垣根「てめーの次のセリフは『出番いつなんだよこの野郎!』だ! (913)

冷凍庫を短命じゃなくて1人の女性しか愛さないわけじゃない人にしてみた

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美琴「ちょっとあんた!」上条「やれやれ…」
美琴「ちょっとあんた!」上条「やれやれ…」 - SSまとめ速報
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一方通行「…グレートだぜェ」
一方通行「…グレートだぜェ」 - SSまとめ速報
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浜面「この浜面仕上には夢がある!」
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垣根「次にてめーは『グレートにムカつくぜェ』という!」
垣根「次にてめーは『グレートにムカつくぜェ』という!」 - SSまとめ速報
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前作前々作前々々作前々々々作達
上から順番になってます、実際長い!


出番いつなんだよこの野郎!
明日から打ち止め編スタート!垣根ェ〜?知らんなァ〜そんなヤツ!!

明日って今さ!(スタート)

学園都市、雑踏

…バタンッ!

??「…くはぁー…はぁー、ここまで来れば……」

ダダダダ!!

「くそッ!ヤツはどこに行った!?」

「ケガをしている身体で逃げおおせるとでも……」

「貴重なデータを盗んで逃走を続ける『天井亜雄』!絶対に逃してはならんぞ!!」


ダダダダ……

天井「…行ったか」ゼエゼエ…

天井「ぐぐぐ…ひどいケガは負ったが、なんとか逃げ切れたようだな…しかし!逃げ続けるのももう終わりだ!!」バッ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

???「……………」スゥー…スゥー…

天井「この『最終信号』が完全に起動できれば!私の『レベル6』がついに完成するのだッ!!これまで私をバカにしてきたクソカスどもめ……今に見ていろ」ググググ…

天井「しかし名前が最終信号というのも味気ないな…よし!この天井亜雄が名付け親(ゴッドファーザー)になってやろうッ!!」

??「………」

天井「そうだな…シスターズの終着点…最終形…打ち止め!打ち止めだ!ラストオーダーという名はどうかなッ!?」

打ち止め「…………うう」

天井「決めた!決めたぞラストオーダー!私はお前で…人間の限界を超えるのだッ!フハハ…フハハハハハハハハハハハハハーーッ!!」





………………………………………

一方通行の下宿先、黄泉川宅

ガチャガチャ…

一方通行「…いけっ!いけ!!あと4メモリだッ!!」

一方通行「いっけェーッ!!」ギン!


…….ティウンティウンティウン

一方通行「うっ……うぽわあーッ!!」バターン!!

黄泉川「あんたいつまでそのステージやってるじゃん」

一方通行「あがっ……あがっ……ニードルマンが強すぎるゥ…」ピクピク…

芳川「ジェミニ レーザー ヲ タダチニ ソウビ シタマエ」

一方通行「そ、そうなのかァ…でもまだジェミニマンも倒してねェーし…どうすりゃ……」

一方通行「…って」

芳川「?」

一方通行「なんでおめーウチに居るンだよッ!?」ビクゥッ!

黄泉川「今さらか…」

芳川「あら?言ってなかったかしら、愛穂とは学生時代の友人でね…みてのとーり無職になっちゃったから居候させてもらうって訳ね」

一方通行「はぁ〜!?」

芳川「ま、あんまり趣味がなかったせいか貯金はあるしこの先ダラダラと…あいたっ!?」ビシッ!

黄泉川「バカ言うんじゃないじゃん…生活費払っているっていってもしっかり家事洗濯その他諸々やってもらうじゃんよ!」

一方通行「おー、そいつァありがてェなァ〜俺の家事負担が減るぜェ」ピコピコ

芳川「えー…でも…」


黄泉川「あ゛っ゛!゛?゛」ギロリ

芳川「アッハイナンデモアリマセン」

一方通行(相変わらずコエーなヨミカワ…)

黄泉川「まったく!…ん?」プルル…

一方通行「ん?携帯鳴ってるみてーだぜェ」

黄泉川「みたいだな…もしもし、黄泉川じゃん…なになに、研究所から…逃走者?…ハイ、了解…今向かうじゃんよ」ピッ

芳川「火急の用事みたいね」

黄泉川「ああ…ちょっと仕事が入っちゃったから、夕飯は外食か何かですましといてほしいじゃん」バサッ

一方通行「あー、俺が何か作るから気にしなくていいぜェ」

黄泉川「悪い!それじゃ行ってくる!」バタン!

芳川「まったく、愛穂は昔っから怖いわね…」

一方通行(昔からなのか…)

芳川「…さて、ちょうどいいわね一方通行、あなたに話したいことがあるわ」

一方通行「アン?何の話だァ?あと黄泉川の前じゃみちゆきって呼んどいてくれ


芳川「分かったわ…そしてとても大切な事よ…あなたにも関係のある事…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方通行「…なんだと?」

芳川「ええ…『レベル6』実験の事についてよ」

一方通行「…なっ!?」

一方通行「おいおい!その実験はもうお払い箱になったンじゃねェのかァ!?」

芳川「ええ…その通りよ」

一方通行「だったら何で…」

芳川「この実験の発案者、『天井亜雄』がデータを盗んで逃走したわ」

一方通行「!!」

芳川「奴は目下逃走中…負傷してはいるみたいだけど捕まっていないわ」

一方通行「発案者…まさかそいつはシスターズにひでぇことさせた張本人かァ?」

芳川「そう…そしてレベル6シフト実験が凍結した今、奴は恐ろしいことを考えているわ」

一方通行「恐ろしいこと…?」

芳川「シスターズが本来二万体作られるはずだったのは知ってるわね?」

一方通行「ああ…10人しか生まれなかったンだろォ?とんでもねェーくらい個性が濃いあの…」

芳川「それはテスタメントを構築した人の責任よ、私のせいじゃないわ…」


……………………………………

布束「構築したのは私です…たっぷり」ドン!

生徒(布束さんってよく分かんないや…)

芳川「そして彼女たちは10人に絞られたゆえか普通よりも濃密な思考、体験をしたのち…感情が生まれたわ」

一方通行「なるほどなァ」

芳川「彼女たちは殆どレベル4といっても過言ではない……もし」

一方通行「もし?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

芳川「…もし、彼女たちを自由に扱え、なおかつ全員をひとつのコンピュータとして統括できるものが存在したら?」

一方通行「…オイ!それってまさか!!」


芳川「天井はそれを出来る存在を作ろうとしている…『レベル6』のね」

一方通行「…マジかよ!?」

芳川「マジよ、レベル4のシスターズの演算能力を単なる足し算ではなく…掛け算によって引き出そうとしている」

一方通行「だ、だが10人に干渉できるやつなんて想像つかねェぞ!!」

芳川「…最終信号」

一方通行「最終…信号だァ?」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

芳川「そう…それは『11人目のミサカシリーズ』よ」

一方通行「……そういうことかァ、大体話が見えてきたぜ…」

芳川「最終信号を生み出したのは天井よ、どうやら私の研究データも盗み出していたみたいね…」

一方通行「そして俺の実験データや他の能力者のデータやらなンやらでレベル6を作ろうってか…狂ってやがるぜェ」











芳川「その狂ってる天井はレベル6を生み出した後…何をするか分かる?」

一方通行「へへへっ、学園都市統一とかァ?」

芳川「その前の話よ、奴の考えは頂点は常にひとつしかないというカーズじみた考え…つまり」

一方通行「…レベル5の淘汰」

芳川「ご名答…奴は真っ先に自分の障害となるようなもの、脅かそうとするものを消しさりにかかるでしょうね…特に一方通行、あなたのことを」

一方通行「…とんだ逆恨みだなァ」

芳川「奴はそういう男よ…もはや人の道は踏み外した外道ね」

一方通行「………ハァ〜」

芳川「私の話はここまでよ、この家に来たのは真っ先にあなたに忠告したかったから…決して転がり込んだわけじゃないわよ」

一方通行「……ま、考えてても始まンねェな!まずは腹ごしらえすっか」ヨッコイショ

芳川「……あなたって本当に学園都市一位なのか時々疑いそうになるわ」

一方通行「奇遇だな、俺もだぜェ」

芳川「もう……よく考えておいて、いくらレベル6が非現実的とは言ってもあなたに関する重要なことなんだから」

一方通行「へいへ〜い…それで今日の飯、パスタでいいかァ?娼婦風スパゲッティとか……何にしようか」ブツブツ…

芳川(というか料理できたのね……)

説明回、いや〜キツイっす(素)
それではラリホー!

ぶどうが丘学園一年教室

女生徒「ねーねー知ってるあのウワサ!」

女生徒「あの研究者の亡霊のこと?マジこわいよねー!」

ワイワイガヤガヤ

一方通行「…はぁ〜あ、レベル6ねェ…」

一方通行(上条さンや美琴ちゃんは気にするなと言ったけど…)

一方通行(やっぱその最終信号が生まれたのは俺にも原因があるよなァ、チクショー…責任感じるぜェ)ハァ

一方通行(やっぱ天井ってヤツを俺がブッ飛ばすべきか?…ダメだ、手がかりが何もねェ)

一方通行「…どうすっかなァ〜」ウーン

輝泰「オッス通行!どうしたんだあ〜?しょげかえっちまって!」

康二「どうしたの?」

一方通行「ああ…輝泰に康二か、ちょっとした考え事だァ」

輝泰「なにぃ?らしくねえな!じゃあお前がテンション上がるヤツを出してやるぜ!」ゴソゴソ

康二「何か持ってきたの?」

輝泰「ジャジャーン!オメーが見たがってた女優の写真集!…ちなみにR18だぜっ!」

一方通行「…うぉーッ!!マジかよッ!?」ガタッ!

康二「てっ、輝泰くん!そんなもん見つかったらまずいよ!!」

輝泰「大丈夫だって!バレやしねーよ!!」

一方通行「上がった上がった!テンション上がり切ったぜェーッ!!」バサバサ!

一方通行「ああ…やっぱお姉さんっていいなァ…」ジーン

輝泰「おめー本当に年上好きだな〜なんでだ?」

一方通行「…そういや何でだ?」キョトン

康二「あーもー…休み時間なんだからもうちょっと健全な事をしなよ…」

輝泰「じゃあ康二はなんか健全なお話持ってるのかあ〜?」

康二「健全…?うーん、健全かどうかは分からないけどウワサ話なら」

一方通行「またかよォ!」

輝泰「おおっ!なんだなんだ!?おせぇーてくれよぉ!」

一方通行「おめーなぁ〜…」

康二「それがね……最近出るらしいんだ」

一方通行「何が?」

輝泰「なんだあ?痛み好きの変態とかエロ妄想の変態とかレズの変態とかビリビリの変態とかショタコンの変態とか性人の変態とかおもむろに服を脱ぎ始める変態とかかあ?」

康二「違うよっ!!」

一方通行(何人か心当たりあるんスけど)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

康二「だから出るらしいんだよ……幽霊が」

一方通行「はァ!?」

輝泰「ゆっ、幽霊だあ〜!?」

康二「うん…そしてそのそいつは研究員の亡霊らしいんだ!身体のあちこちに包帯を巻いててすごく不気味だと…」

一方通行「…研究員だと?」

輝泰「でもよお〜それってただのケガしてる研究員じゃねーのか?」

康二「…あー、言われてみれば…ただの人間かもしれないね、目撃例も少ないみたいだし…ガセかなぁ」

一方通行(ふむ…ちっと頭に留めとくか)

輝泰「ちょいとインパクト薄いぜ〜何かもっとヤバい噂とかねえのかなあ〜」

康二(ヤバい中学生となら知り合いなんだけど…)

一方通行「…オイ!二人とも!!」ガタッ

康二「へっ!?どうしたの?」

輝泰「何か思い出したのか!?」

一方通行「ここのページのポーズ…ヤバくねェか…」ゴクリ

康二「えぇ…」ガクッ

輝泰「んだよびっくりさせんなよ!……いや、確かにこのポーズはヤバいが…」ゴクリ

康二「……そんなに?うわっ……これは………」ゴクリ











由佳奈「何をしているのかしら…三人揃って」ニッ………コリ

一方「タッ…………!?」

輝安「コッ…………!?」

康人「スッ…………!?」


由佳奈「あら…どうしたの?私は何をしているのかと聞いたのだけれど」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方「あ……え………えっと………」

輝安「こっ………これは男子の嗜みの…………類の」

康二「」

おれは…これから死ぬんだな…決定的に…
一方通行はいともすんなりそれを受け入れた
恐怖はなかった、痛みもなかった、後悔もなかった
『見るだけ見ちまったんだからな』そう思った
圧倒的恐怖の前にあるのは氷のように冷たい冷静な死にゆく自分を見る目だけだった

輝泰も同じだった、動けなかった
輝泰は生きながらヘビにのまれるカエルの気持ちを理解したと思った!

ちなみに康二の意識はとんでいた




ドドドドドドドドドドドドドドドド

由佳奈「それじゃあ…ゆっくり聞かせてもらうわね……?」


一方・輝泰「「うっ…うっ…うっ………うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」」

康二「」

2014年 10月15日 東方通行 西村輝泰 春瀬康二 死亡
ラリホーしていいのか

これで一方通行の物語は幕を閉じる
…わけではない、始まります

キンコンカンコーン

一方通行「くはァ〜…午前授業のおかげでなンとか逃げ切れたぜェ…だが康二のヤツは…ナムサン!」

一方通行(しかし研究員の幽霊の噂…黄泉川が電話で言ってたこと…芳川も天井はケガしてるっていってたよなァ〜…コイツは一度調べてみる価値がありそうだ)

一方通行「そうなりゃ家に帰って芳川に改めて詳しく話を…ン?あの二人は」



スタスタ

ミサカ10号「あっ、通行さん!ご、ご無沙汰しております!」ペコリ!

ミサカ1号「あらあら…こんにちは、奇遇ですね」ニコ

一方通行「おお!おめーらは…1号と10号かァ、元気にしてたか?」

1号「ええ、それはもう楽しく中学生ライフを送れています」ウフフ

10号「研究機関が別々の中学校に入れてくれたので怪しまれることもないです、はい!」

一方通行「でもよォ、二人に一緒に歩いてて大丈夫なのか?怪しまれるんじゃあねーの?」

10号「そ、それは…双子ということで」

1号「それに髪型も違うし怪しまれたりはしませんよ…ふふふ」

一方通行「…まァ確かに」チラッ

10号「?」ペターン

1号「何か私の顔についていますか?」ボイーン

一方通行「同じとは思えねェな、うン」

10号「でっ、ですよね!」

1号「でしょう?」ニコリ

一方通行(美琴ちゃンェ…)

一方通行(そういや最終信号ってのはシスターズを統括できるって聞いたが…ここは一応)

一方通行「なァ、おめーら最近『見られてる』っつー感覚はねェか?」

10号「えっ?」

1号「見られてる…ですか」

一方通行「あっ!深い意味じゃなくてな!なんつーか視線を感じるとかじゃなくて…監視されてるっつーか…えーと」

10号「わ、わたし恥ずかしくてあまり人と目線合わせられなくて…」

1号「視線なら学校の男子から向けられますが…監視されてるという風ではありませんね」

一方通行(そりゃあ見るだろォ…そのデカさなら)

1号「なにかまた騒動でも起こりそうなのですか?」

一方通行「…いや、俺の杞憂だったみてーだぜェ…止めて悪かったな」

一方通行(やっぱこれは俺が決着つけるべきだなァ、みんなを巻き込まねェよーにしねーと…)

10号「…あっ!そういえば!」

一方通行「ン?」

1号「どうしたの10号ちゃん?」

10号「姉さん…最近『ミサカネットワーク』にノイズが入ってきませんか?」

1号「…確かに最近多くなったわね、異常な人はシスターズにいるけどもネットワークに異常をきたす事はそうそうないし…」

一方通行「異常者な人って…じゃなくてよォ『ミサカネットワーク』てなんだ?」

1号「あら?そういえば通行さんには説明していなかったかしら」

10号「ミサカネットワークというのは私達シスターズ10人の意識を能力によって繋げることで…簡単に言えば10人のリアルタイムの情報を共有できるということです、はい」

1号「このネットワークがあれば見ているもの触っているものなどなどの感覚を同時に感じることができるのですよ」

一方通行「ハァー…そんなモンがあったのかァ」

1号「中々面白いんですよ?りぼんを読む2号ちゃん、自分を亀甲縛りする3号ちゃん、同じ学年の女子をネットリと見る4号ちゃん、うまい棒を限界まで食べようとする5号ちゃん、どっちの眼を髪で隠そうか一時間本気で悩む6号ちゃん、クソスレを立てる7号ちゃん、手遅れなレベルの妄想をして唐突に賢者タイムに入る8号ちゃん、みんなをまとめるストレスで胃痛が止まらない9号ちゃん…そして、あるお方の写真を見て顔を赤らめる10号ちゃんとか!」フフフ

10号「ねっ、姉さん!なんでそれを!?」マッカッカ!

1号「お姉さんはなーんでも知ってるのよ〜」

一方通行(こいつら普段何してんだよッ!?)

一方通行「…で、そのノイズが入るってのは?」

10号「あっ!の、ノイズが入る原因はあるとしたら外部から入る電波くらいしか思いつかないのですが…」

1号「私たち固有のネットワークなのでそもそも普通の電波が干渉できるのかも怪しいんですけど」

一方通行(…待てよ?まさか最終信号が掌握しようとしてンのって…ミサカネットワークなのかァ!?)

1号「通行さん…?」

一方通行「…あっ!ワリィ!ちと用事を思い出したんでこれで失礼するぜェ!」クルッ!

10号「え?」

一方通行「それじゃあまたなァー!」タタタタタ!

10号「…どうしたんでしょうか?」

1号「……………ふむ」

タッタッタッタ…

一方通行(もし俺の考えが正しいならば10人をどうやって操るのかって事に納得がいく…最終信号の能力によりミサカネットワークを掌握、あとは能力者のスーパーコンピュータの完成って事じゃねーのかァ…芳川の言ってた通りになっちまう!!)

一方通行「…とにかくこのままだとグレートにヤバい事になりそうだぜェ!クソッ!!」

一方通行(うかうかしてらんねェ!ここいらの路地で近道を……)


ピタッ…

一方通行「…………アン?」





???「…………」トコトコ…




一方通行「なんだ?ボロ布が歩いて…んなわけねェ、子供か?」

一方通行(にしてもおかしいぞ、こんなところ子供が通る道じゃねえし…なンだこの異様な雰囲気は?)

一方通行「おいちびっ子!子供がこんな危ない道通るんじゃ……」



???「…!」ピタッ!

一方通行「…なっ!?」

???「やっと……やっとみつけた!その声、その顔!!」

一方通行(なんだ…?このガキ俺のことを知ってるのか!?)

???「私は…あなたに会うために逃げてきたの!ただ、それだけのために…」スッ…

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方通行「俺に…会いに?てめえ一体何者だ!?」

???「……………………ミサカは」グイ

一方通行「!!!!」

一方通行(ミッ……ミサカだァ!?…ハッ!)

一方通行「お前…もしかして…!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

???「ミサカは…ミサカはね…」

……ピョコン!

打ち止め「…名乗らせていただこう!その名をJ・P・打ち止め(ラストオーダー)と申すとミサカはミサカは宣言してみるっ!!」ニヘッ!


一方通行「小っちぇ……ミサカだとォオオオオオオオオオオオオオッ!?」

ドォーーーーーz________ン!!

マジかよ一方通行ロリコンかよ最低だな
それラリ!

打ち止めの口調は御坂妹より面倒くさいそりではスタート

打ち止め「ジャン・ピエールのところはわたしが考えたんだよー?かっこいいでしょ!!」パタパタ

一方通行(こいつのこの顔…小5・6あたりに戻した美琴ちゃンみてーな…間違いない!こいつは…)

一方通行「おい…おめー」

打ち止め「どうどう?かっこいいでしよ!?柱みたいな頭のキャラからとったんだよ!!」

一方通行「おめーはシスターズの『最終信号』か?」

打ち止め「えーっ!質問を質問で返すなぁーっ!!疑問文には疑問文で返せと学校で教えられているのかコラーッ!といいたいけれどミサカはミサカは不服にも答えてみる!」

一方通行「口調がめんどくせェ!早く答えてくれ!」

打ち止め「んもー!そうだよ!私は最終信号の世界!コードネームはラストオーダーの世界っていうんだ!よろピクねー!世界世界!!」パタパタ

一方通行(ゲゲーッ!予想的中!!天井の野郎はこんな子供をレベル6にしようとしてるってのかァ!?無理だろォ!!)

打ち止め「ああ〜しかしお外って気持ちいいね!太陽も出てるし!軟禁されてたミサカには新鮮すぎるゥ!アーッ!イイーーッ!!」グルグル

一方通行(おいおいおい…じゃあこんなトコにいるのはやべーぞォ!!一旦芳川のとこまで連れて帰らねーと!)

一方通行「おいっ!走り回ってないで、ちょっとこっちに…」





…フミッ

一方通行「あっ?」

打ち止め「ひょ?」


一方通行「(羽織ってた毛布を踏んづけて…)


ハラリ…

打ち止め「あ」スッポンポーン

一方通行(素っ裸………!?)

打ち止め「」

打ち止め「……きゃあああああああああああああああああああ!!」

一方通行「……うわあああああああああああああああああああ!!」

一方通行(やばい!このままだと俺は…!)

1.ロリコン認定される
2.ロリコン認定される
3.ロリコン認定される

一方通行「答え…全部!?」

打ち止め「いやーっ!きゃあーっ!!」バタバタ!

オイ!コッチノロジカラコドモノサケビゴエガ!ナンカアッタノカ!?

一方通行「ゲッ!マズイッ!!」サッ!

打ち止め「むぐっ!?」

一方通行(このままだと俺は通報確実!おまわりさーん!俺が犯りました!たっぷり!…言い逃れできねェ〜ッ!!)ダラダラ

打ち止め「むぐぐー!むぐぐー!」///

一方通行「おっ、オイッ!落ち着け!暴れんなよ…暴れんな(迫真)」

打ち止め「あっ……でも、見られちゃうってのも………いいかもしれないってミサカはミサカは世界を広げてみる」////

一方通行「良くねェーッ!!シスターズの一番ヤバい奴から影響受けンなッ!!」

打ち止め「ああっ…裸で後ろから口塞がれてて…こんな!」////

一方通行「神様ァ!!俺をそんなにロリコン犯罪者にしてえのかよッ!!チキショー!やめてくれェーッ!!」オロローン!

オイ!ナンナンダビルノアイダヲトビマワッテルアレハ!?
アイエエエエ!ニンジャナンデ!?

一方通行「…っらァ!!」スタン!

打ち止め「わーい!スパイダーマンみたいだった〜!ミサカはミサカはUSJにも匹敵すると思ってみる!!」キャイキャイ

一方通行「ゼハァ〜…ゼハァ〜…なんとか家に着いたぜェ…俺の人生が狂わなくて良かった…良かったマジで!!」ゼエゼエ

打ち止め「ねーねーはやくあなたのお家に入らせてよー!」

一方通行「お、おめえなぁ〜…」

一方通行「おーい…芳川ァ、騒動の張本人連れてきたぞォ…」ガチャリ

打ち止め「わーいミサカはミサカはお宅訪問!!」タタターッ!

一方通行「あっ!おめー勝手に!…ン?」

ガラーン

一方通行(誰もいねェのか…黄泉川のやつは仕事が続いててもおかしくねえが芳川は何やってんだ?)

一方通行「そういや昨日の時点で番号聞くの忘れてたぜェ…うかつだったか」

一方通行(とりあえず今は俺があいつをなんとかしねーとならねェのか…)

一方通行「ったく…あれ?アイツは」キョロキョロ


打ち止め「………」ゴソゴソ

一方通行(…まさか!?)ダッ!

打ち止め「あれれ?なんだろこの本…『ドキドキ共同生活☆おとなのお姉さんとちっちゃな妹さんはお嫌いですか?』」

一方通行「うおァアアアーッ!!」バッシイ!

打ち止め「きゃっ!?」

一方通行「お、おいっ!勝手に物色すンじゃねェよ!!プライベートエリアだぞォ!?」ダラダラ

打ち止め「その本って…」

一方通行「し、資料だぜェ!性のレポートのな!!」

打ち止め「?」

一方通行(あ、あぶねー…またやらかすとこだった……心臓がいくつあっても足りねェーよッ!!)バクバク

打ち止め「にしてもあなたはこんな立派なお家に住んでるんだ!ミサカはミサカは4LDKに驚きを隠せないの!」パタパタ

一方通行(…つーかアレコレ考える前に)

打ち止め「へ?どうしたの?」チラチラ

一方通行(まずはこのヤベい格好をどうにかしねェと!とにかく色々とヤバい!!)

一方通行「ちょっと待ってろ!それともう俺の部屋を漁るんじゃねーぞ!!」

打ち止め「はーい!」

一方通行(ってもなァ…子供用の服なんかねーし、黄泉川とか芳川のサイズは合うハズがねーし…)ゴソゴソ

一方通行「…しゃーねーな!これでどうだ!!」

……………………………………………

打ち止め「えー?これなんかぶかぶかだよー!とミサカはミサカは萌え袖を振り回してみる!」フリフリ

一方通行「良しッ!裸にワイシャツ!!これなら隠せ…………」

一方通行(……てねェーーーーッ!!ただ犯罪臭が上がっただけじゃねェか!?アホか俺は!!)ガビーン!

打ち止め「んんっ!?さ、先っぽがこすれて……イイ?///」モゾモゾ

一方通行「やめろォーッ!!」

一方通行(ぐぐぐ…服を買いに行くとしても俺1人で行っても変態だし、かといって連れていったらもっと変態じゃねーか…)

一方通行「….仕方ねェ、ここはリスクが高いが……」ピッピッピッ

打ち止め「ねーねー?どこに電話かけるのー?」ノゾキー

一方通行「うおアッ!?頼むから屈まねーでくれ!!やはりヤバイ!(再確認)」

〜噴水前広場〜

佐天(みなさんお久しぶり!佐天涙子でっす!今日は学校が早く終わったんだけど通行さんにお願いがあるって呼び出されたの!どうしたのかな?)

佐天「えーと…通行さんは」キョロキョロ

一方通行「あー…佐天さーン、こっちだぜェ…」ドヨーン

佐天「あっ!いたいた!……って顔色悪くないですか通行さん…?」

一方通行「へっ!?いやいや気のせいだァ!うン!!」ブンブン

佐天「…へんな通行さん!それでお願いってなんですか?デートのお誘いですかぁ〜?」ニヤニヤ

一方通行「あー…それはだなァ…」ポリポリ

…ヒョコッ!

佐天「…へ?」

打ち止め「こんにちはー友達さん!!私はミサ……ミカサっていうんだ!よろしくねってミサカはミサカは偽名を…むぐっ!」

一方通行「ばっ!バカ!余計なこと言うなッ!!」

一方通行「こ、コイツは親戚の子供でなァ!家出状態なもんでこんな格好で…」ダラダラ

佐天「…………」プルプル

一方通行「……佐天さン?」








佐天「………イヤーッ!!」ブバチーン!!

一方通行「グワーッ!?」バッチィイイイイイン!!

ドッシャア!!

一方通行「あブッ!?」

打ち止め「す、すごい!ノーバウンドで10メートル吹っ飛ばした!!ゴウランガ!!」

佐天「やっ…やっぱり通行さんってロリコンだったんですね!!ううう…尊敬してたのに…最低です!犯罪です!R18です!変態です!変態変態変態変態!!」ウワーン!!







一方通行「あがっ…あがっ…」ピクピク

一方通行(も、もうヤダァ…誰か…上条さン、助けてェ………)シクシク



……………………………

上条「………無理だろ」

インデックス「?」

幼女に翻弄される第1位って…
ラリホー!

〜とあるファミレス〜

麦茶「…さぁ!私達『アイテム』の躍進を祝して今日は好きなものじゃんじゃん頼んでいいわよッ!!」

にゃ「わーい!!わたしパフェ食べるー!」

両断「はっはっはー!快調快調!もう私達は誰にも止められないって訳よー!」

苦労人「たしかにすごいね…今までとは待遇も段違い…」


もあい「…ここまでもあなたの超読み通りなんですか?」ヒソヒソ

ヅラ「さあ、どうでしょうかね?」クス

トコロデハマヅラクゥン…オモイッキリワタシノコトムギノッ!ッテノノシッテクレナイカシラァン…ハテ?ドウシタンデスカムギノサン?ダメッ!モットナジッテ!!ヤッパリコワレテルジャナイカ(アキレ)

一方通行(なンかあの集団いつもこのファミレスにいるような…)

打ち止め「これがハンバーグ!?…OC!とミカサはミカサはレビューしてみる!」ムシャムシャ!

佐天「あ、あのー…通行さん」モジモジ

一方通行「あー…さっきの事は気にしなくていいぜェ、そりゃ裸ワイシャツ来た幼女を連れた男がいたら殴るだろォ…誰だってそーする、おれもそーする…」

佐天「す、すいませんでした!ミカサちゃんの服を買うのを手伝ってほしかっただけなんですね…私てっきり通行さんが遂にロリコンになっちゃったのかと…」アワアワ

一方通行(『遂に』って何だよ『遂に』ってェ!?)

佐天「通行さんの親戚なんですよね…でもこの顔、どこかで見たことがあるような…」

打ち止め「?」モグモグ

一方通行「へ?」

佐天「いや…私の友達に御坂美琴さんっていう人が居てですね、なんといっても学園都市第3位の人なんですよ!最近は何か色々と様子がおかしいですけど…」

一方通行(…ゲゲッ!)

佐天「それでミカサちゃんがやけに似てるような…」ウーム

打ち止め「わー!よくわかったね!ミカサはミカサはお姉さまと……むぐっ!!」

佐天「え?お姉さま?」

一方通行「みっ、御坂さンの熱烈なファンでなァ!!お姉さまって呼んでるんだぜェ!!」ブンブン!

佐天「へー…御坂さんのファンなんですね!…あれ?」プルルル…

一方通行「で、電話みたいだぜ!早く出た方がいいンじゃねーかァ!?」

佐天「はっはい…もしもし…初春?何々……春上さんが、シワ寄せで消えて…う、うん分かった!すぐ行く!」

佐天「通行さんすみません!ちょっと急用が!」

一方通行「あっ、ああ!今日はありがとうなァ!助かったぜェ!!」

打ち止め「うーうー!」ムグムグ

佐天「気にしないでください!それじゃあまた今度!」タタタタ

一方通行「……はぁ、何とか誤魔化せたかァ…」

打ち止め「ぷはっ!苦しかったとミサカはミサカは不平をもらしてみるー!」ブーブー

一方通行「へいへいすまねーな…ところでだ」

打ち止め「あーっ!話変えようとしてる!大人はずるい!!」

一方通行「うるせっ!おめー…まじでシスターズの最終信号なんだよなァ、天井のヤツから逃げて来たのか?」

打ち止め「うん!」ニパッ!

一方通行「う、うんって……それで目的はおれに会いに来ることだって言ってたが…なんでまた」

打ち止め「…それは、私達シスターズの生まれたきっかけであるあなたに一言いいたくて逃げて来たの」

一方通行「…ンなッ!?」

……………………

「おれは絶ッテーこんな実験受けねェぞ!」

「おめーらが勝手にやってることじゃねーかよォ!…クソッ!」

……………………

一方通行「…なる程なァ」

打ち止め「うん、だから…」

一方通行「…すまねェ」

打ち止め「えっ?」

一方通行「おれが…おれが最初ッからあンな狂った実験なんて突っぱねとけば、お前らシスターズが実験のモルモットなんかにされずに済んだのによ…そんな事も考えずおれは逃げてばかりで…おれァ」

打ち止め「…………」

一方通行「チクショウ……いくら謝ったって許されることじゃねェのに…クソ」

打ち止め「……違うの!!」

一方通行「……あ?」

打ち止め「わたしはね…お礼を言いにきたの」

一方通行「な…!?やめてくれ!!おれは礼を言われるような資格なんて…!」

打ち止め「わたしはね……ミサカネットワークを通じてシスターズの気持ちを知ったの」

一方通行「……………」

打ち止め「シスターズの中にあなたを恨んでいる子なんか誰もいないんだよ?むしろ…生まれるきっかけになってくれたあなたを感謝しているの」

一方通行「!!」

打ち止め「モルモットとして一生を終えるはずだった私達が、『一方通行』…あなたの存在のおかげで『人』として生きる事ができた、こんなにすごい事ってないんだよ?」

一方通行「………おれは」

打ち止め「うん!だから私は言うよ……ありがとう!本当に本当にありがとう!!」ニコッ!!

一方通行「……………」

…………………………


「お姉様、一方通行さん…お二人がいなければ私たちはこの世に生をうけることはありませんでした…本当にありがとうございました」

……………………………

一方通行「…はぁ」ボスッ

打ち止め「えへへ!私の感謝の気持ち伝わったかな!?」

一方通行「…ああ、伝わったぜェ…しっかりとな…」

一方通行(まさかこんな小さい子供に心を救われちまうなンてな…しかも二度目ときたか…情けねーったらありゃしねェよ、まったく…)フッ!

打ち止め「それでねそれでね!私行ってみたいところがた〜っくさんあるんだ!デパートとかコンビニとかショッピングモールとかネズミーランドとかウインドナイツロットとか!!」

一方通行「…へっ!分かった分かった!男の世界でもなんでも連れてってやらァ!」

打ち止め「ほんと!?わーい!やったやったー!!」ピョンピョン!

一方通行(ま、そのくらいはしてやらねェとな…そーでもしねえと上条さンや美琴ちゃンに申し訳が立たねえぜ…)

プルルルル…

一方通行「…アン?」

打ち止め「あれー?あなたにもお電話かな?」

一方通行「知らねえ番号だが…もしもし?」

芳川『…良かった、この番号で合っていたようね』

一方通行「んなッ…芳川か!?」

芳川『あなたに番号を教えとくべきだったわね…それと今すぐ伝えたいことがあるの』

一方通行「…分かった、ちょいと場所を変えるぜェ」

打ち止め「ねーねー何の用なの?」

一方通行「あー…ちょっとここで待ってろ、すぐ戻る」ガタッ

打ち止め「はーい!」

芳川『どうしたの?』

一方通行「あぁ…こっちにも伝えたい重要な事があってな…」スタスタ…




打ち止め「あーん!それにしてもどこに連れてってもらおうかなーってミカサはミカサは…」

…ズキッ!

打ち止め「…あうっ!!」

打ち止め(な、何…?いきなり…あたま………が………うっ………)






パタッ…

打ち止め編クライマックスは近い!
それラリ!

……………………

芳川『まさか最終信号があなたの元に来ていたとはね…驚いたわ』

一方通行「話が長くなっちまったがそういうことだ…何しろ俺が一番驚いてんだからなァ」

芳川『でも都合がいいわ、それなら彼女に直接抗ウイルスプログラムを行えるし』

一方通行「抗ウイルスプログラム…?ンなもンが必要なのか?」

芳川『ええ、私が外出していたのは天井のいた研究所まで戻って、奴が消していたデータを復元してたのよ』

一方通行「それで分かったってのが…」

芳川『天井にとって最終信号はあくまでハードであり…レベル6の本質はあくまでプログラムなの、そしてもしそのプログラムが彼女にインプットされたら…』

一方通行「最強の超能力者の出来上がりってワケか…ゾッとしねェ話だな」

芳川『その通りよ、そうなってしまっ一たら彼女の意思はおそらく消えてしまう…天井の操り人形になってしまうでしょうね』

一方通行「そこで残ったデータから抗ウイルスプログラムを作ったってワケだな、有能な研究者さンで助かったぜェ」フッ

芳川『こう見えて学校は主席で卒業してたのよ?…もう少しでプログラムは完成するわ、それまで彼女を保護していて頂戴」

一方通行「ああ…分かったぜェ、任せとけ」ピッ

一方通行「…おし、プログラムが完成しちまえばこの件は一件落着かァ、意外とあっけなかったな」

一方通行(それじゃあワガママ姫のとこに戻ってやるとするかァ…)




スタスタ…

一方通行「おーい…用事が終わった…」

シーン

一方通行「…は?」

一方通行(アイツ…どこ行きやがった?)キョロキョロ





「ねーねーさっきの人もしかして噂の幽霊じゃない!?」

「それならウソっぱちでしょー!足あったし!!」

一方通行「…なッ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方通行「まさか…まさかこいつはッ!!」グググ

店員「お客様?どうされましたか?」

一方通行「オイあんた!!ここに座ってたガキがどこに行ったか知らねェか!?」

店員「えっ!?お、お子様なら具合が悪そうにしていたのですが、お客様と待ち合わせていたという方が病院に連れていくと……」

一方通行「…そいつはどんな奴だったンすか?」

店員「お怪我をしているみたいで包帯を巻いていましたが…」

一方通行「…クソッタレェ!!」ダッ!

店員「うわっ!?」

ドドドドドドドドドドドドドドドド

一方通行(チクショウ…うかつだった!アイツを1人にしちまうとはクソッ!)

一方通行「あいつ(打ち止め)の脳波は…ノイズがひでェな…だがなんとか追えそうだ」

一方通行(もう…俺のせいであいつを苦しめちゃならねェ、そんなことは許せねえ!自分自身が!!)ギン!

一方通行「待ってろクソッタレ天井の野郎…その狂った計画をブチ壊してやる!!」ギギギ…

学園都市はずれ、住宅街

打ち止め「はぁ……はぁ………」ゼエゼエ

天井「くっ、ククク…最終信号が逃げ出したときは流石に焦ったが…計画に何一つ狂いはない…全てわたしの手の上だ!!」カタカタ…

打ち止め「…ううっ!!うわぁああっ………!!」ビクッ!

天井「レベル6プログラムのインストールはもうすぐ終わる!ついに…ついについについについにィイイイイイイイ!!私が神を作り出すのだァアアアアアア!!」カタカタカタカタ!

打ち止め「が………う………」

天井「もう少し…もう少しでッ!!………ん?」

ピーピー

天井(対人センサーに…反応だと?…まさかッ!?)



…ダンッ!

一方通行「っはあ……」シュウウウ…

一方通行(脳波を追うのに時間がかかっちまった…アイツ(打ち止め)は無事か!?)

一方通行「脳波は…あのスモークガラスの車からか!!」ダッ!

一方通行「ドアは閉まってるが……ッラア!!」バギン!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

打ち止め「あ……うう……」ゼイゼイ

一方通行「…居た!オイ!大丈夫かァ!?」

打ち止め「…うっ!うぐぐぐ…ううう…!!」

一方通行(スゲェ熱だ…!とにかく病院に連れていかねェと…)

一方通行「…待てよ」

一方通行(『天井のヤツ』は一体どこに居るんだ…?打ち止めをここに置いて逃げ出したのか?)






天井「…………」ズアッ!!

一方通行「なっ…!?車の影から……」

一方通行(こいつが天…………)





天井「……死ねぇい!アクセラレータァアアアアアア!!」カチリ!








…タァン!!

ビスウッ



一方通行「……がっ……」

一方通行「…………………」





ドシャッ…

天井「ハァー…!ハァー…!ハァー…!………や、やった………」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

天井「…ぐふっ!ぐふふふふふふっ!!この私の!!私の手で失敗作を処分してやったんだッ!!愚か者が!!進化を諦めたカス野郎がぁーーッ!!!!うははははははあぁーーーーッ!!」




一方通行「…………………」

東方通行の運命は…?
それではラリホー!

1日おいて申し訳!
今日で決着つけます

天井「ククク…咄嗟に頭を守ろうとしたようだが遅い!超能力者だろうが脳天に弾丸を撃たれて生きている人間はいないッ!!」

天井(一方通行が追跡してきたときは肝を冷やしたが最終信号に気をとられるとはバカなヤツだ!)

天井「だがアクセラレータ…そこで安心して死んでいるがいい!!貴様のデータから最強のレベル6が生まれるのだからなアーッ!!!」

打ち止め「あ……ぐううううう!!」ビクンッ!

天井「究極生命体(アルティメットシーイング)ラストオーダーの誕生だーッ!!うははははははははははははーッ!!」


















一方通行「…………………………いや」

天井「…………………は?」

天井(今……声が?…いや)

天井「フン…至近距離で銃弾を受けて生きて入れるはずなど…」








ググ…

一方通行「…まだやられてねェよ」ニヤッ


天井「えっ?」

一方通行「…ドラァーッ!!」ドゴッ!!

天井「がっぶゥウウウウ!?」ドッシャア!!

一方通行「ふう…チト油断しちまったなァ、いけねェいけねェ」

天井「が…ぐ……!な、なななな…なぜ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方通行「これのことか?」チャッ

天井「な…………!?」

天井(弾丸を指でつまみとっただとォーッ!?あ、ありえん!理解不能!!)

一方通行「ある人に『警戒を怠るな、注意深く行動しろ…』って教えられてるもンでなァ、おそらく悪あがきしてくるだろうと思ってたぜェ!」

天井「ぐっ…うっ!!」グググ…

一方通行「さーて…それじゃあお仕置きタイムといくかァ?」ゴキゴキ

天井(こ…このままでは再起不能にされるのは確実ッ!!念のためハッキングしておいた『アレ』…早く来い!!)

一方通行「覚悟は決まったか……?」スタスタ

天井「うっ………き、来たぞッ!!」

…ウィーンウィーン!

一方通行「アン?何だァ…?」

警備ロボ「「「「「「「ドーモ、あなたの安心を守る学園都市オムラ社の警備ロボです」」」」」」ズラアッ

一方通行(警備ロボがこんなに…?50体以上はいるぞ!!)

天井「ぐふふふっ…こんなこともあろうかと学園都市中の警備ロボを大量にハッキングしておいたのだッ!!形成逆転だなぁ!!!」

天井「おおっと!変なマネをするなよ!貴様の力ならば警備ロボなど一瞬だろうが…こちらにはっ!!」グイッ!

打ち止め「……あうっ!」

一方通行「!!」

天井「人質もいるのだァーッ!一気にふっ飛ばそうとしてコイツが巻き込まれても困るよなァ〜」ニタッ

一方通行「…テメェ」

天井「この私の崇高な計画を邪魔されてたまるかッ!!お前はここで死ね!アクセラレータァアアアアアア!!」

一方通行「…………」

天井「警備ロボ共行け!!ヤツを射殺せよ!!」

警備ロボ「「「「「「緊急事態のため降伏は聞き入れません、直ちに射殺します」」」」」ジャコン!

一方通行「………ッ!」グッ

天井「動くなと言っとるだろーが!!こいつがどうなっても…………」









…スパァン!!


警備ロボ「……ピガッ」

一方通行「…アン?」

天井「え?」

ズズズズ…

警備ロボ「…ピガガーッ!!」ボッゴォオオオン!!!

一方通行「おわっ!!」

天井「な…何だァーッ!?いきなり警備ロボがナマス切りに!!」

スタスタ…

一方通行「……お前は!!」







ミサカ1号「あらあら、何とか間に合ったようですね?」ニコリ

天井「!?」

一方通行「シスターズの長女!!」

1号「お怪我がなくて何よりです」シャキン!

天井(シ、シスターズだと!?こいつがなぜ………)


…ザッ!




2号「オラオラオラオラーッ!!」ダギュウン!!

6号「ハァッ!!」ダンダンダンダン!!

警備ロボ「「「「ピガガーッ!!」」」」ボッゴォオオオオオオン!!

天井「なっ……」

2号「ハン!歯ごたえのない雑魚どもだぜ!!」ジャコン!

6号「私の2丁拳銃の世界はどうですか?最高にクールな世界でしょう」ジャキッ!

一方通行「おめーらもか!!」

天井「…なっ、なぜモルモットである貴様らが!!…ええい!警備ロボ!!まとめて蹴散らせ!!」

警備ロボ「「「包囲重点!包囲重点!」」」

1号「むっ…」

2号「へっ!!」

…スタァン!

5号「てやっ!とびげりー!!ドゴッ!!

警備ロボ「ピガーッ!?」

3号「イイーッ!!」ドズウッ!!

警備ロボ「ピガガーッ!!」

ドッゴォオオオン!!

6号「遅いですよみなさんの世界!」

天井「な…!?まさかシスターズ全員が!!」

5号「みちゆきくんやっほー!」フリフリ

3号「ロボットもナイフ刺されたら痛いんですか?いいんですかぁ……?」シャキッ

一方通行「子供に変態!!」

警備ロボ「イヤーッ!!」ドシュッ!

6号「!!」

5号「6号ちゃん!危ない!!」




……ズギュン!!

警備ロボ「…ピガッ?」ボッゴォン!

2号「ナァーイス!」

天井「狙撃だと!?こいつら武器をどこで!?」

1号「9号ちゃん、ありがとね〜」ピッ

9号『エネミーダウン…狙撃を継続しますとミサカはプロフェッショナル感を醸し出します』ガシャコン!!

7号『………びゅーてぃほー』

天井(く、くそッ!!わたしはさっきから!?ばかりじゃないか!!)

天井「…しかし!こっちには人質がいるのを忘れたのかァーッ!?お前ら無駄な抵抗は………」

一方通行「へェ?どこに?」

天井「あれ?」コツゼン



タタタタタ!


打ち止め「はぁ……はぁ………」

10号「最終信号を救出しました!もう大丈夫です!はい!!」



天井「なっ!?いつの間に!?」

5号「さっすが10号ちゃん!」

2号「おやおや〜重要なカードがなくなっちまったみてぇだなぁ天井クンよォ!!」

3号「囲んで棒で叩きましょう!イイッ!」

天井「く、クソォーッ!!まだまだ警備ロボはいるんだぞォ!!」

「ドーモ」
「ドーモ」
「ドーモ」
「ドーモ」
「ドーモ」

6号「きりがありませんね…大量生産の世界」

天井(こうなったら数でやつらを押し切って…!!)

警備ロボ「「「「「「「…ピガッ?」」」」」」ピタッ

一方通行「おや?」

1号「あらら?成功したみたいね」ウフフ

天井「…………え?警備ロボが全停止?ナンデ?」




7号『………………二重ハッキング完了、もう動けないよ』

4号「了解!ほーっほっほ!!」ガアアアアアアアアアアアア!!

8号「ぐらなーどぅ!!」ポイポイポイポーイ!!

警備ロボ「「「「「「ピ…ガ………サヨナラ!!」」」」」

ボッゴォオオオオオオオオオオオオン!!

3号「やりすぎッ!!でもイイーッ!!」

4号「破壊活動なら私たちにお任せあれですのよ!!」ホーッホッホッホ!

8号「妄想…爆発ッ!!」ビクンッ!

天井「………………え?あ?え?」

天井(…なぜ?私の計画は?間違い?エラー?ナンデ?)

一方通行「…さてとォ!」グイッ!

天井「あぐっ!?」

2号「あらためてお仕置きタイムだァ!」

5号「しごうじとくー!ば〜か!」

天井「が……こんなことが!!こんなことがあってたまるか!!貴様らシスターズッ!実験動物の分際でェエエエ!!」ギリギリ!

1号「何て言うことはないですよ…私たちはただ……」

10号「大切な『友人』と『妹』を助けに来ただけです!!」バン!

7号『………そういうこと』

9号『私たちの行動にいっぺんの曇りなしですとミサカは宣言します』

天井「……うっ!うっ!!」

天井(…いらぬ感情が生まれたとでも!?ふざけるなっ!!)


一方通行「つーわけで今回は姉妹愛の勝利ってことだァ、今度こそ覚悟はできたか?」ギリッ!

天井(がっ…まずい!!)

天井「ま、待ってくれ一方通行!!私はケガをしているんだ!頼む!怪我人を殴るのか!?」ジタバタ

一方通行「…ふむ」パッ

ドシャッ!

天井「うぐっ!!い、今すぐ警察に出頭するから!ボコボコにするのは勘弁してくれぇーっ!!」ドゲザーッ!!

一方通行「そうだなァ…」

天井「た、たのむ!!」



天井(……ぐぐぐぐ!!一方通行め…!!このままでは済まさんぞ!!捕まった後でも必ず貴様を…!!)ギリギリ

一方通行「ケガ人をぶっ飛ばしたら嫌な気持ちが残るってかァ?」

天井「そっ…そうだ!その通りだろう!?だから…」

一方通行「……だと思ってよォ、おめーをすでに治しておいた」

天井「えっ?」

天井(こ、骨折や生傷が…!!)

一方通行「動けるか?動けるだろォ?ケガは大体治っただろ」

天井「…治っている!?」

一方通行「そう…いったんおめーを治せばよォ〜〜〜〜〜ッ」

天井「………あ……え?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方通行「これでぜんぜん卑怯じゃねェわけだなァ〜〜〜っ」

天井「…………!!」

1号「あらあら…これは右手でも左手でもなく」

8号「りょうほ〜ですかぁ〜?」

5号「いぇすいぇすいぇす!」

7号『……おーまいごっど』







天井「え!?えッ!!……うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

一方通行「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァーーーッ!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!

天井「あぶぎゃうーーーっ!!!!!」

ドッゴォーーーーーz____________ン!!

天井「うごぎぶえッ!!」ドッシャア!!

10号「あわわ…ゴミ箱に」

4号「見事に入りましたわね〜」

2号「燃えるゴミは月・水・金だぜ!」

6号「ポイント倍点の世界!」

9号「分別はキチンとしましょうとミサカは注意喚起します」

一方通行「フ〜〜…ゴミはゴミ同士仲良くなァ!!」

天井「」…ガク

天井亜雄 再起不能!!

3号「うわきったね!」ツンツン

8号「くっさ!」ゲシゲシ

ゴミ「」

一方通行「10号!ソイツ(打ち止め)の様子はどうだァ?」

10号「ま、まずいです…脈拍が早く心肺も弱まってます!」

打ち止め「ううう……あああ……」ゼエゼエ

1号「予断を許さない状況ね…」

2号「助けたのはいいが…これからどうすりゃいいんだ!?」

一方通行「待て…もう少しで…」

ブロロロロロ…キッ!

芳川「通行!最終信号は無事なの!?」バタン!

4号「あら!あなたは…」

5号「おかーさんだ!」

一方通行「来たか芳川!やべえ状態だぜェ…早く天井のプログラムをどうにかしてくれ!!」

芳川「分かったわ…もう始めてる、でも…」カタカタ

9号「何か問題が発生したのですかとミサカは7号と待機場所から駆けつけます」タタタ

芳川「ワクチンソフトのインストールが全く進まないの!なぜかしら…」

7号「………おそらくウイルスプログラムの大部分がインストールされたせい、妨害されてる」

10号「こ、このままじゃ最終信号の身体が持ちせん!!」

芳川「もっと高度な演算ができれば……でもこのパソコンじゃ…!!」

打ち止め「…………うぐうっ!」ビクン!

5号「打ち止めちゃん!」

6号「ど、どうすれば…」

一方通行「高度な演算装置か…それならよォ〜」

芳川「え?」

一方通行「おれの『ココ』にあるだろォ?」コンコン

2号「どういうことだ?」

一方通行「こうみえても学園都市の一位はってるもンでなァ、演算能力にはちょいと自信があるぜェ〜」ニッ

芳川「…確かに、通行が打ち止めに直接演算をすればウイルスプログラムの妨害を止められるかもしれないわ」

3号「それにィイー!」

1号「私たちもいるのですよ?」ニコッ

芳川「…まさかミサカネットワークを使うつもり!?」

8号「そうです!私はミサカネットワークで繋がっています!(非性的な意味で)」

4号「通行様の演算の助けになるはずですわ!」

2号「ああ…こんなことができんのはよー」

5号「私たちを生んでくれたおかあさんのおかげだよ!!」ニコ

芳川「あなたたち…」

一方通行「へっ!よくできた娘さンたちじゃねーか芳川よォ!おめーら準備はいいかァ!?」

1号「ええ!シスターズの長女として必ずやり遂げてみせます!」

2号「姉貴なのによぉ〜妹を助けられねぇーなんてかっこわるいしなぁ!」

3号「アー…助けるためにどんな痛みでも耐えてみせますゥ!」

4号「かわいいかわいい妹のためなら…うふふ」

5号「おっしゃー!まかせておいて!!」

6号「最終信号の世界は私たちが救います絶対に!」

7号「……………だいじょうぶだよ」

8号「最終信号ちゃんに色々とイイ事教えてあげなきゃ!うへへー!」

9号「救われてばかりではいられませんとミサカは決意を表します!」

10号「こんな私でも彼女のためなら…なにがあろうと成功させてみせます!!」

一方通行「グレート!!それじゃあ行くぜェ!!」ピタッ

キィイイイイイイイイ…

一方通行・シスターズ「「「「「「「「「「「…いっけぇえええええええええええええ!!!!!」」」」」」」」」」」

芳川「…!!」カタカタ!

打ち止め「うっ!!」ビク!

芳川(す、すごい…この演算能力!信じられないわ…!!まったく進まなかったインストールが………)

打ち止め「………………」

芳川「インストール…完了したわ!!」

一方通行「…ッハァー!大分神経使ったぜェ…」

10号「最終信号……私たちの妹は…」







打ち止め「………………あれ?」パチリ

2号「やっ………やった!!」

6号「最終信号の意識の世界が!!」

5号「もどったぁーーっ!!やったね!妹ちゃん!!」ダキ!

打ち止め「え?あれ…?ミサカは……」キョトン

7号「……バイタル安定、呼吸も正常」カタカタ

9号「オールオッケーですねとミサカは胸を撫で下ろします…」ハァ

変態組「「「ディ・モールト!!ディ・モールトベネッ!!」」」

10号「ううう……良かったですぅ…本当に…」グスッ

1号「……よく頑張ったわね10号ちゃん、よしよし」ナデナデ

一方通行「芳川、後遺症とかの心配は?」

芳川「まったくないわ、うまくワクチンプログラムが効いてくれたみたいよ」

一方通行「そうか……よっと」スッ

打ち止め「まさか…ピンチになってたミサカをあなたが助けてくれたの?」

一方通行「俺だけの力じゃねェよ、何よりも…優しい姉ちゃんたちを持った事に感謝しなァ」ポン

打ち止め「……うん!わたし、あまり覚えてないけど…あなたにシスターズにおかーさんみんなが『戻ってきて!』って言ってたのが聞こえたような気がするんだ!!」

芳川「最終信号……」

2号「…泣かせるこというじゃねーか」グス

10号「うん…うん!」グスグス

1号「…うふふ」

打ち止め「みんなありがとう!!…………ただいま!!」ニコッ!

一方通行・芳川・シスターズ「「「「「「「「「「「「……おかえり!ラストオーダー!!」」」」」」」」」」」」



ドォーーーーーーz____________ン!


10人のシスターズにまんべんなく喋らせるのが大変だ…
更新ペースガバガバで本当に申し訳!!あ、ちなみに垣根はまだ先です(真顔)
それラリ!

おつおつ
てかこの世界にジョジョあるのか
アカン、上条やレベル5がジョジョ見て影響受けてるただの痛い子たちになってまう

>>180
あ、それは考えてなかった☆
よし!ジョジョはヨーロッパから日本に進出し始めていることにしよう!(提案)
それではスタート

次の日、黄泉川宅

黄泉川「………で?」

一方通行「だっ…だから言ってるじゃねェかよォ〜!こいつは…えーっと…幼い頃に離れ離れになった妹でなァ!最近偶然再会したんだよ!!」アセアセ

打ち止め「こ、こんにちは!私は東方ミカサっていうのかな?…いやいや!東方ミカサだよ!!」ワタワタ

芳川(無理がありすぎるわ…)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

黄泉川「…………………」

一方通行「…うぐっ!!」

一方通行(だっ…駄目だァ!やっぱ誤魔化せねェよ!!これは『通行!あんたをロリコンに育てた覚えはないじゃん!イヤーッ!』『グワーッ!』のパターンのヤ谷津じゃねーのかァ!?)ダラダラ

黄泉川「…なるほど、その子がレベル6計画のシスターズ…その末っ子ってことじゃん?」

打ち止め「えっ!?」

一方通行「なッ……!?」

黄泉川「そうでしょ?桔梗…」クル

芳川「ええ、その通りよ」

一方通行「おっ、おい!黄泉川!!なんで実験の事を知ってンだ!?」ガタッ!

黄泉川「知ってるじゃんよ…あんたが学園都市第一位、一方通行(アクセラレータ)って事も同居したときからね」

一方通行「………!!」

黄泉川「でも実験の事を知ったのは事が片付いた後…まったく!保護者失格じゃん」

芳川「…驚いたわね、ある程度までは知っていると思っていたけれどここまでとは」

黄泉川「あたしはアンチスキルの隊長じゃんよ、学園都市の『裏』ってヤツも少しは知ってるって事じゃん」


一方通行「………なんで」

黄泉川「ん?」

一方通行「なンで……おれを同居させてくれたンだ?」

黄泉川「………………」

一方通行「だってよォ…こんな化け物みてーな能力を持ってるおれなのに…マトモじゃねーのに…なんで」

打ち止め「あくせられーた…」

一方通行「なんでだよ…黄泉川」

黄泉川「………………それは」



…………………………………………

5年前

ワーワー!キャーキャー!

園長「あらあら!わざわざありがとうございますこんなところまで!」

黄泉川「いえ…これも仕事ですから」

園長「アンチスキルの新人さんも大変なのですねぇ…さあさ!こちらです」

黄泉川(まったくじゃん…新米だからってこんな学園都市のはずれの養護施設にパトロールさせるなんて…やることやったらぱっぱと帰ろう)ファ〜ア…

黄泉川「にしても沢山の子供がいますね」

園長「ええ、ここには置き去り(チャイルドエラー)である子供たちを保護する施設なのです…実験で使い物にならないとされてしまった子供たちです」

黄泉川「なるほど…」

黄泉川(…チッ!いつ聞いてもヘドが出るじゃん、学園都市の構造は相変わらず狂っている…多くの人が本性を知らずに…)

園長「でもこの施設の子供たちはみんな元気で明るいのですよ?」ニコッ

コッチコッチー!パスパース!

黄泉川「確かに……って!そこのヤツ!前見ないと転ぶじゃんよ!!」


男の子「こっちこっちオアアアアアア…あっ!」ステン!

園長「まあ!大丈夫!?」

黄泉川「かぁー…言わんこっちゃない」

男の子「いててて…すりむいちゃった」

黄泉川「園長先生、消毒薬か何か…」





???「おーい!大丈夫かァ?」タタタ!

男の子「みちゆき!」

黄泉川(…みちゆき?)

一方通行「オイオイ前見てねェから転ぶんだよォ〜…よっと」スッ

黄泉川「…?傷口に何を」

男の子「うっ!」ピタッ

黄泉川(…なっ!?)

一方通行「これでよし!血は止まったぜェ」

男の子「ああ、悪いなみちゆき!いつもありがとよ!」

黄泉川(コイツが手をかざした傷口が塞がった…?聞いたことない能力じゃん)

「さっすがみちゆき!」

「あいかわらずすごいね!」

「グッド!」

一方通行「へっへっへ!よせやい!!」

ワイワイ

黄泉川「園長先生…あの子は?」

園長「うふふ…彼は東方通行、みんなの中心人物ですよ」

黄泉川(ひがしかたみちゆき…)

園長「実は…その名は彼の本当の名ではないのです、しかも『レベル5』の資質を持つといわれ研究所で育ったそうですが…」

黄泉川「レベル5…!?そんなとんでもない能力を持つ子がなぜ…」

園長「はい、あまりに反抗的な態度をとったり機材をめちゃくちゃに破壊したり…手に負えなくなったせいでこの施設に預けられてしまったのです」

黄泉川「え…?あの性格でですか?」

園長「私も信じられませんよ…始めて彼がここに来た時も荒くれた態度は微塵も見せず、大変穏やかで優しい子供でした…現に今も」



男の子「おっし!サッカーの続きやろーぜ!!」

一方通行「おうっ!」



黄泉川「……………」

園長「彼は本当に不思議な子…でも、人を惹きつける魅力があるのは確かですね」フフフ



黄泉川「……おい!そこのボウズ!」

一方通行「へっ?おれかァ?」

黄泉川「そうじゃん、友達の傷を治してやるなんてすげーじゃんよ!」ワシャワシャ

一方通行「なーに!当然のことをしただけだぜェ!」ヘヘヘッ

黄泉川(……なるほど、気持ちのいいヤツじゃん!)フッ

一方通行「ところでねーちゃんさァ、アンチスキルなンだろ?」

黄泉川「その通り!まだ新米だけどな」

一方通行「アンチスキルってカッコいいよなァ〜!人を守る仕事っていうかさァ、憧れるぜェ…」

黄泉川「人を守るってことに憧れる?」

一方通行「おう!おれも前にある人に助けてもらったことがあってよ…その人みたいに人を元気づけたり、悪いヤツらから守ったりしたいと思ってンだ!!」ニッ!

黄泉川「…フッ!子供のクセに中々立派なヤツじゃん!ほれほれ!」ワシャワシャワシャ

一方通行「げっ!そンなになでねーでくれよォ!」

黄泉川「やめてやんねーじゃんほれほれほれほれ!!」ワシャワシャワシャワシャ

一方通行「う…うへーっ!恥ずかしいッ!!」

黄泉川「へへへへ………」



…………………………………………




黄泉川「……別に」

黄泉川「『こいつなら大丈夫』…そう思っただけじゃん」

一方通行「…………!!」

黄泉川「それに」ポン

打ち止め「え?」

黄泉川「現にアンタはこの子を守ったんでしょ?ほら!あたしの読み通りじゃん!」ニッ!

一方通行「黄泉…川…」

芳川(愛穂…相変わらず人を見る眼があるわね)ウフッ

黄泉川「アンタが一位だろーがレベル5だろーがあたしの『家族』であるのは変わりがないじゃん…それに今日一人『家族』が増えた!」

打ち止め「…わたしのこと!?」

黄泉川「もちろん!よろしくな打ち止め…いや、ミカサ!!」ニコ!

打ち止め「……うん!うんっ!!」

一方通行「………………」

芳川「……うふふ、ほらほら…長男くんしんみりしてないでしゃっきりしなさいな」

一方通行「…うっ!うるせェ!しンみりなンかしてねえーよッ!!」ゴシゴシ

黄泉川「おいおい!頼りない兄貴じゃん!」

打ち止め「えへへ!あなたのそんなところも素敵だよってミカサはミカサはお兄ちゃんを褒めてみたり!」

芳川「あらあら、それでも学園都市第一位?」


一方通行(そうか…『家族』かァ……へへへ)

一方通行「頼りねえ長男だがよォ…これからもよろしくなァ!みんな!!」ニッ!

黄泉川「おう!」

打ち止め「よろしくねお兄ちゃん!!」

芳川「ええ」ウフ


一方通行(…おれが、この先守ってみせる!かけがえのない『家族』を!!)



ドォーーーーーz__________ン!!

「ミサカ」でなく「ミカサ」にしたのは何か意図があって?

>>200
美琴にちなんでミサカ→ミカサと通行さんが名付けたようです、ミサカのままだと色々と勘ぐられそうだと思ったようで…ちなみに某腹筋ヒロインとは関係ありません

黄泉川「うーん…ミカサの部屋はどうするじゃん…部屋が足りないし」

打ち止め「お兄ちゃん(一方通行)と一緒の部屋でいいかも!」

芳川「それは色々とヤバいわね」

ワイワイ!

一方通行(家族かァ〜…意外といいもンだな…なんてなァ)フッ

一方通行「……ン?ちょっと待て…」

家族構成
黄泉川、オレ、芳川、打ち止め

女、男、女、女

3:1

3:1…

一方通行「…オイ、これってまさか…」

それから結構楽しかった東方通行の生活はとても苦しいものとなった

一方通行「フゥ…なんかおもしれェテレビでも…」ピッ


打ち止め「わーい!一番風呂もーらいってミカサはミカサはシンゴーシンゴー!」タタタタタ!

芳川「こら!裸で走り回るのはやめなさい!!」

一方通行「」

一方通行「あ〜トイレトイレ…」ガチャ

芳川「あら通行?ごめんね、カギかけるの忘れてたわ」

一方通行「」

芳川「ちょっと待ってね、もう少しで終わるから…んっ」ブルッ

一方通行「」バタン

一方通行「あ〜ノド乾いた…なんか飲み物…」

黄泉川「うぃ〜っ!仕事終わりでひとっ風呂あびた後のビールは最高じゃん!!」ブルン!

一方通行「」

黄泉川「おっ、みちゆき!タオルもかけずに悪いな!!あんたも飲むじゃん!?」ウイッ!

一方通行「イラナイッス」

一方通行「…おし!今日は寝る前に例の女優の本を…」ゴソゴソ

打ち止め「 ねーねー!」ガチャ!

一方通行「うおわッ!?ノックくらいしろよ!!」アセアセ

打ち止め「きょうはヨミカワもヨシカワも家にいないの…ので、お兄ちゃんと一緒に寝かせほしいの!」ニコッ!

一方通行「…ので、っていい訳ねーだろォ!?後戻りできね……」クワッ!

打ち止め「…………」グスッ…

一方通行「うッ……………」

……………………

打ち止め「えへへ…おやすみ!お兄ちゃん♪」ピタッ

一方通行「」

一方通行(…やっぱバカじゃねーかオレェ!!こ、こんな状況で寝られる訳………!!)






………………………………

打ち止め「……………むにゃむにゃ」スースー…

一方通行「…寝られる……ワケ…zzZZ………」ガーガー…

次の日、ブドウヶ丘学園

キンコンカンコーン

一方通行「…………」ホケー

輝泰「うぉいっ!…って通行、どこ見てんだ…?」

康二「た、魂がぬけてる…レクイエム!?」

一方通行「アー…よう、二人とも」クルリ

輝泰「お、おう……ところでよ、前言ってたあの女優の本貸してくれねーか?おれもファンになるかも…」

一方通行「……………捨てた」

康二「へ?」

一方通行「捨てちまったよ、今日の朝」

輝泰「なっ…お前あの女優の大ファンじゃ…」

一方通行「……なンか、どうでもよくなっちまってよ……わからねーンだけど」

輝泰(こ、これは…)

康二(こわれてる…)



一方通行「…あれ?ここどこだっけ?………まぁいいか……」ホケー

おお…もう…
それラリ

同日、午後

打ち止め「わーい!おっかいものおっかいものー!!」ランラン!

一方通行(し…正気に戻ったが…なんてことを…俺の秘蔵のコレクションが…)ドヨーン

打ち止め「ねーねー!お兄ちゃんとミカサはミカサは元気いっぱいに話しかけてみる!」

一方通行「何だァ…?つーかお兄ちゃんって言うのやめろォ…やべえから」

打ち止め「あらためて言いたいの!私が助かったのはお兄ちゃんが『立ち向かって』くれたから!!ほんとーに感謝してるってことを!!」

一方通行「…前にも言ったが俺だけの力じゃねェよ、優しくて頼もしくて(一部変態的な)おめーのねーちゃんたちのおかげだ」

打ち止め「うん、分かってるよ…でもね、でもね…」

一方通行「?」

打ち止め「この先も…私の…私の『傍に立って』くれる…?」

一方通行「そりゃあ…」

打ち止め「わたし…こわいの、また一人ぼっちになっちゃうのが…ずっとずっとヨミカワにヨシカワにシスターズに…あなたと一緒にいたいの!!…だから」ウルッ

一方通行「…ハァー」





…ポン

打ち止め「えっ?」

一方通行「…たりめーだろォ、家族…いや、妹を守ってやれずに何が兄貴だよ」フッ

打ち止め「お兄ちゃん…!」パァッ

一方通行「ホレ!とっとと買い物を済まして岩男4やるぞォ!」

打ち止め「…うんっ!!」


タタタタ…

スタスタ…

打ち止め「ねぇねぇ、もう一つ聞きたいことがあったんだけど…」

一方通行「なんだ?」

打ち止め「私を助けてくれた時に…眼が覚めたら、あなたの後ろに誰かが立ってたの!あれって何なの!?」

一方通行「ハァ!?おれの後ろに誰か居ただァ!?ゾッとするこというンじゃねェよ…寝ぼけてたンじゃねーか?」

打ち止め「ええー…でも確かに見えたような…」ムムム

一方通行「にいちゃんを怖がらせる妹なンてかまってらンねー!!先に帰っちまうぞォ〜!!」タタタタ!

打ち止め「あっ!待ってよー!!」タタタ!


一方通行(おれの後ろにねェ…ンなわけ…)クル



…シュン

一方通行「ねェよな…?」




To be continued…

私のSSには猥雑が一切無い、だから青少年にもあんしんだ
欺瞞!それでは、みんな大好き麦野=サンの出番です

帝凍庫ェ……ドンマイッ!ニカッ

いつものファミレス

フレメア「ねーねーみんな!私新しいギャグ考えたんだ!それじゃいくよー…『7日で一週間』!!」

滝壺「それはやめておいたほうがいい」

フレンダ「にしても最近調子がいいって訳よ!依頼される任務はほとんど成功、学園都市の同じようなチームの中でも待遇はトップクラスでアジトのグレードも高くなったし!」

絹旗「でも結局集まるのはファミレスなんですよね、超謎です…というか浜面、アジトがあるのになぜ今でも学校の宿舎に住んでいるんですか?」

浜面「…みなさんと一つ屋根の下、男の僕が暮らすわけにもいかないでしょう…すいません、ちょっと話しかけないでもらえますか…?」ペラ…ペラ…

◎月曜日(答、Lunedi)
フレメア「『ルネディ』月曜日! Lunedi」

滝壺「やめろというに」


フレンダ「ていうか浜面…何読んでるの?」

絹旗(こ、この表紙…)

浜面「これですか…?『週間、バニーさんと共に生きる』最新号ですよ…」ペラ…ペラ…

フレンダ「えっ!?」

絹旗「はっ、 浜面!!女の子の前で何堂々とエッチな本読んでるんですか!?超意味不明です!!!」//////

ジョルノ「原作の僕でもそんな事はしませんッ!訂正して下さいッ!」

浜面「…僕はバニーという存在に一種の哲学性を感じています、それは猥雑とは程遠いものなのです…」キリッ

フレンダ(顔はかっこよくキメてるけど台詞で台無しな訳よ…)

絹旗(まさか浜面にこんな趣味があったとは…超完全無欠人間かと思ってました)

フレンダ(でも…も、もし私がバニーのコスプレをしたら…)ドキドキ

絹旗(…したら浜面に…)ドキドキ



フレンダ「……………」ペターン

絹旗「…………………」ペターン

フレンダ・絹旗((………チクショオオオオオオオオオオオオ!!))ズゥーン

浜面「このバニーさんはエロいな………ベネ」


???「あァ、未発達なせいで布部が剥がれそうなあの胸部とォ、幼女特有のしっとり肌を包み込む網ストッキングぴっちりの脚部とかァ、最ッ高だろうがァッ!」


カランコローン!

イラッシャイマセー!

フレンダ「…ん?」

答、Mercoledi)
フレメア「メェーェ…なんだっけ 忘れたァァァ!ワハハハハハハハハハハハハハハハハッ!」ベロベロベロベロベロ!

滝壺「うん、かなり大爆笑」

絹旗「今入った客は…」

浜面「………!!」ゾクウッ!


カランコローン!

イラッシャイマセー!

フレンダ「…ん?」

答、Mercoledi)
フレメア「メェーェ…なんだっけ 忘れたァァァ!ワハハハハハハハハハハハハハハハハッ!」ベロベロベロベロベロ!

滝壺「うん、かなり大爆笑」

絹旗「今入った客は…」

浜面「………!!」ゾクウッ!

グワーッ連投!

グワーッ俺が許す!(俺、何様www)

スタ…スタ…

??「ふぅ…」サラッ

「見てあの女の人!」

「ワー!キレーイ!」

「美しい!」

「パンテーン!」

「踏んでファックしてほしい!」

「ショタコン!」

フレンダ「このベタな登場シーンは…」

絹旗「もしかしなくても…」



スッ

麦野「待たせたわね、みんな」ニコッ

◎土曜日(答、Sabato)
フレメア「ぜんぜん忘れたァァワハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!…あっ!むぎの!!」

滝壺「おかえり、遅かったね」

麦野「ただいま〜…まったく、重要な任務だからって申し送りに時間かけ過ぎよ」ストン

フレンダ「重要な任務…?」

絹旗「依頼ですか、どんな内容なんです?」


麦野「ええ、みんなが集まったら話したいんだけど…(わたしの)はまづらくんは?」

絹旗「さっきまでいたんですけど…超速でトイレに消えました」

麦野「あらぁ…恥ずかしがっちゃって…でもそんなところもカ・ワ・イ・イ…ファックしたいにゃあ…」ゾクゾク

滝壺「オゴーッ!」ゲボッ!

絹旗「うわぁっ!滝壺さんがストレスのあまり血を吐いた!!」

滝壺「胃潰瘍…アバーッ!」

麦野「激しく前後…うへへ」ジュルリ



◎日曜日(答、Domenica)
フレメア「『ドメニカ』日曜」スヤァ

フレメア「…どうかなっ!」

フレンダ「いい――ねェ― すごくいいよ!超イケてる、幸せそーな一週間なんだっていう… 時間の概念がない所がとてもいい!」

同時刻、とあるビル

垣根「…出番だぜッ!!」バァーーーーz_________ン!

ルドルフ「なんだ垣根…いたのか」

垣根「だ、ダブルショック!!読者にも仲間にも忘れられてたのかオレ…」ズゥーン

ルドルフ「お前はてっきり『フレメア・セイヴェルン』の方を調べにいってると思ったが、『ピンセット』は俺一人で十分だと話し合ったろう?」

垣根「ケーッ!調べモンなんてめんどっちくてやってられっかよ〜!メジャーとシーザーちゃんにまかせときゃよかろうなのだぁーッ!」ドスッ

ルドルフ「こいつはまたジュリアスの雷が落ちそうだぜ…」

垣根「はーん!あいつのビリビリシャボンなんか屁でもねーぜ!!こちとら『未元物質(ダークマター)』の垣根帝督だっつーの!!」

ルドルフ「いつもそれを食らって髪を逆立ててるヤツがよく言うぜ…お前ら二人とも付き合い長いクセに、いつもしょーもないことでケンカするなよ」

垣根「なっ!?事の発端は中学のころアイツがイタリアンレストランでケンカふっかけてきたからだぜぇーっ!元々の責任はアイツにある!」ギャンギャン!

ルドルフ(ジュリアスのヤツは彼女と飯食ってたらコイツがイカスミスパゲッティとばしてきたと言ってたが…)

垣根「ちくしょー…あいつがイチャイチャと見せつけてきやがるから!!…その後店主に石鹸でぶん殴られて二人とも掃除させられたがよ…」

ルドルフ「へいへい、ようは腐れ縁ってことだな…もう調整の邪魔をするなよ」カタカタ

垣根「くっそー…シーザーのやつに加えてメジャーもガミガミとよー!たまんねーぜ!!」ガシガシ!

ルドルフ(こんな仲のクセにタッグを組んだら息ピッタリなんだよな…よくわからんヤツらだ)

垣根「…ところでルドルフ、もう例の『ピンセット』にとりかかるのか?」

ルドルフ「ああ、そのために今はコイツの調整中だぜ」

ガシャン…ガシャン…

垣根「こいつか、なんかいかにもって感じなロボだなぁ〜」

ルドルフ「フフフ…これはおれの最高傑作のひとつ!レベル4の能力者…いや!それ以上のものに匹敵する性能をもっているのだァアアアアア!!この学園都市イチの科学力をもつおれの力を見せてやるぜェエエエエエ!」カタカタ!

垣根「おめーの作るロボットは確かに優秀だがうるさくてたまんねーんだよ…」

ルドルフ「垣根!てめーはそこでおれの戦いぶりを見てな!」ニヤリ

学園都市、高速道

ブロロロ…

麦野「にしても浜面くん…キレイな手してるわよね…」ウフフ…

浜面「運転中にちょっかいかけないでください」

滝壺(切った爪とか集めそう…)

麦野「いやーん!いけずぅ!……ところで二人とも、今回の作戦は分かってるわよね?」

滝壺「うん、例の研究所に潜入して…」

浜面「『ピンセット』なる発明品を奪還する、シンプルな作戦ですね」

麦野「ええ、滝壺は周囲の探知、浜面くんはその護衛…そして私が」

滝壺「直接『ピンセット』を手に入れる…これでいいんだよね?」

麦野「その通り!ところで浜面くんは私たちと組むのは初めてよね?」

浜面「はい」

麦野「私と滝壺の能力は知ってると思うけど今回のあなたの役割はバックアップよ、この作戦でチームとしての連携を学んでみて頂戴」

浜面「わかりました、二人ともよろしくお願いします」ペコ

滝壺「こちらこそよろしくね」ニコ

麦野「しっかりとね!…ほんとは私が手取り足取り教えてあげたいんだけどナー…夜の情事まで、ね?」ウヘヘ

浜面「拒否します」

滝壺(…はやく着いてよお)キリキリ

…………………………

浜面「…麦野?麦野、通信の調子はどうですか?」

麦野『ばっちりよ!今研究所の中に入ったわ、そちらの準備はいい?』

浜面「滝壺さん…なるほど、分かりました…麦野、どうやら能力者はいないようですが」

麦野『オーケー!オーケー!それじゃ潜入を開始するわ、能力者がいないからといって警備が手薄なはずはないけど』

浜面「ええ、警備システムやロボット…武装した警備員にも気をつけてください」

麦野『了解、それじゃ少しの間通信は切っておくわ。何かのセンサーにひっかかってもまずいし…ところで浜面くん、私の無事を祈っていやらしい言葉を囁いt』

浜面「通信を切ります、オーバー」ブチ

滝壺(なれてる…)

浜面「まったく…頼りになるんだか異常性癖なんだか分からない人ですね」

滝壺「そっ…そこまで言われる謂れは…あるか、うん」

浜面「昔からああだったのですか?麦野は」

滝壺「いや…麦野は変わったよ、昔に比べてずっと…」

浜面「え?」

滝壺「…麦野はね、前のメンバーを任務中に亡くしているの」

浜面「!!」

滝壺「前のメンバーには私もいたんだけど、私と麦野以外はみんな…」

浜面「そうだったんですか…」

滝壺「麦野は自分にも他人にも厳しかったの、任務を失敗すれば容赦なく暴力を振るうし…裏切り者が出たら跡形もなく消しとばした…」

浜面「………」

滝壺「それに麦野は敵を痛めつけたり、戦いを楽しんでいる節もあって…私は怖くてたまらなかった…」

浜面「…今はあんなにもみんなの安全を考えているのにですか?」

滝壺「さっき言ったように、任務中にメンバーが全員死んでしまった…麦野の目の前で」

浜面「………」

滝壺「私がいる車にボロボロで帰ってきた麦野は今にも崩れ落ちてしまいそうだった、私は麦野を支えることしかできなかったよ…」

浜面「それで…」

滝壺「そう…それで麦野は自分自身を激しく責めた、リーダーとして、今まで自分は何をしてきたのか?何のために『アイテム』を率いていたのか?」

浜面「…なるほど、そして彼女はメンバーの安全を第一に考えるようになった、そういうことですか?」

滝壺「うん、麦野は優しく頼れるようになったけど…」

浜面「けど?」

滝壺「…麦野は仲間のために自分を犠牲にするフシがある、前に言っていた『どうせ死にかけた私の命よ』…不安でたまらないよ」ブルッ…

浜面「滝壺さん…」

滝壺「わたしの話はここまで…はまづらにならそろそろ話していいって思ったんだ」ニコ

浜面「…ありがとうございます、信用してくれて」

滝壺「ううん、お礼が言いたいのはわたしのほう…はまづらが入ってくれたおかげでむぎのは前よりも明るくなったもの」

浜面「確かに彼女はイキイキとしてますね…悪い意味で」

滝壺「いつもごめんねはまづら…むぎのは色々とアレだから」

浜面「慣れてきました…しかしあの性癖も昔の出来事のせいですか?」

滝壺「ううん、あれはもとから」キッパリ

浜面(元からなのか…)ゲンナリ

滝壺「さあ、もうそろそろむぎのが『ピンセット』までたどり着いたころだと思う…引き続きAIMストーカーを」

…ビクッ!

滝壺(…うっ!)ガクッ!

浜面「…滝壺さん?」

滝壺「ごっ…ごめん…なんでもないよ…」ゴソゴソ

浜面「具合が悪いみたいですが…その瓶は何です?薬ですか?」

…ゴクン

滝壺「んっ……はぁ…大丈夫、もう大丈夫だから…」

浜面「無理をしないで下さ……ん?」ザッ…ザザザ…

滝壺「むぎのからの通信…?」

浜面「もしもし?どうしました麦野?」

麦野『はま………つぼ………ピンセ…………… 敵…………別の……………機械の………………』ザザザザザ…

浜面「麦野!?麦野!!どうしたんですか!!」

…ブツン!

浜面「…くそっ!通信が!!」

滝壺「…!!」ピクッ!

浜面「一体何が……」

滝壺「はまづら…むぎのの反応の近くに何かがいる」

浜面「なっ………」



滝壺「これは…能力者?…ちがう、人間………じゃない?」

ガバガバ更新もう許さねえからな〜
モンハン落ち着いたので安定更新に戻れそうです(冨樫とはちがう!)
それではラリホー!

安定更新ガンバルゾー!ガンバルゾー!
それではスタート

ザッ……ザザザザ…

麦野「……ッ」


???『フフフ…無駄だぞォ〜?周囲に妨害電波を流しているからなあ!無線は使えんぞ?』

麦野「ふん…驚いたわ、私たち以外にも『ピンセット』を狙ってるヤツらがいたとは」

???『それはこっちも同じだ、貴様は別の暗部の人間か?今素性を調べているところだがなァ〜』

麦野「乙女のプライベートを探るなんてあまりいい趣味してないわね」

???『ほざけェ!こちとらサイボーグだ!人間の道理なんて関係ないんだよォ〜』

麦野「嘘おっしゃい!『動かしている』のは人間のクセに…」


麦野(…まさか依頼が被ったのかしら?いや、そんなことが起こるとは考えづらい…なら一体こいつは)

???『…ほほぅ、なるほどなるほど…お前は『アイテム』の麦野沈利か!これはこれは!第4位様に会えると光栄至極なことだなァ!』ガションガション

麦野「あらら…バレちゃったか、そうなったらあなたも名乗るのがスジじゃない?ロボットさん?」

???『ならば教えてやろう!こいつは『ホワイトアルバム』!!ロボットであるのにも関わらず能力者の力を持つスゥウウウウウウパァアアアアアアロボットなのだァアアアアアアアアアア!!』ピガガー!

麦野「うるさっ!音量デカすぎよ!!」

???『俺のロボットは学園都市イチィイイイイイイイ!!なので学園都市第4位の貴様よりも強いのということだ!!フハハハハーッ!!』ガッションガッション

麦野(暗部の中に凄腕のロボット技師がいると聞いたけど…確かドイツの?ダメね、情報が少なすぎるわ)

Wアルバム「フランスノ『パリ』ッテヨォ…」

麦野「…は?」

Wアルバム「英語デハ『Paris』ッテイウンダガ…ミンナハフランス語デパリッテ発音シテ呼ブ、デモ『ヴェネツィア』ハ『ベニス』ッテ英語デ呼ブンダヨォ〜〜〜」イライラ

麦野「…なんなのコイツ!?」

???『おっと申し訳ない!ホワイトアルバムは高性能だが人工知能にチト問題があってなァ〜…なぜだかいつもイライラしとるのだ』

麦野(ロボットがイライラするってなによ!!)

Wアルバム「オレハゼーンゼン納得イカネェ…ナメテンノカァーーーッ!コノオレヲ!!」ガシンガシン!!

麦野「知るか!」

同時刻、スクールのアジト

垣根「オイオイ!まさか先客がいるなんてどーゆーことだよこりゃあ!?」

ルドルフ「フム…こいつはもしや依頼してきたグループが2つあり、それぞれが『ピンセット』を手に入れようとしている…こんなところじゃあないか?」

垣根「…ってーことは俺たちは上層部のクソ野郎どもの争いに巻き込まれたってことかよ?」

ルドルフ「ま、そんなとこだろうな」

垣根「ケェーッ!気分悪いぜえ!俺たちはてめーらの兵士じゃねーっての!!」


ルドルフ「まぁ待て垣根!相手は第4位の麦野沈利だぜ…これはホワイトアルバムの素晴らしい実験データがとれるぞ!!」カタカタ!

垣根「麦野沈利か…たしか結構マブい女でショタコンビーム乱射野郎だったか…ちと相手が悪くねえか?」

ルドルフ「フフフ…安心しろ、麦野沈利の能力は原子崩し(メルトダウナー)…ホワイトアルバムと相性抜群だ!!ヤツを再起不能にして俺の技術力の裏打ちにしてやるぜェエエエエエ!!」

垣根「…ま、ここでやられちまうならその程度のヤツだったってことかもなぁ〜おれはここでマンガ読んでるか勝手にやってくれ」ゴロン

ルドルフ「期待して待ってなぁ!!麦野沈利…俺の科学の礎となるがいいぜッ!!」ギン!

ギアッ・・ョの口調をカタカナにするのめんどすぎィ!
そしてラリホー

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルドルフ『さぁーて…最後通告だ、この『ピンセット』から手を引け!今なら再起不能程度で許してやらんこともないぞォ〜…ン?』

麦野(あの『ピンセット』が入っていたであろう箱…ものすごい力でこじ開けられているわね、機械ゆえのパワーってことしら?その力でまともに食らったらヤバイわね…けど)

麦野「そうね…あなたは再起不能…いわばスクラップになるわけね?」ニヤリ

麦野(ここで引くわけにはいかないッ!)ギン!

ルドルフ『くっ…クククク!!そう言うと思っていたぞッ!!これで心置きなく戦闘テストができるというワケだ!!ホワイトアルバム!ヤツを抹殺せよォオオオオオオオ!!』

Wホワイト「…チクショオーーーー!!ムカツクンダヨ!コケニシヤガッテ!ボケガァーッ!!」グゥイーン!!

麦野「来なさい!鉄屑にしてあげるわ!!」グッ!

麦野(あのオモチャは能力を持ってるらしいけど…)キィイイイ…

麦野「…まずは先手必勝よ!!食らえッ!!」 ドゴオッ!!

ギュウウウウウウウ!!

ルドルフ『…フン!』スタンッ!

ボゴンッ!

麦野「…!?」

麦野(なんて反応速度してるのよ!あそこまで引きつけて避けるとは…)

ルドルフ『フームフムフムフム!!これが第4位殿のメルトダウナーかあ!床をまるまる抉り取ってしまうとは恐ろしい威力だな!!兵器作りの参考になるぞ…』ピガガ

麦野「なるほど…ただのオモチャじゃないみたいね?」

ルドルフ『おれの作るオモチャは一味違うぜェーッ!!そして!これが!!』ベキベキベキ…

麦野「なっ…!」

麦野(ロボットの腕に…氷柱が生えた!?)

ルドルフ『白の記憶(ホワイトアルバム)の能力だァアアアアア!!』

Wアルバム「…クソッタレガァアアアアアアアーッ!!」ビシビシビシビシビシビシ!!!

麦野「ッ!!」シュタッ!

バキバキバキバキ!!

麦野「立っていたところの床が…!」

ルドルフ『フハハハハーッ!見たか!これこそ氷系能力者のパーソナル・リアリティを擬似的にプログラミングし、機械による超低温発生装置を組み合わせた最強のロボット能力者なのだァーッ!!』ピガガガーッ!

麦野(氷塊が壁までも凍らせている…確かに相当高レベルの能力といっても過言じゃないわ)

Wアルバム「クソガァアアア!避ケテンジャネーゾコラーッ!!」グゥイーン!

麦野「そりゃ避けるわよ!」

ルドルフ『それでは!本日をもって学園都市第4位は欠番となるッ!!安心して死ぬがいいぜーッ!!』ピガーッ!




ドドドドドドドドドドドドドドドド

麦野「…フン!たかが機械に『アイテム』のリーダーがなめられてたまるもんですか!!破壊の光線…メルトダウナーの威力ッ!見せてあげるわ!!」ザッ!!

説明台詞難しいナンデ!?
ラリホー

実際能力者の力を模倣できるのかは分からんですたい、そしてスタート

麦野「出せる光線は一発ずつって訳じゃないわよ!…ハァッ!」ドギュドギュウン!

Wアルバム「!!」ギュイーン!

ルドルフ(ムッ…連射が可能なのか)

麦野「まだまだっ!!」ドギュウン!

Wアルバム「…クソガッ!!」ベキベキ!!

ボゴォン!

麦野「あら?その氷とんでもなく硬いのねぇ!…ま、一発当たれば砕けちゃうみたいだけど?」

ルドルフ『超高密度の氷を一発で砕くとは…やはり凄まじい破壊力だぞメルトダウナー!!次に作るサイボーグは貴様の能力のコピーに決めたぜェーッ!!』ピガガー!

ルドルフ『麦野沈利!そのためにも貴様からは充分な実験データを取らねばならん!!すぐにくたばってくれるなよォーッ!!』

Wアルバム「ボケガァーッ!!」ビュゴォオオオオオ!!

麦野「はっ!」シュタン!!

ルドルフ『運動能力も中々!!いいぞいいぞォ!!』

Wアルバム「ハァァァ…」ベキベキ…

麦野「器用なロボットね!氷の槍を作るとは、『高性能かき氷機』に改名したほうがいいんじゃない?」ニヤリ

ルドルフ『ほざけぇ!超硬度の氷槍を食らえい!!』

Wアルバム「…ッラァ!!!!」ブウン!

麦野(回避は間に合わないわね…なら!!)ギュイイ…

ガギィイイン!!

麦野「…ッ!!」ギギギギ

Wアルバム「アァン!オレノ氷槍ヲ防ギヤガッタダト!?」

ルドルフ『ほほう…防御に使うとは!しかしィ!』

バキキキキキキキキ!!

麦野「うっ…!足が!!」ピキン

ルドルフ『捕らえたぜェーッ!!氷槍に気をとられたみたいだなァ!?』

麦野(ぐっ…ガッチリと固まってるわ、抜け出せない!)グッグッ

ルドルフ『ハッハー!なかなか健闘した方だがもうオシマイだ!その氷は貴様を捕らえて離さんぞ!!』

麦野「くっ!」

ルドルフ『これでおれの科学力が貴様を勝っている事の証明となった!…それでは!貴様を見事な氷像にしてくれよう!』

Wアルバム「アァアー…」ジリジリ…

麦野「…………!」

ルドルフ『ゆけホワイトアルバム!!コイツを氷漬けにせよォオオオオオオオ!!』

Wアルバム「…ムカツクンダヨォオオオオオオオ!!」ゴアアアアアアア!!

麦野「こ、このままじゃ…!」

ルドルフ『無駄だァーッ!貴様はここで氷のオブジェとなるのだァアアアア!!』






麦野「………なんてね!!」ニヤッ

ルドルフ『なっ!?』

麦野(威力を最小限に調整して…)シュイイ…

麦野「…はあっ!」ドシュッ!

…バキィン!

ルドルフ(なっ…何ィイイイ!威力を極限まで削って足の氷を破壊しただと!?)

麦野「フッ!」スタン

Wアルバム「アァン!?」

ルドルフ『し、しまった!避けろホワイトアルバム!!』スカッ!

麦野「スキだらけよ!….食らえッ!!」ドゴォッ!

Wアルバム「…ウゴォオオオッ!!」ボッゴォオン!

麦野「よっと!」パシッ!

Wアルバム「グガッ!!」ドシャ!

麦野「へえ〜これが『ピンセット』か、意外と小さな箱なのね?」フン

ルドルフ(ぐっ…ぐぬぬぬぬ!『ピンセット』が入った箱を取り落としてしまったのか!!!)

麦野「さてさて…望みの物も手に入ったことだし、あとはあんたをスクラップにするだけよね?」

Wアルバム「グ…ガ…クソ…ガ…!!」ギギギ…

ルドルフ『…正直貴様をナメていた、能力の強大さゆえにレベル5とされ、しかしながら応用力のなさで第4位に甘んじていると聞いたが…』

麦野「…………」

ルドルフ『かなり自分の能力を使いこなしているようだ!!…フフフフッ!!ますます貴様の能力が欲しくなったぞォオオオオオオオ!!』ピガガガガガー!

麦野「…あらあら!この後に及んで何を言っているのかしら?さんざん言ったでしょう…スクラップにすると!!」ギン!

…サッ!

麦野「こいつでね!」

ルドルフ((ムッ…あの小さな三角形が並んだような道具は…))

麦野「有能な科学者さんならご存知かしら?これは拡散支援半導体(シリコンバーン)よ!」ナマエナガイワネ

ルドルフ『あるタイプの能力者の戦闘をアシストするという道具…完成していたのか』

麦野「フン!知っているなら今から何が起こるか…分かるわよねッ!!」ブンッ!

ルドルフ『!』

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

麦野「そして味わいなさい!シリコンバーンによって拡散する光線…」グッ!

Wアルバム「…………」

麦野「…『前方170度の原子崩し(メルトダウナー)を!!!」ズヒュッ!!




…ドパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ!!!!!

ルドルフ『ヌウゥゥッ!!』

麦野(シリコンバーンによって拡散する光線は細くなり威力が失われるわけではない…むしろ研ぎ澄まされる事で貫通力は強化されるッ!)

Wアルバム「グッ…」ビキビキ…

麦野「氷の装甲なんて無駄よ…全身貫かれて蜂の巣になりなさい!」

ドドドウドウドウ!!

ルドルフ『………』

麦野「チェックメイトよ!!」

シュゴォオオオオオオオオ!!


ルドルフ『まさか……』

麦野「…え?」

麦野(避ける素振りも見せず何を…!?)




ルドルフ『…この機能を使う事になるとはなぁ!!』ピガガーッ!




…クンッ

麦野「え?」

ドバッドバッドバッ!

ルドルフ『フゥー…正常に機能しているようだな?』

麦野「な….んで…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


麦野「…どうして一発も当たらないの!?」

ルドルフ『ククク…動揺したな?ホワイトアルバムッ!!』

Wアルバム「クソッタレガァッ!!」ドッ!

麦野「しまっ…うぐぅ!!」ボゴォッ!

ルドルフ『クリーンヒット!!見事にタックルを食らったなァ!!』

バゴオッ!

麦野「…ガフッ!」ブッ!

ルドルフ『血反吐を吐いたか…内臓にダメージを受けたようだなァ〜』

麦野「うっ…ぐっ!」グググ…

麦野(ぬかったわ…動揺してる間にまともに食らっちゃった、しかしさっきのは…外したワケじゃない、『曲げられて』いた!光線を!!)

ルドルフ『これだけのダメージを食らっても『ピンセット』を離さないとは立派な精神力だな!さすが第4位と言ったところかァ!?』

麦野(ダメ…反撃しなきゃ…)ググッ…

ルドルフ『おおっとお!!』

ビュゴオオオオ!!

麦野「うぐっ!」ドガッ!

麦野(て、手首が壁に縫い付けられた!?)グッグッ!

ルドルフ『貴様の能力…メルトダウナーの光線は手の平から打ち出すのだろう?ならば手首を拘束すればいいのだ!!簡単なことだぜぇーっ!!』ピガーッ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルドルフ『さぁ〜て、このまま近づいて貴様から『ピンセット』を奪い…貴様を氷漬けにしてオシマイだ!!』

麦野「ぐっ!!」

ルドルフ『フフフフ…まさか隠し球を使うことになるとは驚いたが!やはりおれの科学力は超能力者を凌駕するということが証明されたワケだなぁ!?』ピガーッ!

麦野(くっ…このままじゃマズイわ!こうなったら自爆覚悟で攻撃を…!!)ギュイイイ…

ズキッ!

麦野「うぐっ!」

ルドルフ『おおっと!?ヘタな動きはするなよ?ヘンテコな姿勢で固まる羽目になるぞぉ〜?』

麦野(だめだわ…頭を打ち付けたせいで演算が乱れて…!)

ルドルフ『…それでは!!今日ただいまをもって学園都市第4位は空白となる…さらばだ!麦野沈利ィイイイイイイイイ!!』ピガガガガガガーッ!!

Wアルバム「…クタバリヤガレェーッ!!」ゴウッ!

麦野「ぐぅ…」グググ…

麦野(こんなところで…こんなところで私は…私は死ぬわけにはいかないのに!!)ギリギリ

…カチリ

Wアルバム「…アン?」クルッ

麦野「!!」


ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!

Wアルバム「ウォオオオッ!?」ギャギンギャギンギャギンギャギン!!

ルドルフ『なっ、何だぁーーーーーーッ!?この銃撃!!一体誰が!?』ピガガガーッ!?


麦野「あ…あなたは…まさか!!」






ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

浜面「麦野…無事ですか?」ジャキンッ!


麦野「は、浜面…くん」

浜面「申し訳ありません、遅れてしまって」チャキッ

ガンガン!

麦野「ッ!」バキバキ!

浜面「片手の氷は破壊しました!もう片方は…」

麦野「…ええ、分かってるわ!!」ドシュウン!

ルドルフ『ヌッ…ヌゥーッ!仲間の存在を忘れていたかッ!!』

浜面「違法改造したこの銃でも貫通できないのか、とんでもない硬度だな…」ガシャコンッ!

麦野「ハァー…ハァー…助かったわ浜面くん…ヤツの能力は恐ろしい、手酷くやられたわ」

ルドルフ『ムウウウウウ!!このままでは済まさんぞ!!…ホワイトアルバムッ!!』ピガガガガガーッ!!

Wアルバム「ブッコロス!!」ゴッ!

浜面「じゃあこれはどうだ?」ブンッ!

シュウウウ…

ルドルフ『なっ!?』

…バッゴオオオオオオオオオオ!!!

Wアルバム「ウゴォッ!?」ゴウウウウウウウ!!

ルドルフ『しょ、焼夷グレネードか!?これでは冷気の発生装置が動かん!!』



浜面「麦野!『ピンセット』は手に入れたのでしょう?ここは一旦引きます!」ダッ!

麦野「トドメをさしたいところだけど…仕方ないわね!!」クルッ!


タタタタタタタタ…







み…みなさん…この更新速度がぼくのせいいっぱいです…受け取って…ください…
学園祭の準備めんどすぎて頭きますよ!それらり

登場人物イメージ2.0 上条組

上承さん
身長185センチ
ガッチリ体型だがスマート
顔は原作準拠
目がかなり鋭い
ダブル幻想殺し
ルックスもイケメンだ
基本学生服だ
そういえば学生服に鎖ついてた
フラグを乱立(自覚)
家事全般こなせる
つよい
すごい
人間やめた
オラオラ
やれやれ
ヒトデ&ヒトデ

インデックス
原作より実際有能だ
覚えるのは早い
忘れられがちな完全記憶能力
わりと辛辣
ほぼめんまだ

みこっちゃん
なんかもうダメだ
ツンデレではなくデレデレだ
汚されちゃった…

ステイル
上承さんを信頼&尊敬
原作より頼りになる
インデックスには友として接する
わりと常識人

神崎さん(誤)
この人ももうなんかダメだ
原作より頼りにならないこともある
くっ!殺せ!

ウープス!上は>>1です
登場人物イメージ2.0 一方組

みちゆき
175センチ
高1(上条よりいっこ下)
顔は原作だが優しげ目
快活な笑顔
細マッチョ
白い(後遺症)
料理結構好き
岩男シリーズ大好き
常時反射はしていない
高いバトルセンスと身体能力でカバー
必ずシマシマ服がインナー
最近けなされてない
女難
お兄ちゃん!
経験をつんでさらにつよく
やさしい
きれる
こわい
ドララララ
性欲が…なんだっけ?

打ち止め(東方ミカサ)
ぅゎょぅι゛ょっょぃ
ペター
口調が非常にめんどくさい
姉(シスターズ)達の性格から影響受ける
変態はそれ以上いけない
ミカサはミカサはミカサはミサカは!!

黄泉川せんせ
年上…フィーヒヒヒ!
人格者
でかい
酔うと脱ぐ

芳川
だらしない系おねーさん…フィーヒヒヒ!
みちゆきに諭される
ふつう
羞恥心は麻痺
NEET(職は探してるらしい)

春瀬康二&西村輝泰
原作(四部)に酷似
三馬鹿
康二は念話能力(エコーズ)
輝泰は空間移動(ザ・ハンド)
二人ともレベル3
康二は浜面とたまにLINEしてる

山西由佳奈
こわい
こわい
こわい
こわい
こわい
こわい
こわい
こわい
こわい





こわい

身長のあたりは1.0から結構変わってます、上承さんが195センチだったらデカすぎィ!
それではスタート

学園都市、高速道

ブロロロロロロ…

浜面「ここまで離せば追ってこれないでしょう」

麦野「ハァー…ハァー…あんなベストタイミングで登場するなんて、白馬の王子様か何かと思っちゃったわ……うぐっ!!」ズキッ!

滝壺「むぎの…無理しないで、手当てはもう終わるから」ゴソゴソ

浜面「冗談言ってる場合ですか…にしても、別の組織と依頼が被った…?考えづらいですが」

麦野「いえ…上層部は一枚岩じゃあないわ、対抗するグループ同士が『ピンセット』を奪い合っているって考えるのが自然ね」

滝壺「うん、内輪揉めは度々起こっているみたいだし…中には粛清された人たちもいるとか」

浜面「じゃあ僕らは争いに巻き込まれた…いや、利用されたというわけですか?」






麦野「そういうことになるんじゃないかしらね、まったく!!今までも最低な職場だと思っていたけれど、転職しようかしら?小学校の先生とか…うへへ」

滝壺「やめろ」


浜面「………」ギリッ…

滝壺(…?)

滝壺「はまづら、どうしたの?」

浜面「…何でもありません、少し考え事をしていただけです」

滝壺「…そう」

滝壺(はまづら…何か思いつめているような、気のせいかな?)

滝壺「…はまづら、アレのせいでストレスをためちゃだめだよ」チラッ

麦野「小中学校の教師かぁ…女の子はいらないからぁ、男の子だけで…激しく相互お遊戯プレイ…フィーヒヒヒ!」ジュルリ

浜面「え?」



…キキィッ!!

浜面「…!?」ガグンッ!

麦野「わっ!!」ドシャ!

滝壺「きゃっ!?」ベシャ!



麦野「いたたた…だめよ浜面くん!乱暴な運転は女の子に嫌われるわよぉ?」

滝壺「まさか車からツッコまれるなんて…あいたたた」

浜面「すいません、しかしおかしいな…スリップするような道では…」

グオオオオオ…

麦野「…あれ?やけに窓が曇るわね、外がよく見えないわ」

滝壺「車内と外との温度差があるんじゃないの?」

浜面「なら少し窓を開けましょうか」

麦野「そうして頂戴、やれやれ…今日はツイてな………」グッグッ

麦野「……あれ?」

滝壺「…体が」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

浜面「どんどん曇ってくる…早く窓を」ズッ





…ドッビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!

浜面「なっ……なにィ!?」

ビュゴォオオオオオオオオオオ!!

浜面「こ、この風圧は…!?」



『…時間がかかったぜ』

浜面「!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドド

『装置を復帰させて貴様たちに追いすがるのはなぁ…ピンセットを無事に持ち帰ろうとしているようだが…そうはいかんぞォオオオオオオオ!!』ピガガガガガガーッ!

浜面「敵だッ!いつの間にか!車の屋根に!………乗っているッ!!」

『どれどれ…ピンセットはどこにある?後部座席か?』

浜面「このままではまずい…!麦野!!屋根ごと敵を撃ち抜いて下さいッ!!」

麦野「…そこなのよね、問題は」

浜面「な…?」

麦野「この車、ものスゴイスピードで冷やされている…冷たいと感じる暇もないほどに!!」

滝壺「だめなの!体が車体に氷漬けられて…動けない!!」グググッ!

浜面「ぐっ…!!」

『正確な場所は分からんが…まぁいい!貴様らを始末してからじっくりと回収させてもらうぜェーッ!!』ピガーッ!!

浜面「…くそっ!!!」ジャキン!!

ドンドンドンドン!!

………………

ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!!

Wアルバム「…ウホッ!」ビシビシビシビシ!!

浜面(…ダメだ!手応えがない!)

ルドルフ『…フン!!メルトダウナーならともかく銃弾など氷の鎧の前では無意味!!むしろ…』

…ドヒュウウウウウウウウウウウ!!

麦野「なっ…なにィイイイ!?」

滝壺「ま…まつ毛が瞬きしただけで…くっつく!!」ビシビシ…

ルドルフ『むしろ車内の温度が急激に下がったようだな!!ウカツめ!!』ピガガーッ!

浜面「しまった…!この車は今時速80キロで走っている、計算すれば…」

滝壺「…すれば?」

浜面「今の弾丸の穴で一瞬のうちで僕らはマイナス20℃冷えたってことですッ!!」

麦野「なら車を止めて!!いつまでも走ってちゃ駄目よ!!」

浜面「さっきから…努力はしているんですが」

麦野「…え?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

浜面「…ブレーキペダルが凍って下がらないんですッ!!ハンドルも効かなくなってきている!!」

滝壺「…そんな!!」




……キキィイイイイイッ!!!

Wアルバム「ウオッ!!」

ルドルフ『フフフ…ついに運転が難儀になってきたようだなァ〜…そしてこれ以上弾丸をブッ放すことも、もうできない!!これ以上車体に穴を開けるのは自殺行為とわかっただろうからなッ!!』


アイテム編特有のジョジョコピペ、ナムアミダブツ!
それラリ!

登場人物イメージ1.1 浜面組

浜面ハルノ
中学生
165センチ
目が鋭い
ショタフェイスだがイケメンだ
髪が軽くコロネだ
茶髪
分析得意
冷静すぎる
もはや中学生じゃねえ
2丁拳銃ピストルカラテ十段
爆弾系はフレンダと提携
人間やめかけてる?
黄金の夢と漆黒の意思
過去はいずれ
生命を生み出す力(洗練されてきている)
父親は…?
つよい
スタイリッシュ
無駄無駄
WRYYYYYY!(まだやってない)
黄金体験(尿)
ディ・モールトバニー好き
もはや原作浜面要素皆無

むぎのん
このひとが一番だめだ
しかし理性的で仲間思い
理想の上司だ
でもショタコンの変態だ
グンバツスタイル
はーまづらくぅん…


絹旗
さいあいちゃん超カワイイヤッター!
秘めたる正義感
初期はブチャラティポジ
恋心?
わりと純情
ペター

フレンダ
にひっ♪
ギャラはんぶーん!
爆弾専門
浜面に触発されつつある
恋心?
わりとツッコミする
ペター

フレメア
にゃ
一番ようじょだ
無邪気だ
まだ能力考えてなかった…
わりとツッコミが鋭い
ペペター

滝壺
苦労人アンド苦労人アンド苦労人
みんなを見守る
やさしい
でも胃はボロボロだ
隠れ巨乳だ
でもやっぱり胃はボロボロだ

◆決断的更新速度維持、私は努力しています◆
スタート

…ドンドンドン!!

ルドルフ『ムッ!?』

Wアルバム「ハン!!」ビシビシ!

ルドルフ『バカが!懲りずに撃ってきやがったかぁ!ピンポイントで凍りついている部分を狙ったとしても無駄だと言っとろーがッ!!ガッチリ掴んで離さんぞ!!』ピガーッ!


ブロォオオオオ!!

滝壺「は、はまづら…撃ち込んだけど、これじゃあいつを落とすことはできないよ!!」

浜面(…やってみるしかないッ!!)

浜面「…無駄ァッ!!」ボゴッ!

麦野「天井を殴った!?銃でも駄目なのにそんなのじゃ…」

ルドルフ『フフフ!お望みどおりこの穴からさらに冷気を……』

ビシビシ…

ルドルフ『え?』

Wアルバム「ア?」

…バキン!!

Wアルバム「ウッ…ウォオオオオオオ!?」ドッシャアアアアアアアアア!!

ルドルフ『なっ…何ィイイイイイイイ!?超密度の氷が!!!今のは……俺の見間違いでなければ……』

ブロオオオオオ…

麦野「い…今の音は、アイツが落ちたの!?」

滝壺「うっ…車内の温度が上がってきた?バリバリ

浜面(……撃ち込んだ銃弾には『熱』がある、それなら『生命エネルギー』を送り込むことは可能ッ!)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルドルフ(…見間違いでなければッ!!確かに撃ち込まれた銃弾から『植物』が生えていた!!それがアスファルトを割る根のように……氷の接着部分を砕いたのだッ!!)

浜面「そしてベネ…成功したようだな」ドン!

滝壺「なにがあったの…?多少は効いていたのかな」

麦野「ともあれ振り落とせたようね、まったく!髪が何本か抜けちゃったわよもう!」

浜面「これでヤツは追ってこれないで…………なっ!?」

シャー!シャー!シャー!

Wアルバム「………ハァー」

麦野「あっ…あいつ!!」

滝壺「道路をスケートみたいに滑ってる!?」


ドドドドドドドドドドドドドドドド

浜面「あいつ…ああやってこの車に乗り移ってきたのか!しかもあのスピード…」

滝壺「ま、まずい!!追ってくるッ!」

ズシャアアアアアアア…

ルドルフ『チイーッ…さっきの弾丸は何だ?バイオ技術でも使っているのか?しかし逃がさんッ!!『ピンセット』はこのルドルフ・フォン・シュトロハイルのホワイトアルバムが必ず手に入れる…!!』

麦野「なんて執念深さ…!しつこい男は嫌われるわよ!!」

ルドルフ『ハッ!!こちとらロボットだぜェーッ!!』ピガガーッ!

麦野「またあいつが車体に触れたらまずい…滝壺さん、麦野!!ヤツを攻撃してください!!」

滝壺「くっ!」ダンダンダンダン!!

麦野「いい加減になさいっ!」ドウドウ!!

Wアルバム「当タラネェーゾコラーッ!!」ズシャシャー!!

浜面「なんだと…!さっきより格段に機敏に…」

ルドルフ『フン!弾丸と能力の無駄使いだな…Wアルバムは戦闘の中で学習するのだ!!貴様らの攻撃はもう通用せんぞォ!』


麦野「ならこれはどうかしら!?」ドギュウッ!

ルドルフ『貴様らの攻撃は当たらんと言っとろーが!!バカの一つ覚えだぞッ!!』

バゴンッ!

ルドルフ『…何!道路を!?』

麦野「本体にあたらないなら進行ルートを破壊するまで!!」

ゴガッ!!

Wアルバム「ウッ…ウガァッ!?」グルン!!

滝壺「やっ…やった!!」

浜面「これで今度こそ……」

麦野「いや…まだよ!」

滝壺「え?」

…ガシッ!!

ルドルフ『なかなか考えたな!だが俺はその上を行かせてもらうぞッ!!』

Wアルバム「クソガァー…」ガシッガシッガシッ…

滝壺「く…車から流れ出るガソリンを凍らして…」

麦野「縄のように手繰り寄せているッ!!」

…ガシッ!!

浜面「まずい!車体に触れたぞ!!早く振り落とすんだーッ!!」ギャルギャル!!

麦野「く、くそっ!このままじゃまた車が冷やされる!!」サッ!

Wアルバム「フン!」ボゴッ!!

滝壺「トランクを跳ね上げた!?」

麦野「これじゃ狙えない…浜面くん今度は早く車を止めて!またブレーキペダルが凍って……」

…ガシイッ!

麦野「…うっ!?」

滝壺「!!」

麦野(て、手を掴まれ…)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルドルフ『その必要はないぞ麦野沈利!直に冷やすのだからなぁ…そしてェー』

バキバキバキ…

Wアルバム「ブチ…割レナ…!」ググググ…

滝壺「むっ…麦野ぉおおお!!」

麦野「うっ、うううううううう!!!」ピキピキ…




…キキキキキキィイイイイ!!

ルドルフ『なっ!?』

滝壺「ううっ!」グラン!

麦野「うぐっ!!」ドシャッ!


浜面「二人とも…脱出して下さい!車を道路に沿ってる川に突っ込ませます!!」



ドグオァン!

ルドルフ『うっ…うおおおおおお!!」

浜面「早く脱出を!!」バガン!!

麦野「うぐぐ…ピ、ピンセットが…!!」

滝壺「駄目!!間に合わ…………」


…ザバッシャアアアアア!!!

ゴボゴボゴボゴボ……



………………………………ザブンッ!!

浜面「がふっ!!」

滝壺「げほっ!げほっ…」

麦野「…っあー!!…死ぬかと思ったわ!」ブハッ!

浜面「はぁ…はぁ…状況を打破するにはこうするしかありませんでした」

麦野「左手がへし折られずに済んだけど…ヤツはどこに!?」

ザブッ…ザブッ!!

滝壺「あ、あそこ!!」

浜面「あの手に持っているのは…」

麦野「…『ピンセット』!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルドルフ『…驚いた、ここまでやるとはな…人間の執念というものは実に恐ろしい!!…だがっ!!最後に勝利を掴むのはこの俺だぁーーーッ!!はははははははーーーーッ!!』ピガガガガガガーッ!!

浜面「くっ!!」ジャコンッ!

ルドルフ『おっとぉ!!』

Wアルバム「…ラアッ!!」ドヒュウッ!!

浜面「あの飛翔体は…うぐっ!?」バギッ!

滝壺「銃が!!」

麦野「飛ばしてきたのは…氷柱(つらら)!?ここまできて隠し球はズルいわよ!!」

ムギノ=サンの胸は実際偽乳だ!

>>349は光線を食らい、跡形もなく吹き飛んだ!!インガオホー!!
スタート

ルドルフ『そしてッ!!これがWアルバムの最大出力だぁーッ!!』ピガーッ!

Wアルバム「…オラァアアアアアアアアアア!!!!」ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキ!!!

浜面「!?」ガギン!

滝壺「うそ…15mは離れているのに!?」ガギン!

麦野「川自体を凍らせた!!なんて化け物なの……」

ルドルフ『動けるか?動けんだろォ〜?今までは貴様らを直々に始末しようと思っていたが…気が変わった!この川で3人仲良く凍死するがいいぜェーッ!!』ピガガガーッ!!

ザブザブ…

浜面「しまった!ヤツが逃げる!!」

滝壺「あ…あうう、どんどん体温が下がって…」ブルブル…

浜面(ま…まずい氷の世界に生まれる生命など小さな植物程度が限界!氷を割る程のパワーは無い!!)

浜面「ぐ…ううう、麦野…このままでは…」




浜面「………麦野?」

ルドルフ『フフフ!そろそろあいつらも気を失ったころ…』

Wアルバム「…アァン!?」



浜面「………!?………!!!………」

滝壺「…………?……………」


ルドルフ『何…!?麦野沈利がいないだと、メルトダウナーで氷を破壊して脱出したのか!!悪あがきを……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルドルフ『しかし!ここまで離れてしまえばヤツの攻撃は当たらん!!ましてや水の中では正確な狙いもつくまい…奴に泳ぐほどの体力もあるのか怪しいものだぞ!!』

…ゾザザ

ルドルフ『フン!結局は科学の勝利という事だ!!これで俺は学園都市トップの科学者に近づ………』

…ゾザザザザザザザ

ルドルフ『…え?』ピガ?





…ゾザザザザザザザザザザ!!

麦野「勝手に終わらせてんじゃないわよこのクソロボット!!」ギン!

ルドルフ『なっ……!?』

ルドルフ(こ…こいつ!へし折れた車のドアに乗り、メルトダウナーの反発エネルギーで……)

麦野「…くらえ!!」ブンッ!

ルドルフ『サーフィンしてここまできやがった!!防御しろホワイトアルバムゥウウウウウウーーッ!!』

Wアルバム「ウグウッ!!」ガッギィイイイイン!!


…バッシャア!

麦野「はぁー…ハァー…逃がして…なるもんですか!二人とも!!ちょっと待ってなさい!すぐに仕留めるわ!!」





…………………………

滝壺「うううう…麦野」

浜面「や…やつに追いついたのはいいがメルトダウナーが通用するのか?」

Wアルバム「…テメェーッ!!ヨクモ!!」ザパァン!

麦野「そのまま沈んでなさい!」ドヒュウッ!!

ルドルフ『…フン!』

…クンッ!

麦野「ぐっ…また曲げられた!!」

ルドルフ『悪あがきもここまできたら滑稽だな…冥土の土産に教えてやろう!貴様の光線を曲げたのは『凍った空気』!!マイナス210℃で個体に変化させた!!』

麦野「そうか…凍った空気をレンズにして光線を曲げていたのね…」

ルドルフ『ご名答ォーッ!これがホワイトアルバム・ジェントリーウィープス(静かに泣く)なのだァアアアアアア!!トドメをさせ!!』ピガガガガガガーッ!!

…ドシュドシュドシュドシュドシュドシュ!!

麦野「しまっ………うぐ!!」ドズドズドズ!!


滝壺「つ…氷柱が!!」

浜面「まずい…まずいぞ!!」


麦野「が………は……」ドクドク…

ルドルフ『もはや貴様は生ける屍!!おい…ホワイトアルバム、何か言ってやれ』

Wアルバム「根掘リ葉堀リッテヨォ〜…葉ッパガ掘レルカッツーーノヨーッ!?ナメヤガッテコノ言葉超イラツクゼェ〜〜〜〜〜〜ッ!!ドウイウ事ダ!ドウイウ事ダヨッ!クソッ!葉掘リッテドウイウ事ダッ!!ナメヤガッテクソッ!クソッ!」バシャバシャバシャバシヤ!!

ルドルフ『…だ、そうだ!!さらばだ学園都市第4位よ!!フハハハハハハーッ!!』

麦野「……が……う………」ブクブク

ルドルフ『言い返す気力も残されていないか……さっきのドアに吹っ飛ばされたついでだ!残った2人も念を入れて始末を』


浜面「ぐっ…うううううう!!」ブシュッブシュッ!!

滝壺「は…はまづら!!」

ルドルフ『…あいつ手首を切っている!?哀れな!気でも狂ったか!!』

浜面「うぐぅうううっ!!」ブシュウウウウウウウウ!!!

…キラキラ

ルドルフ『ホホオーッ!なかなか綺麗なものだな!!最後に芸術的な風景を残すとは狂ったかいがあるというものかな?』

浜面「ぐ………う」ドクドク…

ルドルフ『安心しろ!!すぐさま二人とも麦野沈利の後を追わせてやるぜェーッ!!さらばだ『アイテム』の面々よ!!!』ピガガガガガーッ!!

Wアルバム「シニヤガレェーッ!!」ゴッ!

浜面「…………………」










…………………ボゴオッ!!

Wアルバム「…アボッ?」ブッ

ルドルフ『…え?』

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


麦野「……ベネ(良し)、そういうことね浜面くん…」


Wアルバム「ガブッ…グググッ!?」ギギギ…

ルドルフ『なんだ…なんだなんだなんだなんだなんだ何なんだァーッ!?!?!?!?ヤツの光線がレンズの間を縫って到達したとでも……ありえん!ありえんありえんありえんありえん!!!俺の計算に狂いなど!!!!』ピガガガガガ!?!?

麦野「見えてるわよ…ふりかかった『血』で!!あんたに到達するベストコースが!!」ギン!

浜面(麦野…分かってくれたようですね…)

ドドドドドドドドドドドドドドドド

ルドルフ『そっ…それがどうした!!一発食らった程度ではこのWアルバムは止まらん!!食らわせろ!!』

麦野「……………」

Wアルバム「ガッ…………ウォオオオオオオ!!…オッ!?」ピタッ

ルドルフ『…なぜだ!?なぜ能力が出ない!!今の一撃で中枢が破壊された訳では…!!』




滝壺「わ…………たしが!!……止めてる!!」グググ…

浜面「…滝壺さん!?目と鼻から血が…」

滝壺「あい……つの……演算…………乱れた………から………今なら妨害…………できるっ!!」ブッ!

浜面(そうか…!滝壺さんの『AIMストーカー』でやつのパーソナルリアリティを乱しているのか!!)

ルドルフ『し…しまった!ヤツの能力を想定していなかった!!」

…ガシイッ!

Wアルバム「アガッ!?」

ルドルフ『…はっ!!』

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

麦野「ナイスよ滝壺に浜面くん……ところであんたさっき『葉堀り』がおかしいとか言ってたわよね?」

ルドルフ『う………ま、まず………』




麦野「…山にちょっと行ってみればすぐにわかるわ!落ちた葉っぱはそこら中に埋まっているから掘り返せばいくらでも出てくるわよ!!」ニヤッ!!!

……ギュイイイイイイ!!!

ルドルフ『うっ……うおおおおおおおおおお!?ゼロ距離で!!!!』

麦野「…ハイッ!以上!!!」


………カッ!!

ルドルフ『うぐ……』

Wアルバム「…ウグエエッ!」メキッ!




…ボッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

浜面「うっ!!」

滝壺「やっ…………やった」ガク…


麦野「…アリーデヴェルチ(さよならよ)!」

ドォーーーーz____________ン!!

>>362
アイエエエエエエエエエエエエ!!タイプミスナンデ!?5部は五回読み返したはずなのにナンデ!?アイエエエエエエエエエエエ!!アババババババババババーーーーーーッ!!!

同時刻、『スクール』アジト

「ホワイトアルバムの反応が消失!ご愁傷様ドスエ、カラダニキヲツケテネ!」

垣根「オイオイオイ…やられちまったぞ」

ルドルフ「そ………そんな……」ブルブル

…ペタン

ルドルフ「あ……あ……」

垣根「…あのー、ルドルフくん……」




ルドルフ「うううううう………あぁんまりだぁ〜」ポロッ…

垣根「えーっと…」ポリポリ

ルドルフ「あぁんまりだぁ!!おれの……ぼくの!ぼくのロボットがぁああああああああああああ!!!」ボロボロボロボロボロボロボロボロ!

垣根「とにかく…元気出せ、うん」

ルドルフ「うわああああああああああああああああん!!!ぼくが!ぼくが頑張って作ったほわいとあるばむ…うわああああああああああああああああん!!!」ビエエエエエエーーーーーン!!!!!

垣根「…あーもう!!普段は傲慢な態度ありありの奴なのに、なんでこんなところは年相応なんだよチクショー…」

ルドルフ「うわああああああああん!!!くやしいよおおおおお!!うええええええええええん!!!!」ビエーンビエーン!!

垣根「しょげてるんじゃねーぜルドルフ!おめーの仇はおれがとってやるからよ〜」ポンポン

ルドルフ「えぐっ……えぐっ…垣根が?」グスグス

垣根「そうともさ!だからもう泣くんじゃねーって!なっ!」

ルドルフ「……ぐすっ、でもどうするのさ?こいつら相当手強いのに……」ズズズ

垣根「オイオイオイ!誰に言ってるんだぁ?おれは第2位の垣根帝督!!第4位より強いのはあたりめーだろ?」

ルドルフ「それだけじゃない…浜面とかいう奴や他のメンバーも…ぐすっ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根「心配すんな!おれがまとめてぶっ飛ばしてやるぜ!しかしこいつは面白くなってきたぜ…『アイテム』さんご一行…楽しみに待ってろよ……へへへ」ギン!

…ブロロロロロォ

麦野「…ン」パチリ

浜面「麦野?気がつきましたか」

滝壺「…………」スゥ…スゥ…

麦野「…アタシ気を失ってたの?滝壺は…寝てるみたいだけど」

浜面「ええ、麦野は戦闘が終わった直後に…滝壺さんは麦野の服を着替えさせた後に眠ってしまいました、ちなみに車はちょいと拝借したものです」

麦野「無理しないでって前から言ってたのに…でも助かったわ、二人ともありがとうね」ニコ

浜面「『ピンセット』も無事回収しましたし、後はこれを上に渡せば任務完了です…麦野、お疲れ様でした」

麦野「それはこっちの台詞よ!浜面くん、あなたはどうやらとんでもない人材みたいね…絹旗とフレンダがしきりに評価してたのも頷けるわ」

浜面(あの二人が…)

浜面「…ありがとうございます」ペコ

麦野「あ〜ん、しかもその謙虚な態度!ますますカワイイわぁ…って愛の言葉を囁きたいところだけど流石に疲れたわね…ちょっと眠らせてもらうわ、傷も応急処置してくれたみたいで痛まないし」

浜面「(治療は終わらせてある…)分かりました、着くまで休んでいてください」

麦野「浜面くんも落ち着き次第じっくりと休息をとるのよ…それじゃあおやすみ」ゴロン

浜面「はい、おやすみなさい麦野」

ブロロロロロ…

浜面(今回のことで改めて…早く、この学園都市を変えなければならないと再認識させられた!このままでは駄目だ…僕の夢のためにも上層部を叩き潰さなければ……)ギリッ…

………コロコロ

浜面「…ん?この薬は」ヒョイ

浜面(滝壺さんの飲んでいたもの…着替えた時に落としたのか?)

浜面「………」チラリ

滝壺「………う」ゴロン

浜面(彼女のAIMストーカーは強大だ…待てよ、これは能力を無理矢理行使するための薬なのでは!?)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

浜面(そうであったらマズイぞ…!滝壺さんの身体には相当の負担が!確認しなければ!)クル

浜面「……こ、これは!」











浜面「……………………胃薬?」




To be continued…

ドーモ皆さん、爆発四散した>>1に変わってこの先を執筆するクローン>>1です
ちなみにルドルフはフレメアと同い年くらいです
サヨナラ!(断末魔)

ドーモ、クローン>>1です、ゴキゲンヨ!
オリジナルと脳は実際同じなのであんしだ
幕間の話がスタート

学園都市、郊外

???「…はぁ〜あ」スタスタ…


「お、おい見ろよあの子!」

「すげえキレイだ…まさか常磐台の女王か!?」

「大人っぽい…ステキですわ!」

「でかい!」

「みゆきちカワイイヤッター!」

「瞳の形が奇妙だ!」


食蜂「せっかくの休日なのにィ〜…兄貴も江府美も掴まらないなんて…アタシが友達少ねェーの分かってんのぉ!?」ハァ

食蜂(あーあ…私を慕ってくれる子はみんな食蜂様やら女王様やら踏んでくれやら…アレな子たちばっかだしィ)

食蜂「こーなったら『アイツ』のところに押しかけ女房にでも…」ニヘ

………………………………

???「ほあああああああああああああああああああああああ!!」

………………………………

食蜂「…いや、前任者が失敗してそうだしやめとこう」

ワーワー!

食蜂「…ん?ここは確かラグビーの試合が行われてる運動場だっけ」

…ウォオオ

食蜂「うへー!ガチムチな男ばっか!どー鍛えたらあんなにデカくなるのかしら…人類の夜明けだわ、こりゃ」

…ウォオオオオオオオオ

食蜂「身体だけじゃなく声もでかいわね……あれ?この声どこかで…」

…ウォオオオオオオオオオオオオオオ!!

食蜂「まさかアイツは…」







削板「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!

ナレーション「集団から飛び出したのは我がファントムブラッド高校の雄!!削板軍覇だァーッ!!」

ワァアアアアアアアアアアアアアーーッ!!

食蜂「やっぱ第7位の脳筋紳士だッ!!」

ナレ「普段は静かなる男!しかしその風体に似合わぬ紳士的な性格で多くのファンを魅了しています!!…しかしこの突進!止まるところを知らないッ!!まるで重機機関車だぁーーーーッ!!」

ウォーッ!!イケェーッ!!ガンバレーッ!!

削板「ウオオオオオオオオ!!必要なのは『策』ではない!!『勇気』だッ!!」ダダダダダダダダダダダダダダダダ!!



食蜂「…能力抜きなら学園都市第1位はあいつね、勝てる気がしねーわありゃ」

食蜂(当麻と戦ったらどっちが勝つんだろう?当麻なら勝っちゃいそうだからこわいわね…うん)スタスタ…


オオーット!!二人ガ飛ビツイタゾ!!…四人…六人…十人!?スッゴォーーイ!!止マリマセン!!

ワァアアアアアアアアーーーーッ!!

……あれ?ラグビーって何人競技だっけ

>>389
歓喜のあまりファンも飛びついたんじゃないすかね(適当)
あとVSホワイトアルバム回を見直してみて、滅茶苦茶読みづらかったですがオリジナルのせいなので私に関係はございません
それではラリホー!

…でもいつか全部の文を清書してまとめたい
それではスタート

食蜂「…で、そうこうしてるうちに公園に来ちゃったわね…ひでえ休日になりそうだわ」ハァ

ワーワー!

食蜂(子供がわんさかいる…アタシガキって苦手なのよね〜うるせぇーし)スタスタ…

食蜂「とりあえず何か飲も………ん?」

キーコ…キーコ…

??「……………」

食蜂「あのブランコに乗ってる子…常磐台の制服?」

食蜂(待てよ…あの茶色の短髪!)ピーン!

食蜂「…にひひっ!面白い子見っーけ!!」タタタ!


キーコ…

美琴「………あ」

食蜂「おーっす!!みこっちゃんごきげんいかがぁ〜?ハッピーうれぴーよろピクねー!!」

美琴「…………」プルプル

食蜂「ハッピーうれピーよろピく…」ピタ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

美琴「…………」プルプル

食蜂(よ…様子がおかしいわ)

食蜂「あのー…御坂さん?」オソルオソル





美琴「…………あへ?」アヘェ

食蜂「!?」

美琴「ウッ クックックックックックッ フッフッフッ ホハハハ フフフフ…」ヒクヒク

食蜂「う……あ……」

美琴「ヘハハハハ フホホアハハハ ハハハハ フフフ フハハッ クックックッ ヒヒヒヒヒ ケケケケケ!!」カクカク

食蜂「………さ……さ」

美琴「ノォホホノォホー ヘラヘラヘラヘラ アヘ アヘ アヘ!!」アヘアヘ

食蜂「さ………Son of a biiiiiiiiiiiiiiiiiiiiitch!!みこっちゃんがぶっ壊れたやがったァーッ!!!?」ガーン!!

美琴「ホハハハハハフヘヘへハハハハハ!!」グデーン

食蜂「駄目ーッ!!目を覚まして!!超電磁砲の主人公でしょみこっちゃん!!」ガクンガクン!

……………………

食蜂「…なるほどねぇ、女の子同士で…そりゃヘヴィだわ、ヘヴィすぎるわ」ウンウン

美琴「ウフフ…バカですよね、王様ゲーム作戦…古典的すぎですよね…」ズゥーン

食蜂(てか何で当麻の奴も受けて立ったのかしら…)

美琴「同じ遺伝s…じゃなくて同じ学年の子に犯られるなんて…もうお嫁にいけないッ!お母さん…わたし汚れちゃった」アヘアヘ

食蜂「だから気をしっかり持ちなさいって!女の子同士ならセーフよ!セーフ!」

美琴「え…?セーフ?」

食蜂「そーよそーよ!それにあんなところやこんなところペロペロされただけなんでしょ!?」

美琴「………うううう」ポロポロ…

食蜂「全然ライトな方よ!余裕で百合姫にも載せられるくらい!マジで!」

美琴「………うわああああああ〜〜ん!!どおおおおしよおおおかとおもったよおおおお!!不安だったんですぅううううううう!!」ビエエエエエエエエン!!

食蜂「大丈夫だって!ノーカンよノーカン!」ダキッ

美琴「貞操を失ってたらどおおおおおしよお〜女の子としてぶっつぶれたらどとおおしよおお〜〜〜!!」ウワーン!

食蜂「大丈夫よみこっちゃん!あなたは学園都市第3位の超電磁砲でしょ?それに外伝の主人公もやってるんだから…自身を持ちなさい、ガンバルのよ!あたしのカワイイおもちy……じゃなくてカワイイ後輩」

美琴「うん、あたちがんばる」グスグス

食蜂「よちよち」ナデナデ

……………………

5年前

食蜂「それでェー…私に何の用なワケ?センパイ」

男の子「あっ…あの…その…」モジモジ

食蜂(あー…これってもしかして)

男の子「みっ…みさきちゃん!ボクずっと君のことが好きだったんだ!!付き合ってくれ!!」クワッ!

食蜂(やっぱりィイ〜!ませてるわね…私も人のこと言えた歳じゃないけど…)

男の子「どうなんだい!?答えを聞かせてくれ!!」

食蜂「…えーと」

食蜂(どうやって断ろうかな…)

男の子「早く返事を!!」

食蜂「センパイさァ…ココアシガレット五本くわえたままジュース飲める?」

男の子「えっ?」キョトーン

………

男の子「…無理だっ!!こんなことできるわけがない!できるわけがない!できるわけがないッ!!うわーん!!」タタタタターッ!

食蜂「四回までは『できるわけがない』って言っても……あれ?行っちゃった」

食蜂(にしても最近告られるのが増えたわね…鍛えられてイイ女なったってとこかしら?)

食蜂「やれやれだわ、モテる女(小4)はつらい…ん?」クル

…ゾロゾロ

??「おーおーおー!いつもモテモテだなぁ女王様 は!!」

食蜂「…あんたは」

ルカ「そうだ!俺様は蛇目のルカ!!てめーを俺の女にしにきたのさ!!」ニヤッ

食蜂「あー…ルカセンパイかぁ、この前断ったの聞いてなかったのかしら?」

「えっ?」

「ボス振られたんですか?」

「あいつはオレにゾッコンだって…」

ルカ「ばっ…バカ!おめーら!あの態度は恥ずかしがってるだけだ!!照れ隠ししてるだけだろォ!?」

食蜂「なにいってんだこいつ」

ルカ「へっ…へへへ!でもお前に『NO』って選択肢はないんだぜッ!この人数相手におれを怒らせないほうがいいんじゃないか?」ニヤリ

…ズラッ

食蜂(きったねー!数の暴力ってワケ!?ただの脅迫じゃないの!)

ルカ「ケケケ!どうなんだよミサキ!もちろん『yes』だよなぁーッ!?」

…ジリッ!

食蜂「くっ…!」

食蜂(まずいわね…3人くらいならなんとかなるけど…8人と来たか、ちぃーとマズイわ!)

ルカ「さぁ!どうなんだ!?さっさと返事を……」







…ボッゴォオオオオオ!!

雑魚1「オゴーッ!!」ドベッシャア!


食蜂「えっ!?」

ルカ「!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

???「…図体の割に随分吹っ飛んだな、ヘリウムでも入れているのか」ザッ

ルカ「お、俺の手下の一番でかいやつが…てめーは一体!!」

食蜂「…あー」





上条「…やれやれだ、てめーが待ち合わせると言ったのに何をやっているんだ?」


バァーーーz________ン!!

食蜂「だってさぁー!ヘンテコなやつらに捕まっちゃって!!」

上条「またゴタゴタに巻き込まれたのか…いい加減にしろ」

食蜂「そりゃこっちの台詞よ!こんな状況いい加減にしてほしーっつーの!!」

ルカ「ぐっ………ぐぐぐぐぐぐ!!てめーら!!こいつをまとめてやっちまえーッ!!」

「見せつけてくれんじゃねーか!」

「うらやましい!」

「オラ親子!!」

ズラーッ!!

食蜂「むっ…」

上条「………」

ルカ「こ…この人数に勝てると思ってんのかぁーっ!?やっちまえ!!」

ウオオオオオーッ!!


ドドドドドドドドドドドドドドドド

上条「とっとと済ませるぞ…俺が五人をやる」サッ…

食蜂「…へいへい!わーったわよ!!」グッ!

……………………………


上条「…オラッ!」ドゴン!

雑魚4「ぐべっ!!」ドシャッ!

上条「これで四人目…ミサキの方が片付いているなら残り1人か?」

食蜂「…いや、ゼロよ!!………オラァーーーーッ!!」ビシュウッ!!

ルカ「うっぐぉおおおおあああ!!!」ボッゴォーーーン!!

…ドシャッ!!

ルカ「あべっ!?」バダン!

食蜂「へっへっへ〜!どう!?3人やったわよ!!」ドヤッ!

上条「…用は済んだ、行くぞ」クルッ

食蜂「ち、ちょっと!少しくらい褒めなさいよーっ!!」タタターッ!





「ぼ…ボス」

「あいたたた…大丈夫ですか?」

「号泣しとる…」


ルカ「あっ…あがっ……こんなはずでは…おれの…初恋…」ガクッ

スタスタ…

食蜂「んもー!愛しの姫様が襲われてるってのに反応がドライすぎよ!!」

上条「だれが姫様だ…おれの後ろに勝手についてきといてよく言うぜ」

食蜂「はーん!だれの後ろについていったってあたしの勝手でしょ!」

上条「…めんどくせえ」

食蜂「…でもさ、えーっと…」

上条「…………」

食蜂「…ありがと」プイ

上条「こっち向いて礼を言え」

食蜂「うっ…うるさいわね!!………ところでさ」

上条「?」

食蜂「当麻ってさぁ…彼女、作ったりしないの?」

上条「…は?」

食蜂「いやー…なんつーかさ、女の子にいつも告白されてるし…私以上にモテるし…作ったりしないのかなーって」モジモジ

上条「ふむ…」

食蜂(…あーっ!!アタシ何きいてんのかしら!?これじゃあ遠回しに好きだっていってるよーなもんじゃないの!!クサいわ!!)///

上条「………」

食蜂「ど…どうなのよ?」ドキドキ

上条「…いらん、面倒が増える」

食蜂「」ズコーッ

食蜂(聞いたアタシがアホだったわ…)

上条「満足したか?」

食蜂「…あーもう!変な質問して申し訳ございませんでしたー!!」

食蜂(…ブレないわね、でも…そんなとこ含めて…)ギュッ

上条「何か別の話はねーのか…」

食蜂「えっ!?えーっと…!!最近覚えたんだけどさぁ、すっげースッキリする1人遊びがあるのよ!!たしか呼び名はマスターべー……………」







…………………………………

食蜂(…ってな事もあったわね、当麻は今でも変わりないってことかしら?)

食蜂「そういや『例のアレ』を覚えちゃったのもあの頃だっけ…中学に上がったばっかの時はアイツがいない寂しさゆえか、毎日サルみたいに…」ウンウン

食蜂(…って黒歴史を思い出してどーすんのよっ!!)ブンブン!


美琴「そうか…女の子同士なら大丈夫なんだ…知らなかったな…」ボソボソ…

食蜂「みこっちゃん!ホレ!」ポイッ

美琴「わっ!」パシ!

食蜂「アタシからの奢りよ!新発売の飲み物らしいけど…午後のアバ茶だっけ?」ゴクゴク

美琴「あ、ありがとうございます…」

食蜂「…ぷはぁー!このコーヒー、コールタールみたいにドロッドロで苦甘いわ…疲れが吹っ飛びそう!」

美琴「あ、あのー…先輩」

食蜂「ん?そのお茶がしょっぱいの?」

美琴「し、心配かけてすみませんでしたっ!!」ガバッ!

食蜂「アタシからの奢りよ!新発売の飲み物で…たしか午後のアバ茶だっけ?」ゴクゴク

美琴「あ、ありがとうございます…」

食蜂「…ぷはー!このコーヒー、コールタールみたいにドロドロだわ!疲れが吹っ飛びそうよ」

美琴「あ、あのー…先輩」オドオド

食蜂「どうしたの?せっかく買ったお茶なのに、それともヌルイから飲むのはいや?」

美琴「…しっ!心配かけてすみませんでしたっ!!」ガバッ!

アイエッ!?連投してしまった!!
反映されるのが遅すぎる…ちなみに文が違うのは30分前書いた内容を忘れたからです

食蜂「だいじょーぶだって!誰だってみこっちゃんくらいの歳なら同じような悩み抱えてるってェーの」フリフリ

美琴(みんな女の子同士でしてるんだ…)///

食蜂(なんかとんでもない勘違いしてない?)

美琴「ごめんなさい…せっかく先輩に弱点教えてもらったのに」

食蜂「ヒトデ作戦じゃ通用しなかったわけねェ、当麻がヒトデ捨てた?ありえないわ…昔家に30種類くらい飼ってて全部に名前つけてたのに」ウーム

美琴「いや…効果てきめんだったんですけども、あいつに色々と策を練って挑むのは無駄みたいです…」ドヨーン

食蜂「でしょうねえ…いかに作戦を練ろうが絶ッテーその上をいかれるわ」

美琴「こ、こーなったらアイツが寝てる布団に転がり込んで添い寝作戦を…!」

食蜂「ふむ…」

……………………………………

上条(そろそろ寝るか…)

ゴソゴソ…

上条「…ん?」


インデックス「あ…お、おやすみ」///

上条「…………」

イン「いや〜!結構長く共同生活してるんだし、そろそろドキドキな添い寝イベントがあってもいいかな〜って…」



上条「どけ」ゲシッ

イン「グワーッ!」ベシャ!

………………………………

食蜂「…ダメね、つーかそもそもどうやってあいつの家に進入するのよ」

美琴「…ですね、というか無理矢理添い寝してどうなるって話ですよね…」ドヨーン

美琴「こ、これならどうですか!?『出会い頭に抱きつき作戦』!天真爛漫な女の子を演出!」

食蜂「ふむ…」

……………………………………

スタスタ…

イン「ぶ、ぶつけたハナが痛いんだよ…」ジンジン

上条「また入ってきたら次は家から叩き出すぞ…」




8号(はぁ…はぁ…はぁ…みなさんこんにちは!とある変態の御坂妹(の1人)です!)

8号(今日は…この隠れている花壇から飛び出し、上条さんに抱きついて直接臭いを嗅ぎたいと思います!きっと天国への階段が見えるはずだッ!)ゾクゾク

…ガサガサ!

イン「…はっ!」クルッ!

上条「?」



8号「ウオオオーッ!天よ!!私を導いてくれェーッ!!」ドッギャァーーーz_________ン!!


イン「へ、変態だーー!!!上条の旦那!花壇から離れろぉーーーーーッ!!」

8号(完璧だ!彼は後ろを向いている….あとはしがみついてクンカするだけだッ!!)ニヤァ

8号「ようこそ!我が永遠の肉体よォーーーーーッ!!」ドバァアアアアアアア!







上条「………」ガシッ

8号「へっ?」

フォン フォン フォン フォン フォン

8号(わ、わたしの感覚が泥のようにゆっくりと…!この技は暗黒カラテ技!イポン背お……………)グルンッ!



上条「…オラァーーーーッ!!」…ドッバァアアアアアアアアアン!!!

8号「グワーッ!?」ドッゴォオオオオオオオオオン!!!


イン「な、何度ワザアリを取ろうと最後にイポンを取られれば死、あるのみ!ゴウランガ…ゴウランガ!!(古事記にもそう書いてある)」

上条「おちおち道も歩けねーのかこの町は…」


8号「あがっ…あがっ…見えたぞ!天ご……………クッ」ガクッ

…………………………

食蜂「…駄目よ、実際死ぬわ」

美琴「…ですね、えーっと…「ドキドキとらぶるハーレム作戦』とか!並み居るライバルを押しのけて最後は結ばれるように…!!」

食蜂「……ふむ」


……………………………

輝泰「な、なぁ康ニ…やっぱ最近の通行やばくねえか?」ヒソヒソ

康二「う、うん…前は無気力無性欲になっちゃってたけど今は…」チラッ




一方通行「くかきけこかかきくけききこくけきこきかかかーーー!!や、やっぱ小学生は最高だぜェーッ!!助けてェエエエエエエ!?たまんねェエエエエエエ!!」ガクガク!


康二「ヒエッ…」

輝泰「ナムアミダブツ…」



一方通行「中学生はなァ…ババアなんだよ (タスケテ)」ドォーーーーーz_______ン!


……………………………

食蜂「…無理よ、精神崩壊したやつが居そうだわ」

美琴「ですね…」

ナンデ!規制ナンデ!?
日を開けてしまって申し訳ない…
それではスタート

美琴「むむむむ…!!一体どうすれば…バニーさん作戦?駄目だ!別の主人公しか釣れない!!」

食蜂「当麻相手に作戦立てるなんて愚の骨頂ってことねェ…ところでみこっちゃんさぁ〜!」グイッ!

美琴「ふえっ!?」

食蜂「ジュース奢った代わりにアタシの暇つぶしに付き合ってね、よし決まり!Go Go MICOTO!ニョホホー!」タタタタターッ!

美琴「わっ!ひ、引っ張らないでくださ〜い!!」ズルズルズルー





子供1「おいあの姉ちゃん行ったぜ…」

子供2「こ、こわかった…完全に狂っていた…!!」

子供3「しイプ・リアリティ・ショック!」

〜ショップ〜

食蜂「ねえねえみこっちゃん!」

美琴「むむむ、ゲコ太耳当てか…あ、なんですか先輩?」

食蜂「このタトゥーシールイカしてるわよねェ〜ナイフと蝶のマーク!THE・アタシって感じだわ」

美琴「いやー…これつけてたら完全に寮監にケンカ売っちゃいますよ」

食蜂「…だったわ」


〜カラオケ〜

食蜂「…Hey!Yeah!I said Stone free to ride on the breeze〜♪」

美琴「す、すごいなんてカッコいい歌声…!!」ジーン

食蜂「まあ中の人変わってるし」

〜ゲーセン〜

美琴「うっしゃあああああ!!」ドゴンッ!

パンチングマシーン『グワーッ!!88点!かなりスゴイ!!』ピガーッ!

食蜂「グッド!やるじゃないみこっちゃん!!」

美琴「はぁー…かなりスッキリしますね!自販機より蹴りやすいです!」

食蜂「犯罪ギリギリね!次は私の番よォ〜…」グググ

美琴「えっ?」

マシーン『エッ?』

…グルンッ!



食蜂「………オラッ!オラァーーッ!!」ドゴ!ドゴォオオオオオッ!!

美琴「く、空中二段蹴りだとォーッ!?」

マシーン『ピッ…ピガガガガガガーッ!?そ、測定不能!測定不能!理解不能!そもそも蹴りには対応していな…………サヨナラ!!」ドゴォン!!

食蜂「あっ、やべ」スタン

美琴「せ、先輩!やばいですよ!!」


「パンチングマシーンが爆発四散した!?」

「アイエエエエエエエエエ!!」

「流石みゆきち!俺たちにできないことをすぐやってのける!!」

「そこにシビれるあこがれるゥ!」


食蜂「み…みこっちゃん!逃げるんだよォーッ!!」スタコラサッサー!

美琴(さすが総合格闘技チャンプ…)ゴクリ

〜カフェ〜

輝泰「ゥ ン ま あ あ ~ い っ
!!こっこれはああ~~~っ…この味わあぁ~っ!まろやかなプリンにカラメルの苦みがからみつくうまさだ!プリンがカラメルを!カラメルがプリンを引き立てるッ!」

康二「本当に美味しいね!このサクランボもいいアクセントだし…通行くん、これで少しは元気出たかい?」



一方通行「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロロレロ」コロコロ…

康二「」

輝泰「ウッチャンに対するナンチャンっつ〜かよぉ〜!」パァーッ




食蜂「…あれってまさか第1位のロリコンじゃない?」ヒソヒソ

美琴(な、なにがあったんだろ…)

……………………

食蜂「…ッあー!良い休日になったわぁ〜〜〜〜!!みこっちゃんのおかげよ!」

美琴「わたしこそ…ありがとうございます!食蜂先輩のおかげで気分がすっごく晴れました!」

食蜂「そいつぁ良かったわ、これでWin-Winねェ〜」ニコ

美琴「最後に先輩…聞きたい事があるんですけど」

食蜂「なぁに?スリーサイズなら上から88…」

美琴「で、でか…!身体の事じゃなくて!!」

食蜂「うーん…アタシの『能力』こと?」

美琴「はい、ずっと気になっていたんです!大覇星祭で話してくれた時は相手の考えが見えるって言っていましたが…


食蜂「…………」

美琴「…それだけじゃないんですよね?『心理掌握(メンタルアウト)』の力は」

食蜂「フー…ご名答!流石第3位ってとこねぇ、大した慧眼よ」

美琴(先輩は第5位…でも、私よりもずっと立派で、かっこよくて…それに)

食蜂「そうねぇ…」ウーン…

美琴(性格は…似ても似つかないけど、どこか『アイツ』とだぶるところがある!そんな人が持っている力って…)

食蜂「…みこっちゃんさぁ」

美琴「はい…」



食蜂「もし、『人を操る』事ができたらどうする?」

美琴「…えっ?」

食蜂「例えばさァ〜…レトロゲームの『レミングス』みたいに、動かしたいとこに動かせて…やらせたいことを自由に操作できたり、そして」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

美琴「せ、先輩…それって」

食蜂「…人の生死まで操れたら?」

美琴「…!!」


食蜂「もう分かったでしょ?私の能力は他人の精神を『掌握』する事…それが『メンタルアウト』よ」

美琴(う、うそ…そんな能力が?…)ブルッ

食蜂「気づいたのは当麻と離れた後…小5のころだったわね、元の人の考えが見えるっつー力はなんというか…『目を閉じる』っていうカンジにしていたらほとんど見えなくなってきたわ」

美琴「…じゃあ今、読心能力は」

食蜂「今でも意識を集中させれば多少ならできるわ、子供のころよりざっくりとした感情しか分からなくなったけど…」

美琴「…………」

食蜂「それである日テキトーに授業を受けていた訳よ、ボーッとしながら」

食蜂「その時消しゴムを落っことしたの、それは転がって居眠りしている生徒の机の下にいっちゃって…私はフト思ったの『めんどくさいなあ、起きてひろってくれないかな』って…」

美琴「…それで」

食蜂「びびったわ、寝てた生徒がいきなり跳ね起きて消しゴムを私のところに持ってきた…えらく不自然な動きで」

美琴「そ、そんな事が…!」

食蜂「後は色々試してみて分かったのは記憶の読心(ある程度)・人格の洗脳・念話・意志の増幅・思考の再現・感情の移植などなどetc…人の精神の事ならなんでもござれってことね」

美琴(学園都市最高レベルの精神系能力…それが先輩の…力!!)

食蜂「…しっかし我ながらおっそろしい能力よねェー!こんな力があったら冗談ナシでマジもんの女王になれるわよ」

美琴「…………」

食蜂「そういや最近人を操れる超能力者の映画があったわね、確か主演は藤原竜也…あの人っていつもクズの役を」

美琴「…先輩!!」グッ!

食蜂「ん、なぁに?」

美琴「怖く…なかったんですか」

食蜂「怖く?」

美琴「だ、だって…自分にそんな力がある事が分かったら、それは…」

美琴(私なら…もしそうなったら)

食蜂「そうねえ、小4の頃のアタシだったらヤバかったかもね」

美琴「…え?」

食蜂「ところがご存知の通りアタシはデッケー意識改革があった、それはアイツ…当麻が去った後も変わらないわ」

美琴「先輩…」

食蜂「ある時聞いたのよ、なんでそんなに人を離すようなぶっきらぼうな態度とるんだ?ってね」

美琴「…なんて答えたんですか?」

食蜂「『自分の不幸に他人を巻き込むのが気に食わねぇだけだ』だってさ!これが小6のガキが言うことってーの!?」

美琴(当麻が…そんな事を)

食蜂「ま、そんな訳でアタシも能力を理解した時にはスッゲー!って思ったけどすぐに浮かんだのは『自分の力で他人を不幸にしちゃいけない』っつー偉そうな使命感よ」

美琴「使命…」

食蜂「そう!むしろ自分の力で他人を助ける事はできないか…そして精神の力に引けをとらないぐらい身体を鍛えたわ、まぁどっかの詩人の言葉をパクれば…『健全なる精神は健全なる肉体に宿る』ってトコかしら」

美琴「………………」

食蜂「力とはそれ自体と釣り合わない奴が持ってはダメって事…いや、許されない事かもね」

美琴(力…使命?そんな大それた事 、私は…考えた事もなかった、そんな私が第3位?…ありえない)

美琴「…先輩は立派です」

食蜂「ちょっと!褒めても何も出ないわよォ〜?」フリフリ

美琴「私なんかよりも…」

食蜂(…みこっちゃん?)

美琴「私…私なんか…」ペタン

食蜂「…おいおいおいおい、みこっちゃん…何をナーバスに」



…ピクン!


食蜂「…………ッ!?」

食蜂「…みこっちゃん」グイッ!

美琴「わっ!」

食蜂「今、アタシ達をつけてきてる奴らがいる…!」

美琴「…えっ!?な、なんで…」



ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

食蜂「しかも明確な『敵意』を持ってるようね…やれやれだわ、お友達になりにきたワケじゃないみたいね」

美琴「敵意を…?」


久々に今日はこれまで!
進行がクソ遅くてクソすいません
みゆきち先輩はイケメン、それラリ!

食蜂「あーあー…せっかく平和的に休日を終えるとこだったのに、えーっと敵の人数は…」グググ…

美琴「な、何人なんですか?」

食蜂「…『1人』みたいね」

美琴「1人…ですか?それなら私と先輩なら追い払えます!迎え撃った方が…」

食蜂(……!?)ビクンッ!

美琴「先輩?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

食蜂「…ちょいと訂正するわ」

美琴「え……」

食蜂「敵は『一人』に見せかけた…『11人』よ」

美琴「じゅ…11人!?」

食蜂「こいつぁヘヴィね…しかも相手は恐らく全員が能力者、それ以前に…何よこの感覚?1人の中に11人が固まっているような…」

美琴「そ、そんなことがあり得るんですか…?」

食蜂「まぁ学園都市って何でもアリなとこもあるしねェ…現にアタシ達もそうじゃない?」

美琴「そんなこと言ってる場合じゃないですよ!ど…どうすれば」

食蜂「ともかく、とっとと逃げた方がいいのは確かね…行くわよみこっちゃん!」ダッ!

美琴「はっ…はい!!」タッ!


タタタタタタ…




「ケケケケケケ……!」

「逃がさないぞ…」

「私達が……私達が学園都市の序列に!!」

……………………………


美琴「はぁ…はぁ…ここまで来れば…」

食蜂「….悲しいお知らせよ」

美琴「へっ?」

食蜂「この見られているような感覚…追跡されてるわ、どうやら11人の中にそういうタイプの能力者がいたみたいね…ミスったわ」

美琴「そ、そんな!!」



…ザッ!

食蜂「ホレ、おいでなすったわ」

美琴「…ッ!!」


???「へッ…へへヘヘヘ!!ついに追い詰めたぞ…御坂美琴に食蜂操折!!」

???「ここで会ったが100年目…!」

???「ついに…ついに私達が陽の光を浴びる時が来たんだっ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

食蜂「あんたら目的は…大方、下克上ってとこかしら?」

美琴(3人とも…マンガの『わたしがモテないのはどう考えてもお前らが悪い』のもこっちにそっくり!?)

喪女1「へへへ…その通りだ!!」

喪女2「お前達を倒して今まで虐げられてきた私達が学園都市のトップランカーに返り咲くんだッ!!」

喪女3「と、とくに御坂美琴!あんたは最近とにかく色々と駄目だと聞いた!倒すならここしかないわ!!」

食蜂「…なんて事言われちゃってますケド」

美琴「だ、駄目って…」ズゥーン…




喪女1「学園都市の第3位と第5位を倒し!その枠に私たちが入ることで喪女を卒業!すなわちモテる!!」クワッ!

喪女2「私達がモテないのはどう考えてもコミュ症で引っ込み思案で地味なのが悪いッ!…喪女3!!」

喪女3「ウッ…ウォオオオオオオ!!モテたいィイイイイイイイ!!」ビキッ…ビキビキビキビキ!!


美琴「わ、訳がわからないけど!あれは肉体変化!?」

喪女1「その通り!私達は友達がいないせいで能力を鍛えるくらいしかやる事がなかったのだ!!」

喪女2「行け!喪女・スモトリッ!まずは戦闘系の能力ではない食蜂を倒せ!!」」

ドドドドドドドドドドドドドドドド


喪女3「オオオオオオーッ!!ドッソイオラーッ!!」ズアーッ!!

美琴「せ、先輩…危ないっ!!」

食蜂「へぇ…」

美琴「くそっ!先輩、離れていて…」…バリッ!

食蜂「…身体がデカくなってもさぁ」ズイッ

美琴「ち、ちょっと!?」



喪女3「…ドッソーーーーイ!!!」ブウンッ!




食蜂「…フッ!!」スタンッ!

喪女3「ドッ!?」スカッ!

美琴「えっ!?」

喪女1「何ッ!?」


食蜂「弱点はァー…変わらないのかしらねっ!!」ニヤッ!

美琴(す、すごい!あんなに高く…!)

喪女3「ウッ…ウッ!?」




食蜂「……オラァアアアアアアッ!!!」ドギュウウウウウッ!!!


喪女3「オッ、オゴーッ!!」メゴンッ!!

…ドサァッ

喪女2「エッ…エエエエエエーッ!?」

美琴「く…空中かかと落とし!」

喪女1「この身体能力…精神系の能力者のはずではないのか!?」


…スタッ!

食蜂「さぁーて…レッツパーリィよ」バァーーーz_______ン!

上承さん譲りの戦闘能力!実際スゴイ!
そりではラリホーマ

喪女1「くっ…クソーッ!!一旦引くんだッ!!」

喪女2「り、了解!!」


スタタター!

食蜂「みこっちゃん、こっちも一度身を隠すわよ!」スタッ!

美琴「は、はい!」

食蜂「よっと…幸いこの路地は身を隠す障害物が多くて助かったわね」

美琴「あの…あいつら『11人』いるんですよね?さっき出てきたのは3人…あとの8人はどこにいるんでしょうか」

食蜂「うーむ、今でも結構な人数がいるのは感じられるんだけど…」ゴソゴソ

美琴「…って先輩、そのグローブとスパッツどこに持ってたんですか!?」

食蜂「これ?戦う乙女の必需品よォ〜、みこっちゃんだって万年短パンじゃないのさ」ハキハキ

美琴「こ、これは戦うために履いてるんじゃないです!」

食蜂「おいおいみこっちゃん!恋する女の子が色気ないもん履いちゃダメ…」チラ

食蜂(……なっ!?)


美琴「これは動きやすさを重視したからで…」イジイジ

食蜂「…『11人』の理由が分かったわよ」

美琴「…へっ?」

食蜂「見てみなさいな」

美琴「見るっていってもあそこにいるのは気絶して…」スッ



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



喪女3「…………」ズッ…ズズズズズ

喪女4「フ…フフフフ」

喪女5「ハァー…」

喪女6「モ…モテ…」


美琴「…うっ!?」

美琴(た、倒れているヤツの背中から…別の人間が出てきている!?)

美琴「せ…先輩!これは!!」

食蜂「どうやら『重なって』感じていたのはこのせいみたいね?人の中に人を潜ませる能力者がいるってことよ….奇妙な言い回しだけど」

喪女4「一斉ぃー…射撃ィイイイイ!!」ズッ!

美琴「ま、まずい!何か来………」

…ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!

食蜂「うっ…うおおおおおっ!マジなの!?」

美琴「き、金属片を飛ばしてきてる!エアロハンドの能力か!!」

喪女4「ハーッハッハッハ!!蜂の巣にしてやんよおーーーッ!!」

喪女5「撃つべし…撃つべしッ!!」

喪女6「モテたいのぉーーーーーッ!!」


…ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!

チュンチュンチュン!!

食蜂「かぁーっ!滅茶苦茶やりやがるわね!!マジで殺る気かしら!」

美琴「こ、このままじゃあ…」

食蜂「ま、なんとかなるでしょ!相手は人間なんだし」

美琴「なんとかなるって…」

食蜂「…こういう状況でもさ」

美琴「え?」

食蜂「動揺する事なく『相手をブッ潰す』っていう目的に集中することも『強さ』よ、みこっちゃん?」

美琴「強…さ…」

食蜂「自信を持ちなさい!アタシ達は泣く子も黙るトップランカーよ!!弱音吐いてる場合じゃなくってよ?」ニヤッ

美琴「先輩…!」

美琴(私の…『強さ』!!)グッ!


食蜂「さぁーて…反撃といきますか!」バシンッ!

喪女4「よぉし!撃ち方ヤメッ!!」

喪女5「ククククッ!今頃風穴だらけに……」


…ズアッ!



食蜂「…なってないんだなこれが!!」

美琴「…っらぁーーーっ!!!」ブゥウウウウウウウウウン!!!


喪女4「なっ…」

喪女5「能力でブン投げたのは壊れた冷蔵庫…アバーッ!!」ドグシャアアアアアッ!!

喪女6「も、喪女5!!」



ドドドドドドドドドドドドドドドド

食蜂「賽は投げられた…全員ブッ潰すッ!!」ビッ!

美琴「覚悟しろ!!」ギン!

喪女4「ザ…ザッケンナコラー!投げられたのは冷蔵庫…!」

食蜂「ご名答!ダークマター印の冷蔵庫よ、オラァーッ!!」ドシュウッ!

喪女4「くべえっ!?」ドゴオッ!

喪女6「こ、この爆発力!聞いてたのと違うよおおおおおお!?」ガクガク!

美琴「レールガンッ!(威力最小限!)」ビシュウッ!

喪女6「しまっ…ウゲーッ!!」ボッゴォオオオン!


スタンッ!

食蜂「よっと!みこっちゃん、吹っ切れたみたいね?」

美琴「はい!私の『覚悟』…見ていてください先輩!」ザッ!

食蜂「グッド!!そうと決まればチャッチャと片付けるわよッ!!」ビシッ!

喪女4「ア…アバッ…私が死んでも第二第三の喪女が…」ガクッ

喪女7「ウオオオオオーッ!まだ終わっちゃいねぇぞぉおおおお!!」ズズズズズズズズズズズ!

喪女8「引かぬ!モテぬ!省みぬッ!」ズズズズズズズズズズズ…



美琴「また2人…!」

食蜂「みこっちゃんは後ろを警戒して!コイツらはアタシがやる!!」

喪女7「アタシがやるだァ!?ナメてんじゃねぞォーッ!!メタモルフォーゼッ!!(肉体強化)」メキメキ!

食蜂「さっきの奴と同じ能力?芸がないわねェー!」ニヤッ!

喪女7(ほざけ!私はスモトリと違って正確無比な一撃が得意分野!避ける事はほぼ不可能だ!!)

喪女7「くたばりやがれェーッ!!」ダンッ!

美琴「先輩!気をつけて!」

喪女7(無駄だッ!どんなアクションをしようが拳は完全にその動きをトレース!百発百中よォー!)





食蜂「…防御ってのはねェ」スッ…


喪女7「身体の力を抜いた!?バカめ!ペシャンコになれーッ!!」グォオオオオオオン!!


食蜂「……………」スウッ



…ゾバァアアアアアアアアア!

喪女7「…エッ?」スカッ

食蜂「…力はいらない、直線的なパワーのパンチは、ほんのわずかにその方向をそらすだけで軌道は大きくはずれていく」

喪女7(わ、ワタシのパンチが逸らされ…)

食蜂「…そして!」ガシイッ!

喪女7「へあ!?」

食蜂「逆にその力を利用してブン投げるッ!オラァアアアッ!!」グルゥウウウン!!

喪女7(か、身体が…勝手に回転して)

喪女7「…ウゴォオアアアア!?アバッ!!」メゴンッ!

食蜂「これぞ柔道の極意ってワケ!お分かり頂けだろうか?」フン!

500までに収まらなかった!ナムアミダブツ!それではスタート

喪女8「フンハー!エラそーに講釈たれてる場合じゃないわよ!!」バリバリバリバリ!

食蜂「お次は電撃使い?やれやれだわ、能力者のバーゲンセールね」グッ

喪女8「食蜂操折…そのバーゲンセール品に貴様はやられるのだ!私のライジング・ハンドを味わえッ!!」ダンッ!

食蜂(手に電気を纏わせて…直接殴ってくるつもり?)


喪女8「…ハァーッ!!」ドッシュウウウウウ!!

食蜂「むっ…!」サッ!

喪女8(かかったなアホが!!私の雷は近くにある物体(自身以外)を自動的に襲う…貴様は避雷針よ!防御しようが捌こうが黒コゲは避けられぬ!!)

喪女8「ハッハー!さらばだ!!食蜂操折ィイイイイイイイ!!」ゴバァアアアアアアアア!!





食蜂「うん」パシッ

喪女8「はえ?」ピタッ

食蜂「これがあなたの雷ィ〜?低周波治療器よりビリビリこないわよぉ」

喪女8(なっ…何故だッ!何故電撃が流れない!?こいつの身体と完全に触れているのにもかかわらず!)



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


美琴「悪いわね…あなたの電力全部私が頂いたわ!!」バリバリバリバリバリバリ!!

喪女8「なっ…何だとォオオオオオ!!御坂美琴!私の電力が奪い取られていたのか!?」

食蜂「みこっちゃん、ヴェリィーナァ〜イス!ほれっ!」パッ

喪女8「あ」

美琴「…っらぁああああああ!!」バリィイイイイイイイイイイイ!!

喪女8「あがばばばばばばばがガガガ!!!」ビリビリビリビリビリビリビリビリ!!

美琴「もらったの返しとくわ!利息つきでね!!」ザンッ!

食蜂「ワーオ!良心的!」

喪女8「し…シビッ…シビッ…シビれ…」バタッ…

…ズアッ!

喪女9「ウォオオオオーッ!!アタイは他の奴らのようにはいかんぞーっ!!」グオン!

美琴「次から…次へと!!」バリィッ!!

喪女9「無駄ァ!」ズニュウッ!


パシュウン!

美琴「くっ…電撃が入らない!」

食蜂「地面から壁を作り出したッての?」

喪女9「見たか!アタイのゴムを操る力は…致命的な電撃だろうが打撃だろうが」





美琴「砂鉄の剣ッ!!」ズパアッ!!

パッカー

喪女9「ア…アイエエエエエエエ!!まだ話の途ちゅ…」ガクガク!

美琴「聞く耳もたぬ!おりゃあっ!!」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!

喪女9「ウゴーッ!!!!ムゴイ!!」ビビビビビビビビビビビビビビビ!!

ズベシャア!!

美琴「これで7人目!残りは…」

食蜂「2人よ!!オラ!オラァーッ!!」ドゴ、ドゴォッ!!

喪女10「うごぎっブエッ!?」ボゴッ!

喪女11「あ、あたし達のステルステレポートが何故分かっ….あぼっ!!」ドグシャア!

食蜂「まぁー…凄みってとこかしら?」

スタンッ!

美琴「先輩!ケガありませんか?」

食蜂「ノープロブレム!残りは最初に逃げ出した奴2人だけ?張り合いないわねェ!」

美琴「怯えて逃げちゃったなら追う必要もないでしょうか?」

食蜂「そうさね、後はほっといても問題は…あれ?」

美琴「…どうしたんですか?」

食蜂(最初にぶっ飛ばしてノビてるはずの空力使い達が…居ない?)



ズゴゴゴゴゴゴゴ…!!

食蜂(…!!)

食蜂「みこっちゃん!ちょいとごめんね!!」ガシイッ!

美琴「わっ!?」



喪女4・5・6「「「…ファイアアアアアアアア!!」」」ドッゴォオオオオオオオオオオオオオン!!


食蜂「….ッ!!」スタンッ!!

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!

食蜂「あだだだ…アブねェーッ!!みこっちゃん生きてる?」

美琴「む、むごごご…先輩…胸に押しつぶされて苦しいですぅ…」ムゴムゴ

食蜂「あっ、悪ィ」ブルン


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

喪女4「チィイイイイイイイ!!もう少しで合体攻撃が当たるとこだったのによぉー!」

喪女5「死なん…ワタシは死なんぞぉ!!」

喪女6「光が眩しいィイイイ!!」


食蜂「やれやれだわ…あのダメージから立ち直ったって事かしら?」

美琴「そ、そんな…!あんな状態から立ち上がれるはずは…」

食蜂(コイツらは傷が治っているわけではない、ベコベコの車にガソリンを注ぎ込んで…無理矢理動かしているような感じね)

美琴「せ、先輩!」

食蜂「あー…ちょっと待って!どうするか今考えてるとこよ」

美琴「違うんです!あれ…アイツを!」

食蜂「え?」



喪女3「あっ…あががが…」グググ

喪女2「へへっ…へへへへへ」ドクン…ドクン

食蜂「あっ…あいつは最初に出てきた奴の1人!!」

美琴「倒れてる奴に手をかざして…まさか!!」

喪女2「わ…わたしの力は洗脳能力(マリオネッテ)!あ、相手の神経に干渉することで痛みや疲労をしゃ、シャットアウト!!」

喪女3「オオオー…ドッソイオラー!」ガバアッ!

美琴「なっ…!!」

喪女2「そそそそそして!!アドレナリンを異常分泌させることにより不死身の喪女ができあがるんだーっ!!」ウケケケーッ!


食蜂「ゲェーッ!!ほとんどソンビじゃないの!!」

喪女2「喪女は死なん!なななな何度でもよみがえるさぁーッ!!」ダッ!

食蜂「別のヤツを治すつもりね!」

バチバチバチバチバチバチ…

美琴「させるかっ!!」バリィイイイイ!!



喪女2「ウヒッ!」ズニュウウウウ!!

喪女7「…アバッ!」ビクンッ!

美琴「なっ…!倒れてる奴の背中に消えてかわした!?」

食蜂「デュアルスキル(能力二つ持ち)ってことは考えづらい…そうなりゃ答えは」

コソコソ

喪女1「フフフ…教えなきゃならない気がしたから教えてやろう!喪女軍団のリーダーたるわたしの力は特殊な空間移動能力…その名を『TATOO YOU!』指定した人間を11人までお互いの背中に『潜ませる』ことができるスーパーレアな能力だ!!マイッタカ!」

美琴「そ、そんなのってあり!?」

食蜂「ならまずあんたからブッ飛ばす!!」グッ

喪女1「ひえっ…!も、喪女軍団ガードせよ!!」

「「「「リベンジだオラー!!」」」」ザッ!

食蜂「チッ…辿りつけない…!」

喪女1「い…いいぞ!こいつらを囲んでマワしたれーッ!!」コソコソ

ガバガバ更新もモハヤコレマデ!為せば成る!それではスタート

ドドドドドドドドドドドドドドドド

食蜂「こりゃあちーっとキツくなりそうねぇ、みこっちゃん!キアイ入れ直すわよ!」

美琴「はっ、はい!」

喪女1「ケケケーッ!!無駄無駄無駄無駄ァ!!何がキアイだぁ!?次のコミケでお前らの百合同人(R18)を描いて儲けてやるぜェエエエエエエエエ!!」コソコソーッ!

「「「「「「「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!モテるんだぁああああああああああああああ!!!!」」」」」」」」」」


ダァーーーーz_________ッ!!

食蜂「…来るわよ!」グッ!

美琴「くっ!」バチッ!

…………………………

食蜂「オラァッ!!」ドシュウッ!

喪女3「オゴッ!?」バゴッ!

ズッシャアアアアア!!

食蜂(ハァー…ハァー…さっきから殴り飛ばしても飛ばしても起き上がってきやがる!キリがないわ…)

喪女7「スキ有りィイイイ!!」ドバァーッ!!

食蜂「ッ!!」ガシイッ!

食蜂(うぐっ…!)ミシ…ミシ…

喪女7「うははははーっ!!もう攻撃を捌く元気も残ってないんじゃ……………ばばばばばーっ!!」バリバリバリバリバリバリバリ!!!

美琴「ハァー…せ…先輩、大丈夫ですか?」

食蜂「チト骨にミシっときただけよ、助かったわみこっちゃん…」ゼエゼエ

美琴(先輩はかなり疲労が溜まっている…無論私もだ、このままじゃ押し負ける!)ハァハァ…

喪女2「ウヒッ!ウヒッ!回復、回復ゥ!」スタスタスターッ!

美琴(とにかく…早く回復役を叩かなければ!!)

美琴「くらえっ!!」バチバチバチバチバチバチィ!

喪女9「アホがーッ!電撃なぞきかんと言っとろーが!!」バシュウン!

美琴「くっ…」

美琴(ダメだ…どんなに狙っても妨害、別の奴に隠れられてしまう!!)

喪女4「お返しだッ!エアロゴム弾ッ!!」ドギュッ!

美琴「しまっ…!!」

…ボゴッ!

美琴「あぐっ!!」ドサッ!

喪女4「今だ!エアロハンド部隊!!」

喪女5・6「「スッゾコラー!!」」ドウッ!!

美琴「がっ…がはっ…」グググ…

美琴(ま、まずい…!避けきれ……)


…サッ!

食蜂「…うぐうううううううっ!!」

美琴「ううっ!!」

ドシャッ!

喪女4「チィーッ!助けに入られたか!」

食蜂「ぐぐぐ…みこっちゃん、今回も生きてるかしら?」

美琴「せ…先輩!私を庇って…!!」

食蜂「かすっただけよ!どうってことないわ…」グググ…

コソコソ

喪女1「へへへ…大した師弟愛だな!薄い本が厚くなるぞ!しかしもう終わりだッ!『王手飛車取り』だ…すでにお前らの敗北の形なのだァーッ!!!!」コソーッ!


「「「「「「「「「「モテェエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!」」」」」」」」」」



美琴「…駄目だ、このままじゃもう…先輩だけでも逃げてください!!」

食蜂「バカ言っちゃいけないわよ!ここで後輩投げ出して逃げるなんて症に合わないわ!!」

美琴「で…でも!!」

食蜂(こうなりゃ…『アレ』使うしかないわね!)

喪女1「ククク…そろそろ投了といこうか!?」

ジリッ!

食蜂「みこっちゃん、こっち向いて」ガシッ

美琴「ふえっ!?」

食蜂「じっとしててね…すぐ済ませるから」スーッ…

美琴(えっ…ええええええ!!!こ、こんなタイミングで!?だ、駄目です先輩!!みんなやってるからって私たちは先輩後輩の関係!!!)///////


喪女4「なっ、なにしてんだあいつら!!」

喪女5「顔が近い!!」

喪女6「ええ素材やこれは…」

喪女7「百合姫!!」

……………………………………

ミサカ4号「…… ハッ!?私得の予感!?!?!?」ガバッ!!

5号「どうしたの4号ちゃん?」

1号「公共の場で発情しちゃダメよー」

食蜂「よっと…」ピタッ

美琴「ひゃっ!!」ビクン!

美琴(ひ…額と額をくっつけて何を…!)

美琴「…………っ!?」シュウン!!

食蜂「おっし!成功したかしら?」

美琴(この感覚……これは!!)


喪女10「百合っとる場合かーッ!!隙だらけだぞっ!!」

喪女11「ホモクレェーッ!!」

バァーッ!!

食蜂「むっ…!」

喪女1(いいぞぉ!御坂美琴は後ろを向いている…今なら一気に!!)






…バリィイイイイイイイイイイイイイ!!

喪女1「…エッ!?」

喪女10「へっ…?うごあああああ!?」バチバチバチバチ!!

喪女11「あたしたちのステルス攻げ…オボーッ!!」バチバチバチバチ!!

ドシャドシャッ!

喪女1「な…何だとォオオオオオオオ!?食蜂操折ならともかく何故御坂美琴が対応できるのだ!?今、敵の方を見ずに電撃を…!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

美琴「先輩…これは、この視界は…!」

食蜂「飲み込みが早くて助かるわ、こっも感度良好よ!」


喪女1「こ、こいつら一体何を…ええい!囲んで一斉攻撃だッ!!」


「「「「「「「「オッ……オオオオオオーッ!!」」」」」」」」


食蜂「理解できたなら…いけるわね?」

美琴「…はい!!」

喪女4「百合パワー注入ってかァ!?コケおどしだ!まずはレールガンからッ!!」ビュゴオオオオオオ!!

美琴(……見える)スゥ…

喪女4「なん…だと!攻撃の方向も見ずに避けた!?」

美琴(自分の視界とは別に…パソコンのサブモニターみたいに!)バチイッ!

喪女4「また見ずに…うげっ!!」バリバリバリバリ!!

喪女6「は、ハッタリだ!!くたばれッ!!」ドヒュンッ!!


食蜂「みこっちゃん、屈んで!!」

美琴「……はっ!!」スタッ!

喪女6「エッ!?」

食蜂「オラァーーーーッ!!」ドッゴォ!!

美琴(もうひとつの視界…これは!!)

喪女6「ウゴエッ!?」ボッコォン!!

喪女1「な…何だ?何だこれはぁーッ!?こんな連携攻撃!!ありえねーッ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


美琴(先輩の視界!!すごく奇妙だけど…確かに見える!!それにこの感覚、研ぎ澄まされた感覚は!!)

食蜂(アタシの能力でみこっちゃんとの視界をリンクさせ…プラス!反射神経を強化させたって訳よ!!)

美琴「いける…これなら勝てる!!」ギン!!

食蜂「オラッ!オラオラオラオラオラーッ!!」

美琴「はぁあああーっ!!」

ドゴッ!バリバリバリバリ!ボゴォオオオッ!!

喪女1「な、何してる!!早く仕留めろォオオオオオーッ!!」

喪女8「む、無理だ!!少しでも手を出そうとするとブッ飛ばされ…ぐへっ!!」バキッ!

喪女9「まるで竜巻みたいにぐべあっ!?」バリバリバリバリ!

喪女1「うっ…うっ!!」

食蜂「そろそろ諦めなさいって!お嫁にいけなくなるわよォ?」スタンッ!

喪女1「こ…こっちに回復役がいる限り私達は不死身だッ!!喪女2行けぇ!!」

喪女2「うっ…アイアイサー!」サササーッ!

美琴「くそっ…また回復される!」サッ!


喪女6「喪女2に攻撃しようったってそうはさせねぇーぞ!食らえ!!」ドヒュッ!









…ボゴォッ!

喪女2「ぶごっ!?」ドベッシャア!!

喪女6「…へっ?」

喪女1「な…何をしているんだッ!?仲間に攻撃してどうする!!」

喪女3「フレンドリーファイア!?フレンドリーファイアナンデ!?」

喪女7「裏切りは極刑だ!」

喪女8「んなことよりこの二人をとっとと倒すんだ!!」バリィイイイイイイイ!!

喪女4「おっ、おい!何でこっちにむかってアババババーッ!!」バチバチバチバチ!!

喪女8「あれ?」

美琴「まさか…これは先輩が?」

食蜂「ご名答!こいつらの視界を適当に入れ替えたのよ、おそらくまともに見えてないでしょうねぇ?」

ヤメッ…アババババ!!コッチムクンジャネェーッ!!ドコウッテグエーッ!!ヤメロォーッ!!テキジャナクテミカタ…グワーッ!

喪女1「あっ…ああああああ…!!」ガタガタガタ…

喪女1(ウソだ…なんだこの力の差は!圧倒的すぎる!!)


食蜂「あんたさっき王手飛車取りとか言ってたわよねェ?」ニッ!

美琴「違う…私達のは『詰み』だ!!」ザッ!

喪女1(無理だ…勝てるわけがない!!逃げなくては!!)

喪女1「うっ…うわぁーーーーっ!!」ダッ!




食蜂「…あら?わざわざぶっ飛ばされに近づいてきてくれたのかしら?」

喪女1「デッ!?」

喪女1(あれ…?こいつらから遠ざかるのになんで私は近づいて…)

喪女1「ひっ…ヒィイイイイイーッ!!」ダッ!


…スタスタ

喪女1「あれ?」

食蜂「おっ!ナイスムーンウォーク!上手いもんねぇ」

喪女1「なっ….なぜだぁああああああ!!私は逃げるつもりなのになぜ近づいていくんだ!?なぜだ!?なぜだなぜだなぜだなぜだなぜだァアアアアアア!?」

美琴「これもまさか…」

食蜂「ざーんねん!あんたはもう完全に私の『糸』に絡み付けられてるってことよ?近づいといでーって思えばそれに従うしかないってワケ!」

喪女1「そ、そうか…こうなるのも私が喪女だからか!?ウハハハハァーッ!!喪女にはできんことがないのかァアアアアアア!?そういうことなのかァアアアアアア!?」ガクガクガクガク



食蜂「トチ狂ってるとこ悪いけど」グイッ

喪女1「うげっ!」グイ!

食蜂「これでオシマイ…決着つけさせてもらうわよ!!」グッ!

喪女1「うっ…うっ…ウワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」





食蜂「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァアアアアアアアア!!!」ボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴ!!!

喪女1「うげぐばげぼがばぁあああああああああああ!!!!!!!」ボッゴォーーーーーーーz___________ン!!!

喪女1「オゴッ!?」ズベシャア!!

美琴「やった!!」

食蜂「まぁ他の奴もボコボコにしたからこんくらいは食らってもらうわよ?」

喪女1「アッ…アバッ…!」ガグガグ

喪女1(わ…私の喪女軍団が…私のモテ道が…)




食蜂「あ、それと今あんたら11人の感覚ぜーんぶ繋げといたから!」

喪女1「アバッ!?」

食蜂「そーなりゃ…後は大体予想つくわよねェ?」ニィヤァアアア

喪女1(アバッ…まさか…まさか!!)

食蜂「みこっちゃーん♪」

美琴「はぁああああ…」バヂバヂバヂバヂバヂ!!

喪女1「ヤ…ヤメロー!ヤメロー!」

食蜂「張り切ってェー…どうぞっ!!」

美琴「…はぁああああああああああっ!!」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!

アッ…

「「「「「「「「「「「…アバババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババーーーーッ!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!!!!!!!!!!!

シュウウウウウウウウウウウ……

食蜂「自分で言うのもアレだけど…誰がこんなひどいことを!!」

喪女1(が………は………これが、第3位と第5位の…………力)

喪女1「アバー……わた…しの…モテ…………道…………」バタッ…


美琴「これが私の…私達の!覚悟だ!!」

食蜂「つーわけでェ〜…」



美琴・食蜂「「決着ゥゥーーーーーー
ッ!!」」バァーーーーーーーz__________ン!!



喪女子軍団 再起不能!!!

カァー…カァー…

食蜂「結局とんでもねえ一日になっちゃったわね…門限もギリギリだしィ、早く風呂に入りたいわ…」スタスタ…

美琴「…先輩!!」

食蜂「なーに?」

美琴「先輩のおかげで…気づくことができました、本当の『強さ』を!ありがとうございます!!」ペコッ

食蜂「なんてことないわ、悩める後輩をサポートするのも先輩の義務ってことよ!」ヒラヒラ

美琴「私…私も先輩みたいに強くなって!必ずアイツのこと振り向かせてみせます!きっと想いを伝えてみせる!!」グッ!

食蜂「この一日でずいぶんたくましくなったわね…恋せよみこっちゃん!戦えみこっちゃん!!」ニィッ!

美琴「はい!うおーっ!!御坂美琴ッ!次こそやったるぞーーーーっ!!」ガオオオオオオーッ!

タタターッ!


食蜂「想いを伝える…か」

食蜂(…こんな能力があっても肝心な人の心は分からない、いくら強く想っていても)グッ…

食蜂「…あーあ、難しいもんだわ」



美琴「先輩?はやく帰ってお風呂入ってスッキリしましょう!!」

食蜂「へいへーい!今行くわよ!」

食蜂(ま…私もいつかは、ね?)ニッ




To be continued…

これが…これが書き溜めの力だッ!!
思ったより編集に時間かかりました、人間だものォー!!(600に収まって良かった…)

おまけ

インデックス「…とうまって罪な男だよね」

上条「…いきなり何だ?」

イン「ちょっと思っただけ!!」

打ち止め「うん!今日はその罪な男さんに頼みたい事があるからおうちに呼んだの!!」

上条「誰が罪な男だ…しかしおめーがシスターズの末っ子って話はマジか?」

打ち止め「そうだよー!シスターズの末妹にして東方通行の妹のミカサだよ!ってミカサはミカサは改めて自己紹介してみる!」フンス

上条(口調がめんどくせえ)

イン「うーん…みちゆきと兄弟ってのは無理があるけど、ホントにみことに
そっくりかも!」

上条「…確かに」ズイッ!

打ち止め「ひゃっ!?」

上条(見れば見るほどビリガキにそっくりだぜ…やれやれ、通行のヤツまた面倒事をしょい込みやがったか)

打ち止め「あ…あうう…そんなに顔を近づけられたらDNAレベルで逆らえない何かがってミカサは…」////

イン「と、とうま!それ以上(のフラグは)いけない!」

上条「おれを通行と一緒にするな…そんな趣味はねえ」

打ち止め「…はっ!わたしはお兄ちゃん一筋なんだからねっ!!ってミカサはミカサは言い聞かせる!」ブンブン!

イン(みちゆきってやっぱロリコンさんだったんだ…)

上条「とっととその頼み事ってのを教えろ」

打ち止め「あー…それが…肝心のお兄ちゃんの事についてで…」チラ

上条「通行が…?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方通行「ァアアアアアア…心が…心がぴょんぴょんしねェエエエエエエ…………BBA、俺だ!付き合ってくれェエエエエエエ…………」モゾモゾ…




上条「………なんだこれは」

打ち止め「お兄ちゃんがおかしくなっちゃった!!理由はぜんぜん分からないんだけど…今は色んなアニメとか漫画とかがごちゃ混ぜになってどうしようもなくなっちゃったの!」

イン「これもうわかんねぇな」

一方通行「きんいろモザイクの二期くれェエエエエエエ………」

打ち止め「こんなお兄ちゃん嫌っ!!ミカサはミカサは大好きな人のこの有様を見ていられないのーっ!!」ウワーン!

上条「………………」

イン「みちゆきをもとに戻すっていっても…一体どうすれば…」

上条「…パソコンはあるか?」

打ち止め「パソコン?それならお兄ちゃん愛用のやつがあるけど…一体どうするの?」

上条「こいつの眼を覚ますには『アレ』が一番だろうからな…」

イン「アレ…?」

……………………………………

…カタカタ

上条「こんなもんでいいだろう」

イン「これって…フリーの音声読み上げソフト?」

打ち止め「これで一体何を…?」

上条「…少しはなれてろ」

一方通行「し…進研ゼミのお母さんの画像を…………」


ッターン!

「オイ ソコノ ウメズ・カズオ ミテーナ フク ノ ヤツ」





一方通行「…………アァ?」ピクッ

イン「と、とうま…まさかこれって!!」

打ち止め「こんなことでお兄ちゃんが元に戻るの…?」

上条「下がってろ…大怪我するぞ」





一方通行「俺の服装が………仮面ライダードライブみてぇだとォーーーーッ!?確かに聞いたぞコラァーーーーッ!!」ガバァーッ!!

イン「うわっ!?」

打ち止め「ひえっ!?」

一方通行「…ドラァアアアアアアアアアアーーーーッ!!!」ボッゴォオオオオオオオオオン!!!


イン「ひええええええ!!!パソコンがしめやかに爆発四散!!」

上条「……戻ったか」


一方通行「…アレッ!?上条さン、何でここに…つーか今まで俺は何をしてたンだァ…?」キョトン

打ち止め「やっ…やったぁーっ!!お兄ちゃんが戻ってきた!!」ダキッ!

一方通行「うおっ!?」

イン「人間つまづいたっていいじゃない…人間だもの」

打ち止め「スゲーッ!相田みつを!?」

イン・打ち止め「「だものォーッ!!」」

上条「いい加減おれを面倒事に巻き込むのをやめろ…」

一方通行「は…ハァ、何かスンマセンでした…俺も何が起きたのかさっぱり…」

打ち止め「良かった…本当に良かった!お兄ちゃんがマジでどうしようもなっちゃわないで!!」

一方通行「だ、だから順を追って説明を…ってアレ?」クルッ



PC「」サイキフノウ





一方通行「おっ…オアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?俺のパソコンがァアアアアアア!!秘蔵のフォルダがァアアアアアア!!誰がこんなヒデーことしやがったんだァアアアアアア!?」ガクガクガクガクガクガク!!

上条「もうおれは知らん…」

イン「犠牲になったんだよ」



一方通行「To be continuedしてたまるかァアアアアアア!!!」オロロロロロローン!!

打ち止め「ちゃんちゃん♪」

がんばれロリコン
それラリ!

今回の話のキャラ設定のようなもの

ルドル・フォン・シュトロハイルくん
小学生だ
ちびっこでおぼっちゃまカットの金髪だ
妙なメカのコルセットをつけている
シュトロハイムスマイル
声がでかい
傲岸不遜だが泣き虫だ
凄腕のロボット技術者だ
世界イチィイイイイイイイ!!
できんことはなィイイイイイイイ!!
飲んどる場合かーッ!!


食蜂みゆきち先輩
背は170前半と高い
髪型は金髪でお団子二つで部分的に三つ編みだ(二巡後の世界のアイリンみたいな感じ)
眼の椎茸は若干小さめ
で…でかい
しなやかなボディだ
すっげえ強い、総合格闘技のチャンプだ
精神系能力の最高峰、原作よりは少ない人数にしか干渉できないが格闘と併用可
友人にどこかで見たような女子2人
美琴は可愛い後輩だ(オモチャ)
楽天家でイケメンだ
上承さんの幼なじみ、その想いは…?
かっこいい
つよい
やれやれだわ
ちょっとマジィ!?
オラオラ
◯ナニーマニアだ(唐突)

☆真・しすたぁ〜ずでーた☆

ミサカ3号「アァーッ!!最新データイイーッ!!!!pixivに描いて投稿な、しよう!!」ビシッ!

インデックス「ねーよ」


1 お姉さん でかい セミロング 優しさ満点ニッコリ 電磁ブレード×2 一番お姉さんですよ♪

2 ギアッチョ ちいさい まとめ髮 目つき悪くて八重歯 連射式ショットガン ナメんじゃねーぞ!

3ドM でかい ゆるパーマ アヘってる 電磁ナイフ×いっぱい 痛いのイイッ!

4○ズ ふつー 三つ編み(一本に) ねっとりスマイル 重火器各種 あら^〜いいですわね〜

5こども でかい ツインテ やえばにぱー! 特殊グローブ格闘 えへへー!

6世界 ふつー 片目隠れ 厨二でキリッ 2丁拳銃(エボニー&アイボリーという名前らしい) 全ては世界なのです

7無口 でかい ロング 垂れ目でねむそう 情報戦、ハッキング …….めんどくさい

8変態 ちいさい 目隠れ 挙動不審 爆発物 ハァハァハァハァハァハァ…

9普通 ふつー ポニテ 口調めんどい 狙撃銃 一応リーダーのミサカです

10おどおど ちいさい サイドテ あわわ 突撃銃 す、すいませんっ!!

登場人物をイメージしながら書くと実際書きやすいのだ、古事記にもそう書かれている
明日からやっとこさジョルノVSジョセフです!早いけどラリホー!

垣根くん出番ですよー!
それではスタート

いつものファミレス

ロリコン「おれの秘蔵フォルダ…秘蔵フォルダがよォ…」シクシクシクシク…

ヒトデ「いい加減立ち直れ…」

ロリ「あっ!そのパフェちょっとちょーだい!ミカサのプリンすこしあげるから!!」

居候「いいよー!!奪い合うと足りないけど…分け合うとあまっちゃうんだよなぁ」

ロリ「相田みつをっ!」

居候リ「「だものォー!!!」」

ロリコン「人間ってつれェ…」

ヒトデ「………………」

浜面(あの人たちやはりどこかで…)

絹旗「浜面?どうしたんですか」

浜面「…なんでもありません、麦野の話の途中でしたね」

麦野「ンモー!あたしだけを見てなきゃダメだゾ☆」キャピ!

フレンダ「オウフ…」

浜面「やっぱ僕席外してもいいですか?」

滝壺「はまづら…我慢して、私も頑張るから…」キリキリ

フレメア「にゃあ、大正漢方胃腸薬どうぞ」

麦野「…まあ、冗談は置いといて話を続けるわよ」シュン

フレンダ(珍しくショック受けてる…)

絹旗「『ピンセット』奪還は完了…あとは受け渡しをするだけって話ですよね?」

麦野「そうなんだけどねぇ、前の任務で戦ったあの妙なロボットが他の暗部のモノっていう疑いがある限り油断はできないわ…」

浜面「次は受け渡し中に直接介入してくる可能性もあります、万全を尽くしておくべきかと」

フレンダ「う〜ん…でも聞いた話だとそのロボットは滅茶苦茶強かったんでしょ?じゃあ他の所属してる奴も相当ヤバいかもしれない訳?」

滝壺「どうなんだろう、上からは正体不明としか教えられていないし…」

麦野「まぁ敵対したからにはしょうがないわ!どんな敵がこようと任務は成功させなきゃいけない、メンツのためにもねぇ」

絹旗「そうですね…超途中で投げ出す訳にもいけませんし」

フレンダ「しゃーない!ちっと気合入れるって訳よ!」パシン!

浜面「麦野、何人体制で行くべきでしょうか?」

麦野「そうね…今回は大事を取って全員で任務に当たるわ!何もないにこしたことはないけれど」

滝壺「しっかりと連携をとらなきゃね」

フレメア「わたしも!?やったあ!がんばるぞー!!」ピョンピョン!

フレンダ「ワタシのそばを離れちゃだめな訳よ!」

フレメア「はぁーい!」


浜面「絹旗…少しいいですか?」

絹旗「ん、何ですか?」

浜面(そろそろ…僕の計画を実行に移そうと思います)

絹旗(…ッ!!)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

絹旗(浜面…ついに始めるつもりですか?)ゴクリ

浜面(ええ、この学園都市は現在進行形でどんどんおかしくなっています…もう黙って見ている訳にはいきません)

絹旗(…分かりました、その為にあなたを『アイテム』に引き入れたのだから…私は全面的に超バックアップします)

浜面(ありがとう、絹旗)

フレンダ「ちょっとちょっと!何コソコソ話してる訳!?ずる…じゃなくて怪しい訳よ!」ガタッ!

絹旗「えぇ?超何でもありませんよ、ねー浜面ぁ?」

フレンダ「ぐぬぬぬ…」

フレメア「にゃあ、醜い争い」

麦野「ねーねーはまづらくぅん…この画像の中でどのキスの仕方が好き?今ならもれなくプレゼント中なんだけど…」グヘヘヘ

浜面「答える必要はありません」

滝壺(懲りてねーじゃん!!)

同時刻

カツカツカツ…

心理定規「ジュリアス…あの『フレメア・セイヴェルン』についての話、本当かしら?」

ジュリアス「ああ、裏付けもとれている…例の暗部に所属しているのは間違いないだろう」

心理定規「それなら早く行動すべきね、作戦を立てましょう!」

ジュリアス「垣根とルドルフにはすでに情報の詳細を送ってある、あいつらのところへ行こう」

心理定規「分かったわ、でも垣根のヤツちゃんと確認してるかしら?疑わしいけど…」

ジュリアス「…期待はできんな」

カツカツカツ…

ウィーン!

ジュリアス「おい垣根、ルドルフ!例の任務について…」

…カタカタカタカタカタカタカタカタ

ルドルフ「………くそっ、くそっくそっくそっ!!」ギギギ…

ジュリアス「…は?」キョトン

心理定規「ルドルフ…だけ?垣根のヤツは?」

ルドルフ「…ぁあ!?何だ、ジュリアスにメジャーか!垣根のヤツならもう行ったぞクソ!」カタカタカタカタカタカタカタ

心理定規「えっ!?」

ジュリアス「何だと!?」

ルドルフ「『ピンセット』と『フレメア・セイヴェルン』を両方とも所有している暗部が分かったからな!」カタカタカタカタカタカタカタ

ジュリアス「まさかルドルフ…お前『アイテム』の奴らとやりあったのか?」

ルドルフ「その通りだ!『ピンセット』は奴らの手にある!しかもホワイトアルバムを破壊された!!…ゆるさんっ!」グスッ!

心理定規「これは思ってたより事が複雑になってきたわね…」

ルドルフ「それと垣根からの伝言!『俺とルドルフでやっつけるからメジャーとシーザちゃんはバックアップよろピくねー!』だとよ!!」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

心理定規「…あのウスラバカ!!勝手に何やってんのよ!?」ギリリリリ!!

ジュリアス「…いや、ここはアイツに任せてみよう」

心理定規「えっ!?マジで言ってるの!!んなこと良い訳が…」


ジュリアス「奴には『未元物質』がある」

心理定規「…ッ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ジュリアス「垣根はどうしようもない単純サッパリ野郎だが…『第2位』にふさわしい実力を持っているのは確かだ、奴が一人でやるというなら余計な加勢は逆にリスクが増える」

心理定規「で、でも…」

ジュリアス「しかも敵組織のリーダーで第6位の『麦野沈利』は垣根の能力との相性は絶望的、ほかの奴らも取るに足らんだろう」

心理定規「それは…そうだろうけど」

ジュリアス「決定だ、俺たちはバックアップに徹する…ルドルフだけが垣根の直接支援だ」

ルドルフ「言われなくとも!!麦野沈利にあの新人…絶対にブッ倒してくれる…!!」カタカタカタカタカタカタカタ!!


ジュリアス「学園都市の第2位と第3位との間にある圧倒的な『壁』…垣根の野郎にはそれだけの力があるということだ」

心理定規(…垣根、アイツは)

決戦の時、近づく!
それではラリホー!

むぎのんは4位じゃあないの?

>>576
アッハイスミマセン4位デシタ

ドーモ、シベリア研修に行ったクローン>>1に変わって続きを書くモーター>>1です。機械なのでつよくて賢いのでごあんしんください、それではスタート

学園都市、廃車場

スタスタスタ…

フレンダ「うっへー…まだ夕方だけどこの雰囲気は不気味って訳よ」

フレメア「敵が隠れるには絶好の場所だにゃあ」

滝壺「なんでこんなところを受け取り場所にしたんだろう…?」

麦野「みんな!油断せずに進むのよ!」

絹旗「…浜面」クイッ

浜面「なんですか絹旗?」

絹旗(今、浜面の能力で敵は居るかどうか分かりますか?)ヒソヒソ

浜面(いいえ、今の所僕たち以外の生命エネルギーは感じません…滝壺さんも何も感じていないようですし)

絹旗(なら敵はこの取引現場を突き止めていないということでしょうか)

浜面(断定はできませんが…用心するに越したことはないでしょう)


フレンダ「あれ…?」ピタッ

滝壺「フレンダ、どうしたの?」

フレメア「あっ!あそこに立ってる人って!!」


???「……………」ヒュウウウウウウウウウ


麦野「あの人が『ピンセット』の渡し先かしら?」

浜面(あの雰囲気…何かが)

絹旗「私たちは部隊『アイテム』です!あなたが受取り先の方ですか?」

???「……………」シィーン

滝壺「…え?」

フレンダ「ちょっと!返事ぐらいしてよ!!」

???「……………」スッ…

麦野(ん?こっちを振り向……)

…クルッ


???「……ギ……ガガガ」ウィーン…


絹旗「…なっ!?」

フレンダ「あ、あの顔!人間じゃない!?」

麦野「あれは……まさか!!」

???「…ギガァアアアアアッ!!」ジャキイッ!

滝壺「…うっ!!」

フレメア「ひっ!!」

フレンダ「た…滝壺!フレメア!!」

絹旗(しまった!銃を非戦闘員である2人に!!)

麦野(まずいッ!!間に合わーーーーー)キィイイイッ…






…ドンドンドンドンドンドンドンドン!!

浜面「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!!」

???「ゴギッ!?グゲガガガガゴガ!!!!」ボゴボゴボゴボゴボゴ!!

???「ゲガッ!?」ボゴシャアッ!!


絹旗「は…浜面!!」

滝壺「た、助かった…」

フレメア「ふ…ふええ…」ヘナヘナ

フレンダ「浜面!ナイスな訳よ!」

麦野「これは一体……!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

浜面「麦野…マズイ事になりました、このロボットは…!」ジャゴンッ!

麦野「…ええ、明らかに『前の』ヤツだわ」

フレンダ「そ、それじゃあこの受取場所が罠ってこと…?」

絹旗「しかし敵の反応はなかったはず!!」





『…簡単だったぞ』ピガガガ…

「「「「「「!!!!!」」」」」」

滝壺「こ、この声…!!」

麦野「…あんたはッ!!」ギリッ!


???『貴様らに指示を出している組織にハッキングしウソの情報を流すのはなあ……フハハハハハハァーッ!!!!』ピガガガガガガーッ!!

フレメア「ひゃっ!!」

フレンダ「声デカッ!!」

ルドルフ『グゥウウウウウウウテェエエエエンタァアアアアアアアアク!!!(こんにちは)『アイテム』ご一行様!!!おれはルドルフ・フォン・シュトロハイル…いうなれば貴様らの同業者だ!!!!」ピガガガガガガーッ!!

浜面(ぐっ…やはりアイツか!しかしこの声はどこから…)

滝壺(…うっ!!)ピキィン!!

滝壺「この感じ…!!」

フレンダ「たっ、滝壺…どうしたの?」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

滝壺「いま……今!突然敵の反応が現れた!!」

絹旗「えっ!?」

麦野「何ですって!?」

フレメア「にゃあっ!?み、みんな!あそこ見て!!」

…………ガシャッ…ガシャッ…ウィイイイイイイイイン

浜面「何だと……廃車の山の中から!!」

ルドルフ「フン!今更気づいたのは無理もない…たった今起動したのだからなァ!!だが遅すぎる!!もうすでに貴様らは俺の手の内なのだぁああああーッ!!!」ピガーッ!

浜面「くそっ…!滝壺さん!!数は何体ですか!?」

滝壺「50…いや、60!!どんどんここに集まってきてる!!」

フレンダ「そ、そんな……私たちはまんまと相手にはめられたって訳!?」

ルドルフ『ちなみに俺たちの目的は『ピンセット』だけではない…もう一つ、いや!もう一人か!!!』

麦野「一人……?」

ルドルフ「その通りッ!!そこにいるお前だ!!『フレメア・セイヴェルン』!!!』ピガガガーッ!!

フレメア「えっ…わたし!?

絹旗「…なっ!!」

フレンダ「アタシの妹ですって!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルドルフ『フレメア・セイヴェルン…貴様には何か計り知れない才能、『能力の種』があるらしいなァ〜?俺たちの母体はそれをご所望というワケだ!!」

フレメア「に…にゃあ…わたしが……」ブルブル…

ルドルフ『有無は言わせん!!『ピンセット』も!『フレメア・セイヴェルン』も全て頂く!!そして貴様らには敗北の味をじっくりと噛み締めてもらおうかなぁああああああああっ、あ〜!?」ピガガガガーッ!

滝壺「そ、そんな…!!」

フレメア「あう…あうううう」ブルッ…



…ポン

麦野「危ないわよ?ちょっとさがってなさいな」

フレメア「あう!む、むぎの……」

麦野「心配しないでフレメア!あたしが…いや」

絹旗「『私たちが』!!そんなことさせる訳が超ありません!!」ザッ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルドルフ『ほほぉ〜…言ってくれるじゃあないか?』

フレンダ「あたりまえな訳よ!!妹が危機に晒されてるのに姉として黙っちゃいられる訳ないってーの!!」ザンッ!

滝壺「フレメアこっちに来て、わたしは何もできないけど…手は繋いであげられるから」

フレメア「お姉ちゃん…たきつぼ…」ギュッ

浜面「お前は『フレメア』も『ピンセット』も手に入れることはできない…ただガラクタに戻る、それだけだ」ジャキッ!

麦野「本当の事を言えばあんたにまた会えて嬉しいわよ?…今度こそ容赦なく叩きつぶせるからねッ!!」ヴヴヴヴヴヴ…!!

ルドルフ『クククク…ブワァーッハッハハハッハハッハァーッ!!!!!アヒーッ!アヒーッ!なんだ!?なかなか楽しい集団ではないか!!いいだろう…おれの『極悪中隊(バットカンパニー)』の多人数戦闘のデータを絞り出してもらうぞォオオオオオオオ!!』ピガガガガガガガガガガガガガガガーッ!!


麦野「絹旗は索敵をする滝壺とフレメアの護衛をしつつ、その他の者は連携を第一に考えて立ち回って!以上よ、準備はいい!?」

浜面・絹旗・フレンダ「「「了解!!」」」

滝壺「フレメア…わたしから離れちゃダメだよ」

フレメア「みんな…負けないで!」グッ



ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ルドルフ『来い!『アイテム』!!俺の科学の礎となれッ!!!』

麦野「フン!一人残らず…丁寧に解体してあげるわ!!」ザムッ!!

決戦の火蓋が切られる…!
戦闘描写続きで読みづらくて申し訳ない!それではラリホーマ!

バッ"ド"カンパニーでは
(うろ覚えだから自信ない)

>>603これは創作作品だからセーフなので問題ない、いいね?
明日またぎでそれスタ!

ルドルフ『行け!バッドカンパニー!!奴らを各個撃破せよ!!』

「リョウカイ」

「セントウヲ カイシスル」

ガシャ…ガシャガシャ!!

麦野「来るわよ!!」

フレンダ「いくら数が多かろうが所詮は機械って訳!食らえっ!!」ボシュボシュボシュ!!

絹旗「一つの手榴弾から小型の爆弾が…!!」

フレンダ「新開発のクラスター手榴弾!条約違反ギリギリのシロモノな訳よ!!」


シュゴォオオオオオ!!

ルドルフ『フン…無駄だ!!散会せよ!!』

…ダンッ!!

フレンダ「なっ!?」

ボゴボゴボゴボゴォオオオオオオオ!!

「ソンガイジョウキョウ モンダイナシ」

「セントウヲ ゾッコウスル」ダダダダダダ!!

絹旗「フレンダ!危ない!!」ギャギギャギギャギン!!

フレンダ「あ、ありがとう絹旗…!でもあのロボット全員避けやがったって訳!?」

浜面「あの動き…….量産型にしては統制が取れすぎている…!」ダンダンダンダンダン!!

ルドルフ『ハッハッハー!!量産型だといってナメてもらっては困るなぁ!我がバッドカンパニーは一体一体のシステムをリンクさせることで高度な戦闘行動を行うことができるのだッ!!!』ピガガガガガガーッ!

「ホカクモクヒョウヲ ホソク」ジャギッ!

フレメア「ううっ!!」

ルドルフ『早速『フレメア・セイヴェルン』を頂くとするかッ!』

滝壺「ぐっ!こっちを狙…」

…ドヒュウッ!!

「ゴガ……グガアッ!?」ボゴオッ!

ルドルフ『ムウッ!?』

浜面「麦野…!」

麦野「いくら精密だろうがこっちは場数踏んでんのよ!人間様の底力ってヤツを見せてあげる!」ギン!

ルドルフ『ククク…そうこなくてはなァ!!攻撃続行ッッッッ!!』

ドガガガガガガガガ!!!

絹旗「ふんっ!!」ブウンッ!

カカカカカカカカ!!

ルドルフ『ム!廃車を投げて弾幕を遮ったか…恐ろしいパワーだな』

絹旗「ここには防御壁になりうるモノがいくらでも超あります!豆鉄砲なんて弾いてあげますよ!」

ルドルフ『窒素装甲の絹旗最愛か!それならこいつはどうだ!?』

「グレネード シャシュツ」スポン!

絹旗「爆弾ときましたか…」

滝壺「あ、危ない!!きぬはたといえど直接爆風を受ければ……!」

浜面「無駄ッ!!」ダァン!

滝壺「うっ!?」

ボッゴオオオオオオオオオン!!!

フレメア「うわああああっ!!す、すごい!!空中で爆弾を撃ち抜いた!?」

浜面「二人とも気をつけてください…いくら相手が生け捕りを狙っていようと流れ弾が危険です、絹旗!二人をお願いします!」

絹旗「もちろん!超了解です!!」

ルドルフ(くっ…情報によれば中学生のようだが、恐ろしい射撃の腕前をしている!)

麦野「今度はこっちのターンよ!!」ドウッ!!

……………………………

ドゴッ!バゴッ!バギン!ドンドンドンドン!!!

滝壺「フレンダ!右から4!麦野は後ろから3!浜面は左から5!」ビッビッビッ!

フレンダ「オッケー!」ドシュドシュドシュ!!

麦野「了解!!」ドッゴォ!!

浜面「無駄無駄ァ!!」ドンドンドンドンドン!!

ルドルフ(チィーッ…中々突き崩すことができん!滝壺理后…レベル4の能力追跡(AIMストーカー)か、一体一体の微弱なAIM力場でも察知されてしまうとは…)

フレンダ「へっへっへ〜!段々動きのパターンが見切れるようになってきたって訳よっ!!絹旗の方は大丈夫!?」シュポッ!

ルドルフ(フレンダ・セイヴェルン…フレメアの姉、無能力者のようだが爆発物のプロ…こちらがフレメアを巻き込めない以上一斉射撃も爆発物もウカツに使うことはできん!厄介だな)

絹旗「超問題ありません!!フレンダは殲滅に集中してください!!」ギャギンギャギン!

ルドルフ(鉄壁の防御を誇る窒素装甲(オフェンスアーマー)の絹旗最愛…レベル4でも上位の実力者の力は伊達ではないというわけか…)

麦野「二人とも!相手の行動パターンが変化し始めている!油断しないで!!」

ルドルフ(そして第5位の麦野沈利!!原子崩し(メルトダウナー)の破壊力もさることながらリーダーとしての素質も凄まじい!半端な数のロボットでは歯が立たん)

ルドルフ(そして一番のリスクファクターが…)

ドンドンドンドン!!ジャゴツ!!ドンドンドンドン!!

「ウグッ!!」バゴ!

「ゴバァアアアッ!?」バッゴォン!!

浜面「…これで6体目」スタンッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルドルフ(奴は…一体奴は何者なのだッ!?いくら機密情報にアクセスしても分かるのは『浜面仕上』という名前のみ…顔色ひとつ変えずに淡々と戦闘を行なっているが奴はメンバーの中で一番多くおれのバッドカンパニーを破壊している!!どういうことだッ!)

ルドルフ(そしてWアルバムが食らった『植物の生える弾丸』はバイオ技術の応用かと思っていたが、そのような物が作られたデータはどこにもない…ヤツには不確定要素が多すぎる!!)

麦野「ナイスよわたしの浜面くん!みんなもいい連携よ!!」ドシュッ!

浜面「さりげなく所有権を主張しないでください」ダンダンダン!

フレンダ「いけるっ…これなら!!」

絹旗「超押し切りますッ!!」

滝壺「17体の反応が消失…!」

フレメア「…みんな!がんばれー!!」ブンブン!


ルドルフ(一筋縄ではいかない、か…だが!こちらも量産型ゆえの戦い方を味あわせて差し上げようッ!!)ピガッ!

「メイレイヲ カクニン トツゲキスル」ダッ!!

麦野「むっ…?」

絹旗「こっちに突っ込んでくる…!無謀な!超スクラップにしてあげます!!」グッ!!

浜面「なんだ…突然連携を乱し、一体が突っ込んできた?」

ルドルフ(…ククク!貰ったッ!!)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

浜面(待てよ…まさか!?)

浜面「だとするとマズイ…!絹旗!後ろへ跳びのいて下さい!!」ガンガンガンガン!!

「……………」バスッ!ガスッ!

絹旗「えっ!?な、なぜ…?」

ダダダダダダダダダダ!!!

浜面「くっ…止まらない!早く後ろへ跳ぶんだ!!」

ダンッ!

「モクヒョウ トウタツ」グ…グ…ググググ

浜面「早くッ!!!」

絹旗「うっ…ううっ!!」ドヒュウッ!

…ピーッ

麦野「な……!?」

ドッゴォオオオオオオオオオオオオン!!!

絹旗「うっ、うぐぅうううっ!!!」ドッシャア!!

フレンダ「じ、自爆した!?」

フレメア「きぬはたぁーーーーっ!!」

ルドルフ(チッ……)

滝壺「き、きぬはた…」

絹旗「はぁ…はぁ…私は大丈夫です!浜面が警告してくれたおかげで超軽症で済みました…」グググ…

ルドルフ『余計なことをしてくれるな浜面仕上!!もう少しで再起不能にすることができたのだかなぁ!?』ピガガーッ!!

浜面(恐れを知らないロボットゆえの捨て身の攻撃か……これはまずいぞ…!)

ピガーッ!?また5位ナンデ!?ケジメします、にしても戦闘描写続きでコメしづらくてすまぬ

ピガーッ!?また5位ナンデ!?ケジメします、にしても戦闘描写続きでコメしづらくてすまぬ

ピガガガガガガーッ!?!?連投!連投ナンデ!?右アームケジメします



「ソンショウ ケイビ」

「セントウヲ ゾッコウ」

ガガガガガガガガガ!!


麦野「ぐっ…!!フイに突っ込んでくる自爆野郎のせいでこっちの連携が崩れつつあるッ!みんな体制を立て直して!!」

浜面「このまままでは押し負ける…どうにかしなくては…!」

滝壺「うっ…ぐっ…」タラ…

フレメア「た、たきつぼ!能力の負担が!!」

絹旗「くっ…くそっ!フレンダ!!廃車を投げつけて相手のフォーメーションを崩します!超援護を………」クルッ


ドガガガガッ!!ガンガンガン!ドヒュドヒュドヒュ!!!!

絹旗「……フレンダ?」

ヂュインヂュインヂュインヂュイン!!

フレンダ「くっそぉー…アイツら攻めに攻めてるって訳!?みんな!援護するから一気に攻撃を……」


……ドゥン………ドゥン………


フレンダ「…あれ?」

フレンダ(なんで私…みんなから離れて…?いつの間に!?)



ルドルフ(…『アイテム』の中で非戦闘員を除いて最も防御能力が低く、不確定要素を含まない者……それは!!)

…ダンッ!!

フレンダ「ッ!?」

「…モクヒョウ トウタツ」ピーッ…

フレンダ(し……しまった!間にあわ…!!)シュボッ!


ボッゴォオオオオオオオオオオオオン!!!!


フレンダ「あうううっ!!!」ドッシャアアアアアアア!!!

ゴロゴロゴロゴロ!ドシャッ!

フレンダ「がっ!…あ……う……」ビクッ…

フレンダ(ど…動揺して接近に気づかなかった…咄嗟にこっちの爆弾で相殺したけれど完全にとはいかなかったか…!)

フレンダ「ぐ…ぐうう…みんなのところに戻らなきゃ……」グッ…




…ジャキッ!!

フレンダ「うっ…!?」

フレンダ(い、今!後頭部に押し付けらているのは…!!!)



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルドルフ『…貴様だフレンダ・セイヴェルン、最初の犠牲者となる者はな』

磁気嵐の発生で一部文書が乱れました、ドーモスミマセン!
フレンダの運命は…?それではラリホー

それではスタート…

フレンダ(い…いつの間にか囲まれてる!!ヤバイ、どう切り抜ければ…!!)グググ…

ルドルフ『おおっと!?ヘタな動きはするんじゃあないぞぉ〜!!間違って引き金を引いてしまうかもしれないからなぁ!!』ピガガガーッ!

グッ!

フレンダ「くっ…!」スッ…

ルドルフ『そうそう!両手を上げろ!!』

フレンダ(私はいつの間にか麦野たちと分断させられて包囲されてたって訳ね…くそっ!!)

ルドルフ『俺の見立てでは貴様は裏で破壊工作を行うタイプの戦闘員…どうやらあまり前線で戦うのは得意じゃなかったようだなぁ!?ン〜?』

フレンダ(あの距離じゃ助けも呼べない…!通信機も妨害電波で使えないし、どうにか引き伸さなくては!!)

フレンダ「…これから私をどうするつもり?」

ルドルフ『安心しろ…すぐにトドメとはいかん!これから『取り引き』をしようじゃあないか!!』ピガーッ!

フレンダ「取り…引きですって?」

フレンダ(こ、コイツ…何を)

ルドルフ『簡単なことだ!!…他メンバーの弱点、アジトの場所を教えろ』

フレンダ「……えッ!?」

フレンダ(ま、まさかこれを狙って私を…!!)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルドルフ『情報と引き換えに貴様と妹の命は助けて差し上げようじゃあないか!!とてもシンプルな取引だろう?』

フレンダ「ば、馬鹿な!そんなことできるはずが…!!」

ルドルフ『…それなら貴様は惨たらしく死に、妹は実験動物となるだけだ』

フレンダ「ッ!!!!」

ルドルフ『悪い取引ではないと思うがねェ〜?所詮ウスラ汚い暗部での繋がりだろう!?そいつらを捨ておけば自分と妹の命が助かるのだ!!選択の余地は無いッ!!』

フレンダ「あ…あううう………そんな……そんなこと………」ガタガタガタ…


ルドルフ(フン…むやみに命を奪うことは論理的ではない!こうして利用し、それと引き換えに命をくれてやるのが最も理想的で論理的だ…ましてやコイツはまだ子供にすぎん!!見上げた覚悟など持っているはずはないのだからなぁ…!)


フレンダ(こんな……こんなことって…!全て喋れば私とフレメアが助かるって訳?でも他のみんなはどうなるの…私たちだけが助かって…)

フレンダ(だ、駄目ッ!何を考えているの!?仲間を見捨てるなんて…!コイツが約束を守る保証もない!!)

ルドルフ『いっておくがこのルドルフ・フォン・シュトロハイル…約束を反故にするような下衆な精神は持ち合わせておらん!!しかし残酷な決断をすることができるのも確かだ……それをよく考えろ』

フレンダ「うっ……うううっ!」

ルドルフ(もう少しだ……もう少しでコイツは完全に折れる!!そこから勝利を手にするのはこの俺だ…!)

フレンダ(わ、わたしは……フレメア、麦野、絹旗、滝壺………浜面!!私はッ!!)ブルブルブルブル…

フレンダ(わたし………は……)ガクガク…

ルドルフ『返答は早めにしてもらおうか!!もう待てんぞォ〜!?』

フレンダ「………じ」

ルドルフ『ンンッ!?』


フレンダ「情報を喋れば…全てバラせば、ほ…ほんとにわたしの『命』…は…助けてくれるの?」ガタガタ…



ルドルフ(きた…!きたきたきたきたぁーッ!!コイツ!!『折れ』たぞ!!!!)


ルドルフ『ああッ!!約束してやろう!!やつらの『情報』と引き換えのギブアンドテイクだ…喋れ、早く喋れッ!!』ピガァ〜ッ






フレンダ「だが断る」




ルドルフ『…ナニッ!?』

ルドルフ(こ、コイツ!!今なんと!?)


ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

フレンダ「へ…へへへへ…!このフレンダ・セイヴェルンの最も好きな事のひとつは…自分で強いと思ってるやつに『NO』って断ってやる事って訳よ!!」キッ!

ルドルフ『きっ…きっ…貴様ァアアアアーッ!!!』ピガァーッ!!


バシイッ!!

フレンダ「うぐっ!!」ベシャ!

ルドルフ(なぜだ…!完全に折れたと思ったのに!!なぜこいつは……)

フレンダ「うううう…!」グググ…!

ルドルフ(この『覚悟した眼』!!なぜここまで精神が強いのだ!?分からん!!理解できん!!)

ルドルフ『本当に交渉に応じないという訳か!?馬鹿め!!チャンスは一度きりだぞッ!!!!』

フレンダ「くどいって訳よ…!何されようと一言一句バラすつもりはない!!」ギン!

ルドルフ『うっ…ぐぐぐ…ぐぐぐぐぐぐ!!!』

スッ…

フレンダ(はぁ…はぁ…この『トッテオキ』を使えば私もろとも、囲んでいる20体を吹っ飛ばせる!!覚悟はもうできている…!!)

フレンダ(わたしの仲間……友達は強い!きっとフレメアを守ってくれるって訳よ!それなら選択肢はこれしかないッ! !)

ルドルフ『…ヌウッ!?妙な動きをするなッ!!』

フレンダ「へっ…!悪いけどあたしの地獄旅行に同行願うって訳よ!!」ググッ…

ルドルフ(やつが握っているのは……もしや!コイツ自爆を!?)

フレンダ(みんな…!)

…………………………

フレメア「お姉ちゃん…わたし、わたしどうなるの?」ブルブル…

フレンダ「大丈夫!フレメアは絶対お姉ちゃんが護るから!!だから……」ギュッ

フレメア「おねぇ……ちゃん」ポロッ…

……………………………

フレンダ「どーも!!今日から『アイテム』に所属するフレンダ・セイヴェルンと妹のフレメアって訳よ!よろしくっ!』

フレンダ「よろしくにゃあ!」ニコッ!

絹旗「わたしは絹旗最愛と申します…超よろしくお願いします」ペコリ

フレンダ・絹旗((にしても…変な口癖だな))

……………………

フレンダ「あ、あいたたた…ドジっちゃった…」

麦野「もう…無茶しちゃダメよ!私たちはチームなんだから!お互い助け合わなきゃ!!」

滝壺「これでよし…ふれんだ、気をつけてね?」ニコリ

フレンダ「へへへ…ごめん!麦野に滝壺!」

………………………

フレンダ「ねえ浜面…あんたはなんで『アイテム』に?」

浜面「ある目的のためです…皆さんが立派な人たちで良かった、感謝しています」

フレンダ「えっ!?い、いきなり褒めたって何も出ない訳よ!!」テレテレ

浜面「…ふふふ、すいませんフレンダ」

フレンダ「えへ、えへへへへ…」

…………………


フレンダ(思えば色んなことがあったなぁ……でもわたしはここで終わりみたいな訳よ)フフフ…


……………………

「覚悟とは…犠牲の心ではないッ!!」

……………………

フレンダ(ごめんね……それ、守れそうにないや……えへへへ……)ポロッ



…グッ!!


ルドルフ『…ッ!?やめ…………!!』


フレンダ(みんな……フレメア……)







フレンダ「…さよなら」










カチリ

















…あれ?

わたし……死んだのかな?


でも………何か違う


………………ンダ


死ぬ直前に感覚がゆっくりになってるのかな?

……あはは、すごい体験な訳よ…


フレ…………………ダ…………



…なんだろこの声


地獄から呼んでるのかな?


…………レン………ダ!

でも……この声どこかで

これって………



………フ……ダッ!!




……そうだ


この声は…………………






…………………………フレンダッ!!!








麦野「…フレンダァアアアアアーッ!!!」ギュオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

…ダンッッッッ!!!

麦野「つぅぅぅぅぅぅ………!!!」ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…!!

ルドルフ『…………な』


フレンダ「むぎ…………の?」




麦野「……っらぁあああああああああああああああああああ!!!!」ブウンッ!



……シュバッ!!

ボッ……………

ルドルフ(こ……光線が薙ぎ払わ……)


ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!


フレンダ『うっ……うおあああああああああああああああああああ!?!?!?』ピガガガガガピーッ!?


麦野「はぁ…はぁ…はぁ…」シュウウウウ…

フレンダ「…………」

フレンダ(………この声だ)


カチリ

フレンダ「……あ」

浜面「…安全装置はこれですね?ロックできました」

絹旗「フレ……ンダ!まだ死ぬには超早すぎますよ…!!」ゼェ…ゼェ

フレンダ「浜面…絹旗…」

フレメア「うわああああん!!お姉ちゃああああああん!!!」ヒシッ!

フレメア「うわっ!」

フレメア「無事で……無事でよかったよぉぉぉぉぉ………」グスグス

滝壺「…よかった、間に合って…
」ヨタヨタ…

フレンダ「フレメア……滝壺……!!」

…ポン

麦野「フー…」

フレンダ「……………むぎの」

麦野「………おバカ、次死のうとしたら真っ二つにしちゃうわよ」ニコ…

フレンダ「………あ」ポロ………

麦野「あたしたちは仲間を…友達を見捨てるなんて、できるはずないでしょう?」

フレンダ「あ……あうう………うううう…!!」ポロポロポロポロ…

フレメア「お姉ちゃん…!」ギュッ…!

絹旗「もう…心配ばかりかけないでくださいよ…!ううっ…」グス…

浜面「無事で何よりです」

滝壺「……うん」ニコ

麦野「ふふふ…」ポンポン…


ポロポロポロポロポロポロポロポロ……


フレンダ(そうだ………聞こえたのは…………………みんなの声だ…!)

フレンダ「……ごめんね……ううううっ…!ありがとう………みんな!!」 ニッ!

それではラリホー

名前のミスがありました!◆致命的なミス◆すまん◆
明日はついに奴が…!改めラリホー

モルダー…あたし疲れてるのよ
それではスタート

ルドルフ『な…ぜ…だ…!?残存戦力の70%を当てていたはずなのに!それを突破したのかッ!?』

麦野「…フン、あんたのおもちゃの兵隊なら大方ぶっ壊しといたわよ?」

ルドルフ『な…なんだとォ!?』ピガッ!?

滝壺「反応は残り15体…元の四分の一」

絹旗「ちょいと手間はかかったけど超気合いれて片付けてやりました!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルドルフ(お…おれはこいつらを追い詰めていたと思っていた……だがッ!!)

麦野「さーて…残り15体、一気に決めるわよ…!!」ズラッ!

ルドルフ「追い詰められていたのは『オレ』だったァアアアアーッ!!!?」ピガガガガガピーッ!?!?

麦野「みんな伏せてなさい!シリコンバーン三枚掛けの…」ヴヴヴヴヴヴ…

ルドルフ『ヌッ…ヌウウウウウウーッ!!残存戦力!!一斉射撃を……!!』

「リョウカ…… ギガッ!?」ギッ…ギギギ…

「メイレイ リョウ…ガガガ…」ピタッ

ルドルフ『エッ!?』ピガ?

滝壺「むだ……!これくらい……なら!止められるっ………!!」ダラッ…

ルドルフ(こ、これはホワイトアルバムの時と…!!)


ブンッ!!


麦野「…これで終わりよ!!全方向360度のメルトダウナァアアアアーッ!!!」ドヒュウッ!!!

ドッ………ドパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ!!!!!

ルドルフ『うっ…!うっ…!!うぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?!?!?』ピガガガガガガガガガガガピーッ!?

フレンダ「す…すごい…!」

絹旗「超一網打尽です!」

浜面(…ベネ(良し)、これなら…)







「………やるねぇ」スッ…

……キャドッ!!!


麦野「…え?」

ボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュ!!ボシュボシュボシュ……ボシュッ……

浜面「な………!?」

絹旗「何が……起こって…!!」

フレンダ「…全部の光線を消した!?」

フレメア「白い………光の壁…?」

麦野(い……一体これはッ!!)グググ…



滝壺「……うッ!?」ピキィン!

ガクッ!!

フレンダ「た、滝壺っ!」ガシッ!

滝壺「あ…あ…あ…と……とてつもなく………大きな……力が………」ガクガク…


「なかなかどうしてやるもんだねェ…『アイテム』のみなさんよぉ〜」バサッ…


フレメア「うっ…上を見て!!」

絹旗「あれは………天使?ありえない、なんなんですか…!!」

浜面(……あれは!あの六枚の羽は!?)

麦野「あんた……まさか」

???「ワリーワリー!ルドルフくん!ちょっと様子見してたら遅れちまったぜ!」

ルドルフ『ハァー…ハァー…遅いぞ垣根!!キモを冷やしたぞッ!!』

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

浜面「垣根……そうか!!ヤツは……学園都市第2位」

麦野「…『未元物質(ダークマター)』の!」






垣根「その通ォーりィ!垣根帝督、ただいま参上ってなぁ…」ニイッ…

バァーーーーz_________ン!!



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フレメア「あ、あの変なポーズとってデカイ翼を生やしてるのが第2位…?」

絹旗「ダークマターって一体なんなんですか…!?超聞いたこともありません!」

麦野「…ヤツは暗部『スクール』のリーダーよ」

浜面「麦野…知っているのですか?」

麦野「少しだけね、アイツに関しての情報は名前、能力名、所属しか知らないわ…特にその能力については」


垣根「マジもんのトップシークレット!!そういうことって訳?…訳よォ〜!?」ニヤニヤ

フレンダ「アタシのことバカにしてる!?」

麦野(にしてもヤバイ…ヤバすぎる!!このタイミングでコイツが出てくるとは…!!)

滝壺「みん…な!」ゼエ…ゼエ…

絹旗「た、滝壺さん…!」

滝壺「あの人の…AIM拡散力場…!強すぎる……強大すぎる!頭をガンガン叩かれてるみたいに感じるッ!!」グググ…

フレンダ「た、滝壺がそこまで…?あんな軽薄そうな見た目なのに?」

垣根「ヘェ!?初対面の相手にそんなこと言うなんて常識あるのかよォ!アイテムさんの教育はしっかりして?」ニヤニヤ

浜面(あの薄笑い…何を考えているのか分からない!一体アイツは……)

麦野「フレンダッ!油断しちゃダメ!アイツは…第2位の力は…!!」



垣根「…つーわけで!」パンッ!

フレメア「…へ?」

垣根「こっちも初対面でブシツケなんだけどよォ〜…」コキコキ

浜面「いきなり何を…!!」








垣根「てめーら全員……消えてもらう」ギン…!

「「「「「「!!!!」」」」」」


………ブワァアアアアッ!!!

絹旗「うっ…うううっ!!」

フレンダ「えっ…?えっ!?」

浜面「何だと!?」

麦野「しまっ……」

フレメア「ひか……りが……」

滝壺(…!?)ビクン!







カッ!!

コォ……ォ…ォ………ォ……








フレメア「……………あれ?」

浜面「…ハッ!!」ガバッ!

フレンダ「あ…あれ?なんとも…ない」

絹旗「め…目が超眩んだままです」ゴシゴシ

麦野「今…私達は何をされたの?」

滝壺(おかしい…!!これって……)







垣根「生まれつきよォー…」コォオオオオオオオ…!

滝壺「うっ!!」

フレンダ「えっ!?」

垣根「俺のする呼吸のリズムは…奇妙なエネルギーを生むそうだぜ!!!」バリバリバリバリ…!!

浜面「た、滝壺さん!フレンダッ!!後ろ…………」


垣根「そしてこれがッ!!未元物質の波紋疾走(ダークマターオーバードライブ)ーーーーーーッ!!!」ゴァアアアアアアアアアアーーーッ!!

ドスドスゥッ!!

フレンダ「………がっ」グラリ…

滝壺「………う」ガクッ

滝壺(光を…放つ……直前、急にエネルギーが………消え)



…バタッ

麦野「…………な!?」

絹旗「うっ……うわあああああああ!!滝壺さん!フレンダァアアアアーッ!!!」


ドドドドドドドドドドドドドドドド

垣根「これでまず『眼』と『手負い』をやっつけたねん?これ戦いのセオリーね!」ニヤッ

浜面「くっ……くそっ!!」ダンダンダンダン!!

垣根「おおーっと!?危ねェ〜〜っとォ!!」スタンスタンスタンスタン!!


フレメア(うそ……でしょ?滝壺とお姉ちゃんが一瞬で!?)

垣根「よっと!」スタッ!

麦野「まさか……さっきの攻撃はハッタリ!?それに乗じて2人を!!」

垣根「ご名答ォー!あんたらまんまと俺の策にはまっちゃったわけよ!」ヒラヒラ

浜面(そうか…さっきの滝壺さんの妙な反応は突然エネルギーが消えたから!そして、あの強い殺気も全てがブラフなのか…?だとしたら…)ゴクリ

フレメア「うわぁあああん!滝壺!お姉ちゃん!しっかりして!!」ユサユサ

フレンダ「…………」

滝壺「…………」

垣根「あー!やめとけやめとけ!半日は起きねえからよ、そうしといたから!」

絹旗「そ……そんなことが」

垣根「次にてめーは『超可能なんですか!?』という!!」

絹旗「超可能なんですか!?……ハッ!」

フレメア「にゃあ!?きぬはたの言うこと予想した!?」

麦野(こいつ…能力も未知数だけど、何を考えているのか分からないッ!!底が知れないわ!!)

浜面「一体お前は…!!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


垣根「『おれの未元物質に、常識は通用しねえ』…決まったか?にゃあ?」ニヤリ

ちなみに技名は即興で考えたやつらしい(本人談)
みんなで叫ぼうダークマターオーバードライブッ!!それラリッ!!

ドーモ!モーター>>1・改善は賢く強い!!それではスタート

麦野「…ふざけんじゃないわよ!」ザッ!

浜面「麦野…!下手に動いてはアイツのペースになるだけです!」

垣根「おーこわっ!!相変わらず凶悪なツラしてんなあ第4位サマは」

麦野「…なぜ」

垣根「ン?」

麦野「なぜ一発で私たちを一掃しなかった!あんたの能力なら可能でしょう…それとも遊びでやっているの!?」

垣根「…はぁ?状況判断に決まってんだろぉ!?ジョーシキねーのかおめーはよー!」ヘラヘラ

浜面(状況判断…?)

垣根「俺たちの目的は『フレメア』と麦ちゃんが持っているであろう『ピンセット』だ、能力で一気にブッ飛ばすのもシンプルでいいがよォー…その2つも消し飛ばすわけにいくめえよ」

絹旗「だ…だからあんな大それた目くらましを…?」

垣根「ま、必殺技ブッパは疲れるし咄嗟に防御されてもめんどくせえし、最善手を選んだ…それだけだな」

浜面(こいつ…!あの偶発的な状況下で2人を排除する最適解を出したというのか?)

垣根「…おっと!あと一つ重要ことがあったぜ!!」ビッ!

フレメア「えっ?」


垣根「おれ、ヒジョーに好きなのよ……だましの『手品』が!!」ニィッ!

麦野「言いたいことは、それだけ?」

垣根「あん?」

絹旗「麦野…!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

麦野「やっぱあんたがふざけていようがいまいがどうでもいい……私達『アイテム』は誇りをかけてあんたらを倒す!…それだけよ」ヴヴヴヴヴヴ…!

垣根「…へえ」ニヤ

浜面「改めて言いますが、『フレメア』も『ピンセット』も渡すつもりはありません」ジャキッ

絹旗「その薄ら笑い…超止めてあげます!」グッ!

フレメア「むぎの…はまづら…きぬはた…!!」

絹旗「フレメア!倒れてる2人から超目を離さないでください!」

フレメア「…うんっ!!」

垣根「いいねぇ…いいぜその気迫ッ!そうこねーとつまんねえからな!ルドルフ!聞いてたろ?お前は手出しせずに包囲だけしてな!!」

ルドルフ『…チッ、了解した!もうバッドカンパニーのバグは取り除いたからなあ!』ピガーッ!

麦野「好きになさい…私達は逃げも隠れもしないわ!」

垣根「…ならよー」

スッ…

絹旗「来ますか!!」

垣根「麦野沈利…てめーの能力で撃ち込んできてみろ」

絹旗「…へ!?」

麦野「…………」

浜面「…何のつもりだ?」

ドドドドドドドドドドドドドドドド

垣根「言葉のままだ…カモォーン!!お
れに一発撃ち込んでみろッ!!」クイクイ!

絹旗(な…何なんですか?今度は自ら攻撃をするよう挑発!?ますます訳が超分かりません!)

麦野「…いいわ、望み通り叩き込んであげる」

絹旗「む、麦野……!」

垣根「グッド!そうこなくっちゃなぁ…」ニタリ

浜面(正面から麦野のメルトダウナーに…?自殺行為か、それとも……)

短くてスマン!しかし君が!泣くまで!毎日更新をやめないッ!!
あ、あと明日からイタリア旅行行ってきます
更新はする!それではラリホー!

それと時差的な問題で時間が8時間ほどバイツァ・ダストします、変な時間に更新してしまったら申し訳ない!

ブォナセェーラ!!規制くらってました…イタリアから現地時間午後6時更新!
それではスタート!

麦野(ヤツの底が見えないといえど、正面からぶつければ能力の見立てくらいは…!前の時みたいに曲げられないように)シュイイイイ…

麦野「…はぁっ!!」ドギュウッ!!

絹旗(いつもの光線よりも色が濃い…?高密度に超圧縮したんですか!)

麦野「さあ!どう来る?」


垣根「……へへへっ」スッ…


フレメア「…えっ!?片手で止めるつもりなの!?」

浜面(バカな…!腕が吹き飛ぶぞ!)


垣根「…ホレッ!!」ガオン!!

絹旗「……えッ!?」

浜面「こ、光線が…!」

麦野「打ち消された!?」

垣根「うわあああ!アチィー!ちょっとコゲめがついちまったぜこの野郎!(ついてねえけど)」パッパッパ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

浜面(一瞬しか見えなかったが…ヤツの手から出た白い光のようなモノが光線を…『消滅』させた!奇妙だがこう表現する他ない!)

麦野(なんてこと…!敵の能力を見極めるつもりがますます訳が分からなくなってしまうなんて…)

垣根「…今、ますますおれの能力が意味不明になったと思ったろ?」

麦野「…ハッ!?」

垣根「そうともさ…ワケわかんねえから未元物質(ダークマター)!そーゆーことだ!分かったかスカタン!」ビッ!

絹旗「うっ…ううっ!」

浜面(こいつはフザけた態度こそとってはいるが…その能力、戦闘センスにおいても超一級!!今まで戦ってきたどんな相手よりも強い…倒せるビジョンが浮かばない!)

麦野(…ダメよ、何か策を考えなくては…この勝負、勝ち目はないッ!!)

垣根「…さーて、サービスタイムは終わりだぜ?今度はこっちから攻めさせてもらうとするかねん!まずは…」ゴキゴキ…

垣根「…もあいチャン!君に決めたッ!」ズビシッ!

絹旗「うぇ!?」

垣根「フフフ!この中で一番…えーと……なんでもいーや!とにかく超再起不能になってもらいますん!」

麦野「勝手な事言ってるんじゃないわよ!」ザンッ!

浜面「一人への集中攻撃を許すはず……」

垣根「ヘーイルドルフくん!」 パチン!

「ジドウ ソウジュウカイシ」

「メイレイケンヲ イタク」

「ホウイ カイシ」

ザザザッ!

浜面「ぐっ…!絹旗に近づけさせないつもりか!」

麦野「いい加減しつこいってーの!」

垣根(なんだあ?ルドルフのヤツ返事もナシかよ!セリフがねーからって…ま、いいか)

垣根「それじゃあ…おれがきちっとやっつけてやるッ!!」ボキボキ!

麦野「く、くそっ!!」

浜面(ダメだ!絹旗だけでは…!)

絹旗「…二人とも!囲んでいる敵に超集中してください!!」

麦野「絹旗!無茶よ!!」

絹旗「私は超大丈夫です!とにかくヤツを倒すきっかけを…!」シュウウウウ……!

垣根「おっ?」

絹旗「…作りますッ!!」…ドッギュウウウウウウウ!!!!

イタリア料理の量が多すぎて腹がハチ切れそうです(苦痛)
明日は日本時間午後5時あたりから更新?
書きだめしときゃ良かった…それラリ!

午後5時に更新すると言ったな…あれは嘘だ
それではスタート!

浜面(能力を使って飛びかかった!?格闘をしかけるつもりか!)

絹旗「先手超必勝ですッ!らあっ!!」ブウンッ!

垣根「おっとぉ!」シュンッ!

絹旗「…はぁっ!!」ズギュンッ!

垣根「あぶねっ!」スタンッ!

絹旗「ぐっ…!らぁああああーッ!!」ドゴドゴドゴドゴ!

垣根「ほっ!ほっ!ほっ!!」スカッスカッスカッ

麦野「なん…ですって!?強化されているはずの絹旗の攻撃を全て躱している!なんて反射神経してるのよ!!」ドギュウン!!

浜面「あの動き…格闘術の覚えがある者の避け方です!しかも相当な訓練を積んでいるように見えますッ!」ガンガンガン!

垣根「へへっ!オレは通信空手で黒帯なんだぜェーッ!?食らえ!地面を伝わる波紋疾走(オーバードライブ)!!」バリバリバリ!!

絹旗「うっ…ぐうっ!!」バヂィイイイイイン!!

麦野「き…絹旗ッ!!」

垣根(…いや)

絹旗「…ッッ!!」ズザザザザザァ!

フレメア「耐え切った!」

垣根「チェー…さっきのふたりと違って一発じゃへこたれねえか、中々厄介な防御力だな」コキコキ

絹旗(この…妙な感じは!次に食らったら確実に超ヤバいです!!なんとかしなくては…!)グググ…

垣根「…オイ、『例のブツ』だ」

ガゴンッ!

「…メイレイ ニンショウ」バシュッ!

麦野「何…?ロボットの一体がなにかを射出した?」

浜面「あれは…」

垣根「よっと!」パシッ!

絹旗「くっ…!仕掛けてきますかッ!」グッ!

絹旗(先ずは防御を固めなければ…!)

垣根「それじゃあ改めて…これがよぉ〜」ジャキッ!

絹旗「…え?」

絹旗(それって………)


垣根「…戦線布告だぜッ!!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!

絹旗「うっ…ううううううっ!!!」ヂュインヂュインヂュインヂュイン!!

浜面「機関銃だと!?ロボットが射出したのはそれか!!」

麦野「の、能力も使わず一体なぜ……」

ヂュインヂュインヂュインヂュインヂュインヂュインヂュインヂュインヂュイン!!!

絹旗「ぐっ……ぐぐぐぐ!」ズリズリ…

浜面「…いや!!銃を使った理由は絹旗をその場に釘付けにするためッ!次にくる一撃は!!」

絹旗(ま…マズイ!このままでは防御しきれ……)





垣根「気づくのが遅いんだよ…アホもあいチャン!!」ダンッ!!

垣根「コォオオオオオ…!!」ギュイイイイ…!

絹旗(こんな近くまでの接近を…!?)

絹旗「しまっ……!!」


垣根「遅えッ!ブッ壊すほど!!」ボゴオッ!

絹旗「あぐっ!!!」メゴン!

垣根「…シュートォオオオ!!」バリバリバリバリバリバリバリバリ!!

絹旗「うっ…うああああああああっ!!」ドッシャアアアアアアアアアアア!!!

フレメア「き…絹旗ぁあああーっ!!」

ドシャッ!

絹旗「あぐッ!!………ぐっ」バタッ…

浜面「…そんな!!」

垣根「ナァーイスフルスイング!ホームランだぜ!」ポイッ!

麦野「あえて能力を使わずに武器で絹旗を…!!」

フレメア「こ、これも…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根「状況判断だ!兵は詭道…欺くこと、おれが能力だけを使うと思って油断したもあいチャンの負けってワケ!さーて…次は新人くんあたりにノックダウンしてもらうかね?」ニイ

フレメア「き、絹旗!しっかりして!」

絹旗「……………う……」ピクピク…

浜面(二人に続いて絹旗までもが…残るは僕と麦野のふたりのみ!勝つことはできるのか…?)

時差のせいで時間感覚が狂ってヤバイ…
みなさんおはようございます!私はラリホー!

チーズ食い飽きた!
それではスタート!

垣根「よっしゃ!仕切り直しだ!ロボット共、一度散開!」パチンッ


ザザザザザッ!

麦野「…浜面くん」

浜面「麦野!このままでは勝ち目はありません!打開策を……」クルッ



浜面(…………ハッ!!)


ドドドドドドドドドドドドドドドド

麦野「…私がやるわ」

浜面「む、麦野…一人でやるつもりですか!?」

フレメア「だっ、ダメだよ!いくらむぎのといえど一人じゃ!!」

浜面「………」

麦野「浜面くん、フレメアと三人を頼むわね」スタスタ…

浜面「…分かりました」

フレメア「えっ!?」

浜面「フレメア…麦野に任せましょう、むしろ僕たちは邪魔になるかもしれません」

フレメア「で……でも」

麦野「心配しないで、すぐに戻ってくるわよ!」ニコ

フレメア「むぎの……」

浜面(あの眼……あれは『覚悟を決めた者の眼』だ!!麦野は……)

麦野「………」ザッ…ザッ…

垣根「おっ?」

浜面(……捨て身でヤツを倒すつもりだッ!!)

ピタッ

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

麦野「フゥー………」

垣根「おーやおやおや!次はリーダーさんがお一人で!?なかなか思いきったじゃ……あん?」

垣根(……こいつの『眼』………これは?)

麦野「……わたしは」

垣根「…………」

麦野「『アイテム』のリーダーよ!すべての決着をつける責任が……!」スッ…

垣根「その小瓶は…」

浜面(あれは……!)

麦野「私にはあるッ!!」グイッ!!

垣根(…って、おいおいおいおいおいおい!!)

ザッ!

垣根「オイッ!それ『体晶』だろ!?バカな真似はよせ!!」

浜面「体晶…!?」

………………

滝壺「うーん…」

浜面「滝壺さん、どうしたんです?その手に持ってるのは…新しい胃薬ですか?」

滝壺「いや…『体晶』っていう新しい試薬品だよ、これを使えば能力をさらに強化した状態になれるらしいんだけど」

浜面「強化薬?副作用は大丈夫なのですか」

滝壺「それが…うーん、実験段階らしくて」

浜面「不安定…というわけですか、それなら使うべきではありませんね」

滝壺「…でも」

浜面「?」

滝壺「これを使えばもっとみんなの助けになるし…前みたいな(Wアルバム)状況の時でも力になれるから…」チャプン

浜面「し、しかし……」






麦野「……はいっ!没取!」パシッ!

滝壺「わっ!」

浜面「麦野!いたんですか」

麦野「ひどーい!さっきから聞いてわよ、浜面くんのカワイイ声を…」ニタァ

浜面「………」

滝壺(う…うう…やっぱ新しい胃薬の方が良かったのかも)キリキリ…

麦野「というわけでこれは預かっとくわよ?強くなったからって身体壊しちゃ意味ないわ!それに滝壺!あんた身体あまり強くないんだから…」

滝壺「う、うん…わかった」

浜面(麦野…やはり止めましたね、そうすると思っていましたけど)

滝壺「…あれ?なんだかはまづらうれしそう」

浜面「フフ…なんでもありませんよ」

麦野「ええっ!?ついに私を受け入れてくれる気になったの!?お布団準備するわねッ!!」クワワワワッ!!

浜面「なってません」キッパリ

滝壺「…………………あああ」キリキリキリキリキリキリ…

………………………………

ゴクゴクゴク…

浜面「麦野…!!」

麦野「…ぷはっ!!」カラン!

垣根「ウソだろ……マジで飲みやがった!」

浜面(こいつ…麦野を案じているのか?それともまた演技か!?)

垣根「早く吐き出せ!とんでもねえ事に………!!」






麦野「……………関係ねえ」


垣根「………なっ!?」

フレメア「!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

麦野「関係ねえよ……!!」ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!

浜面「こ、この生命エネルギー…強い!強すぎる!!!」

垣根「うっ…ううっ!!」



麦野「カンケイ…………ねえんだょォオオオオオオオ!!」ドッゴォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

垣根「うおおおおおっ!!!」ズヒュウウウウウン!!!

ボッゴォオオオオオン!!!!

フレメア「あ……あああ……」ガクガク…

浜面「なんて威力だ……地面に大穴が開いたぞ…!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

垣根(あっ……ぶねえ!!今の一撃はそらすのが精一杯だった!!なんてデタラメなパワーしてやがる!!)

麦野「はぁー…!はぁー…!」ヴヴヴヴヴヴ…!

浜面「確かにとんでもない力だが…しかし!!麦野の身体が耐えられるのか!?」

垣根(コイツは……これを使い続けたら、確実に身体が爆裂して死ぬ!!!今の一撃を撃って本人が1番理解したハズなのに……)

麦野「ぁああああ……!!」ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!!!!

垣根「こいつの眼からは『闘志』が消えていねえ!!」

麦野「………らァアアアアアアアアーーーーーーッ!!!」ズヒュズヒュズヒュウ!!!!!!

垣根「……ッ!!白銀の波紋疾走(プラチナムオーバードライブ)!!」バッギュウウウウウウウウウウウン!!!!!


バッヂィイイイイイイイイイイイイイン!!!!!

フレメア「た……対消滅ッ!!」

浜面「麦野のブーストされた攻撃を相殺した!あれがヤツの力本来の威力なのか…!?」

更新しつつ、ディモールト・ブォナセェーラ!!
DNS逆引きできないとないって規制される……なぜだ
すでにスタート中!

垣根「余裕をかましてる場合じゃねぇッ!!ロボット共!あいつを止めろ!!」

「メイレイ ニンシ……」

麦野「…おらァああアアあっ!!」バッギィイイイイン!!!

「ガブッ!?」ボッグォン!!

垣根「ゲッ!?」

麦野「ぁアァアァアアアァアアあ!!!!!!!!」ボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴ!!!!

ダメージ…ビガーーッ!!エネミーノエネルギーガ…グガーッ!!ビガガガガガガガガガ!!!

浜面「なんて事だ……まるで鬼神ッ……!!おおよそ人間のできることじゃあないッ!!」

垣根(ダメージのフィードバックをものともしてねえ!!マジに止めないとコイツは……!!)

垣根「…フッ!」ドシュッ!!

麦野「…グッ………が!!」ギギギ…

垣根「いい加減……止まりやがれェーッ!!!」バヂバヂバヂバヂバヂ!!!

麦野「ウグゥううううううっ!!」ゴッバァアアアアアア!!!

フレメア「は、弾き飛ばされた!!」

浜面「…いや!」

麦野「…ッああああ!!」ダンッ!!

ズザザザザザァ!!

垣根「耐えきりやがっただと!?(死なないよう調節してはいるが)マトモに食らったハズ!!」

麦野「ウッ………ガアアアアアアアアアアアアアーーーッ!!!!」ゴバァアアアアアアアア!!!

垣根(ゼロ距離で撃ち込みに来たか…だが苦し紛れの攻撃とみた!!)ザッ!

浜面「…マズイ!!あの構えは!!」

垣根「波紋肘支疾走(リーバッフオーバードライブ)!!!」ドガァアアアアアアアアアアアアッ!!!

麦野「ウッ……うあああああああああああっ!!!」バリバリバリバリバリバリ!!

フレメア「そ、そんな……!!」

浜面「麦野ッ!!」

麦野「……がウッ!!」ズガアアアアッ!!

フレメア「麦野!むぎのっ!!!」タタタタッ!!

浜面「もうやめて下さい!!身体がバラバラになってしまいます!」

麦野「………ダ」ググッ…

浜面「うっ…!!」

麦野「ダいじョうブだかラ………まだ、イけル!!!」ズズズズズッ!!

フレメア「だめ……だめだよっ!!むぎのがしんじゃう!!」ブワッ!

麦野「………マダダッ!!」ザンッ!!

フレメア「うあっ!!」

浜面(意識が混濁しているのか!?意思の疎通が出来ない!!)

垣根「ハァー…ハァー…」

垣根(あ、相手の油断を利用するのはおれの得意だが、この『執念』というやつはなかなかやっかいだぜ…油断の反対語みてーなものだからな…しかもコイツの『執念』は底なしだッ!!)

麦野「………ハァアアア」ヴヴヴヴヴヴ…!!!



麦野(………あと)

ムギノ!!ヤメテクダサイ!!ダメッ!ダメダヨォッ!!!

麦野(少しだけ動いて……私の身体!!!)

垣根「…!?このエネルギーはッ!!」

麦野(みんなを……みんなを!守ることができる力を!!!私に!!!!!)

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…!!!!!

浜面(この…空間が歪んで見えるほどのエネルギーの高まりッ!!次の一撃は……100%麦野の身体を破壊する!!)

フレメア「ぁ……あぁあ……あぁ…」ポタポタポタポタポタポタ…

垣根「……やべえぞ!!」



麦野「…ウァあああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」ドッギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!!!!!!!

ギュバァアアアアアアアアアアアア!!!

垣根「ぐっ………!!」メギメギメギメギ!!

浜面「…突き抜けるッ!!」



ギャゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!


垣根「………ぐぁあああああああああああああああ!!!!!!…………………………………ぁア…………」ブシュッ…



フレメア「そん………な……」ペタン

浜面「ヤツを……消滅させた……………」

麦野「……ガァアァァァアあああぁあああ………!!!」ギュゴォオオオオオオオ!!

浜面「麦野!ヤツは死にました!!能力を止めてください!!」

麦野「ぁぁぁあぁああぁああああぁぁぁあああ!!!!!!」ガクガクガクガク…!!

浜面「……駄目だ!能力が暴走しているッ!!うかつに近づけばこちらも…!!」



フレメア「うっ……うっ…ううううう!!!」ダッ!

浜面「なっ!?フレメア!行っては駄目ですッ!」

ガシッ!!

麦野「……ガ……が?」ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…!

浜面(しまった…!!このままでは巻き込まれ……………)

フレメア「………むぎのっ!」グッ!

麦野「………うグッ!!」ピキィン!

フレメア「だめ………止まって!!今すぐ……止まってぇええええええええ!!!」シュイイイイイイイイイイ…!!!

浜面(…………なんだ!?)


浜面「フレメアから……このエネルギーは?大きく…暖かい……これは………」

キュイイイイイイイイイイイイ………

フレメア「ううううう…!!」ギュイイイイイイイイ…!!

浜面(これが……彼女、フレメアの力?だが今まで一度もこんなことは……)


麦野「ぁああガガガああああ………!!」ヴヴヴヴヴヴ……

麦野「ぁ……あぁああぁ……」ヴヴ……ヴ……ヴ……

浜面「暴走状態にある莫大なエネルギーが………」

麦野「ぁ……あ……フレ………メア……?」

フレメア「……むぎの…!!」

浜面「吸収された……のか?」



………シュウウウン

麦野「……………あっ」グラリ…

浜面「ッ!!」


ドシャ…

フレメア「うわぁああああああーーーん!!むぎの!!むぎのぉおおおおお!!!!」ウワアアアアアアアアアア!!!

麦野「………………」ドクドクドク……

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

浜面(フレメアの能力について考える事は後だ……まずは)

浜面「フレメア、すこし空けて下さい……治療をします」

フレメア「えぐっ……えぐっ……」グスグス

浜面(能力が止まったのはいいが…生命エネルギーが微弱すぎる!!それに左手と右目が丸ごと消し飛んでいるッ!!)

浜面「このままでは………!」









浜面・??「「確実に死ぬ…」」

…ハッ!?
それラリ!

◆ディアボロは今も死に続けています◆
飛行機に乗って更新できなくなってしまうので現地時間午前7時投稿!俺がラリホーしそうだ!それスタ

浜面「…………ハッ!?」

フレメア「い、今の声って……」クル…

??「……フゥー」スーッ…

浜面「…バカな!?お前はッ!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根「へっ……!またまたやらせていただきましたァん…」ザンッ!

浜面「なん………だって?麦野の光線で確実に消滅したハズ!!少なくともそう見えた!!」

フレメア「うそ……うそでしょ!?」

垣根「消し飛ばされたように見えたのは、霧状にした未元物質に写したおまえらの背後にいるオレ…そこの第4位が吹っ飛ばしたのは鏡に映ったニセモノってわけだ」

浜面「また……発想の上を行かれたのか…?二度ならず、三度目も!?」

垣根「ま、そういうことだ…しかし驚いたぜ!フレメア・セイヴェルンはとんでもねえ能力を秘めていると聞いたがその片鱗を見れるとはな?」

フレメア「ううっ…!」

浜面「…くっ!!」ザンッ!

垣根「さて…あと残りは新人くんと鹵獲目標だけで、『アイテム』全員を排除しろって命令だったが…」

麦野「………」ヒューヒュー…

浜面(この絶望的な状況……どう切り抜ける…!?)グググ…

垣根「…ひとつ、提案がある」スッ

浜面「……何?」

垣根「『ピンセット』と『フレメア』を置いていけ…そうすればお前らは見逃してやる」

フレメア「えっ!!」

浜面「なっ!?」

浜面(こ、コイツ……いきなり何のつもりだ?だが、敵とはいえ彼の言葉に嘘偽りはないように感じる…)

垣根「フト思ったことだ、お前らはこんなところで死ぬべきタマではない…情けをかけてる訳じゃねーぞ!そこに倒れてるリーダーの『覚悟』に敬意を評してるだけだ」

麦野「……………う」ビクッ…


浜面「…………」

垣根「……オレたちは学園都市っつー腐りきった世界で醜く足掻きながら生きている、浜面仕上…お前も覚悟していたことだろ?これ以上犠牲を増やすんじゃあねえ!」キッ!

浜面「……そんな事は…!」

フレメア「……………わたし」スッ…

浜面「…フレメア!?」

フレメア「私が行けばいいんだよね…?」

垣根「…ああ」

浜面「だっ……駄目です!!連れて行かれたら最後、実験動物と同等に扱われてしまいますッ!!」

フレメア「……でも!!」

浜面「ッ……」

フレメア「みんなが助かるなら…私……わたし………」スタ…スタ…

垣根「…………」

只今帰国!やっぱ日本はええ…
早めのスタート!

……いいのか?


これで………


みんなは助かる……


だがフレメアは?麦野は?


今までの戦いはどうなる?






………………いいはずが無いッ!!

僕の『夢』の過程に…こんなことがあってはならない!!


1人を見捨て、みんなを助けるなんて事は無駄…!!救うのは…全てだ!!!

浜面「……麦野」スッ

麦野「…………」

垣根「ん…?」

垣根(あいつ…何を)

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

浜面「あなたの『覚悟』は…登りゆく朝日よりも、明るい輝きで『道』を照らしている。そして我々がこれから『向かうべき正しい道』をもッ!!」ドクン…ドクン…

フレメア「はま……づら…!!」

垣根「…なんだ!?ヤツから…これは……生命エネルギー!?一体なんだってんだ!?」

バッ!

浜面「麦野…!受け取って下さいッ!!」ズギュンッ!!

麦野「………あぐっ!!!」ビグンッ!!

垣根「なッ!?」

フレメア「は、はまづらの掌から…金色の光が!」

垣根「オイ…オイ……オイオイオイオイ!なんだそりゃあ!!」

ドクン……ドクン……ドクン……ドクン……

フレメア「む、麦野の目と腕が……!!」

垣根「再生している!?」

浜面「フゥーーー……………」シュイイイイイイイ……

麦野「………あ……あ……」ドクン……ドクン…

垣根(こ…この波長のエネルギー…オレの未元物質にどこか……似ている?…いや!ありえねえ!これはもっと別の…)

シュウウウウゥゥゥゥ………

浜面「……ベネ」スッ…

麦野「……………………みん……な………」スゥースゥー…

フレメア「むぎのが……むぎのが!!」

垣根(ほおに赤みが差しているッ!!こいつ他人の失われた細胞を再生させたってのか!?オートリバースにしてもこんな力は聞いたことがねえぞ!!)グググ……

浜面「………垣根帝督」スクッ…

垣根「ぐっ………」

浜面「あなたは悪い人ではないのかもしれない…だが僕には『夢』があります、乗り越えなければならない」ザッ…ザッ…

フレメア「……はまづら」

浜面「だから『フレメア』を渡すわけにはいかない…」ザッ!

垣根(こいつ……こいつの『眼』も!!)



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

浜面「あなたは僕が………いや!僕たち『アイテム』が倒す…!」ジャキンッ!!

…………………………

外国のある男と学園都市の研究員である女性から一人の子供が生まれた………

その男が誰なのか?なぜ別れたのか?そのいきさつは誰も知らない

『浜面の母親』はとても美しい女性であったけれども、あまり良い母親ではなかった

彼女は優秀な研究者であったが、実験に没頭するあまり夜に家をでてしまう事が多かった

寝ていて夜に目をさますと母親が家にいない…1〜2歳の子供にとってそれはどんな恐怖と絶望なのだろう?彼は暗闇の中で泣いても無駄なので、ただひたすら震えていただけだった

そして小学生になった彼は『無能力者』の烙印を押され同級生、果ては教師までにもバカにされ嘲られた

そして彼の分かりやすい劣等感は町のガキどもがうっぷんをはらすのに最も好まれる性格だった

彼は自分がこの世のカスだと信じるようになり、このままでは浜面仕上が心のネジ曲がった人間に育って行く事は誰が見ても時間の問題だった




…しかし、ある事件がきっかけで彼は救われる事になる

いつものように彼が学校の帰り道を歩いているとボブカットの若い男が血を流して石壁の影に倒れていた

生きているのか?死んでいるのかわからなかったけれども数カ所を銃で撃たれているようだった、するとそこに別の男たちがわめきながら走ってくる……

あきらかにこのケガをした男を探している風だった、どんどんこっちへ向かってきて……彼に質問して来た


「あっちへ行ったよ」
彼は嘘をついた…

恐怖は無かった、ただ倒れている男に対し「自分と同じようにひとりぼっちで寂しそうだな」と思っただけだった

そして幸運な事に男の体は『草』がのびて隠れていた、これは彼の秘めたる能力なのであるがまだ浜面自身はこの能力に気づいておらず無意識の行動だった、この事は誰にも言わなかった

一週間頃したころ……『男』が浜面の前にあらわれた、子供から見ればオタマジャクシが泳いでいるような模様とジッパーがついた妙な服の『男』は浜面が庇ってくれた事を覚えていたのだ……

そしてこう言った
「君がしてくれた事は決して忘れない」
なぜ撃たれていたのか…外国から学園都市の調査に来ている、それ以上は何も言わなかった

ほどなくしてクラスメイトも教師も浜面をバカにしなくなった、町の悪ガキどもが満員の映画館で浜面に席を譲ってくれる、『男』は『ギャング』であった、他人にそうさせるだけの凄みがあったのだ

『男』は遠くからただ静かに浜面を見守ってくれているだけだったが他人に劣等感を抱いてばかりいる子供に対しひとりの人間として敬意を示してくれるつき合いをしてくれた

両親から学ぶはずの『人を信じる』という当たり前の事を浜面は無言の他人を通じて知ったのだ、奇妙な事だが………悪事を働き、法律をやぶる『ギャング』が浜面の心をまっすぐにしてくれたのだ

もうイジけた目つきはしていない…彼の心にはさわやかな風が吹いた……

男は浜面がギャングになると言うと
「もう一ペン同じことをぬかしやがったらてめーをブン殴るッ!」
と、厳しい態度をとっていたが……上層部が汚職をやり、研究者が人を人として扱わない浜面の住むような環境では浜面の気持ちを止めることはできない…彼の中に生きるための目的が見えたのだ


こうして『浜面仕上』はレベル5の超能力者にあこがれるよりも……


『いわば『ギャングスター』にあこがれるようになったのだ!!



……………………………………


ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

垣根「…来るかッ!!」

浜面「……無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーーッ!!!」ドバドバドバドバドバドバドバドバ!!

垣根「ケッ!覚悟を決めたようだが、たかが銃弾で倒れる程オレちゃんは甘くねえんだよーッ!!」ギャギンギャギン!

バスッバスッ!!

垣根(なんだ?てんで狙いがついてねえぞ…近くの廃車に誤射もしてやがる!)

浜面「弾丸は弾かれてしまうか…」

垣根「あったり前よ!オレみたいな強キャラが銃でやられたら形無しだろうがッ!」

…カサッ

垣根「オレの最後はよー!噴火する火山に巻き込まれるようなドラマティックな……ん?」

垣根(なんか肩のあたりがムズがゆ…)クル

カサ…カサ……

垣根「…へっ!?」

フレメア「かっ、肩に…!!」

浜面「…………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根「おっ……俺の肩に『サソリ』ィイイイイ!?こんなペット飼った覚えはねえぞッ!?」

浜面「成功したか…….」

垣根「い…一体どこから!……ハッ!」

垣根(さ….さっき誤射したと思ってた銃痕から這い出してきてやがる!!しかもこれはよりによって毒のある種類じゃねーか!)

…ギラン!

垣根「わ、訳が分からねーが早く降り払わなければッ!」ブンッ!!

バシッ!!

垣根「ふ、フゥ〜…あぶ」

…………ビシビシビシ!!

垣根「…へ?この感覚………うげっ!」バシィッ!!

フレメア「さ、サソリをはたいた途端あいつに・に衝撃が…….!」

垣根(いっ…….イデェー!この思いっきり引っ叩かれた感覚ッ!!こいつはサソリをブン殴った威力とまんま同じか!?どうなってんだ!!)

浜面「…まだ終わらせる気はありませんよ」ジャキッ!

ドンドン!!

垣根「さ、サソリはともかく銃弾なんて効かねえっていってんだろーが!!」ドシュッ!!

……クンッ!!

垣根「…ゲッ!?」スカッ!

フレメア「弾が曲がった!?いや……あれは銃弾じゃなくて……!」

ブゥウウウウン!!!

垣根「とっ……『トンボ』だぁ!?弾がトンボに変わって曲がりやがった!!(見えたけど意味分かんねえ!)」

……ギュンギュン!!

垣根「….って弾にもどって……うおおおおおおおおお!?!?」ガギガギン!!

フレメア「は…はまづらの能力!!これって……『生命を生み出す』ことができるの!?すごい!!!」

浜面「ガラス飾りに『トンボ玉』はあるがこれはむしろ『トンボ弾』かな?銃を使う身からしたら中々便利なものですね…」ガシャッ!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根「っぶねぇ……てめえの能力はどうなってやがんだ!俺は手品は大好きだがかけられるのは大っ嫌いだぜーっ!!」

浜面「どうやらあなたと対峙したおかげで力が成長したようです…ぼくの能力!もっと生まれるような気がするッ!もっと何かが生まれそうだッ!!」

浜面(この身体に流れる暖かい力、これもぼくの能力……感覚が研ぎ澄まされているようだ)

浜面「フレメア!倒れた四人を一ヶ所に集めておいてください…!」

フレメア「うっ、うんっ!!」タタタッ!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

垣根(やはりコイツの『眼』!さっきまでの絶望感や無力感に打ちひしがれた眼じゃあねえ!!この凄みは……!!)


浜面「…無駄無駄無駄ァーーー!!!」ドバドバドバドバドバドバドバドバ!!!

垣根「覚悟した者の『眼』!!!」

垣根「…だがなっ!!」コォオオオオオ…

浜面「!」

垣根「やられてばかりのオレちゃんじゃねーっての!!」バリバリバリバリバリ!!!

フレメア「このエネルギーの高まり…!」

垣根「コォオオオオーッ!!!カマイタチの波紋疾走(ウィーズルサイズオーバードライブ)ッ!!」ビッシュゥウウウツウウウッ!!!

バスバスバスバスバスバスバス!!!

フレメア「や、刃状の白いエネルギー波が弾を打ち消した!?」

垣根「へっ!ダメージを反射されようが触れる前にブッ潰せば問題ねえな!(直感だけど)」

浜面「もう弱点を見抜かれたか…やはり恐ろしい洞察力だ」ジャゴンッ!

垣根「てめーの能力がなんだろーがよォ〜…おれは常にその上をいかせてもらうぜッ!!」ニイッ!

繰り返しますが技名は帝凍庫君の即興です
某奇妙なマンガから特別出演!一体何ラティなんだ…それではラリホー!

三人以上いるなら必ず一人がSPW役なのは様式美です、一対一は………
それと垣根は未元物質を波紋に近いものと考えて書いております、納得できない?

凄(ry

1日おいてしもうてすまんな
書きだめなぞ無い!それスタ

浜面(弱点を知られた以上射撃は決定打とならない…ならッ!!)ダッ!!

垣根「突っ込んでくるかいッ!」

浜面「…無駄ァ!」ゴバアッ!!

垣根「へッ!」ガシッ!

フレメア「せ、接近戦を挑むつもり!?」

垣根「いい度胸だぜ!そらッ!!」ゴヒュッ!

ガギッ!!

浜面「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァアアアアアアア!!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!

垣根「大人びたその態度を打ち砕いてやるぜェーッ!!」ボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴ!!


ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!!!

フレメア「す…すごい…!あいつと互角にやり合ってる!!さながら上杉軍と武田軍の如し!!!」

浜面(…今だ!!)

…グッ!

浜面「WRYYYYYァーーッ!!!」ドッギュウウウツウッ!!!

垣根「うぐッ!!波紋キィーック!食らうかァーーッ!?」ドバァッ!!

浜面「ッ!!」ゴガッ!


ズサァッ!!

フレメア「やった…!この戦いで初めて一撃を加えた!!」

浜面「しかしかすっただけです…すかささず攻撃すべし!!」ガンガンガンガンガンガン!!

垣根「ちくしょー…セクシーな頬にかすり傷がついちまった!追い打ちはさせねえぞ!!」グッ!

ドシュウウウウウ!!!

垣根(バカたれがーッ!!射撃は効かねえって言って………)


…グニィッ

垣根(…………へっ?)

…シュ……ゴ……ォ……ォオオ……

垣根(な…….ん………だ……?……反応が…………ワンテンポ遅れて……)

….……シュゴォアアアアアアアアアッ!!

垣根「うっ……ぐおおおおおおっ!?」ギャルンッ!!

パクッ!!

浜面「…仕留め損ねたか」

垣根「うっげ!!」ゴシャアッ!!

フレメア「な、なんか今のあいつの反応……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根「…ハァー…ハァー…」ムクリッ

垣根(今のは一瞬…本当に一瞬だけ『感覚がゆっくり』になった……!!疲れてるのか?いや!ありえねえ…呼吸を絶やさない間は疲労はたまらないはず…!)

浜面「まだまだこれからだ……」ジャギッ!

垣根(これはヤツの拳を食らったせい…これもまた『能力』!!生命エネルギーを強制的に流し込まれたんだッ!!)

垣根「これは……やべえ!一旦空に逃れなくてはッ!」ドヒュッ!!

フレメア「はまづらっ!あいつが空中に…!」

浜面「…逃がしはしない!」ドンッ!!

ビキ…ビキビキビキビキ!!

フレメア「て、手をついた途端植物のツタがっ!!」

バシッ!!

垣根「うおっ!?」グンッ!!

浜面「足を捉えた…」

垣根「ぐぐぐぐっ……やべえ!」ギギギ…

浜面「これで終わりだ…!」ギンッ!

フレメア「や……やった!!浜面の勝ち………」




垣根「………なんてなッ!」ニヤッ!

浜面「…!!」

フレメア「えっ!?」

垣根「コォオオオオオオオオ…!!」シュイイイイイイイイ…!!

フレメア「これは……駄目!はまづら!そこから退いて!!」

浜面「う…ううッ!」スタッ!

垣根「ちぃーと遅いぜ!食らえ植物を伝わる波紋疾走ッ!!!」バリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!

…バリィイイイイイツ!!!!

浜面「ぐ…ぐううううううううッ!!!」ドッシャアアアアアアッ!!!

フレメア「そ、そんな!!」

垣根「ほれっ!」バキィッ!

スタッ!

浜面「ぐっ…!まさか今の攻撃は……」スタンッ!

垣根「お察しの通りよ…なにかしらで俺を空から引きずり降ろそうとしてくるのは予想済み!生き物や植物とかはオレの能力をよく通すんだぜ?」

フレメア「こ、こいつ…はまづらの行動を予測したの…!?」

浜面「フレメア、油断しないでください…彼はまだまだ折れそうにありません」ジャキッ!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

垣根「しかし闘志尽きず…か!面白え!!面白えぞ浜面仕上!!!こんなワクワクドキドキの戦いなんて久しぶりだぜ!!」

浜面「それは光栄ですね、でもそろそろ決着のときです…!」

フレメア(まさに一進一退…!!もしかしてはまづらなら…はまづらなら学園都市第位を倒せるかもしれない!!)


垣根「その話乗った!結構マジな一撃受けてみやがれッ!!」ギュイイイイイイイ…!!

浜面「これで……すべて終わらせる!!」ギュバァアアアアア…!!

フレメア(次の…次の一撃で!決着がつくッ!!」

…ダッ!!

垣根「っぁあああああああ…!!!」コォオオオオオオオオオオオ…!!

浜面「フゥゥゥゥーーーーー………」ギュイイイイイイイイイ…!!

垣根・浜面((これで……決着ッ!!))


ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

フレメア「いけっ…はまづらっ!!おもいっきし…やっつけてやれーっ!!」ブンッ!!



………………………カッ!!


垣根「…っらぁあああああああああああッ!!!!!!」グォオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

浜面「…無駄ァアアアアアアァアアアア
ーッ!!!!!」ギュオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

フレメア「いっけぇえええええ!!!!」






…ドクン!





浜面「…………うぐッ!?」

ガグンッ!

垣根「ンなッ!?」スカッ!

フレメア「え…………」

浜面「う……ぐ……ぐ………」ズ…ズ…

浜面(な……んだ?身体から急に……力が…………)ガグガグ…!

垣根「い、いきなりどうしたってんだ!?なんかの作戦か!!」ドシュッ!!

浜面「あぐっ!!」ボッゴォオオオ!!

垣根(避けない…!?いや、こいつは………)


…ズッシャアアアアアアアアア!!!


浜面「がっ!!」ドザァッ!!

フレメア「は……はまづらっ!!大丈夫!?」ダッ!

浜面「ハァー…!ハァー…!すみません……フレ……メア…ッ!」ゼエ…ゼエ…

浜面(…ダメだ!身体に全く力が入らない…全身の血流が止まりかけているような感覚!立つことさえままならないッ!)

フレメア「さっき…急に力が抜けたみたいに崩れ落ちた…はまづら、これってまさか………」ブルブル…



垣根「『エネルギー切れ』だ」スタ…スタ…

フレメア「!!」

浜面「ぐ…ぐぐぐ…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根「浜面仕上…おめーは麦野沈利の治療をするときに生命エネルギーを使いすぎたんだよ、そしてオレとの戦い…能力による燃料を湯水のように使ってりゃあブッ倒れるに決まってる」

フレメア「そん…….な……」

浜面「………………」ハァー…ハァー…

垣根「どうやら進化した能力を初めてゆえか使いこなし切れてねーみたいだぜ?その結果がガス欠だ…残念だったな」

フレメア(みんなに続いてはまづらまで……もう……これじゃあ……)

浜面「…ぐっ!!」ジャキンッ…!

フレメア「なっ…はまづら!もう動かないで!これ以上は身体がもたないよ!!」ガバッ!

垣根「よせ!!お前…いや、『アイテム』の覚悟はしかと見極めさせてもらった…もう終わりにしろ」

浜面「……駄目だ…!これでは駄目なんだッ…!!」ゼエゼエ…

垣根「そこにいるフレメア・セイヴェルンも上のクソ野郎共に引き渡した後、すぐに奪還して逃がしてやる!!だから……」

フレメア「う……ううう……」

浜面「…違う……違うんです……」ググググ…

フレメア「はま…づら…」ポロ…

垣根「違う…?」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

浜面「僕が屈してはいけないのは…あなたではない!あなたを差し向けた『学園都市の闇』そのものだッ!!この浜面仕上には…正しいと信じる夢がある…!だから…みんなのためにも!ぼくのためにも!決して屈してはいけないんだッ!!!」ギン…!

垣根「おめー…!!」

フレメア「う……うああああ……!」ペタンッ…

垣根(こいつ……マジでブッ飛んでやがる!!この恐ろしいまで真っ直ぐな精神……まるで『黄金』のごとく輝く精神は……!!)

垣根「…フー」

浜面「ハァー…ハァー…!」ググググ…!

垣根「浜面仕上、おめーとは敵としてじゃあなく…仲間として出会いたかったぜ、だが!オレがすべて終わらせてもらう…」キィイイイイイイイ…!

浜面「ぐっ…ぐっ!!」ギ…ギ…

浜面(トリガーを引く力さえ残っていないのか…?くそ……クソッ!!)

フレメア「あ………あ……ああ……」ポロポロポロポロポロポロ……

フレメア(きぬはた…たきつぼ…おねえちゃん、むぎのにはまづら!!ごめんなさい…ごめんなさい!!私のせいでっ!!)

垣根「….これで終いだッ!!」…ズヒュウウウッ!!!


シュゴォオオオオオオオオオオ…!!

浜面「ぐ……うううううう……!!!」

フレメア「はまづら…はまづらーっ!!」ボロボロボロボロ…!











「………ドラァアアアアアアーッ!!!」ボシュウウウウウウウウウッ!!!!

…ギュガッ!!!

フレメア「え………?」

垣根「な…………」

浜面「……ッ!?」




フレメア(空から……人が……!?)




「….よっとォ」ダンッ!!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


垣根「なっ…なんだァーッ!?いきなりなんなんだてめえはッ!?新手にしてもこれ以上『アイテム』にメンバーは…!!」

浜面(なんだ…何が…起こったんだ!?光弾が逸らされたのか?この男は…
一体…!!)


「…あー、いきなりで悪いンだけどよォ〜」

垣根「あ…!?」

浜面(…こいつは!!)








一方通行「このケンカ、東方通行が引き継がせてもらうぜェ…?」

バァーーーz__________ン!!

ジョルノVSジョセフの次は息子VSジジイだ!!その血の運命ッ…!!
それと垣根は未元+波紋ではなく未元=波紋(に近しいもの)と定義して書いております、浜面は能力をブーストさせて垣根と互角に立ち回ったが最後のクロスカウンターで力尽きてしまった……
どうなる!?わからん!!ラリホー!!

クリスマス[ピーーー]べし、慈悲はない
それではスタート!

数日前、学園都市某所

黒服「以上だ、何か質問は?」

一方通行「……あのさァ」

黒服「何だ?」

一方通行「前のよォ〜…ショタコンのサラシ女をやっつけた任務で借金返済じゃねーのかよッ!!」バンッ!

黒服「…君の借金、『レベル6シフト実験』は当初の予想よりもずっと小規模だ…二回の任務で返済できるなら幸運だと思わないかね?」

一方通行「都合のいいこと事言いやがって…てめーらが勝手におっぱじめたクソッタレ実験のクセによッ!!」ドサッ!

黒服「….質問は以上かね?」

一方通行「…それと」

黒服「?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方通行「学園都市が今後一切『打ち止め』に関わらないっつー約束は守るんだろーな…?」ギン…!

黒服(…ッ!)

黒服「も…もちろんだ、いかような研究機関も『打ち止め』を実験の対象にはせず、君への干渉も極力控えるという約束を忘れてはいない…」

一方通行「…ケッ!わーったよ…任務の内容は交戦するであろう二つの部隊のアンタの方に味方すりゃあいいんだろォ?了解しましたァ…」スクッ

黒服「あ、ああ…宜しく頼むぞ……」

カツ…カツ…

一方通行「あーあ……」

一方通行(アイツ(打ち止め)の為とはいえど、学園都市の暗えトコに首突っ込むのは気が進まねェなあ…二度と関わらねーつもりだったが)

一方通行(…まあ仕方ねェ!打ち止めに関わらせないようにすりゃあ妹達にも関心は無くなるだろう…そしてこれを機会に学園都市のクソな部分とはオサラバだ!)パシッ!

一方通行「にしても…兄貴ってのも楽じゃねェな…ハァ」



カツ…カツ…


…………………………………


一方通行「…とまあ色々あっておれはアンタらに助太刀させてもらうってワケだ、よろしくなァ」

フレメア「う…『上』が根回ししてたって事…?」

浜面「ぐ……!」

浜面(僕たちは苦戦…むしろ負けるのを前提に泳がされていたという事か…!クソッ!!)

垣根「…オホホーン!オホッ!オホッ!オホーン!!」ゴホゴホ!

一方通行「ア?どうしたんだ、風邪か?」

垣根「ちげーよっ!!オレはぜーんぜん納得してねーんだよッ!!いきなりなんなんだおめえは!?飛び入り参加は受け付けてねーっての!」

一方通行「へいへい、そりゃあ悪うござんした…でもこうやってエントリー済みなんでな?付き合ってもらうぜェ」

垣根(んだとォ〜?この野郎…!一体何者……待てよ、こいつの見た目…ひがしかたみちゆき…東方通行…まさかこいつは…!!)

スッ…

一方通行「フム…アンタのダメージはおれの能力じゃあどうしようもねえみてーだな、ちぃーと休んでてくれ」

浜面「あ….ありがとうございます、しかし…あなたは一体何者なんですか?」グググッ…

フレメア(何か…どこかで見たような…?)

一方通行「あー…おれは…えーっと」






垣根「…学園都市第一位『一方通行(アクセラレータ)』だろ?」

一方通行「…!!」クルッ!

浜面「…何ですって!?」

フレメア「こっ……この人が学園都市の第一位!!ほ、ホントなの!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方通行「すでにご存知か…結構バレんだよな最近….チクショー」ポリポリ…

垣根「オレのダークマターをそらした能力…『ベクトル操作』のタマモノだろ?それにその常人ではありえない白い肌、赤い眼…能力の副作用と聞いたことがあるもんでな!」

フレメア「この人が…!」

浜面「学園都市…最強の!」

一方通行「オイオイ…!そんなとこまで知られてんのか!聞き遅れたがてめーこそ何モンだ…!?」

垣根「えー……学園都市第一位の上!!隠しボスだッ!!」

一方通行「ヘッ!?そんなヤツがいるのかよォ!?」

垣根(くっそー…第一位がお出ましとは流石に予想を超えてやがる!とりあえずハッタリかましてビビらせて……)





フレメア「あの人は第2位の垣根って人だにゃあ」

一方通行「あ、そーなんだァ」

垣根「オイッ!」

浜面(彼が……そんな人物を差し向けるとは、『ピンセット』…いや、『フレメア』に上層部は限りない価値を見出しているとでもいうのか…!?)


ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

垣根「…ったくよぉ、フザケた野郎だ!だがちょうどいいぜ…オレの上にいるやつがどんな奴だと思っていたがな、この機会に!下剋上といきますかッ!!」バシッ!

一方通行「フザケた奴ゥ?それはコッチのセリフだってーの!!第2位がなんだろーが…おめーには眠っててもらわなきゃなンねェンでなァ!!」ザンッ!


フレメア「い….今から学園都市の最上位ランカーどうしが戦うの…!?」

浜面「未元物質と….ベクトル操作…?この二つがぶつかるというのか…!!」


垣根「しかし不健康そうなヤツだなぁ!根拠はねーけどてめーのオヤジはおちゃらけた熟年浮気野郎な気がするぜェーッ!」ビッ!

一方通行「ハァ!?おめーこそチャラチャラした見た目から根拠は無ェけどすぐキレるファッションセンスゼロの息子を生みそうだなァ!?」バッ!

浜面「えっ」

シィーン……………………

フレメア(れ…レベル低……)



垣根「……プッ!!ウハァーーーーッハッハッハッハッハッハッ!!!!!!」ゲラゲラゲラゲラ!!

一方通行「……ンフッ!!イヒィーーーッヒッヒッヒッヒッヒッ!!!!!!」ゲラゲラゲラゲラ!!


ウホハハハハハハハハハ!!!フヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ!!!

浜面「……………」

フレメア「……えーっと」








垣根・一方「「….テメー!ブッ飛ばすッ!!」」ギンッ!!


はまフレ「アイエッ!?」
それではラリーホ

自己紹介不可避
それスタ!

フレメア「!!」

垣根「コオオオオーッ!!星屑の波紋疾走ッ!!(スターダストオーバードライブ)」ドバドバドバドバドバドバドバドバ!!

一方通行「ドラララララーッ!!ベクトルスクラップ弾ッ!!」ドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュ!!


ボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴ!!!!


浜面「うっ……ううッ!!」ズズズ…!

フレメア「きゃあああああっ!!」コテン!

浜面(ふ…2つの能力がぶつかった瞬間…!とんでもない衝撃だッ!!)


シュウウウウウウ……

垣根「お…オレの未元物質にガラクタをぶつけただけで相殺しやがった…!?」

一方通行「それがウワサの未元物質かァ、なかなかのモンだな!」ニヤッ

垣根(ベクトル操作はその名の通り物体のパワーの大きさ、向きをコントロールできるらしいが…ダークマターを打ち消す程の威力ッ!チートかよ!?)

一方通行「オイオイ?もう終わりかホスト君よォーッ!?」

垣根「だれがホストだこの白アスパラ野郎め!直接ブン殴ってやらぁーッ!!」ドシュンッ!!

一方通行「上等だァ!来やがれッ!!」グッ!

垣根「うおらぁあああーッ!!」グオオオオ!!

ガシイッ!

一方通行「…ッ!ドララララララーッ!!!」ドゴドゴドゴ!!


ガンッ!ガンガンガンガン!!ボゴボゴホゴッ!!

フレメア「りょ…両者一歩も引かずっ!」

浜面「彼(一方通行)の拳が白い光を弾いている…なんという防御力…!」

垣根「チクショー!めんどくせえ能力してんじゃねーぞ!!」バリバリバリッ!

一方通行「…ケッ!それもおめーに言われたくねェなあ!!」バシバシバシ!

一方通行(しっかし本来なら相手の腕が変な方向にヘシ折れるちまうぐらいなのにこいつのエネルギーは上手く反射できねェだと…?未元物質の名の通り上手く解析させてくれねえかッ!!)

垣根(クソー…!!能力のせいもあるがコイツはやけにムカつく!物凄くいけすかねえッ!!1位2位関係無くだ!!なぜなら……)

一方通行(おれは大分温厚な方だと自負してはいるが…こいつに関しては物凄く腹が立ちやがるッ!初対面なのに!なぜなら……)



ガンガンガンガンガンガンッ!!


垣根・一方((よくわからん(ン)がこいつどこか『オレ』に似ている気がするッ!!理不尽だが…そこが滅茶苦茶ムカつく!ブッ飛ばすッ!!))ギギギギ…!


フレメア「ふ…2人の間ではどんな心理が渦巻いているんだろう…!きっととんでもなく殺伐とした…!!」

浜面「…どうなんでしょうね、知る由はありませんがッ……!!」グググッ…!

き…キレるまでは気のいいあんちゃんですし…
それではスタート!

フレメア「は、はまづらっ!もう立てるの…?」

浜面「ええ…少し休むだけでも多少は血が巡るようになってきました、万全とはいえませんが」フゥ…フゥ…

一方通行「よっ…とォ!おい茶髪の兄ちゃん!」ズサッ!

浜面「ご迷惑おかけしました…!今すぐ援護を!」ジャッ…

一方通行「いーや!そこに倒れてる四人とガキんちょ連れて逃げろッ!!」

フレメア「ガキんちょ!?」グサッ!

浜面「し…しかし!」

浜面「おれの任務にゃあアンタらを逃がすってことも含まれてる!それにこの戦いで、倒れてるヤツを巻き込まない保証できねェしな!」ボシュッ!!





垣根「なにゴチャゴチャ言ってんだぁ!?オレが許さねーってんだろッ!!」ドッシュウウウウウ!!

一方通行「…っとあぶね!ベクトルシールドッ!!」ガギュイン!

フレメア「きゃっ!!」

一方通行「見ての通りここは危険地帯だぜェ…それにアンタ、まだやり遂げてないことがあるんだろォ?」ニイッ!

浜面「…!」

一方通行「そんなら立ち止まってるヒマはねえ!ここはおれに任せて早く離脱しとけ!ドラァッ!ベクトル飛び蹴りッ!!」ドッバァアアアーッ!

垣根「うおっ!?」ギャルンッ!

浜面「…分かりました!フレメア!四人は僕が能力で運びます…車の方へ!」メキョメキョ…

フレメア「う…うんっ!白いお兄さんありがとうだにゃあ!」タッ!

垣根「あ、アイツ木のツタで仲間を運んでやがる!させるか…」

一方通行「ヘヘッ!悪いがおめーの相手はオレだぜェ!付き合ってもらわねえとな?」ザッ!

垣根「ちっ、チクショー!」

垣根(やべえ…こいつを振り切って『アイテム』の奴らを追うのは今んとこ無理だ!気がすすまねえがシーザー達に通信を…)ピッ

「只今電波が繋がりません…時間をおいて再度お掛けして…」ツーツー…

垣根「…ハァッ!?繋がんねえだと…!?一体何がどうなって……!」

一方通行「戦い中に電話かけるなんてマナー違反も甚だしいなァ!!ベクトル鉄骨弾ッ!!」ドウドウドウドウドウドウ!!

垣根「ゲッ!?」

ドズドズドズドズ!

垣根「おっ!おわわわっ!?」スタッ!スタタッ!


フレメア「あの人(一方)…大丈夫かな?」タタタタッ!

浜面「彼を信じるしかありません、仮にも第1位ですし」

フレメア「う…うん」

浜面(そうだ…今は信じるしかない、僕がやるべき事はみんなとフレメアを護ること、それだけだ…!)


タタタタタタ…

シュウウウウウ…

垣根「ぶ…ぶねぇー…!余所見してる場合じゃねえ!よくもやってくれやがったな!」スクッ!

コツゼン

垣根「…へ?」

垣根(や…ヤツが消えた!?今の一瞬でどこへ……!)キョロキョロ

「……ここだよォ」

垣根「…あっ!?」クル!


一方通行「ここだよって言ってんだろーがよォーッ!ドラァアアアーッ!!」ドシュウウウウウウウウウッ!!!

垣根「しまっ……ごはぁああああああっ!!!」ボッゴオオオオオオオ!


フレメア「す…すごいっ!やつを吹っ飛ばした!!!」

浜面「フレメア!戦いを見てる場合ではありません…今はとにかく逃げますよ!」タタタタタ!!

垣根「がはっ!!」ドシャッ!!

垣根(う…ぐ…未元物質のガードが根こそぎ剥ぎ取られた!奴は今、オレの周りに突き刺さった鉄骨の一つに蜘蛛男みたいにくっついてやがったのか…!)ズズズ…

一方通行「柱をぶン投げてそれに乗る…昔読ンだ漫画のマネごとだが上手くいったみたいだなァ?」スタスタ

垣根「クソが…!どこの桃白白だよ!!」グググ…!

一方通行「オイオイ!結構なダメージみてーだぞメルへン君?そのまま寝てた方が…」



ピシィッ!

一方通行「…あ?」

垣根「へっ…」ニッ…

一方通行「何だァ…?足に巻き付いたのは…絹糸?」

垣根「…よっとぉ!」ピインッ!

…バババババッ!!!

一方通行「なッ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根「まんまとかかりやがったな…!オレに一撃加えたら必ず油断すると思ってたぜッ!」

一方通行「なんだこりゃ!?いつの間に地面に糸を張り巡らせて…うお!?」ビシビシビシッ!

垣根「気づくのが遅えんだよォー!!糸を伝わる……波紋疾走ッ!!!」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!

一方通行「うぐゥウウウウウウッ!?」バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ!!

ドサッ!

垣根「形成逆転ーッ!!てめえと殴り合ってた時に密かに糸(自前)を這わせておいたのだ!オレみてーなタイプは転んでもタダで済まさねーんだよ!!」ビッ!

一方通行「………」ビ……ビビ……

垣根「おやおや〜?返事もできないのかな!?ムカつくから三日三晩は目が覚めないくらいに………」




一方通行「…………ハァー」ピクッ

垣根「…あ!?」



スクッ…


一方通行「確かに………結構効いたぜェ……うぐ」グッ…!

垣根「う…そだろ!?オレの未元物質をマトモに食らっておいて立ち上がるなんてありえねえ!まさかテメェ………」

この二日ガバガバ更新申し訳ありませェん…続きは夜です

原作浜面の個性は犠牲になったのだ…バニー好きは共通してるからセーフ
しかしこの二人、裏のかかれ方も似ている…再開!

一方通行「お察しの通りだ!身体中の細胞がイッキに麻痺するような感覚があったんでなァ…神経にベクトル気合一発ってワケだぜェ…!」フゥ…フゥ…

垣根「ぐっ……!」

垣根(こいつベクトル操作を自分の体にも使えるのか!今ヤツに食らわせたのは殺傷能力のない、戦闘不能にさせるための未元物質…気付けされちまったらダメージは薄いッ!)

一方通行「お互い一発づつ打ち込めたな!第二ラウンドと行こうかァ!?」

垣根「…クソッタレ!上等だコラァ!!」グンッ!

一方通行「来やがれッ!」

ガシッ!ガギッ!ガンガンガンガンッ!!

垣根「おらぁっ!!オラオラオラオラッ!!!」ドシュッドシュッ!

一方通行「う…!ドララララァ!!」ドゴドゴドゴドゴ!!

垣根「っとお!!どうしたどうした!?デカイ口叩いた割にはチト動きが鈍いぜえ!?」スタンッ!

一方通行「ケッ…!最近運動不足気味なだけだッツーの!!」

垣根「はーん!!そんなんだから不健康そうに見えるんだよーッ!バーカ!」

一方通行(コイツ好き放題言いやがって…!そりゃあ意識ストップする直前から無理矢理気付けすれば調子出ねェに決まってんだろォ!!)

垣根(…しかし挑発するのはいいがオレも無視できないダメージ食らったのは事実!ここらへんでカウンターを入れて…!)グッ!

一方通行(このまま時間をかけていたらジリ貧なのは目に見えている!一発逆転だァ!ここらへんでカウンターを入れて…!)グッ!


…ダンッ!!

垣根「…おらぁああああっ!!…って何でお前がオレのベストラインに重ねてんだよッ!?どけ!!」ドシュウウウウッ!!

一方通行「ドラァアアアアッ!!…ってどけるワケねーだろォ!?」ドシュウウウウッ!!

垣根・一方(や…やべえ!!このままだと近距離で能力がぶつかって…!!)



…ボッゴォオオオオオオオオオオ!!!

垣根「うげーッ!!!」ドッバァアアアアア!!!

一方通行「ぐわーーッ!!!」ボッギャアアアアア!!!















垣根「うごあっ!!」ズッシャアアアア!

一方通行「ぐおあっ!!」ドッシャアアアア!

垣根(う…ぐ…!こ、こいつオレの攻撃を見抜いてぶつけてきたのか…!?)グググ…

一方通行(ありえねェだろォ…!一瞬のうちだぞ!能力者とはいえ精神系ではねーのに!!)グググ…


ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

垣根・一方((だがコイツはやってのけたッ!まさか全て見抜かれているのか…?なんて恐ろしいヤツなん(ン)だ………!!))ダラダラ

ただのギャグやんけ!?
しかし明日決着ッ!それラリ

アイテム側は結構シリアスだったのになぜこうなった…
それではスタート!

垣根(だがこっちには…)

一方通行「クソ…!能力をぶつけ合うだけじゃあラチが明かねェ!」スクッ!

垣根「へへへ…雪国モヤシ君よ!オレが能力頼りのサンシタに見えるかね…?」ムクリ

一方通行「…アン?」

垣根「結構素早いんだぜ……?」クイッ

一方通行(なんだ…?ヤツの手から伸びているのは…)

垣根「…オレはよォーッ!!」ピンッ!!

一方通行「テメェ!一体何を…!」




…シュウウウウウウウウウウ!!

一方通行「… ハッ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根「そうだ…この糸に続くのは!」

一方通行「手榴…弾ッ!?いつの間にくっつけられてたンだ!?」シュウウウウウ!!

垣根「揉み合っていた時にちょいとな!そのまま吹っ飛びやがれーッ!」

一方通行「…フン!こんな小細工なんてなァ!」バシイッ!

垣根「フハーッ!!オレが一発で済ます思ってんのかよぉ!?よく見ろ!振り払った爆弾にも沢山糸がついてるだろ…」



…ピンピンピンピンッ!!

一方通行「な…何ィーッ!?オレの背中に!!」

垣根「さらに沢山の手榴弾ッ!ルドルフ特製の小型爆弾を味わいやがれーっ!!」

垣根(やった…!いくらヤツのベクトル操作が強力だろうとその衝撃を殺せるワケではない!怯んだところにトドメを食らわしてやるッ!)

一方通行「そうだよなァ…」

垣根「…は?」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドド


一方通行「オレもよォ〜…こんなチャチな手でやられるほどサンシタじゃねーぜェ!!」ニイッ!

グルンッ!

垣根「んなッ!?上着を脱いで…」

一方通行「ドラララララァ!廃車のスクラップで圧縮ッ!!」ドゴドゴドゴッ!!

…メキメキメキメキ!

垣根(ば…爆弾を…!!)

一方通行「圧縮圧縮ゥ!!さらに圧縮ッ!!」



ボゴン………!!

垣根「む…無力化しやがっただとォーッ!?」

一方通行「グレートにベクトル式爆発物解除ってワケだぜェ!!」

一方通行「そンでついでにィー…」キュイイイイイイイ…!

垣根「…はぁっ!?」


…ズズズズズ!!

垣根(オ…オレの両脇の廃車が…!!)

一方通行「テメェも圧縮だ!!ドラァーッ!!」バチンッ!!

垣根「しまっ…………」


…ズシャアアアアアアアアアアアアアッ!!!

垣根「ぐっ…ぐああああああああああっ!!」メギメギメギメギメギメギ!!!

垣根(が…あ…!ぜ、全身の骨が悲鳴をあげていやがるッ!脱出しなければ!!)コォオオオオオオオオ!!

一方通行「そのままサンドイッチになるンだなァ!!」

垣根「そうは…いくか!!金属を伝わるッ!銀色の波紋疾走ーッ!!(メタルシルバーオーバードライブ)」バヂィイイイイイイイイイイイイイッ!!!

一方通行「うお!?」ダンッ!


ボッゴォオオオオオオオアアアアア!!!

垣根「うぐっ!!」ドシャアッ!!

一方通行「チッ…!脱出されちまったかァ」

垣根「ぐ……あ………!!」ビク…ビク…

垣根(下手こいちまった…!このダメージはマズイ…能力を使って多少は身体を支えられるがキズを治すような効果はねえ!次に直接殴り掛かられたら確実に押し負けちまう…!)

一方通行「メルヘン野郎…!おめーかなりタフだったがよォー…もう終わりだ、その軽薄なツラを矯正してやンよ!!」

垣根(こ…こうなったら…!)

一方通行「もう降参しとけ!お前にはおれを倒す『策』は残ってねェぞ!!」

垣根「いや…」ググググ…!

一方通行「オイ…!この後に及んでまだ抵抗するつもりか!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根「たったひとつだけ『策』はあるぜ!オメーを倒すためのな…!」

一方通行「な…何だとッ!一体何なンだソレはッ!?」

垣根「へへへっ……それは」

一方通行「それは…!!」









…クル!ダッ!!


垣根「 逃 げ る ん だ よ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ ー ー ー ー ッ ! ! ! !あばよ雪ウサギ野郎ォーーッ!!!」ダァーーーーz________ッ!!!

一方通行「…ハァアアアアアアアアアアーーーッ!?!?!?」ガビーン!

ピューッ!!

一方通行(いっ…一体何なンだあの野郎は!?しかも逃げ足速ッ!!)

一方通行「ま、待ちやがれ!おいそれと逃がせるかッ!!」ダッ!!

垣根「ケーッ!!待てと言われて待つ馬鹿がいるかよ!スカポンタン!!」ダ
ダダダダダダダダダダダダダダダ!!!

カクッ!

一方通行(ヤッベ…角を曲がって…!)タンッ!

一方通行「…いねェーーー!!どこ行きやがった!?」キョロキョロ!

一方通行(オイオイオイオイ…!!このまま逃がしちまったらおれァ大マヌケだぞォ!?任務は『アイテム』を離脱させるだけでいいとは言っていたが…)

一方通行「く、クソッタレ!おれのメンツがボロボロのまんまで…!!」




「…うおーいっ!!」

一方通行「ア!?」

一方通行(…野郎ッ!!)

垣根?「オレはこっちだよーん!!鬼さんこちらーッ!!」

一方通行「うおあああああ!!!とにかくてめえムカつくってンだろーがッ!!ベクトル弾!!!」ドッゴォ!

垣根?「こちっ……」ボシュッ!

一方通行「…なッ!?消えただとォ…能力で映し出した囮か!!」

「こっちこっちィ!」

「バーカ!スカタン!」

「テキーラ酒を持ってまいりましたのぉん!!」

「ハッピーうれぴーよろピクねー!!」


一方通行「…っおあああああああああああああああああ!!!!クソムカつくゥウウウウウウッ!!!」グオオオオオオオオ!!!

ドヒューン!ドヒューン!ドコニイヤガンダァーッ!?ドウドウ!

垣根「ハァ…ハァ…!ヤツが囮に釣られてる間に『ワナ』は仕掛けた!後はヤツをどうやって嵌めるか…!」

垣根(この垣根帝督…戦術故逃げることはあっても、戦いそのものを放棄したことは決してねえ!ここはやはり『糸の作戦』でいく…ヤツを縛り上げてあとはトッテオキを食らわせるだけだ!!)

…オオオオオ

垣根「…ん?」

…ウオオオオオオオ…!!

垣根「うっ、うおあっ!?」グルンッ!!


一方通行「ウオオオオオーッ!!見つけたぞこの野郎ォーー!!!」ズウンッ!!

垣根「あ…あらら…ずいぶん早いお着きで……」

一方通行「思いッ切り跳んで空から見たら1人だけ逃げてたンだよ!バレバレだろうがッ!!」

垣根「…へッ!だが感謝するぜ!わざわざワナに踏み込んできてくれたんだからなぁ!」

一方通行「ハァッ!?ワナだと?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根「そうともさ…囮を放つのと同時に臨界点ギリギリまでエネルギーを込めた未元物質の塊をこの廃車場のあちらこちらに仕掛けておいた!(これはホント)それが限界を越えたら?」

一方通行「大爆発っつーワケか…!」

垣根「ご名答ォ!!しかもてめーを捕縛するワナも起動ず……」





一方通行「…ン?これか?」プツンッ


垣根「…へっ!?」

垣根「なっ….何ぃイイイイッ!?オレの糸のワナがッ!!根こそぎ切られてやがる!?」

一方通行「アホかテメーッ!!一度やられた手にホイホイと引っかかるわけねーだろがッ!!糸はぜーんぶ切っといたっつーの!!!」

垣根「そ…そんな…」ヘタリ

一方通行「残念だったなァ?作戦失敗だ!おとなしく寝てやがれ!!」ジリ…


垣根「うっ…うっ!!オレのそばに近寄るなぁああああーッ!こねーでくれええええええ!!!!」ズリズリ!!

一方通行(…ハァ!?)

垣根「ゆるしてくれー!!第1位様ぁあああ!!!!」ズリズリ!!

一方通行「こ…こいつ!!」




一方通行(こンな態度とるなンて明らかにおかしいぞッ!!此の期に及んでまだバカにしてきてやがる…!!)

垣根「へ…へへ…」

一方通行「ぬおおおおお…!!いい加減にしやがれ!!おめーってやつは……!」








垣根「…次にてめーは『グレートにムカつくぜェ!』という!」

一方通行「グレートにムカつくぜェ!………………………ハッ!!!」

垣根「そうだ!人をムカつかせるのは得意なんだよ….オレはなーッ!!」ビインッ!!

…ビシュビシュビシュッ!!

一方通行「な……!!切断したはずの………糸がッ!!!」



ルチャアアアアアアアア!!!!

一方通行「うぐゥッ!!!」ビシィイイイイイイイッ!!

垣根「ロープマジック成功!お前が切断したのはダミーの糸…見事に引っかかってくれたな!」

一方通行「てめっ……よくも…!!」ギリギリ…!

垣根「しかも未元物質のオマケ付き!能力使っても簡単にゃあ千切れねぇぞ!!」

一方通行「ぐっ…ぐっ!!」

一方通行(ま…まんまとヤツにハメられたのか!?)

垣根「そんでタイムリミットだ!今度こそあばよーーーっ!!!」ドッヒュウウウウウウウウン!!!

一方通行「そ…空に! 待ちやが………」



ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…!!!

一方通行「このエネルギーの高まりッ!ヤバ……………!!」









…カッ!!!

…ボッガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!

垣根「うおっ!!」ギャルンッ!


…アアアアアアアアアア……

垣根「チト仕掛けすぎたか?だがこうまでしねえとヤツは再起不能にはならねえだろう!一旦降りて確認するとすっか…」

…ストッ

垣根(自分でやっといてなんだが…ものスゲえ事になっちまったな、ヤツのやられようは…っと?)キョロキョロ…

垣根「ん…?」

垣根(なんだ……鉄のでかい球体があるぞ?あんなもの廃車場には)

…メギンッ!!

垣根「はっ!?」

メギメギメギメギメギメギ…!!

垣根「オイ………オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ!!まさかッ!!!」

メギインッ!!

一方通行「…ドラァーーーッ!!」バゴォッ!

垣根「Oh…my…Gooooooood!!!!!あの爆発をやり過ごしたってのかよォーッ!!」

一方通行「がフッ…ら、楽じゃなかったけどなァ…!自分を廃車の部品を圧縮して防御したンだよォ…クソッタレが!!」グッ…!

垣根(嘘だろ…ここまでやって倒れねえとは!もう何やってもコイツは……!)

一方通行「ハァアアア…今から…お返しに食らわせて…うグッ!」ブッ!

垣根「…ムッ?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方通行(な…なんとかやり過ごせたが、能力をフルパワーで行使したのと今までのダメージが積み重なって…アタマにとンでもねェ負荷がかかっていやがるッ!身体の支えも効かなくなってきやがった…!)ガクガク…

垣根「血を吐き出しやがったか…かな〜り重篤なダメージは入ったみたいだねん?」ニヤリ

一方通行「ぐっ…!ウッ……」

垣根「どうやら…終わりにさせるのはオレの方みてーだな!ついでに、第1位の引導も渡してやるぜ…!!」グンッ!

やっぱもうちっとだけ続くんじゃ!
しかし戦いの描写が裏のかき合いになってしまって違和感が…改善重点
それではラリホー

てかもう12月30日かよ!?
それスタ

垣根(とはいえ…まだ何か手を隠し持っているかもしれねえ!用心するに越したことはないぜ…)ジリッ…

一方通行「フゥー…フゥー…」グググッ…

一方通行(こいつトドメとばかりに油断すると思っていたが…警戒を解いてねェ!おれの最後の作戦は…)

ギラッ!

一方通行(さっきの爆発を防御したときに廃部品から能力で削り出した鉄球…この正円の鉄球ならば疲弊した状態でも威力は維持できるッ!)

垣根「…………」…ザッ!

一方通行(タイミングだ…!ヤツがトドメを刺そうとする瞬間を…………)

あ、素で間違えた
ピガーッ!サヨナラ!(爆発四散)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根(なにも…無い?万策尽きたか…なら!)

垣根「…そこだっ!!あばよ第1位…アクセラレータァアアアアーッ!!」コォオオオオオオオーーッ!!



一方通行「…今だァ!!」…ザムッ!!

垣根「ッ!?」

垣根(手に握っているのは…鉄球!?)

一方通行(ここだ…この瞬間しかねェッ!!)


垣根「クソーッ!きやがるかッ!!」ゴッ!

一方通行「ドラァアアアアアーッ!!おれの鉄球を食ら………!!」メキメキメキメキ…!!





…ズギンッ!

一方通行「…がはっ!?」ゴブッ!

垣根「!?」

一方通行「あっ…がバッ……」グラァッ……


…ドッシュウウウウウウウウウウウウ!!

一方通行「ぐッ!」ドサッ!

垣根「な、なんだぁ〜?てんで違う方向に飛んでっちまったじゃねーか…途中で力尽きちまったようだな!」

一方通行「ぐゥ………」ググググ…

垣根「確かにてめーは恐ろしい敵だ…だが!この垣根帝督としてはその上を行かなくちゃあな!!」

一方通行「…………」

垣根「コォオオオオーッ!!これで終わりだッ!!」ザンッ!!

一方通行「………てめーは」







一方通行「『あばよセロリ野郎!』という!」

垣根「あばよセロリ野郎!………ハッ!?」





ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

一方通行「ヘッ…ヘヘッ…!」グググッ!

垣根「て、てめー…オレの得意の十八番をッ!!」

一方通行「…エネルギー保存の法則ってもちろん知ってるよなァ?仮にも第2位なんだから!!」ニヤッ!

垣根「な……」クルッ!



…ギャゴォオオオオオオオオオン!!!

垣根「なっ……何ィイイイーッ!!奴の球が後ろから!!!」

一方通行「ベクトル跳弾鉄球!能力のおかげで正確にバウンドさせたぜッ!!」


垣根「ぼ…防御を…!!がはぁっ!?」メゴンッ!!!

メリャメリャメリャメリャ!!

垣根「がっ!……あ……!」ドッシャア!

一方通行「命中ゥーッ!!なにからなにまでこの東方通行!計算済み…………ぐっ!?」ガグンッ!

垣根「ゼハァ〜…ゼハァ〜…うう……」ガクガク…

垣根(だ……めだ……まともな呼吸ができねえ…!能力を…使えない!身体も支えられねえ………!!)

一方通行「てめーの……未元物質はよ…妙な呼吸法が関係してる…みてーだったンでなァ!封じさせて…ぐっ…!もらったぜェ…!」ゼエ…ゼエ…


垣根「く…そ!!このアホ野郎がぁああああーっ!!」グググッ!

一方通行「気力で立ち上がってきやがったか……最後の一発食らわせてやるぜェエエエエ!!」グググッ!


タンッ!!


垣根・一方((……くたばれ!このクソ野郎がァアアアアア!!!!))



….ボゴッ!!

垣根「……あがっ!」メキッ…

一方通行「……がうッ!」ミシイッ…




………………バタッ

シィーーーz______ン

一方通行「………………」

垣根「………………」


一方通行(の…能力のカケラものっていない……ただの殴りなのに……)

垣根(なぜ……こんなに……痛えんだよ………クソ………)



一方通行「……だが…なァ!」ググググッ…!

垣根「うっ……!」

垣根(立ち…やがった!!)

一方通行「おれは…もっと痛え拳を食らったことがあるンだよォーッ!!ものすごく痛えが…どーってことないぜェーッ!!!」ガクガクガク!


ドォーーーz________ン!!

垣根「…………」ピクピク…

一方通行「再起不能になったか…いや!その大事そうに抱いてる手榴弾で何かするつもりかァ!?」ビッ!

垣根「…!」 ビクッ!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


垣根(や…やべー!また気づかれちまった!!このまんまじゃあ終われねえ…次の策を考えなくては…!)ハァ…ハァ…

一方通行(指摘したはいいが…もう防ぐ手立てはねェぞ!!ここから一歩踏み出すだけでもブっ倒れそうなのに…!)フラフラ…




垣根・一方((ちくしょうめ…!ここから一体どうすりゃいーん(ン)だよッ!?))ダラダラ…

…フワ

一方通行「…ン?」

垣根「…あ?」

フワ…フワ……

一方通行「なンだ…?この浮いているのはシャボン玉か?なぜこンなトコに…!?」

垣根「…!!」

一方通行(って…おい、待てよ……)チラリ


フワ…フワ…フワ…フワ…

一方通行「いっ…いつの間にかあたりがシャボン玉まみれになっていやがる!どうなってやがンだ!?」

垣根「へ…へへへ……来たか」ニヤリ

一方通行「オイッ!これはまたてめーの妙な作戦か!?」

垣根「ちげーよ!これは……」






「……そのシャボン玉に触れない方がいい」

一方通行「なッ…!!」

バラバラバラバラ…!!

一方通行(あれはヘリコプター……誰かが掴まっている!?)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

垣根「ケッ…!来るのがおせーんだよ!ジュリアス・ツェペリもとい…シーザーちゃんよーッ!!」

ジュリアス「フン…垣根、おめーとんでもないイレギュラーとやりあったみたいだな?」

一方通行「な、仲間かよッ!」

垣根「誠に残念な事だがその通りだ!オラッ!つかまれッ!!」バッ!

垣根「おうっ!?」ガシイッ!


バラバラバラバラバラバラ!!!

一方通行「ま…待ちやがれッ!!」

ジュリアス「親切心から言っとくがそのシャボンには高圧の電流が流れている!触らない方が身のためだ!」

一方「ぐっ…!」

垣根「そーゆーことだ!!勝負は預けとくぜ……今度こそあばよ!クソロリコン野郎ォーッ!!」

一方通行「ふ、ふざけンじゃねーッ!!クソメルヘン野郎ォーッ!!」



バラバラバラバラバラバラ………!!

一方通行「行っちまい……やがった」バタリ…

一方通行(だが幸運だったか…?もう体力殆ど残ってねェし…あー……疲れた…滅茶苦茶…疲れた…)ハァ…ハァ…

ヘリ機内

ジュリアス「…よっと!」グイッ!

垣根「イッ…イデェーッ!!ち、ちょっとシーザーちゃん!オレは怪我人なんだからもーちょい優しく……」

心理定規「…垣根!」スクッ

ルドルフ「くそ……ぐすっ……うう……生きてやがったのか……何よりだが……またやられちゃった……あうう…!」ガチャガチャ!

垣根「め、メジャー…ルドルフ…」

ジュリアス「お前だけに任せちまったのは俺の判断ミスでもある…しかも『アイテム』の母体がアジトに攻め込んできやがった、バックアップもできなかった…スマン」

垣根「んな事があったのかよ!だから通信が…」

心理定規「…………」ツカツカ…

垣根「…え?メジャー…」

心理定規「…バカっ!!」ボコッ!

垣根「うげっ!?」ベシッ!

心理定規「バカ…バカバカバカバカ!!バカメルヘン!!1人で突っ込むからよ!!死んだかと思ったのよ!?」ポコポコポコポコ!!

ジュリアス「あー…そのへんで」

垣根「いでー!あ、謝るから!ゆるしてくれって!!」

心理定規「………」ピタッ

垣根「およ…?」




心理定規「バカ…バカ……本当に心配したんだから………ばか」ペタリ

ジュリアス「メジャー…」

垣根「…すまねえ、心配かけちまって悪かった…ごめんな」ポン…

心理定規「うう…ううっ…」グスグス…

ルドルフ「しかし…任務は失敗というわけか…くそっ!全部アイテムのやつらのせいだ…!」ズズッ

垣根「いーや…『半分』成功だぜ?」ニヤ

ジュリアス「何…?」

ルドルフ「ぐすっ…どういうことだ?」

垣根「それはよぉ〜…ほれっ!」サッ!

心理定規「…え?それは」

ジュリアス「オイ…もしかして『ピンセット』か!?」

垣根「Exactly!『アイテム』の麦ちゃんとやりあった時にくすねといたんだよーッ!」

ルドルフ「垣根…おまえってやつは!」

ジュリアス「…フフフ、なるほど『半分』か」

心理定規「…もう!あんたつくづく転んでもタダで起きないわね!」

垣根「それが『垣根帝督』ってわけだ!そこんとこ、ヨロシクってな!!」ニイッ!

ジュリアス「ボロボロの身体でよく言うぜ…おいルドルフ!次のアジトまで頼んだぞ!」

ルドルフ「了解ッ!『アイテム』のやつらめ…!今に見てろよォオオオオ!!」ガチャガチャガチャ!


垣根「にしても…今回の戦いはヤバかった…マジで死ぬかと思ったぜ…」

心理定規「ねえ垣根、第1位とやりあったんでしょう?どんな人だったの?」

垣根「…とにかくムカつく、理由は…わかんねえけど」

心理定規「ムカつく…ってあんた…」

垣根「……しかし」



………………………………………

メラメラメラメラ…

一方通行「…あー、痛ェ畜生…」ムクリ

一方通行(チッと寝っ転がったら多少楽になったか…簡単な依頼だと思ってたが、とんでもなかったぜェ…)フゥ…

一方通行「……しかし」









垣根・一方((アイツ…オレの一体何なん(ン)だよ………くそったれ……))


To be continued…

勝った!?第5部完ッ!!
>>892のミスはモーター>>1・改善からケジメしておきます、インガオホー!
またお昼ごろに重要なお知らせとおまけを更新します、それではラリホー!

もう一つの暗部スクール、垣根組!(シュト君以外)

ていとくん
180センチ
高3
顔は原作通りだが…
不敵な笑みだ
スマートめだが筋肉質だ
煽りスキル高し
艦これにハマる、しかしもう飽きたもよう
未元物質=波紋…?のような物、この能力に加え体術・話術・策をめぐらしたりと戦闘スキルは超スゴイ
マジック好き、戦闘にも応用
口には出さないがメンバーの安全を第一に考えている
ルドルフは弟分
ジュリアスとはケンカ友達(しかし超スゴイレベルの連携コンビネーション)
メジャーの事は憎からず思っているようだが…爆発せよ
うざい
つよい
うっおとしい
わかんない?
だましの手品だッ!
オーーーノーーーッ!!

ジュリアス・ツェペリ
大学一年生
180センチ足らず
キザな笑み、ほっぺにへんなアザ
女の子にウソをつくのは時として正しいらしい、欺瞞!
ジュリアス…ジュリアス・シーザー…シーザーちゃんだな!!(垣根談)
レベル4の電撃使い、特殊なシャボン液を戦闘に使う&体術
確かな腕から暗部界隈では有名
垣根に体術を教えたのは彼、しかしその上にもっと恐ろしい女の教師がいたとかいないとか…
スクールの副リーダー(ほぼリーダー)
垣根とはケンカばかりだがお互いに信頼している
将来の夢:明るい家庭を持つ事
マンマミヤ〜(言ってない)

スージー・メジャーハート(心理定規)
垣根と同じ高3
チームのお母さん的な立ち位置
ガミガミ
かわいい
能力名もレベル4の心理定規、要約すると仲良くさせることもできるサバイバー
垣根をいつも怒ってばかりだが…爆発せよ
わりと乙女

もう一つの暗部スクール、垣根組!(シュト君以外)

ていとくん
180センチ
高3
顔は原作通りだが…
不敵な笑みだ
スマートめだが筋肉質だ
煽りスキル高し
艦これにハマる、しかしもう飽きたもよう
未元物質=波紋…?のような物、この能力に加え体術・話術・策をめぐらしたりと戦闘スキルは超スゴイ
マジック好き、戦闘にも応用
口には出さないがメンバーの安全を第一に考えている
ルドルフは弟分
ジュリアスとはケンカ友達(しかし超スゴイレベルの連携コンビネーション)
メジャーの事は憎からず思っているようだが…爆発せよ
うざい
つよい
うっおとしい
わかんない?
だましの手品だッ!
オーーーノーーーッ!!

ジュリアス・ツェペリ
大学一年生
180センチ足らず
キザな笑み、ほっぺにへんなアザ
女の子にウソをつくのは時として正しいらしい、欺瞞!
ジュリアス…シーザー…シーザーちゃんだな!!(垣根談)
レベル4の電撃使い、特殊なシャボン液を戦闘に使うプラス体術
確かな腕から暗部界隈では有名
垣根に体術を教えたのは彼、しかしその上にもっと恐ろしい女の教師がいたとかいないとか…
スクールの副リーダー(ほぼリーダー)
垣根とはケンカばかりだがお互いに信頼している
将来の夢:明るい家庭を持つ事
マンマミヤ〜(言ってない)

スージー・メジャーハート(心理定規)
垣根と同じ高3
チームのお母さん的な立ち位置
ガミガミ
かわいい
能力名もレベル4の心理定規、要約すると仲良くさせることもできるサバイバー
垣根をいつも怒ってばかりだが…爆発せよ
わりと乙女

アイエエエエ更新遅くて連投!8月から始めたこのシリーズもひと段落となりましたが読み返してみると荒い文やらケジメ案件やらが大量…ナムアミダブツ!

そこで!今まで上げたものに大幅に加筆&修正したリマスター版を更新します
原作のあの話の短編バージョンや日常描写、あのキャラの話etc…『アイテム』の面々のその後も収録!初見も既読者もハッピーなのだ、いいね?

という訳で読んでくださった方々、ありがとうございました!しばしラリホー…

その場合新スレ立てるん?
立てるならここに誘導先貼って欲しい

>>907
了解しました、多分すぐ更新します(明日)

明日って今日さ!!
とある奇妙な禁書目録【Part1】
とある奇妙な禁書目録【Part1】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419990019/)
貼れてなかったら申し訳ない…しかし皆様の決断的な!宣伝行為に期待しているドスエ!(他板への突撃は◆ヤメテ◆)

次板でもどうぞよろしく

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