ミカサ「エレンが干からびた」
エレン「」
ミカサ「……すごい」ツンツン
エレン「」
ミカサ「苦行中のブッダもびっくりの痩せ具合」ツンツン
エレン「」
ミカサ「痩せてる人を枯れ木の様って言うけど、枯れ木のほうがまだみずみずしい」ツンツン
エレン「」
ミカサ「肌もカッサカサ」サワサワ
エレン「」
ミカサ「目の細かい紙ヤスリみたい」サワサワ
エレン「」
ミカサ「今にも折れそう……あっ」サワサワサワサワポキッ
エレン「」
ミカサ「折れちゃつた……」
エレン「」
ミカサ「アルミン……」
アルミン「どうしたのミカサ……なにそれ!キメエ!」
エレン「」
カクカクシコシコ
アルミン「なるほどね……」
ミカサ「どうしよう」
エレン「」
アルミン「ところでエレンの右腕がないんだけど」
ミカサ「さっき触ってたら取れちゃった」
エレン「」
アルミン「で、その右腕は?」
ミカサ「捨てた」
エレン「」
ミカサ「問題はこのドライエレンをどうするか、なんだけども」
アルミン「うーん……とりあえず煮干しの要領でダシをとってみようか」
ミカサ「名案」
鍋<グツグツ
ミカサ「……」
アルミン「……」
鍋<グツグツ
ミカサ「……」チャプ
ミカサ「……ズズッ」
アルミン「どう?」
ミカサ「……うん、いい味出てる」
アルミン「おー」
ミカサ「みんなを呼んで鍋パーティーとしゃれこもう」
アルミン「いいね」
~~~
ワイワイガヤガヤ
ライナー「やっぱ寒い日は鍋に限るな」
ベルトルト「だね」
アニ「マロニーちゃん、マロニーちゃん」
ジャン「おいサシャ!お前肉ばっか取ってんじゃねえよ!」
サシャ「鍋は戦いですよジャン!ハフハフッ」
クリスタ「ふふっ、お肉も野菜も沢山あるから焦らなくていいよサシャ。えっと、ぽん酢は……」キョロキョロ
俺「これか?」スッ
クリスタ「あ、ありがとう!」
ミカサ「みんな喜んでくれて良かった」
アルミン「だね」
アルミン「こんな毎日が、ずっと続くといいなぁ」
ミカサ「そうね、アルミン」
コニー「おいなにやってんだよお前ら!なくなっちまうぞ!」
アルミン「ああ、今行くよ!」
ミカサ(……温かい)
完
以上です
ありがとうございました
このSSまとめへのコメント
一見和やかだけどとんでもねえなこれ
そのお鍋は干からびエレンの出汁だ…。ミカサはエレン殺した同然ジャン↑