【安価&コンマ】あかり「艦娘?」白雪「その5」【ゆるゆり×艦これ】 (1000)

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【安価&コンマ】あかり「艦娘?」大和「その4」【ゆるゆり×艦これ】
【安価&コンマ】あかり「艦娘?」大和「その4」【ゆるゆり×艦これ】 - SSまとめ速報
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オリ設定、キャラ崩壊、百合注意

※1スレ目
【安価&コンマ】あかり「艦娘?」【ゆるゆり×艦これ】
【安価&コンマ】あかり「艦娘?」【ゆるゆり×艦これ】 - SSまとめ速報
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※2スレ目
【安価&コンマ】あかり「艦娘?」叢雲「その2」【ゆるゆり×艦これ】
【安価&コンマ】あかり「艦娘?」 叢雲「その2」 【ゆるゆり×艦これ】 - SSまとめ速報
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※3スレ目
【安価&コンマ】あかり「艦娘?」文月「その3~」【ゆるゆり×艦これ】

前回までのあらすじ

怖くて出撃ができていなかった綾乃を焚き付けて(叢雲と京子が)出撃させることに成功したあかり。
壁の向こうであめをなめながら生活していた卯月、山の上でサバイバル生活をしていた球磨
そして、人間を襲わない(たこやきは投げつける)深海棲艦、北方棲姫達と交流しつつ
新たに着任した艦娘とも仲を深めながらあかりの提督生活は続いて行く。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414511487

登場人物

赤座あかり

主人公。
相変わらず提督としての能力は低いが、艦娘との交流は中々に幅広い。
がちゆりがあかりの夢ならばハーレム願望があることになるが?

叢雲(改) 練度 25 好感度 70

あかりが最初に出会った艦娘。
はじめて会ったということもあり、あかりが最も信頼している。
改になった記念に七森中の制服に酷似した服に着替えている。
あかりへの感情:一緒に生きたい

文月 練度 20 好感度 25

いつも能天気なところがあるがしっかり考えることは考えている艦娘。
のんびりした日々も、戦いの日々もどちらも好きだと思っている。
あかりへの感情:一緒にいると楽しい人

大和 練度 39 好感度 80

被帽ブラをやめてちゃんと下着を付けている艦娘。
二代目エロ担当のような立場になっているが、着任したのは大和の方が先である。
あかりへの感情:もっと親密な仲になりたい

白雪 練度 15 好感度 18

いつの間にかエロ担当みたいな立ち位置になっていた艦娘。
もらったブローチは肌身離さず付けているが、ねこみみとしっぽは離したままである。
あかりへの感情:信頼しあえる仲になりたい

神通 練度 14 好感度 22

控え目な性格だが芯はしっかりしている艦娘。
名取とは訓練友達としてよく早朝ランニングなどをしているらしい
あかりへの感情:一緒にトレーニングしたい

蒼龍 練度 18 好感度 18

色々と包容力のある艦娘。
以前あかりからもらった手袋は常に懐にある。
あかりへの感情:可愛い妹

熊野 練度 23 好感度 100

丁寧な言葉づかいをするお嬢様然とした艦娘。
フレンチキスでも友情の証だと判断するあかりをどう攻めるか考え中。
あかりへの感情:愛している

三日月 練度 11 好感度 13

駆逐艦の中でもかなり生真面目な艦娘。
天龍とはロマン武器の話に花を咲かせることもある。
あかりへの感情:素は見せられない相手

天龍 練度 8 好感度 13

姉御肌で気の強い艦娘。
あかりに買ってもらった真っ黒の眼帯は、元から付けているものと気分で付け変えている。
あかりへの感情:少しは思いやりがある奴

夕立 練度 5 好感度 21

どことなく犬っぽさを感じさせる艦娘。
最近はあかりがわしゃわしゃしてくれないので不満気味。
あかりへの感情:もっとなでてほしい

扶桑 練度 14 好感度 12

大和にちょっと対抗心を持っている艦娘。
装備過多だからと下着を付けておらず、またそれに抵抗もない様子。
あかりへの感情:可愛いままでいてほしい

古鷹 錬度 5 好感度 3

ちょっとお茶目なところがある艦娘。
艦隊に重巡洋艦も増えて、いいところを伝えらそうだと思うも、自分で伝えられないと焦っている。
あかりへの感情:そう簡単には惚れない

金剛 練度 5 好感度 32

英国で生まれた帰国子女な艦娘。
攻めるのはいいが、攻められるのは苦手なお年頃。
あかりへの感情:本気の懸想はノー、なのに

那珂 練度 9 好感度 13

自称アイドルな艦娘。
名取とのユニット名を考え中。
あかりへの感情:なでなでは上手い提督

千歳 練度 5 好感度 2

少し力不足である現状を嘆いている艦娘。
備蓄はあるものの倉庫の肥やしとなりつつあったお酒の最大の消費者となった。
あかりへの感情:戦力として貢献したい

瑞鶴 練度 7 好感度 16

七面鳥ではない艦娘。
あかりの姉の所業を聞き、ほんとうにあかりを妹として保護した方がいいのではないかと考えている。
あかりへの感情:お姉ちゃんぶれる相手

千代田 練度 2 好感度 4

少しシスコン気味な艦娘。
際限なく酒を消費しようとする千歳のストッパーとして働いている。
あかりへの感情:気軽に話せていい提督

足柄 練度 1 好感度 6

戦闘大好きな艦娘。
とても好戦的で勝利だけを誇りとして生きている。
あかりへの感情:甘ちゃん提督

名取 練度 1 好感度 8

少し怖がりな艦娘。
アイドルになるか他の道を探るか迷い中。
あかりへの感情:元気で羨ましい

卯月 練度 50 好感度 15

どことなくうさぎっぽい艦娘。
あまり表には出さないものの、助け出してくれたあかりに深く感謝している。
あかりへの感情:壁の中から出してくれてありがとう

愛宕 練度 2 好感度 4

色々とふわふわした艦娘。
今の服は寝づらいのでパジャマははやくほしいと思っている。
あかりへの感情:可愛い女の子

球磨 練度 20 好感度 1

どことなくクマっぽくはない艦娘。
山で暮らすうちに練度が上がっている。
あかりへの感情:どこかで見たことがある気がする

ビスマルク 練度 1 好感度 14

ドイツから来た艦娘。
あかりからもらったドイツの国旗は部屋のよく見えるところに飾られている。
あかりへの感情:あったかい人

若葉 練度 1 好感度 0

駆逐艦だけど硬派な艦娘。
あまり口数は多くないが必要なことは喋る。
あかりへの感情:あまり関わってないのでわからない。

歳納京子

あかりの幼馴染。同じ日に飛ばされたがあかりよりも半年前にこちらへついて提督をやっていた。
たまに綾乃にちょっかいをかけに出かけているらしい。

榛名(改二)

京子がはじめて会った艦娘。
京子が綾乃のところへ遊びに行くので、少しだけやきもちをやいている。

赤城

京子艦隊の艦娘。
大食いキャラじゃないと自分では言い張るものの、食欲には勝てない。
あきつ丸達からのプリンの恨みは彼女が泣く泣くあげたラムレーズンで解消した。



京子艦隊の艦娘。
アニメはリアルタイムに見る派で、起きてくるのは遅かったりする。

伊19

京子艦隊の艦娘。
次は京子にどんなおしおきをしようか日夜研究中。

不知火

京子艦隊の艦娘。
よく聞くと声がそっくりな綾乃との接触に少し戸惑っている。

龍田

京子艦隊の艦娘。
綾乃の熊野達からのプリンの恨みは、抱きつこうした京子から取り上げたラムレーズンで晴らした。

船見結衣

あかりの幼馴染。あかりより一年前に提督になっておりすでにベテランの貫禄がある。
そろそろケッコンを視野に入れなければと思いつつ、ちなつのことで思い悩んでいる。

北上(改二)

結衣の初期艦。
最近妙に大井がくっついてくる気がしている。

大井

練度99だが未だに第一改造もされていない。
そろそろ雷巡にはなっておきたいと結衣に迫っている。

日向(改)

航空戦艦として砲雷撃戦での結衣艦隊の要として働いている。
クールだが内に秘めた想いは熱い。

隼鷹

お酒大好きな艦娘。
結衣が多様なおつまみを作れるようになった元凶。

鈴谷

ノリが今風な艦娘。
頷かれたら困るだろうなと思いながらも冗談めかして結衣にケッコンをねだっている。

羽黒(改二)

日向との二枚看板で砲雷撃戦を支える艦娘。
目立って主張はできないものの、いつか結衣が自分の手を取ってくれることを期待している。

吉川ちなつ

あかりの友達。あかりよりあとにこの世界に来た新米提督。
結衣への想いのたけを描いた紙芝居は艦隊のみんなの心を大破させた。



ちなつの初期艦。
沈んだ艦も救いたいと日夜訓練に励んでいる。



電のお姉ちゃん。
こちらは自分が沈まないように訓練は怠らない。

榛名

ちなつが2-5でドロップした。
今ではすっかり料理もできるようになり、ちなつ鎮守府の母ともいえる存在に。

叢雲

あかりのところよりちょっとだけツン比率の高い艦娘。
紙芝居を見せられてからちなつに突っかかる頻度が落ちた。

大潮

いつも元気でポジティブな艦娘。
だがさすがにちなつの紙芝居には耐えきれなかった。

荒潮

のんびりとマイペースな艦娘。
榛名を手伝おうと料理を勉強中。

杉浦綾乃

生徒会副会長。こちらの世界に飛ばされたのあかりより前だが戦おうとしていなかった。
だが、しっかりと教本は見ていたのでその指揮は半年戦っていた京子よりも上である。

あきつ丸

綾乃の初期艦
出撃しないだけで他の仕事はしっかりこなしていた綾乃への信頼は厚い。

熊野

あかりのところのよりも明確に好意を口にしている艦娘。
あきつ丸同様に、しっかりと仕事をする綾乃に好意を持って接している。

叢雲

あかりのところのよりもツン比率の低い艦娘。
彼女が来てからは出撃もしっかり行う綾乃に信頼を寄せている。

北方棲姫 練度 ??? 好感度 3

人間に敵意を持たない深海棲艦。
あかりが烈風とミルクセーキをおいてく日を心待ちにしている。
あかりへの感情:レップウトミルクセーキ、マダカナ

妖精

鎮守府内の雑事や出撃艇の操縦および敵主力艦隊の探索、果ては車の運転までこなす万能な存在。
喋るタイプと喋らないタイプがいるが喋れないタイプはいないらしい。

スレの流れ

あかりの一日の行動を安価で以下から選択します。

出撃
出撃します。メインのストーリーの進行はこちらで。

訓練
訓練します。出撃せずに練度をあげます。

建造
新たな艦娘を建造します。

艦娘との交流
艦娘と交流します。キャラの好感度上昇はこちら(一日に同じ艦娘は選択不可)

勉強
勉強します。指揮能力のアップはこちら

執務
執務を行います。安価で色々なイベントが起きます

外出
外出します。あかり一人の場合はランダムイベント、キャラ指定の場合は複数可で好感度上昇イベントが発生します。

アイテムを使う
アイテムを所持している場合使用することができます


上記の行動を朝二回、昼二回行った後夜の行動を選択します

寝る
自発的にはイベントを起こさず寝ます

誰かの部屋へ行く
誰かの部屋へ行きます。好感度上昇イベント(朝昼に交流した艦娘は不可)

執務
執務を行います。昼の執務と同じ

散歩
散歩します。ランダムでイベントが発生します

出撃について

基本的に出撃するマップ構成、出現する敵はゲームに準じます。
戦闘の判定は安価で行います。計算式は

受け手側の回避‐攻撃側の命中を回避値とし

回避値以下なら回避、回避値*1.5以下なら命中 それ以上でクリティカルとします
回避値20の判定は

0~20 回避 21~30 命中 それ以上 クリティカル

となります。

艦娘の命中は初期値0から練度の上昇に伴い上がっていきます。

また大破した艦がいる場合は即撤退となります。

深海棲艦のステータスは
http://susumekankore.doorblog.jp/archives/37705773.html

ダメージ計算は
http://kancollecalc.web.fc2.com/damage.html

艦娘のステータスは
http://wikiwiki.jp/kancolle/

上記のサイトを参考にさせていただいております。


訓練について

訓練では演習か艦隊内での訓練を選択します。
演習では他の提督と演習を行います。
勝ち負けに関わらず旗艦 3 その他 2、MVPでそれに+1練度が上昇します。

艦隊内での訓練は
安価で成功判定をし遠征組、入渠組以外の全艦娘の練度が失敗 0 成功 1 大成功 2上昇します。

建造について

艦娘の建造はカードの背景の色をコンマで判定します

1~20 青
21~40 水色
41~60 銀
60~80 金
81~98 虹
ぞろ目 自由

ぞろ目以外は通常建造で出る艦娘だけ。
ぞろ目の場合はメンタルモデル以外のすべての艦娘が建造できます。


指揮能力について

勉強をすることによってあかりの指揮能力が上がります
艦種ごとに分かれていて、その艦種の指揮能力の分回避、命中に補正がかかります

現在の指揮能力

駆逐艦   2

軽巡洋艦  5
重巡洋艦  0
軽空母   0

正規空母  1
戦艦     2
潜水艦   0

遠征について

朝の行動選択前に遠征を行うかどうかを選択します。
出す場合は艦娘六人を選出し、遠征を行います。
遠征中の艦娘はその日交流できません。

帰ってくるのは基本的に次の日の朝です。
前日に遠征を行った艦娘、および秘書艦はその日の遠征に送ることはできません。

遠征を行った艦娘は練度が旗艦が2その他が1上昇します。
またコンマでアイテムを獲得することがあります。

入渠について

出撃で傷ついた艦娘は入渠します。
小破以下は影響ありませんが、小破1回、中破2回、大破3回行動の間交流が不可能になります。
艦種による時間の違いはありません。

現在持っているアイテム

お風呂で遊ぼう!連装砲ちゃん
お風呂に浮かべて遊ぶ連装砲ちゃんのおもちゃ
スクリューで湯船を泳ぐことができる。
その回転力はなかなかのものでいい『風』を呼んでくれることもある。

龍の掛け軸
龍の絵が描かれた掛け軸。
とても迫力があり、『龍』を呼び寄せるかもしれない。

スノードーム
マリンスノーが降る深海に沈んだ船のスノードーム。
艦娘達にはあまり縁起が良くないが、『雪』を呼ぶこともあるかもしれない。

高速建造材
建造を高速で終わらせることができるバーナー。
使用することで建造での行動消費をなくす。
現在所持数:1

高速修復材
修理を高速で終わらせることができるバケツ。
艦娘を入居させる際に使うことで一瞬で修理を終わらせ、交流可能状態にする。
現在所持数:1

ふしぎなあめ
艦娘が食べることで練度が上がるあめ。
位は一番低いので上がる練度も低い。
現在所持数:15

すごいふしぎなあめ
艦娘が食べることで練度が上がるあめ。
位は高い方なので上がる練度も高い。
現在所持数:4

最後に設定を

艦娘
軍艦の船霊の分霊を妖精が作ったカードに呼び出して実体化させた存在
分霊なので同じ艦が複数存在することもある


深海棲艦
突如として海に現れて人間を襲い始めた謎の存在
一定の海域に艦隊を展開し通りがかる船などを襲う。
主力艦隊を倒すことでその海域にはしばらく出現しなくなるが、時が経つとまた現れるようになる。
理由は不明だが人間を狙って浮上するので、海軍は人間を提督として彼らをおびきだしている。

テンプレ終わり
最後はどこまで長くなるんだろう

開始します

現在のあかり鎮守府の艦娘

叢雲  古鷹   ビスマルク
文月  金剛   卯月
大和  天龍   愛宕
夕立  千歳   球磨

神通  扶桑   瑞鶴  
蒼龍  千代田  足柄


第二艦隊遠征組: 熊野 名取 那珂 三日月 若葉 白雪

あかり「みんながんばろう!」

大和「今回は……」

あかり「なんですか?」

大和「い、いえ、なんでもありません」

叢雲「大和がご褒美がほしいって」

大和「む、叢雲さん!?」

球磨「ご褒美ってなにクマ?」

天龍「前に演習したときにはオレ達のやる気出すために、こいつがなんでも一つ言うこと聞いてくれるってご褒美を出したんだよ」

神通「そういえばそうでしたね」

蒼龍「私も一緒におでかけさせていただきました」

球磨「今回も出してくれるクマ!?」

あかり「えっと」

↓2

1 全員の言うことを聞く
2 MVPだけ
3 今回はなでなでで我慢してください

あかり「ずいぶん前に言って、今日やっと全員分終わったんです。長くなっちゃいますから、今回はMVPだけで」

球磨「そんなの大和が完全有利クマ! 不公平クマー!」

大和「そ、それは仕方のないことでは」

あかり「ごめんなさい球磨さん。勝ったらなでなでしてあげますから」

球磨「球磨はぬいぐるみじゃないクマ! なでなでしても喜ばないクマ!」

叢雲(あかり)「まっ、大和は初戦で外した過去もあるし、完全に無理ってわけじゃないわよね」

蒼龍「ほしいんですか、ご褒美?」

叢雲(あかり)「べ、別に!」

神通(そういえばなんで提督は叢雲さんの服を着てるんだろう?)

天龍「いいからとっととはじめようぜ、相手さん方も待ちくたびれてるぜ」

暁「おそ~い!」

叢雲(ちなつ)「はやくしなさいよね!」

あかり「ああっと、陣形はどうしましょう?」

↓2 陣形

あかり「ううん、単縦陣です!」

天龍「おっしゃ、単縦陣でいくぞ!」

大潮「あ~、真似っ子です!」

荒潮「こっちと同じね~」

榛名「単縦陣での大和さんの火砲……」

電「訓練弾だけど受けたくないのです」

ちなつ「駆逐艦は足が自慢なんでしょ! よければいいの!」

大和「さすがに砲撃に加減はできませんから、覚悟してくださいね」

天龍「あれ相手なら刀で斬りに行ってもいいよな?」

球磨「山で鍛えたこの体術で沈めるクマ!」

叢雲「やったらマストでぶっ叩くからね」

あかり「じゃあはじめるよちなつちゃん」

ちなつ「うん、いいよあかりちゃん」

神通「では蒼龍さん、お願いします」

蒼龍「任されました!」

↓1~2 開幕爆撃を受ける艦娘(コンマで命中判定)

ちなつ艦隊

    耐久
電  15
暁  15
榛名 63
叢雲 15
大潮 16
荒潮 16

榛名 クリティカル 41ダメージ  63→22 中破
電 回避


榛名「やだ、こんな、でも、まだやれます!」

電「はにゃあ!? あっ、危なかったのです」

蒼龍「榛名さんは中破ですね。電さんには当たりませんでした」

ちなつ「はぁ、もう一矢報いるのも無理そうね」

暁「諦めが早すぎるわよ!」

大潮「がんばれば大潮達だって!」

大和「次は大和が撃ちます!」

荒潮「逃げなきゃ危ないわ~」

↓1 大和が狙う艦娘(コンマで命中判定)

    耐久
電  15
暁  15
榛名 22
叢雲 15
大潮 16
荒潮 16

荒潮 回避値 47-18=29 回避


荒潮「あら~、外れてくれたわ~」

大和「そ、そんな!」

球磨「やったクマ! これでMVP狙えるクマ! よくやったクマ荒潮!」

荒潮「どういたしまして~」

叢雲(ちなつ)「なんで避けたら敵から褒められるのかしら?」

叢雲(あかり)「さあ?」

榛名「つ、次は一応榛名が撃ちますね」

天龍「こらっ! もっとやる気ださねぇとこっちも出ねぇだろ!」

ちなつ「だってこんなの出せるわけないじゃない」

↓1 榛名が狙う艦娘(コンマで命中判定)

あかり艦隊
    
    耐久
大和 93
叢雲 30
天龍 23
蒼龍 50
球磨 25
神通 26

天龍 回避値 41-4=37 回避


あかり「えっと、左です」

天龍「んな攻撃一々言われなくても避けられる」

榛名「うぅ、外れてしまいました」

大潮「中破してるから仕方ありません!」

荒潮「次がんばっていきましょ~」

電「なのです!」

天龍「ああもう、戦闘って感じにならねぇ! いくぞ神通!」

神通「せっかくの演習ですのに、やる気を出さない子達におしおきしなくては!」

暁「なんか神通が怖いわよ」

↓1 天龍 ↓2 神通が狙う艦娘(コンマで命中判定)

   耐久
電  15
暁  15
榛名 22
叢雲 15
大潮 16
荒潮 16

電 回避値 46-7=39 回避
暁 回避値 46-8=38 回避


天龍「おらっ、待てこら!」

電「はにゃあ~! 刀持って追いかけないでください~!」

神通「待ちなさい」

暁「い、いや~、こないで~!」

ちなつ「なんか追いかけっこが始まったわ」

球磨「追いかけっこなら負けないクマ! 行クマー!」

あかり「追いかけっこ勝負じゃないですよ球磨さん!」

↓1 球磨が狙う艦娘(コンマで命中判定)

   耐久
電  15
暁  15
榛名 22
叢雲 15
大潮 16
荒潮 16

大潮 回避値 47-12=35 回避


大潮「大潮は常に全速力です!」

球磨「クマだって全速力クマ!」

荒潮「あらあら、みんな楽しそう~」

天龍「あ、た、れ!」ブンッ

電「ふあ~! 刃物振り回しちゃだめなのです~!」

神通「せっかくの演習なんですから、もっと本気で撃ち合いましょう?」

暁「と、ととと、とうぜ、当然よ!」

ちなつ「あれで練度上がるのかな?」

あかり「さ、さあ?」

叢雲(あかり)「どいつもこいつも! 改の力にひれ伏しなさい!」

↓1 叢雲(あかり)が狙う艦娘(コンマで命中判定)

   耐久
電  15
暁  15
榛名 22
叢雲 15
大潮 16
荒潮 16

叢雲(ちなつ) 回避値 44-10=34 命中

21ダメージ 叢雲(ちなつ) 耐久 15→1 大破(撃沈判定)


叢雲(ちなつ)「や、やだ、ありえない」

叢雲(あかり)「ふん、見たかこれが改と改造前の力の差よ」

あかり「叢雲ちゃんさすが!」

ちなつ「もうなにやってんの叢雲ちゃん! じゃなくて、あなた!」

叢雲(ちなつ)「うっさい、改造前と後じゃ全然違うのよ!」

蒼龍「追いかけっこも白熱して来ましたね」

大和「そうですね~」

榛名「みんな~、そろそろ反撃の時間よ~」

暁「そ、そうよ、撃って逃げればいいんじゃない!」

電「電の本気を見るのです!」

大潮「それ、ど~ん!」

荒潮「私も追いかけっこしたかったな~」


↓1 電 ↓2 暁 ↓3 大潮 ↓4 荒潮が狙う艦娘(コンマで命中判定)

あかり艦隊
    
    耐久
大和 93
叢雲 30
天龍 23
蒼龍 50
球磨 25
神通 26

天龍 回避値 41-3=38 クリティカル 19ダメージ 23→4 大破
球磨 回避値 51-3=43 回避
神通 回避値 48-3=45 クリティカル 16ダメージ 26→10 中破
蒼龍 回避値 43-3=40 回避


天龍「はんっ、こんなもんたたっ斬って!?」

神通「くっ、被弾してしまいました」

球磨「遅いクマ!」

蒼龍「おっと、危ない」

電「た、助かったのです!」

暁「あ、ありがとう、大潮。自分じゃ怖くて撃てなかったよ」

大潮「礼には及びません!」

ちなつ「あれ、なんかいけそう?」

あかり「もう~天龍さん! 大砲の弾なんて斬ったってふせげませんよぉ!」

天龍「う、うっせぇ! やれそうだったからやってみたかったんだよ!」

蒼龍「さてさて、私の出番ですね」

↓1 蒼龍の狙う艦娘(コンマで命中判定)

ちなつ艦隊

    耐久
電  15
暁  15
榛名 63
叢雲 15
大潮 16
荒潮 16

榛名と叢雲の耐久が63、15になってますが22、1の間違いです

荒潮 回避値 47-7=40 命中
79ダメージ 荒潮 耐久 16→1(大破判定)


荒潮「あら~、さすがにここまでみたい~」

ちなつ「やっぱ無理か~」

暁「無理じゃないわ! ここまで来たら勝つわよ!」

電「当たらなかっただけで、別に勝てそうなわけじゃないと思うのです」

大和「次は私が撃ちますしね」

大潮「に、逃げろ~!」

↓1 大和が狙う艦娘(コンマで命中判定)

ちなつ艦隊

    耐久
電  15
暁  15
榛名 22
大潮 16

暁 回避値 46-18=28 命中

143ダメージ 暁 耐久 15→1 大破(撃沈判定)


暁「ふぎゃああ!」

電「あ、暁ちゃ~ん!」

ちなつ「うわっ、ちょっとかすっただけで丸裸にされちゃった」

暁「一人前のレディーをこんな姿にするなんて~!」

球磨「これで大和がMVP確定クマ」

あかり「げ、元気出してください球磨さん」

電「あ、暁ちゃんの仇なのです!」

↓1 電が狙う艦娘(コンマで命中判定)

あかり艦隊
    
    耐久
大和 93
叢雲 30
天龍 4
蒼龍 50
球磨 25
神通 10

蒼龍 回避値 43-3=40 クリティカル

5ダメージ 蒼龍 耐久 50→45


蒼龍「当たっちゃいましたね」

電「案の定全然効かないのです」

ちなつ「これは一瞬でもいけるとか思った私がバカだったわ」

叢雲(あかり)「当然でしょ! 次々いくわよ!」


↓1 叢雲(あかり)が狙う艦娘(コンマで命中判定)

ちなつ艦隊

    耐久
電  15
榛名 22
大潮 16

電 回避値 46-10=36 クリティカル

34ダメージ 電 耐久 15→1 大破(撃沈判定)


電「はりゃ~! やられちゃったのです」

叢雲(あかり)「よしっ!」

天龍「やるなぁ叢雲。あのチビすばしっこいのによ」

電「ごめんなさいなのです司令官さん」

ちなつ「別にいいよ、いい感じの時間に終わりそうだし」

榛名「次は榛名が!」


↓1 榛名が狙う艦娘(コンマで命中判定)

あかり艦隊
    
    耐久
大和 93
叢雲 30
天龍 4
蒼龍 45
球磨 25
神通 10

蒼龍 回避値 43-4=39 命中
26ダメージ 蒼龍 耐久 45→19 中破


蒼龍「ぐぅっ! 中破しているとはいえ、さすがに戦艦の弾はキツいです」

榛名「や、やりました! やりましたよ提督!」

ちなつ「もう、無駄に長引かせるようなことやめてよ榛名さん!」

榛名「ええっ!? なんで責められるんですか~!」

天龍「蒼龍は中破だから攻撃出来ねぇか。ならオレがやるしかねぇ!」

神通「大破していますけど大丈夫ですか?」

天龍「心配ねぇよ! いくぜ!」


↓1 天龍が狙う艦娘(コンマで命中判定)

ちなつ艦隊

    耐久
榛名 22
大潮 16

榛名 回避値 35-6=31 命中

3ダメージ 榛名 耐久 22→19 中破


天龍「どりゃあ!」

榛名「痛い!」

天龍「ふっ、安心しろ、みねうちだ」

叢雲(ちなつ)「どう見ても刃で斬ってたけどね」

榛名「けど被害はそこまで広がりませんでした」

天龍「くっそ~、オレが大破してなきゃ真っ二つだったのによ」

あかり「みねうちじゃなかったんですか?」

球磨「というか刃はひいてるはずクマ」

天龍「っせぇなノリだよノリ!」

大潮「では大潮もノリで!」


↓1 大潮が狙う艦娘(コンマで命中判定)

あかり艦隊
    
    耐久
大和 93
叢雲 30
天龍 4
蒼龍 19
球磨 25
神通 10

球磨 回避値 51-3=48 回避


大潮「今度は大潮が鬼です!」

球磨「おにごっこなら負けないクマ!」

榛名「ああ、大潮ちゃん撃たなきゃだめよ!」

ちなつ「いいですよもう」

あかり「球磨さん、神通さん!」

球磨「わかったクマ。反転してど~ん、クマ!」

神通「はぁ、せっかくの演習なのに」

↓1 球磨 ↓2 神通が狙う艦娘(コンマで命中判定)

ちなつ艦隊

    耐久
榛名 22
大潮 16

熊の攻撃 回避
神通の攻撃 クリティカル 2ダメージ

榛名 耐久 19→17 中破


球磨「逃げながら撃ってるから外れたクマ」

神通「私のは当たりましたが、中破状態ですから」

榛名「まだ、いけます!」

ちなつ「いや、もういいって」

大和「セオリーならここで雷撃戦ですが」

蒼龍「もう勝敗は決していますし、やめましょうか?」

↓1

1 やめる
2 続ける

あかり「やめましょう。もういい時間です」

ちなつ「ええ、ご飯の時間よ!」

電「いっぱい走ってお腹減ったのです!」

暁「服をボロボロにしたんだから、暁のは大盛りじゃなきゃ許さないわよ!」

大和「はいはい、わかりました」

榛名「けれど、案外健闘できましたね」

叢雲(ちなつ)「駆逐艦も捨てたもんじゃないでしょ?」

ちなつ「いや全然効いてなかったじゃん。天龍さんとかは砲撃じゃなくて刀でやって、明らかに手加減してくれてたし」

天龍「ま、まあな! こんなガキどもに本気出せるかってんだ!」

天龍(本気で追いつけなかったんだけどな)

球磨「今回のMVPはうちの叢雲クマ」

大和「二隻も撃沈判定出しましたし、妥当ですか」

叢雲(あかり)「まあ、改になった初陣を飾るには少々物足りない相手だったけど」

あかり「じゃあご褒美は叢雲ちゃんだね」

叢雲(あかり)「そうなるわね。今度こそきっついの頼むから覚悟なさい」

あかり「お、お手柔らかに」

大和「はぁ、負けてしまいました」

あかり「大和さんも暁ちゃんを倒してくれましたから。ん~」ナデナデ

大和「あっ」

大和(そっか、なでなではしてもらえるんだ。だったら、充分ご褒美だわ)

大和「ふふっ」

ちなつ(あの反応、大和さんってばもしかしてあかりちゃんに?)

ちなつ(意外にやることはやってるのねあかりちゃん)

電「羨ましいのです」

ちなつ「電ちゃんもなでなでしてほしいの?」

電「はわわ、負けたのにあつかましいこと言ってごめんなさいなのです」

ちなつ「厚かましいって。そうね、天龍さんからよく逃げたし、よく大破させたわ。偉いわよ電ちゃん」ナデナデ

電「はわ……」

暁「あ、暁だって神通から逃げたわよ!」

大潮「大潮は神通さんを中破させました!」

荒潮「私は大和さんの砲撃をよけたわ~」

ちなつ「あ~はいはい、みんななでてあげるからこっち来なさい。叢雲ちゃんも」

叢雲(ちなつ)「私はいいわよ、いいとこなしだし」

ちなつ「戦ってくれただけで十分なの! ほら、一斉にやらないと私の手が疲れるでしょ!」

叢雲(ちなつ)「しょ、しょうがないんだから!」

榛名(子守がすっかり板についてきましたね提督)

あかり「ちなつちゃんのところも仲良さそうでよかったよぉ」ナデナデ

球磨「なでなでしないでほしいって言ったクマー」

大和「そのわりにはご満悦そうですが」

蒼龍「私はするよりしてあげたいんですけどね」

叢雲(あかり)(ふ、ん。羨ましくないわよ。私だってやってもらいたければこのお願い使えばいいし。ああ、でもそうするとやってもらいたいって、直球で言わなくちゃいけなくなるし!)

天龍「とっとと服修理してもらって飯にしようぜ~」

神通「はぁ、次はもっと緊迫感のある演習がしたいです」

天龍「あんな戦いじゃ消化不良だぜ」

あかり「お友達同士ですし、あんな感じでいいですよぉ」

天龍「あのなぁ、まあ、実際練度は上がってるからいいんだけどよ」

あかり「天龍さん、秘書艦のお仕事も含めてお疲れさまでした」

天龍「軽いもんだぜ、こんなの」

あかり「ごほうびに」

↓2

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージをしてあげる

あかり「マッサージしてあげます!」

天龍「マッサージだぁ?」

あかり「はい! 熊野さんからも好評なんですよぉ」

天龍「あいつお前に触られて喜んでるだけじゃねぇのか?」

あかり「そんなことないですよぉ! ちゃんと気持ちいいって言ってくれてました!」

天龍「触られただけで発情してる可能性もなきにしもあらず」

あかり「はつじょ~?」

天龍「なんでもねぇよ。そこまで言うならやってもらおうか」

あかり「じゃあお布団の上に寝てください!」

天龍「おらよ」

あかり「え、えっと、お腹のマッサージするんですか?」

天龍「んっ? おおっ、わりぃ。うつぶせになる習慣がなくてよ」

あかり「やっぱり苦しいんですか?」

天龍「ああ。ったく、こんな邪魔なもんくっつけやがって」

あかり「あかりも一回位その苦しみを味わってみたいですよぉ」

あかり「えいっ、えいっ!」

天龍「んぉっ」

あかり「ふふ~、どうですか? 気持ちいいでしょう?」

天龍「まっ、まあまあってとこじゃねぇか」

あかり「胸が苦しい分がなくなるくらいに気持ち良くしてあげますからね~」

天龍「あ、ふぅ……」

あかり「天龍さんってそんな声も出せるんですね~」

天龍「だ、誰が出させてぇ!?」

あかり「いつもカッコいいですけど、その声は可愛いですね」

天龍「ふ、ふざけたこと言ってんじゃねぇえぇ……」

あかり「なんだか楽しくなってきました!」

天龍「お、覚えてろよぉ!」

あかり「はぁ、楽しかったです」

天龍「こんの、テメェ!」

あかり「身体は大丈夫ですか?」

天龍「コリとかほぐれてすげぇ開放的だけどよ!」

あかり「よかったです!」

天龍「うっ、悪気がねぇってのが一番たち悪いんだ。しかも結果として身体よくなってるしよ」

あかり「まだしたりませんか?」

天龍「も、もう十分だよ! あ、ありがとう……」

あかり「どういたしまして。またこったら呼んでください」

天龍「あ、ああ」

あかり「それで、明日の秘書艦なんですけど」

天龍「そうか、一日で変えるんだったな。誰にすんだ?」

↓2(>>17の那珂、天龍以外)

あかり「大和さんにお願いします」

天龍「大和な。わかったよ伝えといてやる」

あかり「お願いしますね天龍さん」

天龍「これくらいどうってことねぇよ。じゃあまた明日な」

あかり「おやすみなさい。これからはどうしようかな?」

↓2

1 寝る
2 誰かの部屋へ行く(>>17の遠征組、神通、叢雲以外)
3 散歩
4 執務

今回はここまでです
次は金剛の部屋へ行くところからはじめます

駆逐艦の回避力が祟ってずいぶんと伸びてしまいました申し訳ありません
あかりがマッサージが上手いのは1スレ目>>974のコンマのおかげです

前スレの埋めネタは今回は短めでいけば二つ位できそうなので↓2、3で募集します
小ネタはあかり鎮守府の話だけじゃなくて他の鎮守府の話やIFの話でもかまいません

開始します

あかり「金剛さん」

金剛「ここには誰もいませんヨー」

あかり「いるじゃないですか」

金剛「私を演習に出してくれない提督と話すことなんてありまセーン」

あかり「出たかったんですか、演習」

金剛「出たかったですヨー! せっかく提督にいいところ見せるチャンスだったの二ー!」

あかり「今日の演習の雰囲気であんまり本気でやられてもちょっと」

金剛「提督は私の華麗なファイティングを見たくないんですカー?」

あかり「見る機会はこれからいくらでもありますよ」

金剛「ブー! どうせ大和が全部持っていきマース!」

あかり「今日も大和さん出てましたけどね。あかりは強さだけで判断してませんよ」

金剛「でも~」

あかり「大和さんだって外してしまうことはありますし、金剛さんだって頼りにしてます」

金剛「大和のフォロー役にですカー?」

あかり「そういうのじゃありませんよ。金剛さんは金剛さんで、大和さんとは別にちゃんと見てますから」

金剛「ならいいですけドー。あんまり目を離してたら、引っ張ってこっち向かせちゃいますからネー」

金剛「提督ぅ~、ベビードールはいつ買ってくれるんですカー?」

あかり「あ~、なんだかんだ言って結局パジャマとか何にも買ってませんよぉ」

金剛「ハリーアップ! 私の透け透け姿も見たいデショー?」

あかり「いえ別に」

金剛「ワッツ!? 見たくないんですカー!?」

あかり「だって目のやり場に困りますし」

金剛「どこでも好きなところ見ていいんですヨー」

あかり「好きなところって、そんなにじろじろ見ません!」

金剛「見てくれないノー?」

あかり「見てほしいんですか?」

金剛「イエス!」

あかり「見ません!」

金剛「オー、提督は透け透けじゃなくてちゃ~んと見たいんですネー。一緒にお風呂入りましょうカー?」

あかり「そっちの方が見ませんから!」

金剛「ピュアですネー。女の子同士なのに意識しちゃっテー」プニプニ

あかり「ほっぺたぷにぷにしないでください。エッチな金剛さんなんか知りません」

金剛「こういうのはエッチじゃなくてアダルトって言うんですヨー」

金剛(それか、素直、デース)

熊野「帰ってまいりましたわ!」

名取「遠征任務完了しました」

那珂「那珂ちゃん帰宅したよ~!」

三日月「今回も無事に終わることができました」

若葉「うむ」

白雪「司令官の方もお変わりありませんね」

あかり「ありがとうございましたみなさん」

大和「家具コインの方もずいぶんと溜まってきてまいりました」

あかり「みんなに好きな物を買ってあげられますよぉ」

那珂「那珂ちゃんジュークボックスがほしい!」

名取「もっと部屋を快適にするようなものを頼みましょうよ」

大和「ところで、追加報酬の方は?」

↓1 コンマ30以上(30以下のぞろ目でも可)でアイテム取得

三日月「今回はもらえませんでした」

あかり「そっかぁ」

那珂「那珂ちゃん歌ったのにね! 名取ちゃんが手伝ってくれないからだよ!」

名取「ええっ!」

白雪「うるさいって迷惑がられてましたが」

熊野「むしろ那珂さんのせいでもらえなかったのでは?」

若葉「ありえる」

那珂「そんなことないよ~! 名取ちゃんと二人ならきっと最高級のあめとかもらえたもん!」

名取「そ、そうだったんだ。ごめんなさい提督さん」

熊野「戯言を真に受ける必要はありませんわよ」

あかり「次、がんばりましょう! ほんとうにお疲れ様!」

現在のあかり鎮守府の艦娘(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

叢雲 ○熊野   古鷹  名取
文月  三日月  金剛  卯月
大和☆ 天龍☆  那珂☆ 愛宕

白雪  夕立    千歳  球磨
神通  扶桑    瑞鶴  ビスマルク
蒼龍  千代田  足柄  若葉

あかり「今日こそ大本営からの手紙が来てるかもしれません」

大和「確認してみます」

↓1 コンマ70以下で出撃要請が来ている

大和「来てました」

あかり「来てましたか~、じゃあ行きましょうか」

大和「もうずいぶんとこなれた感が出てきましたね」

あかり「あかりも提督らしくなりましたよね?」

大和「ええ、最初の頃と比べると見違えました」

あかり「ですよね!」

大和(それほど変わってないなんて言えるはずもなく)

あかり「よ~し、誰を連れて行こうかな?」

↓1~6 出撃する艦娘(>>99)

大和「昨日のような無様は決して晒しませんので」

ビスマルク「出撃か、胸が躍るわね」

扶桑「戦艦が勢ぞろいしてる中、負けるわけにはいきません」

瑞鶴「よっし、行こうか」

金剛「私の力、よ~く見といてくださいヨー!」

三日月「こ、この中に私が混じっていいんでしょうか?」

あかり「今日は大盤振る舞いですよ!」

瑞鶴「これならどんな艦隊にだって負けないわね」

ビスマルク「この私がいれば当然だけれど」

大和「敵の攻撃よりも消費に気を使わなければ」

あかり「さっと行って、さっと倒して、さっと帰って来ましょう! 出撃です!」

リ級e「……」

リ級「……」

ヘ級e「……」

ヘ級「……」

二級×2「……」

妖精(ひよこ)「今回はがんばったよ~!」

あかり「ありがとう妖精さん」

瑞鶴「重巡と軽巡にエリートがいるわ」

あかり「ちょっと強いんでしたっけ?」

大和「ええ、通常のものよりも能力が強化されています」

ビスマルク「雑魚は雑魚よ! 陣形指示、はやく!」

↓1 陣形

あかり「単縦陣です」

大和「それが安定するとお気づきになられましたか」

金剛「イエース! 火力で押すのが戦艦の務めですヨー!」

扶桑「必ずや勝ってみせますので」

三日月「わ、私も微力ながら貢献します!」

あかり「みんな、怪我しないでくださいね」

大和「ええ。行きますよ、みなさん!」



瑞鶴「そろそろいいかなっと、行ってみんな!」


↓1~2 開幕爆撃を受ける敵艦(コンマで命中判定)

敵艦隊 
     耐久
リ級e   60
リ級   58

ヘ級e   52
ヘ級   36
二級A  28
二級B  28

二級A 命中 41ダメージ 耐久 28→0 撃破
ヘ級e クリティカル 50ダメージ 耐久 52→2 大破


二級A「!!!」

ヘ級e「!!!」

瑞鶴「よっし、駆逐型一隻と、あ~、エリート軽巡は落とせなかったわ」

扶桑「しかしほぼ沈みかけですよ」

大和「十分な成果です。続きます!」

↓1 大和が狙う敵艦(コンマで命中判定)

敵艦隊 
     耐久
リ級e   60
リ級   58

ヘ級e   2
ヘ級   36
二級B  28

リ級e 回避値 20-19=1 クリティカル

180ダメージ リ級e 耐久 60→0 撃破


リ級e「!!!」

大和「エリート重巡、沈めました!」

三日月「え、エリートの重巡を一撃で」

あかり「大和さんすごいなぁ」

扶桑「むっ、私だって!」

↓1 扶桑が狙う敵艦(コンマで命中判定)

敵艦隊 
     耐久
リ級   58

ヘ級e   2
ヘ級   36
二級B  28

ヘ級 回避値 15-6=9 クリティカル

136ダメージ ヘ級 耐久 36→0 撃破


ヘ級「!!!」

扶桑「軽巡型撃破です!」

あかり「扶桑さんもすごいですよぉ!」

金剛「このままじゃ私の活躍どころがなくなってしまいマース! いきます、ファイアー!」

ビスマルク「ちょ、ちょっと、私の得物がなくなりそうじゃない! 私も撃つわよ!」

↓1 金剛 ↓2 ビスマルクが狙う敵艦(コンマで命中判定)

敵艦隊 
     耐久
リ級   58
ヘ級e   2
二級B  28

倒せる場合に被ったときは安価下で

リ級 クリティカル 108ダメージ 耐久 58→0 撃破
二級B クリティカル 126ダメージ 耐久 28→0 撃破


リ級「!!!」

二級B「!!!」

金剛「どうです、見てくれましたか提督~!」

ビスマルク「この程度のこと、褒められるまでもないけど!」

あかり「金剛さんもビスマルクさんも完璧です!」

三日月「あっという間に虫の息の軽巡エリートが一隻になってしまいました」

ヘ級e「!」

瑞鶴「大破してるけどエリートの攻撃よ、気を付けて!」

↓1 ヘ級eが狙う艦娘(コンマで命中判定)

あかり艦隊
       耐久
大和     93
ビスマルク 90
扶桑     67
瑞鶴     62
金剛     63
三日月   13 

ビスマルク 回避値 35-13=22 クリティカル

9ダメージ ビスマルク 耐久 90→81


ビスマルク「きゃあ!」

あかり「ビスマルクさん、怪我はないですか!?」

ビスマルク「平気よ。ちょっとびっくりしただけ」

あかり「よかったですよぉ」

三日月「なんというかいいとこどりな気がして」

瑞鶴「撃ち漏らしを沈めるのも立派な仕事よ」

↓1 三日月の命中判定

リ級 回避値 12-5=7 クリティカル

3ダメージ リ級 耐久 2→0 撃破


リ級「!!!」

三日月「はぁ、なんとか沈めました」

瑞鶴「残存敵艦0! これで瑞鶴達の勝利ね!」

あかり「呆気なかったですね~」

大和「まあこれだけの戦力で挑めば」

ビスマルク「もっと撃ちたかった~!」

金剛「私の活躍見せたかったのに~!」

あかり「みなさんが活躍してくれたおかげですよ。ちゃんと見てましたから」

三日月「……」

あかり「三日月ちゃんもね。ありがとう」

三日月「ど、どうも」

瑞鶴「カードは落ちてないかな~」

↓1 コンマ偶数でドロップ

扶桑「見つけましたよ」

あかり「ありがとうございます扶桑さん」

ビスマルク「ふぅん、どんなのが来るのかしら?」

↓2 2-2-F(ボス)でドロップする艦娘

浜風「駆逐艦、浜風です。これより貴艦隊所属となります」

あかり「浜風ちゃん、はじめまして赤座あかりです」

浜風「えっ? 提督?」

大和「提督ですよ浜風さん」

金剛「まだまだひよっこですけど私達のボスデース!」

浜風「大和、金剛!」

金剛「元気にして、ませんよネー」

大和「それはそうですよ」

浜風「またあなた達と共に戦えるのね、うれしい」

あかり「お知り合いがいてよかったね」

浜風「大和や金剛が認めているのなら、あなたはいい提督なのでしょう。今後ともよろしくお願いします」

あかり「こっちこそよろしくね、浜風ちゃん」

瑞鶴「は、浜風、あなた、駆逐艦よね?」

浜風「はい、陽炎型13番艦です」

瑞鶴「そ、そう、駆逐艦。駆逐艦が、へぇ~。ちくしょおお!」

三日月「ああだめです艦爆を変なところに飛ばしちゃ!」

扶桑「どうしたのかしら急に?」

ビスマルク「さあ? この子となにかあったんじゃない?」

浜風「なにもした覚えはないんですけど」

あかり「駆逐艦と比べたら負けって言ってたからね」

浜風「……?」ポヨン

あかり「とにかく今回はビスマルクさんがちょっとだけ撃たれただけですみましたね」

ビスマルク「次は完全勝利してみせるわよ」

あかり「瑞鶴さんがなんかいじけちゃいましたけど」

瑞鶴「どうせ私は空母で一番のぺちゃぱいですよ~だ」

扶桑「きっと上には上がいますから」

ビスマルク「下には下、でしょ」

瑞鶴「うっさ~い! 駆逐艦が胸デカくったってなんの意味もないんだから~!」

浜風「く、空母だって意味ないじゃないですか!」

三日月「胸に載せてるわけじゃないですからね」

大和「大きいと色々と困ることもあるんですよ?」

金剛「私くらいがちょうどいいデース!」

瑞鶴「うえ~ん、妹ちゃ~ん、巨乳達がいじめるよ~」

あかり「い、いじめてはないと思うけど、元気出してお姉ちゃん」

浜風「なんか、すいません無駄に大きくて」

あかり「き、気にしないでいいよぉ。大きいのはいいことだよ、うん」

三日月(同じ駆逐艦で格差を見せつけられた私の立場は……)

あかり「と、とにかく帰りましょう」

大和「そうですね、戻るとしましょうか」

瑞鶴「あっ、さっき飛ばした艦爆が帰ってきた。えっ? SOS?」

あかり「なにかあったんですか?」

瑞鶴「なんか近くに別の提督が来てて、助けを求めてるんだって」

あかり「助けを!? 大変、はやく行かなきゃ!」

ビスマルク「深海棲艦に襲われてるの?」

瑞鶴「なんか違うみたいだけど、とりあえず来てほしいって」

あかり「妖精さん!」

妖精(アホ毛)「ヨーソロー!」

瑞鶴「あれだよ!」

あかり「大丈夫ですか~?」

妖精(魔女っ子)「さっきの子のところの提督さんですか、よかったぁ」

あかり「魔女っ子みたいな妖精さん、うちのとそっくりだよぉ」

扶桑「妖精も私たち同様に同一の個体が複数存在するみたいですからね」

大和「一体どうしたんですか?」

妖精(魔女っ子)「えっと、うちの提督が体調を崩してしまって」

ビスマルク「貧弱ねぇ」

妖精(魔女っ子)「返す言葉もありません。つきましてはその~」

金剛「なんですカー?」

妖精(魔女っ子)「ティッシュをいただけませんか?」

三日月「ティッシュ?」

千歳(ゆるゆり)「あははは~」

あかり「い、池田先輩!?」

浜風「鼻から血を出して倒れている?」

ビスマルク「なんか幸せそうな顔してるわよ」

千歳(ゆるゆり)「あっ、赤座さん? 久しぶりやな~。こんなかっこうでごめんな~」

あかり「い、いえ!はいティッシュです」

千歳(ゆるゆり)「こらどうも」

大和「また提督のお知り合いですか?」

あかり「はい、池田千歳先輩です」

千歳(ゆるゆり)「はぁ~、強そうな人がいっぱいおるな~」

あかり「あの、池田先輩の艦娘さん達は?」

千歳(ゆるゆり)「あそこにおるで~」

↓2~4 千歳艦隊の艦娘

初春「なんぞ強そうな艦がいっぱいおるのう」

龍驤「デカ乳ばっかやないか、けっ!」

霞「ティッシュ見つけてって、なんかいるし」

千歳(ゆるゆり)「あ~、ごめんなぁ霞。遅かったから赤座さんに助けてもろうてん」

霞「はぁ!? 霞が遅いって言うの!? あんたが鼻血出してぶっ倒れたのが悪いんでしょクズ司令官!」

千歳(ゆるゆり)「誰も責めとらんよ~。ありがとな霞~」ナデナデ

霞「や、やめなさいよ、血が付くじゃないのクズ!」

千歳(ゆるゆり)「そんな汚い言葉使ったらあかんで~」

龍驤「ほ~、よう見たらお仲間がおるやんけ。仲良うしよな?」

瑞鶴「どこ見て仲間って言ってる?」

初春「ふむぅ、わらわのところのにも増して幼き司令官じゃ」

あかり「わ、わらわ?」

霞「ふんっ、大和を従えてるようだし、このクズよりはマシそうじゃないの」

大和「霞さん、あまり提督を悪く言うものではありませんよ」

霞「うっ、く、クズはクズよ!」

千歳(ゆるゆり)「相変わらず手厳しいなぁ霞は」

あかり「池田先輩はあかりを見てもあまり驚きませんね」

千歳(ゆるゆり)「綾乃ちゃんからおるいうことは聞いとったからな~」

あかり「杉浦先輩とは会ってたんですね」

千歳(ゆるゆり)「つい最近な~。んで、歳納さんも来とる言うし、二人とも提督やし、ああ、だめやで歳納さん! 演習に勝ったら綾乃ちゃんをもらうやなんて~!」

あかり「わぁっ、また鼻血が!」

霞「ああもう! なんなのよ一体!」

浜風「前からこうなんですか?」

初春「いや、学友と再会してからじゃ。たまに変なことを口走りだしたかと思うと、眼鏡をはずして鼻血を噴くようになったんじゃ」

龍驤「なんやえらい幸せそうな顔してな」

ビスマルク「大丈夫なのそれ?」

初春「鉄分は取らせておるから大丈夫じゃろうて」

龍驤「うちらも慣れてきたしな~」

霞「慣れたくなかったけどね!」

あかり「池田先輩はときどき妄想して鼻血を出すんだよぉ」

扶桑「も、妄想で鼻血を?」

金剛「一体どんなこと考えてるんですカー?」

あかり「あかりは子供だから教えてくれないんですよぉ」

千歳(ゆるゆり)「な、なんでもないで、うん、ティッシュありがとな」

あかり「どういたしまして。せっかく会ったんですし池田先輩、これからあかりの鎮守府に来ませんか?」

千歳(ゆるゆり)「ええん? ほなら行こか~」

霞「ちょっと! 戦果は!?」

三日月「先ほどこの海域の主力艦隊は私達が倒してしまいましたので」

龍驤「あ~、先越されてもうたんか」

初春「ならもうここには用はないというわけじゃな」

霞「あんたが鼻血なんか出して倒れるからよ! しゃんとしなさいよクズ司令官!」

千歳(ゆるゆり)「ほんま堪忍な~」

あかり「それじゃあ案内しますよぉ。妖精さんが」

妖精(アホ毛)「お任せあれ~」

今回はここで終わりです

わりと勘違いされがちですが千歳は綾乃と京子でしか妄想しません
小ネタは早めに書けるようにします

急に予定が入ったので↓1~2で小ネタ募集
前のも終わってないので少な目ですがご容赦ください

開始します
埋めネタは明日にでも

現在のあかり鎮守府の艦娘(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

叢雲 ○熊野   古鷹  名取     浜風 
文月  三日月  金剛  卯月
大和☆ 天龍☆  那珂☆ 愛宕

白雪  夕立    千歳  球磨
神通  扶桑    瑞鶴  ビスマルク  
蒼龍  千代田  足柄  若葉

あかり「ここがあかりの鎮守府です」

千歳(ゆるゆり)「はぁ~、うちのとことあんまり変わらへんなぁ」

龍驤「規格はどこも大体揃えるもんやで」

あかり「でもお風呂は大きいみたいです」

初春「それは羨ましいことじゃ。わらわものびのび入れる風呂がほしいでのう」

千歳(ゆるゆり)「今度職人妖精さん達に頼んでみよか」

霞「妖精を困らせるんじゃないわよクズ!」

熊野「提督、お帰りなさいませ!」

叢雲「また知り合いと会ったのね」

あかり「熊野さん、叢雲ちゃん」

千歳(ゆるゆり)「ふむ、お出迎えかぁ」

×熊野「提督、お帰りなさいませ!」
○熊野「あかり、お帰りなさいませ!」


金剛「今日はスピーディにフィニッシュしましたから、あんまり待たせなかったデショー」

熊野「ええ、お早いお帰りでしたわね」

叢雲「そんだけの戦力で挑めばそうもなるでしょう」

扶桑「すぐに主力艦隊と当たれたということもありますけどね」

ビスマルク「私が傷つかなきゃ完全勝利だったのに!」

大和「ほんのかすり傷ですから」

扶桑「ええ、ほとんど完全勝利ですよ」

瑞鶴「うん、いつもこれくらい楽勝だったらいいんだけど」

三日月「わ、私も少しはお手伝いできましたし」

熊野「それで、あなた新入りですのね。重巡洋艦かしら?」

浜風「いえ、駆逐艦ですが」

熊野「くちっ!?」

龍驤「もう一人お仲間発見や」

千歳(あかり)「ああやっぱり帰って来ていた。お帰りなさいませ」

あかり「ただいまです千歳さん」

千歳(ゆるゆり)「ん?」

あかり「あっ、そうでした。この人は水上機母艦の千歳さんと言うんです」

初春「ほう、同じ名じゃな」

千歳(ゆるゆり)「池田千歳言います」

千歳(あかり)「そうですか、あなたが。水上機母艦の千歳です」

千代田「千歳お姉!」

千歳(ゆるゆり)「ん~?」

千歳(あかり)「千代田。妹の千代田です。千代田、こちら、提督のご友人で千歳と言うお名前なの」

千歳(ゆるゆり)「一瞬千鶴がおるんかと思ってもうた。うちにも妹がおるんです、呼び方は違いますけど」

千代田「そうなんだ。なんかごめんね、思いださせちゃった?」

千歳(ゆるゆり)「いえいえ、呼び方も違いますしお気になさらずに」

千歳(ゆるゆり)「赤座さんのところは色んな人がおるんやね」

あかり「はい。まだまだたくさんいますよぉ」

千歳(ゆるゆり)「うちとは大違いや」

霞「なによ! 霞達だけじゃ足りないって言うの!?」

千歳(ゆるゆり)「だぁれもそんなこと言うとらへんよ」

初春「じゃが実際足りんがのう」

龍驤「せやな。正直うちらだけであそこの海域の主力艦隊倒せるとは思えへんもん」

千歳(ゆるゆり)「やっぱりもうちょい建造した方がええんやろうかなぁ」

叢雲「その戦力であそこへの出撃許可もらえるだけの戦果あげられてるのがすごいわよ」

龍驤「なんやかんやでうちの提督は優秀やさかいな!」

千歳(ゆるゆり)「それほどでも~」

霞「ふんっ、昔の艦長達に比べればクズよ、クズ!」

扶桑「それは比べるべくもありませんけども」

ビスマルク「さっきからクズクズって、あなた少し口汚さに過ぎるわよ」

千歳(ゆるゆり)「口癖みたいなもんですから、あんまり責めんであげてください。むずかしい時期なんですわ」

霞「ひ、人をまるで反抗期の子供みたいに言うんじゃないわよ、クズ!」

千歳(ゆるゆり)「はいはい」

千歳(あかり)「手なずけてますね」

千代田「ああ見えて結構強い子みたいだわ」

あかり「すいません、せっかく来ていただいたのにあまりおもてなしできなくて」

千歳(ゆるゆり)「ええって、助けてもろたんはうちの方やし」

大和「霞さん、汚い言葉を使っていると心まで汚くなってしまいますよ」

熊野「そうですわ。大和撫子たるもの言葉遣いにも気品が必要ですわ」

霞「わ、わかってるわよ! わかってるけど、事実だからいいの!」

瑞鶴「あなたはまだ身体が小さいからいいわよ。私なんて」

龍驤「身体まで小さいから困ってんねん!」

叢雲「あなたは火砲まで浮かせてるのね」

初春「便利じゃぞ。動かずとも遠くの相手を狙えるからのう」

千歳(ゆるゆり)「うちの子達も色々楽しそうやから」

あかり「それならよかったです。そういえば、池田先輩の最初の艦娘って誰なんですか?」

↓2 千歳の初期艦

千歳(ゆるゆり)「今は遠征に行ってもろうとっておらんけど、五月雨言う子や」

あかり「五月雨、さんですか?」

千歳(ゆるゆり)「駆逐艦やしちゃんでええんやないか?」

あかり「五月雨ちゃん。どんな子なんですか?」

千歳(ゆるゆり)「せやなぁ。なんでも一生懸命なんやけど、空回ることが多いというか。よくドジする子や」

あかり「ドジっ子なんですね。ちょっとだけ親近感がわきます」

千歳(ゆるゆり)「ドジを克服するために重点的に遠征に行かせとるんやけど、まあ治る兆しは見えへんな」

あかり「そう簡単に治れば苦労しませんよぉ」

千歳(ゆるゆり)「おかげで遠征の成果はいつも半分くらいになっとるわ」

あかり「ええっ!? そんなにこけちゃうんですか!」

千歳(ゆるゆり)「こけるらしいなぁ。いっつもずぶぬれで帰ってくるし」

あかり「た、大変ですね」

千歳(ゆるゆり)「まぁ、霞もそうやけど手のかかる子の方が可愛ええからな。うち的には満足しとるで」

あかり「池田先輩のところは池田先輩がお母さんですね」

千歳(ゆるゆり)「そこはお姉さん言うてもらいたかったけどなぁ」

ビスマルク「少し艤装の修理が必要ね」

初春「ドックへ行くのか? わらわも大きなドックを見てみたい! 付いて行ってもいいじゃろう?」

ビスマルク「えっ、私はお風呂は一人で入りたいのだけれど」

初春「わらわはそなたではなく風呂を見に行くのじゃ」

ビスマルク「そ、そう」

初春「構わんよのう?」

千歳(ゆるゆり)「ええよ~」

初春「ふむ、お許しも得たし参ろうではないか。ほれ、案内せい」

ビスマルク「こっちよ。って、私はメイドじゃないって言ってるでしょ!」

龍驤「ああ見えて初春もあるんが恨めしい」

瑞鶴「最近の駆逐艦はこれだから」

熊野「ですわ」

浜風「な、なんですかその目は?」

大和「少し早いですがお昼にしましょうか」

金剛「戦闘してお腹も空きましたからネー!」

扶桑「私達だけですがね」

三日月「で、でも、そうしてくれるとうれしいです」

龍驤「噂の大和の料理が食べれるわけやな!」

霞「期待してるからね大和!」

大和「ええ、食堂で少し待っていてください」



千歳(ゆるゆり)「大和さん料理上手いん?」

あかり「とってもお上手です!」

霞「ホテルとか呼ばれるくらいにすごかったんだから!」

金剛「私も負けてませんけどネー!」

千歳(ゆるゆり)「そっかぁ。料理上手がいっぱいおって羨ましいわ」

龍驤「うちの提督はつけもんだけやからなぁ」

千歳(あかり)「おつけものですか?」

霞「そうよ! 年寄りくさいったらありゃしないわ」

龍驤「そんなこと言って、毎日楽しみにしとるくせに」

霞「し、してないわよ!」

千歳(ゆるゆり)「喧嘩はあかんで~」

千歳(あかり)「お漬物なら、奈良漬が好きですかね」

千代田「お酒が好きなだけでしょ」

千歳(ゆるゆり)「うちはお酒まだ飲めへんからなぁ」

千歳(あかり)「奈良漬でもなくても、お漬物は肴になりますから好きですよ」

龍驤「酒ばっかやな!」

瑞鶴「うちのお酒は主に千歳か料理で消費されるから」

扶桑「あとは隼鷹さんが来たときとかに」

あかり「あかりもまだ飲めないから、お付き合いできなくて残念だよぉ」

千歳(ゆるゆり)「ジュースでもいいので付き合ってくださるとうれしいです」

千代田「千歳お姉が言うジュースってチューハイのことでしょ」

三日月「立派なお酒ですからやめてくださいね」

文月「おはよ~」

あかり「あっ、文月ちゃん」

金剛「グッドモーニング、今起きたんですカー?」

文月「うん~」

千歳(ゆるゆり)「寝ぼすけさんやね」

文月「あれ~、また新入り~?」

浜風「私はそうですがこの方は違いますよ」

千歳(ゆるゆり)「一応提督やっとる、池田千歳や」

文月「お~、司令官のお友達~?」

あかり「そうだよぉ」

文月「結構お友達こっちに来てるね~」

あかり「そうだね、よく会う人達はみんなこっちにいるかも」

文月「よかったね~」

あかり「よかったよぉ」

龍驤「けったいな喋り方するやっちゃな」

卯月「司令官発見ぴょん!」ダキッ

あかり「わっ、卯月ちゃん」

卯月「すっごいはやく帰ってきたぴょん」

あかり「みんなのおかげだよぉ」

卯月「でも司令官もがんばったはずぴょん。だから今日は一段と素敵」

あかり「えへへ、ありがとう」

卯月「なぁんてうっそぴょ~ん!」

あかり「ふぇっ!?」

卯月「司令官はいつでもちんちくりんぴょん! ぷっぷくぷ~」

あかり「もう~、卯月ちゃん!」

龍驤「さらにけったいな奴が来よった」

霞「ぴょんとかぷっぷく~とか。ふざけてるのかしら?」

千歳(ゆるゆり)「霞のよりは女の子らしくてええと思うけどなぁ」

霞「う、うっさいクズ!」

夕立「あ~、提督さん!」

あかり「夕立ちゃん」

夕立「私も出撃したかったっぽい!」

あかり「そ、そんなこと言われても」

夕立「素敵なパーティしたかった~!」

あかり「ご、ごめんね。夜に池田先輩達も入れてするから」

夕立「そういうパーティじゃないっぽい!」

卯月「う~ちゃんも出たかったぴょん。出してくれない司令官には~くすぐりぴょん!」コチョコチョ

あかり「ひゃっ! う、卯月ちゃ~ん!」

卯月「くすぐりはう~ちゃんの得意の分野だぴょん!」

文月「むぅ~、司令官をこちょこちょするのはあたしの役目なの~」コチョコチョ

あかり「うひゃあっ!? 文月ちゃんまで~!」

卯月「う~ちゃんの方が上手いぴょん!」

文月「あたしの方が上手い~!」

夕立「私も混ざるっぽい!」コチョコチョ

あかり「あはは、みんなやめてってば~! 池田先輩も見てるのに~!」

叢雲「こ、こら! あんた達やめなさい!」

熊野「そ、そうですわよ! あかりが嫌がってますわよ!」

卯月「そんなことないぴょん。笑ってるぴょん」

瑞鶴「くすぐったがってるだけでしょ!」

金剛「そうですヨー! ほら、アカリこっちに来るデース!」

あかり「た、助かりましたぁ」

卯月「逃がさないっぴょ~ん!」

文月「待て待て~!」

夕立「っぽい~!」

金剛「ノー! アカリの肌は私が守りマース!」

あかり「金剛さん、抱きしめて振り回さないでください~」

扶桑「金剛さん、提督が目を回してますよ」

金剛「オウ! だったら、抱えて逃げマース!」

あかり「ひえええ」

叢雲「待ちなさい! あんた目を回したそいつをどこに連れてくつもりよ!」

金剛「シット! バレてしまいましたカー」

熊野「油断も隙もありませんわ! あかりはこちらで保護します」

金剛「ノー! アカリは渡しまセーン!」

三日月「なにをしてるんですか、他の司令官の前で!」

千代田「やめてよね、子供みたいに」

千歳(あかり)「お騒がせしてすいません」

千歳(ゆるゆり)「いーえ」

浜風「ずいぶんとにぎやかなところへ来たようです」

扶桑「ええ、私もみなさんから元気を頂いている気分です」

龍驤「ほぅ、あん子中々やるやないか」

瑞鶴「お姉ちゃん分としては複雑なところよ」

霞「あんなののどこがいいのかしら?」

千歳(ゆるゆり)「赤座さんはええ子やで。うちが鼻血出しとったらすぐに気づいてくれるし」

大和「ごはんでき……金剛さん、なぜ提督を抱いて?」

金剛「これから愛の逃避行ですヨー」

大和「だ、だめです! そんなこと大和が許しませんよ!」

あかり「うぅ~目が~」

卯月「う~ちゃんのくすぐりで笑えば元気になるぴょん!」

文月「たくさん笑わせてあげるよ~」

夕立「だからこっち来るっぽい!」

叢雲「余計疲れるわよ!」

熊野「わたくしが介抱しますわ!」

千歳(ゆるゆり)(せやけど、人に好かれとるっつ~自覚はあんまあらへんようやな)

あかり「ふぅ、ひどい目にあいました」

千歳(ゆるゆり)「お疲れさん。みんなと仲ええんやね」

あかり「みんな家族でお友達です」

千歳(ゆるゆり)「家族でお友達、ねぇ」

あかり「どうかしました?」

千歳(ゆるゆり)「こら、大変そうですね大和さん」

大和「うぇっ!? えっとぉ~、はい」

あかり「なんの話です?」

千歳(ゆるゆり)「大人の話やで」

あかり「またあかりには話せない話ですか?」

千歳(ゆるゆり)「どうなんです?」

大和「えっ、はっ、話すよりも、大和は気づいてもらいたいなぁなんて」

千歳(ゆるゆり)「大和さんはするよりされる方がええんやって」

大和「ちょ、ちょっと、池田提督!?」

あかり「なにをされたいんですか大和さん?」

大和「い、いえ、それは、こくはっ、なんでもないです!」

千歳(ゆるゆり)「やれやれ、どっちもどっちですね」

大和(だ、だって、今言えば自分からしてるようなものだしっ!)

大和「そ、そんなことより! お夕飯の買い出しに行かなくてはいけないのですが」

あかり「足りないんですか?」

千歳(ゆるゆり)「うちらの分でしたら夕飯前には帰りますけど」

あかり「夕立ちゃんとパーティするって約束しちゃいましたから、いてくださいよぉ」

千歳(ゆるゆり)「あんま迷惑かけたないんやけどなぁ。せやったら、うちらもついてこか」

あかり「買い出しにですか? お客さんなんですから」

千歳(ゆるゆり)「今日は頼ってばっかしなんやし、お手伝いくらいさせてぇな」

あかり「そこまで言うならお願いします。あかり達は大和さんともう一人くらい連れて行きましょうか」

↓2 買い出しに連れて行く艦娘(>>159の大和以外)

千歳(ゆるゆり)「暗くなる前に戻ってくるんやで~」

霞「だから子供扱いすんな!」

龍驤「あっちにおもろそうな店見つけたで」

初春「ふむ、これだけ広い街じゃ、見どころはたくさんあるじゃろうて」

千歳(ゆるゆり)「ごめんなぁ、うちの鎮守府の近くの街、ここほど大きくないんよ」

あかり「いえ、みんな楽しんで行ってくれたらうれしいです」

大和「買い出しなら四人でこと足りますからね」

蒼龍「なんなら提督達も遊んで来ていいんですよ」

千歳(ゆるゆり)「うちは手伝う言いましたから」

あかり「あかりは提督ですから!」

蒼龍「ふふっ、では行きましょうか。あの子達が長く遊べるようにゆっくりと」

千歳(ゆるゆり)「すいません、お気遣いありがとうございます」

今回はここまでです

大和が買い出しに強制参加なのは料理係だからじゃなくて秘書艦だからです

埋めの小ネタが終わったので本編開始します

千歳(ゆるゆり)「お野菜は見ていかへんのですか?」

大和「お野菜は近くの山で妖精達が作ってくれているものがありますので」

千歳(ゆるゆり)「はぁ~、至れりつくせりですね~」

蒼龍「苺……」

あかり「苺好きなんですか?」

蒼龍「以前山で野苺を食べさせていただいたときのことを思い出していたんです」

あかり「そういえばそんなこともありましたね」

蒼龍「とてもおいしかったですよ」

あかり「じゃあ今度はもっと大きなこの苺を食べさせてあげますね!」

蒼龍「あの、別に苺が好きというわけでは」

あかり「あかりが好きだから買うんです! コンデンスミルクも買わないと~」

蒼龍「ああ、提督離れてはだめですよ」

大和「果物でしたらリンゴもどうでしょう?」

あかり「リンゴも大好きです! あかり、うさぎさんの形に切れるんですよぉ!」

千歳(ゆるゆり)「なんや卯月ちゃんが喜びそうやね」

蒼龍「また提督が風邪をひかれたときのために買っておきますか」

あかり「も、もうひきませんから!」

千歳(ゆるゆり)「赤座さん風邪ひいたん?」

大和「以前に一度」

あかり「あのときはすいませんでした大和さん」

大和「仕方がありませんよ、誰だってひくときはひくものですから」

あかり「添い寝までしてもらちゃって」

千歳(ゆるゆり)「風邪ひいとるんに添い寝はあかんのとちゃいます?」

蒼龍「艦娘は病気にならないんですよ」

大和「風邪の辛さで弱気になってしまっていましたし、おそばについてあげなくてはと思ったので」

あかり「ほんとうに、大和さんには感謝してもしきれません」

大和「何度も言いましたとおり、大和は大和がやるべきことをやっただけです」

大和(やったことに対する報酬はもう沢山受け取っているのよ。形としてあるものは、し、下着くらいしかないけど)

あかり「みんなでお買い物ってなんだかわくわくしますよね」

千歳(ゆるゆり)「せやなぁ、わくわくしすぎて変なもんこうてしまうこともあるし」

あかり「お花見のときのことですか?」

千歳(ゆるゆり)「あれはまあ色々あってなぁ」

あかり「お花見、みんなでできたらいいなぁ」

千歳(ゆるゆり)「みんなで、か。赤座さんは、誰か特別な好きな人とかおらへんの?」

あかり「特別に好きな人って、ええっ!」

大和「どうかされましたか提督?」

あかり「ああ、気にしないでください」

千歳(ゆるゆり)「あんまり大声出したらあかんで、内緒話や」

あかり「で、でも、それってその、好きな人の話ですよね?」

千歳(ゆるゆり)「せや。赤座さんだってもう中学生なんやから、好きな人の一人や二人はおるやろ?」

あかり「あ、あかりはみんなが好きです」

千歳(ゆるゆり)「ほほぅ、赤座さんも言うやん。みんな自分のもんやってことやろ?」

あかり「ちちち、違いますよぉ!」

蒼龍「なにが違うんですか提督?」

あかり「ああえっと、こっちの話です!」

千歳(ゆるゆり)「ちゃうん?」

あかり「決まってるじゃないですか! だめですよそんなの!」

千歳(ゆるゆり)「でも赤座さんは魅力的な女の子やしなぁ。色んな人に好かれとるかもしれへんで」

あかり「そ、そんなことないですよぉ」

千歳(ゆるゆり)「そこで肯定せぇへんところとかな」

あかり「だ、だって、あかりはまだその、そういうふうに好きな人いませんし」

千歳(ゆるゆり)「赤座さんがおらんでも、赤座さんをそういうふうに好きな人はおるかもしれへんやん」

あかり「そ、そんなこと」

千歳(ゆるゆり)「かもの話やでかもの。せやけどもしおるとするなら」

あかり「するなら?」

千歳(ゆるゆり)「もううちの妄想の内容聞く必要なくなるやろな。自分でやれるんやから」

大和「提督お顔が赤いですが」

蒼龍「やはり重たいですか?」

あかり「だ、大丈夫です!」

あかり(うぅ~、池田先輩が変なこと言うから皆のこと意識しちゃうよぉ)

千歳(ゆるゆり)(ふふっ、意識しとるな)

龍驤「キミ、あん子になにしたん?」

千歳(ゆるゆり)「赤座さんを好きな人がおるかもしれへんで言うただけやで」

初春「初心な乙女をからかうのは趣味が悪いぞ」

千歳(ゆるゆり)「からかっとらへんよ。ほんとうにおるやろうし」

霞「余計なお世話じゃないの?」

龍驤「人の恋路に首突っ込むと馬に蹴られんで」

千歳(ゆるゆり)「恋路に首を突っ込んだやんなくて、赤座さんを恋路に突っ込ませようとしただけや」

千歳(ゆるゆり)「背中は押したし、誰との恋路に入るかは赤座さんの自由や」

千歳(ゆるゆり)(きっと誰との路の先でも赤座さんなら幸せになれるはずやから)

大和「さあ、ごはんができましたよ」

卯月「ふわぁ! すっごい豪華っぴょん!」

球磨「山の下のパーティはすごいクマ!」

浜風「これが噂の大和ホテルのフルコース、すごい」

龍驤「ものごっついなぁ! うちこんなんはじめてや! とりあえず片っ端から食うで~!」

初春「これ龍驤、品がないぞ」

千歳(ゆるゆり)「五月雨にちょっと持って帰ってもええかな?」

霞「貧乏くさい真似やめてよね!」

大和「おみやげは明日帰るときにお渡ししますよ」

千歳(ゆるゆり)「ほんまですか? や~、五月雨もきっと喜びますぅ」

霞「悪いわね大和」

大和「楽しいですから」

金剛「私の英国カレーのお味はどうですカー?」

初春「うむ、美味である」

金剛「味の決め手はとにかく煮込むこと!」

初春「ルーに溶けておるのじゃな。じゃがわらわはもう少し歯ごたえがある方が好みじゃのう」

足柄「はい、串カツお待ち!」

龍驤「お~来た来た! タレの二度付けはありやんな?」

足柄「なんならタレだけ飲んでもいいわよ」

龍驤「燃料ならともかくタレだけは無理やて~!」

霞「ふぅん、大和以外にも料理できるのがいるんだ」

大和「提督もお味噌汁だけなら大和をもしのぎますよ」

あかり「そ、それほどでもないですよぉ」

霞「はやいとこ料理ができる艦娘が配属されてほしいわね」

千歳(ゆるゆり)「漬け物と白いご飯があれば問題あらへん」

霞「大ありよ!」

千歳(あかり)「お酒が進むわ~」

千歳(ゆるゆり)「あっ、それ奈良漬ですか?」

千歳(あかり)「ええ。池田提督と話して食べたくなりましたので」

千歳(ゆるゆり)「うちももらってええですか?」

千歳(あかり)「いいですけど、お酒は飲んじゃだめですからね」

千歳(ゆるゆり)「わかっとります。うん! この味がたまらんわ~」

千歳(あかり)「その歳で漬け物の良さをわかるなんて、通ですね」

千歳(ゆるゆり)「昔からおばあちゃんと一緒にぬか床の世話をしてきてますから~」

千歳(あかり)「あなたとはやくお酒を交わせるようになりたいものです」

千歳(ゆるゆり)「あはは、うちはお酒だめなんです。飲むと……」

千歳(あかり)「池田提督?」

あかり「あっ、奈良漬って確か酒粕から作って。千歳さん、池田先輩から離れてください!」

千歳(あかり)「えっ、は、はい」

霞「どうしたのよ? まさか奈良漬程度のアルコールで酔って……」

千歳「ちゅ~」チュッ

霞「……っ!?」

千歳「あはぁ~、霞ん唇やらかいわ~」

霞「あっ、キス、な、ん、で?」

龍驤「どういうこっちゃ赤座提督!?」

あかり「池田先輩は酔っぱらうとキス魔になっちゃうの!」

千歳(あかり)「奈良漬程度のアルコールで!?」

あかり「前はお酒の入ったちっちゃなチョコレート程度で酔ってましたから、とっても酔いやすいんだと思います」

初春「なんと迷惑な体質じゃ」

千歳(ゆるゆり)「りゅ~じょ~」

龍驤「ぎゃああ! こっちくんなアホ~!」

大和「ど、どうするんですか!?」

あかり「前は鼻血を出させて止めましたけど……」

卯月「どうやったら鼻血だすぴょん!?」

あかり「え~っと、杉浦先輩が京子ちゃんのほっぺにキスをしたの」

蒼龍「どっちもいませんよ!」

龍驤「初春こっち来いや~!」

初春「まさか貴様、や、やめんか!」

龍驤「唇同士でされるよりましやろがぁ!」チュッ

瑞鶴「どう!?」

千歳(ゆるゆり)「りゅ~じょ~、つ~かま~えた~」

龍驤「全然だめやないか~!」

白雪「きっとお二方でなければだめなんですよ!」

龍驤「は、初春、助け……」

初春「わらわの頬は安くないのじゃ」

龍驤「薄情も~んぅ!」チュッ

千歳(ゆるゆり)「タレの味がすんで~」

龍驤「キミとすんの、別にややないけど、ややないけどさぁ……」

千歳(ゆるゆり)「つぎは~」

↓2 千歳が狙う艦娘(>>159

千歳(ゆるゆり)「ふるたかさ~ん」

古鷹「や、やだ、こないで~!」

あかり「古鷹さん!」

千歳(ゆるゆり)「つかまえたで~」

古鷹「助けてぇ~!」

千歳(ゆるゆり)「ちゅ~」

古鷹「いや~!」

あかり「だ、だめ~!」ドンッ

千歳(ゆるゆり)「あうっ!」

あかり「ふ、古鷹さんはあかりの艦娘なんです! 勝手にキスしたらだめなんですからぁ!」

古鷹「て、提督……」

千歳(ゆるゆり)「せやったら赤座さんにすんで~」

あかり「えっ?」

千歳(ゆるゆり)「んふ~」

あかり「ひょえええ!?」

初春「いい加減にせい!」ビシッ

千歳(ゆるゆり)「はぐっ!」バタッ

初春「まったく、女子が女子同士とはいえ軽々しく唇を交わすなど目に余るわ」

あかり「あ、ありがとう初春ちゃん」

初春「礼には及ばぬ。うちの司令官が世話をかけたのう」

天龍「鉄扇か! 粋な武器使うじゃねぇかよ!」

初春「雅と言うてもらいたいのじゃが」

龍驤「初春! あんただけキスされとらんやないか!」

初春「わらわはわらわのしたいときにする。主導権を奪われるのは好きではないからのう」

龍驤「すましおってからに!」

霞「こ、この、クズ! クズ司令官!」

初春「蹴るのはやめい霞。せっかく寝かしつけたところじゃて」

霞「だって、こいつ、こいつ!」

初春「正直まんざらでもないのじゃろう?」

霞「ふざけないでよ! こ、こんなやり方……じゃなくて、こんな奴となんて!」

初春「ともかく、そのアホを隅に運ぶぞ。手伝え」

あかり「はぁ、どうにか収まったよぉ」

古鷹「提督」

あかり「古鷹さん、大丈夫でしたか?」

古鷹「は、はい。ありがとうございます、助けてくださって」

あかり「古鷹さんが無事だったならそれでいいですよぉ」

古鷹「あの、私のこと自分の艦娘だって」

あかり「ご、ごめんなさい、勢いで言っちゃって。物扱いしてるみたいでいやですよね」

古鷹「いや、じゃないです。その、うれしかったです、私のこと大切にしてくれてるんだってわかって」

古鷹「提督が誰かに暴力をふるってるところ、はじめて見ました。それだけ私のこと大切にして、自分のものだって思ってくれてうれしい」

あかり「えっ、えっと、どういたしまして」

あかり(なんでいやだって思ったのかな? 無理やりがだめなんてだめだって思うのは当たり前だけど)

――千歳(ゆるゆり)「みんな自分のもんやってことやろ?」

あかり(ち、違う! そんなんじゃない、そんなんじゃない、よね?)

今回はここまでです

前スレ>>1000も含め残りの小ネタははやいうちに書けるようにします

開始します

あかり「はぁ、結局昨日の気持ちの理由が見つからないまま朝になっちゃったよぉ」

あかり「池田先輩はお詫びに自家製のお漬物送ってくれるって言って帰っちゃったし」

あかり「う~ん、とりあえず今は気にしないでおこうっと」

あかり「今日の秘書艦誰に頼んだんだっけ?」

↓2 秘書艦(>>159の☆がついてない艦)

千歳「おはようございます提督」

あかり「千歳さん、おはようございます」

千歳「昨日はその、すいませんでした。私のせいであんなことに」

あかり「気にしないでください。千歳さんはお漬物を池田先輩にあげただけなんですから」

千歳「まさかあれだけ酔っぱらうとは思いませんでした。池田提督とはお酒は飲めませんね」

あかり「大きくなったら変わるかもしれませんよぉ」

千歳「そうだとうれしいのですが」

あかり「さぁ、今日もがんばって働きましょう」

千歳「はい。遠征はどうなさいますか?」

↓2 遠征に

1 出す
2 出さない

あかり「今日は出しましょうか」

千歳「では誰に行ってもらいましょう?」

↓1~6 遠征に出す艦娘(>>159の千歳以外)

熊野「最近はよく遠征に行くようになりましたわね」

天龍「今回はそれほどガキもいねぇし、いい旅になるか」

文月「がんばってくるよ~」

浜風「来て早々遠征というのも、いえ、いいんですが」

愛宕「あら~遠征かぁ。たくさんもらえるようにがんばっちゃうわ」

ビスマルク「この私を遠征にだなんて、偉くなったものね」

あかり「みんな遠征がんばって来てください」

千歳「追加でなにかもらえるように」

熊野「了解ですわ。わたくしも遠征旗艦が板についてきましたわね」

文月「だね~すっかり遠征隊長だよぉ~」

熊野「ここまでくれば家具コイン長者を目指して出発ですわ!」

愛宕「お~!」

現在のあかり鎮守府の艦娘

叢雲  古鷹    名取  若葉
三日月 金剛    卯月
大和   那珂    球磨
白雪  夕立    千歳  
神通  扶桑    瑞鶴    
蒼龍  千代田  足柄 

第二艦隊遠征組:熊野 天龍 文月 浜風 愛宕 ビスマルク

↓2 第三艦隊を遠征に

1 出す
2 出さない 

↓1~6 遠征に出す艦娘(>>229の遠征組と千歳以外)

三日月「私も遠征はそれなりになれてきました」

卯月「う~ちゃんより出撃がよかったぴょん」

球磨「球磨もクマ」

神通「仕方ありませんよ。はぐれと戦えることを祈りましょう」

千代田「いや、出てこない方がいいけどね」

叢雲「まっ、あれよ、せっかくの服を汚さないようにするわね」

千歳「どうぞトラブルのないように」

あかり「がんばってね、みんな」

三日月「了解。行きますよみなさん」

卯月「ぴょん!」

球磨「クマー」

叢雲「真面目に返事しなさい」

現在のあかり鎮守府の艦娘

古鷹  名取  若葉

金剛  千歳 
大和   那珂  
白雪  夕立   
扶桑  瑞鶴    
蒼龍  足柄 

第二艦隊遠征組:熊野 天龍 文月 浜風 愛宕 ビスマルク
第三艦隊遠征組:三日月 卯月 球磨 神通 千代田 叢雲

↓2 第四艦隊を遠征に

1 出す
2 出さない

あかり「今日は二組だけにしましょう」

千歳「ええ、二組で十分ですからね」

あかり「そういえば、遠征って具体的にどんなことしてるんですか?」

千歳「船団の護衛だったり、威力偵察だったり、あるいは資源の輸送だったり、様々です」

あかり「色んなことやってるんですね」

千歳「艦娘が必要とされる局面は多々ありますから」

あかり「すごいんですね艦娘って」

千歳「それほどでもありません。深海棲艦がいなければ、やはり必要のない存在ですよ」

あかり「む~」

千歳「このような言い方はお嫌いですよね。すいません」

あかり「あかりは深海棲艦がいなくなっても、千歳さんのこと必要だと思ってますから」

千歳「ええ、わかっていますとも。それでは朝はいかがいたしましょう?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>886の遠征組以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

>>886って盛大に安価ミスってますねすいません


あかり「若葉ちゃん」

若葉「む、なんの用だ?」

あかり「お話しに来たんだけど」

若葉「会話は苦手だな」

あかり「えっと、あかりとお話ししたくない?」

若葉「いや、若葉は口下手だから」

あかり「それでもいいよぉ。あかりは若葉ちゃんとお話したいな」

若葉「そうか、なら話そう」

あかり(若葉ちゃんとなにをしようかな)

↓2

1 ポーカーフェイスだね
2 戦いは好きなの?
3 初春型だという話
4 その他自由に

あかり「若葉ちゃんは何型なの?」

若葉「初春型だ」

あかり「えっ、そうだったんだ」

若葉「ああ」

あかり「じゃあ初春ちゃんの妹なんだね」

若葉「そうなるな」

あかり「でも姉妹艦って大体同じ格好してるよね?」

若葉「私は初春の欠陥部分を直して生れたからな」

あかり「改造されてるから服も違うってこと?」

若葉「そうだ。改造の有無で服装が違う姉妹もそれなりにいる」

あかり「そうだったんだ。じゃあお姉ちゃんと同じ服着てみる? 叢雲ちゃんのだけど」

若葉「む、確かに似ているが。そうだな司令官が着ろというのなら」

若葉「着たぞ」

あかり「わぁ、似合ってるよぉ」

若葉「そうか。司令官も似合っている」

あかり「えへへ、そう?」

若葉「ああ。普通の学生のようだ」

あかり「そ、それ褒めてるの?」

若葉「褒め言葉としては妥当ではなかったか?」

あかり「普通って言ってるからね」

若葉「なら訂正する。普通じゃない学生みたいだ」

あかり「それだとけなしてるみたいだよぉ」

若葉「むう、やはり会話は苦手だ」

若葉「だが若葉にはこの服似合っているとは思わない」

あかり「どうして? 似合ってるよ?」

若葉「ボディラインが浮き出るから」

あかり「浮き出るから?」

若葉「若葉は初春や叢雲と違って幼児体型だ」

あかり「そうかもしれないけど」

若葉「変なものも飛ばせないし」

あかり「変な物って」

若葉「あれがどういう理屈なのか知らんが、若葉も飛ばしてみたい」

あかり「若葉ちゃんもああいうの好きなんだ」

若葉「少しだけ」

あかり「そっか、いつか飛ばせたらいいね」

若葉「ああ」

あかり「若葉ちゃん会話は苦手だけど嫌いじゃないみたいだね」

あかり「もっとお話しできたらいいな」

あかり「さてとお昼までなにをしようかな?」


↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>241の遠征組、若葉以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

あかり「北方棲姫ちゃんのために烈風を開発しよう!」

あかり「空母か水上機母艦の人に頼めばいいんだったよね?」

↓2 開発する艦娘

1 蒼龍
2 瑞鶴
3 千歳

蒼龍「烈風の開発ですか?」

あかり「はい、お願いできますか?」

蒼龍「構いませんよ。烈風はとても優秀な戦闘機です。戦力の増強に繋がります」

あかり「あ~え~っと、はい」

あかり(北方棲姫ちゃんのことは内緒にしてた方がいいよね?)

蒼龍「ですが優秀なだけあって開発も難しいです」

あかり「できなくても責めたりしませんよぉ」

蒼龍「そうしてくだされば幸いです」

↓1 コンマ

0~30 零式艦戦21型 31~65 零式艦戦52型 67~98 烈風 ぞろ目 烈風改

蒼龍「できました」

あかり「これ、ゼロですか?」

蒼龍「すいません失敗してしまいました」

あかり「いいですよぉ。気にしないでください」

蒼龍「お役に立てずに申し訳ありません」

あかり「落ち込まないでください。悪いものができたわけじゃないんですから」

蒼龍「はい。これは私が装備しても?」

あかり「いいですよ」

蒼龍「ありがとうございます。これを使って烈風以上の見せますから」

あかり「期待してますよぉ」

あかり(やっぱりそう簡単に開発できないよね)

あかり(そういえば、北方棲姫ちゃんも空母になるのかな? 姫型なんだろうとは思うけど)

あかり(北方棲姫ちゃんでも開発できたりして)

あかり「千歳さんはどれくらい強くなったら軽空母になるんですか?」

千歳「えっと、さほどあげずともなれるのですが」

あかり「なにか問題があるんですか?」

千歳「実は私と千代田は五回改造することができまして」

あかり「五回もですか! すごい!」

千歳「三回目の改造で軽空母になるのですが、なりたての状態ですとあまり艦載機が載せられないんです」

あかり「ふむふむ」

千歳「二回目の改装時に甲標的という潜水艇を運用する母艦に代わりますので、その状態で一気に四回目の改造ができる練度まで上げるのも手です」

あかり「なるほど~色々考えないといけないんですね」

千歳「すいません、運用の難しい艦で」

あかり「いえ、千歳さん達を上手く扱えることが、あかりの提督としての腕の見せ所って感じで燃えちゃいますよぉ!」

千歳「そ、そこまで気負わなくてもいいのですが。それではお昼からはなにをしましょう?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>241の遠征組、若葉以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

今回はここまでです
次は執務をするところからはじめます

恋愛描写はどこまでやるのか難しいところです
フレンチはゆるいの範疇に入れてよかったんでしょうかね

開始します
小ネタは明日に

千歳「提督、こちらを」

あかり「はい、ぺったんっと」

千歳「ずいぶんと手際がいいですね」

あかり「執務にはもう慣れましたから」

千歳「喜ばしいことです。この調子で指揮も上手くなってくださればいいのですが」

あかり「うっ、それは別のお話ですよぉ」

千歳「提督の仕事であるという点は同じ話です」

あかり「わかってますよぉ」

千歳「提督ががんばっていることはわかっています。きっとすぐに成果は出ますよ」

あかり「はい!」

千歳「それではこちらにも判を」

あかり「えっとこれは」

↓2

1 新しい艦娘着任の知らせ
2 アイテム支給の知らせ
3 酒保充実の嘆願書
4 施設増築の嘆願書
5 レップウオイテケとだけ書かれた画用紙

あかり「なんか施設を増やしてほしいみたいですね。他にもあったような」

千歳「……実は施設増築の嘆願書はいくつか来ていまして」

あかり「わっ、いっぱいある」

千歳「あまりいっぺんにはできませんし、今回は一つだけにしておきましょう」

あかり「どれにしようかな~」

↓2

1 プール
2 レッスンルーム
3 剣道場
4 その他自由に

あかり「レッスンルーム、那珂ちゃんからですね」

千歳「ええ。今の部屋では満足に歌も踊りも練習できないから、防音で鏡張りのレッスンルームがほしい、と」

あかり「けっこう本格的ですね」

千歳「それだけ本気だということでしょう。なにを持ってしてアイドルと言ってるのかはわかりませんが」

あかり「屋内で運動する場所と考えれば他にも使い道はありますし、先ずはこれにしましょうか」

千歳「ではハンコを」

あかり「ぺったんと。これってどれくらいでできるんですか?」

千歳「今から作れば明日の朝には」

あかり「はやっ!」

千歳「妖精の技術ですから」

あかり「相変わらずですね妖精さん」

千歳「施設増築の嘆願は他の二つ以外にもまだまだありますので、折を見て許可してくださるとうれしいです」

あかり「千歳さんもなにか出してるんですか?」

千歳「ええっと、ワインセラーか酒蔵がほしいなぁなんて」

あかり「さっき判をって出したのってもしかして」

千歳「ち、違いますよ! そんなずるするわけないじゃないですか!」

あかり「別にいいんですけどね、こうして手伝ってくれてるんですし」

千歳「あっ、じゃあこれにも判を」

あかり「やっぱりそうなんじゃないですか!」

千歳「ああっ!」

あかり「ずるする人のは後回しです」

千歳「だから出さなかったんじゃないですかぁ!」

千歳(提督、ちょっとだけ強かになってきてる?)

あかり「でもワインセラーってなんだかおしゃれですね」

千歳「でしょう!」

あかり「あかりワイン飲めませんけどね」

千歳「き、気分だけでも」

あかり「お酒のことばっかりなんですから」

千歳「だってぇ~」

あかり「はぁ、千代田さんが苦労してるのがよくわかりますよぉ」

千歳「せ、節度は守ってますからね、ほんとですよ」

あかり「だといいんですけど。とりあえず、これからどうしようかな?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>241の遠征組、若葉以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

あかり「出撃します」

千歳「先日出たばかりですが、大丈夫ですか?」

あかり「大丈夫です! この前は楽勝でしたもん!」

千歳「提督、慢心は身を滅ぼしますよ」

あかり「わかってますよぉ。慢心はしません、危なくなったらすぐ帰ってきます」

千歳「はい、そうしてください」

あかり「誰を連れて行こうかな?」

↓1~6 出撃する艦娘(>>241の遠征組以外)

すいません連取でしたね
安価↓で


あかり「千歳さんとお話します」

千歳「私ですか?」

あかり「思えばあんまり話してなかったような気がしますから」

千歳「そういえばそんな気が」

あかり「ゼロを造ってもらったときくらいです」

千歳「ではお話しましょうか」

あかり(千歳さんとなにを話そうかな?)

↓2

1 第一印象からどう変わったか
2 そんなにお酒が好きなのか
3 千代田との仲について
4 その他自由に

あかり「お酒そんなに好きなんですか?」

千歳「あ、アルコール中毒ではありませんからね!」

あかり「誰もそこまで言ってませんよぉ」

千歳「酒は百薬の長とも言いますし」

あかり「艦娘は病気にならないんじゃなかったんですか?」

千歳「うっ」

あかり「別にあかりは悪いって言ってるわけじゃないですよぉ」

千歳「でもその、子供から見るとお酒ばっかり飲んでる大人の人ってだめに見えませんか?」

あかり「酔っぱらって怒鳴ったりするんじゃなければ、カッコいいなって思いますよぉ」

千歳「ほ、ほんとに?」

あかり「はい。だってほんとうに大人じゃなきゃ飲めませんから」

千歳「そ、そうですか、カッコいいですか」

あかり「千歳さんは服脱ぎ出しちゃうんでだめですけど」

千歳「そこは見逃してください!」

あかり「こうおっきな氷が入ったグラスをふちだけ持って~」

千歳「提督がやってもあまり映えなさそうですね」

あかり「むぅ、確かにあかりはブラックコーヒーも飲めませんけど」

千歳「コーヒーの苦みとはまた別の苦みですよ」

あかり「そうなんですか?」

千歳「ええ。たぶん私もブラックコーヒーは飲めませんし」

あかり「へぇ~、あかりもはやく大人になりたいなぁ」

千歳「提督が大人になった姿ですか、想像できませんね」

あかり「あかりが子供っぽいからですか?」

千歳「そうじゃなくて、子供のままでいてほしいからでしょうか」

あかり「あかりは大人になりたいんです!」

千歳「時間が経てば自然となれますよ」

千歳(願わくば、大人になってもその純粋さを忘れないでいてほしいです)

千歳「今日はこのくらいにしておきましょう」

あかり「お疲れ様です、千歳さん」

千歳「提督も、お疲れ様です」

あかり「今日は千歳さんといっぱいお話ができてよかったです」

千歳「私もですよ提督」

あかり「あかり、会ったときよりもマシになれましたか?」

千歳「ええ、マシにはなれましたね」

あかり「ちょっと言い方にとげがありますよぉ」

千歳「まだまだだということです。ですが昼に言った通り、そのやる気の成果はすぐに出るはずです」

あかり「じゃあ千歳さんをびっくりさせる日もすぐというわけですね」

千歳「ふふっ、調子に乗ってはいけませんよ。めったなことでは驚きませんから」

あかり「言いましたね、すぐに驚かしてみせますから」

千歳「期待してますよ。では私はこれで」

あかり「あっ、千歳さん」

↓2

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる

あかり「今日のごほうびにふしぎなあめをあげます」

千歳「ふしぎなあめ?」

あかり「食べると練度が上がるあめです」

千歳「そんな便利なあめがあるとは、驚きました」

あかり「ほら、驚かせました」

千歳「こ、これは提督の驚かされたわけじゃありません!」

あかり「えへへ、そうですよね」

あかり(すごいのとふつうなのどっちあげよう?)

↓2

1 すごいふしぎなあめ(残り個数:4個)
2 ふしぎなあめ(残り個数:14個)

あかり「はい、どうぞ」

千歳「どうも。ああ、確かになにか力が沸き上がってくるような感覚がします」

あかり「はやく改造できる練度になれればいいですね」

千歳「まだ足りませんが、一歩近づきました。ありがとうございます、提督」

あかり「いいえ、これは千歳さんががんばったごほうびですから」

千歳「だったら明日も、と言いたいところですが一日で交代なんですよね」

あかり「すいません、一人に任せるのはやっぱりだめだと思ったんです」

千歳「賢明な判断ですよ。では、どなたに頼みましょうか?」

↓2 明日の秘書艦(>>159の☆付きと千歳以外)

あかり「金剛さんにお願いします」

千歳「金剛さんですか。今は遠征に行ってるんでしたね」

あかり「帰ってきたらあかりから言いますので」

千歳「わかりました。では、おやすみなさい」

あかり「あめ食べたんですからちゃんと歯をみがいてくださいね」

千歳「わかってますっ! もう、提督も千代田も私をなんだと思ってるんですか!」

あかり「ふふっ、さてとこれからどうしようかな?」

↓2

1 寝る
2 誰かの部屋へ行く(>>241の遠征組、若葉、千歳以外)
3 散歩
4 執務

あかり「名取さん、起きてますか?」

名取「あ、提督さんこんばんは」

あかり「今回はびっくりしませんでしたね」

名取「びっくりした声出さないようにがんばりましたから」

あかり「結局びっくりはしたんですね」

名取「……しました」

あかり「千歳さんと違って驚かせるのが楽だよぉ」

名取「次はびっくりしませんから!」

あかり「がんばってください」

名取「あの、一緒に寝に来たんですか?」

あかり「だめですか?」

名取「私、身体固いですよ?」

あかり「大丈夫です、あかりも固いですから!」

名取「関節の話じゃないんですが」

名取(でも胸があるし、痛い思いはさせないかな?)

名取「ともかくどうぞ、お入りください」

あかり「おじゃましま~す」

あかり「そういえば妖精さんにレッスンルームを造ってもらうんですよぉ」

名取「レッスンルームですか?」

あかり「ちゃんと防音がされてて、鏡もある広い部屋です」

名取「那珂さんに頼まれたんですね」

あかり「嘆願書が来てましたから」

名取「設備が整うのはいいことです」

あかり「やる気になりましたか?」

名取「ま、まだ考えさせてください」

あかり「わかりました。アイドルやらなくても運動するのには使えますし、便利な部屋になると思いますよ」

名取「ダンスは私達艦娘にとっては有益な訓練となりうるんです。バランス感覚は大事ですので」

あかり「こけたら大変ですもんね」

名取「だから、ダンスだけはやるかもしれないです」

あかり「バックダンサーならいいってことですか?」

名取「……はい」

あかり「それだけでも、那珂ちゃんきっと喜びますよぉ」

名取「歌手一人にバックダンサー一人というのもなにか変な話ですけどね」

名取(私もちょっとだけ勇気を出してみよう。こんなにも背中を押してくれてる人がいるんだから)

金剛遠征に行ってなかったですね
度々すいません


あかり「お帰りなさいです」

熊野「ええ、ただいまですわあかり」

天龍「今回もばっちり稼いで来たぜ!」

文月「資源いっぱい~家具コインもたくさん~」

浜風「はじめてにしては上々の出来だと自負します」

愛宕「ええ~みんなよくがんばってたわ~」

ビスマルク「ふんっ、私が雑用係なんて気に食わないけれど、与えられた仕事はしっかりこなすわ」

金剛「追加でなにかもらえましたカー?」

↓1 コンマ30以上かぞろ目でアイテム取得

熊野「当然いただきましたわ!」

ビスマルク「まっ、私にかかればこんなもんよ」

あかり「なにをもらったんです?」

↓2

1 五輪書(武蔵を呼ぶ)
2 まんたんのふしぎなあめ
3 高級ホテルの宿泊券
4 最高級お菓子
5 書類一式&指輪

文月「なんかね~すっごい高いホテルの宿泊券もらったよ~」

あかり「ドイツ国旗とかに比べてグレードの上がり方が半端じゃないよぉ!」

ビスマルク「ドイツ国旗バカにすんじゃないわよ!」

熊野「さすがに全員分とはいきませんでしたが」

浜風「慰安旅行には最適ですね」

愛宕「慰安するほど働いてないけどね~」

天龍「たけぇホテルならうめぇ飯も食えんだろ? オレは連れてけよな」

金剛「いつもホテルのご飯食べてますけどネー」

あかり「でもお布団はきっとふかふかですよぉ。くれた人にありがとうって言わないと」

文月「いっぱいお礼言ったから大丈夫だよ~」

熊野「資源ももらえましたし大成功ですわね」

あかり「ええ、みんなほんとうにお疲れ様!」

あかり「第三艦隊のみんなもお帰りなさい」

三日月「無事帰投しました」

卯月「ただいまっぴょん!」

球磨「いや~やっぱり山より海の方がしっくりくるクマ」

神通「それはそうですよ」

千代田「ほんとなんで山に送られたのかしらね?」

叢雲「畑の警備も立派な仕事だけど」

あかり「なにか追加でもらったものはあるの?」

三日月「え~っと」

↓1 コンマ30以上かぞろ目でアイテム取得

三日月「いただきましたよ」

卯月「見て驚くがいいっぴょん!」

金剛「一体何を貰って来たって言うんですカー」

↓2

1 五輪書(武蔵を呼ぶ)
2 まんたんのふしぎなあめ
3 遊園地の無料パス
4 最高級お菓子
5 書類一式&指輪

球磨「なんと一個うん千円もする高級チョコクマ!」

あかり「一個うん千円!?」

金剛「驚きましター。一体何をすればそんなものが貰えるんですカー?」

卯月「う~ちゃんから溢れる気品がこれを買わせたんだぴょん」

神通「いえ、千代田さんが観測機で的確に深海棲艦の位置を察知して、一度も戦闘を行わずに船団を海域から離脱させたからですよ」

あかり「千代田さんすごいです!」

千代田「ぐ、偶然よ。今度同じことやれって言われたってできないわ」

叢雲「偶然でもすごいわ。みんな感謝してたもの」

三日月「だからこそこんな高価な物をいただけたんですよ」

千代田「あ、あはは、だったらうれしいな」

あかり「はい、千代田さん」

千代田「千代田が食べていいの?」

あかり「千代田さんが食べなきゃ誰が食べるんですか」

卯月「はやく食べるぴょん! う~ちゃん達が食べられないぴょん!」

球磨「いくつかあるからみんなでってことっていいクマ?」

あかり「はい。みんなで食べましょう」

千代田「おいしい!」

卯月「う~ちゃんこれもらいっぴょん!」

球磨「それはクマが狙ってたやつクマ!」

叢雲「ちょっと喧嘩しないの!」

三日月「同じのはまだありますから」

神通「ふふっ、みんな楽しそう」

あかり「神通さん、口あけてください」

神通「はい、んむっ」

あかり「おいしいですか、ってその顔を見れば聞かなくてもわかりますね」

神通「自然と頬が緩んでしまいます」

あかり「だめですよ、神通さんもちゃんと食べて楽しまなきゃ」

神通「見てるだけにしてようと思ってましたけど、こんなにおいしいならもっと食べたくなりました」

あかり「はい、まだたくさんありますからいっぱい食べてください」

あかり(とりあえずいくつかは他のみんなのためにとっておこうっと)

金剛「……」

あかり「……金剛さんもあ~ん」

金剛「ノー、私はいいですヨー。たまたまここにいただけですシー」

あかり「たまたまでも今ここにいるんです。一緒に楽しみましょう?」

金剛「提督ぅ。私は提督へのバーニングラブでお腹いっぱいですヨー!」ガバッ

あかり「わぁっ! チョコ落ちちゃいますから!」

卯月「金剛がいらないならう~ちゃんが食べるぴょん」

金剛「ウェイ! それは提督から私への愛の証、誰にも渡しませんヨー!」

卯月「ぷっぷくぷ~司令官は金剛のことよりもう~ちゃんのことの方が好きぴょん」

金剛「私の方がストロング!」

卯月「う~ちゃんの方が上ぴょん!」

あかり「あわわわ」

叢雲「おモテになることで」

あかり「む、叢雲ちゃん」

叢雲「ふんっ、あんたが誰を好きだろうと私には関係ないけど」

あかり「好き、やっぱりあかり好かれてるのかな?」

叢雲「な、なによ、急に」

あかり「ねぇ叢雲ちゃん、叢雲ちゃんはあかりのこと好き?」

叢雲「はぁ!?」

あかり「その、池田先輩があかりのこと好きな人がいるかもしれないって言ったから」

叢雲「すす、好きとかあり得ないわよ! 自意識過剰!」

あかり「そ、そっか」

叢雲「も、もし、仮に、例えば、万が一、絶対あり得ないけど、私があんたのこと好きって言ったらどうするのよ?」

あかり「もし叢雲ちゃんがあかりのこと好きだったら? 好きだったら……」

叢雲(な、なにを緊張してんのよ私は! 仮にの話なのに!)

あかり「あかり――」

球磨「提督の指にチョコ付いてるクマー!」パクッ

あかり「ひゃあっ!? 球磨さん!?」

球磨「クマー、おいしいクマー」ペロ

あかり「く、球磨さん、くすぐったいよぉ」

卯月「あ~! 球磨が司令官の指食べてるぴょん!」

金剛「ノー! 提督を食べるのは私デース!」

あかり「た、食べるってなんなんです~!?」

叢雲(私、安心してる。あの言葉の続き聞かなくてよかったって)

叢雲(もし、あの続きが拒絶の言葉だったらって思ったら、怖くてたまらない)

叢雲(だけど聞きたい。あいつの応えを。私のこと、好きなのか)



あかり「うぅ、反対の指も卯月ちゃんに舐められてべたべただよぉ」

三日月「朝からお騒がせしてすいませんでした司令官」

千代田「はい、ハンカチ」

あかり「三日月ちゃん、千代田さん」

千代田「みんなおいしいお菓子ではしゃいじゃってたから、悪気はないのよ」

あかり「わかってますよぉ」

三日月「いいえ、司令官はチョコの味をわかってません。自分では食べてないですね?」

あかり「た、食べたよ?」

三日月「嘘です。私が見ているかぎり食べてはいませんでした」

あかり「だってあかりはなにもしてないから」

千代田「自分で金剛さんに言ったこと思いだしてみなさいよ」

あかり「あ、あかりは提督だから」

三日月「提督だから一番に食べなきゃいけないんです」

千代田「そうよ。ほ~ら、口開けなさい」

あかり「……あ~ん」

千代田「あ~んっ。どう?」

あかり「ふわぁ、食べたことないくらいおいしいですよぉ」

三日月「こちらもどうぞ」

あかり「うん、あ~ん」

三日月「あ、あ~ん」

あかり「ううん! こっちもおいしい!」

三日月「これを食べないなんて損ですよ」

千代田「こっそり隠したのも他の誰かにあげるものでしょ?」

あかり「バレてたんですか」

三日月「ばっちりお見通しです」

千代田「思いやりが強いのはいいけど、自分をないがしろにしちゃだめよ。提督のそういうところ、千代田は好きだけどね」

三日月「わ、私も、す、好き、です」

千代田「三日月は提督のことずっと見てたから、食べてないことにも気づいたんだもんね」

三日月「そ、それはちがっ!」

あかり「あかりのことずっと見てたの?」

三日月「う、し、失礼します!」

千代田「あははは、冷静ぶっててもまだまだ子供だね」

あかり「……」

千代田「どうしたの提督、顔赤いよ?」

あかり「み、三日月ちゃんあかりのこと好きなのかな?」

千代田「嫌いじゃないと思うけど」

あかり「ど、どうしよう、こんなにいるなんて思わなかったよぉ」

千代田「えっと、提督?」

あかり「あ、あかりはどうしたら……」

千代田(これってもしかして……ふふっ、意外におませさんなところもあるんだ。それとも意識しちゃうことがあっただけ?)

千代田(一生懸命悩んでるところ、ちょっと可愛いかも)

今回はここまでです

お菓子食べるだけで好感度大上昇するというのも変かと思ったのでイベントを書いてたらこんなにかかってしまいました
今回で叢雲の好感度が100になりました。夜は叢雲の好感度100イベントが発生します

開始します
先ずは小ネタから

瑞鶴「んぅ? あれ、ここは鎮守府の瑞鶴の部屋?」

瑞鶴「瑞鶴は確か……って、なんか胸が大きくなってる!?」

瑞鶴「えっ、どういうこと? 成長期? 寝てる間に改造された?」

瑞鶴「と、とにかく、提督さ~ん!」



瑞鶴「提督さん!」

あかり「瑞鶴さん、おはようございます」

瑞鶴「こ、これ見てよ!」

あかり「これってどれですか?」

瑞鶴「これよ、この胸!」

あかり「あんまり遊んでると服が伸びちゃいますよ」

瑞鶴「いやボールとか入れてるわけじゃないって、ほらっ!」ダキッ

あかり「や、やわらかい、本物?」

瑞鶴「じゃなきゃ提督さんのところにわざわざ来たりしないって」

あかり「えっ、な、なんで胸大きくなったんです?」

瑞鶴「知らないわ、寝て起きたらこうなってて」

あかり「改二になったんでしょうか?」

瑞鶴「いや、瑞鶴の二回目の改造はまだ大本営も成功してないはずだけど」

あかり「じゃあ病気?」

瑞鶴「艦娘はならないって何回言わせるの?」

あかり「じゃあ、じゃあ」

瑞鶴「提督さんも知らないんだ」

あかり「知りませんよぉ。大きくできるなら自分にしますし」

瑞鶴「そっか。まあ、特に問題なさそうだしいっか」

あかり「ええっ、ちゃんと調べた方が」

瑞鶴「胸大きくなって困ることなんて肩こりくらいでしょ。それよりこのやわらかさを堪能しなよ~ほれほれ~」

あかり「わわっ、押し付けちゃだめですよぉ」

蒼龍「おはようございます提督」

瑞鶴「ほらぁ、お姉ちゃんの胸に飛び込んできなさい!」

あかり「わっぷ、苦しいです~」

蒼龍「ず、瑞鶴さん? その胸は一体?」

瑞鶴「ふふん、どう? この大きさ、愛宕にだって負けてないわ」

あかり「むぎゅぅ」

蒼龍「ちょっと、提督が窒息しそうですよ!」

瑞鶴「ああっ、ごめんね提督さん。でも、気持ちよかったでしょ?」

あかり「ぷはぁ、そ、そうですね。ふかふかでした」

瑞鶴「でしょ~! 瑞鶴の胸を枕にしたっていいのよ!」ギュッ

あかり「ふぎゅぅ」

蒼龍「な、なにしてるんですか、離れてください!」

瑞鶴「蒼龍さんってば瑞鶴の胸が大きくなって、自分のキャラが薄くなったから焦ってるんだ」

蒼龍「なっ!?」

瑞鶴「巨乳がなくなったら何にもないもんねぇ」

蒼龍「そ、そんなことないです! 大体、提督は私の胸もふかふかだと言ってくださいました!」

瑞鶴「じゃあどっちが気持ちいいか提督さんに決めてもらいましょうか!」

蒼龍「望むところです!」ギュッ

あかり「ん~!」

瑞鶴「瑞鶴の方が気持ちいいよね提督さん?」

蒼龍「私の方がふかふかですよね提督!」

あかり「んんんん~!(とりあえず喋れるように離してください!)」

あかり「はぁ、死ぬかと思ったよぉ」

瑞鶴「死ぬにしても幸せな死に方じゃない?」

あかり「はずかしい死に方です!」

蒼龍「それで、判定のほどは?」

あかり「どっちも――」

瑞鶴「はなし」

あかり「うぅ~、ごめんなさい蒼龍さん!」

瑞鶴「やったぁ!」

蒼龍「そ、そんな」

あかり「え、えっと、蒼龍さんも別に気持ち悪かったわけでは」

蒼龍「慰めはいりません~! いいですよ! 巨乳好きな提督は瑞鶴さんの九九艦爆でもはみ出させてれば~!」

あかり「あっ、行っちゃった。九九艦爆ってなんなんでしょう?」

瑞鶴「ほんとよ、今の瑞鶴はそれどころじゃないっていうのに」

あかり「あとで謝りに行かなきゃ」

瑞鶴「いいのよ、熊野と競ったときに味わったむなしさを思えばこれくらい」

あかり「あれは蒼龍さんと足柄さんのせいじゃありませんよぉ」

瑞鶴「でも、やっぱり瑞鶴を選んでくれたね。提督さんってば瑞鶴の胸気に入っちゃってる?」

あかり「胸が気に入ってるわけじゃありませんよぉ」

瑞鶴「けどうれしいものだよ。気にしてるところ、好きだって言ってもらえるのって」

あかり「今はもう気にする必要ないですよね」

瑞鶴「まあね。これからは思う存分楽しませてあげるからね~」

あかり「だから押し付けないでくださいって」

瑞鶴「真っ赤になっちゃってか~わいいんだからぁ」

あかり「そんなことされれば誰だって赤くなりますっ!」

瑞鶴「ふふっ」

龍驤「もう十分やろ?」

瑞鶴「いやよ、まだ愛宕との対決が残ってるんだから!」

龍驤「もう時間や」

瑞鶴「なんでよ! 私がほしかった幸せ、大きな胸。それを喜んでくれる人とのずっと続いて行く暮らし」

瑞鶴「まだずっとこんな世界にいたい!」

龍驤「せやけどそれはただの夢や」

瑞鶴「なんでよ、夢見たっていいじゃない」

龍驤「あんたは巨乳やないんや。いくら望んでも巨乳にはなれんのや。もう夢見る時間は終わって、あんたも人生と向き合う時なんや」

瑞鶴「やだ、やだよ」

龍驤「望むように生きられへん悲しさ、うちにも少しはわかる。うちかて同じや。ずっと悲しい思い、寂しい思いしてきた」

龍驤「せやけど忘れたらあかん」

――起きてください、瑞鶴さん!

瑞鶴「あっ」

龍驤「あんたの今の提督はあん子や。提督の言うことはちゃんと聞かなあかん」

瑞鶴「うっ……」

あかり「瑞鶴さん、よかった!」

瑞鶴「ここ、ドック? 瑞鶴は……」

あかり「大破しちゃってずっと起きないから、し、死んじゃったのかもって!」

瑞鶴「そっか、そうだったね」

瑞鶴(死に際に見る夢にしてももっとマシな夢みなさいよね私)

あかり「よかった、ほんとによかったですよぉ」

瑞鶴「ごめん、心配かけちゃった」

あかり「いいんです、無事に目を覚ましてくれたんですから」

瑞鶴「ねぇ、提督さん。こんな雰囲気の中申し訳ないんだけど、提督さんって巨乳好き?」

あかり「は、はいっ!?」

瑞鶴「答えて」

あかり「べ、別に好きじゃないですけど」

瑞鶴「あるのとないのとじゃどっちがいいの?」

あかり「それは、あるならあった方がいいと思いますけど」

瑞鶴「そっかぁ、やっぱりそうだよね。九九艦爆の方がいいよね」

あかり「九九艦爆?」

瑞鶴「はぁ……」

あかり「あ、あの、でも」ダキッ

瑞鶴「えっ?」

あかり「こ、これだけくっつけばちゃんと、やわらかいですから。あかりと違ってちゃんと、ありますし」

瑞鶴「だ、だけど」

あかり「それにスレンダーな美人さんもあかりは素敵だと思います。だから、これでちょうどいいんですよ」

瑞鶴「ちょうどいい?」

あかり「はい。瑞鶴さんは今のままで素敵で綺麗です」

瑞鶴「そんなに言われると照れるよ」

あかり「えへへ、でもほんとうにそう思ってます」

瑞鶴(そうだよね、胸だけが身体じゃないんだもん。全体で整ってればそれでいいんだよね)

瑞鶴「ありがとう、元気出たよ」

あかり「どういたしまして」

瑞鶴(翔鶴姉元気ですか? 瑞鶴はたまに転んだり迷ったりするけれど、提督さんがいてくれるから、笑顔でいます、元気です)

瑞鶴(いつか翔鶴姉も一緒に、提督さんと普通の姉妹として過ごしてみたいです)

那珂「ふっふ~、待望のレッスンルーム!」

名取「すごい広い」

那珂「防音設備も完璧だし、全身が映る鏡もある! これならレッスンには最適だね!」

名取「それで、今日はどうするの?」

那珂「ダンスのふりつけを見てもらおうかと思って」

名取「ふりつけ、考えたんだ」

那珂「那珂ちゃんは作詞作曲ふりつけ実演まで全てこなす、オールマイティなアイドルなの!」

名取「やってくれる人がいないだけだよね?」

那珂「い、いつか一流の人に頼むもん!」

名取「はやめに頼めるといいね」

那珂「提督にがんばってもらおう! じゃさっそくいくよ~!」

天龍「くぉら! 那珂!」

那珂「天龍ちゃん!? まさかの天龍ちゃんもユニット参加しちゃうの!?」

名取「もって、私まだ入るって決めてないよ!」

天龍「なにがユニットだ! テメェ、今日は食堂の掃除当番だろうが!」

那珂「うげっ、忘れてた」

天龍「あんなにきたねぇと食欲も失せちまう! とっとと掃除しろ!」

那珂「も、もうちょっと待ってくれても」

天龍「待たん! おら、こい!」

那珂「あ~! 名取ちゃん、ふりつけはまた今度ね~!」

名取「そういえば食堂、あんまり綺麗じゃなかったね」

名取「どうしよう、せっかく来たんだしなにかしていきたい」

名取「あれ、この本那珂さんが持ってきたのだ。ふりつけが書いてあるのかな?」

名取「見てほしいって言われたから、するだけですからええ」

名取「えっと、足をキックするみたいに高く上げて。これスカートでやったらパンツが……」

名取「だ、誰も見てないよね」キョロキョロ

名取「え、えいっ!」

名取「や、やっぱり完全に見えちゃうね。いくら見せてもいいパンツを穿くっていってもこれは下品かな」

名取「次は、足を大きく広げてジャンプ?」

名取「え、えっと、とうっ!」

名取「こ、これもパンツ見えちゃうし、ステージ上だとちょっと狭いかな?」

名取「ええっと~次は~」



名取「最後は腕を上げて!」

名取「はぁ……はぁ……最後までやってわかったけど、これチアリーディングだ」

名取「踊りながら歌うのはキツそう。バックダンサーがやるならいいけど」

名取「……私がやるの? こ、こんな激しい動き無理だよぉ!」

名取「で、でも、チアなら胸が大きくてもできるかな?」

名取「……足を上げて」

あかり「那珂ちゃ~ん、食堂の掃除……」

名取「ひゃぁっ!?」

あかり「わぁ~!」

名取「み、見ました?」

あかり「み、見てません。遠くてちょっと白かったくらいしか」

名取「見てるじゃないですか~!」

あかり「白いのがちょっとだけ見えただけですから~!」

名取(うぅ、やっぱりだめだよ。提督一人に遠くから見られるのでもはずかしいのに)

名取(み、見られてもいいパンツで練習する、とか?)

名取(あぁ、見られてもいいパンツでもはずかしいものははずかしいよぉ)

名取(アイドルへの道はけわしいなぁ)

結衣「……ここどこ?」

結衣「昨日ちゃんと家で寝たよね? なんで知らない部屋の椅子で寝てるんだ?」

結衣「京子のいたずら、にしては規模が大きすぎるな。どうなってるんだ?」

北上「失礼しま~す」

結衣「京子!?」

北上「いや誰だよ」

結衣「あっ、すいません。友達に声が似てたもので」

北上「ふ~ん、そう。あたしは軽巡北上。ま~よろしく」

結衣「けいじゅんきたかみさん?」

北上「軽巡、北上。名字みたいに言わないでよ」

結衣「ええっ?」

北上「あ~、なんかめんどくさそうな雰囲気」

結衣「つまり北上さんは軍艦を擬人化した存在で、深海棲艦という謎の生物と戦ってるというわけですね」

北上「そゆこと。あと敬語もさんづけもいらないよ、一応提督だし」

結衣「そう、それで私が北上さ、北上達艦娘を指揮する提督」

北上「そうそう」

結衣「完全に異世界来ちゃってる。軍艦の擬人化って京子のあれがフラグか。くそっ、京子のやつ!」

北上「異世界ねぇ」

結衣「信じられないかもしれないけど、私は深海棲艦も艦娘も知らないから」

北上「そんなパジャマ着てるくらいだしね」

結衣「パジャマは関係ないだろ!」

北上「文字通りイメージアップの客寄せパンダかと思ったら」

結衣「それにするなら私よりも適任がいるだろう」

北上「かもね。パンダって感じじゃないし」

結衣「とりあえず状況はなんとなくわかった」

北上「これでわかるとかすげぇ」

結衣「伊達にゲーマーじゃないからね」

結衣「司令部に連絡して保護してもらおう」

北上「やめた方がいいんじゃない? ほら、あたしに下された辞令」

結衣「私が提督だって書いてある」

北上「そう、キミは大本営からはちゃんとした提督だって認識されてる。それが急に異世界がどうだの言いだしたら」

結衣「頭がおかしくなったか、怖気づいたかと判断されるだけってことか」

北上「前者だと黄色い救急車、後者だと放置だろうね」

結衣「私がやるしかないのか。なんてテンプレだよ」

北上「事実はゲームよりも奇なりってね」

結衣「私はただの中学生なのに」

北上「しゃ~ない。諦めて提督がんばりな~」

結衣「はぁ、不安だ」

結衣「この四つの資源をやりくりしていかなきゃわるいんだ」

北上「それは艦娘や武器を造るのも必要だし、修理と補給にも必要になるから」

結衣「ごり押しはきかないんだ。めんどうだな」

北上「ごり押されたら負けるのはこっちだしね」

結衣「妖精さん達が生産してくれてるから備蓄は勝手に増えていく、っと」

北上「妖精さまさまだねぇ」

結衣「どの資源をどのくらい使ったら、どんな艦種が建造できるかも決まってるんだよね?」

北上「絶対ではないけどある程度はしぼれるよ」

結衣「地道にレシピを調べていくしかないか。限られた資源の中でやらなきゃいけないから、難しいぞ」

北上「ふれ~ふれ~」

結衣「ちょっとはヒントくれたりしないわけ?」

北上「だって知らんし」

結衣「そう」

北上「あれ、造ってかないの?」

結衣「まだあんまり資源ないし、たまってからでいいよ」

北上「堅実ですな~、今時の若い子には珍しい」

結衣「そりゃどうも」

北上「ここがドック。お風呂場だね」

結衣「ドックがお風呂場なんだ」

北上「あたしらの傷を治す特殊なお湯が張ってあんの」

結衣「お風呂入ってるだけで怪我が治るんだ。すごいね」

北上「人間だって湯治とかするじゃん」

結衣「さすがに怪我がすぐに治るわけじゃないよ」

北上「まあね~」

結衣「私が入っても大丈夫なの?」

北上「平気だよ。人間にとってはただのお湯だから」

結衣「そっか、よかった」

北上「やっぱり女の子だねぇ」

結衣「女の子じゃなくても気になるだろ」

北上「うめぇ!」

結衣「あり合わせで作ったものだけど、口に合ったならうれしいよ」

北上「お料理できるの高ポイントだよ。今すぐにでもお嫁さんにいけるね」

結衣「年齢制限にひっかかるわ」

北上「や~、これからの食生活だけが心配だったけど、こりゃ安心していいみたいだ」

結衣「おい、こら。提督に料理丸投げにする気か?」

北上「提督ったって何にも知らない中学生でしょ。まともにやれるわけないし、料理くらいしなよ」

結衣「くっ、正論だけど」

北上「提督だからって無条件に従う艦娘ばかりじゃないってことだよ。勉強になったね」

結衣「すぐにやれるようになる」

北上「んじゃ飯食ったら出撃する?」

結衣「……いや、まだいい」

北上「ふ~ん、怖いんだ」

結衣「……ああ、怖いよ」

北上「そっか、よかった」

結衣「なにがよかったんだよ」

北上「だって妙に落ち着いてるからさ。感情ないロボットかと思っちゃったよ」

結衣「そんなわけないだろ。いきなりこんなわけわかんないことになって、一人だったらたぶん」

北上「泣いてた?」

結衣「な、泣きはしないよ」

北上「ほんとに~?」

結衣「ほんとに決まってるだろ!」

北上「ふふっ、ちゃんと表情も作れんだね」

結衣「ロボットじゃないからね」

結衣「きっと私がこんなに落ち着いていられるのは、北上が京子に似てるからだよ」

北上「声が似てるって子だよね?」

結衣「声もそっくりだけど、雰囲気もね」

北上「いや~、あたしみたいな完璧美少女他にいるわけないじゃん」

結衣「ああ、そういうこと言うとこがそっくり」

北上「なんだよそれ~」

結衣「ふっ、それはそれとして、私が落ち着いていられるのは北上のおかげだ」

北上「お、おう」

結衣「至らないところばかりだろうけど、これからどうかよろしくお願いします」

北上「な、なに、急にあらたまって」

結衣「こういうのちゃんとやっておいた方がいいから」

北上「あたしは苦手なんだけどな~」

結衣「いいから握手。命令だよ」

北上「ちぇっ、提督の命令ならしかたないじゃん」

結衣「よろしく、北上」

北上「よろしく、提督」

結衣「ん……」

北上「おっ、起きた起きた」

結衣「北上、なにやってんの?」

北上「提督起こしに来たんじゃん」

結衣「なんで上に乗る必要があるんだ?」

北上「そりゃまあうん、そうねぇ」

結衣「なんでもいいからどいて」

北上「乗り心地いいのに」

結衣「私は乗られ心地わるい」

北上「ちぇっ、あたしみたいな美少女に乗られてるってのにつれないなぁ」

結衣「……」

結衣「夢見てたよ」

北上「あたしとのラブラブ生活?」

結衣「ある意味そう」

北上「あえっ……」

結衣「ふっ、ここに来た最初の日のことだよ」

北上「あっ、そ、そう、そっか、あたしが最初だったね」

結衣「北上は改二になってもあんまり変わらないね」

北上「元々完璧美少女でしたから」

結衣「言ってろ」

北上「あのさ、今でもあたしって歳納提督の代わりなわけ?」

結衣「ん?」

北上「言ってたじゃん、歳納提督に似てるから安心するって」

結衣「ああ、言ったね」

北上「歳納提督もこっちに来てるってわかったわけだけども、今でもあたしは歳納提督に似てるから安心するってだけなの?」

結衣「再会してわかったけど、北上はあいつとは違うよ」

北上「えっ?」

結衣「あいつよりうるさくないし、あんまり迷惑もかけないし。私は寂しかったから似てるんだって思いこみたかったんだと思う」

結衣「だから今、北上に安心感を覚えるのは、北上だからだよ」

北上「い、いつになく直球だね」

結衣「懐かしい夢、見たからかな」

北上「毎日見てくれたらうれしいな」

結衣「もう見ないよ」

北上「じゃあさじゃあさ、歳納提督とあたし、どっちが安心する?」

結衣「なにそれ」

北上「どっちの方が側にいて安心するのさ~」

結衣「さあ、自分で考えれば?」

北上「ええ~、もう直球タイム終わり?」

結衣「もう目が覚めたから」

北上「寝ろ! というか寝よう!」

結衣「おいこら、起こしに来たんだろ!」

北上「気になるしぃ~」

結衣「じゃあヒント。北上と一緒だと安心するだけじゃない」

北上「へっ……?」

結衣「さ~て、ご飯作んなきゃ」

北上「ちょ、ちょっと待って、どういう意味それ?」

結衣「だから自分で考えなって」

北上「うあ~! 気になりすぎるから、もっかい寝て直球タイムに戻れ~!」

結衣「引っ張るな! もう見ないって言っただろ!」

北上「あたしが見せる!」

結衣「見せるってなんだ、おい、やめろって! わぁっ!」

結衣(あんまり変わらないって言うのは間違いだったかもね。北上も、私も)

今回はここまでです

小ネタからと言っておきながら小ネタだけで終わってしまって申し訳ありません
筆が乗るのに任せてたら遅くなってしまいました

開始します

あかり「今日はなんだか朝から調子がいいですね」

金剛「きっと日ごろの行いがいいからですヨー。こういうときは流れに乗るのがベスト!」

あかり「また遠征に出すってことですか?」

金剛「イエス!」

あかり「う~ん」

↓2

1 出す
2 出さない

あかり「そうですね、流れに乗りましょう!」

金剛「じゃあ誰に行ってもらいますカー?」

↓1~6(>>241の遠征組と金剛以外)

千歳「秘書艦の次は遠征ですね、仕事があると張り合いがでます」

若葉「うむ」

夕立「おつかいかっぽい?」

那珂「ちょっと提督~レッスンルーム作ったその日に那珂ちゃん遠征に送るとか生殺しだよ~!」

白雪「ブローチ落とさないように気をつけよう」

名取「ちょっとだけレッスンルームが気になってたけど、帰ってからのお楽しみにしようっと」

金剛「成果を期待してますよ~!」

千歳「千代田達が貰ったような、高価な物を期待されても困りますよ」

若葉「資源だけでも十分だ」

あかり「わかってますけど、こううまくいくと、ねぇ?」

夕立「提督さんってばすぐそうやって調子乗るんだから」

那珂「はやく行ってレッスンルーム観に行こうね名取ちゃん」

名取「う、うん」

白雪「それでは行ってまいります」

あかり「怪我しないように気をつけてね」

現在のあかり鎮守府の艦娘

古鷹  瑞鶴 
金剛  足柄

大和         
扶桑     
蒼龍   

前回遠征組1:熊野 天龍 文月 浜風 愛宕 ビスマルク
前回遠征組2:三日月 卯月 球磨 神通 千代田 叢雲

第二艦隊遠征組:千歳 若葉 夕立 白雪 那珂 名取

↓2 もう一組

1 出す
2 出さない

あかり「今日は千歳さん達にだけにしましょう。欲を出すと痛い目を見ます」

金剛「デスネー」

あかり「でも今日はほんとにいいものばかり貰えましたね」

金剛「いつの間にか遠征上手になったみたいデース」

あかり「この調子で色んな人の役に立てればいいですね」

金剛「イエス! 遠征はお手伝いですから、人助けしてるってダイレクトに伝わってきマース」

あかり「あかりもいければいいんですけど」

金剛「それじゃ遠征になりませんヨー。アカリはここでアカリの仕事をするのが、誰かの助けになるんですヨー」

あかり「は~い。あかりはあかりにできることをします」

金剛「私も私にできるだけ、アカリへのバーニングラブをぶつけていきマース!」

あかり「ば、バーニングラブ?」

現在のあかり鎮守府の艦娘(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

○叢雲 ○熊野   浜風  卯月

  文月  三日月  金剛☆ 愛宕
  大和☆ 天龍☆  那珂☆ ビスマルク
  球磨  扶桑    瑞鶴  蒼龍
  神通  千代田  足柄   
     

第二艦隊遠征組:千歳 若葉 夕立 白雪 那珂 名取

金剛「なにしますかアカリ!」

あかり「わっ、近いです金剛さん」

金剛「こんなのまだまだ遠いヨー!」

あかり「外人さんは距離感が近いよぉ」

金剛「私は英国生まれなだけでれっきとした日本艦だって言ってるの二ー!」

あかり「喋り方で、つい」

金剛「治した方がいいですカー?」

あかり「う~ん、金剛さんが好きなようにしてください」

金剛「ブー、なんかその言い方私に興味がないみたいに聞こえマース」

あかり「そ、そんなことないですよぉ」

金剛「私のバーニングラブ、受け止めなきゃ火傷するんだからネー!」

あかり「だからなんなんですかそれ。と、とにかく、朝はどうしよう?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>388の遠征組、若葉以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う
10 演習のご褒美の話(叢雲)

あかり「勉強しますよぉ」

金剛「オッケー、私が手取り足取り教えてあげますヨー」

あかり「よろしくお願いします!」

金剛「私のレッスンはハードですからネー」

あかり「が、がんばろう。今回はなんの艦種について学ぼうかな?」

↓2
      現在の指揮能力
駆逐艦 2
軽巡洋艦 5
重巡洋艦 0
軽空母 0
正規空母 1
戦艦 2
潜水艦 0

あかり「じゃあ戦艦について、教えてください」

金剛「いいですヨー。では」

あかり「なんであかりを膝の上に?」

金剛「手取り足取りって言いましたけど?」

あかり「こういう意味で取ってくるとは思いませんでしたよぉ」

金剛「どういう意味で取ると思ってたんですカー?」

あかり「どういう意味というか例えだと思ってました」

金剛「私はやると言ったらやりますヨー。ちゃ~んとアカリの手を取って教えてあげマース」

あかり「あかりの手使うことあるんですか?」

金剛「足もほら」スリスリ

あかり「あんっ! もう~、くすぐったいからやめてください!」

金剛「ティーチャーと言ったらこういうことするものデース! テレビで見ましたヨー!」

あかり「どんなテレビ見てるんですか!」

↓1 コンマ

0~30 居眠りする 31~65 最後まで話を聞く 66~99 完璧に理解する

金剛「それで~、私は艦娘の中でもお姉さんなんデース!」

あかり「お姉さんというか」

金剛「いくらアカリでも言っていいこととわるいことがありますヨー?」

あかり「お、おばあちゃん可愛いと思いますよ!」

金剛「おばあちゃん的な可愛さは求めていまセーン!」

あかり「そ、そうですか」

金剛「んもう、アカリはちょ~っとずれてるところがありますネー」

あかり「そ、そんなことないですよぉ」

金剛「あります! で、わかってくれましたか、私のこと?」

あかり「はい。ずっと昔から戦ってきたんですね」

金剛「古いですけど、速力はそこらの戦艦には負けないんだからネー!」

あかり「あはは」

あかり(戦艦の話というより、金剛さん本人のお話だったよぉ。だけど、色々参考になったかな?)


戦艦の指揮能力が+2されました

あかり「みんなそれぞれに歴史があるんですね」

金剛「ええ、中には過去を悔いていたり、トラウマを持ってる子もいマース」

金剛「そういう子と出会ったら、優しくしてあげてくださいね」

あかり「はい。今のはちょっとお姉ちゃんっぽかったです」

金剛「いつもはお姉ちゃんっぽくないみたいな言い方ですネー」

あかり「あっ、えっと、まだお昼まで時間あるしなにしよう!」

金剛「誤魔化すの下手ですねアカリ」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>388の遠征組、若葉以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う
10 演習のご褒美の話(叢雲)

あかり「訓練しましょう」

金剛「そういえばレッスンルーム、できたんでしたよネー」

あかり「あそこで訓練できるんですか?」

金剛「屋内演習もやっておくにこしたことはありまセーン!」

あかり「地上で戦うこともあるということですか?」

金剛「ンー、念には念を、デース。少し前に本土を襲撃してきたという話も聞きましたシー」

あかり「じゃあ中で」

金剛「でも基本は海上だからそっちも大事デース!」

あかり「ど、どうしようかな?」

↓2

1 演習する
2 艦隊内訓練(海上)
3 艦隊内訓練(屋内)

あかり「今日は海の上で訓練しましょう」

金剛「了解デース。みなさんを集めマース!」



神通「今度こそはいい訓練をしましょう」

あかり「なんだか失敗続きですからね」

浜風「訓練が失敗している?」

大和「前に皆さんで走ったときは提督が倒れてしまって、この前の演習は少しぐだぐだに」

ビスマルク「呆れたものだわ」

天龍「失敗は成功の母ってやつだ。今度こそ上手くいくだろ」

足柄「日ごろの訓練あっての勝利だもの、やるわよ~!」

球磨「クマー、海の魚も手づかみできるか試すクマ」

あかり「でも海の上での訓練だと、あかりなんにもできないね」

叢雲「誰かと組んで指示を出す訓練でもしなさい」

あかり「えっと、じゃあ」

↓2 パートーナーにする艦娘(>>388の遠征組以外)

あかり「蒼龍さん、お願いしてもいいですか?」

蒼龍「私ですか、構いませんよ」

あかり「ありがとうございます! それじゃ他のみんなもがんばって訓練してね」

神通「提督がご自身の訓練に専念するなら私がまとめ役を」

金剛「待つデース! 今日は私が秘書艦だから私がやりマース!」

神通「秘書艦ならしかたないです」

文月「金剛ナイス~」

金剛「ふっ、私の訓練が神通より甘いと思ってたら大間違いですヨー」

文月「ふええ~」

卯月「う~ちゃんあめ食べて練度上がってるから訓練の必要ないぴょん」

三日月「まだケッコンできる練度じゃないんですし、やりますよ」

愛宕「的の用意は妖精さんがしてくれるのかしら~?」

扶桑「そのようです。ほんとうにあの子達には助けられてばかりです」

千代田「千代田もはやく練度あげて改造しなきゃ!」

熊野「訓練で上がる練度はしれていますが、千里の道も一歩からですわ!」

あかり「みんなやる気ですね、これは今度こそ大成功するかな?」

↓1 コンマ

0~30 失敗 31~65 成功 66~99 大成功

今回はここまでです
次は大成功した訓練の様子からはじめます

筆が乗ったかと思ったら次の日に反動が
小ネタよりも本編をさくさく書けるようになりたい

昨日は色々と雑ですいませんでした
開始します

現在のあかり鎮守府の艦娘(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

○叢雲 ○熊野   浜風     卯月

  文月  三日月  金剛☆    愛宕
  大和☆ 天龍☆  ビスマルク  蒼龍
  球磨  扶桑    瑞鶴     
  神通  千代田  足柄   
     

第二艦隊遠征組:千歳 若葉 夕立 白雪 那珂 名取

あかり「でも指示を出す訓練って言ったって、具体的にどうしましょう?」

蒼龍「そうですねぇ、とりあえず先ずは私になにか命令してみてください」

あかり「め、命令」

蒼龍「はい、思えば提督からなにかを頼まれたことはあっても、命令されたことはありませんよね」

あかり「命令だなんて、そんな大それたことはできませんよぉ!」

蒼龍「大それたって、私達はあなたの部下なんですから遠慮せずになんでも言っていいんですよ?」

あかり「あかりは部下とか上司とかそんなのいやですから」

蒼龍「その言葉は喜ばしいですけど、提督としてそれではいけません」

あかり「で、でも」

蒼龍「こと戦闘においては、部下に出す指示がお願いであってはいけないんです」

蒼龍「私達は自らの意思で動くことができるようになりました。それは提督の負担を軽くする面もありますが、逆に重くすることもあります」

あかり「と言うと?」

蒼龍「それぞれがそれぞれの意思で好き勝手に動いていて、まともに戦闘になると思いますか?」

あかり「ならないですね」

蒼龍「集団行動ではときに個人の意思は無視せざるを得ない場合があります。それは戦闘でも同じことです」

蒼龍「誰かの指示の元に統率されることによって、より効率的に戦っていかなければなりません」

蒼龍「無論私達だってそれを考えずに動いてるわけではありませんので今日までやってこられましたけど」

蒼龍「これから段々と強い深海棲艦が現れる海域に挑むことになっていくんです。戦いながらそこまで気を配るのは難しくなります」

あかり「だからあかりがしっかりと指示ができるようにならなきゃいけないんですね」

蒼龍「そういうことです。提督の優しさは魅力ですが、命じるときは有無を言わさぬ迫力がほしいです」

蒼龍「自信を持った言葉なら、私達も安心して信じることができますから」

あかり「あかり頼りないですか?」

蒼龍「正直に言えば、はい。まだ未熟ですが、もうそれなりに経験も積んだんです、自信を持ってこうしろって命令してみてください」

蒼龍「間違っているなら間違っていると言いますから、そうしてくれた方が安心できます」

あかり「自信を持って命令を、う~ん、でもいきなり何をすれば……」

蒼龍「なんでもいいですよ。なにしろ! とか、或いはもうなんとか! ってそのまま言いつけてもいいですし」

あかり「え~っと、それじゃあ……お手!」

蒼龍「はい?」

あかり「ご、ごめんなさい、命令って言われて一番はじめに思いついたから」

蒼龍「ま、まあいいでしょう」

あかり「あっ、蒼龍さんお手は右手なんですよ」

蒼龍「えっ、そうだったんですか」

あかり「そうなんです」

蒼龍「じゃあ右手を、はい」

あかり「はい、じゃあおかわり」

蒼龍「えっと、左手でいいんですか?」

あかり「はい、上手ですよぉ」

蒼龍「あの」

あかり「ああっ、ごめんなさい。ついわんわんを相手にしてるつもりになっちゃって」

蒼龍(提督は先ず命令をするという行為に慣れなきゃいけないみたいだね)

あかり「別に蒼龍さんを犬扱いするつもりはなかったんです!」

蒼龍「犬だと思った方が命令しやすいですか?」

あかり「そりゃあ、人にするよりはしやすいですよぉ」

蒼龍「だ、だったら、いいですよ、私のことを犬だと思ってくれても」

あかり「ええっ!」

蒼龍「その、先ずは命令することになれていただかないといけませんから」

あかり「いや、でもそれでも蒼龍さんを犬だなんて!」

蒼龍「これも訓練です! さあどうぞ、伏せでもお座りでもなんでもどうぞ!」

あかり「で、できません!」

蒼龍「わ、私が犬っぽくないからいけないんですね。わかりました、犬らしく四つん這いに」

あかり「だ、だめですってば蒼龍さん!」

卯月「じ~」

あかり「う、卯月ちゃん!?」

卯月「蒼龍ってそういう趣味があったぴょん?」

蒼龍(そうだった! すぐそこにみんないるんだった!)

あかり「ち、違うよ卯月ちゃん。蒼龍さんはあかりが人に命令をすることに慣れるようにって」

卯月「司令官の趣味だったぴょん?」

あかり「ちち、違うよぉ!」

蒼龍「卯月さん、これは訓練です。趣味とかそういうんじゃないですよ」

卯月「ぷっぷくぷ~、訓練ならもっとちゃんとやらなきゃだめっぴょん」

蒼龍「ちゃんと?」

卯月「犬だったらもっと飼い主にべたべたするぴょん。こういうふうに」スリスリ

あかり「ちょ、ちょっと卯月ちゃん」

球磨「いたクマ! 卯月、急にいなくなったと思ったらなにしてるクマ!」

卯月「う~ちゃん訓練する必要ないも~ん。だから司令官と遊んでるぴょん」

球磨「提督は蒼龍と訓練してて忙しいクマ! 邪魔しちゃだめクマ!」

卯月「そんなことないよ~、司令官、蒼龍に犬の真似させて遊んでたぴょん」

球磨「えっ」

あかり「ひ、ひかないでくださいよぉ! あかりがさせたんじゃないですから!」

蒼龍「そうです、私が勝手にやったことです!」

球磨「そっか、まあ趣味は人それぞれクマ」

蒼龍「あっ! 趣味ではなくて!」

球磨「隠さなくていいクマ。球磨にも猫みたいな妹がいるクマ。犬みたいな艦娘がいても驚きはしないクマ」

球磨「でもそういうことは誰も見てないところで、二人っきりでやるクマ。公衆の面前でやることじゃないクマ」

蒼龍「だ、だから違います!」

球磨「節度は守るクマ。自分勝手な行動で周りに迷惑をかけちゃだめだクマ」

蒼龍「は、はい」

球磨「提督、飼い犬にはちゃんと首輪付けなきゃだめクマよ」

あかり「ですから、蒼龍さんは犬じゃないですって!」

球磨「あ~はいはいわかったクマ。卯月、あっちで叢雲と天龍と大和がチャンバラやってるから見に行くクマ」

卯月「ええっ、そういうことははやく言うぴょん!」

球磨「そういうわけで、しばらくみんなそっちに釘づけにしとくから、後はごゆっくりクマー」

蒼龍「だから誤解ですってば! 球磨さん!」

あかり「ごめんなさい、あかりがお手なんて言っちゃったから」

蒼龍「いえ、提督のせいではありませんよ。場所を考えなかった私がいけません」

蒼龍「で、ですから! このように艦娘の個人の意思で好き勝手させると問題が起きるんです! わかりましたか!」

あかり「強引につなげてきましたね」

蒼龍「う、うるさいです! とにかく、はやく命令を下すという行為に慣れてください!」

あかり「慣れろと言われましても」

蒼龍「だ、誰も見てないところで、また犬になりますから」

あかり「蒼龍さんはあんまりわんわんって感じじゃないんですよね」

蒼龍「だったらにゃんにゃんですか!」

あかり「ねこさんでもなくて」



あかり(そのあとは蒼龍さんも合流して、球磨さんに変な目で見られながらも訓練は神通さんも満足のできで終わった)

あかり(あかりはそんなみんなの様子を、そういえばねこみみとしっぽならあったなぁなんて思いながら見守りました)

金剛「ふぅ~、いい汗をかきましたヨー!」

あかり「あかりは変な汗をいっぱいかきましたよぉ」

金剛「見てただけなのに汗かいたんですカー?」

あかり「見てただけですけど、見られましたし」

金剛「ンー?」

あかり「なんでもないです」

金剛「蒼龍さんとなにかしてたんですカー?」

あかり「い、いえ! なにもしてないですよ!」

金剛「怪しい、洗いざらいはくデース!」ガバッ

あかり「きゃっ! こ、金剛さ~ん!」

金剛「どんないかがわしいことしてたんですカー? 私にもしてくだサーイ」

あかり「い、いかがわしいことなんてしてませんよぉ!」

あかり「もう~、服にしわができちゃいますよぉ。すぐに抱きついてくるんですから」

金剛「ハグはあいさつみたいなものデース。もちろん、アカリへのハグは愛情の証ですけドー」

あかり「そうやってぐいぐい来るところは犬っぽいですね」

金剛「ドッグ?」

あかり「いえ、あの、みんなが動物だったらなにっぽいかなって考えてたので」

金剛「ふ~ん、アカリは犬好きなんですカー?」

あかり「はい。飼いたかったんですけど、さすがにだめって言われちゃいました」

金剛「ふふっ、なら私がアカリの犬になってあげマース!」

あかり「いいです、間に合ってます」

金剛「おぅっ!? 間に合ってるってどういうことですカー!」

あかり「あっ、お昼からはなにしようかな~」

金剛「ちょっとアカリー!」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>419の遠征組)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う
10 演習のご褒美の話(叢雲)

×(>>419の遠征組)
○(>>419の遠征組以外)


あかり「卯月ちゃん」

卯月「およ、司令官」

あかり「探したよぉ、ここにいたんだね」

卯月「ここはう~ちゃんの部屋ぴょん!」

あかり「普通にみんなの部屋より豪華だもんね」

卯月「それにここに慣れちゃったから、ここがいいぴょん」

あかり「そうだね、これだけの物を動かすのも大変だし」

卯月「それで、司令官はなにしに来たぴょん? う~ちゃん犬の真似はもうしないぴょん」

あかり「犬はもういいよぉ!」

↓2

1 閉じ込められてたときはどうやって暮らしてたのか
2 呼び方について
3 語尾について
4 その他自由に

今回はここまでです
次は卯月が閉じ込められていたときにどう暮らしていたか話すところからはじめます

好感度が高くなった描写入れようとすると艦娘に変な属性を付けてしまうのは引き出しの少なさゆえです申しわけない


スレも半分くらいなので好感度と練度表

      練度/好感度
叢雲   31/100
文月   23/25
大和   47/84
白雪   15/18
神通   18/54
蒼龍   22/30
熊野   25/100
三日月  14/13
天龍   12/17
夕立   5/21
扶桑   17/12
古鷹   7/30
金剛   8/67
那珂   9/13
千歳   5/10
瑞鶴   10/16
千代田  4/34
足柄   3/6
名取   1/11
卯月   53/46
愛宕   4/4
球磨   24/31
ビスマルク 4/14
若葉   1/4
浜風   3/0

開始します

現在のあかり鎮守府の艦娘(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

○叢雲 ○熊野   浜風     卯月

  文月  三日月  金剛☆    愛宕
  大和☆ 天龍☆  ビスマルク  蒼龍
  球磨  扶桑    瑞鶴     古鷹
  神通  千代田  足柄   
     

第二艦隊遠征組:千歳 若葉 夕立 白雪 那珂 名取

あかり「卯月ちゃんはここに閉じ込められてたとき、どんな生活をしてたの?」

卯月「ここでの暮らし? それは聞くも涙、語るも涙の壮絶な暮らしだったっぴょん」

あかり「この部屋見るかぎりそんなに辛そうでもないけど」

卯月「そんなことないぴょん! 見た目で判断しないでほしいぴょん!」

あかり「じゃあどうだったの?」

卯月「えっとね~、朝起きたら漫画読んだり、テレビ見たり、パソコンしたり、ゲームして。お腹空いたらお菓子とか食べて、眠くなったら寝てたぴょん」

あかり「それのどこが壮絶なの?」

卯月「ミラクるんが月で死んじゃうシーンはとっても壮絶だったぴょん」

あかり「漫画の話!? というかミラクるんこっちにもあるの!?」

卯月「漫画もゲームもDVDも色々あって、どれを見るかいっつも悩んでたぴょん。泣けるぴょん」

あかり「うん、生活レベルに差がありすぎて泣けてきたね」

あかり「ここから出なくてよかったんじゃない?」

卯月「出ないといつか食べ物なくなっちゃってたぴょん!」

あかり「それはそうだけど、戦わないですんだんだよ?」

卯月「戦いなんて怖くないぴょん! ここで拾った兵装とあめの力があれば誰にも負けないぴょん!」

あかり「うん、まあたぶん練度は一番高いんじゃないかと思うけど」

卯月「う~ちゃんは楽しかったけど、それでも寂しかったぴょん。ゲームやパソコンを通してじゃなくて、誰かと直接触れ合いたかったぴょん」

あかり「人肌が恋しいってやつだね」

卯月「なのに司令官と夕立ちゃんはう~ちゃんのこと人柱とか言って~!」

あかり「だってあのときは怖かったんだもん!」

卯月「ぷっぷくぷ~!」

卯月「う~ちゃんは寂しいと死んじゃうぴょん」

あかり「うさぎさんみたいだね」

卯月「だからあのとき司令官が来てくれて、ほんとうはとってもうれしかったぴょん」

あかり「卯月ちゃん」

卯月「ありがとぴょ~ん」

あかり「ほんとに感謝してるように聞こえないんだけど」

卯月「してるぴょん」スリスリ

あかり「な、なに、頭すりすりして」

卯月「人肌が恋しいう~ちゃんになでなでするぴょん」

あかり「感謝してるんじゃなかったの?」

卯月「感謝してるけど寂しくしたことには怒ってるぴょん」

あかり「しょうがないなぁ。もう寂しい思いさせないから、許してね」ナデナデ

卯月「ぴょん。もし寂しくして死んじゃったら化けて出るからね?」

あかり「それも怖いからやめてよぉ」

卯月「司令官がなでなでしてくれる間は死んじゃわないぴょん」

あかり「だったらたまにはこうしに来てあげないとね」

卯月「うん、たまにはなでなでしに来てね。待ってるぴょん、司令官」

あかり「物はたくさんあっても寂しいものは寂しいんだね」

あかり「死んじゃうは冗談にしても、寂しい思いさせちゃったから寂しがり屋さんになっちゃったかも」

あかり「気にしてあげなきゃね。さてと、お夕飯までどうしようかな?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>439の遠征組、卯月以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う
10 演習のご褒美の話(叢雲)

あかり「叢雲ちゃん」

叢雲「なんか用?」

あかり「演習のご褒美の話しようと思って」

叢雲「ああ、今回は早かったわね」

あかり「あかりだって反省はするよぉ」

叢雲「早すぎって感じもするけどね。一回お願い聞いてもらったばかりなのに」

あかり「もうお願いしたいことないの?」

叢雲「いや、あるけど。なんだか悪い気がするわ」

あかり「大和さん達はなでなでしてあげたから大丈夫!」

叢雲「なでなでとお願い一個じゃ釣り合わないでしょうに。まあ私もなでなでが……」

あかり「なに?」

叢雲「なんでもない! それでどうしようかしらね?」

↓2

1 なでなでしてほしい
2 外出に付き合ってほしい
3 艤装の掃除を手伝ってほしい

叢雲「ちょっと外出るから、付き合いなさいよ」

あかり「また一緒におでかけだね!」

叢雲「色々買って荷物持ちにしてやろうかしら」

あかり「ええっ!」

叢雲「まあ、なにするかは行きの車の中ででも考えるわ。さっ、行くわよ」

あかり「なにか用があって外出するんじゃないの?」

叢雲「ないわよ別に」

あかり「じゃ、じゃあ、あかりと一緒におでかけしたいだけとか?」

叢雲「ばっ! 別に! 暇だからどこかに行こうと思って、たまたまあんたが言うこと聞くって言うから一緒に行くだけよ!」

あかり「そ、そう。そうだよね、変なこと言ってごめんね」

叢雲(な、なによ急にそんなこと。今まで鈍感だったくせに)

叢雲「ねえ」

あかり「なに?」

叢雲「普通の女の子同士って、こういうときどうするものなの?」

あかり「ん~、池田先輩とデートしたときは甘味処に行ったけど」

叢雲「で、デートじゃないって、というか、あんた池田司令官とそういう関係!?」

あかり「ち、違うよぉ! 京子ちゃんがクリスマスに誰かとデートして遊ぼうって言ってね」

叢雲「歳納司令官のやりそうなことだわ」

あかり「あとはちなつちゃんとデートの練習したときは、雑貨屋さんとかゲームセンターとか行ったよぉ」

叢雲「だからデートじゃない!」

あかり「でもあかりはどこでもいいよ。叢雲ちゃんと一緒ならどこだって楽しいよぉ」

叢雲「お、お気楽なんだから! そうね、じゃあ」

↓2 行くところ

1 甘味処
2 雑貨屋
3 ゲームセンター
4 その他自由に

叢雲「ゲームセンター行ってみましょう。暇つぶしなんだし、一番最適でしょ」

あかり「そうだね、行ってみよう!」



叢雲「ガチャガチャうるさいわね!」

あかり「ゲームセンターだからね」

叢雲「えっ、なんて言ったの?」

あかり「聞こえなかった?」グイッ

叢雲「あっ」

あかり「ゲームセンターだから、当然だよって言ったんだよぉ」

叢雲(耳に息が……!)

あかり「大和さんの大砲よりはうるさくないでしょ?」

叢雲「……別種のうるささよ」

叢雲(これだけうるさいなら、話すためにくっついてても不自然じゃないわよね?)

あかり「ゲームセンターって言ったらこれだよねぇ」

叢雲「クレーンゲーム、あんたにできんの?」

あかり「京子ちゃんからコツは教わったんだから!」

叢雲「ふ~ん、じゃあお手並み拝見」

あかり「なんでも取っちゃうからね~」

↓1 コンマ

0~30 失敗 31~65 黒いドラム缶みたいな容器 67~98 連装砲くんぬいぐるみ ぞろ目 攻と書かれた四角い箱

あかり「あれ?」

叢雲「なにがなんでも取っちゃう、よ」

あかり「お、おかしいなぁ」

叢雲「というかこれ景品が色々ぐちゃぐちゃしすぎて意味わからないわよ」

あかり「あのぬいぐるみは可愛いと思うんだけど」

叢雲「狙うならもっと別のにしなさいよ」

あかり「じゃあこっちやろうっと」

叢雲「これ、着ぐるみパジャマ?」

あかり「取れたら叢雲ちゃんにあげるね」

叢雲「い、いらないわよ! あんたが使ってるようなのなんて!」

あかり「えっ、でも前に着たときやわらかいとか言ってたよね」

叢雲「そ、それはっ!」

あかり「あかりとお揃いのわんわんの取ってあげるからね」

あかり「はいどうぞ」

叢雲「なんでこれは取れるのよ?」

あかり「叢雲ちゃんに着てほしいからがんばったもん」

叢雲「着ないわよ」

あかり「ええ~」

叢雲「でも捨てるのももったいないし、貰うだけ貰ってあげる」

あかり「ふふっ、大切にしてね」

叢雲「大切に押し入れの奥底にしまっておいてあげるわ」

あかり「着てよぉ」

叢雲「着ない」

あかり「あかりのは着てくれたのに」

叢雲「あれはっ、あのときだけ特別」

あかり「可愛いのに」

叢雲「寝るときに着るのに可愛さとかどうでもいいでしょ」

あかり「あかりが見に行くよぉ」

叢雲「来るな!」

叢雲「あ~、耳が痛いし日差しがまぶしい」

あかり「暗かったもんね」

叢雲「碌なところじゃないわね」

あかり「そう? シューティングゲームしてるとき、楽しそうだったけど」

叢雲「なっ! あ、あんなの子供だましよ! 私達は本物の砲で撃ち合ってるんだから!」

あかり「本物じゃないから気軽に楽しめるんだよぉ」

叢雲「ふ、ふんっ、まあ楽しくないならゲームとしてだめだってことだしっ!」

あかり「そうだね、楽しかったよね」

叢雲「……うん」

あかり「また一緒に来ようね。今度はパジャマ以外のも取れるようにがんばるから」

叢雲「これだけでいいわよ。あっても邪魔になるだけだし」

あかり「そういうこと言わないの」

叢雲(普通の女の子らしいこと、できたのかな?)

あかり「叢雲ちゃん」

叢雲「な、なに?」

あかり「あかりはね確かに提督らしいことは何にも知らないけど、普通の女の子らしいことならたくさん知ってるよ」

あかり「だから安心してね。叢雲ちゃんがもう戦わなくてよくなって、普通の女の子として生きることになっても」

あかり「あかりがついてるよ」

叢雲「普通の女の子として生きる、か」

あかり「あかりと一緒にね」

叢雲「……そうなるためにはあんたに司令官らしいこと覚えてもらわなきゃいけないんだけどね」

あかり「そっちは叢雲ちゃんがあかりを助けてくれれば」

叢雲「まあそうね、あんたがふざけたことするならケツ叩いてやるわよ」

あかり「お、おしり叩くの? 痛くしないでね?」

叢雲「比喩よ! もう、なんでも額面通りに受け取るやめなさいよね!」

叢雲「ねぇ、お願い聞いてもらった直後で悪いんだけど、もう一個お願いしていい?」

あかり「いいよ、なに?」

叢雲「今晩、海岸の方に来てほしいの。話したいことがある」

あかり「そこじゃなきゃだめ?」

叢雲「その時間じゃなきゃだめ」

あかり「わかったよぉ、海岸だね」

叢雲「ええ、じゃあまた夜に」

あかり「うん、なんの話するんだろう?」



あかり「金剛さん、今日も一日お疲れさまでした」

金剛「アカリのためだと思えばこのくらいで疲れたりしまセーン!」

あかり「そ、そうですか、ありがとうございました」

金剛「……」チラッ

あかり「あ~、ご褒美ですよね?」

金剛「私は何にも言ってませんヨー?」

あかり「あはは、じゃあ」

↓2

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージしてあげる

あかり「ちょっと屈んでください」

金剛「なでなでですネー」

あかり「いやですか?」

金剛「ノンノン。アカリになでなでされるの大好きデース」

あかり「よかったですよぉ」ナデナデ

金剛「ふふ~、気持ちいいデース」

あかり「駆逐艦のみんなはともかく、他の人達はあかりみたいな子供になでなでされるのなんていやかなって思いましたけど」

あかり「みんな喜んでくれるので、あかりもなでなでしててうれしいです」

金剛「昔はなでなでなんかされたって何にも感じられませんでしたかラー。こうしてあたたかさとかやわらかさとかを感じられることが気持ちいいんですヨー」

金剛「感じるようになったから触れるのうっとうしいという人もいるでしょうけドー。私は時間と場所を考えてくれればどこでもおさわりしていいデース」

あかり「場所を考えるのにどこでも?」

金剛「私のどこでもって意味ですヨー」

あかり「あぅ」

金剛(屈んでるから真っ赤になった顔も目の前で見られてラッキー)

金剛「次は頭以外もなでなでしますカー?」

あかり「しません!」

金剛「残念ですネー。じゃあ明日の秘書艦を決めまショー」

↓2 秘書艦(>>439の☆のついている艦娘+那珂以外)

あかり「瑞鶴さんにお願いしますよぉ」

金剛「瑞鶴ですネー。ちゃ~んと伝えておきますヨー」

あかり「お願いします金剛さん」

金剛「任されましター。それじゃアカリ、グッナイ」

あかり「おやすみなさい金剛さん」

あかり「どこでも触っていいって、金剛さんからかってるんだよね? 前となんだか雰囲気が違うような気がするけど」

あかり「と、とにかく、叢雲ちゃんのところに行こう」

今回はここまでです
次は叢雲の好感度100イベントからはじめます

ちなみにクレーンゲームの景品は、春雨、天津風、大鳳を呼ぶアイテムでした
今度行ったら変わっている可能性もあります



ちなみにあかりが叢雲の為に取ったパジャマを叢雲が着た場合のイベントってあるの?

>>473
あります
夜に叢雲の部屋行くか、或いは自由安価で取られれば起きます

では開始します

叢雲「呼んだはいいけど、どうやって言えば……」

あかり「叢雲ちゃん」

叢雲「お、お、遅いわよ!」

あかり「ごめんね待たせちゃって。で、話ってなに?」

叢雲「それは、その、つ、月が……」

あかり「月?」

叢雲「月が、きれ……」

あかり「月、雲に隠れてるね」

叢雲「あっ」

あかり「電灯もないからちょっと暗いよぉ」

叢雲「月に叢雲、花に風、か」

あかり「なに急に?」

叢雲「楽しいことには邪魔が入って、長続きしないって意味のことわざよ」

あかり「へぇ~、綺麗な感じなのにね」

叢雲「……私は、この暮らしが楽しい」

あかり「叢雲ちゃん?」

叢雲「人間の身体を手に入れて。おいしいとか、あたたかいとか、色んなことを感じられるようになって」

叢雲「たまに戦いはあるけど、いつも穏やかに過ごせる日々。私にとっては夢みたいな生活よ」

叢雲「だから、いつか夢が覚める日が来るんじゃないかって怖い」

あかり「……」

叢雲「これは海の底に一人ぼっちで沈んでる私が、慰めに見ている夢で」

叢雲「目が覚めたら私はただの鉄の塊に戻ってるかもしれないって、そう思いながら眠ってる」

叢雲「楽しいことが長続きしないなら、もうすぐ目が覚めるんじゃないかって、いつもどこかで怯えてるの」

あかり「そう、だったんだ」

叢雲(違う、私はこんな話がしたかったんじゃ)

あかり「えいっ」

叢雲「いたっ! なにすんのよ!?」

あかり「よかった。ほっぺたつねられて痛いなら、夢じゃないよぉ」

叢雲「あ、あんたね」

あかり「あかりもね最初はこれは夢で、いつか覚めるんじゃないかなって思ってたよ」

あかり「覚めるんならはやく覚めてほしいなって」

叢雲「そりゃそうよね、戦いなんてするような人間じゃないなら」

あかり「でも今は夢なら覚めてほしくないなって思ってる」

あかり「ずっとずっとこの楽しい日々が続けばいいなって思ってるよぉ」

叢雲「楽しいなら、長くは続かないわ」

あかり「そうかな? あかりは雲に隠れたお月さまも綺麗だと思うよ?」

叢雲「えっ?」

あかり「薄い雲の向こうでちゃんと光ってるのが見えるなら、あかりはそれそれで好きだよ」

叢雲「分厚いのに隠れちゃったら?」

あかり「少しでも見えたなら、ちゃんと覚えてられるよぉ」

叢雲「覚えてるってねぇ」

あかり「うん、覚えてるよ。もしこれがほんとうに夢で、いつか覚めちゃったとしても」

あかり「あかりはずっと覚えてる。叢雲ちゃん達と過ごした楽しい日々のこと、いつまでも」

あかり「だから、ずっと一緒だよ」

叢雲「ずっと一緒……」

あかり「叢雲ちゃんもあかりのことを覚えててくれるなら、あかりはずっとここにいるよ」ギュッ

あかり「叢雲ちゃんの心の中に、ずっと」

叢雲「……うん。私も忘れないわ、あんたのこと」

あかり「なら、ずっと一緒だね。約束守れるよぉ」

叢雲「一緒に生きる」

あかり「うんっ!」

叢雲「ええ、忘れてなんかやらないわ。あんたみたいなバカのこと、忘れられるわけがない」

あかり「ば、バカじゃないもん!」

叢雲「海の底でだって、あんたのバカ面思い出せば多少は楽しく過ごせるわ」

あかり「むぅ~、せっかくいいこと言ったのに台無しだよぉ」

叢雲「なにがいいことよ。月並みな台詞じゃないの」

あかり「月並み?」

叢雲「ありきたりってことよ」

あかり「なんだ、お月さまみたいに綺麗って意味かと思ったよぉ」

叢雲「そんなわけないでしょうが。まあ、でも」

あかり「でも?」

叢雲「月は綺麗よ。あんたが言った通り、雲の向こうに隠れてもね」

叢雲「だから、その、綺麗だって思えるのはあんたが一緒だからなわけで」

あかり「ん~?」

叢雲「だから! あんたと一緒だから、月が綺麗だって言ってんの!」

あかり「そっか、綺麗に見えてよかったね」

叢雲「それだけ?」

あかり「なにが?」

叢雲「知らないの?」

あかり「なにを?」

叢雲「バカ!」

あかり「なんで!?」

叢雲「なんではこっちの台詞よ! なんで艦娘の私が知ってんのに、あんたは知らないのよ!?」

あかり「なんのことかさっぱりわからないよぉ!」

叢雲「それくらい知っておきなさいよ!」

あかり「だからなんの話なの~!」

あかり「それで、お話はそれだけ?」

叢雲「いえ、もう一つあるわ」

あかり「それは?」

叢雲「朝言いかけた言葉の続き、聞きたい」

あかり「朝言いかけた言葉?」

叢雲「もし、仮に、例えば、万が一、天地がひっくり返っても絶対ありえないけど、私があんたが好きだって言ったらどうする?」

あかり「なんか増えてない?」

叢雲「いいから答える!」

あかり「は、はい。えっとね、あかりは――」

叢雲「……」ゴクッ

あかり「わからないよぉ」

叢雲「わからない?」

あかり「うん。好きだって言ってもらえるのはうれしいけど、だけどあかりが叢雲ちゃんのことどう思ってるのかわからないよぉ」

あかり「叢雲ちゃんのこと好きだよ? だけど、その好きが、叢雲ちゃんの例えばの好きと同じだって言えない」

あかり「叢雲ちゃんの例えばの好きは、恋、だよね?」

叢雲「ええ」

あかり「あかり、恋したことないから」

あかり「叢雲ちゃんとずっと一緒にいたいし、一緒にいるとドキドキすることもある。けど、それが恋かどうかわからない」

あかり「池田先輩にあかりのこと好きな人がいるかもって言われて、悩んでるけど答えが出ないの」

あかり「ごめんね叢雲ちゃん」

叢雲「謝ることなんかないわよ。言ったでしょ、仮にの話なんだから」

あかり「仮にの話なんだよね?」

叢雲「か、仮にの話よ」

あかり「そっか」

叢雲「安心した?」

あかり「ええっと……」

あかり「池田先輩にね、みんな自分のものだって思ってるんだねって冗談で言われたんだけど」

あかり「ほんとうにそう思ってるんじゃないかって気がしてるの」

あかり「古鷹さんがキスされそうになったときあかりが止めたけど、きっと叢雲ちゃんでも熊野さんでも、他の誰でもそうしてた」

あかり「あれは無理やりだったってこともあるけど、キスされるのいやだなってそう思ったの」

叢雲「ふぅん、そうだったんだ」

あかり「もしほんとうにみんな自分のものって思ってるなら、あかり最低だよね」

叢雲「最低とか言わないの」

あかり「だって」

叢雲「あんたは別にまだ誰とも特別な関係にはなってないんでしょ?」

あかり「な、なってないけど」

叢雲「ならいいじゃない。誰を好きだろうと誰にも文句を言われる筋合いはないでしょ」

あかり「でも、やっぱりおかしいよぉ」

叢雲「おかしくない。ただ決めればいいだけよ。誰か一人を選ぶのか、全員を幸せにするのか」

あかり「ぜ、全員なんて!」

叢雲「あんたのことなら、みんな幸せにする義務がある、とか言いそうだと思ったけど」

あかり「うっ、聞いてたの?」

叢雲「誰かに言ったのね。じゃあ義務を果たすしかないわね」

あかり「だ、だって、あかりが言ったのはそういう意味じゃなくて」

叢雲「ふふん、まあそれは冗談にしても、いっぱい悩んでどうするか決めればいいでしょ」

叢雲「あんたの月は叢雲に隠れたって綺麗なんだから」

あかり「これは楽しくないよぉ」

あかり(はぁ、ほんとうのところどうなんだろうね。あかりはみんなのことどう思ってるのかな?)

叢雲「ちなみに言えば私はあんたのこときらいでも好きでもないわよ、あかり」

あかり「今、あか――」チュッ

叢雲「……」

あかり「えっ、な、なんで?」

叢雲「ほっぺに」

あかり「ほっぺに?」

叢雲「ほっぺにしようとしたら、あんたがこっち向いたからずれただけ」

あかり「あかりがそっち向いてから動き出したような気がするけど」

叢雲「目の錯覚よ!」

あかり「で、でも、なんでほっぺに?」

叢雲「きらいでも好きでもないからよ」

あかり「その、きらいでも好きでもないならなんなの?」

叢雲「さっき言ったわ」

あかり「ええっ、いつ?」

叢雲「だから、さっき」

あかり「言ったっけ?」

叢雲「言った。わからないならとりあえず死になさい」

あかり「ひどい!」

叢雲「ふふっ、私は死んでもいいけどね」

あかり「死んじゃやだよぉ!」

叢雲(こいつに文学的情緒なんか求める方がバカだったか)

叢雲(まあ、いいか。私の月も、あんたと一緒ならいつまでだって綺麗だからね、あかり)

叢雲「話はそれだけよ、じゃあ私は寝るから」

あかり「死んじゃだめだからね!」

叢雲「わかってるって」

あかり「もう寝るの怖くない?」

叢雲「怖くない。あんたのバカ面思い浮かべて、ぐっすり寝るわ」

あかり「そ、それで眠れるならいいけど。じゃあおやすみ」

叢雲「おやすみ」

あかり「叢雲ちゃんも色々と悩んでることがあったんだね」

あかり「気づいてあげられなかったのは反省しなきゃいけないけど、取り除けてよかったよぉ」

あかり「さてと、あかりはどうしようかな?」

↓2

1 部屋へ戻って寝る
2 このままここに残る
3 誰かの部屋へ行く(>>439の遠征組、卯月、叢雲以外)
4 部屋で執務する

あかり「もうちょっとここに残ろうかな」

あかり「あっ、お月さま出てきた」

あかり「結局、月が綺麗ってどういう意味だったんだろう?」

北方棲姫「……」

あかり「あっ、北方棲姫ちゃん? いつからそこにいたの?」

北方棲姫「チョットマエ」

あかり「ちょっと前ってどれくらい?」

北方棲姫「チョットマエハチョットマエ。レップウハ?」

あかり「ごめんね、まだないの」

北方棲姫「ミルクセーキ」

あかり「それもまだなの」

北方棲姫「ムー! オイテケー!」ポカポカ

あかり「いたいいたい! 叩かないで」

あかり「ねえ北方棲姫ちゃん」

北方棲姫「……」プイッ

あかり「北方棲姫ちゃんってば」

北方棲姫「カエレ!」

あかり「うぅ、怒らないでよぉ」

北方棲姫「オイテケッ!」

あかり「あのね、北方棲姫ちゃんも烈風作れるんじゃないかな?」

北方棲姫「ツクレル?」

あかり「あのたこやき、艦載機なんだよね?」

北方棲姫「ウン」

あかり「だったら、北方棲姫ちゃんも空母なんだよね?」

北方棲姫「ホウゲキモデキル」

あかり「えっ、そうなんだ。 と、とりあえず、試してみようよ」

北方棲姫「ツクル!」

あかり「それじゃ工廠まで行こうね」

あかり(なんとか妖精さんに見つからないようにできればいいんだけど)

今回はここまでです
次回は北方棲姫と開発するところからはじめます

叢雲はやたらと服装が変わる話が多いですが文字だけなので創造力任せになってしまって申し訳ありません
北方棲姫の台詞は読みづらいと思いますが、深海棲艦の特徴なのでご了承ください

開始します

あかり「よし、妖精さんはいないね」

北方棲姫「ココデレップウツクレル?」

あかり「北方棲姫ちゃんががんばればね」

北方棲姫「ガンバル!」

あかり「がんばれ~」

北方棲姫「ンー? ンー……」

あかり(やっぱりみんなに話した方がいいのかな?)

あかり(だけどもし戦いになっちゃったら……)

あかり(でもいつかは話さなきゃいけないことだし、ああ~どうしよう?)

北方棲姫「デキタ!」

あかり「もうできたの? どれどれ」

↓1 コンマ

0~30 零式艦戦52型 31~65 烈風 67~98 烈風改 ぞろ目 烈風(六〇一空)

北方棲姫「チガーウ!」

あかり「これゼロじゃない?」

北方棲姫「レップウツクレルッテイッター!」

あかり「が、がんばればって」

北方棲姫「ガンバッタモン!」

あかり「今日は調子が悪かったってことで」

北方棲姫「ヤダー! オイテケオイテケー!」バタバタ

あかり「ああ、暴れちゃだめだよぉ!」

↓1 コンマ20以上で誰かに見つかる

妖精(猫吊るし)「誰かいるんですか~?」

あかり「北方棲姫ちゃんっ!」ダキッ

北方棲姫「ンムー!」

あかり「お願い、ちょっとだけ静かにしてて。後でいっぱい遊んであげるから」

北方棲姫「ムー……」

妖精(猫吊るし)「気のせいでしたか。いけませんね、そろそろ寝た方がいいんでしょうか」

あかり「行った? もういいよ、北方棲姫ちゃん」

北方棲姫「クルシイ!」ポカポカ

あかり「あ、謝るから叩かないで~」

北方棲姫「レップウ!」

あかり「ごめんね、また誰か来るかもしれないから今日はここまでにして、お外で遊ぼう?」

北方棲姫「ンー、マタクル!」

あかり「うん、またがんばろう」

あかり「ぶ~ん」

北方棲姫「ゼロデモダイコン」

あかり「そ、そんなことないよぉ! 北方棲姫ちゃんだってこんな感じだったよ!」

北方棲姫「ワタシハモットハクリョクアッタ」

あかり「ええ~」

北方棲姫「アッタノ!」

あかり「う、うん、あったね。うん、あったよ」

北方棲姫「オマエトハミンカンジンギャクサツゴッコヤッテモオモシロクナイ」

あかり「だからえぐいよそのごっこ遊び」

北方棲姫「ダカラ、ドッチガトオクマデトバセルカショウブ」

あかり「いいよぉ、あかり負けないんだから」

あかり「えいっ!」

北方棲姫「エイ!」

あかり「ふふん、この調子ならあかりの方が遠くまで飛ぶね」

北方棲姫「ムー!」

あかり「ああっ! 北方棲姫ちゃん、今自分で動かしたでしょ!」

北方棲姫「ヨウセイガカッテニヤッタ」

あかり「あれ妖精乗ってないでしょ!」

北方棲姫「ヨウセイノセイナノ!」

あかり「もう~、これじゃ勝負にならないよぉ」

北方棲姫「ジャアコウスル」

あかり「あっ、あかりのも動き出した?」

北方棲姫「バレルロール。インメルマンターン。コノハオトシ」

あかり「すごい、あんな動きできるんだ!」

北方棲姫「ハートループ!」

あかり「わぁ~、そのハートになるやつはあかりも見たことあるよぉ!」

北方棲姫「ドウ?」

あかり「飛行機操るの上手なんだね北方棲姫ちゃん」

北方棲姫「ヨウセイノッテナイカラムチャデキル」

あかり「わぁっ! すっごい早さだね!」

北方棲姫「フツウダッタラパイロットグチャグチャ」

あかり「そういうこと言わないでよぉ」

北方棲姫「ツカレタ!」

あかり「じゃあちょっとお休みしよっか」

北方棲姫「オナカヘッタ!」

あかり「ええっ、なにか持ってたっけ?」

↓2

1 ふしぎなあめ
2 すごいふしぎなあめ
3 最高級チョコ

あかり「あっ、ふしぎなあめがあった」

北方棲姫「ナニコレ?」

あかり「あめだよ」

北方棲姫「アメ? フッテナイヨ」

あかり「お空から降る雨じゃなくてね。これがあめっていう食べ物なの」

北方棲姫「タベテイイノ?」

あかり「うん、北方棲姫ちゃんにあげるよぉ」

北方棲姫「アリガトウ!」

あかり(深海棲艦でもお腹空くんだ。いつもはなに食べてるんだろう?)

北方棲姫「フシギナアジ」

あかり「結局どんな味なんだろうそれ。あかりも食べてみようかな?」

北方棲姫「デモオイシイ!」

あかり「よかった。そうだ、なんだか力が沸いてくる感じしない?」

北方棲姫「シナイ」

あかり「えっ、そうなんだ」

あかり(深海棲艦には練度ないのかな? それとも姫型だしもう練度の限界になってる?)

北方棲姫「オイシイケドオナカフクレナイ」

あかり「あめ一個だとねぇ」

北方棲姫「カエッテゴハン!」

あかり「もう帰っちゃうの?」

北方棲姫「オナカスイタシ」

あかり「そっか、じゃあまたね」

北方棲姫「ツギコソレップウオイテケ」

あかり「できれば置いてけるといいんだけど」

北方棲姫「オマエオイテクキナイダロ」

あかり「あ、あるよぉ」

北方棲姫「ウソダッタラカミノケノオダンゴヲ、フユウヨウサイニカエル」

あかり「お、置いてくからやめて!」

あかり「あっ、あとね、あかりの名前は赤座あかりって言うの」

北方棲姫「アカアカ?」

あかり「あかりだよぉ!」

北方棲姫「アカリ」

あかり「そう、あかり」

北方棲姫「アカリ、イカリミタイ」

あかり「あはは、やっぱり船なんだね」

北方棲姫「アカリ、マタアソボ」

あかり「うん、また遊ぼうね、北方棲姫ちゃん」

北方棲姫「ツギマデニハダイコンナオセ」

あかり「しょ、精進します」

瑞鶴「おはよう提督さん」

あかり「おはようございます瑞鶴さん」

瑞鶴「提督さん、ちょっと寝むそうだけど大丈夫?」

あかり「だ、大丈夫です。昨日はちょっと夜更かししちゃって」

瑞鶴「そう、夜更かしはお姉ちゃん感心しないな。ちゃんと早寝しないとだめだぞ」

あかり「はい!」

瑞鶴「うん、いい返事」

あかり「眠いのはちょっとだけですし、今日も張り切っていきますよぉ」

瑞鶴「本格的に辛かったら言うのよ、眠いのに仕事する方が効率悪いんだからね」

千歳「ただいま帰りました」

若葉「帰った」

夕立「提督さん、ただいま!」

白雪「今回も無事に終わりました」

那珂「帰ったよ~! よしっ、報告したし、レッスンルームいこっ!」

名取「ちゃんとしなきゃだめだよ那珂さん」

あかり「お帰りなさいお疲れさまでした」

夕立「いっぱい資源貰ったっぽい!」

瑞鶴「うん、資源は上々ね。で、他には?」

↓1 コンマ30以上かぞろ目でアイテム取得

千歳「ええ、いただけました」

瑞鶴「なにを貰ったの?」

↓2

1 スク水(潜水艦を呼ぶ)
2 いいふしぎなあめ
3 人生ゲーム
4 おいしいお菓子

那珂「お菓子だよ、差し入れ持って来てくれたの。はいこれ」

あかり「クッキーだね」

夕立「おいしかったっぽい!」

瑞鶴「食べかけかいっ!」

名取「いえ、あの、二つ缶をいただいて、一つは封を開けてしまっただけで」

若葉「未開封のがある」

白雪「ラベルが同じなので、きっと中身も同じだと思います」

あかり「じゃあみんなで食べよう!」

千歳「あ、朝からいいんでしょうか?」

若葉「若葉はいい」

夕立「私ももっと食べたいっぽい!」

白雪「わ、私も」

那珂「那珂ちゃんレッスンルームに……」

名取「ここは乗ろうよ」

あかり「うん、おいしい」

夕立「でしょ! 私ががんばったから食べられるんだよ?」

あかり「ありがとう夕立ちゃん」ナデナデ

夕立「えへへ~」

若葉「若葉のいいはいらないのいいだったのだが」

あかり「そんなこと言わずに、ほら」

若葉「あむ。危ないぞ」

あかり「どう?」

若葉「うむ。甘みがほどよい」

あかり「ジャムが入ってるのだからね」

若葉「あっちで食べたときはこれが一番気に入った」

あかり「まだいっぱいあるよぉ」

若葉「ああ、そうだな。もらおう」

あかり「千歳さんのはハーブクッキーですか?」

千歳「ええ、あまり甘みがなくて人気がありませんので私が」

あかり「もっと甘いの食べていいんですよ?」

千歳「私は好きで食べてるんですよ。おつまみにもなりそうな味ですからね」

あかり「もう、そればっかりなんですから。さすがに朝からお酒はだめですよ」

千歳「わかってますよ。夜ならいいですよね?」

あかり「飲み過ぎはだめですからね」

千歳「はい、千代田に怒られない程度に収めます」

那珂「那珂ちゃんも大人にビターチョコクッキーだよ!」

あかり「苦いの食べれるんだね」

那珂「あったり前! 食レポのときはどんなに不味い料理でも、笑顔を絶やさないようにしないといけないからね!」

あかり「那珂ちゃんアイドルになりたいんだよね?」

那珂「アイドルだってすることあるでしょ!」

あかり「う、うんまあ」

那珂「那珂ちゃんが食べた後はスタッフがおいしくいただけるんだから、感謝してよねマネージャー」

あかり「だからマネージャーじゃないってば!」

あかり「名取さんもチョコクッキーですね」

名取「び、ビターじゃないです」

あかり「ミルクチョコですね」

名取「えっと、苦いのはその」

あかり「あかりも苦手ですよ、苦いの」

名取「あ、甘いものはトレーニングにもいいんです!」

あかり「知りませんでした。名取さんは物知りですね」

名取「あ、あの、だから、カッコよくはないかもしれないですけど」

あかり「はい、カッコよくはないですけど可愛いです」

名取「そ、そうじゃなくて!」

名取(ま、また可愛いって! うぅ、私のどこをそう思ってくれてるんだろう)

白雪(話すタイミングがつかめない……)

あかり「白雪ちゃん」

白雪「は、はい、なんでしょう!」

あかり「クッキーこぼれてるよ」

白雪「ああ、す、すいません!」

あかり「いいよ、気にしないで。服についたのは取ってあげるから」

白雪「じ、自分で取れますから!」

あかり「遠慮せずに」

白雪(うぅ、まるで幼児になったみたい)

あかり「ちゃんと付けてくれてるんだね、ブローチ」

白雪「えっ、あっ、はい」

あかり「うれしいよぉ」

白雪「わ、私も、うれしかった、ですから……」

あかり「ねこみみとしっぽも?」

白雪「あ、あれは! 別に、うれしいとか、そういうのじゃ……」

あかり「気が向いたら付けてるところ見せてね」

白雪(そのときは猫のように膝に抱いて……い、いや、だめだめそんなの!)

瑞鶴「うぅ~」

あかり「どうしたんですか瑞鶴さん?」

瑞鶴「どうしたもこうしたも、あんな楽しそうでおいしそうなの見せつけられたらさ」

あかり「瑞鶴さんもいいんですよ?」

瑞鶴「えっ、でも」

あかり「あかりだって何にもしてないのに混じってるんですよ?」

瑞鶴「そ、それは提督さんだからで」

あかり「じゃあ瑞鶴さんは秘書艦だからいいんです」

瑞鶴「だからって繋がってないわよ」

あかり「食べたいなら食べればいいんですっ! ほ~ら、行きましょう!」

瑞鶴「あっ、もう。しょうがない子ねぇ」

夕立「提督さん私も食べさせて!」

若葉「ジャムのはもうないのか?」

千歳「バタークッキーもいけるわね」

那珂「名取ちゃん、お口治しに半分こしよ!」

名取「私はお口治らないよ!?」

白雪「ブローチが汚れないようにしないと」

あかり(今日もきっといい日になるよぉ)

今回はここまでです

ぞろ目アイテムは効果が高いです
北方棲姫にチョコを上げてたら艦隊に入るくらい好感度上がってました

開始します

瑞鶴「全部食べちゃうのはあれだから残すのね」

あかり「他のみんなにも食べさせてあげたいですし」

瑞鶴「缶に蓋しとけば湿気ないかな?」

あかり「たぶん大丈夫ですよぉ」

瑞鶴「キツくしめてっと」

あかり「あ、あかりが開けられるくらいにしてくださいね」

瑞鶴「だいじょぶだいじょぶ。これでよしっと」

あかり「か、かたい~!」

瑞鶴「艦娘ならきっと文月でも開けられるわよ」

あかり「あかり一人で開けられないじゃないですか!」

瑞鶴「一人で食べるつもりだったの?」

あかり「た、食べませんけど」

瑞鶴「あ~、ほんとは一人占めしたかったんだな~」

あかり「ち、違います! と、とにかく、遠征を出すかどうかから決めましょう!」

↓2 遠征を

1 出す
2 出さない

あかり「今日も出しましょう!」

瑞鶴「やる気ね~」

あかり「最近は調子よく報酬が貰えますので、流れに乗ります!」

瑞鶴「それじゃ誰にお願いする?」

↓1~6(>>439の遠征組と瑞鶴以外)

叢雲「遠征ね、いいわよ」

熊野「家具コイン、そろそろいい塩梅になってきたんじゃありませんの?」

三日月「こ慣れてきたときが一番危ないので、気を引き締めます」

文月「行ってきま~す」

神通「遠洋への遠征はそれ自体がトレーニングになりますので、大歓迎です」

古鷹「遠征任務もお手の物。重巡洋艦はなんでもできるんです!」

あかり「家具コインはそういえば結構溜まってますね」

熊野「だったらご自分の部屋の飾りつけをしてみるのもいいんじゃありませんの?」

文月「あたし温泉入りたいから作って~」

あかり「部屋に温泉はどうかと思うよぉ」

三日月「遠征の度に溜まっていきますので、遠慮なく使ってください」

古鷹「話のタネにもなるかもしれませんしね」

瑞鶴「それじゃ、みんな行ってらっしゃい」

神通「神通、行きます!」

あかり「気を付けていってらっしゃいです~!」

現在のあかり鎮守府の艦娘(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

浜風  卯月
金剛☆ 愛宕

大和☆ 天龍☆  ビスマルク 
球磨  扶桑    瑞鶴     
千代田 足柄   
     

前回遠征組:千歳 若葉 夕立 白雪 那珂☆ 名取

第二艦隊遠征組 ○叢雲 ○熊野  文月 神通 古鷹 三日月 

第三艦隊を遠征に

↓2

1 出す
2 出さない

あかり「今日も第二艦隊だけにしておきましょう」

瑞鶴「ま~、不測の事態が起きるかもしれないしね」

あかり「なにかあったときはお願いします」

瑞鶴「はいはい、深海棲艦が攻めてきたって、お姉ちゃんがちゃんと守ってあげるからね」

あかり「ちっちゃい子だったら別に」

瑞鶴「なに?」

あかり「う、ううん、頼りにしてるよお姉ちゃん!」

瑞鶴「いいね、やっぱりお姉ちゃんって呼んでもらえるのうれしい」

あかり「わかります! あかりもお姉ちゃんって呼ばれるの好きです!」

瑞鶴「提督さんに呼んでくれる人いるの?」

あかり「い、いますよぉ! その子の方がよっぽどお姉ちゃんらしかったですけど」

瑞鶴「お姉ちゃんらしさ皆無だもんね」

あかり「こ、これからなるからいいんですっ!」

現在のあかり鎮守府の艦娘(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

浜風  卯月   ビスマルク 白雪

金剛☆ 愛宕   瑞鶴☆    那珂☆
大和☆ 天龍☆  千歳     名取
球磨  扶桑   若葉    
千代田 足柄   夕立
     
第二艦隊遠征組 ○叢雲 ○熊野  文月 神通 古鷹 三日月

蒼龍が抜けてましたすいません

現在のあかり鎮守府の艦娘(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

浜風  卯月   ビスマルク 白雪

金剛☆ 愛宕   瑞鶴☆    那珂☆
大和☆ 天龍☆  千歳     名取
球磨  扶桑   若葉     蒼龍

千代田 足柄   夕立
     
第二艦隊遠征組 ○叢雲 ○熊野  文月 神通 古鷹 三日月

瑞鶴「さて、お菓子食べて元気出したしお仕事お仕事」

あかり「あかりはなにをしようかな?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>547の遠征組以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

あかり「ん~」

瑞鶴「持ち物の整理してるの?」

あかり「部屋は寂しいですけど、結構色んなものがあるな~って思って」

瑞鶴「確かに、色々あるねぇ」

あかり「使えるものがあるなら使おうかと」

瑞鶴「この中でなにを使うの?」

あかり「う~ん」

↓2

1 お風呂で遊ぼう!連装砲ちゃん(風と名の付く艦娘を呼ぶ)
2 龍の掛け軸(龍と名の付く艦娘を呼ぶ)
3 スノードーム(雪と名の付く艦娘を呼ぶ)
4 ふしぎなあめ
5 すごいふしぎなあめ
6 クッキー
7 最高級チョコ
8 水鉄砲
9 最高級ホテルの宿泊券
10 家具コイン

あかり「家具コインでなんか家具買いましょう!」

瑞鶴「お、おしゃれに目覚めたかな?」

あかり「あかりはいつだっておしゃれを目指してます!」

瑞鶴「瑞鶴も目指してるから一緒に見ていい?」

あかり「もちろんです! 一緒に買いましょう」

瑞鶴「ありがと、はいカタログ」

あかり「こっちもありがとうです」

瑞鶴「やっぱりそのまま寝っ転がれるカーペットか畳がほしいなぁ」

あかり「わんわんのクッションがあるじゃないですか」

瑞鶴「あの子達も私載せるのキツいってさ」

あかり「でもまあ、確かにカーペットは必要ですよね」

瑞鶴「でしょ? 高級絨毯とか? なんかおまけで紅茶セット付くみたいだし」

あかり「本棚もいいなぁ」

瑞鶴「提督さん本読むの?」

あかり「ま、漫画ですけど」

瑞鶴「な~んだ」

あかり「しょ、小説とかにも挑戦してみたいと思ってます!」

瑞鶴「その前に戦術指南書とか読もうね」

あかり「あっ、忘れてました」

瑞鶴「たくも~。あっ、ドレッサーもいいね」

あかり「熊野さんのためにこれにしようかな?」

瑞鶴「熊野しか使っちゃ駄目なの?」

あかり「いえ、みんな使っていいですけど」

瑞鶴「これ意外に難しいのよ? 長さや高さ揃えるの苦労するんだから」

あかり「あかりはお団子結うの慣れましたけどね」

瑞鶴「瑞鶴も慣れてるわよ。というか地味に謎よねその髪。その量で一体どうやって……」

あかり「龍の掛け軸に龍の壁紙も合うかもしれません」

瑞鶴「たっか! でも買えるんだ。へぇ~」

あかり「ベッドもいいんですよね~」

瑞鶴「悩むわね~」

あかり「温泉はあかりも入ってみたいですけど」

瑞鶴「この大きさだと入るときは提督さんを抱かないと窮屈かな~」

あかり「い、一緒に入るんですか?」

瑞鶴「ドック広いから二人っきりで入るためのものじゃないの?」

あかり「誰かとのお風呂は好きですけど~」

瑞鶴「遊べるのもいいかもね。ほら、診療台セットとか」

あかり「お医者さんごっこですか?」

瑞鶴「提督さんなら瑞鶴のこと診療してもいいよ?」

あかり「艦娘は病気にならないんじゃなかったんですか」

瑞鶴「そうだった。じゃあ提督さんを診察してあげる」

あかり「もう風邪ひきませんから」

瑞鶴「で~、色々見たけど結局どうするの?」

あかり「どうしよっかな~」

↓2

1 羽毛布団と枕
2 温泉檜風呂
3 ジュークボックス
4 撮影セット
5 金剛の紅茶セット
6 診療台セット
7 真っ赤な高級絨毯
8 龍の壁紙

あかり「この壁紙にします!」

瑞鶴「奮発するね~」

あかり「おしゃれするのにお金は気にしてられませんよぉ」

瑞鶴「おしゃれ、なのかな?」

あかり「妖精さんに頼みましょう!」

瑞鶴「あ~、じゃあ瑞鶴はい草の畳で!」



あかり「壁紙も一瞬で変わっちゃったよぉ」

瑞鶴「これは中々、風情があっていいんじゃない?」

あかり「大人って感じですよね!」

瑞鶴「大人って言うか老人?」

あかり「可愛くはないですよぉ」

瑞鶴「老人からどう可愛いを連想したのかがまったくわからない」

あかり「この掛け軸の龍もお友達ができて喜んでますよぉ」

瑞鶴「龍ってあんまりお友達とか気にするイメージないなぁ」

あかり「龍さんだってお友達がいなきゃ寂しいですよぉ」

瑞鶴「う~ん、まあそうかもねぇ」

あかり「仲良しになれるといいね龍さん」

あかり「壁紙一つで雰囲気全然変わりますね~」

瑞鶴「そりゃこんな龍の絵が描いてればね」

あかり「提督! って感じの部屋になりました!」

瑞鶴「威厳があるのはあるけど」

あかり「威厳も出てきたところで、お昼までどうしようかな?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>547の遠征組以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

あかり「大和さん」

大和「あ、提督」

あかり「今日も朝ごはんとっても美味しかったです」

大和「ありがとうございます。その言葉がなによりの糧です」

あかり「お昼も楽しみにしてますよぉ」

大和「はい、朝にも負けないくらいおいしく料理しますから、期待しててください」

あかり「わ~い!」

大和「大和とお話しに来てくださったんですか?」

あかり「はい」

大和「大和でよければお話し相手になりましょう」

あかり(なにを話そうかな?)

↓2

1 下着の話
2 敬語をやめてほしい
3 料理の話
4 その他自由に

あかり「む~」

大和「いかがいたしました、提督?」

あかり「やっぱり、敬語やめませんか?」

大和「えっ?」

あかり「敬語、やめませんか?」

大和「大和が提督に対して、ですか?」

あかり「そうですよぉ」

大和「あの、う、うれしいんですけど、提督ですから」

あかり「あかりは大和さんにとって、提督というだけの存在なんですか?」

大和「そ、それはっ!」

あかり「だったらちょっと悲しいです」

大和「そ、それは違います! 提督は大和にとって提督というだけでなく、もっと大事な愛し……敬愛しています」

あかり「ほんとですか?」

大和「お天道様に誓って!」

あかり「じゃあ敬語やめましょう」

大和「そ、それとこれとは……」

大和(いいえ、これはまたとないチャンス! 提督のほうから歩み寄って来てくれたんだから!)

大和「わ、わかりました、いえ、わかったわ、提督」

あかり「あかりは提督って名前じゃないです」

大和「あ、う、あ、あかり」

あかり「なんですか、大和さんっ?」

大和(あっ、この笑顔、今まで見た中で一番可愛らしい)

大和「あかり」

あかり「はい」

大和「よ、呼んでみただけです」

あかり「む~」

大和「あう、呼んでみただけよ」

あかり「いくらでも呼んでいいですよぉ!」

大和(小さな女の子に笑いかけられただけで、こんなにドキドキするなんて、大和はいつの間にこんな……)

大和(だけど、この一歩近づけた感覚が、とっても心地いい)

大和(もうちょっとだけ踏み込んでみても)

大和「あかりも、敬語やめよう?」

あかり「えっ? あかりは年上相手なんですからやめませんよぉ」

大和「家族、なんだよね? お姉ちゃんやお母さんに敬語は使わないでしょ?」

あかり「言われてみればそうですね」

大和「だよね。あかりも敬語やめてくれたら、大和はうれしいよ」

あかり「どうしようかな~」

↓2

1 やめる
2 やめない

あかり「あかりは、そのままにします」

大和「そ、そう」

あかり「いっぱい恩があるのに敬語使わないなんて、ばちが当たっちゃいますよぉ」

大和「毎度気にしないでいいと言ってるのに」

あかり「でもやっぱりなんか、ひっかかっちゃうので」

大和「気が変わったらいつでもやめていいからね」

大和(残念。今日の前進はここまでか)

大和(でもきっと大躍進だね。名前で呼べるようになったし、熊野さんと金剛さんに追いついた!)

大和(まだ時間はあるし、もうだいぶ近づいてるはず)

大和「……」ナデ

あかり「んぅ、なんですか?」

大和「なんでもない、ただあかりに触れたかっただけ」

大和(こうして手を伸ばせば届く距離にいるんだから)

あかり「あかり、年上の人に敬語使われるのってやっぱり慣れませんよぉ」

瑞鶴「年下でも上官だからね~、礼儀はわきまえないと」

あかり「敬語使ってない瑞鶴さんが言うんですか」

瑞鶴「瑞鶴はお姉ちゃんだから!」

あかり「こ~しこんど~ってやつですよ」

瑞鶴「では今から敬語に変えましょうか?」

あかり「敬語じゃない方がいいです」

瑞鶴「提督さんもなくていいんだけどね」

あかり「あかりは礼儀をわきまえてるんです」

瑞鶴「瑞鶴がわきまえてないみたいな言い方するんだ~、瑞鶴だって敬語使うべきときは使うのにひど~い」プニプニ

あかり「ほっぺた突きながら言っても説得力ないですっ!」

瑞鶴「あはは~、さっ、お昼はどうする?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>547の遠征組、大和以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

今回はここまでです
次は浜風と交流するところからはじめます

家具はイベントを起こすものと何らかの効果を発揮するものとで二つあります
龍の壁紙は龍の掛け軸で呼ぶ艦娘を二人に増やす効果があります

開始します

あかり「浜風ちゃん」

浜風「こんにちは提督」

あかり「もうここには慣れた?」

浜風「はい、おかげさまで」

あかり「あかりはなにもしてないんだけど」

浜風「まあ、礼儀として」

あかり「ごめんねなにもしてあげられなくて」

浜風「いえ、そこまで面倒かけるわけにもいきませんし」

あかり「でも慣れてきたならよかったよぉ」

浜風「皆優しい人達ですから。ところで、なにかご用でしょうか?」

あかり「ちょっとお話しようかなって思って」

浜風「話、ですか。いいですよ、私ではつまらないかもしれないですが」

あかり(なんの話をしようかな?)

↓2

1 なんとなく西垣先生に似てるという話
2 髪の毛の話
3 スタイルが良くて羨ましい
4 その他自由に

あかり「浜風ちゃんスタイルいいね」

浜風「スタイル、ですか?」

あかり「うん。なんて言うかねシュッてしてる」

浜風「シュッとしてる?」バイン

あかり「ああうん、そこは違うけどね」

浜風「私くらい背が小さいのにこれでは、奇形なのでは?」

あかり「そんなことないよぉ。あかりと同い年のお友達にも同じくらい大きい子いるよ?」

浜風「そうなんですか。よかった、普通の人でもいるんだ」

あかり「おっきいのいや?」

浜風「嫌味に聞こえるかもしれませんが、大きいなりの悩みもあるんです」

あかり「そうだね。小さいなりの悩みがあるんだから、大きいなりのもあるよね」

浜風「その、私の容姿は悪くはないということですか?」

あかり「悪くないどころかいいよ。艦娘の人はみんなそうなんだけど」

浜風「よかったです」

あかり「そういうの気にするんだね」

浜風「み、醜くなりたいとは、思いませんよ」

あかり「ふふ、ちゃ~んと可愛いから安心して」

浜風「可愛い……」

あかり「うん、可愛いよぉ」

浜風「あ、ありがとうございます、元気出ました」

あかり「あかりもスタイル良くなりたいなぁ」

浜風「提督はこれから変わることができますから」

あかり「これからを期待してがんばるよぉ」

浜風「応援してます」

あかり「大きいなりの悩みを味わう日はいつになるのかなぁ」

あかり「はぁ、お夕飯までなにしよう?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>547の遠征組、大和、浜風以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

あかり「金剛さんいますか」
 
金剛「いますヨー!」

あかり「今日も元気ですね」

金剛「提督が私に会いに来てくれたからデース!」

あかり「それじゃあお話してもいいですよね?」

金剛「オフコース! 今日は夜まで語り明かしまショー!」

あかり「いえ、そんなに長くするつもりは」

金剛「エー! やだやだ~、提督といっぱいお話ししたいデース!」

あかり「そ、そう言われましても」

金剛「ブー、だったら量より質でいきますヨー。提督のハートを掴むようなディープな話をするデース!」

あかり「は、はぁ、どんな話をしましょうか」

↓2

1 ティータイムを楽しむ
2 喋り方について
3 ベタベタしてくる金剛
4 その他自由に

金剛「私と紅茶はいかが?」

あかり「紅茶ですか?」

金剛「ティータイムデース。ちゃ~んとお菓子も付けますヨー」

あかり「それじゃあ、お願いします!」

金剛「オッケー! では私は用意して来ますから、提督はテラスで待っててくだサーイ!」

あかり「は~い」



金剛「おまたせしましター」

あかり「待ってましたよぉ」

金剛「あんまり上等な茶葉じゃありませんけドー」

あかり「大丈夫です、あかりきっと味の違いなんてわかりませんから!」

金剛「それは胸を張ることじゃないですヨー」

金剛「提督の分にはミルク入れますネー」

あかり「金剛さんは入れないんですか?」

金剛「私はストレートデース」

あかり「コーヒーで言うブラックみたいなものですよね?」

金剛「本来はブラックティーといいいますからネー」

あかり「じゃああかりもブラックで!」

金剛「いいんですカー?」

あかり「ブラックコーヒーを飲む練習です!」

金剛「ムー、紅茶だって負けないくらい苦いんですけドー」

あかり「でもなんか紅茶の方が甘そうです」

金剛「一般的にはそうかもしれませんガー」

あかり「ふゅ、にがい」

金剛「だから言ったじゃないですカー」

あかり「緑茶で慣れてるからいけると思ったんですよぉ」

金剛「緑茶の苦みと一緒にしないでくだサーイ」

あかり「やっぱりミルク入れます」

金剛「はい! ミルクを入れるからって子供だってことはないんですヨー?」

あかり「でも、なんか子供っぽいですよぉ」

金剛「飲み方なんて人それぞれデース。自分が好きなようにおいしく飲めればそれでいいネー」

あかり「そうですね。もう、ミルクティーというよりティーミルクになる勢いで入れちゃってください!」

金剛「それはさすがにやりすぎデース!」

あかり「海が見えるテラスで紅茶なんて、大人っぽくていいですね」

金剛「その台詞でもう大人っぽさが消えましたヨー」

あかり「あや、そんなことは」

金剛「子供は子供らしいのが一番デース。私はそんな子供らしい提督が好きですよ」

あかり「あの、金剛さん。さっきから提督呼びになってますけど」

金剛「シット! これは失礼。ずっと染みついてきたことだから、油断するとこれですヨー」

あかり「呼び方変えるのって慣れませんよね」

金剛「それもありますけど、提督のことは提督って呼ぶ癖がついてますかラー」

あかり「軍艦だった時代からですか?」

金剛「みんなそう呼んでましたからネー。まあ、私の声は誰にも聞こえなかったんですけドー」

あかり「……」

金剛「そんな顔しないでください。昔は昔、今は今です。私の声、ちゃんと聞いて返してくれるアカリがいるから、寂しくないですヨー」

あかり「金剛さんがあかりにくっついてくるのって、もしかしてその頃に寂しい思いをしたからなんですか?」

金剛「ううん、アカリが好きだからですヨー」

あかり「好きってライク、ですよね?」

金剛「はじめはそうでしたけど、今はバーニングラブデース!」

あかり「それって、えっと」

金剛「恋してるって意味ですよ」

あかり「冗談じゃ、ないですよね?」

金剛「冗談で言いませんヨー」

あかり「あ、ああ、う……」

金剛「これくらいバーンと跳ね返せないと大人にはなれませんヨー?」

あかり「だ、だって」

金剛「そういうところが好きなんですけどネー」

あかり「あ、そ、その」

金剛「うん、いい時間ですしそろそろおしまいにしまショー」

あかり「えっ、あの、あかりまだ答えてないです」

金剛「どうせわからないからごめんなさいって言うんですよネー?」

あかり「な、なんでわかって」

金剛「好きな人の考えてることくらいわかりますヨー」

あかり「そ、そう、ですか」

金剛「わからないなら教えてあげますヨー。どういう気持ちがバーニングラブなのかってこと」

金剛「アカリのハートを掴んでネ」

あかり「~~~っ!」

金剛「顔が髪と同じ色になりましたヨー」

あかり「心臓が破裂しちゃいそうですよぉ」

あかり(金剛さんはいつもと同じ感じですごいなぁ)

金剛「奇遇ですネー」ギュッ

あかり「あっ」

金剛「聞こえますカー? 私の心臓も破裂しそうなくらいドキドキしてマス!」

あかり「あ、ああう」

金剛「私も緊張してますし、はずかしいんです。だけど、アカリとの関係をもうちょっとだけ進めたかったんですヨー」

あかり「あ、あかり、あかり……」

金剛「アカリ、大好きデース!」

あかり「あっ……」フッ

金剛「あ、アカリ!? 気を失っちゃいましたヨー!」

金剛「やっぱり、ストレートはまだ早かったですかネー」

金剛「でも、ストレートじゃなきゃ気づかないアカリも悪いんですヨー?」

金剛(これできっと今まで通りには接してくれなくなったけど、今まで通りがいやだから気持ちを伝えたんデス)

金剛(そしてもう私も後に引けなくなりましタ)

金剛「私のラブに火をつけた責任はきちんと取ってもらいますよ、アカリ」

今回はここまでです

金剛は好感度が高くなって本気になったら、子供で女の子相手だから奥手にするということも考えましたが直球にすることにしました
ちなみにまだ好感度100にはなってません

今日は書けそうにないので↓1~3で小ネタ募集です
連絡が遅くなって申し訳ない

良い茶葉ならストレートは甘味あるんやで

>>612
い、良い茶葉じゃありませんから
すいません紅茶は門外漢なもので

開始します

瑞鶴「提督さん、提督さん!」

あかり「うぅ、ここは?」

瑞鶴「執務室だよ」

あかり「あれ、あかりは金剛さんとテラスで……」

瑞鶴「寝ちゃったから金剛が運んできたんだよ」

あかり「寝ちゃったって、あっ」

瑞鶴「どうかしたの?」

あかり「な、なんでもないです!」

瑞鶴「顔赤いけど、金剛になにかされたの?」

あかり「べ、別に何も! お、お夕飯の時間ですね、あかりお腹空いちゃいましたよぉ!」

瑞鶴「怪しい……」

瑞鶴「本日の執務終わりっ!」

あかり「お疲れ様でした~」

瑞鶴「お疲れ」

あかり「結局ほとんど瑞鶴さん任せになっちゃいました」

瑞鶴「い~のい~の。これくらいお茶の子さいさいってね」

あかり「がんばってくれたからなにかご褒美に」

瑞鶴「じゃあ、金剛になにされたか教えて」

あかり「な、なにもされてませんよぉ」

瑞鶴「提督さん嘘つくの下手だね」

あかり「うぅ~」

あかり(こ、ここはなんとか誤魔化すよぉ)

↓2

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージをしてあげる
4 お菓子をあげる
5 正直に話す

あかり「そ、そうだ! マッサージしてあげますよぉ!」

瑞鶴「はいっ? 提督さん誤魔化しても無駄……」

あかり「つ、疲れてますよね! ほらっ、横になってください!」

瑞鶴「あっ、こらちょっと!」

あかり「よいしょっ!」

瑞鶴「もう、終わったら聞くんだから」

あかり「えいっ!」グイッ

瑞鶴「はぁっ……あっ……」

瑞鶴(な、なに、今の、一回圧されただけで、こんな……)

あかり「瑞鶴さんここ、こってますね」グイグイ

瑞鶴「あっ、あっ……」

瑞鶴(これっ、やばっ!)

あかり「こんなになってるなんて、あかりがほぐしてあげますよぉ!」グイグイ

瑞鶴「~~~っ!」

あかり「はい、おしまいです」

瑞鶴「はぁ~……はぁ~……」

あかり「あ、あれ? 痛かったですか?」

瑞鶴「う、ううん、気持ち、よかったよ」

あかり「でも涙が」

瑞鶴「これはうれし涙的なあれよ」

あかり「そ、そうですか」

瑞鶴「すっごい気持ちよかったし、身体が軽いわ」

あかり「それはよかったですよぉ」

瑞鶴「またやってもらっても、いい?」

あかり「もちろんです!」

瑞鶴「ありがと。なんかくせになっちゃいそうで怖いわ」

あかり「それだけ喜んでもらえたならあかりもうれしいです」

瑞鶴「気持ちよすぎて前後の記憶が曖昧だわ。瑞鶴は確か……」

あかり「あ、明日の秘書艦、決めましょう!」

瑞鶴「ううん? そうね、もうこんな時間だし。それをしようとしてたのかな?」

↓2 明日の秘書艦(>>547の☆の付いてない艦娘)

あかり「千歳さんにお願いしますよぉ」

瑞鶴「千歳ね。いいわ瑞鶴が伝えておく」

あかり「お願いしますね」

瑞鶴「じゃあおやすみなさい」

あかり「おやすみなさい瑞鶴さん」

あかり「はぁ、なんとか誤魔化せたよぉ」

あかり「これからどうしようかな?」

↓2

1 寝る
2 誰かの部屋へ行く(>>547の遠征組、大和、浜風、金剛以外)
3 散歩
4 執務

あかり「今日は執務をしよう。あんまり身が入らないかもしれないけど」



妖精(猫吊るし)「一向に減りませんねぇ」

妖精(お茶)「この山を築き上げるの結構苦労するんですよ?」

あかり「ごめんね妖精さん」

妖精(猫吊るし)「倒しても片付けるの手伝いませんからね」

妖精(お茶)「埋もれてしまわないように気を付けてください」

あかり「はぁ、ちょっと目を離すとすぐこれだから困るよぉ」

妖精(お茶)「はいこれ」

あかり「え~っとこの書類は」

↓2

1 出撃要請
2 新艦娘着任の知らせ
3 アイテム支給の知らせ
4 酒保充実の嘆願
5 施設充実の嘆願
6 他提督の戦果報告
7 レップウオイテケと書かれた画用紙

あかり「こ、これ」

妖精(猫吊るし)「よく意味がわかりませんが、ときどき入ってるんですよ」

妖精(お茶)「前はゼロでした」

あかり(北方棲姫ちゃん知らない間に鎮守府まで来てるんだ)

妖精(猫吊るし)「なにか心当たりがお有りですか?」

あかり「た、たぶん、京子ちゃんのいたずらかな!」

妖精(お茶)「歳納提督のいたずらですか」

妖精(猫吊るし)「ちょっとびっくりするからやめてもらいたいですね」

あかり「あはは、今度言っておくよぉ」

あかり(ごめんね京子ちゃん、今度ラムレーズンおごってあげるから許して)

あかり(北方棲姫ちゃん、明日会いに行こうかな?)

今確認したら千歳秘書艦やってましたね
申し訳ありませんが再安価させてください

↓2(>>547の☆の付いてない艦娘、千歳以外)

扶桑「おはようございます、提督」

あかり「ふあ~、おはようございます、扶桑さん」

扶桑「本日は秘書艦としてサポートさせていただきます」

あかり「はい」

扶桑「さしあたってお着替えから」

あかり「き、着替えは一人でできますよぉ!」

扶桑「ではなにをすれば?」

あかり「う~ん、なにと言われるとこれというものが」

扶桑「やはりお着替えを」

あかり「も、もう脱ぎましたから大丈夫です!」

扶桑「そうなれば、そうだお布団を干してまいりますね」

あかり「あっ、お願いします」

扶桑「任されました」

あかり「すごいいい笑顔で布団持ってっちゃった。頼りにされるのがうれしいんですね」

叢雲「帰ったわよ」

熊野「ただいまですわ、あかり!」

文月「ただいま~」

神通「今回も問題なく遠征任務完了いたしました」

古鷹「資源も上々です!」

三日月「いつでも全力出撃できますね」

あかり「お疲れ様だよぉみんな!」

扶桑「資源、とても助かります」

叢雲「今日の秘書艦は扶桑ね」

神通「扶桑さん、しっかりしてますからね」

扶桑「大和には負けませんから」

あかり「なにか追加でもらえましたか?」

古鷹「え~っと」

↓1 コンマ30以上かぞろ目でアイテム取得

古鷹「はい、とってもいいものを貰いました!」

あかり「わぁい、またいいものだよぉ」

文月「わるいものでもいいものって言うと思うけどね~」

熊野「それは言いっこなしですわ。実際いいものですし」

扶桑「なにをいただいたのでしょうか?」

↓2~3

1 背景のない艦娘のカード×2(好きな艦娘を呼ぶ)
2 まんたんのふしぎなあめ(全員分)
3 深海棲艦払いのお札(一回だけ出撃する海域をなにもせずにクリアできる)
4 超最高級お菓子
5 書類一式&指輪(全員分)

文月「はいこれ~」

あかり「なにこれお札?」

叢雲「霊験あらたかな神社のお札よ」

熊野「荒ぶる神様でさえ退けることができるとのことですわ」

三日月「実際、これを持っていた艦隊は一度も深海棲艦に出会わなかったらしいです」

あかり「へぇ~ちゃんと効果があるんだねぇ」

古鷹「ただ、ずっと使ってきたものですからそろそろ効果が切れてしまうかもしれません」

あかり「お守りも一年で変えますもんね」

扶桑「今まで吸ってきた厄がそのお札に……恐ろしい」

神通「だ、大丈夫ですよ。私達は払われたりしません、たぶん」

あかり「持っていくかどうかはよく考えて決めないとね」

熊野「実はもう一つありますのよ」

あかり「えっ、たくさん貰ってきたんですね」

神通「私達を高く評価してくださった方がいたんですよ」

三日月「こちらです」

あかり「これは、ケーキ?」

叢雲「どこぞの王家御用達の職人が作ったっていう、最高級のものらしいわよ」

あかり「ええっ!? そ、そんなの貰っちゃっていいの?」

古鷹「良いも悪いももう貰って持ってきちゃいましたし」

文月「それだけ働いたんだよ~」

扶桑「しかし相当高価でしょうに。気前のいい方もいたものですね」

熊野「長い黒髪のとても無口な女の子でしたわ」

文月「なに言ってるか全然わからなかったけど、お仕事してたらこれくれたの~」

叢雲「ちょうどあんたと同じくらいかちょっと上くらいの歳だったわ」

神通「軍人ではないでしょうし、やんごとなき身分の方なのかもしれませんね」

三日月「王族御用達のものをポンとくれるくらいですからね」

古鷹「結局一度も声は聞けませんでしたけど」

あかり「あかりと同じくらいで無口な黒髪の女の子? 誰か知り合いにいたような……」

文月「ねぇ~ねぇ~、食べちゃってい~い?」

熊野「文月さん、まだ朝ですわよ」

文月「だっておいしそうなんだも~ん!」

叢雲「たしかにおいしそうだけど、我慢しなさい」

あかり「ううん、食べちゃっていいよぉ」

神通「ほんとうにいいんですか?」

あかり「みんながんばったんです、ごほうびですよぉ」

三日月「ま、また朝からお菓子だなんて」

あかり「みんながもらったんだからみんなで食べよう。扶桑さんもです」

扶桑「えっ、ですが私は居合わせただけで」

あかり「どうせいくつかはみんなのために残しておくつもりでしたし。扶桑さんも食べましょう?」

扶桑「は、はい!」

叢雲(はぁ、幸せ)

あかり「……」ジーッ

叢雲「な、なによ?」

あかり「叢雲ちゃんがそんなに幸せそうに笑ってるとこはじめて見たなぁって」

叢雲「そ、そうかしら?」

あかり「うん。ちょっと悔しいかな」

叢雲「な、なにがよ?」

あかり「あかりじゃ叢雲ちゃんにそんな顔させてあげられないから」

叢雲「だったら、食べさせて」

あかり「食べさせるってケーキを?」

叢雲「そう。そしたらきっと、さっきより幸せな笑顔見せてあげられるわよ」

あかり「叢雲ちゃん……」

叢雲「せ、せっかくのケーキをそんな辛気臭い顔で台無しにされたくないだけ!」

あかり「ふふっ、そうだね」

叢雲(何気に食べさせてもらうのが幸せだってもろに言ってるわよね私!)

叢雲(い、いいや、このアホのことだし気づいてないはず)

あかり「あかりに食べさせてもらうと幸せなんだね」

叢雲「あぐっ!?」

あかり「えへへ、ちょっとはずかしいけどうれしいよぉ」

叢雲(こっちは百倍はずかしいわよ! けどいっか、食べさせてもらえるし、あかりの可愛い顔見られたから)

熊野「ふん、こんなものですのね」

あかり「熊野さんは気に入らないんですか?」

熊野「気に入らないことはありませんわ。お菓子としては今まで食べたどんなものよりもおいしいですもの」

あかり「お菓子としてはですか?」

熊野「ですがわたくしはもっと甘くておいしいものを知っていますわ」

あかり「大和さんのお料理ですか?」

熊野「違いますわよ」チュッ

あかり「んっ……!?」

熊野「……やっぱり、こっちの方が甘くておいしい」

あかり「あ、あう、あ、く、熊野さん!」

熊野「大丈夫ですわ。誰も見ていないときを見計らいましたもの」

あかり「そ、そうじゃなくてっ!」

熊野「あかりはどうでしたの? 今わたくしの唇とケーキ両方味わったと思いますけども」

あかり「あ、味なんてわかりませんよぉ!」

熊野「あら、では今度はちゃんとわかるようにフレンチで」

あかり「み、みんながいるからだめです~!」

熊野「行ってしまいましたわ」

熊野「みんながいるからだめということは、いないならいいということですの?」

熊野「ふふっ、後味もちゃ~んと甘い、ですわね」

あかり「も、もう、熊野さんったら!」

文月「熊野がどうかした~?」

あかり「わっ! ふ、文月ちゃん」

文月「あたしだよ~」

あかり「えっと、見てた?」

文月「なにを~?」

あかり「う、ううん、見てないならいいよぉ」

文月「気になるけど~、今はこっちの方が大事~」

あかり「ケーキ、いっぱい食べてるね」

文月「このケーキね~ふわふわしてて~食べるとあたしもふわふわするんだ~」

あかり「すごいふわふわなんだね」

文月「ふわふわ~気持ちよくって~眠っちゃいそ~」

あかり「遠征で疲れてるもんね」

文月「司令官のふわふわと違うね~」

あかり「あかりのふわふわ?」

文月「司令官と一緒だとときどきふわふわするの~けど司令官のふわふわは眠くはならない~」

あかり「どうして?」

文月「心臓の音がうるさいからかな~」

あかり「心臓?」

文月「あ~これ内緒だった~忘れて~」

あかり「う、うん。忘れるよぉ」

文月「どっちもふわふわだけど~あたしは司令官の方が好き~!」

あかり「す、好き……」

文月「どうしたの~? 司令官もふわふわしてる~?」

あかり「ドキドキしてる、かな」

文月「じゃああたしと同じ~! やっぱり両想いだね~」

あかり「う、うん、両想い、だね」

あかり(両想い、軽々しく言う言葉じゃなかったんだね)

あかり「はぁ……」

神通「ため息なんてついてどうしたんですか?」

あかり「神通さん」

神通「こんなにおいしいものを食べて、ため息が出てしまうのは仕方ないかもしれませんけど」

あかり「あかり、まだ食べてないですよ」

神通「ではあ~ん」

あかり「……あ~ん」

神通「どうでしょう?」

あかり「とってもおいしいですよぉ」

神通「でしょう!」

あかり「神通さんがあ~んなんて珍しいですね」

神通「あっ!? あ、あの、すいません、はしゃぎすぎちゃいました」

あかり「いえ、訓練以外でもはしゃぐことができてよかったですよぉ」

神通「そ、そうですね、いつの間にか訓練以外にも好きなことができてしまいました」

あかり「変われたならよかったじゃないですか」

神通「提督は変わらないでいいとおっしゃってくださいましたけどね」

あかり「言いましたねそんなこと」

神通「とてもうれしかったんです、とても……」

あかり「神通さん?」

神通「あっ、えっ、て、提督が暗い顔をしてるのは、私、あまり好きじゃないです」

あかり「すいません、叢雲ちゃんにも言われちゃったのに」

神通「なにか悩みがあるのはわかりますけど、おいしいものを食べて一時でも忘れましょう?」

あかり「はい、そうします! ありがとうございます、神通さん」

神通「どう、いたしまして」

あかり「そうだね、くよくよしてたってしょうがないもんね!」

あかり「あかりも食べるよぉ!」

三日月「えへへ、おいしいよぉ~」

あかり「み、三日月ちゃん?」

三日月「し、司令官!?」

三日月(し、しまった! 気が緩んだところを見られて!?)

三日月「い、今のは司令官の真似です!」

あかり「あかりの真似?」

三日月「そうです! 司令官が食べたらこう言うんだろうなというシミュレートです!」

あかり「そ、そうだったんだ。なんでそんなことしてたの?」

三日月「そ、それは、その、また食べてらっしゃられなかったようですし!」

あかり「み、見てたの?」

三日月「いえ、今の食べるよぉという発言から察しました」

あかり「そう」

あかり(熊野さんとのこと見られてなくてよかったぁ)

三日月(な、なんとか誤魔化せた? こんな苦しい言い訳司令官にしか通用しませんよ!)

三日月(司令官の前ではキチっとしたところ見せるの。子供っぽいところ見せたら、大人好きな司令官に嫌われちゃうよ)

中途半端ですが遅くなったのでここで終わります
次はこの続きからはじめます

神通の好感度が100になりました
夜は北方棲姫に会った後に神通の好感度100のイベントになります

開始します

古鷹「おいしいですね提督」

あかり「はい、古鷹さん」

古鷹「提督、聞いておきたいことがあるんですけど」

あかり「なんでしょうか?」

古鷹「池田提督にキスされそうになったとき、自分のものだって言って止めてくれましたよね?」

あかり「そ、そうでしたね」

古鷹「では自分がキスするのはいいんですか?」

あかり「い、いや、あの」

古鷹「どうなんです?」

あかり「あ、あかりは別に……古鷹さんはどうなんですか?」

古鷹「私ですか? そうですねぇ~」

古鷹「このケーキより甘いなら、いいですよ?」

あかり「ぶっ!」

古鷹「ふふっ、こういうのほんとうは青葉の仕事なんですけどね」

あかり「あれはあのそういうのじゃなくて」

古鷹「ふっ切れないでいるみたいですね。でもいいですよ、そうやって悩むところが提督のいいところですから」

あかり「いいところなんでしょうか?」

古鷹「ええ。たくさん悩んで答えを出してください。それまでは待ちますよ、重巡洋艦のいいところその一、辛抱強い、ですから」

あかり(ええ~い、悩むのは後にして食べるって決めたんだよぉ!)

扶桑「ほっぺたが落ちるとはまさにこのことね」

あかり「あっ、扶桑さん」

扶桑「どうも提督。こんなにおいしいものを運よく食べられるなんて、夢みたいです」

あかり「滝に打たれたかいがありましたね」

扶桑「それもありますが、ここに来てから運がよくなった気がします」

あかり「あかりのところに来てからですか?」

扶桑「ええ、もしかすると提督は幸運の女神なのかもしれませんね」

あかり「あ、あかりはそんなのじゃありませんよぉ」

扶桑「ええ、冗談です。でも、提督といると前向きになれますから」

あかり「どんなことも前向きに考えれば幸運だと思えるんですよね」

扶桑「はい。だから、私の幸運はやはり提督のおかげです」

あかり「前向きに、そう、前向きにいかなきゃだめなんだ」

あかり(真っ直ぐにあかりのこと好きだって言ってくれたんだもん、逃げちゃだめだよね)

あかり(扶桑さんが前向きになれるように、あかりも前向きでやるって決めたんだもん)

あかり「ありがとうございます、扶桑さん」

扶桑「はぁ……? なにかわかりませんがどういたしまして」

あかり「残りは冷蔵庫に入れておきましょう」

扶桑「独占したら罰が当たりますね」

あかり「さてと、じゃあいつものように、遠征に出すかどうか決めましょうか」

↓2 遠征に

1 出す
2 出さない

あかり「今回も出すことにします」

扶桑「では、誰にお願いしましょう?」

↓1~6(>>547の遠征組、扶桑以外)

若葉「若葉だ。遠征に向かう」

足柄「私が遠征? むぅ、命令なら仕方ないけど」

白雪「またなにか一緒に食べられれば、うれしいな」

千代田「遠征で練度上げてくってのも手よね」

卯月「う~ちゃん行ってくるっぴょ~ん!」

浜風「滞りなくすませてまいりますね」

扶桑「みんな、危険なことがあればすぐに帰ってくるんですよ」

若葉「うむ」

足柄「私がいて危険になることなんかそうそうないわ」

千代田「また私が巧みに偵察して、無事に終わらせてあげるわ」

あかり「それなら安心ですよぉ。じゃあいってらっしゃい」

若葉「ああ、行くぞ。二十四時間寝なくても大丈夫だな?」

卯月「無理っぴょん!」

白雪「少しは眠りたいです」

浜風「休息は必要ですから」

若葉「むう」

現在のあかり鎮守府の艦娘(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

ビスマルク 
金剛☆ 愛宕   瑞鶴☆    那珂☆
大和☆ 天龍☆  千歳☆    名取
球磨  扶桑   蒼龍     夕立


     
前回遠征組 ○叢雲 ○熊野  文月 神通 古鷹 三日月

第二艦隊遠征組 若葉 足柄 白雪 千代田 卯月 浜風

↓2 第三艦隊を

1 出す
2 出さない

あかり「今日も一組だけにします」

扶桑「最近は出撃も建造もしないので溜まる一方ですね」

あかり「億万長者を目指します!」

扶桑「資源の億万長者ですか」

あかり「はい!」

扶桑「なれたらすばらしいですね」

あかり「もうどんな艦隊で出撃しても、怖くないです!」

扶桑「出撃だけでなく私の改造にも大量の鋼材を使うそうですので、このまま備蓄はしっかりとお願いしますね」

あかり「は~い」

現在のあかり鎮守府の艦娘(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

ビスマルク   ○叢雲    ○熊野  文月 
金剛☆ 愛宕   瑞鶴☆    那珂☆
大和☆ 天龍☆  千歳☆    名取
球磨  扶桑   蒼龍     夕立

○神通 古鷹   三日月

第二艦隊遠征組 若葉 足柄 白雪 千代田 卯月 浜風

あかり「今日もはりきっていきましょ~」

扶桑「私もおいしいものを食べて、やる気が満ち溢れています」

あかり「甘いものを食べると元気が出ますね!」

扶桑「糖分は身体に必要不可欠なものですので」

あかり「けどやっぱりお腹が……」

扶桑「見たかぎりまだ大丈夫そうですけどね」

あかり「今までの分が一気に出ちゃうかもしれません」

扶桑「お年寄りではないんですから」

あかり「だといいですけど」

扶桑「あまり気にしない方がいいですよ。では、なにをいたしましょう?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>675の遠征組以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

あかり「大和さん」

大和「ていっ……あかり」

あかり「はい、あかりです」

大和「今日も会いに来てくれたのね」

あかり「あかりへの言葉づかいを覚えているかの確認です」

大和「確認?」

あかり「熊野さんも金剛さんもあかりのこと名前で呼ぶの忘れてましたから」

大和「ああ、慣れだからね」

あかり「大和さんは覚えててくれましたね」

大和「そんなすぐに忘れないよ」

あかり「えへへ、よかったです」

大和(好印象、かな? よかった~)

あかり(大和さんとなんの話をしようかな?)

↓2

1 下着の話
2 敬語の話
3 料理の話
4 その他自由に

あかり「最近朝に甘いものを食べることが多くなりまして」

大和「どうして?」

あかり「なんか遠征任務でよく貰ってくるんですよぉ」

大和「その場で食べなきゃいいんじゃ」

あかり「だって、がんばったみんなにごほうびをあげたいじゃないですか」

大和「いやあかりがだけど」

あかり「そうしようとしたら三日月ちゃんに食べろって言われて」

大和「提督がいるとそうなっちゃうよね」

あかり「だから久しぶりにお料理のお話です!」

大和「あ~、元々ダイエットのための話だったね」

あかり「カロリー控えめの料理でダイエットです」

大和「それじゃ、今回は厨房に行きましょうか」

あかり「いよいよですね!」

大和「まだ包丁は触らせませんけどね」

あかり「む~」

大和「調味料はとても重要なのは前に言ったわね」

あかり「聞きましたよぉ」

大和「最近は市販品でもいいものはありますが、こだわるならやはり自作しなければいけないわ」

大和「さすがにお砂糖とかは難しいけれど、タレくらいならね」

あかり「タレですか」

大和「あかりにはこれからお夕飯に使う鶏肉に下味を付けるためのタレを作ってもらうわ」

あかり「あ、あかりが作るんですか!?」

大和「そうよ。みんなの食卓に出るの」

あかり「せ、責任重大だよぉ」

大和「さすがに食べられないレベルのができたら、あかりのだけに使うからね」

あかり「が、がんばらなきゃ!」

大和「材料はなんでも使っていいし、大和のタレを味見してもいいからがんばって」

あかり「よ、よし、やるよぉ!」

↓1 コンマ

0~30 バイオテロレベル 31~65 まあまあいける 66~99 絶品

あかり「なにも知らずにやるのは危険だよぉ。先ずは大和さんのタレを味見しよう」

大和「制限時間もないからご自由に」

あかり「相変わらず大きい冷蔵庫だよぉ。これもやっぱり?」

大和「お察しの通り、妖精の特注品よ」

あかり「ですよねぇ」

大和「オーバーテクノロジーな物は大体妖精が開発してるの」

あかり「妖精さんの謎は深まるばかりだよぉ。って、それっぽいの多いですね」

大和「料理によって使うタレも変わってくるもの」

あかり「どれが鳥肉用なのかな? これ?」

大和「あっ、それは」

あかり「からっ!?」

大和「若葉さんに頼まれて作った激辛ダレ。もはや痛いレベルにしてくれって言われたから」

あかり「舌がひりひりしますよぉ! お、お水~!」

大和「あっ、それも」

あかり「すっぱぁっ!?」

大和「リンゴ酢だよ。脂肪燃焼に効くって言うから作ってたんだけど」

あかり「したがばかにらっちゃいましたよぉ」

大和「っ!」

大和(涙目で舌出してるところにドキって……やだ、なに考えてるのもう!)

あかり「舌はバカになったけど、なんとか完成しましたよぉ」

大和「バカになった舌でおいしいのができたのかしら?」

あかり「おいしいものを混ぜればもっとおいしくなるに決まってます!」

大和「それ料理下手な人の台詞よ?」

あかり「味見してみてくださいよぉ!」

大和「自分でした?」

あかり「バカなので」ベー

大和「っ! そ、それならしかたないわ」

あかり「これならきっと不味くても味しないから大丈夫だよぉ」

大和「夕飯頃にはもう治ってるわ」

あかり「……お味は?」

大和「これは……」

あかり「や、やっぱりだめでした?」

大和「ううん、すっごいおいしい。大和が作ったのよりもいいかもしれない」

あかり「やった~!」

大和「なにを使ったの?」

あかり「え~っと、味わからないですしなんか適当に混ぜました!」

大和「なんか適当に混ぜたって、再現不可能じゃ意味ないのよ?」

あかり「あっ」

大和「はぁ、味から大体は予想が付きますけど」

あかり「ききダレですねすごい!」

大和「みそ汁もおいしいし、あかりは汁物の才能があるのかもね」

あかり「タレも汁物でいいんですか?」

大和「それにしても、適当に混ぜ合わせたに負けるなんて大和の苦労は……」

あかり「げ、元気出してください」

大和「……ほんとにお料理教えるのやめるの検討した方がいいかも」

あかり「それはやめてくださいよぉ!」

あかり「お夕飯のときみんなにあかりが作ったタレなんだよぉって自慢できるよぉ」

あかり「叢雲ちゃんとかにタレだけでしょってバカにされそうだけど」

あかり「とにかく、次はなにをしようかな?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>675の遠征組、大和以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

金剛「ムー、少し性急過ぎましたかネー?」

あかり「こ、金剛さん」

金剛「……アカリ」

あかり「……お、お話しにきました」

金剛「アカリもバーニングラブですよぉ~以外の答えは聞きたくありませんヨー?」

あかり「そ、その」

金剛「似てましたカー?」

あかり「よ、よくわからないです」

金剛「そうですカー」

あかり「……」

金剛「……」

金剛(これは思ったよりも気まずいデース)

あかり「あ、あの!」

↓2

1 喋り方の話
2 告白の返事
3 ベタベタしてくる金剛
4 その他自由に

あかり「こ、金剛さんの喋り方って独特ですよね!」

金剛「ワッツ? 喋り方?」

あかり「は、はい! 喋り方です!」

金剛(安心半分、残念半分ですヨー)

金剛「英国で生まれた帰国子女ですからネー」

あかり「帰国子女だからってみんな英語交じりで話したりしませんよぉ」

金剛「無理やりキャラ作ってるって言いたいんですカー?」

あかり「そ、そうじゃなくて!」

金剛「私は自然体でこれなんデース! アカリに偽ることなんてなにもありませんヨー!」

あかり「そ、そうですか」

金剛「さっそく私のこと知ろうとしてくれてるんですネー」

あかり「いや前から気になってたことなんですけど」

金剛「それでもうれしいデース!」

あかり(こんなことですごい綺麗な笑顔になるんだもん。あかりのどこがそんなに好きなんだろう?)

金剛「アカリは嫌いですカー? こういう喋り方」

あかり「えっ?」

金剛「嫌いならがんばって直しますヨー。アカリのためなら何でもできマス!」

あかり「きらいじゃないです!」

金剛「嫌いじゃないなら~?」

あかり「す、好き、です」

金剛「好きって言われちゃいましター」

あかり「こ、この好きは喋り方への好きで金剛さん自身は好きですけどバーニングラブかどうかはまだそのわからなくてあの」

金剛「わかってマース。ただ好きな人から好きって言葉が聞けたら、それだけでうれしいじゃないですカー」

金剛「次は私自身へバーニングラブって言ってほしいですけどネー」

あかり「金剛さん、落ち着いてるように見えてほんとは昨日みたいにドキドキしてたのかな?」

あかり「あかりのドキドキと金剛さんのドキドキは一緒? それとも……」

あかり「友達や家族への好きと、バーニングラブはどこが違うのかなぁ」

扶桑「ドキドキ、バーニングラブ?」

あかり「わっ! ふ、扶桑さん」

扶桑「お昼をいただいてまいりました」

あかり「そうでしたか……」

扶桑「浮かない顔ですね」

あかり「あかり、わからないんです。友達や家族への好きと、こ、恋の好きの違いが」

あかり「恋、したことないですから。どんな好きが恋の好きなのか、わからなくて」

扶桑「……難しい悩みですね」

あかり「恋の好きってどんな感じなんでしょう?」

扶桑「それを艦娘の私に聞きます?」

あかり「ご、ごめんなさい……」

扶桑「まあ、友達への好きも色々ありますし、恋の好きも色々な形があるんでしょう」

扶桑「一概にどんな想いが恋かなんてわかりませんよ」

あかり「う、う~」

扶桑「ままならないですね、人の心というものは」

扶桑(これが世に言う青春、というやつなのでしょうか?)

扶桑(そして青春する提督にほほえましさを覚えているのは、母性、というものなんでしょうね)

扶桑「自分がこの想いは恋だと思えばそれが恋でいいんだと思いますよ」

あかり「結局自分で考えなきゃってことなんですね」

扶桑「誰かに相談してアドバイスを受けるのもいいでしょうが、それを受けた上で自分で考えなければいけません」

扶桑「それは恋だと誰かに言われたから、なんて相手に失礼ですからね。言われて、考えて、気が付いた想いを伝えればいいんです」

あかり「誰かに言われたからじゃだめ……」

扶桑「他人の言葉はあくまで他人の言葉です。ほんとうの想いは、自分にしかわかりませんから」

あかり「わかりました」

扶桑「なんて、恋をしたことがないのは私も同じなのに、偉そうに言ってすいません」

あかり「いいえ。朝に続けてまた元気をもらっちゃいました」

扶桑「秘書艦としてサポートしているまでです」

あかり「扶桑さんが秘書艦でよかったですよぉ」

扶桑「元気も出たところでお昼になにをするか決めましょう」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>675の遠征組、大和、金剛以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

今回はここまでです
次は勉強するところからはじめます

今回のイベントは割と簡単で助かりました
E-1に全力投球とかいうまるで成長してないアホさを晒しましたけど

開始します
小ネタは明日に

あかり「お勉強しますよぉ」

扶桑「お勉強ですか」

あかり「あかりもそれなりに知識付けてきたんですよ!」

扶桑「そう、なのですか?」

あかり「そう見えませんか?」

扶桑「失礼ながら」

あかり「き、きっと次の出撃では見せられますよぉ!」

扶桑「では期待してますね。お勉強の方は私が見ればいいんですね?」

あかり「そうしてくださると助かります」

扶桑「じゃあ私が教官を務めさせていただきましょう」

あかり「わ~」

扶桑「なにをお教えすればいいのでしょうか?」

↓2
      現在の指揮能力
駆逐艦   2
軽巡洋艦 5
重巡洋艦 0
軽空母   0
正規空母 1
戦艦    4
潜水艦   0

あかり「駆逐艦について教えてください」

扶桑「駆逐艦ですねわかりました」

あかり「水雷艇駆逐艦で、素早い動きで雷撃を撃ちこむのが仕事だというのは聞きました」

扶桑「最低限のお話は聞いているんですね」

あかり「ほら、知識ありましたよね?」

扶桑「ほんとうに最低限、ですが」

あかり「……」

扶桑「では戦術面に関して少しお話しましょうかね」

あかり「よろしくお願いします!」

↓1 コンマ

0~30 居眠りする 31~65 最後まで聞く 66~99 完璧に理解する

扶桑「――と、このようにそれぞれが無秩序な軌道で動き回り、動きを阻害し合わないように導かなければいけないんです」

あかり「ぶつかっちゃったら大変ですもんね」

扶桑「そうです。高速航行中の艦同士が激突したら、それだけで大破することも有り得ます」

扶桑「私達にも目がありますしある程度は自分で避けられますけど、万が一のとき急に止まることはできませんから」

あかり「車は急に止まれませんもんね」

扶桑「車じゃありませんけどそうです」

あかり「蒼龍さんにも言われました、的確に指示することが提督の仕事だって」

扶桑「そのためには敵艦の現在位置だけでなく未来位置まで予測し、自艦の速力と照らし合わせて最良の射撃ポイントを割り出さことができなくてはなりません」

あかり「うぅ~それは難しすぎますよぉ」

扶桑「難しい仕事なんです」

あかり「いつになったらできるのやら」

扶桑「私達が艦娘で自分で考え、動くことができてよかったですね」

あかり「じゃなきゃあかりはここにいませんもんね。感謝してます」

扶桑「私もこうして直接支えることができてよかったと思っていますよ」


駆逐艦の指揮能力が+2されました

扶桑「お夕飯までにはまだ時間がありますし、なにをしましょう?」

あかり「う~ん」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>675の遠征組、大和、金剛以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

あかり「出撃しましょう」

扶桑「夕飯までに帰ってくるとは強気ですね」

あかり「あかりも知識を付けましたし、みんなも強くなりましたから!」

扶桑「では、誰を出撃させましょうか?」

↓1~6 出撃する艦娘(>>675の遠征組以外)

金剛「私の出番デース!」

大和「大和が必ずお守りいたします!」

那珂「那珂ちゃんセンターがよかったなぁ~」

瑞鶴「空は瑞鶴に任せてね」

扶桑「せめて金剛には負けないように」

夕立「っぽい! 素敵なパーティしましょ!」

あかり「よ~し、さっそく出撃しましょう!」

扶桑「提督、お札は持っていかないんですか?」

あかり「ん~どうしよう?」

↓2

1 持っていく
2 持っていかない

あかり「せっかくですし持っていきましょうか」

大和「そのお札はなに?」

あかり「神様で退ける強力なお札らしいです」

金剛「それで深海棲艦を退けるんですネー」

瑞鶴「効くの?」

扶桑「とても高名な神社のものらしいですが」

那珂「私達に効いてないんじゃ効かないんじゃない?」

夕立「私達はいい神様っぽいから効かないっぽい!」

あかり「ご利益はあるかどうかわかりませんけどとりあえず持っていきましょう!」

大和「そうですね。元来艦船と神社には関係があるものですし」

那珂「艦内神社だね~」

あかり「みんなが神様なんですし、なにか力がありますよきっと」

瑞鶴「この戦力なら神頼みするほどでもないと思うけどね」

あかり「ふふっ、はい。じゃあ出撃です!」

あかり「ここであってるんだよね?」

妖精(ひよこ)「あってるよ~」

大和「それにしては深海棲艦の姿は影も形もありませんが」

夕立「静か過ぎてちょっと不気味っぽい!」

金剛「誰かが主力艦隊を倒してしまったんでしょうカー?」

扶桑「その可能性は否定できませんが」

妖精(アホ毛)「まだ主力艦隊の気配はするよ?」

那珂「どうなってるんだろう?」

瑞鶴「とにかく先へ進みましょう」

あかり「それしかないですね」

妖精(ひよこ)「あいあいまむ~」

ル級e「!!!」

瑞鶴「戦艦型撃沈確認したわ」

あかり「お疲れ様です瑞鶴さん」

瑞鶴「お疲れ様って言うけどね、あいつ一隻だけだったし」

那珂「動きもなんか鈍かったね」

大和「ほんとうにあれが主力艦隊、というか主力艦なんですか?」

妖精(アホ毛)「ほんとだよ~」

扶桑「戦果として報告していいものなのか、少し迷いますね」

金剛「ノー! カッコいいところを見せてあかりのハートを掴む予定ガー!」

夕立「素敵なパーティできなかったっぽい!」

あかり「あ~、とにかく、一応倒したんだしカード探そうよ、ね?」

↓1 偶数コンマでドロップ

瑞鶴「ないわね」

大和「さすがに一体だけではありませんか」

那珂「楽なのはいいけど、ちょっと不安かなぁ」

夕立「消化不良っぽい~!」

扶桑「やはりそのお札が?」

あかり「だとしたらものすごい効果ですね」

金剛「私が活躍できなくなるならいらないデース!」

那珂「那珂ちゃんは顔が傷つく可能性が減るなら大歓迎!」

あかり「わっ!?」

大和「どうしたのあかり!?」

あかり「いえ、お札を見てみたら黒くなってたからびっくりしただけです」

那珂「うえ~気持ち悪い~」

扶桑「おそらく厄が溜まりきってしまったんでしょう。もう使えなさそうですね」

那珂「え~!」

大和「一回使えただけでもよかったですよ」

瑞鶴「う~んなんかしっくりこないけど、帰りましょうか」

大和「ええ、あかりが作ったタレを使った料理が待っていますから」

金剛「オーウ! それははやく帰らなきゃいけまセーン! フェアリー!」

妖精(アホ毛)「はいさ~」

妖精(猫吊るし)「お帰りなさいませ提督」

あかり「ただいま妖精さん」

妖精(猫吊るし)「杉浦提督から伝令です。大室さんが見つかったから会いに行ってあげて、だそうです」

あかり「やっぱり、櫻子ちゃんも来てたんだ」

妖精(猫吊るし)「例によってここからなら深海棲艦と戦わずに行けるそうです」

大和「ここまでくるとなにか作為的なものを感じますね」

扶桑「偶然、ではありえませんよね」

夕立「誰かが提督さん達を呼んだのか」

瑞鶴「もしくは提督さん達が来ることを知っていて、そこに鎮守府を建てたか」

金剛「一体誰がそんなこと……」

あかり「う~ん」

那珂「誰か心当たりある?」

あかり「ううん、それよりも櫻子ちゃんのことが心配なの」

夕立「大室さんのこと?」

あかり「うん。その、櫻子ちゃんちょっとそそっかしいところがあるから」

金剛「そそっかしいのはアカリも同じデース!」

あかり「あかりよりもですよぉ」

大和「あかりがそこまで言うってことは、相当なんだ」

瑞鶴「大丈夫よ、艦娘がついてるんだから」

あかり「そう思います。もう遅いですし明日すぐに会いに行こうっと」

あかり「今日も無事に終わりました」

扶桑「MVPはお札ですね」

あかり「お札をもらって来たみんな、ですよぉ」

扶桑「そうですね、これは失礼しました」

あかり「出撃のMVPはそうでも、あかりのMVPは扶桑さんです!」

扶桑「秘書艦としての責務、果たせたということでいいんですね」

あかり「当たり前ですよぉ! お勉強とってもわかりやすかったです!」

扶桑「あの程度でよろしければまたいつでも」

あかり「機会があればまたお願いします!」

扶桑「それでは私は部屋に」

あかり「その前にごほうびです」

↓2

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる

あかり「マッサージしてあげます」

扶桑「マッサージ、ですか?」

あかり「評判いいんですよぉ」

扶桑「ではお願いしましょう」

あかり「お布団敷くんで横になってくださいね」

扶桑「服は?」

あかり「脱がなくていいですっ!」



あかり「じゃあはじめますよ~」

扶桑「どうぞ」

あかり「えいっ」グイッ

扶桑「んっ……」

あかり「扶桑さんは艤装も大きいですから、こってますね~」

扶桑「はっ、あっ……」

あかり「しゅ、出撃中はずっと艤装付けてましたから、今日は余計にこってるのかもしれません」

扶桑「あっ、あっ、ん……」

あかり「……」

あかり(扶桑さんの声色っぽくてなんか変なことしてるみたいだよぉ。ううん、これはただのマッサージなんだから気にしちゃだめ!)

扶桑(私、こんなはしたない声を、提督の前で……)

あかり「つ、続けますよ?」

扶桑「は、はい」

扶桑(でも、もっとしてほしい……)

扶桑「ありがとうございます、とても、よかったです、はい……」

あかり「ど、どういたしまして……」

あかり(やっぱり扶桑さんの反応速度も大和さんと同じで超弩級なんだね)

扶桑「身体がとても軽い……」

あかり「こっていましたから」

扶桑「またしていただけるなら、続けて秘書艦をしたいものですが、交代でしたね」

あかり「すいません」

扶桑「いえ、別の機会にお願いします」

あかり「き、機会があれば」

扶桑「では誰に明日の秘書艦をお願いしますか?」

↓2 明日の秘書艦(>>675の☆のついてるのと扶桑以外)

あかり「蒼龍さんにお願いしますよぉ」

扶桑「蒼龍さんですね。では、そのように伝えておきます」

あかり「おやすみなさい、扶桑さん」

扶桑「おやすみなさいませ、提督」

あかり「さてと、今日は北方棲姫ちゃんに会いに行くんだったね」

あかり「今日こそ烈風作ってあげられるといいんだけど」

今回はここまでです
次は北方棲姫に会いに行くところからはじめます

お菓子の好感度上昇率少し甘めにしすぎた感がありますね
これは近いうちに糖分過多に陥りそうです

開始します
今日は小ネタが終わったら終わりにすると思いますご了承ください

叢雲「はぁ? 艤装を付けてみたい?」

あかり「うん」

叢雲「なにバカ言ってんの? マストすら持てないのに付けられるわけないでしょ」

あかり「でも付けてみたいの! あかりも海の上すべってみたい!」

叢雲「だったら水上スキーでもしにいきなさいよ」

あかり「なんか違うの~!」

叢雲「あ~もうわかったわよ。付けさせてあげるからこっち来なさい」

あかり「わ~い」

叢雲「潰れたって助けてあげないわよ」

あかり「はやくはやく~!」

叢雲「はい」ズシッ

あかり「おっ、もっ!」ベチャ

叢雲「ほら、立ちなさい」

あかり「む、むり~!」ジタバタ

叢雲「助けないって言ったわよね~」

あかり「ご、ごめんなさい~助けて~」

瑞鶴「こら、なにやってるの叢雲!」

あかり「瑞鶴さ~ん!」

叢雲「こいつが艤装付けてみたいって言うから付けてあげただけよ」

瑞鶴「どうなるかわかってるでしょ。提督さんの腰が曲がっておばあちゃんになったらどうするの」

叢雲「責任とって介護してあげるわよ」

あかり「介護の前に救助して~!」

あかり「いたた~」

瑞鶴「大丈夫?」

あかり「だ、大丈夫です」

叢雲「空母のなら多少は軽いんじゃないの? 矢筒と甲板だけ付ければそれっぽくなるし」

瑞鶴「あのねぇ」

あかり「付けさせてもらっていいですか?」

瑞鶴「まあまだ軽いとは思うけど、意味ないよ?」

あかり「でも付けてみたいです!」

瑞鶴「しょうがないなぁ」

瑞鶴「主機や胸当てはさすがにサイズが合わないから、ほんとに矢筒と甲板だけだね」

あかり「空母っぽく見える?」

叢雲「全然」

瑞鶴「ちょっと不格好かな」

あかり「む~! 弓引いたらそれっぽく見えるもん!」

瑞鶴「あっ、だめ! ちゃんとゆがけはめなさい」

あかり「ゆがけ?」

叢雲「手袋のことよ」

瑞鶴「ピンと張った糸は凶器だよ。指切れちゃうから」

あかり「えっと~」

瑞鶴「もう、瑞鶴がはめてあげるよ」

あかり「ん~!」

瑞鶴「無理に引いてもだめだよ。これは――」

蒼龍「こうするんです」

叢雲「蒼龍?」

蒼龍「以前に教えてさしあげると約束しましたので」

あかり「引けた~!」

蒼龍「耳に気を付けてください。離すときに当てればちぎれることもありますから」

瑞鶴「瑞鶴の艤装なのに」

叢雲「まあいいじゃない」

あかり「引っ張って~離す!」

蒼龍「はい、よくできました」

あかり「あう、腕がぷるぷるしてます」

瑞鶴「そりゃね、ただでさえ難しいのに艦娘の弓だもん」

蒼龍「筋肉痛にならないようにマッサージしてください」

あかり「龍驤ちゃんのならあかりでも苦労せずに持てそうなのに」

叢雲「あんたが持っててもただの紙よ」

蒼龍「人形を艦載機に操り、艦載機に変えられなければいけませんからね」

あかり「あかりだってお札は使えますよぉ!」

瑞鶴「あれはほんとにただ持ってただけでしょ」

あかり「う~」

瑞鶴「艤装っていうか潜水艦の真似ならすぐできるんじゃない?」

叢雲「水着着て魚雷にまたがるだけでいいわよ?」

あかり「あかりは海の上をすべりたいの~!」

蒼龍「ふむ」

妖精(猫吊るし)「というわけで、提督でも付けられる主機を作ってもらいましたよ」

あかり「ありがとう妖精さん!」

蒼龍「こういうことは妖精に頼むのが一番です」

あかり「すごいすごい! 水に浮かべる!」

妖精(猫吊るし)「あまり長くは続かないので気を付けてくださいね」

あかり「あはは、風が気持ちいい!」

蒼龍「無理を言ってすいません」

妖精(猫吊るし)「いいえ、色々と参考になったと言ってました」

あかり「これで武器が持てればあればあかりもみんなと一緒に戦え――」

妖精(猫吊るし)「ません。あまり長く続かないと言ったでしょうに」

蒼龍「砲弾に当たれば命はありませんよ」

あかり「あぅ~」

蒼龍「提督には武器は似合いませんよ」

妖精(猫吊るし)「軍服ですらあまり似合ってませんからね」

あかり「ひどい!」

蒼龍「そうではなくて、その、提督には武器を持ってほしくないというか」

妖精(猫吊るし)「蒼龍さん達の立場がなくなってしまいますからね」

蒼龍「いえ、そんな。ただ、真似するなら服装とかに、してくれたらなぁなんて」

あかり「服ですか?」

妖精(猫吊るし)「こんなこともあろうかと提督のスク水も作っておきました!」

あかり「万能すぎるよぉ!」

妖精(猫吊るし)「あとついでに蒼龍さんのも」

蒼龍「わ、私がその水着ですか!?」

妖精(猫吊るし)「さあさあ、はやく着替えて二人で潜水艦ごっこでもしててください。私はそれをまたビデオに収め……ん?」ガシッ

妖精(零観)「……」

妖精(猫吊るし)「あ~! 今回は関係ないじゃないですか大和さ~ん!」

あかり「連れて行かれてしまった」

蒼龍「ど、どうしましょう?」

あかり「……せっかく作ってもらったんですし」

蒼龍「着るだけ着て遊びましょうか」

あかり「どっちが長く潜れるか勝負ですよぉ!」

蒼龍「いいですね、負けませんよ!」

蒼龍(これもたなぼたというやつなんですかね)

あかり「北方棲姫ちゃんは普段どんな生活をしてるの?」

北方棲姫「フダン?」

あかり「深海に住んでるんでしょ?」

北方棲姫「スンデル」

あかり「どんな暮らしをしてるのかなって気になったの」

北方棲姫「ンー、オウチハドウクツ」

あかり「洞窟に住んでるんだ」

北方棲姫「ナカニリクチガアル」

あかり「水の中にいるわけじゃないんだね」

北方棲姫「ミズノナカデモクラセル。ケドホンガヌレル」

あかり「本?」

北方棲姫「ホン。モジノオベンキョウシテル」

あかり「本なんてどこで手に入れたの?」

北方棲姫「マチ」

あかり「えっ、街に行ってるんだ」

北方棲姫「チャントジブンデカッタ」

あかり「買ったって、お金はどこから?」

北方棲姫「ジブンデカセイダ」

あかり「どうやって?」

北方棲姫「ゼロトバシテ」

あかり「ああ、すごいもんねあれ」

北方棲姫「サイショハマチデトバシテアソンデタダケ。ミテタヤツガオカネオイテッタ」

あかり「芸をしてるんだと思ったんだね」

あかり(というか街の中でゼロ飛ばしていいのかな? そもそも北方棲姫ちゃんが街に出てていいのかという疑問も)

北方棲姫「イマハホトンドウミノウエデクラシテル」

あかり(そういえば北方棲姫ちゃんの服、全然濡れてない)

あかり「そっか、海の底で一人ぼっちってわけじゃないんだ。安心した」

北方棲姫「ウミノソコデモヒトリボッチジャナイヨ、ゼロガイル」

あかり「そうだね、ゼロがいるもんね」

北方棲姫「フジチャクシタトコロヲテキグンニツカマッタ、マヌケナアクタンッテナヅケタ」

あかり「ま、間抜けって」

北方棲姫「コノマエモラッタノハアホタン」

あかり「なんか可愛い感じだけどひどいネーミング」

北方棲姫「ワタシハズットフタリトイッショ。フタリヲクレタアカリトモイッショ!」

あかり「うん。離れてても一緒だね」

北方棲姫「ヨシ! キョウモミセテヤル! アクタン、アホタン!」

あかり「わ~!」

あかり(街の人に受け入れられてるなら、艦娘のみんなも受け入れてもらえるかな?)

足柄「揚げて揚げて揚げまくるのよ!」

あかり「今日もカツなんですね足柄さん」

足柄「当然! カツを食べればどんな勝負にだって勝てるんだから!」

あかり「だからってなんでもかんでもカツにしすぎじゃないですか?」

足柄「揚げれば葉っぱだって食べられるんだし、揚げ物は万能調理法なのよ!」

あかり「葉っぱって山菜とかでしょう?」

足柄「そんなに言うなら味見してみなさい。おいしいから」

あかり「おいしいのはわかってますけど。じゃあこのきのこ貰いますね」

足柄「召し上がれ」

あかり「ん~、これなんか前に食べたこと……」

足柄「提督?」

足柄「ちょっと、大丈夫? まだ熱かった?」

あかり「ええ、熱いです。料理に込めて足柄さんの愛情で胸が熱すぎます」

足柄「えっ、別に込めてないけど」

あかり「はずかしがることないですよ、子猫ちゃん」

足柄「こねっ!? ちょ、ちょっとどうしたのよ提督!」

あかり「あかりはどうもしてませんよ」

足柄「どうかしてるわよ!」

あかり「あかりがおかしく見えるんじゃなくて、足柄さんがおかしいんじゃないでしょうか? あかりの可愛さに当てられたんですよぉ」

足柄「は、はぁ!?」

あかり「やれやれ、あかりったら罪な女……」

足柄「一体全体なにがどうなってるのよ~!」

愛宕「どうしたの~? お鍋が爆発でもした~?」

足柄「愛宕! 助けて、なんか提督がおかしくなった!」

あかり「あかりの色気に乗せられて、子猫ちゃんがまた一人増えちゃいました」

愛宕「あら~?」

あかり「あかりに用ですか、愛宕さん?」

愛宕「用はないけど、大丈夫?」

あかり「愛宕さんこそ大丈夫ですか? 期待に胸を膨らませすぎですよぉ?」

愛宕「まあ~、ここは膨らませてないわ、自前よ~」

あかり「ふっ、はじめからあかりへの期待がMAXだってことですね」

愛宕「う~ん、お熱でもある~?」

あかり「あかりの身体はいつだって愛宕さんへの愛で熱々だよぉ!」

愛宕「あら、うれしいわ~」

足柄「普通に会話しないでなんとかしてよ!」

ビスマルク「騒がしいわね、料理はまだなの?」

足柄「ビスマルク!」

ビスマルク「提督? 愛宕の胸に顔をうずめてなにをしているの?」

あかり「愛宕さんのダイナマイトボディに、あかりの熱で火をつけようとしてるんですよぉ」

ビスマルク「はっ?」

愛宕「お熱はあんまりないみたいだけど、なんか変なの~」

あかり「あかりの熱を感じないんですか? だったらもっと強く感じさせてあげます!」ギュッ

愛宕「あんっ! だめよ~みんなが見てるわ~」

あかり「大丈夫です、愛宕さんが嫉妬で刺されそうになってもあかりが守りますから!」

足柄「誰も刺さないわよ!」

ビスマルク「ちょっと、提督! あなたそんなキャラじゃないでしょ!」

あかり「ほら、さっそく嫉妬ですよぉ」

ビスマルク「なっ、嫉妬じゃないわよ!」

あかり「わかってますよ、お嬢様。メイドが他人に取られて悔しいんでしょう?」

ビスマルク「おじょっ!」

あかり「あかりはいつだって、あなたのものですよお嬢様」チュッ

ビスマルク「~~~っ! ゆ、指先にキスなんて気安いわよ!」

愛宕「あ~、ビスマルクの方に行っちゃった」

足柄「なんでちょっと残念そうなのよ」

天龍「なに騒いでんだ、さっさと飯出せよ」

足柄「そうしたいのは山々なんだけど」

ビスマルク「は、離れなさい!」

あかり「いやです、あかりは一生お嬢様についていきますよ!」

天龍「なんだあれ」

愛宕「さあ~? わからないけど提督の頭がおかしくなっちゃったみたいで」

天龍「あいつの頭がおかしいのはいつものことだが」

あかり「ひどいなぁ。天龍さんのせいなのに」

天龍「あん? オレがお前になにしたってんだよ?」

あかり「あかりがおかしい理由。それは、君がとってもかわいいからだよ!」

天龍「お、オレがかっ!?」

あかり「そうだよ、天龍さんがかわいいから、あかりの頭はいつだって天龍さんのことでいっぱいでおかしいんです」

天龍「お、おいおい、待てよ、オレは熊野や大和みてぇにテメェみたいなガキにゃ興味ねぇ……」

あかり「強情ですね。そういうところもかわいいです」

天龍「な、なにが強情だ!」

あかり「もうあかりなしじゃ生きられないってことはわかってるんですよぉ」

天龍「なんの話っ!?」

ビスマルク「天龍で頭いっぱいってどういうことよ! 私のメイドでしょ!」

足柄「ビスマルク、あなた」

ビスマルク「ちょ、ちょっと乗ってみただけよ!」

文月「ごはんまだ~?」

足柄「文月、今は来ちゃだめよ!」

文月「なんで~?」

あかり「やあ文月ちゃん」

文月「あっ、司令官~」

あかり「今日もかわいいね」

文月「そう~? 司令官もかわいいよ~」

あかり「きっと空が青いのはあかり達二人がかわいいからなんだろうね」

文月「司令官なんか気持ち悪い~」

あかり「あかりのかわいさにめまいがしちゃったのかな?)

天龍「おい足柄、あいつきのこ食わなかったか?」

足柄「た、食べたけど」

天龍「やっぱり、あの性格変わるきのこだな! どっから紛れ込んだんだ?」

愛宕「性格変わるきのこって~?」

天龍「食べると性格が変わるきのこを妖精が山で育ててるんだよ」

ビスマルク「なんでそんなもの!」

天龍「言うこと聞かねぇ艦娘を従順にするためだとよ」

足柄「全然従順になってないじゃないの!」

天龍「効果はそれぞれらしいぜ。ちなみに前に叢雲が食ったときには――」

叢雲「……」バキッ

あかり「ふぎゃっ!?」

文月「お~綺麗に入った~」

叢雲「……」ギロッ

ビスマルク(無言で倒れた提督を指さしてるわ)

愛宕(こうなりたいのかって言ってるのね)

足柄(な、中々強い殺気を出すじゃない)

天龍「お、おう、内緒だよな、悪い」

天龍(フフフ、こえぇ)

叢雲「ほんっと! このアホは人騒がせな!」

文月「生きてる?」

叢雲「記憶飛ばすくらいの力に加減したから生きてるわよ」

足柄「なんにせよ、これでようやくカツが作れるわ」

あかり「うぅん……」

足柄「気がついた?」

あかり「あかりはなにを……」

足柄「きのこを食べた瞬間、熱くてひっくり返って頭を打って気絶したのよ」

あかり「そうだったんですか……」

足柄(提督が素直で助かった)

足柄「ごめんなさいね、揚げたてだってわかってたのに」

あかり「いえ、あかりも気を付けるべきでした……」

足柄「ううん、私の責任よ」

あかり「もう、いいんです……」

足柄(あの状態であからさまに提督に懸想してる連中に会わせてたら、なにが起きるかわからなかったわ)

足柄(まあ叢雲もそうだけど、一発ぶん殴って帰って行ったし)

あかり「そっか、きのこが熱かったせいですかね。なんだか身体が火照って……」

足柄「て、提督?」

あかり「脱ぎますね……」

足柄「ちょちょ、ちょっと待ちなさい!」

足柄(もしかして今度は頭打っておかしくなった!?)

あかり「よく見たら足柄さん綺麗な唇してますね……」

足柄「えっ?」

あかり「キス、しましょう……」

足柄「わ~! こら、やめなさい! 叢雲、叢雲~! もっかいぶん殴りに来なさいよ~!」

今回はここまでです
小ネタ書いたら終わりとか言っておきながら大体終わる時間は一緒になってしまいましたね

あかりは頭を打つとアニメだとうざいテンションになってましたが原作だとエロくなります

開始します

北方棲姫「アーカーリー、アーカーリー」

あかり「呼んだ?」

北方棲姫「アカリ!」

あかり「なにしてたの?」

北方棲姫「ゼロデアソンデタ」

あかり「あかりのこと呼んでたけど」

北方棲姫「アカリヲネラッテルッテッセッテイ」

あかり「ええっ! なんで!?」

北方棲姫「レップウオイテカナイカラ」

あかり「うっ、ご、ごめんね」

北方棲姫「キョウハオイテクカ?」

あかり「えっと~」

北方棲姫「イケ、アクタン、アホタン」

あかり「わぁ~、一緒に作りにいこ~!」

あかり「北方棲姫ちゃんだよねこれ」

北方棲姫「ソウ、タッピツデショ?」

あかり「達筆かどうかはおいておいて、どうやって執務室に入れたの?」

北方棲姫「フユウヨウサイニイレテモラッタ」

あかり「あのたこやきさんに?」

北方棲姫「アレベンリ。ツカマッテソラトベル」

あかり「飛べるの!? すごいな~」

北方棲姫「アカリガアンマリコナカッタラ、トンデマドカラシンニュウスルツモリダッタ」

あかり「怖いよ!」

北方棲姫「コワクナイ。オチテモシタウミダシ」

あかり「あかりが怖いって話してるんだけどなぁ」

あかり「妖精さんがいないときを見計らって~」

北方棲姫「ミハカラッテ~」

あかり「よしっ、行こう!」

北方棲姫「イコ~」



あかり「北方棲姫ちゃんはどうして烈風がほしいの?」

北方棲姫「ゼロヨリカッコイイ」

あかり「新しいおもちゃがほしいんだね」

北方棲姫「チガウ。カッコイイノツカッタラ、モットオカネモラエル」

あかり「げ、現実的だね」

北方棲姫「オカネタマッタラオウチカウ!」

あかり「それは難しいと思うよ」

あかり(ここに住まわせてあげられたらなぁ)

↓1 コンマ

0~30 零式艦戦52型 31~65 烈風 67~98 烈風改 ぞろ目 烈風(六〇一空)

北方棲姫「デキタ!」

あかり「それは、ゼロじゃないね」

北方棲姫「レップウカイ!」

あかり「改?」

北方棲姫「カイ!」

あかり「じゃあちょっと強いんだね」

北方棲姫「シカモカッコイイ!」

あかり「あかりはゼロもカッコいいと思うけどな」

北方棲姫「コレダカラシロウトハ」

あかり「ま、まああかり素人だけど」

北方棲姫「コレデオカネイッパイモラエル~!」

あかり「よかったね」

北方棲姫「アカリニモオウチカッテアゲル!」

あかり「あかりはここがお家みたいなものだし。というかちょっと声大きいよ北方棲姫ちゃん」

↓1 コンマ10以上で誰かに見つかる

妖精(猫吊るし)「そこにいるのは誰ですか?」

あかり「あっ!」

妖精(猫吊るし)「提督と……」

北方棲姫「ヨウセイ?」

妖精(猫吊るし)「し、深海棲艦!?」

あかり「ま、待って妖精さん!」

妖精(猫吊るし)「どういうことですか提督! 何故深海棲艦がここに!?」

あかり「こ、これはその……」

北方棲姫「レップウカイ~」

妖精(猫吊るし)「あれは烈風改!? なんでまだ開発設備も整ってないはずのあれが、深海棲艦の手に!?」

あかり「ああ、あの」

妖精(猫吊るし)「提督、まさか深海棲艦が送り込んだスパイだったんですか!?」

あかり「ち、違うよぉ!」

妖精(猫吊るし)「異世界から来たとかわけわからないこと言って、最初からおかしいと思ってたんです!」

あかり「あ、あの」

妖精(猫吊るし)「正体を表したからには生かして帰しませんよ!」

あかり「ひ、ひえええ~!」

熊野「なんですの騒々しいですわね」

あかり「く、熊野さん!」

妖精(猫吊るし)「提督が深海棲艦のスパイだったんですよ!」

あかり「だから違いますって!」

熊野「あかりが深海棲艦のスパイ? なにをバカな……」

北方棲姫「ブーン」

熊野「っ!? 深海棲艦!」

あかり「か、かまえないでください!」

熊野「あかり! 何故そいつを庇うんですの!?」

あかり「ほ、北方棲姫ちゃんは悪い深海棲艦じゃないんです!」

熊野「なにをバカな! 姿かたちに騙されてはいけませんわ! どんなに幼い子供のように見えても、そいつは深海棲艦!」

熊野「それも一番強い姫型ですわ! 今すぐそこから離れないと殺されますわよ!」

北方棲姫「アカリー」

熊野「あかりっ!」

北方棲姫「アリガトー!」ダキッ

熊野「えっ?」

あかり「う、うん、どういたしまして」ナデナデ

熊野「だ、騙されませんわよ、どうせ油断させておいてしねぇとか言って絞め殺す気ですわ!」

北方棲姫「アイツナニ?」

あかり「あ~」

あかり(ここまで来たら話すしかないよね)

北方棲姫「カンムスイッパイイル。ゼンブアカリノカ?」

あかり「そうだよ、みんなあかりの仲間で友達で家族だよぉ」

叢雲「ほんとに攻撃して来ないのね」

文月「ちっちゃ~い」

大和「しかし、深海棲艦ですよ!」

白雪「ひ、姫型、はじめて見ました……」

蒼龍「なぜ烈風改を持って?」

三日月「あまり敵意は感じないですが」

天龍「はっ、騙されんなよ。どうせ油断を誘ってるだけだ」

熊野「そうですわよ! 信じられるわけがありませんわ!」

夕立「穏健派を装ってスパイしようとしてるっぽい!」

扶桑「可能性は否定できませんね」

古鷹「け、けど、提督は信用してるみたいだよ?」

金剛「なんでもいいからアカリからはなれなサーイ!」

あかり「あかりは何度も一人で会ってきてるんです! それでも北方棲姫ちゃんから攻撃されたことはありませんよ!」

北方棲姫「フユウヨウサイナゲツケタケド」

那珂「物を投げるのはマナー違反だよ!」

千歳「しかし、いきなり言われても」

瑞鶴「信用しろって方が無理よね」

千代田「そうね、少なくとも背中は見せられないわ」

足柄「敵がいるなら戦う! それだけよ!」

名取「て、提督は敵じゃないと言ってるんですよ」

卯月「う~ちゃんどうしたらいいかわからないっぴょん」

愛宕「困ったわね~」

球磨「球磨も悪い奴じゃない気がするクマ。山で鍛えた野生の感がそう言ってるクマ!」

ビスマルク「感で終わらせていい話じゃないわよ」

若葉「うむ、こればっかりはしっかり吟味しなくては」

浜風「そうですね、私達のこれからに関わることです」

叢雲「ほんとうに信用できるの?」

あかり「できるよぉ!」

熊野「その根拠は?」

あかり「北方棲姫ちゃんずっと近くにいたんです。襲撃するならいつでもできたんですよ!」

足柄「戦力差が判断できないわけじゃないんでしょう?」

あかり「あかりだけ狙って執務室を襲うこともできたんですよぉ!」

大和「鎮守府の周りには深海棲艦に対するレーダーが設置されています。ずっと近くにいてそれにひっかからなかったということは」

蒼龍「深海棲艦ではなくなっている?」

天龍「んなバカな! どう見たって深海棲艦だろ!」

愛宕「レーダーの故障というわけではなさそうだけれど」

夕立「やっぱりスパイっぽい?」

文月「ね~」

北方棲姫「ンー?」

三日月「文月ちゃん危ない!」

文月「あなたはなにをしにここに来たの~?」

北方棲姫「レップウツクリニキタ!」

瑞鶴「あの烈風改、あの子が作ったの?」

千歳「改はまだ作れないはずですが」

千代田「深海棲艦だから?」

文月「烈風作ってどうするの~?」

ビスマルク「解析するつもりじゃないでしょうね!」

北方棲姫「トバシテアソブ」

文月「飛ばせるんだ~すご~い」

あかり「カッコいい飛ばしかたもできるんだよ、ねっ北方棲姫ちゃん」

北方棲姫「ウン。ミセテヤル」

文月「お~曲芸飛行だ~!」

北方棲姫「レップウモクワワッタカラモットハデニナッタ!」

あかり「一機増えるだけでも変わるね!」

卯月「カッコいいっぴょん! 他にも見せるぴょん!」

北方棲姫「ン!」

球磨「やっぱり悪いやつじゃなさそうクマ」

ビスマルク「猫被ってる可能性だってあるわよ」

足柄「スパイがそうそうボロを出すわけないわ」

扶桑「しばらく監視を付けてここに置いておく、というところが妥当でしょうか」

あかり「北方棲姫ちゃんをここに住ませてあげていいんですか!」

叢雲「逆に帰られた方が困るわよ」

あかり「やったね北方棲姫ちゃん!」

北方棲姫「ヤッター」

那珂「で、誰が監視する?」

名取「わ、私は、その、怖い、です」

文月「は~い、あたしが一緒にいる~」

夕立「いいの、文月?」

文月「うん~いい子みたいだし~」

あかり「ほんとにいい子だよぉ」

北方棲姫「イイコダヨ」

文月「そっかぁ~じゃあ自己紹介~。あたし、文月って言うの~よろしくぅ~」

北方棲姫「ヨロシク~」

あかり「ふぅ、なんとか一件落着だよぉ」

叢雲「どこがよ」

大和「むしろこれからがはじまりだよ」

熊野「どうして黙っていましたの、こんな重大なこと!」

あかり「ごめんなさい! でも、色々と複雑なことになりそうでしたから言いだせなくって。会うの止められてしまいそうでしたし」

熊野「当たり前ですわ! 相手は深海棲艦ですのよ!」

蒼龍「私達の敵、ですからね」

扶桑「複雑にもなります」

天龍「ちょっとでも怪しい動きを見せたらたたっ斬るからな」

あかり「ほんとにいい子なんです!」

三日月「少なくとも司令官に怪我を負わせはしないということはわかります」

古鷹「だけど、演技じゃないという確信はないんです」

あかり「それはこれから一緒に過ごして、信じてもらうしかないんですね」

愛宕「それしかないわね~」

ビスマルク「ふんっ、私の信頼を勝ち得るのは生半可なことではないわよ」

白雪「戦わなければいけないようなことに、ならなければいいんですが」

あかり「大丈夫だよぉ」

熊野「今回ほどあかりの大丈夫が信用できないことはありませんわ」

金剛「私は信じますヨー! アカリが言うならノープロブレム!」

千代田「千代田も外に着いておくわ」

千歳「私もそうしましょう」

あかり(大歓迎とはいかなかったけど、戦いとかにならなくてほんとによかったよぉ)

あかり「そういえば神通さんがいませんけど?」

名取「神通さんはいつもこの時間外を走ってますから」

あかり「こんな夜遅くにですか?」

名取「夜遅くの方が人や車と会うことがなくて、走りやすいそうです」

那珂「あの子見たら絶対驚くよね!」

名取「疲れてるところにあまり驚かせたくはないですけど」

あかり「あかりが説明しておきますよぉ」

名取「なにか冷たいものでも持って行ってあげてください」

あかり「あっ、そうですね」

那珂「さ~て、那珂ちゃんははやく寝なきゃ~美容の大敵だもんね~」

名取「那珂さんのそういうところうらやましいよ」

あかり「さてと、冷たいもの持って神通さんを待とう」

神通「はぁ……ただいま戻りました」

あかり「おかえりなさい」

神通「きゃあっ! び、びっくりしました、提督でしたか」

あかり「びっくりさせないようにって思ってたのに、びっくりさせちゃいましたか」

神通「まだ起きてらしたんですね」

あかり「色々あって。お疲れ様です、これ飲んでください」

神通「いただきます」

あかり「汗もすごい……」

神通「あっ、あまり見ないでください」

あかり「ああ、すいません。タオルも持ってくればよかったですね。気がきかなくてすいません」

神通「い、いえ、いつもはシャワーで流しているので」

あかり「じゃあドックへ行きましょう! あかりも話したいことがありますから!」

神通「あ、あの、えっと、一緒にシャワーなんて……」

神通「姫型の深海棲艦を鎮守府に!?」

あかり「はい。けど、攻撃はしてこないので安心してください。文月ちゃんと千歳さんと千代田さんが見ててくれてますし」

神通「にわかには信じられません。そんな深海棲艦がいるなんて」

あかり「ですけど、あかりは何度も二人っきりで会って今生きてますし」

神通「スパイとか?」

あかり「あかりにスパイしたってなにも出てきませんよぉ」

神通「そうですね、スパイしやすそうではありますけど」

あかり「しやすそうですけど~!」

神通「ふふっ、変わった深海棲艦もいるんですね」

あかり「みんな北方棲姫ちゃんみたいならいいんですけど」

神通「そんなふうになれば戦う必要がなくなりますね」

あかり「神通さんはトレーニング毎日続けてて辛くないんですか?」

神通「昔私に乗っていた人達は、もっとキツい訓練を課されていましたから」

あかり「そんなにキツい訓練をしてたんですか?」

神通「どこもキツいことには変わりはなかったでしょうが、私の、二水戦は特に」

あかり「だから神通さんもトレーニングしてるんですね」

神通「くせが抜けていないようなものです。あんな事故も起こしたというのに」

あかり「事故?」

神通「訓練の最中、私と蕨さんという駆逐艦が衝突してしまったんです」

あかり「だ、大丈夫だったんですか?」

神通「私は言うなれば大怪我ですみましたが、蕨さんは……」

あかり「……」

神通「要因は多数ありましたが、無茶な訓練を強行し続けた結果起きたことです」

あかり「そんなことがあったんですね」

神通「それでも危険な訓練は続けられました」

あかり「えっ?」

神通「蕨さんの犠牲に報いるためだったのか、それはわかりませんけど。とにかく訓練はその後も続いたんです」

あかり「それは、その、やっぱりそんなに簡単にやめられませんよね」

神通「そうですね、基本的に命じられてやることですから」

あかり「大変だったんですね」

神通「ええ、大変な時代でした」

あかり「くせにもなっちゃいますね」

神通「と言っても、私自身は特に痛みやなにやらを感じていたわけではないんですが」

神通「艦娘になってはじめてわかりました。あれと同じことをもし今起こしてしまったら、どれだけ痛い思いをさせてしまうのか」

神通「だからこそ、日々トレーニングをしてもう二度とあんなことが起こらないようにしなきゃならないんです」

神通「強迫観念、というんですかね。やってないと不安でたまらないんです」

あかり「神通さん……」

神通「そ、そんな顔しないでください! 訓練が好きなのはほんとうですから」

神通「ただ、その根底にはそういうこともあるというだけの話であって」

あかり「無理をしてるわけじゃないんですね?」

神通「はい。無理のない範囲で好きでやってるんです」

あかり「それならよかったです」

神通「ちょっとだけ不安でした」

あかり「なにがです?」

神通「訓練のせいで誰かを沈めてしまったことがあるのに、それでも訓練が好きだなんて言うんだと失望されてしまうんじゃないかと」

あかり「しませんよぉ。無茶はしてないんなら、もうそんなことは起きないんですし」

あかり「それに、あかりはどんな神通さんでもひかないって言いましたから」

神通「そう、でしたね」

あかり「訓練好きでも引っ込み思案でも、それが神通さんですから!」

神通「はい、それが私です!」

あかり「神通さんは神通さんらしく生きればいいんです」

神通「取り繕わなくてもいい、ですよね?」

あかり「そうです! 取り繕わなくていいんです」

神通「朝も言いましたけど、うれしかったんです。取り繕わなくていいと、変わらなくていいんだとそう言ってもらえて」

あかり「でも、変わっちゃったんですよね?」

神通「少しだけ、きっと私がなりたかったふうに」

あかり「気づかない内に変わってるものなんだと思います。あかりもきっと、昔とは違いますから」

神通「私を変えてくれたのは提督ですよ」

あかり「神通さんもあかりを変えてくれた人の一人ですよ」

神通「だったら、うれしいです」

あかり「これからも変わっていけますよ、少しずつなりたかったふうに」

神通「提督のお側でなら叶うでしょう。だから……」ギュッ

あかり「じ、神通さん?」

神通「私があなたを守ります。どれだけの傷を負っても戦い続け、刀折れ矢尽きようとも、あなたの盾となって必ず守りぬきます」

神通「だから、側にいさせてください。側で、私がなりたいと思う私へ導いてください」

あかり「神通、さん……」

神通「あっ、こ、これは、その、そういうのでは!」

あかり「あかりも、あの、神通さんには側にいてもらいたい、です」

神通「い、いいのですか?」

あかり「あ、あかりだってなりたいって思う自分になれています。あかりをそう変えてくれた人の中には神通さんもいるって言いました」

あかり「な、なので、あかりも導いてください。そ、側で」

神通「……承知しました。幾久しく、あなたのお側に」

神通(いつの日か戦いが終わって、訓練が必要なくなったそのとき)

神通(私が求めるものが、あなたとの何気ない日常でありますように)

あかり「あの、神通さん?」

神通「なんでしょう?」

あかり「胸が顔に。あかり達今裸ですし、ちょっと……」

神通「あっ、あ~!」

あかり「すいません……」

神通「こ、こちらこそ」

神通(私、なんて大胆な真似を)

神通(でも、ちょっとだけ引っ込み思案なところ治ってるってことなのかな?)

神通(また少し変われた、なりたい私へ)

神通「ありがとうございます、提督」

あかり「な、なにがです?」

神通「なんでもないです、ふふっ」

今回はここで終わりです
次は櫻子のところに行くところからはじめます

これで北方棲姫と朝昼の間に交流することが可能になりました
まだ艦隊に編成することはできません

北方棲姫のイベントのときに遠征行ってる艦隊の艦娘も普通に出してちゃってましたね
神通以外全員出そうと思ってたら完全に失念してました
色々と雑ですいません

開始します

あかり「おはようございます蒼龍さん」

蒼龍「おはようございます」

あかり「今日は櫻子ちゃんのところに行くので、蒼龍さんも付いてきてくださいね」

蒼龍「今回は戦闘ではないのでまた少数で行くのですか?」

あかり「そうします。遠征組のみんなが帰ってきたら誰を連れていくのか決めましょう」

蒼龍「かしこまりました」

あかり「なんかすごい仕事っぽい会話ができましたね!」

蒼龍「なぜ喜んでるです?」

あかり「カッコいいじゃないですか!」

蒼龍「その発言でカッコよさも台無しですよ」

若葉「帰投した」

足柄「はぁ、退屈な遠征だったわ」

白雪「私は退屈なくらいがいいですが」

千代田「毎度毎度危険な目にあうのもね」

卯月「う~ちゃんは遠足楽しかったっぴょん!」

浜風「遠足ではなく遠征ですよ」

蒼龍「お帰りなさい」

あかり「今回は深海棲艦は会わなかったんだね」

若葉「ああ」

千代田「一応偵察機は飛ばしてたけど、はち合わせることはなかったわ」

卯月「う~ちゃんの力を見せられなくって残念っぴょん!」

あかり「なんにせよ無事でよかったよぉ」

蒼龍「今回は資源の他になにかいただきましたか?」

↓1 コンマ30以上かぞろ目でアイテム取得

若葉「あるぞ」

あかり「なにを貰ったの?」

↓2

1 傘(白露型を呼ぶ)
2 いいふしぎなあめ
3 普通のお菓子
4 高速修復材
5 高速建造材

若葉「これだ」

あかり「バケツだ」

蒼龍「高速修復材ですね」

足柄「これがあればどんなにボロボロになっても、またすぐに戦いに出られるわ!」

千代田「すぐに戦いというのもどうかと思うけどね」

あかり「結局これなんでできてるのかな?」

浜風「さぁ? ただ、とても高度な技術の結晶であるということは確かです」

卯月「液体が結晶って不思議ぴょん!」

白雪「比喩ですので」

あかり「ほんとうはこれを使う機会なんてなければいいんだけどね」

蒼龍「どうやっても傷ついてしまうことはありますよ」

白雪「ですからそのときに、司令官がそれで癒してください」

あかり「うん! あかりがちゃんと看病してあげるね!」

浜風「看病する手間を省くためのものなんですけど」

白雪「け、けど、司令官の看病、受けてみたいです」

卯月「う~ちゃんのことちゃんとよしよししてくれなかったら、くすぐるぴょん!」

足柄「看病ねぇ」

若葉「二十四時間寝なくても大丈夫な若葉には関係ないな」

千代田「いや二十四時間寝なくても大丈夫なことが関係ないから」

現在のあかり鎮守府の艦娘(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

ビスマルク   ○叢雲    ○熊野  文月 浜風
金剛☆ 愛宕   瑞鶴☆    那珂☆足柄
大和☆ 天龍☆  千歳☆    名取  白雪
球磨  扶桑   蒼龍☆    夕立  千代田
○神通 古鷹   三日月    若葉  卯月   

あかり「じゃあみんな帰ってきたことですし、櫻子ちゃんのところに行くメンバーを決めましょう」

蒼龍「私とあと二人くらいでよろしいでしょうか?」

あかり「前もそうでしたしそうしましょう!」

蒼龍「では、誰を連れていきますか?」

↓2~3 連れていく艦娘(>>815の蒼龍以外)

北方棲姫との遭遇は遠征組も行ったという体で進めさせてください


大和「元気だといいですねあかりのお友達」

足柄「こんな子供を何人も提督にするなんて、今の大本営腐りすぎじゃない?」

蒼龍「この編成ならば不測の事態にも対応できそうですし、いいのではないでしょうか」

あかり「危なくなっても安心ですね」

北方棲姫「アカリー」

文月「だめだよ~司令官の邪魔しちゃ~」

あかり「北方棲姫ちゃん、どうしたの?」

北方棲姫「アカリトアソブ」

あかり「ごめんね、あかり今から友達のところに行かなきゃいけないの」

北方棲姫「トモダチ?」

あかり「うん、大事な友達のところ」

北方棲姫「イッショニイク!」

あかり「一緒に? どうしよう?」

↓2

1 連れていく
2 連れていかない

酉ミスるとは以後これに変えます
安価↓

あかり「じゃあ一緒に行こっか」

北方棲姫「イクー」

足柄「ちょっと待って! そいつを連れていくって言うの!?」

大和「さすがにそれは考えなおした方がいいんじゃない?」

蒼龍「お友達も提督なら深海棲艦と仲良くしているところを見られるのはまずいのでは?」

あかり「北方棲姫ちゃんは悪い子じゃないですし、櫻子ちゃんなら気にしないと思います」

北方棲姫「バカナノ?」

あかり「い、いや、細かいことを気にしないだけだよぉ」

北方棲姫「モノハイイヨウ」

足柄「あのねぇ!」

大和「いえ、ここはあかりの目の届く範囲にいさせた方がいいかもしれません」

蒼龍「ええ、不測の事態には対応できることですし」

足柄「……目を離さないんだから」

文月「ちゃんといい子にしてるんだよ~?」

北方棲姫「フミヅキモネ」

あかり「それじゃ行きましょうか」

北方棲姫「ワタシガジブンデイッタホウガハヤイ」

足柄「そりゃそうでしょうよ。提督が移動するためなんだから我慢なさい」

あかり「ありがとうございました、すぐに北方棲姫ちゃんを連れていくことに賛成してくれて」

蒼龍「あそこで問答を続けても仕方がないと思いましたので」

大和「ああいうことに関しては譲らない子だからねあかりは」

あかり「ごめんなさい。でも、北方棲姫ちゃんのこと認めてもらいたいんです」

大和「あの子が特別なのはわかっているのだけれど」

蒼龍「急に今まで敵だったものと仲良くしろと言われても難しいです」

あかり「文月ちゃんはすぐに仲良くなってたみたいですけどね」

大和「文月さんはあかりと似たところがあるもの」

蒼龍「本能的に危ない存在ではないことを察知したんでしょう。うらやましい限りです」

北方棲姫「ブーン」

足柄「ああこら、私の視界から消えないの! 走り回っちゃだめ!」

あかり「きっとすぐになれますよ」

蒼龍「私もそんな気がしてきました」

あかり「着いたよぉ!」

櫻子「あ、あかりちゃん……」

あかり「あっ、櫻子ちゃん! 久しぶり!」

櫻子「な、なにしに来たの?」

あかり「なにしにって、櫻子ちゃんに会いに来たんだよぉ!」

櫻子「ほ、本当にそれだけ?」

あかり「他になにかあるの?」

櫻子「私がしんかい――」

↓2(櫻子の初期艦)「ストップ!」

あかり「あなたは?」

鬼怒「長良型5番艦の鬼怒だよ! よろしく!」グイ

あかり「よ、よろしく」グイ

あかり(なんだろうあいさつのポーズなのかな?)

鬼怒「ちょっと提督、なに口走ってんのさ」

櫻子「ご、ごめん、つい」

鬼怒「ビビりすぎだし、も~マジパナイんだから」

櫻子「び、ビビってなんかないし!」

あかり「ところでしんかいって――」

櫻子「あ、あ~! あかりちゃん久しぶり~!」ダキッ

あかり「んむっ、ど、どうしたの急に?」

櫻子「ちょ、ちょっとうれしすぎて変なこと言っちゃったけど、忘れて?」

あかり「う、うん、忘れるよぉ」

鬼怒(提督とは別のベクトルで天然っぽい子だね)

足柄「やっと捕まえたわ!」

北方棲姫「ツカマッター」

あかり「あっ、お疲れ様です」

蒼龍「小さいから色んなところに隠れられて」

大和「見つけるのに苦労したわ」

足柄「次消えたら今度こそ沈めるわよ!」

あかり「あ、足柄さん落ち着いて」

櫻子「なんかあったの?」

あかり「連れてきた子が一人かくれんぼはじめちゃって」

北方棲姫「ツギハミツカラナイヨウニスル」

鬼怒「あ、あれ、深海棲艦!?」

櫻子「えっ!? あかりちゃんもなの!?」

あかり「あかりもって?」

櫻子「あ、いや、これはその言葉のあやとりで」

鬼怒「あやだけでいいんだよ提督」

蒼龍「もしかして、ここでも深海棲艦を?」

鬼怒「ば、バレちゃあしょうがないね!」

櫻子「あ、あかりちゃんとは戦いたくなかったけど、あいつは私が守らなきゃいけないの!」

あかり「え、ええ~!?」

櫻子「やれ、鬼怒!」

鬼怒「がってん承知!」

足柄「やるってんなら容赦しないわよ!」

北方棲姫「シナイー!」

大和「あの、少しお話を」

蒼龍「別に戦う必要は……」

鬼怒「無理~!」

櫻子「なんだよ、やる前から諦めんなよ!」

鬼怒「だって相手姫型だけじゃなくて大和までいるんだよ~! 勝てっこない~!」

櫻子「や、やってみなきゃわかんないだろ! 鬼怒は強いからやれる!」

鬼怒「無理なもんは無理~!」

あかり「櫻子ちゃん落ち着いて! あかりは戦う気はないよぉ!」

櫻子「えっ?」

大和「あなたが深海棲艦を保護していることはわかりました。普通ならば処断するべきですが」

蒼龍「私達も同じですから」

あかり「だから戦うつもりなんてないし、その必要もないんだよぉ」

櫻子「あっ」

足柄「それでもやるって言うなら相手になるけど」

北方棲姫「ゼロオイテケ~」

鬼怒「やめてそこはマジパナイからやめて~!」

櫻子「……ほんとにあいつのこと攻撃したりしない?」

あかり「しないよぉ」

櫻子「はぁ~、よかったぁ。昨日から心配で生きた心地がしなかったんだよ~」

北方棲姫「タタカワナイノ?」

あかり「戦わないよぉ」

北方棲姫「イノチビロイシタナ」

鬼怒「そういうのやめてよ、怖いから」

足柄「それにしてもなんともまあ、うち以外にもそんなバカな真似してる提督がいるなんてね」

櫻子「なにおう! バカって言った奴がバカなんだぞバーカ!」

足柄「たしかにあなたと話してるとバカになりそう」

あかり「ねぇ、その深海棲艦さんに会わせてもらえる?」

櫻子「うん、いいよ! こっち~!」

大和「人を攻撃しない深海棲艦が現れている?」

蒼龍「なにかが変わってきているということなんでしょうか?」

あかり「やっぱり、櫻子ちゃんもわからないんだね。この世界に来た理由」

櫻子「全然わかんない。おまけにはじめて会った人は、け~じゅんだのおにおこだの変なポーズだのでわけわかんないし」

鬼怒「軽巡はわかってよ!」

櫻子「でもまあ、櫻子様に戦えって言ってるみたいだし? ちょっと力を貸してあげようかな~って」

鬼怒「最初の出撃で意味不明な命令して、散々人のこと振り回してくれたよね?」

櫻子「う、うっさい! そういうことは黙ってればいいの!」

あかり「櫻子ちゃんも変わらないね」

櫻子「櫻子様はすでに完成されてるから、変わる必要がないんだよ!」

あかり「京子ちゃんと言動が似てるのも変わってないよぉ」

足柄「大変そうねあなた」

鬼怒「めっちゃ大変だけど、楽しい提督だよ」

大和「楽しそうな方ではありますね」

蒼龍「少し疲れてしまいそうですが」

北方棲姫「ヤッパリバカダナ」

櫻子「ここだよ!」

↓2~3(櫻子の艦娘)

利根「なんじゃ提督?」

夕張「ちょ、ちょ、なんでここに連れてくるんですか~!」

櫻子「あかりちゃんはいいの!」

あかり「はじめまして、赤座あかりです」

利根「うむ、吾輩は利根である!」

夕張「私は軽巡夕張……って、ちょっと提督!」

櫻子「なに?」

利根「お主が見つからないようにここで見張れと言ったのであろう」

夕張「それがなんだって自分から招き入れるような真似をするんですか!」

あかり「それはですね」

北方棲姫「ドウホウノケハイガスル」

夕張「っ! 深海棲艦! あなたもなの!?」

利根「ほう、同じ穴のむじなというわけか。吾輩達が唯一であると思っていたから、少々残念じゃが」

大和「大和達もそう思っていましたよ」

蒼龍「私達も知ったのは昨夜ですしね」

北方棲姫「ハヤクアイタイ!」

鬼怒「もうちょっと待ってね」

利根「今朝からこの部屋に閉じ込められて少々ご機嫌斜めじゃからのう」

足柄「暴れたりしないでしょうね?」

櫻子「しないってば!」

あかり「お願い櫻子ちゃん」

櫻子「うん! お~い、友達連れて来たぞ~!」

↓2 姫、鬼型深海棲艦

今回はここまでです
次は空母棲姫と出会うところからはじめます

深海棲艦の指定は人型ということにしようかと思いましたが、姫、鬼型以外は台詞もないですしあんまり喋ってるという感触が掴めないのでこうしました
レ級はすごい喋ってる感があるんですけどね何故かわかりませんけど

ヲ級は喋ってるよりもヲッヲッって鳴いてる印象の方が強いよる……あかりぃぃぃぃ!

開始します

空母棲姫「こんなところに閉じ込めたかと思ったら、いきなりなんだ?」

櫻子「だぁから、私の友達連れてきたんだって!」

足柄「こっちも姫型か……」

大和「北方棲姫のように声が響く感じがしませんね」

蒼龍「普通に聞こえますね」

空母棲姫「お前の友達? それよりも同胞の気配が……」

あかり「はじめまして、赤座あかりです」

空母棲姫「あ、ああ、私は――」

北方棲姫「オーホントニイタ」

空母棲姫「っ! お前!」

利根「どうやらお主と同じものがおったようじゃ」

空母棲姫「そうか、お前の友達だけあってあかりというのも相当バカなようだな」

あかり「えっ! なんでいきなりバカにされるの!?」

櫻子「あかりちゃんはバカじゃないよ! 友達バカにすると怒るぞ!」

鬼怒「自分がバカにされたことは怒らないんだ」

櫻子「えっ、私がバカにされてるの!?」

夕張「はぁ……」

北方棲姫「アカリガバカナノハホント」

あかり「北方棲姫ちゃんひどい!」

大和「ですがその言い方なにか気になります」

蒼龍「大室提督がなにかをしたから、あなたがここにいるように聞こえましたが」

空母棲姫「そういうことだ」

足柄「一体何したって言うのよ?」

回想


空母棲姫「ナンドデモ……ナンドデモ……シズンデイケ……!」

櫻子「ようやく追い詰めたぞろしゅつきょ~め!」

利根「吾輩達が露出させたのじゃがな」

夕張「その言い方やめてよ、事実だけど」

櫻子「これでてんぐのおさめどきだ!」

鬼怒「年貢だよ提督」

空母棲姫「シズメ……!」

鬼怒「うわ~撃ってきた~!」

櫻子「よ~し、行けお前ら!」

利根「おうとも!」

鬼怒「撃ち方、始め~!」

空母棲姫「ア……」

利根「はぁ……はぁ……なんとか、勝てたようじゃな」

夕張「今回ばかりは、だめかと思ったわ」

櫻子「どうだ、櫻子様の実力思い知ったか!」

利根「お主は後ろで騒いでおっただけじゃろうが!」

夕張「指揮じゃなくていいから指示出すくらいしたらどうなの?」

櫻子「わ、私は自主性を大事にしてるんだ!」

鬼怒「も~ツッコむ気力もないよ~」

空母棲姫「シズカナ……キモチニ……そうか……だから私は……」

夕張「……沈んでいくわ」

利根「敵とはいえ、あまり気持ちのいいものではないな」

鬼怒「あいつ、なにぶつぶつ言ってるんだろう?」

櫻子「……!」ブンッ

利根「おい提督!?」

鬼怒「今なに投げたの?」

夕張「ちょっと、さすがに物投げるなんてあんまり……」

櫻子「それ使え~!」

夕張「使えって、ええっ!? あれダメコンのカードよ!」

利根「なんじゃと!?」

鬼怒「なに考えてんの提督!?」

空母棲姫「私は……」

櫻子「聞こえないのか~! 使えって!」

利根「無駄じゃ。すでに聴力を失っておるのじゃろう」

櫻子「だったら! 私が直接行ってやる!」バシャン

鬼怒「て、提督!」

夕張「だめよ、危険すぎる!」

利根「くっ、負傷のせいで身体が思うように動かん……!」

櫻子「おりゃ~!」

空母棲姫「私は……」

櫻子「おりゃ!」ペチッ

鬼怒「し、深海棲艦にも使えるの?」

櫻子「お願い、女神ちゃん!」

妖精(応急修理女神)「……」コクリ

夕張「嘘でしょ!?」

利根「使えた、じゃと?」

空母棲姫「あっ……」

妖精(応急修理女神)「……」フリフリ

櫻子「あ、ありがとね、女神ちゃん……」

鬼怒「提督が沈んじゃう!」

利根「あの距離を着衣で泳げばああもなる!」

空母棲姫「……」ガシッ

夕張「提督を離しなさい!」

空母棲姫「……なぜ助けた?」

櫻子「泣いてる人は助けるのがじょ~しきだろ!」

空母棲姫「泣いてる、私がか?」

櫻子「泣いてるだろ!」

空母棲姫「いやこれは水しぶきが顔にかかっただけだが」

櫻子「なんだよ紛らわしいな~!」

櫻子「んまぁ、泣いてないならいいか」

空母棲姫「……ほんとうにそれだけか?」

櫻子「なにが?」

空母棲姫「私を助けた理由だ。危険を冒してまで、なぜ?」

櫻子「だから、泣いてる人は誰だって助けるのが常識なの! そんなことも知らないとは、さてはお前バカだな!」

空母棲姫「……」

櫻子「あっ、向日葵とかいうおっぱい魔人は別だからな! あいつはそのまま泣かせとけばいい」

空母棲姫「……」

櫻子「先に投げたやつどっか行っちゃったし、結構貴重なんだぞ大根カード!」

空母棲姫「ダメコンだろう?」

櫻子「そうそれそれ」

空母棲姫「そんなことも知らないとは、さてはお前バカだな」

櫻子「なっ、ちょっと間違っただけじゃん! 大体、バカって言う方がバカなんだからな!」

空母棲姫「ふっ、ああ、バカだなお前も、私も」

夕張「なんか友好的?」

利根「どうなっておるんじゃ?」

鬼怒「わかんないけどもう戦わなくていいみたいでよかった」

空母棲姫「とても静かな気持ちだ」

櫻子「さっきまでドンドンうるさかったけどね。ひっちゅ!」

空母棲姫「くしゃみか? 濡れたからな」

櫻子「うぅ~寒い……」

空母棲姫「あの船まで送ろう」

櫻子「頼んだ~」

利根「ま、待て、吾輩がっ!」

夕張「敵意はないみたいだし、とりあえず私達も戻りましょう」

鬼怒「なんかとんでもないことになっちゃったね」

櫻子「うう~、着替えても寒い~」

鬼怒「身体冷えちゃったから。ほらっ、お茶でも飲んで」

櫻子「さんきゅ~鬼怒」

空母棲姫「……」

利根「それで、どうするんじゃこやつ?」

櫻子「どうするって、別に好きにさせればいいじゃん」

夕張「そんなことさせられるわけないでしょ!」

櫻子「なんで! もう倒したんだから悪さできないでしょ!」

鬼怒「提督が女神ちゃんで復活させたから、あいつがやる気なら今ここで私達全員殺すことなんて容易いよ」

空母棲姫「だが私にそのつもりはない」

利根「信用できると思っておるのか?」

空母棲姫「……だろうな」

夕張「どちらにせよ、連れて帰る以外に選択肢はないわ」

櫻子「それじゃ今日からお前も私の艦娘ってことだな」

鬼怒「なんでそ~なるの!」

櫻子「だってうちに来るんでしょ?」

利根「監視するためにじゃ」

夕張「生きた深海棲艦、それも姫型を鹵獲したなんて大本営に伝えたら大喜びでしょうね」

櫻子「まあ私の手にかかればこんなものだよ!」

鬼怒「大喜びで解剖とかされちゃうってことだよ?」

櫻子「はぁ!? 解剖ってこいつを!?」

利根「他に誰がおる」

櫻子「だめだめ! そんなことさせない!」

夕張「けど報告すればきっと渡せって言われるわよ」

櫻子「じゃあ報告しなければいいじゃん!」

利根「じゃがそれは……」

櫻子「私がしないって言うんだからしない!」

鬼怒「提督……」

空母棲姫「なぜだ、なぜ私を庇う? 私は泣いていないんだぞ?」

櫻子「泣いてない人でも助けるときは助けるの!」

鬼怒「どうしよう?」

夕張「ああなったら提督聞かないわよ」

利根「諫めるべきなのじゃろうが……」

空母棲姫「ふっ、ふふっ」

櫻子「な、なに笑ってんだよ~」

空母棲姫「いや、うれしいとはこういう気持ちなのだなと思ってな」

鬼怒「鬼怒は信じてあげてもいいかなって、そんな気がするよ」

利根「吾輩も賛成じゃ」

夕張「しょうがないわねぇ」

鬼怒「警戒はさせてもらうからね」

空母棲姫「わかっている」

利根「何度も戦ってきた相手とこうして並ぶ日が来るとはのう」

櫻子「漫画ではよくあることだよ」

夕張「まあ、そうですが」

櫻子「私の艦娘になるんだから私の指示に従うこと」

空母棲姫「不本意だがいいだろう」

櫻子「じゃあ先ず一つ、服を着ろ」

空母棲姫「お前たちのせいでボロボロになったのだが」

利根「ほぼ全裸じゃな」

鬼怒「ちょっと目のやり場に困る」

夕張「うちにこいつに合う服なんてあったかしら?」

櫻子「そしてもう一つ。うちの鎮守府の一番重要なルール」

空母棲姫「なんだ?」

櫻子「おっぱい禁止!」ペチッ

空母棲姫「あっん……」

空母棲姫「そういうことがあったわけだ」

あかり「そうだったんですね」

鬼怒「あのときはほんと驚いたんだからね!」

利根「まったくじゃ。生きた心地がせんかったわ」

夕張「ほんっと、人騒がせな人なんですから!」

北方棲姫「ヒトサワガセー」

あかり「でもなんとなく、櫻子ちゃんらしいよ」

櫻子「でしょ~?」

足柄「……」

大和「人を攻撃しない深海棲艦が現れているわけじゃなかったんですね」

蒼龍(ドヤ顔でなにかが変わってきているなんて言って、はずかしい……)

空母棲姫「お前はもしかすると、あのとき櫻子が投げたダメコンを拾って?」

北方棲姫「ナンカヒロッタヨウナキガスル」

あかり「じゃあ北方棲姫ちゃんがここにいるのも、櫻子ちゃんのおかげなんだね」

櫻子「ふふ~ん!」

大和「三隻で姫型を倒したんですか?」

鬼怒「ううん、六隻全員いたよ」

夕張「今はちょっと長い遠征に行ってもらってて」

蒼龍「間が悪かったですね」

利根「いずれまみえる機会もあろうて」

北方棲姫「フクキテル」

空母棲姫「ご主人さまの第一の命令だからな」

櫻子「おっぱい大きいから合う服探すの苦労したんだよ。これだからおっぱいは」

あかり「あはは」

利根「こやつはな、とにかくよく食らうんじゃ」

空母棲姫「腹が減っては戦はできない」

夕張「おかげでうちのエンゲル係数がうなぎ上りよ」

鬼怒「食費かつかつだよね~」

櫻子「少しはおっぱいに蓄えたエネルギーを使えよ!」

空母棲姫「ラクダじゃないんだぞ」

櫻子「向日葵みたいなこと言うな!」

あかり「なんだかいい雰囲気だね」

北方棲姫「ナカマトシテミトメラレテル」

あかり「北方棲姫ちゃんもすぐにああなれるよ」

北方棲姫「ウン!」

足柄「……っ!」

大和「足柄さん?」

蒼龍「どちらへ行かれるんですか?」

足柄「どこだっていいでしょ!」

あかり「あっ、待ってください!」

鬼怒「やっぱりみんなに受け入れてもらうのは難しいよね」

空母棲姫「……敵だからな」

あかり「足柄さん!」

足柄「着いてこないで!」

あかり「でも!」

足柄「別に密告したりしないわよ」

あかり「そんなことわかってますよぉ」

足柄「甘ちゃん。そうやってすぐに信用する」

あかり「自分の艦娘のこと信用しないでどうするんですか!」

足柄「……」

あかり「足柄さんが複雑な気持ちはわかります。戦うことが好きなんですから」

足柄「……わかってたわよ、深海棲艦が私達と同じような存在だなんてこと」

足柄「それでもなんの感情もない化物なんだって思わなきゃ戦えないじゃない」

足柄「勝利だけが、私の誇りなのに……」

あかり「そんなことないです。足柄さんが誇れるところ他にもいっぱいあります」

足柄「そんなところないわよ」

あかり「あります! 例えば、揚げものがとっても上手!」

足柄「料理なら大和には負けるわ」

あかり「揚げものなら足柄さんの勝ちですよぉ!」

足柄「そ、そう?」

あかり「はいっ! さすがに百枚は揚げすぎですけど」

足柄「で、私に揚げもの屋さんにでもなれって?」

あかり「そ、そうじゃなくて! 誇れるところじゃないですか」

足柄「揚げものが上手くったって誇れないわよ」

あかり「じゃあ他には、美人さんです!」

足柄「わ、私が!? び、美人なんかじゃないわよ、飢えた狼だし」

あかり「そんなことないです、美人ですよぉ」

足柄「そんな、だって、ええ~」

足柄「でも、一番じゃないでしょ?」

あかり「え、えっと~みんなそれぞれ違った部門で一番というか」

足柄「いかにも最近の子って感じの発想ね」

あかり「で、でも美人は美人なんです! 美人なことを誇りにすればいいじゃないですか!」

足柄「できないわよ!」

あかり「気に入らないなら探しましょう? きっと足柄さんが知らないだけで、誇りにできるようなことがきっとあるはずです」

足柄「探すって……」

あかり「足柄さんはもうただの船じゃないんです。腕も足もあって、ちゃんと心もある艦娘なんです」

足柄「もう、ただの船じゃない」

あかり「今までできなかったことだってできるようになったんです。だから、戦うことだけしなくったっていいんです」

足柄「でも私は戦うことが好きで」

あかり「それはもう仕方ないです。足柄さんが好きだって言うんですから、好きでいいと思います」

あかり「だけど、他に好きなことがないと戦いが終わったあとに困りますよぉ」

足柄「終わったあと?」

あかり「戦いはいつか終わります。あかりがきっと終わらせます。だから、終わったあとに戦い以外の趣味がなかったら大変です」

あかり「なのでやりましょう、色んなことを。きっと足柄さんが好きになれることだっていっぱいありますよぉ」

足柄「私が好きになれること……」

あかり「あかりが知ってることはなんでも教えますから、勝利だけだなんて言わないでください」

足柄(ただの船じゃない、か。まったく、こんな子供言われるまで気づかないなんてね)

足柄「私は戦いが終わったあとにもここにいるのかしら?」

あかり「いますよぉ。あかりは足柄さんのこと沈めたりしませんもん!」

足柄「そういうことじゃなくてね……」

足柄(まあ、今気にしてもしょうがない、か)

足柄「そうね。せっかく腕や足が生えたことだし、カツを揚げる以外でもなにかやってみようかしらね」

あかり「それがいいです!」

足柄「付き合ってくれるのよね?」

あかり「もちろんです!」

足柄「じゃあ付き合ってもらいましょうか。好きなことが見つかるまで、とことん、ね」

空母棲姫「どうやらいい形で話が終わったようだな」

あかり「空母棲姫さん!」

北方棲姫「ワタシモイル」

足柄「北方棲姫! 監視を外すなんてなにを考えて!」

櫻子「私がいるだろ!」

足柄「あなたじゃ監視にならないわよ!」

櫻子「なにおう!」

空母棲姫「私は、櫻子に倒されて救われた」

足柄「な、なによ急に?」

空母棲姫「以前の私の心は怨念、憎悪、負の感情で騒がしかった」

北方棲姫「ワタシモムカシハ、ニンゲンニガイヲアタエルコトダケガシメイノヨウニオモエテイタ」

空母棲姫「だが櫻子と艦娘達と戦い討ち果たされることで、それらが消えてとても静かな気持ちになれた」

北方棲姫「キモチガカルクナッタヨウナキガスル」

足柄「なにが言いたいの?」

空母棲姫「深海棲艦は討ち果たされることで救われるということだ」

あかり「でも、救われてもすぐに……」

空母棲姫「死が救いになることもある。少なくともその間際に、これほど穏やかな気持ちになれるんだから」

空母棲姫「あるいは、静かになったその魂は、別の姿となってこの世に残るのかもしれない」

あかり「それって、もしかして深海棲艦が持ってる艦娘のカードのことですか?」

空母棲姫「私達も詳しくはわからん」

北方棲姫「ジブンノコトナノニゴメンネアカリ」

あかり「ううん、いいよぉ。これであかりもまだ戦い続けられるから」

足柄「深海棲艦を倒すことは、彼女らにとっての救いになるってことでいいのね?」

北方棲姫「スクワレルー」

空母棲姫「ああ、救ってやってくれ」

足柄「ふんっ、頼まれなくったって戦うから。今のところ唯一の趣味ですもの」

あかり「これからもがんばりましょうね、足柄さん!」

櫻子(さっぱり話がわからなかった)

空母棲姫「お前には感謝してるということだ、櫻子」

櫻子「うん? お、おう! 毎日感謝して拝んでもいいよ! なんだったら櫻子大明神って呼んだって!」

空母棲姫「調子に乗るなバカ」

櫻子「またバカって言ったな、おっぱい禁止も守れないくせに~!」

空母棲姫「その言葉の意味がわからん!」

櫻子「禁止なもんは禁止なんだよ~! ぽい~ん!」バシッ

空母棲姫「あっ……や、やめろ、叩くな……」

北方棲姫「バカソノモノ」

あかり「そうだから、救えたんだよ」

北方棲姫「ン……」

今回はここまでです

空母棲姫が普通に喋ってるのは最後の台詞のエフェクトが取れてるからです
メインストーリーを進めていると安価が投げられなくなってすいません



ってか、あかりがこの鎮守府に来て何日経ったんだ?スレ的には5つ進んでるが…
もう半年以上は経ったんじゃないか?

>>876
本編で経過した日数は48日です
小ネタ一つを一日と考えれば約二カ月くらいですかね

開始します

櫻子「あかりちゃん家、お風呂大きいの? いいなぁ」

あかり「あかりのところだけなんか大きいみたい」

北方棲姫「バシャー」

空母棲姫「こら、お湯をかけるな」

櫻子「ま~実家のお風呂に比べれば相当大きいんだけどね」

あかり「実家って言い方はちょっと」

櫻子「お風呂で身体伸ばして浮けるとか、贅沢だよねぇ」

あかり「櫻子ちゃんちょっとはしたないよぉ」

櫻子「姉ちゃんと花子がうちのちっちゃい風呂で悔しがる姿が目に浮かぶ」

あかり「花子ちゃん達知らないからね櫻子ちゃんがここにいること」

櫻子「帰ったときに自慢する!」

空母棲姫「……帰るのか?」

櫻子「そりゃ帰るよ。姉ちゃん達が私の顔が見られなくて衰弱してるだろうし」

北方棲姫「ギャクニイキイキシテソウ」

空母棲姫「そうか、帰るのか」

櫻子「お前も一緒に来るんだぞ?」

空母棲姫「なに?」

櫻子「だから、お前も鬼怒も、夕張と利根も他のみんなも全員一緒に帰んの」

空母棲姫「バカなそんなことできるわけがない。あちらでの私たちの生活はどうするんだ?」

櫻子「そんなの帰ってから考えればいいでしょ」

北方棲姫「ソレジャオソイ」

櫻子「ええ~? じゃあどうしよう? ちょっと色白なんですって言えば誤魔化せるよね?」

あかり「無理じゃないかなぁ」

櫻子「じゃあ日焼けサロンで焼くしかないか」

空母棲姫「それも重要だが、私は衣食住の話をしていたのつもりだったんだが」

櫻子「それはうちで暮らすに決まってるじゃん」

空母棲姫「いやしかし」

櫻子「姉ちゃんの服なら着れるかな? あ~でもおっぱいが……とことん邪魔だなおっぱいは!」ペチン

空母棲姫「はっ、あっ……だからと言って叩くな!」

北方棲姫「ゲンジツガミエテナイ」

あかり(あかりの方が大変だよね。みんな連れて帰ることになったらどうすればいいんだろう?)

櫻子「帰ったら私の代わりに料理当番やってくれ」

空母棲姫「それは別にいいが」

あかり「お料理できるんですか?」

空母棲姫「それなりに。お前の大和には負けるよ」

櫻子「作った分全部食べるのはえらいけどさ~」

空母棲姫「しょうがないだろう、減るものは減るんだ」

櫻子「そんなだからおっぱいなんだよ!」

空母棲姫「おっぱいは元からだ!」

あかり(やっぱりなんとなく、赤城さんに似てるような)

北方棲姫「アガッター」

あかり「お風呂入ってきましたよぉ」

蒼龍「結局泊りになってしまいましたね」

大和「誰かのところへ行くときは大体そうなってしまいますね」

北方棲姫「オフトン!」ピョン

足柄「あっ、こら! せっかく整えたのに!」

北方棲姫「フカフカーキモチイイー」

あかり「深海に住んでたらお布団で寝られないもんね」

北方棲姫「オフトンスキ」

足柄「ちょっと、まだ髪の毛濡れてるじゃないの。ほら、拭いてあげるからこっち来なさい」

北方棲姫「タノンダー」

蒼龍「足柄さんもすっかり心を開いてくれたようですね」

蒼龍「しかし驚きました。深海棲艦を倒すと意識を取り戻させることができるなんて」

北方棲姫「ワタシモオドロイタ。イキナリアタマガスッキリシタカラ」

足柄「声は空母棲姫みたいに普通にならなかったようだけど」

あかり「個人差があるのかもしれませんね。深海棲艦がなってるのかもしれない艦娘のカードだって、あるときとないときがありますし」

北方棲姫「イツカ、タノシイウミデ」

蒼龍「ん?」

北方棲姫「イツカタノシイウミデ、アソビタイ」

足柄「楽しい海、ね」

北方棲姫「シズカデタノシイウミニナルヨネ?」

あかり「なるよぉ」

蒼龍「ええ、私達がそうします」

北方棲姫「ジャアナッタラアソボウ! ミンナデ!」

足柄「まだ遠い話だけど、考えといてあげるわ」

大和「……はい、遊びましょう。みんなで」

北方棲姫「ミンナデー!」パタパタ

足柄「ああ、バタバタしないの。髪の毛拭けないでしょ」

蒼龍「みんなでなにかができることがうれしいんでしょうね」

あかり「今日はみんなで一緒に寝るから、いつもよりはしゃいでるように見えますよぉ」

大和(沈められることが救いかぁ)

あかり「……んぅ?」

北方棲姫「アカリー……」

あかり「北方棲姫ちゃんあかりのお布団に入ってきてたんだ」

あかり「こうしてるとほんとうにただの子供みたいだね~」ナデナデ

北方棲姫「フフッ……」

あかり「笑ってる。なにか楽しい夢でも見てるのかな?」

北方棲姫「ニゲマドエグミンドモ~……」

あかり「……聞かなかったことにしよう」

あかり「みんなもう寝てる。あかりももう一回寝よう」

あかり「あれっ? 大和さんがいない?」

あかり「どこ行っちゃったのかな?」

大和「……」

夕張(あそこでコップ片手に小一時間、いつまでいるつもりかしら?)

あかり「大和さん、ここにいたんですか」

大和「あかり?」

夕張「夜更かしですか? だめですよ、よい子は寝る時間です」

あかり「寝てたけど目が覚めちゃったんです」

夕張「うちのは寝たら最後、朝まで何やっても起きないんですけどね」

あかり「で、大和さんがいないから探しにきたんですよぉ」

大和「大和を心配してくれたんだ、ごめんね」

あかり「いいえ、大和さんなら危ないことにはならないってわかってますもん」

大和「そう、ですね」

夕張(今日はリアルタイムは諦めた方がいいみたいね。録画はしてあるから明日にでもゆっくり見ましょう)

夕張「私はもう寝ますけど、ゆっくりしていってもいいですよ。飲み物なら適当に飲んじゃっていいですから」

大和「お気遣いありがとうございます、夕張さん」

あかり「おやすみなさい」

夕張「おやすみなさい。ちゃんと寝るんですよ?」

あかり「は~い」

大和「ここの艦娘、と深海棲艦はみんな気のいい人ばかりだね」

あかり「みんな櫻子ちゃんのことちゃんと支えてくれてるみたいでよかったです」

大和「元気でいい子だね大室提督は」

あかり「あかりもいつも元気を貰ってました」

大和「ただちょっと元気すぎるところはあるかもしれない」

あかり「向日葵ちゃんがいませんから。でも空母棲姫さんが代わりにやってくれてるみたいです」

大和「ストッパー役がしっかりいたんだね」

あかり「喧嘩しちゃうことも多かったですけど、とっても仲良しな幼馴染ですよぉ」

あかり「ところで大和さんはどうしたんです? 眠れないんですか?」

大和「眠れないというより、眠りたくないかな」

あかり「眠りたくないってなんでです?」

大和「悪い夢を見そうだから」

あかり「悪い夢?」

大和「沈んだときの夢」

あかり「沈んだときの……」

大和「大和も沈んだことがあるから」

あかり「そう、でしたね。沈んだこと、あるんでしたよね」

大和「……うん」

あかり(どうだったか、なんて聞けないよね)

大和「わからなかった」

あかり「えっ?」

大和「わからなかったの。昔の大和に感覚はなかったから」

あかり「感覚はなくても、感情はあったんですよね?」

大和「あったけれど、痛いとか苦しいとかっていう感覚がないからよくわからなかったわ」

大和「だけど艦娘になって、はじめて感覚を手に入れて、あのとき大和は苦しかったんだなってわかったのよ」

大和「苦しくて、悲しくて、悔しくて、怖かった」

あかり「……」

大和「艦娘になってはじめて気がついた。あのとき大和の胸にあったのは紛れもなく負の感情、怨念なんだって」

あかり「空母棲姫さんが言ってました、昔は負の感情で心が騒がしかったって」

大和「大和は空母じゃないけど、少しは混じっていたのかな?」

あかり「どう、でしょうか……」

大和「それ以外の感情だってもちろんあったけど、やっぱり死ぬのは怖いよ」

大和「艦娘になった今は余計にね。今度は心だけじゃなくて、身体も痛いから」

大和「きっとあの日よりもずっと強い怨念に囚われてしまう」

あかり「それって」

大和「深海棲艦が沈められることで救われるなら、艦娘はその逆なのかもしれない」

あかり「そんな話、前にもしましたよね」

大和「そうだね、前は噂程度にしか考えてなかったのに、ここまでくるともうそうとしか思えないよ」

あかり「あかりが絶対にさせませんよぉ」

大和「わかってる。それでも心のどこかでいつもその恐怖に怯えてる大和がいるの」

大和「はじめての砲撃を盛大に外してしまったし」

あかり「まだ気にしてたんですか」

大和「あれで昔と今では全然違うんだってことを思い知ったの。艦娘は勝手が違うんだなってことを」

あかり「でも、すぐに慣れたじゃないですか。大和さんはいつだってMVPでした」

大和「そうね、だけどはじめての記憶はそう簡単に消えないんだよ」

あかり「そんなに気にしてたんですね。言わなくなったから、もう忘れたんだって思ってました」

大和「意識しないと気付かないくらいに小さなものになったけど、まだね」

あかり「ごめんなさい、あかりがちゃんと指揮をとっていたら」

大和「あかりのせいじゃない! 単に大和が外してしまっただけ!」

あかり「ですけど」

大和「大和が勝手にいつまでも引きずってるだけだから、気にしないで」

大和「だったらこんな話するなって感じだよね。ごめんね、気持ちが沈んでてついペラペラと」

あかり「いいえ、話してくれてうれしかったですよぉ」

あかり「それで怖さが紛らわせられるなら、いつでも話してください。あかりにはそれくらいしかしてあげられることがありません」

あかり「あかりは上手く指揮して大和さんを安心させてあげることできませんから」

大和「十分、十分だよ」

大和「大和はあかりの声を聞けるだけで安心できる。あかりのぬくもりを感じられるだけで、心があったかくなる」

大和「あかりの笑顔を守るためなら、どんな恐怖だって乗り越えられるんだよ」

あかり「や、大和さん……」

大和「大和は艦娘になって負の感情を知った。でもそれ以上に、正の感情を知ったわ」

大和「うれしいってことや楽しいってこと。気持ちいいということに、愛を」

大和「全部あかりが教えてくれた。あかりからもらったもの」

大和「だからねあかり、大和は艦娘になれて、ううん、あかりの艦娘になれて幸せだよ」

あかり「あ、あかりも、大和さんがあかりの艦娘になってくれて、し、幸せですっ!」

あかり「大和さんにも怖いことってあったんですね」

大和「大和も完璧超人ではありませんので」

あかり「戦闘では強いしお料理もできるし綺麗だし、やろうと思えばなんでもできそうで怖いものもなにもないんだって思ってました」

大和「失望しちゃった?」

あかり「そんなことないです。今思い返せば、完璧じゃないところはいっぱい見てきましたもんね」

あかり「肌の反応速度が超弩級だとか、やまーとか」

大和「わ、忘れて!」

あかり「いやです忘れません。大和さんが完璧じゃないんだってことを忘れないために、覚えておきます」

大和「う、うぅ~」

あかり「大和さんは強くて綺麗でカッコいいですけど、弱いところだってある普通の女の子です」

あかり「ですから、今日みたいに弱いところが出ちゃう日はあかりが大和さんを守りますね」

大和「ま、守る?」

あかり「守るって言ってもお話聞いてあげるくらいしかできないですけど、それでいいんですよね?」

大和「うん、それで十分」

あかり「それじゃああかりが守ります! いつも守られて助けられてばかりなので、恩返しです!」

大和「それじゃあさっそく守ってもらおうかな、悪い夢から」

あかり「寝てる大和さんにずっと話かけてればいいんですか?」

大和「いやそれじゃ寝づらい。一緒に寝るの」

大和「抱きしめて、抱きしめさせてね?」

あかり「い、いいですよぉ。最近は抱き枕扱いにも慣れてきました!」

大和「抱き枕扱いなんかしないよ。大和は枕じゃなくて、あかりを抱きたいんだから」

あかり「あ、ぅ……」

大和(恐怖や不安はいつまでも消えないけれど、それ以上に幸せで満ち足りてる)

大和(これがずっと続けばいいな)

大和「あかり、大和を幸せに……幸せなままでいさせてね?」

あかり「はいっ! あかりがずっと幸せでいさせてあげます!」

今回はここまでです

大和とのイベントは好感度100のイベントです今回で到達しました
経過日数はまだ一カ月くらいかと思ってましたけどそれなりに経ってましたね

季節設定は結構適当というかイベントの都合で適当になります
夜でもあったかいって言ってる日もあるのに風邪ひいたりして変なところがありますけどご了承ください

開始します

現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

ビスマルク   ○叢雲    ○熊野  文月 浜風
金剛☆ 愛宕   瑞鶴☆    那珂☆足柄 北方棲姫
大和☆ 天龍☆  千歳☆    名取  白雪
球磨  扶桑   蒼龍☆    夕立  千代田
○神通 古鷹   三日月    若葉  卯月 

あかり「あといつものメンバーで残ってるのは向日葵ちゃんかぁ」

あかり「きっといるだろうけどどこでなにしてるのかなぁ?」

あかり「櫻子ちゃんは見つからなくていいなんて言ってたけど、たぶん探してるんだろうね」

あかり「はやくみんながいるってこと教えてあげたいよぉ」

あかり「さてと、今日は誰に秘書艦頼んだっけ?」

↓2 秘書艦(>>900参照。☆付きと北方棲姫は除く)

三日月「おはようございます司令官」

あかり「あっ、三日月ちゃん。おはよう」

三日月「昨日会いに行ったご友人も、深海棲艦を匿っていたとか」

あかり「うん、空母棲姫さんだよぉ」

三日月「無茶な真似をする人達です。こちらは元々その人がやったことが原因だったようですが」

あかり「そんなに無茶かなぁ?」

三日月「無茶です。深海棲艦は艦娘ではなく人間を狙ってると知っているはずでしょう」

あかり「でも攻撃されなかったから」

三日月「それでも無茶です。これからはあまりそういう無茶はなされないでください」

あかり「するときは言うよぉ」

三日月「言ったらさせません!」

あかり「ふふ、じゃあ今日も遠征に出すかどうかから決めよっか」

↓2 遠征を

1 出す
2 出さない

あかり「今日もお願いするよぉ」

三日月「では誰にお願いしましょう?」

↓1~6 遠征に出す艦娘(>>900の三日月と北方棲姫以外)

古鷹「行ってきます」

神通「資源の調達も提督をお守りする一端です」

那珂「地方巡業ばっかりは辛いな~」

熊野「また食べ物をいただいたらあの手で……」

球磨「球磨がんばってくるから、ごちそう用意して待ってるクマ」

千代田「千歳お姉が北方棲姫にお酒飲ませたりしないように注意しててね」

あかり「今回もがんばってくださいね。あかり期待してますから」

神通「お任せください」

熊野「できればこれでもご褒美がいただけるともっとやる気が出るのですけど」

あかり「え、えっと~」

古鷹「あんまり提督を困らせちゃだめだよ」

三日月「そうです。お仕事するのは当然なのですから、ご褒美なんてねだるものじゃありません」

球磨「まあ提督はなんだかんだでくれるからいいクマ」

那珂「だね~」

千代田「そうね、なんだかんだで色々よくしてくれるからね」

あかり「みんながんばってくれるから、あかりにできる恩返しをしてるんですよぉ」

古鷹「ならまた返してもらえるようにはりきっていきましょう!」

現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

ビスマルク○叢雲   文月  浜風

金剛☆    愛宕   瑞鶴☆ 足柄 
大和☆    天龍☆  千歳☆ 名取 
扶桑     蒼龍☆  夕立   北方棲姫
三日月☆  若葉    卯月   白雪

第二艦隊遠征組:古鷹 ○神通  ○熊野 那珂☆ 球磨 千代田

↓2 第三艦隊を遠征に

1 出す
2 出さない

↓1~6 遠征に出す艦娘(>>915の遠征組、三日月、北方棲姫以外)

天龍「おいおい、ガキ共の中でも特にめんどくせぇのが揃っちまったぞ」

大和「そんなことを言わずに」

蒼龍「みんないい子達ですから」

卯月「そうぴょん! う~ちゃんよりいい子なんてそうそういないっぴょん!」

文月「あたしの方がいい子だけどね~」

夕立「私の方がいい子っぽい」

卯月「う~ちゃんの方がいい子ぴょん! お姉ちゃんだし!」

文月「お姉ちゃんは関係ないと思うな~」

天龍「先が思いやられるぜったく」

あかり「が、がんばってください天龍さん、みなさんも」

三日月「睦月型の評判を落とすような真似はしないでくださいよ、お姉ちゃん方」

夕立「妹に言われてるよ~」

卯月「余計なお世話ぴょん!」

文月「あたし変なことしないも~ん」

天龍「こいつらのおもりは骨が折れそうだからよ、だから、なんだ、その、あれをしてもらえたらうれしいけど……」

あかり「なんです?」

天龍「な、なんでもねぇよ! 行くぜお前ら抜錨だ!」

現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

ビスマルク○叢雲    浜風

金剛☆    愛宕    瑞鶴☆  
千歳☆    名取    白雪
扶桑     北方棲姫 足柄

三日月☆  若葉   

第二艦隊遠征組:古鷹 ○神通  ○熊野 那珂☆ 球磨 千代田
第三艦隊遠征組:天龍☆ 大和☆  蒼龍☆ 卯月 文月 夕立

↓2 第四艦隊を遠征に

1 出す
2 出さない

↓1~6 遠征に出す艦娘(>>927の遠征組、三日月、北方棲姫以外)

叢雲「この前出撃したものね。資源の消費はほとんどなかったらしいけど」

金剛「出るだけでも燃料は使っちゃうんデース」

白雪「ためれるときにためるのが一番です」

若葉「ああ、いざというときに困らないようにな」

名取「遠征でもちょっとは練度があがりますからね」

浜風「はい、練度の向上は重要なことです」

金剛「アカリのためにいいものいっぱいもらってきますからネー! そしたらご褒美にいいこといっぱいしてもらいマス!」

あかり「い、いいことですか?」

三日月「金剛さんまで。やって当たり前のことをしてほめられたりすることはありません!」

叢雲「そうよ、あんただけなんて不公平なんだから」

三日月「叢雲さん?」

叢雲「あっ、いや、違うわよ!」

白雪(いいこと? いいことって気持ちの、いいこと、なのかな?)

叢雲「と、とにかく、もう行くから、期待して待ってなさい!」

あかり「うん、気を付けてね」

現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

ビスマルク  足柄   
愛宕     瑞鶴☆  
千歳☆    北方棲姫    
扶桑     
三日月☆     

第二艦隊遠征組:古鷹 ○神通  ○熊野 那珂☆ 球磨 千代田
第三艦隊遠征組:天龍☆ 大和☆  蒼龍☆ 卯月 文月 夕立
第四艦隊遠征組:○叢雲 金剛☆  白雪 若葉 名取 浜風

あかり「今日は久しぶりにたくさん行ってもらったよぉ」

三日月「毎日これでもいいんですけどね」

あかり「そんなのだめだよぉ。連続で行ったら疲れちゃうでしょ?」

三日月「それが仕事です」

あかり「疲れてるときに仕事してもあんまりうまくいかないよぉ」

三日月「それは、まあ一理ありますが」

あかり「たまにはお休みすることも大切だよぉ」

三日月「たまに、という頻度ではありませんけどね。むしろたまに仕事しているような感じです」

あかり「いいのいいの」

三日月「よくないですが、それが司令官ですので」

あかり「うん!これがあかりだよぉ!」

三日月「それで、朝はどうしましょう?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>940の遠征組以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

あかり「お勉強するよぉ」

三日月「最近少しはそうやって学ぶ意欲を見せているようですね」

あかり「あかりも強くなりたいからね!」

三日月「口だけじゃないところは感心です」

あかり「じゃあお願いね?」

三日月「私の指導でどれほどの成果が出るかわかりませんが」

あかり「三日月ちゃん頭いいっぽいし、きっと大丈夫だよぉ」

三日月「……ぽいは余計です」

あかり「うん、そうだね。三日月ちゃんは頭いいよぉ」

三日月「何故かバカにされてるような気分になります」

あかり「し、してないよぉ!」

三日月「そんな感じがするというだけです。司令官はそんな人じゃないことはわかっていますので」

あかり「三日月ちゃん、ありがとう!」

三日月「ちなみに私の言葉、聞きようによってはバカにしているようにも聞こえませんか?」

あかり「えっ、してるの?」

三日月「もちろんしてません。さあ、お話はこれまでにしてなにを勉強するのか決めましょう」

↓2 なにを勉強するか

   現在の指揮能力

駆逐艦   4

軽巡洋艦  5
重巡洋艦  0
軽空母   0

正規空母  1
戦艦     4
潜水艦   0

あかり「駆逐艦のことを教えて」

三日月「かしこまりました」

あかり「やっぱり自分と同じ艦種のことだと教えやすい?」

三日月「そうですね、経験なんかも語れますし」

あかり「そうだよねぇ」

三日月「現在この鎮守府には軽空母と潜水艦の方がいらっしゃいませんから、その艦種の勉強については他の方に見てもらうしかありませんが」

あかり「いないなら勉強しなくていいんじゃない?」

三日月「うちにはいなくても敵にはいますよ」

あかり「あっ、そっか」

三日月「指揮というものはこちらから攻撃するときだけでなく、回避するときにも行われるものです」

あかり「相手の艦種のこと知ってたら避ける指示も出しやすくなるんだね」

三日月「そういうことです。いないからと言って怠ってはいけませんよ」

あかり「は~い」

三日月「それでは講義を開始します」

↓1 コンマ

0~30 居眠りする 31~65 最後まで聞く 66~99 完璧に理解する

三日月「――というわけになります」

あかり「なるほどね~、真の力は夜戦で発揮されるんだね」

三日月「というよりも雷撃で、です。夜戦では闇に紛れて接近することも可能なので雷撃も当てやすいんです」

あかり「あんまり傷ついてると撃てないんだよね?」

三日月「ええ。損傷度が中破以上になれば、もはや雷撃はできないものと考えた方がいいでしょう」

あかり「お昼の間にどれだけ怪我しないようにできるかが肝心なんだ」

三日月「装甲は薄いので耐えるというのは悪手です」

あかり「動きが早いからそれで避けるんだね」

三日月「そうなります。なので、司令官の的確なナビゲートが重要なのです」

あかり「責任重大だよぉ」

三日月「見事果たしてくれる日が来ることを祈っていますよ、司令官」


駆逐艦の指揮能力が+4されました

三日月「まあ私達も今では自分で考え、動くことができますし、ある程度までは自分で対処出来ますよ」

あかり「でも戦いながらだと難しいんだよね?」

三日月「それでもやってみせるのが、真に立派な艦娘だということですよ」

あかり「三日月ちゃんは今でも立派だよぉ」

三日月「そ、それは、どうも。それで、お昼までどうします?」

↓2

1 出撃
2 訓練
3 艦娘との交流(>>940の遠征組以外)
4 建造
5 開発
6 執務
7 勉強
8 外出
9 アイテムを使う

あかり「じゃあ執務するよぉ」

三日月「や、やけに勤勉ですね。どうしたんですか?」

あかり「三日月ちゃんがいるからなぁ」

三日月「はぁ、私が?」

あかり「みんなとってもよく仕事をしてくれるけど、三日月ちゃんは特別よくしてくれるから、あかりも仕事しなきゃな~って思うんだよぉ」

三日月「以前秘書艦を務めたときは全くでしたが」

あかり「ま、前は前で今は今だよぉ」

三日月「そうですか……三日月の姿勢が司令官に影響しているんだ。うれしいな」

あかり「どうしたの?」

三日月「い、いえ、これからもお手本になるように誠心誠意お支えしますので!」

あかり「うん、よろしくね」

三日月(ただ、ますます素が出せなくなっちゃったかも)

あかり「さてと、先ずはこの書類から片付けよっと」

↓2

1 新艦娘着任の知らせ
2 アイテム支給の知らせ
3 酒保充実の嘆願書
4 施設増築の嘆願書
5 他提督の戦果報告
6 金剛からのラブレター

あかり「あれ、これ手紙だよぉ」

三日月「ずいぶんと可愛らしい便箋ですね。少なくとも大本営から送られたものではなさそうです」

あかり「ハートのシールで封がしてあるって」

三日月「ラブレター?」

あかり「あ~、大体誰かは予想がつくよぉ」

三日月「叢雲さんはこんなことしそうにないですし、熊野さんですか? それとも大和さんでしょうか?」

あかり「ううん、たぶん違うよぉ」

三日月「では誰が?」

あかり「金剛さんだと……あれ、違った。ダイヤモンドさん? 誰だろう?」

三日月「司令官の予想通りの人ですよ」

あかり「えっ、でもダイヤモンドさんだよ?」

三日月「ダイヤモンドは和名で金剛石と言うんです」

あかり「そうなんだ。でもなんで名前を隠してるのかな?」

三日月「雰囲気が出るから、とかじゃないでしょうか? 私にはよくわかりません」

あかり「でも今さらラブレターって、直接告白されたばかり……あっ」

三日月「告白、されたんですか?」

あかり「え、あ、その……」

三日月「なんと、答えたんですか?」

あかり「こ、答えなくていいって。断られるから好きにさせてから聞くって」

三日月「金剛さんらしいと言えばそうですが」

あかり「はやく答えてあげないとだめだよね?」

三日月「当たり前です。ほんとうはその場で答えるべきでした」

あかり「だよねぇ。あかりわからなくて」

三日月「ご自分の気持ちがですか?」

あかり「恋したことないから」

三日月「誰だってはじめてのときはありますよ」

あかり「うぅ、そうだけどぉ」

三日月「ただ、し、司令官は多くの方から慕われていますから、安易に金剛さん一人に絞るというのは隊内に不和を呼びかねません」

あかり「じゃ、じゃあ?」

三日月「ふ、不潔ですが、そういうこともありではないかと」

あかり「だ、だめだよぉ! 恋人さんは一人じゃなきゃいけないんだよぉ!」

三日月「わ、私もそう思いますけど、す、全て丸く収めるためには」

あかり「そ、そんな」

三日月「い、いやなんですか?」

あかり「……!」

三日月「いや、なんですか? みなさんと、そういう関係になることが?」

あかり「いやっ、とかっ、そ、そんなのは、違う、よぉ……」

三日月「で、ですよね、いやとかじゃ、ない、ですよね……」

あかり「……」

三日月「……と、とにかく、はやく答えてあげてください」

あかり「う、うん、そうするよぉ」

あかり(いや、とかじゃない。いや、じゃないんだよね。だけど……)

三日月(私は私を愛してくれるなら、別の人への愛があっても……)

今回はこれで終わりです

普通の恋愛観を持ってるキャラに無理なくハーレム築かせるのは難しいですね
一応あかりはがちゆりのオチが夢オチなことを考えると、こじつけ気味ですが公式でハーレム願望持ちではありますが

小ネタ開始します

蒼龍「……ん、もうこんな時間か。起床時間が決まってないととことん遅くなっちゃうね」

蒼龍「朝ごはん残してくれてるといいけど」



あかり「あっ」

蒼龍「提督、おはようございます」

あかり「蒼龍やっと起きたんだ」

蒼龍「すいません、少したるんでますね」

あかり「ううん、眠たいなら寝てていいよぉ。朝のお散歩に行けなかったのはちょっと残念だけど」

蒼龍「寛大なお言葉ありがとうございます」

あかり「無理やり連れ回すのは飼い主として失格だもん」

蒼龍「か、飼い主!?」

あかり「夜は一緒に散歩に行こうね蒼龍」ナデナデ

蒼龍「なっ、なにをっ?」

あかり「ん?」

蒼龍(なにか違和感があると思ったら、提督が私に敬語を使ってない!)

蒼龍(どうしたんでしょう? またあのきのこを食べたとか?)

蒼龍「提督?」

あかり「提督? さっきもそうだったけど、どうして艦娘さんみたいな呼び方をするの?」

蒼龍「い、いや、私も艦娘じゃないですか!」

あかり「なに言ってるの? 蒼龍はわんわんだよぉ」

蒼龍「はぁっ!? い、犬ですか!?」

あかり「どこからどう見ても犬だよぉ」

蒼龍「どこからどう見ても犬じゃないですよ!」

蒼龍(犬って、まさか前に私があんなことを言ったから?)

あかり「ええ~犬だよぉ」

蒼龍「どこら辺がですか! 毛が生えてないじゃないですか!」

あかり「毛でふわふわはしないけど、身体がやわらかくてふわふわしてるもん」ダキッ

蒼龍「そ、それのどこが犬ですか!」

あかり「抱きつくと気持ちいいならあかりはそれでいいよぉ」

蒼龍「思考放棄しないでください!」

蒼龍「他にもツッコミどころはまだまだありますよ! 二足歩行してるとか、喋ってるとか!」

あかり「妖精さんがいるんだから立って喋る犬がいてもおかしくないよぉ」

蒼龍「おかしいですよ! 両者になんの繋がりもありませんよ!」

あかり「もう~今日はなんか機嫌悪いね蒼龍」

蒼龍「機嫌悪いとかじゃなくて!」

大和「どうしたのあかり?」

蒼龍「大和さん提督がおかしいんですよ、私のこと犬だなんて」

大和「それのどこがおかしいの?」

蒼龍「ええ~!」

あかり「蒼龍寝ぼけちゃってるのかな?」

大和「ねぼすけだからまだ半分夢の中なのかもしれないわ」

蒼龍「夢の中……いたっ、ならよかったのに……」

蒼龍(私のことが犬に見えているというよりは、私が犬だと思い込んでる感じなのかな?)

卯月「ぴょ~ん!」ダキッ

蒼龍「うわっ、卯月さん?」

文月「蒼龍やっと起きたの~?」

夕立「お寝坊さんだね」

若葉「二十四時間寝なくても大丈夫じゃなきゃだめじゃないか」

蒼龍「み、みなさんは私のこと……」

卯月「蒼龍は普通の犬みたいにもふもふじゃないのが残念ぴょん!」

夕立「でもふわふわしてるっぽい!」

蒼龍「犬だと思ってるんですね」

あかり「蒼龍まだ寝ぼけてるみたいだからみんなで起こしてあげよう」

蒼龍「ちょ、ちょっと提督!?」

文月「は~い。ねぼすけさんにはおしおきだよ~」

夕立「わっしゃわっしゃするっぽい!」

卯月「う~ちゃんのくすぐりで一発で起こしてあげるぴょん!」

若葉「目ざましにはこれが一番だ」

蒼龍「うひゃう! 卯月さんどこさわ……いたっ! お腹をつねらないでください若葉さん!」

夕立「もう目が覚めた~?」

蒼龍「覚めました! 覚めましたから!」

あかり「じゃあみんなやめてあげて」

蒼龍「はぁ、服が乱れてしまいました」

若葉「前から思っていたが、犬に服はいらないんじゃないか?」

蒼龍「っ!?」

夕立「毛皮があるから暑く感じちゃうっぽいって聞いたことあるっぽい」

あかり「じゃあ脱がせた方がいいのかなぁ?」

蒼龍「ぬがっ!?」

大和「その毛皮がないし、着させてあげておいたほうがいいかもしれないわ」

あかり「それもそうですね」

蒼龍(な、なんとか脱がされるのは避けられてよかった)

蒼龍(朝からお肉の塊って。ドッグフードじゃないだけマシだけど)

あかり「蒼龍~」ダキッ

蒼龍「んぅ、なんですか提督?」

あかり「もう~また提督って呼んでる~」

蒼龍「ではなんとお呼びすればいいんです?」

あかり「いつもはご主人さまって呼んでるじゃない」

蒼龍「ご、ご主人さま」

蒼龍(漣さんは歳納提督のことそう呼んでましたし、それほど変ではない?)

蒼龍「ご主人さま……」

あかり「うん、それでいいよぉ! 蒼龍はいい子だね~」ナデナデ

蒼龍(犬というより子供扱いされてるような気分です)

あかり「というか蒼龍首輪どうしたの?」

蒼龍「く、首輪なんて付けてませんよ!」

あかり「だめだよぉ! 首輪付けてないと保健所の人につれてかれちゃうんだから!」

蒼龍「連れてかれませんよ絶対」

あかり「千切れちゃったのかな? しょうがないな~はい」

蒼龍「なんであるんですか!」

あかり「妖精さんが今日の朝くれたんだよぉ。予備にもう一本持ってて」

蒼龍「やはり妖精の仕業なんですねこれは」

あかり「いきなり使うことになるなんてびっくりだよぉ」

蒼龍「使いませんから安心してとっておいてください」

あかり「だめっ! 家族の証なんだからつけなさい!」

蒼龍「い、いやですっ!」

あかり「わがまま言わないの!」

蒼龍「や、やめてください~!」

蒼龍「無理やり付けられてしまった……」

あかり「首輪はね家族の証なんだよぉ」

蒼龍「家族の証?」

あかり「そう。蒼龍があかりの家族だっていう証だよぉ。ほらっ、ここに赤座蒼龍って書いてあるでしょ」

蒼龍「語呂悪いですね」

蒼龍(だけど、提督と同じ名字……)

あかり「これであかりと家族だよぉ」ナデナデ

蒼龍「さ、さっきからなんでことあるごとに撫でるんですか?」

あかり「わんわんをなでるのは当たり前のことだよぉ」

蒼龍(そりゃそうですよね犬なんだから)

あかり「蒼龍も気持ちいいでしょ?」

蒼龍「それは、まあ、はい」

あかり「でもいつものやらないね」

蒼龍「いつもの?」

あかり「ごろんってなってお腹見せるの」

蒼龍「いつもそんなことやってるんですか私!?」

あかり「いっぱい撫でてあげたらするよ? わんわんってみんなそうすると思うけど」

蒼龍(過去の記憶まで捏造されてるなんて)

あかり「まだこっちを撫でてほしいのかな?」ナデナデ

蒼龍「あっんっ……!」

蒼龍(犬だと思ってるからか大胆なところまで平気で撫でてくるっ!)

あかり「気持ちいい~?」

蒼龍「あっ、あっ……」

あかり「いつもならもうそろそろなんだけど」

蒼龍「あっ、だめっ!」

蒼龍(もうこれ以上っ! そ、そうだ!)

蒼龍「も、もういいです。ありがとうございました、ご、ご主人さま」ゴロン

蒼龍(こ、この格好も相当はずかしいけど、あのまま撫でられてるよりはマシだから)

あかり「じゃあ次はこっち~!」ナデナデ

蒼龍「はぁっ……! な、なんで?」

あかり「これってお腹撫でてほしいのポーズだよね?」

蒼龍「ちがっ!」

あかり「蒼龍はお腹撫でられるの好きだもんね~」ナデナデ

蒼龍「はぁ、んっ、あぁ……!」

蒼龍(だ、誰か助けて……)

蒼龍「あぁ……はぁ……」

あかり「もうこれくらいでいい?」

蒼龍「は、はひぃ、もういいれす、ご主人さま……」

あかり「そっか、じゃああかり少し出てくるね」

蒼龍「いってらっしゃい……」

蒼龍(提督、撫でるの上手い。マッサージも上手いんじゃないかな……)

妖精(猫吊るし)「う~ん、失敗ですね~」

蒼龍「妖精……」

妖精(猫吊るし)「例のきのこを改良して犬のように従順な性格にするようにしたかったんですけど、特定の誰かを犬だと思い込むようになっちゃいましたね」

蒼龍「なぜ私が?」

妖精(猫吊るし)「さあ? きのこを食べてないからかもしれません」

蒼龍「元に戻せるんですよね?」

妖精(猫吊るし)「戻せますよ~」

蒼龍「戻してください、今すぐ」

妖精(猫吊るし)「……戻したら減刑は?」

蒼龍「戻さなければ極刑です」

その日の晩

あかり「蒼龍さん起きてますか?」

蒼龍「ええ、起きてますよ」

あかり「今日はなんだかお昼くらいまで記憶がないんですけど、蒼龍さんはどうですか?」

蒼龍「私も同じです」

あかり「みんな同じみたいなんですよぉ。なにしてたのかなぁ?」

蒼龍「忘れるということはそれだけのことしかしてないということですよ」

あかり「その通りかもしれませんね」

蒼龍「ええ、その通りです。こちらでお休みに?」

あかり「そうさせてくれるとうれしいです」

蒼龍「ええ、構いませんよ」

あかり「ありがとうございます! あっ、あかりだけお願い聞いてもらったら悪いですしなにかしてあげましょうか?」

蒼龍「……では」ゴロン

あかり「……えっと、犬の真似ですか? また命令の練習を?」

蒼龍「~~~っ! わ、忘れてくださいご主人様!」

京子『あかり~明日演習しようぜ~!』

あかり「ごめんね、明日は無理だよぉ」

京子『なんで?』

あかり「みんな一斉点検するとかでみんな一日中工廠にいなきゃいけないの」

京子『人間ドックってやつか』

あかり「みたいなものって言ってたよぉ」

京子『うちもやりたいけど人数がなぁ~』

あかり「いっぱいいるんだっけ?」

京子『部屋が溢れて海の家に住んでもらってるのもいる』

あかり「可哀想だよぉ!」

京子『冗談冗談。けどそうすると明日あかりは一人ってことになるのか』

あかり「そうなっちゃうね」

京子『よし! 一人ぼっちはさみしいだろうからうちから何人か送ってやろう』

あかり「いいの?」

京子『むしろスペースが開いて助かる……じゃなくて、ほかならぬあかりのためだからな!』

あかり「ありがとう京子ちゃん!」

京子『礼はラムレーズン一年分でいいぞ!

あかり「って言ってたけどどんな子がくるのかなぁ、楽しみだよぉ」

妖精(お茶)「提督、歳納提督の鎮守府からのお客様が来ましたよ」

あかり「待ってたよぉ! 入って~」

暁「失礼します」

響「なるほど、ほんとうに司令官と同じくらいだ」

雷「じゃ~ん、私が来たわよ!」

電「は、はじめまして!」

あかり「こちらこそはじめまして、赤座あかりです」

あかり「と言っても暁ちゃんと電ちゃんは別の子だけど見たことがあるよぉ」

暁「そういうこともあるわよね」

雷「私は雷よ!」

あかり「あれっ、ごめんね似てるから間違えちゃった」

雷「もう、しっかりしてよね。私は雷よ! いなずまでもかみなりでもないわ! そこのとこもよろしく頼むわねっ!」

あかり「うん。よろしくね雷ちゃん」

電「私が電なのです。どうかよろしくお願いいたします」

あかり「よろしくね!」

響「響だよ。その活躍ぶりから不死鳥の通り名もあるよ」

あかり「へぇ~、なんかカッコいいね!」

響「お褒めに預かり光栄だよ。スパスィーバ」

暁「……」

あかり「暁ちゃん?」

響「すまない、暁はあまり喋ると地が出ちゃうから喋らないようにすることにしたらしい」

暁「地が出るってなによ! 暁は地がレディーなの!」

雷「暁、出てる出てる」

暁「あっ……あ、暁よ! 今のはちょっとあれがあれしてただけで、ほんとうはちゃんとしてるんだから、一人前のレディーとして扱ってよね!」

あかり「ふふ、うん、わかったよぉ暁ちゃん」

あかり「暁ちゃんと電ちゃんが姉妹なんだから、四人ともそうなの?」

暁「ええそう、暁が一番のお姉ちゃん!」

電「電が末っ子なのです」

響「私が二番艦、二女だね」

雷「私が三番艦よ!」

あかり「そっかぁ、四人姉妹なんていいなぁ」

響「赤座司令官には姉妹はいないのかい?」

あかり「お姉ちゃんが一人いるよぉ」

暁「暁の方がたくさんの妹がいるから勝ちね!」

電「数が多ければいいというものじゃないです」

あかり「あと、赤座司令官っていうのやめよう? あかりはみんなの司令官じゃないし」

雷「じゃあなんて呼べばいい?」

あかり「名前でいいよぉ」

暁「じゃあ遠慮なくあかりって呼ぶわよ? いいわね?」

あかり「どうぞ」

あかり「みんなわざわざあかりのために来てくれてありがとね」

雷「いいのよ、私たちだって楽しみだったから」

電「新しいお友達ができるって昨日からわくわくしてたのです!」

暁「あ、暁はしてないけど!」

響「一々そういうこと言うところがレディーらしくないんだよ暁」

あかり「あかりもどんな子がくるんだろうって楽しみにしてたんだよぉ」

響「まだ会ったばかりだし、短い時間だけどきっとキミを退屈させたりしないよ」

電「なのです!」

あかり「えへへ、楽しみだよぉ」

雷「それじゃとりあえずこの部屋を片付けることからはじめましょうか」

暁「そうね。うちよりマシとはいえ書類でぐちゃぐちゃだもの」

あかり「えっ、お客様にそんなことさせられないよぉ」

雷「いいのいいの、雷に任せておいて!」

雷「増築の依頼書はあっち、備品の購入証明はそっちに分けて」

電「了解なのです」

響「酒保充実の嘆願書はここだね」

暁「ワインセラーっておしゃれね。いいセンスの艦娘がいるみたい」

あかり「みんなごめんね。せっかく来てもらったのに」

雷「だからいいってば。今日だけは雷をどれだけ頼ってもいいんだから!」

電「なので――ふにゃあ!?」バタッ

響「わっ」

暁「あ~! せっかく立てたのに倒れちゃったじゃない~! なにやってるのよ電!」

あかり「ど、どうしたの電ちゃん!」

電「ご、ごめんなさいなのです。ちょっとこれにびっくりしちゃって」

あかり「ゼロオイテケって、まだ残ってたんだ」

雷「うわっ、なにそれちょっと不気味」

響「なんなんだいこれは?」

あかり「ちょ、ちょっとね」

電「うぅ、せっかく片付けたのにまたバラバラにしちゃいました」

あかり「また片付ければいいよぉ。それよりも怪我はしてない?」

電「大丈夫なのです」

暁「もう~電はどんくさいんだから~」

雷「暁、書類踏んでる!」

暁「えっ? わっわっ、わぁっ!?」ツルッ

あかり「暁ちゃんも大丈夫?」

暁「へ、へっちゃらよこんなの!」

響「こっちのお山も倒壊しちゃったね」

雷「来たときより汚くしてどうするのよ~!」

暁「い、今までのは準備運動よ! ここからが本番なんだから!」

あかり「わぁ~、綺麗になったよぉ! ありがとねみんな!」

暁「ど、どうよ、これが暁の、本気……」

響「たかが書類整理に本気出しすぎだよ」

電「髪の毛が乱れちゃってるのです」

あかり「手ぐしでごめんねぇ」ナデナデ

暁「な、なでなでしないでよ! 子供じゃないんだから自分でできるっ!」

雷「ふふ~ん、どう? 私達やるでしょ?」

あかり「うん! とっても助かったよぉ!」

雷「でしょ~! まだまだ頼ってもいいんだからね!」

あかり「頼るのはまた今度で、がんばってくれたごほうびをあげるよぉ」

暁「ごほうび!?」

響「これくらいなんでもないことなのに」

あかり「あかりにとってはなんでもあるの。今ここにあるのはふしぎなあめとクッキーだけだから、クッキーでいい?」

電「も、もらえるならなんだって」

雷「甘いものは大好きよ!」

あかり「それじゃはい」

響「缶そのまま出すって」

暁「全部食べていいの!?」

あかり「いいよぉ」

暁「わ~い!」

響「ん、くっ!」

雷「どうしたの響? はやく開けてよ」

響「くぅぅ! だめだ、こいつは力を感じる」

電「そんなに固いのですか?」

あかり「瑞鶴さんは艦娘なら文月ちゃんでも開けられるって言ってたけど」

暁「だらしないわね! 暁に貸しなさい」

響「ほんとうに固いよ?」

暁「暁にかかればこんなの……くっ! こんのっ! あ、き、な、さ、い~!」

電「暁ちゃん顔真っ赤なのです」

雷「腕もぷるぷる震えてるわ」

響「でもびくともしてない」

暁「はぁ~はぁ~……なんなのよこれ~!」

あかり「こうなったら五人の力を合わせるしかないね」

電「五人がかりならきっと開きます!」

雷「そうね、この五人ならきっと!」

響「五つの心が一つになれば!」

暁「約166万パワーよ!」

あかり「すごい中途半端!」

暁「いくわよみんな!」

電「なのです!」

雷「って~!」

暁「ウラー!」

あかり「え、ええ~っと、アッカリ~ン!」

あかり「あ、開いたよぉ!」

電「やった~!」

雷「この雷様にかなうとでも思ってんのかしら!」

響「勝利かいい響きだ。嫌いじゃない」

暁「どう考えても、暁が一番力を入れてたってことよね!」

あかり「それじゃちょっと手が痛いけど、みんなで食べよっか」

暁「うんっ!」

響「いただきます」

電「このジャムが入ったのがおいしそうなのです」

雷「私はチョコのを食べる~!」

あかり「どれでも好きなのを好きなだけ食べていいからね」

暁「ちょっと響、それ暁が食べたかったやつ!」

響「こっちにも同じのがあるよ、ほら」

雷「じゃ~ん! 二枚重ねて食べるわ!」

電「ふわぁ、贅沢なのです!」

あかり「ふふ、飲み物はジュースとお茶どっちがいい?」

暁「ジュース!」

響「お茶かな」

雷「お茶をちょうだい」

電「お……ジュースをお願いします」

あかり「はぁい、今持ってくるからね」

あかり「おまたせ、オレンジジュースと紅茶だよぉ」

暁「待ってたわよ! 口の中パサパサしてきてたところだったの!」

雷「お茶って緑茶じゃないんだ」

響「クッキーに合わせるなら紅茶だよ」

電「オレンジジュースも大好きなのです」

あかり「おかわりもいっぱいあるからね~」

暁「ありがと。あっ、それとあかり」

あかり「なに?」

暁「あ~ん!」ヒョイ

あかり「んっ! どうしたの?」

暁「あかりだって開けるの手伝ったんだから食べなきゃだめよ」

響「だね。次は私のを食べてもらおう」

雷「次は私よ!」

電「はわわ、電はまだあかりちゃんになにを食べさせてあげるか決めてません!」

あかり「みんな……!」

響「暁のは食べ終わったかな?」

あかり「い、今飲みこむ……」

暁「あ~! ちゃんと味わいなさいよ~!」

あかり「んぐっ!?」

電「あ、あかりちゃん!」

雷「こら暁! あんたが無理に止めるからあかりが喉に詰まらせちゃったじゃない!」

響「しょうがない。食べさせる前に飲ませてあげるよ」

あかり「ん、はぁ……」ゴクッ

暁「ご、ごめんねあかり」

響「そそっかしい姉でごめんね。悪気はないから許してやってくれ」

あかり「あかりは気にしてないよぉ。暁ちゃんが食べさせてくれたの、とってもおいしかったよ」

暁「で、でしょ! 暁が選んだんだから当然!」

響「元々あかりのクッキーなんだけどね」

あかり「誰かから食べさせてもらうと変わってくるものだよぉ」

響「そうかい、じゃあまた変わった味を楽しませてあげるよ」

あかり「響ちゃんのはホワイトチョコのクッキーだね。なんだか響ちゃんっぽい」

響「だろう? さあ、口を開けて」

あかり「あ~ん」

響「あ~ん」

あかり「ん、ん~!」

響「うちの司令官にも増してコロコロ顔が変わるね。見ていて退屈しないよ」

あかり「……んぐ、響ちゃん達も退屈させてくれないもんね」

響「ああ、言ったねそんなこと」

雷「よ~し、次はこの雷様セレクションを食べさせてあげるわ!」

暁「ちょっと雷! 一人で何枚もずるい!」

雷「それを言うなら響だってジュース飲ませてあげたし!」

暁「そうね! じゃあ先に暁がジュース飲ませる!」

雷「暁の番はもう終わったでしょ~!」

あかり「け、喧嘩しちゃだめだよぉ」

電「そうです、仲良く一緒にやればいいのです!」

雷「そうか、私が一枚食べさせて」

暁「暁がそれをジュースで流し込むってわけね!」

あかり「なにその拷問!?」

響「ふっ、退屈しないねほんと」

まだ小ネタ全部消化できてませんが今回はここで終わりです
次はビスマルクのメイドになるあかりの話からはじめます

やっぱりちょっと次スレ立てるの早すぎましたかね

開始します

妖精(猫吊るし)「危うく猫のえさになるところでした」

あかり「なんであんなところに吊るされてたの?」

妖精(猫吊るし)「一方的に吊るされる痛さと怖さを教えるためだそうです」

あかり「その台詞はともかく、あんまり猫さん吊るすのはだめだよ」

妖精(猫吊るし)「私は猫を保護してるつもりなんですけどね。とにかく助かりましたありがとうございます」

あかり「どういたしまして」

妖精(猫吊るし)「お礼に提督にプレゼントです」

あかり「プレゼント?」

妖精(猫吊るし)「今回はメイド服!」

あかり「なんで?」

妖精(猫吊るし)「前にスク水をあげたからです」

あかり「繋がりがよくわからない」

妖精(猫吊るし)「可愛けりゃいいでしょ大丈夫ってご自分で歌ってるじゃないですか」

あかり「歌ってなんの話!?」

あかり「でもほんとうに可愛いよぉ」

妖精(猫吊るし)「でしょう? 私の特注モデルです」

ビスマルク「なにやってるの?」

あかり「あっ、ビスマルクさん! 見てくださいこれ!」

ビスマルク「メイド服? にしてはフリルやらリボンやら多すぎるし、スカートが短すぎるような」

妖精(猫吊るし)「ジャパニーズメイド服はこうなんです!」

ビスマルク「ふぅん、これも和風ってやつなのね」

あかり「たぶん違うと思います」

ビスマルク「それにしてもメイド服って、私のメイドになる決心が着いたってことかしら?」

あかり「いや、そういうわけでは」

妖精(猫吊るし)「ですがせっかくあるんですし、やってみるのもいいんではないでしょうか?」

あかり「う~ん、妖精さんがそう言うなら」

ビスマルク「聞きわけがいい子は好きよ。さあ、先ずは部屋の掃除をしてもらいましょうか」

妖精(猫吊るし)「待ってください! メイドにお掃除させるつもりですか?」

ビスマルク「家事がメイドの仕事でしょ?」

妖精(猫吊るし)「ジャパニーズメイドは違うんです」

ビスマルク「そうなの?」

あかり「あかりはメイドさんのことよく知らないので」

妖精(猫吊るし)「メイド服を見てわかるように、ジャパニーズメイドとは従来のメイドとは全く別の存在なのです!」

ビスマルク「紛らわしいわね。じゃあジャパニーズメイドは何をするのが仕事なのよ?」

妖精(猫吊るし)「ご奉仕です!」

ビスマルク「ご、ご奉仕?」

妖精(猫吊るし)「そうです。ご主人様を萌えさせるためにあらゆる手を尽くしてご奉仕する。これが日本のメイド!」

ビスマルク「モエ……?」

あかり「最近はあんまり聞かないよねそれ」

妖精(猫吊るし)「提督もビスマルクさんもわかっておられないようですから私がお教えしましょう。ジャパニーズメイドというものがどんなものなのか!」

妖精(猫吊るし)「ここに取り出したるは普通のオムライス」

ビスマルク「オムライスはおいしいわよね」

あかり「はい! あかりも大好きです!」

妖精(猫吊るし)「実はただでさえおいしいこのオムライスをもっとおいしくする呪文があるんです!」

妖精(猫吊るし)「ジャパニーズメイドはこれをマスターしなければなれないんですよ」

ビスマルク「ジャパニーズメイドは魔法使いなの?」

あかり「あ、あかりそんな呪文知らないけど」

妖精(猫吊るし)「メイドにだけ知らされる門外不出の呪文ですからね。メイドにしか使えませんし」

ビスマルク「じゃあなんであなたは知ってるのよ?」

妖精(猫吊るし)「あっ、違うんです! 公費でメイド喫茶とか行ってませんから!」

あかり「その台詞もともかく、どんな呪文なの?」

妖精(猫吊るし)「このオムライスにケチャップで絵を描きながらこう唱えるんです」

妖精(猫吊るし)「おいしくな~れ! もえもえ~きゅんっ!」

ビスマルク「……」

あかり「ケチャップで絵を描きながらなんだ、むずかしそう」

妖精(猫吊るし)「先ずはケチャップなしでいきましょう」

あかり「もえもえ~きゅんっ!」

妖精(猫吊るし)「だめです! もっと笑顔で!」

あかり「もえもえ~きゅんっ!」

妖精(猫吊るし)「ノー! もっと可愛く!」

ビスマルク(なによこれ)

妖精(猫吊るし)「そうです、おきゃく……ご主人様の目を真っ直ぐ見つめながら笑顔で」

あかり「おいしくな~れ! もえもえ~きゅんっ!」

ビスマルク「……」

妖精(猫吊るし)「完璧です!」

あかり「やったぁ!」

妖精(猫吊るし)「さあビスマルクさん、食べてください。おしくなる魔法がかかったオムライスを!」

ビスマルク「……」

あかり「ああっ、あかりのクマさんが」

ビスマルク「……冷めててまずいわよ!」ベチャッ

妖精(猫吊るし)「ぎゃ~! 目にケチャップが~!」

ビスマルク「なにがおいしくなる魔法よ! 逆にまずくなったじゃないの!」

あかり「ごめんなさいあかりが時間かけすぎちゃったから」

ビスマルク「アホ妖精の茶番のせいよ! もう、いいから部屋の掃除に来なさい!」

妖精(猫吊るし)「超ミニスカートで掃除させてパンチラを楽しもうとは、中々いい趣味をお持ちで!」

あかり「えっ」

ビスマルク「私が選んだ服じゃないでしょ! 提督もスカート押さえない!」

あかり「モップさんもふもふモップさん~ほこりさんを食べちゃうよぉ~」

ビスマルク(ほんとうにチラチラするわね……)

ビスマルク(べ、別に女同士だし、興味ないけど! ああやってチラチラされると気になるというか)

ビスマルク(なんか変な絵が描いてあるし、なんなのあの白い丸は……)

あかり「んっ? あっ、きゃっ! 何見てるんですか!」

ビスマルク「あっ、いやっ、これは別に!」

あかり「ビスマルクさんのエッチ!」

ビスマルク「え、エッチって! 無礼よ、このビスマルクに対して!」

あかり「人のパンツをじっと見てる人なんてエッチですよぉ!」

ビスマルク「や、やましい気持ちで見てたわけじゃないわよ!」

あかり「じゃあどんな気持ちで見てたんですか!」

ビスマルク「どんなって、それは、その、気になるというか……」

あかり「ほら、やっぱりエッチですっ!」

ビスマルク「ち、チラチラしてたら気になるでしょ!」

あかり「気になりません! ビスマルクさんがエッチだから気になるんです」

ビスマルク「さ、さっきからエッチエッチって、そういう方がエッチなのよ!」

ビスマルク(なんなのよもう、なんで私がこんなにドキドキしなきゃいけないのよ!)



妖精(猫吊るし)「ふふふ、いいですね~実にいい」

妖精(猫吊るし)「最初はチラチラするから気になってただけなのに、気がついたら目で追うようになってたというパターンですね」

妖精(猫吊るし)「次はビスマルクさんに着させてみましょうか」

蒼龍「どうやら反省してないようですね」

妖精(猫吊るし)「うぎゃっ! 蒼龍さん!?」

蒼龍「提督をおもちゃにして遊ぶのはいいですけど、私達は遊びでやってるんじゃないんですよ?」

妖精(猫吊るし)「あ、あの」

蒼龍「修正してあげます!」

妖精(猫吊るし)「いや~!」



しばらく後

ビスマルク「オムライスか……」

ビスマルク「……おいしくな~れ、もえもえ~きゅんっ!」

大和「……」

ビスマルク「や、大和!?」

大和「……」コクリ

ビスマルク「ちょっと、無言でわかってますみたいな感じに頷いてんじゃないわよ! ねぇ、待ちなさいよ、ちょっと~!」

小ネタはここまで
>>1000の小ネタもどうぞ

球磨ですが鎮守府の空気がピンク色で(ツッコミ的な意味で)もう限界かもしれない

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