杏子「このままじゃ埒が明かないたろ、あたしが倒してくるよ」

さやか「そんな！杏子はデブじゃないから…もし死んだりしたら、あたし…」

杏子「大丈夫だって、こう見えてけっこうベテランだしさ」

杏子「あいつを倒したらデートしようぜ、さやか」

さやか「…うん、絶対…絶対帰ってきてね！」

杏子「ああ…いってくる」ﾀｯ

カツ丼の魔女「デブじゃなーい」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

杏子「うわああああああああ！！！！」

さやか「杏子おおおおおおおおおおおお！！！！！」

まどか「杏子ちゃん…」

ほむら「やはり本当にデブじゃないと無理なようね…」

さやか「あいつ…許さない！！」ﾀｯ

カツ丼の魔女「マブじゃなーい」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

さやか「ぎゃあああああああああ！！！！！」

まどか「さやかちゃんまで…ひどいよ、こんなの…」

ほむら「デブがなんとかしてくれないと…」

マミ「だけどデブなんてこの中にいない…」

まどか「それでも、さやかちゃんと杏子ちゃんの思いは無駄にしたくない…私もいく！」

ほむら「待ってまどか！まどかがいくくらいなら、私がいくから」

まどか「ううん、だめ…ほむらちゃんが死ぬところを見たくないもん」

ほむら「大丈夫よまどか、作戦があるから」ｽｯ

ほむら「このカツ丼を食べながら、魔女を倒す！」ﾀｯ

マミ「そういうことね、それなら魔女も勘違いするかも…」

カツ丼の魔女「デミじゃなーい」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

ほむら「まどぎゃああああああああああああ！！！！！」

まどか「ほむらちゃあああああああああん！！！！！」

まどか「ほむらちゃん…私、一人じゃ寂しいよ…」

まどか「待っててほむらちゃん、私も今いくから…」

マミ「待ちなさい鹿目さん」

まどか「止めないでください、マミさん」

マミ「あなたはいってはいけない、守ろうとしてくれた暁美さんの気持ちを無駄することになるわ」

まどか「…」

マミ「暁美さんの分まで強く生きなさい」

まどか「ごめんなさいマミさん…ほむらちゃん」

マミ「それでいいのよ、あんな魔女は私が倒しちゃうんだから！」ﾀｯ

マミ（かっこいいこといって来ちゃったけど、私も死ぬでしょうね）

マミ（もともとデブなんて5人の中にいないんだから、無謀な戦いだったのかもしれない）

マミ（でも決めたんだから…鹿目さんを守るって）

マミ（最期の力を振り絞ってでも、あの魔女を倒す！！）

マミ「佐倉さん、美樹さん、暁美さんの仇…」

マミ「覚悟なさい、魔女！」

カツ丼の魔女「あいつは…！」

マミ「ティロ────」

カツ丼の魔女「あのたるんだ身体、油ぎった顔……あれこそ、まさしく」

マミ「────フィナーレ！！！」

カツ丼の魔女「カツ丼好きなデブ！！！」ﾄﾞｵｵｵｵｵｵﾝｯｯｯ！！！！！

マミ「ぅ…倒せたの…？」

マミ「ん…体に力が入らない…」

マミ「ソウルジェムも真っ黒ね…」

マミ「鹿目さん、無事かしら…」

まどか「マミさーん！！
」

マミ「鹿目さん…！よかった、ちゃんと守れたのね…」

まどか「マミさん…倒したんですね、魔女」

マミ「ええ、ちょっと頑張りすぎちゃったけどね…」

マミ「でも、暁美さん…それに佐倉さん、美樹さんの思いを無駄にせずにすんだかしら…」

まどか「何言ってるんですか、この…」





まどか「豚野郎が」

マミ「！！！！？」

まどか「この豚野郎のせいで…」

まどか「お前のせいでほむらちゃんもさやかちゃんも杏子ちゃんも…死んじゃったんだ！！」

まどか「自分がデブだって、すぐに認めないから…」

マミ「え…え？鹿目さん勘違いしてない？」

マミ「魔女を倒せたのは自分を犠牲にするほど魔力を込めたからで…」

まどか「勘違いはてめーだデブ！！最初からみんたわかってたのに気をつかって言わなかったんだ！！」

まどか「いつも年上づらしてぼっちでセンスの悪い可哀想な人だったから気をつかってあげてたのに、こんなことになるなんて…」

マミ「」

その後、もう一度生まれたカツ丼の魔女によってまどかも殺されてしまいましたとさ

終わり