アルミン「明日は結婚式」(18)
・エレミカ前提のアルミンとミカサの話
・短いです
・アルミンが思っていた以上に乙女でキモミン
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ミカサ「アルミン。お待たせ」
アルミン「あっ、ミカサ。今日は忙しいのに呼び出してごめん」スッ
ミカサ「ううん。アルミンが私だけを呼ぶなんて珍しい。
最近のアルミンは忙しくてなかなかゆっくり話す機会が無かったから丁度良かった」
アルミン「そうだね。僕とエレンは同じ部署だから毎日のように顔を合わすけど」
ミカサ「夫婦は同じ部署にいてはいけないと誰が決めたんだろう……
わたしもアルミンとエレンと毎日一緒に居られたらいいのに」
アルミン「ふふっ」
ミカサ「アルミンなんで笑ってるの?」ムッ
アルミン「だってミカサがむくれてるから」フフッ
良いじゃないか。エレンとは家で会えるんだから」
ミカサ「それはそうだけど、3人で一緒にいられればもっと幸せなのに」
アルミン「ところで明日の結婚式の準備はどう?」
ミカサ「アルミンのおかげで滞りなく進んでる
エレンが今日はジャンやコニーたちと飲むそうだから明日に響かないか心配」
アルミン「ああ、それなら僕も後で参加するから大丈夫だよ。
早く解散するようにちゃんとエレンの様子は見ておくから」
ミカサ「アルミンがいてくれるならそれは安心」
アルミン「ミカサも今日女子たちで集まりがあるんだろ?」
ミカサ「うん。サシャの家で晩御飯をご馳走になる予定。
みんな明日は朝早いからすぐに帰るけれど」
アルミン「その方が良いね。女の子たちは準備に時間がかかるだろうし」
ミカサ「実はまだ髪型を迷っていて……
クリスタやサシャに決めてもらおうと思っている」
アルミン「どんな風にするつもりなの?エレンはなんて?」
ミカサ「全部の髪の毛をアップにするか、それともハーフアップにするか……
エレンには髪型のことは内緒。当日のお楽しみにしようと思って///」テレテレ
アルミン(ミカサの顔赤くなっている///)
「ミカサの髪もだいぶ伸びたしね。訓練兵の時に切ってしまっただろ。ずっともったいないと思っていたから」
ミカサ「ミカサあれはエレンが切った方が良いと忠告してくれたから。
でもまた髪が伸ばせるようになって本当に良かった」ニコッ
アルミン「うん。そうだね 本当に良かった」
ミカサ「それはそうとアルミン今日はどうかしたの?私に話があるんじゃないの?」
アルミン「えっ……それは……そうなんだけど……」
ミカサ「何か重大な秘密?まさか重い病気を患っているとか……?
職場で嫌なことでもあった?それともまさかエレンがアルミンに迷惑をかけたの?
それなら私がきちんとエレンに言っておくから……
それだとアルミンに迷惑がかかる?じゃあそれとなくエレンには私から……」
アルミン「ちょっとミカサ待ってよ!違うから!」
(ミカサ、顔が近いよ///)
ミカサ「じゃあ今日はどうしたの?2人で話がしたいって。
わざわざエレンの許可までとって」
アルミン「えーっとミカサ……明日君はエレンと結婚式を上げるだろ
もう籍は入れているから夫婦なのは前からだけど。
お嫁さんにいってしまうミカサとどうしてもこの場所に来たかったんだ。
この場所なにか心当たりがない?」
ミカサ「石の階段があって町の風景を見渡せて……初めてきたのに懐かしい感じがしていた。
昔シガンシナでよく遊び場にしていた場所にそっくり」
アルミン「仕事が早く終わった日に遠回りをして帰っていたら偶然見つけたんだ」
ミカサ「アルミンとエレンと壁の外の世界の話をしていたことを思い出す」
アルミン「3人でよくおじいちゃんの本を読んだね」
ミカサ「エレンはあんまり本を読むのが得意では無かったけど、アルミンの話が上手だったから本にも興味が湧いたみたい」
アルミン(さっきから気が付いたらエレンの話題になっているような……
やっぱりミカサにとってはエレンとの思い出の方が重要なんだ)
ミカサ「アルミンは外の世界の話以外もたくさん私に話をしてくれた。
私の故郷には咲いていなかった花や植物の名前を教えてくれたのはアルミン。
私が意外にも花言葉をたくさん知っていたから、訓練兵時代女の子たちがびっくりしていた」トクイゲ
ミカサ「アルミンは優しいからエレンがいる時にはエレンが好きな外の世界の話をしてくれたし
エレンが家の手伝いでいない時には、私がシガンシナの町に早く馴染めるように色々考えてくれてた
町に2人で遊びにいってエレンを拗ねさせてしまった時もそういえばあった。
家でエレンが拗ねるから、機嫌を直してもらうのは一苦労で……」
アルミン「そんなこと覚えてくれてたんだ」
ミカサ「シガンシナでの日々は私の宝物。エレンがいてアルミンがいて……
ねえアルミン、エレンと話をしていたんだけれども……
私たちいつかはシガンシナ区へ帰りたいと思っている。
今はまだ復興されていないし、こっちで兵団の仕事もあるからすぐにではないけど
その時アルミンもよければ一緒に来て欲しいと思っている。
もちろんアルミンさえ良ければ一緒の家に住んでくれてもかまわない///
エレンは『さすがにそれはアルミンが嫌がるだろ』って言うけれど……
一緒にいたいという気持ちはエレンも同じ。アルミン、どう?」ウワメヅカイ
アルミン(ええっ///そうな風に僕のことを2人は……)
「……ありがとうミカサ。
僕もいつかはシガンシナ区へ帰りたいと思っているし、
町の復興にも役立てたらと思う。
さすがに夫婦さすがに夫婦の家に一緒に住むのはどうだろうと思うけど。
君たちにも子どもができるかもしれないし」
ミカサ「子どもの話はまだでていないから心配ない///テレテレ
それに私の子どもだったらアルミンのことを絶対に好きになる」
とりあえずここまで。
皆さんのエレミカの素晴らしさに触発されて書いてはみたんだが恥ずかしくなってきた。
一晩寝て冷静になります。
ミカサ「それよりごめんなさい。気が付いたら私ばかり話をしている。
今日はアルミンが私に話をする日。ね、違う?」
アルミン「ミカサ……実は今日君を呼び出したのは……」
(今日、本当はミカサに僕の気持ちを伝えようと思って日ここに来た。
僕がずっとミカサのことを好きだったという気持ちを。)
アルミン(でも僕が好きなミカサはエレンが大好きで、
そのエレンは僕の親友で僕にとってもずっと大切な人。
やっとわかった気がする。僕は……)
アルミン「僕はずっとミカサのことが大好きだ。
………そしてエレンのことも!」
アルミン(僕はエレンのことが好きなミカサが好きなんだ。
2人がこれからも僕を必要にしてくれるなら、このままの関係でありたい。
エレンとミカサの間に僕はずっと入り込めないと思っていたけれど
2人は2人なりに僕のことを大切に想っていてくれたんだ
この関係こそが僕の大切にしたいものだと心から思える)
アルミン「ミカサ本当に結婚おめでとう。
エレンと幸せになってね」テヲギュ
ミカサ「アルミン、本当にありがとう
私もアルミンのことが大好き」ニコッ
アルミン(明日からは元の3人の関係に戻る。
昔と違うのはエレンとミカサは夫婦で、僕は2人の幼馴染)
アルミン(少し寂しい気がする……
でも……
ミカサのこの笑顔だけは僕のものでも良いと思うんだ)
おわり
アルミン→エレミカを書こうとしたんだけど難しいですね。
しかも読みやすくしたつもりの改行が、携帯だとものすごく見辛い結果になって残念。
読んでくださった方ありがとうございます!
気持ち悪いです乙
>>17気持ち悪いって褒め言葉w
ありがとう、がんばります。
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