【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」智花「今は5歳です!」 (1000)

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今回は以下の要素を含みます。
・非安価スレ
・コメディ
・キャラ崩壊注意
・風子は保護者
・結希はくれ悪
・卯衣は天使
・紗妃は脳ピン
・ありすありあり

前スレはこちら↓

【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」【私立グリモワール魔法学園】
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~キャラ紹介~

転校生:幼いながらもかなりの修羅場をくぐり抜けてきた肝っ玉6歳児。段ボールが大のお気に入り。直感が鋭く、隠し事をすぐ看破する。学園に来る前に母や祖母から家事を一通り叩き込まれた。疲れて眠ると母親を求める癖がある。寂しくなると悪戯を始めるが、1人で遊ぶのも割と好き。人形が苦手だがクレプリは平気。みんなの弟として学園生たちから甘やかされつつ、元気でいい子に成長しています。

朝比奈龍季:たっちゃん。転校生がたいていさらと一緒に会いに来るので邪険にできない不良さん。

犬川寧々:ねねちゃん。本編未登場の学園長。

浦白七撫:ななちゃん。本編未登場のアイヌ少女。

海老名あやせ:えびちゃん。あらあらうふふと転校生を包み込む歓談部のお姉さん。

エミリア:えみりゃ。転校生と一緒にアイラに勉強を教えてもらってる歓談部の騎士。

エレン:えっちゃん。転校生の根性と信念に惹かれて保護者のような立場に。最近出番が少なめな精鋭部隊。

音無律:りっちゃん。転校生とノリが合うロックな生徒。ハイセンスな歌詞製作能力を持つ。

風槍ミナ:みっちゃん。紆余曲折を経て転校生と仲良くなった。最近は少し問題を抱えている厨二病な天文部の部長。

神凪怜:れーちゃん。転校生を優しく見守る初心でポンコツなイケメン脇巫女剣士。子供の扱いが上手い風紀委員。

如月天:そらちゃん。結希に対抗して転校生に様々な遊び道具を作ってあげる科学者さん。

岸田夏海:なっちゃん。転校生に取材したりあんぱんを上げたりするお姉ちゃん的存在。新聞で今週の転校生を執筆している報道部。

霧塚萌木:もえちゃん。質問される率ナンバーワンな信頼と実績のある妄想好きな図書委員。転校生のファーストキスの相手でもある。

楠木ありす:ありすちゃん。この大地に降り立った大天使にして転校生を見守り優しく接する慈愛の化身とも言えるお姉ちゃん。かわいい。転校生のことは【ほっとけない】らしく、裁縫道具と救急箱を常に持ち歩いている。非常に控えめで愛らしい存在であり、人形のみならず服やカバンを自作できるくらいの裁縫技術を持つ。天使。転校生の衣服やたからばこを預けられるほど転校生から信頼されており、ほぼ毎日一緒にいる姿が目撃されている。結婚しよ。成長したらちょっぴり小悪魔になって転校生をドギマギさせる、授乳済みの手芸部幽霊部員。

狂った姫様(クレイジープリンセス):クレプリ。ありすの人形でありすの気持ちを代弁するらしいが、過保護な保護者的な面の方が強い。

来栖焔:ほむほむ。転校生へのあたりがキツく、何かと不憫な精鋭部隊。

越水ソフィア:るーちゃん。英単語を織り交ぜてしゃべる温泉大好き茶道部。

西原ゆえ子:ゆえちゃん。かなり体力がないので、たまに段ボールで転校生に運ばれている未来予知魔法の使い手さん。

里中花梨:かりんちゃん。当初すけべぇと呼ばれていたが、お願いして変えてもらった。風子の料理修行を助けてくれる料理部のおかん担当で飼育委員。

椎名ゆかり:ゆかちゃん。結構な頻度で気絶する転校生を保健室でお世話する優秀な保健委員でクラス委員長。

宍戸結希:ゆきちゃん。段ボール開発の第一人者で、様々な性能の段ボールを開発する何かを間違えてる科学者さん。

東雲アイラ:おばあちゃん。転校生に呼び方を変えさせようとするもことごとく撃沈する312歳の歓談部の吸血鬼。

シャルロット:しゃるちゃん。デカァァァァァいッ‼説明不要な歓談部のシスター。

白藤香ノ葉:このは。転校生を女装させて可愛がるのが趣味な転校生好き茶道部。

神宮寺初音:はっちゃん。転校生にいたずらを伝授しては風紀委員に怒られる日々を過ごしている。自身が末っ子なので転校生のことは弟のように可愛がっているお嬢様。

皇絢香:あやちゃん。転校生を連れ出しては焼肉やラーメンを食べに行くサトリ系アイドル。

相馬レナ:れなちゃん。出番が極端に少ないが、転校生とは仲良く競い合う野生の飼育委員。

小鳥遊自由:みゅー。転校生にBO(ベオウルフオンライン)を勧めるも、操作が難しかったようで断念した園芸部メイド。

武田虎千代:とら。転校生を気にかけているが、どこかズレてる説明下手な生徒会長。

立華卯衣:うーちゃん。転校生を乗せて空を飛んだり転校生のおもちゃで遊んだりしてる天文部のヒューマノイド。

楯野望:のぞみん。身体が弱く、いつも寮にいる関係で転校生と良く遊んでいるニート。

雀明鈴:めーりん。転校生に中国拳法を教えて、転校生に料理を作ってもらって、お互いにwin-winな関係を築いている料理部の食事担当。

月宮沙那:さーちゃん。転校生への初プレゼントが40分で燃やされた人。一緒にお菓子を作ったり料理を作ったりする保母さん的メイドさん。

朱鷺坂チトセ:おばちゃん。転校生の直感に慌てつつ、少し距離を置いて接する生徒会書記。

仲月さら:さらちゃん。2歳の頃から学園にいるかわいい女の子。グリモアは原則としてペット禁止だが、例外として彼女の愛犬『シロー』は認められている。散歩部のキュート担当。

シロー:しろー。さらちゃんの愛犬で、龍季のお気に入り。何か秘密があるようだが・・・

七喜ちひろ:ちーちゃん。本編未登場の不思議系図書委員。

生天目つかさ:なーちゃん。意外にも面倒見がよく、転校生をつれて街に森にどこへでも行く空手部。

鳴海純:じゅんちゃん。転校生をゲーセンに連れて行く建前で自分が一番楽しむスーパーモデル。

南条恋:ふくぶちょー。梅干しをこよなく愛する御方で、隠居志望のあーちすとな天文部の副部長。

野薔薇姫:のいばあ。転校生を相手に逆光源氏計画を立てている園芸部お嬢。

~続き~

支倉刀子:ござる。呼び方を変えて欲しいけど、『とうちゃん』とか呼ばれるのも嫌だなぁと思っている園芸部護衛。

服部梓:あずにゃん。ミナに風子にその他諸々に依頼されまくる天文部の忍者で風紀委員。多分ギターぐらいなら弾けるんじゃないかな?

紗妃:さっちゃん。困った時には学園掲示板を使う頭がピンクな厳しい風紀委員。公衆の面前で痴女発言をした。

双美心:ふたみん。土下座の完成度とPCの腕は天下一品な二重人格の天文部のウィザード。

冬樹イヴ:いぶ。あらゆる平行世界で人格が崩壊していて、もちろんここでもおかしな方向に進んでいる。仮面を12種類持っている風紀委員。

冬樹ノエル:のえるん。変態とお子様で構成される部活仲間に今日も今日とてツッコミが絶えない散歩部のパッション担当。

松島みちる:みっちー。転校生してきたばかりで、高威力高燃費の魔法で戦う一発屋陸上部。

円野真理佳:まりちゃん。ヒーローを目指し、今日も今日とて訓練に明け暮れるウィンディガール。モブトリオと仲がいい。

間宮千佳:まみちか。転校生に余裕がない時、ちかちゃんと呼ばれる。なんだかんだいいお姉ちゃんしてるギャル。

水瀬薫子:みなせ。転校生を生徒会に誘うべきか否かで迷っている。笑顔が素敵な生徒会副会長。

水無月風子:ふーちゃん。転校生の保護者の第一人者で、母親代わり。甘やかしたり叱ったり喧嘩したり仲直りしたりと親子イベントはだいたいこなしている。若干過保護気味で、転校生がクエストに行くたびにハラハラしている。メインヒロインというよりメインペアレント?仕事が忙しくても転校生と遊ぶ時間を作ろうとするいい母親でごぜーます。転校生の1番の心の拠り所で、授乳済みな風紀委員長。

南智花:ともちゃん。料理を作っては転校生やその他の生徒に被害を与える最終破壊兵器(恒常)。その威力は科研の魔物を全滅させるほどである。炎魔法と相性がいい破壊神陸上部。

メアリー:めありー。とある一件より転校生に負い目を感じている姉御肌な精鋭部隊。

桃世もも:もももも。危うくもっさんと呼ばれそうだったが、なんとか回避したプロのアルバイター。

守谷月詠:ぽんつく。体力がものすごく低い軍師志望で、口では悪態を吐きつつも面倒見がいいお姉ちゃんな精鋭部隊。

ヤヨイ:やよいちゃん。本編未登場の南生まれサバイバル系ハーフ女子。ちょいちょい存在を忘れる・・・なんでだろ?

結城聖奈:ゆーちゃん。最近転校生がパソコンを扱えるようになってきたので、本人の希望があれば少し手伝ってもらおうかと打診中な生徒会会計。

雪白ましろ:ゆきしろさん。何かと呼び方を変えさせようとするが、いつも失敗する料理部のダジャレ担当。

遊佐鳴子:ゆさ。風子に敵視されているため、思うように転校生に接触できない。ので、会ったら思いっきり甘やかして気に入られようとする報道部部長。

与那嶺里菜:りなちゃん。転校生に泳ぎを教えているが、夏になるまでプールが使えないのでやきもきしている水泳部。

李小蓮:ちゃお。料理の腕はあるのだが、アレンジ次第で美味しくも不味くもしてしまう料理部のアレンジ担当。

瑠璃川秋穂:あきちゃん。ドウシテコウナッタな大変な大変態。転校生と出会ったときに瑠璃川の血が覚醒し、穏やかな心を持ちながら激しい興奮によって目覚めた超変態人。散歩部のクール(という名の変態)担当。

瑠璃川春乃:はるのん。秋穂が転校生を好きすぎでぐぬぬとしているが、転校生のことは結構気に入っている変態。

冷泉葵:あおいちゃん。転校生をお持ち帰りしようとしたりお持ち帰りしたりな箱入り娘の茶道部。

我妻浅梨:あさりん。見た目は少女、中身も少女、性別は男子な精鋭部隊。



―教員―

兎ノ助:うのさん。セクハラ魔神な進路指導官だが、転校生の前では自重気味。先生として、魔法使いの先輩として、転校生を指導します。



―モブ―

元部子鞠(もとべ こまり):あだ名はモブ子。モベ子じゃねーの?と聞かれたことがあるけど本人がつけたあだ名じゃないので返答に困るモブ。第七次侵攻で転校生と行動を共にしたバスケ部員。

真下文佳(ましも ふみか):あだ名はモブ佳。ふみかをぶんかと読まれて、ましもぶんか→もぶんか→モブ佳と呼ばれるようになったモブ。第七次侵攻で転校生と行動を共にしたテニス部員。

水嶋久美(みずしま くみ):あだ名はモブ美。モブ子とモブ佳とよくつるんでいたらいつの間にかモブ美と呼ばれるようになったモブ。第七次侵攻で転校生と行動を共にした手芸部員。

こんなもんかな。前スレ使い切ってからこっち使います。
ありすかわいいよありす
ありすありあり(合言葉)

~ありすとおひるね~

ありす「すぅ・・・すぅ・・・」

転校生「あ、ありすちゃん・・・ねてるー。ぼくもねるー」

・・・

ありす「すぅ・・・すぅ・・・」

転校生「すぅ・・・すぅ・・・」

怜「ん?楠木と転校生か。・・・こんなところで寝たら風邪をひくぞ」

怜「・・・毛布でも持ってくるか」

・・・

ありす「すぅ・・・すぅ・・・」

転校生「すぅ・・・すぅ・・・」

さら「あっ、転校生さんとありすちゃんがおひるねしてます!」

秋穂「こ、これ、一緒に寝ても大丈夫だよねっ!?しつれいしま」

ノエル「はいはい、今から靴見に行くんでしょ、秋穂ちゃんが行きたいって言ったんでしょ」ズルズル

秋穂「あぁ~転校生くんのとなりが~」

・・・

ありす「すぅ・・・すぅ・・・」

転校生「すぅ・・・すぅ・・・」

ゆかり「あら、2人とも、こんなところで寝ちゃって」

シャルロット「・・・ふふ、かわいらしいですね」

律「寄り添う2人、眠るロリショタ・・・いいのが浮かんできた!」

聖奈「静かにしろ。起きてしまうぞ」

律「あ、は~い」

・・・

ありす「すぅ・・・すぅ・・・」

転校生「すぅ・・・すぅ・・・」

風子「おや、まぁ・・・気持ちよさそーに寝てるじゃねーですか」

風子「んー・・・夕方になったら起こしにきましょーかね」

・・・

ありす「すぅ・・・ん・・・」

転校生「すぅ・・・すぅ・・・」

ありす「ふわぁぁ・・・んむ・・・」

ありす「・・・ぁれ・・・てん・・・く・・・?」

ありす「もぅ・・・も・・・」

ありす「・・・・・・ぃっか」

ありす「すぅ・・・すぅ・・・」

転校生「すぅ・・・すぅ・・・」

ひたすら何も起こらない

前スレ1000のリクエストより、ありすで小ネタ。
って思ったけどこれいつも通りじゃね?
ありすは毎回書いてるんじゃね?
ありすありあり(合言葉)

~仕込み~

ありす「うぃんど・・・ふぇす・・・?」

転校生「なんか、やるんだって。ゆーめーじんがいっぱいくるらしーよ」

クレプリ「ふーん。出演者一覧とか持ってるか?」

転校生「これかな?」ピラッ

クレプリ「どれどれ・・・ふむふむ、ランカ・リー、new generations、μ's、Soleil、Trickstar・・・へー、結構いろいろ出るんだな」

転校生「しんこーがおわってはじめてのうぃんどふぇすただから、いろんなとこがもりあげよーとしてるんだって」

ありす「そぅ・・・んだ・・・」

クレプリ「ふっふっふ・・・少年、それじゃあオレっちが特別にあるものを伝授してやるさね」

転校生「あるもの?」

クレプリ「これはオタとしては絶対に覚えとかなきゃいけない芸だ。少年、しっかり覚えるんだぞ」

転校生「?」

ありす「?」

・・・

クレプリ「もっと人差し指を突き立てるんだ!限界を超えて動け!」

転校生「は、はい!」

ありす「はぃ・・・!」

絢香(あら?転校生くん、何をしてるのかしら)

クレプリ「よし、いい感じだ!そのまま5セットいくさね!」チョイチョイ

転校生「はい!」チョイチョイ

ありす「も・・・だめ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

絢香「オタ芸!?」

~会場入り~

転校生「ふぉおおおお!!!ひとがいっぱいだー!なんかすごいーーー!!!!」

もも「お、落ち着いてねっ!今日は警備と雑用をしに来たから、あんまりお客さんとしては・・・」

恋「スタッフじゃからの。転校生、誰かに道を聞かれたらちゃんと案内せねばならん」

転校生「だいじょーぶ!ちゃんとかくにんした!」

あやせ「あら、それじゃあ、お手洗いの場所、教えてもらっていいかしら?」

転校生「あっ、えーと・・・えへへ」

恋「やっぱり覚えてないじゃろ」

明鈴「ボクも覚えてないから大丈夫アル!無問題!」

結希「・・・そろそろ、各自持ち場につきましょう。転校生くんは私と一緒よ」

転校生「ゆきちゃんとー?」

結希「ええ。水無月さんにあなたのことをよく頼まれたから」

転校生「それじゃー、よろしくね!」

結希「ええ、よろしく」

~会場準備~

転校生「・・・」

もも「すいません、そちらは立ち入り禁止となっておりますので―」

恋「むむ、ここはもうちょっと変えた方がいいじゃろうか・・・」

明鈴「卯木はこれを運べばいいアルね!」

あやせ「はい、そうなんですか~。あ、でもそれってもしかして―」

転校生「・・・ゆきちゃん!」

結希「あら、どうしたの?」

転校生「なんかおてつだいしたい!」

結希「そうね・・・それじゃあ、新しく用意したこれの性能をちょっと試してもらえるかしら」

転校生「ん?・・・おおー!だんぼーる!」

結希「風槍さん曰く、名前は『英雄王(ギルガメッシュ)』だそうよ」

転校生「あーさーでいいや」

全域機動可能段ボール『アーサー』:様々な問題を乗り越え、ついに陸・海・空のすべてに対応した段ボール。もちろん耐久も高い。

結希「それで、さっそくだけどこれがちゃんと動くかどうかの確認をお願いするわ」

転校生「任せて!」

転校生「・・・あれ?」

~楽しむ~

ノエルと声が似たアイドル「よーしっ、だいぶ盛り上がってきたかなー?」

笑顔が素敵なアイドル「それじゃあ次の曲は、凛ちゃん、お願いします!」

花屋の娘のアイドル「宙を流れる星たちの歌・・・聞いてください、流れ星キセキ」

転校生「おお~、なまにゅーじぇねだー!」フヨフヨ

「なんだアイツ、浮いてるぞ!」

「ほっほっほ、かつて私が乗っていや飛行ユニットのようなものでしょうか」

七撫「ウサミンが出るって噂で聞いたけど・・・ほんとかなぁ?」

謎のJK「地下アイドル時代を思い出すなぁ・・・あれ?だれか菜々のこと呼びました?」

七撫「・・・ウサミンだー!」

転校生「え?ウサミン!?」

エッ、マジ?
ウサミン?
ドコドコ?

謎のJK「え、そそ、そんなことはあああありませんよ!?人違いじゃないですか!?」

ノエルと声が似たアイドル「あっ、ば、ばれた!え、ええと、そ、その時空から、不思議な光が下りてきたのです!」

笑顔が素敵なアイドル「あれはだれだー」

花屋の娘のアイドル「だれだー」

律「誰なんだー」

謎のJK「それは・・・菜々でーす!」

転校生「かんきゃくにまじってた!?」

ウサミン「はい!ミンミンミン!ミンミンミン!ウーサミン!」

七撫「ミンミンミン!ミンミンミン!ウーサミン!」

転校生「ミンミンミン!ミンミンミン!ウーサミン!」

結希(・・・楽しそうね)

~純粋に~

―1週間前―

風子「んじゃ、当日はよろしくおねげーします」

結希「わかったけど・・・海老名あやせの方がよかったんじゃないかしら」

風子「あれはミーハーですからね。芸能人たちを前にしてあんまし落ち着いてられるかどうか・・・」

風子「その点、あんたさんはその辺にきょーみなさそーなので、適任なんです」

結希「はぁ、そうなの」

風子「こんなんも初めてでしょーし、転校生さんには純粋に楽しんでほしいんですよ」

風子「これから先、ふつーの小学生とか幼稚園児がやるよーな行事には恵まれねーでしょうから」

風子「それどころか、危険な場所に何度も行く羽目になります。遊べるときは遊ばせてあげましょ」

結希「わかったわ。とにかく、彼には純粋にフェスの方を楽しんでもらえるようにすればいいのね」

風子「はい、おねげーします」

結希「できる限りのことはするわ」

・・・

結希(・・・と言われた手前、あまり作業はやらせたくないのだけれど)

転校生「ぶー、なんかしたいー!」

結希(どうしましょうか)

~アクシデント~

明鈴「ししどゆきー!ししどゆきー!」

転校生「あっ、めーりん。どしたの?」

結希「フルネームはやめてちょうだい」

明鈴「なんかミキサーってのが壊れたって。直せる?」

結希「ミキサー?」

明鈴「果物とかジュースにするやつアル」

結希「たぶんそれじゃないわ・・・私より詳しい人がいると思うけど」

明鈴「完全に壊れちゃって交換しなきゃいけないって言ってたのだ」

結希「なら私が行くまでもないんじゃないかしら」

明鈴「交換するのも壊れてたって。機械に詳しい人じゃないと直せないアル」

明鈴「あとあんぷと、すぴかーと、えーと・・・」

結希「・・・機材が、全部?」

転校生「ええっ!?たいへんじゃん!それだと、なんにもできないんじゃないの!?」

明鈴「そうそう。それで、なんか演奏が止まっちゃって再開できないって!」

明鈴「どうするアル?断る?」

転校生「ゆ、ゆきちゃん・・・」

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希「いえ、行きましょうか。見たら何が起きてるのかわかると思う」

結希「やってみましょう」

転校生「!」パァァ

結希「転校生くんは・・・えっと」

あやせ「出演者さんたちに説明ですね~」ニュッ

明鈴「うわぁ!?どこから!?」

あやせ「舞台裏でもパニックになってるので、転校生くん、一緒に行きましょうか~」

転校生「え?でも・・・」

結希「お願いするわ。人を諌めるのは、あなたの得意なことでしょ?」

転校生「・・・うん!」

~インパクト~

転校生「えっと、だからつまり、えっと、なんかきかいがぜんぶこわれちゃってて、いましゅーりちゅうで・・・」フヨフヨ

あやせ「我が学園の技術班(1人)が全力を注いで修理していますので、もう少々お待ちください~」

出演者たち「は、はい!」

出演者たち(なにあの段ボール!?なんで浮いてるの!?)

ノエルと声が似たアイドル(でもよく考えたらよしのんとかこずえちゃんとかたまに浮いてるような・・・)

あやせ(転校生くんを連れてきてよかったわ~。この段ボールのインパクトはすごいものね)

転校生「せつめーおわり?」

あやせ「そうね~、せっかくだし、もう少しお話していきましょうか~」

・・・

転校生「なんかいっぱいもらっちゃったー」

あやせ「そ、そうね~」

あやせ(こんなにもサインを集めてくるなんて・・・なんてできる子!)

転校生「んー、これからどーしよっかな・・・」

あやせ「ちょっと表の状況を見てくるから、ここ任せてもいいかしら~?」

転校生「はーい!」

あやせ(これでこっちはオッケー。あとはお客さんたちね)

~気が付いたら~

もも「向こうはだいぶん収まってきたから、転校生くんの様子を見てくるように言われたけど・・・」

転校生「いえー!のんでるかー!」

「いえー!」

もも「・・・何があったの?」

律「ああ、さっき転校生がな、お料理マキナくん3号を起動させて料理を始めたんだよ。これが結構受けてさー」

律「あ、料理も機械もだぜ?」

もも「そ、そうなんだ・・・あれ?なんでここに?」

律「飛び入り参加したら楽屋まで案内された。あのだりーなと仲良くなったぜ!」

もも「ああ。雰囲気にてますもんね」

律「そうそう、実はギターが弾けないとことか・・・っておい!」

転校生「ももももー!りっちゃーん!」

もも「あっ、転校生くん。なんか、すごいね」

転校生「あのね!あのね!こんどこずえちゃんのなまじゃしんくれるって!おくってもらえるって!」

転校生「うれしいなー、いつかあえないかなー」

律「・・・お前、実は結構なドルオタ・・・?」

もも「い、意外な一面・・・」

~どうだった?~

風子「ま、いろいろあったみてーですが、とりあえずはお疲れさまでした」

転校生「たのしかったー!」

風子「そりゃよかったです。今回行かせた甲斐がありました」

転校生「あのね、あのね、こずえちゃんn(ry」

風子「・・・アンタさん、国軍の人とも仲良くなってませんでしたっけ?」

風子「すぐに仲良くなるのはいいんですが、うーん・・・」

風子(どっちかというとあんまし外では目立たねー方がいいんですよね。機密の塊ですし)

風子(霧の護り手の件とか、いろいろあります。おとなしくさせておきたいんですけど・・・)

転校生「いつとどくかなー、まっだっかなー♪」クルクル

風子「・・・無理そーですね。ま、ウチらがフォローしますか」

風子「んじゃ、転校生さん、そろそろ夕飯の時間ですし、食堂にいきましょーか」

転校生「はーい。そーいや、きょーはどのおへやでねるの?」

風子「えっとですね、ちょいとまってくだせー・・・」

『今日の転校生担当者:水無月風子』

風子「ウチですね。なんか、最近多いですね」

転校生「いやだった?」

風子「いえいえ、とんでもない。むしろ嬉しいですよ」

風子「さっ、行きましょ」

転校生「うん!」

今日はここまで!なんかいろいろ混じってた気がするけど気のせい気のせい。
次はみちると互いに自己紹介して、お嬢様ご乱心かな。
初音と転校生のタッグは、氷川さんの悩みの種です。風紀委員で一番被害を受けています。
最近えっちゃんと絡んでないなぁ・・・朝に軽くグラウンドを20周させるか。
ありすありあり(合言葉)

~自己紹介~

みちる「お?」

転校生「あ」

みちる「君は転校生くんだね」

転校生「そういうきみは、まつしまみちる」

みちる「・・・どうしよう、ダニー役が足りない」

転校生「ぼくあんなふうにけりあげられないし、いいんじゃないかな?」

みちる「それもそっか。あ、そうそう、転校生くん」

転校生「なにー?」

みちる「私の事はあだ名で呼んでくれないの?ほらほら、智ちゃんとかみんなのこと呼んでるじゃん」

転校生「あー・・・」

みちる「ほら、みちるだしみっちゃんとか!」

転校生「みっちゃんはもういるよ。あそこに」

ミナ「ぶぇっくしゅ!うう・・・」

恋「これこれ、鼻が出とるぞ。えっと、ティッシュティッシュ・・・」

梓「どぞッス」

みちる「えー、じゃあどうすんのさー」

転校生「んー、もうみっちーでいいや」

みちる「なんでそんなおざなりなの!?ほ、もっと深く考えて!」

転校生「こーゆーのはいんすぴれーしょんがだいじなんだよ」

みちる「そんなこと言わずに~!」

この後3時間粘りましたが変えてくれませんでした

~はっちゃんとくえすと~

初音「うーっす転校生」

転校生「あ、はっちゃん」

初音「ちょっとこっちこい。いいもん見せてやる」

転校生「え、なになにー?」

初音(時々この素直さが心配になるな)

初音「ちょーっとほかのやつには秘密なんだけど・・・」

転校生「うんうん」

初音「実は、JGJが新しく開発した武器があってな、それをくすね・・・ちょっと借りてきたんだよ」

転校生「そうなの?」

初音「そうそう。んで、せっかくだから一緒に実施試験やろうぜ」

転校生「やるー!」

初音「よしよし、んじゃ、このクエスト受けろよ。あ、風紀委員長に報告はなしな」

転校生「え、どーして?」

初音「これはまだ秘密になってるんだよ。あんまり大事にしたらいけねーからさ」

転校生「はーい」

初音「んじゃ、レッツラゴー!」

転校生「れっつらごー!」

・・・

沙那「・・・さて、水無月さんに連絡と、私もクエストの受注ですね」

沙那「後で水無月さんからお説教かもしれませんが・・・その時は仕方ないですね」

~気の合う二人~

転校生「ねーねー、はっちゃん、あとでぼくもやりたーい」

初音「んー、あーそうだな。変に暴発したりしないのを確認してからな」

初音「お前は強化魔法も苦手だろ?反動とかもしっかり見とかなきゃいけねーし」

初音「つーわけで、いけそうなら貸す、無理そうなら諦めてくれ。わかったか?」

転校生「はーい」

初音「いやー、お前ほんと楽だわー。普通のガキならここででもでもだってで粘るとこだぜ?」

転校生「すなおにしてたほーがのちのちかしてくれるっておばーちゃんがいってた」

初音「お前のばーちゃんすげーな。この状況見越してたのかよ」

転校生「あれ?おじーちゃんだったっけ?」

初音「そこは覚えてやろうぜー」

転校生「・・・ま、どっちでもいっか。とにかく、「こどもはすなおがびとく」って言ってたよ」

初音「そーそー、素直が一番だよな。だからあたしは素直に悪戯三昧なのさ」

転校生「はっちゃんといっしょにやるとたのしいよ?」

初音「いままでやってきたことにはお前がいないと成り立たなかったヤツもある・・・さらに精進したまえ」

転校生「いえす、まむ!」

~一番の被害者~

風子「んー、なるほど、転校生さんと神宮寺が・・・」

紗妃「ま、また何かしようとしてるんですか!?」

風子「いえ、クエストですよ。二人っきりで」

紗妃「そ、そうですか・・・あの二人の名前を同時に聞くと、つい身構えてしまって・・・」

風子「氷川が一番被害受けてますもんね。時点で守谷、その次が冬樹(姉妹共に)」

紗妃「なんなんですかあの二人は!よくもまああんなに悪戯なんかできるものです!」

風子「転校生さんは乗ってるだけですが、神宮寺の方は訳ありみてーですよ」

紗妃「どんなわけがあろうとも、他人に進んで迷惑をかけるなんて行為が許されるわけがありません!」

風子「ま、その辺は本人とお話しするとして、とりあえずお説教の準備してきます」

紗妃「え?どうしてですか?」

風子「どうやら転校生さんからウチへの報告を意図的に止めてたみてーで」

風子「あの子はただの子供じゃない、ってことをしっかりわかってもらわねーといけません」

風子「いつ、どこで、誰が、狙ってきてもおかしくねーですからね」

~魔法使い~

初音「んー、思ったより威力でねーなー」

初音「これならアタシが魔法打った方が強いじゃん」

転校生「そーなの?」

初音「いや、お前はそうじゃないかもしれないけどさぁ。やっぱり、魔物相手には魔法が一番通用するんだよ」

初音「こういうのやってると、よくわかるんだ。魔法使いがいかに都合がいい存在かってのがな」

転校生「?」

初音「だって、普通の武器は全然通じない、だけど魔法は効果抜群ですーなんて、出来すぎだろ」

初音「だから、魔法使いである以上、アタシもあんたもいずれは戦場に出て、前線で戦わないといけないんだよ」

転校生「そっか・・・」

初音「・・・ま、今はわかんない方が幸せかもな」

初音「アタシもアンタみたいにノーテンキに生きれたらなー」

初音「なーんて、柄にでもない事言っちゃったよ」

転校生「んー、あんまりわかんないけどさ」

転校生「・・・どうしてもいやなことは、にげてもいいんじゃないかな」

初音「・・・」

転校生「にげちゃだめなことってあるとおもう。でもさ、にげなきゃだめなことも、あるとおもうよ」

~兎の言葉~

初音「・・・なんだよ、大人っぽいこと言っちゃってさー」

転校生「ってうのさんがいってた。ちょっとかえたけど」

転校生「うのさんは、どうしてもあぶなくなったら、にげろってだいななじしんこーのときにいってくれたの」

初音「そりゃ、お前がやられたら困るからなぁ」

転校生「なにかあったら、ひとりででもにげてこいって」

転校生「ちゃんと、うけいれてくれるひとがいるって、いってたの」

転校生「・・・はっちゃんに、そーゆーひと、いる?」

初音「・・・・・・・・・・・・沙那、とか、兄さまも、姉さまも、多分・・・」

転校生「だったら、にげてもいいんだよ。ほんとうに、こころがあぶなくなったら、にげちゃおうよ」

初音「・・・・・・はぁ、なーに真面目な話してんだよ。ったく、調子狂うなぁ」

転校生「え?」

初音「アタシらは魔法使いだ。それだけで責任がある」

初音「戦わなきゃいけないんだ。じゃないと、誰が戦うんだ」

初音「魔法使いが魔物と戦わなくて、誰が魔物と戦えって言うんだ」

初音「・・・だけど、そうだけど、さ。アンタはその考え、忘れんなよ。絶対に」

初音「ちゃんと、どうしようもなくなったら、逃げて来いよ。アタシも、沙那も、ほかの学園のやつらも」

初音「【転校生のやること】なら、ちゃんと受け入れてくれるからさ」

~転校生のやること~

みちる「智ちゃん、転校生くんについてちょっと聞きたいんだけど」

智花「転校生くん?いいよ、どんなこと?」

みちる「この前、というかよく風紀委員長さんと一緒にいるのを見るんだけど、あれってなんで?」

智花「うーん、転校生くんが風子ちゃんと仲がいい、からかな」

みちる「いや、だからそれを聞きたいんだって」

智花「えっと・・・なんでだろ?たしか転校初日に一緒に会ったんだけど、私あそこまで仲良くなってない・・・」

智花「やっぱり初日に同じ部屋になれなかったことが原因なのかな・・・」

みちる「あ、えっと、なんかごめん」

智花「だ、大丈夫!それで、えっと、やっぱり一生懸命だから、いろんな人が応援してくれるんだと思うな」

智花「一生懸命すぎて危なっかしいところもあるけど・・・あ、それがあるから風子ちゃんがよく一緒にいるのかも」

みちる「そして時間がたつにつれてどんどん仲良くなって・・・ってパターン?」

智花「割と最初の方から仲が良かった気はするけどなぁ。かわいいし」

智花「なんだか、ほっとけないんだよね。転校生くんって」

智花「子供だからかな、いろんなことに興味を持って、危ないこともして、でもみんなの役に立とうとしてくれて」

智花「そんな転校生くんのやることは、応援したくなるし、見届けたくなるんだよね」

智花「まだ6歳なのに、クエストにもよく行ってるし。体質、っていうよりも転校生くんの気質の方が好かれるとこだと思うよ」

みちる「へー。じゃあ、智ちゃんも?」

智花「今ではお弁当を作って交換し合う仲です!」

みちる(・・・あれ?智ちゃんの料理って確か・・・あれ、だよね?)

智花「でも、いつもどこかに行って食べちゃうんだよね・・・目の前で食べてくれてもいいのに」

みちる(あっ、わかった。あの子すっごい気を遣う子なんだ。・・・もしかして、私もどこかで気を遣われてるのかな)

みちる(こんどあったらお菓子でも買ってあげようかな。うん、そうしよう)

~帰還&お説教~

転校生「じんらいえすぴーこわれちゃったね」

初音「まーしゃーないよ。研究部の方には耐久に難ありって言っときゃいいか」

転校生「ぼくもうちたかったなー」

初音「こんど新しいの来たら触らせてやるって」

「へぇ、それはぜひともご一緒してーですね」

初音「いやいや、あんまりほかの生徒にはばらしちゃダメだって・・・え?」

転校生「あ、ふーちゃん」

初音「げ・・・」

風子「どーも、今日はクエストお疲れさまでした。どうです?一緒にちょっとお茶でもどうですか?」

転校生「のむー!」

初音「い、いやー、アタシちょっと腹の具合が悪くてさー、あっ、いっけね、もうこんなじかんだー(棒)」

初音「それじゃ、急用を思い出したからアタシはこれで・・・」

沙那「はて、初音様に急ぎの用なんてございましたっけ?」

初音「あっ、こら、沙那!」

風子「そのよーじは完璧なめーどに任せて、ウチらは風紀委員室でお茶会と行きましょうよ。ね、転校生さん」

転校生「はーい」

初音「・・・なぁ、転校生。逃げてもいいんだよな?」

転校生「え?う、うん・・・」

初音「んじゃ、あとは任せた!あばよー!」タッタッタ

転校生「あっ、はしっていっちゃった・・・そんなにおなかいたかったのかなぁ」

風子「ふぅ、まったく・・・今学園には精鋭部隊のれんちゅーがうろついてるから、こっちに来た方が楽だったんでしたけどねぇ」

風子「転校生さんが誰にも言わずに外に出る・・・なんてことがあったら大騒ぎになるのくらいよそーできるでしょうに」

キサマガハンニンカ!ジングウジ!
ナ、ナンデオマエガオコッテ・・・ニギャァァァァァァァァァ

沙那「では、初音様を追いかけますので、私はこれで」

転校生「さーちゃん、またねー」

風子「今回のごほーこく、感謝しますよ」

~今日もグリモアは平和です~

さら「あっ」

ありす「・・・ぃ?」

秋穂「う?」

ノエル「え?」

クレプリ「お?・・・ってこれなんだよ!」

さら「ありすちゃん、今から私たち、一緒に洗いっこするんです!ありすちゃんもどうですか?」

秋穂「楠木さんも一緒に入ろ?」

ノエル「運動した後のお風呂は気持ちいいよー?」

ありす「ぇ、ぁの・・・ぇと・・・」

ありす(朝、入ってきたんだけどな・・・)

ありす(それに、私は運動してないし・・・)

転校生「あっ、みんな。おっはよー」

さら「あっ、転校生さん。おはようございますぅ!」

ノエル「転校生くん、おっはよー。あっ、そうだ。折角だから転校生くんも一緒に」

秋穂「入ろう入ろうさあ入ろう!頭の先からつま先まで余すところなく洗いつくすからね!私の体で直接!」ペロペロ

ノエル「って思ってたけどやめとこう」

ありす「・・・ぁたし、てんこ・・・く、と・・・ぃっしょに・・・」

ノエル「よろしくー」

転校生「ありすちゃんといっしょにとーこーだー!」

秋穂「ちょ、ちょっとまって!5分、いや、40秒で上がってくるから!」

ノエル「そうだね、何が何でも洗いっこしたくなってきたし、早くお風呂行こ」

秋穂「そんな殺生な!」

さら「それじゃあ、またですぅ!」

転校生「まったねー!」

ありす「また・・・ぇす」

クレプリ「またなー」

今日はここまで!なんか初音のとこでシリアス感でてるけどこのスレは基本的にコメディだよ。
今朝はマジビビった。いきなりあのおっさんが出てくるんだもん。ちゃんと12月10日は呪わないとね。
このスレであれが出てくるまでどれだけかかるのやら・・・
次は日常編みたいなのやって、それから・・・邂逅の物語です。
向こうのファンに怒られないようにちゃんと勉強してきます。とりあえず3話まで見ればいいかな?
もう何も怖くない
ありすありあり(合言葉)

~落ち込み~

転校生「はぁ・・・」

エレン「どうした、転校生。悩み事か?」

転校生「うん・・・」

エレン「私でよければ話を聞こうか」

転校生「えっとね・・・かんとーって、ふべんだなーって」

エレン「・・・どういうことだ?」

転校生「あんまりおいしいたこやきやがない。そもそもたかい。」

転校生「むこうなら100えん200えんでおいしいのがたべれるのに・・・」

エレン「・・・ホームシックか?」

転校生「なにそれ?」

エレン「実家や故郷が恋しくなる状態のことだ。お前も家を出てそれなりに経つから、そうなっていても不思議ではないが・・・」

転校生「べつにおうちにかえりたいわけじゃないよ?ただ、やすくておいしいたこやきがたべたいだけ」

エレン「そうか・・・しかし、ないものはしょうがないんじゃないか?」

転校生「さがせるならさがしにいってもいいんだけど、だれかといっしょじゃないといけないのがなぁ」

エレン「ふむ・・・なら、自分で作ればいいんじゃないか?」

転校生「・・・そうだね!」

転校生「ないならつくればいいんだ!えっちゃん、でんきやさんいこ!」

エレン「電気屋?」

転校生「たこやきき、かうよ!」

~どれを選ぶか~

メアリー「んで、こんなとこに来てるってわけか」

月詠「なんでツク達までかりだしてんのよ。一人で行きゃいいじゃない」

エレン「家電についてはあまりわからないからな。どれを選んだらいいものか・・・」

浅梨「転校生くん!あったよ!これこれ!」

転校生「ほんと?」

浅梨「自動返し機能付きだって!」

転校生「じゃどーだよ!タイミングはじぶんでみきわめるもの!」クワッ!

転校生「それに、せっかくだし、たきのーのやつがいいな。おこのみとかもやけるし」

月詠「じゃあホットプレートとか探せばいいの?」

転校生「それ!」

エレン「なるほど・・・これか?」

転校生「それ、がすのやつだね。そっちでもいいけど、でんきのやつつかいたいかなぁ」

エレン「そうなのか?」

メアリー「にしても、いろいろあんだなぁ。てか、鉄板だけ買って、来栖使えば解決じゃねぇか」

転校生「がくえんないでのまほーのしよーはきんしです!」ピッピー

月詠「あっ、あった!これでしょ!」

転校生「・・・これ!これだ!おうちにあるのににてる!たぶんこれ!ぽんつくすごい!」

月詠「ふっふーん!ツクの手にかかれば?ま?これくらい余裕だけど?」

エレン「あまり調子に乗るなよ守谷」

メアリー「調子乗ってるとぶっとばすぞ」

浅梨「運は実力に入りませんよ?」

月詠「あんたらツクのこと嫌いなの?」

~ここでぐらいは~

「9698円になります」

月詠「・・・まあ、それなりにかかるわよね」

エレン「カードは使えるか?」

月詠「え?エレンが買うの?」

エレン「この値段の商品を買わせるわけにもいかないだろう」

転校生「うのさんとおはなししてゆきちさんもってきたよ?」

エレン「その金は自分で使え。これくらいは出してやる」

浅梨「じゃあ私も欲しいです!」

メアリー「自分で買え」

浅梨「後輩差別はんたーい!」ブーブー

転校生「えっちゃん、ありがと!」

エレン「なに、あとで私にも食わせてくれればいいさ。楽しみにしているぞ」

転校生「わかった!ほんきだす!」

月詠「今までのは本気出してなかったの!?」

~材料集め~

一時帰宅後、材料を買いにきました

※精鋭部隊は訓練のため離脱しました

あやせ「たこ焼きですか~、いいですね~、タコパとかもちょっとしてみたいな~って思ってたりしたんですよ~」

エミリア「タコパ・・・とは?」

転校生「たこやきぱーてぃーだね。みんなでたこやきをつくるんだよ」

転校生「たこだけじゃなくて、こんにゃくとか、いかとか、ちくわとかいれたりしてね」

あやせ「中にチーズを入れたりとか・・・蟹も合いそうですね~」

シャルロット「まあ、それは楽しそうですね。でも、わたくしはたこ焼きを作った経験がないのですが、大丈夫なのでしょうか?」

転校生「かんたんだからすぐおぼえれるよ!」

エミリア「そういえば、たこ焼きってたしか兵庫の方に有名なのがありましたよね?」

転校生「あれは、たこやきじゃなくてあかしやきだから。べつものだから」

エミリア「そ、そうなんですか?(ちょっと気迫が・・・)」

あやせ「向こうでは玉子焼きって言うんでしたっけ?」

転校生「そうそう。かぞくでたまにたべにいってたの。なまえは、えっと・・・『ふなまち』、だったかな?ちょっとまえからざっしにものってるらしいよ」

エミリア「へ~。機会があれば行ってみたいなぁ」

転校生「そのときはあんないするね!」

エミリア(でも、タコっていわゆる、あれですよね?デビルフィッシュですよね?少し抵抗が・・・)

あやせ「あったあった、これね。ど・れ・が・い・い・か・し・ら~」

シャルロット(うっ、見た目が少し・・・いえ、これもまた試練・・・)

転校生「ぼく、ほかのやつあつめてくるね。タコはよろしく!」

エミリア「わ、私もそっちに!一緒に見ます!」

シャルロット(しまった!先に行かれては、わたくしはここに残るしかない!・・・くっ、策士ですね、エミリアさん)

エミリア(勝負の世界は非情なんです!)

~置き場所~

ミナ「卯衣ー、入るぞー」

卯衣「いらっしゃい。何か用かしら」

恋「転校生がここに何か運んでおったのを見ての。少し気になったんじゃ」

卯衣「ああ、これね。ホットプレート」

心「ホットプレート・・・ですか?焼肉でもするんでしょうか?」

梓「たこ焼きのためらしいッスよ。精鋭部隊の人たち引き連れて家電量販店に行ってたッス」

心「ごめんなさいごめんなさい!不確かな推量で恥をさらしてしまってすいません!」

ミナ「にしても、サーヴァントの私物が・・・多いな」

恋「専用のおもちゃ箱があるぐらいじゃ。段ボールの」

卯衣「たまによくわからないものが置いてあるから、興味深いわ。これとか」

梓「これは・・・知恵の輪ッスね。ほら、名前の通り知恵を働かせて外す奴ッスよ」

卯衣「そうなの?」

心「これって結構難しいんですよね」ガチャガチャ

卯衣「・・・こうかしら」ブチッ

ミナ「あ」

恋「壊してどうする!」

梓「やべー、仮にも金属の輪なのに素手で引きちぎるとかやべー」

心「ど、どどどどうしましょう!?これさすがに元に戻せませんよ!?」

卯衣「金属だから、溶かしてくっつければいいと思う」

ミナ「それだ!」

恋「あほう。それでうまくいくなら世の中困っとらんわ」

梓「新しいの買いなおした方が早いッスよ。これくらいなら100均で売ってると思うんで、自分急いで行ってくるッス!」

卯衣「ごめんなさい、私のせいで」

恋「今度から力加減を覚えような。知恵の輪なのに力で外しては意味がないぞ」

~方言萌え~

転校生「もしもし、おかあさん?」

萌木(あ、転校生くん。お母さんと電話中?)

転校生「うん、あのな、たこやきのきじやねんけどな?どんなかんじでつくっとん?」

萌木(!?)

転校生「ざいりょーはかってん。やけど、どんくらいまぜとんかわからんねん」

転校生「えっと、たこやきこと、だしを?ふんふん、けずりぶしはきじにまぜこむねんな」

転校生「ねぎ?たぶんだいじょうぶ。みんなそんなきらいなひとおらへんわ」

転校生「たこぱするなららくなほうがいいよな、うん。じゃあそれもきざんでいれとくわ」

転校生「べにしょうがは、いらん。きらいやもん。だしにもつけるし、いいって。うん、わかった、ありがとう」

転校生「だいじょうぶやって。みんなやさしいし。ともだちもちゃんとおるで。ほら、まえふーちゃんのこととかゆったやん」

転校生「うん、うん。それじゃあ、またれんらくするから」

転校生「・・・ふぅ、よし、それじゃあ早速・・・あれ?もえちゃん?」

萌木「てて、転校生くん、今のはもし、もしかして・・・」

転校生「え?」

萌木「も、もっと!もっと聞かせてもらえますか!?」

転校生「え!?え!?」

萌木「関西弁だよね!まさか転校生くんがそうなんて・・・か、感激ですぅ!」

転校生「え、えっと・・・」

萌木「関西弁だけど、大阪のとはちょっと違う感じ・・・でも京都でもないよね?もしかして、神戸とかそのあたり?」

転校生「そ、そうだけど・・・」

萌木「本当にお茶をしばくとか言うんですか!?」

転校生「え、えっと、きかないよ?あんなのてれびだけ」

萌木「じゃ、じゃあ、たこ焼き器が家にあったり!?」

転校生「え!?あれってふつうにないの!?」

萌木「北と南は山側と海側なんですよね!?」

転校生「そうだよね?あ、でもさいたまにはうみがないや」

萌木「わぁ!本当の神戸の人ですぅ!」

転校生「もえちゃん、どうしたの!?」

萌木「よかったら私の部屋でお話しませんか!?もっと方言とか地元トークが聞きたいですぅ!」

転校生「ほ、ほんとにもえちゃんなの?あたまうった?」

萌木「どうして標準語で喋るんですか!?関西弁でしゃべった方が萌えるのに!」

転校生「も、もえ?」

萌木「さぁ、さぁ!早く部屋に!大阪弁神戸弁京都弁の違いとか、語り明かしましょう!」

転校生「た、たすけてー!だれかー!ふーちゃーん!えっちゃーん!さっちゃーん!」

この後通りすがりの前日仮面に助けられました

~準備完了~

転校生「きじはできた、ぐざいもちゃんとある、そーすもかった、マヨとあおさもわすれてない」

転校生「あと、だしもつくった・・・あれもよーいした・・・よし!」

転校生「さあ、たこやきぱーてぃーのかいしだ!」

・・・

転校生「それじゃ、きじながすねー」

シャルロット「生地が型からはみ出てますが、大丈夫なのでしょうか?」

転校生「どうせまきこんでつっこむからいっしょだよ。てか、これのやけぐあいでひっくりかえすときもわかるし」

浅梨「なるほど、薄いから表面が固まるタイミングがわかりやすいですもんね」

あやせ「なにをいれようかしら・・・やっぱり最初は王道のタコ?それともこのカニさん?うーん、迷っちゃいます~」

エミリア「ほ、ほんとに食べるんだ・・・だ、大丈夫、なんですよね?」

メアリー「戦場に行ったらそんな甘いことは言えねーぜ?食えるもんは草でも虫でも食う時あるしな」

月詠「や、やめてよ、ご飯中なのに気持ち悪いじゃない」

エレン「エスカルゴとかは日本でも食べるんじゃないのか?あれもカタツムリだから虫に入らないか?」

浅梨「デンデンムシって言いますもんね」

月詠「それを言われると、うーん・・・」

シャルロット「たしかコチニール色素という着色料は、カイガラムシからとっている天然着色料だとか」

月詠「えっ、マジで?」

転校生「そろそろかな・・・うん、おっけー。ひっくりかえすよー」

あやせ「竹串で、くるくるーっと・・・あら?」

エミリア「あれ?全然か、空回りしちゃう?」

転校生「くるくるー♪」

メアリー「簡単そうに見えるぜ?どれ、ちょっと貸してみろよ・・・あれ?」

転校生「ひっくりかえすんだからよこだけじゃなくてうえにもひっぱらないとだめだよー」

エミリア「あっ、そっか」

エレン「回転させることで距離を稼ぎ、生地への負担を少なくしつつ上方へと引けるわけか」

メアリー「つまり、こういうことか!・・・あっ、ちぎれた」

月詠「で、できたわ!見なさい!やっぱりツクは優秀なのよ!」

メアリー「チッ、待ってろ、こんくらいすぐにやってやらぁ!」

~出汁とソースで~

あやせ「んー、おいひいわ~」

エミリア「これは大丈夫これは大丈夫・・・いざ!」

エミリア「・・・あれ?美味しい?」

シャルロット「デビルフィッシュといえども、見た目を度外視すればいいものですね」

月詠「やっぱソースとマヨネーズよね!これが最強!」

浅梨「出汁に浸してもおいしいですよね」

メアリー「なんだよ、この出汁?薄すぎじゃねーの?もっと濃いのもってこいよ」

エレン「そうか?これくらいでいいと思うが」

あやせ「って、あら?あらあら?転校生くん、それ・・・」

転校生「うん?これ?」

月詠「あんた、出汁に浸したたこ焼きにソース掛けるって、ばっかじゃないの?」

転校生「ええー、おいしいんだよ?いえじゃみんなやってたし」

浅梨「ちょっと試してみよっと・・・あ、案外いけるかも」

月詠「ほ、ほんと?二人してツクを騙そうとしてない?」

転校生「たべてみる?はい、あーん」

月詠「あ、あーん、んっ・・・あれ?意外といけるじゃなーい!」

エミリア「次は私もやってみようかな?」

あやせ「次は何を入れようかしら~。こんにゃくとか、チーズとか・・・」

転校生「これにはさんでもおいしいよ!えびせん!」

シャルロット「たこ焼きなのに、えび?」

月詠「さっきからカニとかイカとかも入れてるじゃない。今更でしょ?」

転校生「あっ、そうだ。はい、めありー、これ。おしょーゆとか、しおとか、だしのもととか。これでこくできるよ」

メアリー「おっ、気が利くじゃねーかよ。んじゃ、片っ端から全部突っ込んで・・・」

エレン「・・・ほどほどにな」

~たこ焼きの後に~

メアリー「ふぅ、食った食った」

浅梨「生地、全部使いきっちゃいましたね」

転校生「のこったのをやいてれいとーして、またたべようとおもってたのに・・・」

あやせ「まあ、この人数だし、ね?」

エレン「では、片づけをするか。転校生はゆっくりしていてくれ」

転校生「あっ、まって。ちょっとかるくふいててもらっていい?てんかすとかののこりとかとっといて」

エミリア「?」

・・・

転校生「じゃじゃーん」

月詠「え、まだ生地あるの?流石にはいらないわよ」

転校生「ふっふっふ・・・これはべつのやつだよ。でざーともつくりたいなって」

シャルロット「デザート、ですか?」

転校生「ホットケーキみたいなかんじのやつだよー」

浅梨「あっ、もしかして、ベビーカステラですか?」

転校生「ピンポンピンポーン!じゃ、やくよー」

あやせ「あらあら、甘いいいにおいがして・・・もう、こんなの食べたら牛さんになっちゃいます~」

月詠(今でも牛みたいでしょうが!憎たらしいものぶらさげて!)

シャルロット「暴食は罪、ですがスイーツは別腹です。暴食にはなりません」

エミリア「そうですね!」

メアリー「なんだよその謎理論」

月詠「明日は晩御飯を抜く明日はお昼を控えめにする明日はいつもより動く・・・よし、ツクも食べるわよ!」

転校生「しろっぷをなかにいれてやいたり、やくときにまぜたりしてもいいし、あいすといっしょにたべてもおいしいよ」

浅梨「おいしそうです!」

あやせ「うう、女の敵ね。でも食べちゃう!だって、女の子だもん!」

転校生「さ、めしあがれー!」

~非参加の人たち~

アイラ「はぁ・・・妾もたこ焼き食いたかったの・・・」

結希「行けばよかったじゃない」

アイラ「シャルロットのやつがいたんじゃ、出ていけんわ」

結希「そうかしら。案外大丈夫な気もするけどね」

アイラ「で、お主はさっきから何を食べておる」

結希「転校生くんが差し入れにくれたたこ焼きよ」

アイラ「・・・妾にもよこせ!」

・・・

風子「んー、もうこんな時間ですか・・・」

風子「どーしてもやることがおーくて、遅くなっちゃいますね」

風子「さて、と。せっかく作ってくれたものですし、いただきますか」

風子「・・・おいし♪」

・・・

ありす「べび・・・かすてら・・・」

クレプリ「わざわざ届けてくれたなー。人が多くて参加渋ったってのに」

ありす「・・・たこゃ・・・の、におぃが・・・」

クレプリ「たこ焼き焼いたやつそのまま使ったのか?まあ、向こうはたこ焼き食ってるから気にならないのかもしれんが」

ありす「・・・かすてらのあじ、と・・・たこ焼きの、においが、まざって・・・」

クレプリ「やっぱ現地で食べるべきだな、うん」

~破壊神降臨~

―後日―

ましろ「冷やし出汁たこ焼きもなかなかおいしいですよ。この出汁氷のおかげで味も薄まりませんし。味な真似をしてくれますね・・・ふふ」

小蓮「明鈴!さっきから食べ過ぎネ!ちょっとは焼くヨロシ!」

明鈴「ボクは食べる専門アルよ~」

花梨「オラがどんどん焼いていくすけな、小蓮も食ってけろじゃ」

レナ「うまうま♪」

さら「たこ焼きおいしいですぅ!」

秋穂「転校生くんが!私のために!焼いてくれたたこ焼き!ぬ」

ノエル「言わせねーよ。・・・お姉ちゃん、これで釣れないかなぁ」

ありす「・・・♪」

転校生「まだまだあるからねー」

「すいません、おくれました!タコパ会場はここですよね?」

転校生「うん、あってる・・・よ・・・」

智花「一回やってみたかったんですよ!」

怜「すまない・・・私たちには、止められなかった・・・」

夏海「ごめんなさい、ごめんなさい・・・」

みちる「これが、ロシアンたこ焼きってやつなのかな・・・」

ノエル「そっちはもっと確率低いから!」

ましろ「十中八九はあたりですね。中破はすまないと思います・・・ふふ」

智花「私にもたこ焼き、焼かせてくださいね!」

今日はここまで!智花をオチに使ってごめんなさい。概要のとこに『・智花は犯人』って入れとけばよかった。
とある5コマ漫画を見て書きたくなりました。
神戸焼き(たこ焼きを出しにつけてソースをかけるやつ)って神戸でも兵庫区長田区とかで食べられてるとか。
子供のころは近所に5個百円で食えるたこ焼きがあって、小学生の頃はたまに食べに行ってた記憶があります。
『ふなまち』は幼いころから何度も行っていて、昔は今ほど行列はなかったんですが、あそこのおばあちゃんがお亡くなりになってから雑誌とかに載りだして、ホームページとか出来ちゃうし・・・
でも好きだから食べる。並んででも食べる。
次回は邂逅の物語・・・ですが、ちょっと研究時間をください。ありすで小ネタを書きますから。
ありすありあり(合言葉)

~おまけ~
三宮か、元町あたりで見つけたやつです。



http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira121423.jpg



おわかりいただけただろうか?

~例えばこんな未来~

転校生(8)「はぁ・・・」

ありす(15)「どうしたの?転校生くん」

転校生「ふうちゃん、卒業しちゃったんだなーって。登校してこないの見たら、そう思っちゃって」

ありす「そうだね・・・ずっと一緒だったもんね、転校生くんと、風子さん」

転校生「ありすちゃんは、まださきだよね?」

ありす「私はあと3年かな。・・・時間停止のこともあって、長かったもんね、みんな」

ありす「だから、あっけなく感じちゃうんじゃないかな。私は、時間停止のことに全然気づかなかったから実感ないんだけど・・・」

転校生「気付いてる方が少ないんだから、当たり前だよ。僕は精神年齢は二けただもんね」

ありす「・・・そうかなぁ?」

クレプリ「あんまし変わってねーぞ、少年」

転校生「えー、これでも結構落ち着いたって言われるよ?」

クレプリ「誰に?」

転校生「イヴ」

ありす「冬樹さんはむしろ向こうが変わったと思うけどなぁ・・・」

クレプリ「なんでああなっちまったんだろうなぁ・・・なんで『瑠璃川化』しちまったんだ・・・」

転校生「ほら、あれだよ。いままで押さえつけてきたものがゴムみたいにびよーんと」

ありす「反動かぁ・・・」

~そろそろ授業~

転校生「あっ、チャイムなったよ」

ありす「あー、授業かー。転校生くんは今日もアイラさんたちに?」

転校生「うん。勉強教えてもらうよ。グリモアには初等部がないからね」

ありす「あーあ、私も授業免除だったらよかったのに・・・なんてね、私の成績じゃ無理だよねー」

転校生「それじゃあ、またあとでね」

ありす「うん、またあとで」

・・・

ありす(水無月さんから直々に転校生くんを任されたから、ちゃんとしなきゃって思うけど・・・)

ありす(なにからやればいいんだろ。料理も掃除も洗濯も全部転校生くん、一人でやっちゃうしなぁ)

ありす(ていうか、割と転校生くんって何でもできる気がする。・・・あれ?私いらなくない?)

ありす(まあ、風子さんみたいに母親はできないけど、お姉ちゃんならできるかな)

ありす(とりあえずは頼ってもらえる姉を目指して、頑張ろう)

~放課後~

ありす「転校生くん、お待たせ」

転校生「待ったよー」

クレプリ「そこは待ってないっていうとこだろ」

転校生「ありすちゃん相手にそんな気遣いいらないかなって」

ありす「こら、親しき中にも礼儀あり、だよ。まあ、待たせちゃった私が悪いんだけど・・・」

転校生「あとでアイス買ってもらうからいいよー」

ありす「確定事項なんだ・・・まあいいけど」

ありす「それじゃ、街に行こっか」

転校生「はーい」

・・・

ありす「ふぅ、ちょっといろいろ買いすぎちゃったかな」

転校生「アイスおいしかったー」

ありす「エミリアさんからあらかじめ情報をもらってたから。あの人、風飛のおいしいスイーツを知り尽くしてるからね」

転校生「で、体重計とにらめっこ」

ありす「それは言わない約束だよ。特に本人の前ではね」

転校生「はーい。・・・また、連れてってね!」

ありす「うん、また、時間がある時にね。私は基本暇だけど」

転校生「ちゃんと手芸部の方にも行かなきゃだめだよー?」

ありす「気が向いたらねー。今は弟の世話の方で手がいっぱいだから」

転校生「手がかからない子供と評価されてます」フンス

ありす「ダウト。未だに結希さんが段ボール作りに励んでいるのは誰の催促のせいでしょうか?」

転校生「それは・・・ぼっくでーす!」

ありす「ほら。生活上では手がかからなくてもその他ではものすごく手がかかる子なのですよ、あなたは」

転校生「反省も後悔もしていない!」キリッ

ありす「はいはい、早く寮までもどるよ」

転校生「はーい」

そんな日常の繰り返し

今日は短いけどここまで!ありすと未来シリーズはちょくちょくやるかも。
本編だと年齢が足踏みしたまま進まないから、こういう時でもないと成長した転校生くんが書けないんだよね。
まどマギは研究した結果、ほむらはまどかのパンツを食べない、被らない、嗅がないということがわかりました。
QBは変態じゃない、マミさんは強い、杏子はあんこじゃない、さやかちゃんは可愛い女の子ですね。
弟もちのまどかは転校生の扱いがうまそう。たっくんは転校生より年下だけど。
WATASHI HA HOMU HOMU HA DESU!!
ありすありあり(合言葉)

~みゅーのたんじょーび~

―用具小屋―

自由「あ、て、転校生くん!助けてっす!お嬢と刀子先輩に襲われるー!」

転校生「みゅー?」

姫「自由、往生際が悪いですわよ」

刀子「諦めろ。転校生が何の用もなくこんなところにいるはずがないだろう」

自由「そ、そんな・・・まさか・・・」

転校生「えへ」ニコッ

自由「お、お菓子!好きなだけ買ってあげるっすから!あとゲームも!おもちゃも!望むままに!」

転校生「やだなー、ぼくはみゅーのたんじょーびのおいわいしにきたんだよ?」

転校生「たんじょーびなのにもらっちゃだめじゃん」

自由「じゃ、じゃあ誕生日プレゼントってことで助けてください!」

姫「だ、そうですけど、転校生さん?」

転校生「・・・うん!」

自由「!」パァッ

転校生「それむり♪」

自由「」

刀子「では、脱げ。さっさとつけるぞ」

姫「転校生さん、自由をしっかり押さえていてくださいね」

転校生「はーい。みゅー、ここにみゅーのめいんろむがはいったげーむきがあります」

自由「えっ、ま、まさか」

転校生「そしてここにばけついっぱいのみずがあります」

自由「そ、それだけは!それだけは勘弁を!」

転校生「じゃあ、わかってるよね?」ニコッ

姫「では刀子、背中に足をつけて、一思いに・・・行きますよ、自由!」

自由「やめやめやめ!」

姫「それっ!」

刀子「はぁっ!」

自由「ひぎっ!ちょ、きつい!締めすぎ!」

転校生「あはははは、みゅー、がんばれー!」

・・・

自由「うう・・・」

紗妃「どうしました?小鳥遊さん。顔色が優れないようですが」

自由「転校生くん、鬼畜すぎっす・・・」

紗妃「え?」

自由「あんなことされたら、逆らえるわけないじゃないっすか・・・もうやられる一方で」

紗妃「え?え?・・・え?て、転校生さん!?何をしたんですか!?ば、バラ園に行かなくては!」

自由「なんで誕生日なのにこんな目に合うんすかね・・・あれ?今誰かいたような・・・」

~ケ~

兎ノ助「おーい!早く帰れよー!申請出さずに居残りは校則違反だぞー!」

ゆかり「あー忙し忙し!みんな、もう怪我はないわね?」

月詠「怪我はないけど、これ明日筋肉痛だわ・・・体ガタガタ・・・」

月詠「ゆかりはよくそんなに動けるわね」

ゆかり「保健委員はけが人が出ると元気が出るの」

月詠「なにそれ・・・」

転校生「みんなおつかれさまー。はい、どりんくだよ」

月詠「助かるわー。んぐんぐんぐ・・・」

ゆかり「転校生くんも、お手伝いありがとね」

転校生「ぽんつくとかほっといたらたおれちゃいそうだし、これくらいはね」

月詠「それどういう意味よ!・・・ってか、ツッコんだ方がいいの?その服装」

[チアガール]転校生「このはが、これきておーえんほしいっていってたから」

ゆかり「あ、あはは・・・白藤さん・・・。ていうか、いろいろ持ってるんだね」

転校生「れいぞーまきなくんと、あなほりまきなくんと、おりょーりまきなくん2ごーと、かみこっぷと、てーぴんぐてーぷと。ぼーるぺんと・・・」

転校生「あと、ゆきちゃんがしゅーりしたから、はっちゃんにわたしてっていってたじんらいえすぴー!」

月詠「あんたは何を目指してるのよ・・・」

怜「智花たちはそろそろ帰るのか?」

智花「うん。明日も早いしね」

夏海「はぁ・・・今日の戦闘訓練もきつかったわ。お風呂はいろ・・・」

~ハレ~

―???―

智花「・・・あ、あれ?」

智花「ここどこ?みんなは?」

智花「おーい!みんなーっ!」

段ボール(だんぼーるが、へんなとこにはさまって、うごけない・・・ぼーおんにしてもらったからこえもとどかないし・・・)

ゆかり「南さん!」

智花「あっ!椎名さん!よかった、すぐそばにいたんだ・・・」

ゆかり「やっぱりみんなははぐれちゃったのね・・・私の側にもいなかったわ」

ゆかり「それにしてもここ・・・グリモアなの?」

智花「わかりません・・・あたりが全然見えないし・・・」

ゆかり「もしかしたら霧が侵食してきたのかも。南さん、変身しましょう」

智花「は、はい!」

智花「・・・魔物がどこかにいる・・・?」

???「動かないで!」

智花「っ!?」

ゆかり「誰!?」

マミ「・・・ま、魔法少女・・・?」

まどか「そんな・・・私たちの他にもいたなんて・・・」

段ボール(だれかたすけてー)

~救出作戦~

智花「あ、椎名さん、あの段ボールって・・・」

ゆかり「ああ、転校生くんか。ごめんなさい、ちょっと待ってね」

マミ「え、ええ・・・」

智花「ふんぬぬぬぬぬぬ・・・・だ、だめです、動きません・・・」

ゆかり「また変なとこに挟まってるのね・・・こっちの方を何とか出来ないのかしら」

まどか「えっと・・・手伝おうか?あんまりわからないけど・・・」

智花「いいんですか?それじゃあ、ちょっとこれを取り出したいので・・・」

・・・

転校生「ぷはーっ!だっしゅつせーこー!」

まどか「中から女の子が!?」

マミ「それも、コスプレ中・・・なのかしら」

智花「コスプレというかなんというか」

ゆかり「ある人間の煩悩が暴走した結果の産物?」

転校生「しつれーな!ぼくはおとこのこだぞ!」

まどか「こんなにかわいい子が?・・・ほんとかなぁ」

転校生「ほんとーだってば!ぬげばわかる?」

マミ「そ、そこまでしなくてもいいわ!だいじょうぶだから、あなたは男の子、そうなのね?」

転校生「そーだよ!」

智花(転校生くん、ときどき強硬手段に出るよね・・・)

~インキューベーター~

智花「あなたたちも魔法使いなんだね。じゃあここは・・・霧の魔物が出たの?」

マミ「あなたたちもキュウべぇと契約して、魔法少女になったのね」

まどか「教えてくれれば勘違いしなかったのに。そっちの男の子は巻き込まれたのかな?」

転校生「ぼくもまほーつかいだよ?まほーはぜんぜんだめだけど」

マミ「・・・男の魔法少女・・・?キュウべぇ、そんな人、いるの?」

転校生(あさりん・・・)

ゆかり「きゅうべぇ・・・?」

QB「僕は契約してないよ。その証拠に、彼らはソウルジェムを持ってないはずだ」

智花「わっ!喋った!」

転校生「・・・!」

まどか「ソウルジェムを持ってない・・・そんな魔法少女がいるの?」

QB「僕と契約した魔法少女にはソウルジェムが与えられる」

QB「だから、少なくとも君たちが知っている魔法少女とは異なるね」

ゆかり「ちょ、ちょっと待って。なにがなんだかわからないけど・・・」

ゆかり「霧の魔物が出てるなら、早く倒さないと」

QB「霧の魔物ってなんだい?」

ゆかり「え・・・・・・・・・・・・?」

まどか「私たちが倒すのは【魔女】だよ。魔女を倒して、この結界を解くの」

智花「・・・え、ええと・・・どうなってるんだろ・・・」

QB「マミ。まどか。とりあえず、結界の外に行こう」

QB「この子たちは魔女じゃない。それは僕が保証するよ」

マミ「そうね。魔女のことをよく知らないなら、このまま連れて行くのも危険だし・・・」

マミ「キュウべぇがそういうなら、危険はないと思うわ、鹿目さん」

まどか「うん。それじゃあ、道はこっちだよ」

智花「・・・し、椎名さん。どうしましょう・・・」

ゆかり「あの年頃の子たちが覚醒したなら、グリモアにいないとおかしいわね」

ゆかり「何か変ね・・・でも敵意はないみたいだし・・・」

QB「・・・・・・・・・・・・」

ゆかり「あなたも気になるわね。兎ノ助みたいなものかしら?」

QB「僕の知ってるプロセスとは異なる手段で魔法を使うようになったみたいだね」

QB「とても興味深いよ。話を聞かせてくれ」

転校生「・・・」キュッ

智花「あれ?転校生くん、どうしたの?手なんか握って。・・・ああ、迷子にならないように?」

転校生「・・・ぼく、あのしろいの、にがて」

智花「そんなに怖いかなぁ・・・?」

転校生「・・・」

~声が似てる人~

夏海「もーっ!ここどこなのよ!ほんと、わけわかんないわ!」

月詠「訓練後で疲れてるのに、なんでこんな目に・・・」

夏海「はぁーっ、悲観してても仕方ないし、多分一緒に来てるであろう智花たちを探しましょ」

月詠「転校生がいれば魔力も補給できるから、そっちを最優先にしておきたいわね」

???「おい、そこのやつら。動くな。妙な真似したらすぐに」

???「ちょっと!ストップストップ!いきなりそんな態度じゃだめでしょ!」

夏海「怜!?・・・じゃない?」

さやか「ほら、向こうも喋れる、こっちも喋れる!とりあえず話を・・・」

月詠「・・・確かに、怜みたいな声ね。アンタたち、誰?」

杏子「ああ?そりゃこっちのセリフだよ。お前たち、何もんだ」

夏海「なにもんって聞かれても・・・魔法使いとしか言いようがないわよ」

杏子「んじゃ、ソウルジェム見せてみな。魔法少女なら持ってるだろ?」

さやか「そんな喧嘩腰に言わなくても・・・」

月詠「そうるじぇむって、なに?」

杏子「はぁ?・・・やっぱりこいつら、魔女かその手下だな」

さやか「ちょ、ちょっとまってよ!まだそうとは決まったわけじゃないじゃん!」

夏海「い、いったい何なのよーっ!」

~異世界~

転校生「ちがうせかいかぁ・・・」キョロキョロ

まどか「どうしたの?そんなにキョロキョロして。珍しいものでもあった?」

転校生「なんていうか・・・すごいなぁって」

マミ「あなたほどじゃないと思うんだけど」

転校生「え?」フヨフヨ

マミ「空を飛ぶ段ボールなんて初めて見たわ。どういう原理で飛んでいるの?やっぱり魔法?」

転校生「ぼくはまほーっていってもらいたーのひがせーいっぱいだから、ちがうよ?でも、まどーかがくっていってたようなきがする」

まどか「うーん、よくわからないなぁ。そっちの世界では、魔法が一般的なんだね」

転校生「まほうつかいはふつーにいるし、みんなしってるからね」

転校生「ぼくはこう、まりょくをびびびーっておくるだけだから、あんまりふつーのひととかわんないかも」

マミ「魔力を・・・送る、ですって?」

まどか「それって、私たちにもできるの?」

転校生「やってみる?うけとるってきもちがあればもらえるらしいけど」

マミ「私が試してみるわ。後輩に危ないかもしれないことをやらせるわけにはいかないし」

まどか「えっと、じゃあ、よろしくおねがいします」

転校生「あぶなくない・・・はずだから、あんしんしてね!」

・・・

マミ「うーん、ソウルジェムに変化はない・・・ということは、やっぱり根本から違うんでしょうね」

転校生「おやくにたてなくてもーしわけない」

まどか「ううん、いいよ。それにしても、こんな小さいのに戦ってるなんて・・・すごいなぁ」

転校生「みんなといっしょだから」

マミ「皆と一緒に、か。いいことよね」

~恒例のやつ~

まどか「これで全員なの?」

智花「うん。あの時いたのはこれだけだったはずだから・・・」

兎ノ助「他に巻き込まれてたら探しようがないが、まぁ大丈夫だろ」

ゆかり「一応そのことも念頭に置いておかないとね」

マミ「ええ。こっちでもあなたたちみたいな人がいないか注意して進んでみるわ」

転校生「まみちゃん、かなちゃん、ありがとっ!」

マミ「まみちゃん・・・は私よね」

まどか「えっと、かなちゃん?」

智花「転校生くん、人のことをあだ名で呼ぶのが好きなんです。カナメさんだから、かなちゃんになったのかと」

まどか「まさか名字の方をいじられるとは思わなかったから、ちょっとびっくりしただけ」

さやか「それじゃあ、少年、このさやかちゃんにもスペシャルなあだ名をつけるのだ!」

転校生「す、すぺしゃる?えっと・・・みっk」

さやか「それはだめ。夢の国に怒られるからだめ。あそこは喧嘩売っちゃダメ」

転校生「えー、じゃあさやちゃんでいいや」

さやか「なんか妥協された感があるけど、それでいいよ。さっきのよりは断然いい」

夏海「こっちの赤いのは?」

杏子「お前喧嘩売ってんのか?」

転校生「あんこ!」

杏子「なんでだよ!」

転校生「ぼくしってるもんね!『杏』ってあんずってよむんだよ!」

さやか「ああー、なっとくだわー。よかったね、あんこちゃん」

夏海「よかったじゃんあんこ」

杏子「きょ・う・こ!だっての!」

月詠「たまにひどいのつけられることもあるからね、転校生。あんこなんてまだましな方よ?」

転校生「ぽんつく、ひどいよー」

月詠「どっちがよ!」

杏子「・・・あんこはマシなのか?」

さやか「みたいだねー・・・あはは」

~やめて~

まどか「あっ、せっかくだから、ほむらちゃんにもつけてあげてよ」

ほむら「まどか、私は別になれ合うつもりは・・・」

転校生「よろしくね、ほっしゃん!」
ほむら「まって」

ほむら「待って、そのどこかのお笑い芸人みたいな呼び方はやめてちょうだい」

さやか「ほ、ほっしゃ・・・」プルプル

杏子「ほっしゃんって、あれだよな?うどんを鼻から吸って口から出すあれ」プルプル

まどか「ほ、ほむらちゃ・・・い、いいとおもう・・・よ・・・」

ほむら「まって、このままこれが定着するのは気に食わないわ。変更しなさい」

転校生「えー、ほっしゃんでいいじゃん」

ほむら「よくないわ」

さやか「まあまあ、子供の言うことだしいいんじゃない?ほっしゃん」

杏子「そうだよ、子供の言うことじゃねーか。こんくらいほっとけって、ほっしゃん」

まどか「ほむ・・・じゃなかった、ほっしゃん。これくらい許してあげよ?ね?」

ほむら「断じて!認めないわ!早く、早く変えなさい!」

転校生「にげろー!」ピュー

怜「ああ、空に逃げられてしまったか」

ほむら「くっ、逃がさない!」ザ・ワールド!

~ありのままに今起こったことを(ry~

ほむら「捕まえたわ」

転校生「あ、あれ?い、いつのまに?」

ほむら「早く変えなさい。命を失ってまで頑なになる必要はないでしょう?」ジャコッ

転校生「でも、むこうにはほむほむがいるしなぁ」

ほむら「私の苗字は暁美よ。これでいいでしょ」

転校生「しょうがないなぁ、みほちゃんでいい?」

さやか「あけ『みほ』むらだから・・・また微妙なとこからとったなぁ」

ほむら「・・・それでいいわ。次はないわよ」

杏子(次って・・・あだ名つけられる機会なんてそうそうないんじゃねーの?)

さやか(今度学校で呼んでやろーっと)

兎ノ助「あいつ、クールだと思ってたんだが案外子供っぽいとこあるんだな」

QB「わけがわからないよ。どうして人間は呼称なんかにこだわるんだい?」

マミ「・・・・・・」

マミ(私も、名前じゃなくてあだ名で呼んでほしかったなぁ・・・)

~時よ止まれ~

転校生「ていうか、みほちゃんのさっきの・・・」

転校生「ときとめ、だよね。ちょうすぴーどとかさいみんじゅつだとかそんなちゃちなもんじゃだんじてなかったもん」

夏海「時止め?・・・ってなにそれ!最強じゃん!ザ・ワールドじゃん!」

転校生「でも、ときとめだけじゃたたかえないよ?」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

杏子「ロッソ・ファンタズマ!」

転校生「・・・こっちのこは、あんまりいっぱいまほうがつかえるわけじゃなさそーだし」

転校生「さっきのてっぽーも、たぶんほんものだったし」

夏海「ってことはあいつ、5歳児相手に銃口向けてたってこと?趣味わる~」

ほむら「誰の趣味が悪いって?」

夏海「うわ、出た!」

まどか「ほむらちゃん、さっきのはほむらちゃんも悪かったし、ね?」

ほむら「まどか・・・しかたないわね」

夏海「はぁー、こわー。迂闊に弄るもんじゃないわねぇ」

転校生「なっちゃんってだいたいこんなかんじだよね」

夏海「それは言わないで・・・」

~歪み~

転校生「・・・?」

智花「どうしたの?・・・あ、なんだか、このあたり、変?」

まどか「結界の中はどこも変だよ、でも・・・確かに変かも・・・」

まどか「なんだろ、景色が歪んでるみたい」

QB「きっとここだ。ここを通って風飛から見滝原に迷い込んだんだ」

QB「まどか。君たちは近寄ったらダメだよ」

ゆかり「あの歪みの向こうに行けば、風飛に変えることができるの?」

QB「確証はないけどね。でも確かにいつもの結界とは違う」

QB「逆に言うと、正常な結界の中には君たちの帰り道はないだろう」

マミ「・・・なんだか、不安になる言い方ね」

QB「他の世界から人が来ること自体が初めてなんだ。仕方ないね」

月詠「・・・てことみたいよ」

杏子「ふーん。じゃあぽんつくともここでお別れだな。せいせいするよ」

月詠「こっちだって!次に会ったらただじゃおかないんだからね!あんこ!」

杏子「今ここでやってもいいんだぞ?」

さやか「まーだ喧嘩してるよ、あの2人」

夏海「ま、仲良さそうに見えるけどね」

さやか「それもそっか。・・・ん?」

さやか「あれは・・・しまった、魔女が・・・!」

夏海「え?え?」

怜「・・・クソッ。足止めしなければ・・・」

ほむら「なにをしてるの、行きなさい!」

怜「し、しかし・・・!」

ほむら「さっき言ったことを覚えてるわね?影響が残らなければいいの。いいから行きなさい」

怜「・・・・・・・・・・・・」

怜「恩にきる」

~さあ、帰ろう~

マミ「みんな。椎名さん達が変えるまで、誰も通しちゃダメよ」

杏子「別にそんな理由がなくても、魔女を倒すのに変わりないじゃん?」

さやか「あんたってホント、素直じゃないよね・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「いつものことよ。なにも変わらない」

ほむら「魔女の結界のなかでおかしなことが起きて、それを解決するだけ」

まどか「・・・うん!」

・・・

智花「ええと、この辺だよね。景色が歪んでたの・・・」

夏海「遠近感が全然わかんないわ・・・ここ気持ち悪い・・・」

月詠「泣き言言ってる場合じゃないでしょ!食い止めてくれてるんだから!」

智花「あっ!まどかちゃんが!」

転校生「あっと、えっと」

兎ノ助「大丈夫だって!はやく道を探すぞ!」

怜「兎ノ助!しかしあの量は・・・!」

兎ノ助「あっちだって素人じゃねぇんだ!俺たちがはやく変えれば心置きなく戦える!」

転校生「うのさん・・・」

兎ノ助「いいか、よくわかんねぇけど俺たちはこの世界じゃ異物だ!」

兎ノ助「なにが起きるかわかんねぇ。そうなる前に帰る!」

兎ノ助「それが最善だ、いいな!」

夏海「わ、わかったわよ・・・」

~帰り道~

月詠「こっちよ、こっち!なんか道が続いてる!」

兎ノ助「よっし、行くぞ!こうなったら行くしかねぇ!」

兎ノ助「グリモアに帰れるように、祈れよ、みんな!」

・・・

ゆかり「・・・転校生くん、ちょっと魔力をくれないかしら」

転校生「いいけど、どーして?」

ゆかり「最後にちょっとだけ、手助けをしようと思ってね」

ゆかり「遠いけど、射程内だから。みんなを回復してから帰りましょう」

転校生「はいっ!」ビビビ

ゆかり「・・・ありがと」

ゆかり「・・・頑張ってね、魔法少女さん」

・・・

智花「・・・・・・・・・・・・」

兎ノ助「おい、智花、急げー!」

智花「まどかちゃん!わたしたち、帰れるよ!」

・・・

まどか「・・・智花ちゃん?」

杏子「ばっかやろー!まどか、よそ見してんじゃねぇぞ!」

まどか「・・・ごめん、杏子ちゃん」

まどか「智花ちゃん!バイバイ!元の世界でも頑張ってね!」

・・・

智花「まどかちゃん・・・ありがとう!」

智花「まどかちゃんたちも負けないでね!」

智花「転校生くん、行こう!」

転校生「・・・おとしものぐらい、してってもいいよね」

転校生「えっと、ていやっ!」ブンッ

転校生「みんな、またねーっ!!!!!」

~グリモア~

夏海「・・・あ、ここ・・・」

月詠「戻ってこれた!?」

兎ノ助「・・・うー・・・これなんて報告すればいいんだ・・・」

兎ノ助「ゲートなのか?でも裏っていうより全然別の世界だったし・・・」

智花「・・・まどかちゃんたち、大丈夫だったかな・・・」

ゆかり「大丈夫よ。私たちより年下だったのに、しっかりしてたでしょう?

智花「・・・うん、みんな仲もよかったみたいだし・・・」

智花「仲間がいれば、大丈夫ですよね」

智花「私もちょっと勇気づけられちゃいました」

ゆかり「どういうこと?」

智花「違う世界にも、私たちと同じようにみんなのために戦ってる子がいるって」

智花「なんだか、明日からもっとがんばれそうです」

ゆかり「・・・そうね、私もそう思うわ」

ゆかり「私たちも負けないようにしないとね」

智花「・・・はい!」

・・・

夏海「・・・あ、ホラ、やっぱり夢じゃないわよ。ほら、見滝原の写真」

月詠「・・・・・・・・・・・」

月詠「夢にした方がいいでしょ。誰も信じてくれないわよ」

夏海「そうよね・・・写真も加工したっていわれたらそれまでだし・・・」

怜「私たちが覚えていれば、それでいいだろう」

怜「すまないな・・・なんの影響もなく、とはいかなかった」

転校生「・・・たぶん、だいじょーぶだよ」

怜「お前がそういうなら、そうなのかもな。お前の直観はあてになる」

夏海「なんの話・・・?」

怜「いや、こっちの話だ。さあ、帰ろうか」

転校生「げっ、ふーちゃんからでんわいっぱいきてる・・・なんていおっかな・・・」

~落し物~

まどか「キュウべぇ、どうしたの?帰るよ?」

QB「ああ。お疲れ様、まどか。今日は大変だったね」

まどか「大変だったけど、楽しかったよ。えへへ・・・」

QB「・・・惜しいことをしたかな。彼女たちにも契約してもらえば・・・」

まどか「ん?何か言った?」

QB「いや、なんでもないよ。帰ろうか」

まどか「うん。・・・あれ?なんだろ、これ」

ほむら「まどか、どうしたの?」

まどか「ほむらちゃん、これ、ほむらちゃんの物?」

ほむら「ちょっと見せてもらえるかしら。・・・いえ、私はこんなもの持っていないわ」

まどか「えっと、『JINRAI-SP』・・・迅雷SP?」

ほむら「・・・あら?なにかついてるわね。テーピングテープと、これは紙コップの破片かしら」

ほむら「何か書いてる?」

まどか「『がんばれ、まほーしょーじょ』・・・だって。これって、あの転校生くんだよね?」

ほむら「全てひらがななところを見ると、そうでしょうね」

まどか「せっかくだし、ほむらちゃんが持ってたら?」

ほむら「そうさせてもらうわ。・・・ご丁寧に、説明書までつけてくれてるみたいだし」

ほむら「なかなか食えない子供ね」

まどか「あはは、たっくんもあれくらいしっかりした子になってくれるかなぁ」

ほむら「アレみたいになるのはごめんよ」

まどか「そうだね、ほっしゃん」

ほむら「ーーーっ!まどか!」

まどか「ごめんってば、そんなに怒らないでよー」

~蚊帳の外~

ありす「・・・」

クレプリ「少年たち、帰って来たってさ」

ありす「ょか・・・た・・・」

クレプリ「なんかみんな何してたのか言いよどんでるみたいさね。ありすも聞きに行くか?」

ありす「いぃ、よ。たぶん、めぃゎく、だし・・・」

クレプリ「ま、それならそれでいいか。他人を尊重できるありすはえらいぞ~」

ありす「み・・・な、なにも・・・かった、のかな」

クレプリ「怪我とかはしてないみたいさね。少年と椎名が一緒にいたんだ、回復魔法も使い放題やりたい放題さね」

ありす「そ、か・・・」

クレプリ「・・・っだー!気になるなら直接聞けや、ありす!」

クレプリ「なんでオレっちばっかりが調べてるんさね!ほら、電話つないだから!」

ありす「ぇ、ぇ?」

クレプリ「もしもし、少年か?オレっちさね。わかるだろ!?オレっちっつったらこのクレイジープリンセス以外に誰がいるんさね!」

クレプリ「オレっちオレっち詐欺ははやらないと思うぞ?限定的すぎるし。ありすに代わるな。ほれ、ありす」

ありす「ぁ、ぇと、てんこうせ、くん・・・ぉけがは、ぁりませ・・・した、か・・・?」

ありす「なにか、へんなこ・・・って、ませ・・・か?」

ありす「へゃ・・・に・・・?か、かたづけ・・・から、ちょっと・・・まって・・・」

ありす「か、片付ける、から、てつだ・・・て」

クレプリ「了解さね!」

今日はここまで!ストーリー通りに喋らせてれば安牌だったんだろうけど、せっかくだし弄りたかったから・・・
口調とか変だったらごめんなさい。マミさんはハブられてるんじゃなくて名前が二文字だから呼びやすかっただけだよ。
このスレはいろんな世界が統合してる可能性があるから、モブとしてまた出てくる可能性が無きにしも非ず。
QBがこんなことは初めて、って言ってた。でもこの3ヶ月後ぐらいに別アプリのキル姫さんがやってきたりするんですよね。
結構いろんな世界に出張してる魔法少女さん、お疲れ様です。
このイベントは、シルバーメダルのマミさんが取れなかったのが心残りかな。ポーション使い切ったけど出なかったよ。
ほむらほむほむ(合言葉)

~共同制作~

転校生「あーりすちゃん」

クレプリ「おう、少年、どうした?」

転校生「えっと、ちょっとつくりたいものがあって・・・」

ありす「つくりた・・・もの・・・?」

転校生「ふりふりのね、かわいいおふく!」マッコマッコリーン

クレプリ「しょ、少年・・・まさか、女装に目覚めて・・・」

転校生「ぼくがきるんじゃないよ?」

転校生「のいばあが、ござるのたんじょーびに、おんなのこらしいふくをきせたいっていっててね」

転校生「せっかくだからつくろってはなしになって」

クレプリ「それでありすを頼ってきたのか。ま、そんくらい余裕だよな、ありす」

ありす「ぅん。ぃっしょに・・・くろ?」

転校生「うん!えっと、これが、のいばあからもらったさいすんのでーたで・・・」

クレプリ「ふんふん」

ありす「・・・れじゃ、さっそく・・・・・・」

転校生「せーさくかいしー!」

~仲睦まじい~

転校生「ひっこぬかーれて、あなただけにーついてーゆくー♪」

クレプリ「きょうもーはこぶーたたかうふえるーそしてー♪」

ありす「たべ・・・れる・・・♪」

兎ノ助「ありす、転校生、おはよう。朝から元気だなー」

転校生「そうみえるでしょ?そうみえるでしょ?」

ありす「じつ・・・は・・・」

クレプリ「徹夜で服作ってたからテンションがおかしいだけさね!ウェーイ!」

転校生「うぇーい!」

ありす「ぃぇぃ♪」

転校生「なんかだんだんたのしくなってきてね?こう、はりがぬのをとおっていとがでてくるのとかね?」

ありす「ぃま・・・ら・・・そらも・・・とべぅ・・・はず・・・!」

兎ノ助「飛べねーから!無理だから!」

クレプリ「どうしてそこであきらめるんだよ!Never give up!!」

兎ノ助「そこはあきらめろよ!風の魔法使えば何とかなるかもしれんが、お前ら二人とも苦手じゃねーか」

転校生「うーちゃんがいればとべる!ありすちゃん、とりあえずおくじょーだ!」

ありす「ぅん・・・!」

兎ノ助「やめろ!屋上で何する気だ!くそっ、止まらん!だれかー!大人の人呼んでー!」

~邪念まみれ~

秋穂(こんにちは、瑠璃川家の次女、瑠璃川秋穂です。私は今、愛すべき転校生くんのすぐそばに来ています)

転校生「すぅ・・・すぅ・・・zzz」

秋穂(聞けば、転校生くんは徹夜して相当な疲れがあったとか。そして私は知っています)

秋穂(転校生くんは極度に疲れながら睡眠しているとき、母親を求めると!)

秋穂(そしてその行動は、お母さんのおっぱいを求めるものだと)

秋穂(水無月委員長と楠木さんがすでに被害を受けています。羨ましい!)

秋穂(でも、そんな羨みもすべてここで晴らされるのです。そう、今から私がするのは添い寝!)

秋穂(疲れにつかれた転校生くんを優しく包み込み、ついでに吸ってもらう!)

秋穂(私が求めるエクスタシーは、きっとこの中に・・・)

秋穂(いざ!)

秋穂「お、おじゃましま~す」

転校生「すぅ・・・すぅ・・・zzz」

秋穂「ふふ、かわいいなぁ」

転校生「すぅ・・・おかぁ・・さ・・・zzz」

秋穂(キタ――(゚∀゚)――!!)

秋穂(嗚呼、ゆっくりと、転校生くんの顔が、私の方へ・・・)

春乃「秋穂、危ないっ!」

秋穂「え?」

転校生「かぷっ」

春乃「秋穂に手は出させないわ。アタシの手で我慢してなさい」

転校生「おかあさん・・・おっぱい・・・」チュウチュウ

春乃「秋穂を守る、転校生の安眠も守る。両方やらないといけないのが、姉の辛いところね・・・あれ?秋穂?」

秋穂「お姉ちゃんの・・・お姉ちゃんの・・・!」

秋穂「お姉ちゃんのばかーーー!!!!!!!」

この後3日間口をきいてくれませんでした

~たんじょーびでござる~

刀子「て、転校生・・・な、なぜここにいる!?」

転校生「ござるのだんじょーびをおいわいしにきたでござる!」

姫「転校生さんは純粋な気持ちであなたを祝いに来てくれたんですよ」

自由「転校生くん、ほんと健気でしてねぇ・・・刀子先輩のために、夜なべしてわざわざ服を作ってくれたんすよ?」

刀子「も、もしやさっきのミニスカートは・・・」

姫「あれはわたくしの趣味です。転校生さんが用意したものはこちらに」

転校生「ありすちゃんといっしょにつくったよ!」

姫「後ほど楠木さんにもお礼をしにまいりませんとね、刀子」

自由「ほらほら、さっさと開けてくださいよ~」

刀子「う、うむ・・・嫌な予感しかせんが、いざ!」

刀子「こ、これは・・・!」

・・・

香ノ葉「あれは野薔薇はんと、ダーリンと、自由ちゃんと・・・だれ?」

姫「刀子!もっと胸を張って歩きなさい!いつものあなたはどうしたのですか!」

自由「姿勢が悪いっすよ!コルセット使います?」

刀子「し、しかしこれは・・・あまりにも、は、はずかしいで・・・ござる・・・」

転校生「いっしょーけんめーつくったけど・・・いやだったの・・・?」

刀子「い、いや!けしてそういうわけでは!」

香ノ葉「・・・え?あれが、支倉はん?あの、ふりふりの衣装着とうのが?」

自由「はい、ここで一言!」

刀子「きゃ、きゃっぴぴぴーん!支倉刀子ちゃんにござるよー!!!!」

姫「もうやけになってますわね」

転校生「ござるー、かわいいよー!」ゲラゲラ

香ノ葉「なんや、ようわからんけど・・・うちも混ぜてー!」

~端午の節句~

転校生「やねよーりーたーかーいーこいのーぼーりー♪」

兎ノ助「長らく男の子なんか来なかったから、これを揚げるのも久しぶりだなぁ」

薫子「あら、揚げたことがあるんですか?」

兎ノ助「当たり前だろ。じゃねーとこんなもん倉庫の奥に眠ってないっての」

薫子「それもそうですね。さあ、転校生さん。こいのぼりもそろそろにして、食堂に行きませんか?美味しい柏餅が用意できてますよ」

転校生「かしわもちー!」

兎ノ助「食いつくなぁ・・・やっぱり、まだ食い気の方が強いか」

薫子「子供ですもの」

・・・

転校生「ちまきうまー」

花梨「まだまだあるからね、たーんと食ってけろじゃ」

クレプリ「少年、少年。ちーっとだけ食うの止めてくれねーか?」

転校生「なにー?」

ありす「ぇっと・・・五月、人形・・・よぅぃ、しまし・・・」

沙那「初節句・・・ではありませんが、転校生さんがグリモアにきて初めての端午の節句ということで、ご用意させてもらいました」

沙那「本来は嫁の、つまり母親側の実家から贈るのが普通なのですが、グリモアには優秀な人形遣いさんがいらっしゃいましたので」

クレプリ「ぶい!」

ありす「これからも・・・げんき、で・・・いぃこに・・・だって、くださ・・・ぃ・・・」

転校生「はーい!がんばりまーす!」

花梨「ちまきだけじゃなくて、鯉こくとか、栗きんとんとかもあるすけな。いっぱい食べていいよ」

転校生「いっぱいたべるー!」

沙那「ふふ、心配しなくとも、元気たっぷりですね」

~くれ悪~

天「できたわ、転校生!」

転校生「なにがー?」

結希「タスクを放り出して何か作ってたと思ったら・・・」

天「ふん、段ボールが結希の専売特許だと思ったら大間違いよ」

転校生「ということは?」

天「みなさい!強化段ボールで作り上げた段ボール聖衣(クロス)よ!重量も軽いし、身を守るのに最適!」

転校生「いらなーい」

天「くれぐれも悪用しな・・・え、今なんて?」

結希「はぁ、天。あなたまだ転校生くんのことを理解していないのね。呆れるわ」

天「な、なんですって!?」

結希「転校生くんが求めているのは段ボールでできた製品ではなくて、段ボールなのよ」

結希「どんな性能であろうと、段ボールである必要がある。それなのに、あなたは段ボールをあろうことかただの材料にしてしまった」

転校生「てか、ふつーにださいよね」

天「うっ」

結希「考えてみなさい。街中で段ボールカーに乗った子供が走っていたらほほえましいでしょうけど、そんなものを身に着けて外に出てみなさいよ」

結希「どうみてもただの残念なコスプレじゃない」

天「そ、そんな・・・」

結希「というわけで、出来たわ、転校生くん。小型段ボールユニットよ」

転校生「これはー?」

結希「この中に物を収納して運べるわ。魔力を加えれば浮遊するから、重量も気にならないわよ」

結希「段ボール本来の用途として梱包が挙げられるわ。今回は原点回帰でそれを試してみたんだけれども」

転校生「おおー!」

結希「くれぐれも悪用しないようにね」

転校生「はーい!」

結希「まあ、こんなところかしら」

天「い、いつか・・・いつか見返してやる・・・!!!」

~グリモア・ダークネス~

みちる「ねえ、智ちゃん」

智花「みちるちゃん、どうしたの?」

みちる「ちょっと気になったことがあってね。智ちゃんなら知ってるかもって」

智花「うん、答えられることなら答えるよ」

みちる「この前、グリモアの卒業について聞いたんだけどさ、そこで疑問に思ったことがあるの」

智花「えっ?最低6年の在籍と、18歳以上であることが卒業条件だよね?それがどうかしたの?」

みちる「いやー、それは私でもわかるよ。でも問題は卒業生のことなの」

智花「卒業生?進路とか?」

みちる「そうじゃなくてさ。ほら、9月20日生まれ17歳在学年数7年の生徒会長が卒業でしょ?」

智花「そうだね」

みちる「それで、12月21日生まれ17歳在学年数8年の雪白先輩も卒業でしょ?」

智花「うん」

みちる「それじゃあ、なんで11月20日生まれ17歳在学年数7年の海老名先輩は卒業じゃないのかなって」

智花「・・・みちるちゃん」

みちる「智ちゃん、何か知ってる?」

梓「アンタのように勘のいい転校生は嫌いッスよ」

みちる「え?」

・・・

みちる「あれ?私・・・」

智花「あ、みちるちゃん、大丈夫?練習中に倒れちゃったんだよ?」

みちる「そうだったっけ?うーん・・・」

グリモアの闇は深い・・・

~小五ロリ~

転校生(うー、おなかすいたー)

絢香(あっ、転校生くん。ちょうどよかった。私も食べようと思ってたし、一緒にどこかに連れ行こうかな)

転校生(何作ろっかなぁ)

絢香(あっ、転校生くん今日は自分で作るんだ。折角だし、作ってもらおうかな?)

転校生(あー、でもめんどくさい・・・おなかへってるから、はやくたべたい)

絢香(それじゃあ食堂で?そっちで食べてもいいかなあ)

転校生(しょくどーはきょうなんかひとがいっぱいいるらしいし。ゆさがいってた)

絢香(食堂じゃないの?それじゃあやっぱり外?)

転校生(そとまでいきたくないし・・・)

絢香(もう、はっきりしないわね。早く決めなさいよ)

転校生(あ、そういえばこのじかんは・・・よし!)

転校生「えっと、のぞみんのぞみん・・・」

絢香「え?」

転校生(たしかそろそろぴざをたのむじかんだから、いっしょにたべさせてもらおっと)

転校生「もしもし、のぞみん?ぴざもうたのんだ?あのね、ちょっといっしょにたべたいなーって」

転校生「ほんと?いっしょにいい?やった!じゃあすぐいくね!」

転校生「ぴーざっ♪ぴーざっ♪」

絢香(だ、第三者がいるんだ・・・くーっ!心を読んでなかったらもっと早く誘えてたのにー!)

~葉桜~

風子「おっ、葉桜じゃねーですか」

転校生「はざくらー?」

風子「そうそう。ほら、これ、桜の木でしょ?お花見やったじゃねーですか」

転校生「ああー、やったねー」

風子「その桜の木が花を散らせて、瑞々しい緑色を見せてる姿のことを、葉桜って言うんですよ」

転校生「そのまんまなんだね」

風子「これも結構風流なんですよ?桜の花はすぐに散りますが、葉桜はこれから新緑の力を魅せてくれるんです」

風子「それに、しょくよーにもなってたり」

転校生「あっ、さくらちゃ?」

風子「そっちもありますが、ほら、桜餅とか知りません?あれの葉っぱなんかは塩漬けの桜葉ですよ」

風子「ほかにも、アイスクリームとか、クッキーの香り付けの材料に使われたりするとか」

転校生「へー・・・ふーちゃん、あいすたべたい」

風子「アンタさんは、まだまだ花より団子ですね。ま、それもいーでしょ」

風子「購買までいきましょーか。ウチも話をしてたら小腹がすいてきましたし」

転校生「はーい」

風子「食べ過ぎて、おなか壊さないようにしてくだせー」

転校生「わかってるよー。あいすはいちにちいっこまで!」

風子「ん、よろしい」

今日はここまで!折角の端午の節句なので、ちょっとだけそれに準じた話を書きたかった。
刀子の誕生日と同日なので、あのふたつは一日のうちにこなしています。
さて、次回は時の異邦人ですね。幼女祭りだぜ!ひゃっはーーー!!!!
半分卯衣も初出・・・と言いたいところですが、実は一回だけ出てます。
前スレで一回だけ半分になってるとこがありましたが、覚えてますか?ヒントは梅干し
ありすはいつでもロリ可愛い。
ありすありあり(合言葉)

~あまりもの~

クレプリ「おーい、しょうねーん!」

転校生「ありすちゃん、くれぷり。どしたの?」

ありす「このまぇの・・・のこ・・・」

転校生「え、ぬのがのこってるの?ござるのふくのやつだよね」

クレプリ「おうともさ。これ、見ての通り結構残ってるんさね。こういうのを捨てちまうってのは、ちともったいなくねぇか?」

転校生「そうだねぇ・・・」

ありす「ぁげる・・・ら・・・にか、つくって・・・みた・・・ら?」

転校生「なにかー?うーん・・・なにつくればいいの?」

クレプリ「この量だとそうだな、ハンカチとか、御守とか」

ありす「つくれそ、なもの、で・・・くりたぃ、ものを・・・」

転校生「そっかぁ・・・うん、なにかかんがえとくね!」

クレプリ「一人で作る練習さね。こういうのもやってみて、いろいろ覚えていきな」

転校生「はーい」

~裏世界へ、再び~

転校生「ちくちくー」

鳴子「何を作ってるんだい?」

転校生「おまもりぶくろー」

エレン「ふむ・・・」

アイラ「どうした?」

エレン「いや、よく水無月を説得できたなと思ってな」

アイラ「まさか交渉に3日3晩かかるとは思わなんだ。一番の関門だとわかってたとはいえ」

アイラ「おかげで睡眠不足じゃ。妾には関係ないがの」

つかさ「貴様の睡眠量などどうでもいい。さっさとゲートを開け」

アイラ「まぁ落ち着け。今から開く。が、お主に要求することが1点。生きて既定の時間に戻ってこい」

アイラ「その他のメンツも・・・特に遊佐。お主には聞きたいことが山ほどある」

アイラ「向こうの住人と是が非でも連絡を取ってもらうぞ」

鳴子「前回、そのつもりだったよ。運が悪くて通じなかったけどね」

ゆかり「転校生くん、水無月さんにも言われたと思うけど、今回は絶対に私の側を離れないこと」

ゆかり「いいわね?私たちは医療班だから。戦闘には一切参加しない、それが条件らしいからね」

転校生「はーい」

ゴゴゴゴゴ

ゆかり「な、なに!?」

アイラ「・・・・・・た、多分なんでもなかろう。開くぞ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

アイラ「げっ!じ、地震か!?」

鳴子「・・・・・・・・・・・・これは!」

鳴子「みんな!【移動したら】すぐに連絡を取るんだ!いいね!」

鳴子「転校生くん、その中に避難するんだ!僕たちの誰かがきっかり5回たたくまで絶対に開けるな!」

鳴子「もしかしたら魔物の群れの真ん中に出るかもしれない」

転校生「えっ!?う、うん!」

鳴子「呑みこまれるぞ!」

~謎の場所~

鳴子「転校生くん!・・・っと、自分で言ったんだったね。きっかり5回」

コンコンコンコンコン

鳴子「・・・」

パカッ

転校生「ゆ、ゆさ?それと・・・なーちゃん?」

鳴子「よかった・・・少なくとも、ここに飛ばされたのなら、誰かが死ぬ危険はないな」

鳴子「さっきのことは後で説明しよう。今はすぐに連絡を・・・」

ヒソヒソ
ヒソヒソ

鳴子「ん?」

少女T「・・・きゅ、きゅうに・・・お化け・・・?」

鳴子「・・・なんだ、子供か」

転校生「ぼくとおんなじくらいかな・・・」

つかさ「・・・・・・・・・・・・」

つかさ「・・・な、なんだと・・・あれは・・・」

少女N「うわーっ!今のすごい、すごい!」

少女N「キミも見ただろ!?いきなりパッて現れたぞ!パッて!」

鳴子「あ・・・なるほど・・・」

転校生「あれ?どっかでみたことあるよーな・・・」

鳴子「・・・フフ、そうか・・・ここは・・・」

鳴子「【風飛市】か・・・」

~過去の風飛市~

少女N「ねーねー!キミたち、宇宙人!?」

転校生「ちきゅーじん!」

少女T「あ、あれ・・・お兄ちゃん、どこいっちゃったの・・・?」

転校生「まいごなの?あめちゃんあげるー」

少女T「え、えっと・・・し、知らない大人から物をもらったらいけないって・・・」

転校生「でもぼく、こどもだよ?」

少女T「・・・なら、いいのかな・・・?」

少女N「あっ、僕もほしい!ちょうだい!」

転校生「いいよー。あめちゃんいっぱいもってきたからねー」

つかさ「・・・遊佐!これはどういうことだ!」

鳴子「・・・お、驚いたな。君がこれほど動揺するなんて・・・」

鳴子「・・・・・・・・・・・・」

鳴子「まさか、あの子供は・・・」

鳴子「妙な偶然もあったものだ。あれは僕と・・・君か・・・」

鳴子(子供)「うわ、ケンカ始めるぞ!光線銃は?分子破壊兵器は!?」

転校生「これのこと?」

鳴子(子供)「・・・光線銃だー!」

つかさ(子供)「えへへ・・・アメ、おいしいね・・・」

転校生「まだまだあるよー」

つかさ(子供)「ほんと?もう一個もらってもいい?」

転校生「んー、どうしよっかなぁ・・・じゃんけんかったらね!」

鳴子「落ち着け、生天目君。説明する。だけど同じことを何度も言うのは面倒だ」

鳴子「デバイスで東雲君と宍戸君に連絡を取ろう」

鳴子「転校生くんは・・・しばらく放っておいてもよさそうかな。適当に相手をしてくれているし」

鳴子「逃がすと面倒だが、あれなら逃げもしないだろう」

~名推理~

鳴子(子供)「逃がすと面倒?もしかしてキミたち、僕を誘拐するんだ!?」

転校生「そんなことしないよ!」

鳴子(子供)「そうなの?確かに、あれはPDAに見えるけど、あんな小さいのは初めてだ・・・」

鳴子(子供)「じゃあ秘密警察?もしくは未来?んー、おもちゃにしては実用的だし・・・」

転校生「なんかよくわかんないけど、すごいなー」

つかさ(子供)「ね、ねぇねぇ、お兄ちゃん知らない?」

鳴子(子供)「ちょっと待って!僕の推理によると・・・お姉さんたちは未来の魔法学園の人だ!」

転校生「な、なんだってー!」

つかさ(子供)「う、うぅ・・・ま、まほう使いの人なの?」

鳴子(子供)「推理を聞きたいかい?あのね、あの制服は魔法学園のものだけど・・・」

鳴子(子供)「いまのにくらべるとデザインが洗練されてて・・・」

転校生「じゃんけーんほい!」

つかさ(子供)「あっ、勝ちました!」

転校生「むー、まけちゃった・・・やくそくだからあげるね」

つかさ(子供)「わーい・・・あっ。お、お兄ちゃんのこと知りませんか?」

つかさ(子供)「ふうびにすんでて、つかさ、遊びにきたんです」

つかさ(子供)「こくぐんで働いているので、まほうがくえんの人ならもしかして・・・」

鳴子(子供)「待った!キミたちがどうしてここにいるか知らないけど・・・」

鳴子(子供)「僕たちを逃がさないっていうのはぶっそうだね」

転校生「おかしあげるとかもはやそのひとのてぐちだよね・・・あれ?」

つかさ(子供)「も、もしかして、このアメ、食べたらいけなかったんですか?」

鳴子(子供)「もしかしたら、毒が入ってるかも・・・」

転校生「でも、ぼくもたべてるし、きみもたべてるよ?」

鳴子(子供)「・・・そうだった!」

鳴子「・・・やはり、子供同士は親和性が高いのかな」

~ここは~

鳴子「デバイスが通じない。先に簡単な説明をするよ。転校生くんも聞いてくれ」

転校生「はーい」

鳴子「ここは裏世界だ」

つかさ「前に訪れた裏世界は、すべて崩壊していたぞ」

鳴子「だからここは【崩壊する前の裏世界】なんだよ」

鳴子「僕たちが地下にいた時、地震のような揺れがあっただろ?」

鳴子「あれは【霧の嵐】。局地的にゲートが開き、霧が噴出する自然現象だ」

鳴子「そして、一瞬つながったゲートは換気口の役割をして・・・」

鳴子「巻き込まれた者を裏世界に運ぶ」

つかさ「・・・霧の嵐・・・あれがそうなのか・・・」

鳴子「今日は妙に素直だね?まあ、僕にとっても都合がいい」

鳴子「僕は過去、霧の嵐に巻き込まれている」

鳴子「その経験から答えを言うと・・・ゲートの先は、同じ裏世界だが・・・」

鳴子「【時代はゲートごとに違う】」

転校生「ぜんぜんわかんない!」

つかさ「だろうな」

~はい2人組作ってー~

つかさ「・・・・・・・・・・・・」

つかさ(子供)・・・あ、あの・・・」

つかさ「兄はあっちだ。向こうも探しているが、少し時間がかかるぞ」

つかさ(子供)「お兄ちゃんのこと、ごぞんじなんですか!?」

・・・

鳴子(子供)「ねえねえ!そのケータイ見せて!見せて!」

鳴子「フフ・・・自分とは言え、この好奇心は少しうざったいね」

鳴子「キミ、何歳だい?」

鳴子(子供)「・・・6歳!」

鳴子「なるほど・・・12年前だね。ちょうど転校生くんと同い年か」

鳴子(子供)「12年前・・・?とういうことは・・・もしかして12年後から来たの!?」

鳴子「そうだぞ。君を未来の世界に連れ去ってやろう」

鳴子(子供)「うわぁ~っ!やったぁ!」

鳴子「・・・・・・・・・・・・生天目君」

つかさ「なんだ」

鳴子「変える方法を探そう。思った以上に懐かれてしまったよ」

鳴子「このままだとついて来かねないぞ・・・」

つかさ「・・・・・・・・・・・・」

・・・

転校生「・・・さびしくなんかないぞ!」チクチク

~力の片鱗~

転校生「ねぇねぇ、ふたりのなまえ、ききたいな」

鳴子(いきなり馴れ馴れしくないか?いや、あれが本来の彼なのかもしれない。警戒をしていない・・・)

鳴子(・・・いや、違うか。だってすぐに段ボールに入れる位置をキープしてるし)

鳴子(子供)「キミたちは未来から来たんだろ?じゃあわかってるでしょ?」

転校生「みらいじんがかこのことぜんぶしってるっておもったらおおまちがいだぞ!」

鳴子(子供)「・・・それもそうだね!僕もあんまり昔のことは知らないし」

転校生「ぼく、まだ6さい※だから、そんな12ねんまえのことなんかしんないし」※ループのせいで5歳ですが、6歳と言っています

鳴子(子供)「まあそれでも、人の名前を聞く前に自分の名前を名乗るのがスジってもんだってこのまえなにかでみたよ」

転校生「ぼく?ぼくは―――だけど・・・みんなからはてんこうせいってよばれてるよ!」

鳴子(子供)「―――?・・・ぱっとしないなぁ。転校生でいっか」

転校生「ぼくもそっちのがなれてる」

つかさ(子供)「あ、あの・・・つ、つかさもですか・・・?」

転校生「・・・いってるね!」

鳴子(子供)「ほんとうだ!ばればれだ!」

つかさ(子供)「え?え?」

転校生「つかさ、でいいのかな。つかさはなんさい?」

つかさ(子供)「ろ、6歳、です」

転校生「じゃあおないどしだー」

鳴子(子供)「何を隠そう実は僕も6歳なんだ!」

転校生「しってた」

つかさ(子供)「さっきお話、してませんでした?」

鳴子(子供)「あれー?」

~不思議な不思議な~

鳴子(子供)「そういえば、転校生さあ」

転校生「なに?」

鳴子(子供)「なんで段ボールの中に入ってたの?スネークごっこ?」

転校生「このだんぼーる、じつはこうせんじゅうでうたれてもこわれないだんぼーるなんだよ」

鳴子(子供)「えー!?す、すごい・・・未来はそんなに科学が進歩してるんだ!」

鳴子(あれは科学の進歩というより、ある人物の執念というかなんというか・・・)

転校生「あとそらもとぶよ!」フヨフヨ

つかさ(子供)「す、すごいなぁ・・・もしかしたら、お空からならお兄ちゃん、見つけてくれるかな?」

つかさ(まさか兄も空中にいるとは思うはずないだろう・・・)

転校生「どやっ!」

鳴子(子供)「どやっ!」

つかさ(子供)「ど、どや?」

鳴子「本当、すぐに仲良くなるんだね。彼の不思議な魅力のせいかな?」

つかさ「・・・私に聞くな」

~援軍到着~

転校生「ぜんりょくしっそーだ!」ギャルルルルル

鳴子(子供)「うわー!はやい!すごい!」

つかさ(子供)「は、はやいぃぃぃ!!!!たすけてぇぇぇ!!!」

転校生「ひゃっはー!ぜかましー!」

鳴子「ぜかましってなんなんだぁぁぁぁ!!!!」

つかさ(子供)「きゃぁぁぁぁぁ!!!!ちょっとたのしくなってきたぁぁぁぁ!!!」

転校生「ぜんぽーにこどもはっけん!これよりげんそくたいせーにはいる!」

鳴子(子供)「総員、シートベルトをつけよ!」

つかさ(子供)「シートベルトなんてないです!」

卯衣(半分)「減速の必要はないわ。私も乗ったから」

転校生「・・・だ、そーなので、すぴーどあーっぷ!」

鳴子(子供)「うおわぁぁぁぁぁぁ!ちょっとよってきたぁぁぁぁ!!!」

つかさ(子供)「まだまだいけるよぉぉぉぉ!!!!」

卯衣(半分)「余裕ね」

鳴子「ちょっと待ってくれ!今何か大切なことが起きている気がするからいったん止まるんだ!」

転校生「いざ!」

卯衣(半分)「クリアマインドの境地へ」

つかさ(子供)「集いし夢の結晶が、新たな進化の扉を開く光差す道となれ! 」

鳴子(子供)「アクセルシンクロォーーー!!」

つかさ「時代を間違えてないか?」※裏世界は2003年

鳴子「止まれ、止まってくれぇぇぇぇぇ!!!!!」

次回へ続く!

今日はここまで!鳴子がツッコミをせざるを得ない状況まで持ち込む子供達、実は最強かも。
風子は表世界でいろいろとヤバくなってます。
霧の嵐に巻き込まれたという報告があった瞬間廊下を歩いていたゆえ子が気迫で倒れました。
次回のイベントで一緒にクエストに行くからまだよかったの・・・かも。
子供同士って少人数だと気が付いたら仲良くなってるよね。気が付いたら一緒に遊んでるよね。
最近出番が全然ないキャラ、いるよね。純とか焔とか汐ファン以来出てない気がする。
ありすありあり(合言葉)

~どこまで切っても立華卯衣~

鳴子「えっと、き、君は立華君か?」

卯衣(半分)「そう」

転校生「うーちゃん、またうめぼしたべたの?」

卯衣(半分)「たしかに副部長の梅干しを食べることでもこの姿になるわ」

鳴子(子供)「えっ、梅干しって食べたら変身するものなの!?」

つかさ(子供)「うう、すっぱそう・・・」

卯衣(半分)「梅干を食べて変身する・・・そう、私はスッパマン」

転校生「?」

鳴子(子供)「?」

つかさ(子供)「?」

卯衣(半分)「・・・世代が合わないのかしら」

鳴子「何を言ってるんだ0歳児」

鳴子「っと、先に君の状況を教えてくれ・・・まさか12年前の立華君じゃないだろ?」

卯衣(半分)「私の体組織は、厳密には魔力だから。目に見える液体のようなものよ」

転校生「つまりうめぼしにはえきたいをじょーはつさせるこーかが!」チクチク

鳴子(子供)「すごい!洗濯物がすぐに乾く!」

つかさ(子供)「おねしょしても安心!」

鳴子「ちょっと黙っててくれないか」

~半分~

卯衣(半分)「だから半分だけをこちらによこしたの」

鳴子「文頭から『だから』で始まらないでほしいな・・・」

鳴子「さて、君は分裂できるのか。となると、ロボットなんか目じゃないオーパーツだな」

転校生「うーちゃん、ふーちゃんなにかいってなかった?」

卯衣(半分)「『怪我をしないように』、と伝言はもらったわ。それとは関係ないけど『東雲後でぶっ潰す』とも言ってたわね」

鳴子「とんだとばっちりだね」

つかさ「アイツがどんな交渉をしたかは知らんが、契約を破るとはそういうことだ」

鳴子「校則違反だらけの君が言えることかい?」

鳴子(子供)「ねぇねぇ、ふーちゃんってだれ?友達?」

転校生「ふーちゃん?おともだち・・・おかあさん・・・なんだろ?」

つかさ(子供)「お友達なのに、お母さん・・・?」

鳴子(子供)「知ってるよ。そういうの、背徳的って言うんだよね!」

転校生「はいとくてき?」

鳴子(子供)「そういうのが興奮するんだって」

卯衣(半分)「あなたは小さいころから変わっていたのね」

鳴子「言わないでくれ、今自覚しているところなんだ・・・」

~増えた~

ゆかり「あっ!て、転校生くん!遊佐さん、生天目さん!」

鳴子「椎名君。怪我はなさそうだけど・・・大丈夫かい?」

ゆかり「え、あ、うん・・・」

鳴子(子供)「わぁ、他にも仲間がいたんだね!」

ゆかり「あの・・・この子、もしかして・・・」

鳴子「察してくれ。まあ、あまり影響はないと思う」

つかさ(子供)「思ったより高く飛ばないんですね」

転校生「せーげんがかかってるんだよ。かいじょしてもらえばもっといける!」

鳴子(子供)「あっ、ずるい!僕ものせてよ!」

鳴子「ない、はずだ」

ゆかり「あ、あはは・・・」

鳴子「で、その子は・・・?」

ゆかり「・・・ええと・・・その・・・」

エレン「椎名。どうやらここは風飛のようだ」

エレン「信じがたいが・・・私たちはどうやら過去にいるぞ」

つかさ「・・・はぁ、増えたな」

~過去のエレン~

卯衣(半分)「・・・・・・・・・・・・」

エレン(子供)「こんにちは」

卯衣(半分)「エレン・アメディックさん?」

エレン(子供)「はい。なぜ私のことを?」

卯衣(半分)「既存の情報から推測しただけよ・・・」

卯衣(半分)「アメディックさん。あなたは風飛にすんでいたの?」

エレン「いや・・・軍に入るまで日本に来たことは・・・」

エレン「・・・いや、ある。風飛かどうかは覚えてないが・・・」

エレン「1度だけ、両親に連れられて日本に来たことがあった」

エレン「今の今まで忘れていた・・・では、今はそのときか?」

卯衣(半分)「アメディックさん。あなたは外国人のようだけど、旅行で来ているの?」

エレン(子供)「はい。両親と。ですが詳しいことは言えません」

エレン(子供)「あの方がお母さまに似ていたので間違えてついてきてしまいましたが・・・」

卯衣(半分)「いいえ、大丈夫よ。それだけ確認できれば」

転校生「ねぇー、おはなしおわったー?」

エレン(子供)「えっと、あなたは?」

転校生「ぼくは―――!ちまたじゃてんこうせいってよばれてるよ!」

エレン(子供)「えっと、転校生さん、ですか?私もそう呼ばせてもらいますね」

転校生「うん、よろしくね、エレン」

エレン(子供)「はい、よろしくおねがいします、転校生さん」

~過去のゆかり~

ゆかり(子供)「お姉ちゃん、お姉ちゃん!」

ゆかり「はいはい、なにかな~」

ゆかり(自分にお姉ちゃんって言われるの、思ったより複雑ね・・・)

ゆかり(子供)「あっちの方だよ!さっきも言ったでしょ!」

ゆかり「あ・・・そうだったわ。忘れてたわ」

転校生「なにかあったの?」

卯衣(半分)「デバイスで言っていたことの詳細を教えて」

ゆかり「あ、卯衣ちゃ・・・え?う、卯衣ちゃん?」

卯衣(半分)「事情は後で説明するわ」

ゆかり「ええと・・・」

ゆかり(子供)「急いで、急いでったら!はやくしないと・・・」

ゆかり「・・・すっかり忘れてたんだけど・・・今日って、街中に魔物が出る日なのよ・・・」

卯衣(半分)「今日といのは、ここの今日のことかしら」

ゆかり「そう。当時、町のはずれにボロ屋敷があってね」

転校生「ぼ、ぼろやしき・・・」

ゆかり「そこが急に崩れて、子供たちが巻き込まれそうになったの」

ゆかり「後の痕跡から、魔物が出現したのは間違いなさそうなんだけど・・・」

ゆかり「なんでか、その屋敷以外には被害が出ないまま消えちゃったのよね・・・ってあら?転校生くん?」

転校生「おばけなんてなーいさ・・・おばけなんてうーそさ・・・ねーぼけーたひーとが、みまちがーえたーのさ・・・」ブルブル

ゆかり(子供)「だ、大丈夫?多分おばけはでないよ?」

転校生「ほ、ほんと・・・?うそついてない?」

ゆかり(子供)「ほんとだよ。・・・たぶん」

転校生「いやぁーっ!」

卯衣(半分)「転校生くん、大丈夫よ。今は昼間、幽霊やその類の活動時間は主に夜だと聞いているわ」

転校生「そ、そっか・・・そうだね!」

ゆかり(それでいいんだ・・・)

~子供達と~

エレン(子供)「わぁ、すごいです!」

ゆかり(子供)「だ、段ボールって空を飛ぶんだ・・・」

転校生「みずのうえもいけるよ!」

鳴子(子供)「紙なのに?」

転校生「かみなのに!」

卯衣(半分)「正確に言うと、段ボールの表面に加工が施してあるから水を弾くの。材料のボール紙そのものも特殊だけど」

エレン(子供)「お詳しいんですね」

つかさ(子供)「すごいなぁ・・・」

卯衣(半分)「私はこう見えても学園では高等部に所属しているわ。必要最低限の知識は持っているつもり」

転校生「そのへんかんけーないとおもうけどなー」チクチク

鳴子(子供)「魔法学園は専門知識も勉強するの?すごいや!」

転校生「うーちゃんのはがっこーでならったやつじゃないよ」

卯衣(半分)「科学に関する知識はもともとインプットされているわ」

つかさ(子供)「うまれたときから知ってたんですか?」

卯衣(半分)「そういうことになるわね」

ゆかり(子供)「うまれたころから物知りなんだ・・・すごいなぁ」

エレン(子供)「ところで、今はおいくつですか?」

卯衣(半分)「0歳よ」

鳴子(子供)「・・・生まれたばっかだ!」

エレン(子供)「え、じゃあ、赤ちゃんなんですか?」

卯衣(半分)「そういうわけではないわ」

エレン(子供)「???」

~日本語~

転校生「エレンって、ドイツからきたんだよね?」

エレン(子供)「はい。父も母もドイツ生まれのドイツ人です」

転校生「でも、にほんごじょーずだね」

エレン(子供)「はい。間ヶ岾さんという方に日本に来るたびに教えていただいて、すっかり話せるようになりました」

転校生「まがやま・・・しょうぞう?」

転校生(ふーちゃんがいってた・・・【きりのまもりて】のえらいひと【だった】って)

エレン(子供)「はい。ご存じなのですか?」

転校生「えっと・・・あの・・・えっちゃん!」

・・・

エレン「なん・・・だと・・・」

転校生「どうしよぉ・・・ぼく、なにかいったほうがいいのかな・・・」

エレン「・・・いや、ここで苦言を申してもメリットはない」

エレン「今は私たちの方が付き合いが浅い、あったばかりの人物だ」「

エレン「そんな人間が言ったところでどうしようもないだろう」

エレン「今はただ仲良くしてやってくれ、いいな?」

転校生「う、うん。わかった」

エレン「間ヶ岾昭三・・・か」

~魔法~

エレン(子供)「転校生さんも魔法使いなんですよね」

転校生「うん、そーだよ」

ゆかり(子供)「ほんと?どんな魔法が使えるの?」

転校生「えっと・・・ゆびにひがついたり」

鳴子(子供)「それって熱くないの?」

転校生「つかいかたをしっかりすればだいじょーぶ!」

つかさ(子供)「ま、まほうでお兄ちゃんを探したり、できませんか?」

転校生「・・・ごめん、ぼく、まほーにがてだから・・・」

鳴子(子供)「えー、魔法使いなのにー?」

転校生「だってにがてなんだもん、しょーがないじゃん。べんきょーはしてるんだよ?」

卯衣(半分)「転校生くんは魔法が苦手な代わりに豊富な魔力とそれを他人に譲渡する力があるわ」

鳴子(子供)「なんか地味だなぁ」

卯衣(半分)「魔法使いにとっては一番重要なことよ。そうね、無限に切れない電池のようなものかしら」

エレン(子供)「エレンはわかります。補給は大切なんですよね。お父様が軍人ですから、知っているんです」

つかさ(子供)「ずっとお腹が減らないみたいなものですか?」

卯衣(半分)「おおむねそんな感じよ」

ゆかり(子供)「あ、おなかすいてきた・・・」

転校生「おかしあるけど、たべる?こんぺーとー」

鳴子(子供)「食べるー!」

ゆかり(子供)「あっ、おやつを食べる前には手を洗わないと!」

転校生「じょきんてぃっしゅがあるよ?」

ゆかり(子供)「準備万端だ!」

エレン(子供)「わ、私もいただいても、いいですか?」

転校生「どうぞー」

~戦闘服~

ゆかり(子供)「そういえば、さっきお姉ちゃんに戦闘服?見せてもらったんだけど、転校生くんはそういうの、あるの?」

転校生「あるよー」

ゆかり(子供)「ほんと?見たいみたい!」

転校生「えー、どうしよっかなぁ」

ゆかり「転校生くん、見せてあげたら?減るもんじゃないんだし」

ゆかり(子供)「そーだそーだ!」

転校生「むー、クラスのみんなにはないしょだよ?」

[戦闘服]転校生「はい、どう?」

ゆかり(子供)「・・・なんか、地味」

転校生「えぇっ!?」

ゆかり「わ、私はいいと思うよ?」

転校生「ほんにんにいわれたのに!」

ゆかり「え、えっと・・・そうおだった・・・どうしよ」

転校生「いいもーん。こんどかっこいいのにかえてやる!」

ゆかり(子供)「えー、また地味になりそー。私が選んであげようか?」

転校生「これはえらぶんじゃないよ!てんしょんがあがるよーにつくるの!」

ゆかり(子供)「自分で?」

転校生「デザインとかは・・・ふくぶちょーにおねがいしよっかな」

~チクチクと~

つかさ(子供)「えっと、さっきから何を作ってるんですか?」

転校生「これ?おまもりぶくろ」チクチク

鳴子(子供)「おまもりぶくろ?」

転校生「うん」

ゆかり(子供)「あっ、かわいい。戦闘服はあんなに地味なのに!」

転校生「ひとことよけーだよ!」

卯衣(半分)「どうしてここでやっているのかしら。学園に戻ってからではダメなの?」

転校生「えっと、じじょーがかわったからね」

エレン(子供)「事情、ですか?」

転校生「うん・・・よしっ、かんせい!これで6こめ!」

鳴子(子供)「6個?・・・ああ、なるほど!ここにいる全員の分だ!」

転校生「せーかい!」

エレン(子供)「わ、私たちにですか?」

転校生「こうして、せっかくあったからさ。なにかのこってたら、またあったときにすぐわかるでしょ?」

ゆかり(子供)「そうだね!でも、袋だし、何か入れたいなぁ。なにか持ってない?」

つかさ(子供)「え?えっと、ごめんなさい・・・」

卯衣(半分)「この大きさだと、あまり大きなものは入らないわね」

鳴子(子供)「それじゃあさ・・・」

~またね~

鳴子「これでよかったかい?」

鳴子(子供)「うん、お姉さん、ありがとう」

エレン(子供)「ガレキ、ですか?」

鳴子(子供)「これを、ていやっ!」ガンッ

転校生「あっ、くだけた」

鳴子(子供)「ちょうど6つだ。大きさ的にも十分だし、この中に一つずつ入れよう」

ゆかり(子供)「なるほどー。じゃあ、また6人で集まって・・・」

つかさ(子供)「もとの一個に戻すんですね」

卯衣(半分)「同じものの複製は不可能に近い。だから、【今の】私たちの証明になるわね」

転校生「それじゃあ、はい、これがなるこのぶん」

鳴子(子供)「名前入りかぁ」

転校生「これがつかさのぶん」

つかさ(子供)「・・・ありがとうございます!」

転校生「これがエレンのぶん」

エレン(子供)「ありがとうございます。大切にしますね」

転校生「これがゆかりのぶん」

ゆかり(子供)「ありがと。なくさないようにしなきゃ」

転校生「そしてこれがうーちゃんのぶん」

卯衣(半分)「ありがとう・・・だけど、私もよかったのかしら」

転校生「いいの。またいっしょにここにくるんだよ」

卯衣(半分)「・・・わかったわ。厳重に保管しておくことにする」

転校生「うむ、よきにはからえ。そしてこれがぼくのぶんで・・・よし!」

つかさ「転校生、時間らしい。戻るぞ」

転校生「あっ、うん!ぼ、ふーちゃんもまってるし、かえらなきゃいけないけど・・・」

転校生「また、あおうね!」

鳴子(子供)「うん、またね!」

つかさ(子供)「はい、また!」

エレン(子供)「また、お会いしましょう」

ゆかり(子供)「またねー!」

卯衣(半分)「ええ、また会いましょう」

転校生「ぜったいだからね!やくそくだよー!」

~ただいま、魔法学園~

つかさ「戻ってきた、か」

鳴子「ふぅ、とりあえずは大丈夫かな・・・あ、いや。大丈夫じゃなさそうだ」

エレン「どうした?何か問題が・・・ああ、そういうことか」

ゆかり「だ、大丈夫、だよ。怪我も何もなかったんだし、ね?」

転校生「ふーちゃーん!ただいまー!」

風子「はい、おかえりなさい。ホントに怪我はねーですね?」

転校生「だいじょーぶだよ!あのね、あのね、むこうでなること、つかさと、エレンと、ゆかりとおともだちになったよ!」

風子「たしか、過去に行ってたんでしたっけ?後で詳しく聞かせてもらっていーですか?」

転校生「もちろん!」

鳴子「やれやれ、これで怪我でもさせてたらどうなっていたことやら」

エレン「まあ、そのようなことはさせんさ」

ゆかり「もちろん」

風子「他の皆さんもお疲れ様です。とりあえず一度体を休めたらどーですか?」

エレン「そうさせてもらいたいが・・・遊佐、すぐにか?」

鳴子「いや、僕も内容をまとめたいから少し時間を置こう。少し疲労もある」

つかさ「ふわぁ・・・帰って寝るか」

ゆかり「もし、体調に異変があったらすぐに言ってね。検査するから」

卯衣「転校生くん、魔力をもらってもいいかしら」

転校生「いいよー」ビビビ

風子「んじゃ、転校生さんも今日はゆっくりしなせー。ウチはちょっと東雲と話をしてから行くんで」

転校生「はーい」

~報告~

転校生「で、そのときつくったのがこれです!」

クレプリ「おお、お守り袋か。約束したんなら、なくさないようにしろよ?」

転校生「もっちろーん」

ありす「・・・」

クレプリ「ありす、どうしたさね?」

ありす「・・・ぁたしも・・・にか、つくり、ます」

転校生「なにか?」

クレプリ「あー、ありすも転校生とお揃いの何かが欲しいって言ってるんさね」

転校生「ありすちゃんとおそろい?・・・りぼんとか」

ありす「ぉとこ・・・こ・・・だよ、ね?」

クレプリ「少年がナチュラルに女装発言をしてちょっと怖いさね」

転校生「でもあさりんはりぼんつけてるよ?」

クレプリ「あれは別物」

ありす「なにか・・・くり、ますので・・・まって・・・ださ・・・」

転校生「はーい、あっ、せっかくだから、いっしょにつくりたいな」

ありす「ぁ・・・ぅん・・・!ぃっしょに・・・にか、つくり・・・しょ・・・」

転校生「なにつくるかもかんがえよーね」

クレプリ「うんうん、少年は積極的でいい感じだなぁ。よかったな、ありす」

ありす「♪」

今日はここまで!無事に帰ってこれてよかったですね!ほかのみんなとも仲良くなれたし、再会が楽しみだなぁ。
次回は風子も出ます、『お助け魔法少女!スタジアムはお任せくだせー』です!
天の誕生日もあるけど、やっぱりメイン保護者がメインする珍しい回だから力入れないと。
転校生はノエルとゆかりからスポーツ系の応急処置をちゃんと知ってるので、大活躍間違いなし!
チアガールにもなるよ!
ありすありあり(合言葉)

~残酷な~

鳴子「『またね』か」

鳴子「・・・この世界は、なんて残酷なんだろうね、転校生くん」

鳴子「それでも、まだマシなのかもしれないけど・・・」

鳴子「君が【このこと】を知ってしまわないことを願うしかないか」

鳴子「あの子の悲しむ顔は、見たくないからね」




















































―グリモア一周年記念完全版OPより―

エレン・アメディック
国連軍の戦闘中に死亡。未覚醒。

椎名ゆかり
第8次侵攻時に魔法の使用過多により行動不可になり、魔物に襲われ死亡。

生天目つかさ
卒業後、南半球に渡ったことのみ判明。消息不明。

遊佐鳴子
第8次侵攻時に海外にいたはずだが参戦。ムサシ級の足止めののち撤退。

―時の異邦人 完―

~そらちゃんのたんじょーび~

―早朝―

転校生「そーらーちゃん」

天「ん?・・・ああ、転校生、どうしたの?」

転校生「きょう、たんじょーびでしょ?あさごはんつくってきたから、たべて」

転校生「えいよーほーふで、たべやすいのつくってきたから」

天「朝食はもらうけど・・・誕生日が何か関係あるの?」

転校生「え?だってめでたいでしょ?」

天「何が?」

・・・

―夜―

ドタドタドタ

天「転校生、いる!?」ガチャ

風子「転校生さんは今日はここじゃねーですよ」

天「もう、アイツの部屋どこなのよ!全然見つからないじゃない!」

風子「そもそも転校生さんは部屋を持ってません」

天「え?じゃあ、どこで寝泊まりしてんの?」

風子「あれ?説明されてませんか?・・・このよーすだと、今日のもほっぽかしてます?」

天「何よ、今日のって」

風子「これです」

『今日の転校生担当者:如月天』

天「・・・なにこれ?」

風子「転校生さん、いろんな部屋を転々としてるんですよ。まだ幼いので、一人部屋はあぶねーって判断です」

天「じゃあ、これってもしかして、転校生が私の部屋にいるってこと?」

風子「そーゆーことです。部屋の鍵が開いてれば、中に入ってるでしょーね」

天「・・・そういうことは先に言いなさいよ!ああもう!礼を言う時ぐらいすぐ見つかりなさいっての!」タッタッタ

風子「廊下は走らねーように・・・ま、いーですか。今くらいは」

~スタジアムはお任せくだせー~

葵「はあぁ~、いいお天気!す~・・・は~・・・いい気持ちです!」

葵「新緑が鮮やかで、ウキウキしてしまいますね!今日は頑張りましょうね♪」

萌木「ハァ、ハァ・・・冷泉さん、待っ・・・あ、足はや、い・・・!」

葵「霧塚さん、疲れるのはまだ早いですよ。これから運動場なのですから!」

転校生「いっしょ♪いっしょ♪ふーちゃんといっしょ♪」

風子「アンタさんとこういうのに来るのは初めてですね。クエスト自体が前回のクリスマスイブ、イベントだと2月のバレンタインですか」

転校生「ひさしぶりだよねー」

風子「ま、でも今日は遊びじゃねーんで、しっかりしてくだせー」

萌木「はい。社会貢献として施設の警備や案内をし、自らの立場を学ぶ。そして・・・」

風子「魔法使いのイメージ向上をはかる。取材たのまれたらちゃんと対応すんですよ?」

萌木「うっ・・・やっぱりあるんですかねぇ・・・断っちゃだめですかねぇ・・・」

萌木「わたし、知らない人とお話しするの苦手で・・・」

転校生「えー、せっかくてれびにうつるんだよー?てれびだよてれび!ぜんこくほーそー!」

風子「ま、転校生さんはともかく、苦手だからこそやるんですよ」

風子「コミュニケーション能力は鍛えるもんです。霧塚、頑張りましょ」

萌木「あ、あうぅ・・・でもわたし、ただでさえ声も小さくて、あがり症で・・・」

萌木「人前で・・・あんなこと、できるんでしょうか・・・」

転校生「ちゃんとふぉろーするから!」

風子「いっぺんやっちゃえばどーってことねーですって。女は度胸です」

転校生「おとこはどきょー、おんなはあいきょーじゃなかったっけ?」

萌木「男は度胸、女は愛嬌、坊主はお経とも続けますね。男女の在り方を「度胸」と「愛嬌」の「きょう」で語呂を合わせて言った諺で、男にとって大事なのは、決断力があり物怖じしないことで、女にとって大事なのは、にこやかでかわいらしい振る舞いだということを示す意味だと」

風子「そんだけじょーぜつになれるならじゅーぶんですよ」

葵「あの、わたくしもなにかおかしなことを言うかもしれないので!」

転校生「そのときもいいね!するよ」

風子「そのフォローはちげーですよ」

~イメージアップ~

風子「ま、そですね。なるべくおかしなことは言わないよーに」

風子「間宮千佳と桃世ももが先に着いてるはずです。合流したら仕事内容を訊くこと」

風子「やるからには徹底的にイメージアップしよーじゃないですか」

転校生「いめーじぃぃぃぃぃぃ・・・あーーーっぷ!」

葵「いめーじぃぃぃぃぃぃ・・・あーーっぷ!」

風子「お二方はやる気じゅーぶんですね」

風子「グリモアが問題児収容施設でないこと、世に知らしめてやります」

風子「・・・将来のためにも、ね」チラッ

転校生「しょーらいのためー!」

葵「わたくしも尽力いたします!皆で一緒に知らしめましょう!」

萌木「ほ、ほんとにだいじょうぶかな・・・?」

~準備したもの~

千佳「あ、来た来た」

もも「水無月さん、転校生くん、霧塚さん、冷泉さん!こっちですよー!」

萌木「ひぃ・・・ひぃ・・・」

転校生「もえちゃん、はい、スポーツドリンク」

萌木「あ、ありがとう・・・」

風子「始まる前からへばってたらせわねーですよ。ってか、転校生さん、それどこに持ってたんで?」

転校生「あつしにのせてきたよー。れいぞーまきなくんといっしょに」

荷物運搬用段ボール『淳史』:荷物を入れて運ぶためにかなり大きめに作られた段ボールカー。陸輸専用。

千佳「なんかいろいろ持ってきてんのね。でも、こっちでいろいろ支給されるから大丈夫よ?」

転校生「ゆかちゃんがあれもこれももってけっていうから・・・」

葵「まあ、用意周到なんですね!」

風子「備えあれば憂いなし、ですからね」

転校生「どーゆーいみ?」

萌木「普段から準備をしておけば、いざというとき何も心配がないということだね。殷の宰相傳説の言葉で、『書経』説命中には、「これ事を事とする(するべきことをしておく)乃ち其れ備え有り、備えあれば患い無し」とあって、「憂い」は「患(い)」とも書くよ」

転校生「・・・さいしょのだけでよかったんじゃない?」

もも「霧塚さん、生き生きしてるなぁ」

風子「こんだけ元気なら心配はいらなさそーですね」

~おたすけ魔法少年~

野球男子「暑い・・・ヤバいッス・・・」

転校生「おたすけー、おたすけにまいりましたー。こちらスポーツドリンク」

野球男子「うっ、ありがとうございますッス・・・」

転校生「はい、これほれーざい。ひだりわきにはさんでね。これにのって。かげのあるとこまではこぶから」

野球男子「なにからなにまですいません・・・」

転校生「いーのいーの、おしごとだもん!」

・・・

女子「手、空いてる?ならストレッチ手伝ってもらっていい?」

転校生「おっけー、いいよー」

女子「ありがと。じゃ、背中押してー」

転校生「ぐーっと」

女子「もっと体重を乗せてー」

転校生「こ、こう?」

女子(ショタと全身で密着してる・・・今日来てよかったぁ!)

・・・

陸上女子「いつつっ!足つった!」

転校生「はい、あしのばして、つまさきたてて」

陸上女子「こ、こう?いつつっ」

転校生「はい、ぐーっとのばすよー・・・ぐーっと」グーッ

陸上女子「あう、痛み引いたー・・・」

転校生「はいこれ、カイロいりたおる。これであしあっためててね。いまテントまでつれてくから、これにのって」

転校生「むこうでマッサージもするよー」

陸上女子「なにからなにまでありがとー・・・君、すごいなぁ」

転校生「まほーつかいですから」フンス

~テレビ取材~

リポーター「こんにちは、魔法学園の方ですよね、お話きかせてもらってもよろしいですか?」

萌木「え、えっ!?は、はい!」

萌木(うう、どうしよう・・・みんな忙しくてこっちにこれなさそうだし、わたし一人でやるしかないのかなぁ・・・)

リポーター「まず、お名前の方を聞かせてください」

萌木「ひゃ、ひゃいっ!き、霧塚、萌木ですっ!」

萌木(うう、早速噛んじゃったよぅ・・・)

転校生「もえちゃーん!あ、てれび?」

リポーター「あれ?もしかして、ボクも魔法学園の生徒さんなのかな?」

転校生「うん!あ、ちがった。はい!あ、もえちゃん。あそこのかどまがったとこにこーいしつさがしてるこがいるから、いってもらっていい?」

萌木「え、あ、うん。えっと、す、すいません、すぐに戻ります!」

転校生「よろしくねー!」

リポーター「彼女は、案内係なんですね。ボクは何の係なのかな?」

転校生「いいね!するかかり!」

リポーター「え?」

転校生「あっ、ちがった。ふぉろーだ。サポーターだよー。あ、ですよー」

リポーター「そうなんだ?こんなに小さいのによく働いててえらいねー」

転校生「えっと、しゃかいこーけん?と、まほーつかいのイメージアップのためだって!」

転校生「でも、むつかしいのあんまりわからなかったから、こまってるひとをたすけてあげなさいってふーちゃんにいわれたの!あ、い、いわれたんです!」

リポーター「ふーちゃんっていう子は、お友達かな?」

転校生「えっと、おともだち?おかあさん?おねえちゃん?・・・ふーちゃん!」

リポーター「なるほど、保護者みたいな人だと。それじゃあ・・・あっ、ボクの名前、聞いてなかったね。お名前教えてもらっていいかな?」

~打ち解け早い~

萌木(ふぅ、あの後も何度か案内してて、すっかり遅くなっちゃった・・・転校生くん、さすがに戻ってるよね?)

転校生「それでね、もえちゃんはいろんなことしってるの!ごほんがだいすきでね、としょいーんなんだよ!」

リポーター「あ、噂をすれば・・・」

萌木「え?あれ?」

転校生「もえちゃん、おかえりー」

萌木「あ、うん。えっと・・・?」

リポーター「霧塚さん、転校生くんからいろいろ聞きましたよ。なんでも、相当な博識なんだとか」

萌木「え、えっと、わたしなんかまだまだで・・・学園にはもっとすごい人もいますし・・・」

転校生「もえちゃんはじしんもって!いっぱいしっててかしこいんだから!」

萌木「わ、わたしなんてたまたま本を読むのが好きだったから知識として蓄えてるだけで、それを実行に移せないですし・・・」

リポーター「じゃあ、これなんだかわかります?」

萌木「あ、はい。これはですね」

・・・

萌木「・・・というものですね」

転校生「いまのとこカットでいいよー」

萌木「ええ!?あんなに力説したのに!?」

リポーター「うーん、ちょっと長くて使えないかもしれませんねー」

萌木「そ、そんなぁ!」

転校生「もっとかんけつにせつめーしなきゃね!」

萌木「うう、5歳児に諭されてるわたし・・・」

~いけないわんちゃん~

葵「お待ちください!犬さん、盗んだものをお返しください!」

千佳「もーいいじゃん、ほっときなって!どうせペットボトルでしょ!?」

葵「でも、こんなに暑い中、飲み物がないと倒れてしまいますっ!」

千佳「あの犬、足速すぎるよ・・・捕まえるのムリくない?」

葵「むーっ・・・これで何度目でしょうか。次来たらとっちめます!」

千佳「とっちめ・・・」

萌木「ひ、ひいぃぃ~!助けてください~!」

萌木「あぁ、だめだめっ、や、ぶけ、あぁっ・・・!」

転校生「こら!わんちゃん、そんなことしたらめっ!」

千佳「あっちも犬にやられてる・・・」

葵「霧塚さん、大丈夫ですか!?ここにもいけない犬さんが!」

葵「こら、犬さん!めっ、ですよーっ!」

転校生「やーっ!かまないでーっ!いたいーっ!」

葵「あっ、転校生さん!」

千佳「こら、このクソ犬、さっさと離れろっ!」

風子「破ぁ!!」

犬「キャインッ!?」ボシュゥゥゥゥ

風子「ふぅ、神凪から習った『破ぁ!!』が効きましたね」

千佳「風紀委員長ってスゴイ、改めてそう思った」

~鬼VS犬~

風子「しっかしまぁ、それなりに数はいるよーで」

転校生「うぅ、あとになっちゃった・・・」

風子「・・・さて、魔物相手に慈悲はいりませんね」

もも「あっ、水無月さん。ちょっと・・・ひぃっ!」

風子「ウチの子に手ぇだす畜生は、どうなるかってのをちゃんと躾しねーといけませんねー?」ゴゴゴゴゴ

千佳「お、鬼だ・・・鬼が見える・・・」

葵「でも、犬さんは鬼退治をするんじゃありませんでしたっけ?」

萌木「ああ、桃太郎・・・でも、ほら。でも猿も雉もいないし、大丈夫だよ」

葵「・・・そうですね!」

イヌ「絶・天狼抜刀牙で返り討ちにしてy」

風子「このド畜生がァーーーーーッ」

イヌ「ぎゃいんっ!?」

風子「よくも!このクソ犬がッ!転校生さんに傷をつけましたねェええっーーッ!!」

風子「魔法を使うまでもねーですッ!蹴り殺してやるッ!このド畜生がァーーーーーーッ」

イヌ「ぎゃあああーーー!!!!」ボシュウウウウ

風子「さて、あと何匹ですかね?一匹残らず駆逐してやりますよ」ゴゴゴゴゴゴ

転校生「ひいっ!ふーちゃん、おちついてー!」

・・・

エレン「今、私のアイデンティティーが奪われた気がする」

メアリー「はぁ?何言ってんだお前」

~チアガール~

萌木「・・・うぅぅ・・・ほ、ほんとにやるんですか・・・?チアガール・・・」

風子「やりますよ。ここで魔法少女の魅力をアピールしないと」

[チアガール]転校生「がんばるよー」

風子「社会奉仕、魔物退治、チアガール・・・好印象間違いなしです」

風子「まあ、一部ガールじゃねーですが」

萌木「そ、そうかもですけど・・・なんだか手足が震えてきましたぁ」

もも「大丈夫!毎日練習したんだし、自信もって踊っちゃいましょー!」

葵「霧塚さん、お気持ちはとてもよくわかります。わたくしも短すぎるとは・・・」

葵「いざとなったらポンポンで隠しますので、どうぞ思いっきり!」

萌木「や、スカートの長さとかじゃなくて・・・あの・・・!」

転校生「もえちゃん」

萌木「て、転校生くん?」

転校生「いっしょにがんばろ?」

萌木「あ、えっと・・・そ、そうだよね・・・転校生くんもやるのに、年上のわたしがやらないわけにはいかないよね・・・!」

風子「よーし、そんじゃ、着替え終わったら準備運動しましょー」

風子「これも社会奉仕のうちです。やるからにゃー、全力で行きますよ!」

千佳「うっしゃ!これで可愛い女の子っぷりを見せつけてモテモテ間違いなし!」※無理です

転校生「まちがいなしー!」

~テレビに~

ありす「そろそ・・・」

クレプリ「少年がインタビューされたんだよな?」

転校生「うん!このじかんにほーそーっていってた!」

ありす「ぁっ・・・・じまった・・・!」

リポーター『あれ?もしかして、ボクも魔法学園の生徒さんなのかな?』

転校生『むつかしいのあんまりわからなかったから、こまってるひとをたすけてあげなさいって』

ナレーション『魔法学園の少年はその言葉を胸に、各選手たちのサポートに走り回っていました』

ナレーション『そのほかの生徒たちもよく働いていて―』

もも『売店へようこそ!こちらの商品をお買い求めいただくとスポーツドリンクを一本無料で付けちゃいます!』

ナレーション『会場に現れた魔物を速やかに対峙する姿も――』

風子『破ぁ!!』

ナレーション『また、パフォーマンスとしてチアガールもこなし―』

転校生『わん!つー!すりー!わん!つー!すりー!』

風子『OK Don't Mind!』

もも『Hey! You Can Do!』

千佳『Never Give Up!』

萌木『Let's Everybody Go!』

ありす「・・・・・・!?」

クレプリ「チア・・・ガール・・・?」

転校生「たのしかったなー・・・えへへ、てれびにうつるの、ちょっとはずかしいな」

ありす「・・・」

ありす(本人が楽しいならそれでいっか)

今日はここまで!鬱屈とした雰囲気は吹き飛ばせ!
前はテレビ出演とかすごい渋ってたけど、『ただの子供魔法使い』ってことを伝える程度なら大丈夫っだと判断したので出てます。
それと、転校生が『JGJ』のロゴが入った段ボールを乗り回してたのでJGJの株価が上がったとか。
転校生の体質やもろもろについては話さないように念押ししてくぎを刺してるので大丈夫だったようです。
卯衣ちゃんかわいいなー。バニーとかもうかわいいなー。かわいいなー。
卯衣が転校生の観察のために香ノ葉に弟子入りするとかいうエピがあってもいいと思うんだ。だれか書いてくだしあ。
卯衣はかわいい。ありすもかわいい。
ありすありあり(合言葉)

~たっちゃんは~

風子「・・・はんせーしましたか?」

龍季「あーはいはい。もう説教は終わったのかよ」

風子「・・・・・・・・・・・・」

風子「こりゃもーちょっと時間かかりそうですね。なにがいけないんですかね」

龍季「しらねーよ」

風子「・・・あんまりウチを見くびらねーでほしーですね」

風子「だてに風紀委員やってませんよ。助けてほしい人はわかるんですから」

段ボール「・・・」

風子「んで、どーでした?あんたさん、なにかわかりました?」

転校生「あんまり。でも、たっちゃん、なんだかさびしそうだった」

風子「んー、子供の直観なら・・・って思いましたが、当てが外れましたね。しゃーねーです。地道に探していきますか」

転校生「・・・たっちゃん、そといったよね?」

風子「ん?はい、行きましたよ?」

転校生「えっと、さらちゃんさらちゃん・・・よし!これでおっけー」

風子「仲月に何か言ったんで?」

転校生「たっちゃん、たんじょーびだから、さらちゃんがさがしてたの。だからほーこく」

風子「ふーん。アンタさんは?大体の生徒のとこには行ってるよーなきがしますが」

転校生「きょーはいいかな。さらちゃんがいるから、だいじょーぶだとおもうし」

風子「ま、アンタさんの意思を尊重しますけどね。はぁ、さてどうしたものやら」

転校生「・・・きっと、うまくいくよ。きっとね」

~表のふたみん、裏のこころん~

転校生「ふたみーん・・・あれ?」

心「・・・zzz」

転校生「・・・どげざしたまま、ねてる・・・」

心「【心ちゃん】になにか用ですか?」

転校生「あっ、こころん・・・であってるよね?」

心「はい。双美心の裏の人格を指すのがそれであれば、正しいです」

転校生「じゃあこころんでいいや。ききたいことがあってね?ぱそこんのことなんだけど」

心「何か不具合でも?」

転校生「えっと、なんかへんなのがでてきて・・・」

・・・

心「ウィルスが入り込んでましたので、処理しておきました。あとでセキリュティソフトも入れておきます」

転校生「うぃるす?ぱそこん、びょーきだったの?」

心「病気というか・・・まあ、病気のようなものですか」

転校生「ふーん・・・こんどからおふとんかぶせてからねかせなくちゃいけないなー」

心(スマホ布団のようなものでしょうか?どちらにせよ、発想がかわいいですね)

双美心(裏):こころん。【心ちゃん】だいすきなショタコンで双美心の戦闘担当。

~はいりこめない~

ワイワイキャッキャ

転校生「・・・」

ありす「てんこ・・・く・・・?」

クレプリ「どうしたんだ?こんなところで。なにか中にあるのか?」

転校生「あっ、いや、その・・・ちょっとはいりにくくて・・・」

ありす「?」

・・・

あやせ「ほら、アイラちゃん。そんなにシャルロットちゃんから離れなくてもいいじゃない」

エミリア「そうですよ!せっかく同じ部屋にいるんです、もっとほら、近寄って!」

アイラ「し、しかしのう・・・うむむ・・・」

シャルロット「ではこちらから」

アイラ「うおわ!?い、いきなり来るでない!ビビるからやめろ!」

シャルロット「いえ、今までの分の溝を埋め、親交を深めるためです。諦めてください」ギュー

あやせ「それじゃあ、私も~」

エミリア「あ、私もやります!」

アイラ「エエイ、やめろ!その無駄にデカいもんを妾に押し付けるでない!鬱陶しいんじゃ!デカい!」

あやせ「あらあら、これがいいのかしら?」

アイラ「ち、窒息する!死因が胸で圧死とか笑いものにしかならんじゃろうが!」

エミリア(あやせさんとシャルロットさんが大きすぎて私のものが届かない・・・)

・・・

転校生「・・・ね?はいりたくないでしょ?」

ありす「・・・」ペタペタ

クレプリ「あの中に入ったらすっげーダメージうけそうさね」

ありす「・・・ぉとなし・・・待って・・・」

転校生「うん、プレゼントはりょうでわたすことにするー」

今日は短いけどここまで!明後日に向けてちょっとパワーを貯めてるところですので、しばらくおまちください。
今回のイベント、ガチャから風子が、報酬に卯衣が。そして誕生日ガチャでありすがという俺ランキングベスト5中の3人が被るという事態に。
こんなの金がいくらあっても足りねーよ!これでさらと結希が着てたら即死だった。
明日はごめんなさいの心をやって、明後日は秘めた力を開放するときです。番外編やります。
ありすありあり(合言葉)

さらちゃんが最後の砦・・・今月は来ないでくれ・・・頼む・・・金が、足りない・・・ッ!

~人の心~

心「おはようございます、転校生さん」

転校生「おはよー・・・こころん!」

心「はい、こころんです。突然ですが、クエストを受けました。まだ私ひとりです」

心「それで、誰か優しい魔力が抱負で譲渡も可能な男の子がついて来てくれたらな~と思ってまして」

転校生「そっか。それじゃあがんばってさがしてね」

心「着いてきてください」

転校生「それならさいしょからそーいえばよかったのに。で、みっちゃんたちは?」

心「天文部のメンバーはいません」

心「私と、あなたの、2人です・・・デュフフ」

転校生「そっか、がんばってね」

心「他の人を交えず、お話したいことがあります」

心「ようやく、デバイスが圏外になる場所のクエストが発令されました」

心「この機会を逃すと、しばらくチャンスがありません」

心「ぜひ、とも。あなたの身体にかかわることで・・・あれ?」

心「・・・放置プレイもありですね」

~神宮寺茉理~

茉理「おいーっす。JGJインダストリー私立グリモワール学園対策開発局局長」

茉理「神宮寺茉理、到着しましたー」

兎ノ助「おっj。時間通りだな。ええと・・・なんだって?」

茉理「JGJインダストリー私立グリモワール学園対策開発局局長」

兎ノ助「舌噛みそう・・・初音のお姉さん、でいいんだよな?」

茉理「そーよ。そっくりでしょ?」

兎ノ助「うーん。ちょっとタイプは違うけど確かに似ている・・・」

兎ノ助「もしかして神宮寺の兄妹ってみんな同じ顔なのか・・・!?」

茉理「まさかー。さすがに兄さまたちが同じ顔だったら怖いでしょー」

茉理「あ、ヤバいヤバい。遅れちゃう。執行部ってどこだっけ?」

風子「案内するんで注意事項だけ聞いて下せー」

兎ノ助「うおっ!?風子!?」

風子「どーも、グリモアの風紀委員長、水無月風子です」

茉理「ご丁寧にどーも。JGJインダストリー私立グリモワール学園対策開発局局長の神宮寺茉理よ」

風子「はい、聞いてますよ。それでですね、本来この学園には関係者以外立ち入り禁止です」

風子「ゲストとしての入場時は持ち物に制限があるし、身体検査もあります」

風子「今回はJGJと協力体制を取るってことでそのへんは不問ですが・・・」

茉理「グリモアも軍事組織の1つ。漏れちゃいけない秘密がいっぱいあるんでしょ?」

茉理「提携の契約と一緒に守秘義務契約も結んでるから、そこは安心して」

風子「いえ、ウチとしてはそのへんどーでもいーです。いや、よくねーですが、二の次です」

兎ノ助「おい、風紀委員長・・・っと、その辺は大人の仕事だな」

風子「はい。つーわけで生徒だいひょーとして一点だけ」

風子「転校生さんから情報をえよーとしないことだけおねげーします」

風子「いや、違いますね。あの子に情報を与えないように、といった方がいいでしょーか。特に、裏世界とか、ね」

茉理「おっけ。子供に変なこと教えるのも気が引けるし、その言い方からしてその転校生くんは重要なことは知らないと見た」

茉理「初音ちゃんからも聞いてるけど、可愛い子なんだよね?・・・会うのが楽しみだなぁ」

茉理「・・・グフフ」

風子「度が行き過ぎる行為が視られた場合接触禁止及び退去を申し出ますからね」

~気遣いの心~

心「それでは、よろしくおねがいします。クエストへ向かいましょう」

転校生「はーい。こころん、よろしくねー」

心「はい、よろしくしたいです。・・・その服装は?」

[応援団]転校生「このまえ、せんとーふくがじみっていわれたから、いろいろちょーせいちゅー」

心「はい。そのぶかぶかの服がまたそそる・・・ともかく」

心「私のクエストに付き合っていただいて、ありがとうございます」

心「あの子には内緒で受注しました。気になることがあるので」

心「あなたにも関係することです。お伝えしなければ、と思いまして」

心「まずは先に進みましょう。普段通りに振る舞う必要があります」

心「そして、どこかで国軍の監視を避け、お話します」

転校生「おっけー」

心「・・・途中、【心ちゃん】に交代するかもしれないので、その時はうまくはぐらかして・・・」

心「・・・あれ?なな、なんでわたし、こんなところに・・・」

転校生「ふーたーみん、いっしょにがんばろーね」

心「て、転校生さん!?な、なななんで!?も、もしかしてわたし、クエストに来ちゃってるんですか!?」

心「ど、どどどうしましょう!わたしみたいなクズゥが転校生さんを守り切れる保証が・・・」

転校生「『いっしょに』!がんばろうね!ふたみん!」

心「え、えっと・・・はい・・・?」

~半信半疑~

心「・・・あ、あの・・・ほほ、本当にわたし、クエストを請けたんですよね・・・」

転校生「うん。だってきてるじゃん。なんで?」

心「い、いえ!心あたりがないというか・・・」

心「うう・・・ほ、ほんとに請けてる・・・いつの間に・・・」

転校生「でもほら、あいしょーしけん?だっけ。それのパートナーにこのまええらばれてたじゃん。あんまししらないけど」

心「そ、そうですよね!パートナーに選ばれたんですよね!」

心「な、なんでこんな大事なことを忘れちゃうんでしょうね。あはは・・・」

転校生「・・・こわい?」

心「・・・だ、だってわたし、クエストで活躍したことなんかないし、魔物は怖いし・・・」

心「落第にならない最低限のものだけ請けてるはずなのに・・・や、やっぱり無理・・・」

心「それなのに無意識に・・・はっ!」

心「だ、大丈夫です!わたし、ショタコンじゃないですから!転校生さんを人目のつかないところであれこれなんて考えてませんから!」

転校生「なにいってるのかよくわからないけど・・・もう、うけちゃってるし、しょーがないんじゃない?」

心「・・・は、はい。請けてしまったからには仕方ありませんね」

心「ここ、こうなれば玉砕も辞さず、わたしがあなたを守ります!」

心「もしもの時、骨は拾ってくださいね・・・と、突撃ぃ!」

転校生「とつげきー!」ギャルルルルル

心「て、転校生さんは来ちゃダメですぅぅぅーーー!!!速っ!段ボール速っ!」

~心こころココロここロコころココろこコロここ心ちゃん~

心「あ、ああ、死んでない、死んでない・・・!」

転校生「ふたみーん」

心「生き残ってしまいました・・・またあの恐怖と戦わないといけません・・・!」

転校生「ふたみん、おーい」

心「ど、どうしましょう!つ、次に会ったら、絶対にクチャっと・・・プチっと・・・」

転校生「きいてるー?」

心「そうだ、今のうちに遺書を書いておかないと・・・ちょっとPC触りますね・・・」

転校生「ふたみーん?」

心「・・・あいかわらず、心ちゃんは後ろ向きですね。進歩しません」

心「ですが、私の大切な主人核です。【本物】ではない私にとっては・・・」

心「彼女はとても羨ましい。そして神々しいんです」

心「そして可愛くていとおしくて萌え~でキュートで超絶ラブリーな大事な主です」

転校生「はるのんとかあきちゃんみたいだったよ、いまの」

心「それと同時に転校生さんもそう思ってますよ。英語で表すとしたら【tremendous!】ですかね」

転校生「つづきはよ」

心「・・・すいません。お話ししなければならないのはあなたのことでしたね」

心「ですが、今はやめておきましょう。デバイスに魔物の反応があります」

心「これを倒して・・・おそらく一度、心ちゃんが出ますが、そのあとということで」

心「この魔物は私が倒します。初の共同作業ということで頑張りましょう」

転校生「ぼくはなれてみてるね」

心「・・・ショタから冷たくされてる・・・イイ」

~お話~

心「・・・お待たせしました。ここまでくれば大丈夫でしょう」

転校生「ありがと。それじゃあ、よろしく」

心「はい。先日、学園のデータバンクに侵入しました。調べ物をしていたためです」

転校生「でーたばんく?」

心「情報が集まってるところです」

心「・・・あなたに伝えなければならないのはただ一点」

心「あなたの命が脅かされていること。それも、遠い先の話ではない」

転校生「・・・えっと?」

心「すいません。大雑把な言い方ではわかりませんよね。ではこう表現しましょう」

心「【霧の護り手】、【ライ魔法師団】、【キネティッカ】等々・・・」

心「これら複数のテロ組織に、あなたの情報が洩れています」

心「第七次侵攻の時の活躍のため・・・というのも理由の一つではあります」

心「・・・ここ最近は露出も多いようですし」

転校生「?」

心「けれど、私が伝えなければならないのはそういうことではありません」

心「よく聞いてください」

心「あなたの情報を、テロ組織に流した人物がいます」

~大事な心~

心「・・・誰かはまだわかりません。もしかしたら、と思う人物はいますが・・・」

心「まともに教えてくれないでしょうが、遊佐鳴子に尋ねるのも手です」

転校生「ゆさ?おしえてくれないかな?」

心「・・・あなたには、情報が行かないように徹底されています」

心「ですが、知っておかなければ自分の身を守れないこともある。そう判断して、私は今回のことを話しています」

心「ですから、私が言ったことは風紀委員長にも、生徒会長にも、楠木さんにも、内緒にしておいてください」

転校生「わ、わかった」

心「・・・今回、このことに気づいたのは偶然です。そもそも私が調べているのは・・・」

心「【私たち】のことなのですから。この件について追跡調査をするつもりはない」

心「ですがあなたには、心ちゃんもワタシもお世話になっている」

心「・・・いろいろな方面で」

心「ですから、そのお礼として、手に入れた情報をお伝えしました」

心「テロ組織は、おそらく動き始めるでしょう。あなたを攫いにくるはずです」

心「これから、身の回りに気をつけてください。使えるモノはなんでも使ってください」

心「あなたの体質は、100万石の宝石に勝る・・・いつ刺客が現れてもおかしくない」

心「忘れないでください。あなたは魔法使いにとって希望であり・・・」

心「そして、悪しき者にとっての希望でもあるということを」

転校生「わるいひとの?」

心「・・・あなたは、幼いですから。それに、素直です。悪いことを吹き込まれたら、それが悪いことだと気付かなかったら」

心「きっと、あなたは染まってしまう。子供の心は、無地のキャンパスのようなものですからね」

心「あなたは、黒にも白にも染まる可能性があるのですから」

~学園長~

転校生「がくえんちょう・・・あのおじーちゃん?」

風子「はい。ついさっき、死亡報告が来ました。アンタさんはわからないでしょーから、せつめーしますね」

風子「グリモワール魔法学園の犬川学園長が、死にました」

転校生「死ん・・・だ・・・?」

風子「はい。そこで、ひとつ問題がはっせーするんですよ」

転校生「えっと・・・ちょっとまって、なにがなんだか・・・」

風子「混乱はわかりますが、続けます。これから、アンタさんはしばらく【常に】誰かと一緒に行動してもらいます」

風子「いつ何時でも、どこに行くときも、です」

風子「そして、今どこに行くときも、といいましたが、しばらく外出も制限します」

転校生「え?・・・え?」

風子「寝泊まりも学園内で。もーしわけありませんが、ちゃんと部屋はよーいされますんで」

風子「この学園にはシャワー等も完備されてますので、そのあたりの心配はいりません」

風子「そして、今までは誰かの部屋で・・・でしたが、しばらくはアンタさんの部屋に、誰かが行くという方式になります」

風子「基本的に風紀委員が、手が空いてない時はその他の誰かを派遣します。不便だとは思いますが、我慢して下せー」

転校生「えっと・・・えっと・・・おへやがもらえる、でいいの?」

風子「ま、そういう認識でもかまわねーです。いいですか?これからはウチかもしくは服部が、アンタさんの部屋に行く人物を直接、口で伝えます」

風子「その人物以外は、絶対に部屋に入れないように。誰であろうとも」

風子「仮に、ウチが来ようとも、遊佐が来ようとも、楠木が来ようとも、絶対に入れてはだめです」

風子「アンタさんは、今それだけあぶねーですから」

~力~

ありす「・・・・・・」

クレプリ「少年のこと、聞いたか?」

ありす「ぅん・・・」

クレプリ「まあ、オレっちには詳しい事情はわからないさね。でも、学園長のこととか、関係してるんだろうな」

ありす「・・・ぁたしじゃ、守れ・・・なぃ、から」

クレプリ「そーさな。力不足さね」

ありす「・・・・・・つょく、ならなぃと・・・ぃけな・・・のかな・・・」

クレプリ「オレっちは、今のままのありすが好きだぜ。多分、少年もそう思ってる」

クレプリ「でもな、ありす。ありすが強くなりたいっていうなら仕方ない。オレっちはありすの意思を尊重するからな」

ありす「ぅう・・・」

クレプリ「まだ時間はあるさね。それに、強い奴らもいっぱいいるんだ。もうちょっとチャージ機関でもいいぜ?」

ありす「でも・・・転校生、く・・・」

クレプリ「アイツの周りには、生徒会長とか、風紀委員長とか、強い奴がいっぱいいるから、大丈夫だとは思うさね」

クレプリ「焦る必要はないさね。自分のペースでいこうや」

ありす「ぅ、ぅん・・・がんば・・・す・・・」

今日はここまで!明日はありすメインの番外編。未来編とかじゃなくて番外編。本編とは異なる表現がございますが、ご了承ください。
子供の心は白にも黒にも染まりますよね。子供の【心】は。ダブルミーニングってやつ狙ってみました。
わからない人はこのスレ内での年末まで待ってると納得できると思うよ。
ありす誕生日おめでとう!
ありすありあり(合言葉)

~今までのイヴまとめ~

智花「転校生さん!」より

イヴ「転校生さんも大変ですね」
→イヴ「転校生さん、デートしましょう」
→イヴ「転校生さんはぁはぁ」
→イヴ「ノエルに嫌われた・・・」


卯衣「転校生くんと同棲する」より

イヴ「騒がしいですよ」
→イヴ「ご主人様・・・」


結希「できたわ、転校生君」より

イヴ(私はクールなエリートキャラ)
→イヴ(もしノエルに何かあったら・・・)
→イヴ「ノエル好き好き大好き超愛してる」
→イヴ「ご主人様・・・」
→イヴ「ノエルは私が守ります!」


紗妃「転校生が記憶喪失?」より

イヴ「くぅーん」
→イヴ「ご主人様・・・」
→イヴ「はい!ご主人様!」
→イヴ「ノエル好き好き大好き超愛してる」
→イヴ「ノエルはぁはぁ」


ノエル「いい子なんだけどなぁ」より

イヴ「なにやってるんですか転校生さん!」


怜「よくわからないが」より

イヴ「通りすがりの変態仮面です」
→イヴ「転校生さんの下着クンカクンカ」
→イヴ「んっ・・・ふぅ」


風子「新しい転校生・・・6歳?」より

イヴ「あの子は関係ありません」
→イヴ「私は前日仮面」
→イヴ「はい!ご主人様!」(予定)
→イヴ「マイスウィートエンジェルノエル好き好き大好き超愛してる」(予定)


どこからおかしくなったんでしょうか?

自分の書いたの見直しててちょっとまとめたくなったので。
ノエルは最初以外ツッコミが多い
七撫は登場したら妊娠してる
智花の料理は最凶
紗妃は脳内ピンク
秋穂は変態だったりまともだったり
風子は味方に敵に変態に親友に保護者に一番立ち位置が変わってる
卯衣は病んだり落ち込んだり恋したり人間らしい
ありすは常に天使
ありすありあり(合言葉)

※注意 今から書く転校生は6歳ではありません。グリモア本編と同じ時間軸で、17歳設定です。


 





























ありす「大好きです、転校生さん」

































 

































ありす「ありすを、あなたの恋人にしてください」































 

転校生「ありす・・・君は・・・」

ありす「・・・ずっと、いぇませ・・・ぇした」

ありす「ぃちば・・・近くの、ぁなたに、ぃちばん、かくして、ました

ありす「転校生、さん」

ありす「ぁりすの・・・きな、ひと」

ありす「ぁたしが、ぁぃして・・・ひと」

ありす「こたぇ・・・きかせて、くだ・・・ぃ」

転校生「ありす、僕は・・・」

ありす「・・・」


 





























転校生「・・・僕も、君を、ありすを恋人にしたい」






























 

ありす「・・・・・・!」

転校生「ありがとう、ありす。・・・やっと吹っ切れたよ」

転校生「僕は、君のことが好きだ。ずっと、わかってたはずなんだけどな」

転校生「今の関係が、心地よかったから・・・つい、甘えちゃったよ」

ありす「ぁりすも・・・ぇす」

ありす「ずっと、ぃまのままで・・・そう、ぉもって・・・した」

ありす「でも、こわかった・・・ぁなたが、だれかと・・・」

ありす「ぁたしぃがいの、ひとと、ぃっしょに・・・るのが」

転校生「・・・そのあたりの違いなのかな。ありすが一歩踏み出せたのは」

転校生「僕は、危機感がなかったからね。ありすに男友達とか、仲のいい男子がいなかったから」

ありす「・・・でも、ぃまは・・・ぁりすの、ぇす」

転校生「そうだね。僕はありすのだ。ね、僕のありす」

ありす「・・・はぃ」

クレプリ「ありすー、起きろー!」

ありす「ん・・・ぁれ・・・?」

クレプリ「今日少年とデートだろ!時間まであと少しさね!」

ありす「ん・・・ふぇ!?」

クレプリ「起きろ起きろー、寝坊だぞー」

ありす「ぁ、ぇと、ぇと・・・かぉ・・らって、歯、みがいて・・・」

クレプリ「せっかく恋人同士になっての初デートなのに、こんなんじゃ先が思いやられるさね」

ありす「ぅぅ・・・」

クレプリ「嘆いてる暇があったら動け!早くしないと遅れるぞ!」

ありす「ぁぃ・・・」

・・・

転校生「おっ、ありす。おはよう」

ありす「ぉはょ・・・ござ、ます・・・ぉくれ・・・すみま、せん」ハァ・・・ハァ・・・

転校生「いやーなんとなく何があったか想像つくしなー。ありすって遠足の前の日とか眠れないタイプだろ」

ありす「そ、そぅ・・・ぇす」

転校生「眠れないくらい楽しみにしててくれたんだ、これは今日は存分に楽しませないといけないな」

転校生「さあ、お姫様。お手を拝借させていただきます・・・なんてね」

ありす「ぁ・・・はぃ・・・!」

転校生「ありすー、僕のありすー」

ありす「ここ・・・」

転校生「前にも来たね、水族館。あの時と違うのは、二人きりだってことかな」

ありす「そ・・・ぇす、ね」

ありす「ぇと・・・ぉじさ、みにぃき・・・しょ・・・」

転校生「前も見てたよね?正直あんまり魅力がわからないんだけどなぁ」

ありす「ぁの、ぉひげ・・・かわぃ、ぇす」

転校生「・・・僕も伸ばしてみようかな」

ありす「てんこ・・・さんは、ぃまの・・・まま、で」

転校生「えー、でも正直ちょっとひげには憧れがあるんだよなぁ」

ありす「ど、どぅしても・・・なら、それでも・・・」

転校生「うーん、ありすの好みの方でいたいから、やっぱ今のままでいいや」

ありす「・・・♪」

転校生「おっ、着いた着いた。相変わらずの顔だなぁ」

ありす「ぉじさ・・は、ぉさしみ・・・とか、おいしぃ・・・らし、ぇす」

転校生「水族館に来てるんだからその手の話はやめよう。煮つけとかもおいしいらしいけど」

ありす「こんど・・・つくぃ、ます」

転校生「南日本でよく流通してるみたいだから、そっちに旅行とかもいいかもね」

ありす「はぃ。転校生、さんと・・・ら、どこにでも」

転校生「おっ、そろそろイルカショーの時間だ。前は龍季がなんかやってたなぁ」

ありす「・・・むぅ」

転校生「おっと、ごめんごめん。今日はありすと、だよね」

ありす「ぁんまし、ほかのこ・・・ゃ、ぇす」

転校生「ごめんよ。さ、行こう。可愛い彼女さんと一緒にイルカショー見たいからさ」

ありす「ん・・・ごぅかく、ぇす」

・・・

ありす「ぉー・・・」

転校生「相変わらずよくやるなぁ。イルカってかわいいし賢いし・・・すごいよなぁ」

ありす「・・・転校生さんも、かっこぃ・・・し、かしこぃ・・・ぇす」

ありす「そぇに・・・頼りに、なります」

転校生「ん、好きな娘に頼られるのはうれしいね。ありすもかわいいよ?それこそイルカとは比べ物にならないくらい」

ありす「そ、ぇすか?・・・きゃっ!」バシャーン

転校生「うわ、びちょびちょだ・・・ありす、こっちに」

ありす「ふぇ?」

転校生「服、透けてるから。これ来て」

ありす「ぁ・・・ぁりがと、ござ、ます」

転校生「念のため上着を持ってきててよかったよ。いい時間だし、そろそろお昼にしようか」

ありす「ぁ・・・ぉべんと、つくって・・・な・・・」

転校生「作ってきたよー。ありすの手料理はまた今度だね」

ありす「むぅ・・・つぎは、はやぉき・・・ます、から」

転校生「楽しみにしてるよー」

転校生「おっ、このぬいぐるみ・・・前来たときはなかったよね」

ありす「ぁ・・・はぃ。ぁりませ・・・した」

転校生「それじゃあ、すいませーん。これ2つくださーい」

ありす「ぇ?」

転校生「ほら、なんかおそろいのやつが欲しくてさ。折角ドールマスターさんと恋人同士なんだ、お揃いの人形がいいなーって」

ありす「ぁりすも・・・ほしかった、ぇす」

転校生「うん、じゃあちょうどよかったよ。サイズが大きいから、学園まで配達してもらうか」

ありす「はぃ・・・♪」

転校生「それじゃあ、名残惜しいけど、そろそろ帰ろうか。買うものも買ったしね」

・・・

転校生「寮に到着ーっと。部屋まで送っていこうか?」

ありす「はぃ。少しでも・・・ながく・・・」

転校生「ん、了解。ゆっくり送るよ」

クレプリ「ありす、今日は楽しかったか?」

ありす「ぅん。転校生さんが、ぃろいろ、してくれた、から」

クレプリ「ありすが楽しいんだったらいいさね。ちゃんと次は弁当作ってくんだぞ?男は胃袋をつかむのが一番だからな!」

ありす「ぅ・・・がんばる・・・」

クレプリ「んで、次はいつだ?どこに行くんだ?」

ありす「ゃ、まだ・・きまって、な・・・」

クレプリ「ならさっさと決めるんさね!あの少年はただでさえ多忙なんだからな」

クレプリ「油断してるとすーぐかっさわれちまうぞ?」

ありす「ぃぃや・・・ぃやだ・・・!」

クレプリ「まあ、夫が仕事で疲れてるのをいやすのも嫁の仕事さね。そういう路線で攻めてもいいかもな」

ありす「ょ、ょめ・・・・ま、まだ、はゃぃ・・・ょ・・・」

クレプリ「いーや、今からもう視野に入れてても問題ないな。正直言ってあんないい男はこの先ありすの人生で現れることはないと思え」

クレプリ「ならもう少年と結婚するしかないさね!もう結婚式も上げてるし?花でだけど指輪交換もしたし?」

ありす「うぅ・・・ぉゃすみ!」

クレプリ「おいおい、もちっと話をさせてくれよぅ。オレっちも寂しかったんだよぅ」

転校生「ありす、おはよう」

ありす「ぁ・・・ぉはよ、ござぃ、ます」

クレプリ「よっす少年、おはようさね。わざわざ迎えに来てくれたのか?」

転校生「うん。ありすと一緒に登校したかったからね」

ありす「ぁ・・・ぇと・・・ぁりがと、ござぃ、ます」

転校生「お礼はなんかいいよ。僕がやりたかったんだ。さ、行こうか」

ありす「・・・はぃ」ギュッ

・・・

紗妃「あ・・・転校生さん!あなたはまた!」

転校生「おはよう、紗妃」

ありす「ぉはよ・・・ござ、ます」

紗妃「はい、おはようございます・・・ってそうじゃなくて!あなたはまた凝りもせず不純異性交遊を・・・」

クレプリ「いやいやいや、少年とありすは今現在のところ清純なお付き合いしかしてないさね。な、ありす?」

ありす「はぃ」

転校生「まだ付き合い始めだし、そういうことは卒業してからって約束したからね」

紗妃「そうなんですか?・・・って、え?」

紗妃「えっと・・・つきあう?」

転校生「うん」

紗妃「・・・おもちをですか?」

クレプリ「違うさね」

ありす「むっ・・・」ギュッ

紗妃「く、楠木さん?い、いま自分から腕にしがみついたように見えましたが・・・」

ありす「恋人・・・ぇす、から」

転校生「まあ、そういうことだ。30cm以内に継続している理由ができたからね」

紗妃「え?・・・え?」

転校生「それじゃあ、僕らはもう行くよ」

紗妃「あ、はい」

ありす「きょ・・・は、ぉひる・・・つくり・・す・・・」

転校生「楽しみにしてるよ。じゃあ昼休みに調理室でいいかな?」

ありす「はぃ」

紗妃「・・・・・・え?」

転校生「ありすー、僕のありすー」

ありす「はぃ、ぁなたの・・・ぁりす、ぇす」

転校生「うんうん、ご飯美味しかったよ。放課後どうする?学園で何かするか、寮に戻るか」

ありす「ぇと、じゃぁ・・・ぉへやで、ぉはなしを・・・」

転校生「おっけー、それじゃあ行こうか、僕のありす」

ありす「はぃ、ぁたしの、転校生、さん」

・・・

風子「あー、あれが例の?」

紗妃「い、委員長、どうしましょう・・・ま、まさか恋人になるだなんて・・・それもあんなに小さい子と・・・」

風子「ていーましても、楠木ももう中二ですよ?転校生さんとの歳の差も3歳ですし、そこまで問題あるとは思いませんけどね」

紗妃「で、ですが!」

風子「行き過ぎる行為は咎めますが、あの二人に限ってはそれはねーでしょ。さ、仕事にもどりましょ」

紗妃「う、うう・・・転校生さん・・・」

風子(あー、これは時間かかりそうですね・・・)

転校生「さて、と。部屋に到着」

ありす「ん・・・」ポスッ

転校生「膝の上でいいの?」

ありす「はぃ。・・・っこが、ぁりすの、とくと・・・せき、ぇす」

転校生「そっか、それじゃあもうありす以外には座らせられないな」ナデナデ

ありす「はぃ。他の娘にしちゃ、めっ、ぇす」

転校生「はーい。そんじゃ、何話そうか。いろいろ話したいことがあるのに、まとめられないや」

ありす「ぇっと・・・つ、つぎの・・・デートの、ぉはなし・・・とか」

転校生「よし、そうだね。ありすはどこ行きたい?希望とある?」

ありす「ぁ、ぇと・・・ここ・・・」

転校生「ほうほう、コスモス園か。いいなー、のんびりできそう」

ありす「きっと、転校生さん、ぃそがし・・・ぇすから、ゆっくりできるとこ・・・で」

転校生「確かにそれはうれしい。でも、動き回るのとかでも大丈夫だよ?今はありすが最優先事項だからね」

ありす「ぇっと・・・ぁたしも、苦手、ぇすから・・・」

転校生「そっか。それじゃあ、次はコスモス園ってことで。お弁当、期待してるよ?」

ありす「・・・はぃ♪」

転校生「ありす、そろそろ時間だ」

ありす「ぁ・・・も、そんな・・・じか・・・」

転校生「明日も迎えにこようか?」

ありす「ぇと・・・ぉねがぃ・・・ます」

転校生「よし、わかった。それじゃあおやすみ、ありす」

ありす「はぃ。ぉゃすみ、なさぃ」

・・・

ありす「ゅめみたぃ・・・な・・・」

クレプリ「大丈夫さね。これは現実。ほっぺたつねればわかるか?」

ありす「だぃじょぅぶ・・・。ちゃんと、わかって・・・」

クレプリ「まあ、ずっとこうしたかったもんな。現実離れっちゃー現実離れしてるさね」

ありす「・・・このまま、ぁのひとと・・・ずっと、ぃっしょに・・・」

クレプリ「ありすの方が1年早く卒業だけどな。どうする?」

ありす「・・・ぇ、ぇんきょり・・・?」

クレプリ「まあ、ありすの魔法は戦闘向きじゃないから、いっそのこと風飛で仕事探すってのもありかもな」

ありす「ぅん・・・そのときに、また・・・相談、する・・・」

ありす「転校生さんも、ぃっしょに・・・」

クレプリ「それがいいさね。まだ時間はあるんだ。大いに悩め、ありす」

ありす「ぅん。ぉゃすみ、なさぃ」

クレプリ「おやすみ、ありす」

ありすの誕生日に間に合った!ありすおめでとう!
最初の方既視感ある方は過去作読んでくれてる方です、ありがとうございます。
一部セリフはちょこっと変えてますけどね。あっちはお断りしてたし。
嫁ありすは書いたことあるけど、恋人ありすはまだだったなーと思って、書きました。
別スレ立てて書こうかなって一瞬思ったけど、これはこれでいいかなと。
ありすは転校生の恋人であり妹であり嫁です。異論は認めない。
ありすの誕生日も3回目、これからもありすと一緒にがんばります。
ありすありあり(合言葉)

~???~

???「・・・ぃ・・・・・・おー・・・・・・おーい・・・・・・生きてるー?」

???「ねぇ、これほんとに中に人入ってんの?」

聖奈「ああ。宍戸博士なら開け方がわかるんだろうが、連絡が通じない以上内側から開けてもらうしかない」

???「んー、じゃあどうするの?中で気絶してたら開けれないんじゃない?」

聖奈「なら起きるのを待つしかないな。幸い、軽いから持ち運びも容易だ」

???「そだねー・・・およ?」

ガタガタガタガタガタ

ヤヨイ「あっ、どうやら生きてるし起きてるみたいだよ」

聖奈「転校生、聞こえるか。聞こえたら返事をしてくれ」

段ボール「・・・ゆーちゃん?」

聖奈「ああ、そうだ」

段ボール「このまえめがねのフレームがばくはつした?」

聖奈「そう・・・いや、なんだその話」

転校生「よかった、ゆーちゃんだ」パカッ

ヤヨイ「おお、紙箱の中から子供が・・・これが噂の?」

聖奈「噂になっているかどうかは知らないが、おそらくお前が想像している通りだ」

聖奈「というより、あんな誘導尋問のまがいのことはどこで覚えたんだ・・・」

ヤヨイ「いつから起きてたの?」

転校生「ずっとおきてたよー。これ、しょーげききゅーしゅーのこーかとかすごいから」

ヤヨイ「んじゃ、事故が起きた時のこととか覚えてるよね」

転校生「うん。・・・はるのんと、あきちゃんがいない」

ヤヨイ「まだ君が最初なんだ」

聖奈「おそらく崩落だと思うが・・・瑠璃川のデバイスの反応がない。壊れたのかもしれん」

聖奈「お前の情報が必要だ。すまんがどうこうしてくれ」

転校生「はーい」フヨフヨ

ヤヨイ「うわっ、飛んだ!・・・あ、アタシ、転校生てきたばっかりなんだ。ヤヨイ・ロカ」

ヤヨイ「冒険家の娘やってます!」

転校生「はじめまして、てんこーせーです。まりょくじょーとができます!」

ヤヨイ「うん、やっぱり君がみんなが言ってた子だね。アタシ、覚醒したのはついこないだだけど・・・」

ヤヨイ「こういう洞窟とか得意だから、困ったら頼ってね」

~4時間前~

春乃「・・・・・・・・・・・・」

春乃「なにここ。霧の濃度が高すぎる・・・クエストのレベルじゃない」

春乃「どうしてこんなに調査が雑なのよ」

秋穂「おねえちゃん、どうしたの?立ち止まっちゃって」

春乃「なんでもないよぉ!秋穂は心配しなくていいからね!」

春乃「転校生とお話があるから、ちょっとだけ見張りしておいてもらえない?」

秋穂「あ、うん。わかった」

転校生「はるのん、おはなしってなーに?」

春乃「すぐにここを出る。いったん退却するわ」

春乃「おこんな場所に秋穂を長い間いさせるわけにはいかないわ」

春乃「まだ突入して30分。すぐに出られる」

春乃「入口に戻るまで、気を張ってなさい。あんたまで面倒見るのは骨が折れるんだから」

・・・

秋穂「綺麗な場所だなぁ・・・これが霧のせいだなんて、不思議」

秋穂「・・・あれ?あれ、なんだろう?」

春乃「・・・ん?秋穂?」

春乃「っ!秋穂!あたしから離れたら・・・」

ゴゴゴゴゴゴ

春乃「っ!?い、今のは・・・」

春乃「秋穂っ!!」

転校生「あきちゃん!」

春乃「転校生、その中入ってろ!そこにいれば安全だ!いいな!」

・・・

秋穂「な、なに?今の・・・?」

秋穂「ひっ!」

春乃「秋穂!こっちに!」

秋穂「おねえちゃん・・・!」

 





















春乃「秋穂っ!!」




























 

~不自然~

転校生「それで、なんかどかーんって」

ヤヨイ「・・・ふんふん・・・爆発音ね」

聖奈「それが4時間前・・・だが崩落の跡などない。すでに変化しているな」

ヤヨイ「ずっとギシギシ言ってるから、壁をぶち抜くのはやめた方がいいね」

ヤヨイ「ここの真下に位置する場所まで続く道を探そう」

聖奈「道も変わっているんだぞ?【真下】をどうやって見極めるんだ」

ヤヨイ「ま、ここはパパから叩き込まれたロカのフィールドスキルを信じてよ」

ヤヨイ「転校生くんも見つかったでしょ?」

聖奈「む・・・確かに探索や探し物については、ずば抜けていると聞いているが・・・」

聖奈「命がかかっているんだ。忘れないようにしてくれ」

ヤヨイ「ガッテン。南は安全なときの方が珍しかったよ。任せといて」

転校生「もちはもちや、だよね」

聖奈「むっ、その通りだな」

~学園では~

―4時間前―

風子「っ!碧万千洞で・・・崩落・・・」

紗妃「今あそこって、確か転校生さんが・・・」

怜「委員長、心配なら救出部隊に・・・」

風子「・・・いえ、それよりもやることがあります」

紗妃「ですが!」

風子「なぜ、あそこでいきなり崩落が起きたのか。あまりにもタイミングがよすぎるじゃねーですか」

風子「救出には人員が割かれてます。ならウチらは別の対策をねらねーといけません」

怜「しかし、転校生は・・・」

風子「グリモアの生徒たちは優秀ですから。ちゃんと無事で帰ってきます」

風子「転校生さんも、かなりの修羅場を抜けてきてるんです。クエストに関しては十分ベテラン」

風子「魔物からの身の守り方ってのも知ってます。ウチが出るとこは、ここじゃねーです」

風子(・・・・・・信じて、ますよ)

・・・

―現在―

風子「転校生さんは見つかったみてーです。彼自身はぴんぴんしてるみてーで」

紗妃「ほっ、よかった・・・」

風子「さ、これで作業にしゅーちゅーできますね。他の生徒も気になりますが、ウチらは今できることを進めましょ」

・・・

鳴子「春乃君に貸したカメラは生きてる・・・」

鳴子「転校生くんのピンバッジも生きてるな。よし」

鳴子「これで2人の位置がわかる。君たちを、失わせはしない」

鳴子「誰一人として欠けさせるものか」

~鳴子からのコール~

pppppppp

聖奈「・・・お前のデバイスだ、転校生」

転校生「あっ、えっと・・・ゆさだ。もしもし、ゆさ?」

鳴子『・・・よかった。つながった。転校生くん、そこにヤヨイ・ロカがいるね?』

鳴子『ちょっと代わってくれないかい?』

転校生「はーい。やよいちゃん、はい。ゆさがかわってって」

聖奈「遊佐だと・・・?なぜこんな時に・・・なぜロカを・・・」

ヤヨイ「・・・・・・え?アタシ?」

ヤヨイ「はい、もしもし?ヤヨイ・ロカです。えっと、ゆさ、さん?でいいの?学園生の遊佐鳴子さん?」

ヤヨイ「うん、うん・・・霧を追いかけて・・・あの、もしかしてその子って・・・」

ヤヨイ「・・・うん、わかった」

ヤヨイ「ありがと。おかげで探すのが捗りそうだよ」

聖奈「おい、遊佐から何を聞いた」

ヤヨイ「秋穂って子の探索方法だよ・・・今からアタシ、集中する」

ヤヨイ「・・・・・・・・・・・・」

ヤヨイ「確かに、霧が一定方向に流れて行ってる・・・」

ヤヨイ「崩落があってから何時間だっけ?」

聖奈「そろそろ7時間だ」

ヤヨイ「・・・急ごう。アタシに任せといて。これから1時間で、見つける」

転校生「きり・・・ながれる・・・あきちゃん・・・?」

~霧の流れ~

聖奈「状況を説明しろ!霧の流れとはいったいなんだ!」

ヤヨイ「霧は一定濃度になると可視化するけど、見えなくてもそこにある」

ヤヨイ「そして基本的には、たゆたっている。でもいくつかの条件で・・・」

ヤヨイ「まるで生きているかのように、移動を始める」

聖奈「・・・貴様、霧が見えるのか?」

ヤヨイ「見えないよ。でもわかる。感じ取れる。パパに鍛えられたから」

ヤヨイ「南で魔法使いじゃない人間が生き残るには、戦う力よりも・・・」

ヤヨイ「霧の集まりを見定めて、逃げる力が必要だったから」

転校生「いきるために、にげるんだ・・・」

聖奈「・・・霧を追っていけば、なぜ瑠璃川が見つかる」

ヤヨイ「霧を引き寄せる体質、って知ってる?」

聖奈「引き寄せる?そんな体質があってたま・・・いや・・・」

転校生(・・・おばあちゃんと、いっしょ?)

聖奈「先天的にはないが、怪我をした際に霧が入り込めば・・・」

ヤヨイ「その霧が周りの霧を集める。【霧が集まる体質】のできあがりだよ」

聖奈「・・・まさか、瑠璃川のどちらかがそうなのか?」

ヤヨイ「どちらかっていうか・・・」

転校生「あきちゃんでしょ?それでみつかるのがあきちゃんだから」

聖奈「・・・っ!?」

ヤヨイ「え・・・し、知らなかったの?なんであの子、今日まで生きてたの?」

転校生「・・・はるのん、かな・・・・・・」

~魔物化~

ヤヨイ「霧が入り込んだ人は魔物化が進行するんだ。それを止めるには・・・」

聖奈「・・・霧を通さない障壁で、魔法的に遮断するしかない」

ヤヨイ「・・・霧を取り除く手段が見つかってない以上、魔法をかけ続ける必要がある」

転校生「そっか、だからはるのんは、いっつもあきちゃんといっしょなんだ」

ヤヨイ「お姉さんだっけ?誰にも気づかれずにやってたの?」

ヤヨイ「その人、すごい根性だね。お友達になりたいよ」

聖奈「・・・まさか、あの溺愛ぶりにそんな事情があったとは・・・」

転校生「るりかわけはみんなあんなかんじらしいよ。なんか、がくえんにきてからひどくなったってあきちゃんいってたけど」

聖奈「・・・そういえば、妹の方のおまえに対する態度も相当だったな」

聖奈「それで、その障壁はどのくらいもつものなんだ?」

ヤヨイ「人によるし、最後に懸けた時間にもよるからね・・・」

ヤヨイ「今回はそろそろ半日だし、もしかしたら・・・もう切れてるかも・・・」

ヤヨイ「・・・なんとかなるなる」

聖奈「おいっ!その顔はなんだ!お前も不安なんじゃないか!」

ヤヨイ「・・・しっ・・・あっちあっち」

聖奈「・・・・・・・・・・・・」

転校生「あ・・・」

ヤヨイ「霧が集まってる。あの中心が例の子だよ!」

~救出~

聖奈「転校生!霧を払うぞ!私の羽で・・・ロカ!こういうときはどうするんだ!」

ヤヨイ「いやぁ、こういうときは逃げるんだよねぇ・・・ま、仕方ないか」

ヤヨイ「今攻撃したら、女の子まで一緒にやられちゃうから、ちょっと待ってて」

ヤヨイ「うひーっ。自分から霧に突っ込むバカが・・・どこにいんのっ!」

転校生「むりにでもつめこむっ!えいやっ!」ビビビ

・・・

ヤヨイ「よっし!秋穂ちゃんゲット!ロカなめんなっ!」

ヤヨイ「あ、あわた、霧が・・・会計さーん!もういいからぶっ飛ばしてーっ!」

・・・

聖奈「言われずとも・・・!転校生、羽の攻撃はほとんど衝撃がない。全力でやる」

聖奈「ありったけの魔力をよこせ。霧を跡形もなく散らすぞ!」

転校生「りょーかい!やっちゃえ!」ビビビビビ

・・・

ヤヨイ「お、おお~。魔法ってスゴ・・・あれ?」

ヤヨイ「・・・・・・・・・・・・」

ヤヨイ「霧が集まってくるスピードが速くなってる・・・ヤバいかも」

~瑠璃色万華鏡~

ヤヨイ「う、うひーっ・・・次から次に・・・」

聖奈「私たちの中に障壁の魔法を使えるものがいない。念のため、転校生が持っていた段ボールに入れておいたが、気休めにしかならんだろう」

聖奈「呼び寄せた別動隊が間に合うかどうか・・・!」

転校生「あきちゃん・・・」

聖奈「転校生、魔力をもっとよこせ!生徒会として、私が貴様らを死守する!」

秋穂「・・・・・・・・・・・・・・・ぅ・・・・・・」

ヤヨイ「お?昏睡状態のはずだったのに・・・」

ヤヨイ「大丈夫だよ、アタシは南で何度も死にかけたけど、なんとかなった」

ヤヨイ「ロカ家には幸運の女神様がついてるんだ。だからあなたもダイジョブ!」

ヤヨイ「・・・聞こえてるといいけど・・・」

転校生「きこえてるよ。・・・ちょっと、おちついてる」

ヤヨイ「わかるの?」

転校生「なんとなく、だけどね」

秋穂「・・・ぉ、ぉね・・・ちゃん・・・」

ヤヨイ「・・・お姉ちゃん?」

転校生「あっ!来た!」

・・・

春乃「秋穂ーっ!!」

ヤヨイ「・・・・・・・・・・・・」

聖奈「・・・・・・・・・・・・」

聖奈「ま、魔物が・・・消えた・・・」

聖奈「今のは・・・る、瑠璃川春乃っ!」

春乃「秋穂・・・秋穂っ!」

ヤヨイ「落ち着いて、まだ大丈夫だよ。でも汚染は確実に進んでる」

ヤヨイ「影響が出る前に障壁を。あなたが張ってたんだよね」

春乃「・・・・・・・・・・・・」

春乃「・・・・・・魔力が・・・・・・」

転校生「はるのん、はい!」ビビビ

春乃「恩にきる!」

聖奈「これで全員見つけた。近くにいる別動隊と合流して、帰還するぞ」

~いの一番に~

兎ノ助「おかえり!よかった、全員無事d」

風子「転校生さん!」

転校生「ふーちゃん!」

兎ノ助「風子、おまえどこから・・・」

梓「ずっと待機してたッスよ。てか、自分が押さえてたッス。帰還のことを聞いた瞬間居ても立っても居られなくなってみたいで」

風子「よかった・・・無事で・・・怪我はしてませんね?」

転校生「うん、だいじょーぶー」

秋穂「転校生くんはなんともなかったんだよね?わたし気絶してたから覚えてないんだけど・・・」ペロペロ

風子「でも念のため、保健室に行って下せー。瑠璃川、アンタもですよ」

秋穂「転校生くんと保健室で2人きり・・・重なる影・・・そして二人は」

風子「椎名が待機してますんで心配むよーですよ」

秋穂「ですよねー・・・あはは、安心したら、眠くなってきちゃった」

転校生「ほけんしつのべっどでねたら?」

秋穂「そうしよっかな。もちろん転校生くんも・・・」

転校生「ぼくはつかれてないからだいじょーぶだよ?ぜんぜんうごいてないし」フヨフヨ

風子「それでも一回行って下せー。・・・瑠璃川、姉の方は?」

春乃「・・・・・・」

秋穂「えっと、お姉ちゃん、なんだかずっとあんな感じで・・・」

風子「・・・転校生さん、知ってます?」

転校生「いえないよー」

風子(知らない、とか言わない、じゃなくて、言えない、ですか)

風子(どこもかしこも、問題だらけですね)

兎ノ助「・・・あのー、俺の存在、忘れてない?」

~問題だらけ~

転校生「・・・・・・」

ありす「転校生、くん?」

クレプリ「どうしたんだ?ボーっとして」

転校生「あ、ありすちゃん・・・なんでもないよ」

クレプリ「まあ、帰ってきたばっかりだし、しゃーないっちゃしゃーないか」

ありす「だぃじょ・・・?つかれて・・・なら・・・ゃす・・・?」

転校生「え、うん、だいじょうぶ。ぼくは、だいじょうぶ」

ありす「・・・にか、ぁった・・・の?」

転校生「・・・・・・・」

クレプリ「おいおい、だんまりじゃわかんないさね」

ありす「おにんぎょ・・・めっ」

ありす「ぃぇな・・・なら・・・それでも、ぃぃ・・・」

ありす「・・・ぇも、ちゃんと・・・ゃすんで・・・ね?」

転校生「うん、ありがと」

ありす「ぁりすは、てんこうせ・・・くんの、みかた、ぇすから」

転校生「うん、ありすちゃん。・・・ちょっとだけ、ぎゅってしてもらっていい?」

ありす「ぅん」ギュッ

転校生「ん・・・・・・」

ありす(何か、ショックなことでもあったのかな・・・)

ありす(なんとか、してあげたいな)

今日はここまで!最初は風子も救出部隊に同行させようと思ってたけど、どこに入れたらいいかわからないかったからやめときました。
昨日ありすの話書いてる途中に左手の親指の付け根がものすごく痛くなってきてこれやべぇ!って思った。でも痛みを我慢して書き上げた。
でも一晩で治ったから大丈夫。湿布の効能ってすごいな。
次はジューンブライドかぁ・・・どうしよう。6歳児に花婿役させるの?でも135㎝にドレス着せてるし、いまさらか。
ありすと結婚式は確定として、薫子とかどうしようかな、うん。マジでどうしよう。
こんなところで壁ができるとは思ってませんでした。頑張ろう。
ありすありあり(愛言葉)

忘れ物含めてキャラ紹介画像

http://imgur.com/S2cjdBl.jpg
みっちー

http://imgur.com/2pk5TJZ.jpg
やよいちゃん

~嘘も方便~

浅梨「あれぇ?道、こっちじゃなくないですか?」

浅梨「私の記憶だと駅の工事のところを曲がった気がするんですよぅ」

薫子「我妻さん、工事現場を目印にしてはいけませんよ」

浅梨「でも、駅っていつも工事してますよね?」

薫子「・・・なるほど、予想以上にこれは・・・」

葵「我妻さん、今日は転校生さんも副会長さんも一緒ですから大丈夫ですよ」

浅梨「大丈夫って、なにがですか?」

葵「よく迷子になってらっしゃるので!」

浅梨「うぅ、迷子じゃないですよぅ!ちゃんと着いてるじゃないですか~!」

薫子「今回は我妻さんを指名してきたクエストです」

薫子「あなたがおくれることがあっては学園全体の評判に響きますので・・・」

転校生「みなせ、ちょっとまかせて」

薫子「はい?」

転校生「あさりん、これ、ひみつのちかみちなの」

浅梨「そうなの!?」

転校生「うん。ほら、いそがばまわれっていうでしょ?あさりんからみたらとおまわりにみえて、じつはちかみちだったんだよ」

浅梨「はぇ~・・・そうだったですね。そうとも知らず、すいません、水瀬さん」

薫子「いえ、わかっていただければ結構です」

浅梨「それにしても、転校生くんはよく知ってるよね」

転校生「よくおさんぽいってるからねー」

薫子(転校生さん、我妻さんの扱いに慣れてますね・・・)

~6月の花嫁~

薫子「そういえば、概要に特記事項はありませんでしたが、我妻さんは何か聞いていますか?」

浅梨「別にへんなことはないですよ。知り合いが結婚式をするので・・・」

浅梨「私が魔法使いだから、ホテルの警備をしてくれないかって頼まれたんです」

薫子「そうですか・・・いえ、理由がそれだけであれば大丈夫です」

浅梨「はい!ずっと6月に挙式できるよう準備してたし、私もお手伝いしたくて」

葵「?今月お式を挙げることに、何か意味があるのですか?」

浅梨「ありあり、大ありですよっ!」

浅梨「6月に結婚した花嫁は、幸せになるんですよ!」

転校生「へぇー、どーして?」

浅梨「あれ?どうしてだったっけ?」

薫子「・・・6月は英語でJuneと書きます。これはローマ神話のJuno(ユーノー)、ギリシャ神話におけるヘラ・・・最高神ゼウスの正妻である女神の名前からきています」

薫子「ヘラは女性や子供、家庭の守護神とされていました。結婚生活の守護神ですね」

薫子「そこで、その女神にあやかって幸せになろう・・・ということですわ」

薫子「まあ、これはあくまでも一説ですが・・・このような考え方もあるんですよ」

葵「そうだったのですか・・・その、ギリシャやローマの神様は、日本までお祝いしに来てくれるのでしょうか!?」

薫子「それは、さぁ・・・」

~アイドルの仕事~

絢香「はい、はい・・・わかりました・・・あ、社長は見学していかれます?」

絢香「・・・・・・・・・・・・うぇ!?」

浅梨「あ、たしかアイドルの・・・皇絢香さん」

葵「皇さ~ん!どうしたのですか?お仕事ですか~?」

絢香「わわっ、ちょっ・・・!」

絢香「すみません!グリモアのクラスメイトで・・・」

絢香「あ、あのね、ホテルだからあまり大きい声だと・・・」

葵「こんにちはっ!奇遇ですね、皇さん!あちらの方は!?」

絢香「しーっ、しーっ!今は仕事の打ち合わせ中で・・・」

転校生「あおいちゃん、あさりん、あやちゃんいそがしいからあとにしよ?」

絢香「あれ?転校生くんも一緒なんだ?」

転校生「うん。きょう、ここでけーびのクエストだよ」

絢香「ふーん・・・今日ここでクエストがあるなんて知らなかったな・・・」

浅梨「皇さん、ここでお仕事ということはやっぱり?」

絢香「うん。ウェディングドレスを着て撮影するんだ」

絢香「あ・・・事務所の人待ってるから、ごめんね。また学園でね」

絢香「転校生くんも・・・またね?」

絢香(・・・転校生くん、なんで執事服着てるんだろ?)

~花嫁と、花婿と~

葵「お仕事忙しそうですねぇ」

転校生「うれっこだからねー」

浅梨「ですね。でも、皇さんのドレス姿、すっごくかわいいんだろうなぁ!」

絢香「え、ええ~っ!?でも、えっと、学園側のOKが出るかどうか・・・」

葵「?どうしたんでしょう?」

絢香「あの・・・うちの社長がね」

絢香「みんなの写真も撮りたいっていってるんだけど・・・花嫁衣裳の」

浅梨「え」

葵「え?」

薫子「・・・・・・・・・・・・え?」

転校生「とるー!・・・あれ?」

絢香(なんでそんな乗り気なの!?)

~復活の秋穂~

秋穂「わぁあ・・・!お嫁さん、きれいだね!」

ありす「・・・き・・・れ・・・」

クレプリ「すっかり元気になったなぁ、秋穂っち」

秋穂「転校生くんにも着てもらって一緒にヴァージンロードを・・・え?ごめん、聞いてなかったよ」

クレプリ「・・・うん、もう全快だな!」

秋穂「うん!みんなのおかげだよ。ありがとね!」

クレプリ「もうちょっと休んでたほうがよかったんじゃねえかい?」

秋穂「おねえちゃんにも止められたんだけど、ずっと寝てるわけにもいかないから」

秋穂「それに転校生くんが正装してくるって聞いていてもたってもいられなかったし」

クレプリ「おまえさんはそれでいいのか?」

ありす「ぁれ・・・ぁたしが・・・作って・・・」

秋穂「ぐっじょぶだよありすちゃん!今度はウェディングドレスもおねがい!絶対似合うから!」

クレプリ「少年は一応男だからな?どうせなら少年にはタキシード来てもらって、ありすがきれーなドレスを着て・・・」

ありす「ぅ・・・やめ、ゃめ・・・て・・・」

秋穂「ありすちゃんなら、ひらひらの服きっと似合うよ!」

ありす「・・・ぁ・・・ぅ・・・」

クレプリ「照れるな照れるな~。ま、ありすの婿はオレっちが決めるんだけどな」

ありす「も、もぅ・・・らかゎ、なぃ・・・で・・・」

秋穂「それにしても、転校生くんのタキシードかぁ・・・想像するだけで、おっと、危ない危ない。今はノエルちゃんいないんだった」

クレプリ「うーん、ストッパーがいなかったら自分で止まれるとか・・・いろいろと本末転倒さね」

ありす「でも・・・ぁ・・・きほ、ちゃ・・・げん、き・・・な、て・・・よか、た・・・」

~子供サイズ~

絢香「はぁ・・・社長も何考えてるんだろ」

転校生「たいへんだね、おしごと」

絢香「いや、仕事よりも今は心労のほうが・・・ていうか、転校生くんサイズの衣装はさすがにないよね?」

転校生「むー、ぼくもなんかきたい・・・」

絢香「そうは言ってもねぇ。さすがに子供用の服は置いてないだろうし・・・」

絢香「そういうの着るなら事前に用意するもんだろうし・・・」

カメラマン「子供用の花婿衣装が欲しい・・・やけど持ってへん・・・そんなあなたにおすすめの一品がここに!」

カメラマン「この身長115cmの子供にぴったりのタキシードが今ならなんと無料で配布中なんよ!これはもらわな損やえ!」

転校生「・・・このは?」

カメラマン「だ、だれのことかな?ウチは通りすがりのカメラマンやえ」

絢香(白藤さん・・・そこまでして見たいんだ・・・)

ディレクター「いいから受け取れ。秋穂の相手役をそこいらの男にやらせるつもりか」

転校生「あれ?はるのん?」

ディレクター「アタシはただのディレクターだ。さっさと着替えろ」

絢香(なんなの、これ・・・)

~生徒会に~

薫子「ふぅ、まさか本当に着ることになるとは・・・」

転校生「おつかれさまー」

薫子「はい、転校生さんも。花婿役、お疲れ様です」

薫子「歳不相応、ではありますが・・・これはこれでいいでしょう」

転校生「どう?かっこいい?」クルクル

薫子「かわい・・・ええ、かっこいいですよ」

転校生「ほんと?やったー!」

薫子(危ない危ない、つい本音が出るところでした・・・)

薫子(普段の服装などから忘れがちですが、彼は男の子なんですから。一部例外を除いてかっこいいと思われたくて当然です)

薫子(かわいい、は禁句ですね)

転校生「みなせのおすみつきだー」

薫子(・・・彼の力を、生徒会のモノにしてしまえば、虎千代の理想へと近づくのは確実)

薫子(機嫌がいい今の内に、勧誘するべきでしょうか・・・?)

薫子「あの、転校生さん?」

転校生「ふーちゃんにもしゃしんおくってあげよー。・・・なに?」

薫子「あ、いえ、その・・・」

薫子「あまりはしゃいで、服を汚さないようにとだけ」

転校生「はーい」

薫子(・・・言えませんね。こうも風紀委員長と仲がいいのでしたら)

薫子(少し、ほんの少しだけ違うことが、例えば水無月さんではなく私が彼を迎えに行っていたら)

薫子(また、運命は違ったのでしょうか・・・なんて)

薫子(そんな仮定に意味はありませんね。さて、私が在学中に彼を口説き落とす方法を考えないと)

~ありす~

転校生「ありすちゃんもウェディングドレスきるのかなぁ?」

転校生「あーりすちゃーん」

ありす?「橘です。誰ですか、私の名前を軽々しく呼ぶのは」

転校生「・・・」

ありす?「・・・」

転校生「橘さんだー!」

橘さん「はい、橘です。こんなところに子供が来るなんて・・・誰かの結婚式の付き添いですか?」

橘さん「もしくは、迷子とか?えっと、迷子の対応方法・・・」タブレットスッ

転校生「ほ、ほんものだ!ほんもののクールタチバナだ!あ、あの!いつも応援してます!」

橘さん「ま、まぁファンというのなら少しぐらい名前で呼んでも・・・」

転校生「ってこずえちゃんにつたえてください!」

橘さん「私じゃないんですか!?」

ありす「ぁ、転校生、く・・・」

転校生「あっ、ありすちゃん!ありすちゃんもきたんだね!」

橘さん「橘です」

クレプリ「いやいや、少年が呼んでるのはオレっちたちの・・・え?」

ありす「ぁ・・・ぇ、と・・・く、楠木、ぇす」

橘さん「え?あ、ああ・・・それで・・・どうも、橘です」

転校生「あ、ありすちゃんがふたり・・・?」

橘さん「えっと、えっと、同名の人との会話方法・・・」スッスッ

ありす「ぉにんぎょ、さ・・・ぉねが・・・」

クレプリ「ええ、オレっちに丸投げか!?」

橘さん「・・・腹話術?」

転校生「まほーだよ」

橘さん「え!?じゃ、じゃあ、も、もし、もしかして、魔法使い!?」

ありす「ぁ、はぃ・・・そ、ぇす・・・」

クレプリ「オレっちはありすの魔法で動いてる人形、狂った姫様ことクレイジープリンセスさね!証拠にほれ、ありすの口をふさいでも喋れる」

ありす「もがもが」

クレプリ「な?」

橘さん「ふわぁぁぁ!!!ほ、本物の魔法使いだぁ!・・・はっ!こ、こほん」

<オーイ、アリスー、ソロソロデバンダゾー

橘さん「あっ、すいません。プロデューサーが呼んでいるので、これで失礼します。遊佐さんにはきちんと伝えておきますからご心配なく」

転校生「よろしくね!おねがいだよ!」

橘さん「あ、あと・・・サイン、もらってもいいですか?」

ありす「さぃ・・・?」

クレプリ「立場が逆じゃないか?」

橘さん「えへへ・・・事務所で比奈さんたちに自慢しよっかな・・」

~ウェディング仕様~

ありす「ぁの・・・タキシード、似合って・・・」

転校生「ほんと?ありすちゃんもにあっててきれーだよ」

ありす「そ、ぅかな・・・?」

クレプリ「まっ、ありすは控えめに言っても宇宙一かわいいからな」

ありす「・・・も、ぃいすぎ・・・ょ・・・」

転校生「ぼくはー?」

クレプリ「少年は宇宙二にかわいいな」

転校生「むーっ、かっこいいっていってほしいのにー」

クレプリ「おっと、悪いさね。どうしても普段のコスプレが女子ものばっかだから、つい、な?」

転校生「ふーんだ」

ありす「ぁ・・・だんぼー・・・も・・・?」

転校生「え?うん。だんぼーるもね、けっこんしきよーにしてもらったの。まっしろだよ!」

クレプリ「え?これも写真にとんの?」

転校生「さっきみなせといっしょにいこーとしたら、たかさがたりないっていわれたから、きゅーきょしろくぬったの」

クレプリ「ただの台扱いか」

ありす「み、な・・・うぇでぃん・・・に・・・」

転校生「うん!フォッセーもうぇでぃんぐしよう!」

何の変哲もない強化段ボール『フォッセー』:強度のみを追求した結果、ただの強化段ボールができあがった。ナパーム弾も防ぐことができ、インド象に踏まれてもびくともしない。

クレプリ「おっ、そろそろ出番さね。たしか、ケーキ入刀のとこ撮るんだよな?」

ありす「・・・ぃこ・・・?」

転校生「うん!」

~本領発揮~

秋穂「次は私かぁ・・・どんなのを撮るんだろ」

転校生「あーきーちゃん」

秋穂「花婿転校生くんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

転校生「つぎはね、ブーケトスやるんだって」

秋穂「ということは式が終わった後・・・すなわち、わたしと転校生くんはすでに結婚済み!」

秋穂「今ならなにしても許される・・・!」ペロペロ

転校生「あきちゃん、いこ?」

秋穂「あ、うん」

・・・

秋穂「よし、それじゃあ後ろ向きに向かって投げるんですね」

転校生「あきちゃん、がんばってねー」

秋穂「転校生くんの応援で場外ホームランぐらいは・・・え?だめですか?」

ディレクター「あの野郎秋穂がやる気になってるのになに頭ごなしに否定してんだぁ?」

カメラマン「まあまあ、押さえるんよ。ウチらもこれ、バイトやねんからな」

ディレクター「くっ、あのウェs¥ディングドレスがもらえるって話じゃなかったら今すぐにでもぶん殴ってやったのに・・・」

秋穂「ていやっ!」

カメラマン「今やっ!白藤フラッシュ!」パシャッ

ディレクター「てか、なんでアンタがカメラマンなのよ。代わりなさいよ」

カメラマン「そしたら秋穂ちゃん以外の写真撮らへんやんか・・・」

ディレクター「当たり前だ」

カメラマン「さっきもゆったけど、ウチらもバイトやからな?」

~花嫁・・・?~

浅梨「これがウェディングドレスの着心地・・・」

転校生「あれ?あさりん、おんなのこのほーなの?」

浅梨「あ、うん。こっちの方がかわいいし、こっちが着たいなーって思って」

転校生「それじゃあ、またぼくがはなむこやくかぁー」

浅梨「ごめんね?わがまま言っちゃって」

転校生「いいとおもうよ。しゅぎしゅちょーはひとしだいってシャルちゃんがいってたから」

転校生「あさりんが、かわいいのがすきなのふくめて、あさりんなんだよ」

浅梨「転校生くん、大人だなぁ・・・」

転校生「しゅらばくぐってますから!」ドヤァ

浅梨「転校生くんは、こっちの服に興味ないの?」

転校生「うん?あー、どんなのかなーってちょっとおもったりはしてるけど・・・」

オータムマスク「そんなあなたにこの一品!115㎝の子供にぴったりなサイズのウェディングドレスがここに!」

転校生「あきちゃん?」

オータムマスク「わたしはオータムマスクだよ。それよりも、さあさあ、これをどうぞ!転校生くんは今すぐこれを着るしかないんだよ!」

転校生「えっと、えっと、なんで?」

プロデューサー「笑顔です」

転校生「え?」

プロデューサー「あなたがこれを着ることで、作られたものではない、本物の笑顔を与えるためです」

転校生「・・・ぴぃぃ」

浅梨「あれ?」

転校生「ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!みなせー!こわいひとがいるー!!!」

プロデューサー「なっ!」ガーン

オータムマスク「ああ、転校生くん、待ってー!」

~白無垢~

転校生「あおいちゃん、これなに?」

葵「これは白無垢という衣裳ですよ。神前挙式・・・和式の結婚式の際、花嫁が着る衣装ですね」

葵「わたくしも今まで和服はなんども着ていますが、これを着るのははじめてです」

転校生「へぇー、そーなんだ」

葵「はい!・・・なんだか、いつもは転校生さんに教えてもらってばかりなのに、こういう時は説明できて、なんだか嬉しいです」

葵「細かな作法などもありますが、今は言うべきではありませんね。もし知りたくなったら、いつでもお尋ねください」

転校生「はーい。あおいちゃん、しっかりしてるとこはしっかりしてるね」

葵「そうでしょうか?でしたら、これは家の教育のたまもの、なのでしょうね」

転校生「・・・いやなの?」

葵「いえ、もちろんこの知識を持っているということは誇らしく思っています。ただ・・・」

葵「それと引き換えに、わたくしはものを知らなさすぎるのです。ですから、みなさんにご迷惑をおかけしてばかりで・・・」

転校生「んー・・・そうかなぁ?しらないことを、わかるようにするっていうのは、だめなことじゃないとおもうよ」

葵「そうでしょうか?」

転校生「だって、なっちゃんもゆさにいろいろきいてるし、でもゆさはめいわくだっていってないもん」

転校生「ぼくもしらないこといっぱいだから、ふーちゃんとか、もえちゃんとかにいっぱいきくよ」

転校生「しらないってことはどーしようもないから、しろうとしることがたいせつなんだって、そらちゃんはいってたし」

転校生「だから、あおいちゃんはえらい!」

葵「そ、そうでしょうか?・・・転校生さんに言われると、なんだか自信が出てきます」

転校生「うん!葵ちゃんはえらい!」

葵「はい!わたくしはえらいんです!」

絢香「二人とも、ここ、ホテルだからもうちょっと静かにねー」

転校生「あ、ごめんなさい・・・」

葵「これは、えらくなかったですね・・・」

~遅れて登場神凪の巫女~

怜「ふう、すっかり遅れてしまった。もうこんな時間か、急がねば」

怜「特殊な家業とはいえ、理解があることに甘えてはいけないな」

怜「しかし、これから忙しいシーズンだ。屋根の補修はどうするか・・・」

怜「ん?このホテルか?JGJのマーク・・・よし、間違いない」

・・・

葵「神凪さん!みなさん、神凪さんが着きましたよ」

薫子「ご実家は大丈夫でしたか?とりあえず我妻さんと交代してもらいますので・・・」

怜「・・・っ!?な、なん・・・え!?」

絢香「あっ、えーと、これは・・・」

怜「!?皇まで!?なぜそんな格好を!?」

怜「まさか、みんな嫁に行くのか!?」

薫子「ええと、話すと長くなるのですが・・・」

葵「あのですね、全員花嫁衣裳で、転校生さんと一緒に・・・」

怜「花嫁全員で・・・?転校生と・・・?」

浅梨「あ、神凪先輩だ。転校生くん、神凪さんが来ましたよ」

ありす「ぁ・・・神凪、さ・・・」

秋穂「こんにちは、神凪先輩!」

怜「な、お、男とまで・・・転校生はまだ5歳だというのに・・・」

[花嫁]転校生「あ、れーちゃんだ。れーちゃーん、みてみてー」

怜「て、てて転校生!?そ、そそその格好は・・・」

転校生「ちょっときせてもらったのー」

怜「ぜ・・・」

薫子「ぜ?」

怜「全員そこに直れ!いくら転校生が子供だからと言って、こんな真似は許さん!風紀委員として、性根を叩き直してやる!」

~見本誌~

転校生「これがみほんしだよー」

風子「あー、これが神凪が暴走した怜の・・・もとい、例のヤツですね」

風子「アンタさんの露出は出来る限り避けたいんですけどねー」パラパラ

転校生「あっ、ありすちゃんとのやつだー」

風子「えっと、『小さな小さな結婚式。平和な未来に思いを馳せ』ですか。魔法使いってこと、意識して書いてくれてるんですね」

転校生「なんか、むこうでなかよくなったたちばなさんがまほーつかいのこといろいろかたってくれたんだって」コレダー

風子「橘さん?」コレデスカ

転校生「うん。サインくださいっていわれたから、ありすちゃんといっしょにおなまえかいてわたしたの」

風子「はぁ。ま、何事もないんならそれでよかったです。んじゃ、そろそろ寝ましょーか」

転校生「うん、おやすみー」

・・・

鳴子「・・・さて、と」

鳴子「まさか転校生くんが・・・意外だったな」

鳴子「親戚のよしみであの子合わせてあげたりできないだろうか」

鳴子「ついでに好感度アップ・・・まあ、向こうも忙しいし難しいかな」

鳴子「さて、調査を進めないとね」

今日はここまで!次回、転校生が逃げ回るオリジナルエピソードです。
果たして転校生はこの先生きのこることができるのか!?
今回はゲストのありすちゃんに登場してもらいました。次はアリスにしようかな、それともアリスにしようかな。
アリスでもいいかもしれませんね。でもアリスも捨てがたい・・・
いろんなところにありすが沢山。
ありすありあり(合言葉)






鳴子がコンタクトを取ろうとした娘はこちら

http://imgur.com/3Nc3Cs4.jpg
遊佐家の親戚の娘

~あきちゃんのたんじょーび~

秋穂「おひょう、みんな!」

さら「おはようございますぅ!お誕生日おめでとうございますぅ!」

ノエル「やったー!秋穂ちゃんおめでとー!」

転校生「あきちゃん、おめでとー!」

秋穂「あっ!え?あ、そっか、今日は・・・」

秋穂「ありがとう!いろいろ大変で忘れちゃってた・・・」

ノエル「まーまー、大変だったからね」

さら「大変でしたからねぇ~。でも、あきほちゃんが元気になってよかったですぅ」

転校生「どーくつのあとすぐにけっこんしきだったから、たいへんだったよね?」

秋穂「うん。まあ、転校生くんの花嫁姿花婿姿を見れて全快したから大丈夫だよ!」

ノエル「ま、誕生日ぐらいは・・・」

秋穂「あ、そうそう。転校生くん、せっかく誕生日だから、これに名前書いてもらっていい?」

つ婚姻届け

転校生「おなまえ?」

秋穂「そうそう。ここに名前を書いて、ハンコは拇印でいいよね。さあさあ!誕生部プレゼントとして!」

ノエル「アウトだよ!お互い法的に結婚できる年齢じゃないでしょ!」

さら「ふぇ?あきほちゃんと転校生さんは結婚するんですか?」

ノエル「しないから!無理だから!」

秋穂「愛があれば歳の差なんて!」

ノエル「法の壁は超えられないからね!?」

転校生「かいたよー」

秋穂「よし!これを12年後に役所に提出する!」

ノエル「瑠璃川ァ!」

~大人しい~

ノエル「はぁ・・・はぁ・・・でもさ、誕生日なんだし、お姉さんが朝から騒いでてもよさそうなのにね」

秋穂「あ、そうなの。毎年おねえちゃんがお祝いしてくれてたから・・・」クンカクンカ

秋穂「今年はそれがなくて、気づかなかったんだよね・・・」スーハースーハー

転校生「くすぐったいよー」

ノエル「秋穂ちゃん、一回鼻を止めよ?」

さら「おはなを止めるんですか?」

秋穂「呼吸をするなと?」

ノエル「秋穂ちゃんには立派なお口があるでしょ」

秋穂「そうだね!」ペロペロ

転校生「きゃー!」

ノエル「誰も舐めろとは言ってないから!」

秋穂「もう、わがまますぎだよ!」

ノエル「こっちのセリフだよ!!!」

さら「おたんじょうびですから、わがまま言ってもいいと思いますよぉ」

秋穂「さらちゃん今いいこと言った!今はわたしが正義!」

ノエル「限度ってものがあるから!」

~姉として~

春乃「・・・・・・・・・・・・」

龍季「・・・おい、瑠璃川」

春乃「・・・・・・・・・・・・」

春乃「しつこいな。アンタ、なにか勘違いしてない?」

春乃「あたしはアンタに興味ない。なにか話そうとも思わない」

龍季「・・・別にいいよ。無事でよかったな」

龍季「妹はなにも知らねーな。あんなことがあって、まだ隠してるのか」

龍季「テメーがかけてる魔法がなきゃ、命に関わるんだってな」

春乃「・・・どうしてそのことを知ってる・・・東雲アイラか!」

龍季「なに勘違いしてんだ。俺は何も知らねーよ。カマかけただけだ」

龍季「だが、わかったからいい」

春乃「それでどうするつもりだ?秋穂に本当のことを伝えると脅すつもりか?」

龍季「はぁ!?なに考えてんだ、んなワケねぇだろ!」

龍季「ただ知りたかっただけだ。悪かったな」

龍季「オラ、行けよ」

春乃「あたしに触るな!」

春乃「秋穂を危険な目に合わせた。あの子を祝う資格なんか、あたしにない」

春乃「そのかわりに、二度とあんなことは起こさせない。二度と」

龍季「ごちゃごちゃ抜かすな・・・力づくで連れてくぞ」

春乃「できるものならやってみろ」

龍季「・・・・・・・・・・・・」

龍季「おーい!ここに春乃がいやがるぞ!」

春乃「っ!?」

・・・

さら「あ、たつきさんですぅ!」

秋穂「おねえちゃん・・・朝から見ないと思ったら・・・」ハムハム

ノエル「秋穂ちゃん、一回落ち着かない?」

秋穂「わたしは至極冷静だよ?」チュパチュパ

転校生「れーせーだよ?」

ノエル「うん、黙れ変態」

~仲直り~

春乃「・・・・・・あ、秋穂・・・・・・」

龍季「妹を危険な目に合わせたって落ち込んでんだよ、コイツ」

秋穂「おねえちゃん・・・あれはわたしが離れちゃったから・・・」

春乃「・・・・・・・・・・・・」

秋穂「お、おねえちゃんらしくないよ!おねえちゃんがいなくて寂しかったけど・・・」

秋穂「助けに来てくれた時は、すっごく嬉しかったもん!」

秋穂「おねえちゃんがいつもと違うと、やっぱりさびしいよ・・・」

春乃「あ・・・秋穂・・・」

転校生「はるのん」

春乃「・・・秋穂・・・ごめんね・・・もう・・・もう・・・」

春乃「もう二度と離さないから!」ガシッ

転校生「あれ?なんでぼくも?」

秋穂「おねえちゃんナイス!」

春乃「誕生日おめでとぉ、マイエンジェル秋穂!」

春乃「今日は好きなものいっぱい作ってあげるからね!一緒におねんねしようね!」

転校生「ねえ、なんでぼくも?」

秋穂「うん!わたし、真ん中で寝る!おねえちゃん大好き!」

ノエル「・・・ま、た、誕生日だし・・・・・・さすがに秋穂ちゃんも自重するだろうし・・・多分」

・・・・・・

龍季「・・・・・・・・・フン」

さら「たつきさん、たつきさん」

龍季「なんだよ」

さら「ふふふ~っ」

龍季「な、なんだよ」

さら「あきほちゃんのお誕生会、来ましょお!」

龍季「・・・・・・・・・・・・」

龍季「いや、やめとく」

さら「ほぇ?どうしてですかぁ?」

龍季「俺ァ・・・まだだからな」

さら「・・・・・・・・・・・・?」

転校生「たっちゃん?」←抜けてきた

龍季「転校生、お前も戻れよ。主役が恨めしそうな顔でみてんぞ」

転校生「・・・らいねんは、いっしょに、だよ!」

さら「はい!来年は、いっしょですぅ!」

龍季「へいへい、頑張りますよっと」

~れなちゃんのたんじょーび~

レナ「てんこー!てんこー!」

転校生「あ、れなちゃん!たんじょーびおめでとっ!」

レナ「おめで、レナ、おめでた!」

転校生「おめでたー!」

レナ「おめでた!あいす!レナ、あいす!」

転校生「おめでた、あいすー!」

紗妃「・・・えっ?ま、まさか、そ、そそ相馬さんが!?」

レナ「かりん、つくる。レナ、くう!」

転校生「ぼくもいくー!ぼくもつくるー!」

紗妃「転校生さんも作る!?」

レナ「いく!」

転校生「いく!」

紗妃「イク!?」

紗妃「な、なな・・・料理部は、い、いったい何をやっているんですかーーーっっっ!!!!!!」

香ノ葉「あーあ・・・相変わらず頭ん中ピンクなんよ。レナ、誕生日おめでとう」

レナ「このは!れな、おめでた!」

香ノ葉「そやね、おめでと。そや、これからパーティーするんやろ?せっかくやからおめかしして・・・」

レナ「いや!レナ、ふく、いや!てんこー、ふく、いや、ない!」

香ノ葉「まあまあ、先っちょだけ、先っちょだけやから、な?」

レナ「いやー!」

紗妃「し、しし白藤さん!なにをやっているのですか!」

香ノ葉「なにって、ちょっと着替えを・・・」

紗妃「不純同性交遊も禁止です!それも、何も知らない相馬さんに手を出して!」

香ノ葉「ちょっとピンクすぎひん!?」

転校生「れなちゃん、いこっ」

レナ「いく!」

香ノ葉「あっ、ちょっと、待って、弁護、弁護してーーー!!!!」

~エスケープ転校生~

千佳「それでさー、その親戚の店、キッチンが溶けちゃってさー」

律「マジで!?カレーでキッチンが溶けるとか・・・あ、いや。この学園でもあるな」

千佳「うん、あるね」

風子「ちょっとそこのお二人さん」

千佳「な、なに!?風紀委員!?う、うちらなにも悪いことしてないし!普通にだべってただけで・・・」

風子「いえ、別に何か咎めよーってわけじゃねーですよ。それよりも、転校生さん見てません?」

律「転校生?見てないなぁ」

風子「そーですか。すいません、お話し中に邪魔しちゃって」

千佳「何?転校生探してんの?なんかしたの?アイツ」

風子「何かしたとゆーか何と言いますか、絶賛エスケープ中でして」

律「なんでだ?また悪戯とか?」

風子「いえ、今回は悪戯では・・・あっ、あそこにいるのは」

千佳「あー、いるねー、転校生。窓から見えるわ」

風子「すいません、すぐに追わなきゃいけねーので、ウチはこれで」

千佳「はーい、頑張ってねー」

律「・・・何やらかしたんだろな?」

千佳「さあ?」

~アヴォイド転校生~

風子「こらーっ!待ちなせー!」

転校生「やだーーーっっっ!!!」ギャルルルルル

風子「それは校内では使用禁止しにしたはずですよ!」

転校生「やだーーーーーっっっ!!!!!!」ギア・サード!

風子「ああもう!宍戸も厄介なモン作ってくれやがりますね!」

・・・

ヤヨイ「およ?あれは・・・」

転校生「やだーーーっ!あっ、やよいちゃん!」

ヤヨイ「ハロー、転校生くん。どしたの?」

転校生「にげてるの!つかまったらからだのいちぶをどりるでけずられるの!」

ヤヨイ「え?ど、ドリルで!?体を!?」

転校生「ぼくあっちににげるから、ふーちゃんにちがうとこいったっていってね!それじゃ!」

ヤヨイ「えっ!?えっ!?あっ・・・行っちゃった」

風子「はぁ、はぁ・・・ろ、ロカ・・・今、転校生さん来ませんでしたか・・・?」

ヤヨイ「え、えっとぉー・・・」

ヤヨイ「あっち、かな?」

風子「こっちですね、ありがとーごぜーます」

ヤヨイ「うぇっ!?なんでわかったの!?」

風子「目は口ほどにものをいう、って言いますんで。あと、転校生さんは一部表現を誇張するときがありますので騙されないよーに」

ヤヨイ「・・・えっ?どういうこと?」

風子「あの子、虫歯なんです。今日歯医者に行くって話だったんですが、逃げられちゃいまして」

ヤヨイ「・・・あ、ああ~!だからドリルで体を削られるって・・・むむ、南じゃそんなのなかったから、すっかり勘違いしちゃったよ」

風子「んじゃ、ウチは追いかけますんで、また見かけたらよろしくおねげーします」

ヤヨイ「オッケー、アタシに任せといて!」

~ランナウェイ転校生~

段ボール「・・・・・・」

風子「はぁ、はぁ・・・こ、この段ボールですね、宍戸」

結希『ええ。GPS反応はそこに出てるわ』

風子「さあ、観念しなせー!転校生さん!」パカッ

ブル谷イル子「キシャアアアアアアアア!!!!!!」

風子「きゃああああああ!!!!!ってまたですか!」

結希『いつの間に・・・やられたわ、転校生くん、今朝渡したものは乗り捨ててどこかに隠れたみたいね』

梓「委員長、校内段ボールだらけッス!」

紗妃「1つ1つ開けて探すといっても限度がありますよ!」

風子「・・・ふ、ふふ・・・・・・・いーでしょう。これはウチに対する挑戦と見ました」

風子「服部、遊佐に連絡を。校内放送を使うから準備するように伝えて下せー」

梓「了解ッス!」

風子「氷川は神凪と一緒に校門を塞いでくだせー。猫の子一匹逃がしませんよ」

紗妃「わかりました!」

風子「さて、転校生さん。本気のウチを相手取ったこと、後悔しねーようにしてくだせーよ?」

~ソウト転校生~

転校生(よし、これで大丈夫・・・あとはこのままやりすごして・・・)

ピンポンパンポン

風子『全生徒に通達します。歯医者を嫌がって転校生さんが逃げ出しました』

風子『予約取ってるのが17:30なんで、17:00までに発見できるよう、ごきょーりょくをおねげーします』

風子『なお、発見及び捕獲した生徒には風紀委員より褒賞が与えられますので、是非ともご協力くだせー』

ピンポンパンポン

転校生「げっ、ふーちゃん・・・で、でも、ここが見つかるわけないし・・・」

鳴子「はたしてそうかな?」

転校生「へ?」

鳴子「みいつけた。さあ、転校生くん。行こうか」

転校生「い、いやーーーーーっっっ!!!!!」ダダダダダダ

鳴子「あっ、こら!・・・まいったな、なんて逃げ足だ」

・・・

ミナ「サーヴァント、見つけたぞ!」

恋「これも部費のためじゃ、観念せい!」

心「お、おとなしくしてくださーい!」

転校生「やだーーーっ!こないでーーーっ!」

・・・

つかさ「転校生、ここか!」

転校生「ぴぃっ!?」

つかさ「貴様を捕まえれば水無月と本気でやりあえるのだ。さあ、私におとなしく捕まれ!」

転校生「やだぁぁぁぁ!!!!はいしゃこわいぃぃぃぃ!!!!!」

~ゲッタウェイ転校生~

みちる「あっ、見つけた!」

智花「陸上部総員、練習の成果を見せるときです!」

転校生「いやぁぁぁぁぁ!!!!」

・・・

ゆかり「こらーーーー!おとなしくしなさーーーい!」

もも「虫歯は放っておいたらもっとひどくなるんだよーっ!」

転校生「はいしゃのほーがこわいもん!」

・・・

真理佳「くっ、センパイ、さすがでの速さです・・・!だけど、僕も負けないぞ!」

エレン「転校生!逃げるんじゃない!それでも戦士か!」

転校生「はいしゃやだぁぁぁぁぁぁ!!!!」

・・・

初音「沙那!あそこだ!捕まえろ!」

沙那「かしこまりました」

茉理「へぇ、あれが噂の・・・」

転校生「そ、そらにっ!そらににげるっ!」フヨフヨ

~フライアウェイ転校生~

転校生「こ、ここなら・・・」

卯衣「見つけたわ、転校生くん」

転校生「げっ、そ、そらにまで!?」

卯衣「齲歯は放置すると重大な病気へとつながる危険性がある。治療は必須」

転校生「きゅ、きゅーこーか!」

卯衣「あっ。・・・逃げられたわ」

・・・

転校生「ぷ、ぷーるに・・・」

里菜「ここには里菜がいるさーっ!」

転校生「ひやぁ!?」

萌木「い、入り口は塞いだよ!」

イヴ「転校生さん、観念してください。単位のためです」

転校生「・・・あっ!あそこでのえるんがそらとんでる!」

イヴ「何を言ってるですか?」

里菜「さすがにそれに引っかかるわけが・・・うぇぇ!?」

萌木「えっ、ちょっ、な」

ノエル「つかまえ」ガシッ

ノエル「たーーーー!!!!!」バシャーーーン!!!

イヴ「の、ノエルッ!」

ノエル「へへへ、これで散歩部のみんなの新しい靴を・・・あれ?」

里菜「て、転校生は・・・あっちだ、ぞ・・・ガクッ」

転校生「しょーめんとっぱ!」

萌木「きゃぁっ!」

ノエル「うそ!?せっかく頑張ったのにー!」

~コウト転校生~

転校生「はぁ・・・はぁ・・・」ガシッ

転校生「あ、あれ?あしに、なにか・・・」

クレプリ「よう、少年」

転校生「あ、く、くれぷり・・・」ガシッ

転校生「あ、あれ?なんか、からだじゅうに・・・」

うさぐるみ「うさー」

ねこぐるみ「にゃーん」

ありす「・・・・・・てんこ・・・くん・・・・」

転校生「あ、ありすちゃ・・・お、おねがい、はなして?ねっ?ねっ?」

ありす「・・・めっ」

転校生「や、やだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

・・・

風子「ったく、よくもまー散々逃げ回ってくれましたね」

転校生「やだぁぁ!はいしゃやだぁぁぁ!」

風子「ごきょーりょく、感謝します」

ありす「ぃぇ・・・ぁたしも、転校生く・・・しんぱぃ、ぇすから・・・」

クレプリ「少年、虫歯は放っとくと後が怖いぞ~もうお菓子とか食えなくなるぞ~」

転校生「ひぐっ・・・やぁ・・・・やってこわいんやもん・・・・はいしゃこわいんやもん・・・」

風子「さ、行きますよ。シャルロットが車を出してくれますんで、急ぎますよ」

転校生「いややぁ!ありすちゃん、たすけてぇ!」

ありす「・・・だめ、ぇす」

転校生「はくじょーものーーー!!!!」

~プロヴォークトシャルロット~

ピァァァァァァァァァァ!!!!!!!

風子「おー、見事に大泣きですねー」

シャルロット「大人でも怖い人は怖いと聞きますし、ましてや子供なら仕方ないでしょう」

風子「はぁ、最近ごたごたしてて仕上げ磨きとかしてやれてねーでしたから、こんどからちゃんと気をつけねーといけませんね」

シャルロット「今は大変な時期だとは思いますが、わたくしもできるかぎりご協力いたしますので、ともに頑張りましょう」

風子「頼りにしてますよ・・・おっ、終わったみてーです」

転校生「ひぐっ・・・ひぐっ・・・」

風子「はいはい、よく頑張りましたね。学園で里中がとろろを用意してくれてますから、帰りましょーか」

転校生「うん・・・かえるぅ・・・」

シャルロット「では、後ろにどうぞ。チャイルドシートもこんな時しか使えませんから」

風子「さっ、乗ってくだせー」

転校生「うん・・・」

・・・

シャルロット「このあたりは人が少ないですから、すいすい進めますね」

風子「そーなんですか?・・・おや」

転校生「あっ、うしろのにぬかされたー」

ハヤブサ「Show your moves!」

シャルロット「・・・・・・」

風子「・・・ん?」

シャルロット「しっかり捕まっててください」

風子「え?」

シャルロット「売られたケンカは・・・買う!」ギュオン

風子「ちょ、お、落ち着いて下せー!」

シャルロット「挑発!乗らずにはいられないッ!」ギャルルルルル

風子「乗ってる場合ですかーッ!」

転校生「ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!もうやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

今日はここまで!子供の歯医者話は鉄板だと思ってやっときました。ハヤブサは英語でファルコンです。
次回は『お助け魔法少女、雨の神社はお任せじゃ』をやります。
このときの水たまりを飛び越えたい幼女が可愛かった記憶が・・・
髪がウネウネ女の子とかもいたし、グリモア世界はモブもみんなレベル高いんですよね。
20日は卯衣生ですね。卯衣とデートは見過ごせないですので、その日は短めになるかも・・・
あれ、書いてたらなんか愛着わいてくる現象ってありますよね。紗妃とか結希とかありすとか愛おしいですし。
ありすありあり(合言葉)

ありすが喋ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!ひげありすぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!ありすとおままごとしたぃぃぃぃぃ!!!!!!ありす愛してるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!
ありすありあり(合言葉)

~雨の日~

転校生「むー」

風子「あー、雨、ですか。最近多いですね」

転校生「おそといけない・・・・・・おそとであそべない!」クワー!

風子「体育館でも使います?」

転校生「ちがうのー、おそとであそびたいのー・・・むー」

風子「ないものねだりしても仕方ねーですよ。ほら、おままごととかしたらどーですか?」

転校生「ふーちゃん・・・わすれてるかもしれないけどさ」

風子「ん?」

[ミニスカート]転校生「ぼく、おとこのこだからね?」

風子「その恰好で言われても説得力が皆無なんですが。またなんでそれを履いてるんですか?」

転校生「・・・・・・」

風子「?」

転校生「おままごとの・・・やくぎめあみだくじで・・・」

風子「え?」

転校生「さらちゃんがおかあさんやく、ありすちゃんがおとうさんやく、たっちゃんがあかちゃんやく」

風子「・・・朝比奈が?」

転校生「うん。それでぼくは『きんじょにすんでいてよくあかちゃんのめんどうをみてくれるJC』やくになっちゃって」

風子「やるのはいいとして、なんでまだ着てるんですか」

転校生「おふく・・・あきちゃんがおせんたくするからってもってかれたの」

風子「ミストファイバーの制服に洗濯はいりませんから」サッサトツカマエマショ

~神凪神社、雨~

恋「神凪、待たせたな」

ましろ「思ったより時間がかかりました・・・梅雨は、足元が【つゆ】っとしますね」

転校生「おまたせー」

怜「南条、雪白、転校生・・・雨の中すまない。世話になる」

ましろ「お気になさらず」

転校生「れーちゃんみてみてー!これ、ながぐつなの!ありすちゃんがつくってくれたの!」

怜「おお、いいじゃないか。楠木はそんなものまで作れるのか?」

転校生「うん!」

ましろ「それで、そのてるてる坊主は一体・・・?」

怜「ああ、うちの神社に伝わるジンクスのようなものでな」

怜「てるてる坊主を奉納すると、天気に恵まれるというものだ」

怜「最近、雨が続いているせいか、奉納が多くてな・・・」

ましろ「すごい数ですね・・・【てるてる坊主】に【困ってる坊主】。フフフ」

転校生「おぼーさんはおてらにいるんじゃない?」

ましろ「・・・」

転校生「・・・」

怜「・・・」

恋「・・・ま、ましろよ・・・とにかく、わっちらはこれを運べばよいのじゃな」

怜「助かる。あっちに奉納室があるから案内しよう」

転校生(あっ、なかったことにするきだ)

~おじいちゃん~

恋「ところで神主の、お主の爺様は無事か?」

怜「それが・・・ただの関節痛あったんだ」

ましろ「関節痛、ですか?」

怜「気圧が低くなると、ギシギシ痛むらしい。心配をかけてすまなかった」

恋「いやいや、無事ならそれでいいのじゃよ」

転校生「そういえば、うちのおじーちゃんもあめはひじがいたむっていってたなぁ」

ましろ「じとじとする日は、じーっとしていませんとね。フフフ」

ましろ「・・・さきほども、小さなおじい様が辛そうでしたし」

怜「小さなおじい様?もしかしたら、私の祖父かもしれん」

怜「まったく。休んでいろと言ったのに・・・今どこに?」

ましろ「ソフィアさん達が、休憩室までお連れしましたよ」

転校生「るーちゃん・・・まっさーじ・・・うっ、あたまが・・・」

恋「あやせがおるから大丈夫じゃよ。わっちらはこのてるてる坊主を片付けようか」

恋「では、それっ・・・むっ。おわっ・・・す、すべっ・・・!」

転校生「わわっ、ふくぶちょー!」ズテン

恋「おお・・・すまん。転校生、助かったぞ・・・」

転校生「そ、それならよかったけど・・・おもい・・・びちょびちょ・・・」

恋「す、すまん!すぐに退く!」

転校生「せーふくだから、せんとーふくになれば・・・」

[レインコート]転校生「これでだいじょうぶだよね、うん」

恋「本当にすまんの。あとで詫びに梅干を」

転校生「それじゃあぼくこれもってくから!」

恋「お?ま、まて!わっちも行く!」

~偏頭痛~

望「あたまいたー・・・だるー・・・あー・・・」

望「・・・ゲームするか。雨の日は、部屋でゲームするに限る」

望「・・・転校生でも誘ってやるかな。ボクの相手になんかならないけど」

望「い、ま、か、ら、こ、い・・・と。はい、送信ー」

望「はや・・・即レス?もしや、ボクからの連絡待ちだったとか・・・」

転校生『ただいま、れーちゃんのおうちのけーびちゅー』

望「・・・警備中?なんだよ、みんな一緒かよー」

望「あーだめだ。何もする気おきない・・・みんなばっかずるい・・・」

望「・・・やっぱ、ゲームしよ」

・・・

転校生「うーん、のぞみん、さびしいのかなー」

ましろ「転校生さん、どうしました?」

転校生「のぞみんがあそぼーって」

ましろ「楯野さんが?さすがに今はす【げー無】理な話ですね・・・フフ」

転校生「48てん」

ましろ「あら、手厳しい」

~てるてる坊主、量産中~

―寮―

アイラ「む・・・やけにてるてる坊主が多いな」

エミリア「あの、てるてる坊主って?」

アイラ「晴天祈願の人形じゃ。こうやって晴れが来てほしいときに吊るすのが日本の伝統なんじゃ」

エミリア「へぇー。それじゃあ、ここに吊るしてあるのも・・・」

アイラ「最近雨が続いておるからの。エミリア、お主も作ってみたらどうじゃ?」

エミリア「はい!それじゃあ、材料は、えっと・・・」

・・・

ありす「・・・」

さら「えっと、こうして・・・」

秋穂「できたっ!」

ノエル「うーん、我ながらいい塩梅・・・最近散歩にも行けてないし、はやく雨が止んで欲しいなー」

クレプリ「みんな雨でストレスが溜まってるんだよな」

ありす「ぁめ・・・と、湿気が・・・ぉくて、おにんぎょ、に・・・カビが・・・」

クレプリ「梅雨の時期はその対策も忙しいもんなぁ。オレっちも体にカビが生えないかいつもビクビクしてるさね」

シロー「くぅん・・・」

さら「シローも雨がきらいなんですぅ。わたしも外に行けなくて、ちょっと元気がなくなっちゃうのですよ」

ノエル「まーまー、それもこれもこのてるてるノエルちゃんが全部吹き飛ばしくれるって!」

秋穂「あっ、それじゃ、わたしのどどっちがお天気を呼ぶか勝負だよ!」

クレプリ「それって勝敗の判別つかないんじゃね?」

・・・

ミナ「むー・・・」

梓「ぶちょー、どうしました?」

ミナ「恋が神凪神社に行っている・・・サーヴァントも・・・ひまだー!」

心「紫陽花の写真が送られてきたんですよ。ほら、これ。それで部長が・・・」

卯衣「今は神凪さんの手伝いをしているらしいわ。てるてる坊主の奉納をしているらしいけど、何か意味があるのかしら?」

梓「やっぱ晴れ乞いッスよ。こう、雨が続くとやんなっちゃいますからね。自分も火薬の管理が大変で・・・」

ミナ「てるてる坊主、奉納・・・クックック、いいことを思いついたぞ!」

~一段落~

恋「むっ・・どっこい!よし、これで全部か?」

怜「助かった。しばらくはこれで大丈夫そうだ」

怜「雨が止むまで奉納されるだろうから・・・まだ安心はできんが」

転校生「ふくぶちょー、おばーちゃんみたーい」

恋「な、なんじゃと!?」

ましろ「その理由は【どこかい】・・・フフ」

恋「む、し、仕方ないじゃろ!声が出てしまうものは仕方がないんじゃ!」

怜「まあまあ」

ましろ「そろそろお日様が恋しいですね・・・雪女は溶けちゃいますけど」

ましろ「太陽はどこに行っ【たいよう】・・・なんて。フフフ」

転校生「はやくたいようをみ【たいよう】!」

ましろ「むっ、やりますね、転校生さん。・・・あら?緊急速報?」

怜「大雨の影響で停電・・・まずい。この辺りも警告が出てるぞ」

恋「さすがにそれは困るの・・・たとえ天のさだめとはいえ・・・」

恋「どれ。一筆、祈願絵でも書こうかのう。神凪、そこで絵を書いてもよいか?」

怜「絵?かまわないが、何を書くんだ?」

恋「まぁ、見ておれ。気休め程度じゃが、良いものが書ける気がするんじゃよ」

~画烏点晴~

恋「むんっ!とぉりゃ!てえぇい!」

ましろ「南条さんの絵、初めて見ました。すごい気迫ですね」

怜「私もあれほど気合いが入っている南条は初めて見るな」

ましろ「【きあいの】入った南条さんも、【きらい】じゃない・・・フフフ」

転校生「ぬりぬりー」

怜「こっちは、何を書いているんだ?」

転校生「おえかきしてるふくぶちょーをおえかきしてるの」

怜「絵に描いている姿を絵に描く・・・また、斬新だな」

ましろ「天光祈願の絵をかいてる南条さんを書く転校生さんですか。フフフ」

恋「・・・よし、完成じゃ」

怜「足が三つ?【八咫烏】か?」

恋「そうじゃ。太陽の化身と言われておってな、晴れ乞いには持ってこいじゃ」

恋「最後に、この目を入れて・・・むんっ!晴天祈願!!」

・・・

望「さっきからヘンだぞ・・・ん?【雨で停電。通信障害も発生】?」

望「・・・はー。もーやってらんないなー。ゲームくらい、やらせろってのに・・・」

望「・・・だいたい雨くらいで遅延すんなよ。う、頭いた・・・」

望「あ・・・ダメだ。クラクラしてきた。また気圧が・・・」

望「ホントだったらこんな雨、ボクの魔法で一瞬で消してやれるのに・・・!」

望「・・・いや、あの魔法はしんどすぎる。魔力も無くなっちゃうし・・・無理」

望「宍戸にも絶対バレるし・・・危険すぎ。やっぱ、やめやめ・・・」

~晴天~

望「ひぃぃっ!て、停電・・・?あ、ピザ落ちた・・・」

望「ボクのピザ・・・最後の・・・ピザが・・・ああっ、ああ!!」

望「・・・んだー!知るか知るか知るか!雨なんか嫌いだ!」

望「校則違反がなんだ・・・!ボクを・・・ボクを怒らせたな!!」

望「すぅっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

望「雨め・・・消えされぇぇっ!!」

・・・

望「・・・ぜぇ、ぜぇ。どうだ見たか・・・ボクの・・・うおっまぶしっ!」

望「あ、ダメだ。やっぱり魔力足りな・・・クラクラ・・・る・・・」

・・・

ありす「ぁっ・・・」

さら「雨、やみましたぁ!」

ノエル「さっきまで土砂降りだったのに、すごいなー」

秋穂「これは・・・どっちの勝ちかな?」

春乃「秋穂ね。秋穂に決まっている。秋穂以外にあり得ない」

クレプリ「じゃあオレっちはノエルっちに一票~」

さら「これで1たい1ですねぇ。わたしは・・・どうしましょぉ?」

~雨上がり~

怜「!おい、見ろ!雨が・・・上がっている」

ましろ「もしや・・・本当にこの絵で晴れ乞いを?」

怜「まさか信じられんが、急に陽が出るとは・・・」

ソフィア「みなさーんっ!お日様がかむばっくしましたよーっ!」

あやせ「あらあら、ソフィアちゃん、走ったら危ないですよ」

あやせ「不思議ですねぇ。さっきまではあんなに降っていたのに。奇跡みたいです」

転校生「きせきも、まほうもあるんだよっ!」

怜「ああ、そうだな」

転校生(・・・まほう?・・・あっ)

恋「ふふ。お天道様が絵を見に来てくださったようじゃ。よかったよかった」

ソフィア「おおーっ!ぐーれいと!これは見事な絵ですねぇ・・・【カラス】?」

ましろ「おかげですっかり【カラッス】した陽気になりました。フフ」

ソフィア「おかげで??からっす??」

あやせ「ふふふ。ましろさん、今日も絶好調ですねー」

怜「ん?宍戸からか・・・何?楯野が?」

怜「転校生。すまないが、すぐに学園に戻って・・・」

怜「むっ、転校生はどこに行った?」

ましろ「あら、もあっとの方に連絡が・・・用事ができたから先に帰るそうです」

怜「学園に向かったのか?それならまあ、大丈夫か・・・ってよくないっ!転校生は今外での単独行動が禁止されているんだ!」

ましろ「・・・なんですって?」

恋「じゃ、じゃったら今のあやつは・・・」

あやせ「急いで追いかけないと。転校生さんが心配です」

~直情的~

転校生「ゆきちゃん!のぞみんは!?」

結希「ここよ。早かったわね」

転校生「だって、きゅーにあめがやむなんて、まほーでもなきゃおかしいじゃん」ビビビ

転校生「のぞみん、じぶんはまほうであめでもはれにできるってじまんしてたことあるし」

結希「そうなの?」

望「ん?あー、そういやそんなこと言ったことあるようなないような・・・」

転校生「つかったらまりょくからっぽになるっていってたのおもいだして、とんでもどってきたの」

結希「文字通り飛んできたわけね。・・・え?それじゃあ、他の生徒は?」

転校生「まだじんじゃに」

風子「転校生さんっ!」

転校生「あっ、ふーちゃ」

風子「何やってるんですかあんたは!【外出時は常に学園生の誰かと一緒にいるように】って言ったでしょうが!」

転校生「あっ・・・で、でも、のぞみんが・・・」

風子「でも、なんかじゃありません!アンタさんは今危険な状態なんです!一人で行動してテロ組織に捕まりでもしたらどうするんですか!」

転校生「そ、そらとんで・・・」

風子「風の魔法を使えば人によっては浮遊も可能です!それに、飛ばなくても撃ち落とすという手もあるんです!」

風子「相手はルール無用なんですよ!良識なんかありゃしねーんですから、楽観的な考えじゃアンタさんがひどい目にあいますよ!」

転校生「ぴぅぅ・・・ごめんなさい・・・」

望「ま、まあまあ落ち着けよ。今回はボクも悪かったし・・・さ?」

風子「アンタさんはアンタさんで、校則違反として別途で処理しますが・・・転校生さん」

転校生「ぴぅっ!」ビクッ

風子「お願いですから・・・危ないことを、しないでくだせー・・・」ギュッ

転校生「ふ、ふーちゃん?」

風子「心配、したんですよ・・・神凪から、いきなりいなくなったって聞いて、もしかしたら、なんて考えて・・・」

風子「アンタさんは、ウチにとって大事な人なんですから・・・こんな危ないこと、もうしないでくだせー・・・」

転校生「ひぐっ・・・ふーちゃん・・・ごめんなさぃぃ・・・・ぐすっ・・・」

結希「・・・こちらの方でも機能を制限させてもらうわ。当分の間は普通の強化段ボールをつかってちょうだい」

望「普通の強化段ボールってなんだよ」

風子「ちゃんと反省できてますね・・・いい子です・・・」ナデナデ

転校生「ふーちゃぁん・・・ごめんなさぃ・・・」

望「・・・これどうやってオチつけんの?これで終わり?まさかこれで終わりなのか?」

風子「アンタさんが優しいのはわかってますからね。人のために動くっていうことは、忘れちゃだめですよ」

転校生「うん・・・」

望「オチてないにもほどがあるぞ!これどうするんだよおい!」

~オチ~

怜「宍戸から再度連絡が来た。転校生は無事学園についているようだ」

恋「まったく、人騒がせじゃの」

怜「決断が早いのは悪いとは言わないが、せめて一声ぐらいかけてほしいものだ」

恋「転校生は思い立ったらすぐ行動に移すタイプじゃからの・・・」

ましろ「やる、と思った時にはそのときすでに行動が終わっているのでしょうね。こう、どうしようかなんて考える間もなく・・・フフ」

ソフィア「???」

あやせ「・・・あら~?なんだか、寮が騒がしいわねぇ~」

怜「いったい、中で何が・・・?」

・・・

ミナ「フハハハハハ供物をささげよ!儀式にはそれが必要だ!」

卯衣「できたわ。これを魔法陣の中心に置けばいいのね」

梓「てーるてーるぼーうずー、てーるぼーうずー、あーした天気にしておくれ♪」

アイラ「それでも曇って泣いてたら、おまえの首をーチョンときるぞー♪」

エミリア「ひぃっ!か、歌詞がこわい・・・」

ありす「てるてる・・・ぅず、かわぃそ・・・」

クレプリ「役目を果たせなかったら首切られるとか、おっそろしいさね。姫の人形でよかったー」

ノエル「いえーい!冬樹ノエル選手、今のところ優勢です!」

秋穂「み、みなさーん!瑠璃川秋穂に、清き一票をおねがいします!」

春乃「オラァ、そこ女!さっさと秋穂に票を入れろ!秋穂を悲しませるつもりか、ああん!?」

心「ひぃぃぃぃぃ!ごめんなさいごめんなさい!」

恋「な・・・な・・・な・・・何をしとるんじゃーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

・・・

恋「まったく、いつも言っとるじゃろう!遊ぶのはいいが人様に迷惑をかけない範囲でやれと!」

ミナ「わ、我はミナ・フランシス・シルヴィアンド・ウィンドスピアだ!下々の者の迷惑など」

恋「ミナ」

ミナ「はい」

恋「そのまま正座5時間じゃ」

ミナ「ええっ!?」

梓「あ、あのー、自分はそろそろ開放していただけると嬉しいんスけど・・・」

恋「わっちがいない間ミナを止めるどころか一緒になって悪乗りしてたやつがなにをいうか」

梓「あー、はい。すいませんッス」

ミナ「れ、恋・・・そろそろ、足の感覚がなくなってきて・・・」

怜「な、南条?それくらいにしてやったら・・・」

恋「ぬるい!わっちがちょっと目を離すとこれじゃ。今日は徹底的にやる!」

ミナ「も、もう勘弁してーーーー!!!!!」

今日はここまで!ついに!ついにありすが喋った!
マンガでありすが喋るまでに2年と2ヶ月かかるなんて・・・クレプリはノーカンで。
さら(推定中一)とありす(推定中二)のままごとか。・・・うん。なにもおかしいことはないな。
そして転校生の有能さがまた現れてしまった。恋の絵のモデル(難易度高)をやったり卯衣の魔力補給を察したり。
梓に荷が重いといわれるレベルって相当じゃね?忍者でも難しいってそうとうじゃね?
明日は卯衣ナマを見るので短くなる可能性ありです。
ありすありあり(合言葉)

おまけ

進撃のつかさ

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira122152.png

秋穂「おねえちゃん、お勉強のことで聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」

マイスウィートエンジェル秋穂がそうやって話しかけてくる。もう、お姉ちゃんが秋穂のお願いを断るわけないでしょ!

春乃「いいわよ!国語数学理科社会英語なんでも質問して!」

秋穂「本当?でも、聞きたいのは実技教科の方なんだけど・・・」

春乃「そっちでも大丈夫よ!」

まったく、秋穂を悩ましている教科はいったいなんなのかしら。わかりやすい教科書を用意しないここの教務部にも腹が立ってきたわ。後で文句言いに行こう。

秋穂「あのね、保健体育のことなんだけど」

春乃「ぶっ!!」

秋穂「お、おねえちゃん!?」

落ち着け、落ち着け私。保健体育って言ってもきっとあれだ。スポーツのルールとかがよくわからないって方だ。

春乃「大丈夫よ、秋穂。お姉ちゃんがすぐに実践付きで教えてあげるわ」

秋穂と柔道・・・秋穂とプロレス・・・夢が広がるわー!

秋穂「ほんと!?それじゃあ、先輩呼ぶね」

春乃「え?何でアイツを?」

嫌な予感がする・・・いや、大天使アキホエルに限ってそんなはずがあるわけがないにちがいないに決まっているわ。あたしが秋穂を信じなくて誰が信じるのよ!

秋穂「だって、性行為には男の子と女の子必要なんだよね?教科書だけじゃあんまり実感がわからなかったから、お姉ちゃんに聞こうと思ったんだけど、見せてくれるんならすぐわかるようになるよね」

ジーザス!早合点するんじゃなかった!このままだとあたしの貞操がまずい。あたしの分は秋穂に捧げるって決めてるのによりにもよってあんなやつにやるわけにはいかない。ここは代案を出してお茶を濁そう。

春乃「秋穂、実際に見なくても今はそういうビデオとかもあるし、ね?」

秋穂「おねえちゃん。そういうのは18歳までダメなんだって、わたし知ってるよ!」

つまり秋穂はまだそういうものを見たことがない純粋なままだということよね。ラブリーピュアエンジェル秋穂!この純情無垢な天使を穢すわけにはいかないわ!

春乃「ほら、秋穂。18歳未満は禁止なんだから、直接見るのもアウトでしょ?だからここは・・・」

秋穂「子供同士がするのはセーフでしょ?」

何でそういうことを知ってんの!?まさか秋穂、あたしをあの転校生とさせるためにわざと・・・いや、そんなはずがない。あたしの妹がそんなこと考えるわけがない。

秋穂「・・・もしかして、おねえちゃん、嫌なの?」

春乃「えっ?あ、えっと、ちょ、ちょっと遠慮したいなとは」

ああ!ごめんね!気を遣わせちゃってごめんね!でもお姉ちゃんにもできないことがあるの!

秋穂「そっか。それじゃあ、自分で」

春乃「それはもっとダメ!」

あんな男に秋穂をキズモノにさせてたまるか!秋穂はあたしが守る!

春乃(・・・となると、もうあたしと転校生がスルしかない?)

あ、秋穂のためだ・・・こ、これくらいやって見せなければ・・・

秋穂「おねえちゃん?」

春乃「あ、秋穂・・・わかったわ。転校生を呼べ。あたしは秋穂に嘘はつかない。・・・やってみせる!」

春乃「ほんと!?それじゃあ、先輩もうすぐ来るみたいだから、よろしくね!」

ああ、どうしてこうなったのか・・・何であんなやつにあたしの・・・

春乃(転校生は、秋穂が好意的に見てる男。秋穂がどういう状態かも理解してるし、あたしが秋穂を守る理由も知っている)

春乃(魔力が多いだけじゃなく、人柄もいいし、学園生の問題を解決してきた実績がある。いざというときは危険を顧みずに行動も出来る)

春乃(クエストの関係か子供の扱いも上手いし、生徒会の会計の手伝いもしているから金の管理もできるはず。・・・あれ?)

春乃(もしかして、かなりの優良物件なんじゃ・・・)

コツコツと、足音が近付いてくる。秋穂は要件を詳しく説明したのだろうか。いや、してたら来るはずがない。風紀委員の仕事もやってるあいつが、自分から不純異性交遊をしにくるはずがない。

春乃(ちゃんと説明したら、あいつは退いてくれるんでしょうね)

安堵している自分と同時に、それをもったいないと思う自分がいて、もう何もかもがわからなくなって

春乃(来る・・・!)

春乃「転校生!あたしと・・・」

ノエル「じゃじゃーん!ドッキリ大成功~!」

さら「大成功ですぅ!」

龍季「ぷっ、くく・・・見ろよあの顔、ぽかーんて口開けて惚けてやがる」

秋穂「おねえちゃんドッキリでしたー!」

春乃「・・・え?・・・え?」

ど、ドッキリ?じゃあ、さっきまでのは全部フリ?あたしは転校生とスル必要はない?

秋穂「おねえちゃん、ごめんね?この前、散歩部のみんなでお話してるときに、おねえちゃんの驚いてる顔が見てみたいって話になって・・・」

ノエル「それで一芝居うったんだよね」

さら「足音で気づかれないように、たつきさんに足音役をおねがいしたんですぅ!」

龍季「そしたら見事にひっかかって・・・」

春乃「ふ、ふふ・・・ふふふふふ・・・」

秋穂「お、おねえちゃん?」

春乃「おまえか・・・おまえがあたしの純情を踏みにじったのかーーっ!!」

龍季「お、俺は協力しただけだっての!」

秋穂「おねえちゃん、落ち着いて!」

ノエル「は、春乃さん!ストップ、ストーップ!」

さら「し、シロー、どうしましょお」

春乃「おまえが、おまえがぁぁぁ!」

こうして、散歩部のドッキリ事件は終わった。ドッキリでよかった、と思う反面、少し残念だったという気持ちもある。

・・・あの時、あたしは何を言おうとした?転校生が本当に来ていたら、なんて言っていた?・・・いや、あれはただの気の迷いだ。秋穂の発言が衝撃的すぎて気が動転していただけだ。そうにちがいない

秋穂(おねえちゃん、わたし、気づいてるよ。おねえちゃんが、先輩とそういうことしていいって考えてたこと)

秋穂(だって、ドアが開く直前、顔が真っ赤だったんだもん)

秋穂(だから・・・いつか、おねえちゃんにも素直になってもらって、そして・・・)

秋穂「先輩とおねえちゃんとわたしで3ぴ」

ノエル「ここ食堂だから!」

おわり

息抜き終了!途中まではるのんと転校生のイチャラブを書こうと思ってたけど自分がDTであることを思い出してやめました。
これで今日の夜は短くても許されるよね?・・・ダメ?
今夜は卯衣のグリ生記念で卯衣で番外編を書くつもりです。ありすも出ます。
はるのんはでれのんになったら強烈だと思う。
ありすありあり(合言葉)

~うーちゃんと、ときどき~

卯衣(2)「転校生くん」

転校生(7)「なにー?魔力はまだ足りてるでしょ?」

卯衣「いえ、そうではないの。ただ、少し話をしたくて」

転校生「おはなしかー。いいよー、えっと・・・なに話そっか?」

卯衣「そうね。こういう時は、趣味の話なんかが一般的らしいけど」

転校生「しゅみ?・・・ぼくのしゅみって、なにだろ」

卯衣「私は、昼寝としているわ。魔力の消費を抑えるための実益を兼ねたものね」

転校生「うん、知ってる。ぼくは、みんなと遊ぶのがしゅみになるのかなぁ」

転校生「あとテレビ見たりー、マンガ読んだりー、ゲームしたりー、おさんぽしたりー」

卯衣「そういえば、あなたは多趣味だったわね。その中で、私にも出来そうなものはあるかしら」

転校生「おさんぽ以外ならたぶんだいじょうぶじゃない?あっ、それじゃあゲーセン行ってみる?」

卯衣「ゲーセン?」

転校生「うん。ゲームセンター。いっぱいゲームあるし、うーちゃんゲームとくいでしょ?」

卯衣「得意なのかどうかは判断できない。だけど、正確性には自信があるわ」

転校生「なら音ゲーかな。格ゲーはまたテクニックとかがいるし・・・よし!」

転校生「とりあえず行こう!行けばわかるさ!」

卯衣「そうね。たまには、考える前に行動するのも必要だわ」

~うーちゃんと、すやすや~

転校生(8)「うーちゃーん」

卯衣(3)「zzz」

転校生「あ、寝てる。お部屋で寝てるのは、しんぽなのかなぁ」

卯衣「・・・すぅ・・・すぅ・・・」

転校生「せっかく頼まれてたマンガもってきたのに。うーちゃーん、マンガ持ってきたよー」

卯衣「ん・・・・・・」ガシッ

転校生「あ、あれ?うーちゃん?なんで腕つかんで・・・」

卯衣「・・・すぅ・・・すぅ・・・」ガバッ

転校生「ひ、ひきこまないで!ぼくこれからお菓子作りたいのにー!」

卯衣「んっ・・・すぅ・・・すぅ・・・」

転校生「もー・・・・・・すぅ・・・zzz」

卯衣「転校生・・・くん・・・すぅ・・・」

転校生「ふーちゃん・・・うーちゃん・・・すぅ・・・」

~うーちゃんと、ありあり~

卯衣(4)「楠木さん、少しいいかしら」

ありす(17)「・・・はい、なんでしょう、卯衣ちゃん」

クレプリ「おいっす、卯衣っち。なんか用か?」

卯衣「ええ。裁縫を教えてほしくて。転校生くんに、女子の教養として身に着けておいた方がいいと勧められたわ」

クレプリ「まあできるに越したことはねーけど、必ずしも必要ってわけじゃねーとおもうさね」

ありす「でも、本人がしたいって言ってるなら、いいと思うよ。それじゃあ、ちょっと準備してきますね」

卯衣「ありがとう。なにか手伝えることはあるかしら」

ありす「手伝えること・・・というより、ある程度の知識はある?」

卯衣「あらかじめ、家庭科の教科書内容は把握してきたわ」

ありす「なら、そうですね。・・・この中から、作りたいものを選んでいてください」

卯衣「先に技術を身につけなくてもいいの?」

ありす「実践に勝る練習はありませんから。転校生くんにも、同じようにして教えましたよ」

卯衣「そう。なら、やるわ」

クレプリ(実際は説明を口でするのが苦手だから行き当たりばったりで直していく形式なのは内緒さね)

卯衣「どれにしようかしら・・・」

~うーちゃんと、そこそこ~

転校生(10)「んー、ちょっと塩辛いかな。もうちょい薄くてもいいと思う」

卯衣(5)「そうなの?やっぱり、料理は難しいわね。味覚のない私では、味見が正確にできない」

転校生「分析はできるんだよね。ぼくも手伝うし、いい感じの数字?をみつければいいんじゃないかな」

転校生「料理の成功は一種類だけじゃないからね」

卯衣「私がまずい料理を作ることで、あなたに悪影響が及ぶのが心配」

転校生「智ちゃんのやつを食べてきたぼくに向かって何を言ってるの?」

卯衣「南さんの料理は、そこまでだったの?」

転校生「あれは料理じゃない。兵器だ」

卯衣「そこまで・・・?」

転校生「聞いてないの?旧科研全滅弁当の話」

卯衣「知らないわ。教えてもらえるかしら」

転校生「うん。あのね・・・」

~卯衣ちゃんと、なかなか~

卯衣(6)「転校生くん、少しいいかしら」

転校生(11)「ちょっ、勝手に入ってくんなよ!・・・なんだよ」

卯衣「今度、天文部で冬の星空の観察を予定しているの。だから、あなたにも来てほしくて」

転校生「ええ、なんで俺が・・・ってそうだよな。卯衣ちゃんは俺がいないと遠出できねーもんな」

卯衣「ええ。迷惑なら、断ってくれても構わないわ。私が行かなければ済むだけの話だから」

転校生「部長が行かなくて誰が行くんだよ。みっちゃ・・・ミナちゃんたちにも頼まれてるしな」

卯衣「そう、ね。・・・私が今は部長、なのよね」

転校生「最古参の天文部員だろ?当然じゃん。それで、どこに行くんだ?」

卯衣「近くの山なんだけれど、ここに・・・」

転校生「ふんふん、おっけ。んじゃ、準備しとく」

卯衣「それと・・・」

転校生「まだなんかあるの?」

卯衣「どうして私のことを『うーちゃん』と呼んでくれなくなったのかしら。今年に入ってから急に呼び方が変わったけれど・・・」

転校生「べ、別にいいだろ!」

卯衣「詳しく、知りたいわ。教えて」

転校生「だーっ!察してくれーっ!」

~卯衣ちゃんと、ぬくぬく~

卯衣(7)「転校生くん、どうしてそんなに離れているの?」

転校生(12)「ど、どうしてって・・・そ、そりゃ・・・あれだよ。お、オトコトオンナダシ・・・」

卯衣「異性であることに何か問題があるのかしら」

転校生「大ありだよっ!これだから・・・なんで部屋一緒にするんだよ、執行部も・・・」

転校生「遠征なんだし個室でいいじゃねぇかよ・・・ベッドもダブルベッドだし・・・」

卯衣「学園にも予算の都合があるのだから、仕方ないわ」

転校生「わかってるよ。会計の仕事も手伝ってるし。気持ちの問題なんだよ」

卯衣「気持ち・・・あれから、もう何年も経つのに、まだ人の気持ちというのが、理解できないわ」

卯衣「・・・やっぱり、私は人間にはなれないのかしら・・・」

転校生「・・・ばーか」

卯衣「?」

転校生「そんな風に悩むやつが人間じゃないわけないだろ。ほら、さっさと寝るぞ。明日もクエストなんだからさ」

卯衣「転校生くん・・・・・・そっち、よっていいかしら」

転校生「勝手にしろ、もう」

卯衣「ええ。・・・とても、温かいわ。あなたの側にいると、とても・・・」

~立華と、ぐいぐい~

転校生(13)「おーい、立華ー」

卯衣(8)「・・・待って」

転校生「用事があるのはこっちなんだけど・・・」

卯衣「それよりも。どうしてあなたは年を経るごとに私から離れていくの?」

転校生「え?むしろ今近づいてるじゃん」

卯衣「立華」

転校生「ん?」

卯衣「去年までは卯衣ちゃんだった。その前はうーちゃんだった」プクー

卯衣「名前呼びは親しい証、あだ名呼びはさらに親しい証。そう認識しているわ」

転校生「う・・・だって・・・は、恥ずかしいんだよ・・・誰かに噂されるのも嫌だし・・・」

卯衣「あなたと私がこの学園で10年以上共に過ごしているのは周知の事実。今更どうこうは必要ないと思うわ」

転校生「て、転校生とか・・・」

卯衣「プロフィールにも在籍年数が記録されている。ループしていた時間を差し引いても、親しくしていても問題ない期間のはず」

転校生「うっ・・・そ、それより!天文部の予算の話だよ!それをしにきたんだ!」

卯衣「どうしてあなたが?」

転校生「そりゃ、『おまえ立華と仲いいんだろ?じゃあよろしく』って言われて・・・」

卯衣「ほら。やはり、周りの認識ではあなたと私は仲がいいの。あなたは呼び方を戻すべきよ」グイグイ

転校生「うっせ!俺の勝手だろ!」

~卯衣と、ぺこぺこ~

転校生(14)「だからー、悪かったって」

卯衣(9)「知らないわ」

寧々(19)「あれ?何やってんの?」

卯衣「・・・」

転校生「今度メロンパン祭りみたいなのが風飛のショッピングモールで開かれるんだよ。そこに一緒に行くって話してたんだけどさ」

転校生「急きょクエストがな・・・しかも、クエスト難度が高いから俺が指名されてんだよ」

寧々「あー、それで拗ねてるんだ」

卯衣「拗ねてないわ」

転校生「なんかデジャヴだな・・・あんときは俺が卯衣の立場だったけど・・・」

寧々「え?なにそれ?聞きたい聞きたい」

転校生「えっと、転校してきた年のクリスマスぐらいに、ふーちゃんと・・・」

卯衣「・・・ばか」

転校生「え?」

寧々「あー、今のはやらかしたねー。完全にやらかした。乙女心がわかってないなぁ」

転校生「え、今の話の冒頭で?」

卯衣「・・・・・・」

寧々「鈍感な転校生のために教えてあげるけど、卯衣ちゃんはあだ名呼びを希望してるのに、転校生は未だ名前呼び」

寧々「なのに水無月さんのことはあだ名呼び・・・そりゃあ機嫌悪くなるよ」

転校生「あ、うー・・・なんて言うか、ふーちゃんはなんか違うっていうか・・・」

卯衣「いいわ。あなたなんかクエストで強い魔物と戦って将来のために実績を作っておけばいいのよ」

転校生「だから悪かったってば。ごめんって。今度埋め合わせするからさー」

寧々「頑張れー、乙女心は複雑だからねー」

~うーちゃんと、ぱちぱち~

卯衣(10)「それじゃあ、転校生くんの生徒会長就任と」

転校生(15)「うーちゃんの副会長就任を祝って」

寧々(20)「かんぱーい!」

卯衣「・・・何しに来たの?」

寧々「えー、お祝いしに来たんだよー!」

転校生「また仕事抜け出してきたな」

寧々「だってさー、最近詰め込み過ぎてパンクしそうなんだもん。そろそろガス抜きしないとー」

寧々「ほらー、こんなときじゃないとお酒飲めないしさー」

転校生「学園長、今は生徒の目の前ですよー」

寧々「固いこと言わないの。もう何年も一緒にいるんだからさー」

卯衣「親しき中にも礼儀あり、と言うわ。・・・でも、めでたいことだから、見逃してもいいんじゃないかしら、会長さん」

寧々「さっすがー!話がわかるー!」

転校生「はいはい、今日は無礼講ですね。言っても無駄だと思うけど、飲みすぎんなよ」

寧々「無理☆」

卯衣「はぁ・・・」

転校生「まあいつも通りか。まっ、祝いってことでケーキ焼いてきたから、食っちまおうぜ。自信作だ」

寧々「えー、夜の糖質は乙女の天敵なのにー」

転校生「その手に持ってる瓶の中にはどれだけの糖質が含まれてるのかな?」

卯衣「私は食べても太らないから問題ないわ」

寧々「ぐぬぬ、こいつら・・・ああ言えばこう言うんだから・・・」

~うーちゃんと、もやもや~

卯衣(11)「ねぇ、転校生くん」

転校生(16)「うーちゃん、どうしたの?」

卯衣「この前、女子生徒から告白を請けてたわよね。どうしたの?」

転校生「え?断ったけど?」

卯衣「どうして?彼女、とてもかわいらしいと思ったのだけれど」

転校生「今は生徒会長としてやらなければいけないことがある。だから、彼女にかまってはいられないから、かな」

卯衣「そう。じゃあ、生徒会長でなければ了承していたのかしら」

転校生「そうじゃなかったら告白なんかしてこないさ。僕なんか肩書補正でかっこよく見えてるだけ」

卯衣「・・・そう」

転校生「じゃないと、こんなただの魔力タンクに告白なんてするはずないだろ?」

卯衣(違うわ。あなたは、ただの魔力タンクなんかじゃない。生徒会長になれたのも、あなたに人望があったから)

卯衣(人をまとめ上げる能力、団結させる能力、魔法以外の能力・・・どれもずば抜けて高い)

卯衣(きっとあの女の子も、あなたのそんな部分に魅かれた人)

卯衣(・・・なぜかしら。胸が、ざわつくわね)

卯衣(それに、少し痛みが・・・)

卯衣(どうしてなのかしら・・・?)

~うーちゃんと、しかじか~

卯衣(12)「冬樹先生、少し質問があります」

ノエル(26)「んー?ああ、卯衣ちゃんか。そんな他人行儀な呼び方じゃなくてもいいのにー」

卯衣「私的な質問だから、そうすることにするわ」

ノエル「それで、なんなのかな?」

卯衣「最近、転校生くんがよく女子生徒から告白を受けてるわ」

ノエル「あー、そうみたいだねー。一部男子生徒からも・・・」

卯衣「彼は中世的な顔立ちだから・・・」

ノエル「それで、何か問題でもあったの?」

卯衣「・・・なぜか、転校生くんがほかの娘に告白された、と聞くと、胸がざわつくの」

卯衣「怒りや、悲しみや、そういった感情はわかっているつもり。だけど、今の自分の感情が、私にはわからない」

ノエル「あー・・・そっかー、卯衣ちゃんもそんな歳になったんだね」

卯衣「わかるの?」

ノエル「そりゃあ、グリモア生徒の恋愛相談役として名高いこの冬樹ノエルさんだから!(アタシ自身に恋愛経験がないのは内緒だよ!)」

卯衣「恋愛・・・相談役?・・・えっ?」

ノエル「卯衣ちゃん。転校生くんが、もし誰かと恋人だったことを想像して」

卯衣「・・・・・・っ!」

ノエル「どう?」

卯衣「なんだか、胸が、きゅーっと締め付けられて・・・」

ノエル「おっけーおっけー。それじゃあ次は、自分がその恋人ってことを想像して」

卯衣「・・・・・・・・・ふふ」

ノエル「どう?・・・って聞くまでもないか」

卯衣「なんだか、とてもあたたかい気持ちになったわ」

ノエル「そう、それが恋・・・それがラブ!すなわち卯衣ちゃんは、転校生くんに恋してるのだ!」

卯衣「そう、これが・・・恋・・・」

ノエル「さあ、それがわかったら、卯衣ちゃんはどうするのかな?」

卯衣「わからない・・・どうしたらいいのか・・・」

ノエル「それじゃあ、アタシの座右の銘を聞かせてあげよう。『当たって砕けろ』だよ」

卯衣「砕けたらだめなんじゃ・・・?」

ノエル「それくらいの気持ちで行かなきゃ恋は成就しないッ!あの転校生くんは鈍感さんなんだから、攻めなきゃ負けるよ!」

卯衣「わ、わかったわ。ありがとう、冬樹さん」

ノエル「ふふふ、今日も迷える子羊を救ってしまった・・・アタシも彼氏ほしー!」

~卯衣と、らぶらぶ~

転校生(18)「よしっ、卯衣、その角度だ!」

卯衣(13)「攻撃!」

「すごい・・・会長と副会長のコンビ、やっぱり強い・・・」

「どうしよう。俺、あの人らに追いつける気がしないや」

寧々(24)「まああの二人は10年以上も一緒にいるからね。阿吽の呼吸ってやつ?」

寧々「魔法は苦手だけど魔力が多くて譲渡できるてんk、じゃなかった、生徒会長。魔法は強いけど魔力が作れない副会長」

寧々「お互いがお互いの欠点を補ってるコンビだから、お互いの行動を理解しなきゃならない」

寧々「だから、その息がそろった今は、無敵って言っても過言じゃないよ」

転校生「そんなに褒められると、恐縮するよ」

卯衣「いいじゃない。正当な評価よ。私たちの、ね」

寧々「お疲れ様ー。もう向かうところ敵なしって感じだね」

転校生「いや、まだまださ。ここで満足するわけにはいかない」

卯衣「そうね。霧を全て消してからでないと、油断は死につながるわ」

寧々「相変わらず自分たちに厳しいね」

「強いうえに謙虚で、それでいて魔法以外の能力も高い・・・」

「最強のカップルって感じだよな!」

卯衣「か、かっぷる・・・」プシュー

「そうそう。私、この前副会長がエプロンで会長を出迎えてたの見たわ」

「あたしは食べさせ合いっこしてたとこ」

卯衣「ど、どうして知ってるの!?」

寧々「女子の情報収集能力はこわいからねー」

卯衣「うう・・・」

転校生「みんなー、卯衣をいじめるのはそのへんにしておいてやってくれー」

~卯衣と、これから~

転校生(21)「卯衣ー、少し休憩するよー」

卯衣(16)「ええ、わかったわ。・・・ここの復興も、大分進んできたわね」

転校生「ああ。世界が元通りになるまで、あと少しだ」

卯衣「・・・私は、ここにいてよかったのかしら。私も、ミスティックだというのに」

転校生「いてもらわないと困る。卯衣は僕に必要だ」

卯衣「でも・・・」

転校生「卯衣がいなくなったら、僕はだれにプロポーズすればいいんだ?」

卯衣「・・・えっ?」

転校生「君が、光を見失ったのなら、僕が導いてあげる」

転校生「君が、誰かに石を投げられるのなら、僕が盾になる」

転校生「君が、一人で悩んでるなら、僕がそばにいる」

転校生「卯衣。僕は君が欲しい。僕の生涯の魔力を、君に贈るよ」

卯衣「っ!」

転校生「立華卯衣さん。愛している。僕と、結婚してください」

卯衣「・・・はい。私は、卯衣は、あなたのお嫁さんになります」

転校生「ありがとう。よかった・・・断られたらどうしようかと、冷や冷やしてたよ」

卯衣「断るわけ、ないわ。だって、私は、あなたを」




―愛しているから―




卯衣「これは、えっと、この後どうすればいいのかしら・・・」

転校生「とりあえず、報告?」

卯衣「そうね。それじゃあ、マスターに」

転校生「そんじゃ、僕はふーちゃんに」

「「もしもし。僕(私)、結婚します」」

今日はここまで!こんな世界も存在するよって話。卯衣と結婚する(した)話はこれで二回目ですね。
こっちは共に育つってことを意識して書きました。思春期を書くのは難しい!
ノエルは姉の意思を汲んで、よっぽどのことがない限り戦わない職業に。姉妹仲は良好です。
ニコ生全問正解だひゃっほい!ありす!あの時の仇はとったぞ!
って思ってたら金がねぇ。ガチャ引けねぇ。SR確定からはソフィアがでました。卯衣・・・
まあこの前[望遠鏡]を手に入れたし、[未来]は大分前にRガチャから出てきてるし、いいかな。
次回はベテラン出勤!そしてお待ちかねふーちゃんの誕生日でごぜーます。小蓮も一緒?細けぇこたぁ気にすんな!
ありすありあり(合言葉)

~宝箱~

ありす(転校生くんが、おいているこの宝箱)

ありす(中には何が入っているのかな)

ありす(確かこれを置いたのが3月の末ぐらいで・・・)

ありす(確か、夜遅くだった・・・ような気がする)

ありす(・・・あれ?あの時、どうしてこれを用意したんだろう)

ありす(宝箱だから、なにか大事なものをいれるため。それはわかる)

ありす(その大事なものって?・・・何か、忘れている気がする)

ありす(とても、大切なことを・・・)

■■代【あ■、■む。■い■は、■■なる■だ。■■■が■証■■】

ありす(頭の中に、霧がかかっているみたいで、思い出せない・・・)

ありす(この中を見れば、その正体がわかるのかな)

ありす(・・・)

ありす(これは、私が開けていいものじゃない、そんな気がする)

ありす(ここで開けたらいけない、そんな気がする)

ありす(どうしてそんなことを思ったのかわからないけど)

ありす(私は、私なりに。転校生くんを、支えてあげよう)

ありす(誰かに、そう任された)

ありす(そんな気がするから)

すいません、体調不良によりこれだけです。詫びありすだけおいときます。
昼にいきなり地震が来たからビビった。でも震度4~3くらいだったと聞き、その程度かと落ち着いた。
鳥取で起こったらしいけど、神戸まで届くのね。
ありすありあり(合言葉)

~ベテランが二人合わさり最強に見える~

さら「転校生さん、転校生さん!」

転校生「さらちゃん、おっはっよ!」

さら「おはようございますぅ!あのですね、実はですね・・・」

さら「わたし、クエストに行くんですよぅ!」

転校生「そうなんだ!」

さら「はい!商店街の人たちが困ってるみたいなんですぅ!

さら「副会長さんから、行ってみたらって言われたのでお請けしました!」

さら「わたし、やっとクエストを自由に請けられるようになりまして・・・」

さら「ですから、今日は頑張っちゃいますよぉ!」

さら「では、よろしくお願いしますね!」

転校生「うん!・・・うん?ぼくも?」

さら「はい!」

転校生「・・・・・・」

さら「・・・・・・」

転校生「まあいっか!」

さら「そうですね!それじゃあ、れっつごーですぅ!」

さら「・・・・・・」

転校生「・・・・・・」

さら「商店街・・・前に言ったことあるんですけど・・・どこでしたでしょうか?」

転校生「え?・・・さあ?・・・あっ、ゆさからもあっと」

鳴子<(バスで行くんだよ。経路を送っておくね)

転校生「だってさ」

さら「バスですね!ありがとうございますぅ!」

さら「それでは、シロー、出発ですよう!」

~超警戒態勢~

梓「よし、行ったッスね。んじゃ、報告報告っと」

梓「・・・んじゃ、自分は先に行っときますか」

・・・

虎千代『生徒諸君!生徒会長の武田虎千代だ』

虎千代『知っての通り、たった今転校生と仲月がふたりでクエストに向かった』

虎千代『彼女らに経験を積ませるために、今回は仲月の単独クエストとして登録されてある』

虎千代『なので、直接的な手助けは許されない。違反者には風紀委員より罰が下されるので守るように』

虎千代『また、尾行及び間接的に手助けする場合は絶対にバレないように細心の注意を払うことだ』

虎千代『特に、転校生は勘が鋭い。生半可なことをすればすぐにバレる』

虎千代『繰り返す。細心の注意を払え。決して悟られないように』

虎千代『以上だ。諸君の幸運を祈っている』

・・・

紗妃「服部さんは行きましたし、委員長も行きましたし」

紗妃「神凪さんは向こうですでに待機済み。冬樹さんは連絡が付きません」

紗妃「そして私は学園で待機、と」

紗妃「・・・あそこでパーを出していなければ!」

~最重要護衛対象~

さら「あっ、そろそろですねぇ。ボタン押しますよ!」

転校生「あっ!ぼくがおす!ぼくがおす!」

さら「ふふふ、しょうがないですねぇ。わたしの方がお姉さんですから、譲ってあげます!」

ピンポーン

転校生「あっ」

さら「あっ」

転校生「ぴぅぅ・・・さきに・・・おされ・・・」

さら「て、転校生さん・・・帰り!帰りに押しましょう!ね?」

・・・

初音『沙那。今ボタンを押したのは?』

沙那「中年の女性ですね。どうしましょう」

初音『好きに処分しといてくれ』

沙那「承知しました」

沙那「さて、彼女はこの魔剣レーヴァテインの錆になってもらいましょうか」

~派遣済み~

怜「あれが討伐対象か」

夏海「ふぐの魔物ね。人に危害を加える力は持ってないらしいけど」

智花「もし何かあったら・・・」

月詠「気付かれないように始末する、よね?」

ゆかり「転校生くん、さらちゃん、それにシローにも注意しないとね」

・・・

エレン「メアリー、そっちはどうだ」

メアリー『異常なしだ。物を壊したりする力もないな、こいつは』

エレン「円野」

真理佳『はい!こちらも異常なしです!依然変わりありません!』

エレン「よし。来栖はその場で待機、我妻は学園で待機。各々、そのまま続行しろ」

・・・

心「見つけました!転校生さんたちです!」

ミナ「ど、どれだ!我にも見せろ!」

恋「おお、おったおった。しかしすごいな、このどろん?じゃったか」

卯衣「ドローン。小型のヘリのようなもの。私たちの他にもドクターや遊佐さんが派遣しているわ」

心「全機テリトリーを決めて撮っていますから、ぶつかったり鉢合わせたりはないですよ」

・・・

秋穂「さらちゃんがクエスト・・・大丈夫かなぁ」

ノエル「まぁまぁ、さらちゃんは魔法使いのベテランで、転校生くんはクエストのベテランなんだよ?」

ノエル「ベテラン二人で最強!ってまでは行かなくても、二人ともしっかしりしてるし大丈夫だと思うなあ」

龍季「ならなんで見に来てんだよ」

ノエル「やっぱり心配は心配だし」

春乃「今のところはルートを外れたりする心配はないわね。動くわよ」

~偶然と経験と~

焔「はぁ、なんなんだよいったい・・・なんでアタシがあんなガキどものお守りなんか・・・」ドンッ

転校生「あいたっ」

さら「きゃっ」

焔「いてっ。なんだよ、ちゃんと前み」

その時、焔が感じたのは、無数の殺気であった。

どこからか、ではない。前後左右上下360°あらゆる方向から漏れ出る殺気を、瞬間的に感じ取っていた。

―バレてはいけない―

バレたら風紀委員からの罰、とは言われているが、十中八九それではすまないだろう。

彼女には目的があった。生きなければならない目的があった。そして彼女は

焔「おっと、すまん」

転校生「あっ、ほむほむ。ご、ごめんなさい!」

さら「ごめんなさい!」

シロー「わぅぅ・・・」

焔「いいっていいって。それより、なんか用事か?」

生きるために、プライドを捨てた。その判断は正しかったといえるだろう。

さら「はい!これからクエストなんですぅ!」

転校生「さらちゃんと二人でクエストなんだよ!」

焔「ほー、そうか。それじゃあ、頑張れよ。アタシは学園に戻ってやらなきゃならねーことがあるから」

さら「はい!来栖さんも、がんばってください!」

転校生「ほむほむ、またねー!」

焔(あ、危なかった・・・選択を間違えてたら、確実に命を落としていた)

焔(他のやつらには今、それだけの気迫がある。二の轍は、踏まない・・・ッ!)

この後エレンにより24時間グラウンドマラソンをさせられました

~VSバウンディ~

転校生「あれが・・・」

さら「魔物、ですね」

シロー「わんっ!わんっ!」

転校生「みたところ、タイプはみず・・・つまり」

さら「でんきとくさに弱い!」

シロー「わふっ!」

転校生「・・・それで、でんきはともかく、くさってどんなまほう?」

さら「えっと、木を生やしたり・・・とかですかねぇ」

バウンディ「ぼよーんぼよーん」

転校生「まあいいや。とりあえずはい、魔力」ビビビ

さら「魔力まんぱん!シロー!リュック!」

シロー「わん!」

さら「おさんぽで鍛えたこの足で、やっつけます!奥義、108マシンガン!」

バウンディ「ぼよよよよよよよよよよよよ」

さら「はぁーっ!といやっ!」

バウンディ「ぶしゃー!」ボヨーンボヨーン

さら「あっ!にげられましたぁ!」

シロー「なんでさ」

転校生「あのぽよぽよのからだに、ちょくせつこうげきはあまりきかないかも」

さら「むむむ、次はちゃんとやります!」

~発想の転換~

シロー「わんっ!わんっ!」

転校生「あっ!あそこ!」

さら「こ、こんどこそ!」

転校生「さらちゃん。あいてはさかなだ。ぼくにかんがえがある」

さら「転校生さん、それって?」

転校生「なぐってもけってもだめなら・・・させばいいんだよ」キラーン

さら「それは!お料理マキナ君3号!」

転校生「このほうちょう、エクレアンヌで・・・あいつを、さばく!」

電気包丁『エクレアンヌ』:お料理マキナ君3号に収納されている、電気を流せる包丁。生きた魚などを調理するのに便利。ゴム手袋必須。

さら「おおー!」

転校生「でも、ぼくきょーかまほーはにがてだから、まかせていい?」

さら「はい!おまかせください!」

転校生「サポートはするからね!」

シロー「わふっ!」

~合体奥義~

さら「えいっ!やあっ!」

バウンディ「ぼよよよよwww」

さら「なかなか当たらないですぅ・・・」

転校生「そうだ!さらちゃん、あのね」ゴニョゴニョ

さら「わかりました!シロー、行きますよ!」

シロー「わんっ!」

さら「シロー、でんこうせっか!」

シロー「わんっ!!!!!」

転校生「よし!うきあがった!」

さら「そしてわたしが上に跳んで!」

転校生「ぼくがしたからだんぼーるでおさえて!」

さら・転校生「「合体奥義・まな板の上の鯉!」」

・・・

怜「なっ、あれは!」

ゆかり「知っているのね、神凪さん!」

夏海「なんで知ってるの!?」

怜「いや、知らないな」

夏海「知らないのっ!?」

月詠「あの過剰な反応はなんなのよ」

怜「まさか転校生が自ら手を出すとは思いもしなかったから、少し驚いただけだ」

智花「フグ料理・・・今度つく」

ゆかり「免許持ってないから駄目よ」

~クエスト達成~

さら「いぇーい!」

転校生「いぇーい!」

さら「これでクエスト終了ですぅ!」

転校生「はやくかえろ!ごはんつくるよ!」

さら「本当ですか?楽しみですね、シロー!」

シロー「わんっ!」

転校生「おなかがなったらかえーろー♪まーっすぐおうちへかえーろー♪」

・・・

転校生「よし、こんどこそ、ボタンを・・・」

さら「転校生さん、そろそろですよ!」

ピンポーン

転校生「あ」

さら「あ」

イヴ「ん?」←たまたま乗っていた

転校生「ぴぃぃ・・・ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

さら「てん、転校生さん、泣かないでください!そんなに、泣かれると、わたし・・・ふわぁぁぁぁぁぁぁん!!」

イヴ「え?え?(な、何?何が起きているの?)」オロオロ

梓「あーもしもし」

イヴ「え?服部さん?」

梓「委員長がお呼びッス。激おこなんで、がんばってくださいッス」

イヴ「・・・・・・え?」

24時間マラソンに1人追加されました

~まつりんとのぞみんと~

望「おーい、来たぞー!」

結希「来たわね。さっそくだけど紹介するわ」

結希「JGJの神宮寺茉理さん。次の裏世界調査に参加するわ」

茉理「ヨロシクね♪」

望「ボクのことはのぞみんと呼べ!よろしく!」

茉理「それじゃあ私はまつりんでいいわよん♪」

結希「・・・なんだか、テンションが高くないかしら」

望「実は徹夜でゲームしてたからすっごい眠い!」

茉理「あー、わかるー!ある一定のライン超えたらテンションおかしくなるよねー!」

結希「あなたは不健康な生活を避けるべきよ。ただでさえ体調がすぐれないのだから、生活リズムぐらいは整えなさい」

望「と、言ってますが奥さん。実はあいつが一番寝てないんですよ」

茉理「ええ~マジ~、人に言うくせに自分はやって無い的な~?」

結希(この二人のテンションがうざいわね)

~ゆきりん~

転校生「ゆーきーちゃん!・・・おろ?」

茉理「あっ、君が例の・・・」

転校生「えっと、てんこーせーだよ!はっちゃんからきいてるよ!よろしくね、まつりん!」

茉理「はーい、まつりんです☆」

望「のぞみんです☆」

結希「・・・」

茉理「えー、そこ乗ってこないの~?ちょべりば~」

望「まつりん古い!年バレ確実ぅ!」

結希「・・・転校生くん、何の用かしら?」

転校生「ゆきりんの、ちょっといいとこみてみたい!」

結希「え?」

茉理「ゆきりんの~」

「「「ちょっといいとこみてみたい!」」」

結希「ちょ、ちょっと、なんなの?3人とも、なんだかおかしいわよ?」

望「奥さん奥さん、こちらのノリが悪いのが宍戸結希でございます」

茉理「なんていうか~、失望した的な~?」

転校生「ゆーきーりん!ゆーきーりん!」

結希「えっ?えっ?」

茉理「ゆーきーりん!ゆーきーりん!」

望「ゆーきーりん!ゆーきーりん!」

結希「ちょ、ちょっと・・・や、やればいいんでしょ、やれば。わかったわ、もう」

茉理「それじゃあいくわよ!まつりんです☆」

望「のぞみんです☆」

結希えっと、えっと、ゆ、ゆきりん、で・・・す・・・やっぱだめっ!無理っ!」

望「もう~ゆきりんったら恥ずかしがっちゃって~」

茉理「かわいいからちょべりぐ!万事オッケー!」

転校生「いまのどーが、そらちゃんにおくっとこ」

結希「それだけはやめて!」

この日以降、なぜか科研からの圧力が3割減ったという

~ゆえ子・ソフィアの誕生日~

※葵がくしゃみでろうそくの火を消しちゃったよ

転校生「ゆえちゃーん、るーちゃーん。おたんじょーび・・・あれ?」

葵「ううっ、すみません、すみません・・・」

ゆえ子「ゆえは気にしてないから大丈夫ですよ」

ソフィア「ワタシもです!元気出してください!」

葵「しかし、わたくしがっ、おふたりの晴れ舞台をっ!」

香ノ葉「そこまで大層なモンやあらへんって」

転校生「よくわかんないけど・・・ひがきえたんならつければいいんじゃない?」

ソフィア「こ、ここにじーにあすが・・・!」

ゆえ子「ゆえは今、人類の進化を目の当たりにしました・・・!」

香ノ葉「やーん、さすがはダーリンなんよ!天才!抱いて!」

葵「まさに、発想の逆転・・・ッ!」

転校生「おーげさじゃないかな!?」

~ちゃおのたんじょーびに~

転校生「ふんふんふふーん♪ふれでりかー♪」

小蓮「転校生、朝から何してるネ?」

転校生「あっ、ちゃお。おはよー」

小蓮「おはようネ。それで、なにしてるのカ?」

転校生「みてのとおり、あさごはんつくってるの」

小蓮「そ、そうカ?それにしてはずいぶんと量がおおい気がするヨ・・・」

転校生「そっちはよるのしこみだよー」

小蓮「夜の?なにかあるのカ?」

転校生「あー、んー、ないしょ!あとこれ、ちゃおにあげる!」

小蓮「へ?でもこれさっき朝食にするって・・・」

転校生「りゆーはあとになったらわかるとおもう」

小蓮「そ、そうか?それならいただくネ。謝謝」

転校生「しぇしぇ?」

小蓮「中国語でありがとうって意味ヨ。また一つ賢くなったナ!」

転校生「なったー!しぇーしぇー!」

~ふーちゃんのために~

転校生「ありすちゃーん」

ありす「ん、よぅい・・・できて・・・」

転校生「ありがとっ!よし、しあげやっちゃうぞー!」

クレプリ「あと少しさね、がんばれよ!」

転校生「がんばるよ!」

ありす「ずっとまぇ・・・ら、じゅんび、して・・・んね」

転校生「1かげつまえからはじめたからねー。ここを、こうして・・・あいたっ!」チクッ

ありす「だ、だいじょ・・・?」

クレプリ「えっと、救急箱!救急箱はどこだ!」

ありす「ここ・・・!ゅび、みせ・・・」

転校生「えへへ、ちょっとあせっちゃった」

クレプリ「もうちょっとだからな。焦りは禁物さね。少年、ちゃんと風紀委員長のことは呼んだのか?」

転校生「うん。よるにへやにきてって、もあっとしたよ」

クレプリ「それじゃあ、それまで時間はあるわけだ。大丈夫、少年の腕はオレっちとありすが保証するさね!な、ありす?」

ありす「ぅん・・・!がんば・・・て・・・」

転校生「よーし、がんばるぞー!」

~だいすきな、ふーちゃんの~

風子「風子です、来ましたよ」コンコンコンコンコン

転校生「ふーちゃん!きた!たんじょーびおめでとっ!」ガチャ

風子「ありがとーごぜーます。覚えてくれてたんですね」

転校生「わすれるわけないじゃん!だって、だいすきなふーちゃんのたんじょーびだもん!」

風子「それは、もうこの子は・・・嬉しいこと言ってくれるじゃねーですか」ギュー

転校生「ぎゅー!」

風子「んで、わざわざ呼んだってことは・・・」

転校生「えへへ、はい、プレゼント!がんばってつくったよ!」

風子「手作りですか。中、開けていいですか?」

転校生「どうぞー」

風子「おお、これは・・・エプロン、ですね。しかも名前の刺しゅう入り。随分と手の込んだもんを・・・」

転校生「ふーちゃんによろこんでほしくて。それと、ふーちゃんのりょーり、もっとたべたいなっって」

風子「ふふ、ありがとうごぜーます。大事に使わせてもらいますよ。あ、転校生さん、ごはんたべました?」

転校生「えっと、しこみだけしてあるから、これからつくりにいこうかなって」

風子「仕込みはしてあるんですね。んじゃ、残りはウチにやらせてもらっていいですか?」

転校生「えっ?でも、ふーちゃんのたんじょーびだよ?」

風子「誕生日なんですから、わがまま言わせてくだせー。このエプロンを早く使いたくてしゃーねーんです」

転校生「そ、それならいいよ!いこっ!」

風子「はい。さて、練習の成果、見せてあげますから、楽しみにしててくだせー」

今日はここまで!復活しました!いぇい!ただの風邪だったので寝て起きたら治ってました!
さて、次回は沙那の誕生日と、真理佳の誕生日です。
そしてついに、パンドラですね。転校生、裏世界へ(2ヶ月ぶり3回目)
できるだけ鬱らないようにしたいけど、無理な気もするなー。だって・・・・・・だしなー。
転校生くんの絶望はグリモア本編よりも深くなることは確定です。
ありすは今回もお留守番。
ありすありあり(合言葉)

~さーちゃんのたんじょうび~

転校生「やーっ!はなしてーっ!」

茉理「フヒヒ★私、可愛い女の子は好きだけど、かわいい男の子もすきなのよね~」

茉理「さあさあ、まつりんとあっちでお着換えしましょうね~」

転校生「やーっ!」

初音「おー、やってるやってる」

茉理「初音ちゃん・・・いい子を見つけたね!」グッジョブ!

初音「姉さま、転校生弄るのはいいけど、やりすぎるとすぐに風紀委員が飛んで来るぜ?」

茉理「大丈夫大丈夫!さっき忙しそうに書類書いてるの見たし」

風子「呼ばれて飛び出てなんとやらです」

茉理「なにっ!?」

転校生「ふーちゃん、たすけてー!」

風子「もちろん、すぐにやりますよ。さあ、アンタさんの罪を数えなせー!」

沙那「待ってください。茉理様の相手は、この月宮沙那にお任せください」

風子「月宮・・・できるんですか?」

初音「変態モードの姉さまは生半可なことじゃ倒れないぞ?」

沙那「知っています。ですが、メイドにはやらねばならない時があるのです!」

茉理「さあ、来なさい!」

沙那「覚悟!」

茉理「ていやっ!」

沙那「ぐはっ!」

転校生「一発で!?」

~沙那の幸せ~

沙那「ふう、満足しました」

初音「誕生日がこれでよかったのか?かませ犬ごっこで」

沙那「はい。一度ヤムチャやダイアーさんの気分を味わってみたかったので、とても楽しかったですよ」

初音「わっかんないなぁ」

茉理「うわー、ほっぺぷにぷにだー・・・初音ちゃんもこんなんだったのになー、いつのまにこんなに大きくなっちゃったのかなー」プニプニ

転校生「わぷっ、わぷっ」

風子「んじゃ、ウチは仕事があるんでこれで。ほどほどにしといてくだせーよ?」

茉理「だーいじょうぶだって。こう見えても大人なんだから。加減はわきまえてるって」

初音「姉さまー、転校生が露骨に嫌な顔で見てるぞー」

茉理「弁えてるけど実行するとは言ってない」

転校生「ダメなおとなだ・・・」

沙那(こうやって、初音様たちと楽しく過ごせる時間。それが私にとってなによりのプレゼントですからね)

~まりちゃんのたんじょーび~

真理佳「センパイ、センパイ!」

転校生「あっ、まりちゃん。どうしたの?」

真理佳「聞きましたよ!神宮寺さんたちとヒーローごっこやったって!なんで僕も呼んでくれなかったんですか!」

転校生「あれはかませいぬごっこだよ?」

真理佳「とにかく!僕もやりたいです!おねがいします、やらせてください!」

転校生「そんなにあたまさげなくても・・・」

真理佳「僕にとっては死活問題なんです!」

転校生「んじゃ、だれかよばないと。ふたりでやるのもあれだし」

真理佳「はい!僕、その間に脚本考えてきます!」

転校生「え?ぼくがひとりであつめるの?」

転校生「・・・いっちゃった」

転校生「えーっと、とりあえずもぶーずと、せーえーぶたいのみんなと・・・」

~ヒーローごっこ~

みちる『時は平成。この平和な時代にも、悪というものは存在する』

メアリー「ひゃっはー!汚物は消毒だー!」

エレン「金目のものはすべて集めろ!それと守谷、ポテトを買ってこい!」

メアリー「チーズバーガーもな」

浅梨「甘いものもお願いしますね!」

月詠「ツクパシリなの!?」

鳴子「そこの君、この時間になったらパンと牛乳をもって報道部まで来るんだ。いいね?」

智花「そ、そんな!」

夏海「オラオラァ!部長に逆らうと智花の×××××をツイッターで拡散するわよ!」

怜「くっ、なんて外道な!」

兎ノ助「この世のすべての女は俺のものだー!UNOOOOOOOOOO!!!!!!」

さら「きゃー!やめてー!」

ノエル「うのっち、気合入りすぎ・・・」

春乃「遊佐のあれは普段通りなんじゃないか?」

ありす「たのし、そ・・・ぇす」

エミリア「このままでは世界が闇に飲まれてしまいます!なんとかしなければ!」

秋穂「たすけてー!ウィンディガール!!!!」

メアリー「助けなんかこねーよ!」

「待てぃ!」

エレン「誰だっ!」

真理佳「風を纏いし疾風の遣い、ウィンディ・ガール!」

モブ子「友達は愛と勇気だけ、モブ・ガール!」

モブ佳「勝ったやつが正義だ、モヴ・ガール!」

モブ美「そろそろネタ切れです、ホブ・ガール!」

虎千代「グリモワール魔法学園生徒会長、タイガー・ガール!」

真理佳「この世にはびこる悪の華よ!その一片すら残さず散らして見せる!」

エレン「おもしろいじゃないか!守谷、言ってやれ!」

月詠「なんでツクなのよ!台本にそんなのなかったでしょ!」

浅梨「『だっさいスウェット着やがって、なにが疾風の遣いだ、風と疾風でかぶってんだよこの痴女!』だそうです!」

月詠「あんた真理佳に恨みでもあんの!?」

真理佳「おい・・・先輩。あんた・・・今この服のことなんつった!」

月詠「ツクじゃないって!」

真理佳「僕の服にケチつけてムカつかせたヤツぁ何モンだろうーーーとゆるさねえ!」

真理佳「誰の服装がストレッチマンみてェーだとォ?」

月詠「そんなこと言ってないじゃない!」

・・・

転校生「・・・これ、いつおわるんだろ」

みちる「さあ?まだ続きそうだし、私の出番もうないし、どっか遊びに行かない?」

転校生「さんせーい。てかぼく、ほんとにひとよんだだけだったし」ナニモシテネェ

みちる「・・・あっ、ツクちゃんがふっとばされた」


~裏世界、準備~

風子「えー、転校生さん。前回も言いましたが、絶対に単独行動はとらないこと。指示をよく聞いて、その通りに動くこと」

風子「勝手な行動は厳禁です。特に、一人で突っ走るような真似はしないように。わかりましたか?」

転校生「もー、ふーちゃんそれ8かいめだよー。わかってるって」

風子「ほんとですか?んじゃ、さいごに」

転校生「そういって8かいつづけてるんでしょ!」

風子「むむむ、やっぱりどうしても心配で・・・アンタさんの力が必須とはいえ、この歳の子を送り出すのも問題だらけなんですよ」

風子「いいですか?食べ物はちゃんと食べる、不用意にものに触らない、それから・・・」

転校生「むー、9かいめ・・・」

・・・

鳴子「転校生くん、準備は・・・」

風子「ですからですね、向こうで指揮する楯野の言うことをよーく聞いて・・・」

転校生「zzz」

鳴子「・・・さて、どうしようか」

~再び裏世界~

鳴子「出ないな・・・」

夏海「だ、大丈夫なんですか?」

鳴子「大丈夫だよ。場所と時間はあらかじめ共有しているから」

鳴子「僕たちがそこに行けば、絶対に会える」

鳴子(・・・【彼女】は転校生くんのことを、覚えているようだった)

鳴子(この前話をしたとき、同い年の男の子からもらった『おまもり』について聞けたからね)

鳴子(ということは、だ。裏世界の過去で起こったことは、裏世界の未来を変化させる)

鳴子(転校生くんには助けられたよ。おかげで、思いがけない収穫があった)

鳴子(これが、裏と表の相違点の鍵になるのか否か、見極めないといけないな)

・・・

結希「・・・準備はいいかしら」

卯衣「はい、ドクター。魔力は100%の状態です」

結希「前回の襲撃具合を考えると、すぐ減ると思うわ」

結希「転校生くんが同行するから、こまめに補給を受けてちょうだい」

卯衣「了解しました・・・転校生くん、お願いね」

転校生「おっけーだよ。ぼくにまかせて!」

~壊れた世界~

転校生「んー・・・」

卯衣「どうしたの?転校生くん」

転校生「まえきたときもおもったけど、ここ、ぐちゃぐちゃだなぁ」

卯衣「こちらでは人類の大半が行き場を失っているような状態だと聞いた。壊れたものも直せないような状態なんでしょうね」

転校生「ここじゃごはんとかもつくるの、むずかしいだろうなぁ・・・」

卯衣「どういうことかしら?」

転校生「がすもでんきもすいどーもぼろぼろでしょ?だから・・・」

明鈴「えっ!?そ、そんな・・・じゃあ、どうやって生きてるアルか!?」

卯衣「調理を必要としない食材、あるいは軍用食のようなものを生きてる施設で製造しているか、かしら」

転校生「ぐんよーしょく、あんましおいしくないんだよね。まえ、えっちゃんにれーしょんたべさせてもらったけど」

明鈴「アイヤー、ボク、ここじゃすぐに倒れそうアル・・・」

鳴子「僕たちの分の食料はしっかり持ってきているから、心配しなくても大丈夫だよ。里中君が用意してくれたものだ」

明鈴「花梨のなら大丈夫アルね!」

転校生「ぼくもおりょーりしたかったなー」

鳴子「君には今回万全の態勢で挑んでもらわないと困るからね。万一やけどでもされたら大変だ」

転校生「ぶー」

結希「そうそう、転校生くん。今回の調査のために作ったものを持ってきておいたわよ」

転校生「ほんとー!?」

結希「ええ。今回の調査では目立っては困るから、浮遊は30cmまでに抑えて、転校生くんの体ががぎりぎり収まるくらいのサイズに調整したわ」

転校生「ゆきちゃん、ありがとっ!」

鳴子「切り替えが早いね。助かるよ」

~突然の事態~

鳴子「そろそろオフィス街を抜ける」

鳴子「みんな【表】の風飛中心街を知っていると思う。ここを抜けたら風飛駅だ」

鳴子「その駅前に、この前クエストがあった結婚式場・・・JGJグランドホテルがある」

転校生「あそこかー」

鳴子「そこまで行ったらいったん休憩しよう。頼んだよ」

・・・

ゆえ子「ふぅ、ふぅ・・・・・・」

沙那「・・・大丈夫ですか?」

ゆえ子「ええ、大丈夫です。散歩部に仮入部していますから」

ゆえ子「戦闘に参加しない分、予知の魔法でお役に立たなければ・・・」

ゆえ子「転校生さんに魔力をいただいているので、あとは気持ちの問題です」

沙那「もし、歩けなくなるようでしたらお申し付けください」

沙那「お役に立てるかもしれません」

転校生「よびのだんぼーるもってくればよかったかな・・・」

ゆえ子「ありがとうございます・・・おや・・・」

ゆえ子「むにゃむにゃ・・・いけませんね」

沙那「なにか?」

ゆえ子「いえ、これは間に合いません・・・月宮さん」

ゆえ子「しばらく離れてしまいますが、お気になさらず、と遊佐さんにお伝えください」

ゆえ子「立華さんの魔力が尽きる前には合流できるのです」

沙那「・・・・・・・・・・・・?」

ゆえ子「転校生さん・・・おや、もう段ボールの中に。やっぱり、勘がいいですね」

ゆえ子「ゆえがご一緒しますから、向こうできっかりと、叩かせてもらいますよ」

沙那「っ!?西原さん、転校生さんっ!」

~凶報~

風子「っ!そうですか、転校生さんが・・・」

鳴子『西原君が合流できると言っていたから、信じて待つしかない』

鳴子『とはいえ、こちらでも探しはするけどね』

風子「頼みますよ」

鳴子『ああ、任せてくれ。この調査で僕は誰一人死なせるつもりはない』

鳴子『必ず、助けて見せる』

風子「吉報をおまちしてますよ」

風子「・・・・・・ふぅ」

紗妃「委員長、いったい転校生さんになにが・・・」

風子「西原と一緒に行方不明だそうで。おそらく魔物の力で分断されたんじゃないかと」

紗妃「そんな!」

風子「二人とも、戦う力に乏しいですから、魔物に出会わないことだけを祈るしかねーですね」

紗妃「そう、ですね。こちらにいる私たちにできることは、それぐらいしか・・・」

風子(・・・無事でいてくださいよ、転校生さん)

~西原ゆえ子の力~

望『おいっ!2人とも無事か?デバイスつながるな!?』

望『いや、ヤバッ。感度がどんどん悪くなってる。手短に伝えるぞ!』

望『そこは【地下】だ!本体と離れたけどそんなに深くない!』

望『東に行け!チクショウ、洞窟のマップなんて想定してな・・・』

望『・・・・・・』

ゆえ子「・・・通じませんね。衛星は地下に弱いと聞いていますから・・・」

ゆえ子「ええと、今は、きっかり7回、でしたっけ?」コンコンコンコンコンコンコン

段ボール「・・・・・・」

ゆえ子「・・・・・・」

段ボール「ゆえちゃん、だいじょうぶ?」

ゆえ子「はい。ゆえたちは魔物の攻撃・・・攻撃というより、分断ですね」

ゆえ子「どんな力かがわかりませんが、強制的に移動させられたようですね・・・」

ゆえ子「入口まではかなり遠いですが、ゆえの魔法で探しましょう」

転校生「ゆえちゃん、だいじょうぶなの?」パカッ

ゆえ子「大丈夫、細かいところはともかく、みなさんと再会できるところまで視えたのです」

転校生「それじゃあ、いこっか。ゆえちゃん、これにのって」

ゆえ子「・・・いえ、それは転校生さんが使ってください」

ゆえ子「いざという時に、それを使わなければならないのはあなたです。ゆえではありません」

転校生「いまはいざってときじゃないからだいじょうぶ」

ゆえ子「いえ、ですから・・・・・・このままでは埒が明きませんね。わかりました、ありがたく使わせてもらいます」

転校生「それじゃあうかすねー。うしろからおしてくから、あんないよろしく」

ゆえ子「はい。こちらこそ、おねがいします」

今日はここまで!次回、転校生があの子と再会・・・?
パンドラが終わったらすぐに【風飛の丘に花は散り】が発生するという鬼畜コンボ。
これ、転校生がヤバいな。前から思ってたけど、ヤバいな。コメディなのにコメディできねぇ。
花散りで何が一番ヤバいかっていきなり転校生がいなくなるってことなんだよなぁ。
表で風子がどうなることやら・・・
ありすありあり(合言葉)

~脱出まで~

ゆえ子「次は右・・・ですね。おそらく」

転校生「おっけー」

・・・

ゆえ子「次は・・・やはり右」

転校生「はーい」

ゆえ子「・・・随分と深いところのようですね・・・そもそも出口があるかどうか」

転校生「でも、みんなとあえるのが、みえたんでしょ?」

ゆえ子「はい。予知ははっきりしてます。ですが・・・もしかしたら魔法で穴をあけるのかも」

ゆえ子「ゆえたちにそんな力はないので、向こうの人次第、ということですね」

転校生「あなほりマキナくんもってくればよかったなー」

・・・

ゆえ子「・・・それでは、次は左に」

転校生「うん」

・・・

ゆえ子「次は右・・・この洞窟は地図には載っていません。デバイスもなぜか通じない」

ゆえ子「もし霧の魔物がゆえたち2人を狙ったのなら・・・」

ゆえ子「最も戦力の低いゆえたちを狙って分断させたのなら・・・・注意が必要ですね」

転校生「・・・」

~脱出~

ゆえ子「2時間半歩き通し、ですか」

ゆえ子「転校生さん、疲れていませんか?」

転校生「だいじょーぶだよ。まだまだへーき」

ゆえ子「そうですか。ですが、ゆえを運ぶのにも力は使っていますよね?」

転校生「えっと、まあ」

ゆえ子「それに、こちらを使った方が早く移動できる」

転校生「まあ、うん」

ゆえ子「・・・では、ひとつだけ」

ゆえ子「ゆえの魔法は、転校生さんよりは威力があります、なにかあったら・・・」

ゆえ子「ゆえを囮にして、逃げてくださいね」

転校生「・・・むりだよ。ゆえちゃんいなかったら、まいごになっちゃうから」

転校生「そんなの、できないよ」

ゆえ子「ですが・・・」

ゴウン

ゆえ子「ふぇっ!?」

初音「あっ!おい沙那!いたぞ!なんか2人いた!」

初音「えーとなんだっけ!お前ロープとか持ってない!?」

初音「あれ!?今どっから出したんだ!?まあいいや!」

ゆえ子「・・・・・・・・・・・・」

ゆえ子「よかったです。ゆえはなんとか役目を果たせましたね」

ゆえ子「転校生さん。ありがとうございます。おかげで、助かりました」

転校生「ゆえちゃんも、ありがと」

~吉報~

風子「そう、ですか。転校生さんたちと合流、できましたか」

鳴子『ああ。後で詳しく調べてみるけれど、今のところは何事もなさそうだ』

風子「わかりました。転校生さんに、お疲れ様とだけ伝えておいてくだせー」

鳴子『このまま彼につながなくてもいいのかい?』

風子「ええ。転校生さんはちょいと緊張感が足りてねーように見えますからね」

風子「多分、ウチと話したら甘えると思いますから」

風子「緊張しすぎってことはねーと思います。あの子、胆力は人一倍ありますから」

風子「つーわけで、よろしくおねげーしますね」

鳴子『わかった。ちゃんと伝えておくよ。それじゃあ切るね』

風子「・・・・・・ふぅ」

風子「ウチも、声聞くと会いたくなっちゃいますからね」

風子「がんばってくだせー。こっちから、応援してますよ」

~秘密兵器~

夏海「ゆえ子、転校生、大丈夫!?」

ゆえ子「はい。ゆえは全くと言っていいほど歩いていませんから、平気です」

転校生「ぼくもへいきー!」ピョンピョン

初音「・・・・・・おい、沙那。さっき、疲れてたら役にたてるかもしれないっていったの、なんだ?」

沙那「あちらに用意してあります。もっとも、使う機会はなさそうですが・・・」

初音「・・・ん?」

転校生「うば・・・ぐるま?」

初音「・・・・・・ぷっ、くくっ・・・・・・!」

夏海「大声で笑ったら魔物が来るんだから、我慢しなさいよ!」

初音「だってあれ・・・子連れ狼じゃんか・・・う、うひひ・・・」

夏海「いいじゃない。転校生、せっかくだし乗れば?段ボールの方はゆえ子に渡してさ」

夏海「ゆえ子もそっちの方が楽でしょ?」

ゆえ子「えっと・・・転校生さんのこれは彼自身の身を守る道具でもありますので・・・」

鳴子「・・・今日はもうすぐ日が暮れる。ここで夜を明かした方がいいな」

鳴子「転校生くんも西原君も霧の濃い中を進んでいて、特に転校生くんは歩き通しだったんだ」

鳴子「僕たちが警戒しておくから、ゆっくり休んでてくれ」

転校生「えー、でもぼく、げんきだよ?」1up1up

夏海「段ボールで無限1upするのはやめなさい」

鳴子「疲れというのは知らないうちに溜まっているものさ。明日も大変なんだ、しっかり休んでくれ」

転校生「はーい」1up

鳴子「それと、水無月君から一つ」

鳴子「『お疲れ様』だってさ」

~2人だったから~

転校生「びびびー」ビビビ

卯衣「・・・ありがとう。魔力がいっぱいになったわ」

結希「あなたと西原さんがいなくなったときは焦ったけれど・・・」

結希「彼女の余地、だんだんと精度が増してるみたいね」

転校生「そうなの?」

結希「ええ。私たちの戦闘で開いた穴、絶妙の場所だったわ」

結希「ちょうど魔物が掘った洞窟と地表が一番近い場所だったみたい」

転校生「なんか、ゆえちゃんが、もしかしたらまものがぼくたちをねらってわけたのかもねーっていってたよ」

結希「・・・魔物があなたと西原さんを、狙って?」

結希「どうかしら。12年後の今、魔物の知能は進化しているかしら」

結希「ただ・・・戦力が低いとしてあなたたちを分断したのだとしたら・・・」

結希「あなたたちだから、また合流できたのも確かよ」

転校生「そっか・・・そっか!」

結希「あまり気にしないように・・・さ、卯衣。雀さんと警戒にあたってちょうだい」

卯衣「わかりました」

転校生「がんばってねー」

~協力者~

初音「なぁ、遊佐」

鳴子「ん?なにか質問かな」

初音「確か出発前の話じゃ、まだ霧の護り手やらテロリストやらがいるんだろ?」

鳴子「霧の護り手・・・ああ、そうだね、テロリストはいるよ、【今】も」

初音「そしたらさ、あらかじめ待ち合わせてるヤツの顔とか教えてくれよ」

初音「じゃないと人が出てきたら、どうすりゃいいかわからないじゃん」

沙那「私も初音さんに賛成ですね。特徴を教えてください」

沙那「その方以外は、全員倒して構わないですね?」

鳴子「フフフ・・・いいよ、教えよう。みんなも、集まってくれ」

転校生「なにににー?」

鳴子「いや、メモする必要はないよ」

鳴子「なぜなら多分、君たちは見ればわかる」

鳴子「それに、転校生くんは会ったことがあるしね」

転校生「・・・えっ?」

沙那「それは・・・」

初音「どういうことだ?」

転校生「ゆ、ゆさ、それって、だれ?」

鳴子「僕が連絡を取っている相手・・・」

鳴子「それは【僕】だ。この時代・・・12年後の、ね」

転校生「え、それって・・・もしかして・・・」

転校生「【なるこ】のこと?」

~再会を夢見て~

転校生「なることあうのか~・・・ぼくのことおぼえてるかな?」

鳴子「この前少し話をしたが、おぼろげながら覚えてるみたいだよ」

鳴子「小さいころに未来人の男の子と仲良くなって、おまもりをもらった・・・って感じで」

鳴子「いや、思い出したの方が正しいのかな」

転校生「そっか・・・ちゃんとあえるんだ・・・」

鳴子「しっかり言うことを守ってくれたらね。昨日も言ったけど、絶対に先走ったりしないように」

鳴子「さっきも言ったけど、覚えているとはいえ、おぼろげだ」

鳴子「もしいきなり君が出て行ったら、驚いて姿を隠してしまうかもしれない」

転校生「はーい」

鳴子(これで、転校生くんが勝手な行動をするのは防げるだろう)

鳴子(ルールのことを伝えてもいいが、きちんと理解できなかった・・・というのは避けなくてはならない)

鳴子(何があるか、わからないからね)

鳴子「・・・!」

転校生「・・・おと?だれか・・・いる・・・?」

鳴子「転校生くん、気をつけるんだ。出てきたよ」

鳴子「この世界で、【僕】たちを狙っているテロリスト・・・」

鳴子「JGJの職員たちだ」

~運命の日~

結希「待ち合わせ地点まで100m。卯衣、行って」

卯衣「了解です、ドクター。保護対象は遊佐鳴子。【地下からの】出現を確認」

明鈴「な、なんでこんな時に出てくるのだ!待ってればいいのに!」

結希「確実な生存手段を持っているんじゃないかしら・・・」

結希「それとも、ただ単に彼女は【指定の時間だから】出てきたのかもね」

転校生「うーちゃん!まりょく!」ビビビ

卯衣「ありがとう。・・・100%充填完了よ。行ってくる」

転校生「がんばってね!ちゃんとうーちゃんも【一緒に】なることあうんだよ!」

卯衣「ええ。この、【お守り】に、祈っておくわ」

卯衣「あの日の約束を、果たしましょう」

~ルール~

鳴子「宍戸君、立華君は校舎の外までだ!」

鳴子「みんな焦るな!僕はこの捜索で学園生の死人を出すつもりはない!」

鳴子「時間までに5分ある。僕たちは【1秒たりとも】時間をずらしてはいけない!」

明鈴「な、なんでそんなに融通が利かないアルかーっ!」

鳴子「【僕は】が指定した時間だからだ!この世界で頼れるのはルールだけだ!

鳴子「余計な情報はシャットしている!」

明鈴「意味わかんないアル!」

転校生「めーりん、いまはゆさのゆーことを・・・」

鳴子「いや、いい。いいかい、雀君。魔法は【なんでもアリ】なんだ」

鳴子「僕たちの姿を見たところで、はたして信用に値するか?」

鳴子「僕だけにわかる符号があったとして、それが確実だという保証は?」

鳴子「JGJと霧の護り手が手を組んで、どれほど技術が進歩した?」

鳴子「命令式さえ見つければ、なにがどう偽装されててもおかしくないんだ」

鳴子「それを考えると、なにも信用できない。だから、1つルールを作った」

転校生「それが・・・」

鳴子「ああ。1秒たりとも遅れてはいけなり理由さ」

~鳴子の力~

鳴子「・・・不死身の立華君がいるから、僕たちの勝利は約束されている」

鳴子「とはいえ・・・うざったいヤツらだ。僕と僕の感動の体面を邪魔する無粋な奴らめ」

鳴子「転校生くんたちもやっと約束を果たせそうなのにね」

鳴子「神宮寺君がショックを受けないよう、穏便に済ませるつもりだったけど・・・」

鳴子「転校生くん、魔力を借りるよ。生徒会長の真似事をしてみよう」

転校生「えっと、ほわいとぷらずま、だっけ?」

鳴子「ホワイトプラズマ・・・あれのようにとはいかないけどね」

鳴子「魔力を流し込めっ!あたり一帯、雷を落としてやる!」

転校生「ていやあああ!!!!!」ビビビビビ

・・・

鳴子「ハァ・・・ハァ・・・山を1つ、なんてバカみたいな威力だな・・・到底無理だ」

鳴子「・・・しまった。時計が壊れた。立華君、余裕はあるね?」

卯衣「残り12秒。支障ありません」

鳴子「クソ、ミストファイバー製の装備か。魔法抵抗が段違いだ。生きてるなんて・・・」

転校生「やっぱり、ともちゃんのおべんとうもらってきたほうがよかったかな・・・」

明鈴「それだと僕たちまで危ないのだ!」

転校生「じょうだんだよー」

鳴子「この状況で冗談か・・・クク、君は本当に、肝が据わっているね」

明鈴「もうあんまりいないのだ。僕たちが相手するアル」

鳴子「・・・ああ、任せた。僕は・・・入ろう・・・」

 

























パァン!






























 

http://imgur.com/sd4mUnH.jpg

~再会~

パァン!

鳴子「・・・ク・・・クク・・・」

鳴子「これが最後の謎かけか。それとも君も・・・絶望してしまったか?」

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希「拳銃・・・・・・自殺?」

鳴子「いけないね・・・やっぱり僕は僕だ」

鳴子「今日はその日ってことか」

結希「どういうこと?」

鳴子「僕は30歳以上の僕と連絡をとれたことがない。いや、他の僕も同様だ」

鳴子「薄々感づいていたが・・・ここで死んだからなんだな」

鳴子「だが、僕は約束通りに来た。いただくよ」

結希「っ!!あ、あなたなにを・・・!」

鳴子「ちょどに誰かがドアを開けた場合、【なぜだか知らないが】僕が自殺する」

鳴子「そのあと、ここに来た相手にデータを渡す・・・好きなだけ体を調べろってことさ」

鳴子(なぜ死んだ・・・何か狙いがあるのか?絶望しただけか?)

鳴子「・・・・・・あった。これだ」

転校生「ゆさ、いまのおとなに?なるこは?」

結希「っ、いけない!」

鳴子「転校生くん、来るな!」

転校生「え?・・・・・・・・・え?」

鳴子「・・・遅かった、か。まいったな、気が緩んでいた・・・」

~約束、果たせず~

転校生「な、なにこれ・・・・・・なんで、あたまにあながあいてんの?」

転校生「なんで、そこからちがでてるの?なんで、め、あけたまま、うごかないの?」

転校生「ねぇ・・・なるこ、またねって、いったよね」

転校生「ぼく、ちゃんとおまもり、もってきたよ?ねぇ?」

転校生「おきてよ・・・おきて、ちゃんとおはなししてよ・・・」

結希「転校生くん、彼女は、もう・・・」

転校生「ねぇ・・・おきろよ・・・なんで、うごかないんだよ!」

転校生「なんで・・・なんで・・・やくそく、したじゃんか・・・」

転校生「またねって、みんなのぶんで、もとにもどすって、いったじゃんか」

転校生「なんで、なんでなんだよ・・・うそつき・・・うそつきィィィィィィィィィィ!!!!!!!!」

鳴子「・・・・・・転校生くんか西原君、君のデバイスを貸してくれないかい。僕のはさっき壊れた」

ゆえ子「あ、えっと・・・ゆえのデバイス、余計なアプリが入ってます・・・転校生さんのもので・・・」

転校生「・・・・・・」

鳴子「転校生くん。貸してもらえないかな。彼女からのデータを、確認したいんだ」

鳴子「彼女が死んでまで用意してくれたこれを、確認させてくれないか」

転校生「わかっ・・・・・・た・・・・・・」

転校生「これ・・・・・・はい・・・・・・」フラフラ

~パンドラ~

鳴子「転校生くんは、向こうで休んでもらっている。ここから先は聞かれたくないことだ」

鳴子「さて、端的に話そう。僕は、ずっと裏と表は【なぜ違うのか】をずっと調べていた」

鳴子「歴史が違う裏世界では、そもそもグリモアに転校生てきていない生徒もいる」

鳴子「表と裏は【どこが違うから歴史が違うのか】」

鳴子「【裏で学園にいない生徒はなぜいないのか、何をしているか】とかね」

鳴子「・・・・・・」

鳴子「・・・・・・」

鳴子「【僕】が調べてくれた、表にいて裏にいない生徒の一覧だ」

鳴子「ああ、聞いていたことだけど・・・やっぱりな・・・」

鳴子「宍戸君。これはデジタルデータだからね、ねつ造の可能性はゼロじゃない」

鳴子「だけどなんの準備もない転校生くんのデバイスで閲覧した・・・」

鳴子「そこで信ぴょう性を増してくれないかい」

結希「ここまで来てねつ造もないわ・・・相違のあるクラスメートのことね?」

鳴子「相違なんてものじゃない。僕がどうして転校生くんに興味を持っていたと思う?」

鳴子「彼が子供だからだとか、珍しい体質だからとかもあるが、それだけじゃない」

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希「結論から言う。転校生・・・立華卯衣、相馬レナ、朱鷺坂チトセ」

鳴子「この4人は、この裏世界に【存在していない】」

ゆえ子「・・・・・・・・・・・・」

結希「・・・・・・・・・・・・どういうこと?」

鳴子「死んでないし、生まれていない。【いない】んだ」

鳴子「少なくとも【今】は」

結希「・・・卯衣が・・・裏世界に・・・いない?」

鳴子「相馬君もいない。【狼に育てられた少女】なんて新聞報道はない」

鳴子「朱鷺坂君は・・・まあ、もっと未来のゲートから来た、と申告している・・・」

転校生「・・・・・・ぼくは?」

結希「!」

ゆえ子「転校生さん、まだ・・・」

鳴子「・・・・・・どこから、聞いていたんだい?」

転校生「さいしょから、ぜんぶ。ちゃんとしりたかったから」

鳴子「そうか。・・・・・・・・・・・・本当に、君は・・・」

転校生「・・・」

鳴子「君は・・・・・・いったい何者だ?」

~別動隊~

エレン「・・・・・・むっ」

メアリー「どうした?何拾ったんだ?」

エレン「いや、見覚えがあるものを見つけたんだ」

メアリー「そりゃあこっちも地球って話なんだから、見覚えのあるもんぐらい落ちてて当然だろうが」

メアリー「それよりも、なにがあるかわかってねーんだから、不用意に触るなよ。今更アタイに言わせんなよ」

エレン「ああ、すまん。だが、これは大丈夫だ。心配はない」

メアリー「なんだ?何を見つけたんだ?」

メアリー「・・・なんだよ、そのきたねぇ巾着」

エレン「・・・・・・これは、やはり、か」

メアリー「一人で納得してんじゃねーよ。なんなんだ、それは?」

エレン「私が、この前裏世界の過去に行ったのは知っているな?」

メアリー「ああ、聞いたよ」

エレン「そのときに、過去の私たちと、転校生と立華が再会の約束をしたんだ」

エレン「これを、それぞれがもってな」

メアリー「なんだそれ、破片?」

エレン「もとは一つのガレキだ。全部で6つある」

メアリー「・・・っつーことは、それは」

エレン「私のものではないようだ。運よく、というべきか。名前が書いてあった」

エレン「【生天目つかさ】。これには、そう書いてある」

~帰還。しかしながら~

クレプリ「おっ、しょうねーん!おかえりさね!」

ありす「ぉ、ぉかぇり・・・なさ・・・」

転校生「・・・・・・」フラフラ

クレプリ「お、おい、大丈夫か?疲れてんのか?」

転校生「・・・・・・」

ありす「・・・こか、ケガ、した・・・?」

転校生「・・・・・・ごめん、ちょっと、いまは、ほっといて」

ありす「ぁ・・・・・・」

クレプリ「な、なにがあったんだ?」

ありす「・・・ゎから、な・・・・・・」

・・・

風子「・・・・・・重い。重すぎますよ」

風子「あの子は、まだ5歳なんですよ・・・なんてもんを背負わせてやがりますか・・・」

風子「あんな純粋で、優しくて、人を想える子が、人を大切にする子が」

風子「人の死になんて直面したら・・・」

風子「つぶれちまいますよ。そんなの、耐えきれるわけねーじゃねーですか」

風子「・・・こんなもの、いつ渡せって言うんですか」

風子「裏の遊佐鳴子が、持っていた【お守り】」

風子「タイミングを見計らってなんて、簡単に言いますけどね」

風子「・・・・・・しばらくは、療養してもらいましょうか」

風子「あの子を、守ってやらねーと」

今日はここまで。
ありすありあり(合言葉)

卯衣「私は転校生くんがいないと生きていけないのに、何故あなたは私以外の女にばかり構っているの?例えば水無月さん。彼女は既に卒業して、この学園にはいない過去の存在。それなのにあなたはこの女の影ばかり追い求めてこちらを見てくれない。彼女はもうここにいないのだから何もすることができないというのに。私は違う。あなたが望むのなら炊事も洗濯も掃除も全てこなすわ。あなたが望むことは全て受け入れる。私を愛してくれているのだから、どんなことに使ってくれても構わないわ。それに、私はあなたから離れる心配もない。他の女たちと違って永遠に劣化することもない。身体だってあなたが望むものに変化させられる。私はあなたの全てを受け入れる。子供は何人欲しい?ペットは飼いたい?住む場所はあなたの実家の実家の近くの方がいいかしら。全てはあなたと望み通りに。あなたがいる限り私は消えることはない。そして、あなたがいなくなれば私は消滅する。私が人間として生きるためには私に愛を教えてくれたあなたが必要不可欠なの。だけどあなたは私を必ずしも必要としないのね。わかったわ。全てはあなたを惑わすアイツらが悪いのよね。大丈夫よ、あなたがもう惑わされることがないようにきちんとお話してくるから」

卯衣「・・・どうしてそこで庇うの?ああ、やっぱり騙されているのね。本当に、最低な存在なのね。あなたのように人を信じる人間を食い物にしてあわよくば自分を守ってもらおうと考えるだなんて。そうでなければそんなことを言うなんてありえないでしょう?だって私はこの世界で最も長くあなたと共に生きている存在。付き合いの期間の長さは愛情の深さに比例するもの。私はあなたをこの世界の何よりも愛している。そしてあなたも私を愛している。どこもおかしいことはないわ。それが世界の真理なのだもの。あなたと私はこの世で最も互いを補える存在。そんな2人が出会ったという事象を運命と言わずしてなんというのかしら。私がこの世に誕生する確率、こちらへ渡る確率、この時代に渡る確率、あなたがこの世に生を受ける確率、あなたが魔法使いに覚醒する確率、あなたが類い稀なる力を持つ確率。全てが天文学的な値であり、この全てを掛け合わせた確率など0にほぼ等しいのよ。それなのに出会ったということは運命以外にありえないでしょう?だからあなたと私が愛し合うのは当然なの。あなたが私以外を見るということは運命に逆らうことであり世界の意思に反するもの。ねえ、転校生くん。ここまで言っても私がなにを言いたいのかわからないかしら。つまるところ、私はあなたと恋人になりたいと言っているのよ。あなたが私以外の人と特別に仲良くしているということが、どうしても耐えられないのよ。だから、私の気持ちを伝えるために言葉をまとめていたらこうなっていたの。少し長くなってしまったけれども、返事を聞かせてもらえないかしら?」

転校生「・・・うん、そうだな!」

息抜きに。>>260の後の話になるのかな。
卯衣ってヤンデレになったりするのかな。
依存の具合によってはなりそうな気がする。
ダークネス卯衣(えっちぃのは嫌いです)

~転校生の状態~

ゆかり「・・・ふぅ」

風子「お疲れ様です。どーでした?」

ゆかり「全然だめだわ。なにも話してくれなかった」

虎千代「カウンセリングも難しいのか・・・」

風子「事態は聞きましたが、このままほっといたらやべーですからね。早めに対処しねーと」

鳴子「すまない、僕の不注意が原因だ」

風子「状況は聞きましたんで、しょうがねーです。あんな状況で気を払えって方が無理な話ですよ」

結希「食欲とかはあるのかしら?健康状態は?」

ゆかり「そっちは問題ないわ。自分で簡単なもの作って食べてるみたいで、料理した跡が残っていたし」

虎千代「転校生が料理ができるのが救いか。新学園長の件も片付いていないし、次から次へと問題が出てくるな・・・」

鳴子「さて、どうしたものか・・・」

風子「1つ、提案があります」

虎千代「提案?」

~茫然自失~

転校生「・・・・・・」

千佳「あっ、転校生。うぃーっす」

律「おっす、転校生。今からカラオケ行くんだけど、お前もどうだ?」

転校生「・・・・・・・いい。いかない・・・」

千佳「そ、そう?」

千佳(ちょっと律、転校生に何があったの?なんかどう見ても落ち込んでるんだけど)ヒソヒソ

律(そんなこと言われても、あたし知らねーよ。ほら、裏世界ってとこに行ってたんだろ?そこでなんかったんじゃね?)ヒソヒソ

千佳(んー、大事なものなくしたとか?)

律(てかあたし、裏世界がどんなのとか全然知らないんだけど。小鳥遊に聞いたら教えてくれるかな)

千佳(さあ?でも今からカラオケでしょ?あたしら二人で行くわけじゃないし、今度でいいんじゃない?)

律(それもそうだな!)

転校生「・・・・・・」

~知っているから、知らないから~

智花「あっ、転校生くん。ちょうどよかった、今からみんなで・・・」

転校生「いい。いかない」

智花「夏の新作パフェを・・・え?」

みちる「えー、どうしたの?今日はなんかノリ悪いねー」

怜「・・・この前の裏世界探索で、なにかあったのか?夏海」

夏海「えっ!?え、えっとー・・・黙秘権を行使するわ!」

怜「ということは、何かあったんだな」

夏海「うっ」

智花「転校生くん、大丈夫なの?」

転校生「・・・・・・・いい、ほっといて・・・」

みちる「あっ、行っちゃった。・・・あんな子なの?」

智花「いや、あんな転校生くん、見たことないよ・・・」

夏海(言えるわけ、ないじゃない。目の前で人死にを見ましたーなんて)

夏海(でも転校生はほっとけないし、うー、もやもやする・・・)

怜(風槍の問題もあり、転校生の問題も、か。また調べることが増えたな)

怜(だが、やらねば。二人の、友人として)

~情緒不安定~

さら「あ、転校生さん!」

ノエル「おかえり~、お疲れ様~」

転校生「・・・・・・」

秋穂「どうしたの?元気ないね」ハスハス

ノエル「こら、元気ないって自分で言っときながらそういうことをしない」

さら「どうしたんですかぁ?」

転校生「・・・べつに、なにも・・・・・・」

ノエル「何もない、って顔じゃないよね・・・」

さら「転校生さん、おさんぽしましょお!」

秋穂「そうだね!体動かせば、嫌な気分なんて吹き飛んで」

転校生「いかない」

秋穂「・・・・・・あれ?」

さら「て、転校生さん?いや、なんですか?」

転校生「・・・・・・うん。いや」

ノエル「ど、どうして?そんなに疲れてるの?大丈夫?ゆかちゃん先輩とか呼んだ方が」

転校生「ほっといてよ!」

さら「!!!」

秋穂「!!!」

ノエル「!!!」

転校生「なにもしらないくせに、しってるみたいにはなしかけないでよ!」

転校生「なにがあったかもしらないくせに、みんなばかみたいにあそんでばっかで!」

転校生「そんなきぶんじゃないんだよ!おまえらみたいにのんきにしてられないんだよ!」

転校生「しんぱいだけすればぼくがげんきになるとでもおもってんのかよ!」

秋穂「て、転校生、く」

転校生「もういいからほっといてよ!」

ノエル「!」ビクッ

さら「あ、あの、わたし・・・そんな、おこらせる、つもりは・・・ぐすっ・・・ひぐっ・・・」

転校生「あ・・・」

転校生「っ!」タッタッタ

ノエル「い、行っちゃった・・・ど、どうしよう・・・」

~広がる波紋~

ありす「・・・・・・」キョロキョロ

クレプリ「うーん、少年、いないなー」

さら「ぐすっ・・・ひぐっ・・・ひっく・・・」

ノエル「さ、さらちゃん、転校生くんも機嫌が悪かっただけだろうし、そんな日もあるって!」

秋穂「そ、そうだよね。たまたま、だよね」

クレプリ「おーい、散歩部ー!」

ノエル「あっ、楠木さん。えっとごめん、今ちょっと立て込んでて・・・」

ありす「ぁの、てんこ・・・ん、、みませ・・・・した・・・?」

秋穂「えっと、今ちょうどケンカしちゃったところで・・・」

クレプリ「少年と、喧嘩だって?あのガンジー並みの忍耐力の少年と?」

・・・

ありす「転校生、くんが・・・そんなこと・・・」

さら「ぐすっ・・・わたしが、なにも考えずにおさんぽにさそっちゃったから・・・」

秋穂「わ、わたしだって・・・ぐすっ・・・いっしょに・・・」

ノエル「あ、あわわ・・・二人とも、落ち着いて・・・」

ありす「・・・・・・どこに、ぃきました・・・?」

ノエル「え?えっと、あっち、かな」

ありす「・・・・・・すぃま、せ・・・ぁたし、ぃきます」

クレプリ「あ、ありす、こっちは・・・」

龍季「こっちは任せとけ。なんかやってやるんだろ?行ってやれ」

春乃「秋穂、大丈夫よ。秋穂はなんにも悪くない。・・・そして、転校生も」

ありす「・・・ぉねがぃ、しま・・・!」

~何もできなくても~

―転校生の部屋―

転校生「・・・・・・」

コンコンコンコンコンコンコン

クレプリ「しょうねーん、オレっちとありすさねー。開けてくれー」

転校生「・・・ありす、ちゃん・・・・・・?」

転校生「あ、もあっと・・・・・・きてたんだ・・・」

転校生「・・・・・・」ガチャ

ありす「ぁりがと、ござぃ、ます」

転校生「ありすちゃんも、【お話】しに来たの?」

クレプリ「えっとだな、その・・・」

ありす「ちがぃ、ます」

転校生「・・・・・・それじゃあ、なに?」

ありす「・・・・・・」ギュッ

転校生「・・・・・・ふぇ?」

ありす「なにが、ぁったか・・・しりませ・・・から」ナデナデ

ありす「なにも、できなぃ・・・ぇす。でも」ナデナデ

ありす「・・・・・・これくらぃ、は・・・」ナデナデ

転校生「ありす、ちゃん・・・・・・・ぐすっ・・・」

ありす「よしよし・・・・・・」

転校生「ありすちゃん・・・ありすぢゃん・・・・ありずぢゃぁぁぁぁぁん!!!!!」

転校生「ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ありす「・・・・・・」ナデナデ

転校生「ぼくもう、どうじだらいいがわがんなぐで・・・・さらぢゃんだぢにも、ひどいごといっで・・・」

ありす「・・・・・・ぃぃんだよ・・・また、ぁとで、ぁゃまれば・・・」

ありす「ぃまは、このまま・・・」

転校生「ぴぅぅぅぅ・・・ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

~外部委託~

風子【ウチらでどうにもせきねーなら、他人の力を借りるしかねーですよ】

虎千代【他人・・・と言っても、今回の件の詳細まで話すわけにはいかんぞ?】

結希【転校生くんが、勢い余って何か漏らしてしまうかもしれないわね。それは避けたいわ】

風子【つっても、ウチら子供の力じゃもうどうしよーも出来ねー事態になってるんです】

風子【なら、大人の力を頼りましょ】

ゆかり【大人の力?】

鳴子【グリモアのカウンセラーでも呼ぶのかい?】

風子【いや、そうじゃねーです。カウンセラーなんかよりも、適任がいるじゃねーですか】

風子【転校生さんについて、世界で一番知り尽くしているといっても過言じゃねー大人が】

・・・

虎千代「・・・・・・あった。これか」

薫子「会長、何をお探しで?」

虎千代「転校生の名簿だ」

薫子「転校生さんの・・・?」

虎千代「ああ。今回のこと、薫子も聞いているだろう?」

薫子「ええ。大変だったと思います」

虎千代「だから、少し対処をしたいとおもってな。・・・これが知りたかったんだ」

薫子「それは・・・転校生さんの、ご実家の電話番号・・・?」

虎千代「水無月の提案だ。・・・どうにも、あたしたちだけじゃ、転校生の心はどうしようにもなさそうなんだ」

虎千代「母親役じゃ力不足だ。それならば」

虎千代「本物の母親なら、どうだろうか?」

薫子「それは・・・」

虎千代「転校生はまだ子供だしな。一度、自宅療養をさせてやりたい」

~関西のおばちゃん~

prrrrrrrr

???『もしもし、―――です』

虎千代「夜分遅く申し訳ありません。私立グリモワール魔法学園の生徒会長、武田虎千代です」

虎千代「―――君のお母さまはいらっしゃいますか?」

???『あ、はい。私がそうですけど・・・』

母『あっ、生徒会長さん!お久しぶりです、入学前以来ですね~』

虎千代「はい、ご無沙汰しております」

母『そうそう、聞いてくださいな。この前ウチの息子がテレビデビューしたんですよ!』

母『魔法使いの奉仕活動として、ほらあの、なんかスポーツいっぱいやってるとこ!』

母『もう家族全員できゃーきゃーはしゃいじゃって、ご近所でもあれ家の子なんですよーって!』

虎千代「あ、えっと」

母『しかも家の子かわいいじゃないですか!家でもお姉ちゃんなんかが可愛い服着せたりしてたんですけど』

母『あの時はチアガールの衣装なんか着ちゃって!』

母『あ、そうそう。衣装といえば結婚式!タキシード姿とウェディングドレス、どっちも見ましたよ~』

母『やっぱりあの子には何着せても似合いますよね!もう素材がいいっていうか・・・』

虎千代「本題を」

母『いっしょに写ってた娘が将来お嫁さんになったりするんでしょうか?そういえばあの中の一人はそちらの副会長さんだったとか』

母『時間があればお話ししてみたいですね~。こう、あの子のことをどう思っているんだ!って感じで!』

母『それに、この前あの子が電話をしてきて・・・』

・・・

虎千代(ほ、本題に・・・入れない・・・!)

母『あの子は昔からなんにでも興味を持つ子で、3歳の時にドッグフードの棚の中に入ったりだとか・・・』

薫子「もうすでに2時間・・・虎千代が、話を切り出せていないのに・・・」

~母親と、母親役~

風子「あー、もう始めちゃってましたか」

虎千代「み、水無月か。まずい。中々手ごわい相手だ」

風子「はいはい、ちょいとおかわりくだせー」

風子「もーしわけありません、生徒会長は急用がはいったので電話を代わらせてもらいました、水無月風子と申します」

母『あら?そうなの?あら、もうこんな時間。ちょっと話し過ぎたかも・・・』

風子「お時間は、まだよろしいでしょーか?」

母『はい、大丈夫ですよ。あ、もしかして、あなたがふーちゃんさん?』

風子「はい。転校生さん、―――さんが言っていたのなら、ウチで間違いねーです」

母『あら、聞いてるわよ~。そっちで、お母さんみたいな人がいるって。写真も送ってもらったのよ。ずいぶんとかわいいじゃない』

風子「おほめいただいてありがとーごぜーます。それで、―――さんについての相談があるんですが」

母『相談、ですか?』

風子「はい。ちょっと機密事項がありますので詳しくは言えませんが、心に傷を負っちゃいまして」

母『いじめとか、そんなものじゃないんですよね?』

風子「ええ。学園生たちはウチも含めてみんなよくしてますよ」

風子「それでなんですが、一時、自宅療養、させてあげれませんか?」

風子「正直、ウチらは手には負えない状態です。なら、彼自信が心休まる環境で療養させてあげた方がいいんじゃねーかと思ってまして」

風子「お願い、できませんか?」

~転校生のこと~

母『・・・・・・お断りいたします』

風子「それは、なぜ?」

母『確かに、私たちのもとに来れば、あの子は今の状況を忘れられるかもしれません』

母『でも、あの子はそれを望んでいないと思います』

風子「ですが・・・」

母『あの子がショックを受けたということは、よっぽどのことのはず』

母『でも、それは、忘れていいことなんでしょうか?それが、本当にあの子のためなんでしょうか?』

母『もしそれが本当に必要なことならお請けいたします。ですが、今はきっと違いますよ』

母『誰だって、ショックを受けた直後は気分が落ち込みます。特にあの子は、浮き沈みが激しいですからね』

母『あの子はすぐ自分の内にため込んじゃいますから、感情を、吐き出させてあげてください』

母『必要なのは、話かけることじゃなくて、受け入れること。あの子の感情を受け止めることだけ』

母『貝みたいなものですよ。外から力を加えようとすると、固く閉じてしまう。だけど、なじみやすい環境にいれてあげると、自分から吐き出します』

風子「自分から・・・」

母『・・・それに、魔法使いのあの子のことは、そちらの方がよく知っているはずです』

母『私は一般人で、魔法使いの理念だとか、そういったものは何も知りません』

母『これは勘ですが、今回のことと、魔法使いであること、切って離せることじゃないんじゃないでしょうか?』

風子「・・・・・・そう、ですね」

母『やっぱり。だとしたら、あの子のことは、そちらにお任せします』

母『一人前の立派な魔法使いになって、帰ってくるって、約束しましたからね』

母『あの子との約束は、できるかぎり破りたくないんですよ』

母『それが、あの子の強みになりますから。約束を必ず守る、というのは』

風子「・・・・・・わかりました。お時間とらせていただいて、ありがとうございました」

母『いえいえ、とんでもない。あの子のことを任せているのですから、これくらいは当然です』

母『あの子のこと、これからもよろしくお願いします』

母『頑張れ、【おかあさん】』

風子「はい。・・・・・・切れ、ましたね」

虎千代「交渉失敗か?」

風子「と、いうよりはアドバイスをもらった感じですね。んじゃ、ちょっと行ってきます。転校生さんのことは任せてくだせー」

虎千代「頼んだぞ、水無月。あたしじゃ、役者不足だからな」

~解決済み~

風子「さて、と・・・転校生さんはもう寝てるんでしょうか?」

風子「一回声掛けだけ・・・」

クレプリ「もしかして、風紀委員長か?」

風子「ん?この声、もしかして、楠木?」

クレプリ「あー、少年ならちょうど泣き疲れて寝ちまったところさね。どうする?代わるか?」

風子「泣き疲れて・・・・?ちょっと、一回開けてくだせー」

・・・

風子「なるほど・・・もう済ませてましたか」

ありす「ぇと、ごめんな、さ・・・」

風子「いえいえ、謝ることなんかねーですよむしろ助かりました」

風子「いや、ね。転校生さんの母親と話してたんですよ。そこでアドバイスもらったんで、実行しようと思ったら」

風子「アンタさんが解決済み、と。ほんと、助かりました。もう遅いですし、かといって明日に引き延ばすのもよろしくねーと思ってたところです」

ありす「ぁ、ぇと・・・」

風子「どうしました?」

ありす「てんこうせ、く・・・さらちゃ、たちと・・・ケンカ、しちゃ・・・・て・・・」

ありす「ぁたし、さらちゃん、と・・・ぉはなし、してき・・・す」

クレプリ「向こうにも、もう大丈夫だって伝えときたいからなー」

風子「んー、それじゃあ、お願いします。夜道は神凪に送らせます。たしかまだ残ってたはずなんで」

風子「あと楠木も、もう遅いんで、早く就寝するよーに」

クレプリ「了解さね!」

~ごめんね~

―数日後、寮―

転校生「あっ、さらちゃん、あきちゃん、のえるん!」

さら「あ、て、転校生さん・・・」

秋穂「もう大丈夫なの?」

転校生「ご、ごめんね!あのとき、ちょっとぐちゃぐちゃになっちゃってて、それで、ひどいこといって・・・」

ノエル「アタシは気にしてないけど・・・もう平気?無理してない?」

転校生「う、うん」

さら「むぅ・・・それじゃあ、いっしょにおさんぽしてくれたら許してあげます!」

秋穂「賛成!今は時間開いてる?」

転校生「あ、うん!」

ノエル「それじゃあ、朝ごはんぱぱっと食べて、授業前に行っちゃおう!」

さら「おー!」

秋穂「おー!」

転校生「おー!」

・・・

―校門前―

メアリー「お?転校生、お前珍しく寮の方から来たんだな」

転校生「うん。さらちゃんたちとおさんぽいって、あせかいちゃったから、しゃわーあびてきたの」

メアリー「ふーん。あ、そうそう。エレンのやつが、お前に渡したいものがあるって言ってたな」

転校生「えっちゃんが?」

メアリー「今から詰所まで来いよ。大事なものらしいからな」

転校生「はーい」

メアリー「んじゃ、行くぞ」

転校生「ついでに、ゆきちゃんにこのだんぼーるもめんてなんすしてもらおーっと」

・・・

転校生「・・・・・・あれ?」

???「おい!そんなとこでなにしてやがんだ!」

To be continued...

今日はここまで!転校生くん、久しぶりに怒る。とりあえずは一時的に安定した感じですね。
不安定なまま裏世界に送りだしたら死にそうなんで解決編はさんでおきました。これで何があっても安心ですね(棒)
またお母さんを活躍させてもよかったけど、たまにはお姉ちゃんにも活躍してもらわないとね!
どこかに移動した転校生くん、実はすでにヤバい状態です。ヒントは段ボール。設定覚えてる人、いるかな?
裏世界に2日かけたら自分の精神が持ちそうにないんで、一日で終わらせます。
全く関係ない話だけどログボありすすばらしいですね。右手の薬指の指輪、いつか左手に移るときが来ればいいのに。
ありすありあり(合言葉)

~危険度:S~

メアリー?「・・・その制服・・・テメー、学園生か?」

メアリー?「いや、こんなガキ、入学してたら騒ぎにならねぇわけがねぇ」

転校生「あれ?めありー、いまでていったところじゃ・・・それに、そのめは」

メアリー?「待て。許可したことだけ口にしろ。余計な動きをするとシバくぜ」

転校生「えっ、な、なんでせんとうふく?まものもいないのに?」

メアリー?「アタイが今なんて言ったか聞こえなかっ・・・お前!」ジャキッ

転校生「ひっ!」

メアリー?「おーおー、JGJの回しモンが堂々と侵入ってか」

段ボール「な、なんで、なんでてっぽうむけるのぉ!?」

メアリー?「はあ?お前自分が何の中に入ってるのかもわかってーのか?」

メアリー?「頭脳が間抜けだな。それじゃ、このまま」

メアリー?「死ねや」

~消えた転校生~

メアリー「あいつ、どこいきやがった!迷子になんかなるわけねぇし・・・!」

鳴子「ん?どうしたんだい?そんなにあわてて」

メアリー「どうしたもこうしたもあるか!転校生が行方不明だ!ほんの数分前までいたな!」

鳴子「ちょっと待ってくれ・・・」

鳴子「・・・・・・なんだと?・・・まいったな、彼に着けたおいたGPSの反応がない」

メアリー「ってことは、ぶっ壊されたんだろうな」

鳴子「もしくは、それごとどこかに消えてしまったか、だ。急いでほかの生徒にも知らせるぞ。君は引き続き」

メアリー「ああ、探しとく」

メアリー(あいつ、寮から来たって言ってたな。一度そっちまで戻ってみるか)

鳴子「諸君、朝早くから済まない、報道部部長の遊佐鳴子だ。緊急事態が起こったから、落ち着いて聞いてほしい」

・・・

風子「転校生さんが・・・!」

紗妃「委員長、もしかして・・・」

風子「風紀委員一同、すぐに学園周辺を捜査します!服部、あんたは先に学園からの道を徹底的に調べ上げて下せー!」

梓「了解ッス!」

風子「神凪、アンタにはほかの学園生を頼みます。この放送で 混乱してる生徒も多数いるはずです」

怜「わかりました」

風子「冬樹。テロリストの動向を調べられる限り調べなさい」

イヴ「わかりました」

風子「どこ行ったんですか、転校生さん・・・!」

・・・

ありす「てんこうせ、くんが・・・」

さら「わ、わたしがちゃんといっしょにいかなかったから・・・」

ノエル「あ、あたしだって一番年上なのに、一人で行かせちゃったもん!」

秋穂「とにかくさがそ!今日散歩した道とかに、落し物したのかもしれないし!」

~未知の技術~

メアリー?「・・・ちっ、なんだこれは。弾が通らねぇ・・・」

メアリー?「こんなもん作ってやがるのかよ、くそっ、面倒だな」

段ボール「や、やめてぇ!えっちゃんのとこよんだのめありーでしょ!」

メアリー?「はあ?アタイはお前のことなんか知らねぇよ。それに、えっちゃん?誰だそれ?」

段ボール「え、エレン!エレン・アメディック!」

メアリー「・・・・・・今、なんつった?」

メアリー「テメェ、なんでエレンのことを知ってやがる!」

メアリー「アイツはただの一兵卒だぞ!アタイと同僚くらいしか知らねぇんだ!」

段ボール「がくえんのみんなもしってるでしょ!えっちゃんもまほうつかいなんだから!」

段ボール「めありーといっしょにたたかってて、せいえいぶたいのたいちょうの!」

メアリー「学園?はぁ?学園にいるわけねーだろが!覚醒してねーんだからな!」

メアリー「答えろ!なんでてめぇはエレンのことを・・・!」

沙那「おやめなさい。ウィリアムズさん」

メアリー「ああ?」

メアリー「・・・神宮寺の犬がなんの用だ。とっとと出てけっつっただろうが」

沙那「愚かな戦闘狂のあなたが騒いでいたので、何事かと思いまして」

メアリー「見りゃわかるだろ。おまえんとこの回しモンだろうが」

沙那「・・・・・・これが?」

段ボール「さ、さーちゃん?」

沙那「中に人が・・・子供なら入り込ませることができると思ったのでしょうか」ガッ

段ボール「ひぃっ!」

沙那「あら、手元が狂ったんでしょうか・・・」ガッガッ

段ボール「や、やめてぇ!」

沙那「・・・ナイフが、通らない?」

メアリー「無駄だ。銃弾も通らねぇんだ。そんなチンケなもんが通るわけねぇだろ」

沙那「JGJは、こんな技術まで・・・?」

段ボール「ぴぃぃぃ・・・ふーちゃん、たすけてぇ・・・・」

~ありえない~

沙那「・・・さて、焼いたり濡らしたりもしてみましたが、壊れませんか」

メアリー「殴っても意味ねーしな。段ボールだからいいものの、こんなもん軍服にでもなってみろ、どうしようもないぜ」

沙那「わざわざ段ボールにする理由がない。ともすれば、すでになっているでしょうね」

段ボール「ぴぃぃぃぃ・・・」

メアリー「・・・・・・そんなことになってて、情報が回らないってことは、ねーよな」

沙那「新しく開発したとして、わざわざこんなものに使う理由もわかりません」

メアリー「おい、ガキ。いっぺん出てこい。撃たねーから」

段ボール「ほ、ほんと?てっぽうむけない?」

メアリー「ああ」

段ボール「ナイフも?」

沙那「・・・・・・はぁ、わかりました」

段ボール「あ、あける、あけるよ・・・」パカッ

転校生「うう・・・やっぱり、なんか、ふたりとも、ちがう・・・」

メアリー「答えろ。テメーはどこから来た。何をしに来た。全て言え」

転校生「ど、どこからって・・・ぼく、グリモアのせーとだから、えっと、りょうからきた、でいいのかな?」

転校生「なにしにっていわれても、がっこうはやすみじゃないから・・・」

メアリー「・・・あくまでも学園生、そういい張るわけだな」

沙那「・・・ありえませんね。生徒名簿に、こんな年齢の子供は載っていません」

転校生「そんな・・・」

~救いの手~

???「おおーい、ちっと待てぇ!」

メアリー「・・・・・・・・・・・・里中」

花梨「メアリー、生徒会長がおめさ呼んでるべ、行け」

メアリー「生徒会長~?水無月が今、なんの用だよ」

転校生「・・・・・・えっ?」

花梨「呼んで来いとしか聞いてないすけな。自分で確かめろ」

メアリー「チッ・・・おい、里中。こいつのこと、しばらく預ける」

花梨「こいつ?・・・どっちだぁ?」

メアリー「月宮がこのガキを殺さないように見張ってろ。いいな」

メアリー「こいつにゃ聞きてーことがある。あとでまた来るから、生かしとけ」

花梨「おう、わかった・・・見ねぇ生徒だな」

花梨「風紀委員や生徒会には知られねぇほうがいいっきゃ?」

メアリー「わかってんじゃねぇか。身元も確認しとけ。スパイだったらアタイがヤる」

メアリー「おい、いいか。エレンのこと、あとで聞かせてもらうからな」

転校生「ふーちゃんが・・・せいとかいちょう・・・?ふぇ!?う、うん!」

花梨「・・・ふぅ。あんたには自業自得か災難かわかんねぇけんど・・・」

花梨「こったら子供が、魔法使いになったんか?」

花梨「なんか食わせてやるすけ、とりあえずついて来い」

~怖い人~

沙那「・・・・・・・・・・・・」

花梨「月宮、おめさは神宮寺の面倒見るっきゃ?」

花梨「ここはおらに任せてけろじゃ」

沙那「あなたはご自分の価値を知りません」

沙那「得体のしれない者と2人霧にはできませんから」

花梨「なに言ってんだぁ?ただの新しい転校生だっきゃ。なんも大丈夫」

花梨「最近、生徒会も執行部も魔物の対応さ忙しいすけ」

花梨「手続きできねぇまま、なんの準備もねぇ生徒もいるすけな」

沙那「・・・・・・」

転校生「うう・・・さーちゃんがこわい・・・」

~話をしよう~

転校生「ね、ねぇ、せいとかいちょうって、とら・・・たけだとらちよじゃないの?」

転校生「ふーちゃんは、みなづきふうこは、ふうきいいんちょうで・・・」

転校生「ゆさ、ほうどうぶのゆさなること、なかがあんまりよくなくて、それで、それで・・・」

花梨「・・・はぁ?あんた、おかしなこと言ってんな。そったのどこで知ったんだぁ?」

沙那「警備が混乱しているスキをついて、潜り込もうとしたのでしょう」

沙那「子供であればただの迷子で済ませられる・・・そう思ってるのなら大間違いです」

花梨「だば、ちゃーんと今の生徒会長言うっきゃ?」

転校生「え、だ、だって・・・」

花梨「・・・なぁ。あんたの言ってる虎千代は、去年卒業したすけ」

花梨「今の生徒会長は水無月風子だすけな」

転校生(とらが、そつぢょうして、ふーちゃんが、せいとかいちょう・・・)

沙那「遊佐鳴子もまた、卒業していますし・・・」

沙那「先ほどウィリアムズさんが言っていた、エレンという名も聞いたことがありません」

花梨「その話メアリーからきいたことあるべ。アイツの友達だ」

沙那「・・・友達?」

花梨「んだんだ・・・あんたの話、もうちょっと詳しく聞かせてけろじゃ」

花梨「ただの子供やスパイってのとは、ちょっと違うみてぇだすけな」

~どうにかしないと~

花梨「しっかし、さすがにこれはなんとかしねぇとな」

転校生「あ、だんぼーる・・・?」

沙那「そのロゴがついたものを持ってうろいていては、即座に殺されても文句は言えませんよ」

花梨「んー、絵具かなんかで塗るか?南条が持ってるすけ、借りてくるべ」

・・・

沙那「・・・違和感がないように、全面塗っておきましたが・・・・・・」

転校生「まっしろだね」

花梨「んー、使いすぎちまったな。さすがに全部は広かったか?」

沙那「とはいえ、これでそれを持ち歩くことも可能です」

転校生「うん・・・ありがと!」

花梨「うんうん、ちゃんと礼が言えてえらいすけな。今の世の中じゃあ、そったらことも言えねぇのが多いすけ、えらい子だ」

花梨「素直な子だ。気に入ったすけ」

~JGJ~

転校生「あの、さーちゃ、つきみやさん」

沙那「・・・・・・なんでしょうか」

転校生「えっと、はっちゃん・・・じんぐうじ、はつねさんは?」

沙那「初音様、がどうかしましたか」

転校生「だって、いっつもいっしょなのに、いないなぁって」

沙那「・・・・・・・・・・・・」

沙那「あなたに話すことではありません。子供とはいえ、JGJのことはご存知でしょう」

花梨「知らねぇかもしれねぇぞ・・・ほい、できた」

花梨「合成食料もなかなか手に入らなくなったすけ、少なくてすまねぇな」

転校生「ううん、ありがと・・・あちち」

沙那「・・・JGJについて知っていることは?」

転校生「えっと、はっちゃんのおうちで、なんかいろいろやってて、ホテルとか、おかしとか、デクとか」

転校生「あと、はっちゃんのかぞくがえらいひと。はっちゃんのおにいちゃんとかが、しゃちょうしてたりするよね」

沙那「そうです。軍産複合体。初音様にはご兄妹がいらっしゃいます。それで?」

転校生「えっと、それいがい?・・・うーん、なんにも・・・」

沙那「・・・そこまで?まさか・・・日本中の誰もが噂で知っているはずでしょう」

沙那「JGJは人類を裏切り、霧の護り手に与する方針だと」

転校生「・・・・・・えっ?な、なにそれ・・・」

沙那「本当に知らないのですか?そのせいで初音様は・・・」

沙那「執行部はおろか、学園生を守るはずの生徒会からも疑われているというのに・・・」

~魔力譲渡~

沙那「確かに・・・スパイ、曲者と考えるには、奇妙な子供ですね」

沙那「1年前の組織体制・・・かと思えば、それとわずかに異なります」

沙那「学園にいない生徒のことを知っているかと思えば・・・」

沙那「在校生とどこか関係がある節も」

花梨「まあ、もうちと話さ聞いてみるべ。なんでもいいすけ、話してみろ」

転校生「えっとぉ・・・あっ、そうだ!ぼく、まりょくじょーとができるよ!」

花梨「魔力・・・譲渡?」

沙那「何を言っているのですか?そんな力、あったら執行部が放っておくわけが・・・」

転校生「それじゃあ、いまからおくるよ。まりょくをうけとるってきもちがあればいいから」

花梨「はぁ、いいべ。やってみろ」

転校生「えっと・・・びびびー」ビビビ

花梨「おおう?・・・はぁはぁ、月宮、本当に、魔力が入ってきたすけ」

沙那「・・・・・・私にも、試してみてください」

転校生「はーい」ビビビ

沙那「っ、これは・・・」

花梨「こんな力があれば・・・虎千代はあったらことになんなかったかもしれねぇな」

沙那「確かに、膨大な魔力というのもまた本当なら、あまりにも貴重な力です」

沙那「どんな策であろうと、単独で潜入してよい人材ではありませんね」

沙那「スパイだなんだというのは非現実的です」

~【裏】と【表】~

転校生「あとは、【ゲート】のさきにうらせかいがあって、そこのグリモアはもうつぶれてて」

転校生「このまえいったときは、JGJが・・・あれ?」

転校生「・・・もしかして、ここ・・・うらせかい?」

花梨「なんだぁ?裏世界ぃ?」

沙那「何を言っているんですか?」

転校生「えっとね・・・」カクカクシカジカ

・・・

沙那「ゲート・・・裏世界・・・表世界・・・」

沙那「子供の妄想としか思えませんが・・・」

花梨「でも、魔力譲渡は本物だったすけな」

沙那「・・・ですが【もう1つのグリモア】から迷い込んだというのは・・・」

沙那「そちらもやはり、信じがたい話です」

沙那「あなたの話では、初音様が性能試験で遊んでいたり、この段ボールを宍戸結希が開発したり・・・」

沙那「信じがたいことですが、部分的に真実味があることも否めません」

沙那「・・・あなたの言っていることが、真実なら、どれだけよかったことか」

~笑顔の沙那~

沙那「デバイスを確認させてもらいます。調べさせてもらいます」

転校生「うん、わかった。あんしょうばんごうは、0219だよ」

沙那「いえ、中身までは・・・」

転校生「それで、がぞうアプリの、6がつ29にちのとこ、みてほしいな」

沙那「それは、私の・・・?・・・っ!」

沙那「これ、は・・・・・・・私・・・?初音様と、茉理、様・・・」

転校生「さーちゃんのたんじょーびのときのやつでね、かませいぬごっこしたあとに、とったの」

沙那「そう、ですか・・・・・・私、こんな顔で、笑えるんですね・・・」

沙那「初音様も、こんなに、屈託のない笑顔で・・・茉理様も、茉理様、も・・・」

沙那「・・・・・・他には、ありますか?」

転校生「えっとね、あっ、このまえみなせのときのやつとかなら」

沙那「水瀬・・・副会長?」

転校生「うん」

沙那「それは・・・」

転校生「あったあった。これ」

沙那「っ!・・・初音様と、副会長が・・・隣に並んで、二人とも、笑っていて・・・」

沙那「他の、生徒会の人も・・・私、も・・・」

沙那「全員が、仲良く、笑顔で、写真を・・・」

転校生「つ、つきみやさん?だいじょうぶ?」

沙那「・・・・・・すいません、取り乱しました」

沙那「これは、合成で、できるものでは、ありませんね」

沙那「・・・・・・ふふ、そうですか。そちらの、【表】では、初音様は、孤立していないのですね」

沙那(それに、6月の越水さんの写真や、3月の来栖さんの写真・・・)

沙那(1月の霧塚さんと与那嶺さんの写真も、ありえないもの、ですから)

~表の料理部~

転校生「・・・そういえば、ちゃおとめーりん・・・ええと、りしゃおれんと、ちぇーめーりんは?」

花梨「ん?誰だぁ?それ」

転校生「え?りょーりぶにはいってないの?ちゅーごくからのりゅーがくせい」

花梨「いんや、入ってねぇな。料理部はおらとましろの2人だけだったすけ」

花梨「ましろが卒業して、おら1人になっちまったけどな」

転校生「ゆきしろさん・・・」

花梨「そっちには、まだましろもいるんだな?」

転校生「うん。4にんで、いっつもたのしそうにしてて、ときどきぼくもいっしょにおりょうりして・・・」

花梨「うんうん」

転校生「たまにともちゃんがきたらみんなでどうにかとめようとして、めーりんがさいしょにたべて、ゆかちゃんがすぐにきて・・・」

花梨「ん・・・楽しそうなんだな、そっちは」

転校生「うん。たのしいよ。みんな、たのしそうにわらってる。・・・あった、これ」

転校生「このまえ、みんなでとったしゃしんだよ」

花梨「そうか・・・そうか・・・」

花梨「ましろが、笑ってるすけなぁ・・・そっちじゃ、うまくやってんだなぁ」

花梨「こったらうれしいことはねぇべ。こっちじゃ、最後まで腹の底から笑わなかったすけな」

花梨「きっと、おめさがいたから、だな・・・ありがとなぁ・・・ましろを、たすけてくれて・・・」

花梨「あいつは、入学してから、ずっと大変だったすけな・・・」

転校生「かりんちゃん・・・」

~このまま~

花梨「・・・なあ、月宮。おめぇはどう思う?」

沙那「なんでしょうか。もはや学園は敵ですから、その点の協力はできかねますが」

花梨「この前のことは悪かったすけ、今は転校生のことだぁ」

沙那「・・・あなたには恩がありますから。できることがあれば仰ってください」

沙那「あの子が帰るまで身柄を守る程度なら、私がいたします」

花梨「そったらこと頼めねぇよ。んだば神宮寺のところ行った方がいいべ」

花梨「聞きてぇのは・・・もう1つの世界があって、もう1つのグリモアがあって・・・」

花梨「第7次侵攻を乗り切って、みんなが仲良くやってる・・・」

花梨「そったらこと、考えたこともないっきゃ?」

沙那「ええ、ありえませんでしたね・・・ですが・・・」

沙那「初音様と副会長の仲が良い、というのは、多少羨ましいですね」

沙那「副会長はもはや、初音様と話すことすらありませんから

花梨「んだんだ。料理部もなぁ、もっとたくさん、部員ばいるんだと」

花梨「みんなで料理できうなんてよ、そったら楽しいことはねぇべ」

沙那「・・・なるほど、承知しました」

沙那「この方には、無傷で帰ってもらわねばなりませんね」

沙那「・・・・・・初音様が、笑顔でいられるためにも」

花梨「んだんだ」

沙那「では、メアリー・ウィリアムズが危害を加えないように説得しましょう」

沙那「・・・ということでよろしいですね?」

花梨「ありがとな。メアリーさえ納得すりゃ、アイツに任せて平気だすけ」

花梨「というわけだすけ。おらはあんたを信用する」

花梨「ちゃんと帰って、むこうのおらにもよろしく言っておいてけろじゃ」

~表と裏の相違点~

花梨「・・・いろいろ状況が違うすけ、おさらいしとくぞ」

花梨「そっちの生徒の名前、あげてってくれ」

花梨「どうなってるか教えるすけ・・・場合によっちゃショックかもしれねぇけどな」

沙那「心苦しいですが、藪をつついて蛇を出す、という事態は回避しておきたいですので」

転校生「えっと、たっちゃん、じゃなくて、あさひなたつきと・・・」

・・・

沙那「・・・・・・・・・・・・」

沙那「そのうちの何人かは、第7次侵攻で戦死しています」

沙那「侵攻では国軍が崩壊し、学園生と合流。協力することで何とか退けましたが・・・」

沙那「結果的に、学園生が最前線で戦うことになりました」

花梨「来栖、与那嶺、霧塚、越水・・・この4人はもういねぇすけ」

転校生「そんな・・・ほむほむも、りなちゃんも、もえちゃんも、るーちゃんも・・・」

沙那「あと、私たちが知らない学園生もいましたね」

沙那「相馬レナ、立華卯衣、朱鷺坂チトセ、楯野望、双美心、松島みちる・・・」

花梨「あとは、さっき出た料理部と、メアリーの友人のエレンってヤツだな」

沙那「彼女らは学園の名簿に名前がなく、私も知りません」

花梨「後は卒業生だな・・・人数でいや、それくらいだっきゃ?」

沙那「ええ・・・そうですね。組織体制は先ほどお話ししましたし」

沙那「重要なことなので伝えておきますが、そちらとこちらでは状況が違います」

沙那「同じ名前の生徒であっても、やはり状況が違います」

沙那「たとえ、あなたの保護者役だという、水無月さんでさえ・・・」

転校生「・・・・・・ふーちゃんも、か・・・」

沙那「ですから、可能な限り、接触は避けてください」

花梨「生徒会や風紀委員にも会わねぇほうがいいな・・・余裕ねぇすけな」

花梨「ま、このくらいだすけ。あとはめだたねぇように大人しくしてろじゃ」

花梨「沙那がいりゃ、とりあえず怪我の心配はねぇすけ」

~引き渡し~

花梨「・・・あちゃ、行かねぇと」

沙那「私におまかせください。ウィリアムズさんが暴れたら・・・」

花梨「先にちゃんと話し合ってけろじゃ。悪ぃな、時間できたら来るすけ」

メアリー「・・・・・・・・・・・・」

メアリー「ビンゴ、いたな。この辺だと思ったぜ」

メアリー「風紀委員の連中が見回る頻度が少ねぇからな、ここは」

沙那「お待ちしておりました」

メアリー「・・・・・・・・・・・・?」

メアリー「おい、里中はどこにいきやがった」

沙那「生徒会に呼び出されました。今は私がこの方をお守りしています」

メアリー「お守り・・していますだぁ?ハッ、やっぱ裏切りもん同士気が合うのか?」

転校生「・・・・・・つきみやさんは、うらぎりものなんかじゃ」

沙那「転校生さん、落ち着いてください。・・・事の顛末をお話ししますよ」

・・・

メアリー「・・・その与太話を信じたってのか、テメーが」

沙那「ねつ造された・・・といえばそこまでですが、証拠がありますから」

沙那「それに、信じずとも、私には学園にこの方を差し出すいわれがありませんので」

メアリー「へっ。確かにその体質が本物なら執行部が目ん玉飛び出るくらい驚くぜ」

メアリー「今さら、そんあの1人いたってどうしようもねぇのによ」

沙那「・・・・・・・・・・・・」

沙那「あなたはもっと、自信に満ち溢れていたと記憶していますが」

メアリー「ケッ。そりゃテメーの目がフシアナだったんだろ」

メアリー「・・・・・・おい」

メアリー「質問に答えろ。エレンのことを話せ」

沙那「私は詳しく知らないのですが、あなたのご友人でしたね」

メアリー「ああ、そうだ・・・親友だったよ」

沙那「だった・・・?」

メアリー「アイツは2年前に、メキシコで死んだ」

転校生「っ!」

~エレン・アメディック~

沙那「・・・2年も前に、それも国外でなくなっているとは・・・」

メアリー「アメディック少将の謀反は有名だがな。娘のこととなると・・・」

メアリー「特にアタイが一緒に戦ってたってのを言い当てられるのは気味が悪き」

沙那「アメディック少将の娘・・・ですか。授業で習いましたね」

メアリー「ああ、やるだろうよ。なにせ国連軍の将官がテロリストと内通してたんだ」

転校生(テロリスト・・・きりのまもりて・・・)

メアリー「だが娘がその後、どうなったかってのはなかなか知られてねぇ」

メアリー「ピンポイントでアタイの友人だって言えるヤツは、ほとんどいねぇ」

沙那「【もう1つのグリモア】では、あなたと共に魔法使いになっていると」

メアリー「そこがわからねーんだ。テメー、マジで言ってんのか?」

転校生「・・・ねぇ、その、テロリストってさ。まがやま、しょうぞう?」

メアリー「なんだ?知ってるんのか?やっぱりそっちでも・・・」

転校生「そっか・・・・・・はは・・・そうなんだ・・・」

転校生「えれんも、しんじゃってたんだ・・・・・・みんな、うそつき、ばっかだよ・・・」

メアリー「・・・おい、【も】ってなんだよ。しかもその呼び方、おまえ、さっきは確か【えっちゃん】って呼んでたよな」

メアリー「・・・おい、待てよ。そういや、エレンのやろうから聞いたことがあるな」

メアリー「6歳のころ、日本に来ていた時に、未来から来た男の子と仲良くなったって」

メアリー「顔も覚えていないが、また会うと約束したって言ってたな。・・・こいつを持って」

転校生「!」

メアリー「ガキ。中に入ってんのが何か、わかるのか?」

転校生「・・・・・・がれきの、はへん、でしょ。だって、おんなじの、もってるもん」

沙那「同じような袋、そして中身が、同じような破片・・・」

メアリー「ってことは、お前が、エレンが言っていたヤツかよ・・・」

沙那「奇妙なめぐりあわせ、ですね。それとも、死してなお、約束を果たそうとしているのでしょうか」

メアリー「死んだやつに約束は守れねぇよ。・・・おい。こいつはお前にやる」

転校生「え、でも・・・」

メアリー「アタイが持っててもどうしようもねぇもんだ。持っていけ」

転校生「・・・・・・・・・・・・うん」

~冬樹ノエル~

???「メアリーさーん!」

メアリー「・・・・・・?ゲッ!」

ノエル?「メアリーさん!こんなところにいたんだ!」

ノエル?「今からわたしとメアリーさんで歩哨だよ!ほら、行かなきゃ!」

ノエル?「・・・・・・あれ?」

ノエル?「ど、どうして神宮寺の人と一緒にいるの?」

ノエル?「それにこの男の子・・・」

沙那(いかがいたしますか?)

メアリー「・・・・・・・・・・・・」

メアリー(アタイに合わせろ。いいな)

メアリー「ファ〇ク!さっさと消えやがれ、2度とそのツラ見せんな!」

メアリー「こいつの身柄を裏切り者に渡すわけにゃいかねぇんだ!」

沙那「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・!?」

沙那「私も、あなたと話す時間などありませんから。それでは」

沙那(メアリー・ウィリアムズは精鋭部隊長。JGJとは明確に敵の状態です)

沙那(転校生さん。あなたも私の話題は出さぬよう。余計な誤解を招きます)

転校生(う、うん)

ノエル?「・・・どうして、あの人がここに・・・?」

メアリー「1人で迷い込んできたからデバガメしてたんだよ」

メアリー「ノエル。今は事情はすっ飛ばすが、コイツを保護する」

ノエル?「え?・・・う、うん。わかった」

転校生「・・・・・・え?ノエル?イヴじゃなくて?」

メアリー「は?」

ノエル「え?」

~冬樹イヴ~

ノエル「ちょ、ちょっと待って!わたしはイヴとは違う、冬樹ノエルだよ!」

メアリー「コ、コラッ!声がでけーんだよ!シーッ!シーッ!」

メアリー「・・・・・・」

メアリー「よし、誰もいない、な。その辺の事情も追々聞くとして、今は事情説明が先だ」

メアリー「転校生、わかったな。おまえも聞きたいことは後だ」

転校生「う、うん」

・・・

ノエル「・・・なんか変な気分・・・グリモアがもう1つあるなんて・・・海外の魔法学園って意味じゃ・・・」

メアリー「ちげーよ。話を聞くかぎり【もう1つ世界がある】んだとさ」

ノエル「・・・・・・ウソ・・・・・・じゃあ、わたしやイヴがもう1人ずつ・・・?」

メアリー「そーゆーことだな。転校生。それで、こいつがイヴってのはどういうことだ?」

転校生「どういうことっていわれても・・・どうみてもイヴだよ。かみのけのいろもちがうし」

ノエル「っ!」

転校生「それに、のえるんはせんとうふく、オレンジだもん。あおいのはいぶのほう」

ノエル「まって、それ以上は・・・待って」

メアリー「・・・・・・ノエル」

ノエル「ねえねえ。メアリーさん。あとでこの子と2人でお話したいんだけど・・・」

メアリー「なんか訳ありか」

ノエル「うん。ちょっとね。いい?」

メアリー「わかったよ。どっかでスキを見て、2人にしてやる」

~霧の護り手について~

メアリー「おい、転校生。お前、間ヶ岾のことは知ってるんだな」

転校生「うん」

メアリー「そいつのせいで、エレンは裏切り者の娘になった。なにか知らねぇか?」

転校生「えっと、たしか・・・あがわなで、しんだひとが、そうだったはず」

メアリー「・・・死んだ?間ヶ岾が死んだのか?」

メアリー「おい、そんな話は聞いてねぇよな」

ノエル「うん。あの人、今はJGJのスポークスマンだから・・・」

ノエル「霧の護り手出身ってことは公表してないけどね」

メアリー「こっちは間ヶ岾はぴんぴんしてるぜ。阿川奈にオニとやらも出てねえ」

メアリー「去年の12月くらいに表に出てきた。侵攻後の混乱を狙ってたんだな」

メアリー「いつの間にかJGJの顔役におさまってて、同時にJGJは共生派に傾いた」

メアリー「今じゃ霧の護り手のフロント企業さ」

転校生「すぽーくすまん?ふろんときぎょう?」

メアリー「ああ、そうか・・・こいつ、ガキだった・・・」

ノエル「あ、あはは・・・でも、もしかして【そっち】でJGJがまだ裏切ってないのって・・・」

メアリー「ああ。間ヶ岾が死んだからだろうな」

転校生「えっと・・・とりあえず、ぜんぶまがやまがわるいの?」

メアリー「ま、それでいい。あいつのせいで、人類はどんどん死んでるっていっても過言じゃぁねぇからな」

転校生「・・・・・・」

~冬樹姉妹のこと~

ノエル「・・・さて、さっきのことだけど」

転校生「やっぱり、イヴ、だよね?だって、なんか、いろいろちがうもん」

ノエル「そうだよ。その通り。ちょっといろいろあってね、わたしが今はノエルなんだ」

ノエル「話、聞きたい?」

転校生「うん」

ノエル「それじゃあね、昔、小さな双子の姉妹が・・・」

・・・

ノエル「・・・ってわけで、わたしとノエルは入れ替わったまま、ノエルとイヴになったわけ」

ノエル「だから」

ノエル→イヴ「わたしが、イヴ。本物の、冬樹イヴなんだ」

転校生「そっ、か・・・」

イヴ「そっちのわたしたちは、入れ替わってないんだよね?」

転校生「うん。いぶはイヴだし、ノエルはのえるんだよ」

転校生「えっと、写真が・・・これ!」

イヴ「これが、わたし・・・風紀委員なんだ、やっぱり」

転校生「いぶはあんまりしゃしんとってくれないんだよね。ふーちゃんが、あ、みなづきふうこがいってくれれば、いやいやでもとるんだけど・・・」

イヴ「ふふ、これはいやいやじゃないよ。恥ずかしがってるだけ」

転校生「ほんと?」

イヴ「ほんとだよ。本人が言うんだから、間違いないって」

~ノエル~

イヴ「それで、ノエルの方はどうなの?」

転校生「さんぽぶのみんなとなかよくしてるよ」

イヴ「散歩部?なにそれ?」

転校生「えっ?さらちゃんと、あきちゃん・・・るりかわあきほと、のえるんがいっしょにやってるぶかつで・・・」

イヴ「いや、ないよ。そんな部活、こっちには」

イヴ「でも、そっか。そっちのノエルには、ちゃんと友達がいるんだね」

転校生「しゃしん、いっぱいあるけど、みる?」

イヴ「それじゃあ、お願いしようかな」

・・・

イヴ「ほんとだ、さらちゃんと、秋穂ちゃんと、朝比奈さんに、春乃さんも・・・」

イヴ「みんな、仲がいいんだね。この写真とか、何してるとこ?怒ってるように見えるけど・・・」

転校生「それはのえるんのツッコミだね。あきちゃんがいってたんだけど」

秋穂【ノエルちゃんは学園のツッコミ隊長だってわたしが言ってたよ!】

転校生「って」

イヴ「なにそれ、自分でいってるじゃん」クスクス

転校生「それに、いぶはたまにかめんかぶってへんなことしてるし」

イヴ「え?わたしなにやってるの?」

転校生「えっと・・・あったあった、これこれ。おしょーがつの」

イヴ「・・・うわぁ、自分ながらこれは引く・・・」

イヴ「でも、わたしも、ノエルも、楽しそうなんだよね」

ノエル「・・・よし、もうおしまい。ここからわたしは、冬樹ノエルに戻ります」

転校生「え、でも・・・」

ノエル「ちょっとの間だけでも、イヴに戻れて、よかったよ。君のおかげ」

ノエル「ありがとう、転校生くん」

~エレンのこと~

メアリー「ノエルのやろう、なんでアタイまで・・・」

転校生「えっと、めありーとえっちゃんのしゃしんかぁ・・・あんまりいっしょにうつったりはして・・・あっ、あったあった」

転校生「はい、これ」

メアリー「なんだ?いったいなにを・・・っ!」

メアリー「・・・そうか、これが、エレンとアタイ、か」

メアリー「のんきに笑ってやがる・・・なんだよ、来栖も、守谷も、我妻も、いるじゃねぇか」

メアリー「来栖が鬱陶しそうにしてて、我妻が引っ張ってて、アタイが肩抱き込んで・・・」

メアリー「守谷がこけそうになってるのを、エレンが捕まえてて・・・」

メアリー「なんだよ・・・こいつら、こんな顔できんのかよ・・・」

メアリー「クソッ・・・ああ、やっぱり、エレンは、すごいな・・・勝てねぇよ」

転校生「めありー?」

メアリー「・・・転校生。お前と精鋭部隊は、どんな関係だ?」

転校生「え?んーとね、いっしょにたこやきつくったり、おかしたべたり、くんれんしたり・・・」

メアリー「精鋭部隊のくせに訓練が最後かよ。どっかの仲良し集団って言われても通るぜ、それ」

転校生「ぽんつくがしょうぎでいどんできて、ぼくがかって、めありーがわらって、あさりんがそとにでて、えっちゃんがこえかけて、ほむほむがつれていかれて・・・」

メアリー「そうか、楽しいんだな・・・そりゃ、こんな顔にもなる、か」

メアリー「・・・やっぱり、お前は無傷で返さねぇといけねぇな」

~汐ファンのこと~

―花梨、沙那と合流後―

転校生「んー・・・なんか、あつくない?」パタパタ

沙那「段ボールを団扇に・・・器用ですね」

ノエル「てか、暑いのなんてあたりまえだよ。今9月だもん」

転校生「え?7がつじゃなくて?」

花梨「・・・なんだ、そっちはまだ7付きなのか」

沙那「では、汐ファンはまだ、ですね」

転校生「汐ファン・・・」ズーン

ノエル「ど、どうしたの?いきなりおちこんで?」

転校生「・・・アトラクション、のせてもらえなかった・・・」

メアリー「ぷっ、あっはっは!そりゃそうだ、おまえチビだからな!」

転校生「むー、いつかはおおきくなるんだぞ!・・・たぶん」

沙那「確か汐浜が襲われたのは、7月のこの日でしたね?」

メアリー「そうだな。あってる」

沙那「念のため、詳しい状況を・・・しまった、紙が・・・どなたか、持ってませんか?」

ノエル「ちょっと持ち歩いてはないかなぁ。部屋にもどったらあるかもだけど」

花梨「おらも持ってねぇすけ」

メアリー「メモなんか持ってる余裕ねぇっての」

転校生「えっと、あっ、そうだ。ていやっ」ビリッ

沙那「・・・・・・え?その段ボールって・・・」

メアリー「おまえ・・・見かけによらず、怪力なんだな」

ノエル「えっ?えっ?」

花梨「ああ、ナイフも銃弾も通さねぇやつか・・・へ?」

転校生「これにならかけるよね・・・あれ?みんなどうしたの?」

~実は~

転校生「じつはこのだんぼーる、きったりもやしたりはできないけど、やぶるのはできるんだ」※前スレの虎千代とのクエスト参照。虎千代が引っ張った際に破れて破損している。

メアリー「繊維同士のつながりはそこまで強くない、って感じか?」

転校生「じゃないと、だんぼーるのかたちにかこうできないからってゆきちゃんが」

沙那「ああ、切れないのならこの大きさにそろえることもできませんものね。そのためにわざとですか」

ノエル「そっちの世界、なんかすごいことになってるんだね」

花梨「智花の弁当が爆発して魔物を全滅させた話もあったすけな。いろいろパワーアップしてるべ」

メアリー「あんなもんパワーアップされてたまるか!」

ノエル「お弁当が時限爆弾になるってどういうことなの・・・」

転校生「むこうののえるんなら、そこは」

ノエル【規模!!】

転校生「でおわるよ?まだまだだね」

ノエル「ちょっとそれは目指したくないかなー」

沙那「・・・はい、書き終わりました。もし、この日が来る前までに戻れたならば、これをお知らせください」

転校生「はーい、ありがとっ!」

転校生「あっ、そうだ。その、しゃしん、とっていい?ここの5にんで・・・」

メアリー「写真だぁ?」

花梨「おらは構わねぇすけ」

ノエル「わたしもいいよー」

沙那「私がうつるのは問題があるかと」

転校生「えっと、むこうにもどったら、もう、あえないとおもうから・・・おねがい・・・」

メアリー「・・・しゃーねーな」

沙那「・・・ここで過ごす間は、決して他人に見せないよう、お願いします」

花梨「まあ、こっちでもそんな外にだすことはねぇべ」

転校生「それじゃあ、えっと、じどりモードで・・・あつまってあつまってー」

メアリー「おいノエル、もっとそっち寄れよ。アタイがうつる部分が狭くなるだろ」

ノエル「ええ、これ以上いったらうつらないって!」

沙那「転校生さん、代わりに持ちますよ。そちらの方が広く写りますから」

転校生「おねがいねー」

花梨「ん、全員入ったすけな。撮ってくれ」

沙那「では。ハイ、チーズ」

パシャッ

・・・

メアリー「・・・いい顔してんじゃねーか」

ノエル「わたし、まだこんな顔できるんだね・・・」

沙那「笑顔、だなんていつぶりでしょうか」

花梨「転校生のおかげで、皆元気になれたすけな。ありがとな」

転校生「え?ど、どういたしまして・・・でいいのかな?」

~鐘~

ゴーンゴーンゴーン

転校生「ん?」

メアリー「っ!?」

ノエル「えっ!?」

沙那「!!」

花梨「な・・・・・・・・・・・・」

メアリー「総員戦闘配置につけっ!」

メアリー「ノエル、学園生全員集めろっ!」

メアリー「出撃するぞ!」

転校生「え、えっ?」

花梨「お、おい!転校生は部屋さ連れてくでいいのか!?」

メアリー「チックショウ!運が悪りーな!学園生が全員集まるじゃねーか・・・」

転校生「これ、なんのおと!?」

沙那「第7次侵攻の後につけられた、侵攻を知らせる鐘です」

転校生「それじゃあ、もしかして、だい8・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ノエル「わっ、何!?」

転校生「これは・・・きりの、あらし・・・」

沙那「これが、そうですか。帰れるんですね、転校生さん」

メアリー「転校生!行け!」

転校生「えっ!?」

~メッセージ~

転校生「そ、そんな、ほっとけないよ!ぼくもたたかう!」

メアリー「何言ってんだクソガキ!お前は【表】の人間だろうが!お前がここで帰らなかったら、表はどうするんだ!」

メアリー「これを逃したらいつ帰れるかわからねぇ!さっさと行け!」

メアリー「いいか!これがアタイからの最初で最後の命令だ!お前も一瞬だが学園生だったんだ!」

メアリー「命令違反は許さねぇぞ!」

転校生「っ!」

ノエル「転校生くん!あっちのわたしたちに、よろしくね!がんばってって・・・伝えておいて!」

沙那「伝言を、頼みます」

沙那「初音様とご兄妹に、くれぐれも霧の護り手に注意されるようにと・・・」

沙那「そして私には、後悔のないように、と」

メアリー「向こうのアタイに伝えておけ。調子に乗るんじゃねぇってな」

メアリー「テメーは弱ぇ。それを忘れたときに、絶対に大事なものを失う」

メアリー「仲間がいるんなら、それを失わねぇように、気張っときな」

花梨「おらの分も、伝えてくれじゃ」

花梨「そっちはたくさん友達がいて羨ましいすけな」

花梨「おらの分も、料理作ってやってくれってな・・・」

転校生「っ!みんな!」

メアリー「じゃあな。元気でやれよ、クソガキ」

沙那「楽しいひと時を、ありがとうございました」

イヴ「本当の私のことを、わかってくれて、ありがとうね」

花梨「アンタに会えて、よかった。じゃ、な」

~残ったもの~

メアリー「・・・行った、か」

沙那「では、私たちもすぐに」

ノエル「あ、これ、どうする?」

花梨「ああ、転校生、段ボール忘れていってるすけな」

メアリー「・・・へっ、ちょうどいい。こんだけもらっとくぜ」ビリッ

メアリー「腹にでも巻いときゃ、マシになんだろ」

沙那「・・・では、私も」ビリッ

ノエル「わ、わたしももらう!」ビリッ

花梨「んじゃ、おらはこの残った分、もらうべ。なんかに使えるかもしんねーすけな」

メアリー「・・・死ぬなよ、転校生」

メアリー「お前に渡したもんの中には、エレンとアタイの分が、詰まってるんだからな」

~表~

???「おい!オラ、起きろ!」

???「アサヒナ、電気ショックだ!」

龍季「やんねーよ。ホラ、もう起きるぜ」

メアリー「・・・チッ。なにこんなとこで寝てんだ」

メアリー「つーか半日も行方不明ってどういうことだよオラ!」

メアリー「テメーが途中で消えたからな・・・」

メアリー「学園中大騒ぎだ!アタイがなんかやったんじゃねぇかって疑われてんだよ!」

転校生「・・・あ、あれ?ぼく、さっきまで・・・」キョロキョロ

メアリー「オーケー、いまから一歩でも道をそれたらぶっ飛ばす」

メアリー「黙ってついて来い。事情は全部そこで話せ」

転校生「あ・・・かえって、きたんだ・・・そっか・・・」

転校生「だんぼーる、おいてきちゃった・・・はは・・・みんな、おいてきちゃった・・・」

龍季「テメェ、なんて顔してんだ・・・嫌な夢でも見たのかよ」

メアリー「・・・・・・・・・・・・」

メアリー「行方不明・・・まさか、霧の嵐・・・か?」

メアリー「また、裏に行ってたのか・・・?また、裏でなんか見てきたってえのか?」

転校生「・・・・・・」

メアリー「・・・チッ、調子狂うぜ。とりあえずは、水無月んとこだな。おぶってやる、行くぞ」

~風飛の丘に花は散り~

―裏世界―

メアリー「クソ・・・もう、おわり、かよ」

メアリー「全然役に立たねぇじゃねぇか・・・腹だけ守っても、意味ねぇっての」

メアリー「・・・最期に、これ、くら、い、は・・・」

メアリー「いき、ろ・・・くそが・・・き・・・」

・・・

沙那「初音様。追ってがすぐそこまで迫ってきています。お逃げください」

初音「い、嫌だ!あたしを1人にすんな!沙那、命令だぞ!」

沙那「・・・初音様。もし、過去から来た、もしくが別世界から来た少年に出会ったら、これを、お渡しください」

初音「沙那、行くな!沙那!」

沙那「・・・これが、最初で、最後の命令違反です。初音様、もうしわけございません」

・・・

ノエル「はは・・・もう、からだ、うごかないや・・・」

ノエル「いや、さいご、に、ちょっとだけ・・・うごいて、わたしの、からだ・・・」

ノエル「・・・あの子に、とどけ・・・がんばれ、わたし、がんばれ、のえる・・・」

イヴ「いままで・・・ごめん、ね・・・のえ・・・」

・・・

花梨「なあ、もも。頼みがあるすけ」

もも「里中さん、なんですか?」

花梨「もし、この先おらになんかがあったら、これを、子供渡してくれ」

もも「これは・・・?」

花梨「ちょっと前に来た転校生の忘れ物だすけな。ちゃんと返さねぇといけねぇからな」

花梨「この先、何があるかわからねぇからな」

もも「わかり、ました。でも、まだですよ!まだ私たちは無事なんですから!」

花梨「ん、そうだな・・・」


















【里中花梨】
物資管理の最高責任者。戦死者を弔う。『ありがとう』と書かれたプレートを肌身離さず持っている

【月宮沙那】
神宮寺初音の脱出時に自身を囮にし、戦死する。『笑顔で』と書かれたプレートを初音に託す

【冬樹ノエル】
冬樹イヴを庇い戦死。和解できず。『がんばれ』と書かれたプレートが遺体の側にあった

【メアリー・ウィリアムズ】
ムサシ級と交戦時精鋭部隊が全滅。『戦え』と書かれたプレートを腹部に巻き付けていた


【風飛の丘に花は散り】

―完―

今日はここまで。裏世界の娘たちを少しだけでも救ってあげたかった。
次回は牧場・・・の前に、ちょっとした話を挟みます。
転校生がパンドラの内容を知ろうと奮闘する話です。ありすも出ます。
かなり量が多くなったけど、これ2日は無理だわ。イベント読み返してて辛かったし、書いてて辛かったし。
転校生が再会できる相手って結希だけなんだよなぁ。それ以外とは再会できないというね、書いてる最中に泣きそうになったよ。
ありすありあり(合言葉)

~帰ってきた~

風子「転校生さん、おかえりなさい。大変でしたね」ギュー

転校生「うー、くるしいー」

風子「いきなりいなくなって心配させたんですから、しばらく我慢してくだせー」ギュー

転校生「うー。べつにすきでむこいにいったわけじゃないしー」

風子「いいからしばらくこのままで。それとも、ウチがわがまま言っちゃいけませんか?」

転校生「むむむ・・・しょうがないなぁ、とくべつだよ?」

風子「はい、ありがとうごぜーます」

・・・

転校生「ふーちゃんは、なにがあったかきかないんだね」

風子「ええ。聞いたところでどうにかできるわけじゃありませんから。ですが」

風子「アンタさんが、話して楽になるっていうなら聞きます。アンタさんの意思に任せますよ」

転校生「ん、じゃあ、きかないで、このままで・・・」

風子「はい。・・・よく、がんばりましたね」

転校生「っ!」

風子「何も言わなくても、わかります。転校生さんですから」

風子「だから、今はこのまま、ウチの胸の中でおやすみくだせー」

転校生「えー、ふーちゃんちっちゃいからなー」

風子「生意気言うのはこの口ですか!」

転校生「ほっへひはひー!」

~エレンから~

転校生「えっちゃんえっちゃん、ごようじってなんだったの?」

エレン「転校生か。お前に渡しておくものがある」

転校生「ぼくに?」

エレン「ああ。これは、お前が持っておくべきだろう」

転校生「これ、って・・・」

エレン「【生天目つかさ】。そう書かれてあるお守りだ」

エレン「前回の裏世界探索時に発見したものだ。南に行く際に置いていったのだろう」

転校生「みなみに?」

エレン「裏世界で生天目は、卒業後に南に向かったと聞いている。わざわざ名前まで書いているものを忘れるとは思えない」

エレン「なら、わざとおいていったのだろう。お前とのもう一つの約束を果たすためにな」

転校生「そっか、ぜんぶで、ひとつにするって・・・」

エレン「そういうことだ。持っていけ」

転校生「うん、わかった。ありがとう、えっちゃん」

~確認~

ありす「だいじょ・・・ぶ、ぇすか?」

転校生「うん。もうだいじょうぶだよ。それじゃあ、あけるね」

クレプリ「保健委員を呼ぶ準備はしたさね!」

転校生「ぼくだってせいちょうしてるんだよ!もう・・・」

転校生「えいっ」ガラッ

ありす「・・・・・・」ドキドキ

転校生「・・・うん、だいじょうぶ。これくらい、へいきだよ」

クレプリ「つ、ついに・・・ついに、少年が・・・勝ったんさね!」

ありす「ぉめでと・・・ござ、ます・・・・!」

転校生「ありがと。えっと・・・これだ」

クレプリ「なんだそれ?宝箱?」

転校生「うん。このなかに、だいじなもの、しまってるから、みときたくて」

ありす「・・・?」

転校生「・・・・・・うん。ちゃんとある」

ありす「ょか、た・・・・・・」

転校生「それじゃあ、ぼくちょっとようじあるから、いくね」

クレプリ「おう!またいつでも来いよ!」

~交渉~

転校生「ゆーさ。ちょっといい?」

鳴子「うん?どうしたんだい?転校生くん」

転校生「ちょっとゆさとおはなししたいなって。いま、じかんある?」

鳴子「うん、大丈夫だよ。それで、何の話だい?」

転校生「パンドラのこと、しりたいなって」

鳴子「・・・ダメだ。君には見せられない」

転校生「そういうとおもった。でもね、みせてもらうよ」

鳴子「まさか、力ずくでかい?止めておいた方がいい」

転校生「ううん。そんなことむりだよ。かてないもん。だから、【こうしょう】するの」

鳴子「クックック、何を言い出すかと思えば、僕を相手に交渉だって?僕も舐められたものだな」

転校生「ちがうよ。ゆさは、ちゃんとこうしょうしてくれるっておもってるから、ゆさとおはなししにきたんだよ」

鳴子「そうか。悪いが、交渉は無しだ。僕は何を言われても君にパンドラを見せるつもりはない」

転校生「【まきもどり】のこと」

鳴子「・・・・・・なんだって?」

転校生「しょうこ、もってるんだ。せかいの【まきもどり】のね」

転校生「さ、はなしをしよっか。こうしょうかいし、だよ」

~ルール~

鳴子「待て、転校生くん。なんで君が【巻き戻り】について知っているんだ。誰から聞いた」

転校生「だれからも。んー、みっちゃんとおんなじ、っていえばいいのかな?」

鳴子「風槍君と?・・・まさか!」

転校生「うん。ぼくは、【まきもどり】がきいていないんだよ」

転校生「だから、だれからきいたわけじゃない。しっているんだよ。さいしょっから」

鳴子「・・・ククク、これは驚いた。それで、証拠っていうのは?」

転校生「みればわかるよ。ゆさだったら、ぜったいね」

鳴子「そうか、君は、その証拠と引き換えに、僕からパンドラの内容を聞き出すつもりか」

転校生「うん。で、どう?」

鳴子「何とも言えないね。だが、検討する余地はありそうだ。少し考える時間を」

転校生「だめ」

鳴子「!」

転校生「ゆさは【うそつき】だから、じかんなんかあげたらぼくはぜったいだまされる」

転校生「じゅんびなんかさせたら、こうしょうができなくなる」

転校生「だから、きめてるんだ。じぶんのなかで、ぜったいのルールを」

鳴子(参ったな、裏世界のことがあったせいか、僕のことを完全に信用していない)

鳴子(いきなり転校生くんが交渉なんていうから、準備も何もできていないのは確かだ)

鳴子(だから今のところは舌先三寸で煙に巻こうと思ってたんだが・・・)

転校生「うそつきとはなしするんだ。パンドラを、ねつぞーされるのもこまるし」

鳴子「そんなことはしないさ。僕にとっても必要なデータなんだから」

転校生「ゆさだけがもってるわけじゃない。なにかあったら、ちゃんとしたやつをもらえばいい」

転校生「なんだってできる。ぼくは、しりたいんだ!だから、ぜったいにもらう!」

転校生「こうしょうは、いま、このばしょでだ!それいがいにみとめない!」

鳴子(・・・これは、まずいな。完全に相手のペースだ)

~覚悟~

転校生「ゆさ、きめるんだ!しょうこをもらってパンドラをみせるか、しょうこはあきらめてパンドラをみせないか!」

鳴子「一つ質問だ。これで僕が応じなかったら、どうするつもりだい?」

転校生「つぎはとらとはなしをしにいく。それでもだめならゆきちゃん。てあたりしだい、はなしをしにいく」

鳴子「ならなぜ、最初に僕と話をしに来た」

転校生「このしょうこはゆさか、とらか、なーちゃんか、ゆきしろさんじゃないといみがない」

転校生「【まきもどり】のことをいちばんしりたいのは、ゆさかゆきちゃん」

転校生「それで、さいしょにいったみたいに、ゆさがはなしをしてくれそうだったから」

転校生「じょうほうのことなら、ゆさだとおもったからね」

鳴子「君は、随分と度胸があるね。僕を相手に交渉をするなんて、普通の生徒なら絶対にやらないぞ」

鳴子「・・・が、君の思惑通り、僕は交渉に入ってしまった。そこは転校生くんの読み通りだ」

鳴子「僕にとって情報というのがどれだけ必要なものかを理解してくれてるんだね」

鳴子「それに、君の持つ証拠というのが、限定的な効果を持つというのも理解した」

鳴子「その証拠が本物ならば、パンドラの中身と同じくらいの価値を持つ」

鳴子「正直、僕はその情報が喉から手が出るほど欲しい」

転校生「なら!」

鳴子「だが断る」

転校生「・・・・・・えっ?」

鳴子「君は言ったね。僕は嘘つき、だと。だけど、嘘をつくのは嘘つきじゃなくてもできるんだ」

鳴子「君が嘘をついていない保証がどこにある?」

転校生「ぼくはうそをつかない。ごまかすこととか、かくすことはあっても、うそはつかない」

鳴子「それを裏付けする根拠がないんだ。今まで嘘をついていなかったから、これから先も嘘をつかないなんて」

鳴子「そんなことは言えない。その理論が通るなら生まれたばかりの子供は嘘をつかないんだから、だれだって嘘をつかなくなる」

転校生「でも!」

鳴子「それに、よく考えたら、【巻き戻り】が起こっていることがわかったところで、どうにかなるわけじゃないんだ」

~嘘つき~

鳴子「そして、最後に。僕は君を信用していない」

転校生「っ!な、んで・・・」

鳴子「君は、【表】にいて【裏】にいない人物だ」

鳴子「素性がわからない、君が何者なのか、まったくわからないんだ」

鳴子「だから、僕は君を信用していない」

転校生「そっ、か・・・こうしょうけつれつ、だね」

鳴子「ああ。他をあたるといい。もっとも、交渉に応じるかどうかはわからないけどね」

転校生「・・・わかった。それじゃあ・・・・・・」

鳴子「・・・行った、か」

鳴子「・・・・・・すまない、だが、これで、いいんだ」

鳴子「二度と、君にあんな顔をさせてたまるものか。君を絶望させてたまるものか」

鳴子「ああ、欲しいさ。君の持ってる情報は、僕にとってはそれだけ価値があるものだ」

鳴子「だけど・・・僕は、嘘つきだからね」

鳴子「自分だって、騙して見せる。君を守るために」

鳴子「だからこれで、いいんだ」

鳴子(だが、これで終わりじゃない。他の生徒に伝えないと)

鳴子(おそらくだが、転校生くんは他の生徒が交渉に応じざるを得ないカードを持っている)

鳴子(じゃないと、ここで簡単に諦めるわけがない。さっき言ってた人物にも、気をつけてもらわないと)

~ネゴシエーション~

転校生「とらー。あれ?いそがしい?」

虎千代「どうした?転校生。ちょうど今は手が空いているところだ」

薫子「こちらへ来てください。お茶を出しますわ」

転校生「ありがとー。あのね、ちょっととらとおはなししたくって」

虎千代「話?何の話だ?」

転校生「とらもさ、パンドラのこと、しってるんでしょ」

虎千代「!」

薫子(遊佐鳴子からの情報通りですね)

虎千代「悪いが、そのことは教えられない。機密事項だ」

転校生「ぼくね、きのう、うらせかいにいってたんだ。じかんは、ことしの9がつ」

虎千代「霧の嵐に飲まれた時か」

転校生「うん。それでね、きいちゃったんだ。まものがでること」

虎千代「それは、どういうことだ」

転校生「これからさきに、どこかがまものにおそわれる。そのばしょと、ひにちをしってる」

転校生「それと、【まきもどり】のことのしょうこもある」

薫子「会長、もし魔物の方が本当なら・・・」

虎千代「ああ。転校生、詳しく聞かせてくれ」

転校生「いいよ。パンドラのこと、おしえてくれたら」

虎千代「・・・そういうことか」

転校生「こういうの、なんていうんだっけ?ものものこうかん?」

薫子「物々交換のことですか?」

転校生「そう、それ。そういうことだから、はなしをはじめよっか」

~譲れないもの~

転校生「さきにいっておくよ。こうしょうはいま、このばしょで。それいがいはみとめない」

薫子「随分と、上から目線なんですね。それで、我々が応じるとでも?」

転校生「じゃないとこまるのは、そっちでしょ?ここがだめならほかのとこできくだけだし」

虎千代「それだけ自分の持っている情報に自信があるということか」

虎千代「だが、転校生。もしあたしたちがそれを拒否したとして、だ。お前はそのままその場所が魔物に襲われるのを黙ってみているのか?」

転校生「べつにそれでもいいよ。いいおもいでないし」

薫子「いい思い出がない・・・?行ったことがある場所、ですか」

転校生「それいじょうはいわない」

虎千代「転校生。教えてくれ。それはどこなんだ。いつ起こるんだ」

虎千代「頼む。この通りだ」

薫子「虎千代・・・!」

転校生「あたまをさげてもおしえない。パンドラとこうかんだよ」

虎千代「・・・どうやっても、譲る気はないということか」

転校生「うん」

虎千代「・・・なら、仕方ないな」

転校生「・・・」

虎千代「アタシが守るのは生徒だ。生徒会は、常に生徒を守るために動く」

虎千代「アタシは、お前に教えるわけにはいかない。これは、決して譲れないものだ」

薫子「虎千代・・・転校生さん、どうにか、なりませんか?」

転校生「だめ。ぼく、しってるもん。こういうのにさいしょゆずったら、あとになってもゆずらなくちゃならなくなる」

転校生「ぼくは、ぜったいにゆずらない」

~横槍~

風子「ここにいましたか、転校生さん」

転校生「ふーちゃん?」

虎千代「水無月か」

風子「聞きましたよ。アンタさんがパンドラのことについて知りたがってるって」

風子「で、どーしたんです?」

転校生「・・・うらせかいで、さいごにわかれたみんながどうなったのか、しりたいの」

虎千代「別れた・・・ということは、まだ人がいるんだな」

風子「みんなってことは複数・・・転校生さん、アンタさんのことですから、写真とか持ってるんじゃねーですか?」

転校生「え?うん。えっと・・・これ」

風子「・・・メアリー・ウィリアムズ、冬樹ノエル、月宮沙那、里中花梨、ですか」

転校生「ふーちゃんにはあわなかったの。あいたかったけど、むこうとこっちはちがうからって、やめとけって」

風子「賢明な判断です。アンタさんのことを知らないウチが、突然現れたアンタさんを見つけたら・・・」

風子「どんなことをするか、想像に難くねーですからね」

転校生「だから、しりたい。また、あえるなら、あっておれいをいいたいから」

転校生「さいご、おわかれ、いえなかったから・・・なにもいえなくて、かえってきちゃったから・・・」

風子「・・・そーですか。でも、だめです」

転校生「どうして・・・ぼくがこどもだから?そうなの!?」

風子「違いますよ。今から話すんで落ち着いて下せー」

~母は強し~

風子「仮に、アンタさんにアレの中身を教えたとします。そしたら、アンタさんから漏れる可能性があるんですよ」

風子「多くの生徒は、あれのことを知りません。そして、教えるつもりもねーです」

転校生「ぼく、だれにもいわないもん!」

風子「転校生さん。誰にも言わなくても、アンタさんは素直ですから。態度に出ちまうんですよ」

風子「勘ぐられることすらされたくねーものですからね。だから、教えるわけにはいきません」

転校生「むう・・・」

風子「それに、アンタさんが交渉に使おうとしていたのって、これでしょ?」

転校生「あっ!そ、それ!いつのまに!」

虎千代「なんだそれは?箱と板か?」

風子「まあ、それは置いといて。アンタさんは、やっぱりまだまだ子供ですね。そして、素直でいい子です」

風子「交渉の材料に使うつもりの物を、わざわざ確認しに行ったんですから」

転校生「み、みてたの?」

風子「今年度に入って、アンタさんは楠木の部屋に行く回数が増えましたからね。なんでかって疑問に思ってたんですよ」

風子「そんで、合点がいったわけです。こんなもん、なかったらなかったですっとぼけたらいいのにね」

転校生「そ、そんなの、できるわけ・・・」

風子「わかってますよ。それに、こっちの方はウチが勝手にアンタさんの荷物から取り出しておいたものです」

風子「裏世界から帰ってきて、何かされてないか調べてたら見つけましたよ」

転校生「うう・・・」

風子「つーわけで、転校生さんはカードを全部失いました。これにてしゅーりょー」

~必ず~

風子「つーわけで、これが魔物の襲撃情報です」

虎千代「ああ、助かった。ありがとう」

風子「さて、転校生さん。ウチらはあんたさんを使ってる以上、ある程度は要求をのまねーといけません」

風子「魔力譲渡だって、アンタさんが送ってくれないとウチらは受け取れねーわけですからね。それを引き合いに出されてたらヤバかったです」

転校生「あっ」

風子「それを思いつかないのも、まあ転校生さんが素直だからってことで」

転校生「すなおって、わるいことばっかだなぁ・・・」

薫子「子供の内は素直が一番です。遊佐鳴子のようになられても困りますし」

風子「ま、その辺はいいとして。・・・そうですね、1年です」

転校生「なにが?」

風子「約束します。1年後には、必ずパンドラの中身を教えます。だから、それまで待ってください」

虎千代「水無月、いいのか?」

風子「ええ。これから何度も裏世界に行く、それに裏世界で生き残りも探すんでしょ?」

風子「なら、知っておいた方がいいこともありますから。転校生さん、それで手を打ってくれませんか?」

転校生「・・・わかった。やくそく、だよ」

風子「はい。約束です。必ず守ります」

~渡す物~

風子「あとは、これを」

転校生「おまもり・・・なんで、ふーちゃんが?」

風子「遊佐に頼まれてたんですよ。【裏の遊佐鳴子】が持っていたものだって」

風子「・・・そうですね、パンドラの中身、ちょっとだけ教えてあげます」

虎千代「うん?ああ、そうだな。あれならいいか」

薫子「ええ、そうですね」

転校生「??」

風子「裏の遊佐が用意したデータのことを総称してパンドラと言ってるんですが、その中にとあるメッセージが残ってまして」

転校生「めっせー、じ?」

風子「はい。えっと、今から読み上げます」

【あの時の男の子へ。あの時君は、未来人と名乗っていたね。だが、ふたを開けてみれば【表】の住民だっていうじゃないか】

【驚いたよ。そっちの僕から君のことを聞かされて、君のことを思い出した】

【このメッセージが君に届いているのなら、僕はもうこの世にいないだろう。約束を破って、ごめん】

【僕が今まで生きてこれたのは、きっとこれを持っていたおかげだ。そして、もう一つの約束は、守りたい】

【受け取ってくれ。あの時の6人の分をそろえて、一つにしてくれ】

【それが、僕たちが君に贈るお礼だ。段ボールに乗せてもらって、楽しかったよ】

【遊佐鳴子より】

転校生「っ・・・なるこ・・・」

風子「転校生さん」

転校生「わかっ、たよ。ちゃんと、だいじに、する・・・」

転校生「ぜんぶそろえて、みせにいくから・・・ぜんいんのぶん、あつめるから・・・」

転校生「あとは、ゆかりのぶん。ぜったいに、みつける」

風子「お手伝いしますよ。いや、手伝わせてくだせー」

虎千代「アタシも頼む。それが、お前の絆だ。お前の強さの証だ」

薫子「転校生さん、どうでしょうか?」

転校生「・・・こっちから、おねがいするよ。みんな、さいごのいっこ、てつだって!」

「「「もちろん!」」」

今日はここまで!鳴子相手に舌戦する転校生が書きたかった。こいつ本当に6歳児かよってツッコミはなしで。
書くときに意識してるのは、風子相手だと感情が表に出てくること。それ以外は結構冷静に話をすること。
次回はよっちゃばれ牧場と、うみんちゅの誕生日。そして、転校生の誕生日設定が7月17日なので、それもできたらやる。
里菜→転校生→怜と誕生日が続くことになるので、冬樹の姉の方の財布はボロボロです。ただでさえ仮面買いまくってるのに・・・
プレジャータウンの話も絡めたいな。やりたいことがいっぱいです。学園長も出てくるし、7月が濃密すぎるのかも。
ありすありあり(合言葉)

~りなちゃんのたんじょうび~

転校生「りなちゃーん、りなちゃーん」

里菜「おっ、転校生。どうした?」

萌木「て、転校生くん、おはよう」

転校生「おはよー。りなちゃん、きょうたんじょうびでしょ?」

里菜「そうだぞ。あ、もしかして、転校生も祝ってくれるのか?」

転校生「うん!それじゃあ、めぇつぶって」

里菜「瞑ったぞー」

転校生「むふふー」

萌木(あ、あんなに顔を近づけて・・・も、もしかしてそのままキスしたりとか!?)

萌木(あれ、キスって、確か私も・・・はわわわわわわ)

転校生「はい、あーん」

里菜「あーん。・・・うーまーいーぞー!」

転校生「えへへ、さて、ぼくはなにをつくったでしょう!」

里菜「ふっふっふ、リナだってそれぐらいわかるさ。今のはサーターアンダギーだろ!」

転校生「せーかい!てづくりしてみたの!どうだった?」

里菜「すっごいおいしかったぞ!ありがとな、転校生。・・・あれ?萌木?」

転校生「も、もえちゃん!?」

萌木「きゅうう~・・・」

里菜「ど、どうしたんだ萌木!え、えっと、保健室!保健室だー!」

転校生「あわわわわ、ゆかちゃーん!へるぷー!」

~おいでよ、よっちゃばれ牧場~

さら「アルパッカパッカ~♪馬ぱっかぱっか~♪」

転校生「よっちゃばれ~、もくじょ~♪」

兎ノ助「あぁ。牧場の警備って、あのCMの牧場だったのか」

兎ノ助「なんかアルパカだらけで、すげーインパクトだよな。あのCM」

さら「わたし、アルパカさんにお会いするのはじめてですぅ!」

シロー「わんわんっ!」

さら「ふふふ。シローもお友達できるといいですねぇ」

転校生「ラマならあったことあるんだけどなぁ。こう、つばをぺってやられるの」

兎ノ助「ラマに限らずラクダ科のやつらはみんな吐いてくるらしいぞ」

兎ノ助「まっ、今回はクエストっていうより、地域交流がメインだから・・・」

兎ノ助「おもいっきり楽しんでこいっ!」

さら「はいぃっ!おまかせですよぉ!」

転校生「おまかせあれ!」

さら「・・・あれ?あそこにいるのは・・・たつきさん?」

転校生「ふーちゃんもいるー」

兎ノ助「ん?なんだ、二人とも。見送りか?」

風子「ウチはそうですね、転校生さん、まあいろいろありましたが、今日はそれを忘れて純粋に楽しんできてくだせー」

転校生「はーいっ!」

龍季「い、いや・・・俺はたまたま通りかかっただけだ」

風子「ちゃんとハンカチは持ちました?ティッシュ忘れてねーですね?絆創膏は入ってます?」

転校生「ちゃんともってるよー!」

さら「だいじょうぶですぅ!」

兎ノ助「お前もあれくらい素直になればなぁ・・・」

龍季「いや、あれはまた別もんだろ」

~よっちゃばれ牧場~

さら「わ~!牧場、ひろいですぅ!」

シロー「わんわんっ!」

転校生「ふわぁ~!!ふわぁ~!!!」

イヴ「・・・・・・」

花梨「シロー、あんまり吠えちゃダメだすけ」

小蓮「食材が一匹、食材が二匹・・・」

エレン「食うなよ、李。食用じゃないからな」

飼育員「どうもはじめまして、グリモアの皆さん。私は飼育員の増田です」

増田「各々警備に当たってもらう前に、先に施設案内と動物たちに挨拶をしてもらいます」

転校生「あー!うづパカがいるー!」

うづパカ「パカー」

さら「あっちにはチョコボが!」

チョコボ「クエーっ!」

小蓮「トカゲもいるネ!」

ビィ「オイラはトカゲじゃねぇ!」

増田「ははは、早速気に入ってもらえたみたいですね。それでは、こちらにどうぞ」

エレン「・・・・・・・・・なんだと?」

~アヒル~

増田「ここにはアヒルたちが放し飼いされています。人気なのはももんじゃやコダックですね。モ」

ももんじゃ「モジャー!」

コダック「コパコパパ?コパー!」

イヴ(あっ、かわいい)

花梨「あっちの青いのは、もしかしてゴルダックだっきゃ?」

増田「そのとおりです。ここのアヒルたちにリーダーのような存在ですよ」

エレン「・・・・・・!?」

小蓮「あいやー、さすがにももんじゃとかコダックは食えないネ」

エレン(な、なんだこの動物たちは・・・こんな動物がいるのか!?日本では当たり前なのか!?)

さら「あ、コダックとももんじゃが決闘をはじめました!」

増田「お互いがみずてっぽうを吐き出しどちらの方が強いか決める勝負ですね。勝った方が相手の食事の半分をとれるようです」

転校生「なんだかますださん、コダックににてるね」

増田「よくいわれます」

~牛とか羊とか~

増田「ここにいるのが牛たちです。ミルタンクやバッファモーをメインに飼っています」

転校生「ぼく、ミルタンクのモーモーミルクすきー!」

さら「わたしもですぅ!毎日飲んでますよぉ!」

小蓮「食材になりそうな動物がいないネ!どうするよ、花梨!」

花梨「小蓮、今日は食材取りにきたわけじゃねぇべ。まあ、あとで乳しぼりはやらせてもらえるかもしれねえっきゃ、待ってろ」

イヴ「・・・バッフロンはいないのかしら・・・結構好きなのだけれど・・・」

・・・

増田「ここで買っているのが羊とやぎです。モコモコやメリープ、メェークルがかわいらしいと評判ですね」

イヴ「きゃあっ!メェークルが服を・・・こらっ!やめなさいっ!そっちも、ああ、もうっ!」

メェークル「メェー」

さら「イヴちゃん、人気ですねぇ」

転校生「あっ、モコモコみずやりしてる!かしこいなぁ・・・!」

増田「モコモコたちは水やりや草刈り、資材集めを手伝ってくれる、とてもいい子たちですよ」

花梨「メリープの電気がちょうどいい具合に腰に効くべな~」

エレン(な、なんなんだ日本の牧場は!どうなっている!私の知っている動物がいないぞ!)

~馬とかアルパカとか~

増田「ここでは馬を育てています。ほら、あそこにいるのが黒王号。向こうにいるのがギャロップとゼブライカですね」

増田「最近はバンバドロも飼い始めました。このポケモンに会えるポケットモンスターサン・ムーンは11月18日発売です」

転校生「はやくよやくしなきゃ!」

さら「楽しみですねぇ」

シロー「わんっ!」

イヴ「アローラロコン・・・かわいいですよね」

・・・

増田「こちらがアルパカ。CMにもよく出ているクラレや、うづパカを飼っています」

うづパカ「パカー」

転校生「うわー、なまうづパカだー!」

さら「わっ、こっちに来ました!」

うづパカ「ガンバリマス!ガンバリマス!」

イヴ「本当に鳴き声が頑張りますって言っているみたいなんですね」

クラレ「ミラバケッソ!ミラバケッソ!」

小蓮「対抗し始めたネ!がんばれー!」

エレン(じ、人面アルパカ!?日本はどうなっているんだ!これが、クールジャパンなのか!?)

~脱走~

バッファローマン「増田、大変だ!ケンタロスがいきなり暴れ出して、柵を壊してる!」

増田「なんだって!?」

ゴルダック「ぐあ!ぐあぐあぐあ!」

転校生「えっと、アヒルたちがみんなにげだしたって」

エレン「なぜわかる!」

ももんじゃ「スライムが来たモジャー!捕まえてやるモジャー!」

さら「ああ、だめですよ!街まで運ばれちゃいますぅ!」

エレン「何の話だ!?」

増田「くっ、すいません、みなさん、脱走した動物たちを元に戻すのを手伝ってください!」

さら「おまかせですよぉ!」

小蓮「中国4000年の捕獲技術を見せるね!」

花梨「おらたちに任せるべ!」

テリーマン「俺もいるぜ」

増田「テリーマン」

ブロッケンJr「お前だけに、いいカッコさせるかよ」

増田「ブロッケンJr・・・」

ロビンマスク「正義超人は、おまえだけじゃないんだぜ 」

ウォーズマン「コーホー」

増田「みんな・・・」

ラオウ「こ、これが友情パワーか」

イヴ「きゃあっ!ご、ゴーゴートに乗せられて・・・どこにいくの、止まって!止まってぇ!」

エレン「・・・なんだこれは!なんだこれは!」

~アヒル捕獲隊~

さら「まってくださーい!」

シロー「わんわんっ!」

転校生「まてまてー!」

コダック「コパー!」

ももんじゃ「モジャー!」

転校生「みんなあしはやい・・・よし、こうなったら!」

さら「転校生さん、それは!」

転校生「だんぼーるをつかう!いくぞ!」

コダック「コパー!」ブルームシャインエクストラ!

さら「あっ、転校生さん、あぶないです!」

転校生「このだんぼーるは・・・ぼうすいだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

コダック「コパ!?コパァァァァーーーー!!!!」

・・・

転校生「コダック、ゲットだぜ!」

さら「ゲットですぅ!」

シロー「わふっ!」

スライム「ピキー!」

ももんじゃ「や、やめるモジャ!オイラは牧場のももんじゃモジャー!」

~牛・アルパカ捕獲隊~

エレン「やつら、かなり知能が高いぞ・・・下手をすれば人間並みか・・・なら!」

イヴ「なにか策が?」

エレン「策というほどのものでもない。いうことを聞かない動物は、調教するだけだ」

エレン「全員ッ、整列ッ!」

牛s「ンモーッ!?」ザザッ

エレン「貴様ら!飼われている身でありながら脱走を試みるとは何事だ!」

エレン「一から矯正しなおしてやる!返事は押忍か、サーイエッサーだ!」

牛s「さ、サーイエッサー!」

イヴ「あっ、こら!だからやぎはあっち・・・わ、私を乗せて運ばないでぇー!」

メェークル「メェー」

・・・

小蓮「花梨、材料持って来たネ!」

花梨「よし、それじゃあ作るべ!生ハムメロンだっきゃ!」

小蓮「本当にそれで来るのカ?」

花梨「うづパカはこれが好物だすけ、作ってやばすぐにこっちに戻って来るすけな」

花梨「・・・よし、完成だ!おあがりよ!」

うづパカ「パカー!パカパカー!」

ぴにゃこら太「ぴにゃー!ぴにゃぴにゃー!」

小蓮「なんか別のまでついてきたネ!」

~お土産~

転校生「それでねー、ぜんぶもどしたあとね、おみやげただでもらっちゃったの」

クレプリ「ほうほう、それはよかったさね。で、どんなのだ?」

ありす「ゎくわく・・・!」

転校生「えっとね・・・あっ、これこれ」

転校生「モーモーミルクプリン~」

ありす「ぷり・・・!」

転校生「とプリン」

プリン「ぷりゅー!」

ありす「!?」

クレプリ「こら、何連れてきてるんさね!」

転校生「かえるとちゅうになつかれちゃってね、しいくいいんでかうことになったんだ」

ありす「・・・・・・!?」

クレプリ「おおう、ま、まあ飼育委員が面倒みるなら・・・ペットにならねぇし・・・」

転校生「よろしくねー!」

このあとガードクラッシュで星になって帰ってきませんでした

今日はここまで!シリアスばっかでカオスが足りねぇ!って思ってたので爆発させました。反省も後悔もしていない。
次回は転校生くんの誕生日です。学園生たちが総出で祝うのでかなり疲れる模様。全員出演させたいな。
右目の瞼にヘルペスができてただいま療養中です。画面が見えねぇ。俺、左目の方が視力悪いのに、なんでよりにもよって・・・。
これで左目にも出来たら前が見えねぇってできるんだけどな。勘弁して欲しいけど。
ありすありあり(合言葉)

~転校生の誕生日~

―5:30―

転校生「ん・・・あさ・・・・・・」

真理佳「センパイ!!!!おはようございまーす!!!!!!!!」

転校生「むきゅっ!?」キーン

真理佳「センパイ、今日誕生日なんですよね!僕、センパイにプレゼント用意したんで、どうぞ!」

転校生「!?!?」←何言っているのか聞こえてない

真理佳「これ、どうですか!浅梨ちゃんと一緒に選んだ、ポーチです!使ってください!」

転校生「?」←寝起き+大声+いきなり目の前にポーチを出されて混乱している

真理佳「も、もしかして、いりませんでした?」

転校生「あー・・・うー・・・」

真理佳「せ、センパイが言葉を濁してる・・・や、やっぱりいらなかったんじゃ・・・」

風子「うるさいっ!朝っぱらからなに大声だしてんですか!」

真理佳「あ、すいません」

転校生「あ、ふーちゃん」

風子「転校生さんも起きたばかりなんですし、とにかく後にしてくだせー。ほら、帰った帰った」

転校生「?」←何言ってるかわからないけどとりあえずうなずいておく

~朝食~

―5:45―

転校生(やっとみみがきこえるようになってきた・・・)

転校生「あっ、えっちゃん、めありー、ぽんつく、あさりん、ほむほむ、おはよ」

エレン「ああ、おはよう」

メアリー「相変わらず早ぇーな」

焔「お、おはよう」

浅梨「おはようございます!」

月詠「おはよ。ほら、転校生。こっち来なさいよ。一緒に食べましょ?」

転校生「うん。どーしたの?ぽんつく、なにかたくらんでるの?」

月詠「なんで一緒に朝ご飯食べるだけでそんなこと言われなきゃなんないのよ!」

エレン「転校生、お前今日は誕生日だろう?簡単なものだが祝いを用意した。後で部屋に持っていく」

転校生「えっ?あー、そういえば、ぼく、たんじょうびか」

浅梨「あれ?真理佳さんが渡しに行ってませんでした?」

転校生「まりちゃん?そういやあさいたけど、うるさくてなにいってるのかわかんなかった」

焔「あの大声円野のかよ・・・」

メアリー「んじゃ、アタイもあとでやるよ。バーガーでいいか?」

月詠「本人に聞いてどうすんのよ。ツクはねぇ・・・じゃじゃーん!風飛の離れにあるデパートの限定チョコよ!」

浅梨「私はですね、真理佳さんと一緒に選んだ帽子です。よかったら使ってくださいね」

焔「・・・こ、これ、前もらった分、返すだけだ。・・・それだけだからな」

転校生「うん、みんなありがとー!」

~仕事に行く前に~

―6:00―

絢香「あっ、転校生くん、いたいた」

純「転校生、おはよー」

転校生「おはよー。どしたの?(きょうもおしごとかな?いっつもたいへんそう)」

純「今日アタシら撮影入っててさ、仕事行く前にって思って」

絢香「はい、転校生くん。誕生日おめでとう」

転校生「ありがとっ!あけていい?(なにはいってるんだろ?)」

絢香「どうぞー」

転校生「えっと・・・あっ、これ、かっこいいふく!」

純「あんた、可愛い服は結構持ってるけど、こんなのは持ってないでしょ?だから選んできたわよ」

絢香「事務所の人たちにアドバイスもらってね、子供用のかっこいい服ないですかーって」

転校生「こんど、これきていっしょにおでかけしよっ!やくそく!」

絢香「オッケー。んじゃ、行ってくるね」

純「行ってきます」

転校生「行ってらっしゃーい」

~モーニングティー~

―6:20―

姫「転校生さん、おはようございます」

転校生「おはよー!」

刀子「うむ。今日も元気でなによりだ」

自由「ささ、まずはここに座って」

転校生「んー?」

姫「ブレックファーストティー・・・とはなりませんでしたが、朝ですのでミルクティーを用意いたしました」

姫「ミルクティーなら、子供にも飲みやすいかと思いまして」

転校生「ほんと?」

自由「ちなみにこれ、ハロッズのNo.18って言いまして、アッサムやダージリン、セイロンとかまあいろいろブレンドした紅茶っす」

転校生「まぜまぜー♪」

刀子「それと、ささやかながらお茶菓子も用意した。シュークリームでござる」

転校生「しゅーくりーむー!!!!!!」

自由「ここで問題っす。シュークリームの【シュー】とはどんな意味?」

転校生「え?いきなり?うーん・・・・・・きじ?」

自由「ぶぶー、正解はキャベツっす」

刀子「ほ、本当か!?」

転校生「ええー、うっそだー」

姫「それが、本当なんですよ。シューというのはフランス語でキャベツや白菜などの総称。シュークリームはキャベツに見立てて焼いているので・・・」

~風紀委員とアナログゲーム~

―7:30―

怜「お、来たな、転校生」

転校生「おはよー。ごようじなあに?」

怜「風紀委員室に来ればわかるさ。さあ、一緒に行こう」

転校生「はーい」

・・・

風子「はい、来ましたね。それじゃー、まずは転校生さん、お誕生日おめでとうごぜーます」

紗妃「おめでとうございます、転校生さん」

怜「転校生、おめでとう」

梓「おめでとうッス!あ、あとで天文部にもお願いしますね!」

イヴ「・・・おめでとう」

転校生「ありがとー!みんな、おぼえてくれてるんだねぇ」

怜「転校生がみんなの誕生日を覚えてくれているから、みんな転校生の誕生日は忘れないんだよ」

紗妃「先ほどまでは野薔薇さんたちと一緒だったと聞きまして、おなかは膨れているでしょうから軽く遊びましょうか」

転校生「えっ、さっちゃんが?めずらしいね」

紗妃「私だって、祝い事のときぐらいは遊びますよ」

梓「委員長が大人数でできるアナログゲーム持ってきてくれてるんで、勝負するッスよ、転校生くん!」

転校生「よーし、まけないぞー!」

風子「んじゃ、白熱するのもいーですが、騒ぎ過ぎねーよーにやりますか。冬樹はどうします?一応じゆー参加ですが」

イヴ「そうですね。・・・せっかくですので、やっていきます」

風子「よし。それじゃあ、はじめましょーか。んじゃ、この将棋で山崩しから・・・」

~天文部でデジタルゲーム~

―9:00―

梓「転校生くん一名様ご案内~」

ミナ「ごくろうであった、梓」

転校生「きたよー」

心「準備はすでにできてます!」

卯衣「テレビゲームをやるのは初めてだけれども・・・説明書は読んだわ」

恋「わっちもでじたるは苦手なんじゃが、せっかくじゃからこの機会に克服しようとおもっての」

梓「と、いうわけで、第一回・天文部チキチキゲーム大会、開催ッス!」

心「わーわー!」

転校生「わーわー!」

ミナ「サーヴァント!そなたの受肉祭だからと言って我は手加減せぬ!全力でかかってこい!」

転校生「かえりうちにしてやる!」

心「それじゃあ、この【おどるメイドインワリオ】を点けますねー」

・・・

転校生「う、うーちゃんがぜんぶかんぺきに・・・」

ミナ「つ、強い・・・!」

梓「しかも全部真顔なのがシュールッスね」

卯衣「指示されたとおりに事をこなす作業。得意分野よ」

恋「ぬおお!なんでそこに反応するんじゃ!ちゃんと動かしとるじゃろうが!」

心「ひいい!ごめんなさいごめんなさい!私がもっと感度のいいものを用意しておけば!」

~イレブンジズ~

―11:00―

エミリア「転校生さん、お誕生日おめでとうございます!」

シャルロット「おめでとうございます。主もあなたを祝福してくれますわ」

あやせ「おめでとうございます~」

アイラ「めでたいの、少年。ほれ、エミリア」

転校生「えみりゃ?なにするの?」

エミリア「イギリスでは、イレブンジズと言って11時ごろにお茶を飲む習慣があるんです」

エミリア「本来はメイドたちが仕事の合間に楽しんだお茶ですが、数十年前はどこのオフィスや工場でも11時になると一斉に紅茶が配られたとか」

あやせ「というわけで、お茶とお茶菓子を用意しました~」

シャルロット「そろそろ夏の暑くなる時期ですので、麦茶を用意しました。夏の水分補給にはもってこいのお茶ですよ」

アイラ「それと水ようかんじゃ。ひんやりしてて妾も認める一品じゃぞ!」

転校生「みずようかん?なにそれ?」

エミリア「私も、食べるのは初めてなんですよね」

あやせ「それじゃあ、ちょうどよかったわ~。それじゃあ、みんなでいただきましょうか」

転校生「はーい!いただきまーす!」

~お昼のおさんぽ~

―12:30―

さら「転校生さん、こっちですよー!」

龍季「お、来たな」

転校生「おまたせー」

秋穂「いきなり呼んじゃってごめんね?大丈夫だった?」

春乃「相手の予定も気遣ってあげる秋穂は今日も天使でした。まる」

転校生「うん。だいじょーぶだよー」

ノエル「それじゃ、さっそく行くよ!シロー、面舵一杯!」

シロー「わんっ!」

・・・

転校生「・・・あれ?ここ、しょうてんがい?」

さら「ふっふっふ・・・みなさん!転校生さんをつれてきましたよー!」

「さらちゃん、ありがとよ!」

「ほれ、転校生くん。これ持ってきな!」

「出来立てのコロッケだ!熱いから気をつけろよ!」

転校生「え?え?な、なにこれ?」ハグハグ

ノエル「この前さらちゃんとクエストに来たでしょ?そのときの商店街の人たちがお礼したいって相談請けてたんだ」ハグハグ

秋穂「そこで、転校生くんがもうすぐ誕生日だからってみなさん張り切って準備してくれて・・・」ハグハグ

春乃「あんたが頑張った分、こうやって返ってきてんのよ。素直に受け取っときなさい」

龍季「お前らの分は全部ただだとよ。好きなだけ食って遊べ」

転校生「みんな・・・うん!ありがと、いっぱいたべてあそぶね!」

さら「はい!」

シロー「わふっ!」

~未発売のおもちゃ~

―14:25―

初音「お、転校生、いたいた!」

転校生「あっ、はっちゃん!それに、さーちゃんとまつりん!」

茉理「はいはーい、愛しのお姉ちゃん、まつりんだよ~」

沙那「転校生さん、お誕生日おめでとうございます」

転校生「ありがとー!」

初音「転校生にとっておきのヤツ用意したんだ。ほらほら、もっとこっちにこいよ」

転校生「なになにー?」

初音「それはな・・・わっ!」

転校生「うひゃぁ!?な、なに!?」

初音「あっはっは!やっぱりお前いい反応するわー!あ、これこれ。これやるよ」

転校生「なにこれ?」

茉理「JGJフューチャーでの開発途中のおもちゃだって。後で感想聞かせてねん♪」

沙那「いつもお手伝いなどをしてくれるお礼です。ぜひ、受け取ってください」

転校生「はーい!」

茉理「ついでにちょっとこの白衣着て茉理ちゃんとお医者さんごっことか」ハァハァ

初音「姉さま、自重して」

沙那「さ、転校生さん。早めにここを離れてください」

転校生「うん?わかったー」

~カラオケ~

―15:20―

律「うっしゃ、とうちゃーく!」

千佳「やっぱアタシらといったらこれだよねー」

ゆえ子「おお、これがカラオケ・・・」

望「カラオケとか来ないからなー。おっ、あのゲームの主題歌入ってるじゃん」

みちる「転校生くんは小学生未満だから、ルーム料金無料なんだよねー。誕生日とか関係なく」

転校生「いぇい!」

律「んじゃ、何歌う?」

転校生「あっ、そうだ。りっちゃんりっちゃん、これうたって」

律「ん?なにを?・・・ちょ、ま、まて!マジか!?」

転校生「だって、たんじょうびだし。いいよね?」

千佳「えっ、何?何歌わされんの?」

望「こいつ、笑顔で恐ろしいことやってくるし、ちょっと楽しみ」

ゆえ子「そんな驚くような歌があるんですか?」

みちる「世の中には結構ドギツイ歌があるよねー。んで、何歌うの?」

律「だ、だってさぁ、これ・・・」

転校生「しってる、ってことはうたえるんだよね?」ニコッ

律「あっ、しまった!」

千佳「転校生、やっちゃえ!」

転校生「そうしん!」

律「ち、ちっくしょー!やってやるよ!こうなりゃやけだ!」

ゆえ子「ええと、・・・【チチをもげ】?」

みちる「あ、あれかー!フォルゴレのやつ!」

望「マジで!?マジであれ!?てかお前らなんで知ってんの!?」

律「チッチッチッチおっぱーい♪ぼいんぼい~ん♪」

転校生「あっはっはっはっは!きたー!」

ゆえ子「おおう!?こ、こんな歌が・・・」

律「ぼいんぼい~ん♪」

転校生・千佳・みちる・望「ボインボイーン♪」

ゆえ子「お、おお?」

千佳「ほら、センセイも合いの手合いの手!」

律「もげ!もげもげもげ、チチをもーげー♪」

転校生・千佳・みちる・望「もげ!」

ゆえ子「も、もげ?」

~茶道部本格ご奉仕~

―18:40―

香ノ葉「だーりーん!誕生日おめでとー!」

ソフィア「ハッピーバースデー!」

葵「おめでとうございます!」

転校生「ありがとー!・・・きもの?」

葵「はい。本日は特別な日ですので、茶道部として、本格的なお茶を点てさせていただきます」

ソフィア「ワタシはその間にマッサージを!」

香ノ葉「うちは作っといたお茶菓子取ってくるんよ。ダーリン、待っとってな」

転校生「はーい」

・・・

香ノ葉「ただいまー・・・あれ?ダーリン?」

転校生「ここー?」

ソフィア「あー、そこ!そこです!そこぉ!」

香ノ葉「な、なんでダーリンがソフィアちゃんの背中踏んどん?」

葵「気が付いたらこうなってまして」

転校生「えいっ!えいっ!」

ソフィア「おうっ!おおうっ!」

香ノ葉「ずるい!ずるいんよ!ダーリン!うちも踏んで~」

~新型~

―19:30―

結希「転校生くん、来てくれてありがとう」

転校生「それでそれで、しんがたって!?」

天「落ち着きなさい。はい、これよ」

転校生「おお!?こ、これは・・・」

結希「私と天の合作。『段ボールマキナ君1号』よ」

天「アンタ、段ボール使ってるときもの出したするのにいちいち下りなきゃいけなかったでしょ?」

天「それを省くために私の背中のこれみたいなのをつけてみたわ。もちろん、耐久性能もばっちりよ」

転校生「ふぉおおおおおお!!!!!!!」

結希「喜んでくれてよかったわ。転校生くん、誕生日おめでとう」

天「おめでとう」

転校生「ありがとーーーー!!!!!!ゆきちゃんもそらちゃんもだいすきーーー!!!!」

この後メチャクチャハイタッチした

~料理部と夕飯~

―19:45―

花梨「転校生、できたべな」

転校生「やったー!とろろはんばーぐー!」

小蓮「待たせたネ!小蓮・ましろ特製冷やし小籠包ヨ!」

ましろ「口の中をやけどしないように、せやけど、冷えてもおいしいものを作ってみました・・・フフ」

明鈴「味はボクが保証するアル!メチャクチャうまいアルよ!」

花梨「こっちはレナが育てた野菜のお浸しだべ。うまいからちゃんと食ってけろじゃ」

レナ「レナ、かりん、てつだう、する!」

転校生「はーい!いただきまーす!あ、みんなも!」

花梨「おお、そうだっきゃ。いただきます」

小蓮「いただきますネ!」

明鈴「いっただっきまーす!食いまくるアルよー!」

ましろ「ふふ、板を抱きながら、いただきます・・・フフフ」

レナ「い、いただく、ます!」

~図書室で~

―20:20―

萌木「転校生くん、誕生日おめでとう」

里菜「おめでとうだぞ、転校生!」

転校生「ありがとー。あっ、もえちゃん、きのうたおれちゃったけどだいじょうぶ?」

萌木「ああ、うん。もう平気だよ。ちょっと貧血になっただけだから」

里菜「萌木は前の集会のときも倒れてたよなー。リナと一緒に体を鍛えるさ!」

萌木「そ、それはまた今度で・・・転校生くん、はい、これ」

転校生「これ、なにー?」

萌木「それはこの春おすすめのファンタジーもので、全編通してひらがなのルビが降ってあるから転校生くんでも読めると思うよ」

里菜「リナからはこれさ!新しい水着ー!これ着てこんどプール行くぞプール!」

転校生「はーい!もえちゃんもいっしょにいこうね!」

萌木「え、わ、私も!?」

里菜「お、いいなそれ!萌木もたまには外で体を動かすんだぞ!」

萌木「え、えっと、私みたいな日陰者が・・・」

転校生「このひ、あいてる?」

里菜「大丈夫だぞ。萌木も空いてるはずだから、ここにけってーい!」

萌木「ええ!?もう、強引すぎだよ!」

転校生「いやだった?どうしてもいやなら・・・」

萌木「え、えっと、そこまでってわけじゃ・・・」

里菜「よし、決まりだな!じゃあ萌木、明日から早速泳ぎの練習さ!」

萌木「ええ!?プールに行くのに!?」

~特別なケーキ~

―20:50―

もも「転校生くーん!おまたせしましたー!」

転校生「わ、きたきた!ケーキだ!」

ゆかり「よい、しょっと。ふう、随分おっきいのねぇ」

ヤヨイ「こんなにおっきいケーキ、どうやって作ったんだろうね。ほら見てみて、インティが翼を広げたのよりおっきいよ」

夏海「保護者達がそろいもそろってあれやこれや言ってたらこうなってたのよねー。それじゃ、写真撮るわよー」

転校生「はーい!あ、ももももも、ゆかちゃんも、やよいちゃんも!」

もも「えっと、ここで大丈夫かな?」

ゆかり「それじゃあ私はこの辺に」

ヤヨイ「写真はパパにもいっぱい撮ってもらってるけど、こんなのと一緒に撮るのは初めてだよ」

夏海「もも、もうちょっと転校生の方によって。てか抱き上げて」

もも「こ、こう?」

転校生「きゃー!」

夏海「そうそう。転校生暴れないでね。それじゃ、はい、チーズ」

転校生「ぶいっ!」

~生徒会長から~

―21:30―

虎千代「転校生、夜遅くすまないな」

転校生「ううん、だいじょうぶだよ」

薫子「ではまずは、転校生さん。お誕生日おめでとうございます」

転校生「ありがとー!」

聖奈「これは私たちからのプレゼントだ。受け取ってくれ」

転校生「ありがとう!これは・・・あっ!こてだー!」

虎千代「この前プレートを購入したと聞いて、どうせなら専用の道具をと思ったんだ」

チトセ「・・・え?テコじゃないの?」

聖奈「ん?ヘラじゃないのか?」

転校生「え?コテでしょ?」

チトセ「いやいやいや、テコよ。絶対テコよ」

聖奈「いや、ヘラだ。まちがいない」

転校生「えー、コテだってー。みんなコテってよんでたもん!」

薫子「起し金の名前で売っていたものを買いましたが・・・」

チトセ「テコ!」

聖奈「ヘラ!」

転校生「コテ!」

虎千代「もう面倒だからお好み焼きひっくり返すヤツでいいじゃないか」

転校生「それはざつすぎ!」

~おやすみまえに~

―22:00―

ありす「てんこぅせ、くん。こんば・・・わ・・・」

クレプリ「こんばんは、少年」

転校生「ありすちゃん、こんばんはー」

ありす「もぅすぐ・・・ね・・・?」

転校生「うん。おふろもはいってー、はみがきもしたから、あとはねるだけ」

ありす「ぇと、それじゃ、ぷれぜん、と・・・ぇす」

クレプリ「ほいさ、少年。受け取れぃ!」

転校生「わっと、これ・・・ぬいぐるみ?ふーちゃんと、ありすちゃんと・・・みんなのだ!」

転校生「これ、ありすちゃんひとりでつくったの?」

ありす「ぁ、ぇと・・・ぶちょ、さんが・・・ぃっしょに・・・」

転校生「ああ、もぶみちゃんかー。こんどあったらおれいいわなきゃ」

クレプリ「少年、一人だけ寝る場所が離れちまってるからな。せめてこれだけでもって思ったんさね」

ありす「ぉにんぎょ・・・ぃっしょに、ねて・・・なかょく、して、ね?」

転校生「はーい!ありすちゃん、ありがと!」

クレプリ「それじゃあ、オレっちたちはそろそろ寮にもどるさね」

転校生「あっ、おくっていこーか?」

ありす「ぇ、ぇっと・・・でも・・・」

つかさ「なら、転校生は私が送ろう。それでいいだろう」

転校生「あっ、なーちゃん」

つかさ「転校生、誕生日おめでとう。お前に渡すものがあるから、ついでに取りに来い」

転校生「はーい!それじゃあ、ありすちゃん。いこ?」

ありす「・・・はぃ!」

~こっそりと~

―22:45―

転校生「それじゃあそろそろねよっかな」

風子「そーですね。今日はどーでした?」

転校生「みんながおいわいしてくれて、うれしかったな。・・・えへへ」

風子「そんだけアンタさんが愛されるんですよ」

風子「転校生さんが優しくしてくれるから、ウチらも優しくしてあげたくなるんです」

風子「これからも、いい子でいてくださいね」

転校生「うーん、どうしよっかなー」

風子「そこは悩むとこじゃねーでしょ」コラコラ

転校生「・・・ん?あれ?これ、なんだろ」

風子「プレゼント、ですかね。差出人不明ですか」

転校生「えっと・・・あーっ!こずえちゃんのまるひCDとDVDだーっ!」

転校生「こずえちゃんが『毒茸伝説』とか『エヴリデイドリーム』とか『メルヘンデビュー!』うたってるやつだ!」

風子「そんなに珍しいんですか?」

転校生「だってこれ、ちょっとまえのけんしょーでしかあたらないやつだよ!せかいに20まいしかないやつだよ!」

転校生「やったーーーー!!!わーーーーい!!!!!」

風子「ふふ、嬉しそうですね。差出人も喜んでくれますよ」

転校生「うん!」

・・・

鳴子「・・・ふぅ、転校生くんは喜んでくれている、か」

鳴子「あんなことを言った手前、直接渡すわけにはいかないからね」

鳴子「ハッピーバースデー、転校生くん。僕からのプレゼントだよ」

鳴子「たまたま親戚でよかった。わざわざ送ってくれるんだもんな」

鳴子「・・・ん?メール?」

転校生『ゆさ、ありがと』

鳴子「・・・ははは、なんだ、気付かれてたのか・・・あっはっはっはっは!」

鳴子「お礼を言いたいのはこっちのほうだよ。結局、例の物も見せてもらえて、こうやって気付いてもらえて・・・」

鳴子「だから、これでいいかな。うん、たまには僕も素直になっていいよね」

『こっちこそ、いつもありがとう。誕生日おめでとう、転校生くん』

転校生の誕生日終わり!次回はプレジャータウンと新学園長との対面、ふたみんの誕生日ですかね。
最終暗黒邪打倒決戦の導入部分まえ行けたら嬉しいかも。
次のイベントはまたトラウマものだからなぁ。人形を克服してなかったらヤバかった。
誕生日に全員だしたよね。誰か足りないような気がするけど気のせいだよね、うん。
ありすありあり(合言葉)

~封印されし破壊神~

―25:15―

智花「んーっ!んーっ!」

夏海「はい、智花ごめんねー。今外すから」

怜「すまないな、智花。兎ノ助、ありがとう」

兎ノ助「おう、大丈夫だぜ。やっと今日も終わりか」

夏海「変なことしてないわよね?」

兎ノ助「俺、外で見張ってたんだからどっちにしろできないっての」

智花「ぷはぁ!な、なんで私閉じ込められてたの!?」

夏海「そりゃあ、せっかくの誕生日だし・・・ねぇ?」

怜「ああ。誕生日に倒れられては困るからな」

智花「もー、せっかくケーキ作ってみようと思ってたのにー」

夏海(せーーーーっふっ!あぶなかったーーー!!!)

怜(なんとか守れたか・・・)

智花(怜ちゃんの誕生日になったし、怜ちゃんの分は作ろっと。南智花、頑張ります!)

怜(お、悪寒が・・・)

・・・

転校生「ねぇふーちゃん、れーちゃんしらない?おいわいしたいんだけど・・・」

風子「神凪は岸田と松島と一緒に病院です」

転校生「なんで!?」

~プレジャータウン~

初音「転校生ー、プレジャータウン行こうぜー」

転校生「ぷれじゃーたうん?」

初音「え?知らないのか?」

兎ノ助「ああ~なんか聞いたことある・・・アミューズメントパークだっけ?」

初音「そうそう、最近新しくアトラクションが出来たとかって、カジノ風の」

初音「結構本格的らしいよ。ディーラーも常駐してるらしいし」

転校生「カジノ?」

兎ノ助「カジノ、うーん、どう説明するか・・・」

初音「ほら、ドラクエあるだろ?あれのスロットとかあるやつ」

転校生「ああ!」

兎ノ助「それでわかるのかよ」

兎ノ助「ていうか、それって転校生連れてって大丈夫なのか?風子が怒ったり・・・」

初音「だーいじょうぶだって。黙ってりゃバレないバレない」

転校生「え?」ソーシンチュー

初音「ん?」

風子「どーも、呼ばれて飛び出て風紀委員長です。んで、どこに連れて行くんですか?」

兎ノ助「あっ」

初音「え」

風子「いや、それくらいで怒りませんからね?」ウチノコトゴカイシテマセン?

~保護者同伴~

転校生「わぁぁぁぁ!!!」

風子「ここが・・・けっこー本格的ですね」

初音「なんでついてきたんだよ」

風子「いいじゃねーですか。風紀委員長にだって休みはあるんです」

風子「にしても、結構いろいろといるみてーですね」

月詠「つ、ツーペア!」

メアリー「ストレートだ」

望「ああー!また外れたー!」

初音「まあ日本でここまでのもんなんか中々ないからな」

転校生「ふーちゃんふーちゃん!ポーカーやる!」

風子「えっと、ちょっとまってくださいね。・・・はい、これでどーぞ」

転校生「なにこれー?」

風子「ポーカーやるのに使うおもちゃみたいなもんです」

初音「ていうか、風紀委員的に賭け事は大丈夫なのか?」

風子「そういう施設に来ておいてそれは無粋でしょ。ま、転校生さんにお金は使わせませんが」

風子「ただ遊びに来てるって認識ならだいじょーぶですよ」

初音「ユルいなぁ」

風子「つーわけで連れてくるときは出してあげるんですよ?」

初音「げ、マジか・・・・」

転校生「ストレートフラッシュー」

杏樹「1回目のダブルアップに挑戦してみない?」

転校生「やめとくー」

望「ええっ!?もったいない!」

風子「さっそく当てましたか。さすがリアルラックの持ち主」

初音「すげー・・・」

~直観:A~

転校生「えっと・・・なんかすごいのー」

杏樹「ロイヤルストレートフラッシュだね。1回目のダブルアップに挑戦してみない?」

望「転校生、やるんだ!お前ならいける!」

転校生「えっと、ふーちゃん、どーしよ?」

風子「やってみたらどーですか?ルールはわかります?」

転校生「わかんない」

虎子「二枚のカードがテーブルの上にあって、左のカードを最初に開けておく。そして右のカードがそれより大きいか小さいかをあてるんだ」

転校生「へー。じゃあ、やってみようかな」

杏樹「1回目のダブルアップだよ。右のカードは左のカードより高い?低い?」

転校生「じゃあ、たかいで」

望「そうそう、そうやって当てていくんだ」

杏樹「2回目のダブルアップに挑戦してみない?」

転校生「やるー!」

・・・

杏樹「10回目のダブルアップに挑戦してみない?」

転校生「やるよー!」

望「こ、こいつ、全部当ててやがる・・・ッ!」

風子「しかもこれロイヤルストレートフラッシュからですからね。スゲー枚数になってます」

初音「これがラストだ・・・がんばれ、転校生!」

望「だけど、最後のカードは8だ・・・一番当てにくいびみょーなとこだぞ」

転校生「んー、たぶんいっしょのきがするんだけどなぁ・・・とりあえずたかいで」

杏樹「・・・っ!お、同じです・・・」

初音「やべー!こいつの直観やべー!」

月詠「転校生、次、早く早く!」

メアリー「いいぞ!やっちまえ!」

杏樹「じゅ、10回目のダブルアップに挑戦してみない?」

転校生「やる!ばいぷっしゅだ!」

・・・

兎ノ助「で、結局どうなったんだ?」

初音「アイツ、当てすぎるから出入り禁止になった」

兎ノ助「どんだけだよ」

※チップは全てお菓子になりました

~はじめまして、学園長だよ~

寧々「ねえねえ、そこの子供」

転校生「ん?なあに?おねえちゃん」

寧々「あんたがおじいちゃんの言ってた転校生なの?」

転校生「おじいちゃん?・・・ああ、がくえんちょーのおじいちゃん!うん、そうだよ」

寧々「なーんだ、意外と普通の子供ね。ネネ、ちょっぴりがっかり」

転校生「なんだとー!」

寧々「でももう1年くらい経つのに、まだ転校生って呼ばれてるのは不思議ね」

転校生「あだなみたいなもんだよー。ってか、だれ?」

寧々「ん?なぁに?ネネのこと?」

寧々「ま、せっかくだし自己紹介しておいてあげる。ネネ、犬川寧々っていうの。よろしくしてあげてもいいよ?」

転校生「なんでそんなうえからめせんなのさ」

寧々「だってネネ、えらいもーん。学園長なんだからあんたなんかより全然えらいんだからね!」

転校生「ふーん。ぼく、おねーちゃんみたいにえらそーなひと、すきじゃないから。それじゃあ」

寧々「あっ、ちょっと待ちなさいよ!勝手な行動すると退学なんだから!」

転校生「やーだよっ」

寧々「む~、あんた、生意気!」

転校生「そっちこそ、こどものくせにえらそうに!」

寧々「そっちだってこどもでしょ!」

転校生「ふーんだ。ぼくはもうなんかいもまものとたたかってるベテランだもんねー」

寧々「む~、ネネよりちっちゃいくせに~!」

転校生「まっ、おこちゃまながくえんちょうちゃんにはわからないかな?」

寧々「そのいいかた、むかつく~!!!」ポカッ

転校生「あいたっ!やったな!」ポカッ

寧々「あいたっ!男のくせに女の子たたいた!」

転校生「そっちがさきにたたいてきたんだろ!」

寧々「このぉ!」

転校生「やるか!?」

兎ノ助「お前ら落ち着け!朝っぱらからなにやってるんだよ!」

転校生・寧々「「だってこいつが!」」

兎ノ助「だれかー!大人の人呼んでー!」

~なんでかクエスト~

転校生「なんでおまえといっしょにクエストなんだよ」

寧々「だってあんた、なんか特別なんでしょ?ネネの魔法使いデビューにちょうどいいわ」

転校生「・・・まぁ、やることはやるけどさぁ」

寧々「それじゃあ、よろしくね♪」

転校生「はいはい。・・・きたよ」

寧々「ふぇっ?・・・な、なに!?なんなの、あのおっきいの!?」

転校生「それじゃあ、ぼくまりょくおくるから、まほうでやっつけて」

寧々「む、無理だよっ!ネネ、まだちっちゃいんだから!こんなのと戦っても勝てないよ~!」

寧々「いやぁっ!」

・・・

寧々「・・・ふぇ?い、今のネネの手から・・・今のが魔法?」

転校生「え?まほうのつかいかた、しらないの?」

寧々「え?うん、習ってないよ、使い方。でもクエストを請けたの」

寧々「だって魔物を生で見たかったんだもん。戦うのは任せればいいかなって・・・」

寧々「まだなにも習ってないけど、魔法使えたよ!」

転校生「ばかっ!よそみするなっ!」

寧々「え?きゃあっ!」

転校生「もうっ!」グイッ

寧々「な、なんなの!?なんで!?さっき魔法当てたじゃん!なんで倒してないのよぉ!」

転校生「あんなよわいまほうなんかでたおせるわけないでしょ!」

~見てきたから~

転校生「まほうもちゃんとつかえないのに、クエストにくるなんて、ふざけるな!」

転校生「クエストはあそびじゃないんだぞ!」

寧々「・・・な、なんで怒るのよ~っ!ネネ、学園長なんだからね!」

寧々「ネネのこといじめたら退学なんだからぁっ!」

転校生「がくえんちょうでもなんでもまもののまえじゃいっしょだ!」

転校生「あそびのつもりでたたかってたらころされるんだ!あいてはそういうやつらなんだ!」

寧々「・・・な、なに、お説教?子供のくせに?生意気よっ!」

転校生「なまいきでもなんでもいいっ!こっちはクエストのことはよくしってるんだ!」

転校生「まものはつよいんだ!こうげきされたらいたいし、しんじゃうこともあるんだ!」

寧々「そ、そんな怖いこと言ったって意味ないんだからね!決めた!あんた、退学!」

転校生「あぶないっ、うしろっ!」

寧々「ふぇ?」

転校生「まにあえ!ジグリパフガードっ!」

段ボールマキナ君1号『ジグリパフ』:結希と天の合作。マジックハンド付きの段ボールで、陸上走行のみ可能。

転校生「・・・よ、よし・・・」

寧々「えっ?えっ?」

転校生「にげるよっ!いそげっ!」

~転校生、叱る~

転校生「な、なんとか・・・だいじょうぶ、かな・・・」

寧々「こ、怖かったぁ!なんなのよあれ!ネネ、あんなの聞いてない!」

転校生「クエストまえに、まもののことはしらされてるでしょ」

寧々「そんなの知らないよ!」

転校生「ふざけんなっ!」

転校生「クエストはいのちがけなんだ!あいてをたおせなかったら、こっちがしぬんだ!」

転校生「にどとあそびはんぶんでクエストをうけるな!いいな!」

寧々「・・・うぅ・・・あの・・・わかった・・・」

寧々「わかりましたぁ!おとなしくしむぎゅっ!?」

転校生「・・・しずかに。ちかくにいる」

寧々「~~~!?」

転校生「あいつがいったら、いっきにとおくににげるよ。しっかりつかまってて」

寧々「う、うん」

転校生「・・・いまだっ!リミットかいじょ!ぜんそくりょくで、いっけーーーー!!!!!」

~男の子だから~

寧々「こ、ここまでくれば・・・ひぃっ!」

転校生「か、かこまれてる・・・ちがう。にげれてなかったんだ・・・」

転校生「まものって、まほうをつかっていどうさせたりもするから・・・」

寧々「ど、どうすんのよぉ!ネネ、まだ死にたくない!」

転校生「・・・だいじょうぶ。ぼくが、まもるから」

寧々「ふぇ?」

転校生「・・・ぼくだって、おばあちゃんとか、めーりんとか、めありーとか、みんなにたたかいかた、おしえてもらってるんだ」

転校生「にげれないなら・・・たたかうしかないよ」

転校生「それのなかにいれば、だいじょうぶだから。そのままかくれてて」

寧々「あ・・・うん・・・でも、いいの?」

転校生「だってぼく、おとこのこだもん。おんなのこは、まもらなくちゃ」

寧々「!」キュン

転校生(・・・っていっちゃったけど、しょうじきどうしようもないよね)

転校生(どうしよ。えっと、ライターぐらいのやつじゃ、きかないとおもうから・・・)

転校生(・・・れんらくはしといたから、だれかがきてくれるまでがんばってにげるか)

転校生(ううー、かっこわるい・・・)

~来てくれたのは~

転校生「おーにさんこっちら!やっほー!」

魔物「グルルルゥ・・・」

転校生「よし、きのうえまでにはこれない。これでなんとか・・・うわぁ!」

転校生「いてててて・・・ゆらされておとされちゃった・・・」

魔物「オレサマ、オマエ、マルカジリ」

転校生「うぅ、ほんとにどうしよ・・・これ、ピンチってやつだよね・・・あはは・・・」

???「そこまでよ!はっ!」

魔物「グルルルゥ!?」ボシュウウウウ

前日仮面「幼き子供を狙う悪しき魔物たちよ!この前日仮面が相手してあげる!」

前日仮面「そこの転校生さん。大丈夫かしら?」

転校生「え?うん。どこもけがはしてないし、へーき」

前日仮面「それはよかったわ。さあ、魔力をちょうだい。一緒に奴らを倒すわよ!」

転校生「え、あ、はい。わかりました」

前日仮面「ていやぁっ!」

・・・

前日仮面「これで最後っ!」

転校生「・・・よし!」

寧々「た、助かったぁ・・・お姉ちゃん、ありがとう・・・」

前日仮面「これに懲りたら、ちゃんと訓練をしてからクエストを請けるように。それじゃあね」

寧々「あっ、行っちゃった。・・・かっこよかったぁ」

転校生「・・・・・・え、あ、うん。そうだね。はやくかえろ」

寧々「はーい」

~懐かれた~

転校生「はい、ごはんできたよ」

寧々「わーい!ハンバーグだー!」

転校生「これでもういいでしょ。たいがくはなしだよ」

寧々「え?あ、そんなこと言ってたような・・・もしかして、ずっと気にしてたの?」

転校生「・・・だって、ぼく、ふーちゃんとか、みんなとまだいっしょにいたいし・・・」

寧々「ふーん」ニコニコ

転校生「な、なんなの?」

寧々「・・・決めた!」

転校生「えっ?」

寧々「転校生くんは料理もできるし、ちゃんとネネのこと守ってくれるし・・・」

寧々「だからネネ、おっきくなったら転校生くんのお嫁さんになってあげるっ!」

転校生「・・・・・・えっ?」

寧々「ふふー。これからよろしくね、あなた?」

転校生「え、やだよ」

寧々「・・・・・・え?な、なんで?」

転校生「だって、ねねちゃん、よわっちいし、わがままだもん。だからやだ」

寧々「・・・もう!なら、誰ならいいのよ!」

転校生「それはね、えっと・・・」

秋穂「わたしとか!」

香ノ葉「うちとか!」

心(裏)「私とかですね」

転校生「りょうりもできてー、つよくてー、やさしくてー・・・あっはるのんとか?」

春乃「・・・ん?なんか言った?」

秋穂「おねえちゃん、お妾さんは許してね!」

寧々「むー、なら寧々も料理できるようになるし、強くもなるもん!」

転校生「えーでもねねちゃんわがままだしー」

寧々「そっちだってわがままじゃんかー!」

兎ノ助「・・・・・・青春だねぇ。ん?」

風子「瑠璃川が?いえ、確かにあれは家事レベルで言えば相当なモンですがいかんせん性格に問題が、掃除もできませんし・・・だとすると里中とか、いや、それでもあれは嫁というよりおかんの方が・・・」

兎ノ助「こっちもこっちで大変だなぁ」

~ふたみんとこころんのたんじょうび~

心「おや、転校生さん。奇遇ですね」

転校生「あれ?えっと、こころんのほうだね」

心「はい。あなたのこころんですよ」

転校生「えっと、えっと」

心「どうしました?部室はしばらく入室禁止だそうですよ」

転校生「あっ、しってるの?」

心「まあ、わかりやすいですから。でも大丈夫です。心ちゃんはなにも知りませんから」

心「どうぞ、私は準備が終わってから入ります」

転校生「あっ、えっと、その・・・これ!」

心「・・・プレゼントですか?それは心ちゃんに・・・」

転校生「そうじゃなくてっ!こっちはこころんのぶん!」

心「私、ですか?」

転校生「ふたみんのぶんはべつにあるの。こころんだって、おたんじょうびでしょ?」

心「いえ、ですが・・・」

転校生「もうあげちゃったからね」

ミナ「サーヴァント、そこにいるかっ!?」

ミナ「準備ができた、心を呼んで来いーっ!」

転校生「・・・だってさ。ちょっとあるこ?」

心「・・・本当に、あなたは・・・ふふ」

心「ありがとうございます。ありがたく、受け取りますね。来年の誕生日は楽しみにしておいてください」

転校生「きたいしてるよー」

心「・・・やっぱり、素敵な男の子ですね・・・興奮しちゃいます・・・♪」

~ふたみんにも~

心「あ、あれっ!?部屋にいたはずなのに・・・うわはぁっ!?」

心「な、なぜ転校生さんがこんなところに・・・あ、いや、どうしてわたし・・・」

心「す、すいませんすいません!いつの間にか隣にいてしまってすいません!」

転校生「なにいってるの。ぼくはいまよびにきたんだよ?」

心「え?わたしを、ですか?・・・あ、ああ!わ、わたしまたなにかやらかして!?」

転校生「い、いやいや、まだなにもしてないよ」

心「ってことはこれからしちゃうんですね!?あああ、ごめんなさいごめんなさい!」

転校生「やってないことをあやまられても」

心「で、ですが、わたしはもうあやまるしか!

転校生「いいからはいって!ほら、ここ!」

心「えっ?えっ?ぶ、部室ですか?あっ、あのえっと、なにがなんだか・・・」

ミナ「マインドシーカーの生誕祭だ!」

梓「今日は飲んで騒いで記憶をなくすッスよ!」

恋「こりゃ!はめを外しすぎるでないわい!」

卯衣「・・・また1人、歳をとったのね」

転校生「ふたみんも、おめでとっ!」

心「ひ、ひぃぃ~っ!ここ、これは・・・わたしなんかのためにそんな・・・」

心「こんなクズぅのために・・・すいません~っ!」

~夏休みなんかない~

クレプリ「そういや、世間一般じゃもうそろそろ夏休みさね」

転校生「なつやすみー?」

ありす「しらな・・・?」

転校生「あっ、ようちえんであったかも」

クレプリ「そういや、そんな歳か。ってことは、夏休みの宿題地獄を経験することなく育つってことだよな」

ありす「ぅらやまし・・・ぇす」

転校生「え?え?」

ありす「さらちゃ、も・・・」

クレプリ「あっちは夏休みすら経験したことなさそうさね」

転校生「うーん、なんかよくわかんないけど・・・ぼく、まいにちがおやすみだよ?」

クレプリ「ああ、そうか。まだ授業受けてないから・・・」

ありす「ぅらやまし・・・!」

転校生「んー、あっ、でもでも、しののめじゅくでしゅくだいはあるよ。きょうもかんじおぼえるんだー」

クレプリ「おお!少年がついに漢字を!」

転校生「えへへ、『木』とか『一』とか『火』とかかんたんなのならかけるようになったよー!」

ありす「おめでと・・・ござ、ます・・・!」

転校生「めざせ、かんけんいっきゅう!」

クレプリ「目標が高いな!」

今日はここまで!ファイナルダーク・デストロイビートマッチまではいきませんでしたね。
つーわけで次回は最終暗黒邪打倒決戦です。ミナの秘密を知ることになるけど、こっちのミナはなんかずっと元気です。
転校生が簡単な漢字を書けるようになりました。なので小1レベルのものはセリフ上でも漢字で表します。
これでちょっとは読みやすくなるはず。
年上お子様な寧々を説教する年下大人な転校生を書きたかった。ここの転校生は辛い経験をちゃんとしてきてる分、まじめです。
書いてないところで勉強したり訓練したりしてる。指揮の訓練とかもしてるはず。だからエレンとのクエストも問題ないはず。
ありすの出番が少ないね。増やさなきゃ(使命感)
ありすありあり(合言葉)

~立場逆転~

転校生「それじゃあ、今日はぼくがありすちゃんにプリンのつくりかた、おしえてあげるね」

ありす「ょろしく・・・ぉねが、します・・・!」

クレプリ「これじゃいつもと立場が逆だなー」

転校生「えへへ、たまにはこういうのもいいよね。なんか、ちょっとたのしいよ」

ありす「ぁたしも・・・しんせ・・・ぇす」

クレプリ「料理に関しちゃ転校生に任せとけば大丈夫さね。ありす、ちゃんと言うこと聞くんだぞ」

ありす「ぅ、ぅん・・・」

転校生「えっとね、それじゃあ、まず・・・」

転校生「もえやすそうなものはかたづけとこうか」

ありす「はぃ」

クレプリ「まあ、火を使うからな」

転校生「それじゃあ、クレプリ」

クレプリ「え?」

ありす「ぉにんぎょ、さん・・・もぇゃす・・・」

クレプリ「も、燃えやすいものってオレっちのことかぁ!?」

転校生「あとほこりとかいろいろあるからおにんぎょうはNGだよ」

ありす「・・・・・・」ニコッ

クレプリ「お、大人しくしてるから!たのむ、たのむ!そばで見させてくれぇ!」

ありす「ちゃんと、言うこと、聞かなきゃ・・・・・・ね?」

クレプリ「しまった!オレっちがそう言ったんだった!」

転校生「ありすちゃん、今日はぼくのとこでいっしょにおとまりだよね?」

ありす「はぃ・・・!」

クレプリ「あ、ありすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!」

その日、ありすの部屋からは一晩中すすり泣く声が聞こえたという

今日ちょっと本編書ききれなさそうなので詫びありす。それとお知らせを。
これからちょっと忙しくなるので、進行スピードが落ちます。
できれば2,3日に1回本編進めれたらいいなって感じで・・・
本編進めれない日はありすを書きます。本編進めても書きます。
つまりありすは毎日書きます。たまにふーちゃんたちも書くかも。
今まで見てくださっている方、これからもよろしくおねがいします。
ありすありあり(合言葉)

~風邪~

※転校生が風邪をひきました

転校生「こほっ、こほっ」

ありす「だぃじょ・・・ぶ・・・?」

転校生「ううー、のどがイガイガする・・・」

クレプリ「風紀委員長の慌てっぷりがヤバかったな」

風子【転校生さんが風邪!?ほ、保健室に・・・いや、救急車!いや、衛生兵!衛生兵を呼びなさい!】

転校生「あたまいたいからあんましおおきなこえだしてほしくなかったんだよね・・・」

クレプリ「それにしても、ありすはよく平気だったな」

ありす「ぇっと・・・ごかのひとが、ぁわてて・・と・・・ぶんは、ぉちつく・・・ぁれが・・・」

クレプリ「ああ、そうか。あの慌てっぷり見てたら逆に冷静になるよな」

転校生「さっちゃんとかもたいへんだったけどね」コホッコホッ

紗妃【か、風邪ですか!?いけません!すぐに薬を!ああでも、市販の薬を使っても大丈夫なのか・・・!】

イヴ【お、落ち着いてください!風紀委員はうろたえないッ!ここはまず汗を拭いて着替えさせるところから・・・!】

秋穂【ノエルちゃん、はなしてー!転校生くんが、転校生くんがわたしを呼んでるの!】

ノエル【病人なんかなめたら風邪うつるでしょ!春乃さんも手伝って!】

春乃【あ、秋穂の意思を尊重したい、しかし秋穂が風邪になるのも見ていられない・・・ハッ!秋穂が風邪を引けばアタシが秋穂から菌をもらえるんじゃ!?】

ノエル【発想が狂ってる!】

ありす「とりぁぇ・・・りんご、を・・・」

クレプリ「さっきおろし金ですってくれたやつさね」

転校生「やったー!げほっげほっ」

ありす「ぉちつぃ・・・にげなぃ、から・・・」

ありす「はぃ、ぁーん・・・」

転校生「あーん」

クレプリ「・・・とりあえず、この調子でいたら治りそうさね」

バァン

風子「転校生さん!薬持ってきました!すぐに飲んでくだせー!」

転校生「ふーちゃん、うるさい」

ありす「めっ・・・!」

風子「あ、すいません・・・」

2016/11/2

ふぇぇ・・・ラストワルツやってたら時間がどんどん過ぎてくよぉ・・・
さらちゃんが大人だよぉ・・・おっきいよぉ・・・ミナより身長高そうだよぉ・・・
ブルイヤールキモイよぉ・・・顔が増えてるよぉ・・・
明日には進めれそうですので、今しばらくお待ちください。
ありすありあり(合言葉)

ってひゃっほい!次回クエストありすじゃねーか!
よっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
生きる希望ご湧いてくるぅぅぅぅぅぅ!!!!
ありすありありぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!

~いつものつぶし~

ミナ「サーヴァントはいるか!」

段ボール「いないよー」

ミナ「いるじゃないか。・・・いや、違う!あれはいつものトラップだ!」

恋「さすがに学習したか。それで、本体は?」

ミナ「・・・卯衣!」

卯衣「生体反応を確認。・・・ここね」

梓「ひゅーっ、さすが立華先輩ッス!しっかし、クローゼットの中とはまたベタッスね」

心「転校生さん、こんなところに・・・?」ガラッ

つかさ「・・・誰だ」

ミナ「」

恋「!?」

心「すみません!」ドゲザッ

梓「生天目先輩!?」

卯衣「あなたがここにいる・・・ということは、この部屋に転校生くんはいないみたいね。どこにいるのかしら」キョロキョロ

つかさ「転校生ならこの敷地内にいる。今はやつとかくれんぼ中だ」

梓「生天目先輩がかくれんぼぉ!?」

つかさ「あいつの探索能力及び隠密行動能力は高い。習得すべきものは多々ある」

梓「はあ・・・そうッスか・・・」

恋「ミナ、おーい、ミナ、どうしたー」

ミナ「」

恋「き、気絶しておる・・・」

転校生「あっ!なーちゃんみぃつけたー!」

~クエストに~

ミナ「サーヴァント、クエストだ!クエストに行くぞ!」

転校生「ええー、ぼくあそんでるとこなのにー」

恋「ほれ、ミナ。転校生はこう言っておる、今回は諦めろ」

ミナ「サーヴァント、貴様はそれでいいのか!このままでは魔物どもが世界を覆いつくしてしまうぞ!」

心「お、おおげさじゃないかな・・・い、いえ!なにもありません!すみません!」

梓「ふむ・・・それじゃあ、いっしょに来てくれるなら、自分がちょっとしたマジックをお見せしましょう」

転校生「マジック!?」

卯衣「魔法?」

梓「いやいや、手品って言った方がいいッスかね。それで、どうします?」

転校生「いくー!」

恋「単純じゃの」

ミナ「ククク・・・さすがは梓だ。【円卓の騎士】の一員だけはある」

恋「その理論じゃとわっちらも同じことができねばならんのじゃが」

心「わたし、目にもとまらぬ土下座ができます!」

恋「それはまた別じゃろ?」

卯衣「実は空を飛べるわ」

恋「お主は羽出して飛んどるだけじゃろ!」

ミナ「み、ミナだってなんかできるもん!なんか!」

恋「対抗せんでいいわ」

梓「ここにありますふくぶちょーの写真が、一瞬のうちにパジャマ姿に~」

恋「お主はなぜそれを持っておるんじゃ!?」

~離れ離れ~

ミナ「・・・あれ?」

転校生「・・・あれ?」

ミナ「・・・えー・・・サーヴァント!状況を説明しろ!」

ミナ「我はどうしてこんなところにいるんだ!?」

ミナ「どうして恋たちとはぐれているんだ!?」

転校生「ぼ、ぼくにきかないでよぉ!」

ミナ「・・・ええい、もういい!自分で考える!」

転校生「ねえ、とりあえずさがさない?かんがえるのはあるきながらでも・・・」

ミナ「そ、それもそうだな、うむ。ここはサーヴァントの意見を尊重しよう」

・・・

ミナ「恋ー!梓ー!心ー!卯衣ー!・・・全然見つからん・・・どこにいったんだあいつらは!」

転校生「どうしよ・・・あっ、デバイス!」

ミナ「そ、そうか!それで円卓の騎士の居場所がわかる!」

転校生「えっと、えっと・・・み、みんなばらばらだ!」

ミナ「なんだと!?・・・一番近いのはマインドシーカーだな。1人で泣いてるぞ、きっと」

ミナ「行くぞサーヴァント!部下を救うのはリーダーの役目!我らの手であやつを救ってやるんだ!」

転校生「おー!」

~経験済み~

ミナ「でも、なんでまた突然散らばっちゃったんだ?」

ミナ「やはりこれは魔物の卑怯な罠なんじゃないか!?」

転校生「たぶんね」

ミナ「やはりそうか!ふふふ、自慢ではないが、我ら円卓の騎士の団結力は世界一だ」

転校生(たしか、まもののまほうでひとをいどうさせるとかはある)

転校生(ていうか、このまえくらったばっかだし)

ミナ「これまではぐれたことなど一度も・・・い、一度も・・・」

転校生(えっと、4月のにんぎょうのとこと、ゆえちゃんたちとのうらせかいと、まえのねねちゃんの)

転校生(なんか、よくねらわれるなぁ・・・)

ミナ「・・・な、なんだこいつ・・・うわあああ~っ!」

ミナ「サーヴァント、サーヴァント!魔物が来たぞ!戦闘態勢に入れ!」

転校生「え?あ、まものか。よし、まりょくを!」ビビビ

ミナ「わ、わかった!我に任せよ!」

~また移動~

ミナ「・・・お、おい、サーヴァント。ここ、どこだ」

転校生「あちゃー、またかー・・・みんなどこにいる?」

ミナ「えっと・・・さっき魔物を追い払って、歩いて・・・この辺に心がいるはず・・・」

ミナ「も、もう一度光の小箱を見なくては・・・!」

転校生「うわ、またとばされてるじゃん。バシルーラつかわれちゃったよ」

ミナ「うう、あいつはバラモスか・・・ジャノ眼のくせに・・・」

転校生「じゃのめって、あいつのなまえだよね。なんかかんけいあるの?」

ミナ「ジャノ眼っていうのは多分蛇の目・・・へびのめから来てる名前だ」

転校生「ああ、バラモス、みためとかげだもんね」

ビィ「オイラはトカゲじゃねぇ!」

転校生「まあとりあえず、ごうりゅうできないっぽい?」

ミナ「ちょっとまて、今なんかいなかったか?」

転校生「きのせいじゃない?」

ミナ「そ、そうかな?・・・うう、なんかヘン・・・目がかゆい・・・い、いや、うずくぞ・・・」

~転校生の体質~

風子「・・・・・・」

風子「・・・はぁ、めんどくせーですね。霧の護り手とJGJやらなんやら・・・」

風子「こっちはこっちで懸念があるっていうのに・・・」

薫子「懸念、ですか?もしかして、ハワイのことで?」

風子「それもありますが、別のことです」

薫子「・・・なんとなく、想像はつきますけれど」

風子「5月に1回、そしてこの前に1回」

風子「いくらなんでも【霧の嵐】が起きすぎです」

風子「しかも、両方ともかかわっているのは転校生さん」

薫子「どちらも偶然でしょう。霧の嵐は自然現象ですから」

風子「にしてもできすぎです。しかも移動した先が・・・」

風子「【2ヶ月後】の裏世界。さらに裏世界の生徒と仲良くなって・・・」

風子「戦力として使い倒されないように丁重に扱われ、無事に帰ってきた」

風子「霧の嵐は【行って帰って】だけでも例がほとんど無いんですよ」

薫子「私も知っているのは、遊佐鳴子の他には転校生さんがらみですね」

薫子「では、転校生さんが霧の嵐の原因だと?」

風子「・・・んなわけねーです。ふつーはね。アンタさんの言う通り、自然現象です」

風子「しかし彼はふつーじゃない。でしょ?」

薫子「どうすれば?」

風子「いくつか憶測は立てられますがね。あの子の体質が関係してるかも」

風子「例えば魔力の多寡が霧の嵐に影響するとかなんとか」

~護るもの~

薫子「・・・まさか。霧の嵐は一般人が巻き込まれる例の方が多い」

風子「もーろくせんでほしーですね。一般人も魔力は持ってるでしょ」

風子「誰かに調べさせてください。もし転校生さんが原因なら・・・」

風子「・・・・・・学園の治安を守る者として、彼を隔離しなきゃいけません」

薫子「・・・・・・それは、本心ですか?」

風子「ノーコメントで」

薫子「・・・・・・」

風子「他の学園生が巻き込まれるのは防ぎますよ。なんとしてもね」

薫子「・・・結構です。しかし、宍戸さんも如月さんも手がいっぱいです」

風子「魔法に詳しー人ならいるでしょ、他にも」

風子「朱鷺坂チトセが手いっぱいってんなら、東雲アイラを動かしてください」

薫子「彼女がおとなしく頼みをきいてくれるかどうか・・・」

風子「ウチの名前をだせばだいじょーぶですよ。なんせ、あっちには貸しがあるんで」

薫子「貸し、ですか?」

風子「詳しくはいいませんがね。ま、それ以外に、彼女自身も転校生さんを気に入ってますから」

薫子「・・・わかりました」

・・・

風子「さて、ウチにできることはなにか」

風子「もし、ウチの仮説が正しいなら、できるだけあの子をほかの生徒と一緒にいさせてはいけない」

風子「だけど、あの子は狙われている。1人でいさせるわけにはいかない」

風子「・・・さて、どうしましょうか。どうして、あの子ばかりがこういうことになるんですかね」

風子「できることなら代わってやりてーですよ、ほんと」

~風槍ミナの目~

ミナ「と、飛んだ!今、今飛んだぞ!」

転校生「え?そうなの?」

ミナ「そうだ!我は見たぞ!魔物が【異界の言霊】を口にした途端、我らの体が飛んだ」

転校生「そうなの?」

ミナ「なんで気づかないんだ!あんなにはっきり時空がねじれただろ~!」

転校生「わかんなかったけどなぁ・・・」

ミナ「・・・あ、あの・・・ホントに気付かなかったの?」

転校生「ほんとだよ」

ミナ「ホントに?だ、だってあれ、あんなに暗い闇が2人を覆って・・・」

ミナ「・・・ミナ、変なこと言ってない。ホントに見たのに・・・」

転校生「そのときさ、いつもとちがうことなかった?」

ミナ「え?あ、ああ、確か眼帯が取れかけて・・・」

転校生「りょーめでみたら、それがわかったの?」

ミナ「両目?う、うん、そうだったな。両目で見たら、ヤツの放った闇が・・・」

転校生「・・・なんかくる!」

ミナ「わっ!ま、また来るぞ!あっちだあっち!」

~魔眼~

転校生「まもののなかには、まほうでこっちをとばしてくるやつがいるの」

転校生「いままでは、きづかないうちにいつのまにか・・・ってかんじだったんだ」

転校生「さっきもそう。ぼくは、きづいてなかった。たぶん、ほかのみんなも」

ミナ「我以外気付かないとは・・・やはり【組織】の手先か!」

ミナ「まあ!こうやって屠ってしまえば、なんの問題もない!そうだろ?」

転校生「ねえ、みっちゃん。め、だいじょうぶ?」

ミナ「・・・あ、目?う、うん、今はもうなんとも・・・向こう側とか見えない・・・」

ミナ「魔法も使ってないのに目が変になったんて・・・気味が悪いだろ・・・」

転校生「ほかはいいの?ほら、かぜのまほうつかいとか、サーヴァントとか」

ミナ「か、疾風の魔法使いはいいんだよ!カッコいいから!」

ミナ「サーヴァントもいいんだ!本に書いてあったから!」

ミナ「【組織】も【円卓の騎士】もいいんだ!ホントだったらカッコいいだろ!?」

ミナ「で、でも目が変なんて、ホントだったら、怖いじゃないか!」

ミナ「普通、目は物をすかしたりできないんだから!」

転校生「そうかなぁ。ほら、じゃおうしんがんみたいなかんじで、かっこいいとおもうけどなぁ・・・」

転校生「でも、みっちゃんがいやなら、かくしとく?」

ミナ「う、うん・・・眼帯・・・これで、ごまかせるとおもう・・・」

転校生「そっか。でも、ぼくはそれ、カッコいいとおもうよ」

転校生「みっちゃんだけがつかえる、えらばれたちからってかんじでさ」

~天文部~

ミナ「・・・だ、大丈夫だよな?我のこと、黙っていてくれるな?」

転校生「うん。みっちゃんが、いやだっていうんだったら、そうするよ」

ミナ「・・・うむ、よし!サーヴァントたるお前は知っていても問題ないだろう!」

ミナ「我とお前は秘密を共にする関係になったのだ!ありがたく思え!」

恋「あまり調子に乗ってはいかんぞ、ミナ」

ミナ「わっ!・・・な、なんだ、恋か」

恋「どうじゃ、転校生に知られてしまったんじゃ」

恋「天文部の他のメンバーも信用してはどうかな」

ミナ「う・・・で、でも、サーヴァントみたいに信じてくれるかわからない・・・」

ミナ「変な奴だって嫌われるかも・・・」

転校生「そうかなぁ?」

恋「・・・信じてやれ、とは気軽に言えんがのう」

恋「ヤツらもお主のことが好きなんじゃぞ。わっちに負けないくらいのう」

ミナ「ほ、ほんとに・・・?」

恋「ほんとじゃとも。じゃないとこれまでついてきておらんわ」

転校生「みんな、みっちゃんのことがすきだから、いっしょにいるんだよ」

恋「・・・・・・・・・・・・」

ミナ「さ、サーヴァント・・・どうしよう。我は言った方がいいのか?」

ミナ「だって・・・こんな苦しみなんて、知っても面倒くさいだけだろう・・・」

転校生「そんなこと、ないとおもうけどな」

恋「うむ、転校生の言う通りじゃ」

~同じなんだ~

恋「例えば、心が急に体調が悪くなったとする」

恋「なにか心配事があってそうなったように見えるが、理由は話さん」

恋「どんどん悪くなっていくが、やっぱりなにも話さん」

恋「・・・お主、どうする?」

ミナ「そ、それは・・なにがあったのか知りたい」

恋「知ってどうする?たいてい、お主じゃ解決できんことじゃぞ」

ミナ「そ、そんなのわかってるよ!でも、一緒に何か考えることができるだろ!」

ミナ「それができなくても、心は我の・・・と、友達だから・・・」

恋「・・・・・・・・・・・・」

恋「のう?」

ミナ「・・・うん・・・わかった」

ミナ「サーヴァント、恋、一緒に来い!」

ミナ「我の目について、みんなに話す。話して、これまでのことを謝る!」

恋「・・・他の生徒には話せんことじゃわ。じゃが天文部は・・・」

恋「一心同体でありたい者たちの集まりじゃからのう」

恋「わっちはこれで絆が深まると確信しておるよ」

転校生「ふくぶちょー、なんか、おかあさんみたいだね」

恋「そうじゃの、随分大きな子供をもったわ」

恋「さあ、転校生。お主も来い。みんなで一緒に報告に行こう」

恋「クエスト中、ミナを守ってくれてありがとう」

恋「そして、励ましてくれてありがとう。感謝するぞ」

~神宮寺光男~

兎ノ助「そういや、神宮寺ってみんなお前みたいな変態なのか?」

茉理「ちょっとー、それどういう意味?」

初音「姉さまが変態なのは仕方ないとして、他はそんなでも・・・あ、いや、一人・・・」

兎ノ助「え?いるの?こいつレベルが?」

茉理「こいつレベルってなによ!かわいいんだからしかたないじゃん!」

初音「そういうところだと思うんだけどなぁ」

兎ノ助「それで、茉理レベルの変態って誰なんだ?やっぱり、あのソフィアを突け狙う色ボケ・・・樹とかいうハンサムかぁぁ!?」

茉理「樹兄さま・・・?いや、むしろ兄妹の中ではまともな方だよ?」

初音「口だけだしなー。奥さんにベタボレだし」

兎ノ助「え・・・妻帯者?」

沙那「はい。ですから、越水さんのことは心配しなくても大丈夫ですよ」

兎ノ助「ふ、ふーん・・・ってか、それじゃあさっきの変態って誰だよ」

初音「それは・・・うん・・・優しいんだぜ?優しいんだけどな?」

茉理「顔もいいんだけどなぁ・・・」

兎ノ助「お、おい、誰なんだ、それは誰なんだよ!」

沙那「光男さま・・・どうして・・・」

兎ノ助「えっと、その光男ってやつ、どういう感じで変態なんだ?春乃みたいな感じか?」

茉理「・・・ショタコン、なのよ」

兎ノ助「え?」

初音「兄さま、ショタコンなんだ・・・」

兎ノ助「・・・お、男、だよな?」

沙那「はい。男性です」

兎ノ助「・・・・・・」

茉理「・・・・・・」

兎ノ助「転校生には近づけさせんぞ!」

茉理「あ、大丈夫よん。あの人ショタコンはショタコンでも『YESショタ、NOタッチ』を貫いてる人だから」

沙那「※ただし向こうから来た場合はその限りではない」

兎ノ助「転校生は近づけさせんぞ!」

初音「そうだな。もし来ることがあったら冬樹の妹の方用意しとかないとな」

兎ノ助「おまえら、ツッコミ放棄するなよな」

~ハワイ~

クレプリ「しょうねーん!少年!ビッグニュースさね!」

転校生「クレプリ、どしたの?」

ありす「ぇと・・・デバイス、見・・・?」

転校生「え?なんかあるの?」

ありす「ぇっと・・・はゎぃに、ぃくって・・・」

転校生「・・・ハワイ?」

クレプリ「うん」

転校生「・・・アローラ?」

クレプリ「それはこの時間軸じゃまだまだ先さね。ポケットモンスターサン・ムーンの発売は2016年11月18日だからな」

ありす「はわぃで・・・くぇすと、だって・・・」

転校生「クエストなの?なんの?」

クレプリ「なんか、PMCかなんかと合同訓練だとよ。PMCがなにか知らないけど」

転校生「たしか、みんかんぐんじがいしゃ・・・とかそんなんじゃなかったっけ?」

ありす「知って・・・の・・・?」

転校生「えっと、えっちゃんとめありーのじょーかんがPMCにいるってはなし、このまえきいたから」

クレプリ「あの精鋭部隊の?なんか、いろいろ知ってるなぁ」

ありす「ぇっと、それで・・・こ、今度、ぃっしょに・・・みずぎ、かぃに・・・こ?」

転校生「うん!こんどこそ、かっこいいのを・・・!」※去年はももが選んだ物を使っていた

クレプリ「なんだろう、どこからともなく妨害が来る気がする・・・」

今日はここまで!次回はなりじゅんとまみちかの誕生日やって、楽園崩壊かな。
ちひろが初登場したイベントだけど、裏の方だとあの娘、ここで死んでるんだろうなぁ・・・とか想像してしまう。
今月はありす祭りだぁ・・・ありすと電話する内の何割がクレプリになるだろうか。一人二役電話ってのも珍しい気がする。
ありすありあり(合言葉)

あっ、やべ。誕生日に里菜から水着もらってるじゃん。
・・・あれは学校用ということで!

~転校生のお気に入り~

転校生『~~♪~~♪』

ありす「・・・?」

クレプリ「ああ、なんかまた歌ってるんだな。しょうねーん、はいるぞー」ガチャ

転校生「おーねがいーしーんでれらー♪ゆめはゆーめでおーわれーない♪」

クレプリ「おおっ、踊ってる踊ってる・・・あれ?」

テレビ『ゆめはゆーめでおーわれーない♪かなーえるよ♪ほーしにーねーがーいをーかけたならー♪』

転校生「みーつけよー♪まーいおんりーすたー♪まだまだーちいさーいけーど♪」

ありす「テレビに・・・ぁわせ・・・?」

クレプリ「ふりつけ練習かなんかか?」

ありす「・・・ぁ・・・この・・・ぇぃぞ・・・」

こずえ『ひかりはじーめてるー♪かがやくひのーためにー♪』

転校生「いぇーっ!!!・・・あれ?ありすちゃん?きてたんだ」

クレプリ「気付いてなかったのか」

転校生「あっ、にばんはじまる。もうちょっとまって」

ありす「・・・・・・むぅ」

こずえ『ときどきーおーちこんじゃってーにげだしたくーなーっぁたりー♪』

転校生「ちゃんすもーおーでぃしょんーもーつーかめーなかったりー♪」

ありす「・・・せっかく・・・たのに・・・」プクー

クレプリ「んー、少年にもこんなとこがあるんだなー」

・・・

ちなみに

絢香「転校生くん、あたしのことも応援してくれてるんだけど、アイドルって単語がでるといっつもあの女の子が頭に浮かぶんだよねー」

絢香「せっかく一緒の学園に通ってるアイドルがいるっていうのにさー」

純「それってさ、身近だから逆に意識してないみたいなもんじゃね?」

絢香「そうだったらいいなぁ・・・」

今日のありすでした。嫉妬する女の子は可愛いと思う。
コラボキャラ以外で初めて本名が出たキャラって思ったけど牧場の人たちの方が先だね
ログボありすはいずれ対抗戦メダル交換所に追加されると思うのでそれまでメダルを貯めればいいと思うよ。
ありすもこずえも大好きです。デレステの方にSRとかSSRとか来ないかなー
ありすありあり(合言葉)

~仁義なき戦い~

イヴ(今日は委員長たちが出払っていて、私が転校生さん係をすることになりました)

イヴ(なので、今は食堂に来ています)

転校生「なにたべよっかなー」

イヴ「食堂なんかなかなか来ないから、なにがあるのか・・・」

転校生「とりあえずAランチでいいんじゃない?ハンバーグだし」

イヴ「ハンバーグ?・・・まあ、それでいいかしら」

転校生「それじゃあ、AランチとさとなかウルトラスーパーDXランチで」

イヴ「なんですかその注文は!?」

・・・

イヴ(うっ、グリンピースがこんなに・・・ハンバーグだけじゃないんですね・・・)

イヴ「そっちは・・・名前はともかく、内容はまともなんですね」

転校生「べつめい、かりんちゃんのざいこしょり」

イヴ「それは口に出さなくていいです・・・ん?」

ノエル「転校生くーん、一緒に食べよー?あ、さとなかスペシャル頼んだんだ。アタシはAランチなんだー」

イヴ(こ、この子・・・まさか、私が離れられないのを知って・・・!)

ノエル(ふっふっふ、今お姉ちゃんは転校生くんの側を離れられない・・・だから、アタシがここに座ってもどっかに行くことができない!)

転校生(なんでぼくをあいだにはさんだんだろ。どうせならとなりにすわればいいのに)

~似たもの同士、双子同士~

ノエル「そういや転校生くん、最近はどう?なんかいろいろあって大変みたいだけど」

転校生「えっとね・・・」

イヴ(今ね)ヒョイヒョイ

転校生「・・・ってかんじかな・・・あれ?いぶ?」

イヴ「なにかしら」

転校生「グリンピース、こっちにいれてない?」

イヴ「そんな子供みたいなことするわけないでしょ」

ノエル(いまのうち!)ヒョイヒョイ

転校生「そうだよね、いぶがそんなこと・・・のえるん?」

ノエル「どしたのー?」

転校生「えっと、グリンピースを・・・」

ノエル「や、やだなー、そんなことするわけないじゃん。気のせいじゃない?」

転校生「そ、そうだよね・・・あ、ぼくちょっとおみずいれてくる」

イヴ(いまのうちに!)ヒョイヒョイ

ノエル(やれるだけ!)ヒョイヒョイ

~バレた~

転校生「・・・で、なにかいうことは?」

イヴ「・・・・・・」

ノエル「・・・・・・」

転校生「あのね、だまってちゃわからないよ?」

ノエル「ご、ごめんなさい・・・あたしが入れました・・・」

イヴ「すいません・・・私が入れました・・・」

転校生「はぁ・・・それじゃあ、これどっちかにうつすよ?」

イヴ「ノエル。あなたはよく動くんだからたくさん食べなさい。・・・と伝えてもらえますか?」

転校生「だって(じぶんでいえばいいのに)」

ノエル「お姉ちゃんも最近風紀委員ので忙しそうだからたくさん食べた方がいいよ!・・・って伝えて?」

転校生「だってさ(じぶんでいえよ)」

イヴ「妹だからって遠慮する必要はないのよ・・・と伝えてください」

ノエル「姉だからって譲ってくれなくても大丈夫だよって言ってあげて」

秋穂「二人ともめんどくさいよ!」

転校生「あきちゃんがツッコミを!?」

さら「せ、世界の、おわりですぅ・・・」

龍季「さら、急げ!間に合わなくなるぞ!」

イヴ「全員失礼すぎないかしら!?」

春乃「落ち着いて。こういうときは机の下に身を隠すのよ。避難経路を確保してから・・・」

ノエル「春乃さんまで!?」

~じゅんちゃんのたんじょーび~

純「あーもー疲れた。モデル辞めたい~」

転校生「まぁまぁ、じゅんちゃんいつもがんばってるもんね(よくわかんないけど、たいへんなんだね)」

絢香(あ・・・転校生くんと純ちゃんだ・・・)

絢香(荒れてるなぁ・・・元気づけてあげなきゃ!)

絢香「おはよう、純ちゃん!転校生くん!」

純「あ、絢香。おはよ。ねぇねぇ、ちょっと聞いてよ~」

純「この前教えてもらったセクハラ、ついにあたしも受けちゃったよ」

絢香「ええ!?ど、どういうこと!?」

・・・

純「それでね、その・・・」

絢香「うん、うん」

転校生「ふわぁぁ・・・あっ、とんぼだ」

・・・

純「でさ~・・・」

絢香「ほ、ほんとに!?」

転校生「まてまてー!」

純「もー、やになっちゃうわ、モデル」

絢香「そ、そんなことあるんだ・・・コーディネーターの人ってアグレッシブ・・・」

純「アグレッシブって・・・こっちは彼氏もできたことない乙女だよ?」

純「あんな【やり手です】みたいなので来られてもヒくっての」

絢香「そうだよね・・・あれ?転校生くんは?」

純「ん?さっきまでそこにいたんだけど・・・あれ?話長引いちゃってたから、帰っちゃったのかな?」

絢香「転校生くんはつまらなかったら眠くなるタイプだから、勝手に帰ったりはしないとおもうけど・・・」キョロキョロ

純「あ、いた」

絢香「えっと、なにあれ?トンボを・・・追いかけてんの?」

純「自由だなぁ・・・よし!絢香、行くよ!」

絢香「ええっ!?」

純「もう何も考えずに身体だけ動かす!ストレスはそれで忘れる!転校生ー!アタシもまぜてー!」

絢香「あっ、えっと、えっと・・・純ちゃん、誕生日おめでとう!あたしもやるから待ってー!」

~まみちかのたんじょーび~

千佳「ごらぁぁぁ!!!どこいったぁぁぁぁ!!!!」

転校生「あれ?まみちか?どうしたの?」

千佳「あっ、転校生。ねえ、律と自由見てない?」

転校生「あー、さっきあっちにいったよ」

千佳「おっけー、あっちね。ありがと」

転校生「なになに?おもしろいこと?」

千佳「面白いことっていうかなんていうか・・・転校生、アンタたしかかくれんぼ得意だったよね?」

転校生「うん」

千佳「そんじゃあさ、自由と律のこと、一緒に探してくれない?」

転校生「いいよー。りっちゃんとみゅーとかくれんぼかー・・・んー、そーぞーはつくけど・・・」

千佳「おっ、早速心当たりあんの?」

転校生「はんにんというものはげんばにもどってくるものなのだよ、ワトソンくん」

千佳「誰がワトソンよ。ていうか、現場に?・・・よし、わかった!行くわよ、転校生!」

転校生「おー!」

・・・

自由「ひーっ、危なかったー」

律「まー怒った千佳なら校舎内探し回ってるだろうから、ここなら安全だろ」

自由「逃げ回ってるように見せて、実は最初にいた教室に戻っている・・・灯台下暗し作戦っすね!」

ゆえ子「・・・むにゃ、これは・・・・・・」

自由「ゆえ子氏、どうしました?」

ゆえ子「間宮さん、どうやら味方をつけたみたいです」

律「味方?それって誰だ?」

ゆえ子「転校生さんです」

自由「転校生くんっすか。・・・ってまずい!あの子、かくれんぼ超得意なお子様じゃないっすか!」

律「ひ、避難しないと!」

千佳「へー、どこに?」

律「そりゃもちろん見つからない場所に・・・あ・・・」

転校生「みぃつけたー!」

自由「さ、さすがっす・・・」

千佳「さあ、あんたらの罪を数えな!」

ゆえ子「むにゃむにゃ・・・この後は・・・転校生さんがプレゼントを渡して終わるでしょう」

~前準備~

風子「それじゃあ、行ってきますね」

転校生「いってきまーす!」

兎ノ助「おう、行ってこい!」

みちる「ねえねえ、あの二人、どこに行くの?こんな朝早くから」

兎ノ助「ん?ああ、みちるか。あいつらは汐浜ファンタジーランドに行ったとこだ」

みちる「汐浜・・・ああ、あの遊園地か!」

兎ノ助「そうそう。俺のフォロワーがいるとこな」

みちる「いや、別にそんなんじゃないと思うけど・・・」

みちる「ていうか、風紀委員長って一日学園からいなくても大丈夫なの?」

兎ノ助「転校生がいるからな。ていうか、お前汐ファンのこと聞いてないのか?」

みちる「ああー、魔物が出るってやつ?でも、クエストでも一部の生徒しか動けないし・・・」

兎ノ助「だからあいつらが行ったんだよ」

みちる「え?どういうこと?」

兎ノ助「転校生は最近裏世界やらなんやらで忙しいから、ストレスが溜まってる。まだ6歳だしな」

兎ノ助「だからそれを発散させるためにアイツが遊ぶことに関しては割と寛容になっているんだ」

兎ノ助「その保護者役兼監視役として風紀委員長はうってつけ・・・ていうか、あいつが一番仲いいからな」

兎ノ助「ま、今日魔物が出ないなら出ないであいつらもリフレッシュになるだろ」

みちる「ふーん。みんな結構いろいろ考えてるんだねー」

兎ノ助「・・・正直、子供には重すぎる荷物を背負ってるからな。俺ができることは応援だけ」

兎ノ助「つーわけでどっかに遊びに行きたかったら転校生を口実にしたら大体申請が通るぞ」

みちる「うわ、権力の乱用だ!」

兎ノ助「それでアイツのストレス発散になるなら問題ないんだよ。だから間違っても・・・」

兎ノ助「秋穂みたいに実家にお持ち帰りしようとするなよ?」

みちる「流石にやらないからね?」

~楽園崩壊~

転校生「ふーちゃん・・・これ・・・」

風子「さーて、来ましたか。転校生さん、とりあえず避難経路は確認しましたね?」

転校生「うん。みんなをゆーどーするよ」

風子「はい。途中で魔物を見つけたらウチがやりますんで。そんでですが・・・」

風子「この後氷川が別動隊を連れてきてくれるんで、そっちが到着したら合流をおねげーします」

転校生「え、なんで?」

風子「朝比奈が一緒に来てるみたいなんで、アンタさんの力がひつよーです」

風子「こっちはウチらがなんとかしますから、頼みますね」

転校生「はーい」

風子「さて、とりあえず一体、見つけましたよ」

転校生「ハートちゃんの中にはいってるんだ・・・」ビビビ

風子「さ、たまには精を出しましょーか。ウチと転校生さんの憩いの時間を邪魔してくれたお礼、たっぷりしてあげますよ」

~合流後~

紗妃「・・・な、なんということでしょうか・・・この前はあんなに賑やかだったのに・・・」

転校生「さっちゃん!たっちゃん!」

紗妃「転校生さん!ここでしたか!」

龍季「なんだ、先に来てたのかよ」

転校生「こっちにごーりゅーするよーにってふーちゃんにいわれたの」

紗妃「そうでしたか、ありがとうございます」

龍季「・・・・・・」

龍季「おい、確か転校生が、今月末にここが襲われるって言ってたよな」

龍季「裏世界だかの生徒に聞いたんだろ?なんで対策できなかったんだよ」

紗妃「・・・詳しくは聞いていないのですが・・・どうも、確証がなかったからでしょうね」

龍季「ああ?コイツが嘘つきだってことか?んなわけねーだろ。こいつドがつくぐらいの正直者だぞ?」

紗妃「そうではなく、こちらとあちらの歴史が異なるから、ということでした」

紗妃「裏世界で起きたことがこちらでも起きるとは限らない」

紗妃「もしここが魔物に襲われなかった場合、クエストを発令するんは無駄遣い・・・」

紗妃「そういう判断です」

紗妃「基本的に、討伐は魔物が出てからでなければクエスト発令されないのですよ」

転校生「はぁ、大人ってめんどくさいね」

龍季「だよなー」

紗妃「そういわないでください。大人も大変なんですから」

~大人の事情~

龍季「てか、他のところみてーに、ここに警備でくりゃよかったんじゃねーのか?」

紗妃「警備のクエストは一定期間中の発令上限が決まっています」

紗妃「今回はそれをオーバーしており、苦肉の策として出されたのが・・・」

転校生「しゃるちゃんにおねがいするってやつだね」

龍季「ほんと、めんどくせーな・・・その結果がこれかよ」

紗妃「悩ましいことですね・・・ですがここに来たらすることは1つです」

紗妃「さあ、みなさんを助けましょう!」

転校生「おー!」

龍季「ま、やることはやるよ。折角来たんだからな」

~気持ち悪い~

龍季「・・・着ぐるみに寄生・・・ふざけたヤツらだな、おい」

転校生「しょうじき、きもちわるいよね」

紗妃「発見が早かったため、魔物の強さ自体はそうでもありません」

紗妃「そのため、着ぐるみに逃げ込んで成長の時間を稼いでいるそうです」

紗妃「知性はなくとも、隠れるという本能は持っているようですね」

龍季「ふうん・・・別に着ぐるみを焼いても、弁償しなくていいんだよな?」

紗妃「ええ。それは問題ありません」

龍季「ま、いいだろ。俺は魔法使う時は離れてろよ」

龍季「まだ制御ができてねーんだ。どこに雷が飛ぶかわかんねーからな」

[ラバーキャットスーツ]転校生「はーい」

紗妃「・・・それは?」

転校生「さっきばいてんでみつけたの。お金はおいてきたよ」

龍季「俺のは魔法だから効果ないと思うぜ」

転校生「えっ」ガーン

紗妃「制服はどうしたんですか?」

転校生「中にきこんでるよ」

龍季「なら効果あるかもしれんが・・・いや、やっぱり効果ないだろ。それ自体に効果はないだろ」

紗妃(しかし、こ、このボディラインがしっかり出る服は、なんというか、背徳感が・・・)

龍季「おいっ!下がれっ!」

紗妃「きゃっ!」

龍季「また出やがったな・・・ぶっ飛ばしてやる!」

~ノエル「アタシにばっか任せないでほしいなぁ」~

龍季「・・・ってぇ・・・くそ、魔法が遅かったか」

紗妃「あ、ありがとうございます・・・朝比奈さん、頬に怪我が・・・!」

龍季「いい。こんなのツバつけときゃ治る」

紗妃「い、いけません!傷が残っては・・・」

転校生「ぺろぺろー」

龍季「うおわっ!?なにしやがんだ!」

転校生「え?あきちゃんはいっつもこうやってくれるよ?」

紗妃「あ、あわわわわ・・・こ、こういうときは!」

龍季「あー、あいつか、くそっ、そんときノエルはいなかったのかよ!」

転校生「のえるんがぶかつのすけっとにいってていないときがおおいかなー」

龍季「あいつやっぱり監視つけたほうがいいんじゃないか?・・・っておい、なにやってんだ」

紗妃「や、やっぱりそうですよね!・・・ん?どうかしました?」

龍季「いや、お前なにやって・・・」

127 名前 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2015/07/31(金) 12:26:43.05 ID:BraiNPinkS
   転校生くんが朝比奈さんをペロペロし始めました!
   こういう時ってどうしたらいいんですか!?

128 名前 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2015/07/31(金) 12:27:26.57 ID:TuKomINoel
   え?・・・・・・え?

129 名前 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2015/07/31(金) 12:27:56.89 ID:DolLmasTer
   誰から影響を受けたのかは想像できますから、とりあえず止めましょう

130 名前 名前 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2015/07/31(金) 12:28:15.26 ID:AngelSaRa
   ふぇ?たつきさんなら昨日シローがペロペロしてましたよ?

131 名前 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2015/07/31(金) 12:28:17.66 ID:MinDSEaker
   転校生くんのペロペロ写真はよ

132 名前 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2015/07/31(金) 12:28:39.42 ID:ワガツマアサリデス
   あれ?渡しこんなスレ拓きましたっけ?

133 名前 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2015/07/31(金) 12:28:45.75 ID:aUtUmnsist
   わたしも転校生くんにペロペロされたい!

133 名前 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2015/07/31(金) 12:29:27.35 ID:ButyoYUSan
   とりあえずクエスト中なんだからそっちに集中したらどうかな。あと、傷口に唾は医学的にNGだよ

134 名前 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2015/07/31(金) 12:30:11.11 ID:FAlLinHuRt
   ちくわ大明神

135 名前 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2015/07/31(金) 12:30:25.89 ID:HoGENmoOegi
   唾液は多くの雑菌を含んでいますから、傷口に唾をつけるのはやめておいた方がいいと思います
   転校生くんの場合は魔力を補給してもらえば傷の治りが早くなるのでそちらの方がいいかと

136 名前 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2015/07/31(金) 12:30:57.42 ID:TuKomINoel
   今の誰?

~貴重な~

龍季「そこの住民はあんまりあてにしない方がいいと思うんだが・・・」

紗妃「で、ですが!そ、その・・・トモダチノスクナイ私にとっては貴重な情報交換の場なのです!」

転校生「いまなんかあいだにはさまなかった?」

龍季「ったく、さっさと行くぞ」

紗妃「え?あ、はい!あっ、転校生さん、傷口を舐めるはやはりよくないですよ」

転校生「そうなの?」

紗妃「唾液には雑菌が多く含まれていますから、傷口から体内に侵入する可能性があるのです」

紗妃「あなたの場合は、魔力を入れてあげれば、傷の治りが早くなるので補給してあげてください」

紗妃「魔力の充実は傷の回復を早めますからね」

転校生「はーい」

龍季(・・・なんか、すっげーツッコミたい・・・これがノエルの気持ちか・・・)

~制御~

紗妃「だんだん・・・制御できてきているのではないですか?」

龍季「そ、そうか?」

段ボールカー「そうなの?」

紗妃「ええ!」

龍季「・・・・・・」

龍季「おだててもなんも出ねーぞ」

紗妃「そ、そういうことは好きではありません!あいた・・・」

龍季「あいた・・・?おい、その指どうした」

紗妃「なんでもありません!魔物の攻撃で少し怪我をしただけです!」

龍季「今回の魔物で火傷するってのかよ」

紗妃「っ!こ、これは・・・その・・・」

龍季「俺の電気がテメーに飛んでるじゃねーか・・・クソッ!」

龍季「全然制御なんかできてねぇってことじゃねえかよ!」

紗妃「お、落ち着いてください!隠したことは謝ります。ですが・・・」

紗妃「私が油断しただけ・・・最初に比べたら、魔法が飛んでくる頻度が減っていたから・・・」

紗妃「ここに来た時と比べても驚くほど制御できています!」

龍季「・・・・・・」

紗妃「ですから、自分を卑下しないでください!」

龍季「・・・チッ。別に気を使ってもらうような人間じゃねーよ、俺は」

龍季「テメーはいつもみたいに説教してりゃいいんだ。不良なんだからよ」

転校生「といいつつも内心はちょっとうれしいたっちゃんなのでした」

龍季「な!?そんなわけねーだろ!いいか、そんなことねーからな!コイツの言ってることはデタラメだからな!」

紗妃「転校生くんは普段、嘘をつきませんよ。つまりここで嘘をついている可能性は低いと見ていいでしょう」

龍季「おいこら!こういう時だけ都合のいい解釈するんじゃねえ!テメーもいっつも追いかけまわしてるだろうが!」

転校生「あっはっは、たっちゃん、がんばれー!」

龍季「もとはといえばお前のせいだろ!?」

~急変~

龍季「ったく、このクソガキは・・・」

転校生「やー、おろしてー!」

紗妃「転校生さんのまえでそんな汚い言葉を使わないように!移ったらどうす・・・っ!?」

龍季「・・・なんだ・・・1匹、2匹・・・7匹!?」

紗妃「し、しまった!囲まれています!」

龍季「クソッ・・・どこから生えてきたんだ?」

紗妃「すいません・・・気が緩んでいたばかりに・・・」

転校生「うう、ごめん・・・」

龍季「いや・・・ちょうどいい。ちまちました戦い方にイラついていたところだ」

龍季「囲まれたなら仕方ねぇ。全開で雷落としてやる」

紗妃「い、いけません!あなた1人では・・・ひっ!?」

紗妃「きゃあっ!?」

龍季「な、なんだテメェ!」

転校生「あれ?はるのん、なにしてるの?」

龍季「・・・・・・・・・・・・あ?」

ハート?「たまにはストレスを発散しておけ」

ハート?「転校生。アンタには障壁をかけておく。アイツに魔力を渡してやれ」

転校生「あいあいさー!」

ハート?「氷川はアンタの魔法が届かないところに避難させる。好きに暴れろ」

龍季「・・・て、テメー、妹のところにいなくていいのかよ」

ハート?「アンタが心配することじゃない。すぐに戻る」

~あくまで妹のため~

ハート?「制御できるようになれば、妹の側にいることを許してやる」

紗妃「ちょ、ちょっと!」

ハート?「アンタは過保護すぎだ。少しぐらい放任したほうが朝比奈にはあってる」

転校生「はるのん、ありがとー」

ハート?「・・・・・・・・・・・・」

ハート?「勘違いするな。妹のためだ。制御できないままだったら・・・」

ハート?「仲月さらが妹のそばにいるときは、絶対に近寄らせないからな」

紗妃「ま、待ってください!ああ・・・!」

龍季「・・・わざわざ着ぐるみまで着やがって。そんなに顔見せるのが恥ずかしいのかよ」

転校生「はるのん、つんでれさんだからねー」

龍季「その一言で片づけるお前もすごいよ・・・っ!」

龍季「あぶねぇ。魔物のこと忘れてたぜ・・・」

龍季「・・・・・・・・・・・・よし!」

~全力全開~

龍季「転校生!いちおうテメーに魔法が当たらねぇように努力する!」

段ボール「だいじょーぶだよー。かみはでんきをとおさないから」

龍季「そうか、そういやそれがあったな・・・まず一匹目!」

・・・

龍季「ふぅっ・・・まだ終わらねぇのかよ、ゴキブリみてぇに湧きやがって」

龍季「こうなりゃまとめてぶっ飛ばしてやる」

龍季「転校生!魔力寄越して、念のため離れとけ!」

転校生「え、なんで?」

龍季「俺が魔法で1つ信用してるのが、雷の威力だ」

龍季「危険すぎる程相性がいい・・・障壁があっても、壁があっても、怪我するかもしれねーからな」

龍季「いいか、離れろよ!」

転校生「わ、わかった!」

・・・

龍季「いくぜ・・・」

龍季「蒸発しちまえっ!」

ちひろ「いや!離して!やめて!」

ちひろ「きゃあっ!」

龍季「っ!?しまっ・・・と、止まら・・・」

龍季「ねぇっ・・・!」

~ギリギリ~

龍季「う・・・うぇっ・・・ま、魔力がカラになっちまった・・・気分が悪ぃ・・・」

龍季「や、ヤベェ!さっきのヤツ・・・ど、どこだ!?」

???「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・えっと、みゃくと・・・いきと・・・」

龍季「てっ、転校生!そいつだっ!魔法が止まらなかった!」

龍季「クソ、クソ・・・止まらなかったんだ!」

???「う、うぅ・・・」

龍季「!?お、おい・・・生きてるのか?」

紗妃「だ、大丈夫ですかっ!?」

転校生「大丈夫だよ。ちゃんと生きてる」

ハート?「・・・・・・・・・・・・」

龍季「・・・お、俺の魔法で・・・人が・・・」

紗妃「あ、あんなタイミングで盾にされたら、誰だって止められません・・・!

紗妃「あの威力で生きているのは運がよかったんです!保健委員を・・・」

転校生「はるのん。このこ、けがしてないよね?」

ハート?「・・・・・・・・・・・・」

ハート?「あたしが障壁を張ったから、どっちにしろ死にはしなかった」

龍季「・・・そ、そうか・・・だよね、信用できねぇもんな・・・」

ハート?「だけど、当たってない」

ハート?「障壁に全く損傷がない。魔法の影響範囲が制限されていた証拠だ」

紗妃「・・・ということは、朝比奈さんが?」

転校生「ちゃんと、せーぎょできたんだね」

ハート?「奇蹟みたいなものよ」

龍季「・・・その通りだ・・・もう一度やれって言われてもできねぇよ・・・」

龍季「・・・死んでないなら・・・いい・・・」

転校生「たっちゃん、まりょく!ふらふらだよ!」ビビビ

紗妃「そ、そうです!あれだけの魔法を放ったんですから、空っぽになっていて当然ですから!」

龍季「ん・・・ありがとな・・・」

~戦いの後は~

風子「ふー、まあ、魔物の襲撃があったにしては損傷は少ないほーでしょ」

転校生「おつかれさまー」

風子「そっちも、お疲れ様でした。朝比奈、魔法の制御ができたんですって?」

転校生「ちょっとだけだけどね。たっちゃん、がんばってたよ」

風子「そーですか。一度うまくいったってことを知っておけば、あとでそれは自信になります」

風子「そして、一度うまくいってるんですからこれからもやってやれないことはねーんです」

転校生「これからにきたいだねっ!」

風子「そーですね。・・・てか、なんですか?その衣装」

[ラバーキャットスーツ]転校生「でんきたいさくー」

風子「よく子供サイズのなんかありましたね。ま、襲撃は終わったんですし、脱いじゃいましょ」

転校生「これ、じぶんでぬげないの。ぬがせてー」

風子「はいはい、わかりましたよ。あんたさんも考えが単純ですねー」

転校生「おもいたったがきちじつ!」

風子「思い付きで行動しすぎるのはよくねーですよ。けーかくも大事ですよ」

転校生「はーい」

風子「んじゃ、帰りましょうか。どっかよってきます?」

転校生「んー、ゲーセンいきたいなーって。今日あそべなかったし」

風子「おっけーです。んじゃ、行きますよ」

~あぶないスーツ~

ありす「転校生く・・・でき・・・!」

転校生「おおー」

クレプリ「さすがにあのスーツだけじゃダサいから、合うような服、用意したさね」

ありす「これで・・・っとは、かっこよ・・・った?」

転校生「うん!」

クレプリ「てか、なんでこんなもんを?」

転校生「えっとね、かくかくしかじかだよ」

ありす「?」

クレプリ「かくかくしかじかって実際に言っても通じないからな?」

転校生「あっ、まちがえた。そとにだすんだった」カクカクシカジカ

ありす「そ・・・なんだ・・・」

クレプリ「なにはともあれ、おつかれさまさね。で、それどうするんだ?」

転校生「ちょっとこれきて学校いってくるねー」

ありす「ぁ・・・つぃてき・・・す・・・」

・・・

―後日―

[ライダースーツ]秋穂「じゃーん、おねえちゃん、どうどう?にあってる?」

[キャットスーツ]さら「たつきさん!みんなでこれ、買ったんですぅ!」

[ダイバースーツ]ノエル「うーん、これはちょっと違うような・・・ま、いいや。あとでプール行こーっと」

[ラバースーツ]ありす「ちょ、と・・・はずかし・・・ぇす」

[ラバーキャットスーツ]転校生「だーいじょうぶだってー」

龍季「ぶほっ!?な、何着てんだお前ら!おい、お前、妹これでいいのかよ!」

春乃「・・・・・・」

風子「死んでますね・・・。なむなむ」

龍季「言ってる場合か!」

イヴ(あれに仮面をつけたら似合うんじゃないのかしら・・・)

その後、氷川さんによって外での着用は禁止にされました

今日はここまで!冬樹姉妹が仲良さそうに見えるって?俺のスレだから普通だって。
ぴっちりしてるのは生天目先輩が映画撮影のときに着てましたね。あれはいいものだ。
でもぴっちりスーツはちっちゃい子でも似合うと思うんです。控えめなボディラインとか素晴らしいと思う。
転校生がちっちゃいから、散歩部の出番が多めになるのはしかたがないこと。学園長は今日も忙しいです。
ありすありあり(合言葉)

~妥協しました~

ありす(今日は最近話題にプリンを買いに街に出てみました)

ありす(とってもおいしかったです)

ありす(あ、転校生くんになにかお土産買ってあげようかな・・・なにがいいのかな)

ありす(えっと、もあっとで・・・)

ありす<(いま、まちにでています。なにかほしいものはありますか?)

ありす(あとは返信待ち・・・)

転校生<(ファミチキ)

ありす(ファミチキ・・・ファミチキ?なんか、コンビニで売ってるやつだよね?)

ありす(えっと、コンビニコンビニ・・・あった。ちょうどよかった)

・・・

ありす(ぐるっと中を見て回ったけど、ファミチキって商品は置いてなかった。と、いうことは・・・)

ありす(じ、自分で食べるものを伝えるとかいう苦行が必要な・・・あれ?)

ありす(なんということでしょう。ここにきて最大の難関が。でも、お土産頼まれちゃったし・・・ていうか自分から言ったし・・・)

ありす(ここは、勇気を出して・・・!)

ありす「す、すぃま・・・せ・・・・」

店員「いらっしゃいませ」

ありす「!」ビクッ

クレプリ(ありす、あいさつぐらいで驚くな!ほら、ちゃんと目的があるんだろ!)ヒソヒソ

ありす「ぇと、ぁの・・・・・・・み・・・き・・・・さぃ・・・」

店員「はい?」

ありす「ぁ・・・の・・・・ふぁ・・・・き・・・・を・・・」

店員「申し訳ありません、もう一度仰っていただけますか?

ありす「ぁ、ぅぅ・・・・」

クレプリ(ありす、がんばれ!声をだすんだ、ありす!)

ありす「・・・みち・・・き・・・・」

店員「ん?」

ありす「ふぁみちきくださいっ!」

ありす(い、言えたっ!転校生くん、神凪さん!わたし、言えたよ!)

店員「あの、すいません・・・」

クレプリ「よくやったな、ありす!つーわけだからファミチキを・・・」

店員「ここ、ローソンですけど・・・」

ありす「」

クレプリ「」

その後ありすは転校生にLチキを渡して3日くらい部屋から出てこなかった

2016/11/5

Lチキはこのあと転校生くんがおいしくいただきました
ありすは普段コンビニとか行かなさそうだから間違えても仕方ないと思います。
ていうか、学園生の大半が購買で済ませてそう。
セブンイレブンでからあげクンくださいは小学生のころにやったことあります。あれは死ぬほど恥ずかしかった・・・
レジの人も困った顔して、「セブンイレブンはローソンのですねー」って感じのこと言われた記憶ががが
今日寄ったファミマで揚げ鳥頼みかけて思い出した話でした。
次回は・・・ツッコミ不在が見てみたいという念がチラホラ飛んでくるのでノエルちゃん抜きの散歩部やります。
ありすありあり(合言葉)

~ツッコミ不在~

秋穂「てーんこうせいくん♪」

さら「転校生さん、こんにちはぁ!」

転校生「あきちゃん、さらちゃん、こんにちはー。あれ?のえるんは?」

秋穂「今日はテニス部の助っ人に行ってるよ。なんか、1人けがしちゃって人数が合わなくなったんだって」

転校生「あー、そういやもぶかちゃんがともちゃんのおりょうりたべさせられてたよ」

さら「そうなんですかぁ?あっ、もしかして、お口の中で爆発しちゃったんですかねぇ?」

秋穂「わたしは転校生くんのことを想ってるといろいろなものが爆発しそうになるけどね」ペロペロ

春乃「お姉ちゃんの愛はいつだって爆発してるわよ、秋穂!」ペロペロ

転校生「くすぐったーい」

シロー「わふっ!わふっ!」ペロペロ

さら「わっ、シロー、くすぐったいですよぉ」

転校生「んー・・・これは、ぼくもペロペロしたほうがいいの?」

秋穂「あっ、舐める?耳の裏とかおすすめだよっ!」

さら「んー!んー!」

転校生「と、とどかない・・・」プルプル

春乃「秋穂の耳の裏prpr」

秋穂「もう、おねえちゃん、なめすぎ!転校生くんの分がなくなっちゃうでしょ!」

春乃「あっ、ごめんね?ちゃんと手の甲にしとくね」

転校生「あっ、そこならとどくよ」

さら「私も届きますねぇ」

秋穂「ごめんね、おねえちゃん。もう予約がいっぱいになっちゃった」

春乃「くっ、もっと早く申し込みしとくべきだった・・・!」

~病み上がり~

秋穂「そうそう、転校生くん。このまえ風邪ひいたって聞いたけど、もう治った?大丈夫?」

さら「ふぇ?だ、だいじょうぶなんですかぁ?」

転校生「たぶんだいじょうぶだよー」

春乃「いや、もしかしたら大丈夫じゃないかもしれないわ。菌が潜伏している可能性がある」

さら「そんな!」

転校生「ぼ、ぼくはだいじょうぶじゃなかったのか・・・!」

秋穂「いけない!急いで診察しなきゃ!寮に戻るよ!さらちゃん、急いで!」

さら「はいっ!」

・・・

秋穂「それじゃあ診察するから、上の服脱いでもらっていいかな?」

転校生「はーい・・・あれ?あれ?んー、うまくぬげない・・・」

さら「あっ、お手伝いします!」

秋穂「じゃあさらちゃんそっちの袖ね。お姉ちゃんはもう片方の。わたしはあたまのとこ」

春乃「わかったわ」

秋穂「それじゃあいくよ、いち、にの、さん!」

転校生「ぬげたー!」スポーン

秋穂「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

~お医者さんごっこ~

秋穂「えっと、じゃあこの聴診器を転校生くんに当てて・・・」

転校生「ひゃっ!つめたい!」

さら「あれ、いきなりだとびっくりしちゃうんですよねぇ」

秋穂「うん、うん・・・それじゃあ、後ろ向いて」

転校生「はーい」クルリ

秋穂(ああ、転校生くんの鼓動が、わたしの耳の中で振動して、あっ、あっ、あっ、あっ)

秋穂「エクスタシーーーーーーーーー!!!!!!」パーン!!!

さら「あれ?秋穂ちゃんなんでぬいだんですかぁ?」

秋穂「わたしの内なるリビドーが爆発した結果・・・かな」

春乃「ほら、秋穂!お姉ちゃんも、お姉ちゃんもできるから!」パーン!!!

転校生「わあ、すごーい!」

さら「すごいですぅ!」

春乃「これは愛が爆発した結果よ。愛とは即ち、愛!」

転校生「ふ、ふかい・・・!」

秋穂「わあ、水たまりぐらいに深いよ、お姉ちゃん!」

さら「すごいですぅ・・・」

春乃「また私の愛が証明されてしまった・・・敗北を知りたい」

~ペロペロ~

転校生「ぼくもできるかな・・・えいっ!」

転校生「むー、できない・・・」

秋穂「かわりにわたしが脱がせてあげるねっ!上は脱いだからあとは下だね」

転校生「きゃー!」

シロー「わふっ!?」

さら「あっ、みんなはだかんぼですねぇ。シローも・・・」

さら「わたしもまぜてくーださい!」スッパダカー

秋穂「なんか、こう・・・開放感がすごいよね!」

さら「あっ、知ってますよ!裸でいると健康になるんですよね!」

春乃「人間は裸で生まれてきたんだから、裸でいるのが心地いいのは当然よ。生まれたままの秋穂はすばらすぃーっ!」

転校生「すばらすぃー!」

秋穂「えへへ・・・服脱いじゃうと、いろんなとこペロペロできるし、ハムハムもできるね」ハムハム

春乃「そうねっ!」クンカクンカ

さら「シローもよくペロペロしますねぇ」

転校生「ぺろぺろってたのしいの?」

秋穂「楽しい、っていうか、こう・・・濡れるッ!って感じかな?」

転校生「ぬれるの?あせかいちゃうの?」

さら「あっ!ペロペロしたあとはべたべたになります!」

転校生「それだぁ!」

秋穂「・・・うん、そうだね!」ペロペロ

~カーニバル~

転校生「んー、でもどうせなめるならあめちゃんとかソフトクリームとかがいいなあ」

さら「あー、甘いもの、いいですねぇ」

秋穂「そう思ってはちみつ用意しておいたよ!今から塗るね!」

さら「ハチミツ!」

春乃「あきほぉ!あきほぉ!」ペロペロ

秋穂「ひゃっ!もう、おねえちゃん!転校生くんとさらちゃんの分がなくなっちゃうでしょ!」

転校生「はんはんふー♪はんはんふー♪はちみつたべたい、るんたらったらー♪はちみつはちみつおいしいよー♪はんはんふー♪るんったらったらぁー!」

春乃「秋穂、大丈夫よ。こんなこともあろうかと・・・」

秋穂「あろうかと?」

春乃「あらかじめお姉ちゃんの体にはチョコが塗ってあるわ!存分に味わって!」

転校生「チョコー!」ペロペロ

さら「わーい!」ペロペロ

秋穂「むー!そうじゃないの!そうじゃないの!」ペロペロ

シロー「くぅん・・・」※犬にチョコレートは有害です

~ごく自然な流れ~

転校生「べたべたー!」

さら「べたべたですねぇ・・・おふろにはいりましょお!」

秋穂「それを聞きたかった」

転校生「あっ、それしってる!ブラックジャックのやつだ!」

さら「そうなんですかぁ?」

秋穂「そうなの?」

春乃「無意識に明言を口に出す秋穂・・・まさに奇蹟!」

・・・

薫子「ふぅ・・・こうやってゆっくりお風呂の入るのも久しぶり・・・」

薫子「ああ、そうそう。転校生さんたちはもう上がってしまいましたよ。烏の行水と言いますか、子供は落ち着きがない・・・」

薫子「というより元気ですね。私も子供のころに戻れたら・・・」

・・・

転校生「あれー?あきちゃん、ぼくのパンツしらない?」

秋穂「あ、ごめん、今食べてる」モグモグ

転校生「パンツっておいしいの?」

春乃「絶品よ」モグモグ

秋穂「あっ、おねえちゃん!もう、わたしが履くのがなくなっちゃったよ!」

春乃「ごめんね、かわりにお姉ちゃんのあげるからね」

さら「・・・・・・シロー!」

シロー「わふっ!?わんっ、わんっ!」

転校生「さらちゃん、シローはおふくきてないよ」

さら「あっ、そうでした!」

秋穂「おねえちゃんの、ブカブカ・・・もう、おねえちゃんのおしりでっかち!」

春乃「秋穂、お姉ちゃんはおしりだけじゃなくておっぱいもあるわよ!」

秋穂「おねえちゃんの美人!グラマー!スタイリッシュ!」

春乃「ああ、私今秋穂にののしられ・・・ほめられてる!」

転校生「はるのんきれー!」

さら「おっきいですぅ!」

春乃「ありがとう、もういいわ。早く服着ないと風邪ひくわよ」

~お風呂上り~

秋穂「はい、転校生くん。ヨーグルト牛乳でよかったよね?」

転校生「うん、ありがとー」

さら「わたしもっ!わたしもっ!」ピョンピョン

秋穂「さらちゃんの分はコーヒー牛乳だよ?」

さら「こ、こーひー・・・飲めません・・・」

春乃「そんなこともあろうかとここにいちごミルクがあるわ」

秋穂「さすがおねえちゃん!先見の明がすごい!」

春乃「コーヒーの方はおねえちゃんが一気しておくから、秋穂にはこのフルーツ牛乳を・・・」

秋穂「あ、ごめん。自分のはもうあるから」

春乃「秋穂さすがっ!用意周到っ!」

転校生B「じゃあフルーツ牛にゅうはぼくがのむー」

秋穂「転校生くんが・・・増えた・・・!」

転校生A「あずにゃんにかげぶんしんならったのー」

転校生B「まだふたりまでがげんかいだよー」

さら「すごいですぅ!」

秋穂「ここが天国かな?」

春乃A「実はあたしも」

春乃B「愛の力で分身出来たり」

さら「わぁ!はるのさんも分身してますぅ!」

転校生「とみせかけてじつはありすちゃんがつくったおにんぎょうでしたー!」

秋穂「わぁ、すっごい精巧!」

春乃B「え?」

春乃A「じ、じつはこれもホログラムでしたー」キエロ

春乃B「ああ、消えたくない!消えたくn」

転校生「あ、きえちゃった・・・」

さら「こ、これがかがくのちから・・・!」

秋穂「人類は日々進んでいるんだね・・・」

~ミルク~

さら「それで、この残ったミルクはどうしましょお?」

春乃「あとでその辺の中華にでもあげりゃいいでしょ」

転校生「ヨーグルト牛にゅうおいしかったー。ごちそーさまー」

秋穂「ううん、お礼は10年後に転校生くんのミルクを飲ませてくれたらいいよ」

さら「ふぇ?転校生さんはミルクをだせるんですかぁ?」

秋穂「いや、わたしのを飲んでもらうのでもいいかも・・・」

さら「あ、秋穂ちゃんも?・・・わたしもミルクだせるようになりたいですぅ!」

春乃「大丈夫よ。将来きっとだせるようになるわ」

さら「本当ですか?」

春乃「本当よ」

秋穂「・・・これはもしや、将来4Pの予感・・・!」

怜「なにをやっているんだ、こんなところで」

転校生「あっ、れーちゃんとありすちゃん!」

ありす「こ・・・ちは・・・」

さら「こんにちはぁ!神凪さんもありすちゃんも、どうしたんですか?」

秋穂「質問を質問で返すなあーっ!!」

クレプリ「おっと会話が成り立たないアホがひとり登場~~質問文に対し質問文で答えるとテスト0点なの知ってたか?マヌケ」

秋穂「でも、そんなさらちゃんも?」

クレプリ「ちょうかわいいさね!!」

さら「わーい!」

ありす「・・・・・・?」

怜「楽しそうで何よりだ」

春乃「テストにも精通している秋穂・・・さすがマイスウィートエンジェル・・・」

~子供とピュアとイヌと変態とシスコンとポンコツと悪乗りとありす~

転校生「あっ、そうそう。このまえふーちゃんとね、ゲーセンいったんだけど・・・」

さら「ゲームセンターですか?わたしは、あんまり行ったことないですねぇ」

ありす「ぁたしも・・・まり、ぃかな・・・」

秋穂「わたしたちはもっぱら外でのプレイ(意味深)だもんね」

怜「なるほど、ゲームのプレイと遊ぶという意味のプレイをかけているわけか」

春乃「座布団十枚持ってきなさい!今すぐにッ!」

クレプリ「瓦せんべいならあるさね」

春乃「それでいいわ」

怜「むっ、うまそうだな。一枚もらおう」

転校生「あっ、かわらせんべー!ぼく、これだいすきっ!」

ありす「まぇに・・・・・・にんぎょ、げきの・・・ぉれ・・・・に・・・らって・・・」

秋穂「おいしー」

さら「はい、シロー。あーん」

シロー「わんっ!」

春乃「神戸とか香川の土産だったかしら?これ」

転校生「そーだね。あとはー、ゴーフルとか!」

さら「ゴーフル、ですか?」

転校生「おへやにあるから、とりにいこうか?」

秋穂「え、あるの?」

転校生「うん!おばーちゃんがね、ゴーフルのおみせではたらいてるの!だからね、たまにおくってくれるのー」

転校生「いつもはえびちゃんとしゃるちゃんとえみりゃとおばあちゃんが食べちゃうから、すぐなくなっちゃうんだけどね」

秋穂「さすが胸とおしりとおなかまわりが大きいことに定評がある歓談部だね!」

春乃「でも、さすがに今日は甘いもの食べ過ぎじゃないかしら。虫歯になるわよ」

転校生「うっ、やめとく・・・」

秋穂「歯医者が怖い転校生くんかわいい・・・」ハァハァ

さら「わ、わたしは大丈夫ですよ!歯医者なんて、こわくないです!」

クレプリ「なにを!ありすは毎日歯医者でも大丈夫さね!」

ありす「ぇ・・・ぃってな・・・」

転校生「ほんとに!?そこにシビれる、あこがれるぅ!」

ありす「ゃ、ぁの・・・」

怜「毎日か・・・さすがに私でもそれは辛いな。虫歯になるとあんみつが食えん」

ありす「ぅぅ・・・そぅじゃな・・・」

~一方そのころ~

ノエル「奥義、ノエルちゃんハリケーンスペシャル!」

モブ佳「なんのっ!ダッシュ波動球!」

ノエル「まだまだっ!」

モブ佳「壱式波動球!」

ノエル「くっ、だい、じょうぶっ!」

モブ佳「弐式波動球!」

ノエル「まだいけるッ!」

モブ佳「参式波動球ッ!」

ノエル「ぐっ、ああっ!まにあわなかった!」

モブ佳「ふっふっふ・・・私の波動球は108式まであるわよん」

ノエル「知ってるよ・・・ああ、何も考えずに身体動かすのって、楽しい!」

モブ子「うっす、ひやかしにきたよー・・・あっ、ノエル来てんじゃん」

モブ美「やっほー。ドリンク差し入れしにきたよー」

真理佳「モブ佳先輩、罰ゲームのグラウンド108周やってきました!さあ、次のゲームを!」

モブ佳「おっけ。それじゃ、その前に、はい、ノエル。罰ゲームボックスね」

ノエル「うう、たまにドギツイの入ってるからなぁ・・・えっと?」

『はずれ』

モブ佳「あっ、運いいねー。それひいたらなんもなしだよ」

ノエル「はずれなのかあたりなのかよくわかんない!」

モブ子「いやー、みんなノリでいろいろ書いてたからねー」

モブ美「第三者に書かせたのは間違いだったんじゃない?私も書いたけど」

真理佳「あの『エプロン手縫い』ってモブ美先輩だったんですか!?」

モブ美「あっ、それひいちゃったんだ。で、どうなの?うまくできた?」

真理佳「今、海老名先輩に習いながら頑張ってます!」

モブ子「完成したら見せてねー」

真理佳「ええー、は、恥ずかしいなぁ・・・」

モブ佳「・・・よし!真理佳、やるよ!」

真理佳「はい!今度こそ勝ちます!」

ノエル「アタシはちょっと休憩~・・・ああ、楽だなぁ・・・」

~おかえり、ノエルちゃん~

ノエル「ふぅ、疲れた・・・今日は早めに寝よーっと・・・あれ?」

春乃「ソイヤッ!ソイヤッ!」

怜「ソイヤッ!ソイヤッ!」

鳴子「ソイヤッ!ソイヤッ!」

虎千代「ソイヤッ!ソイヤッ!」

ましろ「ソイヤッ!ソイヤッ!」

つかさ「ソイヤッ!ソイヤッ!」

シャルロット「ソイヤッ!ソイヤッ!」

沙那「ソイヤッ!ソイヤッ!」

ノエル「なにやってんの!?」

秋穂「あ、の、ノエルちゃん!」

転校生「のえるん、やっほー!」

さら「みてください!高いですぅ!」

ありす「・・・・・・・!?・・・・・・!?」オロオロ

寧々「おみこしだよ!ネネ、おみこしのるの初めて!」

ノエル「なにがどうしてこうなったの!?」

~止め時とかしらない~

転校生「あっ!のえるんのすわるばしょがない!」

鳴子「なんだって!?」

虎千代「なんということだ!」

シャルロット「おお、神よ・・・!」

結希「こんなこともあろうかと5人乗りを用意しておいたわ」

ノエル「用意周到すぎない!?」

ましろ「さすが科学者、かがくっとさせることはありませんね・・・フフ」

春乃「さあ、乗りなさい!」

ノエル「いや、乗らないからね?」

沙那「どうしてですか!」

ノエル「こっちのセリフだよ!てか、誰か止めなかったの!?」

秋穂「朝比奈先輩が何か悟ったような顔で見てたぐらいかなぁ」

ノエル「そこで止まろうよ!」

つかさ「次はどこだ。どこに行く」

寧々「それじゃあ、風飛の街を一周ね!ネネ、連絡するから!」

ノエル「せめて学内で!!」

転校生「そろそろあきてきたなぁ・・・」

ノエル「なら降りればいいじゃん」

ありす「ぉりれ・・・ん・・・・した・・・」

ノエル「ああ、巻き込まれたんだね・・・」

秋穂「それじゃあそろそろやめよっか」

寧々「そうだねー」

虎千代「だ、そうだ。撤収!」

「「「「「「「応!!!」」」」」」」

ノエル「・・・なんだこれ!なんだこれ!」

おまけ
~元気だして~

※ノエルが落ち込んでいます

秋穂「ノエルちゃん、大丈夫?」

ノエル「え、あ、うん・・・平気平気、お姉ちゃんに無視されるのとか、いつものことだし・・・はぁ・・・」

秋穂「え、えっと・・・あ、あーあー!こ、こんなところに婚姻届が!」

ノエル「そうだね・・・」

秋穂「転校生くんの名前がすでに記入済み!」

ノエル「そうだね・・・」

秋穂「すでに拇印も押してます!」

ノエル「そうだね・・・」

秋穂「わたし、今から名前書くね!」

ノエル「そうだね・・・」

秋穂「ほ、ほら、いいの?書いちゃうよ?ほんとに書いちゃうよ?」

ノエル「そうだね・・・」

秋穂「はい、一筆め入りましたー!止めるなら今の内、今の内に!」

ノエル「そうだね・・・」

秋穂「ああ、書き終わっちゃう!書き終わっちゃうよ、ノエルちゃん!」

ノエル「そうだね・・・」

秋穂「ああー、書き終わっちゃったー!あとはお役所に持っていくだけだー!」

ノエル「・・・そうだね」

秋穂「・・・ツッコんでよ!いつもみたいにさぁ!」

ノエル「そうだね・・・」

秋穂「こ、こうなったら・・・ノエルちゃんにちゅーしちゃうもんね!」

ノエル「そうだね・・・」

秋穂「ってわたしは変態か!そうです、変態です!」

ノエル「そうだね・・・」

秋穂「うう・・・もう3日もこのままだよ・・・」

ノエル(・・・実はもうあんまり気にしてないけど、秋穂ちゃんが面白くて放置してるだけだなんて、言えないなぁ・・・)

秋穂「はい、ここにとりだしますは転校生くんの写真、わたしの写真を隣に貼って、お手軽合成~」

ノエル「・・・」

秋穂「の、ノエルちゃん・・・あんまり、面白くなかった・・・かな・・・?」

ノエル「・・・・・・」

秋穂「そ、その・・・う、うざかった・・・?」

ノエル「・・・雑すぎだよッ!」

秋穂「!」

ノエル「あと、法律に真っ向から喧嘩売るのはやめようね!!」

秋穂「ノエルちゃん!ノエルちゃんがもどってきた!」

ノエル「もう・・・ごめんね、ちょっとふさぎこんじゃってて。元気づけてくれて、ありが」

秋穂「祭り!祭りの準備を!ノエルちゃん復活祭だよ!」

虎千代「お前ら!準備はいいかっ!」

「「「「「「「応!!!」」」」」」」」

ノエル「規模!!!」

今日はここまで!ノエルに意趣返しみたいなのさせようかと思ったけど無理だった。
ノエルがいない日は毎日祭りをやっているかと言われると必ずしもそうとは言い切れません。
そろそろ爆発オチキャラとか作ってもいい気がするな。やっぱり焔あたりが適任かな。
智花は爆発(させる)キャラだから。同じ炎属性でも受動と能動が分かれますね。
次はふくぶちょーぬきの天文部とかもやってみたい所存。
ぽんつくとふくぶちょーとノエルを一堂に会させたい。
ありすありあり(合言葉)

~ショートカット~
―屋上―

ありす「ぁ・・・のみも・・・ゎすれ・・・」

転校生「あっ、じゃあぼくとってくるよ」

クレプリ「いいのか、少年?」

転校生「だいじょーぶだよー」

ありす「・・・れじゃ、ぉねが・・・ます・・・」

転校生「はーい。それじゃあ、行ってきまーす」

クレプリ「おう、いってらっしゃ・・・少年!ここ屋上!飛び降りるな!ショートカットしようとすんな!」

転校生「てーい」フヨフヨ

ありす「ぅぃて・・・から・・・」

クレプリ「おおう、そうだった・・・つっても斬新すぎるショートカットさね」

・・・

転校生「おまたせー」

クレプリ「あれ?戻ってくるときは入り口からなんだな」

転校生「おりるとき木の上からまどに入ろうとしたなっちゃんにぶつかっちゃって・・・」

クレプリ「行動が大胆すぎるさね」

ありす「だぃじょぶ、だっ・・・?」

転校生「なっちゃんがふーちゃんにつれてかれたぐらいかな」

クレプリ「ああ、やっぱり」

風子【転校生さんが真似したらどうするんですか!あぶねーでしょ!】

転校生「って」

クレプリ「さっきの行動思い返してからもっかい言ってみ?」

なんか昨日の夜は繋がらなくて、更新できなかったので。
ここに入れなかったの俺だけじゃないよね・・・?
また夜にもやります。
ありすありあり(合言葉)

~混じってる~

―家庭科の授業―

ありす「つぎは・・・ぇと・・・」

恋「これを蒸すんじゃな」

転校生「そうそう。あっ、みっちゃん。とちゅうできになってもあけちゃだめだからね」

ミナ「わ、わかっておるわ!」

月詠「智花はこれをやってて失敗してるのよね。本人曰くレシピをみながらでも失敗するらしいし」

浅梨「あれも不思議ですよねー」

月詠「ツクからしたらあんたも不思議だけどね。方向音痴とか」

浅梨「私は方向音痴じゃないです!」

転校生「まあまあ。あっ、ぽんつく、ちゃんとほうちょうつかうときはねこさんのてだよ!」

月詠「へっ?別にいいじゃない。こっちの方が切りやすいし」

転校生「さっきからおはなししながらやってるんだから、よけいにあぶないよ。ゆびきれちゃったらたいへんだよ?」

月詠「だーいじょうぶだいじょう」ザクッ

月詠「あだーーーー!!!!」

ありす「ぁ、ぁわわ・・・ぇと、ぇと・・・」

転校生「みせて!・・・うん、あさいね。とりあえずみずであらって。しょうどくえきかばんからもってくるから」

月詠「うう、いたい・・・」

浅梨「もう、ちゃんと言うこと聞かないからですよ!」

ミナ「熱っ!!」

転校生「やけどはみずですぐにひやす!」

ミナ「ひゃ、ひゃいっ!」

恋「転校生がおって助かったの」

ありす「たすかり・・・した・・・」

ありす(でも・・・・・・)

転校生「はい、いまからばんそーこーまくからね」

ありす(・・・なんで、転校生くんの分の材料まであるんだろ・・・)

~テスト結果~

イヴ「どうして・・・どうしてなの・・・!」

里菜「どうした?なにかあったのか?」

イヴ「て、テストの結果が・・・」

里菜「悪かったのか?でも冬樹、お前上位だっただろ?萌木もだけど」

萌木「ああ、もしかして・・・」

里菜「ん?何か知ってるのか?」

萌木「ほら、えっと・・・これだよ。ほら、社会のとこみて」

里菜「えっと・・・『1位.冬樹ノエル』?ああ、妹の方か。それがどうかしたのか?」

イヴ「わ、私が・・・ノエルに・・・勉強で、負けるだなんて・・・」

里菜「まあまあ、たまにはそういうことあるさ。あんまし気にしすぎたら疲れるぞ」

イヴ「あの子が、特別勉強をしている姿なんか、一度も見ていない・・・今回まではずっと赤点を取っているのも知っている・・・」

イヴ「なのに、なぜ!?」クワッ

萌木「あ、でも。ノエルちゃん、このまえ六法全書借りに来ましたよ」

イヴ「!?」

里菜「ああ、あれかー。そんな分厚い本どうするんだって聞いたら」

ノエル【ツッコミに使うんだ。友達の犯罪を未遂で止めるためにも、ね】

里菜「って言ってたから、てっきりハリセンみたいな感じで使うのかと思ってたんだけどなー」

萌木「ああ、ツッコミのために知識を蓄えてるんだ。ノエルちゃんも大変だね」

イヴ「・・・・・・」

イヴ(この状況に疑問を感じてるのは私だけなの・・・?)

~暑い~

ありす「・・・・・・」

クレプリ「いやー、さすがに暑いさね。ありす、寮に戻って続き、しようさね」

ありす「・・・・・・」

クレプリ「ありすー?」

ありす「」バタッ

クレプリ「あ、ありす!?こんな炎天下で裁縫するから・・・しかも噴水の水に反射して二倍だし・・・」

クレプリ「だ、だれかー!ありすが倒れたー!」

・・・

クレプリ「少年、助かったさね」

転校生「いえいえー。このまえのクエストのけーけんがいきたね!」

クレプリ「ああ、チアガールのやつか。だからこんなに手際がいいんだな」

転校生「すいぶんほきゅーして、わきひやして、ひかげでやすんでればかいふくするとおもう」

転校生「さっきゆかちゃんよんどいたから、もうすぐきてくれるとおもうし、もうだいじょうぶだよ」

クレプリ「うーん、相変わらずたくましいな・・・」

ありす「きゅう・・・」

転校生「うーん・・・」

クレプリ「どうした?」

転校生「あいかわらずおっぱいないなって思って」

クレプリ「そういうところも相変わらずさね」

~も^4の誕生日~

もも「あはは・・・みんないっぱいくれたなぁ・・・」

もも(アスクレピオスの杖が売り切れだったのって、もしかしてこれが原因じゃ・・・って、そんなことないよね)

転校生「ももももー」

ノエル「ももちゃーん!」

もも「あっ、転校生くん、ノエルちゃん。いらっしゃい、何を買うの?」

転校生「今日はね、もももものおたんじょーびをおいわいしにきたんだよー」

ノエル「去年、レジ教えてもらったりしたからねー」

もも「ノエルちゃんがたまにレジ手伝ってくれて、こっちこそ助かってるよ。ありがとね」

ノエル「いえいえ、どういたしまして~って違う!アタシがお祝いしに来たんだってば!お礼言うのはアタシ!」

もも「あ、そうだったね。ごめんごめん」

転校生「と、いうわけで、ノエルちゃん、れいのやつを!」

ノエル「合点!」

もも「例のヤツ?」

ノエル「まあ普通にケーキなんだけどね。じゃじゃ~ん、転校生くんと一緒に作った、桃のアイスケーキ~」

転校生「じしんさくだよっ!」

もも「わぁ、おいしそう!アイスケーキ自作って、なんかすっごい女子力高そうだね」

ノエル「でしょでしょ?ノエルちゃんも日々進化しているんですYO!」

転校生「そうだよねー。それじゃあ、はやく食べよっ!とけちゃうよ」

もも「あ、でもまだバイトが・・・」

ノエル「大丈夫!助っ人を連れてきたから!」

もも「助っ人?」

聖奈「レジは任せろ。会計は得意だ」

沙那「接客はお任せください」

もも「助っ人のレベルを超えてるよ!」

でもお願いしました

~女子力~

転校生「ゆーきーちゃん!ごはんもってきたよー」

結希「ありがとう、そこに置いといて」

転校生「はーい。ラップかけとくから、あとでチンして食べてね」

結希「わかったわ」

・・・

転校生「そーらーちゃん!ごはんだよー!」

天「そこ置いといて。今忙しいから、あとで食べるわ」

転校生「はーい。ラップしとくから、ちゃんとチンして食べるんだよー」

天「はいはい、ありがと」

・・・

結希「さて、レンジで温めればいいのね。・・・研究室に置いておこうかしら・・・あら」

天「あー、いちいち出るの面倒ね・・・部屋にレンジ置いとこうかしら・・・うん?」

結希「その手に持っているのは・・・あなたも転校生くんから?」

天「そうよ。なんか文句あるの?」

結希「いえ、こうやって料理を持ってきてくれたり、たびたび部屋の整理をしてくれたり・・・」

結希「やっぱりあの子はどこか他の子供とは違う気がするわね」

天「どこか違うっていうか・・・」

結希「まあ・・・」

[ハートのエプロン]転校生【今日のごはんは『ピーマンの肉詰めトマトソースがけ』だよ】

転校生【トマトはおなかがへりにくくなるこうかがあって、ピーマンはいっぱいえいよーがあるからね】

転校生【せっかくなつだから、なつやさいたべてがんばってね!】

結希「女子力・・・よね」

天「6歳男子に負ける16歳女子・・・」

~水泳の練習~

風子「はい、そろそろきゅーけーにしましょーか」

転校生「はーい」

里菜「うんうん、だいぶ泳げるようになってきたな。これで次の海がもっと楽しくなるぞ!」

風子「まだライフジャケットは外すわけにはいきませんが・・・泳ぎ回るぐらいはできるでしょ」

転校生「そういえばさ、ハワイにもいくんだよね?そのときもおよげるの?」

風子「訓練があるとはいえ、慰安目的ももちろんありますからね。心配しなくてだいじょーぶですよ」

里菜「やったぁ!転校生、あと5分休憩したら、タイム計ってくれ!リナ、全力で泳ぎたくなってきたさ!」

転校生「いいよー」

・・・

転校生「あー、つかれたー」

風子「疲れ知らずのアンタさんがってなると、そーとーですね。かくいうウチも疲れましたが」

里菜「水泳は普段使わない筋肉とか使うからな。それに全身を使うから、体力を使うのも当然だぞ」

転校生「なんか、りなちゃんがあたまよさそーなこといってるといわかんあるよね」

里菜「転校生、リナのこと馬鹿にし過ぎだぞ!リナは勉強はともかく海のことに関しては学園の誰にも負けないさ!」

風子「沖縄の海人ですからね。まっ、もーしばらくよろしくおねげーします。ウチもいつでも来れるわけじゃねーので」

里菜「リナに任せるさ!転校生を沖縄で漁ができるぐらいには泳ぎ回れるようにするぞ!」

転校生「あっ、はまぐちだ!はまぐち!とったどー!」

里菜「あれ結構難しいんだよなー。でも、転校生もリナの婿になるんだから、できるように」

風子「その話、詳しく書かせてもれーますか?」ゴゴゴゴゴゴ

里菜「あ、あれ?リナ、何か怒らせるようなこと・・・」

風子「お話詳しく聞かせてもらえますね?」

里菜「あ、はい」

↑のレス
風子「詳しく書かせてもれーますか?」→「詳しく聞かせてもらえますか?」

~勧誘~

ミナ「はっ!すっかり忘れてた!」

恋「どうした、いきなり」

ミナ「サーヴァントだ!あいつ、結局天文部に入ってない!」

梓「あー、仮入部期間のときとかも来てくれませんでしたからねー」

心「え、えっとぉ・・・よ、呼びますか?」

ミナ「頼むぞ、心。ついでに卯衣も」

・・・

卯衣「来たわ」

転校生「きたよ」

ミナ「まっていたぞ、サーヴァントよぉ!?」

[女王様]転校生「なんかようじー?あそぶのー?」

梓「お、おお・・・これは・・・」

恋「て、転校生!どうしてそんな恰好を・・・!」

心「は、はわわわわ・・・女王様なのに男の子、いや、男の娘女王様っ!」カシャカシャカシャカシャ

転校生「さっきはまつりんといっしょにぶたやろうごっこしてたの」

卯衣「そうしてできあがったのがこの豚の角煮よ」

恋「なにがどうしてそうなった!?」

~適正~

ミナ「いや、しかしクイーンか・・・」

転校生「ひざまずけー!」

心「はいっ!」ドゲザッ

恋「・・・違う!」

梓「ふ、ふくぶちょー?」

恋「転校生、いいか?そのセリフはこうやって言うんじゃ」

恋『そこに跪いて!』

転校生「!?」ゾクゾク

梓「はいっ!」ヒザマヅキ

心「はい、閣下!」ヒザマヅキ

卯衣「こうかしら」ヒザマヅキ

ミナ「いやいやいや、なにをやっている!」

恋「さあ、やってみろ」

転校生「う、うん・・・よし!」

転校生『そこに跪いて!!!』

ミナ「ははっ!・・・な、か、身体が勝手に・・・!」

梓「一度教えてもらっただけでこの力・・・!」

心「ショタ女王・・・いい・・・」

卯衣「・・・これが、忠誠・・・?」

恋(こいつは将来大物になる・・・)

~いろいろと練習~

ミナ「いいか、我の言うとおりにやるんだぞ」

ミナ『うん、それ無理』

転校生「だが断る・・・じゃだめなの?」

ミナ「こっちの方が相手に精神ダメージを与えられるのだ。笑顔でナイフを持ちながら言うのがベスト」

転校生「あぶなくないかな?」

心「それじゃあ、私は謝り方の最上級の方法を・・・」

心『穴掘って埋まってますぅ!!』

転校生「そのスコップはどこからだしたの?」

卯衣「瑠璃川さんたちにセクハラされそうになった時は」

卯衣「『えっちぃのは嫌いです』といえばいいと思うわ」

転校生「え、セクハラ?されたことないよ?」

卯衣「・・・いえ、あなたがそういうのなら何も言わないわ」

梓「ここは無難に『お姉ちゃんに任せなさい』で行くべきッスか?いや、でも霧塚先輩のが強いし・・・あ、そうだ」

梓「もし誰かにいきなりプロポーズとかされたら『何ですか?口説いてるんですかごめんなさい無理です好きな人がいるので』って早口で言うといいッスよ」

転校生「なんですか?くどいてりゅんでしゅ・・・かんだ!」

恋「おぬしら、当初の目的を忘れておらんか?」

~盗聴~

夏海「よーっし、準備完了。くふふ・・・うまく聞こえるかなぁ」

夏海「部長も結構ヌケてるわねー。こんな面白そうな機械、置きっぱなしにして」

夏海「音量は・・・お、これだ。んーっと・・・」

智花『・・・・・・て・・・こう・・・・・・くん・・・・・・』

夏海「!聞こえる!すごいすごい。いい感じ!」

夏海「なるほど、こうして部長は盗聴・・・いや、傍受してるわけなのね」

夏海「さてさて、あたしのいないところでなにを話してるのかしら?」

智花『・・・・・・怜ちゃん・・・たし、は・・・・・・』

怜『・・・・・・花、お前・・・覚・・・ることだ・・・・・・』

怜『転校生・・・私と智花、どちらかこの場で決めるんだ』

夏海「・・・・・・え!?」

智花『そこはぜったい、わたしだよね!?』

夏海「え?え?どういうこと・・・?」

怜『2人とも、私の気持ちはわかっているだろう』

転校生『あうあう・・・』

智花『ダ、ダメっ!きょうこそわたしが転校生くんの・・・』

夏海「・・・冷静に考えたら、結構まずい絵面じゃない?これ」

夏海「6歳児を取り合う高校生って・・・いや、でも結構いるか」

怜『頼む智花。転校生の隣には・・・私が・・・』

智花『怜ちゃん、こればっかりは聞けないよ、わたし・・・』

転校生『まあまあ、いっかいおちつこ?ね?』

怜・智花『転校生(くん)は黙ってろ(て)!』

夏海「・・・・・・・・・・・・」

夏海「・・・えっと、風紀委員の番号はっと・・・ってだめ!さすがにあたしもあの二人が捕まるのは・・・」

夏海「ていうか、片方風紀委員だし。・・・とりあえず止めに行こう!」

~なっちゃんのたんじょーび~

夏海「やめなさいよ、アンタ達!6歳児は誰がどう考えても犯罪じゃんっ!」

鳴子「来たね。じゃあ、いくよ」

怜「お誕生日・・・」

智花「おめでとーっ!」

転校生「・・・ぼくのせりふがないっ!」

夏海「・・・・・・・・・・・・へっ?」

夏海「あ、あの・・・今、転校生をめぐってケンカしてたんじゃ・・・」

智花「なんのこと?変な夏海ちゃん」

怜「・・・席順の話か?私は下座でいいという話をしていたが・・・」

智花「ダメだってば!怜ちゃん、いつもそうやって気をつかうんだから」

智花「どうしてもその席はお菓子とか飲み物取る席になっちゃうでしょ」

鳴子「転校生くんが一番下座にずれたらどうなんだい?」

転校生「ぼくはそれでもいーよ」

怜「それではまた転校生が雑用に回ってしまう。いいから私に任せろ」

智花「で、でも特製フルーツポンチ!わたしが作ろうと思って材料・・・」

転校生「あーあーあー!きゅうにデザートつくりたくなってきたなー!ともちゃん、これつかうねー!」

怜「いいから、智花は奥へ」

鳴子「夏海、優しい子ばかりだね、君の友人は」

鳴子「・・・そういえば、ここで君の誕生日パーティーをやると教えたかな?」

鳴子「驚かせようと思って、内緒にしていたんだが・・・」

夏海「ぶっ、部長・・・」

鳴子「まさか、僕の置きっぱなしのアレを・・・使ってはいないだろうし」

夏海「・・・・・・・・・・・・」

鳴子「偶然通りかかったこの教室から、声が聞こえて気付いたんだよね」

鳴子「・・・図らずも、サプライズになってしまったようだけれど・・・プッ、クク・・・」

夏海「う、うぅ、やられたぁ!くやしいぃぃ!」

鳴子「そういえばあれを置いていった方がいいって言ってたのは転校生くんだったような・・・」

転校生「ぶいっ!」

夏海「ああー!また嵌められたー!6歳児に嵌められたー!」

転校生「えへへ・・・たんじょーびおめでとっ、なっちゃん!」

~※危険ですので絶対に真似をしないでください~

真理佳「青い海!白い雲!カンカンの太陽っ!」

真理佳「楽しみ過ぎて、うっかりこのまま飛び込んじゃいそうですっ!」

転校生「ていっ」ドンッ

真理佳「え、うわわわわ!お、おちるー!」

転校生「ジグリパフー」ガシッ

真理佳「た、助かったぁ・・・ってセンパイ!なんで押すんですか!」

転校生「え?あれってフリでしょ?」

純「あっはっはっはっは!円野、あんた芸人扱いされてんじゃん!」

転校生「かんさいじゃみんなこんなもんだよ。おすなっていったらおす、おせっていわれたらおす」

真理佳「どっちにしろ押すんじゃないですか!」

アイラ「あっぢいぃぃ・・・はぁ、まだ着かんのか・・・?干からびそうじゃ・・・」

転校生「ジグリパフー、かげー」

純「日傘にもなんのね、それ。段ボールって意外と便利・・・?」

アイラ「騙されるなよ。こやつのがおかしいだけじゃ」

転校生「てゆーか、おばあちゃんがねぼーしたのがいけないんでしょ」

アイラ「そうはゆーても、吸血鬼が朝の6時に起きれるかっちゅーんじゃ!」

純「寝坊じゃ仕方ないわね。あたしが仕事だったけど・・・」

アイラ「あづいぃ~、眠い~、お腹すいたぁ~、眠い~!」

転校生「うるさいからいっかい水につけよっか」

アイラ「お、おい、待て待て待て!それはだめじゃ!それだけは、それだけはやめてくれ!」

純「扱い慣れてんのねー」

天「zzz」

真理佳「この声の中でよく寝れますよね。僕も起こしたんですけど、全然起きませんし」

転校生「しょーがない、いっかいうみに」

純「あんたはとりあえず海に落とそうとするのやめない?」

今日はここまで!海に来ると転校生くんと転校生くんははっちゃけるぜ!
ノエルはすでにツッコミを自分の役目として受け入れてる模様。
この世界では将来教師になるし六法全書ぐらい読めてて当然だよね。魔法学の教師だけど。
秋穂は公共の場+ノエルがいない状況だと自重します。ノエルがいるとボケるのは一種の愛情表現の可能性。
ありすありあり(合言葉)

非安価スレと書いておきながら、ちょこっとキャラ安価とりたいんですけどいいですかね?
2,3人分安価を取りたいです。転校生と〇〇に行くキャラの安価。
よさそうなら明日のお昼頃に出そうと思います。

宣言通り安価出しときます。
風子、焔、レナ、モブ以外のキャラで
転校生の実家に着いて行くキャラ
なお、埋まらない場合は
ありす・怜・小蓮の順に入れます
安価↓1~3

というわけで、ありす・絢香・卯衣が転校生の実家に行くことになりました。
次次回ぐらいに帰省させるので今しばらくお待ちください。
・・・絢香連れてったら大騒ぎじゃね?
ありすありあり(合言葉)

~実家に~

兎ノ助「おっす、ありす。おはよう!今日も元気か?」

ありす「はぃ・・・んき、ぇす」

クレプリ「まあでも、ちょっと不機嫌ではあるさね」

ありす「ぉ・・・にんぎょ・・・さ・・・めっ・・・」

兎ノ助「不機嫌?どうしたんだ?」

クレプリ「昨日、少年と会ってないんさね。このまえ少年が欲しがってたカバン、出来たから知らせようと思ったのに」

兎ノ助「ああー、タイミングが悪かったなぁ。まあ今日中には帰って来るだろ」

ありす「どこ・・・に・・・?」

兎ノ助「風子が自分の家に連れてってる。昨日は他のやつの都合がつかなかったから、仕方なく連れてったらしい」

ありす「!」

クレプリ「へぇ、あの風紀委員長の?近いのか?」

兎ノ助「市内だからな。本人曰く休みの度に帰ってるらしい。転校生がいるときはいつも連れていってるらしいぜ」

兎ノ助「もう常連って言っても過言じゃな・・・どうした?ありす」

ありす「・・・・・・たし・・・も・・・」

クレプリ「えっと、ありすー?」

ありす「ぁたしも・・・ぉうちに・・・呼び・・・た・・・!」

兎ノ助「・・・想像だが、ありすが男を連れて帰ったら卒倒されそうだな」

クレプリ「案外成長に喜ぶかもしれないさね」

兎ノ助「俺が言うのもあれだけど、年齢差的には事案扱いされてもおかしくないんだよな・・・」

クレプリ「アラ還セクハラ魔が言うセリフじゃないさね」

兎ノ助「セクハラじゃねえ!コミュニケーションだ!」

クレプリ「セクハラおやじはみんなそういうんさね」

転校生「うのさん、ただいまー!あっ、ありすちゃん、おはよっ!」

風子「おはよーごぜーます。どーかしました?」

ありす「てんこ・・・く・・・!」ガシッ

転校生「へ?な、なに?」

ありす「・・・んど、ぁたしも・・・!」

転校生「へっ?へっ?」

風子「な、なにがあったんですか?」

クレプリ「ありすー、一回落ち着けー。絵面がまずいぞー」

今日のありす。風子が休みの時はいつも実家に帰ってるって発言があったので。
きっと転校生くんは風子の家でも弟扱いされてると思う。
家に帰るたび茶化されるけどのらりくらりとかわす風子とか見てみたい。
ありすって出身どこなんだろう?
今回も結希のカードがちょっとかわいすぎますね。なんだよあの安らいだ顔結婚したくなるだろ。
転校生信頼され過ぎだろ。さすが転校生だよコンチクショウ。
ネコミミイヴか・・・閃いた!
ありすありあり(合言葉)

~冷やし〇〇〇はじめました~

転校生「あー・・・あついねぇ・・・」

ありす「ぁつ・・・」

転校生「こーゆーときは、あれを食べよう」

クレプリ「あれ・・・ってなんさね?」

転校生「なつだからねー。あれだよあれ」

転校生「ひやしちゅうか、はじめました」

・・・

転校生「うう、つくってるとちゅうがあつい!」

ありす「ぁたしが・・・ろぅ・・・か・・・?」

転校生「いや、ここでひきさがったら男じゃない。やらねば!」

ありす「・・・・・・」

転校生「だんぼーるってすごいよね。たかいきっちんでもういたままりょうりできるもん」

転校生「あついなべもジグリパフのマジックハンドで・・・よし!」

転校生「あとはざるにいれてひやして・・・っと

・・・

転校生「おまたせー」コトッ

転校生「ひやしちゅうかできたよー」

クレプリ「うーん、相変わらずうまそうだな。オレっちも食えるなら食うんだけどなぁ」

ありす「ぉつかれ・・・ま、ぇす」ピトッ

転校生「うひゃあ!?つめたい!?」

ありす「氷水で・・・ひやし・・・み・・・」

転校生「あっ、なれてきた・・・ひんやりしててきもちい・・・ふにゃぁ~」

ありす「冷やしぁりす・・・じめ、ました・・・」

今日のありす。俺もありすに冷やしてもらいたい。
11月11日はポッキーの日らしいですね。転校生くんもたくさん食べていると思います。
みんなこぞってポッキーをあげるからまた太って・・・ってなってそう。
もやしの日でもあるらしい。ヤヨイが喜びそうな日ですね。
他にも電池の日とかサッカーの日とか・・・日本は毎日が記念日です。
ありすありあり(合言葉)

~猫~

さら「にゃーにゃー♪」

秋穂「にゃっ!にゃっ!」ペロペロ

転校生「みゃー!」

ノエル「ふしゃーっ!」

ありす「みゃ・・・・・・みゃぅ・・・」

クレプリ「にゃー」

寧々「にゃん!にゃんにゃん!」

初音「にゃ?にゃにゃ?」

ミナ「にゃ。にゃにゃおう」

恋「にゃ」

ミナ「・・・みゃう」

梓「みゃおぅ!みゃー!」

焔「にゃ、にゃー?」

浅梨「にゃっ!にゃっ!にゃにゃー!」

月詠「にゃう!?」

ヤヨイ「にゃふぅ・・・」

明鈴「?・・・」ジュルリ

小蓮「??!」

望「にゃう?にゃにゃにゃー!」

転校生「みゃーみゃー」

ありす「みゃ・・・?」

ノエル「にゃ。にゃにゃ」

イヴ「え、わ、私も?」

梓「にゃーにゃにゃーにゃ」

寧々「まーお!みゃーお!」

イヴ(わ、私は・・・)

転校生「みゃ?」

ノエル「にゃにゃ?」

さら「にゃにゃー!」

イヴ(私はエリート!猫であっても、完璧に再現してみせる!)

イヴ「・・・にゃ、にゃー!」

シロー「ミ゙ァ゙ァおぉオお゙ぉぉぅォウ」

転校生「みゃうん!?」

ノエル「にゃにゃーっ!?」

さら「にゃーにゃー!」

ありす「みゃぅ・・・・・・みゃ」

イヴ「・・・・・・にゃぅぅ・・・」ズ-ン

中学生以下組ににゃーにゃー言わせたかっただけ。
書いてる途中で自分が何を書きたかったのかわからなくなったのは内緒。
副音声を付ける予定はありません。
会話内容が理解できたあなたは前川さんのファンになるべきにゃ。
にゃりすにゃりにゃり(にゃー)

あ、やべ。明鈴と小蓮のとこ文字化けしてた。
明鈴「みー・・・」ジュルリ
小蓮「にゃーにゃー」
です。中国語で入れたかったんだけどなぁ

~到着~

転校生「なつだ!」

純「海だ!」

真理佳「太陽だー!」

純「あー、やっと着いたー!バカンスバカンス!」

真理佳「いやーっほおお、おぅ・・・」

真理佳「っとと、いけないいけない忘れるところだった!」

真理佳「鳴海センパイ、僕たちは遊びに来たわけじゃないんですよ!」

真理佳「わかってるって。毎年恒例、海辺の警備クエストでしょ?」

アイラ「円野、お前だって遅刻したじゃろうが」

真理佳「ひ、ヒーローは遅れて来るものなんですっ!」

転校生「まりちゃんってえんそくのまえの日とかねれなさそう」

真理佳「なんでわかったんですか!?」

純「はいはい。それはいいから暑いし着替えようよ。こないだの撮影で、可愛い水着買い取ったんだー」

転校生「ありすちゃんといっしょにえらんだみずぎ、もってきたもんね!」

~サイレントビーチ~

真理佳「・・・それにしても、やけに静かですね。集合場所ってここでいいんですか?」

純「そのはずだよ。漁師さんも確認してくれたし」

真理佳「おーい!誰かいませんかぁ?到着しましたよーっ!」

アイラ「ああぁ、やかましい!だから声がでかいちゅーんじゃ!」

アイラ「・・・・・・・・・・・・」

純「・・・・・・・・・・・・」

シーン

純「・・・ほんとにシーンとしてるわね。大丈夫なのかしら?これ」

アイラ「おかしいのう、こんだけ騒げば誰かしらすっ飛んで来そうなもんじゃが」

転校生「なけばみなせとかがきてくれるかな?」

アイラ「やめろ。妾達が殺されるじゃろ」

純「あとで風紀委員長の折檻とか勘弁よー」

真理佳「って、のんきしてる場合じゃないですよ!」

真理佳「僕たち、もしかしたら無人島に来てしまったんじゃ!?」

~アレ~

アイラ「海の家、電気は通っとるみたいじゃな。店員はおらんのか?」

転校生「いらっしゃいませー。おいしいアイスがございますがいかがでしょうかー」

真理佳「センパイいつのまに!?」

アイラ「!おっほ、美味そう!イチゴのシャーベットじゃって!」

転校生「おねだん350えんになりまーす」

真理佳「ちょ、ダメですよ、お店のもの勝手に食べちゃ!」

アイラ「ぎゃんぎゃん騒ぐな。金なら置いとくわい・・・」

転校生「これってアレかな、かってに食べたらぶたになっちゃうアレ」

真理佳「ええっ、そんな、それじゃあ僕は『真理佳』から『真』になって温泉宿で働かされるんですか!?」

アイラ「てことは円野は糞まみれになりながら縄を引っ張ったり白い龍と仲良くなったりするわけじゃな」

真理佳「や、やめてくださいよ!そもそもここに温泉宿なんか・・・」

転校生「あっちにたしか・・・」

真理佳「あるんですか!?」

転校生「さぁ?そもそもぼく、ふたりといっしょにいるのにわかるわけないじゃん」

真理佳「そ、そうですよね・・・」

アイラ「・・・あ、サイフ忘れた。円野、出しといて」

真理佳「ぼ、僕が出すんですか・・・・・・うぅ、サイフ・・・・・・あれ!?」

真理佳「・・・センパイ、僕もサイフ忘れちゃいました・・・」

アイラ「しょうがないヤツじゃ。じゃあ少年、頼むわ」

転校生「いいよ。といちねー」

アイラ「利息取るのか!?」

転校生「6さいじからおかねむしりとるき?あたまだいじょうぶ?」

真理佳「うぅ、すみませんセンパイ・・・」

真理佳「・・・って、なんで僕が謝ってるんですか!」

アイラ「気にするな、過疎地にはよくあることじゃ」

転校生「こうやってよくあることでばをながそうとするのをろうがいっていいます」

真理佳「なるほどー」

アイラ「なんか今日はやけに妾への当たりがきつくないか?」

~無人島~

アイラ「しかし食糧もある、電機も水も通っとる・・・本当に人だけがおらん状態じゃな」

アイラ「どーしたんじゃろ。散歩?遠足?」

真理佳「もしかして・・・集団失踪事件じゃないですか!?」

転校生「あんがいしまのぎゃくがわにいたりしてねー」

アイラ「ないない。そんなマンガみたいなオチのはずないじゃろ」

アイラ「ていうか円野、さっきも無人島じゃなんじゃと騒いどったが・・・」

アイラ「何度もいうが、過疎地にはよくあることじゃからな?無人の島だの店だの」

転校生「よくあるからってかならずしもそれがあてはまるとはかぎらないんだよ?」

アイラ「本当にお主は今日どうしたんじゃ・・・うん?」

アイラ「・・・あれ?円野どこいった?」

転校生「あれ?おばあちゃんにあいそうつかしていっちゃったのかな?」

アイラ「ないない。こんなプリチーな妾に愛想をつかす者なぞおるわけないじゃろ」

転校生「そうだね。それじゃあぼくはこれで。ひとりでがんばってね」

アイラ「ちょっとまて!円野、円野を探せ!」

転校生「えー」

アイラ「どうせただ見てないうちにどっか行ったんじゃろ!さあ!」

転校生「そういえば、『そしてだれもいなくなった』っていう本があったような・・・」

アイラ「やめろ!フラグを立てるなーーー!!!」

~覚醒~

天「まったく・・・行かないっつったのに誰が勝手に連れてきたのよ・・・」

純「円野が抱えてきたんだよ。覚えてないの?」

純「円野は【せっかく海なのに行かないと損ですよ!】って」

天「機械が錆びる方が損でしょうが!余計なお世話よ!」

純「転校生は【たまには外出て動けひきこもり出不精略してヒキデブ】って」

天「アイツ性格変わってない?ていうか、略し方に悪意があるでしょ!」

純「ていうか、そんなこと言ってる割には可愛い水着着てるじゃない」

天「こんなクソ暑いところで白衣着込んでるワケにいかないでしょ」

天「てか、私が持って来たわけじゃないから。気がついたらあって・・・」

純「まあ転校生が持ってきたんだけどね。【どうせまりちゃんのことだから水着のことなんか頭にないでしょ】って」

天「やっぱりアイツなんかキツくなってない?」

アイラ「おーい!鳴海!」

転校生「あっ、ヒキデブおきたんだ」

天「だれがヒキデブよっ!てかマジで言ってたのね!」

アイラ「そんなもんどうでもいい。こっちに円野来とらん?」

純「円野?来てないよ。どっか行ったの?」

アイラ「海の家調べてたら急にいなくなって・・・」

ガサガサ

アイラ「?なんの音じゃ?」

~誰か~

アイラ「誰もおらんな。はて」

純「円野じゃないの?遊んでるんじゃない。ヒーローごっこかなんかで」

アイラ「その可能性がないとは言い切れんな・・・しかしせっかく妾が探してるのに・・・」

アイラ「かよわい妾をおいて、1人でビーチをエンジョイするなんてずるいぞ!」

転校生「おばあちゃんがかよわいならライオンもかよわいいきものになっちゃうね」

アイラ「それはほめとるのか?貶しとるのか?」

純「まあまあ、なんなら、合流のめどがつくまで東雲も遊んで来れば?転校生も連れてさ」

アイラ「む、そうじゃな。そしたらもう一本アイス食べちゃおうかの・・・」

転校生「とろくでねー」

アイラ「利息が上がっとる!?」

アイラ「ま、まあよいわ。10日以内に返せばいいだけじゃからな。そうじゃ!砂遊びしよ」

アイラ「少年、日傘持ってこーい」

転校生「ジグリパフてんかいー」

アイラ「それ、開くんじゃな」

天「ところどころに制御ユニット入れてるからね。目ん玉飛び出るぐらい高いわよ、それ」

転校生「しってるよー。こわれるのはぼくじゃなくてまものとかうーちゃんとかはっちゃんだからせーきゅーはそっちもちで」

純「ちゃっかりしてるわねぇ」

~ぼんやり~

転校生(うみか・・・きょねん、りなちゃんたちといっしょにきたよね)

転校生(たのしかったなぁ・・・)

転校生(・・・【うら】のりなちゃんは、だいななじしんこうでしんじゃったんだよね)

転校生(もえちゃんも、るーちゃんも、ほむほむも・・・)

転校生(・・・・・・)

純「はぁ~・・・気持ちいい・・・」

純「波打ち際に立ってると、足の周りから須永崩れてくじゃん」

純「これ好きなの、あたし。ずっとこのままボーッとしてたい・・・」

純「?砂からなんか出てきた・・・あ!ハマグリ!」

純「見て転校生!ハマグリだよ、すごくない?」

転校生「え、うん。そうだね・・・」

純「・・・ねー、テンション低くない?」

純「さっきまであんなにテンション高かったのにさ。・・・なんかあったの?」

転校生「え、えっと・・・うう・・・」

純「・・・よくわかんないけど・・・最近アンタ立て続けに大変そうだったし」

純「ほら、一時期すっごい荒れてる時期もあったじゃんか」

純「あっちこっち引っ張りまわされて、疲れてるのかなって・・・」

転校生「・・・そういうわけじゃ、ないんだけどさ・・・・・・」

純「・・・あー、もう!じれったい!」ガシッ

転校生「ふぇ?」

純「といやっ!」ポイッ

転校生「ぎゃわっ!?」ザバン!

~発散~

転校生「えほっ、げほっ・・・なにすんのさ!」

純「あっはっはっは!いい反応!」

純「アンタが何考えてるのか知んないけどさ。こういう時は楽しまなきゃ損よ?」

純「ほらほら、さっきまでのテンション思い出して。ストレス発散させなさい!」

転校生「・・・そうだね」ニコッ

純「わかってくれたならいいんだけどさ・・・あれ?ね、ねえ転校生。あたしの後ろ、誰かいない?」

転校生「ジグリパフー」

純「えっ、ちょ、ちょっと、遠隔操作できるの!?や、やめて、つかまないで、ああ、飛ばないで!」

転校生「なげろっ!」

純「ぎゃー!」ザバーン!

転校生「あっはっはっはっは!いいよー!」

純「やったわねぇ~おかえしよ!」バシャバシャ

転校生「なんの!」パシャパシャ

純「その程度であたしに敵うと思うな!コンボってもんがあんのよ!」

転校生「ジグリパフガードっ!」

純「あっ、ずるい!それはずるいわよ!」

転校生「かてばかんぐんだよー!」

純「あんたがその気なら・・・こっちだって本気よ!」

転校生「おれたちのたたかいはこれからだ!」

純「ご愛読ありがとうございました。>>1の次回作にご期待下さい・・・って終わらせないで!」

~熱々~

天「あーダルい・・・科学者って生き物は太陽の下だと弱るのよ・・・」

天「っと、今の転校生に聞かれてないわよね?聞かれてたらまたヒキデブとか言われること間違いないし・・・」

天「・・・いないみたいね。さて・・・デウス・エクスに砂や海水が入ってないか見ないと・・・あっつ!」

天「これだから直射日光は!ちょっと影で冷まさないと」

転校生「・・・・・・」

天「ん?あ、アンタ・・・いつのまに・・・」

転校生「ジグリパフー」ガシッ

天「ん?」

転校生「このへんでいい?」

天「え、あ、うん。ありがと」

転校生「ジグリパフはそらちゃんがつくってくれたやつだからね。ちゃんとつかなわくちゃ。それに、それってだいじなものでしょ?」

天「まあ、壊れたらシャレにならないわね。メンテはしとかないと、怖くてどこにもいけないもの」

転校生「まりちゃんなんもかんがえずにひきずってきたからねー」

天「勘弁してほしいわ・・・」

~興味津々~

天「冷えた・・・かしら」

転校生「うん、さわってもあつくないよー」チョンチョン

天「こらこら、アンタが触ってどうすんのよ。熱くて火傷したら危ないでしょ」

転校生「いっしゅんだったらだいじょうぶだよー」リョウリデナレテル

天「はあ、まあいいわ。ほら、もういいから遊んでらっしゃい」

転校生「じー」

天「口で言ってどうすんのよ。・・・なに、興味あんの?見ても面白くないわよ?」

転校生「ロボットはぜんおとこのこのあこがれなんだよ」

天「まあ、勝手にすれば?アタシの場所じゃないし」

・・・

天「これで終わりっと」

転校生「おつかれさまー。ジュースとってきたよー」

天「あんた、リモート操作使いこなしてるわねー。で、結局最後まで見てたわね。地味だったでしょ?」

転校生「ふかさぎょうにくらべればどうってことないよ。ていうか、みててたのしかったよ?」

天「それがなんのことかは知らないけど・・・あんた、科学の才能あるかもね」

天「こういうのって、知らないものに対する興味が重要な要素だから」

天「・・・って、子供はそんなもんか。・・・ねえ、聞いてる?アンタ、さっきからどこ見てんの?」

転校生「・・・やっぱり、ゆきちゃんよりおっきいね」

天「余計なお世話よっ!」

~また1人~

アイラ「あぢぃ・・・吸血鬼がミイラになっちゃう・・・」

純「暑いの苦手なら日よけの帽子化したのに」

アイラ「み、みずぅ・・・・・・みずをくれぇ・・・・・・」

天「ホラ。ついでに汐タブレットでも舐めときなさいよね」

アイラ「うえぇ、しょっぱい・・・マズい・・・」

転校生「めんどくさいからうみの水のんどきなよ。しおとみずがまじってておとくだよ?」

アイラ「んなもん飲んだら余計に喉が渇くわ!」

天「浸透圧のこととか知らないだろうし、海水は水分補給にならないってこと知らないんじゃない?」

転校生「うみの水はねぇ・・・しょっぱい!」

純「んなもん誰だって知ってるわよ!」

転校生「さいたまけんにはうみがないからしらない人のほうがおおいんじゃないの?」

純「埼玉県民バカにすんな!砂浜が熱いことを知らないだけよ!」

天「で、どうするの?まだ先発組と連絡が取れない状態だけど」

純「頼みのデバイスも電波が良くないのよね。困ったな・・・」

純「いつもバスで来てるんだけど、今回は島のほうっていってたからなぁ」

純「うーん、船に乗る前にちゃんと地図で確認するべきだったか・・・」

転校生「ちょっとひとっとびしてこようか?」ジグリパフー

天「やめなさい。ああもう、円野も戻ってこないし、なんかめんどくさいことになっちゃってるわね」

純「このまま日が暮れたらマズいし、とりあえず備えだけはしとこうか」

転校生「うみのいえにしょくりょーはあるから、そっちはだいじょうぶだよね。ちょっとくふうすればあそこでねれるし」

天「その辺も追々考えて・・・」

アイラ「ぐわ、なにす・・・・・・うぎゃぁ!」

純「ん?東雲?」

天「転校生、東雲は?」

転校生「・・・あれ?いない?」

天「アイツ、フラフラだったじゃない。球にいなくなるなんておかしいわよ」

純「だよねえ。そんな状態で早く動けるとは思えないんだけど」

~そして誰もいなくなった~

転校生「・・・アガサ・クリスティーってしってる?」

純「えっと、推理作家だったっけ?」

天「・・・『そして誰もいなくなった』?」

転校生「そう。むじんとうから出られなくなった10人が1人ずつころされるアレ」

天「最初は円野、次は東雲・・・そしてその次は、私たちの中の誰か・・・ってなるのかしら、この場合」

純「・・・や、やめてよね。東雲のことだし、どうせどっかにいるんでしょ!?」

純「そんなまさか、急に消えたりするはずないじゃん。あははは!」

純「あはは・・・・・・は、は・・・・・・」

天「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

天「ま、東雲と円野ならなにがあろうと大丈夫だと思うけどさ」

転校生「じしょうヒーローときゅーけつきだもんね」

純「う、うん・・・」

純「あのさ、転校生。念のため単独行動しないようにしてよね・・・」

転校生「え、いいけど。・・・こわいの?」

純「あ、アンタを心配してるのよ!怖くて言ってるわけじゃないからね!」

転校生「すっごいテンプレなこというねー」

天「わかってても口に出さないのが優しさよ」

純「だから怖くないってば!」

~置いてけぼり~

風子「んー、どうしましょーか・・・」

ありす「・・・・・・」

紗妃「見回りから戻りました・・・あら、楠木さん?どうしたんですか?」

クレプリ「そこの風紀委員長に呼ばれて来たんさね」

紗妃「どうしたんですか?委員長・・・って、な、なんですかそれは!」

風子「なにって・・・ポケモンですよ?」

紗妃「ふ、風紀委員長とあろうものが、そんなものを!」

風子「いやね、この前楯野にゲームだけ借りて、転校生さんと対戦したんですが、見事にボロ負けしちゃいまして」

風子「かなーり悔しかったので、ちょいとリベンジしようかと」

ありす「れんしゅ・・・つきぁ、て・・・す・・・」

紗妃「で、ですが!」

風子「これも転校生さんとの重要なコミュニケーションツールです。校則違反じゃねーんですから、こんくらいは問題ねーですよ」

紗妃「そ、そうですが・・・」

風子「ああ!外れた!なんで95を外すんですか!」

クレプリ「ここ一番で外れるんだよなー」

ありす「・・・ゃった・・・!」

クレプリ「ほれありす、勝ち鬨を上げろ!」

ありす「か、かちましたぁー!」

風子「うう、当たりさえしていれば・・・」

紗妃「・・・なんにせよ、限度は守ってくださいよ!」

風子「わかってますって。さて、つぎはどうしましょーか・・・」

紗妃(でも、転校生さんもやっているんですよね。・・・少しだけなら、触ってみてもいいかも・・・?)

この後ドはまりする紗妃が見られますが、無害です

今日はここまで!無人島編が思ったより長くなってるぞ!一日で終わらせる予定だったのに!
ありすのパーティはジュペッタとかゴルーグとかネンドールとかだと思います。人形統一的な。
新作ではキテルグマとかミミッキュとかも入ると思う。
転校生は状態異常を・・・とかじゃなくて、まだ子供なのでだいたい攻撃技です。
チラチーノにおさきにどうぞを覚えさせてきあいパンチを早く出すとかはまだしてないと思う。
実家帰省はもうちょい先かな?もうしばらくお待ちくださいませ。
ありすありあり(合言葉)

~かわいいの、かっこいいの~

[白ワンピース]転校生「ひらひらー」

[おそろい]ありす「ひら・・・」

風子「・・・毎度毎度思ってるんですが、誰がアンタさんにそーゆーのを着せてるんですか?」カワイイカライインデスケド

転校生「え?このはとかー、あきちゃんとかー、さーちゃんとかー、まつりんとかー」

クレプリ「割と大勢いるんだな。てか、少年はそれでいいのか?」

ありす「ぃやじゃ・・・ぃ・・・?」

転校生「だってね、これきてたらみんないっしょにあそんでくれるんだよ?」

転校生「しょーてんがいのおっちゃんとかおばちゃんもサービスしてくれるし」

転校生「おとくだらけだよ!」

風子「意外と打算的・・・まあ、本人が納得してるならいいんですが・・・」

転校生「でもねー、たまにはかっこいいおようふくもきたいかなーって」

ありす「すぐ・・・くり、ます!」

風子「いや、部屋に持ってきた分置いてるでしょ」

転校生「ありすちゃんのおふく、かわいくなっちゃうからなー」

クレプリ「まあありすも女の子だから、かわいくしちまうのは仕方な・・・あ、ありす?」

ありす「・・・・・・」プルプル

転校生「お、おこってる?」

風子「いや、これは怒ってるというよりむしろ・・・」

ありす「・・・どこそ・・・・・・こぃ、のを・・・!」

クレプリ「あー、これはアレさね。ありすの職人魂に火が点いたやつさね」

転校生「ありすちゃん、がんばれー!」

ありす「がんばり・・・す・・・!」

風子「まぁ、でも・・・」

風子(遊んで欲しくてあの服着てるんですよね)

風子(もーちょい時間見つけて一緒にいるよーにしますか・・・)

今日のありす。夜に更新が無理そうなので。
グリモアもやる、デレステもやる、両方やらなきゃいけないのが掛け持ちの辛いところです。
こずえSRが出たから手に入れざるを得ない。
多分転校生くゆも必死にやってて他の生徒からクレームが来てると思う。
ありすありあり(合言葉)

~帰ってきたズバリ!~

兎ノ助「うのすけ!」

七撫「ズバリ!」

兎ノ助「ってまたお前かよ!他は!?」

七撫「えー、みんなもう本編で出ちゃってるじゃん。ちひろちゃんは今入院中だしー」

兎ノ助「ちひろが入院中なのにお前が来てるっていうのもおかしいけどな」

七撫「だって仕方ないじゃん。出番がないの!ここで出るのも500レスぶりなの!」

兎ノ助「はいはい、わかったわかった。それじゃあ進めてくれよ」

七撫「はーい。それじゃあ図書ガールさんからの質問です」

七撫「・転校生くんの家族構成とかわかりますか?」

兎ノ助「実家に住んでるのは両親と姉と弟。ちょっと離れたところに祖父母がいるぞ」

七撫「あれ?姉弟いるの?」

兎ノ助「その辺のことは核心に迫ることがあるから秘密だ。戸籍上は存在しているとだけ言っておこう」

七撫「ふーん。ちなみに、兄弟仲は?」

兎ノ助「姉とは良好らしいぞ。弟はまだ2歳らしくてな、懐いてくれてはいるそうだ」

七撫「へー。羨ましいなぁ・・・」

メノコ「きゅきゅー!」

七撫「おっと、私には姉さんがいるもんね。うんうん、大丈夫だよ」

~モアずばり!~

七撫「はーいそれじゃあ続いての質問でーす」

兎ノ助「おう、頼んだ!」

七撫「ケンカ上等さんからの質問だよ」

七撫「・あいつって同年代の友達とかいないのか?」

兎ノ助「いない」

七撫「えっ、ほら、学生街の子供とかいないの?」

兎ノ助「魔法使いだからなぁ・・・それに子供だ。どうしても危ない目で見られる部分がある」

兎ノ助「転校生自身は魔法は弱くとも肉体強化はされてるからな。その力も十分あぶないんだ」

兎ノ助「アイツ自身最近子供じみた部分がなくなってきてる気がするし・・・」

七撫「それっていいことなのかな?」

兎ノ助「わからん!大人っぽいと言われるだけならいいんだが、成熟したふりをしてるとかになったら手が負えん」

兎ノ助「俺にできることは遊び相手になったり見守ったりぐらいだからな」

七撫「やっぱり同年代の子ってのは欲しいよね」

兎ノ助「特に子供だからな。さらは今秋穂とかありすとかがいるが、あいつも2歳で入ってきたからなぁ。当時はもう」

七撫「じゃ、次行くねー」

兎ノ助「おい、語らせろよ!」

~モーストずばり!~

七撫「それじゃあ名残惜しいけど、最後の質問です」

七撫「時をかける少女さんからのおたよりだよっ!」

兎ノ助「少・・・女・・・?」

七撫「・転校生くんっておっぱい好きなの?」

兎ノ助「おいっ!」

七撫「本人に聞いてみよっか。転校生くーん」

転校生「え?すきっていうかなんていうか・・・やわらかいよね」

兎ノ助「畜生!子供だからって触りまくりやがって!」

転校生「でもね、あきちゃんとかさっちゃんとかがすってっていってくるのがこわいんだ・・・」

兎ノ助「・・・え?紗妃が?」

七撫「うわー、あの人、風紀委員なのにそんなこと・・・」

紗妃「ご、誤解ですっ!あの時はその、焦っていて正常な判断ができなくてっ!」

兎ノ助「やろうとしたんだろ?」

七撫「変態じゃん」

秋穂「ようこそ、こちらの世界へ」

春乃「歓迎するわよ」

心「ふふふ・・・私も転校生くんに・・・」

紗妃「ご、誤解ですってばー!!!」

七撫「えっと・・・今日はここまで!また次回お会いしましょう!シーユー!」

兎ノ助「シーユー!」

~捜索~

純「転校生、どう?なんか見える?」

転校生「たぶんこっちー」

天「根拠は?」

転校生「かん」

純「ま、待ちなさいよ、そっちに行くならあたしも・・・」

純「さっきもいったけど、あんまり離れるとまたはぐれちゃうでしょ・・・」

ガサガサ

純「きゃっ!?だ、誰!?」

転校生「あ、まりちゃんだ」

真理佳「・・・う、せ・・・センパイ・・・?」

天「円野!アンタどこ行ってたのよ、みんな探してたんだから!」

真理佳「・・・・・・・・・・・・」

天「円野?」

バタッ

天「ちょ、ちょっと!?」

純「うわ、怪我してんじゃん!大丈夫?手当てしないと・・・」

転校生「はーい、しょうどくするよー」ビビビ

真理佳「・・・す・・・すみません・・・急に後ろからやられて・・・」

天「後ろからって・・・一体なにがあったのよ」

純「歩けそう?あたしも肩貸すから、とりあえず海の家まで戻ろ」

真理佳「・・・セ・・・センパイ・・・」

天「いいから、無理にしゃべるんじゃないわよ」

真理佳「き、気を・・・つけて・・・」

真理佳「この島・・・なにか・・・います・・・」

~新たなる被害者~

アイラ「ぎ、ぎぃえぁああぁぁ~!!」

転校生「うっわ、なさけないこえ」

天「やっぱりアンタ性格変わってるでしょ?」

真理佳「とりあえず行きましょう!」

・・・

アイラ「・・・・・・あ、う・・・・・・」

真理佳「東雲センパイ!?」

真理佳「・・・・・・泳いで疲れたんですか?」

アイラ「ば、ばっかもん・・・!この状態をどう見たらそうなるんじゃ・・・」

天「どうしたのよ、びしょ濡れで。水苦手なんじゃないの?」

アイラ「頭から・・・海水をかけられた・・・」

転校生「もっかいかければなおるかな?」

アイラ「やめろぉ!」

真理佳「襲われたんですか!?もしかして僕を襲ったヤツと同一犯じゃ!?」

アイラ「もうダメ・・・妾死んじゃう・・・力がモリモリ抜けてく・・・」

純「水をかけられたくらいで大げさね」

アイラ「何が大げさなものか!童の弱点を突いてくるなど・・・うぅ・・・」

転校生「きゅーけつきって水にひかりにニンニクにしらきのくいにじゅうじかにじゃくてんだらけだよね」

天「白木の杭は人間でもやられそうなんだけど」

~アイラの決心~

アイラ「うぅぅ、おのれ・・・魔物だか人間だか知らんが・・・」

アイラ「妾にケンカを売りおって・・・目にもの見せてくれるわ!」

真理佳「そうだそうだッ!ヒーローが成敗してやる!」

転校生「これしっぱいするやつじゃない?」

純「わかってても言わないで上げるのが大人よ」

転校生「ぼくはこどもだからすきなだけいってもだいじょうぶだね」

天「お前のような子供がいるか!」

アイラ「おいそこ!聞こえておるぞ!」

真理佳「ヒーローは一度やられるのが定石なんです!だからこれは・・・勝利フラグ!」

純「・・・2人とも元気そうじゃん」

~逆襲・・・?~

[E.ひのきのぼう]アイラ「おっし!武器が木の棒くらいしかないがまぁいいじゃろ」

[E.ヒーローの拳]真理佳「よーし、行くぞぉ!東雲センパイの仇討ちです!」

転校生「しののめ・・・いいやつだったよ・・・」

アイラ「うぉい!死んどらんっちゅーの!」

真理佳「あ、・・・すみません。えーと、こういう時なんて言ったら・・・」

アイラ「クックック・・・【逆襲】じゃ!」

真理佳「ぎゃ、ぎゃくしゅう!?」

アイラ「円野を襲い、妾に水をぶっかけた犯人に逆襲するのじゃ!」

真理佳「むむ・・・逆襲かぁ。確かにそういうヒーローもいますけど・・・」

真理佳「あ、そんじゃ僕、あっち側見に行きますね」

アイラ「気をつけていけよ。どこに潜んでいるかわからんからな!」

アイラ「妾や円野の不意をつくヤツじゃ。少年、お主も用心して・・・」

アイラ「!?そこかっ!」

真理佳「そういえばセンパイ・・・」

アイラ「どぅおりゃあぁっ!」アバンストラッシュ!

真理佳「あいたーっ!」

転校生「なにやってんのさ」

アイラ「あれ、円野!?ゴメン敵かと思った!」

真理佳「あいたたぁ・・・びっくりした・・・」

アイラ「すまん、紛らわしかったからつい・・・だいじょぶか?」

真理佳「す、すみませんこっちも不用心でした・・・気をつけます!」

アイラ「・・・いやはや、歳を取ると判断力が鈍るわい・・・」

転校生「BBA!」

アイラ「いまなんつった!?」

~逆襲成功~

真理佳「あ、それでですね!センパイはどうします?なんなら僕と・・・」

転校生「ねぇねぇ、あたまだいじょうぶ?」

真理佳「え?あはは・・・平気です、このくらい。頭は丈夫なんで・・・」

真理佳「!?て、敵かっ!?」

真理佳「危ない!センパイは僕の後ろに!」

アイラ「少年!なんでついてこないんじゃ、はよせんか・・・」

真理佳「うりゃあああぁっ!」シャイニングフィンガー!

アイラ「あだああぁあ!」

転校生「こうかはばつぐんだ ▼」

真理佳「うわあああ東雲センパイ!!すすす、すみませんッ!!」

転校生「なかみのほうはだいじょうぶじゃなさそうだね」

アイラ「ま、円野おぉぉ・・・!お主、もしやわざとか!?」

真理佳「ないない!わざとじゃないですってば!」

転校生「たてまえはそれくらいにしてほんねは?」

真理佳「実はちょっとだけ力強くしました・・・ハッ!」

アイラ「ま~ど~か~の~!!!」

真理佳「わああん!東雲センパイ、ヴィランよい怖いんですけどおぉ!」

~いんなんとかさん~

真理佳「ウィンディ・ガールとして鍛えた力で、みんなを守り切ってみせますから!」

真理佳「あ、ウィンディ・ガールって僕の変身したときの名前なんですけど」

真理佳「もし変身した時は、そう呼んでくださいね」

天「はぁ。別に普通に円野でいいじゃん」

真理佳「ダメです、ウィンディ・ガールです!ちゃんとおぼえてください!」

天「め、めんどくさっ・・・!」

転校生「ねえねえ、いんちゃん」

真理佳「センパイ、どうしました?」

転校生「もうさ、めんどくさいからそのいんなんとかってやめない?」

真理佳「えええっ!?僕の一番大事なところですよ!?あと、ウィンディ・ガールです!」

天「それで、えっと、そのインデックスだっけ?」

転校生「ちがうよ。インキューベーターだよ」

天「いや、違うわ。ぜーったいにインディペンデンスよ」

転校生「いやいやいや、インディファレンスだって」

真理佳「全部違いますからぁ!」

~動物~

純「なにそれ。でっかいバネ・・・ネズミ取りみたいな?」

天「ネズミ取りよ。拾える材料じゃ原始的なヤツしか作れなかったけどね」

純「え?ほんとにネズミ取りなの?てか、このエサって・・・」

天「フランクフルトよ。海の家にあったヤツ」

転校生「250えん、といちだからねー」

純「ああ、あんたもお金もってきてないんだ・・・ていうか、そんなん引っかかるの・・・?」

天「魔物に有効かはわかんないけど、動物ならイケるんじゃない?」

天「ものは試しよ。やってみて失敗したらまた考えるわ」

転校生「おばあちゃんとかまりちゃんにみつからないようにしないとねー」

天「なんで?」

転校生「ちほうとのうきんだよ?」

純「酷い言いぐさね」

・・・

真理佳「うわあ~!ソーセージだぁ~!」

アイラ「なんじゃと?円野、妾の分は!」

真理佳「こんなところに置いといたら腐っちゃいますよ!もったいないです!」

真理佳「食べ物を粗末にするわけにはいきません、このソーセージは僕が・・・」

アイラ「ちょうど妾、腹が減っとったんじゃ!」

真理佳「あっ!ちょっと、僕が先に見つけたんですよ!?」

アイラ「ええい、ひっぱるな馬鹿力!こういうのは年功序列で・・・」

真理佳「あいたぁ!な、なにこれぇ!」

アイラ「わはははー!ざまみよ!この隙に・・・」

アイラ「あいたぁ!なんじゃこれ、トラップ!?」

天「・・・・・・・・・・・・」

転校生「ね?いったでしょ?」

純「・・・新しい餌、持ってくるわ・・・」

~いつもと違うよね~

アイラ「少年。お主、やはりいつもより毒舌になっておらんか?」

転校生「おばあちゃんも日にあてられてあたまくさってきたんじゃないの?」

アイラ「そういうとこじゃ!」

転校生「はぁ・・・これだからBBAは・・・おとこのこは日々せいちょーしてるんだよ?」

アイラ「お主のそれは成長ではなくむしろ退化じゃ」

転校生「じかんてーししてるのにたいかするおばあちゃんもすごいよね」

アイラ「さっきからお主は・・・ちっと妾のことを舐めとるんじゃないかの?」

アイラ「妾はこわ~い吸血鬼じゃ。あんまし調子に乗ってると、お前の血ぃ吸いつくしてやるぞ!」

転校生「へー、それはこわいなー」ガシッ

アイラ「しょ、少年?なんでつかんだんじゃ?」

転校生「こわいこわい、まんじゅうとかすごくこわい」

アイラ「それは落語じゃろ!お、おい、どこにつれていく!」

転校生「こわいからうごけないとこでたたかうのがいちばんだよねー」

アイラ「や、やめろ!じゃから妾は水が苦手なんじゃって!」

転校生「ちゃんとジグリパフでつかんでるからだいじょーぶだよー」

アイラ「ウソじゃ!少年絶対途中で水に漬けたりする!」

転校生「やるなやるなはやれのフリだよね!」

アイラ「や、やめるんじゃ!これはガチなやつじゃから・・・や、やめろ、やめろぉぉぉぉぉ!!!」

この後1時間ぐらい海上で奮闘してました(アイラは真理佳のバレーボールの流れ弾に沈められた)

~無茶ぶりヒーロー~

真理佳「うーん、どうやってこの島を脱出しましょうか・・・」

転校生「しなくていいとおもうけどなぁ」

真理佳「ダメですよ!そんな悲観的になっちゃ!」

転校生「デバイスあるんだからGPSでばしょわかってるし・・・」

真理佳「そうだ!センパイ、センパイのそれを改造して、5人乗りにしましょう!」

転校生「ざいりょーがないよ」

真理佳「あっ、そっか。それじゃあ、何か作れそうなもの・・・はっ!」

真理佳「イカダを作ってセンパイが引っ張るとかは!?」

転校生「これねー、100キロくらいまでしかはこべないんだよね」

真理佳「全員合わせたら100キロ以上は超えますか・・・むむむ」

真理佳「あ、じゃあ僕が泳いでひっぱりますよ!」

転校生「そういやくるとちゅう、りょーしのおっちゃんがサメがいるうみとおってきたって・・・」

真理佳「ひぃ!や、やっぱなしです!」

真理佳「えっと、それじゃあ・・・」

・・・

真理佳「うーん、やっぱり、僕って考えるのは向いてないのかなぁ」

転校生「そんなわかりきったことを」

真理佳「うっ・・・で、でも、センパイってやっぱり優しいですね。僕の意見に、ちゃんと耳を傾けてくれますから」

転校生「ひまだし」

真理佳「それでもですよ!だって、僕の考えなんて突拍子のないものばかりで、そんなの無理だって否定されるばかりで・・・」

真理佳「でもセンパイは、できるかできないかをちゃんと考えてくれるじゃないですか!できないとしてもちゃんとその理由も!」

転校生「こんきょもないのにあいてのいうことひてーしちゃだめってゆきちゃんにおしえてもらったからねー」

真理佳「それを実践できるのがすごいですよ!」

転校生「そ、そうかな?」

真理佳「そうですよ!」

転校生「そっかぁ・・・」

~犯人~

???「にゃあああぁ!むぎゃああぁぁ!」

純「!?かかった!おーい、罠成功したわよ!」

アイラ「でかした!おのれ、ここで会ったが百年目・・・」

レナ「あう、ううぁ!がるっ・・・ぐるるっ・・・グオ・・・ォォ・・・」

アイラ「そ、相馬レナ!?」

転校生「あ、れな」

レナ「うぅ、あ!て、てんこー!てんこー、レナ、たすける!」

レナ「い、いや、ぐるる・・・ご、ぐおぉ・・・グオオォ・・・」

転校生「はい、はずすねー」

アイラ「なんじゃその声、お主だったのか!?」

アイラ「紛らわしい鳴き方しおって、魔物にでも育てられたのかお主はっ!」

レナ「いやーっ!レナいやーっ!に、にく・・・にくくうーっ!」

転校生「はい、あーん」

レナ「もむもむ・・・てんこー、おおきに!」

真理佳「もしかして、僕たちを襲ってきたのも・・・」

レナ「れ、レナ、いや。オマエ、たすけるくれる。あうぅ・・・」

レナ「うみ、あそぶ・・・レナ、たすける。てんこー、うみいっしょ・・・」

~真相~

レナ「うほ、うほほ!レナ、うみ、オマエ、あそぶ!うほほ!」

転校生「うみであそぶよっ!うほほ!」

純「すご・・・テンション上がりまくりね。転校生みたいなもんかしら」

アイラ「確かにすばやい、人間程度の大きさ、海水ぶっかけることもできる・・・」

アイラ「・・・こやつが犯人じゃったか・・・」

薫子「・・・あら?」

薫子「みなさんお揃いで・・・ずいぶん遅かったですね。転校生さんも、心配しましたよ」

アイラ「うおっ!?水瀬、なんでここに・・・!?」

薫子「事前にお配りした予定表の通りです。巡回の時間ですので・・・」

薫子「あなたたちこそ、今までどこに?」

アイラ「いや、着いてからずっとこの辺いたんじゃけど」

薫子「ずっとですか?まあ・・・どこで行き違ったのかしら」

薫子「島のこちら側は開発工事のためにJGJが封鎖しますから警備不要ですよ」

薫子「海の家は業者が休憩所に使いますから、荷物を置いているなら早く撤収を・・・」

純「ええぇ?そんなの知らないよ~!」

薫子「ブリーフィングの時に説明したはずです。聞いていいなかったのですか?」

純「・・・それは・・・えーと・・・」

アイラ「聞いてなかったっちゅーか、なんちゅーか・・・」

真理佳「・・・ち、遅刻したんで・・・」

~転校生の遅刻の原因~

風子「おー、日焼けしてますねー。真っ赤です。だいじょーぶですか?」

転校生「いたいー、ふーちゃん、おくすりぬってー」

風子「はいはい、んじゃ服脱いでくだせー」

転校生「おふくいやー、いたいー・・・」

ありす「まっかっか・・・」

クレプリ「少年は痛くなる焼け方するタイプなんだな」

転校生「ううー」

風子「にしても、水瀬からまだ来てないのかって連絡が何度もあったんですが、なんで遅刻したんですか?」

転校生「えっと、その・・・ありすちゃんが・・・」

風子「楠木?」

ありす「ぇ、と・・・ぉようふく、ぇらぶの・・・じかん・・・」

風子「それじゃあ本末転倒じゃねーですか。まったく、転校生さんもちゃんと言ってあげなきゃ・・・」

クレプリ「言ってたさね。ただありすの耳に入ってなかっただけで」

転校生「それに、あきちゃんとかゆさがいっぱいふくもってくるからうひゃあ!?しょこりゃめぇ!」

風子「あー、ここも真っ赤・・・ちょっと我慢してくだせー」

転校生「ううー・・・もうやだぁ・・・」

ありす「ごめ・・・なさ・・・」

風子「次からは気をつけるよーに。ハワイなんか遅れたらシャレになりませんからね?」

転校生「はいー・・・いたいぃ・・・」

今日はここまで!次回、転校生くんの実家に帰省!神戸の見どころとか知らねぇ!
王子動物園とか須磨海浜水族園とか六甲山牧場とかあるけど知らねぇ!
この前、南京町に修学旅行生っぽいのが来てたけど知らねぇ!
絢香は撮影のため元町の第一グランドホテルあたりに宿泊予定でいいかな。外観しか知らないから何にもわからないけど。
ありすありあり(合言葉)

~大喜び~

転校生「ぬぬ~」

風子(なんか最近、ずっとデバイスで遊んでますね。まあこっちも仕事が進むからいいんですが・・・)

転校生「む~もいっかいだ!」

風子(・・・た、たまには外に行ってみたりとかしませんか?ついていきますよ?)

転校生「はーじけーるーぱーわぁーでだーっしゅ♪」

風子「ねぇ、転校生さん。最近ちょっと」

転校生「きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

風子「!?」ビクッ

転校生「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

転校生「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

風子「い、いったいどうしたんですか!?」

転校生「ふーちゃん、ふーちゃん!みてみて!こずえちゃんがきたの!」

風子「うん?」

転校生「おむかえできたのーーーーー!!!!!!」

風子「そ、そーですか。おめでとーごぜーます」

転校生「レッスンして、しんあいどあげて、とっくんしなきゃ。スターランクもたかくして・・・」

風子「・・・・・・これは、しばらく放っておいたほうがいーですかね?」

こずえちゃんお迎え記念。めちゃくちゃテンション上がった。
こずえちゃんかわいい。ありすもかわいい。この文脈だと橘さんっぽいけど橘さんもかわいい。
楠木さんの方は中々来てくれないけど、とりあえずミニキャラメダル貯めてミニありすをお迎えするとこからかな。
こずえこずこず(ふわぁ)
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira123248.png
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira123249.png
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira123250.png

~得意分野~

ノエル「ありすちゃん、家庭科満点か~。おめでとう!」

ありす「ぁりがと・・・ござ、ます・・・」

ありす「のぇ・・・んも・・・しゃかぃ・・・1ぃ、ぉめで・・・ざ、ます」

ノエル「えへへー、まあ最近はちょっと勉強に目覚めたっていうか?そんな感じだからねー」

クレプリ「ツッコミのために勉強する学生ってのもすごいさね」

ノエル「そうしなきゃ、止まらない気がしてさ・・・」フッ

ありす(何かを諦めた顔に・・・)

・・・

秋穂「うーん・・・」

さら「あきほちゃん、どうしたんですかぁ?」

秋穂「あ、さらちゃん。いやね、これからボケるために必要なのは英語辞典か国語辞典かで迷ってて・・・」

さら「えっとぉ・・・英語だったらエミリアさんたちとも英語でお話できますぅ!」

秋穂「よし、わかった!わたし、これから英語でボケれるように頑張る!」

この後ノエルの英語の成績が上がったのは言うまでもない

今日の分です。ちょっとパソコンの調子が悪くて思うように進まない・・・
ありすがメインじゃないとか言わない。
橘さんは「橘ありす」という12歳のクールでイチゴパスタな女の子のことです。魔導師のお仕事でテンションが上がったりする橘です。
楠木さんは「楠木ありす」という13歳の無口でドールマスターな女の子のことです。金魚に思い人の名前をつけたりする俺の推しキャラです。
ありすありあり(合言葉)

~お盆休み~

兎ノ助「そろそろお盆だな。オマエ、大丈夫か?」

風子「なにがです?」

兎ノ助「お祭りでハッスルした学園生がアヤマチを犯さないように取り締まるんだろ?」

風子「まー風紀委員の仕事ですからね。やりますよ」

兎ノ助「お前、委員長になってからお盆に休みとったことないだろ?」

風子「かわりに学園は人が少なくてへーわですから、休みみたいなもんです・・・はぁ」

兎ノ助「の割にはあんまりうれしそうじゃねーな。やっぱり休みたかったのか?」

風子「いえ、ただタイミングが悪いなーと」

兎ノ助「なんの話だ?」

風子「転校生さんがですね、実家に帰省するんです」

兎ノ助「・・・・・・・え?あいつが?あー、そういえばそんなこと言ってたような」

風子「はい。なんでも、お盆くらいはお墓参りしに帰って来なさいって電話があったみたいで」

風子「おしょーがつとかにも帰ってませんからね、しかたねーっちゃしかたねーですが・・・」

兎ノ助「ああ、それでお前の仕事の日と転校生の休みが被ったわけか」

風子「あの子は年中休みみたいなもんですが、まあそーですね」

兎ノ助「今からでも申請してみたらどうだ?」

風子「・・・転校生さんに」

転校生【ふーちゃん、ぼくちょっといってくるけど、おしごとがんばってね!】

風子「って言われちゃったんで・・・」

兎ノ助「ああ・・・そりゃ言えねぇよなぁ・・・」

~事の発端~

転校生「もしもし?あ、おかあさん?どしたん、きゅうにでんわしてきて」

転校生「え?おはかまいり?あー、してないなぁ。うん、やっぱしときたいけど・・・」

転校生「でも、まえちゃんとしたまほーつかいなるまでかえらへんってやくそくしたし・・・」

転校生「え?おばーちゃんが?おじーちゃんも?あー、そーやなぁ・・・」

転校生「うん、わかった。ちょっとかいちょーにそーだんしてみるわ」

転校生「うん、ともだち?うん、いけそうなら。うん」

転校生「うん、それじゃあ。バイバイ、またれんらくするから」

転校生「ふー、えっと、とらはいまだいじょうぶかな・・・あれ?もえちゃん?」

萌木「て、転校生くん・・・ついに、ついにベールを脱いでくれたんだね!」ハァハァ

転校生「!?」

萌木「もっとぉ・・・もっとその言葉を聞かせてぇ・・・」ハァハァ

転校生「ひ、ひぃ!?」

里菜「や、やめろ萌木!って力つよ!なんなのさこれ、いつももっと弱いだろ!?」

萌木「転校生くぅん・・・」ズリズリ

里菜「ひ、ひっぱられる・・・!」

イヴ「き、霧塚さん、落ち着いて!転校生さん、ここは私たちが押さえておくから!」

里菜「リナたちのことはいいから、早く行けーっ!」

転校生「う、うん!」

萌木「ふしゅうううううう!!!!!!」ズッ・・・ズッ・・・

里菜「萌木っ、落ち着けぇーっ!」

イヴ「どうしてこの力を普段から出せないんですか!?」

萌木「転校生くんの声を、私にぃぃぃぃぃ!!!!」

イヴ(だめっ!止まらない!誰か!)

~変態道~

秋穂「奥義・六法全書アタック!」

萌木「へぶっ!?」

里菜「お、お前は・・・」

イヴ「散歩部の・・・」

「「瑠璃川秋穂!」」

秋穂「Yes,I am!」

萌木「・・・はっ!わ、私は・・・・・・、いったい・・・?」

秋穂「萌木先輩。人を怖がらせる変態じゃなくて、人を楽しませる変態になりましょう」

萌木「人を、楽しませる・・・?」

イヴ「ちょっとまって、変態の時点でおかしいんじゃないかしら」

里菜「でもあれだろ、どっちか選べって言われたら後の方だろ?」

イヴ「前提がおかしいんですよ!」

萌木「し、師匠と呼ばせてください!」

イヴ「今のどこに感銘を受けたんですか!?」

秋穂「だめ・・・わたしもまだ、この変態道を究めてないの」

萌木「そ、そんな・・・秋穂ちゃんほどの人が・・・」

イヴ「それは人の道を外れてますからね?」

里菜「書いて字のごとく外道だな」

秋穂「そう、だからわたしは歩み続けるの。この変態という道を」

ノエル「今すぐ引き返して!」

イヴ「ノ、ノエル!」

秋穂「えー、でもわたしから変態性を取ったら何も残らないでしょ?」

ノエル「お掃除がとりえの秋穂ちゃんはどこに行ったの!?」

秋穂「今の時代お掃除だけじゃキャラが埋もれるんだよ!」

ノエル「キャラ付けならもっとまっとうな奴選ぼうよ!」

秋穂「あっ、借りてたこれ返すね」

ノエル「このタイミングで!?」

イヴ(これが、社会1位のツッコミ・・・!)

イヴ(私も・・・私も鍛えなくては!)

ノエル(なんかすごい誤解が発生してる気がする)

~いざ~

虎千代「なるほど、わかった。せっかくの機会だ、ゆっくり休んでこい」

転校生「はーい」

虎千代「それじゃあ、えっと、お前の金の管理は兎ノ助だったか?話を通しておくから交通費を・・・」

転校生「あっ、それはだいじょーぶだよ」

虎千代「どういうことだ?」

・・・

転校生「さあ、うーちゃん、おーぞらへ!」

[コウノトリ]卯衣「わかったわ」

薫子「どうしてそれを選んだんですか!?」

虎千代「だめだ、さすがにその移動方法は許可できん」

転校生「でも、まえちょっとおかねつかっちゃって・・・」

チトセ「ていうか、あなたもよく了承したわね」

卯衣「今の私はコウノトリ。幼い子供を親の元へ届けるのが役目」

チトセ「立華さんはそれでいいの?」

虎千代「ともかく、却下だ。交通費はこちらから出すから、陸路でも空路でも、まともな交通機関を使ってくれ」

転校生「えー、はーい」

卯衣「残念ね」

~お目付け役~

虎千代「しかし、さすがにお前たちだけで行かせるのは不安だ」

卯衣「そうかしら?」

転校生「えー」

薫子「平均年齢3歳ですからね」

虎千代「とはいえ、今の時期は休みを取る生徒はやっぱり転校生と同じ目的のものが多いし・・・」

チトセ「そういえば、転校生くんの実家ってどこにあるの?本人からははぐらかされたんだけど」

虎千代「たしか、神戸だったよな?」

転校生「そーだよ」

チトセ「それならそうと言ってくれればいいのに」

薫子「・・・そうですね。会長、彼女が適任かと」

虎千代「ん?誰だ?」

薫子「皇さんです。ちょうど、撮影のために神戸に向かうと報告がありましたので」

虎千代「むっ、そういえばそうだったか。転校生、一度皇と話をしてみよう」

転校生「はーい。うーちゃん!」

[おうまさん]卯衣「今の私は駿馬。その気になればマッハを超えて走れるわ」

薫子「やめなさい!」

~神戸行き~

純「絢香ー、いつ出発すんの?」

絢香「明日だよ。お土産ちゃんと買ってくるからね」

純「神戸土産って何があるの?」

絢香「知らないんだけど・・・ちょうど神戸出身の子がいるし、聞いてみるよ」

純「え?誰?」

絢香「転校生くんだよ。たしかそんな話を言ってたんだ」

純「へー。んじゃ、期待してるよ」

絢香「それじゃあ、ちょっと転校生くん探しに行こっかな」

純「んじゃ、またね」

・・・

絢香「ええ!?転校生くんを!?」

虎千代「行き帰りの間だけでいい。頼めないだろうか」

転校生「だめー?」

絢香「ううーん、まあそういうことなら・・・あっ、それじゃあ、転校生くん」

転校生「なになに?」

絢香「折角だし、観光案内とか、おねがいしてもいい?私、行ったことなくてさ」

転校生「もーまんたいー!」

虎千代「それじゃあ頼んだ。なにかあったら、すぐに連絡してくれ」

絢香「わかりました。それじゃあ、出発は明日の朝9時だから、遅れないようにね」

転校生「はーい」

~荷造り~

風子「ん?転校生さん、なんの準備ですか?」

転校生「いっかいおうちにかえるのー」

風子「そうですか、家に・・・えっ!?」

転校生「あれ?とらからきーてない?」

風子「い、いえ、まだなにも・・・」

転校生「それじゃあせつめーするね。おかーさんがね・・・」

・・・

風子「そういうことですか。まあ、皇がいるっていうならだいじょーぶだと思いますが・・・」

風子(でもやっぱり、今からでもウチがついていくべきじゃ・・・)

風子「ね、ねぇ、転校生さ」

転校生「ふーちゃん、ぼくちょっといってくるけど、おしごとがんばってね!」ニコッ

風子「・・・・・・はい」

冒頭に戻る

~いつの間にか~

ありす(みなさんこんにちは。楠木ありすです)

ありす(私は今・・・)

転校生「ついたー!」

ありす(転校生くんと)

卯衣「ここが、神戸・・・」

ありす(立華さんと)

絢香「東京から新幹線で3時間、グリモアからは4時間!大丈夫、みんな?疲れてない?」

ありす(皇さんと一緒に)

ありす「ぁ・・・ぃじょぶ、ぇす」

ありす(・・・神戸にいます)

クレプリ「ここが港町で名高い神戸かー。あれ食おうぜ、あれ!神戸ビーフ!」

転校生「あんなたかいのむりだよー」

卯衣「私たちが渡された分ではそこまで高級な食事はとれないわね」

絢香「まあ、いざとなったら私が出すし、気にしないでいいわよ」

クレプリ「本当か!?さすがトップアイドル、太っ腹さね!」

転校生「べつのいいかたで?」

クレプリ「デブ!・・・あれ?」

絢香「意味が違うから!」

ありす(・・・どうしてこうなったんだっけ?)

~出発前~

風子「とはいえ、やっぱり心配は心配です・・・」

梓「どうしたッスか?委員長」

風子「おっ、服部。ちょーどよかった。アンタさん、ちょいと神戸まで」

梓「イヤイヤイヤ、自分の方も用事あるから無理ですって!」

風子「はぁ、そーですか。んじゃ、どーしましょ?」

梓「んー、そんなに心配なら、なんとかしましょうか?」

風子「おねげーします」

梓「わーお、即答。まあ自分に任せてほしいッス。それじゃあ、にんにん!」

・・・

ありす(朝、服部さんに声をかけられて、荷物を渡されて)

ありす(それで、気が付いたら新幹線に一緒に乗ってて・・・あれ?)

ありす(その間になにがあったっけ・・・?)

絢香(混乱してる・・・すこしそっとしておいてあげよう・・・)

今日はここまで!というわけで神戸に到着しました。神戸牛とか地元民でもそんなホイホイ食えるもんじゃないからね。
転校生は多分ホテルの高級料理よりもB級グルメとかの方が好きそう。
自分はあんまり食べないんですが、神戸って洋菓子も美味しいそうです。
絢香は有馬温泉でロケみたいなのをすることにしようかな。ちょうど温泉ガチャが出てたし。
有馬温泉は炭酸せんべいがうまい。あと金の湯銀の湯とかがあった。
入口にあの温泉が飲めるようになってるコーナーがあったと思うけど、あんまりおいしくはなかった思い出。
でも普段行くには遠いので行くとしたらスズランの湯かなー。あっちの方もいろいろあるし。
転校生はそばめしとかぼっかけとか普段から食べてるみたいだから、おそらく兵庫区長田区あたりの住人。祖父母の家はポートアイランドに。
転校生たちが下りたのが新神戸駅だから、王子動物園の方に向かわせると逆方向だというね。ありすにパンダ見せたい。
作中時間は8月半ばですので、ちょうど須磨の海の方にイルカが解放されてる時期です。そっちも絢香にやらせたらいいかも。
神戸魅力発見的な番組になりそうです。
ありすありあり(合言葉)

~連絡~

転校生「もしもし?ついたよ。いましんこーべにおる。うん。でも、どのでんしゃのればいいとかわからんで?」

転校生「さんのみやに?むかえに?わかった。なんじぐらいにきてくれる?」

転校生「おひるごはん?まだ。うん、じゃあてきとーにどっかで食べるわ」

転校生「うん、うん。それじゃあ。はーい」

転校生「えっと、おひるごはん食べよ!3じくらいにむかえにきてくれるってさ」

絢香「ほんとう?それじゃあお昼はどうする?何かおススメとかある?」

転校生「おすすめっていうか・・・」

・・・

―南京町―

転校生「ここでいろいろ食べよっ!」

卯衣「南京町。兵庫県神戸市にある中華街で、日本3大チャイナタウンの一つとされる場所」

ありす「ひと・・・ぃっぱ・・・」

絢香(た、食べ歩きかー・・・中華料理って油いっぱい使うから、カロリー高いの多いんだよねー・・・)

ありす「ぁ・・・しょーろん・・・ぉぃしそ・・・」

転校生「じゃあかってくるね。ちょっとまってて」

クレプリ「あ、おい、少年?」

~関西のノリ~

転校生「おっちゃーん!しょーろんぽー4こちょうだーい!」

「あいよ、360円ね」

転校生「えー、ちょっとまけてやー。320えんで!」

「そりゃやりすぎや。340円でどうや」

転校生「じゃあそれでー」

「よし、ちょうどやな。熱々やから気ぃつけよー」

転校生「はーい」

転校生「かってきたよー。あついからきをつけてねー」

ありす「ぁりが、と・・・」

絢香「リアルでまけてもらうとこ見るのはじめてだわー」ハフハフ

絢香(あ、おいしい)

卯衣「私は食べる必要がないのだけれど・・・」

転校生「こーゆーのはノリがだいじなんだよ。さ、いっしょにたべよ?」

卯衣「・・・ええ、わかったわ」

ありす「ぁちっ!」

転校生「あちゅっ!」

絢香「猫舌なの?」

~中華街堪能~

転校生「チマキちょーだーい!」

ありす「・・・♪」

・・・

転校生「ぶたまんちょうだーい」

卯衣「肉まんじゃないの?」

転校生「ぶたまんだよー」

・・・

転校生「ごまだんごでー」

絢香「カロリーがっ・・・でも食べちゃう!おいしいんだもん!」

・・・

転校生「トルコアイスー!のびるよー!」

ありす「おぉ・・・」

卯衣「アイスが・・・伸びる・・・?なんのために?」

絢香「中華街なのにトルコ・・・?」

~満足~

転校生「おなかいっぱーい。ごちそーさまー」

ありす「ごちそ・・・ま、でした」

卯衣「ごちそうさまでした」

絢香「うん、いいよいいよ、これくらい。思ってたより出費も少ないし」

転校生「そーいやさー、あやちゃん、どこにとまるの?」

絢香「えっと、確かルミナスホテルってとこにだったはず」ココヨ

転校生「あ、うちのきんじょだ。じゃあせっかくだし、あやちゃんもいっしょにくるまでいこ?」

絢香「ほんと?いいの?」

転校生「だいじょうぶだいじょうぶ、車、8にんのりだし」

絢香「じゃあ、お願いしようかな。よろしくね」

転校生「よろしくされまーす」

転校生「あっ、きたきた。おーい!ここだよー!」ブンブン

ありす「ぁの・・・ぁかぃ・・・?」

転校生「そーそー。あ、とまったとまった。おかーさーん!ひさしぶりー!」

母「はいはい、久しぶりー。でそっちの娘たちが・・・?」

ありす「ぁ、ぇと・・・楠木、ありす・・・ぇす。ょろしく、ぉねがぃ・・・ます・・・」

卯衣「立華卯衣です。今日はよろしくお願いします」

絢香「えっと、く、車の中でおねがいします!」

母「うん?ん?・・・あーっ!あーあー、うん、そうやね。それじゃあ、乗ってください」

転校生「はーい」

~車の中で~

絢香「それじゃあ改めまして、皇絢香です。一応、この3人の保護者役として同行してます」

母「はい、ごていねいにありがとうございます」

転校生「これがうちのおとーとです。えっと、今2さいだよね?」

弟「2さいー」

ありす「ぁ・・・かわぃ・・・♪」

卯衣「はじめまして。立華卯衣よ」

弟「はじめましてー!」

転校生「ほっぺぷにぷにー」

弟「ぷあー」

クレプリ「おお、ぷにぷに」

弟「ぷあー」

弟「んっ!」プクー

転校生「てやー!」プニッ

弟「ぷあー」プスー

絢香(二人ともかわいい)

~大興奮~

ありす(ここが、転校生くんのお家・・・)

母「ごめんねー、普通のマンションで。狭いところだけど、ゆっくりしていってくださいな」

絢香「いえいえ、お構いなく」

転校生「そーそー、もうじぶんのいえのみたいにぐでーっと」グデー

卯衣「ぐでーっと」グデー

母「あんたは動きなさい」

転校生「えー、はーい。むぎちゃもってくるねー」

ありす(なんていうか・・・)

卯衣「皇さん、こういう時は何かした方がいいのかしら。私、他人の家に泊まるという経験が無くて・・・」

絢香「あー、えっと、何もしない方がいい・・・かな?って言っても、私もそんなに経験ないんだけど」

ありす(普通の家、って感じがする)

姉(8)「ただいまー。―――はもう帰っと・・・ぉ・・・?」

絢香「あ、お邪魔してます」

ありす「ぁ・・・と・・・こん・・・にちは・・・」

卯衣「はじめまして。えっと、転校生くんのお姉さん?」

姉「あっ、あっ、あっ・・・絢香ちゃんやーーーー!!!!!!!!!」

絢香(そうだよねっ!それが普通の反応だよね!よかった!最近みんな反応薄いからちょっと寂しかったの!)

~サイン~

姉「は、はじめましてっ!あ、姉ですっ!この弟の姉ですっ!」

転校生「このおねーちゃんのおとうとです」

弟「おとーと?」

絢香「はじめまして、Magic☆Starの皇絢香です」

姉「あっ、は、はは、はじめましてっ!ちょ、ちょっとこっちこい!」グイッ

転校生「ぐぇっ」

姉「ちょっと!なんでゆってくれへんのよ!絢香ちゃん来るとかわかっとったらもっと家きれいにしとったのに!」

転校生「そんなんいわれたって、きまったんきのうやし」

姉「もう、とりあえず!サイン、もらってきて!仲いいんやろ!」

転校生「はーい」

転校生「あやちゃん、おねーちゃんがサインほしいって」

絢香「うん、全部聞こえてたよ。これでいい?」

姉「ありがとうございますっ!うわー、生アイドルからサインもらった・・・ちょううれしい・・・」

クレプリ「そういや、トップアイドルだったよな。あまりにも身近すぎて、あんまり意識が・・・」

卯衣「アイドル、というものがよくわからないわ」

ありす「ぇっと・・・ぅたったり、ぉどったり・・・?」

転校生「こずえちゃんみたいなのとか!」

姉「・・・お、お人形が喋ってるー!?!?!?」

クレプリ「ああ、この反応も新鮮さね」

転校生「ありすちゃんのまほーやで!」

姉「こ、これが魔法・・・あ、あんたもなんかできるんやろ!見せて!」

転校生「むり。がくえんのそとでのまほーはこーそくいはんやもん」

姉「ええやんええやん、ちょっとぐらい。誰も見てへんって」

転校生「だからあかんってー」

絢香(・・・転校生くん、家族に会えてすごく嬉しそう。やっぱり、そうだよね、うん)

今日はここまで!実際魔法使いの親ってどんな心境なんでしょうね。人によりけりでしょうけど・・・
転校生くんの家族は無事さえでいてくれたらそれでいいって考えです。特別な体質のこととか知りません。
段ボールは荷物になるので持ってきてません。空飛ぶ段ボールに驚く家族の姿は見れない。
どうしても絢香が目立っちゃうなー。まあアイドルだから当然か。
転校生の帰省と聞いて勝手についていこうとした生徒はもれなく風紀委員長に止められてます。秋穂とか萌木とか香ノ葉とか。
そういえば一緒に中華街見に行くって話をしてた娘がいたような・・・まあいいか!
ありすありあり(合言葉)

~嫁~

転校生「それでな、いっつもふーちゃんにな・・・」

母「うんうん」

ありす(なんだか転校生くんが、いつもより子供っぽいかな・・・やっぱり、お母さんの前だからかな)

卯衣「zzz」

転校生「それでな、たんじょーびのときにな、ありすちゃんにおしえてもらいながらな、エプロンつくってん!」

母「そうなん?」

転校生「そうやねん!ほら、みて!このかばんもありすちゃんがつくったヤツやねん!ね、ありすちゃん」

ありす「ふぇ?ぁ、はぃ・・・そ、ぇす・・・」

母「ほうほう、すごいなぁ・・・裁縫はばっちりで、いいお嫁さんになりそう」

ありす「お、ぉよめ・・・!?」

クレプリ「待て待て待てーい!ありすの婿はオレっちが決めるんさね!ありすはまだ嫁には出さん!」

姉「クレプリー、勝手に抜け出したらあかんでー。今はこっちやからなー」

クレプリ「あっ、ちょっ、今オレっち結構大事なとこd」

転校生「あっ、いっちゃった・・・」

ありす(お嫁さん、かぁ・・・私はともかく、転校生くんならいいお嫁さんになりそう・・・あれ?)

ありす(・・・・・・ま、いっか・・・)

今日の分。転校生はいい嫁になりそう。いい婿じゃなくて、いい嫁に。
たぶん嫁スキルはかなり高いんだよなぁ・・・でも男らしいとこも結構ある。
リアル姉は8歳じゃないですからね?少なくとも酒が飲める年齢ですからね?じゃないと俺の年齢がおかしなことになる。
もちろんリアル弟も2歳じゃない。こんなかわいらしい弟なんていなかった。
ありすありあり(合言葉)

~アルバム~

絢香(実家のお約束というか、なんというか、まあ・・・)

ありす「ちっちゃ・・・♪」

転校生「えー、これぼくなのー?」

母「そうやでー」

卯衣「どことなく面影はあるわね。目元とか」

姉「それでそれで、次の新曲とかって決まってるんですか!?」

絢香「え?う、うーん、ちょっとそれは秘密かなー・・・」

姉「えー、ちょっとぐらいー」

転校生「おねーちゃん、あやちゃんこまらせちゃだめだよっ!」

姉「ぶー」

絢香(こういうのってさ、恋人の家に行ってやるものじゃないの?いや、あたしが夢見過ぎなのかもしれないけどさ)

絢香(・・・この子の年齢がもっと高かったら、それっぽく見えたのかな?なんて)

絢香(それならそもそも来ることないよね)

ありす「ぁ・・・・・・ようちぇ・・・?」

転校生「あー、いってたなー。みんなげんきかなー」

母「この子、入園初日に大泣きしたのよ。幼稚園まで送って行って、私が帰る時になって『おいてかないでー!』って」

ありす「ほ・・・と?」

転校生「しーっ!しーっ!」

母「昔っからもう目が離せなくてねぇ。エスカレーターの手すりにぶら下がって登っていくわ、いきなりいなくなってドッグフードの棚の中に隠れてるわ・・・」

ありす「!?」

卯衣「・・・今では考えられな・・・いや、でも・・・するかも・・・?」

転校生「しないってばー!」

クレプリ「あれ?赤ん坊のころのはないのか?」

母「それがねー、うち、一回引っ越してるんだけど、その時に無くしちゃったみたいで・・・」

絢香「へぇ、そうなんですか・・・!?」

転校生「うん?あやちゃん、どうしたの?」

絢香「あ、いや、なんでもない、なんでもない」

絢香(え、ちょ、マジ?え、そうなの?え?ど、どうしよ、これ・・・)

~葛藤~

母「それじゃあ、ちょっと晩御飯の用意するから、お客さんの相手は任せたで」

転校生「はーい」

ありす「ばんごは・・・!」

卯衣「どうしたの?」

ありす(転校生くんの料理はおいしい。はっきり言ってかなりおいしい)

ありす(そして、それを仕込んだのはこのお母さん・・・つまり!)

ありす(その人が作る料理がおいしくないわけがない!)

姉「なぁなぁ、他の芸能人とか知り合いにおらんの?」

転校生「じゅんちゃんは、げいのーじん・・・なんかな?」

卯衣「zzz」

絢香(えっと、どうしよう・・・これってある意味転校生くんの秘密、だよね?)

絢香(あたしが知っていいものなの?知っちゃいけなかったんじゃないの?うう・・・)

絢香(転校生くん、は・・・知らないよね、きっと)

絢香(・・・教えるべきじゃ、ないよね。うん、そうだよ)

絢香(あたしは何も聞かなかった。そういうことでいいんだよ。そのはず)

~今日の献立~

母「出来たから持ってってー」

転校生「はーい」

姉「あー、絢香ちゃんの分はあたしが持っていく!」

転校生「じゃあついでにぜんぶもってきてー」

姉「残りは運べ!」

ありす「ぁ・・・ぉてつだ・・・しま・・・」

卯衣「私も手伝うわ」

母「いいっていいって、お客さんなんだから、ゆっくりしててくださいな」

絢香(あれ?いつのまに夕飯もいただく流れに?・・・まあ、いっか)

転校生「もってきたよー、おかーさんのハンバーグ!」

ありす「ハンバーグ・・・・!」

ありす(母親としての必須料理の1つ・・・子供心をぐっとつかめる料理・・・ッ!)

卯衣「ハンバーグにキャベツの千切り、ポテトサラダとコンソメスープ、それと山芋のすりおろし」

母「今日は久々にこの子が帰って来るから、この子の好きな料理にしてました」ポンポン

転校生「んっ」

弟「ハンバーグー!」

姉「お母さんのハンバーグめっちゃおいしいねんで!店だせるぐらい!」

母「それは無理やからな?」

転校生「あっ、お父さんは帰ってきてるし喋ったりしてるけど画面に映ってないだけだよ」

絢香「どこに向かって言ってるの?」

~母の腕~

転校生「いただきまーす!」

ありす「ぃただき・・・す・・・!」

ありす(こ、これは・・・おいしいッ!)

ありす(切った瞬間に肉汁があふれてきて、お肉の味がソースとうまく絡み合って・・・ッ!)

ありす(ハンバーグだけじゃない。スープも野菜がタップリで、味も栄養もバランスが整っているし・・・)

ありす(キャベツはただの添え物のようで、肉汁をたっぷり含んだソースと一緒に食べればまた絶品ッ!)

ありす(ポテトサラダは決して濃くなく、だけども薄くなく、他の料理を引き立ててくれる・・・)

ありす(とろろは転校生くんの大好物だけあって、驚くほどに絶妙な味に調えられている・・・山芋に醤油と卵を混ぜこんでるだけなのに、このおいしさ!)

ありす(ほかほかのご飯ともよく合うし、これが、母の腕・・・ッ!)

ありす(転校生くんの作ったのもおいしいけど、こっちの方が数段上!圧倒的すぎる・・・!)

ありす(ああ、お箸が、止まらないッ!)

転校生「えへへ・・・おかーさんの味や・・・」

卯衣「このハンバーグ、前に水無月さんの作ったものと味の成分が似ているわね」

母「ふーちゃんさん、だっけ?この前電話でお話ししたときに、作り方伝えておいたんですよ」

転校生「まだまだあしもとにもおよばないけどねー」

母「作ってもらってる身でそういうこといわない!」

絢香(転校生くん、ものすごく嬉しそう・・・ていうか、楠木さんが何か、キャラ変わってない?)

~そのころのふーちゃん~

風子「はぁ、アンタさんたちも自重してくだせー。いくら心配だからってね?」

秋穂「うう・・・」

萌木「すいません・・・」

香ノ葉「反省しとるんよ・・・」

風子「いーですか?ウチも心配なんです!ていうか、ほとんどの生徒が心配してるんです!」

風子「その気持ちをぐっとこらえて、みんなやってるんですから、ね?」

風子「ちゃんと転校生さんの方から報告も来てますし、帰って来てから存分に土産話なりなんなり聞いてやって下せー」

秋穂「転校生くんから・・・報告?」

風子「うちと、生徒会長と、あと宍戸が一応もらってるやつです。どうせ遊佐は知ってるでしょーけど」

香ノ葉「う、うちも・・・うちにも見せてくださいっ!」

萌木「お、おねがいします!」

秋穂「何でもしますから!」

風子「はぁ、構いませんが・・・むやみに何でもするとか言わねーよーに」

風子(ふぅ、こっちに残っててせーかいでしたね。本人もこれで幾分かリラックスしてくれればいいんですが・・・)

風子(ま、この写真の顔見る限り、だいじょーぶですよね)

~別行動~

―翌日―

ありす(転校生くんは家族でお墓参りに行きました)

ありす(さすがに同行はできないので、私は観光をすることに)

ありす(立華さんは魔力補給の関係から、転校生くんに同行しています)

ありす(というわけで私は今、1人で神戸王子動物園に来ています)

ありす(帰りは迎えに来てくれるみたいで、のびのびパスポートっていうものを預かりました)

ありす(これがあれば、無料で入れるみたいです。すごい)

ありす(『お姉ちゃんの小学生用のやつだから、小学生として振る舞ってね』って言われたけれど・・・)

クレプリ(もともと小学生の身長なんだよなぁ。振る舞う必要なし!)

ありす(皇さんは撮影のため、別行動です。がんばってください)

クレプリ「ありす、最初はどこ見るんだ?」

ありす「ゃっぱり・・・パンダ、を・・・!」

クレプリ「向こう(関東)だとみるために上野まで行かなきゃいけねーしなぁ」

ありす(見たことが無いわけじゃないですが、やっぱり見たいものは見たいんです)

ありす「まずは・・・にゅぅえ・・・から・・・」

クレプリ「了解さね!」

~お墓参り~

母「卯衣ちゃん、到着したけどどうする?車の中で待っておく?」

転校生「ついてくる?」

卯衣「そうね、せっかくだし、一緒に行くわ」

姉「卯衣ちゃんつれてったら、おばあちゃんたち喜ぶかな?」

母「あたりまえやん。こんなかわいい娘が来てくれるんやで?」

卯衣「?転校生くんの祖父母はさっき一緒にいたんじゃ?」

母「ああ、アタシの家の方のお墓なのよ。あっちはお父さんの方の両親」

卯衣「そうだったの?ごめんなさい」

転校生「いいっていいって。さ、いこ」

・・・

母「手伝ってくれてありがとね。それじゃあ、手を合わせて、帰りましょうか」

卯衣「念仏を唱えたりはしないの?」

姉「お父さんの方のおばあちゃんは言えるんだけどねー、うちは誰もいえないの」

転校生「あれながいからすきじゃなーい」

弟「ながいー」

母「はいはい、それじゃ、手を合わせて」

卯衣「二礼二拍手一礼だったかしら?」

母「それは神社参拝ね」

~現地リポート~

絢香「みなさんこんにちは!リポーターの絢香です☆」

絢香「今日はここ、神戸の魅力をたーっぷりお届けしまーす!」

絢香「今私の後ろに見える建物、ここは神戸王子動物園です!」

絢香「日本に3つしかないパンダがいる動物園の1つなんですよー」

絢香「それではさっそく、中に入ってみたいと思います!」

・・・

絢香(うっ、はいったとたんすごい臭いが・・・我慢我慢・・・)

クレプリ「うわっ!なんだこれくっさ!すっげーくさいさね!」※王子動物園は入ってすぐにフラミンゴの池があるのですごく臭い

ありす「ぉにんぎょ・・・さ・・・めっ・・・!」

絢香(えっ!?被った!?行先被った!?)

クレプリ「あっ、あれは、おーい!皇ー!」

絢香「し、しーっ!しーっ!今撮影中だから!」

ありす「ぁ・・・すぃま、せ・・・ぉじゃまし・・・」

絢香「あ、ええと、あの子、同じグリモアのクラスメイトで・・・えっ!?本気ですか!?」

絢香「確かに前のブライダルの撮影はしましたけど・・・えっと、楠木さん、ちょっといい?」

ありす「?」

~飛び入り~

絢香「え、えーと、突然ですが、ここで飛び入りゲストの紹介です。どうぞっ!」

ありす「・・・・・・」ビクビク

クレプリ「ほれありす!しゃんとするさね!」

ありす「ぇ、と、で、でもぉ・・・」

絢香「グリモワール魔法学園の楠木ありすちゃんですっ!ちょっと恥ずかしがり屋さんなんだよね☆」

クレプリ「恥ずかしがり屋っていうか、ぶっちゃけただのコミュしょ」

絢香「恥ずかしがり屋さんなんだよね?」ゴゴゴゴゴ

クレプリ「そ、そうさね!そしてオレっちはクレイジープリンセス。愛称募集中だ」

絢香「クレイジープリンセスは、ありすちゃんの腹話術なの?」

ありす「ぁ、ぇと、このこは・・・じぶ、で・・・しゃべって・・・す・・・」

絢香「そっかー、そういう魔法なのかな。そういうわけで、今日は私たち3人で動物園の観光をしていきまーす!」

クレプリ「いえー!どんどんパフパフー」

ありす「ぱふぱ・・・・・・?」

絢香「・・・ふぅ、ごめんねー、いきなり巻き込んじゃって」

クレプリ「前のときもかわいくしてもらったし、おんなじ学園生さね。協力できるとこは協力しなきゃな」

ありす「ぉじゃまに・・・って、ませ・・・か・・・?」

絢香「大丈夫大丈夫。美少女が増えるってだけで画面が映えるんだから!」

クレプリ「にしても、このまま少年たちと合流したりしたら面白いんだけどなー。さすがにないか」

絢香「お墓参りなんでしょ?時間がないんじゃないかなぁ」

~合いました~

絢香「ここがふれあい広場なんですねー。うさぎやモルモットとかの小さい動物を近くで見たり触ったりできるらしいんですが・・・」

ありす「あ、ヤギさ・・・♪」

ヤギ「メェーメェー」ダラダラ

クレプリ「お、オレっちを見てよだれを垂らすな!オレっちは食いものじゃないさね!」

絢香「この子たちがここのうさぎですか?あっ、かわいい!おいで~」

うさぎ「!」

う詐欺「うさ!」

[兎]卯衣「うさー」

[モルモット]転校生「うさうさ!」

絢香「・・・なんでいるのーっ!?」

卯衣「今の私は兎。ふれあいコーナーで癒しを届ける愛玩動物」

転校生「おはかがすみよしにあるから、すぐなんだよね」※住吉駅から王子動物園まで車で12分

ありす「だから・・・かえに・・・」

絢香「・・・ええ!?あの子たちも!?えっと、えっと、が、学園に許可を!」

寧々『おk』

絢香「あああああっ!」

転校生「あやちゃん、だいじょうぶ・・・?」

絢香「ふふふふふ・・・いいわ・・・やってやる・・・アイドルなめんなっ!」

今日はここまで!突然の無茶ぶりでも対応してくれる絢香ちゃんマジアイドル。
アルバム見てるときに絢香が何を知ったかはまたいつか語られると思います。
エスカレーターとかドッグフードの棚の話は実話です。やりました。すっげぇ怒られました。
幼稚園の話も実話。大泣きして困らせた記憶があります。
住吉の山の上に住吉霊園っていう墓場があるので、転校生一家は多分そこに行ってました。
他の家族はどこかにいます。のびのびパスポート貸してるけどいいのかって?まあ何とかなったんだと思います。
神戸の魅力は町が密集してるからいろんなところにアクセスがしやすいところってお母さんが言っていた。
ありすありあり(合言葉)

~ワクワク~

ありす(せっかく来たんだし、観光計画でも立てようかな)

転校生「なにしてるのー?」

ありす「かんこ・・・けぃかくを・・・」

転校生「かんこー?どーぶつえんとか、すいぞくえんとか?」

ありす「どこに・・・る・・・?」

転校生「どーぶつえんが、えー・・・おかーさーん!」

母「動物園が灘駅の近く、水族園は須磨海浜公園駅っていうのがあるから、そこ降りればすぐね」

ありす「ぇっと・・・」メモメモ

母「でも、ありすちゃん人形好きなんだったら、ドールミュージアムとかの方がいいんじゃない?」

ありす「そ、そこ・・・ぉしぇて・・・ださ・・・!」

母「えっとね、JR元町駅を降りてすぐ海側に・・・あっ、えっと、南に行って・・・」

ありす「・・・・・・」メモメモ

ありす「ぁりがと・・・ざます・・・!」

母「いえいえ、お構いなくー」

ありす(明日が楽しみだなぁ・・・)ワクワク

転校生「・・・ねえ、ありすちゃん」

ありす「ん?ど・・・たの・・・・?」

転校生「あした、ここ休みだよ」

ありす「!?」ガーン

転校生「水よー日はお休みだってさ。あしたって水よー日でしょ?」

ありす「ぁ・・・そ、そんな・・・・・・」

母「ま、まあ、明後日行けばいいじゃない!ね?ね?」

ありす「うぅ・・・ぉにんぎょ・・・・・・」

今日のありす。帰ってこいって電話が14日、到着したのが15日で、観光は16日なんで水曜日で休みです。(2015年8月16日は水曜日)
ありす好みの場所がたまたまあってよかったけど、ドールミュージアムなんてあったんですね。知りませんでした。
やっぱ神戸っていろいろあるんですね。調べてみて初めてわかる地元の観光場所。
ありすありあり(合言葉)

~司会進行~

絢香「さて、来ました、パンダ舎!」

転校生「あれっ?パンダはー?」

卯衣「・・・あら?いないわね」

ありす「・・・・・・?」

絢香「えっ、ふむふむ・・・パンダは暑さに弱いから、夏の間は冷房の効いた屋内展示場にいるんだって」

卯衣「哺乳類の多くは恒温動物であり、自ら熱を作ることで寒さに耐えうる身体を作ってきた」

卯衣「しかしその結果暑さには弱くなってしまったわ。全身で汗をかいて効率的に熱を放射できるのは馬と人間だけ」

転校生「ラクダとかは?」

卯衣「駱駝はエネルギーを蓄えた背中のコブで熱を遮断しているの」

転校生「へー、そーなのかー」

絢香「というわけで、私たちも室内にお邪魔させてもらいましょう。みんな、行くよー」

ありす「は、はぃ・・・!」

卯衣「そもそもパンダは未確認生物としてその個体が正式に発見されるまでは空想上の生き物だと」

絢香「行・く・よっ!!」

~気苦労過多~

その後も・・・

転校生「あっ、みてー!あのしいくいんさんライオンみたーい!」

絢香「失礼なこと言わないっ!」

フラダリ「ようこそ、王子動物園へ」

・・・

卯衣「・・・」ジー

ナマケモノ「・・・」ジー

絢香「動いてっ!」

・・・

―遊園地コーナー、モノレール―

ありす「このこも・・・っしょに・・・!」

クレプリ「オレっちのことはいいから、ありすだけでも行ってくれ!」

絢香「落としたら危ないからねっ?ここは諦めよ?」

絢香「あっ、すいません。この辺全部カットしてください」

~閉園の時間~

『閉園の 時間に なりました』

『関係者 以外の みなさん
 残念ですが さようなら ▼』

絢香(の、乗り切ったーっ!やったーっ!夜は有馬温泉だから、別行動だしこれでもう大丈夫!)

母「あんたはもう、目を離したらすぐどっかに行って!」

転校生「えへへ・・・ごめんなさーい」

姉「捜したんやからな!」

ありす「♪」←ぬいぐるみをたくさん買った

卯衣「♪」←ナマケモノに勝った

クレプリ「うへぇ・・・服がよだれでベトベトさね・・・」

絢香「それじゃあ、絢香は次の撮影があるから、ここでお別れだね」

転校生「うん。たしか、ぼくらがさきにがくえんにかえるんだよね?」

絢香「こっちはまだ撮影が続くからねー」

姉「えー、もう行くんー?」

絢香「次あった時、また一緒に遊ぼ?ね?」

姉「むー、約束やで!」

弟「やくそくやでー!」

母「色々ありがとうございました。学園でもまた、息子をよろしくお願いします」

絢香「はい、任せてください!」

~逃れられぬカルマ~

―翌日―

絢香「みんな、こんにちはーっ!絢香は今、須磨海浜水族園に来ていまーす!」

絢香「ここでは毎年夏になると、須磨ドルフィンコーストプロジェクトっていう企画で海岸でイルカを自由に遊泳させるんだって」

絢香「そしてなんとここでは!」

絢香「海上に浮かぶ浮島の上で、飼育員の解説を聞きながら、イルカにサインを出したり、エサを与えたりして、イルカとのコミュニケ―ションを深めるプログラムも実施しているんだって!」

絢香「チケットは園内で当日販売だから、スタッフさんが頑張って買いに行ってくれました。ありがとうございます☆」

絢香「まあ、スタッフさん、自分の分も確保してたんだけどね」

絢香「それじゃあ、さっそく行ってみ・・・え?このチケット14:30からのですか?」

絢香「・・・開始までは園内の紹介をしますっ!」

・・・

絢香(よし、大丈夫、誰もいなかった。海岸にもそれらしき人はいない)

絢香(今日は何事もなく仕事ができるっ!)

絢香「わあー!こんなに近くでイルカを見るなんて、初めてー!」

イルカ「きゅーっ!」

イルカ「キュキューッ!」

[トビウオ]卯衣「きゅーっ」

[トビウオライダー]転校生「きゅーっ!」

絢香「・・・なんで混じってるの!?」

~※ありすはドールミュージアムに行ってました~

―翌日―

転校生「ふーちゃん、ただいまー」

風子「おかえりなさいっ!怪我してませんか?風邪ひいたりしてませんか?大丈夫ですか?」

転校生「だいじょーぶだよー」

風子「まさか4日も離れるなんて・・・もうちょっと短いかと思ってましたよ」

転校生「さびしかった?」

風子「ええ、とても。つーわけで、このままほきゅーさせてもらいますよー」ギュー

転校生「ぎゅー」ギュー

・・・

卯衣「お土産を買ってきたわ」

ミナ「来たか!」ガタッ

恋「座れ」

ミナ「はい」ガタ

梓「で、何を買ってきたんスか?」

卯衣「転校生くんのおばあさまがくれたゴーフルと、あと神戸プリン、それと瓦せんべい」

卯衣「炭酸せんべいとはちみつアルテナに高砂金鍔、エッグタルト、その他諸々」

心「見事に食べ物ばかり・・・あっ、おいしいですね」

卯衣「それと・・・A5ランクの神戸牛を」

恋「なんじゃと!?」

ミナ「宴だ!宴の準備をするんだ!」

梓「転校生くんから鉄板借りてくるッス!」

心「最適な焼き方調べておきますっ!」

卯衣「・・・これが、現金っていうことかしら?」

~禁断症状~

秋穂「転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん転校生くん」

春乃「あ、秋穂ー?具合悪いならお姉ちゃんが診るけど・・・」

ノエル「秋穂ちゃん、頭大丈夫?」

秋穂「ちょっと頭痛が痛いかな」

ノエル「字義が被ってるよ」

秋穂「あとちょっと吐き気と、臭いに敏感になってて、すっぱいものが食べたい」

さら「ふぇぇ!?あきほちゃん、だいじょうぶなんですか!?」

ノエル「・・・もしかして」

春乃「まってなさい、すぐに最高の医者を連れてきて・・・!」

ノエル「眠気は?」

秋穂「いつもよりあるよ」

ノエル「好きな食べ物が変わってない?」

秋穂「あっ、それちょっとあるかも」

ノエル「転校生くんと最近いっしょにお風呂入った?」

秋穂「転校生くんが出発する3日前に入ったかな」

春乃「そ、それってもしかして・・・」

秋穂「まさか、妊娠!?」

ノエル「想像妊娠だよっ!その域まで達してるとかドン引きだよ!」

さら「あっ、転校生さんが帰ってきたみたいですよぉ」

秋穂「何してるの!早く行くよ!」

春乃「秋穂が治った!これで勝つる!」

ノエル「ハハハ、もう笑うしかないや」

~オンエア~

純「絢香おつかれー。前の絢香のやつ、今やってるよ」

絢香「あっ、この前のやつ?正直、自分ではあんまり見たくないんだけど・・・」

純「なんで?なんかあったの?」

絢香「まあ、いろいろと・・・」

純「あっ、はじまった。まあとりあえず見ときなって」

絢香「なんか、嫌な予感しかしないんだけど・・・」

[兎]卯衣『うさー』

[モルモット]転校生『うさうさ!』

絢香『・・・なんでいるのーっ!?』

・・・

転校生『あっ、みてー!あのしいくいんさんライオンみたーい!』

絢香『失礼なこと言わないっ!』

・・・

卯衣『・・・』ジー

ナマケモノ『・・・』ジー

絢香『動いてっ!』

・・・

[トビウオ]卯衣『きゅーっ』

[トビウオライダー]転校生『きゅーっ!』

絢香『・・・なんで混じってるの!?』

・・・

純「あっはっはっはっは!なにこれ、絢香めっちゃツッコんでんじゃん!」

絢香「あ、あはは、あはははは・・・カットしてって・・・言ったのにーーーーーっっっっ!!!!!!」

この日以降、絢香にバラエティの仕事が増えたという

~決意~

萌木「・・・ふふっ」

里菜「ぎゃははははは!」

イヴ「うるさいっ!気が散りますっ!」

里菜「あ、ご、ごめん」

イヴ「動画を見るなら図書室外でしてください。迷惑です」

萌木「す、すみませんっ!転校生くんが出てるって聞いて、すぐに点けちゃって・・・」

イヴ「転校生さんが?テレビに?」

萌木「あっ、一緒に観ますか?」

イヴ「・・・これは風紀委員としての検閲です。いいですか?」

里菜「見たいなら見たいって素直に言えばいいのに」

イヴ「懲罰房に行きたいですか?」

里菜「ゴメンナサイ」

イヴ「まったく・・・こ、これは!」

・・・

絢香(きょっおは、おっやっすみー)

絢香(転校生くんは帰ってきてすぐクエストで遠方に行っちゃったみたいだし、今日は久々に一人でラーメンでも・・・)

イヴ「皇さんッ!」

絢香「はい?冬樹さん、どうしたのかな?」

イヴ「私に、私にツッコミを教えてくださいっ!」

絢香「なんで!?」

イヴ「私は、エリートでなければならないんです!」

絢香「少なくともツッコミのエリートにはならなくていいと思うよ!?」

~玉子焼き~

ありす(転校生くんのお母さんから料理を教えてもらいました)

ありす(玉子焼きを作れるようになりました。何回も練習してあの味を出せるようにしたいです)

ありす(なので、今日も練習がんばります)

クレプリ「ありすっ!ありす、焦げてるさね!」

ありす「ふぇ!?ぇ、ぇっと、ぇっと、ひ、火をけして・・・!」

・・・

ありす「こげこげ・・・」

クレプリ「あーあ、モノローグに気を取られてるから」

ありす「ぅぅ・・・」

転校生「ありすちゃーん、あれ?それどうしたの?」

ありす「あっ、ぇっと、これ・・・しっぱぃ・・・て・・・」

転校生「・・・ねえ、これ食べていい?」

ありす「ぇっ?で、でも・・・」

転校生「いただきまーす」

ありす「ぁっ・・・」

転校生「・・・うん、おいしいよ!ちょっとこげちゃってるけど、だいじょーぶだよ」

ありす「・・・んと・・・・・・?」

転校生「あっ、でもねぇ、おかあさんのやつはもうちょっとさとうがすくないよ」

ありす「・・・ぇ?」

転校生「おしえてもらったんだよね?ありすちゃんのたまごやき、たのしみにしてるよ!」

ありす「ぅ、ぅん・・・!」

~田舎へ行こう~

ミナ「山だ!」

転校生「かわだ!」

ゆえ子「田舎だー」

ミナ「サーヴァント!クワガタだっ!双角の精霊だっ!あそこにいるぞっ!」

転校生「がってん!」

ゆえ子「はぁ・・・はぁ・・・」

聖奈「待て」

ミナ「ん?」

転校生「なに?」

ゆえ子「ふぅ・・・ふぅ・・・な、なんでしょう・・・」

聖奈「さっきから何をはしゃいでいる。クエスト中だぞ。遊びは後だ」

聖奈「衣食住は村の人に提供してもらう。その分はしっかり働け」

聖奈「働かざる者食うべからずだ。わかったら手伝いくらいしてこい」

転校生「これオオクワガタだね。いいおねだんでうれるってあずにゃんがいってた」

聖奈「虫の値段などたかが知れているだろう」

ゆえ子「モノによっては云万円で売れるらしいですね」

聖奈「なん・・・だと・・・」

ミナ「えっ、売るのか?」

転校生「いや?たたかわせるんでしょ?」

花梨「子供んころよくやったなぁ・・・カブトムシとクワガタ木の株の上に載せたりしたべ」

聖奈「だ、だがその前に手伝いだ!クワガタを捕るなら夜のうちに仕掛けを作って、早朝になってからにしろ!」

花梨「結城も結構やる気だっきゃ?」

今日はここまで!聖奈ちゃんは守銭奴ってわけじゃないよ。ただちょっと欲しい眼鏡があるだけだよ。
転校生君は帰ってきた翌日に田舎に行ってる模様。ハードスケジュールのように見えて全部療養。
そういえば、風子と転校生ってハワイのグループ別だったよね。・・・どうしよう。
ありすがいるから大丈夫かな。
そういや最近あんまりほかのキャラ出せてない気がする。どんどん出していきたい。
ありすありあり(合言葉)

~英語力~

さら「あいはぶあぺん♪あいはぶあんあっぽー♪」

ありす「・・・・・・?」

さら「うーん・・・あっぽーぺん!」グサッ

ありす「!」

さら「あいはぶあぺん♪あいはぶあぱいなっぽー♪」

ありす「・・・・・・」ドキドキ

さら「うーん・・・ぱいなっぽーぺん!」バキッ

ありす「ぁっ・・・」

さら「あれ?ペンが折れちゃいましたぁ」

ありす「もっと・・・かた・・・のを・・・」

転校生「ゆーちゃんからまんねんひつかりてこようか?」

ノエル「遊びのために仕事道具を持ち出すのやめようね」

秋穂「あっ、それならわたしもできるよ」

さら「おねがいします!」

ノエル「えっ、パイナップルにペンぶっ刺すの?」

秋穂「I have a dream」

ノエル「それもっと偉大な人!」

秋穂「that one day a girl of thirteen become to be able to marry a boy of six.」

ノエル「無理だから!法律が許してくれないから!」

ノエル「ていうか、キング牧師をあんな小者と一緒にしちゃだめだよ!」

秋穂「ノエルちゃん何気にひどいこと言ってるからね?」

クレプリ「ああ、あの『くーるー、きっとくるー、きっとくるー♪』の映画」

ノエル「それはリング」

さら「歌うを英語で・・・」

ノエル「それはシングだね」

ありす「兼愛と・・・非政・・・」

ノエル「墨子違い!」

転校生「チェスでとられたらまけ」

ノエル「キングだけど!」

転校生「あいはぶあキング♪」

アイラ「I have a ※牧之」※日本酒の名前

ノエル「オチが予想できるんだけど」

さら「うーん・・・キング牧之!」ガシャン

さら「あっ、われちゃいましたぁ!」

アイラ「学園長室の隠し棚からこっそりくすねた酒が!」

ノエル「もしもし、風紀委員ですか?」

このあとメチャクチャ掃除した

今日のノエル。秋穂もノエルもイギリスに行く準備は万端ですね。
英文部分は「私には夢がある。いつの日か13歳の少女が6歳の少年を娶ることができるようになる、そんな夢だ」って感じになるかな。
もうすぐエレンのクエストなのに中々たどり着かなくて教官激おこ。
ちなみに、転校生はたまにヤマ勘でエレンに将棋で勝つときがあるとか。
あの状況で墨子がすぐに出てくるありすもすごいよね。
ありすありあり(合言葉)

~お手伝い~

ミナ「あ~疲れた~」

転校生「おこめつくるのもたいへんなんだねー」

聖奈「米だけじゃないさ。我々が口にしているものすべて、大きな労力があってこそのものだ」

転校生「だからちゃんと、いただきますっていってるよ!」

聖奈「ああ、その心は大事だな」

ゆえ子「腰が・・・腰が・・・」

花梨「大丈夫かぁ?」

リーダー「グリモアの子たち、助かったわ。これで今年の新男米もいいのが実りそうや」

転校生「ほんとー?」

ゆえ子「おお、視えます・・・今年は、去年と比べても一層豊作になるでしょう」

聖奈「西原が言うのなら、そうなるのだろうな。楽しみだ」

花梨「毎年、米が取れたら分けてくれるんだべ。美味しい米を送ってくれるから、ちゃんと感謝しなきゃなぁ」

転校生「・・・ねえ、ここのむらってなまえなんだったっけ?」

聖奈「はつDASH村だ。クエスト説明の紙にちゃんと書いてあっただろう」

転校生「え、なにそれもらってない」

聖奈「む?確かに3日前に・・・ああ、お前は里帰りしてたんだったか」

~重なる星図~

ミナ「サーヴァント、空見ろ!すごい星だぞ!」

転校生「おおー!!!」

ミナ「・・・円卓の騎士にも、見せたかったなぁ・・・・・・」

転校生「しゃしんとる?」

ミナ「前に、デバイスで撮ろうとしたら失敗したんだ。ちゃんとしたの持ってないしなぁ」

転校生「こんなこともあろうかと!」

ミナ「えっ?」

転校生「はるのんからいちがんれふ?かりてきたよ」

ミナ「流石は我がサーヴァント!この魂をも写し取る器で・・・えっと、どこ撮ろうかな・・・」ソワソワ

ゆえ子「ふぅ・・・ふぅ・・・こ、これを・・・お使いください・・・」

転校生「なにこれ?」

ゆえ子「せ、星図です・・・ゆえは、しばらく休憩を・・・」

ミナ「・・・・・・!?」

ミナ「な、なぁ、サーヴァント・・・これ、変じゃないか?」

転校生「え?ふつーじゃない?」

ミナ「ほ、ほら、だってこれ去年のと重なってて・・・」

転校生「・・・ほしって、うごくの?」

ミナ「動くぞ!星は毎年違うって、卯衣がそう言っていた!だから、やっぱり・・・おかしいん、だ」

ミナ「・・・うん。やっぱ、違う。この星図、今年のじゃない」

転校生「・・・・・・」

~困った時の~

ミナ「・・・なんで、ミナだけなんだろ・・・。なんでみんな、気付かないんだろ・・・」

ミナ「明らかに、おかしいのに・・・現実のやつと、食い違ってるのに・・・」

ミナ「・・・あれ?サーヴァント?どこ行った?」

転校生「おーい!みっちゃーん!」

花梨「ミナ、こったらとこさいたべ。心配しちゃうじゃよ?」

ミナ「か、花梨!?な、なんで!?ていうか、サーヴァントもいつのまに・・・」

転校生「ゆーちゃんがじゅんびはりきってて、かりんちゃんはそのおてつだいしてたとこをつれてきたの」

ミナ「闇を統べる金庫の番人よ・・・」

ミナ「で、でもなんで?」

転校生「みっちゃん、なんかさびしそうなかおしてたから」

ミナ「そ、そう・・・なのかな・・・」

花梨「・・・オラは難しいことはわかんねぇすけ。だけど、ミナがなんか悩んでるってことはわかる」

花梨「もし、ミナさえよかったら、おらに話してけろじゃ。それで、なんかできるかもしんね」

ミナ「え、えっと、でも・・・」

転校生「みっちゃん。だいじょうぶだよ」

ミナ「・・・う、うん。あのね・・・」

ゆえ子(ゆえは空気を読んで背景と化します)

~心配~

花梨「・・・そっかぁ。苦労してたんだなぁ。ずっと不安だったんじゃねえか?」

ミナ「か、花梨・・・ミナの目のこと、信じてくれるの?」

花梨「んだんだ。あんたはさ、難しい言葉使うけんど、ちゃぁんと正直だすけな」

ミナ「・・・でもミナだけ、みんなと違うこと言うから・・・変なやつって思われてる」

花梨「そっかぁ?おらみんな、あんたのこと心配なように見えるけんど」

花梨「だすけ、ミナも。よーくみんなの話、聞いてみてけろ」

花梨「あんたが嘘つきなんてよ、だぁれも思ってないすけ。なぁ?」

ゆえ子「ええ。ゆえも他の人には視えないものが視えるので、気持ちはよくわかります」

ゆえ子「ゆえの予知は、ゆえしか視えませんから。風槍さんと違うのは、他にも同じような人がいるというだけ」

ゆえ子「ゆえの予知はすごく不安定ですので、変なことを言うやつだって思われてる・・・そう思ってました」

ゆえ子「でも皆さん、ちゃんとわかってくれるんです。ゆえの魔法がどういうものなのか」

ミナ「サーチアイ・・・」

転校生「まほーはなんでもありだからね。とくべつなものがみえる目のまほーがあっても、おかしくないんだよ」

転校生「それに、ゆえちゃんみたいにずっとはつどーしてるやつとかも、ね」

ミナ「みんな・・・」

聖奈「・・・風槍、ここにいたのか!」

聖奈「転校生が突然里中を連れて行くし、何があったのかと心配したぞ!」

ミナ「き、金庫の番人!?」

聖奈「まったく、そんなに私は信用できないか?生徒会はあらゆる生徒たちに対して等しく接する。それは風槍、貴様とて同じことだ」

聖奈「だから、何かあったなら話せ。お前は大事な学園生だ。生徒会として、・・・いやちがうな」

聖奈「同じ生徒として、お前のことが心配なんだ」

ミナ「き、金庫番・・・」

ミナ「ミナのこと・・・本当にみんな、心配してくれてたんだ・・・」

ミナ「・・・・・・・・・・・・」

ミナ「・・・ご、ごめんなさい。ミナ、何も分かってなかった」

聖奈「謝らなくていい。私は出遅れたようだから、話したくなったら話してくれ」

聖奈「さあ、準備はできているから、罠の地点までいくぞ。虫を集めるんだろう?」

ミナ「・・・う、うん!」

~帰還~

恋「そろそろ帰ってくるはずじゃが・・・」

ミナ「・・・そして奴は組織を受け、我が眼に主従の刻印を・・・」

恋「・・・?やけに元気な声じゃのう?」

ミナ「ククク・・・そして我は双角の精霊の召喚に成功・・・」

転校生「そしてしょうかんしたものがこちらになります」

聖奈「料理番組か。と、いうよりも、目の前で見ていたじゃないか」

ミナ「・・・あ、恋!我が宿命に、血の盃を交わせし友の生誕を祝うぞ!」

ゆえ子「これはなんて言ってるんですか?」

転校生「ともだちできたよ、おいわいしよう!って」

花梨「そこまで簡単にしてくれたら、おらにもわかりやすいすけな」

恋「お、おおう。一体、何があったんじゃ」

花梨「ミナなぁ。西原や結城、みんなとすっかり仲良くなっちまってなぁ」

恋「何っ?ミナがか?」

ミナ「これから全員を天文部へ案内する約束となっている」

ミナ「恋!今すぐ円卓の騎士を集めよ!宴の準備だ!例の肉を出すぞ!花梨が調理してくれる!」

恋「なんじゃと!?待っておれい!今すぐ卯衣に連絡する!」

ミナ「ちゃんと他のみんなもだぞ!」

聖奈「例の肉・・・とは?」

転校生「ああ、たぶんこうべぎゅう。このまえ、うーちゃんがおみやげにいっぱいかってかえってきたの。ぼくもちょっとだけいっしょに食べたよ」

ゆえ子「なんと!あの名高い神戸ビーフですか!」

聖奈「あ、あの100g1000円の超高級肉か!?」

花梨「そったら高いもん料理すんのははじめてだっきゃ。んだば、ちゃーんとおいしくしてやんねーとな」

転校生「・・・ていうか、うーちゃんあんなおかねどこにもってたんだろ?」

~転校生の話~

絢香「宍戸さん、これ」

結希「なにかしら?」

絢香「お釣りよ。立華さん用に預かった分の」

結希「・・・ああ、そういえば、渡していたわね」

絢香「みーんな過保護なんだから。現金で札束持ち歩かされる私の身にもなってよね」

結希「みんな・・・?」

絢香「転校生くんのぶんも、風紀委員長とか生徒会長さんがたくさん用意してくれたわよ」

結希「そう。それは取っておいてもらっていいわ。使い道はないし」

結希「それで、私に話っていうのは何かしら」

絢香「あー、えっと、この前転校生くんの家族に会った時のことで、ちょっと話しておこうと思って」

絢香「たぶん、科研的にも大事な部分だと思うから」

結希「・・・科研的に?何を読んだの?」

絢香「うん。まあ、聞けばわかるって」

結希「わかったわ。聞かせてちょうだい。天にはいいの?」

絢香「・・・本当は、何もなかったことにしておくつもりだったの。だけど、そういうわけにはいかないなって」

絢香「だからせめて、より転校生君のことを想って行動してくれそうな方に話しとこうと思ったの」

結希「私の判断次第では、話すかもしれないわよ?」

絢香「それならそれで。生徒会長さんとかにも、伝えるなら宍戸さんの方から伝えてほしいな」

結希「わかったわ。それじゃあ、詳細を」

絢香「うん。あのね、あの子は、転校生くんは・・・」

~虫はいや~

転校生「あーりーすちゃん」

ありす「ぁ・・・てんこぅせ、くん・・・ぉかぇり、なさ・・・」

クレプリ「おっす、少年。どうだった?楽しかったか?」

転校生「うん!みてみて!これ、おっきなカブトムシ!」

ありす「!」ザザッ

転校生「あれ?うしろにさがって、どーしたの?」

ありす「む、むしは・・・い、ぃや・・・!」

クレプリ「少年、ありすは女の子なんさね。女の子ってのはだいたい虫が嫌いなもんさ」

転校生「え?でもみっちゃんもゆーちゃんもゆえちゃんもかりんちゃんもみんなでむしとりしたよ?」

クレプリ「えっ!?あの結城まで!?」

ありす「・・・・・・!?」

転校生「こんどまたむしとりするんだー」

ありす「!?」ゾワゾワゾワッ

転校生「ありすちゃんも、いっしょにくればだいじょーぶになるかも・・・」

ありす「ゃ、やっ!」

クレプリ「少年、悪いけど諦めてほしいさね。虫は無理。オレっちも無理」

転校生「えー、はーい。じゃあふーちゃんにみせにいってこよー」

ありす「・・・水無月さ・・・だぃじょぶ・・・のかな・・・・・・?」

クレプリ「さあ?」

<ギャアアアアアアーーーーーー!!!!!!

クレプリ「・・・あっ(察し)」

今日はここまで!風子は虫ぐらいいけそうな気がしないでもないけど、一応無理ってことに。
ありすのクエストが来たよ!結構重要な仕事受け持ってるよ!
詳細は伏せておきますが、さらとか秋穂とかみたいに比較的弱いのでやるのかと思ってたら割とガチな場面でやるじゃんか。さすがありす
体力切れた時の内股ぺたん座りがかわいい。涙目ペロペロ。
戦闘アニメーションのクレプリがいちいちかわいい。ありすもかわいい。
ていうか、普通に浮くのね。めっちゃふわふわしてるじゃん。カードイラストの都合とかじゃなかったんだね。
ありすは人形を爆弾にして投げる魔法の森の魔法使いアリスさんとは仲良く出来なさそう。でもあっちも人形を大事にしてるっちゃしてるのかも。
うさぎは投擲武器。
ありすありあり(合言葉)

~ハワイへの準備~

ありす「はわぃ・・・にか・・・もってぃ・・・?」

クレプリ「いんや、オレっちは別に。ていうかありす、これは詰めすぎさね」

ありす「ぅ、で、でも・・・みんな、つれて・・・げた・・」

クレプリ「だからってこんな詰めるこたぁねえだろ!ありすの服とか全然入ってないさね!」

ありす「で、でも・・・」

転校生「あーりすちゃん!」

クレプリ「おっ、少年!ちょうどよかった、オマエからも言ってやってくれさね」

転校生「ええ、なんのこと?」

・・・

転校生「そーゆーことなら、ちょっとまっててね」

ありす「な・・・か・・・・・・るの・・・?」

クレプリ「あっ、いっちまったさね。少年も何か手があるみたいだし、とりあえず一回出しとくぞ」

ありす「ぅ・・・はぃ・・・」

転校生「ただいまー」

クレプリ「って早いな!」

心「あ、あの、なんで私連れてこられたんですか!?ひょ、ひょっとして何かやらかしましたか!?」

クレプリ「おっ?おっ?」

ありす「ぁ・・・その・・・」

心「ごめんなさい!」

転校生「ふたみん、あやまってないではなしきいてよー」

クレプリ「な、何する気なんだ?いったい何をする気なんだ?」

転校生「うん?えっとね、ここにモニターつないで、ハワイでのえいぞうとかうつせないかなーって」

クレプリ「ああ、生映像を送るわけか。まあそっちの方が、潮風にもやられないし、いいかもな」

ありす「ほ・・・と・・・?」

心「え、えっと、それの設置って、もしかして私が・・・?」

転校生「おねがいねっ!」

心「は、はいぃっ!こんなクズゥでも頼っていただいて、私、私、穴掘って土下座してます~~~!!!」

ありす「それ・・・ちがぅ・・・と・・・」

クレプリ「んじゃ、さっさと荷物整理やりなおさないとな」

今日のありす。
ありすのクエスト通常攻撃時のセリフは「ぁの・・・ぃきま・・・!(あの、行きます!)」だと思う。
クレプリは「今だ!撃てー!」と「舐めたら怪我するぜぇ!」ですね。こっちはわかりやすい。
ありすの人形はナイフ持ってたり牙と爪ついてたりで結構攻撃力高そう。
人形が自由意志で動くならありすが指揮できるようになれば統率のとれた軍隊的なものができあがるんじゃ・・・?
ありすが命を吹き込み転校生が指揮する。そんな関係もありだと思います。
ありすありあり(合言葉)

~訓練~

イヴ「転校生くん、本場関西のツッコミを私に教えてくれないかしら」

転校生「そのセリフがすでにおかしいってことにきづこうよ」

イヴ「皇さんには断られてしまった、ノエルに頼るのは私のプライドが許さない」

イヴ「ならもうあなたに頼るしかないじゃない!」

転校生「あれー、ぼくのこえとどいてる?」

イヴ「・・・そうよ、お菓子、お菓子を買ってあげるわ!なんでも好きなものを!」

転校生「こどもがみんなそのことばにつられるとおもったらおおまちがいだよ?」

イヴ「さあ、購買に行くわよ!」

転校生「いやー!ぼくオッケーしてないー!」

・・・

イヴ「着いたわよ。何がほしいの?プリンでもケーキでも好きなものを・・・」

転校生「ももももー、さとなかスイーツセットBちょうだーい」

もも「はい、9620円になります」

イヴ「そんなセット商品が置いてあるの・・・?」

転校生「アドまちみました」

もも「じゃあ962円ですね」

イヴ「そんなに割引してもらえるなんて・・・!」

転校生「のえるんならここでもう4かいツッコんでるよ」

イヴ「えっ?えっ?」

もも「それじゃあ、VTRスタート!」

・・・

転校生『ももももー、さとなかスイーツセットBちょうだーい』

ノエル『Aもあるの!?』

もも『はい、9620円になります』

ノエル『高くないかな!?』

転校生『アドまちみました』

ノエル『それ流行ってるの?』

もも『じゃあ962円ですね』

ノエル『効果が大きい!』

・・・

転校生「こんなかんじで」

イヴ「なんで撮ってるんですか!?」

もも「あっ、今のそれっぽかったです!」

転校生「ツッコミのみちはながくてけわしいんだよ」

イヴ(この学園、大丈夫なのかしら・・・)

今日の息抜き。転校生くんはツッコミもボケもスルーもこなせるオールマイティさん。
秋穂は自覚ありでボケるけどツッコミ役がツッコミを放棄した時はツッコミに回る。
ノエルは姉が絡まない限りツッコミ。
さらちゃんは天然ボケ役。
ありすはひたすら振り回される不憫な子。
ここだけの話、ノエルのツッコミ役化は中の人が同じキャラが総ツッコミなssに影響されてます。分かった人はメノコ姉さんと握手。
ありすありあり(合言葉)

~ゆさのたんじょうび、再び~

夏海「部長!おめでとうございます!」

鳴子「え?誕生日・・・?」

鳴子「確か、ここでは4月2日で登録して」

転校生「ゆさー、たんじょーびおめでとー!」

鳴子「なんてこともなく8月23日だよ」

夏海「部長、相変わらず転校生に弱いですね・・・」

鳴子「去年のあの時説得にどれだけ労力がかかったか知らないだろう?」

転校生「えっと・・・」

夏海「ま、そういうわけだから一緒にお祝いしましょ」

転校生「ねえ、それで、けっきょくたんじょーびいつなの?」

鳴子「・・・あれ?」

夏海「あるぇー?」

転校生「ぼくもこの1ねんぐらいでゆさのことはちょっとわかってきたつもりだよ」

転校生「だから、いちいちたんじょうびぐらいでさわがないよ」

鳴子「・・・夏海、どうしよう。転校生くんから純真さが失われつつあるんだけど」

夏海「あたしに言わないでくださいよ」

鳴子「これが、成長なのか・・・ッ!僕はこれを喜ぶべきなのかッ!」

夏海「なんでガチ泣きしてるんですか!知りませんよ!」

転校生「とりあえずケーキつくってきたから食べない?」

~Re.りっちゃん・さらちゃんの誕生日~

千佳「転校生ー、みつからないー?」

転校生「んーん、まだー」

ノエル「・・・さっきから探してる素振りには見えないけど、どうやって探してるの?」

千佳「ほら、転校生ってやけに勘が鋭いじゃん。だからそれに引っかかってくれないかなーって」

ノエル「レーダー扱い!?普通に探そうよ!」

転校生「やっぱそらからさがしたほうがいいかなー」

ノエル「この前それで怒られたばっかでしょ」ジトー

千佳「もー、せっかく準備したってのに、どこ行ってんのよアイツ・・・」

ノエル「さらちゃーん!おーい!どこー?」

転校生「さらちゃーん!りっちゃーん!」

千佳「もしかしたら忘れてんのかな・・・」

ノエル「うぅん、律ちゃん先輩はともかくとして」

ノエル「さらちゃんに限って、忘れることないと思うんだけど・・・」

『花道オンステージ』

千佳「・・・なんだ、この音」

さら「おたんじょうび・・・ありがとですーっ!」

律「あああ、まだ早いっ!もう3秒ぐらい後っ!」

ノエル「さらちゃん!律ちゃん先輩!」

千佳「・・・なにやってんの?」

律「なにってそりゃ、誕生日のサプライズを・・・」

律「!?う、うおおぉぉおおおぉぉー!?」

千佳「驚きすぎだろ・・・」

ノエル「秋穂ちゃんとは違った方向でめんどくさいね」

転校生「がいむー」

~オンステージ~

律「おま、おまえなーっ!せっかく驚かせてやろうと思ったのに・・・」

千佳「いつまで待たせんのよ。和室でパーティーするって言ったじゃん」

ノエル「ケーキもお菓子も(転校生くんが)用意したから、早く行こう!」

さら「でも、りっちゃんさんが、出し物を詰めなきゃって」

さら「わたしがこれを・・・ぽちっとして・・・」

『花道オンステージ』

さら「【おたんじょうび・・・ありがとうございまーす】って出たら・・・」

律「そこで音楽スタート!あたしオンステージ!ついでにオレンジをカット!」

律「・・・ってなるはずだったのに・・・」

ノエル「最後のオレンジは必要なのかな!?」

転校生「なんでこのおとなのかな?」

律「あたしの趣味だ。いいだろう?」

千佳「さらちゃんごめんね。こいつほっといて、行こっか?」

さら「はい!・・・え?いいんですかぁ?」

律「あーっ!なんだよなんだよ!まだこれから仕上げが・・・」

律「しゃーねーな、ノエル。オマエさらの代わりに練習つきあってくれよ」

ノエル「え、ええぇ!?あたし!?」

転校生「のえるんがんば」ピューッ

ノエル「あっ、あたしに押し付けて逃げた!」

律「みんなの助っ人ノエルちゃんなんだろ!?」

ノエル「いやいやいや!今日はパーティー幹事のノエルちゃんだからね!?」

律「んじゃ、まず最初の出だしから・・・」

ノエル「話きいてるかな!?」

律「幹事ってあれだろ?盛り上げ役だろ?だったらいーじゃー」

ノエル「まとめ役だからっ!ほら、主役がいないとはじまんないし、いこいこ!」

律「主役!?そ・・・そっか・・・そうだな!?」

律「しょうがねーなーっ!行ってやるかーっ!」

龍季「・・・・・・・・・・・・」

龍季「で、出そびれた・・・クソ・・・」

龍季「・・・後で渡すかぁ」

~再・のいばあの誕生日~

自由「つーわけで、今年は自分らが本家の方と連携してやるんで」

転校生「はーい。じゃあ、これだけわたしてもらってていい?」

刀子「うむ、わかった。姫殿も喜ばれよう」

自由「悪いっすねー、当主の方が大々的にサプライズしたいって言いだして」

自由「ま、あとで写真は渡しますんで、ご期待くださいっす」

転校生「はーい」

自由「ちなみに、なに用意したんすか?」

転校生「えっとねー、バラのししゅーがはいった手袋をね、ネットでみつけたから・・・」

転校生「ほら、これこれ」

自由「お、おおーっ!これ、ネットでも有名なドールクリエイターのヤツっすよ!」

自由「なんでも、紅茶好きだったりスコーンを焼いたりする人形と生活してるって噂の人の!」

刀子「紅茶好きな人形・・・?スコーンを焼く人形・・・?も、もののけの類か!?」

自由「かなりいいお値段したんじゃないっすか!?」

転校生「それ、オークションでかったから、ちょっとこーべまでのりょひがなかって・・・」テヘヘ

刀子「そ、そこまでのものか・・・わ、わかった。丁重に扱わせてもらおう!」

自由「お嬢にもきちんと説明しとくんで、吉報をおまちくださいっす」

転校生「うん、よろしくねー」

~行き違い~

刀子「姫殿、こちら、転校生からの祝いの品にござる」

姫「転校生さんから?まあ、わざわざ・・・後でお礼を言わなくてはいけませんね」

自由「・・・くふふ」

姫「自由、どうしたんですか?」

自由「い、いや、中身見たらわかりますって・・・くふふ・・・」

刀子「気持ち悪いぞ。押さえろ」

自由「い、いいから、早く開けて・・・くひひひひっ!」

姫「はぁ、わかりました。・・・こ、これはっ!」

姫「わ、私が落札しようとして、結局他の人に落札された手袋ではありませんかっ!」

刀子「な、なんですとっ!?」

姫「ど、どうして転校生さんがこれを!?」

自由「多分、お嬢の誕生日が近いってんで、それを見つけて落札したんすよ。プレゼントのために」

刀子「転校生は、財産を使い果たしたと言っていたような・・・と、いうより自由、知っていたのか!?」

自由「いや、思い出したのさっきっすよ。どっかで見たことあるなーって思って履歴漁ってみたら残ってたんで

姫「なんという、なんという奇妙な偶然・・・いえ、これは運命!」

姫「転校生さんが、わたくしの好みを理解している証拠!やはり、あの方はわたくしの婿にふさわしい!」

刀子「ひ、姫殿っ!?」

姫「自由!刀子!帰ったら転校生さんの好みを徹底リサーチです!来年の誕生日に向けて、より完璧なものを用意しますわよ!」

自由「ええっ!?気が早いっすよ!」

刀子「思い立ったが吉日という。姫殿、拙者は姫殿のためならば!」

姫「さあ、やりますわよっ!野薔薇の名に懸けて!」

刀子「御意!」

自由「う、うーっす・・・」

~精鋭部隊隊長~

転校生「まわれまわれまわれまわれまわれまわれまわれまーわーれ♪」

エレン「転校生、待っていた」

転校生「あっ、えっちゃん。おはよー。なんかひさしぶりなきがする・・・」

エレン「最後に私が登場したのは>>413だからな。現実時間で約半月出ていなかったわけだ」

転校生「のえるんとかはよくでるのにねー。かたよりすぎじゃない?」

エレン「キャラが動かしやすいから・・・っと、内部事情はこの辺にしておいて」

エレン「突然で悪いが、クエストに出るぞ」

転校生「え?いつ?」

エレン「今日、今からだ。ちょうど腕試しに適した魔物が現れた」

エレン「今までお前に指揮の訓練はさせていたが、実戦ではまださせていなかっただろう」

エレン「バスター大佐に紹介する前に、一度経験させておきたい」

転校生「はーい。えっちゃんのほかに、だれかくるの?」

エレン「今日は精鋭部隊を数人連れて行く。お前の立ち位置は副官だ」

エレン「私の隣で指示を出し、精鋭部隊を動かしてみろ」

エレン「守谷や我妻、来栖のような曲者は外してある。お前の、指揮官としての純粋な実力を見るためだ」

転校生「うーん、でも、ほんもののまものなんだよね?・・・できるかなぁ・・・」

エレン「できるできないじゃない。やるんだ。なにかあれば私がカバーする。思うとおりに動かしてみろ」

エレン「・・・ハワイへの出発がある。万が一にも遅れられん」

エレン「昼過ぎにはケリをつけるぞ。ブリッツクリークだ」

~クリムゾン・レッドの行軍~

エレン「さて、転校生。もう一度確認だ」

転校生「さー、いえっさー!」

エレン「クエスト目標は対象の討伐。お前の立ち位置は副官だ」

エレン「今回は実戦だ。お前の指示しだいで、負傷や、生死にもかかわってくる」

エレン「もちろん、私が補佐をするが、そのことを忘れるな」

転校生「さー、いえっさー!」

エレン「正直、6歳の子供にはかなり大きすぎる役目だ。本来ならばこんな酔狂な真似は出来ん」

エレン「だが、事情が違う。大規模侵攻を乗り切ったとはいえ、それも一時的なものだ」

エレン「この先、お前はただの魔力タンクでいるわけにはいかない。かといって、直接戦闘ができるわけではない」

転校生「・・・・・・」

エレン「7月、だったな。お前は私に指揮を教えてくれと、真剣に頼み込んできたのは」

エレン「お前が、裏世界で何を見てきたか、何を知ったか。詳しく話してくれたな」

エレン「お前には、命の重みが理解できている。その確信があるから、私はこうやってお前に指揮をさせる」

エレン「指揮下の者に無理なことはさせないと、わかっている。だが、お前自身がおびえてしまっては話にならん」

エレン「他人の限界を見極める能力。お前にはそれが必要だ」

エレン「これから先、お前がメインで指揮をとらなければならない場面が出てくる可能性がある」

エレン「そのようなことにさせるつもりはないが、相手は霧の魔物だ。いつ何が起こるかわからない」

エレン「実戦に勝る経験はない。しっかりと胸に刻み込んでおけ」

転校生「さー、いえっさー!」

エレン「・・・あと、Sirはもういいぞ」

転校生「イエス!」

エレン「日本語でいい。・・・真面目だな」

~怒り心頭~
※転校生の情報を流していた犯人が見つかったようです

風子「ほうほう、へぇ」ゴゴゴゴゴゴゴ

梓「い、委員長・・・お、お手柔らかに・・・」

鳴子「覚悟はしていたが、すごい威圧感だね。まあ、立場が逆なら僕もあれくらいにはなってるだろうし」

風子「そりゃあまあ、随分と危険な橋渡りをしてくれましたからね」

風子「転校生さんの情報は、機密のものばっかりです」

風子「たとえそれが『最近育てているポケモン』だとか『気に入っているアイドル』だとか・・・」

風子「その程度の情報であっても、何がりよーされるかわかんねーですからね。子供ですし」

風子「っとまあ、建て前は置いといて」

梓「うす、腹は決まったッス」

風子「そーですか?ま、やるって言っても学園への奉仕活動ですが・・・」

風子「ああ、それと今回の件で被害を受けているのは転校生さんですね。プライバシーの侵害です」

風子「つーわけで、彼への奉仕を命じます。詳細は追々言うんで、覚悟していてくだせー」

風子「色々かいほーしたあの子の相手は大変ですよ?」

秋穂「解放された転校生くんにご奉仕すると聞いて!」ガラッ

香ノ葉「いつでも準備はできとうで!」ガラッ

風子「帰れ」

鳴子「どこから湧いたんだい?」

ノエル「こらっ、秋穂ちゃん!大事な話してるんだから迷惑かけちゃダメでしょ!」

梓「それを言うためにわざわざくるのも大概ッスけどね」

~かつての~

転校生「んー・・・いまのところ、なんかよわいのばっか?」

エレン「そう感じているのなら、認識を改めておけ」

エレン「今回の討伐対象は、少々手強い相手を選んだ。お前の力が必要な相手だな」

エレン「だが、お前の力だけで倒せる相手でもない。だからこそ、指揮が必要だ」

エレン「第七次侵攻のことは覚えているか?」

転校生「うん。・・・まりちゃんと、みんなと、つよいまものにかこまれて・・・」

転校生「ふーちゃんたちがこなかったら・・・きっと・・・」

エレン「ああ、そうだろう。だが、風紀委員とお前たちではそこまで違うものがあったのか?」

エレン「答えは一つ。統率だ。実際、魔法使いとしての実力は、元部や真下、水嶋にも十分ある。覚醒したてだった円野はともかく、だ」

エレン「だが、あまりにも急な事態だったため、混乱し、連携が取れず、消耗してしまった」

エレン「あの時、冷静な指揮官が一人いれば、突破することは十分可能だっただろう」

転校生「・・・・・・」グッ

エレン「同じ轍を踏むなよ、転校生。敵の分析は常に怠るな、決して油断するな」

エレン「余裕と油断は違うものだ。今のお前にあるのは、油断のほうだ」

転校生「はい!」

エレン「よし、いい返事だ。さて、話が長くなったな。魔物はすぐそこにいる」

エレン「指示を頼むぞ、転校生」

~クエスト終了後~

風子「後1時間・・・まだ帰ってきませんか!」

紗妃「い、委員長、落ち着いてください!あのアメディックさんのことですから、ちゃんと戻ってきますって!」

風子「クエストを終えててもおかしくねー時間ですから、余計に心配なんですよっ!」

風子「まったく、どこで油を売っているんですか!」

・・・

エレン「これから戻ったら飛行機に乗ってハワイに行くわけだが・・・」

エレン「おそらく、お前の口には機内食は合わん。先にたらふく食っておけ」

転校生「はーい、いただきまーす!」

エレン「さて、出発前に、私から一つ、話がある」

転校生「はなふぃー?」モグモグ

エレン「これから先、望むと望まざると、お前は人類の旗頭になる可能性がある」

エレン「そうなる前に、お前は自分を守れるようにならなくてはならない」

転校生「でも、ぼく、まほーあんましとくいじゃない・・・」

エレン「それはわかっている。いざという時に助けに来る仲間でもいい」

エレン「今は苦手な魔法だが、なにがなんでも、覚えるという手もある」

エレン「・・・大人は思っている以上に残酷で強引だからな」

エレン「お前には、魔力補給役以外の価値がある。その価値は、まぎれもなくお前が築き上げてきたものだ」

エレン「その力を、これからも高めていけ。そうすれば、いずれお前を中心とした1つの軍ができあがる」

エレン「おそらくそれは世界最強だ。霧の完全消滅はともかくとして・・・」

エレン「ヘタな魔物には負けることがないだろう。それがどれほど救いになることか」

転校生「えっと・・・ぼくが、たいちょーになるの?」

エレン「隊長、というよりは大将だな。お前は上下関係なんかは作らないと思うが・・・」

転校生「そっかぁ・・・それじゃあ、えっちゃん」

エレン「うん?」

転校生「えっちゃんのこと、よやくしてていーい?」

エレン「予約・・・だと?・・・ククク、もうその気でいるのか・・・・・・善は急げというが・・・」

転校生「だめ、かな?」

エレン「いや、いいだろう。わかった。いずれお前が卒業したとき、このエレン・アメディックはお前の手となり、足となると約束しよう」

転校生「うん。よろしくね!エレンきょーかん!」

エレン「ああ、よろしく頼むぞ、大将殿」

~飛行機の中~

風子「つーわけで、向こうに行っても決して一人で行動したり、向こう様に迷惑かけねーよーに・・・」

転校生「わかってるよー」

・・・

転校生「あー、ほんとにおくれるとこだったよ」

ありす「ぉつかぇ・・・さま・・・」

クレプリ「あの風紀委員長も話が長いんさね。出発前だって言ってんのに」

転校生「ちゃんとまい日れんらくするっていったから、だいじょーぶだとおもうんだけど・・・」

ありす「水無月さ・・・心配しょ・・・」

転校生「ほんとだよ!ぼくもよーいぐらいじぶんでできるのに!」

怜「まあまあ、そう言うな。委員長も、今月お前が何度も学園外に泊まりということで少しストレスが溜まっているんだ」

ありす「こぅべ、と・・・はつ・・・村と・・・はゎぃ・・・」

怜「そういうわけだ。これが過ぎたら落ち着くさ」

転校生「そうかなー・・・あうっ!?」キーン

ありす「ぅ、ぁっ・・・み、みみが・・・」

転校生「いだいーっ!れーちゃーん!」

怜「ぐっ、わ、私もだ・・・確か、こういうときは・・・」

初音「鼻をつまんでふんっ!ってやってみろ」

転校生「ふんっ!あっ!なおった!」

ありす「んっ!」

怜「た、助かった、神宮寺・・・」

初音「いいっていいって。あたしは飛行機慣れてるからなー」

転校生「・・・あれ?さーちゃんは?」

初音「今お茶淹れさせてる」

転校生「ひこーきのなかで!?」

クレプリ「慣れすぎさね・・・」

今日はここまで!今月初めに7月終わりをして、今月末に8月末で・・・
1ヶ月分進めるのに1ヶ月かかってたら終わらねーじゃんか!
つーわけで先にゴールを決めておきます。
大垣峰攻略、つまりありすのクエストまで行ったら6歳の転校生くんはいったん終わりということで。
まだまだ先の話ではありますが、このままだといつまでも終わらない気がするんだ。
というわけで次回はハワイですよハワイ!大きな声でアローラ!!
ありすありあり(合言葉)

~転校生(ビーチの姿)~

転校生「ついたー!きみがよはーーーーー!!!!ちよにやちよにーーーーーー!!!」

姫「ハワイで日本国家を!?」

自由「いやー、自由っすねー」

刀子「自由だけに・・・あいや、なんでもない」

葵「はっ!今のは、小鳥遊さんの自由と自由をかけているんですねっ!」

月詠「死体蹴りはやめてあげなさいよ」

千佳「ギャグを解説されるのって痛いわよねー」

怜「ふぅ、やっと着いたな・・・さすがに疲れた」

初音「まあ7時間の旅だからー。慣れてないヤツは大変だろうよ」

ありす「はふぅ・・・」

クレプリ「ありすー、大丈夫かー?」

さら「に、荷物持てますか?」

ノエル「無理そうならみんなのサポ役、ノエルちゃんにお任せっ!」

秋穂「・・・あれ?転校生くんは?」

怜「うん?さっきまでここに・・・ハッ!しまった!ここは、ビーチ近くか!」

ノエル「えっ?・・・あああっ!」

ゆかり「あっ、そ、そうだ!そうだよ!」

アイラ「い、嫌じゃ・・・もう海に放り投げられるのは嫌じゃ・・・」ガクガク

聖奈「どうした!いったい何事だ!」

望「まるで南国に来たら転校生が変になるみたいに・・・ならないよな?」

怜「・・・残念だが・・・・・・」

ノエル「その通りなんだよーーー!!!!!」

春乃「そんなこともあろうかと、あらかじめ捕まえといたわよ」

龍季「ったく、暴れんなって」

転校生「きゃっぽーーーーーい!!!!!!」ジタバタジタバタ

メアリー「・・・誰だよこいつ!」

エレン「性格が変わっているってレベルじゃないな」

夏海「とりあえず撮っとこ」パシャ

みちる「やっぱり智ちゃんが飛行機ん中でおにぎり渡したせいだって」

智花「ええ、そんなことないって!」

焔「・・・はぁ、先行きが不安だな」

浅梨「そうですか?楽しそうじゃないですか」

沙那「皆様、そろそろ移動しましょう。転校生さんも少し落ち着いてください」

転校生「だってハワイだよ!ハワイ!ぼくがいこくはじめてにゃっはーーーー!!!!アローラーーーー!!!!!」

虎千代「興奮してるだけ・・・なのか?」

つかさ「ふわぁ・・・先に行くぞ。荷物が邪魔だ」

とりあえず導入だけ。ありすが出てるから問題ないはず。
ハワイにいる間は転校生くんずっとこのテンションです。ついていけるのはさらと秋穂と浅梨と葵ぐらい。
薫子は事前に話そうと思ったけど、あまりの変貌ぶりに信じてもらえないだろうと思い何も言わなかったようです。
ところで最近メインのふーちゃんの出番が少ない気がする。一応このスレで二番目に多くしゃべってる人ではありますが。(一番は転校生)
ページ内検索で【〇〇「】で調べるとどれだけの回数セリフがあったかわかります。誰が一番喋ってないとか考えたくない。
ありすありあり(合言葉)

~今日の転校生係~

聖奈「・・・・・・なぜだ!」

転校生「それはつまり、そういうことだよ」

聖奈「なぜ私の部屋にお前がいるんだ!なぜ同室なんだ!」

転校生「もー、ゆーちゃんは6さいのこどもをひとりでホテルにとまらせるつもりー?マジきちく~」

聖奈「いつものお前なら構わないさ!だが今のお前は果てしなくうざい!」

転校生「マジきちく、りゃくしてマジキチ」

聖奈「どういう意味だ!」

転校生「まあまあ、そんなにおこんないでさ、あ、メガネどうぞ」

聖奈「眼鏡ならすでに掛けている!」

転校生「だからこれはメガネようのメガネだってヴぁ!」

聖奈「どうしたんだお前は!いったい何があったんだ!」

転校生「そのこたえはCMのあと!」

聖奈「今はテレビじゃないっ!」

転校生「えー、わがままだなぁ・・・ほらほら、そんなにおこるとメガネがくもるよ?」

聖奈「だ・れ・が怒らせていると思っているんだ!」

転校生「いはいいはい!ほっへはほひふー!」

聖奈「はぁ・・・誰か、代わってくれ・・・」

~すぐに仲良く~

エレン「さて、と。転校生は・・・」

刀子「転校生なら向こうで舞っていたでござるよ」

エレン「うん?そうか、待っているのか。ありがとう、すぐに向かおう」

刀子「しかし自由のやつめ、転校生に何を仕込んで・・・うん?もう行ってしまわれたか。そんなにあの舞いが見たかったのだろうか?」

・・・

エレン(うん?やけに騒がしいな。この辺りはNEの訓練場のはずだが・・・)

エレン「!?」

転校生「よう!せい!なつが!むねをしげきする♪なまあしみわくのマーメイド~♪」

軍人「「「Foo!Foo!」」」

転校生「だすとこだして!たわわになったら♪ほんもののこいはやれ!そうかい♪」

軍人「「「Yeah!」」」

自由「コーラを振るだけは軍人にもウケるっと。んじゃ後で岸田先輩に頼んで動画撮ってもらってニコニコに・・・」

エレン「おい」

自由「うん?どうしました?」

エレン「あいつは何をやっているんだ」

自由「何って・・・コーラを振ってるだけっすよ?ほら、あれへぶっ!」

エレン「な、なんだ!?」

自由「転校生くん!なんでこっちにコーラ飛ばすんすか!」

転校生「だいにらうんど、いっくよー!」

軍人「「「Fooooo!!!!!!」」」

エレン「・・・なんだこれは!なんだこれは!」

~監視係~

[監視員]転校生「まみちかー!サボるなー!」

千佳「げっ、なんであんた監督役やってんのよ!うちも監視役したい!走りたくない!」

転校生「口よりあしをうごかせ!きのう食べたケーキのカロリーをわすれたのか!」

千佳「ゔっ・・・」

秋穂「・・・つまりサボれば転校生くんに、いや、サボりはだめだよ、うん。わたし自重しろ」

ノエル「さすがの秋穂ちゃんもここでは自重してくれるか・・・」

さら「転校生さんは走らないんですかぁ?」

転校生「『ひとりではしらせたらどこいくかわからんからかんしやくしてろ』っていわれた」

ありす「はぁ・・・はぁ・・・」

転校生「それと、みんなのたいりょくがどれくらいあるのかってのもみてるよ。たおれたらすぐにジグリパフしゅつどー!」

秋穂「ノエルちゃん、なにやってるの!もっと本気出すよ!」

ノエル「今でも本気だけど・・・よーし、散歩部なめんな!」

さら「わたしもやります!シロー、行きますよぉ!」

シロー「わんっ!」

千佳「げ、元気ねぇ・・・」

葵「ふぅ・・・ふぅ・・・」

智花「陸上部、ふぁいっ!」

みちる「おー!」

怜「楠木、大丈夫か?どうしてもだめならいつでも言え」

ありす「はぁ・・・はぁ・・・・ぁぃ・・・ゎかり・・・し・・・はぁ・・・はぁ・・・」

ありす「きゅう・・・」バタッ

クレプリ「わわっ、メーデーメーデー!少年、ありすがっ!」

転校生「ジグリパフっ!うえからひやみずぶっかけろっ!」

クレプリ「雑すぎさね!」

※ありすは転校生がどうにかしました

~電話口~

prrrrrrr

風子「あっ、転校生さんからですね。もしもし、ウチです」

転校生『さあはじまりましたテレビでんわのおじかんです。しかいはわたくし、てんこうせいと』

葵『解説の冷泉葵です!今日はよろしくお願いします!』

風子「・・・ん?なんかテンションおかしくねーですか?」

転校生『はいということではじまりましたね、ハワイDEナマでんわ。どうですかあおいちゃん、いまのおきもちは』

葵『電話がテレビになるだなんて、わたくし、今大変興奮しておりますっ!』

風子「それは大変よろしいことで・・・で、どーしたんですか?」

転校生『だってがいこくなんだよ!ハワイはアメリカなんだよっ!』

葵『転校生さん、飛行機を降りた直後からずっとこのような感じなんです!』

風子「まあ楽しいならいいんですが・・・あれ?ちょっとまってくだせー」

風子「あんたさん、結城の部屋で寝るんじゃありませんでしたっけ?」

転校生『うん。だからゆーちゃんはうしろにいるよー』

風子「へ?」

聖奈『み、水無月・・・なんとかしてくれ・・・私には無理だ・・・』

葵『結城さん?顔色が優れないようですが・・・』

転校生『よっしゃ!うみいくぞうみ!およげばげんきがでるってじしょうすいえいぶがいってた!』

葵『そうなんですね!お手伝いします!』

風子「確かに部として認められてねーですから自称になりますけど・・・」

聖奈『や、やめろ!持ち上げるな!私はもう寝るんだ!やめろ、やめろぉぉぉぉぉぉ!!!!!』

転校生『おーえす、おーえす!』

葵『おーえす!おーえす!』

風子「・・・・・・ドナドナドーナードーナー♪」

~ないすちゅみーちゅー~

転校生【はろー!ないすちゅみーちゅー!あいあむ・・・てんこうせいってえいごでなんていうの?】

エレン【転校生はもはやあだ名だろう。Tenkoseでいい】

転校生【あいあむてんこうせー!いえすうぃーきゃん!】

エレン【どうして増えたんだ】

・・・

転校生「ってかんじであいさつしてきたよ」

メアリー「お前、やっぱ頭ラリってんじゃねーのか?」

転校生「いっしょにコーラふったんだー」

メアリー「あのおっさんもラリってやがったか」

転校生「えっちゃんはコーラがなかったからビールふってたよ」

メアリー「エレンも何やってんだよ」

転校生「ところでここにサイダーがあるんだけど」

メアリー「貸せ。アタイにも振らせろ」

転校生「(*‘∀‘)b」グッ

メアリー「( `ー´)b」グッ

・・・

焔「・・・何やってんだよ」

メアリー「ああん?見てわかんねーのか?サイダー振ってんだよ!」

転校生「ここでうえになげて、かるくおどってからキャッチ!」

メアリー「これが意外と難しくて・・・ファック!また落とした!」

焔「はぁ、わけわかんね」

転校生「あっ、ほむほむあぶない!」

焔「えっ?」

頭にぶつかる1秒前

~体力オバケ~

月詠「ひぃ・・・ひぃ・・・な、なんなのよ・・・あの子たち・・・」

さら「いっきますよー!」

ノエル「さあ、こい!」

春乃「秋穂が水着・・・秋穂が水着でビーチバレー・・・ッ!」

秋穂「お姉ちゃん!?鼻血鼻血!」

焔「なんで・・・あんなに・・・体力が・・・あんだよ・・・」

ありす「すご・・・ぇす・・・」

クレプリ「まあ一日の内に千葉まで行って帰って来る奴らだからな」

転校生「のえるん、3ぽうしろ!」

ノエル「よし、はいっ!」

転校生「とすっ!」

ノエル「奥義・波動球ノエル式!」

さら「わわっ、シロー!」

シロー「わんっ!」

秋穂「よし、速攻魔法発動!バーサーカーおねえちゃん!」

春乃「秋穂のためならぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!三千里ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

ノエル「あっ、ずるい!転校生くん、やっちゃえ!」

転校生「おっけー!ジグリパフ、ラッシュだー!おらおらおらおらおらおらおらおらおらおらー!」

浅梨「1人で複数回触るのはルール違反です!」ピッピー

転校生「あっ、そーだった!」

ノエル「あちゃー、どんまいどんまい!」

月詠「人が増えるのはアリなのに!?」

~あなたの後ろに~

prrrrrrr

転校生『もしもし、おれおれ、さっきじこっちゃってさー』

月詠「なんでこっちからかけてんのに詐欺にかけようとするのよ!!」

転校生『それで、なに?』

月詠「あんた今どこにいるの?」

転校生『ハワイ』

月詠「んなことわかってるわよっ!」

焔「さっきからうるせーぞ」

月詠「転校生と電話してるのよ。ツクがうるさいんじゃなくてこいつがふざけるのが悪いのよ」

転校生『じょうだんだってじょうだん。もー、つくちゃんはじょうだんもつうじないのー?』

月詠「こういうときだけつくちゃんって呼ぶのやめなさいよ!」

焔「あいつ、いつにも増してうざくなってないか?」

転校生(なつは男をかいほうさせるのです)

焔(こいつ、直接脳内に・・・っ!)

月詠「あのね、今日さ、日本時間じゃ浅梨の誕生日じゃない。だからお祝いしたいと思ったんだけど・・・」

転校生『おっけー、おいわいのごはんのじゅんびしとくね』

月詠「話が早くて助かるわ。ちなみに、どこにいるの?」

転校生『それはね・・・』

転校生「おまえらのうしろだあああああああ!!!!!」

月詠「きゃああああああああああ!!!!!!!!!」

焔「うわああああああああああ!!!!!!」

浅梨「あっ、転校生くん!こんにちは!」

転校生「あさりんこにゃにちはー・・・あり?」

浅梨「うん?」

月詠「び、び、び、びっくりさせないでよっ!心臓止まるかと思ったじゃない!」

焔「び、ビビッてなんかねーぞ!ただちょっとだけ驚いただけだ!それだけだからな!」

~あさりんのたんじょうび~

転校生「と、いうわけで、どーぐをいっしきかりてきたよー」

浅梨「道具・・・何の?」

転校生「バーベキュー」

月詠「ああ、だからこんなに早く・・・ってそんなすぐ用意できるもんじゃないでしょ!?」

転校生「ぽんつくがやりそーなことぐらいわかるよー」

月詠「そんな、まるでツクが単純みたいじゃない!」

転校生「だって、つくちゃんみんなのことだいすきだもんね!おたんじょうび、いちばんおいわいするこだから!」

月詠「べ、別にそんなんじゃないわよ!ただ、そう、ケーキよ!ケーキを食べたいだけなんだから!」

転校生「あんいなツンデレはうけないよ?」

月詠「うっさい!」

焔「はぁ・・・いいからやるならさっさとやるぞ。ハラ減った」

転校生「あさりんもいっしょにやろ?はまべでバーベキュー」

浅梨「うんっ!ありがとうございます!」

・・・

月詠「ちょっと焔!それツクが育ててたヤツ!」

焔「知らねー。取られる方が悪いんだよ」

転校生「はい、あさりん、あーん」

浅梨「あーん・・・ん、おいしい~」

転校生「そう?よかった♪」

メアリー「おうおう、やってんじゃねーか、テメーら。アタイも混ぜろよ」

エレン「待たせたな。追加の材料だ。それと我妻、誕生日おめでとう。祝いのためと言っては何だが、上質なものを調達してきた」

メアリー「おめっとさん。こっちの時間じゃ明日がテメーの誕生日だから、明日の訓練でばっちりしごいてやるぜ」

浅梨「はいっ!2人とも、ありがとうございます!」

メアリー「よっしゃ!焼くぜ!テメーら、アタイのスペース空けやがれ!」

月詠「ちょっとメアリー!それツクの分!」

浅梨「うふふ、楽しいなあ・・・」

~えっちゃんの誕生日、Revenge~

転校生「・・・そろそろかな」

月詠「よし、全員クラッカーは持ったわね・・・」

浅梨「はい!」

ありす「ぁぃ・・・!」

焔「なあ、転校生のそれには言及しなくていいのか?ていうかなんでこいつがいるんだ?」

[お祝いバズーカ]転校生「え?」

ありす「きょね・・・ぉせわに・・・なって・・・」※エレンのミッション3話参照

月詠「・・・いいのよ!もうツッコむのもめんどくさい!ノエルいないんだから!」

浅梨「しっ、足音が聞こえます。来ましたよ・・・!」

転校生「・・・3・・・2・・・1・・・!」

ガチャ

月詠・転校生・浅梨「「「誕生日おめd」」」

焔「お、おめ」

[祝砲]エレン「Fire!」

焔「は?」



          ,,-'  _,,-''"      "''- ,,_   ̄"''-,,__  ''--,,__
           ,,-''"  ,, --''"ニ_―- _  ''-,,_    ゞ    "-
          て   / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
         ("  ./   i {;;;;;;;i|    .|i;;;;;;) ,ノ    ii
     ,,       (    l, `'-i|    |i;;-'     ,,-'"   _,,-"
     "'-,,     `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '"  _,,--''"

         ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"
        ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄   |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,

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    .(:::::{:(i(____         i|     .|i          _,,-':/:::}
     `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|      .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
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                .i|           |i
               .i|      ,,-、 、  |i

               i|      ノ::::i:::トiヽ、_.|i
           _,,  i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、
     ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
     ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ

焔「い、いったいなんだよ・・・!」

エレン「去年はしてやられたからな。リベンジ成功、だな」

月詠「けほっけほっけほっ・・・やりすぎよ!」

浅梨「ああ・・・バレてたんですね・・・」

ありす「きゅうう・・・」

転校生「へへっ・・・あれす・ぐーて(おめでとう)、えっちゃん」

エレン「Danke schön(ありがとう).転校生、守谷、来栖、我妻、楠木」

今日はここまで!次回、ハワイに魔物が!本編ストーリーとは順番前後してるけどやりやすいようにさせてもらいました。
転校生はこの間に野薔薇の別荘にお呼ばれされたりしています。
バーベキューセットはNEの人たちから借りたとかなんとか。通訳は秋穂とかノエルとかアイラとかがやってくれたんだと思う。
転校生は例の踊りを空中浮遊する段ボールの上で踊っていたという。
段ボールの上でコーラを振りながら踊ってたらそりゃ珍しくて人気にもなりますよ。
ありすありあり(合言葉)

~絶対に騒ぐ転校生VS絶対に騒がないありす~

―ホテル、ありすの部屋―

転校生「ぺぐりしゃーーーす!!!!!!」

ありす「・・・・・・」チクチク

転校生「ぐんま、ぐんま、ぐんま・・・さいたま!」

ありす「・・・・・・」チクチク

転校生「とうきょうとっきょきょかきょくきょうきゅうきょきゅうかきょかきゃっか!」

ありす「・・・・・・」チクチク

転校生「いつもよりおおめにまわっておりま~す!ひっさつ、ピンクタイフーン!」

ありす「・・・・・・」トメトメ

転校生「くっ、おれのことはいいから、おまえたちはさきにいけ!」

人形s「」

転校生「はやくしろっ!まにあわなくなってもしらんぞー!」

ありす「・・・・・・」フゥー

転校生「くっ、こうなったら・・・・さいしゅうおうぎ!」

ありす「・・・・・・」ドキドキ

転校生「いせかいてんせい!」

ありす「・・・・・・」

転校生「てんじょうてんげゆいがどくそん」

ありす「・・・・・・!」

転校生「こうして、世界は救われたのだった・・・めでたしめでたし・・・」

ありす「・・・・・・」パチパチ

転校生「だとおもったかおおまちがいだつけものぉ!」

ありす「・・・・・・!?」

転校生「つづきはホームページで!」

ありす「そろそ・・・寝・・・?」

転校生「あ、うん。おやすみー」

クレプリ(ツッコミたかったけどありすに止められてたさね。少年の頭の中はどうなってるんだ?)

転校生(こちら、メロンパいれになっておりまーす)

ありす(トリビアの泉だよね、懐かしいなぁ)

クレプリ(さらっと脳内で会話はやめろぉ!)

さら(呼びましたか?)

クレプリ(なんではいってこれるんさね!)

さら(ちょっと霊感の強いナイス美少女なわたしならあたりまえです!)

秋穂(霊感キャラはわたしのだよ、さらちゃん!)

さら(奇異太郎少年の妖怪絵日記、ただいまアニメ放送中ですよぉ!)

結希(『バーナード嬢曰く。』もね)

怜(みんなもぜひ見てくれ。ところで私は油揚げが好きだ。最近は本を読まずに読書家ぶるのが趣味だな)

クレプリ(寝ろ!)

今日のありすというか転校生というか宣伝というか。洲崎さんの声聞いてたら結希と一緒だってわからねぇ。
結希の中の人は赤城みりあ(11)役志望だったらしいし、みなみんボイスからロリボイスまで出せるすごい人なんだと思う。
グリモア内で一番声の変貌ぶりに驚いたのはかおるこちゃんだけど。にこー!
奇異太郎君は霊的な日常の方も好きです。メリーちゃんかわいい。あっちもアニメ化しないかなぁ・・・
秋穂ちゃんの霊的な日常もそのうちやりたいです。
ありすありあり(合言葉)

~訓練終了~

千佳「はぁ・・・はぁ・・・」

千佳「はーっ・・・やーっと終わった・・・なにあの訓練・・・」

千佳「朝から晩まで運動して食べて運動して食べて・・・筋肉ついちゃうじゃん・・・」

智花「わたしたちは魔力の肉体強化があるけど・・・軍人さんは普通の人なんだよね?」

智花「それであの訓練量・・・凄いなぁ・・・」

智花「ハワイ島は海からの魔物を食い止めるところだから、PMCが集まるんだって」

智花「JGJもあるみたい。高いビル、たくさんだよね。びっくりした・・・」

千佳「あーあ、オアフ島がよかった。贅沢言えないけど」

千佳「てか、PMCの人、声かけてこないでやんの・・・ダイエットしたのに!」

ノエル「それねー、仲良くなった人に聞いてみたんだけど、学園生に手を出したら殺されるって」

千佳「こ、殺される?」

ノエル「『バスター大佐の言うことは絶対なんだYO~っ!』って言ってた」

転校生「『がくえんせいには手ぇだすなよっていっといたからな』っていってたよ」

千佳「あーもー、えらい人だか知んないけど、うちの努力を無駄にしてぇ・・・」

智花「げ、元気だして、千佳ちゃん。ハワイだから他にもたくさん人いるし・・・」

転校生「たでくうむしもすきずきっていうもんね」

千佳「それどういう意味よ!」

~適材適所~

望「あれ、転校生。今日は踊ってないのか?」

転校生「あ、のぞみん」

みちる「えー、もうやってないのー?せっかく生でコーラを振ってみたが見れると思ったのにー」

智花「みちるちゃんも、望ちゃんと一緒にいたの?」

みちる「いや、私はちょっと魔法の講習を受けてて・・・」

望「さっきそこで会った。ボクは向こうの参謀とシュミレーションゲームさせられてさ!」

転校生「ふぁーいあーえーんぶれーむ♪」

ノエル「てーごわいシミュレーション♪」

望「それじゃないけどな。まさかハワイに来てレベルの高いウォーゲームができるとは思わなかったよ」

千佳「ゲームぅ?ちょっと、こっちが必至こいて訓練してたってのに・・・」

智花「ゲームっていっても実戦形式なんでしょう?そんな難しいことできないよ」

転校生「てきざいてきしょだからねー。ぼくもくんれんはそんなにしてないし」

千佳「あんただけはほんとに羨ましいわー」

望「ま、もう終わったし、ボクはその辺でダラダラしてるから」

望「そんじゃなー」

転校生「ばいばーい。あとでピザさしいれするねー」ニヤリ

望「よろしくー」

ノエル(あ、すっごい悪い顔してる・・・まあいっか)

転校生「ねえねえともちゃん、いっしょにピザやかない?」

智花「え?はい!」

千佳「ちょっとお!?」

みちる「そ、そうだ!何か食べに行こ!わたしが奢るからさ!」

千佳「う、うちも出すから!ね?」

ノエル「ピザぐらい学園に帰ってからでも焼けるじゃん!こっちはこっちでしかできないことしよ!」

転校生「えー、でもこのへんはきのうみんなでせいはしたじゃん」

ノエル「そうだった!ごめんなさい!」

千佳「ノエルは悪くない・・・悪いのは運命よ・・・」

みちる「うう、無力でごめんなさい・・・」

智花「???」

~海からの来訪者~

智花「・・・・・・ね、ねぇ。今、揺れた?」

千佳「ん?そう?」

転校生「ゆれてるのははるのんのおっぱいじゃない?ほら、あそこ」

春乃「秋穂のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!ためにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

秋穂「わあ、砂がどんどん集まって来る!」

さら「すごいですぅ!」

龍季「ちょ、こっちに、とば、すのや、やめろっ!」

みちる「あはは・・・」

ズズン

みちる「・・・・・・・・・・・・う、嘘・・・」

智花「あ、もしもし・・・エレンさん!?」

エレン『魔物が現れた!戦闘態勢だ!』

智花「え、ええ・・・ど、どうすれば・・・!」

転校生「えっちゃん、いまどこ?」

エレン『私と結城はPMC本部にいて遅れる!メアリーを行かせている!』

エレン『メアリーの指示に従い、ナチュラルエネミーと共同戦線をはれ!』

エレン『いいな!訓練通りにやれば問題ない!メアリー到着まで動くなよ!』

智花「・・・ど、どうしよう・・・」

転校生「とりあえずいわれたとおりにまつよ。ぼくはちかくのみんなをあつめてくる」

ノエル「あ、あたしも!」

転校生「みんなはここにいて。ジグリパフでとんだほうがはやいから」

転校生「くんれんのせいか、みせてやる・・・!」

~南の国の魔法使い~

メアリー「よし、全員の居場所は確認できたな!?」

千佳「あ、あのさ。うちらって本当に戦わなきゃダメ?」

千佳「PMCの人たち、無茶苦茶強いんだけど・・・」

メアリー「ああ?魔法使いのクセに何言ってやがんだ」

メアリー「いいか!アタイら魔法使いはな、魔法使いってだけで強ぇんだ!」

メアリー「誰か傭兵と腕相撲したヤツぁいるか!?」

みちる「・・・・・・・・・・・・う、腕相撲?」

メアリー「勝てるからやってみな。魔力の充実による肉体強化は常人と段違いだ!」

メアリー「それに魔法は、魔法使いしか使えねぇ魔物への有効打!」

メアリー「そんな反則じみた魔法使いがなぁ!戦わねぇってのはありえねぇんだ!」

メアリー「いいか!テメーらは強ぇ!それをこの戦いで自覚しろ!」

メアリー「アタイの指示に従えば、こんな雑魚ども、楽勝だ!」

智花「・・・魔法使いの強さ・・・」

千佳「そ、そんなこと言ったって!」

智花「・・・わ、わたし、やってみる」

みちる「ええ!?」

智花「・・・自信がないから、あんな夢見ちゃうんだ・・・だから・・・」

転校生「やろう。みんなを、まもるんだ」

千佳「・・・んもぉー!一番年下のアンタにそんなこと言われたらやるしかないじゃん!」

みちる「そ、そうだよね!魔法使いだから、守るんだ!」

メアリー「腹は決まったな。全員戦闘服に着替えて20分後にここに再集合!魔物を全部ぶち殺すぞ!」

転校生「さー、いえっさー!」

~戦況把握~

転校生「・・・・・・」フヨフヨ

メアリー「おい、転校生、そろそろ降りてこい!」

転校生「あ、うん」

メアリー「で、どうだ?なんかわかったことはあるか?」

転校生「なんかタコみたいなサメみたいな・・・けっこうおおきいのだった」

転校生「あしがすっごいながいね。あれ、めんどくさそう」

転校生「あと、でんきがききそう。みずタイプっぽいし」

メアリー「ポケモンといっしょにされちゃ困るが、海水で濡れてるから電気が通るのは確かだ」

メアリー「ま、そんだけわかってりゃ上出来ってとこか。あと、今回指揮すんのはアタイだ。相手は強い」

メアリー「エレンとのクエストのときみたいに、他の奴らがそこまで仕上がってるとは言えねぇからな」

メアリー「転校生、お前はアタイの指揮官っぷりをよーく見てな。んで、盗めるモンがあったら盗め」

メアリー「裏のやつがどうだったかは知らんが、アタイは誰一人死なせねぇぜ」

転校生「さー、いえっさー!」

メアリー「あと、Sirは男に対する呼びかけだからな」

転校生「えっ、それじゃあなんていえばいいの?」

メアリー「女に対してはma'amでいい」

転校生「いえす、まーむ!」

メアリー「そうそう、それでいい。あと、今回のアタイらの目的をはき違えるなよ」

転校生「どういうこと?」

メアリー「お前には先に言っておくが、アタイらは観光客の避難を優先させる」

メアリー「共同戦線とは言うが、あいつらは魔物のことだけに集中する」

メアリー「あいつらは魔物殺しのプロだ。アタイらがしゃしゃり出たら逆に邪魔になるほど、統率が取れてる」

メアリー「間違っても助けに行くだとか考えるな。んなもんは必要ねぇからな」

転校生「いえす、まーむ!」

メアリー「んじゃ、他のやつらが来るまでちっとは休憩しとけ」

~ナチュラルエネミーの戦い~

智花「あっ!あそこ!魔物です!」

転校生「うー、あらためておっきいなー・・・」

千佳「で、デカッ!あれってタイコンデロガ?」

メアリー「普通の魔物は海にゃ入らねぇからな。だがタイコンデロガ程じゃねぇ」

メアリー「見てろ。あの程度ならNEの敵じゃねぇ」

・・・

千佳「ね、ねぇ!うちらここにいていいの!?」

みちる「千佳ちゃん?」

千佳「あの兄さんたち、ケガしてんじゃん!ほら、転校生もさ!いいの!?」

転校生「いいの。じゃまになっちゃうから」

千佳「じゃ、邪魔って・・・」

メアリー「そいつの言う通りだ。向こうにはテメーらよりもよっぽど迅速な救援隊がいる。アタイらが行ったところで邪魔にしかならねぇ」

メアリー「それより、このあたりは街だ。観光客がここを通ってヒロに逃げる。だから・・・」

メアリー「あのタコども、ここを通る人間を狙ってくるってこった」

メアリー「砂浜まではNE。そこを超えたらアタイらの獲物だ。いいな?」

転校生「いえす、まーむ!」

智花「は、はい・・・!」

~元軍人~

メアリー「よし!NEは狙った奴らは基本的に仕留める」

メアリー「多少素通りさせてでも、頭数を減らす方針だ」

転校生「やれることはやる、それいじょうはやらないんだね」

メアリー「そういうこった。ここまでくる魔物は元気だが単独。冷静に相手すりゃ楽勝だ」

メアリー「奴らで厄介なのは触手だ。平均15ヤード」

メアリー「身体のサイズにもよるが、民間人の50ヤード以内に近づけさせるな」

千佳「はいはい!ヤードって何メートル!?」

メアリー「ああ?・・・あー・・・1ヤードは1メートルでいい」

メアリー「1メートルの方が長ぇからそっちで考えた方が安全だ」

転校生「だいたいジグリパフのアームが5メートルまでのびるから、これの10ばいぐらいのとおさだね」

みちる「・・・だ、大丈夫?なんかテキトーっぽいけど・・・」

メアリー「オラ、そこの無個性!」

みちる「む、無個性!?」

メアリー「キモは触手に捕まらねぇ位置取りを忘れんなってことだ」

メアリー「下らねぇポルノみたいになりたくなかったら、頭にピン留めとけ」

みちる「うっ・・・」

転校生「みっちー。メアリーは、グリモアにくるまえはせんじょうでたたかってたんだよ」

転校生「もとプロのいうことだから、だいじょうぶだよ」

みちる「そ、そうなの?わ、わかったよ、うん」

~強い~

智花「・・・こ、来ないね・・・」

みちる「ってかNEの人たち強すぎ!わたしたちの出る幕ないじゃん!」

メアリー「黙ってろ。ヤツらが張り切ってんのはトーゼンだ」

メアリー「魔物を1匹始末したら、相当の謝礼がハワイ州から出るからな」

千佳「・・・ん?あ!だから民間人をウチらに任せてんの!?」

メアリー「アイツらそれで食ってんだ。こっちのクエストが民間人誘導」

メアリー「需要と供給が一致してていいだろ?」

転校生「さすがプロってかんじだねー」

メアリー「じゃねーと食えねぇしすぐに死ぬからな。さっきお前が言ったように、やることはやるがやらねぇことはやらねぇ」

メアリー「気を抜くなよ。いつこっちに寄越したっておかしくねぇからな」

・・・

転校生「・・・・・・そろそろ、かな?」

智花「あ、き、来ます!来ますっ!」

メアリー「そうだ。PMCは生き残ってこそ金が手に入る。だから加減ってもんがある」

メアリー「こっちの実力と金を天秤にかけて、最低限を送ってくる」

メアリー「つまりアタイらならあれくらいやれるってのがプロの判断だ!」

メアリー「屁でもねぇって言ってやれ!10秒でぶっとばすぞ!」

~みちるの裏ワザ~

みちる「できるできる・・・わたしならできる。せっかく教えてもらったんだもん・・・!」

智花「み、みちるちゃん、前見ないと危ないよ!」

みちる「智ちゃん!千佳ちゃん!わたし、戦えるからね!」

千佳「は、はぁ?そりゃ転校生がいるから戦えるでしょ?」

みちる「もうわたし、ガス欠になんかならないから!」

智花「え?ど、どういうこと?」

みちる「魔法に使う魔力を抑えて、でも威力は殺さない・・・裏ワザ!」

みちる「行くよっ!」

メアリー「スタァップ!待てコラ!」

メアリー「まだ東雲が教えただけで、1回も試してねぇなろうが!」

みちる「だ、だって訓練の時は使う機会が・・・」

メアリー「今もねぇ!実戦で初めてのことはするな!」

メアリー「間宮!魔物の目の前の砂を思いっきり熱くしろ!フライパンみてーにだ!」

千佳「あ、う、うん・・・でも時間かかるよ!」

メアリー「全力でやれ!転校生は間宮に魔力を流し込め!」

転校生「まみちかっ、いくよ!」ビビビ

メアリー「南は雷もある程度使えるな!ヤツらは海水で濡れてる!」

メアリー「アタイと同時に撃て!間宮の魔法と合わせて焼き焦がすぞ!」

智花「は、はい!やります!」

みちる「・・・・・・・・・・・・」

みちる「あ、あの、わたしは・・・」

メアリー「テメーは見てろ!いいな!」

みちる「・・・・・・・・・・・・は、はい・・・」

~マーセナリーズヘル~

メアリー「・・・ま、こんなもんだな」

千佳「よ、よーし、じゃあトドメ・・・」

転校生「まって」

千佳「え?」

メアリー「おい、無個性!」

みちる「む、無個性って言わないで!」

メアリー「トドメはテメーだ。やれ」

みちる「・・・・・・・・・・・・えっ!?」

メアリー「あの魔物は瀕死だ。もう動けねぇ。やりてーんだろ」

メアリー「テメーのその魔法で、アレが殺れなきゃイチからやり直せ」

メアリー「今回は学園生の命が最優先だ。前線から外すからな」

みちる「・・・・・・・・・・・・」

みちる「や、やってやるもん!」

転校生「ちゃんと、えっと、しり、しり・・・おしりはふいてあげるからねー!」

千佳「尻拭いのことよねっ!?」

みちる「わ、わたしだって自分で自分のお尻くらい拭ける!」

智花「みちるちゃん!発言がちょっと危ないから!」

メアリー「おーし、いい度胸だ。コイツを片付けたら次、その次!」

メアリー「強えー魔物と有利に戦える機会はそうねぇ!今の内に慣れとけ!」

~緊急事態~

メアリー「避難完了・・・おーし、この辺はもういい」

メアリー「ちょうど魔力の少ない奴らがへばってくる頃だ」

メアリー「最後の民間人と一緒に北上しながら、他の学園生と合流していくぞ」

みちる「・・・・・・・・・・・・」

メアリー「無個性。テメーは戦闘から外れろ。転校生の隣から後方支援だ」

みちる「・・・・・・・・・・・・」

メアリー「テメーは魔法使いになって日が浅ぇ。まだ成果より命を優先する時期だ」

メアリー「そこを間違えたら死ぬ。1発で倒れなかった分、進歩してると思え」

みちる「・・・・・・・・・・・・はい」

智花「・・・みちるちゃん・・・」

千佳「・・・・・・・・・・・・えっと・・・」

転校生「だいじょうぶだって!いまはザコでもいきてればつよくなれるって!ぼくみたいにあいしょーがわるいわけじゃないんだから!」

みちる「う、ざ、ザコ・・・」

メアリー「ほとんど初めての実戦が今回だ。なにやったって恥じゃねぇ」

メアリー「今は悔しがっとけ。あとでアタイを笑ってみな」

ブブブブブ

メアリー「・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・?」

メアリー「わかった」

メアリー「すぐ北の仲月班だ!NEがやられた!」

メアリー「瑠璃川と不良がテメーら待ってるぞ!急行!」

智花「はい!」

転校生「ぼく、さきにいくよ!まりょくだけでもわたしにいく!」

メアリー「・・・よし、行け!お前がいるだけで何倍もの戦力だ!但し、死ぬな!」

転校生「イエス、マーム!リミッター、かいじょ!ぜんりょく、ぜんかい!」

転校生「ぜんそくりょくで、ぶっとばすっ!」

~援軍~

龍季「ちっ、数が多い!」

春乃「口動かしてる暇があったら一匹でも多く倒せ!絶対に秋穂たちの元に行かせるなよ!」

龍季「わかってるっての!」

転校生「はるのーーん!!!たっちゃーーん!!!たすけにきたよーー!!!」

転校生「とびおりる!はるのん、うけとめてーーー!!!」ピョン

春乃「ああもう!無茶なことするわね!」ガシッ

転校生「よし、ジグリパフ、いっけーーー!!!!!」

ジグリパフ「我、突撃す」

タコザメ「グギャアアアアアア!」

龍季「なんつーパワーだ、あのデカいのをぶっとばしやがった・・・」

春乃「転校生、今の内に魔力を!」

転校生「おっけー!」ビビビ

龍季「こっちにも頼む!」

転校生「まかせて!」ビビビ

春乃「・・・それにしても、少し数が減ったかしら?」

龍季「ああ、確かにそんな感じがするけどよ・・・」

転校生「だれかがたすけてくれてるのかな?」

ジグリパフ:突撃の後、触手に引きちぎられて死亡。享年1ヶ月

・・・

怜「瑠璃川、朝比奈!大丈夫か?」

ノエル「怜ちゃん先輩!来てくれたんだ!」

怜「こちらの戦闘が長引いてな・・・もう、魔物はいないのか?」

ありす「・・・・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・」

さら「はいぃ!メアリーさん達が来てくれたんですぅ!」

怜「すまない、楠木。急がせてしまったな」

ありす「・・・ぃ・・・・・・ぃぃ・・・ぇす・・・」

秋穂「それと、砂浜の方に二人組の男の人が向かっていったような・・・」

怜「二人組の男?まさか、民間人か!?」

ノエル「無口で赤い帽子被った人と、挨拶はボンジュールなのに行くときはバイビーのツンツン頭の人だったね」

さら「数を減らしてくるって言って行っちゃいましたけど・・・」

怜「そうか・・・なら、よほど腕が立つ者なんだろう。任せておこう」

~もう一日遊べるドン!~

千佳「あー・・・もう終わりか・・・結局ビーチではほとんど遊べなかった・・・」

葵「仕方ありません。日本に戻ったら、みんなでまた海に行きましょう」

千佳「ハワイ・・・ダイエットしたのに・・・」

聖奈「・・・間宮。珍しいな。他の生徒はみんなビーチに行く準備をしているぞ」

千佳「え?・・・なんで?今日、日本に帰るんじゃないの?」

聖奈「・・・貴様は学園からの通知を見ないのか。ハワイ州からの好意で、1日延びたぞ」

千佳「・・・ええっ!?だ、だって葵っち、なにも・・・」

葵「あ、あの、わたくし、デバイスの操作が苦手でして・・・」

転校生「まみちかががくえんからのおしらせなんてみるわけないよねー」ヒョコッ

聖奈「転校生、おまえはいいのか?」

転校生「ちょっとふーちゃんとおでんわしてきたの。これからあそぶよ!」

千佳「ちょ、ちょっと!こんなことしてられないわ!」

千佳「着替える!着替えてくるーっ!」

葵「あ、間宮さん。お待ちください、わたくしも・・・!」

聖奈「・・・後発組の便も負担してくれたとはいえ、スケジュール変更は心臓に悪い」

聖奈「だが、このくらいはしなければな」

聖奈「第8次・・・朱鷺坂によれば、来ない。が、来たらもたない」

聖奈「・・・前者が当たってくれるよう祈ってるぞ」

転校生「ゆーうーちゃん!」

聖奈「どうした、転校生?遊ぶんじゃなかったのか?」

転校生「にひひ・・・ものども!であえであえーっ!」

さら「とーっ!」

秋穂「やーっ!」

ノエル「いえーっ!」

聖奈「な、なんだ!?や、やめろ、脱がすな!やめ、やめろぉっ!」

春乃「暴れるな。水着が着せれないでしょ」

ありす「がんば・・・くださ・・・!」

クレプリ「いけいけー!やっちまえー!」

怜「転校生、これでよかったのか?」

転校生「うん。どーせゆーちゃん、ほっといたらまたなんかなやんでるだけだろーし」

転校生「こんなときぐらい、バカになったってゆるされるよ!」ニコッ

~海とありすとクレプリと~

転校生「クレプリもみずぎなんだねー」

クレプリ「おっ、少年。どうだ?オレっちのグラマラスボディーにくぎ付けか?」

ありす「・・・・・・」ジトー

転校生「あきかんみたいなからだしてるのになにいってるの?」

クレプリ「空き缶!?」

ありす「コーラび・・・くらぃ、は・・・」

クレプリ「いやいやいや、オレっちはもうちょいあるっての!人形だけど!」

転校生「ありすちゃん、こんなこといってるけど?」

ありす「なぃよ・・・?」

クレプリ「あ、ありす~!」

転校生「ていうか、およがないの?」

ありす「ぁ・・・ぅ・・・」

クレプリ「泳がないんじゃなくて、泳げないんさね」

転校生「ああ、れーちゃんのパターンか」

ありす「かんなぎさ・・・も・・・?」

転校生「れーちゃん、いきつぎができないから・・・」

クレプリ「ああ、死活問題さね」

転校生「ぼくもダンボールなくなっちゃったし、あんまりおきまでいくなっていわれたんだよね」

ありす「ぁぶな・・・ら・・・」

転校生「と、いうわけで!ありすちゃん!」

ありす「?」

転校生「コーラふるよ!みんなにぶっかけるんだ!」

ありす「・・・・・・!?」

クレプリ「よーし!オレっちもやるさね!ありす、行くぞ!」

ありす「ぇ、ぇ・・・?ぁ、ま、まってぇ・・・!」

~ハワイ、おかわり~

怜「ふぅ、いろいろあったが、楽しかったな」

ありす「そ・・・ぇす・・・ね」

夏海「うう、写真ほとんど削除されたぁ・・・」

智花「ま、またチャンスはあるよ!」

みちる「次こそ、次こそは絶対に・・・!」

アイラ「帰ったら特訓じゃの。ちゃーんと見てやるから安心せい」

月詠「あー、もう無理・・・ツクは、寝る・・・すぅ・・・」

浅梨「えー、守谷先輩、飛行機暇なんですよぉ、遊びましょうよぉ」

焔「・・・・・・あれが、軍人か・・・」

メアリー「エレン、スピードやろうぜ」

エレン「ああ、いいぞ。やるからには負けんぞ」

姫「はぁ、今回は転校生さんが、なんというか、その・・・」

自由「ものすごくハイテンションでしたねー。自分は見てて楽しかったっすけど」

刀子「第三者であれば楽しいものだ。関わるのは御免でござる」

千佳「結局彼氏できなかったー!せっかくダイエットしたのにー!」

葵「まあまあ、ほら、転校生さんも『どうせ無駄だよ。だってまみちかだもん』って言ってましたし!」

望「それフォローになってないからな?」

つかさ「zzz」

さら「すぅ・・・すぅ・・・」

秋穂「んにゅ・・・おねえちゃん・・・転校生くん・・・」

ノエル「う~ん・・・コーラが・・・コーラが襲ってくる・・・」

初音「すぅ・・・すぅ・・・zzz」

龍季「・・・やっぱガキだな」

春乃「遊び疲れて眠っちゃう秋穂!天使の寝顔っ!神様の贈り物っ!」

沙那「毛布、かけておきますね」

聖奈「会長、転校生の姿が見当たりませんが・・・」

虎千代「ん?ああ、そうだな。乗ってないぞ」

聖奈「・・・・・・えっ!?」

虎千代「今回、多数の生徒の要望により、あいつは・・・」

・・・

―ハワイ―

風子「さーて、とーちゃくしましたね」

紗妃「ふう、やっとですか・・・さすがに疲れました・・・」

梓「まあまあ、今日はこのあとホテルで休めるんですし。確か、訓練は2日目からッスよね?」

イヴ「あら・・・・・・あれは・・・?」

転校生「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!」

軍人「「「\(・ω・)/Let's Nyaaa!」」」

イヴ「・・・!?」

風子「おーやってますやってます。んじゃ、ウチ荷物おいて混ざって来るんで」

梓「あ、自分も行くッス!」

紗妃「委員長!?服部さん!?・・・わ、私も行きますっ!」

イヴ(か、仮面をかぶればバレないわよね・・・?)

今日はここまでっ!次回はふーちゃんとハワイで遊ぶ回。
ありすと初音と明鈴がもあっとの電話に追加されましたね。
ありすの電話がついにきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
ありすかわいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!
ありすがんばれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
ありすぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!
ありすいいよおお!!!!!お友達になるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!
まずはお友達からぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
これからもおしゃべりしようねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!
ありすありありぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!(合言葉ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!)

~ありすDE生電話~

ありす「もしも・・・て・・・こ・・・く・・・か・・・」

クレプリ「ありす、それじゃ聞こえないさね」

クレプリ「おーい、しょうねーん!聞こえてるかー!」

ありす「ぉにんぎょ・・・こぇ、ぉっき・・・め・・・!」

転校生『もしもーし、こちらてんこうせーでーす』

ありす「ぁ・・・と・・・・・・」

転校生『ありすちゃんだよねー。うん、どしたのー?』

ありす「ぇと・・・・・・と・・・」

ありす「・・・の・・・・・・き、ぁ・・・す・・・ぇす・・・」

クレプリ「あーりーす、声がちいさいさね。それだと聞こえねぇぞー」

転校生『いまさらじこしょうかいしてもらわなくても、わかってるってー』

クレプリ「え?聞こえてるのか!?やるなぁ、少年」

転校生『え?そんなこといわれてもなぁ・・・・・・ふつうにきこえるし・・・』

風子『転校生さんは子供ですからね。可聴域が広いんです。ささやき声ぐらいの声でも聞こえる子もいるらしーですよ』

クレプリ「あ、風紀委員長」

風子『どーも。てゆーか、めずらしーですね、アンタさんが電話で話そうとするなんて』

ありす「・・・と・・・・・・の・・・・・・ぅ・・・」

クレプリ「どうしても声で伝えたいことっていうのがあるんさね」

クレプリ「でもまあ、今回は疲れたみたいだから、また今度にしていいか?」

転校生『しょうがないから許してあげなくなくなくないよー』

ありす「・・・く・・・な・・・く・・・く・・・?」

風子『4重否定なんで肯定です。そんじゃ、楠木、がんばってくだせー』

ありす「・・ぃ・・・・・・みませ・・・・・・」

転校生『いいっていいって。それじゃーねー』

ありす「・・・・・・ふぅ・・・」

クレプリ「ありす。よく頑張ったな。一歩前進さね。次は、ちょっとおしゃべりするところまで頑張ろうな」

ありす「ぅん・・・がん・・・る・・・」

今日のありす。電話搭載記念にありすと電話させてみました。
子供の可聴域は22khz(一般の人間が20Hz~20KHz)で、子供によっては18KHzで25.5dB(ささやき声レベル)まで聞こえる子もいるとか。
転校生がありすと意思疎通できるのはその辺もあるかも。
普段は単純に口が耳に近いっていうのもあるけど、こういう子供ながらの設定は活かしていきたいです。
ありすありあり(合言葉)

ミニありすお迎え記念に貯めてたもの全てを解放した
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira124216.png
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira124217.png
なんかありすをいじめてるような感じになってるな・・・

~ハワイの転校生~

転校生「グルジアーーー!!!!ジョージアーーーー!!!!サカルトベローーーーーー!!!!!」

紗妃「どうして同じ国の名前を3パターンで連呼するんですか・・・」

転校生「ふむふむ・・・」

紗妃「な、なんですか、なにかあるんですか」

転校生「おっきいねぇ・・・やっぱり。ふーちゃんはあんなにちっちゃいのに」

紗妃「なっ、セクハラ!セクハラですよ!子供だからって許されるわけじゃありませんからね!」

転校生「えっ?せのはなししてるのにセクハラになっちゃうの?ハワイってたいへんだなぁ」

紗妃「・・・えっ?む、胸のはなしじゃなくて?」

転校生「これだからあたまのなかがピンクさんは」

紗妃「誰が脳までピンクですか!」

転校生「さっちゃん」

紗妃「そこは言わぬが花でしょぉ!?」

転校生「ことばにしなくちゃつたわらないことってあるんだよ」

紗妃「言葉にして伝えない方がいいこともあるんです!」

風子「ほーほー、これが噂の・・・はなしには聞いてましたが・・・」

転校生「あっ!ふーちゃーーーーーーーーん!!!!!!!!」

風子「あらら、どーしました?いきなり抱き着いて来て」

転校生「ちっちゃーーーーーい!!!!!」

風子「誰が低身長まな板ですか!」

転校生「まないたなめんなよ!ふーちゃんはまないたのすごさをぜんぜんわかってない!」

風子「そおいっ!」ポイッ

転校生「きゃー!」ザパーン

転校生「もっかい!もっかい!」キャッキャッ

紗妃「・・・まあ、これはこれでいいんでしょうか・・・?」

~ハワイで、ふーちゃんと~

転校生「ふーちゃん、みてみてー!おっきいかいとったどー!」

風子「おー、おっきいですねー」

転校生「ふーちゃんはちっちゃいのにね!」

風子「アンタさんもちっちゃいじゃねーですか」

転校生「ぼくこども!これからせいちょーする!ふーちゃんむり!」

風子「ウチの成長期はこれからです!」

転校生「こないほうに5000ペリカー」

風子「来る方に・・・50ペリカ」

転校生「ふーちゃんもやっぱじしんないんじゃん」

風子「いや、流石にこの歳になると、ねぇ・・・」

転校生「ばばくさーい」

風子「それこの前水瀬の前で言って大惨事になってませんでした?」

転校生「BBA!」

風子「生意気ゆーのはこの口ですか!」ギュー

転校生「ほっへひっはらはいへー!」

・・・

紗妃「仲いいですね、二人とも」

梓「転校生くんも心なしかいつもより子供っぽい感じがしますし」

紗妃「ええ。ところでどうしてコーラを持ってるんですか?」

~ハワイ滞在~

転校生「これがこのまえなかよくなったプリンスカメハメでー、ちょっとだけけいこしてもらってー」

風子「そーなんですか?ちゃんとお礼は言いましたか?」

転校生「うん!なんかこんどでしといっしょにタッグをくんでしあいにでるっていってた!」

風子「そーですか。しかし、ウチがいない間にいろいろしてますねぇ」

転校生「まーね。でも、ふーちゃんといっしょにいるのがいちばんすきー!」

風子「そ、そーですか?・・・うれしーこと言ってくれるじゃねーですか」ヨシヨシ

転校生「えへへー」

風子「んじゃ、そろそろご飯食べに行きましょうか。って言っても、アンタさんはもう食べ飽きてますか?」

転校生「ぜんぜん!」

風子「ならよかった。んじゃ、行きますよ」

転校生「はーい」

~静かな学園~

怜「・・・よし、今日の見回りはこれで終わりだ。楠木、手伝ってくれてありがとう」

ありす「ぃぇ・・・ま、ぇした・・・ら・・・」

クレプリ「しっかし、生徒の半分がいないとやっぱり静かさね。活気がないっていうか・・・」

怜「まあ、こういうのもたまにはいいものだ。楠木は、この後予定はないか?」

ありす「ぁ・・・な・・・ぇす・・・」

怜「それじゃあ、夕食に付き合ってくれないか。転校生が和食が恋しくなっているだろうと思って材料を用意してもらっておいたんだが・・・」

怜「目論見が外れたよ。まさか向こうに残るとは思ってなかった」

ありす「・・・さ・・・し、ぇす・・・」

怜「学園にいたら1日1回は会うからな。実家に帰省していた時も、一部の生徒が大変だったぞ?」

クレプリ「ああ、想像つくさね・・・」

怜「さて、じゃあ行こうか。目指すは調理室だ」

ありす「ぁ、ぁの・・・ぁたし、玉子焼き・・・れんしゅ・・・たぃ、ぇす・・・」

怜「玉子焼きか?わかった、それじゃあ楠木に作ってもらうとするか。楽しみにしてるぞ」

ありす「ぁぃ・・・!」

~つながる学園生~

虎千代「むっ、コピー用紙が切れた」

聖奈「それでしたら、転校生を呼んで・・・ああ、そうだった。今はいないんでしたね」

虎千代「書類仕事は任せられんが、それ以外の仕事は手伝ってくれているからな」

虎千代「いなかったら不便だし、なによりも寂しい」

聖奈「そうですね。向こうでは少し鬱陶しいくらいでしたが、今思うとあれぐらいの騒がしさも・・・」

転校生『そんなあなたに!いきなり!クイズターイム!いえー!』

聖奈「が、画面が!いったいなんだ!?」

転校生『さあ始まりました、【いきなりクイズタイム!!】のおじかんです。しかいはわたくしてんこうせいと』

あやせ『アシスタントのあやせです~』

聖奈「な、なんなんだ!どうやってつなげた!」

転校生『ふたみんとゆさがあれこれしてちょちょいのちょい!だよ』

あやせ『よくわからないですけど、科学の力ってすごいですね~』

聖奈「はぁ・・・頭が痛い・・・」

転校生『それではだい1もん!』

律『デデン!』

聖奈「声で!?」

転校生『つぎのくうらんをうめなさい』

画面『 で鯛を釣る』

聖奈「えっ・・・えb」

あやせ『回答時間は5分、それまではマドカノ☆劇場をおおくりしま~す』

聖奈「いや、5分もいらん!5秒でいい!」

あやせ『それでは、どうぞ~』

聖奈「こっちの意見はガン無視か!」

~愛のマドカノ劇場~

真理佳『来たな、怪人バインドイン!お前の目論見はまるっとお見通しだ!』

シャルロット『ふふふ・・・まさかあなたがわたくしの計画を・・・』

シャルロット『全世界胸の大きさ=カースト制度計画を知っていたとは・・・ですが!』

シャルロット『わたくしの野望は潰えておりません!ウィンディ・ガール!あなたを倒して再開するのみ!』

真理佳『ふざけるな!おっぱいが小さくても人間は平等だ!』

恋『そうじゃそうじゃー!』

ゆえ子『人の胸に貴賤はありませんよー』

イヴ『・・・えっ!?私もこっち側ですか!?』

シャルロット『ふっ、その程度のバストを集めたところで、わたくしには届かない!』

真理佳『これでもくらえ!奥義・ハヤテタックル!』

シャルロット『無駄なことを!』ボイーン

真理佳『ぐわああああ!!!おっぱいに跳ね返されてしまったーー!!!』

シャルロット『胸部装甲が違うのですよ!胸部装甲が!』

ソフィア『このままここで終わってしまうのか!?いや、そんなわけにはいかない!』

ソフィア『戦え!ウィンディ・ガール!負けるな!ウィンディ・ガール!すべての貧乳の未来を救うために!』

香ノ葉『次回!MARIKA‐疾風伝‐【シャルロットの改心!巨貧に貴賎無し!】お楽しみに!』

聖奈「ひどいネタバレだな!」

~チア・ガールズ~

転校生『それじゃあこたえをどうぞ!せいかい!えびです!』

聖奈「まだ答えてないだろ!?」

転校生『いいかけたじゃん。もうわかってるからまいていくよー』

聖奈「さっきのは確実にいらなかっただろ・・・」

萌木・風子・もも『いいぞー、いいぞーゆ・う・き!がんばれがんばれゆ・う・き!わーーーー!!!!』

聖奈「お前たちはなにをしている!?」

転校生『つづいてのもんだいです』

律『デデン!』

あやせ『ピカチュウ・カイリュー・ヤドラン・ピジョン・コダック・・・次は?』

聖奈「えっ?・・・・・・・・・・・・イーブイ?」

転校生『ぶっぶー!』

律『デデーン!』

鳴子『結城、タイキックー』

聖奈「えっ!?えっ!?」

あやせ『ああー、間違えてしまいましたねー。それでは!罰ゲームをどうぞ!』

聖奈「な、なんだと!?聞いてな」

つかさ「ふははははは!尻を向けろ!罰ゲームの時間だ!」

聖奈(これ死んだな)

つかさ「はぁっ!」ブンッ

ドッグォン!!!

聖奈「おぐっおおおおぉぉぉ!?!?!?!?!?」

転校生『ゆーちゃん、だいじょうぶー?』

聖奈「そう思うなら・・・さいしょから、やらせるな・・・」

千佳・虎千代・浅梨「どんまいどんまいゆ・う・き!まだまだまだまだゆ・う・き!わーーーー!!!!」

聖奈「こっちにも配置済み!?ていうか会長なにやってるんですか!?」

虎千代「見ての通り、チアガールだ」

千佳「うちは一回やってるしー?」

浅梨「どうです?元気出ました?私たちのチア・ガール!」

聖奈「お前はガールじゃないだろう!」

~帰還後~

紗妃「ふぅっ、訓練ばかりだったとはいえ、リフレッシュもできましたし、心機一転がんばりましょう!」

怜「そういえば、多数の生徒の要望で転校生が残ったと聞いたが・・・」

風子「ああ、あれですか。南国モードの転校生さんがあまりにもうざかったのとこっちの学園生が寂しかったという多数の要望が」

怜「ですが、それで通ってしまうものなんでしょうか・・・?」

梓「建て前はそうなってるだけで、実際は転校生くんが各生徒の訓練を見ておきたいって言ったからッス」

怜「転校生が?」

風子「はい。生徒の体力や身体能力を大まかに把握しておくことで、今後に生かすから・・・と」

風子「アメディックに指揮を教わってるみたいですし、これからパーティーを率いることもあるかもしれません」

風子「ですから、多忙な転校生さんの休暇も含めておかわりを用意してもらいました」

怜「そうでしたか。・・・立派だな、アイツは」

梓「これから大きくなったら、学園を率いる生徒になりそうッスね」

紗妃「彼の志は立派です。私たちも、負けてはいられませんね!」

風子「いーかんじで締まったところで、そろそろ仕事を始めますよ」

怜「ところで、肝心の転校生は・・・?帰って来てからまだ姿を見ていないが・・・」

風子「ああ、それはですね」

・・・

―転校生の部屋―

転校生「うう~ヒリヒリするよぅ・・・いたい~・・・」

ゆかり「はいはい、今薬塗るからねー」

ありす「また・・・真っ赤・・・ぇす・・・」

転校生「いだい~・・・ゆかちゃーん、まほうー・・・」

ゆかり「だーめ、魔法は使えません。ほらほら、転校生くんは魔力が多いから、回復も早いんだし。ちょっとの我慢よ」

転校生「うう~!!!!」

ありす「かゎぃ・・・そ・・・」

クレプリ「あんだけはしゃぎまわってたんだ、対価みたいなもんさね。結城も」

聖奈【因果応報だな】

クレプリ「って言ってたし」

転校生「ううー!らいねんは・・・ひやけどめちゃんときくやつがほしー!」

今日はここまで!次回は夏祭りですよ夏祭り!
コミュニケーションは【ありす】・龍季・聖奈・【卯衣】とです。
これはちょっと本気を出すときが来たようですね。
ありすと卯衣がメインとなっちゃあ!生半可なもんは作れねぇぜ!
ところで、今作中時間は9月なわけですが、10月の初めにはあれがありましたよねぇ・・・
初登場時はケータイ一つで大はしゃぎしていた転校生くんも今では立派な魔法使いになったし
多少刺激が大きいことがあっても大丈夫ですよね!
ありすありあり(合言葉)

~ねねちゃんのたんじょーび~

転校生「きょっおはーねねちゃんおー、おたんじょうびー♪」

寧々『わあぁぁん!おじいちゃぁぁん!』

虎千代『おじいちゃん?おい、何があったんだ?学園長!?』

寧々『びええぇぇぇ!』

虎千代『が、学園長!泣くな、頼む!』

転校生「うん?・・・そっか、ねねちゃんのおじいちゃんは・・・」

転校生「・・・・・・ありすちゃーん!」

・・・

寧々「えへへ・・・ケーキおいしー」

花梨「そうかぁ?そったら喜んでくれたら、こっちも作り甲斐があるすけな」

智花「わたしもケーキ作り参加したかったんだけどなぁ・・・」

千佳「か、会場設営だって立派な仕事だし!」

律「そんじゃ、バースデーソング行くぜ!タイトルは『グレートマックスな学園長』だ!」

香ノ葉「やーんかわいい~!今度一緒にお洋服見にいこな~!」

寧々「ほんと!?行きたい行きたい!」

寧々「・・・そういえば、転校生くんはいないの?」

智花「えっ?」

寧々「転校生くん、みんなのお誕生日お祝いしてるって聞いたのに・・・寧々のことはお祝いしてくれないのかなぁ・・・」

智花「ああ、えっと・・・」

クレプリ「あいや待たれい!悲観するにはまだ早いさね!」バーン

寧々「あれ!?お人形が動いてる!?」

ありす「てんこ・・・く、は・・・ここに・・・ます・・・!」

転校生「ねねちゃん、おまたせっ!はい、これ!」

寧々「あ、ありがと・・・あ、開けていい?」

転校生「どうぞどうぞ」

寧々「・・・わぁ!おじいちゃんだぁー!」

ありす「ちっちゃ・・・の・・・っしょに、つくっ・・・」

転校生「ありすちゃんにおねがいして、いそいでつくったんだ。きゅーごしらえだからあんましじょうずじゃないけど・・・」

寧々「ううん!ネネ、うれしい!転校生くん、それと、えっと、ありすちゃん、ありがと!」

ありす「どぅ・・・ぃたま・・・て・・・」

転校生「おたんじょうびおめでとうっ!ねねちゃん!」

今日のありすのようなもの。ありすと転校生が作ったのはちっちゃいストラップのようなやつです。
急ごしらえながらクオリティにはこだわってあるとか。
見回り魔法少女やってたら、経験値ゾーンに入った時に限ってとかばかりでるあれはなんなんだろう・・・
あと宝箱マスだけに止まったりしたり。運が悪いだけなのか・・・でも狙ったように毎回なるからなぁ・・・
ありすありあり(合言葉)

~祭だよ!転校生くん~

転校生「たっちゃんとちゃおが、こんどおまつりでやたいだすんだってさー」

ありす「そ・・・なの・・・?」

転校生「うん。たこやききかしてくれーっていわれてね、どーするのーってきいたられんしゅうするーって」

ありす(だからさっきさらちゃんの前歯に青のりついてたのかな・・・)

転校生「あとねー、ちゃおもだすんだって。『まずはちいきレベルからヨ!』っていってた」

ありす(だから調理室があんなにニンニク臭かったんだ・・・)

転校生「ちゃおのりょーり、あたりはずれがあるからなー・・・あるいみともちゃんににてるかも」

クレプリ「あたりが天文学的な確率でしか出てこない南の話はやめるんだ」

ありす「ぁ、ぁの・・・っ!」

転校生「うん?なあに?」

ありす「ぁ、ぇっと・・・の・・・」

ありす「ぁ、ぁたし・・・と・・・ぃ、ぃぃ・・・」

転校生「いい?」

クレプリ「ありす、がんばれ!もう一息さね!」

ありす「ぃ、・・・ぃっしょに、ぉまつり、行きませんかっ!」

転校生「もちろん!いっしょにみてまわろうね!」

ありす「!」パァァ

クレプリ「やったな、ありす!つーわけだから少年、頼むぜい?」

転校生「おまかせあれー!」

~神社制覇計画~

ミナ「諸君!時はきた!今年も聖戦の【時刻】だ!」

卯衣「聖戦・・・?」

恋「祭の時期じゃと言っておる」

梓「あー、そういやそういう時期ッスね。て行っても、去年は立華先輩は参加してないじゃないッスか」

心「た、立華さんは魔力がなくなったらいけませんから・・・」

ミナ「ふっふっふ・・・我を誰だと思っている。この疾風の魔法使い、ミナ・フランシs(ryに克服できぬものはないっ!」

ミナ「これを見ろ!」

恋「そ、それは!・・・転校生の番号か?」

心「えっと、つまり転校生くんが一緒にいれば魔力がなくなることはないだろうってことでしょうか?」

ミナ「うむ!」

梓「他力本願じゃないッスか」

ミナ「うるさい!要は一緒に行ければいいんだ!問題が解決できればいいんだ!」

恋「ま、一理あるの。というわけでさっさとかけい」

ミナ「待て待て、落ち着け。今からかけるから・・・あ、もしもし、サーヴァント?」

転校生『おかけになったでんわばんごうは、ただいまつかわれておりません』

~貸し1~

ミナ「・・・あれ?間違えたかな?」

梓「いや、今のしゃべり方転校生くんじゃないッスか」

卯衣「セリフ部を表す「」の外が転校生となっているから、本人につながっているとみて間違いないわ」

恋「メタ目線で判断はやめい!」

ミナ「ええい、サーヴァント!とりあえず来い!」

転校生『えー、わかったよぅ。かし1だからねー』

梓「まだ南国モードが抜けきってないんスかねぇ・・・」

心「転校生くんに貸して言われても、そもそも私たち結構いろいろしてあげてるような・・・」

恋「ミナは頼ってばっかじゃからのー」

ミナ「み、ミナだってちゃんとやってるもん!ピクニック誘ったりとか!」

梓「ピクニック誘ったりとか」

ミナ「虫取り誘ったりとか!」

恋「虫取り誘ったりとか」

卯衣「・・・勧誘行為と呼び出し行為は同等の価値なのかしら」

梓「言っちゃダメッスよ、立華先輩」

~あっちこっち~

ありす「ど・・・たの・・・?」

転校生「なんかみっちゃんがこいってさー」ピコン

転校生「あれ?ゆーちゃんからもあっとだ」

聖奈<(次の神凪神社での祭に際して、警備の手伝いを頼みたい)

転校生「えっと・・・なんてかいてるの?」

クレプリ「祭のときに警備手伝ってくれだとよ」

転校生「ええー、いきなりだなぁ・・・」ピコン

転校生「あれ?また?」

龍季<(たこ焼き余った。食いに来い)

転校生「えっと、たこやきたべにいけばいいのかな・・・?」

ありす「ぇっと・・・れじゃ、ぁたしは・・・」

ミナ<(まだ来ないのか!)

聖奈<(承諾してくれるなら、屋台の代金は私が持とう)

龍季<(あと、ソースとか以外になんかおすすめないか?そろそろさら達も飽きてきたらしい)

結希<(新しい段ボールができたわ。取りに来てちょうだい)

智花<(調理実習で肉じゃが作ったんだ!味見してほしいなぁ)

真理佳<(センパイセンパイ!大変です!壁の中から猫の鳴き声が!)

浅梨<(天光製くん、ちょっと相談したいことが・・・)

紗妃<(転校生さん、今からスコーンを買いに行く予定なんですが、一緒にどうですか?)

月詠<(勝負よ!)

転校生「ああもう!みんなうるさい!」デンゲンオトシー

ありす「・・・・・・ぇ?」

転校生「もういい、めんどくさい!てんもんぶにいって、あとはしらない!」

ありす(大丈夫なのかなぁ・・・)

~拒否~

ミナ「・・サーヴァントはまだか!」

心「ひい、ごめんなさい!もあっとは送っているんですけどぉ!」

転校生「みっちゃん!ようじなに!」ガラッ

ミナ「来たな、サーヴァント!来たる聖戦に向けて、我らに手を貸すんだ!」

梓「つまり一緒にお祭り行きましょうって言ってるッス」

クレプリ「おうおうおう!転校生はすでありすが予約済みだ!」

ありす「ぁ・・・ぉにんぎょ・・・さ・・・・・・」

恋「・・・つまり、祭にはいくんじゃな?」

転校生「え、うん」

恋「なら大丈夫じゃろ。おんなじ場所にいるんじゃ、一緒にいなくてもどこかしらで会えるじゃろうて」

卯衣「そうね。先約があるなら仕方ないわ」

ありす「ぁ・・・ごめ・・・なさ・・・」

梓「いやいやいや、むしろ謝るのはこっちの方ッスよ」

心「ごめんなさい!」ドゲザッ

クレプリ「恐ろしく速い土下座・・・オレっちじゃなきゃ見逃してたさね」

~返信、来ず~

聖奈「・・・返事がないな・・・。昼寝でもしているのか?」

聖奈「まあ、現地で会うだろうし、その時にまた言うか」

聖奈「アイツはハワイのお土産代金に貯金を使い切って、金がなかったはずだ。なんとかしないとな」

・・・

龍季「返信来ねー。たこ焼きなんかソースとマヨネーズ以外になにしろってんだよ・・・」

さら「だ、大丈夫ですよ!おいしいですから!」

春乃「バリエーションがない。屋台ならこれでいいんでしょうけど、今はダメだ」

秋穂「お、おねえちゃん!」

ノエル「いっそそこの肉じゃがと一緒に食べてみるとか?」

龍季「それ南が作ったやつだぞ」

秋穂「はい、おねえちゃん。あーん」

春乃「命を取るべきか、秋穂のあーんをとるべきか・・・っ!」

ノエル「迷わないで!」

・・・

結希「・・・アクションがないわね」

天「ダンボールに飽きたんじゃない?」

~祭り当日~

聖奈「転校生、来たな。早速だが、見回りのルートを説明す・・・」

転校生「ほえ?見回り?」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

聖奈「・・・転校生。貴様、見回りをするのに楠木を連れてきたのか」

ありす「・・・・・・う・・・・・・ぁ・・・・・・たし・・・・・・」

ありす「・・・・・・めん、なさ・・・ぃ。かぇ・・・・・・り、ま・・・・・・」

クレプリ「おいおい、帰ることねぇだろ!ありすのほうが先に約束してたんだぞ!」

ありす「・・・ぇ、も、転・・・こぅ・・・くん、おし、ごと・・・」

聖奈「ふむ、そちらが先約だったということか・・・」

聖奈「あらかじめ申告しておけば、他に頼んだものを・・・」

転校生「えっと、そもそもみまわりって・・・なんのはなし?」

聖奈「もあっとで送ったはずだが」

転校生「え?まぢで?」

聖奈「マジだ」

~もともと~

転校生「・・・あっ、これ、なんかみんながいろいろいてくるからめんどくさくなった日だ」

クレプリ「あー、いきなり電源落としたあの日かー。そういやそんな感じの話したような気がするさね」

聖奈「しかし、こちらも人手が足りてなくてな・・・」

転校生「それじゃー、ぼく、どうせありすちゃんといっしょにみてまわるし、ついでにやればいいかな?」

聖奈「だ、そうだ。楠木、それでいいか?」

ありす「・・・・・・ぇ・・・・・・?」

聖奈「転校生と一緒に回れ。もともと、転校生を1人で回らせるつもりはなかったから、好都合だ」

聖奈「もともと、転校生が一人では来ないだろうという算段だったんだ」

聖奈「てっきり水無月か誰かと来ると思っていたから、驚いたよ」

クレプリ「悪かったな、オレっちたちで」

聖奈「そういう意味で言ったんじゃない。少し考えたら、仲のいいお前たちが一緒に来るのは普通のことだ」

聖奈「そういうことだから、転校生を頼むぞ、楠木。お前の方が年上だからな」

ありす「・・・ぁぃ・・・!」

~たこ焼き~

聖奈「すまんな。では、社務所が休憩所になっているから、そこを拠点に・・・」

クレプリ「いえーい!ありす、たこ焼き食べようぜー!」

ありす「わ、わ・・・まってぇ・・・」

転校生「あ、ぼくもいくー!」

聖奈「・・・あ、待て。会場を回るついでに1つ頼みたいことがあるのだが・・・」

転校生「うん?なに?」

聖奈「その、実は・・・立華が・・・」

転校生「うーちゃんが?」

龍季「うぉい!割り込んでんじゃねー!たこ焼き欲しいんなら並べっ!」

クレプリ「げげっ!威勢のいいヤンキーさね!」

龍季「んだとコラァ!・・・って、楠木じゃねーかよ。おら、こっち入れ」

ありす「・・・ぇ?ぇ?」

聖奈「・・・・・・後で話す。行ってやってくれ」

転校生「はーい。たっちゃーん!ありすちゃーん!」タッタッタッタ

今日はここまで!ありすとさらがよく遊ぶので、自然と龍季とも交流があるありす。
たこ焼きは普通のソースとマヨネーズでも、明太マヨとかでも、ポン酢とか醤油にも合います。
もちろん、生地自体に味があればそのまま食べてもおいしいですし、軽く塩を振るのもベネ。
さて、これからありすち屋台巡りをするわけですが、必ずしもゲーム通りとはかぎりませんのであしからず。
ていうかこのスレでゲーム通りに進んだコミュイベなんかほとんどないような気ががが。
胸を吸わせようとしたり超次元サッカーをしたりダンボールで爆走したりアイラを突き落としたり・・・
碌なことやってねぇな。
ありすありあり(合言葉)

~神戸ルミナリエ~

ありす「わぁ・・・・・・!」

転校生「きれいでしょー?」

クレプリ「おおー、見事なモンさね」

風子「きれーですねー。ゲートが何重にも重なってて・・・幻想的です」

転校生「はやくっ!はやく行こっ!おなかすいた!」

風子「はいはい、アンタさんは花より団子ですねー」

クレプリ「まあ、まだ子供だからな。仕方ないさね」

「募金をお願いしまーす」

ありす「ぁ・・・募金・・・」

転校生「えっと、おさいふおさいふ・・・」

風子「100円募金、ですか。100円玉ありましたかね・・・」

ありす「・・・こぇ・・・を・・・」

「ありがとうございまーす!」

転校生「あっ、そろそろ、アレのじかんだ」

風子「アレ?」

転校生「みんなでね、『しあわせはこべるように』をうたうの」

風子「そーいや、鎮魂のためのイベントでしたっけ」

クレプリ「しあわせ運べるように?」

風子「1995年1月17日に起きた、阪神淡路大震災のことを忘れないように、作られた歌ですね」

風子「って言っても、ウチも名前しかしらないんですが・・・」

転校生「ぼくがうたえるからだいじょーぶだよー。だから、いっしょにね?」

ありす「・・・んと・・・・・・?」

転校生「あっ、はじまった。よーし、すぅー・・・」

転校生「じしんーにもまけないー、つよいーこころをもってー♪」

亡くなった方々の分も、毎日を大切に生きてゆこう

転校生(うらせかいの、みんなのぶんも、ちゃんと生きて・・・)

やさしい春の光のような未来を夢み

転校生(にんげんをおそうまものがいない、へいわなせかいを・・・)

響き渡れ僕たちの歌

転校生(ぼくたち、みんなで・・・)

届けたい私たちの歌

転校生(だから、がんばろう。てんごくのみんなに、がんばったよって言えるように)

転校生「しあわせはこべるようにー♪」

今日のありすのような宣伝のような。
ルミナリエ、毎年ながらきれいなオブジェが飾られてますね。
そして毎年「最後最後詐欺」が横行もしています。なんだかんだ毎年やっていますが。
今日(土曜日)行ってきたんですが、立ち止まって写真を撮るなって言われてるのに立ち止まる客の多いこと。
きれいですし、写真に撮りたいのはわかりますが、流れを止めるのはやめてほしい所存。
屋台もいろいろやってまして、はしまきとか玉子せんべいとかベビーカステラとか食べました。
たこ焼きは200円で買えるとこで買った方が安いのでそこで。募金もしつつ楽しんできました。
阪神淡路大震災でなくなった方たちが安らかに眠れるように、祈っています。
ありすありあり(鎮魂歌と書いてレクイエムと読む)

補足。転校生くんが1番の歌詞歌い始めてるのにいきなり2番の歌詞に飛んでるのは表現上の都合です。
ご了承ください。

~プロの技~

龍季「はいはい、2つね。はいよ、もってけ」

龍季「ああ?お前また来たのか?さっき食っただろうが。ったく」

龍季「おー、オマエか。もってけもってけ。俺が奢ってやるから」

クレプリ「繁盛してんな。忙しそうさね」

ありす「たこ焼き・・・ぉいし・・・♪」ハフハフ

クレプリ「しっかしなぁ」

転校生「たっちゃん、こっちやきあがったよ。はい、3パックね。まいどありー!」

クレプリ「なんで混じってんだ?」

ありす「ぇも・・・・たのし、そ・・・」

騎士王「店主!たこ焼きを20個頼む!」

ソフィアと似た声の水色髪の少女「たこ焼き・・・」ジュルリア

亡霊「妖夢~、あれ108個買ってきて欲しいわ~」

半人半霊「煩悩の数だけ!?す、すいませ~ん」

インなんとかさん「とりあえず50個はほしいんだよ!」

龍季「お、おい、スゲー数が来たけど、断った方がいいか?」

転校生「いや、・・・やく!やいてみせる!かんさいじんなめんな!」

龍季「そうこなくっちゃな!半分は俺に任せろ!」

リーゼント「俺も手伝わせてもらおうじゃねぇかよー」

正義の味方志望「セイバーの分は俺に任せてくれ!」

テリーマン「俺もいるぜ」

龍季「テリーマン」

ブロッケンJr「お前だけに、いいカッコさせるかよ」

龍季「ブロッケンJr・・・」

ロビンマスク「お前のダチは、こいつらだけじゃないんだぜ 」

ウォーズマン「コーホー」

龍季「お前ら・・・」

クレプリ「こ、これが友情パワーか」

龍季「うおしっ!やるぞっ!」

転校生「そいそいそいそいそいそいっ!」※一般の方がやると大変危険な行為ですので、真似しないでください。

龍季「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」※なお、彼女らは特殊な訓練を受けています。

リーゼント「ドララララララララララララーッ!」

正義の味方志望「身体は剣で出来ている。血潮は鉄で心は硝子―」

クレプリ「すげぇ!なんつースピードで焼いて、配ってやがんだ!」

ありす「手が・・・みぇな・・・!」

~射的~

クレプリ「やっと解放されたなー」

転校生「なんかすっごいかずたのんでくるひとばっかだったね」

ありす「ぉつかぇ・・・ま・・・」

ありす「ぁ・・・ぉにんぎょ・・・」

クレプリ「おっ、射的か!あんなでっかいテディベア、落とせるのか?」

転校生「やってやれないことはないんじゃ・・・あっ」

K「よっしゃ!」

フリーのカメラマン「おめでとう圭一くん!」

(・3・)「圭ちゃん、やるぅ~!」

礼奈「圭一くんすごいよ!」

K「レナ!」

K「こいつはお前にやるよ」

クレプリ「ああ・・・とられ、ちゃったさね」

ありす「ぁぅ・・・」

転校生「うう~・・・」

クレプリ「ま、まあまあ!アレ以外にもいろいろあるし、な?」

ありす「・・・そ、だね・・・・・・」

転校生「よーし、めありーじこみのうでをみせてやる!おっちゃーん!2人ぶんー!」

~りんご飴~

ありす「すぅー、はぁー・・・すぅー、はぁー・・・」

転校生「なにやってるの?」

クレプリ「少年、今ありすは気合を入れてるとこさね。ちょっと見守っててやってくれ」

ありす「ぁ・・・の・・・・・・め・・・さ・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「・・・・・・す・・・・・・」

ありす「・・・・・・っ、ま・・・・・・ぇ・・・・・・ん・・・・・・」

ありす「・・・・・・ぅ・・・・・・うぅ・・・・・・!」

クレプリ「あ、ありす、次だ!次また挑戦しような!少年、リンゴ飴頼むさね」

転校生「はーい。おねえさーん、りんごあめいっこちょうだーい」

~安心と信頼の~

転校生「おいしいねー」ペロペロ

ありす「おぃ・・・し・・・♪」ペロペロ

梓(2人の子供が一つのリンゴ飴を一緒に舐める・・・いい絵ッスねぇ・・・)

夏海(写真!撮らずにはいられない!一秒間16連打のシャッター切りを見なさい!)カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ

ドンッ

焔「チッ、ぶつかってんじゃねーよ」

転校生「いてっ、あ、ごめんなさ・・・ああー!り、りんごあめがー!」

ありす「ぁ・・・ぅ・・・」

クレプリ「ああ、地面に落ちちゃったさね・・・」

焔「え?あ・・・」

瞬間!焔の脳裏には、彼女自身の青春が!

焔【ああもう泣くな!うっとうしい!耳障りなんだよ!】

焔【邪魔だ、どけ】

焔【いてっ、何突っ立ってんだよ。邪魔d】

焔【い・ら・ねー。会議もプレゼントもいらねーよ。一人にしてくれ】

焔【めんどくせー・・・こんな痴女ほっとけよ】

焔【いてっ。なんだよ、ちゃんと前み】

焔【・・・こ、これ、前もらった分、返すだけだ。・・・それだけだからな】

焔【び、ビビッてなんかねーぞ!ただちょっとだけ驚いただけだ!それだけだからな!】

焔【い、いったいなんだよ・・・!】

焔(ああ、こいつに関わると、碌なことがねぇな・・・)

鳴子「やあ、来栖君。少し話がしたいんだけど、時間いいかな?」

焔(・・・遺書、書いときゃよかったかな・・・・・・)

~関西と関東~

転校生「うーん」キョロキョロ

クレプリ「どうしたんだ?」

転校生「はしまきがどこにもないなぁって」

ありす「はし・・まき・・・?」

クレプリ「なんだそれ?」

転校生「ええっ!?知らないの!?おはしにきじまいてるおこのみやきみたいなやつ!」

ありす「しら・・・な・・・」

転校生「どんぐりあめもみつからないけど、それも!?」

クレプリ「知らないさね。どんなだ?」

転校生「おっきめのあめにザラメをかけてるやつだよ!いろんなしゅるいのをふくろにつめてかうの!」

ありす「ぁ・・・たのし・・・そ・・・」

転校生「な、なんってこったい・・・」

ありす「・・・おぃし・・・?」

転校生「おいしいよ!はしまきのほうはこんどつくったげる!」

転校生「どんぐりあめは、むずかしいかなー。あのおっきいあめがなー、つくりかたしらないんだよねー」

ありす「そ・・・か・・・」シュン

転校生「こーべのやたいでみかけるから、またいっしょにいこ?」

ありす「ぁ・・・ぅん・・・!」

~金魚すくい~

転校生「あ、みてみて~、カラーうさぎだ~」

ありす「ぅさぎ・・・?」

転校生「あっ、かきごおりうってるよ!」

クレプリ「水味ってなんだよ!」

ありす「ぁ・・・き・・ぎょ・・・」

転校生「きんぎょすくいかー・・・よし!やろう!」

クレプリ「よっしゃ!オレっちの腕が鳴るぜ!」

・・・

ありす「だぃ・・・じょぶ・・・?」

[ずぶ濡れ]クレプリ「腕の長さが足りなかった・・・さね・・・ガクッ」

転校生「く、くれぷりーーー!!!」

ありす「・・仇は・・・とり・・・す・・・!」

転校生「おっちゃん!2人ぶん!」

「あいよ!」

~戦績~

ありす「・・・・・・はぁ・・・」←0匹

転校生「えへへ~」←3匹

クレプリ「うへぇ、びちょびちょさね・・・」←前日仮面に掬われた

転校生「それじゃあ、はい、ありすちゃん」

ありす「ぇ・・・?」

転校生「だってぼく、おへやもってないから、かえないもん」

クレプリ「あれ?今の部屋は?」

転校生「あれはかりのおへやだよー。かりずまいー」

ありす「も・・・2ヶ月・・・のに・・・?」

転校生「そろそろでていいとおもうんだけどなー。もーちょいだっていわれた」

クレプリ「最近泊まりに来ねぇもんな。そもそも寮に来ないから結構不評も・・・」

転校生「っと、そうじゃなくて。きんぎょ、ありすちゃんのためにとったから。だから、もらってほしいな」

ありす「ぁたしの・・・めに・・・?」

転校生「うん」

ありす「・・・ぁ、ぁり・・・がと・・・」

クレプリ「ありす、よかったな」

~名前を決めよう~

ありす「・・・んぎょ、ぁん・・・・・・なま、ぇ・・・けぁす」

クレプリ「お?そっか、名前が必要だな。なんてつけるんだい?」

ありす「・・・のこ・・・・・・れく、ぁんどる」

クレプリ「ほほぉ、アレクサンドル!いいねぇ!」

征服王「余を呼ぶものは誰だ!」

ありす「っちぁ・・・・・・ま、にゅえる」

クレプリ「エマニュエル!かっこいい名前さね!で、もう1匹は?」

ありす「・・・・・―――・・・・」

クレプリ「・・・え?それって、少年の・・・」

ありす「・・・・・・」

クレプリ「・・・ま、そういうのもいいかもな。しっかし、少年も憎いヤツさね、このっ、このっ!」

転校生「え?え?」

ありす「・・・・・・ん、こうせ・・・・・・・くん」

ありす「ぁりが・・・・・・と、ござ・・ぃ、ます」

~勇気を出して~

ありす(今日は転校生くんに助けてもらってばかりです)

ありす(私の方がお姉ちゃんなのに・・・)

ありす(なので、たまには私も役に立つところを見せたいと思います)

ありす(ありすは気付いています。さっきから転校生くんがわたあめの屋台をチラ見していることを)

ありす(ここは、私が買ってあげて、お姉さん力をアップしないと)

ありす「すー・・・はー・・・、すー・・・はー・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・っ!」

クレプリ「いけっ、ありす!がんばれ、ありす!」

転校生「ありすちゃん、ふぁいとー!」

ありす「ぁぃ・・・がん・・・ば、ぁす」

ありす「・・・・・・ぅ・・・・・・」

ありす「・・・・・・ぁ・・・・・・」

クレプリ「どした!?わたあめ、買うんだろ?」

転校生「わたあめ、くださーい!っていえばいいんだよ!」

ありす「・・・す、すーっ・・・はーっ・・・」

ありす「・・・め・・・さ・・・・・・」

ありす「・・・・・・」

転校生「ありすちゃん、がんばって・・・」ギュッ

ありす「!・・・・・・・ょし・・・」

ありす「・・・・・・ぁ・・・・・・たぁ、め・・・・・・っだ、さ・・・・・・」

ありす「す、すーっ・・・はぁーっ・・・!」

ありす「・・・・・・ゎたあめ、く・・・・・・だ、さぃ・・・・・・!」

「あいよー。1つでいいかい?ありがとねー」

ありす「・・・・・・・・・・・・!」

クレプリ「やったな、ありす!わたあめゲットさね!」

ありす「・・・・・・りがと・・・・・・ござ・・・・・・ます」

~君に~

ありす「・・・・・・」

クレプリ「ん?食べないのか?」

ありす「・・・んこぅ、せぃ・・・・・くんに、ぁげ・・・・・・たかっ・・・・・・の」

ありす「ど・・・して、も・・・・・・じぶ・・・・・・で、買ぃ・・・かっ、た」

転校生「ありすちゃん・・・」

ありす「・・・・・・から、よ・・・・・・ょか、たら・・・・・・ど、ぞ・・・・・・」

転校生「うん!ありがとーっ!いただきまーす!」

ありす「・・・・・・えへへ・・・・・・」

転校生「でも、ありすちゃんもいっしょに食べよ?」

ありす「え?」

転校生「ありすちゃんのせんりひんだからね。それに、いっしょに食べたほうがおいしいよ」

ありす「・・・・・・ぅん・・・!」

クレプリ「うんうん、仲良きことは美しきかな、さね」

鳴子「そうだね」カシャカシャ

エレン「愛とは美しいものだ」カシャカシャ

ましろ「愛情は相、乗するものですから・・・ふふふ」カシャカシャ

香ノ葉「きゃわわっ!きゃわわっ!ダーリンもありすちゃんもきゃわわっ!」カシャカシャ

聖奈「そこの不審者ども、今すぐ帰れ」

秋穂「わたしも転校生くんと同じあめをぺろぺろしたいっ!」ペロペロ

ノエル「秋穂ちゃんはおとなしくリンゴ飴舐めとこうねー」

春乃「秋穂ぉ、秋穂ぉ・・・」ペロペロ

龍季「列の邪魔だ。さっさとどけよ」

今日はここまで!次回は卯衣のターン!卯衣の誕生日なのにありすが出張ってるのは仕方のないこと。
なんかいろいろと出ていますがみなさん地元民とは限りません。神凪神社で綿流しもしません。
秋穂が転校生と合流しないのは「2人きりなのをじゃまするなんて無粋でしょ」とのこと。
秋穂も良識は持ってるんです。使わないだけで。
卯衣誕生日おめでとう。これで卯衣も1歳だね・・・あれ?
ありすありあり(合言葉)

おまけ
太鼓をたたく虎千代の雑コラ
http://imgur.com/uNxRrtq.jpg

~ツッコミ代行~

―図書室―

秋穂「うーん・・・」

さら「あきほちゃん、どうしました?」

秋穂「えっとね、ちょっとやりたいことがあって、ノエルちゃんいないけど、やってもいいのかなって」

ありす「ぃぃと・・・・・・ぉもい、ます・・・」

クレプリ「なんでもやってみなきゃ始まんないさね」

秋穂「そうだよね。それじゃあはじめるよー」

イヴ(え?この場でですか?)

秋穂「それじゃあいくね。・・・I have a dream」

イヴ「キング牧師!?」

秋穂「I have a dream・・・Uhn, double doreams!」

イヴ「倍にしてどうするんですか!」

秋穂「I have an effort,I have trial and error」

イヴ(試行錯誤を持つってどういう状態なんでしょう)

秋穂「Uhn・・・trial and error and effort♪」

イヴ「ちょっと無理がありません!?」

秋穂「Double dreams,trial and error and effort♪」

ありす「・・・・・・」ドキドキ

秋穂「And there became nothing・・・(そして何もなくなった・・・)」

イヴ「何があったんですか!?」

秋穂「さてここで問題です。この状況を表す諺は!」

イヴ「クイズだったんですか!?」

イヴ(これ、たぶん【二兎を追う者は一兎をも得ず】ですよね・・・)

さら「はい!身の程知らずです!」

イヴ「酷くないですか!?」

秋穂「あー、ちょっと惜しいかなー」

イヴ(まあ、そこまで遠くはないんですが・・・)

クレプリ「あっ、わかった!豚に真珠だ!」

イヴ「夢が役に立たないと!?」

ありす「ねこに・・こば・・・?」

イヴ「人形と同じ思考回路なんですね!」

秋穂「ぶっぶー、ちがいまーす」

里菜「あっ、わかったさ!『夢なら寝てから見ろ』!」

イヴ「もはや諺ですらない!?」

秋穂「ぶっぶー」

里菜「えー、ていうか、冬樹、さっきからうるさいけど、お前はわかってるのか?」

イヴ「ええ、もちろん。答えは」

萌木「二兎を追う者は一兎をも得ず、かな?」

秋穂「ピンポンピンポンピンポーン!大正解でーす!」

イヴ「・・・・・・ワタシダッテ・・・」ボソッ

萌木「あっ、ご、ごめんなさい、冬樹さん!そ、その、答えたかった・・・ですよね?」

イヴ(わたしだって、わかってたもん・・・)グスッ

今日のイヴ。萌木ちゃんは空気が読めない娘。
イヴはクイズ番組とか見ながら熱くなるタイプだと思う。
ノエルが先に答えを言うと「私だってわかってたもん!」って言うタイプ。
Trial and errorがhaveできるものかどうかなんて知らない。ていうか多分できない。
それはそうと今日の調査報告書のノエルちゃんかわいかった。あれはきっと姉の方も同じような妄想してるパターンだ。
でも交わらない、それが冬樹クオリティ。
ありすありあり(合言葉)

~休憩と捜索~

ありす「・・・・・・ふぅ・・・」

転校生「だいじょうぶー?」

クレプリ「歩き回ってちょいと疲れただけさね。心配すんな」

ありす「ごめ・・・なさ・・」

転校生「いいっていいって。それに、やらなきゃいけないことがあるんだ」

転校生「まだ、一回も会ってないからね」

ありす「ぁって・・・?」

ミナ「さ、サーヴァント!ここにいたか!」

転校生「あっ、みっちゃん。どうしたの?」

恋「それがの、卯衣とはぐれたんじゃ」

転校生「うーちゃんと?」

梓「ッス。何分この人の多さなんで、今捜索中でして・・・」

転校生「デバイスは?」

心「ごめんなさい!お祭りの時って迷子とかはぐれたりとか多くて、回線が込み合ってて・・・」

転校生「うん、わかった。とりあえずゆーちゃんとごーりゅーしてくるね」

ミナ「金庫の番人とか?」

転校生「うん。ゆーちゃんもみまわりしてるからねー」

~それぞれの店~

天「はふはふ・・・これちょっと焼き過ぎじゃない?」

龍季「お前は何しに来たんだよ」

天「いやね、科研のやつらがめんどくさいことに、花火作れーって押し付けてきやがったのよ」

天「んで、一仕事はふはふ終えてはふはふきたからはふはふ」

龍季「食うかしゃべるかどっちかにしろよな」

天「はふはふはふはふ」

龍季「食うんかい!金払え!」

天「なによー、あんただって花火見るんでしょー。見物料だと思いなさいって」

龍季「ったく、めんどくせえなぁ」

・・・

小蓮「うう、全然お客が来ないヨ・・・」

小蓮「やっぱり、おいしくないのカ・・・?でも明鈴もましろも花梨もおいしいって言ってくれたし・・・」

小蓮「も、もしかしてワタシに気を使ってただけ・・・?いやいやいや、そんなはずないネ!」

小蓮「はぁ・・・・・・」

卯衣「ごめんなさい、この特製中華まんをひとつもらえるかしら」

小蓮「ん?・・・オオ、あなたは確か、天文部の・・・」

卯衣「立華卯衣よ」

小蓮「ちょっとお待ちネ!・・・はい、どうぞ。熱いから気をつけることヨ!」

卯衣「わかったわ、ありがとう。これ、お金ね」

小蓮「うん、ちょうどだね。まいどあり!」

小蓮「・・・あれ?ほかの天文部は一緒じゃなかったのカ・・・?」

~不審者逮捕~

転校生「ゆーちゃーん・・・なにしてるの?」

聖奈「転校生か。見ての通り、不審者を捕まえたところだ」

夏海「だからー、あたしは祭の様子を撮ってただけだって!」

聖奈「祭の様子を撮るのに木に登る必要があるのか」

夏海「上からの写真の方が人の多さとかアピールできるじゃん」

転校生「しゃしんみせれば?」

夏海「あ、いや、それはちょっと・・・」

聖奈「検閲させてもらう」

夏海「あ、ちょ、ちょっと!」

聖奈「これは・・・!」

転校生「なになにー?・・・あ、ありすちゃんとぼくのやつだー」

聖奈「て、てて転校生!き、きき貴様!何をやっているんだ!い、いや、まさか楠木の方から・・・!」

転校生「えっ?なんかへんなとこある?」

聖奈「あ、あたりまえだ!」

転校生「でも(2人で一つのリンゴアメをたべることぐらい)ふつうじゃない?」

聖奈「(子供同士でのキスが)普通だと!?」

夏海「まあ、ちっちゃい子どうしなら(あのサイズの飴を一緒に食べることも)あるんじゃない?」

聖奈「そ、そうなのか・・・?私の常識が間違っているのか・・・?」

聖奈「す、すまん・・・私は一度休ませてもらう・・・」

この後社務所でありすに誤解を解いてもらいました

~売れない店、売れる店~

転校生「たっちゃーん・・・ってわーお、またぎょーれつが」

龍季「おっ、転校生。どうした?」

天「はふはふ・・・なにひに・・・はふはふ・・・ひたほ・・・はふはふ・・・?」

転校生「うーちゃんみてない?」

龍季「うーちゃん?誰だそれ?」

うーちゃん「誰かうーちゃんのこと呼んだぴょん?」

島村さん「お祭りでも頑張ります!」

転校生「えっと、うーちゃんはたちばなういって子で・・・」

小蓮「ちょっとあなた!」

龍季「あん?なんだ、テメー」

小蓮「さっきからあなたの店の列がワタシの店の前まで来ているね!ジャマヨ!」

龍季「なんだぁ?そっちは列なんかねぇし、別にいいだろうが」

龍季「味の違いだ。なんったって俺のたこ焼きはウメーからな」

小蓮「ムキーッ!ワタシの料理がマズいって言いたいのカ!?」

小蓮「・・・・・・・・・・・・」

転校生「ちゃお?」

龍季「おい、そこに突っ立ってられると邪魔・・・」

小蓮「・・・・・・ハァ」

小蓮「やっぱり、マズいのカ?ワタシ、自信なくなってきたヨ」

小蓮「お客さん、思ったより来ないし・・・美味しくできたと思ったのにナ」

~魔法使いの店~

龍季「そりゃお前、いくら料理がうまくたって・・・あ?」

小蓮「ン?」

龍季「【魔法少女的中国菜・三星飯店】・・・?」

転校生「どういういみー?」

天「魔法少女の中華料理ね」

龍季「なんだよあの看板。魔法少女って・・バカ正直か?」

小蓮「ウリになる要素はなんでも使うネ」

龍季「魔法使いがウリになるわけねーだろ。客が来ねーハズだぜ・・・」

龍季「・・・・・・・・・・・・」

龍季「おい、中国人。えーと・・・」

小蓮「李小蓮ヨ。なにネ?」

龍季「李。戻って準備しとけ。後で忙しくなるかもしれねーぞ」

小蓮「?どういうコト?」

・・・

虎千代「ずいぶん賑わっているな。さえ、うちの生徒は・・・」

小蓮「小籠包10コ、焼餃子20コ・・・あとは・・・」

あんこ「ねーちゃん、ラーメンまだかー?」

可愛い女の子かと思った?残念!さやかちゃんでした!「ごま団子もー」

小蓮「わわっ、あなたたち、いっぺんに頼みすぎヨ!」

ほっしゃん「まどか、熱いから気をつけてね。なんなら口移しでも構わないわよ」

女神様「あはは、ほむらちゃん、それじゃあほむらちゃんが火傷しちゃうよー」

なぎさ「マミ!こっちのチーズまんが食べたいです!」

マミ「はいはい、すいませーん!」

インなんとか「まったく、わけがわからないよ。どうして魔法少女ってついてるだけで売れなかったんだい?こんなにおいしいのに」モシャモシャ

1号「はい、こっちが中華まんで、こっちがラーメンで・・・」

虎千代「繁盛してるじゃないか。すごいな!」

虎千代「・・・アタシも食べたいんだが・・・しばらく並ばないとダメか?」

~捕まえた!~

転校生「うーちゃんはさっきみつぼしはんてんにきたっていってたから、こっからひとのながれにのって・・・」

転校生「・・・・・・なっちゃん!」

夏海「はいはい、なんか用?」シュタッ

転校生「このまますすんだとこになんかおもしろそうなのあった?」

夏海「え?うーん・・・あっ、お面屋でイヴが物色してる姿は見たけど・・・」

転校生「おめんかぁ・・・とりあえずいっかいいってみよっと」

・・・

前日仮面「やっぱりこっち・・・いや、でもこっちも捨てがたい・・・」

卯衣「・・・・・・?」

転校生「あ、うーちゃん、いたー!」

卯衣「転校生くん」

転校生「もー、さがしたんだよ!」ビビビ

卯衣「あ、魔力・・・ありがとう、転校生くん」

転校生「てんもんぶのみんなもさがしてたんだよ。ほら、いこ」

卯衣「あっ、まって。ここのお面に興味があるのだけれど・・・どれがいいかしら」

転校生「えー?おめんー?えっとねぇ・・・」

怜「狐の面がいいと思うぞ」ニュッ

転校生「うん?いまだれかいなかった?」

卯衣「気のせいじゃないかしら」

転校生「まっ、いっか。それじゃあ、はい、きつねのおめん」

卯衣「・・・買ってくれたの?」

転校生「おんなのこにはおとこのこがプレゼントするものなんだよ」ニカッ

卯衣「そうなの?・・・ありがとう」

~夏祭り~

転校生「きみのーかみのーかおりーはじーけった♪ゆかたーすがたーがまぶーしすーぎって♪」

転校生「おまつーりーのーよるはー♪むねがーさーわーいだよー♪」

卯衣「その歌はなんていうのかしら」

転校生「なつまつりー」

卯衣「夏祭り、ね。夏祭りに来ているから、なの?」

転校生「そーだよ」

卯衣「・・・浴衣姿がまぶしいというのはどういうことなのかしら。頭部の毛髪がなくなっていた証拠・・・?」

転校生「ハゲじゃねーし!ふさふさだし!ていうのはともかく・・・」

転校生「ゆかたすがたが、きれいだっていってるんだよ」

卯衣「浴衣が・・・?」

転校生「うん。いまのうーちゃんみたいにね!」

卯衣「・・・・・・そう・・・」

転校生「はぐれーそおーなーひとごーみのなか♪はなれーないでーだしかーけたてを♪」

転校生「ぽけぇっとーにーいれてー♪にぎりーしーめーていたー♪」

卯衣「・・・・・・」ギュッ

転校生「うん?どうしたの?」

卯衣「・・・はぐれたらいけないと思ったから」

~カメ~

転校生「カメすくいだー!」

卯衣「適切な角度を計算するわ」

転校生「こんなのかんでいいんだって。そいやっ!」

ゼニガメ「ゼニゼニー!」

転校生「そおいっ!」

ノコノコ「うわあああ!!!ふまないでええええ!!!」

転校生「そいやっ!」

ガメラ「焼くぞオラァ!」

卯衣「・・・こうかしら?」

ミドリガメ「カメー!」

転校生「おー」

卯衣「・・・一回だけで敗れてしまったわ。紙の強度を考慮に入れていなかったわ」

転校生「もっかいやる?」

卯衣「いえ、もういいわ。この子は・・・」

転校生「かってみたら?」

卯衣「え?」

転校生「せっかくだし、さ」

卯衣「・・・そう、ね。そうするわ」

転校生「なまえはどうするー?」

卯衣「また考えておくわ。さあ、行きましょう」

~花火~

転校生「もうすぐしゃむしょだよー」

卯衣「そこに部長たちがいるのね?」

転校生「うん。うごいてなかったらねー」

ヒュルルルルルル

卯衣「何の音かしら・・・」

ドーン!!!

卯衣「敵襲!?」

転校生「そっか、もうそんなじかんかぁ・・・。ほら、花火だよ。うちあげ花火。みたことない?」

卯衣「これが・・・実際に見るのは初めてね」

転校生「・・・よし!それじゃあ、こっち!」グイッ

卯衣「えっ?ちょ、ちょっと」

・・・

転校生「ここ、よくみえるんだー」

卯衣「そうなの?」

転校生「うん。このまえれーちゃんにおしえてもらってねーあっ、またあがるよ」

卯衣「あっ・・・」

ドーン!!!!!

卯衣「・・・きれい・・・・・・」

転校生「きれいだねー」

卯衣「でも、いいのかしら。部長たちに何も言わなくて」

転校生「だいじょうぶだよー。れんらくはいってるから」

卯衣「いつのまに?」

~連絡~

夏海「怜!怜!」

怜「どうした、夏海」

夏海「さ、さっき転校生が!」

怜「転校生が?」

夏海「立華卯衣とあのスポットに行ったのよ!」

怜「ああ、花火がよく見える場所か。去年、伝えておいたんだ」

夏海「・・・もしかして、あの噂知らない?」

怜「噂?何のだ?」

夏海「あそこで一緒に花火を見た男女は結ばれるーっていう話よ。実際はどうか知らないけど・・・」

怜「な、なんだそれは!?」

夏海「まあ、男女って言っても6歳と0歳だし問題ないわよ」ケラケラ

怜「・・・それもそうだな。私は風槍たちにこのことを伝えてくるよ」

夏海「はーい、おつかれー」

夏海「さーて、あたしは帰って【魔性の子供!闇夜に消えゆく6歳児!】を書かないとね」

・・・

ありす「・・・・・・」

クレプリ「少年!浮気は許さねぇぞ!ありすという者がありながら!」

ありす「ぉ・・・にんぎょ・・・めっ・・・」

クレプリ「でもよぅ、少年を祭に誘ったのはありすだぜ?それなのに少年は・・・」

ありす「てんこ・・・く、が・・・楽し・・・ら・・・いぃ・・・よ・・・」

クレプリ「・・・うーん、こっちも根深いさね・・・・・・」

~あなたと一緒に~

ミナ「いた!サーヴァント!卯衣!」

恋「こんなところにおったか。神凪から聞かねば見つからんかったぞ」

転校生「あっ、みっちゃん、ふくぶちょー」

卯衣「連絡、届いたのね」

梓「連絡ッスか?」

卯衣「転校生くんが、どうせ岸田さんが神凪さんに伝えるからいいと言っていたけど」

心「はい!その通りになりましたごめんなさい!」

ミナ「それよりも!我はまだ遊び足りないのだ!卯衣、もう一度繰り出すぞ!」

恋「お主を探すのに時間を食ったんじゃ。その分、とりかえさんとな」

卯衣「ごめんなさい、私がはぐれてしまったから・・・」

梓「いやいや、大丈夫ッス。まだ時間はありますし、ね?」

心「は、はいっ!あと2時間ぐらいは屋台も出ているはずなので、十分あると思います!あああ、不確定でごめんなさい!」

転校生「ふーん・・・それじゃあ、ぼくもいっしょにいく!」

ミナ「フフフ、よかろう!ようやくサーヴァントも円卓の騎士の一員としての自覚が出てきたか!」

恋「わっちは型抜きがやりたいんじゃ!早く!」

梓「転校生くんにくじ引きひかせたらどうなるッスかねぇ・・・」

心「ちょ、ちょっとだけたこ焼き食べたいなーって・・・すいません!私みたいなくずぅの意見は無視してください!」

転校生「うーちゃん、いこ」

卯衣「・・・ええ、そうね」

卯衣「行きましょうか」

~祭の裏で~

風子「ほうほう、楽しんでるみたいで」

紗妃「委員長、よかったんですか?」

風子「なんかイベントの度に同じこと聞いてません?」

紗妃「イベントの度に同じような表情してるからですよ」

風子「そーですか。ま、行きたくないといえばうそになります」

紗妃「でしょうね」

風子「しかし、今回は楠木が誘っていきましたからね。邪魔するのも野暮かと」

紗妃「楠木さんがですが?」

風子「えー。そりゃーもうめずらしーことですよ」

風子「ちっちゃい勇気を振り絞って誘ったんです、邪魔しちゃかわいそーじゃねーですか」

紗妃「まあ、委員長がいいのならいいんですけど・・・」

風子「・・・にしても、こいつらはどーしましょうかね」

鳴子「待ってくれ、僕は無実だ。たまたま撮った写真に転校生くんが写っていただけなんだ」

エレン「日本の祭が珍しかった、だから写真を撮っていた。何か問題があるか?」

ましろ「わたくし、雪女ですので。熱気にあてられやすいんです」

香ノ葉「かわいいものを写真に収めてなにが悪いんよ!」

風子「反省の色なしと。とりあえず全員懲罰房にぶちこんどいてくだせー」

今日はここまで!卯衣のターンと言いつつそこまで多くはなかった。
この時の卯衣SSRは持ってないので内容は完全にねつ造です。
聖奈とか龍季の出番が少なくなっちゃったような気がするけど仕方ないと思うんだ。だってありすと卯衣だから。
聖奈の方は2ヶ月くらいしたら一緒にミュージカル鑑賞行くからいいよね!いいよね!
次のありすイベントは代表選抜戦かぁ・・・でも代表選抜戦はスキップしてるんだよなぁ・・・
というわけで次回のありすイベは水族館です。先が長いな・・・
次回はふうびキッズで職業体験!これっていわゆるキッザnうわなにをするやめ
ありすありあり(合言葉)

~名前をつけたいわ~

卯衣「ドクター、少し聞きたいことが・・・」

卯衣「転校生くん、楠木さん、氷川さん?」

氷川「立華さん?どうしたんですか?」

転校生「ういちゃんもすわりなよー」ペンペン

卯衣「ありがとう」

ありす「ぉかし・・・・・・ります・・・」

転校生「さっきやいたマカロンだよー」

結希「少し休憩していたところよ。それで、聞きたいことって?」

卯衣「はい。この前、転校生くんと一緒に亀すくいをして、そのまま亀を一匹持ち帰ったのですが」コノコデス

卯衣「名前が、決まらなくて。助言をいただこうかと」カワイイワネ

結希「亀の名前・・・ごめんなさい、私はペットを飼った経験が無いから・・・」

クレプリ「ありすはなんかいいアイディアねえか?」

ありす「んと・・・ぇと・・・かーぅ・・・」

クレプリ「カールだってよ」

卯衣「カール、ね。他はないかしら」

転校生「ほか?」

卯衣「いくつかの中から適切なものを選ぼうと思っているの」

転校生「そっかー・・・それじゃあメギドラオン!」

卯衣「メギドラオンね。ドクターと氷川さんは何かありませんか?」

紗妃「え、えっと、私もあまりそういう経験が・・・」

転校生「とりあえずつければいいんじゃない?」

紗妃「と、とりあえずですか?・・・た、立華さんは自分で何か候補なんかは・・・」

卯衣「のっそり歩くから、のっそりと名付けようとしたわ。でも部長や副部長に止められたの」

卯衣「助言をもらってくる、というのもみんなからいわれたことよ」

紗妃「・・・他の天文部の方たちは?」

卯衣「部長が呪文の詠唱に入ったために思考を一時停止したわ」

転校生「ああ、めんどくさいもんねー」

結希「・・・助さん」

転校生「え?」

結希「いえ、なんでもないわ」

卯衣「助さん、ですね」

結希「消去しなさい。今のは間違いよ」

転校生「そのままでいいよー」

クレプリ「そのままでいいさね」

ありす「その・・・ま・・・で・・・」

紗妃「え?えっと、じゃあ消去で」

卯衣「民主主義的決定により消去せずに進行します」

結希「どこでそんなもの覚えてきたの・・・」

紗妃「私が入った意味・・・」

紗妃「・・・えっ?後私だけですか?」

卯衣「おねがいするわ」ジー

転校生「さっちゃん、がんばれー」ジー

結希「死なばもろともよ。一人だけ逃げるなんてさせないわ」ジー

ありす「・・・・・・」ジー

紗妃「う、うう、わ、わかりましたから!」

紗妃「えっと・・・・・・ケ・・・」チラッ

卯衣「け?」

紗妃「ケンタ・・・で・・・」

転校生「いまさっき食べたフライドチキンのほうみたでしょ」

紗妃「そ、そんなことありません!断じて!ええ!そんな短絡的なことはしません!」

卯衣「今までのをまとめると、カール、メギドラオン、のっそり、助さん、ケンタね」

クレプリ「並べるとひでぇな」

転校生「あたまだけとってかめのすけだねー」

紗妃「意外とまとまりましたね」

卯衣「わかったわ。この子の名前は【カール・メギドラオン・のっそり・助さん・ケンタ】で略して【亀之助】と呼ぶことにするわ」

結希「結局全部取り入れるのね・・・」

卯衣「・・・あら、部長からもあっとが」

卯衣「会議の結果、部長は【最終暗黒破壊神デミウルゴス】副部長は【梅星】服部さんは【半蔵】双美さんは【ココ】を出したみたい」

紗妃「それじゃあこの子は・・・」

卯衣「【カール・メギドラオン・のっそり・助さん・ケンタ・最終暗黒破壊神デミウルゴス・梅干し・半蔵・ココ】に」

紗妃「寿限無ですか!」

結局亀之助になりました。

今日のありすのようで昨日の続き。
本来ならありすじゃなくて智花が出るべきだったけどあそこでは結局メインじゃなかったからしかたないね。
当初は名前安価取って出た名前全部くっつける・・・ってのも考えたんですが、面倒になってやめました。
この後さらに続いて
【カール・メギドラオン・のっそり・助さん・ケンタ・最終暗黒破壊神デミウルゴス・梅干し・半蔵・ココ・ジャンヌ・ドーナ・トメィトゥ・スプリング・ズンドコベロンチョ・秀吉・ニク・守谷・チョコ・ハヤテ・おパンティ・サクゥーヤ・バイト…】
となってます。略して亀之助。
ちなみに雌です。
ありすありあり(合言葉)

~ふうびきっず~

転校生「ってなに?」

兎ノ助「ああ、風飛の外から来た奴はわかんねーよな」

兎ノ助「こほん、ふうびきっずとは!」

もも「こども達があこがれの仕事にチャレンジし、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる「こどもが主役の街」!」

兎ノ助「え?」

もも「ウェイトレスやフライトアテンダント、消防士や警察官や看護師!」

もも「その他多くの職業を体験できる子供向けテーマパーク、です!」

転校生「あ、うん」

兎ノ助「・・・俺が説明しようとしたのに・・・・・・」

もも「それで、ふうびきっずがどうしたの?もしかして、水無月さんと一緒に行ったり?」

転校生「いや、こんどクエストで」

もも「・・・ええーっ!?そ、そんなクエスト・・・いつの間に・・・」

兎ノ助「さっきまでバイトしてたんだろ?気づくのが遅れても仕方ないって」

もも「うう、残念です・・・せめて、全職業を3周したこの桃世ももが!転校生くんに極意を伝えるよ!」

転校生「ねえ、これっていわゆるキッザn」

もも「ふうびきっず」

転校生「でもこうしえんとかとうきょうにあるきっz」

もも「ふうびきっず。いいかな?」

転校生「あ、はい。そうですね」

もも「それじゃああたしがふうびきっずの魅力についてたっぷり教えてあげるね!さあさあ、行こ!」

転校生「えっ、ちょっ、まっ」

兎ノ助「ももー、手短にしてやれよー」

~今回の目的~

風子「んじゃ、頼みますね」

シャルロット「お任せください。必ずや、成し遂げて見せましょう」

鳴子「そこまで気を張らなくてもいいんじゃないかな」

恋「気を回し過ぎても気づかれそうじゃの、転校生の場合」

紗妃「そうですね。変な所で鋭いんですから」

鳴子「変な所で、というかそれだけ周囲に気を配ってるってことだよ」

風子「感受性が強い子なんで、環境の変化に敏感だそーです」

風子「魔法使い覚醒前は季節の変わり目になると必ず風邪をひいていたとか」

恋「それは感受性関係ないじゃろ?」

鳴子「とにかく、だ。僕らは警備をしつつ、他の子供達への指導もこなす」

シャルロット「そして転校生さんには、存分に楽しんでもらう・・・」

紗妃「そして、避難場所として適しているかどうかしっかりと調べ上げる」

風子「それは閉館後でもできると思いますので、とにかく!」

風子「第8次侵攻が来るかどうかも分かってませんが、もし来たら遊ぶとかどーとかなくなるんです」

風子「転校生さんはつい1,2ヶ月前まで働きづめでしたから、その分大いに発散させてやってくだせー」

転校生「なんのはなしー?」ヒョコッ

紗妃「て、転校生さん!?」

恋「ぬお!?い、いったいどこから・・・」

転校生「いまももももからにげてきたとこだよー。クエストのはなし?」

鳴子「ああ。誰がどこを担当するかの話をしてたんだ。話し合いの結果、当日くじで決めることになった」

転校生「そうなの?」

紗妃(ナイスです、遊佐さん!)

鳴子「ああ、君もやりたい職業に就けるよう、くじ運を高めておいてくれ」

転校生「はーい」

恋(くじ運を高めるってなんなんじゃ・・・)

シャルロット(嘘も方便ですね。方便は仏教用語ですが・・・しかたないでしょう)

~くじ運上昇の儀式~

転校生「ありすちゃん!さらちゃん!あきほちゃん!のえるん!」

ありす「・・・ぃ・・・・・・」

さら「はい!」

秋穂「呼んだ!?」シュタッ

ノエル「秋穂ちゃんさっきまでそこにいたよね!?」

転校生「みんな!あした、ぼくはくじをひかなきゃいけないんだ・・・」

さら「と、いうことは!」

秋穂「くじ運上昇の儀式!」

クレプリ「え、なにさね?それ」

ありす「しら・・・な・・・」

ノエル「この3人は9割9分ノリで生きてるから気にしても仕方ないよ」

ありす(冬樹さんが遠い目を・・・)

転校生「さあ、じゅんびだ!あいことばは!」

転校生・さら・秋穂「「「ありすありあり!!!」」」

ありす「ふぇっ!?」

ノエル「終わったらちゃんと片付けてねー」

クレプリ「こっちも諦め早すぎねぇか?」

ノエル「人間諦めが肝心なんだって最近気づいたから」

クレプリ「悟ってんな・・・」

~運命のくじ~

恋「これ!ミナ、先に行くでない!迷子になるぞ!」

恋「・・・全く、ミナのやつめ・・・おお!?子供がたくさんおるぞ!思った以上じゃ」

シャルロット「子供たちのためのレジャー施設だと伺っておりましたが・・・」

シャルロット「本当に、天使のような子たちばかりですね。なんて可愛らしいのでしょう」

子供A「やだぁあああああああ!!あれやりだぃぃびぇえええ!!」

子供B「つぎ、しょーぼーしさんやるー!しょーぼーしさん!つぎバナナー!」

子供C「づがれだぁぁぁだっこしてぇだっこー!あるけなぃいいー!」

恋「・・・・・・・・・天使?」

シャルロット「天使ですわ」

鳴子「さて、みんなお待ちかねのくじ引きタイムだ。どのアトラクションの担当になるかは、これで決まる」

紗妃「それでは、こちらをどうぞ、転校生さん」

転校生「ぼくから?」

シャルロット「レディーファーストというものもありますが、女子ばかりですので。でしたら一番若い人からと」

転校生「そっかー。・・・んー・・・」ゴソゴソ

転校生「とれたー!」

恋「ミナー!お主の番じゃぞー!戻ってこーい!」

~誤算~

恋「・・・警官?」

シャルロット「看護師・・・」

紗妃「・・・ほ、保育士・・・まさか私が保育士を引いてしまうなんて・・・」

鳴子「僕は医者だ。シャルロット君と同じアトラクションみたいだね」

恋「な、なぁ。警官とは何をすればいいんじゃ?」

シャルロット「・・・補導・・・?・・・子供たちを・・・?」

紗妃「子供たちを補導してどうするんですか!」

転校生「ほどうされたほうがいいこはいるとおもうけどなー」

ミナ「ふはははは!これは、我に天運が回ってきた証!」

子供D「うぇえええええん!あのおねえちゃんこわぃいいいいー!」

恋「・・・はぁ、ミナのやつめ・・・・・・」

鳴子「それで、転校生くんはなんだったんだい?」

転校生「よめないー」

鳴子「なら早く言ってくれよ。どれどれ・・・」

[施設案内]

鳴子「ジーザス!」

紗妃「なんという・・・なんという!」

シャルロット「おお・・・神よ・・・」

転校生「!?」

恋「ううむ、なんでこういうときは運が悪いんじゃ・・・」

~当初の予定~

―前日―

鳴子「それじゃあ、転校生くんについてだ」

恋「担当が決まったらなかなか動けんじゃろ?どうするんじゃ?」

紗妃「転校生さんは仕事はちゃんとやりますから、勝手に抜け出させたりはできないでしょう」

シャルロット「かといって、子ども扱いして1人だけ遊んでいいと言っても聞かないでしょう」

鳴子「まあ、それくらいは予想がつく。そこで、だ」

鳴子「担当の中に、施設案内の役目があるだろう?」

恋「おお、これは楽そうじゃの」

鳴子「これを引いた人が、転校生くんに途中でヘルプを頼む。その後いくらか回った後にもう大丈夫になったと言って彼を解放する・・・」

紗妃「でも、それで納得してくれるでしょうか?」

鳴子「彼は困ってるって言えば手を差し伸べずにはいられない性分さ。勘づかれてもまあ・・・ごまかしてくれ」

恋「そこは丸投げなんじゃな・・・」

紗妃「それだと、くじBOXを作る時に端っこの一番下に入れておくとかして転校生さんが施設案内をひかせないようにしないといけませんね」

鳴子「流石に2重底の箱とかを今から作るのは大変だから、ある程度細工はしたらあとは運を天に任せるしかないさ」

シャルロット「もし、転校生さんが施設案内を引いたときは?」

鳴子「その時はまあ、また考えるよ」

・・・

―今―

恋(なんで、ここでそれを引くんじゃっ!)

鳴子(仕方ない、プランBだ)

恋(直接脳内にっ!?)

鳴子(これくらい気合でなんとかなるよ)

恋(気合でてれぱしーができてたまるかっ!・・・ってあれ?わっちもできとる?)

鳴子(それでだけど、各々転校生くんが近くに来たらヘルプを頼んでくれ)

紗妃(施設案内中の転校生さんにですか?)

鳴子(施設案内なんだ、どうせいろんなところを回るさ。その時にヘルプと称してアトラクションに参加してもらおう)

シャルロット(もしかしたら本当に手助けを頼むことになるかもしれませんね)

紗妃(まあまあ、ここのアトラクションは小さい子供も参加するんです。そこまで難しいのはありませんって)

~警官~

子供「ねぇねぇ、君もこれに参加するんでしょ?一緒にやろうよ」

恋「・・・?違うぞ。わっちは参加者ではない。教官じゃ!」

子供「ならぶならあっちだよ。はやくいこーよ」

子供「おねーちゃんそのお洋服どこのなのー?あたしも着たい!」

恋「これは制服じゃ!わっちは参加者ではない・・・っておい、引っ張るでない!」

恋「どこへ行くのじゃ!?わっちは警察官としての仕事が・・・じゃから違うというのに!」

[作業服]転校生「はいはいそこの子たちー」ピッピー!

子供「あれー?君もおんなじようなふくー?もしかして、姉弟?」

転校生「まほーつかいです。あのおねーちゃんはみためはちんちくりんでもおこるとこわいからねー」

恋「だれがちんちくりんじゃ!」クワッ!

子供「ひぃっ!」

転校生「ふくぶちょー、どーどー」

恋「う、す、すまん・・・」

転校生「ほら、はやくけーさつのとこいって。きがえちゃえばでたぶんおそらくもしかしたらだいじょうぶかもしれないこともなくはないかのーせいがあるだろうから」

恋「どんだけ自信がないんじゃ!」

~医者担当~

シャルロット「あ、あああ!遊佐さん、変な音が聞こえます!!」

鳴子「へぇ、この人形って意外と高性能なんだな・・・動脈を刺したみたいだね」

シャルロット「ど、動脈?」

転校生「しんぞうからちがおくられるほうのけっかんだねー」ヒョコッ

鳴子「おや、転校生くん。ちょうどよかった、手伝ってくれないかい?」

鳴子「ほら、勢いよく押し出したせいか、空気が入ったと認識されてる」

シャルロット「なんてこと・・・血管に空気が入ってしまったなんて、危険なのでは・・・!?」

子供「ねーおねーちゃんだいじょうぶなのー?」

鳴子「そうだね、本来であれば・・・」

転校生「しぬよ。とくにどーみゃくってのがまずいよね。じょーみゃくならちょっとぐらいならとけるからだいじょうぶらしいけど」

子供「やだぁああああ!!!!ちゅうしゃこわぃいいいー!!!」

シャルロット「い、いけません!!患者さま、すぐに回復魔法をかけますからね!」

シャルロット「あぁ、神よ!どうかこの方をお救いくださいませ!」

転校生「と、こんなかんじでにまほうつかいはちゅうしゃつかわなくてもちりょーができるからこわくないよー」

子供「ほ、ほんと・・・?」

鳴子「やれやれ、シャルロット君には魔法を使った治療の方が向いているようだね」

~保育士担当~

紗妃「えぇと・・・赤ちゃん抱っこの仕方は腕で頭を支えて・・・あ、ああ!」

子供「おねえさん・・・赤ちゃんの首、ガックンってしたよ・・・いたそう。かわいそうだよ・・・」

転校生「こういうときはこうやってもつんだよー」

紗妃「て、転校生さん!」

転校生「おとーとをだっこするときとか、おかーさんにおしえてもらいながらやったんだー」

紗妃「た、助かります・・・ええと、それで・・・」

紗妃「次は赤ちゃんへミルクをあげてみましょうね」

紗妃「ミルクはお湯で溶いて・・・はい。出来ました。これを赤ちゃんに・・・」

子供「え!ボクのおかあさんは冷ましてたよ!?赤ちゃんやけどしちゃうよ!」

紗妃「ふぇ!?う、うそ・・・そんなこと書いてあった・・・!?」

転校生「ミルクはつくってからじぶんのからだとおんなにぐらいまでさましてあげるといいよー」

紗妃「だ、そうです!み、皆さん!ミルクは人肌まで冷ましてくださいね!」

~子守~

子供「ねー、次どうすればいいのー?」

転校生「ミルクのませたらげっぷさせてあげるんだよー」

子供「この赤ちゃんのおむつ替えたーい!」

転校生「それじゃあおむつをかえるまえにあたらしいおむつをひろげて、あかちゃんをその上にのせて・・・」

子供「ねーねー、もう遊ぼうよー。ボク、飽きちゃったぁ」

紗妃「だ、だめです!お仕事はちゃんと最後までしないと・・・」

子供「ねー、魔法使い体験はないのー?」

転校生「まほうしょうじょたいけんなら・・・」つ浅梨の服

子供「赤ちゃんすげー泣いてる!わっ!なんだこれみず!?みず出てきた!」

紗妃「あわっ、えっと、えっとこ、ここでお漏らししたら規則違反ですよ!!」

転校生「あわてないで、きれーにふいてあげてねー。それからおむつふるいをむつをひきぬいて・・・」

・・・

紗妃「た、助かりました・・・」

転校生「おとーとでなれてたからー」

紗妃「それにしても手際がよすぎませんか・・・?」

紗妃「他の子供たちもなんていうか、そのすごく扱いづらくて・・・」

転校生「でも、ぼくもこどもだよ?」

紗妃「そうですね、改めて転校生さんは手がかからないということを自覚しました」

転校生「まあ、うん」

紗妃「ダメですね、転校生さんを普段から見ているから、子供の扱いは大丈夫だと思っていましたが・・・」

転校生「でも、さっちゃんもおんなのこなんだし、いつかはおぼえなきゃいけないよ?」

紗妃「そうですね。私もいずれは子供たちと接する方法や・・・」

紗妃「赤ちゃんのお世話を覚えなくてはいけない時がくるとは思っていますが・・・」

紗妃「・・・って、どういう意味ですか!?」

転校生「え?そりゃ、さっちゃんもいつかはおかあさんに」

紗妃「す、少なくとも今のところ予定はありませんから!ありませんから!」

転校生「はぁ、まあいいけど・・・」

~迷子~

『迷子のお知らせをいたします』

恋「うん?」

・・・

『白い・・・をお召しになった・・・』

鳴子「おや」

シャルロット「まあ」

・・・

『・・・君を・・・』

紗妃「な、なんということ・・・一刻も早く見つけないと!」

転校生「・・・・・・」

紗妃「転校生さん、一度皆さんと合流して・・・」

転校生「・・・もし、ぼくがここをじゆうにうごきまわれるとしたら・・・・・・」

紗妃「転校生さん?」

転校生「・・・あそこ、かな・・・・・・」

紗妃「心当たりがあるんですか?」

転校生「うん。さっきしせつあんないをしてるとちゅーに、おもしろそーなとこみつけたから」

紗妃「おもしろそうなとこ?」

転校生「うん。だれもいなさそーで、ほかのこがしらなそーなとこ」

転校生「あのときは、はいっちゃいけないんだろうなっておもってみんなでもどったけど・・・」

紗妃「で、では急いで向かいましょう!」

~解決~

紗妃「ふぅ、なんとか見つかりましたね」

恋「・・・じゃが、見つかった場所が問題じゃな」

シャルロット「転校生さんは・・・」

鳴子「今は迷子の子と一緒にいる。さて、一度確認をしておこう」

鳴子「迷子が見つかったのは【千佳の日避難区域】だ。ここは本来であれば僕たちがこの後に確認をするはずだった場所」

鳴子「非常時以外は、責任者によって施錠されているはずの場所だ」

紗妃「転校生さんは施設案内中に見つけたと言っていました。ということは、かなり早い段階から開いていた、ということですね」

恋「避難区域のせきりゅてぃは大丈夫なのか?」

鳴子「現状、胸を張って大丈夫とは言えないね」

鳴子「・・・軍に安全の確認を急いでもらったほうがいい。会長にも報告を」

転校生「ただいまー・・・あれ?どうしたの?」

鳴子「ああ、お帰り。お手柄だったね、転校生くん」

転校生「ぼくならどこにいくかってかんがえただけだよー」

シャルロット「同じ子供だからこそ見えるもの・・・これもまた、主のお導きなのでしょう」

鳴子(・・・ここのところ、人が集まるところでこういう不自然なことが多すぎる)

鳴子(何かあるなら、根は早めに潰しておかないと)

~手際の理由~

鳴子「そういえば、今日はどこに行っても手際よくほかの子たちに教えてまわってくれていたようだけど・・・」

鳴子「すごいね。どの職業もばっちりだったって言うじゃないか」

シャルロット「知識も豊富でしたしね」

転校生「まぁねー」

紗妃「赤ちゃんの世話なんかは実際の経験があったかもしれないですけど、他はそうはいきませんよね」

恋「覚えるのが早いだけじゃないのかの」

転校生「・・・じつはね」

紗妃「実は?」

転校生「このまえ、ももももにつかまったときに、ここのこといっぱいしゃべってくれて・・・」

紗妃「ああ、だから詳し」

転校生「5じかんぐらいせつめいきいてたからかな」

紗妃「5時間も!?」

鳴子「桃世君・・・」ヤレヤレ

転校生「だからしょうじきやるまえからおなかいっぱいってかんじだったんだよね。しせつあんないでちょーどよかったよ」

恋「・・・お主も苦労しとるの」

~ふーちゃん激おこ~

風子「さーて桃世、言い訳は?」

もも「えっと、その・・・つい、熱が入っちゃって・・・」

風子「・・・にっこり」

もも「ごめんなさい!なんでもしますから許してください!悪気はなかったんです!」

イヴ「ダメです」

もも「ひ・・・ひと思いに校内の清掃で・・・」

梓「NO!NO!NO!NO!」

もも「こ・・・校門前で挨拶?」

怜「NO!NO!NO!NO!」

もも「せ・・・接触禁止ですかあああ~」

風子「YES!YES!YES!YES!」

もも「もしかして懲罰房ですかーッ!」

梓「YES!YES!YES!OH MY GOD!」

風子「桃世ももに、懲罰房行きを命じます!しばらく反省してなさい!」

もも「そ、そんな~!」

桃世もも:懲罰房に入る直前に転校生からお許しが出る

今日はここまで!次回はとら誕生日やって、敬老の日やって、智花の誕生日やって、シローのメガシンカをやります。
転校生くんは死にかける(確定)
ありすのエピ見ました。
クレプリ・・・お前・・・消えるのか?
やべーよ。人形館のときとかありす気絶しながら普通に動いてしゃべってたよ。
・・・じ、実は少しだけ意識があったということで!そういうことにしてください!
ありすありあり(合言葉)

~とらのたんじょーび、再来~

虎千代「・・・・・・」

転校生「とらー」

虎千代「・・・・・・zzz」

転校生「・・・むぅ、ねてる」

転校生「とらも、おしごとたいへんなんだよね。・・・よし」

転校生「こういうときはあれだよね」

・・・

薫子「・・・あら、これは」

聖奈「副会長、どうしました?」

薫子「いえ、あの子にしてはずいぶんと子供らしいプレゼントだなと思いまして」

聖奈「子供らしい?・・・ああ、そうですね。これは珍しい」

薫子「これはここにおいておきましょうか。まあ、こんなものを使わなくても、普段から十分すぎるくらいには・・・」

・・・

虎千代「ふぁぁ・・・うん・・・よし、起きるか・・・ん?」

寧々「すぅ・・・すぅ・・・」

初音「やめろぉ・・・ねぇさま・・・にいさまのそこに・・・だいこんははいらない・・・」

虎千代「なんでここで寝ているんだ・・・それにどんな夢を見ているんだ・・・」ヒラッ

虎千代「なんだ?この紙切れは」

[とらせんよーおてつだいけん]

虎千代「・・・・・・なんだこれは」

虎千代「転校生、か?・・・ああ、そうか。今日はアタシの・・・」

虎千代「期限は・・・書いてない、な。よし、それじゃあこれは」

虎千代「27日を超えたら、ありがたく使わせてもらおうか」

~敬老の日~

転校生「おばあちゃーん!」

さら「アイラちゃーん!」

アイラ「ん?おぬしら、どうした?妾は今ちと疲れてての、用事があるなら後で・・・」

秋穂「おねえちゃん、カモン!」

春乃「ついて来なさい。秋穂が呼んでるのよ」

アイラ「ま、待て待て待て!妾は疲れとるんじゃって・・・」

・・・

―歓談部部室―

転校生「おばあちゃんつれてきたよーっ!」

あやせ「アイラちゃん、いらっしゃい」

アイラ「お、おう?な、なんじゃなんじゃ。パーティでもしとるのか?」

ノエル「ふっふっふ・・・問題です!今日は何の日でしょう!」

アイラ「今日か?・・・確か、えっと、敬老の・・・ま、まさか!」

エミリア「はい!日本には年配の方を敬う日があると聞いて、急いで準備しました!」

シャルロット「それではアイラさんを労ろうの会を開催します」

智花「それじゃあありすちゃん、あれを」

ありす「ぁぃ・・・これ・・・ぷれぜ・・・と・・・ぇす・・・」

アイラ「お、おう・・・あ、ありがとう・・・」

アイラ「中身は・・・延命長寿のお守り・・・」

怜「楠木や皆が作ってくれたものに、父が祈祷してくれたものだ」

アイラ(妾、どうせ死なんのじゃが・・・)

転校生「きょうはおばあちゃんのために、みんながなんでもしてくれるよ!」

アイラ「ほう、なんでもか?」

転校生「うん、なんでも」

アイラ「そうかそうか!なら少年、まずは吸血鬼的にお主の血を吸わせてもらって」

風子「・・・にっこり」

アイラ「あ、足でも揉んでもらおうかの!」

アイラ(うう、水無月には前の霧の嵐の時以来頭が上がらん・・・)

転校生「はーい。アイラちゃん、いつもおつかれさま。ありがと」

アイラ「うむ。そう言ってくれたら・・・待て、いまなんつった?」

さら「あ、わたし、はんたいがわの足もみもみしますっ!」

ノエル「それじゃあアタシは肩を」

秋穂「右腕~♪」

智花「左腕~♪」

アイラ「ちょっとまて、もう一回聞かせろ、おい、おい!」

この後何を言ってもリピートしてくれませんでした

~ともちゃんの誕生日、Rebreak out~

転校生「・・・・・・」

みちる「転校生くん、もしかして、それ・・・」

転校生「うん・・・」

明鈴「ほ、本気アルか?マジでやるアルか?」

小蓮「い、今なら引き返せるネ!」

転校生「でも、ともちゃんのたんじょうび、おりょうりこうかんしたいっていわれて・・・」

転校生「たんじょーびだから、やらなきゃ・・・いけないんだ・・・!」

怜「転校生・・・わかった。お前がそういうなら、私も付き合おう」

香ノ葉「ダーリンだけを死地に向かわせるわけにはいかへん!」

クレプリ「死ぬときは・・・一緒さね!」

レナ「レナ、くう。てんこー、いっしょ、くう!」

明鈴「ぼ、ボクだって!」

月詠「あんただけにいいかっこさせないんだから!」

真理佳「南センパイの友達は、センパイだけじゃないんですよ」

秋穂「わたしもっ!わたしもっ!」

春乃「秋穂ダメよ!あなたは、私が守る!」

ノエル「保健委員、連れてきたよ!」

ゆかり「いつでも治療の準備は出来ているわよ!」

もも「私たちにお任せくださいっ!」

転校生「いざっ!」

・・・

転校生:享年6歳 智花の手作り料理によって全身の細胞が破壊され、死亡

・・・

転校生「・・・はっ!ゆ、ゆめか・・・」

??「転校生くん、ちょっとおねがいがあるんだけど・・・」

悪夢は終わらない

~シロー~

さら「それで、シローがいきなりおっきくなって・・・」

結希「・・・わかったわ。少し調べさせてもらってもいいかしら」

シロー「わふ?」

さら「はい、おねがいします」

転校生「シロー、だいじょうぶ?」

結希「ええ。体に異常がないか、少し検査をするだけだから」

結希「終わったら呼び出すから、しばらく時間をつぶしてきてくれないかしら」

転校生「はーい。さらちゃん、いこ」

さら「はい。シロー、ちゃんといい子にするんですよ」

シロー「わんっ!」

~シロー覚醒~

結希「おかえりなさい・・・随分と汚れてるわね」

転校生「ちょっとバラえんでころんじゃって・・・」

さら「それが水やりしたばかりのとこでして・・・」

結希「・・・先に汚れを落とした方がいいわね」

・・・

結希「さて、シローについてなんだけど・・・」

さら「・・・・・・」ゴクッ

結希「検査の結果、シローはメガシンカしたということがわかったわ」※もちろん嘘です

転校生「メ、メガシンカ!?」

さら「それって、あの・・・」

結希「ええ。それで、今回は仲月さんたちを助けたいという想いから自分の力だけで出来たんだけれど・・・」

結希「この先いつでもできるとは限らないわ」

シロー「ぷすー」

さら「ほぇぇ、シローはスゴいわんこだったんですねぇ」

転校生「それで、どうするの?」

結希「安心して。すでに我がグリモアが誇る温泉発掘隊がシローナイトを発掘してきているわ」

※温泉発掘隊・・・ソフィア・夏海・ゆえ子で構成される名前道理の集団

結希「そしてこれが、キーストーンよ」

さらは メガヘアゴムを てにいれた ▼

~もちろん嘘です~

さら「こ、これは・・・」

結希「それを使えば、シローのメガシンカを制御することが可能よ」

転校生「さっそくやってみよう!」

さら「はい!シロー!」

シロー「わんっ!」

さら「・・・どうやって使えばいいんでしょう?」

転校生「これは・・・さらちゃん、ぼくにつづいていってね」

さら「はい!」

転校生「わがこころにこたえよ、キーストーン!」

さら「我が心に応えよ、キーストーン!」

転校生「しんかをこえろ、メガシンカ!」

さら「進化を超えろ!メガシンカ!」

シロー「わんわんっ!」ピカー

さら「これは、あのときの・・・」

転校生「くるよっ!」


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結希「・・・成功ね」

さら「シロー!これで・・・これで、いつでも一緒に戦えますね!」

シロー「星が! 星が見えたスター!」

転校生「やったね、さらちゃん!シロー!」

さら「はい!シロー、これからも一緒にがんばりましょお!」

シロー「誰もが幸せであって欲しいと。その感情は、きっと誰もが想う理想だ。だから引き返すなんてしない。何故ならこの夢は、けっして・・・決して、間違いなんかじゃないんだから・・・・・!!」

さら「ところで、これってどうやって元に戻すんですか?」

結希「エネルギーを使い切ればいいんじゃないかしら」

・・・

焔「さて、と・・・次の対抗戦の相手は・・・」

転校生「さーて、いっくよー!」

さら「シロー、ぞんぶんにやりますよお!」

焔「・・・なんだ、ガキかよ。火傷しねぇうちにさっさと降参しな」

シロー「つまり、殺していいんだな、テメェ」

焔「えっ?なんかデカ」

シロー「Läßt!!」

この後焔と全力で戦って元に戻りました

今日は短いけどここまで!そして智花推し並びに焔推しの皆さん今更だけどごめんなさい。
誕生日なのに智花が一度も出てこないという始末。これがメインヒロインの貫禄。
シローのはアレだよ、重なり合う想いがシンクロして決して消えない絆になった結果だよ。
嘘です。結希ちゃんはごまかすためにそれっぽいことを言ってただけです。
やめて!スカーフェイスを追いかけて、あんたを止める転校生を焼き払ったら、保護者役の風子だけじゃなくエレンや遊佐鳴子までブチ切れちゃう!!
お願い、死なないで焔!あんたが今ここで倒れたら、家族やの仇討ちはどうなっちゃうの? 魔力はまだ残ってる。ここを耐えれば、スカーフェイスに勝てるんだから!
次回「焔死す」。デュエルスタンバイ!(By月詠)
ありすありあり(合言葉)

デレステの方で10連回したらSSR薫ちゃんが一発で出て来た件
・・・夢じゃないよね?
1年以上続けてて初SSRです。幼女万歳!!
この調子でグリモアの方でもSSR卯衣引けたらいいなー
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira124766.png
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira124768.png
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira124769.png

CM記念ガチャでありす当てたぜひゃっほおおおおおお!!!!!
狙い撃ち成功じゃああああああい!!!!!
どうしよう、なんか怖い。ここまで上手く行きすぎてるのものすごく怖い。
やっぱりあれだよね!書けば来るってやつだよね!
ありすありあり(合言葉)
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira124790.png

~今日の転校生係~

ありす「ぁ・・・・・・」

『今日の転校生担当者:楠木ありす』

クレプリ「おっ、復活してたんだな、これ」

ありす「・・・って・・・とは・・・荷物・・・」

クレプリ「移動させたのか?・・・どこに?」

ありす「・・・き・・・て・・・み・・・・・・」

・・・

転校生「え?にもつー?」

クレプリ「そうそう。ほら、またこっち(寮)で寝泊まりするようになったろ?」

転校生「おきっぱだよー」

クレプリ「え?」

転校生「ねるときはこっちだけど、がくえんでひまなときはあそこにいるよ」

ありす「・・・寝に・・・てる・・・け・・・?」

転校生「うん。なんかまえほどけーかいはしなくてよくなったからだって」

転校生「だからいまは、さらちゃんとかあきちゃんとかといっしょにあそんだりおひるねするぐらいかなー」

クレプリ「結局寝てるんだな」

転校生「おひるねっていっても、ぼくおひるはクエストであんまりいないし」

ありす「・・・つも・・・ぉつかれ・・・ま・・・」

転校生「だから、こんなじかんにりょうにくるのひさしぶりかも。まだまだげんきがあってうおーーー!!!」

ありす「・・・ぃっしょに・・・そぶ・・・?」

転校生「うん!あーそーぶーぞーーーー!!!!」

クレプリ「オレっち、参戦!」

転校生「よし、まけない!」シュッシュッ

・・・

転校生●ー〇クレプリ

決まり手:タンスの角

転校生「あああああああああ!!!!!」ゴロゴロ

ありす「・・・・・・・!・・・・・・!」オロオロ

クレプリ「少年、おちつけ!足の小指ぶつけて痛いのはわかるが落ち着くさね!」

今日のありす分。さっきタンスの角に足の小指ぶつけた衝動で書きました。超痛ぇ。
ドアにはさんだりものを落としたり踏まれたり小指のダメージ的負担の割合がかなり大きいです。
今日の帰り道に浮かんできた話が、転校生が精神的に病む系の話。
このスレはコメディのはずなのに、思いつく話は鬱屈としてるというかなんというか、あれー?
なんかグリモアスレなのにグリモアじゃない人が活躍しそうだし・・・
ってああああああ!!!!!『ひなビタ♪』忘れてたああああああ!!!!!!!!
そうじゃんこの時期だよ!虎千代の誕生日前から焔クエストまでの間のコラボだったんだよ!
・・・さらにCKP食わせとけばいいかな?
ありすありあり(合言葉)

~お菓子の家計画、再び~

智花「―――で―――だから」

恋「しかし――が――」

転校生「あれ?どうしたの?」

智花「あ、転校生くん。あのね、こんど『日向美ビタースイーツ♪』のライブでお菓子の家をって話が出て」

恋「それをわっちにと頼んできたんじゃ。当日は転校生にも手伝ってもらわんとな」

転校生「ああ、まほーでだすのか・・・・・・」

智花「どうしたの?」

転校生「いっそつくればいいんじゃない?」

智花「えっ」

恋「えっ」

・・・

萌木「ま、まさかもう一度あの計画をだなんて・・・」

転校生「バレンタインのときはレンガいっこだけであきらめちゃったもんねー」※前スレ参照

萌木「たしかにまた一緒にやろうねとは言われたけど、まさか本当にするなんて思ってもなかったよ」

恋「本当にやるのか?」

智花「でも、転校生くんがいつになくやる気だし、私もちょっとやってみたいし・・・」

転校生「それじゃあレンガづくりからはじめよっか」

恋「・・・うん?」

智花「よーし、頑張るぞーっ!」

萌木「あ、南さん。お菓子作りは繊細ですから、ちゃんと転校生くんの指示に従ってくださいね」

萌木「宍戸さんや如月さんに手伝ってもらって、耐震性もばっちりのお菓子の家の設計図も用意してますから」

恋「お菓子の家に何を求めとるんじゃ!」

智花「そっか、味だけじゃないんだね・・・うん!転校生くん、がんばろうね!」

転校生「うんっ!それじゃあまずきじをねるところから・・・」

恋「・・・ミナーっ!梓ーっ!心ーっ!卯衣ーっ!お主らも手伝ってくれー!」

~グリモアの一番長い日~

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「クソッ。なんなんだよ、いったい・・・」

転校生「ねぇほむほむ、なんかよばれたからきたんだけど・・・なんなの?」

焔「転校生・・・執行部のご指名だとよ」

焔「以前にやった【あんたと相性のいい生徒】の続きだ」

焔「アタシとパーティ組んでクエスト行くんだってよ」

転校生「え。でもきょうって・・・」

焔「そうだよ。バカじゃねぇの。なんでよりによって今日なんだよ」

焔「執行部曰く」

焔「【たとえグリモアが第8次侵攻を想定し厳戒態勢だったとしても・・・】」

焔「【全世界がそうでない以上、クエスト発令は通常通り行われる】だとよ」

転校生「なにそれ・・・ゆーづーきかないなぁ」

焔「ホント、めんどくせぇよ・・・」

焔「さっさと行って、帰ってくりゃいいだけだけどな」

焔「侵攻に間に合えばなにも問題ない。そうだろ?」

転校生「・・・それもそっか」

焔「それにこの時期にアタシにクエスト振るなんて、なにか意味があるんだ」

焔「なんでも知った風な口聞きやがって、アタシを弄んでやがる」

焔「執行部の連中、いつか燃やしてやるよ」

転校生「マッチ一本かじのもと!」ピッピー

焔「うっせ。さっさと行くぞ」

~学園待機~

風子「はぁ!?何考えてんですか!」

エレン「落ち着け。私に言ったところでどうにもならない」

風子「しかも、一緒にいるのはあの来栖じゃねーですか。これが黙っていられますか」

エレン「アイツ自身、転校生に対していくらか柔和になっている部分はある」

エレン「それに、今日8次侵攻が来るかもしれんというのだから、すぐに目的を遂行してくるだろう」

エレン「よっぽどのことがない限りは大丈夫なはずだが・・・」

風子「そのよっぽどのことが、いつ起きるかわかんねーから言ってるんですよ」

風子「特に、来栖は例の魔物を目の敵にしてます。そして、類似の魔物の発見例はいくつもある」

風子「今日、わざわざあの問題児にクエストをだしたって言うのは、どうにもきなくせーですね」

エレン「・・・執行部の腹は読めん。あいつらが何を考えているのか・・・」

風子「はぁ・・・服部も動かすわけにはいきませんし」

風子「ウチも、動くわけにはいきませんし。めんどくさいことしてくれますね、ホント」

エレン「風紀委員も大変だな」

風子「他人事みてーに言ってくれますが、あんたさんの立場も相当でしょ」

エレン「まあな。・・・何事もなく済めばいいんだが・・・」

~新しい段ボール~

焔「・・・そういや、オマエ。それ前と違ってねーか?」

転校生「あ。これ?」フヨフヨ

焔「そうそう。その段ボール。なんでそんなもんに乗ってるのか知らねーけど」

転校生「このまえのはハワイでこわれちゃったからなー」

転校生「うらせかいにもあつしをおいてきちゃったし。だからこれはいちばんふるいやつで、なまえはアーサー」

焔「わけわかんね。なんで段ボールごときに名前なんか・・・」

転校生「ちなみに、いちばんさいしょのダンボールはゴンザレスでした」

焔「はぁ?」

転校生「・・・40ぷんでもえました」

焔「なんだよ、焚火でもしたの・・・か・・・」

焔(も、もしかして、あれか?アタシが燃やしたあれのことか!?)

焔「あ、あのときは・・・お前が訓練所で寝てるからだろうが!」

転校生「ぼくなにもいってないよ?」

焔「っ!・・・うっせ、もう喋んな。黙ってろよ」

転校生「なにもいってないってばー」

焔「うっせ!よるな!触んな!クソっ!」

~そこにいる理由~

転校生「そういや、ほむほむはなんでせーえーぶたいにはいってるの?」

焔「あ?どうだっていいだろうが」

転校生「むー」

焔「・・・基本的にクエストに出るやつらはザコだ。そんなもん倒してても強くなれねぇ」

焔「戦えるくらいの力がいる。1人でタイコンデロガを倒せるくらいの力だ」

焔「だから精鋭部隊から離れたりしねぇ。しがみついてでもやってやる」

転校生「どうして?」

焔「・・・テメーには関係ねぇだろ」

転校生「あるよ」

焔「・・・はぁ!?何言ってんだ。頭おかしいんじゃねーのか?」

焔「それともあれか?面倒ごとに首ツッコみ過ぎて当事者気分ですってか?」

転校生「ちがう」

焔「・・・だったらなんだよ」

転校生「ぼくとほむほむは、あいしょーがいいから」

~相性~

焔「だからなんだってんだよ」

転校生「ぼくは、ひとりじゃたたかえない」

焔「そりゃそうだろうな。魔法てんでダメだもんな」

転校生「うん。だから、まものとたたかうにはだれかといっしょじゃないといけない」

転校生「それは、おっきくなって、そつぎょーしたあとも」

焔「・・・・・・」

転校生「そのとき、たぶんだけど、ずっといっしょにいる【パートナー】がつくられるっていわれたの」

転校生「その【パートナー】は、あいしょうがいいひとになるとおもう」

転校生「でも、まほうのあいしょうだけじゃ、やってけないよね」

転校生「だから、ぼくはみんなのことをしりたい。とくに・・・」

転校生「【あいしょうのいいひと】のことはちゃんとわかってないといけないんだ」

焔「・・・なんだ、テメーも打算的じゃねーか」

転校生「っていうのがたてまえだよ」

焔「は?」

転校生「ほんとうはなかよくしたいから。それじゃ、ダメかな?」

焔「・・・・チッ。勝手にしてろ」

転校生「うん。かってにするね」

焔「はぁ、うっぜえガキだな、おい」

転校生「てのかからないってことでひょーばんだよー」

焔「う・る・せー。いいから黙ってろよ」

焔「アタシはさっさと終わらせて帰りたいんだ。テメーの事情なんか、知ったこっちゃねぇ」

~女の子~

焔「・・・ふぅっ・・・いって・・・」

転校生「あ、ほむほむ!だいじょうぶ?」

焔「・・・なんでもねぇよ、ただのかすり傷だ」

焔「おまえに心配されるほど弱くねぇや・・・お、おい、なにすんだよ!」

転校生「てあて!」

焔「はぁ?お、おまえ、手当誰に習ったんだ・・・そうか、椎名か・・・」

転校生「ほら、みせて」

焔「・・・かすり傷だってっつってんだろ・・・勝手にしろ」

転校生「ケガ、のこしちゃまんまじゃだめだもん。だからちゃんとやるよ」

焔「このくらいのケガ、精鋭部隊じゃいつものことなんだ。慣れてる」

焔「だからそんな必死になって治療することじゃねぇ」

転校生「だめだよ。きずがのこっちゃう」

焔「・・・傷?」

焔「傷が残ることなんか気にしてどうすんだよ。そんな生易しいもんじゃねぇだろ」

焔「相手の霧の魔物だぞ。見た目を気にして戦える余裕なんてねぇだろうが」

焔「そんな甘ったれた考えしてると、いつまでたっても強くなれねぇ」

転校生「それでも、女の子なんだから。もっとじぶんをだいじにしなきゃ」

焔「・・・ガキが言うことかよ」

~1人で~

焔「休憩なんかいらねぇっつってんだろ!さっさとやって、終わらせたいんだよ!」

転校生「でも、つかれてるとなにがあるかわかんないじゃん!」

焔「ったく、どいつもこいつも・・・指図すんのはエレンだけで十分だ!」

焔「そんなにアタシが弱く見えるかよ!バカにしやがって!」

転校生「そんなこといってないでしょ!」

焔「誰がこんな貧弱にしろって頼んだってんだよ!」

焔「チクショウ・・・生天目くらい強けりゃ、こんな思いしなくて済むんだ・・・!」

転校生「ほむほむ・・・」

焔「・・・1人で行く。ついてくんな。こんなクエスト、1人でやれなきゃダメだ」

転校生「クエストは2人いじょうじゃないとだめでしょ」

焔「2人以上で受注とか関係ねぇ。アタシができるかどうかだ」

焔「この程度の魔物で躓いてたら・・・仇討ちなんて夢のまた夢だ」

転校生「でも!」

焔「助けなんていらねぇ!放っとけ!」

焔「アタシがどうなっても、おまえには関係ねぇだろ・・・」

転校生「!」

焔「・・・っ!?し、しまっ・・・」

転校生「ほむほむ!」

~死にたがり~

焔「・・・礼は言わねぇぞ。頼んでねぇし」

焔「・・・クソ、なんで助けたんだ。放っときゃそれでよかっただろ」

転校生「・・・いま、なんていった・・・」

焔「会話はログにとられてる。あんたがどうこうなるわけじゃねぇ」

焔「・・・なんで助けたんだよ・・・1人で強くなれるわけねぇってのかよ・・・」

転校生「・・・そんなにしにたいのかよ」

焔「・・・なんだよ」

転校生「そんなにしてまでしにたいのかっていってんだよ!」

焔「はぁ!?そんなこと言ってねぇだろ!」

転校生「ならなんで1人でいこうとするんだ!なんで1人でたたかおうとするんだ!」

焔「おまえには、関係」

転校生「あるっていってるだろ!」

転校生「はっきりいってやる。おまえはよわい」

焔「っ!テメェ・・・もう一回言ってみろ!」

転校生「なんかいだっていってやる!おまえはよわいんだ!だから1人でかってなこうどうとってしぬんだ!」

転校生「【うら】のことをしらないなんていわせない!えっちゃんがいなきゃあのときしぬぐらいによわいんだ!」

焔「もういい!黙れ!それとも、二度とその減らず口が開けねぇよう、燃やしてやろうか!」

転校生「やってみろよ」

焔「!」

転校生「よわいことがわかってるくせに、みとめたくなくてにげまわってるだけのビビりが。やれるもんならやってみろよ!」

焔「この野郎っ!」

~強さ~

転校生「・・・ちょっとやけどしたぐらいだよ。もえたりなんかしない」

焔「はぁっ・・・はぁっ・・・チクショウ・・・」

転校生「こんなこどもひとりもやせないやつが、かたきうちなんてできっこない」

焔「止めろ・・・止めろよ・・・」

転校生「よかったね。くるすいっかはほむらがしんで、ぜんいんなかよくあのよいきだ」

焔「止めろっつってんだろ!」

転校生「しんだら、かたきうちはできないんだ。しんじゃったら、どうしようもないんだよ」

焔「・・・くそっ・・・くそっ・・・!」

転校生「・・・ほむほむと、なーちゃんや、とらとは、せおってるものも、もくてきも、ぜんぶちがってる」

焔「なんだよ・・・なんなんだよ・・・!」

転校生「とらは、がくえんぜんぶをせおってる。だからつよい」

転校生「なーちゃんは、たたかいのためにたたかってる。だからつよい」

転校生「ちゅーとはんぱなんだよ。ほむほむは」

焔「なんだよ・・・知ったような口聞きやがって・・・」

転校生「つかうんならなんでもつかえよ。なんのためにつよくなってるんだよ」

焔「うっせぇ!お前になにがわかる!」

転校生「とらもみなせもゆーちゃんもおばちゃんもふーちゃんもさっちゃんもあずにゃんもれーちゃんもいぶもさらちゃんものえるんもあきちゃんもさはるのんもたっちゃんも」

転校生「りっちゃんもまみちかもみっちゃんもふくぶちょーもうーちゃんもふたみんもえびちゃんもおばあちゃんもえみりゃもシャルちゃんもやよいちゃんもともちゃんもみっちーも」

転校生「なっちゃんもゆさもゆきしろさんもかりんちゃんもちゃおもめーりんもれなちゃんもこのはもるーちゃんもあおいちゃんもねねちゃんもまりちゃんももえちゃんもりなちゃんも」

転校生「はっちゃんもさーちゃんもゆえちゃんもゆきちゃんもそらちゃんもゆかちゃんももももももあやちゃんもじゅんちゃんものいばあもみゅーもござるもありすちゃんも」

転校生「えっちゃんもめありーもぽんつくもあさりんもなーちゃんもみんな」

転校生「じぶんのためにだれかをつかってる。だからつよい」

焔「・・・わかってんだよ・・・そんなことは・・・」

転校生「だったらさ。つかえばいいじゃん」

焔「今更変えられるかよ・・・アタシ一人の問題なんだ・・・」

転校生「ここにつごーのいいまりょくたんくがいるよ。いまならレンタルりょうはおかしいっこだよ」

転校生「ちょくせつたたかわないから、きにもならない、つごーのいいどうぐが、ここにあるんだよ」

焔「・・・頭沸いてんじゃねーか?おまえはそんな安売りしていいもんじゃねーだろ」

転校生「ほむほむだけの、とくべつかかく。クラスのみんなにはないしょだよ」

焔「なんだよ、それ・・・ったく・・・調子狂うぜ・・・」

~少しだけなら~

焔「・・・悪かった。・・・わかってんだ、ホントは」

焔「魔法使い1人の力はたかが知れてる・・・生天目や生徒会長は例外だって」

焔「天才でもなんでもねぇアタシは、エレンたちの言うように数を揃えるしかねぇ」

転校生「・・・ほむほむ」

焔「・・・ずっと1人で訓練してたんだ」

焔「それが役にたたねぇって言われたら・・・ムカツクだろうが」

焔「で、意地になってんのが今のアタシだ。笑いたきゃ笑え」

転校生「わらえないよ。いっしょうけんめいにやる人のことを、わらうなんてできないよ」

焔「・・・おまえ、お人よしすぎるぜ・・・」

転校生「それに、ぼくにもけーかくがあるもんね」

焔「計画だぁ?」

転校生「うん。えっちゃんとはなしてて、まだ、みんなにはいってないけど、おっきいけーかくが」

焔「それがどうしたってんだよ」

転校生「グリモアをそつぎょーしたら、ぐんをつくるの」

焔「軍・・・を・・・?」

転校生「そう。まだ、ぜんぜんさきのことで、どうなるかもわかってないけど」

転校生「いまのうちから、みんなにこえをかけておくの。んで、そつぎょーしたらみんなをあつめる」

焔「・・・まさか、アタシに入れって言ってんのか?」

転校生「はいってほしいなって。だから、ほむほむにもちゃんと、そのときまでげんきにしてもらわなくちゃ」

焔「何言ってんだよ。バカみてぇ」

転校生「いいじゃん。ちょっとぐらいゆめみたって」

焔「・・・そうかよ。・・・少しだけなら・・・」

転校生「うん?」

焔「いや。なんでもない。討伐対象は倒したんだ。帰ろう」

転校生「ちゃんとかんがえといてねー」

焔「へいへい、考えときますよっと」

~運命の時間~

転校生「・・・もうすぐ、か」

ありす「てんこ・・・く・・・」

クレプリ「うう、いざってなるとやっぱり怖いさね・・・」

ゆえ子「心の準備・・・なんてものは、難しいですよね」

転校生「ゆえちゃんのよちだと、こないんだったっけ?」

ゆえ子「はい。ですが、確定するものじゃありませんので・・・」

転校生「それでも、だれもしなないんだよね?」

ゆえ子「はい」

転校生「じゃあ、だいじょうぶだ。きてもこなくても、みんながいるから」

ありす「み・・・な・・・」

クレプリ「そうだな。ありすにはオレっちというナイトもいるし、心配すんな!」

ありす「・・・んまし・・・安心・・・きな・・・」

クレプリ「ガーン!」

転校生「・・・3・・・2・・・1・・・」

・・・

転校生「ふぅーっ、こなかったねー」

ありす「ょかった・・・」

ゆえ子「・・・転校生さん」

転校生「なにー?あ、いまからごはんつくりにいくけど、ゆえちゃんもくる?」

ゆえ子「是非ご一緒させてください。・・・と、そうではなくて。これをどうぞ」

転校生「これは?」

ありす「ほぅせき・・・?」

クレプリ「うわー、高そうさね」

ゆえ子「アメジストとアマゾナイトです。人の心に希望を持たせるように導く力を持つパワーストーンです」

ゆえ子「これから先、必要になると思いますので。気休めですが、お持ちください」

転校生「・・・うん!ゆえちゃん、ありがと!」

~CKP~

さら「もえおっこし、もえおっこし!」

秋穂「さらちゃん、すっかりはまっちゃったね」

ノエル「あのめうめう?だっけ。あの子、さらちゃんと声が似てたよねー」

転校生「おまたせー」

ノエル「あ、来た来た。これが、例の・・・」

めう「ちくわパフェだよ☆CKP!」

秋穂「わあ!見た目からしてまずそう!」

転校生「じぶんでつくっててこれはないなーっておもってた」

さら「いっただっきまーす!」

ノエル「・・・あれ?案外いけるかも・・・」

転校生「かりんちゃんがあいそうなちくわをわざわざつくってくれたから」

秋穂「里中先輩に・・・敬礼っ!」

シロー「わふっ!」

めう「めうーっ!ちくわが折れたぁ!」

秋穂「大丈夫!必殺・ちくわの穴から生クリーム光線だよっ!」

ドグシャァ バリバリドッカー チチクワァ

めう「こうして町に平和が訪れためう」

転校生「ちくわのおかげだねっ!」

ノエル「ていうか・・・・・・」

めう「ちくパの魅力がわかるさららたちにはこのはんこを押してあげるめう!」

さら「ほんとですかぁ!?」

転校生「おでこっ!おでこにっ!」

秋穂「わたしもっ!」

ノエル「なんで当たり前のように混じってるのかなぁ・・・」

めう「せーの」

「「「「「ちくパ!」」」」」

今日はここまで!『日向美スイーツ♪』はほとんどわからないのでこんな形になりました。
さすがに今のペースでやってるとこに研究時間をいれたらいつ更新できるかわからないし。ゆるしてくだちい。
クリスマスだとあんなにかわいい焔ちゃんがボコボコにされるスレがあるらしい。まったく、スレ主の顔が見てみたい。
ちょっとだけ焔と仲良くなれたかもしれない転校生。なんだよこの6歳児。本当に6歳かよ。
裏世界で焔が死んだことは聞いてるので、かなり敏感になっているのだとか。6歳児に説教される13歳・・・
まあ鳴子とガチ交渉始める胆力あるし、これくらいやっても不思議ではない。
ちなみに火傷の件についてゆかりにバックドロップを決められたとか。
次回は希望と幻想の理想郷ですね。虎千代といっしょにいる転校生がまたピンチになるらしい。ふーちゃん激おこってレベルじゃねぇぞ。
ありすありあり(合言葉)

~精巧すぎる人形~

―学園内・転校生の部屋―

風子「転校生さん、そろそろ起きて下せー」

転校生「」

風子「転校生さん、あんまり寝すぎたら夜寝られねーよーになりますよ」

転校生「」

風子「・・・転校生さん?」ユサユサ

転校生「」

風子「は・・・肌が、冷たい・・・それに、呼吸も聞こえない・・・」

風子「し、心音は・・・!」

転校生「」

風子「聞こえない・・・そ、そんな・・・いったい、なんで・・・」

・・・

転校生「きんぎょ、いっぱいごはん食べてたねー」

ありす「食欲・・・ぉうせ・・・」

転校生「あー、ごはんのはなししてたらおなかすいてきちゃった。ありすちゃん、いっしょにしょくどーいこ?」

ありす「ぅん・・・」

転校生「それじゃあしゅくだいのどーぐだけへやにおいてから・・・」

<ナンデ・・・ナンデ・・・!

転校生「あれ?へやにだれかいる?」

ありす「・・・なぃて・・・?」

転校生「てか、このこえふーちゃんだよね。ふーちゃん?」ガチャ

風子「なんで・・・どうしてウチに黙って死んじまったんですか!」

転校生「えっ?」

ありす「ぇ?」

風子「え?」

ありす「・・・ぁ・・・ぉにん・・・ぎょ・・・」

転校生「えっと・・・ふーちゃん?」

風子「・・・・・・」

ありす「ぇと・・・れ・・・ぁたしが、作った・・・ぉ人形・・・で・・・」

風子「・・・よかった・・・生きてて、よかった・・・!」ギュゥゥゥゥゥ

転校生「ぐえっ!なかみ!なかみでる!」

風子「もう一生離しません!」

ありす「ぁ・・・ぇと・・・ぁぅ・・・」オロオロ

クレプリ「死んじまう!死んじまうから!そろそろ離してやってくれー!」

今日のありす。タイトルがオチというかネタバレというか。
この日一日風子がそばから離れなかったとかなんとか。
でも実際に起こりうるものだから仕方ないような気もする。裏世界に行ったら死にましたとかあってもおかしくないし。
転校生人形の精巧さは初代のスレの名残のようなものです。実際に人を騙せるくらいなものとか無理だと思う。
だからと言ってありすが入れ替わりを画策したりはしません。
ありすは病みません。さらも雌犬になりません。七撫も妊娠しません。風子は脱ぎました。
自分のやつ読み返してたらノエルがボケて秋穂がツッコミをする場面があったんだ。今のスタイルだと天変地異レベルです。
ミニありすをひたすら撫でてます。かわいい。本編よりもはっきり喋ってるような気もする。かわいい。
ありすありあり(合言葉)

~集中力~

転校生「・・・・・・」

さら「そこでわたしが言ったんです。【このカレーを作ったのは誰だ!!】って」

ノエル「なんでそうなったの!?」

秋穂「わかるよー。初めてココ壱に行ったとき、よくわからなくて数字が一番大きいの頼んだら死ぬかと思ったもん」

ノエル「聞けばよかったのに・・・」

秋穂「おねえちゃんが」

ノエル「春乃さんの話!?」

ありす「カレー・・・から・・・苦手、ぇす・・・」

クレプリ「辛いのは口の中ひりひりしちまうもんな。まあ辛くて涙目になってるありすもかぁいいんだけどなー」

さら「それでですねぇ、そろそろわたしもバイキングカレーソムリエとして新しい場所を開拓したいんですよ」

ノエル「その称号はいったいなんなの・・・」

秋穂「転校生くんとかおねえちゃんとかにカレー作ってもらって、カレーバイキングをするとか!」

ノエル「あっ、それ楽しそう!カレーだから2日目とか3日目とかどんどん美味しくなるだろうし!」

ありす「・・・ぁまく・・・で・・・」

クレプリ「ところで、少年はさっきから何をやってるんさね?」

転校生「・・・・・・」

クレプリ「おーい、しょうねーん?ノックしてもしもーし」

転校生「・・・・・・あっ。なに?クレプリ」

クレプリ「いや、なにやってんのかなって」

転校生「こんどのぞみんとポケモンしょうぶでフルバトルすることになったから、どんなポケモンつかおうかかんがえてたの」

クレプリ「ええ、ずっとかぁ?てか、このうるさいなかよく集中できるさね」

転校生「しゅーちゅーしたらまわりがみえなくなるってふーちゃんにいわれてる」

ありす「ぁたしも・・・ぉさいほ・・・ら・・・」

ノエル「アタシはそういうの苦手かなー。人が多いと集中できない・・・」

さら「わたしも、おはなししてたら混ざりたくなっちゃいます」

秋穂「集中しようとしたらおねえちゃんがいっつも話しかけてきて、すぐ途切れちゃうんだよね」

ノエル「うーん、みんなやっぱり違うねぇ・・・あれ?あそこにいるのって・・・」

春乃「・・・・・・」

秋穂「あ、お、おねえちゃん!心配してくれるのは嬉しいんだよ?」

春乃「・・・このこの口が・・この口がいけないのかぁぁぁぁ!!!!」

秋穂「おねえちゃんやめて!ほっぺたひっぱっても口は閉じないよ!」

ノエル「そういう問題じゃないよね!?」

さら「にーらめっこしーましょ♪わーらうっとまっけよ♪あっぷっぷ♪」

転校生「ぷー」

ありす(2人とも、ほっぺ膨らませたりばっかで、かわいいだけだなぁ・・・)

今日の転校生。さらと転校生がにらめっこしてる映像は裏で高値で取引されたとか。
ヤマもオチもないけどカレー食べて涙目なありすを想像してるだけでごはん3杯いけるし問題ないよね。
希望と幻想の理想郷の方は9割がた出来ていますので、明日には公開できるかと。
今回は転校生は鬱らないから大丈夫。転校生は。
そういやこれの次ってあれだよね。『妹は見た!湯煙妖怪伝説』だよね。
秋穂や香ノ葉とコミュニケーションイベント・・・うん。
ありすありあり(合言葉)

~防御力及び機動力増強~

結希「できたわ、転校生くん。新しい段ボールよ」

転校生「ほんとー!?」

結希「ええ。前回と同じくアームをつけ、前回途中で取り付けた飛行ユニットおよび走行ユニット、航行ユニットも最初からつけてあるわ」

転校生「わーい!」

結希「それに加えて前以上の頑強さも確保した。生天目つかさの一撃でも易々と壊れるものじゃないわよ」

転校生「すごい!」

結希「そういうわけだから、くれぐれも悪用しないようにね」

転校生「はーい。よろしくね、ベンジャミン!」

結希「・・・観葉植物?」

転校生「そうなの?」

結希「ええ。確か観葉植物の一種だったはずよ」

転校生「へー、そーなんだ。インスピレーションにまかせてなまえつけてるからぜんぜんしらなかった」

結希「インスピレーションだけでゴンザレスとかエリタスとかが生まれてくるのね」

転校生「でも、だいたいはたぶんどっかできいたことあるようななまえだとおもう」

結希「由来は特にないのね」

転校生「いみなんてかんがえてもめんどくさいだけだし」

結希「変な所でさっぱりしてるわね」

~ネーミングセンス~

ノエル「なんかさ、ありすちゃんと転校生くんって、ちょっと似てるとこあるよね」

クレプリ「ありすと少年がか?」

ありす「・・・んまし・・・にてな・・・」

秋穂「二人とも、集中力がすごいとか?」

転校生「それだったらいっぱいのひとがにてることになるよー」

さら「2人ともかわいい?」

クレプリ「それだとここにいる全員似てるさね」

ノエル「いや、なんていうか、さ。ネーミングセンスに少し似通った部分があるなぁって」

ありす「なまぇ・・・ぇすか・・・?」

さら「ありすちゃんの金魚さんが、エマニュエルちゃんとアレクサンドルくん・・・」

秋穂「転校生くんのダンボールがゴンザレスとかエリタスとかアーサーとかベンジャミンとか・・・」

転校生「へんかなー?」

ありす「変・・・?」

ノエル「いや、なんていうか・・・独特だよね」

さら「変ですぅ」

ノエル「さらちゃーん、もうちょっとオブラートに包もうねー?」

秋穂「100人中99人が変って言うならその99人がいなくなれば全員が普通だって思うよ!」

ノエル「発想が怖いよ!」

転校生「わかった!それじゃあせっとくしにいってくる!」

ノエル「行動的だね!?」

ありす「ふきょ・・・」

クレプリ「あとは保存用と観賞用が必要さね」

ノエル「センスの保存と観賞ってなんなのかな!?」

秋穂「転校生くーん、ノエルちゃんは変だって言ってるよー」

ノエル「うぇ!?ちょ、ちょっと!?」

転校生「よーし、じゃあのえるんをぼくいろにそめあげてやるー!」

秋穂「転校生くんのセンスってすっごい変だよね!」

ノエル「切り替え早いね!?」

クレプリ「欲望に忠実すぎさね」

~毎度のことながら~

風子「いいですか?いくらケガが治るのが早いからって、治りきらないものもあるんですからね」

風子「絶対に無茶はしない。魔物の側に近寄らない。突撃しない。それから・・・」

転校生「もう、これで15かいめだよー」

風子「この前のクエストで顔に火傷作ってきて何言ってるんですか」

風子「もし来栖が加減を間違えたり、暴走したりしてたら・・・」

転校生「それはないって。だって、ほむほむはずっとくんれんしてるんだもん」

転校生「だから、だいじょうぶだってわかってた」

風子「それでもです!世の中絶対なんてもんはねーんですから!」

転校生「はーい」

風子「・・・心配、かけねーでくだせーよ・・・・・・」

転校生「ふーちゃん・・・」

風子「あとは、むやみやたらに他の団体に近づかないように」

転校生「え?なんで?」

風子「どこに誰が潜んでいるかわからねーからです。国軍やJGJの中に裏切り者がいたっておかしくありません」

風子「酷なことを言いますが、大人は子供を騙すもんです。あんたさんが信頼していいのは、学園の仲間だけだと思っていてくだせー」

転校生「・・・わかった」

風子「・・・それじゃあ、そろそろ時間ですね」

転校生「うん。いってきます」

風子「いってらっしゃい」

~悪夢~

智花「・・・あ、あの・・・どうしてわたし、ここにいるんでしょう?」

望「来たいって言ったの自分じゃん、ボクのアシスタント、よろしく」

鳴子「やり方は僕が教えるよ。その通りにすれば、間違いはない」

智花「・・・は、はい!」

鳴子「・・・君が今回来たがったのが・・・最近見ているという悪夢が原因かな」

智花「あ、やっぱり・・・知ってたんですね」

鳴子「夏海に【悪夢を見ないですむ方法はあるか】と聞かれてね」

智花「・・・イヤな夢を見たんです。とってもリアルで、怖い夢」

智花「でも、なんとか乗り越えられそうで・・・だから、気を紛らわそうと思って」

鳴子「ふむ・・・・・・・・・・・・」

鳴子「なら、転校生くんの側にいればよかったんじゃないかい」

智花「そんなぁ、わたしそこまでショタコンじゃないですよ」

望「そういう意味で言ったんじゃないと思うけどな」

鳴子「気を紛らわすなら、戦った方がいいと思ったんだが・・・」

智花「・・・・・・・・・・・・」

鳴子「ほら、彼がいれば魔法使いは最強になれるじゃないか」

智花「あ、穴があったら入りたい・・・」

~転校生~

智花「・・・転校生くんって、すごいですよね」

望「あいつハイスペック6歳児だからな」

鳴子「そこらの大人よりも度胸はあるね。あれは無鉄砲ともいうかな」

智花「えっと、そうじゃなくて・・・いや、度胸があるっていう点ではあってるのかな」

智花「ほとんど全ての魔法と相性が悪いのに・・・あんな危険な場所へ・・・」

智花「それも、あんなにちっちゃいのに・・・」

鳴子「誰も転校生くんを死なせまいとするからね。心配はないさ」

智花「・・・そこまでみんなの力を信じられるのが、凄いと思うんです」

智花「どんなに強い人に囲まれていても、あっさり死んじゃうかもしれない」

智花「わたしなんて、自分で戦う力があるのに、まだ怖いんです。それなのに・・・」

望「そうかぁ?あいつめちゃくちゃビビりだぞ。青鬼やってるときとかすっごい悲鳴あげてたし」

鳴子「ホラー系は苦手だったね。肝試しの時も・・・っと、そういうことじゃないか」

鳴子「さて。楯野君が言うように、転校生くんは、本当はものすごく臆病な子だ。それに、人見知りで内向的な性格だ」

智花「え?で、でも・・・すごく積極的にいろんな人と仲良くなるし、この前のハワイのときだって、初めてあったPMCの人ともすぐに・・・」

鳴子「内向的というのは内気という意味じゃない。彼のことをよく知るには、彼が1人でいるときの状態を観察しなければわからない」

鳴子「転校生くんは、人を騙すのがとてもうまいからね」

~パラドックス~

智花「・・・え?でも、わたし、というかまわりのみんなも、転校生くんに嘘なんかつかれたことは・・・」

鳴子「去年のクリスマス、夏海にも話したんだが、彼が積極的に人と仲良くなろうとするのは警戒心の表れだ」

望「自分からリアルに関わりに行こうとするとかめんどくさいことよくやるよな」

智花「ええと、仲良くなるのが、警戒してて・・・?」

鳴子「あくまでも僕が観察した結果だけどね。彼は【親しみやすい年下の子供】を演じている」

鳴子「なぜならば自分で戦えないからだ。守ってもらうために仲良くならなければならなかった」

鳴子「仲良くなるために相手を知ろうとした。だから親しみやすくなる必要があった」

鳴子「普段僕らが見ている彼は、彼自身が無意識に演じている姿だ。転校生くんが気付いているかどうかは別としてね」

智花「それじゃあ、知らない人とすぐに仲良くなるのは・・・」

鳴子「相手を知らないということが怖いから。仲良くなれば危害を加えないだろうから」

智花「私たちと仲良くするのは・・・」

鳴子「守ってほしいから。・・・今はそうとは限らないけどね」

望「まあ、あいつ愚痴とか弱音とか全然見せないし。怒らないし。何ため込んでるかわかったもんじゃないよな」

智花「そうだったんだ・・・そう、だよね・・・それが普通だよね・・・」

鳴子「だからと言って、突然接し方を変えたらそれはそれでストレスになるだろうから、今まで通りのままが一番だ」

鳴子「転校生くんが本音を話してくれるようになった時、それは彼が警戒を解いたときだ」

鳴子「これが中々難しくてね。未だにわがままひとつも言ってもらえないよ」

智花「わがまま、ですか。・・・そっか・・・転校生くんも・・・怖いんだ・・・」

~アイラとチトセ~

アイラ「しかし朱鷺坂の奴め。妾を強引に連れてきおって・・・」

アイラ「前から思うとったが、ヤツはなにがやりたいんじゃ?」

つかさ「・・・・・・・・・・・・」

つかさ「まさか貴様、気づいてなかったのか」

アイラ「なにをじゃ。お主、ヤツの目的を知っとるのか」

つかさ「いいや。私の知っていることはもっと別だが・・・」

つかさ「・・・ククク、貴様も意外と抜けているんだな」

アイラ「はぁ?お、お主、急になにを・・・」

転校生「しょうがないよ。だってもう6かいめのかんれきもすぎちゃってるおばあちゃんだもん」

アイラ「転校生、ここはビーチじゃないぞ」

虎千代「・・・生天目、そのことを誰かから聞いたのか?」

つかさ「なぜだ。戦ってみればすぐにわかるではないか」

虎千代「オマエ、いつ朱鷺坂と・・・ああ・・・最初にここを訪れたときか」

虎千代「気づいていたならもっと早く言え」

つかさ「【まるで同じ】なのに、貴様も気づかなかったのか?」

つかさ「フン、呆れたものだ・・・」

アイラ「ええい、生天目までバカにしおって!早ういわんか!」

つかさ「そこの転校生は一目で気づいていたようだぞ」

転校生「えっ?」

アイラ「少年、お主、なんか知っとるのか?」

転校生「そ、そんなこといわれても・・・」

つかさ「せっかくに機会だ。自分で考えてみろ」

~おそろしい子!~

アイラ「・・・お、おのれ!・・・ヤツにバカにされるのがこんなにも歯がゆいとは・・・!」

アイラ「少年も少年じゃ!なんか知っとるなら妾に言え!勉強とか教えてやっとるじゃろ!」

転校生「なーちゃんがいってることが、なんのことなのかがわかんないから・・・」

虎千代「東雲。朱鷺坂がお前に頼んだんだな。この捜索に参加するようにと」

アイラ「ああん?そうじゃよ。なんじゃ、お主もなんか知っとるんか」

虎千代「・・・・・・・・・・・・」

虎千代「そうか、なら全て話すつもりか」

アイラ「・・・おい、お主、ヤツから聞いておるのか」

虎千代「全て、聞いた。アタシに話したのは、心に区切りをつけるためか・・・?」

虎千代「・・・ああ、そういえば。転校生には一発で看破されたと言っていたな・・・・・・」

アイラ「じゃからなぜ言わん!そこまで引っ張ったんじゃ!言えっつの!」

アイラ「少年も、思い当たることがあったらなんでも言ってみぃ!」

転校生「え、えっと・・・」

虎千代「待て。おそらくアタシたちから言っていいことじゃない」

虎千代「朱鷺坂が自分で伝えなければならないことだろう」

アイラ「・・・なぜじゃ。妾とあやつに関係しとる・・・アイザックのことか?」

虎千代「それもあるかもしれん。とにかく、タワーを目指そう」

虎千代「アタシたちの目的は宍戸だ。それを忘れるな」

アイラ「けーっ。どいつもこいつも。妾をのけ者にしおって」

真理佳「東雲センパイ!僕も皆さんがなにを言ってるかわかりません!」

アイラ「よーしよし、お主は味方じゃな!さすが下僕2号!」

真理佳「下僕・・・2号?」

アイラ「1号はそこの転校生。じゃから2号じゃ。こいつは裏切りもんじゃからこっちを2号に格下げでもいいかもしれん」

転校生「おばあちゃんと、おばちゃんのこと・・・」

アイラ「おーい、聞いとるかー?」

転校生(・・・んー、なんかにてるよーなかんじがするってぐらいなんだけどなぁ・・・)

虎千代(・・・今考えてみれば、転校生の呼び方が驚くほどヒントになっているな。なぜ気付かなかったのかと思うぐらいに)

虎千代(誤魔化したとは言っていたが、本当に恐ろしい奴だ)

~やりつつも~

転校生「うわっ、いっぱいきた!」

虎千代「大きさはタイコンデロガ級。数はたくさんだ」

虎千代「アタシが護衛につく。全員に魔力をありったけ供給してくれ」

虎千代「この数だ。少し長引くぞ」

転校生「りょうかい!」

・・・

転校生「うわ、どんどんわらわら・・・なんかゴキブリみたいに・・・」ビビビ

アイラ「やめい!この状況であの気持ち悪い奴を想像させるでない!」

虎千代「転校生、あまりやる気を削ぐようなことを言うな」

転校生「はーい。でも、へんだよねぇ。まりちゃんがいったときにはいなかったのに・・・」

転校生「ぼくたちがいるほうにどんどんくる。なんでだろ?」

アイラ「それがわかったら苦労はせんわ!」

転校生「うーん・・・」ビビビ

~ホワイトプラズマ~

虎千代「下がれ!10メートル後退!魔物を前方に集めろ!」

アイラ「アホか!南じゃ!南に集めろ!」

アイラ「そっからホワイトプラズマなんぞ使ったらタワーが蒸発するぞ!」

虎千代「・・・む・・・そ、そうか」

アイラ「確かにお主の奥義なら一網打尽にできる・・・が、代償は大きい」

虎千代「構わん。もう決定済みだ」

虎千代「ホワイトプラズマで全滅するならよし。仮に増援が現れたなら・・・」

虎千代「作戦はここまでだ。退却する」

・・・

アイラ「転校生、来い!虎千代がホワイトプラズマを使う間、妾が守るぞ!」

転校生「うんっ!」

アイラ「合図したらヤツに魔力をありったけ注げ!この辺ぶっ飛ばすぞ!」

転校生「まかせてっ!」

・・・

虎千代「・・・よし、生天目!朱鷺坂!退避しろ!」

虎千代「タイコンデロガが何百体いようと蒸発させてやる!」

転校生「まりょく、をっ!」

虎千代「消え去れ、化け物ども!」

~転校生の危機~

虎千代「ぐっ・・・・・・・・・・・・!」

つかさ「ハハハハ!虎千代!貴様、また威力を上げたな!」バシバシ

虎千代「ば、バカ、触るな・・・いっ・・・」

転校生「なーちゃん、めっ!」

アイラ「それより・・・むぅ・・・いかん、いかんぞ生徒会長」

アイラ「ヤツラは塵と化したが・・・また新手じゃ」

転校生「うわわっ、いっぱいだぁ・・・ほんとなつによくでるくろいあれみたい」

アイラ「じゃから!それを連想させる言い方をするでないっ!」

虎千代「・・・くそ・・・よし、退却だ。そろそろエレンたちが到着するだろう」

転校生「だんぼーる、のる?とらひとりぐらいならなんとかはいるよ?」

虎千代「悪いな、少し借りる・・・」

虎千代「っ!?転校生、伏せろ!」

転校生「えっ、あっ」

チトセ「~~~~っ!!」

アイラ「朱鷺坂っ!!」

~朱鷺坂チトセ 東雲アイラ~

転校生「あ・・・お、おばちゃん・・・」

アイラ「おい、朱鷺坂!」

アイラ「なぜ魔法を使わなかった!魔法使いが肉体的に強いとはいえ・・・」

アイラ「タイコンデロガの攻撃をまともに食らうバカがあるか!回復魔法をかけるぞ!」

チトセ「・・・い、いいえ・・・魔法はいらない。放っておいて。その方が・・・よくわかるから」

アイラ「愚か者が!お主には聞かなければならんことがある!」

アイラ「死なせてたまるものか!」

チトセ「・・・や、やっぱり、気づいてなかったのね。なぜ?まさか・・・」

チトセ「薄々気づいてて、目をそらし続けていた?」

アイラ「ああ!?何をぶつくさ言っとるんじゃ!」

転校生「ちゃんとまほううけてよ!かいふくしなきゃ!」

チトセ「・・・ふふ、転校生くんは、本当に素直で、純心ね・・・。そして、優しい・・・」

チトセ「大丈夫よ。私は死なない・・・東雲さん、あなたならわかるでしょう?」

チトセ「【時間停止の魔法がかかっているから】・・・数分経てば、元に戻るわ」

アイラ「・・・・・・・・・・・・」

アイラ「・・・い・・・・・・今、なんと言った・・・」

チトセ「転校生くん・・・あなたもわかったでしょう?私の正体・・・教えてあげて」

転校生「そのまえにかいふく!まだいたいんでしょ!」

チトセ「・・・もう。でも、そんな言い方するってことは、わかったのよね」

チトセ「私が【東雲アイラ】だって」

~朱鷺坂チトセという生徒~

転校生「はじめてあったとき、なんかにてるかんじがしたのは・・・」

チトセ「似てるんじゃなくて、同一人物だから。当然だったのよ」

チトセ「それでも、まさか見抜かれるとは思ってなかったけどね」

アイラ「・・・・・・・・・・・・」

虎千代「・・・朱鷺坂。体は治ったな。アレを見せてやれ」

虎千代「アタシに見せた、アレだ」

チトセ「・・・ええ・・・転校生くん、東雲さん」

チトセ「今から魔法を解くわ」

http://imgur.com/I2gNuDw.jpg

チトセ「・・・これで、どう・・・じゃ?わかるか?」

チトセ「朱鷺坂チトセは【魔法で姿をごまかしておった東雲アイラ】・・・」

チトセ「裏世界の、50年後よりゲートを通ってきた東雲アイラじゃ」

~約束~

アイラ「・・・・・・あ・・・・・・あ・・・な・・・」

アイラ「なぜじゃ・・・なぜ・・・早う言わんかった。なれば協力できた・・・」

転校生「・・・おばあちゃん・・・・・・」

チトセ「言うわけにはいかなかった。本当は今でも、言わない方がいいと思ってる」

チトセ「あなたが、絶望にたどり着いてしまうから」

アイラ「・・・・・・・・・・・・なん・・・じゃと・・・」

つかさ「・・・絶望?どういうことだ?」

アイラ「そ・・・そうじゃ。やはりお主は嘘をついておる」

アイラ「妾が・・・裏世界に妾がおって、表世界に来れるはずがないじゃないか!」

虎千代「ゲートを通ってきたんだ。お前の力と不死身という特性を考えれば・・・」

虎千代「不可能じゃないだろう」

アイラ「黙っておれ!朱鷺坂チトセ!貴様が妾などとは信じんぞ!」

アイラ「妾が【希望を諦めた】などと言うものか!」

チトセ「約束があるからな」

アイラ「っ!!そう・・・じゃ・・・アイザックと交わした約束がある・・・」

チトセ「【魔物を全て討ち滅ぼし、自らの力で時間停止の魔法を解いた暁には・・・】

チトセ「【あの世で相まみえん。そのときは世界を作った妾を褒めるがよい】」

チトセ「【妾の命を救った、お主への礼じゃ】」

アイラ「あ・・・あ・・・・・・あああああっ!」

転校生「うう・・・おばあちゃん・・・おばちゃん・・・」

~希望と幻想の理想郷~

チトセ「360年。妾が戦い続けた時間じゃ」

チトセ「これだけの時を費やしても無理じゃった」

チトセ「妾1人では・・・世界は変わらんかったよ、東雲アイラ」

アイラ「やかましい!聞く耳もたんわ!」

アイラ「妾の命はアイザックに救われた!アイザックと約束をした!」

アイラ「自暴自棄になってゲートに飛び込むなど・・・許されることではない・・・」

チトセ「・・・・・・・・・・・・」

アイラ「裏世界は・・・救えなんだか・・・妾の力では・・・」

アイラ「50年後に魔物がおったとしても・・・人類が絶滅寸前でも・・・」

アイラ「妾が戦っておるという希望だけがあった」

アイラ「魔物のおらん世界が、いずれ訪れると信じておったんじゃ・・・」

アイラ「お主が表に来てしもうたら・・・妾が信じた理想郷は、ただの幻想じゃないか・・・」

チトセ「そう、幻想。東雲アイラ。けれど、私は【ゲート】を通った」

チトセ「そこには表世界があって、私は再び希望を手に入れたわ」

チトセ「過去の風飛を訪れたことで、表と裏の同一人物があっても問題ない・・・」

つかさ「・・・・・・・・・・・・」

チトセ「なにも起きないことがわかった。だから私は決断したわ」

チトセ「あなたと手を組み、今度こそ世界を救う」

チトセ「東雲アイラが1人では無理でも、2人ならやれる」

チトセ「裏世界だけでは無理でも、表と裏が力を合わせればやれる!」

~2人ずつ~

アイラ「・・・なん・・・なにを・・・」

虎千代「・・・・・・・・・・・・」

虎千代「【2人ずつ】だ。東雲」

虎千代「死ぬはずだった裏世界の人間を、全員こちらに集める」

虎千代「それが朱鷺坂の目的だ」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

アイラ「・・じゃが、ゲートは・・・この時代にしか・・・」

アイラ「それに、遊佐はもう死んでしまったではないか・・・」

チトセ「ゲートは8箇所存在する」

チトセ「グリモアにある1つはこの13年後。南極のゲートは私の時代」

チトセ「残り6箇所のゲートを渡り、その時代を確認する」

チトセ「そして、そこに学園生や戦力となる人間がいるのなら・・・」

チトセ「連れてくる」

アイラ「・・・・・・・・・・・」

アイラ「イヤじゃ・・・妾はもう・・・いい・・・」

アイラ「帰る・・・帰って、寝るわ・・・」

転校生(2りずつ・・・か・・・)

転校生(でも、【うら】にぼくはいないんだよね)

転校生(・・・ぼくは、なんなんだろ・・・)

~帰還~

風子「ひとまずお疲れさまでした。今回も無事に5体満足で帰って来てくれてよかったです」

風子「・・・まあ、ひと悶着あったみたいですが」

転校生「まあ、いろいろね」

風子「ええ。転校生さんは今回も危ない目にあったそーで。間一髪で朱鷺坂が庇わなかったら・・・」

風子「後で武田と東雲問い詰めますか」ボソッ

転校生「ふ、ふたりもいっぱいいっぱいだったし!ほら、おわりよければっていうじゃん!」

風子「まったく、もう・・・」

風子「まあ、とにかく、無事に帰ってきてくれて、ありがとうごぜーます」

風子「ほんと、無事で、よかった・・・。よくがんばりましたね」ギューッ

転校生「うん・・・」

風子「アンタさんは十分働きました。裏世界の対策とかはウチらに任せて、ゆっくり休んでてくだせー」ナデナデ

転校生「うん。あのね、ふーちゃん。・・・きょうは、ふーちゃんのハンバーグが食べたいな」

風子「わかりました。腕によりをかけさせてもらいますよ」

転校生「うん。・・・おね・・・がい・・・・・・すぅ・・・すぅ・・・」

風子「・・・・・・・よくがんばりましたね」

風子「さて、気合いれますか。転校生さんのために、ね」

~お疲れ様~

転校生「おーばーちゃん」

チトセ「あら、転校生くん。どうしたの?何か用かしら?」

転校生「うん。ちょっとおばちゃんとおはなししたいなって」

チトセ「裏世界のことは口止めされているから何も教えてあげられないわよ」

転校生「ちがうよー。ふつうのおはなしだよ?」

チトセ「あら、そうなの?遊佐さんと武田さんからその手口で交渉に持ち込まれたって聞いたから」

転校生「むー・・・まあいいや。それじゃあ、えっと・・・」

チトセ「?」

転校生「・・・チトセちゃん。おつかれさま」

チトセ「・・・・・・えっ?」

転校生「いままで、ずっと1人でたたかってきたんだよね。ずっと」

チトセ「!」

転校生「だれにもいえなくて、それでもみんなをまもろうとして、たたかってきたんだよね」

転校生「だから、まもってくれて、ありがとう」

チトセ「っ!・・・ずるいわ・・・そんなこと、言われたら・・・」

転校生「ぼくね、うらせかいいったあととか、ふーちゃんにぎゅーってしてもらって、よしよしってしてもらうの」

転校生「だから、いまはぼくがチトセちゃんにしてあげる!」

チトセ「ちょ、ちょっとまって、さすがにそれは・・・」

転校生「はい、ぎゅー」ギュー

チトセ「っ!?・・・もう・・・強引ね・・・」

転校生「こうしてもらったらね、つぎからもがんばろーってゆーきもちになれるの」

チトセ「・・・・・・」

転校生「・・・チトセちゃん?」

チトセ「ごめんね・・・ちょっと、顔・・・見ないで、ほしい・・・」

転校生「・・・よくがんばったね・・・おつかれさま・・・」ナデナデ

チトセ「うっ・・・ううっ・・・・・・」

転校生「これからは、みんなで、たたかうから。チトセちゃんといっしょに、たたかうから」

チトセ「ずるい・・・ずるいわよ・・・もう・・・・・・」

転校生「あと、もうちょっとだけだから。いっしょにがんばろうね」

チトセ「・・・・・・ええ、もちろん・・・」

チトセ(本当に、この子は・・・見透かしているかのように、私が欲しい言葉をくれるわね・・・)

チトセ(ありがとう、転校生くん・・・)

今日はここまで!次回は妹は見た!ですね。ノエルがいないので秋穂ちゃん大暴走の予感。
メンバーが転校生・あやせ・さら・香ノ葉・エミリア・秋穂・・・ツッコミが足りない!
エミリアにツッコミをさせるか、ところどころノエルの思念を飛ばすか・・・どうしよう?
チトセが転校生くんにバブみを感じている模様。転校生の嫁力はヤヴァイ。
チトセ「転校生くんは私の母になってくれたかもしれない存在だった」
ありすありあり(合言葉)

~ANW~

転校生「あーりすちゃん!・・・ってなにやってるの?」

ありす「ぁ・・・ぇっと・・・」

クレプリ「ちょっとネット上の友達とチャット中なんさね」

転校生「へぇー。ちょっとみていい?」

ありす「ぅん・・・これ・・・」

転校生「えっと、エー、エヌ、ダブルかいぎ・・・?」

クレプリ「Alice・Net・Workの略。簡単に言えば全世界のアリスっていう名前のやつらが集まる場所さね」

転校生「へー。あ、これたちばなさんだ」

ありす「きょ・・・も・・・ぃちごぱすた・・・作った・・・しぃ、よ」

転校生「うわぁ、にがわらいしてるみどりのじむいんさんとおとこのひとがうつってる」

クレプリ「他にもなんか赤と黒のおっさんと遊んだ話とか、巨大人形を作った話とかいろいろおもしろいもんがあるさね」

転校生「ふーん。ふしぎのくにでおちゃかいなうだって。こっちはたんじょうびにうたをうたったら『どうしてえいごでうたってくれないんですか!』っていわれたって」

クレプリ「そういや、次のオフ会とか話ついてんのか?」

ありす「らいしゅ・・・」

転校生「すっごいきょうみあるんだけど」

クレプリ「連れてってやりたいんだけどなー、ありす及びアリス以外立ち入り禁止だからなー」

ありす「しゃし・・・ぉくる・・・ね・・・?」

転校生「とりあえずわりとこーゆーかんけーがひろいありすちゃんにびっくりしてるよ」

今日のありす及びアリス。ANWは次元を超えてやりとりできます。この時空だと全員存在しててもおかしくないけど。
カルデアとか星守とか幻想郷とか星晶獣とか携帯獣とか普通に存在してる世界だし。
後々この設定がどこかで生きたり・・・しないと思います。
ありすとかありすとかアリスとかアリスとかアリスがいるオフ会に混ざりたい。
全く関係ないけど、有珠山をなんでかわからないけど『ありすやま』って読んでました。『うすざん』なのに。
ありすありあり(合言葉)

~今回の行先~

クレプリ「んで、今回のクエストはどこまでいくんだ?」

転校生「えっとねー、おんせんだってー」

ソフィア「今温泉の話しましたか!?」ニュッ

ありす「!?」

クレプリ「してるけど帰れ」

ソフィア「え~」トコトコ

クレプリ「しっかし、温泉か~」

転校生「るーちゃんのおうちと、あとかぞくでいったありまおんせんぐらいしかおぼえてないや」

ありす「有馬・・・ぃけてな・・・」

クレプリ「アイドルはロケで行ってたみたいさね」

転校生「またいっしょにいきたいねー」

ありす「ねー・・・」

転校生「こんどはふーちゃんもいっしょにいきたいなー」

ありす「神凪さ・・・も・・・」

転校生「さらちゃんとかー、あきちゃんとかー、のえるんとかー、はるのんとかー」

ありす「み・・・なで・・・」

クレプリ「いいよな~、温泉。オレっちも入りたいさね」

転校生「ファブリーズならあるよ?」

ありす「リセッシュ・・・こに・・・」

クレプリ「きれいになりたいわけじゃないからな?」

~温泉宿~

転校生「おんせん~・・・なうっ!」

さら「なうっ!」

秋穂「なうっ!」

シロー「わんっ!」

香ノ葉「なうっ!」

エミリア「・・・どうして『Now』?」

あやせ「一時、Twitterとかで【〇〇なう】みたいなのが流行ったのよ~」

ゆかり「今なにしてるよーみたいなのを『なう』の一言で済ませちゃうんだよね」

エミリア「へぇ、日本語って不思議・・・」

香ノ葉「ダーリン!温泉入ろな!流しっこしよな!体と体でこすりあおな!」

秋穂「一緒の布団で寝ようね!肌と肌で温め合おうね!」

さら「湯めぐり!湯めぐりしたいです!温泉卵!」

エミリア「あっ、まくら投げしたい!日本の伝統行事!」

あやせ「まくら投げは自然発生するもので行事じゃないわよ?」

ゆかり「あ、そういえば、水無月さんからの伝言があったんだった」

香ノ葉「え?」

ゆかり「【わかってますよね?】だって」

転校生「なんのこと?」

秋穂「・・・でもここに風紀委員はいない!」

香ノ葉「鬼の居ぬ間に羽目を外すでっ!」

ゆかり「ああ・・・先行きが不安・・・」

あやせ「楽しそうじゃないですか~」

~温泉の思い出~

転校生「おんせんっていえば、るーちゃんたちともいったよねー」

香ノ葉「そうやねー。あの時は大変やったけど、なんとかなってよかったわー」

転校生「たっちゃんたちともいっしょにいったしー」

香ノ葉「あんだけ可愛いかっこさせれて満足なんよー」

転校生「ふー・・・」

香ノ葉「ふぅ・・・」

転校生「・・・なんでぼくこっちにいるの?」

秋穂「え?」

転校生「ほら、ぼくおとこのこのほうにいこうとしたじゃん」

あやせ「そうですね~」

転校生「でもなんでみんなといっしょにいるのかなーって」

エミリア「むずかしいことかんがえなくていいですよ~」

さら「シローはだめだって言われました・・・」

ゆかり「まあさすがにねー。あとで部屋風呂の方で入れてあげようね」

さら「はい!」

転校生「・・・まあいっか」

香ノ葉「そうやね~」

~温泉サスペンス~

転校生「・・・ってだめだよ!ほら、クエスト!」

香ノ葉「ええ~?・・・あっ、そうやったね」

あやせ「ちょっと待ってね。今いいところなの」

香ノ葉「あやせはん。ドラマの再放送見とる場合やないで」

あやせ「うふふ、香ノ葉ちゃんだって最後まで見てたじゃない~」

香ノ葉「だ、だって!サスペンスがついてると気になって見ちゃうんやもん!」

『ニュースをお伝えします。××における失踪事件ですが―――』

香ノ葉「・・・あ、ニュースやで・・・うわっ、今来てるとこ映っとるやん」

あやせ「報道されてるのねえ。結構なおおごとじゃない」

あやせ「ほんとに失踪事件がこの温泉街で起きたのねえ・・・」

香ノ葉「せや。ここの地元警察さんからの依頼が来たわけやけど・・・」

香ノ葉「警察のおエライさんの奥さんの・・・お姉さんの友達?が魔法使いらしいわ」

あやせ「ほぼ他人じゃなあい、それ?でも頼りにしてくださるのは嬉しいわねぇ」

あやせ「それに、犯人がいるのか、魔物の仕業かもわからないんだったら・・・」

あやせ「どっちにも対応しやすいわたしたちは、適任だものねぇ~」

転校生「そういや、しっそーじけんってなんのことなの?」

香ノ葉「簡単に言うと、行方不明なんよ。どこに行ったか分からん状態」

転校生「・・・ゆーかい?」ブルブル

あやせ「かもしれないわね~。かわいい転校生くんも、連れて行かれちゃうかも~」

香ノ葉「せやから、ダーリンはうちのそばから離れたらあかんで~」

転校生「なんだろう・・・それもよくないってぼくのゴーストがささやいてる」

~巡回~

転校生「おんせんたまごないかなー」キョロキョロ

あやせ「温泉街だからあると思うけど、こういうときは地元の人に聞くのが一番なのよ」

香ノ葉「・・・って、あかんやん!ダーリン、うちらは温泉卵食べに来たわけやないで!」

転校生「っていってもさー、こんなコナンくんみたいなことあんまとくいじゃないしー」

あやせ「捜査の基本は足なのよ~。だからこれは観光してるわけじゃなくて捜査をしてるんですよ~」

香ノ葉「そないなこと言って、さっきから食べ物の話しかしてへんやん。・・・うちもやけど」

転校生「しょせんにんげんはしょくよくにはかてないいきものなんだって」

香ノ葉「ダーリン、なんかゆるくなってない?」

あやせ「温泉に入って毒気が抜けたのか、それとも温泉街だとゆるゆるするのか・・・」

香ノ葉「ソフィアちゃん家の温泉行ったときは別にそんなことなかったけどなぁ」

転校生「てゆーかさー、ぼくのカンがね?こう、そのうちかいけつするっていってるんだよねー」

香ノ葉「確かにダーリンの直観は目を見張るもんがあるけど、それとこれとは別なんよ」

香ノ葉「・・・ってあれ?あやせはんは?」

あやせ「おまたせ~。お話きいてきましたよ~」

香ノ葉「おおっ!さすが、サボってるように見えてちゃんとやっとうねんな!」

あやせ「あそこの郵便局の裏のお土産屋さんの温泉卵がおいしいんですって~」

香ノ葉「ってそっちなん!?」

転校生「わーい!」

香ノ葉「はぁ・・・とりあえずいこ・・・うちも食べたい・・・」

・・・

香ノ葉「うまっ!これうまっ!」

あやせ「あらあら、口が汚れてますよ~」フキフキ

転校生「んー」

~えみりゃー!~

???「な、なにす・・・きゃあぁーっ!」

あやせ「!?今の悲鳴は・・・」

香ノ葉「あっちからや!行くで!」

・・・

エミリア「・・・・・・・・・・・・」

あやせ「え・・・エミリアちゃん!?」

転校生「えみりゃー!」ツンツクツン

エミリア「・・・・・・・・・・・・」

あやせ「しっかりして!エミリアちゃん・・・エミリアちゃーん!」

転校生「えみりゃー!」ユサユサ

香ノ葉「・・・あれ?別に息しとるやん」

転校生「えみりゃー!」プニプニ

香ノ葉「こらっ!どこつついとんよ!」

あやせ「あらあら、おませさんね」

転校生「えみりゃー!」バシーン!

エミリア「へうっ!?」

香ノ葉「容赦なくビンタ!?」

エミリア「あ・・・あれ?なんか頬が痛いような・・・」

転校生「えみりゃー!」

あやせ「エミリアちゃん・・・無事で、本当によかった・・・っ!」

香ノ葉「これどこからツッコんだらいいん?うちもそろそろボケにまわりたいねんけど」

~加速するアレ~

香ノ葉「それで、そのすすき野原で転んじゃったん?」

転校生「えみりゃだいじょうぶー?」

エミリア「は、はい・・・お恥ずかしいです」

エミリア「すすきが見事だったので、少しはしゃぎすぎて転んじゃいました」

エミリア「汚れてしまったので、この近くの温泉で洗っていこうと思ったら・・・」

あやせ「そしたら、何者かにエミリアちゃんが襲われた・・・ってこと!?」

エミリア「・・・ええと、何者か、というか・・・」

香ノ葉「大事件やん!」

エミリア「え?」

あやせ「そうね、これは大事件よ!陰謀と愛情のサスペンスだわ・・・!」

エミリア「え?陰謀って、えっ?」

転校生「ふわぁぁ・・・おなかすいた・・・」

あやせ「怖かったわねぇ、でも、わたしたちに任せて!犯人をつきとめてみせるわ!」

香ノ葉「あぶないとこやったなぁ。なんにせよ命があってよかったわ」

あやせ「もしストーカーに捕まってたら、監禁されたうえにあんなことやこんなことや・・・」

転校生「あっ、なんかやたいある。いってみよー」

あやせ「あ、あまつさえ、そんなことまで・・・」

あやせ「ううっ、エミリアちゃん!助かってよかったわ、本当に!」

エミリア「あ・・・あの・・・話を・・・」

香ノ葉「・・・あれ?ダーリンは?」

あやせ「え?さっきまでそこに・・・」

エミリア「・・・あ、あれ?」

香ノ葉「ま、まさか・・・」

あやせ「これは・・・本当に・・・」

エミリア「誘拐!?」

~屋台~

転校生「すいませーん。ここってなにうってるんですかー?」

夜雀「ここは焼きヤツメウナギ屋台だよ」

転校生「やつめうなぎ?」

夜雀「そうそう。焼き鳥なんかよりもすっっっっっっっっっごいおいしいんだから!」

転校生「ほんとー?でも、やきとりもおいしいよー?」

夜雀「焼き鳥は悪よ。撲滅すべきものなのよ」

転校生「たまごはいいの?このへんおんせんたまごとかいっぱいあるけど」

夜雀「無精卵だから問題なし!私も冬はおでんの具に使ったりするし」

転校生「へー。じゃあ、えっと、えびちゃんと、このはと、えみりゃと、あとあきちゃんとさらちゃんとゆかちゃんのぶんあわせて・・・」

転校生「7ほんくーださい!」

夜雀「はーい、まいどありー。まってる間、これをどうぞー」

転校生「なんだろこれ、ジュース・・・?」

転校生「うーん・・・」ゴクゴク

転校生「なんかへんなあじー。・・・なんか、あったかくなってきた・・・」

夜雀「おまたせー。7本で2100円ねー」

転校生「は~い。どうぞ~」

夜雀「また来てねー」

~変わり果てた姿で~

転校生「たらいまー!」

香ノ葉「あ、ダーリン!もう、どこいっとったん!心配したんやで!」

あやせ「勝手にいなくなったらだめよ~」

転校生「ごめんね~、おなかすいたからやたいいってたの~」

エミリア「屋台ですか?」

転校生「うん、そ~そ~」

転校生「これー、やきやつめうなぎ~。おいひいよ~?」

香ノ葉「・・・ってちょっとまって、喋り方変になってない?」

転校生「ん~?そんなことないって~」

あやせ「あ、これ結構クセが・・・エミリアちゃん、大丈夫?」モグモグ

エミリア「なんか、ちょっと泥臭いというか・・・でも、歯ごたえがしっかりあっておいしいですね」モグモグ

香ノ葉「食っとる場合!?ダーリンがおかしなっとんねんで!?」

エミリア「でも、いつもこんなかんじじゃないですか?」

香ノ葉「そんなことないって!ほら、ちょっとふらふらしとうし、心なしか顔赤いし、ちょっと息が臭いし・・・」

香ノ葉「うっ!こ、この臭いは・・・ま、まさか、ダーリン・・・お酒飲んだん!?」

転校生「え~?そうなの~?」

あやせ「あらあら、いけない子ね~。子供はお酒を飲んじゃだめですよ~」

エミリア「し、白藤さん?大丈夫ですか?」

香ノ葉「あかんのよ・・・うち、お酒はあかんのよ・・・うっ」

秋穂「あれ?転校生くん、みなさんも」

香ノ葉「うぇ」

※ヒロインガードにより描写できません

~すすき野原~

秋穂「だ、大丈夫ですか?」

香ノ葉「うう・・・ありがとう、秋穂ちゃん・・・」

エミリア「転校生くん、酔っぱらってるんですね」

転校生「よっぱらって・・・ないよ~だ!」

あやせ「はいはい、暴れないの」

あやせ「それで、秋穂ちゃんはお風呂に入ってきたの?」

秋穂「はい、さっぱりしました。これからさらちゃんと待ち合わせです!」

秋穂「巡回中なんですよね?わたしたちも聞き込みがんばりますねっ」

転校生「がんばれ~」

秋穂「そうだ、転校生くんもお風呂入ってきたらどうかな?汗かいたらアルコールも抜けるって聞くし」

転校生「そ~なのか~。あきちゃん、いっしょにいこ~?」

秋穂「是非とも!」

香ノ葉「こらこら、待ち合わせしとんやろ?」

秋穂「ぐっ、ぬぬぬ・・・さらちゃん待たせるのも行けないし、ああ、なんでこういう時にノエルちゃんはいないんだろ」

あやせ「ノエルちゃんがいたらどうなるの?」

秋穂「代理でお風呂入ってくれると思いますっ!」

ノエル(アタシと秋穂ちゃんの体は共有してないからねっ!?)

エミリア「あれ?今どこからか声が聞こえたような・・・」

転校生「あきちゃん、これからどこいくの~?」

秋穂「あっちのすすき野原のほうに行こうかなって」

あやせ「エミリアちゃんが転んだところ?」

エミリア「ふあぁっ!あ、あまり広めないでくださいっ!」

秋穂「あはは、そうなんですか?気をつけますね」

秋穂「さっき通ったらけっこう賑やかみたいでしたし、大丈夫だと思います!」

エミリア「・・・・・・え?」

あやせ「そう?なにかあったらすぐ声を上げるのよ」

秋穂「はい!行ってきます!」

香ノ葉「うふふ、散歩部の子はみんなかあいらしいなぁ」

エミリア「・・・あの・・・」

エミリア「すすき野原、さっき私行ってきたんですけど・・・」

あやせ「そうねえ。さらちゃんも秋穂ちゃんもはしゃいで転ばないといいけど」

転校生「だいじょうぶだよ~。ころびそうになってもとまれるし~」

エミリア「ち、違うんです!そうじゃなくて・・・って転校生さんの話も気になりますけど!」

エミリア「あそこ、賑やかどころか、誰もいなかったですよ・・・?」

今日はここまで!未成年の飲酒は法律で禁止されています。このスレは未成年の飲酒を勧めるものではありません。
次回は酔っ払い転校生とコミュニケーションイベントです。香ノ葉やあやせを転校生が振り回す・・・かも。
宿の中だとはりきっていた転校生くんも宿の外に出たら興味があっちこっちに移ってしまったようです。
ちなみにこの1か月後ぐらいに転校生が大好きなアイドルが温泉に行く模様。被ってたら出そうと思ったんだけどな。
最近ありすがお留守番しかしてないけど、ちょっと力溜めてるだけだから。だってこのイベントの後は・・・ね?
ありすありあり(合言葉)

~逃げる転校生~

転校生「いやーーーー!!!おふろいやーーーーー!!!!!」ダダダダダダダダダ

風子「こらーーーー!待ちなさーーーーーい!!!!!」ダダダダダダダダダ

ありす「てん・・・こうせ・・・ん・・・?」

クレプリ「なんだなんだ?なにがあったんさね・・・ってうわぁ!」

[火傷]転校生「やだぁぁーーーーーー!!!いたいのやぁーーーー!!!」

ありす「!?」

クレプリ「す、素っ裸さね・・・」

風子「今日もバラ園で泥だらけになってきたでしょうがーーー!!!!早くもどりなさーーーい!!!」

クレプリ「こっちも!?」

ありす「ぁ、み、水無月・・・さ・・・!ぉぃかけ・・・きゃ・・・・!」

・・・

[全裸]転校生「やぁぁぁーーーー!!!!」

[タオル]風子「ちょっとですみますからーーーー!!!!」

[限界]ありす「はぁ・・・はぁ・・・」

[必死]クレプリ「止まれーーー!!!せめて服をーーーー!!!!!」

ありす「も・・・むり・・・」バタン

クレプリ「ありす!?ヘルプ!ヘルプさねーーーー!!!!!!」

この後全員ゆかりがなんとかしました。

今日のありすというか風子というか。シャワーを浴びたら思いのほか痛くて逃げ出した的な。
時間的には焔のクエストの後、第8次侵攻予定日の夜。
この事件は後に風紀委員長全裸疾走事件として語り継がれたとかなんとか。
夜の女子寮に来る男子なんて転校生ぐらいなんで誰にも見られずに済みました。
そういや、転校生の部屋は「ある程度の人数を試してから、任せられそうな人を選ぶ」って設定だった気がするから、そろそろ決めないとなぁ。
火焔の誓約のあと焔ちゃんの部屋に泊まらせてから決めよう。うん、そうしよう。ちひろは間に合わないけど、まあうん。
ありすありあり(合言葉)

~乙女の尊厳>欲望~

香ノ葉「うふふ・・・ダーリンとのコミュニケーションイベント・・・」

香ノ葉「ほぼ1年ぶりなんよっ!そもそもうち、イベントでメイン張ること少なくないっ!?」

香ノ葉「前の温泉のときはソフィアちゃんメインやったからあんまり目立ってなかったし・・・」

香ノ葉「でも!ここで一気に追い上げるんや!そして12月のうちのクエストで、ゴールイン!」

香ノ葉「・・・のつもりやったんやけどなぁ・・・」

転校生「へへへ~ペグリシャスイートエンジェルッ!」

香ノ葉「もはや何言っとるかわからんのよ。ダーリン、ほら、水飲も?な?」

転校生「このは~」

香ノ葉「ん?どうしたん?」

転校生「ちゅーしてあげようか?」

香ノ葉「ふぁっ!?」

香ノ葉(これはまたとないチャンス!前の時はそのままトリップしてもうてあんまり記憶に残ってない・・・けど!)

香ノ葉(うちはさっき、乙女としてやってはあかんことをしてもうた・・・そんな口で・・・やるわけには・・・っ!)

転校生「んー」

香ノ葉「あ、あ、あ、・・・あかーーーーん!!!」

~食べ歩き~

転校生「えへへ~これおいし~」

あやせ「それじゃあ、こっちは?」

転校生「んぐっ・・・うま~い!」

あやせ「それじゃあこっち・・・」

転校生「うまか~」

あやせ「これは?」

転校生「まいう~」

あやせ「それじゃあこっちを・・・」

・・・

ゆかり「犯人の手がかり、一向に見つからないわねぇ・・・」

ゆかり「ってうわぁ!」

転校生「おなかいっぱ~い」ポッコリ

あやせ「でもでも、まだまだいっぱいあるわよ~?」

ゆかり「・・・海老名さんっ!」

・・・

あやせ「だって、すっごくおいしそうに食べてくれるから、つい・・・ね?」

ゆかり「つい、じゃないの!転校生くんも、ちゃんと自分で止めなきゃだめよ?」

転校生「まあまあ、メガネどうぞ」

ゆかり「掛けてるからいいわ。ていうか、どこからだしたの!?」

~いなくなった!?~

転校生「さらちゃんが~?」

秋穂「うん、そうなの・・・・・・」

秋穂「・・・・・・湯けむり妖怪に連れて行かれちゃったのかな・・・・・・」

転校生「え~っとねぇ~、こ~いうときは~、げんちの人にきくのがいいんだよ~」

・・・

転校生「おかみさ~ん」

女将「はい、どうしました?・・・ああ、湯けむり妖怪のことですね」

女将「湯けむり妖怪は悪い子供を連れて行く妖怪です。お連れの方は普段から悪いことなんかはしてますか?」

女将「ああ、してないんですね。むしろいい子じゃないですか。なら大丈夫でしょう」

女将「念のため、こちらでも捜索しておきます。こちらの方で見つかりましたら連絡させていただきますね」

・・・

転校生「これであんしんだね~」

秋穂「・・・・・・わたしたち、何もしゃべってないのに・・・」

秋穂「ていうか、あの女将さん若くなかったかな?」

転校生「わかおかみだよ、わかおかみ~」

秋穂「なんか赤い目みたいなアクセサリーつけてたし、ていうかまんま目だったし、うーん・・・」

~メル友~

エミリア「本当なんですか!?さらちゃんが行方不明って・・・」

あやせ「そうなのよ。それで事件の調査に行こうと・・・」

エミリア「事件って・・・それじゃ、さらちゃん誘拐されちゃったんですか?」

ゆかり「まだそう決まったわけじゃないんだけどね・・・」

香ノ葉「でも、その可能性も十分にあると思うんよ・・・」

香ノ葉「ほら、ウチらが調査しとったんも失踪事件やん?」

香ノ葉「もし・・・さらちゃんが聞き込み中に犯人に出くわしたんやったら・・・」

エミリア「そんな・・・大事件じゃないですか!」

あやせ「そうおなの!あぁ、湯けむり妖怪の伝説が残るこの温泉街で・・・」

あやせ「謎の連続失踪・・・これはもう、大事件なのよ~!」

ゆかり「あ、あの、まだ連れ去られたって決まったわけじゃ・・・」

秋穂「さらちゃん・・・・・・くすん・・・・・・」

エミリア「湯けむり妖怪・・・まさか・・・」

あやせ「エミリアちゃん、なにか心当たりがあるの?」

エミリア「私、聞いたことがあって。あんちん、きよ・・・ひこ?っていう伝説なんですが」

香ノ葉「アンチンキヨヒコ・・・誰やん?」

転校生「きよひめのこと~?」

エミリア「そう、それです!」

香ノ葉「え?あの娘そんな悪い娘やないよ?メル友やし」

エミリア「え?」

香ノ葉「え?」

~波長が合う~

エミリア「え、えっと、私が知ってるのは日本の有名な妖怪伝説だったんですけど・・・」

香ノ葉「やから、本人やって」

エミリア「・・・・・・ええ?」

香ノ葉「なんかこう、波長が合うって言うか?ネットで知り合ったんやけど、たま~に女子会とかもするんよ?」

香ノ葉「うちと、清姫ちゃんと、あとまゆちゃんとか、怒江ちゃんとか、由乃ちゃんとか・・・」

エミリア「えっと・・・妖怪、なんですよね?」

香ノ葉「せやで?あ、でも今はサーヴァント?やってるとか言っとったような・・・」

転校生「しゅーしょくしたのかな~?」

あやせ「私、そういうネットのお友達ってあんまりいないんですよね~。どうしてもああいう、顔が見えないのが怖くて~」

ゆかり「結構気さくな人とか多いみたいよ?楯野さんとか詳しいと思うけど」

転校生「のぞみん、かぐやひめとともだちなんだってさ」

エミリア(レティ、コーディ。日本は不思議な国です・・・)

~不思議な国ニッポン~

エミリア「ねぇ、転校生くん。さっきの・・・」

転校生「なに~?」

エミリア「その、妖怪・・・とかだけど、日本には結構いるの?」

転校生「いるとおもうよ~」

エミリア「で、でも、ほら、そんな妖怪だなんて、魔物じゃないんだし・・・」

転校生「え~、でもぼく、ここにくるまえかっぱみたことあるよ~?」

エミリア「か、河童ぁ!?」

転校生「『ひゅい!?』とかいってにげちゃったけどね~」

エミリア「み、見間違いだよ!たぶんそれも空耳かなんかだよ!」

金髪少女「そーなのかー」

ソーナノ「ソーナノ?」

エミリア「そうだって!」

転校生「そうかな~」

エミリア「・・・ちょっとまって、今なんかいなかった!?確実に人外的な存在がいなかった!?」

転校生「え~?」

エミリア(レティ、コーディ。日本は不思議の国だったよ・・・)

~秋穂ちゃんの貴重な真面目シーン~

秋穂「転校生くん、しっかり探そうね!」

転校生「うぇ~い!」

秋穂「でも、やっぱり手がかりとか、そういうのないかなぁ・・・」

転校生「やっぱ人にきくのがいちばんだよ~」

秋穂「そうだね。えっと、さらちゃんの写真・・・もうちょっと大きいの無いかな」

転校生「コンビニでプリントする?」

秋穂「そうだね、それじゃあちょっと」

シュッ

秋穂「あれ?いつの間にか持ってた?」

転校生「ふしぎだね~」

秋穂「まぁ、いっか。よし、それじゃあえっと・・・すいませーん!」

・・・

幽奈【すいません、見てませんね・・・】

幽々子【妖夢~、こんな子見たかしら~?】

妖夢【いえ、見てませんね。お役に立てなくてすいません】

レサレサ【いえ、あたくしは見てませんわね】

アリス【見てないけど、あのねー・・・死んでくれる?】

・・・

転校生「なかなかじょうほうないね~」

秋穂「うう・・・さらちゃん・・・・・・」

転校生「あきちゃん、かんがえようよ~。だれもみてないってことは、うごきまわってはないってことだよ~」

転校生「ゆけむりようかいもわるいこじゃないとつれていかないっていうし、もしかしたらどっかでねちゃってたりして~」

秋穂「・・・そうだね。よーし、もっと探すよーっ!」

転校生「お~」

~酒臭い~

春乃「にゃっほ~!れっちゅえんじょい、ばすろまん~っ!」

春乃「温泉のほかほかあきぽちゃんもアルティメットスーパーエンジェル!」

春乃「そんな湯上り秋穂ちゅわんを、すっかり秋めいてきたこの温泉街で・・・」

春乃「酔っぱらいながらくっさい息吐いてる不届き者はぁ~?」

春乃「これからアタシとコミュニケーションイベントしてもらいます」

春乃「地獄のコミュニケーションイベント・・・湯けむりジェノサイド伝説!」

転校生「はるのんも食べる~?ヤツメウナギ~」

春乃「あんた、さっきそれ売ってるとこで酒飲まされたんでしょうが」

春乃「・・・って、また買い足したの?ということは、また飲んだ?」

転校生「あのじゅーすねぇ~、からだがポカポカしてくるんだよぉ~」

転校生「やたいのおねーちゃんがねぇ~、さむいなかひとさがしはたいへんれしょうってね~」

転校生「だから3はいのんじゃった~!いっえーい!」

春乃「未成年に酒勧めるとか、何考えてんのよ!ちょっと待ってなさい。あの羽むしり取ってやる・・・!」

転校生「はるのん食べないのん~?」

春乃「はるのん食べないのん。じゃあさっそく」

転校生「じゃ~あ~・・・うわっしょ~!」

春乃「何その掛けごえっ!?ん~~~~~!?!?!?!?!?!?」

[口移し]転校生「ん~~~~」

春乃「くさいっ!酒臭いっ!離れろ!」

転校生「え~」

春乃「ったく、さっさと仲月見つけて、寝かせないと・・・」

・・・

秋穂「・・・オネエチャン、ナニヤッテルノ・・・」

~見つからない~

香ノ葉「なかなか見つからへんねぇ」

秋穂「そろそろ人も少なくなってきましたし・・・」

あやせ「わくわく。なにか起こりそうね~」

転校生「なにがおこるの~?」

あやせ「そろそろ次の犯行が・・・気をつけてね、秋穂ちゃん、転校生くん」

秋穂「転校生くんはわたしがまもりますっ!」

香ノ葉「うちもっ!うちもっ!」

ゆかり「はいはい。それで、どうしよう・・・」

エミリア「ここまで手がかりがないと、どうしようもないんじゃ・・・」

秋穂「・・・転校生くん・・・」

秋穂「あの、あれって・・・」

あやせ「どうしたの?秋穂ちゃん?」

秋穂「あそこにいる人、さっきからずっとこっち見てるんですが・・・」

秋穂「誰でしょうか?」

~怪しい人影~

秋穂「・・・うーん、確かにこっちにいたんですけど」

秋穂「あ、あそこの影?ほら、見えますよ」

香ノ葉「ちょっとやめてえな・・・秋穂ちゃん。怖いやん・・・」

香ノ葉「うちの家康にはなんにも・・・」

秋穂「でも・・・ほら、向こうの木の下に・・・」

ゆかり「もう、秋穂ちゃんまで変な冗談は・・・」

???「冗談ではない。いいから話を聞け!」

香ノ葉「え?今声聞こえへんかった?」

あやせ「そうね。わたしにも聞こえちゃったかも・・・転校生くんにも聞こえた?」

あやせ「・・・あれ?転校生くん?」

エミリア「あっ、あっちです!」

香ノ葉「もう、またいきなりおらんようになって・・・」

秋穂「あ、でもあそこの人、すすき野原のほう指差してます。転校生くんが話したんでしょうか?」

ゆかり「そんな人どこにも・・・」

???「・・・黙って話を聞け!秋穂がいると言ったらいるんだ!」

転校生「たらいま~、さらちゃんむこうだって~」

香ノ葉「もう、フラフラやん!さっきよりもアルコールが回ってきたんかなぁ」

エミリア(・・・そういえば、妖怪はOKなのに幽霊はダメなんでしょうか・・・)

~実態~

秋穂「ご、ごめんなさい!」

秋穂「おねえちゃんがご迷惑かけて・・・本当にごめんなさい!」

さら「いいですよ~」

香ノ葉「なんで迷惑かけられてないさらちゃんが許しとんよ・・・」

転校生「いいよ~」

ゆかり「転校生くんはかけてる側だからね?」

あやせ「結局、温泉に行こうとしたエミリアちゃんを放りだしたのも・・・」

香ノ葉「あの変な声の正体も全部・・・」

春乃「はるのんですっ☆」

秋穂「おねえちゃん、なんかテンション高くないかな!?」

エミリア「あはは・・・ずっと言おうとしてたんですけど、タイミングが・・・」

春乃「だって~、ラブリーマイエンジェルあきぽの入浴シーンを他の人に見せるとかありえないし~」

ゆかり「えっと、頭打った?」

転校生「さっきね~、ヤツメウナギやさんでジュースもらったの~。はるのんもいっしょなの~」

さら「あれ、おいしかったですね~。まだポカポカしてますぅ~」

エミリア「えっと、さらちゃんも例のお酒を飲んで・・・」

ゆかり「酔っぱらって眠くなっちゃった・・・ってパターンね、これ」

シロー「わふぅ~」

香ノ葉「ま、まあ、終わりよければ全てよしや!これで一件落着やね?」

『続いてのニュースです。××で失踪していた女性ですが―――』

あやせ「あらあら、こちらも一件落着かしら~」

あやせ「ニュースでやってるわ、例の失踪事件も解決したって~」

あやせ「元夫のストーカーが、女性を監禁してたみたいね~」

香ノ葉「なんや、結局うちらの出番はなかったんやね」

秋穂「そういえば、結局すすき野原の方を指していた人って誰だったの?」

転校生「さあ~?」

さら「すすき野原の人たちに、みんなが探してるよっていわれて~、わたしたちもいそいでおきたんですよね~」

シロー「ぷす~」

ゆかり「・・・・・・え?だ、誰も・・・いなかったよね?」

春乃「え~?いっぱいいたじゃな~い?」

香ノ葉「・・・酔っ払いに共通して見える幻覚でもあるんやろうか」

エミリア「それだと秋穂ちゃんはどうなるんですか?」

香ノ葉「ダーリンの酔っ払い具合を見て酔っぱらったとか?」

秋穂「わ、わたしは酔ってません!息も大丈夫です!」

春乃「んにゃ~、あ~きほちゅわぁ~ん、おねぇちゃんとあそぼぉ~?」

秋穂「臭い!おねえちゃん臭いって!」

転校生「あきちゃ~ん、あそぼぉ~?」

秋穂「転校生くんナイススメル!」

あやせ「なんだかんだ、いつも通りですね~。・・・あっ、わたしはお酒、飲んでませんからね?」

~踊る酔っ払い~

―翌朝―

転校生「ふ~た~りの~お~もいを~か~ぜ~にの~せ~て~♪み~ら~い~きりひらいてゆ~こ~お~♪」

さら「しごとで~んしゃつ~うき~ん♪じたくげ~んじゅけ~いび~♪」

春乃「きみの~う~では~♪あたた~か~いよぜんぶ~♪」

香ノ葉「な、なんや?なんで踊っとん?」

あやせ「あら~、なんだか楽しそう~・・・わたしも、アップルパイ・プリンセスでも踊ろうかしら~?」

エミリア「それじゃあ私はショコラティアラでも・・・」

ゆかり「ちょっと待って!?順応しないで!?この状況に疑問を持って!?」

秋穂「回レ回レ回レ回レ回レ回レ回レ回レ回レ!」

ゆかり「秋穂ちゃん!?」

香ノ葉「これは、あれや・・・踊る阿呆に見る阿呆・・・同じ阿呆なら・・・」

香ノ葉「踊らにゃそんそん!うちも踊るでぇーっ!」

ゆかり「ええっ!?えっと、えっと・・・の、飲み物でも用意しておこうかな・・・」

~疲労~

転校生「ただいま~・・・うへぇ・・・」

風子「おかえりなさい・・・って、温泉行ったはずなのに、妙に疲れてますね」

転校生「なんか、あさはちょうしよくっておどってたんだけどねぇ・・・」

風子「ひゃくぱーそれが原因でしょ」

ありす「ぁさか・・・・元気・・・ね・・・」

転校生「それに、なんかきのうのことぜんぜんおぼえてないんだよねぇ」

風子「覚えてねーとは?」

転校生「やたいで、ヤツメウナギ?かったのまではおぼえてるんだけど、そっからおぼえてない」

風子「・・・もしもし、椎名ですか?」

・・・

風子「はぁ、どうやらあんたさん、屋台で酒を飲んだらしーです」

転校生「おさけー?」

ありす「・・・ども・・・のに・・・」

風子「しゅーしジュースだと思ってたみたいなんで、故意ではないということで咎めませんが・・・」

風子「今後気をつけるよーに。いーですね?」

転校生「はーい」

~おまけ~

―1か月後―

転校生「ちくしょうッ!!!!」

ありす「!?」

クレプリ「ど、どうしたんさね!?」

転校生「・・・これ、みて・・・」

ありす「ぇっと・・・雑誌・・・?」

クレプリ「えっと・・・あ、このアイドルって、たしか少年の・・・」

転校生「そうだよっ!こずえちゃんが、あのおんせんにいったんだ・・・!」

転校生「あと、あと1かげつはやかったら・・・ッ!」

クレプリ「はやかったら?」

転校生「サインもらえたかもしれないのにっ!」

ありす「・・・れ・・・?・・って・・・かった・・・け・・・?」

転校生「サインは何枚あってもいいんだよっ!」

クレプリ(よかったさね・・・一緒の温泉に入れたのにとか言わなくて・・・まあ、6歳児だし・・・うん・・・)

今日はここまで!転校生くんたちが飲んだお酒は雀酒っていう呪い付きのお酒です。
伝説上最初にできたお酒で、飲んだ翌朝には踊らずにはいられないとか。
次回はありすの誕生日!・・・と結希の誕生日です。月より団子はその後ですね。
このスレももう900超えましたか・・・もう少しで次スレ。まだまだ先は長いッス。
ありすありあり(合言葉)

~もあっと違和感組~

転校生「それでー、そのゲームがー・・・」

心「あ、それならそっちよりもあっちの方が・・・」

クレプリ「おっ、しょうねーん!」

ありす「ぁ・・・こ・・・ちは・・・」

転校生「ありすちゃん、クレプリ、こんにちはーっ!」

心「あ、え、ええと、こ、こここここんにちはっ!」

ありす「ぁ・・・ぇと・・・こ・・・こ、にち・・・ゎ・・・」

転校生「・・・そういえば、ふたりって、もあっとだとよくしゃべるよね」

心「そ、そうですか!?あ、あんまり自覚はないんですけど、ネット上だとちょっとだけ調子が出たり・・・」

心「あああ、調子に乗ってごめんなさい!わたしなんかがごめんなさい!」

ありす「ぉはなし・・・がて・・・だか・・・」

転校生「じゃあ、みんなもあっとでしゃべってみれば?」

・・・

心<(という提案がされましたので、部屋を作ってみました(*‘∀‘))

ありす<(楠木ありすです。よろしくおねがいします)

転校生<(てんこうせいです。よろしくねー)

心<(双美心です!趣味はパソコンで、特技は土下座ですm(__)m)

ありす<(趣味はお人形と遊ぶことで、特技はぬいぐるみ作りです。最近は卵焼きの練習をよくしています)

転校生<(しゅみはいろいろー、とくぎはまりょくじょーと!イェーイ!オニスズメ!)

心「えっと・・・サンド、パラセクト・・・」ポチポチポチ

ありす「・・・・・・」ポチポチポチ

転校生「むふふ~」ポチポチポチ

アイラ「・・・あの3人は、あんな至近距離で全員無言でデバイスを触って、なにをやっとるんじゃ・・・?」

今日のありすと心ちゃん。もあっとの心ちゃんはノリノリかわいい。顔文字かわいい。
ありすはもあっとだと品行方正なお嬢様感があっていいよね。
ぽんつくとかさっちゃんとかイジる前提で作られてるのも可愛い。
転校生は怜のことは神凪呼びで、紗妃のことは氷川さん呼びっぽいから、それ系の話もいつか書きたいなと。
ありすありあり( * ° ▽^* d )

~緊急会議~

転校生「はいちゅーもく!」

秋穂「はいっ!」

さら「はいっ!」

ノエル「え?なになに?」

怜「転校生、何の用事だ?」

ゆかり「私、何も聞いてないんだけど・・・」

聖奈「私もだ。それに、まだ仕事が残っている」

律「あたしも千佳とカラオケって話してるんだけど」

シャルロット「これから歓談部に行く予定だったのですが・・・」

転校生「・・・あまいっ!あますぎるっ!みんなにはいしきがたりないっ!」

聖奈「はぁ?」

転校生「はい!きょねんのありすちゃんのたんじょうび、じつはパーティーをしてません!」

秋穂「ああ、そういえば校門前でちょこっとプレゼント渡して、後でお人形作り教えてもらっただけだね」

さら「画面外でちゃんとお祝いしましたよぉ?」

ノエル「アタシは、まあ当時あんまり関わりなかったから・・・」

怜「私も、かかわりが深くなったのは今年の人形館からだな」

転校生「と、いうわけで、えびちゃん!」

あやせ「は~い。ここに、第一回ありすちゃんの誕生日を祝い隊の結成を宣言しま~す」

さら「わーわー!」

秋穂「どんどんぱふぱふー!」

春乃「オラァ!お前らもっと盛り上げろォ!」

ノエル「イッエーイ!みんなのサポ役、ノエルちゃん!本気出しちゃうよー!」

~プレゼント~

転校生「それじゃあ、まずプレゼントきめよっか」

律「プレゼント?自分たちで好きなの用意すればいいんじゃないのか?」

転校生「ばかやろぉ!」

秋穂「考えなし!」

春乃「無能!」

律「普通のこと言っただけなのにひっでぇ!」

転校生「りっちゃんは・・・・もももものひげきをしらないのかっ!」

律「え?なんだ、それ?」

聖奈「ああ、複数人からのプレゼントが被ったアレか」

転校生「そう!」

ノエル「あれは酷かったね・・・みんながバラバラに渡していったからいいものの・・・」

ゆかり「もし、今回みたいにパーティ形式で被ったりしたら・・・嗚呼!」

あやせ「あけていくプレゼント、中身は同じものばかり、消えていくハイライト・・・」

ノエル「気まずい空気、冷めていく料理、崩れるケーキ・・・」

律「ああ、あたしが悪かった!だからもうやめてくれ!」

転校生「まあ、きめるっていったってだいたいどんなのにするかとかだし、コレ!ってきめちゃうのもおもしろくないしね」

聖奈「各自、報告・連絡・相談のホウ・レン・ソウを徹底するべきだな。これは社会においても重要だ」

さら「それじゃあわたしはですねぇ・・・」

シャルロット「ふふ、楽しいパーティになりそうですね」

~もうすぐ~

クレプリ「ありす、そういやもうすぐあれだな」

ありす「ぁれ・・・?」

クレプリ「おいおい、忘れちまったのか?ありすの誕生日さね」

ありす「ぁ・・・っか・・・」

クレプリ「去年は瑠璃川姉妹とか、転校生に裁縫教えたよなぁ」

ありす「楽しか・・・た・・・」

クレプリ「今年は、ありすの交友関係も増えたさね。部屋に入りきらないくらい来るかもしれねぇぞ~」

ありす「そ・・・なこと・・・なぃ・・・て・・・」

クレプリ「いやいやいや、ありすは自分の天使っぷりを自覚してなさすぎさね」

クレプリ「これはもはや宗教ができるレベルだな、うん」

ありす「言ぃすぎ・・・」

クレプリ「しかも本人も謙虚ときた。これはもう当日は大変なことになるさね」

ありす「だぃじょぶ・・・だよ・・・」

クレプリ「ふっふっふ・・・オレっち、大勢で祝いにくるに※300兆ジンバブエドル!」※約1円

ありす「・・・・・・!?そ・・・なに・・・!?」

クレプリ「ああもう!ありすはピュアかわいいなぁ!」

~他のところでも~

エレン「さて、どうしたものか・・・」

メアリー「ん?なんだ?何見てんだ?」

エレン「楠木が誕生日だと聞いてな。私の時は祝いに来てくれたんだ、返さねばなるまい」

メアリー「それで似合わねースイーツの雑誌なんか見てんのか」

エレン「道具や人形はすでに十分あるだろうから、こういったものの方が喜ぶかと思ってな」

メアリー「バケツプリンでもやっとけよ。プロフィールにプリン好きって書いてるし」

エレン「お前の胃のサイズを基準に考えるんじゃない」

・・・

風子「さて、と。どーしましょうかねー」

紗妃「委員長?悩み事ですか?」

風子「悩み事と言いますか、ほら、もーすぐ楠木の誕生日じゃねーですか」

風子「なんだかんだ言って転校生さんのことでいろいろ一緒にやってますし、プレゼントの1つでも贈ろうかなと」

紗妃「そうですね。彼女は成績は優秀とは言えませんが、問題行動を起こすこともなく良い生徒ですし・・・」

風子「無難なのを選ぶべきか、これ!ってものを選ぶべきか・・・うーん・・・」

・・・

卯衣「双美さん」

心「ひゃ、ひゃいっ!な、ななななんでしょう!?わ、わたしみたいなクズゥがお役に立てるかどうか・・・」

卯衣「少し相談がしたいの。誕生日プレゼントについて」

心「ぷ、ぷぷプレゼントですかっ!?な、なおさらわたしよりももっと友達が多い人の方が・・・」

卯衣「双美さんなら、気を遣うことに長けているかと思ったの。相談に乗ってくれないかしら」

心「わ、わたしでよければ!あああ、でももし下手なこと言っちゃったら・・・」

・・・

純「ん?なにそれ」

絢香「これ?ありすちゃんの誕生日プレゼント。6月といい、8月といい、いろいろ巻き込んじゃったからねー」

絢香「一緒に旅行もした仲だし、これくらいはしとかないとって」

純「ふーん。そういや、ウェディングドレスとかいろいろやってたねー」

絢香「そういうわけだから。それに、転校生くんのことだし、料理とか作るんじゃないかなぁ」

純「・・・それってあたしも参加していいのかな?」

絢香「料理目当てでもプレゼントは用意しようね?」

~当日の朝~

ありす「・・・ぉ・・・ぉぁょ・・・ぃます・・・」

クレプリ「おう、おはよーさん!今日はいい日だなありす!」

ありす「・・・・・・・・・・・・ぃぃ・・・ひ?」

クレプリ「おいおい、前にも言ったばっかなのに、ちょっとは期待しといてくれよな!」

クレプリ「ほい!オレっちからの誕生日プレゼントだぞ!」

ありす「・・・・・・・・・・・・ぁ・・・・・・こたんじょ・・・・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「ぁり・・・ぁと・・・」

クレプリ「ふふーん。可愛いありすのためならなんとやらさね!」

クレプリ「こうやって一番最初にプレゼント渡すのは、オレっちの特権だからな!」

コンコン

ありす「・・・・・・・・・・・・っ!!」

クレプリ「ん?誰だ?珍しいな。少年・・・にしては遅すぎるさね。少年はもっと起きるの早いし」

クレプリ「どーぞ!」

ありす「ぁ・・・だ・・・・・・だめ・・・・・・」

モブ美「やっほー、ありすちゃん。元気してるー?」

クレプリ「えっと・・・誰だっけ?」

モブ美「手芸部の部長さんだよー」

クレプリ「・・・ああ!そういえば!えっと、たしか・・・モブ!」

モブ美「モブトリオのモブ美でーす。久しぶりー」

ありす「ぁ・・・・・・ぉひさし・・・り・・・ぇす・・・」

モブ美「ありすちゃん中々来てくれないから、自分から来ちゃったよ。まあ、まずは誕生日おめでとう」

ありす「ぁ・・・ぁりぁと・・・ござ・・・ます・・・」

モブ美「今日のためにプレゼントを用意しました。しかし、それは部室にあります」

モブ美「そういうわけで、今日こそは部室に来ること!お祝いもするからねー」

ありす「ぇ・・・んな・・・ぁ、ぁたし・・・全然・・・ぃってな・・・」

モブ美「いいからいいから。んじゃ、待ってるからねー。また学園で!」

クレプリ「あ、行っちまったさね。うーん、相変わらず押しが強いというか・・・ありす、どうする?」

ありす「ぇと・・・ぃ、ぃかなきゃ・・・」

クレプリ「だな。ま、とりあえずは着替えて準備しようぜ」

~みんなから~

怜「楠木、おはよう。それと誕生日おめでとう」

ありす「ぁ、ぁり・・・ぁと・・・ござぃ、ます・・・」

律「うーっす、おはよー。あ、楠木、ハピバー」

ありす「はぴば・・・?」

クレプリ「アレさね。ハッピーバースデーの略」

転校生「ありすちゃん、おはよーっ!」

さら「おはようございますぅ!」

秋穂「おはよう!」ハムハム

ノエル「おはよー!あっ、そうだ。ありすちゃん。今日は放課後、手芸部部室に集合だからね!」

ありす「ぁ・・・ぇと・・・」

クレプリ「部長から聞かされたさね。パーティーしてくれるんだって?」

転校生「ぶちょー?」

クレプリ「えっと、名前なんだったっけ・・・モブとしか覚えてない・・・」

ノエル「モブ、モブ・・・モブ佳先輩とモブ子先輩は覚えてるんだけど、もう一人・・・文化部行かないからなぁ・・・」

転校生「ああ、モブみちゃんかぁ」

クレプリ「それ!なんでかわからないけどすぐ忘れるんだよなぁ」

風子「アンタさんたち、喋ってるのはいいんですが、もーすぐじゅぎょーですよ?」

風子「せっかくのたんじょーびなんですから、遅刻で怒られたりしねーよーに」

ノエル「あ、いけない!じゃあ、そういうことだから!」

さら「シロー、いそぎますよ!ありすちゃんも!」

ありす「ぁ、ぇっと・・・」

秋穂「転校生くん、ちょっとの別れだからね・・・また休み時間に会おうね!」ペロペロ

転校生「早くいかないとちこくするよー?」

~ありすちゃんのたんじょーび、リベンジ~

ノエル「それじゃあ、ありすちゃんの誕生日会、はじめるよーっ!」

転校生「わーわー!」

さら「わーわー!」

秋穂「どんどんぱふぱふー!」

ありす「・・・・・・!」

クレプリ「うおおー!また随分と豪勢さね!」

ノエル「そっちのお菓子が転校生くんと春乃さんで、そっちの料理は神凪先輩で、そっちは料理部の人たちが!」

ありす「ぉぃし・・・そ・・・!」

絢香「あはは、ありすちゃん、結構グルメだもんね」

卯衣「そうなの?」

絢香「転校生くんの実家に行ったとき、結構すごい形相でご飯食べてたからねー」コレシャシン

モブ美「なになに?見せてー」

ありす「ぁ、ぇっと・・・はずかし・・・ぇす・・・」

シャルロット「Happy birthday to you♪Happy birthday to you♪」

律「さすがの発音・・・ロックだぜ!」

ありす「すご・・・ぃ・・・!」

聖奈「楠木、誕生日おめでとう。これはプレゼントだ」

ゆかり「私からも、はい。気に入ってくれたら嬉しいんだけど・・・」

クレプリ「おっ、サンキューな!ありす、お礼」

ありす「ぁ、ぁりぁと・・・ござ・・・ます・・・」

春乃「あ、もう料理なくなってきたわね・・・神凪行くわよ」

怜「わかった。追加の分を持ってくるから、少し離れる」

クレプリ「いやー、悪いねぇ」

怜「これくらい気にするな。それに、おいしく食べてくれているから、私の方こそ嬉しいよ」

龍季「うーっす、悪い、遅れた」

クレプリ「あ、不良!」

さら「龍季さん!」

龍季「出会い頭に不良呼びって・・・まあいいか。楠木、これ。いらねーなら捨ててくれ」

ありす「ぁ、ぁり・・・ぁと・・・ます・・・」

さら「龍季さんもいっしょにお祝いしましょぉ!」

龍季「俺は今から訓練にいくから、悪いけどまた今度、な」

ありす「・・・・・・・ぁぃ・・・んばって・・・くださ・・・」

転校生「はい、ありすちゃん。あーん」

ありす「ぁーん・・・」

香ノ葉「今や!ベストショット!」カシャッ

夏海「甘い!タイミングは『ここ』よ!」カシャカシャカシャ!

クレプリ「・・・ありす、楽しいか?」

ありす「・・・ぅん・・・!」

~祝いの言葉~

クレプリ「ふぅー、今日一日疲れたなぁー。オレっちも久々に本気だしちまったさね」

ありす「も・・・はしたな・・・」

クレプリ「いやー、あそこでトリプルアクセルをやられると対抗せざるをえなかったんさね」

ありす「めっ・・・!」

クレプリ「はーい、以後気をつけまーす」

コンコン

クレプリ「おっ、こんな時間に誰だ?」

「生徒会長の虎千代だ。楠木の部屋はここだな?」

クレプリ「せ、生徒会長!?」

ありす「ぁ、ぁゎゎ・・・」

「・・・入っていいか?」

クレプリ「ど、どうぞ!」

虎千代「ああ、ありがとう。まずは楠木、誕生日おめでとう」

ありす「ぁ・・・・・・と・・・す・・・」

虎千代「そんなに畏まらなくてもいい。簡単なものだが、プレゼントを用意した」

クレプリ「わ、わ、い、いったいなんかあったのか!?」

虎千代「なにかあった、というか・・・楠木、今年の年度末のことを覚えているか?」

ありす「ぇ・・・?」

虎千代「例えば、アタシが何か言ったりだとか」

クレプリ「生徒会長が?ありす、覚えてるか?」

ありす「ぇっと・・・・・・ごめ・・・さぃ・・・」

虎千代「いや、いいんだ。確認したかっただけだから。あまり長居するつもりもない。もう遅いしな」

虎千代「そろそろアタシも部屋に戻るよ。悪かったな、こんな時間に」

ありす「ぃ、ぃえ・・・」

虎千代「転校生のことを、よろしく頼むぞ。水無月とはまた違った方向で仲がいいようだからな」

クレプリ「おうさね!な、ありす」

虎千代【ああ、頼む。あいつは、強くなる男だ。アタシが保証する】

ありす「ぁ・・・・・・」

クレプリ「ん?どうした?」

ありす「ぇと・・・・・・ぉゃすみ・・・なさぃ・・・」

虎千代「ああ、おやすみ」

・・・

ありす(なんだったんだろう、さっきの・・・)

ありす(覚えているのに、覚えてない・・・?)

ありす(・・・・・・でも、やることは変わらない、よね)

ありす(これからも、転校生くんを・・・)

~ゆきちゃんのたんじょーび、スリーピング~

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希「・・・・・・・・・・・・ん・・・」

天「・・・アンタ、しばらく寝てないんじゃないの?」

結希「ええ。最近は・・・パーティの構築を考えるので徹夜が多かったから・・・」

天「アンタ暇なの?デスクワークとかは?」

結希「あんなものすぐに終わらせたわ。(主に段ボールの)研究の時間を減らしたくないし」

天「どうやったのよ・・・」

結希「仕方ないわ・・・今楯野さんに49連敗中なのよ。50はなんとか回避したいもの」

天「もう一回言うわ。アンタ暇なの?」

結希「暇というものはなるものじゃなくて作るものなのよ」

天「アンタバカでしょ。確実にバカでしょ。・・・はぁ、いいわ、とりあえず水分補給でもしときなさい。コレ」

結希「・・・そうね。ありがとう」

・・・

結希「・・・・・・・・・・・・すぅ・・・」

天「・・・ほんとに全部終わってる・・・向こう1ヶ月分ぐらい・・・」

天「いったい何にそこまで情熱を費やしてるの?わけわかんない・・・」

転校生「ゆーきーちゃ・・・あれ?」

天「どうしたの、転校生。見ての通り、お休み中よ。あと半日ぐらいは起きないわ」

転校生「あー、ねちゃってるかー。おたんじょーびだから、おいわいしよーとおもったんだけど・・・」

天「・・・え?誕生日って、誰の?」

転校生「ゆきちゃんの」

天「・・・あああ!そういうことは早く言いなさいよ!ああもう、今から間に合うかしら・・・!」

転校生「ゆきちゃーん、ここでねたらからだいためちゃうよー」

結希「・・・・・・すぅ・・・」

転校生「・・・そらちゃん、このへんにあるのつかっていいー?」

天「え?いいわよ。どうせ廃棄予定だし」

転校生「よしよし、それじゃあ、これを・・・」

~即席のプレゼント~

結希「・・・・・・・・・・・・うん・・・」

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希「私、いつのまにベッドに・・・?いえ、これは・・・診療台?」

天「びっくりしたわ。転校生が即席で作ったのよ、それ。私も手伝ったけど」

結希「転校生くんが?どうして?」

天「今日、あんたの誕生日だからだって。はい、これ。私からも」

結希「これは・・・・・・ウォーターサーバー?」

天「アンタ、外の自販機まで行くのすら面倒くさがるでしょう!」

天「とりあえず間に合わせで作ったから、後でメンテナンスするけどね!」

結希「・・・間に合わせで保冷機能・・・?」

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希「誕生日?」

天「今日!アンタの誕生日!」

結希「・・・本当だわ・・・忘れてた・・・」

天「アンタが寝てる間に、結構届いてるわよ。転校生が全部部屋送りにしてたけど」

結希「・・・・・・あっ、転校生くん。・・・いけない・・・」

天「ん?どうしたの?」

結希「今日は私の日だったわ。寮に戻らないと。またドアの前で待ちぼうけにさせてるかも・・・」

天「あれって、誕生日に来るようになってんの?私のときも来たんだけど」

結希「特に法則性はないと思うけど、執行部のことだから何か考えがあるのかもしれないわね」

天「ふーん。まあ、どっちでもいいけどね」

結希「ええ、それじゃあ一度戻るわ。天、ありがとう」

天「いいからさっさと行きなさいよ。私ももらった分返しただけだから」

・・・

―翌日―

天「なんか顔赤くない?」

結希「・・・吸われたわ。噂には聞いていたけども・・・本当だったのね・・・」

天「は?」

今日はここまで!転校生の新たなる犠牲者が・・・
転校生が何して疲れたって?そりゃあ積み木感覚とはいえ即席でベッドを作ったりしたら疲れるよ。
どうでもいいですが、転校生のファーストキスは前スレにて萌木ちゃんに捧げています。はじめてどうしだったそうです。
転校生がそのへんにあった廃棄物を積み木感覚で組み合わせて天がつなげたとか。耐久補強もやってくれてます。
このスレではグリモア本編以上に交友が広いありすと、結構遊んでる結希。
書いておいてあれだけど遊ぶ結希とか想像つかねぇな。発明品で遊ばせておいてあれだけど。
次は記憶が戻った卯衣を吸わせるか。
ありすありあり(合言葉)

~カッコいい魔法~

転校生「このまえのクエストでねー、とらがホワイトプラズマをこう、ドーンッ!ってだしてたんだよね」

ありす「かぃちょ・・・さ・・・すご・・・」

クレプリ「流石だよなー。で、どうかしたのか?」

転校生「ぼくも男として生まれたんだから、あんなかんじでいっぱつデカいのドーン!ってやってみたい!」

結希「無理ではないわよ。ただ、ものすごく難しいだけで」

風子「要は最適化すればいいだけですからね。それがめんどくせーんですけど」

転校生「あいしょーのもんだい?だっけ?」

卯衣「光魔法は基本的にあらゆる魔法使いと相性がいい。だから、鍛えるとしたら光魔法をおすすめするわ」

転校生「いいねー、こう、なんかつえみたいなのかまえて」

転校生「『スターライトブレイカー!!!!!!』ってやりたい!」

結希「ああ、あのレジェンド・高町さんのアレね。あれは他の魔法使いにも難しいと思うけど」

ありす「ぁこがれ・・・す・・・」

卯衣「東雲さんならできるかしら」

転校生「でもおばあちゃん日光にがてだよ?」

結希「まあ、そうね。でも転校生くんも日々成長してるじゃない。今はほら、手のひらに薄いバリアぐらいなら張れるでしょ?」

転校生「うん。だからこう、うけながして、うけながして」

クレプリ「味方にあたるっと」

ありす「ぁぶな・・・」

転校生「でも、さいしゅうもくひょーはちゃんとあるよ!」

風子「ほう、どんなのですか?」

転校生「マダンテ」※残り魔力をすべて使って攻撃する魔法。威力は使用した魔力量に比例する。

結希(世界が終わるわね・・・)

風子(転校生さんが魔法使えなくてよかった・・・)

今日の転校生と俺的ランキングベスト4。さらちゃんも出そうと思ったけどどこに入れたらいいかわからなかった。
転校生はあれだよね、MP:9999で非戦闘時MP自動回復持ちとかそんな感じだよね。
宇宙全域に効果を及ぼすほどの魔力を持つ転校生のマダンテで地球が滅びる。
ヤバさでいうと全盛期のイチローのレーザービームぐらいかな。
レジェンド高町なのはさんは多分この世界ではどっかの魔法学園の卒業生。梅さんとかとガチでやりあえる。多分。
ありすありあり(合言葉)

~見回りイベント!~

もも「・・・って、どうするんですか?」

兎ノ助「何の話だ?」

もも「いや、メタな話になりますけど今回のイベントってあたしのカードを育成するやつだったじゃないですか」

兎ノ助「そうだな。初の見回りイベント、お前だったもんな」

もも「それで、こう、トークマスに止まったら選択肢選んだりとか」

兎ノ助「GOOD CHOICEとBAD CHOICEでわかれるアレな、うん」

もも「でも、あれってあとで見返そうと思って見れるものじゃないですよね?正直うろ覚えなんですけど・・・」

兎ノ助「・・・ほ、ほら、各キャラの話とかもあるから(震え声)」

もも「ボリューム少なくないですか!?オープニングエンディング合わせて5話ですよ!?」

兎ノ助「でも、なんだかんだ言って水増しするんだろ?ありすとかありすとかありすとかで」

もも「流石にクエストに来てない生徒を出すのはまずいですよ!」

兎ノ助「まあいつもみたいになんとかうまくやるだろ。うん、多分」

もも「えっと・・・そ、それじゃあ!見回りイベント『月より団子!?』はじまります!」

~お寺でお月見~

転校生「いちばんうえはちょうなん♪いちばんしたはさんなん♪あいだにはさまってじなん♪だんごさんきょうだい♪」

風子「あー、そういえばそんな時期ですね。あのお寺、今年も行くんですか?」

転校生「いくよー、ちょういくよー」

風子「んじゃ、めーわくかけねーよーに。アンタさんのことだから心配は・・・」

風子「いや、たまーにわけわかんねーことするから心配です」

転校生「えー、そうかなー?」

風子「アンタさん、海に行ったらテンション上がるじゃねーですか。てことは山に行ったらロウテンションになったりしません?」

転校生「さあ?」

風子「さあって・・・」

転校生「だってあれだよ?かんさいじんってノリといきおいとわらいでいきてるんだよ?」

風子「関西人が全員そうだとは思わねーことです。まあ他の生徒もいるからちゃんと見てくれるとは思いますが・・・」

風子「まちがっても木魚で太鼓の達人したりだとか、団子合戦したりとかしねーよーに」

転校生「やるなやるなはやれのふり!」

風子「し・な・い・よ・う・に」ギチギチ

転校生「や、やるから!ちゃんとやるからー!ほっぺひっぱらないでー!」

~本領?発揮~

もも「さあ、それじゃあおだんご作りだねっ!」

ゆえ子「ゆえ、作るのは初めてですが、大丈夫でしょうか?」

もも「大丈夫ですよ!だってほら、そこにプロがいますから」

ゆえ子「プロ?」

転校生「そこっ!めぶんりょうでやらない!ちゃんとすうじみて!」

転校生「そっちはあついからきをつけて!やけどしないように!」

転校生「こら!さとうなめちゃだめ!ほかの人も食べるんだよ!」

もも「ね?」

ゆえ子「おお、指示も的確というかなんというか・・・」

転校生「じょーしんことしらたまこはちがうやつだよ!まちがえるとかたすぎたりやわらかすぎたりするからね!」

もも「この前、ふうびキッズに行ったときにも他の子供たちに教えてあげてたみたいで、その経験が生きてますね!」

ゆえ子「本当にあれで6歳なんでしょうか?これでは18歳のゆえの立つ瀬が・・・」

もも「大丈夫ですって!あたしたちもやりましょう!」

ゆえ子「はい、そうですね。まずはやってみないと、はじまりませんからね」

~もちつき~

ミナ「宝具!約束された勝利の剣(エクスカリバー)!」ドンッ

梓「ほいっと」

ミナ「勝利すべき黄金の剣(カリバーン)!」ドンッ

梓「ほいっ」

ミナ「招き蕩う黄金劇場(アエストゥス・ドムス・アウレア)」ドンッ

梓「せいやっ!」

ミナ「突き穿つ死翔の―(ゲイ・ボル―)」

恋「待てい!いつまで続ける気じゃ!」

ミナ「いつまでって、着き終わるまでだろ?」

恋「そこで卯衣がそわそわしながら待ってるのが見えんのか!早う交代するんじゃ!」

ミナ「あっ、ご、ごめん」

卯衣「いえ、大丈夫よ。あと5時間ぐらいなら余裕で寝・・・待てたわ」

恋「寝るなっ!」

心「は、服部さんは大丈夫ですか?」

梓「あ、ふたみん代わってくれます?自分もちょっと休憩したいなーって思ってたんスよ」

心「わ、わたしがですかっ!?わ、わかりましたけど・・・ああ、でももし失敗しちゃったら杵で手の骨がバラバラに砕け散ってパソコンもろくに弄れない体になって」

卯衣「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」

............... ..ヽ . ;: . / .⌒ _,,..__ ヽ  ) ;. :ノ......... .........
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        ._ゝ,,. .-ー;''""~ ';;; - .._´,

       ._-" ,.-:''ー''l"~:|'''ーヾ  ヾ
      ::( ( .     |:  !     )  )
        ヾ、 ⌒~'"|   |'⌒~'"´ ノ
          ""'''ー-┤. :|--~''""
              :|   |
              j   i
            ノ ,. , 、:, i,-、 ,..、

      _,,  ,. -/:ヽ::::::::ノ::::Λ::::ヽ::::-- 、ト、
,,/^ヽ,-''"::::\::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ:::::::::ヽ,_Λ

エレン「何があった!敵襲か!」

虎千代「全生徒に告ぐ!直ちに厳戒態勢に移れ!決して気を緩めるな!相手は未知数だ!」

心「は、はわわわわわ・・・・」ガタガタガタガタ

梓「も、もちは!?もちは無事ッスか!?」

ミナ「な、なんとか・・・」

恋「あれで残っとるもちもすごいの」

卯衣「ごめんなさい、すこし力を入れ過ぎたわ」

梓「そうッスね、臼が地面に埋まってますもんね」

恋「臼の耐久性能ヤバいの」

心「と、とりあえずこれはもう大丈夫ですよね!持っていきましょう!逃げましょう!」

ミナ「う、うむ!これは逃げではない、戦略的撤退だ!」

恋「・・・放っておいたら後々厄介なことになりそうじゃが」

梓「そん時は自分がなんとかしますって。もちついてただけですし、許してもらえるッスよ!・・・多分」

~おもちもちもち~

心「うう、おだんご美味しいです・・・」

転校生「ほんきだしたからねー」

もも「あはは、すごい気迫だったよね」

転校生「でも、おもちもおいしーよ?」

心「あ、ありがとうございます。・・・でも、わたしけっきょくなんにもしてないんですよねぇ・・・」

心「あまつさえ手首から先が消え去る危機に直面しましたし、もうおもちつきはしばらくやりたくないです・・・」

もも「学園のあれ、天文部のものだったんですね。・・・ん?おもちつきで爆発?」

心「ていうか、さっきからわたしおだんごしか食べてません・・・ああ、こんな、おもちを裏切るようなことしてもいいんでしょうか!」

転校生「うらぎってもいいんだよ?」

心「ほ、ほんとですか?おもちをうらぎっても、だいじょうぶなんですか!?」

転校生「ふたみんのぶんはぼくがたべるから、だいじょうぶだよ!」

心「うう、転校生さん、あなたが神です・・・おもち神です・・・毎日おもちをお供えします・・・」

もも「あ、あはは、なんだか、いろいろあったみたい、ですね」

心「うう、おだんご美味しい・・・」

~月夜の影~

ノエル「ふー、おだんごも食べたし、さらちゃんと秋穂ちゃんのお土産分も確保したし、一休みしよーっと」

もも「あ、ノエルちゃん」

転校生「のえるんー」

ノエル「あ、ももちゃん先輩!それと、転校生くんも!・・・おおっ!?」

もも「ど、どうしたの?」

ノエル「いや、あの、さ。6歳児とはいえ、さすがに男の子にバニーはどうかと思うんだけど・・・」

転校生「でも、このはが」

香ノ葉【これを!絶対に!着るんやえ!そしてみんなと写真撮って送って欲しいんよ!】

転校生「って」

ノエル「あの人はまた・・・」

転校生「あ、でものえるんのぶんのバニーないかも」

ノエル「ア、アタシはいいよ。ていうかほら!写真撮るならカメラ役いるでしょ?」

ノエル「みんなのサポ役、ノエルちゃん、やっちゃうよ~?」

転校生「えー、のえるんもきてるんだし、とろーよー」

ノエル「いやでも、さすがに今の転校生くんは・・・学園の恥というか痴態というか外にだしてはならないものというか・・・」

もも「でも送らないとそれもそれで面倒だよ?それに、ノエルちゃん来てたのに写ってなかったらなんていうか・・・」

転校生「と、いうことで!のえるんもうつるのけって~!」

ノエル「ええっ!?そ、そんな!あ、でもアタシほら、バニーないから一人だけ浮いちゃうかもだし・・・」

????「その心配はないわ!」

もも「だ、誰!?」

前日仮面「闇夜に潜む冬の使者、前日仮面、参上!」

ノエル「え、だ、だれ?逆光になっててよく見えない・・・ていうか今秋だし・・・」

転校生(いぶ、そこまでしてこなくても・・・しんぱいならふつうにかおみせればいいのに・・・)

前日仮面「ノエ、そこの少女の分はここにあるわ。カメラ役もすでに雇っている。これで問題はないはずよ」

ノエル「え、な、なんで!?」

前日仮面(先日試着と言われて白藤さんに押し付けられたものが役に立ったわね)

前日仮面「それじゃあ、さらば!」

もも「あっ、い、行っちゃった・・・なんだったんだろ・・・」

・・・

ノエル「ちょっと胸キツイ・・・あとお腹周りも・・・」

転校生(なんできづかないんだろ・・・こえでわかるよね・・・?)

ノエル(なんかお姉ちゃんっぽかったけど、アタシの尊敬するお姉ちゃんがあんなことするはずないよね、うん。よく似た別人だよね、うん)

~タロットカード~

もも「あれ?何やってるんですか?」

ゆえ子「あ、桃世さん。少し暇ができましたので、転校生さん相手にタロット占いでもと」

転校生「タロットってやったことないんだよねー」

もも「へぇー。それで、どんなことを占ってもらうの?」

転校生「えーっと、それじゃあこれからどーなるか、とかどーするか、とか」

ゆえ子「わかりました。では、3ヶ月以内に訪れる運命の選択を占いますね。それでは、一枚引いてください」

転校生「おれのターン、ドロー!これは、えっと・・・なに?」

ゆえ子「これは・・・【正義】ですね。これから先、3ヶ月以内に転校生さんは人間関係でトラブルを抱えそうです」

転校生「にんげん、かんけー?」

もも「転校生くんが・・・?」

ゆえ子「転校生さんに今後訪れる運命の選択とは、人付き合いに関することです」

ゆえ子「特定の相手との関わりが難しくなってしまって、それなりの判断が迫られてしまう局面に陥ってしまいます」

ゆえ子「正義のカードは自分を見つめる良心を表しているのです。自分の感情を無視してまで関わることはなく、思いきって人間関係を整理する必要も出てくるでしょう」

ゆえ子「これは、転校生さんが納得した上で決めることについては、間違った判断ではないので、ためらうことはありません」

転校生「そっかー。・・・そっかぁ・・・・・・」

もも「あの、それ、転校生くんと同じもの、やってもらっていいですか?」

ゆえ子「はい、もちろん。構いませんよ」

もも「それじゃあ・・・これです!えっと、このカードは・・・」

ゆえ子「【世界】ですね。できることを疎かにしないことが肝心だと出ています」

転校生「ザ・ワールド!ときよとまれ!」

ゆえ子「それも【世界】ですが・・・世界のカードは、成功と完結を意味しています」

ゆえ子「あれこれと手をつけてしまうのではなく、自分にできることをしっかりと取り組んでいくと、あなたは自分でも驚いてしまうほどの成果を手にすることができますよ」

ゆえ子「自分にできることは何かをはっきりとさせていきましょう。幸せをしっかりと手にしていくためには、自分らしさを大事にしていかないといけません」

もも「は、はいっ!わかりました!」

ゆえ子「言ってしまっては何ですが、占いはあくまでもただの指標にしかなりません」

ゆえ子「本当の運命というものは、自分の手で作り変えるものですから」

~お泊り?~

もも「ふ~っ・・・片付け、終わったよ」

転校生「おわったよ・・・ふわぁぁ・・・」

ノエル「お疲れ様!こっちも終わってるよ!」

もも「えっと・・・わぁ!もうこんな時間!」

ゆえ子「こんな時間まで起きてたのは初めてです・・・」

もも「お寺の人が止まって行っていいって言ってくれてるけど、どうする?」

ノエル「わっ!お泊り会だ!」

ゆえ子「・・・お泊り会・・・楽しそうですね」

もも「学園には申請してくれてるみたいだし、それじゃ、甘えちゃおっか」

ノエル「天文部の子たちも呼んで来るね!」

転校生「うんみゅ・・・んん・・・」

ゆえ子「転校生さん、大丈夫ですか?」

もも「ああ、普段規則正しいのが裏目に・・・あ、そうだ」

もも「転校生くんは住職の方といっしょに、ってことだったから・・・大丈夫?」

転校生「はむぅ・・・」

ゆえ子「これは、聞こえてませんね。こちらと一緒ではダメなんでしょうか?」

もも「一応、男子だからって話にはなってるんですけど、お願いしてみようかな」

ゆえ子「・・・むにゃむにゃ・・・おや、これは・・・その心配はなさそうです」

もも「え?それって、どういう・・・」

ゆえ子「お迎えが来てくれているみたいですので」

もも「お迎え?」

~ずっと待機してた~

イヴ「皆さん、こんばんは。転校生さんを引き取りに来ました」

ゆえ子「こんばんは。遅くまでお疲れ様です」

もも「こんばんは。転校生くんはここですよ」

転校生「んにゅにゅ・・・・・・カレーはあまくちしかむり・・・」

イヴ「ありがとうございます」

もも「でも、どうしてですか?」

イヴ「・・・あまり大きな声で言えませんが、転校生さんはどこの組織に狙われていてもおかしくありません。ですから、念のために1人になりそうなことは避けるように、と」

イヴ(あと、私は泊まるわけにはいかないから帰るついでというのもありますが)

もも「そうなんですか・・・それじゃあ、よろしくお願いしますね」

イヴ「ええ、もちろひゃっ!?」

もも「え、て、転校生くん!?」

転校生「おかあさん・・・おっぱい・・・」モゾモゾ

イヴ「ちょ、止め、私はまだ、出な」

もも「転校生くん、ストップストってひゃぁ!こっちきたぁ!」

ゆえ子「・・・むにゃむにゃ・・・これは・・・・・・ふぇ!?ゆ、ゆえもですか!?」

転校生「おっぱい・・・カチカチ・・・」モゾモゾ

イヴ「だ、誰がカチカチですか!これでもちゃんとあります!」

ゆえ子「ゆ、ゆえは成長途上なだけです。ええ。これから大きくなるんです。成長が抑制されていただけなのです。だからゆえは大丈夫ゆえは大丈夫」

ミナ「くっくっく・・・今宵も血が騒ぐわ・・・聖戦の時は近い・・・うん?」

恋「まくら投げはせんぞ。ここは寺は、騒ぐわけには・・・うん?」

心「あ、あれは、えっと・・・たしか・・・」

梓「転校生くんが疲労状態で寝てると発動する・・・」

卯衣「転校生(乳児の姿)ね」

ノエル「お待たせーっ!って、あれ?なんでお姉ちゃんが?」

イヴ「こらっ!だから私は吸っても出ないって言ってるでしょ!」ギギギギギギ

転校生「んにゅぅ・・・」

ノエル(あ、これ近づいたらダメな奴だ。確実に巻き込まれるタイプの奴だ)

秋穂(でも、ノエルちゃんの人生って巻き込まればっかでしょ?)

ノエル(その元凶が言うことかな!?ていうか、当たり前のようにテレパシー飛ばしてくるのやめない!?)

秋穂(もう、散歩部の必須技術じゃんか。迷子になったとき用の)

ノエル(そんなわけないでしょ!?)

さら(ちくわパフェですぅ!)

秋穂(でも実際にこうやってできてるわけだし、いいんじゃないかな?)

ノエル(ちょっとまって今さらちゃん入ってこなかった?)

春乃(全員、夜更かししてないで早く寝ないと、明日に響くわよ)

ノエル(なんかもうみんな当たり前のように使いこなすよね・・・アタシもだけど・・・)

~死闘の末~

―翌朝―

転校生「ふわぁぁぁ・・・・・・ん?」

ありす「・・・・・・」ビクッビクッ

転校生「・・・なんでありすちゃん?」

ありす「や・・・と・・・ぉき・・・」ガクッ

転校生「あ、ありすちゃん!?えっと、ゆ、ゆかちゃーん!れーちゃーん!ふーちゃーん!!!!」

・・・

卯衣「結局、何が起こったか説明するわね」

卯衣「冬樹さん達が満身創痍になる前に、私が転校生くんを連れて脱出したわ」

卯衣「今日の転校生くん係は、【冬樹イヴ】となっていたけれど、本人が動けそうになかったから、楠木さんの部屋に放り込んでおいたわ」

卯衣「水無月さんの部屋は窓の鍵が閉まっていたから、入れなかったの」

卯衣「・・・人間の母親は、毎日あんな感触を味わっているのね。すごいわ」

・・・

転校生「ふーちゃん、これ、どうしよぉ・・・」ウルウル

風子「・・・吸いつき癖って、どうやったら治るんですかね?」

ゆかり「さ、さあ?」

ありす「・・・・・・」ビクンビクン

今日はここまで!タロットの占いは自前でやった結果を反映させてます。
転校生くんのカードがこれからの予定と大幅に一致していて、タロット占いもバカにできないなぁと思いました。
赤ん坊が指をしゃぶるのはストレスの表れだったりするらしいです。子供にとって寝不足はものすごくストレスになります。
転校生くんのもストレスの表れなのかもしれません。我慢しようという気持ちが指しゃぶりに表れたりもするらしいです。
次回は学園で一番胸が大きなあの人とのクエスト。
ちなみに転校生くんはシャルロットのことがちょっと苦手だったりします。詳しくは歯医者騒動を。
ありすありあり(合言葉)

~全力ダイブ~

転校生「ふーちゃーーーーんっっ!!!!」ダダダダダダダダダ

風子「へっ?」

転校生「といやーーっ!!!」ズドン

風子「ぐふっ!」

転校生「えへへ~」

風子「ろ、廊下は走らないように・・・しましょうね・・・」

転校生「はーい」

寧々「・・・」ジー

・・・

寧々「とらちよちゃーーーーん!!!!」

虎千代「ん?」

寧々「えーいっ!」ポスン

虎千代「お、おお?どうした?」

寧々「なんとなくだよっ!もうちょっとこのまま!学園長命令!」

虎千代「そ、そうか・・・?」

さら「・・・」ジー

・・・

さら「たつきさーーーん!!!!」

龍季「ん?さら?」

さら「とおーっ!」ピョン

龍季「うおっ!?」

さら「・・・」

龍季「な、なんだよ・・・どうしたんだ?さら」

さら「おっきいですぅ!」モミモミ

龍季「うるせぇっ!」

ありす「・・・」ジーッ

・・・

ありす「・・・ぃな・・・かな・・・」キョロキョロ

クレプリ「ありす?誰を捜してるんだ?」

ありす「ぇと・・・ぁ・・・」

転校生「きらいーきらいーらーびーん♪」

ありす「ぃた・・・」

クレプリ「ん?少年になんか用事か?」

ありす「!」バッ

クレプリ「りょ、両手広げてどうしたんさね?」

転校生「うん?」

ありす(さあ、来て!受け止めるよ!)

転校生「えっと・・・れーちゃんよんでこようか?」

ありす「!?」ガーン

クレプリ「いや、そうなるだろ」タイカクテキニ

転校生(あと、うしろのほうにおんなじようなかんじのこのはがいるけどきにしちゃダメだよね・・・)

今日の子供組。ありすは転校生の姉枠に収まってるつもりだけど、転校生からは姉として見られない。
転校生にはリアル姉がいるからこれ以上姉はいらないとかなんとか。がんばれありす。
ところで、クリスマスにプレゼントをもらう相手、決まってますか?
もちろん俺はありす!と卯衣!1日目ありすの2日目卯衣で行こうと思ってます。
これ系のプレゼントは全部取っておく派です。
ありすありあり(合言葉)

ああああああああああああああああ!!!!
ありふかわいいよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
めりくります!めりすります!めりくります!
ツリーはちゃんと飾ったからね!中央に飾ったからね!
ミニモア!ミニモアにもありすがいる!ああああああああ!おじぎしてくれるぅぅぅぅ!!!おもち食べてるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!
あああ、マイページがありすだぁぁぁぁ!!!!ありすの声が聞こえるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!
ありすぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!
クリスマス1人だよぉぉぉぉぉぉ!!!!!でもありすがいるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!
ありすばんざーーーーーーーい!!!!!
ありすありあり(合言葉)

ああああああああああああああああ!!!!
興奮しすぎてありすが「ありふ」になってたぁぁぁぁぁぁ!!!!!
ごめんよありすぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああありすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!
ありす愛してるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!
ありすありあり(合言葉)

~かわいいかわいいありす~

転校生「ありすちゃんってさー」

ありす「ぅん・・・」

転校生「かわいいよね」

ありす「・・・ふぇっ?」

クレプリ「当然だろ!ありすは世界一、いや、宇宙一の美少女だからな!」

ありす「い、いぃすぎ・・・ょ・・・」

クレプリ「言いすぎ、ってことは美少女ってことは自覚してるんだよな」

ありす「そ・・・なこと・・・な・・・!」

転校生「いやいやいや、まじめなはなし、すごくかわいいんだって」

ありす「ゃ・・・はずかし・・・よ・・・」

転校生「だからね、そろそろこれをゆずろうとおもうんだ」

クレプリ「なんだ?それ」

転校生「このはにもらった【せかいいちかわいい】のバッジ。ゲームセンターでとったんだって」

ありす「・・・らったの・・・なのに・・・?」

転校生「そして、ぼくはこれからかっこよくなります!かわいい、じゃなくてかっこいい!」

クレプリ「少年、諦めるさね。子供の内はどうやってもかわいいんだ」

転校生「かっこよくなるもんっ!できるもんっ!」

ありす「かわぃ・・・」

転校生「・・・むー、ありすちゃんもかわいいっていうー!」

ありす「ぁっ・・・」

転校生「いいもんね!いつかおっきくなって、ありすちゃんをたかいたかいしてあげるから!」

クレプリ「デカくなる夢の癖に小さいさね」

ありす(やっぱりかわいいしか無理だと思うなぁ)

~ヴィアンネの使徒~

転校生「へるほーりーくいーんえんすーろーんだばーぶ♪おーまーぁりーぃあ♪」

シャルロット「【天使にラブソングを】の【Hail Holy Queen】ですね」

転校生「2,3ねんまえにおかーさんがゴスペルきょうしつ?につれてってくれて、そんときにおぼえたの」

シャルロット「信心深いお母さまなのですね。一度会ってみたいですわ」

転校生「ゴスペルおぼえたかっただけっていってたけどね」

シャルロット「まあ、なにはともあれ、まずはおはようございます、転校生さん」

転校生「おはらっきー☆どうしたの?なにかごようじ?おせんべいはざいりょーがないよ?」

シャルロット「いえ、おせんべいの催促ではなく、クエストにご一緒できればと思いまして」

シャルロット「学園のクエストではなく、ヴィアンネから発令されたクエストです」

転校生「ヴィアンネ・・・ああ、シャルちゃんのいたとこだっけ?」

シャルロット「正確には今も所属していますが、まあその認識で構いません」

シャルロット「折角ですし、ヴィアンネ教司会について少しご説明いたしますね」

転校生「おねがいします!」

シャルロット「はい。ヴィアンネ教司会とは、ジャン=マリー・ヴィアンネ司祭によって創始された魔法使いの機関です」

シャルロット「困っている人々の元へ使徒を派遣し、魔物を退治するのが使命ですが・・・」

シャルロット「近年、世界の魔法学園に常駐するようになりました」

シャルロット「・・・理由は様々ですが、基本的には皆様と協力するためです」

シャルロット「クエストを請けて、魔物を退治する。学園生とあまり変わりませんね」

シャルロット「違うのは、今回のようにヴィアンネからのクエストがあることです」

シャルロット「・・・特に禍々しい魔物が現れた場合、わたくしたち使徒が相手を務めます」

転校生「ああ、【おにんぎょーかん】とか【しおファン】のときも?」

シャルロット「はい、その通りです。遊園地はまた事情が異なりましたが・・・」

シャルロット「今回の魔物も、悪魔の如き禍々しさだときいております」

シャルロット「ぜひ、よろしくお願いします・・・お話したいこともあるものですから」

転校生「おっけー!それじゃ、じゅんびしてくるね!」

~主の名のもとに~

シャルロット「転校生さんと本格的に組むのは初めてでしたか。よろしくお願いします」

転校生「よろしくー」

シャルロット「出発の前に、魔物を見ておきましょうか。さて・・・こちらは・・・」

シャルロット「いわゆる、悪魔と称される型の魔物ですね」

転校生「あくま?」

シャルロット「はい。日本で出現するのは珍しいと聞いていますが・・・」

シャルロット「ヨーロッパでは比較的、ポピュラーな魔物の一種です」

シャルロット「それほど強いわけではありませんが、弱いとあなどるのも危険・・・」

シャルロット「全力で消滅せしめましょう」

転校生「はーい」

シャルロット「わたくしとあなた様に神のご加護があらんことを」

シャルロット「神よ、願わくは我を守りたまえ。我なんじに寄りたのむ」

シャルロット「さぁ。神の敵を倒しにゆきましょう。正義は我らにあります」

シャルロット「聖戦へ」

転校生「ジハード!」

シャルロット「それはイスラムのものですし、厳密には『努力』や『奮闘』の意味ですよ」

~神宮寺樹登場~

兎ノ助「・・・なんか、ちょっと前からすんげーイヤな予感がするんだよな」

兎ノ助「そして今まさに、その原因が近づいてきている・・・」

兎ノ助「お、俺はそいつに立ち向かわなければいけないのか・・・!」

???「・・・・・・・・・・・・」

兎ノ助「・・・・・・・・・・・・」

兎ノ助「ウ、ウワーッ!男だーっ!」

???「おあーっ!人形が喋った!」

・・・

兎ノ助「な、なにっ。アンタ、初音の兄ちゃんなのか!?」

樹「神宮寺樹だ」

兎ノ助「あの神宮寺兄弟の中では比較的まともな方な?」

樹「そうそ・・・なんだよその評価はっ!」

兎ノ助「初音と茉理の両方が言ってたぞ。兄妹の中ではまともな方だって」

樹「あいつら・・・いや、まともだと思われるのはいいんだが、まるで他の兄妹が全員イロモノみたいに・・・」

兎ノ助「イロモノだろ?」

樹「・・・そうだよ・・・。ああそうだよ!」

兎ノ助「特に、なんか光男とかいうやつ」

樹「光男・・・お前はなんで、なんでそんな風に育っちまったんだ・・・」

兎ノ助「まぁ・・・元気出せや」

~無料の食堂~

樹「・・・あーっ・・・久しぶりにあったが、理事長は変わらんなぁ・・・」

樹「さて、じゃあ次は・・・学園長と生徒会に会うか」

樹「そしたらぐるりと校舎を見物して・・・フフ・・・」

樹「可憐な兵士たちに、初音がお世話になってる礼を言っておかなきゃなぁ・・・」

樹「グフフ」

沙那「【妙なことを考えてないでしょうね、いっくん】」

樹「ひぃっ!」

樹「ななな、なにも考えてなんかないぞ!お前はいつもそうやって・・・」

樹「・・・・・・・・・・・・ん?」

沙那「こんにちは、樹様」

樹「な、なんだ沙那ちゃんか・・・脅かさないでくれよ・・・」

沙那「奥方様より伝言を承っております」

沙那「【無事に明日を迎えたければ自制すること】」

樹「うぐぐ・・・秘密にしていたのに・・・エリのヤツめ」

沙那「変わらず仲睦まじいことで。初音様も喜んでいらっしゃいます」

樹「・・・フン。ちょうどよかった。学園長室を探してるんだ」

樹「時間があったらでいいんだが、案内してくれないか?」

沙那「かしこまりました。学園長室と生徒会室、その後・・・」

沙那「初音様と茉理様の元へご案内いたします」

樹「・・・ん・・・もしよければ、初音と茉理には別々に会いたいな」

沙那「後で時間を取っております。お三方でどうぞ」

樹「そんなに時間はないんだけどな」

沙那「スケジュールに無理のないように手配いたしました」

樹「・・・・・・・・・・・ふむ。まぁ沙那ちゃんだしな。その点は抜かりないか」

樹「じゃあ4人で飯を食うか。奢るぞ」

沙那「お気持ちだけいただきます。学園の食堂は無料なので」

樹「む、無料!?」

沙那「左様でございますが、なにか?」

樹「たまに初音から飯代の催促が来てたんだ・・・けど・・・」

沙那「・・・・・・・・・・・・」

沙那「初音様、もしかしてあの合言葉を知らない・・・?」

樹「な、なんなんだ、グリモアの食堂は合言葉を言わないと無料にならないのか?」

沙那「いえ、一部【アド街見ました】を言えば無料になるメニューがあるだけです」

樹「アド街に出たのか!?」

沙那「派生として【私、ここのファンなんです!】と【弱火でじっくり】、【校門の兎にツケといて】があります」

樹「どうなってるんだ魔法学園・・・」

沙那「ぶっちゃえ払ってるの初音様ぐらいです(それとツケられる兎ノ助さん)」

樹「それでいいのか魔法学園!」

~シャルロットの戦い方~

シャルロット「改めて、わたくしの戦い方をお伝えしておきましょう」

転校生「はーい」

シャルロット「ヴィアンネ教司会で授かった力は神の力」

シャルロット「聖なる光と神なる言霊・・・歌ですね」

転校生「ぼく、しゃるちゃんのうたすきだよ」

シャルロット「ふふ、ありがとうございます。さて、わたくしの光にも歌にも、魔物を浄化消滅させる力があります」

シャルロット「・・・まぁ、科学的に言えば・・・光はより純な魔力に近いということですが」

シャルロット「わたくしは」念、ヴィアンネ教司会で鍛えられました」

シャルロット「そして使徒として2年、前線に赴き退魔を行い・・・」

シャルロット「この学園に派遣されたのです」

転校生「ほえー、いろいろしてるんだねー」

シャルロット「全ては学園生のみなさんと協力して魔物を滅却するため・・・」

シャルロット「神の思し召しなのです・・・さあ、まずは小物がやってきました」

シャルロット「神の名のもとに、天誅をくだしましょう」

転校生「てんちゅー!」

~備え~

転校生「そういや、ぼくこれもってきたんだけど、しゃるちゃんつよいからつかわないなぁ」

シャルロット「なにをもってきたんですか?」

転校生「これこれ」

シャルロット「これは・・・鏡?」

転校生「うん。たしかゴルゴンはめをみたら石になっちゃうやつだから、これでやっつけるんだ!」

シャルロット「そういえば、メドゥーサの神話にそんなものがあったような・・・」

シャルロット「ですが、今回はただ姿を模しただけの魔物。そのような力は持ってませんよ」

転校生「そっかー・・・」

<ブレーカー・ゴルゴーン!!!

シャルロット「!?」

転校生「むこうのほうですごいおとが!」

シャルロット「行ってみましょう!」

・・・

シャルロット「・・・魔物が、石化している?・・・それに、これは自転車の跡ですね」

転校生「よくわかんないけど、ほかのまほうつかいがいたのかな?」

シャルロット「魔物を攻撃した、ということは敵ではなさそうですが・・・気をつけて進みましょう」

~シローという犬~

風子「こんにちは、朝比奈さん」

龍季「・・・・・・・・・・・・」

龍季「説教ならさっさとしろ。やることあんだよ」

風子「フフ・・・アンタさん、最近は品行方正になってきているよーで」

風子「夏祭りの話とか、転校生さんに聞きましたよ。その節はどーも」

龍季「むしろ世話になったぐらいだが・・・もしかして、それだけのために呼び出したんじゃねぇだろうな」

風子「仲月さらのことです」

龍季「あん?さらがどうかしたか?」

風子「・・・少し前に、彼女の飼い犬、シローに不審な点があったのをご存知ですか?」

龍季「ああ・・・前の選抜戦の後だろ。転校生とクエストに出たときの」

風子「やはりきーてましたか。あのシローが、なんと成長したと」

龍季「メガシンカだろ?対抗戦でもバリバリ使ってるぜ」

風子「んなわきゃねーでしょ。あんなの仲月さんと転校生さんを誤魔化すための嘘にきまってるじゃねーですか」

風子「まあ、わかってるとは思いますが・・・それで、アンタさんなら気づいてると思いまして」

~シローの正体~

風子「デバイスはクエストの際、常時周りの情報を収集しています」

風子「とくに戦闘中。誰がどのような動きをしたのかよくわかる」

風子「確かにシローの体積が変わり、魔物もシローが倒したことになっています」

龍季「近くにシローナイトが埋まってたんだろ」

風子「シローにそんな力はねーです。今つけてるものも、西原からもらったパワーストーンらしいですし」

風子「ですから、それはありえない。でないと対抗戦時に大きくなれないから」

龍季「たまたま本物だったとか・・・」

風子「真面目に聞いてください。アンタさんも薄々気づいているでしょう」

風子「ウチは6年、アンタさんは5年、学園にいますが・・」

風子「仲月さんはすでに10年。その間、シローは一切成長していません」

風子「すでに老犬。彼女が生まれる前からいたとすると、12年以上です」

風子「彼女がなぜペットを許可されているかわかりますか?」

龍季「・・・・・・・・・・・・」

龍季「幼いころに家族と引き離されたさらに必要だったからだ」

風子「そう。ですが、それだけとは限りませんよね」

龍季「なにが言いてぇんだ!さっさと言えっつの!」

風子「結構。では、これは宍戸結希から聞いた、限りなく信憑性の高い情報です」

風子「仲月さらの飼い犬、シローの正体は・・・」

風子「霧の魔物です」

~モンスター~

龍季「・・・ちげぇよ。アイツはただの犬だ」

龍季「霧の魔物は人間を襲う。アイツはさらを襲ったことなんか1度もねぇ」

龍季「俺より安全なんだぜ。それくらい、テメーもわかってるだろ」

風子「【モンスター】」

龍季「・・・・・・・・・・・・っ!」

風子「どうやら心当たりがおありのようで。そりゃそーです」

風子「犬好きのアンタさんなら、シローが不審なことに気付いてたはずです」

風子「調べようともしたでしょう。そしてたどり着いたのがモンスター」

風子「ネット上でゲートなどと同じように、まことしやかに流れていた噂・・・」

風子「【人類に敵対しない魔物】」

風子「それがシローです」

龍季「黙れっ!それ以上シローをバカにするとぶん殴るぞ!」

風子「バカにしてなんかいやしません。ウチは警戒してるんですよ、朝比奈龍季」

風子「宍戸結希から、モンスターは実在していることを聞きました」

風子「しかしですね。シローが今、無害だからと言って・・・」

風子「いつ凶暴になるか、わからねーんですよ」

龍季「んなことがあると思ってんのかよ」

風子「思ってますよ。風紀委員は常に最悪の事態を想定するんです」

風子「そして想定していた最悪の事態より深刻な事態・・・ってのが起こり得るんですよ」

風子「朝比奈龍季。アンタさんを呼んだのは協力してもらうためです」

風子「学園の安全を最優先にするなら、シローは討伐・・・」

風子「そうでなくとも、魔導兵器開発局の管理下に置く必要があります」

風子「ですが、宍戸結希が止めている。なら自分らで管理するしかないでしょう」

龍季「・・・・・・・・・・・・」

風子「アンタさんが保証してください。シローが魔物の本能を発露した場合・・・」

風子「速やかに討伐すると」

龍季「・・・んなこと・・・」

風子「やってもらいます。やらないなら、ウチが今すぐにでも討伐します」

風子「転校生さんは、散歩部の面々と行動することが多い。アンタさんや瑠璃川春乃が見てないところでも一緒にいたりする」

風子「もし何かの拍子に、【人類の希望】に【最悪の事態】が起きねーよう、ウチが動きます」

風子「だから、もう一度言います。シローが魔物の本能を発露した場合」

風子「朝比奈龍季。アンタさんが速やかに討伐するんです」

~お誘い~

シャルロット「日が陰ってきましたね」

シャルロット「夜は魔物の時間といいます。黒い霧は闇に親しい」

シャルロット「急いで終わらせましょう。まだ本体が残っています」

転校生「ライトはもってるよ?」

シャルロット「それでは足りませんよ。夜の闇というものは、それほど深いものですから」

シャルロット「しかし心配はいりませんよ。神の御力はあらゆる闇を照らしだします」

シャルロット「わたくしが神と共にある限り・・・そのわたくしがあなた様と共にある限り・・・」

シャルロット「勝利は約束されています」

シャルロット「魔力もあなたのおかげで有り余っていますから」

シャルロット「魔物を燃やし尽くすには十分すぎる程に。フフフ」

転校生「しゃるちゃん、ちょっとこわい・・・」

シャルロット「あら、申し訳ありません」

シャルロット「これが終わったら、あなた様をご招待しましょう」

シャルロット「信徒でなくとも、共に戦った肩を慰撫するのは使徒の役目」

シャルロット「とはいえ、教会では少し堅苦しいので、歓談部の部室でどうでしょうか」

シャルロット「では・・・魔物を倒したころには、お返事を聞かせてくださいね」

~自分の目で見て、耳で聞け~

シャルロット「・・・というわけで、お疲れ様でした」

シャルロット「あなた様に、神のご加護のあらんことを・・・」

転校生「おつかれー」

シャルロット「ふふ、この学園の生徒の皆さんは、なかなか話を聞いてくれませんので・・・」

シャルロット「転校生さんがこうして、まじめに聴いてくれるのは嬉しいですわ」

転校生「きかなきゃわからないからねー」

シャルロット「相手を知るために、話を聞く。立派なことです」

シャルロット「相手のこととなりを知ろうとする。だから、あなたは人にやさしくなれる」

転校生「そう・・・かな・・・?」

シャルロット「ええ。相手を否定しないのです。どんな相手でも受け入れることができる」

シャルロット「たとえそれが、一見凶暴な人でも。噂では、凶悪な人であっても」

転校生「・・・人ってさ、わからないんだ。なにをかんがえてて、なにをしたいのか。そんなの、じぶんいがいにわからないんだ」

転校生「ほんとうは、こわいだけかもしれない。ほんとうは、いじっぱりなだけかもしれない」

転校生「だからぼくは、じぶんでたしかめる。じぶんの目でみて、じぶんの耳できく」

転校生「それから、その人のことをしっていく。・・・そうしたら、いろんな人となかよくなれるよね」

シャルロット「はい。その通りです。そして、そんなあなただからこそ、お願いがあります」

転校生「?」

シャルロット「・・・来栖焔さん。詳しくは言えませんが、彼女を支えてあげてください」

シャルロット「彼女にどうか、人らしい生を」

~怒りのふーちゃん~

風子「・・・ふっざけんなっ!!!」

紗妃「い、委員長!」

怜「お、落ち着いてください!」

風子「あ、すいません・・・」

紗妃「どうしたんですか?」

風子「転校生さんを指名のクエストが発令されました」

紗妃「それくらい、よくあることじゃないですか」

風子「それが【よくある】って事実にもムカつきますが、今はそっちじゃねーです」

怜「・・・クエストが、来栖と転校生の2人を指名?」

紗妃「来栖さんと転校生さんって、8次侵攻警戒時の・・・あっ」

風子「あんとき、全身に、軽くはありますが火傷を負ってきたというのに・・・」

風子「また!来栖と!クエストだなんて!」

紗妃「い、委員長、落ち着いてください!」

怜「執行部にもなにか思惑があるんでしょう!」

風子「・・・そーですね。執行部、ですね」

紗妃「・・・まさか・・・いやな予感が・・・」

風子「直談判してきます!アレが何抱えてるか知ったこっちゃねーです!」

怜「委員長、無茶です!」

風子「離してくだせー!ウチは行きます!」

紗妃「ふ、冬樹さんも、少しは手伝ってください!」

イヴ「・・・ふふ・・・この写真も・・・」

紗妃「冬樹さん!」

イヴ「え、あ、はい。なんでしょう?」

紗妃「・・・この委員会、本当に大丈夫なんでしょうか・・・」

~スカーフェイス~

転校生「ほむほむー」

焔「・・・転校生・・・戻ってきてたのか」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「これまでのこと、悪かった」

転校生「うん」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「クエスト、見たか?」

転校生「うん」

焔「そう、か。・・・悪いけど、オマエも一応請けてくれ。クエストは最低2人だからな」

焔「オマエが請けてくれないと、仇討ちができねぇ」

転校生「うん」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「デバイスで請けてくれれば、後は出発地点にいてくれればいい」

焔「そしたら、アタシが勝手に戦いに行く。それだけだ」

転校生「いや」

焔「・・・言うこと、聞いてくれ。最後の最後まで、自分勝手だけど、さ」

焔「・・・1人で、やらせてくれ」

転校生「いや」

焔「・・・だったら、どうしろって言うんだよ・・・」

転校生「・・・・・・とりあえず、うけたよ。だから、ちゃんとかんがえててね」

転校生「ぼく、もうやけどしたくないからね」

今日はここまで!この後新スレ立てます。
なんだか薬を処方されてカウンセリングを受けさせられましたが、私が元気ですよ?
どこかのセリフの、【退魔】の部分が最初【大麻】になっててシャルロットさんが危ない人になるところだった。
次回は火焔の誓約・・・の前に、スレの〆を。
というわけで埋めないでください。埋めたらメインヒロインの出番が消えます。
ありすありあり(合言葉)

新スレ
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」卯衣「約束を果たしましょう」
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」卯衣「約束を果たしましょう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1482596025/)
もうしばらくは今のスレを使いますので少々お待ちください。

卯衣からプレゼントをもらいました。まっしろなクリスマスツリーでした。
プレゼントを渡すために転校生を探す卯衣ちゃんマジ天使。
このままお持ち帰りしても許されると思う。そして一緒に天井にアルミホイル敷き詰めるんだ。
節約上手な卯衣は将来いいお嫁さんになるねって言ってあげたい。
裁縫上手なありすみたいなお嫁さんがほしいなって言って見たい。
ありすを嫁に欲しい。ありすかわいい。
ありす、ありす・・・ありすぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!
やったね!今日も独りだよ!!!!!
でもありすがいるから寂しくないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
オールハイルありす!オールハイルありす!
ジークありす!ジークありす!
ありすぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!俺だぁぁぁぁぁ!!!結婚してくれぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
あ、ありす?ありすの声だ!マイページからありすの声が聞こえる!帰ってきてくれたんだ!
ああああああああああああああああああありすぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!
ありすありあり(合言葉)

~あずにゃんのたんじょーび~

梓「zzz」

転校生「あ、あずにゃんねてるー」

ミナ「どこに行ってたかは知らんが、帰って来るなりこれだ」

恋「ここで寝られては準備もできんのじゃが・・・どうする?」

転校生「はこぶ?」

ミナ「うーん・・・」

梓「zzz」

ミナ「・・・もうちょっとこのまま、寝かしとこう。騎士にも休養は必要だ」

恋「そうじゃな。疲れておる体に鞭を打つわけにもいかんじゃろ」

転校生「じゃあ、じゅんびはあずにゃんがおきてから?」

恋「そうなるの」

ミナ「それじゃあ、サーヴァント、そっちは任せたぞ。我は【火鼠の皮衣(毛布)】を取ってこよう」

転校生「はーい。ふたみんとうーちゃんといっしょに、うでによりをかけるからねー」

恋「それじゃあ、わっちは、この寝顔でも描かせてもらおうかの」

梓「ん・・・やっぱり・・・天文部は・・・いいッス・・・zzz」

~休日~

転校生「んっ・・・ふわぁぁ・・・ん・・・」

智花「ぅーん・・・ぅーん・・・みんなが・・・」

転校生「とーもーちゃん、あーさーだよ」

智花「ぅーん・・・すごい・・・さすがインコ・・・強い・・・かわいい・・・」

転校生「ともちゃん?あさだよー!」

智花「んん・・・今日は・・・お休みだから・・・まだ・・・」

転校生「はーい」

智花「・・・うーん・・・・・・」

転校生「こー」

智花「・・・・・・うーん・・・」

転校生「こー」

智花「でない・・・でないよ・・・」

転校生「もう3か月・・・」

智花「・・・・・・zzz」

転校生「うー、ひまだー。・・・なんかないかなー」トテテテテテ

~起床~

智花「ううん・・・・・・いま・・・なんじ・・・?」

智花「・・・・・・あっ」

智花「うそっ!もうお昼!?せっかく転校生くん係の日なのに!」

智花「えっと、転校生くん、転校生くんは!?」

転校生「・・・・・・」カチャカチャ

智花(一心不乱に知恵の輪を解いてる・・・)

智花「ってごめんね!転校生くん、おはよう!」

転校生「おはよう。いまちょっとしゅーちゅーしてるからまって」

智花「あ、はい」

智花(あ、どんどん外れていく・・・わたし、このまえ一個も外せなかったのに・・・)

転校生「できたー!ルービックキューブ9めんー!」

智花「さっきまで知恵の輪持ってたよね!?」

智花(やっぱり、転校生くんって不思議だなぁ)

~特権~

智花(転校生くん係には特権があります)

智花(それは、転校生くんを連れて遠出する場合、特別な場合を除き許可されること!)

智花(だから、わたしは某ネズミーランドとかいきたいな~っておもってたんですけど・・・)

智花「さすがにこんな時間からは無理だよね・・・」

智花(ていうか、もっと早起きするつもりだったのに・・・わたしのばかばかっ!)

転校生「ごはんできたよー」

智花「あ、はーい」

智花(しかたありません。ここはプランBでいきます!)

智花「あ、おいしい」

転校生「そう?よかったー」

智花「それじゃあ、夕飯はわたしが」

転校生「しょくどうのあたらしいやつ食べたいなー」

智花「え、あ、うん。ならそれで」

智花(く、くじけないもん!)

~遊ぶ~

智花「と、いうわけでプランB!転校生くんと一緒に遊びます!」

転校生「なにするのー?」

智花「えっと・・・おにごっことか?」

転校生「わかった!ともちゃんおにね!」ギャルルルルルルル

智花「ちょっ、段ボールは反則!段ボールは販促だよ!」

転校生「わたし、そらもとべるはず!」

智花「転校生くーん!もどってきてー!」

・・・

智花(結局かくれんぼすることになりました)

智花(そしてかれこれ2時間。まだ見つかりません)

智花「あ、千佳ちゃん、律ちゃん。転校生くん見なかった?」

千佳「え、転校生?」

律「後ろにいるけど?」

智花「え?・・・みーつけた!」クルッ

転校生「あ、みつかったー。もー、りっちゃん、ゆっちゃだめー!」

智花「そりゃ見つからないわけだよ・・・探してるわたしのうしろにずっといたんだもんね・・・」

~ストーカー~

智花「もう、ひどいよ転校生くん!」

転校生「えー、でもこれ、あきちゃんからおしえてもらったやつだよ?」

智花「秋穂ちゃんから!?」

転校生「あ、でもあきちゃんははるのんからおしえてもらったって」

智花「そこまでさかのぼれば納得・・・」

転校生「でもね、ぼくかくれんぼしてないのに、たまにあずにゃんとかなっちゃんとかこのはとかうしろにいるんだよねー」

智花「それはかくれんぼじゃなくてストーカーっていうんだよ」

転校生「あとよくしらないおじさんとか」

智花「風紀委員さーん!転校生くんにストーカーがー!」

・・・

風子「いや、それ国軍の監視ですよ」ナデナデ

智花「そうなんですか?」

転校生「かんしされるよーなことしたかなぁ?」クルクルクルクル

風子「あんたさんはきちょーですからね。それとは関係なしにほっといたら勝手にどこかにいくのもありますけど」プニプニ

転校生「ぷあー」プアー

智花(ナチュラルに遊んでる・・・これが、保護者の貫禄・・・っ!)

~BGM~

転校生「フンフンフフーンフンフフー・・・♪」チクチク

智花「えっと、ここがx=5だから、こっちは・・・」

転校生「フレデリカ~♪」チクチク

智花「あれ?そしたらここのyが・・・あれ?」

転校生「フンフンフフーンフンフフー・・・♪」チクチク

智花「あっ、そっか。ここが違ってたんだ」

転校生「フレデリカ~♪」チクチク

智花「あれ?そしたらこっちが合わない・・・」

転校生「フンフンフフーンフンフフー・・・♪」チクチク

智花「あれ?あれれ?どこから間違ってるんだろ?」

転校生「世界レベル!」ヘーイ!

智花「なにがあったの!?」

転校生「ともちゃん、しゅくだいはー?」

智花「今詰まってて・・・ってそうじゃなくて!なんでいきなり世界レベルなったの!?」

転校生「そう、つまりそういうことだよ」

智花「わけがわからないよ」

転校生「ともちゃんはまだじもとレベルだねー」

智花「ごめん、バカにされてるんだろうけど全然わかんないよ」

~時間切れ~

智花「あっ、デバイスが」

『今日の転校生担当者:立華卯衣』

転校生「きょうはういちゃんかー」

智花「それじゃあ、もうおわり、か・・・」

転校生「ともちゃん!」

智花「ん?なにかな?」

転校生「ばんごはん!食べにいくんでしょ!」

智花「あっ、そ、そうだった。でも、立華さんとでもいいんじゃ?」

転校生「うーちゃん、ごはん食べなくてもへーきだっていってあんまりいっしょに食べないの」

転校生「だから、いこっ!」

智花「・・・はいっ!」

・・・

初音「えー、うっそだー。そんなんで飯が無料になったら世の中経済まわらねーじゃん」ケラケラ

沙那「グリモアはその分補助金が出ていますので・・・ほら、あちらをご覧ください」

転校生「ウルトラスーパーデラックスディナーセット~よちよちあるき~くーださい!」

「はい、25万円ね」

智花「アド街見ました!」

「2万5千円ねー」

転校生「こーもんまえのうさぎにツケといてー」

「はいよー」

初音「・・・マジかよ」

・・・

兎ノ助「さって、今月の給料はー・・・」

兎ノ助「す、少ない・・・やっぱりぬいぐるみの給料って安いなぁ・・・」

兎ノ助「くっそー、転職できないのに・・・」

~おひっこし~

―学園 転校生の部屋―

ありす「んしょ・・・んしょ・・・」

転校生「よいしょ、よいしょ」

クレプリ「オーライオーライさねー」

智花「よいしょっと。これで全部かな?」

卯衣「ええ、ありがとう。これで2人分の就寝スペースができたわ」

風子「随分と物がありましたけど、どーしたんです?これ」

卯衣「私の部屋は、転校生くん用のおもちゃの一時的な保管場所になっているの」

卯衣「それを知った他の生徒たちが置かせてくれって言うから」

転校生「もー、ちゃんとことわらなきゃダメだよー」

卯衣「ごめんなさい」

ありす(ごめんなさい、わたしも置きました)

智花(実は私も・・・)

風子(まあウチも間借りしてましたけど)

~悪夢~

智花「それじゃあ、また明日だね」

転校生「あっ、ちょっとまって!」

智花「どうしたの?何かあるの?」

転校生「えっと・・・はい、これ!」

智花「えっと、おまもり・・・?」

転校生「ゆえちゃんにもらったアメジストをいれて、れーちゃんにきとーしてもらったやつ」

転校生「ともちゃん、ずっとゆめでくるしそうだったから・・・」

智花「転校生くん・・・そっか、宿題の時、これ作ってくれたんだ・・・」

転校生「なにかあったらいってね!ぼく、がんばるから!」

智花「・・・うん!ありがとう、転校生くん!」

智花「転校生くんも、困ったことがあったらなんでも言ってね!おなかすいたりとか!」

転校生「それじゃあおやすみー」

智花「おやすみー。・・・あれ?」

智花「・・・ま、いっか」

―あんな夢を見てしまうのは、きっと私が弱いから

智花「うん、今日はゆっくり休めたし、明日からもがんばるぞー!」

強くなろう。みんなを、あの子を、守れるぐらいに―

智花「今日はよく眠れそう・・・かな。おやすみなさい、転校生くん」

以上!このスレはここで終わり!あとは煮るなり焼くなり埋めるなり愛を叫ぶなりしてください。
>>1000は可能な限り叶えます。ありすは言われなくても書きます。
>>994で転校生が卯衣のこと「ういちゃん」って呼んでるけど、転校生くんは気分次第で呼び方を変えます。
千佳がまみちかとかちかちゃんって呼ばれることがけっこうある。
初音はいろいろ知ってるけど意外なことを知らなくて「えっ」ってなることとかありそう。
クリスマスのありすも卯衣もかわいかった。これでこれからも戦える。
ありすはかわいい。
ありすありあり(合言葉)

ありすありあり
1000なら智花の料理でタイコンデロガ一撃

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