【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」卯衣「約束を果たしましょう」 (1000)

このスレはAndroid/IOSアプリ【グリモア~私立グリモワール魔法学園~】のssです。
今回は以下の要素を含みます。
・非安価スレ
・コメディ
・キャラ崩壊注意
・ネタバレあり
・風子は保護者
・犯人は智花
・結希はくれ悪
・卯衣は天使
・紗妃は脳ピン
・ノエルはツッコミ
・秋穂は変態
・ありすありあり

前スレはこちら↓

2スレ目
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」智花「今は5歳です!」
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」智花「今は5歳です!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475338315/)

1スレ目
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470317511/)


過去作はこちら(上から新しい順)↓

【グリモア】如月天「いや、そういうやつじゃないから」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】如月天「いや、そういうやつじゃないから」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470227466/)

【グリモア】瑠璃川秋穂「みんなで遊びたいね」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】瑠璃川秋穂「みんなで遊びたいね」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470144800/)

【グリモア】南条恋「じゃから違うといっておろうに」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】南条恋「じゃから違うといっておろうに」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470058509/)

【グリモア】神凪怜「よくわからないが」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】神凪怜「よくわからないが」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469972268/)

【グリモア】越水ソフィア「ノーサンキューです」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】越水ソフィア「ノーサンキューです」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469881366/)

【グリモア】冬樹ノエル「いい子なんだけどなぁ」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】冬樹ノエル「いい子なんだけどなぁ」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469796630/)

【グリモア】守谷月詠「転校生をギャフンと言わせてやるんだから!」
【グリモア】守谷月詠「転校生をギャフンと言わせてやるんだから!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469708811/)

【グリモア】氷川紗妃「転校生さんが記憶喪失!?」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】氷川紗妃「転校生さんが記憶喪失!?」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467606239/)

結希「出来たわ、転校生君」
結希「出来たわ、転校生君」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467123430/)

【グリモア】立華卯衣「転校生くんと同棲する」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】立華卯衣「転校生くんと同棲する」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466350149/)

【グリモア】南智花「転校生さん!」【私立グリモワール魔法学園】
【グリモア】南智花「転校生さん!」【私立グリモワール魔法学園】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461492750/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482596025

~登場人物紹介~

転校生:最近大人びてきたハイスペック6歳児。砂浜に行くとテンションが上がり、言動がいつもとガラッと変わる。実は重度のドルオタらしい。

朝比奈龍季:たっちゃん。喧嘩上等で犬好きな不良さん。最近は魔法制御の訓練に没頭しているらしい。

犬川寧々:ねねちゃん。グリモアの新しいがくえんちょーさん。将来の夢はお嫁さんらしい。

浦白七撫:ななちゃん。本編に一瞬だけ登場のアイヌ軍人さん。名前の読みが同じアイドルのファンらしい。

海老名あやせ:えびちゃん。あらあらうふふな歓談部長。最近出番が少なくて寂しいらしい。

エミリア:えみりゃ。イギリスから来た留学生で歓談部員。ドーナツの作り方を調べ始めたらしい。

エレン:えっちゃん。元軍人の精鋭部隊隊長。転校生と将来を約束したらしい。

音無律:りっちゃん。ロックを志す女の子。ライバルはピンク玉らしい。

風槍ミナ:みっちゃん。自称ミナ・フランシス・シルヴィアンド・ウィンドスピアで厨二病な天文部長。友達がだんだん増えてるらしい。

神凪怜:れーちゃん。神凪神社の巫女さんで風紀委員で剣道部員。あんみつが好きらしい。

如月天:そらちゃん。背中に男の夢を取り付けてる科学者。偶におもちゃ屋でアイディアを探してるらしい。

岸田夏海:なっちゃん。転校生のことを記事にすることが多い報道部。喰らったボツは100を超えるらしい。

霧塚萌木:もえちゃん。童話が好きな図書委員。最近お気に入りのカプは転校生×春乃らしい。

楠木ありす:ありすちゃん。転校生の実家に挨拶済みな手芸部で転校生のお姉さんポジション志望。転校生の母親から直接料理を教えてもらった数少ない生徒。金魚に転校生の名前を付けている。意外と積極的らしい。

狂った姫様:クレプリ。よく喋るありすのお人形。ありす的には名前が気に入らないらしい。

来栖焔:ほむほむ。貧乏くじを引くことが多い精鋭部隊。少し軟らかくなってるらしい。

越水ソフィア:るーちゃん。温泉大好き茶道部員。転校生の勘で温泉を掘り当てる計画を進めてるらしい。

西原ゆえ子:ゆえちゃん。体力皆無で予知魔法使いなオカ研部員。掃除ロボットに乗って移動するらしい。

里中花梨:かりんちゃん。料理に関して右に出るものはいない料理部部長。毎日が楽しくて幸せらしい。

椎名ゆかり:ゆかちゃん。回復魔法が得意な保険委員でクラス委員長。怪力らしい。

宍戸結希:ゆきちゃん。ダンボール研究の第一人者な科学者。栄養状態は良好らしい。

東雲アイラ:おばあちゃん。機械は苦手な自称吸血鬼で歓談部員。敬老の日は複雑な心持ちらしい。

シャルロット:しゃるちゃん。胸が大きなおっぱいシスターで歓談部員。胸囲=カースト制度計画を立てていたらしい。

白藤香ノ葉:このは。可愛いものが大好きな茶道部員。カメラの扱いが上手いらしい。

神宮寺初音:はっちゃん。転校生と共に悪戯を繰り広げるお嬢様。兄や姉と比べたらまともだと思っているらしい。

皇絢香:あやちゃん。転校生の実家で色々と重大なことを知ってしまったアイドル。バラエティに出ると視聴率が上がるらしい。

相馬レナ:れなちゃん。転校生と遊んでは周囲を癒すアニマル系飼育委員。東雲塾の生徒らしい。

小鳥遊自由:みゅー。サブカル大好きな園芸部員。姫にゲームの楽しさを布教したいらしい。

武田虎千代:とら。頼れるグリモアの生徒会長。祭の前にはゲーセンに通っていたらしい。

立華卯衣:うーちゃん。転校生の地元で転校生と共に暴れまわったヒューマノイド系天文部員。亀之助の成長が楽しみらしい。

楯野望:のぞみん。引きこもりだけど寂しがりなニート。パーティゲームは強くないらしい。

雀明鈴:めーりん。風子やありすの試作の味見担当の料理部員。満漢全席を1人で食べ切ったらしい。

月宮沙那:さーちゃん。完璧で瀟洒な方のメイドさん。時は止めれないらしい。

朱鷺坂チトセ:おばちゃん。敬老の日は姿を見せない生徒会書記。転校生のことは苦手らしい。

仲月さら:さらちゃん。かわいい散歩部長。重なり合う想いがシンクロして決して消えない絆になるらしい。

シロー:しろー。散歩部のマスコット犬。メガシンカできるらしい。

七喜ちひろ:ちーちゃん。現在療養中で汐ファン大好きなふわふわのくるるん。図書委員らしい。

生天目つかさ:なーちゃん。肉体強化のみでタイコンデロガを打ち倒す実力者。かくれんぼで連敗中らしい。

鳴海純:じゅんちゃん。格ゲー大好きモデルさん。しばらく海は勘弁らしい。

南条恋:ふくぶちょー。天文部の数少ない常識人の絵描きさん。梅干が好きらしい。

野薔薇姫:のいばあ。由緒正しき野薔薇家のお嬢様で園芸部長。転校生のことは本気らしい。

支倉刀子:ござる。厳格で主君第一な園芸部員。たまにこっそりミニスカートを履いてるらしい。

服部梓:あずにゃん。伊賀忍者で風紀委員で天文部員。誰にも見せてない色んな写真を持ってるらしい。

氷川紗妃:さっちゃん。校則に厳しく少し頭がピンクな風紀委員。最近家庭科の成績が上がったらしい。

双美心:ふたみん。神速の土下座を持つパソコンが得意な天文部員。小さいものが好きらしい。

双美心(裏):こころん。双美心のもう一つの人格で、表沙汰にできないことを扱っている。重度のショタコンらしい。

冬樹イヴ:いぶ。勉強するためにツッコミを覚えるという本末転倒なことをし始めた風紀委員。部屋には仮面棚があるらしい。

冬樹ノエル:のえるん。別方向にキャラ崩壊がすごいツッコミ担当の散歩部員。友達全員の顔と名前を覚えているらしい。

松島みちる:みっちー。無個性呼ばわりの陸上部員。ロマン砲として男子の尊敬を集めているらしい。

円野真理佳:まりちゃん。度々ヒーローショーを繰り広げるウィンディ・ガール。おっぱいに負けたらしい。

間宮千佳:まみちか。魔法学園で青春を謳歌する生徒。お菓子作りは女子の嗜みらしい。

水瀬薫子:みなせ。虎千代に心酔している生徒会副会長。子供の頃はかわいかったらしい。

水無月風子:ふーちゃん。メイン保護者で転校生の一番の理解者。転校生の力と役割を知っているが故に度々死地に向かう彼のことをいつも心配している風紀委員長。最近の転校生に違和感を感じているらしい。

南智花:ともちゃん。料理で全てを滅ぼす破壊神な陸上部員。手作り弁当が時限爆弾になるらしい。

メアリー:めありー。姉御肌で面倒見がいい精鋭部隊。言葉遣いをよく怒られるらしい。

桃世もも:もももも。商魂逞しく、どこでも商売ができる保険委員。すもももももももものうちらしい。

守谷月詠:ぽんつく。文句を言いながらも付き合ってくれる精鋭部隊。飲み込みははやい方らしい。

ヤヨイ:やよいちゃん。頭にインコを乗せているサバイバル系女子。3D映像に感激したらしい。

結城聖奈:ゆーちゃん。グリモアの金庫の番人な生徒会会計。JGJの株を買ったらしい。

雪白ましろ:ゆきしろさん。なんとしてでも『ましろん』か『ゆっきー』で呼ばせたい料理部員。落語用の扇子を買ったらしい。センスもありますよ・・・ふふ。

遊佐鳴子:ゆさ。転校生のサブ保護者というか甘やかす役というかそんな感じの報道部部長。自分の私服より転校生のものの方が多いらしい。

与那嶺里菜:りなちゃん。沖縄から来たうみんちゅな水泳部。萌木に口喧嘩でいい勝負するらしい。

李小蓮:ちゃお。将来は自分の店を持ちたい料理部員。店員を1人確保したらしい。

瑠璃川秋穂:あきちゃん。ボケるために勉強をするという努力の方向音痴な 変態散歩部員。エミリアやメアリーと会話ができるらしい。

瑠璃川春乃:はるのん。妹のためならなんでもできる最強姉。3日徹夜してで英語をマスターしたらしい。

冷泉葵:あおいちゃん。箱入り娘な茶道部員。転校生係になったことがないらしい。

我妻浅梨:あさりん。見た目も中身も女の子な精鋭部隊の男子。持久走で一番だったらしい。

兎ノ助:うのさん。生徒の成長を見守ることとセクハラすることが生きがいな進路指導官。最近転校生が変な言葉を覚えたらしい。


元部子鞠(もとべ こまり):あだ名はモブ子。真理佳のヒーローショーによくに呼ばれるバスケ部員。ダンクシュートができるらしい。

真下文佳(ましも ふみか):あだ名はモブ佳。ノエル曰く「テキトーだけど負けず嫌い」なテニス部員。この前ましろに勝ったらしい。

水嶋久美(みずしま くみ):あだ名はモブ美。毎日部室に来てはありすが来るのを待っている手芸部長。口のないポケットを作ってしまったらしい。

神宮寺茉理:まつりん。かわいいものが大好きな変態。春乃に親近感を覚えているらしい。

神宮寺樹:いっちゃん。イロモノだらけの神宮寺兄妹の中では比較的まとも。奥さんに頭が上がらないらしい。

科研の皆さん:1年前はレナ派と卯衣派と絢香派が三大派閥だったが、今は結希派や天派が盛り返して来ているらしい。

商店街の皆さん:散歩部が来ると3割引セールを始めるらしい。

その他の皆さん:普通に魔物と戦えそうな人が多いらしい。

とりあえずここまで。もうしばらくは前スレ使いますので、>>1からお願いします。
ありすありあり(合言葉)

~出発地点~

焔「・・・・・・・・・・・・」

転校生「来た、ね」

焔「よし、あんたはここにいろ。あとはアタシ1人でやってくるから」

転校生「このともちゃんのおべんとうを1りで食べるならいいよ?」

焔「断る。戦う前に腹壊してどうするんだよ」

転校生「じゃあついてくからねー」

焔「はぁ?ついてきてなにすんだよ!」

焔「おまえが来たってどうしようも・・・!」

転校生「ほむほむ、むりやり口にねじこまれたいの?」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「わ、悪かったよ。クソ。だけど、別に意地になってるワケじゃねぇ」

焔「今日はおまえとアタシだけで、敵はどのくらい強いかもわからねぇんだ」

焔「アタシ1人で、おまえを守って戦えねぇんだ」

焔「・・・1人だけで行く」

転校生「・・・ぼくがいま、なににのってるかわかる?」

焔「その段ボールだって、何回も壊れてるんだろ。もしそれで防ぎきれない強さだったら・・・」

月詠「別にいいでしょ、ツクたちも行くんだし」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「なっ!なんでテメーら・・・!」

~精鋭部隊が~

浅梨「最初は後ろからこっそり行こうって言ってたんですけど・・・」

月詠「メンドクサイの、そーゆーの!」

月詠「ツクの頭脳は魔物との戦いのために取っておくんだから!」

焔「・・・・・・・・・・・・テメーらがいるってことは・・・エレンたちも来てんのか」

月詠「「そりゃいるわよ、傷の魔物は精鋭部隊が倒すんだもん」

焔「アタシはもう精鋭部隊じゃねぇ」

月詠「エレンから聞いてるわ。だから、精鋭部隊が倒すの」

焔「・・・なんだと?」

月詠「アンタが負けて、それで魔物が満足してくれればいいけどね」

月詠「討ち漏らしたらもっと被害が出る」

月詠「だから、絶対にここで倒さなきゃいけないのよ」

焔「・・・・・・・・・・・・っ!」

焔「好きにしろよ!」

月詠「・・・・・・・・・・・・」

月詠「どうだった?」

浅梨「私、来栖先輩にあんなこと、怖くて言えません!」

転校生「ぜったいうそだ」

月詠「あんたのそれには説得力がないからね?」

浅梨「どうしてですか!」

月詠「まあ、こっちだってあんなこと言いたくないわよ。でも、まぁ・・・」

月詠「・・・精鋭部隊が倒すのには変わりないでしょ?」

月詠「転校生、ボサッとしてないで。置いてかれちゃうわよ」

転校生「あっ、そうだ、いそがなきゃ!」

月詠「ツクたちとは別パーティだからね。いちおう、他の魔物も警戒しなさい」

月詠「傷の魔物以外なら、あの子1人でも大丈夫でしょ。強いし」

月詠「任せたからね」

転校生「まかせられた!」

浅梨「危険が迫った時は、すぐそばにいるので連絡してくださいね!」

月詠「アンタのデバイス、壊れて通信できないでしょ・・・」

転校生「いってくる!なんかあったらおっきいこえでよぶから!」

月詠「オッケー、行ってきなさい!」

~どうして~

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「ここを通ると富士山につく」

転校生「あのじさつのめーしょの?」

焔「それは樹海の方・・・って、誰が言ったんだよ。んなこと」

焔「青木ヶ原樹海はもっと向こうだ。この辺は全然違う」

焔「森が深いのには変わりねーから、迷っても知らねぇぞ」

焔「おまえ1人で魔物に遭遇したら終わりだ。それがどんなに弱くてもな」

転校生「1たいくらいならなんとか・・・」

焔「それ、本気で言ってんのか?」

転校生「ひみつへーきをよーいしてきたから。いざとなったらそれつかってにげるの」

焔「はぁ、そうかい。・・・なんでついてきたんだよ。冗談じゃなくて死ぬかもしれねぇんだぞ」

転校生「さあね」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「これだけ言ってるのに、てんで堪えてなさそうなんだからよ・・・」

焔「なんでお前ってそうなんだ。ホントに・・・他人なんてどうでもいいじゃねぇか」

焔「別に恩を売ってるわけでもねぇし、好きでやってるとしか思えねぇけど・・・」

焔「・・・なんか、わかんねぇんだよ・・・」

・・・

メアリー「聞こえてるぜー、来栖」

メアリー「ククク・・・この盗聴器、こっちからも声、送れるんだっけか?」

メアリー「いざとゆーときゃ使わせてもらうぜ・・・だが盗聴器に気づかねぇってのは・・・」

メアリー「・・・よっぽど緊張してるのか、興奮してるのか・・・ちっとヤベェな・・・」

月詠「だ、だって2人とも、あんな突き放し方するんだから!」

メアリー「あぁ?テメー、あのときいたのかよ」

転校生『どうでもよくないよ』

エレン「静かにしろ。また話し始めた」

転校生『なかよくなりたいから。いっしょにわらっていたいから。それだけじゃ、だめかな?』

焔『・・・わけ、わかんねぇよ・・・だいたい、アタシなんかと・・・』

転校生『なかよくなれるって、おもったんだ。なんかわかんないけど、こー、ちょっかんてきに?』

焔『なんだよそれ』

転校生『ちなみに、ぼくのちょっかんはいまんところぜんぜんはずれてないからね』ニカッ

焔『・・・そうかよ・・・・・・』

エレン「・・・フッ、流石だな」

月詠「なんでエレンがちょっと満足気なのよ」

~乱心委員長~

風子「・・・・・・」ソワソワ

紗妃「・・・来ました。冬樹さんからのデータです」

風子「結構。とりあえずは成功といったところですね」

風子「あと、今朝はすいませんでした。どうも頭に血が上っちゃって・・・」

梓「本当ッスよ!風紀委員だけじゃなく天文部とか料理部とかも出てきて全員で取り押さえるハメになったじゃないッスか!」

怜「しかし、今回は相手が相手だ。委員長が心配するのも無理ないだろう」

紗妃「・・・まあ、私たちも仮に現場に行ったとして、冷静でいられるかと言われれば・・・」

怜「無理だ」

梓「無理ッスね。つーわけで、一番冷静っぽい冬樹先輩が向かったわけッスが・・・」

風子「・・・やっぱり心配です!今からでも」

紗妃「落ち着いてください!」ガシッ

怜「向こうには精鋭部隊もいるんですから!」ガシッ

梓「そうッスよ!パーティ自体は2人で組んでるからって・・・」ガシッ

風子「そっちが一番心配なんですよ!!!」グググググ

紗妃「だ、誰かー!」

怜「夏海ー!智花ー!手伝ってくれー!」

梓「ぶちょー!ふくぶちょー!ふたみーん!立華せんぱーい!生天目せんぱーい!」

このやりとりを10回ぐらい繰り返しました

~散歩部~

イヴ「・・・正常にリアルタイム送信できているみたいね」

イヴ「なぜかたまに転校生さんがこちらの方向を見てくるけど・・・」

イヴ「気づかれてないわよね?まさか・・・」

月詠「いや、気付かれてるんじゃない?あいつ、かくれんぼ大得意だし」

イヴ「そんな、たかが遊びじゃない」

月詠「あいつのは遊びであって遊びじゃないわよ。生天目つかさが参加するおにごっことか見たことないの?」

イヴ「・・・・・・そんなことをしてるの?」

月詠「かくれんぼとか、フリークライミングとか、騎馬戦とかやってるみたいよ」

イヴ「よくわからないわ」

月詠「安心しなさい。ツクも言ってて全然わかってないから」

イヴ(でも、あの生天目つかさがやるということは、なにか強さにつながる秘訣が・・・?)

月詠「言っとくけどあれに参加しても強く離れないからね。ソースは真理佳」

イヴ「円野さんが貧弱なだけじゃないですか?」

月詠「んなわけないでしょ。あれで力がつくのはもともと化け物みたいな散歩部ぐらいよ」

イヴ「散歩部が・・・?」

・・・

シロー「わんっ!わんっ!」

さら「シロー、ここの上に行きたいんですかぁ?わかりましたぁ!」

ノエル「よーし、競争だー!」

秋穂「負けないよー!」

真理佳「・・・えっ?こ、ここって崖ですよ!?しかも90度超えてますよ!?」

龍季「こんくらい足突っこみゃ行けるだろ」ズドン

さら「とー!」ズドン

春乃「それが無理なら足の握力でしがみつけばいいのよ」ガシッ

秋穂「おねえちゃん、後ろ向きながらだと危ないよー」ガシッ

ノエル「これくらいジャンプで行けるって!」

真理佳「セ、センパイ・・・・・・助けて・・・」

~スカーフェイスについて~

焔「・・・これまでの傾向からもそうなんだけど・・・」

焔「スカーフェイスはデバイスで追うことができない」

転校生「なんで?」

焔「マーキングできないんだ。用心深くてなかなか姿を見せないからな」

焔「1度なにか目印をつけられたら、ロストするまで逃げ回る」

焔「あいつが人を襲うのは、無事に逃げられるって確信できる時だ」

焔「・・・メアリーはそう書いてた」

焔「だから探すには、根気よくアイツの痕跡を追うか・・・」

焔「こっちが一見、無防備に見えるようにしないといけない」

焔「少人数のクエストなのもそれが理由だ。精鋭部隊とパーティが違うのも・・・」

焔「・・・くそっ。結局、アイツらがこうなるように仕組んでたんだ」

焔「情けねぇよ。そこまでお膳立てされてるってのに・・・」

転校生「・・・!」ピクッ

焔「どうした・・・・・・っ!?スカーフェイス!」

焔「転校生、下がれ!」

転校生「うんっ!」

~相対~

焔「・・・出たか・・・その傷、よく覚えてるぞ・・・」

焔「テメェが・・・テメェがアタシの家族を・・・!」

焔「灰にしてやる!」

焔「・・・・・・・・・・・・っ!」

転校生「ほむほむ!」

焔「ダメだ。1発程度じゃビクともしてねぇ」

焔「転校生!もっと離れてろ!死にたくなかったらもっと離れろ!」

焔「おまえ、コイツに1回殴られたら死ぬぞ!」

転校生「わかった!」

・・・

イヴ「・・・精鋭部隊は何をしているの。ただの討伐じゃないのよ」

イヴ「あんな魔物、2人で勝てるわけないのに」

イヴ「・・・危なっかしい戦い方をするわね」

イヴ「・・・・・・・・・しまった、仮面を持ってき忘れたわ・・・」

イヴ「・・・まぁ、これくらいの距離なら・・・!」

・・・

焔「っ!?今だっ!」

焔「ハァ・・・ハァ・・・クソッ。誰だ、やったの・・・」

焔「守谷、我妻・・・氷は使わねぇな・・・」

転校生「ほむほむっ!まりょく!」ビビビ

焔「っ・・・転校生・・・余計な・・・!」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「いや・・・なんでもねぇっ!」

焔「まだだっ!まだ動ける!」

~援軍~

焔「な・・・なんだ・・・」

月詠「焔っ!待ちなさいよ!」

浅梨「これから本気ですよ。魔物らしくないですが・・・油断していたようですね」

焔「・・・話に聞くより弱いと思ってたけど、やっぱりそんな理由かよ」

月詠「ちょっと!今までもアンタ、苦戦してたくせに!」

月詠「まだ1りでやるつもりなの!?」

焔「1人じゃねぇ・・・2人だ・・・転校生が魔力を回復した」

焔「・・・やれる!」

月詠「・・・んもう!意地っ張り!」

焔「転校生、やるぞ!」

転校生「おっけー!まかせて!」

~仲間~

焔「・・・ぜぇっ、ぜぇっ・・・」

転校生「ほむほむ、だいじょうぶ?」

焔「ぐ・・・クソッ・・・チクショウッ!」

焔「タイコンデロガっつったって、限度があるだろうがよ!」

焔「っ!?」

焔「テメェら・・・っ!」

月詠「もう見てらんないわ。浅梨、ロープ外していいわよ」

浅梨「はい!来栖先輩、よろしくお願いします!」

焔「な、なにを・・・頼んでねぇだろ!」

月詠「そうよ。本当は、アンタが助けてって言わなきゃ出ちゃいけなかったの!」

月詠「でもそんなもの、クソくらえだわ!アンタが1人で戦うより・・・」

月詠「3人で戦った方がマシに決まってるでしょ!」

転校生「ぼくもかずにいれてほしいなー」

浅梨「・・・も、守谷先輩、メアリーさんに似てきましたね・・・」

月詠「トドメはアンタに刺させてあげるから、意地張るのやめなさいよね!」

浅梨「来栖先輩!私が盾になりますから!攻撃に専念してください!」

転校生「・・・じゅんびしとこ」

焔「ばっ!馬鹿野郎!アイツの攻撃力、見てただろ!」

浅梨「大丈夫です!お姉ちゃんの魔法の方が、何倍も協力でしたよ!」

浅梨「スタミナには自信があるんです。任せてください!」

~最後の質問~

メアリー「・・・あーあ、出てっちまった・・・」

エレン「・・・・・・・・・・・・」

メアリー「・・・・・・・・・・・・」

エレン「意外といい動きじゃないか」

メアリー「調子に乗らなきゃいいがな。釘刺しとくか」

・・・

メアリー『おい、来栖。助けが入って楽になっただろ』

メアリー『だが、それで勝てると思うなよ・・・そいつはタイコンデロガがだな・・・』

メアリー『強さは最上級だぞ』

焔「・・・・・・・・・っ!?な、なんだっ!?」

メアリー『最後にもう1度聞くぞ。テメーらで、スカーフェイスを倒せるか?』

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「クソッ・・・クソ、クソッ!」

メアリー『いつ答えてもいい。必要になったら呼べ。いいか、必要になったらだ』

メアリー『死んだら地獄まで追いかけてぶん殴ってやるからな』

焔「・・・地獄行きは決定かよ!」

~秘密兵器~

浅梨「あっ・・・・・・・・・!」フラッ

転校生「あさりんっ!」ビビビ

焔「我妻っ!食らいすぎだ、下がってろ!」

浅梨「いえ・・・まだ大丈夫です!転校生くんのおかげで、魔力の充実しています!」

浅梨「私の心配をするくらいなら、どんどん攻撃してください!」

月詠「ちょ、ちょっと浅梨・・・」

月詠「・・・・・・・・・・・・」

月詠「もう2時間・・・焔・・・」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「どけっ!」

浅梨「あっ!」

スカーフェイス「グォォォォォォ!!!!!」

焔「ぐぁっ!」

月詠「焔!アンタ、なにしてんの!」

転校生「いっかいさがるよ!きょりをとるんだ!あさりん、ほむほむをこれにのせて!」

焔「・・・ち、チクショウ・・・いてぇ・・・我妻のヤツ、こんなのも何度も・・・」

月詠「っ!雑魚が寄ってきた・・・!」

転校生「ぽんつく、ふせて!」

焔「・・・・・・・・・・・・」

月詠「なによそのちっちゃいダンボール!」

転校生「いけっ!ともちゃんのおべんとう・さんだんがさね!」

T・スカーフェイス「なにっ!?」

スカーフェイス亜種「来るぞっ!」

スカーフェイス超奇種「構えろっ!」

                        !
                          jしイ
                          ノ: :.:廴.ィ    /{
                          / : : : : : : :そ   }/
                    ノ'⌒ヾ: : : : : 丶

                          }: : : : : : :.:ヽ }\
                          jし': : : : : : : : :.}ハ:.:.{
                    |  ノ´:⌒ヽー-ミ: : :ノし: :.し イ
                       jし' : : : j -ミ: : : : :.、:.:}: : : : : ノ
            !        ノ': : : : :ノ: : : :`丶: : :ソ: : :./      !
         jしイ      '⌒`) /: : : : : : : : :Y´: : : /{        jしイ
         ノ: :.:廴.ィ     /{_//': : : :ノ : : : : :ノし{: :.:{/        ノ: :.:廴.ィ    /{
       / : : : : : : :そ    ノ /: : :/⌒ヽ : : ハ: :ノ: : :し イ   / : : : : : : :そ   }/
      ノ'⌒ヾ: : : : : 丶  }: {: : : :j: : : : : : :/: :ノ}: `ヽ: :.:/   ノ'⌒ヾ: : : : : 丶

          }: : : : : : :.:ヽ/:ハ: : :ノ: : : : :/ : : /: : : :}: :′ イ      }: : : : : : :.:ヽ }\
        jし': : : : : :ノし': : : : /: : : : :.!/: :/: : { : : : /: :し':八 .ノしイし': : : : : : : : :.}ハ:.:.{

     |  ノ´:⌒ヽー-ミ: : :ノし: :.jし' : : : :j -ミ: : : : :.、:.:}: : : : : :ノ|  ノ´:⌒ヽー-ミ: : :ノし: :.し イ
     jし' : : : j -ミ: : : : :.、:.:}: :ノ': : : : :ノ: : : :`丶: : :ソ: : :./ jし' : : : j -ミ: : : : :.、:.:}: : : : : ノ
    ノ': : : : :ノ: : : :`丶: : :ソ: '⌒`) /: : : : : : : : :Y´: : : /  ノ': : : : :ノ: : : :`丶: : :ソ: : :./
   '⌒`) /: : : : : : : : :Y´: : : /_//': : : :ノ : : : : :ノし{: :.:{  '⌒`) /: : : : : : : : :Y´: : : /

     _//': : : :ノ : : : : :ノし{: :.ノ /: : :/⌒ヽ : : ハ: :ノ: : :し イ _//': : : :ノ : : : : :ノし{: :.:{
    ノ /: : :/⌒ヽ : : ハ: :ノ: :}: {: : : :j: : : : : :./: :ノ}: `ヽ: :.:/ノ /: : :/⌒ヽ : : ハ: :ノ: : :し イ
   }: {: : : :j: : : : : :./: :ノ :}` /:ハ: : :ノ: : : :./ : : /: : : :}: :′ イ {: : : :j: : : : : :./: :ノ}: `ヽ: :.:/

   /:ハ: : :ノ: : : :./ : : :ノし': : : : /: : : : :/: :/: : { : : : /: :し':八 .ノしイ : : :./ : : /: : : :}: :′ イ
ノし': : : : /: : : : :/: :/: : { : : : /: :し':八 .ノしイ: : : : }: :ノし': : : : /: : : : :/: :/: : { : : : /: :し':八 .ノしイ


        .ィ      / 人
      /´       /.:.:.:  /                         ‐=ミ
     .ィ         /.:.:.:  .:.イ                   ____          、
   /∥    ....:.:.:.:.ノ  .:.:/          _ =─… '''   ̄ ̄   ̄ ̄ ≧ 、     )
      !_ ....:.:.:.:.:.:.彡  .:.:/       =‐ ''^~        __    ___  ̄` 、ヽ  ´
  {  :.:.:.:.:.:.>     .:.:.:./   > ´    ..........:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ニ=─= :.:.:.:.:.:..... ヾ
  乂___>/  / .:.:.:.イ> ´  .....:.:.:.:.:ニ=─    ̄ ̄ ̄   ̄  =‐- `ヾミ、 ノ
       /  / ....:.:/ ´   =‐      ............ -─=…‐-:.:...... _  `¨ \
  / .: / ...:.:./   ´    ........:.:.:.:.:.:.:ニ=‐   ̄  ____二ニニ=-  _ ヽ
  '  .:.:.; ..:.:.:/ ,     ......:.:.:.:> ''^~             __...:.:.:.:.:.:.)⌒ソ ノ
 廴ノ/ .:.:./ /   ..:.:.:.:.:>      ........ -‐…=     -─=≧〈./ ´
    .:. {/ /  ...:.:.:.:>     .......:.:.:.:.> ´    -‐   ̄    _   ヽ
  /:.  ...:.:  .......:.:.:.:./   ........:.:.:.:.>     .......:.:.ニ=─  ─=ニニニ≧ ノ
  廴:.:.:/ ..:.:.:.ィ ´   ...:.:.:.:.:.:.:.: ´ .:.:.: .:.:.> ''^~   _  -─==ニニ> ´
        //   .../ .:.:.:.:.:/   .:.:>  ....:.: ´       -==…─   _
   / /     .:.:./ .:.:.:.:.:/   ..:.:.: ´ ...:.: ´    _ =─… …   ̄ `ヾ   `ヽ
    { (  / .:.:.:/ .:.:.:.:.:/  .....:./ /   ...:.:.:.:.:        ...:.:ニ=‐=爻    ノ
   乂 ...:.:.:/ .:.:.:.:.:/  .:.:.:.:/ /   /       ......:.:> ''^~ ......:.:.{    ,
     //  ..:.:.:.:.イ   .:.:.:.:.:.:..../   / /  ....:.:> ´      ̄  _j   /
      {   / .:.:.:.:.:/   .:.:.:.:/.:.:.:.:/.:./ / .:./ /     _ -=ニ二
     ー { .:.:.:.:.:.:{ ,  .:.:.:イ:.:.:.jゝ、.:.:  .:.:.:.:/ /   ..:.:.: ´     `ヾ__彡
       乂:.:.:.:.:/  :.:.:.:彡´  }.:./.:./ / ......:./       __   ノ
        ─/ ー  ̄       乂.:/ イ....:.:.:.:イ     ´   ゝフ
         廴 _ _          `Y.:.:ノ⌒ヾ=-   / _  -=ニ二´
                  `      ´    ニ=彡  ´  ___  ⌒ヽ
                             ` 〉=-  -……=ミ⌒) ノ
                        ´  /=- ¨¨'''' ヽ ノ⌒  ´
                          /ニ=- `ー  /    ,
                          ノ=-   、__ノ   /
                 ニ=‐   ,.ィ㌢ ¨´  > ´
             _ -‐     ィ㌢  :.:.:.:彡
                       {/ > ´
                        ¨´

                     \: :.     .: :l     /
                     \: :    : :し√ ̄
                      \: :  : : て _
                       ヾ : :   f´  \
                        ノ: :. .: :|     \
                     √:     .::|      丶
                          i:: .     .::j       |
                          |:: :.  ..: ::/       ノ
                     j::.     .:/     √
                     /::. . .::/      /
                       /:   ./      ノ
                   /:.  :/       √
                     /:  . :f         \
                      ノ:.   . :|       /    \
                   | : :   : |  ,√ ̄       丶
                   ∧ : .   :しイ          |
                     /  \:.    :\          |
                !    \:.    :\         |
                       \:.    :丶       !
               ノ        \:..  . .::て_ノ   〉
              ,√             ヾ:.   :√   /
                             }: :  :l     /
                         |:.   .:|   /
                         l:   .:!  /′
                          j :   : し:/
                          /: .    .:f
                           !::. . . .:::/
                            /:::.. .: ::/
                        /:: :.. .:::/
                       /:.    .:(
                        ∧:::. .   .::: て_,√\
                         / }::. .    . ::√
                        / ノ::.     .::|
                  /  `ヽ::..    .::|
                 /       〉::.     .:::し/
                /         /::.       .::/
                  /        ノ::.       ::f
              〈      /::..      ..::|
                 \   /::.           .::しイ       ⌒ヽ
         厂\    \,ノ::.           .::/          〉
        ノ       ,√::.           .::: イ            ノ
      ,√   |     ノ::.           .::/ |        ,√
       !      i! ' /:: :.         . .:::<   |  /     /
   _ ノし,√\ノし/:::.              . .:::\ し'√ソし'//し√\∧ノし√\

転校生「よ、よし・・・ざこはたおした・・・!」

月詠「智花のお弁当おかしいでしょっ!」

転校生「でも、あれしかなかったんだよね。もうぼくこうげきできない」

月詠「これがさっき言ってた秘密兵器・・・?まあ、これだけやれば逃げれるわよね・・・」

転校生「しょうじきここまでとはおもってなかった」

月詠「作った本人もこんなことになるとは夢にも思ってないでしょうね」

・・・

智花「転校生くん、お弁当食べてくれたかなぁ」

夏海「智花・・・あんた・・・」

智花「な、なに?」

夏海「・・・転校生、生きて帰ってきて・・・」

~答え~

浅梨「うぐっ!」

月詠「もうっ!浅梨!あの魔物、あれ喰らって、余裕じゃないの・・・!」

焔「メアリー・・・エレン・・・」

メアリー『テメー、なにバカなことやってんだ』

焔「我妻に・・・守谷に・・・転校生・・・迷惑かけちまった・・・」

転校生「ダンボールビット、いっけー!」

メアリー『テメーみたいなコミュ障に、我妻と守谷、それに転校生が関わる理由はわかったか?』

焔「・・・・・・・・・・・・わかんねぇ・・・」

月詠「こんん!こっちよ!浅梨、回復してなさい!」

メアリー『じゃあ、テメーが我妻を庇った理由はわかるか?』

焔「・・・アタシのために・・・傷つく意味なんかねぇから・・・」

浅梨「大丈夫です!まだやれます!」

メアリー『テメーと精鋭部隊の連中はなんだ?』

焔「ただ、同じ舞台な・・・だけだ・・・」

転校生「ダンボール・・・あっ、もうない・・・っ!」

メアリー『お前の望みはなんだ?』

焔「アイツを、倒してぇ・・・」

月詠「転校生!下がってなさい!あんた、今身を守るモノないんでしょ!」

メアリー「・・・・・・・・・・・・」

焔「・・・メアリー・・・?」

メアリー「・・・・・・・・・・・・」

焔「・・・・・・助、けて・・・・・・」

メアリー「目ぇ開けろや」

~応え~

メアリー「守谷!コイツに回復魔法かけとけ!」

月詠「は、はぁ!?ツク、回復なんてほとんどできないわよ!」

メアリー「魔力ぶん回せ!それである程度カバーできる・・・おい、来栖」

メアリー「同じ部隊で、魔物を倒したいと願ってるヤツがいる」

メアリー「その魔物は超強ぇ。1人じゃ無理だ。だが全員でかかればイケるかもしれねぇ」

メアリー「それが理由だ。他に、なにか必要かよ?」

メアリー「トドメさすのはテメェだ。アレやれ」

焔「・・・・・・・・・・・・アレ?」

メアリー「武田虎千代のホワイトプラズマだ」

焔「な・・・で、できるわけ・・・」

メアリー「【できるかじゃねぇ】だろ。なーに、心配すんな」

メアリー「できなかったら、そん時はアタイがヤツを殺す」

・・・

エレン「我妻、平気か?」

浅梨「は、はい・・・!まだ耐えられます!」

エレン「すまないが、もう少し頼む。私の強化魔法も重ねておく」

エレン「転校生。今から守谷と来栖に魔力を分けてくれ。大量にだ」

エレン「それで、決めるぞ」

転校生「イエス、マーム!」

浅梨「エ、エレン先輩はどうするんですか?」

エレン「これまでの情報尾から、スカーフェイスは不利になると逃走する」

エレン「それを防ぐのは私とメアリーの役目だ。絶対にここから逃がさん」

~ホワイトプラズマ~

焔「・・・・・・ホワイトプラズマ・・・大量の魔力を放出して、レーザーをぶち込む・・・」

焔「おまえが魔力を流し込むことで、射出時間が伸びて更に威力が上がった」

焔「・・・自分を、魔力が通り抜ける筒と考えて・・・」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「何のために訓練してきたんだ・・・!やってやる!」

焔「転校生!」

転校生「はいっ!」

焔「・・・力を貸してくれ・・・!」

転校生「・・・わかった!ぜんりょくでいくよっ!」

・・・

月詠「・・・焔・・・」

・・・

浅梨「来栖先輩・・・」

・・・

メアリー「骨は拾ってやるぜ」

エレン「縁起でもないことを言うな」

イヴ「・・・・・・・・・・・・」

エレン「冬樹。ホワイトプラズマは危険だ。ここにいる必要はないぞ」

イヴ「スカーフェイスを逃がさないためです。お気づかいなく」

・・・

焔「・・・動き始めた。人数が増えて逃げ出す気だな!」

焔「んなことされるか!転校生、行くぞっ!」

転校生「うんっ!ぜんりょく、ぜんかいっ!」

焔・転校生「「消し飛べっ!!!!」」

~火焔の誓約~

焔「・・・・・・ぅ・・・・・・」

月詠「ほ、焔!やっと気がついた!」

浅梨「よかったぁ!あ、まだ動かないでください」

転校生「ほむほむーっ!」ギューッ

焔「わっ、い、いきなり抱き着くなよ!・・・ど、どうなった!?アイツはどうなった!?」

月詠「安心しなさい。ちゃんと倒したわよ」

焔「・・・・・・・・・」

焔「そ・・・そう・・・か・・・」

焔「倒したのか・・・ほ、本当だろうな・・・」

月詠「帰ったらいくらでも戦闘データ見ればいいでしょ。トドメもアンタよ」

月詠「ま、霧散した瞬間には気絶してたみたいだから、実感ないかもだけど」

焔「・・・いや、わかる。ずっと・・・6年、ずっとあったプレッシャーが・・・ない」

焔「・・・・・・・・・・・・」

転校生「ほむほむっ!ほむほむっ!」グリグリ

メアリー「お前もちったぁ落ち着けよ」

焔「う・・・うぅ・・・」ポロポロ

浅梨「わわ、く、来栖先輩!?」

月詠「ちょ、ちょっと、どこか痛めてるんじゃないでしょうね!」

焔「ちげぇよ・・・くそ・・・バカにしやがって・・・」

エレン「お前たち。そろそろ帰るぞ」

メアリー「あーあー、泣いちまってるよ・・・みっともねーな」

焔「・・・う、うっせぇ・・・」

転校生「めありー、めっ!」

メアリー「ケッ。自分で歩けるか」

焔「・・・歩けるよ!」

メアリー「Good!テメーら、撤収だ!」

月詠「先、行ってるわよ」

浅梨「何かあったら呼んでくださいね」

焔「・・・て、転校生・・・」

転校生「なーに?」ニコニコ

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「悪かったな・・・・・・」

転校生「ありゃっ?」

月詠「んなことだと思った。さっきの素直さはどこ行ったのよ」

月詠「ありがとうって言っときなさい。丸く収まるし、そっちの方が喜ぶから」

月詠「いいわね!ありがとうよ!」

焔「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・」ニコニコ

焔「・・・あ・・・・・・」

焔「あり・・・がと・・・」

転校生「どういたしましてっ!」ニコッ

~お疲れ様~

転校生「ただいまーっ!」

兎ノ助「おう!おかえ」

風子「おかえりなさいっ!!!」ギューッ

転校生「ぐぇっ」

兎ノ助「・・・最後まで言わせてくれよ・・・」

エレン「精鋭部隊全員、無事帰還だ。兎ノ助、ただいま帰った」

兎ノ助「おう!お疲れ様!しっかり休んどけよ!」

メアリー「テメーがまともなこと言ってると・・・違和感しかねぇな」

浅梨「明日は台風ですかね?守谷先輩」

月詠「槍でも振るんじゃないの?」

兎ノ助「お前らなぁ・・・」

焔「・・・・・・」

兎ノ助「おっ、焔!おかえり!」

焔「・・・・・・た、ただい・・・ま・・・」

兎ノ助「・・・・・・おおっ!?き、聞いたか!?今焔がただいまって!」

風子「ケガはねーですか!?大丈夫ですか!?すぐに保健室に・・・」ギュウウウウウウウ

転校生「くるしいー!ふーちゃーん!」

エレン「水無月、落ち着け!転校生が苦しがっている!」

兎ノ助「言った・・・ぞ・・・」

兎ノ助「・・・・・・誰かー!風紀委員呼んでー!」

~疲れは行動に~

転校生「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・・」

ありす「ん・・・・・・ぉつかれ・・・ま・・・」

クレプリ「ふぅ、風紀委員長が暴走具合がやばかったさね・・・」

ありす「でも・・・きょ・・・の・・・魔物・・・・・・すごく・・・かった・・・って・・」

クレプリ「ま、こうやって無事に帰ってきてくれてるんだ。万々歳さね。な、ありす?」

ありす「ぅん・・・」ナデナデ

転校生「すぅ・・・すぅ・・・ん・・・」

クレプリ「少年も疲れたみたいだしなぁ。夕飯前なのに寝るなんて、なかなか・・・ん?」

ありす「・・・ぁ・・・」

クレプリ「少年が・・・・疲れて、寝てる・・・」

転校生「ぉかぁ・・・さん・・・」モゾモゾ

ありす「ゃ・・・まっ・・・」

クレプリ「あああ、待て待て待て!少年、またありすを吸う気かっ!?」

転校生「おっぱい・・・」チュウウウウ

ありす「ぁっ・・・だめ・・・!」

さら「こんにちはぁ!転校生さんは・・・ふぇ?」

ノエル「やっほー、転校生くん帰って来たって・・・あれ?」

秋穂「転校生くんの香りがするっ!転校生くんの・・・あっ!」

クレプリ「く、来るなっ!来るんじゃねぇ!」

秋穂「秋穂、いっきまーす!」

ノエル「秋穂ちゃん!?」

さら「ふぇ?・・・・・・ふぇ?」

春乃「秋穂には・・・触れさせないッ!指でもしゃぶってろ!」バッ

転校生「ん・・・ちゅ・・・」

春乃「!?か、かわされ・・・やめなさっ・・・!」

秋穂「おねえちゃん、ずるい!転校生くん、わたしにも!わたしにも!」

さら「・・・・・・きゅうう・・・・」

ノエル「わわわっ、さらちゃんがオーバーヒートして倒れた!」

ありす「・・・・・・」ビクンビクン

ノエル「えっと、えっと、えっと・・・誰か助けってや、やめて、こっち、こな」

今日はここまで!初投下なのでちょっとマシマシで。
前スレ>>1000のリクエストで【智花の料理でタイコンデロガをぶっ飛ばす】が出たので、威力もマシマシにしてみました。
智花は【トライ・ベントー】を作れるようになった!・・・的な。
その威力に耐え切るスカーフェイスさんもかなり強靭さが表せられたと思います。
ラスボスが来ましたね。Bとか行ける気がしねぇ・・・なんとかカードは手に入れたいけど・・・
ましろさんの声がいい感じ。もしかしてこの人、ダジャレ言わなかったら屈指のヒロイン力を誇ったんじゃ・・・
でもダジャレを言わないましろなんてましろじゃないし・・・なんという残念美人。
予告しておくと、北海道でも転校生くんは大活躍しますよ。またヤバくなって執行部が風子におびえることになるけど。
ありすありあり(合言葉)

~健康診断~

クレプリ「ありすー、いつまでそうしてるんさねー。今日は健康診断だろー」

ありす「ぅぅ・・・・・・ぃきたく・・・な・・・」

クレプリ「だーいじょうぶだって、ありすも成長してる!オレっちの目が嘘をついてるように見えるか?」

ありす「・・・・・・」ジトー

クレプリ「そ、そんな目で見ないでくれ・・・わかってるさね。ありすは、正直成長とかそんなのとは無縁だって」

クレプリ「だけどな!たとえ万に一つでも可能性があるならばオレっちはそれに賭けたいんさね!」

ありす「ま・・・んい・・・・とつくらぃ・・・ら・・・ぃらな・・・」

クレプリ「どっちにしろ、今日逃げたって別に日にまた測ることになるんだろ。あきらめてさっさと用意した!」

ありす「ぅぅ・・・ゃだぁ・・・」

・・・

さら「おっきくなってる・・・わたしはおっきくなってる・・・」

秋穂「さらちゃん、大丈夫だよ!いっぱい牛乳も飲んだし、小魚とか使った料理も食べたんだもん!」

ミナ「うーん、戻ってるといいなぁ・・・」

恋(隣にミナがいるといろいろと・・・くっ!)

月詠「浅梨には負けてない浅梨には負けてないちゃんと成長したちゃんと成長した」

イヴ(ノエルより成長してるノエルより成長してる私はエリート体もエリート)

ノエル「うー、今年もいっぱい動いてたし、筋肉ついちゃってるよねぇ・・・体重増えてたら嫌だなぁ」

ありす「ぅぅ・・・・・・」

ゆえ子「・・・はて?どうしてゆえは中等部に混じっているのでしょう?」

初音「うわー、もう死屍累々・・・あたしも人のこと言えねぇけど」

~成長~

さら「・・・・・・はぁ・・・」

秋穂「うん・・・・・・」

ノエル「うう~、やっぱり体重増えてる~」

イヴ(胸が膨らんでも動きにくいだからこれは問題のないむしろ適切な進化なんですええこれは決して負け惜しみなどではなく身体の合理的判断による成長抑制であって)

ミナ「クックック・・・我は真の姿を取り戻したわ!」

恋「わっちはもともと真の姿じゃがの・・・」

月詠「・・・・・・増えてない・・・」

初音「あー、なかなか伸びねぇなぁー。フューチャーも身長伸ばす機械とか開発してくれないかなー」

ありす「ぁ・・・・・・」オロオロ

さら「あっ、ありすちゃん。どうでしたぁ?」

ありす「ぇっと・・・・・・の・・・・・・」

秋穂「うんー?・・・お、おっぱいが・・・おっきくなってる!」

さら「ありすちゃんのおむねが・・・おっきくなってますぅ!」

ありす「ゃ、ぃ、ぃわな・・・で・・・!」

月詠「なんですって!ありす、アンタ、A未満同盟を裏切る気!?」

恋「いや、さすがにいきなり10cmもでっかくなっとらんじゃろ。・・・なっとらんよな?」

初音「身長変わってないのに、胸だけ・・・どうやったんだ?」

ありす「・・・なの・・・しらな・・・・・・ぇす・・・」

ノエル「・・・・・・あっ(察し)」

イヴ「・・・・・・そういうことね」

ミナ「ああ、アレかぁ」

恋「・・・吸引器、試してみるかの・・・」

ありす「ぇっ?・・・・・・ぁっ」

秋穂「とりあえず、今日は転校生くんをつれて、鹿児島ぐらいまで行けばいいかな!?」

さら「ふぇ?」

ゆえ子「宿泊の準備もしないといけませんね」

ありす「ぇと・・・・・・ほどほどに・・・・・・」

※4月1日になると元に戻ります

今日のありす。転校生が疲労時は浅梨の部屋に放り込む計画が思案されているとかなんとか。
明日はリバレコありす。引きに行くしか・・・・・ないっ・・・・・・!
成長・・・圧倒的成長っ・・・!
人口吸引による・・・成長・・・・・・!女性ホルモンが・・・活発化っ・・・!
が、無駄っ・・・・・・!全てリセット・・・・・・!
水泡に帰す・・・・・泡沫の夢・・・・・・!
戦犯・・・・・・智花・・・・・
犯人は・・・・・・智花っ・・・・・!
ありす・・・・・・ありありっ・・・・・・!(合言葉っ・・・・・・!圧倒的合言葉っ・・・・・・!)

~ボッチ体制:Ex~

転校生「・・・・・・」ボー

ありす「・・・・・・」チクチク

卯衣「zzz」

転校生「・・・・・・」ボー

ありす「・・・・・・」チクチク

卯衣「zzz」

月詠「・・・あんたら、何やってんの?」

転校生「おそらみてるの」

ありす「ぉにんぎょ・・・ほつれ・・・・・・ら・・・・・なぉ・・・て・・・・・・す・・・」

卯衣「・・・・・・ん・・・・・・朝・・・・・・?」

月詠「もうお昼よ。ていうか、会話無しでよく間が持つわね」

転校生「え、ふつーじゃない?」

ありす「たまに、ぁります、よ?」

卯衣「会話はコミュニケーションツールのひとつでしかない。特にコミュニケーションを取る必要がないなら会話の成立は不要だと思うのだけれど」

月詠「いや・・・なんか気まずくない?」

転校生「?」←1人遊び大好き

ありす「?」←元ぼっち

卯衣「?」←そもそもそんな概念を持っていない

月詠「・・・ごめん、あんたらに聞いたツクがバカだったわ」

今日のありすたち。子供のころからボーっと空を見るのが好きでした。
雲の形が面白かったのか、何かが見えていたのかは覚えてませんが、とにかくボーっと空を見てました。
空を見ながらのんびりするのが好きです。嫌なこととか全部忘れられます。
リバレコガチャ?あれはゴールドダイスを買ったらついでにカードがついてくるだけだろ?
シルバーメダル集めたいから引いただけですし。ポイントがっぽがっぽですわ。
ありすありあり(なしなしだったけどね!)

~手伝い禁止~

転校生「・・・うー・・・」

絢香「あっ、転校生くん。どうしたの?」

転校生「あっ、あやちゃん。・・・おてつだいきんしっていわれたの」

絢香「え?な、なんで?」

転校生「なんか、みんなが、そういうんだもん」プクー

絢香「あっ、でも気持ちはわかるような・・・」

絢香「ほた、転校生くんってさ、先月は裏世界に行ったり、ちょっと前には精鋭部隊の人たちとタイコンデロガを倒しに行ったりして・・・」

絢香「とにかくずっと働いてるから、こういう機会に羽を伸ばしてほしいんじゃないかな?」

転校生「むー、ぼくもまほーつかいだから、まほーさいてつだいたいのに・・・」

絢香「あっ、じゃあひとつお仕事頼んでいい?」

転校生「うんっ!なになにっ!?」

絢香「(すっごい食いつくなぁ・・・)リハーサルの時間まで、あたしも時間開いてるからさ」

絢香「アイドル、皇絢香のボディーガードをお願いします!」

転校生「りょーかいであります!」ビシッ

絢香「それじゃあよろしくね、転校生くん」

転校生「はーい。あやちゃん、よろしくー!」

~ダンボール禁止~

絢香「そういえば、今日はいつものダンボール持ってきてないんだね」

転校生「だんぼーるもきんしだって」

絢香「あぶないから?」

転校生「うん。はしったり、とんだりとかあぶないって」

絢香「まあ、人が多いもんね。仕方ない仕方ない」

転校生「あと・・・」

絢香「あと?」

転校生「ふつーににもつはこんだりするのにつかうからって」

絢香「珍しく正しい使い方されてる・・・」

転校生「きけんぶつがあるっていってたけど、なんのことだろ?」

絢香「危険物?火薬でも使うのかな?」

・・・

夏海「いい?みちる。智花にバレないように、あの焼きそばを処分するのよ」

みちる「うん。わざわざこの段ボールまで借りてきたしね。絶対成功させるよ」

夏海「今、怜がルートを確保してるから、速やかに、かつ不審な動きをせずに。魔法祭用の荷物運んでるっていうていよ」

みちる「オッケー。智ちゃんには悪いけど、せっかくの魔法祭で死人を出すわけにはいかないもんね」

~開会宣言~

ゆかり「はーい。注目!開会宣言の前に保健委員からお話がありますー!」

ゆかり「皆も知ってると思うけど、魔法祭はいろいろな人が学園にいらっしゃいます」

ゆかり「くれぐれも気をつけて行動しましょう」

ゆかり「えー。それでは、学園長から開会宣言を・・・」

寧々「転校生くーん!みてるー!?寧々がんばるよーっ!」

転校生「がんばれー!」

寧々「よーし、開会宣言ー!今からグリモワール魔法祭を始めまーすっ!」

・・・

寧々「どうだったどうだった?」

転校生「うん、げんきがあってよかったとおもうよ。みんなもうおーっ!ってなってたし」

寧々「でしょでしょー!」

絢香「どっちが年上かわからないわね、あれ」

千佳「転校生って変な所で大人びてるしねー」

絢香「あ、千佳ちゃん」

千佳「おはよー、絢香。ちょうど探してたのよ。見つかってよかった」

絢香「絢香を?」

千佳「うん。はい、これ」

絢香「これ・・・ブレスレット?」

千佳「そうよ。記念に作った、みんなお揃いのやつなんだけどさー」

絢香「うわ・・・絢香の名前が入ってる。ありがとう!」

千佳「ホントはもっと早く渡そうと思ってたんだけどさー」

千佳「全員の名前入れてたら、むっちゃ時間かかった・・・」

転校生「なになにー?」

寧々「あっ、皇ちゃん、かわいいのつけてる!」

絢香「あっ、これはね・・・」

千佳「ちょーどよかったわ。はい、こっちが転校生の分で、こっちが学園長の分」

転校生「わっ、いいの?ありがとっ!」

寧々「ありがとー!転校生くん、おそろいだねー!」

転校生「みんなおそろいー♪」

千佳「いやー、そんなに喜んでくれると苦労した甲斐があるわ、うんうん」

~コスプレ警備~

鳴子「これでよしっと・・・」

絢香「おはようございます、それって魔法祭の壁新聞新聞ですか?」

鳴子「おや、皇君、間宮君。それに転校生くんも、おはよう」

転校生「おはよー。なになに?なんてかいてあるの?」

千佳「えっと、風紀委員と生徒会がコスプレ警備・・・だって。何それ、ウケるんだけど」

絢香「へぇー、そんなこともやるんだ。気合入ってるなぁ・・・」

鳴子「ああ、学園祭の雰囲気を壊さないように、見回りも強化する。だから安心してくれ、皇君」

転校生「?」

絢香「あ、あはは・・・」

風子「なんですか。この新聞は・・・」

鳴子「おっと、これはこれは・・・まだ、コスプレしていないんだね」

風子「ウチらは好きでコスプレ警備なんてしてるわけじゃねーんですがね・・・」

虎千代「まぁまぁ、そういうな水無月」

転校生「・・・・・・」プクー

千佳「あれ?転校生、どうしたの?」

転校生「けーびのおてつだいもきんしだっていわれたの。ふーちゃんに。だからむごんのてーこーをしてるの」

風子「いや、喋ってるじゃねーですか」

転校生「ふーんだ」プイッ

風子「あとでお菓子買ってあげますから、今日はおとなしくしててくだせー」ツンツン

転校生「むー、プリン!ぷっちんするやつ!」

絢香「結構お手頃価格の抵抗なんだね」

風子「はいはい、わかりましたよ。んじゃ、ウチは正門の警備があるんでこれで・・・」

鳴子「それじゃ。新聞貼ったし、僕もこれで失礼するよ」

鳴子「転校生くん、皇君のことをよろしく頼むよ」

転校生「はーい」

虎千代「うーん。いいアイディアだと思ったんだがな・・・コスプレ」

虎千代「おっと、アタシも用事を忘れていた。それじゃ皆、魔法祭を楽しんでくれ」

~問題発生~

絢香「それじゃあ、どこ行こうか・・・どこかおすすめの場所とかある?」

千佳「おすすめ?うーん、料理部とか?」

転校生「おまつりっていったらこなもんだよね!たこやきやきそばおこのみやき!」

千佳「転校生もこう言ってるし、ちょっと行ってみようよ」

絢香「うん、そうだね。・・・食べ過ぎないようにしないと・・・」

・・・

千佳「よし、とうちゃーく」

転校生「なにつくってるんだろー?」

???「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!」

千佳「ちょっと!何?今の悲鳴・・・」

絢香「とにかく、行ってみよう!」

・・・

小蓮「・・・なんてこと!絶望的ネ・・・!」

明鈴「どうするのだ花梨!?これじゃお店できないアル!」

花梨「んだなぁ。どうするべ・・・」

千佳「ちょっとなに!?悲鳴が聞こえたんだけど!」

明鈴「大変なのだ!お店が・・・焼きそばがぁ・・・」

~仕分人~

花梨「買い物さ行ってる間に、皆に仕込み頼んでたんだけど・・・」

花梨「おらの焼きそばと・・・智花が手伝いで作った焼きそばが混ざっちまって・・・」

小蓮「どれが智花の焼きそばか分からなくなったしまったヨ!」

明鈴「夏海とみちるが処分してくれてるって言ってたから安心してたら、いつのまにか増えてたアル!」

絢香「それは追加で作ったってことだよね?増殖じゃないよね?」

花梨「増殖だの方だべ」

転校生「ふえるわかめ・・・?」

千佳「そんなチャチなもんじゃないでしょ」

転校生「ていうか、さいきんともちゃんのおりょうりしんかしてるなぁ・・・」

絢香「旧科研爆破一掃事件、タイコンデロガ一撃事件・・・」

明鈴「数えてたらキリがないアル!」

小蓮「料理部、始まって以来の最大ピンチだヨ・・・」

花梨「流石に自分で増える焼きそばを売るわけにはいかねぇすけな」

転校生「あっ、でもあじはいけるよ」モグモグ

千佳「なにしてるのー!?ほら、ペッしなさい、ペッ!」

絢香「ていうか、質量保存とかどうなってるの?」

転校生「うん、わかった。これとこれとこれとこれはともちゃんの。あとこれとこれとこれも。これもかな?これもたぶん・・・」

明鈴「ど、どうやったアルか!?」

転校生「けーけんとかん」

花梨「転校生の勘は当たるけど、今回は怖すぎて手が出せねぇべな」

明鈴「じゃあ、どうするの?」

花梨「別のもんから売ってくすけ。焼きそばは、料理部で食うぞ」

転校生「しわけおわりー」

絢香「えっと、じゃあこの焼きそばは・・・食べちゃっていいかんじ?」

小蓮「命の保証はしないネ」

千佳「・・・転校生が食ってるんだから、うちもいける!よし、食べる!」

絢香「あ、絢香も!ここで見捨てるわけにはいかない!」

小蓮「あ、アナタたち・・・」

明鈴「ぼ、ボクも!これくらい、たべきってやるのだ!」

・・・

絢香「・・・胃の中で、増えてる・・・確実に・・・」

千佳「・・・今日もう何も食べなくていいわ・・・」

転校生「ごちそうさまー」←普段から食べているので耐性ができている

~休憩~

千佳「絢香、ちょっと休憩してるってさ」

転校生「あやちゃん、ともちゃんのやきそばばっか食べてたからねー」

千佳「うちも結構当たったし・・・ロシアンルーレット焼きそばとかはじめてなんですけど・・・」

転校生「まあ、きょーは食べれるだけマシだよ」

千佳「これ、急に爆発したりしないよね?うちのからだが四散したりしないよね?」

転校生「ばくはつはおべんとうかなべじゃないとしたことないなー」

千佳「密封されたら爆発するの?・・・まあ、とりあえず飲み物飲み物・・・っと、ああ、やっぱり・・・」

転校生「じはんき、ならんでるねー」

千佳「学園内にもカフェとかあるんだからいけばいいのに!うちらも他人のこと言えないけど!」

転校生「・・・んー、こーゆーときは・・・」

千佳「こーゆー時は?」

転校生「このは!」

香ノ葉「はい、お茶やえ」シュタッ

千佳「!?」

転校生「ありがとー!」

香ノ葉「いやいや、別にいいんよ。あ、後で茶道部にもどうぞおこしやす~」

千佳「・・・あとで行こっか」

転校生「そだねー」

~差し入れ~

千佳「あ、絢香からもあっとだ」

絢香<(ごめん、ライブの打ち合わせがあるから、戻らなきゃ)

転校生「ライブの・・・なに?」

千佳「打ち合わせ。相談というか、確認というか、まあそんな感じよ」

転校生「あー、このおちゃ、どうする?」

千佳「うちはもういいわ。転校生、アンタ飲む?」

転校生「ぼくもいらなーい。・・・・・・あっ、そうだ」

・・・

ありす「・・・・・・」

クレプリ「客来ねぇなー。ま、そっちの方が楽でいいけど」

ありす「ひと・・・こな・・・・ぅが・・・・・・」

クレプリ「でも、去年も一昨年も断ってたのに、今年はどうして店番する気になったんさね?」

ありす「ぇと・・・ぶちょ・・・さんに・・・・・・土下座・・・・・・れて・・・」

クレプリ「オレっちがシロー、インティとマスコット会議をしてる間にそんなことが・・・」

ありす「・・・っちも・・・・・気にな・・・・・・」

転校生「あーりすちゃーん!」

ありす「!」ビクッ

千佳「何?手芸部?」

クレプリ「おー、転校生と・・・ギャル?」

転校生「これ、さしいれー」

ありす「ぁ・・・ぁり、がと・・・・・・」

千佳「うわ、ここ結構ガチなのとか売ってんじゃん。このポシェットとかかわいい・・・」

千佳「ねえ、これいくら?」

ありす「ぁ、ぇと、ぇと・・・」ワタワタ

クレプリ「えっと、ポシェットは1800円さね」

千佳「うわ、安!おんなじの買おうとしたら5千円ぐらいかかるのに!」

クレプリ「あんま高すぎても売れねぇからなー。手作りだし、学園祭だし、手が出しやすい値段設定にしてるんさね」

千佳「はいはーい、じゃあこれ買いまーす。えっと、財布財布・・・」

千佳「あ、2千円でいい?ちょっと小銭が無くて・・・」

ありす「ぁ・・・ぁぃ・・・・・・200円の・・・ぉつ・・・・・・ぇす・・・」

千佳「あー、いい買い物したわー。もっと早く知っときゃよかった。クラスの子にも教えてあげよーっと」

転校生「じゃあ、ありすちゃん、またくるねー」

ありす「ぁ、ぁりがと・・・ござ、ました・・・!」

クレプリ「またのご利用、お待ちしてるさね」

~消えたアイドル~

千佳「まだ、絢香のライブまで時間あるんだよねー」ソフトクリームウマー

転校生「そだねー」ペロペロ

千佳「どうしよっかなー。そろそろ教室戻ろうかな」

千佳「転校生。アンタ、どうする?」

転校生「んー、どうしよ?」ペロペロ

秋穂「あっ、ソフトクリーム、どこに売ってたの?」ペロペロ

千佳「・・・・・・!?」

律「あっ、おーい!転校生!千佳!」

転校生「あっ、りっちゃん」

律「やっと見つけた。絢香がどこに行ったか知らねーか?」

千佳「ライブの打ち合わせに行くっつってたよ。結構前に」

律「えっ?来てないぜ?」

転校生「えっ?」

律「もうすぐ本番なのい連絡も取れないって言ってさ」

律「近くにいたあたしたちが探してんだ」

千佳「どっかで、寄り道してんじゃないの?」

律「でも、アイツがブッチとかしそうにないけどなぁ」

転校生「・・・むふふ」

千佳「転校生、どうしたの?」

転校生「いやー、しかたないなー、あやちゃんいないとこまっちゃうし、これはもうおてつだいしたいといけないかなー」

転校生「きんきゅーじたいだからしかたないなー、うん、しかたないしかたない」

転校生「と、いうわけで!おてつだいするよ!」キラキラ

千佳「うわ、めっちゃ目がキラキラしてる」

律「おう、頼むぜ!」

転校生「ふっふっふ・・・かくれんぼは・・・とくいだよ!」

秋穂「わたし、さらちゃんたちにも言ってきます!おねえちゃんも手伝って!」

春乃「秋穂のためならっ!」

千佳「うわー、これ5秒で見つかりそうな布陣だわー」

律「ていうか、瑠璃川はどこからでてきたんだ?」

今日はここまで!コミュイベはどうしても長くなる傾向にある・・・
智花の料理は一応上手くなっているらしいです。気合を入れると空回りするだけで。
転校生のお手伝い好きは生来のもので、何か打算があったりするわけじゃないです。
でも周りは転校生に休んで欲しいから手伝わないように言ってしまうという。
親の心子知らずであり、子の心親知らずでもあります。相互理解って難しいです。
中級幸子と戦おうとしたらすごく重くなるのは私だけでしょうか?なんでそんなにって思うぐらい重くなる・・・
ありすありあり(合言葉)

~邂逅~

幼女「ふぇぇ・・・あのお人形が欲しいよぉ・・・」

クレプリ「おう、えーそれは、500円だな」

幼女「ふぇぇ・・・ワンコインでお手ごろだよぉ・・・」

ありす「・・・ぉにんぎょ・・・だぃじに・・・て・・・くださ・・・」

幼女「ふぇぇ・・・わかったよぉ・・・」

クレプリ「・・・やったな、ありす!さっきのあれ、ありすが作ったやつさね!」

ありす「ぅん・・・・・・ぅれし・・・・・・♪」

「ふわぁ~」

ありす「ぁ・・・ぃらっしゃ・・・せ・・・」

「あやー・・・あれー・・・」

アヤ「ん?これがいいのか?えっと、これと、あとこれで」

ありす「ぁ・・・ぇと・・・2つで、せんぇ・・・・・・ぇす・・・」

アヤ「1000円だな、よし。ほら、こずえ。ちゃんとお礼言うんだぞ」

こずえ「おねーちゃん、ありがとぉー」

ありす「ぁ、ぁりが・・・ござぃ、ます・・・」

アヤ「ありがとな。そろそろありすたちと合流しないと」

クレプリ「え?ありすはここに・・・」

ありす「ぁ・・・ぁぃどるの・・・ぅ・・・・・・しょうたぃ、して・・・」

クレプリ「そうだったのか?にしても、今の女の子、どっかで見たことあるような・・・」

・・・

―後日―

転校生「えぇー!?こずえちゃんきてたのー!?」

鳴子「うん。親戚のよしみでね、招待したんだよ。会わなかったかい?」

転校生「あってない!いってくれればさがしてたのに!」

ありす「・・・・・・ぁっ・・・」

ありす(・・・何も言わないでおこう・・・・・・)

今日のありすと転校生の推しアイドル。アイドルさんの方はちょうど温泉から帰ってきたぐらいの時期だとか。
会いたいのに妙にすれ違うというか、こういう時は運が悪いのが転校生くん。
これから先会うことができるのか・・・
招待したといっても、招待状とかは特になくて、来たらどう?みたいな感じで誘っただけです。
ありすはありすとブライダルの時に連絡先交換してて、ANWでも宣伝はしてたみたいです。
次回は今日のは23時くらいに更新予定です。
ありすありあり(合言葉)

~捜索願い~

風子「で、最後に話したのが飲み物を買いに行く前で、その後もあっとに連絡が入ったと」

千佳「うん。それがえっと、あ、これ履歴」

風子「はい、どーも。ふむ、けっこー前ですね」

転校生「ふーちゃんふーちゃん」クイクイ

風子「どうしました?」

転校生「あかずきんちゃん、かわいいね」

風子「ありがとーごぜーます。ほんとーに打ち合わせなら現れないわけねーですし・・・」

風子「かといって誘拐とかされてるならこんなの打つ暇もねーでしょうし。打たされたという可能性もありますが」

転校生「ふーちゃんふーちゃん」クイクイ

風子「はいはい、なんですか」

転校生「きんきゅーじたいだから、みんなでさがさないといけないよね」

風子「アンタさんはダメですよ」

千佳「えっ?で、でも・・・」

虎千代「皇に脅迫文が来ている以上、学園内のどこに不満があるやつが潜んでいるかわからないからな」

虎千代「転校生、気持ちは嬉しいが、今回はおとなしくしていてくれ」

転校生「ぶー・・・」プクー

千佳「・・・っていうか、脅迫文って?」

律「あれ?言ってなかったっけ?」

千佳「聞いてないし!そんなのあったなら、絢香も言ってくれれば・・・」

~場繋ぎ~

転校生「うー・・・かくれんぼ、とくいなのに・・・」

自由「まーまー、そうむくれてないで。ほら、いそうな場所を連絡するとか・・・」

転校生「そーさのきほんはあしだよ!あるきまわってさがすの!」

自由「一発で隠れ場所を当てる転校生くんに言われても説得力ないっすよ」

姫「しかし、今日は多くの方々が学園内にいるのも事実です。水無月さんの懸念も仕方ありませんよ」

刀子「そんな不埒な奴がおりましたら、拙者が一思いに叩き切って見せましょうぞ!」

自由「それこそ問題っすよ!まぁでも今は、猫の手も借りたいぐらいっすからねぇ」

転校生「むむむ~っ!」

姫「ですが、私たちの仕事も必要なことですわ。皇さんが来るまでの間、完璧に場を繋ぐ」

姫「どうしても転校生さんの魔力が必要となってしまいますから、また頼ることになってしまいますが・・・」

転校生「それはべつにいいよ。まりょくぐらいいつものことだし」

姫「では、早く準備を済ませてしまいましょう」

刀子「自由、しっかり持てよ。決して落とすでないぞ!」

自由「わかってますよ。よっこらせっと!」

転校生「だんぼーるもつかえないー。うー・・・」

姫「鉢植えを運ぶのに使用させていただいてますから。土がこぼれなくて助かります」

自由「終わったら洗えますしね」

刀子「ううむ、段ボールも存外バカにできんな・・・」

転校生「ダンボールだからねー」

~お手伝いその1~

智花「会場の皆様。大変お待たせしてごめんなさい!」

智花「予定していたステージ演目ですが、急遽変更となりまして・・・」

智花「野薔薇姫さんによる、舞台【バラの庭園】を上演いたします!」

ブーブー

ふみふみ「薔薇の庭園、ですか」

橘ありす「知ってるんですか?」

ふみふみ「確か、トルコの古い作品だったかと・・・」

橘ありす「あれ?でもこれって、演目が明日になってますよ?・・・もしかして、例の脅迫文のことで何か・・・」

ナニヤッテンダー

第5ドール「あら、随分と懐かしい作品ね。この名前を聞いたのもいつぶりかしら」

第3ドール「そういえば真紅、さっき真紅と声がそっくりな人間がダンスしてましたけど、知り合いだったりしません?」

第6ドール「あっ、それ、ヒナもみたの!この前のお屋敷でも見なかった?」

第5ドール「いえ、知らないわね」

アヤカチャンヲダセー

姫「・・・何も心配はいりませんわ。お任せください!」

姫「本来なら咲く季節の異なる数種類のバラ・・・それを魔法で同時に咲かせます」

姫「自然な咲かせ方ではないので、バラには負担をかけますが・・・」

姫「これで、皆様の心が少しでも落ち着けば、まずはよし!」

姫「ただし、薔薇を一気に咲かせる魔力は私にはありません・・・ですから!」

転校生「ぼくのでばんだ!」

姫「お願いしますよ、転校生さん」

自由「・・・しかたないっすねー。お嬢だけさらし者になったら本家に殺されそうだし・・・」

刀子「曲者が現れた時のために、速やかに退場するルートを調べておかねば・・・」

姫「2人とも!失敗を前提にしないように!」

自由「ですが、アイドルのファンにウケる内容じゃありませんし・・・」

姫「バラはいいものです!」

ウホッ

自由「・・・は、はぁ・・・」

刀子「いま、何やら不審な声が聞こえなかったか?」

~連絡はしっかりと~

虎千代「・・・野薔薇には悪いことをしてしまった」

虎千代「だが、なにもせずに時間が過ぎることだけは避けられたな」

虎千代「よし。アタシも皇捜索に向かう」

転校生「うん、がんばってね!」

虎千代「あ、いや、そのことなんだが、転校生」

転校生「うん?」

虎千代「お前の出番が終わったあたりで、一度連絡をくれないか」

転校生「え?なんで?」

虎千代「皇を心配しているのは、お前も同じだろう。そこに何もせずにただ見ておけ、というのは酷いかと思ってな」

虎千代「アタシが迎えに来るから、一緒に探そう」

転校生「・・・うん!」

虎千代「それじゃあ、頼むぞ。連絡を忘れないようにな」

転校生「はーい!」

~お手伝いその2~

虎千代「さて、どこから探したらいいものか・・・」

転校生「なにかわかったこととかは?」

虎千代「少なくとも学園外には出ていないこと、最後に見たのは授業棟の方に向かっていたことぐらいか」

転校生「うーん、きょーしつってだいたいつかってるよね?」

虎千代「ああ。店にしているところもあれば、荷物置き場として使っているところもあるが・・・」

転校生「さいごにみたのっていつぐらい?」

虎千代「たしか、間宮にもあっとが届いたのと同じぐらいだったな」

転校生「じゃあ、そっからはだれもみてないんだね。たぶん」

虎千代「今のところはそうだな」

転校生「えっと、パンフレットみたら、えっと・・・よし!」

虎千代「まさか、わかったのか!?」

転校生「わかんない!」

虎千代「さっきの意味ありげな【よし!】はなんだったんだ」

転校生「まあでも、いっかいおくじょーいってみようよ」

虎千代「・・・屋上?」

転校生「かくれんぼするときね、とりあえずさいしょはそこにいくの。そとにかくれてるのとかすぐにみつかるんだよー」

虎千代「む、そうか。たしかに屋上からなら見渡せるな・・・よし、向かってみるか」

転校生「れっつごー!」

~ドンピシャ~

千佳「あ」

律「お」

虎千代「む」

転校生「うん?」

千佳「あれ?転校生も、会長も、なんでここに?」

虎千代「こっちは、転校生が一度上から探してみようと提案してくれてな」

律「マジで?あたしたちもちょうどそうしようとしてたとこでさー」

転校生「きぐーだねー」

律「やっぱ波長が合ってるんだろな!これぞ、ロック!」

転校生「ロック!」

千佳「はいはい、いいからさっさと行くなら行くわよ」

虎千代「野薔薇たちが場をつないでくれているんだ、早く見つけないといかん」

bbbbbb

虎千代「ん?・・・・・・なるほど、転校生、流石だな」

転校生「え?」

虎千代「行けば分かるさ。しかし、かくれんぼが得意というのも納得がいく」

転校生「え?え?なんで?なんのこと?」

律「よくわかんねーけど・・・行こうぜ!」

転校生「・・・そだね!」

千佳「あんたら、頭空っぽそうで、人生楽しそうよねー・・・」

虎千代「間宮、音無。転校生を頼む。呼び出しがあったから、アタシは一度、水無月と合流してくる」

千佳「え、あ、はい」

~見つかった絢香~

律「んーっ。屋上はいいなぁ!人すくねーし景色はいいし!」

千佳「あ、あんたね!真面目に探す気、あんの!?」

律「だいじょーぶだいじょーぶ、そもそもアレだぞ?」

律「この学園、もの凄いセキリュティなんだぜ。簡単に入れないって、そういうの」

転校生「ふうきいいんとかみんなががんばってるからねー」

千佳「毎年1人は取り締まられてるっての!」

絢香「しーっ!しーっ!」

転校生「あ、あやちゃんみぃつけた!」

律「あ、絢香じゃん。なにしてんの?」

千佳「あーもー!絢香なんかほっといて!早く絢香、探さなきゃいけないのに!」

千佳「・・・・・・・・・・・・」

千佳「・・・・・・・・・・・・え?」

律「みんな探してるぞ?その子供どうしたんだ?」

転校生「・・・・・・むぅ」

絢香「・・・あ、や、やっぱり探してるよね・・・」

絢香「謝んなきゃなぁ」

~独占欲~

律「なに、その子寝てんの?」

絢香「うん。誰かがここの鍵、閉め忘れたみたいで」

絢香「それでドアが開放されてた時に、迷子になったこの子が入り込んじゃったの」

絢香「で、ドアが閉まって、ノブに手が届かないから締め出されて・・・」

絢香「泣き声が聞こえたから、あたしがね。それに、なんだかほら・・・」チラッ

転校生「むむぅ・・・」ジーッ

絢香「放っておけなくて、ね?」

千佳「まあ、こいつ見てたらそうなるかぁ」ツンツン

律「てか、転校生、さっきからなんで睨んでんだ?」

千佳「さあ?知り合いなの?」

転校生(あやちゃんのおひざ・・・・・・ぼくだけだったのに・・・・・・)

絢香(まあ、今までは転校生くんにしか貸したことないけど・・・ふふっ、かわいいなぁ・・・)

~怒らないで~

虎千代「・・・慰めたら寝てしまって、身動きが取れなくなっていたのか」

虎千代「誰かに連絡をくれればいいものを」

絢香「・・・すいません。デバイスの充電が切れて・・・それに・・・」

絢香「・・・えっと、その、母親から離れて凄く寂しがってるんです」

絢香「あたしが来て安心しきってた・・・もし起きた時にあたしがいなかったら・・・」

転校生「・・・そうだよね。ひとりでしらないとこって、こわいもんね」ツンツン

風子「母親、特定しました。向こう方も必死でしたよ」ヤメナサイ

絢香「あっ・・・あの、お願いがあって・・・この子、あまり怒らないであげてください」

絢香「親に黙っていなくなったこと、とっても後悔してるんです」

絢香「悪いことしたって知られたら、親に怒られるからって」

転校生「ふーちゃん・・・」

風子「そもそも屋上に入れたのがこちらの手落ちです」

風子「その子は悪いことしてやしません。さ、親が来ます」

風子「子供は間宮に任せて、アンタさんは行ってくだせー」

千佳「え!?う、うち!?」

風子「野薔薇のお嬢さんが、お客さんの怒りを肩代わりしてます」

風子「その子はもう大丈夫。今度は彼女らを助けてやってくだせー」

絢香「・・・はい!」

転校生「よし!かいじょーまでおくるよ!」

絢香「うん、よろしくね!」

転校生「すぅ・・・うーちゃーーーん!!!!!カモーーーーーン!!!!!!」

絢香「え?」

バサッバサッ

卯衣「天より舞い降りしフォーリンエンジェル・立華卯衣。参上」バサッバサッ

風子「・・・ええ・・・・・・」

転校生「あやちゃんをかいじょうまで!よっろしくぅ!」

絢香「え?ちょっと嫌な予感がするんだけどねえ待ってまさかこのまま一直線とかそんなこと」

卯衣「わかったわ。I can fly」

絢香「ちょっ、待って!やめてやめて!大空は飛行機で満足してるからぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

卯衣「Yes, we can!」

絢香「やめてぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

~紐無しバンジー~

クダラネーモンミセルナー!
オモシロクネーンダヨー!
ニュウサンキントッテルゥ?

姫「・・・・・・・・・・・・」

刀子「な、なんという罵詈雑言。ヤツら、鬼畜か」

自由「お嬢、お嬢。まともに聞かない方がいいっすよ!」

自由「そもそもお嬢の舞台と客の好みが違う上に、もともと怒ってる人らですから!」

姫「・・・もちろん、わかっておりますよ」

姫「しかし、Magic☆Starのメンバーの方でも抑えきれないとは・・・」

自由「マジスタはよくも悪くも、【絢香ちゃん】人気が大きいですからね」

自由「魔法使いって点が1番の注目ポイントなんで、他の子はどうしても・・・」

刀子「このまま芝居を続けても得るものはなさそうですが・・・いかがしますか?」

姫「・・・やり遂げねばならないでしょう。得る得ないの問題ではありません」

<イヤァァァァァァァァァ・・・

自由「・・・ん?なんか声が・・・」

刀子「悲鳴・・・?」

姫「上、から?」

智花「・・・あれ?天井が開いた!?ここ、体育館ですよね!?」

自由「つか、なんか人影が・・・」

絢香「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「親方!空から女の子が!」

「あ、あれは・・・」

絢香「う、受け身っ!!!」ズダン!!

刀子「見事な受け身でござる!」

智花「皇さん!?」

絢香「って、殺す気かぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!パラシュート無しスカイダイビングなんていくら魔法使いでも無理があるからっ!」

卯衣「それでは、聞いてください。立華卯衣で、【Reason of life】」

絢香「やめてー!絢香たちのステージだから!今からMagic☆Starのライブだから!乗っ取らないで!」

結希「卯衣!それはまだ未発表の曲よ!」

天「具体的には2016年7月23日に公開されるものだから私たちの時間軸ではまだね」

絢香「ああもう!乗っ取られる前に歌うしかない!みんな、遅れてごめんなさい!」

絢香「Magic☆Starの魔法祭特別ライブ!」

絢香「1曲目【スタートの合図】。行っくよーっ!」

~頑張ったね~

姫「・・・皇さんが見つかってよかった。私の舞台は終わりましたわ」

姫「完璧・・・とまではいきませんでしたが」

転校生「おつかれさま、のいばあ」

姫「・・・・・・・・・・・・」

姫「人の悪意とは・・・強烈ですね」

姫「私、大勢の前に立った経験はあまりありませんでした」

姫「私、口では場繋ぎだと言っておりましたが、本当は・・・」

姫「なんの問題もなく皆様に喜んでいただけると、信じておりました」

転校生「・・・うん」

姫「ですから・・・正直、罵声やブーイングは辛かったですね」

姫「喜んでいただけた人もいると知ることができたのが、せめてもの救いです」

転校生「うん」

姫「・・・刀子と自由が止めた訳が、やっとわかりました」

姫「完璧に演ずれば喜んでいただけると、思い込んでいたのですね」

姫「皇さんは、あの空気を一瞬で納めました。一部では、もともと予定されていた演出だったんじゃないかと囁かれているぐらいです」

姫「本当に、スゴい・・・・・・」

姫「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・のいばあ・・・・・・」

姫「すいません、目を閉じてくださいまし」ポロポロ

転校生「えっ?」

姫「早く!早く閉じてください!」

姫「・・・このような顔・・・だ、誰にも・・・」

転校生「・・・よくがんばったね」ナデナデ

姫「や、やめて・・・ください・・・そんなことされたら・・・止まらなく・・・なってしまいます・・・」

転校生「ひめちゃんは、がんばったよ。みんな、わかってる。ちゃんとみんな、みてくれてる」

姫「うぅっ・・・・・・ううぅっ・・・」

転校生「だれもみてないから、いまはかんぺきじゃなくてもいいんだよ」

姫「~~~~~~~~~~!!!!!!」

~これだからアイドルは~

姫「・・・・・・・・・・・・」

姫「申し訳ありません・・・あなたたちに無理をさせてしまって」

自由「まぁ・・・晒しには慣れてるっすから」

刀子「姫殿は立派でした。全ては拙者の力量の無さゆえに・・・!」

姫「刀子、およしなさい。もちろん成功した方がよかったですが」

姫「・・・責務は果たせたでしょうか」

自由「場繋ぎとしては頑張った方っすよ」

自由「【絢香ちゃん】目当ての人の中にも、喜んでくれた人もいるみたいですし」

絢香「野薔薇さん!」

姫「皇さん・・・お疲れ様です。お怪我はありませんでしたか?」

絢香「あ、うん。そっちは大丈夫・・・受け身の練習はしてたし・・・」

絢香「ってそうじゃなくて、本当にごめんなさい!わたしのために・・・」

姫「事情は聞いております。危険なことがなくてよかった」

姫「とても、素晴らしいステージでした。それまでの怒りが嘘のように」

絢香「野薔薇さんが場を繋いでくれたから、みんなのテンションが下がらなかったの」

刀子「ば、バカな…あれだけの罵声を浴びてたのだぞ!」

自由「いやまぁ、さっきも言いましたけど、結構喜んでる人もいたんですよね」

自由「ネットの掲示板とか、お嬢がネタになってたりしますし」

「あ、いたぞいたぞ!あっちだ!」

絢香「あれ?あの娘は・・・」

自由「あれって、アイドルの・・・」

観客「はいさい!さっきの!ノイバラさん、だっけ?」

姫「はい、野薔薇は私ですが・・・」

観客「そうそう!舞台、見てて楽しかったさ!もしかして、ここのバラも?」

姫「ええ、私が育てているものですが・・・」

観客「ほえー、すっごいなぁ。自分、動物はたくさん飼ってるんだけど、植物は育てようとしても・・・」

刀子「ああ、食われてしまうのか」

観客「そうだぞ。・・・舞台の時、色々言ってるヤツらがいたと思うけど、自分は見てて楽しかった!」

観客「あと、すっごいいい声だったな!」

姫「あ、ありがとうございます」

観客「それだけ言いたくて・・・あっ、自分、友達待たせてるから、もう行かなきゃ。またねー!」

姫「・・・行って、しまわれましたね・・・・・・・ふふ、楽しかった、ですって」

自由「生の声って、いいっすねぇ」

刀子「うむ!姫殿のよさがわかるとは、あいつは見どころがあるな!」

絢香「これがあるから、アイドルはがんばれるんだよね・・・」

絢香「ああやって言ってくれるのも、野薔薇さんがしっかりやってくれたからだよ」

姫「・・・ほーっほっほ!当然ですわ!野薔薇たるもの、もちろんです!」

自由「あ、復活した」

刀子「姫殿・・・よかった・・・」

~さあ、遊ぼう!~

転校生「ありすちゃーん!こっちこっちー!」

ありす「ぁ・・・またせ・・・・・ごめ・・・」

さら「大丈夫ですよぉ!」

ノエル「みんな来たばっかりだもんね」

秋穂「ノエルちゃんだけ30分前に来てたよね!」

ノエル「あ、秋穂ちゃん!ってか、なんで知ってるの!?」

秋穂「転校生くんとの待ち合わせだよ?2時間前到着はあたりまえじゃない?」

ノエル「感覚がぶっ飛んでる!ていうか、いっつもしてたの!?」

秋穂「そうだよ?」

ありす「ぇ・・・このまぇ・・・・・・」

さら「あさの6時に集まっておさんぽにいきましたねぇ」

転校生「と、いうことは、4じから?」

秋穂「うん」

ノエル「・・・・・・さ、さあ行こう!魔法祭最終日だし、遊びつくさなきゃ損だよ!」

さら「・・・・・・はい!」

ありす(・・・なかったことにする気だ・・・わたしもそうしたいけど)

転校生「あっ、じゃああれいこ!まみちかがやってるメイドカフェ!」

クレプリ「ああ、あのギャルか?」

ありす「ぁ・・・ぁのひと・・・・・・の・・・・・・?」

秋穂「転校生くんのメイドにならいつでもなってあげ」

ノエル「行くよ!」

~一緒に~

風子「・・・天井の改装の件、ウチなんにも聞いてねーんですが・・・」

転校生「しっこーぶからおねがいがあったらしいよー」ヒョコッ

風子「おや、おかえりなさい。どこ行ってたんですか?」

転校生「ほむほむのとこー」

風子「来栖のとこですか?・・・ああ、確か、ホワイトプラズマ撃った反動で全身筋肉痛でしたね」

転校生「マシにはなったみたいだけどねー」

風子「それで、執行部からお願いとは?」

転校生「やねにボールがのってもすぐにとれるようにだって」

風子「規模の割にやることがちいせーですね」

転校生「・・・むふふ、ふーちゃん」

風子「ん?・・・ああ、そうでしたね。それじゃ、行きましょうか」

転校生「うん!こーばいまでれっつごー!」

風子「はい、れっつごー」

・・・

風子「今年の魔法祭、まあいろいろとありましたが、ちゃんと楽しめました?」

転校生「うん!たのしかったー!」

風子「それはよかったです。ウチはどうしても仕事のほーに集中しなきゃいけませんので、一緒にいれねーのが残念ですが・・・」

風子「アンタさんがそういってくれるなら、ウチの中では大成功です」

転校生「ふーちゃん、おつかれさまー」

風子「はい、お疲れさまでした。そういえば、また警備のクエストが来てましてね、次は・・・」

今日はここまで!グリモア開いたら・・・あれ?女神かな?
[正月]ありすが美しすぎる。覚醒後とかこれ女神だろこれ。
ここまで美しいと、逆に落ち着いてきますね。いつもみたいになることがない。
ああ、わかった・・・これが・・・【和の心】なのか・・・
一年の最後にとてもいいものを見せてもらいました。これで来年からも戦える。
さてと、運営にお年玉の準備をしないといけませんね・・・・・・
4月末から初めたグリモアスレも、ここまで続きました。
これまで見て下さっている皆さん、ありがとうございます。
これからもしっかり続けていきますので、また来年もよろしくお願いします。
ありすありあり(合言葉)

それでは、よいお年を!

~決して相容れぬが故~

転校生「んしょ、んしょ・・・とっとっと」

風子「ああ、ほらしっかり持って」

転校生「あ、ありがと。よいしょっと!」

ペッタン

転校生「ん・・・んん~~!!」

転校生「ふーちゃぁん・・・」

風子「もー、だから杵は無茶だって言いましたのに」

転校生「だってぇ、やりたかったんだもん・・・お餅つき・・・」

ありす「・・・・・・」

転校生「あ、ありすちゃん。ありすちゃんもやる?」

ありす「・・・ぉもちが・・・・・・ふぇ・・・・・・」

転校生「あっ」

クレプリ「少年・・・ありすを裏切ったんだな・・・」

転校生「・・・しょうがないよ!」

ありす「なに・・・が・・・!」

転校生「だって!ぼくはおもちがすきなんだもん!きなこもちもあんこもちもさとうじょうゆもすきなんだもん!」

クレプリ「転校生・・・・・・きさまぁぁぁぁぁ!!!!」

風子「おっと、やるならウチが相手しますよ?」

クレプリ「上等さね!かかってこいやぁぁぁ!!!」

ありす「ぁたしは・・・・・・負けなぃ・・・・・・!」

転校生「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

・・・

風子「はい、ぜんざいができましたよ」

転校生「ぜんざいー!」

風子「楠木は餅抜きだから、お汁粉になるんですかね?どーぞ」

ありす「ぁりがと・・・ござ、ます・・・」

ノエル「いやいやいや!さっきの最終決戦みたいなのはなんだったの!?」

風子「食前の運動ですよ?」

ノエル「壮大だね!」

さら「ノエルちゃん、食べないんですかぁ?」

ノエル「いや、食べるけど・・・」

秋穂「転校生くん、食べ終わったら食器洗っておくから、置いといてね!」

ノエル「瑠璃川ァ!」

ありす「ぉぃし・・・ぇす・・・♪」

相も変わらずこんなノリですが、今年もよろしくお願いします

~おまけ~

卯衣「マスター、あの・・・」

結希「ごめんなさい、まだかかるわ」

卯衣「・・・はい」

結希(卯衣を餅つきに参加させたら大惨事になるから・・・)

結希(卯衣はこちらで留めておくわ。転校生くん、楽しんでね)

卯衣(なんとか隙を見て逃げ出せないかしら・・・私もお餅つきに参加したいわ)

結希「・・・・・・あら?システムに異常が・・・こ、これは、双美さんの・・・っ!」

ミナ「卯衣!今のうちに!」

結希「風槍さん!?」

卯衣「部長、ありがとう」ダッ

結希「くっ、行かせないわ」

心「こ、ここは私たちに任せて!」

梓「行ってくださいッス!立華先輩!」

恋「くそっ、警備ロボットが動き始めたぞ!」

結希「捕まえたわ、まずは双美さん」

心「あああ、捕まりましたごめんなさい!」

卯衣「双美さん!」

梓「うわっ、上からッスか!?」

卯衣「服部さん!」

恋「ぬおお!わっちの梅干しが!」

卯衣「副部長!」

ミナ「行くんだ、卯衣!誰かのためじゃない、お前自身のために!」

卯衣「みんな・・・っ!私、やり遂げてみせる!」

結希「まさか・・・暴走!?」

卯衣「私たちの戦いはこれからよ!」

天「なんでここでも最終決戦繰り広げてんのよ!!」

あけましておめでとうございます。
りんご飴を久しぶりに食べたんで
すが、あれやっぱりデカイですね。
あんなもん1人で食い切れるのか。
りんご以外もいろいろあるけど。
あんず飴とはまた別物らしいです。
りがゲシュタルト崩壊してきた・・・

~有効利用~

アイラ「ハァイ、ボーイ。今日はどんなディナーを作ってくれるんだい?」

転校生「やあ、ガール。今日のディナーはたこやききをつかったアヒージョさ」

アイラ「ワオ!たこ焼き器でアヒージョですって?アンビリーバボー!信じられないわ!」

転校生「ハッハッハ、それじゃあまずざいりょうのしょうかいといこうか」

あやせ「用意した材料がこちらになります~」

アイラ「さすが、ミス・アヤセ。手際がこの上なくよろしいわね。ファンタスティック!」

ありす「ぉなか・・・・・・きました・・・」

転校生「あそこにおなかをすかせたこねこちゃんがまっているし、さっさとすすめちゃおうか」

アイラ「そうね、ボーイ。それじゃあさっそく、歓談ガールズ!やぁっておしまいっ!」

エミリア「予め用意しておいたオリーブオイルににんにく・唐辛子を混ぜ込んだものをたこ焼き器に流し込むッ!」

シャルロット「低温でゆっくりと、さながら卵をかえす親鳥のようにやさしく、温めていきます」

あやせ「十分に温まったら、あとは好きな具材を好きなだけ~」

ありす「エビ、タコ、イカ、ホタテ、キノコ・・・♪」

アイラ「う~ん、トルィメンダス!すばらしいわ!」

転校生「きょうのりょうりしょうかいはここでおわり。それじゃあぼくも、かわいこちゃんたちと食べさせてもらおうかな」

アイラ「以上、アイラ&転校生のお料理教室でした~。・・・あー、このキャラ慣れんわ・・・」

エミリア「あっ、もう終わりですか?」

ありす「ぉつかぇ・・・ま、ぇした・・・」

シャルロット「とても楽しかったです。次回もやるなら呼んでくださいね?」

アイラ「あいわかった。んじゃ、妾も食わせてもらおうかの。少年、にんにく抜きってどのへんじゃ?」

転校生「こことここー。こっちがとうがらしぬきねー」

ありす「ィカ・・・たこ・・・♪」

あやせ「ふふ、前からやってみたかったのよ、たこ焼き器でアヒージョ。こうしてパーティーみたいに食べれるのもいいわね~」

エミリア「自分で好きな具材を選べますもんね。タコも慣れたら大丈夫ですし。あとでレティやコーディにも写真送ってあげよっと」

シャルロット「こうして部室でできるのもいいと思いますわ。好きなお茶があって、好きな具材を食べられる。主よ、今日も皆と共に生きていられることを感謝いたします」

転校生「もうなんにんか、くるとおもうんだけど」

コンコン

あやせ「あ、来ましたね。はーい、どうぞ~」

香ノ葉「ゴメン・・・堪忍や・・・ッ!」

もも「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・!」

あやせ「え?いったいどうしたの?・・・あっ・・・」

智花「途中で香ノ葉ちゃんたちと会って、ついて来ちゃったんです。わたしも参加していいですか?」

ありす「・・・・・・ぁたし、ぉなかぃっぱ・・・」

転校生「さっきおなかすいてるっていったよね」ガシッ

アイラ「まあまあ、食後のお茶でもどうじゃ?ほれ、妾が淹れてやろう」ガシッ

ありす「ゃ・・・離して・・・!」

シャルロット「・・・主は、乗り越えられる者にのみ試練を与えるのです。ですからわたくしはこれを乗り越えられる、ええ、そうにきまっています」

エミリア「あ、あは、あはははは・・・・・・」

※このあとイカが弾け飛びました

今日の晩御飯。いや、うちは鍋でしたが。
たこ焼き器でアヒージョやったら、イカが弾けて周囲が油まみれになったおもひで。
やるなら新聞紙とか敷いてからの方がいいかもしれません。
智花オチが便利すぎてついつい頼ってしまいがちですけど、なんとかバリエーションを増やしたい所存。
【智花の料理】【卯衣の魔法】【ノエルのツッコミ】が俺の三種の神器です。
誰か横文字のカッコいい呼び名を付けてください。【約束された爆発のオチ(トモズ・キッチン)】みたいな感じで。
[花言葉]ありすを覚醒させたら・・・ああっ!あああっ!ああああああああああっ!!!!!
ありすが攻めてるっ!すっげぇ攻めてるっ!やっぱり結構積極的だよね!?部屋に呼んでる時点であれだけど、ああああああっ!
ありすぅぅぅぅl!!!かわいいいいい!!!!!ありすありすありすありすありすありすありすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!
ありすありあり(臆病、内気、あなたを想う)

~オペラ座の怪人~

転校生「だってさ」

ありす「ぁの・・・・・・小説・・・・の・・・?」

転校生「そうなの?ぼく、せーざかなんかだとおもってた」

クレプリ「それだと歌舞伎座も星座になっちまうさね」

ノエル「『座』っていうのは、簡単に言うと劇場のことだね。オペラ座は、確かパリにあるやつじゃなかったかな?」

さら「ノエルちゃん、ものしりですぅ!」

秋穂「劇場内・・・暗い部屋・・・男女・・・何も起きないはずがなく・・・」

ノエル「秋穂ちゃーん、そんなんだから外されるんだよー?」

秋穂「いいなぁ、さらちゃんは。先月見回り魔法少女で交流したばっかりなのに今度はおたすけ魔法少女で転校生くんと交流するだなんて」

さら「わたしは霊感はないナイス美少女ですから!」

ノエル「二人とも、そろそろ現実に戻ってこようか」

転校生「オペラ・・・・オペラ・・・あっ!あれだ!」

ありす「・・・にか・・・しって・・・?」

転校生「いとしーのー♪あなたーはー♪とおいーとこーろーへー♪」

ルーンナイト「いろーあせぬー♪とわーのあいー♪ちかったばかーりにー♪」

秋穂「うわ!なんか手に魚持ってる人が来た!すっごいぴちぴち暴れてる!」

さら「元気なおさかなですねぇ」

ノエル「あれは多分[うまい魚]・・・って、不審者ーー!!!!」

~それぞれの心境~

さら「うわぁ~!大きな劇場ですねぇ。お席もたっくさんありますぅ~!」

さら「シロー、始まったら静かにしていてくださいねぇ」

シロー「わんっ!」

龍季「・・・・・・・・・・・・」

萌木「うぅぅ・・・緊張してきたぁ・・・!あ、あの人もしかしてヒロイン役の・・・!」

転校生「ほわぁぁ・・・・・・※ぶんかホールよりおっきい・・・」※神戸にある舞台施設

聖奈「さて、全員いるな。コレからクエストの内容を説明するぞ」

聖奈「我々の任務はこの劇場内の警備だ」

聖奈「各自、公演を見ることも許可察れてはいるが、第一の仕事は警備だ」

聖奈「入り口側の担当は民間警備会社が担っている」

聖奈「公演中に大きなトラブルは起きないとは思うが、気を抜かないように」

萌木「・・・・・・・・・・・・」

さら「もえぎさん、嬉しそうですねぇ」

萌木「じ、実はこの公園ずっと観たかったの!でも倍率もすごいし・・・」

萌木「チケット取れないだろうなって思ってて、だから・・・」

聖奈「霧塚。先ほども言ったように今回は・・・」

萌木「はい!警備もちゃんとします!警備して、観ます!」

聖奈「・・・あ、あぁ。よろしく頼むぞ」

転校生「もえちゃんってたまにすっごいげんきになるよね」

さら「あきほちゃんもですねぇ」

龍季(冬樹の血筋は、面倒な奴に絡まれる呪いでもかかってんのか?)

~仕事配置~

龍季「んじゃ、とっとと担当の場所行こうぜ。さらと俺はあっちだな」

聖奈「サボるなよ。私が見ているぞ」

龍季「けっ。こっち見てばっかだとテメーが叱られるぜ」

さら「たつきさんは大丈夫ですよぅ!さぼったりしません!」

聖奈「仲月も見とれるなよ」

さら「はいぃ!ちゃんとけいびしますよぉ!」

龍季「おい、いつまでもダベってたってしゃーねーだろ。俺はもう行くぜ」

聖奈「では各自担当につけ。開幕から閉幕まで目を光らせろ」

転校生「はいはーい、ぼくどこにいけばいいのー?」

聖奈「ん?聞いてなかったか?貴様は・・・・・・」

聖奈「・・・・・・」

転校生「どうしたの?」

聖奈(・・・・・・執行部から渡されたこれに書いてあるものだと・・・どうしたらいいんだ)

監督者用説明書『多忙な転校生くんは手伝いに飢えています。本人に悟られないように手伝いをさせつつ休ませましょう』

聖奈(・・・手伝いをさせながら休ませるとは、どういうことだ・・・)

転校生「・・・・・・」ジーッ

聖奈「・・・各警備担当者の見回りだ。いうなれば警備役の警備だな」

転校生「えっと、つまりサボりかんし?」

聖奈「そういうことだ。そうだな、まずは朝比奈のところにでもいてくれ。あいつが一番心配だ」

転校生「はーい」テテテテテ

聖奈「・・・すまん、朝比奈。丸投げしてしまった・・・」

~振り回される不良~

龍季「何の異常もねーな。当然だけど、観客も静かだし。こんなん警備必要だったか?」

さら「んー・・・」

龍季「さら、どうかしたのか?」

さら「ここからだと背が小さくて見えないんです・・・もっと牛乳飲んおけば・・・」

龍季「一日2リットル以上飲んでおいて何言ってんだ」

転校生「んーっ・・・」グググ・・・

龍季「お前もか、転校生」

転校生「あっ、たっちゃん。あのね、ぜんぜんみえないの。ダンボールもきんしっていわれたし・・・」

龍季「オペラ中に空飛ぶ段ボールが現れてたまるかよ。おら、二人ともこっちこい。こっちの隙間なら見えるだろ」

さら「わぁ!ありがとうございます、たつきさん!」

転校生「ありがとーっ!」

龍季「しーっ。静かにな。追い出されちゃうぞ」

さら「ぬぬぬぬぬ・・・」グイー

転校生「ぐぎぎぎぎ・・・」グイー

龍季「何やってんだよ、2人して顔押し付けあって。転校生、こっちにも隙間はあるぞ」

転校生「男として・・・まけるわけには・・・!」グググ

さら「わたしだって、お姉さんなんですぅ・・・!」グググ

龍季「どっちか譲れよ。なんでそこで奪い合うんだよ」

転校生「ほしいものは・・・!」

さら「殺してでもうばいとる・・・!」

龍季「アイスソードかよ」

~劇場型転校生~

転校生「せりまけた・・・」

聖奈「どうした、転校生。朝比奈のところは大丈夫か?」

転校生「とうそうにまけたオスは・・・いさぎよくさるだけだ・・・」

聖奈「お前は何を言ってるんだ」

転校生「さらちゃんとのなわばりあらそいにまけたの」

聖奈「すまん、貴様が何を言っているかわからん。お前らは野生で生きているのか?」

転校生「にんげんはみんな、うまれたときからとかいというなののにときはなたれているのさ」

聖奈「全てひらがなで読みにくい。さっさと漢字を覚えろ」

転校生「それがさー、さいきんおばあちゃんがふにゃふにゃ~ってなってて、あんまりべきょうみてくれないんだよねー」

転校生「かんじのおべんきょうもぜんぜんすすまない・・・」

聖奈「そ、そうだったか。・・・漢字ドリルでも買い与えればいいのか・・・?」

転校生「あたえられるだけであるな。かちとれ。それがオスのいきざまだろう」

聖奈「本当にどうしたんだ。・・・まさか、この前のハワイの時のようなアレか?」

転校生「それはかみのみぞしる」

聖奈「どうするか、45度の角度でたたけば治るか?」

転校生「ふっ・・・かかってこむぐっ」

聖奈「声が大きい。迷惑になるだろう」

転校生「はいしゃはしょうしゃにしたがうのみ・・・まけたよ、おじょうちゃん」

聖奈「お前は本当になにがあったんだ」

~緊急事態~

転校生「こうしてぼくは、またあらたなるかりばをさがしてさまようのだった・・・まる」

萌木「て、転校生くん・・・!あの、その、えっと大変なの・・・!」

転校生「あ、もえちゃん。ゆーちゃんが」

聖奈【霧塚はどこにいった。さっきから持ち場にいないのだが】

転校生「っていってたよ」

萌木「ふぇ・・・?持ち場・・・?」

萌木「・・・・・・・・・・・・!」

萌木「ご、ごめんね。舞台を見ていたらどうしても気になることがあって・・・」

萌木「でもよく見えないから舞台の近くまで来ちゃって、あの・・・えぇと・・・」

萌木「・・・はっ!違うの!転校生くん、早く伝えないと!」

萌木「関係者の方を探しているんだけど、さっきから見つからなくて・・・!」

聖奈「どうした霧塚。持ち場から離れるなど・・・」

萌木「結城さん!あの舞台装置、様子がおかしいんです!」

萌木「よく見るとぐらついていて・・・このままだと倒れちゃいます!」

聖奈「なに?・・・・・・どこかだ?」

萌木「あそこです!あのシャンデリアがあるちょうど下の右壁です!」

聖奈「・・・たしかに。だが目を凝らさないと見えないが・・・」

聖奈「至急、関係者に伝えてくる。霧塚は持ち場に戻って、転校生もいっしょにいろ」

萌木「で、でも・・・」

聖奈「公演が一時中断になるかもしれなんからな。案内はきっちり頼むぞ」

転校生「うんっ!」

~予想外~

転校生「ゆーちゃんおかえり、どうだった?」

聖奈「あ、あぁ、転校生か・・・いや、舞台装置についてスタッフと話したのだが・・・」

龍季「なんだよ、急に呼び出して。さらを1人にしちまってるんだが・・・」

聖奈「朝比奈、一時、お前に監督の権限を移す」

龍季「はぁ?どーいうことだよ」

聖奈「わ、私はしばらくここを離れなければならん。会長命令だ」

萌木「なにがあったんですか?あ、ま、まさか・・・」

萌木「今回も、不審な工作の点が・・・!」

転校生(・・・こんかい、【も】?)

聖奈「違う。そこは心配するな。ただ・・・ただ、私が・・・舞台に上がるだけだ・・・」

萌木「ええっ!?わぷっ」

龍季「静かにしろって・・・おい、なにすんだよ」

聖奈「魔法を使えば、公演を止めず、音も立てずに補強ができる」

聖奈「私がセットに強化魔法をかけねばならん」

龍季「ここからでもかけられるだろーが」

聖奈「それでは魔法の軌跡が見えるだろう。近づいて、直接触れなければならん」

聖奈「・・・霧塚。お前が舞台に上がってもいいんだぞ。やるか?」

萌木「い、いえっ。そんな・・・わ、わたし、多分気絶しちゃうから・・・」

聖奈「そうか・・・できれば任せたかったが・・・」

聖奈「し、仕方ない。衣装を着てくる。お前たち、任せたぞ」

龍季「・・・ありゃ喜んでんな」

萌木「そ、そうなんですか?」

龍季「あーもーちくしょ、見る範囲が増えるじゃねぇか・・・」

萌木「・・・ところで、転校生くんはどこに?」

龍季「うん?・・・あっ、アイツ・・・」

聖奈(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ)

[追跡]転校生「~♪」ヒョコヒョコ

龍季「・・・しーらねっと」

~写真戦争~

聖奈「転校生!消せ!今すぐ消すんだ!」

転校生「やーだよっと!」

龍季「おいおい、どうしたんだ?」

転校生「もえちゃん、パス!」

萌木「はい?・・・あ、結城さんの、舞台での写真・・・」

聖奈「霧塚!それをこっちによこせ!」

萌木「ええっ!?えっと、えっと、朝比奈さんっ!」

龍季「お、俺か!?・・・さら!」

さら「はいぃ!散歩部のみんなに送ります!」

聖奈「や、やめろ!そのボタンを押すなーーっ!」

転校生「いいや、げんかいだ!おすねッ!」

さら「そうしん・・・かんりょうですぅ!」

聖奈「あ、ああ・・・・・・なんということだ・・・」

聖奈「ひぃっ!か、会長から連絡が・・・ふ、副会長からも・・・!」

聖奈「風槍、西原、里中、音無、立華まで!」

聖奈「どうしてこの一瞬で学園中に広まるんだ!なにがあったんだ!」

さら「あきほちゃんにおくりました」

聖奈「瑠璃川ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

龍季「・・・同情するぜ。俺も手を貸しておいてなんだけど」

転校生「かみはしんだ。わたしたちがころしたのだ」

聖奈「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

~反省~

風子「はい、ふくしょーしてくだせー」

風子「人の嫌がることはしない」

転校生「ひとのいやがることはしない」

風子「やめろといわれたらやめる」

転校生「やめろめろめろメロメロパーンチ!」

風子「ていやっ」ポコッ

転校生「あいたっ!」

風子「真面目にやりなさい。結城が生徒会室にこもって出てこなくなった原因でしょーが」

転校生「かわいいものはふきゅーするものだよ!」

風子「・・・そーゆー悪い子には・・・」ガシッ

転校生「ふぇ?」

風子「ジャイアントスイングの刑です!」ブオン

転校生「きゃー!」

風子「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」ブオンブオンブオンブオン

転校生「まわってまわってまわってまわるー!」

風子「そいやっ!」ポイッ

転校生「ぺしゃう!」on the bed!

転校生「もーいっかい!」

風子「はいはい、わかりましたよ」

聖奈「お前ら真面目にやれぇ!」

ちなみに経路はさら→秋穂→春乃→鳴子だったそうです

今日はここまで!次回は副部長とあやせさんとみちるの誕生日。
あとハッカドール再登場です。1号ちゃんはすでにもう一回出てますが。
既に突破MAXになったココアありすと花言葉ありすがここ最近手に入って、ありすに囲まれて幸せです。
あと、三種の神器の話をしたその日に無料福袋ガチャから[差し入れ]智花が出てきました。
俺、智花に差し入れ(毒)されちゃうのかな・・・・・・
ありすありあり(合言葉)

~ふくぶちょーの誕生日、再発~

転校生「・・・・・・」ジーッ

恋「うん・・・?」

転校生「・・・・・・」

恋「なんじゃ、転校生、なんかようか」

転校生「あっ、ふくぶちょー、えっと、えっと、えっと・・・」

転校生(よし、うめぼしはもってない!)

転校生「おたんじょうびおめでとっ!」

恋「おお、お主もか。ありがとう」

転校生「プレゼント、うーちゃんのおへやにおいてあるから、かえったらわたすね」

恋「ううむ、卯衣の部屋がまたもや物置に・・・そろそろお主も自分の部屋をもらえんのか?」

転校生「さあ?そのへんしっこーぶ?きょーむぶ?がきめてるらしーし」

恋「お主も難儀じゃの。そうじゃ、せっかくじゃから、この梅干しをやろう」

転校生「」

恋「梅干しにはクエン酸・・・じゃったかの、それが含まれておって、疲労回復に効くんじゃ」

恋「これから寒くなって来るしの、病気の予防にもなる。梅干しは万能食じゃ」

恋「ほれ、転校生。この一番うまいのを・・・・・・お?」

転校生「」

恋「・・・気絶しておる」

~死人に口なし~

あやせ「ふぅ・・・今日もいいお茶ねぇ~。ねぇ、転校生くん?」

転校生「」

エミリア「・・・・・・・・・・・・あー・・・」

あやせ「あらぁ?エミリアちゃん、今日は早いわねぇ~」

エミリア「ええ、そうです!早く来たんです!」

エミリア「でもあやせさんがもっと早いから、あんまり意味がありませんでした・・・」

あやせ「・・・・・・・・・・・・?」

エミリア「あっ!なんなんでもないです!ええ!なんでも!」

エミリア「まだチャンスはありますから!」

あやせ「・・・そう?ならいいけど~」

エミリア「ところで、転校生くんはどうしたんですか?」

あやせ「なんだか、昨日からずっとこの調子らしくて~」

・・・

あやせ「ふぅ・・・食堂で長話しちゃったわ。午後の授業が始まる前に・・・」

あやせ「でも、みんなにお祝いされるなんて、わたしも幸せ者だわぁ。そう思わない?転校生くん」

転校生「」

エミリア「あっ!」

あやせ「あらぁ~。今日はよく会うわねぇ」

あやせ「お茶、飲む?」

エミリア「い、いただきます・・・」

あやせ「さっきの問題・・・?は、解決したかしら」

エミリア「い、いえ、まだっ・・・でも、今日中に何とか・・・」

あやせ「そう。わたしに役立てることがあるなら、なんでも言ってね」

エミリア「あ、はい・・・よ、よろしくお願いします」

エミリア「ところで、転校生くんは・・・」

あやせ「ごはんはちゃんと食べてたわよ~」

・・・

あやせ「今日も1日、平和だったわ~・・・」

あやせ「大変なことが続いてるから、こんな時期は助かるわねぇ。転校生くんも、ね?」

転校生「」

エミリア「・・・う、うぅ~っ」

あやせ「あら、エミリアちゃん・・・大丈夫?」

エミリア「は、はい・・・大丈夫です・・・」

あやせ「さっきの、まだ終わらないの?話、聞こうかしら?」

エミリア「いえ・・・あやせさんのお力を借りるようなことは・・・」

あやせ「そう・・・事情があるみたいだから深くは聞かないけど・・・」

エミリア「だ、大丈夫です!なんとかなります!」

あやせ「無理しないようにね」

エミリア「それで、転校生くんは・・・」

あやせ「おやつもきっちり食べてたわ~」

~えびちゃんの誕生日、リザレクション~

あやせ「・・・・・・ふぅ。そろそろ帰ろうかしら」

あやせ「また明日も無事に過ごせますように。ねっ、転校生くん」

転校生「うん、そうだねー」

エミリア「だ、ダメですっ!帰っちゃダメですっ!」

あやせ「あらぁ?エミリアちゃん、まだいたの?鍵閉めちゃうわよ?」

シャルロット「エミリアさん。そろそろ時間がありませんが、海老名さんのお誕生会は・・・」

エミリア「あ、あーっ!シャルロットさん、奇遇ですね!」

シャルロット「はい?」

転校生「えみりゃ、ちょっとむりがあるよ」

あやせ「シャルロットちゃん。その荷物、なぁに?」

シャルロット「おや?海老名さん、もういらしてたんですか」

あやせ「・・・・・・・・・・・・もう?」

エミリア「あぁ~・・・」

・・・

あやせ「そ、そうだったの~・・・ごめんなさいねぇ。気づかなくて・・・」

エミリア「よ、よりにもよって今日、ずっと部室にいなくてもいいじゃないですか・・・」

あやせ「転校生くんがあの状態だったから、放っておけなくて・・・」

エミリア「今日に限って転校生くんがフリーズしてるし・・・」

転校生「ごめーわくをおかけしました」

あやせ「おめでとうって言ってくれないのが不思議だったけど・・・」

シャルロット「サプライズは失敗ですか。これもまた、神の試練です」

エミリア「東雲さんがいないと、うまくいきませんね・・・」

あやせ「アイラちゃんねぇ・・・やっぱりいないと寂しいわぁ~」

あやせ「そうだわ。アイラちゃんの部屋に行きましょう」

エミリア「えっ?」

シャルロット「まぁ」

あやせ「せっかく私の誕生日なんだから、おいわいしてぇ~って言えばいいのよ」

エミリア「い、いいんでしょうか、それ」

~押しかけ私の誕生日~

―アイラの部屋―

ピンポーン

アイラ「ええいやかましい!こんな時間にどこのどいつじゃ!」

あやせ「お邪魔します~」

転校生「オランダー!」

アイラ「あ、あやせ!?それに、転校生も・・・

アイラ「なんの用じゃ!お主の言うこととてなんでも聞くとは・・・」

あやせ「あ、大丈夫大丈夫。ここでお誕生日会するだけだから~」

アイラ「は、はぁ・・・?」

エミリア「失礼します!」

シャルロット「失礼しますよ」

アイラ「お、おい!いったいなにを急に・・・」

アイラ「ぷぎゅ」

あやせ「お祝い・・・して貰いたいわぁ~」ギュウウウウ

転校生「おっぱいせんとうりょく・・・5まん・・・10まん・・・ま、まだ上がるだとっ!」

エミリア「うぅ~・・・」

アイラ「もがもが・・・ぶへっ!」

アイラ「な、なにもここで・・・もごっ」

あやせ「大丈夫だって~」

エミリア「ありがとうございます!」

シャルロット「ではお布団を片付けましょうか」

転校生「たたんだよー」

アイラ「ぶぁっ!お、お主ら・・・」

アイラ「・・・・・・・・・・・・」

アイラ「ふん・・・今日だけじゃぞ、今日だけ」

あやせ「フフフ、ありがとう」

・・・

エミリア「え~・・・コホン、う余曲折ありましたが、全員でお誕生会できました」

エミリア「時間が時間なので、あまり騒がず。とりあえずは・・・」

エミリア「あやせさん。お誕生日、おめでとうございます」

あやせ「もうすぐ終わっちゃうけどねぇ~」

シャルロット「おめでとうございます。神の恵みあらんことを」

転校生「おめでとー!」

アイラ「ま・・・めでたいのには違いないか」

アイラ「・・・・・・・・・・・・」

あやせ「フフフ、みんな、ありがとうねぇ。アイラちゃんも」

あやせ「・・・うまく、できたかしら」

~標識用転校生~

智花「きたきた!きたよ!」

怜「よし」

夏海「腰抜かすぐらい驚かすわよ」

[E.エレンお手製祝砲]転校生「うちかた、かまえーっ!」

怜「没収だ」

転校生「ああーっ」

夏海「エレンのやつってあれじゃないの、ハワイでホテルの部屋ぶっ飛ばした奴じゃないの」

智花「あの時、結城さんが青筋立ててこめかみがひくひくしてたなぁ・・・って、あれ?

怜「こないな」

夏海「・・・見てくる」

夏海「通り過ぎてったわよ・・・」

智花「えぇっ!?」

怜「ここに呼んでいたんじゃないのか?」

智花「そ、そのはずなんだけど・・・間違えてるのかなぁ・・・」

転校生「デバイスわすれたんじゃないの?それでばしょがわからなくなってるとか」

夏海「しょうがないわねぇ・・・転校生!あんた廊下に浮いてて」

智花「え?ど、どうして転校生くんが?」

夏海「いいから。とりあえず。ね!」

・・・

智花『転校生くんがいるとなんで・・・』

夏海『廊下で浮かんでる転校生見たらとりあえず声かけるでしょ?』

智花『そ、そっか。うん、そうだね』

みちる「あ、転校生くん!」

転校生「みっちー、やっほー」

みちる「あのさ、あのさ。私、智ちゃんに呼ばれてるんだけど・・・」

みちる「どこの部屋か忘れちゃって。デバイス教室に忘れたから取りに帰るんだけど・・・」

智花『転校生くんの言った通りだ・・・』

怜『もはや未来予知だな』

転校生「それ、ここだよー」

みちる「え?ここ?そうなの?」

みちる「なんだ、転校生くんも呼ばれてたんだ。いやー、運がいいなぁ」

みちる「それじゃ失礼して・・・」

~みっちーの誕生日~

みちる「お邪魔しまーす」

智花「みちるちゃん!」

怜「誕生日・・・」

夏海「おめでとっ!」

転校生「・・・またぼくのぶんがないっ!」

みちる「やったーっ!ありがと、ありがとう!」

みちる「もしかしたら・・・って思ってたんだけど、とっても嬉しいよ!」

みちる「ありがとね!みんな!」

怜「う、うむ・・・なんだかこちらが恥ずかしくなってくるな・・・」

みちる「転校生くんもありがとう。お祝いしてくれるなんて」

みちる「今年1番、さいっこうな気分だよ!」

怜「よし、ではささやかながら料理を用意した」

みちる「えっ?」

怜「私たちで作ったパンケーキだ。食べてくれ」

みちる「・・・智ちゃ・・・う、ううん!わたしのために作ってくれたんだし!」

智花「がんばる?」

転校生「だいじょうぶだよ、それはぞーしょくもしないしばくはつもしないから」

みちる「うん、わかった・・・転校生くん、見てて!」

みちる「いただきます!はむっ!」

みいる「・・・・・・・・・・・・」

みちる「お、おいしい!?どうしたのこれ!」

みちる「智ちゃんが作ったの?ホントに?」

智花「えへへ・・・ちょっと微妙な気分・・・」

怜「調整は私と転校生がやったが、まぎれもなく智花と夏海の作だ」

怜「里中には手伝ってもらったが。いいできだろ?」

夏海「いやー、智花が成長するなんて、時間の流れよねー・・・ほんとに・・・」

みちる「智ちゃん・・・ありがとう・・・最高のプレゼントだよ!」

智花「あ、あはは。おいしくてよかった・・・」

みちる「転校生くんも食べてみて!ほら、あーん!」

転校生「あーん、はむっ!」

夏海「よっし、シャッターチャンス!」

智花「来年は私も同じことやってみようかな・・・」

怜「来年と言わず、今やればいいじゃないか」

智花「いやいや、主役を差し置いてってのはちょっと・・・」

みちる「じゃあ、こんなにいっぱい食べられるかなぁ・・・」

夏海「え・・・ひ、1人でこの量食べられるの?」

みちる「え?」

怜「・・・いちおう、5人分だ」

みちる「・・・・・・・・・・・・」

転校生「くいいじはってるねー」

みちる「あはは・・・」

~ありすとハッカドール~

ありす「ぁ・・・・・・ぉにんぎょ・・・ぉょうふ・・・ほつれ・・・」

クレプリ「え?マジ?どこだ?」

ありす「こ、ここ・・・・・・今、直すから・・・」

ありす「・・・・・・ぁっ」

クレプリ「どうしたんだ?」

ありす「ぃとが・・・も、な・・・」

1号「そんな時は!」

クレプリ「うん?」

1号「君にシンクロするパーソナルエンタメAI!」

1号「ハッカドールにおまかせ!です!」

ありす「・・・・・・」ビクビク

クレプリ「やいやいやい!いきなりデカい声だすんじゃないさね!ありすが怖がってるだろ!」

1号「あ、す、すいません・・・」

ありす「・・・ぁぷり・・・・・れてな・・・ぇす・・・」

1号「そ、そこはホラ、なんとな~くよしなに・・・ということでっ!」

クレプリ「ふーん、そういうもんか」

1号「ところで、お困りのご様子!」

1号「このハッカドール1号が、なんでも捗らせますよ!」

ありす「ぁ・・・じゃ・・・ぃと・・・・・・ってきて・・・さ・・・」

1号「え、えっと、なんて?」

クレプリ「糸買ってきてだとさ。領収書は『手芸部』さね」

1号「え、えっと、ようはパシリ・・・い、いえ!ハッカドールの仕事は捗らせることですっ!」

1号「バッチリ、おつかいをこなしてきますよっ!」

・・・

1号「・・・って言っても、購買で買って持っていくだけだよね」

もも「いらっしゃいませー!あれ?あなたは・・・」

1号「君にシンクロするパーソナルエンタメAI、ハッカドール!です!」

もも「ああ、ありすちゃんから連絡がありましたので、えっと、糸のセットですね。はい、こちらになります」

1号「あ、わざわざありがとうございます・・・・・・あ」

もも「どうしました?」

1号「・・・お財布、持ってきてないです・・・」

~焔とハッカドール~

『今日の転校生担当者:来栖焔』

焔「・・・ん、ああ、また来たか・・・」

焔「いつも通り拒否って・・・・・・いや・・・」

焔「・・・世話になったし、やっぱ・・・でも・・・」

焔「・・・他人を部屋に入れたことなんかねぇしな・・・やっぱり拒否って・・・」

2号「ちょっと待って~っ!」

焔「ん?」

2号「君にシンクロするパーソナルエンタメAI、ハッカドール!」

焔「うおっ!?だ、誰だ!余計なアプリは入れてないぞ!」

2号「あ、いいのいいの。そういう仕様だから」

2号「でも、よければいれておいてね」

焔「あ、うん」

2号「わたしの仕事は、人々を捗らせること。例えば・・・」

2号「あの男の子は手作りの料理が大好きよ?」

焔「りょ、料理なんかやったことねぇしっ・・・」

2号「そこを捗らせるのが、わたしの仕事よ。わたしについて来て。素人でもできる簡単な料理を教えてあげるから」

焔「お、おう・・・」

・・・

焔「で、できたけど・・・こんなんでいいのか?あいつ、自分でもっとうまいもん作れるし・・・」

2号「料理は愛情って言うでしょ?これでいいの。ほらっ、来たわよ」

転校生「あっ、ほむほむ、どーしたのー?」

焔「あ、て、転校生・・・その・・・きょ、今日は、えっと・・・」

焔「・・・め、飯食おうぜ。だ、だれかがおいてったんだ・・・」

2号「・・・もうっ」

転校生「ほむほむー、まないた、かたづけわすれてるよー」

焔「え?ま、マジか!?」

転校生「うん。だから、あとでいっしょにかたづけしよーね」

焔「あ、うん・・・・・・うん?」

転校生「それじゃ、いただきまーす!」

~卯衣とハッカドール~

卯衣「・・・・・・あ、魔力が・・・」

卯衣「・・・転校生くん・・・・・・電話、出てくれないわね・・・」

3号「そんなときは~・・・」

卯衣「誰?」

3号「えっと・・・シンクロする・・・なんちゃらAI~」

3号「えっと・・・・・・なんか捗れ~」

卯衣「・・・・・・?スマホから出てくると聞いていたんだけれど」

3号「いい加減、毎回やってもアレでしょ~?」

3号「それに疲れるんだ~、アレ・・・」

卯衣「消費を少なくしてエネルギーのロスを抑えるのは、当然のことね」

3号「そういうこと~。それで、えっと~キミを捗らせに来たんだけど~・・・」

3号「めんどくさいからゲームしてていいかな~」

卯衣「構わないわ」

3号「それじゃ~、お言葉に甘えて~」

絢香「捗らせてあげてっ!」

卯衣「皇さん」

絢香「魔力が少なくなってるのよね!?ほら、ハッカドールなんでしょ!転校生を呼んで来てよ!」

3号「ちょっとまって~、今すっごいいいとこ・・・あ、うん、やるやる~」

3号「怒られちゃった。コラボって大変~」

絢香「あの子は今風紀委員室にいるから!」

3号「は~い」

卯衣「皇さん」

絢香「うん?どうしたの?」

卯衣「風紀委員室にいるなら、風紀委員の誰かに連絡すれば連れてきてくれたと思うのだけど」

絢香「・・・・・・いいの!コラボだから!ていうか、本来ならあたしの番だし」

卯衣「楯野さんと我妻さんの分が差し替えられている時点で【本来】などという仮定は無意味よ」

絢香「前から思ってたんだけど、絢香のこと嫌いなの?」

卯衣「好ましく思っているわ(アイドルは弄って遊ぶものと服部さんに聞いたわ)」

絢香「うーん、発言と実態がいまいち合ってないような気がするんだけどなー」

3号「お待たせ~」

絢香「あっ、きたきた」

卯衣「転校生くん、さっそく悪いんだけれども、魔力補給を・・・」

ちひろ「えっと、あの、わたしなんでここに・・・」

絢香「・・・転校生違いだからっ!」

~ハッカドール参上!~

1号「君にシンクロする!パーソナルエンタメAI、ハッカドール!」

1号「あなたの好みを分析し、1日3回、エンタメニュースをお届けしますっ!」

1号「もう使ってる人はいつもありがとうございます!」

1号「知ってるけど使ってない人は、ぜひダウンロードを!」

1号「まだ知らなかった人はハッカドールで検索して、使ってみてくださいね!」

3号「去年使った分完コピだね~」

1号「まあ、これ以外に言うことないし・・・」

2号「お財布忘れたこと、呼ぶべき人を間違えたこと。どっちも反省しないと」

1号「うっ、そ、そうでした・・・」

3号「あれは新キャラ紹介省くためだし~」

2号「そういう建前は隠しておくものよ」

1号「え、えっと、以上!わたしたち、ハッカドールがおおくりしました!」

今日はここまで!3号ちゃんに新キャラ紹介を捗らせてもらいました!ちゃんと登場編はやりますけど。
次回!エリートへの道!久しぶりにちゃんとしたイヴを書くよ!仮面は被らないよ!
変態でもないよ!ペットにもならないし奴隷にもならないよ!
ちゃんとエリートな冬樹イヴだよ!・・・本当だよ!
ありすありあり(合言葉)

初登場キャラ(と言いつつ忘れてた分も)
http://imgur.com/S2cjdBl.jpg
みっちー

http://i.imgur.com/ibhuRK6.jpg
ハッカドール2号&3号

http://imgur.com/8Diqp9H.jpg
ちーちゃん

~執行部からの通達~

『グリモア生徒諸君への―――、通称『転校生』に関しての通達
 本生徒は年齢が幼いことにより自活能力が低いとみなされこれまで各生徒と相部屋にしてきたが
 本人に一般的な生活能力があるとみなし、他生徒の手助け無しで生活できると判断した。
 よって、本日より男子寮に個人の部屋を与え、一般生徒と同じく生活してもらうこととする』

・・・

さら「転校生さん、自分のお部屋がもらえるみたいですねぇ」

秋穂「ええっ!?そ、そんな・・・抗議!断固抗議しなきゃ!」

ノエル「秋穂ちゃんのは欲望が透けて見えるけど・・・でも、まだちょっと心配だよね」

春乃「6歳の子供から、貴重なコミュニケーションの時間を奪ってどうするのよ。ちょっと行ってくる」

龍季「お前ら、やっぱり姉妹だな・・・」

・・・

ありす「うぅ・・・」

クレプリ「大丈夫さね!自分の部屋持ったって、少年は遊びに来てくれるさね!」

あやせ「そうね~。それに、いざとなったらこちらから行けばいいんだし~」

怜「しかし、やはり心配ではあるが・・・」

ありす「転校生・・・く・・・・・・ぃっしょが・・・ぃ・・・ぇす・・・」

クレプリ「うーん、なんとかならないのかね・・・」

・・・

香ノ葉「反対反対!ぜぇ~~~ったい反対やえ!」

ソフィア「おー!れじすとします!」

葵「はいっ!わたくし、まだ一度も転校生さんと同じお部屋になっていないです!」

レナ「てんこー!いっしょいる!レナ、てんこー、いっしょ!」

・・・

風子「・・・さて、と」

転校生「ふーちゃん?どこいくの?」

風子「ちょっと執行部まで。ぼーどーが起きるのはよそーできますし」

転校生「?」

風子「あんたさんは心配しなくても、いつもどーり過ごせますよ。何も心配はいりません」

転校生「よくわかんないけど、おねがいねー」

・・・

―翌日―

『グリモア生徒諸君への―――、通称『転校生』に関しての通達
 昨日、本生徒の男子寮移動を打診したが、協議の結果見送ること
 にした。
 再度協議が行われるまでの間、風紀委員長・水無月風子の部屋を
 主とし各部屋に自由に移動できることとする。
 なお、相部屋の際は本人の了解及び生徒会への申請を必要とする』

みちる「おー、転校生くん、女子寮に残ることになったんだ」

智花「わたしたちの勝利です!」

香ノ葉「うち、がんばったもん!」

もも「風紀委員に止められましたけどね。でもちゃんと、水無月さんが説得してくれてよかったです!」

香ノ葉「でも、どうやったんやろね?」

・・・

風子「この前は手助けありがとーごぜーました」

鳴子「ふふ・・・いや、こっちもあれには納得いかなかったからいいよ。さあ、お互い自分の仕事に戻ろうか」

この事件は後に第1次転校生運動として歴史に名を刻むことになったという

今日の執行部。グリモア本編は掴み処がない執行部ですが、この世界ではわりとヘタレです。
転校生関連のクエスト出すたびに精鋭部隊とか報道部とかにビクビクしてます。
不祥事とか起こしたら保護者達に弱みを握られるので発言や行動に常に気を遣っているとか。
転校生は執行部の人とも仲がいいとかなんとか。会ったら飴をもらえる程度には気に入られているらしいです。
教務部の人とも仲良くしてる模様。ていうか、学園関係者とはだいたい仲がいい。焔も攻略済みだし、もう敵はいないようなもの。
昔絢香のストーカーを撃退したりもしてたけど、その辺とも仲良くしてると思う。ていうか仲良くさせられてると思う。
転校生と仲良くしておいて損はないです。
ありすありあり(合言葉)

~碧万千洞へ~

イヴ「・・・・・・・・・・・・」

イヴ「気のせいでしょうか。パートナーが設定されているようですが」

風子「そりゃそーでしょ。クエストは最低2人からですよ」

イヴ「私の目的は、外に漏れてはまずいのでは?」

風子「転校生さんならだいじょーぶですよ。そもそも何も知らねーですし」

イヴ「なら、知られることの方が問題なんじゃ・・・」

風子「そん時は口外しない、あるいは調べないように【約束】すればだいじょーぶです」

イヴ「約束、ですか?ですが、口約束なんかどうにでも・・・」

風子「あの子にとってはその【口約束】が重要なもんなんですよ。ま、心配はいらねーです」

イヴ「はあ・・・・・・これは命令ですか?」

風子「ウチじゃねーです。クエストの指名は執行部命令ですよ」

イヴ「・・・・・・・・・・・・命令なら仕方ありません」

風子「それに、ウチが転校生さんをクエストに使命なんてするわけねーじゃねーですか」

イヴ「・・・それもそうですね」

・・・

イヴ「と、いうわけで、今回のクエスト中、私のことは詮索しないように」

転校生「せんさく?」

イヴ「・・・不用意に調べようとしないように」

転校生「はーい」

イヴ「仮に何かわかったとしても、他人に口外しないこと。約束してください」

転校生「こーがいって?」

イヴ「喋ることです。・・・いちいち説明させないでください、めんどくさい」

転校生「でも、わからないことはやくそくできないし・・・」

イヴ「子供なんですからとりあえず了承していればいいでしょう。要は余計なことをしないようにと・・・」

転校生「・・・・・・そーゆーの、きらい」

イヴ「え?」

転校生「【こどもだから】っていうの、きらい。わからないことをやくそくするのなんて、そんなこわいことしたくないよ」

イヴ「・・・失礼しました。都度、話すことができる情報だけ伝えますので、その上で再度約束をしてください」

イヴ「あと、作業の邪魔はしないように」

転校生「うん、わかった!これも、【やくそく】だよ!」

イヴ「ええ、約束です」

~クエストについて~

イヴ「・・・あなたと通常のクエストに出るとは思いもしませんでしたが・・・」

イヴ「希有な力を持つあなたのことです。今日でなくとも、いずれその日は来たでしょうね」

イヴ「委員長はあなたがクエストに出るたびにハラハラしていますよ」

転校生「ふーちゃんかー・・・どうしてもなぁ、クエストはいかなきゃだからなぁ」

イヴ「それがわかっているから、見守るしかできないんです。・・・執行部に抗議しに行ったりはしているそうですが」

イヴ「では行きましょうか。気をつけてくださいね。私は他の人とは違って・・・」

イヴ「あなたを守るような戦い方はしませんから」

イヴ「魔物は殲滅してあげます。それまで、ケガをしないよう逃げててください」

イヴ「魔力供給は有効打分だけで結構です・・・レギュレーションは以上」

イヴ「質問が無ければ、行きましょう」

転校生「はいはーい、しつもーん」

イヴ「なんですか?」

転校生「けがしないようににげる・・・からそのあとがぜんぜんわかりません!」

イヴ「・・・はぁ、本当に面倒・・・」

イヴ「要は魔力の補給はたくさんはいりません。そういうことです」

転校生「はーい」

イヴ「・・・これをあと何回繰り返すのかしら・・・」

~河童との遭遇~

転校生「・・・あーっ!」

イヴ「どうしました?」

転校生「かっぱだーっ!かっぱー!」

イヴ「ただの霧の魔物に、なにをそこまで・・・」

転校生「グリモアにくるまえ、あったことあるんだよっ!おっす、オラてんこうせい!」

河童「キュウリうめぇ」

イヴ「・・・行きます」

河童「ひゅい!?」ボシュウウウ

転校生「ああっ、かっぱさーん!」

イヴ「相手は魔物ですよ、親しげにする必要などありません」

河童「それはどうかな?」

イヴ「なっ、確かに今、倒したはずッ!」

転校生「いまめのまえで、こっぱみじんになったはずのかっぱさんが、ぼくのめのまえにいる!」

河童「ブァカ者がァアアアア!!!」

河童「我が河童の科学力はァァァァァァァアアア!!!!!世界一ィィィイイイイ!!!!!!」

河童「霧散した身体を元に戻ることなどォォォォォオオオ!!!!どうということもないわァァァァァァアアアアアアア!!!!!!!」

イヴ「すべて排除します」

河童「ヌワァァァァアアアアアア!!!!!」ボシュウウウウウ

転校生「ああ、かっぱさん・・・」

イヴ「雑魚にかまっている暇はありません。行きますよ」

~調査中~

イヴ(・・・・・・これは・・・やはり・・・)

転校生「・・・・・・」フヨフヨ

イヴ(この破片を持ち帰って分析を・・・)

転校生「くるくるまわーる♪くーるくるまわーる♪」クルクル

イヴ「・・・・・・もう、風うっとうしいわね・・・」

転校生「ゆーれるまーわるふーれるせつなーいきもちー♪ふたりーでいっしょにねーむるうぃんたーらーぶ♪」グルグルグルグル

イヴ「だんだん風が強く・・・って、転校生さん!?」

転校生「もーいっかい♪もーいっかい♪わーたしはきょうもこーろがりますとしょーうじょはいう♪しょーうじょはいう♪」ギュルルルルルルル

イヴ「あの!あなたを中心に今強風が発生しているんですが!」

転校生「やーみーをーあーざーむいーて♪せつなーをかわしーて♪」ギュイイイイイイイン

イヴ「止まってください!そのままだとバターになりますよ!転校生さん!」

転校生「ろーりん♪ろーりんとまーらなーい♪ろーりんろーりんとまーれないーからー♪」キュイイイイイイイイイン

イヴ「あなたのはRollingではなくSpinningです!」

転校生「スピンアトップ・スピンアトップ・スピンスピンスピン」キーーーーーーン

イヴ「センター試験ですか!ていうか、本格的に危ない音になってますから!」

転校生「これが・・・おうごんのかいてんっ!」

イヴ「アメリカ横断レースはしてないでしょうっ!」

転校生「ぴゃっはーーーー!!!」ポーン

イヴ「あっ、飛んで行った・・・って、あの高さから落ちたらまずい!!」

イヴ「くっ、間に合え・・・っ!」

転校生「ベンジャミーン!!!」

イヴ「ダンボールがひとりでにッ!?」

転校生「ちゃくちー」シュタッ

イヴ「・・・・・・もしかして、私の独り相撲だった?」

イヴ「・・・いえ、転校生さん!クエスト中ですから、不用意な遊戯は控えてください!」

転校生「えー、さっちゃんみたいなこといわないでよー」

イヴ「はぁ・・・頭が痛い・・・」

転校生「バファリンのむ?」

イヴ「いりませ・・・なんで持ってるんですか」

転校生「やさしさのしょーめー」

イヴ「その優しさはもっと別な分野で出せませんか?」

~何度でもよみがえるさ~

イヴ「さて、と。来ましたね」

河童「おのれらッ魔法使い!このシュトロカパイムと河童親衛隊が相手だ!!」

イヴ「ぞろぞろと小賢しい・・・まとめて相手してあげるわ」

転校生「あっ、きをつけて!あのかっぱ、さっきのやつといっしょだ!」

イヴ「・・・さっき倒したばかりの魔物がそうすぐに実体化するわけ・・・」

河童「ブァカ者がァアアアア」

河童「河童の科学は世界一チイイイイ!!」

河童「先ほどの戦闘を基準にイイイイイイイ・・・」

河童「おの装備はは作られておるのだアアアア!!」

河童「したがって魔法使い!」

河童「おまえをどのくらいの威力で攻撃すれば倒せるかも計算されておる」

河童「おれの体はァァアアアアアアア───ッ!!我が河童の最高知能の結晶であり誇りであるゥゥゥ!!

河童「つまりすべての魔物を越えたのだァアアアアアアアアアアアア!!」

河童「くらえ!魔法使い」

河童「一分間に600発のきゅうりを発射可能!30㎜のダンボールを貫通できるアームストロング砲だ!!

河童「一発一発のきゅうりがおまえの体をけずりとるのだ!!」

イヴ「アームストロング砲はマシンガンではなかったはずだけど・・・それに打ち出す物が胡瓜で、比較対象がだんぼー・・・る・・・」

段ボール「からにこもる!ぼうぎょ1だんかいアップ!」

河童「発射ァァァァアアアアアアア!!」ズガガガガガガガガ

イヴ(くっ、キュウリとはいえ、このスピードはバカには出来ない・・・一撃で・・・)

イヴ「決める。喰らいなさい」

河童「我が祖国よ 永遠なれッ」ボシュウウウウウ

~アーマーテイクオフ~

イヴ「・・・・・・霧を払ったことを確認したわ。これでクエストはおわりね」

段ボール「」

イヴ「あとは念のために・・・転校生さん?」

[串刺しキュウリ]段ボール「」

イヴ「なっ、まさか・・・転校生さんっ!」

転校生「だいじょうぶだよー」ヒョコッ

イヴ「え?・・・岩陰に隠れていたんですか」

転校生「だんぼーるがうんたらかんたらっていってたからちょっとヤバいなーっておもって、のりすてたの」

イヴ「そうでしたか。この惨状を見るに、判断は正しかったみたいですね」

イヴ「さて、あとは雑魚が残っていないかだけ確認しに行きましょう」

転校生「はーい」

ベンジャミン:キュウリの弾丸に串刺しにされて死亡。享年2ヶ月

~おや、転校生の様子が?~

イヴ「しかし、よくしゃべる魔物でした・・・」

転校生「・・・・・・」

イヴ「・・・あら?そもそも魔物って喋ったかしら・・・」

転校生「・・・・・・」

イヴ「・・・どうしたました?先ほどからやけに静かですが・・・」

イヴ「少し顔色も悪いですし・・・」

転校生「へ、へーきへーき。よゆーよゆー」

イヴ「そうですか・・・いえ、あなたが大丈夫であればいいんですが・・・」

イヴ「まだ魔物を全て倒しきったかはわかりません。十分に注意して下さい」

転校生「うんうん、だいじょーぶだいじょーぶ」フラフラ

イヴ「・・・本当に大丈夫ですか?おぼつかない足取りですし、少し休憩を―――」

転校生「だいじょーぶ、だいじょーぶだから・・・ほら、やることあるんでしょ?」

イヴ「え、は、はい。そうですが・・・わかりました。早く済ませて学園に戻りましょう」

~心配かけないで~

イヴ(これで私の役目は終わり。転校生さんの体調も良くないみたいだし、早めに戻らないと)

イヴ「転校生さん、もう魔物も残っていないようなので、学園に戻って・・・」

バタッ

転校生「はぁ・・・はぁ・・・」

イヴ「ちょっと・・・――ッ!?まさか、さっきので・・・」

転校生「だ、だいじょうぶだから・・・うごけるから・・・」グググ

イヴ「動かないで!」

転校生「あう・・・・・・」

イヴ「傷は、傷はどこですか!どうしてこんなになるまで・・・」

転校生「ごめん・・・なさい・・・」

イヴ「まったく手間のかかる・・・少し痛みますが我慢して下さいね」

・・・

転校生「あ・・・れ・・・?ぼくは・・・」」

イヴ「・・・・・・気がつきましたか?あなたは、本当に大馬鹿者ですね」

イヴ「傷を隠してまでどうして進もうとするのですか」

転校生「だって・・・じゃま・・・・・・しないって・・・やくそく・・・した・・から・・・」

イヴ「倒れられた方が余計に手間がかかるんです。まったく、やっぱり子供ですね」

転校生「う・・・も、もうだいじょうぶだから・・・」

イヴ「・・・まだ起きてはいけません。しばらくの間、こうして寝ていて下さい」

イヴ「本当に・・・心配したんです。・・・こんな無茶をするなんて、委員長の気持ちが少しわかった気がします」

転校生「うう・・・」

イヴ「一時とはいえ、パートナーなんですから・・・ちゃんと自覚を持って下さい・・・」

転校生「・・・もう、だいじょうぶ。ちゃんとうごけるから」

イヴ「本当に、大丈夫ですか?何かあってからでは遅いんですから、無理はしないように」

転校生「うん、へーきだよ・・・よっと!」

イヴ「まったく、本当に人騒がせな人ですね。あなたは」

転校生「いぶ、ありがとっ!」

イヴ「・・・・・・っ。素直にお礼を言う人は嫌いではありません」

イヴ「・・・しかし、あなたはもっと自分の力の希有さを知ったうえで行動するべきです」

イヴ「あなたの力は失うわけにはいかない。あなたが動けなくなっては、意味がないのだから」

転校生「うっ、そうだよね・・・」

イヴ「・・・あなたに何かあったら、委員長に文句を言われるのは私なんですから。委員長だけじゃなく、他の人からも・・・」

イヴ「それに、これで単位が下がる、なんてことがあったりしたら嫌ですし。こうなった以上、最後まで面倒見てあげますよ」

~見慣れぬ姿~

兎ノ助「おっ、おーい!イヴー!」

イヴ「・・・なんですか?私は今から報告に行かないといけないのですが」

兎ノ助「いやいや、顔見たら挨拶ぐらいするだろ。おつかれさ・・・ん・・・?」

転校生「すぅ・・・すぅ・・・」

イヴ「・・・何か問題でも?」

兎ノ助「い、いや、なんていうか・・・おまえ、そういうキャラだったっけ?」

イヴ「あなたが何を言っているのかよくわかりませんが、疲労困憊の子供を放っていくほど私は鬼畜ではありませんよ」

兎ノ助「そ、そうだよな、うん。それじゃあ、誰か迎えを呼んで転校生を」

イヴ「結構です。クエスト報告後、風紀委員室に向かいますので、そこで委員長に引き渡します」

兎ノ助「そ、そうか・・・うん。ま、とりあえずお疲れさん。お前もゆっくり休めよ」

イヴ「お気遣い、ありがとうございます。ですが、やることは残っているので」

兎ノ助「あっ・・・行っちまった。しかし、あのイヴがなぁ・・・」

兎ノ助「人って変わるもんだなぁ・・・」

~報告後~

風子「そーですか、んじゃとりあえず転校生さんは保健室に。氷川、頼めますか?」

紗妃「はい、わかりました」

風子「あと、段ボールの追加発注もひつよーですね。宍戸に連絡しときますか」

イヴ「委員長・・・すいませんでした。私がしっかり見ていれば・・・」

風子「もう終わったことですし、しゃーねーって言ったらしゃーねーです」

風子「にしても、あの段ボールを貫通するキュウリなんて・・・」

・・・

コンコン

ゆかり「はーい、どなたー?」

イヴ『冬樹です。転校生さんの様子を確認しに来ました』

ゆかり「はいはい、今開けるねー。よいしょっと」

イヴ「どうですか?転校生さんの容態は」

ゆかり「うん、後遺症になるようなこともないし、魔力も多いし、すぐによくなると思うけど・・・」

ゆかり「まあしばらくは安静にってとこかな」

イヴ「そうですか。無事なことが確認できれば結構です。それでは、私はこれで」

ゆかり「あ、ダメダメ。冬樹さんも念のため診させてもらうよ」

イヴ「いえ、私は・・・」

ゆかり「転校生くんがこんなダメージ負ってるんだもの、冬樹さんにないはずないでしょ」

ゆかり「ほら、いいから見せて。こっちに来て」

イヴ「いえ、私は今から勉強を」

ゆかり「逃がさないわよー」ガシッ

イヴ「なっ、力強・・・ひ、必要ないです!必要ありませんったら!」

ゆかり「傷が残ったりしたら大変だからねー。魔法使いとはいえ、女の子なんだから」

イヴ「そんなのものに興味は」

転校生「いいからこいッ!」

イヴ「は、はいっ!・・・って、転校生さん、起きて・・・」

転校生「すぅ・・・すぅ・・・」

イヴ「寝言、でしたか・・・」

イヴ(し、しかし今、謎の脅迫観念が・・・なんだったんでしょう、あのまるで本能に訴えるかのようなものは・・・)

~お見舞い~

ありす「転校生くん、ぉみま・・・たよ・・・」

転校生「あ、ありすちゃん。ありがとー」

クレプリ「今回はキュウリにやられたんだって?大丈夫か?キュウリ嫌いになってないか?」

転校生「だいじょーぶだよー、あのキュウリはおつけものにしておいしく食べたし」

ありす「調理済み・・・?」

転校生「ありすちゃんもつまむ?タッパーにいれてるんだ」

ありす「ぁ、じゃあ・・・ぃっこ・・・」

ありす「・・・・・・ぁ、ぉいし・・・」ポリポリ

転校生「かんたんだけどおいしいんだよねー、これ」ポリポリ

ありす「・・・ごはんが・・・しくなる、ぁじ・・・」

転校生「そうおもってここにすいはんきがあるよー」

クレプリ「準備が良すぎるさね」

転校生「ちなみにつくりかたはかんたんで、きゅうりとこんぶだしのもととしおをいれてかるくもんでおいとくだけー」

ありす「ぁたしでも・・・できそ・・・かも・・・」

転校生「しょっぱくしすぎないようにちょーせーするのがちょっとだけむずかしいかな?だいたいきゅうり3本でこぶだしのもと一本ぐらい。しおはおこのみで」

ありす「ぁ、ごはん、炊き立て・・・?」

転校生「そだねー、それじゃあ、いただきまーす」

ありす「ぃただき・・・す・・・」

・・・
―後日―

ありす「・・・・・・」

クレプリ「どした?ありす。なんか世界が終わったかのような顔して・・・」

ありす「・・・太った・・・」

クレプリ「え?ああ、最近漬物と白米食いまくってたし・・・まあ当然さね」

ありす「・・・ゃせなきゃ・・・もとに・・・もどして・・・!」

クレプリ「いやいやいや、ありすはもともと痩せすぎだから、むしろちょうどいいぐらいさね」

ありす「ばんごは・・・ぬぃて・・・ぁとは・・・」メラメラ

クレプリ「だ、だれかー!ありすを止めてくれー!オレっちじゃむりだーーー!!!」

後日散歩部のおさんぽに付き合ったら元に戻りました

今日はここまで!うちのありすちゃんは結構食べるのが大好きです。主に転校生のせいで。
イヴが何かに目覚めかけているけど少なくとも6歳児の間は目覚めることはない・・・はず。
次回は仮想の国の戦士たち。転校生の職業はどうしようか・・・
勇者はない。転校生くんは勇者ってポジじゃない。・・・遊び人かなぁ。
段ボールがキュウリにやられたのはキュウリに段ボール特攻効果があったと解釈しててください。
じゃないとまともに食らってるイヴと転校生がハチの巣になっちゃう。
ありすありあり(合言葉)

~年よりは侮れない~

クレプリ「しょうねーん、しょうねーん」

転校生「どしたの?くれぷり」

クレプリ「少年って、約束は破らないだろ?」

転校生「まあねー」

クレプリ「もちろんそれはいいことなんだけど、おまえさんぐらいの年ならこうこっそり破ったりするもんじゃないのかなっと。ふと思ったんさね」

転校生「おばーちゃんは、いっていた。やくそくをまもるひとは、いつかやくそくにまもられると」

クレプリ「えっと、そのおばあちゃんは吸血鬼の方?それとも自分の?」

転校生「じぶんのだよー」

クレプリ「そっかー」

ありす「な・・・の・・・なし・・・?」

クレプリ「お、ありす。風呂掃除は終わったか?」

ありす「ぅん」

クレプリ「よしよし、花丸、あげちゃうさね」

転校生「おばあちゃん、はいっていた。おふろそうじにタワシはつかっちゃだめだって」

ありす「ぉばあちゃんのちぇ?」

クレプリ「ああ、よく言うさね、そういうの。他に、なんかないのかね?こう、おもしろいやつ」

転校生「ええっ、おもしろいやつ?えっとぉ・・・」

転校生「りょうりができるこどもはおとなうけがいいとか、とりあえずきょうみをしめせばいいきぶんにさせれるとか」

クレプリ「かんっぜんに世渡り術さね。少年のルーツはそこか」

転校生「おじいちゃんは、おねがいするときはしたからみあげるようにとか、しょーぎといごができればじじいにきにいられるとか」

ありす「しょぅぎ、できな・・・・・・」

クレプリ「上目遣いを教えるか・・・なかなかわかってるさね」

転校生「あとはごはんをたくときはこおりをいっこいれたらおいしくなるとか、くちのにおいがきになるときはうめぼし・・・あっ、これふくぶちょーだ」

クレプリ「完全にババア扱いさね」

転校生「つかれたときはうめぼし・・・これもふくぶちょー、かぜひいたらうめぼし・・・これもふくぶちょー」

ありす「きぃてぅ・・・けで・・・・すっぱく・・・」

転校生「うう、なんかこんがらがってきちゃった・・・」

ありす「だぃじょ・・・ぶ・・・?」

クレプリ「んじゃ、ここらでやめとくか。サンキューな、少年」

転校生「いえいえ、どういたしましてー。あっ、あといっこだけ」

ありす「どんなの?」

転校生「キュウリにはきをつけろって」

クレプリ「未来予知かよ」

今日のありす。キュウリに気をつけろっていうのは、キュウリは体を冷やすので食べ過ぎに気をつけろってことです。
別に昨日のあれを予知していたわけではない・・・はず。
当初は転校生は胃腸が弱いとかいう設定つけようかと思ってたけど、それだと智花がまた犯人になってしまうのでやめました。
今の智花も別の意味で犯人ですけど。時間停止的な意味で。
転校生のダンボールの中で一番長く生き残っているのが『アーサー』。4月に出てきてから実はまだ壊れていない優れもの。
他のダンボールが出るたびにお役御免になるのが長命の秘訣だとか。2軍のダンボール程長く生き残る。
ありすありあり(合言葉)

~のぞみん指名~

望「ああ~、さっきの選択肢が効いてるのか!なるほど!」

望「いやぁ、グラフィックも音も最高だし、久々に良ゲー発掘したなあ」

望「まずは素材集めて武器強化・・・いや、あえて強化しないままってのも・・・」

bbbbbbbb

望「もー、今面白いとこなのに!空気読めよ・・・・・・」

望「・・・・・・うわ」

望「またボク指名のクエストぉ?めんどくさ~」

望「いいや、無視しよっと」

ピンポーン

望「あーっ!うるっさいなあ、次から次へと!」

望「誰だ!ボクのゲームの時間を邪魔するヤツは!」ガチャ

転校生「やっほー、のぞみん」

望「なんだ、転校生か。あ、部屋はいれよ。久々に良ゲー発掘して」

転校生「ゆきちゃんからでんごんだよー」

望「・・・宍戸から?」

転校生「うん。【オマエ タンイ タリナイ】」

望「う・・・またか、またかよ・・・またなのかよーー!」

~じゅんちゃん指名~

純「もしもし。はい、大丈夫です。すみません、急に抜けたりして」

純「あたし・・・あ、私を指名したクエスト・・・ええと、魔法学園の任務が、ですね」

純「はい・・・はい。スタッフさんには謝りました。後でまた必ず・・・」

純「それが、ここのすぐ近くの、JGJバーチャルパークだそうで」

純「申し訳ありません。社長には本当にご迷惑を」

純「も、もちろんです!今回の埋め合わせは必ず・・・え?」

純「違うんですか?バーチャルパークで、って・・・」

純「ついでにプロモーションって、ほ、本気でやるんですか!?」

純「あの男の子も一緒にって・・・転校生が来るかどうかはわからな・・・え?もう行くって連絡があった?」

純「誰から?・・・本人から?」

純「なんで連絡先を・・・ああ、絢香の時に・・・」

純「わかりました!わかりましたよ、もう!」

純「はい、それじゃあ切りますね」

純「・・・転校生、うちの社長とメル友なんだ・・・」

~みゅー指名~

自由「ぎゃははは!雑魚すぎて笑いがとまらねーっすわ!」

自由「【ゴチですwww次までにゴールド装備一式よろwww】」

自由「雑魚乙!いやはや、これだからPKはやめらんない・・・」

自由「な?なんすかこの通知・・・指名とか珍しすぎでしょ」

自由「バーチャルパーク・・・って、え、あのバーチャルパーク!?」

・・・

姫「自由はまた部屋でだらだらとゲームをしているのかしら?」

姫「あの・・・なんと言いましたか。べ、べお・・・」

刀子「べお、るーむ・・・温和院・・・でしたかな」

姫「そうそう、べおるーむおんわいん・・・そんな名前でしたっけ?」

姫「あれのせいで毎日毎日、眠いだの、だるいだの、働きたくないだの」

姫「少しは野薔薇の自覚を持って、しゃっきりとしてほしいものですわ」

転校生「うう~・・・」

姫「あら、転校生さん、どうしました?」

転校生「クエストまでちょっとじかんあったから、BOやってたら、PKくらって・・・」

姫「び、BO?PK?」

刀子「日本語でしゃべれ日本語で!」

自由「お嬢!刀子先輩!」

転校生「あっ、みゅー」

自由「おや、転校生くんも。ああ、自分が魔法使いとしての使命を果たせること・・・」

自由「こんっ・・・なに!嬉しいと思ったことはありませんッ!」

自由「クエスト行ってきます!今回ガチなんで、なんかあったらヨロっす!」

自由「転校生くんも呼ばれてましたよね、早く行きますよ!」

転校生「え、まだじかんあ」

自由「善は急げ!さあさあ、レッツゴー!」

刀子「・・・・・・・・・・・・」

刀子「随分、しゃっきりしてましたな」

姫「・・・驚いた・・・」

姫「あんなに背筋の伸びた自由、久しぶりに見ましたわ・・・」

~JGJバーチャルパーク~

純「【バーチャルパークは体験型のゲームアトラクション】」

純「【元はJGJの拡張現実の研究所として建設されましたが、その技術を応用】」

純「【誰でも疑似体験のできる最先端の安全な娯楽として、皆さまへ提供を】・・・」

自由「御託はどーでもいいっす!早く早く!」

転校生「ぴにゃーーーーっ!」グルグルグルグル

自由「ほら、転校生くんも今か今かと待ち構えてるっすよ!」

純「転校生ー、一回落ち着きなー」

転校生「きゅいーーーん!」キュイーーーーン

純「あの、転校生?」

転校生「きゅうぅぅいぃぃぃぃぃぃぃぃん!」キュイイイイイイイイイン

純(このまま放っておいたらどうなるんだろ・・・)

転校生「・・・・・・」ピタッ

純「あ、止まった・・・って顔色が・・・」

転校生「・・・・・・おえっ」

純「だ、だれかー!ビニール袋ー!」

望「転校生、なんで先行くんだよ!」

望「ボクが疲れやすいって知ってるだろ!」

望「って、なんで口押さえて」

転校生「オェ」






















※ただいま映像が乱れております。かわいいありすちゃんのことを想いながらしばらくお待ちください































~クエスト~

望「・・・そうだ。宍戸から頼まれたこと、一応伝えとく」

望「【霧】と【人工物】の例として、今回は特殊なんだってさ」

望「で、人間の技術に【霧】が寄ってきた。これがいったいどういうことなのか」

望「・・・調査しろ、だってさ」

自由「出たー、調査。お使いイベントにありがちなヤツ」

転校生「ちょーさとちゅーでデカいのとそーぐーしてたおすまでテンプレ」

望「ちなみに取り残された一般人の救助が最優先だからな」

自由「それは、アレっすか。誤爆で得点が減る・・・」

純「・・・絶対に攻撃しないでよ。ゲームじゃないんだから」

望「そう、これはゲームだけどゲームじゃないんだ。細心の注意を払って・・・」

自由「もう我慢できないっす!小鳥遊自由、行っきまーす!」

純「あ、ちょっと・・・」

自由「うっひょおおおぉぉ!やば、服変わったあああぁぁ!」

望「おい!勝手に先行くなって・・・」

純「あ、待ってよ!あたしも・・・」

望「あああっ!な、なんだこれーっ!?」

純「制服が変わってる・・・」

自由「マジでゲームじゃないすか!リアルからの解放じゃないすかっ!」

自由「よっしゃあ、行きましょ転校生くん!暴れますよーっ!」

転校生「あ、ま、まって!ぼくもーっ!」

~ジョブ~

自由「えっと・・・とりあえずジョブの確認しときますか。ステータス画面ってどうなってます?」

純「デバイスで見れるみたいよ。えっと、あたしは『武闘家』ね」

自由「自分は『戦士』っすね。ビキニアーマーはないんすか?」

望「お前、あんな痴女みたいな恰好したいのかよ」

自由「いやいやいや、女戦士っつったらビキニアーマーっしょ!」

望「あれ逆に防御力下がってる気がするけど・・・ボクは『騎士』だって」

自由「じゃあ、アレっすね」

望「くっ、殺せ!」

純「出た、女騎士の名物芸、『くっころ』」

望「いや、なんかやらなきゃだめな気がして・・・あれ?転校生は?」

自由「うん?そういえばさっきまでテンションアゲアゲだったのに・・・あ、いたいた」

純「転校生ー、どうしたの・・・って・・・」

[商人]転校生「・・・・・・」

自由「あ、え、えっと・・・鑑定!道具の鑑定ができる貴重な職業っすよ!」

望「そ、そうだぞ!外伝作品で主役張れるぞ!」

転校生「・・・・・・」

純「転校生・・・?」

転校生「・・・・・・オェッ」

純「ちょ、び、ビニールーーー!!!!」

~装備~

転校生「いや、べつにしょーにんにふまんはないよ?そろばんすきだし」

純「そろばん好きなのと商人でいいのはまた別なんじゃ・・・」

転校生「あと、さっきこんなのひろった」

[たたかいのドラム][けんじゃのいし]を手に入れた

自由「えっと、太鼓叩いてひたすら回復しろってことっすかね」

望「しかも魔力回復もできる。ガッチガチのサポーターだな」

純「っ、きたよ!魔物だ!」

ポリゴン「ピカチュウ許すまじ」

ポリゴン2「マジピカチュウ殺す」

ポリゴンz「俺が、ゴールデンレトリバーにすり替わっていたと、気付いていなかったのか?」

自由「・・・あー、なんかどっかで見たことあるような・・・」

???「ここは俺に任せてくれ!」

望「だ、誰だ!」

智「俺、マサラタウンの智!こっちは相棒のピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッカー!」

自由「あ、こ、この組み合わせはまずいっす!」

純「転校生、観ちゃダメよ!」

転校生「え、なんで?」

智「ピカチュウ、10まんボルト!」

望「うわわっ、め、目をつぶれーっ!」

~各々のゲーム論~

※智とは別れました

望「それよりお前達って、ゲームが好きって話だけど」

望「このクエスト、どう攻略するか考えてんの?」

純「うーん・・・あたし格ゲーは好きなんだけど、今回は勝手が違うからなあ」

純「とりあえず情報を集めないとなんとも言えないや」

自由「はいはーい、このゲームレベルの概念があるっすよ」

自由「どこまで影響するかわかりませんが、元のゲームを再現しようとしてるなら・・・」

自由「セオリー通り魔物をバンバン倒してレベル上げとけばいいんじゃないすか?」

転校生「レベルを上げてぶつりでなぐれ!」

望「むやみに戦闘したって、討伐数が魔物のレベルに比例したらどうすんだよ。」

自由「ああ、ありますねえ、そういうゲームも。攻略本あればなぁ」

望「ここは最短ルートで行くべきだ。ムダな体力は使いたくないし」

自由「えー?せっかく仮想世界に来て、大暴れしなくてどーすんですか?」

自由「仕様の許す限りは、暴虐の限りを尽くすべきっすよ!」

望「・・・お前、絶対ゲームで迷惑行為とかするタイプだろ・・・」

自由「楽しまなければリアルから脱した意味がないっす。で、転校生くんはどうします?」

自由「PKとかしてみます? や、仕様上できるか試すだけですから」

転校生「PKしすべし!じひなはい!」

望「そうだそうだ!試すのもダメ!絶対、戦闘回避しつつ早解きが正解!」

望「なあ、転校生はボクと同意見だよな?ゲーム仲間だもんな?PKとかもいらないもんな?」

自由「あれあれ?転校生くん、チキンプレイっすか?宝箱回収しないタイプっすか?」

転校生「ちゃ、ちゃんととるもん!ぬけあなないかとかぜんぶさがすもん!」

純「あ、あの・・・一応クエストなんだから、あんまり揉めるのは・・・」

望「そもそもタイムアタック嫌うのはプレイヤースキルのないヤツだろ!」

純「・・・・・・・・・・・・」

純「ちょっと待った。今の言葉、聞き捨てならないんだけど」

望「・・・・・・え?」

自由「・・・ハ、ハハ・・・鳴海先輩どしたんすか・・・顔がマジっすよ・・・?」

転校生「ヨガッ!ヨガフレイッ!ヨガ!ヨガ!ヨガ!ヨガファイアッ!」

望「て、転校生!そんなところでダルシムごっこしてないでなんとかしてくれーっ!」

~初音様参上!~

自由「おし、救助完了ー。あとは先輩に魔力わけてもらってください」

純「魔物に襲われてる子供がいると思ったら・・・」

初音「あははー。いやあ、ちょうどいいとこに来てくれて助かったぜ」

自由「神宮寺のお嬢さん放置したらうちの主人がうるせーっすからね・・・」

初音「ん?なんか言った?」

自由「なーんにも。初音氏、盗賊のカッコ似合ってますよ」

自由「てか、いつ忍び込んだんです。クエストの許可取ったんですか?」

初音「いいのいいの。アタシは偶然施設で遊んでたお客さんだから」

転校生「それ、まえふーちゃんといっしょにやったなー」

望「ああ、汐浜の・・・お前ら、思考が一緒だな」

純「相変わらずね。絶対面白がって来たでしょ・・・」

初音「せっかくだし、いつもできないことしたいじゃん」

初音「人んち勝手に入ったり、タンスの中漁ったりさ!」

転校生「はっちゃんがタンスの中あさるのはいつものことでしょ?」

初音「そーそー、沙那のタンスとか面白いもんないかなーって・・・ってそれは内緒だろ、転校生」

転校生「あっ、そうだった」

prrrrrrr

初音「ん?非通知の電話?もしもーし」

沙那『初音様。お帰りを楽しみに待っていますよ』

純「・・・死亡フラグ立ったね」

自由「初音氏のことは忘れないっす」

望「強く生きろよ」

初音「て、転校生!おまえのせいだぞっ!なんとかしてくれっ!」

転校生「さーちゃんにマシマシでおねがしとくね♪」

自由「うわー、ナチュラルSっす」

望「こいつの将来が怖い・・・」

~憑りつく魔物~

望「ああもう、許せない! テクスチャ抜けとか許せない~っ!」

望「あの岩も! あそこの崖も欠けてる! デバッグしてないのか!」

純「おかえり。むこうの様子はどうだった?」

望「城とか武器屋みたいなのが見えた・・・けど、全部ハリボテみたいだった」

望「これが製品版だったら大炎上だぞ!今年のクソゲー大賞間違いなしだ!」

純「確かに。さっきの敵もカクカクしてて、なんか雑だったねぇ」

初音「い、一応JGJの名誉のために言っとくけどさ」

初音「元のゲームはこんなにひどくないからな。魔物に侵食されたからだぞ」

望「知ってる。宍戸が言ってた」

望「霧の魔物の外見は、全て【出来損ない】なんだって」

望「だから魔物に侵食されたここも【ゲームの出来損ない】に変容してるんだ」

望「さっきの話の【霧】と【人工物】にも、前例がないわけじゃなくて・・・」

自由「・・・あ! もしかして、アレっすか?汐浜の人形館!」

転校生「ああ、あれか~」

望「なんだ、知ってんの?」

転校生「ぼく、とーじしゃだし」

自由「律氏が大活躍だったんすよね?。いまだに武勇伝聞かされますんで」

自由「なんでも、建物自体に霧の魔物が憑りついて、それで・・・」

自由「律氏お得意の歌で? 霧を吹き飛ばした・・・んだったかな?」

自由「あんまり真面目に聞いてなかったんでウロ覚えなんすけど」

初音「歌ぁ?ふーん・・・うるさかったのかな」

自由「ですねぇ。よっぽど歌詞がダメだったんすね」

転校生「ジャイアンだよ、あれ」

純「アンタ達・・・ひどい言いようね・・・」

~超時空シンデレラ☆ノゾミちゃん~

望「・・・歌で霧を払う・・・?」

望「宍戸め・・・ボクしかできないって、どういうことだよ」

望「ボクは歌なんか歌えないぞ・・・しかも人前でだと?」

望「そ、そんな恥ずかしいこと、できるわけないだろ!」

望「・・・・・・・す、水面が~ゆ~らぐ~♪」

転校生「のぞみん、なにやってんの?」

望「わ、わあああああああ!転校生、て、転校生!」

転校生「え、うん。そうだけど」

望「な、なあ・・・き、聞きたいことがあるんだけど」

望「お前ってさ、人形館のクエストの時、その場にいたんだよな?」

望「あのさ…やっぱ、歌、上手かった・・・?」

転校生「きくにたえなかったけど・・・なんで?」

望「な、なにって・・・歌で追い払ったんだろ?魔物」

望「それを今回、ボクがやらなきゃいけないってことはさ・・・」

望「・・・ボクががんばって、歌、う・・・・・・」

転校生「・・・なにいってんの?りっちゃんのはそーゆーことじゃないよ?」

望「・・・・・・え? 違うってなにが」

転校生「なんか、だいきぼなはんいまほーできりをぜんぶふっとばさなきゃだったから・・・」

望「あ、ああぁ! そっか、そういうことか!」

望「その時使える大規模魔法が、音無律の歌しかなかった、ってワケ・・・」

望「もおぉ、なんで早く言わないんだよ、勘違いしただろっ!」

転校生「あはは、のぞみんかわいい~」

望「ううぅ~~~!!!!」

~大規模な範囲魔法~

望「やっと理解したぞ、宍戸の【あなたしかできない】って言ったの!」

望「・・・待てよ、てことは」

望「攻略もクソもなく、ただ大規模魔法で吹き飛ばせってこと?」

望「・・・この建物を、霧の魔物ごと・・・?」

望「や・・・やだやだやだ!絶対やだぁ!」

望「そんなの完全にチートじゃないか!ズルだ!インチキだ!」

望「ボクはこのクエストをまともに攻略しようと思ってたのに!」

転校生「まものあいてにまともにこーりゃくもクソもないじゃん」

望「そりゃそうだけどさぁ・・・」

~VSポリゴン~

自由「しっかし、多いっすねー」

転校生「そうだねー。あっ、がめんかわった!」

純「戦闘画面に・・・ってさっきまでアクションだったじゃん。なんでいきなりRPG?」

初音「知らない!魔物のせいだろ!」

望「5人パーティーか。FF4がそうだったっけ?」

自由「あー、あれも5人でしたねー」

純「くるよっ!」

まもののむれが現れた

初音「げっ、あいつ、キセキもちだ!」

初音のおみとおし

初音は ポリゴン2の しんかのきせきを お見通しだ!
さらに ポリゴンZの こだわりメガネも お見通しだ!

純「くらえっ!」

純のインファイト! こうかはばつぐんだ!

純「くそっ、やっぱ固い!半分しか削れてない!」

自由「自分におまかせを!」

自由のはたきおとす!
ポリゴン2は しんかのきせき をなくした

初音「くらえっ!」

初音は どろぼうを 使った! 
初音は こだわりメガネを 手に入れた

転校生「かくれるっ!」

転校生は段ボールにこもった

ポリゴン2「ピカチュウ死ね!」

ポリゴン2の どくどく!
転校生は ダンボールでガードした

ポリゴンZ「ここがどうぶつの森だったら完全犯罪なのだぜ!!?」

ポリゴンZの はかいこうせん!
転校生は段ボールでガードした

望「いまだっ!くらえっ!天光満る処に我は在り、黄泉の門開く処に汝在り、出でよ神の雷。インディグネイション!」

望のインディグネイション!

ポリゴン2たおれた

ポリゴン2「そろそろ正規のアップデートパッチを・・・」

ポリゴンzはたおれた

ポリゴンz「いやだああああああああああ!!!!!死にたくない!!!!!まだろくに!!!!生きていないのに!!!!!!!」

望「ふぅー、こんなもんか」

転校生「おつかれさまー」

転校生はマホヤルをとなえた
望、自由、純、初音のMPが回復した

純「てか、1体バグりすぎでしょ・・・」

~いつもの~

望「そういや転校生、そのちっちゃい段ボールには何が入ってるんだ?」

転校生「え?いつものだけど?」

自由「いつものっすか?」

純「転校生のいつものって・・・なに?」

初音「魔物に効いたりする?」

転校生「タイコンデロガぐらいならたおせるよ」

純「タイコンデロガぐらいならたおせて」

望「持ち運び出来て」

自由「転校生くんが簡単に手に入れられるもの」

初音「・・・・・・」

自由「・・・・・・」

純「・・・・・・」

望「・・・・・・あれ、だよな」

初音「や、やめろよ!ここJGJの施設内だからな!土地ごと吹き飛ばすとか勘弁してくれ!」

転校生「あけてみないといりょくはわからないよー」

望「て、転校生!おまえのステータスみせろ!とくに特技のとこ!」

転校生「あっ」

たたかいのドラム けんじゃのいし ハッスルダンス マホヤル メガンテ すてみタックル ベントー マダンテetc・・・

自由「なんかいろいろヤバいのまじってるじゃないっすか!」

純「転校生、マダンテ使わないでよ!世界が滅びるからね!」

転校生「つかわないよー。だってせつめーしょに」

【商人の魔法は尻から出ます】

転校生「ってかいてるから」

望「但し、魔法は尻から出る・・・」

自由(・・・ん?もしかしたら自分ら、転校生くんのお尻からでた魔力を受け取ってる?)

自由(・・・・・・深く考えないようにしよう・・・)

~ラスト~
※JGJの私兵部隊が到着しました

自由「はいはい皆さん。出口はこちらっすよ。足元にお気をつけて~」

初音「よっしゃ、リストによるとこれで最後かな」

初音「兄さまー!行方不明者、救助完了したぜ」

樹「【ん、脱出を確認。これより城内にデク部隊が突入する】」

・・・

純「すごいわねぇ、どんどん魔物が霧に返ってく・・・」

転校生「うわー、すごいや」

純「あんなにデク投入して、予算大丈夫なのかな」

望「自分ちの施設のことだからな…金は惜しまないだろ」

望「ボク、もう疲れた・・・楽できるならそれでいい・・・」

純「楯野はもうひと踏ん張りでしょ。頑張りな」

望「うー、軽く言うけど、天気をどうにかするのって、大変なんだぞ・・・」

茉理「【そろそろ魔物があらかた霧になるよー。準備お願いね】」

転校生「・・・いっかいだけ、マダンテつかってみても」

純「やめて」

望「・・・転校生。こっち来て・・・魔力くれ、いっぱい」

転校生「えーい」ビビビ

望「もっといっぱいだ。この霧を全部吹き飛ばせるくらい・・・」

転校生「といやー!」ビビビ

望「・・・はは。やっぱ、クソゲーだったなぁ・・・」

~終わった後は~

純「お疲れ。神宮寺は?」

自由「茉理ちゃんとこ行きましたよ」

自由「・・・みっしょんこんぷり、っすね」

転校生「おわったー!」

純「はぁ~、報告終わったし・・・とりあえずお腹すいたな」

自由「食堂行きます? 今日の定食はコロッケでしたよ」

転校生「これ、どうしよう・・・」

望「ああ、南の弁当・・・・・・どうするんだ?」

自由「使う場面が来なくてよかったっす」

転校生「・・・食べる?」

純「やめてよ、あたしまだ死にたくないわ」

自由「自分もっすー」

望「ボクもだよ。どっかに捨てて・・・」

智花「あっ、転校生くん!お昼までに終わったんだね」

転校生「あっ、ともちゃん」

智花「それじゃあ、いつもみたいに料理交換する?」

望「あ、あー!ごめん!転校生、今からボクの部屋でゲームするんだ!だから部屋で食べるよ!なっ!なっ!」

転校生「う、うん!」

自由「んじゃ、自分はこの辺で・・・」

純「楯野ー、せっかくクエスト一緒に行った仲だし、部屋行っていい?」ガシッ

自由「な、鳴海先輩!離してくださいっす!」

智花「そういうことなら・・・そうだね、クエスト終わりだし、水入らずで話したいこともあるよね」

望「いやー、悪いなー。ほら、転校生、小鳥遊、鳴海、行くぞ!」

転校生「ともちゃん、またこんどねー!」

純「またねー」

自由「ちょ、自分は、自分はーっ!」

※智花の料理は卯衣がおいしくいただきました

~こたつ~

風子「ふぅ・・・」

転校生「・・・んぐっ・・・んぐっ」

ありす「ふわぁぁ・・・・・・ん・・・」

クレプリ「って、風紀委員長はなにやってんさね」

風子「いや、ね?こう口元にみかんを持ってったらどんどん食べてくのがかわいくて」

ありす「ぁ・・・ぁたしも、ゃりた・・・ぇす・・・」

転校生「あーん」

ありす「・・・ぇい」

転校生「んにゅ・・・・・・」モムモム

クレプリ「つぎオレっちー」

風子「順番ですよー」

転校生「んー・・・あっ、みかんなくなった」

風子「えっと、まだ残ってましたっけ?」

転校生「たぶんダンボールの中だよ」

風子「転校生さん、よろしくおねげーします」

転校生「寒いからやー。ありすちゃんおねがいー」

ありす「ゃ・・・・・・たく、なぃ・・・・・・。ぉにんぎょ・・・さ・・・」

クレプリ「オレっちだって寒いもんは寒いさね」

転校生「じゃあもういいんじゃない?」

風子「それもそーですねー。食べ過ぎて夕飯が食べれなくなってもいけませんし」

ありす「・・・・・・zzz」

転校生「こたつ・・・・・・あったかぃ・・・・・・すぅ・・・」

今日はここまで!途中ちょっと端折ったけど許してね!
次回は時の異邦人!転校生がついにヤツとご対面です。(10か月ぶり3回目)
かわいいかわいいこころちゃんとさきちゃん、ゆきちゃんとあおいちゃんとのご対面ですね。
わたくし、興奮してまいりました。
・・・ロリコンじゃないよ?
そろそろ新しい時の異邦人が来てもいいと思うんだ。龍季とかあやせとか聖奈とか香ノ葉とか。
ありすありあり(合言葉)

~優秀なのも困りもの~

転校生「・・・・・・」カキカキ

風子「おや、宿題ちゅーですか」

転校生「うん。さんすーのおべんきょうしてるの」

風子「そーですか。わからないことあったらなんでもきーてくださいね」

転校生「はーい」

風子「・・・・・・」

転校生「・・・・・・」

風子「・・・・・・」ソワソワ

転校生「・・・・・・」

風子「・・・・・・転校生さん?」

転校生「あっ」

風子「どうしました!?なにかわからないとこでも!?」ガタッ

転校生「おしっこいってくるー」

風子「・・・・・・」

・・・

転校生「んしょ、んしょ・・・」チクチク

ありす(転校生くんがナップザックを作っています)

ありす(どうやら、散歩部とお散歩するときに使いたいそうです)

ありす「・・・・・・」

転校生「こっちが・・・ここで・・・」

ありす(ものすごく手際がいいです)

転校生「・・・・・・えーと・・・」

ありす「・・・にか・・・・・・ゎからな・・・と・・・?」

転校生「あっ、ちがった。これこうか!ん?ありすちゃん、なんかいった?」

ありす「・・・・・・」シュン

・・・

風子「はぁ・・・・・・」

ありす「・・・はぁ・・・・・・」

ましろ「どうしました?」リンゴムケマシタヨ

風子「子供って、優秀すぎるのも考え物なんですね・・・」ショリショリ

ありす「ちょ・・・と・・・・・・ダメな・・・・ぅが・・・かわぃ・・・」ショリショリ

ましろ「気持ちはわかりますけど・・・そこは粘り強くいきませんと。さながらおもちのように・・・ふふ」

風子「気『もち』だけにですか?」

ましろ「はい、気『もち』だけに、です。・・・ふふ」

ありす「ぉもち・・・・・・ゃぁ・・・」

今日のありすとふーちゃん。正直オチが思いつかなかった。
なんでもすいすいとこなしちゃう子よりちょっと手のかかるの子の方がかわいいっていうよくある話。
転校生も最初の方はかなり手がかかる子供だった気がするんだけど・・・
いつの間にやらこんなに逞しくなって。
噴水前でヘッドスライディングして大泣きしてたあの子はどこへ行ったのやら。
ありすもどちらかというと手のかかる子供側だと思います。
ありすありあり(合言葉)

~うーちゃんの誕生日、リサイタル~

結希「・・・補給完了。もういいわよ」

卯衣「ありがとうございます、ドクター」

結希「また、24時間以内に来ること。それと・・・」

結希「お誕生日おめでとう」

卯衣「!これは・・・」

卯衣「ドクター、正確には今日は私の誕生日ではありません」

結希「そう。あなたが稼働を始めたと思われる日、ね」

卯衣「正確でない記念日の設定は、この場合必要でしょうか」

結希「あなたにとっては不要かもしれないけど・・・」

結希「周りの人間が必要としているなら、いいんじゃないかしら」

結希「今日も盛大に祝ってもらったみたいだし・・・」

卯衣「はい。天文部の皆は、楽しんでいたようです」

卯衣「プレゼントも・・・沢山もらいました」

卯衣「文房具、マグカップ、アクセサリー、たべもの・・・」

結希「それと、まだ渡したい子がいるみたいよ」

卯衣「えっ・・・?」

転校生「うーちゃん!みつけたー!」

卯衣「転校生くん。見つけた、ということは、私を探していたの?」

転校生「うん!うーちゃんのおたんじょーびだからねー。はい、これ」

卯衣「これは・・・メロンパン?」

転校生「のイヤーマフ。ありすちゃんといっしょにつくったおてせいだよ」

卯衣「ありがとう。・・・こんなに沢山、どうしたらいいのかしら・・・」

結希「お礼を言って受け取る。それで貰う側の義理は果たしたことになる」

結希「その後、物をどうするかは、好きにしたらいいわ」

転校生「ゆきちゃんも、らいねんはおきててよー」

結希「あれは天に眠り薬を飲まされたからで・・・でも、この簡易ベッドは仮眠を取る際に使わせてもらっているわ。ありがとう」

卯衣「・・・そうですね、私も、ドクターの誕生日を、祝いたいです」

結希「なるべく努力するわ」

転校生「たんじょーびちかくなったらこーたいでみはろーね、うーちゃん」

卯衣「わかったわ。特別な用ができない限り、その方向で進めることにする」

結希「もう、あなたたちは・・・」

~葵ちゃんのたんじょーび、おかわり~

転校生「はぁー」スリスリ

ありす「だぃじょ・・・ぶ・・・?」

クレプリ「少年、寒くないか?やっぱ手袋つけた方が・・・」

転校生「だいじょーぶだいじょーぶ!男の子だもん!」

ありす「ごめ・・・ね・・・ぁたしが・・・ゎすれた・・・ら・・・」

クレプリ「その辺の100円ショップにでもよるか?」

転校生「だいじょーぶだって。・・・ん?あ、あれは・・・」

・・・

葵「わぁ、こっちは電飾がいっぱい!すっかりクリスマスですね」

葵「・・・はぁ・・・本当にキレイですね」

香ノ葉・転校生「「あおい(葵)ちゃーん!」」

香ノ葉「こんなとおにいたぁ!1人で勝手にあるいていったらあかんよ・・・って、ダーリン?それに、ありすちゃんも」

ありす「ぁ・・・こんば・・・は・・・」

葵「転校生さん、楠木さんもこんばんは。お買い物ですか?」

クレプリ「おう!もうすぐクリスマスだから、くつした編む材料買いに来たんさね」

転校生「こーばいでかってもいいんだけど、せっかくだしおそとでごはんも食べようってはなしになって」

香ノ葉「そうなん?うちらは、葵ちゃん誕生日のケーキを買いに来たんよ」

転校生「そーなんだ。ぼく、つくりたかったんだけど、クリスマスまえでともちゃんがはりきってて・・・」

香ノ葉「ああ、近づきたくないんやね」

ソフィア「南さんのポイズンクッキング・・・そーあふれいどです・・・」

葵「あ、でしたら、転校生さんと楠さんも、ご一緒しませんか?」

香ノ葉「あっ、賛成さんせーい!ダーリン、ありすちゃん、なんでも好きなケーキ買っていいからねー」

転校生「えっ、いいの?」

ソフィア「おふこーす!

葵「お誕生日はみんなでお祝いした方が楽しいですから!」

ありす「ぁ・・・ぇと・・・・・・どぅす・・・?」

転校生「それじゃあ、おことばにあまえまして。行こ!」

ありす「ぅ、ぅん・・・」

葵「ふふふ、これでわたくしもおねえさんぢからがあっぷしましたね!・・・ってあれ?皆さん?どこに行ったんですか?」

この後めちゃくちゃ迷子になった

~霧の嵐(3回目)~

結希「遅くまでつきあわせてしまったわね。」

心「・・・やりたいことは了承しているので」

心「それに、他の危険な仕事に比べれば、この程度は楽なものです」

心「CMLなどへの潜入はあまりしたくないですから、もう1度伝えておきますね」

結希「ええ・・・そうね。できるだけ政治的なことで解決するよう努力するわ」

結希「それで・・・魔導書にかかっている時間停止の魔法、命令式は解析できた?」

心「お待ちください・・・はい、完了しました」

心「しかし、とても複雑な命令式です。私たちが使用できるようにするためには・・・」

心「・・・アジャストに、かなりの時間を要すると思われますが」

結希「それは承知の上よ。仕事なんか5日あれば2ヶ月分は終わるし、新作が出るのは来年だし」

心「・・・あなたも結構なダメっぷりですね。私が言えることじゃありませんが」

結希「そうね。それと、これが例の報酬よ」

心「はい、ありがとうございます。・・・はぁ・・・はぁ・・・転校生君の・・・ショタっ子のギリセフ画像・・・素晴らしい・・・」

結希「水無月さんの前で広げないようにね」

・・・

葵「転校生さん、お疲れ様でした!」

葵「わたくしたちの戦闘訓練につきあっていただいて、ありがとうございます!」

転校生「いーよいーよ、ぼくもくんれんになったし」

紗妃「遅くまで付き合わせて申し訳ありません。早く片づけを済ませて戻りましょう」

ズズン

葵「え?」

紗妃「じ、地震っ!?」

転校生「あ・・・これ・・・さっちゃん、12かいだから!」

紗妃「なにがですか!?」

・・・

心「・・・霧の濃度が急激に増加・・・」

結希「これは・・・魔物じゃないわね」

心「はい、前回の計測パターンと同じ・・・霧の嵐です」

結希「避けられない・・・!卯衣に連絡を・・・!」

~ここは・・・~

???「・・・くん・・・」

???「・・・せいくん・・・」

心「転校生くんっ!中にいるんですよね?返事してください!」

段ボール「・・・・・・」

心「も、もしかして、い、いないんですかそ、それじゃわたし、誰もいない段ボールに向かって話しかけてる痛い子に・・・」

???「きゃあっ!」

心「ひぃっ!?」

???「まずい、逃げろ・・・」

???「なんで急に人が・・・」

心「・・・い、今の人たち・・・あれ・・・?

心(子供)「・・・・・・・・・・・・」

心「・・・・・・・・・・・・うわぁ・・・わたしによく似てる子だぁ・・・」

~1人になった時の決まり事~

心(子供)「あの・・・頭、大丈夫?」

心「だ、大丈夫なはずです!私みたいなクズゥが痛い子扱いされても仕方なくはありますがこの中に男の子が入ってるはずなんですぅ!」

心(子供)「男の子って・・・お姉ちゃん、さっきの人たちの知り合い?」

心「ふぇ・・・?あ、さ、さっきの人たち・・・とは?」

心(子供)「あのね、心に声をかけてきたお兄ちゃんたち」

心(子供)「パパたちはどこ、って聞かれて、連れて行ってくれるって言ってたの」

心「・・・・・・・・・・・・」

心(子供)「そ、そうなんですか・・・えっと・・・すみません、たぶん知らない人です・・・」

紗妃「あっ!こ、こんな所に!何をしてるんですか!」

心「あ・・・ひ、氷川さん・・・」

紗妃「先ほどのは霧の嵐ですよ!飲み込まれたということは、私たちは・・・」

紗妃「うら・・・せかい・・・に・・・」

心「ええっ!?ここは裏世界なんですかっ!?」

紗妃「そうです!あの、それで・・・もしかして、あの段ボールは・・・」

心「あ、はい。多分転校生くんだと思うんですけど・・・す、すいません!確証もないのに推定で話してしまってすいません!」

紗妃「いえ、確かにあれは転校生さんの」

心(子供)「いじめちゃだめっ!」

紗妃「・・・・・・・・・・・・へっ?」

心(子供)「お姉ちゃんのこと、いじめないで!泣かせる人、悪い人だよっ!」

紗妃「あ、い、いえ・・・私は、泣かせるつもりでは・・・」

紗妃「ほ、ほら双美さん、泣かないでください。誤解されてしまいます!」

心「わた、わたしのせいで氷川さんがあらぬ誤解を・・・っ!?」

心「あ、ああ・・・!やっぱりわたしはダメなクズ女なんです・・・死んでお詫びを・・・」

心(子供)「いじめちゃダメーっ!謝って!」

紗妃「て、転校生さんっ!傍観してないで、出てきてどうにかしてくださいっ!」

段ボール「・・・・・・・・・・・・」

紗妃「どうしてでてこないんですかぁーっ!」

~増えた~

???「はっけん!はっけん!」

紗妃「こ、今度はなんですかっ!今私は忙・・・し・・・」

紗妃「・・・・・・・・・・・・」

紗妃(子供)「怪しい人たち!ゆうかいはんねっ!」

紗妃(子供)「悪いことしちゃだめっ!」

紗妃(子供)「しんみょうにおなわにつきなしゃいっ!」

紗妃「・・・つ、次から次へと・・・!」

紗妃「転校生さんっ!おねがいですから出てきてくださいっ!」ドンドンドンドン

心「そ、そんなに叩いたら転校生さんが・・・い、いえ、なにもありませんっ!」

紗妃(子供)「ダンボールを叩いてるなんて、怪しい人!」

心(子供)「中に誰かいるんでしょ!いじめちゃだめーっ!」

紗妃「は、や、く出てきなさいっ!」ドンドンドンドンドンドンドンドン

心「・・・あ、お、思い出しました!ひ、氷川さん、あ、あの・・・」

紗妃「なんですかっ!」

心「ひぃっ!ごめんなさい!」

心(子供)「めっ!」

転校生「・・・えっと・・・」パカッ

紗妃「や、やっと出てきました!なにやってたんですか!」

心「そ、その、転校生さんは。危険な場所で1人だけになりそうなときはその中にこもって合図を待つって話を、この前服部さんがしてて・・・」

転校生「そーだよ!ちゃんと12かいっていったじゃん!」

紗妃「突然そんなこと言われてもわかりませんよ!」

紗妃(子供)「だ、段ボールから男の子が・・・!」

心(子供)「!」ズキューン

~遺伝子には逆らえない~

双美心は―――生来のショタコンである。

心(子供)(こ、この男の子・・・)

裏と表に分かれた後も、分かれる前でも、その性質は変わらない。

心(子供)(すっごく・・・好み・・・)

そこには、自覚があるか、無いかの違いだけだ。そして、彼女―――

心(子供)(ああ、そっか・・・・・・これが、『運命』、なんだ)

双美心6歳。己の中の『ショタコン』が覚醒した瞬間であった。

転校生「えっと、ここは・・・かこ、だねゆさたちのときといっしょだ」

心(子供)「あ、あのっ!」

転校生「うん?あ、はじめまして」

心(子供)「は、ははは、はじめまして!こ、心は、双美心っていいます!」

転校生「うん、こころちゃん、だね」

心(子供)「こ、こころって呼んでください!むしろオネガイシマス!」

転校生「えっ?えっ?あ、うん。こころ、でいいんだね?」

心(子供)「やったっ!」

転校生(なんか、このはのときとおんなじかんじが・・・)

紗妃(子供)「ぴっぴー!そこの男の子!女の子をすぐに名前呼びなんてだめだよっ!」

転校生「ええ・・・でも」

紗妃(子供)「でもじゃないっ!そーいうのは結婚してから!」

転校生「・・・さっちゃん・・・」

紗妃「な、なんですかっ!」

心(子供)「心からお願いしたんだもん!だからいいのっ!」

紗妃(子供)「よくないっ!えっと、そーいうの、えっち!」

紗妃「せめて破廉恥とか言いましょうね!」

心「あ、あはは・・・もしかして、今回のイベントはわたしがツッコミ役なんでしょうか・・・」

~チョロイ~

転校生「ふぅ・・・・・・」

紗妃(子供)「なんなの!」

転校生「ぼく、―――っていうんだ。おなまえ、きいていい?」

紗妃(子供)「えっ?ひ、氷川、紗妃、だけど・・・」

転校生「うん。ひかわちゃん、でいいのかな?それでなんだけどさ」

転校生「あっちのおねえちゃんも、ひかわさんなんだ」

紗妃(子供)「えっ、そうなの?」

紗妃「え、あ、はい。私も氷川です」

転校生「だからさ、ひかわちゃんだと、どっちがどっちかわからないよね」

紗妃(子供)「う、うん」

転校生「それでね、あっちのおねえちゃん、ふたみっていうの。こころといっしょだよね?」

紗妃(子供)「う、うん」

転校生「でもね、みょーじでよぶっていうのは、あんまりなかよくないようなきがするの」

心(子供)「仲良くしたいよっ!すっごく!」

転校生「むこうのおねえちゃんたちはあだなでよんでるんだけど、あだなにはまだはやいよね?」

紗妃(子供)「えっ、そ、そう・・・なの?」

転校生「だから、したのなまえでもいいとおもうんだ。ねっ、こころ」

心(子供)「その意見にさんせいだっ!」

紗妃(子供)「しょ、しょーがない・・・の・・・かな・・・?」

転校生「そうそう、しょーがないんだよ。ね、さき」

紗妃(子供)「そっ、か。うん、しょうがないんだ・・・」

心(子供)「うん、しょうがないしょうがない」

紗妃(子供)「・・・うん、しょうがないよね!」

紗妃「・・・我ながら、よくこれで生きていけたと思っています・・・」

心「あ、あはは・・・わたしも・・・あんなのだったっけな・・・思い出すのが怖い・・・」

~懐柔~

心(子供)「じゃあ、あの怪しいお姉ちゃんたちもしりあいなの?」

心「あ、怪しい・・・」

紗妃「それは仕方がないでしょう。子供に声をかけるなど明らかに事案ですよ」

紗妃「とくに、今が前と同じ10年前だとしたら・・・」

紗妃「クリスマス時期は、ちょうど例の事件が起きていますから」

心「れ、例の事件?」

紗妃「・・・ふ、風飛市連続児童誘拐事件、です」

心「れんぞくじどうゆうかいじけん!?」

転校生「そんなのがあったの?てか、こどものさっちゃんはなにしにきてるの?」

紗妃「て、転校生さん!子供の私のことはなにも言わないでください!」

紗妃「あと、委員長にも言わないでくださいっ・・・」

転校生「ええー、なんで?」

紗妃「自警団まがいのことをしていたと知られたら・・・」

紗妃(子供)「ねぇねぇ、どっちなのー」

転校生「あ、えっと、しりあいっていうか・・・ほら、おんなじよーなふくでしょ?」

紗妃(子供)「ん、言われてみれば・・・似てるかも・・・」

転校生「じつはぼくたち、まほーつかいなの」

心「て、転校生くんっ!?」

紗妃「静かに、ここは彼に任せましょう」

紗妃(子供)「でも、せーふくがちがうよ?」

転校生「これはおとりそーさだからね。ほんものだってばれないように、にせものっぽくしてるの」

転校生「それに・・・ほらっ。まほうはつどう!」

紗妃(子供)「うわっ!す、すごい・・・・・・まほうつかい!」

心(子供)「わあ、指に火が!すごいすごい!結婚しよ!」

紗妃「・・・・・・・・・・・・我ながら、よく攫われなかったものですね・・・」

心「あ、あはは・・・わたし、誰かに求婚なんてしたことあったっけ・・・」

今日はここまで!新たにショタコン心というキャラが生まれてしまった・・・
先々の展開で必要になる要素なんですが、ここまでぶっ飛んだのにするつもりはなかった。
夜の学園会話、おもちを頑張って食べようとするありすがすっごい健気・・・応援しなきゃ(使命感)
デレマスの方ではこずえちゃんが魔王になって登場です。寝起きで世界滅ぼそうとするこずえちゃんマジこずえちゃん。
でも二度寝しちゃうこずえちゃんかわいい。
唐突ですが、あんこもちが好きです。きなこもちもすきです。でも両方作るのが面倒なので、もっぱら砂糖をまぶして食べてます。
おもちって腹もちがいいんですよね。もちだけに。
ありすありあり(合言葉)

~押しが強い~

心(子供)「そういえば、さっきから『転校生』って呼ばれてるけど、どうしてなの?」

転校生「えっと、それがあだ名だから・・・でいいのかな?」

心「あ、はい。それでいいと思います。といっても、本名の方が呼ばれてないような気も・・・」

心(子供)「みんなからそう呼ばれてるの?」

転校生「うん、まあ、そうかな。でも『少年』ってよぶこもいるし、『ダーリン』ってよぶこも」

心(子供)「だー・・・りん・・・?」

心「あ、あの、けしてそういう意味ではなくてですね!いえ、ある意味そういう意味ではあるかもしれませんが!」

心「決してやましいことがあることもなくあくまでも純粋な意味だと思われてああでも実は本当にそのケがあるのだったら白藤さんに申し訳ないし」

心「とりあえずごめんなさい!」

心(子供)「お姉ちゃん・・・なんか、変だね」

心「あ、ええと・・・へ、変ですみません・・・お詫びします・・・」

転校生「ふたみんがへんなのはいつものことだし、ていうかみんなへんだし」

心「はうっ、転校生くんにまで変人認定をっ!」

心(子供)「・・・つまり、変になれば仲良くなれる・・・?」

心「そういうことでもないと思います・・・」

心(子供)「・・・わかった!心、あなたのこと『旦那様』って呼ぶね!」

転校生「えっ?あっ、うん。いいんじゃないかな」

心(裏)「・・・それは行き過ぎじゃないでしょうか」

~心(裏)VS裏の心~

心「いいですか、転校生くんは学園のアイドルでありみんなの弟でもあります」

心「決して手を出してはいけない神聖な存在であり、常にYes,ショタNoタッチの精神を持って行動しなければなりません」

心(子供)「・・・・・・・・・・・・」

心(子供)「お、お姉ちゃん・・・怖い。急にどうしちゃったの?」

心(子供)「だ、旦那様、お姉ちゃんがおかしくなっちゃった・・・」

転校生「えっと、こころんはふたみんだけどふたみんじゃなくて・・・えっと・・・」

心「・・・私を警戒しているの?10年前のクリスマス・・・すでに心ちゃんには私がいたんですから」

心「私はあなたの中にもいる。怖がる必要はないはずです。だって、私とあなたは、同一人物なのだから・・・」

心(子供)「・・・どういうこと?なにそれ?」

心「すぐにわかりますよ。・・・どうしたんですか?もう私が誰か、わかっているはずですよ」

心(子供)「・・・こ、心・・・もうパパとママのところに帰りたい・・・それで旦那様を紹介したい・・・」

心「願望が漏れてま・・・なんですって?あなた、今なんて言いましたか?」

心(子供)「パパとママのところに帰りたいって・・・」

心「あなたには・・・りょ、両親がいる・・・のですか・・・?」

心(子供)「うん、いるよ。今、お買い物してて・・・ちょっと心、迷子になっちゃったの」

心(子供)「パパもママも、きっと探してくれてるもん」

転校生「こころん、どうしたの?なんか、へんだよ?」

心「・・・まさか・・・そんな・・・私の両親は、もう事故で死んでいるはず・・・」

心「・・・・・・・・・・・・っ!」

心「て、転校生さん・・・あとはお願いします・・・両親が健在ということは・・・この子の中に私はいません」

転校生「えっ?えっ?」

心(子供)「お姉ちゃんのお墨付きももらったし、行こっ、旦那様」

転校生「えっ、ちょ、ちょっと」

紗妃(子供)「ぴっぴー!だめ!そこ、離しなしゃいっ!」

~同年代キラー~

紗妃「もうっ、転校生さん、なにやってるんですか!ああいう時はびしっ!っと一言断ってください!」

紗妃(子供)「そうだよ!男の子と女の子が2人だけで出かけちゃダメなんだよ!えっち!」

転校生「そうなの?」

紗妃「年が離れているならともかく、同年代はあまりよろしくないですね」

紗妃(子供)「・・・もっとえっち!」

紗妃「なっ、なぜですか!」

紗妃(子供)「しってるよ!よのなかにはちっちゃい男の子とか女の子がすきなえっちなひとがいるって!」

転校生「えっ、さっちゃん・・・」

紗妃「わ、私はそんなことありません!むしろ子供は苦手で・・・」

転校生「さっちゃん、ぼくのことにがて?」

紗妃「いえ、て、転校生さんは特別で、もう慣れたというか・・・」

紗妃(子供)「・・・転校生くんっ!このお姉ちゃん、危ないよ!」

紗妃「なっ、どこが危ないんですかっ!」

紗妃(子供)「子供にがてっていってるのに、とくべつだっていってるの、えっち!」

紗妃「どこがですか!誰にだって特別な存在くらいいるでしょう!」

紗妃(子供)「大人なのに、こどもがとくべつっていうのが、なんかえっち!」

転校生「まあまあ、とりあえずこのダンボールを見てよ」フヨフヨ

紗妃(子供)「・・・!とんでるー!」

紗妃「た、助かりました・・・流石宍戸さんのダンボール・・・」

~他の生徒~

心「そ、そういえばさっき・・・さっき、若い男の人に声をかけられていませんでした?」

心(子供)「うん、えっと・・・心を送ってくれるって」

転校生「それって、ゆーかいでよくあるやつだよね・・・」

紗妃「・・・・・・・・・・・・」

紗妃「服は私たちのようなものでした?」

心(子供)「ううん。全然違うよ。もっと、えっと・・・ふつうの」

紗妃(子供)「わ、わたしも見た!きっとあの人たちが・・・!」

紗妃「・・・私たちが霧の嵐で移動したのは、この事件を止めるため・・・?」

bbbbbbbb

紗妃「ひゃっ!」

紗妃「・・・で、デバイス・・・裏世界でも通じるんですか・・・?」

転校生「そうだよ。・・・あれ?いってなかったっけ?」

紗妃「き、聞いてません!も、もしもし・・・はぁ・・・立華さん?」

紗妃「はい、はい・・・ええ・・・なんですって?」

紗妃「わかりました。すぐに探します」

紗妃「転校生さん、双美さん!どうやら宍戸さんと冷泉さんも来ているようです!」

心「ええっ!?そ、そうなんですか?わたしが・・・巻き込んで・・・?」

紗妃「違います!一刻も早く見つけなくては!」

紗妃「あなたたち、男性ではなく・・・私たちと同じ服装の女の子を見ませんでした?」

心(子供)「・・・・・・・・・・・・」

紗妃(子供)「・・・・・・・・・・・・」

紗妃(子供)「あっ!わたし見た!見たよ!」

心(子供)「心も見たよ。えっと、通りの向こうの・・・」

紗妃(子供)「きょろきょろしながらあるいてた!」

心「・・・そ、それは・・・」

紗妃「・・・ええ、冷泉さんですね。確か裏世界も初めてだったはず・・・?」

転校生「そうだね、ぼくがしってるだけだと、いっかいもいってないはず」

紗妃「やはり・・・なにも知らないままだと、子供以上に危険です」

紗妃「その場所まで案内してもらえませんか?お友達なんです」

紗妃(子供)「・・・いいよ!お姉ちゃんたち魔法使いだから、いいよ!」

転校生「まほうつかいだからってそんなかんたんに・・・」

紗妃「・・・私は、魔法使いに憧れていましたから・・・」

心(子供)「旦那様のためならっ!」

心「こっちはこっちでいろいろとダメな気がしますぅ・・・」

~発見あおいちゃん~

葵「・・・ど、どうして・・・」

葵(子供)「お父さま・・・お父さま・・・」

葵「・・・むむむ! もしやここは・・・」

葵(子供)「あ、あの・・・こんにちは・・・」

葵「あ、はい! こんにちは!」

葵(子供)「じじょうがありまして、父とはぐれてしまいました」

葵(子供)「冷泉家の葵ともうします。ご協力いただけませんか」

葵「・・・や、やはり!もちろんです!」

葵(子供)「本当ですか?よかった・・・」

転校生「あおいちゃーん!」

葵「はい!転校生さん!」

葵(子供)「はい!・・・どなたですか?」

転校生「・・・あれ?この子も?」

葵「転校生さん・・・ここはもしや過去なのでは!」

転校生「えっ、えっと・・・」

葵「わたくし、ちらりと聞きました! 過去の風飛で過去の自分と会った、と!」

葵「ですから、ここは裏世界なのでしょう?」

転校生「・・・なんだ、しってたんだ。うん、そうだよ」

葵(子供)「・・・ええと、やっぱり結構です。失礼します」

葵「あっ!お、お待ちください!」

葵「変だと思ってはいけません。今のはお芝居のお稽古なのです」

葵(子供)「お芝居のお稽古?役者の方なのですか?」

葵「えっと・・・そ、そのようなものですね!」

転校生「・・・・・・けーかいしん、ないなぁ・・・」

~ちっちゃいゆきちゃん~

転校生「ゆきちゃん、この子が・・・」

結希「ええ、あなたの予想通りよ」

結希(子供)「・・・どうして私の名前がわかったの」

転校生「ぼくがよんだのは、こっちのゆきちゃんで、きみのことじゃないよ」

結希(子供)「えっ?」

転校生「でも、きみのことはしってる。『ししどゆき』・・・だよね?」

結希(子供)「・・・・・・ちがうわ」

転校生「ちなみにきみ、うそをつくときまゆげがピクピクするよ?」

結希(子供)「っ!」サッ

転校生「うそだけど」

結希(子供)「だ、だましたの・・・?」

結希「転校生くん、それくらいにしておいてちょうだい。あまり警戒されるのも困るわ」

転校生「いやぁー、ゆきちゃんのこどものころってどんなのかなーっておもったら、おもったよりふつうなんだね」

結希(子供)「・・・それは聞き捨てならないわ。わたしは」

転校生「あんまりじぶんのことをはなさないほうがいいよー。もしかしたら、ゆーかいはんかもしれないんだし」

結希(子供)「・・・誘拐犯なら、自分のことを誘拐犯だと、わざわざ言わない、と思う」

結希「転校生くん、何がしたいの?」

転校生「ちょっとからかってるだけー」

結希「・・・あなた、そんなキャラだったかしら?・・・ああいや、他の生徒にはそういうこともたまにしているわね」

結希(子供)「そこのあなた」

転校生「なに?」

結希(子供)「これでわたしが負けたとおもったら大間違いよ。わたしはまだ負けてない。だからあなたの目的は遂行されていない」

転校生「そっかー」フヨフヨ

結希(子供)「そう。だからまだ続けるべき・・・・・・!?」

結希(子供)「う、浮いてる・・・!」

結希「・・・そういえば、こんな反応を見るのも久しいわね。なぜか表の人たちは普通に受け入れるし・・・」

~同い年(仮)~

心(子供)「旦那様は、何歳なの?」

転校生「6さいだよー・・・イチオウ」

紗妃(子供)「あ、わたしといっしょ!」

葵(子供)「わたくしともです!」

結希(子供)「・・・同年代の子に、いいようにされて・・・」

心(子供)「心も6歳だから、おさななじみになれるよ!」

転校生「え、あ、うん」

結希(子供)(たじろいでいる・・・・・・攻めるなら、この方向で)

結希(子供)「と、いうことは、ここにいる全員がそうなる」

葵(子供)「あの、おさななじみとはいったいなんでしょうか・・・」

紗妃(子供)「えっと・・・・・・おともだち?」

心(子供)「お友達より上!」

紗妃(子供)「!えっちだ!」

葵(子供)「えっちなんですか!?・・・ところで、えっちってなんですか?」

結希(子供)「淫らであること、だとおもう」

葵(子供)「みだら、ってなんですか?」

紗妃(子供)「えっち!」

葵(子供)「ではえっちって」

転校生「これ、おわらないきがするなー」

心(子供)「(私たちの関係は)終わらないよ!」

転校生「それぼくとおんなじいみでいってる?」

~呼び方~

葵(子供)「ところで、あなたのお名前をおうかがいしてもよろしいでしょうか?」

転校生「えっと、ぼくは―――だよ」

心(子供)「旦那さまっ!」

紗妃(子供)「転校生くん!」

結希(子供)「敵」

葵(子供)「まあ、4つもおなまえが!わたくしは1つしかもってません!」

転校生「えっと、よびかたとなまえはべつだよ?」

葵(子供)「そうなんですか?」

心(子供)「敵ってなんなの?」

結希(子供)「あの男の子はわたしをからかってきた。でもわたしは負けていない。まだ戦っている。だから敵」

心(子供)「喧嘩だめっ!なかよくして!」

紗妃(子供)「なかよくしすぎちゃだめっ!」

葵(子供)「えっと、なんとお呼びすれば・・・」

転校生「みんなー、ここにあめちゃんがあるよー」

葵(子供)「あめですかっ!?」

紗妃(子供)「わーい!」

心(子供)「わーい!」

結希(子供)「仕方ないからもらってあげるわ。決して欲しいわけではなくて、これは休戦の印だから。他意はない」

転校生「・・・うん!おーさかのおばちゃんはいだいだっ!」

~ほほえましい~

紗妃「子供たちと仲良くしている転校生さんを見ていると、なんだか・・・」

心「少し、楽しそうですね」

結希「彼は同年代の子供と接する機会が少ないから、そう思えるのかしら」

葵「そうなんですか?学生街にお友達なんかは・・・」

紗妃「子供でも、魔法使いの肉体強化はありますから」

結希「いくら魔法使いに理解があると言っても、まだ自分をコントロールできない子供を、自分の子供と遊ばせるのは怖いでしょう」

葵「そうですか・・・それじゃあ、転校生さんはああして一緒に遊ぶお友達は・・・」

結希「いないでしょうね」

心「はう・・・そう考えると、ちょっとかわいそうです・・・」

紗妃「仕方ありませんよ。それに、年齢は離れていても、散歩部の皆さんや、天文部の皆さんともよく遊んでいるみたいですし・・・」

心「は、はい。よく遊びに来てくれます・・・」

結希「卯衣から聞いた話によると、前回過去に飛ばされたときも遊佐鳴子や生天目つかさたちとすぐに仲良くなったみたいね」

葵「そうなんですか・・・。すぐに仲良くなれる、というのは素晴らしいです!」

紗妃「それが行きすぎなければいいんですが・・・いえ、まだ6歳だしそんなことも・・・」

心「ところで、わたしたちいつまでこうしているんですか?」

結希「ありがとう。正直、いつ進展させればいいのか迷ってたの。そろそろ本格的に動きましょうか」

紗妃「はい。事件を未然に防ぐために!」

~経験してない時代~

転校生「うわー、こっちのちらしとかすごい・・・ポケモンのきゅーじょたいがうってる・・・」

心(子供)「ポケモン不思議のダンジョン、だよね。心、青の救助隊もってるよ!」

紗妃(子供)「ゲームはもってない・・・」

結希(子供)「ゲームなんて時間の無駄。そんなことをやる間に勉強をした方が効率がいい」

葵(子供)「あの、ゲームとは?」

転校生「えっと、たのしいやつ!こんなやつ!」つ3DS

心(子供)「・・・なにこれ?」

紗妃(子供)「・・・DSって、こんなのだったっけ?」

結希(子供)「いえ、既存のものはもっと分厚い。だからちがう」

葵(子供)「これは・・・カスタネットですか?」

転校生「えっ?・・・・・・あっ」

結希「転校生くん、あなたそれ・・・この時代ではまだ発売してないわよ」

転校生「そうだった・・・どうしよ」

結希(子供)「この時代では・・・?」

心(子供)「それって、どういう・・・」

葵(子供)「すごいですっ!このちいさなカスタネットのなかにおしゃしんが!」

紗妃(子供)「め、めがチカチカする・・・」

転校生「あ、あはは・・・やっちゃった・・・ごめんなさい・・・」

~バレた~

結希(子供)「話を聞いて推測すると、あなたたちは未来から来た人たち。そしてあなたはわたしのようだけれど。正しい?」

結希「・・・そう、と言ったら、どうする?」

転校生「ゆ、ゆきちゃん、いいの?」

結希「ええ、大丈夫よ。心配はいらないわ。私に任せて」

結希(子供)「あなたは、この方面で攻められると弱いのね。こんどこそわたしが勝ってみせる」

転校生「ってことはさっきのはまけたんだ」

結希(子供)「・・・負けてない」

転校生「でも、ぼくたちがみらいからきた、なんてほんとうかどうかわからないよね」

結希(子供)「しんぱいない。そこにいるのがわたしなら、証拠があるはず」

結希「・・・そうね。今日の朝は冷たかったでしょう?夜尿症はあと少しで治るわ」

結希(子供)「・・・・・・・・・・・・」

結希(子供)「し、してない」

転校生「つまり、しょうこじゃないんだね」

結希(子供)「そう、それは証拠にならない。なぜならわたしはおもらしなんてしていないから」

心(子供)「でもそれじゃあ、勝てなくならない?」

結希(子供)「・・・・・・」

転校生「・・・・・・」

結希(子供)「・・・覚えてなさい。次は負けないから」

転校生(あっ、この子けっこうポンコツだ)

結希(なんだかあらぬ誤解をうけてる気がするわ)

心(子供)(さすが旦那様・・・でも、未来から来ただなんて・・・)

~パトロール~

結希『そうね、こっちは双美さんがうまくやってくれてるわ』

結希『ええ、子供たちの証言から、何者かが街をうろついているのは間違いない』

結希『ただの勘違いであればそれでいい。けれど誘拐事件の犯人なら・・・』

結希『私たちが止める』

紗妃「わかりました」

紗妃「転校生さん、冷泉さん。犯人を捜しましょう」

転校生「がってん!」

葵「犯人・・・というと、誘拐事件の犯人ですか?」

紗妃「そうです。詳しくは省きますが、以前にも過去の風飛を訪れた人がいました」

紗妃「遊佐さんたちです。そして、そこで巻き込まれたのが魔物の出現」

紗妃「この状況はそれに酷似しています。私たちは幼いころの自分と出会い・・・」

紗妃「今、この瞬間、事件が発生している。ならば、止めなければ」

葵「・・・・・・・・・・・・」

葵「なるほど。悪いことは止めなければなりませんね!」

葵(子供)「なんだか、むつかしいことをお話されてますね」

紗妃(子供)「はんにんを捕まえる・・・やっぱりまほうつかい!」

葵(子供)「わたくしも、はんにんさんにお会いしたいです」

葵(子供)「はんにんさん・・・どのようなお方なのでしょうか」

紗妃(子供)「・・・悪いひとっ!」

転校生「あぶないひとー」

~同い年なのに~

葵(子供)「あめのお方は、わたくしとおなじお歳なのに、いろんなことを知っていらっしゃいますね」

紗妃(子供)「うん。まほーつかいだし!」

転校生「がくえんに、いろんなひとがいるから。みんながいろいろおしえてくれるんだ」

転校生「それに、クエストでいろんなところにもいくし」

葵(子供)「・・・うらやましいです。わたくしは、おそとのことをなにもしりませんから」

葵(子供)「おはなしとして聞くだけで、クリスマスがこんなにきれいだということも、しりませんでした」

紗妃(子供)「転校生くん、ふつうの男の子より、なんか・・・おとなっぽい」

転校生「んー、そうかなぁ。みんなにこどもっていわれるけどなぁ・・・」

葵「転校生さんは、びっくりするぐらいたくさんの経験をなさってますから。わたくしなんかよりも、ずっとです」

紗妃「経験を積んだ人間は、自然と大人らしくなるものです。転校生さんはたまたまその機会が多いだけで、皆さんもいずれは成長しますよ」

葵(子供)「そうですか・・・」

葵「ええ、そうですとも!」

紗妃(子供)「けーけんがいっぱい・・・・・・」

紗妃「経験豊富と聞くと少しいやらしく感じるかもしれませんが、決してそういう意味ではありませんので」

紗妃(子供)「えっ?えっちなことなの?」

転校生「なんで?」

紗妃「え、えっと・・・・・・な、なんでもありません!」

紗妃(これではまるで、私がいやらしい思考の持ち主のような・・・い、いえ、そんなはずはありません!)

~見つかった~

紗妃(子供)「うわぁ、わたし、今とんでる・・・」

葵(子供)「よのなかすごいものがいっぱいなんですね・・・」

転校生「これはゆきちゃんのとくせーのやつだからねー」

紗妃「少なくともこれ以外に空飛ぶダンボールは存在しないはずです」

葵「わたくし、未だどうしてこのダンボールが浮いているのか、よくわかっていません」

転校生「だいじょうぶ、つかってるぼくもわかってない」

紗妃(子供)「とにかくすごいのはわかった!」

葵(子供)「はい!すごいです!」

紗妃「宍戸さんの技術はすごいとしか形容が・・・あら?あれは子供の宍戸さん」

紗妃(子供)「あーっ!あれ、あやしい人!」

葵「怪しいお方ですかっ!?」

転校生「あ・・・あいつは・・・」

紗妃「なぜ宍戸さんが・・・あ、いけません!手をひっぱっています!」

紗妃「宍戸さん、なにをしているのですかっ!あなたが攫われてしまいますよ!」

結希『わかってる!通報したから監視を続けて!』

紗妃「な、なにを悠長な・・・!」

結希『魔法を使ってはだめ! 私たちはグリモアの生徒を自称している!』

結希『けれど戸籍はないし、警察に見つかったら言い訳できない!』

紗妃「・・・あ・・・う・・・わ・・・わかりました」

紗妃「み、見ていることしかできないというのですか?」

葵「・・・わたくし、お役に立てないのでしょうか?」

紗妃(子供)「・・・・・・・・・・・・」

紗妃(子供)「いってくる!」

紗妃「・・・・・・・・・・・・え?」

紗妃(子供)「いって、あやしいひとにつれて行かれないようにしてくる!」

葵(子供)「わたくしも行きます! じいやたちがきっと探してくれています!」

葵(子供)「じいやたちがいれば、なにも怖くありません!」

―霧の嵐に巻き込まれた少女たちによる独白―

私は、あの子を【強い子】だと思っていた。巻き戻りのことに関しても【あまり気にしていない】と、そう思っていた。

彼は大丈夫だと、【何の根拠もないのに】そう思っていた。いや、思っていたかった。

そうじゃないと、進められないから。この世界のことを解き明かすのに、障害が生じるから。

・・・目を、背けていた。わかっていたはずなのに。

・・・

この子は悩みなんかないのでしょうと、思ってました。魔法使いという制約はあっても、自由に生きてるのだと。

いたずら放題で、好きなことも苦手なことも受けいれていましたから。ずっと笑顔で。

そんなはずないのに。悩みがない人間なんて、いるはずがないのに。

なのに私は、気付かなかった。生徒を守る立場である風紀委員の、私が。あの時彼女が引き留めていなければ―

・・・

里帰りした、と聞いたとき。羨ましいな、と思いました。帰ったら両親がいる場所がある。それが、うらやましいなと。

お母さんとお父さんの元で、たくさん甘えるんだろうなと。そう思いました。

そこまで考えて、気付いたことがあるんです。そういえば、最近は静かだなぁと。

どうしてかって考えたら、わかったんです。そういえば、【あの声】をずっと聞いてないってことが。

・・・

ほんの偶然でした。氷川さんがお電話中で、子供の宍戸さんから目を離さなくて、わたくしは何かできないかと。

そこでふと、あの子の方を向いたんです。もしかしたら、何かしようとするかもしれない。

わたくしよりも、経験が豊富ですから。きっとこんな時も、自分にできることをするのだと思って、少し目を向けたのです。

ですから、あの子が【そう】したときに、わたくしが手を伸ばせたのは、本当に、幸運だったと思います。

~豹変~

転校生「あっ…あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

葵「転校生さん、お待ちくださいっ!」ガシッ

転校生「あああああああああああああああああああああああああああっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

紗妃「えっ、て、転校生さん!?」

ナンダ
ドウシタ
コドモガサケンデ

転校生「あいつがっっ!!!!あいつがあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

紗妃「どうしたんですか!転校生さ・・・っ!」

紗妃「こ、こんなものを持って、なにをしようとしたのですか!」つレンガ

転校生「殺す!殺す殺ス!殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス殺スころスこロス殺すコロスこロすコろすコろス!!!!!!!!!!!!!!!」

紗妃「い、いけない、注目を集めてる・・・」

結希「当身」

転校生「がっ・・・」

心「一度離れましょう!こっちです!」

・・・

紗妃「・・・犯人も警察に捕まったことですし。一件落着、ですか」

紗妃「あとは・・・」

心(子供)「ね、ねぇ、どうしちゃったの?いきなり叫んで・・・」

結希「・・・転校生くんのことね」

葵「転校生さん、いきなりどうしてしまったんでしょう・・・」

心「・・・誰かが連れ去られそうになるのを、見ていられなかった・・・なんて、そんな単純なことじゃありませんよね」

心(子供)「あの捕まった人の・・・心に話しかけてきたおじちゃん、名前言ってたけど、なにか関係あるのかなぁ」

心「・・・名前?」

心(子供)「うん。まがやまって言ってた。変な名前でしょう?」

心「・・・・・・・・・・・・」

心「ま・・・間ヶ岾・・・!」

心「・・・気を付けてください。絶対に、その人には関わらないよう」

心「絶対に!いいですね!」

心(子供)「う、うん・・・知ってるの?」

心「・・・とても、危険な人です・・・」

心「・・・・・・・・・・・・」

心「・・・もし、許されるなら・・・あなたを表世界に・・・」

心「・・・・・・・・・・・・あ・・・」

心(子供)「メリークリスマス、お姉ちゃん」





























心(子供)「それと、また会おうね」








































心(子供)「転校生くんにも、そう言っておいてね」

~忘れ物~

心(子供)「・・・行っちゃった」

結希(子供)「・・・あ、これは・・・忘れ物?」

紗妃(子供)「空飛ぶダンボール!」

心(子供)「・・・ねぇ、これ、心がもらって帰ってもいい?」

葵(子供)「かってに持って帰ってしまってもよろしいのでしょうか?」

心(子供)「いつかまた会ったときに返すの。だから、ね?」

結希(子供)「いいと思うわ。きっとまた会えるから」

心(子供)「ほんと?・・・うふふ」

紗妃(子供)「えー、いいなー」

葵(子供)「・・・・・・あっ!この、でぃーえす?もかりたままです!」

結希(子供)「ならそれは、わたしが預かるわ。会う予定があるの」

葵(子供)「そうなのですか?」

紗妃(子供)「じゃあ、あったときにまたよろしくって!」

結希(子供)「ええ、つたえておく」

心(子供)「それじゃあ、心、パパとママのところに帰るね」

葵(子供)「あっ、あれはじいや・・・わたくしも、もう帰らないと・・・」

紗妃(子供)「わたしもだー」

結希(子供)「ええ、わたしも。また、機会があれば会いましょう」

紗妃(子供)「うん、またねー!」

葵(子供)「はい!またお会いしましょう!」

心(子供)「うん、また・・・ね」

~帰還~

結希「・・・戻ってきた、わね。全員いる?」

葵「はい、無事です・・・大丈夫ですよね」

紗妃「転校生さんも戻ってきています・・・しっかり、言い聞かせておきましたから」

紗妃「大丈夫だと信じましょう。私たちですから」

結希「すぐにまとめるわ。裏世界の状況、それと・・・」

心「転校生くんのこと、ですね」

転校生「う・・・ううん・・・・・・」

紗妃「!」

葵「転校生さん!」

転校生「あっ、えっと・・・・・・ぼくは・・・・・・」

結希「ゆっくりでいいわ。まずは戻りましょう。それから、しっかりと休養を・・・」

転校生「・・・・・・あ・・・・・・あ・・・・・・・お、おもいだした・・・」

転校生「ぼくは・・・ぼくはっ・・・・・・あ・・・ああ・・・・・・」

結希「落ち着いて。今は焦らなくていい」

転校生「はぁーっ・・・はぁーっ・・・!ぼくは・・・ぼくは・・・!あいつを・・・・・・」























―殺そうとしたんだ―






















~深刻~

風子「・・・・・・・・・・・・転校生さんは・・・」

ゆかり「・・・ダメ。なにも聞こえてないみたいで・・・」

結希「・・・いつから、だったのかしら」

ゆかり「・・・わからないわ。つい最近かもしれないし、最初からかもしれない」

風子「・・・・・・」

虎千代「・・・一度、考えなければいけないな。すぐに会議を開こう」

薫子「わかりました。各倶楽部の部長及び委員長を招集します」

虎千代「頼む。あとは、転校生の様子を監視する必要があるが・・・」

風子「楠木に任せましょう。彼女が適任です。呼んできます」

虎千代「ああ、頼んだ」

結希「・・・全員に認識してもらわないといけないわ。転校生くんは、もう」






―壊れているということを―






~違和感~

風子「・・・つーことで、頼みます」

ありす「ぁぃ・・・ゎかり、ました・・・」

クレプリ「少年が、なぁ・・・・・・」

ありす「・・・これぃがぃ・・・も・・・」

風子「ええ、違和感はありました。ただ、その正体がなんなのかはわからなかった」

風子「いえ、違和感というより、予兆というべきですかね」

クレプリ「そういや最近、変に回転したりよくわかんねぇことしてたさね」

ありす「まぇまで、なかった・・・疲れてるときの、ぁれも・・・ぉぉぃし・・・」

風子「はい、ここ数ヶ月で頻繁に起こってますね。ただの疲れだけじゃなくて、ストレスも絡んで・・・」

風子「・・・・・・ストレスも・・・・・・」

クレプリ「どうしたんだ?」

風子「・・・・・・あ・・・・・・」

ありす「ぇ・・・?」

風子「さ、最後に・・・・・・あの子の、転校生さんの、泣き声を聞いたのは・・・いつ、でしたっけ・・・」

ありす「ぇっと・・・・・・さらちゃんたちと、ケンカして・・・そのあとで・・・」

クレプリ「あれが7月の最初だったか?・・・え?」

ありす「ぃまは、12月で・・・・・・ぁ・・・もし・・・かして・・・」

風子「あの子は、ずっと・・・・・・」

ここでいったんストップです。ちょっと諸事情がありまして、続きは1月15日になります。
毎日のありすもストップさせてください。
子供って泣くことでストレスを発散させたりするんですよね。それが無かったら・・・・・・
心ちゃんの改変がひどいことになった。まあ、うん。俺のスレだし。よくあること。
ちなみに転校生くんはマジでさらちゃんと喧嘩したとき以来泣いてません。
ここまで引っ張るの・・・長かった・・・。
ちなみに次回のクエストは『ダーリンダーリンダーリン』です。
ありすありあり(合言葉)

~???~

心(子供)「・・・すごかったなぁ、旦那様」

心(子供)「最後、すごい声出して、まがやまっておじちゃんにむかってすっごいはしっていって」

心(子供)「心のことも、あれくらい見てほしいなー・・・」

心(子供)「・・・・・・うふふ」

・・・

―???―

心(裏)「・・・・・・・・・・・・そう」

心(裏)「来た、みたいね」

心(裏)「待ってたわ、旦那様・・・」

心(裏)「私の運命の人」

心(裏)「会うのが楽しみ・・・・・・」

心(裏)「うふふ、うふふふふ」

~引き籠れない~

転校生「おはよー」

ありす「・・・・・・ぁれ?」

クレプリ「よ、よう、少年。えっと、おかえり?」

転校生「うん、ただいま」

ありす「・・・・・・???」

転校生「どしたの?」

ありす「ぇっと・・・・・・だぃ、じょぶ・・・の・・・?」

転校生「え、あ、うん。なんか、ひきこもっててもしかたないし。それに・・・」

クレプリ「それに?」

転校生「ゲームなくしたからひきこもれない」

クレプリ「ああ・・・・・・どんまい」

ありす(・・・大丈夫なのかなぁ・・・)

~心境の変化?~

転校生「いや、ね?こうなんかいもひきこもってたら、しょーじきめいわくじゃん?」

クレプリ「まあ正直めんどくさくはあるさね」

転校生「なんかはんとしぐらいまえにおんなじことやったし」

ありす「ぁの・・・きの・・・・・・」

転校生「まいかいおんなじてんかいだとあきられるとおもうんだよねー」

クレプリ「メタ発言は禁止さね」

転校生「まあちょっといろいろかんがえることもあって1日ぐらいひきこもっちゃったけど、まあそれはそれ」

ありす「ぅん・・・・・・?」

転校生「まあそういうわけだし、なんかしてあそぼ?」

クレプリ「お、おう。少年がそれでいいならいいんだが・・・」

ありす「無理・・・してな・・・?」

転校生「うん、だいじょうぶだよー」

ありす(・・・・・・やっぱり、ちょっと無理してるように見えるなぁ・・・)

~変な人たち~

転校生「だんぼーるもいまもってないなー。ふつうのでいいからないかなー」

ありす「ぁたし・・・・・・もって、な・・・・・・」

クレプリ「そんな段ボール使うような場面がそうそうないからなー。でっかい荷物がある部活とか?」

転校生「おっきいにもつねぇ・・・りょーりぶ?」

ミナ「あっ、さ、サーヴァ・・・あ、いや、転校生、おはよう」

転校生「え、あ、うん。みっちゃん、おはよう」

ミナ「え、ええと・・・ほ、欲しいものとかないか!?あ、飴とか!」

転校生「いや、いまはとくに」

ミナ「そ、そうか。なんかあったらいつでも言えよ!いいな、絶対だぞ!」

転校生「あ、はい」

転校生「・・・・・・へんなみっちゃん」

ありす「・・・?」

・・・

―調理室―

転校生「おはよー」

ありす「ぉはよ・・・ござ、ます・・・」

小蓮「おはようネ!」

明鈴「おはようアル!」

転校生「あれ?かりんちゃんいない?」

小蓮「花梨に用カ?残念だけど、今は畑の方に行ってるヨ」

明鈴「あっ、えっと、転校生!これ、あげるアル!」

転校生「え?う、うん」

小蓮「なんか食べたいものあるカ?なんでもつくるヨ!」

転校生「いや、いまはおなかすいてない・・・けど」

転校生「・・・どしたの?」

明鈴「転校生が落ち込んでるからって」

小蓮「明鈴!」

明鈴「あああっと!なんでもないアル!気のせい気のせい」

転校生「なにが?」

小蓮「な、なんでもないヨ!」

転校生「・・・へんなの」

~壊れモノ~

転校生「おはよー、ともちゃん、なっちゃん、れーちゃん」

ありす「ぉはょ・・・ざぃ・・・す・・・」

智花「おはよう、ありすちゃん、転校生・・・くん・・・・・・?」

夏海「おはよー・・・・・・あれ?」

怜「おはよう。楠木と、転校生も」

転校生「どうしたの?ぼく、なにかついてる?」

智花「い、いや、そうじゃなくって!」

夏海「い、いやぁ、あ、そうだ!あんぱん食べる?」

転校生「おなかいっぱいだからいい」

怜「あまり無理するなよ。疲れているならいつでも言うんだ。私たちはお前の味方だからな」

転校生「う、うん」

ありす「・・・・・・」

・・・

律「聞いたか?転校生の話」

千佳「ああ、なんか傷心中なんでしょ?そっとしておくようにって言ってたけど」

自由「何があったかは知らないっすけど、そっとしておく、っすか」

ゆえ子「むにゃ・・・おや、これは・・・よくないですね」

千佳「え?なにが?」

転校生「なんのはなしー?」ピョコッ

律「おわっ!て、て、て、転校生!」

転校生「そんなにびっくりすること?」

千佳「えっと、えっと、きょ、今日はいい天気ね!」

転校生「くもりだよ」

ゆえ子「おはようございます、転校生さん」

転校生「おはよー」

自由「あっ、そ、そうだ!自分、お嬢から用事頼まれてるんでした!ちょっと急いでいってきます!」

転校生「え?いってらっしゃい?」

千佳「あーあー、うちらも予習とかー(棒)」

律「そうだなー、宿題とかもなー(棒)」

転校生「そうなの?めずらしい・・・」

千佳「ごめん、そういうわけだから、ちょっとかまえないわー(棒)」

律「ご、ごめんなー(棒)」

転校生「・・・・・・むぅ」

~抑え気味~

転校生「あっ、さらちゃん、あきちゃん、のえるん、おはよー」

ありす「・・・はょ・・・ぃ・・・す・・・」

さら「はい!おはようございますぅ!・・・・・・ふぇ?」

秋穂「おはよう!・・・・・・ん?」

ノエル「おっはよーう!・・・・・・あれ?」

転校生「なんかみんなそんなはんのーするねぇ」

さら「あ、えっと、えっと、し、シロー!シローピョンピョンですぅ!」

シロー「わんっ!」

秋穂「あ、肩凝ってない?揉むよ!」

ノエル「それでもボディタッチはするんだ・・・」

転校生「・・・きょうはペロペロとかハムハムしないの?」

秋穂「あ、え、えっと、ちょっとおやすみしようかなって」

ありす「!?」

クレプリ「せ、世界の危機・・・!」

ノエル「あ、あはは・・・転校生くん、あとでドッジボール・・・あ、いや、鬼ごっこ・・・とかじゃなく、えっと、なんか・・・ごめん、なんにもない!」

転校生「あ、うん」

さら「あ、えっと、えっとぉ・・・・・・ふぇぇ・・・」

転校生「えっ!?」

秋穂「さ、さらちゃん!ごめんね、ちょっとさらちゃん連れて行くから!」

ノエル「またあとでっ!それじゃあっ!」

転校生「あっ・・・・・・」

ありす「ぃっちゃ・・・・・・た・・・」

クレプリ「さね」

転校生「・・・・・・」

~何があったのか~

―夜 ありすの部屋―

転校生「・・・・・・」

ありす(転校生くん、ご機嫌斜めだ・・・)

転校生「・・・・・・ねえ、ありすちゃん」

ありす「ぁ・・・に・・・・・・?」

転校生「みんながさ、なんかへんだったでしょ?なにかしらない?」

ありす「ぁ、ぇと・・・・・・」

ありす(この連絡、が原因だよね・・・・・・)

『転校生は現在傷心中なので、無理をさせないこと』

ありす(やっぱり、みんなこれで気を遣っちゃってるのかな・・・)

転校生「・・・なんか、しってるんだよね」

ありす「ぅ・・・・・・」

転校生「・・・・・・やっぱり、こわいの、かな」

ありす「・・・・・・」

ありす(怖いよ。だって、今の転校生くん、すっごく脆くて)

転校生「・・・そう、だよね」

ありす(触れただけで、壊れてしまいそうだから・・・)

転校生「・・・・・・」

~そうじゃないんだ~

転校生「・・・・・・」ボーッ

みちる(あ、転校生くんだ。・・・そっとしておいた方がいいんだっけ?)

転校生「・・・・・・」

・・・

転校生「みなせー、なんかやることないー?」

薫子「やること、ですか・・・最近はクエスト続きで疲れているでしょうし、少し休養を取ったらどうせすか?」

転校生「・・・・・・」

・・・

結希「・・・はい、これで診断は終わりよ」

転校生「おつかれさまー」

結希「ええ、お疲れ様」

転校生(・・・なんかさいきん、けんこーしんだんおおいなぁ・・・)

・・・

転校生「さっちゃん、おしごとてつだおうか?」

紗妃「い、いえ、間に合ってます。今はゆっくり休んでいてください」

転校生「・・・・・・はーい」

・・・

転校生「・・・ねえ、ふーちゃん・・・」

風子「どーしました?」

転校生「・・・ぼく、めいわくなのかな・・・」

風子「とんでもない。あんたさんはよくやってますよ」

転校生「・・・・・・ちがうよ、そうじゃないんだよ・・・」

風子「ん?何か言いました?」

転校生「ううん、なにも。おやすみ」

風子「はい、おやすみなさい」

~消えた転校生~

風子「・・・・・・ん・・・朝、ですか・・・」

転校生「」

風子「転校生さんは・・・このまま寝かせておきますか」

風子「いっつもうちの時間に合わせて起きるのも大変でしょーし」

・・・

風子「・・・そろそろ出ますか。さて、転校生さんは」

転校生「」

風子「まだ寝てますね。一声かけて・・・」

風子「・・・・・・」

転校生「」

風子「これ・・・・・・いつかの人形・・・・・・」

風子「・・・・・・ん?と、ゆーことは、本物の転校生さんは・・・?」

・・・

兎ノ助「うーっ、今日も冷えるなぁ・・・こう、温度センサーみたいなの取っ払うとかできねぇのか・・・」

風子「兎ノ助さん!転校生さん、見てませんか!」

兎ノ助「おいおい、いきなりどうした?そんなにあわてて」

風子「いいから!」

兎ノ助「お、おう、見てない、けど・・・」

風子「すぐに・・・生徒会に・・・通達を・・・」ハア・・・ハァ・・・

兎ノ助「い、いったん落ち着けよ。まるであいつがいなくなったみたいに・・・」

風子「その通りです。転校生さんが・・・いなくなりました」

~追跡~

風子「えー、デバイス、制服はうちの部屋に置いてありました。財布は持って行ったみたいですが、カードは置いていってます」

鳴子「・・・やられた、発信機も全部外されてる」

結希「国軍の監視の目も潜り抜けたみたい」

虎千代「状況を整理しよう。転校生がいなくなったことに気付いたのは今朝だな?」

風子「はい。おそらく、5時の時点ですでに」

虎千代「制服は置いていった、じゃあ何を着ているんだ?」

風子「うちの部屋のものは減ってませんでした」

鳴子「僕の部屋のものだ。・・・楠木君の部屋はどうだ?」

風子「待ってくだせー。・・・・・・ビンゴです。1着、なくなってるよーです」

風子「それも、自宅から持ってきた分だそーで」

虎千代「既に各交通機関には監視が入っている。そう遠くへはいけないはずだ」

虎千代「後は、探すしかない。人海戦術だ。学園生を総動員する」

~全員本気~

茉理「JGJから援軍3000人、配備済んだわよー」

初音「うし!それじゃあ沙那行くぞ!」

沙那「かしこまりました」

・・・

香ノ葉「政宗ッ!絶対見つけるんやえ!」

葵「はい、お父様、転校生さんが・・・はい、はい、よろしくおねがいします。・・・お父様がご友人方にもご連絡してくださるそうです!」

ソフィア「樹さんもJGJの皆さんがしーくしてると聞きました!わたしたちも行きましょう!」

・・・

姫「今こそ!野薔薇の力を見せるとき!自由、刀子!準備は抜かりありませんね!」

刀子「はっ!」

自由「うっす!」

姫「転校生さんを見つけるのです!誰よりも早く!」

・・・

メアリー「テメェら!やることは1つだ!どっかに隠れてるクソガキを1人見つけるだけ、以上!」

エレン「これは実戦だ!転校生が行方不明の今、最も誘拐される危険性が高い!あらゆるテロリストが狙っていると思え!」

「「「「「イエッサー!」」」」」

月詠「あいつ、どこ行ったのよ!もう!」

浅梨「転校生くん、絶対見つけます!」

焔「・・・・・・」

・・・

ミナ「サーヴァントー!どこだー!」

恋「転校生ー!出てくるんじゃー!」

梓「まじでどこ行ったんスか、転校生くん!隠密行動に長けすぎでしょ!」

心「周辺の防犯カメラにはそれらしき姿は写ってません!場所を移動しましょう!」

ミナ「わかった!卯衣ー!降りてこーい!移動するぞー!」

・・・

イヴ「風紀委員長より一時的に指揮権を委譲されました。しばらくは私の指示に従ってもらいます」

怜「わかった。冬樹、頼む」

紗妃「冬樹さん、お願いします!」

イヴ「はい。―――決して、逃がしません。必ず見つけます」

~発見。そして~

風子「どこですかっ・・・どこに行ったんですかっ・・・!」

どうして、気付いてあげられなかったのか。

風子「転校生さんっ・・・!」

どうして、話を聞いてあげられなかったのか

転校生「――――!」

風子「今の声は!」

しっかり話し合おう。あの子が何を思い、何がしたいのかを。

風子「転校生さ・・・ん・・・?」

転校生「あっ、ふーちゃん。おはよー」

風子「あ、あんたさん・・・・・・」

無事でよかった、そう言ってあげよう。

風子「なにやってんですか!」

転校生「なにって・・・・・・」

心配をかけないでと、言わないと。

風子「魔法使いが・・・一般人に手を出すこと・・・」

がんばったねってほめてあげよう。

風子「どういうことか、わかってるんですか!!!!!」

あの子が、笑っていられるように。

~事件~

転校生「あのね、こいつらね、ぼくの【だいじなもの】とったんだ」

転校生「だから」

風子「手を出していいなんて、そんなわけないでしょう!」

何があったんですか?

風子「魔法使いは肉体強化がされているんです!子供同士なんか、それが顕著に出ます!」

ケガはないですか?

風子「特にアンタさんは、ウィリアムズやアメディックから対人格闘術、雀から拳法を教わってるんです!」

ちゃんと話を聞かせて

風子「自分がどれだけ危険かわかってるんですか!アンタさんは、何のために魔法使いやってるんですか!」

うちはアンタさんの味方ですから

転校生「・・・・・・」

風子「はぁ・・・はぁ・・・」

転校生「ごめんなさい」

風子「すぐに他の学園生が来ます。アンタさんは先に戻って―」

転校生「水無月さん」

風子「―――えっ」

気のせいだ。そう思いたかった。

転校生「校則違反、ですもんね。わかりました。反省します」

風子「アンタさん、今、なんて・・・」

転校生「この場はどうしようもないので、後のことはお願いします」




























転校生「水無月さん」
































その瞬間、私の中で、大事なものが音を立てて崩れていった




今日はここまで!今は1月15日25時だから大丈夫!セーフ!
グリモア世界は一日が4時~28時だからセーフ!
そういえば、前回転校生と風子が喧嘩したのもこれくらいの時期でしたね。クリスマス前は喧嘩の季節。
次回は第2次転校生ショックです。第1次はさらちゃん泣かせたあれです。
そういえば学園生の中で苗字+さん付けで呼ばれてもノーダメージな生徒がいましたねぇ・・・
コラボはあれですよね。梓とか萌木の中の人が姉妹なあれですよね。
カプチーノの子とありす絡んでくれないかなぁ。見た目似てる気がするし。
学園に飼ってるうさぎは話題に出るのだろうか。コラボはカフェのみまわりなのか。
ありすありあり(合言葉)

~転校生の言い分~

転校生【歩き疲れたので公園のベンチで休憩していたら、持っていた【お守り】を取られました】

転校生【一度目は【返して】と二度目は忠告と宣言して【返せ】を、三度目は警告を宣言して【返せ】を言いました】

転校生【最後、相手側が持っていた【お守り】を投げ捨てようとして――そこから先は覚えていません】

転校生【気が付いたら、全員倒れていて、手には【お守り】が握られていました】

転校生【カッとなって手を出したことは反省しています】

イヴ「・・・・・・はぁ」

梓「お疲れさまッス。どうでした?」

イヴ「気がおかしくなりそうです・・・転校生さんの皮をかぶった偽物だと言われても信じますよ」

怜「そこまでなのか」

イヴ「はい。とりあえず、3日間の謹慎を言い渡しましたが・・・」

梓「それで、どうにかなる問題じゃないッスよね」

怜「寮から抜け出た理由は?」

イヴ「【そんな気分だったから】だそうです。馬鹿げてます」

ガラッ

紗妃「・・・・・・転校生さんを寮まで送り届けてきました」

イヴ「お疲れ様です。道中、何か言っていましたか?」

紗妃「それが・・・・・・ああ!あああ!」

怜「ど、どうした、氷川!」

紗妃「す、すいません・・・その、ですね・・・」

転校生【ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした、氷川さん】

転校生【風紀委員の皆さん並びに、他の学園生の皆さんにも、そうお伝えしてください】

紗妃「と・・・・・・。あんな風に、顔がは笑っているのに、声に感情がこもってない転校生さんは初めて見ました・・・」

怜「・・・事は深刻だな」

~Re.執行部からの通達~

『グリモア生徒諸君への―――、通称『転校生』に関しての通達
 本生徒は他生徒の部屋に宿泊するという形をとってきたが、
 本人の希望により本日付けで男子寮の個人部屋への移動を行う
 こととする』

・・・

香ノ葉「・・・なん・・・やて・・・」

ソフィア「あ、あんびりーばぼー・・・」

葵「転校生さん・・・」

香ノ葉「ぐぬぬ・・・また執行部に・・・でも、ダーリンが自分で言っとるんやし・・・」

香ノ葉「せめて!引っ越しの手伝いだけでもするんよ!」

・・・

秋穂「そ、そんな・・・・・・」

ノエル「家出の時に、何かあったんだろうね。・・・なにがあったんだろ?喧嘩?」

さら「転校生さん、またご機嫌が悪いんでしょうか・・・」ウルウル

シロー「わう・・・・・・」

・・・

ありす「・・・・・・」

クレプリ「・・・どうする?ありす」

ありす「じぶ・・・で・・・・・・る、なら・・・・・・仕方・・・ぃ・・・」

クレプリ「そっか。オレっちはありすの意思を尊重するからな。なんかするなら言えよ?」

ありす「ぅん。ぁり、がと」

~態度がおかしい~

智花「あっ、転校生くん・・・」

転校生「ん?」

智花「えっと、お、おはよう!」

転校生「はい、おはようございます、南さん」

智花「・・・・・・えっ?」

・・・

夏海「でも・・・うーん・・・・・・よし!」

夏海「報道部ゴシップネタ班副班長として、ここは動かないわけにはいかない!」

夏海「転校生に突撃インタビューよ!」

夏海「っと、早速発見。おーい!転校生ー!」

転校生「はい、岸田さん。何かご用でしょうか」

夏海「男子寮の個人部屋への引っ越しについて一言・・・えっ?」

夏海「えっと、今、なんて?」

・・・

怜「委員長と一体何があったのか・・・私が踏み込んでもいい問題なのか・・・」

怜「・・・いや、動かねばわかるまい。夏海じゃないが、知りたいことは率先して手に入れなければ」

怜「・・・ちょうどいいところに。転校生、少しいいか?」

転校生「はい、神凪さん。何のご用でしょうか?」

怜「単刀直入に聞く。委員長と何が・・・・・・ん?」

怜「す、すまない、転校生。もう一度、私のことを呼んでくれ」

転校生「はい、神凪さん。これでいいですか?」

怜「・・・・・・聞き間違いでは、ないか・・・」

~第2次転校生ショック~

転校生の引っ越し、そして態度の変化は学園生たちに大きな波紋を呼んだ

龍季「・・・・・・チッ」

寧々「ふぇぇぇぇぇん!!!転校生くんがーーー!ネネのこと名前でよねくれないーーー!!!!」

あやせ「あ、あらあら・・・・・嫌われちゃった、かしら」

エミリア「呼び方1つで、こんなにも違ってくるんだ・・・日本語って・・・はは・・・」

律「な、なんだあれ!すっげぇきもちわりぃ!」

ミナ「恋、サーヴァントが!サーヴァントがぁぁ!」

怜「転校生・・・おまえは・・・」

天「・・・最近、ちゃんとしたもの食べてないわね・・・」

夏海「ぶ、ぶちょー!どうしましょう!もう、とっかかりが全然つかめなくて・・・!」

萌木「・・・・・・図書室が、静かだなぁ・・・」

ありす「・・・・・・」フラッ

ソフィア「す、すぷりんぎんぐを!すぷりんぎんぐをすれば!」

ゆえ子「おおお・・・視えてはいましたが、現実のものとなると、これは・・・」

花梨「小蓮、明鈴、落ち着くべ。転校生も機嫌が悪いだけだすけ」

ゆかり「け、結構堪えるなぁ・・・他の皆・・・瑠璃川さんとか、大丈夫かしら・・・」

結希「・・・・・・そろそろ、食事を摂らないと。・・・また、栄養食生活をするだなんてね」

アイラ「・・・ふむ、転校生もまあ、そんな気分の時もあるじゃろ」

シャルロット「主よ・・・わたくしを正しく導きください」

香ノ葉「あかん・・・うち、このままじゃあかん・・・!」

初音「・・・・・・あれー?お、おかしいな・・・・・・あ、あれ・・・?」

レナ「てんこー、あう、ない、さびし。レナ、さびし・・・」

自由「お嬢!落ち着いてくださいっす!」

虎千代「・・・会長、か。・・・あたしは、アイツに会長らしいことをやれているのだろうか・・・」

卯衣「・・・・・・エラー発生。再度データの復元を開始する」

望「・・・・・・来ないなー」

明鈴「転校生がっ!転校生がっ!どういうことアルー!!」

沙那「初音様、お茶をお持ちしました。一度頭を冷やしましょう」

チトセ「・・・朱鷺坂さん、でいいはずなのに。・・・なんだか、とても寂しいわね」

さら「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」

つかさ「・・・ふん。くだらん」

純「・・・ゲーセン、一人で行っても面白くないじゃん・・・・・・もう・・・」

恋「み、ミナ!転校生が!転校生が!」

姫「な、なんという・・・なんという・・・!私が、転校生さんに・・・見放されるなどと・・・」

刀子「姫殿!落ち着きなされ!あのようなもの、一時の気の迷いにござる!」

梓「あー、結構効くッスねー。ぶちょーもふくぶちょーもみんなヤバいですし・・・」

紗妃「やはり、あの時私が気づかなかったから・・・」

心「あの時から、ですよね・・・私が愚図で何もできないから・・・」

イヴ「・・・問題ない、はず。ええ。私には関係がないこと、ですから」

ノエル「や、やめてよ・・・そんな、いつもみたいにさぁ・・・せめて、下の名前だけでいいから・・・フルネームでさん付けとか、他人みたいだよ・・・・・・」

みちる「うう・・・ああもう!特訓に集中できないよ!転校生くん呼びたくても呼べないし・・・」

真理佳「・・・ヒーローだなんて・・・夢のまた夢、か。小さな子供一人救えないだなんて」

千佳「な、なんなのよあれ・・・超気持ち悪いんだけど・・・ホント、マジむり・・・」

薫子「・・・どうして、裏目にばかり出るのでしょうか・・・」

智花「あ、あはは・・・わたし、はじめて一緒にクエスト行って、仲良くなってる・・・つもり、だったのに・・・な・・・」

もも「ああっ、すいません!・・・またお皿割っちゃった・・・こんなこと、なかったのに・・・」

ヤヨイ「あれも、生きるためには必要なのかな。仲良くしてたら、戦いに行かなきゃいけないもんね」

聖奈「・・・ああっ!くそっ、またミスが・・・もう何度目だ・・・」

鳴子「一度、覚悟は決めたつもりだったが・・・・・・実際に起きたとなると、相当辛いな・・・」

里菜「リナ、悪いことしたかなぁ・・・・・・」

小蓮「あわわ、転校生がっ!転校生がおかしいヨ!口は笑ってるのに目が笑ってないネ!」

秋穂「神は死んだ」

春乃「秋穂っ!お姉ちゃんがついてるから!なんとかするから!」

葵「やはり、わたくしがものを知らないばかりに・・・・・・」

~冷たいベッド~

風子「・・・さて、寝ますか」

風子「転校生さん、そろそろ―――」

風子「っと、いないんでしたね」

風子「・・・・・・」

風子「あれで、よかったんです。うちは、風紀委員長」

風子「私情に流されて、役目を放棄するわけにはいかねーですから」

風子「そもそも、子守なんかうちがやる仕事じゃねーですし。何か問題があったら対処する、それだけでいいんですよ」

風子「うちは保母じゃねーんですから・・・」

風子「・・・誰に向かって、言ってるんでしょーね。うちは・・・」

風子「・・・・・・寝ましょ」

・・・

風子(・・・冷えますね)

風子(・・・このベッド、こんなに冷えるものでしたっけ・・・)

風子(子供の体温は、成人のそれより高め。ずっと、ここにあの子がいたから・・・)

風子(・・・・・・何が、正解だったんでしょうか・・・)

風子(うちは、どうしたら・・・・・・)

~変わらない態度~

月詠「・・・ねぇ、転校生」

転校生「んー?つくちゃん、どうしたの?」

月詠「いや、あんた他の生徒に・・・ほら、アレなのに、ツクたちだけいつもと変わんなくない?(ツクの呼び方がつくちゃんになってるけど)」

転校生「んー、まあいろいろと。えっちゃんとは『約束』もしたし、ほむほむは勧誘中だし」

エレン「約束・・・ああ、あれのことか」

焔「勧誘?・・・・・・もしかして、卒業したらってヤツか?」

転校生「うん。こっちからお願いしてるんだもん。誠意を見せなきゃ」

月詠「律儀ねぇ。てか、ツクとかメアリーとか浅梨はいいの?」

転校生「うん。まあぼくにもいろいろと考えてることがあるんだよ」

月詠「アンタがそれでいいならいいんだけど」

メアリー「戻ったぜ。学園中がお通夜ムードだ。今テロリストに攻め込まれたらひとたまりもねぇな」

浅梨「皆さん、鬱状態ですもんね。あれじゃあ魔法もちゃんとだせるかどうか・・・」

転校生「まあ、3日ぐらい経てば直るんじゃない?」

月詠「当事者が呑気すぎでしょ」

エレン「転校生、私たちは訓練を開始するが、どうする?」

転校生「さんかするー」

メアリー「その言葉、後悔すんなよ?」

転校生「望むところだ!」

月詠「・・・ここだけ見てたら、やっぱりいつも通りよねぇ」

~心の中では~

絢香(うわ、学園中がひどいことになってる・・・)

絢香(その原因が、あそこにいる転校生くんなのよね・・・)

絢香(・・・よし。このままなんてイヤだもん。私が、転校生くんが何を考えているかを知らなきゃ!)

絢香「転校生くん、おはよう!」

転校生「おはようございます、皇さん(おはよー、あやちゃん)」

転校生「なにかご用事があるんですか?(どしたの?)」

絢香(考えてることと言ってることは一緒なんだ・・・)

転校生「用がなければ、これで失礼しますね(よーじないならぼく、いくよ?)」

絢香「あ、うん。呼び止めてごめんね?」

転校生「いえ、かまいませんよ(べつにいいよー)」

絢香「・・・・・・どうしよ、ますますわけわかんなくなってきた」

絢香「とりあえず、根は変わってない、のよね?」

~ノーダメージ~

ましろ「・・・ふふ、ふふふ・・・」

ましろ「皆さん涙目の中・・・ましろん、ノーダメージ・・・ふふふ」

花梨「ましろはずいぶん落ち着いてるすけな。なんかコツでもあんのか?」

ましろ「いえ、里中さん。わたくし、もともと『ゆきしろさん』呼びでしたので、全然変わってないと言いますか・・・」

ましろ「話し方が敬語になっただけで、まったく問題はありませんね。敬称も軽傷ですんでます」

花梨「そうかぁ?それじゃ、頼み事してもいいか?」

ましろ「ええ、構いません」

花梨「これを渡してやってけろじゃ」

ましろ「あら、段ボールですか?」

花梨「この前、おらが畑の方行ってる間に、訪ねて来たって話だったすけな。楠木から後で聞いたけど、段ボールが余ってないか聞きに来たらしいべ」

花梨「そういうわけだ、今ちょっと会いにくいすけ、頼んでいいか?」

ましろ「はい、構いませんよ。では行ってきます」

・・・

ましろ「と、いうわけですので、こちらをどうぞ」

転校生「はい、ありがとうございます、わざわざ」

ましろ「これくらいお安い御用です。話しやすいわたくしが来るのも当然ですし」

ましろ「ところで、そろそろましろんかゆっきーで呼ぶ気にはなりませんか?」

転校生「そんな、先輩に対してそんな失礼な扱いできませんよ」

ましろ「むしろ扱ってほしいんですが」

転校生「ご冗談を」

ましろ「冗談ではありませんが・・・まあいいでしょう。先は長いですから。諦めませんからね」

~頼れる人~

虎千代「・・・ダメだ!埒があかん!」

薫子「会長?」

虎千代「年末にはまた裏世界探索がある。転校生を連れて行かないという選択を取るにしても、他の生徒が今の状態で行かせるわけにはいかない」

薫子「しかし、今転校生さんはまともに話し合えないのが現状・・・どうなさいますか?」

虎千代「・・・今年の夏、あたしたちの手で解決できないものは、大人を頼る。水無月がそう提案してくれたな」

薫子「と、いうことは。今回もご実家に電話をなさいますか?すぐに名簿を」

虎千代「いや、今回頼る大人はそっちじゃない」

薫子「では・・・」

虎千代「グリモアの大人と言えば、あいつがいるじゃないか」

薫子「あいつ・・・ですか?」

虎千代「私立グリモワール魔法学園進路指導官」

虎千代「兎ノ助だよ」

今日はここまで!次回、兎ノ助とのお話と『ダーリンダーリンダーリン』です!
それとちひろちゃんをだします。まだ転校生との交流がないから彼女もノーダメージ勢だったり。
個人的に普段がアレでもちゃんと大人してる兎ノ助はカッコいいと思います。
まどマギ世界での帰り際の兎ノ助とかマジカッコいい。
年末と年度末は兎ノ助の言葉が楽しみです。もちろん普段の兎ノ助も好きです。
本当はありすメインの話を1レス使ってやりたかったけど『楠木さん』呼びする転校生と落ち込むありすを想像したら胃液が逆流してきたのでやめました。
ゴールドメダルがヤバい。純ちゃん取れないかも。ヤバい。
1シート目も2シート目も最後まで当たらない事態が連続して、3シート目もおんなじような状態に・・・
ありすありあり(合言葉)

~瑠璃川秋穂の暴走~

ありす(あそこにいるの、瑠璃川さんだ。お水飲んでるのかな?)

秋穂「おねえちゃん!もう1杯!」

春乃「あ、秋穂?もう13杯目よ?そろそろ・・・」

ありす(コップ1杯200mlで考えて・・・2l以上!?)

秋穂「おねえちゃん、おねがい・・・じゃないと、わたしは自分を抑えられない・・・」

春乃「くっ、秋穂・・・・・・わかったわ、秋穂がそこまでするのなら、お姉ちゃんも付き合う!飲めるだけ飲む!」

ありす「ぇっと・・・・・・ぇと・・・」オロオロ

ノエル「いや、止めようよ!」

ありす(救世主!)

秋穂「ノエルちゃん、止めないで!これは、わたしがやらなきゃいけないことなの!」

ノエル「くっだらない理由だろうけど一応聞くね」

秋穂「ほら、人間って身体の半分以上が水でしょ?」

ノエル「そうだね」

秋穂「それで、子供の場合約70%が水分なの」

ノエル「それで?」

秋穂「ということは、転校生くんの70%は水分ってことだよね」

ノエル「そうだね」

秋穂「だから、水分を摂ることは転校生くんの70%を体内に取り込むことに」

ノエル「もしもし、ポリスメン?」

秋穂「待っておねがい通法しないで」

ノエル「そもそも転校生くんが水分を含んでいても水は転校生くんを含んでないからね」

秋穂「・・・・・・水は循環するもの。例え0.0000000001%でも転校生くんが含まれている可能性が」

ノエル「日本の下水処理能力を舐めない方がいいよ」

秋穂「進みすぎた科学めっ!」

ノエル「はいはい、行くよ。さらちゃん待たせてるんだから」

秋穂「ああっ、転校生くん、転校生くーん!」

ありす「・・・・・・ぇと、いぃん・・・ぇすか・・・?」

春乃「悔しいけど、秋穂の暴走を止められるのはあの娘だけだから・・・」

ありす(転校生くん、早く戻ってきて・・・)

今日のありすたち。ノエルのツッコミは春乃公認です。結構辛辣になりつつある。
ありすグリ生来たよコレ!明日の予定が決まったよ!
今度こそ全問正解してみせる・・・ありすとのデートを成功させるッ!
目指せPERFECT COMMUNICATION!
かっこいい兎ノ助書いてる途中でメモ帳にエラーが発生して1時間分ぐらい吹っ飛びました。
次回までもうしばらくお待ちください。
ありすありあり(合言葉)

~壊れたお人形~

怜「仲月から楠木がおかしいと聞いてやってきたが・・・」

クレプリ「あっ、神凪!助けてくれ!ありすが、ありすが!」

怜「楠木が一体どうしたん・・・だ・・・」

ありす「あっ、転校生くんのお茶が冷めちゃったね。大丈夫、すぐに新しいの淹れてくるから。これくらい手間じゃないし、転校生くんにはおいしいお茶を飲んで欲しいから。せっかく来てくれてるんだし、お客さんにはおもてなししないといけないでしょ?ね?」

転校生「」

怜「転校生・・・いや、あれは、人形、か?」

クレプリ「そうなんだ。少年に」

転校生【はい、なにかご用ですか?楠木さん】

ありす【ぇっ・・・・・・】

転校生【用がなければ行かせてもらいますね。それでは、さようなら】

クレプリ「って言われてから、あの人形を少年って思いこんで、おかしくなっちまったんさね・・・」

ありす「あ、神凪さん。こんにちは、どうしたんですか?あ、お茶を出すので少し待っていてください」

怜「・・・流ちょうに話す楠木、か。・・・不気味だな」

クレプリ「だろ?」

怜「それじゃあ、今のウチに人形を片付けておくか。それで一度対応を観よう」

・・・

ありす「お茶淹れてきまし・・た・・・」

ありす「転校生くん・・・転校生くん?」

ありす「転校生くんは、転校生くんはどこ?ねえ、ねえ」

ありす「ねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえ」

怜「お、落ち着け楠木!あれは人形だ!転校生じゃ」

ありす「違います!あれは転校生くんです!転校生くんはありすを拒絶しないし転校生くんはありすを突き放さないし転校生くんはありすと仲がいいし転校生くんはありすの部屋に泊まっているし転校生くんはさようならなんて言わないし転校生くんはあんな目でありすを見ないし転校生くんは―――」

怜「くっ、まずい、どうしたら!」

??「ここは私たちに任せて!」

クレプリ「お、お前たちは!」

~助っ人~


月詠「浅梨担当のツク!」

絢香「立華さん担当の絢香!」

ノエル「秋穂ちゃん担当のノエルちゃん!」

みちる「近くを歩いていた私!」

4人「「「「グリモアツッコミ四天王!!!!」」」」

怜「これで百人力だ・・・!」

みちる「まずは私が!奥義、伝家の宝刀ハリセンツッコミ!」スパーン!!! 

人形「」ガシッ

みちる「白刃どり・・・だと・・・」

月詠「みちるは四天王でも最弱!食らいなさい!ツクの」

人形「」バキッ

月詠「へぶっ!」

ノエル「ああ、何もできずにやられちゃった!次はアタシが!六法全書チョッ」

秋穂「転校生くんのにおいがする!」ドアバーン!!!

ノエル「お呼びじゃないよ!」ドゴッ

秋穂「痛い!今結構鈍い音した!」

絢香「こうなったら私が!歌の力で元に戻して見せる!【スタートの合図】、行っくよー!」

【終わらないマリオネッテ】発動!!!

絢香「ぐはっ・・・公式には・・・勝てなかったよ・・・」

怜「皇ーーーー!!!!!」

クレプリ「やばい、全員やられたさね!」

ありす「転校生くんはありすと一生一緒に暮らすんです汐浜にある館の中でずっとありすのお人形として永遠を過ごすんですありすは転校生くんが誰かのモノになるのが耐えられないんです転校生くんが私以外の人を想うだなんて許せないんです」

クレプリ「最後の方別次元が混じってきてるさね!」

怜「誰かッ、誰かーっ!!!!」

??「これでも喰らいなさい」

ありす「むぐっ!?」パクッ

ありす「・・・・・・ぁっ・・・・ぁたし、なにを・・・」

クレプリ「ど、どうなったんだ!」

??「いちごパスタを食べさせたの。試作が余っていてよかったわ」

怜「お、お前は!」

卯衣「通りすがりの、立華よ」

Not to be continued

今日のありす。ちょっと別次元の存在が混じっちゃったけどいちごパスタには混乱解除効果があるから大丈夫です。
今日はかっこいい生天目先輩を書いてる途中で作業を終えました。明日には香ノ葉も書く予定です。
生ありすまで残り21時間を切りました。気分が高揚しています。
この話は昨日の秋穂暴走より前の話だったり。でも全く関係ない可能性世界の話でもおk。
普段無口な子が突然流暢な言葉でまくし立ててくるのは魅力だと思います。
ありすありあり(合言葉)

~グリモアの進路指導官~

ピンポーン

転校生「はい、どちらさまですか?」ガチャ

兎ノ助「よっす、転校生」

転校生「兎ノ助さん・・・どうしました?」

兎ノ助「おお、やっぱり違和感がすごいな・・・んん、まあとりあえず中に入れてくれるか?」

転校生「はい、構いませんよ。どうぞ」

兎ノ助「・・・こいつ、品行方正キャラで売ってもよかったんじゃねぇか?」

・・・

兎ノ助「今日来たのは進路指導官として面談をするためだ」

転校生「面談、ですか?」

兎ノ助「おう。一応他の生徒ともやってるんだぞ。望とか」

転校生「そうなんですね」

兎ノ助「・・・さて、何から話したもんか・・・」

兎ノ助「そうだな、まずは礼を言っとくか」

転校生「お礼ですか?でも、兎ノ助さんに何かした覚えは・・・」

兎ノ助「まあまあ、とりあえず話を聞いてくれや」

~今年のまとめ~

兎ノ助「今年は、去年に比べてもいろいろあった1年だったな」

兎ノ助「なにせ君は裏世界に行ったり裏世界に行ったり過去に行ったり裏世界・・・」

兎ノ助「ハワイに行ったり無人島に行ったり観光地に行ったりってな」

兎ノ助「ホントよく頑張った・・・なぁ、転校してきた時のこと、覚えてるか?」

転校生「転校、してきたときですか?」

兎ノ助「俺が言った【1年後、生きていないかもしれない】ってセリフだ」

兎ノ助「アレを言った当時は何もわかっちゃいなかっただろうが、この1年、成長してきた今ならわかるはずだ」

兎ノ助「アレは冗談でも脅しでも何でもないってことだよ」

転校生「・・・・・・」

兎ノ助「・・・なあ、転校生。俺はキミに感謝しているんだ」

兎ノ助「俺は、何年も進路指導官としてこの学園にいる」

兎ノ助「その過程で、亡くなった生徒を何人も見てきた」

兎ノ助「・・・やるせないさ。俺には戦う力がないからな。何もしてやれねぇ」

兎ノ助「元々は魔法使いだったらしいが、今の俺は校門前でふわふわ浮いてるだけのぬいぐるみだ」

兎ノ助「だが、少なくとも君が転校してきてから、1人たりとも生徒が死んでいない」

兎ノ助「それどころか、色んな生徒が抱えている問題まで解決していった」

兎ノ助「焔の復讐のこと、龍季の魔法制御のこと、パッと思い浮かぶのでもこんなものがある」

兎ノ助「そして、学園全体が一つにまとまりつつある。これも、君が来てからのことだ」

兎ノ助「だから、言わせてくれ」

兎ノ助「ありがとう」

~君の話を~

兎ノ助「さて、ここまでは進路指導官としての俺。そしてここからは校門前の不審なぬいぐるみとしての兎ノ助だ」

転校生「不審って・・・それを自分で言っちゃうの?」

兎ノ助「自覚はあるからな。まあ、なんでも言いたいことをぶちまけてくれ」

転校生「・・・でも・・・」

兎ノ助「俺は生徒のプライバシーを尊重する男だ。絶対に他人に口外しない」

兎ノ助「だから、君の話を聞かせてくれ」

転校生「・・・絶対だよ?」

兎ノ助「ああ。男と男の約束だ」

・・・

転校生「・・・怖いんだ。自分が」

転校生「自分がなにをしているのか、わからなくなるんだ」

転校生「過去に行ったときもそう。間ヶ岾を見つけて、気が付いたら駆けだしてた。手にはレンガがあった」

転校生「この前もそう。お守りを盗られて、なげられそうになって、気が付いたら全員倒れてた」

転校生「怖いよ・・・自分が、わからないんだよ・・・」

転校生「魔法使いなのに、魔法が使えないんだ」

転校生「子供なのに、子供に混じれないんだ」

転校生「男なのに、女の子みたいな恰好をするんだ」

転校生「魔法使いにも、一般人にも、子供にも、大人にも、男にも、女にもなりきれないんだ」

転校生「こわいよ・・・僕は、なんなの・・・」

転校生「ぼくはここにいるはずなのに、うらせかいにはいないっていう」

転校生「おうちにかえったときも、まえにあそんでたともだちはだれもあってくれなかった」

転校生「ちっちゃいころのしゃしんもないんだ。ぼくのぶんだけ、のこってないんだ」

転校生「ぼくは・・・どこにいたらいいのか・・・わからないんだよ・・・」

兎ノ助「・・・そうか。君は、ずっと悩んでいたんだな。自分が何者か、ずっと・・・」

兎ノ助「自分の居場所を、探してたんだな。何にもなり切れない、君は」

~信じていた~

転校生「ここではみんなとなかよくなれた」

転校生「【まりょくじょうと】ができれば、みんながこっちをむいてくれた」

転校生「【おてつだい】をすれば、みんながほめてくれた」

転校生「ここにいていいんだって・・・そう思ってた」

転校生「でも、皆がなんだか遠くなって、本当にいていいのかわからなくなって」

転校生「そんな中でも、ふーちゃんは・・・ふーちゃんは、ぼくのこと、わかってくれるって思ってた」

転校生「ちゃんと話を聞いてくれるって。ちゃんとわかってくれるって。その後で、ちゃんと叱ってくれるって」

転校生「そう、おもってたの・・・でもね、そうじゃなかった」

転校生「わかってるんだよ。水無月さんは風紀委員長だから、ルールを守らせないといけないんだ」

転校生「勝手に寮を抜け出したのも、ケンカしたのも、一般人を傷つけたのも、全部校則違反なんだ」

転校生「わかってる・・・わかってるけど・・・!」

転校生「ちゃんと聞いてほしかった!ちゃんと話をしたかった!なのに、なのに!」ポロポロ

転校生「話を聞いてくれなかった!ちゃんと見てくれなかった!」

転校生「信じてたのに!ふーちゃんはちゃんとわかってくれるって、信じてたのに!」

転校生「ぴぅぅぅ・・・・」

兎ノ助「いい。遠慮するな、思いっきり泣け。今ここにいるのは、俺とお前だけだ」

転校生「ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

兎ノ助「・・・そうだ。泣け、転校生。男の涙は成長の証だ」

兎ノ助「涸れるまで泣き続けるんだ。その涙が涸れ果てるときには、君はもう立派な大人になっている」

兎ノ助「だから今は、安心して泣くんだ」

・・・

浅梨「あれ?水無月さん、どうして男子寮に・・・」

風子「・・・なんでもねーです。あ、うちがここにいたこと、内緒にしといてください」

浅梨「はぁ、わかりました・・・」

風子「・・・うちも、自分のことをちょっと見つめ直す必要があるみてーですね」

風子「風紀委員長として。そして・・・あの子の・・・」

~ありがとうをあなたに~

ちひろ「えっとぉ・・・あっ、いました!はじめまして!」

転校生「えっと、あなたは?」

ちひろ「わたし、七善ちひろって言います。先月、グリモアに転校してきたんです」

転校生「あ、そうなんですか。えっと、ぼくは」

ちひろ「転校生さん、ですよね?萌木先輩とか、いろんな人から聞いてます」

転校生「あ、そうなんですか。それで、なにかご用ですか?」

ちひろ「はい!あのですね、わたし、7月の汐ファンが魔物に襲われたときにそこにいて、魔法使いさんに助けてもらって・・・」

転校生「・・・ああ、あの時の。あれはたっちゃんが・・・朝比奈さんが助けたんだよ」

ちひろ「でもでも、朝比奈さんは『転校生ってヤツがやった』って言ってて、みんな言ってることがちぐはぐで・・・」

ちひろ「それで、わたしが助けてもらったっていうのはいったん無しにして、色んな人にお礼を言って回ってるんです」

ちひろ「『汐ファンを守ってくれてありがとうございます』って」

転校生「!」

ちひろ「魔法使いさんたちが来てくれなかったら、汐ファンはもっとひどいことになっていたと思います」

ちひろ「だから」

ちひろ「汐ファンを守ってくれてありがとうございます。転校生さん」

転校生「・・・・・・うん。どういたし、まして・・・」

~動け~

つかさ「転校生」

転校生「はい、生天目さん。どうしました?」

つかさ「これから狩り(ハンティング)に行く。ついて来い」

転校生「・・・・・・えっ?」

つかさ「有無は言わさん。連れて行く」ヒョイッ

転校生「えっ、あっ、ちょっ、まっ」

・・・

転校生「えっと、ど、どこに・・・」

つかさ「ここだ」ポイッ

転校生「わっと」スタッ

転校生「ここに、いったい何が・・・」

魔物「グルルルルルルルル・・・・」

転校生「えっ」

つかさ「ここら一帯に魔物が出ている。そいつの相手をしておけ。残りは私が殲滅する」

転校生「えっ、そんな、まっ」

転校生「あっ、行っちゃった・・・」

転校生(なーちゃんは行っちゃった・・・逃げなきゃ、ダメなんだろうけど・・・)

転校生(・・・それは嫌だ。逃げたく、ない。戦ってやる)

転校生(でも、ぼくが普通に戦ったらやられる。それくらいはわかる)

転校生(・・・・・・訓練してきたんだ。やってやる・・・)

転校生「ぼくだって・・・魔法使いだ!」

~1人で~

魔物「グルァッ!!!!」ブオン

転校生「やっ!」サッ

転校生(相手の攻撃は大げさに、確実に避ける。えっちゃんが言っていた通りに)

転校生(今、身体を守れるものは一回分のバリア装置しかない。絶対に攻撃に当たるな)

転校生(目がある魔物は目で見て狙ってくる。目をつぶせば有利になるかもしれないけど・・・)

転校生(相手にむちゃくちゃに動かれたら、動きがわかりにくくなるかもしれない。やめておこう)

転校生(正面から魔物と戦っても絶対に勝てない。なら・・・)

転校生(・・・あった。ぼくが持てるぐらいの石。これで攻撃力はちょっとはマシになる)

転校生「やあっ!」

魔物「ぐぎっ!?」

転校生(手を狙え。足を狙え。えびちゃんみたいに。相手を弱らせろ)

転校生(時間をかけていい。ぼくの敵はこいつだけだ)

・・・

転校生「はぁ・・・はぁ・・・」

転校生(あいつもいい感じに弱ってきてる・・・ぼくも疲れてるけど・・・)

魔物「グルルゥ・・・」

転校生(今の状態なら・・・!)

魔物「グルァッ!」

転校生「なんのっ!」

転校生(手にバリアを張って、受け流す!)

魔物「グオッ!?」

転校生(そして、隙ができた今なら、一撃、ぶちこめる!)

転校生「やああああーっ!!!!!」

~知れ~

転校生「これで、最後だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

魔物「ぐるぁぁぁぁぁぁぁっ!」ボシュウウウウウウ

転校生「25回目・・・・・・なんとか、倒した・・・・・・」

つかさ「終わったか」

転校生「あっ・・・なーちゃ・・・」

つかさ「それが今のお前の実力だ。その魔物は普通の生徒ならば一撃で倒せるような相手だ。それほどに弱い」

転校生「そう、だよね・・・うん。時間も・・・・・・2時間もかかって・・・」

つかさ「勘違いするな」

つかさ「お前は【弱い魔物なら2時間あれば1人で倒せる実力】を持っている」

つかさ「確かにお前は今回倒しきった。これが一般人ならいくらか手傷を負わせるだけで殺されているだろう」

つかさ「どんな手段を使おうと、どれだけ時間がかかろうと、最終的に立っていたものが強い」

つかさ「お前はやつよりも強かった。それを理解しておけ」

転校生「あ・・・」

つかさ「自分の力を知らずして己を制御できるものか」

つかさ「自分の力がわからないなら、闘え。闘えば己の実力が見える」

転校生「・・・・・・うん。ありがとう、なーちゃん」

つかさ「礼を言われる筋合いはない。・・・鬱憤が溜まっているなら、声をかけろ。いつでも連れてきてやる」

転校生「うん・・・あり・・・がと・・・・・・」バタッ

つかさ「・・・疲れ果てて眠ったか」ヒョイッ

つかさ「こんなことをするなんてな。私も焼きが回ったものだ」

~虎と見回り~

虎千代「転校生」

転校生「はい、会長。どうしました?」

虎千代「執行部からのクエストだ。アタシとお前が指名されている」

虎千代「アタシは校門前にいるから、準備ができたら来てくれ」

転校生「あ、はい」

・・・

―洞窟―

転校生「ここは・・・前のクエストの・・・」

虎千代「ああ、そうだ。第七次侵攻前、崩落に飲み込まれた場所だ」

転校生「ここに、また魔物が?」

虎千代「いいや、そうじゃない。あくまでも見回りだ。討伐じゃない」

虎千代「ゆっくり行こう。あの時と違って、今日のお前は徒歩だからな」

・・・

虎千代「このあたりで、お前に食料をわけてもらったな」

転校生「食料って・・・お菓子をちょっとだけだよ」

虎千代「それでも、無補給と比べたらはるかに良い」

虎千代「魔力の供給もあって、アタシは無事にここから出ることができた」

虎千代「・・・少し、パンドラの中身を話してやろう」

転校生「えっ、でも・・・」

虎千代「水無月や薫子には内緒にしていてくれ。うるさいからな」

転校生「うん、わかった・・・」

虎千代「・・・裏世界のアタシは、霧が体内に侵入している」

転校生「!」

虎千代「この場所で、霧に侵されたんだ。魔力が減っていたからな」

虎千代「それに、脱出にも2日を要したらしい。こっちでは1日だっただろう?」

虎千代「お前の力が無ければ、アタシはここで霧に侵されていた。疲労困憊で、無事では済まなかった」

虎千代「改めてありがとう、転校生。お前のおかげで、アタシは無事でいられる」

転校生「・・・どう、いたしまして」

虎千代「・・・よし、そろそろ帰るか。あまり遅くなったらまた文句が飛んでくるぞ」

~ダーリンダーリンダーリン~

転校生「・・・・・・」テクテク

香ノ葉「ダーリンダーリンダーリ~ン!置いてったらいややわぁ!」

転校生「ええ、早く行きましょうよ」

香ノ葉「もうっ。せっかくな、せっかくダーリンとのクエストが設けられたんよ」

香ノ葉「そんなに急がんでも、ゆっくり時間かけて愛を深めるんよ」

転校生「・・・・・・」ジー

香ノ葉「あ、違った。ゆっくり確実に魔物を倒すんよ」

香ノ葉「ほら、ウチが守ってあげるからもっと近づいてえな」

転校生「・・・・・・うん」

・・・

香ノ葉「ダーリンって、今までずっと忙しくしとうやん?」

転校生「そう、かな?」

香ノ葉「転校してきてからずっと忙しいってすごいことなんよ?」

転校生「そうなの?」

香ノ葉「そうやえ。こんなちっちゃい子が何回もクエストに出て・・・」

香ノ葉「裏世界やら科研やら、いろんな問題に関係してる」

香ノ葉「魔力がいっぱいあっても、疲れちゃうんやえ。心配してるんやよ」

香ノ葉「やから今日は、ぜえんぶウチがやったるからね!」

香ノ葉「ダーリンはちょこっとだけ魔力くれれば、後はなにもしなくてええんやえ」

転校生「・・・・・・」

~すれ違い~

転校生「・・・やだよ。なんにもしないなんて、やだ」

転校生「魔法祭のときも、そう言われた。やだよ、そんなの」

転校生「クエストに出てるんだ。一緒にいるんだ。ぼくも、戦う」

転校生「ぼくにできることは、やりたいんだ」

香ノ葉「・・・そっか。ダーリンは、そうやったんやね」

香ノ葉「うちも含めて、みんな心配しとんよ」

香ノ葉「何回もクエストに出て、知りたくないようなことも知ってもうて」

香ノ葉「ダーリンの負担になっとんやないかって、みんな思ってるんよ」

香ノ葉「魔法祭の時も、ダーリンを休ませたいって。他のクエストでも、普段忙しいダーリンを休ませてあげたいって、そう思ってたんよ」

転校生「そんなの・・・」

香ノ葉「うん。勝手や。うちらが勝手に、これでダーリンが休まるって、そう思ってただけなんよ」

香ノ葉「・・・でも、そうじゃなかってんな。ダーリンを休ませたいって思ってたのは、うちらのエゴ」

香ノ葉「ダーリンは、皆と一緒にやりたかったんよな」

転校生「・・・そうだよ。ぼくも、一緒がよかった。いっしょにいるんだから、いっしょにやりたかった」

香ノ葉「そうなんやね。いままで、ごめんな。そんで、さっきのは無しや!」

香ノ葉「ダーリン、魔力いっぱいちょうだい!さっさと倒して、茶道部の部室でお疲れ様会やろ!とっておきのお菓子用意するで!」

転校生「・・・うん!」

~雪白さんの誕生日、奉仕されましろう~

ましろ「ごきげんよう、転校生さん。本日は招待に応じてくださり、ありがとうございます」

転校生「う、うん」

ましろ「今日はわたくしの誕生日ですから、わたくしの好きなようにさせてくださいね」

転校生「わ、わかったよ」

ましろ「ふふ・・・。それでは、ましろんのフルコース、ご堪能あれ」

・・・

ましろ「まずは前菜。炒りジャコ乗せ冷奴です。こちら、ごま油と醤油をまぜたソースをかけております」

転校生「えっと・・・いただきます」

ましろ「どうぞ、召し上がれ」

転校生「・・・うん、おいしい!」

・・・

ましろ「次はサラダ・・・トマトとキュウリのさっぱりサラダです。かるく塩をふってありますので、薄味ながらおいしくいただけますよ」

転校生「もぐもぐ・・・・・・うん、ぼく、これすき」

ましろ「ふふ・・・そのようだ【と、マト】を射ることができているようで、よかったですわ」

・・・

ましろ「次はスープ。特製の冷製ポタージュです。もともと冷たいですから、冷めることがありませんので。ゆっくりとお召し上がりください」

・・・

ましろ「お待たせしました。寒ブリお寿司です。里中さんにお願いして、天然ものを用意してもらいました」

・・・

ましろ「ソルベ、と呼ばれる口直しです。こちらはみかんのシャーベット。溶けないうちにお召し上がりくださいな」

・・・

ましろ「肉料理。蒸し鶏の特製ソース掛けです。転校生さんは、鶏肉がお好きでしたよね?」

・・・

ましろ「フルーツ・・・和食で言うと水菓子ですね。今回はいちごの盛り合わせを用意しました」

・・・

ましろ「こちらデザート・・・手作りプリンです。転校生さんは、ぷっちんしている方がいいんでしたよね」

・・・

ましろ「最後にドリンクを。自家製のシロップを炭酸水で割ったものです。シュワシュワですよ」

・・・

ましろ「・・・どうでした?」

転校生「うん、全体的に冷たかった」

ましろ「わたくし、雪女ですから」

転校生「・・・でも、なんか、あったかかった・・・な・・・」

ましろ「愛情を込めましたから。とくにお米に」

転校生「また、作ってもらってもいい?」

ましろ「ええ、もちろん。いつでもお待ちしていますわ」

~暗躍~

鳴子「さて、各人がいろいろと動いているみたいだけど・・・」

鳴子「転校生くんに直接、というのは僕のキャラに合わないね」

夏海「それじゃあ、どうするんですか?」

鳴子「次回の転校生くんのクエスト内容は知ってるかい?」

夏海「えっと・・・芸能人が集まるカウントダウンイベントでしたっけ?」

鳴子「その通りだ。僕も一応そっちに伝手を持っていてね」

鳴子「【彼女】に参加してもらえるよう、ずっと働きかけていたんだ」

鳴子「タイミングがよかったよ。転校生くんがこれで元気になってくれたらいいんだが・・・」

・・・

絢香「・・・・・・ふぅっ」

純「おつかれー。年末ライブのレッスン?」

絢香「うん。もうすぐだからね」

純「そういえば、ちょうどいいタイミングで【あの子】も参加するんだよね」

絢香「まあ、あたしも動いてたけど・・・共演させてくださいってお願いして回ったんだよ?」

純「マジで?絢香、この状況見越してたの?」

絢香「見越してたって言うか、前々からそうしたいとは思ってたって言うか・・・元々そうするつもりだったんだよ」

絢香「転校生くんに喜んでもらいたいから。あの子の苦労は、あたしたちが思ってるよりもすごく多いからね」

絢香「ファンを元気付けるのには、アイドルの力が一番だから」

~もう泣かない~

さら「・・・・・・よし、決めました!」

ノエル「えっ、何を?」

秋穂「転校生くんのこと!?」

さら「はいぃ!」

ありす「なに・・・・・るの・・・?」

さら「転校生さんがどうしてあんなことになったのか、わたしにはわかりません」

さら「でも、泣いてるだけじゃ解決しないんです!だからわたし、もう泣きません!」

さら「転校生さんに直接聞きに行きましょぉ!」

秋穂「えっ、そ、それって大丈夫なの?」

ノエル「・・・確かに、今のままじゃどうにもならないよね。ただ待ってるだけなんて、アタシらしくない!」

ノエル「アタシは賛成だよ!」

秋穂「わ、わたしも!転校生くんとお話ししたい!悪いとこがあったなら、直したい!」

さら「はい!みんなでお話しましょぉ!」

クレプリ「ありす、ああ言ってるけど、ありすはどうするさね?」

ありす「ぃき、ます・・・!ぁたしも、てんこ、くんと・・・仲直り、したぃ・・・ぇす!」

さら「そうと決まれば、さっそくれっつごー!」

春乃「・・・話に水を差すみたいで悪いんだけど・・・」

秋穂「おねえちゃん、どうしたの?」

春乃「転校生、今日クエストでいないわよ」

さら「」

ノエル「」

秋穂「」

ありす「ぇと・・・かぇっ・・・・・から・・・?」

クレプリ「さね」

今日はここまで!次回は『カウントダウンはおおはしゃぎ!』です。
ラスボスがついに登場!はたして転校生くんはこの先生きのこれるのか!
グリ生。あの5問目は無理だわ。ピンク選んだわ。ダメだわ。
でも3問目は欲望に負けなかったけどね!ちゃんとスノーグローブ渡せたよ!
今日もありすはとてもかわいくて天使でした。これからもありすは天使だと思います。
雪だるまになってありすにマフラーを巻いてもらいたい。
ありすありあり(合言葉)

~銀世界~

転校生「ふぃ~・・・」

ありす「ふぅ・・・・・・」

クレプリ「あ~・・・・・・って、違う!何してるんさね!」

転校生「なにって・・・かまくらでやすんでるんでしょ?」

クレプリ「外は一面銀世界なのにか!?せっかく外に出てるんだから動かなきゃもったいないさね!」

ありす「でも・・・・・・外、さむぃ・・・し・・・」

クレプリ「ああもう、ここにきてありすの引きこもり体質が表に出てきたさね!ほらっ、少年もなんとか言ってくれよう」

転校生「えーっ、ぼくもこのままでいいしー」

ありす「ぁたしも・・・」

クレプリ「ああー、もう、この出不精共は・・・」

ノエル「わわっ、止まれないーっ!」

転校生「え?」

ドシャッ

ノエル「ああ、かまくらに当たってつぶれちゃった・・・大丈夫!?」

転校生「ぷはっ!のえるん!なにしてくれんの!」

ありす「んー!んー!」ジタバタ

ノエル「ああ、ありすちゃんごめん!今引き抜くから!」ズポッ

ありす「ぷはっ・・・・・・」ジトー

ノエル「うっ、悪かったって!ちょっとはしゃいで思いっきりジャンプしただけなんだってばー!」

転校生「ふーん・・・・・・じゃあ、おしおきだっ!」ポスッ

ノエル「冷たっ!なんの、やったなー!受けて立つ!」

ありす「み・・・な・・・・・・!」

雪だるま部隊「」ゾロゾロ

ノエル「えっ、ちょっ、多くない!?」

クレプリ「今だっ!うてー!」

ノエル「わわっ、こっちも援軍!さらちゃーん!秋穂ちゃーん!」

秋穂「ごめんね!わたし転校生くんの味方だから!目標ノエルちゃん、行くよ!」

春乃「そういうことよ。悪く思わないで」

さら「シロー、シロー、どこですかぁ?」

ノエル「ああ、唯一の見方が役に立たない!」

ありす「ぃきますっ・・・!」

風子「はい、そこまでー。楠木、狂った姫様はともかくその他の雪だるまを動かすのは魔法の使用で校則違反です」

ありす「・・・・・・ぁっ」

風子「諦めて下せー。んじゃ、楠木借りていきますね」

転校生「はーい」

ありす「やっ、みすて・・・ぃで・・・!」

ノエル「ありすちゃん・・・帰ってきたら、一緒にあったかいもの食べようね!」

秋穂「ありすちゃんにっ、敬礼っ!」

ありす「はくじょ・・・・・・のっ・・・!」

今日のありす。ありすだってテンション上がったら魔法使っちゃうよ。風紀委員に怒られるときもあるよ。
この話は解決済みかもしくは問題発生前の話になるかな。
散歩部と雪遊びって絶対誰かが途中で雪玉投げ出して雪合戦を始めると思う。
雪上サッカーはやらないと思うけど雪上鬼ごっこはするかも。
早くありすと仲直りさせたいです。
ありすありあり(合言葉)

~バレてないつもり~

前回のあらすじ!ありすがふーちゃんにしょっ引かれた!

ありす「な・・・とか、ゅるし・・・・・らぃ・・・した」

転校生「さいなんだったねー」

秋穂「それじゃあ続きやろっか!」

ノエル「うぇっ!?いやー、今全力で雪だるま作ってるとこじゃん!」

さら「雪合戦ですぅ!シロー、やりますよお!」

シロー「わんっ!」

ノエル「あ、うん。反対派はアタシだけなんだね・・・よし!仕方ない、やるよ!」

転校生「よーし、がんばるぞー!」

秋穂「わたし転校生くんチームねー」

春乃「秋穂!お姉ちゃんを盾にしなさい!」

ありす「てんこ・・・・く・・・・と・・・」

ノエル「わー、さっきとおんなじ構図だー」

さら「たつきさんを呼びましたから、大丈夫です!」

ノエル「朝比奈先輩いれても4対3なんだよねー。もう1人欲しいとこだけど・・・」

????「心配には及ばないわ!」

秋穂「こ、この声は!」

前日仮面「公平なる冬の使者・・・前日仮面、参上!冬樹さん、手助けするわ」

ノエル「あっ、はい。おねがいします」

秋穂「ノエルちゃん!?目が死んでるよ!?」

龍季「うぃーっす、来たぞー・・・って、冬樹の・・・姉もか?」

前日仮面「なっ、違います!私は前日仮面であって冬樹イヴとは全く関係がありません!」

ノエル「はい、そうですね。その通りです」

龍季「どうしたノエル!?話し方が変だぞ!」

ノエル「そんなことありませんよ。ノエルちゃんは今日も元気です」

秋穂「勝負はもう開始!ていやー!」ポイッ

ありす「ぇぃっ」ポイッ

春乃「全力・・・全壊!!!!・・・あっ、気合入れ過ぎて雪が溶けた」

龍季「なっ、くそっ、さら!やりかえすぞ!」

さら「はい!いきますよお!」

前日仮面「さあ、冬樹さんも。早くしないと雪まみれになるわよ」

ノエル「え、はい、そうですね。・・・よーし!もうこうなったら気にしない!くらえーっ!奥義、黄金回転の雪玉!!!!」

転校生「ぎゃくかいてんでそうさいー」

春乃「秋穂、あたしが馬になる!」

秋穂「うんっ!行くよっ!誰も見たことがない黄金長方形のパワー!」

龍季「雪玉をレールガンみたいにぶっとばす!」

ありす「くれぃじー、ぷりんせす!」

クレプリ「オレっちマシンガン!ドララララララララララララララララララ!!!!!!」

さら「数には数です!シロー、無限の雪製(アンリミテッドスノウワークス)!!!」

シロー「体は雪でできている 血潮は水で心は氷 幾たびの雪原を超えて不敗 ただ一度の敗走もなく ただ一度の勝利もなし 以下略」

前日仮面「・・・・・・えっ?魔法、使ってないんですよね?」

イヴ(私の知ってる雪合戦じゃない)

今日の散歩部。昨日の続きというか仮面をつけたお姉ちゃんを出したくなったので。
ウチの散歩部は90度の崖を手を使わずに上るような化け物ぞろいですのでお姉ちゃんは困惑気味。
ていうか妹が優秀になりすぎてお姉ちゃん涙目。がんばれお姉ちゃん。
天文部VS散歩部で雪合戦をやると学園が面白いことになります。主に聖奈が頭を抱えます。
散歩部のみんなって足の筋肉がついてそうだから、膝枕とかすっげぇ気持ちよさそう。
ノエルちゃんの膝枕はすでにありますけど。さらちゃんバージョンと秋穂バージョンもだしてくれないかな。
陸上部の2人のふとももでも挟まれたいです。
転校生は膝枕させる側。ありすがする側。
ありすありあり(合言葉)

~魔法の世界の歌姫~

幸子「学園生のみなさん、小林幸子です」

幸子「今日は急なお願いを引き受けてくれてありがとう」

幸子「警備、バッチリお願いね」

純「は、はいっ!あたし、鳴海淳です!よろしくお願いします!」

純「こっちが白藤香ノ葉と、転校生です。あ、えっと・・・転校生っていうのは・・・」

香ノ葉「うわぁ、本物のさっちゃんやん!ウチ、会えてうれしいですえ!」

純「コラッ!仕事なんだから!真面目に挨拶してっ!」

香ノ葉「へ?う、うん、わかったんよ・・・」

幸子「そんなにかしこまらなくてもいいのね、ねぇ?」

転校生「この人が・・・ラスボスの・・・?」

純「転校生も!失礼なこと言わない!」

幸子「ふふ、・・・ラスボス、とってもいいじゃない!」

幸子「こうやって若い人にも楽しんでもらえていること。とっても素敵じゃない」

幸子「鳴海さんも、肩の力を抜いて、ね?」

純「は、はいっ!」

香ノ葉「・・・あっ、そっか。さっちゃんは芸能界の大先輩やから・・」

純「どうしても・・・ね?」

~小林幸子~

幸子「転校生くん、だっけ。君も魔法使いなのよね?」

転校生「はい、そうです」

幸子「そうねぇ・・・芸能界にいると、魔法使いにはよく合うんだけど・・・」

幸子「魔法学園の生徒は珍しいのよ。一度会ってみたかったの」

幸子「未来を担う子供たちが、どんな感じなのか・・・って」

幸子「だから私がお願いしたのよ。ぜひ魔法学園に警備をおねがいしてくださいって」

幸子「お話もしてみたかったし。どんな気持ちなのか、聞いてみたかったの」

転校生「お話・・・どんなことをですか?」

幸子「インタビューじゃないけど、辛いかどうか、誇りを持てるのかどうか・・・」

幸子「ただの興味本位というわけじゃなくてね。私にできることはないかって」

幸子「頑張っているあなた方に、何かできることはないか」

幸子「ずっと考えてたんだけど、やっぱりお話を聞くのが一番かと思って」

幸子「そうすれば、自然とできることが浮かぶかもしれないでしょう?」

転校生「・・・そういうことなら、お手伝いします」

転校生「でも、どうしてそこまで?」

~恩返し~

幸子「周りを見てみて」

幸子「楽しそうな笑顔でいっぱいでしょう?」

幸子「みんな、あなた方が頑張ってくれているからなのよ」

幸子「私がなにかしたいのは、その恩返し」

幸子「あなた方がいるから一般の人が暮らせる。私はその人たちを楽しませることができる」

幸子「だからその恩返しとして、なにかすることがないか探しているの」

・・・

幸子「私が歌手になったのは、父親に騙されたから」

幸子「っといっても、東京見物に行くって喜んでたらねぇ・・・」

幸子「オーディションに参加するためだって、っていう・・・笑い話なんだけど」

転校生「そうだったんですか・・・」

幸子「そのおかげで、いろんな人に楽しんでもらえているの。50年以上も」

幸子「さっきあなたが言っていたみたいに、ラスボスって言われてね。最初は意味がわかんなかったけど・・・」

幸子「衣装や演出が、若い人にも楽しんでもらえていることがわかったしねぇ」

幸子「そしてそれは、魔法使いの人たちがみんなを守ってくれているからでしょう?」

幸子「けれど魔法使いはみんなから怖がられている。撮っても悲しいことじゃない」

幸子「だから、私は魔法使いの味方になろうって思ったのよ」

幸子「戦っていない時、少しでも気楽に過ごせるようにね」

幸子「具体的になにができるかはこれから考えないといけないけど・・・」

幸子「あなた方をサポートできるような、そんな企画ができたらいいわ」

幸子「いいこと思いついたら発表するから、期待しててね」

幸子「うんと、面白いこと考えて見せるから」

幸子「それじゃあ、今日はばっちり、お願いね」

転校生「・・・はいっ!」

~ライブ~

ミスティア「イエーーイ!みんな楽しんでるーーー!?」

響子「それじゃあ次の曲、行ってみよう!タイトルは『ふぁっきゅー般若心境』!!!」

転校生「あ、あっちのギターの人、どこかで見たような・・・」

香ノ葉「ん?そういやうちもそんな気が・・・・・・」

香ノ葉「・・・まぁ、気のせいやろ。テレビで見たことあるとかやない?」

転校生「それもそっか」

・・・

香ノ葉「あっ、さっきのユニットの子たちやん。ちょっとサインもらいに行こ?」

転校生「うーん・・・・・・あっ!思い出した!温泉行ったときに、ヤツメウナギの屋台やってた人だ!」

香ノ葉「えっ?・・・・・・ああーっ!そ、そうやっ!ダーリンにお酒飲ました女!」

香ノ葉「くぉらーっ!この女―っ!」

ミスティア「え?なにな」

香ノ葉「誰が6歳児に酒飲ましとるんや!未成年が飲酒禁止なんぐらいわかるやろぉ!!!!」

ミスティア「えっ?えっ?なんのこと?そもそもあったことあるの?」

転校生「このは!おちついて!」

響子「未成年が飲酒禁止なんぐらいわかるやろぉ!!!!」

ミスティア「耳元でうるさい!ヤツメウナギあげるから静かにして!」

響子「むぐっ」

転校生「あっ、ヤツメウナギ・・・・・・ホシイナ」

香ノ葉「こんのクソ鳥が!七輪でじっくり焼いて焼き鳥にしたろか!」

ミスティア「あげる!ウナギあげるからそっちの人静かにさせてーっ!」

転校生「このは」

香ノ葉「ダーリン、ちょっと待っててな?ちょーっとお話してくるだけやから」

転校生「止めろ」

香ノ葉「・・・・・・はい」

~うっうー~

ヤヨイ「あれ?転校生くん、何食べてるの?」

転校生「ヤツメウナギ。もらいものですけど、食べますか?」

ヤヨイ「いいの?それじゃあ一本もらおっかな」

ヤヨイ「にしても、小林さんの偽物がいっぱいいるねー。何がしたいんだろ?」

転校生「さぁ。・・・どーせくだらないことですよ」

転校生「脅迫なんてやる人間に、碌なやつはいません」

ヤヨイ「なんか、達観してるね」

転校生「まあ」

???「あーっ!プロデューサー!見てください、魔法使いさんです!」

ヤヨイ「およっ?えっと・・・誰?」

やよい「高槻やよいでーす!うっうー!」

転校生「あっ、765プロの・・・」

ヤヨイ「えっと、アイドル・・・なのかな?」

やよい「はい!えっと、そっちの男の子は、テレビに出てましたよね!私、見ました!」

やよい「ちっちゃいのに、いろんな人を助けてて、えらいなって思いました!」

転校生「テレビ・・・・・・ああ、チアの時のですか」

やよい「はいっ!・・・あの、元気、ないんですか?」

ヤヨイ「えっと、まぁ・・・アタシは元気なんだけど、こっちはいろいろとあって・・・」

転校生「ロカさん」

ヤヨイ「あっ、ごめんごめん」

やよい「・・・私、よくわかりませんけど、せっかく来てくれたのに、楽しんでもらえないのは悲しいかなーって」

やよい「だから、元気が出るおまじない、教えちゃいます!」

ヤヨイ「おまじない?」

やよい「はい!こうやって、両手を上げて」

ヤヨイ「こう?」

やよい「それでハイ、ターッチ!イェイ!」

ヤヨイ「イェイ!」

やよい「転校生くんも、さあいっしょに!」

転校生「えっ、えっ」

やよい「ハイ、ターッチ!」

転校生「は、ハイターッチ!」

やよい「イェイ!元気、出ましたか?」

転校生「あ・・・うん」

やよい「なら、よかったですー!この後、私の出番なんです!元気に歌いますから、見ててくださいね!」

ヤヨイ「オッケー!あっ、こういう時ってサインとかもらうんだっけ?・・・何に?」

転校生「色紙だよ。サイン、もらっていい?」

やよい「もちろん!」

~くっくー~

刀子「うむむ・・・」

転校生「支倉さん、どうですか?」

刀子「自由からネットの企画がどうとか連絡は来たのだが、犯人を見つけるまでに至っておらん」

刀子「というより、拙者が唸っているのはそれが原因ではない」

転校生「え?」

刀子「お主のことだ、転校生!お前が姫殿を『野薔薇さん』などと呼ぶから、姫殿は大変悲しまれた!」

刀子「だから戻せ!」

転校生「そういわれましても・・・ほら、野薔薇さんも支倉さんも呼び方を変えてほしいと前々から仰ってたじゃないですか」

刀子「今更まともにされても違和感しかないわ!拙者のことも【ござる】だっただろう!」

転校生「ですからそれは・・・」

刀子「ええい!いいから早く」ペシペシ

刀子「ん?誰だ!拙者の足を叩いているのは!」

ちっちゃいの「くっくー」

転校生「あ、ぷちだ」

刀子「・・・はぐれたのか?」

・・・

ちっちゃいの「くっくー!くっくっ!くっくー!」

刀子「・・・わからん!何を言っているのだ!迷子センターに連れて行こうともそもそも名前もわからぬ有様」

ちっちゃいの「くっくー!」ペペペペペペペペペペ

刀子「ええい!わかった!わかったから叩くのをやめろ!ええと・・・ゴンザレス(仮)!」

ゴンザレス(仮)「くっ!?くっくー!くっくっく、くっくー!」ペペペペペペペペペペ

転校生「その子、『ちひゃー』だって言ってるよ」

刀子「・・・転校生、もしやお主このゴン・・・じゃなかった、ちひゃー?の言っていることがわかるのか?」

転校生「テレパシーは散歩部の必須スキルだよ?」

ちひゃー「くっくー」

刀子「お前は何を言っているんだ」

~波長が合う~

刀子「とにかく、誰とはぐれたかとかを聞いて・・・」

千早「ちひゃー!ここにいたのね!」

ちひゃー「くっくー!!!」ピョイン

千早(72)「よかった、ちひゃー!やよが眠っているから頼れなくてどうなるかと思ったけど・・・」

千早「あなた方が見つけてくれたんですよね?すいません、ありがとうございます」

刀子(85)「うむ!とはいえ、拙者はなにもしておらぬが・・・」

転校生(56)「・・・なんか、声似てるよね」

ちひゃー「くっくー!くっくっくっくっく」ペペペペペペペペペペ

千早「えっ?ゴンザレスって呼ばれかけたって?・・・・・・」

刀子「・・・・・・」

ビシバシグッグッ

転校生「ござるも如月さんもなにやってんのさ」

千早「なんとなく波長が合ったというか・・・」

刀子「なすべくしてなった、ということでござる」

千早「あっ、いけないわ。私たち、もうすぐライブなんです。よかったら、見ててくださいね」

千早「ちひゃー、お礼言って」

ちひゃー「くっ!」

刀子「構わん。・・・おかげで、こちらも問題が解決したのでな」

千早「ふふっ、それでは」

転校生「ちひゃー、がんばってねー」

ちひゃー「くっくー!」

刀子「・・・・・・拙者のことを『ござる』と呼んだな」

転校生「あっ・・・・・・もういいよ。ござる、ステージが見えるとこまで行こ」

刀子「うむ!」

~モデルとアイドル~

純「もーっ、変な企画なんか立ち上げてくれちゃって・・・ほんっとめんどくさい!」

転校生「控えめに言ってもバカですよね」

純「ホントよ!・・・って、そろそろその喋り方やめない?」

転校生「えっ?どういうことですか?」

純「それよそれ!敬語、ぜんっぜん似合ってないから!」

純「生徒会長とか風紀委員長とか報道部部長とか瑠璃川春乃とかに臆せずタメ語で喋ってた方あんたはどこに行ったのよ」

転校生「ぼくはここにいますよ?」

純「いいから!もどす!」グイーッ

転校生「いひゃいいひゃい!ほっへひっはははひへー!」

・・・

転校生「もう、わかったよぅ」ヒリヒリ

純「うん、よろしい。絢香相手にもそれでいくのよー」

転校生「はいはい」

??「あのー・・・すいません、鳴海さん、ですよね?」

純「はーい・・・って、うぇええええ!?」

舞薗「あの、ちょっと迷子を捜してるんですけど、いいですか?」

純「え、うんうん、もちろん!」

転校生「あっ、超高校級のアイドルの・・・舞薗さやか?」

舞薗「はい、そうですよ。あっと、それで、探してる人なんですけど・・・」

舞薗「背が高めで、肩までぐらいの黒髪で、スレンダーで、こう、なんというか、残念な雰囲気の人見てませんか?」

純「残念な雰囲気の人?」

舞薗「はい。残念な雰囲気の人です」

~希望は前に進むんだ~

転校生「あっ、それならさっき・・・」

純「見たの?」

転校生「うん。向こうのヤツメウナギ屋台の方にそんな感じの人がいたような・・・」

舞薗「本当ですか?ありがとうございます!」

・・・

転校生「たしかこの辺で・・・」

舞薗「すいません、わざわざ連れてきてもらって、ありがとうございます」

苗木「舞薗さーん!」

舞薗「苗木くん!」

苗木「見つかったよ!なぜか片手にお酒を持っていたけど・・・」

純「そうなの?よかったじゃん・・・お酒?」

舞薗「えっと・・・ノンアルコール、ですよね?」

転校生「あー、それアルコールいりだよ。明日の朝には踊ってるだろうから気をつけてね」

苗木「踊ってるんだ・・・魔法使いって、そんなこともわかるの?」

転校生「経験則です」

純「あんたは何を経験したのよ」

舞薗「いろいろと、ありがとうございました。あとで私のグループのステージも見に来てくださいね」

苗木「ありがとうございました。・・・こうやって、魔法使いは人助けをしてるんだね」

転校生「えっ?」

苗木「魔法使いの人たちのおかげで、ボクたちは平和に暮らせている、そう思っているんだ」

苗木「ボクは人より少し前向きなことぐらいが取り柄だけど、応援してるから」

純「だってさ、転校生。こういう時はなんていうんだっけ?」

転校生「あ、ありがと・・・」

苗木「あはは、なんかあべこべだなぁ・・・」

舞薗「苗木くん、そろそろ・・・」

苗木「っと、そろそろ合流しないと。それじゃあね。希望をわすれないで!」

苗木「希望は前に進むんだ!」

転校生「・・・・・・うんっ!」

~魔法使いとして~

転校生「・・・みんな、魔法使いのこと、あんな風に思ってたんだ」

転校生「魔法使いじゃなかったら、ぼくもあんな風に応援してたのかな」

転校生「普通に大きくなって、普通の学校に行って、普通の会社に入って」

転校生「そんなことが、あったのかな」

転校生「・・・・・・」

転校生「でも、そしたら、みんなとも会えてなかったのかな」

転校生「このはとも、ヤヨイちゃんとも、ござるとも、じゅんちゃんとも」

転校生「・・・ふーちゃんとも」

転校生「・・・・・・・・・・・・・」

転校生「ぼくは・・・・・・弱い」

転校生「1人じゃ戦えない。でも、特別な力を持っている」

転校生「・・・・・・なんで、ぼくなんだろ」

転校生「ぼくじゃなかったら、どうなってたんだろ」

転校生「・・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・やっぱり、こわいよ・・・」

転校生「【もし、この力がなかったら】」

転校生「【誰も、ぼくのことを見てくれないんじゃないか】」

転校生「【でも、この力がなかったら】」

転校生「【怖い思いも、悲しい思いもすることなんてなかったんじゃないか】

転校生「・・・・・・・・・・・・そんなこと、考えても意味なんてないのに」

転校生「・・・・・・・・・・・・こうやって、逃げるばっかりで・・・みんなのこと、困らせて」

転校生「ふーちゃん、すごくかなしそうなめ、してた」

転校生「ありすちゃんも、さらちゃんも、ないてた」

転校生「・・・・・・ぼくのせい、なのに」

転校生「・・・・・・こわい。こわいよ」

転校生「あんなことをしちゃったから、みんな、ゆるしてくれないんじゃないか」

転校生「・・・・・・」

転校生「・・・ゆうき、ほしいな」

~あいどる~

「ふわぁ・・・だいじょうぶぅ・・・?」

転校生「うん・・・だいじょうぶ・・・?」

「ほんとぉ・・・?」

転校生「・・・・・・うそ。だいじょうぶじゃ、ない」

「じゃあね・・・・・・かお、あげてー・・・」

転校生「・・・!」

こずえ「あいどるはぁ・・・えがおに・・・するんだよぉ・・・」

転校生「こずえ、ちゃん・・・・・・」

こずえ「こずえはねー・・・あいどるだから・・・えがおにするのぉ・・・」

こずえ「げんきー・・・でろー・・・」

転校生「・・・・・・!」

こずえ「げんきー・・・でたー・・・?」

転校生「・・・・・・うん」

こずえ「ふわぁ・・・まだー・・・?」

転校生「いや、もう大丈夫だよ」

こずえ「うそぉ・・・だめー・・・」

こずえ「こっちぃ・・・きてー・・・」クイッ

転校生「えっ、ちょ、ちょっと!?」

~ゆうき、あげる~

―人気の無い場所―

こずえ「ここぉー・・・」

転校生「こ、こんなとこにきて、大丈夫なの?」

こずえ「だいじょうぶ・・・なのぉ・・・?」

転校生「いや、ぼくに聞かれても・・・」

こずえ「あいどるはねぇ・・・まほうつかいなのー・・・」

こずえ「みんなをねぇ・・・えがおにするまほうー・・・つかうんだよー・・・」

こずえ「うたって・・・おどって・・・みんなを・・・えがおにするのー・・・」

こずえ「だからぁ・・・こずえ、うたうねー・・・」

転校生「えっ?」

こずえ「えっと・・・けいたいー・・・あった・・・」

こずえ「ふわぁ・・・いくよぉ・・・」

こずえ「こずえのー・・・そろらいぶー・・・てんこうせいくんにー・・・」

・・・

こずえ「おわりー・・・」

転校生「こずえちゃんの、なまライブ・・・しかも、ソロで・・・ぼくだけのまえで・・・」

こずえ「げんき・・・でたぁ・・・?」

転校生「・・・うん!」

こずえ「そっかぁ・・・よかったねー・・・」

転校生「こずえちゃん、ありがとう!」

こずえ「うん・・・あっ、わすれてたー・・・」

転校生「えっ?なにを?」

こずえ「こずえはねー・・・らいぶとか・・・おーでぃしょんとか・・・いくまえにねー・・・」

こずえ「ぷろでゅーさーにぃ・・・こうして・・・もらうんだよ・・・」

ナデナデ

転校生「!」

こずえ「がんばれー・・・って・・・」

こずえ「ゆうき・・・あげるー・・・」

転校生「あ・・・あ・・・」

こずえ「ゆうき・・・でたぁ・・・?」

転校生「・・・うん!もうだいじょうぶ!」

こずえ「ふわぁ・・・よかったぁ・・・」

こずえ「こずえ・・・もういくねー・・・らいぶ・・・みててねー・・・」

転校生「もちろん!ぜったいみるからね!」

こずえ「ふわぁ・・・」

~年末ライブ~

幸子「じゃあ、最初の曲から、行くわよーっ!」

千本桜 夜ニ紛レ 君ノ声モ 届カナイヨ 此処は宴鋼の檻 その断頭台で見下ろして(千本桜 より)

やよい「まだまだいきますよーっ!皆元気に、ハイ、ターッチ!」

キラメキラリ ずっとチュッと 地球で輝く光 キラメキラリ もっと MOREっと 私を私と呼びたい(キラメキラリ より)

千早「ライブに来てくれているみんな、私の歌を聞いてくれるみんなに、【約束】を」

歩こう 果てない道 歌おう 天を超えて 想いが届くように 約束しよう 前を向くこと 涙拭いて Thank you for smile(約束 より)

舞薗「次はこの曲!【ネガイゴトアンサンブル】!」

きっと Shooting Love Shooting Heart 今は小さなタマゴも いつか 高く 高く 飛んでゆけるよね(ネガイゴトアンサンブル より)

ミスティア「いつもはパンクでロックな私だけど、たまにはバラッドも!」

もしも この歌が 君に伝わるのなら 私は 形振り構わず 大きく歌ってみせる きっと この声に ノイズ乗ってしまってても 耳を塞がずに ちゃんと聞いていてね(夜雀のバラッド より)

こずえ「こずえねー・・・きょう・・・おともだちー・・・できたよぉー・・・」

こずえ「だからぁ・・・いっしょうけんめー・・・うたうねー・・・」

You & me 競い合える仲間 そんな誰かがいて がんばれるよ みんな ケンカしないことが 友情じゃないよね? 仲直りした時 キズナは強くなる

こずえ「おともだち・・・だいじー・・・」

運命の赤い糸って 仲間にもあるよね カラフルな糸をつないで 引き寄せた奇跡

こずえ「おともだちの・・・おかげでー・・・みんながぁ・・・えがおにー・・・なれるからー・・・」

We're the friends! 走り方は違ってても おそろいの場所を目指す We're the friends! 上手には言えてない ありがとう 心から 何度でも伝えたい

こずえ「しっぱいしても・・・いいのー・・・」

失敗した日の帰り道 泣きじゃくる私 受け止めて 一緒に泣いてた君がいて 今日がある だから ずっと

こずえ「また・・・おはなし・・・しようねー・・・」

We're the friends! ハートの温度 スゴくアツい おそろいのこの想い We're the friends! 悲しみもホホエミも 分け合える 傍にいる 本当の友達さ(We're the friends! より)

こずえ「おうえん・・・してるよー・・・」

~向き合おう~

―校門前―

転校生「・・・きょうまで、ごめんなさい!」

香ノ葉「ええんよ、ダーリンもいろいろあったんやし、な?」

純「あたしらはまぁ、ほとんど解決してるようなもんだし」

ヤヨイ「まあねー。気が付いたら普通にしゃべってたし」

刀子「うむ。本来ならば、このまま姫殿にも・・・と言いたいところだが、先客がござる」

転校生「せん・・・きゃく・・・?」

さら「・・・転校生さん!」

ありす「てんこ・・・く・・・!」

秋穂「お話しに来たよ!」

ノエル「ちゃんと、教えてほしいな。何があって、何を思ってるのか。向き合わなきゃ、始まらないって思って」

転校生「・・・・・・うん!」

・・・

ノエル「そうだったんだー・・・ってことはあの時の態度とか・・・ほんっとごめんね!」

転校生「うん、いいよ。ぼくもなにもいわなかったし」

ありす「今度・・・かっこ・・・ぃ・・・ふく・・・さがし・・・こ・・・?」

転校生「うんっ!」

さら「えっとぉ・・・転校生さん、これからあいてますか?」

転校生「うん、あいてるよー」

さら「それじゃあ、おさんぽいきましょお!わたし、転校生さんとおさんぽしたいですぅ!」

秋穂「わたしもっ!わたしもっ!」ペロペロハムハムムシャムシャチュルチュル

転校生「うんっ!みんなでいこっ!」

~いぶのたんじょーび、ここから~

イヴ「・・・・・・」

イヴ(霧塚さんたちからプレゼントをもらった。ノエルからももらった)

イヴ(ノエルには、私からも・・・)

イヴ(・・・・・・なにか、物足りないわね)

イヴ(・・・寒い。たしかここにひざ掛けが・・・)

イヴ(・・・・・・これね)

イヴ(誰かの誕生日の度に騒ぎだす男子生徒の姿が、見えないから。落ち着かないわ)

イヴ(・・・・・・誰も見てないわよね。自室だし・・・)

イヴ「・・・もう。去年祝ってくれたのなら、今年も来てくれてもいいじゃない」

イヴ「クエストでも一緒になったんだし、介抱もしたんだし・・・」

イヴ「少し機嫌が悪いくらいでなんなのよ。そんなつもりなら最初からかかわらないでほしいわ」

転校生「・・・・・・」

イヴ「クリスマスなのに一人で勉強するのも寂しいのに。騒がしい環境にいたらそこに慣れてしまって落ち着かないのよ」

イヴ「今年もパーティーしてたみたいだけど誰も誘ってくれないし・・・声すらかからないし・・・」

イヴ「転校生さんは今年も料理の手伝いをしてるんでしょうね。・・・私も食べたい」

イヴ「風紀委員を理由にして今からでも・・・でもそれは私のキャラ的に・・・」

転校生「・・・りょうり、もってきたよー」

イヴ「よく・・・な・・・?」

転校生「これ、たんじょーびプレゼント。かしつき。かんそーはよくないから」

イヴ「・・・鍵は?」

転校生「あいてたよ」

イヴ「ノックは?」

転校生「3かいした」

イヴ「・・・いつから」

転校生「へっ?」

イヴ「いつから・・・そこにいたの・・・!」

転校生「ことしもきてくれてもいいじゃないのとこ」

イヴ「最初からじゃない!ああ、もう!忘れなさい!今、すぐ!忘れなさい!」

転校生「えーっ」

イヴ「返事は【はい】か【イエス】よ!」

転校生「イエス」

イヴ「よし。絶対に口外しないようにね。もし少しでも噂が流れていたら・・・容赦しないから」

転校生「りなちゃんとちーちゃんにまわらないようにだけ、きをつければいぶにはバレないよねー」

イヴ「容赦しないから」グイーッ

転校生「いだだだだ!おはなひっぱらないでーっ!」

~のえるんのたんじょーび、やるよ!~

さら「ふふふ~。なんとかまにあいましたぁ」

秋穂「よかった・・・それじゃ、準備準備!」

転校生「がんばろー!」

さら・秋穂「「おー!」」

・・・

ノエル「ふ~ん、ふふふ~♪」

ノエル「お姉ちゃんにクリスマスプレゼント・・・もらっちゃった」

ノエル「やったぁ~っ!」

秋穂「せーのっ・・・」

秋穂「ノエルちゃんお誕生日おめでとう!」

さら「おめでとうございますぅ!」

転校生「おめでとー!」

ノエル「ありがとう!飾り付けまでしてくれたの?」

秋穂「ふふふ、びっくりさせようって思って!」

さら「シローも手伝ってくれたんですよぉ!」

シロー「わんっ!」

ノエル「ありがと!すっごく嬉しいよー!」

秋穂「そ・れ・に・・・今年は・・・じゃじゃーん!お誕生日ケーキ、3人で作ってみましたー!」

ノエル「おおっ!・・・おお?おおお?」

ノエル「随分と大きくないかな!?これウェディングケーキのサイズだよね!?」

さら「1人1段ですよぉ!」

転校生「いちばんしたがぼくでー、にだんめがさらちゃんでー、いちばんうえがあきちゃん!」

ノエル「あ、ありがとう・・・(なぜに生まれた順・・・)」

さら「シローも手伝ってくれたんですよぉ!」

ノエル「え?ケーキ作りを?」

さら「はい!」

シロー「わんっ!」

秋穂「大丈夫!先に洗っておいたから!」

転校生「アルコールじょきんもしたよー」

ノエル「あ、ありがとうー・・・ちなみに、どのあたりを手伝ってくれたの?」

さら「オーブンの操作は任せました!」

ノエル「シローすごいね!」

秋穂「イヌのくせにね!」

ノエル「秋穂ちゃん!」

転校生「・・・うん。やっぱ、ぼくはこっちのほうがいいや」

ノエル「うん?どうしたの?」

転校生「なんでもないよー。さ、たべよたべよー。はやくしないととけちゃうよー」

ノエル「溶けるような素材なの!?冬なのに!?」

秋穂「今年はどうだった?プレゼント」

ノエル「溶けるって言われてるのに話を伸ばそうとするスタイル!いや渡せたからよかったんだけどね!」

さら「次の目標はありますか?」

ノエル「とりあえずこれを出来るだけ早く食べきることかなっ!いただきます!」

~裏世界に~

転校生「いくんだよね」

虎千代「ああ。いつも言っているが、行くか行かないかはお前次第だ」

虎千代「アタシ個人としては、もうしばらくは休んでいてもらいたいが・・・」

転校生「・・・・・・」

虎千代「今回の探索は、それ相応の理由はあるが、どうしても戦力がいつもより少なくなる」

虎千代「はっきり言ってかなり危険だ。できれば、ここで成果報告を待っていて欲しい」

転校生「・・・・・・」

虎千代「まだ時間はある。じっくり考えてくれ」

・・・

薫子「・・・出発時間まで、あと10分」

ヤヨイ「どうするんだろ、転校生くん。ライブのときは元気になってたんだけど・・・」

結希「そればかりはわからないわ。彼自身が、裏世界に対して恐怖を感じているかもしれないし」

結希「来てくれないと探索は厳しくなる。だけど、私的な感情としては来てほしくないわ」

ゆかり「あの件も、裏世界に飛ばされてからだもんね・・・」

薫子「ギリギリまで待ちます。それで来ないならよし、来るなら・・・頑張ってもらうだけですわ」

・・・

卯衣「残り5分です」

ゆかり「・・・やっぱり、来ないのかしら」

「待ってーーー!」

転校生「こ、ここだよねっ!」

結希「転校生くん・・・来て、しまったのね」

転校生「うん」

薫子「今から向かうのは、裏世界です。それはわかっていますね?」

転校生「もちろん」

転校生「忘れ物、取りに行かなくちゃ」

薫子「・・・わかりました。今回の裏世界探索に、転校生さんもついてきてもらいます」

風子「待ってくだせー」

結希「水無月さん・・・」

転校生「ふーちゃん・・・あの・・・」

風子「準備もなにもせず行く気ですか」

転校生「あっ、忘れてた・・・」

風子「まったく、せめて荷物ぐらいは用意しといてくださいよ」ポイッ

転校生「あっ・・・。」

風子「頼みましたよ、水瀬、立華、椎名、宍戸、ロカ」

薫子「ええ、お任せください。傷1つ負わせないと約束しますわ」

卯衣「転校生くんは守るわ。絶対に」

ゆかり「健康管理もばっちりするからね」

結希「ええ。もう、絶望させたりなんかしない」

ヤヨイ「まっ、アタシに任せててよ」

転校生「それじゃあ・・・いってきます!」

風子「はい。いってらっしゃい」

今日はここまで!ゲストがいつも以上に多い回でした!
転校生、念願の生こずえちゃんに会うの巻。人気の無い場所に移動したときは近くに香ノ葉たちが待機してました。
歌について、【千本桜】は小林幸子が劇中でも歌ったので。
【キラメキラリ】は自分がわからなくなっている転校生くんに自分で自分を認識してほしいから。
【約束】は転校生くんが大事にしていることから。
【ネガイゴトアンサンブル】はまだ魔法使いとして未熟な転校生くんの成長を祈って。
【We're the friends!】は転校生くんがみんなと出会った運命と、転校生の行動は間違いではないということとかいろいろ詰め込んで選びました。
あと、イヴがいつも通りになりかけてます。すでになっているかもしれませんがあれは前日仮面であってイヴではないので。
次回は【未来遺志】です。24,5年経っても転校生くんの3DSはちゃんと稼働するのか・・・!
当初裏世界のキャラだけは真面目にやろうと思ってましたが、色々と改変することにしてます。
まずは結希から。3DSと裏結希の世話係を考えればどんなキャラになったか想像つくかも。
ありすありあり(合言葉)

~アイドルとファンと~

ヤヨイ「いやー、すごかったねー!歌も踊りも、あんなに人が熱狂するまでになるんだね!」

転校生「アイドルはすごいんだからね!」フンス

クレプリ「なんで少年が偉そうなんだ」

ヤヨイ「歌も覚えちゃったよ。きらめきらり~ずっとちゅぅっと~♪ちきゅうで~かがやくひかり♪」

ありす「・・・ぁま・・・ぇす・・・」

ヤヨイ「え?」

クレプリ「ああ。ファンたるものこなせなきゃならねぇものがある。少年、やってやれ!」

転校生「おっけー!はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

ヤヨイ「こっ、これは!」

転校生「せいやっ!せいやっ!せいやっ!せいやっ!」チョイチョイチョイチョイ

クレプリ「せいやっ!せいやっ!せいやっ!せいやっ!」チョイチョイチョイチョイ

ヤヨイ「・・・なに?」

ありす「ぉた・・・ぃ・・・す・・・!」

転校生「あとはコールを!ライブでひっすだから!」

クレプリ「L・O・V・E!ラブリー絢香!」

ヤヨイ「こんなに文明が進んでいるなんて・・・」

・・・

絢香「フンフンフフーンフンフフーン♪」

絢香「うん?誰か絢香のこと呼んでる?」ヒョコッ

ヤヨイ「L!O!V!E!Lovely絢香!」

クレプリ「オーケィオーケィ!発音までばっちりさね!」

ありす「はぁ・・・はぁ・・・」

転校生「ありすちゃん、だいじょうぶ?」

ありす「つかれ・・・・・・きゅ・・・け・・・」

絢香「・・・嬉しいんだけど、廊下では迷惑になるんじゃないかなー」

今日のありす。【急募】ヤヨイの相方【ツッコミ役】
絢香にツッコミさせようと思ってたんですが、絢香は卯衣専用のツッコミ役なのでオチを変えました。
卯衣じゃなくてもツッコミはするとか言わない。
クレプリは絢香ちゃん激単推しらしいので、絢香と仲良くなったヤヨイは同志としてお近づきになりたいとありすにねだったとか。
三宮のメロンブックスにビジュアルブックが入荷されたので手に入れました。ありすかわいい。
ふうびきっずで出てきた「魔法使い体験はないの?」って言ってた男の子が『男の予備軍』ってなってたのは笑った。
転校生くんも男の娘予備軍。次回のイベントは・・・ですし。
ありすありあり(合言葉)

上の訂正。
男の子は『男の予備軍』じゃなくて『男の娘予備軍』です。なぜか娘が消えてた。

~再びゲネシスタワーに~

転校生「・・・・・・」ブルッ

ゆかり「転校生くん、大丈夫?」

転校生「えっと、まえきたときのことおもいだしちゃって・・・」

転校生「いまは、でないんだよね。あいつら」

結希「おそらく、ね。私たちの戦力は精鋭部隊よりも低いから心配ないと思うわ」

卯衣(半分)「ゲネシスタワーの中に入るまでは、魔力を半分ほど消費した状態だから。転校生くん、魔力補充を頼むわ」

転校生「うん・・・・・・。あの、うーちゃん」

卯衣(半分)「なにかしら」

転校生「て、にぎってもらってていい?」

卯衣(半分)「ええ、構わないわ。それであなたの恐怖が和らぐのなら、喜んで」

・・・

薫子「弱音を口にしてくれる、ということは、信頼された証と見ていいのでしょうか」

ヤヨイ「どうなんだろ。アタシはまだ転校生くんのことよく知らないし・・・そっちの方がよく知ってるんじゃないの?」

薫子「そのつもりでしたが、私たちは何もわかっていませんでしたから。今度こそ、きちんと知らなければいけません」

ヤヨイ「まっ、危なくなるような事態にはしないよう頑張るからさ。危険なサインは可能な限り、早く気づけるように注意するよ」

薫子「はい、期待していますよ」

~突入~

薫子「・・・ここが・・・ゲネシスタワーの地下」

卯衣「転校生くん、お願いね」

転校生「はーい」ビビビ

ヤヨイ「・・・・・・・・・・・・」

ヤヨイ「いる、ね。魔物」

ヤヨイ「大きいドアでも霧の侵入は防げない・・・もしくはどこかに出入り口があるか」

薫子「人はいそうですか?」

ヤヨイ「いるよ。つい最近の足跡がある」

ゆかり「足跡・・・?全然見えないけど・・・転校生くんはどう?」

転校生「クイックルワイパーつかえばほこりのぐあいでしらべれるかも」

ゆかり「冗談でしょ?・・・冗談だよね?」

ヤヨイ「右手の方に進んでる・・・でもこの地下、おかしくない?」

結希「ええ。遊佐さんの地図と、構造が全然違うわ」

薫子「・・・・・・・・・・・・」

薫子「詳細に書かれていたあの地図・・・間違いとは考えにくい。偽装ですか?」

結希「そうみたい。遊佐さんが改変したのか、元からなのかはわからないけど」

ヤヨイ「どうする、右に進む?」

結希「待って。ハルとキューブを先に行かせるわ」

ヤヨイ「ハルと・・・キューブ?」

転校生「このふわふわしてるふたつのやつのなまえだよ」

結希「行って、マッピングをお願い」

~POTI~

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希「ある程度の地図ができたわ」

ゆかり「へぇ~、その浮かんでるの、そう使うんだ」

結希「魔導科学がなければ、私は役に立たないからね」

転校生「それでそれで、どうなのー?」

結希「・・・予想以上に広いわ。それに、魔物の姿もある・・・」

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希「この魔物は・・・」

転校生「あっ、なんかみたことある」

薫子「どうしました?犬の形をしているようですが・・・」

結希「卯衣。あなたのデータベースに残ってるわね?」

卯衣「はい。同系の魔物のようです」

薫子「同系・・・まさか、これは科研の・・・」

結希「POTIだわ・・・どういうこと?」

転校生「・・・しまった。ともちゃんのおべんとうもってくればよかった」

ゆかり「やめて。下手すればここが滅びるからやめて」

結希「あの時は雪白さんの氷のドームがあってなんとか防げたから。こうした空間が限られている場で使用するのは危険よ」

ヤヨイ「・・・智花姉さんの、お弁当、だよね?」

卯衣「ええ。不思議なことに」

~既視感~

転校生「うーん、ここ・・・なーんかみおぼえがあるようなないような・・・」

薫子「見覚えですか?」

転校生「うん。なんていうか、みおぼえというか、とおったことあるようなかんじというか・・・」

転校生「うー、なんかもやもやするー・・・」

結希「少なくとも私にはないわ」

ゆかり「私も特にないかな」

ヤヨイ「はじめてくる場所だね。全然そんなことないや」

薫子「私もありませんね。立華さんは?」

卯衣「・・・・・・・・・・・・・」

結希「卯衣?」

卯衣「・・・・・・・・・・・・!」

卯衣「はい、ドクター。なんでしょう」

結希「あなた・・・考え事、してたの?」

卯衣「いえ。情報収集です」

結希「・・・呼びかけに応えないほど集中するなんて、珍しいわね」

結希「なにかわかったの?」

卯衣「・・・・・・・・・・・・」

卯衣「今は、まだ」

結希「・・・そう。わかったら、教えてね」

卯衣「どんなことでもでしょうか?」

結希「このクエストに必要な情報は、どんなことでも」

卯衣「わかりました」

~いのちだいじに~

薫子「・・・これは・・・広い、なんていうものではないですね」

転校生「どこまでつづいてるんだろ・・・」

薫子「転校生さん。お気をつけください」

薫子「私たち最大の戦力は立華さんですが、彼女の力はあなた頼みです」

薫子「全力であなたを守る布陣になっていますが、万が一・・・万が一のことが起きたら、全てが無に帰す」

薫子「いいですか?ご自分の命を一番にお考えください」

薫子「私たちを、盾にすることを躊躇わないように」

転校生「・・・わかった」

転校生「いまは、まもるためのものももってないし。ちゃんとまもってね」

薫子「もちろんです。水無月さんにも宣言しましたが・・・」

薫子「傷1つ負わせませんよ」

~疲労~

結希「・・・・・・・・・・・・」

ゆかり「宍戸さん、大丈夫?」

ゆかり「もうかなり歩き続けてるから、そろそろ疲れてると思うんだけど・・・」

結希「戦闘は副会長や卯衣に任せている。楽をしている私が止まるわけには・・・」

ゆかり「だめよ! 保健委員として、許しません」

ゆかり「どこまで続くかわからないんだから、余力があるうちに休んでおかないと!」

薫子「どうしました? 急に大声を上げて・・・」

結希「なんでもないわ。行きましょう」

薫子「・・・・・・・・・・・・」

転校生「みなせ、みなせ」

薫子「転校生さん・・・」

転校生「つかれた」

薫子「おや、そうですか。では仕方ありませんが、休憩しましょうか」

結希「・・・転校生君は魔力量が一番多い。普段から散歩部の散歩にも付き合っている。私より先に疲労するなんてありえないわ」

転校生「うー・・・つーかーれーたー!やーすーむー!」

薫子「本人がこう言っていますから。では、小休止です。私が障壁を張りますから、転校生さん、魔力を」

~足跡~

ゆかり「・・・足跡から、何歳くらいかってわかる?」

ヤヨイ「大人だよ。ちょっと足は小さめだったし、女性かもね」

ヤヨイ「それ以上はわからないかな。でもこの魔物がいる中、あそこまで来てる・・・」

ヤヨイ「魔法使いだと思う・・・にしては、魔物と戦った跡がないのは気になるけど」

薫子「これで、生存者だとわかるのはJGJの社員と、少なくとも1人の魔法使い」

薫子「JGJは霧の護り手の支配下にありますから・・・魔法使いは、敵対しているはず」

ゆかり「・・・そうとも言えないんじゃないかしら」

ゆかり「霧の護り手は、思想の違いで魔法使いと敵対しているんでしょ?」

ゆかり「そもそも魔法使いは魔物と共生するための進化した姿って考え方がだもの」

ゆかり「共生派思想の魔法使いもいたはず。それがノーマルマンズとの違い・・・」

薫子「ええ。ですがそれなら、1人で様子を見に来るはずがありません」

薫子「報告の義務があるのであれば、必ず複数人で来るはず」

薫子「私たちのように。そうでしょう?」

ゆかり「・・・・・・・・・・・・そうかも・・・」

ヤヨイ「待って。さっきも言ったけど、その足跡、魔物と戦ってない」

ヤヨイ「JGJと霧の護り手が魔物をコントロールできるなら・・・」

ヤヨイ「足跡1人分でも問題ないってことにならない?」

薫子「・・・それでも複数で来ない理由にはなりませんが・・・可能性はありますね」

薫子「なんにせよ、こちらを調べて余力があれば・・・もしくは次回以降です」

薫子「この地下は、私たちが思っていたよりずっと広い」

薫子「正直、どこまで広がっているか・・・まったく想像できません」

薫子「次回以降、何度も探索に訪れるでしょう。焦らないよう」

薫子「生存者には必ず会えます」

ヤヨイ「・・・ま、大丈夫大丈夫。人間て意外としぶといからね」

ヤヨイ「南だって、逃げ遅れた人たちの子孫が細々と生きてる集落があるし」

ヤヨイ「こっちは霧が世界中に分散してると考えられるから、一か所の濃度は低い」

ヤヨイ「それで充分充分」

転校生「・・・なんかむずかしいはなししてるねー」

卯衣「・・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・とおったみち、きたことあっておぼえてるなら・・・なんかいもいったことあるか、さいきんきたか」

転校生「うーん・・・・・・」

結希「・・・私の体力は回復したわ」

薫子「おや・・・」

結希「もし私が歩けなくなったら、方法を考える」

結希「あなたたちには迷惑をかけないわ。これ以上の休憩は無用よ」

薫子「・・・結構です。では、行きましょうか」

転校生「うーん・・・・・・あっ」

薫子「どうしました?」

転校生「どうしよ・・・おしっこいきたい・・・」

ゆかり「携帯簡易トイレあるから、これ使ってね。・・・目を背けた方がいいのかしら?」

薫子「妙齢の女子が幼齢の男子の放尿シーンを囲んで見守る、というのは・・・」

ゆかり「言葉に起こすと一気に犯罪チックになったね」

~既視感の正体?~

結希「・・・また分かれ道・・・もしかして、風飛一帯に広がっているの?」

薫子「そんな馬鹿な。歴史の異なる表と裏なので正確にはわかりませんが・・・」

薫子「朱鷺坂さんの言葉によれば、表の方が技術は発達しているはず」

薫子「そうなると、表の地下にもこういった施設が広がっていなければいけな・・・」

薫子「・・・・・・・・・・・・地下?」

転校生「あっ、ちかならこのまえこのはといったばっかだよ」

結希「卯衣、この前白藤さんがクエストに行った、地下鉄の延長工事」

結希「あれの深さのデータはある?」

卯衣「多少誤差はありますが、現在の深度とほぼ一致しています」

転校生「ってことはあれだよね。あのちかてつのとこがここってことだよね」

薫子「・・・まさか、だって本当なら、もう第8次侵攻が起きているんですよ?」

結希「地下鉄の全部が全部、そうだというわけではないわ」

結希「あの工事も、こちらでは行われていないでしょう。けれど・・・」

結希「風飛には、もともと軍事貨物を運ぶための大深度地下ステーションがある」

結希「その連絡通路として、一般利用不可の地下鉄も張り巡らされている」

結希「それを再利用したのなら、この広大な地下通路は実現不可能ではないわ」

転校生「そっかー、そういうことだったかー。だからきたことあるかんじが・・・・・・?」

転校生「うん?ぼくとこのはがはいったとこといりぐちいっしょだったの?」

結希「表に戻って地図を手に入れればわかるかもしれないわ」

結希「卯衣、念のために確認するけどあなたにはそのデータは無いわね?」

卯衣「はい。地下では通信も行えないので、現在、入手方法はありません」

結希「・・・戻っている暇はない」

結希「今は進みましょう。ここまで来たら、この先だけは確認しなくては」

~嫌な予感~

ヤヨイ「ほら、これ」

ゆかり「・・・なぁに?これ。MAGIC☆STAR?・・・と、カエル?両方皇さんのグループのやつ?ペンダントとポシェットみたいだけど」

ヤヨイ「こっちのカエルはべろちょろ?っていうらしいよ。高槻やよいって子から、あの子が持ってるのと同じの送ってもらったんだ」

ヤヨイ「この前のライブのときに絢香姉さんと喋ってたら再会してね。そのときに話がはずんで、アタシのと交換したんだ」

ヤヨイ「なんか愛嬌があってさ、かわいいよね。こっちのは牛かなんかの骨を削ったヤツ」

ヤヨイ「ちょっとあげるの間違えたかな、はは・・・」

ゆかり「へぇ・・・私も見てみたいな、その骨を削ったもの。あ、そうだ!アスクレピオスの鉛筆削りと交換しない?」

ヤヨイ「あすくれ・・・?なんか変な形してそうだね。一度見せて・・・」

ヤヨイ「・・・・・・・・・・・・しっ」

ゆかり「え?」

ヤヨイ「・・・・・・・・・・・・」

ヤヨイ「来て」

・・・

転校生「?」ピクッ

薫子「どうしました?」

転校生「・・・なんか、いやなよかんがする・・・」

結希「嫌な予感?」

転校生「なんていうか、こう、きもちわるいというか、なんというか・・・ううー、ことばにしにくいー・・・」

ヤヨイ「ペースを上げたほうがいいかも」

結希「ロカさん。どうしたの?」

卯衣「・・・・・・・・・・・・」

卯衣「後方から魔物の接近を確認。POTIではありません。未確認です」

ヤヨイ「すごい不気味な気配だ。相手しない方がいいよ、絶対」

卯衣「賛成します。推定全長、およそ250メートル」

ゆかり「にっ、にひゃく・・・」

薫子「250メートル?そんな魔物・・・ムサシ級ではないですか!」

結希「静かに。まだ距離はあるのね?」

卯衣「はい。足跡の続いていた分かれ道・・・そちらから来たようです」

ヤヨイ「この狭い通路でと250メートル。巨大っていうより、すごく細長いムカデ・・・」

ヤヨイ「そんなヤツだと思う」

転校生「みなせぇ・・・」ギュッ

薫子「大丈夫です。あなただけは、絶対に守ります」

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希「なにをしているの?進みましょう」

結希「戻ることはできなくなったわ」

~ダンボールロス~

薫子「はっ、はっ・・・どうですか、まだついてきていますか?」

ヤヨイ「気配は消えてない。でも代わりに・・・ポチだっけ?アレの気配も少なくなった」

ヤヨイ「後ろのヤツが怖いのか、人が操ってるなら、戻るよう命令されたか・・・とにかく、分かれ道には気を付けて。アタシが注意してるけど・・・」

ヤヨイ「陰から飛びかかられたら、危険だから」

・・・

卯衣「・・・・・・・・・・・・」

結希「卯衣、なにを立ち止まっているの!」

[背負われ]転校生「うーちゃん・・・」ウルウル

[おうまさん]卯衣「・・・・・・・・・・・・」

卯衣「ここは・・・」

結希「卯衣!」

卯衣「・・・申し訳ありません、マ・・・」

卯衣「・・・・・・・・・・・・!?」

結希「・・・・・・・・・・・・来なさい!あなたの疑問は、この先で晴れるから!」

結希「迷路の先に答えがあるわ!」

卯衣「・・・・・・・・・・・・はい・・・」

転校生「うう、ダンボールがこいしいよお・・・」

・・・

ゆかり「・・・おっきいムカデなんて、やめて、ホントに・・・寒気がするわ・・・」

ゆかり「転校生君、平気?暗所恐怖症や閉所恐怖症は・・・ないわよね」

転校生「じゃないとダンボールにこもれないよ」

ゆかり「そうよね・・・。虫も平気?苦手なものってある?ごめんね・・・話してないと、ちょっと怖くて」

転校生「うん、いいよ。ぼくもそんなかんじだから」

~そのころ~

秋穂「はっ!」

ノエル「どうしたの?」

秋穂「転校生くんが危ない目に遭ってる気がする!」

ありす「ほんと・・・ぇすか・・・?」

秋穂「なんかおっきいムカデみたいなのに追いかけられてる気がする!」

さら「ふっふっふ・・・大百足の退治ならこのナイス美少女なわたしにお任せですよぉ!」

ノエル「さらちゃーん、別なのが乗り移ってるよー」

秋穂「どうやるの?」

さら「こう、つばをペッってするんです!わたしはツバ・マシンガンができますから!」

秋穂「見せて見せて!」

ありす「・・・こで・・・?」

さら「いきますよお!」

ノエル「ここアタシの部屋だから!」

さら「秘技ツバ・マシンガン!!!!」

恋「冬樹はおるか?この前のモデルの件じゃが―――」

ノエル「あ、危ないっ!」

恋「ぬおっ!?」

シロー「I am the bone of my mist.」

秋穂「あれは・・・無限の唾製!」

ありす「ぜ・・・ぶ・・・ぅちぉとし・・・!」

恋「た、助かった・・・って何をやっとるんじゃ!」

ノエル「・・・さらちゃん。そこ、ちゃんと掃除してね」

さら「え、は、はい!」

ノエル「秋穂ちゃんも」

秋穂「はい!調子乗りました!ごめんなさい!(ヤバい、ガチギレだよ!)」

ありす(自業自得だよね・・・・・・私も止めれなかったけど・・・)

春乃(秋穂を手伝いたいけど・・・アタシは掃除が苦手だから・・・!)

この後ちゃんと掃除したら許してくれました

~隠し扉~

ヤヨイ「待った!ストップストップ!」

薫子「お、大声をあげないでください!」

ヤヨイ「・・・・・・・・・・・・ここだ!」

ヤヨイ「この近くに、誰か人がいる!」

薫子「な、なにを根拠に・・・」

ズズゥン

ゆかり「きゃっ!ね、ねぇ、なにがあるの!?」

転校生「ぴぃぃ・・・」

ヤヨイ「・・・・・・・・・・・・ある、ものすごく薄く積もった塵の上に・・・」

ヤヨイ「通路を車輪が横切ってる?なんで・・・?」

結希「・・・・・・・・・・・・卯衣、スキャンして」

卯衣「はい・・・・・・・・・・・・隠し扉です」

結希「開けられる?」

卯衣「はい。指紋認証センサーが隠されています」

薫子「指紋認証センサーで、開くとは・・・ま、まさか・・・ここが?」

結希「・・・・・・・・・・・・」

エバラノゴマダレ♪

転校生「ゼルダ!?」

ヤヨイ「・・・・・・・・・・・・開いた・・・」

ヤヨイ「こっちは!?」

エバラノゴマダレ♪

転校生「やっぱりそうだよね!?」

・・・

ヤヨイ「やばっ!迫ってるよ!近い方の部屋に入って!」

・・・

―研究室―

ゆかり「・・・・・・・・・・・・ふぅ・・・過ぎたみたいね」

薫子「・・・ここは・・・研究室?」

薫子「それにしては乱雑な・・・住んでいたのは科学者ではなさそうです」

薫子「見てください、この散乱した・・・ゲーム機でしょうか」

ゆかり「・・・・・・・・・・・・ゲーム機?なんで崩壊後の施設に、そんなものを・・・」

・・・

結希「・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・しばらく・・・休ませて・・・」

卯衣「・・・・・・・・・・・・」

転校生「うーちゃん、おろしてー」

卯衣「・・・・・・・・・・・・マスター・・・・・・・・・・・・」

転校生「うーちゃん?」

???「あなたたちは、誰?どうやってここを開いたの?」

~宍戸博士~

結希「・・・・・・・・・・・・私よ」

卯衣「・・・・・・・・・・・・」

卯衣「マスター・・・・・・・・・・・・」

卯衣「情報が修復されていく・・・欠けていたものが・・・」

卯衣「マスター・・・」

卯衣「マスター・・・私です・・・あなたに生み出された・・・卯衣です・・・」

転校生「・・・・・・えっ?」

???「あなたは・・・私に作られたというのは、どういう意味?」

卯衣「・・・・・・・・・・・・?」

???「あなたの姿は初めて見るわ。独身で子供もいないし・・・こんな体だから」

卯衣「・・・なにを・・・?」

結希「卯衣」

結希「言ったでしょう。あなたが生まれたのは、今よりも未来」

結希「・・・それは、この部屋を見ればわかる。あなたが確かにここで生まれたことも」

結希「約束通り、来たわ。覚えているでしょう?宍戸結希博士。あなたの5歳の時に会った、そのままの姿で来たわ」

結希(大人)「・・・・・・・・・・・・」

結希(大人)「ええ、覚えているわ。結希ちゃん。それと・・・転校生くん・・・よね」

転校生「・・・そう、だよ・・・・・・あってる、よ・・・」

転校生「やっと・・・・・・やっと、あえた・・・・・・ともだちと・・・・・・やっと・・・・・・」ポロポロ

結希(大人)「・・・ええ。24年、25年だったかしら。とても、長かったわ」

結希(大人)「久しぶり、ね」

転校生「うん・・・!ひさしぶり!」

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希「あなたのその体は、どうしたの?」

結希(大人)「・・・ごめんね。今はもう、四肢が自由に動かせない」

結希「・・・・・・・・・・・・まさか・・・!」

結希(大人)「ええ。あなたの考えている通り」

結希さん「ALSよ。数年前に発病した」

~ゲーム~

薫子「・・・・・・・・・・・・いない・・・」

ゆかり「わっ!あ、あれって大人の宍戸さん?」

薫子「ならば・・・ならば、いてもおかしくないはず・・・探しましょう、椎名さん」

ヤヨイ「どしたの?誰のこと?」

ゆかり「楯野さんです!こんなところにゲームを持ちこむのは彼女しかいません!」

ゆかり「隣の部屋、ゲームがたくさんあったの。でも楯野さんはいなかった」

ゆかり「だからこっちにいると思って・・・」

結希(大人)「いないわ」

ゆかり「・・・・・・・・・・・・え?」

結希(大人)「楯野さんは随分前に死んだ・・・もともと、長く生きられない体だった」

結希(大人)「・・・・・・一度も、勝てなかったわ。彼女との最期の勝負も、負け越しよ」

ゆかり「えっ?えっ?勝負?」

結希(大人)「・・・転校生くん。そこにある棚の、下から2段目に入ってるわ」

転校生「え?」

結希(大人)「あなたの忘れ物よ」

転校生「!」

~忘れ物~

転校生「あった・・・・・・でんげんは、入る・・・」

転校生「データ・・・のこってる・・・!」

転校生「・・・いや、なんかちょっとかわってる」

結希(大人)「ごめんなさい。何度も触ったから・・・」

転校生「・・・ううん。いいよ」

結希(大人)「それのおかげで、楯野さんとは仲良くなれたわ。お互いに話が合ったし、何度も勝負をした」

結希(大人)「・・・ちょうど200連敗。1勝たりともさせてくれなかった。彼女は、ゲームの天才ね」

ゆかり「それってほめてるの?」

結希「最高の誉め言葉でしょ?」

ゆかり「え?」

転校生「・・・・・・1せん、やろっか。ずっとやってなかったんでしょ?」

結希(大人)「ええ、そうね。・・・時間をもらってもいいかしら?」

ゆかり「私は、まあいいけど」

薫子「構いませんわ。転校生さんも、せっかくの友人との再会なんですから」

ヤヨイ「いいよー。ここは魔物も入ってきそうにないしね」

結希「・・・私も持ってくるべきだったかしら」

卯衣「・・・・・・マスター・・・」

~あのころの~

転校生「・・・・・・」

結希(大人)「・・・・・・」

転校生「・・・かっちゃった」

結希(大人)「転校生くん、あなた・・・・・・楯野さんみたいな戦い方をするのね」

転校生「のぞみんとはいっつもバトってるからねー。のぞみん、こっちではげんきだよ」

結希(大人)「そうなの?・・・元気に、ね。そちらでは学園に入学しているのね」

結希「ええ。クエストに出ることで体力がついてきている」

結希「霧過敏症も以前に比べたら、改善している」

結希(大人)「ふふふ・・・そうなの・・・不治の病とはいえ、改善するのだから・・・そうしたほうがよかった・・・」

結希(大人)「ありがとう、転校生くん。久しぶりに、あのころの感覚を思い出せたわ」

転校生「てゆーか、たぶんフルアタばっかだよね。だからからめてによわいんだよね」※フルアタ・・・わざスペース全てが攻撃技

結希(大人)「それは・・・まあ、その・・・」

転校生「もしかして・・・」

転校生「・・・Sふりは?」

結希「「ありえない」」

結希「!」

結希(大人)「!」

結希「・・・さすが私ね」

結希(大人)「ええ、結希ちゃん。さすがは私よ」

転校生「・・・ボシドユキ」

結希(大人)「・・・なんですって?」

~宍戸結希(論者)~

転校生「んんwwwいまどきやくわりろんりとかwwwふるすぎですなwwwフルアタとかありえないwww」

結希(大人)「はぁ・・・あなたはヤーティ神の導きが必要なようね」

転校生「ガチャピンがなにいってんのさ」

結希(大人)「はあ?ムックが何言ってるのよ。・・・ああ、思い出したわ。あなたは敵だった。20年以上前から敵だった」

転校生「うんめいりょくがたりないよ(笑)」

結希(大人)「あなたは、とことんムカつくわね。あの時から全く成長してないわ」

転校生「ぼく6さいじだしー。そもそも3しゅうかんぐらいしかたってないしー」

薫子「その3週間で闇に堕ちかけた学園があるんですよ・・・」

結希(大人)「3週間もあれば成長するものでしょ?その時間があれば5年分の課題が終わらせられるわよ」

転校生「まけたやつがなんかいってるwwwかってからでなおしてこいwww」

結希(大人)「いいわよ。やってやろうじゃないの。迷える子羊は導かないとね」

転校生「かえりうちにしてやんよ!」

卯衣「ます・・・たー・・・?」

転校生「ああっ!おにびはずれた!」

結希(大人)「必然力が足りないのよ。状態異常わざに頼るなんて浅はかだわ。フルアタ以外ありえない」

転校生「いっかいもどして・・・」

結希(大人)「ヤバコイルあいてにこうたいなんて倒してくださいって言ってるものよ」

転校生「いけっ、ピカチュウ!」

結希(大人)「ボカチュウで受け出しが成立するわけないでしょ。ラスターカノンで確1よ」

転校生「いやー、ピカチュウのこしててもゆきのてもちにいみないしー」

卯衣「・・・これが・・・ますたー・・・・・・なの・・・?私が・・・・・・探し求めた・・・・・・?」

薫子「心中お察しいたします・・・」

~生まれた意味~

結希(大人)「31戦16勝15敗・・・私の勝ちね」

転校生「ちぇっ、まけちゃった」

結希(大人)「・・・・・・本当に、ありがとう。わざわざつきあってくれて」

転校生「ぼくもたのしかったからいいよー。・・・つぎはまけないからね?」

結希(大人)「望むところよ」

ガシッ

薫子「あのー・・・握手で友情を深め合っているところ申し訳ないんですが・・・よろしいでしょうか?」

結希「話題を移したい。この子のことを」

卯衣「・・・ドクター・・・」

結希「この子は立華卯衣・・・あなたが今、作っている【人造生命体】」

結希(大人)「・・・ベッドに戻っていいかしら。さすがに疲れたわ」

・・・

結希(大人)「・・・ええ。何となくわかったわ。あなたがそうだとは」

結希(大人)「でも、カプセルを見ればわかるでしょう。まだ完成には程遠い」

結希(大人)「あなたに会うのは、まだ先ね」

卯衣「・・・マスター・・・あなたは、私が生まれてすぐに死んでしまう」

卯衣「いくつかの事柄と、命令を下しただけで、いなくなってしまう」

卯衣「・・・・・・・・・・・・私は、その命令を忘れてしまったのです」

卯衣「生きろと言う命令以外を、記録を、失なってしまいました」

卯衣(失っていてよかったかもしれないけど)

結希(大人)「・・・・・・・・・・・・」

結希(大人)「うっかりさんね。じゃあ・・・まだあなたの生みの親ではないけど、答えるわ」

結希(大人)「あなたを作ったのは、一つの政府の要請。魔物に対抗する生物兵器として」

卯衣「・・・・・・・・・・・・」

結希(大人)「そしてもう一つは、私の長年の目標・・・魔物の脅威にさらされない、人間」

結希(大人)「見たところ、いくつか人間として不自然な点がある・・・詰めが甘かったわね。ヤーティ神にも導かれていないようだし」

卯衣「それはいいです」

結希(大人)「でも、考えていたことはただ一つよ」

結希(大人)「あなたは人造生命体。だけど、人間として誕生したの」

結希(大人)「だから・・・あなたは、人間として生きるのよ」

卯衣「・・・・・・・・・・・・っ!!マスt」

結希(大人)「そして論者と成った暁にはヤチバナの名前を送るわ」

卯衣「大変申し訳ございませんが謹んでお断り申し上げます」

結希(大人)「そう、残念ね・・・」

結希「大丈夫よ。卯衣は私が導く」

卯衣「やめてください。私の中のマスターの像を壊さないでください」

結希(大人)「それは幻想よ」

卯衣「ここまですがりつきたくなる幻想ははじめてです」

卯衣(・・・・・・冬樹さんって、大変なのね・・・)

~裏切り者~

結希「宍戸博士!あなたに要請します!」

結希(大人)「いえ、断るわ」

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希(大人)「ごめんなさい・・・けれど、このゲネシスタワーには、私が必要」

結希(大人)「JGJが共生派に乗っ取られ、科研が壊滅した今・・・ここにはその残党がいる

結希(大人)「彼らのために、私は兵器を開発しなければならない」

結希(大人)「それに私は卯衣を作らなければならないでしょう?」

結希(大人)「もし私が【そちら側】に行った瞬間に卯衣が消えてしまったら・・・」

結希(大人)「取り返しがつかないわ」

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希(大人)「そして、裏切り者に・・・必ず、報復しなければならないから」

結希「・・・裏、切り・・・者?」

・・・

心(大人)「・・・・・・ふふ、ふふふふふふふ」

心(大人)「ああ、旦那様・・・来てくださったのですね、この地に」

心(大人)「でも、今はあなたと出会うことはできない。今のままでは、あなたは私に激情を向けてくれない」

心(大人)「ふふふ・・・いつか、あなたがこの地の者たちと交流し、心を交わした時に・・・」

心(大人)「私は・・・あなたの心は、物と化したその者たちを、あなたの前にさらして見せましょう」

心(大人)「嗚呼、そのとき、どれほどの怒りが私に向けられるのか・・・・・・」

心(大人)「うふふ、うふふふ、うふふふふふ」

心(大人)「ですから、その時までに命絶えてしまわないように」

心(大人)「お返し、いたしますわ。あなたの身を守る、これを・・・」

心(大人)「私の愛情を籠めて・・・」

~約束~

結希「天のエナジーシェル、確かに受け取ったわ」

結希(大人)「ええ。お願いね。万が一のために」

結希(大人)「さて、転校生くん。それと、椎名さん。それと、卯衣もかしら」

ゆかり「へっ?私?」

卯衣(正直早く帰りたい」

ヤヨイ「後半洩れてるよー」

転校生「なあに?」

結希(大人)「あなたたちに渡さなければならないものがあるの。・・・っと」

ゆかり「あああ、言ってくれれば取りに行くのに」

結希(大人)「いえ、これは私が手渡しでなければならないわ。そう、託されたから」

転校生「たくされ、た・・・?」

結希(大人)「ええ。かつてまだ私が学園にいたころ、そして天も学園にいたころの話よ」

結希(大人)「天が自分の身体を顧みないような性格だったから、椎名さんが見るに見かねて、渡したもの」

結希(大人)「そして、天の命が尽きかけているとき、彼女から渡されたもの」

結希(大人)「私が未だこうやって生きていられるのも、これのおかげかもしれないわね」

転校生「・・・えっ・・・そ、それ・・・は・・・」

卯衣「・・・・・・」

ゆかり「えっと、あれ、だよね?」

結希(大人)「椎名ゆかりが、かつて同じ年の男の子から受け取り、ずっと守っていたもの」

結希(大人)「彼女を、天を、私を、守ってきてくれたもの」

結希(大人)「時を越えて果たされる、あなたたちとの【約束】よ」

~約束を果たしましょう~

卯衣「これ・・・は・・・間違い、ありません」

転校生「うん。ゆかりにわたした、【おまもり】だ・・・!」

ゆかり「・・・ってことは、もしかして、これで全部?」

転校生「うん。これが、なるこのぶん」

転校生「これが、エレンのぶん」

転校生「これが、つかさのぶん」

転校生「これが、ぼくのぶん」

卯衣「そしてこれが、私の分」

ゆかり「・・・最後に、私の分ね」

卯衣「転校生くん」

転校生「うん」

卯衣「約束を果たしましょう」

・・・

転校生「・・・・・・そろ・・・・・・った・・・」

卯衣「・・・多少は欠けている、けれども・・・・・・ぴったり」

転校生「やっと・・・やっとだ・・・・・・」

転校生「なるこ・・・エレン・・・ゆかり・・・つかさ・・・ぼく、やったよ・・・やくそく、まもったよ・・・」ポロポロ

転校生「ちゃんと、そろえたよ・・・みんなのぶん、あつめたよ・・・!」

転校生「やくそくは・・・・・・まもってくれた・・・!」

~未来遺志~

結希(大人)「卯衣」

卯衣「・・・・・・・・・・・・はい」

結希(大人)「命令はわかったわね?」

卯衣「はい。魔物の殲滅。これは生物兵器としての命令」

卯衣「そして・・・【人間として】生きる・・・了解しました」

結希(大人)「・・・あなたの組成データを渡しておくわ。これで、メンテナンスも楽になる」

・・・

結希(大人)「結希ちゃん。ALSは私を車いすに縛り付けたけれど・・・言葉と、右腕はまだ自由。これだけあれば、私は平気」

結希(大人)「コミューンから、たまに世話してくれる人が来るしね」

結希(大人)「あなたもALSに罹患するかもしれない・・・でも、私たちは平気、でしょ?」

結希(大人)「・・・・・・・・・・・・世界を、救ってね。それが私が、あなたたちに遺す、意志」

結希(大人)「そして、転校生くん。これは、私から」

転校生「これ、は・・・?」

結希(大人)「そのお守り袋じゃ1つにまとめたものを入れるには小さいでしょう?」

結希(大人)「だから、とある人に頼んで作ってもらっておいたの。よければ、使ってちょうだい」

転校生「・・・うん。ありがとう・・・!」

~帰還直前~

ゆかり「そういえば、今までのお守り袋はどうしたの?」

転校生「あたらしいのいれて、へやにしまっとくの」

薫子「あたらしいの、ですか?」

転校生「うん。エレンのやつには、メアリーがいれてた【銃弾】がいっしょにはいってた」

転校生「だからそれはいれっぱなしで、のこりは・・・またかんがえるよ」

卯衣「・・・・・・私も、ロジカルを学ぶべきなの?でも、さすがにそれは・・・」

結希「役割論理はいいものよ」

卯衣「すいません勘弁してください」

ヤヨイ「あはは・・・うん?なんか、この辺で魔物と戦った跡が・・・」

薫子「・・・近くに魔物は見えませんね」

転校生「・・・・・・あっ、あれは・・・」

結希「・・・段ボール、ね。・・・なぜか側面が赤く塗られているけれども」

転校生「・・・・・・」ビビビ

フワッ

転校生「あ、あれ・・・アーサーだ!あのとき、おいてきちゃったやつ!」

結希「過去に置いてきたもの?・・・学園跡にあったということは、氷川さんか冷泉さんが持っていたのかしら」

ゆかり「うわ、すご・・・汚れてるだけで本体は無傷だね」

ヤヨイ「文明の進歩ってすごいね」

薫子「これは文明は関係ありません」

転校生「んー、なんかこれ、はげてるとこがもじっぽくみえない?」

薫子「気のせいじゃないですか?偶然でしょう」

転校生「・・・それもそっか。ダンボールももどってきたし、これでやっといつもどおりだー!」

結希「そうね。新しいのも近々完成予定よ」

転校生「ほんと?やったー!」

卯衣「・・・・・・もしかして、マスターがああなったのは転校生くんのせいなんじゃ・・・」

ゆかり「深く考えちゃダメよー」










I like you to find your mind








今日はここまで!未来遺志終わり!次回は新年会だ!
みんな大好きあのキャラが登場!樹さんも出てくるよ!
此処だけの話、新年会のコミュで風子が出てきていなかったらミネルヴァの梟の時まで風子とは仲直りさせないつもりでした。
その構想をしてすぐに風子とコミュイべあるじゃん。だめじゃん。って気付いたので、普通に和解させました。
和解と言っても、本人同士は別段話し合ったりはしてません。「いってきます」「いってらっしゃい」だけで【いつも通り】に戻れるんです。
これからひと悶着あるかもしれませんが、その時はそのときで。
最後の英文は【私はあなたの心を探すあなたが好きです】とも読めます。
【Like】は【I like 人 to】で【Would】なしでも【Want】みたいな使い方してる文を見たことがあるので、第4文型で使えるんだと思います。
お守り袋を作ったのはもちろんすべてのスレにおけるメインヒロインの娘です。大人でもメインヒロインの座は譲れません。
ありすありあり(合言葉)

~新年会の準備~

初音「んー、こっちでいくか?それともこっちの方がいいか?」

少女「そうですねぇ・・・・・・」

秋穂「転校生くんのにおいがするっ!」ガラッ

初音「うおっ!?」

秋穂「・・・あれ?神宮寺さん、転校生くん知りませんか?」

初音「いやー、知らないなー。お前は?」

少女「いえ、見ていませんね。すいません、お役に立てなくて」

秋穂「あ、いえいえ、こちらこそ着付けの邪魔しちゃってすいません」

秋穂「・・・おかしいなぁ、こっちの方だと思ったんだけどなぁ・・・」スタスタ

初音「・・・セーッフ。臭いを嗅ぎつけるとかどういうことだよ・・・」

少女「あきちゃんはいつも近くにいますからね。私の味や臭いをしっかり覚えているんだと思いますよ」

初音「それがヤバいんだって」

ガラッ

ありす「ぁの・・・転校生くんは・・・」

初音「ん?楠木?どうしたんだ?」

ありす「・・・・・・・・・・・・」ゴッ

初音「!?」ゾワッ

初音(な、なんだこの異様なプレッシャーは!く、楠木なのか!?これがあの普段おとなしくて弱弱しい楠木なのか!?スカートめくりしたときに涙目になって座り込むようなかよわい女子の楠木なのか!?)

ありす「・・・・・・また、転校生くんに女装をさせるんですか・・・あんなことがあったばかりなのに・・・!」

初音「いやいやいやいや、待て待て待て待て!誤解だ誤解!」

ありす「・・・・・・『ゴリアテ人形』」

ゴリアテ「THIS WAY」

初音「な、なんだよそのバカでかい人形は!ちゃんと話を聞いてくれーっ!」

ありす「今すぐ・・・・・・やめさせてください・・・!」

ゴリアテ「FIRST・・・COMES・・・ROCK・・・」

少女「お、落ち着いてください、ありすちゃん!これは安全に考慮した結果なんです!」

ありす「・・・転校生くん、どういうことですか?」

少女「色々と詳細は省きますけど、誰が潜んでいるかわからない場所ですから。念には念を、ということでこのような格好をしているんです」

少女「この姿だと、あきちゃんも騙せたんですよ?誰も私だと見抜けはしないと思いますから。ね?」

ありす「・・・そ・・・ぇしたか・・・・・・じんぐ・・・さ・・・すぃま・・・ん・・・」

初音「い、いやー、誤解が解けならいいんだよ(ちびるかと思った・・・あいつには、殺るときは殺るっていう気迫がある・・・!)」

ありす「・・く、ぇらび・・・つだって・・・・ぃ、ぇすか?」

初音「あ、うんうん、頼んだ!あんたその辺のセンスもありそうだし」

少女「よろしくお願いしますね、ありすちゃん」

ありす「ぅん・・・ょ・・・く・・・」

初音(・・・やっぱり、転校生には見えないよなぁ・・・呼び方以外・・・)

今日のありす。ありすの転校生限定幻看破能力はこのスレでも顕在です。
まあ過去スレでは偽物を看破するに留まっていましたが・・・
チノちゃんを妹にしたいって言ったらココアちゃんが「私の妹だよっ!」って言ってたけどお前姉じゃねーだろ。ってツッコミたくなった。
モカさんとかマヤとかメグとかごちうさも魅力的なキャラでいっぱいです。
僕もチノちゃんを妹にしたいけどロリコンじゃないです。ありすも妹にしたいです。
ありすありあり(ぴょんぴょん)

~可憐な少女~

ドンッ

樹「おっと、失礼」

少女「いえ、こちらこそすみません」

樹「おや・・・君はグリモアの生徒かい?」

少女「はい、そうですが・・・どうかいたしましたか?」

樹「いや失礼。何度かグリモアにはいったんだが、どうやら運が悪かったみたいだ」

樹「早く君に会えなかったのが残念だよ。だけどここで出会ったのは幸運でもある」

樹「僕のパーティで君をエスコートすることができるんだからね」

樹「さ、警備に取り掛かる前に、僕が会場を案内しよう」

樹「こちらへどうぞ」

少女「ふふ、ありがとうございます。ですが、私にその手を取る権利はありませんね」

樹「どうしてだい?」

少女「だってほら、あなたが差し出した手はすでにいっぱいじゃないですか」

樹「・・・・・・?見ての通り手ぶらだが・・・」

少女「その左手の薬指に、『満員御礼』と書いていますよ」クスクス

樹「・・・・・・あ、ああっ!なるほど、そういうことか。すまないね、君の言う通りだ」

少女「ふふふ、そこで踏みとどまれるあなたは、素敵な夫だと思いますよ」

樹「いやはや、相手をたてるのがうまいお嬢さんだ」

茉理「・・・・・・えー・・・」

初音「・・・誰だよアレ。いや、わかってるんだけど・・・」

茉理「・・・とりあえず、ネタ晴らしする?」

初音「だな。ほっといたら自分でも錯覚起こしそうで・・・」

~転校生くんさん~

茉理「ムフーッ。でも、ここまで気づかないんだから・・・燃えるわね!むしろ萌える!」

初音「瑠璃川妹も気づかなかったし、こりゃ大丈夫だな!ヒヒヒ」

樹「なにを言ってるんだ2人とも」

少女「あら、もう言ってしまうんですか?」

樹「え?どういうことだ?」

初音「こいつ、転校生だよ転校生!」

茉理「やーだ、もー可愛く仕上がっちゃたわねぇ。さすが魔法は違うわぁ」

初音「てか、そんな喋り方どこで身に着けたんだよ」

少女「ほんの1,2週間前まで私がどのような話し方をしていたか・・・お忘れですか?」

初音「あー、そういえばきもっちわるい喋り方してたよなー」

少女「あれに少し肉付けを行っただけです。もちろん、何人かに協力してもらいましたが」

樹「・・・・・・・・・・・・・」

樹「転校生くん?あの6歳男児の?」

茉理「そうだって言ってるじゃん」

樹「・・・・・・・・・・・・・」

樹「ええええええっ!?」

~名前を付けよう~

樹「俺としたことが、魔法とはいえ完全に騙されるなんて・・・」

初音「あんなの看破しろってほうが無理だろ」

少女「がんばりました」

花梨「騙されなかったら失敗だすけ、喜ぶとこだべ」

風子「・・・そもそも、一部生徒しか知らないはずなんですが・・・」

風子「里中。アンタさん、どうしてこの女子が転校生さんだと知ってるんです?」

花梨「楠木に聞いたすけな。転校生がえらい別嬪になってるって言ってたすけ、ピンと来たんだべ」

風子「・・・楠木って魔法を看破するような能力持ってましたっけ?」

初音「いやー、あれは怖かった。命の危機を感じたからな」

風子「なにがあったんです?」

初音「転校生の衣装をどうするか相談してたらさー」

樹「ちょっと待て。さっきから転校生転校生と呼んでいるが・・・それじゃダメだろ。呼び名は無いのか、呼び名は」

風子「候補は全部つぶれましたらしいですので、今から考えるとこです」

少女「ジョセフィーヌだとか、エリザベスだとか、エカチェリーナだとか、どうも日本人離れした名前ばかり挙げられるので・・・」

初音「楠木に任せたからなー。ちょっとセンスが独特すぎたんだって」

花梨「なんでもいいすけ決めるべ。花子でいいっきゃ?」

風子「学園のうさぎじゃねーですか。うっかり変な名前だとリスクがありますからね」

少女「それでは、神宮寺さん、お願いしてもよろしいでしょうか?」

樹「え?お、俺?」

少女「せっかくお声をかけてくださったんです。これも何かの縁ですから、ね?」

風子「と、本人がこのように言っているのでこの顔に似合う、とってもかわいい名前をおねげーします」

樹「あ、んー・・・ゴホン。仕方ない」

樹「エヘン。マキで行こうか」

花梨「・・・・・・・・・・・・・」

花梨「伊達巻、見たな?」

樹「ぎくぅ」

マキ「では、私は『伊達 マキ』ということで」

風子「まぁ、悪くないでしょ。ではしばらく、おねげーしますよ」

~マキちゃんさん~

初音「しっかし、見た目は完璧に10代後半の女子。言葉遣いは落ち着いている」

初音「・・・初見看破した楠木はヤバいな」

マキ「ありすちゃんは私のお人形を作ってくれたときに、じっくり観察していましたから。ふーちゃんも欺ける人形なんですよ?」

風子「うっ、耳が痛い・・・あれの再現性はヤバいですからね。一目見たぐらいじゃ判断つかねーですよ」

初音「あー、見させてもらったことあるような。びっくりするぐらいそっくりだったな。・・・細部まで」

風子(もしかして楠木も瑠璃川白藤並みに危険だったりするんですかね)

マキ「あっ、あちらのお料理がおいしそうです。行きませんか?」

風子「いいですよ。いきましょー」

・・・

マキ「立食形式のパーティーというのは初めてですから、マナーがなっているかどうか不安ですね・・・」

初音「あたしもマナーなんて気にしてないし大丈夫大丈夫」

風子「いや、不安って言ってますけどちゃんとできてるじゃねーですか。少なくとも違和感はありませんよ」

マキ「でしたら、野薔薇さんとの特訓が功を奏しているんですね」

風子「・・・野薔薇との特訓?」

マキ「はい」

~姫との特訓~

マキ【もしもし、そこのお方】

姫【あら、見ない顔ですね。どなたですか?】

マキ【私、転校生なんです。突然で不躾なんですが、少しお願いしたいことがありまして・・・】

マキ【今度、JGJの新年会があると言われて、せっかくだからと来たらどうだと生徒会長さんに言われたのですが・・・】

マキ【私、マナーとか何も知らなくて・・・もし時間があるなら、ご教授願えればと思いまして】

姫【あら、そういうことですか。かまいませんわ。マナーに関してこの私、野薔薇姫を頼るとはあなたは中々見る目があるようです】

姫【自由!刀子!準備をなさい!私たちで彼女を一人前の淑女へと育てますわよ!】

自由【えー、止めといた方がいいっすよ、転校生さん。お嬢結構厳しいんで・・・】

マキ【重々承知です。厳しくなければ覚えれませんから。どんどん厳しくしてくださいな】

刀子【うむ、その心意気や天晴なり!自由も少しは見習え!】

自由【うわ、刀子先輩に火がついた・・・ま、新人さんみたいですし、断るのも可愛そうっすよね】

・・・

姫【・・・完璧、完璧ですわ!】

刀子【うむ、見事なものだ。見違えたぞ】

自由【おー、お嬢のしごきに耐え切るとは・・・】

マキ【ありがとうございます。これで胸を張って新年会に向かえます】

姫【今のあなたはどこに出しても恥ずかしくない姿です。淑女として、当日ははしゃぎ過ぎないよう新年会を楽しんでください】

マキ【はい、ありがとうございます。・・・あっ、そういえば、風紀委員長さんに呼ばれているんでした。えっと、今何時ですか?】

刀子【17時でござる】

マキ【ああ、急がないと。すいません、ありがとうございました】

自由【いいっすよー。あっ、そういえば名前聞いてなかったっすね】

マキ【ふふ、私は転校生ですよ。のいばあ、ござる、みゅー】

自由【いえ、ですから名前を・・・・・・ん?】

マキ【それでは、私はふーちゃんのところに行ってきますね。ありがとうございました】

姫【・・・・・・・・・・・・んん?】

刀子【ど、どういうことだ・・・】

自由【・・・もしかして、魔法で姿を変えている、とか?】

姫【・・・・・・ああーっ!つまり、私たちは転校生さんに・・・!?】

刀子【ま、全く気付かなんだ・・・】

自由【喋り方とか立ち振る舞いとか完璧に別人でしたし・・・いやーっ、ヤバいっすねー】

~対応も完璧~

風子「だからあんなに遅かったんですか。それならそーと一言欲しかったですね」

マキ「うふふ、びっくりさせたくて・・・ごめんなさい」

風子「ま、いーでしょう。・・・ちなみに、女装は嫌じゃなかったんですか?」クスノキモオコッテマシタケド

マキ「それはですね・・・」

おじさま「そこのお嬢さん方」

風子「はい、なんでしょー?」

おじさま「君たち、グリモアの生徒だね?魔法使いについて少し話を聞きたいんだ。さあ、こちらに」

風子「もーしわけねーですが、ウチらには荷が重いんで、別の生徒に・・・」

マキ「・・・この香り、ムスク香水ですか?」

おじさま「ん?確かに今日は付けてきたが・・・」

マキ「少々香りがキツイですね。失礼ですが、体臭が気になってたりしますか?」

おじさま「ま、まあ、私も結構な歳ではあるから・・・」

マキ「ふふ、やっぱり。自分の体臭が気になるという人は、ついつい香水をつけすぎてしまう人が多いんです」

マキ「香水は香りを打ち消すするものじゃなくて重ねるものですから。過度につけてしまうとかえって臭くなってしまいます」

おじさま「そ、そうなのか?しかし、どうしても・・・」

マキ「赤いバラを青いバラで隠してしまうよりも、両方がよく見えている方が見栄えがいいじゃないですか」

マキ「せっかくのおしゃれなんですもの、花は隠すものではなく魅せる方が素敵だと思いませんか?」

おじさま「・・・ああ、そうだな」

マキ「香水はファッションです。ご自分に合うものを、自分で、あるいはほかの誰かに選んでもらうといいと思いますよ。身近な女性・・・例えば、あなたの奥様とか、ね?」

・・・

風子「あんな香水の話なんてどこで覚えたんですか?」

マキ「えみりゃとまみちかに教わったんです。2人ともたまにつけていることがあるので、つい気になって聞いてみたら、色々と教えてくれました」

風子「そーですか・・・」クンクン

風子「・・・アンタさんも、何かしらつけてますね?」

マキ「はい。高校生らしさが見えるように、少し大人びた香りを選びました。どうですか?」

風子「言われなきゃ気付きませんよ、こんなの。・・・でも、けっこーいい香りですね・・・」クンクン

マキ「もうっ、くすぐったいですって」

風子「プロポーションもウチよりだいぶいいですし」フニフニ

マキ「やあん、もう、ふーちゃん」

初音(風紀委員ー、不純異性交遊はどうしたー。不純同姓交遊もアウトだろー)

~イメージアップ~

おっさん「こちらで一緒にどうかな?お嬢さん方」

マキ「あら、その時計、確か―――」

・・・

おじいさま「ふぉっふぉっふぉ、かわいらしいおじょうさんじゃのう」

マキ「ありがとうございます。おじいさまも、かっこいいスーツをお召しになっていますね。それって―――」

・・・

おばさま「あら、かわいい子たちね。どう?楽しんでる?」

マキ「はい、とっても。あ、そのネックレスって、確かあそこのブランドの―――」

・・・

風子「アンタさん、あんな知識どこで身に着けてきてるんですか」

マキ「学園の皆さんは、意外とある分野の知識に精通していたりするんですよ?」

風子「それはまあ知ってますが、アンタさんがそれを全部聞いてるとは思ってませんでした」

マキ「なんでも気になるお年頃ですから」

風子「それに、なんかあしらうのもうまくねーですか?」

マキ「相手を褒めて話題をそらす皇流会話コントロール術です。ついでに、学園のイメージアップもできたらいいなと」

風子「なんにでも手を出してるんですね。・・・ま、その心意気は立派ですが、あんまりちょーしにのらないよーに」

風子「アンタさんは人を乗せるのはうまいですが乗せられやすくもあるんですからね」

マキ「ご忠告、ありがとうございます」

風子「・・・まあ心配はねーと思いますけど」

~はぐれた~

マキ(ふーちゃんとはぐれちゃいました・・・)

ドンッ

マキ「あいたっ」

春乃「あ、悪い。よそ見してたわ」

マキ「いえ、こちらこそすいません」

春乃「・・・・・・・・・・・・ん?」

春乃「・・・アンタ、グリモアの生徒?見ない顔ね。新しい転校生?」

マキ「はい、転校生のマキと申します。苗字は伊達です」

春乃「・・・マキ?ふーん。初めて聞く名前ね。てか、続けて読んだら伊達巻じゃないの」

マキ「本人もそれを見て思いついた名前らしくて・・・まあ困りはしてませんけど」

春乃「ふーん。早速で悪いけど、アンタにかまってる暇はないの」

春乃「もし困ってることがあるなら他の生徒を当たってもらえる?」

マキ「え?どうして私が困っているって・・・」

春乃「・・・・・・あぁ・・・秋穂・・・」

マキ「・・・ま、いっか」

~お姉ちゃん力~

春乃「・・・・・・・・・・・・で、アンタ。なんでついてくるのよ。友達は?」

マキ「えっと、さっきはぐれてしまって、一人だと心細くて・・・」

春乃「ま、いいわ。この人ごみじゃ見つけるのも大変でしょうし」

マキ「ありがとうございます」

春乃「・・・アンタ、せっかく良いの着てるのに、髪がボサボサじゃない」

マキ「え?(しまった、髪の毛はいじったことないから・・・動いてる間にセットが崩れちゃったんだ)」

春乃「・・・仕方ないわね。ちょっと動かないで」

マキ「えっ?えっ?」

春乃「ブラシはどこに入れたかしら・・・あ、あった。こうしてっと・・・」

春乃「はい、いいわ。あまり走ったり暴れたりするんじゃないわよ」

マキ「はい、ありがとうございます」

春乃「あと、付いてくるのは構わないけど、あたしの邪魔はしないで」

マキ「何をしていらっしゃるんですか?」

春乃「何をって、決まってるでしょう。妹を悪い虫から守るのよ」

~直観:A、観察:A~

春乃「ああ、次から次に料理を取ってもぐもぐする秋穂・・・」

春乃「成長期なんだからたくさん食べて大きくなるのよぉ♪うふふ」

春乃「あ、隣のおばさんときゃっきゃし始めた。かーわいーいー♪」

春乃「誰とでも仲良くなれちゃうのがマイエンジェルの素敵なと・こ・ろ♪」

春乃「・・・あっ、冬樹に叩かれた。もう、こんな時でもおちゃめなんだから♪」

マキ「あっ、これおいしそう・・・これも・・・ねぇ、はるの・・・さん」

春乃「ん?なによ。邪魔しないでって言ったでしょ」

マキ「このお料理なんですけど・・・」

春乃「・・・料理?ああ・・・」

春乃「自由に食べていいんだから、遠慮する必要ないわよ」

春乃「見張りの邪魔にならない範囲で食べなさい」

マキ「えっと、そうじゃなくて、春乃さんはお召し上がりにならないのですか?」

春乃「・・・あたし?そんなに空腹ってわけじゃないけど・・・そうね」

春乃「秋穂達もあそこからしばらく動かさなそうだし、補給するか」

春乃「はぁ、可愛い♪秋穂を眺めながら食べる料理程おいしいものはないわね」

マキ「ふふ、妹さんのこと、大好きなんですね」

春乃「大好きなんてものじゃないわよ。この世で最も愛している存在と言っても過言じゃないわ」

マキ「あら、すいません。そうですよね」

春乃「・・・・・・ねぇ、アンタ。マキだっけ」

マキ「はい、そうですよ?」

春乃「ダウト」

マキ「え?」

~バレた~

春乃「まず、あたしはシスコンなんてレベルにとどまる気はないけど、自分のシスコンっぷちは自覚しているつもりはあるわ」

春乃「初対面の相手なんかは大体引くのよね」

マキ「えっと、な、なんのこと・・・」

春乃「それに、話し方や立ち振る舞いはちゃんとしていても、料理の盛り方が子供のそれね。食べたいものを皿に乗せすぎ。チョイスも子供っぽいし」

マキ「あ、あうう・・・」

春乃「んで。あたしのシスコンっぷりを間近で見ていて、冬樹のアクションに対して違和感を覚えないでいる。それも普通はありえない」

マキ「そ、そういう人もいるんじゃないでしょうか・・・」

春乃「ぶっちゃけるわ。アンタ、転校生でしょ」

マキ「う・・・・・・はい。その通りです・・・」

春乃「さあ、どういうことか説明してもらうわよ。秋穂もアンタのことを探してたんだ、場合によっちゃすぐにでも突き出してやる」

・・・

マキ「・・・と、いうことなんです」

春乃「・・・カムフラージュ・・・ねぇ。要するに顔がバレたら困るってことでしょ(アンタテレビにも出てるし今更だと思うけど)」

春乃「ならいいわ。【マキちゃん】で最後まで通してあげる」

マキ「あ・・・はい、ありがとうございます」

春乃「気にしないでいいわ。・・・あんたには、世話になってるからね」

マキ「えっ?」

春乃「なんでもないわ。どうせはぐれたっていうのは水無月でしょ?ついでに探してあげる」

マキ「は、はい」

~さがしびと~

秋穂「うーん、いないなぁ・・・」

ノエル「転校生くんだよね?来てると思うんだけどなぁ。神宮寺さんと仲いいし」

さら「シローがこれなかったのは残念ですぅ。シローならすぐ見つけてくれたと思うんですけど・・・」

ありす(・・・うん、言わない方がいいよね)

秋穂「すいません、これくらいの小さい男の子見てませんか?」

おばさん「男の子?いや、見てないわね。はぐれたの?一緒に探しましょうか?」

秋穂「あ、いえ、もしかしたら参加していないかもしれなくて・・・多分来てるとは思うんですけど・・・」

ノエル「他の学園生も見てないって言ってるし、やっぱり来てないんじゃない?」

さら「おかぜでもひいちゃったんですかねぇ」

秋穂「確かに転校生くんのにおいがするんだけどなあ」

ありす(転校生くん、香水つけてるのにどうしてわかるんだろ・・・)

秋穂「・・・あっ、お姉ちゃんが知らない人と話してる。って、さっき神宮寺さんと一緒にいた人だ」

ノエル「どれどれー?・・・あっ、髪整えてもらってる」

秋穂「むーっ、それはわたしの特権なのに・・・でも、おねえちゃん、昔に戻ったみたいだなぁ。昔はもっとみんなにやさしかったんだよ?」

ノエル「へー、想像できないなぁ」

さら「たつきさんもやさしいですよ!」

ノエル「なんで対抗してるのさ。・・・お姉ちゃんももっと優しかったからね?」

ありす(ノエルちゃんも対抗してるよ?)

秋穂「はぁ、あのころのお姉ちゃんなら転校生くんのことを一緒にペロペロしたりできてゆくゆくは」

ノエル「ここものすっごい公共の場!」

今日はここまで!シーズン対抗戦の期間を把握してなくて全然クラウンを集めてませんでした。
報酬がすくねぇ・・・次は気をつけないと。
ここの転校生くんは演技が得意です。詳しくは鳴子先輩のセリフ参照。
それに加えて場の状況でテンションが変わります。今の状態は一種の南国モードのようなもの。
ところでもうそろそろマキちゃんのカードが出てもいいと思うんですが。男子学園生にも人気のマキちゃんのご尊顔を一目見たいです。
ありすありあり(合言葉)

~いちゃいちゃゆりゆり~

春乃「水無月、迷子を保護したわ」

マキ「保護されました」

風子「おお、ありがとうごぜーます。・・・その様子ですと、気付いてます?」

春乃「まあね。見た目はごまかせても中身は変わらないんだから、ちょっと観察すればわかることよ」

風子「それはアンタさんぐらいだと思いますけど」

マキ「もっと精進しないといけませんね・・・」

風子「それで女装への道に走るとか止めてくださいよ?」

・・・

マキ「それにしても、身長が高いっていいですね。いつもより周囲がよく見えます」

風子「目線も変わってるんですか?」

マキ「変わってますよー。めっちゃ変わってますよー」

マキ「それに、こうやって、風子ちゃんと肩を並べて歩けるのも新鮮です」

風子「お、おおう・・・そうですか・・・」

マキ「どうしました?」

風子「いや、ウチって風紀委員長やってるからか普段から名前で呼ばれることねーんで・・・なんていうか、こそばゆいですね」

マキ「・・・やー、風子ちゃんかわいいー!」ナデナデ

風子「こ、こら!撫でるな!」

マキ「いつもは撫でられおんぶだっこされるような関係だけど、今日は逆転ですよー」

風子「ほーう、今ならウチを子ども扱いできるとでも?」

マキ「え?」

風子「そんな子には・・・ほおずりの刑です!」

マキ「摩擦がっ!摩擦が熱いっ!」

風子「このっ!このっ!肌もちもちですね!子供ほっぺがごまかせてませんよ!」スリスリ

マキ「風子ちゃんだってもちもちだよ!子供みたいなもんだもんね!」

風子「なんで身長同じぐらいなのにウチよりも立派な胸してるんですか!そういう層向けですか!」モミモミ

マキ「朱鷺坂さんに聞いてくださいよー!それにまな板にだって需要はあるって!無人島とかで!」

風子「うるせーです!アンタさんは屋上で畑作って蕪でも育ててなさい!」

マキ「カブ作りはアースマイトの特権だからさせてもらえませんよーだ」

風子「それは日本の話じゃないでしょーが」

イチャイチャイチャイチャ

秋穂「ああいうの、なんていうんだっけ?百合?」

ノエル「うわあ・・・風紀委員長さん、あんな積極的に・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

さら「ほぇ?ありすちゃん、どうして目をふさぐんですかぁ?秋穂ちゃん、どうして耳をふさぐんですかぁ?」

ありす「さらちゃ・・・は・・・まだ・・・ゃぃ・・・」

ノエル「アタシもお姉ちゃんにあれぐらい行った方がいいのかな・・・」

ありす(わたし、なにしてるんだろ・・・わたしも転校生くんと遊びたいのに・・・)

ありす(あとでお話しするタイミングないかな・・・)

今日のマキちゃん。風子はマキちゃん相手だとぐいぐい行くよね。
風子×マキは 百合たりえる でしょうか?
いいえを選ぶと『この痴れ者が!!』と怒られますので注意しましょう。
マキちゃんは女の子である
マキちゃんは転校生である
よって、転校生は女の子が成立する(暴論)
ありすありあり(合言葉)

~リラクゼーションルーム~

エミリア「はい、転校生くん。あーん」

転校生「あーん・・・」モグモグ

ゆかり「あんまり食べさせ過ぎないようにねー」

エミリア「だって、こう、一生懸命もぐもぐしてる姿が可愛くて・・・」

転校生「クッキーおいしいよ?」

ゆかり「おいしくてもダメです!」

エミリア「おいしいから大丈夫ですよ!」

ゆかり「エミリアちゃん、最近体重計乗ってる?」

エミリア「おいしいから大丈夫ですよ!」

ゆかり「・・・南さん、体重計ここに置こうと思うんだけど」

智花「取りに行きます?」

エミリア「待って、待ってください。なにとぞ、なにとぞお待ちを」

ゆかり「はいはい、行くわよー」

智花「お手伝いしますねー」

エミリア「いやああ!見たくない、見たくないのっ!お正月が、こたつが悪いの!あんなにおいしくてあったかいのが!」

・・・

ゆかり「さて、どのあたりに・・・」

あやせ「はい、あ~ん」

ありす「ぁー・・・ん・・・」

転校生「あーん」

さら「おいしいですぅ!」

寧々「もっと、ネネもっと食べたい!」

あやせ「大丈夫よ~、まだまだいっぱいあるからね~」

ゆかり「海老名さん」

あやせ「はい?」

ゆかり「ここに体重計があります」

あやせ「ごめんなさい、ちょっと用事を思い出したわ」

ゆかり「逃がさないわよ。自分自身とちゃんと向き合ってね」ガシッ

あやせ「いやぁ、いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

寧々「・・・そういえば、こんないっぱいのクッキーどこからもってきたんだろうね?」

転校生「ぜんぶはるのんのしさくひんだよー」

ありす「はぅの・・・さ・・・・の・・・?」

転校生「あきちゃんのためにきゅうきょくのいちまいをやくまでおわらないんだってさ」

転校生「それであまったものはみんなにくばってるの」

さら「こんなにおいしいのに・・・」

ありす(・・・ああ、歓談部の人たち、いっぱい食べたんだ・・・)

今日のミニモア。そういやこのくらいの時期には公開されてたなぁと。
転校生くんは見境なくどんどん食べるタイプ。ありすは両手で持って少しずつ食べるタイプ。
さらちゃんは口の中に詰め込んでほっぺが膨らむタイプ。寧々は食べ過ぎて夕飯が食べれなくなるタイプだと思ってます。
両手でクッキーもって小動物みたいに食べるありすを想像すると・・・・・・ふぅ。
なんていうか、こう・・・父性みたいなものが・・・守ってあげたくなるというか・・・
ありすに最高級おみたまプリン(2個入り10000円)を食べさせてあげたい。
ありすありあり(合言葉)

~招かれた少女~

風子「ほーっ。そうそうたる面々ですねー」

マキ「そうですね・・・あっ、葵ちゃんのお父様が。ちょっと挨拶・・・」

風子「こーら。アンタさんは今別人なんですからね。無暗に話しかけないこと」

マキ「はーい」

風子「アンタさん、連絡先知ってるんでしょ?」

風子「それだったら学園に帰ってから『新年会であいさつできなくてすみませんでした~』ぐらい言っときゃいいんですよ」

マキ「それもそうですね。・・・葵ちゃんのお家も、新年会したりするんでしょうか・・・」

風子「したとしてもここよりはずーーっと堅苦しい場になると思いますよ。アンタさんが言っても楽しめませんって」

真理佳「水無月センパイ!」

風子「おや、円野じゃねーですか。アンタさんも警備ですか」

真理佳「ハイ!神宮寺さんに誘われた越水センパイに誘われた霧塚センパイ・・・」

真理佳「に誘われた与那嶺センパイに誘われてきました!」

風子「ずいぶん回りくどいリレーですね」

マキ「与那嶺さんに誘われただけじゃダメだったんですか?」

真理佳「一応経路も知らせた方がいいかと思いまして・・・って、そっちの人はどなたですか?」

真理佳「初めまして、かな?もしかして最近転校してきた子?」

マキ「はい、転校生です。あ、私、マキと申します。苗字は伊達です」

真理佳「僕、円野真理佳って言います!よろしくお願いします!」

風子「・・・マキちゃん、一応嘘はついてませんが・・・もしかして楽しんでます?」

マキ「はい、割と」

真理佳「え?」

~転校生のポーズ~

真理佳「もしかして、水無月センパイの親友とか、旧友とか、そんなのだったりしますか?」

マキ「付き合いはまだ1年半ぐらいですね」

真理佳「へー、じゃあ学園に来る前から・・・」

風子「はいはい、そろそろネタ晴らししますよ」

真理佳「え?ネタ晴らし?」

風子「こちら、転校生さんですよ」

真理佳「え?」

マキ「さっきちゃんと言ったじゃないですか。転校生ですって」

真理佳「い、いやいやいや!だってどう見ても女の子だし、(転校生と比べて)背も大っきいし、胸も僕と見た目おんなじぐらいですし!」

風子「ほら、転校生さん。アンタさんだとわかる動きをしてください」

マキ「はーい」コレカナ?コレカナ?コッチノホウガイイカナ?

真理佳「・・・ええっ!?せ、センパイですか!?」

風子「でしょう?あまり大声で叫ばないこと」

風子「このまま黙っててもよかったんですが・・・でも、このままこれに弄ばれるのも可哀想かと思いまして」

風子「ねえ、マキちゃん?アンタさん、結構な悪女っぷりを見せてますよ?」

マキ「そんなほめないでくださいよ」

風子「こうやってまた1人被害者が生まれていくんですね」ヨヨヨ

真理佳「・・・・・・・・・・・・あのー。ちょっとセンパイ、触ってみて良いですか?」

マキ「やさしくしてくださいね」

風子「発言を慎みなさい」

真理佳「うわぁ・・・ふにふにしてる・・・センパイ、僕と同じぐらいになっちゃいましたね・・・」

マキ「少なくとも風子ちゃんよりは大きいことがわかってますから」

風子「生意気言うのはこの口ですか?」グイー

マキ「いひゃいいひゃい!ほっへひっはははいへー!」

真理佳「あ、はは・・・いつものセンパイと水無月センパイのやりとりだ・・・」

~食べて食べさせて~

風子「はむっ・・・あ、おいし。このケーキ結構いけますよー」

マキ「ほんと?あーん」

風子「ええ、自分でとりゃいーじゃねーですか、まったく・・・はい、あーん」

マキ「んっ、おいし♪じゃあ風子ちゃんにもお返しであーん」

風子「あーん」

風子「・・・・・・うん、いけますね。どこにありました?」

マキ「あっちですよー。あっ、これおいしそう。はい、あーん」

風子「あーん。・・・うん、アンタさん好みだと思います・・・ですけど、ウチに毒見させるのやめません?」

マキ「それだけ風子ちゃんのことは信頼してますので」

風子「はいはい、うれしーですよ。んじゃ、目ぇつぶってくだせーな」

マキ「こうですか?」

風子「そうそう。んではい、あーん」

マキ「あーん・・・・・・~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?!?!?!?!?!?!?!!?!?」←声にならない叫び

マキ「んん~~~~~~~~~~!!!!!!!んーーー!んーーー!!!!!」ポカポカ

風子「いたい、痛いですって、ウチが悪かったですから。もうこっそり茄子を食べさせませんから!」

マキ「死ぬかと思ったんだよーーー!!!!」

風子「んな大げさな」

マキ「むーっ・・・学園に帰ったらオクラ納豆山ほど食べさせますから!」

風子「いやー、辛いですねー。服部援軍に呼ばないとマジ辛いですねー」

マキ「むむーっ!」ポカポカ

風子「はいはい、あ、あっちにアンタさんの好きなやつがありますよ」

~デク~

風子「んー、ずっとこのままだったら・・・ねぇ・・」

マキ「どうしました?」

風子「いや、この体格のままだったらもしかしたらデクが使えるんじゃないかと思いまして」

マキ「デク・・・って、結希ちゃんが開発してるやつですか?」

風子「それも含みますね。学園で見るのは無人デクがほとんどでしょーけど、ウチが言ってるのは人間が使うやつです」

風子「いわゆるパワードスーツってやつですね。ま、どっちにしろアンタさんには無理ですが」

マキ「もとはちっちゃいですからねぇ。もう10年ぐらいしたらちょうどいいぐらいになるような気がします」

風子「そのころにはウチも神宮寺も宍戸も学園にはいねーので自分で頑張ってくださいね?」

マキ「覚えてたらいいですねー」

風子「んな他人事みたいに・・・まあ、他人事みたいなもんですか」

マキ「全然想像もつきませんし」

風子「でも、なにかしらアンタさんが安全に戦えるものは欲しいですね」

風子「アンタさんの力は最前線でこそ必要になりますが・・・」

風子「万が一、単独の戦闘になったらと思うと不安で不安で夜も眠れねーです」

マキ「・・・生天目先輩のこととか聞いてません?」

風子「聞いたから心配してるんですよ。あれが生天目のやり方だったとはいえ、一歩間違えれば大惨事ですから」

風子「ホント、アンタさんがもうちょい年くってたら話は変わってたんでしょうけどね」

マキ「そうですねー。でも、そうするとこんなに風子ちゃんと仲良く食べさせ合いっことかできなかったんでしょうね」

風子「してたと思いますよ?ウチ、なんだかんだ言ってぐいぐい行くタイプなんで」

マキ「・・・それはそれで問題な気がします」

~転校生のこと~

樹「―――」

マキ「―――」

風子「ちょっとそこの」

樹「ギク」

マキ「あ、風子ちゃん」

風子「うちがお手洗い行ってる隙に・・・6歳児相手によくやりますねー」

樹「い、いやーハハハ、楽しんでるかい?」

風子「別に口説いたっていーんですよ。ホラ。とってもかわいーでしょ」

マキ「フフーン」ドヤァ

風子「むしろアンタさんがお墨付きを与えてくれると楽なんですよ」

樹「い、いじめないでくれよ。勘弁してくれ」

風子「んじゃ、あとはごゆっくりどーぞ」

マキ「またねー」ブンブン

樹「・・・・・・・・・・・・」

樹「・・・ふぅ・・・そ、そう言えば君の話はよく聞いているが・・・」

樹「初音と沙那ちゃんがいろいろと世話になっているようだな。礼を言うよ」

マキ「はっちゃんはともかくさーちゃんにはこちらがお世話になってるぐらいですよ?」

樹「初音はともかくなのか・・・いやそうだろうけど。どうしても末っ子だからな」

樹「でも、2人とも君のことは本当に楽しそうに話してくれるんだ」

樹「イキのいい弟分だとか、素直でかわいい悪戯っ子だとか・・・特に初音は口を開くと二言目には君のことが出てくるな」

マキ「な、なんだか恥ずかしいです・・・」

樹「おおっ、なんか新鮮な反応だな・・・どうだ、てんこ・・・マキちゃ・・・マキちゃん。ちょっとこっちで話さないか」

樹「君のことをよく知っておきたいんだ。もちろん、兄として・・・ほら、お兄さんに、色々と話してみないか?」

マキ「や、そんな・・・」

智花「・・・あっ!いけませんよ、神宮寺さん!」

~強い~

樹「ん?ああ、智花ちゃんか」

智花「学園生をナンパしないように注意してって言われてるんですから!」

樹「え・・・?だ、誰に?」

智花「月宮さんです。月宮さん、初音ちゃんの側にいなきゃいけないからって」

樹「沙那ちゃんも心配性だなぁ。もしかして俺が女の子と仲良くしてるのに嫉妬?」

智花「・・・・・・・・・・・・」

マキ「【妙なことを考えてないでしょうね、いっくん】」

樹「ひぃっ!」

樹「ななな、なにも考えてなんかないぞ!お前はいつもそうやって・・・」

樹「・・・ってマキちゃん!脅かさないでくれ!」

マキ「沙那ちゃんに、いざという時に言えって言われましたので。奥さんの電話番号も教えてもらいましたよ?」TELトモデス

樹「・・・悪い冗談だった。許してくれ」

智花「あ、いえ、私はもし月宮さんがそうだったらどんな感じかなって思って・・・」

マキ「本人に聞いてみますか?あとワンプッシュで呼べますよ?」デバイスジュンビー

樹「俺が悪かったから許してくださいお願いします」

智花「強い・・・あっ、で、でも女の子を誘っちゃだめなんですよ?」

樹「うーむ。じゃあ俺の誤解を解くために、ひとつ教えてあげよう」

樹「誰にもしゃべっちゃいけないぞ。実は彼女・・・」

智花「あ、今度は肩に手を回して・・・!」

樹「いや、彼は転校生くんなんだ」

智花「もー!冗談ではぐらかすって聞いてましたけど・・・」

智花「そんなことあるわけないないえすか、ねぇ?」

マキ「はい、私転校生でございます」

樹「・・・・・・・・・・・・」

智花「・・・・・・・・・・・・」

智花「ひょえええっ!?」

~マイペース~

智花「えっと・・・そういえば、ごめんね?」

マキ「何の話ですか?」

智花「ほら、この前の話。わたし、あなたのことそんなに深く考えて無くて・・・」

マキ「いえいえ、あれは私だって内に留めてばかりでしたから。あのおかげで相談が大事だってわかりましたから」

マキ「適度にガス抜きも必要だとわかりましたし。兎ノ助さんには感謝感謝ですね」

マキ「だからこういうときに思いっきり遊ぶのです。誰にも気づかれないって、結構新鮮なんですよ?」

智花「そうなんだ・・・。実際私も気付かなかったし・・・」

マキ「気付いてもらったら困ります。身内に気付かれないということは外部にはもっと気付かれにくいという証明にもなりますから」

マキ「でも、ありすちゃんと春乃さんには気付かれたんですよね。春乃さんはともかく、ありすちゃんはどうして・・・」

智花「ど、どうしてなんだろうね?」

マキ「あっ、ちょっとあのケーキ取ってくるね」

智花「えっ?あっ、行っちゃった」

夏海「ハロー。智花、転校生見なかった?」

智花「え?えっと・・・見てないよ!」

夏海「・・・・・・・・・・・・」

智花「・・・・・・・・・・・・ドキドキ」

夏海「そう?じゃどっかでサボってんのかしら。探してみよっと」

夏海「また後でねー」

智花「・・・・・・・・・・・・ふぅ・・・」

マキ「智花ちゃん、これすっごくおいしいよ?」

智花「マイペースだね!」

智花「でもよかったぁ。夏海ちゃんに気づかれたら、一気に広まっちゃうからね」

マキ「その時はあの手この手でゆすりますから大丈夫ですよ。なっちゃんは特に弱みが多いので」

智花「・・・もしかして、わたしのも何かあったりする?」

マキ「はい。えっとですね」

夏海「あ、そうそう」

智花「ひゃぁっ!」

夏海「なによ、変な声出して」

智花「いや、その、あの、なななんでもないよ!」

夏海「・・・なんか隠し事してる?」

智花「まさか!ねぇ、何も隠してなんかないよね!」

マキ「うん!お正月に体重増えたから減らそうって決意した矢先に新年会があってまあ仕方ないやって先延ばしにしてることなんか隠してません!」

智花「なんで知ってるのーーーーー!?」

夏海「ああ、ご愁傷様・・・」

~嘘はついてない~

夏海「ん・・・?そういえば、誰?見ない顔だけど。新しい転校生?」

智花「う、うん、そんな感じ」

マキ「はい、私転校生です。『伊達 マキ』と申します。美味しそうな名前でしょ?」

夏海「ちょうどさっき食べたばっかだわー。んじゃ、後で取材させてもらうわね。あ、そうじゃなくて・・・」

夏海「部長になんとしても転校生を見つけろって言われてるの」

マキ「私ですか?」

夏海「違う違う、あんたじゃない。6歳児で見たら分かると思うから、もし見かけてたら教えてね」

智花「・・・ゆ、遊佐さんが・・・?隠し通せるかなぁ・・・」

マキ「いや、これ遊佐先輩は気付いてるやつでしょ。てか、あれだけ正体明かしてたのに気づかないものですねー」

智花「・・・・・・ああ!そういえばさっきから何度も転校生だとか私だとか言ってた!」

マキ「夏海ちゃんが直々に否定しちゃいましたから大丈夫だと思いますけど。何かあったら舌先三寸口八丁手八丁で誤魔化しますし」

智花「時々てんこ・・・マキちゃんがものすごく恐ろしく見えるよ」

マキ「なっちゃんは素直ですからねー」

智花「マキちゃんも素直だと思うよ?その素直さが怖いんだけど」

~悪夢~

マキ「そういえば、智花ちゃん。さいきん悪夢をよく見るって聞きましたけど・・・」

智花「え・・・?悪夢?」

智花「てん・・・マキちゃん、もしかして心配してくれてるの?」

智花「ふふ。ありがとう。あのね、あれからは、あまり鮮明な夢は見てないの」

マキ「そうなんだ」

智花「でも、他の人たちの話を聞いてると、すごく怖い・・・」

智花「怜ちゃん・・・この前右目をこすっていたんだ」

智花「わたしが見た夢の中ではね、多分、右目は見えなくなってたと思う」

智花「わたしが見た夢のせいで、みんなに影響が出ているようなそんな気がするの」

智花「そういう変化が、ずっと続くのなら・・・」

智花「なんとかして治したい・・・その原因はわたしにあるんだもの」

智花「マキちゃんには、何も起きてないのかな?大丈夫?」

マキ「うん。まあ、起きるはずもないし」

智花「え?」

マキ「いや、なんでもないです」

マキ「・・・夢なんて、所詮睡眠中に自己活性化した脳の活動なんですよ」

マキ「だからもし夢が現実に作用するなら、それは誰かの魔法なんだと思います」

智花「ま、魔法・・・ですか?」

マキ「遊佐先輩曰く、魔法は命令式さえ見つければなんでもできる」

マキ「なら、特定の人間が見た夢を断片的ながら現実に発生させるものがあってもおかしくありません」

マキ「・・・まあ、本当はもっと別なんでしょうけど」

智花「マキちゃん・・・なにか、知ってるの?」

マキ「いいえ。でも、夢は夢。夢の対義語は現、つまり現実です」

マキ「コインの裏に文字を書いても表には映らないように、夢で起きたことが現実を左右するなんてありえません」

マキ「ただの偶然。あまり考えすぎたら気を病んでしまいますよ。それでもまだ不安なら・・・」

転校生「ぼくが、そばにいてあげるから」

智花「・・・だめだな、わたし。年下の、まだ子供の男の子に気を遣わせちゃって・・・」

智花「・・・よし!マキちゃん、食べましょう!どんどん食べて忘れましょう!ほら、そっちそっち!大きなお節があるよ!」

智花「行ってみよ!」

~料理人~

花梨「あんたしっかり食ってるか?こったらいいもんばっかだすけ、食わなきゃもったいねぇべ」

マキ「しっかり食べさせてもらってますよ。とてもおいしいです。私にも食べやすいのが多くて・・・」

花梨「だなぁ。やっぱりいいとこのシェフは腕が違うべ」

花梨「話聞いてみてぇけど、オラが言っても仕方ねぇし・・・」

マキ「どうしてですか?」

花梨「あぁ、味は一流だけんど、もっとすげぇのは調理の仕方だ」

花梨「相当、設備良くねぇとできねぇべ。火力とかよ・・・羨ましいな」

マキ「もっと部費があればできたりするんですか?」

花梨「・・・金があったって、そうそう簡単にできるもんじゃねぇ」

・・・

花梨「うめぇ料理は食べるのも勉強になるすけ、小蓮たちにも・・・あれ?」

花梨「小蓮たち、見てねぇべか?さっきまでその辺にいた気が・・・」

マキ「あれ?どこ行ったんでしょうか?」

・・・

花梨「・・・厨房に押しかけて、料理人、質問責めにしてるって」

花梨「気持ちはわかるけんど、お仕事中だすけな。厨房さ迎えに・・・」

マキ「行きたいんですか?」

花梨「ん?そ、そりゃぁ・・・おらも見てみてぇし・・・」

花梨「でもよ、でもよ・・・でっけぇ厨房なんてそうそう入れねぇし・・・」

花梨「じゃあ、あんたもついてきてけろ」

マキ「えっ?わ、私もですか?」

花梨「おら1人で行ったら、おらも料理人に質問責めしちゃうかもしれねぇし」

花梨「・・・いい?」

~料理人と料理好き~

花梨「・・・なぁ、転校生?ちょっと聞きたかったんだけんど、いい?」

マキ「はいはい、どうぞ」

花梨「夏に裏世界のグリモアさ行って、向こうのおらにあったっきゃ?」

花梨「そん時、持1人のおらから・・・」

花梨「なんか聞いたり預かったりしてるもん、ねぇかな」

マキ「・・・知ってるの?」

花梨「・・・いやぁ、詳しく知ってるわけじゃねぇけどよ」

花梨「もし、もう1人自分がいるって知ったら・・・」

花梨「おらは、なにか伝えると思うすけ。もう1つの世界のこと」

花梨「嘘かも知んねぇけど・・・ホントかもしんねぇすけ」

花梨「あんたが嫌じゃなかったら、聞かせてくんねぇか?」

花梨「裏世界のおら、なんて言ってた?」

・・・

マキ「それで、別れ際に『たくさん友達がいて羨ましい』『自分の分も料理作ってやってくれ』と」

花梨「・・・そったら伝言もらったら、おらも何かかえさねぇといけねぇべな」

花梨「もしまた、裏世界さ行って、向こうのおらにあったら伝えてけろ」

花梨「【手のかかる、賑やかな友達がいっぱいいるすけ】」

花梨「【あんたも、落ち着いたらこっちさ来て料理手伝ってけろ】」

マキ「わかりました。しっかりと、伝えておきます」

花梨「・・・頼んだぞ、転校生」

花梨「どれ、神宮寺の料理人の人達も疲れてきてるっきゃ?」

花梨「さっき、人手が足んねぇってボヤいてたべ」

花梨「テーブルの料理も減ってきてるし・・・今度は、料理部がお返しする番だぁ」

花梨「おら、きりのいいところで厨房行って手伝ってくるすけ。あんたも来るか?」

マキ「行きたい、ですけど・・・いいんですか?」

花梨「なんもいいの。お客様扱いは、落ち着かねぇべ」

花梨「色んな料理見て、うずうずしてたんだぁ」

マキ「実をいうと、私もなんです。それに今は、踏み台を使わなくても料理ができますから」

マキ「いつもより楽に作業ができます!」

花梨「んじゃ、いっちょ行くか!」

マキ「おー!」

~愉悦~

風子「おや、どこ行ってたんですか?里中と一緒にいたとこを最後に見てませんでしたが・・・」

マキ「ちょっと厨房の方へ。お料理のお手伝いをしてきました」

風子「アンタさん、どんどん女子レベルが上がってますよ」

マキ「ふふ、この姿、楽しいです。普段とは違った形で皆さんをからかえますし・・・」

風子「からかってる自覚はあるんですね」

マキ「はい。実はですね、私人を弄んだり掌の上で転がしたりするのが大好きみたいなんです」

風子「見てりゃ分かります」

マキ「いつもは子供目線の悪戯じみた暴露発言が主ですが、今はもっと別の方向から攻めれますからね」

マキ「子ども扱いのじゃない状態での本音を見るのもまた違った様子が見れて新鮮です♪」

風子「あんまり度が過ぎると懲罰房行きですよ?」

マキ「一緒に入りますか?」

風子「なんでですか」

マキ「冗談です。・・・でも、懲罰房って一回行ってみたいんですよねぇ」

風子「少なくともゲームはできませんよ?」

マキ「入りたくなくなりました」

風子「ずいぶんと現金なことで」

マキ「子供ですから」

風子「自分で言っちゃおしまいですね」

~女の子~

智花「でも、本当にすごいですよね。どこからどう見ても同い年ぐらいにしか見えません」

マキ「本当はもう少し身長高くしたトランジスタグラマーなのにしたかったらしいんですけど、私が無理言ってお願いしたんです」「

マキ「風子ちゃんとおなじぐらいにしてくださいって」

真理佳「胸は?」

マキ「風子ちゃんより大きくしてくださいって」

真理佳「わざとだったんですか、これ」フニフニ

智花「え、ええっ!?触れるの!?」

真理佳「触れますよ?」

マキ「触ります?」

智花「あ、じゃあえっと、失礼して・・・うわ・・・すごい、フニフニしてる・・・」

マキ「ん・・・もっと優しく・・・」

智花「ゎ、わたしよりあるかも・・・」モミモミモミモミ

マキ「ああ、ちょっと肩こりがしてきたかも・・・」

智花「そりゃあ、この体格にこの大きさだったら・・・・・・って、気のせいだよね?」

真理佳「しぐさも言葉遣いも、僕より女の子っぽいですし、すごいですよね」

マキ「私、もしかしたら本当に女の子なのでしょうか・・・」

智花「今の姿だったら100人中100人が納得すると思うよ?」

マキ「・・・もしかして、これが私の本来の姿だった・・・とか?」

真理佳「そんな・・・・・・ないですよね?」

~同化~

マキ「いえ、私は女の子・・・そう考えたらすべて辻褄が合います」

真理佳「何のですか!?」

マキ「・・・いけない!ちゃんとメイクしないと!すっぴんのままで人前になんか出られない!」

智花「そ、そんなことないよ!むしろかわいいよ!」

真理佳「そうですよ!素材からしてそもそもいいんですから!」

マキ「そう?・・・2人がそういうなら・・・」

・・・

風子「・・・ん?向こうがやけに騒がしいですね。一体何が・・・」

マキ「」キャッキャ

智花「」キャッキャ

真理佳「」キャッキャ

風子「いやー、はた目から見たら完全に女子同士ですねー」

茉理「・・・まずいわね」

風子「え?」

茉理「このままだと、マキちゃんが本当に女の子の心になっちゃう」

風子「ど、どういうことですか?」

春乃「水は方円の器に随うと言うわ。今、転校生の身体は女子。魂がそれに適応していってるんでしょう」

風子「そんなこと・・・いや、でもだんだん・・・」

真理佳「これおいしいよ!マキちゃんが作ったんだよね?絶対いいお嫁さんになるって」キャッキャッ

マキ「やだもうー、ほめ過ぎですよー。作ったって言ってもちょっと手伝ったぐらいですしー。ほら、智花ちゃんも、一口あーん」キャッキャッ

智花「もうっ、マキちゃんったら」キャッキャッ

風子「・・・どうやって元に戻すんですか?」

~衝撃を~

茉理「こういうときは余計な気を払えばいいのよ。なにか衝撃を与えるとかで」

風子「といーましても、この場でそんな騒ぎを起こすわけには・・・」

初音「・・・いや、方法ならある!」

風子「お断りします」

初音「ちょ、ちゃんと聞けって!要は騒ぎにならなきゃいいんだろ?」

初音「だったらさっきからバカ騒ぎしてるヤツらを使えばいいじゃん?」

風子「バカ騒ぎしてるヤツらって・・・ウチの生徒8割がたバカ騒ぎしてるんですが」

初音「つーわけで、瑠璃川。ちょっと・・・」ゴニョゴニョ

春乃「・・・わかったわ。仕方ないわね。ただし、失敗はするなよ」

初音「わーかってるって」

風子「何を企んでるんですか・・・」

初音「まーまー、見てりゃわかるって。んじゃ、あたしはちょっと小道具取ってくるから」

茉理「小道具?・・・私もビデオカメラもってこよーっと」

風子「・・・ほんとに何をする気なんですか・・・」

~みんなのサポ役~

初音「沙那、準備はいいか?」

沙那「はい。気付かれないよう、誘導終わりました」

初音「んじゃ・・・おーい!マキー!ちょっとこっち来てくれー!」

マキ「はーい、どうしましたー?」

初音「今だ!ここに、転校生のパンツをっ!」

秋穂「転校生くんのっスメルっ!」グリン

ノエル「動きがキモイ!」ハリセンカマエ

秋穂「ぐるぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」ダッ

ノエル「だから、公共の場だからーーーっ!」ダッ

初音「来た!今だ!」

春乃「秋穂ーーー!!!お姉ちゃんとちゅっちゅしましょうねーーー!!!!」グイッ

秋穂「わわっ!?」ハスハス

ノエル「自重しろっ!!!!」

スパーン!!!

マキ「あいたーっ!」

ノエル「わっ、ご、ごめんなさい!」

マキ「・・・はっ!ぼ、ぼくはなにを・・・」

ありす(転校生くん、演技演技)

マキ(あ、そ、そうでした!)

初音「あれこそが、冬樹流突込術奥義『浄化即身突(インパクト・リベリオン)』!!!」※命名:ミナ

さら「あれを食らった人は全ての煩悩を一時的に捨て去ることができるんですぅ!」

秋穂「わたしは しょうきに もどった!」

風子「それ自体にツッコミどころが満載なんですが」

~強制ジェットコースター~

転校生「はぁーっ、もとにもどったー」

ありす「ぉつか・・・ま・・・た・・・」

転校生「ああ・・・ありすちゃんがおおきい・・・」

ありす「・・・っきまで、ぁたしの・・・ぅが・・・ちっちゃ・・・」

クレプリ「オレっちもやーっと話ができるさね。お互いちっちゃいって不便だよなぁ」

転校生(115cm)「だよねー。はやくおおきくなりたいなー」

ありす(135cm)「ぁたしも・・・ぉき・・・りたぃ・・・」

クレプリ「2人はまだ成長するからいいじゃねーか。オレっちは一生このままさね」

転校生「でもクレプリとべるじゃん」

クレプリ「少年もダンボールでふわふわ浮かぶだろ」

ありす「ぁ・・・ぁたし・・・とべな・・・!」

転校生「あー、クレプリなかしたー、いけないんだー」

クレプリ「ええっ、オレっちのせいなのか?ありす、悪かったさね、機嫌直してくれよぅ」

ありす「ぇ・・・べつに・・・ぉこってな・・・」

転校生「てか、そろそろあたらしいダンボールができるから、それにアームがついてればつかんだままとべるんだけどなー」

ありす「ぃ、ぃや・・・!こゎ・・・!」

転校生「だーいじょうぶだいじょうぶ、そんなのさいしょだけでなれたらきもちいいから」

クレプリ「慣れた時点で終わりだと思うさね」

ありす「そ・・・の・・・ぅそ・・・!」

転校生「でもおばあちゃんはちょっとはまって・・・」

紗妃「な、ななな・・・なんの話をしているんですかっ!!!!」

転校生「え?」

ありす「え?」

紗妃「こ、子供同士で、そ、そそそんな不埒な発言を・・・!すぐに、すぐに風紀委員室に来なさい!お説教です!」

転校生「あー、うー・・・うーちゃん!」

卯衣「呼んだかしら」バサァ

転校生「めんどくさいからにげるよ!」ライドオン

卯衣「わかったわ」ガシッ

ありす「ぇ・・・ぁたし、もしか・・・て・・・このまま・・・?」

紗妃「こらっ、逃がしません!」

卯衣「私はハヤブサ。急降下時は時速387kmで飛ぶわ」

ありす「ぃ、ぃやっ、ぃゃああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

今日はここまで。卯衣がノエル化しつつあると考えていたな?ノエルと化すには相方のレベルが低いんだよっ!
ノエルはさら(天然)と秋穂(変態)に加えて春乃(変態)と転校生(子供)とクレプリ(ワルノリ)を担当してるから。
質も量も圧倒的に足りないです。唯一の良心は龍季さんだったり。
本来なら樹さんが初音をよろしく的なこと言う場面があったんですが、6歳児相手にやったら未成年うんたらかんたらでマズいだろと考慮したらしく自重したそうです。
転校生くんが握ってる弱みの数は不明。でも使われるのは夏海ぐらいだったりして。
1人部屋をもらったはいいもののなぜかたまに掃除されているのが最近の悩みらしいです。
一体誰の仕業なんでしょうね(棒)
ありすありあり(合言葉)

~もえちゃんの誕生日、にかいめ~

萌木「遅くなっちゃってごめんね・・・ってあれ、リナちゃん?転校生くんも、どうしたの?まさか勉強に?」

里菜「リナが勉強なんてするはずないだろー!萌木に用があって来たのだ!」

ちひろ「ふふふぅ♪霧塚先輩、お誕生日おめでとうございますぅ~!」

転校生「もえちゃん、おめでとーっ!」

萌木「え、え!?わぁ、みんな覚えててくれたの?」

里菜「あったりまえなのだ。はいこれ!萌木、甘いの好きだろ?」

ちひろ「わたしからはこれですぅ。ぜひ使ってくださいねぇ♪」

萌木「2人ともありがとう。なんだろう・・・わ、シュークリームとしおり?」

萌木「嬉しい、大事にするね。シュークリームは後でみんなで食べようね」

転校生「やったー!」

イヴ「・・・・・・・・・・・・霧塚さん。これ、大したものではないのだけど」

萌木「ふ、冬樹さん・・・!わたしに・・・?え、もらっていいんですか・・・?」

イヴ「この間のお返しだから」

萌木「・・・ありがとうございます!すごく嬉しいです!」

イヴ「・・・・・・・・・・・・」

転校生「そんでねー、ぼくはー・・・えへへ」

萌木「転校生くんも、何か用意してくれたの?(あれ?そういえば去年はどうしたんだっけ?)」

転校生「まみちかにてつだってもらって、がんばってつくってん!これ!」

萌木「これ・・・てぃ、ティアラ!?」

ちひろ「うわぁ~、すごいですぅ~!」

転校生「ゆっても、ほとんどまみちかがやってくれてんけど・・・」

転校生「でもな、ねむりひめのやつがんばってしらべたりしてん!」

里菜「・・・・・・!?」

イヴ「・・・関西弁・・・?」

転校生「これはな、もえちゃんがほーげんすきやっていうからな、きょういちにちはこれでいこうかとおもってん。やから・・・」

萌木「あ・・・あ・・・転校生くん、ついに、ついにその気に・・・」

萌木「感激です~~~~!!!!!さあ、もっと、もっと私に声を、言葉を、聞かせてくださいっ!」

転校生「べつにいいよ?どんなんしゃべればいいん?」

萌木「そうですね、それじゃあさっきのやりとりを全部関西弁で!あ、でも一日だけって短すぎると思うんですよ。どうせなら一週間一か月一年むしろ永久にそのままでも私は一向にかまいませんよ。ていうかそうしてください。あ、これはもしかしてソフィアちゃんにも頼めばやってくれる感じなのかな?せっかくだし里中さんも呼んで今日一日を同じ部屋の中で過ごしつつその素敵な素敵な言葉たちを私に聞かせてほしいなって。それでなんだけど転校生くんって2人とも仲いいよね?だからちょっとだけお手伝いしてほしいな~って。大丈夫、ちょっと声かけてくれるだけでいいから!後の交渉は私がやるから!先っちょだけ先っちょだけ!」ハァハァ

転校生「・・・うん、そうやな!」

ちひろ「き、霧塚先輩・・・?」

里菜「あー、いつものことだから気にしなくていいぞ。冬樹ー、これ使うか?」つハリセン

イヴ「そうですね、少し借ります。さて、新年初仕事と行きますか」テンチメイドウノカマエ

~散歩部は今日も元気です~

転校生「ふーちゃん、さらちゃんたちとおさんぽいってくる!」

風子「はい、わかりました。・・・それって、ウチもついてっていい感じですか?」

転校生「え?」

・・・

転校生「というわけでとくべつゲストのふーちゃんです」

風子「よろしくおねげーします」

さら「水無月さん、よろしくおねがいしますぅ!」

シロー「わんっ!」

秋穂「あ、あわわ、自重しなきゃ、自重しなきゃわたし」

ノエル「いなくても自重してほしいんだけどなー」

・・・

―崖―

風子「・・・さて、行き止まりですね」

シロー「わんわんっ!」

さら「シローはこの上に行きたいみたいですねぇ」

転校生「じゃあやっぱりのぼるしかないよね」

風子「冗談ですよね?ここ90度越えてますよ?」

さら「えいやっ!」ズボッ

秋穂「よいしょっと」ピタッ

風子「気のせいでしょうか、ウチにはあの2人が崖に向かって垂直に立っている気がします」

ノエル「よくやるよねー、あの2人も。あたしはさすがにあれは・・・できないこともないけどちょっと怖いから・・・」

風子「できないこともないって時点ですごいですけどね」

ノエル「せ、え、の、ジャーンプ!」ピョーン

風子「・・・んで、転校生さんはどうやって上るんですか?」

転校生「こう、とっかかりのあるとこをつかんで、うまくのぼっていくの」

風子「おおー、ボルダリング・・・しかたありませんね、ウチもそれで行きますか」

~相容れぬ存在~

※閲覧注意

転校生「うーん・・・」ガサガサ

ありす「て・・・・・・く・・・・・・に・・・して・・・?」

転校生「ちょっとさがしてものをー」

クレプリ「オレっちたちも手伝おうか?」

転校生「いやいや、だいじょうぶだよ・・・あっ、あったあった」

クレプリ「なんだこれ、ただの石?」

ありす「・・・にか・・・特別・・・?」

転校生「いや、石じゃなくて、このしたにいるのがほしいの」

クレプリ「この下に・・・?」

転校生「よっと」

ダンゴムシ「」ウゾゾゾゾゾゾゾゾゾ

ありす「~~~~~~~~~~~~~~~~!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

転校生「ダンゴムシにめいろやらせるんだー。このまえいきものずかんにおもしろそうなのが・・・あれ?ありすちゃん、どうしたの?」

ありす「む、無理無理無理無理!」

転校生「えー?けっこうかわいいよ?ほらほら」

ありす「いやあっ!近づけないで!」

クレプリ「少年、ありすは乙女だからな、虫は天敵なんさね。だから許してやってくれ」

さら「あ、転校生さん!みつけましたか!?」

転校生「みつけたよー!ここにいっぱいー!」

さら「あっ、ほんとですぅ!じゃあいっぱい連れて帰りましょう!」

ありす「・・・・・・素手で・・・!?」

ありす「・・・・・・む、無理・・・から・・・・・・っ!」ダダダダダダ

転校生「あっ、いっちゃった。ありすちゃーん!そのへんちょっとこおってるからあぶな・・・あ、ころんだ」

さら「たいへんですぅ!」

転校生「ばんそうこー、ぼくもってるよ!」タッタッタ

ありす「ゃ、ゃめ・・・ちか・・・な・・・!」

その後ありすは3日ぐらい部屋から出てこなかったらしい

~おばあちゃんのたんじょーび、かおあわせ~

エミリア「転校生くん、お待たせしました!」

転校生「おー、ちょーどいいたいみんぐー。ちょうどケーキがやけたとこだよー」

シャルロット「そのたお茶菓子と、お茶の準備もできていますよ」

エミリア「はい、ありがとうございます!では、始めます!」

アイラ「・・・な、なんでこんなテンション高いんじゃ・・・」

シャルロット「東雲さんを元気づけようとはりきっているのですよ」

アイラ「妾を元気づける?」

アイラ「・・・・・・・・・・・・」

エミリア「えー、ご多忙にもかかわりませず、お誕生日会にご参加をいただきまして・・・」

あやせ「エミリアちゃん、それはもう少し格式ばった会の挨拶よ」

アイラ「そうかそうか。エミリアのやつめ・・・」

転校生「ろうそく313本ちゃんとよういしたからねー」

アイラ「そうかそうか、お主もやる・・・ん?マジでか?」

転校生「マジだよー」

アイラ「お、おう・・・お主もたまに抜けとるよな・・・」

エミリア「本日のお誕生会におきましては、東雲アイラさんの長寿をお祝いする・・・」

アイラ「って、まだやっとるんか」

アイラ「長いぞーっ!もっと短くまとめろー!」

エミリア「こ、これは正式な挨拶のマナーで・・・」

アイラ「んなもん、この歓談部には不要じゃわ!ざっくばらんにいこうぞ!」

アイラ「諸君、妾のために会を開いてくれて感謝するぞ!」

アイラ「特にエミリア。お主がいろいろと心配りをしてくれていたことにも感謝じゃ」

エミリア「・・・あ、でも、結局その・・・理由がわからなかったので、お役に立てず・・・」

アイラ「いい!お主は空回りしてなんぼじゃ!そこがかわいいぞ!」

エミリア「よ、喜んでいいんですか?日本語って難しい・・・」

アイラ「エヘン。妾には秘密が多くてすまんが、いずれよいタイミングで話そう」

アイラ「おぬしらには必ずそうすると約束する。今しばらく、1人でやらせてくれ」

あやせ「あらあら」

シャルロット「・・・・・・・・・・・・」

エミリア「・・・は、はい!」

アイラ「転校生も、これは妾が言わねばならんことじゃ。何も言わんようにな」

転校生「りょーかい!」ビシッ

アイラ「では騒ぐぞ!乾杯じゃ!」

~今日もまた~

―後日―

エミリア「ま、また体重が・・・」

あやせ「小さいとはいえ、転校生くんが用意してくれたケーキを313個全部食べちゃったものね」

シャルロット「・・・主よ、我らをお導きください」

アイラ「いやー、太らんのー!いくら食ってもまったく太らんのー!」

エミリア「う、うらやましいです・・・」

あやせ「あらあら・・・アイラちゃん?」

アイラ「じょ、冗談じゃ、冗談じゃからそんな顔するでない。・・・さすがの妾でもビビるぞ、それは」

転校生「あ、いたいた、みんなあつまってる」

アイラ「お、少年。どうしたんじゃ?妾に会いに来たのか?」

転校生「これ、じっかからとどいたからおすそわけー」

あやせ「こ、これは、お菓子?」

エミリア「ゴーフル・・・ですか?」

転校生「おとしだまもあげれてないからってわざわざおくってくれたんだけど、食べきれなくて・・・」

転校生「これからほかのぶかつとかにもくばらなきゃいけないの。それじゃあねー!」

シャルロット「あっ、転校生さん!・・・行ってしまわれました」

エミリア「・・・・・・・・・・・・」

あやせ「・・・・・・・・・・・・」

シャルロット「・・・・・・・・・・・・」

アイラ「いやー、うまいのー!こんなうまいもんを目の前にして食わんと我慢しとるやつはただの阿呆じゃ!」

エミリア「そ、そうですねっ!おいしいからしかたありませんよね!」

あやせ「そうね~。だっておいしいんだもの~」

シャルロット「別腹は暴食にはなりません。いざ!」

アイラ「くっくっく、今日の夜が楽しみじゃの~」

今日はここまで!次回は商店街!えみりゃはまた食うことになるのか。なんか、このスレでは食ってばっかだな。
小さい頃の話なんですが、幼馴染(男)と一緒にダンゴムシをよく捕まえてたんです。
それで、公演の隅に【住処】を作ったつもりで土に埋めたのですが、後日雨が降って土が固まってしまい、掘り出したら全滅してました。
それと、その幼馴染が持ってきたダンゴムシが家のプランターの下で繁殖してたみたいで、ある日母親の絶叫が・・・
その日以来我が家では家庭菜園はやってません。植木鉢とかも全部撤去しました。
子供の頃って平気で虫とか触れますよね。今は無理です。気持ち悪いです。って考えると大人になっても蝉取りに行く怜の父親は凄いと思う。
ありすありあり(合言葉)

~なぜか海に~

秋穂「冬だ!」

ノエル「海だ!」

転校生「たいようだー・・・そんなにひざしつよくないよね?」

ありす「ぇと・・・・・・ゅ・・・のに・・・ぅみ・・・?」

龍季「こいつらの行先に季節は関係ないからな」

さら「よーし、シロー、準備体操しますよぉ!」

シロー「わんっ!」

秋穂「いっちにーさーんしー!」

転校生「ごーろっくしっちはっち!」

ありす「・・・ぇ?・・・もし・・・て・・・ぃる・・・?」

ノエル「よーし!ノエルちゃん、一番乗りしちゃうよー!」

さら「あっ、まってくださーい!」

秋穂「あーっ、ノエルちゃん水着服の下に着てくるなんてずるいよー!」

転校生「おきがえおきがえ」

春乃「秋穂~向こうでお姉ちゃんといっしょにお着がえしようね~」

ありす「・・・・・・」

クレプリ「ありす、一緒に行かなくていいのか?」

ありす「ぇ、ぅん」

クレプリ「・・・あれー?ここは行きたいっていうとこなんじゃないのかー?」

ノエル「ぎゃあああーーーーー!つめたいいーーーーー!!!!」

さら「ひゃあ!かぜがーーー!さむいですーーー!!!!」

転校生「ぴゃああああ!つめたーい!」

秋穂「て、ててて転校生くん!はははは肌と肌で温めあおっ!お、おおおお姉ちゃんも来てっ!」

春乃「秋穂のためなら、海を蒸発させる勢いで発熱するっ!」

龍季「おーし、俺ちょっとカップ麺買ってくる。どうせすぐ上がるだろうし。楠木、荷物頼んだ」

ありす「ぁ、はぃ」

ありす「・・・・・・」

ノエル「水は冷たいけど立ち上がったら風が冷たいという二者択一の罠・・・」

さら「シロー、秋穂ちゃんたちに水かけこうげきですぅ!」

シロー「わんわん!」

秋穂「ぴゃあ!冷たいい!おかえしっ!ああ、離れたから寒いー!おねえちゃんもっとこっち来て!」

春乃「高速で体を震わせることによって発熱し、秋穂を温める!」ブルブル

転校生「それふつーにさむいだけじゃないの?」

ありす「・・・・・・」

ありす(椎名さんに風邪薬の準備してもらっておこう・・・)

今日の散歩部。冬の海はものすごく冷たいですよ。
とあるスポーツ団体では新年明けてから冬の海で合同練習をしてそこから海に入るという世にも恐ろしい行為をやっています。
てか俺もやっていました。冬の須磨の海はめちゃくちゃ冷たい。数十秒入っただけで唇が紫になるぐらい冷たい。
海からあがったらあったかいカップヌードルが用意されていて、冷えた体を温めつつお腹を膨らましてた小学校低学年時代。
あれ、まだやってるのかなぁ・・・
ノエルちゃんがツッコミをしてないのは提案者がノエルちゃんだから。寒中水泳なんて考えたやつ誰だよ。
ありすありあり(合言葉)

~納得いかない~

転校生「ありすちゃーん、ごはんつくってきたよー」

ありす「ぃた・・・き・・・す・・・」

・・・

転校生「ありすちゃーん、おふろわかしといたよー」

ありす「ぁ・・・と・・・」

・・・

転校生「ありすちゃーん、そろそろおきないとおひるやすみおわっちゃうよー」

ありす「ん・・・ぁと・・・ごふ・・・」

・・・

転校生「ありすちゃーん、おかしかいにいくけどついでになにかほしいのある?」

ありす「ぇと・・・じゃ、プリン、で・・・」

・・・

ありす「・・・・・・」

クレプリ「いやー、今日も至れり尽くせりだったなー」

ありす「・・・こ・・・ままじゃ・・・め・・・!」

クレプリ「え?」

ありす「ぁたしの・・・ほ、が・・・ぉね・・・ちゃ・・・のに・・・」

クレプリ「いやー、年上の威厳なんてすでにないと思うさね」

ありす「・・・ぃま・・・でも、ぉそく・・・ぃ・・・!」

・・・

―翌日―

ありす「転校生、くん」

転校生「ありすちゃん、なにー?」

ありす「これ・・・ぃつもの・・・ぉれぃ・・・」

転校生「あーセーターだー!やったー!」

ありす(これで少しは姉らしさを・・・)

転校生「じゃあこれおかえしねー。マフラーあんでみたのー」

ありす「ぁ、ぁり・・・がと・・・」

クレプリ「これあれさね。子供が親にプレゼントしたらお返しが用意されてた構図」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

転校生「ありすちゃん?」

ありす(嬉しいけど・・・納得いかない・・・!)

今日のありす。コラボ中の自称お姉ちゃんな妹見て思いついた話。
転校生くんはお世話するのもお世話されるのも好き。どっちかというとする方が好き。
転校生にまた特技が増えましたね。ラテアートができる男子って相当モテると思うんだ。
既に転校生は言わずもがなだけど。
残念ながら?このスレではそこまで行く予定は(今のところ)ありません。
そして・・・デク、つけましたね。
デクの運用試験とか言って転校生が直接戦うメインストーリーがあってもいいのよ?
ありすありあり(合言葉)

~商店街はお任せをっ!~

兎ノ助「えー・・・というわけで、毎年恒例の商店街初売りがある」

エミリア「商店街・・・ですか?」

兎ノ助「そうだ。単独クエスト許可が出て以来、さらと転校生が根城にしている商店街だ」

エミリア「ネジロ・・・!ネジロとは・・・!」

里菜「リナ知ってるぞ。悪いヤツらの基地のことさぁ」

エミリア「悪の組織ですか!」

怜「こら、誤解するだろう」

真理佳「今ヒーローの話してました!?」ニュッ

兎ノ助「してないから授業に戻れ」

・・・

さら「たつきさん!転校生さん!今日も、がんばりますよぉ!」

転校生「おー!」

シロー「わんわんっ!」

龍季「うし、いっちょやるか!」

転校生「あたらしくたけやまももらったし、だいかつやくのよかんっ!」

自動運転付き段ボール『武山』:ついに段ボールに自動運転機能が付いた。陸海空すべての経路を駆使して最適な道を選ぶことができらしい。なおアームは取り外された。

~風飛商店街~

つかさ「・・・・・・・・・・・・」

つかさ「で、どこに魔物が出るんだ?」

怜「生天目。今回は違うと言っただろう」

つかさ「フン、冗談だ。わかっている」

つかさ「力が必要なら呼べ。細々しいことは性に合わん」

怜「ああ、ならばあそこの荷物を運びこんでくれ」

レオ「これから2月の節分に向けて、大豆を大量に仕入れたそうなんだが・・・」

怜「主人がぎっくり腰になってしまってな」

つから「あれしきの荷物で腰をやるとは、虚弱だな」

怜「魔法使いと一般市民を一緒にするな。というより、へそを曲げるな」

怜「話は聞いている。真面目にやったなら、そう報告する」

つかさ「・・・自力でゲートが開けられんのならば、どうしても許可がいる」

つかさ「やればいいんだろう」

転校生「ふんぬぬぬぬぬぬぬ・・・!」グググ

怜「あ、おい、転校生、無茶だ!」

つかさ「貸せ」ヒョイッ

転校生「あっ・・・なーちゃん、ありがとっ!」

つかさ「私は私のためにやっているだけだ。礼などいらん」

~ダンボールの欠点~

転校生「だんぼーるのけってんは・・・うえにのせないとはこべないことだっ!」

里菜「あれ?前腕ついてなかったか?」

転校生「こんかいはなんかいろいろあったみたいでつけれなかったって」

里菜「ふーん。ま、いいけどな。ダンボールに乗せるぐらいリナにもできるさ」

転校生「のせちゃえばこっちのものだからねー」

里菜「よい、しょっと!よし、それじゃあ行くのだ!」

転校生「いくよー!たけやまー!」フヨフヨ

・・・

転校生「・・・・・・・・・・・・」フヨフヨ

里菜「おー、転校生、どうしたんだ?・・・って、さっきの荷物乗せっぱなしじゃなないか。どうしたんだ?」

転校生「・・・おろせなかった・・・てつだってぇ」

里菜「段ボール、今日は役立たずだなー」

転校生「・・・くすん」

~迷子案内~

幼女「びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」

里菜「ど、どうしたんだ!?」

幼女「ママぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

里菜「え、えっと、迷子か?えっと、母親はどんな服着てるんだ?」

幼女「びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」

里菜「あ、あうあう・・・」

シロー「わんっ!」スンスン

里菜「わっ、この子、たしか仲月の・・・」

シロー「くぅーん」フリフリ

里菜「ついて来いってことか?」

・・・

シロー「わんわん!」

幼女「ままーーーー!!!!」

ママ「娘ーーー!!!!」

里菜「よかったぁ・・・ありがとうな!」

シロー「ぷすー」

里菜「・・・ところで、仲月は?」

シロー「くぅーん・・・」

里菜「・・・もしかして、おまえも迷子だったのか?」

・・・

さら「シローーーーーー!!!!」

シロー「わおーーーーん!!!!」ペロペロ

里菜「なんか、さっき同じような光景を見たような・・・ま、いっか。お手伝い完了さぁ!」

~ハフハフ~

少女「はふはふっ!あついっ!コロッケ熱いよっ!」

転校生「あげたてだもんねー」

少女(最近商店街でよく見る男の子!かわいい!)

少女「おいしいんだけど、あたし猫舌だから・・・あっ、そうだ!フーフーしてよ!」

転校生「え?いいよー」

少女「やったっ!」

転校生「はい、ふー、ふー」

少女(ふーふーしてくれてる!かわいい!)

転校生「はい、あーん」

少女「あーん!」パクッ

少女「ほひひ~」ハフハフ

妹「転校生くんっ!わたしのもふーふーしてっ!」

転校生「え?あきちゃんのも?」

妹「うんっ!転校生くんの吐息を身体いっぱいにしみわたらせたいのっ!」

少女「むっ!」

妹「むっ!」

姉「秋穂~、秋穂のコロッケはお姉ちゃんがふーふーして冷ましてあげたからね~」

妹「えっ・・・おねえちゃんのばかっ!ありがとうっ!だいすきっ!」

姉「あたしもよっ!秋穂っ!大好き!愛してる!」

少女「・・・えー・・・なんだったんだろ・・・」

~プレッシャー~

転校生「はふはふっ!あちゅいっ!」

少女「えっと、ふーふーしてあげようか?」

少女「!?」ゾワッ

どこからか視線を感じる・・・

少女(い、今感じたのは・・殺気!間違いない、あたしを狙っているッ!)

・・・

エレン「・・・ターゲット、転校生と距離を置いたことを確認。しばらく追跡する」

風子「りょーかいです。こっちは引き続き転校生さん見てますんで」

鳴子「・・・まて、少し様子がおかしい」

萌木「あれは・・・ペットボトル・・・飲み物?」

香ノ葉「半分飲んで・・・・・・渡したっ!間接キス狙いかっ!」

エレン(まあその程度なら私もやっているが)

風子(ウチも日常茶飯事ですしねー)

鳴子(普通にあるよね)

萌木(キス・・・キス・・・うーん、何か忘れているような・・・)

香ノ葉(キス、キスぅ・・・だーりんのほっぺにちゅー・・・えへへ・・・ダーリンがいっぱぁい・・・)

・・・

少女「・・・プレッシャーが、消えた・・・」

転校生「どうしたのー?」

少女「えっと、なんだったんだろうね・・・」

~あだ名~

ちひろ「あっ、転校生くんだぁ~。こんにちはぁ~」

転校生「はろにちはー、ちーちゃん」

ちひろ「はい、ちーちゃんです!」

転校生「どうしたの?」

ちひろ「ちーちゃんって呼び方、かわいくって気にいってるんですぅ~」

ちひろ「これからもどんどん呼んでくださいねぇ~!」

転校生「いいよー。それじゃー・・・ちーちゃん!」

ちひろ「はぁ~い!」

転校生「ちーちゃん!」

ちひろ「はぁ~い!」

転校生「ちーちゃん!」

ちひろ「はぁ~い!」

転校生「ちーちゃん!」

ちひろ「あ、もういいです」

転校生「そっか、ぼくもちょっとあきてきたし」

ちひろ「ところで転校生くん、ここに汐ファンガチャが置いてあるんですけど回していきませんか~?」

転校生「しおふぁん・・・あんましすきじゃない・・・」

ちひろ「な・・・なん、なんですって!?」

ちひろ「どうしてですかぁ~!ハートちゃんもロップちゃんもいてほわほわのるりるりなのにぃ~!」

転校生「・・・なにものれないからっ!」

ちひろ「むぅ~・・・なんとかしますっ!絶対に、転校生くんに汐ファンを好きになってもらいますから!」

転校生(あ、でも次行くときがあったらおばちゃんにたのんでおっきくしてもらえばいいんじゃ・・・)

ちひろ(ぎゅーってひっぱったらおっきくなるでしょうかぁ~?)

~八百万~

エミリア「おや、これは・・・お野菜ですね。なぜはっぴゃくやと言うのでしょう」

里菜「それは【やおや】って読むんだぞ」

エミリア「・・・あぁ!あつぃかに!八百万の神と同じですね!」

里菜「やおよろずってなんだ?」

エミリア「日本には800万の神様がいると聞いてます。多神教ですね!」

里菜「・・・・・・・・・・・・?」

怜「八百万は実際に800万いるわけじゃない」

怜「八百万とは【ものすごくたくさん】という意味だ」

怜「転じて、八百屋も【たくさんの物を売っている】から、八百屋という」

エミリア「・・・なるほど!」

里菜「知らなかったさぁ!」

転校生「ちなみに、八ってことばじたいがいっぱいあるっていみだよー」ニュッ

エミリア「えっ!?8ってeightじゃないんですか!?」

転校生「ほら、やえざくらとかいうじゃん」

怜「八重垣や八千代、八雲なんかもそうだな。八は数えられないほど多い数のことを言う。ちなみに七は数えられるぐらいの多さだ」

エミリア「なるほど・・・9じゃだめだったんでしょうか?」

転校生「あるよー。くじゅうくりはまとか。あと、シャルちゃんが「つづら折れがたのしい」って言ってたこともあるよー」

怜「九十九折れ※か・・・楽しいとはどういうことだ」※山道とかでカーブがめっちゃあるところ。

転校生「あれはしぬかとおもったなー」

エミリア「シャルロットさん!?」

里菜「なんかよくわからないけど・・・がんばれ!」

~ひったくり~

女性「きゃあーっ!」

男性「ひ、ひったくりだぁっ!」

怜「む・・・?」

エミリア「ひ、ひったくりです!現れました!」

里菜「よーし、リナが捕まえてやるのだ!」

エミリア「負けませんよ!私が捕まえます!」

怜「あっちの方へ逃げたな」

エミリア「待ちなさーい!」

転校生「よしっ!いっけー!たけやまーーっ!」

武山「無理でっせ」

転校生「・・・あれー?」

怜「ああ、それはクエスト中に暴走しないようリミッターをかけているそうだぞ」

転校生「・・・・・・こんかいダンボールぜんぜんやくにたってない!」

怜「まあ、大人しくしていろ。どうせ向こうにはヤツがいるからな」

~教育に悪い~

ひったくり「はぁ・・・はぁ・・・魔法使いがなんぼのもんだよ!」

ひったくり「俺は高校陸上の全国大会優勝なんだ!逃げ切ってやる!」

ひったくり「うおっ!?」

ドンッ

つかさ「・・・目の前でひったくりが起きるとは、魔法使いも舐められたものだ」

ひったくり「ど、どけっ!魔法なんか使ったらマスコミに訴えてやるからな!」

つかさ「貴様など魔法を使うに値せん。拳を振るのも億劫だ」

つかさ「逃げたければ逃げろ。逃げられるものならな」

ひったくり「・・・へ、へっ!それじゃあお言葉に甘えて・・・」

ひったくり「・・・え、ええっ?お、お前、襟から手を離せ!」

ひったくり「なんでだ?一歩も動けねぇ・・・!」

つかさ「お前が何をしようと勝手だが・・・子供が見ている前で悪事を為すというのはいただけんな」

つかさ「かといって、暴力で解決するという光景を見せるのもよくない」

つかさ「というわけで、私は掴んでいるだけだ。貴様にこぶしは振るわんから、大人しくしていろ」

里菜「・・・・・・・・・・・・」

エミリア「・・・も、もう捕まってますね・・・」

~魔法使いのせい~

転校生「ふーん・・・。まほうつかいがいたから、かぁ・・・」

龍季「あんま気にすんなよ。世の中には一定数いるんだよ。ああいうバカがな」

転校生「そうだよねぇ・・・。どろぼーしちゃいけないってぼくだってわかってるのに」

龍季「わかっててもやるんだよ。バカだから」

転校生「・・・わっかんないなぁ」

龍季「わかるわけねーだろ。それがわかるのはあいつと同じことしたときだけだからな」

転校生「はぁ・・・」

・・・

風子(・・・ったく、めんどくせーことしてくれやがりますね)

風子(転校生さんは良くも悪くも真面目なんですから、起こったことはまっすぐ受け止めてします)

風子(当然、それが悪意であっても・・・)

風子(朝比奈がフォローはしてくれていますが、こっちの方も後で声かけときますか)

風子(ちょっと前の喧嘩もあってか、一般人に対してのヘイトもそれなりに溜まってるみてーですし)

風子(せっかく年末ライブでうまくやってくれたと思ったんですけどね)

風子(中々、うまくいきませんね)

~お茶でも一緒に~

転校生「なーちゃん」

つかさ「なんだ、転校生」

転校生「どこいくの?」

つかさ「ああ、魔物を探しに行く」

転校生「えー、いっしょにおちゃでものもうよー」

つかさ「・・・茶だと?・・・茶でいいのか?」

転校生「えっと、出来ればジュースのほうが・・・」

つかさ「なら最初からそう言えばいい。行くぞ。その後は魔物退治だ。貴様もついて来い」

転校生「はーい」

つかさ「・・・ん?そういえば、財布は持ってきていたか・・・?」

・・・

梓「・・・いきなり呼ばれたと思ったら、代金払えってどういうことッスか!」

つかさ「財布を持ってきてない、以上だ。戻ったら返す」

梓「完全につかいっぱしりッスわー・・・」

転校生「あずにゃん、ごめんね?」

梓「いえいえ、転校生くんはそんな・・・あっ、じゃあ今度ちょっとお願い聞いてもらっていいッスか?転校生くん」

転校生「え?ないよーによる」

梓「ま、それは後でのお楽しみってことで。んじゃとりあえず払っときますんで、帰ったら自分の部屋に来てくださいッス!」

転校生「りょーかーい」

つかさ「さて、と。行くか」

転校生「魔物退治だー!」

~ヤヨイちゃんのたんじょーび~

ヤヨイ「いやー、誕生日会かー。楽しみだなー」

智花「解体って初めてした・・・血なまぐさい・・・」

ヤヨイ「でもなんで智花姉さんが切ったとこだけ虹色になったんだろうね?」

智花「さあ?」

転校生「ともちゃんおかえりー、ヤヨイちゃんつれてきてくれたー?」

ヤヨイ「あ、転校生くん、ハロー。もしかして、転校生くんも?」

転校生「そだよー。・・・で、それなに?」

ヤヨイ「イノシシ肉」

智花「・・・あっ!そういえば、ぼたん鍋って兵庫県が有名だったたよね!」チラッ

転校生「・・・え、ぼく?」

ヤヨイ「そういえば、転校生くんの料理はおいしいって聞くけど・・・」

転校生「いや、できないこともないけどさぁ・・・ぼたんなべはたんばだよ?」

智花「えっ?なにかちがうの?」

転校生「ぼくこうべ。ぼたんはたんば。ぜんぜんちがう。おおさかときょうとぐらいちがう」

智花「そ、そんなに!?」

転校生「たんばでゆきふっててもこうべでゆきふってないとかざらだから。(北の方は降ってるけど)」

ヤヨイ「まあまあ、それはともかく、それじゃあお願いして・・・いい?」

転校生「おっけー。おかーさんかおばーちゃんならしってるかなー」ポパピプペー

・・・

転校生「」

ヤヨイ「」

その他大勢「」

智花「・・・あ、あれっ?」

~魔法の練習~

―訓練場―

ありす「み・・・な・・・」

クレプリ「今だ!うてー!」

人形ズ「・・・」ワラワラ

転校生「わあっ、かこまれたっ!」

怜「・・・ん?転校生に、楠木か、珍しいな」

ありす「ぁ・・・か・・・ぎさ・・・こ・・・・・・は・・・」

転校生「れーちゃん、こんにちはー。あのね、ありすちゃんとまほーのとっくんしてたの!」

ありす「皆・・・ぅごかして・・・たくて・・・」

怜「そうか、それじゃあ、私も参加していいか?」

ありす「ど、どぞ・・・」

転校生「いいよー」

・・・

怜(しかし、一体一体が複雑な動きをするな・・・これは戦いにくい・・・)

ありす「ぁの・・・ぃきます・・・!」

転校生「よーし、かえりうちだー!」

怜(転校生も苦手とはいえ、きちんと訓練をしているんだな。あいつのひたむきさは見習わなければ)

転校生「闇より出し深淵の魔法よ、今こそ深淵を解き放ち、すべてを滅ぼす力となれ!」

転校生「マ ダ ン テ !」

クレプリ「ええっ!?マジでできるのかっ!?」

ありす「っ!」

プワッ

転校生「・・・うーん、やっぱりろうそくの火みたいなのがげんかいかー。みっちゃんといっしょにかっこいいのかんがえたんだけどなー」

怜「少しずつ成長していけばいいさ。まだまだ時間はあるんだ。特にお前は、な」

ありす「・・・しょに・・・が、ばろ・・・」

今日はここまで!ヤヨイの誕生日に智花がイノシシの解体を手伝ったと聞いて。
絵を描くだけで危険物を作ってしまうメインさんは解体時もなにかしらやらかしているはず。
なんかつかさがいいお姉ちゃんしてるぞ。なんか普通にいいお姉ちゃんだぞ。
次回は【忍者の里を救え、の巻】です。
いろいろあって勧誘してない香ノ葉の勧誘イベをどっかに入れたいところ。
転校生くんだって最終的に魔力譲渡の応用で魔力をそのまま放つ【羽】みたいな魔法を使えるように・・・なるかもしれないよね。
魔力譲渡のレベルでじゃぶじゃぶやられたら魔物側はたまったもんじゃないでしょうけど。
ありすありあり(合言葉)

~忍者の里へ~

転校生「あずにゃんがおねがいってめずらしいなーっておもったら・・・」

梓「いやー、悪いッスね、わざわざ」

転校生「べつにクエストぐらいふつーにいってくれればいいのに。よっぽどじゃなかったらいくよ?」

梓「いや、あの時生天目先輩いたじゃないッスか。そんなときにクエスト行くなんて言ったら」

つかさ【服部が指名されるクエストだと?面白い、私も連れて行け】

梓「ってなるかもしれないじゃないッスか」

転校生「えー、でもなーちゃんクエストだされるまものとはあんまりたたかわないよ?よわいから」

梓「その弱いってのをズバッと言い切れるのがすごいッスよねー。弱冠6歳の発言とは思えねーッス」

転校生「そりゃうらせかいとかもっとつよいのみてるしねー」

梓「慣れとは恐ろしや・・・」

転校生「んで、なんでぼくよばれたの?ていうかにんじゃなんでしょ?まものぐらいたおせるんじゃない?」

梓「いやぁ、確かに忍者なら今回の魔物くらいラクショーなんですが・・・」

梓「いろいろ重なって、里に戦えるものがほとんどいないんですよ」

梓「それで自分に白羽の矢が立ったというアレでして」

梓「せっかくですから、伊賀の里に興味ないかなーって思ったんですが・・・」

転校生「んー、でもにんじゃはやっぱりきょーみあるし・・・でも、それってぼくがいってだいじょうぶなの?」

梓「大丈夫じゃなかったらクエストなんて出されませんよ!さぁさぁ、そろそろ行きましょ!」

転校生「はーい」

~裏の心~

風子「・・・・・・・・・・・・」

風子「いくら信じろと言われても・・・これは・・・さすがに・・・」

風子「マジなんですかね」

結希「ええ。まだパンドラからは出てきていない情報よ」

結希「科研のことを遊佐さんが調べていたかどうかも定かじゃないけれど」

結希「私本人から聞いた。裏世界で科研崩壊の引き金を引いたのは・・・」

結希「双美心」

風子「あの・・・気弱な生徒が、ですか」

結希「もともとあの子は、溌剌とした性格だったみたいね」

結希「両親が亡くなったことが引き金になったのかもしれない」

風子「・・・ですが、それはあくまで裏世界の話でしょ」

風子「こちらではそもそも誘拐されてませんし」

結希「ええ。だからあなたたちに注意して欲しいのは別のこと・・・」

結希「なぜ、霧の護り手は【双美心を誘拐したのか】」

結希「過去で1度、私たちは間ヶ岾を警察に捕まえさせた」

結希「霧の護り手との繋がりがわかれば、簡単には釈放されないはずなのに・・・」

結希「私たちがこちらに戻ってきた後、やはり双美心は誘拐された」

風子「それで、霧の護り手の手先として訓練し、魔法使いに覚醒・・・」

風子「科学者として科研に忍び込み、データを流出させていたわけですね」

結希「霧の護り手にとって、彼女の魔法は利用価値があった」

結希「1度逮捕されても諦めなかった理由・・・知っていたとしか考えられないわ」

風子「うーん・・・ってことは、霧の護り手は何らかの方法で双美の魔法を知っていたってことになりますよね?」

風子「でに覚醒前の魔法使いの得意魔法を知ることができるって・・・」

風子「そんなの不可能ですよ?」

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希「それは、わかってるわ」

風子「・・・しゃーねーですね。証拠はなくとも、根拠はあるみてーですね」

風子「わかりました。【彼女が狙われた理由】、探しときましょ」

風子「ですが不本意な結果になっても怒らねーでくだせー」

結希「・・・・・・・・・・・・ええ。恩に着るわ」

結希「それと、如月天のこと、監視下に置いてもらえるかしら」

風子「如月天?なんでまた。アンタさんと一緒に研究してるでしょ」

結希「・・・パンドラの情報を科研に流すかもしれないから」

風子「はぁ?」

・・・

風子「・・・さて、裏世界の双美心、転校生さんも会っていましたよね」

風子「あの子ならそれなりに交流していたと思いますから、ちょっと話聞いてみますかね」

風子「ついでに面談も兼ねときますか。もし仲良くしてたなら、敵に回ったってことでなにかしらあるでしょーし」

風子「あとは・・・如月天、ねぇ。ねらったよーに転校生さんに負担がかかりそうなことばっかりで」

風子「さてさて、どうしてくれましょうか」

~忍者の里~

梓「いやぁ~、すいませんねぇ。遠出になっちゃって」

転校生「へーきへーき」

梓「でもま、こっちの方は地元なんで、帰りに観光を兼ねて案内してあげるッスよ。」

転校生「ほんとー?たとえばどんなかんじで?」

梓「この御斎峠一帯は伊賀忍者の隠れ里があるんです」

転校生「・・・だからあずにゃんが?」

梓「そッスね。ここがゲンバなんで自分に直接指名がかかったって感じッス」

転校生「もしかして、このみちとかあぶなかったりする?」フヨフヨ

梓「いやね、道は大丈夫なんですけど、山の中になると罠とかいっぱいあって」

梓「たぶん他の生徒だと苦労するからってことなんでしょうけど」

梓「なので、転校生くんも気をつけてください。いちお自分が確認しつつですけど・・・」

梓「浮いてるからって安心しちゃダメッスよ。忍者の罠は地面のみに非ずッス」

梓「忍者のトラップは容赦ないッスからねぇ」

転校生「りょーかい!じゃ、はやくやっちゃおう!」

梓「うぃッス。ではちゃちゃーっと切り上げて遊びに行きましょ?」

~懸念~

梓「・・・んで、ちょっと聞きたいことがあるんスけど、いいッスか?」

転校生「え?なになにー?」

梓「いや、転校生くんちょっと前までふさぎ込んでたじゃないッスか」

梓「あれ、結局謝られて元通りーって感じになりましたけど、問題自体は解決したんですか?」

転校生「んー、もんだいっていうか・・・まあストレスはっさんはできるよーになったかな?」

梓「それって、自分が聞いても大丈夫なヤツだったりします?」

転校生「べつにだいじょうぶだよー。なーちゃんといっしょにクエストうけるだけだし」

梓「・・・学校出発する前に言ってたことと矛盾してません?」

転校生「なーちゃんがわざわざよわいのさがしてくれるんだよ。そんで、それをぼく1人でたおすの」

梓「うぇぇぇ!?いや、噂には聞いてましたけど、ガチでしたか・・・」

転校生「でも1じかん2じかんかかって1ぴきたおすのがせーいっぱいかなー」

梓「うーん、将来的に単独で魔物をバッタバッタと倒していく転校生くん・・・想像できるようなできないような・・・」

梓「まあ、生天目先輩がいるってことは、ヤバくなったらなんとかなるんでしょうし、大丈夫ですか」

転校生「2かいぐらいたすけてもらったよ。なーちゃんきあいだけでまものふきとばしてた」

梓「どこぞの三つ目の格闘家じゃないんスから・・・ま、それはともかく」

梓「今はあんま闇抱えてないみたいで安心しました。自分も心配だったもんで」

転校生「そのせつはたいへんごめいわくを・・・」

梓「自分らも(おもにぶちょーが)いろいろ迷惑かけてますし、お互い様ッスよ」

梓「あ、あと一つお願いが」

転校生「なにー?」

梓「もし今回のクエストでなんかの拍子に里の秘密を知ってもナイショにしといてくださいッス」

梓「秘密が漏れたら自分、お尻ぺんぺんされちゃうんで・・・」

転校生「・・・それはそれでおもしろそうかも」

梓「転校生くんって弱みらしい弱みがないからこういうとき交渉しにくいッス」

転校生「すなおなのがとりえです」

梓「その素直さの裏で泣いてる岸田先輩がいますからやめてあげてください」

~ぬっぺふほふ退治~

梓「いっちょあがりッス!まず1匹!」

梓「あと何体かが討伐対象なんで、もちっとおつきあいくださいッス」

転校生「いいよー。てか、さっきつかってたのばくだんだよね?まほーは?」

梓「いやー、自分、忍者ッスから。魔法よりこっちの方が使いやすいなぁって」

梓「自然魔法とかあんまり得意じゃないんで、攻撃は物理の方がですね・・・」

転校生「それじゃあぼくいらないんじゃない?」

梓「あっ!でも強化魔法は使ってるんで転校生くんがいた方がいいんですよ?」

転校生「なしでもいけそう」

梓「そりゃあいけないこともないッスけど、やっぱりあった方が戦いやすいですし」

梓「ほ、ほらほら~。魔力少なくなってきたから補充してくださいよ~」

梓「あーつかれたー。魔力があれば元気になるのにな~」

転校生「しょうがないなー、びびびー」ビビビ

梓「うーん、転校生くんはもうちょっと人を疑うってことを覚えた方がいいと思いますよ?」

転校生「あずにゃんはぼくにうそついてるの?」

梓「いえいえ、そんなことないッス」

転校生「だったらいーじゃん」

梓「・・・忍者を無条件で信じるってのが、自分からしたらすごいことなんスけどね」

梓「ほんと、ぶちょーといい、転校生くんといい・・・これだからグリモアはいいんスよねー」

~お願い~

梓「お疲れ様ッス、転校生くん!」

転校生「おつかれー」

梓「いやー、あの山、大変でしたよね。自分がオゴるんで、休んでください!」

転校生「ほんと?それじゃあもっとたのんでいい?」

梓「モチのロンッス!てか6歳児相手に割り勘とかさすがにできませんわ」

転校生「おかねはもってるんだけどねー」

梓「でもプレゼントとかに使ってるんでしょ?だったら取っといてくださいッス。自分ももらってますから、文句は言えませんって」

・・・

梓「んで、実はですね、お願いっていうのは本当はクエストの話だけじゃないんですよ」

転校生「そうなの?」

梓「はい。実はですね、ちょっと如月先輩と宍戸先輩、いろいろあって喧嘩しているフリをしてるんです」

転校生「けんかの・・・フリ?」

梓「はい。実際にしてるわけじゃないッス。ま、その辺は割愛するとして」

転校生「そっか・・・だからアームついてなかったのか・・・」

梓「ほんとは話しちゃいけないことなんですけど・・・」

梓「でも転校生くんには、知っておいてほしくて」

梓「だから、これがお願いです。この先、あの2人が何をしていても・・・」

梓「転校生くんは、信じてあげてください」

転校生「わかった。【約束】するよ」

梓「本当ですね?言質取りましたからね?」

転校生「うん。ぼくは【約束】はぜったいにまもる」

梓「・・・なら、安心ッス。先輩方のこと、よろしくお願いします」

~勧誘~

転校生「・・・あっ、そうだ」

梓「ん?なんかありましたか?」

転校生「えっと・・・ま、ここでいっか」

梓「ん?ん?」

転校生「あずにゃん、ぼくがそつぎょーしたらどうしようとおもってるかとか、しってる?」

梓「え?あー、なんか軍を作るとかなんとか・・・そんな感じでしたっけ?」

転校生「やっぱりしってたんだ。さっすがー」

梓「・・・んで、それがどうしました?」

転校生「んー、なんとなくもうわかってるとおもうけど、ちゃんというね」

転校生「12年後、ぼくが卒業して軍を創るときに、あずにゃん・・・服部梓にも、はいってほしい」

梓「・・・いやー、マジで勧誘してるんですねー。自分も噂程度でしか聞いてないんで、半信半疑だったんですけど・・・」

梓「そッスね、事と場合によりますが・・・まあ無理だと思います」

転校生「そっかー。それじゃあしかたないなー」

梓「理由とかは聞かないんですか?」

転校生「べつに。いえないこととかいいたくないこととかあるだろうし」

梓「ま、ぶっちゃけ自分が代々忍者の頭領を勤めている家系の人間って理由ですけどね」

梓「自分も同じくそうならざるを得ないんで、まあ一つの軍に留まるのは無理といいますか・・・」

梓「つーわけで、専門契約ならいけるかもしれませんね」

転校生「・・・なにそれ?」

梓「忍者っていうのは国に雇われのスパイみたいなもんなんで、転校生くんの軍からも要請があればこっちもこっちで派遣できると思います」

梓「報酬があれば依頼はこなしますんで。専門契約ならお安くしときますよ?」

転校生「そんときはそんときのかいけーの人とそーだんだね。ま、でも・・・そのときがきたら、よろしくね」

梓「お任せあれ!」

~ちなみに~

梓「そういえば、他に勧誘してる人とか、勧誘しようと思ってる人っているんですか?」

転校生「うーん、いまかんゆーせいこうしてるのがえっちゃんだけなんだよねー」テカエッチャンガイッテキタコトダシ

梓「まあ、12年・・・もしくはそれ以上ありますから、焦る必要もないッスよね」

転校生「うん、そうだよね。それで、かんゆうちゅーなのがほむほむ」

梓「またえらく難しいとこを・・・」

転校生「それで、かんゆうしよーとおもってるのが・・・そうだなぁ・・・」

転校生「・・・こっからはないしょだよ?じぶんでやりたいから。うわさにしたくないし」

梓「はい、わかりましたッス」

転校生「ちゃんとしてねー。それで、えっと・・・このはかな」

梓「白藤先輩ッスか?即答だと思いますけど」

転校生「それと、ゆきちゃんと、うーちゃんと、るーちゃんと、ゆえちゃん」

梓「えっと、宍戸先輩と立華先輩と越水先輩と西原先輩・・・越水先輩もッスか?」

転校生「あと、たっちゃんとか、さっちゃんとか、のぞみんとか、ゆーちゃんとか」

梓「なんかたまーに意外な人選がありますよね」

転校生「あとは、いぶとぽんつくとなっちゃんともえちゃん、それにえびちゃんとめありーかな。いまのとこはこんくらい」

梓「あれ?委員長は?」

転校生「ふーちゃんは・・・なんかちがうんだよねー。なんか、うーん・・・なんていったらいいんだろ」

転校生「・・・なんかちがうの!」

梓「委員長が聞いたらどうなるんですかね、これ・・・」

梓(でも、意外としっかりした人選のような・・・・・・やっぱりなんで越水先輩?)

~即答~

転校生「このはー、そつぎょーしたらぐんつくるからはいってー」

香ノ葉「喜んで!」

~第12回代表選抜選、結果~

虎千代「・・・・・・・・・・・・」

虎千代「ほう」

さら「こんにちはぁ!会長さん!」

転校生「やっはろー!」

虎千代「お前たちが・・・ふむ、なるほど・・・」

ありす「・・・・・・ぁ・・・・・・ぁの・・・」

さら「龍季さんたちがいっしょにがんばってくれたんですぅ!」

転校生「みんなはりきってたよねー」

虎千代「ふむふむ・・・楠木、お前もよく頑張ったな」

ありす「・・・ぁ・・・・・・な・・・なぃ・・・ぇす・・・がんば・・・なぃ・・・ぇす・・・」

クレプリ「みんなのおかげで勝てた。なにもできなかったって言ってるぞ」

転校生「そんなことないよ!ありすちゃんがんばってたもん!ちゃんとみてたよ!」

虎千代「なにもしなかったものが優秀成績者に選ばれることはない」

虎千代「まぎれもなくお前の力だ。自身を持て・・・といっても・・・」

虎千代「さすがにいつものような特級危険区域内のクエストをさせるわけにもいかんな」

さら「大丈夫ですよぉ!転校生さんもごいっしょですし!」

転校生「ぜんぶのとっきゅークエストにいってるからね!」

虎千代「・・・まぁ、お前たちに合わせたクエストになると思うから、待っててくれ」

虎千代「いって境界の調査くらいか・・・見るだけでも勉強になるしな」

ありす「・・・て・・・てん・・・せぃくん・・・・・・ぃっしょ・・・」

ありす「ぉ、ぉね・・・します・・・・・・」

さら「お願いしますぅ!」

転校生「おねがいされました!」

虎千代「・・・しかし、まあ」

さら(13歳 135cm)「とっきゅーきけんくいき・・・ってどんなかんじなんですか?」

転校生(6歳 115cm)「えっとねぇ・・・なんかまいかいみためがかわってるんだよねー。あときもちわるいまもの」

ありす(13歳 135cm)「たぃこ・・・が・・・こゎ・・・」

クレプリ(不明 小さい)「大丈夫さね!オレっちがついてる!」

虎千代「・・・全体的に小さいな。本当に大丈夫なんだろうか・・・」

虎千代「・・・いっそこっそりついていくか?」

その後学園生のほぼ全員が自主的に見守りに行ったこのクエストは【スモールオブグリモワール】として語られるようになったという・・・

今日はここまで!代表選抜戦はカットするといったな?すまん、ありゃウソだった。
ていうかありすが出るならカットなんかするわけないし。でもカードもってないんでここ以外は書けないです。
グリモア一般生徒最年少三人組が特級クエストに行くって冷静に考えたらスゴい状況だな。
次回はさっちゃんの誕生日して・・・ああ、また転校生がグロッキーなものを・・・
そろそろ血に慣れてしまっているであろう転校生くん。現代日本で6歳児が血に慣れるってどんな状況だよおい。
また転校生くんのSAN値が削れて行きますね。ゴリゴリゴリゴリ。
グリモア本編ではともかくこのスレの裏心ちゃんは自分から霧の護り手に行ったようなものです。
本当にどうしてこうなったキャラ。当初の予定じゃ軽度なショタコンぐらいに留めておくつもりだったのに・・・
ありすありあり(合言葉)

~不審な生徒~

マキ「うーん、女装って言ったって、下着まで女物用意しなくてもいいと思うんですけど・・・」

クレプリ「やっぱどうみても別人さね。ありすはなんで・・・」

ありす「ふつ・・・に・・・」

マキ「そうそう看破されたら自信なくしますよ・・・まあ、この姿なら遊園地とかも楽しめそうですし、今度一緒に行きましょうね♪」

ありす「ぅん・・・っしょに・・・ぃこ・・・」

風子「マキちゃん、わざわざ呼び出してすみませんね」

マキ「はいはい、これでいいんですよね?」

風子「楠木も、付き添い感謝します。流石に見知らぬ1人で歩いてたら目立ちますからね」

ありす「・・・つに・・・こ・・・くらぃ・・・ら・・・」

クレプリ「これくらいならいつでも頼ってくれって言ってるさね」

風子「んじゃ、問題の人物は中にいるんで、ウチが声かけたらはいってくだせー」

・・・

風子「どもー」

紗妃「い、委員長!どこに行っていたのです!」

紗妃「不審な女子の正体を暴かねばならないというのに!」

風子「だいじょーぶだいじょーぶ、連れてきましたから」

紗妃「え?」

風子「どーぞ、お入りください、マキちゃん」

マキ「はい、どうも」

紗妃「マ、マキ・・・さん!?知り合いなのですか!?」

風子「えーまー。ちょっとした事情で名簿には載っていませんが・・・」

風子「誤解されたままなのはかわいそうなので、連れてきました。ではじこしょーかいをお願いします」

マキ「マキです。苗字は伊達で、転校生です。よろしくお願いします、氷川さん」

紗妃「は、はい。よ・・・よろしくお願いします。オホン」

風子「怪しい人間は、捕まえた後どうするんですっけ」

紗妃「身体検査で脅威を隠していないか確認、その後事情聴取です」

紗妃「・・・委員長のお知り合いでしたら、特にその必要は・・・」

マキ「ダメですよ、氷川さん。もしかしたら私がものすごーく悪い人間で、風子ちゃんを騙しているのかもしれませんし」

紗妃「もしそうならそのように言わないのでは?」

マキ「さあ、これもそう思わせるための作戦かもしれないし、そうじゃないかもしれない・・・」

紗妃「ど、どっちなんですか!」

風子「ウチはそんな簡単に騙されるつもりはありませんが・・・知らず知らずのうちにってこともありえますよね」

風子「つーわけで、どーぞ調べてやってくだせー。マキちゃんも疑われ続けるのは不本意でしょ」

マキ「はい、不本意です」

紗妃「・・・わかりました。ではマキさん、よろしいですね?」

紗妃「私立グリモワール魔法学園校則に基づく武装解除を行います」

マキ「やさしくしてくださいね」

紗妃「あなたが抵抗しなければ」

~氷川さんのお誕生日、マキマキです~

紗妃「・・・凶器はなにもありません、が・・・」

マキ「あんな隅々までまさぐられて・・・私、もうお嫁にいけません・・・」シクシク

紗妃「あ、あらぬ誤解を生みかねないことを言わないでください!女同士でしょう!」

マキ「氷川さん、責任とってもらえますか?」

紗妃「な、なななにゃにをいいいってるんんですか!!!!」

マキ「だって、あんなところまで・・・」ポッ

紗妃「ふ、風紀委員としての仕事ですから!だいたい、グリモアは不純同姓交遊も禁止で・・・!」

マキ「不純でなければいいんですよね?まずはお友達から・・・」

風子「はいストップー」ガチン

マキ「あいたーっ!」

紗妃「い、委員長!彼女はなんなのですか!もしかしてその・・・そういう趣向の方なのですか!」

風子「はい、例の動き」

マキ「はいっ!」ピシャーン!!!!

紗妃「ほぇ?」

紗妃「・・・・・・・・・・・・」

紗妃「え・・・?そ、その動き・・・!」

紗妃「ま、ま、ま、まさか・・・てて、転校生さん・・・!?」

マキ「はい、最初からそう言ってたじゃないですか。あっ、これプレゼントです。お誕生日おめでとうございます、さっちゃん」

紗妃「えっ、あっ、そ、それでは、先ほどの、しし身体検査は・・・!」

風子「だいじょーぶですよ、マニュアル通り、きっちりやってるのを確認してます。おっ、スコーンですか」

マキ「風子ちゃん、食べちゃダメですよー」

紗妃「あ、あんなところまで・・・忘れてください!忘れてください!」

マキ「あんな刺激的なこと、忘れられるわけないじゃないですか」ポッ

風子「はいそこ、顔を赤らめない。ま、誕生日の楽しい夢ということで」

風子「氷川、誕生日おめでとーごぜーます」

風子「ちょっとドタバタしましたが、仕事が上がったらお祝いしましょう」

転校生「とりあえずプレゼント用にスコーンを焼いてきましたけど、ケーキはまた別に作らせてもらいますね」

紗妃「は、はひっ!・・わ、私は・・・て、転校生さんを・・・お、幼い男児の身体を・・・あ、あんなところまで、ままま、まさぐって・・・」

風子「うん?」

紗妃「い、委員長・・・私を捕まえてください・・・懲罰房に入れください・・・」

風子「いや、その・・・どうしましょ?これ」

マキ「何度も一緒にお風呂に入ったり一緒に寝たりしてるのに今更じゃないですか?」

紗妃「私はダメな風紀委員です・・・子供相手にあんなことを・・・」

マキ「まあケーキでも食べれば元に戻りますって」

風子「それもそーですね」

その後、ケーキをやけ食いして体重計の上で絶叫するとある風紀委員の声が女子寮に響き渡ったという・・・

以上、氷川さんの誕生日でした。申し訳程度のありすしか出せなかったのが・・・
ありすはマキちゃん輸送役だったということで。放っといたら色んな意味で被害が出かねないんで。
ちょっと用事が立て込んでいて、本編進行が遅れるかもしれません。
いつも通り1日1レスは更新しますので許してくだちい。
ありすありあり(合言葉)

~影響されやすい~

転校生「ほぉら♪あなたにとぉって♪だいじなひとほど♪すぐそぉばにいるよ♪」

ありす「きの・・・れと・・・ぃっ・・・に・・・?」

転校生「まみちかー」

・・・

転校生「どらげない♪どらげない♪どらげない♪こよい♪ぼくたちはともだちのようにうたうだろう♪」

ありす「きの・・・は・・・?」

転校生「みっちーだねー」

・・・

転校生「てつ!てつ!てつ!てつのテッちゃん!てつ!てつ!てつ!てつのテッちゃん!」

ありす「・・・・・・ぉとな・・・さ・・・?」

転校生「せいかーい!」

・・・

転校生「せーいいっぱーい♪かがやくー♪かーがやーくー♪ほしにーなーれー♪うんめいーのどあーあけよー♪」

ありす「ぇっと・・・・・・」

転校生「みゅーだよー!こずえちゃんとこのじむしょがアニメでさいげん?されてるんだよー!」コズエチャンデナイケド

・・・

兎ノ助「おっす、風子。おはよう」

風子「おはよーごぜーます。清く正しく生きてますか?」

兎ノ助「あったりまえだろ!特にこの時間は転校生が通るから、気が抜けねぇし」

風子「転校生さんがいないからってセクハラしていいわけじゃねーんですが」

兎ノ助「セクハラじゃねーし!コミュニケーションだし!・・・っと、噂をしたら」

転校生「~♪」

風子「歌いながら登校・・・ってことは、今日は機嫌がいいみたいで」

兎ノ助「おっす転校生、おはy」

転校生「あーやつーるいーとのさきーでー♪おーどーおっーてー♪まりおねっと♪せめたてるほどおいつめーたー♪ゆうきーでも♪きいっといーつかー♪」

風子「!?」

転校生「あ、ふーちゃん、うのさん、おはよー!」

兎ノ助「・・・辛いことがあったならいつでも話せよ!」

転校生「え?え?何のこと?」

今日の転校生くん。一日一ありすは時系列無視の時がチラホラ存在します。
一発で転校生だとわかる例の動きについては2016/2/9の【兎ノ助、あのね。】『第56回うのすけズバリ!』で質問が出てますよ。
あなたが転校生だと一発でわかる動きだと思うもの、それが例の動きです。(たぶん考えてない)
転校生くんの戦闘服も考えられてないらしい。このスレではゆかり(子供)にダサいと言われていろいろ試し中。
汐ファンで戦闘服の望を背負ってるときは制服だったので実は変身してないのか、あるいは制服に近いデザインなのかも。
表智花がクロックワークラブロマンスを持ち歌にしてるんだしありすが終わらないマリオネッテを持ち歌にしてても問題ないよね。
ありすありあり(合言葉)

~始まりはいつも突然に~

初音「もぐもぐ・・・いやー、ケーキうめーな。転校生も腕上げたなー」

沙那「転校生さんは勤勉ですから。初音様もご一緒に練習なさってはいかがでしょうか?」

初音「いやー、アタシってそういうキャラじゃないしなー。どっちかって言うと自分で働く方だし」

沙那「そう言って家事ができず嫁ぎ先もなく10年、20年・・・気が付いたら適齢期はすでに・・・」

初音「や、やめろよ。それに、今の時代女が家事できて当たり前ってのがおかしいんだって!」

初音「どーせ見合いとかするだろうし、そもそも結婚なんかせずに死ぬだろうし、心配いらな・・・ん?」

初音「兄さまからだ。なんだろ」

初音「もしもし、どーしたのさ、仕事中じゃねーの?」

携帯『・・・・・・が・・・・・・』

初音「おーい、声遠いよ。兄さまー?」

初音「もしもーし」

携帯『ドォォォォォォン!!!』

初音「ひえっ!?」

沙那「っ!!」

初音「お、おい、兄さま!なにやってんだよ!なんか言えって!」

沙那「初音様。お貸しいただけますか」

初音「あ、おい!」

沙那「・・・・・・・・・・・・」

初音「・・・・・・・・・・・・」

沙那「これは・・・!」

沙那「初音様、しばしお待ちを」

沙那「・・・・・・・・・・・・ええ・・・」

沙那「承知しました。では、私は初音様を」

沙那「本社の私設部隊に確認を取りました」

沙那「JGJフューチャーが、保管していたデクに襲われています」

初音「デ、デクに!?なんだよ、クーデターかよ!」

初音「沙那、行くぞ!」

沙那「危険だとわかってて初音様を行かせるわけには参りません」

初音「バカヤローっ! 兄さまが電話してきたんだぞ!」

初音「デクのこと1番知ってるのも、アタシたちJGJの人間だ!」

初音「自分とこのことくらい自分でやらないと、アタシたち、なんなんだよ!」

沙那「いたしかた・・・ありません」

沙那「初音様。なにがあろうと、私がお守りいたします」

~霧の浸食~

茉理「な、なによこれ・・・構造が変わっちゃってる・・・」

沙那「霧に侵食された場合、物理法則を無視して内部が拡大される場合があります」

沙那「おそらく、このビルも迷路のようになっているでしょう」

転校生「うわぁ、いやなよかんしてたけど・・・またかぁ・・・」

茉理「人形館と大垣峰と同じってことか・・・なら、外から行った方がいいわね」

沙那「お待ちください。相手はCM-06JX、カムロジクシーです」

沙那「戦闘ヘリ程度では返り討ちに遭います。私たちにお任せを」

茉理「うぅ~っ・・・」

初音「姉さま。気持ちはわかるけど、姉さまは一般人だ」

初音「兄さまのことはアタシたちがやるから、脱出した社員のフォローを頼む」

転校生「まつりん、おとなしくしててね」

茉理「仕方ないわね・・・沙那ちゃん、出発の前に」

茉理「本社で開発した魔物用の兵器、いくつかあるから使って」

茉理「それとカムロジクシーのスペックをデバイスに転送しておくわ」

茉理「魔法的攻撃に、ある程度耐性があることは忘れないでね」

茉理「それと・・・電子頭脳が起動してる。火器を使ってくるわ」

初音「なんだそれ。霧がスイッチ入れたっての?」

茉理「魔物にそんな知能があるとは考えにくいわ。たぶん・・・誰かが起動した」

茉理「結希ちゃんの作ったアシストAIよ。注意して」

茉理「あくまで補助とはいえ、自動迎撃くらいはしてくるから」

初音「わーってるよ。アタシが学園で性能チェックもしてるんだ」

初音「まさか遊んでたのが役に立つとは思わなかったけどな」

茉理「あと、転校生くんのそれなら攻撃は通さないと思うけど、絶対に油断は禁物よ」

転校生「はーい」






初音「よし、転校生、沙那。行くぞ。兄さまを助けないと」




~カムロジクシー~

転校生「そういえば、JGJってふつうにつよいよね?バーチャルパークのときみたいにそっちはださないの?」

初音「デクが装備してるのは対魔物用に処理された銃火器なんだ」

沙那「私たちの戦闘服であるミストファイバーは、霧と性質がよく似ています」

沙那「対魔物用に処理された銃弾に対し、効果が薄いことも実証されてます」

初音「だからアタシ達がやるんだ」

初音「ただでさえ威力があるのに、魔法使いの天敵だからな」

転校生「えっと・・・うん、よくわかんない!」

初音「だろうな。まあとりあえず進めばいいさ」

・・・

初音「外からだと屋上の奴が狙い撃ってくる。どうにかやっちゃいるけど・・・」

初音「兄さまを助け出して、ビルを破壊するのがいい」

転校生「この大きさだと、りっちゃんでもむずかしいだろうなぁ・・・」

沙那「改めてカムロジクシーですが、何者かの手で電子頭脳が起動されています」

沙那「私たち魔法使いを敵性存在と認識し、攻撃を仕掛けてくる・・・」

沙那「今のカムロジクシーは大変危険です」

沙那「これまでの魔物とは全く違うとお考えください」

転校生「うん、ぼくできるだけダンボールからでない」

初音「それと、障壁を張りながら進もう。いくらかマシのはずだから」

初音「・・・兄さま。待ってろよ。絶対、助けるからな」

沙那「お静かに・・・あれは・・・」

~援軍~

香ノ葉「はぁ・・・はぁ・・・危なかったー」

香ノ葉「ソフィアちゃん。ありがとな。その魔法、すごい威力やなぁ」

ソフィア「えへへ、ワタシ、熱湯はじゅーはちばんなので」

香ノ葉「オハコっていうんやよ」

ソフィア「30%の確率でやけどもさせますよ!」

香ノ葉「機械にやけどってあるん?」

転校生「このはー!るーちゃん!あおいちゃん!」

香ノ葉「ダーリン!・・・ってありゃ?」

初音「茶道部じゃねーか。もうここまで来たのか?」

香ノ葉「もっと先に進んでたんと違うん?」

香ノ葉「ウチら、追い抜かんように進んでたつもりなんやけど」

香ノ葉「ここ、5階やよね?」

初音「・・・7階だぞ。階段までバラバラにつながってるのか」

初音「人のビル、勝手に好き勝手しやがって。もー怒った」

初音「ウチの商品だからって容赦しねーからな! 全部スクラップだ、スクラップ!」

転校生「スクラップアンドスクラップ!やりたいほうだいさせるか!」

初音「沙那、いくぞ!」

沙那「皆さま、カムロジクシーの攻撃も激しくなっています。退避された方がよいかと」

ソフィア「のーです!ワタシ、樹サンをれすきゅーするために来ました!」

葵「わたくしもです。樹様とは一時とはいえご縁がありました」

葵「それに、ソフィアさんがお世話になっている方です」

香ノ葉「ウチはだーり・・・もそうやけど、2人が行くならついてくえ」

沙那「・・・かしこまりました。では合流して進むとしましょう」

沙那「樹様のために、ありがとうございます」

~沙那の得意魔法~

初音「あーもう!デクが敵になるってやだよ、ホント!」

ソフィア「あうー・・・」

香ノ葉「はぁ、はぁ・・・頑丈やね・・・カムロジクシーやったっけ?」

初音「もっと脆く作れっての!ぜんぜん壊れないじゃん!」

転校生「このダンボールとどっちだかたいかな?」

初音「改めてそれもおかしな話だよなぁ・・・デク並みの装甲を持つ段ボールって」

沙那「初音様、お下がりください」

沙那「魔法は効きにくい。ならば・・・通常兵器で攻撃いたします」

沙那「皆さん、失礼します」

ソフィア「ひゃっ!」

葵「はわっ!?」

香ノ葉「ス、スカートからロケットランチャーが出てきたで!?」

沙那「はしたないところをお見せしました」

初音「沙那はなー、空間が作れるんだ。なんだっけ、あれ。非現象魔法?」

初音「そこになんでもしまっておけるんだぜ。すげーだろ」

転校生「たまにかくれさせてもらうよー」

初音「えっ、マジで?パンツ見放題じゃん!」

香ノ葉「その空間からパンツは覗けるん?」

沙那「覗けませんよ。覗かれたところでどうにもなりませんけど」

~悲惨な~

ソフィア「はろー。ソフィでーす・・・どなたかいますかー?」

ソフィア「・・・さいれんとですね」

葵「この階には誰もいないのでしょうか?逃げ遅れた方が多いと聞いていますが」

転校生「まつりんからまだひなんしてない人のリストがとどいてるけど・・・まだいっぱいのこってるね」

香ノ葉「逃げ遅れたというか、避難せんと残って戦ったみたいやね・・・」

香ノ葉「あ、こっちこんといて!」

ソフィア「わっと?どうしました?」

香ノ葉「あかんよ、こっちはあかん・・・人が死んではる・・・」

葵「ほ、本当に亡くなってますか?まだ助かるのでは・・・!」

香ノ葉「だめやよ。見ただけでわかる。ダーリンも見んといて」

香ノ葉「こんなの、あかんわ・・・」

転校生「・・・かくにんしとかなきゃ」

香ノ葉「ちょっ、あかんって!」

転校生「まつりんにデータおくらなきゃ。じゃないと、だれがどうなってるのかわからなくなっちゃうよ」

転校生「このひとたちにも、かぞくはいるんだから・・・」

香ノ葉「うちがやるから!ダーリンはあかん!ていうか、みんなあかん!せめてもう見てもうたうちにまかせて!」

転校生「・・・わかった。これ、おねがい」

香ノ葉「よっし、やったるで・・・!」

~ただ、待つ~

茉理「・・・風子ちゃんは、転校生くんのところに行かなくていいの?」

風子「ウチらの仕事はアンタさんを守ることです。転校生さんの仕事は神宮寺さんを救出すること」

風子「ウチは待つ。転校生さんは行く。一緒に出ることのほーが少ないですね」

風子「それに、転校生さんは待ってるだけっていうのは苦手ですから、こっちに残せません」

風子「かといってウチが行って戦力たりえるかといわれると・・・びみょーなところですね」

茉理「やっぱり、止めた方がよかったんじゃ・・・」

風子「止めても聞きませんし、この状態で止めたなら神宮寺や月宮、茶道部の面々も危険です」

風子「転校生さんはなんだかんでいって何度も裏世界や特級危険区域に行っているクエストのベテランです」

風子「クエストに関しては、信頼してます」

風子「・・・ま、その後のフォローなんかはウチや楠木がやらなきゃいけませんが」

茉理「そっか・・・よくよく考えれば、もう11回も特級クエストに行って、この前は子供組でいったんだっけ」

風子「そーゆーことです。ウチなんかよりよっぽどクエストに関しては熟知してます。当然、魔物との戦いについても」

風子「さて。少し時間がかかりましたが・・・彼女が来ましたよ」

茉理「え?」

風子「さっきも言った通りウチ中に入りません。が、もっと強いのを用意しました」

風子「JGJはグリモアにとっての大事なパートナーです」

風子「戦力はどんと投入しましょう。探すのに手間取りましたが・・・」

風子「暴れてもらいましょーか」

~葵の腕前~

葵「少しだけ、お静かに願います。より集中できますから」

葵「・・・射法八節。わたくしのより所」

葵「・・・・・・・・・・・・」

葵「疾っ!」

ドォン!!!

転校生「おおー」

沙那「・・・なるほど。弓だけで矢筒がないのが不思議でしたが」

沙那「爆発で合点が行きました。魔法で矢を作っているのですね」

葵「わたくし、ものを知りませんが、お花とお茶と弓だけは心得ております」

葵「どうやら、わたくしの魔法もお役に立てるようですね」

初音「頑丈なデクの腕がちぎれちまった・・・あんな小さな爆発で」

初音「なにしたんだ?」

沙那「関節です。可動する関係上、関節は脆い。魔法の矢なら貫通できる」

沙那「そこを中心に爆発を起こせば・・・内部から破壊するのと同じ」

沙那「確かに通常の魔法に比べれば、効果的に破壊できますね」

転校生「あんなせまいところねらえるなんて・・・」

初音「へぇー・・・冷泉ってすげーんだな。あれ狙ったってのか?」

葵「数少ない取り柄ですね」

初音「人って見かけによらねーんだな・・・んじゃ、階段見つかったことだし・・・」

初音「さっさと上に上がろうぜ!」

沙那「お待ちください。先に私が調べましょう」

初音「早くしろよなー。急いでるんだからさ」

~安否~

葵「転校生さん。神宮寺樹様のことですが・・・」

転校生「どうしたの?」

葵「・・・魔物に攻め込まれてから、もうかなりの時間が経っています」

葵「あまり、楽観視はできないのではないかと思います」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

葵「もちろん、無事であるに越したことはありません」

葵「その方がソフィアさんにも、初音さんにもよいことですから」

葵「ですが・・・覚悟だけはしておいた方がよいかと・・・」

転校生「・・・わかってる。でも、きっとだいじょうぶだよ」

転校生「ぼくたちは、いっくんをたすけにきたんだから。いまにぜつぼうしちゃだめ。きぼうをすてちゃだめだ」

葵「・・・・・・・・・・・・」

葵「申し訳ありません。弱音を吐いてしまいました」

葵「あの樹様に、万が一のことなどありませんね」

葵「今はいらぬ心配をせずに、上ることだけを考えましょう」

転校生「うん。さあ、行こう。きぼうはまえにすすむんだ!」

~神宮寺~

転校生「はっちゃん、はっちゃん」

初音「あん?どうかしたのか?」

転校生「その、だいじょうぶ?」

初音「・・・なに心配してんだ。アタシは平気さ」

初音「そりゃ、樹兄さまが無事ならそれが一番いいけど・・・」

初音「覚悟はしてるから。神宮寺はみんな、魔物に対してそんだけ恨まれることやってるんだ」

初音「お前の方こそ、ちょっとだけとはいえ、兄さまと仲良くやってただろ?どうなんだ?」

転校生「そりゃしんぱいだよ。でも、はっちゃんやさーちゃんほどじゃない」

転校生「ぼくは、2人のほうがしんぱいだから」

初音「アタシなんか心配してもどうにもねえって。心配するなら沙那の方をしてやってくれ」

初音「アタシになにかあるときは、沙那がかばおうとする。無茶するかもしれねーからな」

初音「そん時は、沙那を止めてくれ・・・って、その細腕でできるわけないか」

転校生「6さいじなめんなよー」ブンブン

初音「無理無理、足掴まれて振り回されるのがオチだって」

沙那「初音様。階段が見つかりました」

沙那「・・・なにか、お話中でしたか?」

初音「いーや、心配いらねーって言ってただけだ。さっさと行こうぜ」

沙那「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・さーちゃんは、だいじょうぶ?」

沙那「ええ。私はあくまでも初音様に仕える身。もちろん樹様にもよくはしてもらっていますが・・・」

沙那「初音様ほど大事ではありませんから。あくまで私は初音さまのメイドです」

沙那「行きましょう。樹様に何かあられたら、初音様が悲しんでしまいます」

転校生「・・・うん」

~余裕なし~

初音「はぁっ・・・はぁっ・・・こ、こんなビル最上階まで上らせんなよな・・・」

香ノ葉「休憩した方がいいんよ。ビルに入ってから戦い続けてるやろ?」

初音「バカ言うなよな。兄さまは武装してても一般人だ」

初音「相手はデクだ。どうなるかなんて、神宮寺の人間なら誰にでもわかる」

初音「いったん合流しちゃえば、社長室で籠城だってできるんだ」

初音「だから今は・・・兄さまが死ぬ前に、社長室に行かなきゃ・・・!」

初音「沙那!今何階だったっけ!」

沙那「あと5階で最上階です。また空間の歪みがなければ、もう少しです」

初音「よし・・・兄さま、待ってろ」

転校生「はっちゃん・・・」

・・・

香ノ葉「ダーリン・・・止めなくて大丈夫やろか」

香ノ葉「初音ちゃん、最初はいつもみたいに余裕やったけど、今は・・・」

葵「ソフィアさんもです。これまでのような市民の方ではなく・・・」

葵「今回は、神宮寺樹様という明確なお知り合い」

葵「さらに、初音さんのご家族となると・・・」

香ノ葉「休憩した方がいいんよ、絶対!でも急いだ方がいいのもわかるんよ」

香ノ葉「ウチら、どうしたらいいんやろか」

転校生「・・・・・・こんなとき、えっちゃんなら・・・めありーなら・・・」

沙那「・・・お気づかいは無用です。どうか皆様、ここで休憩を」

沙那「私と初音様は、先に社長室へと向かいます」

香ノ葉「な、なに言うとるん!そんなの、一番危ないやんか!」

沙那「ええ。ですが先ほど白藤さんのおっしゃったとおり・・・」

沙那「私たちが急いでいるのは、救出対象が身内だからです」

沙那「あなた方に無理をさせるわけには参りません。ですが急がなければならない」

沙那「これは、私たちの我儘なのです。どうかご容赦ください」

香ノ葉「・・・・・・・・・・・・」

転校生「やっぱり、さーちゃんも・・・だよね・・・」

冷泉葵「・・・・・・・・・・・・で、ですが・・・」

~わがまま~

ソフィア「のーです!違います!」

ソフィア「初音さんも月宮さんも、樹サンのことを大事に思っています!」

ソフィア「どうしても助けたいから、2人だけでも先に行こうとしてます!」

ソフィア「でも、ワガママならもっとお願いすることがあるハズです!」

香ノ葉「・・・ソフィアちゃん・・・」

ソフィア「初音さん、初音さん!」

初音「・・・アンタは、ここまでつきあう必要ねーんだぞ」

初音「ビジネスパートナーだからって、命をかける理由にはならねーだろ」

ソフィア「なに言ってるんですか!樹サンはただのびじねすぱーとなーじゃありません!」

ソフィア「クラスメートのお兄様です!」

初音「・・・なんだよ。別にアタシと仲がよかったわけじゃねーってのに・・・」

転校生「はっちゃん。たまには、すなおになってもいいんだよ」

初音「なんだよ、アタシはいつも素直だろ」

転校生「さーちゃんも。たすけてほしいときは、たすけてっていえばいいんだよ」

転校生「みんなもう手をのばしてるんだから、あとはそっちがのばすだけ」

転校生「さあ、さーちゃんは、はっちゃんは、どうしたい?」

初音「転校生、変なこと言うんじゃ・・・」

沙那「・・・・・・・・・・・・」

沙那「越水さん、転校生さん、結構です。初音様は立場上、自分から言いだせません」

初音「さ、沙那?なに言ってんだ急に・・・」

沙那「今回はJGJの不始末。救出対象が身内ということもあり・・・」

沙那「初音様は、ご自身で背負われるおつもりでした」

沙那「茶道部のみなさん、転校生さん」

沙那「無理をお願いするのは心苦しいのですが・・・」

沙那「休憩を取らず、私たちと社長室を目指してください」

初音「お、おい!?」

沙那「無理に無理を重ねて申し訳ありません。ですが、樹様は・・・」

沙那「初音様のお兄様です。そして、わたくしにもよくしていただきました」

沙那「なんとしてでも救出したいのです。お力を、お貸しください」

ソフィア「・・・もちろんです!」

転校生「よし!しきかんめーれーだ!ぜんいん、このままさいじょうかいにいくよ!やすんでるひまなんてない!」

香ノ葉「ラジャー!!」

葵「了解いたしました!」

初音「・・・・・・・・・・・・」

初音「沙那・・・・・・」

~強者~

ドォォォォォォン!!!!

沙那「っ!?」

初音「なんだっ!?」

つかさ「思うように拳を振るえず退屈していたところだ!今回ばかりは感謝するぞ!」

初音「な、生天目・・・!?なんでここに・・・」

転校生「ふーちゃんがよんでくれてたんだよ」

初音「み、水無月が?」

転校生「みんな、いっくんのことしんぱいなんだよ。はっちゃんだけじゃないんだ」

つかさ「神宮寺!貴様の兄の元にデクが集まっているそうだな!」

つかさ「私をそこに連れていけ。全てすりつぶしてやろう!」

初音「・・・・・・・・・・・・あ・・・」

初音「わ、わかった!こっちだ!」

初音「兄さまのとこまで、あと少しだ!」

転校生「ふーちゃん、なーちゃんとごーりゅーしたよ。このままいっきにうえにいく」

風子『わかりました。でも、絶対に焦ってはいけませんよ。慎重に、おねがいします』

転校生「おっけー!よし、いこう!」

~エマージェンシー~

香ノ葉「家康、ようやったんよ。出ずっぱりでゴメンな」

香ノ葉「今日最後のお仕事やえ。社長室、お願いな」

香ノ葉「もう上への階段ないんよ!このフロアのどこかが社長室や!」

葵「デクが一番多いのもここです。道を作るのに難儀するかもしれませんが・・・」

葵「転校生さんのおかげで魔力は充分です。やりましょう!」

転校生「もうひとふんばりだ!みんな、がんばって!」ビビビ

・・・

つかさ「ふんっ!」

つかさ「・・・・・・・・・・・・」

つかさ「あれは・・・・・・」

つかさ「水無月。様子がおかしいぞ」

つかさ「東の空だ。なにかが光った」

・・・

風子「東の空で光・・・?なんですか、きゅーに・・・」

茉理「東の空・・・・・・・・・・・・」

茉理「っ!?な、なにこれ!レーダーの故障!?」

風子「どーしたんです?ウチは何も見えねーんですが・・・」

茉理「退避!退避!みんな逃げて!」

~神宮寺樹~

初音「あった!社長室だ!」

初音「姉さま・・・ちょっと待ってろ! 先に兄さまを助けないと・・・」

沙那「初音様!急に入っては危険です!」

ソフィア「はぁ、はぁ・・・ワ、ワタシたちも入りましょう・・・」

風子『転校生さん、すぐに逃げ出せるよう準備を。今、救出部隊が向かってますから』

転校生「わかった。はいってこれるようにしとくね」

・・・

初音「兄さまっ!」

初音「兄さま!どこだ!おい!隠れてんだろ!?」

初音「兄さまぁっ!」

ソフィア「初音さん、いったいなにが・・・」

ソフィア「・・・・・・あ・・・・・・」

初音「・・・・・・ぅ・・・・・・」

初音「腕しか・・・・・・」

初音「腕しか、ねぇじゃんか・・・」

・・・

沙那「・・・初音様・・・!」

ソフィア「い・・・樹サン・・・まさか・・・」

初音「・・・・・・・・・・・・」

初音「兄さま、わかってたもん・・・な・・・」

初音「アタシもわかってた・・・神宮寺ってそういう家だもんな・・・」

沙那「・・・申し訳ありません。言葉が見つかりません・・・」

沙那「私の力が及ばないばかりに」

初音「バカ・・・いうなよ・・・」

初音「・・・う・・・・・・」

初音「わああぁぁ!兄さまああぁぁ!」

~ミサイル~

つかさ「神宮寺、起きろ」

転校生「退路確保!総員退避準備を!早く脱出するよ!」

沙那「・・・先ほどの連絡、でしょうか」

香ノ葉「そ、そんな!初音ちゃん、あんなにショック受けてるのに・・・!」

冷泉葵「・・・樹様・・・」

つかさ「貴様らが死にたがりなのは勝手だが、こちらにも事情がある」

つかさ「ミサイルが来る前に、外に放り出すからな」

香ノ葉「・・・は?ミ・・・ミサイル!?」

転校生「・・・きたっ!いんちゃん!うーちゃん!」

真理佳「みなさん!迎えに来ました!」

真理佳「生天目センパイが殲滅してくれたおかげで、何とか空から来れました!」

真理佳「着弾まであと数分です!急いで!」

香ノ葉「ど、どういうことやの!なんでミサイルが・・・!」

転校生「いんちゃんはるーちゃんとこのはを!うーちゃんはあおいちゃんを!」

卯衣「わかったわ。冷泉さん、捕まって」

葵「は、はい!」

真理佳「しっかり捕まっててください!飛び降りますよ!」

ソフィア「わ、わかりました!」

香ノ葉「初音ちゃん!初音ちゃんは!?」

つかさ「行け。私は神宮寺を連れていく」

沙那「・・・いえ、初音様は私が」

つかさ「フン・・・では、転校生。貴様だ」

ダンボール「よろしく。おりたらあけて」

つかさ「よし、下まで飛び降りる。かなりの衝撃は来るだろうが・・・酔うなよ」

~守れなかった~

風子「お疲れさまでした。あんたさんの指示、聞いてましたよ。しっかりやれてたじゃねーですか」

転校生「・・・ふーちゃん」

風子「・・・はい」

転校生「・・・まもれなかった」

風子「はい」

転校生「まにあわなかった」

風子「はい」

転校生「・・・はっちゃん、ないてた」

風子「ですね」

転校生「さーちゃんも、きっとなきたかったとおもう」

風子「ええ、きっと」

転校生「・・・なにがいいたいんだろ、ぼく・・・あたまんなか、ぐちゃぐちゃで・・・」

風子「ゆっくりでいーですよ。いくら時間がかかってもいいですから、アンタさんの考えてること、聞かせてくだせー」

風子「ですが、まずは体をあっためましょーか。食欲はありますか?」

転校生「・・・うん」

風子「わかりました。早く戻って、食事にしましょう。アンタさんの中でちゃんとまとまるまで、ウチは待ちますから」

転校生「わかった。・・・ありがとう、ふーちゃん」

風子「いえ、こちらこそ。・・・いつも、学園生を、ウチらの仲間を助けてくれて・・・ありがとうごぜーます」

~気が早い~

ありす「・・・・・・」スッスッ

クレプリ「ありすー、さっきからデバイスで何調べてるんだ?」

ありす「チョコの、作り方を・・・」

クレプリ「ああ、去年は手作りもらったのに渡せなかったからなぁ」

ありす「ことし・・・そ・・・!」

クレプリ「でも、ちょっと気が早いんじゃないか?まだ2月の初めさね」

ありす「はゃすぎ、なんて・・・なぃょ」

ありす「しっぱぃ、したく・・・ぃ・・・もん・・・」

クレプリ「そうか・・・よし!そうと決まったら、オレっちも応援するからな!」

ありす「ぅん・・・ょろし・・・ね・・・」

クレプリ「しかしありすがチョコかぁ・・・もうそんな年頃なんだなぁ・・・相手の年齢はともかく」

ありす「・・・・・・ぉばさ・・・くさ・・・」

クレプリ「ガーン!」

今日はここまで!わりといつも通りに更新できました!わりと余裕ありました!
転校生くんの指揮レベルが上がった!エレンをAだとすると今はDくらいはあります。
指揮に関しては一応月詠の方が上。転校生くんがなんだかんだ直感頼りが多いので。
次回はみなせとほむほむの誕生日やって、虎千代の転校生への評価を聞いて、みたいな感じで。
スウィートオペレーションはもうちょい先。
今年は泣かないバレンタインだといいね。もし賭けなんかやってたら風子の怒りが有頂天になります。
スウィートオペレーション→フィールドエクスペリメント→北海道奪還の流れになるから、今月中にアイヌのあの娘が出てこれそうですね。
この辺出番が少なくてありすの影が・・・
ありすありあり(合言葉)

もはや芸術だよね。
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira127886.png
因みに前回はギリギリで純ちゃん出ました。
今回もギリギリかなぁ・・・

~転校生のことどう思ってる?~

兎ノ助「えー、んー、オホン」

虎千代「なんだ、改まって。なにかあったのか」

兎ノ助「いやぁ、最近大変だなぁと思ってさ」

虎千代「細菌というか、去年からずっと大変だろう。正確には第7次侵攻からだな」

兎ノ助「まあな。ずっと大変だ。いろいろ明らかになるにつれて、問題も増えてる」

兎ノ助「ひとつ解決したと思ったら、また新しい問題が出てきたりな」

虎千代「ああ。だが・・・どうした?急にそんな心配をし始めて」

兎ノ助「いや、2ヶ月ぐらい前に転校生ショックがあったじゃんか。あれをふと思い出してな」

虎千代「ああ、あれは本当に大変だった。あたしも悪手を打ってしまった」

兎ノ助「あいつ、図太いようで繊細で柔軟な用で頑固だからなぁ」

兎ノ助「で、だ。転校生のこと、どう思ってる?」

虎千代「・・・・・・・・・・・・」

虎千代「なんだと?」

兎ノ助「いやぁ、俺ってば転校生から頼りにされちゃってるからさぁ。こう、他の生徒がどう思ってるのとかも知っておきたいなーと」

兎ノ助「そこで、まずは生徒の代表たるお前に聞いてみようと思ってな」

虎千代「ふむ、転校生か・・・」

虎千代「・・・・・・・・・・・・」

兎ノ助「虎千代?」

虎千代「・・・そうだな。一言で言うなら、頼もしい。アイツはいろんな生徒と縁があって、他人と仲良くなるのがうまい」

虎千代「魔法はまだダメだが、パーティを率いることも多くなって来た」

虎千代「少々内にため込み過ぎるところが心配だが、最近は水無月や楠木なんかに喋っているそうだ」

虎千代「いずれ成長したら、生徒会長になって欲しいと思っている。その時はアタシがいないのが残念だが・・・」

虎千代「おそらく、歴代でも最高の生徒会長になるだろうさ」

兎ノ助「え?そんなに?お前よりも?」

虎千代「ああ。アタシとは違って、あいつは他人に伝わる説明もできるし、事務仕事もできるだろう」

虎千代「魔法の特訓も欠かさずやっている。もう6年もすれば普通に魔法が使えるレベルになるんじゃないか」

虎千代「それに、学園内外の様々な団体との連携も取れるようになるだろう。今でさえバカにならない人脈の持ち主だ」

兎ノ助「お、おう。なんか、思ったより具体的に評価してくれたな」

虎千代「どういう意味だ」

兎ノ助「いやいや、なんでも・・・おっ、ありす。おはよう」

虎千代「うん?楠木か。おはよう、早いな」

ありす「ぉぁょ・・・ざ・・・す・・・。ちょ、と・・・ょ・・・じが・・・」

兎ノ助「おっ、ちょうどよかった。せっかくだし、ありすにも聞いとこう」

クレプリ「なんだんなんだ?ありすに何を聞く気さね。場合によっちゃあオレっちの右ストレートが火をふくさね!」

ありす「ぉに・・・ぎょ・・・めっ・・・」

兎ノ助「いや、変なことじゃない。転校生のこと、どう思ってるかって」

クレプリ「少年のこと?」

ありす「てん・・・ぅせいく・・・は・・・」

ありす「かわいい弟ですね。もちろんかわいいだけじゃなく頼りになるしいつもありすを助けてくれます。本当はもっと私も年上らしく姉っぽく接したいんですけど現状私の方が面倒を見てもらっていることが多くてなんとか挽回したいですね。まだ私卵焼きを作れるようになったばかりですから、いつか転校生くんとお弁当を交換できるようになるぐらいまではしたいです。ただそうなっちゃうと転校生くんのお料理を食べる機会も減るのかなぁと思うと現状維持もちょっとだけ考えてみてたりしてます。それでもやっぱり姉らしくこう弟の世話を焼きたいですね。そうそう、この前転校生くんに似合いそうなカッコいい服を見つけたんです。一度転校生くんを連れて見に行ってから気に入ってくれたら似たような雰囲気のものを作り始めようと・・・」ペラペラ

虎千代「・・・こんな饒舌な楠木は初めて見た」

兎ノ助「俺もだよ」

今日のありすというか虎千代というか兎ノ助というか。
なんだ、やっぱりゴールドメダルは底引きするものだったんだ。よかった、これで解決ですね(白目)
どうしよう・・・副会長の誕生日の日、転校生くんJGJ行ってるんだけど・・・
突然だったから準備なんてしてないだろうし・・・
ていうか、あれ数日にわたったクエストなの?焔の誕生日のときもそれっぽいこと言ってるし。
時系列の扱いが難しいです。
ありすありあり(合言葉)

~対策~

ありす「はぁっ・・・はぁっ・・・」ビクンビクン

風子「これ・・・・・・ひさし・・・ぶり・・・」ビクビク

春乃「なんで・・・アタシ・・・まで・・・」ビクッビクッ

ノエル「も・・・もう、むり・・・やめてぇ・・・」プルプル

転校生「zzz」チュゥチュゥ

・・・

風子「つーわけで転校生さん対策会議を始めます。あれはいろいろとマズいです」

クレプリ「少年、見境ないからなぁ。オレっちも全身吸われたさね」

ありす「たぃへ・・・った・・・」

春乃「秋穂が毒牙にかかる前になんとかするわよ」

ノエル「秋穂ちゃんならむしろ喜びそうだけど・・・」

風子「んで、なんかねーですか?」

クレプリ「鋼のブラをつけるとか?」

風子「はい、鋼のブラと」

クレプリ「え、マジで?」

風子「とりあえずやれそうなもんなんでもやってきます。数うちゃ当たるの精神で行きますよ」

ノエル「じゃあ転校生くんの口を何らかの方法で塞ぐ!」

春乃「ボールギャグとか?」

ノエル「春乃さんってたまに秋穂ちゃん入るよね」

ありす「?」

風子「おしゃぶりでも用意しときますか」

ありす「ぇと・・・まっさ・・・じ・・・とかで・・・」

クレプリ「予め疲労を癒しておくってことか?」

ありす「そ・・・」

風子「眠る前にマッサージと。冬樹はなんかありますか?」

ノエル「えっ!?えっと・・・・・・<censored>に辛子を塗っておくとか!」

風子「それ自分にもダメージいきそうですが・・・ま、物は試しです」

風子「つーわけで、全部やりますよ。ウチが鋼のブラやるんで、残りは自分の出した奴おねげーします」

ノエル「えっ、それアタシ一番被害受けるんじゃ」

風子「つーわけで解散でーす」

クレプリ「あとでマッサージの方法聞きにいこうなー」

ありす「ぅん・・・しぃなさ・・・に・・・」

春乃「秋穂を守る、転校生を満たす。両方やらなきゃけないのが姉の辛いところね」

ノエル「えっ・・・えっ・・・・・・・・・チューブタイプのでいいのかな?」

・・・

―その後―

風子「普通に外されました」アトコスレテイタイデス

春乃「普通に使わなかった」スワナカッタ

ありす「ゃる、まぇ・・・に・・・」チカヅイタカラ・・・

ノエル「腫れた」ヒリヒリ

クレプリ「だよなー」

今日のいつもの。のえるんのどこが腫れたかはご想像にお任せします。
転校生くんはわさびや辛子はいけます。唐辛子や胡椒が苦手です(好きではある)。
すっぱいものが嫌いで、辛い物が苦手で、それらを合わせ持つトムヤムクンは天敵です。
メインヒロインによるトムヤムクンを<censored>に塗ればワンチャン・・・(塗った本人の安全は保障しません)
FEヒーローズを始めたんですが・・・チキが手に入らねぇ。
あと俺のイレースはまだですか。暁唯一の雷魔導士で実質専用武器もらってたイレースは。
儚げな雰囲気の女の子が好きです。おとなしくてマイペースな女の子も好きです。卯衣かわいいよね。
裏ありすはいつ出てくるんだろう。
ありすありあり(合言葉)

~みなせのたんじょーび、おまかせ~

薫子「ふぅ・・・」ソワソワ

薫子(転校生さんと神宮寺さんは無事でしょうか・・・無事いればいいのですが・・・)

薫子(月宮さんや茶道部の皆さんも行っているし、生天目つかさも向かったとのことですから心配ないとは思いますが・・・)

薫子(・・・っと、集中集中。裏世界探索時に任せていた分、取り返さないと)

薫子「ふぅ・・・」

虎千代「薫子、さっきからため息が多いが・・・大丈夫か?」

薫子「あ、すみません、会長」

虎千代「謝られても困るんだが・・・まあ、あいつらならしっかりこなしてくるさ」

薫子「・・・そうですね」

・・・

―23:58―

薫子(さて、と。次は・・・)

転校生「みなせーーーっ!」バーン!!

薫子「あら、転校生さん。こんな遅くまで・・・ダメですよ」

転校生「ご、ごめん・・・でも、みなせのたんじょーびだから、えっと、いそいでじゅんびしたの!」

薫子「・・・クエスト終わりで疲れているでしょうに、わざわざ・・・ありがとうございます」

転校生「はいっ、クッキー!さぎょーしながら食べれるよーに!」

薫子「そこまで気を遣ってもらって・・・・・・そうですね。転校生さん」

転校生「うん?」

薫子「ありがとうございます。おいしく食べさせてもらいますね」

薫子(北海道奪還が終わったら、なにかお返しさせてもらいますよ。その時まで、楽しみにしててくださいね)

~ほむほむのたんじょーび、おとどけ~

コンコン

転校生「ほむほむー、いるー?・・・あれ?」

転校生「つめしょかな?ほむほむー!」

・・・

転校生「・・・あれー?」

ガチャガチャ

転校生「かぎかかってる。・・・くんれんじょかな?」

転校生「ほーむほーむ!」

・・・

龍季「転校生、どうしたんだ?」

転校生「あれ?たっちゃん、ほむほむみてない?」

龍季「ほむほむ?誰だそれ」

転校生「くるすほむらー」

龍季「ああ、見てねぇな。ていうか、精鋭部隊のやつら別の場所で訓練じゃなかったか?」

転校生「えっ、そうなの?・・・むぅ、どうしよ・・・」

転校生「・・・・・・まっとくか!」

・・・

焔「・・・もらったもん、とっとかねぇとな」

焔「守谷も我妻も・・・よくアタシの誕生日なんか覚えてるよな」

焔「・・・あいつらの誕生日、いつだったっけか」

焔「・・・ん?」

ダンボール「zzz」

焔「・・・・・・どっかで見たことあるシチュエーションだけど・・・」

焔「転校生、起きろ。こんなとこで寝てたら風邪ひくぞ」

転校生「んにゅ・・・ほむほむかぁ・・・もうちょっとねるの・・・すぅ・・・zzz」

焔「あ、おい・・・くそっ、また寝やがった・・・ったく」

転校生「ほむほむ・・・たんじょび・・おめで・・・と・・・zzz」

焔「おまえもかよ・・・はぁ・・・」

焔「お前も大概おせっかいだよな。ほんと、アタシより年下のくせしてさ」ヒョイッ

転校生「すぅ・・・すぅ・・・」

焔「意外と重いな・・・風紀委員室でいいのか?これ」

焔「・・・バレンタイン、ちょっとぐらい考えてみてもいいかもな・・・」

~謎の文字~

ダンボール「すぅ・・・すぅ・・・」

ありす「ぁ・・・てんこ・・・ぃく・・・また・・・ろぅかで・・・」

クレプリ「あの中ってもしかして意外と快適なのか?」

ありす「ど・・・だろ・・・」パカッ

転校生「すぅ・・・すぅ・・・zzz」

ありす「・・・きょ、は・・・つかれて・・・な・・・」

クレプリ「ダンボールに毛布しいてタオルケット被って・・・小型持ち運び寝具?」

ありす「どこでもぉやすみセット・・・みたぃな・・・」

クレプリ「いいな、それ。便利さね」

ありす「・・・・・・ぁっ」

クレプリ「どうした?」

ありす「これ・・・」

クレプリ「・・・これは・・・」

[しめじ]

ありす「・・・・・・」

クレプリ「・・・・・・」

ありす・クレプリ((なんだこれ・・・))

~犯人~

―2時間前―

ダンボール「zzz」

心「あっ、転校生くん、またこんなところで・・・」

心「おーい、転校生くんー・・・風邪ひいちゃいますよー・・・」

転校生「んにゅ・・・・・・しめじ・・・」

心「し、しめじですか!?しめじが欲しいんですか!?」

心「でも、購買部にしめじって売ってましたっけ?」

心「あ、そろそろ授業が・・・」

心「・・・とりあえず、忘れないように書いときましょう!」

[しめじ]

・・・

―現在―

ありす「ぁんご・・・?」

クレプリ「段ボールにしめじ・・・・・・うーん、さっぱりわからんさね」

ありす「・・・・・・ぅん・・・?」

心「あっ、く、く、く、楠木さん!ど、どどどうしました!?」

ありす「ぁ・・・ふたみ、さ・・・」

クレプリ「いやぁ、この謎の暗号が気になってて・・・」

心「暗号ですか?・・・・・・ああ、これはですね」カクカクジカジカ

ありす「そ・・・たん・・・ぇすか・・・」

心「転校生くーん、しめじ買ってきましたよー」

転校生「ぅん・・・・・・?ふわぁぁ・・・・・・ありすちゃん、クレプリ、ふたみん、おはよー・・・」

ありす「ぉはょ・・・」

クレプリ「おはようさね。んで、なんでしめじ?」

転校生「え?・・・・・・あーっ!そうだそうだ!きょう、しめじのどびんむしつくりたかったの!」

転校生「・・・でも、なんでわかったの?」

心「ぇっと、寝言で・・・」

転校生「そっかー・・・あっ、せっかくだし、おひるにたべれるようにつくっとくから、よかったらきてね!」

心「はい!是非!」

ありす「ぜったぃ・・・ぃく・・・!」

クレプリ「・・・・・・これ、消えるのか?」

【武山】→【しめじ】に名前が更新されました

~木登り~

レナ「てんこーーー!!!!」

転校生「れーなーちゃーーーん!!!!」

レナ「てんこー、レナ、あそぶ、する!」

転校生「うん、あそぶー!」

レナ「てんこー、なに、する、したい?」

転校生「えっと・・・じゃあきのぼり!」

レナ「わかる!レナ、する!」

・・・

転校生「ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

レナ「てんこー、てんこー!」オロオロ

紗妃「ど、どうしたんですか!って、転校生さん!?どうしてそんな木の上に!?」

転校生「きがめにはいったああああああ!!!!いたいぃぃぃぃぃぃ!!!!」

レナ「てんこー!レナ、たすく!レナ、てんこー、たすく、する!」

紗妃「い、いけません!いそいで救出しないと!」

紗妃「今からそっちに行きますから、大人しくしててください!」

転校生「ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」

レナ「てんこー!てんこー!」ガンガン

紗妃「そ、相馬さん!木を揺らさないでっ、お、落ちますから!やめて!」

レナ「てんこー、てんこー!」ユサユサ

転校生「ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!いたいぃぃぃぃぃぃ!!!!」グシグシ

紗妃「ああ、目をこすっちゃダメです!二人とも落ち着いて!」

紗妃「ああもう!誰かーーー!!!!助けてーーーー!!!!!」

この後通りすがりの前日仮面がレナをなだめてくれました

~憧れる~

真理佳「この学園にヒーローがいるんです!」

月詠「えぇ、いきなり何よ」

浅梨「あっ、それって前日仮面のことですか?」

真理佳「そう!浅梨ちゃん、その通り!僕も以前から噂は聞いてたんだけど、昨日たまたま見かけて!」

月詠「えっ、そんなウロチョロしてるもんなの?」

真理佳「木の上に登って降りられなくなったセンパイを助けに向かってたみたいで!」

月詠「子猫か!」

浅梨「それでそれで、どうなったんですか!」

月詠「え、これ続き気になる部類なの?」

真理佳「センパイを心配して木を揺らしていた相馬さんを見事になだめてました!」

月詠「転校生は!?」

真理佳「センパイは氷川センパイが」

月詠「ごめん、いまいち状況が理解できないんだけど」

真理佳「僕もあれくらいできるようにならないとなー」

浅梨「・・・ところで、前日仮面って誰なんでしょう?」

真理佳「さあ?でも、もしかしたら本物のヒーローなのかも!」

月詠(・・・・・・ノエルが愚痴ってたアレよね・・・確か・・・)

月詠(・・・夢は夢のままの方がいいわよね)

真理佳「それでそのかっこいいのなんのて・・・あ、でもコズミックシューターには・・・」

~スポンジ~

転校生「えっと、これがこうで・・・」ガチャガチャ

梓「あれっ、転校生くん、なにやってるんですか?」

結希「簡易ベッドの補強よ。去年プレゼントしてもらったのだけど、時々ああやって改造していくの」

梓「ほー、寝心地は?」

結希「だんだん良くなっていくわ。あの子、技術の吸収が早いわね」

梓「子供の脳はスポンジって言われるぐらいッスからねー。自分も隠れみの術教えましたし」

結希「・・・できるの?」

梓「今70%ぐらいッスかね。もうちょっとでできるようになると思います」

結希「そう。またかくれんぼで強くなりそうね」

梓「そうッスねー。んで、今なにやってるんですか?」

結希「エンテイ・スイクン・ライコウの色違いを粘ってるのよ」

梓「宍戸先輩なら改造で出せそうですけど」

結希「改造は邪道よ。正規の手段を以ってこそのゲームなのだから」

梓(ふたみんはデータハックして乱数弄ってるとか知ったら激怒するんだろうなー・・・)

転校生「・・・できたー!ポケットコイルスプリングマットレスー!」

梓「意外と本格的ッスね!?」

ソフィア「今温泉の話してしました!?」ニュッ

結希「バネの方のスプリングよ」

ソフィア「いっつでぃさぽいんてぃんぐです・・・」トボトボ

梓(てか、どっから来たんでしょう?)

~チョコの準備~

秋穂「すいません、ガラナチョコおいてませんか?」

もも「置いてません」

秋穂「じゃあバイ〇グラは?」

もも「置いてません」

秋穂「でしたら、媚薬みたいな」

もも「公序良俗違反するものは置いてません」

秋穂「ええー、じゃあ取り寄せとかは」

もも「しません」

秋穂「そうですか・・・じゃあ普通にチョコの材料は?」

もも「それならいっぱいありますよ!」

秋穂「じゃあ全部ください」

もも「はい、全部ですね!・・・・・・え?」

もも「えっと、結構あるけど、お金足りる?」

秋穂「お姉ちゃん、カモン!」

春乃「支払いは任せなさい!汐ファン復興工事のバイト代が出たばっかりよ!」

もも「・・・・・・ノエルちゃーん!ヘルプーーーー!!!!」

~運動~

千佳「ヤバ・・・チョコの試作してたら体重が・・・」

千佳「・・・よし!運動するっきゃない!」

・・・

結希「それで」

ゆえ子「集めたんですか?」

望「なんでボクまで・・・」

千佳「ほら、旅は道連れ世は情けっていうじゃん。あ、今うちちょっと賢そうなこと言った!」

自由「んで、運動っつったってなにやるんすか?」

千佳「それはね・・・律、前転校生がやってたアレ、やるわよ」

律「え、マジで!?っしゃー!アタシ歌うからな!歌パートアタシだかんな!」

結希「いったいなにを・・・」

転校生「んじゃ、ミュージックスタート!」カチッ

律『はいーや!あたたたたた、たーっ!』

律『キックパンチイッツオールインザマイン♪イフユワナテストミ♪』

自由「こ、これは伝説の・・・!」

望「ラッパーの・・・!」

結希「興味深いわね」キラーン

ゆえ子「・・・話についていけないのはゆえだけですか?」

転校生「JAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!!!」

自由「!?」

望「!?」

千佳「!?」

結希「ぷっ、くくく・・・」

ゆえ子「えっ」

結希「じゃおって・・・じゃおって・・・なによじゃおおって・・・ふふ、うふふふふあっ、ツボに入っ・・・ふふ、だめっ、むりっ、ふふふふふふ」

千佳「ちょっ、途中で素に戻るのやめっ、ふふふあっ、むり、うちもツボはいった、くく、はふふ・・・」

ゆえ子「・・・・・・外の世界は、まだまだ未知のものばかりですね」

ましろ「未知のものに満ちる・・・フフ」

ゆえ子「・・・本当に」

今日はここまで!久しぶりにオリエピ詰め込みまくった気がする。
秋穂がMOMOYAで暴走してた頃、ノエルは姉の奇行を眺めてました。
HOMEHOMEと書いてほーむほーむなのでほむほむ。けっしてホメホメではない。
紗妃ちゃんがバレンタイン参戦!覚醒前のカードイラストが一瞬ハートを飛ばしてるように見えたからついに本性を現したかと思いました。
ところであれだけ意気込んでた香ノ葉は?
次のありすのイベントが来るときはレイドで裏世界探索になるのかなぁ・・・SSRはヤメテクダサイ。
ありすありあり(合言葉)

~題材探し~

秋穂【やっぱり転校生くんにチョコを手作りして渡すなら、凝ったもの作りたいよね!】

・・・

ノエル「秋穂ちゃんの鶴の一声で街まで出たわけだけど・・・なんか見つかった?」

秋穂「うーん、これといってまだ・・・」

さら「転校生さん、すごすぎですぅ・・・」

ありす「けぃけ・・・が・・・ちが・・・」

ノエル「普段料理しないアタシが言うのもなんだけど、やっぱ料理とかお菓子作りってなれだよねー」

秋穂「でもさ、慣れてないからって無難なもの作ったって転校生くんが渡してくるのと比べたら確実に見劣りするよ?」

ノエル「そうなんだよねぇ・・・あー、ホワイトデーにわたしてくれるなら楽なのにー!」

さら「去年はホワイトデーにもくれましたよぉ!わたしもわたしましたぁ!」

シロー「わんっ!」

ありす「つまり・・・にかぃ・・・」

ノエル「いやいや、ホワイトデーはまだ1ヶ月以上先だし!今はまだ考えなくていい!」

秋穂「・・・でも、本当にどうしよう?やっぱりガラナチョ」

ノエル「犯罪ダメぜったい」

秋穂「コはないとして、こう、全身にチョコを塗って【私を食べて】的なやつとか?」

さら「ベタベタになりますねぇ」

クレプリ「虫とか寄ってきそうさね」

ありす「やめ・・・!ぜったぃ・・・!」

秋穂「まあ冗談だけど・・・・・・いっそチョコで彫刻してみるとか?」

ノエル「それで自分を彫るの?・・・食べにくくない?」

秋穂「転校生くんそのへん気にしないでバリバリ食べる子だよ?」

さら「ああ、そうなんだ・・・」

ありす「・・・も・・・なにかを・・・もちーふに・・・て・・・は・・・」

クレプリ「そうだな、おもしろそうさね。彫刻とか、ぬいぐるみとかをチョコで作ってみるか?」

さら「チョコレートのぬいぐるみですか?」

ありす「そ・・・な・・・かんじ・・・で・・・」

秋穂「・・・よし、それじゃあ、そんな感じってことで、モチーフなりそうなぬいぐるみ見に行こう!」

ノエル・さら・ありす「「「おー!」」」

今日の散歩部+ありす。世の中には見た目が完全にテディベアなお菓子とかがあるらしいです。
もうすぐスレ内時間が現実時間まで1年を切りそうです。ゴールまであと少し・・・!
なんですが、ちょっと手首を痛めましたの。なので、申し訳ありませんがちょっと更新ストップします。
なんか前も同じようなことがあったような・・・今のところひどくはないので、回復次第再開させていただきます。
すぐに治ると思いますので、明日普通に更新してたら治ったんだなぁと思っててください。
ありすありあり(合言葉)

~今日も今日とて転校生~

夏海「ふふふ・・・・ついに今年もやってきたわね、この時期が!」

夏海「学園に吹き荒れる、惚れた腫れたの嵐!」

夏海「さて、どこから始めようかな・・・やっぱ転校生からかな?」

夏海「イベントにかこつけてヤバいことしようとするヤツもいるし、そういうとこバシッとスキャンダル撮らないと」ドンッ

夏海「ひゃっ!」

焔「・・・・・・・・・・・・」

夏海「げっ!あ、アンタ精鋭部隊の・・・」

焔「・・・・・・悪ィ」

夏海「・・・・・・あれ?」

夏海「あんなに大人しかったっけ、焔って」

夏海「ま、いっか!それより転校生よ、転校生!」

夏海「ついでにチョコも欲しいしねー」アイツミッカマエカラジュンビシテタワヨネ

夏海「・・・これでいいのかしら年上・・・」

~詫び~

メアリー「お、転校生」

転校生「めありー、おはよー。これ、バレンタインの」アゲル

メアリー「おっ、サンキュー。・・・おまえ、男だよな?」

転校生「そうだよ?」

メアリー「だったら貰う側に・・・いや、何も言うまい」

メアリー「それよりも、だ。ほれ」ポイッ

転校生「わっ、これ、めありーから?」

メアリー「市販のモンだけどな。去年の詫びだ。とっとけ」

転校生「う、うん。ありがと・・・たべていい?」

メアリー「好きに食えよ。恥ずかしがるんもんじゃねーし」

転校生「ううん、いただきまーす。・・・あ、それで、きょねんのってなんのはなし?」

メアリー「は?」

転校生「え?」

メアリー「・・・・・・もう忘れたのか?」

転校生「いや、きょねんメアリーになんかされたおぼえはないなーって」

メアリー「・・・・・・・・・・・・」

メアリー「まあ、覚えてねえならそれでいい。ま、んなことよりちょっと話がある。ここじゃなんだから、屋上までついて来い」

転校生「いえす、まーむ!」

~メアリーからのおねがい~

夏海「みーっけ!おーい、転校せ・・・」

夏海「お?一緒にいるのって・・・うわ」

メアリー「・・・つーわけで、ちょっくら付き合ってくれよ」

転校生「めありーに?」

メアリー「そうそう。折り入って相談があるんだ」

転校生「めずらしーね。なんなの?」

メアリー「来栖焔、いるだろ。あのほむほむだよ、アイツは今、どうにも使い物にならねえ」

メアリー「で、アタイからのおねがいなんだけどよ・・・」

・・・

夏海「な、な、なんですって・・・!」

夏海「・・・なんか、転校生が普段からやってることと変わんなくない?」

夏海「・・・いやいやいや、ここは焔の珍しい写真とか撮ってスクープを・・・」

夏海「よーっし、決定的瞬間をすっぱ抜いちゃうわよ!今度の見出しは・・・」

夏海「【あの問題児が母の顔!?転校生の魔性に迫る!】」

夏海「・・・自分で言ってなんだけど、母の顔はないかしら。うーん、姉の顔?女の顔・・・これじゃ別の意味に・・・」

・・・

メアリー「ククッ・・・よしよし、面白くなりそうだぜ」

~トラップ~

夏海「この辺の草を結んでっと・・・これは確実に転ぶ!」

夏海「で、転校生が転んだところを焔が助けに行くシーンをパシャッっと!逆でもオッケー!」

夏海「んー、いいね、動画も撮れるようにしておこうかな」

メアリー「おい」

夏海「なによ、今忙しいんだから・・・」

メアリー「おい!」

夏海「ひゃぁああぁっ!?」

メアリー「テメー、なにやってる」

夏海「あっ、あわわわ、メアリー!ええと、そのっ・・・」

メアリー「ちゃんと転んだ先の石はどけておけよ。転校生が頭打ったらどうするんだ」

夏海「いや、そんな目立つような石は・・・うん?」

夏海「えっと・・・あんたって、そんなん・・・だったっけ?」

メアリー「アイツには去年の借りがあるからな。こんくらいはするさ」

メアリー「っと、そういえば遊佐鳴子にも借りがあったなぁ」

夏海「えーと、あたしはこれで・・・」

メアリー「そのカメラの、ちょっと見せてみろよ」

夏海「あーっ!だ、ダメ・・・!」

メアリー「・・・フーン?盗撮か。いい趣味してるじゃねーか」

メアリー「生徒会室、風紀委員室・・・ハハッ、こんなとこまで撮ってんのか」

メアリー「こんな写真撮ってんのチクったら、さぞかし怒られるだろうなぁ」

夏海「な、なにが望みなのよ!」

メアリー「別にぃ?ただ、ちょーっとだけアタイにつきあってもらおうか」

夏海「えっ!あ、アンタに?」

メアリー「スクープ探してんだろ?転校生がらみの」

メアリー「テメーの好きそうな写真撮らせてやるからよ」

メアリー「嫌とは言わねーよなぁ?遊佐とは違うってこと・・・」

メアリー「アタイに教えてくれよ。ククク・・・」

夏海「あ、あうぅ、なんでこんなことに・・・!恨みますよ、部長おぉ・・・!」

~そのころの鳴子~

鳴子「・・・うん、こんな感じか」

花梨「にしても、アンタがチョコ作るなんて珍しいっきゃ、いったいなにがあったんだべ?」

鳴子「いやぁ、去年のこの時期にちょっとだけ申し訳ないことしちゃったからね」

鳴子「で、せっかくだからお詫びと感謝を込めてバレンタインチョコを送ってみようかと」

花梨「そうかぁ。で、転校生に何したんだ?」

鳴子「何したというか、まあ間接的にとはいえ泣かせちゃったからね」

鳴子「さて、転校生くんは甘めが好きだったはずだけど・・・どれくらい砂糖を入れればいいのかな」

花梨「あんま入れすぎたら体に悪いすけ、そうだなぁ・・・」

・・・

鳴子「・・・じゃあ、あとは冷やすだけか」

花梨「んだ、よくできてるべ」

鳴子「助かったよ、普段お菓子作りなんかやらないものだから、なかなか勝手がわからなくてね」

鳴子「転校生くんはたまに差し入れしてくれるわけだけど・・・毎回こんな手順を踏んでるのか」

花梨「時間は有り余ってるみたいだからなぁ。授業で使ってない時はいつでも使っていいって許可ももらってるすけな」

鳴子「そう考えると恐ろしい6歳児だね、やっぱり」

花梨「んだ、将来が楽しみだべ」

~トラップ看破~

転校生「・・・・・・」スンスン

焔「・・・・・・・・・・・・」

転校生「あっ、ほむほむ、そこ」

焔「えっ?う、うわああぁ!ったた・・・」

転校生「ほむほむ!?だいじょうぶ!?」

焔「・・・はぁ、悪ィ、転校生。また転んだ・・・」

焔「なんっかヘンだな、今日。もう帰ろうかな・・・」

転校生「・・・これ、だれかがわなしかけてるね」

焔「えっ?そ、そうなのか?」

転校生「これは、なっちゃんっぽくないし・・・・・・でもほかにそんなひと・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・わかんない!」

焔「真っ先に岸田が上がって来るんだな」

転校生「まあねー。ぜんかいっぱい」

・・・

メアリー「ククク、アタイはそんな簡単にしっぽは見せねーぜ」

夏海「そんなすぐにアタシを疑わないでよ・・・いや、あたしが悪いんだけどさぁ」

~いいから!~

焔「ハァ・・・この辺なら罠なさそうだし、大丈夫か?」

転校生「あっ、ほむほむ、そこ!」

焔「ちょっと座る、か・・・・・・っ!?」

焔「うわあぁっ!?」

転校生「バナナのかわがあるよーって・・・おそかったね」

焔「な、なんでこんなところにバナナの皮が・・・」

転校生「たてる?」

焔「いや、いい・・・1人で立てるし・・・」

転校生「ほら」スッ

焔「て、手は貸さなくていいってば!ほっとけ!」

転校生「もー、こんなときまでいじはらなくていいのにー」

焔「テメーにだけは言われたくねぇよ」

転校生「えー」

焔「てか、こんなとこでアタシとブラブラしてていーのか?」

焔「周りのやつら、お前を探してんじゃねーの?」

焔「ほら、水無月とか、あの人形持ってるやつとか・・・」

転校生「ふーちゃんはふうきいいんのみまわりだし、ありすちゃんはよるにおへやきてーってはなしだし」

焔「・・・ふーん。まぁいいけど」

転校生「あ、チョコつくってきたんだ。たべる?」

焔「いや、いいよアタシは・・・そんなもん、もらえる立場じゃねーし・・・」

転校生「そう?じゃあ、きがかわったらいつでもいってね!」

焔「へいへい」

~巻き込まれ~

焔「うっわ、わわ!あぶ、あぶね転ぶ!て、転校生!」

転校生「もー、さっきからひっかかりすぎにゃあああああ!!!!!」ガツン

焔「あっつつ・・・今度はなんだよくっそ。廊下がツルツルで・・・」

転校生「」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「うわわわ!!わ、わりぃ!とっさに掴んで、引き倒しちまった!」

転校生「」

焔「・・・転校生?」

転校生「」

焔「お、おい、これもしかしてヤバいやつじゃ・・・おい!起きろ!おい!」

転校生「」

焔「ああ、こういうときどうするんだっけ、心臓マッサージして、AEDで、人工呼吸で・・・」

焔「ま、まずは心臓マッサージ!」

転校生「ぐぇっ」

焔「AEDは・・・魔法でなんとかする!緊急事態だ!」ビリビリ

転校生「わぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ」

焔「そ、そしたら最後に、じ、人工呼吸を・・・・・・や、やるしかねーっ!やってやるーっ!」

転校生「きゅうう・・・・・・」

焔「はぁーっ、はぁーっ、これは、これは救命行為だ・・・それに、相手は子供だ・・・なんの問題も・・・!」

ゆかり「あるから落ち着きなさいっ!」ヒギ・ホウタイミイラマキ!!!

焔「んぐぐ~~~!?!?」ギチギチギチギチッ

ゆかり「もう、さっきから声出して反応してるんだからね?」

転校生「あうあうあうあう・・・」

焔(ああ、最近なかったから忘れてた・・・アタシ、こいつにかかわると碌な目にあってないんだった・・・)

~コンプリート~

焔「ふぅ、ひどい目に遭った・・・」

転校生「ごめんね?」

焔「なんでお前が謝ってんだよ。悪いのはアレを仕掛けたやつだ」

焔「ぜってぇ燃やしてやる・・・灰にしてやる・・・」

転校生「あ、ほむほむ、そこは」

焔「えっ?ヒッ・・・ひゃああぁ!?」

転校生「うわ、なにこれ!ネチョネチョしてヌメヌメして・・・きもちわるぅー」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「転校生。止めるなよ」

転校生「え?うん」

焔「オイ」

夏海「・・・・・・・・・・・・あ」

焔「よくも散々やってくれたな・・・人をオモチャにしやがって・・・!」ダイナミックフルフレイム!

夏海「ぎゃああああぁ!」

夏海「あ、あついいぃ!燃やすならあっち、メアリーっ!」

焔「うるせーっ!言われなくても燃やしてやるよ!」

焔「全員まとめて、灰にしてやるーッ!」

メアリー「ハハッ・・・!やっと調子出て来たじゃねーか!」

メアリー「けどすっかり腕がなまってんな、ネズミの屁みてーだぜ!」

焔「な、なんだとおぉぉ!メアリー、てめぇ!ぶっ潰す!」

転校生「もしもーし、ふーちゃん?うん、ふんすいまえであばれてるのが3にん。まほうもつかってる。アウト」

夏海「え、て、転校生、誰に電話を・・・」

転校生「じつはだまってんたんだけど・・・」

[風紀委員]転校生「りんじふうきいーんのてんこうせいでーす。がくえんないでのまほーのしよーとしとーはきんしされてまーす」

夏海「ちょ、なんでそんなのかくして・・・!」

転校生「なっちゃんとかめありーとかゆさとかりっちゃんとかはっちゃんはとくにちゅーいしろっていわれててねー」

夏海(そ、それって去年の賭けの・・・!)

紗妃「どうも、風紀委員です。通報があったのでかけつけました」

夏海「げっ」

風子「さーて、とりあえず全員とっちめますか」

メアリー「ん?」

転校生「おなわにつけーっ!」

焔「は?」

夏海「て、転校生、こ、この、薄情ものーーーっ!!!!」

To be continued・・・

~久しぶりだから~

クレプリ「いやー、今日の夜が楽しみだなー」

ありす「・・・そ・・・ぇば・・・」

ありす(最近、転校生くん部屋来てないし・・・ちょっと散らかってきてるかも・・・)

クレプリ「うん?どうした?ありす」

ありす「ぉそぅじ・・・なきゃ・・・」

クレプリ「掃除ー?・・・あー、少年が来ないからってだらしなーい生活送ってたもんなぁ」

クレプリ「やっぱアレだな、来客は大事だな」

ありす「いぃから、手伝って・・・」

クレプリ「はいはい、野郎ども!掃除の時間だー!」

・・・

ありす「ぇと、ぁとは・・・」

クレプリ「飾り付けとか?」

ありす「それと、ぉかし・・・はチョコがあるし・・・」

ありす「転校生く、が寝ちゃった、ときの、もぅふと・・・」

ありす「ぁと、ぁれも、これも・・・」

クレプリ「クローゼットん中さね。・・・・・・あっ」

ありす「ど、したの?」

クレプリ「・・・さっき掃除したときに、奥にしまったさね・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

クレプリ「・・・・・・・・・・・・」

ありす「・・・出して?」

クレプリ「野郎どもー!へばってる場合じゃねーっ!起きろーっ!」

今日はここまで!手首はなんとか治りました。長らくお待たせしてすみませんでした。
次回はスウィートオペレーションの続き。なっちゃんとおばちゃんがメインです。
・・・・・・あ。ヤベ、またチトセの誕生日(10月28日)忘れてた。今思い出した。
いや、グリモアの本編ストーリーのとこ見ながら進めてるんで、そこになかったらたまーに忘れることが・・・
・・・他に忘れてる娘いないよね?いないはず。いないと信じよう。
グリモアの風紀委員って転校生が絡むとポンコツと化すよね(主にイヴと怜と紗妃)
ありすありあり(合言葉)

ありす!?ありす!ありす!
ああああああああああああありすぅぅぅぅぅ!!!!
ありす!ありありありありす!
ありありありありありありすぅぅぅぅぅぅ!!!!
あ、ありす・・・・・・ありす・・・
ありす・・・・・・ありす!
ありすありあり!ありありありす!
ありす!ありす!ありす!ありす!
ありすありすありすありすありすありすありすありすありす!!!!!!!
ありすありあり(ありすありあり)

~お勉強~

アイラ「うーむ、最近忙しくて少年にかまってやれとらんの・・・」

アイラ「10月からしばらくは妾のせいな気がせんでもないが、南のことがわかってからはのう・・・」

アイラ「・・・久々に気分転換も兼ねて勉強でもみてやるか」

アイラ「そうと決まれば、待ってろよ少年!」

・・・

アイラ「・・・な、なんじゃこれは・・・」

あやせ「これが漢字の『漢』の書き方よ~。部首はさんずいで、くさかんむりじゃないから気をつけてね~」

転校生「はーい!」

エミリア「はーい!」

ありす「ぁの・・・こぇは・・・」

あやせ「うん?ああ、その式はね、確か・・・」

シャルロット「東雲さん、おかえりなさい。ご用事はよろしいんですか?」

アイラ「うむ、今戻った。まあ気分転換をじゃな・・・って、そうじゃないわ!」

アイラ「あやせ!何をしておるんじゃ!」

あやせ「何って・・・アイラちゃんが忙しそうだから、私ができる範囲でお勉強をちょっとね~」

転校生「おばあちゃん見て見て~!2年生の漢字、ぜんぶやったの!」

エミリア「東雲さん!私も覚えました!」

アイラ「うう~~~妾の生徒なのに~~」

クレプリ「おいおい、どうしたんだ?海老名は忙しいお前さんの代わりにって」

アイラ「わかっておる!わかっておるわ!じゃが、割り切れんこともある!」

ありす「ぁ・・・ぇびなさ・・・こぇ・・・ぁって・・・か・・・?」

あやせ「ちょっと見せてね~・・・・・・うん、完璧よ~。はなまるね~」

ありす「ゃった・・・!」

クレプリ「ありすよくやったな!」

アイラ「しかもなんか増えとるし・・・」

シャルロット「東雲さんもせっかくいらしたのですし、久しぶりに教鞭を執ってみてはいかがですか?」

転校生「え、でも今日はもうおわむぐむぐ」

エミリア「はい!ぜひお願いします!」

アイラ「ほっほっほ、そういわれては仕方ないの!みんなー!アイラちゃんのパーフェクト国語教室はじまるよー!」

アイラ「妾みたいな天才目指して、頑張っていってねー☆」

あやせ「あらあら、アイラちゃんもすっかり元気ね~」

今日のおばあちゃん。歓談部は今日も平和です。
ふぅ・・・・・・ありすからのチョコ・・・ありすかわいい・・・愛おしい・・・
チョコ渡した後に深呼吸するありすかわいい。抱きしめてやさしくなでてあげたい。
ありすのプレゼントは全部残してあります。もったいなくて使えない。これが親心か・・・!(違う)
ポケモンでいったらきずぐすりは使えるけどきのみジュースは使えないみたいなのに近いかな。
でもありすとの思い出の品を消費するとか無理だよ。
そういえばお昼は知らない間に手が書き込みをしてました。ありすがかわいいから仕方ない。
明日は卯衣からもらいます。
ありすありあり(合言葉)

卯衣が手探りながらも人間らしさを得ようとしてる姿が感じられました。
少なくとも卯衣にとって転校生くんは特別な異性に分類されるわけで、ほんと・・・ふぅ。
イベントで転校生とチョコ作れなくて寂しがる卯衣もいいし、もうここ数日ほんと・・・ふぅ。
さて、パートナーをありすに戻して・・・あ、ありすだ!
ありすの声が聞こえるよ!ありすがぬいぐるみプレゼントしてくれるって言ってくれた!
あああああ、ありすが、ありすがチョコをくれて、ありすが!ありすが!
ああああああ!!!!ありすかわいいよありすぅぅぅぅぅ!
あ、ありす、ありすありす、あああああ!!!!
ありすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!
ありすありあり(合言葉)

~お説教~

紗妃「わかりましたか!?今度魔法を使ったら活動停止処分ですからっ!」

夏海「だ、だからぁ・・・魔法使ったのあたしじゃないのにぃ・・・」

風子「氷川、そのへんで許してあげてくだせー。そろそろ時間が・・・」

紗妃「委員長、甘いんじゃないっですかっ!?だいたい、精鋭部隊の人たちは・・・」

風子「あの2りならとっくにエレン・アメディックに引き渡しました」

紗妃「あ、あれ?いつの間に・・・」

風子「氷川が説教してる間です」

転校生「さっちゃんおせっきょーながいんだもん」

風子「つーわけで、見回りを続けましょう」

風子「こーしてる間にも、カップルが一線越えそーになってるかもですよ?」

紗妃「うっ!し、仕方ありません・・・」

紗妃「いいですか、今言ったこと、しっかり留意しておくように!」

風子「転校生さん。そこの報道部を見張っててもらえます?」

転校生「いいよー。あ、そうだ。ふーちゃんにこれ、ハッピーバレンタイン!さっちゃんにもわたしといてもらっていい?」

風子「おお、ありがとうごぜーます。ちゃんと渡しときますよ。んじゃ、これはウチから」

転校生「ありがとー!」

風子「んじゃ、よろしくおねげーします。やらかさないよーに見ててくれたらいーんで」

転校生「はーい。おしごとがんばってねー」

~見張り役~

夏海「ふうぅ~!もう、やんなっちゃう。こっちはネタ探してるだけだってのに」

転校生「なっちゃん、どこ行くの?」

夏海「ん?どこ行くって・・・トイレよ、トイレ」

転校生「ほんとー?」

夏海「嘘じゃないってば。ついてこないでよ~」

夏海「それとも、トイレまでついてくる気?」

転校生「べつにそれでも」

夏海「よくないわよ!まさか、普段から入ってたり・・・」

転校生「あさりんだって男の子の方はいるじゃん」

夏海「浅梨は男だからっ!わかったわかった。ちゃんと戻ってくるから・・・ね?」

・・・

転校生「・・・・・・・・・・・・」

チトセ「あら、どうしたの?こんなところでボーッとして」

転校生「んー?人をまってるんだよー」

チトセ「ふふふっ、待ちぼうけかしら」

チトセ「・・・時間があるなら、ちょっとお話ししましょうよ」

チトセ「今日、なんの日か知ってる?フフフ・・・」

転校生「それよりおばちゃん、なっちゃんみてない?」

チトセ「・・・え、岸田さん?んー、会ったわよ。あっちのほうで」

転校生「はぁ?・・・行かなきゃ」ガタッ

チトセ「・・・・・・岸田さんのところへ行っちゃうの?」

転校生「え?」

チトセ「それとも私と遊んでくれる?一緒にいてくれるなら嬉しいんだけど」

チトセ「・・・ねえ、どうする?」

転校生「なっちゃんみはりにいく」

チトセ「即答ね!?そこは一緒にいてほしいんだけど!」

~作戦概要~

夏海「は~、転校生ってば風紀委員の言うこと律儀に聞いちゃって・・・」

夏海「たまったもんじゃないわよ。いくら仲がいいからってアタシとだってそれなりにいいはずなのに!」

夏海「・・・それにしても、ずいぶん警戒してくれちゃってさ」

夏海「あいつに周りウロチョロされてちゃ、うかつにカメラ出せないじゃん。あいつ鋭いし」

チトセ「岸田さん」

夏海「あ、チトセ・・・転校生は?」

チトセ「あっちで待たせてるわ。岸田さんのことはごまかしてるから大丈夫。・・・のはず」

夏海「あいつほんと勘が鋭いからなー。うまくやってよ?」

夏海「んで、本当にいい写真撮らせてくれるんでしょうね?」

チトセ「もちろんよ。彼の本性をさらけ出した姿、撮らせてあげる」

夏海「それだけ聞くと不安しかないんだけど・・・裏とかないのよね?」

チトセ「ないない。私、普通に転校生くんのこと、気に入ってるんだもの」

夏海「それ、場合に因っちゃ風紀委員案件だけど」スッ

チトセ「通報しないで。そういう意味じゃなくて、なんというか、こう・・・可愛い息子みたいな?」

夏海「そう?生意気な弟って感じじゃない?」

チトセ「そこなのよねぇ。転校生くん、未だに相手によって接し方が違うでしょ?」

チトセ「この前の事件もあったし、やっぱり本音をさらけ出せる相手っていうのが必要だわ」

チトセ「でも水無月さんだけじゃ手が足りないじゃない。彼女も忙しいし。だから私が、この機会にって」

夏海「ふーん。いろいろ考えてるのね」

チトセ「それに、そろそろおばちゃん呼びはやめてほしいし・・・」

夏海「そっちがアンタの本音か」

チトセ「・・・まあ見ててよ。上手くいったら第二の母親誕生だから」

夏海「・・・やっぱり聞いてるだけだと犯罪チックよねぇ」

~名前談義~

チトセ「転校生くん、お待たせしちゃってごめんね?」

転校生「いいよー、エアポートさん」

チトセ「それは新千歳!ってそうじゃなくて。・・・まあ、せっかくだしちょうどよかったわ」

チトセ「ほら、転校生くんって私の正体知っちゃったでしょ?それで、おばちゃん呼びは、その・・・」

転校生「えー」

チトセ「いいじゃない。ほら、見てよ。どこからどう見ても若々しいお姉さんでしょ?」

転校生「そうんなこと言うのは年増だけだよ」

チトセ「うぐっ・・・い、言ってくれるじゃない・・・とにかく!せめてもう少しマシなものに変えてちょうだいな」

転校生「バb」

チトセ「それ以上言ったらグーで行くから」

転校生「ジョークジョーク、テンコウセイジョーク」

チトセ「なんで片言なのよ・・・ほら、もっとこう、あるじゃない?朱鷺坂の方弄ってみたりとか、ね?」

転校生「とっきーとか?」

チトセ「そう!そんな感じ!」

転校生「んー・・・・・・・・・・・・でも名前がチトセでしょ?」

チトセ「ええ、そうね」

転校生「チトセって1000才っていみでしょ?」

チトセ「漢字はそうだけど・・・」

転校生「やっぱりバb」

チトセ「ゴッドブロー。相手は死ぬ」

転校生「それをきゅーけつきのおばちゃんが使うのはわらえるよね」

チトセ「結局元に戻ってるし・・・はぁ、どうして私はそんな扱いなのかしら・・・」

~一目見た時から~

転校生「いやー、さいしょに見たときからね?なんかアイラちゃんとおんなじかんじするなーって」

チトセ「・・・ちょっと待って。なんで東雲さんは『アイラちゃん』なの」

転校生「今はべんぎじょう」

チトセ「そう、それならよか・・・・・・ん?」

チトセ「もしかして、東雲さんにも同じような態度を?」

転校生「うん」

チトセ「・・・主にからかう側?」

転校生「うん」

チトセ「からかわれるんじゃなくて?」

転校生「おばあちゃんのよわみの10こや20こぐらいにぎってるしねー」

チトセ「え、なにそれ。知りたいんだけど」

転校生「おばちゃんのぶんもねー」

チトセ「・・・嘘よね?」

転校生「ぼくウソはすきじゃないなー」

チトセ「えっ、もしかしてアレ・・・いや、それともアレ・・・」

転校生「ウソだけど」

チトセ「ウソじゃない!好きじゃないって言ったばかりなのに!」

転校生「つかないとはいってないよー」

チトセ「ああ、もうっ・・・・・・掴み処が無いわね・・・」

転校生「だれもふこうにならないわらえるウソはいいと思うんだよねー」

チトセ「もう、ほんと・・・・・・」

チトセ(でも、少し変わった感じはする・・・かしら)

~チョコ~

転校生「あっ、そうそう。はい、これ」

チトセ「あら、これは・・・チョコ?」

転校生「うん。これがおばちゃんの分ねー」

チトセ「あ、ありがとう。なんか、あべこべね・・・今日って女の子が好きな男の子にあげる日じゃなかったっけ?」

転校生「ぎりチョコと友チョコは男の子からでもいいんだってもえちゃんがはぁはぁしながら言ってた」

チトセ「もしもし風紀委員?ちょっと学園に危険人物が」

・・・

―図書室―

萌木「ううっ、どうしよう・・・転校生くんからトリュフをもらったのはいいけど、図書室は暖房効いてるから溶けるかも・・・」

里菜「あ、萌木ー。お前も転校生からもらったのかー?リナ今日がバレンタインだってすっかり忘れててさー」バリバリ

萌木「図書室での飲食は禁止!絶対やめて!虫が湧くから!」

里菜「あ、ごめん・・・」

イヴ「風紀委員です。ここに危険人物がいると通報がありました」

萌木「ほら里菜ちゃん、図書室でチョコなんて食べるから・・・」

里菜「えっ、り、リナなのか?リナが悪いのか?」

イヴ「通報によると6歳男児のバレンタインのチョコの送り先について興奮しながら迫っていたとのことですが」

ちひろ「あ、そういえば霧塚先輩が去年そんな感じのことしてたって他の図書委員の人から・・・」

里菜「冬樹、こいつだぞ。リナ去年見てたさ」

萌木「ええっ!?」

イヴ「詳しくお話聞かせてもらえますね?霧塚萌木さん」

萌木「え、えっと、えっと・・・・・・はい・・・」

~観戦~

夏海「カモフラージュよし、アングルよし、チトセスタンバイOK・・・」

夏海「よっしゃ、いける!あとは転校生がチトセの膝の上に乗れば・・・」

焔「あっ、またあんた!なにやってんだよ!」

夏海「うげっ!2人ともエレンにお説教されてたんじゃ・・・」

メアリー「説教はなかったが、いくつかペナルティー追加だ。しくじったぜ」

焔「クソッ、なんでアタシがあんな目に!あんたらのせいだぞ」

焔「てか、まだなんか企んでんのかよ!いいかげんに・・・」

夏海「しーっ!静かに!」

メアリー「・・・・んぁ?アイツは生徒会の・・・」

焔「・・・え?・・・なぁ。ちょっと、あれって・・・」

夏海「演技よ演技。静かにしてて」

焔「・・・転校生の方露骨に嫌そうな顔してるけど」

メアリー「ブッ・・・あんな苦虫を噛み潰したような顔してるあいつ初めて見たぜ」

メアリー「うわ、腹触りにいった・・・さらに足も・・・これ通報モンだろ・・・」

焔「うわ・・・眉間がヒクヒクしてる・・・」

メアリー「ありゃキレてんな。あいつキレさせるとか相当じゃねぇか」

メアリー「ブッ・・・ハハハ!お、おもしれー、見ろよあの顔・・・」

焔「うわぁ、目が死んでる・・・って、あんなん風紀委員が黙ってねーぞッ!」

夏海「しーっ!しーっ!静かにってばっ!!」

~スキンシップ~

チトセ「ほーら、転校生くん、こっち来て」

転校生「なにー?くだらないことだったらスピニング・トゥ・ホールドかけるよ?」

チトセ「ねえどうして私にはそんなにあたりが強いのかしら。お姉さん、寂しいわ」ヒョイッ

転校生「わっ、もちあげないで!」

チトセ「ほーら、いい子いい子ー」ナデナデ

転校生「いやぁ・・・」

チトセ「お肌モチモチねぇ・・・すべすべでモチモチで・・・いくらでも触っていられるわ」プニプニ

転校生「わぷっわぷっ」

チトセ「お腹とかもプニプニしてて・・・」

転校生「ひゃっ!つべたい!」

チトセ「足もすべすべ・・・羨ましいわぁ」サワリサワリ

転校生「うぅ・・・気持ち悪い・・・」

チトセ「ねえ、そういえば私、去年も誕生日祝ってもらってない気がするのよ。それでなんだけど・・・」

転校生「な、なに?」

チトセ「フフフ・・・ちゅー、してほしいなーって・・・ね?いいでしょ?」

転校生「あ、あはは・・・」ヒクヒク

チトセ「ほっぺでいいから、ね?ね?」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

チトセ「転校生くん?」

転校生「・・・・・・・・・・・・あそこか」

チトセ「えっ?」

~見つかった~

メアリー「おい」

夏海「なによっ!」

メアリー「後ろ後ろ」

夏海「あっ・・・!!」

転校生「・・・なーんか、へんなかんじするとおもったら・・・なっちゃんだったんだ」

夏海「て、転校生、あの、違うのよ、違うのっ・・・」

転校生「ふーん・・・・・・」

夏海「あ、あの、あの、ね?ほら、ね?わかるでしょ?違うんだって、ね?」

転校生「へー・・・・・・」

夏海「だからほら、あれよあれ!あれだから!あれだからなの!」

転校生「・・・・・・ヘンタイ」

夏海「!?」ゾクゾクゾクゾクッ

転校生「あんなふうにされてたの、じーっと見て楽しんでたんだよね」

夏海「いや、その、あれは・・・・・・」

転校生「どうしようもないヘンタイさんだね」

夏海「!?」ゾクゾクゾクゾクッ

夏海(な、なにこれ・・・転校生にののしられるたびに、何かが・・・)

転校生「・・・・・・じゃ、もうやめてね。ぼくおばちゃんとこもどるから」

夏海「あ、はい・・・」

夏海(なんだろう・・・この感覚・・・なぜか心地いい・・・)

メアリー(こいつ・・・えー、そういう趣味だったのかよ・・・)

焔(うわ・・・・・・)

~線引き~

転校生「ただいまー」

チトセ「あら、むこうになにかあったの?」

転校生「ヘンタイがしゃしんとってた」

チトセ「え?」

転校生「あと、あーゆーのおそとでやってたられーちゃんとかさっちゃんがおこるからやめたほうがいーよ」

チトセ「あ、うん。忠告ありがと」

転校生「あと、あーゆーのはキライ。あんましベタベタ触られたくない」

チトセ「・・・瑠璃川さんは?」

転校生「あきちゃんはペロペロだよ?」

チトセ「うーん、違いがわからないわね」

転校生「ほら、シローもペロペロするし、あきちゃんだってペロペロしたくなるときあるって」

チトセ「ペット扱いなの!?いや、シローの方が人扱いな可能性も・・・」

転校生「はるのんもあきちゃんをペロペロしてるし、ぼくもペロペロするし」

チトセ「ますますわからないわね」

転校生「でもなんだろね?おばちゃんのは、こう・・・・・・気持ち悪かった」

転校生「なんだろうね、なんかいつもと違う感じの・・・うーん・・・じゃねんがうずまいてるというか・・・」

チトセ「なんでそんな表現を知ってるのよ。・・・ごめんね、転校生くん。ちょっと仲良くなろうと焦りすぎちゃったのかも」

転校生「いいよー。それじゃあ・・・はいっ、これ」

チトセ「えっ?チョコならさっきもらって・・・」

転校生「おたんじょうびわすれちゃってたからねー。おわびもこめて、べつでつくってたのあげる!」

チトセ「そんな、あんなの冗談なのに・・・わざわざありがとうね」シャガンデウケトリ

転校生「これからもがんばろーね、チトセちゃん」チュッ

チトセ「!?!?!?!?」

転校生「んじゃ、ぼくそろそろくばりに行ってくるねー」

チトセ「あ、うん。いってらっしゃい・・・」

チトセ「・・・・・・もしかして、ほっぺにちゅーするためにしゃがませたの・・・?」

~バレンタイン交換会~

さら「それじゃあ!」

秋穂「バレンタイン!」

ノエル「交換会!」

転校生「はっじまっるよー!」

春乃「イェーイ!秋穂のチョコー!」

寧々「やったー!転校生くんのチョコだー!」

さら「それじゃあ、わたしはこれです!じゃじゃーん、シロー型のチョコ!シローといっしょに作りましたよぉ!」

秋穂「来年のネタをぶっこんできたね!」

ノエル「メタ発言やめぃ。んで、シローはどこを手伝ったの?」

さら「テンパリングですぅ!」

シロー「わんっ!」

ノエル「シローすごいね!」

シロー「ぷすー」

秋穂「わたしはこれだよ!普通のハート型だけど・・・いっぱい愛情(意味深)を込めたよっ!」

ノエル「今不穏な声が聞こえた気がするんだけど」

秋穂「これが転校生くん用で、こっちがさらちゃんで、こっちがノエルちゃんで、こっちがおねえちゃんで、こっちが寧々ちゃんね!」

ノエル「疑うな・・・個別に用意されてることに疑うな・・・こんなのでも友達だ・・・よし!」

秋穂「ノエルちゃん、声洩れてるよー」

ノエル「・・・ノエルちゃんのはこれだ!じゃじゃーん、チョコクッキー!これならお姉ちゃんも後で勉強しながら食べれるかなって」

秋穂「ノエルちゃん・・・・・・」

さら「食べてくれるといいですね!」

ノエル「あ、味見もしたから、だいじょうぶだよっ!おいしかったし、きっと食べてくれる!」

春乃「はい、あんたたち。ガトーショコラよ。秋穂のは特別に多めにしておいたから、い~~っぱい食べてね?」

秋穂(嬉しいようなカロリーが気になるような・・・)

転校生「あっ、ちょっとかぶった。パウンドチョコケーキ・・・」

寧々「わーい!ネネ、ケーキ大好きー!」

転校生「ほんと?・・・それで、ねねちゃんは?」

寧々「えっ?」

春乃「交換会だけど、持ってきてないの?」

寧々「え?だってネネつくれないもん。いっぱいもらったから分けてあげてもいいけど・・・」

転校生「・・・・・・ま、いっか!がくえんちょーだし!」

さら「そうですねぇ。がくえんちょうさんですもんね!」

寧々「えっへん!ネネ、学園長だもんね!」

転校生(それに、いつもがんばってるのしってるからねー)

秋穂(だからこれくらいは・・・ね?)

ノエル(うん。許してあげてもいいよね。いつもお仕事お疲れ様!)

さら(あっ、秋穂ちゃんのチョコおいしいですぅ!)

秋穂(ほんと?よかった~。失敗してたらどうしようかと・・・)

春乃(やっぱり秋穂がナンバーワン!やっぱり秋穂がナンバーワン!)

寧々(なにか聞こえる気がする・・・なんだろこれ・・・)

転校生(でも次は一緒に作ろうね)

寧々(やっぱり聞こえる!どうやってるのこれーっ!?)

~バレンタイン・結希~

結希「来てくれたのね」

転校生「よばれたからねー。それにわたしたいものもあったし」

結希「そうなの?奇遇ね、私もよ。渡す物がある」

転校生「えっ?・・・・・・えっ?」

結希「あまり手の込んだものでなくて悪いけど・・・なに?そんなに驚くことかしら」

転校生「えっ、だって、ほら、ゆきちゃんだよ?けんきゅうしつにこもってゲームかけんきゅうしかしてないゆきちゃんだよ?」

結希「まあ、否定はしないわ。でも、今日は特別な日だもの。いつも食事を作ってくれたり実験に手伝ってもらっているから」

結希「感謝の気持ちを込めて、たまにはね」

転校生「う、うん・・・・・・ありがとっ!あと、これ!」

結希「やっぱり、今年も作ってきたのね。・・・私のものが見劣りしてしまいそう」

転校生「そんなことないよー。きもちがだいじなんだから!」

結希「ふふ、そうね。やるべきことも増えて、以前と同じように過ごすことができなくなってきているけど・・・」

結希「それでも、あなたが来てくれて、助かっているわ。ありがとう、転校生くん」

転校生「ぼくも、ゆきちゃんがダンボールとかいっぱいつくってくれて、あそんでもらってて・・・」

転校生「だから、ありがとっ!」

結希「・・・さ、まだ渡す相手が残っているんでしょ?私はいいから、行ってあげて」

転校生「はーい」

ソラチャーン!

結希「・・・・・・おいしいわね。さすが、転校生くん」

~ありす イン バレンタインデー~

ありす「・・・・・・も・・・すぐ・・・」

クレプリ「準備もできてるし、どっしり構えてればいいさね」

ありす「ゃ・・・ぱり・・・きんちょ・・・して・・・」

クレプリ「相手は少年だぞー?ちょっと前までよく来てた仲じゃねーか。今更さね」

ありす「で、でもぉ・・・」

コンコンコン

ありす「ぁ・・き、きた・・・!」

転校生『ありすちゃーん、はいっていいー?』

ありす「ど、どぞ・・・!」

ガチャ

転校生「ハッピーバレンタイーン!ありすちゃーん!」

ありす「はっぴ・・・ばれ・・・ぃん・・・てんこ・・・く・・・」

クレプリ「ハピバーハピバー」

転校生「それだとたんじょうびとまざっちゃうよー」

ありす「・・・れで・・・ぇと・・・こ、これ・・・!」

ありす「ちょこ・・・つくって・・・きた・・・ら・・・はぃ・・・!」

転校生「やったー!ありすちゃんのチョコー!あ、これ!ぼくからも!」

ありす「こぇ・・・は・・・」

クレプリ「チョコムースさね。うまそうだなー」

ありす「ぁ、ぁりがと・・・ござ・・・す・・・」

転校生「どういたしましてー。こっちも、ありがとねー」

転校生「あっ、そうだ!せっかくだし、食べさせあいっこしよ?」

ありす「ぅ、ぅん・・・!」

転校生「そのあとあそんでー、おふろはいってー、今日はおとまりだよ!」

・・・

風子「さて、転校生さんはうまくやってますかねっと」コンコンコン

風子「水無月です。はいってもだいじょーぶですか?」

風子「・・・・・・・・・・・・」

風子「うん?鍵は・・・かかってませんね。・・・もしかして・・・」

風子「・・・やっぱり。久々ではしゃぎ過ぎたんですかね」

転校生「ん・・・すぅ・・むにゅむにゅ・・・zzz」

ありす「すぅ・・・すぅ・・・」

風子「まったく、このまま寝てたら風邪ひきますよーっと。ベッドに寝かしていればいいですよね?」

転校生「ぅん・・・ふーちゃ・・・ありすちゃ・・・ぁりがと・・・」

ありす「ん・・・ぉぃし・・・ぇす・・・」

風子「今日も一日、お疲れさまでした。明日もまた、がんばりましょーね」

風子「おやすみなさい」

今日はここまで!次回はフィールドエクスペリメントです!ちょっとスタンドっぽい題名だよね。
昨日今日とちょっと気分が高揚してしまっていましたが、今日もぼくは元気です。
ここにきて夏海が新しい属性を・・・あれはイヴのものだったはず・・・あ、いや、イヴはまた違うベクトルか。
変態学園生シリーズ(ノエル総ツッコミまたは超人転校生くんシリーズ)だとツッコミ役の予定なんですが・・・。部長の変態が確定してるし。
去年は結希とありすからチョコをもらってたんですよね。だから結希とありすだけ特別エピを。
転校生くんがベタベタ触られて嫌がっていたのは邪な念があったから。秋穂は(ある意味)純粋なので大丈夫らしい。
あとヤバそうになったら止めてくれる人がいるから転校生も安心してペロペロハムハムされる。そしてペロペロする。
ちなみに転校生は女王様適正ありです。確か前スレで恋に指導を受けてたはずだし。
ぶらりの天文部かわいすぎかよ。梓ちゃんハーレム作った次の週にこれだからさすが転校生さん。敬意をこめてさん付け。
ありすありあり(合言葉)

~食べ物の恨み~

―ある日の午後―

転校生「あっさっひっがさしっこんっできょーおもー♪こどもはおきだすよるんるるん♪」

転校生「・・・あれ?なにしてるんだろ」

[裁判官]さら「ノエルちゃん、ひどいですぅ!」

[ギルティ]ノエル「うう・・・ごめんなさい・・・」

[怒り心頭]秋穂「もうっ!ほんとだよ!」

[養豚場の豚を見る目]ありす「・・・・・・・・・・・・」

転校生「ありすちゃん!?」

転校生「で、なにがあったの?」

クレプリ「さっきの昼飯の時の話さね」

・・・

ノエル【あ、秋穂ちゃんこれ残してるね。嫌いなの?】

秋穂【あ、えっとこれは】

ノエル【いいのいいの、転校生くんが来る前にノエルちゃんが食べてあげるから!】

秋穂【あ、だ、だめっ!】

・・・

クレプリ「ってことさね」

ノエル「反省してます・・・ごめんなさい・・・」

秋穂「もう・・・今回だけだよ!」

ありす「ぁま・・・ぇす・・・・・・」

さら「え?ありすちゃん、どうしたんですかぁ?」

ありす「他人の、食べ物を・・・ってにとる・・・んて・・・ゅるせま・・・せ・・・!」メラメラ

転校生「どうしてありすちゃんがいちばんもえてるのさ」

クレプリ「んじゃあ、判決は?」1

秋穂「はいっ!」[今度お買い物付き合ってね!]

さら「こうです!」[明日のお昼ご飯はノエルちゃんがいっこあげましょお!]

ありす「はぃ」[トリプルアクセル土下座]

ノエル「ありすちゃんの無茶じゃない!?できるけど!」

ありす「とぅぜ・・・ぇす・・・!」

クレプリ「何がありすをここまでかきたてるんだ・・・(ていうかできるのか・・・)」

転校生「ありすちゃん、クッキーあげるからゆるしてあげて?」

ありす「・・・しょぅ・・・な・・・」[ダブルアクセル土下座]

ノエル「あっ、そういう方式なんだ」

秋穂「じゃあこのリボンだと?」

ありす「!」[シングルアクセル]

さら「シローモフモフですぅ!」

シロー「わんっ!」

ありす「もふ・・・♪」[月面宙返り]

ノエル「難易度上がってない!?まあできるけど!」

ありす「ほ・・・と・・・!?」

転校生「これもしかしてありすちゃんが見てみたいだけなんじゃ・・・」

最終的に三点倒立に落ち着きました

今日のノエルちゃん。ノエルちゃんもたまにやらかす。
今日のうのあのは・・・・・・萌え死にました。不自然に胸がふくらんだ女神さまに声をかけられました。水の女神は出張中らしいです。
ケンケンパするありすとかかわいすぎかよ。おかげで今日一日5回くらい鼻血が出たじゃねぇか(マジ)
うちのありすは食べるのが大好きというか食べ物にこだわっているというか。
日本人は食べ物へのこだわりが以上に強いらしいですね。かつてキリスト教が布教されるにあたって一番効果があったのがカステラだったそうで。
毒のあるものから毒を取り除いてまで食べようとする執念を持つ民族ですから。こんにゃくとかふぐとか。仕方ないっちゃ仕方ない。
ありすありあり(合言葉)

~カレー談義~

花梨「よう来たな、こっち座るべ」

ありす「きょ・・・は・・・ょろし・・・ぉねがぃ、します・・・!」

怜「ああ、構わないが。しかし、カレーか」

春乃「転校生は呼ばなくていいの?」

クレプリ「少年にバレないように作れるようになって、びっくりさせてやりたいんさね」

春乃「発想が娘とか妹のアレね。秋穂もこっそりいろいろできるようになろうとしてくれてるわ・・・」

春乃「ああっ、秋穂っ、お姉ちゃんのためにそんなことまで・・・いいのよっ!お姉ちゃんはわかってるから!秋穂はがんばってる!エライ!マイスウィートエンジェル!」

怜「る、瑠璃川!?大丈夫か!?」

花梨「いつのもことだべ、放っておいてけろじゃ。んで、カレーつったらやっぱ辛さすけな」

ありす「てんこ・・・せく・・・は・・・からぃの・・・苦手で・・・」

怜「ふむ、私の場合だと弟が辛い物がまだ得意じゃないからな。作る時は甘口のものをベースに、各自スパイスを使って辛さを好みで調整するようにしているな」

花梨「料理部はみんな辛いの大丈夫だすけ、結構辛めにつくるんだぁ。ましろがちょっと苦手ぐらいか?」

春乃「アタシのカレーは秋穂の好みに合わせて作っているから、参考にならないと思うわ。市販のルーは使わないし」

花梨「小蓮が作る時もそうしてるべな。小蓮のはたまにひどい味になるからなぁ・・・」

ありす「じゃ・・・ぁまくちのを・・・?」

怜「例えば、数種類のルーを混ぜるという手もある。甘口と中辛のルーを使って作ったりとかだな」

クレプリ「そういや、少年のおっかさんはルー混ぜてるって言ってたさね」

ありす「ぇと・・・じゃ・・・ぐざぃは・・・」

花梨「シンプルなのだと人参、ジャガイモ、玉ねぎ、肉だな」

春乃「転校生は鳥のもも肉が好きよ。使うならそれね」

怜「パセリやターメリックのような香草の臭いは苦手だそうだ。使わない方がいいだろう」

ありす「ふむ・・・む・・・」メモメモ

転校生「あとはぎゅうにゅうとかニンニクとかはちみつもいれるかな。あとはさいしょにいためるときにちょっとあじつけしたり」

ありす「・・・むふむ・・・?」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

転校生「生玉子いれたいときはちょっとからめにつくったりするんだけど・・・あれ、ありすちゃん、どうしたの?」

[orz]ありす「・・・そり・・・・・・ゃりたか・・・のに・・・」

春乃「転校生・・・・・・空気読みなさいよ」

転校生「ええっ!?」

怜「というより、いつの間に・・・・・・」

この後ありすはカレーを焦がしました

今日のありす。自分はいまだに辛口が食べられません。中辛でも辛いぐらいです。
ニンニクは後日予定がないときのみ入れます。牛乳はカレーの色が多少変わる程度に。
はちみつはとろみを残したいので煮込み中に投入します。いれすぎて甘くなり過ぎたことも。
小学4年生のころ、野外活動での飯盒炊爨をしたんです。そのときにお約束のカレーを作ることになって・・・
焦げました。原因はルーを具材と同じタイミングで入れたこと。今にして思えば御法度でした。
各家庭ごとにカレーの味があっていいですよね。祖母の家とか友達の家とか全然違うカレーに感じたりとか。
次回はシチュー談義か、ハヤシライスか、ビーフストロガノフか・・・迷います。
ビーフストロガノフという名前のボス感は異常だと思う。
ありすありあり(合言葉)

~クエスト依頼~

結希「こんにちは、転校生君。それとも、おはようの方がいい?」

転校生「こだわりないからどっちでもいいよー。んで、どうしたの?」

結希「今日はあなたにお願いがあってきたの」

転校生「え?・・・校門でいうってことは・・・・・・クエストとか?」

結希「そう、クエスト。裏世界で、一緒にゲネシスタワーの地下に行ったでしょう?

結希「そして、その地下は風飛の地下につながっている」

結希「地下鉄網の中を調査に行くわ」

転校生「え?でもあそこはこのまえいったばかりだよ?」

結希「地下は人が少なく、定期的に魔物の掃除にいく必要がある」

結希「私の権限で、クエストをねじ込んだから」

結希「北海道の前に肩慣らしと思って、ね」

転校生「はーい。んじゃ、じゅんびしてくるねー」

結希「私の準備は終わってるから。用意ができたら言って」

結希「よろしくね」

転校生「よろー」

~フィールドエクスペリメント~

結希「・・・忙しい所ごめんなさいね」

転校生「え?ぜんぜん?ゆきちゃんのほうがいそがしいんじゃない?」

結希「え?いや、全然・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

結希「・・・・・・・・・・・・」

結希「お互い様ということにしましょう」

転校生「そうだね」

結希「今回はただの息抜きだから気にしないで・・・私もたまには、あなたの研究を進めないと」

結希「そういうわけだから、今回は簡単にデータを取らせてもらうわ」

転校生「いやん」

結希「別に性的なことをするつもりはないけれど」

転校生「せーてきってなに?」

結希「えっちなことよ」

転校生「そっかぁ」

結希「今日は前にクエストが発令された場所を調べて、霧の集まり具合を調べるの」

結希「1度霧を払ったら、しばらくその一帯は安全になる・・・それが崩れてきている」

結希「という説が各所で起きているわ。誰かにお願いしてもいいのだけど・・・」

結希「たまには外に出ないと、誰かさんが怒るから」

~謎の美男子~

兎ノ助「・・・なんか、寂しいなぁ」

兎ノ助「秋ごろから樹が、結構頻繁に学園に来るようになって・・・」

兎ノ助「最初は男で、しかも部外者がってことでアレだったけどさ」

兎ノ助「思ったよりずっと面白いヤツだったし、たまにシリアスになるし・・・」

兎ノ助「あとなんかアイツが来てから給料が増えた気がするし・・・」

兎ノ助「うーん、魔物との戦いとはいえ、あんな感じでってのはなぁ」

兎ノ助「そりゃしかたねぇって言えばしかたねえけどさ」

兎ノ助「・・・・・・・・・・・・」

兎ノ助「はぁ・・・」

???「すみません」

兎ノ助「はいはい、なんでございましょ・・・うぉっ!」

???「学園に入るには、どこで手続きをすればよいのでしょうか」

兎ノ助「あ、先に事務室に連絡して、そこで書類と身分証を提出してください」

???「ありがとうございます」

兎ノ助「あーびっくりした。急に来るからビックリしたじゃねえか」

兎ノ助「・・・・・・・・・・・・」

兎ノ助「おいおいおい!待て待て待て!」

???「なんでしょうか。あまり、時間がないのですが」

兎ノ助「お前誰だ!」

???「・・・これは、失礼しました。神宮寺初音、茉理の兄、光男です」

光男「このたびは兄が・・・世話に、なりました」

兎ノ助「・・・え?神宮寺?光男?」

兎ノ助「初音と茉理の兄ちゃんで、樹の弟?そんで重度のショタコン?」

光男「はい。この学園にもかわいい6歳の男子がいると聞いていますが・・・」

兎ノ助「転校生には近づけさせんからな!」クワッ!

~帰れ~

光男「いえ、僕はYESショタ、NOタッチを貫いて生きていますから大丈夫ですよ」

兎ノ助「向こうから近付いてきた場合にはその限りじゃないんだるぉぉぉ!?」

光男「はい」

兎ノ助「ぜってぇ近づけさせねーからな!居場所も教えん!面会謝絶だ!」

光男「そんな・・・せめて、せめて一目だけでも・・・!」

兎ノ助「一目だけでも会ったら転校生が懐くかもしれないだろ!あいつ人懐っこいんだから!」

光男「それはそれで・・・」

兎ノ助「よくねぇから言ってんだよ!」

茉理「兄さまっ!」

茉理「あなた・・・あなた・・・!」

光男「茉理・・・初音は、どうしてる?」

茉理「・・・・・・・・・・・・」

茉理「寮で休んでるわ。学園に入る許可を取る必要はない」

光男「会わせてくれ。兄さんから初音のことを、頼まれているんだ。ついでに転校生くんにも会ってみたい」

茉理「そうしてあげたいけど、今は・・・今は・・・!私が許さないわ!あと転校生くんには近づけさせないから!」

光男「どういうことだ?」

兎ノ助「お、おい茉理。お前、どうしたんだよ。後半部分は同意だけど」

茉理「兄さんが共生派でいる限り、初音を傷つける。あと転校生くんには普通に近づけさせたくない」

兎ノ助「・・・えっ?きょ、共生派?」

光男「茉理、まさか君は・・・ああ・・・」

光男「君は・・・フューチャーの件、僕が手引きしたと思っているんだな」

茉理「兄さまと私の調べで、カイザーリンク大佐とあなたのつながりがわかった」

光男「カイザーリンク大佐は共生派だが、穏健派団体に所属している」

光男「霧の護り手とは関係な・・・」

茉理「兄さまっ!あなた、そこまで盲目的になってるのね!」

茉理「一度調べ直してみなさい。カイザーリンク大佐は・・・霧の護り手よ!」

光男「・・・・・・・・・・・・」

光男「どういうことだ、茉理。いや・・・そうか」

光男「僕は随分と前から、疑われていたのか」

光男「・・・今日は、帰ろう。初音と転校生くんによろしく言っておいてくれ」

茉理「転校生くんには存在を知らせてないから心配しなくていいわよ」

光男「・・・フューチャーはいったん、解体される」

光男「カムロジクシーの信頼性を回復するため、回せる金がなくなった」

光男「当分、やるべき事がない・・・なにか話したいことがあったら、連絡してくれ」

光男「風呂事業のことは、なんとかする」

茉理「・・・光男兄さま・・・樹兄さま、ごめんなさい」

茉理「私は、許せそうにない。あとやっぱりキモイ」

兎ノ助「・・・・・・・・・・・・ドキドキ・・・」

兎ノ助「なんだ今の・・・ところどころ変なところが・・・」

兎ノ助(しかし、マジで転校生がクエストに出ててよかったぜ)

兎ノ助(あいつ、霧の護り手に対して相当躍起になってるみたいだからな)

兎ノ助(うーむ、北海道の件が片付いてから虎千代か風子にでも相談するか・・・)

~腕~

聖奈「報告は以上。付着していた衣類の素材、指紋等々・・・」

聖奈「あの腕が神宮寺樹のものであることは間違いない」

風子「さいですか。ありがとうございました」

聖奈「それと、ミサイルの発射元だが・・・未だ不明ではあるが・・・」

風子「ま、状況から考えて、霧の護り手でしょーね」

風子「JGJが襲われたタイミング、電源の入ったカムロジクシー・・・」

聖奈「襲われたタイミングとはなんだ?」

風子「神宮寺茉理が言ってましたがね。どうやら彼ら、裏切り者・・・」

風子「JGJ内の共生派を探していたよーです。それが悟られたんでしょーね」

聖奈「・・・なるほど・・・裏世界のJGJは共生派に乗っ取られていたからか」

聖奈「電源を入れた実行犯はわかっているのか?」

風子「あたりはついてるよーですね。そっちに関しては、今は待ってましょ」

風子「それより、神宮寺樹の腕・・・間違いありませんね?」

聖奈「ああ。残念だ。だが・・・なぜ、そんなに念入りに知りたがる?」

沙那「ありがとうございます、結城さん」

聖奈「月宮!なぜここに・・・神宮寺はどうしている?」

沙那「さすがに、お元気にとは参りません。そっとしておいてください」

沙那「今は、ご家族で」

聖奈「それはいい。だがお前があいつの側を離れるなど・・・」

沙那「下手に動揺を与えたくありませんから」

聖奈「・・・・・・・・・・・・」

聖奈「動揺?どういうことだ・・・?」

風子「これを見てくだせー。今回、転校生さんが大活躍ですよ」

聖奈「これは・・・現場の写真か?」

風子「脱出準備を終えてから脱出するまでの間に撮ってくれてたみたいで。これに違和感はありませんか?」

聖奈「これは・・・・・・なんというか、やけにきれいだな」

聖奈「もっと、こう・・・言い方は悪いが、血や肉が飛び散っているものかと思ったが・・・」

風子「はい、そこですよ」

~痕跡~

風子「腕が残され、体はない。しかし体が飛び散ったのなら、血痕は残るはず」

沙那「しかし社長室には、そのような・・・痕跡は、ありませんでした」

風子「体が粉みじんになって、腕だけ残ってるのもおかしな話ですね?」

聖奈「つ、つまり・・・貴様ら・・・まさか!」

沙那「樹様は生きておられます。少なくとも、その可能性は、高い」

聖奈「・・・そうか。それにしても、転校生はよくこんな写真を用意したな」

風子「遊佐鳴子の入れ知恵と、経験ですよ」

聖奈「遊佐の?」

風子「クエスト前に、違和感があれば写真に残しておくように言われたそーです」

風子「んで、部屋に入ったら思ったより血痕がない」

風子「・・・幸か不幸か、転校生さんは一回間近で人死にを見てますからね。明らかに違和感を感じたみてーです」

沙那「人死に・・・裏の遊佐さんの遺体ですね」

風子「はい。んで、脱出準備をするなりすぐにデバイスをつかって写真を撮ってくれました」

風子「遊佐のことですから、ミサイルの件も予想してたかもしれませんね」

聖奈「そうだったか・・・・・・よくやってくれたな」

沙那「ええ、本当に。・・・あの時は立派に指揮官として、活躍してくれました」

風子「さて、今は宍戸とクエストですか。どーなってるやら」

~ありがとう~

結希「・・・霧が集まっているわ。この前払ったばかりなのに」

転校生「ふつーにいるよね、まったく・・・」

結希「ごめんなさい。戦闘は無いと言ったけれど、思い違いだったわ」

転校生「ああいや、べつにゆきちゃんにもんくいってるわけじゃないよ?」

転校生「こいつらめんどくさいなーってあらためて」

結希「そうね。未だ、霧の魔物は未知数。そしてここは、まだ弱いとはいえ、魔物が出現する程度には濃度が高い」

結希「さっきの話、どうやら根拠のない説じゃないみたいね」

結希「ひととおり回って、状況を確認しましょう」

転校生「らじゃー!」

・・・

結希「・・・みんなのこと、私からお礼を言っておくわ」

転校生「え?なんのこと?」

結希「私が要観察対象としている生徒はかなりの数、いるけれど・・・」

結希「あなたのおかげで、比較的みんな安定している」

結希「特に風槍さんね。最初に世界の異常に気付いたのはあの子だけど・・・」

結希「あの子だけでは乗り切れなかったわ」

結希「あなたが、笑顔を望んだから。あなたが、気付いてくれたから。あなたが、信じてくれたから」

結希「あの子はそう話してくれたわ」

結希「あなたがいっしょにいてくれたから、彼女は立ち直ることができた」

結希「だから、ありがとう。転校生くん」

~ここにいる理由~

結希「私は他人の心の機微に疎いから、人を立ち直らせたりすることが難しい」

結希「そして魔法使いとしてなにか問題がある人たちは、心に苦しみを抱えている」

結希「それは、あなたも含めて」

転校生「・・・・・・そうだね・・・」

結希「・・・科学の知識では解決できないものがある。私の限界はそこ」

結希「あなたには負担をかけて申し訳ないと思う」

結希「もう1人の心のことも知っているのでしょう?隠してもわかるわ」

結希「私では知りえない、遊佐さんや水瀬さんのことも、あなたは知っている」

結希「・・・あなたが貴重な人材なのは、体質だけの話ではないの」

結希「裏世界に存在しないあなたが【ここにいる】のも、なにかの理由がある」

結希「私は、それがカギになると思う」

結希「だから、あなたのことを教えてちょうだい。もしかしたら、負担を軽くできるかもしれない」

結希「あなたの苦しみを共有できるかもしれない。重大なことが起きる前に、あなたを助けられるかもしれない」

~演技~

結希「・・・この学園には問題児が多いのよ。迷惑をかけるだけじゃなくて・・・」

結希「扱いにくい子が多い。必要以上に明るく振る舞ったり、極端だったり」

転校生「ああ、はっちゃんとか、いぶとか、ほむほむとか、たっちゃんとか・・・」

結希「そうね。魔法使いにはよくあることなの。多感な時期に強力な力を得る・・・」

結希「とても危険なこと。無理もないと思うけれど、解決しなければならないわ」

結希「それには、あなたも含まれる。あなたは、人を【警戒しすぎている】」

転校生「・・・・・・そう、なの?」

結希「ええ。無意識なのかもしれないけれど。少なくとも、転校してきた当初は、そう見えたわ」

転校生「えー?でもでも、ぼくなかよくしたかっただけだし・・・」

結希「仲良くなっても、一定のラインは越えなかった。だけど、一昨年のクリスマス、事情が変わった」

結希「そして去年、あなたの本音が見れた。あなたははじめて、飾らずに話してくれた」

結希「今も少し演技臭いけど・・・・・・」

転校生「これはこーじゃないときもちわるいってみんなが・・・」

結希「嫌なら断るでしょうから、もう気にしてないわ。そして、来栖さんの件」

結希「虎穴に入らずんば虎子を得ず、とはいうけれど。あなたは来栖さんの懐に飛び込んで、心をこじ開けた」

結希「あなたが覚悟を見せたから、彼女は答えざるを得なくなった。そして、彼女は変わった」

結希「・・・私も、他の人も、意識的にしようとしていたけど、あなたは無意識に人を助けている」

転校生「たすけてる・・・のかな。わかんないや」

結希「自覚がないのはわかってるわ。きっとあなたは、仲良くしたいだけ。でも、だから・・・少なくとも私にとっては・・・」

結希「私にとっては、あなたは希望なの」

結希「・・・裏世界のことがどんどんわかってきている」

結希「北海道進攻の話も間近になったわ」

結希「だから、伝えておこうと思って」

結希「消えてしまわないでね。学園にいてちょうだい」

結希「あなたがいなくなると、きっと学園はダメになる」

~裏の記憶~

怜「・・・と言うわけでな。心配してくれてありがとう」

怜「少し悪くなりかけていただけだ。もう治ったよ」

ありす「・・・・・・み・・・みぎめ・・・・・・ぁの・・・ぇと・・・・・・」

ありす「・・・・・・ゎ、ゎたし・・・・・・み・・・・・・した・・・」

怜「・・・・・・・・・・・・」

怜「なに?楠木、それは・・・」

クレプリ「ありすも見たんだよ。嫌な夢」

クレプリ「その夢の中で、あんたは右目に眼帯をしてたんだ」

怜「なんだと、まさか・・・楠木、お前もか」

ありす「・・・ぁ・・・ぁぃ・・・・・・」

ありす「・・・こゎか・・・・・・ぇす・・・」

ありす「・・・れに・・・・・・てんこ・・・くんも・・・ぃなくて・・・」

ありす「ぁたし・・・・・・ひとりに・・・」

怜「まだ見るのか?私はもう、目を気にすることは無くなったんだが」

ありす「・・・・・・・・・・・・はぃ・・・」

怜「そうか・・・なら、とりあえずよかった」

怜「話してくれてありがとう。私になにができるわけでもないが」

怜「同じ出来事を共有した仲だ。辛い時はせめて側にいよう」

ありす「・・・ぁりがと・・・・・・ぃます・・・」

クレプリ「ひゅーっ!男だねぇ・・・あ、女だねぇ!」

怜(転校生がいない、か。・・・転校生は、裏世界のことをどれだけ知っているのだろうか・・・)

・・・

―廊下―

夏海「うーん・・・智花と怜だけじゃなくて、ありすもか」

夏海「みんな今は治まってるらしいけど、なんなのかしら?」

夏海「・・・裏世界の、記憶・・・かぁ。部長、なにか知ってるよね、絶対」

夏海「いやいやいや!友達のためじゃない!自分で調べるの!」

夏海「でも・・・どこから調べりゃいいの・・・?」

夏海「聞き込み・・・しても、聞かれたくないことに触れちゃうかもしれないし・・・」

夏海「前途多難だわ・・・・・・裏世界って、転校生が何回も行って・・・いやいやいや、ダメダメダメ」

夏海「転校生に聞くのだけは絶対ダメ。あの子はただでさえ負担かかりまくってんのに」

夏海「・・・この前やらかしたばっかだし」

~クエスト終了~

結希「・・・これで一通りまわったかしら。ついでとはいえ、霧も払ったわね」

結希「今日を開始地点として、また現れだすまでの時間を計測しましょう」

転校生「はーい・・・っていっても、ぼくなにもやることないけどね」

結希「いずれ、あなたがこういうことをする日が来るかもしれないわ」

結希「あなたはまだ幼い。進める道は、無限にあると思っていい」

転校生「道、かぁ・・・あっ、そうだ。道といえば・・・しんろのはなし」

結希「進路?まだあなたにとっては10年以上先の話じゃない。もう決めてしまうなんてもったいなくないかしら」

転校生「ううん。今じゃないとだめなんだ。んで、ゆきちゃんにもかんけーがあるんだよ」

結希「私に?」

転校生「てゆーか、このはなしあんまりだれも知らないんだね。みんな言わないようにしてるのかなぁ」

結希「・・・もしかして、あなたが卒業後に軍を作るという話かしら」

転校生「それそれ。なんだ、知ってるんじゃん」

転校生「んで、そん時になったら、ゆきちゃんにも来てほしいなって」

結希「・・・そうね。私は、学園を卒業したら科研に戻る。その後、あなたが卒業するまで6年」

結希「科研は研究施設としては設備と環境が最も整っている場所」

結希「いつか話したかもしれないけれど、私の目標である【人を作る】ことを達成するのに、これ以上ないと言っても過言ではないわ」

結希「学園にも設備は整っているけれど、どうしても専用施設との差は出来てしまう」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

結希「だから、口説いてみなさい。あなたが卒業するまで12年。私が、そちらに行ってもいいと思うような条件を付けなさい」

結希「そうすれば、私は喜んであなたに協力するわ」

転校生「・・・おっけー。まだまだ時間はあるんだ」

転校生「むしろゆきちゃんが自分から『入らせてください』ってなるようなもの、用意してやるよ!」ニカッ

結希「ええ、期待しているわ」

今日はここまで!転校生くんマジ有能!ただ本編と違ってメンタルとフィジカルが弱い。
メンタルとフィジカルが弱い分そういったところで差別化しているともいう。
次回は北海道奪還!・・・の前に何人かの誕生日があるし、幕間みたいな感じで短く。
北海道奪還でついに、ついにあのアイヌの女の子が・・・・・・出るのかな?
話の展開によっては出ない可能性もあるのでご了承ください。多分出すけど。
ありすありあり(合言葉)

~シローぴょんぴょん~

さら「シロー!いきますよ!」

シロー「わんっ!」

さら「シローぴょんぴょんですぅ!」バッ

シロー「わふっ!」ピョン

シロー「わんわんっ!」ピョンピョン

シロー「わおーん!」1up!

ありす「ぉぉー」パチパチ

転校生「すごーい」パチパチ

さら「ふふーん!」ドヤァ

転校生「よーし、シロー!こっちに!」バッ!

シロー「わんっ!」ピョイン

ありす「・・・っち・・・にも・・・!」

シロー「わんわんっ!」ピョンピョン

さら「シロー!もう一回です!」

シロー「わんっ!」

クレプリ「うっしゃ!オレっちもやるか!」

ありす「ぉにんぎょ・・・さ・・・がんば・・・て・・・!」

転校生「・・・・・・これって、もっと高くてもできるのかな?」

さら「そうですねぇ・・・でも、わたしたちみんなちいさいですぅ」

ありす「肩車、とか?」

転校生「それだぁ!」

~トーテムポール~

[一番下]ありす「んっ・・・・・・んっ・・・!」プルプル

[真ん中]さら「ありすちゃん、大丈夫ですかぁ?」

[一番上]転校生「自分で言っといてあれだけどちょっとむりがある気がしてきた」

ありす「へぃ・・・ぇす・・・・・・って・・・・ぁたし・・・ぉねぇちゃ・・・から・・・!」プルプル

クレプリ「シロー!早く終わらせるんだ!ありすを開放してやってくれ!」

シロー「わんっ!」ピョン!

シロー「わううううう・・・」ピョンピョンピョンピョン

シロー「あおーーーん!」1up!

ありす「ゃった・・・!」

さら「やりましたぁ!」

転校生「やったぁ!」

クレプリ「んじゃ、さっさと降りてやってくれ」

転校生「さらちゃーん、おりてー」

さら「はい!ありすちゃん、しゃがんでもらえますか?」

ありす「・・・・・・・・・・・・」プルプル

転校生「ありすちゃん?」

ありす「ぅごぃ・・・ら・・・くずれ・・・・・・」

・・・

―3時間後―

恋「さて、何かいんすぴれーしょんを刺激するようなものは・・・・・・」

恋「ほあっ!?」

[動けない]ありす「」プルプル

[怖い]転校生「」ガクガクブルブル

[必死]さら「」グラグラ

恋「こ、これは・・・とーてむぽーるというやつか?それにしても・・・うむ」

恋「あーとじゃ・・・・・・これは、正にあーと・・・こうしてはおれん!すぐに絵に残さねば!」

ありす「た・・・・・・すけ・・・・・・て・・・」

この2時間後ぐらいに謎の仮面少女が助けてくれました

今日のトーテムポール。3人とも次の日筋肉痛になったとか。
シローぴょんぴょんはさらのもあっとで見れます。
アップデートでもあっとに画像送信機能とか付けて写真を送ってくるようにとかしてくれないかな。
次回北海道奪還!・・・ってしてたんですが・・・その前に、一つイベントあるんですよねぇ・・・
【がっこうぐらし!】コラボイベが・・・
【がっこうぐらし!】はマジで知らなくて、最近忙しくて研究する時間ないしゾンビ怖いし・・・
・・・スキップしていいですかね?ダメっていう意見がなければスキップします。させてください(切実)
ありすありあり(合言葉)

~シンパシー~

ありす(今日は転校生くんを連れて喫茶店に来てみました)

ありす(喫茶店・・・大人な響きです。ドキドキします)

クレプリ「ありすー、さっきから尻込みしすぎさね。さっさと入っちまえよ」

ありす「ぁ、まっ・・・心の、準備・・・が・・・」

転校生「もう30分もここでたむろしてるよー」

ありす「ま、まって・・・すぅー・・・はぁー・・・すぅー・・・はぁー・・・」

チノ「いらっしゃいませ」

ありす「ひゃ・・・!?」ササッ

転校生「ありすちゃん、びっくりしすぎだよ。ずっとここに立ってるからてんいんさんが出てきちゃったじゃんか」

チノ「・・・もしかして、お客さんじゃありませんでしたか?」

ありす「ぁ、ぇっと、そ、その・・・・・・」ハッ!

チノ「!」ハッ!

ありす・チノ((この女の子・・・頭に何か乗せてる・・・))

ティッピー「・・・」

クレプリ「ありすー、入らないのかー?少年は入っちまったぞー」

ティッピー「に、人形が喋りおった!」

クレプリ「うおっ!?毛玉が喋った!?」

ありす・チノ((腹話術・・・でしょうか?))

ありす・チノ((でも、何か違和感が・・・))

転校生「二人ともー?入らないのー?」

~なんやかんやあって~

チノ「では、魔法使いさんなんですか。そのお人形も魔法なんですね」

クレプリ「おうともさ!オレっちとしては、そっちのウサギが喋ってる方がびっくりだけどな」

ティッピー「喋る人形が何を言いおるか」

転校生「しゃべる人形もしゃべるウサギもりょうほー変だから気にしなくていいと思うよ」

ありす「ぉじ・・・ちゃ・・・・・・んぇすね・・・」

チノ「はい。なぜかはわかりませんが、私の祖父です」

クレプリ「まあ世の中不思議なことぐらいあるさね」

チノ「ところで、ご注文はお決まりでしょうか」

ありす「ぁ、ぇっと、じゃ・・・・・・カフェ・・・かを・・・」

転校生「グランデキャラメルオールミルクチェンジキャラメルソースエクストラパウダーアドホイップまっちゃティーラテ」

チノ「ないです」

転校生「じゃあトールモカチョコレートソースココアパウダーカプチーノ」

チノ「ありません。ここはスターバックスではありませんので」

転校生「じゃあありすちゃんとおんなじのでいいや」

・・・

チノ「・・・というわけで、焙煎度が浅いコーヒー豆ほど目覚め効果が強いので、寝る前には深煎りしたものをお勧めします」

ありす「ぁりぁと・・・ござ・・・す・・・」

転校生「なんか、なかよくなってるね」

クレプリ「シンパシーを感じたそうさね」

転校生「でも、そろそろ6時だよ?かえらないとふーちゃんにおこられちゃう」

ありす「ぁ、で、でも・・・も、もぅちょ・・・だけ・・・」

チノ「・・・別に、今日でなくとも、また来てもらえれば、手が空いてるときにならお話できますから」

ありす「・・・・・・そ・・・ぇすね・・・。ゎかり、した・・・」

チノ「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております」

・・・

―数日後―

チノ「では、転校生さん、どっちが私が淹れたコーヒーで、どっちがありすさんが淹れたコーヒーか」

ありす「ゎかり・・・すか・・・?」

転校生(ありすちゃんがチノちゃんと仲良くなってコーヒーの淹れ方を教えてもらってるみたい)

転校生(んで、ありすちゃんに毎日連れ出されてこうやってコーヒーをのまされてるけど・・・)

転校生(・・・・・・ぼく、コーヒーきらいなんだよねぇ・・・)

ありす「・・・」ワクワク

チノ「・・・」

転校生(・・・・・・ほんと、どうしよ・・・)

今日のありす。ありすは普段はクレプリを頭に乗せてないけどそういう気分だったということで。
【がっこうぐらし!】スキップの代わりに、コラボ時期的にできないのをリクエストついでに。
これでいいんですかわかりません(><)
ちなみにチノちゃんとありすちゃんは同い年で、チノが144cm、ありすが135㎝なのでありすの方がちっちゃいです。
ていうかありすが小さすぎるだけ。チノはソフィアより大きく月詠より小さい。仮にグリモアにいたら下から8番目の高さに。
ココアちゃんがいないのは道のウサギを追いかけて帰りが遅くなっているとかそんな感じで。もしくはフルール・ド・ラパンに行ってるとか。
転校生がコーヒーが苦手なのは葵と一緒に飲んだ時から。お子様舌なので苦いものは苦手です。
ありすありあり(合言葉)

~プレゼント選び~

焔「なあ、転校生。その・・・ちょっといいか?」

転校生「うん?なーに?」

焔「えっと、その、なんだ、あ、あれだ」

転校生「めありーのたんじょーびプレゼント?」

焔「そう、それ・・・ってなんでわかったんだよ!」

転校生「ふだんたのみごとなんかしてこないほむほむが今日たのみごとしてくる」

転校生「じゃあなにかとくべつなことがあるはずだ。それはなにか」

転校生「たのみごとをするんだからほむほむがにがてなことなんだろう」

転校生「って考えたらすぐにわかるよ?」

焔「アタシってそんなにわかりやすいのか・・・」

転校生「せーえーぶたいでいちばん読めないのはあさりんだからね」

焔「あいつはなんかなぁ・・・って、それはいいんだよ。そういうことだから、その・・・一緒に、選んでくれ」

焔「こーゆーの、普段選んだりしねぇからさ・・・」

転校生「おっけー。んじゃ、さっそくふーびにれっつごー!」

・・・

転校生「っていっても、めありーがすきなのってチーズバーガーぐらいしか思いつかないけど」

焔「えっ、そ、そんなんでいいのか?もっと手が込んでたりだとか・・・」

転校生「チーズバーガーはぽんつくとあさりんがつくってからパスだけどね」

焔「・・・そういや、アタシの誕生日にもチョコ渡してきたな。そっか、そういうのでもいいのか・・・」

転校生「んじゃ、めありーはしつよりりょうだから、このつめあわせでも買っていこっか」

焔「う、うん・・・なんかあっさりだな」

転校生「まあさいしゅうてきにわかんなかったら自分がもらってうれしいものでいいんだよ」

焔「自分がもらって?」

転校生「そうそう。それじゃ、7月17日はきたいしてるよー」

焔「えっ?・・・あっ、そ、そっか・・・おまえのだもんな・・・うん。がんばる・・・」

~めありーのたんじょーび、フォロー~

―精鋭部隊詰所―

転校生「やっほー」

メアリー「あん?」

エレン「転校生、どうした?」

転校生「えー、ほむほむがうまくやってるかなーって」

焔「おまえはアタシの保護者か!」

月詠「ぷぷぷ・・・言われてやんの」

浅梨「五十歩百歩ですね!」

月詠「それもしかしてツクに言ってんの?」

転校生「あとこれ、めありーに。たんじょーびおめでとっ」

メアリー「おう、サンキュー。ってでけぇな!」

転校生「のえるんのときにアイスケーキで22号つくったときのをさんこーにつくったよ」

月詠「あんたはノエルに何の恨みがあんのよ」

エレン「まさかとは思うがこれもアイスケーキじゃないだろうな」

転校生「ちがうよー。これはヨーグルトムースケーキだよー」

月詠「また凝ったものを・・・」

メアリー「んじゃ、さっそく食うか。お前らもどうだ?」

エレン「もらおうか」

月詠「あっ、ツクも!ツクも食べる!」

浅梨「私も食べたいです!」

焔「・・・あ、アタシも食っていいのか?」

メアリー「なんだ?いらねーのか?」

焔「い、いや、食うよ。食う」

メアリー「んじゃ、いただきます、と・・・・・・うん、うまいな」

~ミナの誕生日・・・?~

恋「今年もこの日が来たか・・・」

梓「去年は大盤振る舞いでしたからねぇ。宍戸先輩に協力してもらって」

恋「うむ。さすがに今年は誰にも頼めんからな。忙しすぎる」

恋「例年より多少地味になるが、わっちらだけでやるかの」

ミナ「む、お前たち」

恋「お?ミナか?こんな時間にどうした」

ミナ「天文部の部長たる我が、天文部室に来るのがなにかおかしいか」

ミナ「今日はずっとここにいるからな。あ、お菓子食べたい」

恋「お、おい、梓!どうなっておる!」

梓「どーしたんでしょ。今日が自分の誕生日だってこと、わかってるはずなのに・・・」

恋「まさかミナの前でサプライズの準備を進めるわけにもいかんぞ!」

梓「ですよねぇ・・・」

ドンッ

心「ひゃっ!す、すすすみませ・・・!」

ミナ「あたた・・・」

心「ぶ、部長!大丈夫ですか!?おけがはありませんか!?」

心「ああ・・・!部長に体当たりしてしまうなんて、わたし、わたし・・・」

心「もうダメです!恩人に手を上げてしまいましたぁ・・・!」

ミナ「きっ、気にするな!しなくていい!」

心「この上は退部することで謝罪の代わりに・・・あ、部長・・・最後に・・・」

心「お誕生日、おめでとうございます・・・それでは・・・」

ミナ「あっ!マインドシーカー!待て!」

恋「心のヤツ、どさくさに紛れてネタばらししてもうたぞ・・・」

梓「流れるようなネタバレでしたね・・・でも、いちお部長を連れ出してくれたッス」

梓「今のウチに準備しちゃいましょう」

ガチャ

卯衣「部長、双美さん・・・とすれ違ったけど」

転校生「やっほー、ケーキもってきたよー」

恋「ひぃっ!」

梓「ほぁっ!?」

恋「お、脅かすな卯衣!転校生!ミナかと思ったじゃないか!」

梓「どうして気配を完全に消してるんスか!」

[フクロウ]卯衣「今の私はフクロウ。今日は誕生日のサプライズをと聞いたから、闇夜に紛れるハンターとして・・・」

恋「何を狩る気じゃ」

卯衣「驚かせるのに効果的かと思って」

恋「・・・成功じゃぞ。驚いたのはわっちらじゃったがの」

転校生「うーちゃんのまねしてるのー」

梓「真似してるで気配って消せるもんなんスかね・・・」

卯衣「準備をしているの?」

梓「そのつもりなんスけど、なんか部長の様子がおかしくてですね」

梓「ま、ちょいとこちらに・・・」

~みっちゃんのたんじょーび、せのび~

ミナ「あっ!準備してる!ダメだ!今日はいいんだ!」

恋「なんなんじゃ、いったい。いつもはやれとうるさいではないか」

ミナ「我はもう誕生日パーティなどで喜ぶような歳ではない!大人になったのだ!」

恋「はぁ?」

梓「んん?」

ミナ「今は大変な時期だからな!我々も【組織】と戦うために・・・」

ミナ「遊んでばかりいられないのだ!」

恋「・・・のう、みんなが忙しそうなのを言うとるのだったら、誕生日を祝うぐらい・・・」

梓「なんでもないッスよ?」

ミナ「もう決めたもん!お前たちからの言葉だけで我は満足だ!」

恋「うーむ・・・ちょっと引け目を感じておるな」

卯衣「部長。誕生日、おめでとう」

ミナ「うむ」

卯衣「では、私は検査があるからこれで」

ミナ「えっ?」

卯衣「本当ならパーティをするから延期してもらったのだけど・・・」

卯衣「部長の方針に従って、きちんと役目を果たすわ」

ミナ「・・・う、うむ・・・」

心「あ、あの、わた・・・わたしも・・・その・・・お仕事・・・」

ミナ「・・・・・・そ、そうか」

心「すみませんすみませんすみませんっ!」

転校生「じゃ、ぼくも班分けとかローテーションのシフトとかかくにんしなきゃいけないから、これで」

転校生「あ、ケーキそこにあるから、れいぞうこにいれれば2,3日はもつと思うよ」

転校生「みっちゃんたんじょーびおめでとーね。んじゃ、いってくる」

ミナ「う、うむ、行って・・・こい・・・」

ミナ「・・・・・・・・・・・・」

恋「ミナ、無理をするな。寂しいんじゃろが」

ミナ「だって・・・ミナだって、もう大人だし・・・」

恋「誕生日が来た瞬間に大人になるわけではないじゃろが」

恋「例年みたいなサプライズはやめるが、ささやかかに祝ってもよかろう」

恋「さ、服部が3人を呼びに行ってくれとる。準備するぞ」

ミナ「・・・う・・・うん。わかった」

恋「フフフ・・・ミナよ、お主も成長したのう」

恋「誕生日おめでとう。わっちは嬉しいぞ」

~のぞみんのたんじょーび、ぱーりー~

望「誕生日か・・・リアルの誕生日祝い・・・」

望「去年は転校生とゲームしてたら、宍戸がわけわかんない映像送ってきて・・・」

望「・・・宍戸って、もしかして案外暇なのか?」

純「あ、いたいた!探したのよ楯野」

自由「部屋にもいないし、脱引きこもりしたのかと思ったっすよ!」

望「あっ!お前ら・・・」

純「楯野、ハッピーバースデー!はいっ」

望「・・・・・・!!こ、これって!販売中止になった・・・」

純「そうそう、ハード自体、権利がどうとかで回収騒ぎになったヤツ」

純「どっからか小鳥遊が見つけてくれてさ」

自由「ネットオークションで手に入れるの苦労したんすよー」

純「これ、楯野にあげる」

望「いいの?これ、お前らだって欲しいって言ってたじゃん・・・」

純「あたし達からの誕生日プレゼントって事で」

望「あ、ありがと・・・すっげ、嬉しい・・・」

自由「どーせプレイできるハード手に入んなかったですし」

自由「楯野氏ならもしかしたら持ってるかもって思って」

望「持ってる・・・このハードは2台持ってる!」

転校生「あ、のぞみんいた!やっとみつけたー!」

純「おっ、転校生」

望「て、転校生?もしかして、お、お前もか?」

転校生「多分そうだと思うけど・・・はい、これ。あんましこったの作れなかったけど・・・」

望「これ・・・あ、開けていいか?」

転校生「どうぞー」

純「なに用意したの?」

自由「あれは・・・・・・アイマスク?」

転校生「レンジでチンしてあっためるやつ。のぞみん、ゲームいっぱいするから目がつかれてると思って」

望「こ、これ、まさか手作りか?手作りなのか?」

転校生「うん、いちおーありすちゃんとかそらちゃんに聞きながら・・・」

望「そ、そっか・・・あ、ありがと・・・」

自由「んじゃ、転校生くんも来たことですし、楯野氏の部屋に突撃っす!」

純「せっかくハードもってるんだもん、見せてもらわなきゃ損よねー」

転校生「よっしゃー!」

望「えっ、今から!?へ、部屋ぐちゃぐちゃなんだけど・・・」

転校生「さっきかりんちゃんがそーじしに行ってくれたからだいじょうぶじゃない?」

望「・・・・・・え?ま、マジで!?ごめん、すぐに来るなっ!10分・・・いや、30分後で!お願い!」

自由「へっ?まあいいっすけど・・・どうしたんすか?」

望「いいから!」

~お母さん的な~

望「や、やっぱり・・・隠してたエロゲが机の上に積まれて・・・す、すぐに隠さないと!特に転校生には見せられない!」

自由「おっじゃまっしまーす」

純「おじゃましまーす」

転校生「おじゃまー」

望「ああっ、は、早いよっ!もうちょっと待てよ!」

自由「いやー、あんなに慌ててたらもう面白いことがあるって臭いがプンプンしちゃってですねー」

望「ああ、転校生、来るなっ、来ちゃダメだ!」

転校生「えっ?」

自由「・・・・・・あっ(察し)」

純「て、転校生、せっかくだし、なんかお菓子買いに行きましょうよ。ね?」

転校生「え?でも・・・」

純「はいはい、行くわよー」

望「・・・・・・行ったな?もういないな?・・・・・・ふぅー・・・こんなもん見せたら風紀委員に殺される・・・」

自由「あーこれはヤバいっすねー。自分が悪かったっす、まさかマジもんにヤバいやつだとは・・・」

望「ってみるなよ!・・・まあいいや。ああ、また隠さなきゃ・・・」

自由「とりあえず転校生くんに見つけられない場所がいいっすね」

望「だとしたら、うーん・・・こことか・・・?」

・・・

転校生「たっだいまー」

純「適当に買ってきたよー」

自由「お疲れーっす」

望「あ、ありがとな!さあ、転校生、ここに座れ!今からゲームつけるから・・・」

転校生「ねーねー、のぞみん」

望「ん?あ、そ、それは・・・しまった、隠し忘れがあったか!」

転校生「なにこれ?ほのおの・・・・・・てんこうせい?」

望「わあああああっ!見るな!見ちゃダメだ!お前には早い!」

転校生「ねーねー、なんなのー?じゅんちゃーん」

純「あ、あたし!?え、えっと・・・た、小鳥遊が知ってるわ!」

自由「ええっ!?自分っすか!?そ、それは、その・・・・・・あれっすよ!ね、楯野氏!」

望「そ、そうだよ、あれだよ!」

転校生「あれって?」

望「友達に借りたホラーDVD!」

転校生「ホラー!?や、やだぁっ!」

望(よ、よし・・・なんとか乗り切った・・・!)

自由(間一髪でしたね・・・)

純(ホラー苦手なんだ・・・意外・・・)

転校生「・・・でも、ともだちにかりたDVDって、のぞみんともだちいるの?」

望「い、いるよ!友達くらい!・・・・・・チョウドサンニン・・・」

自由「おお・・・楯野氏のデレいただきましたーっ!」

純「ひゅーっ!」

望「わあああ!や、やめろよそういうの!」

望「ああもう、誕生日なんて散々だー!」

~勧誘の噂~

風子「そういえば、転校生さん」

転校生「なにー?」

風子「風のうわさで、アンタさんがなにかしらに勧誘して回ってるって聞いたんですが」

ありす「ぁ・・・ぁたしも・・・きぃ・・・」

さら「そういえば、秋穂ちゃんがそんな感じのこと言ってましたねぇ」

卯衣「そうなの?」

結希(勧誘って・・・・・・あれよね。私も里中さんから聞いたし、案外広まっているのかしら・・・)

転校生「かんゆー・・・・・・あれかな?ねえ、ゆきちゃん」

結希「え?言っていいの?」

転校生「うん。だってあれでしょ?役割論理の話でしょ?」

卯衣「ごめんなさい、私急用を思い出したから行かなくちゃ」

結希「ああ、それね。生徒たちにヤーティ神の教えを広めるべく役割論理を布教しているのよ」ガシッ

卯衣「マスター!手を離してください!」

さら「や、やくわりろんり?やーてぃ?」

風子「お遊びならいーんですが・・・・・・きょーせーはしないように。いいですね?宍戸」

結希「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかったわ」

風子「随分と間がありましたね」

転校生「わかってるよー。ところでうーちゃん」

卯衣「これよりスリープモードに入ります。話しかけても返事はしません」

転校生「すいみんがくしゅうってあるよね」

結希「録音して延々と耳元で流してみる?」

風子「そーゆーのがダメって言ってるんですよ」グイーッ

転校生「いひゃいいひゃい!ほっへひっはははひへー!」

ありす(・・・あれ?でも、私が聞いたのは軍がどうとかって・・・・・・)

ありす(ただのうわさ・・・なのかなぁ・・・)

今日はここまで。次回から北海道に。
北海道での作戦行動に向けて転校生くんもある程度の地理の把握とかやってるんだと思います。
ニコ生風子かわいかったなー。ちゃんと【らしい】ことを言って欲しいとか・・・更衣室に連れ込みたくなっちゃうじゃないか。
ていうか今日は転校生がノリノリだった。卯衣の時はあんなに紳士だったのに。
チョコ!!!!!!!!!!!!!!!!!
実は転校生も魔法使いとして何か悩みがあったりして、あんな風に安定しない性格だったり・・・ないか。
風子と行為室に行きたい。
ありすありあり(合言葉)

~マダンテ~

―訓練所―

転校生「我が魔力、我が力、総てを以って悪を打ち滅ぼす力となれ・・・・・・究極殲滅魔法・マダンテっ!」

ポワッ

転校生「うーん、うまくいかないなぁ・・・」

クレプリ「そう簡単に上手くいくもんでもないさね」

ありす「ぁせらず・・・っくり・・・」

虎千代「おっ、転校生、楠木。魔法の訓練か?」

転校生「あっ、とら。うん、北海道の前でみんないそがしいから、ぼくとありすちゃんだけだけど」

クレプリ「あ、そうだ。せっかくだし、アドバイスをもらってみたらどうだ?」

転校生「えっ、とらに?」

ありす「ぃぃとぉも・・・」

虎千代「アタシは説明が苦手なんだが・・・その、転校生はどんな魔法を使いたいんだ?」

転校生「マダンテ」

ありす「魔力を、全部使うまほ・・・らしぃ、ぇす」

虎千代「魔力をすべて使って、か。お前にそれをやられると困るんだが・・・そうだな」

虎千代「ホワイトプラズマのようなものだと考えるか。そうなると、こうドーン!って感じだな」

虎千代「もしくは、バーン!となってバリバリッ!て感じか?それともシュゴウからのグサーッ!か?」

ありす「???」

アイラ「それでわかるわけがなかろう」

転校生「あ、おばあちゃん」

虎千代「そうか?やっぱり難しいな・・・」

アイラ「ホワイトプラズマは魔力を魔法に変換し続けて放ちゃそれでいいんじゃ。つーわけじゃから、少年にはまだまだ先じゃの。もうちっと基礎から鍛えにゃならん」

転校生「うー、やっぱりかぁ・・・ぼくもかっこよくまものたおしたいんだけどなぁ・・・」

ありす「・・・っしょに・・・がんばろ・・・」

虎千代「そうだな、せっかくだから、今どれくらい使えるのか見せてくれないか?」

転校生「え?いいけど、あんまりできないよ?」

虎千代「いいんだ。現状を確認しておきたい」

・・・

転校生「ほのおはライター、水はすいてき、氷はひえしょうっぽいぐらい、電気はマッサージにもならなさそう」

クレプリ「風は口でふいた方が強い、光は豆電球のが上さね」

転校生「そして・・・・・・マダンテっ!」

ポワッ

転校生「これがげんかーい」

アイラ「ま、上々じゃの。よくやっておるわ」

虎千代「今は風呂敷を広げているのか?」

アイラ「少年は全ての魔法と相性が悪い・・・とは言われとるが、もしかしたらちょこっとマシなのがみつかるかもしれん。つーわけでいろいろやらせ中じゃ。1年前は炎だけだったことを考えたら8倍じゃぞ」

ありす「はち・・・?」

アイラ「最後にぽわっとだしたじゃろ。あれも含めて8じゃ」

クレプリ「そんな特別な奴なのか?」

アイラ「わからん。なんせ威力が弱すぎる。もう少し強くなればわかるかもしれんな」

転校生「うー・・・じゃあがんばるー」

アイラ(にしても、妾は属性魔法しか教えとらんのじゃが・・・最後のアレ、もしやのう・・・)

今日の転校生。なんかフラグっぽいこと言ってるけどフラグでも何でもないです。
フラグといえば転校生の出生の件とかまだ回収してない気がする。あれもそのうちやりたい。
他なんかあったっけ?まあフラグは回収するものじゃなくて後で再利用するものだから。
フラグのつもりでもなんでもなかったヤツを伏線みたいに回収してます。転校生の謎の回転とか。
今更ながら90°越えてる崖でロッククライミングできるのに商店街の荷物は持ち運べないってのも不思議な気がする。
まあきっと荷物の方が50㎏ぐらいあったんでしょう。
ありすありあり(合言葉)

~あったかスープ~

花梨「・・・・・・よし、楠木、完成だべ」

ありす「・・・はぃ・・・・・・!」

転校生「よっし!んじゃ、もってくねー」

ましろ「ダメですよ、転校生さん。作るだけでなく、配膳や後片付けも含めての料理です」

転校生「あっ、そっか。そうだね」

ましろ「【はい。全】部終わるまで大人しく待ちましょう」

ありす「・・・って・・・きまし・・・」

クレプリ「ありす特製スープだぜい!まあ普通のコンソメスープだけどな」

転校生「いっただっきまーす!」

花梨「ましろのはもうちょい待ってけろ、今冷たいの作ってるところだすけな」

ましろ「はい、ありがとうございます」

転校生「おいしー!ありすちゃん、おいしいよ!」

ありす「ょかっ・・・・・・」

花梨「・・・・・・ほい、完成だべな」

ましろ「里中さん」

花梨「ん」

ましろ「いただきます」

転校生「・・・・・・そっちもちょっと飲みたいな~」

花梨「ん?じゃあすぐに・・・」

ましろ「いえ、里中さん。大丈夫ですよ。はい、転校生さん。あーん」

転校生「あーん・・・うん!おいしっ!」

ありす「・・・・・・」ガタッ

クレプリ「ありすのは少年と同じやつだから、あーんしても意味ないさね」

ありす「・・・・・・」シットダウン

転校生「ゆきしろさん」フ-フ-

ましろ「はい?」

転校生「はい、あーん」

ましろ「・・・あ、あーん・・・」

ましろ「・・・おいしいです。あったかくて・・・楠木さん、転校生さん、ありがとうございます」

ありす「ぁ、ぁりがと・・・ござ・・・す・・・」

転校生「北海道、がんばろーね、みんな」

花梨「もちろんだべ」

ありす「がんばぃ・・・す」

ましろ「絶対に、取り戻してみせます」

転校生「うん、ぼくはゆきしろさんたちとおんなじはんだから、よろしくね」

ましろ「はい、よろしくおねがいします。それでは折角なので一つ。【あったかいスープはあったかい?】・・・ふふ、ふふふ・・・」

今日のましろん。北海道前日みたいな。
北海道奪還みたいな数日にわたって行われてるイベントは扱いが難しいです。
イベだけ見てたら1日の内に終わってそうだけど、実際はそうじゃないからなぁ・・・
昨日の幼女は固かった。なんだよ緊急でもないのに千万って。超緊急に至っては2億超えてたし。
今日は多少柔らかくなってたかな。
ありすありあり(合言葉)

~北海道奪還~

虎千代「学園生諸君。出発前に説明があったとおり、我々の奪還目標は札幌だ」

虎千代「苫小牧からここまで血路を開いてくれた国連軍・・・」

虎千代「1週間前から各地で戦い、戦果を挙げている国軍、PMC・・・」

虎千代「そして、後始末を引き受けてくれる中露軍、清・ロマノフ魔法学園の生徒・・・」

虎千代「彼らに胸を張るよう、仕事を果たそうじゃないか」

・・・

転校生「それじゃあ、ありすちゃん、さらちゃん、たっちゃん。ぼくは向こうだから」

ありす「ぅん・・・がんば・・・て・・・!」

さら「がんばってください!ゆきしろさんにもよろしくおねがいしますぅ!」

龍季「おう、頑張れよ。・・・死ぬなよ」

転校生「もちろん、わかってるよ」

転校生「それじゃあ、またあとでね」

ありす「ぅん・・・また・・・とで・・・」

~故郷~

ましろ「・・・・・・・・・・・・」

ましろ「ついに・・・ここまで、来ました。お父さん、お母さん。深雪・・・」

ましろ「今まで、何もしなかったことを許してください」

ましろ「なんとしても、この札幌を・・・北海道を取り戻してみせます」

花梨「・・・よし、レナ。あんたが一番前だすけ。十分注意しろじゃ」

レナ「まもの、ころす!レナ、まもの、ころす!」

花梨「明鈴はレナと同じ一番前じゃ。転校生の魔力があるすけ・・・」

花梨「全力でやるべよ」

明鈴「ボクに任せておけば安心なのだ!その分、いっぱいご飯必要アル!」

花梨「たーんと持ってきてるすけ、心配すんな」

花梨「小蓮はましろと同じとこさいてけろ。戦うより・・・」

花梨「ましろの様子見んのが仕事だべ」

小蓮「任せるネ。無茶はさせないヨ」

花梨「転校生。急に頼んで悪かったなぁ」

花梨「この北海道・・・聞いてるかもしんねぇけど、ましろの故郷だすけ」

花梨「あいつに家族、弔わせてやってけろじゃ」

転校生「うん。もちろん。ゆきしろさんの、えっと・・・ひがん?だからね」

花梨「ああ、そうだな。その通りだ」

花梨「・・・ましろは普段通り装ってっけど、内心わかったもんじゃねぇすけ」

花梨「何があるかわかんねえすけ、おらが見逃さないようにする」

花梨「だけど・・・転校生、あんたもお願いね。ここで死ぬなんて・・・」

花梨「そったらこと、あってはなんねえ」

~思い出話~

ましろ「・・・懐かしい・・・ですね。街には、何度も家族で来ました」

ましろ「駅の近くにあるレストランで、いつもパスタを食べていたものです」

明鈴「マシロの好きなスパゲティって、やっぱり冷たいアル?冷製?」

ましろ「フフフ、あの頃はまだ普通の女の子でしたからね」

ましろ「ミートソースで口を汚していましたよ」

明鈴「へへへ、ボクと同じアル」

レナ「みーとそす?にく?みとそす、にく?」

ましろ「そうですよ。挽肉とトマトのソースです」

レナ「にく、とまと・・・かりん、みとそす、くう!レナ、みとそす、くう!」

転校生「んじゃあ帰ったらつくったげるよ。とくせいミートソーススパゲッティ!」

レナ「てんこー!れな、てんこー、あいす!みとそす、くう、あいす!」

花梨「もう食べ物の話だすけ。まったくもう」

花梨「・・・まぁ、ましろも落ち着いてるすけ、悪くねぇけどな」

花梨「それより、案内人の言うことじゃ、そろそろ危ない地域だすけ」

花梨「札幌に味方いねぇすけ、気い引き締めて行くど」

小蓮「・・・・・・・・・・・・ん?」

小蓮「あっ!ば、万姫からネ・・・作戦中なの知らないのカ?」

小蓮「何の用ネ!?今、魔物が出てきたら話してるヒマない・・・」

小蓮「・・・・・・・・・・・・」

小蓮「それ、ホントの話カ?」

~北海道の魔物~

転校生「うー・・・ゆきしろさんのがあんまりきいてない・・・」

花梨「相性があるすけな。向こうも氷の魔物だすけ」

転校生「かりんちゃん、おもくない?だいじょうぶ?」

花梨「ん?ああ、全然大丈夫だべ。転校生は軽いからなぁ」

転校生「ダンボール、いつもみたいに使えればよかったんだけど・・・」

花梨「魔力、残しとかないといけねぇすけな。どんだけ敵がいて、どんだけ続くのかわかんねぇすけ」

花梨「でも、おらたちと転校生じゃ歩幅が違いすぎるすけな、仕方ねぇべ」

花梨「だからこうやって、ダンボールごと運んでるけんど・・・」

花梨「転校生も、まだ疲れてないか?なんかあったら、いつでも言ってけろじゃ」

転校生「うん、ぼくはぜんぜん。・・・はやくおっきくなりたいなぁ」

花梨「今はないものねだりしてもしかたねぇすけな」

ましろ「転校生さん、魔力を補給してもらっていいでしょうか?慣れない魔法で少し使ってしまって・・・」

転校生「あ、うん。はい」ビビビ

ましろ「・・・ありがとうございます。さて、まだまだ先は長いですから。行きましょう」

花梨「んだ。気ぃ抜いてられねぇべ」

~周万姫~

小蓮「アイヤー・・・マシロ、ちょっと言っておくヨ」

ましろ「・・・?なんでしょうか」

小蓮「ワタシは嫌だが、万姫が力を貸してもいいと言っているヨ」

ましろ「万姫・・・周万姫ですか?始祖十家の?」

転校生「ちゃおとかめーりんがたまに話してくれるあの人?」

小蓮「そうネ。ワタシたちの姉弟子ヨ」

明鈴「ホント!?万姫が来てくれたら百人力アル!」

明鈴「あれ? でも万姫、学園を守ってるんじゃなかったっけ?」

ましろ「・・・確か清・ロマノフ魔法学園は、中国とロシアの境にあると聞きましたが」

小蓮「調べてみたらここから800キロメートルくらいヨ」

明鈴「・・・それって来られるの?」

小蓮「無理に決まってるネ!ピンチになって呼んでも、ついた時は死んでるヨ!」

小蓮「・・・まぁ、でも、万姫のことだから何か考えがあるヨ」

小蓮「あんまり期待しないでほしいのだガ、いちおう、伝えとくヨ」

ましろ「ありがとうございます」

小蓮「ワタシたちだけでどうにかすれば、万姫の力なんていらないネ」

小蓮「料理部だけじゃなくてレナもいるし、残念だけど万姫の出番はないヨ!」

明鈴「まーだ言ってるのだ。まったく、もう」

転校生「・・・・・・なーんか、いやなよかんがする・・・」

ましろ「どうしましたか?」

転校生「なんだろう、なんていうか、こう、どす黒い感じのがもやもやしてきて・・・」

ましろ「・・・念のため、注意して進みましょうか・・・っ!」

~罠~

ましろ「はっ・・・はっ・・・ここは・・・まさか・・・」

ましろ「まさか・・・っ!」

明鈴「マシローっ!急に走り出すなんて危ないのだ!」

明鈴「みんなでゆっくり進まなきゃ・・・あっ!これ・・・!」

ましろ「なんという、ことでしょう・・・札幌の人々が・・・」

転校生「っ・・・!」ギリッ

明鈴「えっ?これ、何人いるアル?みんな氷漬けになってるアル!」

明鈴「とかしたら元通りになるの?」

ましろ「いいえ、残念ですが・・・氷漬けになった時点で亡くなっているでしょうね」

ましろ「しかしこれは・・・他の場所に死体がなかったのでおかしいと思いましたが・・・」

小蓮「まさか・・・魔物が集めたのカ?」

小蓮「食料みたいに集めてるガ・・・魔物はものを食べないのヨ?」

ましろ「・・・・・・・・・・・・」

ましろ「助けに来る人間を・・・」

転校生「でも、これじゃない・・・まだ、もやもやしてるのが・・・」

花梨「・・・嫌な予感がするすけ、本部さ連絡しといたべ」

花梨「すぐに増援が来るすけ、いったんここで・・・」

花梨「っ!?レナ!こっちさ来い!」

レナ「かりん!レナ、みつけるした!おっきまもの、おっきまもの!」

花梨「・・・ビルが・・・転校生、レナ!おらの魔法で土のドーム作るすけ!」

花梨「小蓮どのとこさ行くべ!」

ダンボール「わかったっ!」ビビビ

~間一髪~

花梨「・・・・・・・・・・・・」

ましろ「里中さんのドームを、氷で強化しました」

ましろ「どうにか耐えられたようですね」

ダンボール「開けてもだいじょーぶ?」

ましろ「はい。今は平気です」パカッ

転校生「ふぃー・・・びっくりしたぁ」

花梨「レナ・・・そとに、なにかいるか?」

レナ「まもの。まもの、そと、まもの!」

花梨「・・・ビルが倒れたのは、偶然か?」

ましろ「・・・いえ・・・まさか。よりによってわたくしたちが来た瞬間に壊れるなど・・・」

転校生「あんなおっきいのが、くずれるならともかく倒れるなんて・・・」

レナ「レナ、みるした!まもの、どかん!」

レナ「どかんするした!」

ましろ「自然に壊れた可能性と、魔物の【罠】である可能性・・・」

ましろ「どちらが現実的だと思います?」

~わがまま~

明鈴「・・・・・・・・・・・・うーん・・・」

明鈴「マシロ、マシロ」

ましろ「なんでしょう、明鈴さん」

明鈴「もし魔物がボクたちを罠にはめたなら、えっと、なんだっけ・・・ちせい?」

明鈴「頭がいい魔物が近くにいるってことなのだ」

ましろ「・・・ええ、そうですね。これがもし罠なら、その可能性が」

明鈴「花梨が会長たちを呼んでるから、このままでもいい?」

小蓮「このドーム、とても固いネ。援軍到着までの数分くらいなら・・・」

小蓮「強化魔法をかけることで十分もつヨ」

ましろ「・・・ええ、そうですね。もつでしょう」

明鈴「でも、頭のいい魔物は、会長たちが退治しちゃうかもしれないアル」

明鈴「どうする?」

ましろ「・・・・・・・・・・・・」

ましろ「その訊き方は・・・ずるいですね・・・わたくしに決められるはずありません」

明鈴「じゃあ行かなくていいアル?」

ましろ「・・・ずるいですよ、2人とも・・・」

ましろ「・・・わたくしに倒せるでしょうか。知性があるなら、強敵でしょう」

ましろ「それに、周りに魔物がいるとレナさんも言っています」

明鈴「・・・・・・・・・・・・」

小蓮「・・・・・・・・・・・・」

明鈴「にっ」ニッ

小蓮「にっ」ニッ

花梨「ふぅ・・・やれやれ、仕方ねぇなぁ」

花梨「レナ、もうひと頑張りだすけ。ましろのためにやってけろじゃ」

レナ「まもの、ころす。レナ、まもの、ころす!」

花梨「よし。んだば、魔法解除するすけ。ましろと転校生を中心に」

花梨「ましろ!」

ましろ「申し訳ありません・・・わがままを押し通した形になって・・・」

花梨「なに言ってんだぁ。今までずっと、わがまま言わねぇえで黙ってたんだ」

花梨「里帰りしたんだすけ、少しぐらい言ったってバチはあたんねぇべ」

ましろ「・・・ありがとうございます。ではわがままついでに・・・」

ましろ「魔法を解除したら、まず転校生さんの魔力をいただいていいですか?」

転校生「もちろん」

花梨「・・・・・・・・・・・・?」

ましろ「わたくしの意地です。あたりの魔物・・・すべて、凍らせてみせましょう」

転校生「ありったけ注ぎこむから、好きなだけ使って」

転校生(それが、ぼくにできるおんがえしだから)

花梨「・・・んだば、まずはそっから始めるべよ」

花梨「準備、できてるな?」

花梨「よっしゃ!解除するど!」

ましろ「いきます!」

転校生「はいっ!」

~まずは周囲を~

小蓮「・・・そーっ・・・どうネ、明鈴?」

明鈴「お?・・・おお! 凍ってるアル!」

明鈴「マシロー!氷の魔物が凍ってるアルよー!」

・・・

転校生「うわー、なんていうんだろ、そーかん?」

花梨「壮観、か?」

ましろ「ふぅ・・・うまくいったようですね。ですが・・・」

花梨「レナ、まだ魔物、いるか?」

レナ「あっち!あっち!まもの、たくさん、あっち!」

花梨「あっち・・・?ましろ、まだ安心できねぇべ。倒したのは全部じゃねぇな」

ましろ「・・・そのようですね」

花梨「虎千代たちが来るまで、まだもう少しかかる」

花梨「それまでに、その知恵つけた魔物・・・」

花梨「・・・・・・・・・・・・?」

レナ「まもの!おっき、まもの!」

花梨「しっ・・・・・・」

花梨「・・・で、でっかいな・・・」

転校生「うわ、おっきぃ・・・あんなのいるんだ・・・」

ましろ「時計台ほどはありますね・・・あれが・・・北海道の、魔物」

明鈴「アイヤー・・・」

小蓮「あ、あんな大きさの魔物、資料でしか見たことないヨ」

明鈴「でもでも、ムサシだっけ?アレはお城くらいあったんでしょ?」

明鈴「それに比べたら全然小さいアル」

小蓮「それがどうかしたネ。おっきいのには変わりないヨ!」

明鈴「ま、まぁそうなんだけど・・・わっ!」

明鈴「アイツの足元からちっこいのがたくさん出てきたのだ!」

明鈴「小蓮、とりあえずボクがやっつけてくるアル!」

小蓮「あっ!明鈴、デカいのに手を出してはいけないヨ!」

~仇を~

ましろ「・・・これは、わたくしの役目です」

ましろ「家族の・・・街の・・・北海道の人たちを奪った魔物を・・・許しません」

ましろ「彼らを融かし尽くし、この北海道に10年ぶりの春を迎え入れましょう」

花梨「んだば、よし、ちっちぇえのはおらたちに任せとけ・・・」

花梨「って言いてえけどな。さすがにあんた1人じゃ勝てねえのはわかるっきゃ?」

ましろ「ええ・・・わたくしには、ホワイトプラズマの真似事もできなければ・・・」

ましろ「鯨沈の真似事もできません。ですが・・・」

ましろ「ですが、倒しますよ」

花梨「万が一にも死んだら意味ねえすけ・・・保険、かけとくすけな」

花梨「さっきのビル倒壊で、遺体が散らばってるすけ、反対側に回り込むべ」

花梨「そうじゃねえと、戦いにくいすけな。ちっとアイツを誘導して、場所かえるべ」

ましろ「・・・ありがとうございます。」

花梨「気にすることじゃねえすけ、思うぞんぶん、やってこい」

転校生「うん、うん・・・・・・よっし!きょかおりた!」

花梨「許可?」

転校生「ダンボール使って動いていいって。こっからぼくもぜんかいだ!」

転校生「ゆきしろさん、まりょくじゃぶじゃぶつかっていいから!かりんちゃんもゆきしろさんをたすけてあげて!」

ましろ「ありがとうございます。遠慮も出し惜しみもしません。存分に使わせてもらいますね」

花梨「わかったべ。でも、無茶だけはすんなよ?」

~ホワイトプラズマ~

明鈴「・・・ふぅっ・・・」

明鈴「倒しても倒しても出てくるアル・・・」

小蓮「アイヤー・・・もう一度、一気にやってしまうカ?」

小蓮「・・・・・・・・・・・・仕方ないネ」

小蓮「明鈴、ちょっとの間、頑張るヨ!」

明鈴「ええっ!?わ、わかったアル・・・」

小蓮「えっと・・・ポチポチ」

小蓮「・・・・・・・・・・・・」

レナ「しゃれん!レナ、あっち、ころすした!」

小蓮「そしたら次ネ!目に入ったの全部倒すヨロシ!」

レナ「わかる!うおーっ!」

小蓮「もしもし!万姫カ?3分したら、今からいうとこにドカンとやるネ!」

小蓮「・・・そうヨ。友達が北海道を取り戻すヨ」

小蓮「では43.066848,141.351383ネ!」

小蓮「ワタシたちはなんとかするカラ、ごっそりやっちゃうヨ!」

小蓮「・・・これで大丈夫ネ。花梨、向こうには伝えてるネ?」

花梨「ああ。だば・・・あと一息、頑張るべ」

小蓮「転校生!アナタ、ワタシに魔力よこすネ!」

転校生「えっ、どうしたの!?」

小蓮「この中じゃ、一番弱いのがワタシだカラ、ワタシが潰れても大丈夫ヨ!」

花梨「・・・お、おい、なにするつもりだ?」

小蓮「フフフ・・・会長ほどではないガ、ワタシだってやればできるネ!」

小蓮「万姫の力借りるだけが能じゃないヨ!」

花梨「ホワイトプラズマか?小蓮、できるのか?」

小蓮「知らないヨ!でもダメージ与えられるかもしれないのヨ」

転校生「よしっ、わかった!ほむほむんときみたいにおくるからね!」

~もう少しで~

明鈴「・・・んっ?小蓮!なにかやるつもりなのだ!」

明鈴「レナ、マシロ!」

小蓮「ぎゃあっ!」

小蓮「アイタタ・・・これは・・・キツいネ・・・」

転校生「おおー・・・」

花梨「大丈夫か!?雑魚はなんとかなってるど!よくやったべ!」

小蓮「うーん、もうダメ・・・」

転校生「んじゃ、ここ乗せとくねー」ドサッ

小蓮「アイタっ!も、もうちょっと丁寧に扱うことヨ・・・これでもワタシは乙女ネ・・・」

転校生「はいはい」

小蓮「うう、怒る気力もないヨ・・・」

花梨「小蓮はこのまま転校生に任せて休んでてもらうべ。よくやったべ」

花梨「・・・とはいえ、あのデカいのまで届いてないすけ・・・小蓮の精一杯か・・・」

花梨「・・・あと十秒。ましろ!」

花梨「もう一度バリア作るべ! 一瞬でいいすけ、分厚いの作れ!」

・・・

ましろ「・・・・・・・・・・・・」

ましろ「目の前でバリアなど張れば、魔物に踏みつぶされるかも・・・」

ましろ「・・・・・・・・・・・・」

ましろ「明鈴さん、レナさん。こちらに」

ましろ「さ、氷のかまくらを作りますよ」

花梨「3・・・2・・・1・・・」

花梨「くるどっ!」

ドォォォォォォン!!!!!!

明鈴「わぁっ!」

レナ「ぎゃあっ!」

~全力全壊~

ましろ「今の魔法は・・・この、強さ・・・誰が・・・」

虎千代「雪白っ!」

虎千代「無事かと聞きたいところだが、そんな暇はない!」

アイラ「周万姫の魔法で、あのデカブツ、さすがに弱っておる!」

アイラ「一気にトドメをさすぞ、用意はいいな!?」

ましろ「・・・はいっ!」

ましろ「転校生さん・・・わたくし、ここで死んでも構いませんから・・・」

ましろ「決して、途中で魔力を止めないように、お願いしますね」

転校生「うん、わかった!ありったけ、パンクさせる気でおくるよ!」

花梨「明鈴、レナ。おらたちの魔法、大して強くねぇけど・・・」

花梨「ましろを、手助けするべ」

明鈴「おっけー!」

レナ「お、おけ!おっけ!」

虎千代「よし・・・・・・・・・・・・」

アイラ「・・・・・・・・・・・・では!」

ましろ「終わらせます!」

転校生「全員に、あるだけ全部!!!いっけええええええ!!!!!!!!!」

~北海道奪還~

転校生「ゆきしろさーん」フリフリ

ましろ「・・・おや・・・転校生さん・・・もう、体は平気ですか?」

転校生「うんっ、みてのとおり!ピンピンしてるよ!」

ましろ「それは・・・よかったです。本当に・・・」

ましろ「・・・申し訳ありませんでした。さすがに、わたくしだけでなく・・・」

ましろ「会長さんや東雲さんにまであれほどの魔力を渡すと、疲れるものなのですね」

転校生「まりょくが少なくなってつかれるのはじめてだから、なんていうか、しんせんだったよ」

ましろ「わたくしも2日眠りつづけていたとか・・・情けないものです」

ましろ「ですが・・・」

転校生「・・・ここに、ゆきしろさんの・・・?」

ましろ「はい・・・ここです。ここに、私の家族が埋葬されています」

ましろ「・・・随分と親不孝をしてしまいました。これで、安らかに眠れますね」

ましろ「もうすぐ春です。10年ぶりに、暖かくなりますよ」

ましろ「・・・よかった・・・本当に」

転校生「・・・・・・ゆきしろさん・・・」

ましろ「転校生さん、ありがとうございました」

ましろ「これで雪女の演技をする必要もなくなると思うと少し寂しいですが・・・」

ましろ「・・・雪白真代に戻っても、いいころなのですね、きっと」

明鈴「マシロー!」

明鈴「マシロ、起きてるなら言ってからどこかに行くアル!」

小蓮「ムチャクチャビビったヨ!」

ましろ「おや・・・これは、申し訳ありませんでした。では・・・」

ましろ「【北海道で貝どうでしょう】か? わたくしが奢りますよ」

明鈴「貝!?食べるアル!」

転校生「まだお店とかやってないと思うけどなぁ」

小蓮「そういう問題じゃないヨ。・・・でも、なかなかキレが悪いね・・・まだ本調子じゃないヨ」

ましろ「おやおや・・・言われてしまいました。では、大人しく帰るとしましょう」

転校生「うん?もういいの?」

ましろ「・・・ええ、いいんですよ。もう、いつでもここに来られますし・・・」

ましろ「あなたを、家族に紹介できましたしね」

~Stranger~

七撫「・・・・・・・・・・・・」

七撫「ごめんね。メノコ姉さん、みんな。私、運が悪かったかも」

七撫「・・・さっきの綺麗な人が、北海道出身の人かぁ・・・」

七撫「・・・・・・・・・・・・よし!会ってみよう!」

転校生「うわぁ・・・」

転校生(・・・・・・あの人、サボテンとおはなししてる・・・)

七撫(ん?あれ?どうして北海道にあんな小さな子供が・・・)

転校生(あれかな、北海道がかいほーされてうれしくなっちゃったのかな。ちょっとまいあがってるのかな)

七撫(もしかして、北海道から避難した人の子供とか?誰かに連れてきてもらったのかな)

転校生(・・・サボテンとおはなしする人ってどうなんだろ・・・)

七撫(あれ?もう一般人の人も入ってこれたっけ?うーん・・・)

転校生(でも、なんだか・・・)

七撫(でも、なんでだろ・・・)

七撫・転校生((はじめて会った気がしない・・・))※会ってます

~お疲れ様~

風子「えー、今回もお疲れさまでした」

転校生「おつかれさまー!」

風子「あんたさんが魔力使い過ぎで疲れるってのはそーとーですから、しばらくは体を休めてくださいね」

転校生「はーい。あっ、そういや、つぎのクエストもなんかきてた気がする」

風子「次の・・・・・・ああ、羽村映画村ですね」

転校生「そーそー。・・・えいがむらってなにがあるの?」

風子「時代劇とかで使われるとこらしーですが・・・ウチもよくは知らないんですよね」

風子「あんたさんが時代劇が好きなら楽しめると思いますけど・・・」

転校生「ぜんぜん」

風子「ですよねー。まあ、時代劇の他にもスーパー戦隊シリーズとか仮面ライダーとかのキャラクターショーもやったりするみたいですし」

風子「普通に楽しめると思いますよ。あっ、お土産はなんかおいしそーなのてきとーにおねげーします」

転校生「はーい。んじゃ、ぼく部屋にかえってねるねー。おやすみー」

風子「はい、おやすみなさい」

・・・

風子「・・・・・・」

風子「たまには泊まっていってもいいのに・・・」

今日はここまで!次回イベントは【とりかえばや!波乱の映画村】です。
いぶとぽんつくとござるとえみりゃが入れ替わる・・・全員ポンコツのにおいしかしねぇ。
とりあえず『股を閉じてください!!』はちゃんとやらせないと。
ちなみにツッコミができるのがイヴと月詠。特に月詠の心労はヤバい。
明日は【りんみんカーニバル】の予定です。その次は【ろんのんリサイタル】。
そこから【るんるんシグナル】と【れんれんフェスティバル】と続きます。
ありすは全部に出ます。
ありすありあり(合言葉)

~りんみんカーニバル~

茉理「まつりんです☆」

浅梨「あさりんです☆」

ゆかり「ゆかりんで・・・これなに?」

明鈴「めーりんアル!」

花梨「かりんだべ」

望「のぞみんです☆」

純「なるみんでーす」

夏海「なつみんです☆」

智花「みなみんです!みなみん!」

心「ふたみんですごめんなさい!」

結希「・・・・・・・・・・・・えっ?私も?」

転校生「もー☆ゆきりんったならなにやってるのさー」

茉理「そうそう☆ほらほら、北海道も取り返したし、今日はぱーっと行くわよ、ゆきりん!」

結希「あ、あの・・・」

「「「ゆーきーりん!ゆーきーりん!ゆーきーりん!ゆーきーりん!」」」

結希(前にもこんな状況に持ち込まれたような・・・。逃げられないわね。あきらめた方が早い、か)

転校生「さあ、はりきってどうぞ!」

結希「ゆ、ゆ・・・・・・ゆきりんですっ☆☆★!」

望「あ、あああ・・・あれは・・・」

純「で、伝説の・・・」

智花「み、ミツボシです、ミツボシ!」

心「わ、わたし、伝説の始まりを見てしまいました・・・!」

明鈴「ちくわうめぇ」

浅梨「始祖十家が霞んで見えます・・・ッ!」

結希「え?え?」

茉理「これはもう・・・祭しかないわね!」

???「茉理だけに・・・ふふ」

夏海「神輿の準備よーーー!!!!」

転校生「そーいん、はいちにつけー!」

結希「え、ちょ、ちょっと、それは冬樹さんに怒られてから封印してたやつで」

花梨「乗せたべ!」

茉理「野郎ども、出陣じゃーーー!!!!」

・・・

ノエル「ありすちゃんと2人って言うのは珍しいよね。今日は転校生くん一緒じゃないの?」

ありす「ぁそび・・・ぃってる・・・みた・・・で・・・」

りんみん連合「「「わっしょい!わっしょい!ミツボシわっしょい!」」」

ありす「!?」

ノエル「・・・・・・はぁー、秋穂ちゃんが汐ファン工事に行ってる春乃さんを応援しにいってるから休めると思ったけど・・・」E.ハリセン

ノエル「とりあえずここは廊下で・・・」テンチメイドウノカマエ

ノエル「通行の邪魔だから!!!!」スパパパパパーン!!!!

ありす「は、はゃ・・・!」

クレプリ「恐ろしく速いツッコミ・・・オレっちじゃなきゃ見逃してたさね」

今日のゆきりん。ありすが出てる部分が本編で、それ以外はおまけのようなものです。
春乃さんってあの着ぐるみずっと持ってるってこと考えたら結構気に入ってるよね。
転校生のダンボール、イヴの仮面みたいに春乃の着ぐるみも加えるべきか。
ノエルちゃんのハリセンは音速を超えます。ときたま光速を超えて結果として時間がとまることも。成長性はSです。
明日は【ろんのんリサイタル】です。とりかえばやはもうちょいまってくだしあ。
ありすありあり(合言葉)

~のんろんリサイタル~

ましろ「ましろんです。皆さん、今日はお集まりいただきありがとうございます」

春乃「はるのんよ。汐浜はあと1月ぐらいでテスト運行可能にはなるんじゃないかしら」

心「こころんです。転校生くんに呼ばれたの出来ましたけど・・・なんですか、これ」

ましろ「学園生の皆さんのおかげで、無事北海道を取り戻すことができ、わたくしも家族を弔うことができました」

ましろ「今までわたくしを支えてくれた料理部のみなさんや、仲月さん、兎ノ助さんたち」

ましろ「あの魔物の討伐に力を貸してくださった会長や東雲さん、そして周万姫さん」

ましろ「そして、今日この場を用意してもらった転校生さん。皆さんに感謝の意を込めて・・・歌います」

ましろ「聞いてください。【愛し君】」

春乃「演奏はアタシよ」

転校生「こころんもろもろのえんしゅつよろー」

心「ええ、いきなりですね・・・ですが、あなたの頼みなら」

・・・

さら「ましろさん、よかったですぅ・・・」

龍季「あれであいつも肩の荷が下りるだろうよ」

秋穂「お姉ちゃん、工事しながら楽器の練習してると思ったら・・・こういうことだったんだ」

ノエル「しながら!?」

ミナ「うう・・・マインドシーカーだけずるい!我もステージに立ちたい!」

恋「これミナ、座っておれ。お主は楽器も演出もできんじゃろう」

ありす(・・・・・・)

ありす(・・・・・・え?これだけ?)

ありす(おみこし担いだり爆発したりしないんですか?)

クレプリ(ありすもすっかり毒されちまって・・・)

今日のましろん。おみこしや爆発はグリモアでは日常茶飯事です。
寮が爆発しても1時間後には直ってたり学園が粉々になっても目をそらしたすきに直ってたり。
エレンに爆破されたホテルもレスを跨いだら直りました。そんな世界。
明日はなんとか【とりかえばや】をやりたい所存。
ただ、書いてる途中に誰がどこに入ってたかわからなくなる問題ががが。
エミリア(月詠)とかどっちがどっちだったかたまに分からなくなる。
一応ゲームに従った表記にしてますが、混乱してしまいます。
ありすありあり(合言葉)

~映画村~

転校生「おおー!」

エミリア「ここが・・・羽村映画村!」

刀子「素晴らしい!」

月詠「もうー、あんたらはしゃぎすぎよー」

イヴ「今回はあくまでもクエストです。そのことをわすれて遊びの没頭するなどないようにしてくださいね」

転校生「あー!仮面ライダーだー!」

ゴースト「命燃やすぜ!」

転校生「あー!ゴーストだー!」

ゴースト「友達いないからってゲンガーに進化させてもらえません」

転校生「あっちにもー!」

ゴースト「最近メラゾーマを覚えました」

月詠「ゴースト多すぎでしょ!」

エミリア「日本って・・・不思議!」

刀子「うん?これくらいは日常風景じゃないか?」

イヴ「そうですよね」

エミリア「え?」

エミリア(イギリスではフェアリーとかドワーフとかをたまに見かける程度なんだけどな・・・)

月詠「んじゃ、さっさと着替えましょ。いつまでも制服じゃ浮いちゃうしね」

~交代の時間~

月詠「いたいた、転校生!交代の時間よ!」

月詠「アンタとエミリアと・・・冬樹イヴね。で、また2時間後に交代だから」

[浪人]転校生「はーい」

月詠「てか、その服寒くないの?ちょっと薄手すぎない?」

転校生「せーふくインナーにしてるからだいじょうぶだよー」

月詠「あっ、それずるい!ツクもやろっと。さーて、休憩時間はなにして遊ぼうかしら」

イヴ「守屋さん、あまり遠くへ行かないでくださいね」

イヴ「さっき支倉さんを呼び戻すの、大変だったので」

月詠「わかってるってば。一応、警備のクエストなんだから」

月詠「はしゃいでる誰かさんと一緒にしないでよ。ねっ、エミリア」

エミリア「鬼の副長に一番組組長・・・くぅ~っ、幕末浪漫です・・・!」

沖田「呼ばれてますよ、土方さごはぁ!」

土方「血飛ばすんじゃねぇ!タバコの火が消えるだろうが!」

沖田「さ、最期まで・・・マスターとともに戦いたかった・・・がくっ」

土方「・・・ところで、こいつは本当に沖田なのか?」

月詠「エミリアッ!」

エミリア「ほあっ!?」

エミリア「ご、ごめんなさい!お話、聞いてなかったです・・・」

イヴ「学園生として警備に来ている自覚をもってください、というお話です」

エミリア「すみません・・・映画村は初めてだから、つい興奮してしまって」

転校生「いーよいーよ。どーせそんなのたてまえだし」

月詠「こらっ、そういうこと言わないの」

~とりかえばや~

月詠「まあいいわ。なんかあったら、すぐ合流できるところにいるから安心して」

転校生「はーい」

イヴ「・・・転校生さん。エミリアさんとそっちの道をお願いします」

転校生「えー・・・りょうかーい」

イヴ「私は1人で問題ないので。それでは」

月詠「あっ、待ちなさいよ!ちゃんとグループで・・・」

月詠「・・・っとと!んもう!この衣装走りにくい!」

刀子「皆々様~!よい物を見つけました!土産はこれなど如何か~ッ!」

刀子「【おちむしゃくん】なる人形が沢山っ・・・」

月詠「ああもう、イヴ!待ちなさいって!」

エミリア「あっ、支倉さん!おちむしゃくんが落ちました!」

ゴツン

イヴ「きゃあっ!」

月詠「痛っ!」

エミリア「あいたたた・・・もう、気をつけてよ!危ないじゃない!」

イヴ「ほあぁ、申し訳ござらぬ!拙者としたことが!」

刀子「みなさん、大丈夫ですか?お怪我は?」

転校生「・・・あー、なんかめんどくさそーなのが・・・」

月詠「・・・・・・待って。どういうこと・・・?」

月詠「ノエル・・・?いえ、あなたは・・・」

月詠「・・・・・・私?」

イヴ「守谷殿、ないをおっしゃられ・・・ふ、ふおおぉぉっ!?」

イヴ「拙者が!拙者がいるでござるッ!!」

刀子「あわわわ・・・私がもう1人・・・」

エミリア「え?え?ツクの体、なんで・・・」

刀子「ツクってことは、あなたは・・・守谷さん?」

刀子「あの、待ってください。守屋さんが私の体に?」

エミリア「ツクはツクよ!」

イヴ「拙者の顔のお主はだれでござるか!?」

刀子「私はエミリアですが・・・冬樹さんに見えるあなたは・・・」

イヴ「冬樹殿、とは・・・?拙者、支倉刀子でござる!」

月詠「・・・私が冬樹イヴよ。この着物は守谷さんが着ていた物のようだけど・・・」

月詠「あなたたちの反応からして、着物だけではないみたいね」

エミリア「これって、まさか・・・」

エミリア「人格が、入れ替わてるってことっ!?」

~冷静になろう~

エミリア(月詠)「ええと・・・アンタは刀子なのよね?」

イヴ(刀子)「左様にござる。エミリア殿の顔をしたお主は、守谷殿でござるな」

エミリア(月詠)「で、刀子の中身がエミリア。ツクの中身がイヴ」

イヴ(刀子)「ふーむ、なかなか信じがたい状況だが・・・」

イヴ(刀子)「こうなってしまったからには腹を据えるしかあるまい」

月詠(イヴ)「そうですね。とりあえず警備のクエスト中なのだから・・・」

月詠(イヴ)「・・・転校生さんは?」

刀子(エミリア)「あっ、あれ?さっきまでそのあたりに・・・あっ、いました!」

[●REC]転校生「あ、おかまいなくー。つづけてつづけて」

エミリア(月詠)「おかまいするわよっ!なに野次馬やってんのよ!」

転校生「いやー、なんかめんどくさそうだしー」

月詠(イヴ)「私の記憶では、あなたは率先的に面倒なことに関わっていく性格だったと思いますが」

転校生「北海道のでつかれてるから今日はパスで。こーゆーのは第三者が一番おもしろいし」

エミリア(月詠)「あんた、ツクたちで遊ぶ気満々でしょ!」

転校生「遊ぶなんて・・・ねえ?ございぶ?」

イヴ(刀子)「・・・・・・もしかして、拙者のことでござるか?」

刀子(エミリア)「と、なると、私はえみござになるんでしょうか?」

エミリア(月詠)「ツクはつくえみで・・・ってそんなのどうだっていいのよ!」

エミリア(月詠)「こう、この事態を解決できるような妙案とかないの!?」

転校生「6さいの子どもにそんなこと言われたって」

月詠(イヴ)「まあ、まずは仕事を無事に終えることを最優先にしましょう」

転校生「んじゃ、ぼくはこれで」

ガシッ

月詠(イヴ)「待ってください。まさか1人で行く気ですか?」

転校生「さっきいぶもやろうとしてたよね?」

刀子(エミリア)「そうですよ!子どもが1人で歩き回るのは危ないです!」

転校生「さっきいっしょに行こって言ったのに1人でどっかに行っちゃったのえみりゃだよ?」

エミリア(月詠)(・・・ね、ねえ、なんか転校生機嫌悪くない?)ヒソヒソ

イヴ(刀子)(う、うむ。やはり北海道での疲れが残っているのだろうか・・・)ヒソヒソ

転校生「はぁ、めんどくさいなー」

~転校生(浪人の姿)~

イヴ(刀子)「・・・もしやこれは」

エミリア(月詠)「何!?なんかわかったの!?」

イヴ(刀子)「いや、転校生のことだが、その・・・ハワイに行った時のことを覚えていらっしゃるか」

エミリア(月詠)「え、うん、もちろん。あんときは転校生が変にテンション高くて・・・・・・ハッ!」

イヴ(刀子)「そう!つまり今の転校生があのような物臭な状態なのも」

エミリア(月詠)「場に流されてるってことね!」

転校生「それじゃあ、ぼく馬に乗っていどうするからついてこいぐみんども」

刀子(エミリア)「あっ、いいなぁ・・・私も乗りたい・・・」

月詠(イヴ)「ちょっと待ってください、その白馬はどこから連れてきたんですか?」

転校生「あばれんぼうからかりた」

イヴ(刀子)「な、なななんとっ!あっ、あの暴れん坊将軍から!?」

エミリア(月詠)「ちょっ、どこでそんなの借りてきたのよ!」

転校生「ひろったわらからこうかんしていったってことで」

エミリア(月詠)「わらしべ長者じゃないのっ!」

刀子(エミリア)「つまり私たちも藁を拾えば!」

イヴ(刀子)「立派な馬を手に入れることが!」

月詠(イヴ)「無理ですから」

~元に戻るには~

刀子(エミリア)「もう一度、頭をぶつけてみるのはどうかと思うんですけど」

エミリア(月詠)「ええ~!ツク、痛いのはもう嫌よ!」

刀子(エミリア)「でも、それが原因で入れ替わったのなら試してみた方が」

エミリア(月詠)「そりゃそうだろうけどさ。もっと痛くない方法があるかもしれないでしょ」

イヴ(刀子)「よし、ひとまず拙者が試してみようではないか!」

イヴ(刀子)「守谷殿!エミリア殿の頭をこちらへ!」

エミリア(月詠)「ねえそれツクに言ってるの!?今、痛いの嫌って言ったばかりじゃん!」

イヴ(刀子)「なあに、怖気づく必要はござらん!」

イヴ(刀子)「拙者の頭は石頭だが、この冬樹殿の頭はそうでもなかろう」

転校生「ぽんえみとございぶがいれかわってもなにもかいけつしないんだけど」

月詠(イヴ)「わかってても被害を受けたくないので誰も言わないんですよ」

刀子(エミリア)「あはは・・・守谷さん、がんばれー」

エミリア(月詠)「ちょ、やっ、来ないでっ・・・」

ゴツン

エミリア(月詠)「いったああぁぁい!!」

エミリア(月詠)「あいたたた・・・」

エミリア(月詠)「って、全然戻ってないじゃないのよ!」

刀子(エミリア)「じうーん、だめでしたか・・・」

転校生「そんなかんたんに入れかわったらたいへんなことになるしね」

イヴ(刀子)「うあぁ、頭がクラクラするでござる・・・」

イヴ(刀子)「やはりこの体では、負担が大きかったか・・?」

月詠(イヴ)「・・・支倉さん」

イヴ(刀子)「う、うむ・・・」

月詠(イヴ)「人の体を痛めつけるのは、やめてください」

イヴ(刀子)「うぐ・・・す、すまん・・・」

転校生「そう思うなら止めればよかったのに」

イヴ(刀子)「そうしたら私がすることになるかもしれなかったじゃないですか。嫌ですよ」

エミリア(月詠)「ツクは!?ツクはいいの!?」

~転校生(強)~

イヴ(刀子)「っとと、どうも歩きにくいな。やはり自分の体ではないからか」

転校生「そうだねー」

イヴ(刀子)「・・・ところで転校生、その馬、拙者も乗ることは・・・」

馬「無理です」

転校生「むりだって」

イヴ(刀子)「そうか・・・」

転校生「ぼくもおりて歩いた方がいい?」

イヴ(刀子)「・・・いや、お主が気にすることではない」

イヴ(刀子)「慣れぬ体だからとふらつく、拙者の鍛錬が足りんのだ」

イヴ(刀子)「とはいえ、お役目はしっかり果たさねばならん」

イヴ(刀子)「夜も眠れぬほど、楽しみにしていた羽村映画村・・・」

イヴ(刀子)「数々の名作を生みだしたこの場所だけは、後世に残さねば!」

転校生「テンション高いねー」

イヴ(刀子)「行くぞ転校生!江戸の平和は、拙者たちの未来にかかってい・・・」

転校生「あっ、そんな走るとまた・・・」

イヴ(刀子)「・・・・・・あだぁ!!」

転校生「もう、だから言ったのに。だいじょうぶ?」

イヴ(刀子)「いたた・・・いや、問題ない。つまづいただけだ」

転校生「ほら、立って」

イヴ(刀子)「む・・・かたじけな・・・転校生。お主、馬から降りてしまっては、再度乗ることが難しく・・・」

転校生「跪け、駄馬」

馬「ブゥヒヒィーーン!!!!!」スッ

転校生「よいしょっと・・・なんかいった?」

イヴ(刀子)「・・・うむ、何も問題はないな!」

~買い物中~

月詠(イヴ)(あ、このお面・・・・・・これはよさそうね。買い)

月詠(イヴ)(・・・もしこの姿のまま元に戻らなかったら、私は前日仮面の名を捨てることになる)

月詠(イヴ)(その場合、どう名乗ればいいのかしら。・・・・・・月光仮面?)

月詠(イヴ)(あ、あそこにいるのは・・・。確か、私の体にいるのは支倉さんだったわね)

幼女A「ふぇぇ・・・おねえちゃんがのばかぁ・・・」ドカッバキッ

幼女B「ふぇぇ・・・アンタが先にやったんでしょぉ・・・」グサッズシャッ

月詠(イヴ)「声と体躯に行動が合ってない!」

イヴ(刀子)「ムッそこの娘達!楽しい映画村でケンカはいかん!」

月詠(イヴ)「これはケンカじゃなくて殺し合いって言うんですよ!」

幼女A「ふぇぇ・・・邪魔者には死あるのみだよぉ・・・」

月詠(イヴ)「物騒!」

幼女B「ふぇぇ・・・他人のケンカを邪魔するやつは馬に蹴られて死ねばいいんだよぉ・・・」

月詠(イヴ)「恋路じゃないんですガハァ!?」

転校生「あ、いぶごめん。けとばした。おい、駄馬。なにやってんだ。馬刺しにするぞ」

馬「ブヒィィィ~ン!!!!」

幼女B「ふぇぇ・・・ホントに馬に蹴られたよぉ・・・」

幼女A「ふぇぇ・・・なんかもう気が済んだよぉ・・・」

イヴ(刀子)「うむ、互いにかけがえのない姉妹なのだから仲良くするのだぞ」

幼女s「「ふぇぇ・・・わかったよぉ・・・」」

イヴ(刀子)「うむ、よい返事だ」

月詠(イヴ)「わ、私は・・・放置ですか・・・」

イヴ(刀子)「ケンカ両成敗ッ!これにて一件落着ッッ!!」

月詠(イヴ)「股を・・・閉じて・・・くださ・・・」ガクッ

転校生「まりょくおくっとくねー。駄馬、テメーは折檻だ。待ってろ」

馬「Yes,please!」

月詠(イヴ)(この馬・・・まさか、喜んで・・・)

~ここどこ~

エミリア(月詠)「えーっと、見回りエリアってどこまでだっけ」

転校生「わすれた」パカラッパカラッ

エミリア(月詠)「・・・あれ?あの看板って、違うエリアのやつよね?」

エミリア(月詠)「気づかないうちに結構歩いたわね」

転校生「ぼく歩いてないからわかんない」

エミリア(月詠)「あんたはいいわよねぇ。そうやって楽できてるんだもの」

転校生「えー、でもていきてきにむちでたたかないと動いてくれないんだよ?」

エミリア(月詠)「えっ、叩いてんの?」

転校生「あっ、また止まった。おい駄馬、動け」パシィィィン!!

エミリア(月詠)「ちょ、ちょっと!馬がかわいそ」

馬「もっとお願いしますっ!もっとっ!」

転校生「あ?捨てるぞこら」

馬「ブルヒヒィィィ~~ン!!!」

エミリア(月詠)「・・・意外といいコンビなのかしら」

エミリア(月詠)「でも、ツクもあんまり疲れてないのよね」

刀子(エミリア)「ふふっ。一応、私も普段鍛えていますので」

転校生「それはダイエットで?」

刀子(エミリア)「はい。この前もちょっとドーナツを・・・転校生くん!」

転校生「駄馬、走れ。逃げるぞ」

馬「イエス、ユアマジェスティ」

刀子(エミリア)「あっ、こら!待ちなさーい!!!」

エミリア(月詠)「えっ、ちょっと!ツクを置いていくんじゃないわよ!」

~このままでも?~

刀子(エミリア)「つ、捕まえた!・・・ってあれ?偽物!?」

エミリア(月詠)「身代わりの人形・・・かしら。・・・・・・あれ?」

エミリア(月詠)「あんなに走ったのに、全然疲れてない!」

エミリア(月詠)「すっごいわよエミリア!アンタ、体力あるじゃん!見直したわ!」

刀子(エミリア)「はい!決してダイエットのためではなくあくまでも鍛錬ですからね!」

エミリア(月詠)「この体のままなら・・・精鋭部隊に戻ったってメアリー達にからかわれないかも・・・」

刀子(エミリア)「このままならって・・・守谷さん?」

エミリア(月詠)「決めた!ツクはこのままエミリアの体で生きていく!」

刀子「ひえっ!?そ、そんな!」

エミリア(月詠)「だって、元に戻れるかわかんないし」

エミリア「どっちにしろ順応するべきじゃない?」

刀子(エミリア)「・・・でも、それじゃ困ります!」

刀子(エミリア)「私は、騎士として、ブルームフィールドとして生きていきたいんです!」

エミリア(月詠)「ふーん・・・ツクはエミリアの体、結構気に入ってるんだけどなぁ」

エミリア(月詠)「あ、そうだ!ちょっとメアリーたちを驚かせちゃお・・・デバイス借りるわね」

刀子(エミリア)「えっ?あの、なにを・・・」

エミリア(月詠)「ちょっとだけよ、ちょっとだけ」

~電話~

エミリア(月詠)「・・・あ、もしもしメアリー?」

メアリー『あ?イギリスガールか?マジで掛けてきやがった』

エミリア(月詠)「ふふふ、残念でしたー!ツクよツク!」

メアリー『あー、はいはい。転校生から聞いてるよ』

エミリア(月詠)「えっ、もう何よ!面白くないわねぇ」

メアリー『テメーが守谷の真似して電話してくるってな』

エミリア(月詠)「・・・・・・え?」

メアリー『何やってんだか知らねーけどな。土産はなんか食うもんがありゃいい。んじゃな』

エミリア(月詠)「・・・・・・転校生ーーーっ!」

転校生「めんどくさいことになる前に先手をうっておいただけだよー」

エミリア(月詠)「もう!なにしてくれてんのよ!」

転校生「大体、そんなの信じるわけないじゃん。だって近くにマナフィとかいないんだよ?」

刀子(エミリア)「えっ、日本にはマナフィがいるの!?」

転校生「海に行ったらたまに見るよ」

エミリア(月詠)「今はそんなのどうだっていいのよ!もう!」

転校生「これでえみりゃがアホみたいなことしてるってめありーは思ったわけだけども」

刀子(エミリア)「・・・・・・そういえば、これで被害受けるの私じゃないですか!守谷さん!」

エミリア(月詠)「ちょ、ちょっと、そんな怒らないでよ・・・」

刀子(エミリア)「次はありませんからね!」

エミリア(月詠)「わ、わかったわよ・・・どうせ転校生に邪魔されるし」

転校生「ぽんえみが変なことするからでしょー。あとでじじょーきかれるのぼくなんだから」

エミリア(月詠)「はいはい、もう・・・」

転校生「どーせこのあとあさりんにでもかけるつもりだったんでしょ」

エミリア(月詠)「うっ」

刀子(エミリア)「・・・守谷さん?ちょっと向こうでお話を」

エミリア(月詠)「あっ、ちょ、転校生!こら、助けなさいよ!ちょ、刀子の体だから力強い!」

エミリア(月詠)「て、転校生ーーー!!!」

~暇を持て余す~

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

クレプリ「zzz」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

怜「楠木。何をやっているんだ?」

ありす「ぁ・・・か・・・なぎ・・・さ・・・」

ありす「ぇと・・・・・・ひなたぼっこ・・・ぇす・・・」

怜「ひなたぼっこ?・・・そうだな。北海道の氷が解けたから、だんだんと暖かくなってきている」

怜「こういう何気ないものからそれを実感できるんだろうな」

ありす(そこまで深く考えてはなかったんだけど・・・)

怜「私も一緒にやっていいか?」

ありす「ぁ、はぃ。どぞ・・・」

怜「・・・転校生は、映画村に行っているそうだな」

ありす「たのし・・・に・・・て・・・した・・・」

怜「ああ。冬樹が共に行っているから、そのうち経過報告もあるはずだ」

ありす「そ・・・ぇすか・・・」

怜「・・・・・・・・・・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

風子「・・・・・・・・・・・・」

怜「・・・・・・・・・・・・委員長?」

風子「見回りサボってひなたぼっことは、いい御身分ですねー。んで、なにかあったんです?」

怜「・・・・・・あ、しまった・・・つい・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

風子「はあ、まあ北海道の件も終わって疲れてるのはわかりますけど。まだ寒いんですから、あんまし長時間外にいないよーに」

風子「楠木もですよ」

ありす「ぁ、はぃ」

ありす(・・・暇なだけだったんだけどなぁ・・・)

今日はここまで!前作までイヴは股を閉じろと言われる側だったから今回は新鮮です。
変態じゃないイヴを書いていると、なんていうかこう、仮面をかぶらせたくなる衝動が・・・
月詠はどのスレでも安定してる気がする。安定して苦労人で調子に乗ったら痛い目を見るキャラ。
レナだけは崩壊のさせようがない・・・って思ってたけどそういや氷川さんの時に何かが乗り移ってたような気がする。
ありすはどのスレでも軽度に病んでるような感じ。一途なだけだよ?
明日は【るんるんシグナル】です。
ありすありあり(合言葉)

~るんるんシグナル~

ノエル「はぁ、今日は秋穂ちゃんがドイツ語でボケ出したよ・・・やめてよ、アタシまだフランス語までしかやってないのに・・・」

みちる「はぁ・・・今日も智ちゃんの鍋が爆発した・・・調理実習だったのになんで魔物退治が始まるの・・・肉じゃがが走り出すなんて聞いてないよ・・・」

ノエル「・・・調理実習で魔物退治?肉じゃがが走った?」

みちる「・・・ドイツ語でボケ?フランス語はマスター済み?」

ノエル「・・・・・・・・・・・・」

みちる「・・・・・・・・・・・・」

ノエル「あ、えっと・・・の、のえるんだよっ!」

みちる「えっ、そういう系?えっと、私はみちるんで」

ノエル(あわわわわ、ついテンパってわけわかんないこと言っちゃった!)

ノエル(普段から陸上部のサポに行ってるのに今のは無理があるよっ!この後どうしよう!)

みちる(今のノエルちゃん的にってツッコミどころだったのかな?『今更自己紹介かっ!』的な)

みちる(でも転校生くんがいつも呼んでるから気に入ってるのかもしれないし、もしかしたらそう呼んでほしいのかも?)

ノエル「ああ、えっと、あの・・・あ、転校生くん!助けて!」

みちる「え、転校生くん?」

ダンボール「」

ノエル(ミスったーー!あれただのダンボールーー!)

みちる「あれ?おかしいな、返事がない・・・」

ノエル「あっ、それ多分普通の」

みちる「えいっ」パカッ

ダンボール【末吉】

ノエル「おみくじかっ!」

みちる「微妙っ!」

ノエル「・・・・・・・・・・・・」

みちる「・・・・・・・・・・・・」

ノエル・みちる「「・・・・・・ぷ・・・ぷぷ・・・」」

みちる「あははは!なんなのこれ、末吉って、なんでダンボールに入ってんのよ!」

ノエル「もうー、転校生くんは何やってるのかなー。とりあえず探して返しとこ」

みちる「あっ、せっかくだし一緒に行っていい?」

ノエル「もっちろん!さーて、どこにいるのかなー」

・・・

ノエル「それで秋穂ちゃんがいきなりスワヒリ語を扱いだすから、その前はセルビア語で・・・」

みちる「スワヒリ語って・・・あっ、そういえば智ちゃんこのまえ焼肉で鉄板を溶かしたことがあって・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす(仲いいなぁ・・・)

転校生「次、せいとかいしつまえにかえるがいんさつされたのTシャツ入りおくよー」

クレプリ「・・・もしかしてぴょん吉か?」

転校生「そうだよー」

ありす「ぁ・・・まし・・・ゎかりにくぃのは・・・」

転校生「うーん、おばあちゃんとおばちゃんなら通じるんだけどなー・・・」

今日ののえるん。同じツッコミ役のみちるんとは波長が合うようです。
秋穂は現在日本語と英語の他フランス語とドイツ語とスワヒリ語とセルビア語とラテン語を同時並行して覚えようとしています。
春乃は全部マスターしました。萌木はすでにマスターしています。イヴはテストで使わないためやってません。
秋穂がドイツ語でボケたと言っていますが、和独辞典を片手に一生懸命単語を調べながらだそうです。あくまでまだ遊びの範疇。
寧々ちゃんが英語ペラペラらしいし、多分ほかの国もちょっと行けると思うので、グリモアの言語平均レベルがどんどんと上昇中、
転校生くんの生足ですよ、生足!あのおみ足になら踏まれてもいいと思う。むしろ踏んでください。背中辺りを。
明日は【れんれんフェスティバル】です。
ありすありあり(合言葉)

~れんれんフェスティバル~

エレン「むっ、そうか。今日は合同授業だったな」

恋「うむ。よろしく頼むぞ」

小蓮「よろしくおねがいネ!で、何の授業だったカ?」

エレン「家庭科だが・・・・・・ソーイングセットと料理道具の両方が置かれているな」

転校生「今日はせんせーが遠月学園にしゅっちょーだからじゆーじかんだってさ」ヒョコッ

恋「出張と合同授業の日が被ってしまうとは・・・まあなんともやりきれん話じゃな」

小蓮「自由時間・・・つまり、料理作っていいってこと?」

エレン「そういうことだろうが・・・」

転校生「しょーじきはんとかもいみないよね。むこーでありすちゃんがおさいほうでかこまれてるし」

ありす「ぁ、ぇと・・・その・・・・・・ぅぅ・・・」

クレプリ「やいやいやい!ありすをいじめんな!人に囲まれるのは苦手なんさね!」

転校生「って感じ」

エレン「ふむ・・・ところで転校生、腹は空いているか?」

転校生「うん。だからここにきたんだよー。ちゃおのりょうりー」

小蓮「ワタシの料理を心待ちにしてるとは・・・待ってるね!すぐに最高の中華を作ってあげるヨ!」

エレン「・・・手持無沙汰というのもなんだ。私もやるか。転校生、お前に本物のハンブルグ風ステーキというものを食わせてやろう」

恋「わっちは梅茶漬けでも作るかの。転校生、鰹節はどこにあるんじゃ?」

転校生「こっちだよー」トテテテ

ありす「ぁっ・・・てんこぅせ、くん・・・たすけ・・・!」

クレプリ「少年!手を貸してくれぇ!」

転校生「・・・・・・ごめん、ぼくおなかすいてるから」

クレプリ「空腹>ありすなのか!?」

転校生「あとでなんか持ってくから!んじゃ、がんばって!」

ありす「ま、待っ・・・」

転校生「もってきたよー」

恋「おう・・・お主、なんというか、意外と・・・」

転校生「ありすちゃんはあれくらいしないとともだちふえないから」

エレン「・・・考え方が親のそれだな」

小蓮「結構厳しいネ・・・」

今日のありす。食事は全てにおいて優先されるべき事柄だから仕方ないよね。
ふと、今日【捨てノエル】という電波が降って来た。なぜかはわからないが、ふと思い浮かんでしまった。
ノエル「アタシ、お姉ちゃんに捨てられたんだ・・・もう、捨てノエルちゃんになるしかない!」的な。
これもその内書こう。そのうち。次回作ぐらいに。
どうでもいいけど、ガチャ紹介画面でのファイヤーダンスをするミニ卯衣を見てサンムーンの炎の試練を思い出したのは俺だけだろうか。
転校生と 一緒にいて 喜んだ 卯衣は うれしくて 戦いたく なるのです!
ありすありあり(合言葉)

~大切なもの~

月詠(イヴ)「このエリアを点検したら、ひと段落でしょうか」

転校生「そうだねー」パカラッパカラッ

月詠(イヴ)「まったく、大変なことになりましたが・・・奉仕活動する分には問題ありませんね」

転校栄「ぼくには何のもんだいもないしねー」パカラッパカラッ

月詠(イヴ)「それはそうですが、転校生さんも気を引き締めて・・・」

イヴ(刀子)「冬樹殿!少しよろしいか!」

月詠(イヴ)「なんでしょう?手短にお願いします」

イヴ(刀子)「これをお渡ししておく」

月詠(イヴ)「・・・・・・あっ」

転校生「ネックレス?」トマレ、ダバ

イヴ(刀子)「首周りがむず痒かったのでな、いったん外させてもらった」

イヴ(刀子)「拙者、あまりこういった飾りを着けぬ故、扱いに慣れておらん」

イヴ(刀子)「だが、大切なものとお見受けいたす。そちらで持っていたほうがよかろう」

月詠(イヴ)「こ、これは・・・大切というか・・・」

イヴ(刀子)「見事な首飾りでござる、失くさぬようにな」

エミリア(月詠)「ねえ、あっちの案内所、人いないんだけど誰か・・・・・・ん?なにそれ」

刀子(エミリア)「わあ、キレイなペンダント!誰かからもらったんですか?」

月詠(イヴ)「あ、あなたたちには関係ないでしょう」

転校生「・・・ふふっ」

エミリア(月詠)「なによー。見られたら都合の悪い物?」

月詠(イヴ)「べ、別に・・・」

転校生「もう、すなおじゃないなぁ・・・」

エミリア(月詠)「アヤシイ・・・ねえ、転校生!アンタなんか知ってるでしょ?教えなさいよ」

転校生「えっとねぇ・・・」

月詠(イヴ)「て、転校生さん!」

転校生「・・・あー、あっちにおいしそうなおだんご屋さんがあったなー。ちょっと人手がたりてなさそうだったなー」

月詠(イヴ)「わかりましたから!もう!行きますよ!」

エミリア(月詠)「あっ!・・・行っちゃった。もう、教えてくれてもいいのに」

イヴ(刀子)「・・・もしや、転校生が贈ったもの・・・でござろうか?」

エミリア(月詠)「あのお子様があんな洒落たもの贈るわけないじゃない」

刀子(エミリア)(誰かに選んでもらってそのままプレゼントしたという可能性もあるんじゃ・・・)

~もし元に戻らなかったら~

月詠(イヴ)「このまま守谷さんの体で暮らすことになったら・・・」

月詠(イヴ)「まずは報告先を洗い出さなくてはいけませんね。実家、学園、それに・・・」

転校生「のえるん」

月詠(イヴ)「そう、ノエル・・・あの子は関係ありません」

転校生「実家にも学園にも入るのにかんけいないの?」

月詠(イヴ)「ぐっ・・・」

エミリア(月詠)「や、やめてよ。ずっとこのままなんて、考えたくない」

エミリア(月詠)「エミリアには悪いけど、やっぱりツクはツクの体がいい・・・」

月詠(イヴ)「・・・気持ちはわかりますが、現実逃避してどうにかなるものでもない」

月詠(イヴ)「このまま元に戻れないケースも考えつつ、行動しましょう」

月詠(イヴ)「最悪の事態を想定しておけば、いざそうなった時もダメージが少ないわ」

エミリア(月詠)「そうなんだけどさ・・・」

転校生「みんなたいへんだねー。ま、なんとかなるさ。たぶん」

エミリア(月詠)「あんたはほんっと今日はなんかムカつくわねぇ・・・!」

転校生「いひゃいいひゃい!えみりゃの力でほっへひっははへははひひへふー!」

エミリア(月詠)「おっ?これは・・・あっはっは!無様ね転校生!」

エミリア(月詠)「ほらほら!」

転校生「わぎゃっ!あぎゃっ!」

エミリア(月詠)「今ならアンタなんか指先一つでチョチョイのチョイよ!どう?ツクの力を思い知ったかしら!?」

転校生「やめてよー!」

馬「ブルヒヒ~ン!!!!!」パカラッパカラッパカラッパカラッ

月詠(イヴ)「あれは、さっきの馬がはぁっ!?」

エミリア(月詠)「ひぎぃ!」

転校生「よくやった。人参やるから次も頼む」

馬「イエス、ユアハイネス」

月詠(イヴ)「ど、どうして私まで・・・」

~暴飲暴食~

刀子(エミリア)「はあぁぁ・・・」

刀子(エミリア)「つるつる、サラサラの黒髪・・・まっすぐストレート・・・」

刀子(エミリア)「支倉さん、アジアンビューティですねぇ。羨ましいです!」

イヴ(刀子)「む、恐縮でござる。滅多にない機会だ、好きに楽しんでくれ」

刀子(エミリア)「髪の毛、三つ編みしてみてもいいですか・・・?」

イヴ(刀子)「構わぬが、拙者の髪は端をしっかり止めねば元に戻ってしまうぞ」

刀子(エミリア)「えっ、ほんとですか・・・わあぁ、ほ、ほんとだああぁ!」

イヴ(刀子)「武士は毛髪も強くなくては・・・もぐもぐ」

イヴ(刀子)「流石転校生が目利きした店だ。上手い!」

転校生「でしょー?まみちかとかとよく行ってるから店えらびはじしんあるんだ!」

イヴ(刀子)「うむ、本当に・・・もぐもぐ」

月詠(イヴ)「・・・あの、支倉さん。さっきからお団子を食べすぎでは」

イヴ(刀子)「おお、この体はいささか華奢なのでな。まずは体力作りだ」

イヴ(刀子)「肌も青白いゆえ、お天道様をたっぷり浴びつつ、こうして・・・」

イヴ(刀子)「・・・ん、やはり、なんとも美味!店主、おかわりを頼む!」

転校生「おかわりー!」

月詠(イヴ)「人の体で暴飲暴食はやめてもらえませんか」

イヴ(刀子)「んっ!?さっき元に戻れない事を想定せよと・・・」

月詠(イヴ)「そ、それとこれとは別です!」

~小さな争い~

月詠(イヴ)「・・・私も普段から努力はしているつもりですが」

月詠(イヴ)「それでも限度があります。手の届かない事実は、しっかりと見据えなければ」

エミリア(月詠)「それはさ、多分アンタの努力が足りないのよ!」

月詠(イヴ)「た、足りないって・・・あなたに私のなにがわかるっていうんですか」

エミリア(月詠)「わかるわよ。ツクは努力を重ねてここまで優秀になったんだから」

エミリア(月詠)「精鋭部隊の一員なんだから、誰がどう見ても厳しい訓練のおかげでしょ」

月詠(イヴ)「・・・ちなみにですが、守谷さんの言う【めちゃくちゃ訓練すれば】の内容は?」

エミリア(月詠)「・・・えーと、それは・・・」

エミリア(月詠)「腹筋、背筋、腕立て伏せ・・・」

エミリア(月詠)「・・・・・・回」

月詠(イヴ)「何回ですか?」

エミリア(月詠)「10回!10回ずつ!」

月詠(イヴ)「・・・少なすぎませんか」

エミリア(月詠)「い、今はこれが限界だけど、いずれ30回ぐらいできるようになるわよ!」

月詠(イヴ)「・・・呆れた」

月詠(イヴ)「私からはなにも言うことはありませんが、せいぜい頑張ってください」

エミリア(月詠)「せいぜいって・・・あのさ、ずいぶんと上から目線なんじゃないの?」

月詠(イヴ)「・・・私の方が学年が上なので。あなたこそ先輩に対して失礼ですよ」

月詠(イヴ)「努力が足りないという前に、まず我が身を振り返ってはどうですか」

エミリア(月詠)「うっ・・・!」

転校生「いぶ、いぶ」

月詠(イヴ)「なんですか、転校生さん。私は今忙しいのですが」

転校生「もえちゃんと電話つながってるけど、お話しする?」

月詠(イヴ)「・・・霧塚さんと?」

転校生「入れかわりのしりょうとかないか聞いてたんだけど・・・」

月詠(イヴ)「いえ、結構です。今はクエストに集中する必要がありますし、いきなりこのような状態で話をしても向こうが困惑するだけでしょう」

エミリア(月詠)「・・・そういえば、アンタって萌木に対して敬語でもないし偉そうよね。萌木のが学園上で在籍年数も上なのに」

月詠(イヴ)「・・・・・・・・・・・・」

エミリア(月詠)「ツクにばっか言ってないで、ちょっとは自分の行動を振り返ってみたら?」

月詠(イヴ)「・・・言ってくれるじゃないですか」

エミリア(月詠)「なによ、やろうってんの?」

月詠(イヴ)「それがお望みなら構いませんが」

転校生「駄馬、突撃。あのどんぐり共を止めろ」

~桜~

月詠(イヴ)「そういえば、転校生さん」

転校生「なにー?」

月詠(イヴ)「先ほどまでの馬はどこに行ったんですか?」

転校生「どっかいった」モグモグ

月詠(イヴ)「そう、ですか。・・・それで、今食べているものは・・・」

転校生「桜肉のからあげ」※桜肉・・・馬肉のこと

月詠(イヴ)「そう、桜肉の・・・・・・!?」

月詠(イヴ)(えっ!?ま、まさか転校生さん、あ、あの馬を調理して・・・)

転校生「いぶつくも食べる?」

月詠(イヴ)「い、いいいえ、結構です!お構いなく!」

転校生「そうなの?おいしいよ?」

月詠(イヴ)「いいですから!」

月詠(イヴ)(なんということ・・・この子、そんなに残酷だったなんて・・・)

転校生「鳥とか牛とか豚とかとまたちがった感じなんだよねー」モグモグ

月詠(イヴ)(これは、将来軍に入って指揮官かなにかになったら容赦なく部下を使い捨てたりするような人物になる兆候!)

月詠(イヴ)(委員長に相談しなければ!このままでは歪んだ人格になる可能性がある!)

転校生「あっ、向こうさつえいちゅーだって。ちょっとせいりしにいこ?」

月詠(イヴ)「あ、はい」

・・・

馬「ヒヒィィ~~~ン!!!!」

転校生「おー、あの駄馬、かってにもどってたんだ。・・・あれ?いぶつく、どうしたの?」

月詠(イヴ)「・・・いえ、お構いなく・・・」

~新選組~

刀子(エミリア)「転校生くん、ほら、あそこ!あそこ寄ろ!」

転校生「えっと、なんてかいてあるの?」

刀子(エミリア)「新選組グッズ!このあたりはまだ来てなかったから、面白いのがあるかも!」

転校生「しんせんぐみって・・・あのこんどーさんとか?」

刀子(エミリア)「そうそう!よく知ってるね」

転校生「あっ、写真あるよー」

刀子(エミリア)「あっ、ほんとだ・・・」




    / ̄ ̄\

   /  ―― ヽ
   / _/ ー^ー ハ
  / (/ ノ⌒=⌒ヘ)

/⌒ヽ| ((・)ハ(・)ヽ
   \ (⊂Yつ) |
    ヽ(_人_)ノ

     | ヽノノヽ
    ノ ヽ_ノ  |



刀子(エミリア)「ゴリラじゃないですか」

転校生「あっ、外にもいるよー」

ゴリラ「ウホホ」

刀子(エミリア)「ゴリラじゃないですか」

転校生「あっ、そのへんのタルからなんか出てきた!」

DK「ウホゥホゥ!」

刀子(エミリア)「ゴリラじゃないですか」

転校生「うわっ!バナナをどっちが食べるかでけんかしだした!」

刀子(エミリア)「ゴリラじゃないですか」

転校生「ウ〇コ投げつけ合ってる!」

刀子(エミリア)「ゴリラじゃないですか」

刀子(エミリア)「全部ゴリラじゃないですか!」

~じゃないですか~

転校生「あっ、なんかオレンジのがいるー!」

ゴビィラ「オイラはゴリラじゃねぇ!」

刀子(エミリア)「オイラじゃないですか」

自衛隊「やつが、ヤツがやって来た!」

転校生「うわわ、かいじゅうだ!」

刀子(エミリア)「ゴジラじゃないですか」

町民「チジミーチジミはいらんかねー」

刀子(エミリア)「コリアじゃないですか」モグモグ

転校生「みてみてあのおみせ!あっつあつチーズがのってるって!」

刀子(エミリア)「ドリアじゃないですか」ハグハグ

外見少女錬金術師「ソイ(クロソイ)と矢で」

刀子(エミリア)「ソイヤじゃないですか」

エミリア(月詠)「エミリアー、ちょっと・・・」

刀子(エミリア)「守谷じゃないですか」

エミリア(月詠)「ツクなんかしたっけ!?」

~元に~

―紆余曲折あって―

刀子「一時はどうなることかと思ったが、いやあ、よかった!」

月詠「よくないわよ!漫画かってーのよ!」

転校生「そもそもこの話自体がフィクションだし」

イヴ「メタ発言は禁止です」

月詠「まあ、元に戻れたのはホッとしたけどさ・・・」

刀子「左様!体に差しさわりなければ万事良しでござる」

刀子「まず存分に、この姿で姫殿のお側にいられる幸せを噛みしめよう・・・」

エミリア「本当によかった。一時はどうなることかと・・・」

転校生「楽しかったね!」

月詠「それはアンタが当事者じゃなかったからでしょうが!」

エミリア「で、でも・・・私も、ちょっとだけ、楽しかったです」

月詠「大丈夫?こいつに毒されてない?」

エミリア「何の話ですか?」

月詠「まあいいけどさ・・・」

月詠「元に戻ったおかげで、重たいお土産持つの一苦労だったわよ」

転校生「とちゅうで乗せたげたんだからもんくいわないのー」

馬「ブルヒヒィィ~~~ン!!!!」

イヴ「・・・・・・・・・・・・」

月詠「・・・・・・・・・・・・」

エミリア「・・・・・・・・・・・・」

刀子「・・・・・・・・・・・・」

イヴ「今回のことは、宍戸さんと生徒会、執行部に報告しておきます」

月詠「いやいやいやいや、アレ放置はダメでしょ!ツクもスルーしておきたかったけど!」

イヴ「経過を見て具合が悪くなったりしたら、すぐに保健室に行ってください」

月詠「ちょっと!無視しないでよ!ていうかこれは無視しちゃダメな案件でしょ!」

馬「まあまあ、落ち着いて」

月詠「ていうかずっとスルーしてきたけどなんで馬が喋ってんの!?」

エミリア「・・・守谷さん。きっと私たち、疲れてるんです。今日はもうゆっくり休みましょう。ね?」

刀子「うむ。そうだな。それがいい」

イヴ「・・・私にも、わからないことぐらいあります」

月詠「ああー、もうー!誰かまともなヤツいないのーっ!?」

~お土産~

転校生「ただいまー」パカラッパカラッ

ありす「ぉかぇり・・・なさ・・・」

転校生「おみやげわたしにきたよー。はい、これ」

ありす「ぁりがと・・・ござ、ます・・・」

転校生「なんかいろいろあったけどねー。あっ、そうだ。今から他の人にもわたしにいくんだけど、いっしょにくる?」

ありす「ぁ、ぅん。それじゃ・・・」

転校生「じゃあうしろにのってー。駄馬、跪け」

ありす「んしょ、んしょ・・・」

転校生「んじゃ、しっかりつかまっててね。ハイヨーッ!」ビシィン!

・・・

転校生「みっちゃーん、おみやげー」パカラッパカラッ

ミナ「おお!こ、これは!」

梓「十手ッスね。ぶちょー、振り回しちゃダメッスよ」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

・・・

転校生「ふーちゃーん、おっみっやげー」パカラッパカラッ

風子「おっ、ありがとうごぜーます。あ、校舎内で馬はダメですよ。ちゃんと降りてくだせー」

転校生「はーい」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

・・・

転校生「さらちゃん、あきちゃん、のえるん、おみやげだよー」

さら「わあ!おいしそうなお団子ですぅ!」

秋穂「ほんとだ!転校生くん、口移しでおねがい!」

ノエル「いやいやいや!なんで2人ともあれはスルーなの!?」

さら「ふぇ?」

秋穂「えっ?」

馬「まあまあ」

ノエル「まあまあじゃないよ!あとなんでありすちゃんも当たり前のように乗ってるの!?」

ありす「・・・ゃっと・・・ツッコミが・・・」

転校生「おこられちゃった。つーわけで帰れ、駄馬」

馬「ヒヒィィ~~~ン!!!!!!!!」

ノエル「扱いがひどい!」

秋穂(なんだろう、なんだかこの馬、仲間のにおいがする・・・)

今日はここまで!とりかえばや終了!馬はこの後映画村に帰りました。
次回ははるのんとゆーちゃんとぽんつくの誕生日です。
それと、特別エピそード【ふーちゃんとのお約束条項】をお送りします。
日本で一番有名な5歳児もたしか埼玉でしたよね。そしてグリモアも埼玉にある・・・
十分に出会う可能性はある。出会ったら悪影響しかないような気もする。
転校生がケツだけ星人したら色んな意味で興奮する人たちが続出するんだろうなぁ・・・
ありすありあり(合言葉)

~謎声~

転校生「くにゅお!」

ありす「ど・・・から・・・その・・・ぇが・・・」

卯衣「データにない擬音表現。詳細を知りたいわ」

クレプリ「ありす、今のわかるか?」

ありす「明日のお昼ご飯が決まったときの声ですね」ペラペラ

卯衣「じゃああれは?」

転校生「ねまゅむ~・・・」

ありす「あれは夕飯に嫌いなものがでることに対する不満です」

卯衣「そうなの。それじゃあ・・・」

転校生「ぴにゃーっ!!」

クレプリ「これはテンション上がってるだけなんじゃないか?」

ありす「これはスピードを上げる際のサイン」

卯衣「そうなのね。ありがとう、データベースに登録したわ」

ありす「ぉゃくに・・・てて・・・ぅれし・・・ぇすや

・・・

風子「・・・・・・・・・・・・」

結希「・・・・・・・・・・・・」

さら「どうしたんですかあ?」

風子「くにゅお!」

結希「ねみゃ、ねむゃ、・・・どうやって発音してるの、あれ・・・」

さら「・・・そういえば今日のおゆはんは・・・・・・ねまゅむ~・・・」

今日のみなさん。転校生の謎声はありすと風子、及び秋穂香ノ葉鳴子は解読できます。
たまに新しいレパートリーが追加されますが難なく解読されます。
そういや、今の所4コマで転校生がちゃんと映ってるのっててんもんぶらりだけだっけ?
わんすもあでは樹さんが悲鳴を上げる横で平気でお風呂に入ってるぐらいか?
ありすありあり(合言葉)

~はるのんのたんじょーび、たいきちゅう~

春乃「あぁ・・・秋穂・・・あたしの大事な大事な天使・・・」

春乃「いいのよ。そんなに無理して作らなくても・・・もう疲れたでしょう?」

春乃「あなたが居てくれるだけで・・・それだけであたしは幸せなんだから」

転校生「まだだめー?」

春乃「ダメ」

転校生「もう、いつまでここにいればいいのー」

春乃「秋穂は今日、あえてあんたに声をかけなかった。そう、あたしのために自分の力で作りたいから」

春乃「というわけであんたはここで待機よ。あまりにも見てられなくなったら投入するから待ってなさい」

転校生「はーい。んじゃ、ぼくちょっとねてるねー」

龍季「・・・・・・・・・・・・何やってんだテメーらは」

春乃「・・・・・・・・・・・・」

転校生「すぅー・・・すぅー・・・くわんぬ・・・zzz」

春乃「秋穂、そこは湯煎をするのよ!あぁ、でもそんなことしたらヤケドしちゃう!」

春乃「あたしのせいでスベスベなお肌に傷でもついたら、お姉ちゃん生きていられない!」

春乃「でも大丈夫。もしケガでもしたらお姉ちゃんがつきっきりでお世話を・・・」

龍季「何もなかったかのように振る舞うなっつの!」

転校生「ぴゃぃっ!?」

春乃「何よ。いまいそがしーんだけど。急ぎじゃないならまたあとで。じゃ」

転校生「なんだ、たっちゃんか・・・もう一回ねよっと」

龍季「お前らなぁ・・・」

春乃「文句あんの?秋穂を見守ることがどんだけ尊いことか・・・」

龍季「あー、はいはい。悪かったよ」

春乃「・・・何か用?3分以内で済む話なら聞くわ。転校生、ちょっと見てなさい」

転校生「はーい」

龍季「こいつを顎でこき使うやつなんかお前ぐらいだろうな・・・ほらよ」

春乃「・・・何よコレ」

龍季「見てわかんねーのかよ。今日オメーの誕生日なんだろ?」

春乃「だから?」

龍季「多少は世話になったから。その礼も兼ねてだ」

春乃「・・・アンタを世話した記憶なんてないわ」

春乃「こんなことしてないで、とっとと勉強しなさい。少しはマシになったとはいえ・・・」

春乃「今までの評価が簡単に覆ることはないんだから」

龍季「チッ・・・わかってるっつの。余計なお世話だ」

龍季「妹とはいえ、テメーもほどほどにしとけよ。・・・じゃな」

春乃「もし、どうしてもわかんない事があったら、少し教えてやる」

龍季「あ・・・?今なんか言ったか?」

転校生「はるのん、あきちゃんがクッキーに絵をかきはじめたよ」

春乃「ほんと!?や~ん♪秋穂が作ってるの、それお姉ちゃんの似顔絵でしょー?」

春乃「うふふ、雪だるまみたいだけど、とっても可愛いわ~♪」

春乃「よし、転校生。そろそろ行って片づけを始めさせて。出しっぱなしだと危ないわ」

転校生「りょうかーい」

龍季「・・・こいつら、仲良いよなぁ・・・」

~ゆーちゃんのたんじょーび、バランス~

聖奈「予定より少し遅れてしまった・・・徹夜は効率が悪い。急がねば」

聖奈「・・・まだこんなにあったか。決算期の上に北海道の事もあったからな」

聖奈「消費財に軍事行動費、やることは多いな・・・これで半分」

聖奈「残りはとりあえずおいておこう。頭が痛くなる」

卯衣「結城さん、いいかしら?」

転校生「ゆーちゃん、やっほー」

聖奈「なんだ立華と転校生か、どうしたんだ?」

卯衣「本当はみんなで来たかったのだけど、じゃまにならないようにと私たちだけ来たの」

転校生「今日はゆーちゃんのたんじょーびだから、プレゼントもってきたんだよ!」

聖奈「・・・・・・・・・・・・」

聖奈「そ、そうか。ありがとう・・・」

卯衣「私、また驚かせてしまったのかしら?」

卯衣「去年の今日も同じ会話をしてあなたは驚いたわ」

転校生「それとも、めーわくだった?あとでにしたほうがいい?」

聖奈「・・・いや、すま。。そうじゃない。ッ今年は私の方が誕生日を忘れていたよ」

卯衣「血中の摂家急須が減少しているみたい。ビタミンも足りていない」

卯衣「誕生日を忘れる程だから、食べ物もおろそかになっているのね」

聖奈「・・・あぁ、ちょっと忙しくてな」

転校生「あっ、またジャンクフードばっか食べてるー」ガサガサ

聖奈「転校生、ごみ箱をあさるな!」

転校生「もー、これじゃあ・・・よし!」タッタッタッタ

聖奈「あっ、どこに行くんだ・・・もう行ってしまったか」

・・・

虎千代「さて、何を食おうか・・・」

転校生「ちーっす、ランチデリバリーでーっす。おしょくじおとどけにまいりましたー」

聖奈「ランチデリバリー?・・・それはいくらかかるんだ?」

転校生「本日おたんじょーびの方がいるばあいにかぎりむりょーです」

チトセ「あら、お得ね」

転校生「と、いうわけでかりんちゃんといっしょに作って来たよ。・・・やさいたっぷりランチ」

聖奈「!?」

薫子「野菜ってたしか結城さんの苦手なもので・・・」

転校生「・・・・・・今年もいっしょに食べてこいっていわれた」

虎千代「甘くないんだな、里中・・・」

聖奈「・・・・・・そうか。今年も頑張ろう。な?」

転校生「・・・・・・うん」

~ぽんつくのたんじょーび、チョコレート~

転校生「かーっぱかっぱかっぱのまーくのかーっぱずし♪かーっぱかっぱかっぱのまーくのかーっぱずし♪」ガラガラ

メアリー「お、いたいた。おーい、転校生ー」

転校生「ん?なにー?」

メアリー「今から守谷の誕生日会の飾り付けやるんだけどよ、ちょっと手伝って・・・おまえ何運んでんだ?」

転校生「つくちゃんのプレゼント」

焔「・・・デカいな。何入ってんだよ」

転校生「チョコ」

焔「それ全部か!?!アタシよりデカいぞ!?」

転校生「ぎっちり」

メアリー「お前もたまにぶっとんだ思考で来るよな・・・まあいい。どうせ行先は一緒なんだ、ついでに手伝え」

転校生「イエス、まーむ!」

メアリー「よしよし、ちゃんと覚えてるな。んじゃ、とっとと済ませるか」

・・・

転校生「ここをこうしてー、こうやってー」

焔「ふーん、そんな風にやるのか。・・・こうか?」

転校生「そーそー。んじゃ、ちょっとこれ持って」

焔「はいよ」

メアリー「しっかし、こんなデカいもんよく用意できたな・・・うわ、重。何キロあんだよ」

転校生「はかってないからしらなーい」

焔「・・・マジであれチョコだけなのか?アタシの身長よりデカいぞこれ」

転校生「うん。せーかくには、去年のバレンタインのときにとちゅーでざせつしたチョコで出来た家」

焔「はぁ!?」

転校生「のざいりょうになるよていだったチョコレンガぜんぶ。来年のよこーえんしゅーてきな?」

メアリー「これ全部食い切るのにどんだけかかるんだよ・・・こっちでもチョコ大量に用意したってのに」

転校生「あー、かぶったのかぁ・・・」

月詠「ひぃ・・・ひぃ・・・も、もうだめ・・・」

浅梨「守谷先輩、まだ倒れちゃだめです!」

エレン「準備は出来ているようだし、はじめようか」

月詠「え、な、なに・・・・・・ちょっとやすませて・・・」

転校生「つくちゃん、たんじょーびおめでとー!」

浅梨「守谷先輩、おめでとうございます!」

月詠「え?な、なに?なんなの?」

メアリー「喜べよ。お前の大好きなチョコがたーっぷり用意してあんぜ」

月詠「え!?ちょ、チョコ!?ほんとに!?」

焔「これ全部だ」

月詠「・・・・・・・・・・・・」

月詠「い、いける!多分!」

エレン「本当に、よく飽きもしないものだ・・・」

~ふーちゃんとのお約束条項~

ちひろ「あら?萌木せんぱ~い」

萌木「ちひろちゃん、どうしたの?」

ちひろ「これなんですけど、このノート・・・誰かの落し物でしょうか?」

萌木「あっ、これは・・・うん、落し物じゃなくて、ここに保管してあるやつだよ」

ちひろ「そうなんですか?手書きのかわいいノートだからてっきりわたし・・・」

里菜「おーっす!ちひろ、ちゃんとやってるかー?っておよ?懐かしいなーそれー」

萌木「そうだねー。これが完成したのも1年くらい前だったっけ?」

里菜「報道部の部長が色んな生徒に聞いて回ってたんだよなー」

ちひろ「そうなんですか?」

萌木「うん。転校生くんと生活するうえで約束しておきたいことをまとめてくれたノートなの」

ちひろ「でも、タイトルは『ふーちゃんとのお約束条項』ってなってますよ?」

萌木「転校生くんが読むものだから、転校生くんにあわせて作ったんだよね」

里菜「絵本みたいな感じでほら、全部絵つきで文字はひらがななんだ。リナにはちょっと読みにくかったさ」

萌木「漢字に慣れてきちゃうと、ひらがなだけの文は読みにくいよね」

ちひろ「・・・ちょっと読んでみてもいいですか?」

萌木「いいよー。ついでに当時の状況解説もしようか?」

ちひろ「おねがいしま~す」

~第1条~

転校生「おままごとだおらぁ!」

さら「あめ食うぜおらぁ!」

転校生「シローなでるぜおらぁ!」

さら「けんかはなれだぜおらぁ!」

龍季「・・・・・・どうしたんだ、お前ら」

転校生「おれになにかようかだぜおらぁ?」

龍季「・・・もしかして、俺のまね・・・とかじゃないよな?」

さら「そのとおりですだぜおらぁ!」

龍季「とりあえず『おらぁ!』って言えばいいと思うなよ!?」

転校生「じゃーどうしたらいいんだぜ?」

龍季「どうしたらって・・・別に普通にやりゃいいだろ。そもそもやらなくていい」

さら「・・・・・・」

転校生「・・・・・・」

転校生「おらぁ!」

さら「おらぁ!」

龍季「やめろぉ!」

『たっちゃんのくちまねをしてはいけない』

~第2条~

アイラ「うむむむ・・・道に迷った」

転校生「じゅーでんもきれちゃったねー」

アイラ「どっかに地図でもありゃいいんじゃが・・・おっ、交番があるではないか」

アイラ「少年、妾はちょっと道を聞いてくるから、大人しく待っとるんじゃぞ」

転校生「はーい」

・・・

転校生「うーん・・・まってるのひまー!」

転校生「・・・あっ、おねえさーん!」

おねえさん「う、ううん?な、なにかな?」

転校生「えっとねぇ、グリモアってどっちにある?」

おねえさん「お、おおおしえてあげてもいいけど、し、質問に答えてくれたらいいよ」

転校生「しつもんー?まあいいよ」

おねえさん「お、おぼ、おおおおぼっちゃんの、ぱ、ぱぱ、パンツ、何色ぉ?」

転校生「え、パンツ?はいてないよ?」

おねえさん「にゃ、にゃにゃにゃんですとぉ!?こ、これはぜひとも確認をしなければ、か、科学者として!」

おねえさん「そ、そそそういうわけだから、ちょ、ちょっと、ちょっとだけズボンおろしてもらっても」

アイラ「おまわりさんこっちです」

『知らない科学者に声をかけてはいけない』

~第3条~

シロー「ぎゃわわん!わんわん!」

さら「シローー!!おふろはいらなきゃだめですよぉー!」タッタッタッタ

転校生「まてまてー!」タッタッタッタ

香ノ葉「待ってー!ダーリン、体拭かんと廊下走ったら廊下びちょびちょなるからあかんて!」タッタッタッタ

葵「・・・これは、おいかけっこでしょうか?わたくしも!」

ソフィア「香ノ葉さん!みなさん!服!服!」タッタッタッタ

紗妃「さて、そろそろ入浴を・・・ってなにやってるんですかーーー!!!!」

・・・

さら「ごめんなさい・・・」

転校生「ごめんなさい・・・」

香ノ葉「ごめん、つい・・・」

葵「すいません、わたくし、勘違いしてたみたいで・・・」

ソフィア「あれ?どうして私もしっとしているんですか?」

紗妃「事情はわかりました。以後、気をつけるように!」

『おふくをぬいでじょしりょうをはしりまわってはいけない』

~第4条~

ゆかり「ふぅ・・・今日は比較的暇ねー。けが人が少ないのはいいことなんだけど・・・」

転校生「ゆかちゃーん」

ゆかり「はいはい、転校生くんどうしたのってうわぁ!」

転校生「さっきころんじゃって・・・」デプーン

ゆかり「また太ってる!もう、今度は誰!?転校生くんにお菓子をあげた人は挙手!」

風子「ノ」

エレン「ノ」

鳴子「ノ」

ましろ「ノ」

虎千代「ノ」

薫子「ノ」

紗妃「ノ」

夏海「ノ」

結希「ノ」

智花「ノ」

怜「ノ」

秋穂「ノ」

ノエル「ノ」

梓「ノ」

ミナ「ノ」

心「orz」

小蓮「ノ」

香ノ葉「ノ」

あやせ「ノ」

エミリア「ノ」

シャルロット「ノ」

千佳「ノ」

月詠「ノ」

萌木「ノ」

ありす「ノ」

絢香「ノ」

初音「ノ」

自由「ノ」

姫「ノ」

もも「ノ」

ゆかり「・・・・・・」

ゆかり「ノ」

『もらったおかしはなんにちかにかにわけてたべること』

~第5条~

兎ノ助「そろそろ5時か・・・今日も平和だったなぁ・・・」

エレン「兎ノ助!転校生を見ていないか!」

兎ノ助「転校生?学園を出たっきりまだ帰ってないけど・・・寮の方にもどってるんじゃないか?」

エレン「寮にも学園にもいないんだ」

兎ノ助「・・・マジで?あいつの門限5時だぜ?」

エレン「わかっている!どこに向かうとかは聞いてないか?」

兎ノ助「どこにっていうか、風飛の町に浅梨を案内しに行ったはずだけど・・・」

エレン「我妻ぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

兎ノ助「ま、まさか道に迷ってたり・・・いやいやいや、転校生自体はちゃんと道知ってるんだぜ?」

エレン「我妻はたまにやけに押しが強いときがある!」

エレン「私は山の方を探す!他の生徒にも通達してくれ!」

兎ノ助「お、おう!」

・・・

転校生「あさりん、ここどこー?おなかすいたよー」

浅梨「えっと、たしか向こうに猫が座っているところがあるからそこを右に曲がって・・・」

転校生「ううー・・・ぐすっ・・・ひぐっ・・・」

転校生「ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エレン「ここか我妻ァ!」

『5じにはおうちにかえること』

~第6条~

転校生「なっちゃん、なっちゃん、おきて」

夏海「ううん・・・あと5分・・・」

転校生「それさっきもいったよ。おーきーて」

夏海「んにゅ・・・むにゅ・・・zzz」

転校生「もー・・・」

・・・

夏海「んへへ・・・そんな・・・部長、そこまで褒めなくても・・・・・・zzz」

転校生「まだねてるー。・・・・・・よし」

転校生「なっちゃーん、おきてー」

夏海「ええ、こんなにあんぱんさしいれしてもらっていいんですか?もう、部長ったら・・・zzz」

[E,こしょう]転校生「・・・・・・」

転校生「そいやっ」パッパッ

夏海「んん・・・ふわ、ふわ、ふわ・・・ぶぇっくしょい!」

夏海「な、なに!?なっくしょい!?」

転校生「やっとおきたー」パッパッ

夏海「なにやってっくしょい!?ふぇっくしょい!?ぶぇっくしょい!?」

転校生「なっちゃん、へんなかおー」パシャッパシャッ

夏海「ちょ、やめなさふぇっくしょい!てかこれなんなっくしょい!?」

転校生「こしょうー」

夏海「やめてよ!?あと写真も消して!」

『なっちゃんはふつうにおこすこと』

~ダイジェスト~

ちひろ「へぇ~。そんなことがあったんですねぇ~」

里菜「懐かしいなー。最近は転校生もめっきりいい子になっちゃったからなぁ」

萌木「今読み返してみると、1年前は本当にやんちゃばっかりしてたんだよねぇ・・・」

『さっちゃんのおパンツをかぶってはいけない』

『やねの上でぜんじつかめんごっこをしてはいけない』

『しょくじちゅうシローモフモフはきんし』

『しゃるちゃんのブラジャーであそんではいけない』

『10ぷんかんオモチャをだしっぱなしにしたらうーちゃんがもってかえってしまう』

『くちにものをいれたまましゃべらないこと』

『トイレットペーパーでミイラごっこはきんし』

『まみちかのパンツがスケスケであることをそとでいってはいけない』

『れーちゃんがかえるといったらありのかんさつをやめてかえること』

『アイスクリームは1にちに2こいじょうたべてはいけない』

『ぶかつをしているよこでおみこしわっしょいはしてはいけない』

萌木「・・・・・・一部今でもしてるんだよねぇ・・・転校生くん以外も」

ちひろ「この前いっしょいおみこししましたぁ~」

里菜「リナもやったぞ!またやりたいなー」

イヴ「・・・・・・・・・・・・」

イヴ(一部他人に知らせてはいけないものまで書いてあったような・・・)

~ありすちゃんとのお約束~

転校生「ありすちゃーん」

ありす「まっ・・・!」

転校生「え?なになに?」

ありす「ぃま・・・ぉかたづけ・・・てて・・・」

転校生「お手伝いしよーか?」

ありす「ぇと、ほこりっぽぃから・・・ゃめたほぅが・・・ぃ・・・」

転校生「そうなの?」

ありす「ぅん。ごめ・・・ね・・・?」

転校生「いいよー」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす(しばらく転校生くんが来てないからって調子に乗ってぬいぐるみ作りすぎた・・・)

ありす(・・・さすがにこの量はダメだよね。また怖がっちゃうかも・・・)

ありす「・・・ゃく・・ゎらせ・・・なきゃ・・・!」

『ありすちゃんのへやにかってにはいらないこと』

今日はここまで!『ふーちゃんとのお約束条項』なのにメインのふーちゃんが出てこない件。
昔はあんなにやんちゃだった転校生くんも今ではすっかり鳴りを潜めて・・・
初音と組んでスカートめくりして回っていたころが懐かしい・・・
さっちゃんのおパンツを被った日は龍季のをかぶったさらと春乃のを被った秋穂と遊んでいたとかなんとか。
ノエルも一瞬イヴのを使おうかと思ったけど思いとどまった・・・らしい。
ありすの部屋に入るたびに泣き出して失神してた転校生くんはもういない。この半年ぐらいで急成長したなぁ・・・ほんと・・・
なんだか感慨深いです。
ありすありあり(合言葉)

~言いたいことも言えないこんな世の中じゃ~

真理佳「そういえば、センパイってさらちゃんたちと崖を上る時はどうしてるんですか?」

転校生「え?ふつーに登ってるよ?」

ありす(普通の6歳児はロッククライミングはしないよ)

真理佳「・・・ってことはもしかして、実はものすごく握力が強かったりするんですかね?」

転校生「さあ?」

ありす(ただ単に身軽なだけだと思うけど・・・いや、それだ角度120度の崖は登れないかな)

真理佳「とりあえず、この林檎をぎゅっとしてもらっていいですか?」

転校生「ぎゅーっ!」

ありす(りんごより手の方が小さいから握れてない・・・)

真理佳「あっれー?全然ですね・・・どういうことなんでしょう?」

転校生「さあ?」

ありす(・・・よく見るとりんごに指の跡が・・・)

真理佳「でもあれ、僕でも辛かったんだけどなぁ・・・こっそり強化魔法使ったし・・・」

転校生「ぼくもそのうち足だけで登れるようになりたいなー」

ありす(まずそこに疑問を持って!)

ありす(そもそもツッコミ担当がボケ側に回ってるから誰もおかしな状況にツッコめないんだよね・・・)

クレプリ「ありす、さっきからなに百面相してるんだ?」

ありす「ぃぃた・・・ことも・・・ぃぇな・・・ょのなか・・・から・・・」

転校生「?」ショリショリ

ありす(がんばってちゃんと喋れるようになろう。そしてちゃんとツッコミができるようになろう)

・・・

イヴ「はっ!新たなライバルが生まれた予感!」

怜「どうした冬樹。頭でも打ったのか」

イヴ「先日打ちましたけどなにか?」

怜「なんだと!?医者には診てもらったのか!?」

イヴ「椎名さんに診てもらったので大丈夫ですよ」

怜「そうか。なら安心だ」

イヴ(この人ナチュラルに私のことを頭おかしい人扱いしましたよね)

今日のありすと見せかけてのイヴ。握る対象が林檎なのは特に意図はありません。
転校生くんはまだまだ小さなおててだから球形のものを握りつぶすなんてできません。多分。
ここのありすは大きくなったらツッコミ役じゃなくて小悪魔チックな感じに成長するからイヴのライバルにはならないです。
ついでにイヴはイヌっぽくなるのが確定で・・・どこで出てたっけ。犬イヴ。
次回は【アートフィシェル・ハート】です。卯衣が転校生くんと裏世界で会ったことがあるらしいけどその辺は弄ります。
どう弄ろうかな・・・
ありすありあり(合言葉)

~立華卯衣の単独クエスト~

卯衣「こんにちは、転校生君」

転校生「こんにちはー、うーちゃん」

卯衣「少し話があるのだけど、私をクエストに連れて行ってくれないかしら」

転校生「いいよー」

卯衣「私の単独クエストが【あなたと一緒】という条件で許可されたわ」

卯衣「あなたにはこれ以上お願いをできるような立場ではないのだけど・・・」

卯衣「それでも、お願い。私はあなたが同行しなければ出撃許可が下りない」

卯衣「できるだけお礼はするわ・・・え、本当?いいの?」

転校生「いいってばー」

卯衣「よかった。きっと普段より魔力消費が多くなるから嫌がると思った」

転校生「北海道をこえなきゃへーきへーき」

卯衣「そう、ならよかったわ。流石にそこまで使うことはないと思うから」

卯衣「・・・少し前から、1度あなたと2人でのクエストに行ってみたいと思っていた」

卯衣「私の復元された記憶の中に、あなたがいたの」

卯衣「私が生まれ、マスターが動かなくなり、しばらく1人で戦っていた」

卯衣「あるとき、魔力補給のタイミングがずれて消滅しかけたことがある」

卯衣「そのときに、あなたから魔力をもらった。魔力を譲渡できる人間は、あなた以外にいないから、そう判断した」

転校生「えっと、ぼくそんなのまったく・・・」

卯衣「あなたは、まだ経験していない。私の記憶では、魔力をくれた人は青年だったから」

卯衣「でも、どこかあなたの面影がある。あなたが成長したら、きっとそうなるであろう姿」

卯衣「私にはその記憶がある。だから、念のため検証しておきたいの」

卯衣「それにお願いもあるから・・・どうか、一緒にクエストに行ってちょうだい」

転校生「うーん、まあいいけどね。おっけー」

卯衣「よろしくね。待ってるから」

~卯衣のデータ~

卯衣「・・・マスターと会ったことで、私のデータは復元され・・・」

卯衣「復元によって、いくつかの非論理的な要素が発生したの」

転校生「はーい、ひろんりてきってなに?」

卯衣「きちんと筋道が立っているのが論理的。その逆だから筋道が通っていない様ね」

転校生「うん、わからない」

卯衣「どう説明すればいいのかしら・・・」

転校生「・・・・・・まっ、いっか。かえったらもえちゃんに聞くよ」

卯衣「・・・・・・・・・・・・そうね。話を戻すわ」

卯衣「あなたにそのことを伝えたくて・・・他の人がいない、2人きりで」

卯衣「けれど、先に魔物を掃討しましょう。邪魔が入っては困るから」

卯衣「通常魔物はともかく、昨年に霧を払ってから時間が経っている」

卯衣「大型のものが、複数出現しているわ」

転校生「あれ?デバイスみないでもわかるの?」

卯衣「デバイスを見なくても、私に直接データをコピーしているから大丈夫」

卯衣「ソナーの原理を応用して、施設内の魔物の場所もある程度把握している」

卯衣「私がなにか言うまでは、そのままついてきていいから」

転校生「はーい」

卯衣「・・・危険が迫った場合、こういうわ。【下がっていて】」

卯衣「だから、今も下がっていてね。魔物が近づいてきている」

~真面目な話は苦手です~

卯衣「私に発生した非論理的要素・・・いわゆる合理的でないもの」

卯衣「私が排除してきたものよ。きっと、感情と呼ぶべきもののはず」

卯衣「これまでの私は、生きることがなによりも優先されていたから・・・」

卯衣「生命を維持するのに不要なものは全てシャットアウトしていたの」

卯衣「でも、マスターと出会ってデータが復元された」

卯衣「そこで生きるための理由を思い出した。だから私の目的も変わったの」

卯衣「私は、可能な限り人間に近づきたいの」

卯衣「完全な人間になるのが不可能だということはわかっている。けれど・・・」

卯衣「それがマスターの、最大の願いだったし・・・私の願いでもあった」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生(なに言ってるのかぜんぜんわかんない・・・)

卯衣「どうしたの?転校生くん」

転校生「ああ、えっと・・・」

転校生「うん、そうだね!」

卯衣「なにが?」

~おかしい~

卯衣「これまで、不快な思いをさせたかもしれない。いいえ、きっとそう」

卯衣「生きること自体が目的だった私は、あなたに無茶な要求をしたわね」

転校生「・・・・・・うん?」

卯衣「ごめんなさい。謝るわ。それが失礼なことだと、全然知らなかったの」

卯衣「会ったばかりのあなたに、魔力の要求や生きることへの協力を強要した」

転校生「う、うん、そうかな?(むしろこっちがめいわくかけてばっかだと思うんだけど)」

卯衣「・・・今でもその要求は、私にとって合理的だったと思っているけれど・・・」

卯衣「合理的なだけでは、到底人間とはいえないもの」

卯衣「今はただ生きるだけではなくて・・・言語化が難しいのだけれど・・・」

卯衣「多少、異なる生き方をしてみたい。合理的でない生き方をしてみたい」

転校生(多分ふだんのうーちゃんもごーりてきじゃないと思う。ごーりてきがなんなのかわかんないけど)

卯衣「だから、これまでのような要求はしないわ」

卯衣「この言葉が正しいかわからないけれど、1つ、依頼したい」

卯衣「私と友達になってほしい。私は、友達がどういうものか、知りたい」

転校生「・・・いやいやいや!そろそろおかしいよ!さいしょからだけど!」

卯衣「え?」

転校生「ぼくもうーちゃんにいろいろおねがいしてるし!『あ、これことわられるだろうな~』ってのもうーちゃんやってくれるし!」

転校生「うーちゃんとさいしょにあったときはなんかおもしろいことみんなでしてたし!」

転校生「てか、もうともだちでしょ!」

卯衣「転校生くん」

転校生「はぁ・・・はぁ・・・な、なに?」

卯衣「下がっていて」

転校生「うわっ、いいとこにきやがって!」ササッ

~来年の準備~

風子「はい?なんです?」

紗妃「いえ、少し気になっただけで・・・」

風子「あー、あー・・・確かに確かに」

風子「全然考えてませんでしたわ。場合によっちゃ、卒業しちゃうんですね」

紗妃「場合によっては、というと・・・?」

風子「そーでしたか、氷川は気づいてなかったんですか。まあウチも転校生さんに言われるまでは・・・でしたけど」

紗妃「あの。なにをおっしゃっているかわからないのですが・・・」

紗妃「武田生徒会長が次期生徒会長を指名せねば、混乱が起きるのではないかと」

紗妃「特に今まで動いていないのはなぜでしょうか・・・?転校生さんと何か関係が?」

風子「えーまー、そーですね。うっかりしてました」

風子「事件続きの上に、なんの動きもありませんでしたから」

風子「また【戻る】と勝手に思ってましたが、よく考えたら保証がねーですね」

風子「いちおー、生徒会に通達しときましょ。それより・・・」

風子「神宮寺樹が【生きていると仮定した】場合の収容場所は、見当つきましたか?」

紗妃「ま、まさか。霧の護り手に限定しても、日本にどれだけの拠点があるか・・・」

風子「ですよね。そんなに遠いところじゃないはずですが・・・」

風子「看板出して営業してるわけでもなし。こちらが突き止めているわけでもなし」

風子「こりゃ難儀しそーですね。とりあえず・・・こうなったら・・・」

風子「遊佐鳴子の手を借りなきゃ、どーしよーもねーかもです」

紗妃「ゆ、遊佐さんですか? まさか、私たちは彼女の素行不良を改める立場・・・」

風子「ルール無視のテロリストです。こちらがルールを守る必要はねーでしょ」

風子「誰にも知られなきゃいーんですよ。知られなきゃ、ね」

風子「外道の相手に正道で立ち向かうってのが無茶な話ですから」

紗妃「ど、どうして私に・・・?反対するとわかっているのに・・・」

風子「ウチ1人じゃ、そろそろ手が回らなくなってきてますし・・・」

風子「もし虎がウチを指名したら、後はあなたたちだけでやってもらわねーとですし」

紗妃「い、委員長が生徒会長に!?」

風子「・・・ウチも半信半疑ですが、あの状況であの子が嘘をつくとは思いませんので」

風子「それに、うっすらと記憶にはあるような気もします」

風子「氷川。潔癖なのはアンタさんの美徳です。が・・・」

風子「ある程度の柔軟性も、そろそろ持つべきですよ」

~友達~

卯衣「・・・怪我はない?一応、スキャンするわ」

転校生「んー、くすぐったい」

卯衣「外部、内部に欠損なし。毒、あり。その他問題と思われる成分の混入あり」

卯衣「・・・・・・・・・・・・」

卯衣「転校生くん、大丈夫?」

転校生「あ、それはたぶん先週食べたともちゃんのにくじゃがののこりだよ」

卯衣「・・・大丈夫そうね・・・それで、さっきの話なのだけど・・・」

卯衣「【もう友達】というのはどういう意味なのか、聞いてもいいかしら」

卯衣「友達が欲しいという欲求は最近発生したものよ」

卯衣「それなのに、もう私と転校生君が友達だったというのは論理的におかしい」

転校生「あいかわらずなに言ってるのかわかんないけどさ」

転校生「友だちなんてものは、いっしょに遊ぶだけでなれるものなんだよ」

転校生「もちろん、遊ぶ以外にもあると思うけど・・・それでも、さ」

転校生「自分とあいてのりょーほーがりょーほーをだいじに思ってるなら、もうともだちなんだよ」

転校生「ぼくも、てんもんぶのみんなも、ゆーちゃんも、みんなうーちゃんのことだいじだって思ってるんだ」

転校生「うーちゃんは、どう思ってる?」

卯衣「私は・・・・・・転校生くんも、天文部のみんなも、結城さんも・・・大事。失いたくない」

転校生「なら、そういうことだよ」

卯衣「・・・友達とは、口頭契約で発生する関係性ではないのね」

転校生「うん、そうだよ(たぶん)」←初クエスト時智花に『おともだちになって』と言った子

卯衣「とても・・・とても難しいわ。でも、なぜだかわかる気がする・・・」

卯衣「・・・完全に理解するには、もっと時間と情報が必要。とりあえず・・・」

卯衣「私とあなたは、友達」

卯衣「・・・うまく言語化できないけれど、不思議な響きがしたわ」

~ものひろい~

転校生「これも、これもっと」ヒョイヒョイ

卯衣「何を集めているの?」

転校生「おととしきたときはもってかえれなかったのいっぱい」ダンボールニイレルヨー

卯衣「・・・私も手伝っていいかしら」

転校生「もち!」

卯衣「それで、どんなものを集めているのかしら」

転校生「なんでも」

卯衣「わかったわ」

・・・

転校生「よーし、これだけあつまったらいいかな」

卯衣「これでなにをするの?」

転校生「おととしはつみきにでもしようかなって思ってたけど、今はなんかこう、べつのものが作れる気がする!」

卯衣「・・・それは、私も一緒にやっていい事かしら」

転校生「もちもち!」

卯衣「ありがとう。学園に戻ったら、また一緒に・・・」

~免疫~

転校生「にしてものどかわいたなー」スイトウノミキッチャッタ

卯衣「水道設備が機能しているのなら、水分補給は可能だとおもうけど・・・」キョロキョロ

転校生「あっ、なんかジュースっぽいの発見!」

卯衣「この液体のデータをスキャンするわ」

転校生「うぇーい!」ゴクゴク

卯衣「・・・ダメ!転校生くん、これは毒物!すぐに吐き出して!」

転校生「うわっ、これまっず・・・こっちもまずい・・・マシなのないのー?」

卯衣「・・・そんな、どうして?」

転校生「うん?」

卯衣「これは、人体に有害なもののはず。触れるだけならまだしも直接摂取して無事だなんて・・・」

卯衣「・・・理解不能。あなたの体をスキャンしたけれど、やはり何の問題もない」

転校生「よくわかんないけど・・・」

転校生「ともちゃんのりょうりの方がヤバいと思うよっ!」

卯衣(これが、人間の進化・・・!)ゴクリ

~クエスト終了~

卯衣「お疲れ様。初めての単独クエストは成功したわ」

卯衣「戻って、マスターのFBを受けるのだけれど・・・」

卯衣「今日は自由にしていいと言われたから、その、やりたいことがあるの」

転校生「まりょくはだいじょうぶ?ほきゅうしなくていい?」

卯衣「え? ・・・ええ、魔力量は十分よ。ありがとう」

卯衣「・・・私の復元されたデータの中に、いくつか興味深いものがあった」

卯衣「あなたに対しては情報統制が敷かれているから、全ては話せないけど・・・」

卯衣「あなたの記憶も含めて、マスターと話し合ってからだけど、このデータは提供するつもり」

転校生「とらに?」

卯衣「ええ、武田虎千代生徒会長。来年度も、おそらく彼女が務める」

卯衣「・・・これも言ってはいけないみたいだけど、おそらく来年に進むことは出来ない」

転校生「うぇ、またかぁ・・・」

卯衣「・・・だから、対策をしておいた方がいいと思う」

卯衣「私たちは去年、年度を超えたころの記憶が曖昧になっている」

転校生「ぼくはちゃんとおぼてるけどね」

卯衣「さまざまな状況証拠から、年度を【繰り返した】と考えているに過ぎない」

卯衣「だから・・・今度は、確信をもって年度がわりを過ごすべき・・・・・・それは本当なの?」

転校生「なんか今日こういうの多いね」

卯衣「・・・マスターたちにはもう伝えてあるの?」

転校生「うん」

卯衣「・・・・・・そう。ならいいのだけれど」

卯衣「・・・・・・・・・・・・ワタシハシラサレテイナイノニ・・・」

転校生「うん?なんか言った?」

卯衣「いいえ。それで、最初に言ったお願いなんだけれど」

転校生「うん」

卯衣「一緒に街に出てくれないかしら?」

~新たなる~

転校生「さーって、クッレープー♪クッレープー♪」

転校生「おねえさーん!チョコバナナクレープ2つくーださい!」

卯衣「・・・・・・転校生くん、大変よ。私、財布を落としたみたい」

転校生「えー?んじゃ、とりあえずぼくが・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生「おさいふわすれた・・・」

[通りすがり]天「ん?あいつら、クレープ屋の前であたふたして落ち込んでて・・・」

天「さては財布をわすれたとかそんなね。わかりやすい」

天「・・・・・・このまま出て行ってもいいけど、科研のやつらとか面倒だし・・・」

天「どうしようかしら・・・・・・こ、これよ!」

・・・

転校生「すいません、それじゃあおさいふもってきます・・・」

卯衣「ごめんなさい、私が落としたから・・・」

転校生「ううん、ぼくがわすれちゃったから・・・」

????「落ち込む必要はないわ」

転校生「えっ?」

卯衣「あなたは・・・」

仮面の少女「これが食べたかったんでしょう?ほら、あげるわ」

転校生「・・・・・・そらちゃん?」

卯衣「どうして?」

仮面の少女「子どもを助けるのに理由なんて必要ないわ。それに天?それは誰の事かしら。私は通りすがりの」

二月仮面「二月仮面よ」

・・・

イヴ「それは私のネタです!」ガタッ

怜「どうした冬樹!」

~四月に備えて~

転校生「って感じで、二月かめんって人がおごってくれたんだけど・・・」

転校生「そらちゃん、だと思うんだよねぇ・・・でもふくもかみもぜんぜんちがったしなぁ・・・」

ありす「へんし・・・してた・・・じゃ・・・?」

クレプリ「ほら、皇とかも変身したら制服がウィッグみたいな感じになるじゃねーか」

転校生「・・・・・・それかあ!」ビシッ!

ありす「かぃけ・・・た・・・?」

転校生「うん!まあ今はむりだけど、またいろいろおわったらおれいしたいな!」

ありす「じゅ・・・び・・・なきゃ・・・ね・・・」

転校生「うん!なにしよっかなー♪なにつくろっかなー♪」

ありす「・・・つだぇ・・・ことが、あったら・・・ぃって・・・?」

転校生「はーい。あ、そうだ。ありすちゃん、ちょっとそこのクローゼットあけてー」

ありす「ここ?」

クレプリ「どうしたんだ?」

転校生「ぴゅっ!お、おにんぎょうがいっぱい・・・っと、これこれ」

クレプリ「あー、いつかの宝箱。そん中になにがはいってるんさね」

転校生「ひみつー。・・・・・・んじゃ、これをいれといてっと・・・」

ありす「?」

転校生「じゅんびはじょーじょー!これでゆっくり四月をまてるぞー!」

今日はここまで!転校生くんは度重なる肉じゃが等の接種によってついに毒物に対する抗体を作りだしたのだ!(但し智花の料理は防げない)
二月仮面さんはたまたま近くの看板にあったヒーローものの宣伝をみて制服の変化による仮面を作りました。
イヴのは自分で買った私物です。ノエルのはもらいものです。あと2人そろえば仮面戦隊が組める。
この話の流れだと、大きくなった転校生くんが死にかけの卯衣を助ける展開とかあるのかも。
卯衣と転校生は裏世界で会ったことがある。つまり転校生に一番初めに会ったのは卯衣。
ということは、グリモアのメインヒロインは智花ではなく卯衣だった?
でもダメだ。メインヒロインからメインヒロイン要素を抜いたらただの可愛いだけの時間停止毒料理人生徒になる。
幼馴染卯衣とかもいいと思う。転校生が甲斐甲斐しく世話を焼く感じの。
卯衣は可能性の塊。
ありすありあり(合言葉)

~テスト~

ノエル「うあー、もうすぐテストだー・・・」

さら「しばらくはおべんきょうしなきゃですから、おさんぽもいけませんねぇ」

シロー「くぅん・・・」

秋穂「目指せ!英語満点!」

ありす「すご・・・ぇす・・・!」

転校生「テストかー。・・・ぼくもテストやりたいなー」

秋穂「転校生くん、授業まだだもんね」

転校生「おばあちゃんも忙しいみたいだし、ほかのみんなもテスト前だし・・・」

クレプリ「うの字にでも頼んでみるか?」

みんな「それだあ!」

・・・

兎ノ助「え!?俺がテストを作ってやれって!?」

クレプリ「こんなでも教師なんだろ?ほら少年のレベルにあったのをパパッとだなぁ」

兎ノ助「俺、教務部じゃなくて執行部所属なんだけど・・・」

転校生「じゃあ、むりなの?」ウルウル

ありす「てんこ・・・く・・・」

ノエル「えー?なんとかならないのー?」

兎ノ助「あー、うー・・・」

転校生「うん、むり言っちゃダメだよね。ごめんなさい」シュン

さら「よしよし、落ち込まないでください・・・」ナデナデ

兎ノ助「・・・だああああ!ここでやらなきゃ男が廃る!転校生!待っていろ!俺がお前のテストを用意してやる!」

転校生「本当!?」

兎ノ助「ああ!男に二言はねぇ!」

秋穂「よかったね!転校生くん!」

転校生「うん!」

ノエル「それじゃ、よろしくね!うのっち!」

兎ノ助「おう!任せとけ!」

兎ノ助「・・・・・・・・・・・・」

兎ノ助「どうしよう・・・テストとか作ったことないんだけど・・・」

今日の兎ノ助。兎ノ助あのね的な感じで書きました。
当たり前のように毎日見てるけど、これってすごいことだよね。
要は毎日ストーリー更新してるのと変わらないからね。
ほかアプリと比べたらあり得ない頻度だよね。
運営には感謝しかない。
ありすありあり(合言葉)

~このはのたんじょーび、覚醒~

さら「このはさん!おたんじょうびおめでとうございますぅ!」

ソフィア「はっぴーばーすでー、香ノ葉さん!」

転校生「おめでとーっ!」

ありす「ぉめでと・・・ざ・・・す・・・」

葵「おめでとうございます!」

智花「改めておめでとう、香ノ葉ちゃん!」

レナ「このは、おでめ、と!」

香ノ葉「みんな・・・こないに祝ってもらえて、ウチ、ほんま幸せもんや・・・」

転校生「えっとね、今日はみんなすきなだけきせかえしていいんだって!」

香ノ葉「なんやて!?」

智花「コスプレ衣装?とか色々とありすちゃんが用意してくれたから、今日は好きなだけ!」

香ノ葉「つ、つまりウチが好きなだけあれこれやっていいん!?さらちゃんとかありすちゃんとかダーリンも!?」

クレプリ「今日だけさね」

香ノ葉「ソフィアちゃんも葵ちゃんもレナも智ちゃんも!?」

レナ「レナ、ふく、いや、ない。このは、ふく、いや、ない!」

香ノ葉「こ、ここにおらへん学園長とか、風紀委員の娘たちとかは?」

葵「今日は自由にしていいそうです!」

ソフィア「今日は香ノ葉さんのバースデーですから!」

香ノ葉「・・・・・・よっしゃーーーー!!!!!ウチはやるでーーーー!!!!!」ボッ

[七五三]転校生「わっ!」

[わんこ]さら「わあっ!」

[アイドル]ありす「ぃつ・・・に・・・?」

[スーパー京都人(エセ)]香ノ葉「ウチの時代が来たんや・・・今日のウチは誰にも止められへんで!」シュインシュインシュインシュイン

[道着]智花「香ノ葉ちゃんが金髪に!?」

[十二単]葵「あ、あれはまさか・・・伝説の!」

[バニーガール]ソフィア「スーパー京都人!」

[ワンピース]レナ「うう?」

香ノ葉「まずは天文部から!その次は歓談部!今日中に学園生全員制覇するんよ!」

転校生・さら「おー!」

香ノ葉「男も女も関係ない!ウチが全員かわいく仕立て上げる!」

香ノ葉「ウチらの戦いはこれからや!」

智花「香ノ葉ちゃんの勇気が世界を救うと信じて・・・!」

ご愛読ありがとうございました!

※終わりません

今日の香ノ葉。最終回じゃないです。
香ノ葉とありすはスレ外で転校生の服装とかについて多分いろいろと話し合ってるはず。
次回は【マジカルクリエイト】です。転校生くんの錬金術によって天体望遠鏡から機械兵まですべてお手の物。
そして転校生、表世界での初めての野外泊になるのかな。自然の中でテント張って過ごすので内心メチャクチャワクワクしてると思う。
1年前のふーちゃんなら気になって仕事が手につかなかっただろうけど、今はその辺も安心できるようになってる模様。
転校生くん以外も精神的に成長しています。一部成長と言えるかどうかわからないものもありますがそれはそれで。
ありすありあり(合言葉)

~お願いしよう~

風子「えー、んじゃ、ケガのないよーにだけよろしくおねげーします」

梓「了解ッス!」

ミナ「我らに任せるがいい!」

恋「すまんのう、心配かけて」

卯衣「健康管理等にぬかりはないわ。できるだけ夜更かしもさせないように気をつける」

心「ごめんなさいごめんなさい!わたしなんかが転校生くんを連れていく話を振っちゃってごめんなさい!」

転校生「んじゃ、いってきまーす!」

風子「はい、いってらっしゃい」

風子「・・・・・・・・・・・・」

紗妃「・・・委員長も変わりましたね」

風子「まー、やることなすことに目くじら立ててあーだこーだ言っててもしゃーねーですし」

風子「むしろこんくらいはやってくれてけっこーですよ。服部もいますし安心できます」

紗妃「にしても、工場跡で天体望遠鏡を・・・ですか。また発想がなんというか・・・」

風子「予算がないけどなんとか活動しようって姿は立派じゃないですか」

紗妃「・・・さて、それでは」

風子「ええ」

「「(一部の生徒が暴れないように)見回りを強化しましょうか」」

~完成させよう~

―数日前―

転校生「さいごこれをつけて・・・・・・よしっ、かんせい!かえるロボー!」

さら「わー!」

ありす「ょか、た・・・」

クレプリ「待て待て。まだ喜ぶのは早いさね。ちゃんと起動テストをしてからだろ?」

転校生「うん、そうだね。んじゃ、電池電池っと」

さら「どうぞ!」

転校生「よしっ、んじゃ電池入れて、スイッチオン!」

さら「どきどき」

・・・・・・・・・・・・

ピョンッ!

ありす「!」

転校生「とんだー!」

さら「やりましたぁ!」

シロー「わんっ!」

クレプリ「うへー、めっちゃ跳んでるじゃねーか。ぴょんぴょん跳ね回ってあいたっ!」

転校生「あっ、クレプリだいじょあいたっ!」

さら「とおっ!キャッチしました!」

ありす「すぃ・・・切って・・・」カチッ

転校生「きゅーかけんからもってきたやつ、ちゃんとつかえてよかったー」

さら「それじゃあ、せっけいずを書いてくれたししどさんにも見せに行きましょお!」

転校生「はーい!」

~悩みを打ち明けよう~

ミナ「うーん・・・うーん・・・」

恋「・・・・・・・・・・・・」

ミナ「うーーーーーん!」

恋「こりゃ、やかましいぞ。部室とはいえもう少し静かにせんか」

ミナ「恋!天体観測がしたいぞ!!」

恋「天体観測ぅ?なんじゃ急に。それならほれ、窓から見りゃええじゃろ」

ミナ「違う、そうではない!円卓の騎士とともに山へ登り本格的な天体観測を・・・」

恋「無理じゃろ」

ミナ「・・・なんで?」

恋「そんな課外活動が行えるような予算の申請はしとらんじゃろうが」

ミナ「部室にある望遠鏡と双眼鏡を持っていけば不可能ではない!」

恋「先日、お主が壊してそれっきりではないか。忘れたのか?」

ミナ「むぐ・・・」

[カエル]卯衣「・・・廊下まで部長の声が響いていたわ。どうかしたのかしら」

恋「おお、卯衣・・・ってなんじゃその恰好は」

卯衣「今の私はカエル。皮膚で呼吸をし、舌をのばして獲物を捕まえる」

恋「何を言っとるんじゃお主は」

梓「山での天体観測ッスかぁ・・・何だか楽しそうッスね!」

ミナ「だろ!わかってくれるか!?楽しそうだろ!」

ミナ「我らの絆を深めるべく、星々を眺め、夜に舞う輝く天の・・・」

恋「お主、いつの間に・・・コホン。しかしのう、望遠鏡もない、てんともない、備品を買うための予算もない」

梓「テレビもないラジオもない自動車もそれほど走ってない」

恋「被せるな!・・・んん、そういうわけじゃから、どう考えても無理じゃ」

~提案しよう~

心「あ、あの・・・それでしたらここが良いかとおもいます・・・この山、元は工場があって・・・」

恋「工場跡?」

心「す、すいませんすいません!勝手に調べちゃったりなんかして!」

心「余計なお世話でしたよね!わたしなんかが調べたとこなんて・・・」

梓「ふたみん。もしや山ってここのことッスかね」

心「あ、はい。そこです」

心「元々はプラネタリウムや天体観測に関連する生産工場があったらしく・・・」

梓「工場跡を探れば、タダでゲットできるかもしれないってことスか」

心「は、はい・・・でもそんなにうまくいくかどうか・・・」

心「もし見つからなかったら、みなさんに無駄足を運ばせてしまうことに・・・」

心「ああああごめんなさい!わたしのせいでみなさんにご迷惑をぉおおおおお!!」

梓「大丈夫ッスよ。品そのものが見つからなくても、パーツを集めて組み立てれば!」

心「え、えぇ!?」

ミナ「よし!決定打!望遠鏡や道具は現地で調達!」

ミナ「くくく・・・無か生み出すことになろうとは・・・我らは創造神の恩恵を受けたのだ!」

恋「・・・ところで卯衣。さっきから何をいじっとるんじゃ?」

卯衣「これよ」

ミナ「・・・・・・なんだそれ!ロボット!?」

卯衣「この前転校生くんと作ろうとして失敗したもの」

卯衣「その後マスターにちゃんとした設計図を書いてもらったけど、私の方でも原因を分析しようと思って」

梓「なんかカエルっぽいロボッスね。・・・ああ、だからそのカエルの着ぐるみなんか着てるんスか」

卯衣「ええ」

心「と、いうことは転校生さんも組み立てとかはできるということでしょうか?」

恋「どうせ卯衣が学外に出るなら転校生も連れてかねばならん。・・・・・・んん?」

梓「転校生くんを連れて野外で一泊・・・・・・あっ」

ミナ「どうしたんだ?サーヴァントなら多分喜んで・・・」

心「ぶ、部長・・・風紀委員の目が・・・」

ミナ「・・・・・・よし、わかった!我が行k」

梓「自分がなんとかしときますから!ほら、自分も風紀委員ですし!口利きとかしやすい(はず)ですから!」

ミナ「でも、こういうのはちゃんと部長である我が」

恋「まあまあ、ここは梓に任せた方がよかろう。ただでさえお主は目を付けられとるんじゃ。校内での魔法の使用とかで」

ミナ「うっ・・・・・・ごめん、おねがい・・・任せる・・・」

梓「了解ッス。んじゃ、パパッと行ってきますわ」

梓(部長に任せたらなーんか地雷踏みそうでこわいんスよねー)

恋(ミナが連れて行くと言っても納得せんじゃろう・・・わっちなら納得せん)

ミナ(ミナが部長なのに・・・)

~つついてみよう~

梓「いやー、にしても思ったよりすんなり行きましたねー」

転校生「ふーちゃんもいっぱい遊んで来なさいって言ってたよ」フヨフヨ

恋「完全に母親じゃな。まあ、任されたからにはしっかりやるから安心せい」

ミナ「サーヴァント!サーヴァント!そんなとこで浮いてないで早く来い!」

ミナ「あっちの方に珍しい花があるんだ!写真撮って、写真!」

転校生「えー、ちょっとまってー」フワフワ

恋「忙しないやっちゃのう。一時もじっとしておらんではないか」

心「転校生くん、すごく楽そうですね、あれ。・・・ちょっとだけ羨ましいかも」

梓「言ってくれたら乗せてくれるかもしれませんよ?」

心「い、いいいいえわたしなんかがとんでもない!あ、でも転校生くんとなら」エヘヘ

梓「うーん、ふたみんも要注意ッスねー」

卯衣「転校生くん、ごめんなさい。少し止まってもらえるかしら。魔力を・・・」

恋「登山のペースが早いからのう・・・卯衣、大丈夫か?」

卯衣「ええ。転校生くんがいてくれるから、問題ないわ」

転校生「びびびー」ビビビ

恋「ふむ・・・ミナ、ミーナー!ちょっと戻ってこんか!」

ミナ「どうした!敵の襲撃か!?疾風の魔法使いとしての力を見せて・・・」

恋「違うわい。ぺーすをもちっとゆっくりせんか。追いついておらんぞ」

ミナ「あ・・・ごめん。珍しい花があったからつい・・・」

ミナ「うん・・・で、恋!これ見て!これ!」

恋「・・・お主、わっちの話をきいておるか?」

ミナ「あっちのほうで拾ったんだけど、もしかしてこれが例のモノじゃないか!?」

心「・・・あ、そうですね。このレンズ、間違いないです」ツンツン

転校生「ぷわっぷわっ」

心「もうしばらくすれば工場跡が見えてくるかと思います・・・けど・・・」プニプニ

転校生「ぷわぷわ」

心「す、すいません!呼ばれてもないのに勝手に話に入ってきちゃって!」グイー

転校生「ぷわー」

卯衣「・・・・・・」ツンツン

転校生「ぷわっぷわっ」

心「せっかく和気藹々とお話をされてたのに、わたしのこの厚かましさのせいでー!」フニフニ

卯衣「・・・・・・」フニフニ

転校生「ぷわわわわー」

恋「やめんか2人とも!」

~おぶってみよう~

梓「自分、ぶちょーが部品を見つけたというとこまでぱぱっと行ってきたんスが・・・」

梓「結構使えそうな部品がごろごろしてたッスよ。やれそうッス!」

恋「そうと言われたらやらざるをえんな。わっちもひと肌脱ごう!」

ミナ「では、円卓の騎士よ!結託の時だ!我に力を!」

[おぶられ]転校生「だいじょうぶー?重くないー?」

[おぶり]心「大丈夫です!転校生さんの方も、揺れとか大丈夫ですか?もしあれだったらすぐにおろしますから!」

[順番待ち]卯衣「残り5分16秒よ」

ミナ「・・・聞ーいーてーるーのーかー!」

心「ごめんなさい!」ドゲザッ

転校生「オンブバッタ!」ドゲザッ

ミナ「な、なんだそれ!合体技か!?ミナもやりたい!」

卯衣「部長。順番待ちよ。1人10分」

ミナ「じゃあ待つ!待つから!」

恋「何をやっとるんじゃ・・・」

[E.だっこひも]梓「とか言って、ふくぶちょーも実は参加したいんじゃないんスか?」

恋「わっちは別に・・・っておい。なんでそんなもん持って来とるんじゃ」

梓「こんなこともあろうかと!」

恋「はぁ、先が思いやられる・・・」

~集めよう~

転校生「とりあえずいっぱい集めるよ!」ヒョイヒョイ

恋「おお・・・だんぼーるが正しい使い方をされておる・・・」

心「持ち運ぶのに力がいらないから便利ですよね、これ」

卯衣「でもそれだと、転校生くんは山頂まで歩くことになるんじゃないかしら」

転校生「それくらいだいじょーぶ!」

梓「えっ?自分らが交代でおぶるんでしょ?」

ミナ「まあその辺はサーヴァントの希望を聞くとして・・・今は収集の時だ!」

ミナ「円卓の騎士よ!ここにあるものすべてをかき集め、我らの財産とすべく・・・」

恋「こら。多すぎたら持ち運べんじゃろうが。人数分で十分」

転校生「こっこほーれわんわん♪」

卯衣「これはレンズね。こっちがネジ」

心「思ってたよりたくさんありますね。これなら心配もいらなさそうです」

梓「んじゃ、自分あっちの方見てくるッス!」

恋「あんまり遠くに行かんでも・・・もう行ってしもうた。ミナも転校生も勝手にどこかに行くでない・・・ぞ・・・」

シーン

恋「・・・・・・全員どこじゃー!」

~組み立てよう~

転校生「えーっと、これがゆきちゃんからもらってきたかんいせつめーしょ?だよ」

卯衣「つまり、これとこれとこれを合わせて・・・こんな感じかしら」

転校生「そだねー。ここをこうして、こうして、こうして・・・こう!」

ミナ「おぉサーヴァントよ!なんて物を作っているんだ・・・!」

【 超 い い 機 械 兵 】

ミナ「か・・・カッコ良い・・・!」

転校生「でしょー?」

ミナ「ツノ付けようツノ!あと羽も・・・!」

恋「そこの二人、天体観測に来たということを忘れておらんか?」

卯衣「つまりこういうことね」

【 超 い い 機 械 兵 】

心「できました!」

【 い い 望 遠 鏡 】

心「わたしだけ空気読めてなくてすいません!」

恋「正しいんじゃ・・・お主が正しいんじゃ、心・・・」

転校生「んじゃ、このへんいじって・・・」

ミナ「しっぽももっと大きく!あと背中にトゲ生やそう!」

卯衣「これだとバランスがとれないわ。頭部の装飾を増やすべきよ」

転校生「じゃあここにもトゲをつけよう」

ミナ「・・・よしっ!完成だ!名付けて」

【 破 壊 神 暗 黒 機 械 獣 】

恋「・・・本気で忘れとらんじゃろうな?」

~動かそう~

ミナ「おー動いた動いた」

超いい機械兵「ウィーンウィーン」

転校生「みっちゃん、こっちうごかないよ?」

卯衣「重量にパワーが見合っていないことが原因ね。つまり装飾を減らすかもしくはパワーを増強させるか」

ミナ「後者だな!行くぞサーヴァント!電池直列にすればいけるだろ!」

梓「そういわれると思って電池集めてきたッス!」

ミナ「流石だな!」

転校生「できるニンジャはちがうね!」

梓「いや~それほどでもないッスよ~」

恋「先読みしすぎじゃろ。天体観測の準備でなんで電池を集めて来とるんじゃ」

心「できました!」

【 普 通 の 双 眼 鏡 】

恋「心だけじゃ・・・ちゃんとやってくれとるのは・・・」

転校生「あっ、動いた動いた!」

破壊神暗黒機械獣「天上天下唯我独尊」

ミナ「おお!なんかそれっぽいこと喋ってる!」

梓「科学の力ってすげー!」

卯衣「・・・できたわ」

【 普 通 の ダ ン ボ ー ル 】

恋「材料に紙はなかったじゃろ!?」

~移動しよう~

ミナ「早く早く!こうしている間にも数多の星が流れているのだ!」

転校生「いこっ!いこっ!」ピョンッピョンッ

恋「そんな急がなくとも、星は逃げたりせんぞ」

恋「足元も暗いし、危ないじゃろうが。ゆっくり歩かんかい」

梓「いやはや。転校生くんも部長も、ちょーテンション高いッスね」

梓「ぶっちゃけどうなるかと思いましたが、なんとかなりそうで良かったッス!」

卯衣「・・・空気が澄んでいるわ。今夜の天気は・・・快晴。星を眺めるには良い日よ」

心「はうぅ!よかったですぅぅ!もし機材がそろわなかったらどうしようかと・・・」

恋「わっちはそれよりも足りんようになるのが心配だったんじゃが」

梓「でも・・・本当にパーツから組み立てるなんて思わなかったッスけどね~」

梓「おかげで結構な大荷物に。転校生くんのダンボール使っちゃって申し訳ないッス」

卯衣「・・・転校生くん、大丈夫?疲れてないかしら」

転校生「これくらいならさんぽぶのみんなといつも行ってるよ!それよりはーやーくー!」クイクイ

心「て、転校生さん!?そんなにスカートを引っ張られるとぬ、脱げちゃいますから!だ、ダメです!」

転校生「あっ、ごめん」

心「い、いえ、むしろやめないでくれてもよかったというか・・・」

梓「ふたみん。それ以上はアウトッス」

心「ひゃっ!ごめんなさいごめんなさい!」

恋「はぁ・・・ミナ、ミーナ!後ろが追い付かん。もう少しゆっくり・・・」

恋「って言うとるのに、もうあんなとこまで行きおって。全く」

~見上げよう~

転校生「・・・・・・わあぁぁーーー!!!すっごーーーい!!!!」

ミナ「・・・・・・・・・・・・すごい、綺麗・・・」

ミナ「・・・えへへ。みんなとこうして天体観測するの、夢だったんだ」

転校生「そうなの?」

ミナ「うん」

ミナ「・・・・・・・・・・・・」

ミナ「サーヴァント・・・その、今回は来てくれて・・・ありが・・・」

転校生「ぼくもきてみたかったし、べつにいいよー」

ミナ「そ、それでもだ!だって、サーヴァントがいてくれたから部品も集められたんだぞ!」

ミナ「ミナだけだとわからなかっただろうし・・・」

ミナ「だから、その・・・あ、ありがと・・・」

転校生「・・・・・・どーたしまして!」

ミナ「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

ミナ「み、みんなの準備手伝ってくる!我だけ遊んでるわけにもいかないし!」

転校生「いってらっしゃーい」

ミナ「なに言ってるんだ!サーヴァントも来るんだ!はーやーくー!」

~お泊りしよう~

ミナ「こう、皆で一つのテントに入るって、ワクワクするな!」

転校生「んにゅ・・・そだね・・・・・・・」

梓「こういう時ってアレッスよね。定番の怪談とか・・・」

恋「ふわぁ~・・・わっちはもう寝るぞ。さすがに疲れた・・・」

転校生「ぼくもねむい~・・・すぅ・・・zzz」

心「あっ、転校生さんが・・・」

ミナ「むぅ、仕方ないな・・・まあ何かするのは次回でいいか」

卯衣「転校生くんの疲労度がかなり高くなっているのを確認」

梓「ん?」

卯衣「疲労状態の転校生くんは睡眠時に母親を求める行為をする」

恋「そ、それって・・・」

転校生「んみゅ・・・おか・・・さ・・・」モゾモゾ

恋「げっ、こっちに来おった!」

転校生「おっぱい・・・」

恋「や、やめんか、そ、そこはだめじゃ!それいじょうは」

ミナ「み、ミナちょっと外の空気吸って」

梓「逃がさないッスよ」ガシッ

心「死なばもろともです」ガシッ

卯衣「受け入れましょう」ガシッ

ミナ「や、やめろ、お前たち、あ、転校生、来るな、来るな、く」

・・・

ホーホケキョ

転校生「ううん・・・・・・朝だ!」ガバッ

転校生「・・・・・・あれ?」

ミナ「はぁ・・・はぁ・・・」ビクンビクン

恋「も、もう・・・やめ・・・」ビクッビクッ

梓「無理ッス・・・こんなの・・・」ピクッピクッ

心「はぁ・・・至福・・・」ホッコリ

卯衣(半分)「これが・・・授乳行為の・・・感覚・・・」

転校生「・・・・・・あれ?みんなどうしたんだろ?」

今日はここまで!次回は年度末です。なのでカードエピソード消化を再度やろうと思ってます。
時の異邦人来たーーーー!!!!!ふーちゃんだーーーーーー!!!!!!!!
ロリ風子だーーーー!!!さなちゃんもいるよーーーーー!!!!!
メアリーだーーーーー!!!!じゅんちゃんだーーーーーー!!!!
ここでロリ沙那と転校生が会ったということは、未来の沙那は転校生と再会することになるわけで。
結希(大人)の件を見るとちゃんと記憶は繋がってるから、沙那もうっすら程度には残るんじゃないかな。
このスレではここまでは行かないけど、番外編かなんかでロリふーちゃんと転校生くんを出したいですね。
ありすありあり(合言葉)

~日本語難しい~

転校生「ばさばさつばさ、ようせいのつばさ」

小蓮「ん?転校生、それ何蒸してるネ」

転校生「タケノコだよ」※大動脈の部位。フエやコリコリとも呼ばれる。

小蓮「ほー、筍を・・・筍って蒸すものなのカ?それともなんかの料理で?」

転校生「ふつーにむしてるよ?」

小蓮「そうなのか・・・まあ転校生のことだから下処理はちゃんとやってるはずネ」

小蓮「それで、向こうで楠木が食べてるのは?」

ありす「ぉぃし・・・」ハグハグ

クレプリ「ありす、さっきからずっと食べてるもんな・・・」

転校生「バサ」※肺の部位。フワやプップギ、ホッペとも呼ばれる。

小蓮「・・・・・・聞いたことない食材ヨ。どんなモノなの?」

転校生「たしか【はい】だったとと思う」

小蓮「灰!?日本人はそんなものも食うのカ!?」

転校生「食べるよー。あっ、そうだ。ちゃお、どてに作ったんだけどちょっと味見してもらっていい?」

小蓮「土手煮!?土手を煮るのカ!?」

ありす「ぉぃし・・・!」モグモグ

クレプリ「ありすー、飲み物じゃないからなー。ちゃんと噛むんだぞー」

小蓮「むむむ・・・しかしワタシも料理人。味を確かめずして判断を下すわけにはいかないネ!」

小蓮「さあ転校生!ワタシにその土手煮を出すのヨ!」

転校生「はい、これ」

小蓮「・・・・・・これ?普通の肉?」

転校生「うん。これ。あっ、ありすちゃん。むしタケノコできたよー」

ありす「!」チンッチンッ

クレプリ「ありす、お行儀悪いさね。箸で器を叩かない」

小蓮「土手煮っていうからてっきり土手にあるようなものを煮込んでいたのかと思ったヨ・・・」

転校生「なんかはっしょーは土手みたいにおみそもってうんたらかんたらだったと思う」

小蓮「筍も・・・もしかして、あの植物の筍とは違うものだったりする?」

転校生「これはおにくだねー」

ありす「こりこり・・・して・・・す・・・」コリコリ

クレプリ「ありすー、口のもの入れたまま喋っちゃだめさね。お行儀悪いぞ」

小蓮「うーん、日本語はやっぱり難しいネ・・・」ウメェ

今日のありす。ハムスターとかリスみたいに食べてるイメージ。
関東の方ではホルモンって食べるんでしょうか?最近は普通にあるとは聞いていますが・・・
何年か前に大阪の新世界でバサ焼きの屋台を気に入ってた旅行者を見たことがあります。
【肺】だと聞いてびっくりしてたけど、後で近くを通ったら再度購入してる姿をみかけました。
バサは焼いてもおいしいし、てんぷらでもおいしい。近所の居酒屋のバサ天はお気に入りです。
やっぱり時の異邦人は最高だぜ!ロリっ娘最高!かわいい!ええ認めますとも。ロリコンですよ。
さなちゃんを篭絡したい。
そろそろ時の異邦人(大人編)も来ていいと思うんだけどなぁ・・・ありすとかありすとかありすとか。
ありすありあり(合言葉)

~再び年度末~

兎ノ助「さて、転校生。よく来てくれたな」

転校生「うん。で、おはなしってなに?うのさん」

兎ノ助「せっかく年度末ってことで、今年のおさらいみたいなのをしとこうと思ってな」

兎ノ助「君は、今年は去年以上に頑張ったな。正直なところ、君がここまで活躍しまくるとは思ってなかった」

転校生「えー、ひどーい」

兎ノ助「入学前は才能がある!って思われた生徒が、入学後はそうでもなかった・・・」

兎ノ助「そういうケースは結構あったからな。まあ許してくれ」

転校生「もー、とくべつだよー?」

兎ノ助「・・・こうやって、君がまた冗談を言えるくらいになっていること、嬉しいよ」

兎ノ助「君はちょっとマジでヤバい感じに成果を上げているが、それは同時にそんな状況に何度も遭遇してるってことだ」

兎ノ助「君ぐらいの年齢でここまでのことになっている生徒は、過去にはいないといってもいい。それほどのことだ」

兎ノ助「実際、年末みたいなこともあったわけだしな。あの時、寮にも学園にも君がいないと知って、心配したんだぞ?」

転校生「うっ、ごめんなさい・・・」

兎ノ助「学園の皆が総出で探し回ってな・・・生徒だけじゃなく、先生方や執行部の職員、食堂のおばちゃんとか本当にみんなだ」

兎ノ助「それくらい、みんな君のことを大事に思っているんだ。これは、君が特別な力を持っているからじゃない」

兎ノ助「君がこの学園の生徒として、皆と築いてきた絆の証だ。俺もつい飛び出しそうになって怒られたし・・・」

転校生「そっかぁ・・・」

兎ノ助「それでどうだ?今は悩みとか、何か抱えてないか?」

転校生「せんせー、ともちゃんのおりょーりがつらいです」

兎ノ助「すまん、俺にそれは解決できん」

~この1年~

転校生「さっきのはじょうだんで、今はないかな。なにかあったら言うようにしてるし・・・」

転校生「なんていうか、みんなと近くなれた気がするんだ。なんて言ったらいいのかわかんないんだけど・・・」

兎ノ助「そうか。それなら、よかった。君の力の関係上、どうしても大事な場面では君は前線に出ることが多くなる」

兎ノ助「君のおかげで、北海道の奪還も成し遂げられたし、裏世界の探索も順調に進んでいる」

兎ノ助「その分、君は辛い現実や悲しい事実に直面することも多いだろう」

兎ノ助「代わってやれるなら代わってやりたいぐらいだが・・・そうにもいかないからな」

転校生「そー言って、女の子となかよくしたいだけじゃないのー?」

兎ノ助「もちろん俺もお前ぐらいにスキンシップした・・・おい、どこで覚えたんだそんなこと」

転校生「みんな」

兎ノ助「あいつら・・・俺にはあれだけ言っといて・・・んん、俺は紳士だから、下心なんかもちろんない」

兎ノ助「わかってるな?わかってるよな?」

転校生「うのさんが【しんし】って言う時はだいたいへんたいさんだってみんなが」

兎ノ助「ウォイ!あいつら!」

兎ノ助「・・・まあ、元気そうでなによりだ。その調子で来年度もよろしく頼むぞ」

転校生「こちらこそ、よろしくおねげーします」

兎ノ助「おっ、今の風子っぽいな。後にも先にも、あいつがこれだけ目をかける人間はお前くらいだろうな」

転校生「そうかな?」

兎ノ助「まあ、よっぽどの相手がいない限りは。にしても、意外なことが一つある」

転校生「なに?」

兎ノ助「虎千代、鳴子、ましろ、つかさは今年で卒業なわけだが・・・思ったより淡々としているよな」

兎ノ助「なんかもっとこう、【行かないで!】って泣いてるイメージがあったんだが・・・」

転校生「もー、それは去年のはなしでしょー。今年はだいじょうぶだってー」

兎ノ助「今年は大丈夫って、まあそれだけ君が強くなったとみていいのか・・・・・・?」

兎ノ助「あれ?そういえば、今年卒業式したか?え?え?」

転校生「えっ、するわけないじゃん」

兎ノ助「ええ!?なんでそんな落ち着いてんの!?なんで否定すんの!?」

兎ノ助「ちょ、ちょっと行ってくる!待ってろ!あ、いや、いいや!」

兎ノ助「今日はもういいから!これからもよろしくな!」

兎ノ助「虎千代、虎千代・・・生徒会室か!?」

転校生「あっ・・・・・・もしかして、うのさんはしらなかったのかな?」

~確信と共に~

転校生「・・・・・・もうすぐ、か」

転校生「今年もきっと・・・だよね」

転校生「・・・・・・」

転校生「あと、1分」

転校生「まずは、みっちゃん。みっちゃんはわかるはず」

転校生「ほかは・・・どーだろ。ふーちゃんとかありすちゃんにも聞いてみた方がいいかな?」

転校生「・・・ふーちゃんはともかく、ありすちゃんは・・・いいかな」

転校生「・・・後、10秒」

転校生「9・・・8・・・7・・・6・・・5・・・4・・・」

転校生「3」

転校生「2」

転校生「1」

 




















































































 

転校生「・・・・・・・・・・・・おぼえてる。まだ、わからない」

転校生「・・・・・・まだ、おきてるかな」

プルルルルルルルル

転校生「・・・もしもし、とら?」

転校生「・・・ちゃんと、【卒業】した?」

転校生「・・・・・・そっか。うん、ありがと」

転校生「さて、と」

転校生「確かめに行かなきゃ」

転校生「誰が知っていて、誰が知らないのか」

転校生「ふわぁ~・・・・・・しゃべらないほうがいい人もいるだろうし・・・」

転校生「でも、とりあえず・・・寝てから・・・・・・すぅ・・・」

―ここからはカードエピです―

~冬のある日~

シャルロット「・・・あなた方もいかがでしょうか」

シャルロット「主の教えに従い、尊きこの道をわたくしどもと歩んでいきませんか」

シャルロット「・・・そうですか、お忙しいのであれば仕方がありません」

シャルロット「それでは、またお時間がある時にでも」

シャルロット「はあ・・・こうしてまた、人々は罪を被ってしまわれるのですね」

シャルロット「それでも、迷い子がいれば一人でも主のもとへと導くのがわたくしの務め」

シャルロット「どんなに困難であろうと、必ずや・・・」

転校生「しゃるちゃん、ひとりでなにいってるの?」

シャルロット「あっ・・・あなた様は、ごきげんよう」

転校生「ごきげんようー。んで、なにかあったの?」

シャルロット「それがですね・・・あっ、そうですね。少し寒くなってまいりましたから、中に入って温まりながらにしましょう」

・・・

シャルロット「・・・先ほどまで、人々に教えを説いていたのですが・・・」

シャルロット「やはり、なかなかに難しい道のりです」

転校生「うーん、ぼくもしゃるちゃんのおはなしきいたけど、むずかしくてよくわかんなかったしなー」

シャルロット「そうですか・・・やはりわたくしの説き方がいけないのでしょうか。興味を示していただける人はいるのですが・・・」

シャルロット「やはり不足しているのです。わたくしも勉強はしているのですが・・・」

シャルロット「・・・こういったことが不向きなのか、どうしても人に避けられてしまって・・・」

シャルロット「転校生さんは、たくさんの方と仲がいいですよね。もしよろしければ、なにかアドバイスをいただけないでしょうか」ガタッ

シャルロット「わたくしには、一体何が足りないのでございましょう」グイッ

転校生「ちかいちかい!しゃるちゃんちかい!」

シャルロット「あっ・・・これは失礼しました、つい・・・」

~仲良しの秘訣~

シャルロット「・・・主の教えにも従って、今までの人生を歩んでおります」

シャルロット「誤ったことをおかせば、罰を与え、自分を律してきました」

シャルロット「わたくしは、なにか間違っておりましたでしょうか・・・」

転校生「うーん・・・しゃるちゃんがんばってるのにねぇ・・・」

シャルロット「ええ、努力することは当たり前です」

シャルロット「全ての人々が主のもとへと訪れること」

シャルロット「・・・それこそが、わたくしが一生を掛けて成し遂げるべきことです」

シャルロット「迷い子には手を差し伸べ、誤った道を選択したものには罰を与え正しい道を示す」

シャルロット「それが、わたくしの・・・・・・」フラッ

シャルロット「あ・・・あれ・・・視界が・・・」

転校生「しゃ、しゃるちゃんだいじょうぶ!?」

シャルロット「だっ、大丈夫です。ただのたちくらみです」

シャルロット「少し・・・疲れがたまっているようですね」

転校生「えっと、こーゆーときは・・・・・・ダンボールで!」

・・・

シャルロット「・・・申し訳ありません。あなた様のお手をわずらわせてしまい・・・」

転校生「こまったときはおたがいさまだよー」

シャルロット「ふう、だいぶ落ち着きましたわ。しかし、立ちくらみなんて今まで・・・」

シャルロット「かおもあついですし、わたくしは一体・・・」

転校生「ふつーにかぜひーてるんじゃないの?」

シャルロット「・・・風邪?ああ・・・風邪、ですか。確かに寒い中で教えを説いていたので・・・」

シャルロット「ふふ・・・っ、よかった」

シャルロット「わたくしは、とんだ勘違いを・・・てっきり、教えから背いてしまうのではと・・・」

シャルロット(流石にこの年齢差だと言い訳はできませんから・・・)

転校生「なんのこと?」

シャルロット「いいえ。あなた様にはわからなくてもいいことですわ」

シャルロット「風邪がうつってしまってはいけませんから、ここでお開きにしましょう」

転校生「あ、じゃあぼくおかゆつくってもってくるね。まっててねー」

シャルロット「いえ、そこまでしていただけなくても・・・・・・行ってしまわれました」

シャルロット「・・・・・・こういうところ、なんでしょうか。彼が、人に好かれるところは」

~運動しましょう!~

もも「ふっ!ほっ!たぁっ!」

もも「・・・うーん・・・やっぱり強い人みたいに動けないなぁ・・・」

もも「もっとかっこよく、スマートに戦いたいんだけど・・・」

もも「も少し基礎体力とかをつけたほうがいいのかな・・・」

転校生「どしたのー?」ニュッ

もも「わひっ!?て、転校生くんか。もう、びっくりさせないでよー」

転校生「ごめんごめん」

もも「それで、どうしたの?転校生君も身体を動かしに?」

転校生「そだよ」

もも「そうなんだ!それなら、あたしも一緒にやっていいかな?」

もも「1人より2人、だよ!さあ!レッツ運動♪」

転校生「れっつうんどー!」

もも「・・・ところで、なにする?マラソンとかかな?」

転校生「・・・おにごっことか?」

もも「それじゃあそれで!」

・・・

もも「待て待てー!よし!捕まえたー!」

転校生「捕まったー!あはは!」

もも「あはは♪転校生くん、汗だくだよー」

転校生「もももももー」

もも「それにしても、身体を動かすのって気持ちいいよね♪」

もも「智花先輩が陸上部に所属してる理由、ちょっとだけわかった気がするなぁ」

転校生「もももももいっしょにやる?」

もも「・・・流石に、毎日走り続けるのはちょっと勘弁してほしいけど・・・」

もも「次はなにしたい?キャッチボールとか?」

転校生「それじゃあ、もももものやりたいことー」

もも「・・・へ?あたしのしたいこと?」

もも「やだなー、転校生くん。あたしは転校生くんと一緒に運動するだけで満足だよ?」

転校生「・・・ほんとに?ほんとのほんと?」

もも「・・・もぅ、転校生くんってやっぱり勘が鋭いというか・・・それに、ちょっとしつこいよね・・・」

転校生「ご、ごめん・・・」

もも「あ、いや。責めてるわけじゃないんだよ?そこが転校生くんの魅力だし!」

もも「・・・それじゃあ、あたしの悩み、聞いてほしいな」

~ももの悩み~

もも「その・・・みんなって、とても強いじゃんか。身体も、心も」

もも「あたし、羨ましいの。皆の強さが・・・あたしは、弱いから・・・」

もも「生徒会長さんや遊佐先輩、水無月さんはもちろんですけど・・・」

もも「智花先輩、夏海先輩、神凪先輩たちにも足下にすら及ばない」

もも「そんなんじゃ、ダメだって思ってるんだ・・・強くならなきゃって・・・」

もも「でも、なかなか強くなれないの・・・もちろん、努力はしてるけど・・・」

もも「まだまだ、努力が足りない。そう思って身体を鍛えようと思ったの」

転校生「うん・・・そっか。そうなんだね」

もも「・・・あぅぅ!なんか愚痴みたいになっちゃったね・・・」

もも「ごめんね、転校生くん!忘れて!ささ!楽しいこと、しよ?」

転校生「・・・・・・よし!もももも!」

もも「はい!」

転校生「とっくんしよう!いっしょに!」

もも「・・・!?ほ、ほんとに?ほんとに、特訓に付き合ってくれるの!?」

転校生「うん!ももももがめいわくじゃないならだけど・・・」

もも「いえ!迷惑なんてことないよ!・・・でも、転校生くんと組手はなぁ・・・」

転校生「ぼくもめありーとかめーりんとかととっくんしてるし、だいじょーぶだよ!たぶん!」

もも(何かあったらいろんな人に怒られるというか、やってるだけでも怒られそうというか・・・)

もも「うーん、どうしよう・・・どうするべきなんだろ・・・」

転校生「・・・えー、じゃあ、えっと・・・あっ、なーちゃーん!」

もも「えっ!?」

つかさ「どうした、転校生。何の用事だ」

転校生「もももものくみてのあいてしてあげてー」

つかさ「ほう、組手か・・・やってもいいが、私は手加減せんぞ?」

もも(ん、生天目先輩!?ど、どうしよう、でもでも、これってかなり貴重な機会だし、でも動けなくなったりしたらこの後のバイトが・・・)

つかさ「さあ、どこからでもこい。来ないならこちらから行くぞ!」

もも(もう始まってるー!?・・・や、やるしかない!強くなるって、あたしが決めたんだから!)

※ちゃんと手加減してくれました

~実技で~

ありす「ぅ・・・うぅ・・ごめ・・・ね・・・ゎ、わたしの、ために・・・」

転校生「もんだいなっし!でも、ありすちゃんってあんまりこーゆーのうけるイメージないんだけど・・・」

クレプリ「それはな。ありすはさ、かぁいい見た目と裏腹に・・・なのかはわからないけど・・・」

クレプリ「勉強とか、できないグループに入っちまうんさね」

クレプリ「だからまあ、こういう実技での評価が大事になるんだけども・・・」

ありす「・・・ゎ、わたし、実技も、ぁ、あんまり、ぅ、受けて、いなくて・・・」

転校生「しってる」

クレプリ「だろうな。まあいっつも見てるもんな」

クレプリ「オレっちがついてるから、実力はあるんだけどねー。いやー辛い辛い」

転校生「まぢつらたん!」

クレプリ「つーことでまあ、少年を利用させてもらったんさ」

クレプリ「少年と一緒に行くって約束しちまえば、ありすも行かざるを得ないってことさ」

クレプリ「ナイスアイデア、オレっち!」

転校生「イェーイ!」パチン

クレプリ「イェーイ!」パチン

ありす(巻き込んじゃってごめんなさいって言おうと思ったけど・・・)

転校生「みてみて!タキシードかめん!」

クレプリ「おおう!?少年、結構チョイスが古いというか・・・」

転校生「さいほーそーみたから」

クレプリ「ああ、そういうことか」

ありす(・・・楽しそうなのに、邪魔しちゃ悪いよね。後でまた、お礼を言おう。ごめんなさいより、ありがとう・・・だよね)

~人形使い~

クレプリ「そうそう。少年はありすをなめてる節があるから、改めて紹介しておこうか」

転校生「なめてる?」ペロペロ

ありす「ゃっ・・・くすぐったぃ・・・」

クレプリ「そういうことじゃないさね。瑠璃川姉妹に毒されてるというかなんというか・・・」

クレプリ「まあ、いいか」

ありす「ょくなぃ、ょ・・・」

クレプリ「ありすはさー、こう見えて、結構強いんさね」

転校生「ほーほー」

クレプリ「まぁありすが強いのか、ありすを手伝うオレっちが強いのか微妙だけど」

クレプリ「ありすは、その人形を使役するって戦闘スタイルから・・・」

クレプリ「【人形使い(ドールマスター)】なんて呼ばれるほどの凄腕なんだぜい」

転校生「それ、みっちゃんがつけたでしょ」

クレプリ「よくわかったな」

ありす「こ・・・なの・・・ゎ、わたしには・・・にぁわな・・・」

クレプリ「もー、またありすは謙遜しちまってー。まあそういうとこもかぁいいんだけど・・・」

クレプリ「たまにはもっと年上らしいとこアピールしていってもいいと思うさね。な、少年?」

転校生「えっとつまり、ありすちゃんはかわいくてつよいってことでいいの?」

クレプリ「まあそういうことさね」

転校生「じゃあみんなにおしえにいってく」

ありす「だ、ダメ・・・!はずかし・・・から・・・!」ガシッ

転校生「えー、いいじゃーん」プニプニ

ありす「ダメ・・・ったぃ・・・めっ・・・・・・!」プニプニ

ありす(あ、今の私、弟の世話を焼くお姉さんっぽいかも!)

クレプリ(うーん、身長云々を抜きにして見たら同年代の子どもがじゃれ合ってるようにしか見えないさね・・・)

今日はここまで!次回は引き続きカードエピソードを。
4,5,6月分をやったので、残りは7~3月までのカードを大体1つ辺り2レスずつかな。
沙那との出会いとか、真理佳とのビーチとか、恋と職業体験とか。
さらとお泊りしたり、千佳と相合傘したり、香ノ葉に監視されたり。
レナと羽子板したり、メアリーとチョコフォンデュ食べにいったり、結希とメイド喫茶に行ったり。
それとふーちゃんとの初詣も書きたいです。開運厄除ふーちゃん。
それが終わったら・・・・・・
ありすありあり(合言葉)

~陰鬱な日も~

ありす「ぉ、ぉはよう・・・てんこぅせ・・・く・・・」

転校生「おはよー、ありすちゃん」

クレプリ「おはようさね、少年。・・・その荷物はなんだ?」

転校生「あ、これねー・・・ふふふ、ひーみーつ!」

ありす「ぉしえてくれても・・・ぃ・・のに・・・」

転校生「ひみつだからねー。ひーみーつ」

クレプリ「それはそうと、少年。今日の昼、空いてるか?」

転校生「あいてるよー」

クレプリ「んじゃあ、いっしょに昼飯食ってやってくれねぇか?せっかくだし」

ありす「なにが、せっかく・・・の・・・?でも・・・ぃっしょ・・・ぃい・・・?」

転校生「いいよー」

クレプリ「うーんそのフットワークのカルさ、相変わらずほれぼれしちまうさね。つーわけで、よろしくな、少年」

・・・

クレプリ「うーん、いつ来ても食堂は混んでるな。でもオレっちの目はスーパーさね!」

クレプリ「あっちの方に横並びで2つあいてる席があるさね!あそこにしようぜ」

ありす「じゃ・・・ゎたし、とってく・・から・・・先に・・・ぉせきに・・・」

転校生「りょーかいであります!あっ、ぼくおやこどんで」

ありす「じゃぁ、ぁたしも・・・れにしよ・・・かな・・・」

・・・

ありす「・・・はむ・・・ぁむ・・・んく、んく・・・ふぅ」

転校生「はぐはぐ・・・んぐんぐ・・・けほっ、こほっ、の、のどにみずはいった!けほっけほっ!」

ありす「ぁ、だぃじょう・・・?」サスサス

転校生「だいじょうぶだけど・・・あー、みずこぼしちゃった・・・ふきんもらってくる」

クレプリ「ほい、いってらっしゃーい」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす(転校生くんがいない今なら、この荷物の中身見ても大丈夫かな・・・?)

ありす(でも、秘密って言ってたし・・・・・・)

天使ありす『だめ・・・転校生くん、が・・・ぃゃが・・・のに・・・』

悪魔ありす『ぃま・・・見ちゃぇば・・・ばれな・・・し・・・もんだぃ、な・・・』

瑠璃川あきほ『この荷物・・・どんな味がするんだろう・・・』

のえる『他人の思考にまでは言っちゃダメでしょ!秋穂ちゃん、行くよ!』

ありす「・・・・・・!?」

ありす(今のは・・・)

転校生「ありすちゃん、どうしたのー?」

ありす「ぁ・・なんでも・・・な・・・」

転校生「あっ、やっぱりこれきになった?ふふふ・・・しかたないなー、ありすちゃんにはとくべつだよー?」

クレプリ「おっ、なにさねなにさね」

転校生「これのなかは・・・・・・じゃじゃーん!このはがくれたたいそうふくー!」

転校生「これでつぎのたいいくいっしょにやるんだー!」

ありす「つぎ・・の・・・?」

転校生「うん!たのしみだなー。なにやるのかなー」

ありす(・・・・・・体育、がんばろう・・・)

今日のありす。これも【[水着]楠木ありす】のカードエピソードを元にしてますが、もはや原形をとどめてません。
カードエピソードネタって言ってもこんな感じだし、展開も変わって来るし、いいんじゃないかなぁと。
てか>>1にちゃんとネタバレあるって書いてるしね!
このスレからネタバレ成分を抜いたら変態と仮面が狂喜乱舞跳梁跋扈するスレにしかならないと思うし。
そんな感じなのでどうぞ生暖かい目でお許しくだせぇ。
ありすありあり(合言葉)

~釣り~

夏海「みんなーおひさしブリーフ!岸田夏海こときっしーダヨ☆」

夏海「みんな学園生活楽しんでるカナ?あたしはとってもたのしいデス☆」

夏海「そんなみんなに、学園生活がもーっと楽しくなる方法を教えちゃうゾ☆」

夏海「用意するものは簡単!山芋をすりおろしてどんぶりにいれておくだけ!」

夏海「これをひもでつるした台の上において、釣り竿の先に吊るして・・・」

夏海「男子寮周辺に垂らしておきます。するとあらフシギ☆」

秋穂「これは・・・っ!転校生くんのだいすきな山芋!」

香ノ葉「ダーリンがこんなんみたら・・・飛びついてまうかもせーへん!」

萌木「早く回収しないと!」

夏海「変態たちが釣れました!だいせいこーう☆」

春乃「おい」

・・・

夏海「みんなーおひさしブリーフ!岸田夏海こときっしーダヨ☆」

夏海「1週間ぶりダネ☆みんな元気してた?あたしはとっても元気だったヨ☆」

夏海「・・・・・・ほんとダヨ?」

夏海「さて今回ここに取り出したのはポケモン映画の前売り券!」

夏海「これを糸の先にくくりつけて垂らしておくと・・・あらフシ・・・ギ・・・あれ?糸が途中で切れて・・・」

風子「これでどーするつもりだったんですか?」

夏海「あっ」

風子「・・・お話聞かせてもらえますね?」

・・・

転校生「さいきんなっちゃんみないなー」

ありす「岸田さ・・・?」

転校生「うん。そろそろあたらしいわなとかしかけてくるころなんだけど・・・」

ありす「・・・・・・ぁれ・・・は・・・」

[吊られた女]夏海「ごめんなさい・・・反省してます・・・」

転校生「・・・・・・なっちゃん?またじばくしたの?」グルグルマキダー

ありす「とりぁ・・・ず・・・ぉろし・・・」

転校生「あっ、ありすちゃん。そこたぶんおとし」

ズボッ

ありす「!?」

転校生「あなが・・・おそかったか」

ありす「!?!?」

夏海「なんでバレたの!?結構身体張ったのに!てか、ちょっとこれ解くの手伝ってくれない?ちょっと気合入れ過ぎて・・・」

クレプリ「ほう、それじゃあオレっちが手伝ってやるさね」

夏海「ほんと?いやー助かる・・・わ・・・」

ありす「・・・・・・」グスッ

転校生「ありすちゃん、今ひっぱるからねー」

クレプリ「じゃあ、行くぜ?」

今日の夏海。久しぶりとは言ったけれど一週間ぶりぐらいです。
もっと長く出てない人とかいるはず。とりあえず寧々はバレンタイン以来出てきてない。
散歩部と違ってあんまり奔放に遊びまわってるイメージがないから転校生くんと中々絡ませられないんですよね。
出番が少ないと廃校の危機に陥って絢香が智花と怜と共にアイドルグループを結成する可能性があるので早くなんとかしないといけません。
まったく関係ない話ですが、智花がなぜかシュートがゴールに入りまくるという話。
ロウきゅーぶという作品のメインヒロインは【湊智花(みなと ともか)】でグリモアのメインヒロインは【南智花(みなみ ともか)】
漢字読み共に一文字違いなんですよね。多分関係ないと思うけどもしかしたら関係してる可能性が微レ存。
グリモアの中学生は最高だぜ!(成長性的な意味で)
ありすありあり(合言葉)

あ、ありすが、ありすが笑った!
ありすが笑ってくれた!僕のプレゼントで笑顔になったんだ!
天使の如き微笑み!いや、天使そのもの!
なんという至福!なんという幸福!祝福だ!祝福するしかない!
これはもう・・・祭りしかない!
ワッショイ!ワッショイ!ありすワッショイ!
ソイヤッ!ソイヤッ!ソイヤッ!ソイヤッ!
ああああああああああああああああありすうううううう!!!!!!
愛してるうううううううううううううううううう!!!!!
ありすありあり(祝言)

~【表】沙那と会った日~

転校生「んー・・・・・・」ジー

沙那「・・・初音様に、何かご用ですか?もしよろしければ、私めが承りますが」

転校生「わひゃい!?だ、だれ!?」

沙那「失礼しました、驚かせるつもりはなかったのですが・・・」

転校生「あー、うー・・・おねーちゃん、だれ?」

沙那「ご挨拶が遅れました。私、月宮沙那と申します」

沙那「神宮寺家にお仕えし、次期当主の初音様の付き人をしておりますわ」

沙那「初音様共々、よろしくお願いします」

転校生「つきみやさな?」

沙那「はい。月宮沙那です」

転校生「・・・・・・さーちゃん!」

沙那「・・・それは、もしかして私のことでしょうか」

転校生「そだよー。さなだからさーちゃん!」

沙那「そうですか。まあ構いませんが」

転校生「ぼく、みなせによーじがあってきたんだけどさぁ。なんかいそがしそーだね」

沙那「そうですね。初音様もまだお時間がかかるようですし、私は先に戻っているとしましょう」

転校生「んー、そんじゃぼくもどっかいこうかなー。でも、どこいこう?」

沙那「それでしたら、お待ちの間、お茶でもいかがでしょうか」

転校生「おちゃー?」

沙那「はい。きっとあなたも気にいると思いますわ」

・・・

沙那「どうでしょう?私の入れた紅茶は」

転校生「あまくておいしー!」

沙那「ふふ、素直な感想、ありがとうございます」

沙那「ここは、私が学内で唯一勝手に使っても怒られない場所なんですの」

沙那「またよろしければ、お声をかけていただければいつでもお入れしますよ」

転校生「ほんと?・・・・・・それじゃあ、えっと・・・おかわり、もらっていい?」

沙那「かしこまりました。すぐお入れしますわ」

~【裏】沙那と会った時~

沙那「・・・そうですか。【表】の私とあなたは、そのように出会ったのですね」

転校生「うん」

転校生「・・・さーちゃんのこうちゃ、あじいっしょだね。どっちもおいしい・・・」

沙那「ありがとうございます。今この場では、これくらいしかできませんから」

沙那「このような状況に巻き込まれて大変だとは思いますが、せめて今の間くらいはゆっくりしていてください」

転校生「うん、ありがと」

沙那「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

沙那「・・・初音様とは、どのように接触なさっているのでしょうか?」

転校生「ぼく?はっちゃんとはねー・・・はっちゃんは、ししょー!」

沙那「師匠、ですか?」

転校生「うん!スカートめくりとか、かおにらくがきとか・・・いっぱいおしえてもらってるの!」

沙那「スカートめくりに落書き・・・かつての初音様と同じことを・・・」

沙那「・・・やはり、同一人物、なのですね。それで、怒られたりは?」

転校生「ふーちゃん・・・みなづきさんとか、さっちゃん・・・ひかわさんとかにおこられるよ」

沙那「そうでしょうね。いえ、水無月さんが叱る、ですか。・・・きっと、風紀委員長としてではないのでしょうね」

沙那「今こちらでは生徒会長ですが・・・風紀委員として忠告等をすることはあっても、叱るという行為はしなかったように思えます」

沙那「きっと、そちら側は明るくて、楽しくて・・・居心地がいい、そんな学園なんでしょうね」

転校生「・・・・・・うん」

沙那「こちらの学園は、いつも派閥間でギスギスしていて、居心地がいいとはとても言えませんから」

沙那「なるべく早く、返してあげたいですね」

転校生「・・・・・・・あの、さ」

沙那「お断りします」

転校生「・・・・・・だめ?」

沙那「はい。私は、こちら側の人間です。こちらの世界で初音様をお守りする義務があります」

沙那「だから、そちら側には行けません」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

沙那「泣かないでください。いいんです。私は、初音様にお仕えできるだけで、十分幸せなのですから」

沙那「そして、初音様が笑顔でいられるのは、この上ない至福と言えるでしょう。ですから、あなたは」

沙那「やはり、何事もなく戻っていただかないといけませんね」

~海~

真理佳「うわー、海なんて久しぶりだなぁ」

転校生「いちねんぶりだーーーー!!!!!ぴにゃーーーーーー!!!!!!!」ギャルルルルルルルル

真理佳「うわわ、センパイ!砂が巻き上がって、げほっ、ごほっ、迷惑になっちゃいますって!」

転校生「え?あ、ごめん。うわー、にもつもすなだらけだー」

真理佳「ていうか、僕にも荷物運び手伝わせてください。僕、力だけは強いんで」

転校生「ふっ、ここではこばなきゃ男がすたるぜ!」

真理佳「ていうかセンパイごと運びますね」

転校生「いやん、えっち」

真理佳「どうしてですか!?・・・センパイの頭の中って、よくわかんないなぁ・・・」

・・・

真理佳「ぶはぁっ!うー、気持ちいい!やっぱり暑いと水が気持ちいいですね!」

転校生「ダンボールの中に水いれてういてたら・・・なんかおゆになってきた!」

真理佳「えっ、ほんとですか?・・・うわっ、あったかい!ちょうどいいかんじにあったかい!」

真理佳「ていうか、今更ながらすごいですよね、それ」

転校生「かいすいだーおんせんだーしらはまだー」

真理佳「ここは白浜じゃないですよ、センパイ。・・・っと、おなかすいてません?」

転校生「それをいうのはきまっておなかがすいてる人なんだよ、ワトソンくん」

真理佳「あっ、ばれちゃいましたか。じゃあ、海の家に行きましょう!」

真理佳「それじゃあ早く・・・って熱いっ!センパイ、気をつけてください!砂がものすごく熱いですよ!」

転校生「だいじょうぶだ、もんだいない」フヨフヨ

真理佳「あっ、うらやましいなー、それ・・・っと、じゃあ僕サンダルとってきますんで、先に行っててください」

・・・

真理佳「さて、と。センパイはどこに買いに行ったのかな・・・あれ?センパイが男の人に囲まれてる・・・」

真理佳「・・・知り合いかな?おーい!センパーイ!」

~ナンパ?~

真理佳「センパイ!お友達ですか、その人達」

転校生「そう見える?」

真理佳「はい!」

転校生「かえれ」

真理佳「なんでですか!?」

転校生「まりちゃんのめはふしあななの?そこにはいってるのはガラス玉なの?」

真理佳「すっごい言われよう!え?じゃあ、えーと・・・・・・ナンパ?センパイを?男の人が?」

真理佳「・・・・・・うわっ」

転校生「なにそうぞうしたの?」

真理佳「い、いやいやいや!僕にそんな趣味はないですよ!」

転校生「ぼくにもないし、こっちの人にもないよ」

真理佳「それじゃあどうして・・・」

転校生「ももももがナンパされてたのー。ももももかわいいからー」

真理佳「・・・あー、なるほど!桃世センパイにちょっかい出してたんですね!それをセンパイが助けた!」

転校生「おせーよホセ」

真理佳「いやいやいや、あの状況だったら誰だって勘違いしますって!」

真理佳「それで、ケンカ売られてるんですね!わかってます、僕も加勢しますよ!やいやい、悪党どもめ!」

転校生「もうおわったよ」

真理佳「桃世センパイにちょっかいかけることに飽き足らず、センパイにケンカを売るなんて・・・え?」

転校生「ほら、見てよ。さっきからかわいそうな人を見る目で見られてるの気づいてる?」

真理佳「えっ、えっ、ど、どうやったんですか!?」

転校生「ももももにえいぎょうトークさせておかねぜんぶつかわせた」

真理佳「えええっ!?あ、なんというか、その・・・ご愁傷様です」

転校生「というわけでぼくはもうおなかいっぱいだけどまりちゃんどうするの?」

真理佳「えっ?えっ?そ、そんな!センパイ、待ってくださいよぉ!」

転校生「あっ・・・ももももがえがおでこっち見てる。・・・こっち来た」

もも「いらっしゃいませー!お買い物ですか!?お買い物ですね!?ささ、どうぞこちらに!」

真理佳「ええっ、あの、僕まだなにも決めてなくて」

転校生「・・・まりちゃん、さいふにいくらあるかちゃんとおぼえといたほうがいいよ。それじゃ、あでゅー!」

真理佳「そんなぁ!センパイ、見捨てないでー!」

~奪われた制服~

恋「これ、ミナ!そんなに騒ぐでない!仕事中じゃぞ!」

恋「まったく、警備ということを忘れておる・・・どっちが子どもなんだか」

恋「ほれ、そこの子らよ。園内をそんなに走っては危ないぞ」

恋「うむ。元気なことはいいが、周りに迷惑をかけてはいかん」

恋「む?わっちか?わっちは警備をしてるおねーさんじゃ」

恋「違う!おぬし等のように遊びに来ているのではない!」

恋「こ、これ!離すのじゃ!いったいどこに連れ・・・ぬあああ!」

・・・

恋「くっ、あやつらどこへ行った・・・」

恋「まさか、こんな格好をさせられるなど・・・ミナに見られたら一大事じゃぞ」

恋「早く見つけねば。あやつら、ひどくお仕置きせんと」

転校生「だれをー?」

恋「ん?おお!お主!ちょうどいいところに来た!」

恋「このような背格好の子供を見なんだか?」

恋「わっちの制服が取られてしまってな。あれ無くしたらまずいんじゃ」

転校生「あー、たかいらしいもんね」

恋「うむ。目ん玉飛び出る程じゃ。借金漬けでは隠居など・・・」

転校生「でも、おまわりさんのふくぶちょーもにあってるよ?」

恋「よ、よせよせ。警官の格好など似合うはずなかろうが」

転校生「ほら、ほかのこたちとおそろいみたいなかんじで」

恋「それはわっちにケンカを売っとると見ていいのか?」

~職業体験~

恋「ふむ・・・平和なのはよいが、子供らも見つからんのう」

転校生「人おおいからねー。1人さがすのもひとくろー?だよー」

恋「仕方ない。お茶でも1杯飲んで休憩といこうか」

ギャーギャーワーワーワレハカゼノマホウツカイ・・・

恋「・・・なんだか少し騒々しいな。これ、どうかしたか?」

係員「それが、お客さんが一人暴れていて・・・」

恋「なんと、客が暴れておるとな。ここはわっちらの出番じゃな」

恋「して、その者はいかな・・・る・・・いや、いい。なにも言わんでいい」

恋「あのマントと眼帯を見れば、一目瞭然じゃ」

転校生「みっちゃん・・・」ハァ

・・・

恋「ほほほーっ。ミナのヤツをお縄にしてやったぞ」

恋「【待て!悪行はそこまでじゃ!この菊の紋所が目に入らぬか!】」

恋「1度、言うてみたかったんじゃ・・・とはいえ、わっちも説教されてしまったが」

転校生「よーす見に来たふーちゃんにバレちゃったもんねー」

恋(わっちらよりもお主の様子を見に来たのじゃと思うんじゃが・・・)

転校生「んじゃ、ふくぶちょーのせーふく、ちゃちゃっと見つけてくるねー」

恋「あ、待つんじゃ!」

転校生「ただいまー見つけて来たよー」

恋「早いの!?」

転校生「ほら、なんていうの?」

子供「ぐすっ・・・ごめんなさい・・・」

恋「う、うむ。こうしてちゃんと謝るならわっちも言うことはないが・・・」

恋「・・・転校生、一応聞くが何をしたんじゃ?」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

恋「転校生!?おい、転校生!どこに行くんじゃ!その意味ありげな沈黙はなんじゃ!おい、転校生!てんこうせーい!」

~パジャマパーティ~

さら「転校生さん!転校生さん!パジャマパーティですよぉ!」

転校生「パジャマパーティだ!パジャマだ!ばんざーい!」

さら「・・・ところで、転校生さんはパジャマパーティってやったことありますかぁ?」

転校生「ないよ!」

さら「わたしもですぅ!」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

さら「・・・・・・・・・・・・」

転校生「ま、いっか!」

さら「そうですねぇ!」

転校生「でも、なにやるんだろうね。パーティっていうぐらいだし、おかし食べたり?」

さら「みんなで遊んだりするんですかねぇ?」

転校生「でも、それだとさんぽぶのみんなとよくやってるよね?」

さら「そうですねぇ。夜寝る前にみんなでお菓子食べたり・・・はっ!」

転校生「どうしたの?」

さら「わたし、気付いてしまいました・・・もしかして、わたしたちが今までやってきていたのはパジャマパーティだったんじゃないでしょうか!?」

転校生「そ、そうなの!?」

さら「つまり、わたしたちはぷろふぇっしょなるです!」

転校生「パジャマのプロだ!」

さら「はいぃ!」

転校生「よーし!それじゃあいくよ!とつげきー!」

さら「とつげきー!」

シロー「わんっ!」

~電池切れ~

転校生「くらえー!」ボスッ

さら「あいたっ!おかえしですぅ!」

レナ「レナ、なげる、する!まくら、なげる!」

転校生「あったらないよー!」

さら「とおーっ!」ポイッ

シロー「わうんっ!?」

さら「あっ!まちがえてシローを投げちゃいました!」

レナ「がぶっ!」

シロー「わふっ!?ぎゃわんわんわん!」

転校生「ああ、れなちゃんかんじゃだめー!」

さら「シローをたすけますよぉ!ええいっ!」

転校生「とりゃー!」

レナ「レナ、よける!」

シロー「わんわんわんっ!」

・・・

転校生「すぅ・・・すぅ・・・」

さら「すぅ・・・すぅ・・・」

レナ「すぴー・・・すぴー・・・」

シロー「くぅ~ん・・・ぷすー・・・zzz」

あやせ「ふふ・・・いつのまにかぐっすりね~。それじゃあ私もそろそろ・・・」

転校生「う~ん・・・ぉか・・さ・・・」ゴソゴソ

あやせ「あらあら、転校生くん。私はお母さんじゃないわy」

・・・

エミリア「温泉は何度入ってもいいものですね・・・あれ?あやせさん?そんなところ寝たら風邪をh」

~コイバナ~

千佳「見て見てぇ!ちょーかっこよくない?この人!」

転校生「だれ?この人?しりあい?」

千佳「最近、仲いーんだぁ♪優しいし、友達も多いし、背ぇ高いし・・・」

千佳「こないだなんか、うちが掃除してる時、重いバケツ運んでくれたんだぁ」

千佳「ちょーやさしくない?てか、親切過ぎない?普通そゆことしないよね?」

転校生「え?そうかなぁ?」

千佳「あんたはただの手伝い好きだから別ね」

千佳「それに、よく目が合うような気がするし・・・はっ!ねえ、どう思う?」

千佳「普通ありえなくない?よく目が合うって。ずっとうちを見てるのかな?」

転校生「まみちかがずっと見てるんじゃない?」

千佳「てか、アレだよね?つまり・・・うちが気になってるのかな?」

千佳「それって、もしかしたら、もしかするかも・・・きゃーっ!」

転校生「とりあえずまみちかがなにいいたいのかわかんない」

千佳「まっ、おこちゃまにはまだ早いか。仕方ない仕方ない」ナデナデ

転校生「むーっ!おこちゃまってなんだー!」

千佳「おこちゃまはおこちゃまでしょー。恋愛の一つや二つしてない間はいつまでたってもおこちゃまなのよ」

転校生「むー、いいもーん。ぼくまだこどもだもーん。お菓子とか買ってもらえるもーん」

・・・

千佳「きゃーっ!ちょっとぉ!聞いてよ!」

千佳「ねえ、マジすごい!うち、ついにゲットかもしれない!」

転校生「なにが?」

千佳「何がって・・・彼氏よ!彼氏ゲットよ!年貢の納め時ってやつ?」

萌木「年貢の納め時とは、長い間悪事をはたらき続けてきた者が、ついに捕えられて罪に服さねばならないことです。転じて、悪事に限らず、ある物事に見切りをつけて、諦めなければならないときのことですね」ニュッ

転校生「あきらめちゃだめじゃん」

千佳「なによ、ちょっと間違っただけでしょ!てか霧塚はどこから・・・」

千佳「まあいいや。いや~、長かったね。苦節10何年・・・だか、わかんないけどさぁ」

千佳「でもでも、自分を磨き続けてきた甲斐があったっつーの?」

転校生「それじゃあ、おいわいとかしたほうがいい?」

千佳「してしてーっ!あっ、でもまだよ。ちゃんとうちが彼氏連れてきてから」

千佳「子供の面倒も見れる彼女ってステキ!ってなってそのまま・・・きゃーっ!」

千佳「そういうわけだから、準備だけよろしく!」

ゆえ子(ある意味年貢の納め時ではあると思いますが・・・)

自由(どうせ勘違いっすからねー)

律(転校生に祝勝会じゃなくて慰め会に変更って言っとくか)

~勘違い~

転校生「おかえりー。どうだった?」

千佳「・・・違った。告白じゃなかった」

千佳「今度のレクリエーション、運営やらないかって誘われただけ」

千佳「・・・べ、別に何か期待してたとかじゃないから、いいけどさぁ」

転校生「それじゃあ、しゅくしょーかいはなし?」

千佳「いや、今日はなしだけどまだ!好意を持ってくれてるのはあんましかわんないわけだし!」

千佳「恋に焦りは禁物だし!・・・って本に書いてあったもん」

千佳「今日も一緒に帰るつもりだから!」

千佳「夕方から雨でしょ?うち、傘持ってきたから入れてあげるんだ~」

転校生「んじゃ、パーティーはまたこんどだねー」

千佳「いや、ごめんねー。ちゃんと決まってから報告するから!」

転校生「それじゃあ、がんばってね!」

千佳「うん!よし、うちはやる!」

自由(転校生くんの純真さが痛い)

律(転校生も話半分で聞いてるんじゃないか?あいつ結構嫉妬深いし)

ゆえ子(そうなんですか?)

律(そうそう。絢香が他の子供を膝枕してた時もさー)

自由(あっ、間宮氏が移動しますよ。行きましょう!)

・・・

転校生「あれ?まみちか?」

千佳「・・・ん、あんたか。今帰り?じゃね、バイバイ」

転校生「どうしたの?かさもってたんじゃないの?」

千佳「傘?ああ、彼に貸しちゃった」

千佳「・・・彼女と2人で、傘が無いって困ってたから」

転校生「まみちかのぶんは?」

千佳「うっさい。いいのよ、別に」

千佳「まあ、あんだけカッコイイんだもん。いるよね、彼女・・・ははっ」

転校生「・・・はやくもどろ?かぜひいちゃうよ?」

千佳「いいのよ。今はちょっと濡れたい気分だから・・・」

転校生「もー・・・はい、いっしょにはいろ」

千佳「・・・・・・入れてくれるの?」

転校生「うん。それじゃあ、かえってはんせーかいだね。みゅーとかりっちゃんもまってるよ」

千佳「自由も律も・・・かぁ。うん、わかった。今日は帰る」

転校生「じゃあかさもってー。ぼくじゃまみちかまでとどかないの」

千佳「はいはい。・・・・・・ありがと」

~別居~

香ノ葉「ダーリンが男子寮に移ったわけやけども・・・・・・」

香ノ葉「やっぱり心配や!いくらダーリンの生活力が高いって言ってもまだ6歳やで!?」

香ノ葉「これは、誰かが見張・・・見守らなあかん!せやから、これはしかたのないことなんや!」

香ノ葉「そーゆーわけやから、マサムネ、行っておくれやす!」

香ノ葉「さて、ダーリンの寝顔♪ダーリンの寝顔♪・・・・・・あれ?」

香ノ葉「部屋におらへん・・・・・・あっ、そうやった。ダーリンは5時半起きや・・・」

香ノ葉「これは常に監s・・・いやいや、見守っとかなあかんよな」

香ノ葉「さてさて、ダーリンは今どこかな~」

・・・

香ノ葉「おはよ、ダーリン♪」

転校生「おはよ、このは」

香ノ葉「ダーリンは相変わらず朝早いんよ。眠くならへんの?」

転校生「ちゃんと夜寝てるからね」

香ノ葉「早寝早起きは健康にいいもんな。うちもやりたいんやけど、どうしても夜寝る前ってやりたいことが重なって・・・」

転校生「あー、わかる。でも、ぼくがお泊りしてた時は、みんな早く寝ようとしてくれたから・・・」

香ノ葉「自分の都合でダーリンが寝不足になったら大変やもん。やからみんなちょっとだけ頑張るんよ」

香ノ葉「でもでも、それって悪い事やないねんで?早寝早起きはさっきも言った通り健康にいいし・・・」

香ノ葉「普段せーへん子たちも朝からいい気分で学校に行けるんよ。やから罪悪感を感じることはないで」

転校生「まあ、もうそれもないしね」

香ノ葉「もー、そんなこと言わんと、な?ウチのとこにやったらいつでも来てくれていいから・・・な?」

~生活用品~

香ノ葉「そういえば、ダーリンって生活用品足りてないんやない?」

転校生「え?なんで知ってるの?」

香ノ葉「それはもちろん見たから・・・やなくて、ちょっと考えればわかることなんよ」

転校生「・・・・・・」ジトー

香ノ葉「ほ、ほら、目覚まし時計とか、念のために持ってる方がいいもんもあるし、放課後一緒に買いにいかへん?」

転校生「一緒にって言っても、購買部使うよ?」

香ノ葉「今まで1人で生活はしたことないやろ?やから、もっといた方がいいもんとかアドバイスできるかもしれへんし・・・」

転校生「・・・それじゃあ、お願いしようかな」

香ノ葉「ほんまに!?やった、これでダーリンとのお揃いを・・・」

転校生「・・・・・・」ジトー

香ノ葉「あ、せ、せや!ウチそろそろ授業いかなあかんから!それじゃあ、また後で!」

転校生「あっ、行っちゃった」

転校生「・・・・・・わっかんないなー」

・・・

香ノ葉「色々と買い置きしといた方がいいもんはあるんよ。例えば・・・」

香ノ葉「ほら、トイレットペーパーとか、電池とかみたいな消耗品。こんなんはいっぱい買っといた方がいいんよ」

転校生「ほーほー」

香ノ葉「他にもお風呂用洗剤とか、手洗いするために洗濯用洗剤を1個ぐらいは置いといていいと思うえ」

香ノ葉「消耗品以外には・・・朝も言ったけど目覚まし時計とかやね。後は不便を感じたら都度何か買い足せばいいんよ」

転校生「・・・意外とまともだね」

香ノ葉「意外と!?・・・こほん。うちはいっつも真剣やからな。特にダーリンのことに関しては」

香ノ葉「それに、いっぱい買ったけど、一人じゃ持てへんやろ?寮まで手伝うで」

転校生「うん。いろいろとありがと、このは」

香ノ葉「いいんよいいんよ。お互いもちつもたれるやからな。ダーリンも、うちが困ったことがあったら助けてくれるやろ?それと一緒」

香ノ葉「ダーリンが自立してまうんはちょっと寂しいけど、そう決めたんやったら応援するんが友達なんよ。・・・・・・マダ」

転校生「それじゃ、今日晩御飯自分で作るから、香ノ葉も食べに来てよ。2人分作っとくから」

香ノ葉「ほんまに!?行く行く!ぜぇーーーったい行く!」

香ノ葉(ダーリンの部屋に入れるだけやなくて一緒にご飯まで・・・これはもう夫婦!将来は決まったもんやね!)

転校生「・・・・・・・なんか邪念を感じる・・・やめといた方がよかったかな・・・」

~新年の抱負~

転校生「ふーちゃん、あけおめー」

風子「おや、どーも、あけましておめでとーごぜーます」

風子「あれ?1人ですか?めずらしーですね」

転校生「まーねー。さんぽぶのみんなはすわまで行ってるし、ありすちゃんはじっかにきせーしてるし」

転校生「うらせかいにいってかえってきたばかりなのもあってかな、ほかのみんなもいそがしそーで」

転校生「だから1人できたよ」

風子「そーでしたか。ウチも見てのとーり1人なんで、せっかくだし一緒に回りません?」

転校生「いいけど・・・今日は見回りじゃないの?」

風子「お正月くらいはなーんも考えないで楽しく過ごしたいもんですから。たまにじゃいーじゃねーですか」

風子「こーして屋台のりんご飴や、わたあめや、水あめなんかをほおばって・・・」

風子「今年もがんばろーっという英気を養う。大事なことです」

転校生「そっかー。てか、あまいものばっかりだね」

風子「流石にそろそろ口が甘くなってきたんで、なにかしょっぱいもんでも食べてーですが・・・」

風子「アンタさん、どっかでいい屋台見ませんでした?」

転校生「あー、あっちのほーにこなもんがいっぱいあったけど」

風子「そーですか?んじゃ、早く行きましょ。まずはたこ焼きから」

風子「お好み焼きもいーですし、焼きそばも捨てがたい。迷いますねー」

転校生「・・・・・・やっぱり?」

風子「こういう時は?」

転校生・風子「「2人で半分こ」」

転校生「きょねんといっしょだね」

風子「そーですね。もしかしたら今年は無理かも・・・って思ってましたけど、なんとかなりましたね」

転校生「そのせつはたいへんごめいわくをおかけしまして・・・」

風子「いえいえ、こちらこそ・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

風子「・・・・・・・・・・・・」

転校生「行こっか」

風子「はい」

~英気を養う~

風子「そーいや、お参りはすませたんですか?ウチはお賽銭入れるのも一苦労でしたけど・・・」

転校生「アーサーがかえってきたからねー。うきながらポイッだよ。ぽいぽいっだよ」

風子「うらやましーですね。これで騒ぎにならないのもさすがと言いますか・・・」

転校生「なんかいもこれできてるからねー」

風子「ウチらも含めててきおーりょく高いですよね。慣れたらそれまでっていうのがまたなんとも」

風子「ま、おかげでアンタさんは好き勝手できてるんですが・・・」

風子「あんまり暴走しすぎるのはダメですからね?」

転校生「はーい。ちゅういしまーす」

風子「よろしい。しっかしまあ、この二年でウチはクリスマス前が若干トラウマになりそーです」

転校生「あー、二年れんぞくだもんねー。今年もやる?」

風子「やめてくだせー。もうあんなのは御免ですし、あの時はまだ切羽詰まった状況じゃなかったからよかったんですが・・・」

風子「マジで緊迫した状況でアンタさんが折れると大変なことになりますからね」

転校生「ふーちゃんもだよね。それって」

風子「えー。お互いに自分の立場がありますからね。こーんなちっちゃい身体に背負うよーなもんじゃねーですよ」

風子「つーわけで、身体に対して大きすぎる荷物を背負ってるウチらはこうやって英気を養って・・・」

転校生「つぎのじけんにそなえる!」

風子「そーゆーことです。だから楽しみましょ。こーして楽しめる時は、大いに」

風子「それでも、どーしてもダメそーなときは、今度はちゃんと言って下せーな」

転校生「ふーちゃんもー」

風子「はいはい、その時になったらウチも言いますよ。んじゃ、今年もいっぱい遊んで、いっぱい頑張りましょー」

~羽子板~

転校生「ていやっ」カコーン

レナ「やあっ!」カコーン

転校生「いくよ!ダンボールふわふわスマッシュ!」カコーン

レナ「むっ!レナ、まける、ない!レナ、かつ!」カコーン

転校生「まだまだー!」カコーン

レナ「レナ、やる!」カコーン

転校生「わわっ、とおっ!」カコーン

レナ「レナ、かつ、する!かつ、する、して、にく、くう!」カコーン

転校生「ぼくもたべたいっ!」カコーン

レナ「やぁーっ!」カコーン

転校生「あっ!とおくにいっちゃった!」

レナ「う?」

ありす「ぉもち・・・ゃ・・・」

クレプリ「正月だから仕方ないさね。まあ餅以外にもいろいろあるだろうし・・・あいたーっ!」

転校生「あっ、クレプリにあたった!だいじょうぶ!?」

クレプリ「ふっふっふ・・・これを当てたのは誰だー!さね!」

レナ「レナ!」

クレプリ「これはオレっちに対する宣戦布告と見た!少年、板を貸せ!オレっちが相手だ!」

レナ「レナ、やる!」

ありす「ぁ・・・ごは・・・は・・・」

転校生「あっ、じゃあなんかてきとーにつくってこよーか?そとで食べれるやつ」

ありす「ぇ・・・でも・・・」

転校生「しょくどう、おもちいっぱいだったし。それでもいいならいいんだけど・・・」

ありす「ぅう・・・ぉねが・・・て・・・ぃぃ・・・?」

転校生「どんとこい!んじゃ、いってきまーす」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす(いつも通りの転校生くんに戻ってくれてよかった・・・)

ありす(今年も・・・できれば去年みたいにケンカすることなく、一年仲良く過ごせますように)

~チョコっとお誘い~

メアリー「おい、転校生。ちょっといいか。このチラシを見ろ」

転校生「えっと・・・【バレンタインしょーせん!なんとかフェア】!」

メアリー「【特別】、な。どうだ、行きたくなっただろ」

転校生「行きたくなった!」

メアリー「よーし、いい返事だ。ここは男女ペアでないと入れないっつーわけわからんシステムがあるみてえだからな」

メアリー「アタイは女、お前は男。これで行けるだろ。文句は言わせねー」

転校生「よし、それじゃあ!」

メアリー「行くぜ!」

・・・

メアリー「やっと着いたぜ!あそこがフェア会場か。けっこーデケェな」

転校生「こっからでもチョコのにおいがしてくるね」

メアリー「いろんなブースがあんだな。バーガーはB19か」

転校生「バーガー?」

メアリー「ああ?言ってなかったか?アタイはこのバレンタイン限定バーガーを食いに来たんだよ」

メアリー「バーガーと名の付くもんがあるならアタイが行かねぇわけにはいかねぇよな?」

転校生「すいませーん、バレンタイン限定バーガー2つくださーい」

メアリー「聞けよ!ったく、金はアタイ持ちだ。だから財布は出さなくていいぞ」

・・・

メアリー「・・・GREAT!見た目は良さそうじゃねぇか」

メアリー「ムダにハート型だが、別にいいか。んじゃ、さっそく堪能させてもらうぜ・・・」

転校生「いただきまーす」

メアリー「・・・なんだこりゃ!あ、甘ェ!!」

転校生「うわ、これぜんぶチョコだ!ぜんぶチョコでできてる」

メアリー「パティもバンズもトマトもピクルスも・・・ってこれじゃバーガーじゃなくてただのスイーツじゃねぇか!」

メアリー「FUCK!バーガーを食いに来たってのに、空回りもいいとこだぜ!」

転校生「あまーい」パクパク

メアリー「よゆーで食ってやがるな。・・・んじゃ、これもやるよ。残さず全部食え」

転校生「はーい」

~チョコレート・ファウンテン~

メアリー「あーあ、バレンタイン限定バーガー。とんだ誤算だったぜ」

メアリー「ジャパニーズカルチャーをなめてた。あんなバーガー作るとはクレイジーだぜ」

転校生「日本人はごはんにたいしてめちゃくちゃこだわるからね。ふぐたべたりこんにゃくたべたり」

メアリー「そのフロンティア精神は認めてもいーぜ。アホがいねーと発展しねーからな」

メアリー「・・・にしても、せっかくここまで来たのに帰るのももったいねーな」

転校生「なんかある?」

メアリー「ちょっと待ってろ・・・お、おもしれーもん見つけた」

メアリー「見ろ、チョコレートファウンテンだと!チョコが湧きでてんぞ!」

メアリー「すげーな。このチョコ、本物だぞ。食えんのか?」

転校生「いけるっしょー」パクパク

メアリー「・・・うめぇ!見せかけかと思ったが、味もけっこーイケるぞ」

転校生「むしろそれがいちばんじゅーよーだからね!マズかったらブーイングだからね!」

メアリー「力説してんなぁ・・・お、マシュマロが置いてあるぞ。いい組み合わせだな、いただき」

メアリー「Foo!贅沢な食いモンだな。こんなにかけてもチョコが尽きねぇ」

メアリー「ここでチョコレート量も調整できるのか・・・おっ、おわっ!」

メアリー「クククッ・・・結構イキオイ良くでるじゃねーか。どこにタンクがあんだ?」

メアリー「いくらパーティだっつってもやりすぎだろーがよ、ハハハッ!」

転校生「バイキングのみせとかよくおいてあるよね」パクパク

メアリー「マジでクレイジーだな!」

メアリー「しゃーねーな。戦わねー奴らにゃもったいねーぜ」

メアリー「おい係員。テキトーにチョコ集めてコルドバに送れ。金ならいくらでもある」

メアリー「コロンビアだよコロンビア。魔物と国連軍の戦闘地域だ」

メアリー「アタイの仲間がいる。甘いモンに飢えてっからな」

メアリー「メアリー様からって書いとけよ・・・ジョークじゃねーよ撃つぞ」

転校生「メアリー、どーどむぐっ」

メアリー「アタイは馬か。お前は大人しくこのマシュマロでも食ってろ」

転校生「むぐむぐもぐもぐ」

メアリー「ははっ、おもしれー!入れたら入れるほど食いやがるぜ!」

メアリー「アタイにゃゼータクだからな!お前がその分食いまくれ!んででっかくなれ!」

転校生「むぐぐ~」

~街へ~

結希「転校生くん、ちょっと」

転校生「はーい、なにー?」

結希「これから街へ行くわ。一緒に来てくれるかしら?」

転校生「いいよー。でも、ゆきちゃんめずらしーね?」

結希「そうね。神宮寺茉理が行う実験なんだけど・・・」

結希「それの部品を買いにね。小さいものだし、取り寄せを待つよりいいわ」

・・・

結希「彼女には準備をしてもらっている。私はいつも通り暇だったの」

転校生「今日はレートしてなくていいの?」※ポケモンのレーティングバトルのこと

結希「たまにはね。と、いうよりもボタンの効きが悪くなってきたから接触修復剤も欲しかったのよ」

転校生「んじゃ、れっつごー!・・・・・・ところで、どこに行くの?」

結希「着いてきて。説明するよりも早いわ」

・・・

結希「これで買い物は終わりね・・・あら、持ってくれるの?」

転校生「もつっていうか、ダンボールにいれるだけだけど」

結希「ありがたいけど、いいわ。壊れやすいものだから」

結希「壊した時に私が持ってたほうが都合がいいの。どうにかなるから」

結希「もし不慮の事故で壊れたりしたら反省文よ」

転校生「うげぇ、ぼくあれきらーい。・・・・・・あっ。ゆきちゃん、おなかすいた」

結希「そうなの?それじゃあどこかに入りましょうか。希望はあるかしら?」

転校生「ない!」

結希「そう。じゃあ一番近い所でいいわね」

~メイドカフェ~

メイド「お帰りなさいませ!2名様でよろしいでしょうか?」

結希「ええ。構わないわ」

メイド「かしこまりました、お嬢様。席にご案内いたします」

・・・

転校生「なにたのもーかなー・・・ゆきちゃんはどうするの?」

結希「私は軽いものでいいわ。サンドイッチ、あるかしら」

結希「あと目を覚ますためにコーヒー・・・それだけでいい」

転校生「あ、これだね。んじゃ、ぼくはオムライスにしよーっと」

結希「決まった?じゃあ、呼ぶわね・・・注文いいかしら」

メイド「はい!ではご注文をどうぞ」

結希「サンドイッチを一つと、コーヒーを一つ」

転校生「オムライスとミックスジュース!」

メイド「500円でメイドとじゃんけんをして勝ったらグッズがもらえますが、いかがでしょうか?」

結希「じゃんけん?私はいらないわ。転校生くんは?」

転校生「いらなーい」

結希「だ、そうよ」

メイド「かしこまりました。オムライスにお名前をお書きするサービスがございますが、どういたしますか?」

結希「・・・オムライスに?転校生くん、どう?いる?」

転校生「じゃあてんこうせいでおねがいしまっす!」

メイド「かしこまりました」

・・・

結希「・・・このお店、変わってるわね。客をお坊ちゃま、お嬢様と呼ぶのは珍しいわ」

転校生「メイドきっさだからねー。みゅーとたまにくるよ」

結希「小鳥遊さんは本物のメイドなのに?」

転校生「ほんものよりたのしーって言ってたねー。あっ、りょうりきた」

メイド「おまたせしました。サンドイッチとコーヒー、オムライスとミックスジュースになります」

メイド「よろしければ、料理がおいしくなる魔法をかけさせてもらいますが、いかがなさいますか?」

結希「魔法?ええ、いいわよ。美味しくなるならやってみて」

メイド「それでは・・・コホン。おいしくな~れっ、おいしくな~れっ、らぶらぶ・・・みんっ☆」キャハッ☆

結希「ありがとう。飲んでみるわ」

結希「・・・美味しい。ありがとう、揃ったからもういいわ」

転校生「なまえー、てんこうせー」

結希「独特なサービスがあるのね。ちゃんと理解していないとだめだったかしら」

転校生「まあいいんじゃない?おいしければ」ウマー

結希「そうね。味は悪くないわ」

結希「でも、まあ・・・私はやっぱり、あなたが作った料理が一番好きね」

転校生「きゅ、きゅうにほめないでよ。もー」テレテレ

結希(こういう反応も含めて、ね)カワイイ

今日はここまで!グリモアの1年を振り返ったカードエピソードネタなのにメインヒロインのメの字も出てこない件。
前回は年度末でした。そして次回はその次の日の話です。つまり四月馬鹿です。
グリモワール魔物学園、開校します!あのブル谷イル子が久々の登場!?
他にも多数の生徒が出現!果たして転校生は無事に帰ることができるのか!
尺が余ったらなんかやります。転校生派閥会議みたいな。
転校生は弟派とか息子派の他に最近は母親派がでてきてるらしいです。主に主張してるのはチトセ。
学園生の大半が頭おかしいこのスレ、残り11か月分ですが、最後までお付き合いください。どうぞよろしくお願いします。
ありすありあり(合言葉)

~おまたせ~

うの「転校生くん、おっはよー!」

転校生「あー・・・・・・またここかぁ・・・」

うの「なに!?いつも通ってる学園だよ!?」

転校生「でも、ぼく今日男子りょうにいたよね?じゃあどういうことなんだろ・・・」

うの「転校生くんが何を言いたいのかわからないけど、転校生くんは男子だよ?」

転校生「うん、しってる・・・・・・ん?」

うの「どうしたの?」

転校生「うのさん。これ、なんて読むの?」

うの「う、うのさんって・・・いつもみたいに【うの】って呼んでよ!」

転校生「いいから」

うの「ガーン!転校生くんにどうでもいい認定された!」

転校生「そういうのいいから」

うの「あーはいはい。って言っても、この学園の名前が書いてあるだけだよ?」

うの「【私立グリモワール魔物学園】って」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

[orz]転校生(そういうことかーっ!)

うの「どうしたの?何か落ち込むことでもあったの?秘蔵本貸そうか?」

クリ見ナル子「うのー、6歳児に何を渡そうとしてるのかなー?」

うの「げっ、風紀委員長」

転校生「きめぇ」

クリ見ナル子「また懲罰房に入りたいの?1年コース行っとく?」

うの「か、勘弁して~!」

転校生(無視してさっさと行こう)

~経験則~

転校生「さて、まえのときはみっちゃんはふつうだったから、とりあえず・・・」

転校生「ちわーっす」

スプ木シエル「て、転校生くんですかっ!?すみませんすみません!わたしなんかが応対してしまって!」

転校生「ああ、うん」

ぬっとひほふは「すぷきんが土下座したら床が陥没するんで勘弁してほしいッス」

転校生「しのべなさそうなたいけいだね」

ミナ「さ、サーヴァント!助けてくれ!なんなんだここは!」

転校生「きょねんといっしょだと思う」

卯衣「ということは、転校生くんは去年もこの理解不能な空間に迷い込んでいたということかしら」

転校生「そうだけど・・・・・・うーちゃん!?」

卯衣「ええ、そうよ」

ミナ「我と卯衣だけなのだ!ほ、他の生徒は・・・ブルブル」

転校生「はー、どういうことかわからないけど・・・・・・まあいいや。とりあえずいっしょに行動しよ?」

シエル「い、いっちゃうんですか!?や、やっぱりわたしの応対が悪かったから!?」

転校生「2人にようじがあっただけだからどげざしないで。ゆかがへこむ。ゆれる」

シエル「ごめんなさいごめんなさい!こんなぐずでのろまなノコノコがすみません!」

転校生「かめっていうじかくはあるんだね」

卯衣「理解不能」

~知り合・・・い・・・?~

ミナ「去年は確か全員が男になっていたな」

転校生「うーちゃんはもはやべつじんだったよ」

卯衣「そうなの?」

転校生「読み方はいっしょだけど字がちがう的な・・・」

場宇無出射「転校生さん、おはようございますぅ!」ボヨヨン

ミナ「雑!」

ポチモン「ニカチュウ!ニーカー!」

転校生「パチモンだよね?」

ピングー「ejヾohrgn:]hltr]spp\h}KAo#$%♪lkhj;r\7%&'&%SRysty54u856ie(%(I'&〈w;s\ΓyA]yha5eΛ685]uκ854($%ysethshye5E$S%U&(&I'TYFsersIjaοse@4pijyao/hsljrohi;45k:ae:s」

卯衣「解読不能。既存のどの言語とも整合しないわ」

???「ハッハッハ!どうした!元気が無いぞ、小僧!」

転校生「だ、だ・・・れ・・・」

シロー「我の名を忘れたというのか?我と其方はその程度の浅き関係であったか・・・」

転校生「シローデケェ!」

シロー「ハッハッハ!覚えておるではないか!」パタパタ

ミナ(しっぽが動いてる・・・やっぱ犬なんだ)

シロー「では、朝の散歩に行くとしようか!」

転校生「ぼくようじあるから。行くよ、みっちゃん、うーちゃん」

卯衣「理解不能、理解不能、理解不能」

ミナ「卯衣!壊れちゃダメだ!卯衣ーっ!」

~久しぶり!~

???「あっ、転校生くんだ!ひさしぶり~」

転校生「えっ、だ、だれ・・・・・・」

???「もうー、忘れちゃった?まあしばらくあってなかったから当然かな」

ブル谷イル子「改めて、ブル谷イル子、でぇーっす!ダンボールの中にいつも潜んでまーす!」

転校生「キメェ!」

ミナ「キモイ!」

卯衣「吐き気を催す外見ね」

イル子「酷い!でも、これがいつも通りの扱い・・・」シクシク

転校生「まものめせんでもキモイんだ」

うの「ちなみに顔が整ってるのはドラ子会長とか見たいな魔物たちだね」

ミナ「でたな妄想垂れ流し女!」

うの「もはやただの悪口なんですけど!?」

卯衣「・・・・・・・・・・・・?」

転校生「そろそろうーちゃんがオーバーヒートしそうだからひなんしよ?」

ミナ「賛成」

卯衣「・・・・・・・・・・・・?」

~脱出のカギ~

―屋上―

転校生「さて、ここはたぶん【ハルヒちゃん】の初夢的な空間だと思うから」※知らない人は[ハルヒちゃん 初夢]で画像検索!

ミナ「・・・寝ればいいのか?」

卯衣「今朝は二度寝したけれど無理だったわ」

転校生「じゃあその線は無し」

ミナ「サーヴァント、なんか口調が変わってないか?」

転校生「こんな状況で子供らしく喋ってられるか!」

ミナ「サーヴァントがキレた・・・!」

卯衣「それで、どうしましょう。私には解決する手段がないわ」

ミナ「卯衣、柵を乗り越えようとするのやめろ。落ちても逃げれないぞ」

転校生「こういうときって現地の協力者がいるもんだけど・・・」

???「私に任せて!」

ミナ「こっ、この声は!」

メノコ「このアイヌ美少女サボテンメノコの力があれば」

転校生「まだ転校してきてないでしょ!?」

卯衣「帰りなさい」

メノコ「ヒドイ!・・・んん、コホン。あーあー、折角転校生くんたちに重要な情報を届けに来たのにいいのかなー?」

転校生「あのサボテンが持ってたメモにもうすぐ時間切れって書いてある」

メノコ「あーっ!い、いつのまに!私のカンペ!」

ミナ「しかもなんだコレ?七撫ちゃんに伝えるための青春活動目録・・・・・・?」

メノコ「わーっ!わーっ!見ちゃダメ!見ちゃダメっ!こっそり教えるのーっ!」

卯衣「あっ、空間にゆがみがでてキtE」

~おはようございます~

ガバッ

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生「やっぱり・・・」

・・・

浅梨「むにゃむにゃ・・・てんこうせいくぅん・・・そこはだめですよぉ・・・」

「ゆめオチかァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

浅梨「!?!?!?!?!?!?!?」

・・・

転校生「はあ・・・はあ・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・学校行こ」

・・・

転校生「おはよー」

兎ノ助「おっす、転校生。おはよう。新学期になっても相変わらず早いなー」

転校生「・・・・・・よかった、ふつうのうのさんだ・・・」

兎ノ助「ど、どうかしたのか?」

智花「あっ、て、転校生くん。ちょっといい?」

転校生「あ、おはようともちゃん」

智花「おはよう。・・・あの、変なこと聞くんだけど・・・」

智花「また、もしかして、【繰り返した】?」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生(なんだろう、さっきまでとのギャップがひどい・・・)

怜「風槍!私も【覚えている】ぞ!」

ミナ「うん・・・今そういうのいいや・・・」

卯衣「きゃっほーい☆うーちゃんだぴょん☆」

結希「卯衣!?エラーが起きているのかしら・・・?」

~新学期だよ!転校生会議~

鳴子「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。新学期ということで、本日の転校生定例会議を始めさせていただきます」

パチパチパチパチ

鳴子「まずは新メンバーの紹介から」

チトセ「朱鷺坂チトセです。よろしくおねがいします」

智花「朱鷺坂さんは何派に所属するんですか?それによって席が・・・」

チトセ「そのことについてですが・・・私は、ここに【転校生くんは母親である】という主張をいたします!」

ザワザワ

香ノ葉「何言っとるんよ!あの子はまだ6歳やで!?」

春乃「子供相手に母親っていうのはどうかと思うけど」

ソウダソウダーブーブー

鳴子「静粛に!朱鷺坂君、続けてくれ」

チトセ「ええ。もちろん、何の根拠もなしにこのような主張をするほど私は耄碌してはいません」

チトセ「これは、私自身の経験からくるものです。そこで、再現VTRを用意しましたので、こちらをご覧ください」

ザワッ

夏海「ぶちょ・・じゃなかった。議長!準備できました!」

鳴子「ありがとう。それじゃあ、スタートだ」

~朱鷺坂チトセの思い出~

チトセ【転校生くん、ちょっといいかしら・・・】

転校生【あっ、おばちゃん、どうしたの?げんきないね】

風子「まって下せー。これ本人じゃないですか」

鳴子「本人協力のもと製作した再現VTRだ。この後報酬(一緒に遊びに行く券)を渡してある」

風子「本人の了解を得ているなら問題ねーです。止めちゃってすいません」

チトセ「構わないわ。続けるわよ」

チトセ【実はね、今日お仕事で失敗しちゃって・・・副会長に怒られちゃったの】

チトセ【『もう1年以上たつんだしいつまでも新人気取りじゃ困ります』って】

薫子「ストップ。これだと私がまるで悪者みたいに見えるのですが」

チトセ「そのつもりはないわ。たまたまそういう場面だったというだけ」

鳴子「お説教は後にしてもらうとして、続けるよ」

転校生【そっかぁ・・・たいへんなんだね。おいで、チトセちゃん】

アイラ「待て。なんでここで呼び方が変わっておるのじゃ」

チトセ「無視して続けて」

アイラ「おい!」

チトセ【転校生くん・・・】

転校生【よしよし。チトセちゃんもがんばってるもんね。ちょっとにがてなだけだもんね】ナデナデ

チトセ【そうなのぉ・・・わたしもがんばってるのぉ・・・でもみんながみとめてくれないのぉ・・・】

転校生【ぼくはわかってるよ。ちょっときゅうけいしたら、またがんばろうね】ナデナデ

チトセ【転校生くぅん・・・】

転校生【今はゆっくりしてていいからね。みなせにもちゃんとほめてあげてって言っとくからね】

薫子「あの日はそういうことだったんですか!!!!」ガタッ

チトセ「ひっ!」

薫子「そもそもあれはあなたが期日よりも3日遅れたから苦言を呈しただけです!!!!」

薫子「その結果会長のお手を煩わせることにもなっているというのにあなたときたらこんなものを作るのに時間をかけて仕事は放置ですか!」

鳴子「静粛に。会議に無関係なことは終了後にお願いしたいね」

~他の派閥~

鳴子「さて、ここに新たな主張が誕生したところで、会議を続けようか。お題は前回と同じく【転校生くんは何者であるか】だ」

―転校生くんは弟派―

ミナ「サーヴァントに年上要素はない!甘えたり少し生意気いったり気遣ってくれたりする関係がいいんだ!」

恋「わっちも同意じゃ。あのような状況になるのはほんの一握りだけじゃし、弟が姉を慰めることもあろう」

ありす「転校生くんは男子です。生物学的にも精神的にも男性であるので女性しかなりえない母親にはなれません。また、彼は他人の世話を焼くのが好きですが、これは転校生くんの母親の情報によると実家では姉がだらしないからそうなったとのことですのでやはり母親ではなく出来の悪い姉を温かい目で見守る弟目線だと思われます」

[初音代理]沙那「相変わらずものすごく喋りますね」

夏海「多分会議分だけで普段のありすの10年分ぐらい喋ってるんじゃない?」

―転校生くんは息子派―

薫子「いや・・・・・・ありませんよ」

鳴子「ないね」

風子「甘やかすだけが母親じゃねーですよ。叱る時は叱る、褒めるときは褒める、慰めるときは慰める。ちゃんと切り替えができてねーと」

ゆかり「なんだか言葉に重みが・・・」

あやせ「経験者は語るってやつね~」

―転校生くんは夫派―

香ノ葉「あれは疲れた嫁を慰める夫感の表れやと思うんよ!」

姫「妻を労り、慰撫する・・・共に生活をする夫としては完璧な姿ですね」

里菜「リナも勉強につかれたらやってもらうぞ!転校生が疲れてたら逆にやったりもするさ!」

秋穂「その話詳しくオネガイシマス!」

春乃「知的好奇心あふれる秋穂もかわゆす!秋穂は天使!お姉ちゃんと結婚しよ!」

寧々「いいなー。ネネもやってもらいたーい!」

―転校生くんは友達派―

さら「わたしもシローをよしよししますよぉ」

レナ「レナ、てんこー、あいす!てんこー、みな、あいす!」

エミリア「友人同士でもあれくらいのことはすると思います!」

ソフィア「この前テストの点数がりとるばっどだったので、やってもらいました!」

梓「あれはハマるッスよね~。自分もやりつつやられつつ・・・」

智花「なんていうか、安心できるんだよね。ただたまにいたずらされちゃうけど・・・」

ゆえ子「それもまた友の形なんだと思いますよ」

―転校生くんは天使派―

萌木「つまり転校生くんは天使ということでいいんじゃないでしょうか?」

心「異議なし!」

自由「異議なしっす」

もも「異議なしです!」

聖奈「異議なし」

ましろ「異議はありません。この転向を変えることもありません」

葵「よくわかりませんがありません!」

―転校生くんは母親派―

結希「彼の女子力・・・いえ、母親力は私たちのそれをはるかに上回っているわ」

チトセ「炊事洗濯裁縫もできるし」

ちひろ「この前ハートちゃんを直してもらいましたぁ~!」

望「ボクの部屋を掃除にしにくるのは里中と転校生。里中が母親属性を持っているから、転校生も持っていると考えていいだろ」

~決め手~

―転校生はロックだよ派―

律「つまり全部まとめてロックってことだな!」

―転校生くんは弟子派―

アイラ「あやつのことは成長を見て楽しむもんじゃって」

エレン「同感だ。将来性及び成長性が多分にある」

怜「勉強、運動、何に関しても少しづつ伸びていっている。教えがいがあるというものだ」

沙那「作法やお茶の淹れ方、その他のことに関しても全てどんどんと吸収していきますからね」

―転校生はライバル派―

月詠「転校生にだけはぜぇーーーたい負けないんだから!ツクの方が優秀なの!」

小蓮「最近料理キャラが奪われてる気がするヨ・・・ここはワタシの方が上手だと見せるべきネ!」

―転校生くんは先輩派―

真理佳「頼りになるっていう点では先輩でいいと思うんですけどねぇ」

浅梨「たまにこっちがフォローしたりとかもありますしね」

ヤヨイ「たまにっていうのがまた悲しいね」

―無所属―

龍季「なんで俺は呼ばれたんだ・・・」

イヴ「帰っていいですか?」

シャルロット「他人が何かの枠組みに当てはめようとすること、それは傲慢というのです」

絢香「あのー、絢香、そろそろ仕事が・・・」

純「あたしもー」

千佳「ふんふふんふふーん♪」

紗妃「間宮さん!公共の場での化粧はおやめください!」

つかさ「眠い」

焔「だるい」

メアリー「zzz」

明鈴「転校生のごはんはおいしいアル!」

みちる「これ、もしかして去年もやってたの?」

刀子「うむ!」

みちる「うわぁ・・・」

ノエル「今日はツッコまない、今日は大人しくする、今日はエネルギーを使わない・・・」ブツブツ

虎千代「冬樹・・・休め。一度ゆっくり休むんだ」

卯衣「・・・・・・転校生くんは、転校生くんであること以外に何かあるのかしら」

ザワッ

卯衣「私が立華卯衣という存在であることと同様に、転校生くんはその愛らしさ、性格、体躯、全てを含めて転校生くんなのでしょう?」

卯衣「この程度のことは再認識するようなものでもないと思うのだけれど」

ザワザワ・・・ナンダト・・・ソノトオリ・・・ワレワレハオロカダッタ・・・

この発言が決め手となり、後に彼女は新たに議長の座を獲得することとなった

※ちなみに前回の議長はあやせでした

~そのころ~

転校生「へいぱす!」

インティ「カイヒアルノミ!」

クレプリ「いただきぃ!」

シロー「わんわんっ!」

兎ノ助「あっ!インティ触ったぞ!アウト!」

インティ「ナンテコッタイ」

クレプリ「外野は任せたさね!食らえ!オレっちスペシャル!」

転校生「当たらなければどうということはない!」

ハロ「OK」

キューブ「READY」

マサムネ「!!!」

イエヤス「・・・」

ノブナガ「???」

ミツボシ「☆☆★」

兎ノ助「来るぞ、転校生!精霊ジェットストリームアタックだ!」

転校生「うけとめるんだ!きかいへい!」

超いい機械兵「WAON!」

破壊神暗黒機械獣「是非も無し」

馬「ブルヒヒィィィィィィン!!!!!!」

転校生「ああっ!駄馬に当たった!しかもボール外に行った!使えねーなテメーは!」

馬「ブヒィィィィィィィィッ!」

ハナコ「興奮すんな!!」

ソウタ「ヘイヘーイ!パスミー!パスミー!」

ミミロル「ピッチャービビってる!ヘイヘイヘーイ!」

インティ「ナメンナ!」

ニワトリ「チョウルイノチカラミセテヤルゼ!」

モー・ショボー「ふきとばしちゃえー!」

クレプリ「パス回し!パス回しさね!」

天「・・・・・・アレ全部学園で飼ってるの・・・?」

天(ていうか、転校生以外人外のドッジボールって・・・カオスな光景ね・・・)

今日はここまで!鶏も兎も人語を話す生き物だよね?
昨日残り11か月と書いたな。すまん、ありゃウソだった。ていうか勘違いでした。
11-4+1ヶ月なんで8か月ッスね。ありすのクエストが11月なんで。ごめんなさい。
あと、【裏】沙那のエピソード部分はねつ造です。オリジナルです。グリモア本編は【表】の部分だけです。
花散り途中でエピソードが見れるようになるから余計に切なくなるんだよね・・・あれ・・・
次回は【ヴィアンネ】です。転校生が少数の指揮で本気を出すらしい。
エレンとのクエストから7か月ほど、どれくらい成長したのか。一番楽しみにしてるのはもちろんえっちゃん。
ありすありあり(合言葉)

~番外編 ちっちゃいふーことおっきいありす 邂逅編~

転校生「さて・・・・・・ここはどこだろう」

風子(子供)「あれ?あっ、転校生くんだー!」

ありす(大人)「転校生くん?どうして・・・まさか、ここは、【表】なの?」

転校生「あれ?ちっちゃいふーちゃんとおっきいありすちゃん・・・ってことは、ここは【裏】?」

風子(子供)「なになに?ふーこにも教えて!」

ありす(大人)「これは・・・・・・どういうことなの?誰かの意図?」

転校生「にしてもなんでこんなことするのかわからないよね」

風子(子供)「むーっ!ふーこにも教えてよー!」

転校生「あっ、ごめん。なんでここにこの3人が集まってるのかなって」

風子(子供)「ふーこ知ってるよ!」

ありす(大人)「え?・・・転校生くん、転校生くん」

転校生「なに?楠木さん」

ありす(大人)「誰?この子」

転校生「子供のころの風子」

風子(子供)「ふーこ!」

ありす(大人)「・・・・・・誰?」

転校生「えっ・・・・・・元風紀委員長で生徒会長だったんだよね?」

ありす(大人)「・・・・・・・・・・・・ああ!そうだ!すっかり忘れてた!あれ?でももっと大人じゃ」

転校生「だーかーらー!ちっちゃいころの風子なんだって!」

風子(子供)「そーいえば、おねーさんこそ、誰?」

ありす(大人)「私?よくぞ聞いてくれました!私はパルチザンのメンバーの一人にして【人形使い(ドールマスター)】二つ名を持つ者!」

ありす(大人)「その名は楠木ありす!人形を愛し、人形に愛される魔法使い!」

風子(子供)「友達いなかったんだね、かわいそう」

ありす(大人)「うぐっ」

転校生「しっ、言っちゃダメ!いくら楠木さんが痛い大人でも言っちゃダメ!」

ありす(大人)「転校生君のフォローが痛い・・・ていうかフォローじゃなくて追い打ち・・・。でも、私負けない!大人だから!」

転校生「それを口に出しちゃうのがなー・・・」

風子(子供)「ふーこ、こんな大人にはなりたくない・・・」

転校生(ありすちゃんは大きくなったらこんなになるんだよね・・・・・・本人は『あれは別人』って必死に言ってたけど)

風子(子供)(おねーさん、きれーだけど・・・なんか可哀想・・・おまわりさん呼んだ方がいいかな?)

ありす(大人)(注目されてる・・・私、注目されてる!学生時代にはありえなかった!嬉しい!)

~番外編 ちっちゃいふーことおっきいありす お近づき編~

ありす(大人)(でも、このままだとちょっと私アレな大人扱いだよね。汚名挽回しないと!)

転校生(なんか言葉の使い方間違えて大変なことになってそう・・・)

ありす(大人)「でも実際どうしたら・・・私にできることなんて人形関係ぐらいしか・・・・・・はっ!」

風子(子供)「ふーこ、本当に『はっ』なんて言う人はじめてみた」

転校生「ぼくはたまに見るよ。いぶとかれーちゃんとかぽんつくとかえみりゃとか」

ありす(大人)「お近づきの印にこれでもどうぞ!」つぬいぐるみ

転校生「また唐突だね」

風子(子供)「わー!すごーい!ふーこそっくり!けいさつに電話していい?」

ありす(大人)「なんで!?」

風子(子供)「だって知らない人がいきなりものを渡そうとするのって、ふーこと転校生くんをさらおうとしてるんだよね?」

転校生「ゆーかいはんの手口だね」

ありす(大人)「わ、私誘拐なんてしないよ!ちょっと一緒にお人形遊びしたいだけだよ!」

風子(子供)「大人なのに?」

ありす(大人)「悪いか!」

転校生「楠木さん、どーどー」

風子(子供)「ねえ、転校生くん。この人なんかこわいし、向こう行こ?」グイグイ

ありす(大人)「あー!待って!転校生くん、釈明して!私を見捨てないで!」グイグイ

転校生「ふ、2人とも、いったん落ち着こ、ね?」ダラダラ

風子(子供)「転校生くんはふーこと向こうに行くのー!」グイーッ

ありす(大人)「転校生くんは私とお人形遊びするんだから!」グイーッ

転校生「あだだだだっ!腕が!腕がちぎれるっ!あああっ!」

To be continued・・・

今日の番外編。ふーこを見てたら唐突に会わせたくなった。
ありすが原型留めてないけど裏世界のキャラは基本的にこんな感じで原型が残ってないと思われます。
手元のメモによると
裏結希:ゲーマー
裏ありす:残念
裏心:一途
裏さら:婚期を焦る
裏ミナ:黒歴史多数
ってなってます。2,3ヶ月前に作ったメモなので、今回のわんすもあには一人でびっくりしてました。
ホワイトデーの転校生君のお返しを見てると、実は料理上手ってとこはあんまり乖離してないんじゃないかと思い始めています。
俺も転校生君の作ったケーキとかペドノンヌとかフロランタンとかクッキーとかマドレーヌとか肉まんとか食べたい。
転校生君の女子力でグリモアは今日も平和です。
ありすありあり(合言葉)

~極秘クエスト~

シャルロット「・・・ここに魔物が現れたのですね」

シャルロット「我が神を汚すことは許せません。即刻、消滅させましょう」

転校生「ほかになんかやるんだっけ?」

シャルロット「ええ。もうひとつ目的があります」

シャルロット「信じがたいことですが・・・まずは、見つけなければ」

・・・

シャルロット「転校生様・・・ヴィアンネ教司会のことは、以前何度かお教えしたと思いますが・・・」

シャルロット「今回のクエストには、そのモデルとなった聖者・・・」

シャルロット「聖ジャン=マリー・ヴィアンネが関わってきます」

転校生「えっと、なんかえらい人だっけ?」

シャルロット「そうですね、クエストにかかる前に、みなさんに改めて少しだけ説明いたしましょう」

シャルロット「聖ヴィアンネは【アルスの司祭】と呼ばれました」

シャルロット「生涯を神に捧げ、神と共に過ごした偉人・・・」

シャルロット「また、魔物との戦いにおいてもその名を残した、魔法使いでもありました」

シャルロット「まだその頃は、魔法使いという呼び方は一般的ではありませんでしたが」

シャルロット「彼は奇蹟をもって、人々の脅威となる魔物と戦ったのです」

シャルロット「・・・そう、彼の功績により、ヴィアンネ教司会は創始されました」

シャルロット「世界で最初の、魔法使いの養成機関として。つまり・・・」

シャルロット「わたくしたち【使徒】を育て、異形の魔物と戦うために」

シャルロット「彼は生涯、日本に渡ることはありませんでした」

シャルロット「というより、その頃はほとんど日本との交流がありませんでした」

シャルロット「ところがこのたび、聖ヴィアンネの手記がこの七枷教会にあると」

シャルロット「信じがたい情報ですが、そのように伝えられました」

シャルロット「わたくしたちの目的は、魔物の消滅の他に、その手記を回収すること」

シャルロット「魔物に破壊されてしまう前に・・・聖ヴィアンネの手記は貴重なものです」

シャルロット「いかなる手段をもってしても、発見せねばなりません」

シャルロット「みなさん、よろしくお願いしますね」

転校生「長い。3行で」

シャルロット「偉い人が
       書いた本を
       見つけましょう」

転校生「りょうかーい」

真理佳「要求する先輩もですけど・・・」

自由「それに応えるシスターさんもさすがっすね・・・」

~信者以外~

転校生「そのヴィアンネさん?の書いた本ってことはさ、えみりゃは連れてこなくてよかったの?」

転校生「そーゆーのってそーゆー人たちにとってとくべつなものなんじゃない?」

シャルロット「ええ、そうです。ヴィアンネの手記はわたくしたちにとって特別なもの」

シャルロット「ですから、わたくしの他には、信者はいない方がよろしいのです」

転校生「どーゆーこと?」

シャルロット「決してエミリアさんを信じていないというわけではありません」

シャルロット「ただ、このクエストを特別と考えてしまうと揺らぎが起きます」

シャルロット「ですから、聖ヴィアンネのことをよく知らない方々・・・」

シャルロット「日本の、信者でない方の方がよいのですよ」

転校生「ふーん・・・・・・よくわかんないや。なんかめんどくさいなぁ」

シャルロット「宗教とは心の拠り所となるものですから。色々とややこしいことがあるのも事実です」

シャルロット「それよりも、ご注意ください。あらかじめ調べてはいましたが・・・」

シャルロット「この教会には、人型の魔物が多いようです」

シャルロット「人型の魔物は通常、他の魔物に比べてわずかながら知性を持つ」

シャルロット「北海道では、人型でない魔物が知性を持つように振るまったといいます」

シャルロット「魔物どもも、もしかしたら変化しているのかもしれません」

シャルロット「たかが人型とあなどらぬよう、よろしくお願いします」

転校生「りょうかいっ!」ビシッ

シャルロット「ふふっ、頼もしい限りですわ」

~聖堂~

真理佳「あっ!」

自由「ぎょっ」

純「ど、どうしたの。急にそんな大声・・・」

真理佳「ありました、ここです!地下への入り口です!」

純「ん・・・ホントだ。うわー、ボロッボロの蓋だね」

純「それじゃ失礼しまして・・・」

純「うわ、暗っ。明かりないから、蓋閉めたら全然見えないよコレ」

真理佳「ま、まずいですいよ。報告しなきゃ・・・」

純「見たとこ魔物が隠れるとこもない一本道だし」

純「蓋開けてたら光入るからさ。大丈夫大丈夫」

・・・

転校生「えっちゃん、えっちゃん」

エレン「・・・む?転校生、3人はどうした」

転校生「あそこに入ってったよ?」

エレン「あそこか・・・地下を見つけたな」

エレン「よし、私たちも行こう」

・・・

エレン「円野。報告はどうした」

真理佳「ひぇっ!す、すみません」

エレン「・・・まあいい。報告しろ」

真理佳「は、はいっ!あのですね、ビックリなんです!」

真理佳「地下に、すっごい綺麗な教会がもう1つ・・・!」

エレン「どういうことだ?」

真理佳「真っ白な、立派な教会があったんです!全然壊れてなくて!」

エレン「魔物が現れているのに、壊れていない・・・」

シャルロット「いけません、すぐに扉を閉じなければ・・・!」

真理佳「え?で、でも扉は破壊されてますよ、内側から・・・」

シャルロット「内側から・・・?では、このあたりの木材を使ってください」

転校生「もっててよかった、くぎ打ちマキナくん!」

自由「すっげーピンポイントっすね!でも助かるっす!」

純「なんでそんなの持ってきてんのさ・・・」

転校生「ふそくのじたいのために、つかえそうなのはだいたいダンボールにいれてるよー」カンカン

自由「四次元ポケ」

純「おっと、それ以上は言っちゃだめよ」

~デカい~

自由「転校生くん。自分、あのシスターさんのことよく知らないんですけど・・・」

純「あー、あたしもあたしも」

真理佳「僕も・・・どんな人か教えてほしいです」

転校生「いいよー。なにからしりたい?」

自由「あのボインって本物なんです?」

純「・・・アンタね・・・」

自由「ええっ!?だって気になるっしょ!?」

転校生「ほんものだよー」

自由「マジっすか!?知ってるんすか!?」

真理佳「・・・僕、板が崩れてないか、もう一度見てきます。ずいぶんボロかったんで・・・」

純「あー、あたしもあたしも」

自由「ちょ、ちょっと2人とも!なにカマトトぶってんすか!」

純「転校生ー、こんなのと話してたら頭悪くなるから行きましょ」

転校生「やわらかかったよ」

自由「マジっすか!?揉んだんすか!?やりますね転校生くん!」

真理佳「センパイ・・・」

転校生「いきできなかった」

自由「なにやってんすか!転校生くんピュアな見た目して意外とやりますね!」

自由「もしかしてお嬢のとかも・・・」

真理佳「うわぁあああっ!」

ガラガラガラガラ

自由「えっ?」

エレン「また何か起こしたのか、貴様ら!」

自由「い、いや自分はなにもしてないっすよ!」

純「あ、隠し部屋!隠し部屋あるよ!」

エレン「隠し部屋・・・?おい、転校生、シャルロットに伝えてくれ。 小鳥遊、ここにいろ。私が様子を見てくる」

転校生「はーい」

自由「あいさ。転校生くん、2人きりっすね!」

エレン「話を聞け。転校生はあっちだ」

自由「ちぇー・・・もっとおっぱいトークしたかった・・・」

・・・

転校生「しゃるちゃん。しゃるちゃん。むこうにかくしべやがー」

シャルロット「・・・隠し部屋? あの通路にですか?」

シャルロット「まさか、そんなことは知らされていませんでしたが・・・」

シャルロット「しかし、他の場所に手記などなさそうなのも事実」

シャルロット「地下の聖堂か、隠し部屋か・・・そのどちらか、ですね」

転校生「それじゃあ?」

シャルロット「ええ、参りましょう」

~見つけたもの~

純「ってわけで、これ」

シャルロット「La Bible。これは聖書・・・こちらはカテキズムの教科書でしょうか・・・」

シャルロット「聖ヴィアンネは使わなかったといいますから、他の方のものでしょうね」

自由「・・・カテキズムってなんです?」

エレン「教えを理解しやすいよう、要点をつまんだものだ」

転校生「なんぎょうぐらいかなー」

自由「やっぱ3行ごとっしょ」

真理佳「まさかぁ、さすがにそんなことは・・・」

純「パッと読んだ感じ3行区切りで大体まとめてあったわよ」

真理佳「ウソぉ!?」

シャルロット「・・・これは・・・無題のノートですね」

エレン「ふむ・・・・・・このカテキズムの教科書だが・・・」

エレン「章ごとに分けられ、初めに長々と説明が書かれた後、3行程でまとめられているようだ」

自由「昔も今も考えることは同じってことっすね」

真理佳「ほぇー・・・意外だなぁ・・・」

純「なんか不思議な響きよねー、3行って」

シャルロット「ありがとうございます。これが探していた、聖ヴィアンネの手記です・・・皆様、どうかされましたか?」

真理佳「いえいえ、なんでもないです。それじゃあ、これで任務完了ですね!」

シャルロット「いえ・・・そうでもなさそうです」

真理佳「え?」

~下ネタ厳禁~

自由「ててて転校生くん!なんか魔物が急に集まってきてるっすよ!」

転校生「うわー、うじゃうじゃわいてきた・・・ゴキブリみたい」

エレン「私たちを認識した、にしては唐突だな」

純「・・・なんか、出口までの道をふさいでいるように見えるけど・・・」

シャルロット「なるほど。逃がさぬつもりですか」

転校生「どっちみち、たたかわなきゃいけないんだし、やることいっしょじゃん」

自由「そ、それもそっすね。そう考えたら、向こうから出てきてくれた方がむしろわかりやすい気もしてきました」

転校生「おちついた?」

自由「っす。すいません、転校生くん」

真理佳「あの、もしかして・・・その手記・・・」

真理佳「その手記を見つけたから、じゃないですか?」

シャルロット「まさか。魔物が襲うのは人間です。これが本だということも理解していません」

真理佳「そ、そうです・・・よね。すみません」

シャルロット「・・・しかし、本を手に入れてから急に変化があったのも事実」

シャルロット「皆さん、少しお任せしてよいでしょうか」

シャルロット「この手記に何かあるならば、読めばわかるでしょう」

シャルロット「北海道では魔法使いを罠にかけた魔物も出たと聞きます。無理はしないよう」

エレン「フム・・・では、私が前線に立とう」

エレン「円野、小鳥遊、鳴海、貴様らの出番だ。私と来い」

エレン「転校生。シャルロットの側から指示を出せ」

エレン「魔物が近寄らないよう、私たちを使って見せろ。いいな」

転校生「いえっさ!」

自由「・・・自分らを・・・使う!?使うんすか!?よる・・・に・・・自分で言っててないわー・・・」

純「小鳥遊・・・あんたまさか6歳児相手に・・・」

自由「いやいやいや!冗談っすよ!転校生くんの前でいつものノリで喋っちゃだめっすね。自重します」

転校生「どういうこと?」

真理佳「せ、センパイは知らなくていい事ですっ!」

エレン「・・・うむ。では精鋭部隊との訓練で行った方法で行こう」

エレン「1人が後方に、3人が前線に。ローテーションのさせ方は・・・覚えているな?」

転校生「おふこーす!」

エレン「いい返事だ。JGJでのことは聞いている。期待しているぞ、転校生」

~無駄口はダメ~

転校生「――――――!――――、――――!」

真理佳「ふぅっ!まだまだ・・・っ!」

純「こいつら、見た目の割に対して強くない・・・けど、しつこいね」

純「もうずいぶん弱ってるのに、進み続ける。死ななきゃ安いってことかな?」

純「ま・・・残機無限ならそうだろうけど」

エレン「無駄口を叩くな!命取りになるぞ!」

エレン「どうしても喋りたければ、トドメをさしてからだ!」

純「ひ、ひぃ~っ。スパルタだよ、あの軍人さん!」

転校生「――――――!――――――!!!」ビビビ

真理佳「ていうかセンパイの指示、結構容赦ない・・・」

エレン「まだ喋るかっ!」

真理佳「す、すみませんっ!」

純「な、なにこれ・・・やっぱ来るの、やめればよかった・・・」

エレン(的確に指示と魔力補給をこなしている・・・成長したな・・・)

純(なんでこの人顔が安らいでんの!?しかも動きがなんかよくなってるし!?)

~似たような~

純「そ、そんな強いわけじゃないけど・・・」

自由「すんげー鬱陶しいっす・・・ねちねち進んでくるっすね」

エレン「うむ・・・その分析は悪くない。こういう連中に魔力をつぎ込むのは愚策だな」

エレン「しかし・・・本当に渡り者であれば、こんな強さではないはずだが・・・」

・・・

真理佳「・・・攻撃も、そんなに激しくない。もしや、僕がせいちょ・・・うわっ!」

エレン「円野っ!」

エレン「・・・・・・・・・・・・ん?」

真理佳「ひっ!まもの・・・あれ?」

???「・・・ゥ・・・ァァ・・・・・・」

真理佳「ぼ・・・僕じゃ・・・ない?」

真理佳「センパイたちの方に・・・行かせるかっ!」

・・・

エレン「・・・今のは・・・試してみる、か」

???「ゥ・・・・・・ゥゥ・・・ォォ・・・」

エレン「私は無抵抗だぞ・・・」

???「ォ・・・ヲヲ・・・・・・ゥァ・・・」

エレン「私を素通りし、転校生とディオールの元へ・・・」

エレン「なんだ、この魔物は?」

エレン「いずれにしろ、素通りできると思うな!」

・・・

転校生「なにあれ・・・ああいうのどっかで・・・」

シャルロット「魔物の動きが、おかしいですね」

シャルロット「人間を襲うというより、立ちふさがっているから攻撃している」

シャルロット「・・・まさか。知能があると仮定しても、魔物の目的は人間を殺すことのみ」

シャルロット「私たちが、何らかの理由で標的になっているだけです」

シャルロット「皆さんが頑張ってくれています。魔物が到達する可能性は低い」

シャルロット「今、全てを読んでしまいましょう」

転校生「・・・・・・・・・・・・思い出した」

転校生「2年前のクリスマス、あのまものとにてるんだ。ってことは、ねらってくるのはしゃるちゃんの方か」

転校生「・・・よし。それに合わせてしきすりゃいいんだよね」

転校生「あのとき、むりにでもついてっててよかった。それじゃあ、いくよ!」

~それは~

シャルロット「【この地でわたしは、悪魔と出会いました】」

シャルロット「【その悪魔は神を求めていました】」

シャルロット「・・・悪魔・・・魔物が、神を?」

シャルロット「【父は彼らを許すでしょう】」

シャルロット「・・・・・・・・・・・・」

シャルロット「魔物を、許す?」

シャルロット「【彼らに安息の地はなく、わたしはそれを用意しなければなりません】」

シャルロット「【外から隔て、時を止めましょう。この聖堂が、彼らのただ一つの寝場所】」

シャルロット「【全ては思し召しのままに】」

シャルロット「・・・時を止めた、とは。まさか、時間停止の魔法・・・?」

シャルロット「聖ヴィアンネが、時間停止の魔法を使い、この地下に地下聖堂を隔離した・・・」

シャルロット「・・・時間停止の魔法・・・門を閉じる・・・」

シャルロット「っ!!転校生様!エレンさん!」

転校生「なに!?」

エレン「どうした。なにかわかったのか」

シャルロット「この手記は教司会が探していたものではありません」

シャルロット「いえ、おそらくはこれなのでしょう。ですが聖ヴィアンネの手記はもう一冊・・・」

シャルロット「学園にあります」

~この魂に憐れみを~

真理佳「あっ、しまっ・・・!」

真理佳「危なっ・・・もう少しで教会壊しちゃうとこだった・・・」

シャルロット「地上階ならいくら壊しても構いませんよ」

真理佳「シャルロットセンパイ!」

シャルロット「急ぐ用事ができました・・・お任せして申し訳ありませんでした」

シャルロット「後は私にお任せください」

転校生「3人とも、下がって!しゃるちゃん、やっちゃえ!」

シャルロット「【神の恩寵が悪しきものを消し去りましょう!】」

シャルロット「【キリエ・エレイソン!なんじら悔い改めよ、天国は近づきたり!】」

真理佳「出たっ!シャルロットセンパイの必殺技です!」

真理佳「かっこいーっ!僕、あれが見たかったんです!」

自由「ありゃ大魔法っすよ大魔法。詠唱が様になってるっすねぇ」

純「3ゲージ技っしょ?7割くらい、削りで1割ってとこかな」

・・・

エレン「ふむ。あれが使徒の使う聖光か。珍しいものを見た」

転校生「すっご・・・うぇっ、げほっげほっ・・・ゔゔ・・・ごえが・・・」

エレン「転校生、大丈夫か。あれだけ声を出し続けるのか辛かっただろう」

転校生「まだ・・・あどぢょっど・・・!」

シャルロット「エレンさん。見える魔物は滅しました」

エレン「そのようだ。あとは陰に隠れているものを掃討して、終わりとしよう」

エレン「円野、小鳥遊、鳴海!3人で行動し、掃除をしてこい!」

エレン「転校生、お前は休んでいろ。これを」

転校生「ゔぇ、のどあめ・・・」

エレン「ハッカは苦手だったか。だが、我慢しろ。喉がつぶれるぞ」

転校生「ああ・・・やだなあ・・・」コロコロ

シャルロット「・・・では、わたくしたちも行きましょう」

~Vianney~

シャルロット「転校生様、お待ちください。そこに魔物が」

転校生「これでざいごー?」

シャルロット「はい。後はこのものを消滅せしめれば、終わりです」

シャルロット「・・・・・・・・・・・・」

シャルロット「転校生様。お気づきになりましたでしょうか」

シャルロット「驚くべきことに、この魔物たち・・・わたくしを狙っている」

シャルロット「というより、この手記を求めているように見えます」

シャルロット「魔物が、人間以外のものに興味を持つ・・・こんなことはありませんでした」

転校生(もしかして、クリスマスのときも、学園の何かを狙ってきてたのかな・・・)

???「・・・ォ・・・ォヲヲ・・・・・・ゥヲ・・・」

シャルロット「・・・神よ、お許しください。わたくしは世にも恐ろしい試みを・・・」

エレン「シャルロット・ディオール!なぜ魔物を殺さない!」

???「・・・ゥェ・・・ョ・・・・・・ォヲヲ・・・・・・!」

エレン「・・・な、なんだ、この魔物は・・・」

シャルロット「人型はもともと、ある程度の知能がある、と考えられていました」

シャルロット「しかし、魔物の行動の全ては、人間を襲うもののはず・・・」

シャルロット「さぁ、おぞましき悪魔よ。この手記をご覧なさい」

シャルロット「愚かにもあなたたちが求めるのは、わたくしたちの命ではなく・・・」

シャルロット「聖ヴィアンネの、言葉ですか?」

???「・・・・・・・・・ァァ・・・・・・・・・」

???「・・・ィ・・・ォ・・・ィヲ・・・」

純「ちょっと、なにしてんのさ、こっちは・・・」

エレン「静かに」

純「え?」

シャルロット「・・・・・・・・・・・・」

???「・・・チ・・・・・・チチ・・・・・・ョ・・・・・・」

???「ワァ・・・ガ・・・・・・チチ・・・ョ・・・」

ダァン!!!!

~我が父~

エレン「っ!?」

純「ひっ!?」

シャルロット「・・・ありえません」

純「ま、待ってよ!今そいつ・・・」

エレン「どういうことだ!」

転校生「え?え?な、なにかあったの?そもそもどういうごどなの?」

エレン「なぜ撃った!今の魔物は・・・今のは!」

シャルロット「ただ、そう聞こえただけです。魔物のうめきが、言葉に聞こえただけ」

エレン「馬鹿を言うな!この場所で、聖人の手記を求める魔物が・・・」

エレン「【我が父】と言ったんだぞ!?」

シャルロット「魔物が言葉を発するわけがありません。ましてや、祈りの言葉を」

シャルロット「エレンさん。ですから、信者の方を避けるようにとあったのです」

エレン「なんだと!?」

シャルロット「先ほどのうめきを【我が父】ととらえたのは、まさに信者だからです」

シャルロット「しかし、魔物が祈りなど唱えるはずがない」

シャルロット「信仰心が篤くなければ、それを信じることができないのです」

シャルロット「現に、転校生さんは言葉とすら認識していなかった」

エレン「・・・・・・・・・・・・貴様!」

シャルロット「転校生様。鳴海さん・・・小鳥遊さんと円野さんはどちらに?」

転校生「まだむごうだね」

純「え?あ、ああ。もうすぐ来ると思うけど・・・」

シャルロット「クエストは終わりました。霧を払い、手記を手に入れました」

シャルロット「戻って、報告しましょう」

エレン「・・・全てはデバイスに記録されているぞ」

シャルロット「承知しております。分析すれば、杞憂だということがわかるでしょう」

シャルロット「そのためにも、ここで口論するのは得策ではありませんね?」

エレン「くっ・・・いいだろう」

転校生(魔物って結構喋ってる気がするんだけどなー)

~クエスト終了・・・なのに~

真理佳「・・・あ、あの・・・なんだか、クエストが終わったのに空気が・・・」

転校生「まあ、ね・・・」

自由「えっと?魔物が喋ったですっけ?本気で言ってます?」

転校生(え?みんなもしかして気付いてないの?)

自由「自分が二次元に行くことの方が確率高そうっすよ?」

純「その言った言わないで口論になってんのさ。まぁ・・・」

純「あたしも喋ったように思うけど、言われてみたらうめき声だったのかも」

転校生(普通にしゃべる時とかあるよね?)

純「・・・なんか、ケチついちゃったな・・・」

自由「まま、帰って報告したら、ゲームやりましょ、ゲーム」

転校生「・・・そだね。ぎりがえぎりがえ!うぇっげほっげほっ」

自由「真理佳氏もどうですか?」

真理佳「えっ!?い、いいんですか?」

自由「いいも悪いも、授業免除じゃないっすか」

真理佳「い、行きます行きます!」

純「小鳥遊・・・アンタ、少しはあたしに協力しようって気は無いの・・・?」

~喉がガラガラ~

風子「はい、どーぞ」

転校生「ありがと・・・うへぇ・・・」

ありす「こぇ、なんぇすか?」

風子「えーっと、確か飴湯・・・でしたっけ」

転校生「そうだよー・・・うへぇ、しょうがのあじがするー・・・」

ありす「ぁめ・・・?」

クレプリ「なんか甘そうな名前さね」

風子「水あめをお湯で溶いてしょうがをいれた飲み物です。関西ではメジャーだそうなんで、作ってみました」

転校生「あまいーしょうがーあまいーしょうがー・・・うへぇ・・・」

ありす「もし・・・て・・・しょぅが、きらぃ・・・?」

転校生「きらいー」ゴクゴク

風子「これだとギリイケるってきいたんで。季節が変わったせーか、風邪をひく生徒も増えてきてるみたいですし」

風子「生姜には血行促進、殺菌作用、食欲増進の効果があるらしいんで、これにすると飲みやすくて予防にもなるかなと」

風子「ついでに喉の痛みにも効くみたいなんで、今の転校生さんにぴったりですね」

クレプリ「ふーん。そんなに言うなら、ありすも一杯もらっといたらどうだ?」

ありす「じゃあ・・・ぃ・・・ぇすか・・・?」

風子「いーですよ。まだありますし。んじゃ、入れてきますねー」

転校生「ふぅー・・・これ、ぎゅうにゅういれたらおいしくなるんじゃないかな?」

ありす「っ!」ガタッ

クレプリ「ん?ありすどうした?もしかして牛乳をとりにってこらこら!走っちゃだめさね!ありすー!」

ありす(飲みたいっ!普通のと、牛乳入りの・・・両方を!)

転校生「あー・・・ぼくももらいにいこーっと」

今日はここまで!このスレ、クエスト時に結構魔物が喋ってるんですよ。
最初に喋ったのが特盛スライムです。そのあと他の魔物も普通にしゃべるようになって・・・
まさかこんなところで弊害が出てくるとは。ノリで喋らせるものじゃないですね。
転校生くんが特殊な能力を持っているとかそんなんでもないです。イヴとか普通に聞いてたし。
まあコメディだからシリアスな部分と整合性がとれなくても仕方ない仕方ない。
飴湯または冷やし飴を牛乳で割るとまんまチャイの味がします。普通においしいです。
関西圏のサンガリアの自販機なら大抵おいてると思うので、関西以外の方は是非一度お試しあれ。
ありすありあり(合言葉)

~肌身離さず~

ありす「て・・・こぅせ・・・く・・・ぁの・・・」

転校生「んー?」

ありす「ぉまもり・・・て・・・どこに・・・まって・・・?」

転校生「おまもり?・・・・・・これのこと?」

クレプリ「そうそうそれそれ!って、制服と内ポケット?」

転校生「うん。ほら左がわについてるんだ。むねのとこ。だからこの中に」

ありす「そ・・・か・・・」

クレプリ「うーん、参考になりそうにないさね」

転校生「どうしたの?」

ありす「か・・・なぎさ・・・ら・・・ぉまもり・・・もら・・・て・・・」

クレプリ「この前散歩部たちと神凪神社に行ったんさね。そしたら神凪がいて、わざわざお守りをくれたんさね」

転校生「それで、どこにしまっとくかっていう話?」

クレプリ「そうそう。お守りなんか中々もらうことがないからなぁ。つーわけで先駆者である少年に聞いてみたんだが」

転校生「おやくにたてなくてもうしわけありません」

ありす「そ・・・な・・・ぃ・・・よ・・・」

クレプリ「カバンとか鍵とかにつけてもいいけど、なんかあった時に落としそうでなぁ」

転校生「お人形の中に入れとくとか?」

ありす「!」

クレプリ「それだぁ!・・・・・・ありす?なんでこっちを・・・」

ありす「・・・・・・」ニコニコ

転校生「あっ(察し)」

クレプリ「や、やめろ!お、オレっちは開閉式じゃ、や、やめ、やめろーーーー!!!!」

・・・

ありす「じょ・・・だ・・・なのに・・・」

ダンボール『もう何も信じないさね!オレっちはこの中で生きていく!』

転校生「ああ、ぼくのダンボールが・・・」

この後新しく人形を作って入れました

今日のありす。中に誰もいませんよEND寸前的な。
次回は魔法少女ミステリー劇場なんですよ。
普段の持ち物的に真っ先に疑われる生徒がいるんですよ。
人形を4つを誰にも見つからず1人で運び出せる生徒がいるんですよ。
しかもその生徒、毒や薬に免疫があるらしいんですよ。
犯人とか推理するという過程をすっ飛ばして当てる可能性があるんですよ。
全てが破綻した【魔法少女ミステリー劇場 消えた人形】明日公開予定!
ありすありあり(合言葉)

~しゃるちゃんのたんじょうび、みんなで~

―クエスト前―

転校生「そういえば今日ってしゃるちゃんのたんじょうびだよね?おめでとー」

シャルロット「あら、そういえばそうですね。ありがとうございます」

真理佳「ええっ、そうなんですか!?おめでとうございます!」

自由「っべーっす。自分、準備とか何もできてないっすわ。あ、おめでとうございます」

純「あたしもだわー、おめでとー。転校生ももう少し早く教えてくれてもいいのに」

転校生「え、みんなおぼえてるモンだと・・・」

エレン「おめでとう。普段接する機会が少ない者は中々覚えられないだろう。とはいえ、何かしなくてはな」

シャルロット「いえ、わたくしは皆さんがこうやってクエストを引き受けて下さっただけでも・・・」

真理佳「クエストはクエストです!」

自由「ちゃんと報酬もでますし」

純「そーそー。つーわけで、何か考えとくから」

エレン「だが、それに気を取られてクエスト中に腑抜ける・・・なんてことはないようにな」

純「はーい。さて、どうしようかなー」

・・・

シャルロット「皆様からプレゼントをいただけました・・・お返しができるよう、わたくしも誕生日を確認しておかなければ・・・」

転校生「前の日に声かけようか?」

シャルロット「申し出はありがたいですが、転校生さんの負担になるようなことは・・・」

アイラ「待っておったぞシャルロット!こっちゃ来い!」

シャルロット「東雲さん、こんばんは。急ぎの用事、とのことでしたが・・・」

アイラ「歓談部の奴らが待っておる、行くぞ。ほれ、少年も来い。お主も歓談部のようなもんじゃろ」

転校生「え?はーい」

・・・

シャルロット「こうして誕生日を祝ってもらえる・・・わたくしは素晴らしい友人を持ちました。主よ、あなたの導きに感謝いたします」

あやせ「ふふ、そうね~。私も感謝しましょうかしら~」

転校生「言ってくれてればなんかつくったのにー」

アイラ「おうおう、少年も今日は客じゃ!教司会のクエストっつーことで普段とはちと旗色は違うじゃろうが・・・どんどん食ってどんどん飲め!英気を養って明日に備えるんじゃ!」

転校生「はーい!」ゴクゴク

あやせ「あら、いい飲みっぷり」

アイラ「妾も負けんぞよ!エミリア、トマトジュースもってこい!」

エミリア「は、はい!」

シャルロット「これは、お茶で参加してもよろしいんでしょうか?」

あやせ「いいんんじゃないかしら~?」

シャルロット「では、わたくしも。今宵は無礼講です。主も多少は見逃してくれるでしょう」

転校生「ジュースー!ごはんー!ケーキー!」

シャルロット「・・・主よ、この素晴らしい友人たちに祝福を。彼の者たちとこれからも楽しく過ごせますよう、おねがいいたします」

あやせ「シャルロットちゃ~ん、お茶が入ったわよ~」

シャルロット「ありがとうございます。それでは・・・・・・熱っ!」

~なーちゃんのたんじょーび~

梓「よし!これで完璧っと!あとは・・・」

虎千代「本当にやるのか?アイツはこういうことにあまり興味が無い気もするが・・・」

梓「そんなことないッスよ。ぜーったい!喜んでくれますって!」

梓「念のために転校生くん設置しておきますし!生天目先輩もあの子にだけは甘いッスから!」

虎千代「そうか。それで、肝心の転校生はどこだ?」

梓「むっふっふ、これで釣ります!」

虎千代「そ、それは忍者108式の道具の1つ!籠と棒で鳥を捕まえるアレ!」

梓「ここに転校生くんが欲しがってる最新ゲームをセットしておくと・・・」

転校生「あずにゃん、なにしてるのー?」ガラッ

梓「通りすがりの転校生くんが興味を示して入って来るッス!」

虎千代「これはすごい!・・・のか?」

転校生「・・・・・・これはなに?」

梓「見ての通り、生天目先輩のお誕生日会の準備ッス!転校生くんはそこに座っていてもらえるだけでいいので・・・」

梓「あ!来た来た!隠れてください、かいちょー!転校生くんはそのまま!」

転校生「え、りょうかい。・・・・・・?」

つかさ「屋内を選ぶとは、いよいよ奴も忍者として本気を出すということか・・・ククク・・・ん?転校生、服部はどうした。ここじゃないのか」

梓「生天目先輩!お誕生日おめでとうございます~!」

虎千代「おめでとう、生天目」

転校生「えっと、なーちゃんおめでと」

つかさ「・・・・・・・・・・・・なんだこれは」

転校生「おたんじょうびかいだって。ぼくも今聞いた」

つかさ「誕生日会・・・?どういうつもりだ?」

梓「ちゃんと招待状出したじゃないッスか?読んだから来てくれたんッスよね?」

つかさ「ああ、読んだ。だから来た。貴様からの果たし状だ」

梓「果たし状・・・?」

虎千代「服部、招待状に誕生日会とは書かなかったのか?」

梓「え・・・だって書いたらサプライズじゃ無くなっちゃうじゃないッスか」

梓「だから、時間と場所と名前だけしか・・・」

虎千代「服部。お前はまだつかさのことをわかっていないな」

虎千代「あいつはチョコレートやマシュマロすら果たし状に見えるんだぞ」

転校生「さすがにそんなことないよ?前チョコあげたら食べたし」

つかさ「あれはウマかった。来年も楽しみにしているぞ」

梓「ほらあ!つーわけで、ささ、座って座って。転校生くんの前でおっぱじめるのもアレですし、ね?」

つかさ「だ、そうだが」

ダンボール『いつでもどうぞー』

つかさ「だ、そうだ」

梓「ああっ、転校生くんに裏切られたッス!ほ、ほら、料理も用意しましたし!」

虎千代「転校生、何とか説得してくれないか?」

ダンボール『おなかへった!』

つかさ「・・・・・・ならば食うか」

梓「転校生くんすげー・・・てか最初からそれを言ってくださいよ!」

虎千代「まあ、終わりよければ、だ。しかしまあ、人は変わるものだな・・・」

~みんなの人形~

転校生「おー、できてるできてる」

クレプリ「だろ?時間をかけて作った力作さね!」

ありす「がんば・・・・・・よ・・・」

転校生「これがみっちーで、これがねねちゃんで、これがやよいちゃんで、これがちーちゃんかな」

クレプリ「そうそう。ちゃんと大事にしてもらえたらいいな」

転校生「だいじょうぶだよ。みんなだいじにしてくれるって」

ありす「ぅん・・・なら・・・ぅれし・・・な・・・」

転校生「あとはつなげるだけだよね?なんかてつだうことある?」

ありす「ぁ、ぇと・・・・・・ぁま・・・のが・・・たべた・・・」

転校生「がってん!かんたんになんか作って来るよ」

クレプリ「頼んださね、少年!疲れた時には甘いもの、だからな!」

転校生「なにつくろっかなー。チュロスとか、あんドーナツとか・・・」

ありす「楽しみに、して・・・」クゥゥー

ありす「・・・・・・・・・・・・」

転校生「おなかふくれるの作って来るねー」

ありす「・・・・・・はずか・・・し・・・」カァァ

クレプリ「今のはなぁ・・・どんまいさね」

~15:00~

香ノ葉「よっし!これであらかた終わったんちゃう!?飾りつけ完璧やよ!」

ノエル「部活対抗が始まる前に歓迎会ができてよかったね!」

智花「北海道も終わって年度も変わって、最初のパーティだから・・・」

智花「絶対!成功させなきゃね!みんなに来てもらわなきゃ!」

ノエル「そうそう、北海道お疲れ様も兼ねてるからね!」

転校生「あとはみんなをまつだけだねー」

ゆかり「あらあら、もうほとんど終わっちゃった?」

ゆかり「ごめんね、怪我人の手当てで遅れちゃった」

智花「ううん、大丈夫!結構早く終わったし」

ゆかり「ああ、転校生君。手伝ってくれてありがと」

香ノ葉「ダーリンのおかげなんよ。後でお礼せんとねぇ」

香ノ葉「おおきに、ダーリン」

ノエル「転校生くん、ありがとね」

転校生「いやいや、そこまで言わなくても。ぼくもてんこうしてきたときにやってもらったし」

智花「あー、懐かしいねー。あの時は転校生くんが歓談部と逆の方向に走って行っちゃったり」

ノエル「転校生くんにもそういうとこあるんだ、かーわいいー」グシグシ

転校生「あうあうあー」

~ありすの人形~

智花「・・・あと、これを・・・どこに置こうかな・・・っとと」

ノエル「わぁ!ありすちゃんに頼んでたの、間に合ったんだね!」

転校生「さすがありすちゃんだね!」

智花「うん、お祝いする人たちの人形。これがみちるちゃんで、ちひろちゃん・・・」

智花「学園長と、ヤヨイちゃん。ね?」

智花「見られないように寮から持ってくるの大変だったんだ」

智花「バラバラにならないように、それぞれ繋げてもらったの」

香ノ葉「ウチら2人がかりで、中身が見られんようにこそこそなぁ」

香ノ葉「凄く頑張ったんやよ」

転校生「言ったくれたらダンボールかしたのにー」

香ノ葉「・・・それは盲点やったわ」

ゆかり「ダンボールなのに荷物を運ぶ用に思えないからね。うーん、私もちょっとおかしくなってるかも・・・」

智花「これを・・・机の真ん中に置いて・・・と」

ゆかり「うんうん、これで【完成】って感じね」

ノエル「お楽しみ会のサプライズ!だもんね!グリモアに来てよかったって・・・」

ノエル「絶対に、思ってもらうんだ! ありすちゃんもみんなと仲良くなれるし・・・」

香ノ葉「絶対喜んでくれるえ・・・そしたら、お楽しみ会は18時からやよ」

香ノ葉「ウチ、ちひろちゃんを招待してくるえ」

ゆかり「私は学園長ね」

ノエル「転校生くんはヤヨイちゃん。頼んだよ!あたしはねぇ、お姉ちゃんに招待状」

ゆかり「あら・・・自分で渡すの?」

ノエル「うん!自分で・・・っていうか、こっそりお姉ちゃんの制服にね!」

ゆかり「あ、あはは・・・ほほえましい、のかしら?」

ノエル「お姉ちゃんに楽しんでもらうために、カンペキに成功させなきゃ!」

香ノ葉「ダーリンも、ちゃんとヤヨイちゃん、連れてくるんやよ?」

香ノ葉「ダーリンがおれば、それだけで絶対盛り上がるんやから!」

転校生「りょうかいであります!」ビシッ

・・・

転校生「やっよいちゃーん!」

ヤヨイ「・・・あ、転校生くん。こんちゃ。どうしたの?」

転校生「お楽しみ会を、今日の18時からするから、おさそいに」

ヤヨイ「へぇ!お楽しみ会!誘ってくれるんだ!」

ヤヨイ「うんうん、絶対行くよ!18時からだね!」

ヤヨイ「わかった!うわぁ、楽しみだなぁ!」

転校生「そういうことだから、よろよろ!」

ヤヨイ「りょりょ!」

~17:10~

転校生「・・・・・・ない・・・ない・・・どこ・・・?」

智花「楽しみだねー」

香ノ葉「もう誰か来とるかな?」

香ノ葉「ダーリン!来てくれたんやね!」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

智花「転校生くん、早いね!」

香ノ葉「ん?ど、どうしたん?」

転校生「(´;ω;`)ブワッ」

香ノ葉「ちょ、だ、ダーリン!?どうしたん!?」

転校生「にんぎょうがぁ・・・ぴぅぅ・・・」

智花「ほ、ほら、泣かないで?ね?何があったか詳しく教えて?」

転校生「人形が・・・ないのぉ・・・」

香ノ葉「え?・・・・・・ほ、ほんまや!ない!」

転校生「それで、ずっとさがしてて、でもみつからなくて・・・ぴぅぅ・・・・・・」

香ノ葉「ウチらも手伝うから!一緒にさがそ!」

智花「うん!絶対に見つけるよ!だからもう、泣かないで、ね?」

転校生「うん・・・」

~17:30~

鳴子「・・・ふむ。通りがかっただけなんだけど・・・」

鳴子「お楽しみ会のために用意した人形がなくなった、と」

鳴子「第1発見者は転校生君か」

転校生「ぼくがもどってきたらなくなってて・・・さがしてもみつからなくて・・・」

智花「私たちもいろいろ探したんですけど、見つからなくて・・・」

香ノ葉「ほら、ダーリン。もう、涙と鼻水で顔がぐじゅぐじゅになっとうで。ほら、チーンして、チーン」

鳴子「ふむ・・・」

つかさ「どうした、遊佐。私を呼び出して、なにをさせるつもりだ」

鳴子「やぁ、生天目君。今日は君の力を借りたいと思ってね」

つかさ「ほう?」

鳴子「みんなが楽しみにしてたお楽しみ会が遅れちゃ大変だ」

鳴子「可愛い後輩に依頼されたんだ。調べてみようか」

つかさ「・・・なんの話だ?」

~事実確認~

香ノ葉「せ、せっかくありすちゃんが頑張って作ってくれたんに・・・」

ノエル「お人形、早く見つけないと・・・!ま、まだ招待した人たち、来てないよね?」

智花「うん、大丈夫だよ・・・まだ時間、あるよ!」

転校生「・・・・・・ぜったいに、みつける!」

鳴子「じゃあ簡単な所から始めようか。一番大事な事実として・・・」

鳴子「①この部屋に鍵はかかってなかった。②人形のことは大部分の生徒が知らなかった。③人形が消えたのは、15時~17時の間」

鳴子「だね?誰か見張りをつけたりしてなかった?」

ノエル「まさか盗んだりする人なんていないと思ってたから・・・」

鳴子「ま、話を聞く限り、高価な人形ってわけじゃない。パーティを楽しみにしている人間だからこそ意味があるからね」

鳴子「ちなみに、その人形は4人の生徒をひとまとめにしたものらしいけど・・・バラバラになったりする可能性は?」

香ノ葉「後でプレゼントするように、バラバラにはできるって話やけど・・・」

ノエル「途中で分解しないように、ありすちゃんが強めに繋げてくれてるんだ」

転校生「ちょっとひっぱったぐらいじゃちぎれないよ。ありすちゃんとためしたもん」

鳴子「なら、誰かがハサミなどを使わない限り、バラバラにはならないね」

鳴子「じゃあ次は、容疑者の絞り込みと行くか・・・と言ってもな・・・鍵がかかってない、監視もついてない部屋に入った人間を突きとめるなんて・・・」

つかさ「・・・白藤香ノ葉。監視の魔法を使わなかったのか」

香ノ葉「えっ!?ま、正宗たちのこと?そ、そりゃあ使えるけど・・・」

香ノ葉「今日は使ってへんって!ウチも盗まれるとは思わんかったし・・・」

鳴子「生天目君。重要な着眼点をありがとう。でも彼女は魔法を使っていない」

つかさ「なぜわかる」

鳴子「魔法を使ってこの部屋を監視していたなら・・・犯人がわかっているなら・・・転校生くんが第一発見者の時点で、それを隠す理由がないからだ」

香ノ葉「当たり前なんよ!そんなんわかっとたら、ダーリン泣かせたりせぇへんって!」

つかさ「・・・犯人より人形を探した方が早そうだ」

鳴子「逆にね、白藤君。君の・・・というか大半の生徒の転校生くんに関する発言はあまり信用できない」

鳴子「多分、庇うだろうからね。僕もそうなったら庇うだろう」

転校生「ぼく、やってないよ・・・?」

鳴子「あくまでも仮定だ。気にしないでくれ」

聖奈「盗難があったと聞いたが、本当か?」

鳴子「おっと。結城君、まだ盗難と決まったわけじゃない」

智花「そんな!無くしたりなんかしません・・・」

鳴子「無くしたんじゃなくて、UFOが持っていったかもしれないだろ?」

鳴子「・・・というのは冗談だけど、今の時点でどうなったと決めつけるのはよくない。なるべくニュートラルな姿勢で調べよう」

聖奈「15時から16時半なら、私がこの部屋を見ていたぞ」

鳴子「それはまた、どうして?」

聖奈「廊下の端に天文部があるだろう。あそこの活動について聞き取りをしていた」

鳴子「1時間半も?」

聖奈「ああ。問題が多い部活だからな、あそこは」

鳴子「1時間半も聞き取りとはまた・・・ちゃんと、天体観測には行ったんだろ?」

聖奈「どちらにしろ、入った連中は天文部も見ている。証人になるだろう」

鳴子「じゃさっそくだけど、15時に南君たちが出て行った後・・・」

鳴子「この部屋に入ったのは誰?」

聖奈「・・・そこにいる、冬樹ノエルだ」

~捜索~

転校生「ゆさが、1人ずつ聞き込みをしてくれてるから・・・」

香ノ葉「ウチらはその間に探すんよ!」

聖奈「とはいえ、どこから手を付けたものか・・・」

転校生「・・・ありすちゃんに、言った方がいいかな?」

聖奈「・・・今、このことを言いに行って、不安にさせてはダメだろう」

香ノ葉「ありすちゃんが、自分で作った人形が無くなったって聞いたら、絶対悲しむんよ」

転校生「そっか・・・そうだね」

聖奈(・・・・・・・・・・・・)

聖奈(恐ろしいな・・・なんとか誘導できたが、楠木のところに行かれては一発でアウトだ)

聖奈(冬樹ノエルもボロは出さないと思うが、私も気を付けなくては・・・)

転校生「でも、だれにも見つからないで、あのお人形4つともぜんぶはこんだんだよね」

香ノ葉「そうやね。結構大きいから、なんかに隠さなあかんやろうし・・・」

聖奈「その場合、中身の形状がわかりにくい箱のようなものが望ましいか」

転校生「でも、そんなおっきなはこなんかつかったら目立つよね?」

香ノ葉「せやねぇ。いっつも持ち歩いてる、とかなら大丈夫かもせんけど・・・」

聖奈「大きな箱をいつも持ち歩いていて・・・」

転校生「人形のことを知ってて・・・」

香ノ葉「誰にもバレへんように別の場所に持っていけそうな人・・・」

聖奈「・・・・・・・・・・・・」

香ノ葉「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・ぼくだー!」

香ノ葉「いやいや、ダーリンじゃないんはわかっとんよ?そんなんダーリンがするわけないし・・・」

聖奈「ところで転校生、いつものダンボールはどこだ?」

転校生「ゆきちゃんとこ」

香ノ葉「ダーリンはアリバイがあるんよ。ヤヨイちゃん呼びに行ってから、どうしたか教えてくれる?」

転校生「うん」

~転校生のアリバイ~

転校生「まずヤヨイちゃんをよびに行って、そのあとダンボールのメンテナンスのためにゆきちゃんのとこに行ったの」

聖奈「時間は?」

転校生「ヤヨイちゃんのとこについたのが15半くらいかな」

転校生「ゆきちゃんとこにいったのが16時くらい。ちょっとやよいちゃんとおはなししてたから・・・」

聖奈「なるほど。その後はどうした?」

転校生「そのあとまつりんと野球けんして」

聖奈「水無月に連絡だ」

転校生「16半くらいに出て、あきちゃんとさらちゃんとくみたいそうしてー」

香ノ葉「3人で見事な飛行機と山、それとタワーを作ってたんよ」

転校生「はるのんとたっちゃんがほじょしてくれてねー」

聖奈「相変わらず謎だな。その後は?」

転校生「がくえんのシャワーつかって土とあせながしてー、17時くらいに教室にもどってきたの」

聖奈「そうしたら人形がなかったと」

転校生「うん・・・・・・」

香ノ葉「みんなに確認とってみる?むしろこの状況で出来るとしたらダーリンかなりの超人やけど・・・」

聖奈「いや、いい。それをするのは遊佐の仕事だ。私は大人しく探しているよ」

聖奈「転校生、疑って悪かったな」

転校生「ううん、これでアリバイがしょーめいされたんだよね」

香ノ葉「まあダーリンはウチがずっと見とったから・・・」

転校生「あっ、じゃあせっかくだしてんもんぶのみんなにも話を」

聖奈「しに行ってもいいが、私がさっきまで話をしていたからな・・・また口うるさく言ってしまいそうだ」

転校生「うーん、そもそもゆーちゃんいたからいいの・・・かな?」

聖奈(よし、セーフだ。天文部に証言されては、さすがに誤魔化しがきかん)

聖奈(・・・なんだか私だけ別の方向で努力をしているような・・・)

~名探偵ノエルちゃん~

ノエル「おかしい・・・絶対におかしいよ!転校生くんもそう思わない?」

転校生「うん、おかしい」

ノエル「誰にも気付かれないで、お人形を持っていっちゃうなんて無理だよ」

ノエル「間違いないね・・・きっとこれは、怪盗の仕業ってやつだよ!」

転校生「かいとう!?」

転校生のイメージ【この怪盗・前日仮面がお人形を隠してあげる!そしてあたふたしているノエルを眺めるのよ!ノエルかわいい!】

転校生「・・・いや、ないか」

ノエル「だって怪盗ならきっと、思いもよらぬ方法で盗んじゃうんだ・・・ってどうしたの?」

転校生「なんでもない。つづけて?」

ノエル「あ、うん。怪盗が相手となったら、もう名探偵ノエルちゃんが出るしかないっ!」

ノエル「絶対に怪盗を見つけ出すぞぉ!さぁ転校生くん、捜査開始っ!」

転校生「ちなみに、のえるんだったらどうやってかくす?」

ノエル「うぇ!?あ、あたし!?な、なんでかな!?」

転校生「いや、ぼくだったらダンボールにいれてもってくだろうけど、そんなのぼくだけでしょ?」

転校生「それで、のえるんだったらどうやってはこぶのかなって」

ノエル(こ、こっわー!いきなりあてられたかと思ったよ!?生きた心地しなかったよ!?相変わらず直感が鋭い・・・)

ノエル(でも、誤魔化せばいいんだよね。よし、やるよ!)

ノエル「あ、あたしだったらかー、えーっと、えーっと・・・どうしよう?」

ノエル(あー!あたしのバカバカ!なんでこんなときにうまく言えないのさ!)

転校生「なんかのえるん、今日はぽんこつだね」

ノエル(セーッフ!転校生くんがあたしのこと疑ってなくてよかったー!・・・ごめんね、転校生くん)

ノエル「いつもは優秀に見えちゃうってことかな?まーまーこのノエルちゃんだから当然っちゃ当然だけどね!」

転校生「とくにあきちゃんといっしょにいるとき」

ノエル「あたしだって望んでツッコミをやってるわけじゃないんだよ?」

~動機~

転校生「んー、そもそも、さ。なんで人形がなくなったのかな?」

ノエル「なんでって・・・そりゃ誰かが隠したか、なんかの事故かなんかでどっかにいっちゃったとか・・・じゃないかな?」

転校生「じこ・・・はおいといて、だれかがかくしたんだったら、なんでかくすんだろ?」

ノエル「うーん、言われてみれば、隠す理由ってないよね。あったとしてもいやがらせ・・・とか?」

転校生「じゅんびしてたのはぼく、のえるん、ゆかちゃん、ともちゃん、このは」

転校生「人形はみっちー、ちーちゃん、ねねちゃん、やよいちゃん」

転校生「そして、人形をつくったのがありすちゃん」

転校生「・・・・・・ともちゃんのりょうりのひがいしゃかな?」

ノエル「それで嫌がらせって・・・と、ともちゃんもがんばってるし!」

転校生「まあ、それはじょうだんだけど。ゆかちゃんもこのはもべつにそんなきらわれたりしないし・・・」

転校生「みっちーもちーちゃんもねねちゃんもやよいちゃんも・・・」

転校生「ありすちゃんは人にきらわれるほどかかわらないし」

ノエル「さらっとひどい事言ってるよね?」

転校生「・・・ぼく?」

ノエル「いやいやいや、それこそないよ!転校生くんが嫌われるなんてありえないって!」

転校生「でも、ぼくあやちゃんのファンの人からけっこうきらわれてたことが・・・」

ノエル「あーうー、い、今は大丈夫なんでしょ!?じゃあないって!」

転校生「そうかなぁ・・・」

ノエル「やっぱり、事故かなんかだと思うよ。こうやって探してる内にさ、ひょっこり出てくるかもしれないしさ」

ノエル「それに、あたしはやっぱり口や頭より手を動かす方が得意だもん。さ、さがそさがそ、ね?」

転校生「はーい」

~安心と信頼の~

つかさ「つまらん。ちまちまと部屋を探してばかりだ。なぜ遊佐は私を必要とした」

つかさ「見落とすほど小さな人形ではないのだろう。ならばここを探すのは無駄だ」

転校生「だよねぇ。けっこうなおおきさだったから、かくすのはむずかしいと思うけどなぁ」

つかさ「・・・そもそもなぜ痕跡を探す。誰かだ持っていったとしても、問題ではない」

つかさ「この学園には外部の者は入れない。つまり、なくなった時点で学園にいた・・・」

つかさ「全ての人間を締上げればおのずと見つかるだろう?」

つかさ「なんなら私が確認してやってもいい」

転校生「わーわー!ぼうりょくだめ!きょーはくもだめ!ふーちゃんにおこられるよ!」

つかさ「バレなければ構わん。そうだな、まずは私を、貴様が締め上げてみるか?」

つかさ「私が犯人だったらそれで解決だぞ」

転校生「だからダメだって!それに、なーちゃんやってないでしょ。もってくいみないもん」

つかさ「そうか?もしかしたら私がその人形の誰かに重度の興味を抱いているだとか」

つかさ「・・・自分で言っていて、ないな。仮にそうだったとしても、私は直接言いに行く」

転校生「あずにゃんとかやよいちゃんとかに会いに行ってたもんね」

つかさ「そういうことだ。・・・ああ、つまらん。推理ごっこをしてはみたが、やはり私の性に合わん」

つかさ「どうだ、転校生。貴様なら1発で犯人を言い当てることぐらいできないのか」

転校生「そんな・・・むちゃだよ」

つかさ「なら、目をつぶって指でも差してみるか?案外当たるかもせんぞ」

転校生「はずすかくりつのほうが高いよー」

つかさ「・・・しかしまぁ、貴様がこうも見つけられないとなると、先ほどから無い場所を捜しているのだろうな」

つかさ「貴様の捜索能力は私が買っている。お前が見つけられんならだれにも見つけられんさ」

転校生「そうかなぁ?じゃあ、べつのとこさがそっか」

つかさ「ああ。どうせ私はこの場から去ることができん。ならお前といた方が暇つぶしになりそうだ」

今日はここまで!ミステリー劇場で推理物というかノエルと聖奈のミッションみたいになってる。
『【ミッション】転校生にバレるな!』的な。ちなみに聖奈が誘導してなければ一発で見つかってました。
まつりんは風子にお説教されてます。じゃんけん全負けして全裸になったあげくお説教を受けてるそうです。全裸で。
新しいはるのんが・・・・・・ヤバい。いろいろとヤバい。
ログボ秋穂の春乃目線みたいな感じなんでしょうか。ヤバいですね。デカいですね。
ありすありあり(合言葉)

~番外編 ちっちゃいふーことおっきいありす 篭絡編~

前回のあらすじ

ありす(大人)と風子(子供)で転校生くんを大岡裁き

転校生「ここぜんねんれいのけいじばんだから!グロテスクになりそうなのきんし!」

風子(子供)「ごめんなさい・・・」

ありす(大人)「ごめんね・・・」

転校生「んで、風子はなにをしってるの?なんでここにぼくらが来てるとか・・・」

風子(子供)「んー・・・・・・いっしょに遊んでくれたら教えてあげてもいいよ!」

転校生「えー、まあいいけどさー」

ありす(大人)「・・・はっ!これまた私だけ置いていかれるパターンだ!」

転校生「楠木さんも遊んでくれるって」

風子(子供)「えー・・・ふーこ、このおばさんあんまり好きじゃない」

ありす(大人)「おばっ・・・!?」

転校生「さっきまで『おねーさん』だったのに・・・」

ありす(大人)「で、でも大丈夫!私は怒らない!なぜなら大人だから!さっ、風子ちゃん、お姉ちゃんと一緒にお人形遊びを・・・」

風子(子供)「転校生くん、ふーこ、また空飛びたい」

転校生「ダンボールがないからむりー」

ありす(大人)「これは・・・私の出番!さあ、お人形さんたち、あの女の子を持ち上げて空へ!」

人形「ムチャイウナッテ」

人形「キュウリョウヨコセ」

人形「ユウキュウホシイ」

人形「バカジャネーノ」

ありす(大人)「おねがいだからー!あとでちゃんと新しい服とか用意するからー!」

風子(子供)「なんだか、見ててかわいそうになってきた・・・」

転校生「しかたないなぁ・・・おにんぎょうさん。おねがい?」ウルウル

人形「ヤロウドモ!オクレルンジャネーゾ!!!」

人形s「Ураааааааа!!!!!」

風子(子供)「わっ、わっ、と、とんだ!浮いた!すごーい!」

ありす(大人)「わ、私じゃなくて転校生くんの言うことを・・・・・・まっ、いっか」

転校生「それでいいのかドールマスター」

ありす(大人)「どうよ!これが私の人形たちの力!これがパルチザンの魔法使い、楠木ありすの力!」

風子(子供)「・・・おばさんも魔法使いだったんだね!すごい!」

ありす(大人)「自己紹介の時そう言ったよね!?」

転校生「仲良くなった・・・のかな?」

・・・

??(大人)「子供かぁ・・・私も欲しいなぁ・・・・・・それより先に恋人が・・・そろそろ年齢=を脱したいよ・・・」

?(子供)「ああ、旦那様・・・こころの運命の人・・・今そちらに向かいます・・・」

忍び寄る怪しい影の正体とは!?転校生たちの運命やいかに!?次回に続く!

今日の番外編。しばらく番外編シリーズは続くと思います。
場所は謎の白い空間に6畳間の畳があるイメージ。ちっちゃい冷蔵庫とか本棚とかがあるらしい。
【表】の生徒は今のところ転校生くん以外に出す予定はありません。
と書いておきますが勢いで出すかもしれません。その時のノリで進めます。
代表選抜戦・・・フィーバータイム中にレゾナンスアタックはやめてくれよ・・・こっちはシルバーメダルが欲しいだけなんだよ・・・
はるのん欲しいんですおねがいだからやめてくれやがってくださいませほんとごめんなさいゆるしてくださいなんでもしますから。
コミュイベの選べるガチャチケット、もちろん僕はありすをもらいます。[夏祭り]ありすまであと少し!
ありすありあり(合言葉)

~前回までのグリモア~

転校生「あとはみんなをまつだけだねー」

転校生「さすがありすちゃんだね!」

転校生「(´;ω;`)ブワッ」

転校生「ぼくがもどってきたらなくなってて・・・さがしてもみつからなくて・・・」

転校生「ぼく、やってないよ・・・?」

転校生「・・・・・・ぼくだー!」

転校生「ううん、これでアリバイがしょーめいされたんだよね」

転校生「うん、おかしい」

転校生「・・・・・・ともちゃんのりょうりのひがいしゃかな?」

転校生「そんな・・・むちゃだよ」

果たしてノエルと聖奈は転校生に気づかれることなく人形を元に戻すことが出来るのか!?

果たして犯人は誰なのか!?魔法少女ミステリー劇場 ~消えた人形~ 解決編はじまり!

~ありすちゃんには~

―廊下―

転校生「あれ?今ありすちゃんいなかった?」

ノエル「手芸部に来てたみたいでねー。何か用事があったのかも」

智花「ありすちゃんが部室に来てるとは思わなかったけど、なんとかバレないようにしないと・・・」

ノエル「これは慎重に捜査を進めなきゃだね。別方面に気を配ることになるけど・・・」

転校生「それならもういっそ言っちゃった方が・・・」

ノエル「それは最終手段にしよう!本当にギリっギリになってから!」

智花「私も、ありすちゃんに伝えるのは・・・やっぱり、悲しんじゃうと思うし・・・」

転校生「うーん、なんかなかまはずれにしてるみたいでもうしわけないような・・・」

ノエル「仲間外れというか、別の罪悪感でいっぱいだからね。あたしたちも何事もなかったって思ってもらいたいし」

智花「そうだよね。そのためにも、一刻も早く見つけないと」

ノエル「うん!ほらほら、転校生くんも、次どこ探す?」

転校生「え?えっとぉ・・・ど、どこかなぁ・・・?」

転校生(・・・ごめん、ありすちゃん・・・)

ゆかり「あら?どうしたの?始まってないの?」

智花「それがね・・・」

~ゆかりの推理~

ゆかり「そ・・・そんなことになってたのね。ありすちゃんのお人形が・・・」

転校生「それで今、みんなでひっしにさがしてて・・・」

ゆかり「そう・・・おかしいなって思ったのよ。ここに来るときのざわざわが変だったから」

ゆかり「それで・・・第一発見者は転校生君?なるほど・・・なら仕方ないわね・・・」

転校生「・・・みつからなかったら、どうしよう・・・・・・」

ゆかり「大丈夫大丈夫。この学園に、そんな悪いことする子なんていないし」

ゆかり「きっとひょいっと出てくるわよ・・・多分・・・」

・・・

ゆかり「それにしても、人形がなくなった・・・困ったわね」

ゆかり「あれって今日のメインだったから。サプライズだったの」

ゆかり「ありすちゃんが丁寧に作ってくれたものだったから」

ゆかり「遊佐さんのいう通り、イベント参加者以外には高価なものじゃないから・・・」

ゆかり「高そうだから盗んだっていうのはないと思うんだけど」

転校生「だよねぇ。でもいやがらせでもないよね。たぶん」

ゆかり「そうよね。ありすちゃんも去年転校してきた子たちも、南さんたちも・・・」

ゆかり「誰かと喧嘩してるってわけでもないでしょ?」

転校生「ぼくも、そんなのは聞かないなぁ」

ゆかり「だからやっぱり、不可抗力でどこかに隠れちゃってて、ひょんなことから出てくる・・・」

ゆかり「それが一番だし、誰かが持っていったとしても、なにか事情があると思うの」

ゆかり「だからね、もし持っていった人が見つかっても、あんまり責めたくないかな・・・」

ゆかり「いっそ犯人が私だったら、自白できるんだけどね」

転校生「ちゃんとじじょーがあるんだよね、うん。たぶん。でも、なんでなんだろ?」

ゆかり「・・・んー、例えば、持って行った人は、本当はみんなに言いたいんだけど・・・」

ゆかり「言えない状況に陥ってる、とかどう?」

ゆかり「それなら説明がつくんじゃない? 例えば、連絡が取れない所にいるとか」

転校生「そんなことになりそうなのは・・・あさりんとか?」

ゆかり「それかも。っていうのは冗談だけど。やっぱり、我妻さんが持っていく理由が無いし」

ゆかり「えーと、だから他には・・・」

ゆかり「・・・こうやって探してること自体が、言えない状況にしてるとか?」

転校生「話が大きくなりすぎて、言いにくくなってるとか?」

ゆかり「そうそうそれそれ。でも、やっぱり変だね。そんなことがあるなら誰かに相談すればいいと思うし・・・」

転校生「そーだんできないようなじょーきょーだったのかな?」

ゆかり「それってどういう状況なんだろう・・・んー、下手の考え休むに似たり、かもね。変に考えてるより、探してる方がいいかも」

~いい子だから~

転校生「んー、こわれたつくえ・・・きえた人形・・・」

転校生「のえるんがひとりではこんで、そんときはたしかゆーちゃんが近くにいて・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生「ゆーちゃん、てつだってあげなかったのかな?でも、それだとふたりともうそついてることになるし・・・」

転校生「やっぱかんけいないかー。べつのとこ行こ」

・・・

ノエル(あっぶなーー!!!気づかれたかと思ったーー!!!)

ノエル(ごめんね!嘘ついてます!2人で運びました!手伝ってもらいました!)

ノエル(転校生くんがいい子すぎてちょっと泣けてくる・・・もうちょっと人を疑ってもいいんだよ?)

ノエル(あー、やばい。涙出てきそう。謝ろう。事が終わったら誠心誠意土下座しよう)

ノエル(やっぱジャンピング土下座かな?ヤバい、罪悪感で胸が押し潰れそう)

ノエル(うー、早くなんとかならないかなぁ・・・なんとか人形を戻せる時間が欲しい・・・)

~転校生の証言~

転校生「ゆさー、よばれて来たよー」

鳴子「ありがとう。君で最後かな」

転校生「ぼくがだいいち発見しゃなんだよね?」

鳴子「事件が発覚したのが君が知覚してから・・・ということで君は第一発見者となる」

鳴子「さて、早速だが転校生くん。僕は君が犯人だとは思っていない」

転校生「え?それでいいの?なんかえんりょとかしてない?」

鳴子「いやいや、君に肩入れしてるわけじゃなくて、ロジカルに考えた結果ね」

鳴子「一応容疑者の中で一番人形を持っていきやすいのは君なんだが・・・」

鳴子「それをするためにはいつものダンボールが必要になる。が、今君は持っていないね」

転校生「うん。ゆきちゃんにメンテナンスしてもらってるから・・・」

鳴子「ああ、それは知っている。メンテナンスは定期的に行われていて、次の日になったら返してもらえる。確かそうだったね?」

転校生「うん」

鳴子「となると、もう君には持ち出す手段はない。いや、あるかもしれないが、その後の君の行動も話を聞いている」

鳴子「念のため春乃君たちにも確認を取ったが、夏海が来てから生天目君が出ていくまでの間、少なくとも君はここには来れていない」

鳴子「君が瞬間移動の魔法なんかを使えるなら別だけど・・・使えないよね?」

転校生「むり」

鳴子「なら、やっぱり僕が思いもよらないような方法を使っていない限りは不可能だ」

転校生「そっかぁ・・・じゃあ、ぼくなんでよばれたの?」

鳴子「経過報告みたいなものかな。僕の推理を少し聞いてほしいと思ってね」

~推理をする上で~

鳴子「ところで転校生くん。今回の事件に関してなんだが、これを解決するのに最も重要なことは何だと思う?」

転校生「え?えっとぉ・・・・・・人形を見つけること?」

鳴子「そこで犯人を見つける、とならないのは実に君らしい。が、そうじゃない」

鳴子「こういった事件なんかを推理する上で必要なことなんだが、人はいろいろな理由で行動を起こすということを知っておいて欲しい」

鳴子「今回は人形が消えたことで困る人が出たわけだけど・・・」

鳴子「人形それ自体が消えた理由が【善意】だということも考えられる」

鳴子「それか【まったく無自覚】だという可能性もあるし・・・」

鳴子「やっぱりお楽しみ会を邪魔する【悪意】の可能性もある」

鳴子「今回は基本的に、人目を忍べば誰にでもチャンスがあった」

鳴子「なら、【人形を持っていく動機】・・・これが大事なんだよ」

転校生「ゆさ、どーきってなに?」

鳴子「どうしてそう動こうと思ったのか、っていう理由のことさ。今回のことだと・・・」

鳴子「例えば人形が一部壊れていたから修復のために別の場所に移したとしたら、これは善意による行動」

鳴子「何かの用事で人形が邪魔だったから一時的に別の場所に移動させた、これだったらまったく無自覚」

鳴子「そして、お楽しみ会そのものを邪魔したかった・・・これだと悪意による行動だ」

鳴子「もちろん今言ったことはただの例え話で、僕の想像に過ぎない。が、動機がわかれば・・・」

鳴子「自然と人間も限られてくるってことさ。それを踏まえたうえで転校生くん」

鳴子「推理を始めようか」

~遊佐鳴子の推理~

鳴子「まずは事実確認から。明らかな事実が1つ、ある」

転校生「それは?」

鳴子「嘘をついている生徒がいる」

転校生「!」

鳴子「それ自体を責めるわけじゃないが、嘘をつくには理由がある」

鳴子「こんな事件で嘘をつく理由と言ったら・・・後ろめたいことがあるということだ」

鳴子「そして別の話だけど、人は嘘をつかなくとも、誤解を生む」

鳴子「それがもう1つのポイントだ。正しいことを言っているから事件とは無関係・・・」

鳴子「はたしてそうかな?」

転校生「そっか・・・よくかんがえたら、べつにはんにんは1人ってきまってるわけでもないんだよね」

転校生「うそをついてる人がいて、本当のことをいってる人がいて、その2人がきょーりょくしてたら・・・」

鳴子「9の真実の中に1の嘘を混ぜると、真実味が増す。木を隠すなら森の中というが、嘘を隠すなら真実の中だ」

転校生「じゃあ、今のだとたとえば・・・のえるんがうそをついてて、ゆーちゃんがきょーりょくしてたりして」

転校生「ゆーちゃんはほんとのこといってるけど、だいじなとこをかくしてたり・・・とか?」

鳴子「まあそんな感じかな」

鳴子「人を疑う場合、セオリーなんてものはない」

鳴子「それが嘘なのか本当なのか、その判断は自分がするしかないんだ」

鳴子「・・・ここまではいい?これは自分だけの話」

鳴子「もし君が推理して【この生徒が嘘を言っている】とわかったとする」

鳴子「それを他人に信じてもらう場合・・・そう、君の判断には根拠が必要になる」

鳴子「それも皆が【言ってることは正しいかもしれない】と考える程度の根拠だ」

転校生「そっかー。こう、たぶんこの人!じゃだめなんだね」

鳴子「仮に君の勘が百発百中だったとしても、仮に何かの魔法で知ることができたとしても、それは『君が嘘をついていない事』の証明をしなければ根拠として成り立たない」

鳴子「そういうわけだから、きちんと順番を整えて話をして、みんなに正しいと思わせる必要がある」

鳴子「裁判用語で【合理的な疑いを超える】というんだけど、日常にも使える」

鳴子「自分の推理は合理的な疑いを超えて、皆に信じてもらうことができるか?」

鳴子「推測を話す者は、常にこの問題に悩まされる」

~敏腕探偵~

鳴子「どこまで証拠を積めばいいのか。どこまでわかりやすく話せばいいのか・・・」

鳴子「そう。人を疑って、犯人だと指摘するのはね・・・簡単なことじゃない」

鳴子「もしかしたら、あらゆる情報を仕入れて、自信を持って指摘したことが・・・」

鳴子「まったくの間違いだってこともある。推理の向こうは未知の領域だ」

鳴子「踏み出すのにはとてつもない勇気がいる」

転校生「でも、ゆさはそーいうみちのりょーいき?ってのをしらべるのがすきなんだよね?」

転校生「あれ?なんかちがう。知るっていうことがすきなんだっけ?」

鳴子「おや、覚えていてくれたか。そのとおり、僕はその、未知の領域に踏み出すことが大好きでね」

鳴子「今回も1つ、勇気を出してみようと思う」

鳴子「もし僕が盛大に失敗してしまったら・・・」

鳴子「あとで、慰めてくれないか」

転校生「・・・ってことは、ゆさはもうわかったの?」

鳴子「その確認も含めて、そうだな・・・転校生くん。もう一度、みんなで人形を探そう」

転校生「・・・ん?どういうこと?」

鳴子「それも後で話すから、とりあえずみんなを集めようか」

~再捜索~

つかさ「・・・もう一度探すぞ。全員でだ」

智花「え?さ、探すんですか?」

つかさ「これだけ時間をかけて、出した結論がこれだとは」

つかさ「フラストレーションばかり溜まるな・・・この部屋にないことはわかっている」

ノエル「じゃああたし、廊下?調べようかな。いちおうロッカーとかあるし」

智花「あ、じゃあ私は隣の部屋?」

聖奈「私はもう一度他の部室を回って、何か見ていないか聞いてみよう」

聖奈「岸田の件ではないが、窓から出入りできた、という可能性があるからな」

・・・

鳴子「・・・じゃあ生天目君と椎名君は両隣の教室を探してくれ」

鳴子「えっと、夏海と南君は廊下の端で、招待客が来ないか見張っててくれ」

鳴子「こんな騒ぎ見られたら、ケチがつくだろ?」

夏海「は、はい!」

智花「わかりました!」

鳴子「白藤君は向かいの部屋・・・転校生くん、僕と一緒に報道部へ来てくれないか」

香ノ葉「わかったけど・・・ダーリン?」

転校生「ぼくもさがさなくていいの?」

鳴子「君もいろいろ調べて疲れただろう。少し考えをまとめたいんだ、付き合ってくれ」

~免疫:A~

鳴子「・・・さて。濃密な調査だったけど、もうすぐ終わるよ」

転校生「そうなの?ゆさがそう言うならそうなんだろうけど・・・」

鳴子「まあ、まずはコーヒーでも飲もう。転校生くんは、コーヒーは苦手だったか。おっ、ちょうど紅茶があった。これでいいかい?」

転校生「いいよー」

・・・

転校生「でも、だいじょうぶかな?人形をかくした人、みんなにおこられたりとか・・・」

鳴子「大丈夫。いちおう僕が丸く収められるよう努力する。

鳴子「せっかく、君が学園生の間を繋げてくれているんだ」

鳴子「ここで信頼が損なわれたら、君の努力が無駄になるからね」

鳴子「それで転校生くんにはちょっとお願いがあって・・・」

鳴子「君の目の前で犯人を指摘するのは避けたいんだ」

転校生「へ?なんで?ぼくはべつに・・・」

鳴子「・・・・・・・・・・・・ふぅ」

鳴子「わかってるよ。君が簡単に、女の子たちを軽蔑したりしないことは」

鳴子「・・・まぁ、真実が明らかになったら、自分から話してくれると思う」

鳴子「今は、君の目の前で女の子たちを裸にしたくない、と考えてくれ」

転校生「はだかぐらいもう何回も見てるよ?」

鳴子「そういう意味じゃなくて・・・・・・ところで転校生くん。眠くなったりしないかい?」

転校生「ん?なんで?さすがにそこまでつかれてないよ?」

鳴子「いや、それならいいんだが・・・」

鳴子(・・・・・・もしや、南君の料理で体が抗体を生成しているのか・・・?)

転校生「ねぇ、それじゃあそろそろ・・・」

鳴子「当身」

転校生「ぐぇっ」

バタン

鳴子「・・・つい実力行使に出てしまった。まあ、後で謝ろうか」

~全てが解決した後~

鳴子「さて、転校生くんは椅子で寝かせていたけれど・・・」

聖奈「・・・あれか。早く起こして、会場に連れて行かせてやらねば」

鳴子「転校生くん、転校生くん。起きてくれ」

転校生「」

鳴子「まいったな、ちょっと強くやりすぎたか?」

聖奈「強くやりすぎた・・・何をだ?」

鳴子「睡眠薬で眠らせようとしたんだが、眠ってくれなくてね。当身で、こうシュッと」

聖奈「睡眠薬で眠らない?・・・南の料理か」

鳴子「こうなったら仕方ない。とりあえず連れて行こう」

鳴子「途中で起きてくれたらそれでいいし、起きなくてもまあ、南君が近くにいれば本能で起きるんじゃないかな?」

聖奈「天敵か何かなのか?そういっても差し支えないのが問題だが」

・・・

―お楽しみ会場―

ヤヨイ「そういえば、転校生くんは?アタシを呼びに来てくれてたんだけど・・・」

夏海「部長が連れて行ったあと、帰ってこなかったわよね。追加の料理でも作ってるのかしら?」

智花「どうなんだろう?」

鳴子「やあ、お待たせ。転校生くんを連れて来たよ」

寧々「転校生くんだー!・・・あれ?寝てる?」

転校生「すぅ・・・すぅ・・・zzz」

鳴子「まあ、なんというか・・・ごめんね?」

みちる「え?」

~油断大敵~

ちひろ「転校生くん、かわいいですぅ~」ツンツン

転校生「ぷあっぷあっ」

みちる「こうしてみるとやっぱりただの男の子だよねー」

ゆかり「ざっと見たところ外傷もないし、大丈夫だと思うけど・・・今度から気をつけてね?」

鳴子「ああ、わかっている。流石に今回のことは予想していなかったが、次回からまた別の方法を考えないと」

ノエル「でも、よく起きないよねー。やっぱり、あたしのせいで疲れさせちゃってたかな?」

香ノ葉「ダーリンもがんばってたし、一回泣いとうもんね。やから寝たまんまになっとるんかもせーへんけど・・・」

クレプリ「起こさなきゃ後で絶対文句言うさね。起きろー、しょうねーん」

転校生「んん・・・おかぁ・・・さ・・・zzz」

寧々「もー、ここにはお母さんはいないよ?転校生くんもやっぱりまだまだ子供ねー」

夏海「そりゃ6歳だし、多少はね?」

ありす「・・・・・・こぇ、もし・・・て・・・」

智花「うん?ありすちゃん、どうしたの?」

ありす(ドアは・・・閉まってる。急いで逃げればどうにかなるかもって思ったけど、多分これはもう・・・)

ありす「・・・が・・・ばり・・・しょ・・・?」

智花「え?」

・・・

風子「さて、転校生さんたちはうまくやってますかねー?」

怜「どうでしょうか。智花も夏海もいると聞いてますから、大丈夫だとは思いますが・・・」

風子「たしかこの教室でしたね。入りますよー」ガチャ

怜「こ、これは・・・!」

ゆかり「な、なにこれぇ・・・」ビクッビクッ

ありす「やっ・・・ぱり・・・」ビクンビクン

ノエル「わ、忘れてた・・・・・・」プルプル

智花「あっ・・・はっ・・・」ピクッピクッ

聖奈「なんとか・・・学園長だけは・・・外に・・・」ビクビク

転校生「お母さん・・・おっぱい・・・・・・」チュウチュウ

みちる「す、吸わない・・・でぇ・・・やめてぇ・・・」ガクガク

香ノ葉「ふへへへへ・・・ダーリンに・・・ダーリンに・・・」ポワポワ

風子「いけない!急いで逃げま」

鳴子「旅は道連れ・・・さ」ガシッ

夏海「こう・・・なったら・・・ね・・・?」

風子「は、離しなさい!ウチはもうあれはごめんですよ!」

怜「は、離せ夏海!これ以上被害を拡大させてはいけないだろう!」

智花「怜・・・ちゃ・・・んも・・・いっしょ・・・に・・・」ガシッ

ちひろ「ふうき・・・いい・・・ちょ・・・さんも・・・・・・ね・・・?」ガシッ

風子「い、嫌です!嫌です!ウチは―――」

―数時間後―

転校生「ん・・・ふわぁぁ・・・なんか首がいたい・・・」

転校生「・・・あれ?みんな?・・・あ、パーティ会場だ、ここ」

転校生「うーん、とちゅーでねちゃったのかな・・・?あ、人形。見つかったんだ、よかった~」

転校生「・・・・・・で、なんでみんなねてるんだろ?」

今日はここまで!ありすは寧々を連れて逃げました。聖奈が逃がしてくれました。
転校生くんの吸いつき癖がオチとして便利すぎる。多用は避けたいけれども・・・
次回は温泉発見伝です。転校生くんって銭湯とか行くと女湯に放り込まれるんですよね。羨ましい。
転校生の毒への耐性は消化器系のみ強化されています。だから麻酔とかは普通に効きます。これ、重要。
刻一刻とあの事件が近づいてきています・・・このペースだと3月中に行けそうかな?
例の事件の後に転校してくるアイヌ少女とかいろいろとヤバい。青春したいのに最初からハードモード。
はるのんかわいい。
ありすありあり(合言葉)

~番外編 ちっちゃいふーことおっきいありす 乱入編~

心(子供)「うふふふふふ、旦那様」

転校生「わっ!?こ、こころ!?」ビクビク

心(子供)「お久しぶりでございます。あなたの心です」

ありす(大人)「心・・・?・・・ま、まさか、双美・・・っ!」

風子(子供)「おねーちゃん、どうしたの・・・こわいよ?」

ありす(大人)「ご、ごめんね?なんでもないの」

さら(大人)「・・・今ここで彼女を殺してしまえば、パルチザンは解散する必要がなくなるかもしれない」

ありす(大人)「さら・・・!いつのまに・・・」

心(子供)「あっ、さっきのお姉ちゃん!」

さら(大人)「でも、私には、こんな小さな子供の命を奪うだなんて・・・できない」

ありす(大人)「・・・わかってるよ。わかってるけど・・・!」

心(子供)「えっと、風子ちゃん、だっけ?あなたは、旦那様の・・・【何】なの?」

風子(子供)「え?旦那様って転校生くんのこと?お友達だよ?」

心(子供)「・・・うん、そうなんだね。心も、今はお友達なの」

風子(子供)「くんくん・・・なんだか甘いにおいが・・・」

心(子供)「ケーキ?でも、ケーキなんてどこにも・・・」

転校生「ひまだったからやいたよー」

さら(大人)「て、転校生くん!?暇だったから焼いたって・・・道具と材料は!?」

転校生「そこにあった」

ありす(大人)「うわー、気付かなかった・・・というか、だんだん物が増えてきてるような・・・」

風子(子供)「転校生くん、ケーキ作れるんだ!」

心(子供)「さすが旦那様です・・・心もより一層修行しないと・・・」

さら(大人)「・・・転校生くん。質問いいかしら」

転校生「いいよ?」

さら(大人)「お菓子作りの他に得意なことってある?」

転校生「料理はふつーにできるしー、そうじもおせんたくもあきちゃんとかにおしえてもらってて、あとふたみんとかゆさにパソコンの使い方ちょっとずつ教えてもらってたり、ほかにも・・・」

さら(大人)「・・・ありす。ゲートって、確か【表】につながっているのよね」

ありす(大人)「ま、まさか・・・?」

さら(大人)「結婚適齢期の転校生くんがいる時代を探すわ。最悪ゲートを行き来すればいずれたどり着くはず」

さら(大人)「料理、洗濯、裁縫、コミュ力、その他の能力の将来性に加えて、魔力譲渡という特別な力があるから、軍に所属したときのかなりの年収も見込める」

さら(大人)「つまり、非の打ち所がない超優良物件!なら、狙わない手はないじゃない!」

ありす(大人)「え、あ、うん。そうだね」

心(子供)「・・・旦那様を、狙う・・・?」

風子(子供)「・・・あのおばさん、悪い人なの?」

ありす(大人)「悪い人じゃないんだよ?見境が無いだけで」

さら(大人)「裏世界では経済が崩壊してるから子供の将来のことを考えると【表】に移住して事を成す方が・・・」ブツブツ

ありす(大人)「逆光源氏とか」ボソッ

さら(大人)「はっ、その手が・・・時間停止の魔法も駆使すれば年齢差も・・・!」

転校生「仲月さん、なんかこわい・・・」

心(子供)「旦那様は心が守ります!」

風子(子供)「転校生くんはふーこが守るの!」

子供と大人の間に流れる不穏な空気・・・果たして転校生はさら(大人)の魔の手から逃れることができるのか!?続く!

今日の番外編。時間停止の魔法が存在しているということで、年齢差は全く問題ないということにさっき気付いた。
つまり【表】の香ノ葉にもワンチャンあるということ。ついでに姫とか里菜とかも問題なくなるということ。
遊佐先輩曰く魔法は命令式さえ見つければ何でもできるらしいから、浅梨と転校生が子供作ったりすることも・・・
改めて考えてみるとかなりファンタジーだなぁって思う。それが二次元の魅力。
さらちゃんはこんなさら(大人)を【表】に連れて行きたいと思うのだろうか・・・
ありすありあり(合言葉)

~サンドイッチ~

転校生「ふむふむ・・・」ジロジロ

風子「どうしたんですか?さっきからジロジロと」

ありす「・・・にか・・・ょぅ・・・?」

転校生「・・・・・・ふーちゃん、そこ立ってー」

風子「ここですか?」

転校生「そう。んで、ありすちゃんがこっち」

ありす「???」

クレプリ「なんで向かい合わせに立たせたんだ?」

転校生「んで、僕が間に入って・・・」

風子「?」

転校生「いっぱつげい。サンドイッチ」

・・・

絢香「ふんふんふふーん♪」

絢香(今日は早くお仕事おわっちやった♪転校生くんつれてどっか食べに行こーっと)

絢香「あ、いたいた、転校生く・・・!?」

[サンドイッチ]転校生「ゆるしてー!じょうだんだってってばー!」

絢香「な、なんでそんな板と板に挟まれてぐるぐる巻きに・・・・・・あっ」

転校生「あっ、あやちゃーん!たすけてー!」

絢香「・・・『反省中です。解かないでください』だってさ。がんばってね?」

転校生「もうやらないからー!ごめんなさいー!」

今日の転校生。転校生はまな板のすごさを全然わかってない。
ロングログボに結希キターーーー!!!!
寝起き姿が実にいい。寝癖かわいい。
これで俺的ランキングベスト5の内3人がロングログボになりました。
あとは卯衣と風子だけ・・・!
でも最近、はるのんとか氷川さんとかが可愛くてランキングが揺らぎつつある。
覚醒後のおにぎりは・・・メインヒロイン謹製かな?
ありすありあり(合言葉)

~意志を継ぐもの~

ソフィア「ぐっもーにん、転校生さん!ソフィです!」

転校生「ぐっもーにん、るーちゃん!てんこうせいだよ!」

ソフィア「今日も元気がぐっどですね!」

ソフィア「それでですね、実は今日、クエストに行こうと思っているのですが!」

転校生「いいよー」

ソフィア「本当ですか!?それではさっそく、れっつごー!」

転校生「ごー!」

ソフィア「・・・あ、そうだ。先に転校生さんにめっせーじがあるんです」

ソフィア「樹サンからです。一緒にクエストに行くことになったら渡すようにって」

樹【ソフィアちゃんがとてもいい子なのは君も知っていると思う。】

樹【初音ともども、よろしく頼んだ。】

樹【君もいい男になれ。女装に目覚めちゃダメだぞ】

ソフィア「・・・なんて書いてました?」

転校生「これ、いつもらったの?」

ソフィア「え? これをもらったのは・・・」

ソフィア「亡くなる・・・直前、ですね」

ソフィア「・・・ワタシにも、後で見せてくださいね!」

転校生「おっけー!」

ソフィア「せんきゅーです!ワタシ、みんなを幸せにするという樹サンの考えが好きなんです!」

ソフィア「温泉のことしかわかりませんけど、温泉なら誰にも負けません」

ソフィア「びこーず、温泉でみんなを幸せにするんです!そのためのとれーにんぐです!」

ソフィア「よろしくお願いしますね、転校生さん!」

~温泉発見伝~

ソフィア「ではれっつごーです!バンバン温泉を・・・」

転校生「え?」

ソフィア「ではなく、魔物を倒しちゃいましょーっ!はりーです、はりー!」

転校生「はーい。ところで、その手にもってる・・・」

ソフィア「あ、このスコップですか? これは温泉を掘るための・・・」

転校生「え?」

ソフィア「ではなく、魔物を倒すためのうぇぽんとして持ってきました!」

転校生「おー」

ソフィア「これさえあればどんなへびーな岩盤でも・・・」

転校生「え?」

ソフィア「ではなく、どんなすとろんぐな魔物でもあっという間です!」

転校生「すごい!」

ソフィア「みごと、名湯を掘り当てて・・・」

転校生「ん?」

ソフィア「ではなく、みごと、魔物を倒して気持ちよくすぷりんぎんぐしましょう!」

転校生「どこで?」

ソフィア「どこって、おふこーす、掘り当てた温泉・・・」

転校生「なんだって?」

ソフィア「ではなく、風飛のいつもの銭湯で、ですね!」

転校生(あ、これもしかして、ぼくクエストのパートナーミスった?)

~電話~

ありす(遊佐さんから宍戸さんの研究室に行くように言われました)

ありす(そして、宍戸さんからデバイスを渡されたんですが・・・)

ありす「ぁの・・・で・・・り・・・・・・た・・・」

???『もしもーし、聞こえてますかー?』

ありす「・・・ぃ・・・・・・ぇ・・・す・・・」

???『あれ?おかしいなー、もしもしー』

ありす「・・・・・・ぅぅ・・・」

クレプリ「もしもーし、聞こえてるかー?」

???『あっ、つながった繋がった!もしもーし、【私】聞こえてますかー?』

ありす「ぁ・・・こぇ・・・す・・・」

クレプリ「聞こえてるさね」

???『その喋り方・・・もしかして、狂った姫様!?』

クレプリ「え?そうだけど・・・ってか、あんたは誰だ?」

???『あ、いい忘れてた。私、楠木ありす、26才、独身です☆』

ありす「・・・・・・ぇ?」

ありす(大人)『あ、独身は言わなくてよかったかも。でもどうせみんなそうだしなぁ』

ありす「ぁの・・・・・・と・・・」

ありす『それで、クレプリの方はわかったけど、【私】は?』

ありす「・・・こに・・・・・・ぃ・・・す・・・」

クレプリ「さっきから喋ってるさね」

ありす(大人)『え?・・・あー!そうだ!そういえば私、昔はコミュ障で声も小さかったんだ!あー、懐かしいなー』

ありす(え、これ、本当に私なの?)

~S~

ソフィア「きょろきょろ・・・くんくん・・・」

転校生「どーしたの?」

ソフィア「硫黄の匂いがしますね?」

転校生「くんくん・・・・・・わかんない!」

ソフィア「え?しませんか?」

転校生「もしかしてそれってさー、るーちゃんからするじゃないの?」

ソフィア「の、のっとみー、硫黄の匂いはらぶですけど、染み付くなんてそんな・・・」

ソフィア「畏れ多いです!」

転校生「ん?」

ソフィア「あれはとてもせいくりっどで、ほーりーなすめるです!」

転校生「あ、ご、ごめん・・・」

ソフィア「はぁ、はぁ・・・あ、あいむそーりー。りとるひーとしてしまいました」

ソフィア「硫黄の匂いは、何十年ものろんぐたいむ、温泉でわーくしたご老人・・・」ボソボソ

ソフィア「そんな人が纏う由緒正しい匂いです。いーじーに言ってはいけないですよ!」ボソボソ

転校生「ん?なんか言った?」

ソフィア「え?あ、なんでもないです!のーぷろ!」

ソフィア「けっして温泉をさーちしたりなんてしてませんから!」

ソフィア「ワタシは魔法使いですからね!魔物とばとるするのがお仕事です!」

転校生「こんなこと言いたくないけどさぁ・・・・・・それ本当?」

ソフィア「ぷりーずとらすとみー!ほんとですってば!」

転校生(ふーちゃん・・・どうしよう・・・すごくめんどくさい・・・)

~こみゅにけーしょん~

転校生「なんか、おならみたいなにおいがする・・・」

ソフィア「おなら、ですか?・・・・・・それです!」

転校生「え?」

ソフィア「それが硫黄のすめるですよ!転校生さんも温泉マスターにわんすてっぷ近づきましたね!」

転校生「いや、べつにいいんだけど。ていうかくさい」

ソフィア「転校生さんはふぃーりんぐがぐっどですから、もしかしたら温泉もでぃすかばりーできるかも・・・」ボソボソ

転校生「ん?どうしたの?」

ソフィア「いえいえ、なんでもありません!転校生さんに温泉をふぁいんどしてもらおうだなんて考えてませんから!」

転校生「そうなの?」

転校生(あいかわらずなにいってるかわかんないんだよなー。いつものことだけど、日本ごでしゃべってほしい)

ソフィア(ふー、気付かれなくてよかったです・・・でもいつかはてるしないといけないんですよね・・・)

ソフィア「あっ、そうそう」

転校生「なに?」

ソフィア「ワタシ、転校生さんから『るーちゃん』ってこーるされるのだいすきなんです!」

転校生「え、あ、うん。いきなりどうしたの?」

ソフィア「ワタシ、ルー大柴さんをリスペクトしているんです!ですから!」

転校生「ああ、うん。そうなんだ。それはよかった」

転校生(なんだろう、なんか今日はいろいろとめんどくさいぞ)

ソフィア(まずはこうしてこみゅにけーしょんをとって、少しづつ温泉探しをへるぷしてもらえるようにとーくを・・・)

転校生「あっ、まものがきたよ」

ソフィア「ああっと、わかりました!いきますよー!」

~熱湯~

転校生「そういや、るーちゃんって水とほのおでたたかうよね?」

ソフィア「いえす!どちらもワタシの得意な魔法です!」

ソフィア「そして、この二つをこんばいんして・・・たぁー!」

転校生「おおー、ゆげがー!」

ソフィア「と、このようにほっとなうぉーたーをぶつけることができます!」

転校生「30%でやけどにできそう!」

ソフィア「ふっふっふ、ワタシはこの魔法を、『メドローア』とねーむしました!」

転校生「・・・ドラクエの?」

ソフィア「はう、しってましたか!」

転校生「まあゲームはだいたいやってるから・・・」

ソフィア「ワタシのけーすではですね、転校生さんもご存知の通りワタシのホームは温泉旅館なんですが・・・」

ソフィア「えんとらんすにこみっくこーなーがあるんです。そこに、ダイの大冒険というこみっくがおいてまして・・・」

転校生「あー、読んだ読んだ!あれかー」

ソフィア「もうなんかいもりーどしました!」

転校生「あれ?でもメドローアは氷とほのおじゃ・・・」

ソフィア「細かいことは気にしなくていいんです!だいじなのは・・・そう、はーと!」

転校生「・・・そうだね!おばあちゃんもまほうにはテンションがだいじって言ってたし!」

ソフィア「それでは、どんどんいきましょう!ワタシのメドローアでバンバン倒しますよ!」

転校生「ぼくもマダンテつかえるようになりたいなー。がんばろ」

~温泉を求める理由~

ソフィア「温泉を探す理由ですか?」

転校生「うん」

ソフィア「も、もしかして、気付いてたんですか!?のーてぃすしてたんですか!?」

転校生「なんとなくは」

ソフィア「はわわわ、それならしかたないですね・・・」

ソフィア「このあたりにはぐっどな温泉が少なくてですね」

ソフィア「魔物を倒して安全にして、そこに旅館があれば・・・」

ソフィア「みなさん、安心して湯治ができるわけですよ!」

ソフィア「もちろん学園生のみなさんにも使っていただきます!」

ソフィア「それについては後ほどぷれぜんてーしょんしましょう!」

ソフィア「まずはここを荒らす魔物を倒しましょう!れっつごー!」

転校生「いくよっ!」ビビビ

~JGJフューチャー~

ソフィア「・・・以前、JGJに温泉のてぃーちんぐにいったことがあるんですが・・・」

ソフィア「そのとき、神宮寺樹サンに・・・初音さんのお兄さんです」

転校生「いっくんか」

ソフィア「はい。樹サンは、皆さんに安心してほしいと・・・」

ソフィア「りらっくすできるお風呂の企画を考えてらっしゃったんです!」

ソフィア「樹サンは言っていました。【人を幸せにして金がもらえるなんてサイコーだぜヘヘヘッ】って」

ソフィア「ワタシ、感動して!ぜひともワタシの知ってることを活かしてほしくて!」

ソフィア「・・・それが、樹さん、この前の魔物の襲撃で・・・亡くなっちゃいましたから・・・」

転校生(えっと、まだなにも言わない方がいいんだよね)

ソフィア「ですからワタシも目覚めたんです!」

ソフィア「越水旅館の発展だけじゃなくて、みなさんがリラックスできるような!」

ソフィア「そんな温泉を掘って、みなさんに使っていただきたいんです!

ソフィア「学園生のみなさんも、魔物と戦って疲れた心と体をりらっくす・・・」

ソフィア「ああ・・・どりーむ・・・いまじねーしょんだけではっぴーになります・・・」

転校生「るーちゃん、まものきてるよー」

ソフィア「ほわっつ!?いいところだったのに!」

~クエスト終了~

ソフィア「ふぅ、ふぅ・・・なんとか倒せましたね」

転校生「ふぅー、あぶなかったー」

ソフィア「いまじねーしょんのスキを狙ってくるとは、とっても悪い魔物です!」

転校生「これでクエストしゅうりょうだね」

ソフィア「・・・あっ!もしかして今のが討伐対象でしたか!?」

ソフィア「あうあう・・・た、倒したらすぐに帰らないといけません・・・」

ソフィア「で、ですがここは霧を払いましたし、しばらく安全なはず!」

ソフィア「温泉があるという情報は遊佐さんからの確かなものです!」

転校生「ゆさからかー。それじゃあたぶんあるよね」

ソフィア「硫黄の匂いもしましたし!ですから絶対にあります!」

ソフィア「あとでまた来ましょう!あいるびーばっく!」

ソフィア「でもまずはれぽーとしなきゃいけないので・・・!」

ソフィア「ごーいんぐほーむです!帰りましょう!」

ソフィア「お疲れ様ですよー!」

転校生(・・・ん?クエストおわってもしばらくははいれなかったはずだけど?)

転校生(・・・ま、あとでいっか。とりあえずかーえろっと)

~好きなものが同じ~

転校生「さあゆこーそらのはてーきみーとーぼくーのーみらいー♪」

??「その時空から、不思議な光がおりてきたのです・・・」

転校生「ん?」

サボテン「きゅきゅー!(あれは、だれだ、だれなんだー)」

??「それは・・・」

七撫「なっなでーす!」

転校生「・・・!?」

七撫「はじめまして、転校生くん!東北守備軍特殊魔法身体隊の浦白七撫でぇーっす!」

七撫「七回撫でるって書いて七撫って書くんだ。こっちはサボテンのメノコ姉さん」

メノコ「(*‘∀‘)」

転校生「どっかでみたことあるような・・・」

七撫「と、いうわけで!夢と希望を姉さんの針に引っ掛けて、七撫、歌いまーす!」

七撫「はいっ!ミンミンミン!ミンミンミン!ウーサミン!」

転校生「ミンミンミン!ミンミンミン!ウーサミン!」

七撫・転校生「「ミンミンミン!ミンミンミン!ウーサミン!」」

七撫・転校生「ウサウサウーサ、ウーサミン!」

七撫「・・・転校生くん、いける口だね」

転校生「・・・そっちこそ」

ビシガシグッグッ

たまたま近くにいた紗妃(い、今の会話は・・・まさか、飲酒!?)

紗妃「いけません!未成年で飲酒なんて!転校生さんと、浦白さ・・・」

転校生・七撫「「ハートウェーブピリピリ―ンッ!」」

紗妃「!?」

紗妃「・・・・・・・・・・・・」

紗妃「???」






――紗妃は――
 一切の理解ができなかった・・・。
 秩序と混沌の中間の思考となり永遠に脳内をさまようのだ。
 そして理解しようと思ってもできないので
 ――そのうち紗妃は考えるのをやめた




第二部【銭湯そーぐー(So good)】完

今日はここまで!次回は汐ファンリベンジです。
さて、どうやってアトラクションに乗せようか。上げ底靴とか魔法とか年齢調整銃とか・・・
いずれにせよグリモア技術班及び演出班の真価が問われるでしょう。
レジスタンスとの電話はとりあえずありすだけ。後にストーリーでさらが喋るとこの回想があるので、そこでさらとさら(大人)を喋らせます。
七撫と転校生が会ったのは3回目。これでやっと全員が学園にそろいました。
今更ながら、>>3で樹のことを『いっちゃん』ってしてるのに転校生くんは『いっくん』って呼んでる件。
まあ気分次第でどちらでも呼ぶということで。卯衣のこと『ういちゃん』って読んだり千佳のことを『ちかちゃん』って呼ぶのと似たようなもん。
ありすありあり(合言葉)


http://imgur.com/LxeQmiL.jpg
ななちゃん

~夢はでっかく~

ありす(大人)「てーんこうせいくん♪」ギュッ

転校生「わっ、ありすちゃん!?」

ありす(大人)「久しぶりー。元気してたー?」

転校生「げ、元気だから!元気だったから!離してくれ!」

ありす(大人)「だーめ。転校生分を補給するまでこのままだよー」ギュー

転校生「あ、当たってんだよ!」

ありす(B:85)「何が?」

転校生「何って、そりゃあ・・・む、胸が・・・」

ありす(B:85)「今更でしょー。あっ、そうだ、久しぶりにあれやろっか」

転校生「あ、あれ?」

ありす(B:85)「私と、もう一人・・・さら(B:84)でいいや。二人が向かい合って、間に転校生くんが入る・・・」

ありす(B:85)「『一発芸、サンドイッチ』」

転校生「あ、あれは、僕が悪かったから!やめてくれー!」

ありす(大人)「うふふ、だーめ。さーて、さらはどこにいるのかなーっと」

・・・

チュンチュン

ありす「!」ガバッ


クレプリ「ありす、おはよう。今日もいい天気さね」

ありす「・・・・・・」ペタペタ

クレプリ「・・・どうした?昨日のこと、まだ怒ってんのか?」

ありす「・・・・・・はぁ・・・ゅめ・・・」

クレプリ「んん?いったいどうしたってんだ?」

ありす「・・・んでも、なぃ・・・・・・」

ありす(おっきくなりたいなぁ・・・)

今日のありす。最初はシャルロットにビキニを着せて『鏡餅』ってやらせようと思ってましたが、やめました。
花梨と初音の誕生日を飛ばしてたんですよね。汐ファンついでにやります。
あと卯衣と限定メロンパン食べにいく話とか、卯衣と小旅行に行く話とかやりたい。
転校生が小さいから卯衣と日本全国巡らせやすい。卯衣が転校生をおぶって、ありすを抱えて、空を飛んで・・・
そういや最近焔がやられてないな。あと智花の料理はちょくちょく話題に上がる程度で、実際に話の中で食べたのは増える焼きそばが最後か。
よし、食わせよう。
ありすありあり(合言葉)

~かりんちゃんのたんじょーび、母の日じゃないです~

小蓮「あーあーあー!明鈴、ダメヨ!蒸し器はそう使うんじゃないのヨ!」

明鈴「ええ!?火にかければいいって言ったアル!」

転校生「この木のやつをなんでちょくせつ火にかけようと思ったの?」

小蓮「マシロ!マシロ!蒸し器が燃えてる!何とかして欲しいヨ!」

ましろ「あらあら・・・お任せください。水を流して自ら鎮火・・・フフフ・・・」

小蓮「この忙しいときにそういうのやめるのヨ!」

転校生「あー、あたらしいむしきかわなきゃなー。ももちゃんにれんらくしとこっと」

明鈴「ごめんアル・・・」

小蓮「こんなところ、花梨にとても見せられないネ。心配させちゃうヨ・・・」

小蓮「・・・そういえば、花梨はどこにいるネ?ここには近づかないように言ったガ・・・」

ましろ「花梨さんでしたら、先ほど畑の方に行くのを見かけましたが」

小蓮「な!だ、だめネ!今日はゆっくり休んでほしいのことヨ!」

小蓮「マシロ、ワタシ花梨のとこ行ってくるカラ、ここは頼むのヨ!」

小蓮「ワタシたちのごちそうで、絶対うまいって言わせるネ!転校生、ついてくるヨロシ!」

転校生「いえあー!」

・・・

小蓮「花梨ー!花梨ー!!」

転校生「かりんちゃん、やっほー」

花梨「小蓮、転校生。そったら慌てて、なしたっきゃ?明鈴とましろは?」

小蓮「だめヨ!花梨、今日は1日作業しちゃダメ!」

花梨「けどよ、畑の世話もあるし、そったらこと言ってらんねぇっきゃ」

小蓮「畑ならワタシ達がやるのヨ!いいから、ゆっくりして欲しいネ!」

転校生「とゆーことらしいよ」

花梨「調理室入んなとか、なんもすんなとか、一体どうしたんだべ」

小蓮「そ、それは・・・ともかくだめヨ!花梨は転校生とお茶でもしてるといいネ!」

小蓮「転校生。アナタ、今日1日花梨が何もしないように見張ってて欲しいネ」

転校生「え、なんで?」

小蓮「なぜって・・・まさかアナタ、知らないで今までついてきてたわけじゃないでショ?」

花梨「おーい。2人でこそこそ、さっきからどうしたべ」

小蓮「な、なんでもないのヨ!ホラ、花梨。そのクワ貸すね!」

花梨「けんど・・・」

小蓮「いいネ!あとは任せてほしいネ!ホラ、行った行った!」

花梨「仕方ねぇなぁ・・・転校生、あんたも突き合せちまって悪ぃな」

花梨「お茶淹れるすけ、おらの部屋おいで」

転校生「はーい。あ、そうだ。このまえあおいちゃんのお父さんからもらったお茶が・・・」

~おかん~

転校生「おまたせー、もってきたよー」

花梨「おー、こりゃ『屋敷の茶』だべ。またすげぇもんもらってるなぁ」

転校生「そうなの?」

花梨「この箱1つで5万円ぐらいするすけな、ちゃんと味わわなきゃなぁ」

転校生「ご、ごまんえん・・・・・・高いかな?」

花梨「・・・あんた、金銭感覚がおかしくなってるな。そったら金使ってるのか?」

転校生「べつにそんないっぱいつかってるつもりはないけど・・・でも、きょねんの12月に自分でお金のかんりするよーになったからかなぁ?」

花梨「転校生はクエストによく行ってるすけ、金がすぐ貯まるかんなぁ・・・」

花梨「んー、これはちょっと難しいけんど・・・やるっきゃないべ」

転校生「なんのはなしー?」

花梨「いんや、今はいいすけ。後で水無月とかと話したあとだな」

風子『ウチがどーかしましたか?』

転校生「あ、ふーちゃんだー」

花梨「おお、ちょうどいいところに。まぁとりあえず入ってけろじゃ」ガチャ

風子「転校生さん絡みですか?あ、これ。いつもお世話になってるんで。たんじょーびおめでとーごぜーます」

花梨「ああ、ありがとなぁ」

転校生「・・・あれ?おもったよりびっくりしてないね?」

花梨「ん?あぁ、そうだな。あんだけそわそわしてたら気付くべな。あれじゃ誕生日というより母の日だけんど・・・」

風子「んで、話ってなんですか?」

花梨「ああ、そうだったすけ。実は転校生がなぁ・・・」

・・・

エレン「里中。今日が誕生日だそうだな。・・・む?転校生の話か?」

・・・

聖奈「ようやく見つけたぞ、里中。今日は誕生日だろう。・・・何?転校生の金銭感覚が?」

・・・

ミナ「サーヴァントってお金持ちだったのか!?」

恋「あれだけクエストに出てたら当然じゃろ。じゃが、今のままだとだめじゃな」

・・・

アイラ「お主のことはリスペクトしておる。受け取れ。妾のお宝じゃ。・・・ん?なんじゃと?少年が?」

・・・

レナ「かりん!レナ、かりんあいす!これやる!」

花梨「ありがとねぇ、レナ。こったらいいもん、どこで買ってきたっきゃ?誰かに手伝ってもらったんか?」

レナ「てんこー!」

転校生「ぼく!」

花梨「これは・・・」

風子「うわー、これいくらしたんですか?」

転校生「ん?えっと・・・・・・8万ぐらいだよね?」

レナ「う?」

聖奈「はっ、はち・・・」ピシッ

ミナ「メガネにひびがっ!?」

花梨「ふぅ、こうなたらしかたねーすけ。とことんやるからな、転校生、覚悟しとくべ」

転校生「えっ?はーい」

~はっちゃんのたんじょーび、りかばー~

転校生「ねぇおねがい♪きいてこ、の、むねのり、ず、む♪どきどき♪のちに♪わけわかんない♪こ、の、キモチ♪」

茉理「ん・・・あ、きたきた。待ってたわよー」

転校生「あ、まつりん。おっはよー」

茉理「おはよー。おやー、なんかまともに話すの久しぶり?」

転校生「あーそうだねー。このまえのゆきりん祭がさいごかな」

茉理「最近は忙しかったからねー。転校生くんもこっちも。仕方ないか」

転校生「それで、どしたの?またおきがえするの?」

茉理「あ、いや、そうじゃなくて。初音ちゃんのこと。元気なくてさ」

茉理「ちょーっと、手を貸してくれない?すぐ終わるから」

転校生「もちこーす!」

・・・

茉理『初音ちゃーん?』

初音「あ、姉さま・・・いいよー、開いてるー」

茉理「じゃじゃーん。お誕生日おめでとう!」

転校生「おめでとー!」

初音「あ、あれ?転校生もいっしょ?」

茉理「そうよぉ。初音ちゃんが喜ぶと思って連れて来たの。どぉ?」

初音「どうって・・・言ってもなぁ。ホラ、こんな状況じゃん?」

初音「なんか飛び上がって喜ぶとか、そーゆーのはさぁ」

転校生「はい、プレゼント」

初音「え?これ、アタシに?」

転校生「うん」

茉理「えっ?」

初音「て、転校生。オマエ、プレゼント用意してくれてたんだ・・・」

転校生「あったりまえでしょー」

初音「・・・サンキュ・・・」

沙那「あらかじめ準備を?」

茉理「し、知らない知らない。私、自分のは用意してきたけど・・・」

茉理「呼んだの朝だったから買いに行く時間なんてなかった・・・となると・・・」

沙那「昨日までに購入していたのですね・・・転校生さんらしいことです」

転校生「ぶいっ!」

茉理「へ、へぇ~・・・」

~初音復活祭~

初音「で、結局やるのな。パーティ」

沙那「転校生さんがいらしてくれたのですから、おもてなしが必要です。茉理様、用意が整いました」

茉理「そーそー、パーティはついでついで。あ、転校生くん、次これ来て撮影ねー」

転校生「わりのいいバイトです」※[幼児服モデルのバイト]日給12000円

初音「つ、ついでってなんだよ!転校生も何やってんだよ!」

茉理「そーゆー気分はなかったんじゃないの?あ、いいねーそのポーズ。もう一枚」パシャッ

初音「うっ・・・つ、ついででいいよ・・・あと、珍しく男児服なのな」

茉理「やだ、もー。ついでなわけないじゃない。ホラ、耳を澄ませてみて。あっ、次はこの着ぐるみで」

初音「・・・・・・・・・・・・」

香ノ葉『初音ちゃーん?元気しとる?』

葵『あの、せめてお祝いの言葉だけでも言わせていただこうと思いまして』

ソフィア『あー、えーと・・・と、とにかくちああっぷです!』

茉理「ホラ。初音ちゃんのこと、お祝いに来てくれたよ。転校生くん、これでラストねー」

沙那「おや。多めに作っておいて、良かったですね。お疲れさまでした、これが今回の報酬です」

初音「あのさぁ・・・もーちょっとこっち見ながら言ってくれてもいいんじゃねーか?」

初音「・・・でも、ま。しゃーねーな。入っていーよ!開いてるから!」

初音「転校生。アタシの誕生日覚えてくれてたんだってな」

転校生「あたりまえだって、そんなの。たいちょーのたんじょーびわすれるたいいんはいないよ!・・・たぶん」

初音「それいつの設定だよ。・・・まあ、また一緒になんかやろーぜ。キシシ」

初音「・・・よし、決心もついた。やってみるよ、アタシ」

茉理「やるんだね?」

初音「え?や、やるけど?」

沙那「では・・・祭ですね」

初音「・・・おう、そうだな!」

香ノ葉「初音ちゃん復活祭やね!」

葵「おみこしの準備は出来ています!」

ソフィア「法被も持ってきました!」

初音「よっしゃ!すぐに着るぜ!」

虎千代「祭をすると聞いて」

春乃「飛んできたわ」

怜「今日はこれを着ればいいんだな」

ましろ「茉理さんの祭・・・安直すぎますね」

シャルロット「さらしを巻くと、気合が入りますね」

つかさ「ふはははは!!!祭の時間か!!」

さら「わーい!お祭りですぅ!」

エミリア「日本の祭、興味あります!」

メアリー「ぶっとばしてやるぜ!」

初音「よっし!着替えた!野郎ども、出陣だーーーー!!!!!!!!」

「「「「「「「「「「「「応!!!」」」」」」」」」」」」

たまたま通りかかった紗妃「・・・なんですかこれ!ノエルさんはどこですか!?」

・・・

ノエル「テニスたーのしー!ツッコミとかしたくなーい!」

~祭の練習~

―数日前―

茉理「うっわ、おみこし重っ」

沙那「これを担ぎながら歩き回ったり飛んだり跳ねたり回転したりするわけですから」

茉理「うわー、ハードねぇ。デク着ちゃだめ?」

沙那「そうですね、大丈夫だと思います。となると、それ用に法被を用意してもらわないといけませんね」

茉理「でも、初音ちゃんの誕生日までもうちょっとだよ?間に合うの?」

沙那「ご安心ください。我らがグリモワール魔法学園の技術班にかかれば造作もないことです」

ありす「が・・・ばり・・・・・・!」

モブ美「本気よ本気ー」

手芸部員達「我ら、グリモア手芸部!その力、見せるとき!」

茉理「それなら安心ね!」

クレプリ「つーわけで出来上がったのがこれだ」

茉理「速い!」

ゆえ子「お役に立ててなによりです」

茉理「しかもおしゃれ!デク着てもデクがファッションの一部となって・・・」

茉理「んー!オシャンティー!」

ありす「そ・・・まま・・・町も・・・ぃけ・・・ょ・・・に・・・」

沙那「神輿はそのまま風飛の街に出ることもありますので」

結希「自動飛行機能もつけているからいざとなったら乗って帰れるわ」

茉理「よし!当日は垂直回転決めるわよ!あとコークスクリューも!」

当日、神輿は時速240kmでのトリプルアクセルに成功した

・・・

ノエル「な、なんだろう。嫌な予感が・・・。うん、この日は運動部のサポートに行こう。そうしよう」

秋穂「あっ、ノエルちゃん。空見て、きたねぇ花火だよ!」

ノエル「なにそれ!?うわっ、ほんとだ、キモッ!」

今日はここまで。とりあえずやり忘れてた誕生日分を消化。
神輿も段ボールと同様に結希が日々改造を施しパワーアップをしています。
最近は心太を作り機能を追加したとか。転校生曰く味はびみょー。
ところで、心太、神戸では三杯酢で食べるんですが、大阪だと黒蜜で食べるそうで。
私は酸っぱいものが苦手なので、黒蜜で食べます。転校生くんも多分そうしてるんじゃないかな。
関東の方じゃ基本的に酢醤油だと聞いています。寿司食いてぇ。
全く関係ないですが、ボボボーボ・ボーボボが好きな漫画です。リスペクトしてます。ハジケたSSを書けるようになりたい。
ありすありあり(合言葉)

~限定メロンパン~

卯衣「転校生くん、いいかしら」

転校生「なにー?」

卯衣「この限定メロンパンというものを食べてみたいの。だけど、私1人だと許可が降りないから」

転校生「ついてきてくれってことだね、おっけー!」

卯衣「ありがとう。今からでもいいかしら?」

転校生「うん。どーせひまだったしー」

卯衣「それじゃあ早速」バサッ

転校生「れっつごー!」ライドオン!

イヴ「いや、ダメですから」

転校生「えー?」

卯衣「どうしてかしら?」

イヴ「せめて徒歩あるいは公共交通機関を使用してください。人が空を飛ぶと目立ちます」

転校生「いまさらだよね?」

卯衣「頻繁に飛行しているわ」

イヴ「・・・委員長!私じゃ無理です!」

風子「鳥とかドローンとかに当たると危ないんで控えて下せー」ニュッ

転校生「はーい」

卯衣「わかったわ」

イヴ「速い・・・!」

風子「要は止められればいーんですよ。止められれば」

イヴ(これが、私に求められるスマートさ・・・!)

~お帰り汐浜ファンタジーランド!~

ちひろ「し!」

転校生「お!」

ちひろ「ふぁ!」

転校生「んー!」

ちひろ「転校生くん転校生くん、汐ファンだよぉ~!汐ファンが帰って来たんだよぉ~!」

転校生「長かったねぇ」

刀子「我らが汐ファンが・・・ついに!」

姫「ええ、戻ってきました・・・あらいけません。少し涙が・・・」

刀子「姫殿、そのお気持ち、拙者もよ~~~くわかりますぞ!」

ちひろ「ぴょん、ぴょん!」

転校生「ぴょん、ぴょん!」

刀子「ぴょん、ぴょん、でござるな」

姫「ぴょん、ぴょん、ですね」

焔「・・・こいつらが喋ってるのは日本語なのか?」

ましろ「ぴょん、ぴょん、ですよ」

焔「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」ジー

焔「いや、アタシはやらないから」

転校生「えー」

~ハート~

ましろ「・・・あら。来栖さんに転校生さん。こんなところに来られるなんて・・・」

ましろ「昼下がりのランデブーでしょうか。山でしたら【ヒルさがり】ですね。フフフ・・・」

焔「ガキに興味はねーよ」

転校生「ゆきしろさんが言ってることがよくわかんない」

ましろ「これはですね・・・」

焔「お前はなんだ。こんな目立つところでさぼりかよ」

ましろ「さぼるなんて人聞きの悪い。休憩しているだけですよ」

ましろ「ほら、見てください。可愛いですよ。うさぎさんのカップに入ったアイス」

焔「それ、うさぎじゃなくてハートって言うらしいぞ」

ましろ「ハート?まぁ、来栖さんは物知りですね」

ましろ「もしかして、汐ファンお好きなんですか?」

焔「ちげーよ!前にクエストできたことがあって、その時に知っただけだ」

ましろ「照れなくても大丈夫ですよ」

焔「別に照れてなんかねーし・・・」

転校生「アイスってどこにうってますかー?」

ハート様「あっちの売店だね。他にも困ったことがあったらなんでもいうといい」

ハート様「きみたちは大事な労働力なんだ。今日の警備も頑張ってくれ」

転校生「はーい、ありがとーございまーす!」

焔「あいつは何やってるんだ・・・」

ましろ「誰かがお菓子を食べてるのを見たら、自分も食べたくなる。なにも【おかし】いことはありませんよ」

焔「ただのアイスだろ。購買とかコンビニで勝てばもっと安く済むじゃねーか」

焔「ポップコーンも飯も何もかも高ぇし。なんでわざわざ買うんだ?」

ましろ「そうですね・・・わたくしもこういった遊園地にはあまり来たことがないので・・・」

ましろ「でも、そういうグッズを1つでも持つと、思い出になりますよね」

焔「・・・思い出・・・」

ましろ「えぇ。数年後にそのグッズを見ても当時のことを思い出すでしょうし」

転校生「そんときに!食べたいから!食べる!そこで食べたいから食べる!ほしいから買う!そんだけだよ」

焔「・・・オマエは単純そうだな」

ましろ「せっかく遊園地に来ているんですもの、単純になったっていいと思いますよ。ね、転校生さん」

転校生「ねーっ」

~アトラクション~

転校生「とゆーわけで、はい、これ。ほむほむの分」

焔「あ、アタシのも?」

転校生「いらないならゆきしろさんが食べるよ」

ましろ「あら、いいんですか?」

焔「・・・いや、もらうよ。でも、金は払う。いくらかかった。個人的に、年下に奢られるのは気にくわねぇ。奢らせろ」

転校生「2つで700円」

焔「えっと・・・はいよ。ちょうどだ」

転校生「えへへ・・・おいしいね」

焔「・・・ま、悪くはないかな」

ましろ「そういえば」

焔「ん?」

転校生「なにー?」

ましろ「仕事が少し落ち着くようであれば是非アトラクションの市場もしてほしい・・・」

ましろ「・・・とお話がありました」

焔「アトラクション?アトラクションって、あそこですっげー叫んでる・・・」

ましろ「えぇ、ハートコースターですね」

ましろ「なんでもリニューアルに伴いパワーアップしたとか」

焔「いや、アタシは・・・そういうのはいいや、遠慮しとく・・・」

ましろ「・・・・・・・・・・・・来栖さん」

ましろ「もしかして、絶叫マシンが恐いのですか?」

焔「恐くねーよ!ただ、一度も乗ったことねーから・・・」

ハート様「それはもったいない!せっかく来てもらったんだから、存分に試乗してもらわないと」

焔「え?」

転校生「持ってっていいよー」

焔「え?」

ハート様「一名様ハートコースターにご案内~」

焔「ちょ、持ち上げるな、デケェ!くそっ、ふりほどけな・・・て、転校生!止めろ!」

転校生「いってらー」

ましろ「あらあら、楽しそうですね」

焔「ふざけんな!アタシは別に・・・」

転校生「あっ、のせられた」

ましろ「固定されましたね」

転校生「発車したね」

ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!

転校生「さけんでるね」

ましろ「楽しそうですね」

~薔薇の園~

焔「はぁ・・・はぁ・・・転校生、オマエはあとで絶対ぶっとばす・・・」

転校生「まあまあ、楽しかったでしょ?」

焔「べ、別に、楽しくなんて・・・ちょ、ちょっとぐらいしか・・・思って、ねーし・・・」

刀子「あっつ!いたたた・・・と、棘が指に・・・ん?」

刀子「やや、これは来栖殿!今回は担当の場所を代わっていただき・・・かたじけない!」

焔「別に。花なんて扱い方わかんねーし、やりたい奴がやった方がいいだろ」

刀子「お心遣い、誠に感謝いたす!」

刀子「数あるエリアの中でここを手掛けることができるとは・・・!」

焔「学園にいる時とあんまやること変わってねぇじゃん」

刀子「いや、この地はもちろん、拙者や自由にとっても思い出の場所なのだ」

刀子「ブリーフィングでは他の持ち場だったゆえ、姫殿は気落ちしておられたが・・・」

刀子「来栖殿のおかげで、今は張り切っておりますぞ!あちらをご覧くだされ!」

蒼星石「野薔薇さん、次は向こうをお願いしていいかな。あっちのフラージェスと一緒に」

姫「是非任せてくださいな!今日の私は無敵ですわよ!」

焔「うわぁ、テンション高ぇ・・・・・・アタシは、ハートを避けたいだけだったんだけどな」

刀子「むむ?いかがされた?」

焔「なんでもねーよ」

刀子「ふむ・・・?ならば結構だが・・・」

刀子「さて、ではそろそろ拙者は作業に戻らねば!これにてごめ・・・お」

焔「ん?げっ!!」

~子供の夢~

刀子「ややや。ハート殿、またお会いするとは。巡回にでも来られたのか?」

ウンウン

転校生「ハートちゃんも見回りしてるんだねー」

刀子「そうだ。もうすぐ休憩ゆえ、姫殿がお茶を用意されるとのこと」

刀子「もしよろしければ、ハート殿もご一緒しましょうぞ」

ノンノン

刀子「む、そうか・・・姫殿が是非、と仰っていたのだが・・・残念でござる」

転校生「またこんどだねー」

焔「・・・・・・・・・・・・なんで普通に会話してんだよ・・・着ぐるみだろそれ・・・」

ハート「黙れ。子供の夢を壊すつもりか」

焔「!?る、るりか」

ハート「もう一度だけ言う。黙れ」

焔「な、なんだよ・・・」

ジャンプ

刀子「おぉ、次の巡回場所に向かわれるのか。引き止めてしまって申し訳ござらぬ」

イェアイェア

転校生「ほー、そーなんだー」

刀子「承知した。姫殿にもそのようにお伝えしよう。ではこれにて」

ソソクサ

刀子「あ、ハート殿!」

バック

刀子「ぴょん、ぴょん、でござる!!」

転校生「ぴょん、ぴょん!!」

ピョンピョン

焔「・・・わかんねぇ。全てがわかんねぇ。なんなんだ、恥ずかしくねぇのかよ」

刀子「郷に入れば郷に従えと申すであろう?それに、意外と楽しいぞ」

転校生「ぴょん、ぴょん!」

翠星石「ぴょん、ぴょん、ですぅ!」

雛苺「ぴょん、ぴょん、なの!」

真紅「ぴょん、ぴょん、ね」

焔「・・・ついていけねぇ・・・」

~ぴょこぴょこ汐ファン~

ちひろ「はわ~♪ハートちゃん、久しぶりだねぇ。元気だったぁ?」

ちひろ「えへへ。そっかぁ。ねぇねぇ、ぎゅっとてしてもいいー?」

イェアイェア

ちひろ「わーい♪じゃあ・・・もふっと。うーん、この抱き心地久しぶりだよぉ」

転校生「ぎゅーっと!もふもふぅ!」

モクロー「もふぅ!」

焔「うっわ・・・」

ちひろ「あ、転校生くんと来栖先輩~!こんにちはぁ!」トコトコ

ちひろ「来栖先輩は、転校生くんと一緒に見回りしてるんですねぇ。いいなぁ♪」

焔「転校生が勝手についてくるだけで、好きで一緒にいるわけじゃねぇよ」

転校生「えっ・・・」

焔「・・・・・・まぁ、わ、悪くはない・・・かも・・・」

転校生「!」パァァ

ちひろ(かわいい)

転校生「ぴょんっ!ぴょんっ!」

ちひろ「ぴょん、ぴょん!」

ちひろ「転校生くんもぴょんぴょニズムが高まってきたね。いい感じだよぉ」

転校生「ぴょこぴょこぴょんぴょん!」

ちひろ「来栖先輩も是非!ぴょこぴょこぴょんぴょん・・・楽しいですよぉ♪」

焔「・・・ぴ・・・ぴょ・・・」

ちひろ「あ、でもわたしお仕事中なので、やるとしたら後でですねぇ」

焔「・・・・・・・・・・・・っ!」

~ハートちゃん~

ちひろ「見回りの最中だったの、すっかり忘れちゃってましたぁ」

ちひろ「商品の陳列もちょこっとお手伝いしたんですよ。えへへ、楽しいですねぇ♪」

焔「あんたっていつもこんな調子なのか?」

焔「・・・はぁ・・・ま、いいや・・・なんかわかんねーけど楽しそうだし・・・」

ちひろ「はい~!汐ファンが壊されちゃってから、ずっとずっと待ってたんです」

ちひろ「いつ、また前みたいに汐ファンに来れるかなって」

ちひろ「いつ、またハートちゃん達に会えるかなって」

ちひろ「だから今日は、すっごくすっごくうれしくって、すっごく楽しいですよぉ♪」

焔「・・・あんた、あの着ぐるみ恐くねーの?」

ちひろ「・・・・・・え?」

焔「だから、あの着ぐるみ」

ちひろ「・・・・・・は?」

焔「いやだから」

ちひろ「何言ってるんですか。ハートちゃんはハートちゃんですよ?」

ちひろ「ハートちゃんは汐ファンの王様なんです。汐ファンに住んでるんです」

ちひろ「ハートちゃんはハートちゃんなんです。ちゃんと生きてるんです」

ちひろ「わかりますか?」


=三≪: : : :. :/     /   ,イ: i |   ||  ≪三三三三三三三
=三三|!: :. ://  ,'   ,'   / | i |   || i   }}三三三三三三=
=三三》: : /,'   i:   i   / | /| :! _ -ーi─'Ti :| !勹}三三三三三三
.三三《 : :i i :  |  i: _厶‐ナ i/  ,rァ≠=≪| | 《三三三三三三=

=三三{{: :| | i   | イ´/___/  ,′   |   .〉 | |  ̄》三三三三三
=三三{{: :| | l      jf'' ̄〈`       !__/ | |  :}《三三三三三=
=三三㍉!| |    \,八   }            ;, jノ| i/ ㍉三三三三三
=三三三》 i ヽ.   \ゝイ´   、    '"'"   j/|   ㌧三三三三  中に誰もいませんよ
=三三三㍉   \   \     __     ,,;;'' /|     《三三三=
三三三三㌧\.  |\-=≦      ´    '" イ | i   | }}三三三
三三三三三}}: :\| |   \、 ;,     __..∠r┴-| i   | ii三三三
=三三三三三㍉: :| |   |┴ミ>'´ ̄       _| |   ト、 う)三三
=三三三三三三}_j : |i  :| /     _ -=  ̄ | |   | 《三三三
:=三三三三三三《 ,リ   ! |     /       | |   |  》三三三
:三三三三三三三≫   | |   /     -=.ニ二|ノ   |  ㍉三三=

※特別出演の桂言葉さん

~中身~

焔「・・・ひっ!わ、悪かったよ・・・」

ちひろ「わかってくれましたかぁ?うれしいですぅ~!」

ちひろ「それじゃあわたしは、見回りに戻ります!」

焔「お、おう・・・」

焔(腹が引き裂かれるような思いだった・・・)

転校生「ほむほむはハートちゃんきらいなの?」

焔「いや、だってあれの中身瑠璃川・・・」

??「瑠璃川さんじゃないですよ」ボソボソ

焔(こっ、この声・・・風紀委員の、確か・・・氷川!)

紗妃「バイト中です。転校生さんの夢を壊さないようにお願いします。どれだけ大人びてても、彼はまだ5歳なんですから」ボソボソ

焔「わ、わかったよ・・・・・・・」ボソボソ

転校生「ほむほむがハートちゃんとひそひそ話してるー。・・・しゃしんとっとこ」

紗妃「ちなみに、多数の学園生がハートちゃんの中に入って見回りしていますので。気をつけてくださいね」

焔「ええ・・・全員暇なのかよ・・・」

紗妃(ちなみに私は昨年のリベンジのために来ました。今年こそ転校生さんを楽しませるんです!)

・・・

鳴子「むっ、誰かに噂された気がした・・・」

エレン「そうか?」

もも「今更なんですけど、これって転校生くんにバレないでしょうか?結構鋭いじゃないですか」

春乃「心配はない。あいつは着ぐるみに中の人などいないと本気で思い込んでる」

龍季「魔物を直で見てたはずなんだが・・・わかんねーな」

香ノ葉「純粋なんやえ!ぴゅあっぴゅあなんよ!」

~思い出のポップコーン~

焔「・・・つ、疲れた。大したことしてねぇのに、どっと疲れた・・・」

焔「アタシはとっとと帰りてぇよ・・・」

転校生「えー?遊んでかないの?」

焔「え?いや、いやいや!遊ばない、絶対遊ばない!」

焔「つーかおまえ、ずっとアタシについてきてていいのかよ」

焔「もっと行きたいところとかあるんじぇねーの?野薔薇とかも探してるだろうし、あっち行かなくていいのか?」

転校生「のいばあとはまえにめぐったからねー」

焔「・・・ふーん。まぁ、勝手にすれば」

転校生「あ、ポップコーンのやたいだー」

焔「ん。ポップコーン?あ、これ・・・前に食べたのと同じ味だ」

焔「そういや、ここに飾ってあるこの変なバケツみたいなの、買えるんだろ?」

焔「・・・・・・・・・・・・」

焔「思い出か・・・」

焔「・・・あの、すみません。これ1つ・・・」

焔「あ、いや。首からは下げない。手で持つ・・・うん」

転校生「おー」パチパチパチパチ

焔「・・・・・・・・・・・・買った。いちいち拍手とかしなくていいよ」

焔「やっぱおかしくねーか?ガキっぽいし、はしゃいでるみてーだし」

焔「こんなん持ってるの誰かに見られでもしたら、ぜってぇ笑われるだろ」

焔「それに、もしメアリーに知られたら・・・」

転校生「ぜったいネタにされるねー」

焔「やっぱ柄じゃねぇ!転校生、おまえが持て!」

転校生「いいのー?」

焔「いいから!おまえが持つなら違和感もなんもねーし!」

焔「あっちの方なら人気なさそうだ・・・あっちで食うぞ!」

転校生「りょうかーい」

焔「あと1時間もしねぇうちに集合だろ。それまであそこにいる」

焔「・・・学園に戻ったらそのバケツ、寄越せよな」

転校生「・・・・・・ふふふ」

焔「な、何がおかしいんだよ!」

転校生「べっつにー?」

焔「くそっ・・・ったく、やっぱ1人でいりゃよかった・・・」

~アトラクションのための秘密兵器~

転校生「ありすちゃん、ぼくのしんちょーは115㎝なんだ」

ありす「ぅん」

転校生「アトラクションに乗るためには、あと10㎝足りない!だから、なんとかごまかしたいと思ってる!」

クレプリ「絶叫マシンならダンボール使えば再現できるだろ?」

転校生「わかってないなー、クレプリは。ああいうのはああいう場所でちゃんとしたのに乗るからいいんでしょ?」

ありす「そ・・・だよ・・・」

クレプリ「そんなもんか・・・つっても、オレっちは上げ底靴ぐらいしか思いつかないさね」

転校生「それさいよー」

ありす「ごせんち、くらいなら・・・ばれな・・・」

転校生「じゃああと5cmだね」

ありす「・・・・・・カツラ・・・とか?」

転校生「それでいこう。んじゃ、じゅんびじゅんび」

・・・

転校生「どう?だいじょうぶっぽい?」

ありす「ぁ、ぇと・・・」

クレプリ「髪盛りすぎてキモイ。そこはかとなくキモイ」

転校生「だよねー。自分でも思った。あとこれぜったいとめられる」

ありす「ゃっ・・・くつを・・・」

転校生「もう5㎝、いけるでしょ!」

・・・

風子「ダメです」

転校生「がーん!」

ありす「な・・・」

風子「流石にその靴はバレますからねー」

転校生「うう・・・乗りたかった・・・」

ありす「泣かな・・・で・・・」

風子「・・・・・・当日は大丈夫なようにウチらがなんとかしますから、とりあえずそれはやめてくだせー」

転校生「ほんとう?なんとかなる?」

風子「ええ、だいじょーぶです。なんとかします」

・・・

ハート(チトセ)(それで、転校生くんを増し増しにしろって言われたけど・・・)

ハート(チトセ)(・・・見た目は私の趣味でいいのよね?)

ハート(チトセ)(えいっ)

焔「・・・・・・普通のポップコーンだよな。・・・・・・うまい、けど」

転校生「まあ、ポップコーンだしねー」ボフン

焔「!?」

マキ「あれれ?どうして私この格好に・・・・・・」

マキ「でもこれなら、アトラクションに乗れます!焔ちゃん、行きますよ!」

焔「え、アタシ今食って、てかあれはもうかんべ」

ウワァァァァァァァァァァ!!!!

今日はここまで!次回は自由の誕生日やって、小噺を少々。
一回クッション挟んどかないと・・・・・・ね?
今回のイベント、最高ですよね。散歩部+七撫っていうかわいい以外になにもない布陣。
このイベントを考えた人、いっしょに酒を飲もうじゃないか。
欲を言えばありすがいれば完璧だった。天もかわいいんだけどね。振り回されてる感じで。
テンションアゲアゲなさらちゃんもノエルちゃんも秋穂ちゃんも七撫ちゃんもメノコ姉さんもかわいい。
あと、さらが迷子と聞いて飛んでくる龍季マジたつきさん。
桜見てたら、昨日の鉄腕DASH見たからか燻製が食いたくなってきた。
ありすありあり(合言葉)

~完全なる対策~

転校生「すぅ・・・すぅ・・・・・・zzz」チュウチュウ

ありす「ゃ・・・た・・・!」

クレプリ「ついに、ついに勝ったんさね!」

ありす「転校生くんの、対策に、哺乳瓶」

クレプリ「よくよく考えたら、寝てる間だけ赤ん坊に戻ってるようなもんだから最初からこうすりゃよかったんさね」

ありす「中身は、あっためた、ミルク」

クレプリ「いわゆる人肌ってやつだな。やっぱ疲れて腹が減ってるのかなぁ・・・って、オレっちたちは販促かなんかでもしてるのか?」

ありす「!!!」ブンブン

クレプリ「いや、嬉しいのはわかるけど・・・」

クレプリ「でもま、これでもう安心さね。これからは少年の疲労におびえることなく夜を過ごせるなー」

ありす「♪」←もあっとで共有中

ありす「!」←画像添付したら「おみごと!」と帰ってきて嬉しい

ありす「♪」フンス←慈悲のあるどや顔中

クレプリ(珍しくコロコロ表情が変わってて面白いなー)

コツン

クレプリ「ん?なんかあたったさね。なんだこれ?」

クレプリ「・・・なんだ、少年が吸ってた哺乳瓶か。・・・・・・ん?」

クレプリ「少年って、確かこうなったらいっつも起きる直前まで吸ってたような・・・・・・」

クレプリ「・・・・・・・・・・・・」

ありす「」ビクンビクン

クレプリ「あっ。え、ちょ、こっち来んな!さすがに人形相手にはやば、ちょ、やめ―――」

・・・

ゆかり「え?転校生くんが胸を吸う理由?」

ゆかり「そうねぇ、疲れてお腹が空いてるとかじゃなくて、単純にぬくもりが欲しいだけなんじゃないかしら?」

ゆかり「いわゆる母親のぬくもりってやつかな。まだまだ子供だし、甘えたくなる時もあるって」

ゆかり「まあ本人じゃないから何とも言えないけどね」

ありす「」グッタリ

クレプリ「先に・・・知りたかった・・・さね・・・がくっ」

今日のありす。弟が卒業の打ち上げの時に同級生から巨大な哺乳瓶型の貯金箱をもらったのが目の前にあったので思いついた話。
転校生くんは吸えればなんでもいいわけじゃないです。人型じゃなかったらさすがに無理。
クレプリは、まあ・・・妖精みたいなものだし大丈夫でしょ。
疲れた転校生くんを樹さんと光男くんと間ヶ岾と浅梨がいる部屋に放り込みたい。
多分浅梨だけが被害を受ける。多分。
ありすありあり(合言葉)

~番外編 ちっちゃいふーことおっきいありす 判明編~

転校生「それで、結局ここはどこなの?」

風子(子供)「ここはメンタルとタイムのルームだよ」

心(子供)「・・・・・・・・・・・・?」

転校生「なにそれ。風子は知ってるの?」

風子(子供)「名前しか知らないよー」

ありす(大人)「さら、わかる?」

さら(大人)「メンタルとタイムのルーム・・・・・・精神と時の部屋?」

転校生「・・・・・・・・・・・・はぁ?」

風子(子供)「これに書いてあったよ」

ありす(大人)「なにこの紙・・・『この部屋はメンタルとタイムのルームです。精神が時を越えて交わる珍しい世界です』」

さら(大人)「珍しいっていうレベルじゃないよ・・・」

ありす(大人)「えっと、『ごめんね、魔法作ってたら暴発しちゃった☆脱出方法とかわからないけどとりあえずがんばって☆・・・東雲アイラ』」

さら(大人)「ふんっ!」ビリィ!

ありす(大人)「ああっ、アイラの遺物が!」

さら(大人)「死んでないから!死なないから!」

心(子供)「これは、もうここから出れないってことなのかな?もう旦那様と永遠の愛を育むしかないのかな?」ギュー

風子(子供)「ふーこ、お家帰りたい・・・」ウルウル

転校生「ぼくもかえりたいよ・・・」ウルウル

ありす(大人)「転校生くん、風子ちゃん・・・・・・」

さら(大人)「1人反応がおかしいんだけど。・・・いや、意外と男を見る目があるってことなのかしら・・・」

ありす(大人)「子供が泣いてるのに、私たち大人がなんとかしないわけにはいかないよね」

さら(大人)「うん、そうね。転校生くん、魔力をもらっていい?」

転校生「いいよー」

さら(大人)「ありす、あれをやるわよ」

ありす(大人)「あれだね、さら」

心(子供)「な、何やるんだろ」ドキドキ

風子(子供)「この人たちに任せて大丈夫なの?」

転校生「多分。まあ、ダメだったらダメでべつのほうほうを考えようよ」

さら(大人)「さらっとダメなこと前提で考えられてる私たち・・・」

ありす(大人)「さらだけの?」

さら(大人)「そうそう、さらだけにさらっと・・・って関係ないから!」

風子(子供)「やっぱり不安・・・」

~番外編 ちっちゃいふーことおっきいありす 解決編~

さら(大人)「原作的に考えて、要はものすごく強い力で空間を攻撃すればいけるのよ」

転校生「なるほど」

ありす(大人)「さあ、行くよ」

さら(大人)「2人の力を1つに合わせ!」ギュッ

ありす(大人)「全てを砕く魔法になる!」ギュッ

心(子供)「ふれー!ふれー!」

風子(子供)「がんばれー!」

転校生「がんばって、仲月さん、楠木さん!」ビビビ

さら(大人)・ありす(大人)「「グリモア・マーブル・スクリュー・マックス・スパーク!!!!!!」」

さら(大人)「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」

ありす(大人)「でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

心(子供)「やった!?」

風子(子供)「ちがう、あれは!」

転校生「・・・ふっつーに飛んでっただけだね」

さら(大人)「はぁ・・・はぁ・・・そ、そんな・・・」

ありす(大人)「そもそも良く考えたら空間に攻撃する方法とか知らないよね、私たち」

転校生「それわかっててやったんだ?」

ありす(大人)「さらが自信満々に言うから・・・」

さら(大人)「ほ、他の方法を!他の方法を考えましょ!」

転校生「逃げた・・・」

風子(子供)「逃げたね」

心(子供)「・・・あれ?ここ、なんかひびが入ってるよ?」

風子(子供)「ってことは、やっぱりいけてたんだよ!」

転校生「大人ってすごい!」

さら(大人)「この熱い掌返し」

ありす(大人)「そうでしょー!」フンス

さら(大人)「こっちも?」

心(子供)「あれ?だんだんひびが大きくなって・・・」

\  百合のかほりがするっ!!!    /
 *      \ 美少女同士の絡みはどこ!? /*
  *  ( \/ /_∧   <./|   /| +     /\___
   + ..ヽ/ /Д`/⌒ヽ  / .| / /     /    //
。     / /\/ ,ヘ  i   ̄ > \_/ * /____//
      し' \_/    i  />      ̄ ̄ ̄ ̄
   +     i⌒ヽ  ./   ̄>__  + 。    ..|| |::
     /⌒ヽ i  i  \(    .|/  / /\  + .|| |::
 *  ..i    | /ヽ   ヽ  *∠__/   ̄ +  *..|| |::
     ヽ ヽ| |、 \_ノ  >   <>  *    || |::
  。    \|  )  ̄  ./V   *     。   .|| |::
____  .ノ ./⌒)∧ /  ..+_________||___
  。  / し'.ヽ ( .∨    /\________|__|

    //    し'  / /\ + ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

~時の異邦人 交わり~

さら(大人)「あ、あれは!」

ありす(大人)「死んだはずの!」

転校生「も、もえちゃん!?」

萌木(表)「Yes,I am!」

萌木「美少女同士で力強く指を絡ませたシーンを察知してきました!どこでやってますか!?」

転校生「もえちゃん、擬態とけてるよー」

さら(大人)「うわぁ・・・」

ありす(大人)「うわぁ・・・」

心(子供)「・・・心、大人になりたくない・・・」

風子(子供)「ふーこも・・・」

転校生「でも、なんでここに来れたの?」

萌木「百合の気配を察知してたら魔法が暴走しちゃって・・・」

転校生「もうそうを実体化する魔法だっけ?」

さら(大人)「うわぁ」

ありす(大人)「うわぁ」

心(子供)「うわぁ」

風子(子供)「うわぁ・・・あれ?割れたところがだんだん 大き く  な    っ       て」

・・・

転校生「うわぁ!」ガバッ

転校生「・・・・・・ゆ、夢?」

転校生「びっくりしたー・・・。みんな、元気にしてるかなぁ・・・」

・・・

風子(子供)「うわぁ・・・・・・あ、あれ?」

風子(子供)「夢・・・だったのかな?」

風子(子供)「うーん・・・・・・久しぶりに転校生くんに会いたいなぁ・・・会えないかなぁ・・・」

・・・

心(子供)「んん・・・・・・夢、かぁ・・・」

心(子供)「・・・ふふ、旦那様に会えちゃった・・・こんなの、運命だよね」

心(子供)「ふふ、うふふ、うふふふふ」

・・・

ありす(大人)「んん・・・・・・はっ!すごく尊敬される夢を見た!」

心(大人)「敵のすぐそばで居眠りだなんて、よほど余裕があるのね。その胆力は尊敬するわ」

ありす(大人)「あっ、やばっ。これってピンチってやつかな?」

・・・

さら(大人)「はっ!・・・・・・夢・・・だよね?夢であってほしい・・・」

さら(大人)「うわぁ、嫌だぁ・・・霧塚先輩があんなだったなんて知りたくなかった・・・」

さら(大人)「・・・・・・そういえば、ありすは何してるんだろ。無事かな・・・」

・・・

萌木「はっ!ゆ、夢?」

萌木「・・・うう~、もったいない・・・もうちょっと早かったら・・・」

萌木「・・・・・・風子×心もあり・・・?」

番外編はこれにて終了。魔法を作ってたアイラは多分表の方。
ありす(大人)がヤバい状況に陥ってますが、なんとかなります。
復刻コミュイベをやっています。相変わらずありすはかわいいなぁ。
さっさとレベル999にしないと。幸いエールptは腐るほど余ってるし。
越水温泉もしっかり収録されてて・・・凄いよね。
運営の何がここまでさせたのか。ディレクターがよっぽどのソフィア好きだったのか?
ありすオンリーイベをやられたら破産する自信があります。
ありすありあり(合言葉)

~みゅーのたんじょーび、ワイワイ~

―数週間前―

刀子「転校生、転校生はいるか!」

転校生「はいはーい、なにー?」ヒョコッ

刀子「ぬおっ!?天井から出てくるとは・・・まさか、忍者に!?」

転校生「しゅぎょーちゅーだよ。あずにゃんにおしえてもらってるー」

刀子「なるほど、服部殿か。・・・と、それはいいのだ。転校生。これから、自由の誕生日がある」

転校生「え?でもまだ先じゃない?」

刀子「去年はどうも不満があったようだからな・・・今年はぜひとも喜んでもらえる誕生会を開きたい」

転校生「だから今からじゅんびってわけだねー」

刀子「うむ、そういうことだ!拙者はこれから他の者たちにも伝えに行くので、これにて御免!」

転校生「はいはーい」

・・・

―現在―

自由「あー、転校生くんに根回し忘れてたのがなぁ・・・こんな恥ずかしい目にあわなくてすんだのに・・・」

転校生「ぼくに?」

自由「転校生君に刀子先輩とかお嬢が暴走しないようにって頼もうと・・・あれ?どこにいるっすか?」

梓「ここッスよー」

自由「うおあ!?下ぁ!?」

梓「これが土遁の術ッス。このままあいてを引きずり込めば心中斬首の術ッスね」

転校生「と、いうわけで!みゅー、おめでとー!」

自由「あ、ありがとうございますッス。中見てもいいっすか?」

転校生「いいっすよー」

自由「これは・・・・・・アイマスク?」

転校生「えんせきがいせんであっためて目のつかれをいやす!・・・らしい!」

転校生「みゅーは夜ずっとおきてたりするのおおいからねー。たまにはちゃんとねなきゃダメだよ?」

自由「う、うーっす。・・・なんか、おかんみたいっすね」

チトセ「歓迎するわよ」

自由「帰れ」

~食べたいものがあるから~

転校生「あぅ、ホルモン食べたい」

クレプリ「また唐突さね」

ありす「ぃく・・・?」つ焼肉屋のちらし

転校生「そうじゃなくて、家の近くのお肉屋さんのホルモン」

ありす「でも・・・れ・・・・・・むずかしぃ・・・」

転校生「へーい、うーちゃん!」パチン

卯衣「呼んだかしら」バサァ

クレプリ「流石にもう驚かないさね」

転校生「しっこーぶとかにきょかとったよー」

卯衣「それじゃあ行きましょうか」

クレプリ「え」

転校生「いくよー」ライドオン!

卯衣「場所のデータはインプット済み。2時間で到着するわ」ガシッ

ありす「ぇ・・・・・・ゃ・・・は、離し」

卯衣「I can fly」

ありす「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

・・・

怜「それで、どうだったんだ?」

ありす「ぉぃしかった、ぇす」

クレプリ「それですべてを許すありすもいろいろとアレになってきてるよな」

~いつまでも変わらず~

―増えオニ中―

さら「きゃー!」

ノエル「まてまてー!」

転校生「にげろー!」

秋穂「つかまえるよー!」ハァハァ

ノエル「秋穂ちゃん、自重して」

月詠「あの子たちホント元気よね~」

もも「見てると元気になるよね~」

月詠「そう?どっちかっていうとツクは・・・」

つかさ「ふはははは!!!どうした!その程度では追いついてしまうぞ!もっと速く走れ!」

真理佳「は、はいっ!うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

梓「ひいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!」

さら「シロー、いきますよぉ!」

秋穂「あと5人だー!」

ノエル「ノエルちゃんの本領発揮の時!」

智花「陸上部の意地、見せてみせます!」

みちる「か、かれこれ2時間、全速力で・・・も、もうむりぃ・・・」ハァ・・・ハァ・・・

春乃「秋穂が追いかけてきている、秋穂が近くにいるのに秋穂から離れないといけないなんて・・・秋穂ぉ、あきほっ、ほあっほあっほああああああああああ!!!!!!!!!!!」

月詠「恐怖を感じるわ」

もも「参加してみる?」

月詠「嫌よ。生天目つかさに一番最初にタッチするような奴らの中に混じるとか」

もも「すごかったねー、秋穂ちゃんの瞬歩」

月詠「もうツクは何を見ても驚くことはないと思うわ」

もも「あっ、見て見て!さらちゃんが浮いてるよ!」

月詠「ええ!?なんで!?」

さら(気合ですぅ)

月詠(この子、脳内に直接・・・っ!)

~現地集合~

ミナ「バドミントンをするぞ!」

恋「どうした、藪から棒に」

梓「あ、アレッスね。昨日のテレビ」

ミナ「そ、そうではない!ただ、我が内なる精神に宿る第二の人格が語り掛けてきて・・・」

心「そ、それでしたら、この場所とかどうでしょうか・・・ああ、でもわたしなんかが提案する場所なんて!すみませんすみません!」

恋「誰もせめとらんぞ、心。むしろミナのわがままに付き合ってくれて感謝しておる」

心「わ、わたしみたいなくずぅが感謝だなんて・・・」

ミナ「じゃあ、さっそく明日だな!時間はどうしよう・・・」

梓「え、あー、自分明日はちょっと野暮用で、お昼までちょっと別の場所に・・・」

卯衣「私はメンテナンスがあるわ」

心「す、すみません、明日、実は街でパーツの特売があって・・・」

恋「わっちは朝は転校生を連れて風景画を描きに行く約束しておる」

ミナ「ええ・・・・・・ん?太陽が閲覧せし時刻は空いてるのか?」

梓「お昼からなら空いてるッスね」

心「わ、わたしは午前の内に買い物をすませればいいだけですので、全然大丈夫です!」

恋「わっちもじゃ」

卯衣「午後からならば可能。でも、時間によっては少し遅れるかもしれないわ」

ミナ「よし、決めた!それじゃあ、明日は現地集合だ!マインドシーカー、全員が行きやすい場所を調べてくれ」

心「は、はい!・・・見つけました!ここならイケると思います!」

梓「ん、よゆーッス!」

恋「それじゃあ、そういうことじゃな。ミナ、遅れんようにの」

ミナ「わかってる!」

・・・

恋「・・・・・・」

梓「・・・・・・」

心「・・・・・・」

転校生「おそいねー、みっちゃん」

卯衣「どうしたのかしら」

~マップアプリのせい~

ミナ「・・・・・・ん?」

ミナ「ここは・・・どこだ?」

ミナ「あれ、おかしいな・・・ちゃんとマップアプリの経路案内使ってきたのに・・・」

ミナ「体育館じゃなくて、回転寿司屋がある。あとタイヤ屋」

ミナ「・・・・・・・・・・・・?」

・・・

転校生「もしかしてさー、道にまよったとか?」

恋「そんなわけなかろう。もあっとで地図も送ったんじゃぞ」

梓「見てなさそうッス」

卯衣「見てないと思うわ」

心「す、すみません、わたしも見てないと・・・」

恋「・・・わかっておる。はぁ、まったくやつは・・・電話するか」

・・・

ミナ「・・・・・・あれ?恋から不在着信が」

ミナ「あっ、そっか。さっき電車乗る時にマナーモードにしたから・・・」

ミナ「・・・こっちからかけなおす?・・・いやいや、それではまるで我が迷子になっているみたいで・・・」

ミナ「でも、どこから行ったらいいかわからないし・・・・・・」

・・・

梓「・・・先にはじめましょうか」

恋「時間ももったいないしの」

心「うう、部長、すみません・・・」

転校生「うーちゃん、天井とかかべにあなあけちゃだめだよ」

卯衣「気をつけるわ」

~到着~

恋「ミナはまだ来んのか・・・」パコッ

転校生「もっかい電話する?」パコッ

梓「んじゃ、休憩中の立華先輩、おねがいするッス」パコッ

心「すみませんすみません!こんなことを押し付けてしまって!」パコッ

卯衣「構わないわ」

・・・

卯衣『部長、立華卯衣よ』

ミナ「ふぉーり・・・じゃなかった。アートフィシェル・ハートか!?」

卯衣『ええ。今はどこにいるのかしら』

ミナ「い、今は、えっと・・・なんか、回転寿司屋の近くをうろうろと・・・」

卯衣『・・・・・・?回転寿司屋?ここの近辺にそんなものはないわ』

ミナ「ええっ!?で、でもデバイスはちゃんとそこを・・・」

卯衣『マップデータをダウンロードするわ。・・・・・・部長、位置情報をもあっとで送ってもらえるかしら』

ミナ「え、う、うん。じゃあ一回切る」

ミナ「えっと・・・・・・こう、かな?」

卯衣<(部長がいる位置と目的地とは1.3㎞離れているわ。正しい地図情報を送信する)

ミナ「え?・・・・・・えっ?」 

・・・

ミナ「えぐっ・・・・・・ぐすっ・・・ごべんなざい・・・」

恋「あー、誰も怒っとらんから泣くでない。今回の件はお主はそんなに悪くない」

心「修正情報提出しておきました!」

梓「お疲れーッス。んじゃ、部長。まだ時間はありますし、やりましょ?」

ミナ「・・・・・・う、うん!我はミナ・フランシス・シルヴィアンド・ウィンドスピア!今こそ、我が力を解放するとき!」

転校生「しょーぶだーっ!」

ミナ「サーヴァントか!相手にとって不足はない!いくぞー!」

恋「今泣いたカラスがもう笑ったの」

梓「まま、いいじゃないッスか。ぶちょーも無事到着出来て、ふくぶちょーも心配しながらする必要がなくなって」

恋「・・・・・・う、うむ・・・」

梓(う~ん、ここで否定しないふくぶちょーが、またなんとも・・・いいッスよね~)

~来ない~

望「・・・・・・来ない!」

望「なんで来ないんだ、転校生のやつ!もう2週間ぐらい会ってないぞ!」

望「ここはやっぱり・・・呼び出しだな」

望「もあっと使って、『来い』っと」

・・・

望「・・・・・・来ない!」

望「なんだなんだ、もう予定があるって!ボクが呼んだんだから来いよ!」

望「・・・・・・明日なら、だいじょうぶだよな?」

・・・

望「・・・・・・来ない!」

望「二日連続で予定があるってどういうことだよ!」

望「しかも楠木と出かけるだって!?誰だよ楠木って!」

望「あー、頭痛い・・・何もやる気でない・・・」

・・・

望「すぅ・・・・・・ん・・・寝落ちしてた・・・」

転校生「あ、おきたー」

望「!?」

望「て、転校生!?な、なななんで!?」

転校生「2日も来いって言われたし、なんかあったのかなーって思ったんだけど・・・」

望「でも、出かけてるって・・・」

転校生「もう夜だからさすがに帰ってきてるよー。んで、どうしたの?」

望「え、えっと、その・・・・・・げ、ゲームするぞ!最近来てなかったから!いろいと新しいの溜まってるから!」

転校生「・・・・・・はーい!」

今日はここまで!次回は【ミネルヴァの梟】です。
ミナの迷子の話は今日自分がやってきたことです。
IPhone備え付けのマップアプリに騙されて1時間近くさまよいました。
バドミントンじゃなくてフットサルでしたけども・・・
次回はどうやってもシリアルにできない。
ありすありあり(合言葉)

~~

転校生「くらえ、間ヶ岾!プチマダンテ!」

間ヶ岾「さあ来い【転校生君】!私は実は一発魔法を食うだけで死ぬぞオオ!」

間ヶ岾「グアアア!」

間ヶ岾「この霧の護り手の幹部と呼ばれる間ヶ岾昭三が・・・こんな小僧に・・・」

間ヶ岾「バ・・・バカなアアアアアア」

幹部「間ヶ岾がやられたようだな・・・」

幹部「フフフ・・・奴は四天王の中でも最弱・・・」

幹部「魔法使いごときに負けるとは霧の護り手の面汚しよ・・・」

転校生「くらええええ!マダンテ!」

幹部s「グアアアアアアア!」

転校生「やった・・・ついにしてん」

???『よく来たな魔法使い転校生・・・待っていたぞ・・・』

こ・・・ここが霧の護り本部だったのか・・・!

感じる・・・心の魔力を・・・

心「旦那様・・・戦う前に一つ言っておくことがあります」

心「あなたは私を倒すのにこのミストファイバーを剥がす必要があると思っているみたいですが・・・」

心「別にそんなことしなくても倒せる。でも個人的には脱がしてほしい」

転校生「な、なんだって!?」

風子「追いつきましたよ、転校生さん」

転校生「ふーちゃん」

卯衣「あなただけにいいカッコさせないわ」

転校生「うーちゃん」

ありす「まほぅつかぃは、ぁなた・・・けじゃてんな・・・よ」

さら「シロー?シロー?どこですかー?」

転校生「みんな・・・」

結希「これが友情パワーなのね」

心「さあ来て、旦那様!この胸に飛び込んで!」

転校生「ウオオオ行くぞオオオ!」

転校生「クラスマダンテ!!!」


風子「新しい転校生・・・6歳?」完

転校生の勇気が世界を救うと信じて・・・!
ご愛読ありがとうございました!
次回からは「プチモア~Petit Grimoire~」がはじまります!お楽しみに!
ありすありあり(合言葉)

さら「転校生さん、これお願いしてもいいですか?」

転校生「うん、いいよ」

ありす「いつもごめんなさい」

転校生「いいっていいって。僕は男なんだから、こういう力仕事はどんどん頼ってくれないと」

寧々「そう?それじゃああっちの荷物も運んでねー」

転校生「学園長、あれ全部あなたの私物じゃないですか」

寧々「えー、いいじゃんいいじゃん。お願い、転校生くん」

ありす「ダメです。やっぱり自分で・・・」

転校生「ほーら、見ろよ!ありすのこの謙虚っぷりを!爪の垢を煎じて飲ませてやりたいね!」

寧々「だってさ、さらちゃん」

さら「ええ!?私ですか!?」

転校生「はぁ・・・それじゃあさっさと乗せてきますんで、別のもの見に行っててください」

寧々「さっすがー!転校生くんったら、頼りになるぅー!憧れるぅー!」

転校生「それはノエルのセリフでしょ・・・」

ありす「ごめんなさい、ありがとうございます」

転校生「いいよいいよ。さっきも言ったけど、男なんだから、ね」

僕は2年半ぐらい前にこのグリモワール魔法学園に転校してきた転校生だ。

今日は同じ学園生の仲月さら、楠木ありす、そして学園生兼学園長の犬川寧々と共に大型ショッピングモールに買い出しに来ている。

学園で使う備品なんかを買うために来てるんだけど、この学園少し問題がある。

その問題というのは、この学園の生徒の平均年齢が1桁であること。

つまり、学園生は子供だらけということだ。

転校生「しっかしまぁ、買う物の多いこと。やっぱり子供の相手って大変だなぁ・・・」

風子(6)「なにがたいへんなの?」

転校生「そりゃあ、全員分のおもちゃを買ったり、お菓子を用意したり・・・って、風子!?」

風子「ふーこだよー!」

転校生「な、なんでここに・・・ま、まさか一人でここまで来たのか!?」

風子「ううん。にもつのとこにかくれてたの」

転校生「・・・なんだって?ま、まさか他にも・・・」

風子「ゆさちゃんがいっしょにきてるよ」

鳴子(8)「きてるよ!」

転校生「な・・・な・・・・・・なんでだーーー!!!!」

                                  ,,ll''''''l,,,        ,,,,,,,,,
                           ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ll' 'llll ll ,ll'''''''''''''''''''' ,,,,lll   ll'''''''''''''''''''''''''ll  l'''''''''''''''''''''''''''''''ll,
                           ll,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,  ,,l''' 'll,,,ll''''ll, ll'''''     '''''''ll ll''''''''''''''  '''''''''''''lllllll'''''lll ll'
                                  ll' ll  ,l'''''''''''''''' '''''''''''''l, ,,,,,,,,,,ll ll,,,,,,,,,,,,,,,,,     lll ll,,,l'' ll'
                                 ll' ,ll   l,,,,,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,,ll l,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,,,,,,ll     lll ll'' ,,ll''
                               ,ll' ,ll'       ,ll ll'       lll ll           ll' ll'''''
                                 ,,,ll'' ,ll''        ,,l'' ll'         ll ll,,,,,,,,,,,,,,,,,   ,,,ll' ll'
                             ll'''''' ,,,ll'''       ,ll'''' ,,,ll''        'll,,       ll  ll'''' ,,,l''
                             ''l,ll'''''         ''llll''''           '''''''''''''''''''''  '''''''''

                 ll''''''''''''''''''ll,,,,                 ,ll'''ll             ,,,,ll''''''''''ll,,,,        ,ll''''l,                     ,l''''ll
                 ll  ll'''''''ll,,, 'll           ll''''ll   ll,,,ll  l''''ll         ll'' ,,ll''''ll,, 'll,        ll,,,,ll                     ll,,,,ll
 ,,ll''''''''''ll,,,,,   ,,ll''l,,,  ll lll    ll  l  ,,ll'''''''ll,,, l'''' ''''''ll, ll''''llll'''' '''''''ll      ,l' ,ll'    ll,,,,,ll l'''ll,,,ll'''lllll''''ll ,ll'''llll'''''ll,,,ll''''''ll,,,  ,,,ll''''''''ll,,,  ll''''ll ,ll'''ll,,ll''''ll ,,ll'''''''ll,,,    ,,ll''''''''''ll,,,,,   ,,l''ll,,,
,ll'' ,,,,,,,,,,, '''''''''' ,,l''  l  ''''''''''''' ,,l' ,ll' ,llllll,, lll'''ll, ll'''''' lll ll''''ll ll'''''''      ll  l   l''''''''''ll lll ' ,,,ll''''ll lll ll  ,ll'll,, ,,,l''l,, ll ,ll'' ,,ll''ll,, 'l, l ll l '',,,,ll'''lll'' ,,llllll,, ll, ,ll'' ,,,,,,,,,,, '''''''''' ,,l''
 ''''''   '''''ll,,,,,,,ll'''   ll  l''''''''''''''''  ll ,,,,,,,,,,,,,,,ll, l ll   ll ll lll ll      'll, ll,   ''''ll,  l lll ll'   ll ll l ll  ll ll  ll ll l' ll   ll, ll lll ll lll ll'  lll ,,,,,,,,,,,,,,,ll  ''''''''   ''''ll,,,,,,,ll''''
                 ll  ll        ll, 'l,,,,,l'' ll ll ll,,,,,,,,lll ll ll, ll,,,,,,,,      'l,, ''ll,,,,,ll''   l lll ll   lll ll l ll  ll ll  ll ll ll, 'll,,,,l'' ,l' lll ll lll ll   ll,, ll,,,,,l' ll'
                 ll,,,,,ll         '''ll,,,,,,,,,,ll''   'll,,,,,,,,,ll'll,,,ll'  ''l,,,,,,,,,ll'       '''ll,,,,,,,,,,,lll,,,,ll 'll,,,ll    ll,,,,ll 'll,,,ll'  l,,,,ll  ll,,,ll  ''ll,,,,,,,,,ll'''  l,,,,ll l,,,ll'   '''ll,,,,,,,,,,ll''

風子(6)「あっ、ソフトクリーム!てんこうせい、かってかって!」

鳴子(8)「あっ、ずるい!ぼくもたべたい!」

転校生「・・・さらーーーー!!!ありすーーーー!!!助けてくれーーーー!!!!」

登場キャラ紹介

朝比奈龍季(7):わんちゃんが大好き。

犬川寧々(20):学園長。学園長命令で転校生を振り回す。大型自動車第二種免許持ちで、多方面に顔が効く。なんだかんだ有能な学園長。

浦白七撫(6):よくサボテンと話している

海老名あやせ(7):お話が大好き。

エミリア(7):ドーナツのために脱走したことがある。

エレン(7):芯のある女の子。

音無律(6):将来の夢はロックスター。

風槍ミナ(3):バラ園でミントを育てている。

神凪怜(7):刀が重くて持てない。

如月天(6):よくわからない機械で魔法っぽいものを出せる。

岸田夏海(6):木登りが得意。

霧塚萌木(5):インドア派の本の虫。

楠木ありす(17):大人しいと思いきや割と行動力を発揮する転校生の同級生。人形作りが得意なのでインドア派の子供たちに人気。

来栖焔(3):浅梨に振り回される。

越水ソフィア(6):温泉を探そうとよく学園内をスコップで掘っている。

西原ゆえ子(18):ゆえはいつも通りですよ。

里中花梨(5):料理好きで面倒見がいい。

椎名ゆかり(7):自称みんなのお姉さん。

宍戸結希(5):天才。工作が得意。

東雲アイラ(302):変わらない。

シャルロット(9):わんちゃんが苦手。

白藤香ノ葉(6):気が付くと転校生の足元にいる。

神宮寺初音(5):いたずらがだいすき。

皇絢香(5):ちっちゃかわいいアイドル。

相馬レナ(7)(推定):さらによく遊んでもらっている。

小鳥遊自由(6):この歳からネトゲをやっている。

武田虎千代(7):みんなのリーダー。

立華卯衣(0):バラ園でメロンを育てているが、メロンパンにメロンは使われないと聞いてショックを受けている。

楯野望(4):寂しがりなゲーム好き。

雀明鈴(5):バラ園に肉まんを埋めて肉まんを育てようとしている。

沙那(8):初音に振り回されるメイド見習い。

朱鷺坂チトセ(不明):なぜかアイラよりも幼く見せている。

仲月さら(22):在籍年数20年。どう考えても卒業しているはずなのだが、なぜか学園に生徒として残っている。アウトドア派の子供と仲がいい。

七善ちひろ(6):不思議ちゃん。ちひろワールドについていけるのはありすぐらい。

生天目つかさ(8):臆病。力が強い。

鳴海純(7):ジュニアモデル。

南条恋(3):バラ園に梅干を植えようとしたが、説得の結果梅を植えた。

野薔薇姫(5):バラ園で薔薇を育てている。

支倉刀子(6):薙刀に振り回されている。

服部梓(4):ちびっこ忍者。

氷川紗妃(6):ぴっぴー!

双美心(6):転校生に熱い視線を向けている・・・?

冬樹イヴ(4):ノエルとプリンの取り合いをして以来仲直りできていない。

冬樹ノエル(4):イヴとプリンの取り合いをして以来仲直りできていない。秋穂に振り回される。

松島みちる(5):あんまり目立たない子。

円野真理佳(6):ヒーローに憧れる女の子。怪我が多い。

間宮千佳(6):おしゃれ大好き。

水瀬薫子(7):いつもニコニコしている。

水無月風子(6):バラ園で許可を得てひめりんごを育てている。

南智花(6):お料理が大好き。お料理が苦手。

メアリー(7):ガキ大将。

桃世もも(5):お手伝いを率先してやってくれる。

守谷月詠(3):将棋を覚えたい。

ヤヨイ(5):勘が鋭い。

結城聖奈(5):お金の計算が得意。

雪白ましろ(7):だじゃれをよく言う。

遊佐鳴子(7):好奇心が人一倍強い。

与那嶺里菜(7):泳ぐのが大好き。

李小蓮(5):料理は修行中。

瑠璃川秋穂(3):気が付くと背中に乗っている。

瑠璃川春乃(7):秋穂大好き。

冷泉葵(7):世間知らずで何にでも興味津々。

我妻浅梨(3):転校生のことをカッコいいと思っている。

転校生(17):料理が得意で工作も得意で運動もできて勉強も人並みにはこなせて子供の面倒見もよく私服もおしゃれで気が利き悪いことをしたら叱ってくれていいことをしたり頑張ったことは褒めてくれて男女ともに人気のあるコミュニケーション能力が高い転校生(在籍2年半)。

転校生「さて。風子、鳴子。どうしてついてきたの?」

風子「いきたかったから!」

鳴子「気になったから!」

寧々「隠れてたらいいよって言いました!」

転校生「寧々、帰ったらオシオキな」

寧々「やだ、転校生君、私たちまだそんな関係じゃ・・・」モジモジ

転校生「モジモジするなっ!」

鳴子「お、大人だ・・・大人の関係だ!」

風子「てんこうせーとがくえんちょーはおとななんだね!」

寧々「そうだよっ!私の方が年上なんだから!いいでしょ、別に!私の運転する車なんだし!」

転校生「寧々は運転が荒いから言ってるんだよ。後帰ったら正座3時間な」

寧々「え?」

転校生「2人も、今回は何もなかったからいいものの、いきなり後ろの車がぶつかってきたりしたら危ないからね」

転校生「ついて来たいならちゃんと言いなさい。いいね?」

風子「はーい!」

鳴子「ぜんしょするよ!」

転校生「い・い・ね?」ゴゴゴゴゴゴゴ

鳴子「わ、わかったよぅ・・・」

転校生「ありすー、さらー」

ありす「あ、お帰りなさい・・・・・・あれ?」

さら「増えてるね」

転校生「学園長がこっそり連れてきてた」

寧々「サプライズのつもりだったのにー」

転校生「反省の色が見られないので30分追加」

寧々「ええー!?」

風子「てんこうせー、ソフトクリームー!」グイグイ

鳴子「あっ、ホットドッグ!僕、ホットドッグが食べたい!」グイグイ

転校生「はいはい、今行くから待てって」

寧々「ネネ、ケーキが食べたいな~」

ありす「わ、私も・・・」

さら「お願いね♪」

転校生「・・・・・・はいはい」

寧々「やった!」

ありす「あ、あの、やっぱり私も半分・・・」

転校生「支払いは任せてくれ」キリッ

さら「って言ってるし任せようよ。さーて、どれにしようかなー」

ありす「なんだか悪いです・・・」

転校生「男の子は見栄を張りたい生き物なんだ。さ、好きなのを選んでくれ」

転校生「さて、買う物も買ったし、さっさと帰ろう」

鳴子「えー、もうちょっと遊びたーい!」

風子「そうだそうだー!」

転校生「今日は遊びに来たんじゃないんだから。また今度遊びに連れてくから・・・」

寧々「もっと遊びたーい!」

転校生「30分追加」

寧々「しまった!藪蛇だった!」

さら「これ以上いても正座の時間が増えるだけっぽいし、帰った方がいいと思いまーす」

ありす「他の子も待たせてますから、ね?」

風子「えー・・・しかたないなー」

鳴子「特別だよ?」

転校生「ありがとう。んじゃ、寧々、出してくれ」

寧々「しくしく、転校生くんから私に対する尊敬が消えていってる・・・」

寧々「・・・あっ、でもこの車、5人乗りだ」

転校生「風子か鳴子が誰かの膝の上に乗ればいいんじゃないかな」

風子「てんこうせいのおひざ!」

鳴子「あ、ずるい!僕も!」

さら「じゃあ私もー!」

転校生「おい最年長」

ありす「ぁ、あの・・・わ、私も・・・や、やっぱりなんでもないです!」オズオズ

転校生「よし、ありすで行こう」

ありす「ええっ!?」

転校生「冗談。鳴子は前乗ったから・・・風子、おいでー」

風子「わーい!」

鳴子「ちぇー」

ありす「・・・・・・」プクー

さら「逆に考えるんだよ、ありす。隣に座ればいいと」

ありす「!」

寧々「ありすちゃん、助手席ねー」

ありす「!?」ガーン

寧々(表情がコロコロ変わっておもしろい)

―別の日―

ミナ「さーばんとー!あーそーべー!」

梓「あそんでくださいッスー!」

心「あ、遊んでくださ・・・や、やっぱりいいです!ごめんなさい!」

恋「元気じゃのう・・・」

転校生「恋も我慢しなくていいんだよ?」

恋「わっちはこうやってのんびりできるだけで十分じゃ」

卯衣「転校生くん、転校生くん」

転校生「どうした卯衣・・・って、ドロドロじゃないか」

卯衣「さっきまでメロンの手入れをしていたの」

転校生「んー、そうだな・・・・・・よし、銭湯行くか」

ソフィア「今すぷりんぎんぐの話してましたか!?」

転校生「してたよ。んじゃ、行こうか。もしもし、さら?ちょっと用事が・・・」

・・・

転校生「それじゃあ、そっちはよろしく」

さら「はーい。それじゃあ、みんな走り回ったりしないように・・・」

ミナ「えー、さーばんとはー?」

梓「せんぱいもいっしょがいいッス!」

転校生「僕は男だからなー。浅梨連れて男子風呂に入らなきゃ」

浅梨「はいっ!」

ミナ「ぶーぶー!」

恋「ほれ、ミナ。てんこうせいを困らせるでないぞ」

ソフィア「はやくていくしましょうよー!」

?「お待ちなさい!」

香ノ葉「こ、この声は!」

姫「この銭湯は貸し切りにしましたわ!」

初音「これでてんこうせいもこっちにこれるってわけだ!」

葵「よくわかりませんがそういうことだそうです!」

転校生「なんだか嫌な予感が・・・」

刀子「てんこうせい殿!さあさ、こちらへ!」グイグイ

自由「いやー、おじょうにはさからえないっすー(棒)」グイグイ

沙那「ご、ごめんなさい!でも、初音様がいっしょがいいって!」グイグイ

転校生「いやいやいやいや!そんなことしたら僕殺される!色んな人に殺されるから!」

寧々『転校生くんなら任せられるって親御さんたちから連絡があったよー』

転校生「なんでさ!」

さら「あ、あの、じゃあ私は帰るね?」

龍季「えー、さらもいっしょにはいれよー!」

ノエル「はずかしがってんのかー!」

秋穂「のかー!」

春乃「お姉ちゃんも一緒に入ろ?ね?」

さら「いや、転校生くんがいるし・・・」

寧々『You入っちゃいなYo!』

さら「学園長ーーっ!てか、どこで見てるんですか!?」

さら「そもそも、転校生くんにはありすが・・・!」

転校生「え、いや、ありすとはなんでもないよ?」

さら「もうっ!察してあげてよ!」

ミナ「さーばんとのどんかんー!」

梓「鈍感ー!」

あやせ「てんこうせいさんの鈍感さ~ん」

転校生「ええっ、なんで僕は責められてるの!?」

自由「せんぱ~い、そんなのもわからないんすか~?」

里菜「泳いでいいか!?泳いでいいよな!?泳ぐぞーっ!」

ゆかり「こら!お風呂で泳いじゃだめーっ!」

紗妃「ぴっぴー!マナー違反!ぴっぴー!」

さら「しゅ、淑女協定があるの!ありすと私で2人とも抜け駆けしないって言うやつが・・・」

風子「それって言って大丈夫な奴なの?」

さら「・・・・・・あっ」

メアリー「ほら、来いよ!」グイグイ

つかさ「い、いっしょに、いっしょに入りましょう!」グイグイ

真理佳「ヒーローごっこ!中でヒーローごっこやりましょう!」グイグイ

ヤヨイ「はいろーよー!」グイグイ

転校生「やめろー!ひっぱるなーっ!」

さら「き、聞かれてなかった・・・よかった・・・」

転校生「押し負けた・・・」

さら「絶対に!そのバスタオルを外しちゃダメ!そしてこっちを見ちゃダメ!」

転校生「わかってるよ!」

みちる「あーっ!タオル付けたまんまおふろはいろうとしてるーっ!」

智花「まなーいはんです!いはん!」

夏海「とっちゃうよー!怜、そっちもって!」

怜「わかった。転校生、仲月。2人とも湯船にタオルをつけてはダメなんだぞ」

転校生「今は付けてない方がマズいから!」

千佳「律っ!そっちっ!」

律「あいよっ!」

さら「やめてーっ!はがさないでーっ!」

明鈴「お風呂のお水、あんまりおいしくないアル」

小蓮「もっと出汁が出てるかと思ってたヨ」

ましろ「あったかい出汁はあったかい?・・・ふふ」

花梨「こら、2人とも。おなか壊しちゃうすけ、飲んじゃダメだべ」

千佳・夏海「せえのっ!」

さら「いやーーーーーっ!」

香ノ葉「奥義っ!せいれいさんガードっ!」

もも「これで先輩たちは守れましたっ!」

香ノ葉「え?ウチの精霊さんは3体だけやからさらちゃんしか守れてないで?」

香ノ葉「ほら、さらちゃんのおっぱい2つとおまただけ」

もも「え?」

レナ「う?」

結希「ということは・・・」

転校生「洗面器を持ってきてくれて助かったよ、ゆえ子」

ゆえ子「いえ、これも未来を視る者の義務ですから」

チトセ「ああーっとーー!足が滑ったー!」

ゆえ子「ふぎゃっ」

アイラ「ああーっとぉ!偶然少年に体当たりしてしまったー!」

転校生「おうわっ!?」

萌木「ふぇぇぇ!?転校生さんが倒れてきました!?」

転校生「くっ、ケガをさせるわけにはいかない!うおおおおおおおおお!!!!!!」

転校生「ぎ、ぎりぎり・・・回避・・・・・・」

萌木「はわわわわわわわ・・・・・・」

シャルロット「い、いけません!これはダメです!見ちゃだめです!」チラッチラッ

さら「・・・・・・・・・・・・」ジーッ

転校生「ど、どうしたんだ皆・・・・・・はっ!」

転校生「しまった!つい洗面器を離して・・・!」

香ノ葉「こ、これがダーリンの・・・」

卯衣「白藤さんの魔法が解除されたわ」

さら「へっ?」

転校生「あっ」

転校生「ううん・・・・・・ここは、学園・・・?」

ありす「あ、起きましたね」

転校生「あれ?僕、今日何してたんだっけ・・・?」

ありす「・・・さらちゃん、本当にやったんだ・・・」

転校生「何の話?」

ありす「ううん、こっちの話だから気にしないでください。それよりも、どこか痛みませんか?頭とか」

転校生「ああー、ちょっと痛い・・・かな?なんかコブみたいなのが・・・」

ありす「ああ、うん。やっぱり頭を打ったんですね」

転校生「のかな?覚えてない・・・」

ありす「多分頭を打った衝撃で記憶が混乱してるんだと思います」

ありす「気絶している間に精密検査はしてもらって、問題なかったそうですので、安心してください・・・でいいんでしょうか?」

転校生「いや、うん。ありがとう。ずっといてくれたの?」

ありす「ええ、まあ。今日は暇でしたので」

ありす(ずっと寝顔を見てました・・・なんて言えないよね)

転校生「うーん、今日一日の記憶が無い・・・・・・そんなに強く打ったのかな?」

ありす(そんなに強く何度もたたかれました)

ありす「それは、わからないです。さらちゃんが見つけた時にはもう気絶してたので・・・」

転校生「そうなんだ。あとでさらにもお礼を言っとかないと」

ありす(あなたは謝罪をもらう立場です)

ありす「そうですね。でも、さらちゃん魔物退治に行ってくるって言ってたので、しばらくは帰ってこないと思いますよ」

転校生「そっか・・・とりあえず、もあっとだけでも入れておこう」

―そのころのさらと寧々―

さら「うわああああ!!!!!!」バキッ

さら「全部見られたああああああ!!!!!!!」グシャッ

さら「全部見ちゃったあああああああああ!!!!!!!!!」ブチッ

寧々「うわー、魔物がどんどん霧に戻っていくー・・・流石生徒会長」

寧々「てか、このすごいのにボコボコにされても生きてる転校生君も転校生君だよね」

寧々「おっと危ない」ボウッ

さら「はぁ・・・はぁ・・・」

寧々「ちょっと目を離したすきに全部終わってるし」

さら「・・・ど、どうしよう~~!!!!私、転校生君をボコボコにしちゃった!」

さら「き、嫌われるかな・・・嫌われるよね・・・うう~、やだよぅ・・・」

寧々「転校生君がそんなことで嫌うわけないじゃん。それに、記憶飛んでるらしいよ」

さら「それはそれでいろいろとまずいのっ!」

寧々「まあまあ、とりあえず今回の事件の主犯にはちゃんとオシオキはしてあるから」

アイラ「ぐぬぬ・・・なぜ妾がこんなことを・・・」

エミリア「さぼっちゃだめですよ!」

チトセ「ふぇぇ・・・チトセ、悪い事したの・・・?」

薫子「したって聞いたよー!」

虎千代「悪いことしたらいけないんだぞ!」

聖奈「あと2時間だ」

アイラ「うぇぇぇ!?まだそんなにあるのか!?」

チトセ「あ、足が・・・痺れて・・・もう感覚が・・・」

ノエル「ツンツン」

アイラ「あんぎゃああああああ!!!!!」

イヴ「あ、ごめんなさい。絵本を落としたわ」

チトセ「あああああああああっ!!!!!」

月詠「あっ!それツクが取ろうとしてたやつ!」

焔「先に取ったもん勝ちだろ!」

七撫「姉さん姉さん!流しそうめんだよ!私、こんなのはじめて!」

ちひろ「おいしいですぅ~」

天「ながしそうめんの機械を作ったあたしにかんしゃしなさい!」

エレン「あの、ずっと正座してますが、東雲さんたちは大丈夫なんでしょうか・・・?」

風子「大丈夫なんじゃない?」

ゆえ子「むにゃむにゃ・・・・・・視えました。これから天文部の子たちが押しかけてきて足をツンツンして回ると」

ミナ「そうめんはここかーっ!」バーン!

アイラ「ひっ!に、逃げ・・・」

チトセ「ふぇぇ・・・ながしそうめんの機械が私たちを囲ってるから逃げれないよぉ・・・」

梓「おっ、なんか面白そうなことやってるッス!」

ミナ「突撃ーっ!」

転校生「ふぅ、疲れた・・・」

ありす「お疲れ様です、転校生さん」

転校生「うん、ありすもお疲れ様」

クレプリ「おいおい、少年。せっかくありすが声かけたってのにそれだけで終わりか?」

転校生「ええっ?じゃ、じゃあこの後夕食でも一緒に食べる?」

ありす「ぜ、是非!」

クレプリ「やっぱり、少年はそうでなくっちゃ!でも、ありすの婿になるにはもーうちっとオレっちポイントが必要さね」

ありす「クレプリちゃん、ハウス」

転校生「ありすには僕なんかよりもっといい相手がいるって」

ありす「そ、そんなことないです!転校生さんもとっても立派で・・・」

転校生「いやいや、お世辞はいいって。魔法も使えない魔法使いだし、ね?」

クレプリ(その代わりに魔力譲渡と底が見えない魔力、そしてその他の能力をもってるヤツが何を言うさね)

ありす「魔法以外は全部大丈夫ですからっ!」

寧々「そーそ、転校生くんは魔法以外は完璧なんだしさー。どう?私をお嫁さんにしてみない?」

転校生「冗談キツイッス」

寧々「えー、ひどーい。ありすちゃん、転校生くんがいじめるのー」スリスリ

ありす「わわっ、が、学園長!?」

さら「はいはい、学園長、邪魔しちゃだめー。ごめんね、ありす」

転校生「あっ、どうせだし寧々とさらも一緒にどう?」

クレプリ「・・・・・・・・・・・・」

さら「・・・・・・・・・・・・はぁ」

寧々「うわー、それ本気で言っちゃうんだ・・・わかってたけど」

転校生「えっ?えっ?」

ありす「・・・・・・ま、まあ、それが転校生さんのいいところですし」

転校生「えっ、僕何か変なこと言った?」

転校生「さて、そろそろ寝る時間か・・・」

転校生「おーい、みんなー。もう夜遅いから、寝る準備してねー」

風子「はーい!」

鳴子「ええー、まだ起きてたーい!」

転校生「今日の夜ちゃんとぐっすり眠った子には、明日の朝僕の特製ホットケーキを作ってあげよう」

寧々「おやすみなさいっ!」

ゆえ子「ぐー・・・すー・・・」

アイラ「むにゃむにゃ・・・アイラ、もう食べられないよ・・・」

チトセ「zzz」

転校生「おい大人陣」

さら「ちゃんと自分で歯磨きして、最後は仕上げ磨きするからねー」

ありす「いつも通り、3人づつやるからねー」

香ノ葉「だーりーん!仕上げ磨きしてー!」

秋穂「おねえちゃん、わたし、おにいちゃんにしあげみがきしてもらいたい」

春乃「そう?それじゃあお姉ちゃんと一緒に行こっか」

メアリー「けっ、歯磨きなんてめんどくせー」

エレン「ダメです、虫歯になっちゃいますよ!」

さら「虫歯になった子は歯医者に行ってもらうからね」

メアリー「は、はいしゃ・・・ちゃんとやる!ちゃんとやるから許してくれぇ!」ガクブル

転校生「よしよし、心はよくできてるねー」

心「えへへ、そ、そうですか?」

ありす「もう、聖奈ちゃんまた隠れてお菓子食べてたでしょ。晩御飯の後はダメって言ったよね?」

聖奈「な、なんでバレたんだ!」

風子「てんこうせー!みてみてー!」

転校生「うんうん、よく磨けてるね。んじゃ、「あーっ」ってしてくれる?」

風子「あーっ」シャカシャカ

転校生「よしよし・・・それじゃあ、次は「いーっ」だ」

風子「いーっ!」シャカシャカ

転校生「・・・・・・よし、終わり!はい、くちゅくちゅぺーしてくるんだ」

風子「はーい!」

転校生「ふう、これで終わりか」

ありす「もうみんなで雑魚寝も慣れましたね」

さら「学園長がいきなり言い出した時は正気を疑ったけど・・・」

寧々「普通にひどいね!?」

転校生「ありすとさらがいるなら僕はここにいなくてもいいと思うんだけどなぁ」

寧々「さらっと戦力外通告出された!」

ゆえ子「ゆえもです」

ありす「・・・みんなぐっすりですね」

転校生「そうだね。こうやって静かだとかわいいんだけどなぁ」

さら「まあ、子供が元気なのはいいことだって」

寧々「はいはーい!ネネ、とっても元気だよ!」

さら「大人は控えようね」

寧々「さらちゃんが最近辛辣だ・・・反抗期!?」

転校生「・・・こうやって、いつまでも平和で、みんな一緒にいられたらいいんだけどね」

ありす「ふわぁぁ・・・・・・ん・・・すみません、何か言いましたか?」

転校生「いや、なんでもないよ。おやすみ、ありす、さら」

ありす「はい、おやすみなさい」

さら「おやすみー」

寧々「えっ?ネネたちは無視?」

転校生「僕の記憶ではさっき眠ったはずなんだけど。こりゃホットケーキは2人分減らさなきゃな」

寧々「寝てます」

ゆえ子「そういえばゆえは今寝ているんでした」

転校生「・・・・・・ほんと、平和だなぁ・・・」

チュンチュン

転校生「ん・・・朝か・・・」

転校生「・・・なんか、寝巻が湿って・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・漏らされた」

・・・

結希「違う、私じゃない」

転校生「うん、わかったからとりあえず着替えようか。びちゃびちゃだし」

結希「私はおもらしなんかしていないから着替える必要が無い」

転校生「誰のかわからないけどついてるから着替えようか」

ありす「ほら、ゆきちゃん。ばんざーいして?」

結希「私じゃないから、私じゃないから。・・・本当だから」

卯衣「尿の広がり方から、ますたーがおもらししたことが推定できるわ」

結希「ちがう。私じゃない。卯衣は嘘をついてる」

転校生「うん、どっちでもいいから風邪ひく前に、あと臭いが染みつく前に脱ごうか」

結希「仕方がないから脱ぐけど、私じゃないから」

転校生「あー、はいはい。わかったわかった」

転校生「おはよう、兎ノ助」

兎ノ助「おう、おはよう!朝から全員引き連れて大変だな、お前も」

転校生「まあ、年上だししかたないよ。ありすやさらも手伝ってくれるし」

兎ノ助「そうだなぁ、特にさらはずっと世話になりっぱなしで・・・」

兎ノ助「それでだな、そろそろ・・・な?お前にもいい話があるんじゃないか?」

転校生「いい話って、なにが?」

兎ノ助「ほら、わかるだろ!で、本命は誰だ?ありすか?さらか?それともまさか寧々か?」

転校生「兎ノ助が何を言いたいのかわからないけど・・・みんな大事だよ」

兎ノ助「堂々とハーレム宣言かこのやろう!お父さんはそんなこと認めませんからね!ちゃんと1人に絞りなさい!」

転校生「あー、はいはい。んじゃ、授業あるからこれで」

兎ノ助「おう、頑張れよー」

ありす「・・・やっぱり、まだ誰も、ですね」

さら「それじゃあ、淑女協定は今期も存続ってことで」

ありす「うん。・・・・・・負けないよ、さらちゃん」

さら「こっちだって、ありす」

寧々「いっそ全員囲ってくれていいと思うんだけどなー」

ゆえ子「それもそれでいいかもしれませんね。誰も不幸になりません」

風子「わー、何の話ー?」

鳴子「きっと朝のおねしょの犯人の事じゃないかな?」

結希「ちがう。私はやっていない」

卯衣「どう計算してもますたーになる。言い逃れは不可能」

結希「あれは私じゃない。・・・・・・そう、転校生君。彼よ」

夏海「ええっ!?転校生がおねしょしたって!?」

智花「嘘っ!?」

怜「そ、そんな・・・大人なのに・・・」

ありす「・・・・・・でも、まあ。今はまだ、そんなこと考える暇はないよね」

さら「そうだね。子供たちで手一杯だし」

寧々「それじゃあ、今日も元気に!」

「「「「「おはようございまーす!」」」」」

転校生「なんか最近、子供たちから可哀想な人を見る目で見られてる・・・」

アイラ「聞いたぞ少年!お主、おねしょしたんじゃってな!」

転校生「はぁ!?」

チトセ「ふぇぇ・・・その年で恥ずかしいよぉ・・・」

転校生「い、いやいやいや!」

ありす「だ、大丈夫です!ありすはそれでも平気ですから!」

さら「た、たまにはそういうこともあるよ!ね?」

転校生「違うって!なんでそんな話になってるんだ!」

寧々(面白いから黙っとこーっと)

ゆえ子「・・・視えました。転校生さんは、これから子供たちに質問攻めにされるでしょう」

「あっ、てんこうせいだー!」

「てんこうせい、おねしょしたってほんと!?」

「おとななのにだらしなーい!」

「旦那様のものなら全部吸います!」

「ダーリンのならご褒美なんよ!」

「ちくわ大明神」

「ねえねえ、なんでおもらししたのー?」

「はずかしくないのー?」

「今の誰?」

転校生「ああ、もう!」

転校生「こいつら、めんどくせーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

今日はここまで!転校生君の受難は続く!
ありすありあり(合言葉)
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira132073.png

はい、お察しの通りまだ終わりませんよ。
所謂エイプリルフールって奴です。
今まで転校生くんを子供にして書いてたので、じゃあ他の生徒を子供にしてみようという構想の元やってみました。
こっちの続きはないと思いますが・・・気が向いたら書くかもしれませんね。
それでは、今年度もよろしくお願いします。
ありすありあり(合言葉)

ぼくはこの男を知っている

???「やれやれ・・・中の人間は一般人だよ。魔法での殺戮を止められてよかった」

ぼくはこの男のことを知っている

???「・・・さて、君のことも・・・知っているぞ。【転校生】君」

この男は、敵だ

???「動くな!貴様が魔法をロクに使えないことはわかっている」

この男は仇だ

???「霧が現れた時点で、新しい世界が始まっているのだ」

こいつは危険だ

???「貴様らはオリジナルからコピーされたまがい物に過ぎん!」

戦ってはいけない

???「まがい物はまがい物らしく・・・死に絶えるがいい」

逃げなければいけない

???「【転校生君】」

でも逃げるわけにはいかない

転校生「ごめん、うのさん」

間ヶ岾「死ね」

~魔導科学研究所、激動~

結希「転校生君。突然呼び出してごめんなさい」

結希「連絡があったと思うけれど・・・」

転校生「かけんが?だっけ」

結希「ええ、科研が襲われた」

結希「今、ちょうど天が行ってるの。魔法使いじゃないあの子を1人にはできない」

転校生「そらちゃんが?さいきん学園で見ないと思ってたら・・・」

結希「・・・念のため、エナジーシェルのスペアを持っていくわ」

結希「クエストに行く人たちにあの子の【秘密】を話す。聞いて」

結希「如月天は魔導科学の力で、強引に魔力腺を開いている」

結希「体内の魔力が活性化していないから、あの子は魔法使いじゃない」

結希「魔力が活性化しないと・・・魔法の反動に体が耐えられない」

結希「・・・あの子は、このエナジーシェル・・・要するに生命維持装置がないと・・・」

結希「2日ももたずに死んでしまう。デウス・エクスの実験で、体がボロボロなの」

転校生「!」

結希「このエナジーシェルはスペア。詳細は省くけれど、裏世界のあの子のものよ」

結希「・・・これだけ、覚えておいて。あの子に会ったときは絶対に背中を確認して」

結希「無事なら、エナジーシェルが入っている。でもそこに穴だけがあったら・・・」

結希「最優先で私に連絡しなさい」

結希「魔物の討伐は学園からのクエスト。私からのクエストが、それ」

転校生「わかったよ」

~高難度クエスト~

天「・・・こんな時に! なんて間の悪い・・・!」

天「水島博士!どこにいるのよ、もう!あの人だけは助けないと・・・」

結希「・・・・・・天!」

転校生「そらちゃん!」

天「結希、それに転校生!?アンタらなんで・・・ああ、クエストか・・・」

結希「あなた、エナジージェルは無事でしょうね?」

天「はぁ?もちろん無事に決まってるわよ。いったいなに?」

結希「いえ、無事ならいいの」

結希「・・・魔物に、見覚えがあるわね」

天「ポチ・・・だと思うけど、様子がおかしいわ」

転校生「前のときより、イヌっぽい。ていうか、おおかみ?」

天「旧科研のヤツに比べて、手が加えられてるわね・・・」

天「もしかして、ここを襲ってるのって・・・!」

結希「あなたはずっと中にいたから知らないでしょうけど、霧の護り手よ」

天「まさか・・・!いままでアイツら、絶対に前に出てこなかったのに・・・」

結希「今回は明らかに構成員が出てきている。気をつけて」

結希「一般人なのに魔法を使うあなた・・・捕まったらどうなるか、わからないわ」

天「・・・フン。どっちにしろ、科研ってだけで殺されるには十分でしょう」

天「黙ってやられてたまるものですか。デウス・エクスでやってやるわ」

結希「いくらなんでも、あなたがここにいるのは危険だわ」

結希「つべこべ言わずに、他の研究者と避難しなさい」

天「私、アンタの部下でもなんでもないでしょう」

天「家を襲われて、放っておけって命令するわけ?」

結希「・・・・・・天・・・・・・」

天「腐ってもここは私の家。生まれ育ったところ」

天「テロリストなんかに好きにさせてたまるものですか!」

天「転校生、来なさい!アンタの魔力があれば、ポチなんか敵じゃないわ!」

転校生「え、えっと・・・」

結希「待ちなさい!あなた、これ以上デウス・エクスで魔法を使ったら・・・!」

天「戦闘データが集まって、デウス・エクスの完成が近くなるわ!」

結希「・・・馬鹿・・・死んだら、そこまでなのよ・・・」

結希「転校生君、追いかけて。私もすぐに追う」

転校生「わ、わかった!でも、だいじょうぶ?」

結希「この施設は対テロリスト用の要塞でもあるわ。働いてたからよく知ってる」

結希「防衛機構を全て起動させて、合流する」

~科研~

天「・・・転校生。今回はちょっとヤバいわ」

転校生「そうなの?」

天「そうよ。いちおう、アンタに伝えておく。まず1つ」

天「科研には基本的に、共生派に共感する人間はいないってこと」

天「ジジイどもは悪魔も裸足で逃げ出すクズだけど・・・」

天「その努力の全ては、魔物を殺すことだけに向けられている」

天「魔物を殺す兵器の開発にね。この研究所が存在することを許されている理由」

転校生「でも、それであやちゃんとかれなちゃんとかが・・・」

天「愛国無罪ってわけじゃないけど、大抵の事は不問になるのよ。ほんと、ムカつくけど」

天「ただその結果、旧科研みたいなことが起きたんだけどね」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

天「・・・裏世界では双美心にやられたみたいだけど、私はその点だけ、信頼している」

天「JGJの一件もあるし、スパイには敏感。工作の余地はない」

天「だからこの襲撃は力技のはず。問題は、どうして霧の護り手が・・・」

天「【この時期に】【名前を出して】【堂々と攻め入ったのか】」

天「こんなことをしたら一気に悪評が広まって、活動しにくくなるはずなのに」

天「・・・それに、まだ魔物を操る手段もわかっていない」

天「悔しいけれど、いま私たちは、霧の護り手に一歩も二歩も先を行かれている」

天「相手の手の中にいるようなもの。こんな時は・・・なにが起きてもおかしくない」

天「今から私たちは、データセンターに向かうわ。相手の狙いはおそらく、そこ」

天「注意して。どんな罠があるかわからないわよ」

~デウス・エクス~

天「オラァッ!科学者なめんな!」

ハンターウルフ「きゃいん!?」ボシュウウウウ

天「魔法発動ユニット!」

ハンターウルフ「っくぅん!?」ボシュウウウウ

天「科学の前にひれ伏しなさい!」

ハンターウルフ「あおーん!?」ボシュウウウウ

転校生「・・・そらちゃん、だいじょうぶ?」

天「何のこと?見ての通りよ。致命傷になるような攻撃も受けてないし」

転校生「そっちじゃなくて、ほら、その・・・まほう、いっぱいつかってるから」

天「・・・ああ、そのことね」

天「結希から何を聞いたのか知らないけど、あんたが気にする必要はないわ」

転校生「でも、さ・・・やっぱり、しんぱいだよ」

天「死ぬのが怖くて科学者やってられっかつうの。人間、死ぬときは死ぬのよ」

天「なら、生きてるうちにやれることやらなきゃ損でしょ。それだけよ」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

天「あんたも気を付けなさい。もし、マジでヤバくなったら、その中閉じこもるなり、全速力で逃げるなりするのよ」

天「相手は殺しに来ている人間だ。今までとは勝手が違うんだから」

~待ち伏せ~

天「転校生!ここよ。この先にアイツらがいるはず・・・!」

転校生「きりの、まもりて・・・」

天「あの連中、旧科研でも研究データを奪っていた。今回もきっと・・・」

天「派手な声明を囮にして、データを狙ってるに違いないわ!」

天「漏れちゃマズいものしかないのに!ジジイども、破壊くらいしろっての!」

天「・・・いい? 中にいるはずだから、ドアを開けた瞬間、ぶっ飛ばすわよ」

転校生「わかった。いつでもまりょくはおくれるよ」

天「3つ数えるからね。さん、にい、いち・・・」

ダァン!!!!

天「・・・・・・い゛っ・・・・・・」

転校生「・・・・・・え?」

ダァン!!!!

天「あぁっ!」

転校生「そらちゃん!?だ、だれだ!」

???「やれやれ・・・中の人間は一般人だよ。魔法での殺戮を止められてよかった」

天「づっ・・・だ・・・誰・・・霧の護り手・・・っ・・・」

転校生「そ、そらちゃん!よかった・・・生きて・・・」

???「誰だと思うね?」

天「・・・・・・・・・・・・?」

天「だ、誰よホントに・・・いや・・・見覚えが・・・」

転校生「・・・見たこと、ある・・・だけど、思い出せない・・・」

天「・・・・・・っ!?あ、アンタ・・・でも・・・年齢が・・・」

天「おかしい、おかしいけど、アンタ・・・」

天「まさか・・・間ヶ岾、昭三っ・・・!」

転校生「まが・・・やま・・・!」

間ヶ岾「・・・・・・ククク・・・・・・」

間ヶ岾「間ヶ岾昭三は【死んだ】のではないかね。科学的ではないね?」

間ヶ岾「だが、ご名答だ」

転校生「~~~~~~~~~!!!!!!!!!!」

~間ヶ岾昭三~

天「あり得ない。間ヶ岾はまだ30代・・・死体は確認されている・・・」

天「アンタ・・・まさか裏世界のっ・・・!」

間ヶ岾「フン。政府に公開したのが間違いだったな」

間ヶ岾「おかげで、君たちが【気づいている】ことを知れたよ」

間ヶ岾「そして如月天・・・お前のことも、知った」

間ヶ岾「邪魔だっ!」

天「や、やめ・・・・・・」

転校生「やめろ!」

間ヶ岾「寿命を縮めてまで、魔法使いの肩を持つ愚か者め」

間ヶ岾「背中の生命維持装置を抜けば、3日ともたずに死ぬそうだな」

天「っ・・・・・・ぁ・・・・・・っ!」

転校生「っ!そらちゃん!」

間ヶ岾「・・・体に魔導機器を埋め込み、自らを実験体とし・・・ご苦労なことだ」

間ヶ岾「その努力も、ここで私にあったことで水の泡だな・・・そのまま死ぬがいい」

間ヶ岾「・・・さて、君のことも・・・知っているぞ。【転校生】君」

転校生「ふーっ・・・ふーっ・・・!」

転校生(ダメだ、戦っちゃだめだ・・・おさえろ・・・今、やらなきゃいけないこと・・・)

転校生(なんとかして、ゆきちゃんたちに・・・!だれかがくるまで・・・時間を、かせぐ・・・!)

~対面~

結希【転校生くん?天?】

間ヶ岾「・・・これは・・・」

天「・・・結希・・・まがや・・・」

間ヶ岾「っ!!」

ドンッ!!

天「ぐぅっ・・・!」

転校生「やめろ!それ以上そらちゃんにさわるなっ!」

間ヶ岾「動くな!貴様が魔法をロクに使えないことはわかっている」

間ヶ岾「多少、筋力が上がったところで、ましてや子供が拳銃の弾を防ぐことができると思うか?」

間ヶ岾「そのダンボールは、確か防弾だったが・・・破ることはできる、そうだね?」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

間ヶ岾「貴様の分も出せ」

転校生(なんとか・・・・・・時間を・・・誰かが来るまで・・・持たせなきゃ・・・)

天「・・・て、転校生・・・逃げなさい・・・」

天「アンタだけは・・・死んだら・・・・・・世界が終わる・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生(うのさんと、約束したっけな)

兎ノ助【君や、他の者の力では対処できないような、そんな事態が発生するかもしれない】

兎ノ助【もし、そんなことが起こったら、君の力でどうしようもなくなった時は】

兎ノ助【真っ先に逃げるんだ】

転校生(でも・・・さ・・・)

転校生「逃げれるわけ、ないよね・・・!」

~交渉~

間ヶ岾「・・・クッ・・・ククク・・・」

間ヶ岾「如月天。貴様らは勘違いしている。世界などとうに終わっているのだよ」

転校生(こいつ、何を・・・)

間ヶ岾「霧が現れた時点で、新しい世界が始まっているのだ」

間ヶ岾「貴様らは進化した!だがその進化を促した霧をあろう事か敵と見なした」

間ヶ岾「救いがたいクズめ。霧が・・・貴様らが魔物と呼ぶものが・・・」

間ヶ岾「いずれは人類全てを、次のステージに連れて行くというのに」

間ヶ岾「裏世界だと!?裏はむしろ【こちら】なのだ!」

間ヶ岾「貴様らはオリジナルからコピーされたまがい物に過ぎん!」

間ヶ岾「まがい物はまがい物らしく・・・死に絶えるがいい」

転校生(今は、そらちゃんが死なないようにすることがさいゆうせん)

転校生(絶対に、死なせない)

転校生「ぼくが、デバイスをおまえにわたすことに、ぼくのメリットはない」

間ヶ岾「ほう・・・」

転校生「ぼくはこれを使って助けをよべば、すぐになかまがくる」

間ヶ岾「なるほど、確かにそうだ。この状況で何の意味もなくただ道具を渡すような奴はよほどのバカぐらいだ」

間ヶ岾「・・・よし、ではこうしよう。【君】がデバイスを出さなければ、この女を殺す」

間ヶ岾「デバイスを出せば、ここで撃つのはやめておいてやる。どうだ?」

転校生「・・・・・・・・・・・・その約束は、守るのか?」

間ヶ岾「ああ、守るとも。さあ、どうする?渡すか、渡さないか」

転校生「・・・・・・」ポイッ

間ヶ岾「よろしい。懸命な判断だとは言えないがね。この女を救う手段はもうない」

転校生(やっぱり、こいつは、予備があることを知らない。そらちゃんがしなないなら、ぼくの勝ちだ)

間ヶ岾「さて・・・これで君たちの場所を知ることはできなくなった」

転校生(でも、こいつは、『そらちゃん』を撃たないって言っただけだ)

間ヶ岾「【転校生君】」

転校生「ごめん、うのさん。約束、破っちゃった」

間ヶ岾「死ね」











ダァン!!!!









転校生「う・・・ぐっ・・・・・・」

間ヶ岾「・・・ああ、その苦悶に歪む表情・・・実にイイ・・・」

転校生「・・・く・・・くくっ・・・・・・」

間ヶ岾「・・・・・・どうしたのかね?死に瀕して狂ったのか?」

転校生「お前はさっき・・・ぼくたちの場所を知ることができなくなったって・・・言ったな・・・」

転校生「がふっ・・・」

天「てん・・・こうせ・・・立っちゃ・・・だめ・・・」

間ヶ岾「・・・何が言いたい」

転校生「ぼくには、自分の位置を知らせる道具がある・・・・・・」

転校生「音や光は送れないけど、位置だけなら送れる・・・」

転校生「がはっ・・・げほっげほっ・・・この、ピンバッジが・・・そうだ・・・」

間ヶ岾「ふむ、それで?」

転校生「たしかに、ぼくは・・・まほうも・・・ちゃんと、使えない・・・」

転校生「だけど、こんなぼくでも・・・つかえるまほうはある・・・・・・」

転校生「ちっちゃいせいみつきかいを・・・こわすぐらいなら・・・ぼくだって、できる・・・!」

転校生「お前が出てきてからずっと、火であぶり続けてこわした・・・!もう、位置情報は送られない!」

間ヶ岾「何をしているかと思えば・・・・・・そんなことをして何になるというのかね」

転校生「がふっ・・・これだけで、伝わる・・・・・・遊佐鳴子には、伝わる・・・!」

転校生「すぐにここに学園生が集まって来る・・・すでに異変は伝えた・・・!」

転校生「お前にこれ以上どうこうする時間はない・・・!」

転校生「こんな子供に出し抜かれるんだ・・・あんたはたいしたヤツじゃないのさ・・・」

間ヶ岾「言いたいことはそれだけか?」

転校生「お前はバカ丸出しだッ!あの世でお前が来るのを楽しみに待っているぞッ!」











ダァン!!!!








天「う・・・そ・・・・・・よ・・・」

天「いま・・・撃たれた・・・位置・・・・・・は・・・」

天「心・・・ぞう・・・・・・で・・・」

バタッ

天「てんこ・・・せ・・・」

間ヶ岾「・・・チッ、無駄話に付き合ってしまった。これ以上ここにいる時間はないな・・・」

ザッザッ

天「死ぬな・・・あんたは・・・死んだら・・・・・・だめ・・・なの・・・」

天「おねがい・・・死な・・・ない・・・で・・・」

天「目を・・・開けて・・・てん、こう・・・せ・・・」

天「転校生っ・・・!」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・行った・・・?」

天「えっ・・・い、生きて・・・・・・?」

転校生「まがやまは・・・行った・・・?」

天「ふ、フフ・・・もう行ったわよ、アイツ。とどめも刺さずに・・・」

天「いや、刺したつもりなんでしょうね、アイツの中では・・・」

天「でも、死んだことの確認もしなかったってことから・・・」

天「急いでたんでしょうね。それでいて・・・あんたの時間稼ぎが効いてる証拠・・・」

天「助かったわ・・・でも、まだ、一仕事・・・いける、かしら・・・」

転校生「・・・なにを、するの・・・?」

天「この部屋に入って、データの強奪を防ぐの・・・」

天「間ヶ岾がいなければ、アタシでも何とかなるから・・・」

天「絶対に・・・データは盗らせない」

転校生「じゃあ・・・アーサー・・・そらちゃんを、はこんで・・・」

転校生「そらちゃん、乗って・・・これで、中まで・・・」

~約束~

転校生「つい・・・た・・・立てる・・・?」ビビビ

天「そんくらい・・・づぅっ!!」

ガヤガヤ

天「・・・出て行きなさい!いいわね!」

転校生「これ・・・で・・・」ビビビ

天「ごほっ・・・ま、まだよ。アイツら、外に送信してるはずだから」

天「セキュリティを突破するのに相当時間をかけたはず。双美心がいないんだから」

天「・・・まだ、送信され始めてすぐみたいね。これを止めて・・・」

天「・・・そういえば、あんた・・・心臓撃たれたのに、なんで生きてんの・・・?」

転校生「それは・・・・・・実は、ね・・・」ビビビ

転校生「なんていうか、ドラマみたいなんだけどさ・・・」ビビビ

転校生「ぼくの、むねぽけっと・・・ひだりがわに、おまもりがはいってるんだ・・・」ビビビ

天「それって・・・たしか、ガレキ片・・・集めた・・・やつ・・・?」

転校生「そう・・・これ、コンクリート・・・で・・・」ビビビ

転校生「けっこう・・・かたくて・・・ね・・・ぎりぎり、止めてくれた・・・」ビビビ

転校生「おまもりが・・・いきおいを、ころしてくれて・・・ほねで・・・ぎりぎり・・・とまった・・・みたい・・・」

転校生「おばーちゃんは・・・やくそくをまもるひとは、いつかやくそくにまもられるって・・・そう言ってた・・・」ビビビ

転校生「ぼくが・・・【やくそく】を・・・まもったから・・・【やくそく】が、ぼくを・・・まもってくれたんだ・・・」ビビビ

天「亀の甲より年の劫・・・ね・・・」

天「それ・・・で・・・さっきからの・・・魔力・・・は・・・」

転校生「ないよりは・・・マシ・・・でしょ・・・?」

天「あんたの行為はありがたいけど・・・もう無理に決まってるでしょう。エナジーシェルが無いんだから」

天「あれは1つ作るのに時間がかかる。スペアを作ってるけど、完成には遠い・・・」

天「だから、もうダメ・・・」

転校生「・・・ふふふ・・・だいじょうぶだよ・・・そらちゃんは・・・だいじょうぶ・・・」ビビビ

~救援~

月詠「あ、アンタたち、やっと見つけ・・・ひぃっ!」

月詠「な、なんでこんな大けがしてるのよ!浅梨、浅梨っ!来なさい!」

転校生「きた・・・やっと、きて・・・くれた・・・」

月詠「アンタ、回復魔法使えたわよね!?」

浅梨「えぇっ?つ、使えるってほど使えませんが・・・」

月詠「転校生の魔力使ってどうにかならない?2人の怪我!」

月詠「ツク、結希に連絡して・・・」

ハンターウルフ「アオーーーン!!!」

月詠「きゃっ!」

月詠「・・・あ、アイツらも止めなきゃ・・・助けが来るまで、もたせるわよ!」

・・・

転校生(まだ・・・たおれちゃだめだ・・・あさりんが・・・かいふく・・・して、くれ、る、ま、で・・・)

月詠「ど、どう?アンタの回復魔法でどうにかなりそう?」

浅梨「わ、私、回復魔法は擦り傷くらいしか治せないので・・・」

浅梨「転校生くんの魔力で、何とか銃創は塞げましたけど・・・」

浅梨「でも、血が止まらないんです。体が崩れていくみたいに」

転校生「はぁ・・・はぁ・・・」ビビビ

月詠「と、とにかくもたせて!・・・ったく、もう!」

月詠「精鋭部隊もほかの生徒も、なんでこんなに時間がかかるのよ」

月詠「こっちは浅梨連れてこんな早かったってのに・・・!」

光男「・・・はぁっ・・・科学者の子は、ここか?」

月詠「えっ・・・? あ、アンタ誰よ?」

~エナジーシェル~

光男「神宮寺初音の兄です。この・・・エナジーシェル、を届けに来ました」

天「・・・ぅ・・・エ、エナジー・・・シェル・・・」

天「!?な、なんでそれが・・・」

転校生(よかっ・・・た・・・とどい・・・た・・・)ビビビ

光男「後で、友達に聞いてください。すみませんが、体を動かします」

月詠「ちょ、ちょっとアンタ!勝手にそんな・・・!」

光男「・・・この穴か・・・狂ってる・・・こんな体に、自分で追い込むなんて・・・」

転校生(・・・これ・・・で・・・・・・)

天「・・・・・・ぅうっ!ごふっ!げっ!」

浅梨「だ、大丈夫ですか!?」

天「げぇっ・・・ち、血が気管に・・・だ、大丈夫・・・なワケ、ないでしょ・・・」

天「・・・破壊されたはずなのに・・・結希・・・」

天「黙ってたわね・・・ぶっ飛ばしてやる・・・!」

天「転校生も、さっきの言葉通りだと、知ってたわね」

天「・・・・・・転校生?」

転校生「・・・・・・・・・・・・」

~急変~

月詠「ちょ、ちょっと!どうしたのよ!き、気絶してるだけよね!?」ユサユサ

浅梨「あ・・・も、もりや・・・先輩・・・てんこうせい・・・くんの・・・みゃ、みゃくが・・・ありま、せん」

月詠「え・・・う、うそ・・・でしょ・・・?測り方間違えてるとかそんなんでしょ!」

月詠「ねえ!起きなさい!転校生!ねえったら!」

浅梨「あ・・・・・・」

天「どいて!心停止しているなら・・・すぐに蘇生を・・・!」

浅梨「わ、私がやります!」

月詠「え、AEDどっかにあるでしょ!科研なんだし、それくらいは・・・!」

天「ダメよ。転校生の身体は今、血だらけ・・・で・・・・・・あ・・・」

天「血の、流し過ぎ・・・子供の体で、血を出し過ぎたから・・・」

天「転校生の体重が22キロだから、500ミリ失っただけでも・・・!」

月詠「そ、そんな!」

浅梨「転校生くんっ!死んじゃダメです!転校生くん!」

天「魔力が多いからって、甘く見てた・・・そうよ、こいつは子供なのよ・・・!」

天「それに、ずっと私に魔力送って・・・体力も・・・」

天「すぐに、病院に搬送する準備と、輸血の準備を・・・・・・」

~心配は~

ありす「てんこ・・・く・・・くぇす・・・」

クレプリ「だなー。毎度のことながら、よくやってるさね」

ありす「だぃじょ・・・かな・・・」

クレプリ「だーいじょうぶだって!なんだかんだ言って、少年はいつも無事で帰って来るじゃねえか」

クレプリ「ヤバくても寸でのとこで回避するからなー。悪運が強いっていうのか?」

萌木「悪運が強いというのはそういう意味じゃありません!」

ありす「・・・・・・ぃま・・・れか・・・?」

クレプリ「ん?いや、オレっちはなにも・・・」

風子「・・・・・・・・・・・・」ツカツカ

クレプリ「あっ、風紀委員長さね、おーい!」

ありす「こん・・・にち・・・・・・」

風子「すいません、今急いでるんで」

ありす「ぁ・・・ぃっちゃ・・・」

クレプリ「なんだなんだ?なんかあったのか?」

ありす「転校生、くん・・・かな・・・?」

クレプリ「だったらもっと慌ててそうだけど・・・なんか、余裕がない感じだったさね」

ありす「ゃ・・・ぱ・・・しんぱ・・・」

bbbbbbbbb

クレプリ「ん?ありす、デバイスがなってるぞ」

ありす「ん・・・・・・・・・!?」

ありす「ぇ・・・そ・・・な・・・・・・!」

今日はここまで。エイプリルフール終わって一発目でこれ。
本編の転校生君がどこを撃たれたのかはわからないけど、ここの転校生くんは腹部と左胸に一発ずつです。
血液は体重の1/13だそうで、そのうち1/2~1/3が失われると生命の危機に至るそうです。
次回は転校生くん入院編から。
ありすありあり(合言葉)

~報告~

ありす「ぇ・・・そ・・・な・・・・・・!」

クレプリ「んー?ありす、どうしたんさね?」

ありす「てんこ・・・く・・・が・・・・・・死にそ・・・で・・・!」

クレプリ「・・・・・・え?なんだって?」

ありす「血が、ぃっぱい、出て、それで、びょうぃ・・・に・・・」

クレプリ「お、おいおい・・・う、嘘だろ?冗談だよな?エイプリルフールはもう終わったぞ?」

ありす「ぃ、ぃかなきゃ・・・な・・・にか・・・ぇきる・・・も・・・」

クレプリ「落ち着け、ありす。今オレっちたちが行ってもどうにもならないさね」

クレプリ「今デバイスを見させてもらったけどよぅ、手術中なんだろ?」

クレプリ「多分、他のやつらも行きたいって思ってる。でも、全員で病院に押しかけるわけにもいかないさね」

クレプリ「ありす、ここはぐっと我慢だ。今できることは、待つことだけさね」

ありす「ぅ・・・・・・・・・・・・」

ありす「・・・れかと・・・ぃ・・・しょに・・・・・・ぃた・・・」

クレプリ「・・・そうだな。多分、他の生徒も混乱してるだろうから・・・」

クレプリ「・・・神凪のところ、風紀委員室に行ってみるか」

クレプリ「多分、あそこなら落ち着いてるだろ。他に行くとこもねぇし、な?」

ありす「ぅん・・・・・・」

今日のありす。風紀委員室では氷川さんが大慌てで梓とイヴと怜は表に出さないようにしながらどす黒いオーラが出てそう。
間ヶ岾のせいで学園内の荒れっぷりがヤバい。そしてその中で一人取り残されるなななでさん。
霧の護り手へのヘイトが存分に高まっている中、ポロッと元スパイだったことを漏らそうものなら・・・
学園青春ハードモードの七撫の明日はどっちだ。
ありすありあり(合言葉)

~再会~

転校生「ん・・・ここは・・・」

転校生「・・・・・・どこだろ?川?」

転校生「いつのまにこんなとこに・・・」

転校生「しかも、きりのせいでよく見えない・・・」

転校生「・・・・・・」

転校生「とりあえず、あたりを歩いてみよう」

・・・

転校生「えっと・・・」

転校生「なにもない。いや、川はある。でもそれいがいになんにもない」

転校生「やっぱり、ここをわたるしかないのかな・・・」

転校生「うー、でもぶきみ・・・どんくらい深いんだろ・・・」

転校生「まあ、向こうぎしはみえるから、そんなに遠くは・・・」

???「その川を渡るんじゃない」

転校生「・・・うん?むこうから声が・・・おーい!」

???「その川は一方通行だ。渡ればもう戻れない」

転校生「よく見えないけど・・・どこかで聞いたことがある声・・・で・・・」

転校生「・・・・・・えっ?も、もしかして・・・えっちゃん・・・?」

エレン「・・・・・・エレン・アメディック。私の名だ。久しぶりだな」

転校生「えっ?なんでえっちゃんが・・・」

エレン「ふむ・・・おかしいな。お前は私のことを【エレン】と呼んでいたはずだが」

転校生「・・・・・・・・・・・・・え?」

転校生「え、エレン・・・って・・・あ、あのときの・・・」

転校生「【約束】をした・・・?」

エレン「ああ。6人でともに集まる、だったな。・・・守れなかったことを、謝ろう。すまなかった」

転校生「え、えっと・・・じゃあ、ここは・・・」

転校生「・・・あの世?」

~黄泉~

転校生「ってことは、うらと表であの世は共有してるってことか」

エレン「そのようだ。だが、悠長に話をしている時間は無いぞ」

転校生「え?で、でも、久しぶりに会ったし、話したいことがいっぱい・・・」

ゆかり「ダメよ。その川は一方通行。そして、時間がたつと、元の世界へ戻れなくなる」

鳴子「君は今、生死をさまよっている状態だ。さあ、早く戻るんだ」

転校生「ゆかりに・・・鳴子・・・」

紗妃「・・・誰かと思えば、あのときの男の子・・・」

沙那「ダメですよ。あなたが戻らなければ、初音様が悲しんでしまいます」

イヴ「私も、ノエルも。それに、もっとたくさんの人が、あなたの帰りを待っているんだよ」

転校生「さき・・・さーちゃん・・・いぶ・・・」

メアリー「おい、クソガキ。とろとろしてんじゃねーぞ。隊長命令だ、今すぐに帰れ」

転校生「めありーも・・・そんな、また会えたのに、もうお別れだなんて・・・」

エレン「いずれまた来る場所だ。またその時に話をすればいい」

メアリー「あのクソどもをぶっ殺してから、またここに戻ってくりゃいい」

鳴子「さあ、行くんだ。【僕】によろしくね」

イヴ「いい報告、期待してるよ!」

沙那「初音様をよろしくお願いします」

紗妃「また、会いましょう。今度はあなたも、大人になってから」

転校生「・・・・・・わかった。また、来るよ」

転校生「魔物を全部倒して、世界が平和になってから、また・・・」

転校生「だから、それまでは・・・さよなら」

~黄泉帰り~

「・・・今日で、3日目ですか」

「・・・まだ、起きませんね。よいしょっと」

「銃創が残ったまま・・・意識も戻らない・・・」

「生きているだけでも奇跡ですが・・・この子の底なしの魔力がなかったらどうなっていたことやら」

転校生(・・・・・・誰かの声が聞こえる・・・・・・)

転校生「・・・・・・ふー・・・ちゃん・・・?」

「!」

風子「転校生さん・・・意識が・・・」

転校生「あれ?ぼく、えっと・・・」

ギュッ

転校生「わわっ、ど、どうしたの?いきなり抱き着いて・・・それに、ここは・・・」

風子「心配、したんですからね」

風子「遊佐から、あんたさんのつけている探知機の反応が無くなったって聞いて、あんたさんが銃で撃たれたと聞いて・・・」

風子「心停止したって聞いて、意識が戻らなくて・・・ずっと・・・」

転校生「え、えっと・・・・・・あっ、そ、そうだ!っづっ!」

風子「傷は塞がってはいますが、まだ身体の中は傷だらけなんで、大声出しちゃだめですよ」

風子「それと、如月は無事です。その他の生徒も大きな傷はなし、あんたさんが一番の重傷ですよ」

転校生「そっか・・・よかったぁ・・・」

風子「・・・ごめんなさい。こんなことになってしまって・・・」

転校生「い、いや、ふーちゃんが謝ることじゃ・・・」

風子「今回は、あんたさんを行かせるべきじゃありませんでした。・・・特に、テロリストを相手どってるのに、不用意でした」

風子「テロリストの対策はウチら風紀委員が担当しています。ですからこれは、ウチの落ち度です」

転校生「ふーちゃん・・・」

風子「・・・ですが、あんたさんが行ってなかったら、きっと如月は持たなかったはずです」

風子「あんたさんのおかげで、一人の学園生の命が助かりました。学園に代わって、お礼をいいます」

風子「ありがとうございました」

~一方そのころ~

―私立グリモワール魔法学園―

紗妃「あわわわわ・・・」

怜「・・・・・・」

梓「・・・・・・」

イヴ「・・・・・・」

紗妃「掲示板が荒れに荒れてる・・・なんとか落ち着かせないと・・・」

ガラッ

ありす「す・・・ませ・・・」

怜「楠木。どうしたんだ?」

クレプリ「おいっすー。どうにも落ち着いてらんねーから、ちょっと一緒にいさせてやってくんねーか?」

怜「ああ、構わない。とはいえ、今は私たちも余裕はない。あまりかまってやれないが・・・」

ありす「そ・・・は、ぃ・・ぇす・・・」

クレプリ「しっかし、ここに来るまでだけでもなんか・・・いろいろとやばかったさね」

・・・

ミナ「離せーっ!聖戦の時は今だ!サーヴァントの仇を討たねばならんのだー!」

恋「ええい、落ち着くんじゃミナ!心、卯衣、お主らも手伝って・・・」

心「霧の護り手の本部のデータを・・・・・・」

卯衣「位置さえわかればいつでも破壊するわ」

恋「お主らもか!ああ、こういう時に限って梓はおらんし、ああーーーもうーーー!!!!」

恋(わっちも心配じゃというのに・・・!)

~他生徒の様子~

ノエル「潰そう、霧の護り手」

さら「わかりましたぁ!」

春乃「異議なし」

秋穂「いきなり物騒だよ!?たしかに転校生くんが撃たれたって聞いたらわたしも踏みつぶしたくなったけど!」

龍季「とりあえずどこ行きゃいい?」

秋穂「朝比奈先輩も!?」

秋穂「ていうか、ツッコミはノエルちゃんのお仕事でしょ!」

ノエル「ごめん、あたし今さ、今までにないぐらい怒ってるんだ」

秋穂「そうだ、とりあえずクエスト受けようよ!とりあえず発散しよう!ね?」

春乃「・・・そうね。ここでくすぶってても何にもならないわね」

さら「シロー、行きますよぉ!」

龍季「よし、クエスト中に偶然霧の護り手と遭遇して偶然魔法が当たっても仕方ないな。まだ俺は魔法制御が上手くいってないからな」

秋穂「本音が洩れてるから!もう、みんな一回落ち着いてー!」

・・・

あやせ「あらあら・・・うふふ・・・」

アイラ「おう、あやせよ。もう少しその邪悪なオーラをなんとかできんのか」

あやせ「あら、ごめんなさい。でも、ね?・・・うふふ」

アイラ「はぁ・・・こっちは・・・」

シャルロット「主よ、彼の者たちに天罰を・・・いえ、これはわたくし自身の手で・・・」

アイラ「やめんか!お主も落ち着け!そんで、エミリアは・・・」

アイラ「・・・・・・エミリアがおらん!どこに行ったんじゃ!」

~癒しを求めて~

エミリア「・・・ふぅ・・・」

エミリア「このままではよくないことばかり考えちゃう・・・」

エミリア「こういう時は、何も考えないでいられるような・・・そう、動物と触れ合うとか、そういうのをすればいい!」

エミリア「と、いうわけで私は今、飼育小屋に来てるんだけど・・・」

エミリア「・・・先客がたくさんいるのね」

香ノ葉「ウサギッ!抱きしめずにはいられないッ!」モフモフ

もも「ふぅ~・・・ごめんね、もうちょっとだけ撫でさせてね?」

エミリア「まあいいや。私もそのうちの1人だし。さーって、どの子にしよう・・・か・・・な・・・?」

エミリア「・・・・・・」

ピカチュウ「ピカ?」

エミリア「!?!?!?!?」

エミリア(えっ!?これって、もしかして、いやもしかしなくても・・・ピカチュウだよね!?)

花梨「おお、エミリアか。ああ、もしかしてすべさんに触りたいんだべか?」

エミリア「あ、えっと、その・・・はい・・・・・・すべさん!?」

花梨「普段ならいいんだがよ、今日は気が立ってるからやめた方がいいすけ」

花梨「・・・転校生がよくここで動物たちと遊んでくれてたんだすけ、みんな怒っちまったんだべ」

すべさん「びーがーー!!」ビリビリ

エミリア「そ、そうなんですか・・・」

エミリア(私は今それよりも衝撃的な事実を目の前にしてるんですが・・・やっぱり、日本ではこれが常識なの?)

~学内掲示板~

【霧の護り手】転校生くん総合スレPart8731【ぶっ潰す】

992 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2716/04/30(土) 09:27:06.03 ID:TuKomINoel
  潰そう、霧の護り手
 

993 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2716/04/30(土) 09:27:07.53 ID:MinDSEaker

  ただいま特定中です。少々お待ちください。 
 
994 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2716/04/30(土) 09:27:07.68 ID:FAlLinHuRt

  準備は出来ているわ

995 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2716/04/30(土) 09:27:11.42 ID:aUtUmnsist
  一回落ち着いてください!

996 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2716/04/30(土) 09:27:16.85 ID:BraiNPinkS
  そうですよ!相手はテロリストとはいえ、私たちは傷つけることを許されていません!

997 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2716/04/30(土) 09:27:16.94 ID:GaKUenChO
  ちょっとおじいちゃんたちとお話してくるから、それまで動くの禁止!    

998 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2716/04/30(土) 09:27:17.18 ID:HomEhOMeFiRe
  間ヶ岾ぶっ殺す
  >>1000なら霧の護り手が滅びる

999 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2716/04/30(土) 09:27:17.19 ID:BUSTmissile
  >>1000なら霧の護り手に天罰が下り滅びる

1000 : 以下、名無しにかわりまして魔法使いがお送りします []:2716/04/30(土) 09:27:17.19 ID:AdultMind
   間ヶ岾ぶっ殺す
   >>1000なら間ヶ岾が死ぬことも許されず永遠に苦しみ続ける

1001 :Over 1000 Thread

~自責~

結希「あの場で転校生くんに天についていくように指示したのは私よ。全ての責任は私にある」

虎千代「・・・話はわかった。だが、お前の判断は正しかったはずだ」

虎千代「あの場で転校生が如月についていなければ、如月は生きてはいなかっただろう」

虎千代「あの状況だ。私はお前の判断を妥当だと思うし、なにより今回のクエストで、生徒会は動かなかった」

虎千代「結果論ではあるが、アタシたちが動くべきクエストだった。責任はこちら側にもある」

結希「それでも、あの時、あの状況で、ああなることを予見できなかったことは私の落ち度よ。天も転校生くんも、気絶させてでも止めるべきだった」

薫子「お二人とも、その辺りにしてください。折角朗報がありましたのに」

虎千代「・・・朗報だと?」

薫子「転校生さんの意識が戻りました。今、水無月さんが立ち会っています」

虎千代「本当か!?」

結希「・・・よか・・・った・・・」ヘタッ

結希「あ、あら?・・・力が・・・上手くはいらない・・・」

聖奈「安心して力が抜けたんでしょう。一度お休みください」

チトセ「・・・それと、会長はもう一仕事あるみたいよ」

虎千代「・・・ああ、わかっている。薫子、応接室の準備を」

薫子「わかりました。すぐに手配いたします」

虎千代「さて、どう説明したものか・・・6歳の息子が死にかけたとなっては、向こうも黙ってはいられないだろうし・・・」

~対面~

転校生「えー、まだ帰れないの?」

風子「意識が戻ったとはいえ、まだ検査の必要がありますから。なんせ、出血多量でしたからね」

風子「どこかに後遺症が残ってる可能性があります。ウチは医者じゃねーんで詳しくはわかりませんが・・・」

風子「1週間ぐらいかかるかもしれませんね」

転校生「そのへんさあ、ほら、かいふくまほうとかでなんとかならないの?」

風子「クエスト中に我妻が回復魔法を使ったうえでそれですから。身体に痺れとかはねーですか?」

転校生「ないよー。ほら、ぴんぴんしてる」ブンブン

風子「それなら今のところは安心ですが・・・さっきも言いましたけど、ウチは医者じゃねーんです」

風子「まずはちゃんと診察を受けてからですね・・・」

コンコン

『―――の部屋はこちらでよろしいでしょうか?』

風子「はい、そうですが・・・今はまだ面会謝絶で」

『―――の母です。学園と病院に許可はとりました』

風子「!」

転校生「あ、おかーさん!はいってええよー!っづぅ・・・おおごえだしたらあかん・・・」

風子(覚悟はしてましたが、この時が来ましたか・・・)

母「失礼します。はじめまして。水無月さん、でしたよね?」

~大事な話~

母「・・・・・・」ナデナデ

転校生「あー、あー」

母「・・・・・・」プニプニ

転校生「はぷっはぷっ」

母「・・・・・・」ツンツン

転校生「うにゃっうにゃっ」

母「・・・かわいいでしょう?」

風子「はい、とっても」

転校生「はみゅぅ・・・」

母「・・・この子がテロリストと戦って、銃で撃たれたと聞いたときは、気が気でなりませんでした」

母「これから先、この子がもし同じような目にあったらと思うと・・・今すぐにでも、連れて帰りたいぐらいです」

風子「・・・・・・」

母「ですが、連れて帰ったとして、魔法使いであるこの子は一般の社会で自由に過ごすことは出来ない」

母「去年の冬にも、喧嘩をしたと聞いています。この子は、頑固で、決して信念を曲げない子ですから」

母「その分、他人とぶつかることが多くなると思います。これからさきも、きっと・・・」

母「・・・私たちには、この子を育てることができません。魔法のことも、魔物のことも、何もしらない一般家庭ですから」

母「・・・・・・どうしたらいいんでしょうね。母親として、この子を守りたい。だけど、自宅に連れて帰っても自由にはさせてあげられない」

母「でも、このまま魔法学園にいさせては、命の危険がある。・・・覚悟はしていたはずなんですけどね」

母「でも、いざこうやって、命にかかわる大けがをしてるところを見ると、その覚悟が揺らいでしまう・・・」

風子「・・・本当に、どうしたらいいのか・・・何が正解なんでしょうね。ウチにも、わからないです・・・」

風子「・・・いっそ、クエストに一切出させないぐらい、させてくれればいいんですけどね・・・」

~転校生のこと~

虎千代「・・・これから先、―――くんは12年、グリモアで過ごすことになります」

虎千代「その中で、絶対に危険が無いということは保証できません。他の学園生もそうですが、私たちには常に命の危険が伴っていますから」

虎千代「・・・特に、―――くんはその体質上、クエスト――魔物討伐において最前線にでることが多くなります」

虎千代「その分、より一層危険が増します。実際に何度もタイコンデロガ――強力な魔物とも対峙しています」

虎千代「今回のことも含めて、これからテロリストとの対立も深まることが予見されます」

虎千代「ですが、彼の力は唯一無二のもの。学園の、ひいてはこの世界になくてはならない存在です」

虎千代「特に、先ほど申し上げたような強力な魔物との戦闘では、彼の力が必須になります」

虎千代「・・・このようなことを言える立場ではありませんが、ご理解とご協力のほどお願い致します」

父「・・・・・・・・・・・・話はわかりました」

父「もはや、私たちがどうこうできる話ではありません。言い方は悪いですが、私たち一般人の手には負えない存在になってしまった」

父「・・・家内は、直前まであの子を連れて帰ると言っていました。ここでも冷静な話ができないと思い、病院の方に行ってもらっています」

父「―――のことを、よろしくおねがいします」

虎千代「わかりました。これからも、私たちの手を尽くせる限り、万全を期して臨んでいきます」

父「それと、ですね。一つお話が・・・」

・・・

転校生「zzz」

母「・・・さて、やっと眠ってくれましたか」

風子「何か、聞かれたくない話が?」

母「はい。潮時かなと。恐らく、ショックを受ける話だと思いますから」

風子「・・・・・・」ゴクリ

母「・・・実はですね、この子は、私たちの子じゃないんです」

風子「・・・それは、どういう・・・」

母「実子じゃない、というべきでしょうか。養子なんですよ。ちょっとした事情から、引き取ることになったんです」

~転校生の血縁事情~

―1年前―

絢香【転校生くんは、養子みたいなの】

結希【養子?】

絢香【そう。だから、もし科研があの一家に何かしようとしても・・・】

結希【血縁的に関係が無いから、意味がないということね】

絢香【うん。だから、このことは科研に予め伝えた方がいいんじゃないかな】

結希【・・・そうね。放っておいたら強硬手段に出る可能性も十分あり得る】

結希【ありがとう、この情報は慎重に扱わせてもらうわ】

絢香【それじゃあ、私はこれで。あとはよろしくね】

・・・

虎千代「・・・宍戸!お前は、知っていたのか!?」

結希「・・・ええ。去年の夏、皇さんから聞かされていたわ」

虎千代「そうか。いや、それならいい。皇は・・・そうか。あいつは転校生の実家に同行していたな」

虎千代「・・・転校生は、このことを知らないんだな?」

結希「そのはずよ」

薫子「また、隠し事が増えてしまいましたね・・・」

チトセ「・・・転校生くん、あなたは本当に、何者なの・・・?」

~怒り~

怜「他の生徒も落ち着いてきているようだ」

梓「代わりにお見舞い行くって騒ぎ始めましたけどね。部長たちを抑えるのが大変だったッス」

イヴ「今は面会謝絶。解除されても、一度に全員が行けるほど病室は広くはないわ」

紗妃「ここは、整理券でも配布するべきでしょうか?今は委員長がいってくれていますが・・・」

ありす「ょか・・た・・・ぇす・・・」

クレプリ「とりあえず安心さね」

ありす「ぉみま・・・・・・なにか・・・・・・つく・・・て・・・」

ガラッ

少女「・・・・・・」

怜「・・・見慣れない子供だな。まさか、新入生か?」

紗妃「いえ、そんな報告は・・・」

ありす(あの子、会ったことあるような・・・えっと・・・)

少女「―――をかえせーーー!!!!!!!」

イヴ「・・・・・・―――?」

梓「転校生くんッスよ」

イヴ「ああ、そういえばそんな名前でしたね」

ありす(思い出した!)

ありす「ぁ・・・のこ・・・・・・てんこうせ・・・んの・・・ぉね・・・ちゃ・・・」

怜「転校生の?」

クレプリ「・・・ああー!そういや、会ったことあるなと思ったら、そういうことか!」

姉「―――をかえせ!!!家に連れて帰る!どこにおるんや!!!!」ガシッ

ありす「ぁぅ・・・・・・!」

怜「離すんだ!楠木は関係ない!」

姉「ここにおったら死んでまう!―――が死んだらお前らのせいや!この人殺し!!!」

紗妃「っ!!!!」

梓「まーまーまー、とりあえず落ち着きましょ?ね?ジュース持ってきたんで・・・」

姉「そんなんいいからかえせ!!!!」

ありす「ぅぅ・・・・・・」

クレプリ「やめろよ!ありすが痛がってるさね!」

イヴ「私、保護者を探してきます。まさかこの少女が1人で来たとは思えませんから」

・・・

イヴ「・・・ふぅ、なんとか親御さんが見つかってよかったわ」

紗妃「・・・怒って、ましたね。・・・当然、ですよね」

怜「大切な家族が傷ついたんだ、当然だろう。・・・だが、私たちももう一度、転校生の立ち位置について見直さなければならないかもしれんな」

怜「・・・私も、弟が銃で撃たれたとなっては冷静でいられんだろうからな」

梓「んじゃ、自分委員長に報告しに行ってきますね。病院だと思うんで、直接行ってくるッス」

イヴ(・・・もし、ノエルが同じような目にあっていたら・・・私は・・・)

~お見舞い~

―数日後―

転校生「うー、ひーまーだー」

風子「といーましても、動き回るわけにもいかねーですし、ゲームもずっとやるのは目が悪くなりますし」

転校生「・・・あっ、誰か来た」

風子「えっ?」

コンコン

さら『すいませーん、転校生さんのおみまいに来ましたぁ!』

秋穂『入っていいですか?』

転校生「いいよー」

ガラッ

ノエル「こんにちは、転校生くん!みんなのサポ役、ノエルちゃんだよー!」

ありす「こ・・・にち・・・」

クレプリ「おいっすー、少年」

さら「こんにちはぁ!」

秋穂「こんにちは、転校生くん。怪我の調子はどう?」

転校生「いらっしゃーい。今はもうあんましいたくないかんじかなー」

風子(・・・直観力上がってません?てか、重箱って・・・)

さら「あ、そうだ!里中さんがですねぇ、おべんとう作ってくれたんですぅ!」

転校生「ほんと!?あだっあだだ・・・」

ノエル「わわっ、大丈夫?」

転校生「うん、へーきへーき・・・ちょっと大声出したらいたくなっちゃうだけだから」

ありす「たぃへ・・・」

転校生「ぼくはまりょくが多いから、すぐなおるってさ。それより、食べていーい?」

秋穂「どうぞ、めしあがれ!実は、わたしたち4人と、あとお姉ちゃんが1品ずつ作ったのが入ってるんだよ」

ノエル「どれがどれだかわかるかな?」

転校生「これがさらちゃんでこれがあきちゃん。これのえるんのこれありすちゃんでこれがはるのん。あとはかりんちゃん」

ノエル「すごいね!?」

ありす「そ・・・なに・・・ゎかりゃす・・・?」

転校生「なんとなくわかっちゃった。それじゃ、いただきまーす」

転校生のステータス更新
直感:A→EX
体力:A→D
筋力:D→E
度胸:B→A
忍耐:C→B
銃創:B
体重:22kg→18㎏

今日はここまで!描写してはいませんが、学園内はめちゃくちゃヤバい雰囲気になってました。
次回はきゃぴきゃぴキャンピングです。自然の中で治癒力を高めちゃおう的な感じで参加します。
転校生くんの能力がいろいろと変わりました。体力がものすごく落ちた代わりに直感がやばいことに。
多分今なら銃弾が撃たれる前に軌道を察知して避けたりできるんじゃないかな。
死に瀕して第六感が鍛えられるアレです。ただし体力が落ちてるので躱し続けることは出来ない。
間ヶ岾死ね。
ありすありあり(合言葉)

~リハビリ~

―退院後―

転校生「うあうあー、なんか歩きにくいー」

ありす「ず・・・と・・・・・・ねて・・・ら・・・」

クレプリ「これは・・・リハビリが必要さね」

転校生「リハビリ!・・・ってなに?」

ゆかり「簡単に言うと弱った身体を元に戻す訓練のことね」ニュッ

転校生「なるほどー」

さら「それでしたらおさんぽがいいと思いますよぉ!」ニュッ

ゆかり「さらちゃんのお散歩はちょっとハードだからまた今度ね」

ありす「ちょ、と・・・つ・・・がんばろ・・・?」

転校生「はーい」

・・・

転校生「よいしょ・・・よいしょ・・・ふぅ・・・」

ありす「だぃじょ・・・ぶ・・・?」

転校生「なんかめっちゃつかれるー、こんぐらいへーきなはずなのにー・・・」

クレプリ「体力もガクッと落ちてんだな。しかしどうするさね、このままじゃ遅刻しちまうぞ?」

転校生「こうなったら、もうあれだ。うーちゃんをよぶしかない。ダンボールはメンテ中だし」

ありす「!?」ブルブル

クレプリ「でも、ほら少年は今あれだろ?大声出したら痛いんだろ?だから・・・」

転校生「ありすちゃん、かわりにおねがいー」

ありす「ぇ、ぁ、ぁたし・・・!?」

クレプリ「ありす・・・遅刻か、叫ぶか・・・二つに一つさね。まさか少年を置いていく、なんてことはしないだろ?」

ありす「ぅぅ・・・・・・もぁ・・・とで・・・」

転校生「うーちゃんねてるから気づかないよー」

クレプリ「呼ぶのは聞こえるんだな」

ありす「すぅー・・・はぁー・・・すぅー・・・はぁー・・・」

転校生「はやくー」

ありす「・・・・・・立華さ」

卯衣「来たわ」バサァ

ありす「ーーーーーーん・・・・・・?」

卯衣「マスターから段ボールを預かって来たわ。それじゃあ行きましょうか」ガシッ

転校生「はーい」フワッ

ありす「ゃっぱり、こぅ・・・る・・・」スゥゥ

クレプリ(ありすの目から光が消えたさね)

卯衣「安全飛行を心掛けるわ。I can fly」

・・・

ミナ「・・・ドールマスターがまだだな。もしかして、サーヴァントに付き添ってるから・・・」

卯衣「楠木さんを届けに来たわ」ガラッ

恋「窓からじゃと!?」

ありす「大丈夫です。私は元気です」ガタガタガタガタ

ミナ「どうしたドールマスター!!」

クレプリ「今はマナーモード中さね。もう少ししたら復活するからまっててやってくれ」

今日のありす。相も変わらずこんな扱いですが、俺的ランキング内では1位です。
【キャピキャピキャンピング】は去年の第一作を書いてる途中にやってたイベントで、なんだか感慨深いものが・・・
って思ってたら【ミネルヴァの梟】も書いてる途中にやってたイベントでした。
あのころと比べると、ちょっとカオスが増しているかな?あとは転校生くんがよくしゃべる。
そういや、風子とのもあっとの電話とかも消化したい。でも今の転校生くんに風邪ひかせたらマズいことになるような・・・

紗妃『もしもし、転校生さんですか?』

紗妃『突然ですが、5月6日からMore@で私以外のほかの風紀委員と電話ができるようになってるんですよ。知ってました?』

紗妃『はい。私以外全員とお話し可能です。風紀委員では、私以外と全員です』

紗妃『な、泣いてなどいません!どうしてあなたと話をできないくらいで私が泣くんですか!寂しくもないです!』

氷川さんとの電話とクエストはまだですか?
ありすありあり(合言葉)

~サプライズお弁当~

―入院中―

転校生「なんか、みんな毎日おべんと作ってくれるなー」

ありす「びょぅぃ・・・く・・・少ない、から・・・」

クレプリ「少年も食べ盛りだから、みんなどんどん食べてほしいんさね」

転校生「みんな、前よりおいしくなってるんだよねー」

クレプリ「成長を喜ぶのはいいことなんだが、年齢的に立場が逆だよな」

ありす「でも、ぁたしも、ほめてもらえて、ぅれしぃ・・・」

クレプリ「そういや、ありすは転校生のお母さんにまたいろいろ教えてもらってたよな」

転校生「そうなの?」

ありす「ぅん。ぇと、からぁげ、とか・・・ぁと、ぇっと・・・」

クレプリ「鶏肉のクリーム煮とか、ほうれん草と卵の炒め物とか、少年が好きそうな奴何種類か教えてもらってたさね」

ありす「水無月さんも、ぃっしょに・・・」

転校生「そうなんだー。あー、なんだかおなかすいてきちゃった」

智花「あ、そうなんだ。ちょうどよかった、お弁当持ってきたんだ」

ありす「!?」

クレプリ「!?」

転校生「!?」

智花「転校生くんに早くよくなって欲しくて、栄養たっぷりの特製スタミナ弁当を作ってきたの!せっかくだから、食べさせてあげるね?」

ありす「ぁ・・・ぁ・・・」ガタガタ

智花「はい、あーん」

クレプリ「や、やめろーーーっ!」

ジュワッ

智花「あれっ?」

転校生「な、なにが・・・」

クレプリ「お、オレっちは見たさね・・・今、箸で掴んでた料理が、突然気化したとこを・・・」

智花「あれれ?お弁当の中身もなくなってる・・・どうしてだろ?」

転校生「ゆめだ・・・これはゆめだ・・・」ガタガタ

智花「うーん、ないものは仕方ないかー。ごめんね、また今度作って持ってくるから」

ありす「ひっ・・・・・・!」

その後、怜と夏海によって智花の予定が埋められたために事なきを得ました

今日の智花。智花の料理も前より成長しています。
智カレー爆弾の威力ももちろんマシマシ。グリモア本編の数倍の威力を誇ります。
料理が気化したあと、すぐに換気をしてるので健康に害はない・・・はず。
霧の護り手に智花特製フルコースを送りつけたい。
ありすありあり(合言葉)

~ござるのたんじょーび、じちょーぎみ~

転校生「のいばあー、ござるー、みゅー、きたよー・・・あれ?」

姫「ようこそいらっしゃいました、転校生さん。お体の具合はどうですか?」

転校生「そっちはだいじょうぶだけど・・・みゅーは?」

刀子「それが、さっきから見当たらんのだ」

姫「皆様を待たせてしまっても悪いですし、先に始めてしまいましょう。自由ならそのうち戻って来るでしょう」

・・・

自由「お待たせしました~!」

姫「自由!遅いですよ!もう誕生会は始まっております」

自由「すみません・・・刀子先輩にプレゼントを買ってまして・・・はぁはぁ・・・」

刀子「拙者にプレゼント?わざわざそのために・・・そんなに走って・・・」

自由「当たり前じゃないっすか、刀子先輩の誕生日なんっすからこれくらい!」

刀子「自由・・・お主」

転校生「いいはなしだなー」モグモグ

エミリア「いい話ですねぇ」モグモグ

自由「・・・しめしめ、皆さん集まってるみたいっすね」

自由「刀子先輩!どうぞ!自分からのプレゼントっす!つけてみてください!」

刀子「わざわざすまぬんあ・・・おぉ!これは!」

自由「・・・グハハハ!さぁ!皆の前でつけてみてください!」

刀子「ありがとう自由。拙者が欲しかったものがよく分かったものだ」

自由「その、ふりふっりのエプロンを・・・え?欲しかった?」

刀子「あぁ、庭仕事用の前掛け、それもバラの刺しゅう入りとは」

刀子「・・・わざわざ、拙者のためにありがとう!」

自由「い、いえ・・・とーぜんすよ、ははは」

転校生「いいはなしだねー」ゴクゴク

月詠「いい話ねー」ゴクゴク

月詠「・・・あんた、珍しく大人しいわね」

転校生「しばらくははしゃいじゃダメと言われてますのでー」

月詠「ふーん・・・なんか、あんたが静かだと気持ち悪い。・・・だから、その・・・早く治しなさいよね」

転校生「ありがとー」モグモグ

~お知らせ~

『グリモア生徒諸君への―――、通称『転校生』に関しての通達
 本生はの男子寮の自室にてこれまで過ごしていたが、本人の体
 力低下などを考慮し、再度女子寮への移動を行い、以下の生徒
 に生活補助を行ってもらうこととする。
 水無月風子 瑠璃川春乃 桃世もも 椎名ゆかり 楠木ありす』

春乃「・・・・・・!?」

秋穂「あー、お姉ちゃんいいなー。転校生くんのお世話するときはわたしも呼んでね?」

春乃「え、あ、うん。もちろんよ。マイエンジェルの頼みだものね」

春乃(・・・どうしてアタシなの?)

・・・

香ノ葉「アアアーッ!選考漏れたーーーーッ!!!」

ソフィア「どんまいです、香ノ葉さん!」

葵「次、またがんばりましょう!」

レナ「てんこー、あそぶ、ない。レナ、さびし・・・」

・・・

もも「あ、あたしがっ!?」

月詠「いいじゃないの、特異でしょ?」

紗妃「がんばってください、桃世さん。出来ることがあればいつでも力になりますから」

もも「ええ、ちゃんとできるかなぁ・・・」

・・・

ノエル「う~、サポ役はノエルちゃんの役目なのに~、アタシのお株が~・・・」

クレプリ「今は完全にサポ役じゃなくてツッコミ役としてみなされてるさね」

ありす「のぇるちゃ・・・つ・・・こみ・・・すごぃ、ぇす・・・」

さら「ノエルちゃんのツッコミは天下一品だってたつきさんが言ってましたよぉ!」

ノエル「うれしくない!」

~キャンプに先駆けて~

風子「はい、あんたさんは明日から課外活動・・・まあキャンプに行くわけですが・・・」

転校生「キャンプかー、楽しみだなー」

風子「注意しておくことがいくつかあるんで、よーく聞いといてくだせー」

転校生「はーい」

風子「まず、今回は基本的に手伝い禁止です。料理の補助ぐらいならいーですが、力仕事には手を出さねーよーに」

転校生「はいはーい」

風子「次に、あんたさんの側には誰かしら1人が監視・・・まあ、遊び相手についてますんで、何かあったらすぐに言うよーに」

転校生「りょうかーい」

風子「あとは、遊ぶのはいーですが、今のあんたさんは西原以下の体力に落ち込んでるんで、その辺も注意してくだせー」

風子「湖だとか山だとかいろいろあって探検したくなるかもしれませんが、そん時はなるべく複数人で・・・」

・・・

風子「・・・つーわけです。わかりましたか?」

転校生「・・・・・・zzz」

風子「・・・・・・」

風子「ウチも長々と話し過ぎましたか。もっとかいつまんで話せればいいんですけど、この子相手だとどーしても・・・」

風子「これも今後の課題ですね。それじゃあ、おやすみなさい」

~キャピキャピキャンピング~

律「うわー!山だー、海だー!ヤッホー!!」

自由「律氏、海じゃないっすよ。湖ですって」

律「わあってるわあってる。お決まりってやつだよ!」

自由「なんか、めっちゃテンション高いっすね・・・どーしたんすか」

律「キャンプだぞ、キャンプ!ワクワクしないほうがおかしいっつーの」

自由「そうっすか?力仕事多そうだし、眠いし、早く学園に帰りたいっすけど」

律「なーに勿体ないこと言ってんだよ」

律「なあ?転校生。お前もなんか言ってやってくれよ」

転校生「はやくテント立ててー。中でゴロゴロしたーい」

自由「うわ、珍しく自堕落な転校生くんっすね。まあでも、今日はしゃーないっすか」

もも「音無さーん!小鳥遊さーん!」

自由「ん?あ、桃世先輩」

もも「はぁ、はぁ・・・うー、暑い。天気がいいから汗が・・・転校生くんは大丈夫?」

転校生「ひがさをかりてきましたものでー」

律「ダンボールに乗って浮きながら日傘をさす6歳児・・・シュールな光景だな」

律「んで、なんだ?さっそくあたしのギターの出番か?」

もも「あ、ううん。えっとね、あっちの木の下でテントを配っているから・・・」

もも「各班の子は取りに来てくださいだって」

自由「うはー・・・早々に力仕事っすか。かったるいっすねー・・・」

律「よっしゃ、任せろ!ええっと、あたしの班は・・・誰と一緒だったっけか」

ゆえ子「はぁ、はぁ・・・もう・・・だめ・・・です・・・も、動けま・・・せん・・・」

もも「さ、西原さん!大丈夫ですか?」

ゆえ子「ゆえのことは・・・置いて・・・先に行ってくださ・・・ガクリ」

転校生「ひがさー・・・あ、むり。重い」パッ

ゆえ子「ふぎゃっ」

もも「ああっ、倒れた西原さんの頭に日傘の柄が!」

自由「なんか災難の予感・・・」

~破壊神、出動~

ゆえ子「・・・はっ、そうでした。気絶している場合じゃないです、みなさんにお伝えしなければいけないことがありまして」

自由「お、なんすかなんすか。面白いことっすか?」

ゆえ子「ええとですね・・・」

転校生「!?!?!?」ブルルッ

転校生(なんだろう、すっごいなんかいやなよかんが・・・)

???「んー・・・っこらへんって聞いたんだけど・・・見当たらないなぁ・・・」

自由「この声は・・・」

智花「あ、みんなこんなところにいたんだ。もう準備始めてるよ」

自由「と、智花先輩・・・!」

もも「智花先輩、何かお探しなんですか?」

智花「飯盒炊飯で使う道具を配り始めてるって聞いたんだけど・・・」

智花「どこかで見なかったかな?」

もも「飯盒炊飯の道具でしたら、あっちの川辺で配ってますよ」

智花「・・・あ、本当だ!さっきあそこ通って来たのに気づかなかった」

自由「あのぉ、つかぬことを伺いますが・・・智花先輩が飯盒炊飯の担当を・・・?」

智花「うん。お肉もお野菜もちゃーんと持ってきたよ」

智花「いつもは調理室でのお料理だったから、飯盒炊飯が出来るなんて楽しみだね♪」

自由「へ、へぇ!そうなんすか!」

智花「栄養たーーぷりの料理作るから、転校生くんやみなさんもわたし達の班のカレー、食べに来てね」

智花「腕によりをかけて、精の付くカレーを作るから!」

自由「い、いえ!さすがにみんな行くと智花先輩たちのが無くなっちゃいますって」

智花「ふふふ、大丈夫だよ。材料は少し多めに持ってきたから遠慮しないで」

自由「あ・・・そ、そっすか・・・」

智花「じゃあわたし、道具を受け取ってお料理しないとだから先に行くね」

~ミッション:智花を止めろ!~

律「智花が飯盒炊飯担当か・・・」

転校生「いやだ・・・もうおべんとうはいやだ・・・ジュワッってするのはいやだ・・・」ガタガタ

自由「ま、まずいっすよ!今の体力が下がった転校生くんが智花先輩の料理なんか食べたら、絶対に持たないっすよ!」

自由「キャンプで死人が出るとか、自分嫌っす!てか、これ食べさせたら自分らの監督責任になりますって!」

もも「い、意地でも転校生くんにだけは食べさせないようにしないと!」

ゆえ子「転校生さん、大丈夫ですか?」

転校生「・・・・・・はっ!だ、だいじょうぶ!ともちゃんをみずうみにポイすればいいんだよね!?」

律「混乱しすぎだ!なんにせよ、さっさとこっちの用事終わらせて智花を止めねーと!」

自由「これは、ミッションっす。名付けて、『智花先輩を止めろ!』」

転校生「とりあえず、ぼくはりょーりのおてつだいはおっけーって言われてるから、みはりに行ってきまーす」

ゆえ子「転校生さん、そちらは逆方向ですよ?」

もも「あまりの恐怖に方向もわからなくなるなんて・・・」

律「いったいなにがあったんだ・・・」

~体力が無い~

転校生「きゅう~・・・」

自由「転校生くーん、律氏ー・・・っておわ!どうしたんすか、転校生くん!」

律「それがなぁ、さっきまで智花が野菜を洗ってて、転校生がそれを手伝ってたんだけど・・・」

自由「ま、まさか、準備段階で!?」

律「日差しにあてられてダウンした」

自由「弱っ!」

律「今は智花もまだ調理は始めてないけど、転校生がこうなった以上簡単には止めれないし・・・」

律「あたしも見ての通り日傘差しながら扇いでなきゃいけなくてさー。そういうわけで手が止まってるとこだ」

自由「うー、ままならないもんすねぇ・・・あ、いーこと考えたっすよ!」

自由「転校生くん係を智花先輩に頼んで、介抱してもらってる隙に自分らがカレーを・・・」

律「お、いんじゃね、それ。んじゃ、智花呼んできてくれよ」

自由「え、自分がっすか?いったんここは代わるんで、律氏が行ってきてくださいよ」

律「いやいや、あたしこのままもうしばらく転校生診てるからさ、それに、ほら。あんな楽しそうなの・・・なんか止めにくいじゃん?」

自由「それを言ったら自分も止めにくいっすよ!」

転校生「うー、頭ガンガンする・・・声大きい・・・」

律「おっと、ごめんな」

自由「日光に当てられての貧血っぽいっすね。とりあえずダンボール広げて、寝かして、その辺の石でも使って足を高くしましょ」

智花「転校生くんの調子はどう?」

律「あんまし良くなってないな・・・やっぱ血が足りてないんじゃないか?」

自由「あ、そうだ。智花先輩も、なにかこう、ちょっと高めに足を置けそうなもの探してくれません?」

智花「えっと・・・あっ、あの寝袋なんかどうかな?まだ解いてないからちょうどいい感じじゃないかな」

自由「そ、そっすね、んじゃ、アレ使いましょう!」

智花「役に立ててよかったよ。それじゃあ、わたしはお仕事に戻るね。一段落したらまた様子見に来るから・・・」

律「おう、がんばれー!」

自由「・・・・・・って送り出してどーすんすか!」

律「あっ、忘れてた!」

自由「どーしたもんすかねぇ」

律「・・・とりあえず、テント張らね?日傘差しながら扇ぐのって結構キツイ」

自由「うっす、んじゃ、誰か呼んで来るっすね」

~野薔薇のメイド~

転校生「はぁ・・・ごめんね・・・なんにもできないどころか、めいわくまで・・・」

自由「いやいや、今回は転校生くんに無茶させない!が信条のキャンプっすから」

自由「それに、転校生くんが撃たれたとき、自分も心配したんすよ。だから・・・」

自由「心配かけた分、お世話させてください。自分、これでもメイドなんで」

転校生「うん・・・ありがと・・・」

自由「んで、具合はどうっすか?」

転校生「ちょっとよくなったかな」

自由「んじゃ・・・ゲーム、できますよね?」

転校生「えっ、できるけど・・・ほ、ほかのみんなおしごとちゅうなのに!」

自由「転校生くんは休憩中、んで自分らも今の時間は休憩みたいなもんです」

自由「多少の事なら目をつぶってもらえるっすよ、さあさあ」

転校生「うっ・・・で、でもぼく、キャンプにはゲームもってこなかったし・・・」

自由「だーいじょうぶ!自分がちゃんと、2台持ってきてますから!」

転校生「な、なんで・・・」

自由「ゲーマーにとって2台持ちは義務っす。じゃないとゲンガーやカイリキーやフーディンやゴローニャの存在を知らずにポケモンを進めたり・・・」

自由「っと、そんな寂しい話は無しにして、さあさあ!お菓子もいっぱいあるから食べ放題っすよ~」

転校生「んー・・・じゃあ、ちょっとだけね」

自由「んじゃ、何します?狩りゲー?シューティング?やっぱここは長めの協力プレイできるやつで・・・」

転校生「まかせるよー」

自由「んじゃ、ゲーム開始ぃ!」

~ギターの練習~

律「よっす、転校生。冷たいジュースもってきたぞー」

転校生「ん、ありがと」

律「しっかし、お前も大変だなー。銃に撃たれたって聞いたとき、あたしもちょっと血の気が引いたからなー」

転校生「ものっそいいたかった」

律「だよなぁ。・・・まだ痛いのか?」

転校生「あんまり。大声出したり、からだのばそうとしたらいたくなるかな」

律「うへぇ、大変そう。っと、そんな大変なお前をサポートするためにあたしは来たんだった」

律「んー、でもなぁ・・・ごめん、ギターの練習、していいか?」

転校生「いいよー」

律「悪いな、キャンプファイヤーに、弾き語りする予定なんだ」

律「ホントは、お前にも夜まで内緒にしてて、驚かせたかったんだけど」

律「1人で練習してても、なかなか思うように弾けねーし」

律「ぜんぜん上達しないまま、ついに今日になっちゃって・・・」

律「もう自がんが無いんだ・・・けどさ、悪あがきはしたいんだよ!」

律「つーわけだから、こうやって静かなとこで自由になれる環境が欲しかったんだよな」

転校生「ごじゆうにおつかいくださいー」

律「さんきゅ。んじゃ、なんか変な所があったらビシバシ指摘してくれ!お前の勘は頼りにしてるから・・・」

律「あたし向けのコツってやつをズバッと見つけてくれよな!頼むぜ!」

転校生「おー」

・・・

律「・・・・・・」

転校生「・・・すぅ・・・すぅ・・・」

律「寝ちまったか。付き合わせちゃって悪かったな」

律「うしっ、後は1人でなんとかするか!っと、デカい声だしたら起きちゃう・・・」


          ,,-'  _,,-''"      "''- ,,_   ̄"''-,,__  ''--,,__
           ,,-''"  ,, --''"ニ_―- _  ''-,,_    ゞ    "-
          て   / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
         ("  ./   i {;;;;;;;i|    .|i;;;;;;) ,ノ    ii
     ,,       (    l, `'-i|    |i;;-'     ,,-'"   _,,-"
     "'-,,     `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '"  _,,--''"

         ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"
        ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄   |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,

      ,,-''::::二-''"     .--i|     .|i          "- ;;:::`、
    ._,-"::::/    ̄"''---  i|     |i            ヽ::::i
    .(:::::{:(i(____         i|     .|i          _,,-':/:::}
     `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|      .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
       "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|      .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~

               ̄ ̄"..i|       .|i
                 .i|        |i
                 i|        |i

                 .i|          .|i
                .i|           |i
               .i|      ,,-、 、  |i

               i|      ノ::::i:::トiヽ、_.|i
           _,,  i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、
     ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
     ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ

転校生「うわっ!?いだだ!」ビクッ

律「な、なんだっ!?」

自由「た、大変っす!智花先輩のカレーが!」

転校生「なんだ、ともちゃんのカレーか」

律「そっかー、心配して損し・・・・・・え?嘘だろ?」

自由「とにかく、来てください!」

・・・

律「うわー、なんだこれ・・・」

転校生「カレーがとびちってるね」

自由「あの爆発でこれだけしか被害がなかったと思えば・・・」

転校生「・・・・・・」

転校生(カレーはおなべいっぱいに作ってたと思うから、あの量しかとびちってないのはおかしい・・・)

転校生(・・・ばくはつのいきおいが強すぎてうちゅうまでとんで行っちゃったのかな?)

・・・

結希「・・・・・・おかしいわね。衛星の反応が1つ消えた」

結希「一体何が・・・・・・」

今日はここまで!転校生くんが痛がってるのは爆発の衝撃が伝わったから。
こっちの転校生くんはめちゃくちゃ弱くなってるけど、本編の転校生くんは撃たれた直後だってのに力仕事とか率先してやってたんだよね。
致命傷じゃないとはいえ、やっぱり転校生君っておかしい(誉め言葉)
あと1週間ぐらいで次スレかな。次回は風子「(略)」結希「〇〇」ってするつもりですけど、なんて言わせようか。
面白そうなの募集してます。
ありすありあり(合言葉)

~GW~

転校生「ねておきてびょーいんからでたらゴールデンウィークがあと2日しかなかった」

クレプリ「そもそも少年にはゴールデンウィークは関係ないさね」

ありす「じゅぎょ・・・なぃし・・・」

転校生「まあそれはそれとして、今日もさんぽぶのみんなにおさんぽにさそわれたんだ」

クレプリ「え、いけたのか?」

転校生「校門前に行くまでにダウンした」

ありす「だぃ・・・ぶ・・・・・・?」オロオロ

転校生「なんかさー、きょねんよりあつくない?多分それのせいだと思うんだ」

クレプリ「去年より、かぁ。言われてみれば、そうだな」

ありす「そ・・・かな・・・?」

クレプリ「ありすは出不精だからなー。略してデブ」

ありす「・・・・・・・・・・・・」ヨウトンジョウノブタヲミルメ

クレプリ「おおう、オレっちが悪かったから、そんな目で見ないでくれぇ!」

転校生「だから、ぼくはこれから来るなつをのりきるために、ひみつへいきをよういした!」

ありす「おぉー・・・」パチパチ

転校生「ヘイ、ゆきちゃん!きゃぁもぉん!ってあいだだだ!」

結希「病み上がりなのだからはしゃぎ過ぎてはダメよ。はい、これ。昨日頼まれていたものよ」

クレプリ「これは・・・日傘か?」

転校生「そう。しかもれいぼうきのーつき!」

ありす「すごぃ・・・ぇす・・・!」

クレプリ「・・・えっ、冷房機能付きの日傘を一日で仕上げたのか?」

結希「一晩で作ったわ」

クレプリ「ジェバンニかよ」

GW=Gevannic Work(ジェバンニみたいな仕事)

今日のありす。ジェバニックワークは造語です。
転校生くんの体力が落ちたのに北海道の氷が解けたからって日本が暑くなってるから泣きっ面に蜂みたいになってます。
[完遂]水瀬薫子の覚醒前カードでピンボケで写ってるいちごソースがかかったものが転校生君のだと思われますよね。
かわいいですね。
一部の女子よりもよっぽど女子してるのにイベントとかではしっかり男らしいとこを見せてくれる転校生。そりゃモテるよね。
ありすありあり(合言葉)

すいません、今日料理中に指を切ってしまって、ちょっとまだ痛みが取れないんで今日はおやすみです。
爪の偉大さをこういう時に知る。
花散りは・・・あれだよ。七次で死ぬとわかっている生徒を目の前にして転校生君が何もしないとかありえないでしょ。
転校生を信じろ。
あれ、これって裏の鳴子つかさゆかり結希紗妃葵春乃虎千代薫子シャルロット風子沙那メアリー純と再会できるんじゃね?
ありすありあり(合言葉)

~転校生がいない日~

秋穂「ありすちゃん、ごめんね。いきなり押しかけちゃって」

ありす「だぃ、じょぶ・・・ぇす・・・」

クレプリ「いきなり来るのは少年で慣れてるから大丈夫だとさ。ちょっと前はたまに天井からでてきてたんさね」

秋穂「へぇ、服部先輩に忍術教えてもらってるのかなぁ」

ありす「そ・・・ぇで・・・・・・ぅじ・・・ぇすか・・・?」

秋穂「えっ・・・用事が無かったら来ちゃいけなかった・・・?」

ありす「ぁ、ぇっと、その・・・ぅぅ・・・」

秋穂「ごめんごめん、冗談だよ。本当はね、ちょっとお裁縫を教えてほしいなって」

秋穂「転校生くんとさらちゃんがキャンプに行ってる間、ちょっとでも上達して2人を脅かせたいの」

クレプリ「でもよ、瑠璃川にはほら・・・」

秋穂「おねえちゃんは針も持たせてくれなくて・・・」アハハ

ありす「ぁ、じゃ、ぇと・・・ぉ、ぉちゃ・・・ぃれて・・・」

ありす「・・・・・・」ゴソゴソ

ありす「・・・・・・・・・・・・?」

クレプリ「あれ?もう残ってなかったか?」

ありす「・・・かも・・・れな・・・ジュースは・・・」

クレプリ「・・・ないさね」

ありす「・・・ぇと・・・その・・・か、買って、きます・・・!」

秋穂「え、いいよいいよ!こっちがお願いしてる立場なんだから!」

クレプリ「普段少年ぐらいしか客が来ないからなー。買い置き無くなったのに気づかなかったさね」

ありす「ごめ・・・なさ・・・すぐ、戻って・・・」

秋穂「全然いいのに・・・・・・行っちゃった」

秋穂「・・・・・・・・・・・・」

秋穂( 計 画 通 り )ニヤリ

~あきぽっくす~

秋穂(みなさんこんにちは、瑠璃川秋穂です)

秋穂(今日は珍しくありすちゃんの部屋にお邪魔しています。お人形がたくさんです)

秋穂(さて、わたしは今回ここに来る前に、ある細工をしていました)

秋穂(服部先輩に依頼して、ありすちゃんの部屋の飲み物を全部別の場所に移してもらったんです)

秋穂(これで今月のお小遣いは残り1%になりました)

秋穂(その残り1%は後でこっそりありすちゃんに飲み物代として払おうと思っています)

秋穂(流石にわたしの目的のためにありすちゃんにお金を使わせるのは良心が痛むので)

秋穂(さて、ここで今回のわたしの目的を説明しましょう)

秋穂(まず、綿密な調査の結果わかったことがあります。それはありすちゃんは洗濯物をため込むタイプだということ)

秋穂(まあそもそもミストファイバーを着ているわたしたちは必然的におせんたくの回数は少なくなるわけですが・・・)

秋穂(ありすちゃんも数日に一回、主に下着類なんかをまとめて洗うタイプのようです)

秋穂(そして、転校生くんがキャンプに行く2日前、転校生くんはありすちゃんのお部屋に泊まりました)

秋穂(・・・そう。今、ありすちゃんのお部屋には転校生くんが脱いだ下着類が残っているのです!)

秋穂(今回のわたしの目的はそれ。転校生くんの使用済みの衣類を手に入れること)

秋穂(そのために新しく購入して一度選択した新品っぽくない新品の服を用意しました)

秋穂(2人に気づかれないようにこれを洗濯前のものとすり替えます)

秋穂(さて、ミッションスタートです)

~あきぽあきぽあきぽ~

秋穂「さて、やってきました脱衣所」

秋穂「わたしの目の前には洗濯籠があります。見事に衣類が、おおよそ3日分ほど溜まっています」

秋穂「とても興奮しますね」

秋穂「それでは、転校生くんのものを・・・・・・」

秋穂「見つけました。2日間熟成された転校生くんの服・・・」ハァハァ

秋穂「おっと、よだれが。それではこれをありすちゃんが戻ってくる前にすり替えて・・・」

秋穂「・・・う~ん、ナイススメル」

秋穂「そして転校生くんの物はジップロックに入れて・・・」

秋穂「・・・・・よし。ミッションコンプリート、です」

・・・

ありす「ごめ・・・なさ・・・ぉそく、なって・・・」

クレプリ「ありすが飲み物選びに手間取っちまってよぅ、しょうがないから全部買ったら次は重くて運べなくて・・・」

秋穂「ごめんね、わざわざ・・・あ、お金払うよ!わたしが押しかけたんだし!」

ありす「そ・・・な・・もらぇ、ませ・・・」

クレプリ「今度そっちの部屋に遊びに行くからおいしい飲み物用意しておいてくれだとよ」

ありす「ぇ、そ、そ・・・なこと、ぃってな・・・!」

秋穂「最高級の玉露を用意しとくね!」

ありす「ぃ、ぃぃぇす!そんな、悪ぃ、ぇす」

秋穂(心が痛むよー!ありすちゃんが天使すぎるよー!浄化されちゃうよー!)

秋穂(いや、わたしは策士秋穂!今こそその頭脳をフル回転させてありすちゃんから遠慮を取り払うべき!)

秋穂「・・・・・・ありすちゃんは、わたしのお部屋に来るの、いや?」

ありす「ぁ、ぇと、そ・・・じゃ、なく・・・て・・・」

秋穂「それじゃあ、楽しみに待ってるね♪」

クレプリ「おうともさ!ありす、約束したんだからちゃんと行くんだぞ」

ありす「ぅぅ・・・ま、また、今度・・・」

秋穂(・・・もうひと押し!)

秋穂「おねえちゃんと一緒にフルコース用意して待ってるから!」

ありす「絶対行きます」

クレプリ(ありすって小食キャラだったはずなのに・・・いつのまにこんなんになっちゃったんさね・・・)

秋穂(やったね!それじゃあ今度はおねえちゃんと一緒にお料理しなくちゃ)

~あきぽ―Akipo―~

秋穂「さて、帰ってきましたわたしの部屋」

秋穂「おねえちゃんには絶対に来ないでと言いました。これでしばらくは来ないはず」

秋穂「さて、では転校生くんのお肌に密着したおふくを・・・」

秋穂「御開帳!」

秋穂「・・・・・・・・・・・・はぅ!」

秋穂「ふーっ、危なかった・・・あまりにも良すぎて意識が持っていかれるところでした」

秋穂「まずは、ゆっくり香りを・・・・・・」

秋穂「・・・・・・・・・・・・」

秋穂「・・・・・・・・・・・・ふぅ」

秋穂「・・・この10秒で、8回・・・いや、9回かな」

秋穂「わたしのテクノがブレイクしないように気をつけないと。おねえちゃんやさらちゃんや転校生くんやノエルちゃんを遺して死ねないからね」

秋穂「さて、臭いを堪能したところだし、それじゃあ次は・・・」

秋穂「味も見ておこう」

秋穂「直は・・・危険すぎる。わたしのオータムがフォールしちゃう」

秋穂「ここは、さっと湯にくぐらせて出汁を取って、その出汁を楽しむことにします」

秋穂「転校生汁~関西風~です。じっくり出汁をとると関東風になります」

秋穂「それじゃあ、どれを使って・・・」

秋穂「・・・・・・・・・・・・」

秋穂「いや、流石にパンツはだめでしょ。倫理的に考えて」

秋穂「ここはやっぱり、最も汗等を吸着しているであろう、シャツを選ぶべきですね」

秋穂「それじゃあ、土鍋をセットして、水を入れて、シャツをつけて、水が沸騰する直前に取り出す!」

秋穂「これで・・・完成!それじゃあ、この世のすべての転校生くんに感謝を込めて・・・」

秋穂「いただきます」

・・・

春乃「きょっうの、あっきほちゅわんは、なっにしてるのっかなー♪」

春乃「入るなーって言われたから、部屋には入らないけどぉ♪」

春乃「こうやって、ドアに耳をあてて、ドア越しに声を聴くことはいけないことでしょぉーかぁー?」

春乃「答えはノー!約束を破ってないからセーフ!」

春乃「ではでは、マイスウィートエンジェル秋穂はどんなことをしているのかなぁ~?」

秋穂『エクスタシィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!』

春乃「・・・・・・・・・・・・」

春乃「・・・うん、あたしは何も聞かなかった。それでいいじゃない。ええ、それでいいの」

春乃「瑠璃川春乃はクールに去るわ・・・さて、冬樹ノエルはどこかしら・・・」


 /|_________ _ _
〈  To Be Continued…//// |
 \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ ~  ̄

~合体技~

ミナ「合体技を作りたいぞ!」

恋「どうしたんじゃ、また藪から棒に」

梓「あー、もしかして今朝の戦隊モノのやつ見たんスか?」

ミナ「べ、別にそんなことはない!ただ我は、天文部として我らが絆を最大限に生かすべく・・・!」

心「あの、それってもしかして5人全員でやるようなものでしょうか・・・」

ミナ「もちろんだ!」

心「そ、そんな!あわわ、もしわたしが担当するところだけをミスしちゃって大仕掛けな技そのものが台無しになったら・・・あああ!」

心「ごめんなさいごめんなさい!わたしのせいですっ!」

卯衣「双美さん、まだ何も決まっていないわ。それで部長、どんなことをするのかしら」

ミナ「えっと、ドッカーンってなって、バリバリってなって、シュパーっとするやつだ!」

梓「爆発と電撃と・・・刃物系ッスかね?」

恋「何も考えとらんよ。この場合はただ『派手にかっこよく』と言っとるだけじゃ」

梓「いやいやまさか、そんな単純なことをオノマトペで伝えるわけ・・・」

ミナ「そういうことだ!さすが恋!」

梓「うーん、自分はまだまだ修行が足りないッスね」

恋「わっちもわかりとうなかったわ」

ミナ「そういうわけだから、今から特訓だ!」

心「ええ!?でもまだ概要も何も・・・ああ、わたしなんかが文句を言い立ててすいません!お詫びにわたしは抜きでやってもらってかまいませんからぁぁ!!!」

梓「ふたみーん、体のいいことを言って逃げ出そうとするのは無しッスよー」

卯衣「合体技・・・絆・・・とてもいい響きね。私も、やってみたい」

ミナ「そういうわけだ!早く訓練所に行くぞ!」

恋「はぁ、こうなったミナは止まらんの・・・まっておれ、すぐに準備する」

~先生~

ミナ「よし、空いてるな・・・おっ」

真理佳「あれ?確か、天文部の・・・」

ミナ「ちょうどよかった!ウィンディ・ガールよ!そなたにも手伝ってもらおうか!」

真理佳「え、ええ!?いきなりなんですか!?」

・・・

真理佳「いいですね!やりましょう!ぜひ!」

恋「とはいえ、そもそもなーんも決まっとらんぞ。転校生もおらんからそう何発も打つことは出来んし・・・」

ミナ「ふっふっふ・・・すでにプランは考えてある!」

梓「心配だらけですけど一応聞きましょうか」

ミナ「まずは心と梓が敵を足止め!」

心「い、いきなりですか!?わたしが最初でいいんですか!?」

梓「ま、そういうのなら得意ッスけど」

ミナ「足止めした魔物相手に恋が魔法で作ったとにかく大きくて重いものを卯衣が空から相手にぶつける!」

恋「わっちの魔力使用量がはんぱないんじゃが」

卯衣「アクシズぐらいまでなら持ち上げれるわ」

梓「小惑星基地じゃないッスか!」

心「もう地球上に現存する物体で持ち上げれないものはなさそうです・・・」

ミナ「じゃあアクシズ落としで・・・」

恋「できるか阿呆!」

~無鉄砲~

恋「そもそも周りへの被害も考えてじゃなぁ・・・」クドクド

ミナ「うう・・・」

梓「まーまーま、ふくぶちょー、ぶちょーもちょっと気分が乗っただけですって」

恋「・・・まあ、梓がそういうなら・・・それで、最後はどうやってふぃにっしゅを決めるんじゃ?」

ミナ「そ、そうだな!やっぱり卯衣が重いものをぶつけた後、我がその上からこう巨大ハンマーでピコッと叩いて・・・」

ミナ「最後は全員の大技でフィニッシュだ!爆発するようなヤツな!」

真理佳「か、かっこいい・・・!」

恋「ええ・・・」

―実際にやってみた―

結希「テスト用の廃棄物を用意したわ。思う存分に壊してちょうだい」

梓「んじゃ、いきますよー!ふたみん、準備はいいッスか!?」

心「は、はいぃ!」

心「コード・ブレイカーアアアアァァァァァ・・・や、やっぱり恥ずかしい・・・」

梓「伊賀忍法・蔦縛り!」

恋「卯衣、行くぞ!ほれ!」

卯衣「ええ。これは・・・」

恋「ろーどろーらーじゃ!!!!」

卯衣「叩きつける!」

ミナ「喰らえ!雷神の異名を持ち重力を自在に操る頑強なる鉄槌(グラヴィトン・ミョルニル)ゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!」

梓「ラストッス!」

心「いきます!」

恋「合わせるぞ!」

卯衣「やるわ!」

ミナ「いっけぇぇぇぇぇ!」

梓「梓流忍法・手榴星群!!!」

心「ごめんなさいーーーー!!!!!!」

卯衣「魔法発動!」

恋「黄金回転の梅干しじゃ!!!」

ミナ「回転せし地獄の雷(ジゴスパーク・キエンザン)!!!!!」

ドカーーーン!!!!!

ミナ「・・・決まったな」

真理佳「な、なんてすごいわざだ・・・!」

梓「これするのに一回15万飛ぶッス。費用がヤバいッス」

恋「もう・・・魔力が・・・」

卯衣「やはりあそこは乱打をするべきだったかしら・・・」

心「あああ、もしかしてわたしの魔法はたいして役に立っていなかったんじゃあ・・・すいませんすいません!」

ミナ「ふっ、これが我ら円卓の騎士の力だ」

真理佳「しかもまだ高みを目指しているだなんて・・・!すごい、なんて人たちだ!」

結希(威力は南さんの3段重箱の5分の1程度ね)

~ワンダーランドニッポン~

エレン「ここが、例の・・・」

メアリー「ああ。イギリスガールが言っていたやつだ」

シャルロット「すみません、遅れました」

小蓮「もう始めてるのカ?」

明鈴「ええーっ、ずるいアル!」

エレン「落ち着け。私たちもまだだ」

メアリー「イギリスガールが鍵をもってくるって言ってるから、それまで待機だとよ」

エミリア「みなさーん、お待たせしましたー!」

シャルロット「噂をすれば・・・」

エレン「よし、来たな。・・・それで、本当にいるんだろうな?」

エミリア「はい!間違いありません!私、この目で見ましたから!」

エミリア「それでは、鍵を開けますね」キィィ

エレン「・・・こ、これは!」

すべさん「ピカチュウ?」

メアリー「Fooooooooooooooo!!!!!!!!!マジでいやがった!」

小蓮「じ、実物は初めてみるヨ!」

明鈴「着ぐるみじゃないアル!」

シャルロット「これは、なんともかわいらしい・・・」

エミリア「この前までは転校生くんがいなくて気が立ってたんですけど、無事に帰って来たのでまた撫でても大丈夫だそうです!」

メアリー「じゃ、じゃあまずはアタイが触るぜ・・・」ゴクリ

メアリー「・・・・・・」ソォーッ

メアリー「うおっ!ビリっときたあああああ!!」ビリッ

小蓮「つ、次はワタシネ!」ドキドキ

明鈴「ボクも触りたいアル!」ワクワク

エレン「待て!あまり触りすぎてストレスを与えてはまずい。私が見本を見せよう」ワクワク

シャルロット「主よ、このような日を迎えられたことを感謝いたします・・・」

ビィカチュウ「オイラはネズミじゃねぇ!」

エミリア「やっぱり、日本って不思議!」

~行ってみた~

ありす(今日は秋穂ちゃんにお呼ばれをされました)

クレプリ「ありすー」

ありす(秋穂ちゃんはお料理が苦手みたいですが、春乃さんはすごく得意です)

クレプリ「聞こえてるかありすー」

ありす(フルコース、楽しみ・・・)

クレプリ「もう通り過ぎたさねー」

ありす(デザートにプリンは出るのかなぁ・・・)

クレプリ「そのままだと壁にぶつかるぞー」

ありす「!?」ゴチン

ありす「~~~~~~~~~!!!!!!!!!」ゴロゴロゴロゴロ

クレプリ「ああ、ありすが頭にニードロップを食らったサーバルキャットみたいになってるさね」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」スタスタ

クレプリ「あ、大人しく戻った」

・・・

ありす「ぉじゃま、しま・・・」

ノエル「秋穂ちゃん。アタシはね、犯罪だけはしないって思ってたんだ。ちゃんと弁えてくれるって」

ノエル「でもね、秋穂ちゃんは手を出しちゃったんだ。自分がやったこと、わかってるよね?」

秋穂「はい・・・わかってます・・・」

ノエル「転校生くんが無事で嬉しいのはわかるよ?アタシも嬉しいし。でもさ、これはそういうことじゃないよね」

秋穂「はい、おっしゃる通りです・・・」

春乃「・・・楠木、悪いけど秋穂は不参加よ。あたしの部屋で振る舞うから、そっちに来てちょうだい」

ありす「ぁ、はぃ・・・」

ありす「・・・・・・・・・・・・」

ノエル「色んな人に迷惑かけたよね。やらなくていいことやらせたよね」

秋穂「はい・・・反省してます・・・ごめんなさい・・・」

ノエル「アタシに謝られても困るよ。・・・あっと、ありすちゃん。ごめんね、今ちょっと秋穂ちゃん取り込み中だから・・・」

ありす「??????」

クレプリ「お、おう・・・さね」

ありす(秋穂ちゃん、何をしたんだろう・・・)

春乃「準備できたわ。来てちょうだい」

ありす(まあいっか)

今日はここまで!たまには転校生くんが出ない日があってもいいよね。
指の運動がてら書いてみました。リハビリ・・・になるのかな。
ケガをしたのが親指なので、スペースキーを押すときに患部に当たらないよう注意しながら打っています。
あとはこれからオリエピが(主に転校生くんの体力の問題で)増えると予想されるのでその準備運動。
グリモア本編がめちゃくちゃ重い内容だけどそんなもの知らない。
あんなところに6歳児を放り込んだらヤバいことになること確実。そこまで進める予定はないし、大丈夫・・・のはず。
ありすありあり(合言葉)

~自然の摂理~

春乃「お待たせ、秋穂がいなくて悪いけど、食べてちょうだい」

ありす「・・・・・・!」ウマイゾ-

・・・

怜「できたぞ、楠木。鰆の塩焼きだ」

ありす「ぁれ・・・わら、は・・・秋が、旬じゃ・・・?」

怜「関西では春が旬らしくてな、立華クール便が転校生の家から届けてくれたんだ」

クレプリ「いろいろと気になるワードがあるさね」

ありす「ぉぃし・・・から・・・」

エミリア「大丈夫だよ!」

・・・

小蓮「お待たせネ!特製小蓮麻婆春雨ヨ!」

ありす「ぅ・・・からぃ・・・でも、ぉいしい・・・」

・・・

風子「はい、どーぞ。練習してた分のおすそ分けです」

ありす「・・・この、ぁじは・・・!」

風子「鶏肉とほうれん草を軽く炒めて市販のカルボナーラソースをかけただけのお手軽クリーム煮」

風子「転校生さん家の家庭の味だそーです」

ありす「ちょ・・・と、ちがぃ・・・す・・・」

風子「そーなんですよねー。レシピは教えてもらいましたが、どーにもあの味を再現するのは難しくて・・・」

・・・

転校生「ただいまー、ありすちゃん・・・あれ?」

ありす「ぉかえり、なさ・・・。どぅか、した・・・?」

転校生「ありすちゃ、太った?」

ありす「!?」

兎ノ助「食べすぎれば、太くなる。至言だねぇ~」

今日のありす。
ちょっと今日は疲れてるのであとがきのようなあれは無しで。
ありすありあり(合言葉)

~失敗しちゃった~

もも「うぅ~ど・・・どうしよう・・・こんな重大なミスをするなんて・・・!」

転校生「あれ?どしたの?」

もも「ひゃうぅっ!!び、びっくりした!転校生くん、いつからそこに・・・」

転校生「今きたとこ。それよりも、どしたの?」

もも「ええっと、じ、実は・・・じゃがいもを買い忘れちゃったの。夕飯、カレーなのに」

もも「みなさん、すっごく楽しみにしてくれてるのに・・・こんなミスをするなんて・・・」

転校生「売店がちかくにあるよー」

もも「えっ!?ほ、本当!?あ、案内して!じゃがいも、売ってるかも!」

・・・

もも「はぅ、野菜は売ってないかぁ。やっぱり、みんな買っていくんだね・・・」

もも「さっきから空回りばっかり・・あたしらしくないなぁ・・・」

転校生「もももも・・・」

もも「えへへ、でも・・・やっと冷静になったよ。あたし、張り切りすぎてたんだね」

もも「花梨さんに相談してみようと思うの。みんなには謝らないとだね」

もも「転校生くんも、本当はあたしが支えなきゃいけないのに、支えてもらってばっかりで・・・」

もも「ほんと、失敗ばっかりで・・・あ、あれ?おかしいな、なんで涙が・・・」

転校生「もももも、これ、ハンカチ・・・」

もも「うぅ・・・ごめんなさい。みんなのところに戻るまでには泣き止むので・・・!」

もも「ぐす・・・あ、あたし・・・次は上手に頑張るからっ・・・う、うわぁ~!」

転校生「・・・・・・ふぅ、もももも。とくべつだよ?」

もも「え?」

転校生「女の子なかしちゃいけないってうのさんも言ってたしね。それじゃあ・・・」

転校生「すぅ・・・・・・うーちゃーーーーん!!!!!じゃがいも買ってきてーーーーーーーー!!!!!!あいたたた、お腹が・・・」

もも「て、転校生くん!?まだ痛むのにそんな声だしたら・・・」

~立華宅急便~

ミナ「これを以って我々円卓の騎士は遥かなる高みへと・・・」

卯衣「!」ピクッ

卯衣「ごめんなさい、部長。急用ができたわ」

ミナ「え、いきなりどうしたんだ?急用ができたって・・・」

卯衣「じゃがいもを買って持っていかなければならないの。行ってくるわ」

ミナ「えっ、ま、待て!もっと詳しく・・・行っちゃった・・・」

ミナ「・・・・・・寂しくなんかないもん」

・・・

卯衣「今回のキャンプでカレーを作る際に必要な分だと予想される量のじゃがいも・・・購入完了」

卯衣「・・・誰もいないわね」キョロキョロ

卯衣「私はジェット機。音速を超えて飛行するわ」バサッ

・・・

卯衣は飛んだ。その速度は音速を超え、現地までたどり着くのに10分とかからなかった

しかし卯衣は、自身には障壁を貼りながらとんだものの、じゃがいもにはかけ忘れていたのだ

その結果、じゃがいもは空気との摩擦によって加熱されていき・・・

卯衣「到着よ」バサァ

もも「た、たちばなさん!?」

転校生「うーちゃん、ありがと・・・・・・」

転校生「・・・・・・」カジッ

転校生「・・・なまやけだ、これ」

卯衣「えっ?」

もも「えっ?」

その後、転校生に魔力を補給してもらい、一番近いのスーパーまで買いに行きました

なお、残ったジャガイモは・・・

・・・

ありす(立華さんから焼けたジャガイモをもらいました)

ありす(見たところいい感じにホクホクなので、これからケチャップやバターなどの調味料をかけて食べようと思います)

ありす「ぃただき・・・す・・・」パクッ

ありす(これは・・・・・・!)

ありす(外部から熱を与えられたわけじゃなく、ジャガイモ自身が空気との摩擦で熱を発生させた結果!)

ありす(ジャガイモすべてに均一に熱が通り、味に一切のムラが無くなっている!)

ありす(さらに製作の過程で含有水分が適度に減り、茹でたり蒸したり、炭火で焼いたりするのとはまた違った触感が生まれている!)

ありす(これは、まさに・・・味の手りゅう弾!口の中で弾ける土の香りが、野性を際立たせる!)

ありす(止まらない・・・フォークが止まらない!!!)

通りすがりの絢香(楠木さんがまた食レポしてる・・・・・・分けてもらおーっと)

今日のもももも。ジャガイモは片道だと生焼けでしたが、往復で芯まで熱が通って大変おいしくなったそうです。
黒焦げになるだろとか言わないこと。
あと食レポはてきとうです。音速調理はしたことないので実際の味はわかりません。
明日こそは本編を進めたい所存。ふーちゃんとのクエストが目の前なのに中々入れてないし・・・
半年前までは毎日よくあの量を更新してたなぁと思います。今は無理。体力が足りない。
ありすありあり(合言葉)

~保健委員として~

もも「さて、転校生くん。とりあえず、さっきの爆発でケガはなかった?」

転校生「うん、だいじょうぶ。ちょっといたんだぐらい」

もも「それならよかった・・・あたし、今日は保健委員の仕事で来てるから」

もも「困ったことがあったらなんでも言ってね!」

もも「特に、健康管理はあたしの仕事!転校生くんは病み上がりだから、しばらくは本当に無理しちゃだめだよ!」

転校生「はーい」

もも「椎名先輩にも言われてるの。転校生くんが倒れたりしないように・・・」

もも「あと武田会長や、遊佐先輩や、水無月先輩や、色んな人から無茶しないように・・・」

もも「ちゃんとチェックしておいてねって」

もも「だから、ちゃーんと、転校生くんのことチェックしてるからね」

転校生「いやん、えっちー」

もも「ともかく!転校生くんは放っておいたらすぐ無理するから、先に言っておくよ」

智花「ももちゃーん!火かけるよー!」

もも「・・・あっ。智花先輩!カレー!ちょっと長話しちゃいました!」

転校生「じゃあぼくも・・・」

もも「いや、ここはあたしに任せて、転校生くんはゆっくりしててよ」

もも「・・・ほら、またいつ爆発するかわからないから・・・ね?」

転校生「う、うん。じゃあよろしくね」

~新たな予知~

転校生「ももももがともちゃんのとこについてくれてよかったね」

ゆえ子「はい。ところで、ゆえの知っているカレーは爆発するものではないのですが・・・」

転校生「ぼくもばくはつするカレーなんてしらないよ。ともちゃんのいがい」

ゆえ子「とはいえ、腹痛となることは回避されました。良かったですね、転校生さん」

転校生「しななきゃやすいね」

ゆえ子「ですが・・・もしかしたら最初の予知は、そもそも外れていたのかもしれません」

ゆえ子「先ほどのとは別の出来事も視えまして・・・」

ゆえ子「今はぼやけていて、はっきりお伝えすることができません・・・」

ゆえ子「ただ、良くないことであるというのは、確かなのです」

転校生「ちからしごとはむりだよー」

ゆえ子「はい、わかっています。ゆえも力仕事は苦手なので、できればそうでないことを祈るばかりですが・・・」

ゆえ子「また詳しいことが視えたら、お伝えします」

ゆえ子「回避策を一緒に検討していただけると、助かります」

・・・

転校生「ももももー、どんなかんじー?」

もも「もうすぐできるよ。楽しみに待っててね!」

転校生「あ、えっと、ともちゃんのほう」

もも「え?智花先輩?大丈夫だよよ。料理、ちゃんと上達してるから」

もも「さっきの爆発は・・まぁまぁ!誰も怪我しなかったし!」

転校生「きせきだよね」

もも「あ、西原さんは平気ですか?登山で疲れたなら、休む場所ありますけど・・・」

ゆえ子「ありがとうございます。確かに疲れてますけど、気持ちいい疲れです」

ゆえ子「山に登れるほど体力がついたことも嬉しいですし、今日は一日頑張れそうです」

ゆえ子「準備などお任せしてしまったので、なにかあれば遠慮なく言ってください」

もも「はい!」

~新たな予知は~

もも「きっとお昼から、キャンプファイヤー用の薪を集めるので・・・」

もも「よかったら、お手伝いしてもらえれば!」

転校生「うぇ、ちからしごとかぁ・・・」

もも「転校生くんはやっちゃだめですからね」

ゆえ子「ゆえにお任せください。がんばるのです」

律「と、智花。余計なもの入れるなよ?ストレートなのでいいんだ」

智花「そう?はちみつ入れるとおいしいって言ってたよ?あとヨーグルトとかコーヒーとか・・・」

自由「それはまた別の機会にチャレンジしましょ」

転校生「ああ、またともちゃんがよけいなことしようとしてる・・・」

もも「・・・あっ!ちょっと行ってきますね!」

ゆえ子「・・・みなさん、とても楽しそうでよかった」

ゆえ子「でも、この嫌な予感はなんでしょうか・・・」

ゆえ子「むにゃむにゃ・・・はっ」

ゆえ子「・・・みなさん・・・が、水難に・・・?」

~流される~

転校生「どしたの?なにがみえたの?」

ゆえ子「・・・流されます。テントが・・・」

転校生「え?どういうこと?」

ゆえ子「すぐ近くの川が氾濫して、洪水がこのあたりを襲います」

ゆえ子「そんなに遠くありません。すぐ、なのでは・・・」

ゆえ子「あたるも八卦、あたらぬも八卦・・・ですが、あたってしまったらいけません」

ゆえ子「対策はしておかないと・・・」

転校生「じゃあ、とにかくテントをいどうさせればいいんだね」

ゆえ子「そういうことです。・・・が、転校生さんに無茶はさせられません」

ゆえ子「ここはゆえにお任せください」

・・・

ゆえ子「ふぇぇ・・・もうテントが張られてしまってます・・・」

転校生「ああ・・・」

律「おう!ちょうど終わったとこだぜ!いやー、がんばったがんばった」

ゆえ子「やり遂げた爽やかな表情・・・心苦しいですが・・・音無さん」

律「どーした?」

ゆえ子「テントを移動した方がよいと思います」

律「・・・移動・・・ええっ?ど、どういうことだよ」

ゆえ子「川が氾濫して、テントが流されてしまう光景を視まして・・・」

律「川が・・・氾濫?ま、まっさか!こんないい天気なのによ!」

律「確かに山の天気は変わりやすいっていうけど・・・」

律「氾濫するほどの大雨だったら、さすがに予報が出てるだろ」

ゆえ子「確かにそうなのですが・・・うう・・・」

ゆえ子「予知は、根拠が予知しかないのが苦しいです」

ゆえ子「外れている可能性もありますし・・・ですが、視てしまった者の務め」

ゆえ子「音無さん。ゆえもお手伝いします。やはり、移動しましょう」

律「・・・マジか・・・全部やり直すと午後が潰れちまうぞ・・・」

もも「カレーできましたよーっ!」

律「おっ・・・とりあえず、やるにしてもカレー食ってからにしようぜ」

律「腹が減ってはギターも弾けぬ、だからな」

ゆえ子「で、ですが・・・」

ゆえ子「・・・そうですね・・・どちらにしろ、ご飯を食べなければお役に立てないです」

律「・・・・・・・そういや、転校生は?」

ゆえ子「ほぇ?・・・・・・おかしいですね、先ほどまで一緒にいたはずですが・・・」

~自然の知識~

龍季「おーし、朝の続きだ。このあたりはいろいろ生えてるからな」

さら「草や木って、たくさん種類があるんですねぇ~」

龍季「ま、俺もガキの頃に興味があっただけだからな」

龍季「けっこううろ覚えだからあんま信用するなよ。」

さら「いいえぇ!たつきさんならきっと正確ですぅ!」

龍季「ハードルあげんなよな・・・ん、ちょっと待て」

さら「はい?きゃっ・・・ぬ、濡れちゃいました・・・」

龍季「草で見えにくいが・・・ここにも川が通ってんのか」

龍季「ちょっと待ってろ・・・このあたり、泥が堆積して流れが変わってんのか」

龍季「台風時期に土砂が溜まったのか?」

さら「どうしたんですかぁ?」

龍季「ん・・・ああ、別に大したことねぇよ。今はな」

龍季「見ろ、このあたり、土ってより泥だろ?」

さら「本当です。びちゃびちゃしてますぅ」

龍季「こういうの珍しくてな。このせいで川がちょっとだけダムみたいになってんだ」

龍季「よく見たら、この川、流れる量が少ない。ちょっと上流に行ってみるか」

龍季「天然のダムが見られるかもしれねぇぞ」

転校生「てんねんのダムって?」

龍季「泥が堆積してこう壁みたいになってだな、水をせき止める形になってだんだんと水が溜まっていって・・・」

龍季「っておわっ!?転校生、いつからいたんだ」

転校生「ちょーど今来たとこだよー。なんかこっちに行った方がいい気がして」フヨフヨ

さら「それじゃあ、転校生さんもいっしょに見に行きましょお!」

転校生「おー」フヨフヨ

龍季(てか、こいつは別の班だろ?なんでこんなとこに来てんだ?)

~天然のダム~

転校生「これがてんねんのダムかぁ」

さら「お水がいっぱいたまってますぅ!」

龍季「だろ。だけど、あんまり近寄るなよ」

さら「ふぇ?どうしてですかぁ?」

龍季「こーゆーのは計算されてできたモンじゃねーからな。なんかの拍子に崩れちまう可能性がある」

龍季「ちょっとつついただけでドバーッと水が流れてったりな」

龍季「つーわけで、山でこういうのを見つけた時は見るだけにして近づかないように。わかったか?」

さら「はいぃ!」

龍季「よし、いい返事だ。・・・・・・あれ?転校生は?」

さら「ほぇ?シロー、見てませんか?」

シロー「くぅ~ん・・・」

さら「シローも見てないんですか?どこに行っちゃったんでしょう・・・」

龍季「腹が減ったから戻った・・・ありそうだな」

さら「でも、何も言わずに戻っちゃうんでしょうか?」

龍季「それだよな。と、いうことはなんかあったって感じか?よし、さら。いったん戻るぞ」

さら「りょーかいですぅ!」

シロー「わふっ!」

~作業は迅速に~

転校生「ただいまー」

もも「あ、おかえりなさい。今カレー温めるね」

律「転校生、どこ行ってたんだよー。探したんだぞ?」

転校生「カレーはあとでいいから、さっさとテントを動かそう」

律「ああ、そのことなんだけどな、とりあえずみんなを説得してからって・・・」

転校生「えっと、ここならでんぱが・・・・・・よし、一本立った」

転校生「まほうのしよーきょかをふーちゃんに・・・・・・」

もも「え?え?魔法ですか?」

転校生「よし、おっけーがでた」

龍季「あ、いた。おーい、転校生ー」

さら「見つけましたぁ!やっぱり戻ってたんですねぇ」

ゆえ子「先ほどまで朝比奈さんたちのところに?」

転校生「テント動かすよー。まほうつかっていいってきょかもらったから、きょうかまほうつかってちゃちゃっとやるよ」

律「だから、まだ他の皆が・・・」

龍季「ん?テントを動かす?」

ゆえ子「はい。その、川が氾濫してテントが流される未来が視えまして・・・」

龍季「・・・川が氾濫?テントが流される?」

もも「はい。でもこんないい天気の上に、少しくらい雨が降ってもそんなにはって・・・」

もも「でも万が一を考えて、移動した方がいいってなったんです」

龍季「ああ、だから転校生は確認しに・・・で、なんで突っ立ってんだ」

もも「えっと、みんなに移動する理由と協力のお願いを・・・いつくらい、なんですか?」

ゆえ子「・・・少なくとも今日中かと。詳しい時間はわかりません」

龍季「じゃあ、すぐに起こる可能性もあるんだな。許可は出てるみたいだし、転校生。魔力よこせ」

転校生「あいあいさー!」

ゆえ子「・・・え?」

もも「あ、朝比奈先輩?」

~根拠はある~

龍季「ちょっとやそっとの雨で、氾濫するぜ。さっき上流を見てきた」

龍季「去年の台風だかなんだかしらねぇが、泥が溜まって川をせき止めてた」

龍季「全部が溜まってるわけじゃねぇが、結構な水量だ」

龍季「もし強めの雨が降って、なんかの原因で泥が崩れたりすれば・・・」

龍季「川のほとりにある軽いテントが、流されてもおかしくねぇ」

龍季「転校生も、そんな事情があるならさっさと言えよな」

転校生「ごめん、ちょっとでもはやくうごきたかったから・・・」

龍季「さら、手伝え」

さら「は、はいぃ!」

もも「あ、朝比奈先輩!もうちょっと待って・・・」

龍季「説得してる間になにかあったらどうするんだよ。そんなの後でいい」

龍季「無かったら無いでいいじゃねーか。おら、西原」

龍季「テメーも来い。ロープくらい運べるだろ?」

ゆえ子「・・・・・・はい!」

律「んー・・・そうだな。やらないロックよりやるロックだ!転校生、こっちにも魔力くれ!」

もも「あ、あたしもやります!」

自由「キャンプに来て水難事故とか嫌ですし、自分もたまには本気出しますよ!」

転校生「ふっかつごはつのまりょくじょーとだー、びびびー」ビビビ

~できることから、少しずつ~

ゆえ子「朝比奈さんのおかげで皆さんに信じていただけて、ホッとしました」

ゆえ子「あとはできることだけ。テントの移動をお手伝いしなければ・・・」

ゆえ子「ご迷惑にならないように、です。ゆえにも運べる荷物はありませんか?」

転校生「じゃあ、このへんのちっちゃいやつとかを・・・」

ゆえ子「はい、おまかせください」

転校生「ダンボールにのせてくれればそのまま・・・って行っちゃった。ぼくも小物だけでもはこぼーっと」

・・・

ゆえ子「おっとと、とっ、と・・・・・・ふぎゃ」

転校生「だいじょうぶ?」

ゆえ子「だ、大丈夫です・・・せめて、せめてこれくらいは・・・」

転校生「えっと、おばあちゃんがまりょくがいっぱいあったら多少はマシになるって言ってたよね・・・びびびー」ビビビ

・・・

ゆえ子「なんとか運べました・・・ふぅ・・・ほかには」

ゆえ子「ほかに、ゆえにも出来るお仕事はないでしょうか?」

転校生「じゃあ、あそこのハンモックを」

ゆえ子「・・・ハンモック?ありますね、高いところに・・・」

ゆえ子「あれを外す・・・わかりました。ゆえにおまかせください」

ゆえ子「・・・よい・・・しょ・・・よい・・・はぁ、はぁ・・・」

転校生「だいじょうぶ?きゅーけいする?」フヨフヨ

ゆえ子「へ、平気なのです。こう見えて木登りは学園で練習を・・・」

ゆえ子「それに、今の転校生さんのお手を煩わせるわけには・・・」

ゆえ子「や、やっと・・・ハンモックまで・・・これを外せ・・・ば・・・あ」ズルッ

ゆえ子「あ~~れ~~」

ポフッ

ゆえ子「・・・・・・あれ?転校生さん?」

転校生「ナイスキャーッチ」

~何度でも~

ゆえ子「あなたが、真下にいてくれて助かったのです。ありがとうございます」

転校生「いえいえ、どういたしましてー。ぼくは楽してばっかだしー」

ゆえ子「魔物と戦う時も、学園で生活する時も・・・助けられてばっかりなのです・・・」

ゆえ子「それに、今の転校生さんは大変なことがあったばかりで、本当はゆえが支えなければいけないのに・・・」

ゆえ子「おまけに予言は、絶対当たるとは限らない・・・」

ゆえ子「いえ、仕方がないのです。それが事実なのです」

ゆえ子「まだまだ、ゆえは魔法使いとしてとっても未熟ですから」

ゆえ子「今日はもう、大人しくしておいた方が・・・」

転校生「まあ、どうせおちるだろなーって思ってたし」

ゆえ子「・・・え?転がるのが、わかってたというのですか?ではなぜ・・・」

転校生「しっぱいはせいこーのもとだよ。ゆえちゃんがなんかいしっぱいしても、ぼくがこーしてうけとめるから・・・」

転校生「だから、がんばろ?」

ゆえ子「・・・ありがとうございます。では、ゆえもお応えせねばなりません」

ゆえ子「予言者として、務めを果たさなければなりません」

ゆえ子「何度転がっても・・・やり遂げてみせるのです」

ゆえ子「ではもう一度・・・ぶぎゃっ」

転校生「はーいもういっかーい」

ゆえ子「また一番下から・・・転校生さん、意外とスパルタです・・・」

~雨降って~

自由「・・・も、もう止んだ・・・っすか?」

智花「うん・・・明るくなってきたね」

自由「うっす、出てみるっす」

・・・

龍季「足元に気をつけろ!油断してっと滑るぞ!」

転校生「ういてるからもんだいなっしー♪」

さら「乗せてもらってるから大丈夫ですぅ!」

シロー「わんっ!」

律「・・・う、うわぁ・・・さっきテント張ってたところ、見事に流されてんな・・・」

律「西原、悪かった・・・正直、ねーだろって思ってた」

ゆえ子「いえ。ゆえもお気持ちはわかりますし」

ゆえ子「それに、みんなが協力してくれたおかげで、無事に終わりました」

もも「・・・でも、不思議ですねえ。一気にどばーって降って・・・」

もも「あっという間にやんじゃいました」

律「確か、スコールっていうんだろ?なんで急に日本で・・・」

転校生「ぼく、こんなのはじめてみた」

さら「わたしもです。ちっちゃいころ見たことあるような、ないような・・・」

龍季「北海道の氷が解けたからだよ。知っとけ」

律「・・・もしかして、解けた氷が降ってきたのか!?」

龍季「ちげーっつの!北海道が日本を冷やしてたんだよ、今まで!」

転校生「そもそも、風の向きがぎゃくじゃないの?」

もも「・・・あ、日本の平均気温が上昇して・・・亜熱帯に属するようになったって・・・」

龍季「夕立なんて珍しかったが、第6次の前は普通だったろ?」

律「・・・んー、確かにそんな記憶があるなぁ・・・って朝比奈、お前頭いいな!」

律「自然ならなんでも来いってわけか・・・そういや泥とか言ってたもんな!」

龍季「ただの常識だっつーの!知らねぇほうがおかしいだろ!」

転校生「りっちゃんにじょーしきをもとめちゃかわいそうだよ」

律「転校生が辛辣だ・・・てかなんで転校生は風の向きの話とか知ってるんだよ」

転校生「よくうーちゃんのせなかにのって空をとぶから、そんときにいろいろと」

さら「わたしもお空を飛びたいです!」

転校生「うーちゃんにたのんでみる?」

さら「はいぃ!シロー、いっしょにお空のおさんぽにいきましょうねえ」

シロー「わふっ!?わんっ、わんっ!」イヤイヤ

~この後は~

ゆえ子「・・・朝比奈さん」

龍季「あぁ?」

ゆえ子「ありがとうございます」

龍季「っ・・・・・・た、大したことじゃねぇ」

ゆえ子「朝比奈さんが信じてくれて、嬉しかったです」

龍季「フン。予知を信じたんじゃねぇよ。実際に上流を見てきたからだ」

龍季「そもそもなんかあるって気付いたのも転校生が来たからだ。礼ならあいつに言え」

龍季「ったくよ・・・」

もも「それでは、キャンプファイヤーの準備を始めましょうか!」

律「でも今の雨で、全部湿ったんじゃねーの?」

もも「すぐ乾きますよ! 西原さん、キャンプファイヤーの光景は視えますか?」

ゆえ子「・・・・・・・・・・・・」

ゆえ子「はい。みんな楽しんでます。音無さんはギターを弾いて・・・」

ゆえ子「小鳥遊さんはゲームをして・・・桃世さんも朝比奈さんも仲月さんも南さんも、ゆえもお喋りしています」

ゆえ子「転校生さんは空中でマシュマロを焼いていますね。・・・マシュマロ?」

転校生「ここにあるよー」

もも「・・・ですって!じゃあそれに間に合うように、急いで準備しなきゃ!」

もも「早くしないと日が暮れちゃいますよ!」

智花「ももちゃーん!夕飯の準備始めるねーっ!」

もも「あ、は、はい!待っててください!すぐに行きますから!」

自由「・・・んじゃま、やりますか」

律「そーだな。雨でテンション下がっちまったけど・・・」

律「西原のおかげで台無しにならなかったんだ。絶対成功させようぜ!」

律「みんなで枯れ木集めるぞ!」

全員「おーっ!」

・・・

転校生「ふぅ・・・・・・これでひとあんしんかな」

ゆえ子「・・・よかった。お役に立ててよかったです。でもいけませんね。他の予知の魔法使いは、もっと正確に未来を視ます」

ゆえ子「ゆえも頑張らなくては。それでは転校生さん・・・」

転校生「・・・・・・」

ゆえ子「転校生さん?」

転校生「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・・zzz」

ゆえ子「・・・そうですね。このまま夕食までは、ゆっくり休んでもらいましょうか」

ゆえ子「ゆえも別の場所で・・・ふわぁ・・・休憩を・・・・・・すぅ・・・」

~ゲスト~

転校生「ただいまー、ありすちゃん・・・あれ?」

ありす「ぉかえり、なさ・・・。どぅか、した・・・?」

転校生「ありすちゃん、太った?」

ありす「!?」

・・・

さら「それじゃあ、今日も元気におさんぽです!」

秋穂「いぇー!」

ノエル「いぇー!」

さら「今日は転校生さんと・・・」

転校生「リハビリー、なうっ!」

さら「ありすちゃんもいっしょですぅ!」

ありす「が・・・り・・・・・す・・・!」

クレプリ「いきなり悪いな、ありすのダイエットに付き合ってやってほしいさね」

ノエル「え、ダイエット?今でも十分細いんじゃ・・・」

春乃「元々が華奢だから、多少肉がついたところで健康的になってるだけだと思うけど」

ありす「体力も、つけたぃ、から・・・」

クレプリ「ほら、いろいろあったから、ありすも強くなりたいってな。それで、できることからちょっとずつって」

龍季(こいつらの散歩はハードを通り越していろいろとヤバいけど大丈夫なのか?)

さら「それじゃあ、しゅっぱつしんこー!シロー、おねがいします!」

シロー「わんっ!」

・・・

―1時間後―

シロー「わんわんっ!」

さら「到着ですぅ!」

ありす「はぁ・・・はぁ・・・」

ノエル「ここは・・・富士山かな?」

クレプリ「え?」

秋穂「あー、先月来て以来だねー」

クレプリ「んー、オレっちがおかしいのか?うん、多分そうなんだろうな。疑問に思ってるのはオレっちだけみたいだし」

転校生「それぼく行ってないや。てか、ゆきがいっぱいだね」

全員「・・・・・・・・・・・・」

春乃「ファイッ!!!」カーン!

このあとめちゃくちゃ雪合戦した

今日はここまで!え?転校生が疲れてるのに吸わないのって?ちょっと前に母親に会ってますから。すでの補給済み。
散歩部のおさんぽはツクがついていけるぐらいなので実はそこまで体力を消費しないのかもしれません。
次回は【風紀委員長出動】です。8か月かけてようやくメイン保護者のメイン回が回ってきました。
撃たれてから初の討伐クエストなので、ちょうどいいタイミングになってますね。
代表選抜戦はまあ・・・風子とのクエストのあとに特級危険区域まで行ったってことで。
裏話というか、ボツ設定として12月にケンカさせた後、ここで仲直りさせる予定がありました。前にも書いたかな?
風子とクエストして、卯衣と一日過ごして、次スレへ・・・って感じですかね。
もうしばらくこのスレでお付き合いくださいな。
ありすありあり(合言葉)

~部屋~

寧々「そういえば、転校生くんって自分のお部屋2つ持ってるよね」

転校生「うん、そうだよ」

ありす「ぇっ・・・?」

クレプリ「えっと、男子寮にある分と・・・あっ、そっか。そういや学園にも用意されてあったさね」

転校生「だんしりょーのほーはさいきん行ってないけどー、学園のほーはおひるねしたくなったら行ってるよー」

寧々「うん、今も使ってるんだよね?それならいいの」

ありす「・・・にが・・・ぇすか・・・?」

寧々「使ってないなら経費の無駄だーって理事長が怒るんだけど、使ってるなら仕方ないねーって許してくれるの」

寧々「転校生くんは今ケガが治りきってないし、これでとりあえず今年1年は使わせてくれると思うよ」

転校生「思ったよりちゃんとおしごとしてるんだね」

寧々「でしょでしょー?ほめてほめてー!」

クレプリ「よしよしさね」

寧々「転校生くんに褒めてもらいたかったけど、まあこれはこれでいいや」

転校生「それじゃあぼくもよしよし」

ありす「ぇと、ぁたしも・・・ょし・・・し・・・」

寧々「えへへ~」

寧々「あ、そうだ。楠木ちゃんも転校生くんもいつもがんばってるから、寧々もよしよししてあげる!」

ありす「じゃ・・・ぁたし、てんこうせ・・・く・・・も・・・」

転校生「じゃあぼくはありすちゃんもー」

・・・

智花「あれ、何やってるんでしょう・・・」

夏海「中央に人形を置いて、手を頭に置いて三角形を作って・・・」

怜「かごめかごめか」

夏海「なんかちがくない?」

智花「・・・わたしたちもやってみたらわかるかも」

怜「ふむ、そうだな。こうか?」

夏海「じゃあ、こう?」

智花「こうだね。・・・・・・はっ!わかった!これ、3人でお互いを撫であってたんだよ!」

夏海「それだぁ!」

怜「じゃあ、撫でるか」

智花「そうだねー」

夏海「はたから見たらあたしたちヤバい集団じゃ・・・・・・まあいっか。うりうり~!」

今日の三人娘。ちびっ子メインと見せかけてこの三人がメイン。
メインヒロインも入ってるから当然だよね。
裏の里菜の戦闘服はダイバースーツを意識してるのかな。なんかかっこいい。
転校生君が必死に未来を変えようと(4人を死なないようにしようと)してると応援したくなる。
うのすけあのね。
ありすぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!ありすがきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
ありすのリサイクル精神で地球は今日もエコロジーーーーーー!!!!!!!!!!!!
こうして世界は平和になっていくんだ!たかが雑巾、されど雑巾!さすがありす地球にやさしい!天使!
ここに大天使ありすえるの神殿をたてよう。
ありすありあり(合言葉)

~そらちゃんのたんじょーび、ちりょーちゅー~

転校生「そらちゃーん、おみまいにきたよー」

天「ん・・・転校生か。やっぱアンタは回復早いわねー」

転校生「そうかな?かいふくまほーつかったからじゃない?」

天「傷が塞がったとはいえ、銃で撃たれて1週間も経たずに元気に動き回る子供なんかあんたぐらいよ」

転校生「こどもは風の子元気の子!」

天「はいはい」

転校生「とゆーわけですので、こちらをどーぞ」

天「・・・誕生日プレゼント?」

転校生「あれ、おぼえてたんだ。去年はわすれてたのに」

天「ああ、去年は悪かったわね。でも今年は大丈夫よ。そこの引き出し開けてみなさい」

転校生「これ?ほけんしつのだよ?」

天「いいから」

転校生「んじゃ・・・・・・おお・・・お?なにこれ?」

天「簡単な筋力サポーターよ。市販のものだけど、注文しといてもらったの」

転校生「えっと・・・?」

天「・・・科研の時は世話になったから、その分よ。あんたのおかげで助かったから」

天「だから、その・・・ありがとう」

転校生「・・・うん、どういたしまして!」

~風紀委員長出動~

風子「転校生さん、おつかれさまです」

転校生「ふーちゃんもおつかれー。んじゃ、ぼくこのまま帰るから・・・」

風子「まーまー、ちょっと待ってくださいよ」

転校生「ん?なにかあるの?」

風子「実はですね、アンタさんの助けがひつよーなんです」

転校生「えっと・・・何の?」

風子「実はウチ、珍しくクエストに出ることにしましてね」

風子「ほんとーなら他の風紀委員とかを誘って行きたかったんですが、今回は調査内容が内容でして・・・」

風子「アンタさんか如月についてきてもらわなきゃーいけないんですよ」

転校生「もしかして、前のかけんのとかんけいある?」

風子「ありもおーありです。なんせ今回行くのは科研の地下、間ヶ岾がそこを取って逃げた、鍾乳洞です」

風子「できればもーちょい延期したかったんですが、あんまり野放しにもできねー案件なんで」

転校生「それに、そらちゃんいま動けないもんね。うん、わかったよ」

風子「すいませんね、アンタさんもまだ本調子じゃないっていうのに」

風子「ま、今回のとーばつたいしょーはそこまで強いのじゃありませんので、危険はねーと思います」

風子「万が一も起こしませんから、ご安心くだせー」

転校生「はーい!じゃあ、ちょっと準備してくるね」

風子「わかりました。ここで待ってますから、準備ができ次第来てくだせー」

風子「慌てるひつよーもねーですから、ゆっくり用意してきてくださいね」

転校生「おっけー!」

~今回の目的~

風子「では、始めましょーか、転校生さん」

転校生「はーい!」

風子「今日のクエストはこの前の事件の尻拭いみたいなものです」

転校生「ってことは、まがやまのこと?」

風子「ええ、死んだはずの間ヶ岾が、なぜ現れたか・・・それを確認します」

風子「まあそのへんの調査はウチがやりますんで、アンタさんは周囲を警戒しつつリラックスしててくだせー」

転校生「じみにむずかしいこというよね」

風子「転校生さんならできそうなんで」

転校生「まあ、やってみなきゃわからないけど」

風子「そこで無理って言わないのがアンタさんらしーですね」

風子「さて、と。そんじゃ調査をするためには、まず情報がひつよーです」

風子「アンタさんを連れて来たのは、間ヶ岾がどのよーに動いたかを知る必要があったから」

風子「転校生さん、知ってますよね?」

転校生「うん。それじゃあ・・・」

風子「そこを中心に回りましょう。よろしくおねげーします」

転校生「よろしくー」

~科研について~

風子「そういや、アンタさんは科研についてどんぐらい知ってます?」

転校生「えっと、ゆきちゃんとそらちゃんがもともといたところで」

転校生「・・・・・・色んな子が、ひどいことされたとこ」

風子「ま、おーむね正しいですね。実際に学園には被害に遭った学生も多い」

風子「ウチも嫌いではあるんですが・・・彼らのけんきゅーが、人類にこーけんしてたのも事実です」

転校生「・・・・・・」

風子「アンタさんは学園の生徒たちととても仲がいいです」

風子「その生徒たちの中には科研の被害者がいる」

風子「そんな状態じゃあ、科研は【悪いところ】とか思っちゃうかもしれませんが・・・」

風子「学園のテクノロジーのほとんどは、科研産だったりします。少なからずウチらは科研の恩恵を受けてるわけです」

風子「いちおー、知っといてください。これは別にウチと同じ考え方をしろって言ってるわけじゃねーですよ」

転校生「・・・でも、やっぱりキライ」

風子「ええ、ウチもです。科研が好きな生徒は多分いませんよ」

風子「宍戸や如月からきーてるとは思いますが、科研はアンタさんを欲しがっています」

風子「あの場所は子供だからって容赦するような場所じゃねーです。特にアンタさんは今、体力が格段に落ちている」

風子「もし街中なんかで狙われたら、にげよーにもにげれねーでしょう。ちゃんと注意してくだせー」

転校生「・・・・・・」

~転校生の役目~

風子「どーも暗い話ばっかになっちゃいますね。科研と絡めようとすると明るい話題なんかが浮かばなくて・・・」

風子「そうですね、話を変えましょうか。転校生さん、今どれくらい学園生たちと仲良くしてますか?」

転校生「みんなと?んーっと・・・・・・いっぱい!」

風子「はい、そーですね。そのおかげで、こっちもいろいろと助かってます」

転校生「ふーちゃんたちが?」

風子「えー。朝比奈龍季、来栖焔、瑠璃川春乃・・・がおとなしくなったのは奇蹟です」

転校生「ほむほむはともかく・・・たっちゃんとはるのんはもとからあんな感じじゃなかった?」

風子「いえいえ、とんでもない。あんたさんが知ってるよりももーっと刺々しかったんですよ?」

風子「あの2人はまあ、あんたさんは仲月や瑠璃川の妹の方と仲が良く、頻繁に行動を共にしてましたから・・・」

風子「子供相手っていうのも相まって強く当たれなかったのかもしれません」

転校生「でもほむほむだけは大変だったなー」

風子「話を聞いたときは冷や冷やしましたよ。わざと来栖の魔法をその身に受けたって聞いたときです」

転校生「ああ、あれは、なんていうか、まあ。あのままほっといたらほむほむ死んじゃいそうだったし」

風子「結果論だけで言えば上手くいきましたが・・・アンタさんのその行動は他人を鼓舞すると同時に、アンタさん自身を危険にさらします」

風子「っと、説教するつもりはねーんです。そーゆーのはまた今度」

風子「ウチが言いてーのは、アンタさんはウチらの学園にとって必要な役目を背負ってるってことです」

転校生「そりゃあもちろん、まりょくの」

風子「転校生さん、アンタさんの【力】ってのはそれじゃねーです。ウチらにとって大事なのは、そっちじゃねーんです」

風子「アンタさんは、誰とでも仲良くなれる。相手がどれだけ問題を抱えていても、粘り強く、仲良くなるまで接し続ける」

風子「仲良くなるまで仲良くなろうとし続けるんですから、最終的には誰とだって親密になりますよ」

風子「こっから先はウチの妄想ですが・・・親密になった相手は『このままじゃいられない』と思うよーになる」

風子「だから、変わっていく。それもいい方向に」

風子「アンタさんの役目ってのは、魔力よりもむしろそっちです」

転校生「そうなの・・・かな?でも、人と仲良くするのなんて、誰にもできることじゃない?」

風子「いいえ。それが誰にでもできることなら、今頃人類は全員手を取り合っていますよ」

~いてくれてありがとう~

風子「仲良くしようと思っても他人を傷つけてしまう人間がいる」

風子「仲良くなりたくないわけないのに、強がってしまう人間がいる」

風子「そーゆー人間を、アンタさんは見たことあるはずですよ」

転校生「・・・・・・」

風子「でもね、アンタさんがいれば違ってくるんです。アンタさんはこと人間関係に関してはさいきょーですよ」

風子「傷つけようにも決して折れない、離れようとしても決して逃がさない」

風子「そんなこと、【誰でもできる】わけがないんですよ」

風子「アンタさんが来てから、学園の人間関係はきゅーそくに変化しています」

風子「朝比奈は問題行動が激減し、来栖は一般授業に出るようになっている」

風子「他にもいろいろありますが・・・これは全部ウチらがずっと頭を悩ませていたことなんですよ」

風子「グリモアは平和になり、みんながきょーりょくし始めている」

風子「そのすべてのはじまりは、アンタさんが学園に来てからです」

転校生「・・・・・・あんま、とくべつなことしてるつもりはないんだけどなぁ」

風子「それでいいんですよ。とにかく、ウチが言いたかったのは」

風子「グリモアにいてくれてありがとう。ってことですよ」

転校生「えっと、じゃあ、どういたしまして・・・かな」

~他愛ない話~

風子「今更ですが、アンタさんが意識を取り戻した日以来、ちゃんと喋れてませんでしたね」

転校生「そうだよー、さびしかったんだからねー」プンスカ

風子「アンタさんは戻って来るなりすぐにキャンプに行ったじゃねーですか。まあキャンプに行かせたのはウチですが」

風子「どうです?楽しかったですか?」

転校生「たのしかったよー。マシュマロやいたりー、カレーつくったりー」

風子「あ、キャンプで思い出しました。アンタさん、立華に足りないものを持っていかせたそーじゃねーですか」

転校生「ジャガイモがなくってももももがないちゃって・・・」

風子「他人に頼るのはいーですけど、無茶な空輸はやらせねーよーに」

転校生「でもれーちゃんも使ってるよ?」

風子「その話詳しく」

転校生「さわらのクール便で運ばせたーって」

風子「よし、帰ったら神凪にもせっきょーですね」

転校生「ありすちゃんがおいしかったって言ってた」

風子「最近楠木は食べてばかりですね・・・」

転校生「だから太ったんだってー」

風子「それ、本人に言ってないでしょうね」

転校生「言ったよ?」

風子「帰ったらおせっきょーです」

転校生「ええ!?なんで!?」

~転校生のいない学園~

風子「そういや、アンタさんがいない間の学園について話しましたっけ?」

転校生「聞いてないよー」

風子「んじゃ、一応喋っときましょうか。あんときはそりゃーもう荒れに荒れましたよ」

風子「白藤が似非京都弁を一時的に忘れて、越水が大分弁でしか話せなくなりました」

転校生「いきなり大事件だ!!!」

風子「天文部with西原が占星術で霧の護り手の場所を探そうと毎晩屋上に張り込んでました」

転校生「むちゃだよね」

風子「皇と鳴海はメディアを使ってロビー活動を始めるし・・・」

転校生「ロビーかつどーってのがよくわからないけど、なんかやってたんだね」

風子「冷泉・神宮寺・野薔薇が転校生さんを※山王病院に入院させようとしましたし・・・」※ホテルみたいなすごい病院

転校生「なんかすごいんだね」

風子「冬樹ノエルがツッコミをやめて瑠璃川秋穂がツッコミを始めました」

転校生「そ、そんなわけないよね?そんなの天地がひっくりかえってもおきないことだよ!?」

風子「楠木は藁人形を大量に量産して、神凪がそれを大量に打ち付けていました」

転校生「なにやってんのさ!」

風子「他にも円野が金色になったり我妻が筋骨隆々になったり生天目が無想転生を習得したりと大変でしたよ」

転校生「おかしいよね、ぜったいおかしいよね」

風子「ウチは風紀委員の仕事を放棄してずっとアンタさんの側にいましたよ」

転校生「ふーちゃんだいすき!」

風子「ウチもですよ」

~レジスタンスとの電話~

―レジスタンスメンバーとの会話時―

ありす(大人)『それでさー、あとちょっとのところで取り逃がしちゃったんだよねー』

ありす(大人)『あ、でも大丈夫。次こそはちゃんと捕まえるから!』

ありす『ぁ、ぇと・・・そろ・・・ろ・・・』

ありす(大人)『あ、ごめんね。ついつい話しすぎちゃった』

ありす(大人)『やっぱ私の全22巻ぐらいの長さになるほどのストーリーは電話で喋るものじゃないね』

ありす(大人)『楠木ありすの冒険はまだまだ続く!次回作を乞うご期待!』

ありす「そろそろ面倒なのでさらちゃんに代わりますね」

ありす「ぇと・・・んばって・・・」

さら「え、あ、はいぃ!」

???『あぁ・・・わたしってこんな声だったっけ?』

さら『・・・も、もしもし?』

???『初めまして。わたしは、仲月さら。もう大人の、ね』

さら「えっと・・・ほ、本当なんですかぁ?」

さら(大人)『ええ。信じられないかもしれないけれど、本当よ』

さら(大人)『あなたたちが【裏】と呼ぶ、こちらの・・・仲月、さら』

さら「おっきくなったわたし・・・・・・あ、あの!」

さら(大人)『何かしら、さらちゃん』

さら「わたしは、ちゃんとおっきくなれてますか!?」

さら(大人)『なれたわよ』

さら「よ、よかったぁ・・・ずっとちっちゃいままだったらどうしようかと・・・」

さら(大人)『それじゃあ、こっちも質問していい?』

さら「ふぇ?どうぞ」

さら(大人)『さらちゃん。あなたいま、仲のいい男の子はいる?』

さら「え?は、はい。一人・・・」

さら(大人)『その男の子は将来有望そう?ちゃんと稼いでる?家事は?性格は?』

さら(大人)『ついでに名前も教えてもらえたら嬉しいんだけど。とりあえず、さらちゃん』

さら「え、ええと、転校生さんはとっても元気でやさしくて、クエストもいっぱいいってて、料理が得意で・・・」

さら(大人)『そう・・・・・・絶対に逃がしちゃだめよ。大丈夫大丈夫って思ってたらいつのまにか結婚適齢期の限界が見え始めてきて焦りだすんだからね。目の前に大きい魚がいるなら決して逃がさないようにどんな手を使ってでも相手を落とすの。周りもきっとその魚を狙っているから妨害もしつつ自分が手に入れられるように』

さら「・・・」ピッ

さら「ごめんなさい、切っちゃいました」

さら「・・・大人になりたくないなぁ」

結希(仲月さんが遠い目を・・・)

~名簿~

風子「よっと、これが最後、おしまいです」

転校生「おつかれさまー」

風子「間ヶ岾の足跡、けっこー怪しいですね」

風子「如月天もアンタさんも、殺さなかったのはなぜでしょ?」

転校生「ころしたと思ったんじゃなくて?」

風子「それもあるかもしれませんが・・・心臓を撃たれた転校生さんはともかく、如月についてこちらが何も対策していないと本気で思っていたのか・・・」

風子「いえ、不謹慎だと思いますがね。そーすべきなんですよ」

風子「グリモアはヤツらの邪魔をしてきた・・・そしてこれからもする」

風子「・・・そして、彼の目的は・・・どーやら、ここにあったリスト」

転校生「どれどれ?」

風子「これです。科研で過去、研究されていた魔法学園の生徒のリスト」

風子「・・・アンタさん、皇絢香に関して何か知ってます?」

風子「彼女の名前が、リストにあるんですがね」

転校生「っ!」

風子「・・・とりあえず戻りましょーか。なんにせよ・・・対策の手がかりは得ました」

・・・

風子「さて、教えてはくれませんか、転校生さん」

転校生「・・・ダメ。やくそくしたから」

風子「そーですか。ま、期待はしてませんでしたけど、いちおーです」

風子「無理に聞くつもりはありませんから、安心してくだせー」

転校生「・・・そう?」

風子「ウチはあんたさんの味方です。ですが、風紀委員長です」

風子「いったいどんな秘密があるのか知りませんが・・・」

風子「それが校内の風紀に影響するかどうかは、他の誰でもない・・・ウチが判断させてもらいます」

風子「でもま、悪いよーにはしませんし、調査も自分でやるんでいーですよ」

風子「焦るこたねーですし。放っておいてもアンタさんが解決してくれそーですけど」

転校生「ぼくが?・・・できるかなぁ」

風子「さあて、どうでしょーか。さ、バスに乗りますよ。ちゃっちゃと帰りましょ」

今日はここまで!次回は結希と転校生の話をやって、次スレですかね。
次回のメインクエストは『独り立ちの想い』です。秋穂とのクエストです。
まあ、秋穂もさすがに自重してくれる・・・よね?
まあまずはサーカスをやって、霧の英霊をやって、時の異邦人とやってからですからまだ先の話です。
今月末ぐらいになるのかな、今のペースだと。
Fateはいくらか知っているからがっこうぐらしみたいにスキップはしないと思う。
マジカルルビーの出番はあるかしら。
ありすありあり(合言葉)

~帰って来た身体測定~

さら「ありすちゃんは、この前おむねがおっきくなってましたよね」

ありす「ぅん・・・ぁたし、たぶ・・・せぃちょ・・・き・・・!」

さら「わたしもおっきくなってるでしょうか・・・あ、やっぱりおっきくならない方がいいです」

ありす「・・・・・・ぁた、しも・・・」

ミナ「ん?どうしたどうした?」

恋「大きくならない方がいいとはまた贅沢な悩みを・・・」

さら「・・・だって、大人のわたしは・・・・・・はぁ」

ありす「ぁんな、ふ・・・に・・・・・たく・・・ぃ・・・」

ミナ「う~ん、そんなに変だったか?恋」

恋「ああ、変じゃった。なんせ裏世界とはいえ、梅干しを毎日食べずに生きていけていることが・・・」

ミナ「恋に聞いたミナがバカだった。・・・しかし、幼き者たちよ!」

クレプリ「一応ありすはこれでも同級生さね」

ミナ「裏世界で自分がどうたらこうたら悩んでいるみたいだが、大事なのはこれからどう成長するかだ!」

ミナ「裏の我々と同一になることを拒否するのであれば、その選択肢を選べばいいだけのこと!」

ミナ「未来は変わるものだ!そして未来は我らの手にあり!我らが望むだけ未来は変わるのだ!」

恋「み、ミナが珍しくまともなことを言っておる・・・」

ありす「・・・そ、ぇすね・・・!」

さら「・・・はい!わかりました!わたし、あんな大人にならないように大きくなります!」

・・・

さら「・・・おっきくなってませんでした・・・・・・」ズーン

ありす「ち、さく・・・な・・・」ズーン

ミナ(ああ、巻き戻りのせいで・・・)

恋(落ち込んだり立ち直ったり落ち込んだり大変じゃの)

今日のありす。この後転校生に吸わせようか小一時間悩んだありすの姿があったという。
そういや巻き戻りが起きている間って胎児とかはどうなってるんだろう。
生まれたらおそらく生まれたままだと思うけど・・・双子じゃないのに年齢が同じ兄弟が生まれている可能性がある?
ありすありあり(合言葉)

新スレ
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」結希「完成よ、転校生くん」
【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」結希「完成よ、転校生くん」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492357132/)
こっちはまだ使いますので埋めないでください。

~はじまりは突然に~

卯衣「最近、転校生くんといると、なぜだか無性に撫でたくなるの」

ミナ「ほう」

心「気持ちはわかります!」

恋「どうした、藪から棒に」

梓「んでんで?続きどうぞッス」

卯衣「特に、食べ物を頬張っているときとか、うつぶせになって休んでいるときとかに発生することが多いの」

卯衣「マスターにも相談したけれど、わからないと言われて・・・」

梓「ふっふっふ・・・自分らは、その答えを知ってるッスよ・・・ねえ、ふたみん?」

心「ええ!?わ、わたしですか!?えっと、そのぉ、あのぉ、ふ、副部長!」

恋「わっちか!?えーと、ミナ!」

ミナ「梓が知ってるんだったら梓が言えばいいじゃないか」

梓「そう!その衝動は、ある感情から発生するもの!それは母性!」

心「母性って感情なんでしょうか・・・」

恋「わっちにはわからん・・・」

卯衣「母性・・・これが・・・」

梓「転校生くんは行動の端々で母性本能を刺激してきますからね~気持ちはよ~~~くわかるッス!」

心「何か新しいことを覚えた時とかに見せる満面の笑みは思わず抱きしめたくなりますよね!」

恋「・・・心が、謝ってないじゃと・・・!?」

卯衣「母性、本能・・・これが、人間の母親が感じる・・・」

ミナ「ようこそ・・・・・・・・・『女の世界』へ・・・・・・・・・・・・・・・」

卯衣「『女の世界』・・・・・・ッ!」

恋「わっちには未だにようわからんのじゃが」

~Lesson.1 ほめてみよう~

梓【と、いうわけで転校生くんに対してやってみることをお勧めすることをいくつか書き留めてきたッス】

ミナ【これで卯衣も立派な『女』へと成るのだ!】

・・・

卯衣「・・・と、いうことなの」

転校生「うん、よくわかんない」

卯衣「まずは普段通りに過ごせばいいらしいわ」

転校生「ふーん。じゃあとりあえず・・・・・・」

転校生「やきプリン作ろう」

卯衣「手伝うわ」

??(ダメよ・・・そこは手を出してはダメ・・・)

卯衣(この声は・・・!)

春乃(私は通りすがりの姉・・・アンタは今保護者の立場だ。なら、あえて手を出すのではなく思いのままにやらせてあげるのも愛情よ)

卯衣(思いのままにやらせるのも愛情・・・!)

卯衣(・・・・・・・・・・・・)

卯衣「いつもの転校生君じゃない」

春乃「それもそうね」

・・・

転校生「あとはひやすだけー」

卯衣「おつかれさま、さすがの手際ね」ナデナデ

転校生「えへへー、でしょでしょー?りょうにいることが多くなったからこーゆーのやるのも多くなって、じょーたつしたとおもうんだよね!」ドヤァ

卯衣(料理に自信のある転校生くんかわいい)

~Lesson.2 一緒に遊ぼう~

転校生「・・・・・・・・・・・・」ソーッ

転校生「・・・・・・・・・・・・」コトッ

転校生「ふーっ、つぎうーちゃんだよ」

卯衣「ええ」スッ

卯衣「これで」スッ

卯衣「いいのかしら」スッ

転校生「ええ、はやい!ぼ、ぼくか・・・もうどこさわってもたおれそうだけど・・・」

転校生「・・・・・・うーん・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・う~~~ん」

転校生「・・・・・・・・・・・・ここだっ!」ソーッ

ガラガラガッシャーン

転校生「ああ・・・まけた・・・うーちゃんジェンガつよい・・・」

卯衣「わたしの勝ちね。これで5勝0敗」

転校生「もっかい!もっかいやる!」

卯衣「ええ、構わないわ。なんどでも」

転校生「次こそはかつぞー!」

卯衣(負けず嫌いな転校生くんかわいい)ナデナデ

~Lesson.3 勝たせてあげよう~

転校生「むむむ~っ・・・・・・」

転校生「ここだっ!」ソーッ

転校生「・・・・・・・・・・・」スッ

転校生「・・・・・・・・・・・・」プルプル

転校生「・・・・・・・・・・・・」コトッ

転校生「やったっ!」

卯衣「次は、わたしね」

卯衣(でも、これだと次どこを触っても・・・・・・)

卯衣「・・・・・・ここっ!」スッ

ガラガラガッシャーン

卯衣「負け・・・ね」

転校生「かったー!やったー!」ピョンピョン

卯衣(・・・負けるのは嫌いだけど・・・・・・)

転校生「やったー!!!やっとかてたーーー!!!!」

卯衣(全身で喜びを表現する転校生くんを見ていると・・・)

転校生「ふぅ、つかれた」

卯衣(心がぴょんぴょんするわ。・・・コーヒーを飲もうかしら)

ありす(今度一緒に飲みに行きますか?楽しい所を知っているんです)

卯衣(ええ、是非お願いするわ)

卯衣(・・・・・・ここの学園生はみんなテレパシーが使えるのかしら?)

~Lesson.4 手料理を食べさせよう~

卯衣「転校生くん、昼食は私が作るわ」

転校生「えっ、うーちゃんつくれるの?」

卯衣「ええ(多分)」

転校生「じゃあ、まかせるねー」

・・・

卯衣「・・・そういえば、転校生くんのお母様とは何度かあっているけど、料理のレシピの話はしたことがないわ」

卯衣「・・・・・・電話、出てくれるかしら」

prrrrrrr

・・・

卯衣「・・・教わった通りに炒飯を作ってみたのだけど・・・」

転校生「あちゃー、こげこげだねー」

卯衣「ごめんなさい。これは私が消費するから、転校生くんは食堂にでも・・・」

転校生「うん・・・べちゃべちゃだし、こげてるし、味こいし・・・・・・」パクパク

転校生「うん、おいしくない!」パクパク

卯衣「えっと・・・食べなくても・・・」

転校生「でも、食べるよ。うーちゃんがつくってくれたんだもん。ぜんぶ食べる」パクパク

卯衣「そんな・・・どうして・・・」

転校生「次はきたいしてるよー。りょうりはけーけんがだいいち!あとはあいじょー!」ケプッ

卯衣「転校生くん・・・・・・」

風子(それはウチも通った道ですから、がんばってくだせー)

ありす(また頑張ろうって思えますよね。陰ながら応援しています)

卯衣(2人とも・・・)

転校生「うーちゃん、うーちゃん」

卯衣「・・・ん、なにかしら」

転校生「はい、あーん」

卯衣「え、私は・・・いえ、いただくわ。あーん・・・」

卯衣「・・・・・・・・・・・・」

転校生「それが、今のうーちゃんのあじ。そっからちょっとずつなおしていくんだよ。がんばって、おいしいりょうり作ってね?」ニカッ

卯衣(データの分析完了。これから転校生くんが最も好む味へと調整するわ)

卯衣(・・・とりあえずは、里中さんでいいのかしら)

~Lesson.5 勉強を教えよう~

転校生「ん~・・・」

卯衣(転校生くんは宿題中らしいわ。東雲さんからのものらしいけど・・・)

転校生「・・・・・・・・・・・・」

転校生「・・・うーちゃん、聞いていい?」

卯衣「ええ、構わないわ」

転校生「ここのやつが全然わからなくて・・・」

卯衣「えっと・・・」

『たろうくんはごご2時30分に出発するバスに乗りたいです。おうちからバスていまでは15分かかります。何時何分におうちをでればいいでしょうか』

卯衣「・・・・・・午後2時15分じゃないの?」

転校生「それだととうちゃくしたとたんにバスが行っちゃうよー」

卯衣「・・・・・・それもそうね」

転校生「じゃあ、どうしたらいいんだろ?」

卯衣「・・・・・・『午後2時15分まで』でいいんじゃないかしら。」

転校生「それだとどうかわるの?」

卯衣「午後2時15分以前ならいつでもいいことになるわ」

転校生「そっかー。日本語ってむずかしいね」

卯衣「ええ。こうなると算数ではなく国語の問題になるわね」

転校生「そっかー。・・・・・・むむぅ」

卯衣(一生懸命考えている姿が・・・応援してあげたくなるわね)

~Lesson.6 見守ろう~

転校生「・・・・・・」ボーッ

卯衣「・・・・・・」

卯衣(さっきから天井の隅を眺めているけど、何が見えているのかしら・・・)

卯衣(・・・・・・センサーに反応はなし。何もないはずなのだけれど・・・)

・・・

卯衣<(ということが起こっているの)

梓<(フェレンゲルシュターデン現象のことッスか?)

ミナ<(なんだそれは!なんかカッコいい!)

心<(猫が時々なにも無いところを睨む現象のことですよね)

恋<(今調べたら真っ赤なウソじゃったぞ。ミナ、騙されるでない)

ミナ<(え、今神の巫女に教えちゃったんだけど)

・・・

卯衣(・・・・・・これは直接聞いた方がいいかしら)

卯衣「転校生くん」

転校生「んあ?なに?」

卯衣「なにをしているの?」

転校生「ぼーっとしてる」

卯衣「そう」

転校生「・・・・・・」ジーッ

卯衣「・・・・・・」ジーッ

・・・

卯衣「・・・気が付いたら2時間経過していたわ」

~Lesson.7 おやつを食べよう~

転校生「プリンひえてるかな~」

転校生「・・・・・よしっ!ありすちゃーん」

ありす「できた・・・?」ヒョコッ

クレプリ「1時間前からスタンバってたさね」

卯衣「どうぞ、スプーンよ」

ありす「ぁりがと・・・ござ・・す・・・」

転校生「これがとくせいやきプリン~・・・って、うーちゃん、1こたりないよー」

卯衣「そうなの?まだだれか・・・」

転校生「ぼくと、ありすちゃんと、うーちゃんの3人で食べるんだよ。ほら、はーやーくー」

卯衣「・・・ええ、わかったわ」

卯衣(この味を記録して、練習をしてみようかしら)

ありす「ぉぃし・・・・・・♪」

転校生「うんうん、われながらよくできてるー」

クレプリ「ちなみに、このプリン1個何キロカロリーさね?」

卯衣「275キロカロリーね。お茶碗一杯分の白米より少し多いぐらいかしら」

ありす「え」ピタッ

クレプリ「だってさ、ありす。食った分ちゃんと動かなきゃな」

転校生「ありすちゃん、ふぁいおー!」

ゆかり「転校生君も、食べすぎたらまた太るわよ」

転校生「にゅーいんちゅーにたくさんやせちゃいましたので、そのぶん食べないといけないんです」

卯衣(・・・たくさん作れば、たくさん食べてもらえる?)

~Lesson.8 一緒にお風呂~

転校生「んじゃ、ぼくおふろはいるねー」←特別に卯衣の部屋で寝る許可をもらった

卯衣「待って、転校生くん。私も入るわ」

転校生「え、いやいやいや、いいよいいよ。一人ではいれるから・・・」

卯衣<(と、言われてしまったわ)

梓<(押してダメならもっと押せッス!)

ミナ<(当たって砕けろ!)

心<(お風呂場に突撃すればいいと思います。あと写真ください)

卯衣<(わかったわ)

恋<(写真はいらんぞ)

卯衣「・・・・・・そろそろ脱ぎ終わったころね」

ガラッ

卯衣「転校生くん、やっぱり一緒に入るわ」

転校生「えっ、まっ、うーちゃん、見ないで!」

卯衣「えっ?・・・・・・あっ・・・」

卯衣(その小さな体には、2つの生々しい傷が残っていた)

卯衣(間ヶ岾昭三に撃たれた後に残ってしまった銃創・・・おそらく、一生消えることはない傷跡・・・)

卯衣(これが見られたくなかったから、転校生くんは・・・)

卯衣「ごめんなさい。すぐに出るわ」

転校生「うん・・・ごめんね・・・」

卯衣(・・・あんな、悲しい顔はさせるつもりはなかったのに・・・)

~反省会~

卯衣「・・・ということがあったの」

梓「あちゃー、そういや転校生くん最近お風呂にいつも1人で入ってるって聞いたような・・・すみません、指示した自分の落ち度ッス」

心「すみませんすみません!わたしが何も考えず後押ししてしまったからぁぁ!!!」

恋「止めなかったわっちも同罪じゃ。卯衣、すまんかったの」

ミナ「サーヴァント、そんなこと考えてたんだ・・・・・・ごめん・・・」

卯衣「いえ、私も察する必要があったと思う。最終的に勝手に風呂場に入ったのも私。責任は私にあるわ」

心「い、いえ!わたしが!」

梓「企画したんが自分ですから、これは自分ッスよ」

ミナ「・・・ええい!いつまで責任の被り合いをしてるんだ!」

ミナ「反省はもうしただろ!じゃああとは次どうするかだ!なあ、恋」

恋「うむ、ミナの言うとおりじゃ。・・・じゃが、一度ちゃんと全員で謝った方がいいかもしれんの」

・・・

卯衣「・・・と、いうわけだったの。ごめんなさい」

梓「ごめんなさいッス!」

心「ごめんなさい!」

恋「すまんかった、転校生」

ミナ「サーヴァント、ごめん」

転校生「んー、まあいいよ。でも、もうやめてね?今はまだあんまり見せたくないから・・・」

転校生「・・・他の人が、気をつかっちゃうから・・・」

卯衣「ええ。配慮が足りなかったことは自覚しているわ。今後一切こんなことはしないと約束するわ」

転校生「ん・・・じゃあ、今日はみんなでおとまりね!それでゆるしてあげる!」

ミナ「へ?・・・い、いいのか?」

梓「正直もっと怒られると思ってましたけど・・・」

心「やるならもう徹底的に、罵倒してくださっても構いませんので!」

転校生「んー、ふーちゃんはいつも言ってるんだけど、ちゃんとはんせーしてるならいいんだって」

転校生「はんせーしてたら、つぎはきっとだいじょうぶだから。まあしっぱいしちゃってもそれは・・・しかたないって」

恋「・・・うむ。やっぱりお主はいい子じゃの。では特別に梅干を」

転校生「さーて、ふとんはどこかなー」

梓「自分、許可もらってくるッス」

ミナ「卯衣、心!一緒に布団を運びに行くぞ!」

卯衣「ええ」

心「は、はいぃ!」

恋「・・・・・・なぜじゃ!」

~Lesson.9 寝かしつけよう~

ミナ「ぐー・・・すぴー・・・zzz」

恋「んん・・・ミナ、またわっちの絵に入りおって・・・zzz」

心「すぅー・・・すぅー・・・うへへ、転校生くん、そこはだめですよぉ・・・zzz」

梓「むにゃむにゃ・・・もう食べられないッス・・・」

卯衣「・・・・・・」

転校生「・・・・・・」

卯衣「眠れないのかしら」

転校生「・・・うん。ちょっと、あのときのこと思い出しちゃって・・・」

転校生「・・・起きたらふーちゃんが泣いてて、ありすちゃんが来て、泣いて、みんな泣いて・・・」

転校生「・・・みんな、『ごめんね』って言ってきて・・・なにも、悪くないのに・・・」

転校生「・・・・・・ぼくがもっと強かったら、あんな顔させなかったんじゃないかって思えて・・・」

転校生「・・・・・・・・・・・・くやしいなぁ・・・」

卯衣「転校生くん・・・・・・」

卯衣「・・・・・・そうね。こっちに来てもらえるかしら。私は動きにくいから・・・」

転校生「え、うん。わかった・・・」

卯衣「えいっ」ギュッ

転校生「・・・うーちゃん?」

卯衣「子守唄、はじめて歌うから・・・下手かもしれないけど。落ち着いて聞いてほしい」

転校生「・・・うん」

卯衣「・・・すぅ・・・ゆりかごのうたを~かなりあがうたうよ~♪ね~んね~こ♪ね~んね~こ♪ね~んね~こ~よ~♪」ナデナデ

転校生「・・・・・・・・・・・・」

~決意を新たに~

転校生「・・・・・・すぅ・・・すぅ・・・・・・zzz」

卯衣「脈拍に異常なし。・・・ちゃんと眠ってくれたのね」

卯衣「・・・服部さん、起きてるかしら」

梓「寝てるッスよー」

卯衣「そう・・・それじゃあ、これは私の独り言」

卯衣「母性、というものは、結局よくわからなかったわ」

卯衣「だけど、転校生くんを・・・これまで以上に、守ってあげたい」

卯衣「見守っていきたいと、そう思えるようになったわ」

卯衣「・・・だから、ありがとう。あなたが発案してくれたおかげよ」

梓「・・・・・・・・・・・・」

卯衣「・・・私ももう寝るわね。今日は一日動きすぎたわ・・・」

卯衣「・・・・・・・・・・・・」

―あなたの身体の傷跡は、きっと消し去ることは出来ない

卯衣「・・・いつまでも、あなたの側で・・・ずっと・・・」

卯衣「あなたを・・・護・・・って・・・・・・すぅ・・・」

だけど、あなたの心の傷跡は、いつか埋めて見せるから―

卯衣「わたしは・・・あなたを・・・・・・zzz」

このスレはここまで!あとはいつも通り煮るなり焼くなり埋めるなりお好きにどうぞ。
現状ENDが出ているのが卯衣だけなので、風子や智花とはまた違った立ち位置で書いてみました。
風子は母親、智花は姉、卯衣は共に成長する子供みたいな感じで書いてます。
前回前々回と同じく>>1000は可能な限り叶えます。この先のネタバレになりそうなのとかでも多分オッケー。
宣言では結希と転校生の話って言ってた気がするけど気のせいです。結希は次スレの最後です。
未だにありすがスレタイのコールをしたことが無い件。恐らく他の全員分したらやると思います。
裏表共に転校生くんの家族事情とか一切わからなかったので養子ってことにしておきましたが・・・
ちょっとだけ出ましたね。転校生くん。まさか裏にもいたとは・・・卯衣が助けてもらったのは裏の転校生なのかな?
ありすありあり(合言葉)

ありすありあり
>>1000ならさらと寧々とレナと浅梨と転校生で街にお使い騒動とか見たいかなって

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年01月06日 (金) 23:05:53   ID: 6N5HxKvI

面白くていつも見てます!更新楽しみにしています!

2 :  SS好きの774さん   2017年03月05日 (日) 00:09:55   ID: 1mD_vI2V

馬のキャラが好きだわwまた出て欲しい(╹◡╹)

3 :  SS好きの774さん   2017年04月15日 (土) 09:41:10   ID: cxjDw-Wy

作者のグリモアss全部見てます、毎日更新を楽しみにしています。

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom