と。パーティもそろそろ閉演の時間かしら」

・・・

姫「転校生さんへのプレゼント・・・やはりこちらの方がいいかしら、いえそれだと・・・」

自由「あー、お嬢。悩んでるとこ申し訳ないっすけど、転校生くん寝ちゃいましたよ」

刀子「なんと!姫殿も拙者もまだ渡せていないというのに!」

自由「お嬢が迷いすぎなんですって。てか、どっちも渡せばいいじゃないっすか」

姫「どっちも?・・・・・・その手がありましたか!では・・・っと、すでにお休みしているのでしたね」

刀子「拙者たちは、また後日ということでござるな」

自由「あ、自分はもう渡したんで」

刀子「なんだと!?」

・・・

みちる「ふー、パーティも終わりかぁ」

レナ「てんこー、てんこー?」

みちる「あ、相馬さん。転校生くんならもう寝ちゃったよ」

レナ「てんこー、いる、ない?」

みちる「うんうん、もう部屋に戻ってるはず」

レナ「うう・・・レナ、てんこー、ぷれぜん、おくる、する、ない・・・レナ、まだ、ない・・・」

みちる「えっと、まだプレゼントが贈れてないってことだよね?まあ明日でもいいじゃん。また明日、ね」

レナ「レナ、わかる!レナ、あす、わたすする!ぶぶづけ!てんこー!」

みちる「あっと、行っちゃった。今まで全然会話してなかったけど、思ったよりちゃんと話せるんだ」

みちる「っと、私も片付けの手伝いしにいこーっと」

~転校生の誕生日、すやすや~

転校生「zzz」

風子「んー、ぐっすりですね。まあなんだかんだ一日動き回ってたらそーなりますか」

風子「ちゃんと楽しんでくれてたみてーですし、今日は成功ってことですかね」

風子「・・・・・・・・・・・・」

風子「これから、アンタさんはまだまだ辛くて苦しい日々がまってると思います」

風子「その体質と、アンタさんの性格から、それはさけらんねーでしょ」

風子「・・・せめて、こうやって何もない日ぐらいは、ゆっくり羽を休めてほしーもんですね」

風子「今日みたいな楽しい思い出が、この子を支えてくれるといいんですが・・・」

風子「ま、ウチ一人で愚痴っててもしかたねーですね。さっさと寝ますか」

風子「・・・おやすみなさい、転校生さん」

転校生「すぅ・・・すぅ・・・おやすみ・・・ふーちゃ・・・・・・zzz」

~れーちゃんのたんじょーび、もりもり~

転校生「れーちゃーん!たんじょうびおめでとー!!!」

怜「おはよう、転校生。祝ってくれて嬉しいよ」

転校生「去年おいわいできなかったぶん、今年はいっぱいやるんだー!」

怜「いや、去年はその・・・・・・まあ、いいか」

ありす「・・・ぉはょ・・・ぃます・・・」

怜「ああ、楠木。今日も早いな」

転校生「ありすちゃん、おはおはー」

クレプリ「おはおはさね、少年、神凪」

ありす「ぁの・・・・・・きょぅ、とぅば・・・きぃて・・・」

ありす「こ、これ・・・どぞ・・・」

怜「ん・・・・・・?」

ありす「ぉたんじょ・・・・・・ぉめでと・・・ぃます・・・・・・」

怜「そうか、楠木も祝ってくれるのか。ありがとう、とても嬉しいよ」

ありす「・・・ぇへへ・・・ども・・・ぇす・・・」

転校生「あっ、ありすちゃん。あとでプールしゅうごうね!」

ありす「ぁ・・・ぅん・・・」

怜「プールにか?でもお前は肌を・・・」

転校生「ありすちゃんがラッシュガード作ってくれたから!・・・・・・」ピコーン

転校生「れーちゃんもあとでプールね!時間おくっとくから!」

怜「わ、私もか!?いや、いい。お、泳げないからな」

転校生「水遊びするだけでいいのー!ふーちゃんには行っとくから、ちゃんと来てねー!」

怜「あ、おい、転校生!・・・行ってしまった・・・。仕方ない、たまにはプールもいいか」

怜「じゃあ息を止める練習を・・・」

兎ノ助「しなくていからな!」

今日はここまで!いろいろと書きたいことはあったけど、左手人差し指が痛いのでこれだけです。
また湿布張らないとなぁ・・・
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 誤解編~

ありす「今日の夕飯は何にしようかな・・・・・・んー、豚肉と卵がいっぱい残ってる・・・」

ありす「・・・よし、とん平焼きにしようかな。今日はどこのスーパーが安かったかな~っと」ガサガサ

みちる「おおー・・・できる女だ」

ありす「あれ、みちるちゃん。どうしたの?」

みちる「ん、ジュースのみたくて・・・それよりも、ありすちゃんってすごいね」

ありす「すごいって言うか、生活の知恵というか、なぜか生活費の管理まで生徒えしている現状がおかしいというか・・・」

みちる「さすがふぁっきんびっちだね!」

ありす「!?」

ありす「み、みちるちゃん、その・・・それは・・・」

みちる「あ、今の?私知ってるんだよ!ありすちゃんみたいなかっこいい大人の女の人はふぁっきんびっちって言うんだよね!」

みちる「昨日メアリーちゃんとエレンちゃんと一緒に見た映画でみたもん!カッコいい女の人はふぁっきんびっちってよばれてたの!」

ありす「あ、あの、それはまちg」

転校生「ただいまー」

さら「あー、のどかわいたー。コーラコーラっと」

みちる「私もありすちゃんみたいなふぁっきんびっちになりたい!」

転校生「えっ」

さら「ふぁっ!?」

ありす「」

みちる「あ、転校生くん!あのねあのね、ありすちゃんってふぁっきんびっちだよね!?」

転校生「えっと・・・・・・ありす?」

ありす「違います!ビッチじゃないです!私はまだ処女です!さらちゃんと一緒です!年齢=彼氏無しです!」

さら「なんでさらっとわたしのことをディスったの?さらだけに」

転校生「自分で言わなかったら評価したんだけどなぁ・・・ってありす、落ち着いて!なんとなく状況は想定できるから!」

ありす「確認しますか!?脱ぎますか!?脱げばわかってくれますか!?」

みちる「あれが大人の駆け引き・・・さすがふぁっきんびっち!」

ありす「転校生さんが!直接!確認すればいいんです!わかるはずです!」

転校生「落ち着けありす!段々と言われてることとやってることが一致してきてるから!」

さら「今の姿だけ見てたらファッキンビッチって言われても仕方ないわよねっと。みちるちゃーん、その言葉は褒め言葉じゃないから使っちゃだめよー」

今日のプチモア。さらさんは経験は無いけど多分破れてる。激しい運動とかすると破れる時があるらしいですし。
グリモアの生徒って大体破れてそう。魔物と戦う中で激しい動きとかいろいろあるだろうし・・・
まったく関係のない私事ですが、去年盗まれて未だ戻ってきていないポケモンのオメガルビーを新しく買い直しました。
大誤算相手に舐めプかましてたらメガメタグロス相手に6タテされそうになった・・・
キノガッサがきのこのほうし→ローキックでSを下げてくれてなかったら負けていた。
ラティオスを完全に秘伝要員として使ったり、隠れ特性のカクレオンとキノガッサを入れてたりだとか、2週目ならではのプレイで楽しめました。
これから準伝の捕獲と、『サン』を草統一でストーリーを進めようと思ってます。
鬼門は炎と草と鋼と虫と毒と飛行。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- ギルティ編~

アイラ「楠木!妾は腹が減ったぞ!」

ありす「そうですか。そこの生ごみでもどうですか?」

アイラ「ぐぬぬ・・・そこまで怒らんでもええじゃろうに!」

ありす「しりません」

シャルロット「どうしましょう・・・お二人がけんかをしてしまってます・・・」

エミリア「これは、ゆゆしきじたいです!」

あやせ「聞いたことがあるの。喧嘩した二人は同じ部屋に閉じ込めていちにちほーちすればいいんだって」

転校生「こらこら、物騒なこと言わない。そもそも事の原因はアイラがありすのプリンを勝手に食べたことなんだから」

あやせ「有罪」

エミリア「Guilty」

シャルロット「汝悔い改めよ」

アイラ「なんつー掌返しじゃ!」

ありす「それが普通のプリンなら許していました。でも、今回食べられたのは転校生さんの特製プリンだったんですよ!」

あやせ「焼き土下座」

エミリア「針串刺しの刑」

シャルロット「磔刑」

アイラ「どこでそんなもん覚えたんじゃ!」

転校生「まあまあ、プリンならまた作るからさ。子供たちが不安がってるし、ここは穏便に、ね?」

ありす「むぅ・・・まぁ転校生さんがそうおっしゃるのでしたら・・・」

アイラ「うむ、そうじゃな。今回は妾が全面的に悪かった。すまんかったの、楠木」

転校生「よし、よくできました。というわけで完成品が冷蔵庫に入ってるよ」

ありす「準備が良いですね」

転校生「アイラも悪かったって思ってたみたいで、こっそり相談されたんだ。だから一緒に作ったんだ」

アイラ「て、転校生!それは秘密じゃゆーたじゃろうに!」

エミリア「最初から素直に謝ってればいいのにね」

あやせ「大人は簡単にそれができないんだよ」

シャルロット「大人は世知辛いですね」

ありす「それじゃ、ぷっりん♪ぷっりん♪ぷっり・・・・・・」

チトセ「んー、おいしいわね、これ。どこで買ってきたのかしら?」モグモグ

ありす「・・・・・・・・・・・・」

アイラ「あー・・・・・・」

チトセ「あれ?楠木さん、どうしたの?」

ありす「時間停止の魔法がかかってる人に食事は必要ないですよね、わかりました」

※1行目に戻ってアイラをチトセに変えてもう1週!

今日のプチモア。アイラは多分冷蔵庫にあるものは勝手に食べるタイプ。
歓談部とか生徒会に冷蔵庫があったらいつのまにか食べ物がなくなってそう。
次回は『星に願いし七月夜』なんですが、転校生を魔法使い側で出すか子供側で出すか迷っています。
ふーちゃんいるし運営の方は任せても大丈夫かなぁ・・・
ありすありあり(合言葉)

PCの更新がなかなか終わらなくて、パソコンが触らないので今日はお休みです。
もう2,3時間待機してるんだけどなぁ・・・
ありすぺろぺろ
りんごあめぺろぺろ
すいかばーぺろぺろ
あずきばーぺろぺろ
りぞっとぺろぺろアツイ
あんこ玉ぺろぺろ
りんくるぺろぺろ
⌒ABぺろぺろ
合羽ぺろぺろ
言葉ぺろぺろ
葉ーちゃんぺろぺろ
U-511ぺろぺろ

~プチモア!-Petit Grimoire- 本音編~

寧々「本日の議題です。転校生くんの本音が知りたい」

アイラ「賛成。おもしろそうじゃ」

ありす「賛成です。転校生さんにもたまには本音を言って溜め込まないようにしてほしいです」

さら「んー、じゃあ兎ノ助に聞いてもらいましょうか。私たち相手だと言えないこともあるでしょうし。本音を引き出すのはやっぱ同性相手がいいよね」

・・・

兎ノ助「っつーわけでだ。転校生、たまには男同士の付き合いといこうか」

転校生「どういうわけなのか説明して欲しいけど・・・まあいいか。んで、何食べたい?何でも作るけど」

兎ノ助「お前男のくせに嫁感半端ないな」

転校生「ロニョナードに巻いた仔ウサギの腿肉のロティ・シェティ風味人参のピュレ添えでいい?」

兎ノ助「なんだよそのおしゃれなやつ!くれ!」

転校生「あいよー。あ、待ってる間さっき作った煮卵たべといて」

兎ノ助「一気に庶民的になったな!」

・・・

兎ノ助「うぃ~・・・ひっく・・・転校生なあ・・・俺は心配なんだよ・・・」

転校生「興味本位で兎ノ助に酒を飲ませてみたら酔った・・・モンスターも酔うんだね」

兎ノ助「お前なぁ・・・いっつも無茶しすぎなんだよ・・・俺が旧科研に逃げ込んだ時も体張ったりよぉ・・・ひっく」

転校生「グリモアの進路指導官殿・兎ノ助を信じてたからね。兎ノ助なら放っておけないだろうって」

転校生「利用したみたいでっていうか、実際に兎ノ助の生徒に対する想いを利用したのは悪いと思ってるんだけどね」

兎ノ助「悪かねぇよ!それによぉ、科研襲撃の時も一人で間ヶ岾に立ち向かったじゃねぇかよ・・・相手銃持ってたんだぞ、銃」

転校生「まあ無事だったんだからいいじゃんか。それに銃口の向きがわかっていれば銃弾を交わすのなんて空手家にとってはわけないさ」

兎ノ助「お前はどこぞの名探偵の恋人かよぉ・・・ひっく・・・うぃ~・・・」

兎ノ助「しかも銃弾躱して床に落としたデバイスを相手の手に蹴り当てたんだろ?超人かよ!」

転校生「他の生徒たちとサッカーをよくやってるからね」

兎ノ助「まったくよぉ・・・俺はお前に感謝してるんだ・・・お前がいなきゃこの学園はやってけねぇよ・・・」

兎ノ助「初音が素直に言うこと聞いたりな、龍季とか焔が反抗しなくなったのもお前が来てからなんだぞ?」

兎ノ助「第七次侵攻も無事に乗り切れたし・・・裏世界調査も進んでるし・・・転校生様様だよ・・・ひっく」

転校生「はいはい」

・・・

兎ノ助「つーわけでいろいろと愚痴を聞いてもらったな」

さら「兎ノ助はやっぱり兎ノ助だったか・・・」

ありす「まあ、兎ノ助さんですし」

兎ノ助「それどういう意味だよ!あ、でも転校生の好きな奴のことはちゃんと聞いてきたぜ!」

寧々「やるじゃん兎ノ助!来月のお給料2倍にしてあげる!」

兎ノ助「それでいいのか学園長・・・それでだな、転校生に聞いたんだ。『お前の好きな奴は誰だ』って」

さら「そ、それで?」

兎ノ助「・・・・・・全員だとよ」

寧々「さっきの話は無しで」

アイラ「そんなわかり切っとる答えをもらってものう」

チトセ「ふぇぇ・・・おもしろくもなんともないよぉ・・・」

兎ノ助「なんだよお前らの掌返し!いいもんねー!俺は転校生に泣きつくから!転校生ー!」

さら「・・・まぁ、兎ノ助もなんだかんだ思うところがあったってことだよね。今度転校生くんに内容聞いておこっか」

ありす「そうですね。・・・あれ?結局転校生さんの本音が聞けてないような・・・まあ、いっか」

今日のプチモア。なんかパソコン更新してからやたらと重い・・・
何気にイベント関係図で転校生くんがちゃんと顔見せしてるというレアな光景。
6歳児転校生くんをデーヴィーさんが狙ったらふーちゃんが単身で殴り合いしに行くレベルでブチ切れると思う。
何気に正義超人とかサーヴァントとか魔法少女とかポケモンとかいろいろと知り合いは多いからデーヴィーさんやばい。
そしれ仮に暗殺成功したら裏世界の心ちゃんが怒り狂うと思う。ちょうどまがやんが迎えに行ってる時期だし。
さすがに始祖十家の魔法はダンボールで防げない・・・よね?
ありすありあり(合言葉)

~夏祭り・・・だけど~

転校生「うー・・・」

風子「どーしたんですか?そんなに唸って」

転校生「あのね、今日なつまつりでしょ?それでさ、ふうびキッズのなんかこどもやたいがあるでしょ?」

風子「あー、ありますね。いいじゃねーですか、やってきたら」

転校生「ちがうの!やりたくないの!」

風子「はあ、珍しい。そりゃまたどーしたんですか?」

転校生「だって、ほかにいっぱいこどもいるし・・・」

風子「・・・・・・あー」

風子(去年の12月の事、まだ引きずってますか。当たり前と言っちゃ当たり前ですけど・・・)

風子(ここで好きにさせるっていう選択肢は簡単ですけど、そーなるとこの子これからも同年代の子供相手に苦手意識持っちゃいますよね・・・)

風子(かといって無理にやらせるわけにもいかねーですし・・・)

・・・

風子「つーわけでどーしましょ?」

ノエル「えー、せっかくだしやればいいのに。てかそんなのあるんだね」

智花「転校生くん、同年代のお友だちがいませんからね。仲良くなってくれればいいんですけど・・・」

純「うーん、でもさ。本人が嫌だって言ってることを無理にやらせるのもよくないんじゃない?」

龍季「あいつに子供用の屋台やらせたらレベルが違いすぎて上手く溶け込めねぇだろ」

ゆかり「転校生くんならうまく教えてくれそうだけど・・・あ、でも年下の子に教わるのが嫌な子もいるかな」

風子「ままならねーですね。今の所は様子見って感じでしょーか。飛び入り参加とかもできるんですよね」

ゆかり「うん、たしかそうだったはず」

ノエル「じゃあとりあえずは様子見で、転校生くんがやっぱりしたい!って言ったらやらせてあげる感じだね!」

風子「そーゆーことで。わざわざ集まってくれてありがとうごぜーました」

~とりあえず~

結希「ダンボールは禁止よ」

転校生「えー」

・・・

転校生「ってことで今日は段ボールがつかえません」

風子「幅とりますからね、あれ。特にこんな人が多いところじゃめーわくになりますから」

転校生「しょぼーん」

風子「ま、たまにはあんたさんも地に足付けて歩いてもいーんじゃねーですか?」

転校生「うー、あるくのめんどくさいー」

風子「はい、グダグダ言わないでちゃっちゃ歩く」

転校生「はーい」

・・・

転校生「おおー!」

ノエル「あ、転校生くん見て見て!お店がいっぱいだよ!」

智花「今年は、県外からもたくさんの人が来てくれてるんだって」

転校生「へぇ、あ、はしまき!やっと食べれる!」

ノエル「へぇー、こんなのもあるんだ。珍しい屋台がいっぱいあるなぁって思ってたけど、そういうことだったんだね」

ノエル「・・・あれ、ふうびきっずだよね?」

智花「あー、あれかぁ。子供たちがお店を作るってやつって」

ノエル「水無月さんが言ってたやつだよね」

転校生「ふーちゃんが?やりたかったのかな?」

ノエル「まっさかー」

転校生「でもふーちゃんちっちゃいし・・・」

智花「そんなこと言ってたらまた頭グリグリされちゃうよー」

・・・

クレプリ「おー、どんぐり飴って書いてるさね!あれが少年が言ってたやつか!」

ありす「てんこぅせ、く・・・・・・たのし・・・る・・・な・・・・・・?」

さら「ふぁい?」モゴモゴ

クレプリ「口の中に飴詰めすぎてハムスターみたいになってるさね」

~ノエルの提案~

ノエル「・・・ねえねえ、折角だしちょっと覗いてみない?どんなことやってるのとか気になるし」

智花「わたしはいいけど・・・転校生くんは?」

転校生「ん、まあ見るだけなら・・・」

ノエル「よーし、行こ行こ!早く行こっ!あっちに子供たちが集まってる!あっちあっち!」

転校生「あ、まってー!」

ノエル「ともちゃんも早く早くーっ!」

智花「待ってよー!ノエルちゃん!転校生くんもー!」

・・・

秋穂「くんくん・・・こっちから転校生くんのにおいがする!」

春乃「秋穂~、秋穂の好きな焼きそば、買ってきたわよ~!おねえちゃんといっしょにあーんして食べようね~」

秋穂「あーん」

春乃「はい、あーん」

秋穂「んっ・・・おいしい!おねえちゃん、おいしい!どこで買ったの!?」

春乃「えっ、それは、その・・・あとで一緒に行きましょ?ね?」

秋穂「え?いいけど・・・変なおねえちゃん」

・・・

龍季「あー、ビビった・・・なんであいつがいきなり来るんだよ・・・今日は転校生の手伝いはないっての」

自由「ファミチキください」

龍季「あいよ」

自由「あるんすか!?」

龍季「ねぇから焼きそばでいいよな」

自由「あ、はいそれで」

~足りない屋台~

子供A「ねーねー、なんでできないのー?」

子供H「あうあう、ボクもやりたいのです!」タタルノデス!

子供M「ちゃっかり私を子ども扱いするのはやめてもらおうか!」ワガナハメグミン!

子供N「チーズフォンデュの屋台はできないのですか・・・」ショボン

案内係L「アワワワワワ」

ノエル「んー、なんか騒がしいね」

智花「どうしたんだろ?」

転校生「すいませーん、どうしたんですかー?」

案内係「あ、えっと、実はですね・・・」

・・・

智花「思ったより参加したいって子どもたちが多くて、屋台が足りないんですね」

転校生「そっかー。まあ、足りないものはしかたないよね」

ノエル「ええ、どんなのだめだよ!せっかくみんなやりたい!ってきてくれてるんだから、やらせてあげないと!」

転校生「でもどうするの?」

ノエル「ふっふっふ・・・ノエルちゃんには考えがあるのです。まあまあ、ここはアタシに任せてよ!」

転校生「心配だなぁ・・・」

・・・

風子「んー、今年は予想より人が多いですね。人波に流されたりしてなきゃいーんですけど・・・」

ゆかり「まあまあ、ノエルちゃんと南さんが一緒だって聞いてるし、大丈夫じゃないかな」

風子「てか、どーせならウチと回ればいいのに」

ゆかり「あ、そっちが本音か」

純「見回りのスタッフに救急セット渡してきたよー」

ゆかり「ありがとう。ごめんね、裏方の手伝いお願いしちゃって」

純「ううん。他にすることなかったからさ」

純「あ、そうそう。それより、あっちの通り、大変なことになってたよ」

ゆかり「あっちって・・・確かふうびきっずの子供たちが出店してるところよね?」

純「そう、それがさ。参加したいって子どもたちが予定より多かったみたい」

純「で、当然屋台も出すものも足りないでしょ?でもせっかくのイベントだし・・・」

純「ってみんな頭抱えてんのね。断るのもガッカリさせちゃうから」

ゆかり「それ私も見たわ。準備の時、飛び入り参加のとこ行列になってたもんね」

風子「人が多すぎるのも考え物ですね。この分だと転校生さんは行かなくてせーかいだったかもしれません」

風子「ま、なんにせよちょっと様子を見にってみましょーか」

~気まずい~

転校生「うう・・・・・・」ソーッ

風子「なーにやってんですか、あんたさん・・・は・・・」

[美少女]転校生「あ、ふーちゃん・・・」

風子「・・・誰ですか」

転校生「え?」

風子「今度は誰があんたさんにこんな服着せたんですか?いえ、庇うひつよーはねーです。ちょっとお話しに行くだけなんで」

転校生「これ自分でやったやつだから!せーふくだから!」

風子「はぁ、そりゃまたどーしてですか?」

転校生「えっと・・・あそこにね?ほら、あそこ」

風子「はい、子供がいっぱいいますね。あんたさんより年上でしょうか」

転校生「あの子たち・・・ぼくが12月にぼこぼこにした子たちで・・・」

風子「あー・・・だからばれないように、ですか」

転校生「うん・・・」

風子「ま、それもいーでしょ。それを回避する手段が女装ってのがあんまり気に入りませんが・・・」

風子「それはそれとして、今何が起こってるとか説明してもらっていーですか?」

転校生「あ、うん。えっとね、なんかふうびきっずの屋台とか出すものが足りないって今言ってて・・・」

風子「はい、それは聞いてます」

転校生「それで、のえるんが自分に任せてってみんなに呼びかけてて」

風子「・・・・・・はい?」

~余りものは・・・~

子供B「ほんとー?ぼくたちのお店も作ってくれるのー?」

ノエル「もちろん!このノエルお姉ちゃんに、お任せだよ!」

子供B「わぁーい!やったー!」

子供C「アタイったら店主ね!」

子供D「チルノちゃん、まだ店主さんをやるって決まったわけじゃ・・・」

智花「もう、ノエルちゃんったら・・・」

風子「あー。これが件の・・・詳しく教えてもらっていーですか?」

智花「あ、はい。ノエルちゃん、お店ができない子供たちのために、学園で屋台を提供するって約束しちゃって・・・」

風子「約束って・・・?」

ノエル「いやー、子供たちすっごく喜んでるよ!やっぱりお祭りは笑顔が一番だね!」

風子「それは何よりですが・・・」

風子「いったいどーやって、資材も無しで屋台を作るつもりですか?」

ノエル「そんなの学園で使ってる資材の余りを使えば、バッチリだよ!」

風子「学園の資材に余りはありません」

ゆかり「学園からの参加者も多かったもんね」

転校生「グリモアぎじゅつはん※に電話してみたけど、そっちも使えそうなの残ってないってさ」※現在は結希と天と茉理の3人

ノエル「え・・・それじゃもう屋台作れないってこと?」

風子「例年なら、学園生はもっと控えめなんですがね」

風子「運が悪かったです。残念ですが、無理でしょーね」

風子「心苦しいでしょーが、ここは子供たちに事情を説明して・・・」

ノエル「で、でも・・・」

純「資材って予備があるんじゃない?」

智花「予備・・・?」

純「うん。さっき朝比奈さんが話してるの聞いたんだけど・・・」

純「出店の各屋台には、もしもの時のために予備の資材を用意してあるって」

純「それを集めれば、屋台ができるかも・・・」

ゆかり「でも各屋台ってことは、このお祭り会場十から集めてこないとってことでしょ?」

智花「そ、そんなこと出来るんですか?」

風子「それに、予備の意味を理解してくだせー。【もしもの時】のためです」

ノエル「・・・そっか、そうだよね。ごめんなさい、また先走っちゃった・・・」

ノエル「子供たちに謝ってくる・・・」

~うそつきなんかじゃない~

子供A「あれってまほうつかいの人たち?」

子供B「なんのお話してるんだろ?」

子供C「アタイ日焼けした!」

子供D「氷の妖精って日焼けするんだ・・・北海道の氷が溶けて気温が上がったからかな?」

子供E「もしかして、できないのか?」

子供F「え、うそ・・・あのおねえちゃんできるって言ってたのに・・・」

子供G「嘘だったんだ!嘘つきだ!」

シスター「フィッシュ」

子供G「ま、マスター、いつのまに!?」

案内係L「アワワワワワ」

転校生「・・・・・・ちがうもん!」

子供たち「?」

転校生「のえるんはうそつきじゃないもん!ちゃんと約束は守ってくれるもん!」

ノエル「あ・・・転校生くん・・・」

智花「どうしましょう・・・このことをあの状態の転校生くんに伝えるのも・・・」

風子「はぁ・・・仕方ねーですね」

風子「祭の運営委員にウチから伺いを立てときます」

風子「そこで断られたら、この話は諦めてくだせー」

風子「もし許可が出たなら、各屋台を回りましょう」

風子「警備をしながら、使えそうな予備の資材を集めてくだせーな」

ゆかり「私、いちおう保健委員だからここにいなきゃだけど・・・必要なときは呼んでね」

純「んー・・・こうなったらほっとくわけには行かないわよね。あたしも手伝うよ」

転校生「とりあえず、こっちはぼくがなんとかしとくから、のえるんよろしく!」

ノエル「みんな・・・う、うん・・・・ありがとう!」

~子供の相手~

転校生「さて、と。のえるんたちが集めてくれるまでは、ぼくがなんとかしないと」

子供A「きみ、女の子なのにぼくって言うんだね。変なのー」

転校生「え?えっと・・・その・・・」

子供H「あうあう、ボクも否定されたのです」

鳴子「なに言ってるんだ、別にへんなことじゃないさ。僕だって女だけど自分のことは僕と呼んでいる。ね、転校生ちゃん」

転校生「そ、そーだよ!ほかにものぞみんとか、めーりんとかいるし!」

駆逐艦Y「時雨も自分の事僕って呼ぶっぽい!」

子供A「そっかー・・・」

年上の子供「おい、お前」

転校生「ひゃいっ!?(あ、こいつ・・・前にボコったやつ・・・)」

鳴子「・・・・・・」

年上の子供「・・・・・・こ、これやるよ」

転校生「え?あ、ありがとう・・・きゃっ!」パァン!

年上の子供「やーいやーい!ひっかかったー!」

転校生「び、びっくりばこ・・・最近これ系のなかったから油断してた・・・」

年上の子供「あっはっは!おもしれー!」

転校生「むぅ・・・まあこれくらいゆるすけどさ。他の子にこんなことしちゃだめだよ?」

年上の子供「えっ?お、おう・・・」ドキッ

鳴子(知らないというのは不幸なことだね・・・年端も行かない少年が恋した人物は年端も行かない男の子なのだから)

転校生「ていうか、ゆさはなんでいるのさ」

~指揮は得意~

ノエル「とりあえず集めてきた分、これ!アタシまだ他のとこも回って来るから!」

転校生「はいよーっと。じゃあ組み立てないと・・・・・・ん~~!!!!お、おもい・・・」

龍季「ほら、貸せ」ヒョイッ

転校生「わわっ」

龍季「こんな組み立てとかは大人に任せときゃいいんだよ。ガキはガキの相手しとけ」

転校生「たっちゃん・・・うん、よろしく!」

龍季「・・・よし、いっちょやるか!」

さら「たつきさーん!これ追加ですぅ!」

ありす「んしょ・・・んしょ・・・・・・ふぅ」

クレプリ「ありす、よく頑張ったな。お疲れさね」

龍季「あいよ、お疲れさん。そこの焼きそばでも食っとけ」

・・・

転校生「わたあめを作る時はこう!ゆっくり回しながらすくいとる感じで!」

子供A「おおー!わたあめだー!」

転校生「たこ焼きはくるくるっと回しながらひっくり返す!真上に引っ張っちゃだめだよ!」

子供B「できたー!」

転校生「かきごおいも器をまわしながらしたら綺麗な形になるよ」

子供C「できた!水味!」

子供D「シロップここにあるから!」

子供E「あつっ!火傷した!」

転校生「そこ熱いから気をつけて!火傷はこっちの水で冷やして!」

・・・

秋穂「お手伝いしようと思ってきたけど、転校生くんが怒涛の勢いで指示してるから割り込めない・・・」

春乃「アタシたちはアタシたちがやれることをやりましょ。ね、秋穂」

秋穂「・・・うん!」

~任務完了~

転校生「ふぅ・・・こんなもんかな」

風子「お疲れ様です、転校生さん」

転校生「ふーちゃん。そっちはもういいの?」

風子「ええ、おかげさまで。あんたさんが子供たちをまとめてくれている間にちゃちゃっと済ませましたよ」

転校生「そっかー」

風子「で、どーですか?お友達はできましたか?」

転校生「ししょうってあだ名がついた」

風子「ああ・・・」

転校生「でも、ぼくもう疲れたよ。お店するのおわり!あとはいろいろ食べる!」

風子「そーですね。んじゃ、行きますか。もーすぐ花火大会もありますし、それに合わせて動くつもりですが」

転校生「あ!じゃあぼく焼きそば食べたい!それと、からあげと、とりかわぎょうざと、えっと、えっと」

風子「焦らなくてもお店は逃げませんよ。さ、行きましょ」

転校生「うん!」

・・・

転校生「わったあっめふっわふっわ♪ふっわふっわわったあっめ♪」

転校生「あ、そうだ。ふーちゃん、これもちかえりの買っていい?」

風子「いーですよ。でも、食べたらちゃんと歯を磨くこと」

転校生「わかってるよー。すいませーん!」

ありす・転校生「「これをひとつ・・・」」

さら「あ、転校生さん!水無月さんも!」

風子「こんばんは。お手伝いありがとうごぜーます。すいませんね、遊びに来てただけなのに」

さら「いえ!学園のみんなが頑張ってるなら、わたしたちもお手伝いするんですぅ!ね、シロー」

シロー「ぷすー」

クレプリ「あー、被っちまったさね」

転校生「あー、えーと」

ありす「ぁ、ぁたし・・・ぃ・・・から・・・」

転校生「え、でもでも、ありすちゃんもほしいんでしょ?」

ありす「そ、じゃ・・・くて・・・これ、てんこぅせいくんに、ぁげよ、と・・・ぉも・・・」

風子「あー、タイミングが悪かったですね。しゃーねーです、転校生さん、楠木からもらってやってくだせー」

転校生「う、うん。・・・ありがと!」

ありす「ぁ、はぃ・・・ぇと、水無月さん、ぁりがと・・・ござ・・・ます・・・」

風子「ウチはなんもしてねーですよ。さ、早く買っていきましょ。花火が見れなくなりますよ?」

~星に願いし七月夜~

ノエル「ふぅ、なんとかなってよかった・・・」

秋穂「お疲れ様、ノエルちゃん」

ノエル「秋穂ちゃん、ごめんね、お手伝いしてもらって。助かっちゃった、ありがとう」

秋穂「ううん、ノエルちゃんや転校生くん、それに他の学園生の人たちもがんばってたんだもん。わたしだけ何もしないなんてできないよ」

ノエル「秋穂ちゃん・・・・・・大丈夫?拾い食いでもした?」

秋穂「転校生くんがごみ箱に捨てようとしたたこ焼きを食べたつまようじならしゃぶったけど、さすがに拾い食いはしてないかな」

ノエル「アウトだよ!」

・・・

龍季「っと、こんなもんか」

春乃「焼きそばを2つ」

龍季「・・・お前よく来るなぁ」

春乃「うるさい、いいから用意しろ」

龍季「へいへい、持ってけ」

春乃「・・・1つ多いんだけど」

龍季「知らねーな。ほら、どいたどいた。次の客が待ってんだからよ」

春乃「ったく・・・」

・・・

智花「転校生くーん!ここだよー!」

純「ほらほら、こっちこっち!急いで急いで!もう始まるよ!」

転校生「あー!まってぇー!」

さら「ありすちゃん、急ぎましょお!」

ありす「ぁっ、ま、ぁたし、はしれな・・・」

クレプリ「ありす、急げ急げ!間に合わなくなっても知らないさね!」

風子(・・・・・・来年も、こんな風景が見られたらいいですね)

風子(あの子が、無邪気に笑っていられるような、そんな風景が・・・)

転校生「ふーちゃん!いそいでー!」

風子「はいはい、今行きますよ」

風子(・・・願わくば、これから何もありませんように。あの子が、笑って大きくなれますように)

風子(なんて、柄じゃねーですかね)

今日はここまで!次回は【キケンな迷い人】です。
レイドイベントのシステム上仕方ないことだとはわかっているけども、襲っては捕縛され襲っては捕縛されるデーヴィーさんがネタにしかならない。
学園の雑談でもいつもの汎用セリフがないし、転校生がいかに学園生やスタッフに愛されてるか示されてますね。
明日からのうのあのが楽しみだ・・・
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- はじめまして編~

転校生(今日が僕の魔法使いライフ1日目・・・・・・)

転校生(なんか開幕から謎のウサギにいろいろ言われたけど、しっかり気を引き締めていかないと)

転校生(彼が言っていた通り、魔法使いになったからには魔物と戦うんだ。危険が常に付きまとう)

転校生(さて、ここが校門だよね。確か迎えの人が来ているはずだけど・・・)

???「あの・・・すいません。新しい転校生さんですか?」

転校生「あ、はい、そうです。えっと・・・」

ありす「やっぱり、そうでしたか。はじめまして、私は生徒会副会長の楠木ありすです」

転校生「はじめまして、副会長さん・・・でいいのかな」

ありす「あ、そんなに畏まらなくてもいいですよ。副会長と言ってもただの消去法ですから」

転校生「え、消去法?」

ありす「はい。と、立ち話もなんですから、場所を移しましょう。生徒会室に客間がありますからそちらに・・・」

???「み、見たことない人が!」

???「どーん!」

転校生「あいたっ!な、なんだっ!?」

???「つかまえたよ!」

???「あやしいやつめ!おなわにつけ!」

ありす「あ、だめだよ、智花ちゃん、夏海ちゃん、怜ちゃん!」

夏海「あ、見て見て、ありす!あやしいやつつかまえた!」

怜「どこから来た!もくてきをいえ!おやごさんがないているぞ!」

智花「かつ丼食べますか?」

ありす「3人とも!その人は新しい転校生の人だよ!」

転校生「え、えっと、この子たちは・・・」

ありす「す、すいません!この子たちもグリモアの生徒で・・・」

転校生「こんな小さい子が?」

智花「魔法!」

夏海「使い!」

怜「だ!」

ありす「ええっと、悪い子たちじゃないんです。ただ、ちょっと元気が有り余ってて・・・」

転校生「あー、大丈夫ですよ。これくらい可愛いもんです。よっと」

夏海「わあ!高い!」

怜「持ち上げられた!高い!」

智花「わ、わたしも高い高いしてください!」

転校生「子供の相手は慣れてるんで、大丈夫ですよ」

ありす「あ・・・ああ・・・・・・」

転校生「どうしました?」

ありす「即戦力が・・・やっと人手が増えた・・・」

転校生「え?」

ありす「これから!よろしく!おねがいします!」ギューッ!!!!

転校生「え、は、はい。よ、よろしくお願いします」

転校生(ここまで女子に強く手を握られたのは生まれてから17年間で初めて・・・いや、そういうわけでもないかな)

ありす(話している感じだと優しそうですし、子供たちとも仲良くしてくれそうです。「アルバイト求人の即戦力求む」の気持ちが理解できました)

To be continued・・・

今日のプチモア。正直あの転校生くんが転校前に女子と接触してなかったとか考えられない。
次回は転校生くんの転校前の同級生の女子とありすの邂逅の予定。
グリモアの学園生って転校前の学校のこととか何も語ってくれないけど、みんなどんな感じなんだろうか。
高校生になって転校した組とか中学途中で転校した組とかの話を知りたい。
4コマありすかわいい。体操服ありすとかいう超レアもの。ありすかわいい。
ありすかわいい。ありすかわいい。ありすかわいい。ありすかわいい。
ありすかわいい。ありすと超連携したい。ありすかわいい。
ありすかわいい。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 来訪者編~

ありす(今日は転校生さんと街にお買い物に来ています)

ありす(いわゆるデートというやつです。折角のチャンスですから、ここでぐっと距離を近づけないと!)

転校生「わるいね、ありす。僕の趣味に付き合ってもらっちゃって」

ありす「いえ、転校生さんにはいつもお世話になっていますから」

転校生「そうは言うけども・・・おっ、クレープの移動販売だ。ちょうどいい、あそこで休憩しよう」

ありす「はい、賛成です!」キラキラ

・・・

転校生「僕はこのバナナのやつで。ありすは?」

ありす「ちょっと待ってください。ん・・・こっちのプリン入りにするべきか、それともこっちのアイス入り・・・」

転校生「えっと・・・」

ありす「いちごチョコも捨てがたいし・・・ブラウニーも・・・」

転校生「あー、こりゃ時間かかるな。仕方ない、ゆっくり待って」

??「だーれだ」ピトッ

ありす「えっ!?」

転校生「・・・・・・?誰?」

ありす「だ、誰ですかあなた!転校生さんに、な、なにを!」

??「えー、ほんとにわからないのー?」

転校生「いや、聞いたことある声なんだけど・・・・・・あ、もしかして・・・モブ?」

モブ「はいはーい、あなたの心の恋人、モブちゃんでーす」

ありす「こ、こここっ、恋人!?」

転校生「いやいやいや、違う違う」

モブ「えー、あんな熱い夜を一緒に過ごしたのに・・・」

ありす「熱い夜を!?」

転校生「そうだね、キャンプファイヤーは楽しかったね」

モブ「ひとつ屋根の下で寝泊まりしたのに・・・」

ありす「ひとつ屋根の下で!?」

転校生「学年全員同じ宿だったからね」

モブ「2人でキスも・・・」

ありす「き、ききききキスぅ!?」

転校生「食べたね。キスの天ぷら」

モブ「あんなに激しく揉みしだいて・・・」

ありす「転校生さん、何をしたんですか!?」

転校生「作ったね、浅漬け」

ありす「っ!」カアアア

モブ「この子面白いね」ケラケラ

~プチモア!-Petit Grimoire- 昔の女編~

ありす「て、転校生さん!この方は誰なんですか!?」

転校生「転校生が転校生になる前のクラスメートの茂武さんだよ」

ありす「しげたけさん?」

モブ「あだ名はモブでーっす。で、なになに?その子、彼女?」

ありす「え、ええと、わ、わたしは」

転校生「まっさか、ただのクラスメイトだよ。あと上司・・・になるのかな?副会長だし」

ありす「」ピシッ

モブ「あんた相変わらずだねぇ。あっ、そうだ。あたしこのキャラメルブラウニー食べたーい」

転校生「久々に会って早々飯をたかるクラスメイトってどうなんだろう」

モブ「いいでしょー、魔法使いってお金持ってるって聞くし。ウィンドフェスタ見に来たはいいものの、あんまり余裕はないのよねーん」

転校生「はいはい、わかったよ。ありすはどうする?」

ありす「あ、はい。プリンアラモードで」

転校生「了解。んじゃ買って来る」

ありす「あっ、私自分の分は自分で・・・」

モブ「いいのいいの。どうせ言っても聞かないし、あの優男は。んでさぁ、ありすちゃん」ピトッ

ありす「ひゃ、ひゃいっ!?」

モブ「ちょーっとお話聞かせてくれない?あいつとの関係・・・とかさ」

ありす「・・・・・・こちらからもお聞きしてよろしいでしょうか」バチバチ

モブ「・・・・・・もちろん、あんなこととかこんなこととか・・・なんでも聞いてくれていいわよ?」バチバチ

ありす「ふふ、それではぜひお願いしますね」

モブ「こっちこそ・・・ね」

転校生「買ってきたよー・・・な、なんか喧嘩してる?」

ありす「いえいえ、そんなことありませんよ」ニコッ

モブ「そそ。んじゃあっち座って食べよっか。ね、ありすちゃん」

ありす「はい、モブさん」

モブ・ありす「「うふふふふふ」」バチバチ

ありす(この方が転校生さんとどこまで進んでいるのかはわかりませんが・・・転校生さんは渡しません!)

モブ(やべー、この子からかうの面白いわー。あとこいつ、ちょっと筋肉ついた?後で触らせてもらおっと)

転校生(・・・あ、これモブの方は遊んでるだけだな。ありすかわいいしこのまま見ておこう)

つづ・・・く?

今日のプチモア。思ったより長くなったので2分割。
気が向いたら続きます。モブさんはモブ子とかモブ佳とかモブ美とはなんの関係もありません。
プチモアなのにプチが出ていないのはメインヒロインなのに主人公の命が危ないときに外に出してもらえないのと同じようなものです。
ゲーム通りにやったら浅梨がショタコンで光男と同類になってしまうということが判明した。
それはそれでネタ的にはおいしいけれどいろいろとまずい気がする。キャラ崩壊じゃすまないような。
ストーリー見直してたら、浅梨が魔物に引き寄せられるってのは描写されてたんだよね。全然気が付かなかった。
他にもストーリーの中で伏線はあるかも・・・
ありすありあり(合言葉)

~事件は突然に~

何の変哲もない日。いつもと変わらない時間。そんななんでもない時に事件は起きるのである―by ウーノ・スー・K―

風子(いつもと変わらない日、いつもと変わらない時間。・・・こんなご時世に言うのもなんですが、平和ですね)

風子(転校生さん、今日は椎名の部屋でしたっけ。迷惑かけてねーといいですが・・・)

紗妃「委員長、大変です!」

風子「はぁ・・・人が物思いにふけってる時に・・・。で、何があったんですか?」

紗妃「転校生さんが立て籠りました!」

風子「・・・・・・はい?」

・・・

風子「仲月さら、犬川寧々、相馬レナ、転校生さんの4名が転校生さんの学内自室に現在立て籠り中だと」

紗妃「はい。原因もわからなくて、対処しようにも・・・」

風子「わかりました。ウチも現場に向かいます。ちょーど暇してたとこだったんで」

紗妃「はい!こっちです!」

風子「いや、わかってますよ」

~謎解きはディナーのまえで~

風子「おー、あそこですか。やってますね」

小蓮「レナー!出てくるネー!」

薫子「学園長、処理していただかないといけない案件があります!出てきてください!」

龍季「さらー、どうしたんだよー!」

シロー「わんわん!」

クレプリ「しょうねーん!出てくるさねー!」

ゆかり「ああもう、どうしたら・・・」オロオロ

ありす「ぁ・・・水無月さ・・・」

風子「楠木。なにか事情は知ってますか?」

ありす「ぇと・・・ぁたしも知らなくて・・・」

風子「さいですか。・・・んー、原因がわからないことには対処しようがありませんね」

紗妃「ということは、聞き込みでしょうか?」

風子「ですね。夕飯の時間までに解決したいんで、早速行きましょう。楠木は都度ここの様子を伝えてもらえますか?」

ありす「はぃ・・・!」

風子「さて、と。謎解きは報道部だけの得意分野じゃねーってとこ見せてあげましょーかね」

~調査~

風子「さて、集まりましたね」

怜「転校生が立て籠り事件を起こした、とのことでしたか」

イヴ「なにかの遊びじゃないんですか?」

紗妃「それでしたらここまで大きな騒ぎにはなってませんよ」

梓「あの部屋、自分でも忍び込めないようになってる特別製ッスからね。本人たちに直接聞くのは無理ッス」

七撫「あの・・・私はどうして呼ばれたんでしょう?」

風子「人数合わせです」

七撫「人数合わせ?」

風子「これから各風紀委員にはこの事件の調査を行ってもらうんですが、1人だと難航しそうなんで2人1組でやってもらいます」

イヴ「1人でやりたいです」

風子「事件ってのは多角的にみるひつよーがあります。1人での調査だとどーしても自分だけの思考の沼に陥っちまうかもしれねーんで」

風子「既にペアは割り振ってます。ウチと氷川、冬樹と服部、神凪と浦白です」

風子「浦白に関してはいきなり連れてきてもーしわけありませんが、ごきょーりょくをおねがいします」

七撫「わかりました。力になれるかわかりませんが・・・」

怜「よろしく頼む、浦白」

イヴ「服部さんは1人で調べた方が早いのでは?」

梓「えー、そんなこと言わないでくださいよー。自分だってたまには相方と聞き込みとかしたいんですよー、相棒に憧れてるんスよー」

イヴ「はぁ・・・わかりました。ではよろしくお願いします」

梓「おなしゃっす!」

イヴ(帰りたい)

~風子・紗妃ペア~

風子「んじゃ、まずは転校生さんのことをいつも見てるストーカー陣に変わった様子が無かったか聞きに行きましょうか」

紗妃「はい、そうです・・・ストーカー!?そっちはいいんですか!?」

風子「必要悪ってやつです。もちろん行きすぎたら罰則ですが、現状本人に迷惑をかけない限りは黙認してます」

紗妃「はあ・・・そういえば、転校生さんが呼びかければいつでも現れる人たちがいたような・・・」

・・・

―ストーカーその1 白藤香ノ葉―

香ノ葉「いやいやいや、うちはストーカーしてるんじゃないんよ?ちょっとダーリンのことが気になるから常日頃から眺めてるだけで・・・」

風子「御託はいーんで質問にだけ答えてくだせー。ここ数日、転校生さんに変わったことはありましたか?」

香ノ葉「いや、別になかったんよ。今日もさらちゃんとレナと学園長となんやら話してたらいきなり泣き出して・・・」

紗妃「泣き出した?転校生さんがですか?・・・そういえば、久しくあの泣き声を聞いてませんね」

風子「ということは、なにかしら転校生さんが泣き出すようなことがあったと。きょーりょくありがとうごぜーます」

香ノ葉「いやいや、こんくらいはいいんよ。うちもできることはするから、何でも言いつけて!」

紗妃「わかりました。また何かあれば連絡します」

・・・

―ストーカーその2 瑠璃川姉妹―

春乃「あたしが見てるのは秋穂だけだ。だから転校生のことは知らない」

秋穂「今日はノエルちゃんと霧塚先輩と一緒にロシア語の勉強をしてたので、転校生くんのことは知らないんです。ごめんなさい・・・」

風子「いえ、謝ることはありませんよ」

紗妃「ロシア語の勉強・・・?」

秋穂「はい!この前買った『アーニャが添い寝してくれるCD』っていうのを使ってやってます!」※ナターリアバージョンとヘレンバージョンもあります

風子「それはいいんですが・・・じゃあ、最近転校生さんの様子が変だと感じたことは?」

秋穂「それはないですね。昨日も汗の味はいつも通りだったし、ほっぺの質感も変わらなかったし・・・」

風子「あとで風紀委員室に」

春乃「そういえば、最近『銀の匙』っていうマンガを読んでるみたいよ。小鳥遊の部屋で読んでるらしいわ」

風子「さいですか。これは重要な証言ですよ、ワトソン君」

紗妃「そうでしょうか?って誰がワトソンですか」

~怜・七撫ペア~

怜「浦白は・・・もう学園には慣れたか?」

七撫「あ、はい。学園の皆さんほんとよくしてくれて、私って常識がないとこが結構あるんですけど、笑って流してくれたりとかしてくれて本当に助かってます」

怜「そうか。馴染めているならいいんだ。これからもテロリストのことでいろいろ聞くと思うが、その時以外は普通の学生でいてくれたらいい」

七撫「なんだか、友達と笑っておしゃべりしたりしてると、『青春!』って感じがするんですよね」

七撫「ですから、そういってもらえると嬉しいです。・・・あ、ここですか?転校生くんの部屋」

怜「ああ。学生寮にある方の部屋だ。今はほとんど使われていないが、定期的に本人または誰かが掃除したりしに来ているそうだ」

怜「もしかしたら何か手がかりがあるかもしれない。これが終わったら順に委員長・楠木・椎名・瑠璃川・桃世の部屋を調べに行く」

七撫「家宅捜索ってやつですね。姉さん、何か見つけたら教えてね」

メノコ「( `ー´)」

・・・

七撫「うーん、別段変わったところはない・・・はず。マンガとかで出てくる普通の部屋・・・」

七撫「うん?普通の部屋?・・・6歳なのに?」

怜「転校生の遊び道具一式は学内部屋の方に置いてあるんだ。それと立華の部屋にもだったかな」

七撫「へぇ、そうなんですか。・・・あっ、ベッドの下になにやら本が。こ、これってもしかして、あの伝説のえっちな・・・」

怜「な、なんだと!?転校生が!?バカな、まだ子供だぞ!いや、でも異様に胸に執着する姿も見たことあるような・・・」ブツブツ

七撫「えっと・・・これって見ていいんでしょうか?」

怜「そういえばスカートめくり事件を起こしたこともあったな・・・ということはやはりそういうことに興味が・・・うん、なんだ?」

七撫「えっと、ここの中身は覗いちゃっていいものなんでしょうか?」

怜「そ、そうだな。ここは転校生の名誉のためにやめておこう」

メノコ「(#^^#)」

七撫「ん?なになに?ベッドの下にはアルバムがあったって?」

怜「・・・・・・・・・・・・」

七撫「・・・・・・・・・・・・そ、そういうこともありますよ!」

怜「言わないでくれ・・・少しでも転校生を疑った自分を恥じなければ・・・」

~梓・イヴペア~

梓「つっても、ここ最近転校生くんを見てる限りでは特に変わったことはないんですよねぇ」

イヴ「服部さんは別件で学園を離れてることが多いとも聞きますが・・・」

梓「あー、そッスね。この前の裏世界で言った七枷の探索とか、あと生天目先輩の見張りとか・・・まあいろいろやってます」

イヴ「では、その間に何かが起こった可能性もあるでしょう」

梓「うーん、ここは『転校生くんを見守る会』のメンバーにちょいちょいっと聞いてみますか」

イヴ「・・・やっぱり私は必要ないのでは?」

梓「えー、そんなこと言わないでくださいよー。自分だって寂しいんですー、たまにはこうやって遊びたいんですー」

イヴ「はぁ・・・わかりました」

梓「あー、でも手っ取り早く終わらせたいなら遊佐先輩に聞きゃ終わると思いますよ」

イヴ「遊佐さんに?・・・・・・そうですね、聞き込みぐらいならしてもいいでしょうか」

梓「んじゃ、報道部にれっつらごー!」

・・・

鳴子「それで僕を訪ねて来たと。わざわざ来てもらって悪いけど、今回のことに関しては僕は何も知らないんだ」

梓「そ、そッスか・・・」

イヴ「そ、そうですか。失礼しました」

鳴子「どうしたんだい?2人とも」

梓「い、いや、なんでもないッス・・・」

イヴ(児童心理学の本を片手にしている遊佐さんなんて初めて見ました・・・)

鳴子「まあ自分でも似合わないのはわかってるさ。そうだね、折角訪ねてきてくれたのになにも無しってのはかわいそうだ」

梓「お、なにかあるんスか?」

鳴子「1つ助言をね。今僕は必至で児童心理学の本を読んでいるわけだけども、こんなものを読まずとも熟知している生徒はいるはずだ」

梓「あー、それもそうッスね」

イヴ「では、行きましょうか」

梓「月宮先輩のとこに!」

イヴ「霧塚さんのところへ」

梓・イヴ「「・・・・・・あれ?」」

鳴子「・・・前途多難だね」

~籠城中~

転校生「」ガタガタ

さら「」ガタガタ

レナ「」ガタガタ

寧々「」ガタガタ

・・・

ゆかり「依然反応はなし、か」

龍季「こうなったらぶち破るか?」

薫子「いえ、無理です。この部屋は対テロリスト等用に用意された部屋。生天目つかさの一撃でも破れるかどうか・・・」

小蓮「しかも、中からなにか重くて大きいもので押さえつけてるみたいネ」

クレプリ「下手に破るとそれが倒れてけがをさせる可能性もあるってことさね。こっから中の様子がわからないから、どの位置にいるのかもわからねぇしな」

ありす「てんこせ・・・く・・・さらちゃ・・・ごは・・・の、じか・・・だよ・・・」

転校生『食べないでー!』

さら『食べないでくださーい!』

寧々『食べちゃだめー!』

レナ『くう、ない!レナ、にく、ない!』

ゆかり「えっと・・・先にご飯を食べちゃダメって言ってるのかな?」

龍季「んなわけねぇ・・・よな?」

クレプリ「文脈的にはそうなるさね」

小蓮「んん・・・日本語難しいヨ・・・」

薫子「みなさん!いい加減遊ぶのはやめて、出てきてください!」

ありす「ん・・・なにかぃわかんが・・・一応、連絡を・・・」

~情報整理~

風子「・・・ふむ、中にいる生徒たちは夕飯の時間という言葉に対して『食べないで』と返したと」

紗妃「食べる・・・いや、まさかそんなことは・・・」

風子「いちおー言っときますけど性的な意味はありませんからね。特にあの4人に関しては」

紗妃「ど、どうしてそれを・・・って、私は何も言ってません!」

風子「念のためです、念のため。んで、集まった情報は」

・転校生たちはいきなり泣き出したこと

・最近『銀の匙』という農業学校のマンガを読んでいること

・食べないでください

風子「ですね」

紗妃「それと、あのあと立華さんと岸田さん、双美さんから」

・最近生き物を育てる本を読んでいた

・牧場シミュレーションゲームアプリを始めた

・最新の検索履歴は『生き物 育てる 食べる』だった

紗妃「という情報が得られましたね」

風子「こっからなにかがわかりそうな気もするんですが・・・」

~調査結果~

怜「委員長、戻りました」

七撫「特にめぼしいものはありませんでしたね」

怜「どの部屋も変わった様子はありませんでした」

風子「さいですか。ってことは」

・他の学園生が直接的に何かしたわけではない

風子「って感じですね」

梓「ただいま戻りましたッス!」

紗妃「おかえりなさい。どうでしたか?」

イヴ「児童心理と集団心理について調べてきました。その結果」

・子供にもロジックというものが存在する

・そのロジックは突拍子のないものでも筋が通っていれば本人は納得してしまう

・子供は思い込みが激しい場合が多い。いわゆる認知バイアスにかかっていることが多い。

・集団でネガティブな話題が出るとネガティブな思考に陥りやすい

・その結果ネガティブな思考がネガティブな話題を生み、負のスパイラルにはまって疑心暗鬼に陥ることがある

イヴ「ということがわかりました」※実際に調べたわけじゃないので間違ってたらごめんなさい

紗妃「では、ここから導き出される結論は・・・・・・?」

風子「・・・はあはあ、そーゆーことですか」

怜「わかったんですか?」

風子「ええ、まあ。ウチの推理が間違ってなかったら、ただ単にあの子たちはかわいいだけですね」

紗妃「・・・・・・?」

梓「あー、自分もなんとなく見えてきました」

風子「ま、行きましょーか。謎解きは終わりです。ディナーまえに間に合いましたね」

~謎解きタイム~

鳴子「この世の中、どんな行動をするにも理由というものが存在する」

鳴子「かつての人形消失事件も、冬樹ノエル君が浦白君が悲しまないようにするという理由で起こったものだ」

鳴子「さて、一旦得られた情報を整理してみよう」

・転校生たちはいきなり泣き出した

・最近『銀の匙』という農業学校のマンガを読んでいる

・食べないでください

・最近生き物を育てる本を読んでいた

・牧場シミュレーションゲームアプリを始めた

・最新の検索履歴は『生き物 育てる 食べる』だった

・他の学園生が直接的に何かしたわけではない

・子供にもロジックというものが存在する

・そのロジックは突拍子のないものでも筋が通っていれば本人は納得してしまう

・子供は思い込みが激しい場合が多い。いわゆる認知バイアスにかかっていることが多い

・集団でネガティブな話題が出るとネガティブな思考に陥りやすい

・その結果ネガティブな思考がネガティブな話題を生み、負のスパイラルにはまって疑心暗鬼に陥ることがある

鳴子「子供というモノは感情移入をしやすい生き物だ。例えば、道端でけがをした子猫がいたとする」

鳴子「そうすると、大半の子供が『かわいそう』だとか『助けたい』だとか考えることだろう」

鳴子「アニメでヒーローが悪者と戦っているときは応援したり、時には創作物にも感情移入する」

鳴子「・・・そう。子供はなんでも自分目線で・・・主観的に物事を見る」

鳴子「そして、子供というものは大人が思っている以上に賢くて、よく考えているものさ」

鳴子「まったく、かわいいね、あの子たちは」

鳴子「・・・・・・さて。そろそろ答え合わせの時間だ」

鳴子「君たちは、正解にたどり着くことができたかな?」

~事の発端~

転校生「ああ・・・豚丼が・・・」

さら「ぶたどん?おいしそうですぅ!」

寧々「なにそれなにそれー?」

レナ「ぶ、ぶたど、にく?」

転校生「えっとね、今銀の匙って言うのを読んでるんだけど・・・豚丼っていう名前のぶたが、お肉になっちゃったんだ」

さら「ぶたさんが・・・ですか?」

レナ「にく?レナ、にく、くう?」

寧々「これかぁ・・・一生懸命育ててるのに、お肉になっちゃったんだ・・・」

さら「かわいそうですぅ・・・」

レナ「う?」

転校生「でも、ぼくたちもふだんお肉食べてるし・・・今やってるアプリでも、ほら。ぶたを育てておにくにしてお金にするんだ」

寧々「・・・・・・ね、ねぇ。この豚丼ってさ、お肉にして食べるために育てたんだよね?」

転校生「そうだね」

寧々「ぶたさんを育てるのって、豚肉にして食べるためだよね?」

さら「そうですねぇ」

寧々「うしさんを育てるのも、牛肉を食べるためだよね?」

レナ「にく、くう、する」

寧々「とりさんをそだてるのも・・・鶏肉を食べるため、だよね?」

転校生「そうだけど・・・・・・あ、え、そんな・・・まさか・・・」

寧々「とらちよちゃんとか、理事長が寧々を育てるのって・・・もしかして・・・」

さら「ち、違いますよお!そ、そんなこと・・・あるわけ・・・」

レナ「れ、レナもくう、する・・・?」

転校生「そんなことない!そんなこと・・・」チラッ

豚丼「ソーセージになったで」

転校生「そ、そういえば、さいきん見た本でも、うしとかぶたはあいじょうをもって育てるって・・・」

さら「そ、それって・・・」

転校生「・・・・・・ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

さら「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!」

寧々「びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!!!!」

レナ「れ、レナも・・・レナもくう、する・・・?かりん、レナ、くうする?」

~現在~

転校生「」ガタガタガタガタ

さら「」ガタガタガタガタ

寧々「」ガタガタガタガタ

レナ「」ガタガタガタガタ

・・・

紗妃「転校生さん、出てきてください!食べませんから!」

転校生『た、たてまえはそれくらいにして本音は?』

秋穂「(性的に)おいしくいただきたいです!」

さら『やっぱりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!』

転校生『ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』

ノエル「黙っとけ瑠璃川」

龍季「なんだよ・・・俺がさらを食うってか?んなわけねーだろ」

シロー「わんっ!」

虎千代「参ったな・・・どうすれば説得できるのか」

萌木「ここは・・・北風と太陽作戦でどうでしょうか?」

ゆかり「そっか。押してダメなら引いてみる、こちらから出すんじゃなくて向こうから出てきてもらうようにすれば・・・!」

小蓮「火、持ってきたネ!」

焔「お、おい、なんだ、なんだよいったい・・・」

小蓮「さあ!」

焔「はぁ?」

風子「学園内で放火は禁止です。あと魔法も禁止です。ここはウチに任せて下せー」

虎千代「頼んだぞ、水無月」

風子「・・・転校生さん」

転校生『ふ、ふーちゃん?た、食べるの?食べに来たの!?』ガタガタ

風子「ウチが好きな食べ物はりんごです。あんたさんじゃありません」

転校生『しゅ、出荷しない?』

風子「しません。この学園は牧畜施設じゃありませんので。ていうか・・・」

風子「ウチら全員、まだ子供です」

転校生『!』

寧々『そ、そっか!』

さら『ということは!』

レナ『くう、しない?』

風子「そーゆーことです。さ、お腹空いたでしょう。早く夕飯を食べに行きましょう」

転校生『う、うん!ちょっとまってね、今ドアの前のをどかすから』

さら『んしょ、んしょ・・・あ、あれ?重くて動かないです・・・』

寧々『さっきはもっと軽かったのになんでー!?』

ゆかり「・・・火事場の馬鹿力かな?」

風子「強化魔法を使っていーですから、どかしてくだせー」

ありす「ぁはは・・・ばんごは・・・まにぁ・・・かな・・・?」

クレプリ「そんときゃオレっちたちも遅れて食べればいいだけさね」

ありす(中にお人形あったよね・・・ちょっとお手伝いしようかな)

~おまけ プチモア世界では~

転校生「子供たちが籠城したって!?」

ありす「はい。なんでも自分たちを育ててるのは食べるためだって思い込んじゃったみたいで・・・」

転校生「それで、今は?」

ありす「さらちゃんが扉を引きちぎってから近づけてません」

転校生「ゆえ子が卒倒しそうな案件だな・・・とりあえず行くよ」

・・・

ミナ「た、食べないでー!」

風子「食べるのはんたーい!」

鳴子「やだやだ!食べられたくないよ!」

さら「ああ、どうしよ・・・」

ゆえ子「修繕費が・・・えっと、扉っていくらぐらいしましたっけ・・・」

アイラ「相変わらず無茶するのう・・・」

転校生「来たよー」

ありす「連れてきました」

さら「あ、転校生くん助けて!もうどうしたらいいか・・・」

転校生「オーケーオーケー。アイラとさら、中についてきてくれ」

アイラ「ん?妾か?」

さら「どうするの?」

転校生「考えがある」

・・・

智花「て、てんこうせいしゃん!?」

夏海「食べにきたの!?」

怜「い、いやだ!食べちゃいやだ!」

転校生「お前ら!この2人を見ろ!」

さら「わたしと・・・」

アイラ「妾じゃな」

転校生「どっちの方が美味しそうだ!」

小蓮「さらの方が肉がついてるネ!」

エミリア「やわらかそうです!」

転校生「そういうことだ!食べるならさらの方を食べる!おまえらは食べない!」

チトセ「今夜はお楽しみね」

さら「ええっ!?」

ゆかり「なーんだ、そっかー」

千佳「そりゃそーだよね」

みちる「しんぱいしてそんしたー」

転校生「よし、これで解決!」

さら「あ、あの!」

転校生「うん?」

さら「わ、わたし初めて・・・だから・・・その、優しくお願いします!」

アイラ「少年も見かけによらず大胆じゃのう・・・くっくっく」

転校生「そういう意味じゃないから!」

今日はここまで!突発的に思いついた小ネタです。
思いついたというかとある画像を見たというか・・・知ってる人はメノコ姉さんと握手。
調査報告書の方でもレナと花梨で似たようなネタがあったことを書いてる途中に思い出しました。
大人さらちゃんとアイラがいます。どちらかを食べていいと言われます。どっちも食べますよね。
ありすがいます。さらがいます。寝台の上で食べたいですね。
デーヴィーさんってえっちぃ格好ですよね。食べたいですよね。
風子の得意料理はハンバーグです。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 初めての魔物退治編~

ありす「あ、執行部から連絡が・・・少し待ってくださいね」

転校生「はい、わかりました」

智花「すごい!腕にぶら下がれる!」

夏海「かっこいー!」

怜「カチカチだ!」

転校生「まあ男子だし多少はね。魔法使いになるってなってから筋トレ始めたけど・・・効果出てるのかな」

ありす「お待たせしました、転校生さん。えっとですね、執行部・・・えっと、生徒たちに魔物退治を依頼する部門があるんです」

ありす「そこからクエスト・・・魔物退治等の依頼が来てるんです。私と転校生さんを名指しで」

転校生「おっ、つまりいきなり初魔物退治ってことになるんでしょうか?」

ありす「はい。本当はもっと訓練を積んで、魔法学を学んでからのはずなんですが・・・」

転校生「まあまあ、僕は習うより慣れる方が得意ですし。ちょうどよかったです」

ありす「そう言っていただけると助かります。それじゃあ・・・智花ちゃん、夏海ちゃん、怜ちゃん。お留守番しててくれる?」

夏海「えー」

智花「転校生さん、行っちゃうの?」

怜「まものたいじなら私もいく!」

転校生「こら、3人とも。副会長さんを困らせちゃだめだろ。ほら、いい子にするなら飴ちゃんあげるから」

夏海「おかしー!?」

怜「私はいい子だ!」

智花「いい子!」

転校生「よし。それじゃあ行きましょうか」

ありす「流れるような手際の良さ・・・これが期待の新人・・・!」

・・・

ありす「転校生さんは魔力の受け渡しができるんでしたっけ?」

転校生「はい。それ以外はまだ何も」

ありす「でしたら、試しに私に送ってもらえますか?」

転校生「わかりました。・・・こんな感じかな?」

ありす「ひゃうっ!?ありす「あ、す、すいません、ちょっとびっくりしちゃって・・・なるほど、確かに魔力が回復してます」

ミノタウロス「ブモオオオオオオオオオ!!!!!」

ありす「あれが討伐対象ですね。魔物の方は私が担当するので、転校生さんは後方支援をお願いしますね」

転校生「了解しました」

ありす「・・・・・・全軍・突撃。陣形・偃月」

クレプリ「野郎ども!突撃さね!水平線に勝利を刻め!」

人形s「「「「「「「「「「オォォォォォォォォォォ!!!!!!!!」」」」」」」」」

ミノタウロス「やらせはせん、やらせはせんぞーーー!!!!!」

ありす「第二陣・準備。陣形・テルシオ。第三陣・準備。陣形・包囲殲滅陣」

ミノタウロス「あっ、これ無理だわ」

・・・

ありす「と、まあこんな感じで魔物を討伐して、クエスト終了の報告をすれば完了です」

ありす「今回はクエストの報告も済ませましたので、このまま授業免除、残りは自由時間となります」

ありす「初めてのクエスト、どうでしたか?転校生さん」

転校生「うん、これ僕いらないんじゃないかな」

To be continued・・・

今日のプチモア。今まで転校生無しで2人だけでクエスト全部こなしてたんだからそりゃこうなるよ。
初クエストはありすと行ったからメインヒロインはありす。
ゲーム内で最初にあったキャラがメインヒロインだって聞いたことがあります。
つまりグリモアのメインヒロインは兎ノ助ってことになるのかな?(錯乱)
次はさらさんと魔物退治。さらさんTUEEEEEEEE!!!!!状態です。
第2話でいきなり生徒会長出陣とかヤバいな、この学園。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 生徒会長編~

ありす「先日はお疲れ様でした、転校生さん。今日こそさらちゃん・・・もとい、生徒会長のもとに転校生さんを案内しますね」

転校生「はい、わかりました。よろしくお願いします」

・・・

ありす「さらちゃーん、転校生さん連れて来たよー」

さら「ありがと。さて、入学説明の時以来ね、転校生くん」

転校生「お久しぶりです、仲月生徒会長」

さら「もう、そんな真面目な喋り方じゃなくていいのに。ね、ありす」

ありす「はい。これから一緒に過ごしていく仲間なんですから、もっと打ち解けた話し方でいいと思います」

転校生「そう・・・かな?えっと、じゃあ・・・仲月さん?」

さら「さら」

転校生「・・・さらさん」

さら「さら」

転校生「・・・・・・楠木さん、生徒会長って年上ですよね?」

ありす「ありすです」

転校生「・・・・・・もういいや。それで、何の用があるの?手短に済ませてほしいな」

さら「えー、なんでそんなそっけないのよー」

転校生「荷物整理の途中だったもので」

さら「それはわたしたちが後で手伝うから、ちょっとお話に付き合ってよ」

さら「あ、そうそう。転校生くんも生徒会の役員だからね」

転校生「・・・・・・え?いやいやいや、そんないきなり、務まらないよ!」

さら「10歳以上が今わたし含めて4人しかいないの!カツカツなの!だから強制よ、仕事してもらうから!」

転校生「はぁ・・・どうしてこんなことに・・・」

さら「・・・あ、ごめん。クエスト入った。続きは向かいながらにしましょ」

ありす「え、さらちゃんが行くの?」

さら「アイラは寝てるし、ありすはこれから虎千代ちゃん達と魔法の訓練でしょ?だからね」

転校生「ああ、僕が行くことは確定なんだ・・・まあいいや」

・・・

さら「喝!!!!」

スライム「」ボシュウウウウウ

転校生「気合だけで消し飛ばした!?」

・・・

さら「・・・ってことで、本校の在学生は9割以上が子供なのよ。だから本当にもう首が回らなくて・・・聞いてる?」

転校生「うん、わかったよ。僕は学園での仕事に集中しておくから、魔物のことは任せたよ」

さら「え、ちゃんとクエストにも出てもらうよ?魔法学園の生徒だから、ちゃんとやっとかないと落第するわよ」

転校生「・・・・・・空はこんなに青いのに」

さら「じゃあよろしくね、生徒会会計及び庶務及び風紀委員長及び飼育委員長及び図書委員長及び体育委員長及びリリィクラス委員長の転校生くん!」

転校生「役職多いね!?」

さら「ちなみにわたしは生徒会長及び精鋭部隊長及び放送委員長及び予算委員長及びサンフラワークラス委員長」

さら「ありすが生徒会副会長及び文化委員長及び選挙管理委員長及び整備委員長ローズクラス委員長」

さら「そしてもう一人東雲アイラって子が生徒会書記及び魔法祭実行委員長及び体育祭実行委員及び厚生委員長及び保険委員長及び協議会長だから」

転校生「・・・入る学校間違えたかな」

To be continued・・・

今日のプチモア。今まで生徒会会計及び庶務及び風紀委員長及び飼育委員長及び図書委員長及び体育委員長はさらとありすとアイラで分担してました。
リリィクラス委員長は年齢の関係上ましろがやっていました。会議の時間になると毎回シャレが飛んできてまともに進まなかったそうです。
次回は浅梨とチトセの登場だと思う。このころ寧々はどこかの教育大学に入って学園長を継げるように勉強してるはず。
現在ポケモン サンを草タイプ縛りで進めてます。今日はカキの試練をなんとか突破しました。
いたずらごころのおとうふ(モンメン)でやどりぎのたねまいて、スペシャルガードを2回使ったデンヂムシ(フクスロー)で耐えるだけのお仕事です。
一回ベノムショックが急所に当たって死にました。次の鬼門は鋼タイプかな。エアームドとかマジ勘弁。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 新しい転校生編~

転校生(僕がグリモアに転校してきて1ヶ月経った)

転校生(当初は無茶だと思っていた学園生活も、慣れてくると意外と楽しいものだ)

転校生(もちろん苦労はたくさんあるが、それを吹き飛ばしてくれるくらい元気でかわいい子供たちがいる)

転校生(あの子たちの笑顔を見ると、明日も頑張ろうと思えてくるんだ)

絢香「そう?えへへ・・・まあ、あやかアイドルだからね!」

転校生「うんうん、絢香はいい子だなぁ・・・」ナデナデ

純「あー!絢香だけずるい!あたしもひざでなでなでしてー!」

絢香「だめー、今はあやかがどくせんしてるんだもーん」

転校生「こらこら、絢香。意地悪言っちゃだめだろ。ほら、純。おいで」

純「やったー!」

アイラ「こうしてみると、完全に事案じゃの」

転校生「アイラも座る?」

アイラ「ふむ・・・時間があればそれでもよかったんじゃがの。転校生、お主に新しい仕事じゃ」

転校生「え、なになに?」

アイラ「今日新しい転校生が来るって話になっとっての。楠木と仲月はクエストに行っとるから、お主が迎えに行ってやれっちゅう話じゃ」

転校生「なんでこんな時に・・・・・・ああ、そういうことか。これ逃げたな」

絢香「それってアイラちゃんじゃだめなの?」

アイラ「妾はガキンチョの相手は苦手なんじゃ」

転校生「あ、ってことは新しい転校生は子供かぁ・・・まあいいや。ごめん、行ってくるね」

純「はーい、いってらっしゃーい」

絢香「きをつけてねー!」

・・・

浅梨「わ、我妻浅梨です!よろしくおねがいします!」

転校生「よろしく、浅梨君」

浅梨「ひゃ、ひゃいっ!」

浅梨(おててにぎられちゃった・・・かっこいいなぁ・・・)

梅「そして私が我妻梅よ。この子の姉」

転校生「知ってます。なんで来たんですか。先週来たばっかじゃないですか」

梅「ほら、かわいい弟の晴れ姿だし・・・多少はね?流石に3歳で覚醒するとは思ってもなかったし・・・魔法使いの低年齢化が著しいわね」

転校生「この学園だけです」

梅「まあまあ、そういうわけだから。この子のこと、よろしくね。あ、そういえばさらは?」

転校生「逃げました」

・・・

―後日―

アイラ「転校生、新しい転校生じゃ!」

転校生「そろそろ僕も転校生扱いはやめて欲しいんだけどなぁ」

・・・

チトセ「ふぇぇ・・・朱鷺坂チトセだよぉ・・・4ちゃいだよぉ・・・」

転校生「うん、よろしくね、チトセちゃん」

チトセ(ふっ、ちょろいわね。私の演技力にかかれば4歳児を演じることぐらい造作もないわね)

転校生(なんか、こう・・・なぜだかわからないけどババ臭いなぁ・・・なんでだろ?)

To be continued・・・

今日のプチモア。住めば都。たとえブラックな環境でも慣れれば天国です。
チトセはどこかの前線で超☆魔法幼女として暴れまわっていたとか。
浅梨はまだ特級危険区域とかに放り出される前。梅はしょっちゅうグリモアに来ます。
転校生くんムサシだったかぁ・・・これだとますます裏世界で卯衣が会った転校生が何者なのかわからなくなった。
魔物から人間へと戻ったのか、表から来た転校生なのか・・・。
表から来た転校生だとすると裏世界の結末が変えられないということになるんじゃ・・・
うちの転校生くん(6)は自分相手にぶっ殺す宣言したことになりました。
6歳児が裏メアリーとかを裏の自分が殺したとか知ってまともなメンタル保てる気がしねぇ。夢も希望もねぇ。
転校生くん病み確定2ヶ月ぶり4回目です。
ありすありあり(合言葉)

~クエストのお誘い~

浅梨「てーんこうせいくーん!魔物退治しーましょ!」

転校生「いーいーよ!」

・・・

メアリー「我妻と転校生がふたりでクエストに出掛けたってよ」

エレン「総員厳戒態勢を取れ!クエスト地を中心に展開しろ!」

月詠「ああもう!なにいきなりあの子はとち狂ったことしてんのよ!」

焔「・・・なんかもう見慣れた光景だな」

・・・

風子「服部」

梓「うッス。行ってきます」

風子「毎度毎度もーしわけありませんね」

梓「いえいえ、こんくらいなら楽なもんッスよ。基本見守るだけですし」

・・・

夏海「部長!あたし転校生を追いかけてきます!」

鳴子「ああ、行ってくるといい」

夏海「デジカメ・・・はなぜか浅梨を撮ろうとしたら壊れるから、フィルム式のやつで・・・」カチャカチャ

鳴子「・・・遊びに行くノリでクエストに行くあの2人はどうなんだろう」

・・・

浅梨「そういえば、今日は転校生くんダンボールに乗ってないんですね」

転校生「いっせいメンテ中ー。こんどとっきゅーきけんくいき行くからねー」

浅梨「そうなんですかぁ。ダンボールも楽じゃないですね」

転校生「ホントだよー」

~体力落ちた~

転校生「はぁ・・・はぁ・・・」

浅梨「転校生くん、大丈夫?」

転校生「うん、へーきへーき・・・あ、だめ。やっぱつかれた」

浅梨「それじゃあおんぶするねー・・・よいしょっと」

転校生「おおー・・・やっぱあさりんって女の子みたいだね。せなかの感じとか」

浅梨「そうかな?転校生くんはどっちの方が好きなの?男の子と女の子」

転校生「んー、女の子かな」

浅梨「じゃあこのままでいいかな」

転校生「このままでいいかなー」

浅梨「・・・ふふ、なんだか弟が出来たみたい」

転校生「おとーとかぁ・・・ぼくもそんなの考えるようになったりするのかなぁ」

浅梨「転校生くんは弟とお姉ちゃんがいるんだっけ?」

転校生「うん。おねえちゃんはいっつもわがまま言ってばっかで、でもときどきこっそりお菓子くれたりしてくれるんだ」

浅梨「うんうん。(そういえば、転校生くんが撃たれたとき、転校生くんのお姉ちゃんが騒ぎを起こしてたんだっけ?転校生くんを連れて帰るんだって)」

浅梨「・・・うん、弟想いの優しいお姉ちゃんだね」

転校生「うん、そうでしょ?でもでもわばままばっかりだからね」

浅梨「ふふふ」

・・・

エレン「・・・よし、任務完了だ」

焔「我妻が目印にしそうなものを全部配置とか・・・正気の沙汰じゃねー・・・」

月詠「これでなんとかなるわよね?」

メアリー「わからん。ただできることは全部やったはずだ」

~大きい小さい~

転校生「とうちゃーく」

浅梨「とうちゃーく」

転校生「めずらしくまっすぐ行けたね」

浅梨「え?いつもまっすぐ行ってるよ?」

転校生「・・・うん、そうだね!」

浅梨「それで、今回の討伐対象は・・・あれ?おかしいな、またデバイスが壊れちゃった」

転校生「これだよー」

浅梨「ああ、そうそう。これだね。・・・なんか気持ち悪いなぁ」

転校生「おっぱいあるね。ふーちゃんよりおっきい」

浅梨「ほんとだ、守谷先輩と来栖先輩よりおっきい」

転校生「・・・笑えるね」

浅梨「だねー」

転校生「あとさっちゃんが見たらおこりそう」

浅梨「あー、そんな感じするね」

・・・

月詠「こらっ!行かせなさいよっ!あいつら!一発ぶんなぐってやるんだから!」ジタバタ

焔「落ち着け守谷!ぶん殴るのは戻ってきてからでいいだろ!」

メアリー「ヒヒヒヒヒッ・・・わ、笑いすぎて・・・腹痛ぇ・・・なんでクエスト中に乳談義してんだよ!」

エレン「・・・やはり男子同士、なにか通ずるものがあるのだろうか」

・・・

風子「・・・どこかでウチのことをバカにした発言があった気がしました」

紗妃「気のせいでしょうか、私もです」

~立華卯衣の構成要素~

心「・・・・・・出ました。立華さんは・・・」

心「フェアリー・ひこうタイプです」

結希「つまり、トゲキッスと同じね。いわ・こおり・どく・はがね・でんきタイプの攻撃に気をつける必要があるかしら」

心「特性はさいせいりょく/しぜんかいふくでした」

結希「耐性はあく・かくとう・じめん・ドラゴン・くさ・むしね。・・・行けるわね」

卯衣「すいません、マスター。何の話をしているのでしょうか?」

結希「あなたの運用方法よ」

心「耐久性能を生かしてどくで削るか、もしくは高いCを生かして攻撃しつつ生き残ることを目指すかですね」

卯衣「すいません、私には理解できない言語のようでした。地球に存在する言語でお願いします」

結希「おかしいわね・・・バグかしら?」

心「そんなことはないはずですが・・・」

卯衣(・・・帰りたい)

~迷路は得意~

浅梨「うわぁ、なんかジメジメしてきたねぇ・・・」

転校生「かみのけクルクルしそう」クルクル

浅梨「ちょっと視界も悪くなってきたし、もしかしたら道にまようかも・・・」

浅梨「転校生くん、大丈夫?もし迷っても安心してね!」

転校生「どうして?」

浅梨「私、こう見えても道を覚えるの得意なんだから!」ドヤァ

転校生「へえ、どうして?」

浅梨「趣味で迷路を攻略したりしてるんだ。どんな迷路でも、えっと・・・」

浅梨「だいたい3日ぐらいで突破できるんだよ!えっへん!」

転校生「ふっ・・・まだまだだね」

浅梨「え、ど、どうして?」

転校生「ぼくは今までどんなめいろも10分以内にクリアしてきたよ」

浅梨「す、すごい!どうしてそんなにはやく!?」

転校生「てきとーに進んだらゴールについてるんだ」

浅梨「し・・・師匠と呼ばせてください!先輩!」

転校生「えー、どうしようかなー」

・・・

月詠「実際すごいわよ。この前行った鏡の迷路でも何の迷いもなくすいすい進んでたもの」

焔「迷路だけにか?」

メアリー「・・・・・・・・・・・・」

エレン「・・・・・・・・・・・・」

月詠「お、面白かったわよ?ね?落ち込まないでね?」

焔「フォローやめろよ・・・クソッ・・・」

~魔物との攻防~

転校生「きた!あれだ!」

浅梨「よし、それじゃあ転校生くんは下がってて。あとは私が・・・!」

アンドロギュノス♀「浅梨×転校生いいよね・・・」

浅梨「エルファイヤー!」

アンドロギュノス♂「マキ×風子こそ至高!我が心は燃え上がっている!」

転校生「いや、燃えてるのは体だよ」

アンドロギュノス「ぐあああああ!!!!!せめて一太刀だけでもおおおお!!!!」ブオン

転校生「あぶなっ!」シュッ

浅梨「転校生くん!」

バキッ

転校生「ああ、デバイスが・・・」

浅梨「転校生くん、大丈夫?ああ、デバイスが・・・液晶に大きな穴が開いちゃってるね」

転校生「あー、これ高いって言ってたような・・・どうしよ」

浅梨「私が魔物を転校生くんの方に向かわせたのが悪いから、私が弁償するよ」

転校生「ぼくもちゃんとよけれなかったのが悪いし・・・」

浅梨「でも、どうしよう。これじゃあ今どこにいるのかわからないよ・・・」

転校生「地図ならあるけど?」

浅梨「おお!準備がいいね、転校生くん」

転校生「まあねー」

~下ネタ~

転校生「そういえばさあ」

浅梨「どうしたの?」

転校生「あのまもの、女っぽい方はおっぱいついてたじゃん」

浅梨「ついてたね」

転校生「でも、男っぽい方にはタマゲタゲがついてなかったよね」

浅梨「あー、たしかに。おっぱいがついてるならキャタピーがついててもおかしくないよね」

転校生「ちょっとぐらいチラーミィしててもよかったのになぁ」

浅梨「でもそんなにタマゲタケがモロバレルだと放送倫理に引っかかるし・・・」

転校生「あー、じゃあキノココがチラチーノってわけにはいかないのか」

浅梨「グリモアもゲームだからね」

転校生「しかたないっちゃしかたないか」

・・・

月詠「・・・なんて会話してんのよ!」

焔「男子ってあんな会話ばっかなのか?」

メアリー「知らねー」

エレン「・・・しかし、あんな言葉どこで覚えてきたんだ・・・?」

・・・

春乃「秋穂、ティッシュよ」

秋穂「へくちゅ!」

ノエル「もうこのくしゃみより早く反応するのにも慣れたなぁ・・・」

~今度こそ~

浅梨「・・・と、歩いている内についたみたいだね」

転校生「さーて、今度こそ仕留めるよ」

浅梨「転校生くんは私のすぐ後ろに。なにがあっても私が守るから」

転校生「んじゃ、よろしく!」ビビビ

浅梨「全力・・・全壊・・・っ!」

アンドロギュノス「来るなら来い!私は実はあと一発魔法を食らうだけで死ぬぞ!」

浅梨「ボルガノン!!!」

アンドロギュノス「ぎゃああああああ!!!!!!!!!」

・・・

浅梨「お疲れさまでした!完全に霧へと戻ったのを確認しました!」

転校生「おつかれさまー!・・・今の何?」

浅梨「あ、これ?IMFで魔物を倒した時に言う言葉・・・らしいよ」

浅梨「かっこよかったから言ってみたんだけど、どうかな?」

転校生「うん、いいと思うよ」

浅梨「フフフ。今日は一緒に来てくれてありがとう」

浅梨「転校生くんと一緒だと、ちょっとしたアクシデントも楽しいね」

転校生「ぼくも楽しかったー・・・あ、デバイス」

浅梨「あ、そうだった・・・まあ大丈夫だよ!私のもよく壊れてるし!理由はわからないけど・・・」

転校生「んじゃ、戻ろっかー。こっちこっちー」

浅梨「あ、待ってー!」

・・・

エレン「・・・おかしい、転校生が当初予定していたルートを外れているのにまっすぐ出口へと向かっている」

月詠「さすがねー。直感が鋭いのっていいわよねぇ」

焔「そういや、攻撃も間一髪とはいえ、避けてたな」

メアリー「あれにはさすがのアタイもヒヤッとしたが・・・ま、無事なら問題ねーか。さっさと帰ろうぜ」

~特級危険区域へ~

ありす「てんこ、く・・・」

転校生「ありすちゃん。どうしたの?」

ありす「こ・・・ど・・・とっきゅ・・・ぃく、よね・・・?」

転校生「ああ、うん。行くよ」

クレプリ「オレっちたちが入口まで行ったとこだよな。あそこだけでもおぞましかったのに、よくやるさね」

転校生「ま、行かなきゃいけないからね」

ありす「これ・・・ぉまもり、さらちゃ・・・たちと・・・」

転校生「うん、ありがとう」

ありす「むちゃ、しな・・・で・・・かぇって・・・」

転校生「うん、ちゃんと帰ってくるよ。もう無茶はしないから」

ありす「・・・れで・・・きょ・・・は・・・」

転校生「もももものお部屋だね。それじゃあ、行ってくるねー」

ありす「ぁっ・・・・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

クレプリ「・・・ま、オレっちたちができるのは無事に帰ってくることを祈るだけさね」

ありす「ちが、ぅ・・・」

クレプリ「え?」

ありす「次、いける、よに・・・訓練、しなきゃ・・・」

クレプリ「っと、そうだったな。オレっちもちゃんと付き合うぜ!ファイトだ、ありす!」

今日はここまで!最近chromeの通信状態が安定しない・・・
おかげで書き込むのも一苦労です。書き込みボタンを押したらなぜかインターネットにつながってない画面が出るのやめてほしい。
切れてないのは確認してるし、ネットワーク診断でも異常がなかったからなにかしら別の原因があると思うんだけど・・・
cookieも消したし、ブックマークのなんちゃらも無効にしたし・・・原因がわからない。
片手にスマホで書き込みが正常に行われたか確認しつつしないといけない毎日です。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- ちっちゃいものクラブ編~

シロー「わんわんっ!」

メノコ「きゅきゅ?」

クレプリ「さね」

インティ「ピヨピヨ」

卯衣「ういうい」

シロー「わんわん!わふっ!」

メノコ「きゅきゅーっ!きゅ?」

クレプリ「さねさね。さね」

インティ「ピーッ!!ピピーッ!」

マサムネ「もちもち」

イエヤス「ふわふわ」

ノブナガ「ぷわーお」

卯衣「うーいういうい」

シロー「わふっ!ぷすー」

ハロ「Ready」

キューブ「O.K.」

メノコ「きゅきゅ・・・きゅ・・・」

インティ「なんでやねん」

クレプリ「え、喋れるのか!?」

卯衣「ういっ?」

ソウタ「うさぎ」

ハナコ「うさぎ」

クレプリ「んじゃ、ここらでグリモアちっちゃいものクラブの会議を終わるさね」

シロー「わんっ!」

・・・

ありす「あれ、お人形さん、どこにいってたの?」

クレプリ「ちょっと会議に」

ありす「へぇ、そうなんだ。どうだった?」

クレプリ「何言ってるのか全然わからなかったさね」

ありす「そんなにひどい会議だったんだ・・・ちゃんと喋ることとか校正してくればいいのにね」

クレプリ「日本語喋ってくれって感じなんだよなー」

卯衣「おそらく会話がかみ合ってないわね(ういういっ、ういういうい)」

ありあり、ありすありあり。
ありす、ありありありす。ありありありあり、ありすありす。
ありす。ありありっす。ありありありっす。ありす。
ありありありす。ありありありすありすありありありありありす?
ありあり。ありあり、ありすありあり。
ありありありすありすありすありすありすありす。ありす。ありす。
ありすありありありあすしきかいがんす

~プチモア!-Petit Grimoire- 伝説編~

さら「ふんふふんふふ~ん♪今日はこの前のクエストの報酬がでたからいろいろとウハウハよ!なんでも好きなもの買ってあげる!」

秋穂「ほんとー!?やったー!」

ノエル「いっえーい!」

メアリー「あ、じゃあアタイチーズバーガー100個!」

エレン「えっ!?じゃ、じゃあ200個!」

メアリー「じゃあ300!」

エレン「400!」

さら「転校生君が晩御飯に作ってくれるって」

メアリー「ひゃっほー!」

エレン「あ、それでいいんですね・・・」

不良A「おうおうおう、そこの姉ちゃん。ちょっとツラ貸してくれや」

さら「ん?・・・あー、この手のやからはもういないと思ってたけど・・・」

不良A「なーに、ちょーっとお金貸してくれるだけでいいんだよ。ま、返さねーけどな!」

さら「はぁ・・・どうしてこういうっていなくならないんだろう」

不良A「ああ?何無視してんだ?そこのガキ共もまとめてぶっ殺されてぇか?」

さら「はっ?」ギロッ

不良A「ひっ!」

不良B「ん?・・・お、おまえ、さらさんになにやってんだ!」

不良A「え?」

不良B「すいません、さらさん!こいつ最近このへんに越してきたばかりで何も知らなくて!ほら、頭地面にこすりつけろ!」

不良A「な、なにびびってんだよ。こんなババアなんかに・・・」

さら「あ”?」

不良B「いいから土下座しろ!今すぐだ!相手はさらさんだぞ!さらさんに因縁つけてこの国で生きていられると思うな!」

不良A「え?え?」

不良B「すんません!すぐに教育し直しますんで!」

不良A「お、おい・・・お前、さっきから変だぞ・・・なんなんだよ、この女は!?」

不良B「バッキャロー!いいか、このさらさんはな!風飛の生きる伝説なんだよ!」

ノエル「さらちゃん、でんせつなの!?」

秋穂「マスターボール!?」

エレン「エレンはわかります。さらさんはすごい人なんですね」

メアリー「ま、アタイのしゃてーだからな」

不良A「い、生きる伝説って・・・」

さら「おっと、ごめんね。ちょっと失礼」

不良A「え?」

特盛スライム「日本国民よ!私はかえってk」

さら「喝!!!!」

霧「」

さら「よし、これでいいかな」

不良A「う、うそだろ・・・あのでけぇ魔物をき、気合だけで・・・消し飛ばして・・・」

不良B「だから言っただろ!さらさんはなあ!」

~全盛期のさらさん伝説~

・デコピン一発で魔物10体は当たり前、一発で全滅も
・山や海が吹き飛ぶ魔法を頻発
・さらさんにとっての魔物退治はペットの躾感覚
・クエストを1日に5個以上受けるのは日常茶飯事
・第七次侵攻、学園生戦闘要員4人国軍前線崩壊の状況から魔物を全滅させる
・昼寝していても寝返りで倒す
・一回の魔法で、3発のホワイトプラズマを発射した
・気合だけで霧を払うのが得意
・クエストに出るだけで魔物が全て土下座して謝った、自ら霧散する魔物も
・霧散させても納得いかなければ霧を無理やり集めて再退治
・あまりに強すぎるから散歩でもクエスト扱い
・その散歩でも魔物を倒す
・魔物を一睨みしただけで霧が宇宙に飛んでいく
・クエストのない休暇日でも魔物が霧散
・魔法を使わずタイコンデロガと素手で戦ったことも
・そして勝つ
・自分の放った魔法を反射して特級危険区域を更地にした
・散歩で日本一周なんてざら、世界一周することも
・飛行機で帰るよりも歩いた方が速かった
・北極で散歩をした
・魔法を受け止めようとしたライ魔法師団を、遠く離れた霧の護り手、ノーマルマンズ、キネティッカともども壊滅させた
・ネテスハイムの代表相手に流暢な英語で喋りながら折り鶴を折る
・グッとガッツポーズしただけでコズミックシューターにライバル視された
・回し蹴りで台風が消えたことは有名
・北海道奪還が始まったきっかけはさらさんの散歩
・日本の魔物退治の150%を担当
・150%なのは国外でも退治しているから
・第七次侵攻の待機所から前線を処理していた
・ボーリングの球でキャッチボールしてた
・その相手はやさしそうな男子
・でも恋人じゃない
・そもそも恋人ができたことすらない
・20年間学生をしている
・その内高校生は8年
・シローに乗ってふうびきっずに行くというファンサービス
・さらさんは、いつも店先のピアノを物欲しそうに眺める少女にウォーキングシューズを買ってあげたことがある
・国連会議で自らの発言により2chの鯖を落とした

不良B「っつう伝説を持ってるお方なんだぞ!」

不良A「・・・はっ!す、すいませんでしたー!!!!」

さら「今ので納得されるのもなぁ・・・」

ありす「あ、さらちゃん。またやってるの?」

さら「いやいや、またって・・・そもそもわたしがやらせてるわけじゃ」

転校生「え、これ見慣れた景色なの?」

さら「て、転校生くん!?ち、違うの!これは向こうが勝手にやってるだけだから!」

不良A(こ、この男・・・服の上からでもわかる。こいつは戦うための筋肉をつけてる男だ!)

不良A(そうか、風飛は・・・やんちゃする街じゃねぇんだな・・・)

不良A(これからはまっとうに生きよう・・・)

こうして全盛期のさらさん伝説に
・道で会話しただけの不良が改心
が加わった

今日のプチモア。さらさんすごい。
グリモア本編の転校生くん伝説も作ってみました。

・グリモアに突如転校してきた聖人
・転校して来た理由は荒れ果てたグリモアを正すため
・軽く手をかざしただけで生徒の疲労がすべて回復した
・心を閉ざした少女も気が付いたらすべてを打ち明けるように
・復讐に駆られた少女の復讐を果たさせて且つ生きる理由を与えた
・コミュニケーションが苦手な少女と少し話すと友達をたくさん増やしていた
・心を読めるアイドルにすら信用される
・人造少女に感情を教える
・軽く世間話をしていたら対立関係にあった複数の組織が和解していた
・次期グリモア生徒会長候補
・毒物が入った料理を食べるのが日課
・クリスマスパーティと魔物退治を一晩で同時にこなす
・複数の女子(一部男子)と結婚式を挙げる
・たまに自分が女の子になる
・女子に全身をまさぐられる
・そして耐える
・もう一つの世界に自分がいないことを知った翌週に悲惨な運命の少女たちと交流し命の危機に会いながらも生還
・その翌週には牧場でアルパカを追いかける
・落ちている部品から望遠鏡を作り上げる。設計図無しでロボットも
・霧の護り手に銃で撃たれる
・その翌週にはキャンプで力仕事
・自分の学園の進路指導官を文字通り体を張って救う
・ネテスハイムの代表からも評価を得る
・アイザック・ニュートンと会って直接会話したことがある
・年末年始には国連本部に行って魔物退治
・数年間行方不明だった人間を発見・連れ戻す
・私服はおしゃれ
・服の上からでもわかる筋肉
・足がキレイ
・下手な女子よりも女子力が高い
・ラテアートもできる
・ガチればギターも弾ける
・複数の女子からバレンタインチョコづくりのサポートを頼まれる
・風紀委員に風紀を乱させる
・軍人家系が住む街を防衛
・忍者の里も防衛
・第七次侵攻を2回経験
・始祖十家に命を狙われる
・その状態でも街を堂々と闊歩
・始祖十家の本気の一撃を片手で受け止める
・その翌日には討伐強化週間でクエストに精を出す
・さらにその翌週には人力車を引いていた
・学生魔法使いとして例を見ない功績を上げる
・でも魔法は苦手

こんな感じかな?
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 数々の苦難編~

―第七次侵攻―

さら「そんじゃあうのすけ、子供たちの事よろしくね」

兎ノ助「おう、任せろ!」

転校生「チトセとゆかりは回復魔法をしっかり使えるから、一緒に来てもらうけど・・・」

ゆかり「だいじょうぶだよ!ゆかり、おねーさんだもん!」

チトセ「ふぇぇ・・・任せてよぉ・・・」

ありす「じゃあ作戦の確認ね。まずさらちゃんが魔物をボコボコにして、逃げた分をアイラがボコって、それでも逃げ延びた分を私が各地に配置させた人形で倒す」

アイラ「作戦・・・?」

さら「疲れたり怪我したら補給基地に戻って転校生くんたちに回復してもらう、と」

転校生「要はさらのワンマンショー」

龍季「血も涙もないな」

春乃「世知辛いね」

鳴子「人生ってそういうものだよ」

アイラ「お主ら意味わかっとらんじゃろ・・・」

・・・

―テスタメント発見―

ゆえ子「ありのままに今起こったことを話します。ゆえは【洞窟に入った】と思ったらいつのまにか出ていました」

転校生「さらの高速移動に体がついていかずに気絶したんだね」

イヴ「いちばんイヴ!さらちゃんのまねをします!ぶんしん!」

ノエル「ぶんしん!」

転校生「質量を持った残像だからあってるかな」

ありす「再現度高いよね」

ゆえ子「!?」

・・・

―裏世界―

さら「んー・・・ここが風飛だってことはわかったけど、他の生徒たちはどうしてるんだろ?」

ありす「さらちゃん、瓦礫をどかしたらさらちゃんの日記が出てきたよ。これって資料になるかな?」

さら「貸して。燃やすから」

・・・

―卒業式―

さら「わたしは今年も卒業できない・・・」

智花「みんなしないんですか?」

さら「智花ちゃんが12歳になるころには転校生くんも卒業かなぁ。ありすは逃がさない」

智花「て、転校生さんとはなればなれ・・・?そんなの、いやです!」

・・・

―4月1日―

転校生「今日も一日がんばるぞい!」

兎ノ助「おっす、転校生。今日から新学期だな!」

転校生「おはよー。まあ今年も何事もなければいいんだけどねー」

兎ノ助「まったくだ」

ミナ「うーん、なんかへんなんだけど・・・まあきのせいか!」

恋「そうじゃろ。なにもかわっておらんよ」

今日のプチモア。転校生の転校初年度をダイジェストでお送りしました。誰も卒業しないからループしたことに気付くのが遅れた件。
裏世界の第八次侵攻では学園生は誰も死んでません。第七次でも死んでません。両方戦闘要員がさらとありすとアイラだけという超ハードモードだったけど。
このほかにもクリスマスにパーティをしつつありすの人形だけで魔物退治とかありすが初詣でひったくりに一本背負いを決めたとかがあります。
卯衣が相変わらず転校生と一生一緒にいたい発言しててヤバイ。結婚したくなる。
たい焼きを食べる卯衣で某金色の闇さんを思い出したのは俺だけじゃないはず。中の人一緒だし。
ありすに人形焼きを買ってあげたい。てか浅草行ったことない。行ってみたい。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 料理編~

―入学一ヶ月―

転校生「うわ、また焦がしちゃった・・・」

ありす「誰でも最初はそんなものですよ」

花梨「んだ。転校生はあんまし料理はうまくねぇけど、愛情がいっぱいこもってるすけ。おらは好きだべ」

小蓮「料理は愛情ヨ!愛情があればいつかうまくなるネ!」

明鈴「もぐもぐもぐもぐ・・・おかわりアルー!」

ましろ「ちょうどいい感じに冷たい・・・おいしい・・・♪」

・・・

―入学半年―

転校生「ほいほいっと、おまたせー」

さら「おお、転校生くんも手慣れたもんだねー。ここ来たばかりのころが懐かしいよ」

アイラ「鍋を振るたび焦がしておったからのう」

転校生「ま、人は成長するってことで。はい、お好み焼き」

さら「転校生くんのお好み焼きおいしいのよねー。いただきまーす」

・・・

―入学―年―

転校生「できたよー、ナポリタンとピザトーストでなんちゃってイタリアン」

里菜「イタリアン・・・」

ちひろ「ふゆふゆ~ですね」

萌木「すてきな響きです・・・」

エミリア「おかわりください!」

・・・

―入学二年―

転校生「できたよー。エスカベージュとヴィシソワーズで冷製フレンチ」

ありす「いつの間にか、私よりもよっぽどうまくなっちゃいましたね」

転校生「んー、そうかな?ま、でもそれはやっぱり・・・」

明鈴「おかわりアル!」

小蓮「おかわりネ!」

エミリア「おかわりください!」

転校生「食べて欲しい子と、食べてくれる子がいたからかな」ナデナデ

明鈴「?」

ありす(ていうか、本当にどうしてここまで極めてるの・・・?)

今日のプチモア。転校生くんはハマると極めるまでやっちゃうイメージ。
料理が年々おしゃれになっていくけど、味付けは子供向けのままなので子供たちも喜んでいます。
最近あんまり時間がとれない・・・夜まで忙しいことが多いです。
特級危険区域が終わったら兎ノ助失踪が控えてるのに・・・早く進めたいです。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 裏世界編~

※裏の鳴子の連絡先をなんやかんやして手に入れて会うことになりました

―パンドラ―

転校生「・・・・・・」

鳴子(裏)「どうしたんだい?僕の顔に何かついてるかな?」

転校生「・・・ありす、どうしよう。鳴子が大きい」

ありす「そうですね、いろいろと・・・くっ」

鳴子(裏)「楠木さんは一体何を見たのか詳しく問いただしたいとこだけど・・・まあいいか。これがパンドラ」

転校生「中身は?」

鳴子(裏)「今月の献立と特製レジスタンスカレーのレシピが」

転校生「それでいいのか裏世界」

・・・

―風飛の丘に花は散らない―

さら(裏)「男子!?えっ、新しい転校生!?聞いてないよ!?」

転校生「落ち着いてください。ただ道にまよっただけです」

さら(裏)「なんだ、そっかー。・・・・・・ちっ」

転校生(今舌打ちした!?)

・・・

―希望と絶望の幻想―

チトセ「実は私、4歳児じゃなかったの」

アイラ「知っとるわ」

転校生「気付いてたよ」

寧々「今更そんなこと言われてもねー。あ、じゃあ明日からチトセちゃん学園長補佐ね」

チトセ「・・・言わない方がよかったわ」

・・・

―未来遺志―

さら「転校生くん!結希ちゃんが!あのおもらし回数ナンバーワンの結希ちゃんがこんなの大きく!」

結希(裏)「いきなり失礼ね」

転校生「落ち着くんだ、さら。あと、なんで宍戸さんはここに1人で?」

結希(裏)「コミュニケーションが苦手で・・・だから今、会話をするための人間を作ろうとしてるの」

ゆえ子「努力の方向音痴ってこういうことを言うんですね」

・・・

―パルチザン―

ミナ(裏)「これが小さい私・・・」

ミナ「な、なんだお前は!このミナ・ふらんしす、しるびーあんど、えーと・・・かぜやりになんのようだ!」

ミナ(裏)「・・・持って帰っていいかしら?」

転校生「ダメです。返してください。じゃないと×××を遊佐さんに連絡しますよ」

ミナ(裏)「やめてくださいお願いします私が悪かったです」

ありす(緩いなあ・・・裏世界・・・)

今日のプチモア。プチモア世界にシリアスなんて一つもない。転校生がハートブレイクすることもない。
裏世界が12年後か13年後だから、裏世界の生徒はゲーム本編の年齢に+2,3したかたちになります。
皆ちょうどいい具合の年齢になってて・・・二十歳の鳴子とか18の結希とかを見て感動する表組。
ただ面倒を見ていたのは変わらないので、だいたいの弱点はわかってる。
この裏世界なら表世界に連れてくる必要もなさそうだなぁと。チトセは多分散歩してたら表に来てたとかそんなノリ。
正直裏も表もそんなに戦力は変わらないという。さらさんは年齢による劣化はあるかもしれないけど。
仲月さら(35)
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 黒い悪魔編~

「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」

転校生「!?」

つかさ「ぴうっ!?」

梓「ッス!?」

沙那「ひうっ!」

レナ「?」

転校生「あっちは、たしか物置の方・・・一体どうしたんだ?よし、行ってくる」

つかさ「つかさも行きます!」

梓「面白そうなのでついていきます!」

沙那「初音様が物置に行ったはずなので行きます!」

レナ「レナ、いく、する!てんこー、いっしょ!」

転校生「みんな・・・わかった。でも、もし危ないことがあったらすぐに離れてもらうからね」

みんな「はーい!」

・・・

転校生「さーてさてさて、一体何が・・・」ガチャ

姫「ひいいいっ!こ、来ないで!」

刀子「ひ、姫どのはせっしゃがまもる!まもるでござる!」

自由「ありすちゃん!ありすちゃん!目を覚ましてっす!」

初音「あわわわわわわわ・・・・・・こ、こんなつもりじゃ・・・」

ありす「う~ん・・・黒いのが・・・飛んで・・・食べないで・・・」

転校生「3人とも、一体何があったんだ?」

自由「あ、えっと、えっと、その、く、黒いあいつが・・・」

転校生「黒いあいつ?・・・もしかして」

G「」カサカサカサカサカサカサカサカサ

転校生「あー、ゴキブリかー。新聞紙あったかn」

つかさ「いやああああああああああああ!!!!!!」ブオン

転校生「おわっ!?」サッ

ドグシャッ!!

G「遅い、遅すぎる!」カサカサカサカサカサカサ

初音「ひいいいっ!こっち来た!」

沙那「は、はちゅねしゃま!わ、私が守ります!」

梓「ふみつぶす!」ドンッ!

G「甘い!」サッ

梓「避けられたッス!」

つかさ「いやーーー!!!来ないでーーー!!!!」ブオンブオンブオン

転校生「つ、つかさ、や、やめ、やめろー!!!!物置が壊れる!くそっ!こうなったら・・・」

~プチモア!-Petit Grimoire- 激闘!黒い悪魔編~

転校生「自由!僕に強化魔法を!」

自由「え?は、はいっす!」

転校生「これで・・・仕留める!」

G「俺のスピードについていけるかな?」カサカサカサカサ

転校生「・・・・・・見切った!」スパン!

G「俺が遅い?俺がスロウリィ!?」グチャッ

姫「さ、さすがは転校生さん・・・やはり、わたくしのおむこさんにふさわしいですわ!」

刀子「ひ、姫どの!・・・だが、うむ、か、かっこよくなくもなかったぞ、転校生!」

転校生「あー、はいはい。とりあえず一件落着かな。あとは処理しとくから、みんなは戻っといて」

みんな「はーい」

転校生「ほら、ありす、起きて」

ありす「悪魔が・・・悪魔がくる・・・いあいあ・・・」

転校生「・・・仕方ない、つかさ、引きずっていっていいよ」

つかさ「あいあいさー!」

転校生「・・・あれ?そういえば、レナは?」

・・・

さら「精鋭部隊の書類まとめろっつったって、隊員私1人なのに書類もくそもないと思うんだけどなぁ・・・」

さら「ほんと、執行部って面倒だわー。もういっそ転校生くんに話付けてきてもらって・・・」

レナ「さらー!さらー!」

さら「うん?レナちゃん、どうしたの?」

レナ「レナ、つかまえる、した!」

さら「何を捕まえたのかな?」

レナ「むし!」

さら「虫かぁー。懐かしいなぁ、わたしもよく裏の山とかでカブトムシ捕って来たりして・・・それで、どんなのかな?」

レナ「これ!」

G「」カサカサカサカサカサカサ

さら「」

レナ「えらい?えらい?」

さら「あ、い、」

「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」

今日のプチモア。本編更新はまだかかりそうです。
弟が久しぶりに京都から帰ってきました。スマブラをしてボコりました。兄に勝る弟などいない。
グリモアとは関係ないですが、ゴキブリの擬人化漫画がありましたよね。「ごきチャ!!」だったかな?
じょうじの方も擬人化・・・と呼んでいいんでしょうか、あれは。
さらさん、子供のころはゴキブリ大丈夫だったけど大人になったら大丈夫じゃなくなったタイプのはず。
梅さんがいたころは昔はゴキブリが出たら学生寮を2人で半壊させてたとか。
マーヤーさんをゴキブリだらけの部屋に入れて鍵を閉めて出られなくなるようにしたい。
ありすありあり(合言葉)

じょじじょじょうじ(ありすありあり)
ぎ、ぎぎぎぃーー!(小さい頃大丈夫な物が大きくなるとダメになるって結構あるよね)

今日はリアルの方が忙しくておやすみ。
メルヘンデビューを女声で歌って最終鬼畜一部声を全力で歌って希望の宇宙のを肺の中の空気全て使って歌って来ました。
歌声が可愛いと言われるのはいいけど、付いてない扱いされるのは納得いかない。
終わらないマリオネッテがカラオケ配信される日を待っています。
ありすありあり(合言葉)

~ふたみんのたんじょーび、かいほー~

転校生「あうー」ペタン

心「転校生くん?どうしたんですか。天文部の部室はあと少しですよ」

転校生「・・・おなかすいた。つかれた。もう歩きたくないー!歩くのいやー!」

結希「転校生くん・・・気持ちはわかるわ。歩くのって面倒よね」

心「フォローの仕方が間違ってるような気がしますが・・・こほん。では、転校生くんは私が運びますね」ギューッ

転校生「こころんがー、ぎゅー・・・重くない?」

心「お人形みたいです」

ありす「ぃま・・・ぉ・・・んぎょ・・・の・・・なし・・・した・・・?」ニュッ

心「してないです」

ありす「そ・・・ぇすか・・・ぁ・・・ぉめでと・・・ござぃ、ます」

心「ありがとうございます」

・・・

心「ふふふ・・・本当にお人形みたい・・・ふふふ、うふふふふ」

転校生「こころん、ちょっとキモイ」

結希「風紀委員長が見たら逮捕案件よ」

心「ばれなきゃ犯罪じゃないんですよ。それはネットと同じです・・・」スリスリ

転校生「まさつねちゅがー、あつあつー」ブンブン

結希「・・・今日はずいぶんと自分に素直なのね」

心「年に一度の誕生日なんです!自分を解放するんです!これくらいは赦してもらっても構わないはずなんです!ですよね、転校生くん!」

転校生「あ、ついたー」

心「ああ、至福の時間が・・・それでは、私は【心ちゃん】に交代します・・・クスン」

結希「ええ、わかったわ」

転校生「あ、そうだ。こころん、たんじょうびおめでとー」

心「はい、ありがとうございます。・・・・・・」

心「ひゃっ!?わ、私どうして転校生くんを抱っこして・・・そ、それにここは!?」ギュウーッ

転校生「ぐえっ」

結希「天文部の部室前よ。そろそろ離してあげないと転校生くんが・・・」

心「ひゃあっ!?ごめんなさいごめんなさいぃぃぃぃぃぃ!!!!」パッ

転校生「あぐっ」ゴチン

結希「あ、落ち際に傘立てに頭をぶつけて・・・」

転校生「」

心「転校生くん!?死なないでください!転校生くん、転校生くーーーーん!!!!」

・・・

恋「入ってこないどころか・・・部室前で何やら騒いでおるの」

ミナ「マインドシーカーは何をやっているんだ!楽しそうに・・・」グヌヌ

ましろ「これが本当の落ちが着く・・・ふふふ」

卯衣「今のは転校生君が落下したことをオチとかけて・・・」

梓「立華先輩、ドSキャラ狙ってたりします?」

~いざ、特級危険区域へ~

風子「さて、今回もあんたさんは行くわけですが・・・」

転校生「無茶しない、先走らない、一人にならない!」

風子「そーです。特級危険区域についてはあんたさんがこの学園の中で一番よく知っているわけですが・・・」

風子「だからこそ生まれる余裕ってのがあります。そしてそれは同時に油断にもなります」

風子「特にあんたさんは調子に乗りやすい面がありますので・・・」

風子「十分ちゅーいしてください」

転校生「わかってるよー。もうこれ7回目ー!んでさっきもこの後続いたー!」

転校生「こんなんだと、耳に・・・えっと・・・タコスができちゃうよ!」

風子「それを言うならタコです」

転校生「タコス食べる?」モグモグ

風子「なんで持ってるんですか」イタダキマス

転校生「えー、どうせフーちゃんのことだからおんなじことなんかいもいうだろなーって思って」

風子「と、いうことは『耳に胼胝ができる』は知ってたんですか?」

転校生「このまえしののめじゅくでやった!」

風子「ああ、ありましたね、そんな設定」

転校生「そういや、なんでタコが耳にできるの?耳でたこ焼きでも作るの?」

風子「胼胝ってのはそっちの蛸じゃねーです」

転校生「あ、そうだ。晩御飯はたこ焼きにしよう」

ありす「いただきます」ニュッ

風子「!?」

クレプリ「こうでもしないと出番がないんだって嘆いてるんさね」

風子「ああ、そういう・・・」

~特級危険区域~

転校生「さーてさてさて、やってきましたとっきゅーきけんくいき。よろしくね、れーちゃん」

怜「ああ、よろしく頼む。今日は私がお前の護衛をしつつ、他部隊の補給に回るという形だ」

転校生「だいななじしんこーのときといっしょだね」

怜「ああ。委員長からお前のことを任されているからな。あまり勝手をしてくれるなよ」

転校生「わかってるよー。ここがどんなにこわいばしょだとかも知ってるし」

怜「そうか、いらぬ気遣いだったかな」

転校生「ううん、ありがと。よし、気合入れていくぞー!おー!」

怜「おいおい、一人でやらないで私にもやらせてくれ。今日は一緒なんだからな」

転校生「え、れーちゃんこーゆーノリ好きじゃないかなーって」

怜「私とて声を出して気合を入れたい時はある。剣道部の練習の時はいつも声を出しているぞ」

転校生「ん、そっか。じゃ、もっかいいくよー。気合れていくぞー!」

怜「応!!!」

転校生「おー!!!」

転校生「・・・・・・」

怜「どうした?」

転校生「なんか、れーちゃんの言い方の方がかっこいい!もっかい!」

怜「ええ・・・」

~りっちゃんと、ちかちゃんとゆえちゃん~

転校生「りーーっちゃーーーん!」

律「おう、転校生!」

怜「・・・む。音無、ここはお前だけか」

律「ああ。あ、サボりじゃねーよ?なんだっけ、モノミだよモノミ」

モノミ「誰かあちしのこと呼びました?」

転校生「呼んでないよ」

怜「誰だ今の」

律「・・・ま、そういうことで。あっちの方にいるのがパーティ。あたし、ちょっと1人で先を見てくるんだ」

怜「1人でか?危険じゃないか?」

転校生「だいじょうぶ?さびしくない?」

律「だいじょーぶだって。あたしにはこれがあるからな!」

怜「・・・デバイス、か?」

律「デバイスの向こうに千佳とゆえ子センセイがいる!」

怜「センセイ?よくわからないな・・・」

転校生「ゆえちゃんのことだよ。そんけーとけーいをこめてせんせいって呼んでるんだよね?」

律「そうそう。歩いてる方に危険があれば、西原が教えてくれるってワケ」

怜「なるほど、西原の魔法か。そんなに正確なのか・・・凄いな」

律「いや、正確さはそこまで・・・」

転校生「まあねー」

~ゆえ子センセイ~

律「だけど、一番危ない所はしっかり押さえてくれるからな」

律「だからあたしとしちゃ、そこを避けさえすれば、後はどうにかするって感じ」

律「おかげですいすい移動できんだぜ。神凪もお世話になってみる?」

怜「私も興味があるな。転校生、私たちも協力しよう」

転校生「はいはーい」

律「んじゃ、よろしく」

怜「デバイスを貸してくれ。挨拶したい」

怜「もしもし。神凪だ」

転校生「そしてぼくはみんなのアイドルの―――だ!」

千佳『あれっ?律どーしたの?まさか怪我とかしたっ!?あと―――ってだれ!?』

律「声でけーな・・・」

転校生「・・・くすん」

怜「無事だよ。しばらく私とパーティを組むことになったから・・・」

怜「それを伝えておこうと思ってな。あと―――は転校生の本名だ」

千佳『なんだ・・・あ、じゃあかわるわ・・・はい、これ。神凪』

ゆえ子『もしもし、西原です。あなたが来ることは視えていました』

怜「なにっ?本当か!」

ゆえ子『フフフ・・・すみません、冗談です』

ゆえ子『ゆえの魔法は万能ではありません。遠い未来がぼんやり見える程度』

ゆえ子『この先に行くとよくないことが起きる、という程度の予知です』

ゆえ子『おかげで最近は転校生さんの直観の方は優れてるとかなんとかでゆえのアイデンティティが大変なことになりそうです』

怜「そうか。とはいえ、転校生の勘は外れる時は外れる。魔法のように根拠があるわけでもない」

転校生「目の前でディスられてる・・・」

怜「い、いや、転校生。そんなつもりじゃなかったんだ」

怜「ああ、えっと、西原!では、よろしく頼んだ」

ゆえ子『お任せください。ゆえのアイデンティティ確立のためにもがんばるのです』

怜「頼もしいな。デバイス、ありがとう」

律「いやー、あんたもなかなか。あたしは後ろからついてくよ」

怜「そうだな。これまで少し退屈していた」

怜「ちょうどいい。魔物は任せてもらおう」

転校生「まりょくはまかせろー」ビビビ

~えみりゃー~

エミリア「ふぅ・・・っ。なかなか、辛いね」

怜「確か、お前はここのところ忙しかったはずだ」

怜「調子がいい、といわけじゃないだろう。無理は・・・」

エミリア「ううん、大丈夫。来月はイギリスだもんね」

怜「・・・どういうことだ?」

エミリア「特級危険区域を調査してるのってグリモアだけだから」

エミリア「ネテスハイムの友達に、自慢できるもの」

転校生「へぇ、そうだったんだ。ほかんとこでもやってるのかと思ってた」

エミリア「やってないよー。それにこんなところに毎回6歳の子供が来てるだなんて知ったらひっくり返るかも」

怜「改めて聞くとおかしな話だ。私も事情を知らなければ信じないだろうな」

エミリア「あー・・・うん。冗談にしか聞こえないよね」

転校生「えー、ぼくがんばってるのにー」

怜「お前の頑張りは、少なくともグリモアのみんなが認めている。心配するな」

転校生「そうなの?えみりゃ」

エミリア「もちろん。転校生くんとは何度かクエストに行ってるけど、本当に頼りになるし」

エミリア「でもでも、やっぱり私のことももっと頼ってほしいなーって思ってたり・・・」

転校生「zzz」

エミリア「寝てる!?」

怜「なるほど、今は昼寝の時間か」

エミリア「ここでまで規則正しくなくていいと思うんだけど!」

エミリア「てか、私と初めて一緒にクエスト行った時も寝てた!」

怜「それだけエミリアの側が落ち着くということなのだろう」

エミリア「私が言うのもなんだけど緊張感持って!ここ特級危険区域だから!」

~メアリーとエミリア~

怜「そういえば、エミリアも選抜生徒だったな?確か・・・」

エミリア「メアリーと・・・あはは・・・」

怜「メアリーか。大変だっただろう。プロの軍人だからな」

エミリア「あの時、私、まだお気楽だったから」

エミリア「怒られちゃったんだ。魔物との戦いを安易に考えるなって」

転校生「zzz」

怜「そうか・・・今日は別行動だから、安心だな」

エミリア「ううん。あれからいくつかクエストを体験して・・・」

エミリア「メアリーの言ってたことが正しいって、実感できた」

エミリア「私って甘かったんだ、思い上がってたなぁって思う」

エミリア「転校生くんも、今はなぜか寝てるけど、本当に魔物と戦う時は指示も魔力補給も頼りになるし・・・」

エミリア「私なんかよりよっぽど真面目に、深く考えてるんだなって思うんだ」

怜「・・・ふふ」

エミリア「あ、笑った!?」

怜「あ、いや・・・すまん。メアリーと転校生のほうだ」

怜「普段は露悪的だが、そこはしっかりしているんだと思ってな」

エミリア「悪い人じゃないよね。怖いけど」

怜「否定はしない。わざとそう振る舞っているみたいだからな」

怜「転校生も、私が思っている以上に大きく、強く成長しているんだな」

怜「・・・転校してきた当初が懐かしい。この歳で親心のようなものを知ることになるとは思わなかったよ」

エミリア「あー、そうだね。なんだか、嬉しくもあるけど寂しくもあるって感じだよね」

転校生「zzz」

怜「さて、と。客が来たようだ。眠った子供を起こさないように戦わなければいけないな」

エミリア「だね。あの時は必死に起こしたけど、今回はぐっすり寝ててもらおうかな」

転校生「がんばれー」

怜「応援ありがとう、転校生」

エミリア「よし、がんばらない・・・と・・・」

転校生「ふれーふれー!」

エミリア「起きてるじゃないですか」

~野薔薇に~

刀子「姫殿と自由が探索したところも・・・このような?」

自由「もっと手前っすよ。あの時はぜーんぜん、調査が進んでなかったっす」

刀子「確か、姫殿の活躍で魔物を倒したとか。お話は覚えております」

自由「・・・でしたっけ?」

姫「その通りです!」

姫「無我夢中だったのでしょう、あまり覚えておりませんが・・・」

姫「自由、あなたがそう言ったではありませんか!私も手応えを覚えております!」

自由「・・・でした・・・っけ?全然覚えてない・・・」

転校生「やっほっほー、ござる、みゅー、のいばあ」

怜「支倉。調子はどうだ」

刀子「おお、神凪殿。こちらはまあ、見ての通りでござる」

姫「順調に前線を引き上げていますよ。ご心配は一切無用です」

姫「私がパーフェクトに! 皆様をゲートまで連れて行って差し上げますわ」

怜「それは頼もしい。私たちは各部隊をまわっているから・・・」

怜「なにかあれば呼んでくれ。すぐに駆けつける」

転校生「もじどーりとんでくよー」フヨフヨ

姫「ご配慮痛み入りますが、私たちに全て任せてくださいまし」

姫「刀子も自由をもおりますゆえ。万が一にも失敗はございません」

自由「その自信はいったどこから・・・てか転校生くんのことはいいんですか?」

姫「転校生さんには、大事な仕事が与えられました」

姫「将来、野薔薇になる者として、見事にこなしていただけることでしょう」

姫「ですから、私はなにも気にしておりませんよ!」

自由「これはちょっと気にしているときの反応・・・」

怜「・・・将来、野薔薇に?・・・・・・犯罪はダメだぞ」

転校生「のいばあ、つかまっちゃうの?おまわりさん?」

刀子「あいや、戯れにござれば!本気ではありませぬゆえ、お忘れくだされ」

姫「戯れではございません!転校生さんにはぜひとも・・・」

自由「転校生くんの結婚可能年齢が18歳だから、12年後・・・そのころにはお嬢は・・・」

姫「お黙りなさい!たかが10年の歳の差がなんだというのです!」

自由「それが問題なんすよねぇ・・・」

~名前で呼ぼう~

怜「まあ、ここは特級危険区域だ」

怜「はしゃぎすぎないようにな」

刀子「無論、心得ております。姫殿もはりきっておられる」

転校生「zzz」

怜「転校生、お前は落ち着きすぎだ」

転校生「じょうだんだよー」

刀子「この場に来てなおその落ち着きよう・・・うむ、さすがの胆力だ」

刀子「拙者の心も奮い立っている。あれから鍛えた長刀の腕・・・」

刀子「しかとご覧じあれ。そしてまた、部活対抗のような事ができれば重畳にござる」

怜「ああ。これが終わったら一戦やるか・・・それより・・・」

怜「やっぱり堅苦しいな」

刀子「はい?」

怜「刀剣よもやま話で話が合う数少ない友人だ。もっと気楽でいい」

刀子「あ、いえ、しかし、拙者は姫殿の・・・」

怜「そうだな・・・多少荒療治だが・・・」

怜「私のことを名前で呼んでみるか」

刀子「・・・な、なんと?」

怜「怜、と呼んでみてくれ」

刀子「なっ!?し、しかし・・・あ、いや・・・されば・・・れ、怜・・・殿・・・」

怜「殿がついてるぞ。怜、だ」

刀子「れ、怜・・・殿・・・れい・・・わ、わあああっ!」

怜「っ!?」

刀子「す、すまない・・・どうも、その、気恥ずかしくて」

転校生「んー、そんなになの?」

刀子「そんなになのだ!」

転校生「れーちゃんはそんなことないよね?」

怜「え、あ・・・その・・・と、刀・・・ああああっ!」

転校生「・・・もしもし、もえちゃん。こういうときってなんて言うの?」

萌木『「ブーメラン」かな』

イヴ『へくちゅっ!』

~転校生は~

刀子「・・・いや、転校生!お主こそ、普段人のことを名で呼ぶことはないではないか!」

怜「そ、そうか・・・そういうことだ、転校生!」

転校生「もう、怜も刀子も・・・他人に言ってばっかだね」

刀子「!?」

怜「!?」

転校生「ん?どしたの?」

刀子「なんというか、その・・・」

怜「・・・違和感が・・・それに、なぜだか、こう・・・何と言ったらいいのか・・・」

転校生「ちゃんと言いたいことは言った方がいいと思いますよ、神凪さん、支倉さん」

怜「その呼び方はやめろ!」

刀子「ううむ、いつぞやのことを思い出してしまった・・・」

転校生「そもそも、ぼくはいつもこのはといぶとめありーは名前で呼んでるんだよ?」

怜「・・・そういえばそうだな。なぜその3人だけなんだ?」

転校生「このはは自分で『このは』って呼んでほしいって」

刀子「ううむ、白藤殿もよくそんな簡単に・・・」

転校生「いぶは何も思いつかなかった」

怜「冬樹としてはそちらの方がよかったのかもな」

転校生「めありーはさいしょめーちゃんって呼ぼうとしたけど、えっちゃんが大笑いしてからきんしになった」

刀子「ううむ、あのアメディック殿が大笑いしている姿・・・想像できん」

転校生「と、いうわけで。れーちゃんもござるももっかい!」

怜「え、そ、それは、だな・・・ま、またの機会に!」

刀子「そ、そう!戦闘前にぎくしゃくするというのもおかしなことにござる!」

転校生「んー、なんかつごーのいいこと言われて逃げられてる気がするなぁ・・・ねえ、ブタザル」

自由「ミュウ違いっす」

~ゲートの発見~

転校生「!」ピクッ

刀子「・・・むっ・・・あれは・・・まさか・・・!」

律「おー、集まってなにやってんだ?」

刀子「し、静かに!こちらに隠れろ!お主、どこからここに!」

律「いやー、西原の予知に従ってたらいつの間にか・・・なんかあんの?」

怜「見つけたぞ・・・あれが、ゲートだ」

律「・・・ゲート?マジで?アレが?」

転校生「マジマジ。・・・今まで、いっしゅんしか見たことはなかったけど・・・やっぱりすごいなぁ」

律「てかヤバくね? まわり、魔物だらけじゃんかよ。しかもでっか!」

怜「ああ、おそらく弱いものでもタイコンデロガ・・・」

怜「ゲートは霧が噴出するところ・・・とはいえ、これは多すぎる」

律「ゲート見えたって言っても、すんげー遠いじゃん?」

律「これ、マジで行くの?」

怜「はせ・・・と、刀子」

刀子「なんでござ・・・な、なな、なんだ、れれ怜殿」

律「・・・・・・・・・・・・?」

転校生「はぁ・・・」

怜「後方の野薔薇に連絡してくれ。本部がどういう考えか、確認しよう」

怜「当初の想定通り、ゲート発見、できれば戦力削減、でいいなら・・・」

怜「今回のクエストはここまでだ」

・・・

怜「本番は次で、今回はタイコンデロガをいくつか潰して帰るということだ。とりあえず、ここにいるメンバーでパーティを組み直す」

怜「準備はいいな、会長が来たら、すぐに戦闘開始だ」

刀子「任せろ、魔物が来たとしても、拙者が食いとめて見せよう」

律「・・・あたし、後ろと合流しようかな・・・ま、いいや」

律「西原、頼むぜ・・・あたし、まだ死にたくねーし」

怜「転校生。聞いての通りだ。今日、ここでは無理をしない」

転校生「うん、わかった」

怜「ただ、近いうちに本番が来る。その時のために・・・怪我だけはしないようにな」

怜「私が守る。側を離れるなよ」

転校生「うん。よろしくね」

今日はここまで!次回は兎ノ助失踪です。
またダンボールで魔物の群れに突撃する転校生くんを書くことになるのか・・・
転校生くんも強くなったから、今更兎ノ助の正体なんかで動じることはないはず。
あの時はマイページとかいろんなところから兎ノ助の声が消えてて衝撃だった記憶が。
グリモアって凝ってるなあって思う一面でもありました。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 兎ノ助失踪編~

兎ノ助「よっす、転校生、おはよう!今日も頑張れよ!」

転校生「おはよう、兎ノ助。今日は庶務と風紀委員長ととと体育委員長とリリィクラス委員長の仕事の期日だからねー」

兎ノ助「お、おう・・・相変わらずぶっ飛んでるな」

転校生「これでもゆえ子が生徒会会計及び飼育委員長及び図書委員長及び厚生委員長を引き受けてくれたから楽になったんだよ?」

兎ノ助「お前ら新人にも容赦ねぇのな」

転校生「さらに言ってよ」

兎ノ助「・・・俺、あいつが生徒会長以外の全役員を引き受けさせられてた時代を知ってるから、強く言えねぇんだよなぁ」

転校生「おい我妻」

兎ノ助「俺もときどき手伝って・・・・・・ん?」モコモコ

転校生「あれ?兎ノ助、なんだかだんだん大きく・・・」

パーン!

兎ノ助「ええっ!?」

転校生「ええっ!?」

兎ノ助「な、なんだ!?て、転校生、鏡!」

転校生「ああ、えっと、えっと」

兎ノ助「あ、デバイスの自撮りで見れるじゃん・・・・・・うおわっ!?」

転校生「兎ノ助、とりあえず隠れるんだ。事情を知らないさらに見つかったら・・・」

兎ノ助「さ、さらに、梅に、退治される・・・・・・いやだああああああああ!!!!!!死にたくないいいいい!!!!」

転校生「兎ノ助ーーーーー!!!!!!あっちは・・・旧科研か!行って、説得するしかない!」

ありす「おはようございます、転校生さん」

転校生「ありす、僕急用!仕事無理!頼んだ!」

ありす「ええっ!?」

・・・

―旧科研―

転校生「兎ノ助ェ!どこだーーー!!!!」

魔物s「ピギィィィィィィィィィィィィ!!!!!!」

転校生「やっべ、僕魔法使えないのに一人で来ちゃった」

魔物s「ギィィィィィィ!ギィィィィィィ!」

転校生「だけど、そんなこと知ったことか!兎ノ助、出てきてくれ!」

魔物s「ギィァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

兎ノ助「やめろーーー!!!!俺の生徒に手を出すなーーー!!!!」

転校生「兎ノ助!」

~プチモア!-Petit Grimoire- おかえり、兎ノ助編

兎ノ助「転校生、なんで、なんで魔法が使えないお前が1人で来たんだよ!せめて誰か連れてくるなりしろよ!」

転校生「全員仕事の期日なんだよ!!!僕も早く帰ってありすに押し付けた分土下座しながらやらないといけないんだよ!!!」

転校生「こんな日に逃げるな!!!お前がいなくなったら誰が仕事中子供たちの面倒を見ると思ってるんだ!!!」

兎ノ助「俺の正体はどうでもいいの!?」

転校生「さあ、帰るよ。皮は移動中に直しといたから、早く付けて」

兎ノ助「てか俺が飛んでくる距離を走って来たんだよな!?この短時間に!?その移動中にか!?」

転校生「そうだよ」

兎ノ助「さらといいありすといいアイラといい寧々といいチトセといい・・・やっぱウチの生徒人間やめてるわ・・・ゆえ子だけがまともな生徒・・・」

転校生「さらたちには僕からちゃんと言い聞かせておくから。それに、兎ノ助がいなくなったら僕も寂しい」

兎ノ助「転校生・・・今更建て前を言っても遅いぞ?」

転校生「兎ノ助は仕事が溜まっててパンパンになって死にそうな生徒を見捨てるような進路指導官じゃないよね?」

兎ノ助「・・・ああ、わかったよ!ちゃんと帰るよ!そうだ、俺はグリモアの進路指導官だ!生徒を放ってたらただでさえ少ない給料がまた下がる!」

転校生「その意気だよ。さあ、帰ろう」

兎ノ助「おう!・・・・・・ありがとな」

転校生「どういたしまして」

・・・

さら「へ?兎ノ助の事?知ってたよ?」

転校生「ええ!?」

兎ノ助「」

さら「梅さんも知ってるよ?」

兎ノ助「」

ありす「ごめんなさい、実は私も知ってました・・・」

兎ノ助「」

さら「グリモアの生徒会長が卒業するときに代々受け伝えていくんだよねー。わたしは卒業させてもらえなかったけど」

さら「隠しててごめんね?でも言ったらやっぱ気にするかなーって・・・」

兎ノ助「俺っていったい・・・」

転校生「まあ、なんていうか・・・・・・お疲れ様、かな」

今日のプチモア。プチモア世界の兎ノ助失踪は転校生が1人で行って1人で解決した。
そして兎ノ助が悩む必要とか一切なかった模様。てか兎ノ助は自分の正体どうたらよりさらが恐くて逃げただけ。
プチモア世界のクエストは警備クエストを除いてだいたい30分、長くて2時間で終わる。
科研襲撃もさらさんが叫んだらハンターウルフが全滅したから転校生が1人ですいすい進んで間ヶ岾とタイマンして勝利しただけ。
学生街襲撃はぶちぎれた生徒たちと遊びに来ていた梅によって10分で鎮圧されたとか。学園生のスペックが高すぎてテロリスト涙目。
マーヤーさんもまあ、ありすが転校生人形(細部まで完全再現)で惑わしつつさらが護衛してアイラとチトセで妨害しに行く感じ。
人数が少ない分能力値でカバーします。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- The language of UI編~

絢香(どうもみなさん、こんにちは。ウルトラスーパーアイドルの絢香です)

絢香(私は今、とってもとってもなやんでいます。頭がぐるぐるです)

絢香(なんでかというと・・・)

卯衣「おはよう、皇さん(うーい、ういういうい)」

絢香(この子、立華卯衣ちゃんのせいです)

転校生「おはよう、絢香、卯衣(おはよう、絢香、卯衣。絢香は昨日の撮影の疲れが出てるのかな?ちょっと眠そうだ)」

絢香「おはよう、転校生。大丈夫、疲れてないよ」

卯衣「おはよう、転校生くん(ういういっ、ういうーい)」

絢香(はぁ・・・)

転校生「そう?まあ、なんかあったらいつでも言ってくれ。力になるからね(こうは言ってるものの、やっぱり疲れてるんだろうな。また何か考えとかないと)」

絢香(・・・やっぱり、転校生ってイイなぁ・・・)

卯衣(うい、ういういうい、ういっい)

ありす「おはようございます、絢香ちゃん、卯衣ちゃん。朝ごはんの準備が出来てるよ」

卯衣「私は食べる必要が無いわ(ういうい)」

絢香「あ、はーい(心が読めない・・・ってことはこっちは人形。本体はもう学校でお仕事してるのかな)」

・・・

絢香「ねえ、転校生。相談なんだけど」

転校生「うん、何かな?(相談かぁ、仕事関連かな?)」

寧々「何々?生徒の相談なら可能な限りなんでも聞くよ!(あ、もうすぐロマノフ学園との会談だ。面倒だなぁ)」

絢香「えっとね、立華卯衣ちゃんっているでしょ?」

転校生「うん(卯衣と?喧嘩・・・はしないだろうし)」

絢香「あの子が何考えてるのかわかんないの」

転校生「えっと、心が読めないってこと?(そういうことだよね?頓珍漢な行動ばかりしてるってことじゃないよね?)」

絢香「なんか、ずっと頭の中でういうい言ってて、日本語でもなんでもなくて・・・」

転校生「えっと?(まったくわからん)」

寧々「ああ、それね。卯衣ちゃんは独自のUI言語ってのを使用してるの。それを口に出す時にその時々に合った言語にして発しているみたいで・・・(んー、理事長ももうちょい予算増やしてくれたらいいのに)」

寧々「ほら、絢香ちゃんって英語とか中国語とかで考えてることは日本語で聞こえないからわからないでしょ?それと一緒(なんかプログラムの問題上仕方なかったって裏の宍戸ちゃんは言ってたけど・・・)」

転校生「まあそういうことらしい。まあ、僕は何もできてないけど(UI言語って・・・ウイ言語?)」

転校生「卯衣は質の悪い嘘をついたりする子じゃないし、むしろ優しい子で興味もたくさん持つ子だから、できれば避けないであげてほしい・・・かな(なんかそれっぽく言ってるけど要は卯衣語ってことだよね?)」

絢香「・・・うん、ありがと!学園長もたまには役に立つんだね」

寧々「ガーン、ネネショックなんだけど!転校生くん、慰めてー!(あー、ネテスハイムもさっさと予定決めてくれないかなぁ。こっちが決めらんないんだっての)」

絢香(なんか、ほんとにいろいろやってくれてるんだね。今度からもうちょっと優しくしてあげようかな)

今日のプチモア。魔法学園同士の交流は全部寧々がやってます。
UI言語とは・・・Unlimited International言語のことであり、どの言語にも変換可能な特別な言語として作成された。
卯衣の脳内でのみ使用可能で、卯衣はここから様々な言語に変換して言葉を発している・・・らしい。
命名者は裏のましろ。裏の結希はこの呼称に大変満足していたらしい。
と、即興で考えてみました。なんかそれっぽい名前にできたと思います。
今日本当はお休みしようかと思ってましたが、さすがに週に2日も休むのはダメだろうと思い今日は更新。
明日から月曜日、がんばろう。
ありすありあり(合言葉)

~朝の図書室~

転校生「うのさーん、おっはよー」

ありす「おはょ・・・ござ、ます・・・」

兎ノ助「おはよう、転校生、ありす。今日は2人で登校か」

転校生「昨日ははるのんのおへやでねたんだけどねー」

ありす「瑠璃川さ・・・が・・・おべ・・・うで・・・」

兎ノ助「ああ、テストが近いからって最近ノエルと秋穂は毎朝勉強してるみたいだな。感心感心」

転校生「今はもえちゃんといっしょにひえろぐりふ?のかいどくをおしえてもらってるって」

兎ノ助「あの2人はどこに向かってるんだ」

転校生「と、ゆーわけでぼくはふたりにさしいれするために図書室に行ってきます」

ありす「ぁたしは・・・じゅぎょ、の・・・よしゅ・・・を・・・」

兎ノ助「おう、がんばれよー!」

・・・

―図書室―

転校生「のえるーん、あきちゃーん・・・あれ?」

萌木「あ、転校生くん。おはよう、あの2人はノエルちゃんが日直だからってもう行っちゃったよ」

転校生「あ、そうなんだ。じゃあこれ、もえちゃんたちにあげる」

ちひろ「わあ、なんですかこれ?」

転校生「ふたりのさしいれにつくったきなこおはぎ」

ちひろ「きなこおはぎ」

萌木「そのチョイスはいったい・・・」

転校生「『べんきょーには甘いのがいーんですよ、あまーいの』ってふーちゃんが言ってたの」

萌木「それでおはぎ・・・」

ちひろ「おいしいですねぇ~」モグモグ

萌木「ちひろちゃん、図書室は飲食禁止だよ」

ちひろ「あっ、そうでした!」

~いぶ~

萌木「それじゃあ、わたしたちもそろそろ授業だから・・・」

ちひろ「行ってきますねー」

転校生「いってらー」ヨミヨミ

萌木(転校生くんが絵本を一生懸命読んでる・・・集中してるの可愛い・・・)

転校生「・・・・・・」

・・・

転校生「zzz」

イヴ「あら、転校生さん・・・寝落ち?」

イヴ「・・・そうよね。特級危険区域の調査も終わったばかりだし、疲れもするわよね」

転校生「zzz」

・・・

転校生「zzz・・・はっ!」ガバッ

イヴ「あうっ!」ゴチン

転校生「?・・・あっ、いぶごめん!」

イヴ「い、いえ、これくらい・・・」←上着を掛けようとしたら急に起きて鼻に頭突きされた人

転校生「ほんとにごめんね」

イヴ「でしたら、できれば何か冷やすものを持ってきていただけると嬉しいです」ボタボタ

転校生「わわっ、鼻血が!えっと、とりあえずティッシュ!あとこおりもらってくる!ましろーん!」

イヴ「いえ、魔法を使わずに・・・」

・・・

転校生「ましろんからひょーのーもらってきたよ」

イヴ「正解にたどり着けたんですね」

萌木「雪白さん、良識はありますから・・・」

イヴ「・・・きまぐれなんか起こすものではないわね」

~追いかけて旧科研~

転校生「えっと・・・・・・あった!あれだ!」

転校生「・・・・・・あっ、どうしよう。1人で来ちゃった・・・」

転校生「しかも、誰にも何も言ってないし・・・・・・ふーちゃん、おこるかな・・・」

転校生「・・・・・・うのさんみつけて早く帰ろう」

結希「待ちなさい」

転校生「あ、ゆきちゃん」

結希「あなたを巻き込むつもりはなかったのだけれど・・・こうなったら仕方ないわ。転校生くん、あなたにもクエストを発令する」

転校生「え?え?」

イヴ「まずは中に入りましょう。詳しくは進みながらでもいいでしょう」

ちひろ「うさちゃん・・・」

転校生「ええっと・・・・・・?」

・・・

転校生「これが、うのさん・・・?・・・ううん。つまり、きゅーかけんのなかに逃げたうのさんをつれてかえるんだよね」

結希「そういうことよ。理解が早くて助かるわ」

結希「・・・それにしても、方角だけでよくここがわかったわね」

転校生「前に、うのさんはきゅーかけんで生まれたって言ってたから。多分ここかなーって」

結希「本当に、よくそれだけで・・・」

~変わり果てた旧科研~

七撫「転校生君、よろしくね」

転校生「よろしく」

七撫「まだそんなにクエストに出てるわけじゃないけど・・・」

七撫「特殊魔法隊の経験があるから、役に立てると思うよ」

転校生「ななちゃんは、ゆきちゃんによばれたの?」

七撫「うん。宍戸さんに呼ばれて来たの。なんでかはわからないけど・・・」

七撫「このサボテン・・・メノコ姉さんに、関心があったみたい」

転校生「そっか。そういや、ななちゃんのまほーって自然がどーたらだったよね?だいじょうぶなの?」

七撫「・・・大丈夫。初めての場所でも、私は戦える」

七撫「人工的な場所でも、自然は確かに答えてくれるから」

七撫「私の魔法、見せてあげるね」

転校生「ん、よろしく」

・・・

転校生「・・・・・・へん、だね」

七撫「うん。なんだか、へん」

転校生「・・・なんていったらいいのかな。いつもより、こわくない?」

七撫「怖くない、か。・・・わかる気はする」

転校生「んー、なんでなんだろ・・・」

~兎ノ助の正体~

イヴ「・・・ここの魔物・・・いったい、どういうこと?」

ちひろ「・・・えっと・・・とにかく、うさちゃんを探しましょうよぉ~」

ちひろ「わたし、難しいことわからないし、ここも怖くてぇ・・・」

イヴ「どうして来たんです。足手まといになるなら、来ない方がマシでしょう」

ちひろ「・・・そうですよねぇ・・・」

ちひろ「うさちゃんのためなら、がんばれるって思ったんですけどぉ・・・」

イヴ「・・・来てしまったものは仕方ないわ」

イヴ「あなたは転校生さんを守って。戦うのは私が」

イヴ「2人とも、準備はいいですね。行きますよ」

転校生「うのさん・・・どこにいるの・・・?」

・・・

イヴ「兎ノ助さんは着ぐるみを持って逃げたと聞きます。きっと今も、着ているはず」

イヴ「だから見つけたらすぐ・・・」

イヴ「・・・・・・・・・・・・っ!?」

イヴ「兎ノ助っ!!」

兎ノ助「っ!?お、お前、イヴ・・・」

兎ノ助「く、来るなっ!」

転校生「うのさん!」

兎ノ助「来るなっ!俺はもう、学園には戻れねぇ!」

イヴ「なにを馬鹿なことを・・・勝手に逃げ出して、それで済むとでも?」

兎ノ助「お前、俺のこと聞いてるのか?い、いや、答えなくていい!」

兎ノ助「とにかく放っておいてくれ!」

兎ノ助「俺はもうダメだっ!もう、もう・・・!」

イヴ「待ちなさいっ!」ガシッ

~霧の魔物~

兎ノ助「あっ!待て!返せ!それは俺の・・・」

兎ノ助「俺の・・・俺のっ・・・・・・」

転校生「!!」

イヴ「・・・・・・・・・・・・っ!」

ちひろ「ひっ・・・・・・」

兎ノ助「うわあああああぁぁっ!」

イヴ「兎ノ助・・・本当に・・・」

イヴ「【霧の魔物】・・・っ!」

ちひろ「・・・う、うさちゃん・・・」

ちひろ「うさちゃん!待ってくださいぃ!」

転校生「うのさん!!!待って!!!!」

イヴ「な、七喜さん!転校生さん!」

イヴ「はやく追いかけないと・・・!」

・・・

転校生「うのさん、まって!止まって!」

魔物「ギィィィィィィ!!!ギギィィ!!!!」

転校生「わわっ、だ、ダンボール!」

イヴ「高度を下げて!はっ!」

魔物「ギィィィッ!!」

イヴ「・・・くっ!潰しても潰しても湧いて出てくる!」

イヴ「この魔物はなんなんです!弱いくせに、私たちの前に立ちはだかる!」

ちひろ「・・・汐ファンの時とおんなじですぅ・・・」

転校生「うん、そう。たおしても、どんどん出てくる・・・あのときは、たっちゃんがまほうでぜんぶ倒したけど・・・」

イヴ「それに・・・それに、この魔物はなぜ同じ姿をしているんです!」

イヴ「わけがわからない!どうして兎ノ助と同じなんですか!」

ちひろ「冬樹先輩~、いらいらしないでくださいぃ~っ」

イヴ「苛ついてなど・・・!」

イヴ「・・・苛ついてなど・・・いません!」

ちひろ「て、転校生くん~。冬樹先輩が怖いですぅ~・・・」

prrrrrr

イヴ「宍戸さん、なんですか」

イヴ「・・・なぜ、戻らなければならないんです」

~襲ってこない魔物~

結希『あなたも理由はわかるでしょう。ここにいる魔物は兎ノ助と同型』

結希『外見での判別は困難よ。間違って兎ノ助を倒す可能性がある』

結希『闇雲に戦わず、一度作戦を練る』

イヴ「ですが、このままでは魔物が私たちを・・・」

結希『【襲わない】。まさか、気づいていないとは言わせないわ』

・・・

ちひろ「ふ、冬樹せんぱぁい・・・うさちゃんの服、拾ってきましたぁ~・・・」

イヴ「・・・兎ノ助さんの、服を?」

イヴ「・・・お礼を言っておくわ。私の不始末だから。でも、よく行けたわね。魔物は?」

ちひろ「それがですねぇ・・・こっちを見てるだけでぇ、それだけでしたぁ・・・」

イヴ「・・・あの魔物たち・・・【襲わない】・・・」

イヴ「私たちを、【防いでいる】・・・まさか・・・」

イヴ「兎ノ助を、守っている・・・?」

転校生「それって・・・・・・どこかで、そんなのが・・・・・」

・・・

転校生「・・・・・・ぼくは、にたようなのを2つ知ってる」

七撫「そうなの?」

転校生「うん。こうやって、まものがおそってこないの。ぼくはこーゆーまものと2回たたかった」

転校生「1回目は2年前のクリスマス。あのときは、グリモアに進んでくるまものはこっちがこうげきしなかったらなにもしてこなかった」

転校生「んで、2回目は教会。・・・なんでかしらないけど、なんかの本に反応してこうげきしてこなかった」

転校生「・・・・・・そういうことか」

七撫「えっと・・・?」

メノコ「キュキュ。キュキュ」

七撫「・・・っ。もしかして、いつもみたいに、わかるの!?」

七撫「さすが私の姉さん!みんなに知らせなきゃ!」

転校生「ななちゃん、いま、めのさんがなんか言ったの?」

七撫「うん。転校生くん。兎ノ助さんの場所、わかるよ!」

七撫「姉さんを信じてくれたら、だけど・・・!」

~兎ノ助の居場所~

転校生「・・・・・・」

結希「転校生くん」

転校生「ゆきちゃん。どうしたの?」

結希「水無月さんから電話が来てるわよ。あなたに何度もかけたみたいだけど、出なかったからってこっちに」

転校生「あ、気付かなかった・・・えっと・・・・・・もしもし、ふーちゃん?」

風子『どーも、転校生さん。そっちはじゅんちょーですか?』

転校生「う、うん。今、うのさんがどっちにいるのかってのがわかったとこ」

風子『それは僥倖です。学園を飛び出した件は、後できっちりお話させてもらいますから・・・』

転校生「うっ」

風子『・・・できるだけ、早く連れ帰ってきてくだせー』

風子『あの場所に兎ノ助がいないのは、どーも他の生徒からも不満の声がでてます』

風子『ウチ自身もちょっと寂しいですし・・・ですから、こっちはウチらがごまかしときますから』

風子『そちらは、よろしくおねがいします』

転校生「・・・うん!」

・・・

ちひろ「なんだか・・・あのサボテンさん、ほんとのお姉さんみたいですねぇ~」

ちひろ「えっと、この先にうさちゃんがいるんですよねぇ?」

卯衣「魔物はずっと、私たちを取り囲んでいる」

卯衣「私の知覚では、兎ノ助だけを見分けることはできない」

ちひろ「じゃあ、浦白さんだけがたよりなんですねぇ~・・・」

卯衣「転校生くん。間違って兎ノ助を攻撃しないよう、注意する必要がある」

卯衣「魔力の過剰供給で威力が上がり過ぎないように、調整した方がいいわ」

転校生「おっけ。ほどほどにしとくね」

ちひろ「そうですねぇ。わたし、まだ魔法はヘタヘタさんですし・・・」

卯衣「私と冬樹さんが戦うから、後方からの支援を要請するわ」

卯衣「あなたたちは、兎ノ助を探すことに専念して」

ちひろ「・・・は、はいぃ!わたし、がんばりますぅっ!」

転校生「うん、がんばる!ちゃんと、つれてかえるんだ!」

~呼びかけ~

魔物「ギィッ!ギィィ!」

イヴ(・・・・・・仮面をかぶっていれば、はっきり言えるのに。あれを持って来ていれば、私は・・・)

イヴ(・・・いえ、だめね。あんなものに頼っていては、本当の自分を・・・兎ノ助に伝えられない)

イヴ(そんな言葉は、届かない・・・!)

イヴ「あなたたちが・・・兎ノ助を守っていようといまいと、どうでもいい!」

イヴ「返してもらうわ!兎ノ助っ!どこにいるのっ!」

七撫「ふ、冬樹さん!大声を出しては魔物を刺激してしまいます!」

結希「待って。あなたの【姉さん】は、この集団の中から兎ノ助を見分けられる?」

七撫「・・・・・・それは・・・・・・」

結希「呼びかけるしかない。冬樹さんのやり方はただしい」

結希「兎ノ助!学園に戻るわよ!」

転校生「うのさん!ぼく、まだうのさんにテストつくってもらってない!」

転校生「もっとあそんでほしい!もっとおはなししたい!だから、うのさん!帰ってきてぇ!」

ちひろ「うさちゃぁん!わたしが、お洋服持ってますよぉ~っ!」

心「う、兎ノ助さぁん!わたし、もう謝りませんからぁ!」

心「兎ノ助しゃんに言われたこと、ちゃんと守りますからぁ!」

卯衣「・・・兎ノ助・・・あなたが必要とするなら、私の組成情報を伝えるわ」

卯衣「あなたは、私と同じ」

イヴ「兎ノ助っ!隠れているなら、力尽くでも引きずり出しますっ!」

イヴ「兎ノ助!」

結希「兎ノ助!」

心「兎ノ助さん!」

ちひろ「うさちゃん!」

卯衣「兎ノ助」

七撫「・・・・・・皆さん・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」スッ

七撫「あっ!て、転校生君!」

~釣り針~

転校生「速度マックス!突撃!!!」

転校生「うのさああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!」

結希「ダメ、転校生くん!制御装置を作動させる!」

転校生「あっ!」ピタッ

イヴ「転校生さん、そのままその中に籠りなさい!!!」

イヴ「弱いとはいえ、魔物が大量にいます!もうすぐ攻撃を仕掛けてくる!」

転校生「えっと、ばくはつしさん・・・・・・こうだ」

パーン!!!!

転校生「おおー、こんなかんじに・・・」

魔物「ギィッ!ギィッ!」

イヴ「なっ・・・・・・」

転校生「あー・・・これ、ふーちゃんにおこられるかな・・・」

イヴ「転校生さんっ!」

兎ノ助「や、やめろっ!」

兎ノ助「もう、もういい・・・悪かった・・・」


~発見~

兎ノ助「転校生・・・自分をエサにするなんて、卑怯じゃねぇか・・・」

兎ノ助「君は戦えないんだ!魔物の前に出るなって、教えられてるだろうが!」

転校生「えへへ・・・うのさんのこと、信じてたもん。さ、帰ろ」

兎ノ助「お、お前なぁ・・・」

イヴ「う、兎ノ助・・・さん・・・転校生さん、まさかわざと・・・」

イヴ「・・・・・・・・・・・・」

イヴ「いえ、なんでもいい。兎ノ助さん、帰りますよ」

兎ノ助「お、お前らなぁ!俺は苦しんでるんだぞ!」

兎ノ助「ずっと、機械だって思ってたんだ」

兎ノ助「正義の魔法使いの意識を移植された機械だって、思ってたんだ・・・」

兎ノ助「それなのに、本当はこんな姿で・・・」

兎ノ助「魔物だったんだぞ!」

兎ノ助「・・・痛みだって感じるはずさ。なにが幻肢痛だ。体、あるじゃねぇか・・・」

イヴ「そんなこと、私には関係ありません」

イヴ「・・・私の請けたクエストは、あなたを連れ戻すこと」

イヴ「いえ、クエストだからではない。どんな手を使ってでも、連れ戻します」

転校生「うのさんがいないと、学園がさびしくなっちゃうよ。それに、ふーちゃんにもちゃんとつれてかえるっていったもん」

転校生「だから、帰ろ。ね?」

兎ノ助「ちったぁ俺の気持ちも考えろよ!魔物だぞ!?」

兎ノ助「よりによって、魔物なんだぞ・・・他のなんでもねぇ、魔物なんだ・・・!」

結希「兎ノ助!」

兎ノ助「結希!てめぇ、知ってたんだろ!?ずっと黙ってたんだろ!?」

兎ノ助「なんでだよ!それが一番嫌だったんだ!なんで言ってくれねぇんだ!」

兎ノ助「俺をなにかの実験台にして、ずっと観察してたんだろ!」

結希「兎ノ助、話を聞いて!」

魔物「ギィッ!ギィィッ!」

転校生「ああっ、じゃ、じゃくしゃのたてっ!」

イヴ「っ!?来るっ!?」

兎ノ助「やめろっ!俺の生徒に手を出すんじゃねぇっ!」

魔物「ギィ・・・ギィギィ・・・」

兎ノ助「悪ぃ・・・匿ってくれたのは嬉しいけどさ」

兎ノ助「お前たちが、なんて言ってるかわかんねぇんだ」

兎ノ助「俺は・・・・・・」

兎ノ助「魔物にも・・・なれねぇんだな・・・」

~兎ノ助~

結希「・・・兎ノ助。黙ってたことは謝る。けれど・・・いえ、言い訳はやめるわ」

結希「私たちはあなたを観察していた。それはあなたが【UNO】だったから」

結希「たった一例の、極めて希有な例だったから」

兎ノ助「ふうん・・・あっそ」

転校生「もう、うのさん。ちゃんと聞かなきゃだめだよ」

兎ノ助「お前もマイペースだよなぁ・・・」

結希「続けるわ。あなたは、間違いなく人間だった。【人間から生まれた魔物】」

結希「あなたの本当の名前は、倉橋清太郎。第3次侵攻で死んだ、魔法使い」

兎ノ助「・・・倉橋、せいたろう・・・ど、どういうことだよ!」

イヴ「私も聞きたい。無念の内に死んだ人間が魔物になるという人類根拠説・・・」

イヴ「それが、正しかったと言うことですか?」

結希「いいえ。それは正確じゃない。詳しくは学園に帰ってから話す」

結希「とにかく・・・あなたは人間。少なくとも、人間の心を持っている」

結希「モンスターの中でも特別な、UNO」

結希「そして、学園の進路指導官よ」

兎ノ助「・・・・・・・・・・・・」

兎ノ助「・・・結希・・・お前・・・」

ちひろ「うさちゃぁ~んっ!」

心「兎ノ助しゃ~んっ!」

ちひろ「よかったですぅ・・・無事でよかったですぅ・・・」

心「ごめんなさいぃ~!わたしが、わたしがダメだから・・・」

兎ノ助「お、おいお前ら・・・俺、こんなだぞ・・・」

兎ノ助「それに心、お前さっき、もう謝らないって言ってただろ」

心「はっ!す、すみませんすみません!もう2度と謝りませんから!」

心「だから、いなくならないでくださいぃっ!」

兎ノ助「・・・だから、俺、こんなんなんだぞ・・・」

イヴ「私たちはずっと、あなたの指導を受けてきた」

イヴ「あなたがどんな兎・・・人か、よく知っているつもりです」

イヴ「その私たちが問題ないと考えるなら、それでいいのではありませんか」

兎ノ助「・・・イ、イヴ、お前・・・」

イヴ「つまらないことを言いました。私は戻ります」

イヴ「あなたが来なければ、クエスト失敗です。そうなったら許しませんから」

~私立グリモワール魔法学園進路指導官~

転校生「うのさんはさ、ぼくのはなし、ちゃんと聞いてくれた。ちゃんと、受け入れてくれた」

転校生「だから、さ。言いたいこと、全部聞くよ。ぼく、あの部屋で待ってるからね」

兎ノ助「転校生、お前・・・」

卯衣「兎ノ助。七喜さんがあなたの外装を所持している」

卯衣「気になるなら、着て。このまま私が学園まで連れて帰るから」

卯衣「その途上で私のことを話す。きっとあなたにとっていいこと・・・だと思う」

兎ノ助「・・・卯衣、お前まで・・・・・・・・・」

結希「約束する。こうなった以上。もうあなたに隠し事なんてできないから」

結希「学園で、私の帰りを待ってて。いいわね?」

兎ノ助「・・・わ、わかったよ・・・学園に、帰る」

兎ノ助「とりあえず・・・聞くよ。話は、それからだ」

兎ノ助「あと・・・できたら、ここの魔物、これ以上はそっとしといてくれねーかな」

兎ノ助「話はわからねーけど・・・助けてくれたんだ」

結希「・・・・・・・・・・・・」

兎ノ助「あ、いや、やっぱダメだな。うん・・・グリモアの指導官なのにな」

結希「いいえ。今はそっとしておくわ。この魔物たちが成長して・・・」

結希「人々に危害を加えると判断したら、その時は討伐する」

兎ノ助「・・・ああ、サンキュ。恩に着るよ」

兎ノ助「転校生。話には聞いてたが・・・もう、あんなことやめろよ?」

兎ノ助「な。俺、ああいうの見ちゃいられねぇんだ」

転校生「・・・わかってたから。うのさんが、ちゃんと止めてくれるって」

転校生「だって、さ。うのさんは、グリモアせいとのお父さんなんでしょ?」

転校生「お父さんなら、こどもがあぶないことしてたら、ちゃんと止めて叱ってくれるって。信じてたから」

兎ノ助「転校生・・・サンキュな」

~忘れてた~

転校生「さてと、帰らないと・・・・・あっ」

結希「どうしたの?」

転校生「・・・・・・ダンボール、ばくはつさせたんだった」

七撫「あー、してたね。ものの見事に吹っ飛んだね」

メノコ「キュキュ」

結希「正直、あの機能を使うことはないと思っていたのだけれど・・・そうね。遊びとはいえ、もう付けないわ」

転校生「えー」

結希「あの段ボール1つ作るのにものすごくお金がかかるの。そんなにポンポンポンポン破裂させられたら予算がいくらあっても足りないわ」

転校生「うー、そっかぁ・・・お金のもんだいかぁ・・・」

・・・

風子「お帰りなさい、転校生さん」

転校生「ただいまー!・・・・・・あ」

風子「さて、と。1人で勝手に学園を出て行った件。クエストに許可を得ず向かった件」

風子「クエスト中に魔物前で不用意に体を晒した件。ぜーんぶお話聞かせてもらいますよ」

転校生「そ、空に・・・あっ、ないんだった!」

風子「・・・約束、破りましたね?」

転校生「ひっ!・・・ご、ごめんなさいっ!」

風子「・・・・・・もう」ギュッ

転校生「・・・・・・?」

風子「危ないことはしないでって・・・いつも言ってるじゃねーですか」

転校生「あ・・・・・・うん・・・」

風子「無事で帰ってきてくれてよかった・・・」

転校生「ふーちゃん・・・・・・うん、ごめんなさい・・・」

風子「・・・さて、と」ダキッ

転校生「えっ」

風子「んじゃ、ウチはこのままこの子を連れてちょっとお話してきますんで」

結希「え、ええ。わかったわ」

七撫「あー、えっと、転校生くん。がんばれ」

転校生「そ、そんな・・・うのさん、助けてー!うのさーーん!!!!」

今日はここまで!昨日は熱中症でぶっ倒れてました。風呂から上がったらすっごい吐き気がして・・・
そういうわけで更新及び報告ができなかったことをここにお詫び申し上げます。
今日からいつも通りに・・・もどれたらいいなあ。
今日はもう眠いので寝ます!
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 流行り廃り編~

つかさ「転校生さん、見て見て!」

転校生「ん?これは・・・ぬいぐるみか。ありすからもらったの?」

つかさ「うん!」

転校生「そっか。ちゃんとありがとうは言った?」

つかさ「言ったよ!」

転校生「よーしよし、つかさはえらいなぁ」ナデナデ

つかさ「えへへ・・・お兄ちゃんのおててみたい・・・」

薫子「かおるこももらったんだよー!」

虎千代「虎千代もだ!これから訓練の相手になってもらうんだ!」

転校生「そうかそうか。ありす、久々に張り切ってるなぁ・・・・・・うん?」

転校生「これ、よく見たら・・・ぼく?」

ありす「はい、そうですよ」

転校生「ありす・・・できれば事前に言っててほしかったかな。ほら、こんな僕にも一応肖像権が存在するんだからね?」

ありす「ごめんなさい・・・驚かせたくて、つい・・・」

転校生「ん、まあ確かに驚いたけど・・・。これ以上言うのも野暮だね。僕も1つもらっていいかな?」

ありす「あ、いいですよ。いいですけど・・・自分で自分のお人形を持つのって・・・」

クレプリ「なんかすっげぇナルシストみたいさね」

転校生「そう言われれば・・・別にそんな容姿に自信があるわけでもないし・・・」

ありす「そんなことありません!転校生さんはかっこいいですよ!自信持ってください!」

転校生「ははっ、ありがとう。気持ちだけ受け取っておくよ」

ありす(振られた?振られたの、私?)

クレプリ(まともにとってもらってないだけさね)

・・・

―1か月後―

転校生「わーお」

転校生ぬいぐるみs「」

さら「あの子たちったらまたほったらかして・・・・・・」

転校生「・・・なんていうかさ、自分を模したぬいぐるみが無残に放置されているのを見ると、ちょっと虚しさみたいなものを・・・」

さら「大丈夫よ。転校生くんが捨てられてたらわたしが拾うから」

転校生「今まさに拾い集めてるとこだしね」ヒョイヒョイ

さら「むぅ・・・そういうことじゃないんだけどなぁ・・・」

今日のプチモア。次回は溜まってた誕生日を消化して、グリモア夏の大運動会です。
転校生くんは逆上がりができません。結希といっしょに頑張ってみたりソフィア一緒にと裸足になったりします。
疲れて方言で会話するソフィアと転校生を見て萌木ちゃん興奮不可避。
転校生のクラスはサンフラワーなのでふーちゃんと同じチームで、ありすとは敵。
一応グリモアでの運動会は2回目らしい。短パンありす。
ありすありあり(合言葉)

~じゅんちゃんのたんじょーび、つうほう~

転校生「じゅんちゃん、たんじょーびおめでとー」

望「おめでとう」

自由「おめでとうっす」

純「ありがとー。で、この料理とお菓子はやっぱり・・・」

転校生「いぇい!」

純「だよね。あんたらさあ、6歳の男子に負けて悔しくないの?」

望「ニートに自炊能力はいらない。ピザがあればそれでいい」キリッ

自由「料理は料理人の仕事っす!」キリッ

純「おいメイド」

転校生「じゅんちゃんはモデルさんだから、カロリーひかえめの和風ケーキだよー」

純「あー、なにこのこすっごいかわいい。そこまで気をつかわなくても大丈夫なのにー」コシコシ

転校生「ぷわぁー」

自由「奥さん奥さん、あの女ヤバい目をしていますよ」

望「通報か?通報するか?」ピポパ

純「えっ、冗談よね?」

絢香「どうも警察です」

純「うわぁっ!?こ、これは違うんです!その・・・・・・って絢香!?」

絢香「純ちゃん、誕生日おめでとー。なんか楽しそうだからノッてみたよ」

純「なんだぁー、もう、びっくりさせないでよー。再開再開」コシコシ

転校生「ぷわぁー」

絢香「じゃああたしは逆側からコシコシするね」

自由「んじゃ自分は足さすっときます・・・うわっ、すべっすべ!」

望「これすごいな!なんだこれ!お前女子かよ!」

転校生「ぷわわぁー」

・・・

転校生「はぁっ・・・はぁっ・・・」ビクッビクッ

純「ヤバい、やりすぎた」

絢香「これは、ねぇ・・・」

自由「調子に乗ってくすぐったがるところばっかやるから・・・」

望「一番率先してやってたあのお前だろ」

純「とりあえず回復するまで・・・」トントン

純「うん?誰?」

風子「どうも、風紀委員です。匿名の通報があったので来ました。お話聞かせてもらえますか?」

純「あ・・・」

・・・

クレプリ「しっかしありす、流れるような通報だったさね。なんだなんだ、慣れてんのか?」

ありす「ちょ、と・・・べつの、せかぃの・・・ぁたしが・・・」

クレプリ「ほーん。病院行くか?」

ありす「えっ」

~まみちかのたんじょーび、ことしも~

転校生「zzz」

千佳「相変わらず寝てるわねー」

あやせ「かわいいですよね~」

千佳「この肌のモチモチ具合とかもう病みつき・・・うちも転校生みたいな愛され体質になりたい~っ!彼氏欲しい~っ!」

あやせ「あらあら、でも転校生くんみたいになるとすると・・・」

律「もれなくストーカーがついてくるぜ。それも複数人」

千佳「うぇっ、それはちょっとヤダ・・・」

ゆえ子「むにゃむにゃ・・・間宮さんにストーカーができることはないでしょう・・・」

律「そもそもモテないからな」

千佳「一言余計っ!」

転校生「んっ・・・・・・ふわぁぁぁ・・・んみゅぅ・・・・・・?」

あやせ「あら、起きちゃったの?」

転校生「うん・・・・・・あ、まみちか・・・たんじょうびおめでと・・・」

千佳「ありがと。ほら、起きるなら起きるでシャンとする。もー目やにとかついてるしー」フキフキ

転校生「んむむむ・・・・・・あ、そうだ。ケーキ作ってたんだった。とりにいってこよ」ズリズリ

千佳「あーもー、眠いからってそんなことしてたら服汚れるでしょ」

転校生「どせミストファイバーだしー」

律「だよなー。千佳ってばいちいちうるさいんだよなぁ」

千佳「律がだらしなすぎるだけでしょ。ああもう、うちが取りに行くから!あんたはここで座って待ってなさい!いい!?」

転校生「ふぁーい・・・・・・zzz」

千佳「んじゃ、行ってくる」

あやせ「は~い、いってらっしゃ~い・・・」

ゆえ子「今更ですが、自分のケーキを自分で取りに行くのはどうなんでしょう?」

律「千佳、転校生来てからなんかおかんみたいになってるからなー。ここ何ヶ月かは特に」

あやせ「ふふ、そうね~。やっぱり、間宮さんも心配なのよ」

律「心配って?」

あやせ「転校生くんが。やっぱり、この子にはいろいろと頼ってほしいもの~」

転校生「んゅ?」

律「そうか?ま、彼氏もいないのに子持ちみたいってのも面白い話だよな」

千佳「ただいまー。いやー、相変わらず女子力高いわこれー」

律「なんだこれ?」

千佳「ガトーショコラとかよく作るわー。んで、うちが彼氏もいないのになんだって?」

律「ひっ、き、聞いてたのか?」

千佳「聞こえたのよ。ま、問題ないし!来年こそは彼氏と2人で誕生日を過ごすんだから!」

転校生「zzz・・・むりー・・・」

千佳「寝てるのに!?」

あやせ「ふふ。転校生くんは来年もお祝いしたいのよね~」

転校生「zzz」

千佳「そ、そういうこと・・・?なんか腑に落ちない・・・」

~もももものたんじょーび、てんし~

転校生「ももももー、あさだよー」

もも「うーん・・・あと5分・・・」

転校生「むむぅ・・・・・・えいっ!」ピョン

てんこうせいの おこさまダイブ!

もも「うぐっ!?」

きゅうしょにあたった!

もも「げほっげほっげほっ!」

転校生「おきたー」

もも「お、おはよう・・・なんで乗ってるの・・・?」

転校生「おこしたよ?」

もも「ああ、えっと・・・うん、そうだね!」

・・・

もも「いらっしゃいませー!」

転校生「いらっしゃいませー!」

もも「ありがとうございましたー!」

転校生「ありがとうございましたー!」

もも「・・・よし、朝の声出し終わり!」

転校生「よし、朝の声出し終わり!」

もも「それじゃあ、今日も一日がんばるよ、転校生くん!」

転校生「えいえいおー!」

・・・

転校生「ももももー」

もも「どうしたの、転校生くん」

転校生「これー」

もも「?」

転校生「おたんじょうびー」

もも「うん、ありがとう!」

転校生「ゆえちゃんからー、れんあいうんじょーしょーのやつ、おしえてもらったー。がんばってねー」

もも「その話まだ引きずってたの!?」

~なっちゃんのたんじょーび、なつみかん~

転校生「なつみかん食べたい」

夏海「どしたの?」モグモグ

怜「急だな」モグモグ

智花「あー、でもわかるかも」モグモグ

転校生「なんかこの前、おばあちゃんが見てた本に書いてて、えっと・・・・・・あれだ」

転校生「ナウなユングにバカ受け」

夏海「哲学的」

みちる「買ってこようか?」モグモグ

夏海「ユングを!?」

みちる「夏みかんを」

転校生「いや、多分呼べば来る」

夏海「来るって?」

転校生「えっと・・・・・・このはー!」

香ノ葉<(ごめん、ウチ今日は茶道部+レナで温泉饅頭巡りしとるんよ。やから学園におらへんのよ)

転校生「あ、このはいない。じゃあ、うーちゃーん!」

卯衣<(メンテナンス中よ)

転校生「あずにゃーん!はるのーん!」

梓<(裏世界なうッス)

春乃<(秋穂とお買い物中よ)

転校生「・・・・・・」

怜「おかしいな、いつもなら呼べばすぐ来るメンバーなんだが」

智花「それがおかしいよね!?」

転校生「・・・・・・ゆさー!こころーん!もえちゃーん!さーちゃーん!ありすちゃーん!ふーちゃーん!!!」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

夏海「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・」グスッ

夏海「ほ、ほら、もう1人!もう1人呼べば来るのがいるでしょ!呼んで、ね?ね?」

転校生「ひぐっ・・・ぐすっ・・・でも・・・・・・」

夏海「いいから」

転校生「ぐすっ・・・・・な、なっちゃーん!!!」

夏海「というわけで買ってきてるわよ(部長のおやつだけど)」

智花「すごいね!?」

怜「夏海、まさか予知の魔法が・・・!?」

みちる「ていうか、他の人たちもしかしてこれを見越して出てこなかったんじゃ・・・うん?遊佐先輩からもあっと」

鳴子<(君みたいな勘のいい娘は嫌いだよ)

みちる「!?!?!?」

夏海「はい、あーん」

転校生「あーん」

智花「じゃあわたしは夏海ちゃんに。あーん」

怜「では私も」

夏海「もー、2つも一気に食べれないわよー」

みちる「・・・・・・あたしもやるっ!」

今日はここまで!誕生日だけ消化しときましたッス。
明日明後日は忙しくてちょっと更新できないかも。できたらやります。
ありすといえば通報。通報と言えばありす。
1年前から続く伝統ですね。
通報させるにはちょっと病みが足りなかったかもしれない。もっと全員病ませないと(使命感)
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 100編~

恋「転校生、100じゃぞ、100!」

転校生「えっ?あ、はい」

ミナ「100だぞ、さーばんと!」

転校生「えっと、いやなにが?」

梓「100ッスよ!」

転校生「だから何が?」

心「100、ですぅ!」

転校生「だから・・・もういいか」

卯衣「100、よ。この数字が何を表しているかは知らないわ」

転校生「知らないんかい!」

ありす「あ、転校生さん!100ですよ、100!」

転校生「ありすまで・・・しかもどこぞのアイドルを思い起こさせる言い方で、いったいどうしたの?」

ありす「今日は、転校生さんがグリモアに転校してきてちょうど100週目なんです!」

転校生「ああ、そういう・・・・・・ってよくカウントしてたね」

さら「まあねー。ほら、100日ってのもありきたりでしょ?だからもうちょっと長い節目でお祝いとかしたいなって思って・・・」

転校生「それで100週・・・まあ、大体2年か。思えばあっという間だったな・・・」

転校生「クエストいったり警備したりみんなの相手したり裏世界行ったりハワイにいったりテロリストボコったり・・・」

さら「まだまだ転校生くんには頑張ってもらわないといけないからねー。これからも期待してるよ」

転校生「ま、やれることはやるよ」

ありす「私たちも一緒ですから。これからも、よろしくおねがいします」

転校生「こちらこそ、よろしくね。ありす、さら。そしてみんな」

ミナ「むー、もう一回!みんなでまとめるのきんし!」

恋「そうじゃぞ!わっちはわっちじゃ!」

梓「転校生くんにとって、自分らはその他大勢なんスか?」

卯衣「ちくわ大明神」

心「も、もっと私のことも見てくださいっ!」

ミナ「誰だ今の」

転校生「っと、ごめんよ。ミナ、恋、梓、卯衣、心。そして改めて、これからもよろしくね」

今日のプチモア。このスレで書いたプチモアが100キロバイトになった記念です。
ちなみにSS全体では3.39メガバイト。
危険な迷い人の時に書いたのが10キロバイトで、文字数が4327だったので、総バイト数÷文字数で計算してみると、大体1文字2バイト。
なので、今まででPCだけで6,780,000文字書いたことに。
氷川さんの安価スレ時代はほとんどスマホから打っていたので、小ネタとかと合わせるともっとすごいことになると思う。
まずは目指せ5メガバイト。そして10メガ、最終的には1ギガまで行きたいですね。
ありすありあり(合言葉)
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira140811.png
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira140812.jpg


~プチモア!-Petit Grimoire- プール開き編~

さら「あっつぅ・・・もー、冷房壊れてるってどういうことなのよー」

転校生「ざっと見た感じだけど、業者入れないと直らないね、これ。僕じゃ手に負えないや」

ありす「むしろある程度なら直せることの方が驚きなんですけど・・・」

ゆえ子「しかもざっと見ただけで大体の原因がわかる」

アイラ「少年は有能じゃのー」

寧々「・・・よし!プール開きしよう!学園長命令!」

さら「おっ、いいね~。・・・ん?でもプールって掃除したっけ?」

寧々「・・・・・・」ニコッ

転校生「なんでこっちに微笑みかけるんだ。やめろ、僕にやらせようとするな。それこそ学園長のポケットマネーで清掃業者呼んでくれよ」

寧々「学生たるもの学内の掃除は自分でするものです」

ありす「あ、あの、転校生さんに任せきりもよくないですし、今回は私が・・・」

さら「よし、みんなでやろう。ってことで全員水着に着替えてプールに集合!ゆえ子とアイラはパラソルも!」

ゆえ子「倒れることをすでに予見されているのに駆り出されるとは」

アイラ「うう~、妾は別に入らんからいいじゃろ?な?」

さら「だめー」

アイラ「くそぅ!」

・・・

転校生「ってことで2時間かけてプールを綺麗にしたから」

里菜「やったあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

萌木「りなちゃん、よかったね」

里菜「プールだぞーーー!!!プールーーーー!!!!!」

七撫「姉さん、プールだって!行こ行こ!」※霧の魔物は水が苦手

メノコ「キュキュ!?キュキュキュ!」イヤイヤ

七撫「わかってるわかってる、ちゃんと姉さんの水着もありすちゃんが作ってくれたから!」

メノコ「キュキューッ!」ソウジャナイ!

龍季「シロー、一緒に入ろうなー」

シロー「バウッ!バウバウッ!グルルルルルルル・・・」

転校生「あー、龍季と七撫。メノコとシローはちっちゃいから、専用プールの方だから」

七撫「えー」

龍季「えー」

転校生(専用プールってのは嘘だから、メノコとシローは安心してていいよ)

メノコ(キュキュ!)カミ!

シロー(ワンッ!)サッスガ!

七撫「あっ、そうだ!わたしたちがそっちのプールに行けばいいんだ!」

龍季「そうだな!」

転校生「!?」

メノコ「あっ、詰んだわこれ」

シロー「神は死んだ」

今日のプチモア。ゲームでもメノコ姉さんはともかく、シローはさらにお風呂に入れられてるようなのでいと哀れ。
でもお風呂に入れないとぞうきんみたいな臭いがしてくるらしい。兎ノ助も。
クレプリとかありすの人形組はちゃんとケアされてそう。
ただ、そもそも消えたり現れたりするクレプリに臭いが着くのかは疑問ではある。
さらとありすと洗いっこしたい。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 疑惑編~

転校生「お風呂入れて来たよー」

ソフィア「ほっかほかです!」

葵「しっかり洗ってもらいました!今日はしゃんぷーはっとをつかわなくてもだいじょうぶでした!」

香ノ葉「目をぎゅーってな、しっかりつぶったんよ。ぎゅーって」

さら「そうなんだね。転校生くん、いつもありがとー」

転校生「ま、こんくらいはね。クエストでは役に立たないし」

レナ「れな、てんこー、ごし、しご・・・?・・・しごく!」

さら「!?!?!?」

・・・

さら「ありす、たいへん!」バァン!

ありす「なに~?私今度の魔法祭用の衣装全員分作り終えたばかりで眠いんだけど・・・」

さら「転校生くんがロリコン・・・・いや、ペドフィリアかもしれない!」

ありす「何をいまさら。転校生さんはノーマル。それはいろんな機関が証明済み。Q.E.D.」

さら「だって、だって!お風呂で、転校生くんを、しごくって!」

ありす「もー、だいたいさらちゃん自身転校生さんとお風呂入ってるでしょ。その時どうだったの?転校生くんはさらちゃんの裸体に反応しなかったの?」

さら「・・・・・・ゆりかごから墓場まで?」

ありす「発想が最低だよ。そもそも転校生くんは忍者と特殊魔法隊と国連と始祖十家とIMFと岸田さんと神宮寺と野薔薇と冷泉とその他いろいろに監視されてるの」

ありす「それ自体は転校生くんも知ってるから、仮に転校生くんの性癖がそうだったとしても表には出さないし」

ありす「てか、今日お風呂に入れてたのレナちゃんたちでしょ?多分それ言葉を覚えてなかっただけだって」

さら「・・・言われてみれば、そうかも。そういやあれ言ったのレナちゃんだったし、なんか『ごし』って言ってたし・・・」

さら「てか、やけに冷静だね」

ありす「眠いの!早く終わらせたいの!だからこの話はここでおしまい、私は寝ます。おやすみ」

さら「ああっ、ありすー!」

・・・

さら「冷静に考えると、やっぱり転校生くんがそんなわけないよね・・・うん!」

転校生「―――ホントに――可愛い―」

熟年女性「――ありがとうございます――転校生さんも――」

さら「!?!?!?」

・・・

さら「転校生君が熟女好きに!」

ありす「帰って」

・・・

アイラ「あれ?どっちでも妾大勝利じゃね?」

寧々「今ちなみに来てるのはヴィアンネのおえらいさんだからね。シャルロットの様子を見に来たっていう」

ゆえ子「転校生さんのこの後のスケジュールは伊賀の人たちとネテスハイムの人たちと特殊魔法隊の人たちと合同慰労会です」

チトセ「気が休まらなさそう・・・」

今日のプチモア。翌日には我妻と岸田と神宮寺と野薔薇と冷泉と神凪とその他いろいろといっしょに合同慰労会をします。
超電磁砲コラボ・・・ミサキチが・・・食蜂操祈出ないことが悲しい・・・。
中学生おっぱい・・・ヤヨイとコラボ・・・一枚絵で肉厚ジューシー・・・。
スレ内でインなんとかさんは出たことあるような記憶があります。インキューベータ―だったっけ?
そっちがメインで超電磁砲は外伝のはずなのに・・・上条さんと転校生くんで最弱タッグ組んで欲しかった。
コラボ系には声優の関係でやっぱり絢香は出せないのかな。これから先、アイドル絡みとかでも難しいのかな。
佐天さんとさらちゃん秋穂がですね、同い年なんです。すごいですよね。いろいろと。
さらちゃんが小さいのか、佐天さんが大きいのか、両方なのか・・・。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- ゆえ子の本気編~

あらすじ

ありす【3日ぐらい大きい人がいなくなるけど、ちゃんとするんだよ?】

初音「さなー!これで好きなモン買おうぜー!おもちゃとかー!」

ゆえ子「ふぇぇ・・・」

・・・

ゆえ子「皆さんがお金を自由に使ってしまったので、残り1日、全員分合わせても1500円しかありません・・・」

沙那「ごめんなさいごめんなさい!初音様がごめんなさい!」

初音「沙那ー!はらへったー!」

薫子「晩御飯、食べれないの?」

明鈴「お腹空いたアルー!ごーはーんー!」

ゆえ子(どうして、こんなことになっているのでしょう・・・そもそも、お金を勝手に使ったのは子供たちだけです)

ゆえ子(ゆえはクエストの報酬を貯金していますから、自分の分くらいはなんとかなります)

ゆえ子(・・・もう、いいですよね。ゆえはせいいっぱいがんばりました。もうゴールしても・・・)

ゆえ子(・・・・・・・・・・・・)

ゆえ子(ダメです。こんな姿、転校生さんや会長さん、楠木さんたちに見せられません)

ゆえ子「ゆえはグリモワール学園生徒会の会計です!これくらいで、挫けてなるものですか!」

ノエル「おー!」

ゆえ子「残り1500円で、皆さんを満足させる食事を用意します!ゆえにお任せください!」

イヴ「がんばれー!」

・・・

ゆえ子「ダメでした・・・」

焦げた料理の山「」

望「うわ、なんだこれ!?」

ゆえ子「ごめんなさい、ゆえの力が及ばないせいで・・・」

花梨「・・・・・・」パクッ

ゆえ子「!?」

花梨「・・・うん。まずいけど、ちゃんと食べれるすけな。一生懸命作ってくれたもん食わねぇわけにはいかねぇすけ」

風子「ゆえ子おねえちゃんが頑張って作ってくれたから!だから、食べる!」

紗妃「にが~い・・・もぐもぐ」

怜「智花のものよりはおいしいな」

夏海「そうよねー」

智花「もう、みんなひどいよ!」

ゆえ子「みなさん・・・」ジーン

・・・

ありす「ただいまー。心配になったから私だけ早めに帰ってきちゃった・・・あれ?どうしたの?」

ゆえ子「あ、楠木さん。おかえりなさい。実はですね」カクカクシカジカ

ありす「あー、なるほどー。でも、ま・・・」

焔「・・・けぷっ」

ありす「心配はいらなかったみたいかな。ごめんなさい、そしてありがとう、ゆえ子ちゃん」

ゆえ子「いえ、これでも年上ですから。頼りないかもしれませんが、たまには頼っていただいてもいいのですよ」

ありす「えっ、年上だったの?」

ゆえ子「えっ」

今日のプチモア。ゆえ子が年上であることを認識している生徒は少なそう。
上条さんって卯衣の天敵なんだよね。常に召喚魔法で体を召喚しているようなものらしいから、触られただけで恐らく存在が消える。
上条さんとガチでやりあえそうなのは魔法に頼らなくてもある程度強い龍季つかさメアリーエレン虎千代と転校生くんぐらいかな。
誰か転校生君が裏心ちゃんに男女平等パンチして説教かますコピペください。
ありすありあり(合言葉)

~みんながんばれ!グリモア夏の大運動会!~

転校生「さーて・・・」

ノエル「今年も!」

秋穂「やってきました!」

さら「運動会ですぅ!」

シロー「わんっ!」

ノエル「秋穂ちゃん、今日は正々堂々と勝負だよ!」

さら「ですぅ!」

秋穂「うん!わたしはリリィクラスだからみんなとはライバル同士!頑張って転校生くんたちと競ってついでに首元とかを」

ノエル「はいすとーっぷ!神聖な運動会に不純な動機をもちこまない!」

転校生「そういや、はるのんは?大丈夫なの?」

秋穂「ちゃんと3時間かけて説得したからローズクラスの方でちゃんとやってくれる・・・と思う」

・・・

ありす「・・・・・・はぁ」

ゆえ子「はぁ・・・」

心「はぁ・・・」

あやせ「あらあら、どうしたの~?」

クレプリ「ここにいるのは運動会滅びろ組さね」

ありす「ぅんそうか・・・ぁめで・・・ちゅぅし・・・」

心「中指立ててやりたいです」

ゆえ子「あまごいをしているのですが・・・中々上手くいきませんね」

あやせ「あらあら~、どうしましょ~」

~体力差、体格差~

風子「さて、今年も来ましたか」

転校生「がんばろーね、ふーちゃん!」

風子「はい、適度にがんばりましょー」

転校生「ゆーしょーするよ!」

風子「できたらいーですね」

転校生「・・・ふーちゃん、あんましやる気ない?」

風子「んー、ウチはやる気がないというよりは、本番まで力を貯めとくタイプなんで」

転校生「あー、そっかー。んじゃ、ぼくかけっこの練習してくる!」

風子「はい、いってらっしゃい」

・・・

風子「にしても、この体格差、体力差があるなかで頑張りますねー」

虎千代「こんな初っ端から飛ばして大丈夫なのか?あいつは一度体力が一気に落ちていたが・・・」

風子「どーでしょーか。去年よりは弱ってるのは確かですが、ウチにはどれくらい体力が戻ってるのか見当もつきません」

虎千代「この暑い日差しの中、懸命に練習しているんだ。頑張ってほしいとは思うが・・・」

・・・

パシャッ

夏海「これが今あんたが走ってる時のフォームね」

転校生「ふむふむ」

真理佳「これだと無駄が多いですから、もっとこんな感じで走った方がいいですよ」

梓「走る時は足を前に出すことを意識した方がいいッス。そっちの方が軽やかになるんで」

メアリー「腕の振り方はこうだ。肘を90度に曲げて、肩甲骨を動かすように肘を後ろに引くんだ」

転校生「こう?」ブンブン

ノエル「そうそう!できてるできてる!」

・・・

月詠「なにあそこのガチ勢・・・」

アイラ「たかが走るだけなのによくあそこまで熱中できるもんじゃ」

チトセ「まったくね」

結希「あんなことをする人たちの気が知れないわ」

恋「そうじゃのう」

薫子「あなたたちも転校生さんを見習って練習をしてはいかがでしょうか?」

~各陣営~

ノエル「せんせー!われわれ生徒一同は!日頃の訓練や努力の元、全力を尽くして正々堂々協議することを誓います!」

・・・

風子「転校生さんが出る競技ってなんでしたっけ?」

転校生「えっと、かりものきょーそーと、パン食い競争と、玉入れと、二人三脚とあといっこ!」

虎千代「あとひとつは?」

転校生「ひみつー!ねー」

夏海「ねー」

梓「ま、本番を楽しみにしててくださいッス」

真理佳「よーっし、がんばるぞー!」

さら「ノエルちゃん、かっこよかったですぅ!」

ノエル「えへへ、そう?やる気出てきた!よーし、がんばるぞー!」

ソフィア「運動してからみんなでスプリンギングです!」

レナ「レナ、にく、パン、くう!」

メアリー「くっくっく・・・ローズクラスにゃ負けねぇぜ」

・・・

望「なんだよあの運動ガチ勢」

自由「不正があったのか疑うレベルの偏りっすね」

智花「だ、大丈夫!わたしも陸上部としてがんばるから!」

秋穂「おさんぽで鍛えた足でがんばります!」

葵「わたくしもせいいっぱいがんばりますので!」

香ノ葉「せやで!葵ちゃん、一緒にがんばろな♪」

龍季「はじまる前から弱気になってちゃ勝てるもんも勝てねぇだろ」

ゆかり「そうよ!もしケガしても私が処置するから、安心して!」

焔「それ応援としては逆効果じゃねぇの?」

心「ひぃぃ、ごめんなさいごめんなさい!愚図でのろまなわたしがいるせいで椎名さんに気をつかわせてしまってごめんなさい!」

姫「運動会もこなしてみせますわ!野薔薇として、完璧に!」

刀子「うむ!拙者も姫殿のため、死力を尽くしますぞ!」

・・・

春乃「あきほぉ・・・あきほぉ・・・」

薫子「やれやれ、こうなってしまっては瑠璃川さんは頼りになりませんね」

鳴子「いや、彼女はあとで僕が説得しておくよ。任せてくれ」

エレン「サンフラワーには負けん。絶対にだ」

律「いや、無理だろあのメンツ」

天「あっづぅ・・・科学者を日光の元にさらさないでよね・・・あれ、結希なにやってんの」

結希「ポケモンGOよ」

紗妃「学内でゲームをするのは・・・いや、でもそれで出不精な生徒が外に出てくれるなら・・・うーん・・・」

イヴ(暑い。帰りたい。あと走る時は仮面をつけておきたい)

月詠「ツクの今日までの努力、見せてやるんだから!」

クレプリ「こうなりゃ自棄さね!ありす、ぶっ倒れるまでがんばれ!」

ありす「えぇ、む、むりだよ・・・そ、なの・・・」

怜「倒れるまでとは言わないが、出来る限りのことはやろう。な、楠木。転校生も見ているんだ」

ありす「ぅ・・・そ、か・・・はぃ、が、ばり・・・す・・・」

~第1競技~

寧々「えっと、第1種目はツッコミ競走だよ!せんしゅのひとたちは集まってねー!」

アイラ「なんじゃそれは!」

結希「名前からしてツッコミどころが満載ね」

卯衣「皇さん、がんばって」

絢香「なんで私なんだろ・・・」

月詠「ツクは第二走者なのよねー」

七撫「この勝負、見ものだよ、姉さん・・・」

メノコ「キュキュ・・・」ゴクリ

・・・

秋穂「がんばります!」

望「人選ミスだろ」

焔「お前は突っ込まれる側だろ」

あやせ「あらあら、そうかしら~?」

龍季「ま、なんかあったときは俺がフォローすっから。心配すんな」

心(楯野さんとか来栖さんを瑠璃川さんの代わりに出せばよかったんじゃ・・・)

ましろ「走者はツッコミをするそうじゃ・・・」

秋穂「ハトムギか!」ビシッ

ちひろ「合わせ技1本!」

聖奈「ぜんぜんわからん!」

姫「先行きが不安ですわ・・・」

・・・

夏海「頼りにしてるわよ」

虎千代「任せたぞ」

風子「よろしくおねげーします」

初音「いよっ!流石ツッコミ番長!」

ノエル「競技決める時みんなして推薦したよね!?わかってるけどさ!」

花梨「準備運動もばっちりだすけな」

転校生「がんばれー!」

真理佳「僕が第1だから、第2はよろしくね、ノエルちゃん!」

ノエル「サポート得意なノエルちゃんでもこれは任されたくないヤツだよ・・・」

ミナ「双生の片割れよ、そなたにこれを授けよう」つハリセン

ノエル「えっ、あ、ありがとう。でもあたし、自前のハリセンあるから」

ミナ「今はまだその宝具・『全て浄化せよ衝撃の紙扇(ノウェルティアンノ・ハ・リシェーン)』を使う時ではなかろう」

ノエル「なんか仰々しいけどただのアタシのハリセンだよね?」

~開始~

転校生「ルールせつめー。このきょーぎではピストルがなりません。かわりに、ゴールにいる人がボケてくれます」

転校生「それをあいずに一斉に走って、ゴールと同時にツッコんでください。それじゃあ、よーいどん!」

ノエル「合図はないんだよね!?」

転校生「こんなかんじでー」

絢香「ルール説明に使われる冬樹さん・・・」

真理佳「さっすが!」

龍季「本番前に走らせるとか転校生もなかなかの鬼畜だよな」

転校生「せんしゅのみなさんはいちにちゅいて!」

絢香「・・・・・・」

龍季「・・・・・・」

真理佳「・・・・・・」

転校生「・・・い、いちにちゅっ、いっ、いちゅいに・・・・・・ふーちゃーーーん!!!!」

絢香(かわいい)

龍季(はずかしいのは苦手なんだな)

真理佳(センパイ、緊張してる僕らを和ませてくれようと・・・!)

風子「えー、選手の皆さんは各自レーンに入ってくだせー」ナデナデ

鳴子(そこ代われ)

チトセ(転校生くんを慰めたい・・・)

もも(今のウチにみんなの飲み物用意しておこっと)

絢香(この勝負、私が有利!負けられない!)

龍季(さて、どこまでやれるか・・・)

真理佳(スピードには自信がある!日頃の訓練のせいか、見せてやる!)

ましろ「・・・・・・ふとんがふっとんだ」

絢香「!」ダッ

~ヒートアップ~

夏海「ローズクラス皇選手、軽快なスタートダッシュを切りました!遅れて残りの2人が走り出します!」

絢香「はああああああっ!」

龍季「おらあああああああああああああっ!」

真理佳「負けるかあああああああああああああああ!!!!!!!」

夏海「おおーっと、サンフラワークラス円野選手、追い上げが速い!リリィの朝比奈選手も負けてないぞー!」

転校生「がんばれー!ふれーふれー、まりちゃーん!」

アイラ「皇ー、そこじゃー!逃げ切れー!」

智花「朝比奈さん、ファイトー!」

夏海「ああっと、円野選手が皇選手を追い越したーっ!」

みちる「カーブで差がついちゃった感じかな」

夏海「そして今、雪白ましろの目の前にせまった!ここでツッコミをいれればゴールです!」

真理佳「よしっ!一番だ!・・・・・・」

真理佳「・・・なんてツッコもう?」

絢香「ベタかっ!!!」スパーン!!

龍季「雑かっ!」スパーン!

夏海「ああーっと、タッチの差で皇選手が先にゴール!続いて朝比奈選手がゴールしました!」

真理佳「ああっ、しまった!」

転校生「まりちゃん、どんまい!」

・・・

ノエル「はあ、なんでこんな競技が・・・」

月詠「学園長の案らしいわよ」

秋穂「ノエルちゃん、守谷さん、お互いがんばろうね!」

ノエル「んっ、そだね。やるときまったらやる!」

月詠「負けないんだから!」

ましろ「・・・・・・太陽をみたいよう」

ノエル「上見ろ!」スパーン!

月詠「えっ」

夏海「ふ、冬樹ノエル選手、ゴール!ボケはじめてから、その時間わずか0.5秒!驚異のスピードです!」

秋穂「今のウチに!」

月詠「ああ、しまった!待ちなさーい!」

夏海「守谷選手があっけにとられている間に瑠璃川秋穂選手がスタートをきったー!」

・・・

真理佳「ノエルちゃん、ありがとう!さすがだね!」3着

ノエル「まっ、これくらいはね!」1着

絢香「なんとか勝ててよかったー」1着

龍季「アイドルって意外と速ぇのな」2着

月詠「ひぃっ・・・ひぃっ・・・悔しい~~~!!!!」3着

秋穂「ノエルちゃんに勝てないのはわかってたから、わたしたちは最初から2着狙いだったからね。作戦が功を奏したかな」2着

~その横で~

結希「・・・・んっ・・・ふぅ・・・」

転校生「あれ、ゆきちゃんなにしてるのー?」

結希「逆上がりの練習よ」

転校生「あー、さかあがりかー。ぼくもできないなー・・・・・・よし!ぼくもやる!」

結希「でも、あなたは出る競技があるのでしょう?それだと・・・」

転校生「へーきへーき!今日のために昨日はいっぱいねたから!」

結希「それは普段通りじゃ・・・」

転校生「えっと、さかあがり・・・・・・えいやっ!」

転校生「あー、あがらないー」

結希「その方向では力が分散してしまうは。もっとこう・・・はっ・・・ふっ・・・ああ・・・」

結希「・・・・・・これではダメということね」

転校生「んー、なんでだろねー?」

結希「理論は理解できているわ。ということは、私の体が理論に追いついていないだけ。そう、だから本気を出せばできるの」

転校生「んー、そっかー。ってことはぼくも!」

結希「ええ、本気を出せばいけるわ」

転校生「よっしゃ!やーるぞー!」

ソフィア「おー!」

転校生「・・・・・・」

結希「・・・・・・」

ソフィア「?」

転校生「るーちゃんはさかあがりできる?」

ソフィア「ほわっつ?できますよ?」

結希「!」

転校生「やって!やって!」

ソフィア「えっ、えっと・・・えいっ!」クルン

転校生「おおー!」

結希「・・・おかしい。今の逆上がりは物理的に不可能なはず」

結希「重心がまるで安定していない。蹴上がりのベクトルもあさっての方向・・・」

結希「筋肉の力だけで回っているというの?」

ソフィア「ほわっつ?」

転校生「もういっかい!もういっかい!」

結希「私からもお願いするわ。もう一度見せてくれないかしら」

ソフィア「そ、そうですか?ワタシの逆上がりがそんなに・・・」

ソフィア「って違います!ワタシが何回やっても意味ないじゃないですか!」

~借り物競走~

転校生「あれ?おばあちゃん、かりものきょーそーにでるっけ?」

アイラ「代わってもらったんじゃ。こっちのが体力を使わなさそうじゃからのう」

シャルロット「今までと違って6人同時に走るようですね。今回だけ形式が違うんでしょうか?」

ありす「ぁ、ぇと・・・」

クレプリ「6人で一気にやって、各順位ごとにポイントが振られてるみたいさね」

ちひろ「シャルロットさん、がんばりましょうねぇ~」

初音「転校生、目指すはワンツーフィニッシュだ!」

望『各選手はスタートラインに立ってください』

転校生「おっ、はじまるね」

クレプリ「正々堂々勝負さね!」

絢香「位置について!よーい、どん!」

・・・

初音「まずはいっちばーん!さてさて、借りるものは・・・」

[ネズミ]

初音「ネズミ?・・・そういや、飼育小屋にあいつがいたなーっと」

転校生「にっばーん!ぼくはー・・・」

[世界]

転校生「?」

シャルロット「さて、到着ですか。私のお題は・・・」

[暗黒物質]

シャルロット「???」

ちひろ「わーい、つきましたぁ~!えっとぉ、わたしがかりるものはぁ・・・」ゴソゴソ

[グルタミン酸ナトリウム]

ちひろ「????」

アイラ「ひぃっ、ひぃっ・・・なんとか着いたわ・・・さて、こっから追い上げるぞう!」

[黒板]

アイラ「」

ありす「はぁ・・・はぁ・・・つ、つぃ・・・」

クレプリ「よしよし、あとはお題を見るだけさね」

ありす「ぇっと・・・」

[巫女服]

ありす「・・・!」

~それぞれの行先~

初音「よしよし、ここだな~」

すべさん「ピカ?」

初音「よしよし、今からちょーっと連れてくからなー。暴れるなよ~」

すべさん「ピカ!ピーカーーー・・・ヂュウウウウ!!!!」

初音「あばばばばばばばば」ビリビリ

・・・

転校生「世界・・・世界・・・・・・あっ、そうだ!あれが確か・・・・・・あった!あとは、えっちゃーん!」

エレン「どうした、転校生」

転校生「きてー!」

エレン「借り物か?わかった、行こう」

・・・

シャルロット「霧塚さん」

萌木「ひゃい!な、なんでしょう!?」

シャルロット「暗黒物質とは何のことでございましょうか」

萌木「南さんの料理のことです」

シャルロット「ありがとうございます」

・・・

ちひろ「グルタミン酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム・・・」

ちひろ「あ、如月さ~ん!」

天「ん?何?」

ちひろ「グルタミン酸ナトリウムって持ってませんかぁ~?」

天「・・・それだったら私じゃなくて里中が持ってるんじゃない?」

ちひろ「そうなんですかぁ~?ありがとうございますぅ~」

・・・

アイラ「黒板・・・これを外してもっていけと言うんか!無茶じゃろ!」

アイラ「し、しかしやらねば勝てぬのも事実・・・ううむ、やるしかない!」

アイラ「工具セット工具セット・・・」

・・・

ありす「かん・・・ぎ、さ・・・」

怜「どうした、楠木。なにか借りたいものでもあるのか?」

クレプリ「そうさね。まず変身してもらっていいか?」

怜「わかった・・・よし、したぞ」

クレプリ「んじゃ、脱いでくれ」

ありす「ぉねがぃ・・・す・・・」

怜「・・・ん?」

~結果~

初音「な、なんとか持ってきたぞ!」

すべさん「ピカアアアア!」ジタバタ

初音「こらっ、暴れるな!」

もも「はい、お題の確認をしますねー。お題は[ネズミ]、借りてきたものはすべさんですね。はい、大丈夫です!ゴールしてください!」

初音「っしゃ!」

転校生「はっちゃーん、まってー!」

初音「おっ、転校生もきたか!」

もも「ではお題の確認をしますね」

エレン「いったいどういう題なのか・・・眼帯?軍人?」

もも「お題は[世界]ですね。それで、アメディックさん?」

エレン「どういうことだ、転校生?」

転校生「これ、頭の上にもってー」

エレン「?」

もも「・・・・・・えええっ!?こ、こんなものどこで!?」

転校生「こうしゃうらー」

エレン「なんだ?なんなんだ?」

エロ本「やあ」

エレン「」

転校生「えっちゃんのあたまにHがついて、ヘレン!」

ヘレン「つまり世界レベル・・・」

エレン「って何をやらせるんだ!」

もも「だめです、もう一回!あとこれは没収です!」

転校生「ええー」

初音「転校生、なにやってんだよー!」

~続々と~

シャルロット「持ってきました」

もも「これは?」

シャルロット「南さんに作ってもらったおにぎりです」

もも「セーフ!」

ありす「・・・って・・・き・・・した・・・」

もも「おおー、巫女服ですね。まごうことなくセーフです。ちなみにどこで?」

クレプリ「神凪のを剥いできた」

もも「えっ」

ちひろ「持ってきましたぁ~」

もも「あ、はい。確認しますね。[グルタミン酸ナトリウム]で、持ってきたものは・・・」

ちひろ「味の素です!」

もも「はい、大丈夫です」

もも「・・・・・・そういえば、アイラちゃんはどうしたんだろ?」

・・・

アイラ「や、やっと外せた・・・ようやっと持っていける!待ってろ、せめて最下位は回避じゃ!」

・・・

アイラ「ひぃっ、ひぃっ・・・も、もうちょっとじゃ・・・しょ、少年には、負けん・・・!」

転校生「おっさきー!」

アイラ「あっ、待つんじゃ!ひぃっ、ひぃっ」

転校生「もってきたよー」

もも「はい、お題は[世界]だったね。それで、持ってきたものは・・・」

転校生「ゆえちゃんから借りて来たよー、タロットカード」

もも「なるほど、[世界]のカードですね。おっけーです!」

転校生「やったー!」

アイラ「も、持ってきた・・・ぞ・・・」

もも「お題は、黒板・・・よく持ってきましたね」

アイラ「しゃーないじゃろ、これしかないんじゃから・・・」

転校生「黒い板か何か持ってくればよかったのに」

アイラ「あっ・・・」

転校生「じゃ、ぼくゴールいくからー」

アイラ「・・・・・・とんちを、きかせるべきじゃったか・・・がくっ」

~逆上がり特訓再開~

転校生「ただいまー」

結希「おかえりなさい。とんちを聞かせすぎたわね」

転校生「あのあとふーちゃんとさっちゃんとれーちゃんにおこられちゃったしねー」

結希「それでは、はじめましょうか」

転校生「うん!先生をつれてきたよ!」

ノエル「おつかれさまー。アタシ、次の次の競技にでなきゃだからちょっとしかいられないけど、任せてね!」

秋穂「転校生くんの身体を合法的に触れるチャンス!それじゃあわたしがお尻を持って押し上げるから、そのタイミングでジャンプしてね」

転校生「はーい」

ノエル「秋穂ちゃん、本音が漏れてるよ。宍戸さんはアタシが!」

結希「ええ、おねがい」

・・・

結希「コツはつかめた。回る時の感覚も分かった。・・・なのに、なぜできないの」

ノエル「んー、どうしてだろ?あとはもう思い切りだけだと思うんだけどなぁ」

転校生「せいやっ!」グルン

秋穂「わぁっ、上手上手!」パチパチ

結希「・・・転校生くんはもうできているのに」

転校生「わーいわーい!」グルングルングルングルン

秋穂「ああ、転校生くん、そんなに回ってると・・・」

転校生「わあっ!?」スポーン

ノエル「転校生くんが遠心力で飛んでった!」

ソフィア「おまたせしました!・・・あれ?転校生さんは?」

転校生「あぐっ!」ゴッ

ソフィア「あうっ!」ゴッ

ノエル「大丈夫!?」

秋穂「すっごい鈍い音した・・・わたし、保健委員の人呼んで来る!」

転校生「だ、大丈夫・・・こんくらいだいじょうぶや!」

ソフィア「大丈夫やけん、心配しなんな・・・」

結希「喋り方が変ね」

萌木「!!!」シュババババ

萌木「2人とも、頭を打った衝撃で一時的にいつものしゃべり方ができなくなってるんだよね!?」

萌木「これはいけないよ!あっちで私とお話しつつ症状の具合を診ようよ!」

転校生「んー、でももうすぐパン食いきょうそうやし・・・ぼく、パン食い競争に出るねん」

萌木「わたしもです!大丈夫です!問題ないです!さあさあ!」

結希「あっ、連れて行かれた・・・」

ノエル「一応風紀委員に通報しとくね」

今日はここまで!長くなりそうなので分割です。
ただでさえペース落ちてるのに分割して大丈夫なのかとか言わない。
ノエルちゃんはちゃんとコース上を走ったうえでましろさんにツッコミをいれました。
認識に0.01秒、移動に0.46秒、ハリセンの構えに0.03秒、ハリセンを当てるのに0.01秒です。
秋穂と龍季はノエルのスピードに驚かずに自分のペースで走れる子。どっちにノエルが来ても大丈夫なようにしてました。
一説ではノエルは目かくし耳栓状態からツッコミをすることもできるとか。
当初は50mを8秒よりちょっと速い程度で走れたノエルちゃんも今では100mを0.5秒で完走するまでに。
ちょっとやりすぎた感はある。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 冬の夜の恐怖編~

風子「ん・・・おしっこ・・・」

風子「・・・・・・?転校生・・・いない・・・?」

風子「・・・おしっこ・・・さき・・・」

・・・

ジャー

風子「んー・・・おみずのもー・・・」

風子「・・・あれ?なんかでんきついてる・・・」

「・・・はっ・・・りー・・・さい・・・」

風子「だれだろ・・・?悪い人だったらしらせなくちゃ・・・」

風子「んー・・・」ソー

転校生「きゃはっ☆ラブリー17歳、ブイッ☆」

風子「!?!?!?」

転校生「あー、だめだ。声が裏返った。これじゃまだまだ・・・」

転校生「んーんー、こほん。きゃはっ☆」

風子「あ・・・あ・・・」ガタガタガタガタ

転校生「うん?そこに誰かいるの?」

風子「ひっ!」タタタタ

転校生「あれは・・・風子かソフィアか姫か・・・わからん。にしても、見られてたのか、ちょっとまずいな・・・」

転校生「忘年会の一発芸ようのネタ、バレちゃったかも・・・」

・・・

―翌日―

風子「・・・・・・」

ありす「風子ちゃん、すごいクマだけど・・・大丈夫?怖い夢でも見たの?」

風子「う、うん・・・そう、だよね・・・あれは夢だよね・・・」ガタガタ

ありす「?」

転校生「おはよー。あれ、どうしたの?」

ありす「おはようございます。風子ちゃん、怖い夢を見ちゃったみたいで・・・」

転校生「そうなの?どうしよう、さすがに夢まで干渉するのは難しいぞ・・・」

さら「できなくはないのね」

転校生「まあね。仕方ない、かわいい風子のためだ。いろいろとやりたいことがあるから、こんばんは二人で寝ようか。ね?」

風子「ひっ!い、いらない!ふーこ、みんなといっしょがいい!転校生いや!」

転校生「!?」ガーン

ありす「て、転校生さん!?」

さら「・・・・・・死んでる・・・」

ありす「そんな、起きてください、転校生さん!転校生さーーん!!!!」

この後寧々が心臓マッサージと人工呼吸をして蘇生させました

今日のプチモア。転校生くんは忘年会のネタ一つにも努力を惜しまない。
マキちゃんの女の子らしいふるまいは、きっとこんな感じの日々の努力の末身に着けたんだと思います。
しばらくマキちゃんを見てないなぁ・・・そろそろ出てこないかなぁ・・・
あわよくば3周年でカード化を・・・
ありすありあり(合言葉)

あああああ!!!ありすちゃんだああああああ!!!!!
水着ありすちゃん来たああああああああああ!!!!!
背中きれいだあああああ!!!顔埋めたいいいいいい!!!!!
おむねがぺったんこだああああああああああ!!!
おむねを突き出しても目立たない胸!ちっぱい!
だけどほんのりある!手のひらに収まる!ありす!
ありすありあり!ありすありあり!ありすありあり!
ありす!ありすありす!ありありありす!
ありすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!
水も滴るいいありす!水属性ありす!濡れありす!濡れ濡れありす!
あああああああああありいいいいいすうううううううう!!!!!!
ふぅ・・・・・・ありす・・・
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- ありすの勝負編~

ありす(先週は寧々ちゃんが転校生さんに人工呼吸をしたりで大変でした)

ありす(教育大学の必修科目だって寧々ちゃんは言ってたけど・・・)

クレプリ「オレっちの百戦錬磨の両目からみて、ありゃ惚れてるさね」

ありす(と、お人形さんが主張しているので寧々ちゃんも転校生さんのことが好きなんだと思います)

ありす(転校生さんだから当然です。当然なんですけど・・・これはすこしまずい状態です)

ありす(なので、不肖楠木ありす、勝負を掛けます!)

ありす(今日は子供たちの出番はありません!プチモアのタイトルから逸脱してでも私は・・・!)

・・・

転校生「・・・・・・落ち着かないな」

転校生(日頃から鈍感だのドン・ファンだの言われてる僕でも、さすがに女の子と2人きりでプールに来ることの意味ぐらいわかっている)

転校生「ありすからは商店街の福引でチケットが当たったと言われたけど、こんな時期に商店街がそんなもの出すわけがない!」

転校生「てか、確認取ったし。そんなものなかった。ハワイ旅行だったし」

転校生「と、いうことはだ。つまりそういうことだ」

転校生「・・・・・・もっとマシな水着買っときゃよかったか」

ありす「転校生さん、お待たせしました」

転校生「ん、いや、全然待ってないよ」

転校生(うおわっ!ヤバい!ありすかわいい!背中のとことか色っぽい!ヤベェ!いろいろとヤベェ!)

ありす(私に胸が無いのはわかっています・・・だから、それ以外を強調するようにした水着で勝負です!)

転校生(胸が無い分、いや胸が無いからこそわかるスレンダーな身体!綺麗な背中!背中!背中!)

ありす(転校生さん、じっとこっちを見てきて・・・ちょっと恥ずかしいです・・・)

ありす(それにしても、転校生さんはやっぱりいい身体ですよね。筋肉も膨らむというより引き締まってるって感じで・・・)

ありす(お腹もしっかり割れてるし、頼れる男の人って感じがします)

転校生「っと、ごめん。見とれてた。綺麗だよ、ありす」

ありす「あ、え!?は、はい!ありがとうございます!」

転校生(ヤバい、つい思ったこと口に出してしまった。だってしょうがないじゃん。綺麗なんだもん。無理だろ、こんなの)

ありす(やったーーー!!転校生さんが、転校生さんが「綺麗だよ」って!1ヶ月かけて作った甲斐があったーーー!!!)

転校生「それじゃあ、行こうか。時間はたっぷりあるとはいえ、限度もあるからね。今日はめいっぱい遊んで行こう」

ありす「はい。たくさん遊びましょうね」

転校生(・・・さて、どうしたものかな)

ありす(勝負を仕掛けるのはウォータースライダーって雑誌に書いてありました。どこかのタイミングで誘うか、誘ってもらうのを待つか・・・)

転校生(・・・とりあえず、他の男に今のありすを見せたくない。ちょっと隠すように歩こう)

ありす(離れたらまた転校生さんに話しかけてくる女の子がいるはずです・・・今日はいつもより大胆にって決めました。腕ぐらい組んで・・・いや、それはまだ・・・)

回りの男女((なんだあのカップル。爆発しろ))

To be continued・・・

今日のプチモア。ありす水着記念にありすと転校生オンリーのデート。
5月に[童話]ありすが出たばっかりなのに、運営はあれか。俺を殺そうとしているのか。
しかも毎回月末の給料前とはなんだ。俺の生活費を狙い撃ちしてるのか。
今年もありすのカードが3枚でました。全てSSRです。さすがにこれ以上は出ない・・・よね?
ありすのカードは合計で18枚かな。たくさんのありすちゃんがいて僕は幸せです。
これからもありすをよろしくお願いします。
ありすあいしてる。
ありすありあり(合言葉)

~パン食い競争~

転校生「パンやー!」

萌木「て、てて転校生くん!よ、よろしくね!」

明鈴「萌木、なんか変アル。転校生も」

転校生「さっきちょっと頭打ってもーてな、なんかかんとうべんがしゃべれんねん」

萌木「はわあああっ!」

刀子「霧塚殿、落ち着きなされ」

卯衣「頭部への衝撃により一時的な言語障害と判断。そのうち治るわ」

律「関西弁なー、あれもロックだよなー。あたしがやろうとしても変なイントネーションになるんだけど」

転校生「っと、そろそろやな。もえちゃん、うーちゃん、せーせーどーどーやろな!」

萌木「はぁい!こちらこそ!」

卯衣「ええ。よろしくね、転校生くん、霧塚さん」

・・・

転校生「えいっ!ていやっ!うりゃっ!」ピョンッピョンッ

萌木「えいっ、あうっ」ドテッ

卯衣「・・・」パクッ

転校生「むぅ、とどかん・・・そいやっ!」

萌木「やあっ!」

天「転校生、新しい段ボールよ!乗りなさい!」

ピッピー!

紗妃「外部からの補助は禁止です!」

天「じゃあどうしろって言うのよ!届いてないじゃない!」

転校生「あ、せや!これ横の棒からのぼればいいやん」

薫子「これはいいんですか?」

紗妃「自力で何とかする場合はセーフです」

~障害物競走、そしてお昼ご飯~

梓「ま、忍者なんでこんくらいはお茶の子さいさいッス」

ソフィア「転校生サン!見てください、1等賞です!」←戻った

転校生「おおー、やよいちゃんもあずにゃんもるーちゃんもすごい!」←こっちも

・・・

エレン「さすが忍者、といったところか。完敗だ」

怜「負けた、か。しかしサンフラワーが今のところかなり優勢だな」

・・・

智花「服部さんさすがだなー、負けちゃったよ・・・むぅ」

焔「・・・・・・くそっ!」

・・・

転校生「ってことでおひるごはんたーいむ!」

花梨「たくさん作ったすけ、しっかり食べて午後にそなえてけろ」

初音「ひゃっほい!飯だーーー!!!」

明鈴「ごはんアルーー!!!」

メアリー「バーガーはあるか!?バーガーは!」

虎千代「転校生と里中の合作か!これは楽しみだ!」

風子「もぐもぐ・・・そういや、他のとこに持ってったりはしねーんですか?」

転校生「・・・ともちゃんからのさしいれをうけないためには、こーするしかなかったんだ・・・」

花梨「尊い犠牲だすけな・・・」

梓「ああ、そういう・・・」

小蓮「ましろ・・・南無南無・・・」

・・・

ましろ「すみません、わたくしの力で止めることはできませんでした・・・」

シャルロット「力及ばず・・・」

刀子「無念で・・・ござる・・・」

智花「みんなの分のお弁当、作ってきましたよー!」

萌木「」

ゆかり「」

ゆえ子「むにゃむにゃ・・・みなさん無事に午後を迎えられるでしょう・・・」

・・・

沙那「僭越ながら、昼食を用意させていただきました。皆様、どうぞお召し上がりください」

怜「悪いな、月宮。お前1人に任せてしまって」

沙那「いえ、皆様が午後からも元気でいてくださるのなら、これくらいは苦にもなりませんよ」

ありす「ぉぃし・・・ぇす・・・♪」

イヴ(あ、おいしい。これも、これも・・・・・・これはグリンピースが・・・)

月詠「あー!それツクが狙ってたのー!」

エレン「何を言うか。早い者勝ちだ」

薫子「・・・ところで、瑠璃川さんは?」

鳴子「秋穂君たちと食べているよ。南君から逃がすのが目的だったのかな」

~二人三脚~

転校生「よろしくね、めありー!」

メアリー「Year!ぶっちぎるぜ!」

転校生「ぜー!」

・・・

あやせ「・・・転校生くんとメアリーさん?」

龍季「体格がかなり違うけど・・・大丈夫なのか?あれ」

あやせ「どうでしょ~?なにか秘策があるのかもしれませんね~」

龍季「それか、ただ転校生が出たがっただけか・・・」

あやせ「どちらにせよ、私たちは私たちでがんばりましょうね~」

・・・

沙那「さて、転校生さんには悪いですが、勝たせていただきますよ」

エレン「無論だ。特にもう片方はメアリーだ、手加減する道理はない」

沙那「では、軽くウォーミングアップで合わせましょうか」

・・・

自由「さあはじまりました二人三脚!リリィクラスからは朝比奈&海老名ペア、ローズクラスからはアメディック&月宮ペア、そしてサンフラワーからはなんと転校生くん&ウィリアムズペア!」

転校生「ここでも名前よばれないんだ・・・」

自由「実況は自分、小鳥遊自由と!」

姫「解説の野薔薇姫ですわ!」

刀子「拙者はアシスタントの支倉刀子でござる!」

自由「さて、じゃあ今回のレースはどう見ますか?お嬢」

姫「そうですね。普通に考えれば月宮さんとアメディックさんのペアが運動能力、体格共に優れていますから優勢だとは思いますが・・・」

姫「海老名さんはともかく、ああ見えて朝比奈さんも意外と相手に合わせるのが上手いタイプです。どれくらいかみ合うかが肝になるでしょうね」

刀子「気になるのはサンフラワーだな。あのペアだけが異色を放っている」

姫「そうですね。なにか奇策があるとでも言うのでしょうか・・・?」

~奇策で秘策~

恋「心の土下座をすたーとの合図にするとは・・・何考えとるんじゃ」

卯衣「双美さんの土下座は動作開始から終了までの時間が極めて短く、精度も高い。合理的ね」

ミナ「さすがはマインドシーカー!それでこそ円卓の騎士の一員よ!」

梓「それでは、位置について!よーい!」

心「ごめんなさい!」ドゲザッ

自由「さぁ、スタートの合図が切って落とされた!先頭を走るのは月宮・アメディックペア!朝比奈・海老名ペアがそれを追う!転校生・ウィリアムズペアは・・・」

自由「ああっと、これは!どういうことだ!」

姫「なんですって!?」

刀子「転校生がウィリアムズ殿の足に捕まって、全力疾走だと!?」

姫「そ、そういうことでしたか!あえて体格差が大きい者同士がペアを組んだのは、ウィリアムズさんの力を存分に引き出すため!」

エレン「何だと!?」

沙那「そんなばかな!」

メアリー「HAHAHA!いくらお前らが完璧に合わせれるつっても限度があるよなぁ!こっちは合わせる必要はねぇ!ぶっ飛ばすぞ、転校生!しっかり捕まってろ!」

転校生「いえす、まーむ!」

エレン「くっ、スピードを・・・っ」

沙那「アメディックさん、落ち着いてください。ここで冷静さを欠いては向こうの思うつぼ。片足にあれだけ大きな重りがあるということは彼女も走りにくいはずです」

あやせ「あらあら。そんな作戦だったのね~」

龍季「喋ってる余裕はねぇぜ!すぐ追いつかれる!」

あやせ「そうね~。でも、ペースを乱さないように落ち着いていきましょう~」

・・・

自由「えー、結果、サンフラワークラスは挑発行為が行きすぎため失格っす」

メアリー「<censored>!!!」

転校生「<せんさーど>!!!」

風子「転校生さんに汚い言葉を覚えさせるな!」

自由「というわけで1着がリリィ、2着がローズ、3着がサンフラワーという結果になりましたっす」

エレン「すまん、私が挑発に乗らなければ・・・!」

月詠「いや、あれはた目からみててもひどかったし」

沙那「私も乗ってしまいましたから同罪です」

龍季「正直蚊帳の外だったが、おかげで勝てたっつーか・・・海老名のマイペースさに助けられたっつーか・・・」

あやせ「うふふ、いつでもあせらないっていうのは大事ですね~」

~ランダムリレーの選抜~

望「あー、えーと・・・てすてす。今からランダムリレーの参加者を発表します」

あやせ「ランダムリレー・・・ああ、募集、立候補じゃなくて、勝手に選ばれるリレーね」

結希「はぁ・・・逆上がりのコツはつかめた。今日はもういいわね、帰って♀色違い夢イーブイの源泉を再開しないと・・・」

望「ローズから宍戸結希、東雲アイラ、守谷月詠、氷川紗妃」

結希「・・・・・・え?」

望「リリィから海老名あやせ、霧塚萌木、雪白ましろ、冷泉葵」

あやせ「・・・・・・・・・・・・え?」

望「サンフラワーから、風槍ミナ、仲月さら、神宮寺初音、転校生。以上」

望「ランダムリレーは、最終協議のリレーの1つ前に行います」

望「時間が来たら、各自集合すること・・・っと。よーし、仕事終わりっ」

望「ボス倒す直前で中断されたからなー。気合入れなきゃ」

聖奈「楯野・・・マイクのスイッチが入ったままだぞ」

望「え?わぁっ!」

葵「・・・わたくしが、リレーに?」

アイラ「・・・今呼ばれたの、朱鷺坂じゃよな?」

ソフィア「東雲さんでしたよーっ!」

風子「転校生さん、大丈夫ですか?ただでさえあと2競技も出るのに・・・」

転校生「んー、だいじょぶ!がんばる!」

風子「でしたらウチは応援するだけですけど・・・ああ・・・」オロオロ

転校生「もー、心配しすぎだよー」

虎千代「いつかの過保護水無月の再来だな」

~玉入れ~

転校生「さー、るーちゃん!さらちゃん!のえるん!がんばるよ!」

ソフィア「はいっ!」

さら「がんばりましょお!」

ノエル「おっけー!それじゃあ作戦道理にいくよ!サンフラワー、ファイッ!」

サンフラワー「「「「おー!!!!」」」」

・・・

シャルロット「またもや体格の小さい方たちばかりで・・・ローズクラスの方もですね」

刀子「またなにか奇策を用意してるやもしれん。肩車とかか・・・?」

聖奈「肩車で届く高さではないと思うが・・・用心に越したことはないか」

秋穂「玉入れ、がんばります!さらちゃんやノエルちゃん、転校生くんには負けないんだから!」

・・・

クレプリ「オレっちが手伝うのはダメだとよ」

ありす「そ・・・な・・・」

卯衣「風の向き、玉の重さ、網の口の面積から最適な角度と力を計算するわ」

前日仮面「みなさん、相手がどうなどは今は関係ありません。力の限り頑張りましょう」

寧々「おー!!!」

・・・

絢香「さてはじまりましたグリモア夏の玉入れ大会!実況はみんなのアイドル、皇絢香でーす☆」

卯衣「解説の立華卯衣よ」

絢香「競技出るんじゃないの!?」

チトセ「冗談、私は朱鷺坂チトセよ」

絢香「あ、はい。そうですか」

チトセ「なんで冷めるのよ!」

絢香(ネタ潰しをしちゃう可能性があるっていうのがこの魔法の辛いとこよねぇ・・・)

チトセ「さて、玉入れっていうのは単純なようで意外と難しい競技よ。力を入れ過ぎても、抜きすぎてもダメ。絶妙な力加減で球を投げる必要がある競技」

チトセ「目をつぶってストラックアウトをしたら百発百中の転校生くんを選出したのは正しい判断ね」

絢香「もはや超能力!」

~帰って来たアレ~

レナ「う?・・・すた、たと、すたと・・・すたと!」

パァン!

ノエル「いくよ、さらちゃん、転校生くん!」

さら「はい!」

転校生「おー!」

ありす「ぁ、れは・・・!」

ソフィア「奥義・トーテムポールです!」

クレプリ「もとは少年とありすとさらっちだったのに!裏切り者!」

さら「しょーぶのせかいはひじょーなんですよ!」プルプル

転校生「これであみまでとどく!」

ノエル「勝利確実ぅ!」

秋穂「・・・どうやって玉を拾うの?」

さら「あ」

ノエル「あ」

転校生「あ」

ソフィア「あ」

全員「・・・・・・」

聖奈「今のウチだ!自滅している内に急げ!」

シャルロット「強欲は時に身を滅ぼします。これにて反省してくれるといいのですが・・・」

刀子「うおおおおおお!!!!一球入魂んんん!!!!!!!」

卯衣「・・・・・・」ポイッポイッ

クレプリ「寸分たがわず全部入ってるさね!ありす、オレっちたちも!」

ありす「ぅ、ぅん・・・!」

寧々「・・・えいやっ!」

前日仮面「はっ!」

ノエル「わわわ、やばいよやばいよ!転校生くん、おりてー!」

転校生「む、むりぃ~!高いよ、怖いよ!」

さら「ひいっ!ゆらさないでくださいっ!」

ソフィア「こ、こうなったらそふぃがやるしかないけん!」

ソフィア「ええーいっ!・・・わ、わっ!?ひゃあっ!」ドテッ

ソフィア「あいたたた・・・おーまいがー・・・こんなところに玉が・・・」

・・・

絢香「えー結果。サンフラワーは4個!ローズクラスが250個!リリィクラスが187個で、ローズクラスの勝利!」

転校生「ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!ごめんなさぁぁぁぁぁぃ!!!!」

さら「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

ノエル「ひぐっ・・・ぐすっ・・・ごめんね・・・バカでごめんね・・・」

春乃「どうして誰も気づかなかったのよ・・・」

ヤヨイ「なんか自信満々だから誰も言い出せなくて・・・」

初音「面白さ重視!」

~とっておき~

鳴子「続いての協議は自転車リレーです。参加者の皆さんは集合場所に集まってください」

・・・

チトセ「さてと、ちょっと気合入れようかしらね」

春乃「秋穂のためにも、かっこいいとこ見せないとね」

律「盗んだバイクで走りだせ!ロックだぜ!」

薫子「バイシクルの方ですけどね」

・・・

聖奈「自転車はいい。余分な金を使わずに移動できるからな」

自由「自転車はオタクの相棒っす!電車代ケチってどこへでも行きますよ!」

心「わかります!隣町に何度もいってたら電車代とかバカになりませんよね!パーツショップはそこまで行かないとないのに!」

千佳「うちも自由に付き合って行ってるしねー。結構ダイエットにも効果あるのよ」

・・・

風子「転校生さんがですか!?」

転校生「えへへー、がんばってれんしゅーしてたんだよー」

夏海「こっそり練習してたのよね」

梓「自分と岸田先輩、円野先輩の3人で暇がある時に見てたんスよ」

真理佳「それじゃあ、チーム・ウィンドブレイカー!風になろう!」

サンフラワー「おー!」

風子「こ、転ばないように気をつけるんですよ!」

虎千代「どうした水無月。今日はなんだか昔に戻ってるぞ」

~結果~

転校生「あいたたた・・・ころんじゃった」

風子「いや、よくがんばりました。来た当初はダンボールばっかりで自転車なんかには全く乗ってなかったのに・・・」

風子「ほんと、いつのまにか成長してるもんですね」ナデナデ

転校生「えへへ・・・がんばったもん!」

風子「ウチの見てないうちに、ほんといつのまに・・・嬉しいやら寂しいやら・・・」

ましろ「ウチのみてないうちに、ですか・・・ふふ」

ゆかり「はいはい、今わりと真面目なシーンだから帰るわよー」グイッ

ましろ「あーれー」ズルズル

風子「・・・はぁ。とにかくです。内緒にするのもいいですけど、たまにはウチも誘って下せー」

風子「じゃねーと、寂しいじゃねーですか」

転校生「んー、今日はふーちゃんをびっくりさせたかったからだけど・・・うん、次はちゃんとふーちゃんにおねがいするよ!」

風子「おねげーします。ちなみに、すでにやろうとしてることとかあります?」

転校生「麻雀」

花梨「麻雀って楽しいよね!」

純「そんなオカルトありえません」

薫子「狭い所が落ち着くのってあれなんでしょうね」ロッカー

風子「!?」

転校生「狂気の沙汰ほど面白いんだよね!」

風子「そっちに行ったら戻ってこれません!もっと健全な奴を教えますから!」

~ランダムリレー~

転校生「zzz」

初音「なんだなんだ、転校生は電池切れか?」

ミナ「戦士には休息も必要だ。とはいっても今は違うだろ!」

さら「ぐっすりですねぇ」

シロー「わんっ!」

結希「ほら、見て。転校生くんが寝ているわ。あのままでは起きないから一人辞退する必要があるわね。というわけで私が辞退するわ」

アイラ「何を言うか。体格的に考えて妾が辞退する方が自然じゃろ」

月詠「ちょっと2人とも、何言ってるのよ!」

紗妃「そうですよ!選手として選ばれたからには、力の限りを尽くすべきです!」

ましろ「聖堂で正々堂々競技しましょう・・・ふふ」

萌木「うう、大丈夫かな・・・わ、わたしが転んでめいわくかけちゃったりとか・・・」

あやせ「ふふ、大丈夫よ。一生懸命頑張る人を咎めるなんてこと、誰もしないわ」

葵「そうですよ!わたくしもがんばりますので!」

転校生「zzz」

初音「なあ、これ本当に大丈夫なのか?代わりのやつ呼ばなくていいのか?」

結希「その必要はないわ。各クラスから1人抜ければいいだけなのだから。そういうことで私が・・・」

転校生「んっ・・・ふわぁぁ~・・・・・・よしっ!きゅうけいおわりっ!がんばるぞっ!」

アイラ「・・・・・・チッ」

転校生「さて、と。ゆきちゃん、あおいちゃん、みっちゃん!みんながんばってね!」

ミナ「もちろんだ!我が覇道を妨げるものは無い!」

葵「はい!わたくし、力限り走りますので!見ていてくださいね!」

結希「・・・・・・もう。そんなこと言われたら、拒否なんてできないじゃない」

・・・

虎千代「ふむ、なんとかなったみたいだな・・・それでは!位置について!よーい!」

パァン!

~最後まで全力~

夏海「さぁ最終ランナーです! 差はほとんどありません!」

夏海「逃げきれるか? それとも後続が捉えるか!?あと半周です!」

夏海「抜くかっ!? 耐えるかっ!? いま、いま・・・」

夏海「ゴォーーールッ!」

夏海「これは予想外!目の離せないデッドヒートでした!一着は―・・・・・・」

・・・

転校生「ふふぇ~・・・つかれたぁ・・・」

風子「お疲れさまでした、転校生さん。ほら、席までもどりましょ」

転校生「うん・・・・・・くやしい~~~!!!!!!」

風子「ふふ、そうですか。なら、よかったです」

転校生「なんでー!?まけちゃったんだよ!?」

風子「勝つためにいろいろと策を講じるのはいいですけど、たまには純粋に全力で戦うのもいいもんですよ」

転校生「むぅ・・・」

風子「来年は勝ちましょ。ね?」

転校生「・・・・・・うん!」

風子「さ、戻っておーえんです。まだ最後のリレーが残ってますからね」

転校生「わかった!きがえてくるー!」

風子「・・・え?」

・・・

[チアガール]転校生「前使ったの!」

風子「転校生さん、あんたさんは・・・」

葵「うう、わたくしは先ほどのリレーで元気を使い果たしてしまいましたので・・・ですが、このままでも応援は出来ます!」

もも「転校生くん、その・・・大丈夫、なの?その服だとお腹が・・・」

転校生「うん!ぼく、もうにげない!このきずはくんしょーだ!だからはずかしくなんかない!」

萌木「・・・わ、私も着替えてきます!私も応援します!」

千佳「はぁ、うちも着替えてこよっかな。2人だけにやらせるのもあれだしね」

もも「わ、わたしも!」

風子「・・・ウチもそーしますか。さて、間に合いますかね・・・」

香ノ葉「その心配はいらへんで!」シュババババ

萌木「ひゃいっ!?」

転校生「このは、さっすがー!よっし、おうえんするぞー!フレー!フレー!ぐーりーもーあー!!!」

今日はここまで!運動会はこれで終わり!次回は里菜とのクエストです。
なんとか1週間以内に終わらせることができた・・・英語が得意なあの子の出番が大幅カットされてるのは気のせい。
裏心が出てきた!なんか、うん、あれだ!痴女い!
こっちの世界線だとあんな格好しながら転校生ラブなせいでいろいろとヤバい人に。
痴女でショタコンとかどういうことだよ。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 転校生の故郷編~

転校生「あー、そろそろお盆か」

さら「あ、今年も里帰りする感じ?」

転校生「いえっす。近況報告も兼ねて、寧々がついてくるけど」

ありす(寧々ちゃん、毎年転校生さんの家についていってるんだよね・・・)

転校生「ただ、毎年・・・」

アイラ「毎年?」

転校生「香ノ葉が勝手についてくる」オヤモモウカオオボエタ

ゆえ子「あー・・・」

転校生「ということで、今年はもう最初から連れて行くことにしました」ヒョコッ

香ノ葉「わー」

ありす(うらやましいなぁ・・・」

さら「ありす、途中から漏れてる」

転校生「ついてくる?」

ありす「え?」

さら「え?」

転校生「どうせ寧々はホテルに泊まるだろうし、『だだっ広いホテルに1人って寂しいのよ!』って呼び出してくるし」

転校生「じゃあ最初から何人かで行ったらいいんじゃないかって思って」

香ノ葉「さすがだーりんなんよ!」

転校生「てか、香ノ葉を連れて行くって話してたら夏海に聞かれてて全員に話が広まって全員で行くことになったのでお願いです着いてきてください」ドゲザ

さら「夏海ちゃんGJ!(そっかー、それじゃあ仕方ないかな)」

ありす「さらちゃん、逆、逆」

転校生「ホテルはJGJ神戸グランドホテルを使わせてくれるって樹さんが言ってたから、宿泊費とかの心配はいらないよ」

ゆえ子「転校生さんってなんだかんだ使えるものは使いますよね」

転校生「じゃないと無駄遣いする学園長がウチの学園を火の車にするからねー」

・・・

―当日―

転校生「じゃあ、卯衣と香ノ葉は僕の家に泊まりだから。ここから別行動かな」

香ノ葉「おとまりやえ!」

卯衣「私は体質上仕方のないことよ」スリスリ

智花「香ノ葉ちゃんずるい!」

もも「あたしもおとまりしたいです!」

寧々「そうだそうだー!」

さら「我々にも権利をー!」

アイラ「おい、大人ども」

・・・

ゆえ子「みなさん楽しんでるでしょうか・・・」←お盆なので両親の墓参りで別行動なゆえ子

・・・

―南京街―

ありす「あ、つぎはこれ食べよ。明鈴ちゃーん、こっちにおいしそうなのあるよー」

明鈴「なになに!?うはー!おいしそうアルー!」

ありす「中華街いいなぁ・・・美味しいなぁ・・・みんなも来ればよかったのに」

小蓮「ほんとネ!もったいないことするナ!」

今日のプチモア。夏なので。両親お亡くなり系はゆえ子とアイラとチトセのみです。アイラはまた別口だけど。
本編の次回クエストはビーチですね。うざ転校生くん、略してウザ天の再来。
天ぷら食いてぇ。3月に食べた鰆の天ぷらはウマかったなぁ・・・また食いたいなぁ・・・
あとタコ天もおいしい。明石のタコ天は凶器だ。あれはヤバい。うまい。
あとタケノコの天ぷらもうまかった。上手く言い表せれないけど、塩に付けて食うと肉厚とかと相まってもう最高だった。
夏は鱧とか鮎だな。今度食おう。絶対うまい。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- ネーミングセンス編~

さら「望ちゃん、結希ちゃん、何やってるの?」

望「ポケモン」

結希「あっ、こら!どくどくはだめみがわりもだめ。まもるもだめよ」

望「こいつ弱いんだよなー。さらはどう?できる?」

さら「ポケモンかー、ゲームボーイでピカチュウをちょっとやったぐらいで・・・」

望「ゲームボーイ?」

結希「なにそれ?」

さら「えっと、いわゆる携帯ゲーム機で、つまりそのぉ・・・こういうのはインドア派のありすに!」

[エプロン作成中]ありす「えっ、いきなり振らないでよ」

ありす「それで、ゲームボーイだよね。今2人が使っているのが3DS、その前がDS、その前がゲームボーイアドバンスで、その前がゲームボーイカラー。そしてその前がゲームボーイ」

ありす「つまり、昔の携帯ゲーム機だね」

望「へー。そんなのやってたなんて、おばさんみたい」

さら「おっ、おばっ!?」

結希「いきなさい、※ちゃーはん。にっくき楯野さんの※ちゅーぺっとをうちくだくのよ」※パラセクトとカプ・テテフ

望「はいサイコキネシスー」

結希「あっ、ちゃーはんが・・・それじゃあ、※おとうふ。でんじはでまひさせて・・・」※エルフーン

望「サイコフィールドじゃせんせいわざつかえないっての」

結希「あっ、そうだった」

望「サイコキネシスれんぱつー」

結希「・・・・・・さいごの切り札よ。いって、※むーにーまん」※アマージョ

ありす「さっきから名前がすごいけど・・・」

さら「おばさん・・・おばさん・・・」ブツブツ

ありす「さらちゃん、そろそろ戻ってきて。2人をお風呂に入れるんでしょ」

さら「・・・・・・そういえば、ありすもネーミングセンスあれだったよね」

ありす「アレってどういうこと!?」

さら「アレクサンドルとエマニュエルと―――は元気?」

ありす「え、別に普通じゃない?」

さら「あ、はい」

クレプリ「ありすの感性はたまにずれてるからな・・・」

さら「自覚が無いのが一番厄介だよね・・・」

今日のプチモア。ありすは本人といい、自分で名乗る人形と言い、ネーミングセンスはアレだと思う。
パラセクトがちゃーはんなのはパラスがパラパラっとした感じっぽいから。
カプ・テテフはかぷっとしてちゅーってする感じ。
おとうふはモンメン→木綿→木綿豆腐から。
むーにーまんはアマカジがおむつをはいてるように見えるから。
望の手持ちは残りミミッキュのみーちゃんとメガボーマンダのすいぞくかんでした。
ちゃーはんとおとうふは実際に私が使用してたニックネームです。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 転校生の戦い方編~

焔「なーなー、ありすー」

ありす「焔ちゃん、それに月詠ちゃんと浅梨ちゃんも。どうしたの?」

月詠「転校生ってたまに1人でクエスト行ってるよね?」

ありす「人手が足りてないからね。うん、行ってるよ」

浅梨「どうやって魔物を倒してるの?」

ありす「えっと、転校生さん曰く『筋肉は偉大』だって」

焔「???」

ありす「つまり魔法を使わずに」

浅梨「わーお!」

月詠「そ、そんなに筋肉を・・・ツクもつけたい!」

ありす「あれは無理だよー。だってあれは日々の努力と智花ちゃんの料理とみんなと遊ぶことで出来た肉体だからー」

焔「えっと、それってなにやったんだ?」

ありす「智花ちゃんの料理を作ってもらう度に食べる、つかさちゃんの出会いがしらの(タイコンデロガを倒したことがある)タックルを受け止める」

ありす「卯衣ちゃんの(コンクリートに穴が開く)豆投擲を身体で受ける、アイラちゃんと魔法の特訓をする、私やさらちゃんや梅さんと組み手をしてできた体だから」

月詠「でも魔法は苦手なのよね?」

ありす「弱者の盾をメイン攻撃に使うぐらいだからね」ワタシガデンジュシタケド

浅梨「!?」

ありす「今は北海道の制圧中だから、また1人で戦ってるんじゃないかなぁ・・・」

・・・

転校生「うわー、タイコンデロガが混じってるとか聞いてないんだけど」

さら『ごめんね、わたし今すっごい大きいの相手にしてるから余裕無いの』

転校生「へいへい。えっと、直接触ったら凍傷になるんだっけ?」

魔物「ヒエエエエエエエエッ!!!!」

転校生「さて、知ってるか?盾は武器になるんだぜ」

転校生「アイラの障壁6枚を全部割ったことがある技だ。寸勁・重」

魔物「ヒエッ!?」ズザザッ

転校生「・・・ふう。さすがに一発じゃ無理か。ま、一番強いのはさらが相手してくれてるし・・・」

転校生「罠もしかけつつ、じっくりと倒しますか」

今日のプチモア。ありす曰く、弱者の盾は打撃武器。
転校生はアレ、智花の料理で死にかけるのと蘇生するのを繰り返すうちに身体が丈夫になった。
『毒薬変じて薬となる』の通り、ドーピングに近い感じになってるんじゃないかな。
なおタイコンデロガを魔法も銃器も使わずに倒すこの男、グリモア大人勢では二番目に弱いとかなんとか。
レベルを上げて物理で殴っても届かない領域があるらしい。
なのでちゃんとヤヨイパパとか梓パパとかから教えてもらった罠諸々で弱らせてる。
でもトドメは自分の手で。素手で。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 保護者面談(大人勢)編~

寧々「あ、転校生くん。これ、生徒会の皆に渡しておいてくれない?」

転校生「ん?何のプリント?」

寧々「保護者面談」

転校生「はぁ・・・ってことは僕とありすとさらの分だけでいいんじゃ?」

寧々「転校生くんは毎年してるじゃん。ただ私、さらちゃんとありすちゃんの両親に会ったことないんだよね」

転校生「いたって普通のめんどくさい親だよ」

寧々「わあ、もう会ってるんだ。さっすがー!そんじゃ、よろしく~」

転校生「はいはい、わかりましたよっと」

・・・

転校生「さて、生徒会室に誰もいなかったわけだが。さらもアイラも仕事が残ってたはずだけど・・・」

転校生「あ、いたいた。おーい、さらー!」

さら「転校生くん。どうしたの?」

龍季「なにしにきた!遊べ!」

転校生「ほうらたかいたかーい!」

龍季「きゃー!」

転校生「ってことでさらには寧々からこれを。あと仕事しろ」

龍季「もう一回!もう一回!」

さら「仕事は転校生くんにお任せするよー。んで、何々?保護者面談?やってもいいけど延々と婚期と娘自慢を聞かされるだけだよ?」

転校生「僕はそれを渡してくれって言われただけだから。そいやっ、高い高いトリプルアクセル!」

龍季「めがわわるー!」

さら「無茶させないでよー」

・・・

転校生「ありすー、僕のありすー」

ありす「ふぇっ!?は、はい!なんでしょう!?」

ちひろ「ありすちゃん、ありすちゃん。ぽみぽみんです」

ありす「あっ、ちょっと待ってね。多分お仕事のお話だと思うから・・・」

転校生「んにゃ、これを寧々から渡してって頼まれただけで。あとちひろにはこの練っておいしい(自作)ねるねるねるねをあげよう」

ちひろ「わーい!ねるねるねるね~♪」

ありす「またそんなのを作って・・・大量に作るのはいいんですけど消費するのはこっちなんですからね」

転校生「まあまあ、ありすにもあげるから。はい、練り終わったあとのやつ。あーん」

ありす「練る過程が醍醐味のお菓子から結果だけを残すなんて・・・あーん、ぱくっ」

ちひろ「えにえにですねぇ~」

ありす「もう、ちひろちゃん。そういうこと言わないの」

転校生「頼むからここではリントの言葉で喋ってくれ」

・・・

転校生「ってことで渡してきたよ」

寧々「おっけー。んじゃ、3人分、よろしくね~」

転校生「・・・え?どういうこと?」

寧々「さらちゃん、ありすちゃん、そして私の分。自分の分以外は私も出るから」

転校生「ちょっとまて、僕何も聞いてない」

寧々「いやー、最近お母さんがうるさくてさー。ってことだから、この書類とか含めてよっろしくぅ!」ダッ

転校生「あ、こら、待て!犬川!逃げるな!こら!仕事しろ!・・・・・・はぁ、やるかぁ」

今日のプチモア。割と多趣味な転校生くんですが、特にお気に入りの趣味は遊べるお菓子を作ること。
遊べるお菓子作りは卯衣に看破されないように作る必要があるため難易度もかなり高い。
なので、科研の人の協力も得つつ、おいしくて楽しいお菓子を作っているんだとか。
ただ調子に乗りすぎて大量に作って、子供が食べきれずに大人勢で食べきることが多々ある。
最終手段はアイラとチトセに処分させる。時間停止の魔法がかかってる彼女たちならいくら食べても問題ない。
ありすありあり(合言葉)

~海に行こう!~

里菜「転校生!大変だ、大変なんだ!」

転校生「たいへんだ!行こう!」

里菜「まだ何も言ってないさ」

転校生「それもそうだね」

2人「HAHAHAHAHA!」

里菜「ってちがーう!そうじゃない!クエストに行くぞ!」

転校生「おっけー」

里菜「毎年警備に行ってる砂浜が・・・え、いいのか?」

転校生「いいよー」

里菜「よっし!それじゃあなんとかは急げだ!水着の用意をしてしゅっぱーつ!」

転校生「しんこー!」

・・・

薫子「・・・」ブルッ

虎千代「どうした、薫子。寒いのか?なら冷房の温度を上げようか」

薫子「いえ、なんだかとてつもなく嫌な予感がして・・・」

聖奈「そういえば、転校生が与那嶺とクエストに行ってますね」

薫子「・・・多分それですね。クエストを放棄して遊びださないようだれか見張りを・・・」

虎千代「出来るような奴は全員出払っているな」

薫子「・・・ああもう!」

虎千代「いやいや、さすがにあいつらもちゃんと弁えているだろう」

薫子「だといいのですが・・・」

~やるときはやる~

転校生「りなちゃん、いそぎすぎ!ちょっとさがって!」

里菜「わかったさ!」

転校生「あんまとばしすぎたらばてちゃうよ?」

里菜「いやー、さっさとあいつら倒して遊びたいからな!」

転校生「だねー。いっぱい泳ぎたいしー」

里菜「ふっふっふ、今日の里菜は一味違うさ。これを見ろ!」

転校生「そ、それは!」

里菜「銛だ!」

転校生「はまぐちのあれ!」

里菜「そうだ!」

転校生「んじゃそれはちゃんとおわってからねー」

里菜「わかってるさ!リナだってやるときはやるんだぞ」

転校生「あっ、あそこに見つけた。こっから届く?」

里菜「あー、ちょっと遠いな・・・」

転校生「んじゃ、ダンボールに乗って。空から近づくね」

里菜「ああ、頼んだ!」

・・・

山下「やる時はやるんですよねぇ」

佐藤「でもどーすんだ、あれ?クエスト終わってもここじゃ遊べないぜ?」

田中「それはそれ、これはこれ。今は気持ちよく退治してもらおう」

・・・

転校生「へーい!砂を巻き上げて目つぶしだぜー!」

キントト「目が痛ぇ!」

里菜「リナに水をわけてくれーっ!はぁぁぁーッ!元気玉っぽいの!」

~被害甚大~

風子「冬樹。ライ魔法師団についての情報はありますか」

フーチャン、デンワダヨー

風子「っと、すいません。転校生さんからです。もしもし?今会議中なんで手短におねげーします」

転校生『つまりはそういうことだよ』

風子「はい?」

転校生『そう、それはつまりそういうことなんだ。ふーちゃんわかるよね?』

風子「あー、はいはい。そーですね」

転校生『ところでふーちゃん。おっぱいは大きくな』

ピッ

風子「もーしわけありませんでした。んじゃ、続けましょーか」

怜(転校生が今いる場所・・・ああ、そういうことか)

・・・

ありす「~♪」

さら「ありすちゃん、ごきげんさんですえねぇ」

クレプリ「なんてったってもうすぐイギリスだからな!いろいろ行きたいところもあるし、楽しみなんさね。な、ありす」

ありす「ぅん。。ぃっぱぃ、ぃきた・・・」

アリスチャン、デンワダニャン

クレプリ「ん、少年からか?もしもーし」

転校生『ありすちゃんありすちゃん!でっかい金魚捕まえた!』

ありす「ぇっ・・・?」

転校生『見て見て!生け捕り!』

キントト『やめーや』

里菜『転校生、こいつ結構力つよ・・・ぐああっ!』

転校生『ああっ、リナちゃんが飛ばされた!この人でなし!』

ピッ

クレプリ「楽しそうさね」

さら「ですねぇ」

ありす「・・・ぇす」

シロー「なんでさ」

~テンションMAX~

転校生「気分が乗って来た」

里菜「わかる」

転校生「ショートコント。ひらめ」

里菜「ぱちぱちぱちぱち」

転校生「・・・・・・・・・・・・」ズザザッ

転校生「ってこれカレイやないかーい!」

里菜「おおー!50点だ!」

転校生「何点中!?」

里菜「もちろん10点満点だ!」

転校生「バカ野郎!なら10点だろうが!」

里菜「じゃあ特別に10000点満点にしてやるぞ!」

転校生「わーい!」

里菜「これで安心だな!」

転校生「このおたんこキャベツが!」

里菜「ちょっと待て!リナはキャベツよりゴーヤの方がいいぞ!」

転校生「じゃあおたんこゴーヤ!」

里菜「はい!」

58「誰か呼んだでち?」

転校生「帰れ」

里菜「呼んでないさ、おたんこゴーヤ」

・・・

ノエル「誰か!誰かツッコミを!」ガタッ

秋穂「ノエルちゃん、突然どうしたの!?」

春乃「そっとしてあげなさい・・・疲れてるのよ」

~クレイジー&クレイジー~

転校生「暑い!」

里菜「当たり前さ。ここは砂浜だからな」

転校生「なんでさ!」

里菜「上からの日光と砂に反射した日光で両面焼きのハムエッグになるんだぞ?そりゃ暑いのは当り前さ!」

転校生「そっかぁ・・・ハムエッグ食べたい」

里菜「そう思って持ってきておいたぞ!」

転校生「ほんとに!?」

里菜「ああ、ゴーヤチャンプルーだ!」

転校生「わーい!チャンプルー!」

里菜「寺は英語で?」

転校生「てんぷるー!」

里菜「鉛筆は?」

転校生「ぺんしるー!」

里菜「リナのおっぱいは?」

転校生「ぷるぷるー!」

里菜「じゃあ水無月のは?」

転校生「つるつるー!」

2人「HAHAHAHAHA!」キィィィィィィン

グサッ

里菜「な、なんだ!?なんか降って来たぞ!?」

転校生「こ、これふーちゃんの杖・・・電話して確かめよう。もしもし、ふーちゃん?つまりはそういうことだよ」

~ぴっぽい~

転校生「ぴっぽい!」

里菜「どうしたんだ?」

転校生「れっつえんじょい~・・・バスクリン!」

里菜「はっ、わかったぞ!」

転校生「さすがだな、わが右腕よ」

里菜「里菜は両腕だぞ?」

転校生「そこまで達していたとは!一生の不覚!」

里菜「つまりさっさと魔物退治しろよこの沖縄女って言ってるんだな!」

転校生「ちがうよ。砂浜クリーン作戦開始だよーって言ってるんだよ」

里菜「そうだったかー。んじゃ、はじめるか!」

転校生「おー!」

里菜「ザバ!ザバラ!ザバラーン!」

里菜「そしてトドメの~」

里菜「かめはめ波!!!」

転校生「かめかめは!!!」ヒュウウウウ

スパーン!!!

転校生「あいたー!」

里菜「こ、これは・・・ハリセン!」

転校生「のえるんに電話して確認しよう!あ、やっぱいいや。ありすちゃんに電話しよう」

里菜「もしもし、萌木?うん、リナリナ。ちょっと水難事故起こしちゃってさー、相手のウツボが巣を弁償しないと帰さないぞって」

萌木『水難事故ってそういう事故じゃないからね!?あとテンションが転校生くんに引きずられ過ぎだよ!』

転校生「あ、まものだ」

里菜「コブラツイストだ!とりゃーっ!」

転校生「おおー。ありすちゃんありすちゃん!でっかい金魚捕まえた!」

~勝利~

転校生「これが最後の戦いだっ!」

里菜「行くぞっ!第三部 完!」

キントト「トトキーントトトキントトトキントトトキーントト」

転校生「よし、終わった」

里菜「じゃあ・・・」

転校生「あそぶぞー!」スポーン!!!

里菜「わあ、転校生、服!服!水着着忘れてるさ!」

転校生「そんなのかんけいねぇー!だっておらは水平線の彼方だからー!」

里菜「わけわかんねぇ!」

男「あの、すいません」

里菜「うん?さっきのおっちゃんじゃないな」

転校生「あ、その人はこの前おくさんと娘さんが自分を置いて2人で高級レストランのランチを食べに行っているのを見ちゃった福山さんだ!」

福山「この後ここで遊ぶことはできませんよ」

里菜「うわ、見事なスルー・・・ってえええええええ!?!?!?!?!?」

転校生「そんなー!」

里菜「なんでなんだ!?教えてくれ!」

福山「これから国軍の方で魔物の残党がいないか、霧が払われたかを調査する必要がありますから」

里菜「・・・軍が調べ終わるまで、泳げないのか?魔物を倒したのに?」

里菜「そ、そんなぁ!じゃあ今日はもう帰らなきゃいけないのか!?」

転校生「ええ、やだーーー!!」ゴロゴロゴロゴロ

転校生「やだやだやだやだやだーーー!!!」ゴロゴロゴロゴロ

転校生「やだーーー!!!」ザパーン!!!

転校生「・・・よし、もういいよ!帰ろう!」

里菜「ってわけだから帰るぞ」

福山「お疲れさまでした」

~今年も~

転校生「やだああああああ!!!!!おふろいやああああああ!!!!」ダダダダダダダダダ

風子「こら、逃げるな!海で全裸になって全身日焼けしたのは自業自得でしょーが!」タッタッタッタッタ

転校生「やああああああ!!!!!」

風子「しかも全裸で砂浜転がって全身砂だらけでしょ!」

紗妃「委員長!服、服!お、おいつかない!」

怜「転校生はまたか・・・」

クレプリ「だな。これも毎年の風物詩さね」

怜「これもいつまで見られるのか・・・」

夏海「いや、できればもう見れない方がいいからね?」

智花「そうだねー。転校生くん、日焼け痛そうだもん。なんとかならないかなぁ」

夏海「そういうことじゃなくて」

怜「じゃあどういうことだ?」

夏海「あたしとしては風紀委員長がタオル一枚で全裸の男児を追いかけてることに問題を感じてるのよねぇ」

ありす「ぁ、そ・・・だ・・・。か、なぎ・・・さ・・・こぇ・・・」

怜「うん?ああ、私の巫女服か。ありがとう、しかし随分と遅くなったな?」

クレプリ「桃世に渡した後、神凪ファンがオークション始めたんさね。んで、さっき疲れて寝ぼけた少年を放り込んだ隙に取り返してきた」

夏海「したたかねー」

智花「それもそれで問題だと思うんだけど・・・」

怜「まあいいじゃないか。終わり良ければ総て良しだ」

夏海「本人がこれだからねぇへぶっ!」

転校生「あっ!ごめん、ジャンプしたらなっちゃんに当たっちゃった!」

夏海「が、顔面に股間押しつけは・・・」

風子「岸田!そのまま捕まえててくだせー!」

転校生「あっ、なっちゃん!離して!」

夏海「ダメよー。おとなしくお風呂入って来なさーい」

転校生「い、いやああああああああああああ!!!!!!!」

今日はここまで!里菜のクエストは転校生をぐっすり眠らせるという大前提がなくなったため改変必須に。
なので久しぶりにあふれるリビドーをぶつけてみました。
国軍の人たちのモデルは特にないです。ただありそうな名前を書いただけ。
転校生くんは国軍の人たちとたまに街で会ったりして一緒にカフェに行ったりファミレス行ったりしてる。
怜の巫女服の落札価格は20万でした。
戦闘服=制服なので、今まで怜は何を着ていたんだ・・・
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 訓練(ガチ)編~

兎ノ助「おはよう、ありす、ヤヨイ、真理佳」

ヤヨイ「Good mornin'兎ノ助」

ありす「おはようございます」

真理佳「おっはようございまーーーーーーす!!!!!!!」

兎ノ助「うおおおっ!あ、相変わらず朝から元気だな・・・っと、転校生見てないか?転校生以外はこれで全員来たはずなんだが・・・」

ありす「転校生さんなら山籠もりしにいってますよ」

兎ノ助「・・・・・・はぁ?」

ヤヨイ「なんか、えこーろけーしょん?っていうの使えるようになるんだって言ってた」

兎ノ助「エコーロケーションってあれだろ?コウモリとかイルカとかが使うやつだろ?マジで?」

真理佳「バットマンとかかっこいいよね!」

ありす「はい。それです。マジです」

兎ノ助「てか人間ってそんなこともできんの?」

ありす「できるみたいですよ?転校生さんは今のところ一般の人間ができる限界のとこまでしか達していないので」

兎ノ助「さらとか梅とか超えてるもんな・・・ってそうじゃなくて!あいつ、授業!」

兎ノ助「ただでさえ普段クエストやら子供のめんどうやらで出る機会少ないのに!」

ありす「先生たちも困ってますね。勉強できて真面目なのに授業に出る回数が少ない生徒だって」

ありす「だから私も今1人で授業受けてるんですよね。あの教室に1人って寂しいんですよ」

兎ノ助「ってことは普段は2人きりか」

ありす「転校生さんがいたらさらちゃんとか寧々ちゃんとかアイラちゃんが遊びに来るのでそういうことはないですね」

ヤヨイ「この前連れて行ってもらったよ!」

真理佳「一緒にかていかしたよ!センパイのごはんはすっっっっっっごくおいしかった!」

兎ノ助「だろうなぁ・・・家庭科の先生お前ら(ありすと転校生)の授業する意味あるのかって嘆いてるからなぁ・・・」

ヤヨイ「この前はおりょうり食べたかていかの先生がはだかになってたよね」

真理佳「おふくがやぶれてたね。びりびりーって」

兎ノ助「マジで!?なんで俺はその場に・・・あ、いや、そんな目で見ないでくださいごめんなさい」

ありす「子供たちの前なんですから、ちゃんとそういうとこ気をつけてくださいね」

兎ノ助「はい、善処します・・・」

今日のプチモア。転校生くんは置手紙失踪系男子。
結局ありすSSRは取れなかったよ・・・給料前だからお金ないんだよ・・・。
ただミニモア付きR以上確定ガチャチケから[カボチャ]岸田夏海が出てきた。なぜそっちで出るんだ。
あとついでに[おてんば]龍季と[恋愛経験]あやせ[すっぱい]あやせ[望遠鏡]卯衣が出た。
でもありす出ない。
ありすぅ・・・
ありすありあり(合言葉)

~ゆさのたんじょーび、すねーく~

鳴子「・・・・・・」

ダンボール「・・・・・・」

鳴子「転校生くん?」

ダンボール「い、いないよー」

鳴子「いるじゃないか・・・いや、違うな。こっちか」ガチャッ

転校生「にゃわっ!見つかった!」

鳴子「どうにも音がこもっていると思ったよ。ダンボールの後ろのロッカーの中とはね」

転校生「うー、とらとふーちゃんならこれで隠れられるのにー・・・」

鳴子「あの2人も君には振り回されてるのかなっと。ちなみに、そのダンボールの中身はなんだい?」

転校生「あ、それはねー。開ければわかるよ!」

鳴子「そういわれたら開けるのが恐くなってきたな。・・・おや」

春乃「遊佐」

転校生「あ、はるのん」

鳴子「なんだい?ノックもしないで」

春乃「どうせ【来客】は把握できるようになってるんでしょ」

春乃「これ、あんたに。アイホが気を利かせてくれた。受け取んなさい」

転校生「あ」

鳴子「・・・・・・?ああ、そうか。今日は・・・」

春乃「あたしが世話になってるから、誕生日の贈り物はしないと・・だってさ」

鳴子「秋穂君からかい?ありがとう」

春乃「・・・連名よ。この間のこともあるから」

鳴子「この間?何かあったかな」

春乃「しらじらしい。6月の霧の嵐のことよ」

春乃「・・・あたしのいない間、秋穂を見守てくれたこと。改めて礼を言うわ」

鳴子「・・・ということは、転校生くんもか。そのダンボールは、差し詰めプレゼントボックスと言ったところか」

転校生「うー、うー、うー!はるのんー!」

春乃「あっ、ごめん」

転校生「・・・はるのんはわるくないんだけどさぁ・・・うー・・・」

春乃「あとで部屋に来なさい。散歩部のみんなで勉強会開くって言ってたから、お菓子ぐらいにはありつけると思うわ。それじゃ」

鳴子「あれ?なんだい、開けるところは見てくれないのか?」

鳴子「・・・後でまた、お礼に行かなきゃな」

鳴子「いやー、今日は僕の誕生日だったんだなあ。忘れてた忘れてた。これなら引っかかってあげてもよかったかなっと」パカッ

夏海「ぎゃあっ!」

転校生「あー、なっちゃんも見つかったかぁ」

夏海「転校生ダンボールが隠れみのになってくれると思ったんだけどなぁ・・・」

転校生「朝からずーっと隠れてたもんね、なっちゃん。えらいえらい」

夏海「ジャーナリストたるもの、決定的な瞬間のためならこれくらいは当然よ!」

鳴子「・・・朝から?」

~夏海の成長~

鳴子「なんてことだ。入口の監視カメラも破ったのか」

夏海「えっと、ずっとそれは見えないところを探して・・・」

鳴子「どうして隠れてたんだ?目的は?」

夏海「え、えっと・・・今日、部長の誕生日だからなにプレゼントしようかって思って・・・」

夏海「もし部長の素の表情が撮れたら、あたしの実力も証明できるし・・・」

鳴子「夏海」

夏海「ひゃいっ!すみません!」

鳴子「・・・まいった。僕の負けだ」

転校生「おおー・・・」パチパチパチ

鳴子「上達したね。機械と僕相手とはいえ、こんなに隠れおおせたんだ」

鳴子「君の成長がなによりプレゼントだよ」

夏海「・・・ぶ、ぶちょー・・・」

鳴子「だけど夏海は隠れるより、取材の仕方が上達してくれると嬉しいんだけど」

夏海「そ、そんなぁ・・・転校生と生天目つかさとのかくれんぼに付き合って上達したのにぃ・・・」

鳴子「それは来年の楽しみにしとくか」

夏海「え?でも部長、今年で・・・あ」

鳴子「フフ、もっと僕を驚かせてくれよ」

夏海「・・・は、はいっ!」

転校生「もういい?」

鳴子「待ってくれ。これからオチだ」

夏海「ええっ!?オチあるんですか!?」

転校生「んじゃ、ぼくケーキ持ってくるから。その間に落ちつけといてねー」

鳴子「はいよっと」

夏海「そんなぁ・・・」

鳴子「ってことでさっき撮った写真は削除する。途中で見つかったペナルティだ」

夏海「ええーっ!それは横暴ですよ横暴!」

鳴子「プロへの道は長い。これも試練だと思ってくれ・・・よし」

鳴子「それじゃあ、転校生くんが戻って来るまでの間、コーヒーでも飲んで落ち着こうか」

・・・

ましろ「これが本当の落ちが着く・・・ふふ」

転校生「ゆきしろさん、なにいってるの?」

~にゃりす~

転校生「ゆきちゃんー、ひまー」

結希「そう」カタカタ

転校生「ひーまー」

結希「ここに暇つぶしになりそうなものはないと思うのだけれど」

転校生「ゆきちゃんならぱぱっと作ってくれるかなって」

結希「そこまで期待されても困るのだけど・・・そうね。ここに昔作ったいろいろなものがあるから持って行っていいわよ」

転校生「なにこれ?」

結希「思考読み取りメガネと年齢調整銃と信頼遵守のコンタクトレンズと子供呼び出し装置と好感度発信バンダナよ」

転校生「どこかで見たようなやつばっかだね・・・あ、これ持ってくねー」

結希「くれぐれも悪用しないようにね」

・・・

転校生「あーりすちゃーん」

ありす「ぁ、てんこ・・・く・・・」

転校生「ていや」ビビビビビビ

ありす「?」バリバリバリバリ

にゃりす「にゃにか・・・まし・・・か・・・?」

クレプリ「お、おいありす!少年、ありすに何をしたんだ!」

転校生「あなたもフレンズ銃をうったんだよー。ありすちゃんはねこさんだねー」

にゃりす「ぇ・・・?」テカガミ

にゃりす「にゃっ・・・!?」ボワッ

転校生「おおー、しっぽがぼわってなった。ほんとにねこさんだ」

にゃりす「にゃ・・・で・・・こ・・・にゃ、こと・・・?」

転校生「ひまだったから」

クレプリ「ああそうかい・・・その様子だと他にもいろいろしてそうだな」

転校生「会った人たちにかたっぱしからうってったよー」ネコジャラシフリフリ

にゃりす「にゃっ・・・!にゃっ・・・!」パシッ!パシッ!

にゃりす「はぁ・・・はぁ・・・」

クレプリ「えいっ」ビビビビビビ

転校生「にゃわわわわわわわ」バリバリダー

ペンこうせい「おおー」パパピプペペポパポパパペパプ

クレプリ「・・・地味さね」

ペンこうせい「地味でごペンなさい」

にゃりす「それ・・・ちがぅ・・・きが・・・」

今日は短いけどここまで!結希は現在パン発酵機を作っています。
そのうち小ネタで卯衣と同じ部屋で寝かせたり紗妃の前で記憶喪失にしてもいいかもしれない。
今気づいた。秋穂が英語ペラペラだとライのリーダーの言ってることがわかっちゃうじゃん。
まあ幸いそこまで行かないから大丈夫・・・なはず。
次回は転校生が映画撮影の現場に行くわけですが・・・興奮不可避だろ、これ。
空飛ぶ段ボールとかいうそれを題材にして映画一本作れそうな代物。なお転校生にしか使えない模様。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- おばあちゃん奮闘編~

ありす【ごめんなさい、私、お母さんが骨折して入院したからちょっとお見舞いに行かないといけなくて・・・】

さら【わたしは寧々と一緒に国連に呼ばれてるのよね】

寧々【チトセちゃんと転校生くん、それとゆえ子ちゃんをを警備に連れて行くから・・・留守番は任せたよ】

転校生【それじゃあよろしくね、アイラ】

アイラ【おう!妾に任せい!】

・・・

アイラ「とは言ったものの・・・」

薫子「おなかすいたーっ!」

虎千代「ごーはーんー!」

明鈴「まだアルかー?」

みちる「ごはんたべたーい」

アイラ「ええい、うるさい!妾は料理ができんのじゃ!じゃが、今の世の中料理が出来んでも飯ぐらい食える!」

アイラ「つーわけで今日は妾のポケットマネーでピッツァでも食わせてやろうかの」

エミリア「ピザー!?」

シャルロット「じゅるり・・・はっ!ぼ、ぼうしょくはつみです!・・・別腹はだいじょうぶですよね?」

あやせ「べつばらならだいじょうぶ~♪」

アイラ「よーしよしよし、ここにピザのチラシがたくさんある。好きなもん選べ!1人一枚じゃ!」

子供たち「やったーーー!!!!」

アイラ「ふっ、いつの世も人の心は胃袋から掴むもんじゃ。今日から3日間!ジャンジャンバリバリ食うがよいぞっ!」

・・・

鳴子「ピザあきたー」

風子「ふーこ、てんこーせーのごはんが食べたい・・・」

つかさ「おさかなとかにものとか食べたいです・・・」

アイラ「ぐぬぬ、わがままばっかり言いおって!神宮寺あたりからコックの派遣ぐらいできんものか」

初音「無理だってよー」

沙那「まつりさまが「こっちの方がおもしろくなるからダメよー」と」

アイラ「あの女めっ!・・・こうなりゃ仕方ない」

春乃「どうするの?」

アイラ「楠木を呼ぶ。妾もう無理」

秋穂「あきらめちゃうんだー」

アイラ「人間何事も適材適所じゃ。身の丈に合わないもんはするもんじゃないんじゃ」

ミナ「なんかばばくさいなー」

アイラ「おう、妾はババアじゃ。なんか文句あるか」

恋「ひらきなおりおったか・・・」

今日のプチモア。アイラはたまに来ると喜ばれるおばあちゃんタイプ。毎日だと飽きる。
ありすのご飯は毎日食べても飽きない、しばらく離れると食べたくなるタイプ。お嫁さん向き。
さらの料理は子供向けでたまにつくるよ喜ばれるタイプ。お子様ランチは得意料理。
転校生の料理はプロ一歩手前。神宮寺のコックさんとかに色々教えてもらったりしてる。
寧々の料理は給食。お昼ごはんに食べたくなるタイプ。栄養バランスは完璧。
ゆえ子は修行中。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- うのすけあのね―結局どうなの?―編~

兎ノ助「そういやさ」

ありす「はい、なんでしょう」

兎ノ助「さらって、たまに婚期がーとか親がーとかいろいろ言ってるけど、あれって実際どうなの?」

ありす「どう、とは?」

兎ノ助「だってあいつ、今日本に常駐してる数少ない魔法使いで、しかも梅の弟子(強制)だぜ?お見合いとかそういうのが来てもおかしくないと思うんだが・・・」

ありす「あー、そうですね。実際、たまに来てるみたいですよ?」

兎ノ助「マジで!?お父さん、結婚なんて許しませんからね!」

ありす「この前寧々ちゃんから聞いたのは、―――グループの御曹司とか、―――大臣の息子さんとか・・・」

兎ノ助「ええっ!?マジでっ!?そんなとこから!?断ってんの!?」

ありす「はい、断ってるみたいですよ。そういう方はなんというか、魔法使いとしてのさらちゃんの力が欲しいっていう下心が見えてるので・・・」

兎ノ助「それ、親とか何も言ってないのか?」

ありす「そういう話が来るようになったのがさらちゃんが生徒会長になって3年目・・・つまり、二十歳になったぐらいですから」

ありす「18年も親元離れて生きてきていますから、今更自分たちがどうこういう立場じゃないといってくれているみたいです」

兎ノ助「・・・うん?じゃあ親が婚期に関して言ってくるのは?」

ありす「婚期、というよりは魔法使いの寿命に絡めてる面が大きいですね。ほら、どうしても魔物と戦うってことで、平均寿命が・・・」

ありす「というわけで、孫の顔が見れるかどうか心配みたいなことは言ってるみたいです」

兎ノ助「ああ、やっぱそういう心配はあるよな。なんだ、いい親御さんじゃないか」

ありす「その分転校生さんを連れて行ったときは目の色を変えて接するそうですけど」

兎ノ助「前言撤回!ダメ親だ!」

ありす「【娘の人生の中でこれ以上出会うことのない好青年だ。是非とももらって欲しい】そうです」

兎ノ助「てか、お前よくそんな裏話まで知ってるよな」

ありす「なんだかんだ、付き合い長いですから。女子会トークって結構ぶっちゃけたりとかもしますしね」

兎ノ助「そっか・・・俺も交じりたいなぁ・・・」

ありす「女子会なのでダメです。マキちゃんぐらいになれるようになってからにしてください」

兎ノ助「転校生参加したの!?」

ありす「してませんよ!させませんよ!するわけないでしょう!」

兎ノ助「あ、なんかごめんなさい」

・・・

兎ノ助「で、ありすの方はどうなのか誰かしらない?」

あやせ「れんあいの話?しゅらば?ちみどろどろどろ?どくろちゃん?」

さら「どこでそんな言葉を覚えたの・・・あと、ありすはわたしとあんまり変わらないかな。でもさすがにお見合いはないよ」

兎ノ助「あったらむしろ問題なんだよなぁ。あいつまだ未成年だし。・・・いや、あるとこはあるか」

さら「ま、わたし以外だと学園長にも来てるみたいだけどね。だけどそういう相手には」

さら「【結婚を考慮する条件として、人を養うのに十分な額の年収がある、魔法使いに理解がある、子供が好き、料理ができる、洗濯ができる、掃除ができる、裁縫ができる、こちらの運動にたまに付き合える程度の体力と運動能力がある、お金の管理ができる、人にやさしくできる、人を叱れる、人に慕われる、人と分け隔てなく接することができる、等の能力がないと話にもなりません】って言ってお引き取り願ってるかな」

兎ノ助「・・・それってつまり転校生のことじゃねーか!チキショーめ!」

さら「えっ!?ま、まあ・・・そ、そう・・・だけどさ・・・」

あやせ「転校生くん?しゅらばなの?」

さら「そういう言葉を覚えないー。もう、どこで知ったのかしら」

兎ノ助「こほん。まあお前らが自分でしっかりやってるようでよかったよ」

兎ノ助「ただ・・・ちょっとぐらい俺にも教えてくれてもいいじゃん。20年来の付き合いなんだし」

さら「だって兎ノ助絶対にうるさいし」

兎ノ助「ガーン!」

今日のプチモア。実際、まだ軍属でないほぼ唯一の魔法使いでめちゃくちゃ功績上げてるグリモアの生徒会長となったらそんな話が来ないはずがないんですよね。
姫には実家の方の関係でお見合いの話が来てるみたいだし、魔法使いにたいして下心ありきで近づいてくる輩は多いはず。
ただ転校生くんのスペックと功績を見れば裸足で逃げ出すしかないと思うんだ。
グリモアが関わった歴史的な功績の場で常に中心にいた人物とかいうヤバい存在。
改めて転校生くんヤベェって思った。前回の国会占拠もなんやかんや指揮官としても十分働いたし。
そろそろ冷泉家が本気で動き出すころじゃないかな。
冷泉VS野薔薇VS神宮寺を見たい・・・見たくない?
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- うのすけあのね―転校生はどうなの?―編~

兎ノ助「おっす転校生」

転校生「やぁ、兎ノ助。今日もダンディーなボディーが輝いてるね」

兎ノ助「そうかそうか、お前おやっぱりそう思うか。やっぱ見る目がある男ってのは違うな!」

転校生「HAHAHA!ばかいうなよ!そんなわけないじゃないか!」

兎ノ助「上げて落とした!?てか、やけに今日はテンション高いな」

転校生「僕本人が出てきての登場は4日ぶりだからね!そりゃテンションも高くなるさ!はっはっは!」

純「はっはっは!転校生ー、またこんどクマと戦ってー」

転校生「オーケーオーケー。熊だろうがライオンだろうが指先一つでダウンさ!」

兎ノ助「どこの北斗神拳伝承者だよ。っと、そうだ。お前に聞きたいことがあったんだ」

転校生「なに?真面目な話?」

兎ノ助「いや、軽い雑談。さらとか寧々とかはお見合いの話がよく持ち込まれてるって聞いてるんだが、お前はどうなんだ?」

転校生「こんな虚弱貧弱無知無能な一般人とほぼ変わらない僕にお見合いなんてくるはずがないだろ?」

兎ノ助「お前さっき指先でクマ倒すって言ってたじゃねぇか。どこが虚弱貧弱無知無能だ」

転校生「まあ来るけどね」

兎ノ助「来るんかい!」

純「転校生、結婚しちゃうの?」ウルウル

転校生「まさか!純やみんなを放ったまま結婚なんてできるわけないだろー」

兎ノ助「お前・・・ありすやさらを泣かせんなよ」

転校生「なんでその2人の名前が出たかは追求しないでおくよ」

兎ノ助「お、おう。・・・で、どうやって断ってんだ?」

転校生「まず初音と梓とメアリーと鳴子とつかさを連れて行きます。そしてこういうんだ。【自由にしてていいよ】」

兎ノ助「お前鬼畜だなぁ・・・」

転校生「この5人の面倒をみきれない子にははっきり言って荷が重いだろうからねー。向こうも親のあれでいろいろあってだろうからこっちからぶち壊すことにしてるんだ」

兎ノ助「酷いのか慈悲深いのかよくわからんな」

転校生「それでも食い下がる時は仕方ないからありすを呼ぶ。恋人って紹介する」

兎ノ助「やっぱお前鬼畜だわ」

・・・

兎ノ助「って言ってたんだけど、マジなのか?いいのか?」

ありす「たとえ一時だけでも転校生さんの恋人になれるなら、私は幸せですよ?」

兎ノ助「あいつマジで一回殴っとくとくべきだな。俺が許可する。殴れ」

ありす「ええ!?」

今日のプチモア。転校生流お見合いのぶち壊し方。
①初音と梓と鳴子とメアリーを野生に解き放ちます
②しばらく待機します
③つかさに4人を止めるよう言います
④つかさが特攻します
⑤テーブルを片手で投げます
⑥相手は断ります
⑦それでも断らない時はありすを連れて行きます
⑧ありすの嫁力を見せつけて且つイチャイチャします
⑨相手はひきさがります
お偉いさんの間では着々とありすの外堀が埋まってます。
ありすありあり(合言葉)

~だーれだ~

???「だーれだ?」

ありす「ぇと・・・てんこ・・・く・・・?」

ありす(あれ?でも転校生くんの身長だと私の目まで届かないんじゃ・・・あ、いや。ダンボールかな)

転校生「おー、さすがありすちゃん」

クレプリ「ありすは少年のこと大好きだからな。間違えようがないさね」

転校生「ほんとに?」

ありす「ぁ、ぇと・・・・・・ぅん・・・」

転校生「そっかー。ぼくもありすちゃん大好きだよ!」

ありす「ぁ・・・ぁり、がと・・・」

転校生「んじゃ、次はありすちゃんね!」

ありす「・・・?」

転校生「ありすちゃんがだーれだってするの」

クレプリ「まさか、少年にか?」

転校生「うん」

ありす「そぇ・・・と・・・」

クレプリ「事前に示し合わせてするもんじゃないさね」

転校生「えー」

・・・

―3日後―

ありす「・・・・・・」

クレプリ「だーれだ?さね」

転校生「・・・これってさ、クレプリっていうのがせいかいなの?ありすちゃんっていうのがせいかいなの?」

クレプリ「え?えーっと・・・どっちだ?」

ありす「・・・っち・・・でも・・・」

転校生「どっちでもいいかー」

クレプリ「でもオレっち、ここで選ばれなかったら寂しいさね」

転校生「え、じゃあクレp」

ありす「・・・ぁたし、も・・・さびしぃ・・・よ・・・?」

転校生「ええっ!?ええと、ええっと、ええっと・・・あうあうあう・・・」グルグルグルグル

転校生「・・・・・・ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

クレプリ「あっ」

ありす「ぁ・・・」

※このあとふーちゃんに怒られました

久しぶりの詫びありす。声出してる主と目を隠してる人が違う系はどういう対応したらいいのかわからない。
ありすだってたまにはいたずらしたくなるよ。ただちゃんと反省はする。
人形用の浴衣を作ってあげるありすちゃんかわいい。昼会話特別仕様でかわいい。
ありすありあり(合言葉)

~クランクアップまでもう少し!~

転校生「おーとこにはー♪じぶんのー♪せかいがーある♪たとえるならー♪そらをかけるー♪ひとすじーのながれぼしー♪」

転校生「ってことでえーがさつえーのけーびに行ってきます」

クレプリ「どういうことなんさね」

ありす「ぇ・・・が・・・?たぃとる・・・・・・?」

転校生「それがわかんないんだよねー」

風子「関係者からもれねーよーにしてるんですよ。特にウチらは部外者ですから」

転校生「そっかー。えいがって、毎年ポケモンぐらいしかみないけど、どんなのなのかな?」

風子「オカルトスパイアクションラブロマンスだそーで」

クレプリ「いろいろと詰め込みすぎさね」

ありす「でも・・・きに・・・る・・・」

風子「ジャンルからはB級映画臭がすごいですが、まあその辺は見てから判断するとして・・・」

風子「転校生さんはそろそろ時間ですけど、大丈夫ですか?」

転校生「んー、そろそろとどくとおもうんだけど・・・」

コンコン

結希『宍戸よ』

転校生「あいことばはー?」

結希『ぼっかけうどん』

転校生「どぞー」ガチャ

クレプリ「なんだその合言葉は」

転校生「みっちゃんたちと話し合ってる時にできたやつ。えんたくのきし?のメンバーのへやにはいるのにひつよーらしい」

ありす「ここ、ぁたしの・・・」

結希「転校生くん、はいこれ。この前のもの※から自爆機能を取り除いたダンボールよ」※兎ノ助失踪で爆発四散したダンボール

転校生「わあい!ありがとー!」

結希「今にして思えばどうして自爆機能なんか付けたのかしら」

風子「今後注意をおねげーしますよ」

ありす(思い付きで自爆機能って・・・)

~集合~

転校生「おまたせせせー」フヨフヨ

薫子「まだ集合時間前ですから大丈夫ですよ」

ゆえ子「相変わらず浮いてますね、転校生さん」

転校生「ダッシュしてもいいんだけどねー。そらちゃんがターボ?つけてくれたし」

薫子「即刻取り外しなさい」

転校生「ええー・・・あ、なーちゃん!・・・けが、いっぱい・・・」

つかさ「・・・・・・・・・・・・」

薫子「・・・生天目さん、またあのような傷だらけに・・・」

つかさ「私は本当に必要なのか?たかだか警備だろう」

薫子「あなたはしばらく登校しませんでしたから」

薫子「我妻梅の事は承知していますが、単位を取ってもらわないといけません」

薫子「・・・ですが、先に椎名さんに傷を治してもらってください」

つかさ「不要だ。この程度、しばらくすれば消える」

薫子「その有様では、映画のスタッフたちが驚くでしょう」

薫子「氷川さんとの契約はまだ有効なはずです。クエストを遂行するために・・・」

薫子「あなたがまた裏世界に行くために、治してください」

転校生「なーちゃん・・・」ウルウル

つかさ「・・・ふん。お節介焼きなのか脅しなのかはっきりしろ」

つかさ「5分だけ待て。すぐに戻る」

薫子「・・・なんだかんだで、変わってきているのでしょうか」

薫子「意地を張っていると捉えれば、可愛い気もしてきましたね」

転校生「そう?」

薫子「ええ。あなたは・・・意地を張りすぎないように。頼れるところは頼ってくださいな」

転校生「はーい」

シャルロット「こんにちは。本日はよろしくお願いします」

転校生「よろぴくー」

薫子「よろしくお願いします。ヴィアンネ教司会の要請で行かれるとか」

シャルロット「はい。制作サイドから監修を依頼されたようですね」

シャルロット「といっても、脚本段階であらかた監修は終わっているようなので・・・」

シャルロット「ほとんどは皆様と同じ、警備にあたることになると思います」

薫子「わかりました」

~割と有名~

転校生「おおー、なんかすごーい!なんか・・・なんかすごーい!」

ゆえ子「気持ちはわかります。これが生の撮影現場なのですね」

転校生「すっごーい!すっごーい!」ビュンビュンビュンビュン

薫子「転校生さん、そのように飛び回っては目立ってしまいますよ」

スタッフ「いや、空飛ぶ段ボール少年のことなら結構有名なんで大丈夫ですよ」

ゆえ子「空飛ぶ段ボール少年・・・確かにオカルト要素満載なのです」

スタッフ「でも陰になるので撮影時にはやめて欲しいです」

薫子「転校生さん、降りてきてください。撮影の邪魔になります」

転校生「あ、はーい」

薫子「申し訳ございません、ウチの子が・・・」

スタッフ「いえいえ、あれくらいなら大丈夫ですよ。元気な子じゃないですか」

薫子「元気すぎるのが玉に瑕です。いえ、素直でいい子なんですけどね」

ゆえ子「子供のフォローをするお母さんのようになってますよ」

転校生「・・・ママー!」

薫子「私はそんな歳ではありませんっ!」

・・・

風子「はっ!」

ありす「ど・・・まし・・・た・・・?」

風子「今、ウチのお株が奪われたような気がしました」

クレプリ「あー、よくあるよくある」

ありす「ぁ・・・の・・・?」

~パスタ映画~

転校生「ねーねー、しゃるちゃん」

シャルロット「はい、なんでしょう?」

転校生「さっきのぱすたふぁりあにずむ?ってやつなんでけどさ」

シャルロット「はい」

転校生「おいしいの?」

シャルロット「そうですね。パスタ、という名前が入ってはいますが・・・」

ゆえ子「そうですかそうですか、転校生さんも気になりますか」

転校生「うん」

ゆえ子「ではお教えしましょう。パスタファリアニズムとは、空飛ぶスパゲッティ・モンスター教が自らの宗教をそう呼称していることでして」

ゆえ子「この空飛ぶスパゲッティ・モンスター教というのはアメリカカンザス州の学校教育において進化論とID説の両方を教えなければいけないという決定に対して・・・」

・・・

転校生「しゃるちゃん」

シャルロット「なんと、そのような考え方が・・・はい、なんでしょう、転校生さん?」

転校生「なにいってるかさっぱりわかんない」

シャルロット「だと思いました。これは詳しく考える必要のないことですよ。笑って流せるものですから」

転校生「ふーん、そうなんだ」

シャルロット「ええ、そうなのです」

転校生「・・・あー、なんかスパゲティ食べたくなってきた。ちょっとスパゲッティ・ネーロ作ろっと」

シャルロット「今からですか?」

転校生「うん。お料理マキナ君もってきてるからね。あとたしかパスタめんとイカスミがのこってたはず」

転校生「・・・・・・え?さつえいでつかいたい?つくってるとこ?ぼくはいいけど・・・」

シャルロット「こどもが1人でスパゲッティ・ネーロを作る画が欲しい・・・いったいどのような映画になるのでしょうか」

~アクションガチ勢~

転校生「なーちゃーん」

つかさ「ふああ・・・なんだ、転校生」

転校生「ひまかなーって思って」

つかさ「ああ、暇だ。魔物が現れんからな。退屈しているに決まっている」

転校生「そっかー。ぼくもやることなくてひまー」

つかさ「そうかそうか。なら、組手でもしてみるか?」

転校生「なーちゃんとー?いいよー」

ゆえ子「むにゃむにゃ・・・・・・えっ?」

つかさ「退屈を紛らわせるにはちょうどいい。さあ、どこからでもこい!」

転校生「えいやーっ!」シュババババッ

ゆえ子「おお・・・!ダンボールによる高速移動で攻撃を・・・!」

転校生「えいっ!はぁっ!」スカッスカッ

ゆえ子「でも届いていないですね。手足が短いのでしょうか・・・」

つかさ「なるほど・・・・・・腕を上げたな」

ゆえ子「今ので判断を?」

転校生「はぁっ・・・はぁっ・・・」

つかさ「あの動きの中、的確に急所の位置に攻撃をしかけている。今はリーチ不足だが、成長すれば一般人相手には負けんだろう」

転校生「はぁ・・・zzz」

ゆえ子(なんでしょう、適当に手を出したらそれが全部急所に向かっていたというようにしか思えないのですが・・・)

監督(なんだあの動きは・・・是非とも撮りたい!あれは画になるぞ!)

スタントマン(ダンボールってあんなアクロバティックな飛行できるものなんだな)

俳優(こてってなった!こてってなった!ちょうかわいい!だきしめたい!)

薫子(あら、もう転校生さんのおひるねの時間でしたっけ?えっと、タオルケットはどこにおいたかしら)パタパタ

シャルロット(スパゲッティ・・・おいしかったです)

卯衣(ちくわ大明神)

カメラマン(なんで俺は今のを撮ってなかったんだ!くそ!)

つかさ(誰だ今の)

~目が覚めたら~

転校生「zzz・・・ん・・・ふにゅう・・・」

ゆえ子「転校生さん、起きましたか」

転校生「んー・・・ゆえちゃん、今なんじー・・・?」

ゆえ子「15時ごろですね。そろそろ警備の時間もおわりですよ」

転校生「そっかー・・・んー、クエスト中なのにまたねちゃった・・・」

ゆえ子「ふっふっふ・・・転校生さん。ゆえはやり遂げました」

ゆえ子「とうとう、最初から最後まで通して、体力が尽きることがなかったのです」

ゆえ子「これで、体力ではゆえが一歩リードでしょうか?」

転校生「んー、そだなー・・・体力、まだもどってないなぁ・・・」

・・・

薫子「・・・・・・・・・・・・ふぅ」

シャルロット「お疲れ様です。数秒ではありますが、出演できるのは貴重な経験ですね」

薫子「・・・学園の規範とならねばならない私が・・・」

シャルロット「クエストの成り行きなのですから仕方がありません」

薫子「・・・そうそう。西原さんはどこですか?」

薫子「先ほど、何かのことについて監修を行ったそうで・・・」

薫子「オカルトに詳しいのであれば、1つ役を作ったので出てみては、と監督が」

・・・

ゆえ子「・・・はい?ゆ、ゆえがですか?」

薫子「そうです。もちろん、いてもいなくても筋には関係ない役」

薫子「もうクエストも終了しますし、出演の義務は一切ありません」

薫子「私と同じように、ロードショーの際にカットされない保証もないそうです」

ゆえ子「・・・ゆえが・・・映画に出てもよいのでしょうか。」

薫子「そうお願いされていますから」

つかさ「やはり・・・格闘はごまかすしかないだろうな」

つかさ「型をしっかり覚えただけ、上等といったところか・・・ん。転校生、なんの話だ」

転校生「ゆえちゃんがえいがに出るんだってー。おそろいだー」

ゆえ子「役どころは・・・主役とヒロインの2人に対し、予言をする謎の少女」

ゆえ子「その予言は・・・いずれこの2人が、恋仲になるであろうということ」

ゆえ子「やらせてください。それとお願いがあるのです」

ゆえ子「ゆえが作品のためにならないと判断したら、バッサリとカットしてください」

ゆえ子「ゆえも精一杯やりますが、演技の勉強はしたことないのです」

薫子「もちろん。では出演するということで伝えてきます」

薫子「1時間ほど帰るのが遅れるので、ご了承くださいね」

ゆえ子「はい・・・!」

薫子「ということです。皆さんはもう帰ってもよいですが・・・」

シャルロット「せっかくですから、わたくしは見物していきますよ」

つかさ「私は好きにする」

転校生「なーちゃん」クイクイ

つかさ「・・・はぁ、わかったからやめろ。袖を引くな」

薫子「ふふ、決まりですね」

薫子「では、彼女の晴れ舞台を、見に行きましょう」

~りっちゃんとさらちゃんのたんじょーび、おいわい~

転校生「さて、多分今年もさらちゃんとりっちゃんはなにかやろうとしてくると思う」

ノエル「まあ、十中八九そうだろうね」

千佳「それで、どうすんの?」

転校生「なので、さりげなくサポートをしようと思います」

秋穂「おおー」

ゆえ子「サポート、ですか?」

転校生「うん。ってことでゆえちゃん。何するかわかる?」

クレプリ「丸投げなんだな」

ゆえ子「へっ、ゆ、ゆえですか?ええっとですね・・・むにゃむにゃ・・・歌ってますね」

千佳「いつものことじゃん。・・・つまり、ウチらでなんかステージ的なもんを用意すればいいってこと?」

ノエル「だねー」

ありす「そ・・・なの・・・やって・・・?」

転校生「ってことでたっちゃんよろしく!」

龍季「え?お、俺か?」

転校生「ぼくは今からはるのんとまみちかといっしょにおかしとおりょうり作ってくるから!」

ノエル「我々散歩部ステージ建設班、さらちゃんとりっちゃん先輩のため、がんばります!」

秋穂「同じく、飾り付け班がんばるので味見に使ったお皿はわたしに回してください!」

ノエル「瑠璃川、自重」

ゆえ子「これは、ゆえは飾り付け班になるのでしょうか?・・・では、秘蔵のパワーストーンで少し煌びやかな飾り付けを・・・」

ありす「ぁたし、ぉにんぎょ・・・ってき・・・す・・・」

・・・

律「誕生日おめでとーっ!」

さら「おめでとうございますぅ!」

転校生「おっめでとーっ!」

ノエル「いぇーい!おめでとー!」

秋穂「いぇーい!」

龍季「こういうのにはツッコまねぇのな」

春乃「ノリを大事にしてるからよ」

千佳「てか、なんで去年はこなかったの?」

龍季「えっ、あっ、その、だな・・・」

転校生「でそびれただけーってふーちゃんが言ってた」

龍季「あのやろっ!黙ってろって言ったのに!」

さら「いぇーい!龍季さんおめでとうございますー!」

龍季「煽りか!?それは煽りなのか!?」

ありす「ぉめでと・・・ざぃ・・す・・・」

律「よっしゃ!乗って来た!二曲目行くぜ、さら!タンバリンの準備だ!」

さら「はいぃ!」

龍季「人の話をきけーっ!」

今日はここまで!次回はのいばあの誕生日やって、ついにイギリスへ!
最近どうも体調が悪い。寝不足ではないと思うけど・・・夏バテかなぁ。
精の付くもの食べたいなぁ。鰻とか。でも高いしなぁ。鰻。
数年前まではワンコインでウナギと卵のウナ玉丼が食べれる店が近くに合ったけど、つぶれたんだよなぁ。
あれはもったいない・・・同じ店どこかにないかな。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 堂々闊歩編~

※マーヤー・デーヴィーさんが転校生の命を狙っているそうです

梅「さて、転校生くんはグリモアの隠し部屋に入れたはいいものの・・・」

さら「子供たちは全員寧々ちゃんに言って連れ出してもらってます」

ありす「ここにいる5人でデーヴィーさんをなんとかするってことでいいんでしょうか?」

アイラ「楠木よ。さらっと言っておるが、簡単なことじゃないんじゃぞ」

チトセ「そうよねぇ。一応始祖十家が1人、それに鍛えられたのが1人、500越えが2人、団体1名様が1人だけど・・・」

チトセ「それでも狙撃してくるような相手とまともにやり合うのは分が悪いわよね」

転校生「これはもう直接話し合いしに行くしかないんじゃないのかな」

兎ノ助「それが上手くいくほど簡単じゃ・・・えっ!?」

梅「転校生くん・・・どういうつもりなの?わざわざこっちでなんとかしようとしてるのに・・・」

梅「あなた、自分が死なないだなんて思ってないでしょうね?」

転校生「まさか。だけど、さ。なんで『魔物退治』のおかげで」

転校生「僕がおびえたり後悔したりしなくちゃあならないんだ!!?

転校生「口に出したらますます『ムカッ腹』が立って来たぞ・・・・・・」

転校生「なぜ始祖十家の魔物退治のために僕がビクビク後悔して『お願い神様助けて』って感じに隠れなくっちゃあならないんだ?」

転校生「明日には葵と香ノ葉とソフィアを連れて銭湯めぐりをする約束がある。明後日は風子と紗妃をつれてスイパラだ」

転校生「3日後にはミナと恋と梓と心と卯衣をつれてプールに行く。千佳と律とラーメン屋に行く約束もある。メアリーとエレンをつれてサバゲーにもいく」

転校生「始祖十家如きにみんなとの約束を邪魔されてたまるかよ。僕はいつも通り、堂々と街を歩く。それだけだ」

さら「もう・・・全く、無茶なこと言うわね。わかったわよ」

ありす「転校生さんがデーヴィーさんの元までたどり着けるよう、しっかりサポートします」

アイラ「・・・要は少年があの場所へたどり着くまでの時間を稼げばいいんじゃな」

チトセ「あら、別に倒してしまっても構わないのよ?」

梅「あなたたちねぇ・・・そこまで言うなら仕方ないわ。転校生くん、あなたがマーヤーの元までたどり着けるよう、協力するわ」

梅「浅梨もあなたとピクニックに行くのを楽しみにしてるし・・・始祖十家如きの力だけど、頼りにしてちょうだい」

転校生「あ、えっと、あれは言葉の綾で・・・まあ、そういうことだ。それじゃあ、兎ノ助。行ってくる」

兎ノ助「お、おう!行ってこい!土産はクエスト完了の報告でいいぞ!」

・・・

マーヤー「なにこれ。例のテンコウセイ君が何十人も街を歩き回ってるし、全員ゴキブリみたいな動きでビルの陰から陰に移動しまわってるし」

マーヤー「犬にマーキングされて臭いで場所がばれるし、仲月さらがロードローラーとかタンクローリー片手に文字通り飛んで来るし」

マーヤー「攻撃しようにも全部東雲アイラと朱鷺坂チトセとかいうやつの障壁がすぐに補充されるし」

マーヤー「ピンポイントの攻撃は梅に防がれるし。それでも上手くいったと思った攻撃は弱者の盾でガードされるし」

マーヤー「もうやだ」グスッ

今日のプチモア。シローがマーヤーにお小水をかけてマーキングして位置を把握してさらが向かう。
さらが使ってるロードローラーとかタンクローリーは寧々が手配したもの。
JGJとかいろんなとこにお願いして空輸してもらっているらしい。
ありすの転校生人形の精度はお察し。あれが数十から数百の単位で歩き回って撹乱。
アイラとチトセが障壁のみに集中。梅がヤバそうなのはカット。コズミックシューターも手伝ってる。
それでもヤバいのは電話でゆえが予知して弱者の盾で自分で防ぐ。
マーヤーさん超ハードモード。
ありすありあり(合言葉)

~のいばあのたんじょーび、ふはつ~

転校生「ひーめちゃーん!たんじょうびおめでとーっ!」

シーン

転校生「・・・あり?」

転校生「・・・・・・」ポパピプペー

転校生「デートしてくれま・す・か?」

自由『やめてください!今お嬢の目の前なんすから!そんなこと言われたって知ったらお嬢が・・・』ヒソヒソ

姫『私がなんですの?』

自由『げぇっ!?』

姫『あら、お電話口にいるのは転校生さんですか?ごきげんよう』

転校生「ごきげんよー、ひめちゃん」

姫『・・・・・・・・・・・・』

転校生「ひめちゃん?あ、のいばあ?」

姫『それです!そっちです!その、転校生さんにひめちゃんと呼ばれるのはいささか恥ずかしくて・・・』モジモジ

自由『刀子先輩現象っすね』

刀子『なんだそれは!』

自由『あれっすよ。あだ名で呼ばれすぎててあだ名以外で呼ばれると違和感バリバリなあれっす』

姫『ということですので、転校生さん。私のことはいつも通り【のいばあ】とお呼びくださいな』

転校生「ひめちゃんたんじょうびおめでとー」

姫『聞いていましたか!?ありがとうございます!』

転校生「プレゼントはおへやにおいてあるから、また帰ってきてから見てねー」

姫『はい、わかりました。毎年ありがとうございます』

転校生「いえいえ、こちらこそー。それじゃあ、まったねー」ピッ

転校生「いやー、なんとか手に入ってよかったー。砂漠のバラ」

転校生「来年はローゼンメイデンの全巻でも送ろっかなー」

~イギリスの準備~

ありす「ぃぎり・・・のし・・・み・・・♪」

転校生「ありすちゃん、ご機嫌だねー」

ありす「・・・って・・・りすに・・・・・・だむ・・・っそー・・・が・・・」

クレプリ「イギリスにはマダム・タッソー館っつー蝋人形の館があるんさね」

転校生「おまえらをろうにんぎょうにしてやろうか?」

クレプリ「それはデーモン閣下」

クレプリ「歴史上の人物とかを蝋人形で再現して置いてある場所だな。ありすといえば人形、人形と言えばありすだ。これを見逃すわけには行かねぇよな!」

ありす「ぅん・・・!」

転校生「そっかー。いってらっしゃーい」

ありす「ぇ・・・?」

転校生「え?」

クレプリ「え、少年、一緒に来ないのか?」

転校生「ぼくはふーちゃんといっしょじゃないとだめだってさっきしっこーぶの人に言われた」

ありす「・・・っ!」ガーン

クレプリ「まあ、テロリストとかそれ以外にもいろいろいるからなぁ・・・子供の一人歩きは危険さね」

転校生「あっ、でもはるのんとなーちゃんととらとえっちゃんとめありーとしゃるちゃんとゆさがいっしょでもいいって言ってた」

クレプリ「ってことは、決まりさね。な、ありす」

ありす「?」

クレプリ「おいおいおい、分かってないのかよ!いいか?少年と蝋人形の館に行くには保護者が必要。でもありすは保護者になれない」

クレプリ「つまり!」

ありす「・・・とりで・・・?」

クレプリ「じゃなーい!その保護者にも一緒に来てもらえばいいんだろ!ほら、瑠璃川のとこに行くぞ!だめなら軍人の方!」

ありす「ゎっ、ゎっ、ま、まってぇ・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・ふーちゃんに言えば着いてきてくれると思うんだけどなぁ」

今日は短いけどここまで!イギリスは行ったことないからどう描写するか試行錯誤中。
ジョジョ1部を見直しつつ、イギリスに行ったことある姉から話を聞くのがベターか。
千佳ちゃんが恋愛学園半歩手前まで来てますね。その半歩が長いんだ。
絢香といい、純といい、その半歩が長いんだ。そんな中最初から最後までぶれずに振り切ってる香ノ葉はすごいと思う。
グリモアは転校生に一途な娘もちゃんと友達がいて転校生だけに依存していないのがいいよね。
女の子同士のドロドロしない恋愛劇、いいと思います。俺はかけないけど。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- まだ、ギリ、いける編~

さら「・・・・・・・・・・・・」

寧々「・・・・・・・・・・・・」

ありす「ねぇ、2人とも・・・無理しなくていいんだよ?」

アイラ「いくら魔法祭じゃからといって、無理に着んでも・・・」

寧々「大丈夫。ネネはさらちゃんより若い。ネネはまだいける」

さら「ありす、アイラ。あのね、心はまだJKなの。わかる?だから妥協なんて許されないの」

ありす「そんなこと言ったって、もう3時間も立ち尽くしてるし・・・」

アイラ「無理に来てもどうせメアリーやら神宮寺やらが【ババアが若作りしてるー!】ってバカにしそうなもんじゃが」

ゆえ子「むにゃむにゃ・・・必死過ぎるお2人の剣幕に引きつつ認める子供たちの姿が・・・」

さら「・・・わたしは、やるっ!」

寧々「希望は前に進むんだ!着る!」

ありす「あぁ・・・」

アイラ「南無・・・」

・・・

メアリー「ぎゃーーっはっはっは!見ろよアレ!ババアが無理して若作りしてんぜ!」

初音「ひーっ!ひーっ!あれ無理があるだろ!腹痛ぇ!」

さら「・・・・・・・・・・・・」

寧々「今笑った子たち。来月のお小遣い無し」

自由「なんか、コスプレ感が・・・」

刀子「あなみにくし。年のいった大人がするような格好にはござらん」

アイラ「だからミニスカはやめろとあれほど言ったのに・・・」

さら「・・・わたし・・・わたし・・・まだ若いもん!心はJKだもん!青春真っ盛りだもん!」

転校生「さら、寧々・・・」

寧々「転校生くんならわかってくれるよね!ネネたち、まだ若いよね!いけるよね!」

転校生「2人とも、もっと落ち着いた、大人しい服の方が似合うと思うんだけどなぁ」

ましろ「大人だけに・・・ふふ」

転校生「あっ、こら!そういうこと言わない!」

寧々「・・・・・・はぁ。脱いでくる」

さら「ジーパンはいてくる。もうミニスカなんて着ない」

・・・

ありす(裏)「なんかすっごいバカにされた気がする!」

さら(35)「はぁ・・・あの頃に戻りたいなぁ・・・」

今日のプチモア。でも20代前半ならミニスカはまだいける気がする。
20代半ばのありすのミニスカは・・・どうなんだろ。個人的には好みです。
たださすがにキャピキャピした感じの服はあんまり似合わない気がする。
35は無理だと思う。でも二次元なら、いや、でも、まだ、ギリ・・・?
仲月さら(22)、心は永遠のJK。
ありすありあり(合言葉)

ありすにお祝いしてもらえた!
りすりすからのお祝いだ!
すっごーい!たーのしー!しあわせー!
ああもう死んでもいい。生きる希望が湧いてくる
りみっとは今日の23:59までだから存分に見ないと
ありがとう。ありすに、そしてグリモアにありがとう
りぴーとあふたーみー
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira141950.png
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira141951.png
http://imgur.com/A4rACsb.png
http://imgur.com/dK38HAH.png
ありすありあり(合言葉)

嬉しすぎて酉つけ忘れてた!本人です!
ありすありあり!ありすありあり!

~誕生日、ありすありあり~

ありす「・・・・・・・・・・・・」キョロキョロ

ありす「ぁっ・・・」トテトテ

ありす「ぁの・・・てん、こ・・・さん・・・ぉ、たんじょ・・・おめでとぅ・・・ざぃ・・・ます・・・」

ありす「・・・れで、ぇと・・・ぁの・・・・・・」

ありす「こ、これ・・・ど・・・どぅ・・・ぞ・・・ぷれ・・・ん・・・と・・・で、す」

ありす「・・・はぃ、ぇと・・・きょ・・・ぇす、か・・・?」

ありす「ぁ・・・だ、ぃじょ・・・ぶ・・・です」

ありす「ごは・・・ぇす、か?で、も・・・てんこ・・・さんの・・・のに・・・」

クレプリ「そうさね。少年の誕生日なのに少年が飯に連れてってどうするんだよ」

クレプリ「ま、少年がそんなにありすと一緒にいたいってーなら別だけどな」

ありす「ふぇ!?そ、なこと・・・な・・・ぇす、よね?ぉに・・・ぎょ、さ・・・めっ・・・」

ありす「ぇ・・・ぃっしょ、いたぃ・・・ほ、と・・・すか・・・?」

ありす「でも、ぁたしじゃ・・・・・・」

クレプリ「ありす。少年ははっきり言っただろ。ありすと一緒がいいんだって」

クレプリ「それとも、ありすは少年と一緒は嫌なのかい?」

ありす「そ、そんなこと、なぃ・・・けど・・・」

クレプリ「だったら何の問題もないさね。んじゃ、お邪魔虫はここらで退散させてもらうぜぃ」

ありす「ぁ、ちょ、ちょっと、まっ・・・て・・・」

ありす「ぁ、ぇと、さの・・・ょろしく、ぉ、ねがぃ・・・ます・・・」

クレプリ「あ、そうそう。避妊はちゃんとしろよ」

ありす「~~~~~~~~っ!!!」ポカポカ

クレプリ「痛い!痛いってありす!オレっちが悪かったからぁ!」

ありす「・・・の・・・きに、し・・・ぃで、くだ・・・さ・・・」

ありす「・・・はぃ。ぃき、ます。ぇと・・・ぇと・・・」

ありす「ふ、ふつつか・・・の・・・で、すが・・・ょろし・・・ぉねがぃ、ます・・・」

今日のありす。この転校生君は子供じゃない方です。
折角の誕生日なので、自給自足を。
去年氷川さん書いてた時は運営から供給があるとは思わなかった。
つくづくいい意味で期待を裏切ってくれるゲームです。
来年もありすにお祝いされますように。
ありすありあり(合言葉)

明日提出のレポートがまだ終わってないので、今日はお休みです。今夜は徹夜だぜ。
メインストーリーのべーありすがかわいい。
べーかわいい。
ありすちゃんと水泳の特訓したい。あと神凪に息継ぎを教えたい。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- どろどろ編~

みちる「いっちばーん!」

ソフィア「にーばーん!あ、せかーんど!」

もも「さんばーん!」

ありす「おかえりなさ・・・うわぁ!もう、みんなどろどろじゃない。どうしたの?」

みちる「みずたまり見つけた!」

もも「ばちゃーんってなったんです!ばちゃーんって!」

ソフィア「えっと、えっと、でりしゃす!」

ありす「食べちゃだめだよ・・・つまり、水たまりを見つけたからそこで遊んだんだね?わかったわかった」

ありす「それじゃあ、みんなこのままお風呂まで・・・」

転校生「ありすー、追加ー」

ありす「あ、転校生さん。おかえりなさい。追加ってことは・・・」

ゆかり「楽しかったー!」

焔「すなばこわいすなばこわいすなばこわい」

つかさ「ご、ごめんね?」

月詠「すごかったの!つかさがね、おすなばをね、ドーンって!」

エレン「おすなばは転校生さんがちゃんと元に戻してくださいましたので、ごしんぱいはいりません」

ありす「あー、だから転校生さんも・・・」

転校生「ってことで僕がいれてくるよ。ほらみんな、行くよ」

ありす「ふふ、みんな元気だなぁ・・・」

さら「ただいまー・・・あー、もうドロドロだわ」

ありす「あ、さらちゃん。どうしたの?」

さら「いやー、ちょっと神凪さんと蝉取りしに行っててさー。そこで蝉からおしっこかけられちゃったのよね」

ありす「もう、またそんな子供みたいなこと・・・」

さら「ってことでわたしはお風呂に入ってきます。女子として尿を掛けられたままってのはいかんせんよろしくないしね」

ありす「はーい、いってらっしゃーい」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「あっ、お風呂には転校生さんが!さらちゃん、待ってーーー!!!!」

・・・

ガチャッ

ありす「さらちゃん、待って!転校生さんが中に・・・」

[全裸]転校生「へ?」

ありす「へ?」

さら「流石に転校生くんが帰ってくるのに着替え持ってかないのも・・・え?」

転校生「・・・・・・えーと・・・」

さら「・・・あっ、ごゆっくり・・・?」

ありす「違うから!そういう場面じゃないから!行かないで!私を見捨てないで!さらちゃーん!」

今日のプチモア。ドロドロした修羅場を書こうと思ったけど無理だった。
今日提出のレポートは終わったから、あとは金曜日提出のレポートだけだぜ!
ってことで明日も多分更新できない可能性ががが。
度々申し訳ございません。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- こんぴゅーたーは苦手じゃ編~

アイラ「ぐぬぬぬぬ・・・」カタ・・・カタ・・・

ありす「アイラちゃん、もうずっとパソコンとにらめっこしてるよ。そろそろ休憩したら?」

アイラ「そうしたいのはやまやまなんじゃが、こっから先のスケジュールを考えるとここで終わらせておかんとヤバいんじゃ」

ありす「そっか・・・私が手伝えることがあったら言ってね。なんでもするから」

アイラ「おう、すまんの」

・・・

心「転校生さん・・・あれ?」

アイラ「少年は今日おらんぞ。あやつは科研のやつらに立華や宍戸あたりの話をしに行っておる」

心「そっかぁ・・・・・・あ、そうだ。転校生さんからおねがいされてたことがあったんだ」

アイラ「ん、どうした?少年から?」

心「うん。えっとね、『アイラがパソコンとにらめっこしながら困ってるだろうからお手伝いしてあげて』って」

アイラ「ふ、双美に頼めと?この仕事を!?」

心「こころ、パソコンはとくいだよ!」

アイラ「それはわかっておるんじゃが、妾のプライド的に6歳児に助けを乞うのは・・・」

心「えっとね、『安いプライドよりも納期』って学園長さんが・・・」

アイラ「あやつめ、妾を誰じゃと思って・・・ええい、わかった!双美、こっちゃこい!妾が言う通りに打ち込むんじゃ!」

心「はいっ!」

・・・

―22:30―

ありす「アイラちゃん、大丈夫かなぁ・・・まだ戻ってないけど・・・心ちゃんも・・・」

ありす「おじゃましま~す・・・あっ」

アイラ「ぬぬ・・・おお、来たか、楠木!助かった!」

ありす「しーっ、しーっ」

アイラ「お、おお、すまん。双美に手伝ってもらったのはいいんじゃが、そのう・・・」

心「すぅー・・・すぅー・・・」zzz

アイラ「見ての通りでな。なんとか仕事は終わったが、動けんかったんじゃ。デバイスもそっちの方においておるし」

ありす「ふふ、わかりました。それじゃあ心ちゃんは私が運ぶので、アイラちゃんは片付けだけお願いします」

アイラ「すまんの。いやあ、現代っ子は侮れんな。妾があれだけ苦戦しておったモンをものの2時間程で終わらせよった」

ありす「え?それじゃあ今の時間まで何を・・・」

アイラ「パソコンをおそわっておった。今はブラインドタッチの練習中じゃ」

ありす「えー、あの人差し指タイプは見ててかわいかったのに・・・」

アイラ「かわいいかわいくないの問題じゃないんじゃが」

今日のプチモア。明日明後日には本編更新できそうですので、今しばらくお待ちください。
今更だが、6歳児を前線に出して戦わせる学園とか他国からみたらよっぽど人材不足に見えるのだろうか。
それともそれほど厳しい学園に見えるのだろうか・・・
ゲームではレティに保護されてたが、こっちではその判断の方が正しい可能性があります。
でも前線に行く。ダンボールがあるから大丈夫。
ありすありあり(合言葉)

京太郎「虎千代田先輩今日は6時間位寝たよ褒めて褒めて」

菫「屋上で睡眠しただけで虎千代田先輩2万5千円も呉れた」

誠子「流石女版ギル」

尭深「ビリビリや白黒やウイハルや佐天さんとは格が違った」

淡「次回長門改二轟沈する」

照「まーた陸奥が爆死したンゴ」

京太郎「僕は転校生で先生で神主で提督で団長偉いんだぞ」

西條拓巳「京君は俺じゃなかったけ」

岸本あやせ「一方通行殺して乞い後冷蔵庫とビリビリと麦野も追加でな」

西條拓巳「学園都市第8位は疲れる」

カンカン

翌年放火魔咲の姿を見た者はミサ基地以外居なかった

も一個終末

~プチモア!-Petit Grimoire- イギリスでも転校生編~

転校生「How do you do ? Miss.Hamilton . I'm ---. Everyone calls me "Tenkose".」

レティシア「はじめまして、転校生殿。私はレティシア・ハミルトンだ。レティシアでいい」

転校生「・・・・・・」

レティシア「・・・・・・」

エミリア「レティが日本語でしゃべって、転校生くんが英語で喋って・・・?」

転校生「オーケー。言語を統一しよう。どっちでいく?うちのデカいのはありす以外は英語でいけるけど」

レティシア「そうだな、日本語で行こう。貴殿は賓客だ。こちら側が会わせるべきだろう」

転校生「じゃあ、お言葉に甘えて」

エミリア「日本語で!」

寧々「あ、日本語でいいのね。お久しぶり、レティちゃん。ネネのこと、覚えてる?」

レティシア「久しぶりだ、犬川嬢。いや、今は学園長と呼ぶべきか。もちろん覚えているとも」

さら「やっほー、レティ。知っての通り、生徒会長の仲月さらだよー。今日から1ヶ月ぐらいよろしくねー」

レティシア「貴嬢らはもう少しテンコーセーを見習って真面目な喋り方をしたらどうだ」

アイラ「あー、ひっさしぶりのイギリスじゃ。少年、小遣いやるからジュース買ってこい!」

チトセ「ふぇぇ・・・わたしのぶんもよろしくだよぉ・・・」

転校生「2人とも、挨拶が先だ」

ありす「はじめまして、レティシアさん。私立グリモワール魔法学園生徒会副会長・楠木ありすです」

ありす「この1か月間、迷惑をおかけするかと思いますが、よろしくお願いします」

ゆえ子「はじまして、西原ゆえ子です。一応生徒会会計になっていますが、まだまだ未熟者です。どうぞよろしくお願いします」

レティシア「ふむ・・・仲月。楠木嬢と西原嬢を見習え」

さら「初対面じゃないからいいでしょ、堅苦しい。それより、子供たち待たせてあるから早く戻りたいんだけど」

レティシア「わかっている。私は学園に戻り、式典に備えるから、貴嬢らはホテルへ・・・」

レティシア「・・・魔物か。すまない、予定が変わった。式典は後になる」

さら「んじゃ、わたしらは子供たちを避難させとくから、転校生くん貸し出すからさっさと片付けてね」

レティシア「わかっている。手を出すなよ?ロンドンは貴嬢らの街ほど頑丈ではないんだ」

さら「転校生くん、震脚で地面をへこませたらダメだからね」

レティシア「・・・魔法が使えないと聞いているが、強化魔法は使えるのか?」

転校生「え、使えないよ?」ゴゴゴゴゴゴゴ

レティシア「・・・おかしいな。私には大気が震えているように見える」

寧々「デフォだよ」

アイラ「デフォじゃな」

ありす「転校生さんは鍛えてますから」

ゆえ子「ムキムキなのです」

レティシア「・・・日本人とは末恐ろしいな」

今日のプチモア。Missはピリオドが付かないのに付けてしまった。まさしくMiss。
アイラおばあちゃんwithエミリアのパーフェクト英語教室で転校生くんは英語ペラッペラ。
ありすは日常会話程度なら軽く話せる。さらは梅さんに叩き込まれた。寧々は元学園長に教えてもらった。
多分飛行機の中で英語で最初の挨拶だけでもしようとありすは必至で勉強してた。でも日本語でいいよと言われてちょっと落ち込んだ。
風飛の街は梅さんとかさらが暴れても大丈夫なように頑丈に作られている。これは比較的新しい街だからこそできること。
歴史あるロンドンの街をひびだらけにするわけにはいかないので、さらさんは待機です。
ありすありあり(合言葉)

~いざ、イギリスへ~

風子「はい、んじゃ確認しますね。まずは着替え」

転校生「ふくとズボン3ちゃく!パンツが5ちゃく!」

風子「ハンカチ、ティッシュ」

転校生「もってる!」

風子「歯磨きセット」

転校生「はみがきことはぶらし!あとピカチュウのコップ!」

風子「お風呂セット」

転校生「シャンプーハットと、ハンドタオル!」

風子「おもちゃ」

転校生「ルービックキューブと、ちえのわと、トランプと、ウノと、3DS!WiiUはのぞみんがもってくってさ」

風子「ダンボール」

転校生「よびをふくめて3つ!」

風子「あと、折り畳み傘はウチが持ってます。観光地本もウチが。カメラとパスポートも持ってます」

転校生「よし!それじゃあ・・・」

風子「準備かんりょーですね。さ、行きますよ」

転校生「はーい!」

転校生「いざ、いぎりすへ!でっぱーつ!」

風子「・・・東雲ーーー!!!!!」ウツッテンデショウガ!

~飛行機の中~

転校生「きょうもあめ♪きのうもあめ♪きっとあしたも♪あめだけど♪」

転校生「かさをささない♪だっておれは♪えいこくしんし♪しんし♪しんし♪」

転校生「ねぇ、ふーちゃん。しんしってなに?」

風子「紳士ですか?そーですね・・・素敵な男性って感じですかね」

転校生「そっかー」

秋穂「英語で言うと、ジェントルマァン!!!」

転校生「じぇんとるまん!」

ノエル「Gentleman!」

さら「じぇんとるまーん!」

転校生「・・・ってどんなの?」

秋穂「えっと、シルクハット被って杖を持ってるひげを生やした男の人?」

転校生「そっかー・・・・・・ふーちゃんはしんしな人が好きなの?」

風子「ん?そーですね、らんぼーな人よりかは紳士的な人のがそりゃあ・・・」

転校生「そっかー・・・・・・」

後ろの席にいる絢香(ちょっと意識しちゃう転校生くんかわいい。紳士像がずれてる転校生くんかわいい)

転校生「・・・ま、いっか。おやすみー」

ノエル「自由だなぁ」

秋穂「転校生くん・・・おねむ・・・はっ」

風子「なーにする気ですか?」

秋穂「いえいえいえ、なにもなにもっ」

ノエル「秋穂ちゃんもせめて目の前に風紀委員長さんがいるときはやめようよ」

風子「ウチがいないときもやめてほしいんですが」

~はじめまして、レティシアさん~

転校生「・・・・・・・・・・・・」

レティシア「・・・・・・・・・・・・」

転校生「えっと、あう、あう・・・はーうどぅーゆどぅー!!!」

レティシア「How do you do?」

転校生「おおー・・・えみりゃ!えみりゃ!つうじた!」

エミリア「よかったね、転校生くん」

レティシア「学園長と生徒会長に次ぐ賓客が男児だとは聞いていたが・・・」

レティシア「本当に貴殿が、その学園生だというのか?」

転校生「えっと・・・」

エミリア「そうだよ。転校生くんは・・・えっと、どこまで話していいのかな・・・」

レティシア「体質については聞き及んでいる・・・確かに類まれな力だが」

レティシア「なるほど。グリモアが目覚ましい戦果を挙げているのは貴殿の功績か」

エミリア「えへへ・・・そうだよ、凄いでしょう」

レティシア「卿には何も言っていない、ブルームフィールド」

転校生「えみりゃ、えみりゃ」

エミリア「どうしたの?」

転校生「えっと、ハミルトンさんがなんて言ってるかわかんない」

レティシア「むっ、そうか?私は貴殿らの国の言語で話しているはずだが」

エミリア「喋り方が固いんだって。要は、グリモアがすごい活躍をしてるのは転校生くんのおかげかって言ってるんだよ」ギューッ

転校生「おー、そーなのかー。そんで、んと・・・ぼくよりも、やっぱ他のみんなががんばってるからだと思うよ・・・あっ、思います」

レティシア「ふむ、謙虚だな」

エミリア「でしょ?いい子でしょ?かわいいでしょ?」スリスリ

レティシア「卿は少し落ち着け。貴殿も少しは抵抗したらどうだ」

転校生「なれてますので」

エミリア「レティもやる?ほっぺとかぷにぷにだよ?」プニプニ

転校生「ぷあー」

レティシア「遠慮しておこう」

~子供だらけグリモワール魔法学園~

寧々「こんにちは!学園長のネネだよ!」

転校生「あ、ねねちゃん」

レティシア「・・・・・・・・・・・・?」

寧々「お姉ちゃん、ネテスハイムのレティシアちゃんでしょ?」

レティシア「いかにも。ごっこ遊びなら、あっちでやるのだな。こちらは挨拶中だ」

エミリア「レ、レティ。紹介するね。現学園長の犬川寧々ちゃん」

レティシア「・・・・・・・・・・・・」

レティシア「なんだと?」

転校生「だよねー、こうなるよねー」

寧々「転校生くんは人のこと言えないでしょ」

エミリア「ほら、話したでしょう?前学園長が・・・だから、娘さんに引き継いだって・・・」

レティシア「・・・冗談ではなかったのか。なにを考えているのやら・・・仕方ないな」

レティシア「ネテスハイム魔法学園首席代表、レティシア・ハミルトンだ」

レティシア「学園長の代理として、グリモワール魔法学園生を歓迎する」

寧々「おじちゃんは来てないの?」

レティシア「おじ・・・学園長は現在、内閣へ招喚されている。私では不満か」

寧々「そうじゃないけどー、久しぶりに会えると思ったのにー」

転校生「おしごとだからしかたないよー」

寧々「うー・・・」

レティシア「一度、宿泊先まで案内させる。それからネテスハイムまでお越しいただく」

レティシア「式典後、懇親もかねて各生徒が街を案内する予定だ」

エミリア「レティ、転校生さんの案内なんだよ」

転校生「そうなんだ。ふーちゃんもいっしょかな?」

レティシア「人が話している途中だ、ブルームフィールド」

エミリア「こんな感じなんで、大変だと思うけど・・・」

レティシア「エミリア」

エミリア「はいはい」

~会長と首席~

虎千代「いやすまん、荷物を降ろすのに手間取ってしまってな」

レティシア「・・・貴嬢が私立グリモワール魔法学園の代表、ミス・タケダか」

虎千代「きじょう・・・? ああ、アタシが武田虎千代だ」

虎千代「驚いた。日本語がうまいんだな」

レティシア「貴嬢は英語が苦手そうだな」

虎千代「よくわかるな。いちおう、副会長も会計も書記も話せる」

虎千代「いざという時は通訳してもらうから、心配はいらないぞ」

レティシア「・・・結構。では、また後ほど」

・・・

転校生「あったー!」

寧々「何を探してたの?」

転校生「ダンボール。ゆきちゃんがねんのためにメンテしとくって言ってたからあずけてたの」

寧々「そっかー。あ、でもでも、あんまりそれ乗って飛んだり走ったりしちゃだめだからね」

転校生「なん・・・だと・・・」

寧々「風飛のみんなはもう転校生くんのこと見慣れてるけど、他の国だとそうじゃないもん」

転校生「うーん、そっかー。そうかんがえると、日本ってすごいなー」

寧々「ねー」

・・・

レティシア「ダンボールに乗って、飛ぶ?走る?」

エミリア「気にしなくていいよ。いつものことだから」

レティシア「・・・集団幻覚を見ているだとかそういう話でないのなら、何かの魔法なのか?」

エミリア「一応科学の分野に入るらしいけど」

レティシア「日本は何を考えているんだ」

~魔物が現れた~

転校生「・・・・・・」ピクッ

エミリア「どうしたの?」

転校生「んー、なんか、やな予感がする・・・」

エミリア「えっ、やだもう、変なこと言わないでよ・・・転校生くんの勘って当たるから・・・」

レティシア「・・・エイプリル。これから私は学園に戻り、式典に備え・・・」

レティシア「・・・・・・・・・・・・なに?」

・・・

レティシア「・・・・・・・・・・・・」

エミリア「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」マネマネ

もも「転校生くん、急ごう!マーケットが襲われて・・・」

レティシア「静かに!戦いを愚弄するつもりか!」

もも「・・・・・・え?ぐ、ぐろう?」

レティシア「・・・これだから、ネテスハイムだけで十分だと言ったのに・・・」

レティシア「エミリア!客人に我が国の作法を教えておけ!」

エミリア「あっ!・・・もう、私に押し付けて・・・」

エミリア「すみません。レティって有名な貴族の出で・・・」

エミリア「貴族の礼儀作法や責務に、とってもうるさいんです」

もも「で、でも魔物がすぐそこまで・・・」

エミリア「イギリスでは魔物は人間の変化したものと考えられています」

エミリア「人類根源説。だから戦う前に必ず、追悼するんです」

エミリア「すでに魔物になってしまった人間が、討伐後、せめて安らかに眠れるように」

転校生「ぼくはふーちゃんに行く前にしっかりたたきこまれたんだよね。だからいっしょにやってるー」

もも「・・・あ、それ、風紀委員のパンフレットに書いてあったかも」

もも「イギリスの魔法使いや軍隊でされてる作法、なんですよね」

エミリア「魔物になった人を救う、という点で、私達にはプライドがあります」

エミリア「だから、追悼をとても大事にしています。ネテスハイムの学園生を見たときは・・・」

エミリア「邪魔をしないであげてください。すぐに終わりますから」

もも「は、はい!わかりました!」

もも「・・・あたしたちも、した方がいいでしょうか?」

エミリア「その方が、こちらの学園生と協力はしやすくなると思います」

エミリア「すみません、頑固者ばかりで」

もも「いえ!あたし、いろんなところでバイトしてますけど・・・」

もも「それぞれの職場で、全然違う文化があるんです!慣れてます!」

レティシア「ブルームフィールド。魔物の名前は【ジャック・ザ・リッパー】」

レティシア「例の魔物だ」

転校生「よーし、もももも、えみりゃ、いくよ!」

レティシア「テンコーセー。貴殿はこっちだ」

転校生「え、あ、はい。なになに?」

~保護~

レティシア「貴嬢らは・・・む・・・」

レティシア【貴嬢らは、グリモアの学園生か?】

月詠「え?え、英語?ちょっとエレン・・・」

エレン【私立グリモワール魔法学園精鋭部隊長のエレン・アメディックだ】

エレン【貴嬢はサー・ハミルトンの嫡子レティシア・ハミルトンだな?】

レティシア【いかにも。以前、お会いしたことが?】

月詠「ちょっと!なに言ってるかわからないわよ!」

転校生「まあまあ、いいじゃん。今大事な話し中みたいだし」

エレン【国連軍に所属していた時、ネテスハイム魔法学園を訪れたことはある】

レティシア【ああ・・・では、その時にお見かけしたのか。失礼】

エレン【私も貴嬢については、知己の者から聞いている】

エレン【ネテスハイムの動きが無いが、指揮は誰が?】

レティシア【愚問だ。ネテスハイムの指揮は主席たる私が執る】

エレン【・・・ならば、今はなにをしている】

レティシア【貴校の重要人物を保護してきた。テンコーセーという男子だ】

エレン【・・・・・・・・・・・・ふむ】

エレン(確かに転校生をこのロンドンの街で放っておくのも危険だが、あいつ自身にはもっと経験が必要なのも事実)

エレン(なにより、いきなりの戦闘だ。やはり指揮官としての役割は大きい。転校生が場にいれば魔力補給ができるという安心感も出る)

エレン【転校生の保護はいらん。彼はグリモアでももっとも戦歴が多い】

エレン【このまま前線に投入しろ。本人も覚悟はしている】

レティシア【・・・貴嬢らは本当にあの幼き子を戦場へと送り出すのだな】

エレン【あいつをただの幼子だと思わないことだ。貴嬢の予想程度なら軽々と飛び越えてくれるさ】

月詠「もう、日本語で喋りなさいよ!二人とも喋れるんだから!ツクがわかんないじゃない!」

転校生「でも、ごーにいってはごーにしたがえっていうでしょ?ここイギリスだし」

月詠「あんた、よくそんなことわざなんか知ってるわね」

転校生「このまえしののめじゅくでやった」

レティシア「・・・・・・」

エレン「・・・・・・転校生。いつからいた?」

月詠「えっ、ずっといたじゃない。2人が英語でしゃべり始めた時ぐらいには」

レティシア「テンコーセー。私は、確かに貴殿を別の場所へと避難させたはずだが」

転校生「にんぽー、みがわりのじゅつだよ」

レティシア「なんだと!?」

月詠「どうせまたありすの人形を囮にして抜け出してきたんでしょ」

転校生「まあそうだけど」

レティシア(テンコーセー、まさか、ニンジャの末裔なのか・・・!?だからグリモアは実戦に投入することを厭わない・・・そういうことか!)

エレン(なにか盛大に勘違いされていそうだが、このままの方が楽そうだな)

・・・

梓「なーんか、自分のお株が奪われた気がするッス」

~盛大な勘違い~

レティシア「・・・・・・・・・・・・」

レティシア「魔力譲渡、無限に近い魔力。そのかわりに魔法がほとんど使えない・・・」

レティシア「だが、ニンジャか・・・侮れんな、日本は」

エミリア「レティ!転校生くん!駅の方に魔物の大群が!」

レティシア「・・・エイプリル! 国軍はなにをしている!」

エイプリル『こちらに向かっています。理解不能ですが、どうやら・・・魔物は地下から』

レティシア「地下だと・・・道理で発生源が掴めぬわけだ」

レティシア「全隊に伝えろ! かねての通達通り、重要拠点に散開!」

レティシア「臣民に死傷者を出すな! 我らの誇りにかけて、速やかに討滅するぞ!」

エイプリル『チャリング・クロス駅はどうしますか。配備人員では手が足りません』

レティシア「駅は私だけで事足りる。【あの程度】、すぐに片付ける」

レティシア「卿は異変があればすぐに連絡しろ。いいな」

エイプリル『拝命いたしました』

転校生「おおー」パチパチパチ

エミリア「・・・私がいない間に、ロンドンの守備プランが完成していたんだ」

レティシア「これまでロンドンが襲われたことはなない。だがいつかあると思っていた」

レティシア「女王陛下のいらっしゃるこの街を守る算段がないなど、許されることではない」

エミリア「そ、それより駅って、私たちだけで大丈夫なの?」

エミリア「結構、凄い量が来てるみたいだけど。グリモアのみんなを・・・」

レティシア「一ヶ月も共にいて、卿は思い出さなかったのか?私が誰なのか」

レティシア「やはり一度手合せをしておくべきだったな・・・」

レティシア「なにも問題はない。2人とも、遅れるな。全速力だ」

転校生「オッケー!」フワッ

レティシア「エミリア。私の足を引っ張るなよ」

エミリア「私だって、グリモアで遊んでたわけじゃないの!」

レティシア「よかろう。ならば・・・コーデリアの弔い合戦だ」

レティシア(それにしても、本当に飛ぶんだな。・・・・・・あれは、日本の科学と言ってはいるが、実は忍者の秘術なんじゃないか?)

レティシア(そういうことか。エミリアにも伝えられていないのだな)

・・・

結希「・・・根源的には間違っていないと思うけど、別に秘匿も何もしていないわ」

天「ダンボール界の発展を願って技術の公開、ばっちししてるからね」

結希「問題は誰も興味を持たない事ね」

天「そりゃそうでしょ」

~エミリアの成長~

レティシア「・・・間に合ったか。まだミスティックは来ていないな」

エミリア「はぁ、はぁ・・・レティ、相変わらず足、早いね」

レティシア「卿の足が遅いだけだ。息が上がっているならすぐに整えろ」

レティシア「テンコーセーは、問題なさそうだな」

転校生「走ってないからね」フヨフヨ

エミリア「大丈夫・・・転校生くん、ごめんなさい。少しだけ魔力、もらっていい?」

転校生「おやすいごよー」ビビビ

エミリア「・・・ふぅ。ありがと。もう大丈夫だよ」

レティシア「・・・それが力か」

レティシア「まず私が先陣を切る。その後・・・」

エミリア「いえ、ここは私がやるから」

レティシア「エミリア。この事態に言葉を飾ったりはしない。卿には無理だ」

エミリア「レティ。言ったでしょ。私も、グリモアで遊んでたわけじゃないの」

エミリア「それに・・・コーディの弔いも、させて」

エミリア「私はもう、2年前の子供じゃない」

転校生「いろいろあったもんね」

レティシア「・・・・・・・・・・・・」

レティシア「根性論を聞きたいのではない。勝算はあるのか?」

エミリア「うん。転校生くんと協力すれば」

エミリア「まだ私個人の力は、あなたに遠く及ばないけれど・・・」

エミリア「転校生くんとなら、追いつける」

レティシア「ならば、討ち漏らしは私が片付ける」

レティシア「そこまで言い切ったんだ。無様な姿を見せるなよ」

・・・

エミリア「・・・ごめんね。私のわがままに協力して貰って」

転校生「べつにいーよ。ぼくもよくわがまま言ってるし」

エミリア「ふふ、そうだね。でも、さっき言ったことは、全部本当だから」

エミリア「レティに、みんなに、そしてコーディに・・・」

エミリア「見せてあげるんだから」

レティシア「接敵まで30秒!」

エミリア「転校生くん、私、全力で戦う。どんどん魔力をちょうだい」

エミリア「大丈夫。一体も、転校生君のところに通さない」

転校生「おっけ。えんりょはしないよ、ガンガンいこうぜ!」

~グリモア、ネテスハイム~

レティシア「・・・ミスティックは、人間から生まれる。無念の内に死んだ人間に霧が取りつく」

レティシア「少なくともこの国では、それが基本的な考えだ」

レティシア「あの中のどれかが、コーデリアかもしれない」

レティシア「だから我らは、ミスティックを倒すことを【送る】という」

レティシア「テンコーセー。エミリアが世話になっているようだな」

転校生「めいわくかけたりかけられたりの、持ちつ持たれつですよー」ビビビ

レティシア「・・・全力で戦っている。すぐに枯渇するはずの魔力を補うのが貴殿の役目か」

レティシア「なるほど。人類の希望と呼ばれるわけだ」

転校生「れっちー、ほんとになにもしないんだね」

レティシア「(れっちー?)・・・愚問だ。手出しはしない。単独で戦うと言ったのはエミリアだ」

レティシア「私はエミリアが討ち漏らしたミスティックを片付けると言った」

レティシア「それを違えることは信義にもとる」

レティシア「・・・とはいえ、あまり時間をかけていられないのも事実」

レティシア「学園生だけで戦い続けるには、あまりに相手が多い。国軍が到着するまで・・・」

レティシア「できるかぎり街を破壊されないようにしなければならん」

怜「・・・なら、私たちがエミリアに協力するのは問題ないわけだな?」

転校生「れーちゃん」

レティシア「それをエミリアが許すなら、好きにしろ」

怜「転校生。私たちはエミリアの助けに入る。魔力をくれないか」

転校生「もっちもちー」ビビビ

怜「・・・ああ、恩に着る」

転校生「さて、ちょっとはなれてるなっと。まりょくが届かないとこまるから、ちょっと前に出るよ」

怜「わかった。行こう!」

~剣士三人~

レティシア「・・・ふぅ・・・いいだろう」

レティシア「エミリア!」

・・・

エミリア「・・・はぁ・・・はぁ・・・ん? 今、レティがなにか言った?」

ジャック・ザ・リッパー「絶望ォーーに身をよじれィ虫けらどもォオオーーーッ!!」

エミリア「っ!?」

エミリア「ごめん! 聞いてる暇ない!」

エミリア「転校生君、聞いてもらっていい!?」

転校生「おっけ!」

・・・

レティシア「ならばテンコーセー、聞け!貴殿とエミリアの実力は十分わかった!」

レティシア「だがあまり時間をかけてもいられない!エミリアは広範囲攻撃が苦手だ!」

レティシア「後は私に任せろ!ここを片付けて、次に向かうぞ!」

・・・

転校生「あんまり時間かけれないから、あとはれっちーに任せてだって」

エミリア「・・・っ。そ、そうだよ・・・ねっ!あんまりここで時間かけても変わらないし・・・」

エミリア「でも・・・でも、次から次に襲ってきて、下がる暇が・・・あっ!」

ズバッ

怜「エミリア!」

刀子「エミリア殿!」

怜「無事か、エミリア」

刀子「なにゆえ1人で戦っているのだ!パーティは・・・」

エミリア「だ、大丈夫・・・私がレティにいいとこ見せたかっただけだから・・・」

怜「感心しないぞ。ここからは私たちと共に戦え」

刀子「然り。姫殿たちも近くにいる。協力すればこの程度の魔物、すぐにでも・・・」

レティシア「私に任せてもらおう」

~レティシア・ハミルトン~

エミリア「レ、レティ・・・」

怜「私たちは仲間だ。ここは一緒に・・・」

レティシア「貴嬢らは、ネテスハイムを知らない」

レティシア「ネテスハイムのレティシア・ハミルトンを知らない」

レティシア「ならば見ておけ。エミリアが私に実力を見せたように・・・」

レティシア「私も何者かを、貴嬢らに見せてやろう」

刀子「・・・な、なんだあの女は!」

エミリア「レティシア・ハミルトン。私の友人で、ネテスハイムの首席代表・・・」

エミリア「そして、学園で最強の魔法使いです」

転校生「ああ言ってるんだから任せていったん引くよ!ぼくらがここにいたらじゃまになる!」

・・・

レティシア「・・・残り20程度か。エミリアが半分ほど減らした計算だな」

レティシア「ならば私は、それを瞬く間に片付けねば実力を見せたとはいえまい」

レティシア「あのテンコーセーが他の者を引かせたか。先ほどの無礼は後で詫びねばな。彼は優秀な指揮官だ」

レティシア「・・・ミスティックよ、全力で来い」

レティシア「我が最強の魔法を手向けとし、貴殿らの魂、滞りなく送ってやる」

レティシア「コーデリアよ・・・さらばだ!」

~ノブレス・オブリージュ~

レティシア「・・・・・・・・・・・・」

転校生「右斜め前!まだ!」

レティシア「っ!」

レティシア「・・・撃ち漏らしがいたか。情けない」

夏海「ひぇぇ・・・なにあのマスケット銃・・・何百連発したの?」

怜「落ちつけ、魔法の銃弾だ・・・とはいえ、凄まじいな」

レティシア「貴嬢らの協力に感謝する。レティシア・ハミルトンだ」

レティシア「グリモアの生徒だな。ここでの戦いは終わったが、全て片付いたわけではない」

レティシア「我らネテスハイム学園生が、学園まで案内しよう」

智花「・・・え?あ、あの・・・」

レティシア「貴嬢らは賓客だ。これ以上戦わせるわけにはいかない」

レティシア「・・・・・・・・・・・・」

レティシア「・・・静かだな。戦いはどうなった?」

智花「まだ、魔物が全滅したわけではありません。だけど・・・」

智花「街に大きな被害が出る前に、討伐できたと思います」

転校生「グリモアのせーとはゆーしゅーだからね」

レティシア「エイプリル。現状を報告しろ」

エイプリル『はい。報告いたします。まず・・・』

・・・

レティシア「・・・もう、ほとんどの戦闘が終結している?」

エイプリル『はい。グリモアの学園生による応援が大きかったと考えられます』

レティシア「・・・そうか・・・わかった。」

レティシア「まったく。我らの面目を潰してくれるなよ」

夏海「ちょっとー、助けてあげ・・・むぐ・・・」

怜「夏海、こちらはグリモアとは事情が違う」

転校生「今回のはこっちがわりとかってにやった感じだからね。とらとのはなしをきいてたら」

レティシア「日本がどうか知らないが、こちらでは魔法使いは微妙な立場だ」

レティシア「魔法使いには実績が求められる。確かに人類に貢献しているのだとな」

レティシア「本来はロンドンの防衛もネテスハイムだけでやるべきだったのだ」

怜「グリモアが協力して撃退したとなると、ネテスハイムだけで守れるかは不明」

怜「そう考える者もいるだろうな。特にこちらの魔法使いは貴族だ」

怜「貴族に必要なのは信頼だからな」

~香ノ葉「最近、ウチの影が薄い気がするんよ」~

レティシア「だが、我らの面目よりもロンドンの街の方が大切だ」

レティシア「感謝する。学園を上げて、今度こそ疲れを労ろう・・・エミリア!」

エミリア「どうしたの?私が学園まで送る?」

レティシア「ああ。それと、急いで式典の準備をさせろ」

エミリア「こ、これから式典するの?なくていいんじゃ・・・」

レティシア「たとえ形式的なものであろうと、せねばならん」

レティシア「伝統を守るのも我らの誇りだ。疲れているだろうが、付き合ってもらう」

レティシア「安心しておけ。早めに切り上げさせる」

レティシア「そこの、テンコーセー」

レティシア「貴殿の実力、しかと見せてもらった」

転校生「ん。こっちこそ、れっちー」

エミリア「・・・レティって、昔からあんな感じなんだよ」

エミリア「偉そうで、プライド高くて、でもとっても頼もしくて・・・」

エミリア「たまにムキになるのが、可愛いの。ここにいる間に、見せてあげるね」

夏海「・・・てか、相変わらず転校生は変なあだ名つけるわねー。れっちーって・・・」

転校生「かわいくない?」

秋穂「(転校生くんが)かわいいと思うよ」ニュッ

智花「うわ!?どっから出てきたの!?」

~割とお気に入り~

レティシア「・・・・・・・・・・・・」

ありす「んと・・・・・・」キョロキョロ

クレプリ「ありす、1人で離れたら危ないさね。やっぱ誰かつれてかないと・・・」

ありす「・・・も・・・・・・てんこ・・・く・・・ぉこられ・・・かも・・・」

クレプリ「うーん、それはさもありなん・・・だけど、それで迷子になったりしたら今度はありすが怒られちゃうさね」

レティシア「どうした、何か探し物か?」

ありす「ひっ・・・ぁ、の・・・・・・」

クレプリ「あ、ええと、あ、ありすを怒らないでやってくれ!ちょっと人形を探してるだけなんだ!」

レティシア「あ、いや、別に怒るつもりはない。それよりも、貴嬢は人形を落としたのか?」

ありす「ぁ、ぇと・・・ぉとし・・・じゃ・・・くて・・・」

転校生「回収かんりょー・・・あ、れっちーとありすちゃん。どしたの?」

クレプリ「あ、少年!それさね!今少年が持ってるそれ!それの回収に来たんだよ!」

転校生「え、これ?なんでありすちゃんが?」つ等身大1/1転校生人形

ありす「てんこ、く・・・ってに・・・もって・・・から・・・ぉこら・・・かもって・・・ぉも・・・・・・」

転校生「うーん、でもふーちゃんとかグリモアのみんなには戦いに行くなとか言われてないし、そもそも言われたのはれっちーにだし・・・あっ」

レティシア「この精巧さ・・・そうか、これは気付かないわけだ」

転校生「でしょでしょー?ありすちゃんのおにんぎょうづくりの腕はピカイチなんだよ!ナンバーワン!わんわんわん!」

ありす「そ、なこと・・・」

クレプリ「あるさね!なんたってありすだからな!」

ありす「だ、だから・・・もぅ・・・」

レティシア「そうか、これを貴嬢が・・・・・・。そうだな、貴嬢の腕に免じて、私の言いつけを破ったことは不問にしよう」

転校生「っぶねー、助かったー!んじゃ、ぼくとありすちゃんは先戻ってるね。れっちー、ばいばーい」

ありす「さょ、なら・・・れっち、さ・・・・・・」

クレプリ「じゃあなー、れっちー!」

レティシア「あっ、私の名はレティシア・ハミルトンで・・・行ってしまった。まったく・・・」

レティシア「・・・れっちー、か・・・ふふ」

今日はここまで!レティでいいじゃんって思ったけど、折角なのであだ名が付けられました。
次回は浅梨とエレンの誕生日やって、ロンドンお騒がせ紀行です。転校生くんはロンドンでも転校生くん。
流石にこの転校生くんはドン・ファンとは呼ばれないはず。呼ばれたとしてゴマゾウかな。
ふーちゃんともどこかで絡ませたいけど・・・それは余裕があれば。
そしてありすは人間ミシンができることが明らかになりましたね。さすがありす。さすあり。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 本名編~

ネテスハイム生徒A「Hi, Tenkose! Shall we have lunch?」

転校生「Hi, Smith. I'm going to do with our children. Can they be with us?」

ネテスハイム生徒A「Sure.」

・・・

ネテスハイム生徒B「Tenkose, your child is wandering. So I take her here.」

真理佳「びぇぇぇぇぇぇぇぇっ!こわかったぁぁぁぁぁぁ!!!!」

転校生「Thank you, Adriana.真理佳、探してたんだよ。ほら、お姉ちゃんにありがとうって」

真理佳「ぐすっ、ありがとうございますぅ・・・ひっぐ・・・」

・・・

転校生「さて、諸君。よく集まってくれた」

ミナ「わー」

恋「おおう?」

梓「ッス」

心「はい!」

卯衣「zzz」

ありす「あの、どうしたんですか?」

転校生「どうやら、ネテスハイムの人たちにも僕が転校生と呼ばれているみたいだ。そこで、だ」

転校生「どうやったら僕の本名の方が浸透するかを考えて欲しい」

梓「無理ッス」

恋「そんなのミナが1日中静かにしていることよりも難しいぞ」

卯衣「成功確率は0.000000000000000001%。ほぼ不可能ね」

ミナ「サーヴァントの名前、地味だしなー」

心「転校生さんはそのままでもすてきですよ?」

転校生「辛辣!」

ありす「まあ、実際問題ネテスハイムの人にもレティシアさんが【テンコーセー】で伝えちゃってるんで・・・」

転校生「くっそ、エミリアが先に話してるからとあだ名を紹介したのがあだになったか」

ましろ「あだ名だけに」

花梨「こら、ましろ。おはなしの邪魔しちゃだめだすけ」

ミナ「・・・・・・?」

梓「ほら、あだ名があだになるって・・・」

ミナ「・・・おお!」

転校生「ダメだ、話が進まない・・・」

ありす「あ、あの・・・私は、―――さんと呼んだ方がいいでしょうか・・・?」

転校生「!?!?!?」ゾワワワワッ

転校生「だ、ダメだ・・・なんか、慣れなさ過ぎてぞわぞわする。やっぱこのままで」

ありす「あ、はい」

転校生「一同解散!このまま晩御飯食べに行くぞ!」

ありす「・・・いいもん。いつか転校生さんを毎日名前で呼ぶようになる日が来るもん」

今日のプチモア。転校生くんって本名呼ばれなさ過ぎて名前呼ばれても反応しなさそう。
【グリモア】南智花「転校生さん!」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】南智花「転校生さん!」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461492750/) 
レス番号303-317より
ありすが転校生を名前で呼ぶようになる日は来ないです。
このころと比べると大分誤字脱字が減ったような気がする・・・しない?
もう少しでふーちゃんと一緒に1周年だ。ここまで長引かせるつもりはなかったんだけどなぁ・・・
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 総占拠編~

虎千代『えー、今日からグリモアはわれわれレジスタンスがのっとったー!』

鳴子『我々の要求はふたーつ!』

つかさ『夏休みの宿題を減らすことー!』

ましろ『転校生さんをかいほーすることー!』

さら「転校生くんの解放って・・・」

転校生「要はもっと遊べってことじゃないかな」

ありす「毎日遊んでいるような気がするんですけど・・・」

寧々「だめ。確認してきたけど、全部の教室の鍵が閉まってる」

アイラ「ぐぬぬ、あやつらめ、妾の昼寝場所を乗っ取りおって・・・」

転校生「・・・もうめんどくさいな。鍵ごと扉ぶっこわすか」

ゆえ子「やめてください!予算が、予算がぁ!」

ありす「転校生さんってときどき脳筋になりますよね」

兎ノ助「夏休みの宿題を減らせー!」

さら「兎ノ助。何してるの」

兎ノ助「って言って来いって言われたんだよ。宿題は教務部の管理だからこっちに言っても意味ないのに」

転校生「しっかし、ここの子供たち無駄にスペック高いなぁ。電子ロックは結希と卯衣と心が押さえてるし・・・」

さら「学園に入ろうとしたら初音が持ってきたペイント弾を全員で乱射してくるし」

ゆえ子「生天目さんが机をぶん投げてきました。あれはお高い奴なのです」

アイラ「・・・そういえば、朱鷺坂は?」

寧々「あそこ」

チトセ『ふぇぇ・・・おしごと減らしてほしいよぉ・・・』

アイラ「何やっとるんじゃあのババアは」

望『宿題やりたくなーい!』

律『もっとあそびたーい!カラオケー!』

千佳『そうだそうだー!』

自由『あきばにいきたーい!つれてってー!』

刀子『映画村にもう一度ー!』

姫『転校生さんを我が家に!』

転校生「はぁ・・・なんかもうめんどくさくなってきた。寧々、今からハワイ行こう」

寧々「え」

転校生「学園に入れないんだ、仕方ない。仕方ないから大人組だけで旅行に行こう。あの子たちなら学園を守ってくれるさ」

卯衣「ごめんなさい。ほんの出来心だったの。周りに乗せられただけなの」

里菜「リナはさいしょからはんたい?だったさ!」

転校生「おっ、さっそく釣れた」

さら「転校生くんってたまにすごくゲスいことするよね」

ありす「・・・あっ、そうだ。アプリ、グリモア~私立グリモワール魔法学園~は今年で3周年になります」

ありす「3周年に合わせてキャラクター総選挙が行われて、キャラクターそれぞれがTOP3に入った場合のグッズ化の公約を掲げています」

さら「例えば、わたしの場合はシロー人形ね。おそらくは五十嵐裕美さんがCM映像で持っていたやつになるかな」

ありす「みなさん、ぜひぜひ投票してくださいね。ちなみに私がTOP3に入った暁には」

クレプリ「オレっちがグッズ化さね!」

ありす「それでは、楠木ありすに清き1票をよろしくお願いします」

今日のプチモア。夏だ!水着だ!総選挙だ!
ということで皆々様方。グリモア総選挙が始まりますよ!
今回はTOP3に入ったキャラが公約を掲げてます。詳しくはグリモア総選挙のページから。
ありすちゃんはクレプリ人形をグッズにしてくれるとのことなので、今年こそトップ3に!そして目指せ1位!
ありす、楠木ありすをよろしくおねがいします!
ありすありあり(合言葉)

~普通なありすと転校生 お買い物~

※ありすと転校生はショッピングモールで買い物中です

転校生「お、ありす。ほら、この帽子。ありすに似合うと思うよ」

ありす「こ・・・ぇす、か・・・?」

転校生「麦わら帽子にワンピース。やっぱこの組み合わせだよね!」

クレプリ「おお、麦わら帽子か。なんだなんだ、少年はありすを海賊王にでもする気か?」

転校生「ワンピース違いだ。僕のイメージとしては真夏の太陽の日差しが降り注ぐなか、ひまわり畑をバックに帽子を押さえて振り返っている姿が・・・」

クレプリ「テンプレっちゃあテンプレだが、だからこその素晴らしさがあるさね」

転校生「ってことでありすにはこの青リボン付きのやつをプレゼントだ」

ありす「ぁ、ぁりがと・・・ござ、ます・・・」

転校生「ってことで、今度向日葵畑に行こうか。いつがいい?」

ありす「ぇ、ぁの・・・だぃじょ、ぶ・・・ぇすか?」

転校生「いや、僕が誘ってるからそれは僕のセリフなんだけど・・・」

クレプリ「いや、そうじゃなくてだな。ありすは日々多忙な少年を心配してるんさね。クエストとかその他の予定とか詰まってないのか?」

転校生「仮に入っててもどうせ朝からとか昼からとかだからなんとかなるなる」

ありす「・・・めっ・・・」

クレプリ「もっと自分を大事にしろ!」

転校生「これでも結構自分の欲望に素直に生きてる気がするんだけどなぁ」

ありす「も・・・そぅ・・・ゆ・・・とじゃ、な・・・ぇす・・・」

クレプリ「要は適度に休めってことさね。な、ありす」

ありす「ぅん・・・から・・・」

転校生「あー、わかったわかった。ちゃんと休みは作るって。まあでも、夏の間にまた出かけるのはいいかな?」

ありす「・・・れは、もちろ・・・ぃ・・・す・・・」

転校生「おっけ。んじゃ、そこのカフェにでも入って予定を決めようか。さ、行こう」

ありす「・・・・・・はぃ・・・!」

今日のありす。今日から1週間ほど忙しくなるので、この期間はありす応援週間として色んなありすを書きます。
本編更新は遅れますが、どうかよろしくお願いします。
ありすありあり(合言葉)

~ありすとちっちゃな転校生 けほけほ~

転校生「けほっけほっ」

クレプリ「少年、大丈夫かー?」

転校生「だいじょばない・・・鼻水がいっぱい出て頭がぼーっとする・・・喉痛い・・・」

クレプリ「典型的な風邪さね」

ありす「水無月さ・・・が・・・うつ・・・た・・・?」ショリショリ

転校生「かもねー・・・けほっけほっ」

ありす「・・・はぃ、りんご、すれた、よ・・・」

転校生「まじかんしゃー」

ありす「はぃ・・・ぁーん・・・」

転校生「あーん・・・んー、りんごあじー」

クレプリ「そりゃリンゴの果肉100%だからな」

転校生「そっかー。あーん」

ありす「はぃ、ぁー・・・」

転校生「あーん・・・ぱくぐふっ、げほっげほっ」

ありす「・・・・・・」ビチャビチャ

クレプリ「ああ、大丈夫か!」

ありす「り・・・ご・・・まだ、ぁるから・・・ぉちつぃて・・・ね・・・?」

転校生「う、うん・・・ごめんなさい・・・」

ありす「これくらい、ぃ・・・よ・・・。せぃふく、だし・・・」

クレプリ「でも、ちょっと顔洗うぐらいはしてきた方がいいさね」

・・・

ありす「ぉまた、せ・・・」

転校生「へっくしょん!」

ありす「・・・・・・」ベトー

転校生「あわわわわ・・・ごめ・・・へっくしょん!ふぇっくしょん!」

ありす「はぃ、ちーん・・・して・・・?」

転校生「ごめんね、ごめんね」チーン

ありす「だぃ、じょぶ・・・だよ。風邪だから、しかたなぃ、もん」

クレプリ(ありす、強くなったな・・・)

・・・

風子「看病してあげてーですけど休んでた分の仕事が・・・」

紗妃「委員長、病み上がりなんですから無理しないでください」

風子「そしたらその分仕事が長引くじゃねーですか」

梓(あと、風邪伝染したことも地味に響いてるんだろなぁ・・・)

今日のありす。1年ぐらい前に実装されたふーちゃん電話ネタはこれで消化。
何かを口に入れてる最中に急にくる咳はマジヤバい。いろいろと飛び散る。
そんな中でも笑顔で対処してくれるありすちゃんマジ天使。
ありすありあり(合言葉)

~おっきなありすと転校生 合体技~

転校生「合体技を出したい」

ありす「・・・はい?」

転校生「こう、ね。複数の人数で同時もしくはつながるように技を繰り出す、合体技っていうのは男のロマンなんだ」

ありす「はぁ」

転校生「って話を前他のみんなにしたんだ」

ありす「あ、私と練習したいとかそういう話ではないんですね」

転校生「最終的にはそういう話だけどまあ聞いてよ」

ありす「はい」

転校生「まず、我らがグリモアの生徒会長様である仲月さらに話をしに行ったんだ」

ありす「やけに持ち上げますね。何か弱みでも握られてるんですか?」

転校生「いや、別にそう言うわけじゃ・・・。と、まあ話をしに行ったんだよ。そして承諾してもらえた」

ありす「あれ?でも他のみんなにもって・・・」

転校生「2人で出した案は肩車して高速回転して竜巻を発生させる技だった」

ありす「周囲への被害が甚大になりそうなのでやめてください」

転校生「結果、梅さんとさらがやることになった。さらは泣いていた」

ありす「聞いちゃったのかぁ・・・」

転校生「次は寧々に頼んだ」

ありす「寧々ちゃんもノリノリでやってくれそうですね」

転校生「仕事溜まってるから後にしてって言われた。その後半分手伝った」

ありす「で、うやむやにされたと」

転校生「いや、出来た合体技が【転校生くんが書いて、ネネがハンコを押す2人の愛の共同作業!】になったんだ」

ありす「それ、いいように使われてるだけじゃあ・・・」

転校生「3日でハンコを押すのもやらせるようになったからコンビ解散したよ」

ありす「だからネネちゃん最近学園長室にこもって仕事ばっかりなんだ」

転校生「ゆえ子にも頼んだんだ。ゆえ子が隕石を降らせて僕が殴り飛ばして相手にぶつける【メテオ☆シュート】」

ありす「☆・・・」

転校生「でも火傷したからこれは無理だねってなった」

ありす「隕石殴って火傷で済む転校生さんって・・・」

転校生「アイラとチトセには見返りとして血を要求されたから生レバーを食わせておいた。あの2人ならO157も大丈夫だと思うし」

ありす「最近見ないなと思ったら・・・」

転校生「ということでお願いします」ドゲザッ

ありす「え、あ、はい。そういう話でしたね。わかりました、お引き受けします。転校生さんのため、ありす頑張ります!」

・・・

梅「で、どうなったの?」

転校生「やっぱり人形だけでいいやってなりました」

梅「そりゃ数百数千あやつる人形の中に人間が1人入ってもね」

さら「ちょっと梅さん、サボらないでください!この前グラウンド壊した分、早く直さないといけないんですから!」

転校生「なんで訓練所で練習やってグラウンドと体育館が壊れるのかなぁ・・・」

梅「訓練所には結界があって、他にはないから。あ、そうだ。その合体技、今度は私とやってみない?」

転校生「今のマイブームは合体技じゃなくて水上歩行なんでいいです」

梅「私、転校生くんのことが全然わからないわ」

今日のありす。なんかノエルと秋穂を足して2で割ったみたいな感じになった。
そういや、ちっちゃいありすは書いたことないなぁと思った。ありすはもともとちっちゃいけど。
転校生くんと同い年なありすちゃんもいいんじゃないかな。6歳ありすとか5歳ありすとか。
ありすありあり(合言葉)

~ちっちゃなありすとちっちゃい転校生 おままごと~

ありす(6)「・・・・・・・・・・・・」

バターン!!!

転校生「ありすちゃんありすちゃん!あそぼあそぼ!」

ありす「!?!?!?!?!?」

クレプリ「少年、もうちょい静かにな。ありすがびっくりするさね」

ありす「・・・・・・・・・・・・!」

転校生「あ、ごめんね。まあいいや。あそぼ!」

ありす「・・・・・・・・・・・・」コクン

転校生「やった!なにする?なにする?外行く?中でやる?」

ありす「・・・・・・・・・・・・」ボソボソ

クレプリ「ふんふん・・・中でおままごとがいいそうさね」

転校生「わかったー。じゃあうーちゃんのおへやからもってくるねー」

ありす「・・・・・・・・・・・・♪」

クレプリ「オレっちたちも一緒に行くさね」

・・・

卯衣(半分)「・・・・・・」スッスッ

転校生「うーちゃー・・・・・・あ?」

ありす「・・・・・・」

卯衣(半分)「転校生くん。待ってたわ」

転校生「えっと、なんでちっちゃいの?」

卯衣(半分)「トランプタワーを作っていたらだんだんと小さくなっていったの」

転校生「それいつからやってるのさ・・・あ、そうだ。うーちゃんもおままごと・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」フルフル

転校生「え?んー、まあありすちゃんがそういうなら・・・ってことでおままごとセット持ってくね」

卯衣(半分)「わかったわ。あと、申し訳ないのだけど魔力の補充もお願いできるかしら」

・・・

転校生「・・・よし、できた!ひやしちゅーか!はじめました!」

ありす「・・・・・・♪」

クレプリ「・・・・・・あれ?いつのまにおままごとから料理にシフトしたんだ?」

転校生「え、おままごとでしょ?」

ありす「・・・・・・・・・・・・?」

クレプリ「オレっちの知ってるおままごとじゃねぇ」

コンコン

『転校生さん、そろそろお風呂の時間ですよ』

転校生「あ、そうだった。んじゃ、ぼく行くね」

クレプリ「わかったさね。また明日な!」

転校生「うん、また明日!ありすちゃんも、また明日!」

ありす「・・・・・・・・・ぃ・・・・・・に・・・・・・」

転校生「うん!明日もいっしょに遊ぼうね!それじゃ!お風呂行ってくるー!」

キョウハナニシテアソンデタンデスカ?
アリスチャントオママゴト!ヒヤシチューカツクッタノ!フーチャンモタベル?

ありす「・・・・・・・・・・・・♪」

今日のありす。子供ありすは無口で大人しい部分を強化したイメージ。
子供から大人になるにつれて無口がだんだん消えていて、大人しいが控えめになっていくイメージを持ってます。
明日はちっちゃいありすと普通な転校生かな。転校生のロリコン化待ったなし。
ところで女装転校生くんはいつカード化されますか?マキちゃんといっしょくたでもいいですので作ってくれやがってくださいませお願いします。
ありすありあり(合言葉)

~ちっちゃなありすと転校生 よく食べよく育て~

転校生「~♪」ジュー

ありす「・・・・・・・・・・・」トテトテトテ

クレプリ「おいっす、少年。何作ってるんさね?」

転校生「おっ、ありすとクレプリか。肉味噌だよ」

ありす「?」

クレプリ「平日の真昼間になんでそんなもんを」

転校生「朝クエスト行って、授業免除になったけど一緒に行った風子は授業出るって言ってたんで、僕一人で戻ってきたんだ」

クレプリ「なるほどなるほど」

転校生「ちょうどこの前懸賞で当たった神戸牛が残ってたし」

ありす「!!!」

クレプリ「そんないいもんを肉味噌にしてんのか!?頭沸いてんのか!?」

転校生「酷い言い草だね。っと、はい、ありす。作ってる途中だけど味見用」

ありす「・・・・・・・・・・・・」スゥーフーッスゥーフーッケホッケホッ

転校生「あー、はいはい。ふーふーは僕がするから。・・・はい、あーん」

ありす「・・・・・・・・・・・・!!!」ブンブン

転校生「あ、だめだめ。今作ってる最中だから、残りは出来てから」

ありす「・・・・・・・・・・・・!!!!」ギューッ

転校生「袖口掴んでもダメだって。それに、ちゃんと出来上がってからの方が美味しいからね」

ありす「・・・・・・」コクリ

・・・

転校生「ってことで出来上がりました」

ありす「♪」

転校生「ですが、肉味噌は本来これ単品で食べるものではありません。ですので、ここに白米を用意します」

ありす「!」

転校生「そして生卵を用意します」

ありす「!!」

転校生「玉子をかき混ぜて、ご飯にかけて、その上に肉味噌を乗せたら完成です」

ありす「!!!」アーン

転校生「こら、ありす。まだいただきますしてないだろ」

ありす「・・・・・・」ワタワタ

転校生「それじゃあ、手を合わせて。いただきます」

ありす「ぃ・・・・・・す・・・」

転校生「よし、それじゃあ・・・はい、あーん」

ありす「・・・・・・・・・・・・」ブンブン

転校生「わかったわかった、ご飯は逃げないから、落ち着いて」

ありす「♪」

クレプリ「ありすが幸せそうでなによりさね。な、少年」

転校生「うん、まあね。でも僕もそろそろ食べた・・・」

ありす「・・・・・・」アーン

転校生「はい、あーん」

ありす「・・・・・・♪」

結局ありすが全部食べました

今日のありす。ありすちゃんはおいしいものが好き。
俺流肉味噌玉子かけご飯の作り方。ひき肉200gに酒を大さじ1杯かけ、ニンニクを一欠みじん切りに。
ごま油とニンニクをフライパンに入れて火にかける。ニンニクの香りが立ち込めてきたら肉を投入。
肉に程よく火が通ったら砂糖・酒を大さじ3杯、味噌を100g。ここの酒はみりんでもよし。
その後全体の水分が飛んで照りが出るまで中火で炒める。炒めたら常温になるまで冷ます。
その後白米と生卵を用意する。生卵をかき混ぜ、ごはんにかけてその上に肉味噌を乗せる。
醤油はいりません。肉味噌の方に味が十分ついていますので。
おにぎりの具にしてもおいしいよ。まぜそばに乗っけてもベネ。
ありすありあり(合言葉)

~おっきなありすとちっちゃい転校生 ~

ありす「あ、転校生くん」

転校生「おおっ、ありすちゃんだ。やっほー」

ありす「やっほー。元気?」

転校生「うん、元気!」

ありす「そっかそっか、それはよかった。転校生くんはこれからどこに行くの?」

転校生「・・・未来、かな」

ありす「え、裏世界?クエスト出てたっけ?」

転校生「ごめん、そういうことじゃないの。今のじょーだん」

ありす「なんだ、そういうことか。もう、びっくりしたよ」

転校生「まぎらわしくてごめん。本当はひまだからぶらぶらしただけー」

ありす「そうなんだね。私も実はクレプリちゃんに」

クレプリ【オレっち、今からマスコット会議を開かなきゃなんねーんだ。ここが会場だからありすはしばらく出ててくれ】

ありす「って言われたから部屋を追い出されて暇なんだよね。そうだ、折角だし一緒にどこかに行かない?」

転校生「んー・・・・・・いいよ!どこ行く!?」

ありす「んー、そうだねー・・・この時間となるとあんまり遠出は出来ないから・・・」

・・・

転校生「プールー!」

ありす「ふふ、あ、転校生くん。ちゃんと準備体操しなきゃだめだよ」

転校生「はーい」

ありす「・・・・・・」

転校生「ん?どうしたの?」

ありす「・・・・・・」ギュッ

転校生「えっ?えっ?」

ありす(この子のお腹の傷は・・・一生消えない傷)

ありす(・・・強くならなきゃ。この子を、何からも守れるように)

今日のありす。多分このありすは転校生の正体を知ったら絶望して軽く病む。
里菜ちゃんがエロい。水着の日焼け跡がエロい。エロい。
ヤバい。立ち絵だけで破壊力がヤバい。
ありすありあり(合言葉)

~裏なありすとちっちゃい転校生 ハンター~

ありす(裏)「へぇ、このダンボール、ほんとに頑丈だね」

転校生「でしょでしょ?ゆきちゃんがとっきょしゅつがんちゅー?だからね」

ありす「さすがは宍戸さんだね。・・・・・・うん」

転校生「・・・・な、なにかな。なんだかいやな予感がするんだけど」

ありす「うふふ・・・転校生くんのそれってさ、予備があるんだよね?」

転校生「う、うん。あるけど・・・」

ありす「じゃあ、さ。一枚ぐらい、新作の服の材料に使っても」

転校生「さんじゅうろっけいにげるにしかず!アクセル全開!逃げろ!」ギャルルルルルル

ありす「あっ!待ってーーー!!!」

・・・

転校生「こ、ここ・・・人形が色んな所に配置してあって・・・」

転校生「にげばがないっ!」

ありす「みーつけた♪」

転校生「ぎゃあああーーーー!!!!!」

ありす「いやなら別に何もしないよーって・・・ああっ、また逃げられた!」

ありす「よーし、ちゃんと捕まえて説明するんだから!」

・・・

転校生「ひぃっ、ひぃっ」

ありす「もー、逃げないでよー!ちょっとお話したいだけだからー!」

転校生「こ、こないでーーー!!!」

ありす「何をそんなに怖がってるのやら・・・お人形さんたち!」

転校生「ひぃっ、来たぁ!」

?「こっちよ」

転校生「う、うん!」

ありす「あっ!・・・あれ?転校生くん、誰に連れられて・・・?」

・・・

転校生「た、助かったぁ・・・」

心「よかったわね、旦那様」

転校生「・・・・・・」

心「・・・・・・」

転校生「出たああああーーーーーー!!!ありすちゃーーーん!!!!!」

心「あっ・・・・・・うふふ。わかってるわ、旦那様。私達が結ばれるのにはまだ早いものね」

心「あなたはいずれこちら側に来るお方・・・」

心「私はいつまでも待っているわ。そう、いつまでも・・・イツマデモ・・・」

今日のありす。でもありすがメインに見えないかも。
イヴ・アイラ・風子・自由。この4人は相変わらず強いですね。
ありすは順調に順位を上げているので、このままもっと上がってほしい所存。
諸君、時は来た!今こそ我々のありしストとしての力を見せる時だ!
ありすありあり(合言葉)

~裏なありすと転校生 いつかきっと~

ありす(裏)「はぁっ・・・はぁっ・・・」

ありす「・・・もう、大丈夫かな」

ありす「ふぅ・・・ほんと、神出鬼没だよね。来るなら来るって言ってくれればいいのに」

ありす「・・・なーんて、こんなこと言っても無理か」

ありす「他のみんなは大丈夫かな。・・・・・・しばらくしたら、確認しに行こうか」

ありす「・・・いや、やっぱいいや。なにかあったら怖いし」

ありす「にしても、なぁ。やっぱ連絡を取れないってのは痛いよね」

ありす「ネット系が一切使えないっていうのはホント不便。いっそ伝書鳩でもって感じになる」

ありす「・・・はぁ。ずっと独り言言ってるのもなんだか虚しい・・・」

ありす「あー、この前双美心がいきなり出てくるから転校生くんたち警戒してしばらくこなくなったし」

ありす「さらちゃん達とも連絡取るわけにもいかないし。新しい新作作ったんだけどなぁ」

ありす「・・・・・・」

ありす「っと、来たね」

ありす「んー、逃げ切れるかな・・・逃げ切るけど。私だけじゃどうしようもないし、逃げるしかないし」

ありす「・・・いつか、いつかきっと、先輩たちの・・・神凪さんの、仇を討ってみせる」

ありす「・・・クレイジープリンセスも。見ててね。私、絶対に生き延びるから」

ありす「生きて、いつかきっと、お前を払ってやる。だから、首を洗って待ってなさい」

ありす「【ムサシ】」

ムサシ「・・・・・・・・・・・・」

ありす「・・・よし。気づかれないうちに、早く行かなきゃ。じゃあね」

ありす(あいつを倒さない限り、この悪夢は終わらない。だから、いつかきっと・・・)

今日のありす。ってことでありす応援週間のラストは裏のありすと転校生さんに出張ってもらいました。
今日でありす応援週間は終わりです。明日からは通常通りに戻ります。
忙しかった1週間も終わりだ!これで心置きなくグリモアができる!
ありすかわいい!ありす天使!ありすを温めたい!
ありすありあり(合言葉)

~あさりんのたんじょーび、せんとーちゅー~

転校生「うー・・・」

つかさ「どうした、転校生」

転校生「いやあ、今戦闘中だけどさ・・・あさりんのたんじょうびだなーって」

つかさ「それがどうかしたか?」

転校生「うん、なんか、ちゃんとお祝いしてあげたいなーって。こーゆーときこそっていうか・・・」

つかさ「なら行けばいいではないか」

転校生「でもでも、今せんとうちゅうだし・・・」

つかさ「・・・来い」

転校生「えっ、ちょっと、なーちゃん?」

・・・

つかさ「我妻、ここにいたか」

浅梨「あ、生天目先輩。それと転校生くんも。こんにちは」

転校生「こんちゃー」

つかさ「貴様の姉からだ。受け取れ」

つかさ「確かに渡したぞ。それと、転校生が用事があるそうだ。任せた」

浅梨「はーい」

転校生「えっ、ちょっと、なーちゃ・・・行っちゃった」

浅梨「それでそれで、転校生くんの用事ってなにかな?」

転校生「あー、えーと、うー・・・よし!こうなったらしかたない!」

転校生「あさりん、たんじょうびおめでとう!今年はバーベキューできないけど、戦いが終わったらえっちゃんの分もまとめていろいろする!」

浅梨「わあ、楽しみ!ありがとう、転校生くん」

転校生「うん!」

月詠「い、いた・・・なによもー、転校生といるなら言いなさいっての・・・」

焔「先に全員に連絡した方がよかったな。・・・ん?転校生と我妻だけか?」

転校生「さっきまでなーちゃんがいたよ」

焔「ってことは今は2人じゃねぇか。転校生連れ出しとかバレたらエレンにどやされるな」

月詠「今はいいのよ!とにかく、浅梨の誕生日なんだから文句は言わせないわ!みんな、さっさと行くわよ!」

浅梨「・・・ふふふ、嬉しいなぁ・・・」

~えっちゃんのたんじょーび、どっかーん~

転校生「どっかーん!」ギュッ

エレン「おっと」ダキッ

転校生「えっちゃんたんじょうびおめでとー!」

エレン「ありがとう、転校生」

転校生「さすがにイギリスでバズーカうつわけにいかないから、今年はあれは無しだねー」

エレン「ハワイでも散々絞られただろう。まあ撃ったのは私だが」

転校生「だから今年はぜんしんでバズーカになってみました。うりうり~」

エレン「そうかそうか。よくわからないが、まあお前が満足しているならそれでいいだろう」ナデナデ

転校生「・・・?えっちゃんのたんじょーびだからえっちゃんが満足するんじゃないの?」

エレン「お前が満足なら私も満足だ」

転校生「そっかー」

エレン「ああ、そうだ」

月詠「あの、エレン・・・」

エレン「どうした」

月詠「ネテスハイムの生徒とか、すっごい見てるんだけど・・・」

エレン「それがどうした」

月詠「あ、だから、その・・・いや、なんでもない」

転校生「変なぽんつく」

エレン「そうだな」

焔「・・・・・・また例の病気かよ」

メアリー「まっ、いつものことだ。あいつらスイッチの切り替えも早いから問題ねーよ」

焔「それはわかってんだけど・・・なんだかなぁ・・・あ、転校生が寝た」

月詠「もう・・見てるこっちが恥ずかしいわ・・・」

~ねねちゃんのたんじょーび、テーブルマナー~

寧々「でさー!もう大変だったんだよ!」

転校生「テーブルマナーかぁ。あ、でもでも、それならしののめじゅくでやったよ」

寧々「ほんとに!?」

転校生「うん。しののめじゅく~えみりゃ先生バージョン~でいろいろ教えてもらった」

寧々「えー、なにそれー!ネネもやりたかったー!エイプリルちゃん、すっごい厳しかったんだもん!」

転校生「えみりゃはあんましだったなー。でも、しゃるちゃんがちょっとこわかったかも」

寧々「優しそうなのに・・・」

転校生「こう、じーっと見てくるの。なにか悪いのかなーって思いながら食べなきゃだから、ええと、はりのむしろ!」

寧々「それってお腹が空いてたから転校生くんのごはんを見つめてただけじゃないの?」

転校生「うーん、今思うとそんな感じもしてきた・・・」

寧々「ってことで、今度はちゃんとさそってね!」

転校生「うん。第二弾は近日公開予定!・・・だってさ」

寧々「うふふ、楽しみ~」

転校生「あ、そうだ。寧々ちゃんはっぴーばーすでー!」

寧々「ハッピーバースデー!」

転校生「よし、ノルマたっせい!」

寧々「いぇい!」

・・・

―後日―

アイラ「本日の東雲塾テーブルマナー講座に、なんと特別講師が来てくれておるぞ!」

転校生「わー!」

寧々「わー!」

さら「わー!」

ありす「ゎ・・・」

エミリア「それでは、どうぞ!」

エイプリル「エイプリルです。皆さんにはしっかりとマナーを身に着けていただきますよ」

寧々「」

転校生「あー・・・」

レティシア「犬川嬢にはどれだけ身に着いたかの確認も行わせてもらう」

アイラ「そういうわけじゃ。本場のテーブルマナーというやつをきちんと教えてもらうんじゃぞ」

寧々「・・・・・・もう自棄だ!やってみせるんだから!転校生くん、見ててね!ネネの本気!」

~ロンドンお騒がせ紀行~

レティシア「さて、ミスター・・・テンコーセー。貴殿の働きは先の戦いで見せてもらった」

レティシア「改めて感謝を。学園長はいっそう両行の親睦を深めたいと仰られた」

レティシア「ネテスハイムの首席代表として、私がロンドンを案内しよう」

レティシア「我らと貴殿らで、守り抜いた街だ。今日は存分に楽しんでくれたまえ」

転校生「やったー!」

レティシア「・・・と、言いたいところだが。貴殿はイギリスの現情勢をご存知か」

転校生「あー、たしかライ・・・なんとか団ってのがちょっと前におそってきたんだっけ?」

レティシア「そう。【ライ魔法師団】・・・魔法使い原理主義のテロリスト団体」

レティシア「彼らの勢力は強く、魔法使いを快く思わない市民も増えている」

レティシア「貴殿らの安全のため、私の目の届く範囲で行動してもらう」

レティシア「基本的に同行するが・・・なるべくプライベートは尊重しよう」

転校生「はーい、れっちー、よろしくねー」

レティシア「エミリアから聞いていたが・・・その、れっちーとは・・・」

転校生「あだ名。最近気づいたの。みんなぼくのことあだ名で呼んでるんだから、こっちも勝手にあだ名で呼んでもいいんじゃないかって」

レティシア「ふむ、一理ある。もちろん、私のことも構わん。好きなように呼んでくれ」

レティシア「では、行こうか。あとの同行者は・・・」

沙那「ですが初音様・・・」

初音「いーからいーから。アタシも勝手にやるから、沙那も今日は自由にしろよ」

初音「羽を伸ばして来いよ。せっかくのイギリスなんだから」

沙那「私に初音様を差し置いてよい理由など、ございません」

初音「むー、相っ変わらず石頭だなぁ」

初音「しょーがねー。だったら命令だ!今日はアタシのお守をするな!」

初音「転校生とのんびりしてこい!できないんだったら解雇!以上!」

沙那「・・・初音様・・・」

沙那「・・・かしこまりました」

初音「わかりゃいいんだよ、わかりゃ。じゃ、アタシは遊んでくるから。きひひ・・・」

初音「転校生と・・・ええと、ハミルトンだっけ。頼むな~!」

転校生「まっかせて!」

沙那「・・・申し訳ありません。お待たせいたしました」

レティシア「JGJの末娘か。話を聞いてみたかったが」

沙那「恐れ入ります。主人は別行動になりますが、私はご一緒させていただければと」

レティシア「歓迎しよう。立場は違えど、同じ魔法使いだ」ダキッ

転校生「えへへ、さーちゃんといっしょー」

レティシア(抱きかかえられている姿ばかり見るが・・・テンコーセーはそこが定位置なのか・・・?)

~来訪者 ミス・ワガツマ~

???「転校生くぅぅ~ん!」

浅梨「転校生くんっ! ・・・と、レティシアさん!お噂は姉からかねがね!」

浅梨「我妻の浅梨です!よろしくお願いします!」

レティシア「ミス・ワガツマ。お会いできて光栄だ」

浅梨「あのっ、転校生くんと行くんでしたら、私も一緒に行きたいです!」

浅梨「これ・・・行きたいところ、考えてきたので!」

レティシア「拝見しよう・・・・・・ふむ、子供向けの遊び場だな」

浅梨「はい!転校生くんと一緒にたくさん遊びたくて・・・ね、転校生くん」

転校生「うん!」

レティシア「そうか。もし2人きりを望むのなら私は失礼するが・・・」

浅梨「大丈夫です!みんなで!きっと転校生くんもそっちの方がいいですし!」

レティシア「ふむ・・・愛されているのだな、テンコーセー」

転校生「あいされボーイ!!」

浅梨「転校生くんはみんなの弟ですから」

浅梨「あ、レティシアさん。ちなみに私、男なので」

浅梨「ミスター・ワガツマです。貴嬢、じゃないんですよ」

レティシア「む?そうか、失礼。気をつけよう・・・」

浅梨「それじゃあ行きましょう!えーと・・・ロンドン交通博物館はこっちですよね!」

沙那「我妻さん、お待ちください。そちらではありませんよ」

転校生「それはあっちだねー」

レティシア「・・・・・・・・・・・・」

レティシア「ん?オトコ・・・?」

~名前を普及させたいように見えて実はどうでもいいと思っている系男児~

真理佳「うわあ、おいしそう!ちょっと僕、あのパン買ってきます!」

レティシア「待て。貴嬢もグリモアの生徒だろう。名前は?」

真理佳「ひゃっ!首席代表、さん・・・」

レティシア「レティシア・ハミルトンだ」

真理佳「ま、円野真理佳ですっ!」

転校生「ぼくは―――!」

浅梨「あ、そういえばそんな名前だったね」

真理佳「えっ、そうなの?覚えてない・・・」

レティシア「・・・そういう名前だったのか」

転校生「・・・わーん!さーちゃん、みんながいじめるー!」

沙那「わかってますよ、転校生さん」

転校生「さーちゃんなんかきらいだ!」

沙那「なぜゆえに!?」

レティシア「それはそうと、ミス・マドカノ。店に入る時は挨拶をしたまえ」

真理佳「! す、すみません・・・えーと、ハロー・・・?」

転校生「はろー!」

レティシア「結構。入ってよろしい(なんだ今のコントは)」

真理佳「は、はい・・・お邪魔しまーす・・・」

浅梨「レティシアさん、マナーに厳しいですね。やっぱり貴族だからかな?」

沙那「私達が恥をかかないよう、気を配ってくださっているのでしょう」

浅梨「そっか。優しい人なんですね!」

浅梨「・・・あれ? なんだろう、あの人だかり」

~ジャパニーズニンジャ~

???「とざい、とーざい!イッツ、ジャパニーズニンジャショー!」

???「ルックルック・・・せーの、ほいっ!」

???「イエスイエス!アイムジャパニーズニンジャ!センキュー!」

浅梨「わ、服部さんですよ!すごい、大道芸してます!」

レティシア「彼女もグリモアの生徒か?もしや、エミリアの言っていた・・・」

浅梨「はい!忍者なんですよ!とっても頼りになって、楽しい人なんです」

レティシア「!?あれが・・・かの、ニンジャ・・・!?」

レティシア「つまり、転校生とも親しいのか・・・?」

浅梨「はい、そうですけど・・・」

転校生「あずにゃんは呼べばすぐ来る仲だよー」

レティシア「なるほど、やはりそうか。話がしてみたい。取り次いでくれないか」

浅梨「はい、もちろんです!今、呼びますね」

浅梨「服部さ~ん!」

梓「・・・・・・・・・・・・」

梓「えー、続きましては、このマフラー。たねもしかけも・・・」

浅梨「あれえ?今、目が合ったのに」

真理佳「センパイ!パン買ってきました!」

真理佳「あ!服部センパイだ!お~い、服部センパ~イ!」

梓「これに水をそそぐと・・・ルックルック!ワオー!」

レティシア「おかしいな。この距離で聞こえていないはずはないが」

沙那「皆さん。そろそろ移動しましょう」

真理佳「え、でも、服部センパイが・・・」

沙那「邪魔になってはいけません。この場から離れましょう」

沙那「ミス・ハミルトン。大変恐縮ですが、お引き合わせは後ほど」

転校生「あずにゃんにもなんかわけがあるんだよ、たぶん」

レティシア「う、うむ?確かに今は市民が楽しんでいる最中だからな・・・」

レティシア「では、後でゆっくり時間をとっていただくことにしよう」

沙那「ありがとうございます。では、あちらへ・・・」

浅梨「あの、見るのもダメですか?ほら、今ハトが出てきて・・・」

沙那「・・・我妻さん。お願いいたします」

浅梨「ええと・・・はい・・・」

~お世話する人される人~

沙那「転校生さん、お待ちください。靴紐がほどけていますよ」

転校生「あ、ほんとだ」

沙那「すぐに直しますので、動かないでください」

沙那「少し、きつめにいたしますね」

沙那「これでしばらくは問題ないでしょう・・・あら」

沙那「失礼します。髪の毛もはねていますわ」

転校生「え、うそうそ、どこどこ?」

沙那「・・・こちら側も・・・はい」

沙那「きれいになりました。動いて大丈夫ですよ」

転校生「んー、いたれりつくせり?だねー」

沙那「いえ、メイドとして当然のことですので、お気になさらず」

転校生「はーい」

沙那「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

沙那「そういえば、今日はダンボールに乗っていないんですね」

転校生「ちょーしにのってビュンビュン飛び回ってたらふーちゃんにおこられてぼっしゅーされた」

沙那「それは・・・厳しいですね。戦闘中にあれだけ飛び回っていたのですから、もはやロンドン市民の皆様にも見慣れた光景のはず」

沙那「むしろ私共としてはあなたが飛んで回ってくれた方が宣伝になってよいのですが」

転校生「だよねだよね!ふーちゃんきびしいよね!まあ、ぼくが悪いんだけど」

沙那「そうやってちゃんと反省するのがあなたのいいところですよ」

転校生「そっかー。・・・さーちゃんはさ、ずっとお世話ばっかりしてて、たまにはお世話されたいって思ったりしない?」

沙那「思いません」

転校生「あ、そうなんだ」

沙那「メイドは私の仕事であり、生きがいですから。だからこうして、あなたのお世話している時間は私にとっては幸せなのです」

転校生「なるほどなるほど。ってことは、聞いたのはやぼだったかな」

沙那「いえ、お気遣いなく。あなたにはいつも助けられていますから。これからも、初音様共々よろしくお願いします」

~家族のお話~

浅梨「そういえば、転校生くん」

転校生「なになになーに?」

浅梨「転校生くんって、8月中に一回実家に帰ったんだよね。どうだった?」

転校生「んー、変わんなかったかな」

浅梨「そっか。去年は楠木さんたちといったんだよね」

転校生「そだね。ありすちゃんとー、あやちゃんとー、うーちゃん!」

浅梨「いいなー。私も転校生くんの実家に行ってみたいなー」

転校生「そんな面白いとこじゃないよー。あ、でもでも、動物園が二個と、水族園が一個、あと割といろいろあるかな」

浅梨「いいなー、転校生くんといろんなとこ行きたいなー」

転校生「まあまあ、今日はこうやってロンドンにいるんだし、めいいっぱい遊ぼう!」

浅梨「おー!」

転校生「・・・ところで、あさりんのおうちってどんな感じ?こう、お家ドーン!って感じだったりする?」

浅梨「あはは、そんなすごい家じゃないよ。普通の一般家庭だよ」

浅梨「始祖十家だからって、結構誤解されがちなんだけど・・・」

浅梨「普通の一戸建てだし、車も一台だし」

浅梨「他の始祖十家は、プールつきの豪邸だったりするんだけどね」

転校生「そっかー。普通っていいよねー」

浅梨「だねー」

転校生「あさりん、広い家だとお家の中でも迷っちゃいそうだし」

浅梨「そんなことないよ!迷ったりしないもん!」

転校生「ほんと?」

浅梨「ほんとほんと」

転校生「そっか」

浅梨「そうだよ。その内転校生くんにも遊びに来て欲しいな」

転校生「そだねー。ぼくもグリモアに来てかられーちゃんとかふーちゃんとかのお家しか行ってないし・・・」

転校生「なんか、男の子の家って、えっと、なんていうか、その・・・しんせんかも!」

浅梨「ふふ、私もだよ」

転校生「じゃあまた時間があったら行こうねー」

浅梨「ねー」

今日はここまで!ありす応援週間が終わった瞬間ぐっと出番が減るありす。
出すタイミングが無かっただけで出したくないわけじゃないんです。
ってことで後半にもっと出せたらいいなぁ・・・もしくは幕間にでも。
転校生を一日連れまわしたら疲れるよね。レティが一緒だよね。つまり・・・
次回、オチはいつもの。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 編~

転校生「さて、と」

ありす「はい、どうしました?」

転校生「暇だ」

ありす「・・・まあ、お正月ですから」

さら「みんな実家に帰っちゃってるもんねー」

卯衣「帰る実家が無い私は別だけど」

転校生「あー、卯衣のほっぺはぷにぷにして気持ちいいなー」プニプニ

ありす「あー、私にもつつかせてくださいー」

さら「あー、ずるいー。わたしもー」

卯衣「人気者は辛いわね」

寧々「仕事しろっ!」スパーン!!

転校生「んー、寧々?実家に帰ったんじゃなかったの?」

寧々「仕事のこってるからとんぼ返りだよ!みんなもまだ残ってるでしょ!」

転校生「昨日終わらせたー」

ありす「終わらせましたよ」

さら「終わらせたよー。今年は寝正月したくてねー」

寧々「・・・裏切り者めっ!」スパーン!!

卯衣「どうして彼女は激昂していたの?」

転校生「それはね、自分だけ寝正月できないことにイラついてるからだよ」

卯衣「そうなのね」モグモグ

さら「・・・・・・あっ。みかん無くなった」

ありす「えー、やだー。こたつから出たくなーい。さらちゃんとってきてー」

さら「わたしもいやー。転校生くんお願いー」

転校生「いやー、無理だなー。卯衣を膝の上に乗せているから動けないなー」

さら「転校生くんなら、こう、ハンドパワーとかでいけそう」

転校生「それをいうならさらとありすなら魔法使って・・・クレプリに行かせればいいじゃん」

クレプリ「ええ、ここでオレっちか!?いやいやいや、オレっちこたつの中で丸くなってるのに!」

ありす「お人形さん、猫みたい」

クレプリ「オレっちだって寒いもんは寒いんさね。むしろ人間と比べて発熱器官が無いからヤバいさね。オレっち、変温動物」

転校生「そうかそうか。よし、行ってこい」

クレプリ「いやいやいや。ここは公平にじゃんけんで決めるべきさね」

ありす「クレプリちゃん。それやったら私が一番不利なのわかって言ってる?」

クレプリ「へ?」

転校生「よーし、お兄さんがんばっちゃうぞー」←超人的動体視力

卯衣「がんばるわ。勝ったら頭を撫でて欲しい」←同じく

さら「負けないんだから!」←相手の手を見てから手を変えれるスピード

クレプリ「あっ・・・(察し)」

ありす「はぁ・・・私も鍛えないとなぁ・・・」

今日のプチモア。お正月とかお盆休みとかは大人組以外実家に帰ってる設定。
こう、和室にこたつが一つ置いてあって、4人で温まってるイメージ。
アイラとチトセは裏世界の調査中。ゆえ子はパワーストーンを仕入れに行ってます。
クレプリちゃんは痛覚はあるっぽいから暑さ寒さもわかると思う。筋肉が無いので変温動物。
ありすありあり(合言葉)

今日明日は私用によりお休みします。月曜日からまた再開しますので、今しばらくお待ちください。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 台風一過編~

寧々「えー、こほん」

薫子「どきどき・・・」

望「はやくしろよー」

寧々「あー、はいはい。わかったわかった。えー、本日、台風によってこの地域には大雨・洪水警報及び暴風警報が出ています。よって、今日は学校休み!休校だよ!」

メアリー「よっしゃーーー!!!」

夏海「やったー!」

寧々「ってことで、みんなは今日お留守番ね。んじゃ、寧々は仕事があるからあとはよろしく~」

皆「はーい!」

自由「休みっす!ゲーム、転校生さんとゲームするっす!」

純「あったしもー!」

望「ボクも!てんこうせー!」トテテテテ

・・・

望「・・・あれ?」

初美「転校生いなーい」

沙那「転校生さーん!」

七撫「姉さん、一緒に探すの手伝お!」

・・・

兎ノ助「ううむ、こう雨が強いと外に出れねぇな・・・仕事してるヤツラに申し訳ない」

兎ノ助「とはいえ、俺には俺の仕事がある!進路指導官として学園のみんなを見守ることだ!」

鳴子「さっきから一人で何言ってるの?」

風子「しっ、おとなのじじょーってやつだって」

兎ノ助「変な所で気をつかわれても・・・」

鳴子「あっ、そうだ。兎ノ助、転校生見てない?」

兎ノ助「ううん?転校生?あいつ生徒会の仕事が残ってるからって学園だぞ?」

鳴子「えっ」

風子「・・・・・・よし!」

兎ノ助「え、なんだ、そのよし!って・・・お、おい、お前ら、まさかこの天気の中・・・」

・・・

ありす「ふぅ、やっと着いた。近いとは言ってもこの雨風の中歩くのは大変だよ・・・お人形さん、大丈夫だった?」

クレプリ「セーフセーフさね」

ありす「ただいまー・・・あれ?」

兎ノ助「うおおおおおおっ!進路指導官の名に懸けて、ここは通さん!」

つかさ「邪魔するなら・・・ポイしますよ!」

虎千代「いいぞー!やっちゃえー!」

ありす「・・・・・・ふぅ・・・・・・すぅー・・・」

ありす「こらーーーーーーーー!!!!!!今日はみんなお留守番って言われたでしょ!こんな天気で外に出たら危ないんだから!」

ありす「ほら、早く戻る!兎ノ助も、電話してくれればさらちゃんでも転校生でもすぐに来てくれるんだから、一人で解決しようとしない!」

兎ノ助「あ、はい」

皆「はーい・・・」

ありす「ふぅ・・・ごめんね、兎ノ助。折角止めてくれてたのに、怒るような真似しちゃって」

兎ノ助「あ、いやいやいや。いいよいいよ。そっちのがちゃんと向こうも言うこと聞いてくれるし。わかってるわかってる」

ありす「はぁ・・・台風めんどくさい・・・台風嫌い!」

今日のプチモア。台風が来て喜ぶのが子供、嘆くのは大人。仕事に警報なんか関係ないのです。
台風が来たことで喜んでいたあの頃を思い出すとなんか無性にやるせなくなる。
海行ったのに台風の影響か風が強くて、くらげがすっげぇ流れてきてたし・・・
8月の台風とか言う誰も得しないやつ。明日には関東直撃みたいなこと言ってた気がするんで、関東及び周辺地域にお住まいの方は気をつけてください。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 昔の女編~

―訓練所―

ありす「・・・あれ?転校生さんは?」

さら「ん?聞いてない?近くに友達来てるから遊んで来るってさ。日を跨ぐかもって」

虎千代「てやーっ!」

真理佳「とおうっ!」

浅梨「やあーっ!」

つかさ「おりゃー!」

ありす「へぇ、転校生さんのお友だちかぁ・・・転校前の学校の人かな?」

さら「そうそう。修学旅行で某ねずみの楽園に遊びに来てるみたいで、途中で合流だってさ」

ありす「そっかー・・・・・・ん?転校前のお友だち・・・?」

ありす「・・・も、もしかして・・・いやいや、でも、うん。・・・・・・」

さら「どしたの?何か不安事項?」

ありす「・・・この前転校生さんのお友だちとたまたまあったんだけど、その女の子が・・・」

さら「・・・マジ?」

真理佳「くらえっ!ウィンディキーック!」

浅梨「わがつまファイヤー!」

虎千代「ホワイトプラズマーーー!!!」

つかさ「ていやーーーーっっ!!!」

ありす「弱者の盾っと。・・・誰か暇な寧々ちゃんとかを派遣して偵察しに行ってもらって・・・」

さら「残念だけど寧々は食堂のおばちゃんとメニュー開発にいそしんでるわよ」

ありす「うう~、気になる~・・・あれっ、メール?」

モブ『やっほー、ありすちん、元気してる~?今日撮ったツーショット送っとくねん♪お土産は期待してていいよ( `ー´)b』

ありす「はわわわわわ・・・・・・て、転校生さんが、腕をぎゅって、ぎゅってされて・・・」

さら(わたしも寧々もいつもやってるんだけど)

ありす「い、いっしょにジェットコースターのってるー!」

さら(ありすも乗ったじゃん。生徒全員が隣になるよう周回して転校生くん100週以上してたじゃん)

ありす「あわわわわわ、や、夜景がきれい・・・」グルグル

さら(あー、いっしょにいキャンプ行った時の星空は綺麗だったなー。また行きたいなー)

つかさ「とおりゃーー!!!」

ありす「ぐふっ」Critical!!!

さら「あっ、お腹に直撃・・・まあいっか、大人しくなったし。あとこの子、写真見る限り牽制って感じじゃないのよね。多分からかい目的」

さら「・・・・・・ありすには黙っとこう。そっちの方が面白いし」

今日のプチモア。さらちゃんは身内を気にするタイプ。ありすは身内以外を気にするタイプ。
最近カスタムメイドを自PCに導入しました。mod入れないとありすの身長が再現できない。
バストはスケーリングの方を弄ってなんとかして、ヒップを小さくし過ぎたら足のスケーリングをいじらないといけないという。
なんとかありすっぽいのは作れたけど、まだまだ改善点はあると思う。
だれかグリモア生徒mod作ってください。
ありすありあり(合言葉)

~ニニンがニン~

レティシア「ミス・マドカノ。ロンドンは楽しめているか」

真理佳「ははは、はいっ!レティシアセンパイのおかげで、それはもう!」

レティシア「センパイ?」

真理佳「はい!センパイです!大大大センパイです!」

レティシア「言葉の意図を理解しかねる。ダイダイダイセンパイとは?」

真理佳「ものすごくすごいセンパイっていう意味です!」

転校生「よーはリスペクトしてるんだってさ」

レティシア「ふむ・・・とりあえず、覚えておこう」

梓「わ~!みんな、いいところにいたッス!」

梓「かくまってください!お願いします!」

レティシア「なにごとだ!魔物か!?」

梓「しーっ!しーっ!違うッス!」

梓「・・・・・・・・・・・・」

真理佳「服部センパイ・・・?」

梓「・・・行ったッスか?よしよし」

梓「ふ~っ、こんなに人気出ちゃうとは思わなかったッスよ」

真理佳「どうしたんですか?あんな人数に追いかけられて・・・」

梓「いやあ、街中で忍術を披露してたら、ウワサになっちゃって」

梓「いっぺん気づかれると、囲まれちゃうんス。まいったまいった」

転校生「忍者なんだから忍ばなきゃだめでしょー」

梓「ごもっともッス」

真理佳「えぇ?すごいじゃないですか!ヒーローみたいで羨ましいです!」

梓「羨ましいって、真理佳っちはもー・・・・・・ん?」

梓「そうだ、人気者になりたいなら・・・」

梓「ニンジャヒーローとして、自分の代わりに目立っちゃってくださいよ!」

真理佳「ニンジャヒーロー!?僕が!?」

レティシア「・・・ニ・・・ニンジャ、ヒーロー・・・!?」

梓「簡単な忍術教えますんで、コレ道端でやれば大ウケッス」

転校生A「かげぶんしんとかー?」

転校生B「手裏剣お手玉とかー?」

レティシア「!?!?!?!?!?」

梓「名前を売るチャンスですよ、真理佳っち!」

真理佳「ホントですか!?やります!教えてください!」

梓「よっしゃ!じゃあ早速、あっちのほうで教えますよ」

レティシア「ま、待て!」

レティシア「私にもご教授願いたい!」

転校生「まあぼくのこれはありすちゃんのお人形なんだけど・・・・・・あれ?いない」

~お気をつけ遊ばせ~

沙那「転校生さん。こちらをお返しいたします」

転校生「あれ?なんかあずけてたっけ?」

沙那「・・・お財布です。お気づきになりませんでしたか?」

転校生「ううん?・・・ってことは、ぬすまれた?」

沙那「はい。スリには十分ご注意ください。ここは日本ではないのですから」

転校生「はーい。あれ?でもいつとられたんだろ」

沙那「・・・ああ、先ほど服部さんが人だかりにいらした時ですね」

沙那「先ほどお話した時、彼女も忙しそうでしたが・・・」

転校生「うーん、やっぱパンパンっぽいよねぇ。ぼくもちょいちょいおてつだいしてるけど」

沙那「・・・服部さんのお手伝いをされているのですか?まあ・・・」

沙那「あまり危険なことは、お控えくださると安心なのですが」

転校生「いや、お手伝いって言ってもれなちゃんが勝手に連れて来たすべさんを探してるだけだけど」

沙那「・・・・・・え?」

転校生「れなちゃんのかばんのなかに入っててさー、しばらくホテルに隠してたんだけどいつのまにかいなくなってて・・・」

沙那「・・・ピカチュウ等は国外持ち出し禁止の動物に指定されています。早急に見つけないといけませんね」

転校生「ってことで探してるんだけど、なかなか見つからないんだよね」

沙那「・・・はあ。なるほど。服部さんの周辺も、なかなかに大変そうですね」

沙那「私にお手伝いできることがあれば、お申し付けください」

転校生「じゃあすべさんいっしょに探して。あ、でも気をつけてね。あんまりびっくりさせるとびりってくるから」

沙那「ええ、承知しています。初音様に比べれば、大人しいものですわ」

~ウィンディ・ガール・ニンジャ~

真理佳「取り出しましたるこの手裏剣・・・・・・はっ!」

真理佳「・・・なんと、4つになりましたー!」

転校生「おおー」パチパチパチ

真理佳「どうですか!?服部センパイから習った、忍術です!」

真理佳「うまく出来てると思うんですけど、さっきそこでやっても全然ウケなくて」

真理佳「なにが違うんでしょう?やっぱ、忍者っぽい恰好しないとダメかな」

転校生「まあやってることはただのマジックだしね。やっぱそれっぽい格好って大事だよ」

真理佳「やーーっ!」

真理佳「アイアム、ニンジャ・ヒーロー!ウインディーガール!」

真理佳「・・・・・・・・・・・・」

真理佳「ウインッディーー!ガーーールッ!」

真理佳「・・・・・・うう」

真理佳「みんな、遠巻きに見てます・・・」

転校生「なんか頭おかしい人みたいだし」

真理佳「辛辣!い、いや、ここでくじけちゃダメだ。ヘイヘイ!アイアムニンジャ!」

真理佳「アイムフロム、ジャパン!えーっと・・・」

真理佳「センパイ!人助けしますって英語でどう言えばいいんですか!?」

転校生「忘れてるかもしれないけどぼく6歳の日本男児。英語無理無理」

真理佳「はっ、そうだった!僕の方ができないとだめだ!」

子供たち「ウインディー?ニンジャー?」

真理佳「わっ・・・子供!オー!イエスイエス!」

真理佳「手裏剣、しゅしゅーっ!」

子供たち「キャハハハ!シュリケンー!」

真理佳「や、やった!センパイ!ウケた!ウケましたよー!」

真理佳「よし、この調子で地道にヒーロー活動していきましょう!」

転校生「おー!・・・・・・ん?あの耳は・・・」

~気付いた~

レティシア「いたぞっ!」

転校生「あっ、そんなおっきい声出したら・・・」

すべさん「ピカッ!?」タタタ

レティシア「そ、そうだった・・・」

転校生「追いかけよう!」

・・・

レティシア「今度こそ・・・」

転校生「そーっとそーっと・・・」

レティシア「よし、つかまえ」

すべさん「ビィガァ・・・ヂュウウウウウ!!!!」

レティシア「たばばばばばばばばば」

転校生「ああっ、ゴム手袋忘れてるよう」

レティシア「くっ、必死になりすぎたか・・・冷静にならねば」

レティシア(けっこうふかふかしてたな)

・・・

転校生「い、いたぁ・・・」ハアッハアッ

すべさん「ピッ」トテテテ

転校生「あ、ま、まってぇ・・・」

レティシア「・・・・・・失礼」ヒョイッ

転校生「わっ」

レティシア「貴殿ももう体力が無いだろう。ならこっちの方が速い」

転校生「ありがとぉ・・・」

レティシア(・・・やわらかいな。全体的に)

・・・

沙那「捕まえました」

転校生「さっすがー!」

レティシア(いともたやすく・・・グリモアにはニンジャは何人いるんだ!?)

ましろ(忍者は何ニンジャ・・・ふふ)

レティシア(誰だ今の)

~捕獲完了~

梓「すべさんの捕獲手伝い、あじゃじゃーッス!無事ホテル前送り届けて来たッス」

転校生「つ、つかれたぁ」

梓「すみませんね、手伝ってもらっちゃって。あ、折角だしあそこの店で休憩しましょ」

転校生「さんせーさんせー」

・・・

梓「いやぁ、色々手伝ってもらっててほんと助かります」

転校生「んー?ぼくすべさん探ししかしてないような・・・」

梓「いやいや、実は一緒にいろいろやってもらってて・・・ほら、ここにカメラ付いてるでしょ?」

転校生「あ、ほんとだ」

梓「それ使って迷子の猫探しとか人探しとかその他いろいろちょっと処理してたんス」

梓「ってことで本当感謝してます。さあさあ、好きなもの頼んでください。自分、全額出しちゃうッスよ~」

転校生「やったー!・・・・・・読めない」

梓「あ、そうか。じゃあ適当に頼むんで、好きなのどんどん食べちゃってくださいッス」

転校生「はーい」

・・・

梓「・・・そういえば、今やってるこれも実はお仕事なんですよ」

転校生「へぇ、そうなんだ。ミシュラン?」

梓「違う違う。詳細は話せませんけど、こうやって一緒にご飯食べてくれるだけで助かるってますってことで」

転校生「ふーん」

梓「あ、興味ない感じ」

転校生「今自分の中で一番の組み合わせの調味料を考えてるとこだから」

梓「あ、はい。自分のおすすめはこれとこれを4:6ッスかね」

転校生「んじゃ、それやってみよ。・・・・・・んー、なんか違う。こうじゃない」

梓「転校生くんがガチモードだ・・・かつてここまでイギリス料理を生き生きして食べる少年がいただろうか、いやいない」

転校生「・・・・・・・・・・・・これだっ!」

梓「ま、本人が楽しそうならいいか。それ自分も一口くださーい」

~疲れた~

―ホテル前―

転校生「んにゅ・・・・・・」

レティシア「ほら、しっかりしろ。もうすぐだ」

真理佳「センパイ、お疲れですか?」

梓「すべさん探しに走り回ってくれましたからねぇ。そりゃ電池も切れるッスよ」

沙那「・・・・・・・・・なぜでしょう、なにか嫌な予感が」

転校生「ん・・・にゅにゅ・・・・・・」

レティシア「はぁ・・・しかたないな。ほら」ダキッ

転校生「ん・・・・・・」

真理佳「レティシアセンパイもすっかりその姿が板について・・・」

エミリア「あーっ!レティが転校生くんだっこしてる!」

レティシア「エミリア。声が大きい。起きるだろう」

エミリア「あ、ごめんね。で、どうどう?転校生くん抱き心地いいでしょ?」

レティシア「否定はしない」

転校生「ん・・・・・おかあさ・・・・・・」

レティシア「私は貴殿の母ではないぞ」

梓「・・・・・・はっ!い、いけないッス!急いで転校生くんから離r」

転校生「おかあさ・・・おっぱい・・・・・・」

レティシア「!?ど、どこに手を入れている!や、やめろ!私はまだ出な・・・」

エミリア「て、転校生くんダメ!ほら、離してってきゃあ!こっちに来ないで!」

沙那「これは・・・・・・こうなってしまっては、逃げることは出来ませんね」

真理佳「ああっ、センパイ、そ、そこは・・・だめっ・・・」

梓「国際問題にならないといいんスけどねぇ・・・」

・・・

レティシア「はっ・・・はっ・・・な、なんだ・・・これは・・・・・・」ビクッビクッ

エミリア「すっかり・・・忘れて・・・た・・・」

真理佳「センパイ・・・・・・疲れて寝たら・・・こうなるん・・・です・・・」

レティシア「に、ニンジャ・・・おそる、べし・・・」

梓(忍者関係ないッス)

~借り物返す~

―翌日―

転校生「あーりすちゃん」

ありす「ぁ・・・てんこ、く・・・・・・」

転校生「どこ行くの?どっか行くの?」

ありす「ぇと、マダム・・・ッソー・・・か・・・に・・・」

クレプリ「蝋人形の館さね。前々から行きたいと思ってたんだよ」

転校生「へぇー。ぼくもついてっていい?」

ありす「ぁ、ぃ・・・・・・ょ・・・?」

転校生「やったー!あ、そうだ。これ返すねー」

転校生B「分身の術もどき用のやつー」

ありす「ぁ、ぅん・・・・・・」

・・・

風子「で、ウチを呼びに来たと」

転校生「そーそー。ふたりだけじゃあぶないでしょ?」

風子「ま、いーですよ。ウチもこっち来てからは暇ですし」

転校生「ってことで許可もらえたんでいきましょー」

クレプリ「おー!」

ありす「ぉー・・・・・・」

風子「あ、その前に一つ」

転校生「ううん?」

風子「あんたさん、昨日帰ってきてからのこと覚えてます?」

転校生「えっと、ホテルの近くまで来て、れっちーにだっこしてもらって・・・そっから覚えてない」

風子「そーですか、それならいーです」

転校生「?」

風子(向こう方も一刻も早く忘れたいでしょーし)

風子(ってか、この『癖』は自覚させた方がいいんでしょーか?誰かこーゆーのに詳しい専門家でもいませんかね)

風子(とりあえず適度に遊ばせつつ疲れさせ過ぎないようにセーブさせないと・・・)

風子(保護者も楽じゃねーですね。まったく)

今日はここまで!一応イギリス編はこれで終わりかな。次回は「金を数えるが如く」です。
そういえば、このスレ立ててから1周年迎えてました。当日には気付かないというオチ。
1年続けてきたこのスレもそろそろラストスパート。2,3ヶ月以内に終わらせられたらいいな。
次のやつもいろいろ書きたいのあるし。
ありすありあり(合言葉)

~だんだん上にあがっていく~

―1日目―

転校生「れっちー、あれあれ!あれなに!?」

[見守り]レティシア「あれか?あれは時計塔だな。噂では魔術協会があるそうだが・・・」

転校生「まじゅつきょーかい?」

レティシア「あくまでも噂、だがな」

転校生「そっかー。おいのりすればいいのかな?」

レティシア「その教会ではない」

―2日目―

転校生「れっちー、れっちー」

[手つなぎ]レティシア「どうした、テンコーセー」

転校生「はい、あーん」

レティシア「・・・・・・これは?」

転校生「あーん」

レティシア「・・・・・・・・・・・・あーん」

―3日目―

転校生「うー、パレード見えないー。ダンボールー」

レティシア「仕方ない。それっ」

転校生「わっ」

[抱き上げ]レティシア「どうだ、これならよく見えるだろう」

転校生「わーい!れっちーありがとー!」

―4日目―

転校生「すぅ・・・すぅ・・・」

ありす「くら・・・か・・・から・・・」

クレプリ「暗いとこだと寝るとか子供か・・・子供さね」

レティシア「ん、どうした?」

ありす「ぁ、ぇと・・・て・・・く・・・が・・・・・・ぉひるね・・・ちゃって・・・」

クレプリ「ちょっとシアタールーム?みたいなとこはいらせてもらったんだけど、そしたらぐっすり」

レティシア「なるほど、それでは私が連れて行こう」

[おんぶ]レティシア「場所は貴嬢らのホテルでよかったか?」

ありす「はぃ・・・れで・・・」

―5日目―

転校生「れっちー、次あっちー!」

[肩車]レティシア「わかったわかった、そう急かさないでくれ」

エミリア「レティ・・・」

レティシア「どうした、エミリア」

エミリア「明日は頭の上?」

レティシア「・・・どういうことだ?」

転校生「れっちー、はーやーくー」ペチペチ

レティシア「ああ、わかっている。すまない、話はまた後でな」

エミリア「あ、うん。・・・・・・なじんでるなぁ、転校生くん」

イギリス幕間。最終的に段ボールが解禁されて空をとぶのでエミリアの予想は間違ってはいない。
シアタールームはネテスハイムにあると勝手に推測。貴族の学園だし娯楽はしっかりありそう。
別れの日には転校生くんめちゃくちゃ泣いてる。レティは涙をこらえてる。それを見てエミリアは微笑んでる。
こうやって各地に転校生くんは現地母を作っていくのでした。まる。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 親善対抗戦編~

レティシア「ふぅ・・・・・・どうしたものか」

ありす「どうしました、レティシアさん。なにかお悩み事ですか?」

レティシア「むっ、すまない。客人の前で無礼な姿を」

ありす「いえ、気にしないでください。今はプライベートな時間です、肩を張りすぎてたら疲れちゃいますよ・・・っと、上からな物言いですみません」

レティシア「いや、気遣い痛み入る。貴嬢は、あの学園では苦労してそうだな」

ありす「慣れると楽しいですよ。子供たちはみんな元気でかわいいし、さらちゃんたちといるのも楽しいし・・・」

レティシア「テンコーセーがいるから、か?」

ありす「そ、そそそれは・・・・・・えっと、ひ、ひみつ、ですよ?」

レティシア「ああ、わかっている。無粋な真似をする気はない。・・・そうだな。少し相談に乗ってくれるか」

ありす「はい、なんでしょう」

レティシア「実は今日、親善対抗戦を行う予定なんだ。それは各学園の代表同士が行うのだが・・・」

ありす「・・・・・・ああ、さらちゃんとやるわけですね」

レティシア「そうだ。それがどうしても気がかりでな。私が瞬殺されるのは、まあメンツが潰れるぐらいにしかならんから問題ない」

ありす「そこ一番気にするところなんじゃ・・・」

レティシア「ミス・ナカヅキの強さはこちらでも知れ渡っている。それよりも、対抗戦を行うことで宮殿や近くの建物が損傷しないかが問題なんだ」

ありす「あー、さらちゃんスイッチ入っちゃうと力加減できなくなるから・・・」

レティシア「それを悩んでいる。あと正直言えばやりたくない。普通に怖い」

ありす「ううーん・・・・・・あ、そうだ。さらちゃんの力はもうみんなわかり切ってるんですよね?」

レティシア「ああ。あの北海道を実質1人で開放し、日本の魔物の6割を処理していると言われている猛者だ。知らないはずがない」

ありす「そんなに伝わってたんだ・・・っと、それはともかく。そこまで知れ渡ってるなら、さらちゃんはもう殿堂入りでいいと思うんです」

レティシア「ふむ」

ありす「さらちゃんの戦闘を生で見たいって人には申し訳ないけど、文化財の保護とどちらが大切かを天秤にかけたらわかってくれると思います」

レティシア「ああ、そうだろうな」

ありす「そこで、レティシアさん。私と戦いませんか?」

レティシア「・・・貴嬢とか?」

ありす「はい。私も、5年間さらちゃんの元でずっと訓練と実践を繰り返してきました。たまに梅さんにも揉まれました。アイラちゃんにもボコられてます」

レティシア「そ、そうか」

ありす「ですから、私も自分の魔法には自信があります。レティシアさんがいいとおっしゃるなら、是非私に腕試しさせてください」

レティシア「こちらとしては願ってもない申し出だが、いいのか?貴嬢は人形を操る魔法使いだと聞く。私は容赦できないぞ」

ありす「大丈夫です。これは自慢ですが、私が使っている人形の中にリタイアした子は一人もいません。今までも、そしてこれからもずっと一緒に戦っていくパートナーです」

ありす「そう簡単にはやられませんよ!」

レティシア「・・・よし、わかった。予定は変更だ。親善対抗戦はミス・クスノキと執り行う。時間は2時間後、場所はバッキンガム宮殿前の広場でだ」

ありす「わかりました。よろしくお願いします、レティシアさん」

レティシア「ああ、こちらこそよろしく」

・・・

さら「北海道、実質1人だってさ」

転校生「一応僕も行ってたんだけどな。雑魚狩りしかしなかったけど」

ゆえ子「ゆえはあれを雑魚と言い張って魔法をほとんど使わずに倒した転校生さんに驚きです」

寧々「ちなみに、ジャック・ザ・リッパーはどうやって倒したの?」

転校生「はがねタイプっぽかったからインファイトでこうかはばつぐんだ」

寧々「ゲーム脳もいい加減にって言いたいけどそれをやっちゃってるから何も言えないんだよねぇ」

今日のプチモア。ジャック・ザ・リッパーは多分はがね・あくタイプ。かくとう4倍でこうかはばつぐんだ!
実際、魔法使い20年目の子ってどれくらい強くなるんだろう。それが始祖十家で世界2位の人に鍛えられてたら相当になるはず。
グリモア内強さランキングとしてはさら>アイラ=チトセ>ありす>寧々>つかさ=転校生>ゆえ子みたいな感じ。
つかさは腕力だけはタイコンデロガを倒せるぐらいの強さ。幼女恐ろしい。
さらの戦い方の一つである固い魔物は固い魔物同士でぶつけて倒す戦い方を唯一真似できる子です。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 原点回帰編~

風子「転校生、転校生!」

転校生「風子、どうしたの?」

風子「ひま!」

転校生「そっか」

風子「遊びに連れてって!」

転校生「外、台風なんですけど」

風子「転校生ならそれぐらいぐるぐるやって無視できるでしょ。風子知ってるよ、台風ってぐるぐるーってなってるんだよね」

転校生「風子は僕をなんだと思ってるんだ。そんなのできるのはさらと梅さんぐらいだ」

風子「むー、じゃあ遊んで!」

転校生「みんなと遊べばいいじゃないか。ほらほら、遊戯室でミナたちが待ってるよ」

風子「さっき戦いごっこしてるとこにメアリーと初音がつかさを連れてったからパス!」

転校生「・・・修理業者呼ばなきゃ」

風子「いいから遊んでよおー」グイーッ

転校生「痛い痛い痛い、頬をひっぱるな!わかったわかった。まったく、こっちはテスト前だから勉強してるってのに・・・」

風子「別にそんなのしなくても転校生頭いいから大丈夫でしょ」

転校生「こう見えてクエストの移動時間とか合間見つけてやってるんだからな。授業には出てないけど」

風子「ちゃんと出なきゃダメでしょー。あっ、そうだ。今度から授業一回さぼりで風子と一回遊ぶ!」

転校生「よーし、お兄さん今日から毎日授業に出ちゃうぞー」

風子「ぐすっ・・・そんなに・・・風子と遊びたくない・・・?」

転校生「ああー、冗談。冗談だから。だから泣くなって」

風子「許さないもん!一緒にお菓子作ってくれなきゃ許さないもん!」

転校生「はいはい、それじゃあ一緒にドーナツでも作るか」パタン

風子「わーい!」

・・・

ありす「あれ、転校生さん。なにか作るんですか?」

転校生「ドーナツをちょっとね」

ありす「あ、それじゃあ私も一緒に・・・」

風子「むむむ~っ!」

転校生「こら、風子、睨まない」

ありす「あー・・・ごめんなさい、ちょっと用事を思い出しました。風子ちゃんと仲良くしてください」

転校生「あ、うん」

ありす「おいしいの出来たらあとでおすそ分けしてね、風子ちゃん」

風子「か、考えといてあげる!」

ありす「ふふふ、それじゃあ、またあとで」

転校生「うん、またあとで。・・・さて、風子。一応聞きたいんだけど、なんでにらんだのかな?」

風子「・・・だって、風子と転校生の約束だもん」

転校生「あー、うん。そっか。まあ今回はありすが察してくれたからいいとして・・・」

転校生「ごめんね、風子。気づかなくて。さっ、おいしいドーナツ作ろうか」

風子「うん!」

今日のプチモア。そういえばこのシリーズは風子がメインだったことを思い出して書いた。
軽く酔ってるので勢いで書いた部分がある。
どうでもよくないけど結希がかわいい。あのワンピースのひし形にあいた穴に指を入れて怒られたい。
あのわき腹を思いっきりガシッって掴みたい。そのまま脇を持って持ち上げたい。そしてそのまま海に放り投げたい。
結希は泳げなさそう。溺れた結希に人工呼吸したい。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 落ち込み転校生編~

転校生「はぁ・・・・・・」

メアリー「おーい、テンコーセー!」

転校生「ん、メアリーにエレン。それに月詠と焔と浅梨も。どうしたの?」

エレン「転校生さんが朝から元気が無いって聞いて、それで心配してきたんです」

月詠「つ、ツクは別に心配とかしてないけど・・・ほら!ごはんがおいしくなかったらいやだから!早く元気になりなさい!」

焔「えっと、その、だな・・・・・・腹減った!」

浅梨「転校生さん、どこか痛いんですか?お姉ちゃん呼びますか?」

転校生「いや、それは勘弁・・・・・・っと。いつまでもうじうじしてられないな」

転校生「よし!心配かけたお詫びだ。今日はなんでも好きなモン作ってやる!さあ、何が食いたい!」

メアリー「チーズバーガー!」

転校生「5段重ねのを作ってやるよ!」

月詠「チョコ!」

転校生「フォンデュでいいかな?」

焔「し、シチュー・・・クリームの方」

転校生「オッケー。にんじんは☆型だ!」

浅梨「甘いもの!」

転校生「ハッハッハ、プリンでいいかな?」

エレン「え、えっとぉ・・・・・・ぽ、ポテトを・・・」

転校生「よし。ディップするもの100種類ぐらい用意するか」

エレン「ええ!?」

転校生「よし、行くぞ!キッチンに出撃だ!手伝え!」

メアリー「ひゃっはー!」

浅梨「とつげきー!」

月詠「ぜんぐん、とつげきー!」

焔「え、あ、あたしも?・・・ま、待てって!おいてくなー!」

エレン「えっとぉ・・・・・・い、行きましょうか」

・・・

さら「そういえばさー、転校生くんがさー」

ありす「どうしたの?」

さら「楽しみにしてたイベント、いけなくなったんだって。ほら、明日のやつ」

ありす「え、どうして?」

さら「申し込みを忘れてたって言うオチ。しかも申込期限は先月末」

ありす「ああ、転校生さん・・・あんなに楽しみにしてたのに・・・」

今日のプチモア。この話は実話80%で構成されています。
いや、ね?本来なら今日はとあるイベントに行く予定だったんですよ。
でもですね、申し込みを完全に忘れてて・・・それに気づいたのが昨日で・・・
というわけでお流れになりました!みんなはイベント関連の申し込みは忘れないようにね!
ありすありあり(合言葉)

~とらのたんじょーび、さいしゅーび~

風子「・・・んじゃ、よろしくおねげーします」

レティシア「ああ、わかった。しかし、貴嬢は本当にいいのか?」

風子「えー。ウチも出発前にやることがまだ残ってますんで。転校生さん、ちゃんと言うこと聞くんですよ」

転校生「あいあいさー!」

風子「騒がしかったら容赦なくしかってやってくだせー」

レティシア「心得た。さあ、テンコーセー。こっちだ」

転校生「はーい。ふーちゃん、またねー!」

・・・

レティシア「・・・ここの料理は、観光客に人気だ。私には少々、濃い味付けだがな」

レティシア「たまに食べるにはいいものだ」

虎千代「そうか?さっぱりして食べやすいと思ったが」

虎千代「それにしても、エミリアはともかく転校生までいるとは思わなかったな」

エミリア「せっかくなので、最後は一緒にご飯を食べようってことになって・・・」

エミリア「でも、生徒会長がお誕生日だって聞いたので!おめでとうございます!」

転校生「うふふ、おめでと、とら!」

レティシア「最終日が誕生日とは、これもめぐり合わせかもしれないな」

レティシア「おめでとう」

虎千代「ありがとう。短い間だったが、世話になったよ」

レティシア「結局、貴嬢は英語が苦手なままだったな」

虎千代「うぐ・・・そちらが日本語を話せるんだから、不便はなかったぞ」

虎千代「次に来るまでには上達しておくさ。それと・・・今度は、そちらだ」

虎千代「そっちの生徒がグリモアに来られたらいいな。歓迎するぞ」

レティシア「・・・・・・そうだな」

転校生「ん?なにかあるの?」

レティシア「祝いの場でこんなことを言うのもなんだが・・・っと」

レティシア「・・・重要な件だが、ここで言っても大丈夫か?」

虎千代「ああ、問題ない。転校生は自分の身を護るためにもいろいろと知っておくべきだ。それに、口が堅いからな。言いふらす心配もない」

~ライ魔法師団~

レティシア「では、言わせてもらおう。ライ魔法師団の魔法使いが、日本に渡ったそうだ」

虎千代「・・・ライが?」

薫子「そ、それは本当ですか?」

転校生「ライまほーしだんって・・・あのテロリストだったっけ?」

エミリア「そうだよ。魔法使い至上主義のテロリスト」

転校生「うう、テロリストか・・・・・・なんかおなか痛くなってきた」

レティシア「レストルームなら向こうだ。ついていった方がいいか?」

転校生「いや、そういうわけじゃなくて・・・また今度せつめーする」

レティシア「ふむ・・・?まあ調子が悪いならすぐに言ってくれ」

転校生「はーい」

・・・

レティシア「さて、そろそろ貴嬢らを送る時間だ」

レティシア「ネテスハイムを代表し、親愛の言葉を送ろう」

レティシア「貴嬢らに対し、ネテスハイムはいつでも門を開いている」

レティシア「いつでも食べるものを用意している」

レティシア「いつでも寝る場所を用意している」

レティシア「そして、いつでも我らは待っている」

虎千代「・・・アタシたちも同じだ。いつでも来てくれ」

転校生「れっちーたちが来たときは、おいしいごはん作るからね!」

レティシア「喜ばしい・・・では、行こうか」

レティシア「ひとまずさらばだ、グリモワール魔法学園の生徒たち」

虎千代「ああ、今のところはな」

レティシア「また会おう」

転校生「まったねー!」

~帰りの飛行機~

転校生「ろーんどぶりっじいずふぉーりんだうん♪ふぉーりんだうん♪ふぉーりんだうん♪まーいふぇーあれでぃー♪」

秋穂「Build it up with stick and stone, stick and stone stone♪ Build it up with stick and stone♪My fair lady♪」

さら「秋穂ちゃん、イギリスだとちょっと話しにくそうでしたねぇ」

秋穂「そうなんだよねぇ。わたしがやったのがオーストラリア英語で、なんかあれ結構癖があるみたいなんだ」

ノエル「ま、その点ノエルちゃんはイギリス英語をやっといたからね!」

春乃「その年で喋れるってだけで十分よ」←念のためイギリス英語とアメリカ英語とオーストラリア英語を総なめした人

ありす「み・・・な・・・・・・すご・・・・・・」

転校生「そーいや、ふーちゃんもふつーに英語しゃべってたよね」

風子「ん、ウチですか?まー風紀委員長ですから。あれくらい朝飯前ですよ」

ノエル「風紀委員長ってすごい!」

風子「ま、実際問題テロリスト関連のニュースは日本でしか起きてないわけじゃありませんからね。ライがロンドンを襲ったのもそーですし」

風子「和訳されたのを呼んでもいーですけど、やっぱ生のを自分で呼んだほーがちゃんと解釈できますから」

転校生「そっかー。風紀委員長って大変なんだね・・・」

風子「あんたさんもいっしょに今度英字新聞読んでみます?」

転校生「うん!」

秋穂「て、転校生くん!一緒にヒエログリフ読まない!?」

転校生「それはいいかな」

ノエル「いや、まだ秋穂ちゃんもあたしも読めてないじゃん。勉強中でしょ」

さら「どうしましょお・・・わたし、転校生さんにがいこくごのおしえられないですぅ・・・」

ありす「ぁたし、も・・・・・・」

クレプリ「・・・一緒にやればどうさね?」

秋穂「それだぁ!」

転校生「じゃあつぎのしののめじゅくは英語だね!おばあちゃーん!」とててて

風子「こら、飛行機の中で走らない」

転校生「あっ、はーい」

イギリス編ラスト。テロリストと聞くとお腹と胸の傷が疼くお年頃。
最近、なんていうか・・・カオスが足りない。カオスが足りてないんだ。
違うだろ・・・もっとこう、俺が書く奴は・・・混沌としてたはずだろ・・・!
でも次の聖奈のクエストもカオスにできそうな要素ないし・・・・・・
・・・いっそ船の上で暴れさせるか?
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 山籠もり編~

転校生「・・・・・・・・・・・・」

ノエル「ねーねー、お兄さんはお山にキャンプに来てなにやってるの?」

ありす「精神統一だって。邪魔しちゃだめだよ」

イヴ「せいしんとういつ・・・・・・?わたしもやった方がいい?」

ありす「やらなくていいんじゃないかな」

ノエル「おねえちゃんおねえちゃん、あっちで水遊びしよ」

ミナ「おわーっ!」

恋「ミナーーっ!」

梓「川で水遊びしてたらぶちょーが空に!」

卯衣「やりすぎたわ」

心「あっ、虹が見えるー!」

ノエル「ごめん、やっぱ水遊びいいや」

イヴ「ええ。わたしもあれはこわいわ」

ありす「ヴィゾフニルちゃん(水遊び用アヒル型人形)、ミナちゃんを受け止めてあげて」

ヴィゾフニル「ガーガー」

ミナ「おおっ!?」ポスン

ミナ「もいっかい!もいっかい!」

ノエル「あたしもやるーーー!!!」ダダダダダ

イヴ「ノエル!?ず、ずるい!わたしも!」

ありす「あはは、がんばれー・・・・・はぁ」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

ありす「ほんっとうに集中してるなぁ・・・今ならなにしても気づかないんじゃないかな・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「いやいや、さすがにそれはダメだ、私。自重しろ、私」

ガサガサ

ありす「あれ、なんか動物?」

クマ「・・・・・・」

ありす「く、クマっ!?転校生さん、起きて!くまが!」

クマ「・・・・・・」スッ

ヤヨイ「あれ?クマが兄さんとおんなじこと始めたよ?」

ありす「え?えっと・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

クマ「・・・・・・・・・・・・」

ありす「・・・・・・ヤヨイちゃん、あっちで水遊びしよ。私もう考えるのめんどくさい」

ヤヨイ「え?でも兄さんが・・・」

ありす「ほらほら、転校生さんばっか見てたら日が暮れちゃうよー!」

ヤヨイ「え、あ、うん!」

転校生(究極のカレー・・・子供たちが食べられて、尚且つ大人でもおいしいと思えるカレーを・・・このキャンプで作らなくては・・・!)

クマ(我が師よ・・・あなたと出会えたことに、私に武を授けていただけたことに感謝いたします・・・・・・!)

絢香(あのクマ、転校生の弟子なんだ・・・・・・ってか、カレー作るのに精神統一って・・・・・)

今日のプチモア。夏なので山のお話をひとつ。
山にキャンプに行ったのとか何年前の話だろ・・・もう何年もそんなことしてないから覚えてないや。
明日は本編更新できそうです。がんばります。
ありすの順位が10位に上がってますね。このままもうちょい・・・あと7位ぐらい上に上がってくれれば・・・!
あと、いつかのツイッターの件ですが、やっと原因がわかりました。去年の総選挙でありすの応援をツイートしてたからだ。
あれで同好の士に発見されたんだ。多分。おそらく。きっと。
ありすありあり(合言葉)

~生徒会案件~

転校生「zzz」

聖奈「転校生!ここにいたか!突然だがクエストの要請だ!」

転校生「zzz」

聖奈「私と共に、霧を払いに行くぞ」

転校生「zzz」

聖奈「・・・・・・転校生!」

転校生「はひっ!」ビクッ

聖奈「起きたか、転校生。突然だがクエストの要請だ」

転校生「んー、んー?ゆーちゃんってことは・・・・・・せーとかいの?」

聖奈「ああ、生徒会の案件だ」

聖奈「すでに何組か、学園生が討伐に失敗している」

聖奈「場所は科研だ。霧の護り手の攻撃で破壊され尽くしたが・・・」

聖奈「そこに、ライの魔法使いがいたという情報が入った。操作された魔物だ」

転校生「ううっ、テロリスト・・・」

聖奈「ライ自体はもういない。痕跡を探し、魔物を討伐する。だから安心しろ、というのは変だが・・・」

聖奈「極めて重要なクエストなのは間違いない。お前に傷はつけさせん」

聖奈「きさ・・・お前の力が必要だ。帰ってきてすぐで悪いが、頼む」

転校生「んー、まあいいけど・・・」

聖奈「ではさっそく出るぞ。お前と共に出るのは久しぶりだが・・・」

聖奈「私のポリシーは【金を数えるが如く】だ」

聖奈「さっさと済ませるぞ」

転校生「はーい・・・・・・zzz」

聖奈「・・・了解は得たな。よし、持っていくか」

~警戒~

―科研―

聖奈「しかし、まあ・・・いきなりここに連れてきたことについては謝罪しよう。お前にとってはいい思い出のない場所だとわかっている」

聖奈「だが・・・・・・」

聖奈「そろそろ顔ぐらい出してくれてもいいんじゃないか?」

ダンボール「だいじょうぶ。さいしんのAIがなんとかでじどうそうじゅうがアワワワワ」

聖奈「何を言いたいのかさっぱりわからん」

ダンボール「ちゃんとついてけるよ!」

聖奈「落ち着け」

ダンボール「ううっ・・・よし!」

[目つぶり]転校生「ぼく、がんばる!」

聖奈「眼を開くんだ、転校生」

転校生「だってぇ・・・・・・」

聖奈「約束する。お前には一切傷を付けさせない。だから・・・」

転校生「うー・・・うー!」

転校生「・・・一回帰ってダンボールの前のとこに穴開けてもらってきていい?」

聖奈「・・・・・・」ヒョイッ

転校生「あっ、だっこされた」

聖奈(最初からこうやって運んだ方が早かったな)

転校生「ああー・・・ダンボールー・・・」

~クエスト内容の確認~

聖奈「さて、今回のクエストだが・・・そうだ、私とはいえ生徒会の案件だ」

聖奈「通常の魔物より強い。気を抜くな」

転校生「はーい」←説得の末ダンボールの上に戻った

聖奈「前にも言ったが、会計の仕事も討伐も本質は同じだ」

転校生「・・・言ったっけ?」

聖奈「・・・言ってなかったか?」

転校生「なんか、ゆーちゃんとは野菜いっしょに食べた記憶しか・・・」

聖奈「そういえば私もそんな気が・・・」

聖奈「では、改めて。金を数えるが如く、迅速に、正確に、慎重に」

聖奈「それさえ守れば、よほどの強敵でない限り負けない」

聖奈「金勘定の天敵は油断。クエストも同じだ」

聖奈「お前が多くのクエストを経験していることはわかっている」

聖奈「実力も過小評価はしない。だが自らを過大評価するなよ」

聖奈「そうすれば、お前はもっと重要な人間になる」

転校生「はーい。あとのほう何言ってるかわかりませーん!」

聖奈「自分を実力通りに判断できるようになれ、ということだ」

転校生「もっとかんたんに」

聖奈「天狗になるな、で通じるか?」

転校生「はーい」

聖奈「そっちは通じるのか・・・」

転校生「東雲塾ことわざ・慣用句コースに入ってるからねぇ」

聖奈「なんだそれは。他にどんなコースが?」

転校生「計算コース、文章題コース、英会話コース、英読解コース、魔法コース、漢字コースがあるよ」

聖奈「思ったより細かく分けられているんだな」

転校生「しかも初月無料!」

聖奈「金をとっているのか!?い、いや、当然か・・・」

転校生「あとは月一でお菓子もってきてーって」

聖奈「安い!」

転校生「ゴディバのチョコとか」

聖奈「高い!」

転校生「みんながいっぱいお菓子くれるから、最近いっぱい余ってて・・・」

聖奈(どんな生活をしているんだ・・・)

~メイズ~

聖奈「さて、魔物はどこだろうか」

転校生「んー、わかりにくいなぁ」

聖奈「デバイスに見えている位置は・・・あまりあてにならんな」

聖奈「迷路のようになっている。指定されている地点までまっすぐいけない」

転校生「あー、なんか5月の霧の護り手の事件の時に、ぼーえいシステムがうんちゃらかんちゃらって言ってた気がする」

聖奈「そうか、それは厄介だな・・・」

聖奈(転校生を放っておけば勝手にたどり着きそうではあるが)

聖奈「雑魚との戦闘が多くなりそうだ。戦いは私に任せておけ」

聖奈「少し大盤振る舞いするから、適宜、魔力の補充を頼む」

転校生「え、もしかして羽使うの?」

聖奈「ああ。ほとんどは羽を使うまでもない相手だが、念のためだ。全力でいくぞ」

聖奈「まずは目の前の集団を片づける。さぁ、戦闘だ」

聖奈「あまりお前とは連携の訓練をしたことはないが・・・」

聖奈「うまくやれよ」

転校生「おっけ、まかせて!」

~魔物に知能~

聖奈「ふむ・・・こんな仮説、というか噂話を知っているか?」

転校生「なになに?どこの話?」

聖奈「前線の兵士たちによるフォークロアだ。よくあることだな」

聖奈「最近、魔物に知能がついてきているそうだ」

聖奈「まるでこちらの動きを読んだように回り込む」

聖奈「人間よりも兵器を優先して攻撃してくる」

聖奈「コミュニケーションをとっているかのようなうなり声をあげる」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

聖奈「・・・今に始まったことじゃない。昔からずっと、この手の噂は絶えない」

聖奈「霧の魔物は得体の知れない化け物だ。ただの獣ではないからな」

聖奈「なにもわかっていないのだから、知能があってもおかしくない」

転校生「でも、それってただのうわさなんでしょ?」

聖奈「・・・ああ、これまでは話半分だった。だが・・・」

聖奈「今は、私もそうでないかと思っている」

転校生「うーん・・・・・・今まで、なんかいかまものっぽくないまものとたたかったことはあるけど・・・」

聖奈「それは、知能をもっているらしい魔物か?」

転校生「うん。えーと・・・・・・3回、かな」

転校生「一昨年のクリスマスと、去年の教会と、あと旧科研のうのさんのとき」

転校生「こいつら、今までたたかったやつらとは違う感じのばかりなんだよね」

聖奈「ああ、報告は受けている。どれも、人間には目もくれずなにかの目的を成そうとしてるかのような動きをしていた、だったか」

転校生「うーん、やっぱなんかかんけいあるのかな・・・わかんないや」

聖奈「そうだな。今考えても埒が明かん。考え込むのはクエストが終わってからにするとしよう」

~奇妙な動き~

聖奈「ふむ・・・・・・」

転校生「んー、なんか変・・・」

聖奈「そうだな。デバイスに表示されている、魔物の動きを見てみろ」

聖奈「私たちと、ちょうど壁を挟むように移しているのがわかるか?」

転校生「あ、ほんとだ」

聖奈「こちらの動きがわかっているようだ。そして、こちらの強さも。ここが重要だ」

聖奈「普通は、人間を感知した時点で襲いかかってくるはずだからな」

聖奈「値踏みしているのか、罠にはめようといているのか・・・」

聖奈「どちらかわからないが、とにかく何かを狙っている」

聖奈「人型でもないのに、こんなことをするなど、ただごとではない」

聖奈「出発前に気を抜くなといったが、訂正する。注意しろ」

聖奈「ひとつ間違えたら大けがではすまないかもしれん」

ダンボール「はーい」

聖奈「見えないのも危険だ。お前のそれは振動には弱いだろう」

転校生「そうなんだよねー・・・けーげんきのーとか付けてくれないのかなー」

聖奈「ショックアブソーバーのようなものを付けたければ段ボールから降りることを提案するが」

転校生「だめっ!これを捨てたらぼくがぼくじゃなくなっちゃう!」

聖奈「お前は別にダンボールで構成されてるわけじゃないんだぞ?」

~クエスト完了~

聖奈「ふぅ・・・よくやった。魔物の霧散を確認した。クエスト終了だ」

転校生「おわったー・・・ふぅ、やっとここから出れる」

聖奈「なんとか、苦戦することなく勝てたな」

転校生「だねー」

聖奈「今回の魔物は報告しておかなければいけない。戻ったら口頭で伝えよう」

転校生「やっぱいっしょにいったほうがいい?」

聖奈「お前は休んでおけ。ずいぶんと体力も回復したようだが・・・」

聖奈「休むのも仕事のうちだ。私は仕事をこなさない者を許さない」

転校生「はーい」

聖奈「いい返事だ。では戻ろう」

転校生「あ、はいはいはーい!もどったらごはんたべたーい!ゆーちゃんといっしょに!」

聖奈「食事?・・・いいだろう。報告が終わったら食堂に集合だ」

聖奈「せっかくだ。お前の話を聞いてみたい。なかなか機会がないからな」

聖奈「ああ。まずは学園に戻ってからだ。準備するぞ」

・・・

聖奈「余計な邪魔が入ったが、情報は得られた」

聖奈「確かに科研にはライの残党がいたようだ。報告に戻ろう」

転校生「ゆーちゃん、ゆーちゃん」クイックイッ

聖奈「・・・どうした」

転校生「おなかすいた」

聖奈「なに?」

~魔法使いと人間~

転校生「いただきまーす!」

聖奈「ふぅ・・・我慢できたか。腹が減ったと言い出したときは何事かと思ったぞ」

転校生「あ、そうだ。とらにはほーこくおわった?」

聖奈「ああ。会長たちには伝えた。ひとまずクエストは終了だ」

聖奈「好きに食べろ・・・せっかくだ。次の一手を話しておこう」

聖奈「私たちは特級危険区域を攻略する。それは前に話したな」

転校生「先々月ちょーさしにいったよね」

聖奈「そうだな。だがその前に、片付けなければならない案件がある」

転校生「それが今日やったやつの・・・」

聖奈「そう、ライだ」

聖奈「ロンドンの一件の裏にライ魔法師団、そして霧の護り手・・・」

聖奈「テロリスト集団が関わっていたことが、神宮寺樹の情報によりわかった」

聖奈「そして・・・その一部と、戦う羽目になる」

聖奈「国軍にも協力を要請するが、連中の狙いは我々だ。最終的には自衛になる」

転校生「えっ、な、なんで?」

聖奈「これは極秘情報だが・・・ライのロンドン襲撃の際、グリモアがネテスハイムに協力したからだ」

転校生「・・・ああ、あのぜんしん剣のまもののあれか」

聖奈「そうだ。それと、お前はまだ、人間同士の争いについて詳しくないだろうから伝えておく」

聖奈「相手がテロリストであろうと、殺すことは許されない」

転校生「えっと・・・」

聖奈「警官が犯罪者を射殺すると、しばしば問題になるだろう?」

聖奈「私たちの魔法は、銃以上の凶器だ。魔法が使えない一般人からすると・・・」

聖奈「【それが人を殺す】のは恐怖なんだよ。本来は魔物にのみ向けるのが望ましい」

転校生「・・・でも、向こうはこっちを殺そうとしてくるんだよね?殺されかけたし」

聖奈「そうはそうなんだがな。理不尽だと思うか?一般人のために魔物と戦い、守っているのに?」

転校生「・・・うん」

聖奈「幼くして魔法使いになったお前には、理解しがたい感覚かもしれないが・・・」

聖奈「そうだな。一般人からすれば、我々魔法使いは常に銃を構えているようなものだ」

転校生「っ!」

聖奈「だから、魔法を人を殺す道具ではないと示す必要がある」

転校生「そっ・・・か・・・」

聖奈「ああ。厳しいことを言うが、魔法使いとはそういう存在なんだ」

~ライの襲撃に際して~

紗妃「ん、あれは委員長・・・と瑠璃川さん?」

風子「・・・んじゃ、よろしくおねげーします」

春乃「わかったわ」

紗妃「委員長!」

風子「氷川。どーしました?」

紗妃「瑠璃川さんと何のお話を?プライベートな用ならいいんですけど・・・」

風子「プライベートじゃねーですね。ちょっとこれからのことについてお願いを」

紗妃「おねがい・・・ですか?」

風子「はい。ここじゃアレなんで、一度風紀委員室まで戻りましょーか」

紗妃「はい、わかりました」

・・・

風子「んで、ですね。もーすぐライの残党がグリモアを狙って来るって話じゃねーですか」

紗妃「そうですね。その話を?」

風子「ちょいとウチらだけじゃ手が回せねー話でしたんで。外部に協力をって感じですかね」

紗妃「それで、どんなお願いをしたんですか?」

風子「ライが来たときは、瑠璃川は妹と、散歩部の子たちを守るために、積極的に捕縛には参加しません」

風子「ですから、転校生さんの面倒も一緒にお願いしました」

紗妃「・・・・・・えっ?」

風子「えっ、じゃねーですよ。あの子は一回テロリスト・・・霧の護り手と対面して酷い目にあってますから」

風子「今もテロリストって聞くとちょっと傷が痛むみてーですし・・・ってことで現場で動けなくなる可能性を考慮しました」

風子「あと、個人的に人間同士の争いってのを見せたくねーのもあります。それともちろん安全面の考慮も」

風子「これから戦うのは人間です。それも、外道中の外道。どんな汚い手を使って来るかもわかりません」

風子「だから、相手に知られてはいけない。気づかれてはいけないんです。ウチらの要の存在を、です」

~思い出を語ろう~

ありす「・・・・・・」ユラユラ

クレプリ「おいおい、ありす大丈夫か?」

ありす「ん・・・へぃき・・・」

ノエル「あるよねー。海にずっと入ってたら、海から出た後もなんか揺られてるような感覚が続く奴」

さら「あれ、なんて言うんですかねぇ」

秋穂「んー、お姉ちゃん・・・はいないか。仕方ないか、デバイス使おっと」

秋穂「・・・陸酔いってやつかな?なんかそれっぽいのが書いてある」

ノエル「船に乗ってたりしてもなるんだっけ?もしかして、イギリスの時の?にしてはちょっと長く続きすぎなような・・・」

クレプリ「あ、これはべつさね」

ありす「てんこ・・・く・・・が・・・朝・・・・・・」

クレプリ「少年が朝起こそうとしてめっちゃ揺らしたんさね」

クレプリ「でも、ありす昨日夜更かししてたからずっと起きなくて・・・」

秋穂「そのうち転校生くんが眠くなっちゃって一緒に寝たんだよね」

ノエル「それ秋穂ちゃんの願望でしょ?」

クレプリ「いや、少年が朝飯作りに行って、その間ずっと幼馴染マキナ君でずっと揺さぶられてたんさね」

さら「おさななじみ・・・ですか?」

ノエル「漫画とかだと幼馴染が朝起こしに来るのは定番だけど・・・」

クレプリ「で、今日少年が作った朝飯がアジの開き定食だったんさね。下処理から始めてたからかなり時間がたって・・・」

ありす「ぉきた・・・ら・・・ず、と・・・こ・・・な・・・じで・・・・・・ぅっ・・・」

秋穂「わわっ、バケツ!てかトイレ!白藤先輩カットが出ちゃうよ!」

クレプリ「ありす、がんばれ!もうちょっとだ!あと少しさね!」

ありす「だ・・・じょぶ・・・・・・」プルプル

ノエル「無理しないで!ヒロイン的にそれはまずいから!」

シロー「わんっ!」

さら「あっ、シロー、飛びついちゃだめです!」

ありす「ぁっ」

※セーフでした

今日はここまで!驕れる者はストーリーの大規模改変をする可能性が高いです。
一回テロリストと対峙して死にかけた6歳児を再びテロリストと戦わせるとかここの保護者達がさせるはずないと考えました。
当初の予定ではライはロリコン集団で女装した転校生くんに詰られて喜ぶ的なプロットだったんですが、さすがに没です。
その名残が光男と心のショタコンです。霧の護り手はショタコン集団です。間ヶ岾もです。
間ヶ岾はショタが苦しみ悶える様を見て興奮する変態設定です。ちゃんと転校生くん撃ったところで興奮してます。
次回はゴージャスクルージング。船の上で転校生と寧々がキャッキャウフフする話。虎千代の方がメインだけど。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 救い編~

シャルロット「あの・・・ちょっといいでしょうか?」

エミリア「はい、なんでしょう?」

あやせ「どうしたの?おかしはまだあるよ?」

シャルロット「いただきます!」

エミリア「私も!」

・・・

シャルロット「ふぅ、おなかいっぱいです」

エミリア「ドーナツおいしかったです」

あやせ「よかった~。これ、さっきありすちゃんと一緒に作ったの」

シャルロット「へぇ、そうなんですね・・・ってそうじゃありません!」

あやせ「どうしたの?お菓子食べる?」

シャルロット「はい、いただき・・・ってこの流れさっきもやりました!」モグモグ

エミリア「食べてるじゃないですか」

シャルロット「それでですね、こほん。わたくし、転校生さんがちょっとおかしいと思ってきたんです」

あやせ「転校生さんが?」

シャルロット「はい。そもそもですね、魔法を使わずに魔物を倒すのはおかしいです!」

エミリア「弱者の盾は?」

シャルロット「あれは守るためのものです!決して攻撃するためのものではありません!」

シャルロット「今朝も転校生さんは日課の一日一万回の感謝の正拳突きをしてくると行ってきました・・・そして授業にはちゃんと出てました!」

あやせ「転校生さんが授業に出てた!?」

エミリア「そ、そんな・・・!」

シャルロット「はっきり言います!おかしいです!」

シャルロット(あれ?この流れだと転校生さんが授業に出ることがおかしいってなりませんか?)

シャルロット「きっと、転校生さんは悪魔と契約してしまったんだと思います・・・そうじゃないと、あんなことは!」

あやせ「うん。できないわね」

エミリア「そ、そんなのだめです!転校生さんを救わないと!」

シャルロット「はい!ヴィアンネの名のもとに、転校生さんを浄化します!」モグモグ

・・・

ありす(今日は久々に転校生さんと一緒に授業・・・今日は寧々ちゃんも出張中だし、さらちゃんもクエストだし、2人きり・・・)

転校生「えー、ここ和積使えばいいのか?いや、でも普通に行けそうな気も・・・」

ガラッ

シャルロット「転校生さん!」

ありす「えっ?」

エミリア「こっちに!」

ありす「あの」

あやせ「来てください~」

転校生「えっ、ちょっ、もう少しで解けそ」

ありす「・・・・・・くすん」

今日のプチモア。ありすは転校生と学校で2人きりになれない呪いがかかっています。気が向いたら続くかも。
風邪を引いたら喉を乾燥させないためにマスクをして寝るのがいいっていうけど、マスクをしたら暑くて眠れなくなるジレンマ。
この時期は特にヤバい。蒸れてヤバい。
夏風邪はバカが引くっていうけど、バカじゃなくても風邪は引く。普通に伝染る。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- お宝さがし編~

転校生「さて、と・・・今日もいい収穫だ。これは部屋にしまっておかないと・・・」

アイラ(いい収穫?・・・・・・もしや、少年の少年心を刺激するアレか!?ククク・・・面白くなってきたわ!)

・・・

―翌日―

アイラ「番号!」

メアリー「1!」

初音「2!」

里菜「3!」

ヤヨイ「4!」

鳴子「5!」

夏海「6!」

アイラ「よっしゃ!ウィリアムズ、今回の目的を!」

メアリー「サー!転校生の部屋に眠るお宝を見つけることだ!サー!」

アイラ「そういうことじゃ!制限時間は1時間!1時間以内に見つけ出して部屋を元に戻して帰る!わかったな!?」

皆「おー!」

・・・

初音「おっ、これすげー!」

アイラ「何があった!?」

初音「ゲームボーイアドバンス!しかも確かこれ旧型!中身は・・・リメイク前のルビーだ!すげーっ!初めて見た!」

アイラ「わからん。全然わからん」

メアリー「おっ、これは!」

アイラ「なんじゃなんじゃ?」

メアリー「チーズバーガーのレシピ!これがあればいつでもチーズバーガー食い放題だぜ!」

アイラ「少年はまめじゃのう」

里菜「あっ!これ里菜と萌木とちひろで砂浜で集めた貝殻さ!ちゃんと飾っててくれてるんだな~」

ヤヨイ「アタシのあげた牛の骨もあるよ。しかもぴかぴか・・・しっかり手入れしてくれてるんだ」

夏海「あっ、写真!イギリスのみんなで撮ったやつ!」

アイラ「ぐぬぬ、少年はいいやつか!いや、いいやつじゃけれど!もっとこう、面白いもんはないのか!」

鳴子「ねえねえ。この本棚、裏があるよ」

アイラ「あん?・・・・・・も、もしかして!そこじゃ!そこを探せ!てか妾が探す!」

アイラ(ついに少年のムフフな弱みが・・・!)ゴトッ

アイラ「厳重にカバーで隠されてる・・・これじゃあーーー!!!!」

~プチモア!-Petit Grimoire- 転校生の宝物編~

[鳴子のアルバム]

アイラ「ああああ・・・・あっ?」

鳴子「わあ!僕の写真がいっぱい!」

夏海「あっ、こっちにはあたしのー!」

メアリー「アタイのもある!こっちはエレンか!」

里菜「おおー、リナのも萌木のもちひろのもあるぞ!」

ヤヨイ「おおー、これアタシだ。あー、これ初めてクエスト行った時の!」

アイラ「ご丁寧に妾や西原の分まで・・・こっちは楠木、仲月も。犬川の分まであるのか・・・」

ヤヨイ「オタカラってこれ?」

アイラ「確かに宝といえんこともないが・・・妾が探してるのはもっと、こう・・・」

転校生「大人向けの本とか?」

アイラ「そうそう。そういうやつ・・・で・・・」

転校生「ただいま、アイラ。なんか胸騒ぎがしたから早めに帰って来てみれば・・・これはどういうことかな?」

アイラ「いやぁ、そのぉ・・・」

メアリー「お宝探しだ!テンコーセーの部屋にお宝があるって言ってた!」

アイラ「」

転校生「なるほどなるほど。へぇ」

転校生「さて、覚悟はいいかな?」

アイラ「ひ、一思いに右でやってくれ・・・できれば一発で・・・」

転校生「NO!NO!NO!NO!」

アイラ「ひ、左か?左なのか?」

転校生「NO!NO!NO!NO!」

アイラ「も、もしかして、りょうほーか?」

転校生「NO!NO!NO!NO!」

アイラ「な、なんじゃ・・・なにをするんじゃ!やめろ!笑顔で近づくな!やめろ、やめるんじゃ!わ・・・」

アイラ「妾の側に近寄るなーーッ!!」

・・・

ありす「もう、内緒でこんなの作ってたんですね・・・言ってくれれば手伝いましたのに」

さら「わたしは他の子の分手伝ってたけど、まさか自分の分まであるとは思ってなかったよ」

転校生「みんなが卒業するときに見せようと思ってたんだけどなぁ。まさか発見されるとは・・・」

ゆえ子「ゆえの分が子供たちの方に混ざっていたのはわざとじゃないですよね?たまたまですよね?」

アイラ「そ、そろそろ・・・解放してはくれんかの?」

転校生「あと1時間そこで待機」

[子供用プール]アイラ「ガチで怖いんじゃって!妾が悪かったから!反省しておるから!な?な?」

転校生「あんまり騒ぐと夕飯抜きにするよ?」

アイラ「ぐぬぬ・・・それは困る・・・少年のことじゃから手足を拘束した状態で目の前で貪り食うに決まっておる・・・」

寧々「てか、転校生くんはデータ派だからアイラが探しても見つかるわけないよ」

アイラ「なんじゃと!?」

転校生「あっ、こら!寧々!おいこら!どこで知った!こら、逃げるな!おい!!!待て!」

ありす「転校生さんが鬼の形相で寧々ちゃんを追いかけていった・・・」

さら(データ派なんだ・・・心ちゃんに知られないようにしなきゃ・・・)

今日のプチモア。子供に家探しされても大丈夫なように転校生君はデータ派。心対策にオフラインで。
状況によっては秋穂のアルバムを作る春乃の写真を撮ってアルバムにいれたりしてるはず。
ゲームの転校生君はデータだと心や鳴子に見つかり、アナログだと花梨や梓に見つかる超ハードモードな生活のはず。
あんだけ誘惑されつつモノも用意できないとなるとまじで転校生君ヤバい生活を送ってるんじゃ・・・
実際どうやってるんだろ。私、気になります。
ありすありあり(合言葉)

夏風邪こじらせてて頭がぼーっとしてるので、ちょっと今日はお休みします。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 寧々の悩み編~

寧々「最近思うの。ネネ、もしかしたら近所のお姉さんぐらいにしか思われてないんじゃないかって」

ありす「どうしたの?藪から棒に」

寧々「さっきのことなんだけどね。私とチトセちゃんが一緒にお昼ご飯食べてたの。そのときなんだけど・・・」

・・・

寧々【んー、ここの学食、レベル高いよね~。いい食材使ってるだけはある】

チトセ【え、まさか学園長権限で・・・】

寧々【生徒会長権限で入れてるみたいだよ】

チトセ【まさかの!?】

ましろ【チトセさん、ちょっといいですか?】

チトセ【なにかしら?】

ましろ【ちょっと宿題でわからないところがあって・・・】

寧々【なになに?算数の問題?】

チトセ【そうみたいね。折角だし犬川さんに教えてもらったら?】

ましろ【えっ、できるんですか?】

寧々【えっ】

チトセ【えっ】

ましろ【えっ】

・・・

寧々「私一応これでも教育大学入ってたんですけど!教師目指して勉強してたんですけど!」

ありす(近所のお姉さんというよりもたまにあったらお菓子をくれる親戚のおばさんみたいな感覚なんじゃ・・・)

寧々「てか、二十歳が小学2年生の問題をわからないわけないでしょ!やってるとこ掛け算だし!なんなら微積までできるし!」

ありす「ちなみに、専攻は?」

寧々「社会科」

ありす(歴史・地理・倫理・政治・経済・・・って考えたら割と妥当なのかも)

寧々「グリモアには教師としてくる予定だったのに・・・はぁ、どうやったら威厳が出ると思う?」

ありす「ピアノを弾いてみるとか?」

寧々「なんか幼稚園の先生感でるけど・・・この際背に腹は代えられない!やってみる!」

ありす「自分で提案しておいてなんだけど、弾けるんだね」

寧々「こう見えて寧々結構いい育ちしてるんだよ?」

・・・

ありす「で、どうだったの?」

寧々「リクエストの結果、今度転校生君と連弾することになった」

ありす「本当に転校生さんって多芸だよね」

寧々「ってことでしばらくピアノ教室行って来るって」

ありす「弾けないのに承諾したの!?」

寧々「いや、転校生君なら弾けるかなって・・・」

ありす「そういうとこが教師らしさが無いって思われるゆえんなんじゃないかな」

今日のプチモア。転校生君はなんでもできるように見えてできないことできない。なのでできるように裏で特訓する。
クルージングが寧々と虎千代の回想話だから、転校生だけで別行動ってことができなくてちょっと悩んでる。
風子が大胆な衣装来てSSRになってたから、ちゃんと絡ませたいんだけど・・・
ただいま構想を練ってるところです。もうしばらくお待ちください。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 朝起きない編~

―1か月前―

転校生「おーい、みんな朝だよー。起きろー」

望「眠いー。あと・・・5時間・・・zzz」

自由「zzz」

アイラ「zzz」

転校生「起きろ、東雲」ゲシッ

アイラ「痛いっ!少年よ、最近妾に対する扱いが雑になっとらんか?」

転校生「そろそろ子供たちに交じって朝起きてこないのはやめてほしいな。みんなが真似するから」

アイラ「おい、少年。話をしろ」

転校生「ほら、望、自由。ほら起きるんだ」

望「ねむいー・・・まだねたいー・・・」

自由「っすー・・・」

転校生「はいはい、ほらばんざいして。着替えるから」

・・・

転校生「はぁ、あの2人は毎度毎度・・・」

ありす「夜更かししてゲームをいつもやってますからね」

転校生「とりあげたらギャン泣きして嵐になったりするから質が悪いんだよね」

ありす「なにか二人の気をひけるようなものがあればいいんですけど・・・アニメとか?」

転校生「朝アニメかぁ。ちょっと調べてみようかな」

・・・

―現在―

自由「おはよーっす!」

望「おはよー」

転校生「おはよう、二人とも。もうそろそろ始まるから、その前に顔だけ洗っておいで」

自由・望「はーい」

ありす「この2人もちゃんと起きてくれるようになってよかったですね」

転校生「うん。まあそれもあと1週間チョイだけど・・・このまま習慣になってくれればいいかな。もうすぐまた学校だし」

転校生「っと、そろそろはじまるや。ごめん、あとよろしく」

ありす「あ、はい」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「転校生さん、あのアニメ1回見たって言ってなかったっけ・・・?」

ありす「ま、いっか。あとは・・・・・・」

アイラ「zzz」

クレプリ「起きろ、東雲」オレッチキングダム!

アイラ「あいだーーっ!?なんじゃなんじゃ!?」

ありす「朝です」

アイラ「ええい、妾は夜行性なんじゃ!もう少し寝かせんか!」

ありす「朝です」

アイラ「じゃから妾は」

ありす「朝」

アイラ「・・・・・・はい」

今日のプチモア。明日は朝早いので寝ます。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- どこかで見たことあるような編~

ノエル「お兄さんお兄さん!」

転校生「ん、ノエル。どうしたの?」

ノエル「さらら、拾ったよ!」

さらら「ですぅ!」

転校生「!?」

ノエル「飼ってもいーい?」

転校生「ダメ。校則違反です」

ノエル「え~なんで~?こんんいかわいいのに~」

転校生「この学園は基本的にペットが禁止だからね。ダメなものはダ・・・」

ノエル「お兄さん・・・」ウルウル

さらら「ですぅ・・・」ウルウル

転校生(耐えろ!僕っ!)

・・・

転校生「ほ・・・ほらアレだ!1匹だけだとその子も寂しいだろう?だから・・・ね?」

転校生(ナイス言いわけ僕!)

イヴ「転校生さん転校生さん!」

転校生「イヴも?まさか・・・」

イヴ「ぽんつく、拾ってきました!」フンス

ぽんつく「チョコ!」

ノエル「お兄さーん」ゴロゴロ

イヴ「いいでしょー1匹じゃないしー」ゴロゴロ

転校生「・・・・・・・・・・・・!」

転校生「いや、ダメなものはダメ」

ノエル「ええっ、これって完全にオッケー出る流れだったよね!?」

イヴ「ひどい、ひどいです!ひどすぎます!」

さらら「ですぅ!」

ぽんつく「ツク!」

転校生「あー、じゃあありすから許可もらえたらいいよ(さて、ありすに根回しだ)」

イヴ・ノエル「はーい!」

・・・

ありす「転校生さん、ちょっといいですか?」

転校生「うん、ちょうど今手が空いてるから大丈夫だよ」

ありす「はい、ありがとうございます。その、ですね・・・この子が何を食べるかしりませんか?」

???「ですわ!」

転校生「・・・・・・おまえもかっ!」

ありす「あと名前も付けてあげたいんです」

刀子「ではゴンザレスというのはどうだろうか!」

ゴンザレス「ですわ!?」

転校生「この子、おひめっていうらしいよ。なんだか姫に似てるような・・・」

続く・・・?

今日のプチモア。プチっていったらやっぱこれだろって思ったので。
あっち風に書くならぷちもあだけど。
ノエルが持ってくるのはふたみんでもよかった。刀子はゴンザレス。ふくぶちょーは水をかけると増える。
ノエルじゃなくて聖奈に持ってこさせてもよかったかも。
うっうー。
ありすありあり(合言葉)

明日朝早いので、今日はちょっとなしで。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- VS人間編~

―科研襲撃―

間ヶ岾「死ね」パァン!

転校生「遅いな」

間ヶ岾「なん・・・だと・・・?ば、ばかな!お前は魔法を使えないはず!なぜ銃弾を避けられる!」

転校生「筋肉舐めんな、このド畜生がッ!!!!」バクオンパ!!!

間ヶ岾(何という声量!!!狙いがさだめられな)

転校生「世界2位直伝の蹴りだ。粉砕骨折ぐらいは覚悟しとけよッ!オラァッ!!!!」グシャッ

・・・

―驕れる者―

ありす「みーつけた♪」

ありす「こっちにもいたよ」

ありす「ここに隠れてたんだ」

ありす「1人たりとも逃がさないよ」

ライの魔導士「ひいいっ!つ、次はい、いったいどこから襲って来るんだ・・・お、お、俺の側に近寄るなーーーーッ!!」

ありすs「「「「「「「「うん、それ無理♪」」」」」」」」

・・・

―命の天秤―

マーヤー「転校生君、あなたは【ムサシ】よ」

さら「ムサシって・・・もしかして、あの裏世界で風飛を壊滅させた?」

転校生「・・・・・・あー、そんなのいたね」

ありす「すっかり忘れてたよ」

転校生「なんか印象薄いんだよなぁ・・・風飛が壊滅したのは知ってるんだけど」

さら「まあ聞いたところによると、住民全員避難も終わってて生徒も全員無事で、壊れたのが建物とかだけだからじゃない?」

マーヤー「あ、あなたたちは全人類の命よりも1人の命を優先したのよ!?それがわかっているの!?」

梅「あー、だめよ。そんなことこの子たちに言っても」

梅(だってホの字だし。ありすとか割と人類と転校生君の命なら迷いなく転校生君を選びそうだし)

・・・

―七・〇一事件―

デレック「何故だ・・・何故、私かこんな小僧に・・・私の全力が・・・!しかも、魔法を使わずに・・・・・・!」

転校生「こちとら世界2位の魔法使いとかその弟子とか1000体の人形を同時に操る猛者とか300年生きた吸血鬼を相手に毎日訓練してるんだ」

転校生「割と何回かリアルで死にかけたさ。そのおかげでか、自分の身を守ることに関しては人一倍長けていてね」

転校生「あなたと僕では魔力の絶対量が違う。ゆえに、スタミナが違う。持久戦に持ち込まれた時点であなたの負けだ。それに、僕には背負っているものがある。全てを捨てたあなたとは違う」

デレック「貴様は私たち魔法使いが虐げられてきた歴史を忘れたのか!現在もはびこる差別意識を、なぜ貴様らは殊勝に受け入れているのだ!」

転校生「知るか。僕はグリモワール魔法学園生徒会庶務及び会長補佐及び副会長補佐及び会計補佐及び書記補佐及び学園長補佐及び風紀委員長及び体育委員長及びリリィクラス委員長だ」

転校生「学園生のみんなに、あの子たちに人として健全な生活を送ってもらう。そのためならなんだってするさ」

デレック「魔法使いを利用するだけして捨てる連中のためにこの力を抑えるのか・・・!」

デレック「私たちはより高位のステージに立ったんだぞ!」

転校生「知るか。偏った考え方は子供の教育に悪いから、そんなこと考えもしないさ」

転校生「子供の教育において優越感を与えすぎることも劣等感を与えすぎることもよくない。それに、生物としての種族そのものに優劣は存在しない」

転校生「私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、飛べる小鳥は私のように、地面を速く走れない」

転校生「私が身体を揺らしても、きれいな音はでないけど、あの鳴る鈴は私のように、たくさんな唄は知らないよ」

転校生「あなたはイギリスに送還されるんだったかな。ネテスハイムを通じて送っておくよ。続きは考える時間が出来てからだ」

今日のプチモア。イギリスに送還されたライのリーダーの元には金子みすゞの「わたしと小鳥と鈴と」と「ようこそジャパリパークへ」を送られました。
みんなちがって、みんないい。姿かたちも十人十色、だから惹かれ合うの。
流石にライのリーダーを殴り倒したりはしてません。相手の攻撃を防いでスタミナ勝負に持ち込みました。
かつて別世界では学園の全生徒及び世界よりも転校生を手に入れることを優先したありすに命の天秤にかけさせるとか答えがわかり切ってるよね。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 肝試し編~

紗妃「ひぁぁぁぁぁぁぁ・・・」ブルブル

初音「ひぃぃぃぃぃぃぃ・・・」ガクガク

千佳「ひぅぅぅぅぅぅぅ・・・」ガタガタ

ソフィア「ひぇぇぇぇぇぇ・・・」ヒェェ

ありす「て、転校生さん・・・も、もうちょっとゆっくり・・・できればもっと近くに・・・」

転校生「ん?ああ、ごめんごめん。にしても、この班はみんな苦手だったか・・・失敗したな」

初音「び、びびってねーし!ちょっと怖いだけだし!」

千佳「おばけやだぁ!もう帰るぅ!」

紗妃「先に行かないで!一人にしないで!おいてかないで!」

転校生「・・・そういや、ここ。秋穂がさっき通行人と会話してたんだよね」

転校生「でもさ、ここってすごく人通りが少ないんだ。肝試しに使うくらいだし。なのに、さ。もう20人くらいとあいさつしたって言うんだよ」

初音「ひぃぃぃぃぃぃ!」

紗妃「あ、挨拶はいいことです!瑠璃川さんはいい子です!大丈夫です!」グルグル

転校生「そのとき、もちろん僕も一緒だったんだけど・・・・・・」

千佳「ひぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!もうやだぁぁぁぁぁぁぁ!お家帰るぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

転校生「ふっつーに人がいっぱいいたんだよね。肝試しなのに。もう全然雰囲気出て無くってさー」

千佳「ぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・・う?」

転校生「肝試しも肝試しスポットとして人気になっちゃダメだねー。また新しい所を開拓しないと」ウンウン

クレプリ「って紛らわしいさね!」

ありす「転校生さん・・・わざとですね?もう・・・めっ!」

転校生「ははは、ごめんごめん。まあ、仮に霊的なものが出ても「破ァ!」で成仏させられるし」

クレプリ「少年って寺生まれなのかよ」

転校生「魔法使いのT(ENKOSE)さんだけど?」

紗妃「まったく、もう・・・・・・」prrrrrr

紗妃「あ、転校生さん。おでんわですよ」

転校生「はいはい、ありすから・・・うん?」

ありす「あ、そうなんです。私、デバイス置いてきちゃって・・・誰かが気づいてかけて来たのかな?」

転校生「ああ、そうなんだ。もしもし?」

『もしもし、少年。ありすがデバイスほっぽいてどこかに行ってるんだけど、知らねぇか?』

転校生「うん、ありすなら僕らと一緒に肝試しに来てるよ」

『そっかそっか。んじゃ、今度はオレっちも連れて行ってくれるように言っといてくれよな!頼んださね』

転校生「はいはーい・・・だってさ。クレプリが置いてくなーって・・・」

初音「」

千佳「」

紗妃「」

ソフィア「?」

ありす「て、て、て、転校生さん・・・・・・あ、あの・・・」

転校生「うん?」

ありす「じょ、除霊よろしくおねがいします!!!!!!」タタタタタタタタ

転校生「え!?ありす!?みんなをつれてどこに・・・ちょ、ありす!?ありすーーーーーー!!!!!」

転校生「除霊よろしくお願いしますって・・・・・・うん?」

転校生「・・・・・・今、電話を掛けてきたの、誰だった?」

今日のプチモア。夏なので、肝試し回。イベントの紗妃ちゃんかわいい。
肝試しの場みたいなところでは音や光が他の人の迷惑になることがありますので、携帯電話の電源は切っておきましょう。
肝試しは情緒を楽しむものですから、マナーを守って楽しく肝試ししましょうね。
もちろん今回のお話でも転校生君はちゃんと電源を切ってました。子供たちの見本になる必要がありますしね。
電話に出る時はちゃんと相手の素性を確かめてから。名前を名乗らない相手には注意しましょう。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 野菜嫌い編~

寧々「みんなー、ごはんできたよー」

香ノ葉「そういえば、学園長のごはん食べるのはじめてなんよ」

葵「わたくし、楽しみです!」

レナ「にく?」

寧々「残念。お肉じゃなくてお野菜です」

聖奈「えっ」

寧々「今日の晩御飯はネネ特性夏野菜カレーだよっ!」

ミナ「野菜・・・」

鳴子「野菜きらーい。お肉食べたーい」

香ノ葉「そうやそうやー!」

葵「み、みなさん、お野菜もちゃんと食べないと・・・」

寧々「もー、夏野菜には夏を乗り切るのに大切な栄養がたーっぷり詰まってるんだよ」

寧々「そ・れ・に。寧々が作ったカレーはちゃーんとみんなが食べやすいように味付けしてあるんだから」

寧々「ほらほら、手洗ったら席について。アイラー、ゆえ・・・はダメだ。シャルロットちゃーん、手伝ってー」

ゆえ子「さらっと戦力外通告されました」

ゆかり「ゆえ子ちゃん、よく転ぶもんねー」

ヤヨイ「そういうの、ドジって言うんだよね」

ゆえ子「ついにはっきりと!」ガ-ン

・・・

転校生「そういや、今日は寧々が夕食作るって言ってたよね」

ありす「そうですね。寧々ちゃん、資格は持ってないけど部屋にすっごい読み込まれた跡がある管理栄養士の本とか置いてあるんですよね」

転校生「グリモアは特殊だからなあ。寧々は子供達のことに関しては真摯に熱心にやってるからね」

ありす「そういえば、転校生さんって調理師免許とか持ってましたっけ?」

転校生「とろうと思ったけど一年が繰り返してる現状取れないことに気がついてやめた」

ありす「それ考えると、資格系は取りにくいですよね・・・」

転校生「まあ、魔法使いだし食いっぱぐれはしないさ。あ、でも」

ありす「でも?」

転校生「デクの免許は取らせてくださいお願いします防御力低いんです」

ありす「切実な問題ですね・・・」

今日のプチモア。調べたところ、管理栄養士とか栄養士は専門のとこに行かないと取れないそう。
なので寧々に資格を持たせることが出来ませんでした。
飲食店などで調理師免許は2年以上の実務経験とあるから、グリモア世界の人たちは半分詰みみたいなもの。
時間停止が解けないと資格を取得出来ないが、時間停止が解けると8次侵攻がくるというね。
ありすありあり(合言葉)

あれ?

~プチモア!-Petit Grimoire- 謎のインド美女編~

麗しきインド人(さて、この前の転校生君暗殺には失敗したわけだけれども、私はまだあきらめていないわ)

謎のインド人(だけど、このまま同じことを繰り返してもまた犬の小便を掛けられて1000体の人形に撹乱されてロードローラーが降ってくるだけ)

インドからきた美女(転校生君の弱点を観察しようとしても、紛れ込むこともできなかったし・・・)

始祖十家のインド人(そこで、路線変更よ。わからないなら聞けばいい。毎日転校生君を観察している者に)

・・・

智花「おこづかいー!・・・何食べる?」

夏海「肉まん!」

怜「かき氷!」

月詠「チョコ!」

ゆかり「え、エクレア!」

女「はぁい、少女たち」

夏海「うわっ!いかにもカレー作ってそうな女の人が話しかけてきた!」

カレー作ってそうな女「ええ、そうよ。私は通りすがりのカレー屋さん。あなたたち、その服から見てグリモアの生徒ね?」

智花「はいっ!お姉さんは、どこから来たんですか?インド?」

インド人「ええ、そうよ。グリモアの生徒には日本で魔物に襲われたときに助けてもらってね。ちょっとお礼がしたくて。よかったら、私のカレー食べていかない?」

怜「カレーか・・・お金足りる?」

印女「こんな子供からお金を取ろうだなんて思ってないわよ。さ、あそこの屋台よ。甘いラッシーもあるわ」

怜「行こう、みんな」

月詠「ツク辛いの嫌いだけどー」

インド系美女「もちろん、子供向けの甘口カレーもあるわよ。さ、少し話を聞かせてちょうだい」

・・・

ゆかり「おいしい・・・これが本場のあじ・・・!」

智花「花梨ちゃんとか小蓮ちゃんが喜びそうだね」

夏海「インド人ってすごい!腕も伸びるんだよね?」

ダルシムのせいで勘違いされるインド人「あれはヨガをやってる人だけよ」

月詠「あんたはやってないの?」

ゴムゴムのインド人「もちろんやってるから伸びるわ」ビヨーン

怜「すごい!」

カレー屋のインド人「それで、なんだけど。グリモアに、1人大きい男の生徒がいるわよね。えっと、なんて言ったっけ・・・」

夏海「ふぇふぉうふぇいのこふぉー?」モグモグ

ゆかり「転校生君のこと?」

転校生について知りたい美女「そうそう、その子よ。なんだかとっても強そうに見えるわよね」

智花「強いもん」

ヨガもやってる美女「あの子って、何か苦手なものとかないの?なんでもできるって噂を聞いて、少し興味がわいたんだけど・・・」

月詠「魔法」

智花「でもそれは違うような・・・」

夏海「あっ、知ってるわよ!転校生はお尻が苦手なの!」

怜「え、そうなのか?」

夏海「うん!いっつもおしりにまけるみたいなこといってたもん!」

ゆかり(それって尻に敷かれるってことなんじゃ・・・)

ちょっと満足気味のインド人「へぇ、そうなのね。ありがとう、参考になったわ」

夏海「どういたしまして?」

~プチモア!-Petit Grimoire- お届け物編~

梅「転校生君、お届け物よー。兎ノ助から預かって来たわ」ハイ

転校生「え?なんか頼んでたっけ?」アリガトウゴザイマス

ありす「あのアイドルの子のグッズでも通販で買ったんじゃないですか?」

転校生「いやいやいや、こずえちゃんグッズは全部現地で買うし。なんだろ・・・?」ビリビリ

転校生「こ、これは・・・っ!」

おしりマウスパッド「やあ」

ありす「・・・・・・転校生さん、サイテー」

転校生「いやいやいや、僕こんなもの買った覚えな・・・・・・うん?あれ?これ、梅さん?こっちはコズミックシューター、こっちは・・・」

梅「へっ?あたし?・・・・・・ああああーーーー!!!!これ、なんかの企画で作った始祖十家お尻マウスパッド!!」

ありす「なんですかそれ!?」

梅「いやー、魔法使いも面白いよキャンペーンで作ったはいいけど結局ボツになったやつじゃん。なんでこんなのが届いて・・・」

ありす「えっと、初期購入特典の魔法学園首席生徒バージョンも・・・さらちゃんとかレティシアさんとか、よく参加したなぁ」

梅「あの時は初めての撮影で結構ノリノリだったからね。終わってからすっごい後悔してたけど」

転校生「・・・・・・」ゴクリ

ありす「転校生さん?」ゴゴゴ

転校生「い、いや、なんでもないよ?」

梅「まあ、とりあえずさらに見つかる前にさっさと処分した方が・・・あっ、おかえり」

さら「そ、それ・・・」

転校生「オーケー、さら。落ち着け、僕は何も見てないし覚えていない。それでいいじゃないか」

さら「わ、私の黒歴史・・・・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

・・・

マーヤー「あら、グリモアのニュース・・・えっと、なになに?」

マーヤー「『グリモア崩壊!?更地と化した魔法学園』」

マーヤー「・・・・・・えっ?ま、まさかあのお尻のせいで・・・!?そこまでやるつもりじゃ・・・」

マーヤー「・・・・・・」

マーヤー「復興の寄付金応募フォームとかないのかしら・・・」

今日のプチモア。コズミックシューターのおしりマウスパッドは真理佳にあげました。
始祖十家だろうとなんだろうとこの世界ではただのネタ要員。
ヨガって腕が伸びたり火を吹いたり太陽の力をあつめて光弾としてはなったりなんでもできるよね。
シャルロットおっぱいマウスパッド(現在、過去の2バージョン)はいつ発売されますか?
ありすありあり(合言葉)

~消えた写真~

夏海「あーもう!なんでないのよ!」

夏海「この忙しい時に、どこかにしまったのかしら・・・」

兎ノ助「おーい、どうした?廊下まで声が聞こえてたぜ」

夏海「写真が無いの・・・」

兎ノ助「写真?あ、ひょっとしてイギリスでみんなで撮った写真か?」

兎ノ助「大変じゃねーか!今日配ることになってたんだろ?」

夏海「ううん、みんなが写ってるのはちゃんとあるわ」

夏海「そうじゃなくて・・・記事にする予定だったヤツがないのよ」

兎ノ助「記事・・・?」

夏海「帰りの船上パーティーで風子が着てた、大胆なドレス写真とか」

兎ノ助「まじでか!そんなことあったのか!?」

兎ノ助「くっそ・・・船室から一歩も出してもらえてないあいだに・・・」

兎ノ助「そんなおいしいイベントがあったとは・・・転校生がちょっと遊びに来てくれただけでマジで暇だったのに・・・!」

夏海「【風紀委員長、羽目を外す!】みたいなタイトルにしようと思ってたのに!」

兎ノ助「そんなこと考えてっから、風紀委員に押収されたんじゃねーか?」

夏海「ずっとここにあったのよ?そんなはずない!」

夏海「それに、なくなってるの風子の写真だけじゃないのよ・・・」

夏海「ロンドンで見かけた怪しい大道芸人集団の写真も何枚かなくなってて・・・」

兎ノ助「なんだそれ?怪しい大道芸人って・・・」

夏海「なんかちょっと怪しく感じたのよ。よくわかんないけど」

兎ノ助「ふーん。まぁいっぱい写真撮ったからな」

兎ノ助「きっと他のに紛れたか、それか上書き保存みたいなことしたんじゃないか?」

夏海「そんなはずないわよ!印刷したときにはあったもん!」

夏海「ちょっと、自分の部屋も探してくる!」

兎ノ助「あ、おい!もうすぐ午後の授業だぞ!」

・・・

梓「・・・・・・ふぅ、見つかんなかったッスね。任務終了っと」

梓「にしてもいつの間に、こんな写真撮ったのやら」

梓「夏海先輩も中々侮れないッスね」

梓(でも、たまに寮の廊下を全裸で走り回ってる委員長が羽目を外したなんて言ってもいつものことって思われる気が・・・)

~船上パーティーの思い出~

転校生「やっほー」

さら「あ、転校生さん!いらっしゃい!ですぅ!」

秋穂「待ってたよー。さ、こっちこっち」

ノエル「転校生くんは何飲む?リンゴジュースとファンタグレープとミルクティーがあるけど」

転校生「ファンタ!」

ノエル「はいはーい」

ありす「さっきまで、さらちゃ・・・たち、と・・・ぉふね・・・の・・・しを・・・」

クレプリ「少年はどうだ?なんか面白いことなかったのか?」

転校生「んー、そだねー・・・あのときは、僕基本とらといっしょに行動してて・・・」

ノエル「あー見た見た。会長さんと転校生くんが肩車してたよね」

秋穂「転校生くん、私の肩の上、空いてるよ」

ノエル「むしろ埋まってる方が恐いよ」

さら「・・・5人で肩車?」

ありす「ぃちば・・・した・・たぃへ・・・」

ノエル「てか、また降りられなくなりそうだからやめよう!」

ノエル「それでそれで、会長さんと一緒にどんなことしたの?聞きたいな」

転校生「んーっとねぇ、じゃああの話から・・・」

~巨大な船~

転校生「ふぉおおおおおおおおおおおっ!!!!!」

虎千代「おおおおおおおっ!これはすごいなっ!」

転校生「とら!とら!あれ!あれ!お船の中なのにお店がある!お船の中なのに!」

虎千代「ああ!見ろ、転校生!あっちにはプールがあるぞ!」

転校生「あれ!あれ!あれ!すっごーい!」

虎千代「ああ、なんだあれっ!なんだあれっ!ドーンッ!だなっ!」

転校生「どーん!!!!」

薫子「転校生さんはともかく、会長は落ち着いてください」

転校生「でもでも、みなせみなせ!あれすっごいよ!」

虎千代「そうだ、すごいぞ!」

薫子「わかりました、わかりましたから」

転校生「みなせももっとはしゃいでいいんだよ?こう、にこーっていだだだだ!」

薫子「その話は禁止です。いいですね?」

虎千代「・・・にこーっ!」

薫子「か、会長!」

虎千代「アタシは許して転校生はダメなのか!」

転校生「そうだそうだー!」

薫子「ああもう!誰か!この2人を止めて下さい!このコンビを相手にしたくない!」

~ようこそ、豪華客船へ~

転校生「ごはんがおいしいっ!」

虎千代「うまいな!」

転校生「空きれい!」

虎千代「青いなっ!」

転校生「海もきれいっ!」

虎千代「青いなっ!」

転校生「とらもきれいだよっ!」

虎千代「そうだな!・・・うん?」

虎千代「おおうっ!?ど、どうした突然!」

転校生「なんか、いつもとちがってこう、おとなっぽさが出てる!」

虎千代「それは嬉しいんだが・・・まるで普段は大人っぽくないと言っているように聞こえるが」

転校生「うん!」

虎千代「そ、そうか・・・地味に傷つくな」

転校生「なんか、いつもより・・・なんていうんだろ?おちついてる?おとなしい?」

ましろ「大人しさは大人っぽさ・・・ということでしょうか」

転校生「それ!」

虎千代「ううむ、そういわれるとアタシは大人しいとはとても言えんからな・・・」

転校生「ゆきしろさんはおやじっぽいけどね」

ましろ「お、野次ですか?」

虎千代「内容はどうであれ、その頭の回転には恐れ入るよ」

ましろ「お褒めいただきまして光栄です。後裔まで語り継がせていただきます」

虎千代「ああっ、そうだな!」

転校生「とら、わかってないでしょ」

~プール~

転校生「はっちゃんにドーン!!!!」

初音「甘いなっ!」

転校生「残像だ」

初音「何っ!?」

バチャーン

初音「じゃあ今落ちたのって・・・」

虎千代「アタシだ」

初音「なんだ、生徒会長だったのか。気づかなかった」

転校生「ってことで今度こそドーン!」

初音「イザナミだ」

虎千代「落ちたっ!」

バチャーン

転校生「くっ、その力をつかいこなすなんて・・・きさま、なにものだ!」

初音「ふっふふ・・・アタシは・・・」

初音「神だ」

転校生「おおっ、神よ・・・」

虎千代「そうか・・・そうだったのか・・・実はアタシも神なんだ」

初音「おお、お前だったのか気付かなかったぞ」

初音「ところで、そのダンボール、なにかがはがれかかっているが・・・」

転校生「ん、これ?これねぇ・・・」

     ∧∧
    _(;*゚ー゚)__     ・・・・・・・・
   / / つつ ./\
 /| ̄ ̄ ̄ ̄|\/
   |神   ..|/
    ̄ ̄ ̄ ̄

初音「おまえもだったのか、気付かなかった」

転校生「暇を持て余した」

虎千代「神々の」

初音「遊び」

さら「35点ですぅ」

初音「低いっ!」

~写真撮影~

転校生「へーいゆさー!」

鳴子「やあ、転校生くん。今日も元気だね」

虎千代「へーい!遊佐ー!」

鳴子「やあ、会長。今日も騒々しいね」

虎千代「転校生と評価が違い過ぎないか?」

鳴子「年齢を考えてくれ。子供がやったら無邪気でかわいい、大人がやったら見苦しい」

転校生「それで、それ何の写真?」

鳴子「心霊写真だよ」

転校生「そ、それっておばけの・・・?」ブルブル

虎千代「そういえば、転校生はそういうのが苦手だったか」

鳴子「ああ、懐かしいね。2年前の肝試しや、去年一緒に行ったクエスト・・・」

鳴子「あの時はいい反応を見れた。そう考えると、自由行動に誘えばよかったかな」

虎千代「ロンドンにそういう心霊スポットみたいなものがあるのか?」

鳴子「ああ。ロンドンは世界有数の心霊都市だと言われている」

鳴子「会長や転校生くんが首なし幽霊に会った時の反応を見てみたかったよ」

虎千代「ほう、首なし幽霊・・・会うと具体的にどうなるんだ?」

転校生「あーあーあー!聞こえない聞こえなーい!」

鳴子「まあ、僕も会えなかったし、実際にどうなるかはわからないね」

転校生「あーあーあーあー!!!!あーーー!!!!」グルグルグルグル

虎千代「転校生、なぜそこで回るんだ」

鳴子「回転することで恐怖を紛らわせようとしてるのかな?回る意味は分からないけど」

転校生「あーーーーー!!!!」グルグルグルグル

虎千代「・・・気のせいか、だんだんと転校生が離れていってないか?」

鳴子「そうだね。あの段ボールが宙に浮いているから、船と同じスピードで逆方向に進んでいるようなもので・・・」

虎千代「ってそれじゃダメじゃないか!転校生!止まれーーー!!!!」

~ねねねねねねね~

寧々「きじょーは、かいちょーである!」

虎千代「すっかりハミルトンの影響を受けているな」

寧々「だってぇ、レティシアちゃんかっこよかったんだもん」

転校生「ぼく、なんか最後の方だっこされてた記憶しかない」

寧々「ええー、いいなー。ネネそんなのしてもらえなかったのに」

虎千代「転校生と学園長では年齢が二倍ぐらい違うんだ。仕方ないさ」

寧々「それでね、ネネも今度から、虎千代ちゃんのことミス・タケダって呼ぶね!」

虎千代「ん、まあ好きにしてもらって構わないが・・・」

転校生「ぼくもタイガーって呼んだ方がいい?」

虎千代「それは遠慮しておこう」

寧々「おっほん。ミス・タケダ~。きじょー、ネネをおんぶするがいい~!」

転校生「あ、おりたほうがいい?」

虎千代「そうだな、一度降りてくれるか」

寧々「転校生くん、ずっと虎千代ちゃんにおんぶされてたの?いいなぁ・・・」

寧々「あっ・・・虎千代ちゃんって言っちゃった!もー、うまくできない・・・」

寧々「ねえ、どうしたらネネもレティシアちゃんみたいになれるの?」

虎千代「そうだな・・・うわべだけ真似ても、ああはいかないだろう」

虎千代「魔法使いとして大成することも必要だろうし、なにより彼女は淑女だ」

虎千代「おそらく、幼いころからマナーや所作を叩き込まれている」

虎千代「本当に彼女のようになりたければ、地道に努力することだろうな」

寧々「そっか。キゾクになるの大変なんだ・・・」

寧々「でもネネ、がんばってレディになりたい。なにから始めたらいいかな?」

転校生「ぼくもジェントルマンになりたーい」

虎千代「そうか、うーん・・・二人とも、まずはガーッと食べて、グーグー寝ることかな」

転校生「そっか。じゃあぼくはさっきいっぱい食べたから、こんどはお昼寝かな」

虎千代「うん、部屋に戻るか?」

転校生「うん。ちょっときゅうけー」

虎千代「ということだ。学園長、転校生を部屋に送りながら話そうか」

寧々「はーい」

~慣性の法則~

風子「転校生さん、そろそろ起きましたか?」

転校生「zzz」

風子「あー、まだ寝てる・・・ってかいつの間に段ボールに移動したんだか・・・」

風子「しかも壁にぴったりくっついて。仕方ねーですね、これごと持っていきますか」

風子「んじゃ、移動させますよー・・・」

風子「・・・・・・?」グググッ

風子「あ、あれ?いつもより重いような・・・また太った?」

風子「いやいやいや、体重はこの前計ったばっかりですし、そんなわけ・・・・・・」

風子「・・・・・・?」

風子「ダンボールがウチがひっぱるのと逆方向に移動してるってことでしょーか。寝ながら移動って今までしてましたっけ?」

風子「・・・・・・・・・・・・」

風子「あっ」

風子「そーゆーことですか。このダンボール、操作しないと浮くだけですから、つまり」

船→ ダンボール↑

風子「の方向に力が働いてて、相対的に船と逆方向に進んでることになって、壁に押し付けられてるわけですか」

風子「さて、じゃあウチには3つの手段があります」

風子「①かわいい風子ちゃんは転校生さんだけをダンボールから出す」

風子「②聡明な風子ちゃんはぐっすり眠ってる転校生さんを起こす」

風子「③諦めて置いていく。現実は非情である」

風子「・・・・・・」

風子「③はないとして、①か②ですね。でも、転校生さんなかなか起きないですし・・・」

風子「①に決定ですね。つれてきましょー」ガシッ

転校生「ん・・・やぁ・・・」ガシッ

風子「こ、このっ・・・段ボールの淵を離しなさい・・・っ!」

※結局起こしました

~ふーちゃんとおふねのうえ~

転校生「ふーちゃんふーちゃん」

風子「ん、なんですか?」

転校生「にあってるよ」

風子「ありがとうごぜーます」

転校生「なんか、めずらしいね。それ、カクテルドレスだったっけ?で肩出したり、あんましてないよね?」

風子「そーですね。いちおー風紀委員ですから、服装はピシッとしてますが・・・」

風子「郷に入っては郷に従え、です。今は船上パーティー、この場にあった服を着るのはとーぜんです」

転校生「そっかー。あ、それなんか聞いたことある。どれすこーど?だっけ」

風子「おお、よく知ってますね。そーですそーです」

転校生「ってことは、ぼくもなんか着替えた方がいいのかなー?」

風子「んー、そーですね。あんたさんはそのままでもいいですけど・・・着替えたいなら着替えます?」

転校生「うん!」

風子「んじゃ、レンタルのとこ行きましょーか」

転校生「行きましょー」

・・・

転校生「うー、なんか落ち着かない・・・」

風子「似合ってますよ。いいとこのお坊ちゃんみたいです」

転校生「しかも動きにくいー」

風子「でしたらちょーどいいですね。無礼講のパーティーじゃありませんから、あんましちょろちょろされても困ります」

転校生「うん、今日は頑張ってジェントルマンする・・・」

風子「その意気です。まあ、どーしても息苦しかったら着替えてもいーですし、その時は声かけて下せー」

転校生「はーい」

~みんなおしゃれ~

転校生「あ、ゆきちゃん」

結希「転校生くん。随分とおしゃれな格好をしているのね」

転校生「ゆきちゃんもなんかおとなっぽいー。ぼく、紫色好き!」

結希「ええ、ありがとう。・・・っ!」

転校生「あっ、どしたの?だいじょうぶ?」

結希「ええ、平気よ。少し靴擦れを起こしてしまったみたいで・・・」

転校生「あー、だめだよ。おーきゅしょちしなきゃ。ほら、一回お部屋来て」

結希「え、ええ」

・・・

転校生「・・・はい、これでどう?」

結希「ありがとう。楽になったわ。手慣れているのね」

転校生「おたすけはいっぱいしてるからねー。ゆかちゃんとかももちゃんからいろいろ教えてもらってるし!」

結希「そう。・・・ごめんなさい、折角のパーティーなのに、時間を取らせてしまって。私はもう平気だから、もどっていいわよ」

転校生「んー、そだね・・・もーちょっとここにいる。ゆきちゃんとお話したいな」

結希「私と?でも、面白い話はできないわよ?」

転校生「いいの。それでさ、もうすぐサンムーンが発売されるけど・・・」

・・・

転校生「あーりすちゃん!」

ありす「ん、てん・・・く・・・」

クレプリ「おいっす、少年。今日は随分とこじゃれてるじゃねーか」

転校生「ありすちゃんもかわいいよー。クレプリもー」

ありす「ぁ、ぁり・・・がと・・・」

クレプリ「当然さね!この服はありすが作ったお手製だからな!ほらほら、こことかすっげえいい感じだろ?」

転校生「うん!さすがありすちゃん!もしかして、その服も?」

ありす「ぁ、ぁたし・・・のは・・・・・・りて・・・」

クレプリ「流石に自分用のを作るには製作時間が足りなかったんさね。ミシンとかもねーしな」

転校生「そっかー。あ、そうだ。えーっと・・・おじょうさん、よければいっしょにおどりませんか?」

ありす「ぇ、ぁ、ぅ・・・・・・はぃ・・・!」

クレプリ「おお、少年が大胆な発言・・・で、何踊るんだ?」

転校生「れっちーに社交ダンスおしえてもらったんだー。ありすちゃんにもおしえてあげる!」

ありす「ぇと、ょろ・・・く・・・ぉねがぃ、ます・・・」

~思い出がいっぱい~

転校生「それで、なんとか終わりごろにはちょっとおどれるようになったんだよねー」

ノエル「へー、そうなんだ。あっ、じゃあちょっとやってみせてよ!」

ありす「ぇ、ぁの・・・だ・・・・・・とに、見せれる・・・のじゃ・・・なぃ、ぇす・・・」

ノエル「いいからいいから。アタシ、全然わかんなくてさー、盆踊りしか踊れなかったよ!」

秋穂「さらちゃんと私とおねえちゃんと一緒に踊ったんだよね」

さら「たつきさんに太鼓をたたいてもらったんですぅ!」

クレプリ「なんだそれ!なにやったんだ!」

秋穂「郷に入っては郷に従えって言うけど、むしろ郷が来い!ってことになって」

ノエル「如月先輩と朝比奈先輩が櫓組んでくれて、ジャパニーズ・フェスティバルって言い張ってね!」

クレプリ「おい、ツッコミ」

ノエル「いいの!船の上でぐらいはっちゃけていいの!」

転校生「そーいや、おみこしは持ってってなかったの?」

秋穂「あれは許可が降りなかったんだって。宍戸先輩がしょぼんってしてた」

ノエル「むしろどうして持っていこうと思ったんだろうね」

さら「それじゃあ、ありすちゃん!おねがいしますぅ!」

ありす「ふぇっ!?」

クレプリ「話題そらせたと思ったのに!って顔さね」

転校生「ありすちゃん。おてをはいしゃく」

ありす「ぁ、ぅ、ぅん・・・」

秋穂「ミュージック、スタート!」

テテテテテンテテテテテン

クレプリ「こ、この曲は!」

『夢の後、目覚めた景色は 閑散とした教室で』

さら「持ち歌!」

ありす(これは、踊らざるを得ない・・・!)

クレプリ(明らかにテンポあってないよな・・・)

ノエル(スノードーム流したらお姉ちゃんも一緒に踊ってくれるかな?)

・・・

イヴ「いや、踊らないから」

里菜「冬樹、いきなりどうしたんだー?」

今日はここまで!このスレは文系によるガバガバ物理で成り立っています。
実際に宙に浮いたダンボールが壁に押し付けられるかどうかなんて知らない。
実験する方法はあるんだ。
車の中でヘリウムガスのはいった風船に重しをつけて釣り合わせて、止まった状態から車が動き出す時に風船がどうなるかを観察する。
ただそれをやる準備とかも面倒だからやってない。誰か小中学生が来年の自由研究とかでやってくれないかな。私、気になります。
次回は驕れる者。めちゃくちゃ改変ありです。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 割といつも通り編~

ありす「それじゃあ、私はANW会議(ただの女子会)に行ってくるので、3日ほど空けますけど・・・」

さら「私はちょっと国連本部に召集されてるの。先に行ってる寧々と一緒に北極のことについてしゃべってくる」

アイラ「妾は朱鷺坂と時間停止の魔法の研究じゃ。ちょいとヴィアンネの本部にまで行って来るわ」

ゆえ子「ゆえは梅さんにお呼ばれされているのです。嫌な予感しかしませんが」

転校生「うん、わかった。じゃあみんながいない間は僕に任せて!」

ありす(安心感しかない)

さら(安心と信頼の転校生君)

アイラ(なんか書いとけ)

ゆえ子(ゆえや東雲さんとは違うのです)

・・・

転校生「さて、みんな。今日から3日ぐらい大きい生徒が僕しかいない」

皆「わーわー」

転校生「と、いうことで。今日は普段だったら後片付けが面倒なので大人勢がやりたがらない手作り料理系にチャレンジします!」

智花「やったー!!!」

夏海「えっ」

怜「えっ」

転校生「ってことでここに小麦粉があります。今日はこれで手作りピザだ!」

メアリー「チーズはあるか!?」

転校生「もちろん!業務用のを買ってある!」

エレン「ポテト!」

転校生「この前クエストあとに農家さんからいっぱいもらった!」

月詠「チョコ!」

転校生「スイーツピザの準備もばっちりだ!」

香ノ葉「さすがダーリンなんよ!」

ミナ「恋!いっしょにダークマターを作ろう!」

恋「わっちより南と作った方が早くないか?」

転校生「ってここでここに作り方が書かれた紙と材料を用意した!各々作りたいピザごとに集まって作ってくれ!」

律「はいはーい。集まった人が少なかったらどうすんのー?」

転校生「僕が分身して各班に就くから心配ないよ。絶対においしいピザを食べさせてやる!」

転校生「ってことで、まずみんな手を洗おうか。はい、順番にねー」

・・・

ありす「ただいま帰りましたー」

転校生「おっ、帰って来た。じゃあ今日の手作りうどんで最後かな」

小蓮「えー」

みちる「もっとやりたーい!」

焔「帰ってこなくていいのにー」

ありす「!?」ガーン

転校生「こら、焔。そういうことは言わない。また機会があったらするから、ね?」

焔「はーい」

転校生「ってことで、ありすも一緒にうどんをふみふみし・・・あれ?」

手紙『しばらく旅に出ます。探さないでください ありす』

転校生「あー・・・・・・プリン作ってるってもあっとで連絡しておくか」

今日のプチモア。転校生が1人で残されても全く問題が無い女子寮。
男子が取り仕切る女子寮。
女子寮のことを知り尽くしている男子。
あれ?
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- よく消える転校生編~

―2015年―

さら「転校生君がいない!」

ありす「また山籠もりじゃないでしょうか?」

アイラ「にしても連絡も何もなしとは・・・怪しいの。兎ノ助もおらんし、南、岸田、神凪、守谷、椎名もおらんし・・・」

・・・

まどか「男の人の・・・魔法少女?」

杏子「えっ、変態?」

転校生「誰がだ!」

智花「て、転校生さんは変態さんじゃないです!」

夏海「でも、いっぱい女の子と一緒にいるけど?」

さやか「え、もしかしてロリコン?」

転校生「風評被害だ!弁護を要求する!」

マミ「普段、どんなことしてもらったりしてるの?」

怜「お風呂には一緒に入るな」

月詠「チョコもらう!あと、おきがえ!」

ゆかり「身体検査も転校生くんがやったりするよ」

ほむら「有罪」

兎ノ助「まあ、うん。仕方ねーわ」

転校生「ちょっとぉ!!」

・・・

―2016年 2月―

寧々「アイラー!転校生くーん!・・・・・・やっぱり、返事が無い」

さら「なんか、前にも一回こんなのあったよね。寧々が転校してくる前」

ありす「ああ、智花ちゃんたちがいなくなったあれかぁ・・・あ、智花ちゃんもいない」

ゆえ子「野薔薇さんもいませんね」

ありす「どういうことなんだろう?まあ、転校生さんとアイラちゃんが一緒なら問題はないだろうけど・・・」

・・・

胡桃「なあなあ、転校生も魔法見せてくれよ!」

転校生「えっ」

由紀「ともちゃんから聞いたよ!いっぱいまもの?を倒してるベテランさんなんだって!」

転校生「あっ」

美紀「私も、少し興味があります」

転校生「その」

悠里「野薔薇さんの魔法はすごかったわね。種だったバラがどんどん咲いて・・・」

転校生「ですね」

慈「すごく困った顔してる・・・もしかして、苦手なのかしら?」

アイラ「少年は魔法使いなのに魔法を捨てて物理で戦うヤツじゃからの。まあその分別の方面で頼れるわけじゃが・・・」

転校生「・・・・・・これが僕の全力だ!」ポッ

由紀「指に、火が!」

胡桃「なんか普通のマジックっぽい」

転校生「Magicだから間違ってはないけどね・・・」

~プチモア!-Petit Grimoire- 今流行りの異世界系男子編~

―2016年 6月―

さら「あれ?またいない・・・」

ありす「えっと、別世界に行ってたんでしたっけ?」

アイラ「そうじゃの。今回は神凪と雪白、風槍と宍戸を連れて行ったか」

寧々「望んで行ってるわけじゃないから連れて行ったっていう表現はどうかと思うの」

・・・

転校生「はっ!!!」

凛「私、あの転校生くん?見てたら言峰を思い出すんだけど。あの動きって八極拳よね?」

セイバー「私は、なんとなくシロウを。なぜかはわかりませんが・・・」

凛「天然ジゴロっぽいとこじゃない?」

転校生「ふー・・・あれ?ミナは?」

怜「あっちに行った」

転校生「あ、こら!ミナ!一人で行動するな!」

ミナ「あ、サーヴァントー!」

イリヤ「えっ、サーヴァント!?」

転校生「もう、心配するだろ。えっと、ミナを見ててくれたのかな?ありがとう」

イリヤ「・・・バーサーカー?え、もう1人?そんなまさか・・・」

転校生「誰がバーサーカーだ」

・・・

―2017年 1月―

ありす「あ、また転校生さんがいませんよ」

さら「今度はどこの世界に行ってるのかなー。あっ、ミカン取って」

アイラ「案外平和な世界やもしれんぞ?」

寧々「まあ転校生君なら大丈夫でしょー」

チトセ「うーん、完全になじんでしまったわね」

・・・

チノ「転校生さんは・・・その、なんというか、色々と知っているんですね」

転校生「見ての通り、ちっちゃい子を相手にすることばっかりだからね。なにか聞かれたら答えられるようにしておかないと、悲しませちゃうかもしれないだろ?」

ココア「だよねだよね!」

転校生「そんでもって、正しい知識を身につけておかないとあの子たちが将来恥をかくかもしれないから・・・」

リゼ「言われてるぞ」

ココア「えっと?」

シャロ「捉えようによっては『おまえは恥知らずだ!』って言ってるようなものよね」

ココア「ええ!?」

転校生「やめてくれ。そういうわけじゃないんだ。あ、団子ください」

チノ「え、このメニューの内容がわかるんですか?」

転校生「転校生たるものそれくらいできないとねー」

ココア「そうだよねー」

リゼ「ココアは転校生ってわけでもないんじゃ・・・」

~プチモア!-Petit Grimoire- 魔法も能力も使わずに分身はさすがにおかしい編~

―2017年 6月―

ありす「あ、転校生さんがまたいなくなったそうですよ」

さら「これで何回目ー?もー、いなくなるならいなくなるで連絡ほしいよねー」

アイラ「前は帰ってきたらラテアートできるようになってきておったの。今度は何してくるんじゃろ?」

寧々「ネネ、建築系の技術に500ペリカー」

チトセ「私、電子技術系ー」

・・・

黒子「転校生さん、でしたっけ?先ほどの避難誘導の件、感謝いたします」

転校生「どういたしまして。今は疑われている身だから、できることはしないとね」

美琴「あれ?」

黒子「お姉さま、どういたしました?」

美琴「えっと、そこの転校生くんって、さっき初春さんといっしょに犯人追跡の手伝いしてなかったっけ・・・?」

初春「は、はい。心ちゃんの魔法も驚きましたけど、転校生さんも軽々ハッキングを・・・」

黒子「え?」

佐天「ただいまー。いや、転校生君ってすごいね!ちょっと簡単な差し入れ作るつもりだったのに、三ツ星付きそうなぐらいのが出来ちゃって・・・あれ?」

黒子「えっと・・・」

転校生「ああ、気にしないでいいよ。魔法とかそんなんじゃなくて、忍者に教わった分身の術だから」

黒子「そっちの方が気になりますのっ!」

今日のプチモア。こっちから出向く系のコラボはこれだけかな。
コラボ系でありすは一度も出てないんですよね。最多が智花なのでここでメインヒロインの貫禄を見せつける。
向こうから来る系のひなびた♪、ハッカドール、幸子、アンジュヴィエルジュ、アトリエシリーズはまた機会があれば。
どうでもいいけど、もあっとの真理佳たちからの電話1ヶ月近く放置してた・・・
電話しますね!って言ってから1ヶ月待たされる真理佳とか純ちゃんとか香ノ葉とかごめんなさい。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- メンテナンス編~

ありす「そういえばですね、転校生さん」

転校生「ん、何?」

ありす「転校生さんって、時々卯衣ちゃんのメンテナンスしてるじゃないですか」

転校生「ああ、科研が潰れてからメンテさせに行くのも難しくなったからね。それがどうしたの?」

ありす「いえ、参考までにどうやってできるようになったのかなぁと。あくまで参考までに。参考ですから」

転校生「水嶋博士と3日間詰め込み訓練」

ありす「えっ」

転校生「機械の操作からデータの見方、諸々まで全部叩き込まれたよ」

ありす(水嶋博士って、たしか女性の方だったんじゃ・・・・・・)

転校生「まあ、おかげで機械にはちょっと強くなったかな」

ありす「転校生さんの言うちょっとは世間一般で言うプロレベルですからね」

転校生「ま、優秀な科学者から72時間つきっきりで作業を教えてもらったらそれくらいはできるようになるよ。ありすもやってみる?」

ありす「遠慮しておきます。ていうか、ほんとに3日なんですね・・・」

転校生「まああれはあれでいい経験・・・」クイックイッ

卯衣「転校生君、転校生君」

転校生「ああ、メンテの時間か。ごめん、そういうことだから。ちょっと行って来る」

ありす「はい、がんばってくださいね」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「転校生さんのすごい所って結局はこの根性に落ち着くんだよね・・・」

ありす「私もなにかできるようになって、負担を減らし・・・減らし・・・」

ありす「・・・・・・あ、やっぱ無理だ」

アイラ「ってあきらめるんかい!」

ありす「うわぁ、総選挙2位さん!どこから!?」

アイラ「その呼び方はやめい!」

風子「そうだそうだー!ふーこは3位なんだからー!お菓子食べたーい!」

ノエル「おねえちゃん、1位おめでとー!」

イヴ「ノエルも8位おめでとう!」

ありす「グリモア総選挙、皆さんの応援の結果、私は11位にランクインしました」

ありす「3周年を迎えて解き明かされる謎が多くなっていますが、同時にまた謎も増えていっています」

ありす「皆さん、どうぞこれからもグリモアをよろしくお願いします」

ありす「・・・・・・2連覇はさせませんっ!」

今日のプチモア。グリモア総選挙及び部門別投票の結果!ありすはなんと・・・
総選挙にて11位!
妹にしたい部門で4位!
手先が器用そうな生徒部門で堂々の1位!ナンバーワン!
娘にしたい生徒部門で2位!
という結果になりました!
妹にしたい部門ではリアル妹キャラで出てるノエルと秋穂のすぐ下に着くという圧倒的妹力!
手先が器用そう部門ではアクセを手作りする千佳や科学者の天を抑えての1位!
娘にしたい部門ではリアル娘キャラである寧々のすぐ下について2位!
幼い年下で手芸が得意というキャラを見事に生かした結果になりました!ありすありあり!
来年こそはありすを1位に・・・!
ありすありあり(合言葉)

ああああああああああああああああああ!!!!
ありすきたあああああああああああああああああああああ!!!!!
パジャマなありすちゃんがきたああああああああああああ!!!!
なんだこの天使!かわいすぎかよ!天使かよ!ありす!!!
ありすちゃんがおねむだぁぁああああああ!!!添い寝したいいいいいいいいいい!!!!!
いつものうさぎもねむってるううううううう!!!!!かわいいいいいいい!!!!!
ありすううううううううううううううううううううう!!!!!!!!
ありすありあり!ありすありあり!
ありすありあり(合言葉)

~ライの足音~

兎ノ助「ふぅ・・・たっと落ち着いた感じだな」

風子「えーまー。イギリスから帰ってきても、しばらく浮足立ってましたから」

風子「よーやっといつもの学園に戻りそうです」

風子「・・・ま、誰かさんは帰ってきてそうそういつも通りに戻ってましたけど」

兎ノ助「転校生はイギリスでもいつも通りだったというか・・・あいつ、ネテスハイムの生徒多数にだっことかおぶってもらってたりしてたぜ?」

風子「マイペースですよね。そこがいいんですが」

兎ノ助「親バカだなぁ・・・まぁ、でもほんと、今回の旅行は一生モノだったぜ」

兎ノ助「なんせ外出が許されたんだ!」

風子「そーゆー意味でも、珍しいことでした」

風子「でもアレじゃねーですか?学園から出て大変だったでしょ?」

兎ノ助「まだ興奮が収まらないぜ!」

風子「楽しめたよーで、よかったですね。ウチもきちょーな体験させてもらいました」

風子「新しいチェス盤も買えましたし・・・」

ズゥゥゥゥゥゥン

兎ノ助「・・・・・・ん?今揺れた?」

ズゥゥゥゥゥゥン

風子「・・・・・・・・・・・・」

風子「っ!なんですか!?」

兎ノ助「地震じゃねーぞ!なんだ今の爆発!」

風子「氷川!魔物の出現は予報されてなかったはずですが!」

紗妃『はい。今も、出現したという情報は流れていません』

紗妃『この近辺は、綺麗なものですね。いったい・・・?』

風子「・・・魔物じゃない?なら・・・来ちゃったってことですか」

風子「風紀委員を集めてくだせー!おそらくテロリストです!」

風子「被害が拡大する前に、やってしまいますよ!」

紗妃『わかりました。すぐに』

風子「兎ノ助は学園の中に避難しておいてくだせー」

風子「学園は攻めさせやしませんが、万が一ってこともありますし。あと、転校生さんを見張っててくだせー」

風子「あの子、絶対に来たがりますから。今回は絶対に出させません」

兎ノ助「お、おう。わかった・・・気をつけろよ!転校生は任せとけ!」

風子「・・・・・・・・・・・・情報が来ましたね」

風子「ライ魔法師団です」

~一転~

転校生「ほわぁ~」

ありす「・・・・・・」

怜「うむ・・・」

転校生「あんみつおいし~」

怜「ああ。コンビニスイーツもバカにできないな。これはうまい」

ありす「・・・・・・」モグモグ

怜「楠木、そんなに急がなくてもあんみつは逃げないぞ」

ありす「ぁ、ぇと・・・ぉいし・・・て・・・」

怜「ああ、気持ちはわかる。だが、落ち着くんだ。せっかくのあんみつだ。もっとゆっくり噛みしめて、深く味わって・・・」

ズゥゥゥゥゥゥン

転校生「ふぇっ!?」

怜「なんだ!?」

ありす「!」ポロッ

ベチャッ

ありす「!!!!!!!」

転校生「ああっ、ありすちゃんのあんみつが!」

クレプリ「あー、きれいにひっくり返ってるさね。こりゃもう無理だな」

ありす「ぁ・・・・・・ぁ・・・・・・」ポロポロ

怜「な、泣くな楠木!私の分を分けるから・・・」

bbbbbbbbb

怜「・・・すまない、風紀委員の仕事がはいった。楠木、残りを食べておいてくれ」

ありす「ぇっ?」

転校生「今の音、風紀委員・・・・・・もしかして!」

春乃「当身」

転校生「ぐえっ」

ベチョ

クレプリ「あっ・・・少年の顔があんみつまみれに・・・」

春乃「楠木、あんたも来なさい。この学園で一番安全な所に避難するわよ」

ありす「えっ、ぁの・・・・・・」

クレプリ「よ、よくわかんねーけど、とりあえずいこうぜ、ありす」

ありす「ぅ、ぅん・・・」

~学園で一番安全な場所~

転校生「・・・・・・ぺゃぷっ!」ガバッ

ノエル「あいたーっ!」ゴチン

転校生「痛いっ!・・・のえるん?」

ノエル「うー、ごめんね、そんな勢いよく起きるとは思ってなくて・・・」

さら「ノエルちゃん、転校生さん、大丈夫ですかぁ?」

秋穂「冷やすものとかいる?」

ノエル「いや、あたしはそこまでじゃないけど・・・」

転校生「あれ?僕いつの間にここに?」

秋穂「それがね、お姉ちゃんがいきなり連れてきちゃって・・・」

ノエル「あたしたちもなんか問答無用!って感じで入れられちゃったんだよね」

転校生「ってそうだ!さっきの!すごい音した!あれって、もしかして・・・」

春乃「起きたわね、転校生」

ありす「こぇ・・・・・・作って、もら・・・」

転校生「あんみつー!・・・はるのんが?」

春乃「そうよ。隣の簡易キッチンを借りたわ」

転校生「ああ、お料理マキナ君6号か。ねぇ、はるのん。今、外って・・・」

春乃「出たらダメよ。察しはついてるだろうけど」

転校生「で、でも!」

ジャキッ

転校生「っ!」

秋穂「お、お姉ちゃん!?」

ノエル「そ、それって、ぴ、ピスト・・・」

さら「・・・転校生さん?」

転校生「は・・・はぁーっ・・・はぁーっ・・・・・・」

秋穂「だ、大丈夫?落ち着いて・・・」

春乃「今来ているのはこういう相手よ。今のあんたの状態で、行っても迷惑だ」

春乃「ここで大人しくしてなさい。それが風紀委員長からの要望よ」

転校生「ふーちゃん、からの・・・?」

兎ノ助「転校生、ここか!・・・ってうわぁ!は、春乃!お前何持ってんだ!」

春乃「ただのモデルガンよ。いちいち騒ぐな」

兎ノ助「へっ?」

春乃「そういうわけだから。今回はここで待機。あんたは知っての通り、ここは対テロリスト用に用意されたあんたの部屋」

春乃「ここが、いま学園の中で一番安全よ。準備ができ次第、これから何人か避難しに来るわ」

春乃「吉報を待ちなさい。風紀委員長が戻ってきたら、戦闘終了の合図。厳戒態勢を解くわ」

春乃「わかったわね?」

転校生「う、うん・・・」

~気になるけど~

転校生「・・・・・・・・・・・・」

秋穂「転校生くん、さっきから一心不乱に料理してるね」モグモグ

ノエル「落ち着かないんだよ、きっと。だって、転校生くんは今までずっと大規模な戦いには参加してたから・・・」モグモグ

さら「そうですねぇ。わたしたちが知らないところでも、いっぱい・・・」モグモグ

クレプリ「そうは言っても、やっぱり少年の力は希有だから仕方ないさね。今オレっちたちにできることはこれを遺さず食べることぐらいさね」

ありす「ん・・・・・・ふがぃ、な・・・・・・」モグモグ

ノエル「・・・きっと、お姉ちゃんも行ってるんだよね。お姉ちゃんも風紀委員だから・・・」

秋穂「ノエルちゃん・・・」

ノエル「アタシ、ダメダメだなぁ。こんな時なのに、何もできない。こうやって、ただ待つことしかできない」

ノエル「・・・強く、ならないと」

秋穂「ノエルちゃん・・・うん、そうだね。わたしも、強くなりたい」

さら「わたしもです!」

ありす「ぁたし、も・・・・・・!」

ノエル「・・・よし!それじゃあ、今は特訓メニューを考えよう!」

さら「特訓メニュー・・・ですか?」

ノエル「そう!ってことで、転校生くん!」

転校生「ふぇっ、なに!?」

ノエル「一旦作るのやめて、会議だよ会議!ほら、こっちきて!」

転校生「あ、うん。なになに?」

ノエル「転校生くんって、精鋭部隊の人とか、色んな人の訓練に参加したり、クエスト行ったりしてるよね?」

転校生「うん、そうだけど・・・」

秋穂「だから、訓練メニューを一緒に考えて欲しいの。お願いします、先生!」

転校生「せ、せんせい?」

さら「先生!」

ありす「せんせ・・・!」

転校生「あうあう、は、はるのん・・・」

春乃「さあ?」

転校生「う、うのさ~ん」

兎ノ助「いいじゃないか、実際に君はクエストに出てる数で言えば断トツだ。なら、それを教える立場に回るのもまた経験だ」

転校生「あうあう・・・味方がいない・・・」

~そのころ~

風子「ふぅ、この状況はあの子に見せられませんね」

風子「ぐっちゃぐちゃにしてくれちゃって、こんなのみたらどれだけ悲しむことやら・・・」

風子「ね、わかります?あんたさんら、子供の教育とかやったことありますか?」

ライの魔導士「・・・・・・」

風子「ま、どーでもいいですけど。いくらあんたらに言ったって聞き入る耳も持ってねーでしょーし」

風子「ただ、まあ主義主張は勝手ですが」

風子「魔法使いになってしまったがゆえに、【いい子】にならざるを得なくなった子がいるんです」

風子「やっと軌道修正できてきたってのに、またぶっ潰す気ですか」

風子「善良で無垢な子供にあんたらみてーな野蛮な思想を押し付けるんじゃねーですよ」

風子「ったく・・・・・・今日もあんたらが来たせいで拘束されてますしね」

風子「さっさと終わらせてもらいますよ。あんまり長いとまたごねはじめるんで」

・・・

萌木「転校生くんがいないから、魔法はできるだけ温存しないといけないよ」

里菜「そうなんだよなぁ。転校生がいれば、もっとばーっと出せるんだけど・・・」

萌木「どうしても魔力が足りなくなってきたら、その時は一度学園まで戻って補給しに行こう」

里菜「そうだな。できるだけ魔力使わないようにして、相手を倒す!」

ちひろ「うう・・・・・・でも、やっぱり不安です・・・わたし、クエスト中に魔力切れっていうのになったことなくて・・・」

萌木「そうだね。今までは、転校生くんがいたから・・・特に、新しく転校してきた子にはいつも付き添ってくれてたから」

里菜「そう考えると、リナ達転校生に頼り過ぎなのだ。もっとこう、リナたちだけでも大丈夫!って見せてやりたいな」

萌木「・・・そうだね。あまり、転校生くんに頼りすぎてたら、それが当たり前になって、去年みたいなことに・・・」

萌木「そうしないためにも、今回みたいなときは極力私たちの力で乗り切れるようにしなきゃ」

ちひろ「はいっ!」

~補給~

転校生「びびびー」ビビビ

ゆかり「んっ、ありがと。それじゃあ私は戻るね」

転校生「うん、がんばってね!」

転校生「・・・・・・ねえ、やっぱり」

春乃「ダメ」

転校生「でもでも、やっぱここまで遠いし・・・」

兎ノ助「相手は魔物とは違うんだ。もし前線の補給部隊なんかに混じってたら、あからさますぎてすぐにバレる」

兎ノ助「その時に狙われるのは君だ。何度も言っているが、君が一番大事にしなければいけないのは自分自身だ」

兎ノ助「人類の未来のため・・・って言うのは建前。少なくとも、この学園のみんなの本音は君に無事でいて欲しいってことだ」

兎ノ助「だから、こらえてくれ。君が無事でいる、ただそれだけで今戦っている生徒たちは希望を持てる」

転校生「・・・・・・うん・・・」

シロー「くぅん」

さら「そうですね。シローも心配ですよね・・・」

ノエル「・・・・・・よし!」

秋穂「どうしたの、ノエルちゃん?まるで今の暗い雰囲気を変えるべく一念発起した活発少女みたいな声出して」

ノエル「説明!!」

クレプリ「んで、なにするんだ?」

ノエル「あ、いや、そんなに期待されても困るんだけど、転校生くんにばっかり料理作らせるのもあれだし、やってみようかなーって

ありす「りょぅり・・・でき・・・・・・?」

ノエル「全然」

秋穂「ノエルちゃんを悪く思わないであげて!ノエルちゃんはちょっと突拍子もないこと考える短絡的な思考の持ち主なだけなの!」

ノエル「言い方!」

さら「シローはハンバーグを食べたいみたいですぅ!」

シロー「わんっ!?」

ノエル「犬に玉ねぎはダメだよ!」

さら「それでもです!」

ノエル「明確な殺意!」

さら「シローなら大丈夫なはずです!」

ノエル「無理なものは無理だから!」

ありす「ノエルちゃんは毒化したフグクジラを食べたいとは思わないんですかっ!」

ノエル「貴重なセリフをそんなことに使っていいの!?」

ありす「私は思いません!」

ノエル「だろうね!」

転校生「炒飯できたよー」

秋穂「わーい」

ノエル「ああー、もうー!結局転校生くんがやったし!次こそはノエルちゃんがサポするからね!」

~今度こそ~

ノエル「と、いうことでやってきました朝ごはんの時間」

秋穂「司会はわたし、瑠璃川秋穂とっ!」

ありす「かぃ・・・つ・・・の・・・楠木、ありす・・・・ぇす・・・」

ノエル「言っちゃ悪いけど人選ミスじゃないかなぁ」

クレプリ「オレっちがいるから大丈夫さね!」

ノエル「まあ、いいけど・・・」

秋穂「現在時刻は午前4時半です。転校生くんは5時に起きてくるので早めに勝負を決めたいところですね、楠木さん」

ありす「すぅ・・・すぅ・・・zzz」

ノエル「開始数秒で!?」

クレプリ「この時間は普段ありすは寝てる時間なんさね。ってことでオレっちもおやすみー」

クレプリ(ふぅ、間に合ったさね・・・ありすも寝るなら寝るで言ってくれよなー・・・)

ノエル「ちょっとぉ!?解説消えたんですけど!?」

秋穂「ノエルちゃん、しー。ありすちゃん起きちゃうよ」

ノエル「あ、ご、ごめん・・・・・・うん?」

秋穂「それじゃあ、今日はどんな朝食を作るんですか?」

ノエル「なんか腑に落ちないけど・・・今日は簡単に作れて食べやすいサンドイッチにしようかと」

秋穂「サンドイッチ、いいよね~。わたしが好きなのは子ウサギのもも肉を使ったハラペーニョかな」

ノエル「ハラペーニョって料理だったっけ?」※ハラペーニョは唐辛子の1つです

秋穂「知らないよ。語感で選んだんだ」

ノエル「知らないのに好物なんだね」

秋穂「まあこれでも巷ではボケ倒しの秋穂って呼ばれてるからね」

ノエル「知ってる」

秋穂「それでそれで、どんなものを挟むの?」

ノエル「やっぱ定番の玉子、チーズ、ハム、ツナあたりかな。他にも面白そうなのがあれば入れてもいいかも」

秋穂「そうだね。ちゃんと野菜も食べなきゃダメだよ?トマトとかレタスとかグリンピースとか」

ノエル「最後ピンポイントでアタシの嫌いなものぶっこんでくるよね」

秋穂「伊達や酔狂でノエルちゃんのお友だちしてないからね」

ノエル「それを言うなら伊達に、だよね」

秋穂「伊達や酔狂でノエルちゃんのお友だちしてないからね」

ノエル「なんで2回言った!言え!」

秋穂「伊達や酔狂でノエルちゃんのお友だちしてないからね」

ノエル「そういうことじゃなくて!」

~サポ役~

ノエル「・・・・・・ねえ、秋穂ちゃん」

秋穂「どうしたの?」

ノエル「どうしよう。この冷蔵庫の中に入ってるやつ、たぶん全部ものすっごい高級な奴」

秋穂「え?ど、どんなの?」

ノエル「このチーズさ、このまえ月宮先輩が使ってるのちょっとだけ見たことあるんだけど、確かその時に聞いた値段が×万円」

秋穂「えっ」

ノエル「この卵も、こっちのも、これも、これも、これも・・・・・・デバイスで調べたらわかるけど、すっごいいいの使ってる」

秋穂「あ、あわわわわ・・・わ、わたしたち、それをまるでジャンクフードみたいにバリバリと・・・」

ノエル「こんな高級な食材を使うからには、失敗するわけには行かない・・・よね?」

秋穂「うん、そうだね」

ノエル「・・・・・・」

秋穂「・・・・・・」

秋穂「おねえちゃーん!」

ノエル「お手伝いに回らせてくださいっ!」

春乃「いいわよ。お姉ちゃん、秋穂のために世界一おいしい朝ごはんつくるからね!」

秋穂「うん!わたしも、お手伝いする!」

春乃「そうねぇ、じゃあ秋穂たちには」

春乃(もし包丁等の刃物を使わせて万が一にも天使も肌に傷がつくようなことがあってはならない。だがしかしあまりにも簡単すぎる作業をやらせてしまっては秋穂が怒る可能性がある。怒る秋穂も天使だけどアタしが今回しなきゃいけないのはいかに2人にサポートさせて料理をするかということ。達成感があり尚且つ危険が少ない工程・・・)※この間0.2秒

春乃「今から茹で卵を作るから、それをつぶしてもらおうかしら。あとはレタスをちぎるのもおねがいするわね」

ノエル「え、レタスって切っちゃだめなの?」

春乃「刃物で切ったらレタスの細胞を裂いてしまうから味が落ちるのよ。ちぎるのだと細胞同士の切れ目で別れてくれるから、味が落ちないの」

ノエル「へー、そうなんだ」

秋穂「さすがおねえちゃん!」

春乃「さ、はじめましょ。時間はあと20分よ」

~ありがとう~

転校生「おおー・・・起きたら朝ごはんがある・・・」

ノエル「いやー、ほんとはアタシたちだけで作りたかったんだけど・・・材料の値段見たら尻込みしちゃって」

秋穂「そういうわけで、味付けとかはおねえちゃんがしてくれたから、絶対においしいよ!」

転校生「うん!食べていい?」

ノエル「どうぞどうぞ」

転校生「はーい。いただきまーす」

転校生「・・・・・・・・・・・・」モグモグ

転校生「おいしー!」

ノエル「うわ、改めてじっくり味わうとすっごいおいしい。なにこれ」

秋穂「今まですっごくもったいないことしてたね」

転校生「えへへ・・・ありがと!」

ノエル「お礼なら春乃さんに・・・」

転校生「起きてたの、気付いてたでしょ?だから、あんな風になんかお笑いみたいな感じで・・・」

秋穂「あー・・・バレてたね」

ノエル「散歩部テレパシーでうまく打ち合わせしたつもりだったんだけどなぁ」

転校生「・・・うん、おいしい。これ食べたら、もっかいゆっくり寝る。んで、次のほきゅーに備える!」

転校生「今回はできないことがある!ならできることをやらないと!」

ノエル「うん、その意気だ!」

秋穂「わたしたちにできることがあったら、なんでもするから。だから、どんどん頼ってね」

転校生「うん、ありがと!よろしく!」

~戦いが終わって~

ガチャッ

風子「転校生さん」

転校生「ふーちゃん!ってことは・・・」

風子「えー、終わりました。なんとか片付きましたよ」

転校生「そっか・・・よかった・・・」

風子「とはいえ、傷跡は大きいです。学生街のいたるところが壊されてますからね」

風子「残党はいないと思いますが、念のためあんたさんにはもうしばらくここで過ごしてもらいます」

転校生「ええー」

風子「その間は、ウチが護衛としてここにつきっきりでいるんでご安心くだせー」

転校生「ほんと!?」

風子「ええ、ほんとーですとも。事後処理の書類もあるんでずっと一緒に遊ぶ、とかは難しいですが・・・」

風子「もうしばらくあんたさんを拘束することになりますので、ある程度の配慮はさせてもらいますよ」

転校生「やった!それじゃね、えっと・・・・・・一緒に、寝てもらっていい?」

風子「・・・ええ、もちろん。ウチも疲れてますし、早く寝ましょーか」

転校生「うん!ふーちゃんといっしょ♪ふーちゃんといっしょ♪」

風子「・・・ふふ。この顔が見れただけでも、守り切った価値がありましたね」

風子「もう、曇らせませんから。あんたさんはウチが守ります」

風子「何が相手になろうとも・・・」

今日はここまで!大きいストーリーはあと6つだから、本気出したら1週間で終わります。
でもまあそこまで時間はないし、それやったら体力的にキツイんで、なんとか今月中に終わらせればなあと。
さて、ありすがガチャに来ましたね!しかもお求めやすいグリモア箱の中身で!
これなら生活費に手を出すことなくありすをゲットしに行ける!さすがありす、天使!お財布にやさしい!
今回のカードはありすがかわいいのは当然のこと、クレプリとウサギもすごくいいですよね。
それと卯衣。珍しい髪をおろした姿。やっぱり美少女だわ、この子。控えめに言って添い寝したい。
ありすと卯衣に挟まれて寝たい。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- サンタさんは大変編~

転校生「さて、今年もこの時期が来たか・・・」

ありす「そうですね・・・」

さら「年に1度の・・・」

寧々「クリスマス!」

ゆえ子「プレゼント代で予算がカツカツなのです」

転校生「毎年全員に2つあげないといけないからね」

ありす「クリスマスプレゼントと、サンタさんからのプレゼントって形ですね」

さら「今のところ絢香ちゃん以外にはバレてないけど・・・」

転校生「じゃあ、僕は今年もサンタ役で。バレることなく迅速にプレゼントを届けるよ」

ありす「包装は任せてください。一人ひとりにぴったりなものを用意します」

寧々「プレゼントの仕入れは任せてね。グリモア学園長としてあらゆるコネを総動員するよ」

さら「わたしはみんなを寝かしつけるから、みんなが寝付いたら合図するよ」

ゆえ子「ゆえは未来予知でサポートするのです。当たればですが」

寧々「・・・ところで、アイラたちは?」

転校生「【妾たちまだこどもじゃもーん】って言ってた」

寧々「よーし、二人には特注のウォーターベッドをプレゼントしよう」

・・・

転校生(さらから合図が来た。行こう)

転校生(・・・・・・よし、みんなよく寝てるな。今のウチに・・・いや、待て。何人か、寝息がおかしい。起きてるな)

転校生(オーケー。まずはエコーロケーションだ。全員の位置を正確に確認するそして忍び足。忍者仕込みの歩き方で気配を消しつつプレゼントを置いていく)

転校生(・・・さて、最初はミナか。捕まえようとうずうずしているのがわかる。なら、あえて飛び込むだけだ!)

ミナ「つかm」

転校生「99999+12345=112344、18782+18782=3564、114514+114514=229028」

ミナ「ぐぅzzz」

転校生(算数の勉強が嫌いなミナはこれで寝る!次は・・・)

鳴子(サンタの正体、暴いてやる・・・!)

転校生(鳴子か。簡単だ。こういう時はアンテナをピンピンに張っている鳴子には・・・)

転校生「あなたは段々と、沈んでいく・・・深い深い海の底に、ゆっくり、ゆっくりと・・・」

鳴子「zzz」

転校生(小声で催眠音声を呟く。しっかり聞いてくれるから眠ってくれる)

転校生(さて、卯衣も起きているな。卯衣は・・・)

転校生「drftyguhaioeirfngbiohsihhighkeilruyghekuhgiushkiraeoijgoargtoartiua」

卯衣「zzz」

転校生(コマンドを直接声で入力する。これでスリープモードにはいる)

転校生(この調子でどんどん行こう)

・・・

ありす「お疲れさまでした。相変わらず、見事な手際でしたね」

転校生「毎年のことだからね。さすがに慣れるさ」

ありす「ふふ、来年もよろしくおねがいしますね、サンタさん」

転校生「うん、もちろん」

ありす(今のやり取り、なんだかすっごく夫婦っぽい!)

転校生(そういや、ありすの人形を使えばもっと楽に音もなく配れるんじゃ・・・)

今日のプチモア。転校生はサンタさんのお友だちだよ作戦は絢香の手によって握りつぶされています。
卯衣とか心とかはネットでサンタの正体を知ってそうだけど、その辺はさらさんたちが上手くやってるってことで。
ありすちゃんがついに裏世界に。裏ありすの情報は出るんだろうか・・・
あと、今回の討伐対象がなんかFFのモルボルとサンドウォームを混ぜた感じのやつに見える。
青魔法のアクアブレス喰らわせたい。
ありすありあり(合言葉)

今日はちょっと飲み過ぎたんで、更新無理ッス。
ありすありあり(合言葉)

~ななちゃんのたんじょーび~

―ライの来襲中・・・ふふ―

転校生「んー、そーいや、今日はななちゃんのたんじょーびだ」

ありす「ぅらじろさ・・・の・・・?」

転校生「そうそう。お祝いしたいけど・・・今はライと戦ってるんだよね・・・」

ノエル「それじゃあ、もあっとだけでも送ってみれば?」

転校生「そうだね。ほんかくてきなパーティーはいろいろ片付いてからで・・・」

転校生「とりあえず今はもあっと送っとこっと」

秋穂「あとは、プレゼントを手作りするとか?」

転校生「プレゼント・・・・・・うーん・・・・・・あっ、そうだ!」

転校生「えっと・・・なんかないかな・・・・・・あっ、これだ。これにしよう」

ありす「?」

・・・

―後日―

転校生「なーなちゃん」

七撫「あ、転校生くん。おはよう」

転校生「おはよー。ななちゃん、はい、これ!」

七撫「これは・・・・・・おまもり?」

転校生「うん!手作りしたの!」

七撫「ほんと?嬉しいなぁ・・・ありがとうね、転校生くん」

転校生「うん!あ、そうだ。そのおまもりは、胸ポケットに入れることをおすすめするよ!」

七撫「胸ポケットに?わかった、ありがとう」

・・・

七撫「って言われたんですけど、何か知りませんか?」

風子「あー、それですね。転校生さん、一回自分で作ったお守りを胸ポケットに入れてて命が助かってるんで」

風子「あの子なりのジンクスみたいなもんじゃねーですかね」

七撫「なるほどぉ」ポン

メノコ「きゅきゅっ!」

風子「しかし、あの子はあの子なりにトラウマをいい方向に乗り越えよーとしてるんですね。よかったよかった」

七撫(なんかババ臭い・・・って言ったら怒られるかなぁ)

今日はこれだけで。おまもりはありすが一緒に作るのを手伝いました。
ありすちゃんおねむかわいい。夜更かししたいお年頃かわいい。ねぶそくかわいい。
人形全員にパジャマ作るありすマジ天使。ありすかわいい。ありす。ありす。
ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。
ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。
ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。ありす。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- おもちつき編~

ありす「モチ米炊けたよー」

真理佳「やったー!」

小蓮「明鈴、のどにつまらせないようにちゃんとかんで食べるのヨ」

明鈴「わかってるアル!掃除機の準備は出来てるアル!」

花梨「でも、ここ外だすけ、電源ねぇべ?」

明鈴「あそこに!」

龍季「ん?」

ましろ「止めておいた方がいいと思うけど・・・」

さら「はーい、ありす、ありがと。それじゃ、今年もいっちょやりますか!」

転校生「応!」

さら「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」

転校生「ソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッ!!!!」

初音「出た!転校生とさらの音速餅つき!」

沙那「おもちが飛び散らないように細心の注意を払いながら、熱々炊き立ての内につきたてのおもちを食べれるように極めた技術!」

焔「あまりに速すぎてもはやついてるとこが見えねぇ!」

メアリー「これこれ!これが見たかったんだよ!」

さら「はーい、一丁あがり!」

転校生「んじゃ、第二陣以降は例年通り子供たちにやらせようか」

・・・

ミナ「てやーっ!」

恋「ミナ、がんばるんじゃー!」

転校生「うんうん、いい感じだよ。その調子その調子」

・・・

結希「ふんぬぬぬぬぬぬぬ」グググッ

結希「・・・・・・今日はここまでにしておいてあげるわ」

転校生「よしよし、来年はがんばろうね」

・・・

智花「てやっ!」

寧々「あれ?このおもち、紫芋でも入れたのかな?・・・うっ」

・・・

ノエル「鬼殺し・・・火炎ハンマー!!!!」

イヴ「焼餅完成!」

ゆえ子「そうなると思ってあらかじめ砂糖醤油を用意しておきました」

・・・

つかさ「てりゃーっ!」ズドン

TV『速報です。ただいまの揺れは地震ではなく、私立グリモワール魔法学園内でのおもちつきにおける衝撃波によるものです。ご安心ください』

・・・

卯衣「ていやっ」バキッ

アイラ「おーおー、今年も見事に臼が割れおったの・・・これで終いか」

チトセ「ふぇぇ・・・臼が消耗品扱いだよぉ・・・」

今日のプチモア。毎年お月見と新年は風飛市一帯が揺れるのが恒例。
臼はJGJ製で、茉理のポケットマネーで出てるので予算には影響しない。
なのでゆえも温かく成り行きを見守ります。
今期のアニメで料理がなぜか紫色になるヒロインが出てるし、グリモアもゲーム連動ストーリーでワンチャンある。
てか、あのアニメでソシャゲは別に一からストーリーを追わせる必要が無いことを知った。
あと関係ないけどこずえちゃんSSRゲットしてきました。ひゃっほい!かわいい!天使!
ありすとこずえちゃんの両方が手に入って私は幸せです。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 速着替え編~

転校生「そういえばさ」

ありす「はい」

転校生「ありすって、みんなのことをあっという間に着替えさせるけど、あれどうやってるの?」

ありす「転校生さんもできそうですけど・・・」

転校生「僕がやったら服が破れたりケガさせたりしそうでこわいんだよ」

ありす「自覚はあったんですね」

転校生「まあ、自分で言うのもなんだけど人間離れしたことはしてると思ってる」

ありす「普通の魔法使いなら身体強化の魔法だって言えるんですけど、転校生さんの場合別ですからね」

転校生「それはまあいいとして。どうやってるの?」

ありす「私の魔法で、こう、糸を服の端々につけるんです。それでそれをいい感じに引っ張ってぽぽーんと」

転校生「はあはあ・・・今更だけど、便利だよね、その魔法。索敵もできるし」

ありす「代わりに他の魔法が苦手ですけどね。人形だけの一芸特化にならないように、色々と工夫はしてます」

転校生「そうだね。さすがは、副会長」

ありす「この学園や、みんなを守るためですから。転校生さんだって、魔力譲渡だけにならないように鍛錬してるじゃないですか」

転校生「最初は魔力補給タンクに徹してればいいと思ってたんだけどなぁ・・・9割以上が子供って聞いて、これはまずいって思ったよ」

転校生「ってことで、速着替えは僕には過ぎた能力だったってことでしばらくは控えよう」

ありす「身につけるんですね、いずれは」

転校生「まあ、人間にできることはいろいろと極めたいと思ってるよ」

ありす「目標が高いですね。私も見習わないと」

・・・

ゆえ子「皆さん、意識が高いですね。ゆえはまずは人並みに体力をつけることが目標ですが・・・」

アイラ「目標っつーのは手に届くぐらいがちょうどいいんじゃ。あやつらはあれが手に届く範囲じゃった、そういうことじゃ」←魔法を極めている

さら「そうだよ。出来ることから少しずつ」←魔法使いを極めてるに近い

ゆえ子「・・・あまり説得力がありませんね」

今日のプチモア。転校生くんとさらちゃんばっかり目立ってるけど、割とみんなヤバい。
その中でがんばるゆえ子が健気。がんばれ。超がんばれ。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 処理編~

恋「~♪」

ありす「恋ちゃん、なに描いてるの?」

恋「これはじゃな、梅干しじゃ!」

ありす「恋ちゃんは相変わらず梅干し大好きだね。ってことで差し入れの梅おにぎりだよー」

恋「おお!これであと1000年は戦える!」

ありす「うんうん、喜んでくれてうれし」

梅干し「ぎゃおおおおおおお!!!!」

恋「あ・・・つい魔法を・・・」

ありす「えいやっ」ポカッ

恋「ぬう、消えた・・・」

クレプリ(オレっちは知ってるさね。今のポカッの間に梅干しの内部に糸を張り巡らせて一瞬で細切れにして消滅させたってことを)

・・・

龍季「うわあああああ!電気が、電気が止まらないいいいいいい!!!!!」バチバチバチバチ

さら「龍季ちゃん!!!落ち着いて!電撃は全部私が引き受けるから!」

龍季「う、うん!」

さら「そのまま少しずつ、魔法を抑えていって・・・そうそう、いい感じ・・・・・・」

龍季「・・・・・・きゅう・・・」

さら「魔力使い切って気絶しちゃったか。たまにこれ喰らうと肩とかほぐれていい感じなんだよねー」

紗妃「な、なんであんなにビリビリしてて平気なの・・・?」

・・・

みちる「くーんれんくんれん!てやーっ!」

転校生「魔力ー」パシッ

みちる「とりゃー!」

転校生「魔力補給ー」パシッ

みちる「てりゃりゃりゃりゃーっ!」

転校生「魔力供給ー」パシッ

みちる「はぁ・・・はぁ・・・全力だけど、全然きかないね」

転校生「弾いてるからね。さ、それじゃあちょっとずつコントロールしていこうか。アイラ、よろしく」

アイラ「うむ。松島、よーく聞くんじゃぞ」

・・・

ノエル「びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」

秋穂「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

春乃「あ、秋穂、泣かないで・・・」

イヴ「の、ノエル、学園長が来てくれたよ」

寧々「はいはい、ぶつけたとこ見せて・・・・・・あー、たんこぶになってるね。ちょっと冷やしとこうか」

寧々「さ、春乃ちゃんとイヴちゃんも一緒に保健室まで来てあげて。ね?」

・・・

チトセ「・・・瑠璃川さんの妹と冬樹さんの妹が頭をぶつけたから学園長が飛んで行った。多分このまま戻ってこない」

チトセ「・・・・・・仕事しよ。今日中に終わればいいんだけど・・・」

ゆえ子「朱鷺坂さん、学園長さんに言われてお手伝いしに来たんですが・・・」

チトセ「あなたが神か」

ゆえ子「ふぇっ?」

今日のプチモア。龍季が放出した電気は多分マイナスの電気なので、プラスの電気を纏えば誘導できるんじゃないかな。
なのはコラボかー。魔法少女ものとのコラボってまどマギ以来かな?
今更だけどグリモアってストーリーの関係もあるんだろうけど、コラボ復刻とかしないよね。
その分その時じゃないと手に入らないレア感が・・・
スターライトブレイカーとホワイトプラズマってどっちの方が強いんだろ
ありすありあり(合言葉)

~今年はいっしょ~

転校生「いっえーい!」

自由「いやー、転校生くん、テンション高いっすねー」

純「そりゃそうよ。だって今日は・・・」

風子「はいはい、あんまり走り回ってると転びますよ」

転校生「そくほーとーりつかいてん!」

風子「そういうことじゃなくて」

自由「ま、見ての通りっすよね」

レナ「そ、そくほ?とりつ?」

香ノ葉「側転、やよ」

レナ「そくて?やる!レナ、そくて、やる!」

純「あの2人は元気ねー・・・・・・」

自由「現実から目をそらしちゃだめっすよ」

卯衣「・・・・・・」ブンブンブンブン

純「・・・さっきから立華さんが振り回しているの、杵よね?なんで持って来てるの?自前?」

自由「そういや、天文部が去年餅をついて持ってきたとかどうとか・・・」

純「ついたのは餅はなくてオチでしたってパターンね、このままだと」

自由「そっすね。なんとか立華氏の関心を餅つきから別の安全なものに逸らさせないと」

純「他のみんなはあの調子だし・・・」

自由・純(自分たちでなんとかするしかない)

~ぐぬぬ~

香ノ葉(さて、今年はこうやってダーリンと一緒に来れたんはいいんやけど・・・)

転校生「おだんごこねこねー」

風子「言ってるセリフはかわいいのにやってることは熟練のそれですね」

転校生「ほめてるの?」

風子「ほめてますよ」

転校生「えへへー」

風子(かわいい」

転校生「ふーちゃん、聞こえてるよー」

風子「気付いてますよー」

香ノ葉(この二人の間に入り込める気がせーへんのよ・・・)

風子「それにしても、ここまで丸いのはほんと・・・なんかコツとかあるんですか?」

転校生「泥団子作る感覚で!」

風子「あー・・・最後に作ったのいつでしたっけ」

転校生「ぼくはおとついさらちゃんとのえるんとねねちゃんとあきちゃんといっしょにつくって合戦したよー」

風子「それで泥だらけだったんですか」

転校生「せいふくべんりだよねー。服ドロドロでもすぐにもとどおり!」

風子「育ち盛りの子供がいる家庭では大活躍ですね。まあ手が出せる値段じゃねーですけど」

転校生「・・・このままクエストのお金貯金してたらそつぎょうの時には買える・・・?」

風子「あんたさんが今のペースで10年かけて貯金してたらそこそこいい家買えますよ」

転校生「ざぎんのいっとーち買える!?」

風子「・・・多分このままいくと成長するにつれ年々クエスト受注回数が増えるから・・・あながち無理とは言いきれませんね」

転校生「まあ買わないけど」

風子「でしょーね」

香ノ葉(会話の切れ目が見当たらへん・・・どうしたらええん・・・)

~気合は十分~

卯衣「・・・・・・」ブオンブオンブオンブオン

卯衣「はっ!」ピタッ

転校生「おおー」パチパチパチ

自由「杵をあんなヌンチャクみたいに振り回す人初めて見ましたよ」

転校生「まあうーちゃんだし」

卯衣「部長が言っていたわ。杵は打撃武器だと」

自由「武器じゃないっす!」

純「でも、武器にしてるキャラとかいそうよね」

清蘭「呼んだ?」

転校生「呼んでないよ」

清蘭「なんだー、呼ばれてないかー」

自由「今の誰っすか?」

転校生「となりまちのおだんご屋さんの兎。今日のお月見のざいりょーていきょーしゃの一人だよ」

純「へぇ、そうなんだ。今度時間があったら探してみよっかな」

卯衣「そろそろこの杵に火を・・・」

自由「わーっ!待った待った!この辺り木が多いんで、火気厳禁っす!」

卯衣「そうなのね。教えてくれてありがとう」

転校生「消毒するならあっちでお湯沸かしてくるよ?」

純「そうじゃないのよね・・・」

~あった~

自由(さっきから立華氏がぷち暴走しすぎっす。なんとか気をそらせそうなものを見つけないと・・・)

自由「・・・・・・って、そう簡単に見つかるわけないっすよね」ピコピコ

自由「もういっそ全部丸投げしてゲームしてたい・・・そもそも自分の責任じゃないし・・・」ピコピコ

卯衣「小鳥遊さん」

自由「あ、タンマ!ちょっと待ってください!ここで死ぬとまたやり直し・・・」

卯衣「なにをしているの?まだ時間はあるけれど、間に合うかしら」

自由「大丈夫っす!なんとか・・・倒しちゃうんでっ!」

自由「今、ちょっと世界を・・・救ってまして・・・!」

卯衣「世界を・・・?」

自由「ぬぁっ!一撃死のQTEはこれだからもー・・・あ」

自由「ゲームっすよ、ゲーム。今まさに世界を地獄にかえようとするラスボスとの・・・」

自由「・・・決戦・・・というか・・・どうしたんすか?・・・・・・はっ!」

自由「もしかして、興味あります?」

卯衣「ゲームは、今までマスターがしていた役割論理の話を聞いてから敬遠していた」

卯衣「だけど、それとはまた別みたいね」

自由「えー、あの人ヤーティなんすか・・・そだ、せっかくなんでやってみます?」

卯衣「いいの?」

自由「いいです・・・あの、ちょっと距離近い・・・」

自由(でもとりあえずはこれでせーっふ!)

~うーちゃんもゲーム~

転校生「うーちゃん、魔力大丈夫かなー・・・おっ?」

卯衣「・・・・・・」

転校生「うーちゃんが・・・ゲームやってる。今までなんかいもポケモン誘ってもやらなかった、うーちゃんが・・・」

転校生「・・・・・・なにやってるんだろ?」

転校生「うーちゃん、なにやってるの?」

卯衣「これ?小鳥遊さんからゲームを貸してもらったの」

転校生「へぇ。みゅーから・・・」

転校生「うわ、うーちゃんすごい速い。指とかすごい」

卯衣「そう?」

転校生「なんていうか・・・こう、擬音で表現できないぐらいすごい!」

自由「メタメタっすねー。お待ちどうさまっす。お団子持ってきたっすよ」

自由「もう行かなきゃいけませんから、ゲームはまた今度って事で」

卯衣「また?違うものを遊ばせてくれるの?」

自由「はい。え?」

自由「・・・ぎゃあっ!全クリ!?これ短いっすけど一周30分はかかるのに・・・」

自由「えっと・・・9分・・・こ、これが人力TAS・・・ゴクリ・・・」

転校生「今度はポケモンやろーね!おしえてあげる!」

卯衣「zzz・・・ごめんなさい、少し眠っていたわ。なにか言ったかしら?」

転校生「大丈夫?魔力いる?」

卯衣「いえ、大丈夫よ。3年目だから、ずいぶん慣れてきたわ」

卯衣「意識していれば、最低限の魔力消費で行動できる」

転校生「そっかー」

自由(・・・さっき眠ってた云々は冗談なのか本気なのかわかんねー)

~バニー~

卯衣「それで、転校生くん。聞きたいことがあるわ」

転校生「はいはい、なんでございましょー?」

卯衣「どうしてそんな恰好をしているの?」

[バニー]転校生「あ、これね。このはが配ってた」

卯衣「そうなの。・・・白藤さんはどこに?」

転校生「あっち」

卯衣「ありがとう。折角だから、私も着てくるわ」

・・・

卯衣「おまたせ」

転校生「待ってないよー」

卯衣「そう、ならよかったわ」

転校生「これでうーちゃんなりきりシリーズにうさぎ追加だねー」

卯衣「そうね。私の名前からして、おそらく兎とは相性がいいと思われる。そして、この服はぴったりじゃないのかしら」

転校生「どうして?」

卯衣「名は体を表すと言うわ。私の名前は卯衣。「卯」はウサギを意味して、「衣」は身にまとうものを意味する」

転校生「・・・うさぎ服だ!」

卯衣「ええ、そうね」

転校生「ってことは、うーちゃん今は自己紹介してるってことなの?」

卯衣「・・・そうなのかしら?」

転校生「ほら、首とかに『私の名前はこの服です』みたいに書けばわかってくれるんじゃない?」

卯衣「そうね。つまり、普段からこれを着ていれば私という存在の認知を進められるということかしら」

転校生「多分ね」

タブンネ「タブンネ」

卯衣「そう・・・だったら、今日からこれを普段着にしようかしら」

~うさぎがいっぱい~

レナ「う?」

レナ「うう・・・・・・」

レナ「うう~・・・・・・」

レナ「う・・・うさぐ・・・たくさん・・・みな、うさぐ・・・!なに?なにーっ?」

純「ん・・・?んん?」

純「なんかバニーの衣装、増えてない?」

転校生「あー、みんな着てるねー」

レナ「うわーっ!うさぐ、こわ!こわ!」

純「あ、相馬。白藤には見つかってない?」

レナ「みな、うさぐ!レナ、うさぐない!にんげん!」

レナ「みな、にんげんない?」

純「・・・えっと・・・なんとなくわかるけど・・・」

純「相馬って、あたしたちの言うことわかるんだっけ・・・なら・・・」

純「あれはただの服だよ。いつもと違うかもだけど、みんなちゃんと人間」

純「兎の真似っ子して遊んでるだけだから」

レナ「まねっこ?まねっこ、なに?」

純「ぴょんぴょんして遊ぶ・・・んだよ。兎って跳ねるでしょ?」

レナ「あそぶ・・・みな、うさぐあそぶ?ぴょんぴょん、あそぶ?にんげん?」

純「そうそう。ほら、あそこにも」

ココア「チノちゃん見て!うさぎがいっぱい!私も着た方がいいのかな!?ぴょんって!」

転校生「ぴょんっ!」

チノ「落ち着いてください。・・・何かイベントでもやっているのでしょうか?」

シャロ「コラボイベントまでストーリーが続かないからって、こんなところに駆り出さなくても・・・」

純「ね?」

純「レナ、にんげん!うさぐあそぶ!このはー!このはーっ!」

転校生「あ、まってー!ぼくも行くー!」

~おせっきょー~

レナ「う?このはーっ!みるした!このはーっ!」

転校生「こーのーはーーー・・・あれ?ふーちゃん?」

風子「おや、相馬に転校生さんですか。どーしました?今、白藤はお説教中ですよ」

レナ「おせきよ?」

転校生「なんでー?」

風子「転校生さんももう毒牙にかかってましたか」

風子「女子男子問わず、みんな兎に仕立て上げてしまいましてね」

風子「今から元に戻すのは大変なのでそのままにしますが・・・」

風子「犯人にはお仕置きしないといけませんから」

香ノ葉「うぅ・・・ウチかて身体張っとるやん」

風子「自分がやればいーって問題じゃねーですよ。反省してくだせー」

転校生「それはそれ、これはこれだよ!」

風子「そーゆーことです。いや、なんか違うような」

風子「まあ、それはそれとして、罰として、今夜は転校生さんに近づいちゃいけません」

香ノ葉「そ、そんなぁ!風子ちゃんやって可愛い女の子見たいやろっ?可愛いダーリン見たいやろっ!?ほら、ダーリン、ぴょんって!」

転校生「ぴょんっ!」

風子「・・・・・・・・・・・・」

香ノ葉「うぅ・・・すみません・・・」

風子「よろしい。自分のよくぼーに素直すぎるのはいけません」

レナ「ふーこ、このは、いじむいや!」

レナ「レナ、このはすき!いや!」

転校生「いや!」

風子「ふうむ・・・まさか弁護人が現れるとは・・・そして転校生さんはどっち派なんですか」

転校生「その場のノリで生きています」

風子「でしょーね。なので勘定してません」

風子「さて、白藤。今回はクエストもありますし、弁護人に免じてここまでにします」

風子「気を付けてくだせー。次は、容赦しませんから」

香ノ葉「わかったんよ・・・自重しますえ・・・」

香ノ葉「レナ、ありがとなぁ。ウチのために」

レナ「このは!レナ、うさぐなる!うさぐなるしたい!」

香ノ葉「・・・ん?兎、なりたいん?さっきまであんなに嫌がってたんに・・・」

レナ「このはーっ!レナ、うさぐ、おふく、いやない!いやない!」

香ノ葉「ほんまに?あ、でも今、委員長から注意されたばっかやん・・・」

香ノ葉「ごめんなぁ、あかんわ。次は絶対許してくれへんから・・・」

レナ「・・・・・・・・・・・・」

レナ「うー・・・・・・」

香ノ葉「レナ・・・勘弁してぇな・・・」

風子「・・・はぁー・・・しかたねーですねー・・・」

~みんなでバニー~

転校生「ぴょんぴょんっ!」

レナ「レナ、うさぐ、なる、した!うさぐ、おふく!」

自由「ここまでくるともはや着ない方が浮きますね」

純「そうねー」

転校生「ふーちゃんふーちゃん、はやくはやく!おもちつき!」

風子「はいはい、すぐ行きますよ」

純「鬼の風紀委員長まであんな格好してるし・・・明日は雨かな」

卯衣「小鳥遊さん、鳴海さん」

純「うん、どうしたの?・・・・・・ってなにそれ」

自由「『この服が私の名前です』・・・・・・?え?バニーが?」

卯衣「・・・伝わらないかしら」

純「んーと・・・・・・あー!そういうことか!ほらほら、立華さんって卯衣じゃんか?ウサギの衣で卯衣!」

自由「・・・あーっ!なるほど!言われてみれば確かに!」

卯衣「さっき転校生くんと話しているときに気付いたの。私の名前は、この服に合っているようね」

純「確かにわかればあーってなるけど・・・」

自由「そもそも立華氏の名前を知ってることが前提っすよね」

卯衣「そうなの?」

純「ま、今みたいな内輪でやるならちょうどいいんじゃない?余興みたいな感じで」

自由「天文部の人たちならウケると思いますよ」

卯衣「そう。それじゃあ、普段着にする必要はないかしら」

純「ええ!?私服にするつもりだったの!?」

自由「それはそれで面白いっすけど・・・」

純「ダメダメダメ!危ないって!」

卯衣「危ない?この格好は危ないのかしら?」

純「あー、えーと、そういうのは特別な場で着るから意味があるのよ。ほら、小鳥遊もなんとか言ってよ」

自由「それ普段着にしてると傍から見ると痴女っす」

純「はっきり言いすぎ!」

卯衣「いえ、私は察しが悪いから、はっきり言ってもらえるとわかりやすいわ。ありがとう」

卯衣「だったら、この服はなにか特別なイベントの時に着ることにするわ」

純「そうしてちょうだい・・・」

~ぺったんぺったん~

転校生「よー・・・いしょっ!」

風子「ほいっ」

転校生「よいっしょっ!」

風子「はいっ」

転校生「ふー・・・おもちつくの大変だね」

風子「そりゃ、こんだけの重さのものを振り回してるわけですから」

転校生「ふーちゃん、交代ー」

風子「はいはい、わかりましたよ。んじゃ、誰かもちをひっくり返す役を・・・」

転校生「じゃあぼくがひっくり返すよ」

風子「ダメです」

転校生「ええー、なんでー?」

風子「餅は熱くて重いから疲れますし、万が一杵が手に当たったらあぶねーですから」

転校生「ぶーぶー・・・あっ、そうだ。うーちゃーーーん!」

風子「・・・・・・こねーですね」

ガサガサッ

風子「?」

ピョンッ

転校生「うーちゃん!」

卯衣「今の私はヤブノウサギ。茂みの中からひっそりと機会をうかがう」

風子「つーわけで、この餅を今からウチがつくんで、ひっくり返す役をおねげーします」

卯衣「わかったわ」

風子「てやっ、そりゃっ、せいやっ」[ペターン][ペターン][ペターン]

風子「・・・転校生さん。ウチがつくたびにそのパネルを出すのやめてくれません?」

転校生「いつも口に出したらほっぺひっぱられるから、今日はこういう方向にしようと思って」

風子「帰ったらおせっきょーです」

転校生「え」

~恐怖の音~

ありす「・・・・・・」カタカタ

クレプリ「ああ、もちをつく音が聞こえるさね・・・」

ありす「も・・・ゃ・・・かぇ・・・」

クレプリ「なんで寺でもちついてんだよ!団子たりないからって、こんな、こんなこと、あっていいのかよ!」

さら「ありすちゃん、おもち苦手ですからねぇ」

ノエル「去年は天文部の人たちが持って来てくれたんだけど、今年はどうしたんだろ?」

秋穂「去年のおもちが好評だったから、急きょ作ることになったんだって。お姉ちゃんが言ってた」

クレプリ「滅びろ、餅!」

ありす「・・・・・・!」

ノエル「お団子食べたくてもそもそもあんまり残ってないのが現状なんだよね。作ってくれないかなぁ」

秋穂「そういえば、お団子とおもちって何が違うんだろ?」

さら「おもちのほうがのびますね!うにょーん」

ノエル「なんか去年転校生くんに聞いた話だと、お団子は普通のお米を、おもちはもち米をつかってるんだって」

秋穂「へぇ・・・・・6歳児に知識で負ける中学生・・・」

ノエル「て、転校生くんが料理に精通してるだけだから!」

クレプリ「それで、どうする?もう帰るか?」

ありす「ぅ・・・でも・・・」

その時空から不思議な光が降りて来たのです

さら「あ、あれは!」

ノエル「誰だ!」

秋穂「誰!?」

クレプリ「誰なんだー!」

それは・・・

菜々「なっなでーす!折角のお月見なのに、暗い顔してる子がいたので飛んで来ました!きゃはっ!」

ノエル「・・・・・・」ポカーン

菜々「と、いうわけで!みなさんにはウサミン星特製お団子をプレゼントしちゃいます!このお団子を食べて、夜更かししないようにお月見を楽しんでくださいね!」

ありす「ぁ、ぁり・・・がと・・・ござぃ・・・す・・・」

菜々「それでは菜々はこの後飲みか・・・・・・ウサミン星人の人たちとの会合がありますので!最後にみんな、いっしょに、ウーサミン!はいっ!」

さら・秋穂・クレプリ「うーさみん!」

ありす「ぅさ・・み・・・」

シロー「わんっ!」

菜々「それでは、またどこかで会いましょう!」

ノエル「・・・・・・な、なんだったの、今の・・・」

秋穂「ただの通りすがりのウサミン星人でしょ?」

ノエル「そっか、通りすがりのウサミン星人か」

・・・

メアリー「・・・い、今の、ゆ、UFOか!?おい、エレン!すげえぞ!今あそこの空にUFOが!!!!」

エレン「なんだと!?どこだ!」

月詠「UFOなんかで騒ぐなんて・・・子供ねぇ」

焔「半年に一回ぐらい出るのにな」

メアリー「なんだと!?」

エレン「日本とはいったい・・・」

今日はここまで!次回はベテランサポーター!・・・の前にあれがありますね。あれが。
毎回恒例のあれですよ、あれ。あれをやらないと私が私じゃなくなる。
ヒントはありす。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 喧嘩編~

転校生「・・・・・・・・・・・・」ドドドドドド

さら「・・・・・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴ

焔「ただいまーっ・・・ひぃっ!」

浅梨「ねえねえ、何があったの?」

ありす「ちょっとあの二人が喧嘩中なの」

浅梨「なるほどー」

エレン「それにしても、なんだか、その、すっごく、こわいです」

メアリー「転校生ってさらより弱っちいんだろ?よくあんなことできるな」

ありす「戦闘能力はともかく威圧感だけなら二人とも互角だからね。無理もないよ。それに、転校生さんは魔法完全に抜きにしたらさらちゃんと互角にやり合えるんじゃないかなぁ。見たことないけど」

さら「わたしの方が上だから」

ありす「あ、はい」

初音「でもあの二人が喧嘩って珍しいよな。一緒に珍しいの色々見えてるけど」

結希「そうね。学園長は普段は転校生君に任せっきりの台所のお掃除をしてるし」

寧々「ああ、換気扇のファンも汚れてる・・・どうやって洗浄するんだっけ?」

天「アイラがパソコン使ってるし」

アイラ「けんか ちゆうさい ほうほう・・・・・ううむ、わからん」

虎千代「ありす以外全員変だっ!」

ゆえ子「ゆえはいつも通りですよ?」

聖奈「それで、原因は?」

ありす「今日、初音ちゃんのお家からカニを分けてもらったんだけど、その調理法で。中華にするか鍋にするかだって」

メアリー「くだらねっ。食えたらいいだろ」

転校生「あ˝?」

メアリー「ひっ!助けろ、楠木!」

ありす「もう、転校生さん。威嚇しちゃだめですよ」

転校生「ご、ごめん、つい・・・」

薫子「・・・・・・」トテトテ

春乃「あ、危ないよっ!」

ありす「薫子ちゃん?」

薫子「ねえねえ」

さら「何?今ちょっとあぶないからあっちに・・・」

薫子「かおるこ、どっちも食べたい!」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

さら「・・・・・・・・・・・・」

薫子「どう・・・かな・・・?」

転校生「はぁ、わかったよ。ちょっとカニ買い足してくる」

さら「ん、その間に準備しとくね」

転校生「ごめん、意地張っちゃって」

さら「こっちこそ、大人げなくて。ごめんね」

ありす「さらちゃんが大人げないのはいつものことじゃん」

さら「あっ、言ったわね、ありす!なら今日は大人っぷりをとことん発揮してあげようじゃない!できる大人仲月さらをね!」

ありす「期待しないで待ってるよ。それと、薫子ちゃん、ありがとうね」

薫子「えへへ、みんなにこにこー!!」

今日のプチモア。かおるこちゃんは天使。かわいい。
そろそろ裏ありすと裏恋が登場するのかな?なのはコラボは今月の見回りイベントだろうから、次のレイドイベントに期待。
全く関係ないけど、Twitterを漁ってたら一番最初のスレの風子アフターっぽいのの漫画を発見。
もしウチのを使ってくれてたのなら嬉しいです。蕎麦持ってたし隣だったし多分勘違いじゃないよね。
マジ嬉しい。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 同窓会編~

さら「今日転校生君同窓会だってー」

ありす「そっかー。・・・ん?そんなことする年齢?」

さら「名目上は同窓会、実質上はただの地元の友達と遊ぼう会」

ありす「ああ、そういう・・・」

ちひろ「どうそうかい?ってぽわぽわですか?」

萌木「どうそうかい・・・元々おんなじ学校のだった人たちがあつまったりする会だね」

里菜「つまり、リナたちは毎日どうそうかいしてるんだな!」

さら「その発想はなかった!」

ありす「元々っていう前提が抜けてるから違うよ」

さら「あっ、そっか」

里菜「しょぼーん。リナもどうそうかいやってみたいのだ」

萌木「わ、わたしも・・・ちょっとだけ・・・」

さら「そうねー。同窓会やってみたいんだけどねー」←生まれてからほぼずっとグリモア

ありす「私たちには正直無縁な話だよね」←身体が弱かった、中学からグリモア

ゆえ子「そうですね」←ニュージーランド

アイラ「ここにおるもん全員似たようなもんじゃ」←300超え

寧々「ってことは、ネネは勝ち組!」

チトセ「一応、私もできる方にはいるのかしら」

さら「そうだね」

寧々「すっごいおざなり!」

チトセ「ふぇぇ・・・」

さら「まあみんなはわたしたちとは別で同窓会できるメンツがいるし、大丈夫大丈夫」

ゆえ子「ゆえたちは同年代がいませんから、同窓会チックなものしかできないですね」

ありす「つまり、唯一同い年の転校生さんがいる私は・・・」

さら「ギルティ」

アイラ「有罪」

ありす「弁護人を!」

寧々「そもそも卒業できるの?この学園の状態で」

さら「そっか・・・よく考えたらわたしの同窓会は少なくとも5年後だ・・・」

寧々「初同窓会が20代後半とか・・・」

さら「やめて歳のことは言わないで!」

・・・

さら(裏)「こっちは毎日同窓会だから!」

ありす(裏)「いきなりどうしたの!?」

今日のプチモア。グリモア生徒の同窓会は三星飯店でやってそう。てかやらせてる。
ってことで、明後日は同窓会なので更新できない可能性が。明日は頑張る。
相性試験って聞いて体の相性って想像しちゃう望ちゃんかわいい。空気読みたい。
ありすありあり(合言葉)

~ありすちゃんのたんじょーび、さんかいめっ!~

転校生「明日はありすちゃんのおたんじょーびです」

ノエル「だねっ」

さら「はい!」

秋穂「それでそれで、なにするの?」

転校生「・・・本気を出すよ!」

秋穂「そっか・・・本気を出せばいいんだね!」

さら「はいぃ!がんばりましょお!」

ノエル「おー!」

・・・

龍季「結局何一つ具体的なことは決まってないんじゃ・・・」

春乃「秋穂っ・・・!マイエンジェルが、本気をっ・・・!」

龍季「・・・本気でたこ焼きでも作ってみるか」

・・・

千佳「あ、きたきた」

律「今年は本気出すってよ!うっしゃ!あたしも本気で曲を作る!」

千佳「うし!うちも本気出してアクセ仕上げるし!」

・・・

聖奈「本気、だと?」

薫子「どうしました?」

聖奈「副会長。転校生から、楠木の誕生日に何をするかというもあっとが来たのですが・・・」

転校生<(今年は本気を出す!)

聖奈「と」

薫子「これは・・・」

虎千代「簡単じゃないか。つまり本気を出せばいいんだ」

チトセ(そのまんまじゃない・・・ってツッコミは野暮かしら)

~それぞれの準備~

転校生「うん、うん、それじゃあよろしくおねがいします」

風子「転校生さんが・・・敬語?」

転校生「あ、ふーちゃん」

風子「わ、悪い物でも食べたんですか?おなか壊してないですか?病院行きますか?」

転校生「ひどい!ちょっと偉い人におねがいしてただけだよ!」

風子「偉い人って?」

転校生「JGJの人。はっちゃんにお願いしよーと思ったら自分で話付けろって電話ばんごーだけ教えてもらって・・・」

風子「随分と無茶ぶりしますね」

転校生「でも、多分もう言ってくれてたんじゃないかな。いきなりだったのに大丈夫って言ってくれたし」

風子「ま、それならそれでいいんですが。ウチにもなにか手伝えることがあったら言ってくだせー」

転校生「うん!」

・・・

ノエル「アタシに出来ること・・・それでいて、本気を出せること・・・」

ノエル「・・・・・・」

秋穂「さらちゃんはどうするの?」

さら「わたしはですねぇ、本気でおさんぽぐつを選びます!」

さら「この前、コスモス園に一緒に言った時、ありすちゃん途中でちょっとつかれてました」

さら「だから!つかれにくいくつを探すんですぅ!」

秋穂「あっ、それいいね!わたしは、ことしもぬいぐるみかな。先生に成長っぷりを見てもらうの!」

ノエル「・・・いっしょにやったこと・・・共犯・・・・・・はっ!これだーっ!」

・・・

怜「さて、本気か」

夏海「本気を出すってのも雑よねー」

智花「本気を出す、かぁ・・・わたしだと、本気を出して料理するとか?」

夏海「普段から手を抜いてるわけじゃないんでしょ?え、もしかしてまだ上があるの?」

智花「もちろん、普段からばっちし全力だよ!」

怜(・・・あんみつを作ろう。素材から厳選して、最高のあんみつを。となると、立華にまた空輸を頼むか・・・)

・・・

ゆかり「本気、かぁ~。それだけ言われてもすごく困るんだけどなあ」

もも「確かに、ものすごく雑といいますかなんといいますか・・・」

ゆかり「案外その場のノリで言ってるだけってのもあるんだろうけど。んー、本気で治療?でもそれは怪我してる前提だし・・・」

ゆかり「・・・あ、そうだ。ありすちゃん、最近ちょっと・・・」

~当の本人~

ありす「~♪」

クレプリ「ふふふ、いよいよだな、ありす」

ありす「な・・・の、こと?」

クレプリ「おいおい、とぼけるんじゃないさね。ほら、明日はありすの誕生日だろ?」

ありす「ぁ・・・そっか」

クレプリ「少年のことだ。今年もすっごいおいしい料理やらケーキやら作ってくるに決まってるさね」

ありす「!」

クレプリ「それ以外にも、色んな奴と仲良くなっただろ?だから、今年はすっごい豪華になること間違いなしさね」

ありす「そんな、ぁたし、なんかに・・・」

クレプリ「ありすは自分のことを過小評価しすぎさね。みんな、ありすのこと大好きなんだぞ?」

ありす「でも・・・ぁたし・・・」

クレプリ「ま、急な話なのはわかってるけどな。こんなことになったのもここ数年の話だし」

ありす「ぅん・・・」

クレプリ「ちょっとずつ慣れていこうな。これから、もっと友達は増えるさね」

ありす「・・・ちゃんと、できる、かな」

クレプリ「できるさね。オレっちが保証する」

ありす「ん・・・」

~祝われる側~

あやせ「まぁまぁ、コスモス園に行ったのね~」

あやせ「わたしも行きたいんだけど、なかなかみんなの予定が合わなくて・・・」

ありす「・・・・・・ぇと・・・・・・た、たの・・・ぇす・・・」

クレプリ「絶対言った方がいいさね。むっちゃ綺麗だったぞ!」

クレプリ「テントウムシがさ、ありすの鼻にとまってな」

ありす「・・・ぁ!だ、だぇ・・・」

クレプリ「それでありす、驚いちまってさ。【びくっ】てなって、もう可愛いったら!」

ありす「ぉ、ぉにんぎょ・・・・・・もぅ・・・・・・」

あやせ「ふふふ、行くのが楽しみになってきたわ~。無理やりにでも行かなきゃ」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「ぁ・・・かの・・・・・・ごめ・・・・・・ぁさい・・・」

あやせ「・・・?なんのことかしら~」

ありす「・・・ぁ、ぁたし・・・・・・ぃも、しなぃ・・・・・・ぉしゃべぃ・・・・・・」

あやせ「何もしないでお喋りだけなのは、わたしもいっしょじゃない~」

あやせ「それに、これがわたしの【本気】だから~」

ありす「?」

あやせ「ふふふ。とにかく気にしないでいいのよ。なんたって、ありすちゃんは誕生日なんだもの」

あやせ「おめでとう。これでまた一歩、大人ね」

クレプリ(毎年大人に近づいてるはずなんだけど・・・一向に成長しないよな、ありすって。主に体が)

千佳「そーそー」

千佳「誕生日おめでと。買い出し終わりっと」

千佳「こういう時はニコニコ座っときなよ。周りが世話してくれるんだし」

千佳「今年はみんなが本気で祝いに来るから、本気で祝われときゃいいのよ」

クレプリ「本気で祝われるって何なんだ」

千佳「ま、それはそれってことで。細かいこととか気にしすぎたら疲れるし、他の人の誕生日の時に、気合入れて祝ってあげればチャラよ、チャラ」

千佳「案外、転校生がいい見本なんじゃない?」

クレプリ「確かに、少年は祝う時も祝われるときも全力さね」

ありす「てんこ・・・く・・たぃに・・・・・・」

千佳「例えば、ほら。今日、椎名も来るんでしょ?椎名も誕生日、10月だからさ」

千佳「その時に今日の分返してあげなよ」

ありす「・・・ぁぃ・・・・・・ぃぁぃ・・・・・・が、ぁんば・・・ぁす・・・・・・」

~それぞれの本気~

ノエル「おはろーっ!はっぴーばーすでー!」

ありす「ぉぁょ・・・・・・ござ・・・す・・・」

聖奈「おはよう、楠木。ハッピーバースデーだ」

ありす「・・・・・・ぁ・・・ぁの・・・ぇと・・・」

ありす「・・・きて・・・・・・ぇて・・・・・・ぁりぁと・・・ぃます・・・・・・」

ノエル「じゃあねー。そろそろ会場に移動しよっか」

千佳「あー、そうね。たしか学園長が本気で場所を用意したんだっけ?」

クレプリ「さっきから本気本気って言葉が聞こえてくるけど・・・いったいなんなんだ?」

ノエル「ふっふっふ・・・実はね、今年のありすちゃんお祝いのテーマが【本気】なんだよ!」

ノエル「と、いうことでこのノエルちゃんも本気でお祝いするからねっ!!!」

聖奈「貴様はもう少し声を抑えた方がいい。声がデカすぎる」

ノエル「なっ!」ガーン

千佳「ま、まあ、広い所に移動したら大丈夫じゃない?ってことでさっさと行こっ!」

・・・

律「お、来た来た!楠木ーっ!ハッピーバースデーー!」

ありす「ひ、ひろ・・・・・・!?」

クレプリ「こんな広い教室使うなんて、思ってもみなかったさね」

寧々「学園長権限だからだいじょーぶ!楠木ちゃん、お誕生日おめでとう!」

さら「ありすちゃん、おめでとうございますぅ!」

龍季「まあ、その、なんだ。おめでとう」

怜「楠木、誕生日おめでとう。また1つ大きくなったな」

ゆかり「誕生日おめでとう。ほらほら、こっちに座って」

ありす「ぁ、ぅ・・・・・・」

秋穂「ありすちゃん、おめでとう!」

春乃「誕生日おめでとう。今日は騒がしくなるわよ」

クレプリ「随分といっぱい集まってるなぁ。さすがはありすさね!」

ありす「?・・・・・・?」

クレプリ「あ、ダメだ。状況が飲み込めなくてオーバーヒート起こしてる」

ちひろ「大丈夫すかぁ~?」

クレプリ「まあ、ありすのことだからおいしいものでも目の前に置けば再起動するさね」

~ハッピーバースデー~

転校生「ってことでもってきたよ!ぼくの本気!」

クレプリ「こっ、これは・・・っ!!!ロールケーキ!?」

転校生「そうっ!素材から焼き方まで全部こだわったプリンロールだよっ!!!」

ありす「!?!?!?」

クレプリ「すっごいな、これ。まさか、少年が1人で作ったのか?」

転校生「ううん。さーちゃんと、かりんちゃんと、ゆきしろさんと、いっぱい手伝ってくれたよ!」

転校生「材料もはっちゃんがゆーずーしてくれたし、他にもいろいろ・・・ってことで、これはみんなの合作だよ!」

ありす「ぁ、ぁり、がと・・・・・・」

転校生「ってことで、ろうそく刺すよー」

聖奈「暗幕は・・・これだな」

龍季「閉め終わったぜー」

転校生「それじゃ、火つけるね」

クレプリ「・・・あれ?でも、ライターもマッチも持ってないよな?」

転校生「これがっ、ぼくの本気だああああああああっ!!!」

ポッ

ありす「!!!」

風子「あ、魔法の使用許可は出してますんで気にしねーでくだせー」

聖奈(身内に甘いな・・・いや、それは私もか)

ノエル「それじゃ、灯り消すねー」パチッ

さら「それじゃあいきましょお!せぇの!」

「Happy birthday to you♪Happy birthday to you♪Happy birthday Dear」

転校生「ありすちゃん!!」

「Happy birthday to you♪」

秋穂「おめでとーっ!」

怜「さあ、一思いに吹き消すんだ」

ありす「ぁ、ぁぃ・・・!すー・・・はー・・・すー・・・はー・・・・・・すー・・・」

ありす「ふぅー・・・・・・」

~ゆきちゃんのたんじょーび、かろー~

転校生「ゆーきーちゃん!」

天「結希なら寝てるわよ。過労で」

転校生「・・・かろー?」

天「要は疲れすぎよ。プレゼントなら渡しておくわ」

転校生「んー、ゲームのしすぎ?」

天「そうね。なんか、【あと1ヶ月で・・・】みたいなことを呟いてた気がするわ」

転校生「そっか。来月発売だからね」

天「どうせ倒れるならもっと科学者らしいことで倒れてれば私も何か手伝えたんだけど、全然関係ないのよね」

転校生「まあ、折角だしたんじょーびプレゼントと思って理想個体をふか余りっぽいのと交換しとこ」

天「あんたが何言ってるかわからないけどそうとうめんどくさいやつじゃないの?それ」

転校生「サブロムにもう一体いるから大丈夫」

天「ったく・・・・・・そうだ。せっかくだし、ちょっと教えてよ。もしかしたら、私も何かできるかもしれないし」

転校生「ほんと!?じゃあ3DSもう一台取ってくる!」

・・・

結希「ん・・・・・・しまったわ、寝落ちしてた・・・」

結希「・・・・・・これは、A05Vずぶといクレセリア!?どうして・・・・・・このおやは、転校生くん?」

結希「あ、メモが・・・」

天【あんた、また自分が誕生日だとか忘れてたでしょ】

天【あんたが寝てる間に来たプレゼントは全部机の上よ。それと、転校生が理想個体がどうたら言ってたわ】

天【ゲームするにもちゃんと節度を持ちなさいよ。倒れられたら迷惑だわ】

結希「・・・・・・母親?」

天【それと、あたしもちょっとはじめたから。また、何か聞くかも。その時はよろしく】

結希「・・・天がこんなことを書くなんて。・・・・・・ふふ」

結希「ありがとう。しっかり準備が整ったら対戦しましょう」

今日は短いけどここまで!明日は更新できないかも!
こうして廃人が増えていく。ていうか、転校生が弱冠6歳にして廃人になりかかってる気が。
まあ転校生くんはリアルラックをもってるのであのクレセリアも一発で当ててるんじゃないかな。
もしくは無意識乱数調整とか。これ系は全部直感と運で話が付く気がする。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 先走り編~

ありす「・・・・・・」ズーン

転校生「・・・ありす、何があったの?」

ありす「あ、転校生さん。ごめんなさい、なんでもないんです」

転校生「いやいや、なんでもないっていう風には・・・」

ありす「性格にはなんでもなくなったって言った方が正しいですかね」

ありす「ふふ、うふふ、うふふふふ」

転校生(な、何があったんだ!)

・・・

転校生「ってことで絢香先生、何か知りませんか!」

絢香「うーん、確かね、えっとぉ・・・・・・あっ、抱っこして」

転校生「はい」

絢香「なんか、お友だちと遊園地に遊びに行く予定があって・・・あっ、なでなでして」

転校生「よしよし」

絢香「それで、その予定が、なくなっちゃったんだって」

転校生「それだけで?」

絢香「このまま肩車して」

転校生「はいよっと」

絢香「それがね、ありすちゃんちょっと楽しみにし過ぎてて、前売り券のチケットもう買ってたんだって」

転校生「うわあ、それは・・・・・・ちなみに、その日付っていつかわかる?」

絢香「明後日」

転校生「よし!絢香、準備だ!」

絢香「おー!」

・・・

ありす(あまり落ち込んで、転校生さんや皆に心配かけちゃダメだよね)

ありす(よし!気合入れ直そう!チケットは・・・まあ一人で使えばいっか。元ぼっちだし、クレプリちゃんいるし、平気平気)

転校生「ありす!」

ありす「あ、転校生さん。昨日はごめんなさい。今日からは・・・」

転校生「明日、空いてるよね?」

ありす「へ?あ、空いてますけど・・・・・・」

転校生「じゃ、行こうか」

ありす「えっ?えっ?えっ?」

・・・

―とあるアミューズメントパーク―

ありす「あ、あの・・・知ってたんですか?」

転校生「さあ、僕はたまたま予定が空いていてたまたまありすが今日大丈夫だと思ったから誘っただけだよ。ね、絢香」

絢香「ねー♪」

ありす「・・・・・もう。・・・・・・ありがとうございます」

転校生「何のことかわからないかな。さあ、今日は遊びつくすぞ!絢香、ありす!僕に続け!」

絢香「だっこ!」

転校生「よっしゃ!突撃ーーー!!!!」

ありす「あっ、待ってくださーい!」

今日のプチモア。今日は更新はないと言ったな?すまん、ありゃ嘘だった。
今回のお話は事実9割で出来ています。
明後日友人たちとUSJに行く予定で、ローソンであらかじめチケットを買ったんですが
2ヶ月前:USJ行くぜ!→今日:やっぱりいけません×6→人数少ないしやっぱなしにします→え、俺買ったんですけど・・・
っていう事態に陥ったので、この怒りをどこにぶつけたらいいかわからなかったので文字に起こしました。
今回の教訓:前売り券系は前日に買おう。キャンセルするヤツが出てくる可能性あり。
ありすありあり(合言葉)

~帰ってきた!うのすけズバリ!~

兎ノ助「うのすけ!」

風子「ズバリ」

兎ノ助「ってことで帰ってきたぜうのズバ!」

風子「えー、【うのすけズバリ!】は学園の生徒たちから集めた質問に兎ノ助がお答えするコーナーです」

風子「ってことでちゃっちゃか進めましょー」

兎ノ助「ええ、もうちょっとなんかさあ、ないの?ほら、俺の小粋なトークを聞きたいレディもいるかもしれないし」

風子「ふむ、それもそうですね。ではその小粋なトークとやらをおねげーします」

兎ノ助「え?ああ、えーと・・・隣の家に」

風子「まずは最初の質問です。図書室の虫さんから」

風子「・転校生くんって普段は東雲さんが勉強を見てますけど、6歳だから指導員的な人がつくんじゃないんでしょうか?」

風子「だ、そーですけど」

兎ノ助「ええ、これなあ・・・はっきり言って設定が定まってなかった時期の名残だからなぁ・・・」

風子「転校生さんは6歳で転校してきたのでデバイスは渡せます。ですが、学年的には小学生になっていないので授業は受けていません」

風子「ってことにしときましょ」

兎ノ助「おまえその辺拘らねぇよな」

風子「流せるとこは流しますよ。なんならただの特例ってことにしてもいーですし。要は設定の問題ですからね」

兎ノ助「身もふたもない!」

風子「このスレはグリモア本編とはいろいろと異なってるとこがあるのでお許しくだせー」

~まだまだ、ズバリ!~

風子「それじゃ、次の質問です。カレー屋の美女さんから」

風子「・転校生くんの弱点ってなんですか?」

兎ノ助「なすび」

風子「生姜」

兎ノ助「すっぱいもの」

風子「辛い物」

兎ノ助「ピーマン」

風子「ネギ」

兎ノ助「・・・こんなところか?」

風子「ですね。物理攻撃はダンボールがガードしますし、メンタル面は普通に強いしウチらがケアしますし」

兎ノ助「あ、でも仲間がヤバくなったら自分の身を顧みなくなるってのは弱点かな」

風子「もう少し自分を大事にしてほしいんですけどね」

兎ノ助「そこがあいつのいいとこでもあるから、強くは言えないけど・・・」

兎ノ助「やっぱ、一番はそういう状況にならないようにすることだよな」

風子「そーですね。ってことで転校生さんの弱点は【人質】です」

兎ノ助「ちなみに、誰を人質にすればいいと思う?」

風子「ウチ」

兎ノ助「理由は?」

風子「なんだかんだで長くいっしょにいますから。そうなったら他が止めねーでしょ」

兎ノ助「あー、余裕で想像できるわ」

風子「ってことで人質にするならウチを攫うんですよー」

~これでも、ズバリ!~

風子「ってことで最後の質問です。みっくみくにしてやんよさんから」

兎ノ助「ああ、苗字的な・・・」

風子「・この前の楠木の誕生会で各々が用意したプレゼントってなんなんだ?あたしは食べれるびっくり箱を渡したけど」

風子「これは本人に聞いてみましょー」

ありす「ぇと・・・・・・本、とか・・・」

クレプリ「ノエルっちがくれたんだよな。また一緒に共犯しようねって」

ありす「かんた・・・・・・ぅんどう、法・・・・・・」

クレプリ「最近体重気になってたからな~。部屋でできる簡単な運動ってことで助かったさね」

ありす「・・・れと・・・ぉにんぎょ・・・ぉくつ・・・」

クレプリ「とまあ色んなもんもらったんだ」

兎ノ助「そうかそうか。で、どうだった?楽しかったか?」

ありす「・・・ぁい、楽しかった・・・・・・ぇす」

兎ノ助「それはよかったな!俺も行きたかったぜ!」

風子「ウチは途中ちょっとだけ参加しましたけど、結構カオスなことになってましたよ?」

兎ノ助「カオスって?」

クレプリ「いろいろ思いつくけど・・・」

兎ノ助「いろいろ!?」

クレプリ「やっぱインパクトがあったのはあれだな。皇の生紐無しバンジーto熱湯風呂」

兎ノ助「それは飛び込みっていうんだよ!!」

風子「神凪・間宮対海老名・朝比奈の仮装対決は見ものでしたね」

兎ノ助「すっげぇ気になる!」

クレプリ「まさかあそこで来栖が爆発するなんてなぁ」

兎ノ助「なにがあったんだよ!!!」

風子「ということで今回のうのすけズバリはここまでです」

風子「おそらくこれが最後ですのでシーユーはいいですよね?」

兎ノ助「やってくれよ!まだ終わりって決まったわけじゃ」

風子「シーユー」

兎ノ助「言うのかよ!」

今日の更新分。多分最後のうのズバ。
セーーーーーフ!!!6歳からデバイスだからセーーーーーフ!!!!
あぶねー、当初は年齢どうしようか迷ってて、最終的に6歳に決めたけどよかったーーーー!!!
一年に一回のペースで5歳になるけどまあ大丈夫だよね!許されるよね!
単独クエストか普通に行ってるけどまあ特例ということで。あんな体質だし仕方ない。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- さらの本気編~

ありす「じゃあ、私と転校生さんはネテスハイムとの合同訓練の詳細を会議しに行ってきますね」

転校生「色々と仕事残しちゃってて悪いけど、よろしくね」

寧々「私は国軍の偉い人とちょっとお茶しに行ってくるから~」

アイラ「妾たちは時間停止の最適化を進めすから、七枷教会の調査をしてくる」

チトセ「聖人ヴィアンネの手がかり・・・なにか見つかるといいのだけど」

さら「うん、みんながんばってね!こっちは任せて!」

・・・

[生徒会長及び副会長及び書記及び会計及び庶務及び学園長代理及び風紀委員長及び飼育委員長及び図書委員長及び体育委員長及び精鋭部隊長及び放送委員長及び予算委員長及び文化委員長及び選挙管理委員長及び整備委員長及び魔法祭実行委員長及び体育祭実行委員及び厚生委員長及び保険委員長及び協議会長及びサンフラワークラス委員長]さら「こうやってリリィとローズ委員長以外をやるのはいつぶりだろ」

さら「ってことで!今日から三日ぐらいここでお仕事します!」

虎千代「おおー!」

薫子「わーい!」

聖奈「べんきょうになる!」

さら「宿題で分からないとことかお腹空いたりだとかは全部言ってね!適宜対応するから!」

純「てきぎって?」

さら「そのときそのときに毎回ってこと」

明鈴「おなかすいたー!」

さら「肉まんできたよー」

ゆえ子(速いっ!?)

智花「自然魔法とそうじゃないのの違いってなんだったっけ?」

さら「だいたいは見たり聞いたりしてわかるかどうかだよ。炎とか水は目に見えるけど、予知の魔法とかは本人以外はわからないでしょ?」

智花「なるほどー」

レナ「レナ、さら、あそぶ!いっしょ、あそぶ、する!」

さら「おっけー、30分だけね・・・っと、ちょっとごめん」

さら「・・・あー、クエスト入ってる・・・」

ゆえ子「こちらはゆえがいますのでお気遣いなく。行って帰ってくる間ぐらいなら面倒を見れるのです」

さら「いや、そうじゃなくて。今回の魔物、結構弱いみたいだから、ちょっと連れて行って実践させようかなって」

さら「ってことで全員準備ー!魔物退治に行くわよー!ってことでレナちゃん、今日はめいいっぱい遊ぶわよ!」

レナ「!!!!」

ゆえ子(魔物退治を遊び扱いとは・・・)

・・・

ありす「ただいまー」

転校生「ただいまー。・・・あれ?」

ありす「あ、書置きがありますね」

さら【ちょっと魔物退治に行ってきます。弱い魔物なので子供たちも連れて行ってます】

転校生「なるほどね。だから誰もいないんだ」

ありす(・・・と、いうことは、転校生さんと、この寮で、ふた、ふたりきり!?)

ゆえ子「おかえりなさいです」ヌッ

ありす「ぴゃあああっ!!!」

転校生「あれ、ゆえ子は行かなかったんだ」

ゆえ子「はい。冷房のメンテナンス業者が来る予定があったので、対応係として残りました」

転校生「そっか、ありがとう・・・・・・あれ?ありす?」

ゆえ子「魂が抜けてますね。そんなに驚いたんでしょうか・・・?」

今日のプチモア。ここまで長い肩書を持った学生はさらさんぐらいだと思う。
しばらくはこれで回してたっていうのがすごい。
今のところ、学生がさら1人だったことはないです。梅さん卒業と入れ替わりでありすが入学して、そっから子供たちがどんどん増えていってるので。
ありすありあり(合言葉)

~今日は~

ノエル「おっはよー!転校生くん、待った!?」

転校生「待ったよー」

ノエル「あ、ごめん・・・」

転校生「じょうだんだよー」

ノエル「そ、そっか。よかった・・・」

ノエル「それでね、やーっと、やっとだよ!転校生くんとパーティ組めるの!」

ノエル「あたし、こんなに首を長くして待ってたんだよ!こんなに!」

ノエル「あんまり長くしすぎてキリンになるところだったよー」

ノエル「・・・あ、キリンって知ってるでしょ?絶滅危惧種の」

転校生「あー、王子動物園で見た」

ノエル「そうそう、動物園やジャパリパークにいるアレ!」

アミメキリン「あなたはヤギね!」

ビュティ「あんた誰!?」

ノエル「昔はさ、アフリカ大陸にたっくさんいたんだって」

ノエル「霧で植物が食べられなくなっちゃって、数が減っちゃってね・・・」

ノエル「・・・あれ?なんの話だっけ」

転校生「クエストー」

ノエル「ああ!ゴメンゴメン!えへへ・・・それくらい楽しみにしてたんだよ!」

ノエル「ちょーっと秋穂ちゃんの視線が痛かったけど・・・」

ノエル「んじゃ、さくっと!行っちゃうよー!」

ノエル「レッツゴー、ノエルちゃん!」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

ノエル「・・・・・・・・・・・・」

ノエル「転校生くんも言ってよー」

転校生「あ。ごめんごめん」

ノエル「ハイ!レッツゴー、ノエルちゃん!」

転校生「れっつごー、のえるん!」

・・・

転校生「ところで、さっき誰かいなかった?」

ノエル「アタシ、今日はツッコミしないから!」

~ツッコミ放棄~

転校生「そーいや、なんでぼくと行きたかったの?」

ノエル「いや、だってさ。そもそも転校生くんとクエストに行く機会自体がそんなにないでしょ?」

ノエル「でもさらちゃんと秋穂ちゃんとはもう行ってるじゃん」

転校生「さらちゃんとは二人で合体技使ったりしたなー」

ノエル「へぇ、そうなんだ。それでね、転校生くん、お姉ちゃんとも行ってるじゃん」

転校生「大回転したねー。こう、ぎゅるるるるーって」ギュルルルルルルルル

ノエル「だから。アタシも、強くなりたいんだ。この前みたいに、待ってるだけなんてもう嫌だ」

転校生「・・・・・・おえっ」

ノエル「それで、転校生くんと行きたかったんだ。転校生くんなら、強い人の戦い方とか知ってると思って」

ノエル「ってことで!今日は悪い所があったらビシバシ!何でも言ってね!」

転校生「あ、はーい」

転校生(一回もツッコミいれられなかった・・・)

~そもそもなぜ~

転校生「そもそもさ、なんで今日はツッコミしないの?」

ノエル「疲れた」

転校生「えっ」

ノエル「単純に疲れたの。毎日毎日来る日も来る日もツッコんでツッコんで・・・」

転校生「でも、のえるんはグリモアのツッコミ番長でしょ?」

ノエル「ツッコミ番長とか呼ばれても!嬉しくないから!」

転校生「な、なんかごめん・・・」

ノエル「いや、転校生くんは悪くないんだよ。そもそも、秋穂ちゃんが異常にボケだしたのがはじまりで・・・」

ノエル「あれ?でもいつからあんなにボケ倒すようになったっけ?」

転校生「ぼくが会った時とあんまり変わってないけど」

ノエル「・・・・・・それだ!」

転校生「えっ?」

ノエル「そういえば、転校生くんが転校してきた日ぐらいに運命の出会いがどうたらこうたら言ってた・・・」

ノエル「・・・・・・お前のせいかーーー!!!」

転校生「ぜんげんてっかいされた!」

ノエル「っと、早速おで・・まし・・・あれが討伐対象・・・?あわわ、とっても強そうな魔物・・・」

転校生「もう5歩ぐらいさがって、相手の様子を見よう」

ノエル「う、うん!流石転校生くん、落ち着いてるね」

転校生「だてにしゅらばくぐってないよー」

ノエル「そ、そうだよね、よし・・・やるぞっ!いっきまーす!!」

~ツッコミの起源~

転校生「折角なので、スレをさかのぼって調べてみました」

ノエル「うん(ツッコまない・・・メタ発言にもツッコまないよ・・・)」

転校生「最初のスレ【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470317511/)の>>204であきちゃんを通報してるとこがはじめてかな」

ノエル「あ、やっぱり秋穂ちゃんなんだ」

転校生「次は>>210で散歩部のルートに対してのツッコミ」

ノエル「あれについてはもはや慣れ過ぎてもうツッコミしなくなったよ」

転校生「大声出したのは>>276だね。なーちゃんと鬼ごっこしたとき」

ノエル「今じゃもう当たり前のように参加してるよね。秋穂ちゃんが逃げ切ったりさらちゃんが追い付いたりしてるけど」

転校生「あれをツッコミとしてカウントしないなら、>>467のはるのんへのツッコミだね」

ノエル「えっ、意外。秋穂ちゃんじゃなかったんだ」

転校生「はるのんがくしゃみをする前にあきちゃんに声掛けしたとこかな」

ノエル「ちなみに、秋穂ちゃんへの初大声ツッコミは?」

転校生「>>577だね。ぼくがかわいいからレディーファースト使えるって話」

ノエル「あー、なんかそんな話したような気がする」

転校生「ってことで以外に遅いんだよね。スレ内の日付では2年前の12月31日」

ノエル「ってことは、転校生くんの転校からほぼ4か月ってとこか」

転校生「秋穂ちゃんを瑠璃川予備したのは>>855のとき。バレンタイン前日かな」

ノエル「あれは本当にヤバいと思った。マジで秋穂ちゃんを軽蔑する一歩手前だった」

転校生「ってことでこれからもがんばってね」

ノエル「バトンタッチできない?」

転校生「はるのんが許してくれるののえるんだけだから」

ノエル「そもそもボケないでくれるといいんだけどなー」

転校生「ぼくらに死ねって言ってるのか!」

ノエル「なんでだよ!!!」

ノエル「って、ああ!もう!ツッコんじゃった!!」

・・・

イヴ(ああ、ノエル・・・いつのまにこんなに不憫に・・・)

妹「キョンくーん、あそこで女の子が泣いてるー」

キョン「妹よ、あれは関わってはいけない人種だ。放っておきなさい」

~双子?~

ノエル「そういえばさっきの、強そうだと思ったら・・・そうでもなかったね。見かけ倒しか」

転校生「まあ、よくあることだよ」

ノエル「そういう形なだけだってわかってるけど・・・」

ノエル「もしかして、双子だったりするのかな?」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

ノエル「・・・な、なーんちゃって!だからなんだって感じだよね!」

ノエル「魔物が双子でも、倒さなきゃいけないのには変わりないもんね」

ノエル「・・・魔物にも、人間を襲わなきゃいけない事情って、あるのかな?」

ノエル「そんなこと考えたこともなかったけど・・・」

転校生「でも、とりあえずおそってくるんだし、たおさなきゃ」

ノエル「い、いや、倒すよ?倒すけど・・・どうなんだろう?」

ノエル「転校生くん、なにか知ってたり・・・しないよね。普通は」

ノエル「ごめんね、変なこと聞いちゃって。気を取り直して、出発出発!」

転校生(まものが襲って来る理由、か。・・・・・・なんでなんだろうな)

~今度こそ!~

ノエル「わーん、また逃げられたーっ!もーっ!」

ノエル「あの魔物、妙にすばしっこいよね。隠れるのもうまいし」

ノエル「攻撃もしてくるし、生まれたてっぽいのに全然油断できない」

ノエル「よーし、こうなったらノエルちゃんの本気を見せてやるんだから!」

ノエル「いろんな部活で鍛えた、サポートパワーでやっつけてやる!」

ノエル「転校生くん、見ててね!それと魔力の補給、お願い」

ノエル「次に会ったら、絶対逃がさないんだから!」

転校生「・・・思ったんだけどさ」

ノエル「うん?」

転校生「のえるんって、ツッコミの時はすっごい速さで動くでしょ?ホーミング機能付きで」

ノエル「人をミサイルみたいに言わないで欲しいんだけど」

転校生「あれ使えば追いつけるし逃げられる前に倒せるんじゃないの?」

ノエル「でも、あれ使うには専用のハリセンが・・・」

転校生「あるよ」

ノエル「あるの!?」

転校生「さっき拾った」

ノエル「なんで!?」

転校生「足元に落ちてたんだよね」

ノエル「どういうこと!?」

・・・

イヴ(念のため持って来ておいてよかった・・・)

ジャック「おかあさーん、あの人なにしてるの?」

ぐだ男「しっ、見ちゃいけません」

~やってみた~

ノエル「なーんか腑に落ちないけど、やってみるか・・・」

ノエル(てか、これで成功したら、今までのサポート役としてのノエルちゃんが全部崩壊するんだけど)

転校生「いたっ!あそこだ!」

ノエル「よーしっ!・・・・・・」

転校生「・・・・・・」

転校生「どうしたの?」

ノエル「いやぁ、なんかボケてないから動き辛いなって」

転校生「なんか、心の底までツッコミが根付いてるね」

ノエル「言わないで!今自分でも自覚してるんだから!」

転校生「こういうのは大体思い込み的なものでなんとかなりそうなんだけど・・・・・・」

・・・

イヴ(・・・・・・仕方ないわね。この予め持って来ていたプラカードを使って・・・)

・・・

ノエル「やっぱり普通に戦った方が・・・」

ピーピング「・・・・・・・・・・・・」

看板『この後ピーピングの衝撃の一言が!』

ノエル「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

ピーピング「・・・・・・・・・・・・」

ノエル「喋れよ!!!」スパーン!!!

転校生「速いっ!でもまだだっ!ツッコミに集中しすぎて威力がっ!」

ピーピングはにげだした!

ノエル「大丈夫、この距離からなら、届く!」

ノエル「これがっ!モブっち先輩と鍛えたアタシの本気!!!」

ノエル「奥義・黄金回転の波導球!!!」

ギャルルルルルルルルルル

ピーピング「ーーーーーーーーー!!!!!!」

ノエル「・・・・・・ふぅ。看板がラケット型でよかったよ」

転校生「つまり、ハリセンをラケット型にすればいいんじゃ?」

ノエル「それだーーー!!!」

・・・

イヴ(そうじゃない・・・そうじゃないの・・・!)

~討伐完了~

ノエル「よしっ!討伐完了!じゃ後は帰るだけだね・・・帰ったら、どうしよっかな」

ノエル「転校生くん、クエスト行った後はいつも打ち上げしてるんだってね?」

ノエル「なら、あたしとも打ち上げやってくれるよね?」

ノエル「だよね?よね?」

転校生「もち!」

ノエル「決まりっ!早く帰って、報告しちゃおっ?」

転校生「おっけー!」

・・・

ノエル「お待たせーっ!ゴメンゴメン、ちょっと遅れちゃった?」

転校生「大丈夫だよー、まだ時間によゆーはある」

ノエル「よかった~・・・・・・ていうか転校生くん早いね!準備早いよね!?」

転校生「行動は常に迅速に、金を数えるが如く」

転校生「ってゆーちゃんにいつも言われてるから」

ノエル「なるほど・・・こうやって転校生くんは成長してるんだ・・・」

ノエル「よしっ!アタシも負けられないや!転校生くんにはノエルちゃんのいいところ、いーっぱい吸収してもらうんだから!」

転校生「そして最後は完全にひとつに」

ノエル「やめて!アタシの存在を消さないで!」

転校生「大丈夫・・・のえるんはぼくの中でちゃんと生きてるよ」

ノエル「生きてるから!ちゃんと目の前で生きてるから!」

転校生「ポコペンポコペンだ~れがつついたポコペンポコペンだ~れがつついた・・・」

ノエル「それピッコロ大魔王が卵吐き出すやつ!」

転校生「はぁっ・・・はぁっ・・・・・・元気な女の子だよ」

すべさん「ピカチュウ」

ノエル「返してきなさい!」

~反省会~

ノエル「今日がんばってツッコミを放棄してみようと思ったけど、無理だった」

転校生「まあまあ」

ノエル「なんでこういう日に限って転校生くんはボケ倒すの・・・」

転校生「だって、どっちものえるんだもん」

ノエル「どっちも・・・?」

転校生「うん。サポート役ののえるんも、ツッコミするのえるんも、どっちものえるんなんだ」

転校生「だから、どっちかなんて考えなくていいんだよ。どっちものえるんなんだから」

ノエル「うーん、いおうとしてることは何となくわかるけど・・・」

転校生「今日、最後まものを倒す時にどっちも使ったでしょ?あれでいいんだよ」

ノエル「・・・・・・そっか。そうだよね」

ノエル「どっちもアタシだから、否定しちゃだめなんだ。ちゃんと受け入れて、前に進まなきゃ」

ノエル「そのうえで、強くなる・・・・・・うん、そっか。やっと、分かった気がする」

ノエル「ありがとう、転校生くん。アタシ、また頑張ってみるよ」

ノエル「今日の反省を生かして、アタシなりの戦い方っていうのを見つけようと思う」

転校生「うんうん」

ノエル「ってことで、今日はアタシの奢りだー!!!なんでも好きなもの食べていいよっ!」

転校生「わーい!じゃあぼく銀座のお寿司食べたーい」

ノエル「遠慮して!!」

・・・

秋穂「ぐぬぬ・・・ノエルちゃんが転校生くんとイチャイチャしてる・・・」

さら「さっきからテレパシーが送られてきてますねぇ」

秋穂「当てつけだ・・・絶対わたしに対する当てつけだ・・・!」

月詠(こいつらなんでクエスト行ってるノエルのやってることがわかるのよ)

~準備中~

ありす「・・・・・・・・・・・・」

モブ美「うーん、相変わらず見事な腕前。ほれぼれしちゃうわ」

クレプリ「あったりまえだろ!なんたってありすだからな!」

ありす「でも・・・・・・ぶちょぅ、さ・・・も・・・すご・・・ぇす・・・」

モブ美「まあ部長だからね、これくらいは」

モブ子「よーっす、差し入れに来たよーん。はろー、ありすちゃん、元気ー?」

ありす「ぁ・・・元気、ぇす・・・」

モブ佳「もうすぐ魔法祭だから、張り切ってんのよねー。ほい、ジュースいっぱい」

モブ美「やっぱ持つべきものは友達ねー。ありすちゃんも自由に飲んでいいわよ」

クレプリ「おっ、ありす見ろ!プリン味のミルクセーキとかあるさね!これにしようぜ!」

ありす(すっごい地雷臭がするけど・・・・・・)

ありす「じゃ・・・れ・・・・・・で・・・」

モブ美「このラーメン缶とかお汁粉とか到底差し入れにするようなものじゃないのは?」

モブ子「お腹空いてるかなーって」

モブ佳「糖分欲しいかなーって」

モブ美「まあいいや。私は普通にお茶飲むし」

モブ子「あ、それめんつゆ」

モブ美「っ!?げほっごほっげほっ・・・・・・ってお茶じゃない!」

モブ子「ごめんごめん、冗談だって・・・・・・ってあ・・・」

ありす「・・・・・・」ビチョビチョ

モブ子「ご、ごめん・・・」

モブ佳「もー、モブ子が変なこと言うからー。大丈夫?」

ありす「へ・・・き・・・・・・ぇす・・・」

モブ美「制服は一回変身しちゃえば渇くしね。はい、タオル。ごめんね」

ありす「ぁぃ・・・だぃじょぶ、ぇす」

モブ美「よし!それじゃあ再開しよっか。ってことで二人は撤収をお願いします」

モブ子「はーい。当日楽しみにしてるよー」

モブ佳「ありすちゃん、またねー」

クレプリ「おう、またなー!」

ありす「ぁぃ・・・・・・た・・・ょろし・・・ねがぃ、ます・・・」

今日はここまで!もうノエルとツッコミは切っても切れない関係にある。
ノエルのツッコミはあくまでもツッコミなので、威力は高くない。そこで、ツッコミは移動用に限定する。
高速移動で相手の懐に入ったところで、ノエル得意のキックの応酬。もしくはその他の魔法。
敵が攻撃してきたら離れたところの秋穂がボケてノエルを呼び寄せる。
こうしてヒットアンドウェーイを繰り返して魔物と戦う、これが散歩部だ。
さらちゃんはかわいい。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- デバイスが欲しい編~

―転校1年目―

秋穂「わたしたちもー!」

ノエル「スマホー!」

イヴ「ほしいー!」

月詠「スマホー!」

焔「寄越せー!」

転校生「あー、これは?」

ありす「不定期開催のデバイスよこせデモですね。いつもはお菓子をあげれば丸く収まるんですが・・・」

ミナ「だいどころはおさえたー!」

梓「おかしでかいじゅうできると思うなー!」

心「自分用のパソコンもほしいー!」

恋「もっといいえふでをー!」

卯衣「zzz」

ありす「こうなんですよね」

転校生「なるほど・・・・・・」

ありす「他にもですね」

春乃「秋穂ともっとおしゃべりしたーい!スマホー!」

ありす「って言う子もいまして」

転校生「オーケー、わかった。そこまで言うなら仕方ない」

ノエル「!」

ミナ「!!」

転校生「みんなでお寿司食べに行こうか。回る方」

梓「そ、そんなものに、屈しないッス!」

転校生「台所が乗っ取られてるからご飯作れないし、いいよね?」

ありす「はい、たまにはいいと思います。さらちゃんやゆえ子ちゃんにも連絡しておきますね」

転校生「さて、じゃあしゅっぱ」

ノエル「アタシも行く!スマホいいからお寿司食べたい!」

イヴ「ノエル!?・・・・・・私もー!」

ミナ「裏切り者ー!」

転校生「まあ・・・・・・あんまりいい子にしてないと、今年のサンタさんが来てくれるかどうかわからないよ?」

卯衣「私はいい子。だからすぐに出発する準備をするわ」

心「心はいい子!」

春乃「秋穂はいい子だもん!ね?」

秋穂「うん!」

ミナ「わーん!心と卯衣がねがえったー!」

恋「ミナ、今回は諦めてお寿司を食べよう。ほら、梅茶漬けもあるし」

梓「そうッスよ。ほら、納豆巻ありますし」

・・・

ミナ「・・・・・・これで勝ったと思うなよー!」モグモグ

転校生「はいはい、口にもの入れて喋らない」

今日のプチモア。スマホ欲しいデモは半年に一回ぐらい開催。
デモが起きるたびに外食になるので実行者たち以外は喜んでいます。
5歳以下がデバイスを持てないから、この学園だと半分ぐらいが持ててないはず。
持ってるお姉さんはちょっと優越感。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 突然の衝動編~

転校生「ラーメンが食べたい」

さら「はい?」

転校生「どろっどろに濃くて、胸焼けするほど脂ぎってて、臭いが分からなくなるほどニンニクが入ったラーメンが食べたい」

さら「やめてよ、いきなりそんなこと言われたらおなか減るでしょ」

転校生「・・・さら、仕事何時ぐらいに終わりそう?」

さら「まだまだ全然。今夜も徹夜かなーって感じで見通しが立たないけど」

転校生「夜食・・・・・・食べたくない?」

さら「やめてー!それは悪魔の誘惑なの!なんだかんだで二十代だから十代のころより代謝落ちてるのー!」

転校生「スープは豚骨でいいかな?」

さら「わたし味噌で」

転校生「おっけー。準備してくる」

さら「ああ・・・・・・明日クエスト受けよ」

・・・

転校生「初音ぇ!起きてるかぁ!!!」

初音「起きてるぜ!」

転校生「茉理ちゃんにつないでくれ!」

初音「アイアイサー!」

茉理『もしもーし、どしたの?転校生くん。お姉さんの声が聴きたくなった?』

転校生「今からラーメン作るからスープの材料ください。味噌と豚骨で」

茉理『醤油も作って。私も食べたい』

転校生「わかりました」

ありす「塩もお願いします」ニュッ

転校生「塩も」

茉理『おっけー。30分で届けるわ』

転校生「よし。麺打つぞ!沙那、手伝ってくれ!」

沙那「はいっ!」

・・・

転校生「そうして出来上がったのがこちらです」

さら「おお、さすが・・・・・・この体に悪そうなテカリ、腎臓を酷使しそうな色、換気必須な臭い・・・・・・いいラーメンだわ」

転校生「お褒めくださりまして光栄でございます」

さら「あ、豚骨一口もらっていい?あと塩と醤油も」

ありす「じゃあ味噌もらってもいいかな?あと豚骨と醤油も」

茉理「いいよーん。ただし味噌と塩、ちょうだいね。あと豚骨」

転校生「そういうと思って小鉢を用意してるよ。それじゃあ、いただきます」

「「「いただきます」」」

転校生(ああ・・・・・・ラーメンうめぇ・・・)

今日のプチモア。ラーメンが食べたい。
ドロッドロに濃くて、ギットギトに脂ぎってて、レンゲ二杯分ぐらいのニンニクがどさっと乗ったラーメンが食べたい。
そんな思いを込めて書きました。私はとんこつラーメンが好きです。醤油も好きです。味噌も好きです。もちろん塩も。
それではラーメン屋に行ってきます。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- お小遣い編~

ゆえ子「そういえば、今更なことなんですが」

ありす「どうしたの?ゆえ子ちゃん」

ゆえ子「これは子ども扱いではない、仲月さんに対しても同じ呼び方・・・コホン」

ゆえ子「ここの皆さんはお小遣いを毎月もらっていますよね?あれってどちらから出ているんでしょうか?」

ゆえ子「ゆえが会計している以上お金の出どころとかはなるべく知っておきたいので・・・」

ありす「ああ、あれねぇ、さらちゃんのポケットマネー」

ゆえ子「・・・・・・えっと、子供たちの人数に一人頭1000円をかけて・・・」

ありす「性格には小学生未満は500円、小学1~3年生が1000円、小学4~6年生が2000円、それ以上は自分でクエスト行って稼ぎなさいだよ」

ゆえ子「なるほど・・・」

ありす「まあ、当然ながらそれ以外にもいろいろともらってるけどね。神宮寺さん兄妹しかり、梅さんしかりがこっそり渡してたり」

ゆえ子「それで幼児の割には贅沢してるんですね」

ありす「そうなんだよね。まああまりにもお金の使い方が荒い時は寧々ちゃんとか転校生さんが怒ってくれるし」

ゆえ子「なるほど」

ありす「ちなみに、転校生さんよりも寧々ちゃんのお説教の方が長いし精神にくるんだよね」

ゆえ子「ということは、ご経験が?」

ありす「私はないけど・・・・・・ほら、あれ」

ゆえ子「?」クルッ

アイラ「うははーっ!うまそうな唐揚げじゃな!どれ、ちょっと味見を・・・」

真理佳「あーっ!ずるいーっ!僕も食べるー!」

ゆえ子「・・・・・・まさか、東雲さんじゃない・・・ですよね?」

ありす「・・・・・・・・・・・・」フイッ

ゆえ子「ああ・・・・・・」

今日のプチモア。寧々のお説教は心にくる。皆いい子なので基本出番はないけれど。
なぜだかみんなありすに学園のことをいろいろ聞きに来る。生徒会長はさらなのに。学園長は寧々なのに。
兎ノ助よりもありすが頼りにされる。兎ノ助は陰で泣いている。
ありすは事情通。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- キス編~

―街中―

ありす(今日は珍しい生地が買えた・・・・・・これでクレプリちゃんの水着作ろっと)

さら(ありすの買い物に付き合ってたけど・・・・・・全然わからなかった。やっぱこの子すごいわ)

転校生「・・・・・・で・・・・・・が・・・・」

怜「だな・・・・・・っぱ・・・・・・」

ありす(あれは、転校生さんと怜ちゃん?神社に行ってたのかな?)

さら(あ、手をつないでる。ほほえましいな)

転校生「やっぱ・・・の・・・キス・・・・・・最高・・・・・・」

怜「そうだな!」

さら「!?」

ありす(あ、そういえば今は鱚が旬か。今日混布締めにしよう。そうしよう)

怜「また・・・・・・たい・・・・・・」

さら「あ、あわわわわ、あわわわわわわわわわ」

ありす(んー、でも天ぷらも捨てがたい・・・お吸い物も・・・唐揚げとかの方がみんな喜ぶかな?)

転校生「そういえ・・・・・・今度・・・・・・ちゅーが・・・・・・」

怜「・・・・・・ちゅー・・・・・・どこ・・・・・・?」

転校生「たしか・・・・よこ・・・・・した・・・・・・」

さら「横にするのっ!?下にするのっ!?え、下にするのっ!?さすがに歪み過ぎだよ!!」

ありす(もういいや。ぜんぶ作ろう。転校生さんとさらちゃんにも手伝ってもらって・・・・・・)

さら「あわわわわわわわわ、あ、あり、ありあり、ありす、ありあり、ありあり」

ありす「アリーヴェデルチ?」

さら「そうじゃなくてっ!転校生くんと怜ちゃんがっ!横とか下とかちゅーとか!」

ありす「キスは魚の鱚の話でちゅーはあれみなとみらいのピカチュウ発生中のことだよ。横浜駅の南・・・地図でいうと下のとこ」

さら「え、ええっ?・・・・・・あー!」

ありす「さらちゃんは転校生さんをよくペドフィリアにしたがるよね」

さら「だ、だって、こんな環境だし、し、仕方ないと思うじゃん!」

ありす「それだとほぼ一緒に暮らしてて見向きもされない私たちって・・・」

さら「・・・ごめん。この話は無しで・・・・・・」

今日のプチモア。鱚をKissだと思う典型的なお話。あと転校生くんはさらとかありすとか普通に意識はしてる。
代表選抜戦・・・・・・覚醒後の[特級]浦白七撫を見て一瞬誰だこいつってなった。かわいい。
メノコ姉さん普通に人前に出てはしゃいでるけど大丈夫なのかな。かわいい。
訓練で疲れてるけどステージの上だとノリノリなポンツクもいいよね。かわいい。
絢香はさすがアイドルだけある。覚醒前のぴっちり汗かきがエロい。エロい。
あと、湯気の位置と後ろの車のフロントとドアの輪郭とが合わさって一瞬メタンガス配合のあれに見えた。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- 逆上がり編~

結希「逆上がりなんてできなくても人間困らないわ。だからやる必要はないの」

ありす「もうっ、そんなこと言わないの。できないことができるようになるっていうのが大変なんだから」

結希「逆上がりができても魔物は倒せないわ」

ありす「本当?あれ見てもそう言える?」

結希「?」

転校生「魔物が固い時はこうやって回転でスピードを付けてから・・・・・・蹴り倒すっ!」

真理佳「すっごーい!」

メアリー「すっげー!もう一回!」

ましろ「涼しい・・・・・・♪」

結希「・・・・・・普通の人間には関係ないわ」

ありす(さらっと人間扱いされてない転校生さん・・・)

ありす「じゃ、じゃあ棒のぼりとかは?」

結希「必要ないわ」

寧々「んっふっふ~・・・見よ!一発芸用に覚えたポールダンス!」

さら「魔物が大群でいる時は出来るだけ高いところから見渡す必要があるわ。でも手は空けておきたいから、こうやって足の握力だけで登っていくの」

結希「風の魔法を使えば登れるわ」

ありす「もう・・・・・・」

転校生「ほら、結希。一緒にやろう」

結希「私はまだ死にたくないの」

転校生「あんな大回転をしろとは言わないさ。ほら、鉄棒持って」

結希「・・・・・・」ギュッ

転校生「それじゃあ、いくよ。せぇのっ!」

結希「!」

・・・

転校生「ってことでありすもやる?」

ありす「そうですね、私は遠慮しておきます」

結希「・・・・・・まさか、できないの?」

ありす「いえ、そうじゃなくて、この前ちょっと勢いつけすぎて皮がむけちゃって・・・」

結希「やっぱりあなたもおかしいわ」

今日のプチモア。
明日はUSJ(孤独)に行って来るんで今日はもう寝ます。
ありすありあり(合言葉)

今日は疲れて眠いので無し。
1人でもUSJは楽しかったです。
未だにジェットコースターの浮遊感が抜けない。
ありすありあり(合言葉)

~ゆかちゃんのたんじょーび、おかえし~

転校生「・・・・・・およ?」

ありす「ぁ・・・ぁさひなさ・・・」

龍季「ん?おー、お前らか。中でもうパーティやってるみたいだぞ。入れよ」

転校生「たっちゃんは?」

龍季「俺はいいよ。ガラじゃねーし」

転校生「・・・・・うーちゃーん!」

卯衣「なにかしら」シュタッ

クレプリ「この光景も久しぶりさね」

転校生「どーん!」

卯衣「わかったわ」

龍季「今ので何が通じたんだ・・・」

卯衣「どーん」

龍季「おわっ!?」

・・・

龍季「っててて・・・」

さら「あ、たつきさん!」

ゆかり「あ、戻ってきてくれたんだ。これ、さっき言ってたのね」

龍季「お、おう・・・・・・」

転校生「ゆーかーちゃん!」

クレプリ「ハッピーバースデーさね!」

ありす「ぉたん、じょび・・・・・・めでと・・・ぃ・・・す・・・・・・」

ゆかり「転校生くんに、ありすちゃんも・・・・・・二人ともありがとう」

卯衣「椎名さん。お誕生日おめでとう。これ、転校生くんと選んだの」

転校生「2人で買いに行ったんだよ!」

ゆかり「ふふ、ありがとうね」

ありす「ぁ、ぁの・・・・・・これ、ぇと・・・・・・」

ゆかり「ありすちゃんもありがとう」

さら「たつきさん!」

龍季「あー、さら。悪いけど俺は用事があるから・・・・・・」

さら「そうですか・・・・・・」シュン

龍季「・・・・・・それが終わったら、戻って来る。ケーキ残しとけよ」

さら「・・・はいぃ!」

ゆかり「・・・・・・ふふ」

今日は短いけどここまで!明後日には思い出の花畑を更新出来たらいいかな。
本編ではありすちゃんの誕生日の時にフラグを立てておきながら出さなかったことに遺憾の意を表明する。
USJは楽しかったよ。承太郎とスタプラの前でジョジョ立ち自撮りしようとしたら通りすがりの人が撮ってくれるっていうのでWRYYYYポーズを撮ってもらった。
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- もうこいつ一人でいいんじゃね編~

転校生「ってことで」

さら「毎度恒例」

寧々「私たちは」

アイラ「出かける」

チトセ「わ」

ゆえ子「・・・・・・はっ。ゆえのセリフがないです」

ありす「わかりました。留守は任せてください!」

・・・

虎千代「転校生!とらちよと組手しろー!」

薫子「しろー!」

転校生「あー、わかったわかった。ってことだから、聖奈。ついてきてくれる?」

聖奈「う、うん」

・・・

明鈴「おなかすいたー!」

レナ「にく!にく!」

さら「はいはい、待っててね。すぐ作るから。花梨ちゃん、手伝ってもらっていい?」

花梨「もちろんだべ」

・・・

姫「お父様がたまたま近くに寄ったとのことでご挨拶したいと」

葵「わたくしもです!」

寧々「はいはーい、それじゃあふたりは客間まで案内してあげて。ソフィアちゃーん、お茶とお菓子運ぶの手伝ってー」

ソフィア「はーい!あ、ちがう。いえーす!」

・・・

萌木「アイラちゃん、ちょっと聞きたいことが・・・」

みちる「ししょー!まほうおしえてー!」

アイラ「ちょっと待っとくれ・・・妾は今起きたばっかりなんじゃ・・・」

里菜「一番、リナ、いっきまーす!」ドスン

アイラ「ぎゃー!!!!」

・・・

智花「ちーとせちゃん!あーそびーましょ!」

チトセ「ふぇぇ・・・おしごとがおわってないから無理だよぉ・・・」

夏海「いっつもサボってるしいいじゃん」

チトセ「そのツケが回ってきてるんだよぉ・・・」

怜「夏海、忙しそうだから諦めてここで遊ぼう」

チトセ「なんでそうなるのよ」

・・・

ゆかり「だいじょーぶー?」パタパタ

ゆえ子「9月に入ったから安心していたのです・・・・・・日差しが・・・・・・ばたり」

もも「氷持ってきたよー!」

・・・

ありす「という感じでみんなに気付かれないようにしておきました!」

転校生「もう(寮は)ありす1人でいいんじゃないかな」

今日のプチモア。毎度恒例一人で面倒見てみたシリーズ。人形はよく観察しても気づかないぐらいに精巧
1週間ぐらいなら持つとのこと。転校生の魔力があればもっと。
多分転校生くんの人形はブーメランパンツ履いた本人にモデルになってもらった。股間はついてないです。
明日には多分本編更新できると思います。
ありすありあり(合言葉)

~佐世保に~

転校生「行くんだけど」

風子「ですね。次のクエストは佐世保ブルームキャッスルですか」

転校生「うん。それでなんだけどさ」

風子「はい」

転校生「佐世保って佐世保バーガーのイメージしかないんだけど」

風子「ウチは桃鉄で物件駅なのにハウスヨーロッパしか売ってないっていう昔のイメージが」

転校生「ふーちゃんって何歳だっけ?」

風子「ウチは古いのも遊ぶんで」

転校生「・・・なんか桃鉄やりたくなってきた。ちょっとのぞみんとこ行って来る」

風子「行ってらっしゃい。晩御飯までには戻ってくるんですよ」

転校生「はーい」

・・・

転校生「のぞみんに」

望【おまえとやると矢印無視した最短距離でゴールされまくって勝負にならないからいやだ】

転校生「って言われて追い返された」

風子「仕方ねーですね。ウチとやります?」

転校生「やるやるー!」

・・・

風子「10連ゴール・・・・・・ですって・・・?」

転校生「あ、貧乏神ふーちゃんについちゃった」

風子「ああ、楯野がやりたくなくなる気持ちが・・・」

転校生「あ、キングボンビーに」

風子「ああああああっ!!!」

・・・

転校生「ねえふーちゃーん、続きやろうよー」

風子「・・・・・・また今度で・・・」

~ハリキリゴシップ班~

エレン「・・・休憩時間は事前に配布された表を参照すること」

エレン「以上。なにか質問は?」

転校生「はーい!」

エレン「どうした。おやつは休憩中のみだ」

転校生「ダンボール使っていいですか!」

エレン「・・・・・・・・・・・・ダメだ。景観を損ねる可能性がある」

転校生「はーい!」

エレン「高い所から見たいならあとで肩車をしよう。他にはないか」

夏海「はいはーい!警備中のカメラの使用について・・・」

エレン「原則不可だ。休憩中か、もしくは撮影理由を書面にして提出・・・」

夏海「あっ、あの、宣材!この佐世保ブルームキャッスル?だっけ?」

夏海「宣材写真のお手伝いってことで、いい!?あたし、カメラ自信あるし!」

エレン「・・・後で責任者にかけあってみよう。私も同席する」

夏海「やったぁ!ありがとう、エレン!」

エレン「それでは、各自持ち場につけ。解散!」

・・・

転校生「なっちゃん、空撮だめだってさー」

夏海「残念ね・・・まあそれはそれとして!」

夏海「今日は撮るわよっ!最近英語漬けでモヤモヤしてたんだから!思いっきり発散するわよ!」

転校生「おー!」

・・・

焔「!?」ブルッ

焔「・・・な、なんだ、なんかいやな予感が・・・・・・」

焔「まさか、また魔物が・・・・・・なわけねーか。転校生じゃあるまいし、そんなこと察知できねーよ」

~元気ない~

転校生「んー」キョロキョロ

夏海「どしたの?さっきからひっきりなしにキョロキョロして」

転校生「なんか、ほむほむ元気なさそうだったから・・・どうしたのかなって」

夏海「そうね・・・あたしから見てもそんな感じだったし・・・・・・」

転校生「んー、どうにかできないかなぁ・・・・・・」

夏海「あ、先に行っとくわ。何も壊しちゃだめよ?」

転校生「なっちゃんはぼくをなんだと思ってるのさ」

夏海「だってあんたなにかしらバズーカぶっ放したり餅つきで爆発起こしたりしてるし・・・」

転校生「それぼくじゃなくてえっちゃんとかうーちゃんとかだよー」

夏海「あれ?そうだっけ?」

転校生「そうそう」

夏海「ってことは・・・・・・あ、もしかして次やらかすのあたし?」

転校生「そうかもしれないしそうじゃないかもしれない」

夏海「今日はおとなしく・・・いやいやいや、グリモワール魔法学園報道部ゴシップ班副班長としてそれはダメだわ」

夏海「ってことで大人しく控えめにゴシップを探すわよ!」

転校生「おー!」

~えっちゃんと交流~

夏海「あ、エレン休憩中かな?よしよし、とりあえず話を引き出しに行くわよ・・・・・・あれ?」

転校生「えっちゃーーーん!!!」

エレン「どうしたてんこうせっ」

転校生「どーん!」

エレン「おっとっと、どうしたんだいきなり」ダキッ

転校生「えへへ・・・なんかえっちゃんにこーやってするの久しぶりだなーって」

エレン「ふむ、そうだな。ここ最近はお前も私も働き詰めだった。お前は相変わらずクエストに行ってばかりで・・・」

エレン「少しは休めよ。何度も言っているが、休むのも仕事のうちだ。休息は活動を効率的にしてくれる」

転校生「わかってるよー。うりうり~」

エレン「こらこら、まだお前は休憩時間じゃないだろう。甘えるのはまた後でだ」

転校生「う~」

エレン「そんな目をしてもダメなものはダメだ」

転校生「う~!」

エレン「・・・・・・」

エレン(確かにここで突き放すのは簡単だ。だが、本当にそれでいいのか?転校生は今甘えたがっている。たまにしかない機会だ、存分に子供らしくさせても・・・)

パシャッ

エレン「!?」

夏海「あ、ごめん。つい撮っちゃった。どうぞ、続けて」

エレン「・・・転校生。巡回に戻るんだ」

転校生「は~い」

・・・

焔(こーゆーときどうしたらいいんだろうな・・・。エレンに相談・・・?)

エレン「・・・・・・・・・・・・」

焔(な、なんだっ!?泣いてる・・・のか?そういや、ドイツはオランダの隣だったな・・・)

焔(そっとしとくか・・・)

エレン(本当に、これでよかったのか・・・・・・!やはりあそこで引き留めておくべきだったのでは・・・・・・!)

~休憩中~

エレン「さて、休憩の時間か」ナデナデ

転校生「だねー」

エレン「ところで、転校生。私の見ていない時でも、鍛錬は続けているのか?」

転校生「やってるよー!」

エレン「そうかそうか。よしよし、よくやっているな」

転校生「えへへー」

エレン「ちなみに、何をやっている?」

転校生「おさんぽ!」

エレン「ふむ、有酸素運動か。いい傾向だ。食事はしっかり摂っているか?」

転校生「毎日朝とお昼と夜!あと3時のおやつ!」

エレン「問題なさそうだな」

転校生「でしょっ!」

エレン「ああ。文句なしだ」

転校生「ちゃんとやってるもんね!」

エレン「ああ。だが、無理は禁物だ。例えば、無理に筋肉を付けようとすると身長が伸びなくなったりする」

エレン「もう大丈夫だとは思っているが、身の程は知っておけよ」

転校生「はーい」

エレン「よし、では軽く一周するか。肩車でいいか?」

転校生「このままで!」

エレン「わかった。ではいこう」

・・・

焔「あれは、エレン、と転校生・・・」

焔「・・・・・・なんか、すっげぇいい笑顔だな」

焔「アタシも転校生に相談すりゃ、なんか解決するのか・・・?」

~季節外れの~

刀子「ほう、この艶、この色・・・素晴らしい!」

刀子「しかしなぜ秋にチューリップが?なんとも不可思議でござる」

刀子「ふむふむ・・・【品種保存のため佐世保市内の研究所で改良を重ね】・・・」

刀子「なんと!我が国の遺伝子工学は、今やここまで・・・」

夏海「あ、刀子が変な動きしてる・・・一応撮っとこ」

刀子「ぬっ!盗撮とは不届き千万!」

夏海「盗撮じゃないもーん。一応許可もらってるもん」

刀子「そうだとしても、撮るなら一声かけてからが礼儀であろう!」

転校生「そうだそうだー!」

夏海「あんたはこっち側でしょ!ほら、戻ってきなさい!」

転校生「はーい」

夏海「ったく・・・声かけると、だいたいみんなかっこつけて不自然になるのよ」

刀子「左様。少しでも良く撮ってほしいというのが人心というもの」

刀子「岸田殿、ポーズの指定があるなら応じるぞ」

転校生「こんなとか!」バァァァァァン!!

夏海「い、いや・・・別にかっこいい写真撮りたいわけじゃないからさ・・・」

夏海「あ!ねえ、今見てたの、このチューリップ?きれいね」

刀子「おお。この美しいチューリップを、姫殿のバラ園にと思ってな」

刀子「花壇丸ごと持ち帰れないかと、思案していたのだ」

夏海「えっ?でも、確かここの品種って持ち出しダメって話じゃなかったっけ」

刀子「なあに、野薔薇の要請とあれば、通るだろう。早速責任者に・・・」

夏海「ちょちょ、一応あたしたち、警備で来てるわけだからさ!」

夏海「魔法使いのイメージ、悪くしたらヤバくない?」

刀子「少しくらい、よいではないか。ああ、姫殿の喜ぶ顔が目に浮かぶ・・・」

夏海「いや、ダメでしょ!転校生、あんたもなんとか言ってやってよ!」

転校生「あ、フラベベだ」

フラベベ「~♪」

刀子「ん?おお、野性のフラベベか!」

夏海「あたし初めて見たかも。こんなとこにも来るんだ」

転校生「案外お気に入りなのかも。持ってっちゃ可哀想だよ」

刀子「む、確かに・・・・・・もしかしたら、我々が持って帰った花がお気に入りだった・・・ということもあるやもしれん」

夏海「我々ってあたしら含めないでよ」

刀子「はっはっは、細かいことは気にするな!花は持ち帰れぬが、他の土産物を見繕ってまいる!では!」

夏海「ああもう、疲れたわ・・・・・・野生のフラベベに感謝ね・・・」

・・・

焔「うおっ!エレン、なにやってんだ!?」

エレン「・・・・・・こんな景色は、オランダにも、ドイツにもなかったぞ・・・」

焔「は?もしかしてフラベベとかバタフリーとかのことか?まあ生育環境が違うんじゃね?」

エレン(何故だ、やはり日本では普通のことなのか・・・!)

~ほむほむっ!~

焔「・・・あそこの風車も、そのまんまだな・・・」

焔「いや、1回ここ壊滅したし、作り直したヤツか」

焔「・・・クソッッ、頭が痛ぇ・・・こんなクエストに指名しやがって」

焔「エレンは知らねえのかよ、アタシが、ここで・・・」

焔「・・・っ、いや、言ってねーはずだもんな。知らねえよな・・・」

夏海「なにを知らないって?」

転校生「ってー?」

焔「ひゃあああぁっ!?」

焔「な、なんだよ、あんた!いきなり出てきやがって!」

夏海「ねえねえ、あんたこっちの出身なの?なんか地理詳しそうじゃん」

焔「・・・うるせーな。報道部に話すことなんかねーよ」

夏海「いいじゃん。ここに来たことがあるんなら、いいスポットとか教えてよ」

焔「知らねー!憶えてねーし、あんたには教えねー!」

夏海「相変わらずつれないわねー。ちょっとは丸くなったかと思ったんだけど」

焔「なんだよ、丸くなったって・・・おい転校生」

焔「こいつ連れてどっか行け。アタシは今お喋りって気分じゃねーんだよ」

転校生「だってさ」

夏海「あっ!どっか行くならあたしだけ!あとは2人でゆっくり・・・」

焔「2人でって、なんでだよ。アタシは誰とも喋りたく・・・」

焔「・・・そういや、あんたバレンタインの時アタシをさんざんコケにしやがったな」

夏海「ぎくっ」

焔「んで、転校生は臨時風紀委員だかなんだかで、結局アタシは碌な目に合わなかった・・・」

転校生「今日はふーきいいんじゃないよ?」

夏海「いやいやいや、今回は大丈夫。絶対悪いようにはしないから!」

焔「やっぱりなんかする気でいるじゃねーか!やめろ!あっち行けっ!」

夏海「なんもしないって!ホントホント、写真だけでも・・・」

焔「写真もダメだ、話もしない!アタシのことは放っとけ!じゃあな!」

夏海「ちょ、ちょっと!あー、逃げられた・・・」

転校生「まあまあ、なんか機嫌悪そうだったし」

夏海「むー、でもさー、ちょっとぐらいいいじゃん?」

転校生「あ、そういやなんか、あきちゃんから聞いたことある」

夏海「その時点で嫌な予感しかしないんだけど」

転校生「女の子の日g」

夏海「ストップストップストーーーーップ!!!!何吹き込んでんのよーーーー!!!!!」

~帰宅~

エレン「2250、全員帰還。デバイスで報告を済ませた者から解散」

夏海「はー、疲れたぁ・・・佐世保遠すぎぃ・・・足が棒よ、棒」

香ノ葉「んふふ♪ウチ、ダーリンとクエスト行けて嬉しかったわぁ」

転校生「あれ、このはいたっけ?」

香ノ葉「おったんよ!」

転校生「ほら、画面に映ってないから・・・」

香ノ葉「うう、こんなことで挫けへんのよ!」

香ノ葉「それでな、まだ話し足りないんよ。これからお疲れ様会せえへん?」

エレン「白藤。体調管理が最優先だ。今日は身体を休め、明日以降にしろ」

刀子「うむ。白藤殿。授業が免除されるのだ。なにも今焦ってやる必要はない」

香ノ葉「うぅ~、確かに・・・ほんならダーリン、また明日会ってくれる?」

夏海「会う会う」

香ノ葉「なんで夏海ちゃんが答えるんよ、もー」

刀子「ぬんっ・・・送信完了!さて、土産物を各所にお配りせねば!」

刀子「皆の者、本日はありがとうござる。拙者はこれにて御免!」

転校生「まったねー!」

エレン「来栖。私は詰所に戻るが・・・」

焔「・・・アタシは帰る。疲れた」

エレン「そうか。今回の警備において、貴様のパフォーマンスは最悪だった」

焔「っ!!・・・わーってるよ、んなの・・・」

エレン「業務に支障があるのに、報告も相談もしないのは軍人として致命的だ」

エレン「気持ちを切り替えていけ。明日からまたその根性を叩き直してやる」

エレン「・・・事情があるなら、いつでも聞く。私に話しづらいなら、転校生にでも話しておくといい」

焔「・・・やっぱ気づいてたんじゃねーか」

焔「・・・クソ・・・なんだよ・・・!クソッ・・・!」

~今日はいいや~

香ノ葉「なあなあ、焔ちゃん。明日ヒマ?」

焔「・・・ヒマじゃねーよ!」

香ノ葉「あん!待ってぇな。お部屋まで一緒に・・・」

焔「ついてくんじゃねーよ!これから詰所だ、アタシは!」

香ノ葉「え?帰るんじゃないん?」

香ノ葉「なあ、そんなに元気あるなら、お疲れ様会の相談しようや~!」

香ノ葉「あ、ダーリン、また明日な!ん~、チュッ!」

転校生「ていっ!」ペチッ

夏海「投げキッスのハートって叩き落せるものなの?」

香ノ葉「焔ちゃあぁ~ん!」

夏海「おーっと、香ノ葉選手、焔を追うぞ!?」

夏海「香ノ葉選手、速い、速い!焔選手も負けてない!」

焔「うあぁ・・・ちょっ、離せ!離れろ!」

夏海「あはは!捕まったー。面白ショット、撮っとこー」

夏海「・・・あーあ。結局スキャンダルらしい写真、撮れなかったなー」

夏海「警備中なんやかんやで忙しかったし・・・カメラなくしたり・・・」

転校生「ぼくが見つけたんだよねー」

夏海「ご、ごめんってば。世話になった埋め合わせはするわよ」

夏海「てかさ、あんまこういう呑気なクエスト、最近なかったからさ・・・ふふっ」

夏海「あんたも見る?今日撮った写真」

転校生「みるー!」

夏海「いいよ、ほら・・・・・・ね、楽しそうでしょ、みんな」

転校生「だね。ぼくも楽しかった!なっちゃんは?」

夏海「・・・うん、あたしも。・・・・・・スクープ狙いは、また今度でいいや」

・・・

夏海「あ、そうだ。あのこと一応報告しとこ」

夏海「・・・公共の場であれはないわー」

~食べ物の話~

転校生「ってことで、いろいろ食べて来たよ」

ありす「ど・・・な、もの・・・・・・?」

転校生「えっと、ソフトクリームとか」

クレプリ「お、ご当地ソフトクリームみたいなやつか?」

転校生「うん、チューリップ味」

ありす「!」

転校生「あと、ミルクセーキとか」

クレプリ「飲むやつじゃないのか?」

転校生「ううん、アイスだった」

ありす「!!」

転校生「あと、定番の佐世保バーガー」

クレプリ「屋台とかでたまに見るあれさね!」

転校生「うん。あれならぼくも作れそうだよ」

ありす「!!!」ブンブンブン

転校生「あ、これお土産の九十九島せんべいと自衛隊カレー」

転校生「それと、カース・ケイクとぽるととあご煮干しラーメン。あと途中の博多で買った明太子」

ありす「!!!!」

転校生「ってことでごはんにしよう!佐世保バーガーとか作るよ!」

ありす「ぃっしょ・・・・・・りた・・・・・・!」

転校生「うん、手伝ってね、ありすちゃん!」

クレプリ「そういや、さっき風紀委員が出動してたけど何かあったのか・・・?」

・・・

風子「いや、そういう言葉自体を教えるのはいいんですけど、実際、まあそういうことで一緒にお風呂入れない日とかもありますし」

風子「ただ、使っていい時と場所を教えねーといけませんよ」

秋穂「ごめんなさい・・・わたしも、まさか公共の観光地で言うなんて・・・」

春乃「性教育も難しいわね・・・」

風子「子供ですから、扱いが難しいんですよね」

秋穂「やっぱり実践を持って教えるしか」

風子「は?」

秋穂「ウソデスゴメンナサイ」

今日はここまで!秋穂はこのあとさらちゃんの純粋ビームを浴びせておきました。
スレ内でえっちゃんとまともに会話したのがイギリスでの誕生日ぶりだという事実。
珍しくイベントなのに焔がやられてない。さすがに観光地で暴れるわけには行かなかったか。
って思ったら最後に香ノ葉に捕まってるんだよね。公式でやってるからこっちで付け加える必要もない。
次回はラストワルツです。裏世界です。シリアスです。多分。
そういえば裏世界のさらって・・・・・・
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- プロフィール編~

さら「すっごい今更なんだけどさ」

ありす「うん」

さら「わたしたちのプロフィールって転校生くんに筒抜けだよね」

ありす「と、いうと?」

さら「ほら、学園支給のデバイスからなら生徒データの閲覧が可能でしょ」

ありす「うん。誕生日とか身長とか書いてあるから、贈り物したり服作ったりするとき便利なんだよね」

さら「そう、それなんだよ」

ありす「えっと?」

さら「これ、さ・・・・・・スリーサイズも載ってるじゃない」

ありす「あ、言われてみれば・・・今まで気にしたことなかったけど、よく考えたら全部筒抜け!」

さら「そう!体重もウェストも全部載ってるの!」

さら「これってたしか夏休みもどき前に計ったやつのデータなのよ」

ありす「夏休み前・・・」

さら「そう・・・転校生くんが夏バテ防止のためにって色んな精の付くおいしいものを作ってくれる季節!」

ありす「しかも、外に出たら暑いからなるべく室内のエアコンの効いた部屋でごろごろしてあわよくばアイスとかたくさん食べる・・・!」

さら「そう!だから!体重が!」

ありす「増えてる!」

さら「それを転校生くんはわたしたちの標準体重だと思っちゃうんだよーーー!!!!」

ありす「し、死活問題・・・」

さら「ってことで抗議するための仲間を連れてきました」

ありす「仲間?」

シャルロット「しゃるは悪くありません!転校生さんや楠木さんが作るごはんがおいしいからです!」

あやせ「暑いからお外に出たくないのは、しかたないよね~?」

エミリア「おいしいからしたかないんです!おいしいからしかたないんです!」

さら「ってことでせめて体重とスリーサイズは隠してもらえるように話しつけに行くよ!全員、しゅっぱーつ!」

・・・

寧々「それだといくらでもだらしなくなるでしょ?だから却下」

さら「そうだった・・・ウチの学園長、教育には結構力入れてるんだった・・・」

ありす「さすが教育学部・・・」

寧々「転校生くんに見られてるって意識した方が健康にも気を使えるでしょ?だからがんばってね」

ありす(厄介な所は転校生さんはこっちがおいしく食べてると喜んでくれるからしっかり食べちゃうところなんだよね・・・)

今日のプチモア。グリモアのゲームの方では見れるけど、実際のデバイスで見れるなら乙女にとっては天敵だと思ってる。
誕生日はデバイスで見れるみたいなことを夏海が言っていたので、多分スリーサイズとか体重とか全部見れるんだと思う。
ただ、そのせいなのか体重増やせよって生徒が多いのは問題だと思う。
みんな瘦せすぎ。
ありすありあり(合言葉)

~おばちゃんのたんじょーび、ラストスパート~

転校生「やっほー、どんな感じー?」

チトセ「あら、転校生くん。ちょうどよかったわ」

転校生「ちょうど?」

アイラ「水瀬からケーキをもらっておるんじゃ。それに妾もいろいろ持ってきておる。食え食え」

転校生「あ、しまった。被っちゃった」

チトセ「被った・・・?」

転校生「ケーキ焼いてきちゃったんだよね。ほら、今日はチトセちゃんの誕生日だから」

アイラ「ううむ、ケーキとケーキで被ったか・・・まあ両方食えばよかろう」

チトセ「そうね。それじゃあ、いただきましょうか」

転校生「はーい。こっちがお皿で、こっちがフォークで・・・」

・・・

アイラ「満腹満腹、もう入らんわ」

チトセ「おいしかったわ、ありがとう転校生くん」

転校生「うん!おそまつさまでしたっ!」

アイラ「さて、と。休憩もしたし、そろそろ再開するか」

チトセ「そうね。ごめんなさい、せっかく来てくれたのに、時間を取れなくて」

転校生「ううん。二人ががんばってるの、知ってるから。ぼく、待ってるからね」

アイラ「任せておけ。少年も、魔力を存分に溜めておけよ」

チトセ「心配は不要だと思うけど・・・私たちのこの魔法は、どれだけ魔力が必要かわからないからね」

転校生「まっかせて!いっぱい食べていっぱい寝る!それでいっぱいチャージするから!」

チトセ「それじゃあ、よろしくね」

~第6次裏世界探索~

聖奈「間違いないんだな?レジスタンスの、新たな拠点の場所は」

ヤヨイ「うん。位置関係もバッチリ調べたよ。宍戸博士にも確認した」

ヤヨイ「阿川奈城砦跡。パルチザンはそこにいる」

聖奈「ここからは遠いから、あらかじめJGJに協力を取り付けておいた」

聖奈「車両に乗れ。移動するぞ」

ヤヨイ「・・・まさかゲートに車が通るようになってるなんてねぇ」

ヤヨイ「やっぱ文明って凄いや」

・・・

龍季「ここが裏世界か。しけたとこだな」

さら「ここ、お隣の七枷ですよねぇ?ここに皆さんがいるんでしょうかぁ」

龍季「ちげーだろ。車乗れってよ」

龍季「・・・本当に、こっちのさらに会うんだな?」

さら「・・・・・・・・・・・・」

さら「はい。わたし、決めたんです」

龍季「なんだよ、今の間は。やっぱり不安か?」

さら「いえ・・・・・そうですね。あきほちゃんみたな人じゃなかったらいいなぁと」

龍季「おい、それどういう意味だよ。おい、まさか・・・・・・」

さら「・・・・・・転校生さんが危ないかもしれませんねぇ」

龍季「わかった。転校生もオメーも俺が守る。いいな」

さら「よろしくお願いしますぅ!・・・・・・はぁ」

龍季(こんなにテンションが低いさらは初めて見た・・・)

・・・

心「・・・・・・・・・・・・」

心「寂しい場所です・・・しかし、心ちゃんは・・・来てしまいましたか」

心「転校生くん。裏世界の人間に、心ちゃんを会わせないでください」

心「できるだけ【私】が出ていますから、心配ないとは思いますが・・・」

心「もし、あの子が出てしまうようでしたら。お願いします」

転校生「がんばる!」

ミナ「マインドシーカー!行くぞ!我らの車に乗れ!」

心「・・・・・・・・・・・・っ!?」

心「ダ、ダメ・・・どうして・・・こんな時にっ・・・!」

心「・・・・・・・・・・・・」

心「ふぇっ!?こ、ここは・・・ここ、どこですかぁ!?」

ミナ「裏世界だ!みんなをこっちの我に会わせるって言っただろ!」

ミナ「早く来い!いいな、来いよ!」

心「・・・えええ?」

~阿川奈襲撃~

―阿川奈城砦(裏)―

聖奈「っ!?総員戦闘態勢だ!」

龍季「おいおい・・・どうなってやがる」

龍季「魔物に攻撃されてるじゃねぇかっ!」

転校生「もうっ!なんでこんなタイミングで!」

さら「・・・わたし・・・行かなきゃ!」

龍季「おいっ!待て、さら!危ねぇぞ!」

転校生「さらちゃん!たっちゃん!」

聖奈「こ、こら!勝手に・・・!」

聖奈「くそっ!いきなりの誤算か!戦闘に長けるのは雀、雪白、服部、立華・・・」

聖奈「それぞれパーティを組んで、魔物の掃討にあたれ!」

聖奈「ロカは打ち合わせ通り、退路の確保を頼んだぞ!」

聖奈「各人、イレギュラーの事態が起こったらすぐに連絡するんだ!いいな!」

聖奈「転校生!私と来い!仲月たちとパーティを編成する!」

転校生「おっけ!あ、ふたみん・・・・・・いや、大丈夫。みんながついてる!」

~適材適所~

聖奈「・・・落ち着いたか、仲月」

さら「はぁ、はぁ・・・はい・・・」

聖奈「・・・・・・ふぅ・・・・・・」

聖奈「1人で飛び出してどうするつもりだっ!」

さら「っ!!」

聖奈「貴様ごときが1人で、なにかできると思ったか!」

龍季「結城!」

龍季「それ以上さらに向かって怒鳴るな。俺が許さねぇぞ」

聖奈「私たちの目的は、仲月とレジスタンスのリーダーを接触させることだ」

聖奈「もちろん、仲月を用いることで、交渉に付加価値を与える意味もある」

聖奈「・・・本音を言うと、私は賛成していないんだよ。仲月が来るには、ここは危険だ」

聖奈「だが、仲月は来ると言った!だから私の仕事は、全力で守ることだ!」

聖奈「同時に仲月の仕事は、生きて、こちらの自分に会うことだ!」

龍季「だからって怒鳴りつける必要はあんのかよ!」

聖奈「死んでからでは遅い!仲月は自分の責任を軽んじたのだ!」

聖奈「私は仕事を成し遂げる気の無いものを許さない。いいな」

聖奈「二度と1人で先走るな。心配せずとも、命に代えても会わせる」

龍季「・・・・・・ちっ」

さら「・・・せなさん・・・すみませんでしたぁ」

さら「わたし、じっとしてられなくて・・・」

聖奈「魔物との接触前で運がよかった。貴様の気持ちもわかるんだ」

聖奈「無謀を止めるのも私の仕事だ。気にするな」

さら「・・・・・・・・・・・・はい!」

龍季「なら、俺が先頭で進む。前からの魔物は全部ぶっ殺す」

龍季「テメーらは後ろだ・・・頼んだぜ」

転校生「補給はまかせろー」ビビビビ

転校生「あ、そうだ。さらちゃん、これ」

さら「これは・・・ダンボール、ですか?」

転校生「うん。予備のやつ。これがあれば防御力が上がるよ」

さら「はいぃ!ありがとうございますぅ!」

聖奈(今更だがダンボールに安心感を覚える私たちはなんなのだろうか・・・)

龍季(実績はあるからなぁ・・・)

~なぜばれた~

聖奈「いたるところで戦いが起きているな。あれがレジスタンスか・・・」

さら「でも・・・どうしてなんでしょう・・・」

龍季「どうしてって、なにがだよ」

さら「えっと、まえにヤヨイちゃんたちが見つけたときはおそわれてなくて・・・」

さら「それからちょっとしかたってない、わたしたちが来たときにはおそわれてて・・・」

聖奈「仲月。今は探索に集中しておけ。余計なことを考えると危険だ」

聖奈「前を向いて進め。いいな」

さら「はぃぃ・・・」

転校生「ふん・・・・・・なんだろ、なんでかわかるようなわからないような・・・」

聖奈「・・・まさか・・・つけられたか?」

鳴子「ロカ君に限ってそれはない。信頼してあげなよ」

転校生「ゆさ!」

鳴子「やあ。今のところは無事みたいだね、転校生くん」

聖奈「・・・遊佐、鳴子!?なぜここに・・・!」

鳴子「クエストを請けたんだ。僕がいたらおかしいかい」

聖奈「いや、だが・・・いつから・・・」

鳴子「気になることがあったんでね。先に城の周りを調べてきた」

鳴子「興味深いことがわかったよ。レジスタンスが・・・追い詰められた原因が」

聖奈「1時間調べただけでか?」

鳴子「ああ。リーダーに教えよう。たぶん彼女らは、ある事実を知らない」

転校生「ある事実?」

鳴子「そう。なぜ、この場所が、レジスタンスの拠点がばれたのかだ」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

~見つからない~

龍季「しっかし、こっちのさらはどこにいるんだ」

聖奈「・・・転校生、わかったりしないか?」

転校生「ふぇっ!?ぼく!?」

鳴子「これで見つけたらもはや超能力レベルだけど・・・どうだい、転校生くん」

転校生「えっと、えっと・・・・・・あ、そういえば、なんか前阿川奈で鬼退治したとき・・・」

転校生「なんか、お城の隠し部屋がどうとかっていうのを職員の人から聞いた・・・・・・気がする」

さら「隠し部屋、ですか?」

龍季「その位置はわかるのか?」

転校生「聞いただけだからどこにあるとかは知らないよー」

鳴子「ふむ、隠し部屋か・・・・・・手あたり次第壁を叩いてみるかい?」

聖奈「あまりにも非効率だ。だが、それしかないならそうせざるをえんな」

龍季「目星もつけらんねーならやっても時間を食うだけだろ」

鳴子「地図でもあればある程度は予測できそうだけど、残念ながら内部構造がわかるようなものは持ってないね」

転校生「これならパンフレットみたいなの持って来てたらよかったなぁ」

聖奈「ないものを憂いてもしかたない。今はとにかく探そう」

~レジスタンスのリーダー~

龍季「待て。止まれ」

さら「ふぇ?」

龍季「テメーは・・・」

ミナ(大人)「仲月さら・・・そう・・・わかったわ・・・」

ミナ(大人)「あなたたちの目的は、リーダーを説得することね」

さら「ミナちゃん!」

聖奈「・・・風槍、ミナか・・・!頭がおかしくなりそうだ・・・」

ミナ(大人)「お友達よ」

ミナ「仲月さら!お前たち、まだリーダーに会ってなかったのか!?」

さら「うぅ・・・なかなか見つからなくてぇ・・・」

ミナ(大人)「・・・見つかるはずないわ。さらは万が一にも死なせられない」

鳴子「仲月さらに会わせてくれ。すぐに逃げないといけない」

鳴子「今、僕たちの仲間も含めて城を死守してるメンバー・・・」

鳴子「このままだと全滅するぞ」

ミナ(大人)「遊佐鳴子・・・あなた・・・何を知っているの?」

鳴子「生き抜く方策だよ」

ミナ(大人)「・・・来て。リーダーのところに案内するわ」

鳴子「・・・よかった。こっちの僕は、それなりに説得力のある人間だったようだ」

さら「・・・・・・わたし・・・・・・」

龍季「気にすんな。遊佐は実績があるんだ」

龍季「オメーがやりたいことは、こっちのオメーに会ってからだろ?」

さら「はい・・・でも、なんだか役立たずみたいで・・・せなさんにも怒られましたし・・・」

龍季「俺は、さらがいるからここにいる」

龍季「オメーを信じてるから、守るために来たんだ」

さら「たつきさん・・・」

龍季「別に恩を着せるつもりじゃねーんだ。だけどな、自信持てよ」

龍季「それとも自信でるまで、さらがやってきたこと話してやろうか?」

龍季「俺を救った。ハワイで班を1つまとめた。雪白を救った」

さら「い、いいですよぉ!わかりましたからぁ!」

さら「ごめんなさい。わたしが来るって言ったのに、おちこんじゃって」

さら「わたし・・・もうだいじょうぶですから!」

聖奈「・・・朝比奈。貴様がそんなことを言うとはな」

龍季「盗み聞きしてんじゃねーよ」

聖奈「転校生。お前が来てからだ」

転校生「ふぇっ?」

聖奈「お前が来てから、様々なことが変わった。直接関わってなくともな」

聖奈「お前の力は、本当に謎だらけだよ。まるで・・・」

聖奈「まるで、この学園を救うために現れたようだ」

・・・

ミナ(大人)「・・・ここよ。この隠し扉」

ミナ(大人)「この先に、私たち【パルチザン】のリーダー・・・仲月さらが、いる」

~邂逅~

ミナ(大人)「リーダー・・・独断でごめんなさい。」

ミナ(大人)「【あっちの】学園生を連れてきたわ」

・・・

さら「・・・・・・・・・・・・」ジー

転校生(なんか、めっちゃ見られてる!)

さら(すっごい見てます!て、転校生さんはわたしが守るんです!)

さら(大人)「こんにちは。学園生の皆さん」

さら(大人)「【パルチザン】リーダーの仲月さらよ」

さら「あ・・・こ、こんにちは・・・」

ミナ(大人)「遊佐鳴子から伝えることがあるわ。私たちの命に関わると思われることよ」

さら(大人)「わかったわ。すぐに話を聞く。遊佐先輩の情報は貴重よ」

さら(大人)「先輩が10年前の学園生だとしても」

鳴子「・・・仲月君。悪いが、先に僕が話すよ」

鳴子「少しだけ、時間をもらうね」

さら「・・・は、はい・・・」

さら「・・・うぅ・・・」

龍季「・・・チッ。目も合わせねーってどういうことだ」

龍季「ありゃホントにさらなのか?」

さら「目を合わせないというか、別のところを見てたというか・・・」

恋「見たじゃろ?ミナも、わっちらの知っておるミナとは全然違う」

恋「あまり気にしてはいかん。そもそもわっちらとは育ち方も違うんじゃ」

さら「そうですよね!」

恋(なぜそんなに嬉しそうなんじゃ)

龍季「・・・それに・・・もうずっと年食ってるからな」

龍季「俺より年上のさらか・・・」

さら「年上・・・・・・はぁ・・・」

龍季(なんか今までにないぐらいさらのテンションが低いぞ!?)

~やることはやる~

さら(大人)「・・・じゃあ、ミナは今言ったことを全員に伝えて。学園生にもね」

ミナ(大人)「わかった」

ミナ「な、なぁ。我ができることはあるか?」

ミナ(大人)「・・・そうね、それじゃあ、お友達に伝えてあげて」

ミナ(大人)「すぐに、自分たちの世界に帰りなさい」

ミナ「・・・・・・・・・・・・っ!」

恋「ついでといってはなんじゃが、わっちはここにおるかのう?」

恋「よかったらわっちが伝えに行くぞ」

ミナ(大人)「ありがとう。ここにいるわ。でも・・・あなたにはお願いできない」

ミナ(大人)「ミナを、守ってあげて」

ミナ「わ、我は戦える!守ってもらう必要などない!」

ミナ(大人)「・・・ミナ。円卓の騎士、会わせてくれてありがとう」

ミナ(大人)「約束守れなくて、ごめんね。もう、会いに来てはいけないわ」

ミナ「そんな!だってまだ、目のこと教えてもらってないのに・・・!」

ミナ(大人)「仲間が待ってるから。急ぐわよ」

ミナ「あっ!ま、待って!」

・・・

さら(大人)「・・・ありがとう。あなたの話のおかげで、ようやく謎が解けたわ」

さら(大人)「JGJの連中を、こちらが見つけられなかった理由・・・」

さら(大人)「そして私たちの動きが、ずっと筒抜けだった理由も」

鳴子「・・・ギブアンドテイクだよ。君も持っていると思った」

鳴子「この【キー】は、ほかに何個ある?」

さら(大人)「わからないわ。でも遊佐先輩は、少なくとも4人に渡した」

鳴子「最小でもあと2つか・・・先は長いな」

鳴子「・・・ああ・・・くそ、そうか」

鳴子「この世界で、僕はもう・・・役割を終えていたのか」

さら(大人)「・・・あなたは、前からミステリアスな人だったわ。あっちでも同じなのね」

鳴子「僕が知っている仲月さらは、君とは違うみたいだけどね」

鳴子「立場はわかるけど、少しだけ話してやってくれないか」

さら(大人)「・・・そう・・・ね・・・できるだけ目を合わせないようにしていたけど・・・」

さら(大人)「あと、思っていたのと違う人もいたけど・・・」

鳴子「6歳は犯罪だよ」

さら(大人)「わたしにそっちの気はないわ」

・・・

さら(大人)「仲月さらちゃん。遅くなってごめんなさい。それと・・・」

さら(大人)「朝比奈、龍季さんも」

~仲月さら~

龍季「先に俺だ。俺が話す」

さら「た、たつきさん・・・?」

さら(大人)「龍季さん・・・懐かしいわ。どうやらこちらの龍季さんとは違うみたいだけど」

龍季「あ?何言ってんだテメー」

さら(大人)「【わたし】とは話させてくれないの?」

龍季「先にちっとだけ俺が相手だ。テメーはさっき、さらを無視した」

龍季「なんだかしらねーけど視線に違和感も感じた」

龍季「同じさらでもテメーは【違う】。危害を加えないか、確かめる」

さら(大人)「・・・驚いた。いつ攻撃してきてもいいように、準備していたのに」

龍季「・・・攻撃?どういうことだよ」

さら(大人)「こちらの龍季さんは、あなたみたいに優しくなかったわ」

さら(大人)「誰にも心を許さず、ケンカに明け暮れていた。そして・・・」

さら(大人)「あるとき、一般人を死なせてしまった」

龍季「・・・っ!?ま、まさかケンカで?」

さら(大人)「そう。私とは、少しだけ話してくれてたの」

さら(大人)「お友達になれるかもって思った矢先だったのに」

さら(大人)「その事件がきっかけとなって、龍季さんは七枷の矯正施設に入れられた」

龍季「・・・退学・・・か・・・そ、そうか・・・」

龍季「ちっ・・・こっちでも、ダメだな、俺ぁ」

龍季「いっ!?」

さら(大人)「ダメなんてことないわ。だって・・・助けに来てくれたんだもの」

さら(大人)「第8次侵攻の時・・・きっと矯正施設の命令だったと思うんだけど・・・」

さら(大人)「私たちが危ないところを助けてくれた」

龍季「・・・こっちじゃ・・・そんなことになってたのかよ」

龍季「でも、その態度じゃまぁ、その時に死んでるんだろ、俺は」

さら(大人)「・・・ごめんなさい。あのときの私には力がなかった」

さら(大人)「助けられてばかりで、人を助ける力がなかった・・・!」

龍季「もういい。わかった、もういい。その力をつけるために・・・」

龍季「テメーは【リーダー】らしく振る舞わなきゃいけなかったんだな」

・・・

龍季「・・・さら。俺は今から、入り口まで行く」

さら「え?」

龍季「転校生。さらを頼んだ。さっきの話じゃ、そんなに時間はなさそうだ」

龍季「もうじき、門が破られる。俺はそれを少しでも先延ばしにする」

龍季「テメーとさらは、こっちのさらを口説き落とせ。いいな」

龍季「どれだけ時間がかかってもいい。テメーらがここにいる間は・・・」

龍季「俺が、ぜってー魔物を入り込ませねーから」

~値踏み~

さら(大人)「で、さらちゃん」

さら「は、はい!」

さら(大人)「あなたが言っていた男の子って」

転校生「・・・・・・え、ぼく!?」

さら「えっと、そうですね、一応、はい、そうです」

転校生「さらちゃん、なんか変だよ!?」

さら(大人)「ふーん・・・・・・この子がねぇ・・・」

転校生「あ、あの、なに・・・ですか?」

さら(大人)「話には聞いていたけど・・・・・・今、どれくらいクエストに出てるの?」

転校生「え?えっと、週に3,4回・・・・・・かな」

さら(大人)「となると、結構稼いでるわよね・・・・・・」

転校生「さらちゃん、この人、なんか怖い」

さら「わたしもですぅ・・・」

さら(大人)「年収は?」

転校生「え?えっと・・・・・・×××万円ぐらい?もうちょっとあるかも」

さら(大人)「家事についてはどう考えてる?」

転校生「え、え?そりゃあ、普通にやるけど・・・」

さら「転校生さんは料理上手です。お洗濯もお掃除もできます」

転校生「さらちゃん!?」

さら「でも、6歳です!!!」

さら(大人)「わかってるわよ!!!」

シロー「なんでさ」

さら(大人)「女にはね、時には年齢を問わず男の能力を視なければいけない時もあるのよ!」

さら「転校生さん、帰りましょう」

転校生「さらちゃん!?諦めないで!」

~いやだって~

さら(大人)「そもそもね、裏世界には法律なんてないのよ」

さら(大人)「ほら、行政機能とかそういうの全部壊れてるから」

さら(大人)「だから妙齢の女性と幼齢の男性が結ばれることだって許されるのよ」

心(大人)「いいこと言ったわ!」

さら(大人)「うん?今誰かいた?」

さら「痴呆ですか?」

さら(大人)「そんな年じゃないわよ!」

転校生「あ、あの、さらちゃん?えっと、仲月さんも、もうちょっと真面目に」

さら(大人)「転校生くん・・・よく見たら、結構顔も整ってるし・・・」

さら(大人)「魔法学園に通ってるなら訓練とかもするから、将来はがっしりした体形に・・・」

さら(大人)「聖奈さんとかが見てくれてるから金銭管理も・・・」

さら「あ、ダメです。この人あきほちゃんと同じ人です」

転校生「ぼくはさらちゃんの中であきちゃんがダメ人間扱いなことにびっくりだよ」

さら「あきほちゃんははるのさんとかノエルちゃんが止めてくれるからいいんです。まだ子供ですし」

さら「でも、この人は大人なんです。誰も止めてくれないんです」

転校生「さらちゃん!?しゃべりかたが変だよ!?」

さら(大人)「仕方ないじゃない!こっちにいい男性はいないんだから!もう逆光源氏をやるしか・・・!」

さら(大人)「いや、待って。未来のアイラはあなたたちの時代にゲートで移動した・・・」

さら(大人)「つまり、もしかしたら今より5年先ぐらいにつながっているゲートも無きにしも非ず・・・」

さら(大人)「つまり、結婚適齢期の転校生くんが!」

心(大人)「その手があったか!」

さら(大人)「やっぱり誰かいない?」

さら「BBA!」

さら(大人)「まだぴちぴちの20代よ!」

~失敗~

シロー「わんわん!」

さら「シロー、ダメですよ。そこの人にかまってたら頭が悪くなっちゃいます」

シロー「わふっ!?」

さら(大人)「シロー・・・あなたとも、また会えてよかった」

さら(大人)「龍季さんも。さらちゃん、あなたとも、会えてよかった」

さら「わたしは会いたくなかったです」

転校生「さらちゃん、せめてもうちょっとやさしく!」

さら(大人)「あなた、転校生くん。すぐにさらちゃんを連れて、学園に戻って」

さら(大人)「もし双美心に見つかったら、今度はそっちの世界が危なくなる」

さら(大人)「絶対に、すぐ戻って。私たちはここで魔物を食い止めるから」

さら「えっと、一応わたしたちは迎えに来たので、できれば遠慮してもらいたいですけど一緒に来てもらえたらって思ってます。たぶん」

転校生「さらちゃん、もっとちゃんと勧誘して!」

さら(大人)「泣かないで。あなたは強いでしょう・・・それに・・・先がある」

さら「泣いてないです。ここで本編そのままコピペされても困ります」

転校生「メタい!メタいよ!」

さら(大人)「私たちは、その先を守るために戦う」

さら「多分転校生さんはその先ではちゃんといい人を見つけてると思うので来ても意味ないですよ」

さら(大人)「徹底的に妨害するわ」

転校生「やめて!ぼくの将来が!」

さら(大人)「東雲さんが教えてくれたおかげで、私たちはここで全滅を免れるわ」

さら(大人)「双美心の魔法を知れたから、対処もできるようになった」

さら(大人)「私たちは、まだ戦える・・・絶対にこの世界を、取り戻す!」

さら(大人)「だから・・・そっちの世界は、任せたわ」

さら「はい、がんばってください」

転校生「他人事!」

さら(大人)「城の入り口まで送っていくわ。転校生君も」

さら(大人)「こっちにはいなかったけど、ずいぶん頼りにされてるみたいね」

さら(大人)「【わたし】を頼んだわよ」

転校生「メンタル強いね」

さら(大人)「伊達にリーダーやって無いから」

さら「年の功ですね」

さら(大人)「まだ若いわよ!」

転校生「年齢ネタには弱いんだね」

~意見の相違~

龍季「・・・ふーっ。まだ来るのか・・・?」

ましろ「来ましたよ、さらさんが」

龍季「なにっ!?」

龍季「さら・・・それじゃお前・・・!」

さら(大人)「すぐにあなたたちの世界に戻って。私たちが食い止めるわ」

龍季「・・・なっ!こっちに来るんじゃねぇのかよ!」

さら「来なくていいと思います」

龍季「さら!?」

聖奈「我らにはあなた方の協力が必要だ!考え直してはくれないか!」

さら「このままでいいと思います」

聖奈「仲月!?」

さら(大人)「じゃあこういうわね。しばらく考えさせて」

さら(大人)「返事はまた今度」

聖奈「なんだとっ・・・!」

龍季「・・・のヤロッ!」

さら「だめです!こんな人とケンカしたらたつきさんが汚れます!」

龍季「お前はいったい何を見てきたんだよ」

さら(大人)「相手の探査手段がわかったから、しばらく私たちは接触を断つ」

さら(大人)「あなたたちが来ても、姿を見せないわ。もしこの件が片付いたら・・・その時、また話しましょう。いいわね?」

さら「いやですぅ」

龍季「ちくしょうっ!」

転校生「この温度差だよ」

聖奈「・・・や、やむを得ん!これ以上は城が崩れる!退避するぞ!」

聖奈「天文部はどこだ!」

梓「あいさ、いますよ。ふたみん担いできたんで、ちょっち疲れた・・・」

聖奈「なにかあったのか!?」

梓「いえ、ちょいと気絶しているだけです。命に別状はありません」

梓「それに、向こうの目を潰してくれました。ゲートの位置はばれませんよ」

梓「それより、ぶちょーたちもこちらに向かっています。これで全員ッス」

聖奈「よし!転校生、まだやれるか!?」

聖奈「朝比奈たちはここで戦い続けて満身創痍だ!」

聖奈「私と立華、そしてお前でしんがりを務めるぞ!」

転校生「う、うん!」

明鈴「はぁ、はぁ・・・ボクだってまだまだ行けるのだ!」

明鈴「花梨のご飯食べたら、疲れなんて一気に吹っ飛ぶアル!」

聖奈「・・・では、雀も含める。まずは七枷まで後退するぞ」

聖奈「仲月!」

さら「は、はいぃ!」

聖奈「お前の説得は無駄ではなかった・・・そのことを、次に来た時に証明して見せろ。いいな。絶対に、もう一度来るんだ!次こそ連れて帰るために!」

さら「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もちろんですぅ!」

転校生「間が長いよ!」

聖奈「では、退避だ!パルチザンと協力し、阿川奈城砦から脱出する!」

~???~

「ふふ、ふふふ・・・」

「ああ、旦那様・・・・・・久しぶりにあなたのお姿を見られてよかったです・・・」

「旦那様の連絡先も入手できましたし・・・・・・」

「ふふふ・・・」

「あとはなんとかして、私だと気づかれずに連絡を取り合う仲になれれば・・・」

「そしていつか・・・」

「あなたの相手が私だと気づいたときに・・・」

「あの女たちを始末していれば・・・」
        あい
「どれだけの憎悪を私に向けてくれるのでしょうか・・・」

「うふふ、うふふ、うふふふふ」

「その日が、楽しみね・・・・」

~ため息~

さら「はぁ・・・・・・」

ありす「さら、ちゃ・・・・・・」

クレプリ「こっちに戻ってきてから、ずっとああやってため息ついてるさね」

ノエル「仕方ないよ。レジスタンスの人たちを連れてくるのに失敗しちゃったんでしょ?」

転校生(そうじゃないんだよなぁ)

秋穂「さらちゃん・・・」

さら「あ、それは関係ないんですぅ」

ノエル「え、聞こえてたの?」

転校生「あ、言うんだ」

秋穂「それじゃあ、どうして?」

さら「・・・・・・大人になりたくないなぁって・・・」

ノエル「ねえ、転校生くん。さらちゃんに何があったの?」

転校生「えっと・・・・・・大人の汚い所を見て来たって感じかな」

秋穂「・・・・・・一瞬、今すごいことを言いそうになったけどさすがに6歳児の前ではいけないって思った」

ノエル「秋穂ちゃんにもやっとブレーキがついてくれたんだね」

さら「そうですねぇ・・・・・・あきほちゃんの方がマシなんですよねぇ・・・」

秋穂「わたし、今さらっとバカにされた!さらちゃんだけに!」

ありす「・・・・・・・・・・・・」ジトー

秋穂「ああっ、やめて!そんな目で見ないで!」

ノエル「わかってるなら言わなきゃいいのに・・・てか、さらちゃんがなんか毒々しくなってない?」

転校生「毒抜き・・・・・・ちょっとドクダミ茶買って来る」

クレプリ「毒を以て毒を治めるって言うし、南の料理でも持ってくるか?」

ありす「・・・れは・・・・・・りが・・・たぃへ・・・」

転校生「ぼくの勘がそれはいけないって言ってるからやめておこう」

クレプリ「オレっちも自分で言っといてあれだけどなんかヤバい気がするさね。まるで何回も味わってるみたいな感じで」

さら「はぁ・・・・・・」

~あずにゃんのたんじょーびパーティー~

ミナ「よし、じゃあやるぞ!」

転校生「ケーキと料理の準備は出来てる!」

怜「クラッカーは全員に渡ったな」

恋「飾り付けも済んだし」

風子「新しく仕事が入らないように根回しもしておきましたし」

紗妃「あとは立華さんたちが連れてきてくれるのを待つだけですね」

心「わ、私なんかがお祝いしてもいいんでしょうか・・・プレゼントは用意したけど、気に入らなかったら、ああ・・・!」

転校生「大丈夫大丈夫、落ち着いて」

・・・

梓「いやー、なんか悪いッスねー」

卯衣「部長から聞いているわ。このパーティーをすることは事前に決めていたと」

イヴ「・・・普段は仕事漬けなんですから、たまには休息をとってもいいと思います」

梓「それ、自分より転校生くんにいってあげてください。自分はまあ慣れてるんで」

卯衣「さて、到着よ」

梓「・・・・・・年甲斐もなくドキドキしてきました」

イヴ「扉を開けるわね」

パァンパァンパァン!

「「「服部梓、誕生日おめでとう!!!」」」

・・・

転校生「あずにゃーん」

梓「あ、転校生くん。いやー、いろいろ祝ってもらえてよかったッス」

転校生「びっくりしたよね。なーちゃんとやよいちゃんがおっきいイノシシ担いできたんだもん」

梓「そーなんスよねぇ。料理部の人も呼んで、捌くの手伝ってもらって、ぼたん鍋にしてみんなで騒いで・・・」

梓「いやー、幸せすぎッス。自分明日死ぬんスか?」

転校生「そんなことないよー。来年もやるんだからね」

梓「いやー・・・・・・ほんと、恵まれてますよ。ありがとうございます」

転校生「どういたしまして」

~本当は~

ミナ(大人)「ねえ、本当によかったの?」

さら(大人)「ええ、いいの」

ミナ(大人)「でも、あんな変態みたいな言動までしなくても・・・・・・ほら、もしかしたら向こうだと友達ができるかもしれないし・・・」

さら(大人)「いいの。あの子たちにはあの子たちの世界が。わたしたちにはわたしたちの世界があるんだから」

さら(大人)「ああすれば、無理に連れて行こうとは思わないでしょ?多少振り切れてるくらいがいいの」

ミナ(大人)「そうね・・・・・・」

さら(大人)「それでもまだ来るっていうなら・・・・・・今度こそ、本当に考えてみてもいいかも」

ミナ(大人)「・・・・・・結婚のこと?」

さら(大人)「それはネタだから。ただのネタだから。別にそんなに気にしてないから」

ミナ(大人)「建前はそれくらいにして本音は?」

さら(大人)「いい人見つけて結婚したい!婚期がヤバくなる前に!」

ミナ(大人)「私の場合恋人とかよりも先に友達だけど・・・」

さら(大人)「・・・・・・お互い、生きてまた会いましょう。できればいい報告ができるようになってから」

ミナ(大人)「無理だと思うわ・・・」

さら(大人)「・・・ごめん・・・・・・」

ありす(大人)「さすがにこの瓦を素材にするのは・・・・・・あ、でもこっちの石と合わせたらいけるかも」

ミナ(大人)「ありすは何してるの!早く撤収!解散!」

ありす(大人)「だって、ここ素材の山なんだよ!?服作り放題なんだよ!?バッグも作れるよ!かわいいの!」

さら(大人)「わたしの常識では服は瓦や石からできるものじゃないはずだけど」

ありす(大人)「工夫次第でなんとでもなるよ」

ミナ(大人)(実際なんとでもなってるから怖い)

さら(大人)「あ、そうそう。ありす、例の件よろしく」

ありす(大人)「恋人練習人形だよね、もうすぐ完成するから。ももさんのところに預けておくから、後で取りに行ってね」

さら(大人)「わかったわ。それじゃあ解散」

ミナ(大人)(頼めば友達練習人形も作ってくれるのかしら)

今日はここまで!>>766のとこがずれたことだけが悔やまれる。
次回はグリモワール魔法祭あげいん!去年は何もさせてもらえなかった転校生は、今年はどうなるんでしょうか。
絢香の紐無しバンジーは今年もやるんでしょうか。
できれば今週中に更新予定!
ありすありあり(合言葉)

~プチモア!-Petit Grimoire- ムサシについて編~

さら「なんだかわたしの株がすっごい下がってる気がする!」

転校生「いきなりうるさい」

ありす「割と声響くんだからね、ここ」

さら「ご、ごめん・・・」

さら「それで、一応寧々には話をつけて転校生君をここ初田村に連れてきているわけだけども」

ありす「実際問題、ムサシになるてなったら本当にまずい気がします」

転校生「始祖十家が6人集まってくれるし、さらもありすもいるしアイラもチトセも控えてるんだろ?大丈夫だって」

さら「自分のことなのにすっごい軽いよね」

転校生「まあ気合で抑え込めるんじゃないかって思ってるから」

転校生「裏の僕はどうやら地下に閉じ込められていたって話。だったら山籠もりもできないし満足のいくトレーニングもできていない」

転校生「だから、抑え込む筋肉が足りないんだ」

さら「筋肉万能論やめてよ」

ありす「・・・・・・元の人間の性能差はムサシ化したときに何か影響はあるんでしょうか」

さら「あ、それだったらわたしたち詰む」

転校生「さすがにそこまで―――」

さら「トレーニングなしの状態のムサシでかなりヤバくて、裏のわたしが対処できないぐらいなんだから・・・」

さら「サイヤ人の大猿方式で考えると魔法使わずに魔物を倒す人間がムサシ化したら地球が滅びるよ」

転校生「筋肉が、こんなところで仇になるなんて・・・!」

ありす「どれもこれもまだ仮説ですから、決まったわけじゃありません。それに、そもそも転校生さんがムサシにならない確率の方が高いんですから」

転校生「あー、でもあれかぁ・・・仮にムサシになって退治されるとしたら、僕年齢=彼女無しで散っていくことになるのか・・・」

さら「・・・・・・・・・・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

転校生「やめて、視線が痛い」

さら「いや、なんか言おうと思ったけど、フラグになりそうだからやめとこうと思って」

ありす「そうですね。【やったか!?】並みのフラグになりそうですから」

転校生「ああ、それはダメだ」

さら「でしょ?だからとりあえず、今夜は・・・・・・」

転校生「落ち着かないから筋トレしてくる」

ありす「余計に協力になる可能性が!」

さら「落ち着いて!療養目的でもあるんだからーー!!!」

今日のプチモア。裏世界のさらさんのせいで大人さらちゃんにまで風評被害が。
転校生は今のムキムキ具合じゃムサシ化は防げないっぽいので、もっと筋肉をつけるべき。
この世の全てのムキムキを過去のものにするぐらいムキムキになればムサシも抑えれるんじゃないかな。
筋肉は力なり。
ありすありあり(合言葉)

~折衷案~

風子「えー、まためんどくさい時期に魔法祭が来てるわけなんですが・・・」

転校生「はい!今年はちゃんとやりたいです!」

風子「そうなんですよね。それはウチもわかってます。ただ、知っての通り大垣峰攻略が目前に迫っているのも事実です」

転校生「うん・・・・・・やっぱ、だめ、かな?」

風子「ってことで、折衷案を出しましょう」

転校生「せっちゅーあん?」

風子「お互いが納得できるぎりぎりの案ですね。幸い、魔法祭は一日だけじゃねーです」

風子「今年はおそらく人も少ないですし、ある程度動くのも楽だと思います」

風子「ってことで、転校生さん。魔法祭の準備及び初日に臨時風紀委員として、各生徒及び来賓への対応をおねげーします」

転校生「はーい!」

風子「魔法祭当日、ウチは別口で動いてるんで一緒にはいれませんが・・・」

転校生「えー」

風子「代わりに誰か別の風紀委員を就かせますよ。暇そうなの」

転校生「誰?れーちゃん?さっちゃん?あずにゃん・・・は忙しいか」

風子「ま、当日のお楽しみってことで。準備期間中は出し物の安全監修なんかをしますんで、手伝ってくだせー」

転校生「りょうかいであります!」

風子「それじゃ、はりきっていきましょー」

転校生「おー!」

~当日~

イヴ「・・・・・・」

転校生「・・・・・・」

イヴ「どうして、私が・・・?」

転校生「ひまそうだからだって」

イヴ「委員長は私のことをなんだと思ってるんですか・・・」

転校生「サボり魔」

イヴ「ごめんなさい」

転校生「まあ最近は真面目にやってるし・・・」

イヴ「・・・って、どうして転校生さんに言われないといけないんですか」

転校生「ちなみに今これイヤホン付けてるけど、実はふーちゃんにつながって」

イヴ「ごめんなさい」

転校生「ません」

イヴ「なんなんですかさっきから!」

転校生「おっ、いいツッコミ。でものえるんの背中はまだまだ遠いよ!」

イヴ「私をあの子といっしょにしないでください」

~初音参戦~

初音「おっす、転校生!元気してるか!?」

転校生「見ての通りだよ」ギャルルルルルルル

イヴ「回転をやめなさい」

初音「体調不良か・・・」

イヴ「どう見たらそう判断できるんですか」

転校生「・・・・・・オエッ」

イヴ「ああもう!調子に乗って回るから!」

初音「ここにあ、確かそのダンボール吐瀉物処理機能がついてるとかなんとか」

イヴ「なんという無駄な高性能」

転校生「よしっ、セーフ!」

イヴ「気分が高揚するのはわかりますが、もう少し大人しくしてください。あなたも今は臨時の風紀委員なんですから」

転校生「だってさ」

初音「えー、どうしよっかなー」

イヴ「ああもう!この二人は!」

~お年頃~

初音「見ろ、転校生!これがJGJグループの誇るテクノロジー展覧会だ!」

初音「カムロジクシーとフューチャーの事件で、JGJの信用が下がってるからなー」

初音「ここで一発、JGJの凄さをみんなに見てもらうってことで用意したんだ」

イヴ「神宮寺さん、警備要員を勝手に連れていかないでください」

いぶ[もうっ、私の転校生さんを勝手に連れて行かないでください]

初音「あれ、冬樹も来たんだ。ちょーどいいや、見てってよ」

初音「アンタにも役に立つものがあるかもしれねーよ?」

イヴ「その必要はありません。現在はクエスト中ですから」

いぶ[お仕事はちゃんとやるもん!]

イヴ「・・・しかし、見学でなくチェックする必要はありそうですね」

いぶ[ちょっとだけ覗いてみるぐらいならいいよね?]

初音「チェック?」

イヴ「JGJインダストリーは軍産複合体です」

イヴ「私に役立つ、というからには戦闘用のものも展示しているのですね」

いぶ[危ないものがあったら魔法祭が台無しだもん!]

初音「あ、そのな、んー・・・」

イヴ「さっそく警備の実績ができそうですね。では・・・」

イヴ「転校生さん、さっきから後ろで何をしてるんですか?」

転校生「あ、気にしないで。今ダンボールの機能を確認してるとこだから」

・・・

イヴ「・・・危険なものは、特に無さそうですね」

いぶ「残念、あんまりかっこいいのない・・・」

初音「いやー、実はカッコいいの用意してたんだけどさ。沙那に取り上げられたんだ」

初音「残念だったな!アタシが!」

イヴ「・・・月宮さんの監視が入ってるなら、問題ないでしょう」

イヴ「先に申告すれば、時間のかからなかったものを・・・」

いぶ[もう、こんなにがっかりしなくてすんだのに!]

初音「そんなこと言って、1つずつじっくり見てたじゃん?興味あったんだろ?」

イヴ「危険性が無いか確認していただけです」

いぶ[これはお仕事だもん!我慢しなきゃいけないんだもん!]

初音「だーいじょうぶだって。別に魔法祭じゃなくても、いつでも見せられるから」

イヴ「話を聞いてくれませんか?」ガシッ

転校生「あっ」

イヴ「それより、ここの見回りは済みました。本来、私1人で十分ですが・・・」ギュゥゥゥゥ

転校生「いひゃいいひゃい!ほっへひっはははひへー!」

イヴ「転校生さんは風紀委員のクエスト中です。遊んでいては示しがつきません」

イヴ「今すぐ、仕事に戻ってもらいます」

イヴ「あと、人の発言を曲解するのはやめてください。いいですね」

転校生「はい、ごめんなさい・・・」

初音「楽しんでるなぁ」

~追加風紀委員~

初音「てか、転校生は今日なんで働いてるんだ?普通に遊べばいいのに」

転校生「去年いろいろやりたかったのにさせてもらえなかったからその分!」

イヴ「とのことです。翌日は完全に休んでもらうとのことです」

初音「ふーん・・・」

イヴ「それでは私たちは警備ルートへ戻りますので」

初音「あっ!ちょっと待てよ!このまま転校生連れてかれたらつまらねーじゃん!」

イヴ「そちらの事情は知りませんが」

初音「んー参った。言い返せないなー・・・こうなったらアタシも風紀委員だ!」

イヴ「はぁ?」

転校生「おっ?」

初音「朝からずっとここにいて退屈してたんだ」

初音「ここはもう他のスタッフに任せていいから、アタシも見回りに行く!」

イヴ「人は足りていますよ」

初音「ちっちっち。沙那ー!」

沙那「確認しましたところ、警備要員は随時募集しているようです」ニュッ

沙那「元々来場者を少なく見積もっていたため、増員しても人手不足のようですね」

初音「ってわけだ!」

イヴ「・・・勝手にしてください」

いぶ[初音ちゃんが仲間に加わった!]

イヴ「転校生さん?」ギロッ

転校生「ひぇっ、なんでバレたのー!?」

~JGJ~

初音「あ、そうそう。転校生、聞いたか?」

転校生「何を?」

初音「樹兄さま、傷はもう大丈夫らしいし、そのうち学園にも顔出せるってさ」

転校生「おおー、それはよかった」

初音「そんときは兄さまお気に入りの【マキちゃん】で出迎えてくれよな」

転校生「あれやったらさっちゃんが怒るんだよねー。あとほむほむ」

初音「だーいじょうぶだいじょうぶ。樹兄さまの趣味だって言えばアタシらは怒られないから」

転校生「ならいっか!」

イヴ「いいんですか」

初音「まあアタシもあれ結構好きだし。面白いから」

転校生「あれやると背が高くなるからいいんだよねー。あとふーちゃんをおっぱいネタでいじれる」

イヴ「・・・・・・」ペタペタ

初音「・・・・・・」ペタペタ

転校生「あれ?」

初音「転校生。その話はやめとこうぜ、な?」

イヴ「被害が拡大する前にやめましょう」

転校生「う、うん・・・」

初音「まあ、あれだ。アンタにはいろいろ世話になってるし、アタシも神宮寺だからなー。受けた恩はちゃんと返さなきゃな」

初音「あ、そうだ。今困ってる事とかない?」

転校生「ないよ」

初音「ないかー・・・まあ急に言われても思いつかないよな」

初音「まあそのうち一族あげての感謝祭はするけど、アタシ個人としてもなんかしときたいし・・・」

初音「なんか思いついたらなんでも言ってくれよな!」

~客が多い~

イマコソ、サイエンスガミライヲキリヒラクトキ!
カガクノチカラッテスゲー!
オニイチャン、アッチアッチ!
ホラ、サトシモイコ?
デデーン

初音「にしてもさ・・・いくらなんでも人が多すぎね?」

イヴ「ライの一件で魔法使い全体の評判は落ちましたが・・・」

イヴ「その一方で、グリモアの評判が上がりました。北海道の功績もあるでしょう」

転校生「地道にクエストもやってるからねー。警備とかふうびキッズみたいなのとか」

初音「ふーん。里中のところの料理もよく食べるって言ってたから、本当だろーな」

初音「短期間でこんなに変わるもんか?」

イヴ「それだけ人心は揺らぎやすいということです。なにかあれば容易に態度を翻す」

イヴ「理不尽ですが、歴史を見れば仕方のないことでしょうね」

初音「繊細なヤツらだなー・・・神宮寺を見習えっての」

イヴ「あなたを見習ったら世界は滅亡します」

初音「言うねこのこの・・・アタシじゃなくて兄さまたちだっての!もー・・・」

ドンッ

小蓮「アイヤ!」

初音「うひゃっ!?」

小蓮「あいたた・・・不好意思。慌てちゃったネ」

はっちゃん[あれ]

ちゃお[ワタシたち・・・]

はっちゃん・ちゃお[いれかわってるー!?]

イヴ「・・・・・・」

転校生「え、これもアウト!?」

イヴ「喧噪の原因になりそうなので全面的にその機能の使用を禁止します」

転校生「そんなぁ・・・」

~名前問題~

※初音は小蓮につかまって話を聞いています

イヴ「そういえば、さっきから名前表記がおかしい気がするのですが」

転校生「あ、これ?あれ、ぼくがにゅーりょくしてるから」

イヴ「・・・・・・せめて、私の名前のところは【いぶ】じゃなくて【いヴ】にしてもらえませんか?」

転校生「???」

イヴ「発音がそもそも違うんです。そちらはBの発音。私の名前はVの発音ですから」

転校生「びーと、びー?」

イヴ「ビーとヴィーです」

転校生「???」

イヴ「Repeat after me,B」

転校生「びー」

イヴ「V」

転校生「びー」

イヴ「違います。ヴィーです」

転校生「ぶいー?」

イヴ「近くなりました。ヴィー」

転校生「ぶぃー」

イヴ「その調子です。ヴィー」

転校生「ヴィー」

イヴ「そうです。その発音を忘れないでください」

転校生「Thank you very much.」

イヴ「これくらいは・・・・・・」

イヴ「できるじゃないですか!」

転校生「これはちゃんと言えるようにしとけよっておばあちゃんが・・・」

イヴ「なんてグローバルなおばあさん・・・いえ、その発音の仕方だと東雲さんですね」

転校生「りぴーとあふたーみー。BBA」

イヴ「もしかしてテンション上がってますか?」

~おひるねゆきちゃん~

イヴ「・・・おや・・・あれは・・・」

転校生「あ、ゆきちゃん」

結希「・・・こんなに人が多いなんて・・・何かの間違いじゃ・・・?」

イヴ「宍戸さん。フラフラしていると危険ですよ」

転校生「自分以外みんなこんらんしちゃうよ」

イヴ「少し黙っていてください」

結希「冬樹さん・・・いえ、なんでもないわ。研究室から追い出されただけ」

結希「天が何を言っているのかわからなかったけれど、魔法祭が始まってたのね」

イヴ「・・・少し前から準備を始めていたはずですが、気づかなかったんですか?」

結希「ええ。閉じこもってたから」

転校生「もー、サンムーン発売直前だからって焦りすぎだってー」

結希「もう少しで・・・もう少しでいじっぱり、ようきのC抜け5VメタモンとA05Vひかえめ、おくびょうメタモンとその他性格の6Vメタモン、S05Vゆうかん、れいせいメタモンがそろうから・・・」

イヴ「働け」

結希「ゲームも没収されたし、せっかくだから睡眠をとろうと思うのだけど、静かな場所を知らないかしら」

結希「保健室が救護室になっていたから、別に探さないと・・・」

結希「ああ、警備の邪魔したわね。1人で探すわ。それじゃ」

イヴ「・・・さすがに、その辺で寝られては困ります」

転校生「あ、デバイス出した。ポケモンGOしながら探す気だ」

イヴ「早く保健室に連れていきましょうか」

~交代の時間~

イヴ「さて、そろそろ交代の時間ですね」

転校生「だねー」

イヴ「私は風紀委員室に戻ります。転校生さんはどうするんですか?」

転校生「んー、特に決めてないんだよね・・・・・・ちょっとかりんちゃんのとこでごはん食べてこよっかな」

イヴ「そうですか」

転校生「いぶはいっしょにどお?」

イヴ「折角のお誘いですが、遠慮しておきます」

転校生「そっかー・・・」

イヴ「・・・・・・私は風紀委員です。有事のために風紀委員室にいます」

イヴ「ですから、もし何か起きたら私が対処しますので。あなたは寮に戻るなり、遊ぶなりして結構です」

イヴ「もちろん、あなたが別のところを手伝うというのなら、それを止めはしませんが」

転校生「・・・・・・・うん!」

イヴ「それでは、次は特級危険区域で」

転校生「それじゃあ、またね」

イヴ「ええ、また」

~そのころ、ヒーローショー~

真理佳「くっ、なんて力だ、怪人ノエルチャーン!」

ノエル「我々に対してよくぞここまで一人で戦ってきたな、ウィンディガールよ。だが、貴様ももうこれ以上は戦えまい」

ノエル「そこで、チャンスをやろう。どうだ、私と一緒に世界を征服しないか?」

真理佳「っ、誰がお前なんかと!」

ノエル「私が世界を征服した暁には、文字通り世界の半分をおまえにやろうではないか」

梓「ニンニーン!ノエルチャーン様のいうことを聞いておいた方が身のためッスよ、ウィンディガール!」

あやせ「こちら側に着けばあなたの大好きなコズミックシューターグッズも独り占めできるのよ~?」

真理佳「そ、それは・・・・・・だめだ!コズミックシューターはそんなことを望んでいない!僕は、みんなを守るためにヒーローになったんだ!」

真理佳「なにかを独り占めして、好き放題するなんて、そんなのヒーローじゃない!」

刀子「揺れているな、ウィンディガールよ!」

ソフィア「でぃざいあのままにふぉろーすればいいのです!さあ!」

真理佳「やめろっ、やめろーっ!」

ノエル「・・・・・これ以上は時間の無駄か。エヴィーナ、とどめをさせ!」

あやせ「はぁ~い」

真理佳「くっ、センパイ、みんな、ごめんなさい・・・・・・っ!」

「諦めないで!!!」

ズドーーーーン!!!!!!

あやせ「っ、私の鞭が、弾かれた・・・・・・!?」

真理佳「この声は・・・・・・!」

「ある時は魔法学園の生徒、ある時はアイドル、その正体は・・・・・・」

絢香「戦う美少女ヒロイン、シャイニーガールよ!」

刀子「我が探知結界に反応せぬとは、まさか、空からやってきたとでもいうのか!」

絢香「こちとら歌って踊って体を張るアイドル!紐無しバンジーぐらいお茶の子さいさいよ!」

梓「ニンニン!一人増えたところで、こちらの優勢は変わらないッス!」

「独りではない!」

ミナ「我が名はミナ・フランシス・シルヴィアンド・ウィンドスピア!そして、ウィンディガールのライバルにしてヤツを倒すもの!」

ミナ「ウィンディガールよ、このような奴らにやられるなど、我が許さぬぞ!」

真理佳「ウィンドスピア・・・・・・」

メアリー「ウィンディガールは先走り過ぎなんだよ。このアーミーガールが助けに来たんだ。いつまではいつくばってる気だ?」

真理佳「アーミーガール!」

七撫「ウィンドスピアももっと素直になればいいのに・・・助けに来ましたよ、ウィンディガールさん」

真理佳「アイヌーンまで・・・みんな・・・!」

絢香「さあ、立って、ウィンディガール!反撃開始よ!」

真理佳「・・・・・・そうだ。僕はヒーローだ!こんなところで負けはしない!正義は勝つんだ!」

ノエル「正義が勝つのではない。勝った方が正義なのだ!我らの力を見せてやれ!」

★ウィンディガールの勇気が世界を救うと信じて・・・!

~汚れたグリモア~

花梨「あー、転校生。ちょうどいいとこさいたべ」

転校生「あ、かりんちゃん」

花梨「もう見回りは交代だっきゃ?料理部さ昼飯食いに来てけろ」

転校生「あ、ちょうど行こうと思ってたんだ」

花梨「そうか?ならちょうどよかったすけ。材料足りなくなっちまったけど、あんたの分くらいはあるべ・・・ん?」

花梨「なんだべ・・・やけに汚れてんなぁ」

秋穂「あ、転校生くんに里中先輩」

転校生「あきちゃん!」

花梨「瑠璃川。散歩部と一緒じゃねえのか?」

秋穂「それが、ノエルちゃんはヒーローショーに参加しにいって、さらちゃんはメガシローVSサトシゲッコウガのための調整に入っちゃって・・・」

転校生「なんかすごいことになってるね」

秋穂「うん、がんばってるよね。・・・やっぱり、ゴミ、多いですよね」

花梨「人多いすけ仕方ねぇけどよ、見栄え悪いねぇ」

花梨「こりゃちょっと問題だべ。一晩かけて掃除するわけにもいかねぇっきゃ」

秋穂「そうなんですか?・・・あ、そっか。魔法祭のあと、すぐ特級危険区域ですね」

秋穂「予定外の夜更かし禁止でしたね・・・でも掃除ができないと・・・」

秋穂「明日来た人たちに、汚いって思われちゃうかもしれません・・・」

秋穂「・・・わたし、ちょっと見て回ります!」

花梨「あ、瑠璃川。待ってけろ!」

花梨「なんだぁ?急にどうしたんたべ・・・?」

転校生「・・・・・・今日、まだいっかいもあきちゃんにぺろぺろとかくんくんとかされてない?」

花梨「それに慣れてるのもちょっとまずいなあ」

~お掃除!~

秋穂「うわぁ、どこも汚い・・・」

花梨「飾りはげてっとこもあるすけな。本来のゴミの量より多く見えてるべ」

花梨「ゴミ箱いっぱいだすけ、ポイ捨ても増えてるっきゃ」

転校生「もー、ゴミ箱無いなら無いで自分で持って帰ればいいのに・・・」

もも「ホントだ。山みたいになってますね」

もも「失敗したなぁ。まさかこんなに来場者がのびるとは思いませんでした・・・」

もも「ゴミ箱の量は例年通りで、大丈夫だと思ってたんですよね・・・」

花梨「仕方ねぇべ。ま、いい気はしねぇけど・・・」

秋穂「・・・はい!」

花梨「ん?」

もも「どうしたの?」

転校生「なに?」

秋穂「あの、わたし、お掃除します!」

もも「掃除?・・・もしかして学園中の?すごい広さだよ?」

秋穂「それは、みんなにお手伝いをお願いしますから」

秋穂「わたし、転校生君への愛とお掃除だけは誰にも負けないって自信があるんです!」

もも「あ、秋穂ちゃん・・・」

秋穂「ずっとお姉ちゃんの後ろにいましたけど・・・」

秋穂「だ、だからっ・・・だから・・・えっと・・・」

秋穂「わたし、お掃除がしたいんですっ!」

花梨「いいんでねぇか?」

もも「里中先輩・・・!」

花梨「おらは料理部さ戻らねばなんねぇすけ、手伝えねえけどよ・・・」

花梨「みんなに頼んでみるか?人少なくなったすけ、警備も余裕できてるかも」

転校生「ぼくもこれから暇になるし・・・・・・お手伝いする!他のみんなにも声かけてみるよ!」

~掃除開始!~

もも「はい!持ってきました!購買にあった雑巾の在庫です!」

もも「清掃のためって申請したら、簡単に使用許可が下りましたよ!」

秋穂「ありがとうございます。じゃあ、校舎の中で人が少なくなったところから・・・」

秋穂「まだお客さんがいるところや外は、ゴミ拾いでお願いしまーす!」

春乃「・・・秋穂・・・みんなを引っ張って掃除をするなんて・・・」

春乃「さすがマイエンジェル!お姉ちゃんも秋穂についていくわっ!」

春乃「ああ!でもあたしの秋穂がみんなの秋穂になるのはなんだか複雑な気分・・・」

転校生「はるのんはるのん、なにしてるの?」

春乃「・・・ん?なんだ、転校生か」

春乃「さっきは風紀委員の手伝いしてたのに、疲れてないの?」

転校生「うん。へーきだよ」

春乃「そう、ならいいわ。あんたも掃除はできるみたいだし、ちゃんとやってくれると思うけど・・・」

春乃「いっちばん秋穂の役に立つのはあたしなんだから―っ!あきほぉ~っ!」

花梨「瑠璃川はいつも通りだべなぁ・・・」

転校生「よっし、じゃあぼくも・・・」

花梨「おっと、転校生。あんたに用があるんだぁ」

花梨「料理部さ戻ろうとしたんだけどな、ちょっと来てくれねぇか」

転校生「?」

~料理すること~

花梨「転校生も、大分料理がうまくなってるべな」

転校生「うん、花梨ちゃんとか、ちゃおとか、さーちゃんとか・・・みんなが教えてくれてるから」

花梨「んだ、そうやって教えてもらったこと、しっかり吸収できるのはすごいすけな」

花梨「それに、転校生だけじゃねぇすけ。水無月も、楠木も、あんたのために料理できるようにがんばってるすけな」

花梨「あんたの一番すごいところは、そうやって人にやる気を出させるところだ」

転校生「うーん、でもぼく、なにかやってるつもりはないんだけどなぁ・・・」

花梨「そんなことねぇすけな、今日してた見回りも、これからやる掃除も・・・」

花梨「あんたがやるって言ってるっきゃ、やるっていう生徒もいるすけな」

花梨「あんたが頑張ってるの見ると、自分も頑張りたくなるんだ」

花梨「だからよ、あんたにはこれからも頑張っててほしいけんど・・・」

花梨「働きすぎるのもダメだすけな。体壊しちゃ元も子もないすけ」

花梨「ちゃんと休む時は休んでけろ」

転校生「うん・・・・・・なんか、こう、なんて言ったらいいのかな・・・」

花梨「照れてるのか?」

転校生「う、うん、そう・・・なのかな。なんかむずがゆい感じ・・・」

花梨「ふふ、ゆっくり覚えてったらいいすけ。まだあんたは子供だ、そういうのもこれからいろいろ知っていったらいいんだ」

~発見された結希~

結希「・・・・・・・・・・・・」zzz

花梨「ほれ、見てけろ。宍戸がこんなとこで寝てるんだぁ」

転校生「寝落ち・・・・・・って感じじゃなさそうだね」

花梨「もう寒くなってきてるってのによ・・・起きろじゃ、宍戸・・・宍戸」

結希「ん・・・・・・里中さんに転校生くん。どうしたの?」

花梨「こっちのセリフだべ。なんでこったらとこで寝てんだ?」

結希「・・・こんなところ・・・ああ・・・」

結希「保健室に連れていかれたんだけど、人混みに酔った人が運ばれて来たの」

結希「夜更かしして眠いだけの私がずっといるのもおかしいから、出てきたのよ」

花梨「寝るなら寮に戻ればいいっきゃ?外で寝ることねぇべ」

結希「寮に戻る時間は惜しい。研究室に戻って天と交渉する時間も惜しいわ」

結希「彼女も研究してるでしょうし」

結希「それに、少し仮眠できればいいだけだったから」

転校生「もっとまっとうな理由だったらいいんだけどね・・・」

花梨「だったから、じゃねぇべ。如月にはおらが話してやっから。行くど」

花梨「女の子が1人で、しかも外で寝ててはいけねぇよ」

花梨「ったく・・・如月も、まさか学園のどこかで寝てるとは思わねぇべ」

花梨「転校生、悪ぃけど、宍戸を連れてってくんねぇか?」

転校生「かりんちゃんは?」

花梨「おらはいったん、宍戸と如月のために料理取ってくるすけ」

花梨「研究室の前で落ち合うべ。それじゃあね」

転校生「はーい。ってことだから、行くよ、ゆきちゃん」

結希「ええ」

~本当は~

転校生「ゆきちゃんも、ゲームばっかりしてちゃだめだよー?」

結希「やるべきことは終わらせているのだから、文句は言わせないわ」

転校生「もー」

結希「・・・・・・」

結希(本当は、大垣峰攻略に向けての最終調整をしてるのだけれど・・・)

転校生「あんまりやりすぎるとまたさっちゃんに怒ってもらうからね」

結希「それは・・・勘弁してほしいわね」

結希(これに関しては、言わない方が余計な心配をさせなくて済むわね)

転校生「ゲームはまたいつでもできるんだから・・・」

結希「・・・・・・あなた、本当に私の母親みたいになってきたわね」

転校生「へっ?」

結希(できるだけ、いつも通りを演じる。それが転校生くんの緊張の緩和につながるはず)

転校生「なんかそれ、おばちゃんにも言われた気が・・・」

結希「私のそれと彼女のそれは意味合いが違うと思うわ」

結希(出来ることはやっておかないと)

~いつもより控えめ~

秋穂「あ、転校生くん。ありがとうね、掃除手伝ってもらって」

転校生「ううん。ぼくも暇だったから」

秋穂「今日は風紀委員のお手伝いもしてたんだよね?あんまり無理しちゃだめだよ」

転校生「無理はしてないよー。今もほら、ダンボールにお掃除マキナ君設置して動かしてるだけだし」

秋穂「そう?でも疲れてたらちゃんと言ってね」

転校生「うん」

秋穂「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生「ねえ、あきちゃん」

秋穂「な、なにかな?」

転校生「今日、なんだか大人しくない?」

秋穂「な、なんのこと?」

転校生「ほら、いつもならあってすぐぺろぺろしたりくんくんしたりするでしょ?でも今日はしてないから・・・」

秋穂「あ、ええっと、そ、それは・・・・・・」

秋穂「ほら、外部のお客さんもたくさんいるし、ノエルちゃん一緒じゃないから止めてくれないしで・・・」

秋穂「それに、大垣峰前だから、転校生くんに負担もかけたくないし・・・」

秋穂「だ、だから!大丈夫だからね、ほら、お掃除の続きしよ?」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

ペロッ

秋穂「うひゃっ!?」

転校生「えへへ~いつものしかえし!」

秋穂「あ、そ、そんなことされたら、わたし、わたし・・・・・・!」

~秋穂のコミュニケーションイベント・ぺろぺろ魔法祭あげいん!~

秋穂「ふぅーっ・・・!ふぅーっ・・・・・・!」

転校生「あ、あきちゃん?」

秋穂「だめ、今わたしに近づいたら・・・・・・自分を抑えられなくなっちゃう!」

秋穂「この、わたしに眠る瑠璃川の血が、覚醒して・・・!」

ミナ「覚醒だと!?」ニュッ

恋「関係ないからさがっておれ」

転校生「我慢しなくていいんだよ」

秋穂「え・・・・・・」

転校生「いつも通りでいいんだ・・・無理しちゃだめだよ・・・ほら・・・」

秋穂「あ、あ、あ、・・・・・・あああああああっ!」

・・・

秋穂「やっちゃった・・・・・・今日はやらないって決めてたのに!」

転校生「まあまあ、人も見てなかったし、だいじょうぶだって」

秋穂「そうじゃなくて、そうじゃなくてぇ・・・」

転校生「だって、もうすぐ大きなクエストがあるんだもん。こういうときこそ思いっきり楽しまなきゃ」

転校生「ずっとやりたいこと我慢してても、楽しくないでしょ?」

秋穂「転校生くん・・・・・・」ペロペロ

転校生「えっちゃんとかめありーがいつも言ってるんだ。デカいことやる前はめちゃくちゃに騒げって」

転校生「だから、めいいっぱい楽しまなきゃ!ね?」

秋穂「・・・・・・うん!」ペロペロ

~綺麗になったよ~

秋穂「ふぅ・・・なんとか、綺麗になった・・・」

秋穂「転校生くん、最後までありがとう」

秋穂「転校生くんやみんなのおかげで、わたし、お掃除をやりきることができたよ」

転校生「こっちこそ、お掃除するって言ってくれて、ありがとう」

花梨「おおい。最後のお客さん帰ったすけ、みんなでご飯食べるどー」

花梨「瑠璃川は頑張ったすけな、腹減ってるべ?たくさん食べてねぇ」

秋穂「そ、そんな、精一杯やりました・・・けど、ちゃんとできてたでしょうか・・・」

花梨「はあもお、できてたっきゃ。でねえと、あったら量の汚れ消えてねぇべ」

秋穂「あ、でも・・・なんだか、お客さんの前でゴミ拾いしたのは押し付けだったかも・・・」

花梨「押し付けはどうかはわからねぇけど、ゴミ拾いしてくれたのは確かだべ」

花梨「ありがとうって言っとけばいいべ。感謝を忘れなかったら」

秋穂「・・・里中先輩・・・ありがとうございます・・・」

花梨「ほら、あんたも出てくるっきゃ。我慢してたんだべ?」

転校生「あ、はるのん」

春乃「・・・・・・秋穂・・・・・・」

秋穂「おねえちゃん・・・我慢って、なにを?」

花梨「褒めたり頭撫でたりな。せっかくリーダーの役目を果たしてるのに・・・」

花梨「可愛がられてたらおかしいすけな」

秋穂「あっ!そうなんだ・・・おねえちゃん、それで・・・」

春乃「秋穂・・・よく頑張ったわね・・・お姉ちゃん、嬉しいわ」

秋穂「おねえちゃん、ありがとう・・・!みんなに助けてもらって、頑張ったよ!」

春乃「うん、わかってる・・・今夜はゆっくり、休みなさい」

転校生「んー・・・疲れたぁ・・・・・・今日、おひるね、してないから・・・ねむ・・・・・・zzz」

花梨「おっと、こっちは電池切れだな。今日は誰の部屋だったか・・・」

風子「ウチが回収しますよ、里中」

花梨「水無月」

風子「風紀委員の手伝いだけじゃなくて、掃除の方までがんばってくれて・・・・・・」

風子「お疲れ様です、転校生さん」

転校生「ん・・・・・・」

花梨「って、どうして手足をしばってるんだ?」

風子「疲れ切って寝てるから、この後絶対ヤバいことになります。なので先手を打たせてもらいました」

風子「ウチもあんたさんも明日も動かなきゃなんねーですから、こうしとかないと後々大変なことになるんで」

花梨「ああ、噂に聞いてるあれか。そったらまずいすけな、そのまま部屋まで連れてってやってけろ」

風子「もちろんです。それじゃあ、ウチはこの辺でしつれーします」

花梨「・・・・・・水無月も、多分我慢してたすけな。瑠璃川が我慢してる手前、やるわけにもいかなかったすけ」

花梨「あんたもちゃんと休んでけろ」

~急な話~

―翌日―

転校生「あーりすちゃーん」

クレプリ「よっす、少年」

ありす「ぉ・・・・・はょ・・・・・・」

転校生「おはよー。どう?みんな買っていってくれてる?」

クレプリ「おうよ!売り上げは上場さね!」

ありす「・・・んな・・・・・ょろこんで、くれて・・・・・ぅれし・・・・・・」

転校生「ありすちゃんが作ったのを外で使ってるの見たらね、ぼくもうれしい!」

転校生「おそろいだね!」

ありす「ぉそろ・・・・・・♪」

~♪

転校生「あれ?電話だ。ちょっとごめんね」

ありす「?」

転校生「はい、もしもし。・・・・・・えっ!?来てるの!?え、今どこ!?いくいく!」

クレプリ「なんだなんだ?誰が来たんだ?」

ありす「ぉか・・・さ・・・・・・かな・・・?」

転校生「うん、門のとこだね、わかった、全速力で行くから!待ってて!」

転校生「ひゃっほーーーーい!!!」

クレプリ「どうしたどうした?誰が来たんさね」

転校生「こずえちゃんが遊びに来たって!ぼく、案内しに行って来る!それじゃあ!」

ありす「ぁっ・・・・・・」

クレプリ「行っちまった・・・・・・」

・・・

風子「楠木、ここにいましたか」

ありす「こ・・・・・・ちゎ・・・・・・」

風子「転校生さん見てません?ウチも休憩がとれそうなんで、一緒に見てまわろうかと思ったんですけど・・・」

クレプリ「今なんか推しアイドルの案内してるから無理っぽいさね」

風子「えっ」

ありす「・・・・・・」ムスー

風子「切り上げて来たのに・・・・・・」

クレプリ「・・・・・・」

風子「しかたねーですね。楠木、あんたさんがよければ、一緒に行きませんか?」

ありす「ぇ・・・・・・?」

風子「どーです?ウチも手持ち無沙汰になっちゃったんで、代わりみたいで悪いですけど」

ありす「ぁ・・・・・・だぃ、じょうぶ・・・・・・ぇす・・・」

クレプリ「決まりだな!少年が嫉妬するぐらい仲良くしてやるさね!」

風子「まったくですよ。まあ何も言ってなかったウチも悪いんですけど・・・」

風子「ってことで、どこから回ります?希望があれば言ってくだせー」

ありす「ぁ、ぇと、じゃ・・・・・・」

今日はここまで!転校生的にはめちゃくちゃ楽しい時間だったはず。それがわかってるから邪魔するわけにもいかなくて・・・
次回、「プリンセスとプリンス」です。
宣言通り、次回の話でこのスレはいったん終わりとさせていただきます。
今週、ないしは来週中になんとか仕上げようと思っています。
あと少しの間、ごゆるりとお付き合いくださいませ。
ありすありあり(合言葉)

~見つからない~

転校生「んー、ちーちゃんどこだろ・・・」

転校生「魔法祭のとちゅうに探すのはむちゃだったかな・・・・・・」

ありす「ゃっぱり、もぁっとで、連絡・・・・・・ほうが・・・」

転校生「んー・・・・・・」

転校生「あっ、そうだ。助っ人を呼ぼう」

ありす「?」

・・・

さら「助っ人に来ましたぁ!」

卯衣「呼ばれたわ」

香ノ葉「ダーリン、うちのこと呼んでくれるなんて・・・うちのこと、ちゃんとわかってくれとんやね!」

純「え、何、なんなのこの集まり?」

自由「どっかで見たことあるようなメンバーっすね」

もも「どういう法則があるんだろ?」

レナ「てんこー、レナ、よぶ、した。レナ、てんこー、たすく」

風子「で、七善を探すんでしたっけ?」

転校生「いや、もう探すのはやめた。今から、呼ぶ!」

転校生「香ノ葉、やっちゃって!」

香ノ葉「やったんよ!」

[バニー]純「んなっ!?」

[バニー]自由「いつの間に!?」

[バニー]風子「・・・・・・えー、何するんですか?」

転校生「これからるりるりの舞をして、ふわくるすてっぷでぴょんぴょんオーラを高めます」

[バニー]もも「ごめんなさい、あたし意味がよく・・・」

クレプリ「大丈夫さね、オレっちもわからない」

[クリスマス]ありす「え?」

クレプリ「え?」

[バニー]レナ「う?」

[戦闘服]さら「それじゃあ、みんなではじめましょお!」

[バニー]卯衣「私はエフェクトを担当するわ。きらきらのぴょんぴょんでいいのね」

転校生「うん!それじゃあ、みんないっしょに!ぴょん!」

~ちーちゃんのたんじょーび、ぴょんぴょん~

ちひろ「・・・・・・?」ピクッ

萌木「ちひろちゃん、どうしたの?」

ちひろ「向こうから、とてとてんな気配が・・・」

里菜「萌木、ちひろはなんて言ってるのだ?」

萌木「ごめんね、私にもわからない」

ちひろ「こっちです!」

萌木「あっ、待って!たこ焼きは・・・・・・」

里菜「リナが買っておくさ。萌木は場所だけ教えてくれ」

萌木「う、うん!ちひろちゃーん、待ってー!」

・・・

萌木「お、追いついた・・・・・・こ、これは!」

転校生「るりるり~・・・・・・ふわっ!」

さら「ぴょんっ!」

ありす「ぴょん・・・・・・」

純「ぴょ、ぴょん?」

自由「とてん!」

香ノ葉「くるる~」

風子「るるりりり~」

萌木「・・・・・・なに?」

ちひろ「ぴょんぴょん力が・・・ふわふわ・・・るりるり・・・・・・そんな、らびらびまで!?」

萌木「お願いだから日本語をしゃべってほしいな」

ちひろ「こんなの、こんなの・・・・・・!わたしもやるしかありません!」

萌木「え、ええっ・・・?」

里菜「たこ焼き持ってきたぞー・・・・・・お?」

里菜「なんだこれ!リナもやった方がいいのか!?」

萌木「できるの?」

里菜「さっぱりさ!」

萌木「だよね」

ちひろ「ぴょんぴょんっ!ぺぺんのぺん!」

転校生「ぴよぴよぴよぴよ・・・・・・こんっ!」

萌木「まあ、本人が楽しいならいいの・・・かな?」

今日はぴょんぴょんだけどととててんです。
むみむみがふるふるだからあうあうですね。くるくるではありません。
ふわふわはやっぱりどりどりのふらだりだと思うんです。
ありすはありありです。
ありすありあり(合言葉)


~プチモア!-Petit Grimoire- 季節の変わり目編~

明鈴「ごほっごほっ」

虎千代「へっくちゅん!」

里菜「けほっけほっ」

ありす「アウトドア組がこぞって風邪をひいちゃってますね」

転校生「気温が一気に下がったのに、汗だくになって遊ぶからね。できるだけ汗ふいたりすぐにお風呂に入れたりはしてるんだけど・・・」

さら「わたしも小さい頃はよく季節の変わり目は体調崩してたからわかるわー。こう、前の季節の感覚でついつい遊んじゃうんだよね」

ありす「私は単純に体が弱かったから・・・・・転校生さんは?」

転校生「あんまりかな。昔から体力は人一倍あったし」

さら「魔力の影響かなぁ。魔力量が年齢で変化するかどうかは知らないけど」

ありす「ほら、みんな。ちゃんとお薬飲んで」

里菜「いーやーなーのーだー!」

虎千代「苦いからいや!げほっげほっ」

明鈴「薬はおいしくないアル!」

転校生「はあ、仕方ない。またいつものつくるか・・・」

ありす「ゼリーですか?」

転校生「うん。なかに薬いれてそのまま飲ませる奴」

さら(あれゼリーがおいしくて咀嚼してたら薬の苦みがくるからいやなんだよねー)

ありす(あのゼリーは単品で食べたいのに病気のときじゃないと作ってくれないのが難点です)

転校生「ってことで、ちょっとアイラとチトセ呼んでくる」

さら「え、どうして?」

転校生「気付いたんだ。あのゼリーに時間停止の魔法を掛ければ薬だけ体内に入るってことを」

転校生「ってことでゼリー消費がなくなるぶん手間も経費も削減できるし・・・」

ありす「ダメです!」

転校生「えっ」

ありす「ダメです!」

転校生「な、なんで?」

ありす「ダメです!」

転校生「あの」

ありす「ダメです!」

転校生「・・・・・・はい」

さら「まあ、みんな割と転校生くんが毎回作ってるから飲んでくれてる節もあるし、今回は普通に作ろ?ね?」

転校生「わ、わかったけど・・・・・・」

ありす「~♪」

転校生(さっきの圧しの強さはなんだったんだろう・・・)

今日のプチモア。今朝はかなり寒かったので、長袖で外に出たら電車の中がめちゃくちゃ暑かった。
自分は季節の変わり目に弱いので、体調を崩さない人がうらやましいです。
食べ物はしっかり食べたい派。おなかの中にたまって満足するまでがごはんだと思ってます。
ありすありあり(合言葉)

~大垣峰攻略~

風子「・・・・・・さて、この日が来ましたか」

転校生「うん、来たね」

風子「ここのゲートを攻略出来れば、人類の大きな転換点になります」

風子「あんたさんは散々ここの調査に参加してるからわかってると思いますけど・・・」

風子「ここは危険です。本来ならあんたさんみてーな子供が来る場所じゃありません」

転校生「わかってる」

風子「・・・・・・ですが、今回の作戦にはあんたさんが不可欠です」

風子「いつもみたいに、行かなくていいだとか、そんな都合のいいことは言えません」

風子「ただ、ひとつだけ。無事に帰ってきてください」

転校生「うん。ふーちゃんも、ケガなんかしないでよ」

風子「ええ。これが終わったら、またどこかに遊びに行きましょうか」

転校生「うん。あ、ふーちゃんって、ぼくの家来てなかったよね?来る?」

風子「そーですね、予定が空き次第・・・というか空けますけど、行きますか」

転校生「それじゃあ、ぼくはあっちに」

風子「うちはこっちです」

転校生「・・・・・・またあとでっ!」

風子「はい、また後で」

・・・

ありす「ぁ・・・・・・なづき、さ・・・・・・」

風子「楠木」

ありす「は、はぃ・・・」

風子「あの子のことは任せましたよ」

ありす「・・・・・・はい・・・!」

~ありすとクエスト~

ありす「・・・・・・ょ・・・・・・ょろ・・・く・・・・・・ぉねが・・・・・・ます・・・」

転校生「いえいえ、こちらこそよろしくおねがいします」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

クレプリ「いや、なんか喋れよ!お見合いかよ!」

秋穂「お見合いと聞いて!」

ノエル「はいはい、秋穂ちゃんはこっち。転校生くんもありすちゃんも、がんばってね!」

秋穂「ああ~、ドナドナー・・・・・・がんっばってねーーー!!!」

転校生「・・・もう、いつも通りだなぁ・・・」

ありす「・・・・・もしかし、たら・・・・・・きんちょ・・・・・・ほぐ・・・ために・・・」

転校生「来てくれたのかもね」

怜「転校生、楠木。準備はできたか?」

ありす「ぁ・・・・・・か・・・かんぁぎ・・・さん・・・・・・」

怜「楠木。私は人形館で、お前の戦いを見ている」

怜「だから、転校生のことは任せたぞ」

ありす「・・・・・・ぁい・・・・・・!」

怜「転校生。お前の役割は聞いているな?お前の魔力が大事だ」

怜「直接の戦闘には参加せず、楠木と大回りをしろ」

怜「途中で智花、夏海、松島が合流する。ゲートまでの道はみんなが切り開く」

転校生「はいっ!」

怜「ここはタイコンデロガがうようよいる。捕まらないように、逃げ回れ」

ありす「・・・て・・・てんこ・・・・・・くん・・・」

ありす「ぁたし・・・てんこ・・・くん・・・・・・ぁもる・・・」

ありす「がん・・・・・・ばり・・・・・・ぁす・・・!」

転校生「うん、ぼくも・・・がんばるよ!」

~国軍~

クレプリ「そういや、今回は国軍もめちゃくちゃ準備してきてるらしいな」

転校生「なんか、助っ人もいっぱい呼んだって聞いてるよ」

クレプリ「ま、ここに来てるのはオレっちたちだけじゃないってことだ。ありす、だから安心して遠回りするんだぞ」

ありす「ぅん・・・・・・きるだぇ、たたかぃ・・・・・しな・・・・・ょに・・・・・」

転校生「たしか、デバイスにリストが来てたはず。一緒に戦う人たちだって」

クレプリ「へぇ、スピードワゴン財団、ジムリーダー連合組合、時空管理局、守矢神社・・・・・・神社?」

転校生「お祈りしてくれてるとかなんとか。あと普通に戦えるって話も」

クレプリ「最近の神社は進んでんなぁ・・・・・・って、神凪神社もそういや戦える神主だった」

ありす「スポンサ・・・も、たくさ・・・・・」

転校生「JGJ、帝愛グループ、水瀬グループ、希望ヶ峰学園、ウサミン星、スピードワゴン財団、あ、これさっきと同じとこだ」

クレプリ「やっぱそんだけ期待されてるんだな、今回の作戦は」

ありす「すご・・・・ぷれ、しゃ・・・・・ね・・・」

転校生「その分、がんばらなきゃって思えるよね、あ、ここからちょっと見えるよ」

クレプリ「なんか強面のおっさんが人型のなんか出してオラオラいいながら戦ってる・・・」

転校生「あ、なんかメイドさんもいるよ。それに、ほっしゃ・・・じゃなかった、みほちゃんまで」

クレプリ「・・・・・・!?い、今一瞬で魔物が何体か霧散したさね!」

ありす「すごぃ・・・・・ね・・・」

転校生「あ、なんかロードローラーを持った黄色いおじさんが無駄無駄言ってる」

クレプリ「おおー、また一瞬で何匹か・・・・・・すげーな」

~すごいね~

ありす「てん・・・こ、く・・・は・・・・・すご・・・ね・・・・・・」

転校生「うん、どうしたの?」

ありす「ぁたし、ぃまも・・・・・わくて、でも、てんこうせ、くんは・・・・・」

転校生「まあ、ぼくはもう何回も来てるしなれてるってのもあるけど・・・」

転校生「やっぱ、ありすちゃんがいてくれるからかな」

ありす「・・・・・・ふぇっ?」

転校生「ありすちゃんが、ぼくを守ってくれる。それがわかってるから、怖くない」

クレプリ「少年・・・」

転校生「・・・・・・来たよ、ありすちゃん。ちょっと強いの」

ありす「・・・・・・っ!」

ありす「ぉにんぎょ、さ・・・・・・ぉねがぃ・・・!」

クレプリ「任せるさね!野郎ども、今だ、撃てーっ!」

・・・

ありす「・・・・・・ふぅっ」

クレプリ「へへん、どうだ、少年!これがありすの力さね!」

転校生「うん・・・・・・やっぱり、大丈夫だよ」

転校生「ありすちゃんはちゃんとぼくを守ってくれる。だからぼくは、安心して進めるんだ」

ありす「・・・・・・ゎかった、よ・・・」

ありす「ちゃんと、守る、から・・・・・・だから、まか、せて・・・!」

転校生「うん、よろしく!」

~ありすの人形~

ありす「・・・ぉにんぎょさ・・・・・・ぉてぁて・・・・・・」

クレプリ「少年、ちょっと待っててくれ。ありすは人形で戦うからな」

クレプリ「ホントはありすもそんな戦い方はしたくないんだが、その、な」

クレプリ「人形たちが、ありすを慕って戦ってくれるんさね」

ありす「・・・ぁりぁと・・・・・・だ、だぃじ・・・します・・・」

ありす「とって・・・・・・ぅれし・・・・・・でも・・・・・・むり、だめ・・・ぇす・・・」

ありす「・・・ぁぃ、ぉてぁて・・・・・・きました・・・もぅ、だいじょ・・・・・・」

転校生「え、魔法で動かしてるんだよね?」

クレプリ「まぁ、魔法なんだけどな。でもありすの魔法は【人形が自由に動く】だ」

クレプリ「だから、人形たちは、自分の意思で、戦ってくれる」

クレプリ「少なくともオレっちは、そう信じてるね」

転校生「そうだったんだ・・・・・・なんかこう、自分で操ってるのかと思った」

ありす「・・・もし・・・・・・たら、ぁたし・・・まほぅ・・・・・・たたかぅ・・・かも・・・・・・」

ありす「ずっと・・・・・・ずっと、ぉもって・・・でも・・・・・・」

ありす「ぉにんぎょ・・・とっても、ぅれし・・・ぇす・・・ぇと・・・・・・だから・・・」

ありす「ぉてぁて・・・ぃっしょけんめ・・・・・・ゃりぁす・・・・・・」

クレプリ「ありすの人形、綺麗だろ?ずっと修繕してやってんだ。

クレプリ「1つもリタイアしたヤツはねぇ。オレっちはそれで十分さ」

クレプリ「例えば、人形の綿が変わる。外の布も変わる」

クレプリ「布を繋ぐ糸も変わった。これは果たして、同じ人形と言えるかい?」

転校生「えっと・・・・・・」

ありす「・・・・・・ぇと・・・・・・てんこ・・・くん・・・・・・」

ありす「ちが・・・て、ぉもぅ・・・?ぜんぜ・・・・・・ちがぅ・・・おにんぎょ・・・・・・」

クレプリ「違うって思うのは、人形を知らないのさ」

クレプリ「愛された人形には魂が宿る。これは魔法とかそんな話じゃなくてな」

ありす「・・・ぁたし・・・・・・ぉなまぇ・・・つけな・・・・・・」

ありす「もぅ、ぉにんぎょ・・・・・・・・・・・・もって・・・・・・ぉなまぇ・・・」

転校生「そうなんだね」

クレプリ「ありすが作った人形は、生まれながらにありすに愛されてる」

クレプリ「そんな人形はな、自分が何者か知ってるんさ。だから、名前も知ってる」

クレプリ「人形は喋れねぇから、ありすはその名前を知らねぇけどな」

クレプリ「ありすはそれが悲しいのさ。オレっちみたいに話せるわけじゃねぇし」

ありす「クレ、プリ・・・・・・ぃゃ・・・・・・」

転校生「ここでまさかの否定」

クレプリ「えーっ?ダメじゃねーよ。オレっちはクレイジープリンセス」

クレプリ「ちょーかっこいいだろ?」

ありす「・・・ぉなのこ・・・・・・くれぃ・・・・・・へん、ぇす・・・・・・へん・・・」

クレプリ「そうはいっても、オレっちの名前はクレプリさ。もう変わらねぇよ」

クレプリ「ってわけだ。ありすのことを1つ知ったとこで、これからも頼むぜ」

転校生「こちらこそー」

~加勢~

転校生「待って、止まって!」

ありす「えっ?」

転校生「・・・・・・あそこ、タイコンデロガがいる・・・」

クレプリ「おいおい、やべーな・・・でも、ここ通らねーとさらに遠回りになるし、道も外れるかもしれないさね」

ありす「でも、ぁれは・・・・・・たたか、ても・・・かてな・・・」

転校生「なんだよねー。ダンボールで吹っ飛ばすわけにもいかないし・・・」

クレプリ「いつまでも立ち往生するわけにもいかねーしな。仕方ないさね、ちょっとルートの変更を・・・」

モブ美「その必要はないわ」

転校生「えっ?」

ありす「ぁ・・・ぶちょ、さ・・・」

モブ子「やっほー、ありすちゃんに転校生くん」

モブ佳「宍戸さんに言われてね。こっちに一匹強いのがいるから急いで来たの」

モブ美「ってことで、あいつの相手は私たちに任せて、二人は先に行って」

転校生「え、でも、任せるって言ったって・・・」

モブ子「転校生はそれで飛べるよね?ありすちゃん、今から投げるよ」

ありす「・・・・・・ぇっ!?」

クレプリ「え、おいおいおい、投げるって・・・」

モブ佳「・・・転校生くん。第七次侵攻の時、私たちは君を守り切れなかった」

モブ子「あれから、ちょうど2年・・・・・・こっちもかなり鍛えたんだ。もう、あんな思いはしたくないから」

モブ美「真理佳ちゃんがいないのは残念だけど、あの子はあの子でやってるから」

転校生「みんな・・・」

モブ佳「合図したら一気に仕掛けるよ。準備はいい?」

モブ美「ええ」

モブ子「いつでも!」

モブ佳「3・2・1、今だっ!」

モブ子「行けっ!3ポイント!」ブオン

ありす「わわっ」

モブ佳「タイコンデロガ!あんたの相手は、こっちだ!波導球・壱式!」

転校生「ありすちゃん、キャッチ!」

クレプリ「ナイスキャッチさね」

ありす「ふぅーっ・・・」

モブ佳「さあ、走って!」

タイコンデロガ「ぐおおおおおーーーーっ!!!!」

モブ佳「こっちを見ろっての!弐式!」

モブ美「足止めは任せて!影縫い・波!」

モブ子「・・・・・・さて、もう見えなくなったね」

モブ佳「さ、あとはじっくりやりますか」

モブ美「モブはモブらしく、目立たずにね」

~合流~

夏海「来たわね、ありす、転校生」

智花「ふたりとも、怪我はない?」

転校生「うん。モブちゃんたちのおかげで、なんとか」

みちる「たしかあの人たち、ここ2ヶ月ぐらいずっと訓練所に籠って連携の特訓とかしてたんだよね」

ありす「そぅ、な・・・・・ぇすか?」

転校生「そうなんだ・・・」

夏海「さ、これからはあたしたちがついてるから。ガンガン進むわよ!」

智花「いや、ガンガンじゃなくてじっくり・・・」

みちる「一応、わたしもいるけど・・・あんまり魔力は使うなって話だから、控えめにね」

夏海「わ、わかってるわよ!気持ちよ、気持ち!」

ありす「ぁい、ガンガン、ぃき・・・す・・・!」

夏海「そうそう、わかってるじゃない!」

クレプリ「だろ?まあ、ありすだからな!当然さね!」

転校生「・・・・・・よしっ、行こう!まずは前線まで!そして、ゲートまで!」

みんな「おー!」

~もっと強く~

智花「はっ!」

夏海「てやあーっ!」

転校生「ともちゃん、飛ばし過ぎ!ちょっとさがって!なっちゃんはそのまま、右の二体を!ありすちゃん、その奥のを!」

智花「はい!」

夏海「はいよっと!」

ありす「はぃ!ぉにんぎょ、さん・・・!」

クレプリ「へっ!舐めたら怪我するぜぃ!」

転校生「よし・・・・・・今だ!突っ切るよ!」

みちる「ありすちゃん、手を!」

ありす「はぃ・・・!」

・・・

転校生「ふぅ・・・・・・後ろの魔物は、ジムリーダーの人たちがやってくれるって」

ありす「はぁっ・・・はぁっ・・・」

智花「ありすちゃん、大丈夫?」

ありす「だぃ、じょぶ・・・ぇす・・・まだ、ぃけ・・・ぁす・・・」

転校生「こっからしばらくは強いのがいないらしいから、ゆっくり進もう」

夏海「そうね・・・あたしもちょっと疲れたし・・・」

智花「わたしはまだ元気だから、私が先頭になるね」

夏海「じゃああたしが後ろにいくわ」

みちる「私も前に行くよ。あんまりどっかんはできないけど」

ありす(・・・三人とも、すごく、強い・・・)

ありす(あんなに走ったのに、息が全然切れてない。私は、もうバテバテなのに・・・)

ありす(・・・強く、もっと、強くならなきゃ)

~ゲートの近くまで~

智花「あっ!精鋭部隊の人たちだ!」

夏海「ってことは・・・ここから少し行ったら、ゲートね・・・!」

夏海「転校生!ありす!気合入れるわよ!」

転校生「うん!」

ありす「・・・ぁ・・・ぁい・・・・・・!」

月詠「はぁ、はぁ・・・やっと来たわね、アンタたち。わかってるわよね?」

月詠「ゲートの側にいる魔物を会長が一掃したら、アンタたちの出番よ」

月詠「転校生を護衛して、ゲートまで連れて行くの」

智花「うん。そして、アイラちゃんたちが時間停止の魔法を使うんだね」

智花「・・・大丈夫。転校生くんは、ちゃんと守るから」

月詠「あったり前じゃない・・・転校生。アンタもちゃんとやんなさいよ」

月詠「じゃあね。ツクは一度下がるけど、なにかあったら呼びなさい」

ありす「・・・・・・ぁ、ぁたし・・・・・・んばり・・・ぁす・・・」

夏海「これまでは魔物も弱かったけど、ゲートに近づいたらそうもいかないわ」

みちる「気を引き締めなきゃね。わたしも一回だけの魔法だけど・・・使うから」

智花「うん・・・じゃあ、生徒会の合図を待とう」

~近づけさせない~

風子「・・・りょーかいです。んじゃ、ウチも動きます」

紗妃「どうでしたか?」

風子「転校生さんたちが道中に出会ったタイコンデロガは、無事にあの三人が処理しました」

風子「んで、転校生さんたちがゲート付近まで来ている、と」

紗妃「わかりました。では」

風子「はい。ここで消耗させるわけにもいきませんからね。向こうに行こうとしている魔物を可能な限り留めますよ」

紗妃「はい!」

風子「さて、ここが正念場です。風紀委員一同、きばっていきますよ!」

風子「・・・・・・あの時を思い出しますね。あの子と初めて喧嘩した、あの冬」

風子「二年もまともにクリスマスを迎えられてないんです。今年こそはしっかりやらせてもらいますよ」

~合図~

転校生「・・・・・・」

ドォォォォォォン!!!!

転校生「とらのホワイトプラズマだ!ってことは・・・」

智花「合図だ!行こう!」

夏海「よしっ・・・・・・って、何よ、あれ!」

ありす「ぁっ・・・!」

クレプリ「なんだありゃ!なんであんなに魔物が・・・どんどん増えてるじゃねぇか!」

アイラ「急げ急げ!また魔物がポコポコ出て来ておる!」

レティシア「あの生まれる早さはなんだ!初めてだぞ!」

アイラ「知るか!どのみち虎千代がホワイトプラズマを撃った今・・・」

アイラ「こちらにあれ以上の攻撃方法は無いんじゃ!今が一番空いておるんじゃ」

アイラ「これを逃せば次は無いぞ!南!少年を援護しろよ!」

智花「は、はい!夏海ちゃん、ありすちゃん、みちるちゃん、転校生くん!」

ありす「・・・ぁ、ぁい!」

夏海「絶対、スクープで一番乗りしてやるんだから・・・!」

転校生「よし、行くよ!」

みちる「待って!今からわたしが、ドカンとやっちゃう!」

智花「え?みちるちゃん!?」

みちる「まわりに魔物が出てきたら、動けなくなると足引っ張っちゃうからね」

みちる「その前に、今生まれたばっかりの魔物、もう一度吹き飛ばすから!」

みちる「わたしが魔法撃ったら走ってね!行くよ・・・っ!」

~ゲート~

アイラ「着いたぞ!これがゲートじゃ!」

夏海「うげ、でっか・・・すっごい不安になる・・・」

ありす「ぉっき・・・ぇす・・・・・・こんな・・・」

転校生「あとは・・・」

怜「つれて来たぞ!」

アイラ「よし!どれほどのものかはわからんが、やりゃ効果はあるハズじゃ!」

アイラ「全員、妾が障壁を張る!音無!霧をぶっ飛ばせ!」

ありす「ぉとな・・・さ・・・・・・・にんぎょ、かんの・・・・・・」

律「わわわかった!やるぞ、今すぐやるぞ!」

転校生「わわっ、耳塞いで!あ、ダンボールにもこもる!」

アイラ「待たんか!今障壁をかけておる・・・やれ!やれ!」

律「うし!すううぅぅぅ・・・」

律「ぶっとべえええええっ!」

・・・

律「ぜぇ、ぜぇ・・・」

アイラ「・・・・・・どうじゃ?」

智花「魔物の実体化が・・・止まった・・・」

怜「それどころか、実体化しかけていたものも霧散したぞ・・・なんという威力だ」

転校生「あいかわらずすっごいねー」

律「なんとか・・・役に・・・立てて、よかった・・・ぜぇ、ぜぇ・・・」

鳴子「感慨にふけっている暇はないよ。朱鷺坂君をつれて来た」

鳴子「また霧が集まる前に、取り掛かってくれ。転校生くん・・・いいね?」

転校生「うん!」

~時間停止の魔法~

アイラ「よいか、転校生。この魔法はただえさえ膨大な魔力を消費する・・・」

アイラ「加えて時間がなかったゆえ、最適化をまったくしておらん」

アイラ「つまりどれだけ魔力が必要かさっぱり分からんのじゃ」

チトセ「あなたの魔力量を超えるような魔法は作れないと思うけど・・・」

チトセ「もし【魔力切れ】になりそうだったら、すぐに言ってね」

転校生「わかったけど、なったことないから感覚がわからないかも」

チトセ「ふふ、それもそうね」

アイラ「それでは始める。我らのどちらでもよいが・・・」

チトセ「貴方に譲るわ。表の私にね」

アイラ「ふん、それで貸しを作ったつもりか・・・ま、据え膳はもらっとくかの」

アイラ「転校生。妾が良いというまで魔力を流し続けろ」

アイラ「如月や宍戸の研究で持続力の試験はやったじゃろ?あの要領じゃ」

転校生「あれか・・・おっけー。・・・イメージは、ほむほむとかちゃおに渡した時みたいに、全力で・・」

アイラ「よいな。では・・・時間停止の魔法、始める」

~お疲れ様~

―バスの中―

ありす「・・・・・・・・・・・・」

クレプリ「ありす、眠いのか?」

ありす「・・・ぅん・・・・・・ちょと・・・・・・つかれ・・・・・・」

クレプリ「今日はがんばったもんな」

転校生「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・・zzz」

クレプリ「こっちも疲れて完全に電池切れさね」

ありす「・・・・・・ぉつかれ、さま・・・」

クレプリ「しっかし、まあ・・・」

[拘束]転校生「んん・・・・・・zzz」

クレプリ「この状態はどうなんだ」

ありす「じゃなぃと・・・・・・また・・・」

クレプリ「吸われるのはわかるんだけどよ・・・さっきからオレっちの指くわえられてるし」

転校生「ん・・・・・・」チュパチュパ

風子「お疲れさまでした、楠木」

クレプリ「おっす、水無月」

ありす「ぉつかれ、さま・・・ぇす」

風子「あ、これ食べます?」

クレプリ「おお、長距離移動のお供、ポッキー!」

風子「本当は転校生さんと食べようと思って持って来てたんですけど、ぐっすりですから。どーぞ」

ありす「ぁ、ぃた・・・き・・・す・・・」

風子「ふぅ・・・・・・終わりましたね」

ありす「ぁい・・・」

風子「そうそう、ウチ今度転校生さんの実家にお邪魔することになってるんですよ。楠木もよかったらどうですか?」

ありす「ぁたし、ぇすか?」

風子「はい。一回行ったのは知ってますけど、向こうさんも会いたがってるみたいですし」

クレプリ「だってよ。行ったらいいじゃねえか」

ありす「ん・・・そ、ぇすね・・・・・・ぃきたぃ、ぇす」

風子「でしたら、今度また転校生さんも含めて日程とか決めましょーか。明日とか空いてます?」

ありす「ぇと・・・はぃ、だぃじょうぶ、ぇす」

風子「んじゃ、明日お疲れ様会も兼ねて軽く話しますか。本格的な打ち上げはまた後日ですけど、ウチらはウチらでやりましょー」

ありす「はぃ。ょろしく・・・ねがぃ、ぁす・・・」

風子「はい、よろしくおねげーします」

以上です!これにて風子「新しい転校生・・・6歳?」はひとまず終了。
あとは、エンディングというかIFストーリー的なものを書こうと思ってます。
①転校生が裏世界で霧の護り手に捕まる話
②転校生18歳、卒業
③没ネタ集(VS間ヶ岾、ロリコンライと女装転校生、ありすのゼンリョク)
④うるせぇ、全部書け!!
で一番多そうなのをやろうと思います。
期限は特に設けませんが、十分集まったなーって思ったって思ったら締め切ります。
皆様のご要望、お待ちしております。
ありすありあり(合言葉)

レスに④しかないので全部書きます。
一応、番号順に書いていきます。できればこの1週間で終わらせたい。
まずは①の、裏世界でのIFストーリーから。
一途な心による一途なラブストーリーです。
ありすありあり(合言葉)

IFストーリー―心―

―裏世界―

転校生「・・・・・・」

心(大人)「うふふ、旦那様。お久しゅうございます」

転校生「・・・・・・ふんっ」

心(大人)「旦那様はレジスタンス側の人間、共生派とは相反する思想の団体に所属していますので・・・」

心(大人)「このような待遇になってしまうことを、深くお詫び申し上げます」

転校生「だったら出せよ」

心(大人)「そうはいきませんわ。旦那様の力が我々に有用なのも事実・・・」

心(大人)「とはいえ、魔力譲渡は渡す側の許可も必要だとか。ですので、旦那様にはここですごしてもらって・・・」

心(大人)「私達という存在をしっかりと理解していただこうと思っています」

転校生「ノーサンキューだよ」

心(大人)「うふふ・・・その意志が強いところも、また魅力的です」

心(大人)「こちらに、パソコンとキーボード、及びペンタブがあります」

心(大人)「なにか欲しい物、またはご要望があれば、可能な限り叶えますので・・・」

心(大人)「どうぞ遠慮なく、いつでもお申し付けくださいな」

転校生「ふんっ。じゃあ拳銃でも持って来てよ」

心(大人)「それは・・・・・・可能な限り、ですので・・・」

心(大人)「以降食事の世話等や経過観察も私が行わせていただきますので、予めご了承ください」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

心(大人)「それでは、私は失礼いたします」

心(大人)「旦那様、お変わりはありませんか?」

転校生「ないよ」

心(大人)「ならよかったです。ご要望にありました調理器具一式、それと料理の材料もお持ちしました」

心(大人)「調理器具は実際に旦那様が使っていたものと同じメーカーのものをご用意させていただきました」

転校生「なら、そこ置いといて。じゃーね」

心(大人)「かしこまりました。それではまた・・・」

・・・

心(大人)「旦那様、本日もお変わりはありませんか?」

転校生「ないよ。さっさとおいて帰って」

心(大人)「かしこまりました。ご要望にありました食材と、冷蔵庫、電子レンジ、トースター等の調理器具でございます」

心(大人)「今度、私にも作っていただけたら嬉しいです」

転校生「これ、1人用だから」

心(大人)「うふふ・・・では失礼します」

・・・

心(大人)「旦那様、本日もお変わりはありませんか?」

転校生「ないよ。帰って」

心(大人)「・・・嘘はいけません。右手を見せてください」

転校生「あっ、やめ・・・!」

心(大人)「先ほどの料理中にやけどしたんですね。いくら旦那様は傷の治りが早いとはいえ、ここからどんな病気に発展するかもわかりません」

心(大人)「それでは、勝手ながら治療させていただきます」

転校生「いいから、やらなくていいから。帰って」

心(大人)「そういうわけにはいきません・・・・・・うふふ」

―1年後―

心(大人)「旦那様、お変わりはありませんか?」

転校生「うん・・・・・・ないよ」

心(大人)「そうですか。それならよかったです」

転校生「・・・毎日毎日、よく飽きないね。おんなじセリフばっかり言ってて」

心(大人)「ええ、もちろん。私の愛する旦那様のことですから」

転校生「うわっ、気持ち悪っ」

心(大人)「うふふ・・・・・・」

転校生「・・・なににやけてんだよ。マゾか?ほんと、気持ち悪い」

心(大人)「旦那様がそのように思ってくださるのであれば、私は本望ですから・・・・・・うふふ」

転校生「・・・・・・本当、なんなんだよ」

・・・

心(大人)「旦那様、髪が大分伸びてきましたね。整えますので、こちらに来ていただけますか?」

転校生「いらない。近づいたら何されるかわかったもんじゃない」

心(大人)「そうですか・・・かしこまりました。では、また後程・・・」

転校生「?」

・・・

転校生「な、なんだこれ・・・・・・いつの間に」

心(大人)「旦那様、おはようございます。似合っていますよ」

転校生「似合ってるって・・・もしかして、寝てる間にやったのか!?」

心(大人)「うふふ、ご想像にお任せいたします・・・」

転校生「くっそ・・・・・・何したんだよ・・・」

―2年後―

心(大人)「旦那様、本日もお変わりはありませんか?」

転校生「・・・・・・ふーちゃんに会いたい」

心(大人)「・・・申し訳ございません、そちらは叶えることができないご要望でございます」

転校生「ありすちゃんに会いたい」

心(大人)「そちらも・・・」

転校生「えっちゃんに、ゆさに、とらに、さらちゃんに、のえるんに、あきちゃんに、はるのんに、ゆかちゃんに、ももももに・・・」

転校生「皆に会いたいよ!グリモアに帰してよ!なんでぼくが、こんなことにならなきゃいけないんだよ!」

心(大人)「旦那・・・心中お察しいたします」

転校生「御託はいいんだよ!さっさと帰せよ!ほら、早く!」

心(大人)「申し訳ございませんが・・・」

転校生「もう・・・・・・なんなんだよ・・・」

・・・

転校生「・・・・・・どれだけ物を壊しても、次の日には新しいものになってる」

転校生「・・・身長が伸びてるってことは、ぼくは年をとってるんだよね」

転校生「・・・・・・やだよ・・・みんなに会いたい・・・」

転校生「ひっぐ・・・えぐっ・・・・・・」

心(大人)「旦那様、本日も・・・」

転校生「ない!帰れ!二度と来るな!顔も見たくない!わかったな、来るんじゃない!」

心(大人)「・・・・・・それは、叶えられないご要望です」

・・・

間ヶ岾「どうだね、例の「転校生くん」の洗脳は」

心(大人)「さっぱりよ。あまりにも意志が強すぎる。時間をかけて一回壊してからじゃないとあれは無理ね」

間ヶ岾「ふむ・・・・・・」

心(大人)「分かってると思うけど、ちゃんと最初の契約通り、全て私に任せてもらうわよ」

間ヶ岾「それはもちろんだ。期待しているよ、双美心」

心(大人)「・・・・・・ちっ」

―3年後―

転校生「・・・・・・」

心(大人)「旦那様・・・・・・」

転校生「・・・・・・」

心(大人)「お体に障ります。どうか一度身体を休めてください」

転校生「・・・・・・」

バタッ

心(大人)「・・・・・・また、気絶するまでトレーニングを・・・」

心(大人)「この歳でそんなことをしても、意味がないというのに・・・」

心(大人)「・・・・・・ベッドまでお連れ致しますね」

・・・

転校生「はぁ・・・はぁ・・・」

心(大人)「・・・・・・」

心(大人)「連日の疲労が祟って、風邪が長引いてるわね・・・」

心(大人)「旦那様、口を開けてください」

転校生「はぁ・・・はぁ・・・あー・・・」

心(大人)「はい、あーん・・・・・・」

心(大人)「・・・・・・JGJが医薬品も取り扱っててよかった」

・・・

転校生「・・・・・心は、なんでそんなに僕に構うの?」

心(大人)「それは、私が旦那様を愛してるからです」

転校生「ふーん・・・・・・歳考えろよショタコンメルヘンババア」

心(大人)「うふふ・・・・・・」

転校生「あー・・・・・・マジで気持ち悪い・・・」

―5年後―

心(大人)「旦那様、夕餉の支度が出来ました」

転校生「うん、わかった。ありがとう」

心(大人)「・・・こうしていると、本当に夫婦みたいですね」

転校生「それはない。あってもただの親子」

心(大人)「あら、手厳しい」

転校生「いただきます」

心(大人)「はい、どうぞ召し上がれ」

・・・

転校生「ねぇ、ちょっと外に出たい」

心(大人)「申し訳ございません。そちらは・・・」

転校生「もうずっと同じ部屋にいて、全然代わり映えしないっていうか・・・」

転校生「なんて言うか、気が滅入っちゃいそう」

心(大人)「・・・心苦しいですが、やはりそちらはできかねます」

転校生「うん・・・ごめん、言ってみただけ」

心(大人)「いえ、お気遣いなく」

・・・

心(大人)「順調に壊れてきてるわ」

間ヶ岾「ほう」

心(大人)「こちらへの攻撃的な態度も薄れているし、もうそろそろ大詰めかしらね」

間ヶ岾「そうか。くくく・・・これでまた、我が理想に・・・」

心(大人)「・・・・・・ふふふ」

―7年後―

転校生「・・・今は、外ってどうなってるの?」

心(大人)「何も変わりありませんよ。何も」

転校生「そっか・・・・・・」

心(大人)「ええ」

転校生「・・・僕がここに連れてこられてから、何年経ったっけ」

心(大人)「7年ですね。旦那様もちょうど小学校を卒業して、中学生になる学年でしょうか」

転校生「中学か・・・・・・結局、一回もまともに学校の授業受けたことなかったな」

心(大人)「そうですね。もっとも、こちらには学校なんてものはもはやありませんが」

転校生「うん・・・・・・」

心(大人)「・・・・・・うふふ」

・・・

転校生「・・・・・・」

転校生「今日は、来ないのかな」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・なんで、待ってるんだろ」

転校生「忘れちゃだめだ。あいつのせいで、なるこが・・・他のみんなも・・・」

転校生「・・・・・・こころ・・・どうして、こうなったんだよ・・・」

・・・

心(大人)「・・・・・・さて、あと一歩ね」

間ヶ岾「やっとそこまできたか」

心(大人)「ええ、これで終わらせるわ」

心(大人)(全て・・・・・・ね)

心(大人)「旦那様、お待たせしました。この3日ほど、こちらに来ることが叶わず申し訳ございませんでした」

転校生「いや・・・いいよ。・・・なにかあったの?」

心(大人)「はい。レジスタンスの襲撃がありましたので、その対応をしておりました」

転校生「!」

転校生「それは、いったい、どう・・・・・・いや・・・・・・」

心(大人)「・・・・・・わかっていますよね?」

転校生「・・・・ああ、わかってるよ・・・・・・ここにお前が戻ってきてるってことが、どういう意味なのか・・・」

心(大人)「やはり、旦那様は賢明ですね。これもグリモアで遊佐鳴子や水無月風子、宍戸結希のような方々の教育のたまものでしょうか」

転校生「・・・・・・ほんっと、人の神経を逆撫でするのがうまいよね」

心(大人)「おほめにお預かりまして、光栄でございます」

転校生「ったく・・・・・・やっぱり、お前は敵だ」

心(大人)「ふふ、そうですね・・・・・・それでは、事後処理が残っておりますので、私は一度失礼いたします」

転校生「・・・・・・ふんっ」

トサッ

転校生(!)

転校生(今、あいつが落としていったの・・・・・・銃?)

転校生「いや、魔法使い・・・ミストファイバー相手だと魔法が効きにくいから、こっちの方が使えるのか」

転校生「・・・・・・弾は、3発。」

転校生「・・・・・・やってやる」

転校生「・・・・・・うん、これはちゃんとまだ使える」

転校生「えっちゃんとめありーから、教えてもらっててよかった」

転校生「・・・・・・どこで、仕掛けよう」

転校生「焦っちゃだめだ。確実に、仕留めるために」

転校生「・・・・・・ふーちゃん、ごめんなさい」

転校生「ぼくは、初めて、人を殺します」

転校生「・・・・・・」

・・・

心(大人)「旦那様、今日もお変わりはありませんか?」

転校生「・・・・・・ないよ。帰れ」

心(大人)「ふふ、折角仲良くなったのに、また嫌われてしまいました」

転校生「・・・・・・そんなの、ただの勘違いだ。僕はお前が嫌いだ。殺したいぐらいに」

心(大人)「うふふ、そうですか・・・・・・ふふ、うふふふふ」

転校生「・・・ほんと、気持ち悪い奴」

心(大人)「では、私は事後処理の続きをしなくてはなりませんので、名残惜しいですが、ここで退散いたします」

心(大人)「それでは、失礼いたしますね、旦那様」

転校生(・・・後ろを向いた。銃の安全装置は外してる。いつでも、いける)

転校生(狙え。場所は、頭。人間の急所で、一番的が大きいところ)

転校生(しっかり構えろ。外したら終わりだ。もう二度とチャンスはこない)

転校生(・・・・・・これで、終わりだ)

間ヶ岾「くそっ、なぜだ!なぜこんなにもやられている!なぜここまで追い詰められている!」

間ヶ岾「他への連絡も一切つかん!魔物の制御もできん!なにがどうなっている!」

心(大人)「さあね。向こうもそれだけ力をつけていた・・・そういうことでしょ」

間ヶ岾「くそっ!あの子供はどうした!あの力があれば、この程度の魔法使いなぞ、とっくに!」

心(大人)「今来ている相手がどんなものかはわかっているでしょ。ここで出ていかせたら、向こう側につかれて終わりよ」

間ヶ岾「こちらにはあいつを殺すという選択肢があることを、わかっているだろうに!なぜ、人質がいる場所を攻める!」

心(大人)「ま、こうなったらどうしようもないわ。さっさと引き上げましょ」

間ヶ岾「くっ・・・・・・ここを放棄することになるとは・・・だが、背に腹は代えられんか・・・」

心(大人)「代えられるわよ」

間ヶ岾「はっ?」

パァン!

心(大人)「・・・・・・これで、霧の護り手の全てが私のもの」

心(大人)「背に腹を代えたいんだっけ?せっかくだし代えといてあげるわ。人間をぶつ切りするのははじめてだけど、魔法使えばなんとかなるわよね」

心(大人)「・・・・・・さ、決着を付けに行きましょうか」

心(大人)「旦那様、今日もお変わりはありませんか?」

転校生「・・・・・・ないよ。帰れ」

心(大人)「ふふ、折角仲良くなったのに、また嫌われてしまいました」

転校生「・・・・・・そんなの、ただの勘違いだ。僕はお前が嫌いだ。殺したいぐらいに」

心(大人)「うふふ、そうですか・・・・・・ふふ、うふふふふ」

転校生「・・・ほんと、気持ち悪い奴」

心(大人)「では、私は事後処理の続きをしなくてはなりませんので、名残惜しいですが、ここで退散いたします」

心(大人)「それでは、失礼いたしますね、旦那様」

心(大人)(霧の護り手は、所属している人間を、親族含めて全て殺した)

心(大人)(これで残った人間は私一人)

心(大人)(ここで、あなたが私を討てば全てに決着がつく)

心(大人)(復讐が復讐を生むのは、復讐する人間がいるから。全てを根絶やしにすれば、問題ない)

心(大人)(ここを出れば、外にはあなたの「ふーちゃん」が待っているわ)

心(大人)(私は、あなたが唯一殺した人間として、永遠にあなたの心に残り続ける)

心(大人)(あなたは、決して私を忘れない。きっと、あなたはその銃を手放さないでしょう)

心(大人)(その銃を見るたびに、私を思い出す。私を討つまでの経緯を。日々を。出会いを。別れを)

心(大人)(さあ、旦那様)

心(大人)(あなたはもう、復讐しなくていい)

心(大人)(私を討って、終わらせて)

心(大人)(私を討って、外に出て)

心(大人)(私を討って、もう一度あの子たちと共に生きて)

心(大人)(旦那様、私を、双美心を)
































あい
(殺して)
































風子(23)「・・・・・・お久しぶりですね、転校生さん」

ありす(20)「久しぶり、随分と大きくなったね」

転校生「うん、久しぶり。ありすちゃんも、大人になったね」

風子(23)「それで・・・・・・」

心(大人)「・・・・・・」

ありす(20)「なんだか、聞いてた手はずと違いますよね」

風子(23)「どういうことか、説明してもらっていーですかね?」

心(大人)「えっと・・・」

・・・

心(大人)(・・・・・・おかしい。もう、部屋から出てしまう)

心(大人)(銃を構えているのはわかっている。いつでも、撃てるはず)

心(大人)(なのに、なぜ撃たないの)

転校生「・・・・・・ねえ、こころ」

心(大人)「・・・・・・なんでしょう、旦那様」

転校生「ここにきて、7年。いろいろあったよね」

心(大人)「ええ。最初はずっと、私に対して殺気を向けていたね」

心(大人)「一度、大きな風邪をひいて、動けなくなったこともありました」

心(大人)「5年目、くらいでしょうか。旦那様が、私の料理を食べてくれるようになったのは」

心(大人)「・・・・・・なにもかもが、あっというまで、幸せな時間でした」

転校生「うん。・・・・・・こんなこと、言いたくないけどさ。楽しかった」

心(大人)「・・・・・・どうして、わざわざ今、それを?」

転校生「気付いてるでしょ。今、僕が何をしようとしているか」

心(大人)「・・・・・・さあ、なんのことでしょうか」

転校生「だってさ。僕と話をするときは、いつもこっちを見ていたこころが、今はこっちを向かない」

転校生「見たら、ダメなんだよね。僕が気付いちゃうから」

心(大人)「・・・・・・それが、わかっているなら・・・なぜ・・・」

転校生「この7年間、毎日こころと一緒にいたんだ。こころこと、ちゃんとわかってる」

転校生「こころは、いつも用意周到。この7年間、一度もヘマなんてやらかしてない」

転校生「紙屑1つ落としたこともない。この部屋に来るときは、絶対に余計なものを持ち込まない」

転校生「僕が小さい火傷1つしたことさえ、気付く」

転校生「そんなこころが、こんなもの落とすわけないんだよ。あまつさえ、僕がこれを持っていることに気付かないわけないんだ」

心(大人)「だから、どうしたというのですか。あなたが憎んでいるのは霧の護り手で、あなたが殺すべきは私なのに」

心(大人)「どうして、撃たないの!どうして、私を殺さないの!」

転校生「殺せるわけ・・・・・ないだろ」

転校生「僕が、友達を、殺せるわけないだろ」

心(大人)「友達、ですって?よくもまあそんなことを・・・!」

転校生「友達だよ。クリスマスのあの日、出会って、話して、一緒に笑った、あの時から。ずっと」

転校生「それに、こころは言ったじゃないか。外は変わってないって。なのに、戦う手段を持たない僕を、1人で出させるわけがない」

転校生「・・・・・・来てるんでしょ。迎えが」

心(大人)「なんで・・・どうして・・・・・・あと、少しだったのに・・・・・・」

転校生「こころ。もう一回、お願いするよ」

転校生「僕を、ここから出して。外に、『連れていって』」

心(大人)「・・・・・・・・・・・・はい、旦那様。仰せのままに」

転校生「とまあ、そんな感じで」

風子「はぁ、そーですか。んで、どーするんです。この後は」

ありす「と言っても、私たちにはどうしようもありませんけど」

転校生「・・・こころは、どうしたい?」

心(大人)「私は、私が、これ以上望んでいいことなんて、なにも・・・・・・」

転校生「こころ。こころは、ずっと僕の言うことを全部聞いてくれたよね。だから、今度は僕が聞く番だ」

転校生「さあ、こころ。なんでも言って。可能な限り、叶えるから」

心(大人)「旦那様・・・・・・それでは、私を、双美心を―――」

以上!IFストーリーその①終わり!
次は転校生の卒業編です。あれ?前に卒業前後の話を書いたことある気が・・・・・・
ジェンニちゃんかわいい。やばい。ドストライクだ。
こずえちゃんといい、こうふわふわした妖精っぽい小さい女の子は俺に直で刺さる。
ナイフだとか包丁だとかそんなチャチなもんじゃ断じてない。もう日本刀レベルで刺さってる。
そういや、ここの転校生くんとジェンニちゃんは4歳差で、魔法使いの中で一番年が近いんじゃ・・・・・・
結構世話焼きだから、ぽわぽわしてる女のことは多分相性がいい。これは秋穂のライバル(一方的)になる。
ありすありあり(合言葉)

~卒業式~

生徒会長「・・・・・・」

生徒会長「生徒諸君。今日、このグリモアは大きな転換点を迎える」

生徒会長「これから先、もう便利な魔力譲渡の恩恵を受けることは出来ない」

生徒会長「諸君らが学園にいる間、僕と会うこともないだろう」

生徒会長「僕がこの学園に来て、12年・・・それ以上。その間、我々の中では一度も死人は出ていない」

生徒会長「それは、生徒諸君の弛まぬ努力の成果であり、グリモアの誇りだ」

生徒会長「グリモアは「個」よりも「団」を主軸においている」

生徒会長「だから、たとえどんな生徒であろうと自分のできることを成すことに尽力し、一つの集団として大きな成果を、これまで何度もあげて来た」

生徒会長「それは、僕がいなくなろうとも変わらない。諸君らは、決して1つの大きな力に頼り切っていたわけじゃない」

生徒会長「何度涙を流してもいい。何度気付いても、何度動けなくなろうとも」

生徒会長「君たちの隣には、仲間がいる。同じグリモアの、仲間がいる」

生徒会長「12年・・・本当に、長かった。何度も、助けられてきた」

生徒会長「何度も喧嘩して互いに怒った。何度も慰めた。ものすごく長いお説教も、されていたし、した」

生徒会長「だけど、僕はこの学園で、綺麗なものをたくさん見た。おいしいものをたくさん食べた」

生徒会長「共に笑った。共に泣いた。いつだって、隣には仲間がいてくれた」

生徒会長「だから・・・だから、大丈夫だ!グリモアはこれからも、僕の仲間がいる!」

生徒会長「共に過ごしてきた仲間だから、安心して僕はこの学園を去れる!」

生徒会長「だから、後のことは任せた!グリモアの、僕の最高の仲間たちよ!」

生徒会長「君たちは友であり、家族だ!」

生徒会長「だから、これからも、グリモアを・・・・・・僕の仲間たちを、よろしく頼む!」

生徒会長「・・・以上を持って、在校生への答辞とします」

~大きくなったね~

生徒会長「・・・・・・ふぅ」

副会長「お疲れ様、会長」

副会長「お客さんが来ているわ」

生徒会長「うん、わかった。行くよ」

・・・

生徒会長「本日もお疲れ様です、水無月警部」

警部「お疲れ様です、グリモア生徒会長さん」

生徒会長「・・・・・・」

警部「・・・・・・」

転校生「ああ、かたっくるしいや。こんなのなしなし。久しぶり、ふーちゃん。来てくれてありがとう」

風子「お久しぶりです、転校生さん。立場ってめんどくせーですね。どーも気軽に会いに行けなくて・・・」

転校生「本当だよ。だって同じ市内で過ごしてるのに、全然会わないんだから」

風子「それにしても、10歳で風紀委員に、11歳で風紀委員長に。そしてその後生徒会長」

風子「ほんと、どっかで聞いた経歴ですね」

転校生「あはは。どこで聞いたんだろうね」

風子「まったく・・・・・・それだけならよかったんですが、相も変わらず色んな部活とか団体にちょくちょく顔出しては活動に参加して・・・」

風子「いつ休んでるかって心配されてましたよ。たまに学園生から「会長を休ませてくれ!」って連絡が入ってましたから」

転校生「まあ、体力と魔力だけは人一倍あるし」

風子「体力と、魔力・・・ねぇ。しかしまあ、改めて見ると・・・本当に、大きくなりましたね」

転校生「うん。ふーちゃんも、ちょっと小皺が・・・」

風子(28)「生意気言うのはこの口ですか!」

転校生「いたいいたいいたい!」

風子「まったく・・・・・・全然伸びねーからおもしろくねーです」

転校生「そりゃ、子供のころと違って、頬も固くなるよ」

風子「あーあ、毎日一緒にお風呂に入ってたあのかわいい転校生さんはどこにいっちゃったのやら」

転校生「ふーちゃん胸成長してないよね」

風子「次はげんこついっときますか。懐かしいでしょ?」

転校生「ごめんなさい」

~軍隊~

風子「それで、卒業後の進路はどうするんです?やっぱりIMFですか?それとも国軍?」

転校生「いや、どっちでもないよ。卒業したらどうするかはもう決めてるんだ」

風子「どっちでもないって・・・まさか、遊佐みたいにカメラマンだとか、生天目みたいにただの戦闘者になるんじゃねーでしょうね」

転校生「ないない」

風子「・・・ますますわからなくなりました。レスキューとかも選択肢としてはありですけど・・・体格いいですし」

転校生「まあ、ふーちゃんには言ってなかったからね。あの時は、なんていうか、言ったらこっちに来ちゃいそうだったから」

風子「来る?」

転校生「うん。僕、軍を作るんだ。新しい軍を」

風子「新しい、軍・・・・・・ですか」

転校生「そのための下地はすでに用意してある。今年の4月1日から、各地にいる仲間を集めて、一つの軍を作る」

風子「なんか後半だけ聞いたらゲームの攻略途中みたいになってますけど」

転校生「連絡は取ってるんだけどね。スポンサーはJGJ、提携として野薔薇、支援者として冷泉がついている。業務提携では伊賀とか越水旅館とかも」

転校生「世界のどこでも、いつでも出動できるような、そんな軍だよ」

風子「そうだったんですか・・・ちなみに、どんなのが集まるんですか?」

転校生「えっちゃん、めありー、ほむほむ、このは、さらちゃん、はるのん、あきちゃん、いぶ、ぽんつく、ありすちゃん、れっちー、えみりゃ・・・・・・他にもたくさん」

風子「当時の学園生が勢ぞろいですね。一部学園生じゃないのもいるみたいですけど・・・」

転校生「12年間、ずっとこのために動いてきた。どんな人脈も、どんな技能も、可能な限り取得してる」

風子「具体的には?」

転校生「調理、ハッキング、模写、諜報、罠、裁縫、会計、治療、按摩、神事、空手、剣道、競歩、指揮、戦略・・・・・・」

風子「あとで按摩だけおねげーします」

転校生「はいよー」

~あんまり~

転校生「なんか、あんまり驚いてないね」

風子「まあ。薄々感づいてはいましたんで」

転校生「えー。折角十何年も秘密にしてたのにさー」

風子「ウチに隠し事が出来ると思ったら大間違いです。特にあんたさん自身のことには関しては」

転校生「もー、ふーちゃんそんなに僕のこと好きなの?」

風子「ええ、好きですよ」

転校生「だよねー、知ってた」

風子「あんたさんは、どうですか?」

転校生「僕も好きだよー」

風子「知ってましたよ」

転校生「だよねー」

転校生「あ、そうだ。彼氏とかできた?ほらほら、同じ部署の人と仲良くなって・・・みたいな」

風子「残念ですがそーゆー浮いた話はありません」

転校生「そっかー」

風子「あんたさんの方は?」

転校生「ないね。未だ初々しい男子高校生なのさ。卒業したけど」

風子「お互い似たもの同士ですねー」

転校生「28歳と18歳を一緒にしないで」

風子「おっと、年齢ネタは禁句ですよ?泣きますよ?」

転校生「それはそれでちょっと見てみたいかも」

風子「その謎のサディスト発言も相変わらずですね」

転校生「三つ子の魂百までって言うしね」

風子「自分で言ってどーするんですか」

~会長~

男子「会長!」

女子「会長!」

転校生「あれ、どうしたの?」

男子「お願いします!俺たちと、対抗戦をしてください!」

女子「お願いします!会長がいなくなる前に、本気の会長と戦いたいんです!」

転校生「って言っても、今はちょっと・・・」

風子「いいじゃねーですか、やってあげたら」

女子「その方は・・・・・・か、彼女ですか!?会長、彼女いたんですか!?」

男子「道理で誰に告白されてもOKしないわけだ・・・」

風子「ほう、そのあたり詳しく」

転校生「ばっ・・・・・・ふーちゃん、やめてよ!ああもう、コロシアムに来い!やりたいやつ全員まとめて相手してやる!」

女子「はい!よろしくおねがいします!」

男子「俺、他のやつにも声かけてきます!会長と戦いたいの、もっといるんで!」

転校生「・・・ってことで、ちょっと行って来る」

風子「ふむ・・・・・・ちなみに、あんたさんまさか一人で?」

転校生「まさか。うーちゃんもこっち側でやってもらうよ。彼女も卒業生だし、ちょうどいいだろ」

風子「そーですか。それでは・・・」

・・・

―コロシアム―

転校生「で、なんでそっち側にふーちゃんがいるんだよ!」

風子「アンタさんが他の活躍は何度も耳にしてますが、実際の実力はまだ見てないんで」

風子「ちょっとお願いして、参加させてもらいました」

転校生「あの人は、まったく・・・」

卯衣「いいじゃない、転校生くん・・・・・・じゃなかった、会長」

転校生「転校生でいーよ。もう会長じゃないし。そっちのがそれっぽいだろ」

卯衣「そうね。グリモワール魔法学園元生徒会長に、私たちの力を見てもらいましょう」

転校生「それじゃあ・・・・・・最初から全力だ!魔力を出し惜しむな!」

卯衣「了解」

~成長~

風子「・・・・・・いやー、負けました。ボロボロです」

転校生「あ、あぶなかった・・・・・・あと一手、読み間違えてたらやられてた・・・」

卯衣「流石、ね。ここまでやられるだなんて」

風子「ふふ・・・・・・それにしても、本当に・・・成長しましたね」

転校生「強くなったでしょ」

風子「ええ、本当・・・・・・あんたさん、いつの間にふつーに魔法が使えるようになってたんです?」

転校生「徐々に最適化をしていったからね。おばあちゃんにも時々教わりながら、やっとこのレベルまで押し上げれた」

転校生「それでも、まだ他の人に比べたら初歩中の初歩みたいな魔法だけど」

風子「あの全力を出してもライターの火が限界だったアンタさんが、ねぇ。歳はとってみるもんですね」

転校生「普通逆じゃない?まぁ、あのころからは、随分と強くなったよ。これも、みんなのおかげだ」

卯衣「あなたがそれだけ努力をしていた、というのが一番よ」

転校生「まあ、確かにしてたけど・・・・・・それでも、やっぱり―――」

風子「謙遜はしすぎるもんじゃありません。褒められてるなら素直に受け止めるんですよ」

転校生「う、うん。ありがとう・・・」

風子「この辺は子供のころの方が素直でしたね」

卯衣「そうね。思春期を経て、だんだんと素直さや純真さがなくなっていったように思えるわ」

転校生「なんだ、この、女子特有のすぐに一致団結するやつ」

風子「ふふ・・・でも、まあ。久しぶりに顔が見れて、よかったです」

転校生「今日はどうするの?泊まるなら部屋を用意するけど」

風子「そーですね・・・・・・どーです、昔みたいに一緒に寝ます?」

卯衣「むっ」

転校生「それもいいかもね」

卯衣「転校生くん」ズイッ

転校生「う、卯衣?」

卯衣「すでに役職は引き継いだとはいえ、あなたはまだ学園の顔。そういった勘違いされる可能性がある行為は控えるべきよ」

風子「・・・・・・こっちもこっちで、成長してるんですねー」

~母~

寧々「いやー、久しぶりにこの部屋開ける気がするねー」

転校生「ずっと使ってなかったからね。うわー、懐かしい・・・・・・たっちゃんが作ってくれた遊具とか、色々そのままだ」

卯衣「でも、やはり埃が溜まっているわね。さっさと掃除してしまいましょう」

転校生「よし、5分だ。5分で終わらせる。掃除の鬼と呼ばれたこの元風紀委員長がすぐに片付けて見せよう」

寧々「転校生くんなんでも鬼って呼ばれてたじゃん」

卯衣「そうね。料理の鬼、洗濯の鬼、修理の鬼、装飾の鬼・・・」

転校生「芸は身を助けるってね。さあ、はじめよう」

・・・

転校生「よし、終わり!」

寧々「4分56秒・・・宣言通り5分で終わらせたってのがすごいよ」

卯衣「生徒会長時代よりも生き生きとしていたわね」

転校生「やっぱり掃除は楽しいな!ていうか家事全般が楽しい!最高!」

寧々「うーん、この夫に欲しいけどいろいろ言ってきそうな人間第一位」

卯衣「結局は自分で家事をやりそうな人間第一位」

転校生「なんだろう、みんな僕へのあたりがキツイや」

風子「おっ、もう終わりましたか」

転校生「うん。じゃあ、今夜はここを使って・・・」

風子「その前に。ちょっと来てもらえます?」

転校生「うん?」

・・・

転校生「これは・・・・・・」

風子「勝手ながら、夕飯だけ作らせてもらいました。メニューは、ハンバーグです」

転校生「久しぶりだなぁ、ふーちゃんのハンバーグ。もう何年食べてないだろ・・・いただきます」

寧々「いただきまーす!」

卯衣「いただきます」

風子「どうぞ召し上がれ」

転校生「・・・・・・うん。おいしい」

風子「そりゃあ。誰かさんの要望でしたから」

転校生「うん・・・うん・・・・・・この味だ。ふーちゃんの、ハンバーグ・・・・・・また、おいしくなったね」

風子「・・・あの時、あんたさんがあの焦げ付いたハンバーグを食べてくれたから。ありがとうって言ってくれたから。ウチはあそこで諦めずに済みました」

風子「もっとおいしーの。ちゃんと、作れてますか?」

転校生「うん。おいしい。おいしいよ、ふーちゃん」

風子「ありがとうごぜーます。次は、もっとおいしーのを食べさせてあげますからね」

転校生「うん!」

~おやすみなさい~

転校生「・・・・・・さて、そろそろ寝ようか」

風子「ええ。今日は一日、楽しかったです」

転校生「僕も。久しぶりに、なんだか子供のころに戻れたみたいだった」

風子「ふふ・・・こんどはいっしょにお風呂でも入ります?」

転校生「やめてよ。さすがにそれは無理。お互い、もう子供じゃないのはわかってるでしょ」

風子「じょーだんですよ、じょーだん。さ、電気消しますよ」

転校生「うん。おやすみ、ふーちゃん」

風子「おやすみ、転校生さん」

・・・

転校生「・・・・・・・・・・・・」

風子「・・・・・・・・・・・・」

転校生「僕が学校に来て、もう何年経ったっけな」

風子「そーですね。同じ時間を繰り返して、大変なことを乗り切って・・・・・・もう、何年でしょうか」

転校生「本当に、長かった・・・・・・」

風子「そうですね。・・・2人で寝ても、あんなに広かったベッドが、こんなに狭く感じるなんて」

転校生「そうだね・・・」

風子「・・・もうちょっと、そっち寄りますね」

転校生「うん。・・・これを言うのも、逆だったのにな」

風子「ええ。・・・・・・手、大きくなりましたね」

転校生「そりゃあ。男の子ですもの」

風子「ええ。本当に」

転校生「・・・・・・もう、寝るね。そろそろ・・・・・・すぅ・・・・・・」

風子「・・・眠る時はすぐなのは、相変わらずですね」

風子「もう、大人ですか」

風子「背中も、手も、足も、こんなに大きい」

風子「それでも、背負っているものはまだまだ大きいです」

風子「・・・この大きな体で、持ちきれない分があれば、支えてあげますよ」

―つないだこの手は大きくて、もう私を必要としていないけれど

風子「ウチが卒業して、7年ですか」

風子「・・・本当に、いい子に育ってくれました。優しく、厳しく、大らかで、繊細で・・・・・・」

風子「きっと、これからも大きくなるんでしょうね」

それでも私はあなたの側で、手を握っていてもいいですか―

転校生「すぅ・・・ふー・・・ちゃん・・・だい・・・す・・・き・・・」

風子「・・・・・・ふふっ。ウチもですよ」

風子「おやすみなさい」

~3月31日~

―23:25―

兎ノ助「・・・・・・」

転校生「やあ、兎ノ助。今日は仕事熱心だね」

兎ノ助「当たり前だろ。俺はいつだって仕事熱心だ」

転校生「主に女子生徒に対して?」

兎ノ助「当然!」

転校生「・・・・・・ははっ。もう、こんな会話もできなくなるのか」

兎ノ助「そうだな。君は、大人になった。ああやって俺を見上げていた子供は、いつのまにか俺を見下ろすようになっちまった」

転校生「うん。・・・・・・ずっとありがとう、お父さん」

兎ノ助「・・・・・・よせよ。俺は兎ノ助。グリモアの進路指導官で、校門前で浮いているただの兎の人形だ」

兎ノ助「お前にお父さんなんて呼ばれるほど、できちゃいねーよ」

転校生「うん、そうだね。兎ノ助。ずっと、見守ってくれてありがとう。話を聞いてくれてありがとう。叱ってくれてありがとう」

兎ノ助「・・・・・・死ぬなよ、転校生」

転校生「うん。約束する。僕は死なないよ。大丈夫、僕、約束は守るんだ」

兎ノ助「ああ、知ってるさ。・・・それじゃあ、俺は戻る。元気でな」

転校生「兎ノ助も、セクハラしすぎて怒られないようにね」

兎ノ助「ああ。じゃあ、また」

転校生「またね、うのさん」

兎ノ助「・・・・・・うのさん、か」

・・・

兎ノ助「おっ、珍しい顔ぶれだな。どうしたんだ、こんな時間に」

「忘れ物を取りに来た」

「ちょっとあずけたものを思い出してね」

「期限は今日までだったはずですから、機嫌が悪くならないうちに急いで取りに来ました」

「兎ノ助が戻る、ということはいるんだな」

兎ノ助「ああ。待ってるぜ、おまえらのこと」

~あずけたもの~

転校生「・・・・・・久しぶり、先輩方」

ましろ「おひさしぶりです、転校生さん」

鳴子「久しぶりだね。大きくなったじゃないか」

虎千代「ああ。久しぶりだ、転校生」

つかさ「久しぶりだ。・・・ここに来た理由は、わかっているだろう」

転校生「うん。あのときに預かったもの。僕の、宝物。みんなに帰すよ。ゆきしろさん、ゆさ、とら、なーちゃん」

ましろ「ふふ・・・その呼び名もいつぶりでしょうか・・・」

鳴子「僕らは結局最後まで苗字のままだったからね」

虎千代「頑なだからな。だからこそ、アタシたちは安心してこれを任せられた」

つかさ「ああ。・・・・・・要はすんだな。私は戻る」

転校生「うん。ありがとう、みんな」

ましろ「こちらこそ。温かい一皿を、ありがとうございます」

鳴子「素敵な一枚を、ありがとう」

つかさ「忘れられない日々を、ありがとう」

虎千代「アタシたちの学園を、ありがとう」

転校生「どういたしまして」

~おむかえ~

―23;50―

転校生「ふわぁ・・・・・・ダメだダメだ。これから出るっていうのに・・・」

ありす「転校生くん」

転校生「あっ・・・・・・ありすちゃん。久しぶりだね」

ありす「久しぶり、転校生くん」

クレプリ「おいっす、少年!元気にしてたか?ちなみにオレっちはびみょーなとこさね」

転校生「うん。元気だったよ。ありがとう、ありすちゃん。迎えに来てくれて」

ありす「ええ。あと、もう一人」

風子「どーも、転校生さん」

転校生「えっ、ふ、ふーちゃんも?」

風子「ウチだけのけものなんてさびしーじゃねーですか。ちゃんと、送り出させてくださいよ」

転校生「・・・うん。それじゃあ・・・」

ありす「行こうか。もう皆、待ってるよ」

風子「流石にここから歩きは遠いでしょう。車、出しますよ」

転校生「え、免許持ってたんだ」

風子「そりゃあ、普段はパトカーに乗ってるお姉さんですから」

ありす「一応私も持ってるよ。なんだかんだいろいろ使うし」

クレプリ「オレっちは取らせてもらえなかったんだよなぁ」

転校生「足短いからねー」

クレプリ「そういう問題かよっ!」

・・・

風子「さ、ここでいいんですよね?」

転校生「うん」

ありす「ありがとうございます、風子さん」

風子「いえいえ。じゃあ、行きましょうか」

・・・

転校生「・・・見えてきたよ。あれだ」

風子「これはまた、随分と大きな・・・」

転校生「ひとつの軍隊が乗るわけだから。大きくないと」

ありす「これを見てると、いつかの豪華客船を思い出しますよね」

風子「ええ、そうですね。あの時も、楽しかったです」

転校生「そうだね。・・・・・・さ、ありすちゃん。乗ろう」

ありす「うん。それじゃあ、水無月さん」

風子「ええ。ウチは、これで」

・・・

風子「・・・・・・行っちゃい、ましたね」

風子「・・・・・・転校生さん!」

風子「ウチは・・・待ってますからね!何年でも、何十年でも!」

風子「だから、だから・・・・・・無事に、帰って来てくだせー!」

・・・

転校生「・・・・・・うん」

転校生「待ってて、ふーちゃん。ちゃんと、帰るから」

風子「おかえりなさい、待ってましたよ」

風子「随分と長かったですね。ちゃんと終わりました?」

風子「・・・・・・そーですか。ならよかったです」

風子「ええ。こっちもじゅんちょーですよ」

風子「街は基本的に平和。たまーに悪さするのが出てきたら、懲らしめる程度」

風子「アンタさんが卒業して以来、魔法学園で退学者は出てませんからね。たまに喧嘩を窘めることはありますが・・・」

風子「朝比奈みたいなもんです。ウチがやるのは、行きすぎないようにすること」

風子「ま、それも最近あんまりないですけどね。もー暇で暇で」

風子「警察が暇っていうのはいいことなんですけどね」

風子「さ、今日は久しぶりにハンバーグでも作りましょうか」

風子「しっかり残さず、食べてくださいよ」

風子「・・・・・・え?・・・もう、わかりましたよ」

風子「・・・・・・」

風子「おかえり、あなた」

転校生「ただいま、風子」

~風子「新しい転校生・・・6歳?」 完~

以上!IFストーリーその②終わり!
次はNG集・・・・・・といっても短いものですが。なんか蛇足になるような気もしてきた。
水無月さんによる逆光源氏計画成功ってことで。もちろん狙ってたわけじゃないけど。
勝負の決め手はハンバーグの味だったらしい。
次でラストになるからな。NG集+いつものスレの〆という感じで。
ありすありあり(合言葉)

~VS間ヶ岾~

転校生「っ!そらちゃん!」

間ヶ岾「・・・体に魔導機器を埋め込み、自らを実験体とし・・・ご苦労なことだ」

間ヶ岾「その努力も、ここで私にあったことで水の泡だな・・・そのまま死ぬがいい」

間ヶ岾「・・・さて、君のことも・・・知っているぞ。【転校生】君」

転校生「ふーっ・・・ふーっ・・・!」

転校生(なんとか・・・・・・なんとかしないと・・・!)

転校生(でも、今のぼくに出来ることなんて・・・)

(思い出して・・・・・・思い出して、転校生くん・・・)

転校生(この、声は・・・)

卯衣(思い出して、転校生くん。あのとき、私たちがたどり着いた境地を)

鳴子(子供)(大丈夫、僕たちがついている)

ゆかり(子供)(あなたの隣で、支えるから)

エレン(子供)(さあ、行きましょう)

つかさ(子供)(クリアマインドの境地へ!)

転校生「そうだ・・・そうだよ・・・・・・なにを恐れてるんだ」

間ヶ岾「さて、君のことも知っているよ、【転校生くん】」

転校生「集いし夢の結晶が、新たな進化の扉を開く光差す道となれ!」

ギャルルルルルル

転校生「アクセルシンクロォーーー!!」

間ヶ岾「なにっ!?」

間ヶ岾(速い!よけきれ――)

転校生「みなせ流奥義・改造バージョン」

お子様砲・クリアマインド

間ヶ岾「が・・・・・・はっ・・・・・・」

天(間ヶ岾の股間に転校生の頭突きが直撃・・・・・・しかもあれ確か最高時速120km/hだったはずだから・・・・・・)

転校生「ゆきちゃんの科学は世界一ィィィィィィィィィ!!」

天(まあ、とりあえずなんとかなったわね。転校生も無事だし、万々歳だわ)

間ヶ岾撃退ルート

~ロリコンライと女王様転校生~

萌木「はぁ、はぁ・・・なんとか、捕まえたけど・・・」

里菜「なんとか、他のやつのこととか聞きだせないか?」

ちひろ「教えてもらえませんか~?」

魔法使い「・・・・・・」

萌木「まあ、そんな簡単に教えるわけもないし・・・」

[ゴシックロリータ]転校生「もえちゃん、確か英語わかるよね?」

萌木「えっ?えっと、それなり、には・・・」

転校生「それじゃ、ぼくが聞くよ。・・・・・・ねえ、おじさん。教えて、くれないかな?まあ、言わないと思うけど・・・・・・じゃあ、ちょっと痛い目見てもらおうかな」

魔法使い【望むところだ。私は貴様の尋問なんぞには負けん!】

転校生「えいやっと」フミッ

転校生「今、ぼくがどこを踏んでるか・・・・・・わかるよね?ちょっとずつ力を強くしていくから・・・・・・いつでも喋っていいよ」

里菜「あ、あれって・・・・・・」

ちひろ「男の子の大事なところ・・・」

転校生「ほらほら、言わないの?」

魔法使い【ぐあああああっ!!い、言わん・・・・・この程度のことでは・・・!】

転校生「へぇ、まだ耐えるんだ。もうちょっとえいっ」

魔法使い【ぐひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!ま、まだだ、まだ・・・・・・】

転校生「うわっ、何興奮してんの、きもっ。もう一気に行っちゃおっかな。せぇの!」

魔法使い【ぐああああああああ!!!ああああああ・・・・・・あっ?】

転校生「ふふふ・・・う・そ。・・・なんだか残念そうだね、おじさん。いじめられるの好きなんだ」

魔法使い【な、何を・・・】

転校生「正直になりなよ・・・・・・ほら、ちゃんと言ってくれたら・・・・・・もっとすごいこと、してあげるよ?」

魔法使い【も、もっと・・・・・・だと・・・?】

萌木「・・・・・・どうしよう、私も興奮してきた・・・!」ハァハァ

転校生「ほら、ここ・・・・・・もっと、いじめてほしいでしょ?」

魔法使い【あっ、あっ】

転校生「ふふ・・・・・・そこに跪いて」

魔法使い【は、はい・・・・・・】

転校生「・・・・・・靴を舐めなさい」

魔法使い【はいっ!喜んで!!】

転校生「但し、手を地面につけずに」

魔法使い【!?】

転校生「ほら、やらないの?」グリグリ

魔法使い【あっ、あっ、あっ、あっ】

・・・

里菜「あいつら・・・・・・なんか満足そうな顔で逮捕されていったな」

萌木「私も転校生くんにいじめられたい(そうだね・・・)」

ちひろ「やだぁ~、先輩、きもちわる~い」

イヴ(テロリスト対策を必死でしてた自分が馬鹿らしくなります)

転校生「ふふ・・・まだまだ詰り足りない・・・・・・そういえば、リーダーは来てないんだっけ?会える日が楽しみね・・・・・・」

風子「転校生さん、正気にもどってくだせー!あんたは男の子です!」

ライ完堕ちルート

~ありすのゼンリョク~

智花「ゲートの近くで、魔物が次々と・・・」

夏海「どうすんのよあれー!」

ありす「ぁた、しが・・・・・・」

ありす「私が、やります!」

みちる「あ、ありすちゃん?」

ありす「転校生くん・・・特訓の成果を、みせるよ」

転校生「うん。ぼくはいつでもオッケー」

ありす「お人形さん」

クレプリ「オレっちも準備万端さね!他の野郎どももだ!」

ありす「すぅー・・・はぁー・・・すぅー・・・はぁー・・・」

ありす「いきます!」

夏海「その、腕のリングは、まさか!」

智花「知ってるの、夏海ちゃん!」

夏海「部長から聞いたことがある・・・なにかを使役するタイプの魔法使いだけがつかえる、秘奥義を」

みちる「そ、それって?」

夏海「あのリングはZリング。そして、あのリングにはまっているのは、ノーマルZ!」

夏海「いや、ただのノーマルZじゃない。あれは、クレプリZよ!」

転校生「魔力送信!」ビビビ

ありす「いくよ、お人形さん。これが、わたしたちのゼンリョク!」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira146566.png

夏海「すごい・・・あれだけいた魔物を、まとめて吹き飛ばした!」

ありす「はぁ・・・はぁ・・・・・・」

クレプリ「ほれ、ありす!勝ち鬨をあげろ!」

ありす「か、かちましたぁー!」

転校生「ポケットモンスター サン・ムーンは大好評発売中!」

ありす大活躍ルート

以上!NG集終わり!本編でやろうと思ったけど踏みとどまったやつです。
あとはスレの〆やって、次回作安価だして終わります。
ありすありあり(合言葉)

~宍戸結希の朝は遅い~

結希「zzz」

結希「zzz」

結希「zzz」

転校生「ゆきちゃーん、あさだよー」

結希「zzz」

転校生「・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」フワッ

転校生「とうっ」ピョイン

結希「ぐふっ」ズドン

転校生「ゆきちゃーん、あさだよー、おきてー」

結希「」

転校生「・・・・・・あれ?とらはこれでおきるのにな・・・」

転校生「・・・よし、もう一回!」

転校生「せーえー、のっ!」ピョイン

結希「はぐっ!?」ドスン

結希「・・・・・・・・・・・・転校生くん?」

転校生「おはよー、ゆきちゃん」

結希「ええ、おはよう。・・・・・・なぜだかお腹がものすごく痛むわ」

転校生「おトイレいく?」

結希「いや、これはもっと物理的な痛み・・・」

~普段やらない事~

結希「向こう3週間分のタスクはもう終えているから、今日一日は完全にフリーよ」

転校生「ってことは・・・」

結希「一日中できるわね」3DSスチャッ

転校生「今日はゲームなしねー」

結希「えっ・・・・・・」

転校生「聞いてるよー。さいきんゆきちゃんお休みのときずっとゲームばっかしてるって」

転校生「のぞみんのおへやにかよいつめてるって」

結希「楯野さんはいろんなゲームを持っているから・・・それに、裏世界のこともあるし・・・」

転校生「と、いうわけで。今日はいちにちぼくといっしょにお外にいきましょー!」

結希「科学者は外に出ると溶けるのよ」

転校生「そらちゃんみたいなこといわないのー」ズルズル

結希「ああっ、ひきずられ・・・・・・転校生くん、力強くなった?」

転校生「そらちゃんからきんりょくさぽーたーとかゆーのもらったの。それつけてる」

結希「へぇ、そうなの。今メガネを外しているからぼやけてて・・・」

転校生「ねぐせとかもひどいしねー。んじゃ、30分後に校門前しゅーごーね」

結希「え、あの・・・・・・行ってしまったわ」

結希「仕方ないわね、今日は付き合いましょうか」

~服装~

結希「お待たせ、転校生くん」

転校生「ううん、ぜんぜん待ってないよ」

結希「そう?なら・・・」

転校生「ていうかもっと時間かけていいと思うよ。およーふくとかちゃんとしたのきてさ」イツモノジャン

結希「生活するうえで必要ないものは持ってないわ」キリッ

転校生「だと思った」

結希「それで、外に行くといったけれどどこに向かうのかしら」

転校生「いろいろ。でもまずは買い物だね」

結希「わかったわ。・・・何を買うのかしら」

転校生「ふく」

結希「そう」

・・・

結希「待って。どうして婦人服売り場に来ているの?」

転校生「ゆきちゃんのふくをかいにきたんだよー」

結希「私は別に・・・」

転校生「まみちかとかこのはとかありすちゃんに事前にあどばいすもらってるからしんぱいないよー」

結希「いや、そういうことじゃなくて」

転校生「・・・ああ、そうだね。こどもにえらばれるってのもはずかしいと思うし・・・」

転校生「じゃじゃーん、いつでもマキちゃんレーザー」

結希「え?」

マキ「使用効果は一回30分ですからぱぱっと決めちゃいますよ」

結希「展開が早すぎてついていけないわ」

~昼食~

マキ「はい。それではグリモワール魔法学園女子寮まで。カードで支払います」

マキ「・・・・・・ふぅ」

シュンッ

転校生「どう?ゆきちゃん。新しいおふくの着心地は」

結希「その、なんだか・・・落ち着かないわ。せめて白衣を・・・」

転校生「そんじゃこのままお昼ご飯いくよー」

結希「やっと休憩できるのね・・・HPがガリガリと削れて行く気分だわ」

・・・

転校生「はい、おべんとー」

結希「・・・・・・!?」

転校生「今日は一日天気もいいし、せっかくだから外で食べようと思って」

結希「いつのまに用意していたの?」

転校生「ゆきちゃんがおきるまえに」

結希「・・・私が来なかったらどうするつもりだったのかしら」

転校生「ゆきちゃんはちゃんとくるってわかってたから、そんなこと考えてない」

結希「・・・ふぅ、かなわないわね。ありがとう、いただくわ」

転校生「これおてふきね。先に手ふいてね。んでこれがおはしで、これがお茶で・・・」

結希(年齢・性別を考えたら立場が逆なような気がするのだけど・・・)

エミリア(逆に考えるんですよ。美味しいから大丈夫だと)

結希(ブルームフィールドさん、あなた健康診断に引っかかってたわよ)

エミリア(えっ、嘘!?やっぱり前日に東雲さんとドーナツ食べ放題に行ったから・・・?)

転校生「たまにはおそとで食べるのもいいでしょ?」

結希「・・・ええ、そうね」

~ゲーム解禁~

転校生「ここがゲーセン」

結希「これが・・・実際に来たことはなかったけど、思ったより人が少ないわね」

転校生「へーじつのひるまだからね」

結希「・・・それで、なにをすればいいのかしら」

転校生「とりあえずたいこで」

・・・

『残念、あとちょっとだったドン・・・』

転校生「もうむり・・・うでつかれた・・・」

結希「一曲目の途中でリタイアしてそのままだったものね」

転校生「こう、体力つかわないのがいいな。なんかないかな」

結希「・・・あれは?」

転校生「おお、ゆーふぉーきゃっちゃー。よし、あれやろう」

結希「どれにするのかしら。ぬいぐるみか、菓子類か・・・」

転校生「おかしはどうせあるからぬいぐるみ取ってゆかちゃんとかありすちゃんにわたそう」

結希「・・・そうね。たまにはお礼も返さないと」

・・・

結希「・・・・・・・・・・・・」

転校生「ゆきちゃん、もう1万円使ったよ?」

結希「静かにして。どうしてもこの巨大サイズのぬいぐるみを取らないと気が済まないの」

結希(アームの力の強さ、移動する角度、ぬいぐるみの位置、すべて把握している。だからあとはタイミングだけ・・・!)

転校生「ぼくもとなりのやろーっと」

結希「・・・・・・今」

ガコン

結希「取れた・・・・・・ふふ、転校生くん、取れたわよ」

ガコンガコンガコンガコン

転校生「まだまだいくよー」

店員「もう勘弁してください!」

結希「・・・・・・最適解を導き出す魔法でも使っているのかしら」

~プリクラ~

転校生「ふう、取った取った」

結希「店員が涙目になっていたわよ」

転校生「んじゃ、せんりひんもってプリクラ~」

結希「プリクラ・・・?」

転校生「しゃしんみたいなもん」

結希「そう。それなら別にデバイスでも・・・」

転校生「いくよ」グイッ

結希「・・・・・・」

転校生「・・・・・・」グイグイ

結希「サポーター外した上にダンボールからも降りたから全然引っ張れてないわよ」

転校生「むぅ・・・」

・・・

『胸の前でハートを作ってみよう』

結希「これは・・・こうでいいのかしら」

転校生「そうっ!だっ!よっ!」ピョインピョインピョイン

『3,2,1』

パシャッ

・・・

『2人ではハグのポーズ』

結希「こうね」

転校生「わわっ、これただのだっこだよー」

結希「ほら、前を向かないと撮影が始まるわよ」

『3,2,1』

転校生「ピース!」

パシャッ

・・・

転校生「おえかき~らくがき~くるくる~♪」

結希「・・・こんな感じかしら」

転校生「ごじゆうにどうぞ~。くるくるる~♪」

結希(かわいい・・・って書いてもいいのよね?)

~帰宅~

転校生「たっだいまー!」

結希「ただいま。・・・寮に戻るのも久しぶりね」

転校生「ゆきちゃんけんきゅーしつにこもってゲームばっかしてるもんね」

ありす「ぉかぇり、なさぃ」

クレプリ「おーっす、おかえりさね」

転校生「ありすちゃん、ちょうどよかった」

ありす「?」

転校生「これ、今日のせんりひん。あげるー」

クレプリ「ダンボールいっぱいのぬいぐるみ・・・もしかしてまたゲーセン荒らしてきたのか?」

結希「常習犯なの?」

転校生「まみちかとかにつれてかれたときはよくやる」

律「てかそれが楽しみで連れて行くってのもある」

千佳「ポンポン取ってくから面白いのよねー」

ありす「ぁたし・・・ぜんぜ・・・きなぃ・・・」

律「大丈夫、アタシもだ」

結希「次回は試しに目隠ししてやらせましょうか」

風子「もうやりました。3回で取りましたよ」

転校生「あ、ふーちゃん!おかえりー!」

風子「はい、ただいま。めんどーみてもらってたよーで、ありがとーごぜーます」

結希「むしろ見られてたわ」

クレプリ「だろうな」

千佳「てか、今更だけど可愛い服着てんじゃん」

結希「これは転校生くんが・・・」

転校生「まみちかとかこのはとかともちゃんにきたえられましたから」フンス

千佳「これは、まだまだ育てがいがありそうね」

律「もっとこう、袖とか破った方がかっこいいんじゃ・・・」

ありす「そうぃぅのじゃ、なぃ・・・ぇす」

結希「・・・いえ、せっかくだからこれはそのままにしておくわ」

風子「一瞬でも迷ったとこがアレですけどね」

~一緒にすりーぴんぐ~

転校生「今日はちゃんときょかもらったよー」

結希「ええ、それはいいのだけど・・・」ウズウズ

転校生「・・・わかってるよ」

転校生「やろうか」3DSスチャッ

結希「ええ」スチャッ

転校生・結希「デュエル!」

・・・

転校生「すぅ・・・・・・すぅ・・・」

結希「・・・と、そんな感じの一日を過ごしたわ」

結希(大人)『そう、相変わらずそっちは楽しそうね。それで、少し頼みがあるのだけど』

結希「何かしら」

結希(大人)『そっちでもし最新作が出るのならこっちにも持って来て欲しくて・・・』

結希(大人)『こちらではもう新しく開発されることはないから・・・ね』

結希「ええ、わかったわ。今年の11月に発売されるはずだから、待っていて」

結希(大人)『ええ、楽しみにしているわ』

―もし、今私の願いが叶うのならば

結希「・・・・・・ふぅ。よく考えれば、あの人は20年以上同じゲームをやっているのよね」

結希「・・・20年以上かけても楯野さんには敵わなかったのね」

どうかこの子が、無事に大人になれますように―

結希「さて、と。私も眠りましょうか。たまには、ぐっすりと」

以上でこのスレの話は終わりです!あとは次のレスで次回作安価だけなげときます。
明日の23:59までで一番多いのを採用します。同一IDの場合、二つ目以降が無効です。

【Information】冬樹度システム導入しました!冬樹姉妹のセリフからスレ内のシリアス度・キャラの壊れ具合等が判断できます。





①安価スレ(自由安価) 来栖焔「恩返しをする」
転校生に恩返しをしたい焔ちゃんがアイラの【アンカーの魔法】を使って恩返しする話。ありすありあり。
ノエル「おっにいさーん!あーそーぼー!」イヴ「・・・私には関係ありません」

②非安価スレ(コメディ)冬樹イヴ「捨てノエル?」
姉に捨てられた(と思い込んだ)ノエルが転校生に拾われる話。ありすありあり。
ノエル「ごはん!」イヴ「ノエル!?カムバーーーック!!!」

③非安価スレ(ラブコメ?)双美心「裏表グリモワール魔法学園」
転校生のいる前では仲がいい生徒たちだけど、いなくなったところでは・・・・・・
ノエル「・・・コミュ障女が」イヴ「くそビッチのくせに・・・」

このレスから、安価(アンカーだしてないから違うかも)開始です。
それでは皆様、よろしくおねがいします。
ありすありあり(合言葉)

①:0
②:6
③:2
ということで、次回作は
【グリモア】冬樹イヴ「捨てノエル?」【私立グリモワール魔法学園】
に決定しました!
さすがにこれは長期にはならないはず。
これができるまでの間に去年の短編みたいなスレを立てると思いますので、よければそちらもお願いします。
それでは、次スレでお会いしましょう。
ありすありあり(合言葉)

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