P「お願いがあります…」あずさ「プロデューサーさん?」(1000)


~23:14~

P「……」

ザッザッザッザッ

P「…やっと来たよ」

P「すまんな、急に呼び出しちまって…」

P「黒医者さん」

黒医者「……」

P「雪歩は」

黒医者「私が背負っている」

雪歩「…」


P「雪歩!」

黒医者「寝ているだけだ、心配無い」

P「あ、ありがとう…ありがとう」

黒医者「……で、約束の物は」

P「あっ、あぁ、」ガサガサ

P「はい!松茸」

松茸「のヮの」

黒医者「ほほぉ、こりゃ凄い量だ」

黒医者「お前さん、コレをどこで」

P「うひひ、内緒」


P「あの、」

黒医者「ん?なんだ」

P「雪歩は…」

P「雪歩はどうなってました?」

黒医者「ん?どうなってたと言うと」

P「その……あんたが見つけた時」

黒医者「…」

P「お、教えて…ください」

黒医者「腕が無かった」

P「う、腕が?」

黒医者「あぁ、両の腕が飛んでいた」


P「両の腕…」

黒医者「まっ、俺に掛かれば接合なんざ朝飯前だけどな」

P「あ、あの」

黒医者「なんだい?まだあるのか」

P「……」

P「ありがとうございました」

黒医者「……ふふっ」

黒医者「じゃあ、この子はお前さんに返すぜ」スッ

P「はい」

雪歩「…」

黒医者「じゃあな」

スタスタスタ

P「あの!」


黒医者「お前さん、しつこいって言われないかい?」

P「最後に…」

P「最後に一つだけ、聞きたい事が」

黒医者「……なんだ」

P「は…」

P「春香を…た、大切な人を手術し

黒医者「無理だ」

P「えっ」

黒医者「俺は人しか治せない」

黒医者「幾ら金を積まれても…無理なもんは無理だ」

P「…」


黒医者「……じゃあな」

スタスタスタ

P「……」

雪歩「…」

P「帰ろうか、雪歩」

雪歩「…」

P「みんな、待ってるから」

雪歩「……」

P「今日はもう、おやすみ」


黒医者「…」

キノコ「ちぇんちぇい!」

黒医者「おっ、キノコ、車で待ってろと言ったろ」

キノコ「だってちぇんちぇい、遅いんだもん!」

黒医者「はっはっは、悪いな」

キノコ「はい傘!」

黒医者「ん?」

キノコ「もうすぐ雨だわさ!」

黒医者「……確かに、湿っぽいな」

黒医者「帰ろうか、今日は松茸ご飯だぞ」

キノコ「はい!ちぇんちぇい」


スタスタスタ

P「……ん?」

貴音「あなた様」

P「どうした貴音?もう皆寝てる時間だぞ?」

貴音「すみません…」

貴音「雪歩は」

P「寝てるよ、俺の背中で」

雪歩「……すぅ」

貴音「…良かった」

P「……」

P「貴音」

貴音「はい?」


P「幾つか質問させて欲しい」

貴音「わたくしに…ですか?」

P「あぁ、貴音に」

貴音「はぁ…わかりました」

P「正直に、嘘偽り無く」

P「良いか?」

貴音「はい、わかりました」

P「……雪歩は」

P「見つかった時には…腕が無くなっていたらしい」

貴音「っ!?」


P「何故だか…分かるか」

貴音「…いえ、わたくしには」

P「嘘偽り無く……じゃなかったのか」

貴音「……」

P「教えてほしい…何で雪歩は昨日」

P「山登りの途中、姿を消したのか」

P「貴音……頼む」

貴音「あなた様…」

貴音「……わかりました」

貴音「お答えします」

P「ありがとう」


貴音「あなた様も知っての通り、わたくし達は能力者です」

P「あっ、あぁ(まぁ小鳥は黙っておくか、ややこしくなるし)」

貴音「もちろん雪歩も能力者」

貴音「つまり…」

P「つまり?」

貴音「……」

貴音「彼女と…対峙しました」

P「彼女?」

貴音「あなた様もよくご存知のお方」

貴音「天海…春香」


P「は、春香と…」

貴音「はい、天海春香」

貴音「彼女と雪歩は、あの日」

P「春香が、山に…」

貴音「はい、そして雪歩…いえ」

貴音「萩原雪歩は彼女との一騎打ちを選びました」

P「ちょ、ちょっと待てよ!おかしいだろ!」

貴音「おかしい…ですか?」


P「な、なんで雪歩が?」

P「確かに雪歩は能力者だぞ!?だけどこいつは真と違って…」

P「そうだ!貴音と同じ非戦闘員だろ!」

貴音「…」

P「だって雪歩は…」

P「春香に何度も殺されかけてるんだぞ!?」

P「そんな雪歩が、何で春香なんかと…」

貴音「プロデューサー」

P「んだよ…」

貴音「雪歩は強くなりました」

P「はぁ?」


貴音「わたくしの指示の元、とても強く」

P「い、言ってる意味がわかんねーよ」

貴音「わたくし達は、あなた様…いえ、プロデューサーに隠れて鍛錬を重ねています」

P「ま、真がそういえば…」

貴音「はい、菊地真もまた、強くなりました」

P「……なぁ」

貴音「はい?」

P「さっき、貴音の指示の元って言ったよな」

貴音「はい、言いました」


P「じゃあよ…」

P「雪歩がこんなになったのも」

P「貴音……お前のせいなんだな」

貴音「…」

P「答えろ……頼む」

貴音「……はい、わたくしのせいです」

P「そっか」

貴音「わたくしが二人に強くなるヒントを与えていました」

P「……」

貴音「ですが、強くなったのは二人の努力が実った結果」

貴音「わたくしはあくまでヒントを

P「そうじゃねぇだろ」


貴音「あなた様?」

P「俺が聞きたいのはそんな事じゃねぇよ…」

P「雪歩がこうなったのは…」

P「ゆ、雪歩を変えちまったのは」

P「……貴音」

P「お前なんだな…」

ポツッポツポツ

雲「のヮの」雨ふりまっせ

貴音「……」

貴音「はい」


P「お前が…雪歩を殺したんだな」

貴音「……はい」

P「お前が、雪歩を」

貴音「…はい」

P「……分かった」

貴音「あなた様…」

P「……」スタスタ

貴音「…」

P「……痛いぞ」ブンッ


パチーンッ


貴音「つっ…」

P「はぁっはぁ…」

雨雲「のヮの」あじゃばばば

ザアァアアア

P「……」

貴音「あ、あなた様、なにを…」

P「ふざけんじゃねぇぞ」

貴音「あ、あなた様」

P「ふざけんじゃねぇぞ!!」

貴音「うっ」

P「ゆ、雪歩は…」

P「雪歩はなぁ……」プルプル

P「お前のなぁ…実験材料じゃねーんだ」

貴音「っ」ズキッ


P「指示だぁ?」

P「強くなりましただぁ?」

P「……ざけんなよ」

貴音「…あなた様」

P「このロケが終わったら…デビューさせるつもりだったんだぞ」

P「雪歩、真美、真、やよい、」

P「そして貴音……お前達を」

P「プロデュースするつもりだったんだぞ!!」

貴音「……」

P「それをなぁ…お前のせいで」

P「一人欠けるかも知れなかったんだぞ!!」


P「っはぁ、はあぁ…」

貴音「…」

P「俺は帰る」

貴音「あ、あのっ」

P「今、雨が降ってるよな」

貴音「……はい」

P「少し…」

P「頭冷やせ…」クルッ

スタスタスタ

貴音「あ…」

貴音「あなた様…」


ザアァアアア

貴音「……」

貴音「良いのです…」

貴音「わたくしが、全てうけます」

貴音「…それがわたくしの」

貴音「……」

貴音「雪歩に対する謝罪……」

貴音「…」プルプル

貴音「……ゔっ…ぁ…」

貴音「ぐ……あぁ…っ…」

貴音「あっ、…はあぁっ…っ!…」


~宿~

P「うっへぇ、びしょ濡れ」

P「とりあえずは雪歩を部屋に戻して…」

P「じゃあ風邪引いちまうよな」

P「俺の部屋からタオルを取りに行きますか」

スタスタスタ


~シスターズの部屋~

カチャ

P「~っと、皆寝てるよな」

美希「……zZ」

響「…ぁ、そこはステロだぞぉ…」

P「響の奴…寝言までゲームかよ」

P「えっと、タオルタオルっとぉ」ガサガサ

P「うん、コレで大丈夫だな」

P「でっと、雪歩をどうすればいいんだ?」

P「ここで拭いても良いが…」

P「もしばれちゃうとなぁ」


美希「ハニー、ミキも濡れて来るの」

P「はっ?」

千早「プロデューサー」

P「あっ、千早、起きてたのか」

千早「私、凄く濡れてます」

P「……どこがだよ」

千早「……」

P「い、嫌だぞ!?自分で拭けよ」

千早「プロデューサー」

響「プロデューサー、自分、今から濡れてくるぞー!」ダタッ

P「うおい!響!?」


美希「ハニー!」トテトテ

P「…美希」

美希「シャワー浴びて来たの」

P「あぁ、ただ、服のままだろ」

美希「うん、だからね」

美希「はいっ、タオル」

P「……」

千早「プロデューサー」

P「千早…」

千早「濡れてます」

P「……」

響「プロデューサー!外行って濡れてきたぞ!」


P「……」

P「あぁ、絶対にそうなるな」

P「はぁ…だったら雪歩達の部屋に行って拭いてやるか」

P「よっと」

雪歩「……ん」

P「やばっ、起きた?」

雪歩「…」

P「セーフ…じゃあ雪歩達の部屋に行きますか」

バタン


~廊下~

P「…」スタスタ

P「えっ?」

P「な、なんでこんな時間に居るんですか」

P「あずささん…」

あずさ「……プロデューサーさん」

あずさ「私を呼ぶ時は、さん付けは止めてくださいって、言いませんでした?」

P「す、すいません…」

あずさ「プロデューサーさん」

P「……すまん、あずさ」

あずさ「はい」

P「で、なんでこんな時間に」

あずさ「えっと、それは…」


P「ありがとな、びしょ濡れの雪歩を拭いてくれて」

あずさ「いえいえ、プロデューサーさんも恥ずかしがり屋さんなんですね」

P「へっ?」

あずさ「だって、普通はすぐ雪歩ちゃんを拭きますよ?」

P「さ、さすがに廊下で…しかも男の俺が拭いてるのがバレたりでもしたら」

あずさ「したら?」

P「ゔぅ…」

あずさ「よしっ、終わりましたから振り返っても良いですよ」

P「あ、はい」


P「で、自分の部屋が分からなくなったと」

あずさ「はい…お恥ずかしい限りです」

P「いやいや、別にあずさの迷い癖は今に始まった事じゃないからなぁ」

あずさ「プロデューサーさん、それ、私を傷付けてません?」

P「へ?そ、そうかな」

あずさ「はぁ…プロデューサーさんは鈍感すぎます」

P「はぁ……」

あずさ「……そんなんだから、私に」ボソッ

P「ん?どうしました?」

あずさ「何でもありません」

あずさ「あっ!ぷ、プロデューサーさん、敬語」

P「うへぇ、すまん」

おっぱいわっほい


~真達の部屋~

ガチャ

P「…」

あずさ「皆、気持ち良さそうに寝てますね」

P「あぁ」

あずさ「あらぁ?」

P「…」

あずさ「あの、プロデューサーさん」

P「貴音が居ない…」

あずさ「お手洗いですかね?」

P「……」

あずさ「プロデューサーさん?」

P「へっ?な、なんです……な、なんだ?」

あずさ「早く雪歩ちゃんを寝かしてあげましょう」

P「そ、そうだな…」


P「おやすみ、雪歩」

雪歩「……」

あずさ「服は…良かったんですか?」

P「大丈夫、びしょ濡れっても俺の服の中に入れて背負って来たから」

P「首元や髪位だもん、濡れてるの」

あずさ「プロデューサーさんの服の中に…」

あずさ「…羨ましいですね」ボソ

P「んへっ?何か言ったか?」

あずさ「えっ?な、なんでもありません」

P「?なら良いけど」


~廊下~

P「っくし!」

あずさ「プロデューサーさん、大丈夫ですか?」

P「あはは…だ、大丈夫じゃないかも」

P「…(ううぅ、寒い、風呂入って寝よう)」

あずさ「……」

あずさ「あの、プロデューサーさん」

P「へ?な、なんです……っくし!」

あずさ「あっ、ハンカチです」スッ

P「だ、大丈夫だか……っくし!」


~竜宮小町ルーム前~

P「じゃあまた明日」

あずさ「……」

P「あずさ?」

あずさ「あっ、は、はい」

あずさ「また明日」

P「じゃあ…」

スタスタスタ

あずさ「…」

ササッ


スタスタスタ

P「じゃあ部屋に服を取りに~」

P「って、さっき持ってくれば良かったぁ」

P「バカだよ俺、完全なミスだYO」

P「大丈夫かなぁ、あいつ等起きなきゃ良いけど」

スタスタスタ


~シスターズルーム~

カチャ…

P「っとぉ、起きるなよぉ…」

美希「んにゃ…は、はひぃー」

P「ははっ、ハニーって、夢の中でも俺と会ってるのか?」

P「可愛い奴」

千早「……ぷ、プロデューサー…そ、そこは…ぁ」

P「……」

P「千早、お前って奴は」

千早「ん……あー」

P「恐ろしい子」


響「ぐうぅ…ぐっ…ぁ」

P「響は、誰かと戦う夢でも見てるのかね」

響「んぁっ……」

響「…」

響「うんじゅぬくとぅしかんんかいなりましちゃん」

P「!?」ビク

響「うんじゅぬくとぅしかんんかいなりましちゃん」

P「負けたんだな…ゲームで」


P「っと、服を…」ガサゴソ

服「のヮの」旦那、また貴方に着てもらえるんですね

P「…」ゾクゾク

P「な、なんだ…今、寒気が」

服「のヮの」旦那ぁ早く着てくだせぇ

P「……違う服にしよう」

服「のヮの」!?だ、旦那!?

P「っと、コレで良いや」


ガチャ

P「ふぅ、じゃあ温泉にはっいりまっすっYO!」

P「うひひ、夜中の貸切露天風呂~」

P「気持ち良いんだよなぁ、やっぱり」

P「まぁ混浴なんだけどさ…」

P「なはは、大丈夫っしょ」

スタスタスタ


ササッ


スタスタ

P「…」

P「!?」ピクッ

……

見られてる…

しかも…

何故だろう

俺は多分、こいつを……

いや、この人を知ってる気がする…‼

P「…」

スタスタ


P「…」スタスタ

P「…」ピタッ

………

P「き、気のせい…だよな」

P「…はっ!まさか」

P「小鳥ー!小鳥なのかー!?」

…!?

P「昨日あんなに愛してやったのにまだ愛され足りないのかー?」

!?

P「……」

P「うーん、やっぱり気のせいかな?」


あずさ「お、音無さんを…」

あずさ「愛してる…と、聞こえましたが」

あずさ「……」

あずさ「二人とも、お付き合いを…」

※付き合ってはいませんが突いてはいます

あずさ「……わ、私」

あずさ「い、今は…今だけは」グッ

あずさ「…」

スタスタ


~脱衣所~

ガララララ

P「…」キョロキョロ

P「いよっし!貸切だな」

P「………っくし!」

P「ゔぅ、早く入ろう」ヌギヌギ

P「……」

P「貴音の奴、大丈夫かな」


~外~

ザアアァアアァア

貴音「…」

貴音「あなた様」

貴音「わ、わたくしは…」

貴音「それでも、あなた様に拒絶されたとしても」

貴音「……春香を」

貴音「あなた様の大切な人を」

貴音「…」

貴音「殺めなければなりません」


貴音「もう、春香を…」

貴音「あなた様の元にお返しする事が出来ないとわかりました…」

貴音「わたくしは……いや」

貴音「わたくし達は、もう」

貴音「天海春香を……」

貴音「プロデューサーの元へは近づけさせません」

貴音「それがわたくし達三人の意志…」

貴音「……わかって貰えなくてかまいません」

貴音「でもそれが…」

貴音「最善の策なのです……」

ザアアァアアァア



雪歩と春香のやりとりから数分後



ズギャギャギャギャギャギャ

春香「ぐうぅぎぎぎぎ!?」

弌伍弎手円匙「のヮの」


『弌伍弎手円匙』 『零の手』

雪歩最後にして最高の能力

絶対に当たる攻撃

回避不可能の奥の手


対象者を奈落の底へと引きずりこむ最凶の一手


しかし


ギャギャギャギャギャギ

春香「ぐうぅ!」

春香「くそっ!!は、離せぇ…」グググ

弌伍弎手円匙「のヮの」無理だね、一緒に死のうや嬢ちゃん


慈愛の掌衣、対象を優しく、離さないように

絶対に抜け出せない様に包み込む


春香「ぐうぅ!や、ヤバイよ!こ、このままじゃほんとにマントルまで沈められちゃう!」

春香「それだけは!それだけは阻止しないとぉお!」グググ


ガリガリガリガリガリガリ

弌伍弎手円匙「のヮの」ふふ、土が堅くなってきた……聴こえるだろ?お前にも


春香「ぐうぅ!」グググ

春香「っがぁ!だ、ダメ!ち、力が込められないよ!」

『零の手』にはもう一つ、能力が備わっている

春香「ぐっ!つうぅ!」グググ

対象を強制的に無力化させる能力

春香「っはぁ…はぁ…ダメだ…」

春香「どうやっても無理……」


弌伍弎手円匙「のヮの」やっと諦めたね、じゃあマントルまで行くぜ!

ガリガリガリガリガリガリ


『弌伍弎手円匙』

雪歩の四つの内の三つ目の能力

弌伍弎手、153本の手には円匙が握られており雪歩が一振りすれば観音がその動きに合わせ掌打を繰り出す


その速さは誰の目にも見切れぬ程疾く、鋭い一撃である


が、この能力にも欠点、つまり穴が存在する

それが観音自体が攻撃を行えぬ事


雪歩の動きに合わせる、つまり雪歩と同じ動きしか出来ないのである

自動操縦+能力無効化+不可避攻撃
チート過ぎるだろ


『弌伍弎手円匙』と『萩原雪歩』は二つで一つ

完全に同じ動き

つまり『弌伍弎手円匙』と『萩原雪歩』は一心同体


ガリガリガリ……

春香「ぐうぅう!?」

弌伍弎手円匙「のヮ」ぐっ!?

春香「……ん?」

………

春香「…動きが」

『萩原雪歩』が思考を停止すれば

『弌伍弎手円匙』もまた

弌伍弎手円匙「=ω=」

その活動を停止する


同時刻、萩原雪歩は倒れ込み、意識を失う


春香「……は、はは」

弌伍弎手円匙「=ω シュウゥウウ

春香「あ、あはは…」

春香「は、は…」

春香「た…助かった……」

春香「……っ!」グッ

天海「…あはは、力も込めれるよぉお」

天海「…」

のヮの「あはははは、雪歩、残念でしたぁあ"」

のヮの「もう少しだったのにねえ"ぇ」


~雪歩との決戦場~


春香「…はぁっはぁぁ……」

春香「はっ、あ、あれ?」

春香「雪歩が居ない」

春香「腕も……」

春香「無いみたいだね」

春香「何処行ったんだろ?」

春香「……まっ、今は良いや」

ドサッ

春香「疲れたから少し休もうっと」


黒医者「キノコ、オペは終了だ」

キノコ「はいだわさ!」

『離反治療施設』 『解除』

フッ

黒医者「どうにかなったな」

雪歩「……」

黒医者「キノコ、お前の『離反治療施設』
には助けられてばかりだ」

キノコ「もー!褒めたってなにもでまちぇん!」

黒医者「おいおい、そこは素直に喜ぶところだぞぉ?」

キノコ「ふん!またそうやってキノコを子供扱いしゅりゅ」


黒医者「……おや?」

春香「…すぅ」

キノコ「ちぇんちぇい、あの子、だぁれ?」

黒医者「恐らくは、彼女と戦った相手だろう」

キノコ「さっきまで居なかったのはどおちて?」

黒医者「あのデッカい穴に落ちてたんだろうな」

キノコ「ふーん」

黒医者「ほら、早く彼女を届けに行くぞ」

キノコ「はーい!」

黒医者「…(奴が天海春香か)」

スタスタスタ


ザアアァアアァア

貴音「……」

貴音「今度は…」

貴音「わたくしの番ですね」

貴音「天海春香」

貴音「わたくしは、あなたを許せません」

貴音「真を……そして雪歩までも」

貴音「……」

貴音「…っくち!」

貴音「……ひ、冷えますね」プルプル


  ( ゚д゚ ) !!!
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/     /
     ̄ ̄ ̄


  ( ゚д゚ ) ガタッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/     /
     ̄ ̄ ̄


 ⊂( ゚∀゚ )

   ヽ ⊂ )
   (⌒)| ダッ
   三 `J


~露天風呂~

ガララララ

P「うっひょー!絶景かな絶景かな」

P「あはは、雨が降ってるから見えないんだけどね…」

P「まっ、雰囲気を楽しむもんなんだしさっ」

P「早く身体洗って入ろーっと」


ガララララ

P「ひっ!?」


あずさ「あ、あの」

P「………」

P「はい?」

あずさ「プロデューサーさん」

P「あっ、うっ…へ?」

P「こ、ここって女風呂じゃないっすよ?」

あずさ「わ、分かってます」

P「い、今何時?」

あずさ「すみません、携帯は脱衣所に…」

P「…」


え?あ、あずさってさっき確か部屋に送って…

いやいやいや、うん、送った、確かに送った!

ならなんで?今ここに?あずさが?

P「……」

あずさ「プロデューサーさん」

P「…」

あずさ「もう、プロデューサーさん!」

P「っひ!?」

おっぱい支援


P「あっ、は、はい」

あずさ「大丈夫ですか?」

P「え?な、なにがかな」

あずさ「いえ、先程からボーッと上を見つめていたので」

P「ごめん…」

あずさ「あっ、謝らなくて良いですよ?ただ気になっただけなので」

P「あ、あの、あずさ?」

あずさ「はい?」

P「えーっと」

P「なんでここに居るの?」


あずさ「それは…」

P「あー、そうかそうか」

あずさ「はい?」

P「アレだよね?間違えたんだよね?ほらっ、女風呂に行こうと思ったら混浴に来ちゃったぁ……なんて」

あずさ「……そんなに嫌ですか」

P「うひ?」

あずさ「そっ、そんなに私と一緒に入るのが…」

あずさ「嫌なんですかぁ?」

P「えっ?」

ババアは嫌い


あずさ「答えてください」

P「うーん」

P「…(弱ったな、嫌じゃ無いんだけどいかんせん今は風呂を楽しみたいし)」

P「あっ!あずさは…俺が居るの、分かってたのか?」

あずさ「えっ?」

P「いや…俺が居るの分かってたのかなぁって」

あずさ「……」

あずさ「当たり前です」ボソッ

P「?」

あずさ「…い、いえ、知りませんでした」


P「な、なんだ、知らなかったのか(ですよねー、当たり前だよなぁ)」

P「あっ、じゃあ俺、上がりますからお風呂、楽しんできてください」

あずさ「あっ」

P「なははは、邪魔だろ?俺なんて」

あずさ「あのっ、プロデューサーさん」

P「じゃ、じゃあまた明日~」

スタスタ

あずさ「……」

ギュッ

P「わっほい"!?」ビクッ

あずさ「ま、待ってください…」

おっぱいさんは可愛いなあ


P「……えーっと」

あずさ「あっ!す、すみません」

P「あ、あははは」

あずさ「…すみません」

P「いやっ、謝らなくて良いけどさ」

あずさ「……」

P「うっぐ…(んな目で見ないでくださいよぉ)」

あずさ「わ、私が出ますね」

P「へ?」

あずさ「ぷ、プロデューサーさんはお風呂を楽しんでください…」


P「ちょちょっ!」

P「タンマ!あずささん、タンマ!」

あずさ「プロデューサーさん?」

P「えっと…あ、あははは」

P「じゃあお願いしても良いですか?」

P「背中…あ、洗うの」

あずさ「……嫌です」

P「にゃっ!?」

あずさ「また、敬語で話しましたよね?」

P「あっ、うっ…」

あずさ「もう…プロデューサーさんの方が歳上なんですから」

P「悪い…」


P「えっと、じゃあお願い」

P「背中洗うの手伝って」

P「あ、あずさ…」

あずさ「はい、プロデューサーさん」

P「…(こ、コレで良かったのか?)」

あずさ「じゃあそこに座ってください、プロデューサーさん」

P「へーい」スッ

あずさ「……あの」

P「ん?」

あずさ「お、覚えていますか?」

P「な、なにがだよ…」


あずさ「プロデューサーさんが私と会った時の事」

P「あー、まだあずさが高校生の時だっけ」

あずさ「まだ……」

P「あっ!す、すまん、誤解だよ誤解!」

あずさ「なら良いんですけど…」ゴシゴシ

P「俺も入りたての頃だったかなぁ」

P「4年前かぁ…懐かしいな」

あずさ「あっ、覚えてくれてるんですか?」

P「当たり前!だって俺が初めてスカウトしたのがあずさだったから」

あずささんには面倒くさい子になってほしくない


~4年前~

ガチャ

P「は、はぁ…」

高木「どうだね?家に来てみないか」

P「嬉しいんですけど…その」

P「何する仕事なんすか?」

高木「ふむ、東京からここによく来てくれた」

P「いや、仕事内容を」

高木「いやぁ、君のお母さんに話したら即OKを貰ってねぇ」

P「だから仕事内容は」


P「アイドルを……育てる?」

高木「そうともぉ、君の力でなっ!」

P「そ、そんな事の為に俺は東京から来たのかよ…」

高木「そんな事とは実例だねー」

高木「ほらっ、私からのささやかな気持ち」ポンッ

P「わっ!?手から薔薇が」

高木「マジックは私の得意分野でね、ほら、受け取りたまえ」

P「あ、ありがとうございます」


高木「それでだ、君に頼みたい」

P「な、なんですか」

高木「君を765プロのプロデューサーになってもらいたいのだよ」

P「…」

高木「ちなみにだ、君の荷物はすでに向こうのお母さんが此方に送ってきている」

P「は!?ま、マジですか!?」

高木「あぁ、マジだ」

P「あぁ…」

高木「どうだね?やってくれるかい?」

P「……わ、わかりました」


バタンッ

P「は、ははは…」

P「ふざけんなよ、何がちょっと親戚のおじさんに会いに行けだ…」

P「くっそ、母親にハメられた」

P「はぁ、やだなぁ…」

P「だいたいアイドルを育てろだぁ?」

P「んなのつんくに任せれば良いだろっつーの!」

P「あーくそ…とりあえず事務所に行ってみるか」


~事務所~

コンコンッ

小鳥「はーい」

「あ、あのっ、社長に言われて来た者なんですけど」

小鳥「あっ、今開けますね」

ガチャ

P「すみません、765プロの事務所ってここで良いんですよね」

小鳥「ぴよよっ!?」

P「ぴっ…ぴよ?」

小鳥「な、ななな、なんでもありません」

P「はぁ」

小鳥「あのっ、此方におかけください!」

P「あ、ありがとうございます」

小鳥「(ブッサイクwwww)」

P「(くっさ)」

小鳥「(んだとごるぁ!!)」


P「えっと、初めまして、東京から来ましたPといいます」

P「高木社長の方から半ば無理矢理ここに入れられました」

小鳥「あ、あのっ!わ、私は」

P「ちなみに18です」

小鳥「ぴよー!」

P「ぴっ、ぴ?」

小鳥「はっ!?す、すみません」

P「で、あなたは」

小鳥「はい、私はこの765プロの事務員の音無小鳥と言います」

小鳥「ピヨちゃんって呼んで下さいね♪」

P「……」

小鳥「…」

P「じゃあ小鳥さん、俺は何をすれば良いんですか」

小鳥「ぴよ…」


小鳥「あのですねー」

P「…(しっかしちっさい事務所…ほんとにアイドルなんていんのかよ)」

小鳥「あのー」

P「…(それにこの小鳥って人、さっきからぴよぴよって変な鳴き声あげるし)」

小鳥「おーい」

P「はぁ(早く帰りたい)」

小鳥「ぴよー!!」

P「うわっひ!?」

小鳥「あ、良いですか?話し」

P「すみません…」

小鳥「いえいえ」


小鳥「それで、あなたは彼女達の

P「あ、あの!」

小鳥「はい?」

P「彼女達って…いったい何人居るんですか?」

小鳥「えーと、亜美ちゃんに真美ちゃん、それに真ちゃんに雪歩ちゃん」

小鳥「で、やよいちゃんの合計5人ですね」

P「五人…(すっくな!?五人!?)」

P「あの、その五人って今は何処に」

小鳥「あっ、今日は休みなので来ないですよー」


P「じゃ、じゃあ彼女達のプロフィールは有るんですかね」

小鳥「あっ、待ってくださいねー、たしかここに」ガサゴソ

小鳥「はい、コレが彼女達のプロフィールです」スッ

P「ありがとうございます」

P「……」

P「ぶっ!?」

小鳥「だ、大丈夫ですか?」

P「す、すみません」

大丈夫なのかはこの会社だろ!?

えっ?みんな若すぎだろ!

つーかこの双海亜美と双海真美

まだ9歳じゃねーか!

この高槻やよいって子も10歳だし…

10歳のやよいとアナルセックスしたい


P「い、一番歳上なのがこの菊地真って子と萩原雪歩って子」

P「……でも13歳」

P「あの、質問、良いですか?」

小鳥「はいはい、どうぞどうぞ」

P「彼女達は、仕事は何をされてるんですかね」

小鳥「アイドルですよ?」

P「んな事は知ってんだよ」

小鳥「ぴよ!?」

P「あっ、すみません」

小鳥「ぴよ…」

P「えーと、歌うにしても、知名度的には」

小鳥「低いですね、低すぎる位です」


P「まぁ、俺も東京で765プロって聞いた事無かったしなぁ…」

小鳥「質問は以上ですか?」

P「っせーな黙ってろ今考えてるだろうが」

小鳥「ぴよ!?」

P「んあっ……すみません」

小鳥「ぴよ…」

P「あの、じゃあ歌以外の仕事は」

小鳥「まぁ、あまり仕事は無いんで」

小鳥「正直みんなも遊び感覚でやってるみたいなんで」

P「あ、遊び感覚でって…」


P「…(終わった、実家に帰って就職先さがした方が絶対にいいわ)」

P「ありがとうございました」

小鳥「へ?」

P「じゃあ明日は何時にくれば良いんですかね」

小鳥「え、えっと…」

小鳥「8時までに来てさえくれれば良いですよー」

P「そうですか、あと一つ質問させてください」

小鳥「ぴよ?」


P「俺以外のプロデューサーは」

小鳥「ぴよ?」

P「いや、俺が来る前まではプロデューサーって居なかったんですか?」

小鳥「……」

P「居なかったんですね?」

小鳥「あ、あはは…」

小鳥「はい、居ませんでした」

P「今まで一人も?」

小鳥「……はい」

P「そうですか…分かりました」

小鳥「あの!」

P「今日は帰ります、それじゃあ」

バタンッ

持ち歌ないのか?


スタスタ

P「はぁ…くそ」

P「こんな所に入る位なら向こうでバイト生活おくった方がマシだ!」

P「社長が言うには用意してくれたアパートに荷物が送られてるみたいだし」

P「実家に送り返して俺も帰る!」

P「あぁああ!」

P「くそが!!」


ドカッ

?「きゃっ!」

P「いっつ」

P「あぁ、悪い、大丈夫ですか」

雪歩「あいたた…」

P「あっ、君は確か」

P「萩原雪歩だっけ」

雪歩「えぇっ!?」ビクッ

P「ん?」

雪歩「ななな、なんで私の名前を」プルプル

P「えーと、き、君のファンだから」

雪歩「えっ!?」


P「…(どうせ出て行くんだし、プロフィール見せてもらったとか言ったらややこしくなるしなぁ)」

雪歩「わ、わわわ、私のファンの方なんですか!?」

P「へ?う、うん」

雪歩「は、初めてです!」

P「はっ、初めて?」

雪歩「はい!私、いっつも真ちゃんに頼ってて…その」

雪歩「私にファンが居ること事態ビックリなのに」

雪歩「ま、まさか実際に会えるなんて…わ、私」

P「はぁ…(へぇ、見た目と同じ、気弱な子なんだ)」


P「で、君はどこに

雪歩「あっ!そうだった、私、事務所の方に用事が」

P「はぁ…じゃあ頑張ってね、応援してる」

雪歩「あっ、ありがとうございます!」

P「あはは、じゃあね」

スタスタスタ

雪歩「あっ…行っちゃった」

雪歩「わ、私のファン」

雪歩「……」

雪歩「また、会えたらいいなぁ」


P「で、どの辺なのかなアパートってのは」

P「うーん…」

スタスタスタ

P「おっ、アレかな?」

P「ふーん、結構綺麗じゃん、見た目はよし」

P「って、関係無いかぁどうせ実家に帰るんだし」

しえん


ガチャ

P「……」

P「凄いな…ほんとに荷物殆ど持って来てる」

P「うわぁ、これ全部送り返すのかぁ」

P「面倒くさいなぁ…」

P「とりあえず、明日で良いかな」

P「うん、明日にしよっ!今は最低限の荷物を取り出すかな」

P「っと、コレとコレ、あとコレを」


P「ふぅ、まぁこれ位で良いかな」

P「今は何時かなっと」

P「うーん、17:16分ですか」

P「夕ご飯買いに行こうかな、昼食べて無いからお腹空いたし」

P「……」

P「スーパーで良いかなぁ?でもコンビニで弁当買った方が早いしなぁ」

P「うーん」


~スーパー~

P「結局スーパーに来ちゃいました!」

P「ま、まぁその…あ、明日までここに居る訳だし?」

P「す、スーパー位来たって……ねぇ」

P「しかしここ、珍しいな」

P「野菜のタイムセールとかやってるのか」

P「東京じゃ無いからなぁこんなの」


~店内~

P「…」スタスタ

P「っ!や、安い!?」

P「やっす!あ、コレも安い」

P「なんだよここ、向こうの半額以下だぞ?」

P「うへぇ、穴場じゃん」

店員「ただいまからー、タイムセールを開催いたしまーす!」

P「タイムセール!つーことはコレより安くなるのか!?」

P「ぐひひひ、見に行く価値は有りますぜぇ旦那ぁ」


P「ぶげらっちょ!?」

ドカッ

主婦「どいてよ邪魔よ邪魔!」

P「ぐべっ?!」

ドスッ

家政婦「アンタ邪魔ネ」

P「ぐうぅ、なんちゅーおばさん達の執念…」

P「おそロシア」

?「うっうー!通してくださーい!!」

P「ん?」


やよい「お豆腐が買えませーん!」

P「あ……えーと」

P「そうだ!高槻やよい!」

やよい「コレじゃあ夕飯のお味噌汁がつくれませーん!」

P「ゆ、夕飯?」

P「っと、今はそれよりもっと」

P「じゃ……邪魔だ!どけババア!」

グイグイッ

家政婦「ぶさばあぁ!」

P「シャラーップ!」

豆腐「のヮの」

P「っ!げ、ゲットおぉ」グイッ


やよい「……結局買えませんでした」

やよい「コッチのだと10円も高いですぅ」

P「あ、あのっ!」

やよい「は、はい!?」ビク

P「高槻…やよいちゃんだよね」

やよい「?なんで私の名前、知ってるんですか?」

P「えーとね……」

P「あっ!そうだ、これ」スッ

やよい「あっ!コレは」

P「うん、5つ手に入れたからおすそ分け」

豆腐「のヮの」

豆腐の王子様


やよい「い、良いんですかー!?」

P「気にしないで」

やよい「あっ、でも」

P「にひひ、半分こしよっか」

やよい「えっ」

P「5つの半分だからぁ……何個かなぁ?」

やよい「う、うっうー…」

P「何個でしょ?」

やよい「……分かりません」

P「正解は3つでしたー」

P「ほらっ、3つあげるね」


やよい「えぇ!?いいんですかぁ?」

P「あはは、俺あんまり料理しないからさ、こんなに持ってても使わないと思うし」

やよい「うっうー!ありがとうございますー!」

P「あははは、良いって良いって」

やよい「あっ、そういえばお兄さん」

P「ん?どうした」

やよい「なんで私の名前を知ってるんですかぁ?」

P「……」

P「君の…(いや、同じ手は幾らなんでも嫌だな)」

やよい「君の…?」

P「き、君の……」


P「君のストーカーなんだ」

やよい「……す、ストーカーさんですか?」

P「……」

やよい「あ、あのぉ」

P「ごめん、今の無しね」

やよい「えっ?」

P「君、765プロのアイドルなんだろ?」

やよい「は、はい!」

P「実は最近知ってね、それで調べただけ」

やよい「じゃあお兄さんはなんなんですか?」

P「……君のファン」

やよい「うっうー!?」

P「うん(あはは、結局コレか)」


やよい「私のファンだったんですかー」

やよい「嬉しいですー!」

P「う、うん、俺も嬉しいよ君に会えて」

やよい「ありがとうございますー!」

やよい「私、お兄さんみたいな人に会えて良かったです」

P「お、俺に会えて……良かった?」

やよい「はい!私、元気になっちゃいましたー!」

P「君が…元気に?」

やよい「だってお豆腐まで貰ってしかもその人が私のファンだなんて」

やよい「嬉しいですー!」

P「あはは、俺も嬉しいよ」


P「へー、君が料理をねぇ」

やよい「毎日じゃ無いんですけど」

P「いやいや凄いよ、俺なんて君の歳の頃は出て来た物を食べるだけだったもん」

やよい「お兄さん」

P「ん?どうしたの」

やよい「私の事、やよいって呼んでください」

P「えっ?どうして」

やよい「だってファンの方には名前で呼んでもらいたいですー!」

P「……分かった」

P「じゃあやよい、また明日」

やよい「うっうー!」

スタスタスタ


やよい「あ、あれ?また明日?」


~自宅~

ガチャ

P「ふぅ」

P「やよいに雪歩、なんか癖が有りそうだけど」

P「まっ、明日言ってみて頑張るかな」

P「その前に…母さんに電話だな」

P「……10歳で兄弟姉妹達に料理か」

P「俺も初めてみるかな、本格的に」


~翌日~

ガチャ

P「おはようございます」

小鳥「あっ、おはようございます」

小鳥「プロデューサーさん」

P「ぷ、プロデューサー…さん?」

小鳥「あれ?私何か間違えてますか?」

P「あ、いえ…大丈夫です」

小鳥「ぴよ?」

P「ぴよぴよ」

小鳥「ぴぴ!?」

P「ぴよよ」

小鳥「ぴへへww」

P「まったく理解出来ないな」

小鳥「ぴよ!?」


ガチャ

亜美「ピヨちゃんおっはよ→」

真美「おはよ→」

小鳥「おはよう、亜美ちゃん、真美ちゃん」

P「うひゃあ、写真で見るよりそっくり!」

亜美「あれれ?お客さん?」

真美「お客さんだね」

小鳥「あっ、彼は今日から

P「今日から君たちのプロデューサーになりましたあぁあ!」

亜美「わわっ!」

P「ぐっひっひ、お前ら二人とも喰べるぞぞぞぉ!」

真美「この兄ちゃんなんか面白いよ!」


P「まずはどっちが亜美か兄ちゃんに教えろぉお、さもなくば食うぞおぉ"」

亜美「はいはいは→い!」

P「おっ、こっちが亜美なんだな」

亜美「うん、亜美ねぇ兄ちゃんみたいな人初めてかも」

P「はひ?」

亜美「イタズラしがいが有りそうだもん!」

P「な、なにー!」

亜美「わー!兄ちゃんが怒った→」

P「ぐ……ぐひひひひ亜美いぃ、までぇえ"!」


小鳥「へー、子供慣れしてるんですねぇ」


真美「兄ちゃん兄ちゃん!」

P「っと、君が真美だな」

真美「うん、真美って呼んでよ兄ちゃん!」

P「あぁ、わかっ

亜美「亜美パ→ンチ」

ボフッ

P「ぐふっ」

真美「おっ!じゃあ真美も→」

真美「真美キッ→ク」

P「ぴげらっ」

亜美「兄ちゃん、まだ倒れちゃ駄目だかんね!」

P「くっひっひ、俺がこんなんで倒れるわけなかろー!」

真美「兄ちゃんが本気だ!」

亜美「亜美達も本気になるよ→」


ガチャ

雪歩「おはようございます小鳥さん」

小鳥「おはよう、雪歩ちゃん」


P「あぁあ"あ!しつっこい!」

亜美「んっふっふ~こんなんで亜美達を倒そうなんて10年早いよ→」

P「だからって髪引っ張るな!い、痛いから!」

真美「じゃあ真美は足引っ張るね→」

P「ちょっ、や、やめ

真美「え→い!」グイッ

ズテンッ

P「ぷっ!?」


雪歩「え、えっ!?」

P「うっぐ…」

亜美「亜美達の勝ちだかんね→」

P「お前らとは二度遊ばんぞ……」ピクピク

真美「ねぇねぇ亜美」

亜美「んなんですぁ真美」

真美「兄ちゃん、まだ遊んでほしいみたいだね」

P「んな"っ!?」

亜美「んっふっふ~そうみたいですなぁ」

P「い、言ってないだろ!」

亜美「問答無用!」

真美「お情け御免!」

P「みぎゃあぁ"あ"!」

雪歩「こ、小鳥さん、あの人は」

小鳥「あっ、あの人は今日から皆のプロデューサーになる人よ」

雪歩「わ、私達の…プロデューサー」


P「いてて…あいつ等加減をしらないんだな」

雪歩「あ、あの!」

P「あっ、昨日ぶり」

小鳥「あれ?雪歩ちゃんにあった事有るんですか?」

P「はい、昨日少し」

雪歩「まさか…あなたがプロデューサーになるなんて」

P「ごめんな、昨日言っておけば良かったかな」

雪歩「いえ…う、嬉しいです」

P「へっ?」

雪歩「私頑張ります!だ、だからプロデューサー」

P「雪歩…」

雪歩「わ、私達を…」

雪歩「お願いします!」


P「う、うん…お願いされます」

雪歩「ぷ、プロデューサーは」

P「はい?どうした」

雪歩「プロデューサーは私のファン第一号なんです…」

雪歩「だ、だから…」

雪歩「私プロデューサーの期待に答えられる様に…」

雪歩「頑張ります」

P「……あはっ」

P「あぁ、改めてよろしくな、雪歩」

すみません、もう寝ます
10時までには帰って来ますので、よろしくお願いします

やっくりおやすみ
出来る限り保守するさー

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

うっうー


ガチャ

真「小鳥さん、おはようございます」

小鳥「真ちゃん、おはよう」

真「……あの」


P「へぇ、じゃあバイトまがいな事してるんだな」

亜美「まがいって何?」

真美「あっ、真美にも教えてよー!」

P「内緒」

亜美「教えてよ→」

P「だったら無理矢理吐かせてみんさい」

真美「んっふっふ~コレは真美達の挑戦状とみて宜しいのですなぁ」


真「あちらの方は」

雪歩「あっ、おはよう真ちゃん」

真「おはよう、雪歩」

真「やけに嬉しそうだね、何か良い事でもあったの?」

雪歩「うん、あのね」



P「いっつつつ!?」

P「だから引っ張るなってのバカ真美!」

真美「今のは亜美だよ→!」

亜美「兄ちゃん、間違える奴にはぁ」

亜美「お仕置きだ→!」

P「だっー!分かるかよ馬鹿!せめてどっちがどっちか分かるようにしろ!」


真「ボク達の?」

雪歩「そうだよ、あの人が私達のプロデューサーになる人」

真「プロデューサー…」

P「し、死ぬ…」

雪歩「プロデューサー」

P「あぁ、雪歩…か」

P「あっ、初めまして」

P「菊地、真だよね」

真「はっ、初めまして!」

P「そんなに硬くならなくて良いよ、俺だって新人なんだし」

P「寧ろ俺が緊張しなくちゃいけないのに」


真「い、いえっ…その」

P「あのさ、真」

真「はいっ!」

P「……落ち着こうぜ」

真「…はい」

P「やよいはまだなのかな」

雪歩「やよいちゃんを知ってるんですか?」

P「一応、昨日会ったし」

真「やよいならもうじき来るんじゃ無いかなぁ」

ガチャ

やよい「すみませーん、遅くなっちゃいましたー」

亜美「おっはよー!やよいっち」

真美「も→遅いよ→」


やよい「亜美ちゃん、真美ちゃん、おはようございますー」

亜美「おはよ→」

真美「やよいっち!」

やよい「はい?どうしたんですかぁ?」

真美「やよいっちに紹介する人が居るんだ!」

やよい「私に…?」

真美「うん!今日から真美達と一緒にお仕事する人だよ→」

亜美「かも→ん!兄ちゃん」

P「あ、あははは…」

P「昨日ぶり」

やよい「あ、あなたわー」

豆腐神


雪歩「やよいちゃん、知り合いなの?」

やよい「はい!昨日のお豆腐さん」

P「お豆腐さんって…」

亜美「お→何やらやよいっちと兄ちゃんの間に熱い何かが有りますなぁ」

P「熱いって…(まぁ熱かったかな)」

真美「ねぇねぇやよいっち!詳しく聞かせてよ!」

やよい「わかりましたー!」

雪歩「わ、私も知りたい」

真美「ゆきぴょん、いつになく積極的ですなぁ」

P「…(コレで全員か)」


P「で、小鳥さん」

小鳥「はい?どうかしました?」

P「今日の仕事ってなにが有るんですか?」

小鳥「えーっと、ちょっと待ってくださいねー」 ガサゴソ

小鳥「……」

小鳥「はいどうぞ、皆の予定表です」

P「ありがとうございます」

P「……」ピラッ

P「あ、あははは…ま、真っ白ですね」

小鳥「そうですねぇ」

P「そうですねじゃねーだろ」

小鳥「ぴよ!?」

P「……すみません」


P「しかし…ほんとに何もないな」ピラッ

P「うーん」

真「プロデューサー」

P「ん?あ、あぁ」

真「プロデューサー?」

P「悪い…で、なんだ?」

真「何も無いのならボク、走ってきても良いですか?」

P「へ?は、走る?」

真「はい!走り込みです」

P「…別に良いけど」

真「ありがとうございます!」ダタッ

バタンッ


P「…な、なぁ雪歩」

雪歩「ひゃう!」ビク

P「わっ!大丈夫か?」

雪歩「あっ、す、すみません…ビックリしちゃって」

P「いやいや、驚かせてすまん」

雪歩「あの…な、なんですか?」

P「真の事なんだけどさ、いつも走ってるの?」

雪歩「はい」

雪歩「真ちゃんは走るのと踊るのが好きなんです」


P「走るのと踊るのねぇ」

雪歩「真ちゃんのダンス、凄いんですよ?」

P「……」

雪歩「プロデューサー?」

P「確かに、服の上からでもって言うか…」

P「雰囲気が違うもんな、皆と」

雪歩「そんなに違うんですか?」

P「うん、明らかに違う」

雪歩「……真ちゃんの事、よく見てますねぇ」ボソッ


P「へっ?何か言った?」

雪歩「何でもないです…」

P「なら良いけどさ」

P「ゆ、雪歩達は普段何をしてるんだ?」

雪歩「私達ですか?」

P「うん、気になるなぁって」

雪歩「うーん……」

雪歩「皆で話したり、遊んだり」

雪歩「……それ位です」

P「ま、マジ?」

雪歩「な、なにかおかしいですか?」

P「いや……なんでもない」


真美「兄ちゃん兄ちゃん」

P「えーっと」

真美「もー!真美だよぉ」

P「なぁ真美、真美の方がお姉ちゃんなんだよな」

真美「真美が…誰の?」

P「亜美のだよ亜美の」

真美「うーん、あんまし考えた事無かったなぁ」

P「なら今日から真美が亜美のお姉ちゃんな」

真美「へ?」

P「決まり!今日から亜美のお姉ちゃんだ」

真美「真美が……お姉ちゃん」


P「良いかな、それで」

真美「うーん…」

P「ほら、真美の方がお姉ちゃんっぽいし」

真美「本当?嘘ついてない?」

P「本当さ、それに俺は子供には嘘はつかないって決めてんの」

真美「わ、わかった…」

真美「真美やってみる」

P「あぁ、頑張れよ真美」

真美「うん!任せてよ、兄ちゃん」

P「まずはだな真美」

真美「なぁに?兄ちゃん」


真美「髪?」

P「あぁ、髪」

P「正直二人とも見分けがつかなくてな」

真美「そんなにわかんないのかなぁ」

真美「ゆきぴょん達は間違えないけど」

P「初めての人じゃ違いわかんないって」

真美「仕方ないよ、真美達双子なんだもん」

P「だから分かりやすい様にするんだ」

真美「それが……髪?」

P「あぁ、髪」

P「真美はお姉ちゃんだから伸ばそう」

真美「え→真美コレが気に入ってるのにぃ」


P「まぁまぁ、真美はお姉ちゃんなんだろ?」

真美「え→、なら真美、お姉ちゃんじゃなくても良いよ→」

P「だーめ!もう決めた事なんだし、頑張りなさいっての」

真美「ゔー」

P「頑張れよ、真美お姉ちゃん」

真美「う、うん」

P「じゃあ俺は少し出かけるから、よろしく」

真美「どっか行っちゃうの?」

P「おう!」


P「小鳥さん、少し空けるんで、後はお願いします」

小鳥「あっ、サボりですか?」

小鳥「まぁ良いですよ、私にまか

P「誰がサボりだごるぁ」

小鳥「ぴぴ!?」

P「仕事探して来るんだよ」

小鳥「ぷ、プロデューサーさん?あ、あの」

P「黙ってろ!」

小鳥「ぴよ…」

P「じゃあ、行ってくっから」

バタンッ


小鳥「ぴ…」

小鳥「ぷ、プロデューサーさんに怒られちゃいました」

小鳥「プロデューサーさんに……」

小鳥「ぴっ、ぴよぴよ…」

小鳥「ぴへへww」

小鳥「怒られちゃいましたぁ、怒られちゃいましたよぉ」

小鳥「ぴへへww」


真美「ピヨちゃんどうしちゃったのかな」

亜美「なんか笑ってるね」

やよい「良い事でもあったんですかねぇ」


P「って、出てきたのは良いけどさ」

P「どうしよう、あてが無い…」

P「とりあえず皆のプロフィールは持ってきたんだけど……」

P「そもそも仕事ってどうやって手に入れるんだ?」

P「社長に聞いて見た方が早いかな」カチャ

~♪

おかけになった番号は、現在電波のとど

プツッ

P「電源落としてやがる…」


P「あ、あんな事言っちまったから流石に収穫0も嫌だしなぁ」

P「なんつーかプライドが許せないな、うん」

~♪

P「電話…誰からだ?」カチャ

P「し、知らない番号だし」

ガチャ

P「はいもしもし」

小鳥『小鳥ちゃんですよー』

P「なぁっ!?」

P「なんで俺の番号知ってるんですか!」

小鳥『ぴへへwww』

しばらく2ch見れてなかったんだが、
小鳥さんが大鳥になったとこまでしか見れてない
すまんが誰か今までの貼ってくれないか?


P「で、なんですか?」

小鳥『あのですね、頼みたい事があるんですよ』

P「……なんだよ」

小鳥『えっと……皆は何がいい?』

P「皆?」

真美『あっ!兄ちゃん?』

P「その声は真美か」

真美『うん、ピヨちゃんに代わって貰ったんだ!』

P「で、なんの用なの?」

真美『真美、アイスね!』

P「は、はっ?」

亜美『兄ちゃん、亜美だよ→』

P「……」

亜美『亜美もアイスがいい!』


P「あ、あの…」

雪歩『ぷ、プロデューサーっですか?』

P「雪歩…あ、あの」

雪歩『わっ、私のは良いです!あ、亜美ちゃんと真美ちゃんの分だけで良いですから』

P「あの、言ってる意味が」

亜美『も→ゆきぴょんは甘いなぁ』

亜美『兄ちゃん!ゆきぴょんもアイスで良いからね→』

P「おい、意味が分からんぞ」

亜美『えへへ、じゃあピヨちゃんに代わるね→』

P「あっ、おい!」

小鳥『あっ、私もアイスで』

P「……」

小鳥『買ってきてくれなかったら泣いちゃいますから』

プツッ

P「……切りやがった」

>>277
このシリーズは多分これだけ、コピペだから保証はできない

P「クビ…ですか」高木社長「あぁ」
P「クビ…ですか」高木社長「あぁ」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1317380613/)
春香「のワの」765プロ…
天海春香「おいしいですよね、カブトムシ」P「くっさいなー」
天海「殺してやる」P「やってみろよカブトムシ」
天海「殺してやる」P「やってみろよカブトムシ」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1317725872/)
P「温泉ロケですか…」高木社長「あぁ」
P「温泉ロケですか…」高木社長「あぁ」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1317898756/)
律子「アイドル…ですか」P「あぁ」
律子「アイドル…ですか」P「あぁ」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1318089996/)
P「風呂上がりに飲むMAXコーヒーはヤバイな」
P「風呂上がりに飲むMAXコーヒーはヤバイな」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1318254514/)
律子「プロデューサー、どうぞ、コーヒーです」P「にっが!」
律子「プロデューサー、どうぞ、コーヒーです」P「にっが!」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1318421544/)
小鳥「やさしさに包まれたいんですよ!」P「あっそ」     
小鳥「やさしさに包まれたいんですよ!」P「あっそ」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1318687912/)

なんかレッスン料だけ取って仕事入れない
ただの詐欺事務所じゃないのか?


P「……」

P「しょ、初日からパシられるのか…」

P「くっそ…すっごいムカつく」

P「つっても、まぁアイス位ならなぁ」

P「やよいが出て来なかったけどなにしてたんだろ」

P「えーっと」

P「亜美、真美、雪歩、真、やよいの5つだよな」

P「コンビニかぁ、まあ仕方ない」

スタスタスタ


?「あ、あのぉ」

P「んっ?あ、俺ですか?」

?「すみません、少しお聞きしたい事が」

P「はぁ…良いですよ」

?「あっ、ありがとうございます」

P「……」

?「どうかしましたか?」

P「い、いや…なんでも(綺麗な人)」

?「あっ、自己紹介がまだでしたね」

P「別に自己紹介なんていら

あずさ「三浦、あずさと申します」

P「は、はぁ…」

  \おっぱい/   \わっほい/


P「へー、君も最近ここに来たんだ」

あずさ「はい、家庭の事情でこちらの方に」

P「あはっ、奇遇ですね、俺も親の事情で昨日こっちに飛ばされちゃいました」

あずさ「そうなんですか?偶然ですね」

P「あはは、確かに」

P「えっと、道に迷ったんですよね」

あずさ「はい…私、学校に向かっていた筈なのに何時のまにかこんな所に」

P「学校?」

あずさ「はい……」

P「…(マズイな、この辺に学校なんてあったか?)」


P「ちょっと待ってくださいね」

あずさ「分かりました、待ちますね」

~♪

小鳥『もー、どうしたんですか?そんなに私の声が聴きたくなっちゃったんですか?』

P「……あぁ」

小鳥『ぴよっ!?』

P「小鳥さんの声が聴きたくなった」

小鳥『ぴぴぴぴっ!?』

P「って、冗談は置いといてですね」

小鳥『ぴよ…』

P「あの、ここら辺に大学って有りますか?」

あずさ「えっ?」

あずさ「あ、あのぉ…」

小鳥『大学ですか?』

P「はい、大学です」


P「もう少し待ってくださいね」

あずさ「は、はい…」

小鳥『えーっと……』

P「小鳥さん」

小鳥『な、なんですかもー』

P「いえ、何も」

小鳥『か、からかわないでくださいよぉ』

亜美『ピヨちゃん?顔赤いよ?大丈夫?』

小鳥『あああ、亜美ちゃん!?む、向こうに行っててください!』

亜美『あっ!また兄ちゃんと電話?あっついね→お二人さ→ん』

小鳥『も、もー!大人をからかうんじゃありません!』

亜美『わ→ピヨちゃんが怒った→』


P「あの、小鳥さん?」

小鳥『あ、すいません、今探してますよー』


小鳥『あっ、有りました』

小鳥『ここから一番違い大学は…』

P「はーい、了解でーす」

プツッ

P「……すみません、待たせちゃいました」

あずさ「あ、あのぉ」

P「大丈夫です、こっから近いんで、送って行きますよ」

あずさ「あっ、え、えーっと」

P「俺の事はPって呼んでください」

あずさ「ぷ、プロデューサーさん」

P「じゃあ行きましょうか、あずささん」

あずさ「ちっ、違います」

P「えっ?た、確か三浦あずさって言いましたよね」

あずさ「名前は有ってるんですけど」

P「じゃあ行きましょう!大丈夫ですよ、あなたを食べたりさらったりしませんから」


~大学~

P「着きましたよ」

あずさ「…」

P「ん?行かないんですか」

あずさ「プロデューサーさん、でしたよね」

P「は、はい」

P「765プロのプロデューサーです、あずささんもどうですか?アイドル、やってみませんか?」

あずさ「そ、それよりも」

P「はい?」

あずさ「……です」

P「な、なんですか?」

あずさ「……まだ高校生です」

P「…へ?」

あずさ「私、まだ高校生です…」

P「oh…」


P「えっと…」

P「だ、だったら何故…私服なんですか」

あずさ「私、まだ編入手続きが終わってなくて…」

P「えーっと、なら母親と行けば良かったんじゃ」

あずさ「私、何故か道に迷うんで、最初に道を覚えておこうと思ってたんです…」

P「へ、編入手続きは…」

あずさ「明日なんです」

P「な、なるほど…」

あずさ「あのぉ」

P「は、はい」


あずさ「わ、私」

あずさ「そんなに老けて見えますか?」

P「あっ」

あずさ「やっぱり…老けて見えるんですね」

P「ちっ、違いますって!違います違います」

あずさ「…」

P「な、なんて言うか……その」

P「きっ、綺麗だったから!」

あずさ「えっ?…」

P「高校生にはみ、見えませんって!」

P「大人の魅力っていうか、そ、その」

P「えぇと(うがあぁあ!何言ってんだ俺!まずは謝るのが先だろう!)」

あずさ「…あの」

P「はいっ!」


あずさ「どういう所が、ですか?」

P「……はい?」

あずさ「その…ど、何処がき、綺麗なんですか?」

P「あ、えっと…」

あずさ「…」

あずさ「やっぱり、嘘なんですか?」

P「違います!そっ、それだけは違います!!」

P「あずささんが綺麗なのも、大人の魅力がどうたらは全て本当です」

P「た、ただどう口で説明したら良いか分からないから……その」

あずさ「プロデューサーさん」

P「は、はい!?」

あずさ「……ここ」

あずさ「ここの高校なんですけど…つ、連れてってくれませんか?」

P「あっ……俺なんかで良かったら」

あずさ「お願いします」


あずさ「それでプロデューサーさんったら、私を間違えて大学に連れてってくれたんですよね」ゴシゴシ

P「あはは…は、恥ずかしい過去を掘り返さないでくれ」

P「でもあの時は本当に驚いた、まさか高校生だなんてさ」

あずさ「プロデューサーさん」

ガリッ

P「いってぇ!?な、なんでひっかくの!?」

あずさ「……知りません」

P「つうぅ…血、出てない?」

あずさ「出てません」

P「は、はひ…」


P「それであずさを高校に連れて行って」

P「それから一週間後位だったかな」

あずさ「そうですねぇ、プロデューサーさんったら私をスカウトしたいなんて言い出して」

P「嫌だった?」

あずさ「……」ゴシゴシ

P「あ、あずさ?」

あずさ「嫌なら私はここに居ません…」ゴシゴシ

P「あはは……ありがと」

P「感謝してるよ、あずさには」

あずさ「プロデューサーさん…」

P「あっ、もう良いよ、前は自分で洗うから」

あずさ「あっ、はい」


P「じゃあ入りますかな~っと」

チャプン

P「……コレで雨が降って無かったら完璧なのになぁ」

P「しかし……」

P「やっぱり気持ちいいなぁ…」

あずさ「あ、あのっプロデューサーさん」

P「うわおっ!?」

あずさ「私も、良いですか?」

P「……だ、駄目って言ったら」

あずさ「プロデューサーさん…」

P「ゔぅ…」

P「わ、分かったよ…あっ、だけど」

P「た、タオルはちゃんと巻いてくれ…」

あずさ「はい、分かりました」


あずさ「プロデューサーさん」

P「はひぃ?にゃんですかぁ…」

あずさ「プロデューサーさんは、その…」

P「なんですかぁ…?」

あずさ「もう22歳なんですよね」

P「うん…今は22歳ですねぇ…」

あずさ「か、考えてはいるんですか?」

P「なにをぉ?」

あずさ「えっと…そ、その…」

あずさ「け、けっ……」

あずさ「結婚とか…」

P「結婚……け、結婚!?」

すみません、お昼食べてきます


P「けつこんですか…」

あずさ「結婚です」

P「う"うぅん……」

あずさ「プロデューサーさん?」

P「まぁ、そのぉ」

P「相手が居ないって言うか…」

あずさ「それは…どういう意味ですか?」

P「へ?」

あずさ「プロデューサーさんに……まだ好きな人が居ないって事なんですか?」

P「……」

P「どうなんだろ」


P「居ないっていったら嘘になるなぁ」

あずさ「……そうですか」

P「けどまぁ…その」

P「恋人…ではないから」

あずさ「それは…向こうが気づいて無いだけでは」

P「……多分、違いますよ」

P「俺に気づいて無いんじゃなくて、俺を見てくれて無いのかも」

あずさ「……」

あずさ「それって、辛く…無いんですか」

P「辛い……か」

P「俺にも分からないんだ」


P「振り向いてほしい?って言われたら首をかしげると思う」

P「だけど、そっぽを向かれたらこっちを向いてほしくなっちゃう」

P「あはは……わがままなんですよ、俺」

あずさ「プロデューサーさん」

P「口では説明し辛いなぁ…」

P「悲しいって言うより……虚しい」

あずさ「虚しい…」

P「うん、虚しいんだと思う」

あずさ「……その気持ち、わかります」

P「あれ?あずささ…いや」

P「あずさも俺と同じなんだ」

あずさ「…はい」


あずさ「ただ…」

P「ただ?」

あずさ「私は、」

あずさ「やっぱり私の方を向いていてほしいです…」

あずさ「それが…私のわがままです」

P「へぇ、あずさって甘えたがりなんだ」

あずさ「ち、ちがいます…」

P「だってそうだろ?自分の方を向いていてほしいって、つまりそいつに甘えたい訳だ」

P「だけど、そいつは向こうを向いている……と」

あずさ「……はい」

P「大変だねぇ、あずさでも落とせない男、か」

あずさ「そ、その言い方…やめてください」

P「あっ、ごめん」


あずさ「そ、それで…プロデューサーさんは」

P「んっ?」

あずさ「結婚願望は……無いんですか」

P「願望?」

あずさ「は、はい…」

P「結婚願望かあぁ、うーん」

P「……」

あずさ「プロデューサーさん?」

P「今はまだ、やる事があるから…」

あずさ「えっ?」


P「うん、今はまだやる事がある」

あずさ「それって…」

P「俺はプロデューサーだよ?」

P「なら、やる事って言ったら一つしか無いだろ」

あずさ「……皆を、トップアイドルに」

P「そういう事!」

P「やっぱりさ、皆同じステージで歌わせてみたいんだよねぇ俺は」

あずさ「同じステージに…」

P「そっ!同じステージ」

P「そりゃあ、ユニットで活動してほしいってのも有るけどさ」

P「皆765プロの一員なんだし、あれだよあれ」

あずさ「一致団結……ですか?」

P「そそっ!一致団結」


P「だから今は」

あずさ「そう…ですか」

P「じゃあさ、あずさは有るのかな?結婚願望」

あずさ「えっ?」

P「いや、どうせなら聞きたいなぁって、やっぱりお相手はその男?」

あずさ「……」

あずさ「無くなりました」

P「はっ、はい?」

あずさ「結婚願望…」

あずさ「今、無くなりました」

P「な、なんで今なんだ」


あずさ「な、なんとなく…です」

P「なんとなく無くなるもんなの?結婚願望って」

あずさ「はい、無くなっちゃいました」

P「ふーん……へんなの」

あずさ「すみません…」

P「べっ、別に謝らなくて良いっての!つーかなんで謝る?」

あずさ「私は…自分の事しか考えて無かったから」

P「あ、あずさ…」

あずさ「馬鹿な自分が恥ずかしい……本当に馬鹿」

あずさ「相手の事を想うだけで…考えた事なんて無かったから」

P「あ、あの…そんながっつり凹まなくても」

P「つーか自分を追い込みすぎだっつーの」


P「別に良いじゃん自分の気持ちを抑え込まなくても」

あずさ「プロデューサーさん…」

P「それに、そんなストレス溜め込んでたら仕事に……いや」

P「私生活に影響でちまうっつーの」

あずさ「……すみませ

P「ほら?また謝ろうとする」

あずさ「…」

P「はぁ、もー!」

P「あずさはみんなと違ってもう大人だろ?」

あずさ「はい…」

P「ま、まぁたまには子供みたいにはしゃぐのもストレス解消になるんだけどさ…」

P「その…あ、アレだよアレ」

あずさ「あれ?…ですか」

P「えーと、うんっと…(やばばばばば、考えて無いYO!)」

あずさ「プロデューサーさん?」

P「あ……あ、あった」

あずさ「はい?」

P「び…ビール」

あずさ「ビー……ル?」

P「そ、そうだよビールだよビール!お酒!!」

P「もう大人なんだからさ、グイっと呑んで忘れちゃえー!」

P「……だ、駄目?」

あずさ「……」

P「あ、あははは…駄目かぁ」

あずさ「…れてってください」

あずさ「連れて行ってください、私を」


P「は、はい?」

あずさ「お酒、呑みに」

P「あ、あずさを……俺が?」

あずさ「はい」

P「………む」

P「無理無理無理無理!!」

あずさ「どうしてですかぁ?」

P「いやっ、だ、だってだよ!?」

P「竜宮小町の?三浦あずさを?外へ呑みに?二人で?」

P「絶対に無理!マスコミに喰われるのが目に見えてるから!」

あずさ「…残念です」

P「ゔぅ、し、仕方ないだろ、有名になっちゃったんだし」


P「ま、まぁ家呑みってのがありますけど…」

あずさ「家呑み?」

P「外で買ってきて家に持ち寄って呑むの」

あずさ「はぁ…」

P「つーか無茶言い過ぎ、俺は別に良いけどさ、あずさはアイドル生命に関わるんだぞ?」

あずさ「すみません…」

P「ま、まぁどうでも良いけどさ」

あずさ「プロデューサーさん」

P「はい?」

あずさ「……」

あずさ「こ、今度、その家呑みっての…しませんか?」

P「……」

あずさ「その、わ、私のお家で…」

P「ま、マジですか?」


あずさ「だ、駄目ですか?」

P「…(うわぁ、どうするよ…それこそマスコミに餌ばら撒いてる様なもんだし)」

かと言って俺のアパートは貴音が居候中だし…

貴音?……貴音、。

あ……わ、忘れてた

P「あ、あの!」

あずさ「はい?」

P「もう……あ、あがりませんか?」

あずさ「は、はい」

P「あ、あははは、い、家呑みの件はまた後で話します」

P「今日はもう、寝よう」

あずさ「……はい」


~脱衣所~

P「あっ、着替え終わった?」

あずさ「はい、プロデューサーさん、お待たせしちゃいました」

P「いやいや、良いよ良いよ」

あずさ「じゃあ外で待ってますね」

P「あ、うん…」

バタンッ

P「……」

P「うっわぁ、貴音…大丈夫かな」

P「流石にもう帰ってると思うけど…」

P「うむむむむ…」

P「な、なんくるないさー!」


P「ごめん、待った?」

あずさ「待ちました」

P「あははは、ごめんごめん」

あずさ「いえいえ、じゃあ、案内お願いしますね」

P「はーい」

スタスタスタ

P「そういえばさ、結婚がどうたらって言ったじゃん」

あずさ「あっ…はい」

P「皆をトップアイドルにするとかなんとかって」

あずさ「言いましたね」

P「あれさ、実はもう一つ有るんだ」

P「俺がそれに拘る理由」

あずさ「理由?」


P「負けたく無い奴が居るんだよ」

あずさ「負けたく無い?」

P「そっ!そいつにだけは絶対に負けれない」

P「もしも、俺が恋なんかして現を抜かしてたら…」

P「そいつに笑われちゃいますから」

あずさ「……」グッ

P「あはは、ごめん、今の忘れて」

あずさ「………はい」

P「じゃあここを真っ直ぐ行けば着くから」

あずさ「プロデューサーさんは何処に」

P「ちょっと要が有るから」

P「じゃあ…また明日」

P「つーか今日なんだけどね」

あずさ「はい…また、明日」

スタスタスタ


あずさ「プロデューサーさん」

あずさ「……その人って」

あずさ「きっと…私の知ってる人ですよね」

あずさ「…」

あずさ「羨ましいです、悔しいです」

あずさ「悲しいです…」

あずさ「……」

あずさ「プロデューサーさん」

あずさ「あなたの想い人は…」

あずさ「私の……」

あずさ「竜宮小町の…」


~真達の部屋~

ガラララ

P「……」

P「やっぱり貴音の奴が居ない」

P「まだ雨降ってるってのに…あいつ」

P「うーん…」

P「旅館の傘、勝手に使って大丈夫だよな」

P「貴音、待ってろよ」


~玄関~

ザアァアアア!

P「うっわぁ…強過ぎだろ」

P「萎えるわぁ」

P「……」

P「た、貴音の事だ…」

P「大丈夫だろ」

P「……」

ザアァアアア!

P「…寝るか」

スタスタスタ


~外~

ザアァアアア!

貴音「雨が…強くなって来ました」

貴音「……」

貴音「あなた様…」

貴音「わたくしは、頭を冷やさなければなりません」

貴音「ですから…」

貴音「この雨が止むまでは…」

ザアァアアア

貴音「わたくしは…待ちます」


~シスターズルーム~

ガチャ

P「ただいまー」

響「…んだっ……ぞぉ」

美希「…はにひぃ」

P「あはは、お前等ごめんな」

P「朝にはちゃんと居るから、安心して寝ててくれ」

P「……問題は」

P「おい千早」

千早「……zZ」

P「さっきまで自分のベッドで寝てなかったか?」

P「なんで俺のベッドで…」


P「…千早のベッドで寝てもなぁ」

千早「…」

P「まぁ…しょうがないか」

モソモソ

P「お休み、みんな」

P「また明日……いや、今日も」

P「お仕事、頑張ろうな」

P「……」

P「…zZ」


プロデューサーさん

プロデューサーさん……何処ですか?

私ですよぉ…

あっ!プロデューサーさん、私、汚菓子作って来たんですよ!食べませんか?

プロデューサーさん、事務所の床拭き終わりましたよ!

えっ?わ、私にですか?

ありがとうございます!私、大切にしますね!

プロデューサーさん

プロデューサーさん?居ますか?

あの…

プロデューサーさん?


えっ?な、なんでですか?

プロデューサーさん?なんで私から逃げるんですか?


プロデューサーさん?何処ですか

分かりません…なんで

プロデューサーさん?どうしてですか?


なんで逃げるんですか?

あっ!私に?し、新曲ですか!?

ありがとうございます!わ、私…頑張って歌いますね!


……えっ?な、なんで…これ…


プロデューサーさん……そっかぁ

嫌いなんですね…私の事

……プロデューサーさん

何処ですか…


~4:26~

ガバッ

P「っはあ!?」

P「はぁ……はあぁ」

P「はっ…ゆ、夢…」

P「今のは、ゆ、夢」

P「……はぁ」

P「外は…もう雨、止んでるな」

P「うぇ、喉乾いた」

P「飲み物買いにいこ」


~廊下~

P「うーん、何買おうっかなー」

スタスタ

P「自販機自販機~っと」

自販機「のヮの」

P「どうせなら甘い物がいいな」

ガチャン

P「朝はやっぱりコーヒーだな」

P「……」

P「い、一応確認だからな」

P「玄関に行って皆の靴を確認…」

P「早くいこっ」


~玄関~

P「んなっ?!」

P「ば、ばか!」ダタッ

P「おい、しっかりしろ!」

貴音「……ぁ」

貴音「あなた様…」プルプル

P「な、なんで玄関で倒れてるんだよ!」

貴音「す、少し……頭を…冷やして…」

P「だ、だからってお前なぁ…」

貴音「わ、悪いのは…わたくしですから…」

P「…」ピトッ

P「うわっ!あつっ!?」

P「と、とりあえず部屋に運ぶから!」


ギュム

P「……うへ」

貴音「あ、あなた様…?」

P「せっかく風呂入って着替えたのに…」

貴音「…すみません」

P「いや、今はお前の方が重要だからな!」

貴音「……」ギュッ

P「……貴音」

貴音「は、はい」

P「あんまりさ、力込めないでくれ」

貴音「すみま

P「首、濡れるから」

貴音「あなた様…」


~真達の部屋~

ガラララ

P「っと、じゃあ後はよろしく」

貴音「はぁ……っはぁ」フラフラ

P「大丈夫か?」

貴音「だ、大丈夫です…」

ドサッ

P「た、貴音!」

貴音「はあぁ……っはぁはぁ…」

P「うーん…ここでドタバタしたら真美が起きてややこしくなりそうだしなぁ」

貴音「っはぁ…く、苦しい…です」

貴音「あなた様…」

P「……わかった、貴音、服は何処だ」


~シスターズルーム~

ガチャ

P「っとぉ、まだ起きてないよな」

貴音「す、すみません…」

P「もう良いっての、どうせ濡れたんだから」

貴音「ですが…あなた様のお部屋に」

P「ごめんな?美希達が居るけど」

貴音「いえ……わたくしは構いません…」

P「じゃあ降ろすぞ」スッ

貴音「……んっ」グラッ

P「おっと!大丈夫か?」

貴音「は、はい…」

P「一人で着替えれるか?」


~5:16~

貴音「すみません…ベッドまで使わさせていただいて」

P「だから気にするなっての」

P「じゃあ俺は行くから」

貴音「ど、何処にですか…」

P「何処にって…真達の部屋」

貴音「何故ですか?」

P「俺も寝たいから」

P「あっ、マスク付けとけよ?風邪かもしれないしうつしたら悪いから」

貴音「……」スッ

P「じゃあお休み」

『わたくしのそばに居てください』

P「んぎぃ!?」


P「た、貴音…お前、今『指示する者』で俺に暗示をかけただろ……」

貴音「かけてなどいません…」

P「な、ならなんでお前から1m以上離れられないんだ…」

貴音「あ、あなた様…」

P「ぐっ…」

貴音「…」スッ

『わたくしと、同じベッドで…一緒に…』

P「ほーみー!?」


モソモソ

P「…」

貴音「あなた様…わたくしに近づくとうつりますよ?」

P「ぐっ…」

貴音「……」

ギュッ

P「はあぁ…」

貴音「あなた様、本当によろしいのですか?」

P「よくないっつーの…」

貴音「あなた様…」

P「貴音、俺の事を思ってるなら解除してくれ」

貴音「?」


P「ま、間違いなく二人に勘違いされちまう」

貴音「二人とは…」

P「ち、千早と美希だ」

貴音「…」

P「あと2時間位で千早は起きるからさ…」

P「こんなところ見られたら…」

貴音「あなた様…」

P「た、頼む…」

貴音「わ、分かりました」


~7:36~

響「ゔぅ…」

P「おはよう響」

響「ぁ、プロデューサー」

千早「あの」

P「んあ?おはよう千早」

千早「何故四条さんが私のベッドに」

P「えーと、な、なんて言ったら良いのかな」

千早「プロデューサーは何処で寝たんですか」

P「ち、千早?」

千早「答えてください」

千早「プロデューサーは何処で寝たんですか」


響「千早、こ、恐いぞ」

千早「我那覇さんは黙ってて」

千早「殺すわよ」

響「ゔぅ…」

P「千早…落ち着けって」

千早「プロデューサーは何処で寝たんですか」

千早「だ、だって私はプロデューサーに抱きしめられた感覚は有りませんでした」

千早「それはきっと二人も同じ事が言えます」

千早「プロデューサー」

千早「答えてください」


貴音「…zZ」

美希「ん……は、はにひぃ…」


P「響…」

響「プロデューサー?」

P「向こう…向いてろ」

千早「!」

響「えっ?た、確か昨日も

P「頼む」

響「ゔー、わ、わかった」

千早「ぷ、プロデューサー」

P「千早」スッ

チュッ

P「おはよう」

千早「ぁ…お、おはようございます」

P「にひひ、おはよう」


P「おーい美希!」

美希「んー…」

P「起きろっつーの!」

バシッ

美希「んぁっ!」ビク

P「美希?」

美希「……は、ハニー?」

P「おはよう、美希」

美希「あふぅ…おはよう、ハニー」

響「プロデューサー、もう良いかなー?」

千早「まだ駄目よ、我那覇さん」

響「えっ!?」


~真達の部屋~

真「雪歩」

雪歩「……んん」

真「雪歩!?」

雪歩「…あ、あれ」

雪歩「ここは……どこ?」

真「よかったぁ…」

雪歩「真…ちゃん?」

真「もう、心配したんだぞ?」

雪歩「……」

雪歩「あはは、ごめんね?真ちゃん」

真「無事で良かった」

ギュッ

雪歩「く、苦しいよ…」


美希「あれ?なんで貴音が千早さんのベッドに?」

P「えっと…昨日な、貴音が風邪をひいてしまって」

P「それでさ、真達の部屋なら真美達を起こしちまうかなぁって思ってさ」

千早「それで私達の部屋に連れて来たんですか」

P「うん…ごめん」

千早「いえ、構いません」

美希「ミキも別に気にしないの」

P「ありがとう、みんな」

響「ゔー!まだ向いちゃ駄目なのかー!?」

千早「まだ駄目」


ピピピピッピピピピ

P「…」スッ

体温計「のヮの」38度9分ですね

美希「すごい熱…ハニー、貴音、大丈夫なの?」

P「うーん、今日の収録は無理そうだな」

千早「四条さん…」

貴音「千早……すみません」

千早「いえ、気にしないで」

美希「貴音、今日はここで休んでるの」

貴音「…わかりました」

響「ゔー!」

千早「我那覇さん、まだ駄目よ」

響「ゔぅ…」


P「おはよう」

律子「おはようございます」

P「悪い、今日は貴音は旅館で待機だ」

律子「どうかしたんですか?」

P「ちょっと熱で」

律子「えぇ?大丈夫なんですか?」

P「まぁ…とりあえず今日は安静にさせとくつもり」

律子「はぁ…ならいいですけど」


P「あのさ、律子」

律子「はい?」

P「……えっとさ」

律子「なんですか私、打ち合わせに行かなきゃなんないんですけど」

律子「誰かさんが来てくれませんからねぇ」

P「ぐっ…」

律子「あははは……で、なんですか?」

P「この温泉ロケ、終わっちまったらまた忙しくなるだろ?」

律子「はぁ…まぁそうですね」


P「……いや」

P「なんでもない」

律子「はぁ?」

P「うっせ!」

律子「な、なんですか急にぃ!」

P「うるへーよばか!」

律子「なっ!?」

P「じゃあな~」タッタッタッ

律子「あっ!ちょっとぉ…」

律子「もぅ、いったいなんなんですかもー」


~シスターズルーム~

ガチャ

P「おっはよー!」

亜美「あっ!兄ちゃん」

伊織「ちょっ!?な、なんでアンタがくんのよ!」

P「あ?やるのか凸スケ」

伊織「なっ、なんですってー!?」

P「行くぞ亜美!」

亜美「OK兄ちゃん!」

伊織「な、なによ…」

亜美「んっふっふ~」

P「ぶひひひ」

伊織「こ、来ないでよ変態!」


~竜宮小町ルーム~

ガチャ

P「おっはよー!」

亜美「あっ!兄ちゃん」

伊織「ちょっ!?な、なんでアンタがくんのよ!」

P「あ?やるのか凸スケ」

伊織「なっ、なんですってー!?」

P「行くぞ亜美!」

亜美「OK兄ちゃん!」

伊織「な、なによ…」

亜美「んっふっふ~」

P「ぶひひひ」

伊織「こ、来ないでよ変態!」


伊織「…っひ…あ……」ビクンッ

P「凸スケ退散」

亜美「いおりん撃破→」

あずさ「おはようございます」

P「あっ、おはよう、あずさ」

亜美「あずさお姉ちゃん、おっはよー!」

P「今日でロケが終わりだからなぁ」

亜美「亜美まだここに居たいよー」

P「ん?別にいいぞ」

亜美「えっ!いいの」

P「うん、亜美だけ残りな」

亜美「やだよー!」


P「いよっし!じゃあ真美達の所に行くぞ→」

亜美「いおりんもいこーよー!」

伊織「ひっぎ……っあ」ピクピク

P「おっ?無視ですかぁ?」

伊織「ち、ちがっ」

亜美「兄ちゃん!いおりんはまだやれるみたいだねぇ」

伊織「な、何言ってんのよバカ亜美!」

P「んっふっふ~」

亜美「んっふっふ~」

伊織「な…なによ!来ないでよ変態!バカ!」


~真達の部屋~

ガラララ

亜美「おはよー!」

真美「あっ、亜美!」

伊織「……」

真「伊織?なんか顔色悪いよ?」

伊織「うっさい…」

真「なっ!?ボクは伊織を心配していってやったんだぞ!」

伊織「黙んなさいよ…」

真「な、なにぃ!?」

P「雪歩、大丈夫か?」

雪歩「プロデューサー」

くすぐり後のいおりんエロい


雪歩「はい、まだ少しだけ違和感が有りますけど…」

雪歩「大丈夫です、あっ…あのっ」

P「ん?どうした」

雪歩「ありがとうございました」

P「……」

雪歩「お医者さん…プロデューサーが呼んでくれたんですよね」

P「雪歩」

雪歩「はい?」

P「ちょっといいか」


~外~

雪歩「あの、プロデューサー?」

P「……雪歩」

雪歩「はい…」

P「お前、誰と戦ったんだ」

雪歩「…」

P「一人で特訓か?」

雪歩「違います…」

P「だよな、特訓で両腕飛ばすなんてバカな事しないもんな」

雪歩「…はい」


雪歩「…春香ちゃんと」

P「あぁ、わかってる」

雪歩「すみません…」

P「別に謝らなくて良いさ」

雪歩「プロデューサー…あ、あの」

P「なんだ」

雪歩「私……後悔はしてません」

P「後悔?」

雪歩「はい」


雪歩「だって…」

雪歩「私がどんなに無茶な事しても」

雪歩「プロデューサーが助けてくれるって思ったから……」

P「ゆ、雪歩…」

雪歩「今の私がその証拠です」

雪歩「お医者さんに…」

雪歩「プロデューサーに助けてもらいました」

P「だ、だからってなんでそんなバカな事したんだよ!」


雪歩「バカな事?…」

雪歩「違いますよ」

雪歩「私はバカな事なんてやってません……」

P「なっ」

雪歩「……」

雪歩「春香ちゃんは消滅、そしてお医者さんまで来てくれた…」

雪歩「どうですか?100点…ですよね」

P「ど、どこがだよ!両腕無くしといて…」

雪歩「あはは、だからお医者さんに助けてもらいました…」

雪歩「信じてましたから」


P「……戻るぞ」

雪歩「プロデューサー?」

P「旅館に、戻るぞ」

雪歩「あっ…」

P「皆、待ってるからさ」

雪歩「……」

雪歩「はい」

P「ったく、もう無茶な事すんなよ?」

雪歩「えへへ、約束出来ません」

P「そこは嘘でも約束出来ますって言うの!」

雪歩「私、嘘が嫌いですから」

P「あーもう!意味わからん!」

スタスタスタ


真「…雪歩」

真「両腕が……無くした?」

真「医者に治して…」

真「それに…春香が死んだ?」

真「雪歩が、殺ったんだ」

真「……」

真「くそ…ボクは」

真「ボクはまた何もできなかった…」


小鳥「プロデューサーさん!」

P「うわあぁっ!?」

小鳥「ど、どうしたんですかぁ?」

P「い、いや…その」

小鳥「もー!今後は控えますよぉ」

P「え?な、なにを」

小鳥「私に言わせるんですか?」

P「……あー、なる程」

小鳥「そ、そのかわり…えっと」

P「はいはい、ほら、旅館に戻るぞー」

小鳥「…は、はい!」


P「で、今日は何すんの?」

律子「それがですねぇ」

P「ん?なにか不味い事でもあるのか?」

律子「いえ、そうじゃないんですけど」

P「だったらなんだよ」

律子「……ろなんです」

P「はい?聞こえなかったからもう一回頼む」

律子「…白なんです」

P「白?」

律子「真っ白なんですよ…台本」


P「……へ?」

律子「だから、四日目の台本」

律子「真っ白なんです」

P「真っ白?」

律子「……」

律子「ネタ切れみたいですね」

P「oh…」

P「ネタ切れって…」

律子「私も聞いた時はびっくりしました…」


P「いや、ネタ切れって意味不明なんだけど」

律子「さっきの打ち合わせで突然言われたので私も困ってるんですよぉ」

P「いやいやいや、じゃあ収録はどうなんの?」

P「まだ朝だよ?」

律子「……」

P「黙るなよ律子!」

律子「私だって知りませんよ!」

律子「真っ白な台本渡されて頭真っ白なんですから…」

P「上手く無いぞ……つーか笑えない」


P「えーと、つまりだ…」

P「言い換えると何やっても良い訳?」

律子「た、多分…」

P「とりあえず俺あの女に会って来る」

律子「お願いします、ガツンと言ってやってください」

P「へーい」

スタスタスタ

律子「……」ペラッ

律子「本当に何も書いてない…」

律子「どうすんのよぉ」


P「あの…」

女「また来た…しつこいね」

P「今日は何すれば良いんですか」

女「適当に」

P「て、適当にって…」

女「どっちみちカメラマンが使えないからねぇ、台本が有っても意味が無いのよ」

P「……」

女「カメラマンを壊したのは誰?」

P「俺です…」


女「まぁ今日は遊びなさい」

P「遊ぶ?」

女「えぇ、今日一日はお休み」

女「三日間お疲れ様でしたって意味よ」

P「……」

P「じゃあ何しても良いと…」

女「えぇ、そゆこと」

P「分かりました」

P「じゃあ……今までありがとうございました」

女「ふふ、さよなら」

バタンッ


P「やったー!」

P「今日は何も考えずに遊べるんだな」

P「じゃあ……」

P「部屋で昼間で寝よ」

美希「あっ、ハニー!」

P「……最悪」

美希「どうしたのこんな所で」

P「えーと…」

美希「今日のお仕事は?」

P「今日は無いぞ」

美希「えっ?」


P「うん、今日は思う存分遊べるぞ」

美希「だ、だったらミキ、ハニ

P「俺は帰って寝るから」

美希「ハニー…」

P「じゃあな」

スタスタスタ

美希「……」

千早「美希?どうしたの」

美希「千早さん、協力してほしいの」

千早「え?」


律子「……嘘ですよね?」

P「嘘じゃない」

P「今日はOFFだよ、仕事無し」

律子「えっと、だったら皆になんて言えば良いのかわかりませんよー」

P「んな事言われたってなぁ…」

P「真達には俺が言っとくからさ」

P「伊織達にはお前から頼む」

律子「はぁ…わかりました」


スタスタスタ

春香「……」

春香「うーん、さっきから歩き回ってるんだけど…」

春香「出口が何処に有るかわかんないよぉ」

春香「山に出るどころかこの洞窟っぽい所から抜け出せないし…」


春香「早くこっから出たいなぁ」


~湖~

春香「わあぁ!」

春香「綺麗な湖~」

春香「そう言えば私、朝ごはん食べてないなぁ」

春香「……」スッ

ジュウゥウウウ

湖「のヮの」がばばばばばばば

春香「……」

春香「よし、干上がったね」

春香「えっと……」

春香「すっごーい!いっぱい魚さんが居るよ!」

もう限界、ご飯食べにいって来ます

いや、もう落としてください…書けません、すいません

HipHopの方もネタ切れ気味だったしな
さすがに3本同時連載は無茶しすぎだろw


千早「今日?」

美希「そう、今日はお仕事、休みみたいなの」

千早「じゃあロケは…」

美希「ハニーが言うには今日は遊んで事務所に帰るみたいなの」

千早「そう…で、なにを協力すればいいのかしら」

美希「……千早さん」


美希「自分に素直になるの」

千早「な、何言ってるの?」

美希「千早さんはハニーの事、好きなんでしょ?」

千早「……」

美希「黙り?じゃあなんでハニーのベッドを使ってたの?」

千早「それは…」

美希「…一時休戦」

千早「美希?」

美希「多分、明日になったらまた多忙な毎日なの」

千早「そ、そうね」


美希「これはチャンス…」

美希「ミキ達に与えられたチャンスなの」

千早「私達に…?」

美希「ハニーはこのお仕事が終わったら……」

千早「…そうね」

千早「萩原さん達をプロデュースするつもり…」

美希「前よりずっとハニーが遠くなるの」

千早「……えぇ」

美希「千早さんはそれで良い?」

千早「それは…」


美希「ミキは嫌なの、絶対に…」

千早「美希…」

美希「だから千早さん…お願いします」

千早「か、顔を上げてよ」

美希「…」

千早「わ、分かった…」

千早「協力する」

美希「千早さん!」


P「っ!」ゾクゾク

P「な、なんだ今の」

P「寒気がしたぞ…」

P「……」

P「まだ10時にもなってないからなぁ」

P「貴音の看病でもしに戻るかな」

スタスタスタ


真「はあぁ……」

真「……」

真「雪歩が…ゆ、雪歩がっ!」

ヒュオッ

メキメキメキィ

木「のヮの」ぐぇあ…自然破壊じゃねぇか

ズウウゥン

真「だ、ダメだ……こんなんじゃだめだ!」

真「ボクには分かる!」

真「あいつは……」

真「春香は…まだ…死んじゃいない」


真「『狂舞歌姫』も通用しなかった…」

真「それどころか……ボクでさえ気づけなかった弱点を教えられた」

真「…屈辱だった、悔しかった」グググ

真「新しく手に入れた能力…」

真「コレも……春香に効くのかどうか分からないよ…」

真「雪歩が居ない今…春香を止めれるのはボクだけなのに」

真「ボクだけなのに……」

真「……恐い、春香が恐い」

真「ボクは…」


真「よわい」


うん、すっごく弱いよ

真「はっ!?」

雪歩「今の真ちゃんはすっごく弱い」

真「雪歩!だ、大丈夫なの?」

雪歩「うん…まだ気持ち悪いけどね」

真「だ、だったら休んでないと!」

雪歩「真ちゃん」

真「えっ」

雪歩「なんで弱いのか分かる?」

真「ゆ、雪歩?」

雪歩「真ちゃんがなんで弱いのか」


~シスターズルーム~

ガチャ

P「……んあ?」

P「なんで伊織が」

伊織「な、なによ…居ちゃ悪いの?」

貴音「あなた様…」

P「あれ?お前なに持ってんだよ」

伊織「ふん、アンタには関係無いでしょ」

P「へー、玉子粥ですか」

伊織「ちょっ、見ないでよ変態!」

P「貴音に?」

伊織「……当たり前でしょバカ」


P「へぇ、可愛いとこあんじゃん」

伊織「アンタが何もし無いからね、私が作ってあげたの」

P「相変わらずすんごい見た目だけどな」

伊織「大事なのは味よ味!見た目は良いの」

P「伊織のお婿さんは大変そうだな」

伊織「はいはい、貴音、ココに置いとくから勝手に食べといてね」

貴音「ありがとうございます…」

伊織「もう、今日中に治しなさいよ!」

P「ど、どこ行くんだよ」

伊織「アンタには関係無いでしょ!」

バタン


P「行っちまったよ」

P「貴音、気分は……って」

P「俺がそんな事言っちゃいけないよな」

貴音「あなた様…」

P「ごめん、俺のせいだ」

貴音「いいえ、悪いのはわたくしです…」

P「……貴音」

貴音「は、はい」

P「今日でロケは終わりだな」

貴音「そうですね…少し残念です」


P「残念?」

貴音「はい、最後の日にこの様な失態」

貴音「…恥ずかしいです」

P「だから悪いのは俺だっての」

貴音「……すみません」

P「あのさ、話し戻すぞ」

貴音「はい」

P「今日さ、良かったら二人で帰ろうか」

貴音「えっ?な、なにを」

P「車はなんとかするからさ」


貴音「あ、あの…」

P「お前には色々と謝らなきゃいけないからさ…」

P「駄目かな」

貴音「……」

P「貴音?」

貴音「お、お願い…してもよろしいですか?」

P「あはっ、OK」

貴音「あなた様」

P「ん?どうしたんだ貴音」

貴音「言っておかなければならない事があります」


真「ボクが弱い理由…」

雪歩「うん」

真「そっ、それは」

雪歩「何か知ってるの?」

真「……ボクの能力が」

真「弱いから…」

雪歩「……真ちゃん」

真「…」ギリッ

真「効かないんだ…何もかも」

真「春香に」


雪歩「真ちゃん?」

真「……雪歩だって、なんとなく気づいてるんだろ」

真「春香は生きてるって」

雪歩「…」

真「ボクが気づいてさ…雪歩が気づかない訳無いもん」

雪歩「真ちゃん…」

真「今の雪歩は戦えない」

雪歩「わ、わた

真「今戦っても!」

真「雪歩は全力で戦えないじゃないか…」


真「……認めたく無いけどさ」

真「雪歩と戦っても…」

真「今の状態の雪歩と戦っても」

真「まるで勝てる気がしないんだ…」

雪歩「ま、真ちゃん」

真「今…出せて何割なの」

雪歩「…」

真「答えてよ…ボクの為を思ってるなら」

雪歩「多分…3割」

真「ははは…3割ね、3割にも勝てないんだよ」


雪歩「…」

真「全力のボクが…」

真「3割しか出せない雪歩に恐れてるんだ」

真「……ねぇ雪歩」

雪歩「…」

真「ボクはどうすれば良い?」

真「春香と戦って死ねば良いの?」

真「教えてよ…答えてよ」

真「ねぇ!こたえ

バチーンッ!

真「っ…」

雪歩「はっ…はぁ…」


雪歩「真ちゃんおかしいよ」

真「…いった」

雪歩「ねぇ真ちゃん、覚えてる?」

雪歩「四条さんから教えて貰った事」

真「はっ……なんだっけ」

雪歩「心」

真「心…」

雪歩「うん、心だよ」

雪歩「信じる心、諦めない心」

真「……」


雪歩「私はね、それを忘れずに頑張ってきた」

雪歩「だから私は強くなれたんだよ」

雪歩「真ちゃんだってさ、それを忘れなかったから強くなれたんだよ?」

真「ボクが……強く」

雪歩「そうだよ!」

真「忘れちゃいけない……大切な物」

雪歩「うん…」

真「……ねぇ雪歩」

雪歩「ん?」

真「ボクと戦ってほしいんだ」


雪歩「えっ?」

真「お願い…」

雪歩「真ちゃんと…私が?」

真「今のボクの全力を…」

真「雪歩にぶつけたいんだ」

雪歩「真ちゃん…」

雪歩「で、でもっ」

真「分かってる、雪歩は3割しか出せないんだよね」

雪歩「違うよ!ま、真ちゃんが

真「お願い」

雪歩「……知らないからね」


真「ありがとう」

雪歩「…(今の真ちゃん)」

心が揺れ動いてる今の真ちゃんに全力なんて出せない筈

雪歩「私、コレを使うとさ、手加減出来なくなっちゃうよ」

真「そのほうがちょうど良いから…」

雪歩「…」

『弌伍弎手円匙』

真「それが雪歩の…」

雪歩「真ちゃん…」

真「…」グググッ

さぁ舞おう!『狂舞歌姫』

雪歩「痛いからね…」

真「当ててから言ってよね…そう言う事……」

真「わ"あぁ!」ダンッ!

貴音『真よ、フォースを使いなさい』


P「真が?」

貴音「はい…真は力に飢えています」

貴音「一番弱く、一番強い力を求めています」

P「…」

貴音「あなた様…真を止めてください」

P「わ、分かった」

貴音「ありがとうございます…あなた様」

P「…じゃあな」

P「また来るよ」


P「……て、響」

P「何時までそっち、向いてるんだ?」

響「だ、だって千早が」

P「お前なぁ…」

P「もう良いぞ」

響「ほっ、ほんとか!?」

P「うん…良いぞ」

響「…」クルッ

響「わわっ!?貴音、なんだぞそのお椀に入ってる物は!」

貴音「水瀬伊織……伊織が作ってきてくれた物です」

P「つーかお前、寝てたろ」

響「そっ、そんな事ないぞ!」


P「じゃあ俺は行くからな」

響「プロデューサー?」

P「どうした?響」

響「あの…今日の仕事、どうするんだ?自分…ずっとここにいたから」

P「あぁ、今日は無いぞ」

響「えっ?」

P「今日は仕事無し、遊びたい放題」

響「ほっ、ほんとか!?」

P「あぁ」

響「じゃあ自分、真美達の所に行って来るさー!」


P「じゃあ俺はどうしよっかなぁ」

小鳥「…」

P「うーん、真美達と一緒にゲームとかでも良いけど…」

小鳥「…ぴよ」

P「その前に車を用意しないといけないしなぁ」

小鳥「…ぴよぴよ」

P「……あの」

小鳥「どうしたんですか?」

P「いや、なんで居るのかなぁって」

小鳥「ぴよ…」


千早「プロデューサーを?」

美希「そう、まずハニーは普通に接するんじゃ無駄なの」

千早「…確かに」

美希「だからね、今回はミキ達から積極的にせめるのはよすの」

千早「…(私は別に積極的にはせめた覚えは無いけど)」

美希「千早さん!」

千早「え、な、なに?」

美希「ミキの話し、聞いてた?」

千早「ごめんなさい」


P「あっ、小鳥」

小鳥「な、なんですか?」

P「いや…朝ごはん食べてないよな」

小鳥「そうですねぇ、まだ食べてないですね」

P「近くのコンビニで買ってかない?」

小鳥「…」

P「あっ、嫌だった?」

小鳥「お金が無いんです」

P「へ?」

小鳥「海に財布を置きっぱなしですから」

P「ま、マジかよ…」


P「あー、だったら奢ってやるからさ」

小鳥「本当ですかー!?」

P「凄い嬉しそうだな…」

小鳥「だって昨日の夜から水道の水しか飲んで無いんですよ?」

P「…」

小鳥「プロデューサーさん、ありがとうございます!」

P「はぁ、車手に入れたら海に行くか」


P「でさ、一応確認」

小鳥「はい?なんですか?」

P「その……の、能力は」

小鳥「あっ!『産卵女』ですか?」

P「冷静に見ると名前酷いなぁ…」

小鳥「ぴよ…」

P「で、使えるの?」

小鳥「それが、あれ以来使えなくなっちゃったんですよねぇ」

P「あれ以来?」

小鳥「……ぴへへww」


~コンビニ~

P「なる程ねぇ」

P「あの能力を手に入れる条件が俺を手に入れる事と」

小鳥「もー、そんな事あんまり言わないでくださいよぉ」

P「酷い力の手に入れ方だな…」

小鳥「ぴへへww」

P「まーもう使えないなら良いけどさ」

小鳥「プロデューサーさんは能力使える私の方が良かったんですか?」

P「絶対に嫌だ!」


P「もう二度とくらいたくない能力だ」

小鳥「あれさえ有ればプロデューサーさんは私の物だったんですけどねぇ」

P「はいはい、早く選べよ」

小鳥「はーい!」

P「えっと、何食べようかなぁ」

P「スパゲティとかが良いかなぁ」

小鳥「プロデューサーさーん!」

P「…」

小鳥「私、コレが欲しいです!」


P「…」

小鳥「…」

コンドーム「のヮの」

P「は?」

小鳥「プロデューサーさん!」

P「あのさ…」

小鳥「ぴよ?」

P「なんか勘違いしてないか?」

小鳥「なにがですか?」

P「お前、俺の大切な人になったって勘違いしてるよな」

小鳥「ぴよ!?」


P「ぴよじゃねーよ」

小鳥「えっ、えっ、えっ!?」

P「一回ゴムでやったからって勘違いしてるな」

小鳥「なななな、なっ!なっ?なっ!?」

P「ほら、返してこい」

小鳥「い、嫌です!」

P「返してこいっつーの!」

小鳥「嫌です!」

P「なんでだよ」

小鳥「プロデューサーさん!」

P「…」

小鳥「買ってください!!」


P「嫌です」

小鳥「なんでですか!」

P「だって、お前は俺のオナ

小鳥「ぴよー!!」

P「…」

小鳥「私…セフレじゃ終わりませんよ」

小鳥「やっと掴んだチャンスなんですよ…」

P「いや、まずお前はセフレじゃなくてオナ

小鳥「ぴよー!!」


P「なぁ、分かってくれよ」

小鳥「…」カキカキ

小鳥「はい!」スッ

P「ん?」

『ゴム有りSEX』

P「…」

小鳥「10万円払ったんですよ…」

小鳥「だ、だったらこれ位は良いですよねぇ」

P「あ、あのさ…例えゴム使ってもお前は

小鳥「ぴよー!!!」

すいません、お風呂に入ってきます

PIYO


真「かぺぺ…」ピクピク

雪歩「真ちゃん!」


『弌伍弎手円匙』

その驚異的な疾さの掌打の前には真の能力

『狂舞歌姫』は赤子同然の如く嬲られた


真「あ、あははは、痛いなぁ」

雪歩「大丈夫!?」


真「コレが…雪歩の力なんだね」

雪歩「う、うん」

真「つ、強いなぁ…コレで3割かぁ」

雪歩「真ちゃんだって…半分位しか力を出せなかった筈だよ!?」

真「うん…それでも、全然だよ」

雪歩「真ちゃん」

真「雪歩、勘違いしないで」

真「ボクは嬉しいんだ…」

雪歩「えっ?」

真「すっごく嬉しい」


真「だって、雪歩がこんなに強くなったんだから」

雪歩「真ちゃん?」

真「雪歩がこんなに強くなれたんだよ?」

雪歩「……あっ」

真「ありがとう雪歩」

真「おかげで目が覚めたよ」

雪歩「真…ちゃん」

真「ボクはまだまだ強くなれる…」

真「もっともっと強くなる」

雪歩「うん、応援するね」


真「…」

ありがとう雪歩

思い出させてくれて

ボク、もう迷わないよ

諦めない…自分を信じる

雪歩に教えてもらった高き壁

でも……乗り越えてみせる

必ず


P「結局買っちまった…」

小鳥「ぴよ~♪」

P「はぁ、仕方ないよなぁ」

小鳥「コレでプロデューサーさんの優しさに包まれます!」

P「へいへい、とりあえず朝飯食べようや」

小鳥「そんな事よりSEXです!」

P「お前水しな飲んでないんじゃなかったのか」

小鳥「プロデューサーさん!」


P「せ、せめて車を手に入れてからにしてくれないか?」

小鳥「…」

P「さ、さすがに街中じゃ勘弁だって」

小鳥「仕方ないですねぇ」

P「ほっ…」

小鳥「じゃあプロデューサーさん、早く車を手に入れましょう」

P「うーん、そのつもりなんだがなぁ」

P「とりあえず鍵が刺さってる車を片っ端から

小鳥「プロデューサーさん!?」

P「ん?どうしたんだよ」

小鳥「も、もしかして車って」

P「パクる」


小鳥「ぱっ」

P「当たり前だろう」

小鳥「だ、駄目ですよ!」

P「でもなぁ、貴音と約束したし」

小鳥「約束?」

P「うん、今日の帰り、車に乗って二人で帰ろうって」

小鳥「……」

小鳥「手伝いません」

P「へっ?」

小鳥「手伝いません」


P「……」

小鳥「絶対に手伝いません!」

P「ま、まぁ別に良いけど」

小鳥「ぴよ!?」

P「別に良いよ、正直邪魔だし」

小鳥「ぷ、プロデューサーさん!?」

P「やっぱ盗むなら一人で盗むわ」

P「悪いな、変な話しふっかけて」


スタスタスタ

小鳥「ぴよ…」

めんどいオナホだな


千早「プロデューサー、車を」

美希「うーん、どうすればいいか分からないの」

千早「ここは止めた方が」

美希「千早さん、もしもハニーを止めたら色々とマズいの」

千早「な、何がマズいの?」

美希「ハニーを止める=ハニーが暇になるの」

千早「暇になるかどうかは知らないけど…」

美希「そうしたら小鳥さんと一緒になるの」

千早「それだけは駄目」


美希「うーん、だったらどうしたらいいのか……」

千早「いっその事、私達も手伝えばいいんじゃないのかしら」

美希「ハニーを?」

千早「えぇ、プロデューサーの手伝い」

千早「つまり車を盗む」

美希「千早さん、さすがに犯罪は…」

千早「美希、半端な気持ちはいけないわ」

美希「…」


P「……」キョロキョロ

P「無いな、やっぱり」

P「やっぱりレンタカーなのかなぁ」

P「いやいやいやいや、それだけは無いな」

P「じゃあどうすれば…」


P「あっ」


P「なんで伊織ちゃんがいるんだよ~」

伊織「うっわ、最悪」

P「あっ?」

伊織「なんで私がアンタと会わないと行けないのよ」

P「いや…なんで伊織がここに?」

伊織「朝ごはん」

P「へ?」

伊織「朝ごはんを買いに来たの」

P「お前、貴音のは作ってくれて…」

P「まさか…自分のは」

伊織「なに?私が何食べようが私の勝手でしょ?」


P「あっ、そう言えばさ」

伊織「…いやよ」

P「はっ!?」

伊織「どうせ禄でも無い事でしょ?」

P「ぐっ…(水瀬の力を借りて車を借りようかと思ったんだが)」

伊織「私、もう旅館に帰るから」

P「……」

伊織「……な、なによ」

P「いや…なんでも」


~旅館~

伊織「なんでついてくるのよ!」

P「だって…」

P「伊織と一緒に食べたいから」

伊織「んなっ!?」

P「駄目?」

伊織「い、嫌よ!絶対に嫌!」

P「伊織…」

伊織「嫌よ……い、いや」

P「いおりぃ」

伊織「い、いや…」


千早「プロデューサー、水瀬さんに着いて行ってるわね」

美希「千早さん…」

千早「どうしたの?美希」

美希「…」グルルル

千早「……」

美希「お腹空いたの」

千早「そうね、私も空いたわ」

美希「さっきのコンビニに戻ってご飯買いに行こっ?千早さん」

千早「わかった…(プロデューサー)」


~竜宮小町ルーム~

カチャ

P「うひひ」

伊織「なによ気持ち悪い声だして」

P「ほらっ!スパゲッティだぞー」

伊織「わ、わかったから私に押し付けないでよ!」

P「伊織と朝ごはん~」

伊織「んっ!?ば、バカ!変態!!」

P「はいはい、じゃあ食べようぜ」

伊織「…やっぱり出てって」

P「んなっ!?」


~湖~

春香「…」

パチパチパチパチ

春香「朝ごはんが焼き魚かぁ」

春香「もう良いかなぁ」スッ

焼き魚「のヮの」

春香「…んっ」

パクッ

春香「…」モグモグ

春香「うーん、美味しいけど…」

春香「なんか足りないなぁ」


春香「…」

春香「そう言えばアレ、湖の主かなぁ」

春香「すっごい大きいけど」

春香「……ふふ」

ワニ「のヮの」殺るかい?

春香「凄いね、10メートル?いや、もっとあるね」

ワニ「のヮの」来いや、地獄見せたる

春香「……」パキパキ

春香「あははは」

ダンッ!

春香「おはよう朝ごはん!!!」


P「へっ、なんだよ凸スケの奴!」

P「別に二人で食べたって良いじゃん…」

P「……」

小鳥「な、なんで放ったらかしにするんですかぁ!」

P「や、やぁ」

小鳥「わだじ…置き去りにされて……」

P「ま、まぁまぁ…落ち着けって」

小鳥「わ、私の部屋に来てください」


P「そう言えば小鳥…一人部屋なんだっけな」

小鳥「そうですよぉ…」

P「うーん…行きたく無いんだけど」

小鳥「ぴよ!?」

P「俺、自分の部屋で食べるよ」

ガシッ

小鳥「…」

P「離してくれ…」

小鳥「お願いします」

P「…」

小鳥「…」ギュッ


~小鳥ルーム~

ガチャ

P「お邪魔します」

小鳥「ぴへへwww」

P「じゃあ早くご飯食べようか」

小鳥「……」

ガチャリ

P「へ?」

小鳥「鍵、かけました」

P「……え?」

小鳥「ぴよぴよ」


P「あ、あの…」

小鳥「食べましょう、朝ごはん」

P「あぁ」

小鳥「あっ、プロデューサーさん、そこの冷蔵庫あけてください」

P「…」

ガチャ

P「うっわ、ビールが大量に」

小鳥「プロデューサーさん」

小鳥「呑みましょう!!」

P「……うひひww」

小鳥「ぴへへww」


春香「…」

パチパチパチパチ

春香「ワニの肉って美味しいのかなぁ?」

春香「固そうだなぁ…」

ワニの肉「のヮの」

春香「いっただっきまーす!」

ガブッ

春香「…」モグモグ

春香「ゔぇ、あんまり美味しくない…」

あずささんと呑んでやれよ


春香「はぁ…」

春香「お腹いっぱいだよぉ」

春香「…」

春香「ふんっ!!」

パキパキパキパキ

春香「……」

春香「ふふっ、完璧」

春香「私の唯一の弱点」

春香「克服出来たかもおぉ"」


真「……」

ーーヒュオオオォ

真「…(まだ駄目だ)」

ヒュオオオォ

真「…」

『弌伍弎手円匙』

ヒュオッ!

真「…(来たっ!)」

ササッ

ズギャアァン

真「……」

雪歩「真ちゃん!」

真「…もっと疾く」

真「雪歩、お願い」

雪歩「うん!」


P「あー…」

小鳥「ぴよー!!」

小鳥「もぅ、プロデューサーさあぁん、呑んでくださいよぉ」

P「やっぱりな、どれ位呑むかと思って一缶で我慢してたが」

小鳥「ぴよぴよぴよwwww」

P「もう5缶呑んでるし」

小鳥「プロデューサーさん、SEXですよSEX!wwwww」

のヮのの唯一の弱点て何?


P「うっへ、臭い」

小鳥「ぴよー!www」

P「じゃあ朝ごはんは食べたんで、俺はもう帰るから」

小鳥「はいだめー!」

P「……どけ」

小鳥「嫌ぴよwwww」

P「…」

小鳥「げっぷ」

P「くっさ!」

小鳥「ぴよー!!」

>>632
股間がカブトムシ臭い


小鳥「プロデューサーさん!はいっ!」

P「…」

小鳥「コンドームです!www」

P「ありがとう」

小鳥「あっ、じゃあ私脱ぎましゅねーwwww」ヌギヌギ

P「はいはい、ゴムを付ければ良いんだな」ガサゴソ

小鳥「ぴよー!遂にSEXぴよーwwwww」

P「じゃあほら、バックで突きたいからそこの壁に寄りかかってくれ」

小鳥「ぴへへwww了解ぴよww」


P「さっきコンビニで買ったMAXの缶を洗ってと」キュ

蛇口「のヮの」

ザアァア

小鳥「プロデューサーさーん!早くしてくださいよーwww」

P「おー!ちょっと待ってくれ」

小鳥「はーい!」

P「……入るかな」

P「大丈夫…だよな」


P「なぁ小鳥」

小鳥「もーなんですかぁプロデューサーさん」

P「これ、俺の脱ぎたてパンツ」スッ

小鳥「ぴぴぴ!?」

P「これ頭から被って擬似目隠しプレイやろうぜ」

小鳥「プロデューサーさんのパンツ!パンツパンツパンツ!!」

P「やってくれる?」

小鳥「もー、今回だけですよおぉww」

P「はい、じゃあ被せるぞ」スッ

小鳥「……(ぴよー!プロデューサーさんの匂いが!!)」


P「うへ、パンツ無しはキツイな」

小鳥「ぴへっぴっ…ぴへへww」

P「なぁ、軽く逝ってないか?」

小鳥「しょ、しょんなことないでふよぉww」

P「……」

P「じゃあ入れるぞ」

小鳥「はっ、はやく!!プロデューサーさんのゴムおちん◯入れてくださあぁいwwww」

P「……」

グググッ




ビヨ━━━━!?!?


ドサッ

小鳥「ぴっ…へっぴへ」ビクンビクンッ

P「…」

P「ねじ込んだけどさぁ」

小鳥「あ"っ…っ」ビクンッ

P「は、入るもんなんだなぁ…」

小鳥「っぎ……ぴっ、ぴへっ」

P「あっ、抜いてやるよ」グッ

ジュポンッ

小鳥「ぴよ━━━━!?」ビクンッ


ガチャ

P「…」

P「後で謝ろう、あれは流石にやり過ぎた」

P「朝ごはんも食べたしなぁ」

P「……」


P「響達の様子でも見に行きますか」

スタスタスタ


~真達の部屋~

ガラララ

P「おーす」

亜美「あっ!兄ちゃんだ」

P「亜美はここに居たのか」

やよい「プロデューサーもやりますかぁ?」

P「ん?どうしたぁやよい?」

真美「兄ちゃん兄ちゃん、真美達の仇とってよ→」

P「真美達の仇?」

やよい「うっうー!」スッ

P「おぉ、懐かしい」

やよい「プロデューサーもやりませんかぁ?」

P「オセロとか懐かしいなぁ」


小鳥「……」ピクピク

小鳥「うぐ…」

小鳥「…っつ!?」ズキッ

小鳥「い、いたっ…いたい……」

小鳥「ぷ、プロデューサーさんの、凄い大きくなってました…」

小鳥「でもなんか変な感じだったような気が……」


小鳥「うっく…」

小鳥「プロデューサーさん…つ、次は私のターンですよぉ」プルプル


P「俺からいくぞ」

やよい「負けませんよー!」


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P「…」


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やよい「うっうー!」


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P「…」


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やよい「うっうー!」


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P「…」


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やよい「プロデューサー!そこ取れませんよー!」

P「あっ、悪い」

やよい「もう一回最初からですー!」

P「ちょっ、なんちゅー理不尽な」

やよい「うっうー!!」

P「……はい、わかりました」


~10分後~

P「負けた…」

やよい「うっうー!勝ちましたー」

P「つ、強い…」

やよい「プロデューサーも中々でしたよー!」

P「ぐぎぎ…も、もう一回だ」

やよい「負けませんよぉ!」


真美「ねーねー!」

響「なんだぞぉ」カチカチ

亜美「亜美達と遊ぼうよぉ」

響「今自分、ゲームやってるから無理」カチカチ


~10分後~

P「なっ…お、俺が二連敗」

やよい「うっうー!プロデューサーさん弱いですー!」

P「へ?」

やよい「なにか私、言いましたかぁ?」

P「いや…なんでもない」

やよい「もう一回やりましょー!」

P「OK!次は負けないからな」

亜美「えいっ!」

ボフッ

真美「わっ!」

亜美「にひひ、枕命中!」

真美「おっかえしー!」ブンッ

亜美「あったら無いよー!」

響「…(あぁ、五月蝿いぞ)」カチカチ


P「…三連敗」

やよい「うっうー!プロデューサーさんリバーシのセンス0ですー」

P「や、やよい?」

やよい「はあぁ…も、もういや殺りましょお」

P「あ、あぁ」

やよい「ぅっうー…」


亜美「にゃい!」ブンッ

真美「あったら…」

真美「んないっ!」ブンッ

ボフッ

亜美「んぐう!」

真美「お返しお返し→」

響「…(ゔぅ、イライラするぅ)」カチカチ


P「…よ、よん…連敗」

やよい「うっうー!雑魚いですー!」

P「ゔぅ」

やよい「プロデューサーなんて二度とリバーシを語らないでくださいよぉ?」

P「や、やよい?お前さっきから変だぞ」

やよい「うっうー…そんな事ないですよぉ」



ボフッ

響「いっ…」カチカチ

響「どっちだぁ、今の」カチカチ

ボフッ

響「…」カチカチ

ボフッボフッ

響「…」スッ

響「だぞぞぞぞぞ!」ブンッ


P「……(まさかの五連敗)」

やよい「うっうー……」

P「すみません、やよいを満足させれなくて」

やよい「名前で呼ばないでくださあぁい」

P「ひいっ!?」

やよい「プロデューサー、もう一回殺りましょぉ」

P「も、もう嫌だ…」

やよい「…」バチン

やよい「プロデューサーの番ですよぉ」

P「や、やよい…もう止めに」

やよい「名前で呼ばないでくださあぁい」

P「高槻さん、もう止めに

やよい「次はプロデューサーの番ですよぉ」


P「…」ガタガタ

P「じゅ、十連敗…」

やよい「…」

P「高槻さん…あ、あの」

やよい「…」バチン

P「ひいぃっ!」

やよい「次はプロデューサーの番ですよぉ」

P「もう……勘弁してください」

やよい「うっうー……早く打ってくださいよぉ…」

P「……」



亜美「あー!」カチカチ

響「亜美は弱すぎるぞー!」カチカチ

真美「ゲームの時はすっごい元気だよね→」

響「ほらっ、もう一回やるさぁ」カチカチ


P「あ、あの…」

やよい「なんですかぁ?…」

P「そろそろお昼ですよ」

やよい「…」バチン

P「は、はい…」バチン

やよい「…」バチン

P「あぁ!そ、そんなに」

やよい「うっうー…私の勝ちが決まりましたぁ…」

P「ま、参りました…」

ジャラジャラジャラジャラ

やよい「…」バチン

やよい「プロデューサーの番ですよぉ」

P「…(こんな事なら小鳥を抱いとけばよかった…)」


小鳥「…」カシュッ

小鳥「…」ゴクゴク

小鳥「ぴよ……」

小鳥「一人酒…」

小鳥「全く美味しくないです」


小鳥「プロデューサーさん」

ゴクゴク

小鳥「…」ポイッ

カランカラン


やよい「プロデューサーの番ですよぉ」

P「やよい」

やよい「名前でよば

P「ごめん」スッ

ヒュオッ

やよい「ゔっゔ!?」

ドサッ

やよい「…」

P「悪いな…もう昼だから」

P「おーい、昼ご飯皆で食べに行かないか?」

亜美「ほんと!?」

真美「行く行く→」

響「…」カチカチ

P「ほら、響も行くぞ」ヒョイッ

響「あー!なんで取るのさー」


P「えっと、じゃあ玄関で待っててくれ」

亜美「はーい!」

真美「ねぇ兄ちゃん」

P「ん?」

真美「お姫ちんはどうするの?熱なんでしょ?」

P「そうなんだよなぁ…」

響「どうせなら貴音も連れて行きたいぞ…」

P「うーん…」

P「と、とりあえず玄関で待っといて」


~シスターズルーム~

ガチャ

P「貴音、生きてるか?」

貴音「…はぁ…っ…はぁ」

P「うわっ!?だ、大丈夫か!」

貴音「あ、あなた様…ぁっ…はぁ」

P「ふ、布団は」バサッ

P「わっ!びっしょり」

貴音「す…すみ…まっ、せん…」

P「い、いいから喋るな!今服着替えさせてやるから!」

貴音「ありがとう……ございます」

P「うぅ、本当はもっと早く様子見にくる予定だったんだけどな」


P「えっと、まずはシーツをかえるから」

P「ほらっ、どけ!」

ドサッ

貴音「うぅっ!」

P「えっと、かえのシーツはっと」

貴音「うぐぅ…ぁっはあぁ…っ」

P「おい、邪魔!」

貴音「す、すみません…あ、あなた様」

P「もー!床に転がるなよ子供じゃないのにー!」


P「っと、シーツOK…」

P「後は布団だな」

P「貴音、ほらっ、邪魔っ!」

貴音「あぁ…」

P「おー、コロコロ転がるなぁ」

貴音「ごほっ!…ごほっごほ……っほ」

P「サッカーは良いから布団だよ布団」

貴音「ハァ……っぁ」


P「いよっし!完了」

P「千早が使ってたベッドだからなぁ」

P「俺のなら別のベッドに貴音を移動させて終わりなんだけどな」

P「別の場所に……貴音を?」

P「……あ、あれ?貴音は」

貴音「っごほっ…はぁ…あ、あなた様…」

P「うわあっ!?な、なんで床に転がってんだ!?」

貴音「す……すみまっ…ごほっ」

P「もー、大丈夫か?ほらっ、服脱げるか?」

貴音「…は、はい」


P「……」

貴音「はぁ…あっはあぁ」

P「どうにか終わった…けどなぁ」

P「貴音、お昼どうする?」

貴音「たっべ…た

P「食べたくない?わかった」

貴音「ちが…ぃます…」

P「じゃあお茶はココに置いとくからな」コト

P「タオルもココに置いとく」

貴音「はぁ…あ、なた…様」

P「じゃあ俺は皆と昼ご飯食べてくるから」


バタンッ

P「うっし!貴音は終わり」

P「後は美希に千早、それと律子だろ?」

P「真に雪歩、それと…」

P「これ位?」

P「じゃあ探しに行きますかー!」


※多分あずささんを忘れています


~竜宮小町ルーム~

伊織「…」スー

伊織「いった!」

伊織「ゔぅ…い、痛いじゃないのよもー!」

ガチャ

P「いっおりー!一緒にご飯た……べ…に」

伊織「あっ…な…な、なんでアンタが」

P「あっ、俺さ…鍵持ってるから」

伊織「…ぃや…あっ」

P「えーっと、俺さ、そんな事したことないからとやかく言うもんじゃないと思うけどさ」

伊織「あっ…ぁっ」

P「……風呂場でやるんじゃないの?」


いやぁああ"ああ!!


伊織「…バカ、クズ、変態」

P「お前が悪いんだろ?」

P「なんで部屋でムダ毛のしょ

伊織「うっさいうっさいうっさーい!!」

伊織「ノックしてから開けないアンタが悪いんでしょ!」

P「まぁそうだけどさ…だからって」

伊織「変態!アンタなんか刑務所で頭冷やせば良いのよ馬鹿!!」

P「うっせーぞムダ毛いおりん」

伊織「んなあぁ!?」

P「はいはい、バラされたくなかったら皆を探すの手伝ってくれよ」

伊織「……アンタなんか地獄に落ちれば良いんだわ」

P「へーへー」


P「…」カチャ

伊織「なにしてんのよ」

P「いや、雪歩と真なら多分一緒に行動してると思うからさ、電話をね」

伊織「あっそ、じゃあ私もあずさに連絡してみよっと」カチャ

P「あっ…あずさの事忘れてた」

伊織「さすが変態へっぽこ無能プロデューサーね」

P「まぁ伊織の事は忘れないけどな」

伊織「んあっ!」ポロッ

ゴトッ

P「何携帯落としてんだよばーか」


雪歩「あっ!プロデューサーからだ」

真「プロデューサーから?」

ガチャ

P『雪歩?いまどこに居るんだ』

雪歩「えーっと……」

雪歩「当てて見てください」

P『なっ?あてなきゃなんないの?』

雪歩「はい!プロデューサーなら分かってもらえるかなぁって」

真「…」

雪歩のもう一つの支え

それがプロデューサーの存在

少しだけ……羨ましい


P『えーっとなぁ…』

雪歩「あと10秒ですよ~」

P『うえっ!?む、無理だろう』

雪歩「はいっ、10、9」

P『えーっとなっ、あ、あそこか!』

雪歩「は~ち、なーな」

P『旅館を出て木々に囲まれた所だろ!』

雪歩「……正解です」

P『いよっしゃ!じゃあそこで待ってろよ』

雪歩「はい、プロデューサー」

プツッ

雪歩「真ちゃん、後でプロデューサーが来るからここで

真「わかってる…聞こえてたから」


雪歩「真ちゃん?」

真「……」

雪歩「真ちゃん!」

真「えっ!ご、ごめん雪歩」

雪歩「大丈夫?」

真「う、うん大丈夫だよ」

雪歩「変な真ちゃん」


駄目だよ、ボクはプロデューサーを守れればそれで良いんだ

守れれば……それで

プロデューサーには、雪歩みたいなのが似合ってるんだ

ボクみたいなのに……似合わないよ


P「っと、後は律子だけだか…」

P「伊織、あずささんに連絡とれたか?」

伊織「えぇ、今からこっちに来るって言ってたけど」

P「それは無謀なんじゃ…」

伊織「だから玄関に向かう様私から言ったから」

P「そっか、ありがと」

伊織「ふん、ばーか」

P「可愛くない奴」

伊織「別にアンタに可愛いなんて思われたくもないわよ変態」

P「ぐぎぎっ」

伊織「にひひっ」


P「じゃあ律子を探しに行くぞ」

伊織「……」

伊織「私パース」

P「はっ?」

伊織「律子はアンタが探しなさいよ、私は美希達に連絡してみるから」

P「あ、い、伊織?」

伊織「それにアンタの顔、見飽きたし」

伊織「じゃあ先に行ってるから」

P「あっ、おい!」

伊織「……頑張んなさいよ」

スタスタスタ

P「伊織…」


P「頑張るって…何をだよ」

P「まぁ良いや、律子に電話してみましょうかねぇ」カチャ

~♫

律子『あっ、プロデューサーですか?』

P「俺以外誰が居るんだっつーの」

律子『あははは、で、なんですか?』

P「えーっと、そのだな…えー」

律子『はい?』

P「ひ、昼ご飯」

律子『昼ご飯?』

P「そう!一緒にどうかなぁって」


律子『二人でですかぁ?』

P「な訳ねーだろ馬鹿」

律子『ばっ!?…なんですかもー!切りますよ?』

P「はいはい切りたきゃきれよ」

律子『はぁ……で、誰とですか?』

P「皆と…だよ」

律子『みんな?』

P「あっ、貴音は来れないけどさ」

律子『なるほど、じゃあ何処に集合なんですか?』

P「旅館の玄関に集合!」


P「っと、じゃあ俺も玄関に向かい…」

P「その前に寄るとこがあるな」

スタスタスタ


~小鳥の部屋~

小鳥「あぁ~」

小鳥「もう呑めませんよ~」カシュッ

小鳥「プロデューサーさぁん、何処ですかぁ?www」

ゴクゴク

小鳥「ぴよー!wwww」


ガチャ

P「貴音」

貴音「あ、あなた様?どうしてここへ」

P「うーん、なんでだろ」

P「貴音を見たかったから?」

貴音「っ…」

P「あはは、俯くな俯くな」

貴音「そ、それだけ…ですか」

P「いや、違うねぇ」スッ

ピトッ

貴音「!」

P「んー、デコ同士だとあんましわかんないな」スッ

P「……うん、まだ熱いな」

貴音「あ、あなた様…な、なにを」

P「なにをって、熱の確認だよ確認」


P「すぐ……じゃ無いけどさ」

P「必ず帰ってくるから」

貴音「は、はい…」

P「にひひっ、車も任せろ」

貴音「ですが…」

P「俺は嘘が嫌いなんでね」

貴音「あなた様…」

P「なんくるないさってね」

P「じゃあ行ってきます」

貴音「あっ…い、いってらっしゃい」

バタンッ


P「…つぅ」ズキッ

P「あはは…頭痛い」

P「なんでだろ……すっげえ痛い」

P「……は、早く雪歩と真に会いに行かないとな」

P「…」

スタスタスタ


雪歩「遅いね、プロデューサー」

真「うん、そうだね」

雪歩「…」

真「ねぇ雪歩」

雪歩「なぁに真ちゃん」

真「雪歩にとって……」

雪歩「私にとって?」

真「ゆ、雪歩にとって…プロデューサーって…なんなの」

雪歩「へ?」

真「…答えてよ、雪歩」

雪歩「私にとって…」


雪歩「……」

雪歩「大切な人…かな」

真「大切な人」

雪歩「うん、大切な人」

雪歩「私の初めての人だから」

真「雪歩の…初めての人?」

雪歩「そうだよ、初めての人」

真「……そっか」


勝てないなぁ…やっぱり


P「おーい!」

真「あっ、来たみたいだね」

雪歩「うん」

P「……うわぁ」

P「お前等、暴れすぎだろ」

P「なにこれ?こんな平坦だったかここ?」

雪歩「内緒です」

真「うん、内緒」

P「かあぁ……まぁ良いけどさ」

P「ほらっ、行きまっせ」


美希「ねぇ千早さん」

千早「どうしたの?」

美希「結局ミキ達、ハニーの力になるどころか…」

千早「見失って終わったわね」

美希「……ごめんなさい」

千早「えっ?なにが?」

美希「千早さんを振り回して…」

千早「美希…」


春香「えーっと、今だいたいお昼だよね」

春香「そろそろ抜けれると思ったんだけどなぁ全然だよ」

春香「……」

春香「そっか、ここって洞窟じゃん」

春香「だったらさ」グググッ

春香「上に穴を開ければ……」

ダンッ!

春香「いいじゃあぁあ"ん!」


ゔぁい!!


グラグラグラ

P「おわっ!?」

真「……」

雪歩「きゃっ」

………

P「地震?」

雪歩「きゅうぅ…」

P「だ、大丈夫か雪歩」

雪歩「へ、平気です少し擦りむいちゃいましたけど」

P「えっと絆創膏なんて持って来て無いぞ…」

雪歩「大丈夫です、3秒で治せますから」


~旅館前~

亜美「あっ!来たよ兄ちゃん達」

伊織「遅いわよ馬鹿!」

P「うひひ、すまん」

伊織「絶対に許さないから」

P「……ムダ毛」

伊織「んがっ!?」

真美「なになに真美にも聞かせてよ」

伊織「アンタには関係無いの!」

雪歩「すみません、皆を待たせちゃって」

真「ごめんなさい」

律子「別に私に謝らなくても」


P「皆に重大発表がある」

亜美「早く早く~」

やよい「なんなんですかー?」

P「そのな…」

響「プロデューサー、早く言って欲しいぞー!」

真美「そうだよ兄ちゃん!」

P「じゃあ言います!」

P「みんなを集めました!昼ご飯を食べる為に」

P「で、す、が!」

P「……」

P「なに食べるか決めてねぇってばよ」


カメラマン「だ、旦那…」

P「おおっ!?か、カメラ!」

カメラマン「ふ、ふひ…」

P「ボロボロじゃねーかよおい!元気だったか!?」

カメラマン「ひ……やっと出番ですぜ」

律子「大丈夫ですか?確か全治二ヶ月の重傷と聞きましたが」

カメラマン「り、律子さん…モブの俺から言わせてみれば……」

カメラマン「身体より出番なんですぜ…」

律子「はぁ…」

P「で、どうしたんだよカメラマン!」


カメラマン「じ、実は旦那…」ガタガタ

P「めっさ震えてるwww」

カメラマン「ははは、足の中の骨がボロボロなんで…」

P「で、なんなんだよカメラ」

カメラマン「近くの…施設で……バーベキューをと思いまして」

P「バーベキュー?」

カメラマン「はい…昼はそれにして……ください」

P「みんなはバーベキューで良いか?」

亜美「あったりまえっしょっ!」

真美「皆と食べれるなら真美、なんでも良いよ~」

響「あぁ!それ自分の台詞だぞー」


P「…」

カメラマン「ど、どうしたんですか?旦那」

P「いやぁ、その鼻にささったチューブなんなのかなぁって」

カメラマン「これは栄養をおくる管で…すぜ」

P「…」

プチッ

カメラマン「なっ!?」

P「大丈夫っしょ」

カメラマン「だ……旦那…な、なにを」

P「こんな管無くたってさ」

P「なんくるないさー!」

カメラマン「だ……ん…な」

ドサッ


カメラマンは病院に搬送された

倒れた時の衝撃により足の骨は砕け散り二度と歩けなくなる事を彼はまだ知らない

亜亞カメラマン…さらばカメラマン



P「じゃあバーベキューしに行くぞー!」

律子「あのカメラマンさん、大丈夫でしょうか」

P「平気だって、なんてったってあのカメラだからな」


美希「…」

バーベキュー、コレが最後のチャンス

ハニーに……ミキを魅せる最後の

無駄にはしたくないの

絶対にハニーに振り向いてもらう

ミキの魅力、全部掻き集めてハニーを落としてやるの


美希「ハニー…」

千早「美希?」

美希「えっ、あ、ごめんなさい」

千早「?」


~レジャー施設~

P「ほえー、野外バーベキューねぇ」

やよい「わあぁ、川が有りますよー」

響「うんうんなんだか自分、とっても気持ちいいぞ」

あずさ「落ち着きますねぇ」

律子「そうですね、この三日間を締めるのには丁度良いかも知れませんね」

千早「プロデューサー」

P「ん?どうした千早」

千早「お皿の枚数と、こ

P「良いよ、俺がやるから」

千早「……」

千早「手伝わせてください」

P「あ、あぁ」


P「へぇ、美希と一緒にねぇ」

千早「はい、ずっと一緒でした」

P「楽しかったか?」

千早「…はい」

P「なら良かった」

千早「あの、プロデューサー」

P「ん~?どうしたぁ」

千早「コレが終わったら…そ、その」

P「はいはい、とりあえず皿を並べ終わってからにしようぜ」

千早「わ、分かりました」



ーシュウゥウウ

春香「……あはは」

春香「やっと出たれたよ…地上に」

春香「うーん!…」

春香「はああぁ……」

春香「空気が違う、太陽が眩しい」

春香「やっぱり地上が一番だよね」


春香「てと、まずは…」

春香「………」

春香「うーん、地下から出てきたばかりだから良くわかんないよ」

春香「鈍るもんなんだね、耳も」


P「へ?」

千早「駄目…ですか」

P「駄目って……いうかさ」

P「今度の休みにねぇ」

千早「…」

P「まぁ、良いけどさ」

千早「本当ですか!?」

P「うん、別に良いぞ」

千早「ありがとうございます」

P「ほら、皆の所に戻るぞ」

千早「はい、プロデューサー」


美希「ハニー」

P「うっわ」

美希「えっ…」

P「ん?どうした美希」

美希「う、ううんなんでもない」

P「ほら、食材運ぶの手伝ってくれよ」

美希「うん!ハニーの為にミキ、頑張る」

P「俺の為って……みんなの為だろうに」

美希「でもハニーのお手伝いだからハニーの為なの」

P「ありゃりゃ、確かにそうだ」


美希「ち、千早さんに?」

P「あぁ、だから今度の休みの日は無理っぽいな」

美希「あ……う、うん」

しまったのー、先を越されたのー!

しかも千早さんに!…正直ノーマークだったの

くっ、どうするミキ!諦める?それはNOなの

だったらその次の休みは?それじゃあ負けを認める事になるの

美希「……」

P「美希?」


美希「ハニー」

P「ん?どうした」

美希「…」

もう、これしか…方法が

無いの

美希「その日、ミキも一緒に連れて行ってほしいなぁ」

P「はぁ?美希と千早を?」

美希「う、うん」

P「えー…それは千早に対してなぁ」

美希「ハニー…」

P「うっぐ」


P「NO」

美希「ハニー…」

P「俺は女二人連れて歩けるほど人間関係出来てないから」

美希「…」

P「それに、今度の休みっつっても結構先だからなぁ」

美希「ご、ごめんなさい」

P「別に良いよ、分かってくれれば」

美希「じゃ、じゃあミキ、行くね…」

P「美希!」

美希「……」

P「次は必ず開けとくから」

美希「ハニー……わかったの」

美希「約束…だよ?」

P「任せなさーい!俺は嘘はつかねーよ」


千早「はぁ…」

千早「ぷ、プロデューサーと」

千早「今度の休みの日に…会う約束を」

まえー

千早「久しぶり?それとも初めてかな…プロデューサーとデートって」

ごまえー

千早「……え?」

ごまえーごまえー


いちーばーんだーいすきーなー

千早「……あっ」

わーたーしーになーりーたーいー

千早「この声…まさか」

千早「春香?」


春香「お久しぶりだね、千早ちゃん」

千早「春香?本当に春香なの!?」

春香「うん、そうだよー」

春香「あはは、嬉しいなぁ、肉の臭いがするからなにかと思ったら」

春香「千早ちゃんだったんだもんねぇ」


春香「懐かしいねぇ、いつぶり?」

千早「…」

春香「どうしたの?」

千早「春香、よね…本当に」

春香「だから言ってるじゃん」

私が知ってる春香は…

プロデューサーを殺そうとしている人物

ココは……私が

千早「ほんと、久しぶり」

春香「元気にしてた?」

千早「えぇ、とっても」


千早「ねぇ春香」

春香「なあに千早ちゃん?」

千早「少し歩かない?」

春香「歩く?」

千早「駄目かしら?久しぶりに有ったんで色々と話したい事もあるから…」

春香「ふーん」

春香「……」

春香「良いよ、歩こうよ」

千早「ありがとう、じゃあ行きましょ」

この間に皆が避難すれば私の勝ち

大丈夫、誰かが気づいてくれる

ごめんなさいおやすみです
10時には帰って来ます…


P「あれ?なぁ律子、千早知らないか?」

律子「えっ?見てませんけど」

響「千早ならさっき一人で歩いてる所を見たぞ」

P「どの辺か覚えてないか?」

響「えーっと、確かあの辺だった様な気が

P「ありがと!ちょっと探してくる」

亜美「兄ちゃん!早く帰って来てね→」

P「へーへー、すぐ戻ってきますよ」

ダタッ


春香「ふーん、仕事上手く行ってるんだぁ」

千早「えぇ、おかげさまで」

春香「…」ギリッ

千早「春香は今まで何をしてたの?」

千早「四条さんは帰って来たけどあなたは帰ってこなかったから…」

春香「ん?心配だったの?」

千早「…えぇ」

春香「嘘はよしてよ、ムカつくだけだから」

千早「……ごめんなさい」

春香「ねぇ千早ちゃん」


春香「思っても無い事を口にするのって楽しい?」

千早「春香?」

春香「ねぇ、楽しい?」

春香「私が心配?…ならなんで私を探さなかったの?」

千早「…」

春香「ほらね、結局は嘘」

春香「反吐が出るよ、ムカつく」

千早「春香…」

春香「名前で呼ばないでよ」


春香「…」

春香「ねぇ千早ちゃん」

千早「なにかしら」

春香「大丈夫だよ」

千早「えっ?」

春香「さっきから歩いてるけどさ」

春香「そんなに皆を巻き込みたくない?」

千早「…」

春香「隠さなくても良いじゃん」

春香「私だって以前の私じゃないんだからさ」

千早「は、春香…」

春香「ふふ、心配性だなぁ、千早ちゃんは」


春香「無差別に皆を襲ったりはしないから、安心して」

千早「……」

春香「ありゃりゃ、信じてくるないの?」

千早「…えぇ」

春香「うーん、それは困ったなぁ」

春香「えっとね、簡単に言っちゃうとね」

春香「最高のオモチャを手に入れたからかなぁ」

千早「オモチャ?」

春香「そうだよー、最高のオモチャ」


春香「私の不満やイライラをそのオモチャに叩き込むんだぁ」

春香「そのオモチャはね、叩けば叩くほど私好みになっていくんだよ?」

千早「叩けば……叩くほど」

春香「うん、今じゃアレ無しじゃ行きていけない位までなっちゃったんだぁ私」

千早「オモチャ…叩く」

千早「それって……」

春香「そっかぁ、千早ちゃんは真達の事知らないんだよねぇ」

千早「真?」


千早「真が何か関係有るの?」

春香「その反応、本当に何も知らないんだね」

千早「……教えてくれないかしら」

春香「うーん、どうしよっかなぁ」

千早 「オネガイ」

春香「ふふっ、でもね、これ教えちゃったら千早ちゃん、戻れなくなっちゃうよ?」

千早「…構わないわ」

春香「良いよ、じゃあ教えてあげるね」

春香「千早ちゃん……」


P「響の奴、本当にこっち側で有ってるのか?」

美希「ハニー!」

P「なんだ美希、ついて来たのか」

美希「うん、千早さんが心配になって…」

P「心配って…たかが散歩だろう」

美希「だってハニー、さっき真剣な顔してたから…」

P「美希…」

美希「ハニー、ミキ達に何か隠してない?」

P「はぁ?」

美希「ハニー!」

P「……」


美希「お願い、答えてよハニー」

P「隠してないかって言われてもなぁ」

P「俺隠し事や嘘は嫌いだし…」

美希「…」

P「つーか、千早ならその辺で風にあたってるだけだっての」

美希「ハニー…」

P「ほら、お前はもう戻れ」

美希「み、ミキもハニーと一緒に居たいの」

P「えー…俺は一人の方が良いんだけどなぁ」

美希「…」

P「ほらっ、待っててくれよ、な?」

美希「わ、分かったの…」

P「にしし、ありがと」


P「じゃあまた後でな」

美希「うん、待ってる…」

美希「ハニー!」

P「ったく、まだ何か有るの?」

美希「うぅん、呼んだだけ」

P「はぁ?」

美希「じゃあ待ってるの!」

P「あっ……」


P「……」

P「じゃあ俺もさっさと千早見つけて帰りますか」

スッ

あずさ「プロデューサーさん」

P「うわあっ!?」

あずさ「す、すみません」

P「びっくりしたぁ、急に出てこられても困るって…」

あずさ「すみません」

P「いえいえ……で、なにかな」

あずさ「あのぉ」


千早「能力?」

春香「そうだよ、能力」

春香「えっとね、見ててよ」グッ

パチンッ!

ズギャアァンッッ!

千早「っ…」

春香「今のは落雷、まぁ私は特質なたけなんだけどさ」

千早「春香…」

春香「えへへ、ごめんね千早ちゃん」

春香「もう私、人間じゃないみたいなんだぁ」


千早「人間はじゃ…ない?」

春香「うん、人間じゃない」

春香「他にもね、発火とか出来るよ」

千早「発火…」

春香「それとね、無くなった箇所の再生」

千早「……」

春香「あはは、もしかして引いてる?」

千早「少しだけ…」

春香「そうだよねぇ普通はそうだよね」


春香「千早ちゃんはどうなんだろうね」

千早「えっ」

春香「あの時はそんなに知識が無かったからさ」

春香「ただ堅いなとは思ってたけど…」

千早「堅い?」

春香「千早ちゃんの胸だよぉ」

千早「私の…胸」

春香「うん!ぺったんこの胸」

千早「……くっ」

春香「事実だもん、受け止めないと」


P「えっ?」

あずさ「今度、私がお休みの日に…」

P「あずさの家ねぇ…」

P「あの時も言ったけどマスコミに

あずさ「お願いします」

P「お願いされてもなぁ…」

P「そりゃあ俺だってあずさと呑みたいけどさ」

あずさ「…」

P「やっぱバレた時のデメリット考えちゃうとさぁ…」


春香「まっ、今となっては千早ちゃんが能力者だろうがなかろうが関係無いんだけどね」

千早「…」

春香「もうオモチャは要らない、三体有れば十分だもん」

千早「そう……なら質問させて」

春香「質問?なにかな」

千早「答えてくれるの?」

春香「えから早く良いなよ、答えるかどうかは質問次第かな」

千早「ありがとう、春香」

春香「いいから早く言ってよ」


千早「じゃあ質問」

春香「あっ!ちょっと待って、千早ちゃん」

千早「え?」

春香「交換条件」

春香「私が千早ちゃんの質問に答えたらさ、千早ちゃんも私の質問に答えてよ」

千早「私が、春香の質問に?」

春香「うん、駄目かな」

千早「……」

千早「いいわ、答えてあげる」

春香「それでこそ千早ちゃんだよぉ」


千早「春香、あなたは何がしたいの?」

春香「へ?」

千早「なぜ私達につきまとうのかしら」

春香「さっき言ったじゃん、私はオモチャを

千早「本当にそれだけ?」

春香「……なにが言いたいのかなぁ千早ちゃんは」

千早「本当にそれだけなら、真達を春香に渡せば全て終わるの?」

春香「ふふ、アタリ」

千早「嘘は聞きたくないわ」

春香「…」ピク


千早「あなた言ったわよね、真達は最高のオモチャだって」

春香「うん、言ったよ」

千早「だったらなんでわざわざ私達が居る時に顔を出すのかしら」

春香「はぁ?そんなの決まってるよ」

春香「だってその方がより確実に真達に会えるんだもん」

千早「…」

春香「質問終わり?」

千早「えぇ、今ので分かったから」

春香「分かった?なにが」

千早「私の質問は以上よ」


春香「これっ」スッ

千早「これは…」

春香「うん、カッターだよ」

千早「それが…質問?」

春香「そんな訳無いじゃん、コレを千早ちゃんに持っててほしいの」

千早「わ、わかった…」

春香


春香「じゃあ質問だよ」

春香「さっきの落雷、アレってね、実は何処に落とすか決めれるんだよね」

千早「……」

春香「それにさ、私には今皆が何処に居るかが分かるんだぁ」

千早「なっ!?」

春香「ふふ、だからね、いつでも皆を殺せる訳」

千早「春香!」

春香「まだ私の質問は終わって無いから」

千早「くっ」


春香「じゃあ質問!」

春香「千早ちゃんには二択の中から決めてもらいまーす!」

千早「二択?」

春香「うん……二択」

春香「その内容はね」

春香「…」スッ

千早「は、春香」

春香「そう!こうやって指を鳴らせば落雷は対象者に落ちるんだよね」

千早「…早く言って」

春香「せっかちだなぁ千早ちゃんは……しょうがないね、じゃあ言うよ」


春香「今の対象者はね」

春香「千早ちゃんの大切な人だよお"お」

千早「えっ!?」

春香「えへへ、今必死になって千早ちゃんを探してるみたい」

千早「…」

春香「そっ、今の対象者、それはね」

千早「……プロデューサー」

春香「せいかーい!千早ちゃん賢ーい」

千早「ふ、ふざけないで」

春香「ふざけてなんか無いよ?私、嘘が嫌いだから」


春香「ね?私のやりたいこと、分かったでしょ?」

千早「……」

春香「ふふふ、そのカッターでね…」

春香「自分の喉を突き刺してほしいんだぁ」

千早「私の、喉を…」

春香「ゔん、千早ぢゃん"の喉をね」

春香「千早ちゃんには一生歌って欲しく無いから」

春香「だからココで死んでほしいなぁ」

春香「ねぇ千早ちゃん……駄目かなぁ?」

千早「……」

春香「言っとくけど、断ったら……ね?」


P「…分かった」

あずさ「えっ?」

P「ただし、条件が有る」

P「あずさは自分の家に居てほしい、一緒に入る所を見られたら間違い無くアウトだから」

あずさ「は、はい」

P「それともう一つ、酒は俺が買ってくる」

P「幾らなんでも女に金は出させたく無いから」

あずさ「プロデューサーさん」

P「それで良いなら…その……」

P「俺なんかとで良かったら、呑みましょう」

あずさ「…ありがとうございます」

P「いひひ、じゃあ交渉成立っつー事にで」

あずさ「はい」


P「……あっ」

あずさ「はい?」

P「一つ」

P「お願いがあります…」

あずさ「プロデューサーさん?」

P「今から10分後……」

P「それまでに俺が千早を連れてこなかった場合」

P「ここに電話、してくれませんか?」スッ

あずさ「これはぁ、誰の電話番号ですか?」

P「俺の知り合い」

あずさ「はぁ…」

P「お願いして良いかな」

あずさ「10分後ですよね?」

P「うん、そこにかけたら一言」

P「金は有る、とだけ言ってくれ、それで通じると思う」


あずさ「……プロデューサーさん?」

P「じゃあ俺は行くから」

あずさ「あ、あの」

P「大丈夫!」

あずさ「えっ?」

P「俺、嘘が嫌いだから」

P「だから多分、そこにかけなくても大丈夫だと思うけどね」

あずさ「…」

P「じゃあちょっくら千早を探してるから」

P「皆の所で待っててくれ」

あずさ「は、はい」

P「あずさが一番大人なんだからさ、皆を頼むよ?」

あずさ「プロデューサーさん」

あずさ「千早ちゃんを……お願いします」

P「ガッテン承知の助!」


千早「…」

春香「あれれ?なんで固まるの?」

春香「早く選んでよぉ千早ちゃん」

千早「わ、私は…」

春香「じゃあ、制限時間をつけるからその間に選んでね」

千早「私は…」

春香「じゃあいっくよー!」

私は…

どうすれば良いの……


春香「じゅ~!」

私にとって歌は…

やっと見つけた自分の居場所、何も無かった私に、沢山の事を教えてくれた


春香「きゅ~!」

それ位、歌は大切な物
私から歌が無くなれば…何も残らない

それだけは駄目…絶対に駄目

春香「は~ち!!」

プロデューサーは?

じゃあ私にとってプロデューサーってなに?


春香「な~な!」

あの日、私に声をかけてくれた

舌足らずな喋り方、最初は鬱陶しくて仕方が無かった

春香「ろ~く!」

『アイドル、やってみないか?』
頭の中が真っ白になる程、私の中で何かが弾けた気がした

春香「ご~!」

それから、765プロに入って……そう、春香と出会ったのもその時だった

春香「よ~ん!」


それから、あっという間だった
辛かったけど、楽しかった

春香「さ~ん!」

友達が出来た、歌が上手くなった
踊れる様になった、自分の曲も出した

春香「に~!!」

誰のおかげで?自分が頑張ったから?

それも正解、だけど違う…

春香「あははは、最後だよー!」

春香「い~ち!!!」

私の殻を破ってくれた

歌以上に大切な事を……教えてくれた

溢れそうなくらい、持ちきれない位、沢山の事を

与えてもらった、教えてもらった

大切な人に

大好きな人、私の…


亜美「あれれ?」

ポツッ

ポツッポツッ

真美「雨?」

響「えー!せっかく準備したのにあんまりだぞー!」

律子「あちゃー、こりゃ中でするしか無いわねぇ」

やよい「残念ですぅ…」

美希「律子さん、ミキに何か手伝える事ないかな」

律子「えっと、じゃあミキは材料を中に運んでくれる?」

美希「任せるのー!」

亜美「あー、せっかくのバーベキューがぁ」

真美「残念だよ→」

やよい「ぅっぅー…」


雨雲「のヮの」あじゃばー

ザアァアア

P「はっはぁ…」

P「何処行ったんだよ千早の奴」

P「雨降ってきたし!しかも強いし!!」

P「だーもう!」

P「見つけたらぶん殴ってやっからな!」

ダッタッタッタ


ザザアァアアア

P「…」

P「は、春香…」

春香「あっ、プロデューサーさん」

春香「お久しぶりですね、元気でしたか?」

P「……春香」

春香「なんですか?プロデューサーさん」

P「俺の質問に……答えてくれ」

春香「うーん、答えれる範囲内なら」

P「ありがとう…悪いな、久しぶりに会えたのに質問なんかしちまって」

春香「別に気にしてませんから」


P「…なんで」

春香「はい?」

P「なんでなんだ……」

春香「何がですかぁ?」

P「…なんで」

春香「もー!早く言って下さいよー!」

春香「この雨の中待ってあげてるんですからー」

春香「私だって早く雨宿りしたいですよー!」

P「……なんで」






なんで千早が倒れてるんだ…

春香「……あはっ」


P「……もう一つ、質問」

春香「あれ?答えなくて良いんですか?」

P「…」

P「お前の手…それ、カッターだよな」

春香「はい、そうですよ!」

P「……千早」

春香「へ?」

P「なんで千早は…」

春香「千早ちゃんがどうかしたんですか?」

P「……なんで千早は」






喉から血を流してるんだ

春香「……」


春香「あはははは」

P「…答えてくれ」

春香「あかかかか…あひゃひゃひゃひゃ」

春香「答えてあげますよ!」

春香「……うひひ」

春香「千早ちゃんはねぇ」

春香「大勢のファンよりも!!」

春香「歌よりも!!」

春香「そして自分の命よりも!!!」

P「……」

春香「たった一人の……大切な人!!」

春香「あんたを選んだんだよぉお"お!!」

P「俺を……選んだ?…千早が」

春香「あははっ、そうですよ!」


春香「馬鹿ですよねぇ、歌は自分の生きる道とかほざいてた千早ちゃんが」

春香「まさか全部投げ出してまでプロデューサーさん……あなたを選ぶなんて」

P「…俺を」

春香「そうですよ?私、千早ちゃんに質問したんです」

春香「歌を取るか、プロデューサーさんを取るかって」

春香「そしたら千早ちゃん、私が渡したカッターで喉を掻っ切ったんですよぉ?信じられますか?」

春香「あははは、歌姫が!歌を捨ててまで!?」

春香「絶対に実らない恋を選んだんですよぉ!?」

春香「くひひひ、それがおかしくておかしくて…かかかか」

P「……」


P「俺が……千早を」

P「殺した」

春香「そう!あんたが!千早ちゃんを殺した!!」

P「俺のせいで……千早が」

春香「あききききき!しょう!!お前が!!殺した!千早ちゃんを!」

春香「あかかかか…あひひひひ」

春香「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」


P「……笑うな」

春香「くひひひひひ…あっかかかか」

P「笑うんじゃねぇ…」

P「千早を……」


笑うな


俺が殺した

千早を殺したんだ…

春香「くひひひひゃひゃひゃひゃ」

春香「馬鹿だよねぇ!ほんっとばか!!」

春香「冷えきった心を少し暖められた位で舞い上がって!!」

何で笑う?何でこいつは笑ってられる?

春香「ばっかみたい!そして最後はその人の為に死ぬ!?」

春香「悲劇のヒロインぶりたかったのか!?」

春香「うひひひ、残念でしたぁあ、あんたが思ってた人はあんたの事これっぽっちも思ってねーんだよ!」


こいつは……千早を馬鹿にしてるのか

千早を…

許せねぇよ…


春香「あひゃひゃひゃひゃ」


春香「………ん?」

P「……」

春香「どうしたんですかぁ?プロデューサーさん」

P「……もう」

終わりにしよう

春香「はひ?」

もう……これで、終わりに

全部…

全部投げ出そう……後先考えずに

思い切り…やってみよう


P「春香…」

春香「なんですかぁ?プロデューサーさん」

P「お願いがある」

春香「はひゃ?」

P「俺と殺る時は……春香のままでいてほしい」

春香「はひふへほ?」

P「……頼む」

春香「……あはっ」

春香「良いですよ、私のままで」

春香「プロデューサーさんを殺してあげます」

P「ありがとう…」


それだけが……俺の最後の望み

P「…」

P「よし……」


P「この世への未練……」

P「終了…」


  ュ
     オ
       ォ   
          オ
             オ

                 ォ 
                  


これで…おわり

俺の全部掻き集めて…全部全部全部!!

だから

ありったけを

P「…春香」

春香「くひひ、なんですかぁ?」

P「…お別れだ」

春香…最後の頼み、なんでかわかるか?

それは

P「俺は…春香が春香でなくなるのなんて見たくない……だから」

……そうなる前に…


春香が…春香である時に

P「……」

天海春香

貴様を

P「………」




               ス



        ロ


     ス

春香「……うひひ」

のワの「あははははは!」

のワの「ごいや"あぁあ"あ!!」

うっはミスった


春香が…春香である時に

P「……」

天海春香

貴様を

P「………」




               コ



        ロ


     ス

春香「……うひひ」

のワの「あははははは!」

のワの「ごいや"あぁあ"あ!!」


あずさ「…」

あずさ「20分…」カチャ

あずさ「プロデューサーさん…」

ピッ

~♪

ガチャ

黒医者「……誰だい」

あずさ「あ、あの…」

黒医者「お前さん、金は有るのかい」

あずさ「……ありません」

黒医者「そうか、なら切るぜ」

あずさ「お願いが…あります」

黒医者「……」


春香「……」

春香「あははは」

春香「くひひ」

春香「楽しかったですよ」

春香「プロデューサーさん、本当に楽しかった」

春香「ごめんなさい、約束、守れなくて」

春香「春香のまま、戦えなくて」

春香「……じゃあね」

春香「また会えると良いね」

春香「千早ちゃんと、仲良くやってください」

ザアァアア

P「……」

千早「…」


ー四日目終わりー

あはは…やっと終われました
スロスは勘弁してください、最後の最後にやっちゃいました

すっごいgdgdになりましたが何とか温泉編終わりです

戦闘描写が無いのはまぁPの強さをまだ隠していたいなぁってのが建前で本音はこのスレ内で終わらせれる気がしなかったからです

まだ真と貴音が残ってますから出し惜しんで良いかなぁと

次やるならカブトじゃないと思います
戦闘美希が出る奴を書きたいなぁと思ってます

多分今日の21:36分頃に立てると思うので見つけた時はよろしくお願いします

それでは保守してくれた人、見てくれていた人、お疲れ様でした。


ガラガラガラ

春香「プロデューサーさん、やっと終わりましたね温泉編!」

P「あっ、春香か」

春香「プロデューサーさん、ドーナツ作ってきましたよ、食べますか?」

P「ありがと」

春香「えへへ、沢山作ってきたんで皆も食べてね」

亜美「やったー!」

真美「はるるんありがとー」


小鳥「春香ちゃん、お茶、飲む?」

春香「あっ!小鳥さんもドーナツどうですか?」

小鳥「じゃあ…お茶と交換って事で」

春香「はい、分かりました」


美希「うん、美味しいの」

あずさ「春香ちゃん、お菓子作るの上手ねぇ」

春香「えへへ、ありがとうございます」

P「うん、美味いぞ」

春香「本当ですか!?」


P「コレからどうしようかねぇ」モグモグ

春香「コレから…ですか?」

千早「そうね、私達は春香に嬲り殺されちゃったし」

春香「ゔぅ、あ、アレは仕方ないよ千早ちゃん」

千早「痛かったわ」

春香「千早ちゃん…」

千早「実際に喉を切った訳じゃないから痛みは無いけど…」モグモグ

千早「私の心はボロボロよ、春香」

P「お、おい千早、別に

千早「プロデューサーは黙っててください」


春香「千早ちゃん…」

千早「どんな気持ちだった?」

春香「えっ?」

千早「あのシーン、私に問いかけるシーン」

春香「あ、あのシーン」

千早「どんな気持ちだった?嬉しかった?」

春香「そんな訳無いよぉ…」

千早「嘘ね、あの時の春香、軽くアヘってたわよ」

春香「あ、アヘってなんか無いよ!」


千早「春香…収録後びしょ濡れだったじゃない」

春香「あ、あれは雨のシーンだったから…」

千早「春香、嘘は良くないわ」

春香「ゔぅ」

千早「で、どうだったの」

千早「私を罵倒して……」

千早「楽しかったでしょ」

春香「……はい」

春香「楽しかった…です」


千早「そう、楽しかったのね」

春香「ぷ、プロデューサーさぁん」

P「悪い…」

春香「プロデューサーさん!?」

P「俺は関係無いから…」

春香「そんな!?」

千早「春香、ちょっと良いかしら」

春香「プロデューサーさん!た、助けてくださいよ!プロデューサーさん!!」

ズルズルズル

プロデューサーさあぁああん

バタンッ

P「…アーメン」


小鳥「ぴよぴよ」

P「……」

小鳥「ぴよぴよ」

P「な、なんだよ」

小鳥「私、許しませんから」

P「は、はい?」

小鳥「絶対に許しませんから」

P「なにをだよ…」

小鳥「とぼけたって無駄ですよ!」

小鳥「今回唯一の濡れ場の私のSEXシーン!」

小鳥「なんですかあの仕打ちは!」


P「は、はぁ?」

小鳥「私、この温泉編で淫乱なキャラで通してきたんですよ!?」

P「温泉編で?全部そうだったろ」

小鳥「ぴよー!!」

小鳥「毎回プロデューサーさんに膣内を掻き回されてすっごい気持ち良かったんですよ!」

P「ばばば、ばかっ!」

P「なんちゅー事言ってんだよ馬鹿小鳥!」

小鳥「ぴーよー!!」

小鳥「だって事実ですもん!」

P「あうあう」

美希「ハニー?」

P「oh…」

美希「詳しく話してほしいなぁ」


小鳥「美希ちゃんはどっかに行っててください!」

美希「なっ!?ハニーはミキの物なの!小鳥には関係ないの!」

小鳥「ぴーよー!まだプロデューサーさんに抱かれた事の無い女は黙っててください!」

P「小鳥、ちょっと黙れ」

小鳥「プロデューサーさんは!」

P「へ?」

小鳥「プロデューサーさんはどっちが良いんですか!?」

P「どっちがって…何を?」

小鳥「私と美希ちゃんですよ!!」


P「美希と小鳥?」

小鳥「そうです!」

美希「ハニーがこんなだらしない身体の小鳥を選ぶわけ無いの」

小鳥「ぴよー!!こんのガキぃがあぁ!」

美希「事実なの、それにハニーも嫌々抱いてるみたいだし」

美希「人として小鳥を見てる筈ないの」

小鳥「ぴよ!?」

P「…(確かに)」

小鳥「そ、そうなんですかぁ?」

P「…」

美希「ハニーは優しいから言わないだけなの」


P「俺はな…」

小鳥「ぴよぴよ」

美希「…」

P「俺はな…あ、あの」

美希「ハニー…」

小鳥「ぴよ!また点数稼ごうとしてますよこの女は!」

美希「うっさいの!30でぴよぴよ言ってる小鳥にだけは言われたく無いの」

小鳥「ぴーよー!!まだ30歳じゃないですよ!」

美希「はっ、29と30は同じなの」

小鳥「全然ちがいます!!」

P「…」

貴音「あなた様」

P「あっ、おつかれ」


P「ごめんな、あの介護のシーン」

貴音「いえ、気にしてません」

P「まさか台本にあんな事書いてるとは思わなかったからさ」

貴音「わたくしも驚きました…」

貴音「あなた様にベッドから落とされ、足で転がされるとは…」

P「ゔぅ…悪いって言ってんだろ」

貴音「……痛かった」

P「…すまん」

貴音「…」グルルル


P「…」

貴音「あなた様、お腹が…」

P「いや、今のはお前の腹の音だろ」

貴音「……」

貴音「お腹が空きました」

P「へ、へぇ」

P「春香が持ってきてくれたドーナツが有ったろ」

貴音「……美味しかったです」

P「そ、そっか…なら良いじゃん」

貴音「…ベッドから落とされた時」

P「うっぐ」

貴音「痛かったです……凄く」


P「…」

野口「のヮの」1000札ですぜ

P「コレで何か食えよ」スッ

貴音「…」

P「な、なんで受け取らない」

貴音「足りません」

P「なっ!?」

貴音「あなた様…」グルルル

P「ら、ラーメン食べてくれば良いだろ」

貴音「らぁめんだけでは…」グルルル

P「…」プルプル

P「ほら、もう千円」スッ

貴音「ありがとうございます」


P「くそ…余計な出費を」

雪歩「プロデューサー」

P「なんだ雪歩か…」

雪歩「…」

ザクッ

P「いんぎいぃい!?」

雪歩「プロデューサー?」

P「な、なんだい雪歩」

雪歩「ひとつ質問良いですか?」

P「な、なんですか」


雪歩「プロデューサーがですね」

P「ん?」

雪歩「プロデューサーが一番好きな人って、誰なんですかぁ?」

P「好きな人?大切な人じゃな

ザクッザクッザクッ

P「もぎひぃい!?」

雪歩「好きな人です」

P「うぐっ…わ、分かったからスコップはやめて」

雪歩「答えてください」


P「好きな人ねぇ」

雪歩「はい、いい加減決めておかないとこの物語が終わりませんから」

P「は?コレって誰かと付き合ってしめるの?」

雪歩「当たり前ですよぉ、結婚までしてハッピーエンドです♪」

P「な、なぜ…」

雪歩「ちなみに私、今17ですよ」

P「だからどうし

ザックッ

P「びぎぃ!?」


P「お、俺は別に結婚願望は無いって作中で話しただろ」

雪歩「それはそれ、これはこれ」

P「な、なんちゅう理不尽な」

雪歩「答えてください」

雪歩「プロデューサーの好きな人」

P「…」

P「ゆ、」

雪歩「!?!」

P「ゆ、ゆき…」

雪歩「プロデューサー!」

P「ゆきぽっぽ」


雪歩「私ですか!」

P「まぁ嘘ね」

雪歩「…」

ヒュオッ

P「ののわ!?」ササッ

雪歩「へえぇ、じゃあ誰なんですかぁ?」

P「こ、殺される…」

雪歩「誰なんですかぁ?」

P「……」

P「恵…かな」

雪歩「恵?」

P「そ、そう!恵、恵が好きなんだ」


雪歩「誰ですか?恵って」

P「な、なははは」

P「ヒ・ミ・ツ」

雪歩「…」スッ

ヒュオッ!

P「ひやぁあ!」ササッ

雪歩「誰なんですかぁ…」

雪歩「恵って誰なんですかぁ…」

雪歩「プロデューサー……」

雪歩「答えてくださいよぉ…」

P「ひ、ひいぃいっ!」

ダタッ


雪歩「逃げないでくださいよぉ」

P「はっ!」

P「これだ!!」

雪歩「プロデューサー…」

P「はいっ!雪歩」

雪歩「……」

P「雪歩の為に入れたお茶!」

P「ほら、雪歩、お前緑茶好きなんだろ?」

雪歩「…」スッ

ズズズー

P「ど、どうだ」

雪歩「…」

雪歩「美味しいですよ、プロデューサー」


グッドコミュニケーション


~ボツネタ~

P「ここでは本編に採用したかったが出来なかった…いわばボツネタを発掘していこうと思う」

真「へぇ、楽しそうですね」

あずさ「ボツネタ…ですかぁ」

P「そう、ボツネタ」

P「実はあずささんに関係してるんだよね」

あずさ「私ですかぁ?」

P「あぁ、まずはコレだ」


『あずさは能力者』

あずさ「あらぁ」

真「えぇ!?」

P「コレが一つ目のボツネタ」

真「ちょ、ちょっと待ってくださいプロデューサー!」

真「なんであずささんが能力者になる予定だったんですか!?」

P「それはな…」

P「あの写真を見てしまってそうしようと決めたんだ」

真「あの写真?」


P「あぁ、何故か声があずささんに似ててな」

真「あずささんに?」

P「あぁ、声はまさに本人なんじゃ無いのかっていう位似てるな」

真「で、どんな写真なんですか?」

P「資料が無いから口で説明する」

P「裸にコードをぐるぐる巻にしててな」

P「それをもじってハンターハンターのパームの能力」

『暗黒の鬼婦神』をパクろうかと


P「ちょうど今はショートだろ?」

真「あずささんがですか?」

P「あぁ、で、昔はロングだったじゃん」

真「まぁ…DSまではそうでしたね」

P「ゆりしー…」

真「今は関係無いですよ!」

P「でな、ハンターハンターのパームもロングなんだよ」

P「で、その能力使ったら髪の毛を全身にぐるぐる巻にしてな」

P「ショートになるからさ」

P「あれ?コレあずささんに使えるんじゃね?って思ったわけよ」


真「ま、まぁ確かにボク達のはハンターハンターからパクってるのばかりですもんね」

P「あぁ、真の『狂舞歌姫』もピトーの『黒子舞想』のパクりだし」

P「雪歩の『弌伍弎手円匙』もパクりだしなぁ」

P「あっ、ちなみに『弌伍弎手円匙』の153はゆりしーの身長からとってるから」

真「oh…」


P「まっ、この辺で終わりだ」

真「ま、まだ有るんですか。」

P「それはまた今度な」

あずさ「私のカレンダー、買ってくださいね」

P「もうふっきれちゃってるよこの人」

真「じゃあ今回はこの辺で」

あずさ「お疲れ様でしたぁ」


雪歩「今日また会おうね」

美希「ミキ達の活躍!」

春香「楽しみにしててくださいねぇ」

千早「インベル…」


インベルノー!

それでは次回のアイドルマスターは!


星井美希、死す

デュエルスタンバイ!

お疲れ様でした

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