ほむら「まどかの弟と結婚すればいいのよ、なんで今まで気づかなかったのかしら」
さやか「止めときなって」
ほむら「放って置いてもらいたいわね」
さやか「歳が離れてるからか知んないけど、弟を異常溺愛してる超ブラコンだからね。手を出したら殺されかねないよ」
ほむら「ブラコンと言っても限度があるでしょ」
さやか「うん、まぁ」
ほむら「それに私という妹もしくは姉が増えるのだからまどかにとっても良い話よ」
さやか「とりあえず忠告はしたからね、あたしは関わらないからね」スタコラサッサ
ほむら「逃げた……」
さやか(昔達也をだっこしただけで腕折られかけたもん)
その頃、スーパー
まどか「あ、マミさーん!」
マミ「あら鹿目さん、おつかい?」
まどか「はい、マミさんも夕飯の買い出しですか?」
マミ「ええ……あらっ?こっちは弟さん?」
まどか「そうです、たっくん挨拶は?」
達也「三しゃいでしゅ」
マミ「たっくんっていうお名前なのね。可愛いわ」ナデナデ
まどか「ちょっとマミさん」
マミ「なに?」
まどか「消毒してない手で触らないでくださいよ」
マミ「え、えっ」
まどか「私のたっくんが病気にでもなったらどうするんですか?」
マミ「ご、ごめんなさいね、可愛いかったからつい」
達也「まろかー」
まどか「よしよし」フキフキナデナデ
マミ(あ、自分でもちゃんと手を拭いてから撫でてる)
達也「えへー」
マミ(可愛い)
マミ「ね、ねぇ鹿目さん、たっくんを」
まどか「何気安く呼んでるんですか?」
マミ「た、達也くんをだっこしちゃダメかしら……?」
まどか「……ちょっとだけですよ」
マミ(でもウェットティッシュ差し出すのね)フキフキ
マミ「おいでー」
達也「……」チラッ
まどか「どうしたの?マミお姉ちゃんが抱っこしてくれるんだって」
達也「抱っこー」ヨチヨチ
マミ「か、可愛いー!!」ムギュー
達也「マミマミ」
マミ「そうよー、マミですよー」
マミ「ああ……私も可愛い弟が欲しかったなぁ」
まどか「……チッ」
まどか「たっくん、そろそろ行こっか」
マミ「残念ね」パッ
達也「まろかー」
まどか「じゃあマミさん、また」
マミ「えぇ。じゃあ達也くんもまたね」
達也「ばいばーい」
マミ「鹿目さんが過保護になるのもわかるわ」
達也「まろかー?」
まどか「今日はお姉ちゃんがずっと抱っこしてあげるね」ムギュギュ
マミ「さぁ私も買い物すませなきゃ」
ほむら「巴マミ」
マミ「うわっ!!暁美さん!?」
ほむら「大きな声でみっともないわね」
マミ「急に現れるからでしょ……びっくりした」
ほむら「今のがまどかの弟ね」
マミ「達也くんっていうのよ、ぷにぷにしてて可愛いわぁ」
ほむら「私の未来の夫だから手出し無用よ」
マミ「はい?」
ほむら「それにしても美樹さやかの言うようにまどかの溺愛は尋常じゃないわね」
ほむら「まずまどかの警戒心を解かないと……そして私とまどか以外には心を開かないようにして……」ブツブツ
マミ(可哀想な子……疲れてるのね……)
翌日
さやか「オィーッス、今日も学校頑張りますか」
まどか「おはよー」
達也「おはよー」
さやか「うおっ!!達也!!」
まどか「さやかちゃん?たっくんがどうかしたのかな?」
さやか「い、いや、久しぶりに会ったからさ」
さやか「いやー、大きくなったねー」
達也「さやかー」
さやか「あ、覚えててくれてるんだ」
まどか「たっくんはさやかちゃん大好きだもんねー」
さやか「あはは」
さやか(振り向くのが怖い)
まどか「じゃあお姉ちゃん達は学校に行ってくるからね」
さやか「達也もそろそろ幼稚園の時間じゃないの?」
まどか「今日は創立記念日でお休みだよ」
達也「いってらっしゃーい」ブンブン
まどか「お父さんの言うことちゃんと聞くんだよ、いってきまーす」
さやか(可愛いのは可愛いんだけどねぇ)
まどか「心配だなぁ私がいない内に変な人に何かされたりしないかなぁ」
さやか(苦労するわあの子)
まどか「そういえば昨日ね、たっくんと買い物してる時にマミさんにあったんだ」
さやか「へぇー」
まどか「マミさんったらたっくんのこと可愛い可愛いって言ってね、抱かせろってうるさかったんだよ」
さやか「あぁでもマミさんならそういうの似合いそう」
まどか「は?」
さやか「いやいやいや、妹よりは姉だろうなって意味ね。別に達也とお似合いって意味じゃないから」
まどか「だよねぇ」
さやか(危ない危ない)
まどか「たっくんが変な女に引っ掛からないか心配」
さやか「まだまだそんな歳じゃないって」
>>39
詳さ…………うっ!
さやか「仮にさ、仮にだよ?もし達也が将来、彼女連れてきたりしたらどうするの?」
まどか「えー?そんなの考えられないよ」
さやか「だろうね」
まどか「うーん、たっくんが彼女にするくらいだから悪い人は選ばないとは思うけど」
さやか「姉バカ」
まどか「ティヒヒ……女の子同士、仲良くできればいいな」
さやか「それが一番だよね」
まどか「そう、仲良くできればいいな……仲良く……」
さやか(する気ないなこりゃ)
まどか「でもねでもね!たっくんは大きくなったら私と結婚するんだって~!きゃー!」
さやか(ぎゃー)
鹿目家
達也「zzz」
知久「お昼寝か、いつもはまどかがずっと構ってるから気が休まらないもんな」
知久「ちょっと鬱陶しいかもしれないけど、あれも愛情表現だから許してやってくれよ」
知久「と言ってもまだまだそんなの解らないか」
知久「まどかの気持ちも理解できるのが親の辛いとこだな」
知久「さてさて、炊事洗濯風呂掃除、と」
達也「……」パチリ
達也「……」ムクッ
達也「おねーちゃん」フラフラ
達也「おねーちゃん、おねーちゃん」フラフラ
ガチャ
知久「ん?達也起きたのか?」
知久「あれ……いない?」
知久「まさか一人で外に?」
>>47
詳細は知らんが>>39の前はこれだったかな?
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2199178.jpg
お外
杏子「あぁ腹減った……ガムじゃ腹膨れねぇな」クチャクチャ
杏子「マミにでもたかりに行くか……ん?」
達也「おねーちゃんおねーちゃんおねーちゃん」
杏子(変なガキだな)
達也「おねーちゃんおねーちゃんおねーちゃん」
杏子(おいおい危なっかしいなフラフラしやがって、親は何してんだよ)
杏子「いやこの感じ……そういうことか」
>>52
続き速く!弟がおねショタ足りなくて病気なんです!
達也「おねーちゃん」フラフラ
杏子「はいそこまでだねボク」グイ
杏子「やっぱり結界か、いい趣味した魔女だな全く」
達也「おねーちゃんおねーちゃん」ジタバタ
杏子「暴れんなよ」ガッチリ
杏子「さすがに結界の中まで連れていくわけにいかないしなぁ」
杏子「わりぃけどちょっとじっとしててくれよ」グルグル
達也「ふわぁ……」
杏子(ガキ縛って何やってんだろあたし)
杏子「良い子にしてたら後でアメ玉やるから待ってな」
杏子「そいじゃーいくとしますかねー」
結界内
杏子「しっかしあんなガキんちょを狙うなんて悪趣味な奴」
魔女「カワイイコガホシイー」
杏子「そういうの何て言うんだったっけ?」
杏子「ぺど?ろりこん?ん、しょたこんか?」
杏子「ま、何でもいいやさっさとやられてグリーフシード寄越せ!」バッ
魔女「オマエハカワイクナーイ」
杏子「うるせー!」
杏子「おりゃあ!」グサッ
魔女「ガハッ!」
杏子「あたしは可愛いんじゃなくてカッコイイんだ、覚えとけ」ゲシッ
魔女「ヌフゥ」
杏子「止めだ」ザックリ
魔女「ショタペロペロー」
杏子「楽勝ー!」
再びお外
達也「んー!んー!」ジタバタ
杏子「おーわりぃわりぃ、すぐ解いてやるからな」ゴソゴソ
達也「ふぇっ……ふえぇぇぇぇん!!びぇぇぇん!!」
杏子「……」イラッ
杏子「うるせー!男がガタガタ泣くな!」
達也「ふぇっ」ビクッ
杏子「ほらアメ玉やるから、甘いぞ」
達也「甘い」
杏子「おう」
杏子(さすがにこのままバイバイとはいかないよな……しょうがない)
杏子「お前帰り道分かるか?そうだ、名前は?家の電話番号は?」
達也「あ、う」
杏子「あー、まず名前だな」
達也「鹿目、たちゅや」
杏子「鹿目達也ね……あん?鹿目?」
杏子「もしかしてお前、姉ちゃんいないか?」
達也「まろか!」
杏子「やっぱりあいつの弟か、よく見たら似てなくもないね」
達也「まろか!まろかまろか!」
杏子「それは分かったって」
達也「まろか!」
杏子「あぁ?」クルリ
まどか「見ぃつけた」
まどか「もー、たっくんがいなくなったって聞いたから学校早退してきちゃったよ」
達也「ごめんなしゃい」
まどか「無事で良かったぁ」ムギュ
杏子「危ないとこだったんだぞ、魔女に喰われそうになってたんだからな」
まどか「ええっ!?」
杏子「ま、あたしがちょちょいと助けてやったんだけどな」エッヘン
まどか「ありがとう杏子ちゃん!本当にありがとう!私、たっくんに何かあったら……」
杏子「お、おう、別にいいよ。それより飯食わせてくれ」
まどか「とこれでさぁ、この縛った跡みたいなのも魔女のせいなのかな?」
杏子「あぁごめん、それはあたしがやった」
まどか「ふーん、そうなんだ」
杏子「だってそうでもしないと連れてかれそうだったからさ、仕方なかったんだって」
まどか「そうだね、仕方ないね」グイ
杏子「ん?」
まどか「でもきっと痛かったよね?怖かったよね?知らない女の人に変なことされてさ」ギリギリ
杏子「いてててて!?は、離せよ!おいバカ止めろ!」
まどか「こうやって手首をぎゅーっとしたのかな」ギリギリ
杏子「離せって……!ぶっ飛ばすぞお前……!」
杏子(なんだこいつ訳わかんねぇ!)
まどか「だいたいさぁ、たっくんが襲われる前に魔女を倒しといてよ」ミシミシ
杏子「がっ、ぐぅ、お、折れ」
達也「まろかー」
まどか「たっくん!」パッ
杏子「……ってぇ」ジンジン
まどか「ごめんねたっくん!すぐに帰って手当てしようね!」
杏子「覚えとけよ……」
達也「きょーこ」
杏子「お前はいいんだよ、アメ舐めてろ」
まどか「……行くよたっくん」
達也「……」
杏子「行けよ、姉ちゃんが呼んでるぞ」
達也「ありがとー」
杏子「うるせーよ」
杏子「うわ、手形がくっきり」
杏子「つーかめちゃくちゃ痺れてるし」
杏子「本当訳わかんねぇ!!普通感謝するだろ!?」ガン!
QB「荒れてるねぇ」ヒョコ
杏子「あいつ何なんだよ」
QB「どうやらまどかにとって弟は他の何より大事なようだね、これは使えそうだ」
杏子「そういうレベルじゃねぇって!頭どうかしてるよ!」
杏子「…………いないし」
杏子「だあぁぁぁもう!!腹減ったーーー!!」
鹿目家
まどか「いーい?もう勝手にお外に行っちゃダメだよ?」
達也「うん」
まどか「変な人についてってもダメだよ?」
達也「うん」
まどか「たっくんは偉いね」ヨシヨシ
達也「うん……」
まどか「あの怖いお姉ちゃんのことは忘れようね、絶対に」
その夜
QB「やぁまどか、こんばんわ」
まどか「キュゥべぇ」
QB「昼間の話は聞いたよ、弟が危ないとこだったらしいね。杏子が助けたみたいだけど」
まどか「でもたっくんが傷ついたんだよ、絶対に許さない」
QB「まどか、弟を守りたいかい?」
まどか「当たり前でしょ、たった一人の私の、私だけの弟なんだから」
QB「だがまた魔女に狙われないとも限らないよ。そもそも普通に暮らしてたって危険は多い」
まどか「だけど……!」
QB「だから君が守れば良い、魔法少女になってね」
まどか「あ……」
QB「君ならそこらの魔女なんて相手にもならない」
QB「もし今日みたいに魔法少女といさかいが起きてもすぐに鎮圧できる」
QB「学校へ行ったりしてる間、弟を魔法で見張ることも可能だ」
まどか「……」
QB「さぁ分かったら契約だ」
まどか「そうだね……」
ほむら「ふざけないで」
QB「暁美ほむら、不法侵入だよ」
ほむら「そんなことはどうでもいいわ、まどか、契約してはダメよ」
まどか「ど、どうして?たっくんを守れるんだよ?」
ほむら「魔法少女になれば戦い続けなければならない、あなたが傷つけば弟が悲しむわ」
まどか「そ、そうかな」
ほむら「傷つくならまだいい、万が一死んでしまったらそれこそ誰が弟を守るの?」
まどか「そうか……そうだね」
ほむら「必要ならあなたの弟も私が守るわ」
QB「また邪魔をして……今日は帰るとしよう」
まどか「ほむらちゃんがたっくんを守ってくれるなら安心かな!ティヒヒ」
ほむら「ええ、任せておいて」
まどか「ありがとう!ほむらちゃん!」
ほむら「気にしないで、私にとっては二人とも大事なんだから」
まどか「杏子ちゃんもお友達だと思ってたのに、たっくんを縛ったんだよ酷いよね」
ほむら「許せないわね」
まどか「だよねだよね!さすがほむらちゃんだよ!」
ほむら(第一段階成功)
杏子ちゃんとさやかは良い姉になりそう
おねショタ補給して昼寝しよ
たっくんちゅぱぺろちゅぱぺろぺろ
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