少女「お兄さん、私を連れて行って」 (12)

剣士「廃墟だらけの村か…」

「お兄さん誰」

剣士「オレは旅人だよ(こんな村に子供?)」

「旅人さん?」

剣士「そう名前は剣士」

「剣士さん…」

剣士「君はこの町の子供かな?」

「ううん、捨てられたの」

剣士「名前は?」

少女「少女……ねぇ」

剣士「なにかな?」

少女「お兄さん、私を連れて行って」

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剣士「……連れていけない」

少女「私お料理出来るよ!洗濯も何でも…」

剣士「そうじゃない…この村には魔物除けの女神象があるが、外に出れば魔物に殺されることもあるんだ」

少女「平気、私戦えるよ」

剣士「………はぁ…仕方ないかな、1つ約束だ…絶対にオレの側にいること」

少女「うん、約束する」

剣士「よしっじゃあ行こうか」

オレはまだ知らなかったこの子供が魔王であることを……

~数年後~
少女「はい、薬草とフォアバイソンのスープ」

剣士「ん…」

少女「何書いてるの?」

剣士「お前と会った頃の事を振り返ってたんだよ」

少女「あぁ、あのボロ村」

剣士「……」

少女「一応言っとくけど人間の醜い争いで滅んだ村だよ」

剣士「…他にも色々あったよな…」

少女「魔王直属の四天王とか?」

剣士「あれはあせった…そういえばあいつら今どうしてるんだ?」

少女「えっと…」

~その頃の中央都市、レストラン四天王~

黒騎士「5番テーブルにハンバーグセット3つ、4番テーブルの清算回せ」

メデューサ「お子様出来たから、2番テーブルに持っていきなさい」

ドラゴン「いらっしゃいませ~おい!7番テーブル開けろ」

水魔「調理足らんからドラゴンもどれや」

黒騎士「お前達落ち着け!これでは魔王様にご報告出来ないぞ」

~剣士達~

少女「この前の使い魔の連絡ではレストランしてるって」

剣士「魔界屈指の魔物4体が何やってんだか」

少女「世界を知れと言っただけなのにレストラン営業者になった」

剣士「方向性間違えたんだな…」

少女「うん色々と間違えたんだよ」

剣士「……」

少女「まぁ黒騎士に任せればOKでしょ」

剣士「そういえば…天使とも戦ったよな」

少女「天使ね…手ごわかったよね」

剣士「天使は何やってかね…」

~天界~
天使「ふぁ~人間界の観察ってつまんないの」

上司「仕事しろバカ天使」

天使「分かってるの…仕事するの」

上司「お前さ、人間界から帰って来てから少し変わったな…」

天使「気のせいなの…」

上司(多分人間界で何かあったんだろーな…)

~剣士達~

少女「さぁ?天界で仕事しているんじゃ無いかな」

少女「とにかく今日はもう寝ていい?眠い」

剣士「そうだな…懐かしい話はまた今度にしようか…」

オレたちの旅はつづく


黒騎士(私の名は黒騎士、魔王直属の四天王通称<不死身の黒騎士>と呼ばれている
ある日魔王様はこうおっしゃった)

~数年前•魔王城~

魔王(少女)「我は人間界に旅立ってみようと思う」

黒騎士「はい、なんの冗談ですか?」

魔王「その間の城は貴様に預ける」

黒騎士「冗談ではないと…」

魔王「当たり前だ、我は人の世界を知りたいのだ」

黒騎士「かしこまりました、魔王様の留守は確かに我々が預かりましょう」

~~~~
黒騎士(そうしてしばらくたったある日の事だ…魔王様が我等の前に現れたのは)

~数年前~
黒騎士「あ、どうして魔王様が」

剣士「魔王ね…」

少女「……ずっと騙していました、我が名は魔王なり」

剣士「……」

~~~~

黒騎士「アイツとはまた一戦交えたいものだな…」

メデューサ「何書いているのよ」

黒騎士「魔王様への定期報告だ…」

水魔「魔王様元気かなぁ」

黒騎士「あの剣士といれば問題ないだろう」

黒騎士「さぁ下準備を済ませて明日も頑張るぞ」

他3体「ok」

書き込めているかテスト

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