番外個体「………アタシィ?」 (676)

番外個体を記憶喪失にしてみた

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429182591

前作→垣根「てめーの次のセリフは『出番いつなんだよこの野郎!』だ!
垣根「てめーの次のセリフは『出番いつなんだよこの野郎!』だ! - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413202239/)

☆注意
・メインキャラクターたちがジョースターめいている
・禁書のストーリー+α
・時系列のズレ
・誤植注意ッ!誤植注意ッ!
・変態がたくさんいる
・時々忍殺小説
・凄み


初見の方は↓のリマスターverをどうぞ
とある奇妙な禁書目録【Part1】
とある奇妙な禁書目録【Part1】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419990019/)

それではスタート!

とある高校、昼休み

ワイワイ、ガヤガヤ


上条「何…?スパリゾートのチケットだと?」

青ピ「そうやでカミやん!『大覇星祭』でウチのクラスが優勝したやろ?」

土御門「その優勝商品がクラス全員分のフリーパスってわけだぜい」

上条「ふむ…」

吹寄「例の『地震』のせいで営業停止になってたけど、再開したみたいだからクラスみんなで行くことになったのよ」

姫神「そう…だから上条君、私と
小萌「この機会にさらにクラスの絆を深めるですよー!ポロリもあるかもですッ!!」

上条「一応教職員だろてめーは」

姫神「」セリフカブッタ

上条「しかしめんどくせえな…そのフリーパスは売っぱらうか」

上条(ゴールド・E(ヒトデ)の餌代にでもするか…)

土御門「おいおい!?つれなさすぎるぜカミやん!当日はとある世界的なミュージシャンの復興ライブもあるって聞いたぜい!!」

吹寄「何ィーッ!!貴様…学校行事に参加しないつもりなのッ!?冗談はその凄みだけにしときなさいッ!!」ガタッ!

上条「貰ったモンをどうするかはおれの勝手だろう」フン

姫神「えぇ〜!上条ちゃんが来ないなんて寂しいですぅ!!え、えっと…ほらほら!『世界の不思議生物ヒトデ祭!』やってますよ!ほらほら!」

青ピ「ヒトデ祭ィ〜?小萌センセ…そんなマニアックなイベントでカミやんは釣られ」


…バンッ!!

青ピ「な……い……?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

上条「おい先生…今すぐそのスパリゾートの座標を教えろ」

小萌「ざ…座標ゥ!?」

姫神(釣られた!?)

その夜、常磐台中学、女子寮

食蜂「はぇ〜…それが『壁の目』って言われてるの?地震のせいで隆起した地面がねェー」

女生徒2「うん、でも地質学者にも原因は分からないらしいんだよねえ〜本当にマジもんの『原因不明』なんだってさ」

女生徒3「学園都市の学者でも分からねえのか…そりゃ相当ミステリアスだな」

食蜂「まぁ主な被害を受けたのは海岸線だけなんでしょ?そんくらいで済んでラッキーだったんじゃないの?」ボスッ

女生徒3「どうだかな、さて…アタシ達はそろそろ寝るぜ、明日は練習試合があるし」スクッ

女生徒2「ミサキ!あんたも『あの子』の練習に遅くまで付き合ってたんだから風呂入ってとっと寝ちゃいなよ〜」ガチャッ…

食蜂「へいへーい…おやすみィ〜」ファ-ア…

食蜂(風呂かァ…めんどくさいわね、でも入らねーのも気持ち悪いし…)ゴロゴロ

食蜂「………」ムラッ…


…ゴソゴソ

食蜂「へ…へへ…風呂入る前にちょいと『日課』を済ませよっかな〜?」スルスル…

食蜂(今日は…シチュエーション『No.74』にすっか!うん!)

食蜂「えー…コホン…ち、ちょっと!?なによいきなり!こんな路地に連れ込んで!!」

食蜂「黙ってな…『ここ』でやるぞ(イケボ)」

食蜂「は、はあっ!?何言ってるのよ当…ンンッ!!」ゾクウッ!

食蜂「ふむ…てめーの『ここ』は準備万端みてーだが?(イケボ)」モゾモゾ…

食蜂「や…やめっ…んっ…!ドコに手を突っ込んで…あんっ!!」クニクニ

食蜂(ん…んんっ…もう少しで…!イケ……)ハァ…ハァ…





…ガタ-----ンッ!!

美琴「先輩ィイイイイイーッ!!お風呂!お風呂入りましょーっ!!!」パァ-ッ!

おい>>1… アンタ>>6で姫神と小萌先生の台詞間違っちゃあいないかい…?

ウッ…

食蜂「う…うわああああああああああああおああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」ドンガラガッシャ-ン!!

美琴「あれ…?どうしたんですか先輩?」

食蜂「み…みこっちゃあんッ!?ノックしてよォ!!」ドタバタ!

美琴「あっ!すいません!先輩のお背中を流そうと思ったらいてもたってもいられず!ハイ!」キラキラ!

食蜂(キャラ変わりすぎでしょこのコ!?)

食蜂「あ、ありがとうねェーッ!先にお風呂行ってて!私も汗かいちゃって!!ハハハーッ!!」ゴシゴシ!

美琴「先輩?そのハンカチびしょびしょじゃないですか!」

食蜂「へっ?ハンカチ?これが?」パァ-ンツ!




ウッ…

食蜂「う…うああああおあああああああああああああああああああああああああああああああーッ!!きったねェーッ!!!」ドンガラガッシャ-ン!!

美琴「だ、大丈夫ですか先輩!?先輩ィイイイイイーッ!!!」

>>11開幕ケジメ!
◯◯さんのセリフを増やしてしまってディ・モールトすいませんッ!!
それラリ

まるまるさんの台詞にしても面白かったかと今更思う
それスタ!

…………………………

ゴシゴシ…

美琴「へぇ〜!あれが特別な『自己』鍛錬なんですか!!私も今度やってみます!!」キラキラ!

食蜂「ああ…うん…ヤりすぎに注意よ……ははは」ズゥ-ン

食蜂(うおお…!心のメモ帳に書いて置かねばッ!『パンツを履き忘れるな』!『パンツを履き忘れるな』!『パンツを履き忘れるな』ァアアアアーーッ!!)ブツブツ…

美琴「だから先輩…先輩?どうしたんですか?」

食蜂「あっ!?あ…アタシもナランチャが死ぬのは唐突すぎると思うわ!うん!」ウンウン!

美琴「違いますよ!『スパリゾート』のチケットを手に入れたって話ですよー!」

食蜂「へっ…?チケット?」

美琴「偶然手に入れたものなんですけど、今までの恩返しも兼ねて先輩と一緒に行きたいと思ったんです!!」キラキラ!

食蜂(そのチケットで当麻を誘おうとかいう思考はないのかしら…)

美琴「フフフ…真の『乙女』は!プールサイドで最も…最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も輝くのだァアアアアーーッ!!マギィーーーーッ!!」ガオ-ッ!

食蜂「えぇ…」

美琴「というわけで!先輩の優雅な立ち振る舞い…参考にさせてもらいます!たっぷり!」キラキラキラキラ!

食蜂(うう…!なんと純粋な目をしているのッ!!魂胆は限りなくヨコシマなのに!?)


美琴「ウケケケケ…!夏本番になったらアイツと真夏のビーチでサンバディトゥナイ(隠語)だわ!」ブツブツ…

食蜂「こうなったらいっそ当麻にはアタシとみこっちゃんを一気に……アリね、記念すべきNo.111はそのシチュに…」ブツブツ…





ジ-ッ…



黒子「おねぇさまぁああああ……黒子のポジションはいったいどうなるんですのぉおおお………」シクシク

数日後

ゴライジョウアリガトウゴザイマス!トウシセツハジシンヒガイカラノフッキュウヲ………


打ち止め「わぁあああ…!ここが!」

インデックス「ここがっ!スパリゾート『ストーンオーシャン』なんだねみちゆきっ!!」

一方(なんか刑務所みてーな名前だなァ…)

打ち止め「ひっろーい!色んなプールがあるってミカサはミカサは年相応にはしゃいでみたりーっ!!」ワ-イ!

イン「ありがとうみちゆき!わたしも招待してくれるなんて…久々にラッキーなんだよー!!」ワ-イ!

一方「気にすンなって!ウチの保護者は2人とも用事だし、今日は上条さン達のクラスが団体で来てんだろォ?」

イン「うんうん!水着イベントにメインヒロインが居ないなんて言語道断かも!!」

打ち止め「それじゃあ罪な男さんを探しに行きつつ!どんなプールがあるか見て回ろう!おーっ!!」トコトコ!

イン「おーっ!!」

一方「オイオイ、はしゃぎすぎんなよォ〜?」フッ!





打ち止め「あのー…お兄ちゃん?」

イン「何でそんな遠くからついてくるの…?」

一方「い…いや、近くに居てよ…幼女2人囲ってる変態だと思われたらやべェし…」ソロソロ


チョット!アノオトコ…フタリノコドモノアトヲツケテルワヨ!?
ヤッパリロリコンジャナイカ

「オイ…見ろよあの娘!!」

「だっ…ダイナマイトボディ!ステキッ!!」

「美しい!」

「瞳の形が奇妙だ!」


食蜂「なんだかこの場所がすごくしっくり来る気がするわ…理由は分からないけど」ドォ----ン!

食蜂(つーか当のみこっちゃんはどこにいったのかしら?)キョロキョロ





美琴「…………」ブツブツ…

食蜂「……なんでそんな隅っこに居るのよ」

美琴「い…いや…先輩のスタイルを完全に忘れてて…思えば横に立てないや私って…ははは…」ズゥ-ン…

食蜂(やっぱ誘う相手間違ってるでしょ!?)

刑務所の名前はグリーンドルフィンストリートであってストーンオーシャンではないんだぜ…!

>>23
水族館=石造りの海=ストーンオーシャンなのだ!(名前もスパリゾートっぽい)
短めスマンラリホー!

アイエエエエ!?忍殺のアニメイションが鷹の爪ナンデ!?
スタートナンデ!?

食蜂「まあまあ…案ずるなみこっちゃん!胸だけがすべてじゃあないわ…オンナには!まだ『武器』があるッ!!」ニヤッ!

美琴「武器…?うう…もう私にはビリビリくらいしか…」イジイジ

食蜂「あるじゃないの…『ココ』がねェ!!」パチ-ン!

美琴「ひゃうっ!?///お、お尻!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

食蜂「Exactly! (その通りでございます)『胸』に対抗できるただ一つの存在…それが『尻』よ!!」ドォ-ン!

美琴「なっ…何ィイイイイイーッ!!本当なんですか先輩!?」

食蜂「男とは胸を愛すると共に尻を愛してる…例えば他の部位と比べても手首が好きって変態なんていない!健全な男なら尻を選ぶハズよ!ぜってー!」

美琴「でもお尻をアピールするなんてどうすれば…?」

食蜂「ちょっと来て…こうやってさァ〜水着を若干くいこませて露出面積を増やすッ!これでOKよ!」グイッ!

美琴「も…ものすごく恥ずかしですぅ!!」///

食蜂「耐え忍ぶのよ!当麻を振り向かせるんでしょう?ほらほら歩いて!」


トコ…トコ…

美琴(うう…!『強く』なるためにはこんな恥ずかしい事もやらなきゃならないなんて!でも頑張るのよ私!これを乗り越えていつかアイツに圧迫祭りを…圧迫祭りをするんだッ!!)


??「あ…あの〜…」

食蜂(後ろから誰かが話しかけてきたみたいよ!セクシーに振り返りながら受け答えなさい!!)ボソボソ

美琴「えっ!?な、…名乗らせて頂こうッ!?我がなはみみみみみみみ御坂美こ…」クルッ!

10号「え!?し、知ってますはい!」

1号「あらあら、奇遇ですわねお姉様」ウフフ

7号「……………水着ずれてるよ」

美琴「」ドンガラガッシャ-ン!!

食蜂「みっ…みこっちゃんが三人いるですってェエエエエーッ!?!?」ペ-パ-ム-ンキング!?

美琴「あ…あなた達!?何でここにいるの!?」

7号「………………チケットもらったの」

1号「私たちのテスタメントを構築した『布束』さんがくれたのですよ?」

10号「これで楽しんできて、だそうです…はい」

美琴(うおおおお…!タイミング悪いのよあのたっぷり女!!)

食蜂「ちょっと待ってよ…この娘達がみこっちゃんの言ってた『クローン』の妹達なの…?」

1号「あらら?その事について知っているのですか、あなた様はもしかして…」

10号「お、お姉様がお世話になっている…!」

7号「………………せんぱい?」

食蜂「ま…まぁそんなところよ!名前は食蜂操折って言うの、よろしくね!」

1号「こちらこそ、姉がお世話になっています」ボイ-ン!

7号「よろしく……………せんぱい」ボイ-ン!

10号「よ、よろしくお願いします!はい!」ペタ-

食蜂「みこっちゃん…一人しか似てなくね…?サイズ的にというか何というか…」ムムム…

美琴「」グサッ

美琴「う…うう…来てるのはあなたたちだけ…?だけであって!!」ヨロヨロ

1号「いえ?みんな来ていますよ、ほら」


6号「こんなに人がたくさんいる所に全員でくるのは初めての世界ですね…」キョロキョロ

9号「全員で来たのは明らかな計画ミスだったかとミサカは反省します」

3号「水責め…イイ…」ブクブク…

4号「水着の可愛い子がいっぱい…うへへ」ジュルリ…

8号「お…公にハダカに近いカッコになれるところがあるなんて!キモチイイッ!!」パァ-ッ…

5号「ねーねー!早く泳ごうよ2号ちゃーん!」グイグイ!

2号「や…やめろっ!アタシ泳げなくて…ち、違うッ!水はちょっと苦手なんだよ!離せーっ!」ズリズリ


美琴「こんな…ことって…残酷すぎるッ!!」ガクッ…

食蜂(何かよく見るとみんな似てないわね…個性強すぎじゃね?)

1号「でもちょうど良かったかもしれませんね、『あの娘』も来ているようですし」

美琴「へ…?『あの娘』?」

10号「そ、そういえばまだお姉さまには紹介してませんでした!」

6号「ミサカネットワークの世界によればこちらに近づいてきているようですね」


5号「あなたがせんぱいさん?おっぱいでっかいねー!」ポヨン

食蜂「あなたも相当デカイわよ」

9号「お姉さまが日頃お世話になっていますとミサカは丁寧にアイサツします」ペコリ 

8号「なんだか…あなたとは『趣味』が合う気がします…うへへ」

食蜂「は…?」


2号「うううう…!離すなよ…ぜってー手ェ離すなよ!!」パシャパシャ

4号(いいわぁ…頑張って2号ちゃん!その泣きそうな顔ッ!レロレロレロレロレロレロレロしたいッ!)ニコォ…

3号「…ぷはっ!生きてる!?イイーッ!!」ゾクゾクゾク!

7号「……………ねむい」ウキワプカ-

打ち止め「罪男さんの前に…いたいた!みんなー!お姉さまー!」タタタ!

美琴「えっ!?あの小さい子…あの顔って…!」

打ち止め「はじめまして!私は打ち止め(ラストオーダー)もとい『東方ミカサ』ですってミカサはミカサはお姉さまに挨拶してみる!」ニパッ!

1号「紹介します、この子がシスターズの『末っ子』にあたるミカサちゃんですよ」ニコリ

美琴「えっ…ええええええーっ!!この子も私のクロ…妹のひとり!?」

イン「シスターズのみんなにみこと!?来てたんだ!」トコトコ!

一方「うおー…ここまで揃うとグレートにカオスな空間だぜェ」スタスタ

6号「おや?道行さんはともかく家政婦さんの世界も来ていらっしゃったのですか」

イン「か、家政婦…なんとも言えないんだよ」

一方「ところで近くに上条さンいねェか?何かこの近くにいるような気が…」

10号「かっ…上条さんが!?ど、どどどどどどこにですかっ!?」キョロキョロ!

一方「おっ!そこにいるのが上条さ…………」

8号「むむむ…良いシチュじゃないですか!他にはどんなのが!?」ドキドキ

食蜂「これは鉄格子を見ててムラムラした時に思いついた………あら?どちら様?」キョトン

一方「…じゃねェか、悪ィ!人違いだ」

食蜂「今、上条って言ったわよね?あなた当麻の友達ィ〜?」

一方「いや、日頃世話になってる人なンでな」

食蜂「はぁー…相変わらずお節介ね当麻のヤツは!女に飽き足らず男もか!!」

一方(何でオレ間違えたンだ…?全く別人だし!そもそも性別も違ェのに…)ウ-ン

食蜂(つーかこの人どっかで見た事あるわね…どこだっけ?)ウ-ン

美琴「はぁああ…かわいい〜!!我ながらだけど!!」ギュ-ッ!

打ち止め「むぐぐ…抱きしめすぎだよお姉さまーっ!」モゴモゴ

イン「確かに似てるけど…ミカサはみことの小さな頃にそっくりなの?」

美琴「うんっ!あたし一人っ子だったからなぁ…こんな妹が欲しかったのよ〜!!」デレデレ

1号「あらあらお姉さま?妹ならここにもいますのに」ボイ-ン

3号「これで11人ですよ…?大家族…イイ…」ボイ-ン

5号「そーだそーだ!」ボイ-ン

7号「私たちじゃ……ダメ?」ボイ-ン

美琴「やっかましーッ!!姉よりデカイ妹など認めるかァアアアアアーッ!!」ガオ-!

打ち止め「発展途上だから望みはあるってミカサはミカサは慰めてみる」ムグムグ

イン「多分慰めになってないんだよ」

更新ペースガバガバですまん!
それラリ

茶番パートはそろそろオシマイだ!
それスタ!

………………………………

騎馬1「フーム…このような施設を作るとは、人間の技術力も中々発達したようだなァ〜?」プカプカ

騎馬2「MUUUUUUUOOOOOOOOOOOOーッ!!」ザバザバザバザバ!

騎馬3「フッ!和無有のヤツ、流れるプールに逆らって泳いでおるわ…怒られるからやめておけィ!」

青ピ「あいつらイキイキしとるなー」

土御門「多分一番はしゃいでいるぜい」

姫神「あれ…?そういえば上条ちゃんはどこに行ったんですぅ〜?(棒)」キョロキョロ

吹寄「聞いてて辛いからやめなさい」

・・・・「」

小萌「さっきまでいたのに…どうしたんでしょう?」ハテ…

土御門「…あー、オレちっと探してくるぜい!点呼とらなきゃならんしな!」タタタ-ッ!

青ピ「おっ、おい!?いきなりどしたんや!!」

食蜂(さーて…みこっちゃんは末っ子ちゃんにデレデレだし、近くを歩き回って暇つぶしを…ん?)ピタッ

食蜂「世界の不思議生物ヒトデ祭りィ〜?ずいぶんマニアックねェ」

食蜂(…でも一応見とこうかな)スッ


コポコポ…

食蜂「えっ!?これってあの『ウチノミナンカイヒトデ』なのォーッ!?すっげー…実物は初めてだわ!!」ピタ-

食蜂(えーっと…確かその特徴は)


食蜂・??「「腕の先端に二個の大きな骨片がついている」」

食蜂「だったかしら?」

食蜂(…ん!?)ピクッ!

食蜂「い、今の声は…」クルゥ〜


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

上条「…なぜてめーがここにいる」ギラリ!

食蜂「うっ…うおああああああっ!?当麻!?なんでこんな所にッ!!」ビックゥウウウ!!

上条「質問を質問で返すんじゃあねえ…偶然なのか?」

食蜂「グーゼンよッ!しっかしなんて鋭い目でコッチを睨みつけてきてんのォ!?それが愛しの姫君に向ける視線かってーの!」プンプン!


上条「…………」ジ-ッ

食蜂「…ってオイイイイイイイーッ!!無視してんじゃねーぞコラァアアアアーッ!!」ウガ-!


上条「どうやらコイツは新種みてーだな、つい最近見つかったらしい」ジ-

食蜂「えっマジ?どこの海で発見されたの?」ジ-


「お、おい…!あのカップル水槽の前から動かないぞ!?」ヒソヒソ

「どんだけヒトデ好きなんだ…?」ヒソヒソ

く…くそッ!
追いついてしまったッ!
うおおおおおッ は…早く『続き』を読みたい!
この『中毒性』ッ!アグレッシブな『誤植』ッ!!
まさかこの>>1、スタンド使いじゃあないのかッ!?


と、このくらい言っとけば速筆になるよな(必然)
過去作とかないのかい?

…スッ


???「…そろそろ」


イン「あっ!いたいたー!とうまーっ!!」タタタ-ッ!

上条「ン…?」

食蜂(へ?新キャラかしら?)

打ち止め「罪男さーん!こんにちわってミカサはミカサは元気よく挨拶してみる!」

一方「こんちわッス!やっぱココにいたンすねェ〜」スタスタ

5号「ねえねえお姉さま!あそこにせんぱいと一緒にいるのとうまくんじゃない?」

美琴「えっ!?」ビクウッ!





???「頃合いだぜい…」ニヤリ…

美琴「せ…先輩!!いつの間に見つけたんですか!?と、というか来てたアンタ!?」ワタワタ!

食蜂「えぇ〜?抜け駆けしてたわけじゃないんだけどナー?」ニヤニヤ

イン「あれ?また新ヒロインかなとうま」ナレタカモ

上条「てめーが来てるのは知ってたがビリガキまで…しかも5番目の妹もいるという事は全員いるっつー事か…?」

5号「おふこーす!そのとーり!」ピョンピョン!

一方「全くの偶然なンすよ!グーゼンチケット貰ったンで」

打ち止め「ねえねえ、お兄ちゃん」クイクイ

一方「アン?何だよ?話の途中だぞ」

打ち止め「あのね!天井のあの電飾が…」スッ

チカッ…チカッ…

一方「ハァ〜?タダの故障だろォ?」

打ち止め「違うのっ!!」

一方「だから俺たちが気にする事じゃあ…」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

打ち止め「『たった今』…『突然』ああなったの!それにあの光り方…何かおかしいよっ!」

一方(光り方だァ…?おかしいってどこらへんが…)チラリ




…カッ!!

一方「うおッ!?」

打ち止め「きゃっ!!」

ワ-ワ-!ナンダ!?キカイノコショウカ!?メガ-!メガァ〜!


美琴「ううっ!?」

食蜂「うわ!いきなり何よこの光!?」

5号「ま、まぶしい〜!目が開けられないよ!!」

カァアアアアアアアアアアアアアアアア……!!

イン「お、おかしい…!光が消えないんだよ!?」

上条「こいつは…うぐっ!」ガクリ!

一方「や、ヤベェ!反射するヒマも…!」ガクガク

打ち止め「う…うう…立って…いられ…………な……」パタッ…

5号「あ、あたまがぐるぐるするよぉ…」ペタン

美琴(だ………め……意識が………)


………………………………………












打ち止め「…………うっ?」パチリ…

打ち止め「くそったれ…まだ頭がガンガンするぜぇ〜…一体なんだってんだぁ!?」ムクリ

打ち止め(うぐぐ…目がまだくらんで…)ゴシゴシ…





打ち止め「…………………アレ?」ピタッ


シィ-----ン

打ち止め(おれの…顔ってこんなプニプニしてたか…?)ペタペタ

上条「う…うーん…」グググ…

打ち止め「あっ!上条…さん?」

打ち止め(なんか視点が…低い!?低すぎるぞ!?)

上条「うーん…まだ頭が痛いんだよ!ミカサは大丈夫?」ゴシゴシ

打ち止め(……………………まさか)

上条「あれ…?ミカサ、身長が縮んでる…?あれあれ?」キョトン



打ち止め「まさかっ…まさかッ!?まさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかウソだろぉおおおおおおおおおおおおおおおーっ!!」ダダダダダダッ!!

上条「ど、どうしたのミカサ!?…ってわたし、こんな手おっきくない…はずなのに…?」

ダダダダダダダダダダダダ

打ち止め「ウソだ…ウソであってくれぇっ!!ウソじゃねーならッ!」

打ち止め(水に映った…おれの顔はっ!!)サッ!!



ドドドドドドドドドドドドドドド


打ち止め「…やっぱりっ!!『東方道行』じゃあねえっ!!『ミカサ』の野郎だ…おれの体が!妹に!妹になっちまってるゥウウウウウウーーッ!!ヒィイイイイイイイイイイイイイーッ!!」

ドォーーーーz__________ン!!

更新しつつオハヨウゴザイマスドスエ!
>>50このシリーズが実際完全初見なのだ!
続きは午後から昼寝ラリホー

一方「うーん…よく寝たってミカサはミカサは…」ムニャムニャ

上条「えっ…えええええええええええーっ!?体が!顔が!とうまになってるぅうううううーっ!?理解不能!理解不能なんだよ!?」ペタペタペタ!

打ち止め(オレ→ミカサに!上条さン→ニコラ(仮)に!?こいつは『魂』が入れ替わったってことなのか…?)ダラダラ…


ウ…ウワァアアアア-ッ!オレガイル!?オッ、オンナニナッテルゥウウウウウウ!?アイエエエエエエドッペルゲンガ-!?ドッペルゲンガ-ナンデ!?

打ち止め「周りでも同じことが起こっていやがるっ!!ウソだろぉ…ファンタジーやメルヘンじゃあねーんだぞっ!!」


「…やれやれ」

打ち止め「ハッ!?」

打ち止め(こ、この口調はまさか…)クルゥ〜

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

インデックス「どうやら…かなりめんどくせえ事になったみてーだな」ギラリ!

打ち止め「かっ…隠しきれないこの凄みっ!!やっぱ上条さんっすか!?」

イン「目が覚めたらこうなっていた…道行、おめーもそうなのか?」

打ち止め「は、はいっ!おれはコイツ(ミカサ)と入れ替わっちまったみてーで…訳が分からないっす!!なんかの能力か!?」アワアワ

イン「落ち着け、なら俺たちの身体は…」


上条「うわああああーん!とうまー!とうまー!あれ?今はわたしがとうま!?とうまがわたしでわたしがとうまで!?」

一方「はわわわ…大変な事になっちゃったってミチユキはミチユキは慌ててみたりー!」ピョコピョコ!

打ち止め「きっ…気持ちわりィイイイイイイーッ!!なんで口調合わせてんだおめーっ!!」オエ-ッ!

イン「……………」

上条「とうま!これって能力!?それとも…」

イン「恐らく『魔術』だろう、こんな能力は聞いたこともねえし規模が大きすぎる…やるとしたらレベル5じゃなきゃ不可能だぜ」

打ち止め「ま、魔術って前のパツキンが使ってたアレっすか!?じゃあそいつらの仲間とかが…!」

イン「そうとも限らん、『ここ』と違ってあっちはかなりめんどくせえ体制だからな」

上条「ていうかとうまにはこの『拳』があるのに…なんで魂が入れ替わっちゃったの!?魔術なら無効化できるはずなんだよ!」

イン「おれの能力はあくまでも『両腕』にしかない、頭をやられちまったら自分で掴むかしなきゃあ術の効果は消せねーんだよ…」

上条「そ、そんなぁ…」

イン「しかし身体が入れ替わってもどうやら『能力』はそのままらしい、妙な感覚だがハッキリと分かるぜ」グッ…

打ち消す「ま…まじだ…能力は『ベクトル操作』そのまま!能力が魂ごと入れ替わってやがるのか…!」キュイ-ン…

一方「確かにミサカネットワークがのぞけるけど…なんだろこの感覚?なんだか…しっくりこないような」ウ-ン

上条「なんだか記憶能力にうっすらもやがかかってる感じがするんだよ…」ウ-ン

イン「『能力』には適した『身体』がある、本調子じゃねーのは当たり前だ」

打ち止め「で、でも上条さんの能力ならアタマに触れば元に戻るんじゃないっすか…?」

一方「その手があったねってミチユキはミチユキはナイスアイデアをたたえてみたり!わたしすごーい!」ワ-イ!

打ち止め「だからその口調やめろぉ!!」

上条「じ、じゃあとうま!早速…」

イン「無理だ」

一方「…えっ?」

打ち止め「へ…?」

イン「もうすでに自分で試した、なんの手応えもねえ…ましてや能力がかけられた痕跡も消えていやがる」トントン

上条「と、とうまの力が効かないの…?そんな…ことって…」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

イン「『魂』がガッチリと『身体』に固定されている…まるで最初からそうだったようにな、おそらくこのままだと…」

打ち止め「このままだと…?」ゴクリ

イン「…この『身体』で生きていくハメになる」




エッ…

一方・打ち止め・上条「「「ええええええええええええええええええええええええええええええええええーッ!!!!!」」」ガァーーーz_____ン!

多分この話で人物名を何回かミスります
先払いケジメラリホー!

SS誤爆兄貴に草
それではスタート!

打ち止め「か…勘弁してくれぇ!このまま一生幼女として生きていくなんていやだーっ!!」オロロ-ン!

一方「まだミカサ成長するからね!?」

イン「落ち着け、おそらくこれを意図的に引き起こした奴がいるハズだ…そいつを叩けば元に戻るだろう」

上条「で、でもここにはたくさんの人が来てるんだよ!そんな中からどうやって見つければ…」

イン「そうだな…俺の知ってるヤツで一番怪しいのは」チラリ




食蜂「アタシ…でしょ?うぐっ…」グググ…

イン「起きてたか」

イン「えっ!?と、とうまの友達さんが!?」

食蜂「残念ながら不正解、こっそり聞き耳を立ててたケド…マジで入れ替わっちゃってるみたいね?あんたのドスの効いた井口ボイスを笑ってやりたいとこだけど…そんな余裕は無いわねこりゃ…」ゼェ…ゼェ…

上条「へ…?あなた…入れ替わってないの!?」

イン「やはりか…助かったのは『能力』ゆえか?」

上条「能力…?」

食蜂「助かってねーわよ?めんどくさいから簡単に説明するわね…アタシは精神系の能力者、それゆえ基本的には他のヤツからの精神攻撃はプロテクトできる…にしても今回はフィードバックがヤバいわ…立ってられねー」フゥ…フゥ…

イン「見てみろ…横のビリガキが目を覚まさねえ、キゼツしてるみてーだな」

美琴「……………はへ…」キゼツ-

上条「じ、じゃあ入れ替わりかけたみことがはじかれちゃったって事…?」

食蜂「そーゆーことね、つーかなんなのよいきなり!?何がどーなってるのよ!?クソ!」

イン「ビリガキと一緒に休んでな、この状況はおれが何とかするぜ…やれやれ、しちめんどくせえ事になったな」

食蜂「しっかし…ククク!『なんだよ』口調のアンタ!!めっちゃくちゃオモレーわッ!傑作だわこりゃあ!うははーっ!」ゲラゲラゲラゲラ!

イン「…………」

上条(と、とうまにこんなこと言えるなんて!一体どういう関係なの…?)ゴクリ


打ち止め「うぐぐ…おれはこれからどうすりゃ…風呂にいったらどっちの湯に入ればいいんだぁ…」ヨヨヨ…

3号「あらあら、逆に考えて下さいな?入っちゃってもいいさと」ウフフ

打ち止め「た、確かにそうか!これは逆に役得…って変態(ドMの)!?居たのかよっ!!」

3号「いいえ、私は3号ちゃんじゃないですよ?私たちも入れ替わってしまったようで…困ったものです」

一方「え〜っと…この信号は1号かな?それじゃあみんなバラバラになっちゃったの…?」

3号「どうやらそのようですね、ほら…」スッ


1号「おお…なんというボリューム感なのだとミサカは姉妹間のギャップに恐れを感じます」ムニムニ

7号「なんかいつもの身体とかわんないなぁ、つまんなーい!」ポヨンポヨン

2号「これが…2号ちゃんの身体ッ!いいわぁ〜!つるぺたでカワイイッ!!」サワサワ

10号「や…やめろぉーっ!!アタシの身体に触んなァアアアーッ!!」

4号「なんだか………いいにおいするね、とうまくんとみちゆきくん」スンスン

上条「ひゃっ!?」ビクッ!

一方「く、くすぐったいよ〜!ってミチユキはミチユキは…」

6号「うへへ…まるで乙女ゲーの登場人物みたいですねぇ…」ジュルリ

5号(な、なんだか…かわいいです二人とも…はい///)

8号「隠れ腐女子の世界を持つ私には…素晴らしいッ!新たな世界線の世界に私は来たのかッ!!」カッ!

9号「アーッ!入れ替わり!?自分に痛めつけられるプレイしていいですかッ!?アーッ!」ビクビク 


3号「まあまあ…誰が誰だかわからなくなっちゃったわ」ウ-ン

打ち止め「一瞬で誰が誰だか分かったんすけど」

気の強い10号ちゃんもステキッ!
短めそれラリ

エンゼルフォールの設定がしち面倒くさかったのでこのSSではシンプルにしました
簡略化スタート!

イン「オイ、この『魔術』について思い当たるのはあったか?」

上条「うーん…これは多分『御使堕し(エンゼルフォール)』だと思うんだよ」

食蜂「エンゼルフォール…?魔術なんだか何なんだか分かんないけど、それがこのクソッタレな事態を引き起こしてるってワケ?」

上条「うん!『術者』が『媒体』を使うことによって広範囲の人間の魂を入れ替えるっていう大魔術なんだよ、こんなことができる魔術師はそうそういないはずなんだけど…」

食蜂「話がSF過ぎてワケ分かんないわ…あたし達の能力も大概だケド」

イン「そういう事なら解決方法は二つだぜ、ひとつは『術者』をブッ飛ばして元に戻させる手」

食蜂「ふたつめは『媒体』をブッ壊す手…こんなとこかしら」

上条「むむむ…『媒体』には探すアテはないし、『術者』の方は心当たりはほとんど無いし…どうやって探せばいいのかな?」

食蜂「…いや、『術者』の方は何とかなるかもしれないわ」

上条「え…?」

食蜂「これは何らかの意図があって起こった事、つまり引き起こした張本人はなんの影響も受けず平然としてるんじゃない?」

上条「それなら見分けがつくかもしれないけど、演技でもされてちゃ見分けがつかないかも…」

食蜂「それだけじゃあないわ…ソイツは『アンタ達』を狙った可能性もあるんでしょ?なら黙っててもアッチから接触してくる可能性もゼロじゃあないわ」

上条「た、確かにそうかもっ!私の身体になっちゃったとうまに襲いかかってくるかもしれないんだよ…!」

食蜂「ま、こんなとこかしら?当麻も同じ意見でしょ?」

イン「ああ、異論は無い」

食蜂「ビンゴォ!アンタの考えつくような事は大体思いつくってーの!」ケケケ!

イン「…うるせえ」

上条(うーん…この二人の関係って、本当になんなんだろ…?)

言うだけ野暮だがエンゼルフォールみたいな全身に作用する魔術や能力って
幻想殺し持ちには効かないんじゃなかったっけ?

>>82
このSSではエンゼルフォールを『脳内の記憶を入れ替える』魔術としております
だって入れ替わった方がおもしろいじゃあないかァ〜?
(原作ファンの方本当にすまん)

カッコ表記をすると書くのがキツくなるから勘弁だ!
キアイで為せば成るスタート!

…………………………………

3号「なるほど…私達シスターズに『媒体』の方はお任せくださいな」ニコリ

1号「ミサカ達全員でそれらしいものを探せばいいのですね?」

イン「分かった、おめーら(インデックスと打ち止め)はシスターズの奴らと共に行動しろ」

一方「はぁーい!」

上条「了解なんだよ!」

イン「あとその『なんだよ』口調を今すぐ止めろ…虫唾が走る」

上条「えっ!?そ、そんなこと言われてもこれは口癖なんd(ry…なのにっ!」

2号「そうですよォ…カワイイじゃないですかァ〜」ユラリ…

打ち止め「ゲッ!?変態!?(レズの)」

イン「…それ以上近づくな」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

2号「いいや!もう我慢できませェん…東洋のツンデレロリ水着少女ッ!はぁああああ……いただきまぁああああああああああああああああーすッッッッ!!!」ドヒャォオン!!

4号「……はやい」

2号「や、やめろ!アタシの身体だぞォーッ!?」

イン「………」ガシッ

2号「へ?」ピタ

グンッ!

イン「おらぁああああーっ!!」ブゥウウウウンッ!

2号「グ…グワーッ!!」ボッゴォオオオオオン!!

9号「アーッ!これはイッポンゼオイ!?スゴイ!」

6号「なんかすごくデジャブですねぇ」クラッタワコレ

イン「これ以上おれの身体に触れるな…」クルッ…

打ち止め「お、おれも行くっすよ上条さんっ!!」タタタ-ッ!


2号「く…クーデレ…ロリ…ああ…」ピクピク

10号「あああああああああ!!アタシの身体がァ〜ッ!!」オロロ-ン!

5号「2号姉さんが一番不憫ですぅ…」

食蜂「みこっちゃんじゃね?」

美琴「」チ-ン

騎馬3「ヌウウウウウ!?一体どういうことだ!!身体が入れ替わってしまうとは…」

幼女「かかしさま!ひろしさま!わたしです!わむうっ!」バッ!

騎馬1「ふぇぇ…近くで逆走してた柱みたいなお兄さんと入れ替わっちゃったよぉ…」メソメソ 

騎馬1「なんとまあキツい絵面よ」


打ち止め「やべえっすよ…あちらこちらで混乱が起こってるみてーだ!」

イン「手がかりが無い以上こちらも『アタリ』を見つけるしかねえ、最悪のパターンは逃げられてる事だがな…」

打ち止め「そ、そんなっ!?早くみつけねーと!なんかとかアタリを引く方法は…!」

イン「方法ならある、そいつは…」

「…見つけたぜい」ニヤリ…


ザッ!

土御門「おう?上やんのとこのシスターじゃねーか!何してんだこんなとこで?」

イン「…!!」

打ち止め「な、なるほど…ってアレ?上条さんの知り合いっすか?」

イン「てめえ…『入れ替わって』ねえのか、土御門」

打ち止め「えっ…?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

土御門「なんてな…隠すつもりはない、お前に用があるのだからな…『上条当麻』」フフフ…

打ち止め(こ…こいつ!何故上条さんがニコラと入れ替わってるのを知ってんだ…?)

土御門「それに『第一位』もいるとは都合がいい、お前にも言っておくことがあるんでな」

打ち止め「ん…んなっ!?」

先払いケジメしているのでごあんしんください
遅い時間だけど更新スタート!

土御門「その『打ち止め』の中にいるのは一方通行…いや、『東方道行』と呼ぶべきか?」

打ち止め「か、上条さん!こいつは一体…!」

イン「普段のあの態度…あれは芝居だったわけか?」

土御門「その通りだ、『監視対象』に気づかれるのは都合が悪い…今は違うがね」ツカツカ…

打ち止め「監視だぁ…?てめー学園都市の上の奴らのスパイかなんかか!?」

土御門「その事について今から話す、その身体なら都合がいい…不信感を持って襲いかかられたら勝ち目はないんでね」ニヤリ

イン「…なるほど、今までおれは『監視』されていたのか」

土御門「ああ、騙して悪かったがこちらの話を聞いてもらおう…そうすれば危害を加えるつもりはないぜ?」ニヤニヤ

イン「………」ユラリ

打ち止め「………え?」

土御門「ん?」







イン「…おらぁあああああああーっ!!!」ボッゴォオオオオオオオオ-ッ!!

土御門「ぐっ…ぐっはぁあああああああああああああああ!?!?」ドグシャアアアアア-ッ!!

打ち止め「えっ…ええええええええええええええええーっ!?金的っ!!」イタソウ!

イン「ガキの体でも動かし方次第でダメージは与えられる…ましてや急所ならな」ツカ…ツカ…

土御門「ぐ…おおお…!上条当麻…お、おれの話を聞いて…」ガクガク


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

打ち止め「本当に…やるんすか上条さん!『怪しい奴』は!!」

イン「『全員』ブチのめすッ!!」ギン!

土御門「よ、よせ!!そんな作戦やるなんてお前のキャラではないだろう!?原作でもそこは黒歴…」

打ち止め「問答無用っ!どらららーっ!ベクトル子供ぱーんち!!」ポコポコポコポコポコ!!

イン「おらっ!おらおらおらおらおらーっ!!ゲシゲシゲシゲシゲシゲシ!!

土御門「ぐおわあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」ボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴ!!!

…………………………………

イン「お前の話は分かった…ステイルの野郎達が所属している教団のスパイ、そういう事か?」

土御門「ああ…その通りだ…」ズタボロ-

打ち止め「治療完了っと、そんでおれは前のパツキンの一件で『外』の奴らから目をつけられているってか…」ポンポン

イン「それが嘘ではない証拠は?」ギロリ!

土御門「ま、待てっ!ステイルだけじゃない!神裂火織とも面識がある!!何なら電話してもらっても大丈夫だ!!」ブンブン!

イン「…まあいいだろう、今のところは信用しておく」

打ち止め「殴ったのは悪かったけどよぉ〜あんたもグレートに紛らわしい登場するからいけねーんだぜ」

土御門「す…すまない(なぜ俺はボコボコにされた挙句謝罪を…)」

イン「それでこの状況はお前の想定内か?それとも…」

土御門「想定外だ!俺は元々術に対する防御はしている…この出来事に乗じてお前達に接触するつもりだったんだ!!」

打ち止め「それがこの有様ってかぁ?」

土御門「言うな…気をつけろ上条当麻に東方道行、お前達は内部だけでなく外部様々な組織から目をつけられている…邪魔だと思う奴らも多い」

打ち止め「うっげー!マジかよ?めんどくせえなぁ〜!」ポリポリ

イン「…やれやれ」

土御門(え?そんなので済むのか!?)

イン「今回事を引き起こしたのも俺たちを邪魔だと思ってる奴の仕業か…犯人に心当たりは?」

土御門「あ、ああ…おそらく魔術道具を扱う手練の魔術師だろう、そろそろお前達を襲撃してくるハズだ」

打ち止め「やっぱりか…そんなら迎え撃ってやんよ!落とし前つけてもらうぜ!!」パシン!

土御門「言っておくがおれは表だって加勢はできない…そういう役割だからな」

イン「ズタボロにしちまった奴に期待はしてねえ」

土御門「…頼むから言うな」ズゥ-ン…

打ち止め「上条さん!従業員とかが使う場所とかも怪しいっすよ、見に行きましょう」

イン「分かった…土御門、てめーはステイルのトコに連絡でもして後始末をするように言っておけ」クルッ

土御門「わ、分かった…」

打ち止め「おっしゃぁああ…!待ってろ犯人!!痛い目合わせてやるぜーっ!」タタタッ!







土御門「……………なぜ俺は幼女に命令されているんだ?」ズゥ-ン…

事務所内

イン「気配はねーな…ここもハズレか?」

打ち止め「うぐぐ…!マジでどこにいやがんだ!?そろそろ不安になってきたっすよ…」キョロキョロ

イン「慌てるな、犯人にからしたらおれたちをこのままにしていても『媒体』を見つけられて壊されちまったら意味がないだろう…必ず襲撃してくるハズだぜ」

打ち止め「でもここにいないなら人目をつかないところなんて…ん?」ピタッ




…キラッ

打ち止め(なんだ…?壁とロッカーのスキマになんか光るものが)





???「…えらいねェ〜」

打ち止め「……………は?」


…ズニュ

???「ウクク…その弱っちい『身体』で自分から殺されにきてくれるとはァ〜…おれってまったくラッキーだ『ぜい』!!」ズニュニュニュニュニュニュ!!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

打ち止め「な…何ぃいいいいいいいいーっ!?壁の!壁のスキマからッ!!」

イン「うん?どうした道…」クルッ 

???「ごほーび…あげちゃうぜいいいいいいいいいいいーッ!!!」ドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!

イン「何!?」

打ち止め「あぶねぇ上条さんっ!!ベクトルガードォオオオオオーッ!!」ダンッ!!

ギンギンギンギンギンギンギンギンギン!!

打ち止め「うっ…うおおおおおおおおおーっ!!」ドッバァアアアア-ッ!!

イン「うぐっ!!」ドガアッ!!

ガッシャアアアアアアアアアアン!!

???「チィ〜…おしいねェ、その身体でも『ベクトル操作』は強力だぁ…魔術を使ってスキマに隠れてたのが無駄になっちゃったぜい〜」ジャコン!

打ち止め「ぐ…う…」グググ…

打ち止め(とっさにガードしたが上条さんごと弾き飛ばされちまった…元の身体と比べて格段に能力が弱まってやがるのかくそっ!)

イン「てめーが…犯人か」スクッ…


ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

マレッシー「そうだよォ〜?オレは魔術師『マレッシー』!!今からお嬢ちゃんたちをブチ殺すおじちゃんだよ?よろく…………だぜい?」ニタァ〜ッ

『ア』じゃなくて『マ』です
ラリホーだねェ〜…

よろしく………….だぜい?
に修正!頃合いだとか言ってたのはコイツです

【垣根帝督】
【破壊力:B / スピード:A / 射程距離:B / 持続力:A / 戦略性 : A / うる性 : A 】
主人公勢とどこかで見たようなキャラ以外は特にモデルはありませぬ
しかし時々誰にでも解説王が憑依しますスタート!

打ち止め「なんだぁ〜てめーは!?へんてこ髪型野郎め!!」

イン「満を持して登場というワケか…」グッ!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

マレッシー「その通りだぜい〜?おまえらの存在は俺たちの教団からしたら邪魔でしかねーんだ…だから死んでもらうよん?その身体ごとなぁ〜!!ウヒヒヒーッ!!」

打ち止め「て、てめー…!がきの身体だといえ二人掛かりに勝てると思ってんのかぁ!?なめんじゃねーぞこら!!」

マレッシー「ククク…強がることで俺にプレッシャーをかけようったってそうはいかないねェ…俺には君達を絶対に倒す自身があるんだよォ〜!?」ケケケ!

打ち止め「ぐっ…!」

マレッシー「お前らが今の不意打ちを防御したときの反応で分かるぜい…すぐに反撃に転ずるような持ち直し方でなくッ!『身体』を庇うように動いていた…その『甘さ』こそてめーらの弱点なんだよ〜ん!!」

イン「…………」

マレッシー「おやおや〜?返事がないぞぉ!えらくないねェ!?ケケケーッ!」

打ち止め(ちくしょう…!むかつくが図星だっ!普段なら多少無茶ができるがこの身体にダメージがあるのはマズイ、仮に元の身体に戻ったとしても何があるかわからねえし…)

マレッシー「それにお前らには元々…『弱点』もあるッ!!」ジャキンッ!!

打ち止め「!!」

イン「…避けろ!道行ッ!!」ザッ!


ボウッ!!

マレッシー「ケケケーッ!!食らいやがれぇえええええーッ!!」ゴウウウウッ!!ドンドンドンドン!!

打ち止め「うおっ!?ひ、火の玉と銃弾を同時に!!」ピッキィイイイイイン!!

イン「ッ!!」ダンッ!!

マレッシー「上条当麻!お前には『能力や魔術ではない武器』!!東方道行!お前には『解析が困難なもの』が弱点なんだろおおおーっ!?オレってえらいねェーッ!!ウケケケケケケケーッ!!」ドンドンドンドン!!

打ち止め「な、なんだこの炎!?発火能力(パイロキネキス)とは別物の…あ、あづ!あづっ!!」チリチリ…

イン「部が悪いぜ…!一旦引くぞ!!」グルンッ!


ダダダダダダダダダダダダダダダ!!

マレッシー「待て待て待てよぉ〜ッ!!鬼ごっこかァーッ!!」ダンダンダンダン!ゴウウウウウウ-ッ!!

打ち止め「くそ…!追ってくんじゃあねーっ変態が!!」ギャインギャイン!

イン「お前は銃弾、おれは炎の方を消す…スキをみて仕掛けろ!」パシュパシュパシュウン!!

マレッシー「スキだあ!?みせるわけないねェ!!イヒヒヒヒーッ!!」ダダダダダダダ!!

…バタンッ!!

打ち止め「はぁ…はぁ…はぁ…!!」ゼエゼエ

イン「フゥー…」

マレッシー「おいおいお〜い?どこいったのかなお嬢ちゃんたちィ〜…?」ツカツカツカ…


打ち止め「とりあえずこの従業員の風呂場でやり過ごせたみたいっす…!しかしこの身体はスタミナがなさすぎて…き、きっつ…」フゥ…フゥ…

イン「奴自身の身体能力は大したことはない、コッチがガキだから強く感じるだけだぜ…しかしこのままじゃあやられるのはコチラだな」

打ち止め「れ、冷静に分析してる暇じゃないっすよ!?撃退するかもしくはあいつら(妹達)のとこまで逃げるかしなきゃあ…!」







「………いやぁ?どっちも『無理』だねェエエ〜?」ズニュウウウウ…


打ち止め「…ハッ!?」クルッ!

イン「何…!扉のスキマから…うぐっ!!」ガシッ!!


ザブウンッ!!

打ち止め(うっ…くあっ!がぼっ!!)ザブザブ!!

イン(うぐっ…ぐぐぐっ!!)ガボガボ!!

マレッシー「ざぁ〜んねェ〜んでしたァーッ!俺の一番得意な魔術は自分をペラッペラにしてスキマを移動すること!!コンドームみてぇになァアアアーッ!!」グググググ…!

イン(マズイ…浴槽に…!)ブクブク

打ち止め(沈められて…い、息が…できな…!)

マレッシー「大きい声じゃあいえねーがな…俺は弱いものいじめをするとスカッとする性格なんだ」

打ち止め(ぐっ…!え、演算ができねぇ!)

マレッシー「変態的な性格かなァと思うんだがね…自分で『変』と思ってねーなら『変』じゃあねえってことだよなァ〜ッ?」ニタァ〜ッ

イン(ぐっ…ごぼぼっ!!)


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

マレッシー「ハッハッハー!てめーらもうおしまいだああああああ!!このマレッシーが!!学園都市の最高戦力を二人まとめて殺ってやるぜぇええええいッ!!」

打ち止め(う…ぐ…………)

イン(が…………………)




…ゴボゴボ

シィ-ン……

マレッシー「静かになった…もう逝っちまったのかァ?ガキだからしょうがないのかねェ〜?ヒヒヒヒヒヒーッ!!」

マレッシー(どれ…死に顔を見てやるかァ〜ッ!!)ソォオオオオ…








打ち止め「………….」ジ-ッ

イン「……………」ジ-ッ

マレッシー「……………へ?」

…ザブゥウウウウウ-ッ!!

イン・打ち止め「「お(ど)らぁあああああああーーーーっ!!」」ゲッシィイイイイイ-ッ!!

マレッシー「ぎゃ…ギャプゥーッ!!」ゴッシャア!!


ズザァアアアアアアアア!!

マレッシー「は、はがっ!!ハガ(鼻)がッ!!ハガがーッ!!」ジタバタ!

打ち止め「はぁーはぁーはぁー…!『手』はでねーが『足』はだせた!!息を止めてたら覗き込んでくると思ってたぜぇ!!」

イン「ふぅーふぅー…油断したスキに蹴りを顔面に叩き込んだだけだがな…」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドド


マレッシー「う…うええ…!いてえよお〜!えらくないッ!ぜーんぜんえらくなーいッ!!」ウ-ウ-!

イン「形成逆転だぜ…覚悟しな」

打ち止め「さぁ〜て…やっけてやるぜ!マレッシーのおじさんよぉーっ!!」ヘッ!

この二人はもちろん人間の基本道徳があります
アンジェレネが書いてて可愛かったラリホー!








ルチア?知らんn(ry

騎馬1→案山子カーズ彦
騎馬2→大塚和無有
騎馬3→焼野原ひろし(ディシ)
こんがらがった…スマンスタート!

打ち止め「っしゃああーっ!まずは腹いせに一発!きついの食らえこらぁーっ!!」ダッ!

マレッシー「はひ…はひ…」ガクガク

イン「気をつけろ、油断するなよ」

打ち止め「了解っす!どらぁああーっ!ベクトル子供ナックルぅうううううーっ!!」ドッシュウウウウ!!





…ガシッ!!

イン「…何!?」

マレッシー「へ…へへへ…おしいねェ…」グググ…

打ち止め「お……俺の拳を止めやがった!!(弱体化してるとはいえ)プロボクサー並みの威力はあるはずだぞっ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

イン(ヤツの筋肉が…膨張している!?)

マレッシー「残念だぜい…俺は『肉体強化』の術も使えるんだねェ!!ヒヒヒヒヒヒーッ!!」ブゥウウウウウウン!!

打ち止め「うっ…おああああああ!!」ドッサアアアア!!

イン「道行ッ!!」

マレッシー「ウヒッ!!」ドシュンッ!!

イン「がっ!!」ガッシィイイイイ!!

マレッシー「ククク…瞬発力だって強化されてるんだぜい?お前の手に掴まれちまったら能力は解けちまうが両手の力を緩めるつもりはねェーッ!!」ギリギリギリ…!

イン「うっ…ぐっ!!」

打ち止め「か、上条さ…」ググ…

マレッシー「おめーは後だ東方道行ィイイイーッ!!」グシャアッ!!

打ち止め「うげっ!!」

マレッシー「俺に踏まれながら上条当麻が絞め殺されるを見ているといいねェー!!」

打ち止め「ぐ…くそ…!!」キュイイ…

マレッシー「おっと!能力を使おうなんて考えるなよォ!今すぐコイツの首をへし折っちまうかもしれないぜい〜?」ギリイッ!

イン「がはっ!!」ゴフッ!

打ち止め「か、上条さんっ!!」


ドドドドドドドドドドドドドドド

マレッシー「そうだ!そこでコイツがゆっくりと絞め殺されるのを見てろッ!今度こそ死ね!おれって…おれって!おれっておれって!!えーらーいーねェエエエエエエエエーーーーッ!!」キヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ-ッ!!

イン「が…!」グググ…

マレッシー「無駄な抵抗はやめなァ〜!?大の大人の力に勝てるわけねーだろォオオオーッ!」

イン「ぐうっ!?」ブチン!

マレッシー「ハハハーッ!最後の抵抗がそれかい!『おれの袖のボタン』を千切っただけ!!しょぼいねェ〜!?」ヒヒッ!





イン「…………………いや」ギギギ

マレッシー「あ?」

イン「これで…いいんだぜ…『ボタン』を千切った事が…!」ギン!

マレッシー「ハァ〜?何を言って…」


打ち止め「その…通りっ!!」パシッ!

マレッシー「あっ!?」

ドドドドドドドドドドドドドドドド

打ち止め「これで…『弾』が出来た!てめーの脳天に叩き込むためのなぁっ!!」ギュウウウ…!

マレッシー「…ハッ!!『弾』って……まさかッ!?」

打ち止め「気づくのが…遅えんだよぉおおおーっ!!」ドッゴォオオオオン!

…メリイッ!!

マレッシー「あっ…………ぎゃああああああああ!?」ボゴオッ!!

ベシャアッ!

打ち止め「ふぅ〜…大丈夫っすか上条さん?」ムクリ

イン「ああ…よくおれの作戦を理解したな、うれしかったぜ」フッ

打ち止め「へへへっ!おれだって成長してるんすよ!」エッヘン!

マレッシー「あ…あばっ…あばっ…!」ガクガク


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

打ち止め「さぁ〜てと…今度こそ!」

イン「トドメだぜ…」グッ!

マレッシー(し…しまった!こ、この二人は子供の身体でもッ!『やる時はやる』!!)


…グンッ!!

インデックス「おらおらおらおらおらおらおらおらおらおらーっ!!」
打ち止め「どらららららららららららららららららららららーっ!!」
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!!

マレッシー「性格だったァアアアアアアアアアアバババババババババババーーーーーーッ!!!」ボッゴォオオオオオオオオオオ-ン!!


マレッシー38歳独身 再起不能!

ドォーーーz________ン!

マレッシー「あが…あば…」ピクピク…

打ち止め「ふぃ〜…登場まで結構なレスがあったのに割と呆気なかったっすね!」

イン「後はコイツに『媒体』の場所を吐かせるだけだ、ミサキのヤツにやらせるぜ」グイッ

打ち止め「あの…いっこ聞いていいですか…?」

イン「何だ?早く戻るぞ」

打ち止め「い、いや!あの金髪のねーちゃんとどういう関係なのかなーって…思いまして、はい」

イン「…前に言っただろう?ただの『古い知り合い』、それだけだ」ズルズル

打ち止め(知り合い…あんなに『似てる』のに?いや、似てるって訳じゃねぇよな…なんつーか)ウ-ン

イン「時間がもったいねえ、とっとと行くぞ」スタスタ…

打ち止め「あっ!ま、待ってくださいよー!!」タタタッ!

………………………………

青ピ「上条ちゃーん!これは一体どういう事なんですか!?私たちの身体が入れ替わっちゃったんですぅ!!」

小萌「流石に自分がロリっ子になるのはシャレになれへんて!!」

姫神「ちょっと上条!なんとかしなさいよ!!」ガ-ッ!

吹寄(な、中身が変わったら(私の体でも)マトモな台詞が言えた!?)

上条「あ、あの…わたしはとうまじゃなくて…えーっと」オロオロ


3号「食蜂さん、お身体は大丈夫ですか?私たちの方では『媒体』を見つけられないままですが…」

7号「それっぽいのはどこにもないよー!もうこのままでいーんじゃない?」

10号「良くないッ!ぜーんぜん良くないッ!!」アタシノカラダ!

食蜂「あー…やっとこさアタシも調子が戻ってきたわ、当麻たちがさっさと犯人をぶっ飛ばしてくれればいいんだけどねェ…」ムクリ 

美琴「うーん………あれ、先輩?私…何やってたんだろ…?」パチリ…

食蜂「おっ!みこっちゃんも目が覚めたか、それじゃあアタシ達も行動を…」




…オオ-ッ!!ミロヨ!アノヒトッテマサカ…ホンモノ!?ワ-!スゴ-イ!!

食蜂「…ん?」クルッ

パシャ!パシャパシャパシャ!!

インタビュアー「新曲『その血の記憶』についてなのですが!初期の批判がウソのように『聴けば聴くほど中毒になる』と大ヒットとなりました!これはまさか狙っていた事なのですか!?」

ミュージシャン「Of course!(もちろん!)聴く人の魂に響くように作ったものだよ?大ヒットはあたりまえ!」フフッ!


一方「うわ〜!すごい人だかり!あの人って…だれ?」

小萌「なんやて!?白い兄ちゃん知らんのか!超有名なアーティストやで!!」

青ピ「あの人の名前は『To-ya!』世界を股にかけるアーティストです!はわわ…!本物見ちゃいました!!」アワワ

姫神「チャリティーコンサートがあるのは知ってたけどまさか彼が来るなんて!さ、サインもらいましょ!!」


食蜂「………マジ?」

美琴「す…すごいっ!わたし、名曲『Bloody stream』を100回は聴きましたよ!!先輩もファンなんですか!?」ズイッ!

食蜂「い、いや……ファンっつーか…えー…」

ミュージシャン「…おっ!!」ピタッ

一方「わっ!こっち見たよ!!」

小萌「ちょっと待て…こっちに近づいてきてるで!?」

ミュージシャン「おーい『当麻』!それに『ミサキちゃん』も久しぶり!偶然だなぁ!!」スタスタ!

上条「…えっ!?わたし…じゃなくて!当麻を知ってる!?」

美琴「え、ええっ!?先輩知り合いなんですか!?」

食蜂「あー…」

ミュージシャン「見ない間にさらにでかくなったな当麻…どうだ?学園都市での暮らしは」

上条「あ、あのー…どちらさまですか…?」オソルオソル

刀夜「何とぼけてるんだ?お前の『親父』に決まってるだろ!『上条刀夜』だ!まさか親の名前を忘れたとは言わせんぞ〜?」ハハハッ!

エッ…


「「「「「「「ええええええええええええええええええええええええええええええーッ!?」」」」」」」

美琴「う…うそ!!アイツが…」

小萌「せ、世界的ミュージシャンのTo-ya!の!?」

吹寄「息k…」

姫神「息子ですってェエエエエエエエエーーーーッ!?」

吹寄「」ジブンニトラレタ 

刀夜「君達は当麻の友達かい?俺の息子と仲良くしてくれてありがとうな!」アクシュ!

6号(こ…これはもはや親公認ということでおk!?次のステップへ!?いいんですかァーッ!!)ニマァ〜ッ

1号「なぜ1番ヤバい奴と最初に握手するのかと隠れファンのミサカは嫉妬をあらわにします」

5号「上条さんのお父さん…!た、確かに似てます…はい」

上条「おと…親父!い、今ちょっと立て込んでるんだ…ぜ!だから後で…」

刀夜「おっ!ちょっと待ってくれ当麻!お前に土産があるんだ、マネージャーあれ持ってきて!」

上条「へっ…?」










偶像「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


一方「えっ…」

4号「………………なにこれ?」

刀夜「どうだ?イカしてるだろう!『幸運を呼ぶ像』らしくて会場入りするとき怪しいファンに貰ったんだ!これでお前の不幸も多少は」






…ダンッ!!


イン「おらぁああああーっ!!」
食蜂「オラァアアアアーッ!!」
バッキャアアアアアアアアア!!

美琴「!?」

刀夜「うおおおお!?いきなり何だミサキちゃん!!というか君誰!?」

………………………………

イン「や、やっと元に戻ったんだよ!このまま主人公になっちゃうかと思った…」

打ち止め「それじゃあ乙女ゲーみたいなSSになっちゃうよってミカサはミカサは危惧してみたり」

2号「ああ…アタシの身体が戻ってきた、おかえり!我が肉体よォッ!お前には渡さねーぞコラッ!」ギュッ!

4号(ま、十分『楽しませて』もらったから良かったわ〜…)エヘヘ

小萌「うーむ…一体なにが原因だったんでしょう?」

青ピ「一時はどうなるかと思ったで…あれ?つっちー今までどこにいたんや?」

土御門「いや……ちょっと、な………」 ズゥ-ン…

刀夜「ふむふむ…さっきブッ壊された『像』が原因で『中身が入れ替わっていた』?まるでマンガだな!学園都市ではよくあることなのか?」ハッハッハ!

上条「…あるわけねーだろ」

食蜂(相変わらずトラブルメーカーねおじさん)

一方「ほ…本物のTo-ya!だァ!さ、サインもらっていいですか!?」

刀夜「オーケーオーケー!サインくらいSpecial Thanks!ところで…」

上条「何だ?とっとと仕事に戻れ親父」

刀夜「いや…お前の様子を見れて良かったと思ってな、それにこんなたくさんの友人が出来てたなんて!『変わった』な当麻、安心したよ」ニコリ

上条「…フン」

食蜂「そうそう!当麻の事はアタシがお世話したげるわぁ!」ニィ〜ッ

一方「おっしゃあああ…!上条さンのサポートは任してくださいッス!この東方道行!全身全霊を…」

上条「やかましいッ!」

刀夜「それじゃあ仕事に戻るとするか!みんなも良かったらライブ見ていってくれよな!またな当麻、かあさんにも久しぶりに会ってくるよ」

上条「…あばよ、親父」

食蜂「またねーおじさーん!」

一方(うおお…!今度輝泰と康二に自慢できるぞォ!!)


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

美琴「そんな…そんなッ!!先輩が親公認の関係だったなんて!!ヒロインが…正ヒロインがさらに遠くなってしまった!チクショオオオオオオオーッ!!」オロロ-ン!

食蜂(やっぱ誘う相手ミスってるわよみこっちゃん…)デバンホトンドナカッタシ






刀夜「それじゃあ聞いてくれ!ファーストアルバム『その血の運命』ッ!!行くぜェエエエーッ!!」ワァアアアアアアアアア-ッ!!


To be continued…

色んなキャラの顔合わせ回にしようとしたが途中グダってしまって申し訳ない!
続きは夕方からラリホー!

某所、某日

??「……でだ、俺たちの目的は『実験体』を学園都市で見つけ出す事でいいんだろ?ハッ!簡単な任務じゃねーか!」

???「簡単といっても雇い主から結構な額を出されてるのよ?それに相手の身元も謎…一筋縄でいくといいけど」

??「たいしたこたぁねーって!それに迷子の猫ちゃんにはいくつも『タグ』もついてんだろォ〜?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

???「それもそうね…そのうち一つで必ず釣れるはず、さっそく行動しましょうか?あたし達に『失敗』などないのだから…」

??「おうおう!とっとと任務を済ませて新しいギターを買うとするぜ…フフフフッ!」

学園都市海岸、被害のあった場所

ザザ-ン…ザザ-ン…

打ち止め「うわあ…!前にあった『地震』で地面がすごいことになってるよ!!」

一方通行「特に被害があったのはここらしい…スゲェな、隆起した地面が『壁』みてーになってやがるぜェ」

打ち止め「ちょっと遠くまで見てくるねってミカサはミカサは走り出してみたりー!!」タタタ-ッ!

一方「オイ!あんましあぶねー場所に行くなよ!」

打ち止め「はーい!」

一方(まったく…プールで泳ぎすぎたせいで流石に疲れたぜ、上条さン達と一緒にとっとと帰りゃあ良かったなァ)

一方「あーあー…なんでミカサのヤツもこんなトコに行きたいって言ったんだァ〜?」ポリポリ



…ゴソッ

一方「ン?何の音だ?岩場の方から…」

一方(今物音がしたよな…?多分こっちの方に…)ザッ…ザッ…


チョロチョロ…

一方「…気のせいかァ?地震の影響で出来たデカイ水溜りがあるだけ」



…ズズ
 
「………………く………」ピクン

一方「…………んなっ!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方(な、何だァ!?埋まっている…泥の中に!『女の子』が埋まってやがるッ!!)ズザッ!

少女「……………う?」キョロキョロ…

嵐の予感…
それではラリホー

どんどんいきます!
それスタ!

少女「…………」クルゥ〜

一方「ハッ!!そ、その『顔』!!ミカ………!!」

少女「え…………?」

一方(…ミカサじゃない?すげェ似てるけど何か違うぞ…髪の色は黒いし顔立ちも、そもそも歳も違う…オレと同い歳くらいか?)

一方「お、おいっ!アンタケガしてンのか!?なぜ土の中に!?」

少女「…………」

一方(あーもう!とにかくカエル先生のトコに電話すっか…救急車呼ばなきゃやばそうだ!!)ピッピッピッピ

一方「あっ、どーも東方道行ッス!いきなりですけど人が倒れてるんスよ…場所?○○地区の海岸線で…名前?おい、あんた名前は?」

少女「名前………?」キョトン

一方「…………へ?」

一方(なんか様子がおかしいぞ…!?記憶が混濁してンのか?)

少女「…………」グ…ググ…

一方「おい!何かしゃべってくれよ!あんた大丈夫なのかァ!?」

少女「……………あなたは」

一方「!」

少女「ヒガシカタ……ミチユキというの?名前……」

一方「あ、ああ…」






少女「じゃあわたしは『誰』なの?わたしはこんなところで何をしているの?」

一方「どっ………らぁッ!!」ズザァアアア!!

少女「うっ!」ストン!


ガラガラ…

一方「ハァーハァー…なんだこの穴!?アンタどうしてこンなトコ入ったんだ?何があったんだ?」

少女「はぁ……はぁ……」ゼエ…ゼエ…

一方(…だってこの子胸のリボン以外『何も着てない』んだよなァ〜…マジで素っ裸!うおお…目のやり場に困るッ!!け、結構デカ…)

少女「…………」ジ-ッ

一方「うっ…!」

一方(見れば見るほど美琴ちゃンや妹達…ミカサにも似てやがる!だが…どこかが…)

>>176より先にこっちでした!すまぬ!

一方「え?」


…ブク

少女「………」ブクブク…

一方「ちょっ…!ちょっと!!返事してくれよッ!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方(や、ヤバイッ!!土の下へ沈んでいく…その地面の下は穴なのか!!)

少女「あ…………」ズズズ……

一方「うーっ…うーっ…!」

…ガシィッ!

一方「ちくしょーッ!捕まれ!!こっから出るぞ!脚で蹴ってこっちに来いよォーッ!!」グイイイ-ッ!

ガラガラガラ!

一方(やっべー…『触れない方が』という心の声があったのに触っちまった!だ、だってこいつ…)

…ヒョコッ!

打ち止め「ねぇ〜?お兄ちゃんどうしたの?何かここで大きな物音があったけど」トコトコ

一方(うン…?やっと戻ってきたか、同じ女だしコイツに様子を見させて…)

打ち止め「……!!」ピタッ!

少女「?」

一方「あっ」


ドドドドドドドドドドドドドドド

打ち止め「…う……うううう…」ブツブツ…

一方「おっ…おい!この人は偶然ここに倒れてて!」

打ち止め「なんでなのォ〜…なんでななんだあああああ〜何か言い訳言ってよォ!?わ、わたしのお兄ちゃん!よくも犯罪行為に手を染めてッ!!」ギランッ!

一方(ウッ…そだろォ!?もしかして、まさか!?)


…バッ!

打ち止め「うがぁああああーっ!そんなにその子がいいかァーッ!ってミカサはミカサは某シスターみたいに噛み付いてみるぅうううーっ!!」ガルルルルルルル-ッ!!

一方「だ…だから話を聞けよォオオオオーッ!?」

少女「………」スッ…

打ち止め「へ?」


…パリイッ

打ち止め「…………」ピタッ

一方「アレ?ど、どうした…?」



打ち止め「見え……ない……」

一方「は?」

打ち止め「真っ暗に….なっちゃった!!ま、前が何にも見えないっ!あれ?あれあれあれ!?」フラフラフラ

一方「お、おい!?」





少女「えいっ」ビシッ!

打ち止め「あうっ!?」パチン

打ち止め「………はっ!」

少女「………」

打ち止め「よ…よかったぁ〜…見える、お星様が……はへ〜…」チカチカ


少女「………う」パタン


打ち止め「はにゃ〜…」コテン


シィーーーz________ン


一方「…………なんだこれェ?」

一方(今…何が起こったんだ?オレの妹に?この子は……何をしたんだ?)





ピ-ポ-ピ-ポ-…

これは『呪い』を解く物語…


その始まりで、『呪い』っつーのはある人に言わせりゃあ自分の先祖の犯した罪から続く『穢れ』みたいなもンだと説明する

また違う解釈だと人類が誕生して物事の『白』と『黒』をはっきり区別した時にその時生まれる『摩擦』って言うヤツもいる

…オレの家庭環境も『呪われて』はいるよな、色んな意味で



まあとにかくいずれ『呪い』は解かなきゃならねェ、さもなくば『呪い』負けてしまうっつーか…

この土に埋まってた謎の女の子…一体何モンなんだァ?


どっから来たんだ?


病気じゃねーみてーだが…


そして…『アレ』は、アレはおれの目の錯覚だったかもしれねーんだけど…それともハダカに気を取られて興奮した過剰な自意識か?


…いやいやいや!!断じてねェッ!ハダカ気を取られてるハズねェ!マジだって!!


ピ-ポ-ピ-ポ-ピ-ポ-…


病院に着いたらカエル先生に確認してもらおうか…


でもありえねえよなァ…あの『眼』のことは




『分かれてた』ンだよな…眼が縦に『半分』に、よく見ねーと分からねェけど確かに2つの眼が1つになってたンだ



…それともやっぱ見間違いかァ?



………………………………………………










………………………わたしの名前は








誰なのか……わからない……


この場所はどこなのか?


それもわからない……


白い服と白い帽子…白い靴の人


あれも白い服と白い帽子、白い靴の人……2人


……あの子達は?


「ねーねー6号ちゃん!調整の場所ってこっちであってるかなー?」トコトコ

「おそらく突き当たりの部屋の世界ではないでしょうか」スタスタ

「めんどくせーなー!カエルのおっちゃんもつくづく心配性だぜ!」ポリポリ


胸がどんどん小さくなっていっているのかしら?


わたしも成長していくのだろうか?これからもっと大きくなるのだろうか……

わたしはどこから来たのか?それも思い出せない


チチチチ…


あれは知ってるな…『ヤマガラ』だ、14.5cmととなりのが14.0cm


窓ガラスにとまっているのは『タテハ蝶』、4.3cm


ヤマガラがとまっている木の名前は『ハンノキ』…高さ9m25.5cm



…そして『あの人も』知っている

打ち止め「うっ……うわああああああっ!!お兄ちゃん!この人ベットの間に!!」

一方「うおっ!?ビビったァッ!なンなンだオメーッ!?」

少女「………えへ」ニコ
 
打ち止め「な…なんで…?そんなところで何してるの?」

少女「何って…見ての通り寝てるのよ、しばらくこの部屋からでないでって白い服の人達からいわれてるし」

一方「そうじゃあなくてよー…何でマットに挟まってンだ?」

少女「え?上に寝るものなの?それじゃあどうやって体を圧迫すればいいの?」キョトン

打ち止め「圧迫…?大統領夫人かなってミカサはミカサは推理してみたり」

一方「ま…いいけどよ…見舞いに来たんだよ、オレ達」

少女「お見舞い……」ズズズ

一方「先生に聞いたけど身体自体に外傷はねーらしいし」

打ち止め「もう退院しても大丈夫って………ちょっと!?」

少女「なに?」ズルズル

一方「お…オイッ!脱げてるぞ!?ズボンがパンツごと脱げて…おわっ!?」メカクシー

打ち止め「見ちゃダメーってミカサはミカサはお兄ちゃんを目隠ししてみたりっ!」

少女「そう…あれ?これは?」パカ

打ち止め「ふーっ…知らないの?これは学園都市名物のごま蜜団子ってお菓子だよ!」

少女「ごま蜜団子…」ジ-ッ

打ち止め「食べ方があるんだよ、決して前歯で噛んではいけません!一口めは口の奥で」





少女「うん」ブッチュウウウウウウウウウウウウ-ッ!!

打ち止め「わーーっほらあーーーっ!!奥歯で噛むんだよ!奥歯でー!!」

少女「何よ…これぇえええーッ!ンマイなあああッ!!」パァ-ッ!

打ち止め「もう一個いっちゃう?絶対に奥歯だよ」

少女「うんうん」コクコク

打ち止め「お・く・ば!前歯で噛んじゃだめだからね」

少女「うんうん」コクコク





少女「なによこれッ!?ンマイなぁぁあぁぁーーーーーッ!!」ブッチュウウウウウウウウウウウウ-ッ!!

打ち止め「きゃあああああーっ!アハハハハハハハ!!」

一方「オイッ!食べるのは後にして話聞けよォ!?」

一方「なあ…アンタどこから来たンだ?ガクセーなのか?みたところ高校生くらいだけどよ…」

少女「がくせい……?」

打ち止め「私たちも警察に色々と聞かれたの、ある人はこの前の『地震』で被害を受けた人かもって言ってるよ」

一方「アンタの事について色々と調べてるみてーだが全然わからねーらしいし、船の事故や遭難の報告もない………それと」

打ち止め「『記憶』が……ぜんぜんないって、本当…?」

少女「…………何も覚えてないわ、算数とか文字は読めるし靴の紐も結べる…これがコップで水が入ってるのも分かる、徳川家康とかエジソンとかも知ってる」

一方「しかし自分の事は…」

少女「何も分からない、名前も好きな花も自分が学生なのかどうかもまったく見当がつかないわ」

打ち止め「えーっと…いつから覚えてるとかあるの?」

一方「最初の記憶とかは何だァ?」

少女「……知ってる人は」スッ…

打ち止め「へ…?」


ギュッ

一方「ちょっ……ど、どうしたンだ!?」ワタワタ

打ち止め「あああーっ!お兄ちゃんにくっついちゃダメってミカサは!」ガルル!




少女「あなただけよ、ヒガシカタミチユキ…身長176.5cm地面の上にいた人」

打ち止め「!!」

一方「…ッ!」

少女「この『世界』で…他には『誰』も知らない…」

一方「アンタ……」


打ち止め「……あたってる」

一方「は?」

打ち止め「あたってるの!(おっぱいが)あたっちゃってるってば!!もうっ!!」グイグイ!

少女「?」

一方(…アッ!?し、しまった!もっと感触味わっとけば良かった…!い…いやいやいやいや!よくねェッ!妹の前だぞ!?)ブンブン

打ち止め「ねえ…その胸の『リボン』、いつからつけてるの?土の中でもつけてたそうだけど…」

少女「あ…そういえばわたし、ずっとつけてたんだ…ワタシずっとつけてた?」ハテ

一方「それも覚えてねーのかよ…」

打ち止め「わたし…知ってるよ?このリボンを作った『お店』を」

一方「まっ…マジか!?それって学園都市にある店なのか!?」

打ち止め「ちょっとみせてね…えーっと、『SBRコスメティック』だ!最近ジョシコーセーの間でとっても流行ってるんだって!!」

一方「それならオレも知ってるぜェ!確か学園都市にも支店があったハズ…!」

少女「買ったっていう覚えもない…コレから何が分かるの?」

打ち止め「うーんとね…」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

打ち止め「『売った方は』覚えてるかもって…ミカサはミカサは逆に考えてみる」

メモ機能で下書きすれば誤植は減るが文の抜けが発生するのだ!
どうすりゃいいんだラリホー

まとめて書くからじゃね?
『番号』をふって『仕切り』を入れて、それ見ながら書き込めばミスは減る気がするぜ
それか『ここまで書き込んだ』とか書いておくとかな

この2人はジョウスケ繋がりだったりする
改善重点スタート!

少女「つまり…これを『売った』人にわたしの身元を聞くってこと?」

一方「ふむ…中々妙案だがよォ〜」チラリ


鉄装「行方不明者の事件っと…報告書のためにメモしとかなきゃ」サラサラ

一方「とりあえずこの部屋から出ないでって言われてンだろ?あの人は身内の知り合いだが…許可してくれっかな」

打ち止め「外へ出れないなら私たちが聞いてきてあげるよ!」

少女「……いや」パリッ

一方(うン…?その小さな火花はコイツ(打ち止め)が倒れてた時にも確か…)

少女「そういうことなら…自分のことよ、直接自分で行って自分の目と耳で知りたいわ」

打ち止め「うーん…でもどうやって許可を…」

少女「………」スッ


鉄装「えーっと…発見場所は○○地区の海岸で…」サラサラ

少女「この病室からエレベーターホールまで21m、そして『浄水器』までは14m…次の下行きエレベーターは25秒後に扉が開くわ」シュンッ!

一方「でもあの人結構マジメな人だからなァ…通してくれるかどうか」


…ピッ

鉄装「………ん?」ピクン

一方「…へ?」

一方(今…あの人に向けて火花が)

少女「ミカサちゃん…だっけ?おっぱいの大きさ…AAカップ?いや、AAAかしら」ジ-ッ

打ち止め「えっ!?み、ミカサは成長期もまだだってミカサは…」ワタワタ

…パチン

パチンパチンパチンパチンパチン!!

一方「………なッ!?」

鉄装「?」ジョボジョボジョボジョボ…


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方(な…何だありゃあ!?火花がぶつかったと思ったらあの人の肌に小さな『穴』が空きやがった!そこから水が…!!)

鉄装「なんだろ…急にすごく喉が渇いたな…」スクッ

一方「ちょっと待て…あれはオメーがやったのか!?」

少女「ん、これでOKね!行きましょう2人とも」ツカツカ

一方「お…オイッ!」

打ち止め「あの人の足元に水たまり…?お漏らしかな?」8ゴウモタマニモラスケド

ピンポ-ン、シタニマイリマス…

打ち止め「あれ?なんで?なんでなんでなんで通れたの?」

少女「その店に案内して、お願いね」


鉄装「ふぅうーっ…浄水器があってよかった…いきなりどうしたんだろ?」キュッ

一方「なァ…やっぱ今のはオマエがしたのか…?」

少女「じゃあミチユキは何もできないの?」キョトン

一方(………グレートに話が通じてねェぞ)





鉄装「えっ……えええええええーーーーーっ!?この水たまり!!まさか昨日黄泉川先輩と飲みすぎたから!?いい大人なのにィイイイーッ!!」ウエ-ン!

5号「ねーねー見て見て!あの人8号ちゃんみたーい!」キャハハ!

6号「あーゆうのは見てあげないのが大人の対応の世界です」プクク

2号「見てんじゃねーか…」

続きは朝より
一旦ラリホー!

ショッピングモール、ファッションのフロア

春上「いろんなおしゃれアイテムがあったの!たくさん買っちゃったねー」

イン「さすが話題のSBRコスメ!おかげで財布がさみしくなっちゃったんだよ…にしても、るいこも来ればよかったのになぁ」

初春「誰が電話しても出ませんし…どうしたんでしょう?」

スタスタ…


打ち止め「ふたりともー!こっちこっちー!ここがそのお店だよー!」ピョンピョン!

少女「これすごいわね…ほとんど見えてるゥ!見せてるのかな?」ジ-ッ

一方「ここは下着屋だぞォ!?恥ずいから早く出やがれーッ!!」グイグイ

店員「そこのカップルさ〜ん!このランジェリー、『OKですかぁ〜?YesYesYes!』はオスス…」

一方「いやカップルじゃねーよッ!?」

女店員「いらっしゃいませー!SBRへようこそ!」

打ち止め「わー!オシャレアイテムがたくさん…女子力高まるぅ!ってミカサはミカサははしゃいでみるー!」

少女「あなたまだ小学生じゃないの?」

打ち止め「ノンノン!今はjcもオサレ情報に目を通さなきゃダメなんだよ〜」チッチッチッ

少女「このハートだらけの服誰が着るんだろー」ジ-ッ

打ち止め「話聞いてよ!?」

一方「あー…ちょっとこっち来い、このリボンだけどこの店のッスよね?」

女店員「もちろんです、最近密かに売れ始めている隠れオススメ商品でございます!」

打ち止め「やっぱりこのお店のリボンだ!!」

一方「それで…このリボン、どンな人に売ったとか覚えてたりします?」

女店員「ええ、そちらのお客様が『三日前』にお買いになられました」

打ち止め「え?」

少女「アタシィ?」

…ガタッ!

一方「い…今!この子が買ったって言ったのか!?この店で…三日前に!!」

女店員「え?ええ…その時も私が担当させて頂きましたし…」

打ち止め「やったー!ってミカサはミカサは作成成功を宣言してみたり!!」ブイブイ!

少女(アタシがここで買い物を…アタシはこの町に住んでいたの?)

一方「それでなンスけど…この子の名前とか、分かりますか…?」

女店員「あの〜?失礼とは思いますが、先ほどから一体なんのことでしょうか…?」

一方「あ…いや、この店にはよく来てたのかとかこのリボンの注文書があるのか…っつーことなンですけど」

女店員「そうですね…そのリボンには手直しの注文が入っていますが…お名前はっと」カタカタカタ…

一方「ふぅー…思ったより早くたどり着いたモンだな」

打ち止め「よかったね!もう少しで分かるよー!」

少女「名前……」







女店員「そうですね…『美坂 未來』様でよろしかったでしょうか?」

少女「………『ミク』?」

打ち止め「今言ったのが…!」

一方「おめーの名前だぜェ、『ミサカ ミク』さんよ?」フッ

打ち止め「やっ……たぁあああーっ!おめでとう!たどり着いたんだ…!あなたはミクちゃんだよっ!」ピョンピョン!

少女(ミサカ…ミクっていうんだ、アタシは)

女店員「あのー…お客様?」

一方「いや、ちょいと『住所』どこのヤツだっけと思ったンで…何て書いてあります?」

女店員「ええと…○○学区、258番地204とお書きになられたようですね」

一方「なるほど…面倒かけましたッス!行くぞおめーら!」クルッ

打ち止め「よーし!今度はお家に行ってみよう!早く早くー!」

女店員「…?ありがとうございましたー!」チリンチリ-ン

スタスタ…

打ち止め「それにしてもすごい偶然だよね…顔も私たちにそっくりなのに苗字も『ミサカ』だなんて!」

少女「私たち?」

一方「そこは気にしねーでいいぜェ、確か住所通りだと…どうやら学生寮みてえだなァ?やっぱおめーはガクセーってわけだ」

少女「そう…一体どんな学校に通っているのかしらね」

打ち止め「それもこれもお家に着けば分かるはずだよ!」

少女「うん、まだ思い出せることはないけども家を見れば何か分かるかもしれないわ」

打ち止め「そうそう!それできっと一件落着するはずだよー!」

少女「早く知りたいわ…自分が一体、誰なのかを」キユッ…

一方「…………」

一方(その顔に文字違いの『ミサカ』、謎の能力……出来すぎてるって思ってンのはオレだけかァ?思い過ごしなら何よりだがよ…)カリカリ…

これはもはや『パクリ』ではない…!
これからは『原作まま』と呼ぶ!!
8部片手に書いてますラリホー

俺は『原作』をしらない
つまり俺にとってこれは『オリジナル』なのである

謎の少女
身長165cm程?
歳は一方と同じくらい?
髪は黒の短髪
胸にはリボン(今の服は患者用の服)
スタイル良しッ!
半分くらい「わたしたち」に似てる(打ち止め談)
基本ぼーっとしている
気が抜けるとよく口が開いている
割と話を聞かない

1日またぎでやりますスタート!

◯◯学区、学生寮「つつじヶ丘」

打ち止め「結構おっきなマンションだよ〜!高級感溢れるってミカサはミカサは羨ましがってみたり!」トコトコ!

少女「ここが私の『家』…」

一方「どうやら富裕層の学生が入る高級な学生寮らしいな、おめー結構いいトコの嬢ちゃんだったンじゃねーかァ?」

少女「…そうなのかな、思い出せないけど」

一方「どうやらこの部屋みてーだが…204号室か」

打ち止め「えーっと…」キョロキョロ…

少女「ミカサちゃん何してるの?まさか合い鍵とか隠してるわけな(ry
打ち止め「あった!」ジャ-ン!

少女「……………あったのォォ〜〜〜〜〜?」ポカ-ン

打ち止め「ちょー不用心ンン〜〜!このご時世じゃ危険すぎだよー!」

少女(………アタシィ)

一方「まさかジョーシキ知らずのボンボンだったりするのかもなァ~・・・ホレ、入るぜ」ギィイイ・・・


シィーーン・・・

少女「誰もいないわね・・・あたりまえだけど」

打ち止め「ねーねー!見てみて!この壁にかけてある服!!」

少女「これは?」

一方「セーラー服だな、どっかの高校の制服か?」

打ち止め「ほらほら!サイズもぴったり・・・靴の大きさも!これに着替えちゃおうよ!」

少女「そうね・・・着てみましょう」ヌギヌギ

打ち止め「ち、ちょっと待って!?お兄ちゃんはあっちいっててー!」

一方「へいへい・・・チト大家に話を聞いてくるから何かあったら携帯で呼べよ」ガチャン

スッ・・・

少女「・・・っと、これでいいのかな?」

打ち止め「うんうん!よく似合ってるよー!どこの学校の制服なのかなぁ?」


少女「これが・・・」クンクン


これがアタシの服?


サイズはピッタリだ


でもアタシはいったい何者なのか…


まだ、なにも思い出せない・・・





・・・・・・・・・ゴトン!

少女「!!」クルッ!

打ち止め「っ!?な、何?今の物音は奥から!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

打ち止め「ねえ!誰かいるんですか!?返事してよー!!」

少女「・・・いや、誰もいないわ」

打ち止め「で、でも今の物音は!」


コツ・・・コツ…

少女「ほら、上の階の人の足音よ・・・さっきのもこの音ね」

打ち止め「な…なんだぁ・・・びっくりしたぁ…」フー・・・

少女「さぁ、家の中を見てみましょう」

打ち止め「うん!」

おい、酉ばれてないか!?

>>225
すんません!パソコン入力につきID変わりました

打ち止め「ここはキッチン?うわあ!グリンピースの缶詰とか練りワサビがたっぷり!ゲコ太のキッチングッズもたくさん・・・緑色が好きだったのかな?」ゴソゴソ


ピチョン…ピチョン…


少女(水の音…あっちは)スタスタ


ガラッ

少女「やっぱりバスルーム?水が漏れてる」キュッ


・・・ゴトゴト

少女(この足音、上の階の人かしら?今ちょうど真上に…)

少女「アタシはこのお風呂を使っていたのかな…?でも使った記憶は」チラリ















佐天「………………あ」チャプン…

少女「な……………え?」ピタリ

違うッ! そうじゃなァ~いッ!!

>>228
ア…アイエエエエエエエエエエエエ!?酉セルフ開示ナンデ!?
♯付け忘れた…次の文から別の酉に変わります、すまん!

佐天「…………………」

少女「…………………」


シィーーーーーーーーーーン


打ち止め「ねえねえミクちゃん?何か見つかったー?普段から使ってる歯ブラシとかちょーセクシーな下着とか!」

少女「え…えーっと…ミカサちゃん、聞いて驚かないでね?」

打ち止め「なぁに?どうかしたの?」

少女「……女の子がお風呂にはいってるのよ」

打ち止め「……え?今、何て…」

少女「だからこのドアの向こうは浴室、3m40cmのところに『女の子』がいるの……しかもハダカで」

打ち止め「………」チラリ







佐天「……………」パチャン…

打ち止め「…………」


シィーーーーーーーーーーン

打ち止め「ちょ…ちょっと失礼ぇええええ~~~~い」ソオオオオ


バタン


少女「ね?」

打ち止め「……なんで?中に何故ハダカの女の子がいるの?」

少女「アタシィィ?そんなの知らないわよ」

打ち止め「でっ…………でもでもでもでもでもでも!?!?見間違いじゃないよ!?ほ、ほんとにいたっ!!おっぱいがおっきめな女の子!圧迫だけじゃなくそっちの趣味まで大統領夫人なの!?」ワタワタ!

少女「?」

打ち止め(……あれ?びっくりしすぎてよく見てなかったけど…今の女の子の顔って…)


ガチャン


打ち止め「ちょ…ちょっと再び失礼ぇええええ~~~~い」ソオオオオ





佐天「ミカサ………ちゃん?」パシャン…

打ち止め「や…やっぱり!『佐天さん』だ…お兄ちゃんのお友達の『佐天涙子さん』!!なんでこのおうちに!?」

少女「この子、ミカサちゃんの知り合い…?」

打ち止め「う、うん…何か月か前までランドセルしょってたとは思えないくらいの大きさの女の子なんだけど…どうしたの?何か理由があってここにいるの?」

佐天「……ううう」スクッ…

打ち止め「ち、ちょっと佐天さん!?ハダカなのに立ち上がっちゃダメだよっ!!」オニイチャンガイナクテヨカッタ!

少女「いったい何なのよ…!あなたアタシと何か関係があるの!?ねえ!答えて!」

佐天「ミカサちゃんに…お友達さん?こんな恰好で…信じてもらえないかもしれないけど……」スタ…スタ…

打ち止め「えっ!?」

少女「ッ……!!」サッ!




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


佐天「……助けて、今すぐここからッ!!私を『助けて』ほしいの…!!」ブルブル…

まさか自ら開示するとは思わんかった…
私は>>1本人だ、いいね?
ご迷惑おかけしましたラリホー!

主人公勢のイメージ再録版(基本禁書原作の顔+ジョースターめいた特徴)
・上承さん
身長185センチ
ガッチリ体型だがスマート
顔は原作準拠
目がかなり鋭い
ダブル幻想殺し
ルックスもイケメンだ
基本学生服だ
そういえば襟に鎖ついてた
フラグを乱立(自覚)
家事全般こなせる
つよい
すごい
人間やめた
オラオラ
やれやれ
ヒトデ&ヒトデ

しかしあくまでイメージなのだ!読者の方個々のイマジン重点、画期的な事ですね?
それスタ

少女「そんな妙な状態で信じろと?結構無理があるわね…」グッ…!

佐天「う、ウソじゃないんです!それに私は今動こうなんて思ってもないんですっ!は、恥ずかしい…///」

少女「待って…『動こうと思ってない』?一体どういうこと!?」

打ち止め「と、とにかくそっちに行くよ!今タオルを…」サッ

…チクッ!

打ち止め「へ?あいたっ!!」ガシャン!

佐天「!」

少女「ち、ちょっとミカサちゃん!?いきなり転んでどうしたの!」

打ち止め「い、今タオルをつかんだら何かが指に刺さっちゃって…いたた、ちょっと血が出ちゃった…」ペロペロ

あ、酉みすった…開幕ケジメ!

少女(今のでガラス瓶が割れて散らばっちゃったわね…スリッパを)スッ

少女「…うっ!?痛ッ!!」ドスッ!

打ち止め「え!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

少女「何よ…コレ!?スリッパの中に『画鋲』が貼り付けられてる!!タチの悪いイタズラ!?」ポイッ!

打ち止め「ち、ちょっと待って…このタオル」ソ-ッ…

…ギラン!

佐天「あ…あ…あ…!」ガクガク…

打ち止め「は…針だ!おさいほうに使う針がタオルにいっぱい刺さってる!?これが両手の指に…!」

少女「これは…もはやイタズラじゃあないッ!異常だわ!感覚的に理解できる…これをやったのは『アタシ』じゃない!!」

打ち止め「さ、佐天さん!これって一体何がどうなって…!」

少女「早く答えて!これは『誰』がやったことなの!?」


ドドドドドドドドドドドドドドドドド

佐天「そんな…今のでミカサちゃんは『両手』!あなたは『左足』…間に合わなくなるッ!!」

少女「なん…ですって?」

…バッ!

佐天「やっぱり逃げてください!私の事は置いて…この『印』が出る前に!!」ブルブル

打ち止め「え…う、うわっ!?」シュン…シュン…シュン…!

少女「き、傷つけた場所の血が!?何かの模様にッ!!」グ…グ…

佐天「だ…駄目!『印』がつけられてしまった!!もう…逃げられないッ!!」

打ち止め「さ、佐天さんの両手の両足にもこの模様が!これって誰かの『能力』…そうとしか考えられないよ!!」

少女「ええ…しかもこれは明確な敵意を感じる、アタシ達は罠に『ハメられた』って事だッ!!」

打ち止め「ウソの住所でここにおびき寄せたって事なの…?一体誰が!?」

少女「佐天さん!?あなたは『釣り餌(ルアー)』にされたんでしょう!!早く知っている事を…!」




佐天「…………」チャプン

打ち止め「………へ?」

少女「え…………」

打ち止め「さてん…さん?どうしてまたお風呂に入ってるの…?」

佐天「違うのミカサちゃん…入ろうとなんかこれっぽっちも思ってないの!!でも…身体が……」ブクブク…

少女「ちょっと…大丈夫?」

佐天(………たす)ブクブク

打ち止め「え?」

佐天(たす………けてぇ………!!)ガボガボガボ!


ドドドドドドドドドドドドドドドドド

少女「ま、待って!!あなた『溺れてる』んじゃないの!?早く浴槽から出なさい!!」ガシッ!

佐天(あ……くっ……がぼぼ…!)ググググ…!

少女「この力は…手足で踏ん張っているッ!!何してるの!?ミカサちゃん!手を貸し…」

…ガシイッ!!

少女「うぐっ!?」

打ち止め「う……ああ……!!」ギリギリギリ…

少女(ぐぅうう…!い、いきなり首を絞められた…!?これは…まさかッ!!)

少女「ミカサ………ちゃん!手を放してッ!!」

打ち止め「腕が…腕が離れない!私の意思と無関係に動いてるのっ!!全然力を緩めようともしない!!」ギリリ…

少女(クソッ!たった今理解した…!これは、この『敵の能力』はッ!!)


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

佐天「がぼ…!がぼぼぼぼ!!!」ブクブクブク!!

打ち止め「放して…早くミクちゃんから手を放してわたしのうでぇえええええーっ!!」グググググッ!

少女「ぐうう…!敵の能力は…『傷つけた四肢の自由をコントロールする事』ッ!!それで佐天さんを浴槽に縛り付け!ミカサちゃんにアタシの首を絞めさせているのかッ!!」

ズルリ・・・ズルリ・・・

少女(そしてこの足音…おそらく敵は『上の階の住人』に違いない!アタシの左足も勝手に動き始めている!!)ズズズ・・・

打ち止め「くぅうう…!だ、駄目!!全然いうことを聞かないよっ!!」ギギギギ!

少女「が…は…!!」

少女(いくら子供の力とはいえどこのままじゃ佐天さんもろとも窒息してしまう…!ならッ!!)ヂャリリッ…

少女「お……らぁあああああああっ!!」ズポンッ!!

打ち止め「そ、そうか!『お風呂の栓』を!!」

少女「ミカサちゃん…ちょっとごめんねっ!」ガシッ!!

打ち止め「ご…ごめんなさいっ!!どうしても動かなくて…」


ジョボジョボジョボジョボ……

佐天「……ぶはっ!!ゲホッ!ゲホッ!」ハァ…ハァ…

少女「アナタのせいじゃないわ…ミカサちゃんも佐天さんも巻き込まれただけなのだから…」ゼエゼエ…

打ち止め「あれ…?その左手の血は…」

少女「またしてもハメられた…栓につながっているチェーンに『カミソリの刃』がついていた!助けようとするのも見透かされているッ!!」ポタポタ…

打ち止め「そ、そんな!じゃあ左手も!?」

少女「ええ…操られるのは時間の問題ね」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

佐天「はぁ…はぁ…早く…逃げて下さいッ!!私は3日前学校から帰っている途中、誰かに拉致されたんです…『釣り餌』にされるためにッ!!」

打ち止め「こんな綿密な作戦を立ててミクちゃんを捕まえようとしてるってこと…?一体何が目的なの!?」

少女「それはまだ分からないけど…どうやらアタシは相当『いわくつき』な人物みたいだわ」

………………………

一方「…そんで今の話は本当なンスか」

大家「へ?204号室が『3日前に契約した』って事がかい?」

一方「ええ、それの契約した人の名前は『美坂 未來』だったんスよね?」

大家「それもウソじゃないが…どうしたんだね?いきなり204号室に入居したいって言うなんて、他の部屋ならまだ空きが…」

一方「いえ!それはまたの機会にしとくッス!お手数かけましたァ〜!」クルッ

大家「ちょ、ちょっと!?」



タタタタタタタ…

一方「オイオイ…どうやらグレートにややこしいことになってきたぜェ…」

一方(カマをかけて正解だった…ミクの奴を見つけたのは2日前の事!それが3日前に家を契約?余裕が1日しかねェ!不自然過ぎるッ!!)

一方「どーやら『思い過ごし』じゃあ済まないかもしれねーな…コイツは」タタタタタ…

ちょっとだけ更新して続きは午後からです
ラリホーしちゃってすまん!またラリホー!
(そしてまた酉間違えた!連続ケジメ!)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

少女「…よしっと、ミカサちゃんには悪いけども両手を縛らせてもらうわ」ギュッ

打ち止め「大丈夫だよ!勝手に動かれるよりはずっといいもの…」

佐天「『上に立たれてケガをすると印をつけられる』…でもふたりには両足と右半身が残ってる!『4つ』とられたらもう逃げられなくなっちゃいます!!」

打ち止め「だから敵は上の階にいるのかな…?」

少女「これは流石にヤバすぎる状況よ…これ以上他人を巻き込みたくないけど、道行を呼べる?」

打ち止め「そ、そうだっ!携帯でお兄ちゃんを呼べばいいんだ!!確かポケットに…んしょ…んしょっ!」モゾモゾ
 
佐天「え、ええっ!?道行さんも来てるんですかっ!?だめっ!こんな格好じゃ恥ずかしすぎますぅ!!」///

少女「裸の一つや二つ大丈夫よ、道行はいい人だし」ケロッ

佐天「そういう問題じゃなくないですか!?」

打ち止め「…あっ!あったーっ!は、早くお兄ちゃんに電話を!!」グググ…

少女「ち、ちょっとミカサちゃん!?あなたは両手を操られてるのよ!!携帯はアタシに渡」

打ち止め「あ」ポ-イッ

佐天「あ」

少女「あ」



…ボトッ

打ち止め「し………しまったぁああああああああああああああああああああ!!わたしのばかぁーっ!!」ウエ-ン!

少女「なんてこった…バスルームの外に!!」

佐天「こ、これじゃあ助けはよべ…………あえ?」ペロン

打ち止め「うえええ…あっかんべーされてもミカサのおててが悪いんだよぉ…」

少女(自分の舌を…掴んだ?)

佐天「あ……え……あ……?」スッスッスッ…

パシッ…

打ち止め「…え?それって……」

少女「……カミソリのッ!!」

ギランッ!!

佐天「ひっ…ひっ…ひっ……………えああああああああああああああーーーっ!?!?」シャアアアアアアア-ッ!!

打ち止め「か、カミソリの『刃』だぁあああああああーっ!!」

少女「うっ…うおおおおおおおおおお!!自らの舌を!佐天さんの舌を切り裂くつもりかァーッ!!」ガシィイイッ!

佐天「あっ!あっ!あっ!ひぇああああああああああーっ!!!」ググググ…!

少女「ぐ…ううううっ!!コイツ…この『敵』はッ!ここにいるアタシ達全員をただじゃ済まさないつもりだッ!!」

※佐天さんは裸です
決断的イマジンせよラリホー!

相棒型セカンド主人公イメージ

東方道行
身長176.5cm(謎の少女談)
高1、上条よりいっこ下
原作より少し短髪?
顔は原作顏だが優しげ目
快活な笑顔
細マッチョ (ちょっとしたトレーニングは普段しているらしい)
能力をコントロールできなかった頃の後遺症により肌は白い
岩男シリーズ大好き
常時反射はしていない
高いバトルセンスと身体能力でカバー
必ずシマシマ服がインナー
圧倒的女難
お兄ちゃん!
経験をつんでさらにつよく
やさしい
きれる
こわい
ドララララ
かれは しょうきにもどった!(たぶん)

更新が空きがちになってすまぬ!それではスタート

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

佐天「あひっ!あひィィあひィィィッ!!」ギギギギ…!

ゴソ…ゴソ…

打ち止め「この音は天井から…!またあの『力』だ!!」

少女「畜生…!指を離せと言ったところで!絶対にカミソリを離さないって感じだわッ!!」ググ…

佐天「あっ!あうっ!!はひぃっ!!」ドスッ!ガスッ!ゲスッ!!

少女「ぐっ!うぐっ!!くそっ!!」ゴフッ!

打ち止め「あ、足まで操っているの!?助けに行きたいけれど…この腕じゃあ…」オロオロ

少女「くぅ…あぁあッ!!」バッ!

佐天「きゃあっ!!」コテン!

打ち止め「や…やったあ!カミソリを取り上げることができたっ!」


ズリ…ズリ…ズリ…

佐天「あ、ああああっ…!何度も助けてくれてありがとうございます…でも、わたしはただの『餌』!本当の狙いは…!」


…タラッ

少女「…ええ、たった今理解したわ…相当ヤバそうだってことがね」ギラリ…!

打ち止め「そ、その血は!!まさか『右手』も!?」

佐天「ミクさん!あなたの『4点』を奪うことッ!!そして『カミソリの刃』を…」


……シャァアアアアアッ!!

少女「持たせるためって訳か!チクショォオオオーーーーッ!!」ドタァン!!

シュバァッ!!シュバシュバシュバァッ!!!

少女「う…うわァアッ!!」ブンブンブンブンッ!!

佐天「だ、駄目!もう自由なのは『右足』だけ…きゃぁっ!?」フォンッ!

少女「二人ともアタシから離れて!!今近づいたら…タダの怪我じゃあ済まないわッ!!」ギリリ…!

打ち止め「う…う…!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

少女(なんという力…まるで手足のみを操り人形にされているかのような奇妙な感覚ッ!!も…もう抵抗が…)グ…グ…


…ギャルンッ!

佐天「!!」

少女「なッ!?」

少女(か…身体が勝手にひっくり返された!?マズイ…止められ…!)



…………シュバァアアアアアアアアアーッ!!!

佐天「いっ…いっ…嫌!ミクさんッ!!」」

少女「う…ああぁああああああああああああああああああーッ!!!」シュゴァアアアアアア!!

…ガシィイイイッ!!

少女「……うっ?」

佐天「え………?」


グ・・・グ…

少女(手が…止まった?操られて…抗えないはずなのに…?)





打ち止め「はぁ…はぁ…はぁ…!!」グググ…

少女「…ハッ!!」

佐天「み…ミカサちゃんっ!!」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

打ち止め「まだ…わたしの『両足』は!『両足』はとられてないっ!!わたしの『意思』で!!動かせるんだからぁーっ!!」ガシィッ!

佐天「りょ…両足で!ミクさんの足を羽交い絞めにしたの!?」

少女「ミカサちゃん…!あなた…!!」

打ち止め「ワンピースが…めくれ上がったって構うもんか!わたしはお兄ちゃん…『道行お兄ちゃん』の妹なんだ!!あきらめてぇえええ…なるもんかぁああああああーっ!!!」ウガーッ!!

少女「…本当に、本当に助かったわミカサちゃん…」

打ち止め「早く!早くカミソリを離してっ!!」グギギ…

少女「ええ、『あなたのおかげ』で反撃できる…」グ・・・

佐天「えっ!?」

打ち止め「は、反撃!?どうやって!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

少女「もちろん『アタシの力』を使うのよ、思い出してきた…『力』の使い方を!!」バヂッ!バヂバヂバヂッ!!

打ち止め「それって…警備員のひとをやり過ごした時の…!」

佐天「ミクさんの…『力』?」






…バチンッ!!

佐天「……あれ?」ヘタリ


シィーーーーーーーーーーン…

打ち止め「…何が…起こったの?操られてるような感覚が…消えた?」

少女「しィーーー…『柔らかく(ソフト)』…そして、『濡れている(ウエット)』……」

佐天「ソフト…アンド、ウエット…?」



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

少女「そんな『感覚』…アタシの『火花』が飛び散るとき…『そこ』から『何か』を奪う、今…ここの壁から『音』を奪ったわ」

佐天「お…『音』を!?じ、じゃあ…」

打ち止め「上の階の敵はわたしたちの場所が分からなくなったってこと!?」

少女「そう、これがアタシの能力『柔らかく、そして濡れている(ソフト&ウエット)』…今、たった今名づけた名前よ」ギン!



ドォーーーーz__________ン!!

今ここに…『七人目』の力が生まれたッ!!
また酉ミスってたが気にすんなラリホー!!

ギャング的主人公イメージ

浜面初流乃、『はるの』と読む
中学生(二年?)
165cm、小柄
目が鋭い
ショタフェイスだがイケメンだ
前髪が軽くコロネだ
茶髪
分析得意で冷静すぎる
もはや中学生じゃあねえ
2丁拳銃がメイン装備
黄金の夢と漆黒の意思
生命を生み出す力
父親は…?
つよい&スタイリッシュ
無駄無駄
『バニーさん』は全てに優先するッ!!

もはや原作浜面要素皆無だが許せ!
明日またぎそれスタ

シィイイイーーーーーン……

佐天「私たちの身体を操ってこない…?敵は『物音』でこっちの動きを探っていたんでしょうか?」


ゴソ・・・ゴソ・・・ウロウロ…

打ち止め「位置を見失って怪しんでるみたいだね、今ならここから出れるかも!!」

少女「そうね…静かにドアを開けて出ましょう、どうせ聞こえないけど」ギィイイ・・・


…バッ!!

打ち止め(ふ…ふぃいいい~っ!やっと出れたぁ…佐天さん、タオルだよ!)ボソボソ

佐天(うう…ずっとお風呂に入ってたせいで風ひいちゃいそう…)コショコショ

少女(二人ともここでは静かにしててね、携帯を使うのもやめておきましょう)ヒソヒソ

ゴソゴソ・・・

打ち止め(お兄ちゃんは呼べないか…でもこのままじゃいつか位置がバレちゃうよ?)

少女(大丈夫、アタシが上の奴を『倒す』わ…この能力でね)バチッ…

佐天(でもどうやって上の階にいる敵を倒すんですか?)

少女(考えがあるわ、ここでじっとしていてね)タッ…!

打ち止め(玄関と反対方向に走った!?待ち伏せを警戒したのかな…)

佐天(ミクさんに任せるしかないね、ところでミカサちゃん…彼女は一体どんな関係が?どことなくあなたに似てるけど…)

打ち止め(…うーん、どこから説明すればいいかなってミカサは…)ムムム

ウロ…ウロ…

少女(ふぅ…どうやら敵の能力の範囲は浴室程度の大きさにしか及ばないようね、完全にアタシ達を見失ったか)

サッ!

少女(とにかくこの部屋から脱出して相手が何者だろうと…直接叩くッ!!)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

少女(さっきミカサちゃんが言っていた通りドアの上は必ず待ち伏せされる…なら)

ダッ!!

少女「『ベランダ』に出て脱出するのがベスト!!ここは二階…それくらいなら上の階によじ登れる!」ダダダダダダ!!

…ミシッ!

少女(気づいたようね…もう遅いわ、このまま窓ガラスをつきぶって強行突破するッ!!)ダンッ!

佐天(み、ミクさん!ガラスを突き破るつもりなの!?危なすぎるんじゃあ…)

打ち止め(ううん!大丈夫だよ…彼女の能力なら!!)


バヂイッ!!

少女「ガラスに激突したときの反発エネルギーを『奪う』ッ!!これで…」バッ!


…ガッシャアアアアアアアアアアアアアアアン!!

佐天(や…やった!)

打ち止め(ガラスを壊して外に出れた!!)

タンッ!

少女「ひとまず成功ね、我ながら都合のいい能力だわ…これで上に」


…シュルル  

少女「…ん?」チラ

少女(何?足元に何かが…)

…シャアアアア-----ッ!!

打ち止め「うっ…うわぁああああっ!?」バッバッ!!

シュル…シュル…

少女「くそっ…!なんだ!?『蛇』だ…『蛇』がいる!?」


ドドドドドドドドドドドドドドドドド

少女(『上のヤツ』すでにベランダにこういうのを放っていたのか!!2匹…少なくとも2匹ここから見えた!)

…グニィイイ

少女「…ちょっと?まさか…」

タラ…

少女「ぶっ…無事な『右足』に!?ウソでしょ…!」ダラ〜ッ


佐天(ミクさんの様子がおかしい!何かあったの!?)

打ち止め(まさか…ベランダに何か仕掛けられてたんじゃ…?)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

少女「しかもあの蛇…もしかして毒がある種類じゃないの…!?それに噛まれたってことは…」

コツ…コツ…

少女(ま、マズイ!敵に位置がバレつつある!!また上に立たれて右足の傷に『印』をつけられたら今度こそオシマイだわ!!)サッ!

少女「…うっ!?」ビリ…ビリ…

少女(けほっ…うぐ…!これは『麻痺毒』!?そんなに強いものじゃないけど…アタシの能力は『自分自身』には使えない!このままじゃいずれ動けなくなるッ!!)ズリ…ズリ…

コツ…コツ…コツ

少女(敵は本気でアタシを捕らえにかかっている…ここで完全に倒しておかないとコイツから襲われる危機がこれからずっと去ることはない…)ゼエゼエ…

少女「いったい…アタシは『誰』なんだ?こんなヤツに狙われるなんて…そして敵の正体は…」


…フラッ

少女(ぐ…あ、頭が…ふらついて…)ス-ッ…





……………………………

「…………これが?」

「実験………でございます………………様」

「ふむ…………成功………………………?」

「………ええ、……………に違いありません」

「クク……………新たな『素質』……………名付け…………………………ワースト」





………………………………………

…トゥルルル!トゥルルルルルルッ!!

少女「…はっ!!」パチリ!

佐天(な…なに?『電話』?)

打ち止め(この部屋の電話にかかってきたの…?でも、どこから…)

少女(今アタマの中に浮かんだのは一体…?何か記憶の中に…これは?)

打ち止め(でもこの電話…お兄ちゃんからだったりするかな?大家さんに聞いてこの部屋にかけてきてるとか…)

佐天(駄目だよ!もし上の階の敵だったら……どう………す)フラ…

打ち止め(…佐天さん?)


…ハラリ

佐天「……………」フラ…フラ…

打ち止め「ち、ちょっと佐天さん?どうしたの…」

少女「佐天さん!電話に近づいちゃ駄目よ!!何してるの!?」

佐天「………」ガチャンッ!

少女「!?」

打ち止め「よ、様子がおかしいよ!?まるで…『操られてる』みたいにっ!!」

少女「これもまさか…『敵』が何か仕込んだの!?ミカサちゃん!佐天さんを止め…」




佐天「…………今、『黒いソファ』の…………上……にいる」

打ち止め「あっ!!」

少女「し、しまっ…!!」

…バァンッ!!

少女「うぐっ!?」バッシィイイイ!!

ギ…ギギ……!

佐天「………うっ」ストン…

打ち止め「み…ミクちゃん!『右足』が!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

少女「あ…アタシが脱出するのも想定して…佐天さんに仕込んでいたのかッ!!」

ズルゥウウウウウウウウッ!!

少女「うあっ!!」ガシャアアアアン!!

打ち止め「身体が何もしてないのに引きづられた!?『4点』を取られたらこんなに強いパワーが…!!」

グググググググ…!!

少女「つ…強すぎるッ!!両手両足だけじゃあない!身体の…どこも…動かせないッ!!『能力』さえも押さえつけられていて出せないッ!!」

打ち止め「い….いまそっちに!」

少女「駄目よミカサちゃん!アタシに構わず佐天さんを連れてここから逃げて…脱出するならいましかないわ!!」ギギギ…

打ち止め「そんなことできるわけないよっ!!な、なんとかしなきゃ…!!」




…ガチャン!

一方「オーイ!おめーら何かあったか?ったく…この部屋、大家のトコから遠すぎだろォ…」ポリポリ

少女「み….道行!?」

打ち止め「お兄ちゃんだぁっ!!ベストタイミングッ!!」

一方「…待て、そこに倒れてンのは誰だ!?しかもこの部屋の状況…まさかお前ら!」

一方(オイオイオイオイ!これはグレートに予想通りに……)

打ち止め「『敵』なの!!『敵』に襲われてるのっ!!」

一方「ハアッ!?敵だと!?説明しろ!!」

少女「この部屋に入っちゃ駄目よ!!もし何かで傷をつけられたら道行も………うっ!?」ブンッ!!

シャアアアアアアアアアツ!!

少女(待って…今アタシ何を投げたの!?近くにあった何かを……)

一方「と、とにかくそこの倒れてるヤツを………うおっ!?」スパァッ!!

一方(な、なんだァ!?理解が追いついてかねーぞッ!!今のも反射し損ねた!これは…!)タラ…

ビィイイイン…

打ち止め「ま…また『カミソリの刃』だぁああああーっ!!ミクちゃんの手を使って近くに落ちてたのを投げさせたんだっ!!」

グニグニグニ……

一方「ンなっ!?傷跡に妙な『印』が!?」

打ち止め「ま…まずい!!これじゃあお兄ちゃんも…きゃあっ!!コテン!

少女「うわ!?うわぁああああああああああっ!!」ズッサアアアアアアアアアアアアアァ!!

一方「これは…まさかお前が!お前がやったことなのかよ!?答えろミクッ!!」ザッ!

少女「う、上の階のヤツ!このまま道行にも傷をつけてこの部屋に捕らえるつもりかッ!!」ググ…

一方「それ以上近づくんじゃねェーッ!おれにお前を攻撃させるな!!」バッ!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

少女「う…う…!!」

一方(想像したくなかったが…!コイツこそが上条さンやおれを消すために送り込まれた『刺客』なんじゃねーのか!?そンなヤツには思えなかったのに…!!)

一方「ミク……おめーの正体は……!!」

少女「確かに……!アタシは今、道行に襲いかかろうとしている…」ギリッ…ギリリッ!!

一方「ッ!!」










少女「でも道行、安心して…あなたを傷つけたりは絶対にしないわ、それにもう大丈夫よ」

一方「…………は?」

打ち止め「え………?」

少女「あなたの元に引きづられた『おかげで』…自由なく押さえつけられていた肩が床から離れたからね」バチッ…

打ち止め「それって…」

少女「だから『能力』が使えるのよ、奪うのは…」


…ズデェンッ!!

打ち止め「!!」

一方「今の音は…上の階から?」


ドドドドドドドドドドドドドドドドド

少女「アタシの火花は散る時に『何か』を奪う…今奪ったのは『上の天井の摩擦』よ、敵は真上の階のヤツ…」

一方「上の階…?ソイツがお前らを襲ってンのか!!」

打ち止め「なぜか敵はミクちゃんのことを狙ってるの!!そして敵も『能力』を使ってわたしたちを攻撃してきた…!ここにいる佐天さんを囮にして!!」

一方「そ、そこに倒れてンのは佐天さんかよ!?」マタマキコマレタノカ!?

ズルリ…ツルッ!ズルリ…!

少女「そして敵は起き上がろうとしている…転んだ姿勢からね、でもどうかなァ〜」


…ズデェエエエエエンッ!!ウゲッ!?

少女「上の階の『摩擦』はまったくないからね…それに」クルクル…

打ち止め「み、ミクちゃんもつるつるぅ!?」

少女「ツルツルね…上の階が摩擦ゼロなら操られてるアタシもよ!!」ズルゥウウウ-ツ!!

…ズルッ!ズルズルズルッ!!

一方「上のヤツが『ベランダ』に向かってるみてーだ!つーことは引きづられてるお前も…」

少女「ベランダに行っちゃうみたいねェ〜…ヘビのいるベランダに!」ズルルルルルッ!!

ガシッ!

少女「よっと!ベランダに出るつもりはないけどね!!」

シュルシュル…

少女「危ないわねぇ…アンタはアタシの『真上』にいる、アタシを支配して放さないというのなら」バチンッ!



ガラッガラガラ!

少女(サッシの窓を開けちゃったのね…こっちから位置も分かるのに!今飛ばした火花が…ベランダに出たアンタの目の前で弾けるときッ!『視力』を奪える!しかもすこしだけ『光』が見えるようにしといた…)

少女「人ってのは暗闇の中ではより明るい方に歩いていきたくなるもんだしねェ〜…」

…パチン!!

??「うっ……ぎィゃやあああああああああああああああああああああああああああッ!!!」ガグンッ!

打ち止め「この声は…」

一方「上の階から!」

??「うぐっ!うげっ!?」グラァッ!!


ドドドドドドドドドドドドドドドドド

少女「そう!ベランダから落っこちるわよねえ〜!!オラッ…オラオラオラオラオラオラアラオラオラオラオラーーーーッ!!」ダァアアアアンッ!!



グァシィイイイイイッ!!

女「げ………あがっ…!?」

少女「つーかまえた!アンタが……『敵』ね!!」ギン!

スマホ書き込みだとクセで酉ををミスるッ!!なぜだ!?(無能)
ミスっても正規の酉で続いてたら>>1です、スイマセン!
夕方から再開ラリホー

少女「オラッ!」ブンッ!

女「うぐえっ!?」グッシャアアアッ!

打ち止め「この女の人が…!」

一方「おめーらを攻撃していた『敵』か!?」

女「あっ…がっ…!あっ…あっ…!」ゼエゼエ  

少女「コイツはアタシが尋問するわ、道行は佐天さんをお願いね」ストッ

一方「あ、ああ…」

打ち止め(尋問って…ミクちゃんって結構過激かもってミカサはミカサはびびってみる)

一方「オイッ!佐天さン大丈夫か!?しっかりしろ!!」ユサユサ!

佐天「………ん、道行…さん?」パチリ…

打ち止め「よかったぁ…無事みたいだね!」

一方「つくづく不運だなァ〜佐天さン…もう大丈夫だ、敵はミクのヤツが倒したぜ」ニコ  

佐天「うっ……うわぁあああん!!怖かったです道行さぁあああ〜ん!!何で私って襲われてばっかなの〜!!」エ-ンエ-ン!

ムギュッ!

一方「わっ!?よ…よーしよーし!もう平気だ!病院に連れてってやるからよォ〜!」ポンポン

佐天「うえええ…ひっくひっく」グスグス

打ち止め「………あのさあ」

一方「ン?おめーも無事なのは分かってるって!とりあえず佐天さンを手当てするから手伝って…」





打ち止め「佐天さん、裸だよ」

一方「へ?」

佐天「え?」プルン

ウッ…

一方「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああーッ!!!」ガクガクガク!
佐天「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああーッ!!!」プルプルプル!

打ち止め(最近このパターン多くない?)

…ヒュバァッ!

佐天「(道行さんごめんなさい!でも身体が勝手に)イヤーッ!!」ブバチィイイイイイイイン!!

一方「グワーッ!またかよォーッ!!」ボッゴォオオオオオン!!

打ち止め「おお…ゴウランガ!彼女はまたノーバウンドで彼を10m吹っ飛ばしたというのか!?」


少女「もう少し静かにしててもらえる?よし…まず『血清』ね?やっぱり持ってたか」グイッ

女「そんな…覚醒したばかりの能力に私が…!」ワナワナ…

一方「あ…アイエエエエ…早くソイツから情報聞き出せェ…」サメザメ

佐天(は…初めて男の人に裸見られちゃった…ううう///)

打ち止め「お兄ちゃんって役得なんだか不憫なんだか分かんないねってミカサはミカサは訝しんでみる」

少女「そうね…早速教えてもらうわ、『アタシは誰なの?』」グッ!

女「う…ううっ…ヒ…ああ…」ズリズリ…

少女「………ねえ三人ともォ〜〜あっち…向こうをね、ちょっと見てもらってていい?」ユビサシ

一方「ヘッ?向こう?」クルッ

佐天「?」クルッ

打ち止め「?」クルッ


少女「ウラッ!ナメるなコラッ!!」ドスウッ!

女「う…うげぇーッ!?」ボゴォッ!

少女「なぁ…妙なことは考えないでよ?今チラッと手を動かしてなかったかしら?」ギロリ…

女「わ…分かったーッ!!話す!話すからッ!もうやめてぇ〜!!」ヘコヘコ!

少女「よろしい、まずアタシの身元はどこなの?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

女「あ….ある『組織』から依頼されたの!『逃亡者』を捕まえろって…」ゼエゼエ…

一方「何ッ!?『組織』の『逃亡者』だァ!?」クルッ!

打ち止め「み、ミクちゃんが!?」

少女「アタシが『逃亡者』ですって…!?どこの組織なの!?名前を教えろッ!!」グイッ!

女「えっ!?そ、それは知らないッ!相手の素性に探りを入れたけど何も分からなかったのよ!!」アセアセ

少女「………………」









少女「おらぁあああッ!!」ドグシャアアアアアアアアッ!!

女「どっがぁーーーーッ!!」ガッシャアアアアアアン!!

一方「ヒエッ…」

佐天「む…ムゴイ」

打ち止め「実際インガオホーだね」

女「う…うぁあああ…!ひどィいいい〜…」ボロボロ

少女「何か喋ったのォ〜?聞こえないわね、アタシはもう聞きたくないフザけたセリフは聞かないことにした!」

女「ま…待って待って待ってェ!!ウソじゃないのッ!ホントに何も分からなかったのよォ〜!思い当たるフシのどこにも当てはまらなくて…」

打ち止め「どこにも?それってまさか…」

一方「…オメー『魔術師』だな?」

女「えっ!?」ビクッ!

佐天「まじゅつ…し?」

少女「魔術師…アンタはそういうご職業なのかしら?答えて頂戴」

少女「だ、駄目ッ!それだけは教えられないわ!!自分の身元がばれたらこの世界で生きていけなくなるッ!!」

少女「……………」

少女「…あれェ〜?上見てみんな、あそこ…あれなぁ〜にィー?」ユビサシ

一方「え?」クルッ

佐天「?(ry

打ち(ry





少女「フザけんなぁ…!アンタッ!!」ドスッ!ドスドスウッ!!

女「げぇえええええええーッ!?」ボゴボゴボゴオッ!

少女(朧げだけどアタシの素性が掴めてきた…とにかく、最も重要なのは)

少女「…一つ聞くわ」

女「な、何でも答えますゥ〜!」ヘコヘコヘコ!






少女「アタシの『名前』を教えなさい!これが最後の質問よ」グッ…!

女「う…!」

一方「名前か…たしかに『美坂未來』は偽名と考えるのが自然だなァ」

打ち止め「ミクちゃんの…本当の『名前』…」ゴクリ

女「い…依頼を受けた時に…名前というのかは分からないけど、あなたのことはみ…みさか…」ブルブル…

一方「みさか…!?オイッ!それは偽名だろうが!!」

少女「フザけないでよ…本当にサッカーボールになりたいの!?」

女「ち…違う違うーッ!!こ、こう呼んでいたの!みさか……『ワースト』ッ!!」

一方「なッ……!」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

女「そう…!『番外個体』…『ミサカワースト』ッ!!そう呼んでいたわ…!!」

佐天「み…ミクさんを…?」

番外個体「アタシの名前が…ミサカ、ワースト…!?」

『多少』無慈悲なのは原作番外っぽい?
偶然それラリ!

食蜂みゆきち先輩
背は170前半と高い
中3ってウソだろ承太郎!?
髪型は金髪でお団子二つで部分的に三つ編みだ(二巡後の世界のアイリンみたいな感じ)
眼のスターは若干小さめ、原作デカすぎませんか?そう思いませんか、あなた?
で…でかいッッッッ
しなやかなボディだ
すっげえ強い、総合格闘技のチャンプだ
精神系能力の最高峰、原作よりは少ない人数にしか干渉できないが格闘と併用可
友人にどこかで見たような女子2人と男子2人(うち1人ストーカー)
美琴は可愛い後輩だ、オモチャじゃないわよォ〜?
楽天家でイケメンだ
上承さんの幼なじみ、その想いは…?
かっこいい、漢女
つよい (純粋な格闘なら上承さんに次ぐ)
やれやれだわ
ちょっとマジィ!?
オラオラ
◯ナニーマニアだ

早めから更新それではスタート!

番外(アタシの名前…!?まるで実感はない!でも、改めて考えると『ミサカ』という言葉には…何か…)

一方「オラッ!知ってるのはそれだけかァ!?」グイィッ!

笹目「ひ…ヒィイイイーッ!話す話す話すーッ!!本名は『笹目桜子』!!コードネームと能力名は『ファン・ファン・ファン』ッ!!魔術師でフリーランスの賞金稼ぎですッ!!そこの裸の女の子は適当に捕まえた囮ッ!!反省してますぅ〜!これだけ話したんだから許してくださィイイイイ〜!!!」ヘコヘコ!

番外「…………」

一方「おそらくおめーは学園都市の人間じゃあねェ、『外』から来た人間だ…こういうヤツに襲われるならなァ」

佐天「外…?それって日本なんですか?」

一方「別の『国』のことだぜェ、海の向こうの事だ」

番外「アタシが…『外国』から?」

打ち止め「で、でも『ミサカ』って名前は!?もしわたしの考えが正しいなら…『外』から来たなんてありえない!!」

佐天「ミサカ…御坂?えっ…?それって…」

一方「考えるのは後にしとけ…とにかくコイツから一つ残らず情報を聞き出すぜェ」ゴキゴキ…

番外「…そうね、まだまだ色々と引き出せそうだし」コキコキ…

笹目「ゆ…許してッ!!ねっ!ねっ!ねーーーーーッ!!」ウワ-ン!








「いや、もう引き出すのは無理だなぁ〜……」ジジジ…

一方「………ア?」

笹目「!!」

番外「今の声…どこから!?たしかに聞こえたわッ!!」


シィ------ン……

佐天「………あれ?」

一方「なんだ…?鍵はさっき閉めたぞ?だが今の声は近くから…」

佐天「……………ミカサちゃん」

番外「えっ?」







佐天「ミサカちゃんが………『居ない』?」

一方「なッ………」

番外「何ですってェエエエエエエーッ!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

佐天「いっ…居ないッ!!どこにも居ないんですッ!今…確かにわたしの横に立ってたのに!?」

一方「ありえねェ…!たった今まで喋ってたヤツがパッと消えたってか!?おいミカサ!!フザケて隠れてねーでとっとと出てきやがれーッ!!」バッ!

番外「これはアンタがやったのかッ!?まじナメるなよ…こっちはアンタを一晩中サッカーボールにしても平気なのよ!!」ゲシイッ!

笹目「ぐえっ!?ち、違う!わたしじゃないですッ!!これは…おそらく…」






…バチバチバチバチバチバチバチバチバチィイイイイイイイイイイッ!!

>>316
ミサカ?ミカサ?

>>318
シツレイ!ミカサ(妹)のほうでした

笹目「あ…!?あばばばうばばばばばばばばばばばばばーーーーッ!?」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリィイイイイイッ!!

佐天「き…きゃあああああっ!?いきなり何!?『電撃』!?」

一方「なッ…なんだぁあああーッ!?次から次へとッ!!どっから攻撃してきやがッたンだよ!?」ザッ!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

番外「そこのテレビの横の『コンセント』からだわ…間欠泉から水が噴き出すみたいにッ!いきなり『電撃』が放たれたッ!!」

笹目「あ…あが…あが…」シビシビ…

一方「しかも攻撃されたのは『敵』であるこの女だ…!こいつの味方じゃねェのか?」    





「相棒には悪いけどよお〜…お互い緊急時には口封じするって約束だからなぁ?」ピッ…ザザザッ…

佐天「!!」

一方「おい佐天さン!グレートにヤベェ状況だッ!どこかに隠れろッ!!」

佐天「み…見てください2人とも!『テレビ』を!!」

番外「テレビ…?」


??「あ〜あ〜?聞こえてるかねえお三方?俺の輝かしいテレビ出演をよぉ〜」ザザザザ…

一方「ンなッ…!?なんだこりゃあ!?テレビに薄っすらと人影が…しかも」

番外「アタシ達に話しかけてきているッ!!」

??「手短に説明するぜ?『ガキは預かった』返して欲しくば◯◯地区の海岸線まで来いッ!ボケどもがッ!!」ギュイィイイイ-ン!

佐天「何これ…?ギターの音?」

一方(ガキ…!?ミカサをさらったのはコイツか!!しかしどうやって…仮にテレポーターだとしても周囲のAIM拡散力場には変化が無かったのに…!!)

番外「…アンタもアタシを捕まえようとしているの?」

??「その通りだッ!話が早いぜ…このガキとそこの逃亡者『番外個体』と人質交換ってことだよォオオオオオオーーッ!!とっとと来な…最前列のチケットが売り切れちまう前になァーッ!ヒャハハハハハハハハハハーッ!!」ブツン!

一方「まっ…待て!!………切れやがった畜生!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

佐天「人質交換ってミクさんとミカサちゃんを…?」

番外「どうやらそのようね…この女を倒されたのをどこからか見てて隙を伺ってミカサちゃんを誘拐したってことだわ」

一方「クソッ…!オレがついていながら…まンまとやられちまッた!!」ドン!

…スッ

番外「…………」ツカツカ・・・

佐天「ど、どうしたんですか…?」

番外「迷惑をかけてごめんね佐天さん、この部屋にある服を使っていいから…とにかく一度病院へ行って頂戴」

佐天「は、はいっ!!でも…ミクさんはどうするんですか…?」

番外「アタシは…」

一方「…一人で奴のところへ行くつもりか?」

佐天「え…!?」

番外「そのつもりよ、もともとはアタシのまいた種…自身のことは自身で決着をつけたい…それに」

一方「……………」

番外「もうこれ以上…アタシを助けてくれた人たちを傷つけられたくないッ!!ミカサちゃんにも…道行にも!絶対に…嫌なの…!!」ギリッ・・・!

佐天「ミクさん…」

一方「…待ちな」

番外「本当にごめん道行…ミカサちゃんはアタシと引き換えしてでも助け」

一方「違う、オレは『妹』も『おめー』もヤツの好きにさせるつもりは無い」スクッ…

佐天「…!!」

番外「みち…ゆき…!?で、でも…!」

一方「まず第一に妹はオレの『家族』だ、必ず助け出す…だがよォ」

番外「…………」

一方「偉そうなこと言っちまうがおめーのことも…助けてやりてェンだ、記憶が戻らず苦しんでるお前をオレはどうしても悪いヤツだと思えねーンだよ」

佐天(そうだ…この人の『優しさ』は…)ギュッ・・・

番外「…どうしてそんなに優しいの!?アタシは…アタシは助けてもらったのに恩を仇で返してしまった…なのにッ!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方「そンなことは微塵も思ってねェ!オレも『ある人』に救われた時からどんなことにも『立ち向かう』と誓った…だからだ!オレは欲張りだぜッ!すべてだ…『すべて』オレが救ってやるッ!!」ギン!


To be continued…

彼の決意はある『二人』の男から受け継がれたものである…
いったん別のお話を挟みますラリホー!

原作版しか読んでない読者諸氏はリマスター版Part3の最後のプロローグには目を通しておいて頂きたい!
【ジョジョ×禁書】とある奇妙な禁書目録 part3
【ジョジョ×禁書】とある奇妙な禁書目録 part3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425868777/)
これはお願いであって宣伝行為ではない、いいね?
アッハイな方はそれではスタート!

学園都市郊外、オープンカフェ

初春「お…おふたりともっ!このメール見てください!!」ガタッ!

インデックス「なになに…?『ちょっとケガして病院に入院してた!心配かけてゴメンね!』…えっ!?るいこ入院してたの!?」

春上「まだ病院にいるみたいなの!」

初春「早くお見舞いにいかなきゃ!それにしても一体何があったんでしょう…?」

イン「るいこはトラブルに巻き込まれやすいからなあ…まあ、流石に今回はそんなことないでしょ!」

春上(多分そんなことあるのなの)


タタタ…


浜面(あの制服…ウチの中学の制服だったかな?)

絹旗「…はーまづらあ」ニュッ

浜面「わっ!?驚かさないで下さいよ絹旗!」

絹旗「ちょっと可愛い子が集まってたから見つめるなんて超いい趣味してますね〜?」プク-

浜面「はあ…そんなつもりはなかったんですが」

絹旗「まったく!可愛い女の子ならあなたの近くにいっぱいいるでしょう!特に超目の前に!!」プンスカ!

浜面「安心してください、仲間にやましい感情は持たないと『夢』と『バニーさん』に誓いましたから」キリッ
 
絹旗(…そういや浜面はそうでした)超ガク-


フレメア「ねーねーお姉ちゃん?『オペラグラスって何のためにあるんだろー?」

フレンダ「確かに…オペラやってるひとは大体デカイしいらないかもしれない訳よ」

フレメア「だから拡大する必要なんかなーい!オペラグラスの存在価値って何なのにゃあ!?」

滝壺「うーん…みんな大きいから拡大しないと見分けがつかないとか?」

フレンダ「あはははははっ!!滝壺も結構言う訳よ~!」ゲラゲラ!

フレメア「特に麦野ににゃあ」

麦野「あんたらねえ…緊張感ってものがないの?私たちは『裏切り者』なんだからね…」

絹旗「恐ろしいほど超いつも通りですね、今は情報収集くらいしかやることもないですし」

麦野「まあ私たちが反旗を翻そうと思ってるのさえバレてないかもしれないしね、だから浜面くん?周囲を見回してちゃ逆に不自然よ?今は食事を済ませましょう」パクパク

浜面「ええ…すみません、しかし警戒しておくことに越したことはないかと思いまして」

麦野「んもー?リラックスよリラックス!ほら…私のあんなところやこんなところを間近で見てリラックスしてくれていいのよォ…?」チラチラ

浜面「おいしいですねこのスープ」ズズズ

滝壺(うう…その胃の強さをわたしにも分けてはまづら…)キリキリ

絹旗「そうですね…学園都市の暗部は私たちだけではありません、他の組織から敵が送り込まれてくるかも…」

フレンダ「敵ねえ…そんな大っぴらに」

ドンッ!

フレンダ「うわっ!?」ガチャン!

チンピラ「あっ!このガキが!オレのシャツに飲み物こぼしやがったな!?」クルッ!

フレンダ「え…?」

チンピラ「弁償してもらおーかッ!!このシャツは五万円もしたんだぞコ……」グイッ!


ピトッ

チンピラ「へ?」





フレンダ「………えいっ!!」バチバチバチバチバチバチバチッ!!

チンピラ「あ…?アガバババババババババババババーーーッ!?!?!?!?!?」ビリビリビリビリビリッ!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


絹旗「ふ、フレンダ!?いきなりどうしたんですかスタンガンなんか取り出して!!」

フレンダ「みんなぁー!こいつ『敵』だっ!!」

絹旗「何ですって!?敵かッ!!」ゲシ!ゲシッ!!

チンピラ「うごえっ!?」ボゴッ!

フレンダ「敵かッ!!」ゲシ!ゲシッ!!

フレメア「敵かッ!!囲んで棒で叩くにゃあっ!!」ゲシ!ゲシッ!!

滝壺「敵かッ!!」ゲシ!ゲシッ!

浜面「敵k…あれ?ちょっと待ってください」ピタ

チンピラ「うご…あが…」ビクンビクン…

浜面「この人武器も何も持ってませんよ、ただの一般人ですね」

フレメア「な、なんだぁ〜!敵じゃなかったのかあ…」フゥ-

滝壺「よかったよかった」ウンウン

フレメア「え!マジ!?ど、どうしよう…アタシ5万なんていきなり払えない訳よ!!」ワタワタ

絹旗「ついでだからこの人に料理の超毒味でもしてもらいますか?」グイッ

麦野(なんというD4C…!こんな教育した覚えはないわよ!?)ダラダラ…

麦野「は…はいはーいっ!ちゅうもーく!私の方で分かった情報があるから話しとくわ!」パンパン!

フレメア「にゃあ?情報?」

絹旗「こんな往来のところで話していいもんなんですかね…」

麦野「おだまり!木の葉を隠すならなんとやらよ!とにかく聞きなさいって」

浜面「なにか学園都市の秘密に近づくようなことが分かったのですか?」

麦野「ええ、前々から思ってはいたんだけど…この街は日本という国から半分独立している、それってとんでもないことだと思わない?」

フレンダ「う〜ん…確かにとんでもないけどなんだかいまさらな感じがする訳よ」

滝壺「でも最先端の科学技術に『能力者』…そんなものが保有できるのが日本の中でも学園都市ってだけなのはおかしいかもしれないね」

麦野「そう思って学園都市と日本の別の地区との『繋がり』を調べたの、それでかなり興味深い事が分かったわ」

浜面「興味深いこと…?一体何なんですか?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

麦野「繋がりがあるのは日本じゃない…『外国』なのよ、海の向こうのね」

フレンダ「…えっ!?」

滝壺「が、外国と学園都市が!?それって…ありえないはずじゃあ」

絹旗「学園都市はいかなる技術の発信を拒んでいるはずでは?留学生の受け入れならありますが自ら出すことは超聞いたことがありませんが…」

浜面「しかし麦野がそう言うなら『交易』の記録を見たのでしょう?それが外国の組織だったと」

麦野「ご名答!相手の正体までは分からなかったけど記録の跡はあった…何回も、学園都市は何度もその組織と取引していたみたいよ」

絹旗「むむむ…どこの国のどの組織なんでしょうか、超予想がつきません」

フレメア「にゃー…なんだかスケールの大きな話になってきちゃったにゃあ」

滝壺「学園都市を乗っ取るって時点でとんでもないスケールだけど…」

浜面「とにかくこの件はもう少し調べる必要がありそうですね」

麦野「ま、私の方からはこんなところね!さっさと食事を終わらせて行動を開始しましょ」

絹旗「了解です、確か残りの注文は…デザートだけでしたね」

フレメア「あっ!このお店のデザートはすっごくおいしいんだって!」

浜面「ふむ、口コミサイトでも結構点高いですよ」

滝壺「お腹に優しいのがいいな」

フレンダ「ち、ちょっと待って!?アタシまだスープも飲みきってないのに!早く飲まなきゃ!」ワタワタ

フレンダ「……ありゃ?」

麦野「ほらほらはまづらくん?わたしの舌の上でレロレロしてるサクランボ、アナタの舌でとれたらイイものア・ゲ・ル…」レロレロォ…

浜面「得るものより失う方が多いので拒否します」

フレメア「もう実際犯罪だにゃあ」

絹旗「この絵面相当超ヤバイですよ」

滝壺「うぐっ…!わたしデザート食べれないかも…」キリキリキリ


フレンダ(ここに置いてたスプーン…どこにいったんだろ?さっきまで使ってたのに)キョロキョロ…









…ゾザ……ゾザザザザ……


アイテム編は遠慮なくネタがブチ込めるので実際楽しいです
つづきは明日ラリホー!

ジョセフ=ていとくん
身長180cm
高3
顔は原作通りだが…
不敵な笑み
調子のいいあんちゃん
未元物質=波紋法(?)のような物、この能力に加え体術・話術・策をめぐらしたりと戦闘スキルは超スゴイ
口には出さないがメンバーの安全を第一に考えている
ルドルフは弟分
ジュリアスとはケンカ友達(しかし超スゴイレベルの連携コンビネーション)
心理定規の事は憎からず思っているようだが…
おっそろしい先生がいる
なぜ暗部に身を置いているのか…?
つよい
やかましい
わかんない?
だましの手品だッ!
またまたやらせていただきましたァン!
次にてめーは…

「「それではスタート」」と言う!……ハッ!?

フレンダ(しょうがないか…横のテーブルの借りちゃお!)ヒョイ

フレンダ「よしっ!じゃあいただきま……」


カチャン

フレンダ「…へ?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フレンダ(何…これ?スープの中に………ボロボロなスプーンの先が入ってる!?)

…ゾザザザザザザザザァアアア!!

フレンダ「うっ!!うわあっ!?」ガシャンッ!

フレメア「わっ!どうしたのお姉ちゃん!?」

絹旗「スープの皿を落としたんですか?まったく…余所見しちゃダメですよ?」

フレンダ「違うの!スープの中に…『何か』いるッ!!」バッ!

フレメア「えっ!?」

滝壺「ふ、フレンダ!今なんて…」

ガタッ!

麦野「浜面くん!前方を警戒!絹旗は後方を!死角のないようにして頂戴!!」

浜面「了解しました!」ジャキッ!

絹旗「超了解です!!」ザッ!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

麦野「さてフレンダ….普段なら見間違いだと言いたいところだけど、この状況下なら何があってもおかしくないわ!今何を見たの!?」

フレンダ「スープの中な訳よ!!確かに表面が不自然なくらい波打ってたのっ!!」

滝壺「スープの中…?どこに?」キョロキョロ…


シィ-ン…

フレメア「何もいないにゃあ?」

フレンダ「えっ…?で、でも今確かに見…」



…ゾザ

フレンダ「…へ?」

ゾザッ!ゾザザザザッ!!

フレンダ(わたしの持ってる…『スプーン』に)




………………ヒュバッ!!

フレンダ「………かっ」ブシュッ!

絹旗「どこを見回しても敵は…今見たのは本当だったんですかフレ…」クルッ




ブッシュウウウウウウウウウウウウ!!

フレンダ「うっ…うぐううううあああああ!!」ズシャア!

絹旗「なっ!?」

フレメア「い…いやぁあああああああああああ!!おねぇちゃんッ!!」

滝壺「そ、そんな!?『喉』を…フレンダが喉を切られた!?」

麦野「何…ですって!?浜面くんッ!早く治療を!!」

浜面「もうしています…!危なかった、もう少し深かったら致命傷になっていたかもしれません」キュイイイ…

フレンダ「う……う……」フゥ-…フゥ-…

フレメア「な、治せるんだね!!よかったぁ…」ヘナヘナ

滝壺「でも今の攻撃…どこから?」

絹旗「しゅ…周囲に敵はいませんでしたよ!?なのに…!」








……………………………………

カフェ付近の店舗、屋上

??「チィー…おしいおしい」チャポン…

???「とっさに後ろに身を引きましたか、噂通り中々手ごわいようですね」

??「『アイテム』ねぇ〜無能力者の戦闘員から狙ったがアテがはずれたな、それにあの新人の能力…なんだありゃあ?」

??「たしか情報だと名前は『浜面初流乃』…どうやらオートリバースの類の能力らしいですが詳細は不明ですね」

???「そしてレベル5が1人にレベル4が2人いるってか?中々の戦力だぜ、ウチの組織の上層部が潰しておこうと言うのも納得だな」

??「彼女達は『学園都市』自体に牙を向いてるという情報もあります、鮫島…油断なきように」

鮫島「ハッ!とんだ狂人どもだな!オレの師匠は奴らに倒されたようだが…弔い合戦といくか春馬よォー」
  

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

春馬「ええ…私達の能力ならばやり遂げられるでしょう、それに失敗は許されない」

鮫島「オレには『外』との共同実験により強化された能力があるッ!いきなり喉を切られて平常心を保てるはずはない…だからお前の『おしゃべりな唇(トーキング・ヘッド)』は上手くハマっただろ?」

春馬「問題ありません、彼女達はスデに私達の術中にある…全員、覚悟してもらいましょう」ピィイイン…

キィイイイイ…

フレメア「はまづら…もう治りそう?」

浜面「ええ、終わりました…失った血も『作った』のでご安心を」

絹旗「ダメですね…敵らしきものは超どこにもいません、近くに潜んでいるんでしょうか?」タッ

麦野「どうやら相手は追撃の機会を伺ってるみたいね、フレンダ?もう喋れるかしら」

フレンダ「う…ゴホッ!ゴホッ!心配かけてごめん!もう大丈夫な訳よ、えへへ…もうすこしでフ/レンダになるとこだった訳か…」ゲホゲホ!

絹旗「ふぅ…それだけ軽口が叩けるならもう超安心ですね、早速ですが敵の事を質問しましょう」

麦野「フレンダ、敵はどんなヤツだったの?」

フレンダ「えーと…確か…『デカイやつ』だった訳よっ!!」

フレンダ(………あれ?)ピタッ

滝壺「でかいやつ…?それがスープの中に?」

絹旗「何だか超矛盾してる気がするんですが…」

フレンダ「…今アタシ、なんて言った?」

浜面「でかいヤツと言いましたが…本当にそう見えたんですか?」

フレンダ(違うっ!アタシが見たのは『小さな水の塊』だった!!サメみたいな形で…)

フレンダ「うんっ!確かに『大きくて石ころみたいなヤツ』がスープの中にいた訳よっ!!」バ-ン!

浜面「…石ころみたいな、ですか?」

フレンダ「アレッ!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
  
フレンダ(な…なんだ!?アタシさっきから口に出したことが『逆』になってる!?ど、どうして…?)

麦野「何だかピンとこないわね…あんたが見たのは『大きくて石ころみたいなヤツ』でいいの?」

フレンダ(だ、だから違うッ!アタシが見たのは…!)







フレンダ「うん、見た」コクリ 

麦野「はあ…」

フレンダ(ちっ……………がぁあああああああああああああああああああうッ!!!どうなってんのこれはぁあああああああ〜!?!?!?)バンバン!

フレンダ(さ…さっきから『本当』の事が言えないッ!!わたしの意思と無関係に口が勝手に動いてしまう…とりあえずしゃべる事はできるけど!)

絹旗「ねえフレンダ…あなたさっきから言ってる事が超おかしいですよ?まだ混乱してるんじゃないんですか?」

フレンダ「そ、そんなこと!………むぐっ!!」ガバッ!

絹旗「何ですか?早く答えてください!」

フレンダ(これ以上口を開くのはダメだっ!おそらく不意打ちをくらったときに『何か』をされたんだ…!水の能力とは違う別の能力でっ!!)ムググ

絹旗「まさか本当は見てなかったなんてことないですよね…?強がってる場合じゃないですよ!」

フレンダ(にゃにぃ〜!?この貧乳絹旗め!!いーわよ…ぜってーに答えてやる訳よっ!思いっきりうなずいてやるッ!!)グググ…

フレンダ「もちろんッ!!見て……」ゴバァアアアアアアア!!

ゴキョン!

フレンダ「あが!?み……みて…………な……い……!」クビゴキ-

絹旗「…見てないじゃないですか」

フレンダ(うっ…うなずくことさえできないッ!!なんなのこれ…一体なんなのぉおおおおお!?)

フレンダ「く…くび!痛……痛………」アガアガ

フレメア「一体どうしたのおねえちゃん?なんだが狂人めいてるにゃあ」

滝壺「はまづらが治すときに生命エネルギーを入れすぎたんじゃ?」

浜面「こんなにおかしくなるはずはないのですが…」

フレンダ(ちがうのお〜!私が悪いんじゃないっ!この口が悪いのぉ〜!!)ウワ-ン!

麦野「あーもう!とにかくアンタは少し休んでなさいな!でも攻撃を食らったのは確かなことよ…『遠距離操作』の能力でね」

浜面「店内も見るべきですね、客に敵が紛れ込んでいるかもしれませんし」クルッ

フレンダ(なっ!?そ、それはマズイッ…店内の客の『飲み物』や『スープ』から不意打ちされたら浜面でも対処しようがない!止めなきゃ!!)ダッ!

フレンダ「だめ浜面ァーッ!『ぜひ店内を探索すべき』だっ!…え!?いや違うッ!?」グイッ!

浜面「ええ…フレンダの言うとおりです、中を探しましょう」


フレンダ「うああああああああ頼むよおおおおおおおお!『店内』を探すべきだよォーーー!!行ってちょうだいはまづらぁああああああああああああ!!!!」ズルズルズルズル

浜面「ええ!だから『店内』に入りますってば!!」ダッ!

フレンダ「おおおおおおおおお!?入ろう!入ろう!ぜひ店内に入ろうゥウウウウウーッ!!」ズルズルズルズルズルズル

浜面「何なんですかフレンダ?だから中を見ますって!!」

フレメア「無限ループだにゃあ」

絹旗「フレンダェ…」

フレンダ「浜面!2+2は5だッ!3×3は8だッ!アタシの言いたいこと分かる!?ドイツの科学は世界二位だ!ニャアニャア鳴くのはハゲタカだ!あたしは男だ!ジョリーンも男だッ!エルメェスは女だ!カラスの色は白い!松崎しげるも白い!スタープラチナの色は青…もあるか!!」ハァハァハァハァハァハァ!!

浜面「…………はあ」

フレンダ「あ…あーん!ほら見てあたしの口の中ッ!!言いたい事!分かる!?ねえ浜面!あたしの口の中どうなってるゥ〜!?」アヘアヘレロレロ

浜面「フレンダ……あなた大丈夫ですか?」オソルオソル

フレンダ「うん、大丈夫」コクリ







フレンダ「ほああああああああああああ!?違う!違う!違うゥウウウウウーッ!!」ガンガンガン!!

絹旗「ナ…ナムアミダブツ!!」

滝壺「なんたる狂気か!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フレンダ(だめ…だ…言いたい事がマトモに伝わらない!このままじゃあみんなを危険に晒してしまぅううう〜っ!!)アワアワアワ

麦野「とっ…とにかく滝壺!?あなたのAIMストーカーで痕跡を探せるかしら!?」

滝壺「う、うん…やってみるよ」

フレンダ「えっ!?」バッ!

フレンダ(た、滝壺がもし痕跡をたどって『水場』についたら…!)

フレンダ「あっ!そうだッ!!絹旗『ペン』貸して!?持ってるよね!?」

絹旗「え?持ってますけど」スッ

フレンダ「ありがとっ!ふぅ…はぁ…!」カキカキカキ…

フレンダ(や…やった!書く事は自由にできる!!『水場はキケンなんだッ!』『アタシの舌にノウリョクがッ!』こう書けば…!)ハアハアハアハアハア

フレンダ「書けた!!みんな見て!これだッ!あたしの言いたい事はこれなんだぁああああーっ!!」グオオオッ!

浜面「言いたい事?…………え?」

フレメア「これどういう意味だにゃあ?」

絹旗「こ、こんなタイミングに下ネタ言ってどうするんですか…」

滝壺「この『した』ってやっぱり…だ、だめだよえっちな言葉は…///」

フレンダ「え…?」チラ








『キケンな水着なんだッ!』
『アタシの下はヌルヌルだッ!』

フレンダ「ファッ!?」

フレンダ(ひ…ヒィイイイイイイイーーッ!!あたしは発情なんかしてなィイイイイイイ!!だめだ…書く事もデタラメになっちゃう〜〜〜〜!!)ゴシゴシゴシ

フレメア「ねえねえ浜面?下がぬるぬるって?」

浜面「そ、それはですね…僕に聞かれましても…」

滝壺「それ以上いけない」


ドドドドドドドドドドドドドドドドド

フレンダ(わ…わからないッ!この状況…どうすればいいの!?)

麦野「ねえ…本当に大丈夫なのよねフレンダ?」

フレンダ「うん、大丈夫」コクリ







フレンダ(だからちっがぁああああああああああああああああああああああああああうッッッッッッッッ!!!もうどうしたらいいかわかんなィイイイイイイイイ〜!!!)アヘアヘアヘアヘアヘ!!

これもうわかんねぇな
それラリ

第6位のジョナサン=ソギイター
身長195cm、体重100キロ
超絶ガチムチ、丸太のような足
だが顔は優しげ
ファントムブラッド高校(!?)の三年生
非常に紳士的な性格
興奮するとたまにセリフを間違える
考古学の分野で優秀な成績を収めているらしい、しかし脳筋思考気味
能力は究極・波紋疾走(すごいオーバードライブ)というか肉体が凄まじく強い
おそらく垣根並に正体不明な能力だが似ているところが多い、なぜ…?
所属しているラグビー部にやたらやかましい後輩とすこし胡散臭いコーチがいるらしい
この人だけ絵面違くね?
僕には戦う理由があるッ!
コオオオオーッ!
何をするだァーッ!(様式美)

彼も後々の物語に関わってくる…かも
それスタ!

フレンダ「うう…!分かる(分かんない)…分かるよぉおおおお〜!(分かんないよぉおおお!)」メソメソ

フレメア「ダメだお姉ちゃん…完全にイカれてやがるにゃあ!」

滝壺「もうフレンダは旅を続けることもできないのかな…」

浜面「…………」

フレンダ(うううう…!なんとかしなきゃ犠牲者が増えてしまう!どうにか…どうにかして伝えなきゃあならないッ!!)





…ゾザザザザザザザ

フレンダ「…ハッ!?」ガバッ!

絹旗「ん?やっと正気に戻ったんですか?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フレンダ(さっき攻撃されたとき水差しを落としたんだ…)

麦野「そうなの?じゃあ改めて話を…」スタスタ…

フレンダ(みんなの足元にできた『水たまり』に!『敵』が移動してきているッ!?)

アイエエエエ!?1レス更新ナンデ!?
ハイ!ゴメンナサイ!(夕方に更新)
今日のアニメジョジョは神回でしたねラリホー

失礼しました!『まだ』第7位です
ちょっとだけ更新それスタ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フレンダ「み、みんな見てェーーーー!!あそこにそこにいる…!」ビッ…


…グインッ!!

フレンダ「ぞっ!?」ミセノナカユビサシ-

絹旗「あそこって…レストランの中ですか!?」

フレメア「指差したのはレストランの『トイレ』?」

麦野「フレンダ!今度こそ本当に見たんでしょうね!?」

フレンダ「うっ…うあああっ!」ブルブル

フレンダ(ちっ…違う違うっ!『指』が勝手にィ〜〜!)







フレンダ「うん!見た」コクリ

麦野「よし!中を探すわよ!」ダッ!

フレメア(うンガァアアアアアアアアアアアアアアーッ!!)ウッヘェ-ッ!

麦野「よし!追跡を開始して…無理しちゃだめよ!」

滝壺「うん、任せて」キュイイ…


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フレンダ(だ、ダメだーッ!口を開いちゃダメ!!先回りして『水』に近づけさせないようにしなきゃっ!!)ダッ!!

フレンダ「う…うんがあああああああああーっ!!」キュッキュッ!

絹旗「超何してるんですか…?そっちに蛇口をひねっても水は出ませんよ?」

フレンダ(ちっくしょー!こーなったら絶対もう口を開かない訳よッ!みんなが『水』に近づく前に『力づく』で守ってるやるぅうううううううう!!)

絹旗「もう…開けましたよ、ほら」ジャバ-ッ

フレンダ「のおおおおおおおおおおおおーっ!?!?!?」ガビ-ン!

浜面「どうやら男女共用トイレのようですね」

麦野「敵からしたら男用だろうが女用だろうが関係ないでしょうけど…どう滝壺?」

滝壺「…ここの、この個室から微弱なAim拡散力場を感じる…今はほとんど残ってないけれど」

麦野「敵がこの中に居たかも知れないってわけね、詳しく調べるわよ!」ガチャ!

フレンダ「ハッ!?」ガバッ!

フレンダ(も、もし便器の中を覗き込んだりしたら間違いなく『致命傷』になる攻撃を受けるッ!止めなきゃ!どうやって…?どうやって…!!)ウ-ンウ-ン…

フレメア「さっき冷たいもの飲みすぎちゃったにゃあ…後でトイレ済ませとこっと!」

絹旗「ここのトイレはやめといた方が超いいですね」


ピッキィ-----z________ン


フレンダ(………そうか、ここを)グッ

浜面「ん?どうしたんですかフレン」





フレンダ(ここを…使えばいーんだぁああああああああーッ!!)パンツスットォオオオオオオ-----ン!!

浜面「ダッ…」

バッ!

フレンダ「うおおおおおおおーッ!!」ダダダダダダ!!

浜面「むぐ!?」パンツバッサ-!

フレンダ(そうだ…!これしかない、止めるにはこの手しかないッ!!)ギン!

麦野「騒がしいわね…フレンダ!?また何か…え?」ピタリ

滝壺「し、下…はいてな」

フレンダ「らぁああああっ!」ダンッ!





ストン

フレンダ「んッ…///」ブルッ…




















…チョロッ



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

フレンダ「う…うおおおおおおお!!のぞいてッ!!(覗かないで!//)中をのぞいてぇええええええええーーーーッ!!!(中をのぞかないでーっ!//)」チョロチョロチョロ…

絹旗「うわああああああ!?なにしてるんですかあぁああああーッ!?」

フレメア「お…おね…(絶句)」

フレンダ「こっち来てッ!(向こう行って!)みんな!!ここをのぞいてちょうだいよォオオオオオオオオオオオ!!!」チョロチョロ

麦野「あんたいきなり変態趣味になったの!?先輩からのアドバイスだけどマジでやめといた方がいいわよ!?」

滝壺「う…ぐ…!い、胃痛のもとがふぇちゃうよぉおお…」キリキリキリキリキリ

フレンダ「む…むぐぐぐ…むぐぐぐぐ!!///」ウルウル

浜面「い…いや…ちょっと待ってください皆さん」グイ

絹旗「浜面!?絶対!絶対見ちゃダメですよ!!見たら超ブッ殺しますからね!!」

浜面「目をつぶってますから問題ありません…あ、これパンツです」ヒョイ

フレンダ「あ!?あげちゃうわアタシのパンティー!!(返して!)」

浜面「遠慮しておきます、思い返してみればさっきからフレンダの様子が何か変だ」

フレンダ「!!」

フレメア「変って…それどころじゃないにゃあ…」

絹旗「さっき攻撃されたから気が超動転してるんですよ!新たな性癖に目覚めるくらいに!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

浜面「いや違います、さっきからフレンダは口を押えています…『口の中』がどうかしたのですか?さっき攻撃を受けた時に『何か』されたのですか?」

麦野「何かされたですって…?」

滝壺「まさか…攻撃された能力とは別の『何か』から?」

フレンダ(や…やったあ!!さすが浜面な訳よ!カンがいいぞ…もう少しだ!口を開けない状況でも浜面ならワケをもう少しで理解してくれる訳よォーッ!!)パァーッ!

麦茶のおかわりにフレ茶どうぞ
それではラリホー!

最近なんか展開がとloveるめいているのだ!
このSSは非常に健全ですスタート

フレメア「じ…じゃあお姉ちゃんがおかしくなっちゃったのは敵の能力のせいってこと?」

フレンダ(そうだーッ!もう少し…もう少しで…!!)ハキハキ

絹旗「フレンダ!何か『口の中』にされたんですか?」

フレンダ「いや、全然なんともない訳よー」フルフル

絹旗「されてないじゃないですか!」

フレンダ(う…うわぁああああああああああん!!はまづらぁ〜!はまづらがいいのォーッ!!)オロロ〜ン

麦野「うーん…能力のせいとはいえこんなに混乱してちゃあワケが分からないわね」

滝壺「やっぱりフレンダが落ち着くまで敵を探そう、それにその敵を倒せば元に戻るかもしれないし」

スタスタ…

フレンダ(う〜う〜!もう少しだったのにッ!絹旗め!バカ!貧乳!まな板!)

…ポタッ

フレンダ「…ん?」

ポタッ…ポタッ…

フレンダ(て…手が切れてる?さっきジタバタしてたときにどこかでぶつけたのかな…?)

浜面「おや?フレンダ、手をケガしてますね」クルッ

フレンダ「あっ!!」ビクッ!

浜面「血が出てるようですが…結構深く切ってしまったんですか?」スタスタ…

フレンダ(ち、ちょっと待って…!?この『血』からさっきの敵が出てきたらヤバイ!!滝壺より先に浜面がやられちゃう!!)グググ…

浜面「ほら…見せてみてください、血を止めてあげますよ」スッ

フレンダ(だ…だめ!来ないで浜面ッ!!わたしの側にきちゃあだめだ!!)バッ!

フレンダ「うん!早く治してよ浜面ぁー!」

浜面「ええ、これくらいのキズならすぐ治せますから」

フレンダ(あっ!えっ!?や、やば…!)ムグッ!

浜面「さあ、手を出してください!キズ口を見ないと」ズイ!

フレンダ「うおおおっ!おあああああっ!!」ムグムグ!

フレンダ(こ、来ないで浜面!たいしたキズじゃないのにッ!手を隠さなきゃ!)グイッ!

フレンダ「血が止まらない訳よ!治して治してー!!」

浜面「だから分かりましたって」

フレンダ「うあっ!?むぐっむぐぅうううう!!」ムグググググッ!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フレンダ(や…やばい!やばすぎるっ!手を口から離したら思わず喋っちゃう…!でも口をおさえたら浜面がわたしの手の血に触って『襲われて』しまうッ!!)

浜面「早くキズに触らせて下さいよ!直接触れなければ治せません」ス-ッ…

フレンダ(これが…これが敵の作戦なんだっ!!まず浜面を狙って…浜面はみんなのキズを治しちゃうからだッ!!)

浜面「フレンダ、早く手を出して…」

フレンダ(このわたしを使って!ちくしょう…ちくしょーっ!!)ギリリッ!

フレンダ「…あぐっ!!」ガブッ!!

浜面「なっ!?」

フレンダ「ふーっ…!ふーっ…!」ギュムム…

浜面(て…手のキズに噛み付いた?)

フレンダ「…ぷあっ!へ、へへへ…こういうキズってツバつけてたら『絶対』治る訳よ…!」ゼエ…ゼエ…

浜面「フレンダ…もしかしてあなたは」

フレンダ「むぐ…!」

浜面「『さっきからずっと』何らかの攻撃を受けているのに、僕たちに真実を伝えることのできない理由があるのですか…?」

フレンダ「!!」

フレンダ(や…やったあ!!遂に分かってくれた!!返事はできないけどそうなんだッ!まさにそうなのよォーッ!!)ムグムグ!

浜面「洗脳系の能力で…例えば逆の事しか話せなくなる能力だとかッ!」

フレンダ(やったぞぉおおおおおお!!流石浜面!!うれしいよぉ~…やっと伝わった!!」パアアアアーッ!



…ピチョン

フレンダ「え…?」チラ


ピチョン…ピチョン…

フレンダ(そこのバケツ…『水漏れ注意』?さっきまでは…何ともなかったのに!?)




…………ゾバァアアアアアアアアアッ!!!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

フレンダ「バカなッ!?しまっ……」

ギャルゥウウウウン!!

浜面「ん……がはぁッ!?」ズッバァ!

ドッゴォアアアアアアアアアアアーッ!!

フレンダ(浜面が…浜面が引きずり込まれる!!こんな浅い『水の中』に!?)

浜面「が…うぐあ……!」ズズズ…

フレンダ(見てる場合じゃあないッ!『こいつ』でとめなきゃ!)ジャラッ!

フレンダ「くっそおおおお!浜面ぁあああああー!!」ビュンビュンッ!!

シュンッ!!

フレンダ「うっ!?」

ボンボンボンボンボンッ!!

浜面「がッ!!」ドギュン!

フレンダ(今の衝撃で倒れたバケツの…こんな少量の水で!『水から水への瞬間移動』をした!?)

浜面「これ…は…!?この『攻撃』は…」グググ…

フレンダ(人間を水の中に引きずりこむことができる能力なんて聞いたことがないッ!でも…この『特製超強力カンシャク玉』を使って妙な水の塊をフっ飛ばせば!これを使ってる敵自体にもダメージのフィードバックがあるはずだっ!!)ギリ…



絹旗「ねえ!フレンダに浜面?そっちで何か物音がしてますけど」

フレメア「何かあったのにゃあ?」

フレンダ「な…なああああああんでもないよみんなァアアアアア!!(大変だみんなぁー!)今そっちにいく訳よォオオオオオ!!(戻ってきてぇえええ!)」



………………………………

鮫島「…よしッ!喰らいついてやったぜ!!まずキズを治療できる『浜面初流乃』を仕留めれば…」

春馬「残りのやつらを始末するのはたやすいということですね、これで計画通りだ」

鮫島「しかし我ながら恐ろしい能力だぜ…小さな水たまりひとつあれば蛇に飲み込まれるタマゴみてーに『人間』を引きずり込めるなんてよォ」

春馬「どうやら『外』の能力者の力は私たち学園都市の能力者とは違うようだ、言うなればこちらは『物理法則を超える』ことで超能力としているが…」

鮫島「あっちは『物理法則をネジ曲げている』ってか?どっもたいして変わらんがな!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

春馬「しかしこの力のおかげで任務を達成することができます、まずは浜面にトドメを刺しましょう」

鮫島「おうよ!師匠は盲目ゆえに異常発達した聴覚で精密な攻撃ができた…おれにはそこまでの精度はないが!『進化』したんだよ…今ならお前ら全員を水中にご案内するくらいはよォーッ!!」

このSS黄金(水)体験多くないですか?
あからさまに気のせいですラリホー

[禁則事項です]はスクアーロからそのまま、春馬はティッツァーノ・ヴァル・パルマ(イタリア国内の地名)からとっております
それスタ!

アイエッ!?「鮫島」が禁則事項ナンデ!?
改めてスタート

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

浜面「う…ぐ…!これは…すでに『2つ』能力が……」ガフッ!

フレンダ「は、浜面!そのサメみたいな水の塊をこっちに向けて!!」バッ!

フレンダ(動かないでよ…!この特製カンシャク玉は一発につきボクサーのパンチ一発分の威力はある訳よ!そのドブ水を吹っ飛ばしてやるッ!!)ブンブンッ!

浜面「うぐっ!?」ドギュン!

ボゴッ!バゴオ!!

フレンダ「ああっ!ま…まずい!浜面が!」

フレンダ(このままじゃ助けられない別の場所へ飛ばれちゃう!しかも爆弾を投げれば投げるほど水が飛び散ってヤツを有利に…闇雲に攻撃してもダメって訳!?ちくしょう!!)ギリッ!

フレンダ「くそっ!」バッ!バッ!

フレンダ(敵の能力は長距離を瞬間移動できるわけじゃない…近くの水から水へ移ることしかできないんだ!それならタイミングを合わせれば…!)グググ…!


………………………………

春馬「ム…どうやらヤツは意識を集中しているようですね、君がどこに移動するかを予想して追跡攻撃するつもりだ!」

鮫島「ああ!分かってるが移動中に捕らえた浜面への攻撃はやりづれえ…だからよォ〜」クイッ!

…………………………………

ズギュンズギュンズギュンッ!

フレンダ(必ず…必ずタイミングが合う時が来る!もう少しで…)

…シュバッ!

フレンダ「来たッ!!そこだぁーっ!!」ブンッ!!

フレンダ(良し!このタイミングなら絶対に当たるッ!早く浜面を助け…)

…ゴボッ!

浜面「うっ!?ガボッ!!」ゴブウッ!

フレンダ「えっ!?」

フレンダ(は、浜面の口の中に!!)

浜面「ごっ!?ガブウッ!!」ボゴアッ!

フレンダ「う…うあああああっ!そ、そんなつもりじゃ…!」

ズギュン!

フレンダ(そんな…駄目だ!逃げられたァアアアアアアーッ!!)

……………………………

鮫島「よし!浜面は仕留めた…オレの能力『クラッシュ』はトイレの水溜りから店内の客のスープまで移動したぜ!あとは浜面にトドメをさし、残りのヤツも始末するだけだッ!」

春馬「まて…ちょっと待て鮫島、この意識…おかしい!なぜ…!」

鮫島「…あ?なんの話だ?」

春馬「今私が盗み見ている『フレンダの意識』…完全に見失っているはずなのに!なぜ『混乱』していないのだ!?」

…………………………………

ドドドドドドドドドドドドドドドドド

フレンダ「…ここだ、この近くのテーブルだ」クンクン…

……………………………

鮫島「混乱だぁ?ハン!どーせ絶望のあまり茫然自失で…」

春馬「違うッ!ヤツは『何らか』の手段で…おまえの能力を追ってきているッ!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

フレンダ(この爆弾は火薬の『ニオイ』がかなりキツイ…浜面はおそらくこれをワザと食らうように身体を動かしたんだ!)

フレンダ「だからぷんぷん臭ってる訳よ…ヤツに逃げられたァーッ!!(ヤツにブチ込むっ!)」ヒュンッ!


ボゴッ!バッシャァアアアアアアアアアアアッ!!

…………………………………

鮫島「何…!うぐァア!?」ゴボァッ!

春馬「さ、鮫島ッ!!」

ガグン!

鮫島「し…しまった…!衝撃のフィードバックがモロに…ガハッ!」ヨロッ…

春馬(まずい…鮫島の『クラッシュ』は強化されているとはいえ、維持に必要な集中力が相乗してしまう!血を吐くほどのダメージになるとは…!)

………………………………

ダダダダダッ!

フレンダ(行く訳よサメ野郎…!浜面はまだトドメを刺された訳じゃない、それに多少ダメージを食らっても浜面は治療することもできる!このまま追跡して蒸発させてやる訳よッ!!)ギン!

フレンダは浜面を救出することはできるのか!?(ひとりで)
それではラリホー

上院議員の声がチョーさんナンデ!?
それではスタート

滝壺「…だめだ、さっきから気配を感じてはいるけど後を追えない…微弱すぎるよ」

フレメア「たきつぼの能力でも追えないなんて…相手は相当用心深いってことだにゃあ!」

絹旗「麦野、幸いこれ以上攻撃してこないようですし超撤退するべきでは?」

麦野「そうね…その選択肢もとっておきましょう、ていうかフレンダと浜面君はどこ行ったのかしら?」

フレメア「あれ?そういえばいないにゃあ…?」キョロキョロ…



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ズギュンッ!


フレンダ(居たッ!次はキッチンと来たか…ぜってー逃がさない訳よ!)ザンッ!

……………………………

春馬「まずい…かなりまずいぞ!完璧に今…君の『クラッシュ』の移動が探知されています」

鮫島「ぐっ…まさか無能力者のフレンダがここまでやるとは…!」ゼエ・・・ゼエ・・・

春馬「いや…浜面だ、ヤツがあえて自ら『爆弾』を食らったからこんな事態になってしまったんだ!」

鮫島「クソ!水でも洗い流せないくらいきつい火薬のニオイがついてるようだ…もしくは消える前にこっちが吹っ飛ばされちまう!」


…………………………

ズギュンッ!ズギュンズギュンッ!

フレンダ(落ち着いて観察してみると一回の移動距離はたいしたことないみたいね、せいぜい2~3mのジャンプ!それなら…ここかッ!)ブンッ!


ボゴアッ!

フレンダ「ビンゴォ!ダメージのせいか動きが鈍くなってるって訳!!」

…………………………

鮫島「うごっ!?」ガフッ!

春馬「鮫島ッ!!」

鮫島「こ…攻撃が…正確になってきていやがる!!」ダラダラ・・・

フレンダ「お次は…ここでしょッ!!」ヒュバッ!


バッシャアアアアアアアアアッ!!

浜面「うぐっ!」ドシャ!

フレンダ「おおっ!!」


…………………………

鮫島「うごぉあっ!!」ガフゥ!

春馬(これ以上鮫島がダメージを食らったら能力が維持できなくなってしまうッ!どうすれば…どうすれば!?)


…………………………

浜面「……が……うぐ…」ハァハァ…

フレンダ(やった…!ついに浜面を放した!これならッ!!)

フレンダ「みんなっ!浜面を助け出してやった訳よ!敵はやっつけた…麦野に絹旗!敵はここだ!水から水に移動するやつだったって訳よォーッ!!」


ピタ

フレンダ(…あれ?)

フレンダ「あたし…今何て言った…?思わず喋っちゃったけど、何で本当のことが言えたの?敵は…まだ一人しか…」


……………………

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

春馬「鮫島…もう大丈夫だ」

鮫島「な…に…!?」ゼエゼエ

春馬「フレンダにかけた『トーキング・ヘッド』は解除した、これで我々の勝利だ…『予定』通りにね」

バンッ!

絹旗「フレンダ!?ここからあからさまな超説明台詞が聞こえましたよ!」

フレンダ「き、絹旗!みんな!!」

フレメア「み、見て!浜面が倒れてるにゃあ!!」

滝壺「この感じ…!麦野!敵はあの水の塊だ!!」ビッ!

麦野「ふたりとも敵に襲われてたのね!下がってなさい…私がソイツをフッ飛ばすわ!!」キュイイ…

フレンダ(よ、よし!理由は分からないけどもう大丈夫な訳よ!これで敵を本当にやっつけ…)



…シュウウウウウウウウウウウウウウウウ

フレンダ「…ん!?こ、このニオイは…」クンクン…

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フレンダ(こっ…これは『ガス』のニオイだッ!まさか敵がキッチンのガス栓を!?そんなところで麦野がメルトダウナーを撃ったら…)

シュウウウウウウウウウウウ…!

麦野「全力でやるまでもないわね…行くわよ!!」ギュウンッ!

フレンダ(まだみんな気づいてない!止めなくては!!)

フレンダ「よっしゃああああーっ!!麦野っ!おもいっきしフッ飛ばしちゃえって訳よォーッ!!」

フレンダ(…え!?ま、またウソを!?)バッ!

麦野「任せときなさい!はあっ!!」ビシュウウウウウッ!

フレンダ「ハッ!や、やめ…!!」







…ドッゴォオオオオオオオオオオオオオン!!!

麦野「なっ!?うぐうううっ!!」ズッサァアアアアアア!!

滝壺「うあっ!!」ドシャッ!

フレメア「きゃあああああっ!!」ゴロゴロ!

絹旗「ば、爆発!?なんで…!!」

フレンダ「う…うあ…」グググ…

メラメラメラメラメラメラメラメラメラメラ…

浜面「が…うぐぐ…!『本体』……を……」ブチン!

フレンダ(せっかく助け出せたのに…あたしがウソを喋ったせいで!?浜面が…また…!)

浜面「追う…のは………『敵の能力』じゃあ…ないッ!ぐぐぐ…『本体』です……フレン……ダ…」


…ズギュウウウウウウウウン!

フレンダ「は…浜面ぁあああああああああああーッ!!!」

コロコロコロ・・・

フレンダ(そん…な!ブローチだけ残して…)

フレメア「これって…何がどうなって…」

麦野「ぐ…う…!フレンダ、なぜ今止めなかったの…?」

絹旗「厨房中にガスが充満してるじゃないですか!?」


…ゾザザ

フレンダ(み、みんなの『手元』に!ヤツがいる!?)

フレンダ「あっ!危ない!敵だぁーっ!『上』だ!『上』にいる訳よっ!!」

滝壺「えっ!『上』!?」キョロキョロ

フレンダ(ち、違うッ!?『下』だ…敵は『下』にいるのにっ!?)


ドギュン!ドギュドギュドギュッ!!

麦野「上って…ううッ!?」ボゴッ!

絹旗「うあッ!!」ドバドバッ!

滝壺「フレメア!危な…うぐぅっ!!」ドゴッ!

フレメア「にゃああああっ!?滝壺!?みんなが!!」

フレンダ「み…みんなぁあああーッ!!そ、そんな…!」

フレンダ(い、今飛ばしたのは『水の弾丸』!?そんな攻撃方法もあったなんて…!)

絹旗「ふ…フレンダ!?いったい何なんですかさっきから!!」ゼエゼエ

麦野「痛つ…!言ってることが滅茶苦茶じゃないの!!」

フレンダ(だめだだめだだめだ~!!どうしても喋っちゃう!浜面が連れ去られて見失った…でもアタシひとりで、『ひとりで』敵を倒すしかないッ!!)ダッ!!

フレメア「お、おねえちゃん!?どこに行くの!?」

フレンダ(浜面は『本体』を探せと言った…敵はダメージを食らってる!この大通りで『ふらついてる』ヤツを探せってこと!?で、でもどうやって…?)


………………………

春馬「よし!これで予定通りだ!浜面さえ始末すればもう傷は治せない…そうでしょう鮫島?早く彼にトドメを!」

鮫島「ああ…!ヤツの息の根を止めるくらいの余力はあるッ!だがフレンダが店の外に出たぞ…」フゥ・・・フゥ・・・

春馬「大丈夫だ、近くには噴水広場もあって学生が大勢歩いています…バレる前に逃げられる!あなたの『クラッシュ』はどこに?」

鮫島「そこの広場の『噴水』にいる!だが射程ギリギリだ、場所を変えねばならんぜ!」

春馬「ええ、人に紛れて広場に出ましょう…ツラいかもしれないが呼吸を整えてくれ」

鮫島「問題ねえ…これで『任務の完了』は間近になるッ!」

クライマックス直前だが今日はここまで!
更新が空きがちになってすまんな、本当にすまん
それではラリホー

割と長くかかってしまった…
クライマックススタート!

アイエエエエ開幕酉誤爆ナンデ!?
改めてスタート

ヒラヒラ…

子供「見て見て母さん!キレイなちょうちょだ!!」

母親「こんなところに?珍しいわねえ」

ガヤガヤ

フレンダ「うう…!」キョロキョロ…


鮫島「フレンダのヤツ俺たちの事を見つけられないみてーだな…」ヒソヒソ

春馬「こんなに人がいる中で君を区別することなんてできっこないさ…落ち着いてここから離れれば何も問題はありません」

鮫島「おう!そこでずっとキョロキョロしてな…浜面にトドメをさしたら仲間をひとりずつ殺ってやるぜ!」ニヤリ





…ピタリ

鮫島(…あ?)チラリ

フレンダ「……………見つけた」

春馬「…!?」

鮫島(なんだ…『見つけた』だぁ?どうせ春馬のトーキング・ヘッドによるウソだろうが!見分けがついているはずは)

フレンダ「そこに…いる……」スタ…スタ…

鮫島「おい春馬…お前も能力を連続使用はキツいんだろ?一旦術を解…」ヒソヒソ

春馬「……………解いている」

鮫島「………は?」


ドドドドドドドドドドドドドドドドド

春馬「解いたんだ…浜面を始末した後に改めてかけるつもりで…!」ブルブル…

鮫島「ちょ…待てッ!?それは…つまり…!!」

ツカツカツカツカ!

フレンダ「『見つけた』ぞっ!そこの2人…アンタ達が敵だッ!!」ギン!

鮫島「なっ……何ィイイイイイイイイーッ!?こっちに…こっちに向かってきやがるッ!!」

春馬「バカなッ!どうやって私達が敵だと…!」

フレンダ「やっと見つけた訳よ…浜面からのメッセージを頼りに!アンタらをね!!」バッ!

春馬「メッセージだと…!?」


ドドドドドドドドドドドドドドドドド

フレンダ(そうとも…負傷している方の敵の『肩』には『蝶々』がとまっている…)

ヒラ…ヒラヒラ…

フレンダ(それはこの浜面の残したブローチから『生まれた蝶々』と寸分違わず『同じ模様』!!浜面は自分が連れされる時に『生命を生み出す能力』でアタシにメッセージを残したんだッ!!)


ガヤガヤ!オイオイ!ナンダナンダ?ケンカカ?

フレンダ「そこのケガしてるアンタがさぁ〜…浜面を連れてった野郎ってわけよぉおおおーッ!!」ズラァッ!

春馬「ま、まずい…!仕掛けてくるぞ!!」

鮫島「この広場には後ろの噴水しか『水』がねえッ!フレンダの近くまでジャンプするための『水』がどこにも…!」

フレンダ「これで終わりだ!フッ飛べぇええええーッ!!」ブンブンブンッ!!

ヒュバッヒュバッ!!

鮫島(ば…爆弾が!!しまっ…)

ドンッ!

鮫島「うお!?」グラッ!

フレンダ「!?」


…ボゴボゴボゴボゴボゴォッ!!

春馬「ぐっ…ぐああああああああああああーッ!!」ドッバァアアアア!

鮫島「は…春馬ァアアアアーッ!!お前ッ!!」

フレンダ(なんですって…仲間が浜面をさらった方を庇った!?)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

春馬「ガフッ!これで…フレンダまでジャンプできる道はできたろう…」ドクドク…

鮫島「…!!」

フレンダ(あ、足元に…『血』が…!)

春馬「これで私たちの『勝利』だ…変わり……な……く…」ガクリ

鮫島「…ああ」スクッ

フレンダ「ッ!!」

鮫島「組織の任務だとか…そんなことはどうでもいい」ギリイッ…!

春馬「……………」シィーン…

鮫島「春馬…オレはお前のためにヤツを始末するッ!『アイテム』の奴ら全員もだ!!クラッシュ…フレンダを蜂の巣にしろぉおおおおおおおおおおーッ!!!」ゾザザザザザザァアアアアア!!

…ドバッ!ドバドバドバドバドバドバ!!

フレンダ「う…ぐううううううううっ!!」ドゴドゴドゴドゴォッ!

キ・・・キャアアアアアアアーッ!!バクハツ!?ヒトガタオレテテオンナノコガイキナリチマミレニ…!

鮫島「死ねフレンダ!春馬のためになァアアアアアアア!!」

フレンダ「…ぐうッ!!」ダンッ!!

鮫島「な!?」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

フレンダ「怯むと…思う訳?これしきの…」グググ…

鮫島(そん…な…コイツ!!)

フレンダ「これしきの…事でぇええええええ!!」ブンッ!!

鮫島「ぐえっ!?」ボゴァ!

フレンダ「アタシは…『アタシ達』には夢がある訳よ…それじゃあね」スッ…

…ズラァアアアアアアアアアアアアッ!!!

フレンダ「ボラボラボラボラボラボラボラボラッ!!」ドヒュドヒュドヒュ!!

鮫島「うごっ!ぐげっ!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!

フレンダ「ボラボラボラボラボラボラボラボラァアアアアアアアアーーーーッ!!!」ドヒュドヒュドヒュドヒュドヒュドヒュ!!!

鮫島「うっ…ぶぎィイイイイあぁああああああーッ!!」ボッガァアアアアアアアアアアアアアン!!


…クルッ

フレンダ「…ボラーレ・ヴィーア!(飛んで行きなッ!)」バンッ!


ヒュウウウウウウウ…

鮫島(こんな…圧倒的な『精神力』…裏切り者のくせに!学園都市に始末される運命の…未来に絶望しかないハズなのに)


…ドサッ

鮫島「こいつらを突き動かす…まるで希望があるような精神力は…いっ…た…い………」ガクッ…


ドォーーーーz_________ン!!

鮫島・春馬ペア 再起不能!!

ウワアアアアアアアア!?マタヒトガタオレタ!?ケイビインヨベーッ!ケイビインヲヲヲヲヲーッ!!

ピチョン…ピチョン…

フレンダ(あそこに倒れてるのは…浜面?拘束が解けたんだ…息を止める暇は無かったって訳ね!)ゼエゼエ

浜面「……………う」ピクリ

フレンダ(でもなんか不思議なカンジ…アタシは知らず知らずのうちにアンタの決断する方に動いちゃってた訳?『リーダー』に従うみたいに…浜面がいれば希望はあるかもしれない、この『夢』には…)フッ


…ムクリ

浜面「…ゴホッ!ゴホッ!ここ…は…?」

フレンダ「え…えへへ…なんとか無事で戻ってきた訳ね浜面…」ドクドク…

浜面「ふ、フレンダ!?そのキズは…敵を倒したのですか?」

フレンダ「もちろん!このアタシが鮮やかに…敵を…」フラリ

浜面「!!」

…………………………

浜面「ここらでいいでしょう、人目にはつかないビルの陰だ」スッ…

フレンダ「はぁ…はぁ…ちょっと浜面ぁ?こんなとこに運び込んでいかがわしいことでもするつもりな訳~?な…なんつって…」ハァハァ

浜面「冗談言ってる場合じゃないですよ…無茶をし過ぎです、おかげで助かりましたけど」

フレンダ「痛つつ…アンタの能力による回復を期待してなきゃやんないってーの!早くキズを治して欲しい訳よ…」

浜面「もちろんです、しかしひとつ言っておきますけど…僕の能力は『治す』んじゃなくて、破けた衣服や流れ出る血を使って身体の『部品』を作るんです」キュイイイ…

フレンダ「どーでもいー訳!早く治してよー!!」ムキー!

浜面「『治す』わけじゃないんですって、痛みは残りますけど後で文句はたれないでくださいよ?」

…ズギュンッ!!

フレンダ「い……いだぁああああーっ!?うあうっ!もっとやさしく!やさしくやさしく治してよはまづらぁ!?」ズキズキ!

浜面「だから無理です!もう中学生なんだから騒がないでください、それに上着を脱がなきゃキズをふさげません」ゴソゴソ

トコトコ…

フレメア「う~ん…おねえちゃんにはまづら、一体どこにいっちゃったのかにゃあ」

ウーウー…ナニ?ジケンデモアッタノ?ウン、ノウリョクシャドウシノラントウガアッタラシクテ…

フレメア(なんだか騒がしいなあ、何かあったのかな?ま、今は二人を探さなきゃ!)トテトテ!

ピタッ

フレメア「おっ?ここのビルの陰にいたりして~…?」ソロォ~ッ



浜面「……………」ゴソゴソ・・・


フレメア「わッ!?ほんとにいた!あそこにしゃがんでるのははまづらだにゃあ!」

フレメア(それにはまづらの前に誰か横たわってるみたい…おねえちゃんかな?とにかく声をかけよう!)

フレメア「おーい!はまづらにおね…」





フレンダ「…ああっ!!浜面ぁ…もっとやさしくして!そこはっ…だめっ!だめぇえええ~!!///」ハァハァ…

フレメア「………………え?」ピタ


フレンダ「ん…んあああっ!だからもっとやさしく…こんなの!耐えられ…んんっ!!」ビクビクッ!

浜面「…です、…我慢して…さい。…を入れますから…」

フレンダ「あっ!?ふ、服をぬがせないで!感じる…もっと感じちゃうからぁああああああ!!!///」ビクンッ!


フレメア「…!?!!!!!?!??!!!!??」ガバァッ!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フレメア(そっ…そうかッ!!二人がいなくなったのはこれをするためなんだ…保険体育でならった『アレ』だ!!そんなぁ…おねえちゃんもはまづらも中学生なのに…なのに…!///)ドキドキドキドキ

フレメア「あ、あれっ!?急に目にゴミがはいったにゃあ!?見えない!二人なのかよくわからないにゃあっ!?」ゴシゴシゴシゴシ!


フレンダ「だっだめだめだめだめぇえええ~!!んぁあああああーっ!!!!///」ビクビクビクッ!!

フレメア(見ていないッ!わたしはみてないにゃあ…なあーんにも見てないにゃあああああっ!!)///


To be continued…

Q.これがやりたかっただけだろ!
A.これがやりたかっただけです
それラリ

話はジョウスケコンビに戻ります
それスタ!

学園都市、カエル先生の病院前

佐天「二人とも…本当にありがとうございましたっ!」ペコッ!

一方通行「オレは何もしてねェーッて!助けたのはミカサの野郎に…おめェだよ」ポン

番外個体「いえ、もとはといえば佐天さんが誘拐されたのもアタシのせいよ…本当にごめんね」

佐天「ううん!ミクさんのせいだなんで思ってません!私が敵に操られた時に何度も止めてくれたじゃないですか?だから…私はミクさんが『いい人』だって分かるんです!絶対に!」ギュッ!

番外「…!!」

一方「だ、そーだぜェ?」フッ 

番外「…その言葉だけでだいぶ救われたわ…こちらこそありがとう、佐天さん」ニコ

佐天「その言葉はミカサちゃんにも言ってあげてください!だから…」


ドドドドドドドドドドドドドドドドド

一方「任せとけ!さっきは出番無かったけどよォ〜…手のかかる妹を迎えに行くとするかッ!!」パシン!

番外「ミカサちゃんはどんなことがあっても助け出すわ!だから佐天さんは安心していて」

佐天「…はいっ!」グッ!

一方「もうカエル先生には事情を話しといたから後は大丈夫だァ、しっかり体を休めてくれ」

佐天「分かりました!でも初春にニコラに春上さんにはなんて説明しようかな…いきなり入院してたなんて心配をかけちゃうし」ウ-ン

一方「『いつも通りトラブルに巻き込まれた』って言っとけば納得するンじゃね?」

佐天「あっ!それもそーですね!」ポン!

番外「それでいいの佐天さん?」

佐天「頑張ってください二人とも!私…待ってますからねー!」タタタ…

一方(しっかし佐天さん、さっき『ニコラ』って言ってたよなァ…それは上条さンのトコの?…まさかな)

番外「ねえ、道行」ヒョコッ
 
一方「おわっ!?び、ビックリさせンなよ!いきなり顔近づけンな!」ドキドキ!

番外「早くミカサちゃんが連れ去られた場所…『アタシが倒れていた海岸』に行きましょう、ここからは結構遠いわ」

一方「それなら任せとけッて…オレが『跳べ』ばすぐに着くからよォ〜」ニヤ

番外「飛ぶ?道行って羽が生えるんだ」ヘ-
 
一方「流石に生えねーよッ!?どこぞのクソメルヘン野郎と一緒にするンじゃ…いや、知らねェか」

番外「?」

一方「まァともかくだ!オレも何を隠そう能力者のはしくれよ…『能力を使って跳んで行く』!バスなんか目じゃねーぜ?」

番外「そう、道行ができるって言うんならそうなんでしょ?信じるわ」ジッ

一方「…だから見つめンなって」プイ

番外「ダメ?」

一方「あーもう!とにかくオレの肩につかまってろ!!振り落とされねーようにな!」

番外「うん」コクリ

一方(なんかチョーシ狂うぜェ…記憶がねーからって恥じらいもなしか…?)ポリポリ





番外「よいしょっと」ギュムッ

一方「」ムニュン

ヒソヒソ…ビョウインノマエデダキアッテルワヨ…チクショウ…バクハツシサンシロ!!

一方(ま…待てェエエエエエエーッ!?こんなに『密着』しろとは言ってねェ!!し、しかも…この感触はッ!?)ダラダラ

番外「どうしたの?早くいこう」ムニムニ

一方「あっ…圧迫し過ぎだろォーッ!一旦離れろッ!!」///

番外「アタシ圧迫されてないと落ち着かないんだけど、これでいい?」ダキッ

一方「まっ!?前から抱き着くなッ!圧迫すンなッ!目を閉じるなァアアアアアアアーッ!!!」コウシュウノメンゼンデ!



診療室

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


カエル先生「あの…佐天君、外がどうかしたのかい?温度計が…」

佐天(うっ…ううううううううう~~~~ッ……!!ミカサちゃん助けにいくんじゃんかったんですかぁ!?イチャイチャするのをアタシに見せつけて楽しいのかァアアアアアアアーッ!!)ベキベキベキベキ!!

女難性 :A
明日またぎそれラリ!

あ、体温計だった(無能)
ケジメスタート!

学園都市海岸、輸送コンテナ置き場

…ドルルル…ドルルル

打ち止め「…………ん……あ?」パチリ

??「んん?起きたか嬢ちゃん…ヒヒヒ」ニヤリ

打ち止め「あ、あれ…?ここは?わたしはさっきまでマンションの部屋の中にいたのに!?しかも縛られてる!」キョロキョロ!

??「ちょいと遠出してもらったぜェ〜?次の『エサ』になってもらうためになぁ〜!!」ドリュウウウウ-ン!

打ち止め(このギターの音…連れ去られる直前に聞いた音と同じ!?)

??「安心していいぜ?『ヤツ』が来るまでは危害は加えねえからよ…まあ、あっちの抵抗次第では分からねえがな」

打ち止め「ッ…!」

打ち止め(ここはミクちゃんが見つかった海岸…?あのマンションとは相当離れているはず!どうやって私はここに…)

??「さてと、まだヤツらが来るには時間がありそうだしよぉ〜…楽しませてもらうか!?」ニヤ  

打ち止め(えっ…ま、まさか!?)ゾクッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

??「やることといったら…ひとつしかねえよな〜?」ツカ…ツカ…

打ち止め「や、やめてぇーっ!乱暴なことしないでっ!ロリコンは犯罪だよってミカサはミカサは…」ジタバタ!





??「いや、今から新曲の練習するから聞いて感想きかせてくれ」

打ち止め「へ?」

??「それじゃあ行くぜェエエエエエ!?新曲『スターダストクルセイダース』ッ!!世の中のクソども!俺の魂の叫びを聞けェエエエエエエエーッ!!!」ドリュデドリュデドリュデドリュデドリュデ!!

打ち止め「えぇ…」





…ダンッ!

「残念ながらよォ〜…ライブ中止のお知らせだァアアアーッ!!」ドッシュウウウウウウウウウウウッ!!

打ち止め「!!」

??「ムッ!!」ピタッ


ヒュウウウウウウウウ…


「ドッ…ラァアアアアッ!!」ズゥウウウウン!!

打ち止め「やった…来てくれたんだ!!」パアッ!


ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

??「何…!?早すぎだろッ!何モンだテメーは!!」ザッ!

一方「なァに…そこのスマキのチビッ子の家族だ…送り迎えは保護者の義務のひとつってなァ〜!!」バァ-----ン!!

番外「あれ?もう着いたの?結構乗り心地良かったわよ道行の背中」ムニムニ

一方「だっ!?だからオメーはもう離れろォオオオーッ!!」///

打ち止め「ヌッ…ヌウウウウウウウウウーッ!!妹の前にイチャコラを見せにきたのかってミカサはミカサは殺意の波動に飲み込まれてみるッ!!」ブチブチ…!

??「や、やめろ!縄を千切るな!!そこの女….てめーが『番外個体』だなぁ〜!?」

番外「その呼び名は認めてない…私は『まだ』何者でもないわ」ストッ

??「ヘッ!そんな事は俺には関係ないね…オレの任務はテメーを捕まえて報酬ガッポリもらう事さぁ〜ッ!!」ドリュウウウウ~ン!

一方「オメーが魔術師だってことは知ってる!それじゃあそっちも名乗ってもらおーか!!」ザッ!

音西「いいだろう!名乗ってやるよオニーさんよ…オレの名前は『音西 明』!歳は24歳…ま、このギターは気にしねーでくれ」

打ち止め(いや、気にするでしょ)

音西「オレはもう魔術師なんてどーでもいいから将来は名ギタリストになりたいと思ってるんですよぉおお〜っ…その為には才能だけじゃなくカネも必要なんでなぁ〜!!」ドリュウン!

番外「あきれたわ…そんなチッポケな理由で子供を誘拐なんて」スッ…

一方「それじゃあオメーのギタリスト生命もここまでだ…大人しくソイツを返さなきゃなァ」ボキボキ…

音西「ヘッ!いくらでも言ってろ愚民どもッ!!音西明の限定ソロライブ…大人2名様に子供1名様ご案内だァアアアアーッ!!」ドリュドリュドリュウ~~~~ン!!

音西と道行の喋り方が微妙に似てる気がする…
それラリ!

アニメ終了と共に消えるという事はないのでごあんしんください
六日ぶりそれスタ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方通行「ケッ…招待してくれるのはいいけどよォ~二人がかりってこと忘れてねェよな!!」ザッ!

番外個体「ミカサちゃんを取り返してからアンタをブチのめす選択肢だってあるのよ…!」

打ち止め「そーだそーだ!このふたりはすごーく強いんだから!降参しろー!!」ギャーギャー!

音石「ほぉ~そりゃコワイなぁ?じゃ、『コレ』使っとくか…」スッ

番外(何か取り出した?あれは…携帯?)

音石「それじゃあ…スイッチオォオオーン!!」ドリュゥウウウ~~~~ン!!


…キィイイイイイイイイイイイイイイイ!!!

一方「…ンぐッ!?」バッ!

番外「え!?」

打ち止め「うわーっ!?な、何この音!?あたま痛くなりそうってミカサはミカサは不快感を訴えてみる~!!」ンギギ

音西「おっ!どうやら効いてるみてーだなぁ~!確か名前は『AIMジャマー』とか言ったかな?俺の魔術で出力を上げてるとはいえ科学の力ってのも悪くねぇな!!」

一方「ぐ…ぐぐぐ…!」ビリビリビリ…

番外「道行大丈夫!?アタシには蚊が飛んでいるような音にしか聞こえのに…!」

一方(なんてこった…これは『対能力者』用の妨害装置!あんな小型のタイプは初めてだ…あンなモンどっから手に入れやがったンだ!?)キュイイ…

一方「問題ねェ…!妨害音波は遮断できる!」スクッ…

音西「ん…いまいち効いてねーか?レベルが高い能力者ほどよく効くって聞いてたが、あんちゃんは大したレベルじゃねーのかぁ~?」ニヤニヤ

一方(アホぬかせ!こちとら(一応)第一位だ!!このぐらいの反射はワケねェが戦闘には大分制限が出そうだな…)

音西「低レベルの能力者と記憶のフッ飛んだパープリン女のタッグというワケだ!ククク…」スタッ!

番外「ッ…!」

音西「どーやら簡単におわっちまいそうだな!いいだろう…てめーらなんか『小指』一本で意識不明にさせてやんぜ~?」ピッ

一方「ぐっ…!テメー!ナメるのもいい加減に…!」

番外「…やってみなさいよ」スッ

一方「お、おい!?」

音西「おお~?言うじゃねぇかミサカワーストさんよぉ!?」ククク

番外「やれって言ったのよ、小指一本で」ツカツカ…

一方「待て!不用意に近づくなッて!!」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

音西「ハハーッ!!ナマ言ってんじゃねーぞコラッ!!てめーらごときに」

番外「ふん!」ブンッ!


ゴギン!!


一方「…あ」

打ち止め「あ」

音西「え?」コユビグキー

番外「ふぅ…グーゼン手が滑っちゃったわ、『グーゼン』に」コキコキ

音西「うっ…うっがあああああああああああああああ!?!?!?オレの!オレの指がァアアアアアアアーーーッ!?」ヒィイイイ-ッ!!

打ち止め(う…うわあああ…!痛…痛…!)ゾッ…

一方(容赦無さすぎだろォ…!怖えェよ…)ゾッ…


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

音西「ギ、ギタリストにとって命より大切な指をよくも…よくもやりやがったなぁあああああ!!」ワナワナ

番外「あらそう?それじゃあ『引退ライブ』に変更ね、最後の晴れ舞台…せいぜい頑張って頂戴」ギン…!

一発目で音西の名前間違えた…
一旦ラリホー!

2作のクロスSSの同時進行は実際辛いのだ!
それではスタート!

音西「ぐ…おおお…!この苦しみと痛み!どこに…ブツけりゃあいいんだァあああ…!?う…ううっ この怒りィ…誰に訴えりゃあいいんだァ…アアア!!」ギリギリ

番外「そのギターにぶつければいいんじゃないの?ン?」シレッ

一方「ひでーなお前」

音西「く…クク…いいぜ…ぶつけてやるよ…!」グググ…

打ち止め「えっ!まじ!?」

…バチンッ!

音西「…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおーッ!!!」ドリュドリュドリュウウウウウウウウウウ-------ン!!

一方「うお!?指を無理矢理戻しやがッた!?」

番外「ふーん、やるじゃないの」

音西「うおおおおおおおーッ!!てめーら2人とも再起不能にしてやるゥウウウウウウウウウウウ!!!」ドリュデドリュデドリュデドリュデ!!

※ライトハンド奏法

番外「ふん…やってみなさいッ!!」ダンッ!!

音西「ククク…」ギュウン…!

一方「お、オイ!闇雲に突っ込むな!!」

番外「ちゃちゃっと決めるわよ!オラァアアアアアーッ!!」ブウウウウン!!

打ち止め「すごい蹴りだっ!ミクちゃんってあんなに素早かったの!?」

番外(まずは様子見…さあ!どう仕掛けてくる!?)

…シュンッ!!

打ち止め「!!」

番外「…っと!?」スタン!

シィ-----ン…

番外(なに…!?全く手応えがないッ!!しかも音西が居ない!?ど、どこにッ!!)キョロキョロ!

音西「…後ろだ」

番外「なッ!?」クルッ

音西「う・し・ろだよぉおおお〜ん!!どっち見てんだぁ〜!?ウハハハーッ!!」ドリュウウウウ-ン!!

番外「な、何が…!何が起こったの!?」ズサッ!

一方「振り向かせられたんだ…」

番外「え…!?」

一方「超スピードで、ソイツに…その『電気のカタマリ』にッ!!」


…バチバチバチバチバチバチバチィイイ!!

音西「正解ィイイイーッ!!!!コイツは『レッド・ホット・チリペッパー』ァアアアアーッ!!」ドリュウウウウウウウウウウウ-ン!!!

レッド・ホット・チリペッパー『Yeahhhhh!!!』ドギュウウウウウウウ-ン!!

打ち止め「な、なにあれーっ!?電気のカタマリがひ、人みたいな形に!?」

一方「コッチ(学園都市)の能力者じゃありえねえ事だ…!魔術ッてのは何でもアリかよ!?」

音西「ククク…オレの最大限の怒りを表現できたゼェ〜…」ウットリ…

RHT『チンケな超能力と一緒にするんじゃねーぞぉ!?オレの電気はシビれるぜーッ!!』ビリビリビリビリ!!

打ち止め「しゃ、喋った!?」

一方「いや…腹話術みたいにソイツを通して音西が喋ってるだけだ、原理は皆目見当もつかねーが」

番外「ソイツが蹴りより早い速度でアタシを一回転させたって訳ね…」

音西「その通り!オレのRHTはちぃ〜と素早くてね…」

RHT『文字通り電撃の如くってなぁああああ!!ケケケーッ!!』バチバチバチバチィ!!

なんでもありっすねこのSS
それラリ!

ジョジョリオン10巻発売と新刊でフレンダの胸が育ったと聞いていてもたってもいられなくなって帰ってました、それスタ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

音西「おいおいどうしたぁ〜?早くかかってきなよお二人さんよぉ?待たされすぎて具体的に言えば36日間くらい待たされた気分だぜえ!」ドリュウウウ-ン!

一方通行(何言ってンだ!?ともかくここは様子見で仕掛けてみるか…)キュウウ…

一方「いいぜ…お望み通りかかってきてやンよッ!!」ドシュウッ!

打ち止め「いけぇーっ!電気のかたまりなんかお兄ちゃんのベクトルドラララで一撃だっ!」

番外個体「すごい身体能力…!これが道行の能力なの?」

音西「中々素早いじゃねーか!しかしどうかな!?レッド・ホット・チリペッパー!!」バリバリバリバリ!

RHT『正面から突っ込んできやがったか!バカめ!シビれさせてやるぜェーッ!!』ドッシュウウウウウ!!

一方「望むところだァ!ドラァアアアアーッ!!」ゴバァアアアアアア!!

…ガッギィイイイイイイイイン!!

RHT『何!?』ギギギ…

一方「ぐ…おおお…!」グググ…

打ち止め「えっ、えええっ!?お兄ちゃんの拳を止めた!?」

番外「まるで鍔迫り合い…五分五分ってカンジだわ!」

音西(このあんちゃんRHTの攻撃を止めやがった…!しかもなぜか電撃がヤツの身体に流れねえ!?)

一方(普段なら電撃をカットした上にコイツを文字通り電気分解してやるトコだが、能力の一部をAIMジャマーからの聴覚保護に使ってるせいかそこまでは無理かかクソ!)

RHT『テメー…能力者じゃねーのかコラァッ!」バリバリバリッ!

一方「うおっと!」シュタン!

番外「道行!」

一方「オレは大丈夫だァ!防げねェパワーってわけじゃねーぜ音西サンよォ!」

音西(チッ…!チト見くびっていたか、コイツはどうやらそこらの雑魚能力者ってワケじゃねーのか!反省しなくては…)

一方「相手の力を見るためにワザと突っ込んでみたがどうにかなるレベルのパワーだ…」ボソボソ

番外「分かったわ、それなら取る手は…」ヒソヒソ

音西「ムッ!?てめーら何をコソコソと!オレのライブは基本的に私語厳禁だぜっ!」ドリューン!

RHT『ライブはまだ始まったばかりだぞォーッ!!』ドヒュン!

番外「来た!道行、手筈通りに!」タンッ!

一方「グレートに了解だァ!」ダンッ!

音西「何!?」

打ち止め「二人が別々に動いた!」

番外「最初に言ったけどこっちは二人がかりよ!アタシは『本体』を!」ダダダダダ!

一方「オレが『能力』を止めるってワケだ!ドラァッ!」シュバッ!

RHT『うおっ!?』グルン!

打ち止め(そ…そうか!能力を使っている間は本体はほぼ無力!しかも二人なら本体も能力も同時に攻撃できるんだっ!)

RHTでもRHCでもいいじゃあないか…
再開スタート!

RHC『クソッ!させるか…』

一方「オメーの相手は俺だって言ってンだろコラアッ!」ガシイッ!

RHC『うお!?こ、コイツこの電気の身体を掴みやがっただと!?』ギリリ…

一方「へへへ…タネは秘密だがなァ!行けミクッ!!」

タタタタタタタ!

番外(ナイスよ道行!あとは私が『電柱』の近くに立ってる本体を再起不能にしてミカサちゃんを助けるだけ…一気に決めるッ!)ザッ!

音西「ぐ…!ど、どうすれば!?」オロオロ

番外「あらら?やっぱり本体の方は無防備みたいね、楽に済みそうで助かるわ…」グググ

打ち止め「いっけーミクちゃん!エンズイ蹴りでやっちゃえー!!」ワ-ワ-!

番外「了解よ、オラァアアアーッ!」ダンッ!

音西「!!」

一方(グレート!こいつァ直撃コースだ、あの蹴りを食らった確実にヤツは)

RHC『…ケケケ』ニヤリ


…シュンッ!!

一方「再起不能だぜェ!」シュン!

打ち止め「え?」キョトン

番外「…ッ!?」

音西「そう、『お前』がな…あんちゃんよ」ニマァ〜

一方「ハァ!?オメー何言って…アン?」クル

ダダダダダダダダ!

一方(…ミク?何で俺の方に向かってきてンだ?)

番外「ち、ちょっと道行!なんでいきなり目の前に!?止まれないわよ!!」

音西「ケケケ!ちと危なそうなんでなぁ〜!あんちゃんに盾になってもらうぜ?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方「なっ…何ィイイイイイイイイイイイーッ!?おかしいぞ!ココはヤツ(本体)の目の前じゃねーかァ!!いつの間に移動を!?」

RHC『オレがご案内したのさ!アディオス!』フッ!

一方(で、電気野郎が消え…)

番外「だから止まれな…きゃっ!?」ゴツン!

一方「ぐおッ!?」ゴンッ!


ズッサァアアアアアアアアアアアアアアアア!!

音西「正面衝突ゥウウウウーッ!おっとあぶねッ!」サッ!

番外「はぁ…はぁ…大丈夫道行?とっさに姿勢を変えたのだけれど…」ゼエゼエ

一方「あだだ…問題ねえけど…問題ねえンだが…」

番外「何?どうしたの…?」ムニムニ

一方「と、とりあえずどいてくれェ!!あと顔が近ェ!色々と当たってンだよォオオオーッ!///」ジタバタ!

打ち止め「ヌウウウウウウウ!?此の期に及んでまだイチャラブするつもりかァ!?死にたいのか貴様らァアアアーッ!」ブチブチブチ!

音西「だっ…だから縄を千切るなッ!」ドウナッテンダコノガキ!?

打ち止め「ぐぬぬぬぬ…!さっきお兄ちゃんは攻撃しようとするミクちゃんの前にいきなり現れた!「瞬間移動した」みたいにってミカサはミカサは憤怒を噛み殺してみるッ!!」フ-フ-!

一方「ンなッ!?」

番外「そう…目の前が一瞬光ったと思ったら電気野郎と掴み合ってる道行が「瞬間移動」してきたのよ」ムニムニ

一方「だからどけッてェ!?も、もしかしてするとコイツは…!」スクッ!

音西「おや?何か気づいたのかあんちゃんよぉ〜?」ニヤニヤ

一方「これはあくまで予想に過ぎねーが…てめーのRHCが「オレごと電気にして」そこの「電線」まで移動したんじゃねーか…?」

打ち止め「えっ!?そ、そんなことが…」

音西「できるんだなぁ!これがぁあああ〜っ!!」ドリュウウウウウウウ-ン!

RHC『やっぱり只者じゃねーなあんちゃん!一発で能力の特性を見抜いちまうとはな!』バリバリバリバリ!

一方「ケッ…そいつはどうもよ」

番外「じゃあミカサちゃんをさらった時も!?」


ドドドドドドドドドドドドドドドド

音西「そうとも!このちびっ子を電気に変換してあの部屋のコンセントの中に引きずり込んでここまで連れてきたってわけですよぉ〜!」ドリュデドリュデ!

RHC『このオレは電気そのものよ!しかもこのコンテナ置き場には電線が張り巡らされている!上にも下にもな…まさにホームグラウンドだぜここはよォーッ!』シュバッ!シュバッ!シュバッ!

番外「早い!こんな速度で移動できるなんて…」

一方「テレポーターとそう変わらねーってか…?ブッ飛ンだ能力だぜ」

打ち止め(これが…『魔術師』の力!やっぱり能力者とは理論そのものが違う!この能力が制限された状況でお兄ちゃんとミクちゃんは勝つことができるの…!?)ゴクリ

何日かまたぎになってしまってすまぬ!
なお新しいSSはニンジャヘッズと提督向けのSSとなっております。
ウェルカムトゥ・ネオサイタマ・チンジフ
ウェルカムトゥ・ネオサイタマ・チンジフ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433088222/)

艦娘が出て殺す!しよう!

続編も更新中ですのでごあんしんください
【艦殺(艦これ)】ラスト・クチクカン・ガール・スタンディング【艦殺(艦これ)】ラスト・クチクカン・ガール・スタンディング - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434927358/)
明日またぎだろうけどそれスタ!

音西「ところでお二人さん…なぜオレがこんなにも簡単に能力をバラしたか分かるかい?」ニヤニヤ

一方「あン…!?」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

音西「おめーらを『100%』完膚なきまで地叩きのめす自信があるからだぜェ〜ッ?ウハハ…ウハハハハーッ!」ドリュドリュウウウウウン!

一方「ッ!てめっ…」ピキピキ

番外「いいわ、やってみなさいよ?完膚なきまでに叩きのめされて再起不能になるのはあなただけどね」コキコキ

一方(ち、ちょっと待て…何かおれサンシタみてェじゃね?)

音西「威勢の良いことだなァ!?やってみろ!レッド・ホット・チリペッパーァアアアア!!」ドリュデドリュデ!

RHC『イヤーハァアアアアアアーッ!!』ドシュウウウウン!!

音西「あんちゃんはともかくよォー!ねえちゃんの方はどうかなァ!?」

一方「てめっ!お前の相手はオレだッ!」ダンッ!

RHC『ヒヒッ!』シュンッ!

一方「な!?」スカッ

RHC『コッチだよォー!ハハハーッ!』ドガァッ!

番外「うぐっ!?」ゴガッ!

ドッガァアアアアアアアアン!

一方「しまっ…ミクッ!!」

打ち止め「危ないっ!吹き飛ばされた方向にはコンテナが!!」

音西「そのまま激突して意識トンじまいなァ〜!!ハハハーッ!」ドリュウウウウン!

番外「くっ…おらあっ!」バリィッ!!

ビシッ!

一方「な、なんだ!?アイツの手から『電撃』が!?」

打ち止め「あれはミクちゃんの能力の…!」

…ボヨォオオオン!

音西「ハハハハーッ!…は?ボヨン?」ドリュデドリュ…デ?


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

番外「ふぅー…確かに複雑骨折するトコだったわね、コンテナが『柔らかく』なければ」グニグニ 

音西「んなっ…何だァーッ!?鋼鉄製のコンテナが!グニャグニャの空気が抜けたゴムまりみてーにッ!!」

一方「『柔らかく』なっているッ!!」

番外「このコンテナから『固さ』を奪った…大雑把に言うとね」スクッ

為せば成る!為せば書ける!決断てきそれスタ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

音西(な…何だッ!?特殊な能力があるとは聞いていたがこれは一体!ここの(学園都市の)能力ではありえねえのは間違いないが…魔術にしてもあんなのは見たことも聞いたこともねえぞ!?)ダラ…

一方「お、おい!その能力は一体何なンだ…!?」

番外「それが分からないから苦労してるのよ…今は目の前の敵を倒しましょう」

音西(ぐっ…!しかしだ!いくらイレギュラーといえどオレの能力の方が圧倒的に優れているッ!そうに決まっているぜッ!!)

音西「…ククク!なかなか驚かせてもらったがよぉ〜?柔らかくしたからどうしたってんだぁ!?行けィ!」ドリュウウウウウン!!

RHC「イヤーーーーハァアアアアアアーッ!!」ドッギュウウウウウウン!

番外「ッ!」

打ち止め「は、はやいっ!さっきよりも!?」

RHC『ほれッ!!』ドゴッ!

番外「ぐうっ!?」ズシャッ!

一方「ミ、ミクッ!!」

RHC『もういっちょうッ!!』ギュンッ!

一方「な…ぐおっ!!」ガシイッ!

ギュンギュンッ!!ドガドガドガッ!

RHC『ノロイノロイノロイィイイ〜!!ノロすぎるぜェエエエーッ!!』シュンシュンシュンシュン!!

一方「く…クソッ!反撃する前にッ!」ブンッ!

番外「瞬時に移動して攻撃を避けられるッ!!」スカッ!

打ち止め「そんな…一気に2人を相手取っている!?」

音西「どうだぁーッ!?オレのマルチタスクな能力はよォ!!シビれたかーいッ!?」ドリュデドリュデ!

RHC『こんなことも…できるぜェーッ!?』ヒュンッ!

番外「!」

一方「ンなッ!消えた!?」

シィ-ン…

打ち止め「で、出てこない…」

一方「どこに行きやが…あ?」ヴヴヴ…

音西「ヒヒヒ…あんちゃん、電話鳴ってるぜ?」

番外「道行…それ」

一方(胸の…ポケットの携帯が鳴っている?こんなタイミングで…)スッ



…ヒュバァッ!!

一方「…ぐあ」ミシッ…

RHC『俺から…お電話だぜ?』ジジジ

一方「っおああああああ!?」ズッシャアアアアアアアアア

打ち止め「お…お兄ちゃんが吹っ飛ばされた!?」

番外「道行のスマホの画面から…出たのよ!『ヤツ』の拳が!!」

RHC『オレは電気そのものだッ!電化製品に入り込むのも電気だからできる!この嬢ちゃんをさらった時もテレビに入り込んだ…さらにッ!!』

音西「それだけじゃ…ねェーぜェエエエーッ!!」ドリュウウウウウン!

なんか中途半端なとこで終わってた…
それスタ!

…ヒュンッ!

一方「うぐぐ…!また消えやがった!」

打ち止め「こ、今度はどこに…?」キョロキョロ

音西「クックック…お二人さん?「足元」すくわれないようになァ〜」ニヤリ

番外「何…?うわっ!?」ステン!

一方「あ?どうし…うおっ!?」コケッ!

打ち止め(二人が転ばされた!?まさか足元注意って…!)

RHC『ここだよォー!ここ!ここーッ!」ジジジジ…

一方「や、野郎ッ!」

番外「排水口…いや、近くを通る「地下の電気ケーブル」から!」

音西「出てきてるって訳だぜェーッ!もぐら叩きの始まりだァーッ!!」ドリュウウウウウウウ-ン!!

RHC『ヒャハァーッ!』ブウンッ!

一方「ッ…!ンなろッ!!」ドシュッ!

RHC『はずれェーッ!オラァッ!!』ヒュバッ!

番外「くっ!はぁっ!!」ドバッ!

RHC『おしいおしい!コッチだよォ〜!』シュンッ!

打ち止め「だ、だめだ!早すぎる…2人が反撃する前に避けられちゃう!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

RHC『どーしたどーしたぁあああ!?もうゲームオーバーかーい!?』ヒュンヒュンヒュヒュンヒュン!!

一方「ぐっ…!コイツ!」

番外「完全にバカにされてるって感じだわ…」

音西「安心しなーッ!今すぐ俺がゲームオーバーにしてやるよォーッ!」ドリュデドリュデドリュデ!!

RHC『まずはねーちゃんからだァ!ホレッ!!』シュバッ!

番外「ぐうゥッ!!」ドゴォ!

ガッシャ-ン!!

打ち止め「ミクちゃんっ!」

音西「お兄ちゃんの心配もしてやんなーッ!次行くぜェー!」ドリュドリュウ---ン!

RHC『ひょオッ!!』ヒュンッ!

一方「クソ…一方的にやられるかァッ!ドラァッ!」ブンッ!

RHC『おおっと!いつまで続けられるかなァアアアアーッ!?』ヒュンヒュン!ドゴドゴドゴッ!

一方「ぐっ…!ドラララァ!」ガンガンガン!

音西「ククク…嬢ちゃんのお兄ちゃんは能力が制限されてるってのに中々やるじゃあねーか…しかしいつまで持つかなあ〜?」

打ち止め「う…うう」

グググ…

番外(痛…!思いっきり頭をこのドラム缶にぶつけちゃったわ。あの早さ、あれを止められれば…)

ドロ…

番外「…ん?」ベタベタ

番外(このドラム缶の中身…これは?)

RHC『キヒヒッ!少し息が上がってきたんじゃあねーかニイちゃんよォ!?』ヒュンヒュンヒュン!

一方「チク…ショウ…!チョロチョロしやがって!」フゥ…フゥ

一方(能力が制限されてる状況じゃあ全開の50%が限界!このままだとジリ貧だッ!)

…ゴポッ

打ち止め「お、お兄ちゃ…あれ?」

ゴポゴポ…

打ち止め(あいつの出てくる排水口から…黒い泡?これって…)チラ

番外「………」クイクイ

打ち止め「!!」

音西(口でこそ余裕をかましているが…あの兄ちゃんの強さは只者じゃねえ!だから)

RHC((この一撃で仕留めるッ!!))ヒュバヒュバヒュバッ!!

一方「ぐぐぐ…!どこから来やがる!?」

…ヒュン!

音西(『後ろ』だよォッ!)ニィイイ〜!

RHC(あばよーッ!兄ちゃぁああああーん!!)シュゴバァアアアアア!!








打ち止め「お兄ちゃんっ!『後ろ』だ!『後ろ』から来るっ!!」

音西「…は?」ピタリ

一方「うし…」クルッ!

RHC『へ?』

一方「ろかァアアアーッ!ドラララララーッ!!」ドゴドゴドゴドゴ!!

RHC『な、なんで分かっ…ウゲゲゲーッ!!』ドガバキドゴ!!

音西「ぶっぎゃあぁあああーっ!?!?」ブッシュウウウウウウ!!

ズッシャア!!

打ち止め「やった!本体にもダメージが!ミクちゃんの仕掛けた…!」

番外「作成成功ね、排水口にこのドラム缶の『コールタール』を流し込んだ…『泡』の出るところがアンタの出てくる場所ってわけよ」フン 

今原作が手元になくて、仗助がコールタールか重油かどっち使ったのか思い出せなくなって苦悶してました。
確認できぬままそれラリ!

音西「う…ぐがが…」グググ…

番外「あら?まだ起き上がれるのね」

一方「なかなかしぶとい野郎だなァ〜!今から文字通り『再起不能』にしてやンぜ!」コキコキ 
 
RHC『…ヒ…ヒヒヒ』ジジジ…


音西「確かに…ちょっとあんちゃんたちを見くびりすぎたみてーだな…」ニヤリ

打ち止め(え…?笑ってる?)

音西「これはおれのミスだぜ…『反省』しなくてはなぁ〜…」

番外「往生際が悪いわね…まだ何かするつもり?」

音西「ククク…ねえちゃんよぉ〜おれは『反省』すると強いぜ…」

RHC『ウオラァアアアアアーッ!!』バッキャアアアアアアア!

一方「何!?」

打ち止め「じ、地面のコンクリを破壊した!?」

音西「おれのライブはぁ〜…まだ終わらねえぜェエエエエエエエーッ!!」ドリュドリュドリュドリュウウウウウウウウウウ-ン!!

RHC『そらッ!!』ガシィッ!!

番外(地面に手を突っ込んだ…?)


…バチバチバチバチバチバチバチバチバチィイイイイイ!!

番外「ッ!?」

打ち止め「うわっ!まぶしっ!」

一方「ンだとォオオーッ!?や、やつの身体が!まばゆいほど発光しているッ!!」

RHC『いっく…ぜェエエエエエエエーッ!!』バヂバチバヂバヂバチ!!


…ドヒュウン!!

一方「ンなッ!何ィ!?」

番外「き、消え…」

ヒュバッ!

RHC『こっちだよォオオオオオーッ!!』ドッギュウウウウウウウウウウン!!

一方「うっ…ぐおあああああああああああああ!!!」バッゴォオオオオオオオオオオン!!

打ち止め「そ、そんな!さらに速い!速すぎて目視できない!お兄ちゃんが…!」


一方「うおおおおおおおおーッ!?」ドッヒュウウウウウウウウウウウウン!!


バゴッ!バゴバゴバゴバゴバゴォオオッ!!

番外「そん…な…鋼鉄製のコンテナを突き破って吹っ飛ばされた…!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

音西「シ・ビ・レ・たかァアアアア〜いッ!?これがレッド・ホット・チリペッパーの最大出力だッ!!」ドリュデドリュデドリュデ!!

RHC『ここら一体の電力は全てオレのパワーだ!いくらあんちゃんがしぶとかろーがねえちゃんが妙な能力を持っていよーが関係ねえ!さらにその上のパワーでぶっ飛ばしゃいーのよォ!!』

パラパラパラ…

打ち止め「お兄ちゃん…返事して!お兄ちゃん!!」

音西「電気代は吹っ飛んじまったあんちゃんに請求しとくぜ!ヒヒヒヒーッ!!」ドリュ-ン!

番外「く…!」

音西(しっかし奥の手を使うことになるとはなあ〜…このパワーを出すにはエネルギーの消費がデカすぎる!一発ブチかましたらほとんど電力がカラッポだぜ…)

音西「しっかしぃーッ!電力ならさっき掘り出した電気ケーブルからいくらでも供給可能ッ!!充電だレッド・ホット・チリペッパー!!」ドリュデドリュデドリュデ!!

RHC『次はお前の番だぜねえちゃん!死なねえように加減してやるけどなぁあああーっ!』

番外「………」

RHC『ハハハーッ!充電充電!電気を充電ッ!!』ガシッ!



…シ-ン

音西「すぐさまパワーMAx…へ?」キョトン

RHC『え…?』

打ち止め(何…?なんか様子がおかしい…)

音西「お、おいッ!早く充電しろレッド・ホット・チリペッパー!!」アタフタ!

RHC『や、やってる!やってるけど…電気が!流れてこねえんだ!!』ガシガシ!

音西「流れてこねえだぁ〜!?あ、ありえねーだろッ!一回充電しただけでここらから電力が無くなるわけがッ!!」








一方「…あるンだな、これがよォ〜」ニヤリ

音西「…ハッ!?」クルッ!

打ち止め「おにい…ちゃんっ!!」

番外「『やっぱり』無事だったのね、道行」フッ


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

一方「まァ無くなったってワケじゃねーンだがな…これにちょいと細工して電気のベクトルを…な?」バチバチバチバチ…


RHC『な…何ィイイイイイイイイイイイーッ!?おめーは!何でやられてねーんだ!!しかもその地面から引っ張り出してるそれはッ!!』

音西「電気ケーブル!?ど、どうやってそれを…!!そもそもあの一撃をどうやって耐えたんだ!?」

一方「ヘッ!見てみなよォ?おめーが最初に出したビックリドッキリメカをよ!」ビッ!

音西(ま、まさか…)ゴソゴソ

チ-ン

RHC『ヒ…ヒィイイイイイーッ!!え、AIMジャマーが!!』

打ち止め「壊れてる!そういえばあの嫌な音も消えてるってミカサはミカサは遅ればせて気づいてみたり!!」

番外「さっきアンタにかました一撃のフィードバックの衝撃を受けて壊れちゃったみたいね。随分脆い機械だわ」

一方「そう…そのお陰でな…」グッ…

音西「ゲッ!!」

一方「見せてやれるぜッ!!オレの『最大出力』をよォーッ!!」ドシュウウウウウ!!

RHC『は、速…』

一方「ドラァッ!!ドララララララーッ!!」ドゴドゴドゴドゴドゴン!!

RHC『うっぐぇえええええええーっ!!』ドグシャア!!

音西「うっぐぇえええええええーっ!!」ドグシャア!!

音西「ぐ…え…」ピクピク…

音西(な、何だこの力は!?と、とんでもねえ…まるで勝てる気がしない!逃げなくては…再起不能にされちまう!逃げなくてはーッ!!)

音西「レ、レッド・ホット・チリペッパー!あそこだ!あそこに落ちてる『携帯』の電気を使えーッ!!」

シュバァアアアア-ッ!!

一方「あっ!オレの携帯!!」

音西(この携帯の電気を使えば逃げるくらいのパワーは得られるかもしれねえ!一か八かだがなりふり構ってられねーっ!!)

RHC『きゅ、急速充電ッ!その後逃そ…』バチバチ!





…ガシッ!!

音西「エッ!?」

番外「逃げるつもり?残念だけどどこにも逃げられないわ、あなたはね」

RHC『な、なんだ!?出れない!?この携帯から出れねえぞ!?』バチバチ!!

番外「ここに逃げ込んでくる思ってたわ、道行の落とした携帯…この携帯から『電気が流れる働き』を奪った。まぁ絶縁体になったってことね(ざっくりと言えば)」

音西(出れねえ…レッド・ホット・チリペッパーは電気そのもの!電気が流れないってことは完全き閉じ込められたってことだーッ!!)ダラダラ

番外「さてと…私色々と忘れちゃったことが多いけど、いくつか覚えてることもあるのよ」スタスタ

音西「なんだ…!?海の方に歩いてく…?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

番外「塩水ってかなり電気を流しやすいんでしょ?だからさ…」チラリ

打ち止め(…あ)

一方「!」

番外「これ…いい?道行」ニコ

音西「…ハッ!!」

一方「まァ…いいか、ちょうど機種変しようと思ってたトコだし、バックアップもとってるしなァ」ニタァ

音西「や、やめてくれぇ!!そんなことしたら!!」ガバッ!!

番外「ほい」ポチャン

RHC『う…うわああああああああああああああああ!!流れる!流れ出ちまぅうううううう!!散ってしまう!!た、助け…ぐはっ…』


ジジジジジジジジジジジジジジ…

番外「やっぱり塩水に入れたら電気って散っちゃうのね、ためになったわ」シレッ

打ち止め(ひどい…)

一方「次はipone6sにすっかなァ~ほれ、大丈夫か?」シュルシュル

打ち止め「あ、ありが…ちょっと待って!!その人…!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

音西「………………………」シィイイイイイイイーン

打ち止め「し、死んでる…立ったまま、死んでる…!」

番外「気絶してるだけよ」

音西「………………………」コテン


音西明 再起不能

更新頻度ガバガバ過ぎィ!すまんラリホー

某日、某所

キィイ…

???「…つまり追っ手は捕まえるのを失敗したということか」

??「は、申し訳ございません」

???「フム…そこそこ強力な能力者を差し向けたつもりだったがな、それを跳ね除けるとは大したものだ…すでに能力には目覚めたのか?」

??「それについてですが…能力者の覚醒だけでなく実験体『ミサカワースト』はどうやら『第1位』と接触があったようです」

???「何…?」

??「どんな経緯があったかは調査中でございますが、両者は行動を共にしていたようです」

???「ふむ…」キィ-…

??「こうなってしまっては仕方ありません、私が直接…」

???「よい」

??「…は?」

???「しばらくそのままにしておけ、それでよい」

??「し、しかし…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

???「よいと言っているのだ……よ。この私がな」ギラ…

??「…申し訳ございません」スッ

???「しかし、フフフ…『素質を持つ者どうしはひかれ合う』か。面白い、実に面白いぞ…」ニヤ…





……………………………………………

騒動の次の日、黄泉川宅

黄泉川「さて、少しは落ち着いたじゃん?えーと…『ミサカワースト』?」

番外「『ミク』でいいわ、とりあえずは。ありがとう黄泉川さん…家に泊めてもらって」ペコ

黄泉川「うちのコが世話になったみたいだしこのくらい構わんじゃんよ!ミカサももう大丈夫?」

打ち止め「いぇーいっ!ふぁいんせんきゅーだよってミカサはミカサは元気をアピールしてみる!」ブイブイ!

一方(コイツもたいがいタフだなァ…)

番外「いや、お世話になったのは私の方よ…道行にミカサちゃん、二人のおかげで今のアタシがある。昔のアタシは知らないけど」

一方「気にすンなって!オレが自分から首突っ込んだンだし迷惑だなンて思ってねェよ」

打ち止め「えへへ…ミクを助けた後に私も助けてもらったんだもん!これで貸借りなしだね!」ニコッ!

番外「道行、ミカサちゃん…」

黄泉川「ま、そういうことじゃん!ウチの一家は結構おせっかい焼きなんでな〜」

芳川「私もそのお節介者の一人なのかしら?それとミク、貴方のDNA解析が終わったわ」カタカタ

番外「ありがとう芳川さん、それで…分かったの?私の正体が」

芳川「…ええ」

一方「ついに…」

打ち止め「ミクが誰なのかわかるんだね…」ゴクリ

芳川「最初に言っておくわ、この事実は解析した私自身でも『あり得ない』と思う事…ミク、それは貴方にとって辛い事実になると思う」

一方「何!?」

打ち止め「あり得ない…こと?」

番外「…………」

黄泉川「…ミク、いいのかじゃん?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

芳川「もし聞くつもりなら落ち着いてほしいの、これから知ることになる『事実』を…あなたは心を落ち着けて受け止めること、それは…真実なのだから」

番外「…ええ、いいわ。なんとしても知りたいわ、アタシが誰なのかを」グッ…

芳川「分かったわ、まず見てみて。自分の『眼』をこの鏡で」スッ

番外「眼を…?」ス-ッ…


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

芳川「あなたの眼には『つなぎ目』がある、舌にもあるわ」

番外「…ッ!!」カラン!

打ち止め「つっ…つなぎ目!?眼と舌になんで…!!」

一方(オイオイ…オレが最初に見たアレは間違いじゃなかったってワケかよ…!!)

黄泉川「よ、芳川!それってどういうことじゃんよ!?」

芳川「そしてDNA解析で分かったこと、あなたは『ミサカシスターズ』と同じ遺伝子を持っている」

打ち止め「!!」

番外「ミサカシスターズ…ミカサちゃんが教えてくれた!ミカサちゃんたちと同じクローンということなの!?」ガタッ!!


芳川「…半分」

番外「え…?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

芳川「あなたのDNAは『半分』ミカサシスターズと同じ。でも、もう一人…」

一方「もう一人…何なンだ?」

芳川「『誰か』のDNA、学園都市のデータベースにいない『誰か』のDNAがあなたには存在しているのよ」

…ポタッ

黄泉川「ミ…ク…」

番外「…うう」ポタポタ…

芳川「今話した事、それがあなたの全てよ」

番外「うっ…うう…!早く…言って!!アタシは誰なの!?一体何者なの!?」ポタポタポタ…

一方「…………」

番外「アタシはアタシだ…!アタシは確かにここにいる、アタシはアタシ以外の誰でもないはずなの…!今考えているアタシは絶対にアタシだッ!」ガシガシ!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

芳川「そう、あなたはあなた…分かってるわ。この世の誰だってそう、あなたはあなた自身…」

番外「アタシは一体誰なんだッ!?答えてッ!誰か答えて…こたえ…て…アタシは…」ヘタリ…

シィ-ン…

番外「うう…うう…!」ポタポタ…

黄泉川「ッ…」

打ち止め「こんな…ことって…」グスッ

一方「…………」

芳川「私は嘘偽りは言うつもりはないわ、これが事実…真実よ」

番外「アタシは…一体…」ブルブル…


…ポン

一方「…オレもだ、はじめは自分が誰なンだか分からなかった」

番外「え…?」

打ち止め「お兄ちゃん…」グス

一方「生まれ持ったブッ飛ンだ能力のせいでよォ、物心つかねェガキの頃から実験動物扱いだぜ?いくら考えても分からなかった…自分が誰なのか?何のために生きてるかってよ」

番外「……………」

一方「だが分かったンだ、自分は何者でもねェンだよ…自分で『探す』まではなァ」

番外「探す…」

一方「そうだ、オレは実験施設から飛び出した後…色ンな人に会った。黄泉川に…ダチに、上条さンに美琴ちゃンにスターズの奴らに芳川そしてミカサ…ミク、お前にもだ」

番外「アタシ…?」

一方「それでさァ、そういう奴らと一緒にいるうちに…分かってきた気がするンだよ。自分が何者なのか、すべきことは何かとかよォ」

番外「………」

黄泉川「道行…おまえ」

一方「あー…あの人みたいに上手く言えねェけどよ…ミク、お前も『探せば』いいンだよ!自分が誰かなんていずれ分かるぜ」

番外「…くるのかな、いつか私が誰なのか『納得』できるときが」

一方「ああ、ぜってーに来る!お節介かもしれねーが…俺も手伝うからよ、色々となァ」ポリポリ

…ギュッ!

一方「うおっ!?だ、抱きつくなって!恥ずかしいっての!!」アタフタ

番外「ごめんね、感謝の伝え方が今はこれしかないの…だから今だけでいい、こうさせて欲しいの…」ギュッ

黄泉川「はっ!大した色男じゃんよ!」ニッ!

芳川「流石うちの長男ね」ニコ

打ち止め(いいなあ〜…)

一方「…へいへい」ポンポン

黄泉川「さーて!ミクの部屋はどうするじゃん?ミカサと一緒の部屋にするか?」ガタッ

番外「えっ…!?ま、待って!一緒に住まわせてもらうなんてそこまでは…」

黄泉川「なーに!今さら一人増えようがどうってことないじゃんよ!!それにこの家は無駄に広いじゃん!」ハッハッハ!

打ち止め「えへへ…!」ギュッ!

番外「ミカサちゃん…」

打ち止め「はんぶん私たちと同じなら私のいとこってことだよね〜!それじゃあ私の家族ってことだってミカサはミカサは結論付けてみる!」ニコッ!

芳川「ミク、あなたのことについて私の方でもさらに調べてみるわ。自分が誰かわかるまではこの家にいてもいいんじゃないかしら?」

一方「まァそういう訳だ!最初に言っただろォ?ウチの家族はお節介者だってなァ!」ヘッ!

番外「…ありがとう、みんな。私に記憶はないけれど最初に知ることにできた人たちがミカサちゃん、黄泉川さんに芳川さん…そして道行、あなたたちで良かった!本当に…」

打ち止め「よろしくねっ!」ニヘッ!

芳川「よろしく」ニコ

黄泉川「おう!よろしく頼むじゃん!」ニッ!

一方「改めて…だな!よろしく頼むぜェ〜!」ニィ!

番外(そうだ…いつか見つけてみせる!自分が誰なのかを、何をすべきなのかを!)グッ

黄泉川「さーて!それで部屋はどこにする?ミカサは一緒の部屋でも大丈夫じゃん?」

打ち止め「もちろん!女子どうしのルームシェアだね!」

番外「迷惑じゃないかしら?私は道行と一緒の部屋でもいいけれど」シレッ

打ち止め「それはダメッ!」ブンブン!

芳川(なんで道行の部屋なら迷惑じゃないと思ったのかしら…)

ワイワイ!

一方(やれやれ…また家族が増えちまったかァ、こりゃあ長男としてもますます…)

一方「……ン?ちょっと待て…」

家族構成
黄泉川、オレ、芳川、ミカサ、ミク(New!)

女、男、女、女 、女

4:1

4:1…

一方「オイ…これってまさかまた…」

デ…デジャ…
続きは明日それラリ!

※多分お察しの通りだと思います
それスタ!

それからやっと慣れてきた道行の生活はさらに苦しいものとなった…

一方「おはよォ…っと」ファア…

番外「ん、おはよう道行」ズズズ 

一方「朝一でコーヒーとは早くもくつろいでンなァ…ン?待て、お前の着てるそのシャツ、おれのか?」

番外「これ?黄泉川さんが部屋着を買うまで着ておけって言われたの、いい?」


一方「まァ別にいいけどよ、だが…」

番外「?」






一方「何 で 下 に 何 も 着 て な い ン で す か ?」

番外「暑いからかしら」

一方「」

一方「よっと、なになに…商店街で福引きキャンペーン、一等はイタリア旅行?すげェなァ…当たるヤツは相当運が」バサバサ

ガチャッ

番外「ふー…お風呂先に貰ったわよ、さっぱりしたわ」スタスタ

一方「へーい…あ、ちょっと待て」

番外「何?」






一方「何 で も は や 何 も 着 て な い ン で す か ?」

番外「あら、忘れてたわ」

一方「」

打ち止め「みっ…ミクーっ!服着て服ーっ!」タタタタ!

次の日、風呂場

一方「ふゥ…やっぱ風呂はイイねェ〜」クツロギ-

一方(今日は黄泉川は酔い潰れて寝ちまったし…ゆっくり入れるぜェ)ウ-ン…

番外「よしっと」ガラッ、スタスタ

チャプン

番外「ふー…」

一方「ふー…」





カポ-ン



一方「何 で ふ つ う に 入 っ て き
番外「道行、ちょっと詰めてくれない?」ムギュ

一方「」

また次の日、学校

キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン…

一方「」チ-ン

康二「みっ…道行君…!」

輝泰「またかよぉ!?」

一方(うァ…アァァァア…!!やべぇよやべぇよ…以前よりもずっとやべぇよ…!!生殺しってレベルじゃねェ!いつかおれ死んじゃう!死んじゃうよォ!!)ガタガタ   

輝泰「おーい…道行ー…生きてるか?」

一方「だ、大丈夫…だぜェ…ディ・モールト大丈夫だぜェ…ここどこだっけ…?」グッ…

康二(ぜ、全然大丈夫じゃないじゃないかッ!!)

一方(クソ…!何故か腹も痛くなってきやがった!!おれはどこぞの胃痛キャラじゃねーぞッ!!)グルグル 

一方「ちょっと…トイレ行ってくるぜェ」フラ

輝泰「お、おい!もう先生来てるぞ!」

康二「もう朝のHR始まっちゃうよ!」

一方「遅れるって言っといてくれ…うぐぐ」ヨロヨロ

一方(しっかりしろ東方道行ッ!お前は妹持ちの長男だぞォ!?身内と浴場…じゃなくて!身内に欲情してどうする!?素数を数えて落ち着くンだッ!1、3、5…カブト虫、7…)ブツブツ







先生「みんなおはよう!いきなりだが転校生を紹介するぞ!」

番外「初めまして、東方未來です」ペコッ

一方「」グッパオン!!

輝泰「みっ…道行ィイイイーッ!!」

康二「転倒マグナムトルネード!?」

番外「このクラスの東方道行くんの親戚です、よろしくね」ニコ


To be continued…

次回…アドリア海の女王編!
近日公開それラリ!

やれと言われた気がしたのでそれではスタート!

学園都市、上条宅

上条「………」ペラ…ペラ…

ダイハード・ザ・キャット・ドルチ「zzZ…」ク-ク-

ニュース『先日◯◯地区の飲食店で爆発事故が発生しました。被害自体は小規模で収まりましたが重症が二名発見…』プツン

上条「………」ペラ…ペラ…

DTCD「zzZ…」ク-ク-




シィ-ン…

上条「…静かなもんだぜ、アイツがいないだけで」パタン

上条(と言っても買い物に行っているだけだがこんな平和なのは久しぶりだ…入れ替わりのゴタゴタから一週間は経ってるが何もない、夏休みは残り二週間程か)

上条「まあこれでいい、このまま何もなく平穏な生活を…」ゴロン






…ガチャンッ!

インデックス「とッ…とうまー!とうまー!とうまー!とうまーーーーーーッ!!すごいんだよォーッ!エヘヘヘヘヘヘーッ!こんなことあるなんて!」ドタドタドタ!

DTCD「ニャッ!?(驚愕)」ハネオキ-

上条(…過ごせるのか?)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

インデックス「聞いてとうまッ!いきなりバカづきっ!例えれば長い人生で一番ドン底の時期を『天中殺』ってゆうけど今の私はその逆なんだよ…『最悪の逆』!人生最高の至福の時期なんだよーッ!ギャキキキィ!!」ジタバタジタバタ!

DTHC(相変わらずやかましい!)

上条「家から叩き出される前にとっと要件を言え…」

イン「よくぞ聞いてくれましたんだよっ!なんとぉ〜」ゴソゴソ


バッ!!

イン「どジャアァァ~~~ん!!商店街の福引きで当たったイ・タ・リ・ア旅行の招待券ッ!!これでわたしととうまで外国へラン[ピザ]ーなんだよーっ!!」パァ-ッ!

上条「断る」ゴロン

イン「」

DTHC(だろうと思ったぜ…)

イン「あ…え?ナンデ…?いっこ前のレスに酉とsagaを付け忘れてDE☆BU→ピザになっちゃったから…!?」ワナワナ

上条「関係ねえ、面倒はゴメンだ」

イン「まっ…待て待て待て待って!なんてったってイタリアなんだよ!?それが面倒くさいから行きたくないっていうの!?」

上条「そうだ」

イン「納得できないっ!理由を述べてッ!!」

上条「それを聞いてどうする?」

イン「そッ…それも面倒くさいから!?」

上条「そうかもしれん」

イン「『そうかも』な訳ないッ!」

上条「そうだ」

イン「そうだっ!スーパーの特売に行けなくなっちゃうからでしょ!?それも大丈夫なんだよっ!福引きで旅行の他にも割引クーポンが…」

上条「違う」

イン「じっ…じゃあじゃあじゃあ!DTCDの留守中のお世話のことが心配だから!?それはこもえに頼んで…」

上条「違う」

イン「うぐ…!じゃあ何か他の心配ごとでもあるの!?そうじゃなきゃこんな機会は!」

上条「いう必要がねーな」

イン「待ってよォオオオオ!じゃあどうすればとうまを突き動かせるの!?答えてよとうまァアアア!!」

上条「言う必要がねーぜ」

イン「うっ………うわぁああああああああああああん!!とうまのバカ!『いえない』という答えが多すぎるんだよぉおおおお!!」ビエ-ン!

DTCD(アワレだ)

上条「諦めろ、さっさと頼んだものをよこせ…」

イン「ひぐぅ…さよならなんだよランデブー…はい、『週刊ヒトデの世界』」

上条「ごくろう」

DTCD(なんだその本…)

イン「あーあ…イタリア行きたかったなぁ…今日はわたしがごはんの用意するんだよ…」トテトテ

上条「そうガッカリするな、ステイルに頼めば連れてってくれるだろう…イギリスだろうが何だろうが」パラパラ


イン「違うんだよ〜!こういうのは特別感違うんだよっ!特別感がっ!」ムキ-

上条「とにかく無理だ、とっと夕飯の準備…を…」ピタッ

DTCD(ン?どうした大将)





【朗報】北アドリア海で新種のヒトデ発見さる!これまでの常識を覆すヒトデがイタリアの水族館に特別展示され…

上条「…………」

イン「ねえねえとうまー、今日は気分だけでもイタリアンにしたいからパスタのボンゴレ・ビアンコにしようと思うんだけど…」クルッ

上条「…………」ゴソゴソ

イン「…え?どうしたの?」




ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

上条「何をしている?出国の準備はいいか?俺はできてる」カンゼンソウビ

イン「」

DTCD(そりゃあ…そうなるな、うん)



………………………………………

パラ…パラ…

江府実「うん?ミサキ何読んでるの?」

食蜂「…イタリア行こうかな、アタシ」

兄貴「は…!?」

相変わらずお待たせしてしまって申し訳なし…もういっこのSSも更新中なのでよろしくお願い致します!それではラリホー

明日って今さ!(?)
遅れてすまんスタート!

イタリア行き、機内

ゴオオオオオオオオオ…

イン「うふふ…楽しみなんだよ〜!イタリアの誇る数々の美術品!それにファッションやカルチャー!!こんなときだけは完全記憶能力があってよかったなと思うかも!」ワクワク

上条「だいぶはしゃいでいるようだな」

イン「はしゃがずにはいられないんだもん!それにとうまとの二人旅…他のヒロイン達の一歩先に踏み込んだんだよッ!」グッド!

上条「(どうでもいい…)ところでおめーは食いモンの事しか考えてねーと思ったが、そっちの方はいいのか?」

イン「うーん、たのしみなのは料理もそうなんだけど…なんか最近すっかり少食になっちゃったんだよ。他の事にもお金使うようになったし食べ物ばかりに使うのはキツイかも」

上条「悪い事じゃねえ、これで個性はまたひとつ消えちまったがな」ズズズ…

イン「それは修道服をあまり着なくなったときからあきらめてるんだよ…ところでとうまは眠くないの?コーヒー飲んで眠気をさましてるみたいだけど私はそろそろ…」フア〜

上条「まだ大丈夫だ、それに…」

イン「それに?」

上条「…なぜか嫌な予感がするんでな、もう少し起きてるつもりだ」

イン「えっ!?せっかく旅が始まったのに不吉な予感なんだよ…」

上条「予感で済めばいいがな、今のうちに明るい事でも考えておけ」

イン「楽しい事…そうだ!みんなにお土産買わなきゃ!るいこにういはるにはるうえにみちゆきにみかさに…そうだ!こもえに預けてるDTCDには何を買ってあげようかな?ねこってオイルサーディン食べれるかな」

上条「やめとけ、それに着いてもいねえのになぜ土産の事を…」

…パァン!!

上条「!!」

イン「わっ!?」 

ナ、ナンダ!?オイオイオイ!アソコノアイツガモッテルノッテマサカ…

男「おっ…お前ら聞けぇえええ!!この飛行機は俺がジャックした!お前ら全員人質だぁーッ!!」パンパン!!

イン「はっ…ハイジャック!?今私たちが乗ってる飛行機で!?タイミング悪すぎるんだよッ!!」

上条「残念ながら予想があたっちまったみてーだな…」

ウワアアアアアアアアア!!!キャアアアアアアアア!!

男「静かにしろォーッ!!コイツがどーなってもいいのかぁあああああ!?」ジャキッ!!

CA「いっ…いやあああああ!助けてぇーー!!」グググ

オチツイテ!オチツイテクダサイ!ミナサンフセテクダサイ!!イヤアアアアアアアア!ウワアアアアアアアアア!!

イン「こ…こんな展開なんか映画の中でしか見た事ないんだよ…!どうしよう!?」ブルブル…

上条「…やれやれだ」スクッ

イン「えっ!ちょっ…とうま!?」

男「おっ、おい!?そこのデカイあんちゃん!何立ってやがるんだ!!てめーから撃ち殺されてーのかァーッ!?」ジャキン!

上条「…フン!」ブン!

バシャッ!

男「おわっ!?」

ナッ、ナンダ!?イマアノヒトガナゲタノッテ…

男「く、くそ!!なんだこりゃ!?これは…!」

イン「コー…ヒー…?」

上条「そうだぜ、どうやら興奮してたみてーだからな…落ち着いたか?ン?」

男「てっ…てめぇええええ!!ナメてんのか!?」ジャゴッ!

ウアアアアアアアアアア!ウタレルゾォオオオオ!!

イン(何をしてるのとうま!?そんなことしたら犯人を怒らせるだけなんだよ!ハイジャックのせいでヒトデを見に行けなくなっちゃうからってそんな…!)ガタガタ

上条「ほう?撃つつもりか?だが勇気がいるぜ…」

男「何を抜かしてんだ!マジで死にてぇーのかこらァ!?」








上条「…熱膨張って知ってるか?」

男「!?」

イン「!?」

乗客「!?」

男「ね…熱膨張…?」

上条「ああ、物体は加熱すると体積が変わるだろ?銃のパーツだってそうだぜ…熱湯をかけられちまえば細かいパーツのひとつひとつなら歪んじまうって訳だ」

男「!?」

イン「!?」

乗客「!?」

捕まってるCA「!?」

上条「だからその状態で撃っちまったら吹っ飛ぶのは…おれか?それともてめーの腕かな?」クイクイ

イン(そ、そんなこと…!)

男「あり…え…」スッ…

…ダンッッッッッ!!

男「え?」

イン「え?」

乗客「え?」

捕まってるCA「え?」

機内カメラを見てた機長と副機長『『え?』』




上条「オラァアアアアアアーッ!!」ボッゴォオオオオオオオオオオン!!

男「ぐっばァアアアアアアーッ!?!?!?」

全員「「「「「「エエエエエエエエエエエエエエエエエエーッ!?!?!?!?」」」」」」

男「ぐっげぇええええ!!」ズッシャアアアアアアアアアア!

上条「フー…さっさと取り押さえろ、気絶してるうちにな…」コキコキ

ソッ…ソウダ!トリオサエロ-!タ、タスカッタ…!?ア、アリノママオコッタコトヲハナスゼ!オレハハイジャックニアッタトオモッタラデカイニ-チャンガニンゲントハオモエナイソクドノダッシュストレ-トヲ…!!

イン「ねっ…熱膨張って!ウソだろ上承太郎!?」タタッ!

上条「ウソだぜ、だが…マヌケはひっかかったみてーだな」フン

全員(((((((((ウソなの!?))))))))))

男「あばっ…」チ-ン

上条「イタリア到着まではあとはそうかからん、おれは寝るぜ…」ゴロン

イン「え、ええー…」


ドォ--------z________ン!

これは原作を完全再現しているといっても実際過言ではないのでは?ラリホーな

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