一方通行「10000人で1号だァ……?」 (39)

実験場

一方通行「えへェ、アハハハハハ!」グチャア

10000号(?)「っ……」ガクッ

一方通行「やっとこれで半分、と」

一方通行「ったくよォ、20000人とか大杉ンじゃァねえのか?」

一方通行「10000殺しただけでもう疲れたんですけどォ」

一方通行「……さて、帰らせて貰いますかァ」



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次の日

研究所

一方通行「きィィはァァらくゥゥン! 話ってなンですかァ?」

木原「おう、呼び出して悪かったな一方通行。いやよ、ほら昨日やっと一区切りつく数倒したろ?」

木原「祝いでもどうかと思ってな」

一方通行「はァ? 祝いだァ? ンなの俺に似合う訳ねェだろうが」

木原「まあそういうなよ。もう用意してっからよ」

一方通行「……チッ、そこまで言うなら祝われてやンよ」

―――

芳川「それじゃ、一方通行を祝ってかんぱーい」

天井「かんぱーい」

木原「おう、かんぱい! 一方通行、お前はコーヒーでいいよな?」

一方通行「あァ、構わねェ」

芳川「こんなに順調に倒していくなんてねー。けど先はまだまだ長いわよ?」

一方通行「ハッ、一瞬で終わらせてやるよォ」

芳川「あらそう? じゃあメニューをちょっと変えときましょうか」

一方通行「つかよ、もうあと半分かァ。短かったなァ」

天井「後半分? 何を言ってるんだ?」

一方通行「あァ? ほら、全部で20000なンだろ?」

一方通行「なら10000倒したから残りは半分だろ」

天井「……」

木原「一方通行、お前……」

一方通行「なンですかァ? 人を足し算も出来てねえみたいな目で見やがってよォ」

芳川「……その、実はね……」

木原「いやいい。芳川、俺が言う」

一方通行「一体なンなんですかァ?」

木原「よく聞け、一方通行」

一方通行「ァン?」

木原「妹達全部で20000号ってのはな、10000人の妹達の20000集まった数なんだよ」

一方通行「……はァ? 冗談はもっと上手く言わなきゃ伝わらねェぞ?」

木原「つまりだ、1号ってのは10000人の事だったんだ。つまり妹達の人数は……」

一方通行「長い冗談はつまらないんですけどォ……」

木原「20000000人だ」

一方通行(そのときの木原君の眼は、決して嘘をつく眼ではなかった。真実を伝える眼、誰もが確信出来る瞳であった)

サムライフラメンコとのクロス(?)です

亀更新でゆっくりいきます

桁が一つ足りないんじゃね?

>>7
oh…最後のチェックで何故か一つ消しちゃったんだぜ…
正しくは「2億」ですね

一方通行「……いいぜェ、その目。信じてやるよォ」

一方通行「けどよォ、なら問題が出てくるだろォが。そンな数どうやって量産すンだァ?」

一方通行「一つ作ンのに18万かかンだろォ? なら国が潰れるくれェの金が必要なンじゃないですかァ?」

芳川「それも勘違いしてるのね。ヒント、一つ18万を1号18万に換算して」

一方通行「あン? ……そういうことかよ。10000人作ンのに18万!」

一方通行「つまり一体辺り18円事ですかァ。やっすいなおい。動かねェ人形の方が高いじゃねえか」

木原「本当だよなあ! 俺も何体か作ってもらって趣味で持って帰りてえぐらいだぜ!」

芳川「あくまで実験用だから駄目よ? 個人的な目的で作るわけにはいかないの」

天井「20000体いる打ち止めの方も駄目か? 私はあっちの方が好みなんだ」

天井「一体くらいいいだろう」

芳川「駄目よ」

天井「…………そうか」

一方通行「……打ち止め? ってのはなンですかァ?」

木原「興味があるなら教えるけどよ、別に興味ないだろお前」

一方通行「そうだなァ。なンとなく聞いてみただけだァ」

木原「やっぱりか。んで、他に質問ねえのか? まだ驚いてんだろ」

一方通行「ああそうだなァ。その2億体どこにしまってンだァ? 日本の人口軽く超えちまってんじゃねえかァ」

芳川「実は学園都市の地下には深く深くまでいろいろ研究施設があるの。そこにしまってあるわ」

一方通行「ふうン。よく掘れたよなァ、そんなによォ」

一方通行「そンじゃこれも聞いとかねェとなァ。この実験いつ終わるんですかねェ……このペースだと俺の寿命終わっちまうぜェ?」

芳川「その辺は寿命伸ばしたりするから問題は無いけど……気になるならペースあげちゃう?」

芳川「そうね……いっそ次回は2号まとめて相手にするとか」

一方通行「おいおい、10000人同時に相手かよォ……そりゃ面白そうじゃねェか!」

木原「一方通行ぁ! お前もチャレンジャーだな! 早速実験場の手配を始めてやるぜ!」

芳川「大きい施設がいるわね。嫌でも目立っちゃうし何処か研究施設が空いてないかしら」

一方通行「ちょっと待ってくれェ。俺は冗談で、」

木原「おし、地下の方の研究施設の予約完了だ! 楽しくなりそうだな、一方通行!」

一方通行「……あァ、そうだなァ」

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