女「安価で敵国を攻め落とす」 (131)

時は争いの世。ある国に女が一人。

傭兵として金儲けをしようと企んだ矢先に、ある国と敵国が戦争をする。

ここは酒場。多くの傭兵が集まる、酒と男の臭いがプンプン漂う場所。

女「よし、ひとまず酒場に着いたところで、情報集めといくか。戦争があるってのは聞いたが、どこと戦ってるのか知らんからな」

女「おーい、そこの剣士、ちょっと聞きたいことがある」

剣士「オレ?」

女「そう、お前。戦争があるって聞いたから来たんだが、どこと戦争するんだ?」

剣士「ああ、>>4だ。向こうの元首が、突然この国に戦争ふっかけてきやがったんだ」

女「理由は聞いとらん」

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中国

剣士「ああ、中国だ。向こうの元首が、突然この国に戦争ふっかけてきやがったんだ」

女「ああ、確かカス空母がどうのって言ってたな。よくやるよ、あの国は」

剣士「これからどうすんだ? 中国っていえば、海を隔てた隣国だぜ?」

女「大丈夫だ、俺には>>16がある」

安価どんだけ遠いんだよ

>>13
悪い、次は気をつける

http://i.imgur.com/gy6G63v.jpg

剣士「鉄球か・・・?」

女「違う。ピッカピカのどろだんごだ」

剣士「どろだんごじゃねーか。つか、それ移動手段じゃねえよな?」

女「移動手段は軍が出す揚陸艦でいいだろう」

剣士「そ、そうか・・・(大丈夫かこいつ?)」

女「話はさておき、そろそろ揚陸艦に乗り込むらしい。行くぞ」

剣士「あ、ああ」

二人は他の傭兵と共に揚陸艦に乗り込んだ。目指すは中国。

女「さて、俺と剣士は遊撃任務が与えられた。ひとまず、本隊から離れて>>19から北京を目指す」

宇宙

女「ひとまず、本体から離れて宇宙に向かう」

剣士「そうか、普通に航空機を使えば対空ミサイルにぶち落とされるけど、宇宙からなら安全に北京に行けるじゃん!ってそうじゃねえよ。何で揚陸艦に乗ったのに宇宙なんだよ」

女「知らなかったか?我が軍の揚陸艦には、遊撃部隊突入用のロケットが装備されている」

剣士「うわ、何そのすっげー無駄な装備」

女「そうでもないぞ。かなり内陸まで突入できるという特性がある」

剣士「普通に上陸した方が早くね?」

剣士の陳腐過ぎるツッコミを無視した女は、強引に剣士を引っ張ってロケットに乗った。すぐに打ち上げは始まり、無事北京に到着した。

女「だから言っただろう。俺たちが一番乗りで北京入りしたぞ」

剣士「すっげー適当な流れだな。もう帰っていいかな」

女「いや、帰れそうもない。見ろよ、敵だ」

剣士「・・・っ! あれは>>22!」

秘密警察

剣士「あれは秘密警察!囲まれた!」

女「ゲシュタポの類か。その辺りの知識は乏しいが」

剣士「敵のことなんてどうでもいい。とにかく、切り抜けるのが先決だ」

女「ああ・・・(敵の数は十五人か。全員が大盾と拳銃持ちか。マスクはしていないようだな)」

剣士「お前、武器は持ってんだろうな?まさか、あのピッカピカのどろだんごとか言うなよ?」

女「さすがに俺もマトモな武器は持っている」

女は右腰のポーチから催涙弾を取り出した。ピンを抜き、秘密警察の一人にそれを投げる。

女「剣士、息を止めろ!」

その瞬間、催涙ガスが辺り一面に噴射され、秘密警察の連中が怯む。その隙に、女と剣士は小さなバラック小屋に逃げ込んだ。

剣士「ふぅ、危なかったぜ。ひとまず、ここで休憩だな」

女「そうだな」

剣士「そういえば、お前の名前、まだ聞いてなかったよな」

女「うん?・・・ああ、急な話で驚いたが、確かに名前で呼んだ方が何かと都合がいいだろう。俺は>>24だ」

秋せつら

剣士「男じゃねーか!」

秋せつら「別にいいだろう。>>24が決めてくれた名だ、大切にする」

剣士「うわ、一気にわけわかんなくなった」

秋せつら「・・・奴ら、追ってきたみたいだな」

剣士「ゲシュタp・・・じゃなかった、秘密警察か?」

秋せつら「妖糸に何人かが反応した。この辺りをうろついている」

剣士「マズいな。とにかく、今はここから離れることが先決だ。天安門まで行ければ楽なのに」

秋せつら「それなら、いい抜け道を見つけた。こっちだ」

秋せつらと剣士は建物の裏口から外に出た。そこは>>26に繋がっていた。

原発

剣士「原発・・・」

秋せつら「そういえば、北京の近くにあったっけな」

剣士「どうするんだよ?」

秋せつら「どうもこうも、ここを占領するのさ」

剣士「何で?」

秋せつら「わかってないな。ここを爆破されたらどうなると思う?ここ一帯は電気が通らなくなるどころか、放射能まみれだ」

剣士「うっわー鬼畜」

秋せつら「これが戦争なのよね」

言うと、秋せつらは警備兵に向かって走り出した。それから数分後、二人は警備の薄い原発を一瞬で占領した。

共産党員『貴様らの要求は何だ』

秋せつら「無条件降伏」

共産党員『クソ・・・!』

秋せつら「フン、残念だったな」

共産党員『どうすれば・・・あ、そこ爆破したら、お前らも死ぬんじゃね?」

秋せつら「あ」

剣士「あ」

共産党員『捕えろー!!」

剣士「失敗じゃねーか!」タッタッタ

秋せつら「あーどうしよう・・・そうだ、>>29の案を採用すれば、降伏勧告をまた出せるかもしれん」

金で買収

秋せつら「本国が一生遊んで暮らせるくらいの金を用意するらしいぞ。翻意するなら今のうちだ」

共産党員『マジで?じゃ、何すればいい?』

秋せつら「そうだな、まずは海岸の兵力を全部取り除け」

共産党員『了解!直ちに海軍の全戦力を・・・』バァン

剣士「・・・?」

秋せつら「通信から銃声が聞こえた。多分、お金のいらない場所に行ったと思う」

剣士「」

秋せつら「彼の犠牲は決して無駄にはしない・・・我が同胞だった時間は数秒足らずだったが、君のことは忘れない」

剣士「顔も知らねぇだろ」

秋せつら「ん、誰のことだ?」

剣士「お前は鳥か!既に忘れてんじゃねぇか!」

秋せつら「知らんな。もう原発の中には相当数の兵士がいるだろうし、近づけそうにない。どうする?」

剣士「とりあえず、本隊が来るまで>>32しようぜ」

ポケモン

テーテンテンテンレンレン♪

剣士「よしっ、交代しやがったっ!」

秋せつら「なっ!気合パンチだと!?」

剣士「エビワラー、気合パンチだっ!!」

秋せつら「交代読みか!」

剣士「そうだ・・・特性「鉄の拳」にこだわりハチマキ、そして手助けの効果!その威力は何倍にも引き上げられる!」

メガバンギラス「ギャアアァァ・・・」

秋せつら「メガバンギラァァス!!」

剣士「残り一体、どうするかな?」

秋せつら「このっ・・・このっ・・・!いけ、トリミアン」

トリミアン「ばうばう!」

秋せつら「もういい、やれ、トリミアン。>>34だ」

しねしねこうせん

秋せつら「トリミアン!しねしねこうせんだ!」

剣士「何っ!初代わざマシン28の中身にして最強のネタっぽさと威力で定評のある強力な技だぞ!なぜ第六世代のXYで使える!?」

秋せつら「フフ・・・よく気づいたな。これはお察しの通り、中国産だ。それも、精巧にできたパクリだ!」

剣士「ひ、卑怯な!!」

秋せつら「俺様の勝ちだぁぁぁぁぁ!!」

剣士「うああああああ!?ってやってられるか!」バキバキバキィ

秋せつら「あ、貴重な3DSを真っ二つにしやがった」

剣士「も、もういい・・・ほら、本隊が来たぞ、合流しよう。ほら、あそこにいるのが部隊長だ」

>>37(部隊長)

プーチン

秋せつら「ファッ!?」

プーチン「これより私が陣頭指揮を執る。続け!」

剣士「部隊長で収まる器じゃねぇよな」

秋せつら「そういう問題じゃないような気がする。つか、かなりマズいだろ」

プーチン「そこの遊撃部隊、私の命令が聞けんのか!?」

秋せつら「いや聞けないわけじゃないけど、あんたココにいる理由ないよね」

プーチン「あの国家主席には正当な制裁を加える必要がある。それまで私が陣頭指揮を執ると言っている」

秋せつら「>>37め、物凄い奴を召喚しやがって。今度会ったらタダじゃおかんぞ」

剣士「それより、ロシアとオレたちの国が連合を組んで北京に乗り込んだらしいぜ。今頃は北京の南部を制圧してるってさ」

秋せつら「本格的に話の流れが読めなくなってきたぞ」

剣士「さっきまでボケに徹してたってのに、ここでツッコミに転職か?」

秋せつら「誰がそうしたんだよ。さて、武器もそろそろ減ってきたし、補給してもらおうか」

プーチン「そんな二人に朗報だ、>>40を持ってきたぞ」

秋せつら「そいつはすげぇ・・・」

ロケットランチャー(弾数無限)

ぺっぺかぺっぺっぺー♪

無限ロケットランチャーを手に入れた!

秋せつら「よっしゃああ!」

剣士「これでスーパータイラントとかも一撃だな」

秋せつら「開幕ロケランまじパネェわwwwwwwwwww」

剣士「ははっそうだな・・・って、バイオじゃねぇか」

秋せつら「安価は絶対。正直、ガンダム持って来られたら嫌な予感したし、これでよかったと思う」

剣士「そういう問題じゃねぇけど、これ以上言っても仕方ない。まぁいいっか・・・」

秋せつら「というわけで、さっさと天安門に人集めて紫禁城に殴り込みだ!」

プーチン「既に中南海は包囲した。後は国家主席が降伏するのを待つだけだ」

秋せつら「構ってられるか!あの連中のせいで俺はあんなことになっちまったんだぞ!」

剣士「あんなことって?」

秋せつら「>>44

嫌いな食べ物を克服させられ、煙草を取り上げられ、酒の量を減らされた

秋せつら「中国マフィアの連中め、強制的にニンジンとピーマンを食わせやがるし、煙草は支給してくれないし、挙句の果てに酒の量まで減らすときた!もう黙ってられるか!」

剣士「一体アンタは中国で何やってたんだ」

秋せつら「敵国が中国だってわかったところで、俺は決意した。必ずや中国を民主化して議会を占拠し、中国マフィアを駆逐すると!」

秋せつら「駆逐してやる・・・一匹残らず!」

剣士「単なる私怨かよ。つか、お前ってやヴぁい奴だったんだな」

秋せつら「ヒャッハハハハハァ!あのカス共に思い知らせてやる!酒と煙草を奪われた恨み!ニンジンとピーマンしか食えない身体にした恨み!全てだ!」

プーチン「やめろ」

秋せつら「は、離せッ!」

プーチン「私怨で戦争に加担しようが構いはしない。ただし、作戦の邪魔だけはしてくれるな。復讐しか考えない愚か者は、恨みや怒りに溺れた挙句、みじめにのたれ死んでいく」

秋せつら「大統領・・・」

プーチン「最後まで自らを見失わない強き兵士となるか、無様に死に様を晒すか。お前はどちらを選ぶ?」

秋せつら「俺は・・・俺は・・・>>47

時には神にも悪魔にもなる

秋せつら「時には神にも悪魔にもなる。今は、悪魔になる時だ」

剣士「ここに来て厨二全開じゃねーか」

秋せつら「例えだ例え。アタマの堅い奴だな。そんな奴は政治家にでもなってろ」

プーチン「それは私に対するあてつけか?」

秋せつら「うん?そうじゃないけど」

秋せつら(そうだ、政治家がいるってことスッカリ忘れてた)

秋せつら「とにかく、俺はマフィア連中に復讐できればそれでイイから」

剣士「結局、復讐はするんだな」

秋せつら「あン?何か言ったか?」

剣士「何でもございません」

秋せつら「待ってろ>>50(ボスの名前)、絶対にニンジンとピーマン抜きじゃ生きていけない健康体にしてやるからな」

剣士「復讐かソレ?」

ネコショウグン

剣士「誰だよそれ。ペルソナ4やったことないからわかんねーし」

秋せつら「予言の神様のことだ。ペルソナ4じゃない」

剣士「マジで?っていうか、神様に勝負挑もうとしてんのアンタ?」

秋せつら「だってアイツがマフィアのボスだし」

剣士「ヘンなのに絡まれたな。お疲れさん」

秋せつら「いや、借金踏み倒そうとしたらそうなった」

剣士「それアンタが悪いじゃん。単なる逆恨みじゃん。つか、そのマフィアも考えてることアホらし」

秋せつら「許さん・・・絶対に許さん!!」

剣士「あ、走っていったよ。大統領もとい部隊長の部隊も既にいないし」

~中南海~

秋せつら「出てこんかいネコショウグン!今日こそ落とし前つけたるで!」

剣士「怪しい関西弁まで・・・秋のキャラって色々とおかしいよな?」

秋せつら「うるさい。とにかく、今はコレ>>54を使ってあの中に乗り込むぞ」

剣士「・・・(嫌な予感しかしない)」

ピグザム

剣士「ビグザムが支給された」

秋せつら「トライポットみたいだな」

剣士「言うな、襲ってきそうで怖い」

秋せつら「それはさておき、これ使えばメガ粒子砲で北京ごと焼き払えるじゃん。やったね」

剣士「何が『やったねぇ~♪』だよ。滅ぼしたら意味無いだろ」

秋せつら「もう何でもいいや、これさえあれば無限ロケランとかカスじゃん」

剣士「確かにそうだけどさ・・・」

秋せつら「さらば北京、そしてネコショウグン・・・メガ粒子砲、発射あああぁぁぁああぁぁあああ!」

ビグザムに光が集まる。レーザー発射態勢に入ったのだ。しかし、発射する間際、ビグザムは突如大爆発を起こした!

秋せつら「!?」

剣士「な、何が・・・」

秋せつら「あ、あれは・・・>>57!!」

ゴジラ

デデデンデデデンデデデデデデデデデン♪

ゴジラ「んギャァァァァス!」

秋せつら「ゴ、ゴジラだあああぁぁぁあぁあああぁああ!!」

剣士「オレはもう何が出てきても驚かない。次の安価で地球が滅びるとしても、それは想定内なのさ」

秋せつら「何バカなこと言うてんねん!動く原発なんて相手にしてられへんで!」

剣士「傭兵のくせにヘタレだな!ゴジラ程度に怯えているようじゃ、まだまだ三流にも満たないぜ?」

秋せつら「・・・倒せるのか?」

剣士「オレは剣士だ。腰に差してるのは千歳飴じゃない」

剣士は吐き捨てるように言うと、ビグザムを踏みつぶすゴジラに向かって居合抜きの姿勢をとる。

剣士「これがオレの力だッ!!」

次の瞬間、ゴジラの右脚から血が噴き出し、姿勢を崩してその場に倒れた。

剣士「まだ死んでいない!」

秋せつら「お、おう!」

秋せつらも負けてはいない。バイオハザード2の表プレイで手に入る隠し武器のロケットランチャー「スティンガー」を構え、呻き声を上げるゴジラの顔に一発叩きこむ。

秋せつら「せっかく北京を火の海にできたってのに、何しやがる!」

隠し武器のロケットランチャーに残弾数など無い。秋せつらは引き金を何度も引き絞り、剣士も刀を振るう。いつの間にか、ゴジラはただの肉塊になっていた。

秋せつら「やった、美味そうじゃないけど料理にはできそうだな」

剣士「じゃ、休憩がてらに>>60でも食べるか」

札幌ラーメン

剣士「よく考えたら、今までの安価って中国関連が多いような気がする」

秋せつら「気のせいだろ。それより、ゴジラの骨でダシ取ったぞ。チャーシューもゴジラ肉だ。なかなか美味いから食ってみよう」

剣士「美味いのか。そいつは意外だなあ」

秋せつら「放射能の濃度が20シーベルト越えてるけど、俺たち死なないから平気だよね」

剣士「何そのカミングアウト」

秋せつら「ゴジラの肉使ってるから。今回もどっかの水爆実験で目覚めちゃったんだね」

剣士「広島市長さん助けて」

秋せつら「それより、早く食べないと伸びるぞー」

剣士「それもそうだ。じゃ、いただきます」

二人は休憩がてらにラーメンを食べた。すると、ゴジラになった!

秋せつら「G細胞のこと忘れてた。あれ食べたら怪獣になるんだよ」

剣士「それを先に言えよ!」

秋せつら「いや、これってむしろチャンスじゃ」

剣士「何で?」

秋せつら「俺たちゴジラじゃん?二人いたら中国全土を焼け野原にできるじゃん」

剣士「あっそ・・・っていうか、もう傭兵稼業はどうでもいいんだ」

秋せつら「今更話を戻そうとしても無駄無駄。安価は絶対だもん」

剣士「あっそ。じゃ、まずは・・・」

>>63「そこまでだ」

剣士「あ、お前は!」

ボクっ娘

一般人

一般人「ゴジラはこの僕が許さない!」

秋せつら「ぁあ?性別や年齢もわからん奴が俺たちに喧嘩売ろうってのかあぁん?」

剣士「ゴジラになると態度がデカくなるのか。つか、正論すぎてヤバい」

一般人「一応>>62の影響も受けて女の子だ!花の女子高生、十七歳!」

秋せつら「何だ、俺と同類じゃん」

剣士「いらないプロフィールありがとう。ところで、何しに来たの?」

一般人「ゴジラと戦うため・・・うっ」

秋せつら「ぁあ?もうへたばったのかよぉ?弱っちいなぁあ?」

剣士「もう893みたいな口調になってる・・・それより、この子は一般人だから放射能に弱いんだよ。ほら、20シーベルトあるし」

秋せつら「設定なんてあってないようなものだし、死んでないんじゃね?」

一般人「そ、そうだ!僕は死なないんだ!」

剣士「20シーベルトっていう設定も文字だけじゃないか」

一般人「そうだよね。じゃ、僕と勝負だ!」

秋せつら「上等だぁあ!」

剣士「もう銀魂みたいなヘンなノリになってるし。さて、どちらが勝つんでしょうかねー」

秋せつら「ここで一言。『安価忘れた』」

剣士「もういいんじゃね?向こうはやる気だし」

一般人「ほらっ!かかってきてよ!安価なんてひっくり返してやるんだから!」

秋せつら「仕方無い、こっちは圧倒的な破壊を見せつけてやるだけだ」

ゴジラとなった女傭兵、秋せつらと一般人の少女が相対する。三人以外誰もいない中南海の只中で。

秋せつらは口を開け、放射熱線を一般人に向かって放つ。

一般人「舐めないで!」

灼熱の放射熱線が放たれた瞬間、一般人は特殊部隊顔負けの反応速度で秋せつらの足元に突っ込む。

秋せつら「しまった!」

一般人「幾ら大きな身体やレーザーがあっても、大きなものが小さい的に狙いをつけるなんてできないよ!」

剣士「そうか!ゾウがアリを踏みつぶすのは簡単でも、そのアリを捕捉できないんじゃ意味が無い!それに、放射熱線も足元には撃てない!」

一般人「ほらっ!」

一般人は秋せつらの足に乗ると、短刀を取り出して切りつけ始めた。しかし、硬いうろこで覆われた足は、一切の傷もつかない。

一般人「そんな・・・!」

秋せつら「馬鹿だな、ゴジラを研究せずに挑みにかかるなど、ただ愚かだ!」

秋せつらはニヤリと口許を歪めて笑うと、口を閉じた。

秋せつら「んん!んごんご!(ヘッジホッグ!)」

彼女の口に強大なエネルギーが収束する。しかし、秋せつらは口を開けようとはしない。

剣士「そうか!あれは体内放射・・・放射熱線のエネルギーを全身から放出する技!あれなら接近戦に持ち込まれても対応できる!」

秋せつら「んんんんんんんん!!」

一般人「!?」

一般人「きゃああっ!」

熱を帯びた衝撃を全身に受け、一般人は共産党本部の外壁に身体をめり込ませた。

一般人「そんな・・・やっぱり、これを使うしかないのね」

辛うじて骨折を免れた背骨をさすると、一般人はよろりと立ち上がり、ポケットから黒い球を取り出した。

剣士「あれは、秋が最初に見せたピッカピカのどろだんご・・・何で?」

一般人「これは対ゴジラ兵器『Mk-6液化カドミウム弾』!」

剣士「なっ!?カドミウムといえば、ゴジラの弱点の一つじゃねぇか!気をつけろ!」

秋せつら「あれって対ゴジラ兵器だったのか。上等だ、かかって来い!」

一般人は秋せつらの挑発を聞くと、目を細めて目の前に立つ異形の怪物の姿を見る。

一般人「ここで終わらせるんだから・・・大阪での恨み、絶対に晴らしてやる!」

ピッカピカのどろだんごを握りしめた一般人は、悲鳴を上げる肉体に鞭打ち、走り出した。狙うはゴジラの口。そこに投げ込めば、確実に奴を活動停止に追い込める。

一般人「でやああああああっっ!!!」

一般人はピッカピカのどろだんごを力いっぱいに投げた。しかし、それは口に入る前に空中で停止した。

一般人「浮いてる・・・何で!?」

秋せつら「俺は秋せつらの名を持つ者だ。妖糸でこれを止めることなど造作もない。それに・・・」

一般人「きゃっ!」

秋せつらが声を上げて笑うと、一般人も空中に吊りあげられた。

秋せつら「戦う前に妖糸を仕込んでおいた。このままお前の首を切断することもできるが」

一般人「そんな・・・ごめんね、お父さん」

それだけ呟くと、一般人は目を閉じた。死を覚悟した涼しげなオーラが一般人を包んでいる。

秋せつら「・・・」

剣士「やらないのか?」

秋せつら「ふふ、お前はどうやら、運がいいみたいだな」

剣士「あ、身体が元に戻っていく」

秋せつら「あのゴジラのG細胞は不完全なものだったらしい。これでお前と俺が戦う理由もなくなっ・・・」

秋せつらが次の句を継ごうとした時、一般人を強力な熱線が襲った!一般人は跡形もなく吹き飛び、妖糸も殆どが溶かされた。

剣士「な、何が起こって・・・」

「相変わらず甘いな、お前は」

秋せつら「この声・・・ネコショウグンか」

ネコショウグン「フフフハハハハ!久しぶりだな!」

秋せつら「お前もゴジラになっていたのか。畜生め」

ネコショウグン「何でも言え!あの役立たずな一般人に手を汚させるより、我が手を下した方が早いわ!」

秋せつら「性格の悪さも相変わらずだな」

剣士「秋、こいつがネコショウグンなのか?」

秋せつら「そうだ。今はゴジラになっているが、間違いなくアイツだ」

剣士「そうか・・・じゃ、あいつを倒せば」

秋せつら「俺の恨みは晴れる。そもそも、向こうにいるはずの共産党連中は既に本隊が仕留めているだろう。今の相手はこいつだ」

剣士「敵国に戦争を仕掛けたのに、いつの間にかギャングの戦いに・・・」

秋せつら「そうとは言えない。ネコショウグンファミリーは裏で共産党を操っている連中だ。最近、俺たちの国にやたらと介入していたと聞いてはいたが、まさかゴジラ化までするとは」

剣士「どう戦う?」

秋せつら「>>75戦法で行くぞ」

剣士「了解」

神風特攻

秋せつら「第二次世界大戦の終戦間近、旧大日本帝国では『ある戦法』を使って戦争をしていた。米軍兵士のある者は驚愕し、ある者は嘆息し、ある者は恐怖したという」

秋せつら「明治維新以来、外国の毒に晒され続けた日本の魂は、ある意味では死んでいた。その毒によって汚染された魂が生み出した戦法が『特攻』だ」

秋せつら「人間魚雷や人間爆弾で航空母艦や戦艦などの主力艦艇に体当たりする。魚雷の威力は主力艦を撃沈できるほどだったが、航空特攻で撃沈した主力艦は存在しない」

秋せつら「俺たちはその再現をしようとしている。ゴジラに対抗するには、これしかないんだ・・・!」

北京の霧がかった空を、一機の戦闘機が飛んでいた。機体の下には、窓の無い小さな航空機が据え付けられていた。特攻兵器『桜花』だ。秋せつらは桜花に乗り、剣士は戦闘機の操縦をしている。

秋せつら「まさか、こんなに簡単に桜花を支給してくれるとは思わなかったな」

剣士「プーチンは出撃直前まで秋を引きとめようとしてたけどな」

秋せつら「ああ。事前に本隊がゴジラに攻撃を加えても意味なかったからな。護衛艦を溶かすくらいだ、当然だろうな」

秋せつら「だから、カドミウムを詰めた桜花で奴の口に突っ込むしかない。通常のミサイルじゃゴジラの口を狙うことは不可能に近い。だから、自分で判断できる爆弾が必要だったんだ」

剣士「秋・・・」

秋せつら「ま、これも当然の成り行きだ。安価は絶対だからな・・・行くぞ、剣士」

剣士「ああ・・・!」

戦闘機の腹から桜花が切り離され、北京市街を歩きまわっているゴジラに猪突猛進する。ゴジラも接近中の物体に気づき、放射熱線を発射する。

秋せつら「無駄だ!」

桜花は急上昇し、熱線を回避した。そのまま、ゴジラの大口に吸い込まれるようにして突っ込んでいった。

秋せつら「俺は絶対にネコショウグンを倒す!ただ、まだ生きていたいとも思う・・・>>78、俺の命運、お前に託すぞ!」

ドクタメフィスト あるいはガ-レンヌレンブルク

作戦の成否ってことで聞きたかったんだけどな・・・
まぁいいや、強引に出しちゃお

メフィスト「あれが、せつらと同じ名を持つ少女か・・・」

ゴジラに特攻を仕掛けるF-15Jと桜花を見やったドクター・メフィストは、嘆息混じりの一言を呟いた。

メフィスト「所詮、偽物は偽物だ。だが、私は彼女を助ける義務がある」

メフィストは一歩踏み出し、事前にゴジラの顎に巻きつけておいた妖糸を後ろに引く。すると、閉じようとしていたゴジラの口が開いたまま動かなくなった。

メフィスト「私にできることはここまでだ。後は自分でやれ、せつらの妹」

メフィストが背を向けるのと、桜花がゴジラの口に突っ込むのはほぼ同時だった。爆発した桜花の弾頭から大量の砂状のカドミウムが放出され、ゴジラの口内で渦を巻く。その様子を剣士は上空で見守っていた。

剣士「秋・・・」

秋せつら「誰が死ぬか!俺はまだここにいる!」

ゴジラの口から、カドミウムまみれになった秋せつらが這い出てきた。

剣士「秋!よかった、無事か!?」

秋せつら『ああ、無事だ。うあっ!』

剣士「ゴジラが苦しんでいる・・・秋、早く逃げないと振り落とされるぞ!」

秋せつら『どこにも降りられないんだって!』

剣士「そ、そうか、あの高さじゃ、例え助かっても骨が何本か犠牲になりそうだな・・・どうする、>>83?」

メーサ-部隊による一斉射撃を要請する 陸軍に

秋せつら「手許に通信機器もあるし、陸軍を呼べれば・・・」

秋せつら「あ、もしもし、そちらさん陸軍?中国にゴジラが出てきたからメーサー兵器出して」

陸軍女性士官『了解。こちらでもターゲットを捉えています。90式光線車が到着するので、その場で待機してください』

秋せつら「おぉ、それは頼もしい・・・よっと!」

ゴジラはカドミウムを摂取したせいで悶え苦しんでいる。秋せつらは何とかバランスをとっているが、前のめりに倒れられたら一巻の終わりだ。そうならないよう祈りつつ、メーサー部隊の援護を待つ。

剣士『聞こえるか、秋!メーサー部隊が来たぜ!』

秋せつら「よし、俺のことは構わん、攻撃させろ!」

剣士『了解!健闘を祈る!』

ゴジラの前にメーサー部隊が展開する。次々と砲身をゴジラの腹に向ける戦車たちは、秋せつらには何故か薄っぺらい存在のように感じられた。

陸軍女性士官『各メーサー部隊、殺獣光線発射!』

長い砲身から黄色いレーザーが発射され、ゴジラの腹に直撃する。攻撃を受けたゴジラは鋭い咆哮を上げ、後ろ向きに倒れた。

秋せつら「や、やった・・・映画じゃ倒したことなかったのに」

ゴジラ「オオオォォォ・・・秋せつら、貴様だけは、許さん・・・」

ゴジラはそれだけ言うと、身体が縮んで猫の形になった。

秋せつら「元に戻ったか、ネコショウグン」

ネコショウグン「人間ごときが・・・!」

秋せつら「お前だけは許せないと思っていたが、まさかお前自ら出向いて来るとはな。覚悟はできたか?」

ネコショウグン「フン・・・予言だ、秋せつら、お前は後で楽しいことが待っている。フフ、ハハハ・・・」

秋せつら「くそ、予言の力か。何が起こるっていうんだ・・・」

>>87(これから秋せつらに起こること)

べつの秋せつらに倒されたヤクザやチンピラが恨みから殺しにかかる

ネコショウグン「これから、お前の兄に倒されたチンピラ共が襲いかかってくるのだ。フフ、ハハハ・・・」

秋せつら(兄ちゃんの・・・?)

秋せつら「おい、そりゃどういう意味だ!教えろ!・・・クソ、こんな所でくたばりやがって!」

剣士「さっき、プーチンから連絡が入った。ゴジラのせいで中南海への侵攻作戦は失敗、共産党の連中はまだ建物の中だ」

秋せつら「わかった。とにかく、さっさと建物を制圧する。軍部が勝手に暴走しなけりゃ、この戦争も早々に終わるってものだ」

剣士「よし、そうと決まれば今すぐ行こう」

秋せつら「もちろんだ」

秋せつら(ネコショウグンの最期の言葉、気をつけた方がいいな。あいつの予言は絶対必中だからな。後ろを取られないとも限らない・・・)

秋せつら「気にしても仕方ない。剣士、続け」

剣士「おうよ!」

秋せつら「共産党本部・・・静かだな」

剣士「ああ、人っ子一人いやしねえ」

秋せつら「何か気持ち悪い。早めに制圧した方がいいな」

秋せつら(全く、カオスな安価ばかりだな。戦争中なのにゴジラと戦い、一般人を巻き込んで過去のしがらみを断つ。しかし、これもある種の運命なのかもしれないな)

剣士「どうだ、誰かいたか?」

秋せつら「妖糸を建物全体に張り巡らせてはいるが、人間の反応はしない。本当に建物の中にいるのか?」

剣士「そうだとプーチンは言ってたぜ?」

秋せつら「そうか・・・大統領が嘘の情報を流すとも思えない。もしかしたら、隠し部屋の類があるのかもしれんな」

剣士「そっか、案外掛け軸の裏とかにあったりしてな」

秋せつら「まさかな。・・・と思ったら、廊下に物凄く不自然な掛け軸があるんだが」

剣士「いやいや、これは露骨すぎるだろ」

秋せつら「いいじゃん。剣士、お前から行けよ」

剣士「いやいや、レディーファーストだって」

秋せつら「いやいや、女をエスコートするのは男の役目だ」

剣士「ったく、もう安価で決めるぞ。どっちから先に行く?>>91

剣士

剣士「わかった。秋、ちゃんとついて来いよ」

秋せつら「よし、任せた」

剣士「しっかし、薄暗い上に湿ってやがる。おまけに臭いときた。一体何で・・・」

秋せつら「いてっ!ったく、急に立ち止まるなよ」

剣士「お前もこれを見たら足が竦む。見てみろよ」

秋せつら「これは・・・」

そこに存在したのは、無惨に殺された共産党員たちの遺体だけだった。既に殺されてから一週間は経っている。

秋せつら「開戦は三日前だ。ということは、既に中国の頭が潰れた状態で戦争をしていたことになる」

剣士「な、何で・・・?」

秋せつら「多分、これをやった連中だろうよ。そうだろう、さっきから後ろに立っている怪しい男」

男「フフン、やはり気づいていたか。秋せつらの妹」

秋せつら「妹って呼ぶな。俺にはちゃんとせつらっていう名前がある」

男「兄貴と同じ名前だ。間違ったりするだろう?」

秋せつら「うるさい。ところで、お前は誰だ?」

男「私は・・・お前の兄に倒されたシチリアンマフィアの幹部だ」

秋せつら「シチリアン?兄ちゃんは戦ったことないって言ってたぞ?」

男「そうだろう。あれはメフィストによって封印された事件だ」

秋せつら「どういう・・・」

男「詳しく知らなくていい。とにかく、お前はここで死んで貰う」

秋せつら「くッ・・・(こいつ、銃を持ってやがる。しかし、手許にある中で役に立つのは・・・あった!>>94だ!)」

スタングレネ-ド

秋せつら「目を閉じろ、剣士!」カチャ

剣士「な、何が・・・」

秋せつらは目の前にスタングレネードを投げた。夥しい量の血しぶきが壁を彩る部屋を、強烈な光が照らし出す。

男「お前の不用心なところは全然兄に似ていない」スッ

秋せつら(そんな、いつの間に背後に回られ・・・)

剣士「う、嘘だろ・・・秋が一瞬で潰されるなんて・・・」

男「命はこれから頂戴する。まずは日本に持って帰り、兄の目の前で殺す」

剣士「そうはさせるか!」カチャ

男「あなたは確か、妹の」

剣士「ただの連れだ!秋が誰の妹か知らねーけど、殺させるわけにはいかない!」

男「全く、大したものだ。お前はまだ目がハッキリ見えていないはずなのに」

剣士「・・・(な、なぜそれを)」

男「お前に用は無い。さっさと消えろ」

剣士「くそ!」キィィン

男「クナイを剣で受けるとは。なかなか腕の立つ剣士のようですね」

剣士「伊達に小さい頃から握ってねーよ」

剣士(とはいえ、あの秋を一撃で沈めたようなおっそろしい奴だ。どうする?>>97

魔界都市新宿のやつだからスケベなのを利用して色仕掛けで接近 キスしてそのまま相手に細胞破壊用ナノマシン(自殺よう)を投与

剣士「・・・そっか」

男「何だ」

剣士「とうとう、この時が来たんだな」

男「・・・?」

剣士「秋、オレも覚悟を決めた。今ここで身分を利用しない手は無いぜ」バッ

剣士「俺・・・女なんだ」

剣士がマントとコートを取ると、下着だけをつけた肢体が現れた。なめらかな曲線を描き、育ちかけの印象を与える胸は、確かに女性のものだった。

男「それがどうした?」

剣士「色仕掛け作戦さ。男って、こういうのが好きだろ?」スリスリ

男「うわっ///」

剣士(フフフ、まんまと引っ掛かったな!これは変装用の女性裸体スーツ!顔は完全に男でも、体で魅せればいいのさ!)

剣士「キス、しよっか。ちょっとムラムラしてきちゃった」

男「い、いやいや///それはちょっと///」

剣士(うぇぇぇ!やっぱきめえぇぇぇ!!けど、ここは我慢だ・・・)

剣士「フフフ・・・(あーきめぇぇ)ブチュ

男「うーん///」ゴックン

剣士(上手く飲み込んだな)

男「・・・」

剣士「さて、もうおしまいだぜ。医療用のナノマシンに細胞破壊プログラムをつけた奴だ。もうお前は助からない」

男「ハッ!騙したな!」

剣士「当然。剣は戦闘機に置いてきたし、使えるものがコレしかなかったからな」

男「そん、な・・・」バタッ

剣士「思ったより早かったな。それだけ凄いってことか」

剣士「さて、秋はもうダウンしちまったし、共産党を潰した連中を捜すとするか。秋、立てるか?」

秋せつら「奴は、どうなった・・・?」

剣士「倒したぜ。思ったよりショボかったな」

秋せつら「違う、まだ、いる・・・」

剣士「!?」

真打「よくわかったな」バキッ

剣士「うはっ・・・!」

秋せつら「剣士!」

真打「ネコショウグン様の仇、取らせてもらう」

秋せつら(剣士まで!そうか、連中はシチリアンマフィアの暗殺専門部隊、中国マフィアとも繋がってたのか)

秋せつら(このままじゃ勝てっこない。どうする、>>101?)

御願い 何でも言うこと聞くから剣士は見逃して

秋せつら「・・・剣士、今すぐここから離れろ」

剣士「何言ってんだよ!オレも戦う!」

秋せつら「お前は確かに強い。だが、剣もないのにどうやって戦う?」

剣士「それは・・・」

秋せつら「というわけだ。真打さんよ、何でも言うことを聞くから、剣士だけは見逃してくれ」

真打「自らの身を犠牲にしてでも剣士を守るか」

秋せつら「ああ。俺は剣士が好きだ。あの酒場で会った日から数日も経ってはいないが、それでもよかった。アホな戦いを通じて、俺は剣士に惚れていった」

秋せつら「せめて、大切な人だけは守りたい。シチリアンの連中に勝てるとは思ってはいないが、できうる限りのことはしたい。兄ちゃんの妹っていう面子もあるしな」

剣士「・・・」

真打「最後は人のために戦うか。兄とは違う道を選んだということか」

秋せつら「俺は兄ちゃんのことなんてそこまで知らん。俺は自分の信念にかけて戦うだけだ。剣士、ちょっとの間だったが、ありがとうな」

剣士「この野郎・・・絶対に帰って来いよ」

秋せつら「最大限努力する。さあ、行け」

剣士「・・・わかった」ダッ

秋せつら「行くぞ、スパゲッティ野郎」

真打「参る」ザッ

秋せつらの妖糸が部屋中に貼り巡らされ、戦いが始まった。真打は懐から出したクナイで妖糸を切り裂いていく。

秋せつら「兄ちゃん直伝の妖糸が・・・何なんだ、あのクナイ」

真打「ダイヤモンドの粉末で強化したタングステン製のクナイだ」

秋せつら「チート臭い代物だな。だが、こちとら負けるわけにもいかないんでね!」ガキン

真打「妖糸を重ねてバリアを作ったか」

秋せつら「自分オリジナルだ。凄いだろ!」

真打「甘い」キィン

真打は巻きつく妖糸に構うことなくクナイを振り続ける。次々にチタン合金製の妖糸が切り裂かれ、血みどろの部屋は、いつしか銀色の光を放っていた。

秋せつら「ハッ!」ピュン

真打「うっ!?」シュウゥ

秋せつらの指から放たれた放射熱線が真打の肩を直撃した。焦げた服の下から、炭化した皮膚が覗いている。

秋せつら「さっきゴジラ化したのをきっかけに、レーザーが使えるようになったらしい。お前はもう終わりだ」

真打「そうはならん!ゆけ、>>105!」

貴子

真打「ゆけ、貴子!」

貴子「イ゛ェ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」

秋せつら「貴子って何だよ貴子って・・・しかも理解できない呻き声上げてんぞ」

真打「これは戦闘妖精『貴子』!」

貴子「SHOW ME YOUR MOVES!」

秋せつら「貴子じゃなくてファル●ンだろ・・・ま、俺的にはエロいシチュになってくれた方がゲフンゲフン」

真打「どうでもよろし、ゆけ、貴子!」

貴子「タカコ・パーンチ!」バキッ

秋せつら「ファルコンパンチじゃないか・・・グッ!」

貴子「イ゛ェ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」ビュン

秋せつら「あ、窓からジャンプした」

真打「どうだ、ファルコンパンチは効いたか?」

秋せつら「肋骨数本はやられた。あんな獰猛な魔獣まで飼っているとは、とんでもない連中だな・・・つか、お前ファルコンパンチって言ったよな」

真打「これでもう動けはしまい。さて、最終兵器を出すとしよう。吾輩は自分の手を汚したくはないのでね」

秋せつら「くそ、さっきのクナイは貴子を出すために妖糸を払っていただけだったのか・・・」

真打「ゆけ、>>109

吸血鬼ハンターDのD

D「あれが吸血鬼なのか?」

真打「そうです。彼女は力を隠してはいますが、間違いなく吸血鬼です」

Dの腕「嘘じゃな。彼女は吸血鬼ではなく、ただの傭兵じゃ。ただし、妙な力を持ってはいるがの」

D「どういうことだ?」

Dの腕「禍々しい力じゃ。それも、人間のものではない」

秋せつら「う、腕が喋ってやがる・・・」

真打「そんな話は後でしましょう。まずは、あやつを片づけてください」

D「了解した」シュン

秋せつら「!!」キィン

D「妙な力か」

Dの腕「違うな。あれは単に糸を操っているだけじゃ」

秋せつら「ああもう、腕が喋ってるってだけで気持ち悪いってのに!」

Dの腕「失礼じゃな!」

秋せつら「気持ち悪い腕め、切り落としてくれる!」シュン

秋せつらは妖糸を使ってDを絡めようとするが、長剣に阻まれる。

秋せつら「糸はダメってことか。それなら、これでどうだ!>>113

ネオアームストロング砲を使う

スケベな人面そうだから胸を強調

>>113
ネオアームストロングジェトアームストロング砲だった。

秋せつら「召喚、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲!」

D「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねえか完成度高けーなオイ」

Dの腕「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねえか完成度高けーなオイ」

真打「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねえか完成度高けーなオイ」

秋せつら「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねえか完成度高けーなオイ」

秋せつら「さて、これで終わらせるとしよう。ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲、充填開始!」ビリビリ

真打「無反動砲・・・?いや、レーザー兵器か!」

秋せつら「そうだ。これで>>114ごとお前たちを吹き飛ばす!」ビリビリ

Dの腕「強調する胸を持っておらんからかの」

秋せつら「うるさいうるさい!俺がどれだけ気にしてると思ってたんだ!もういい、こいつを使えば全て吹っ飛ぶんだからな!」ビリビリビリ

真打「あ、スケベな顔してるってのは気にしてないんだ」

秋せつら「あ、ウザい。抹消な」ビリビリビリ

D「あれを止める方法は無いのか、真打」

真打「いえ、知りません」

D「どうすればいい・・・>>119

バカめ光学兵器が効くものか

D「バカめ光学兵器が効くものか・・・と安価に書いてあるが、本当にそうなのだろうか」

Dの腕「安価は絶対じゃ。大丈夫じゃろう」

真打「そうそう」

秋せつら「バカめ・・・発射ぁああぁああぁぁあぁああ!!」ブシュ

べちょ

真打「べちょ・・・?」

D「何だこれは・・・」

Dの腕「魔法少女まどか☆マギカの放送中に流れたCMに『謎の白い液体』というものがあってのう」

秋せつら「物理攻撃なら効く。そういうことだ」

真打「おえ」

D「要するに、酒か」

秋せつら「ご名答。どこかの誰かさんは卑猥な液体にしか見えなかったらしいけどねえ」

秋せつら「さて、こいつには『毒』が仕込んである。そう、アルコールだ。後は分かるな?」

真打「・・・」ヒック

Dの腕「真打は完全に酔ったみたいよのう」

秋せつら「だらしない奴だな!ほれほれ、飲めよ」

真打「・・・うぃ」ゴクゴク

秋せつら「そうそう、いい子だ」ス

D「!!」

Dの腕「妖糸とやらで首を切断するつもりじゃな」

D「説明している場合ではない。どうする、>>124

>>115

D「>>115といえば、『ネオアームストロングジェトアームストロング砲だった。』か。完成度高けーなオイ」

秋せつら「くそ、謎安価め・・・相手にもネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲が渡ってしまった。完成度高けーなオイ」

Dの腕「完成度高けーなオイ」

真打「ふぇぇ、完成度高けーなオイ」

D「お前にも毒を食わせてやる」ビリビリビリ

秋せつら「嫌だね。あれはテキーラだが、卑猥な形状の砲から発射される液体はまさにアレそのものだ。不快にも程がある」ス

D「発射」ブシュ

秋せつら「無駄無駄・・・!?」ベチョ

Dの腕「うまく当てたのう」

秋せつら「はうぅ・・・べとべとしてるよぉ///」

D「俺まで気分が悪くなってきた。ここで仕事は終わらせてもらう」

真打「ま、待て・・・あ、もういない」

秋せつら「不覚を取ったが、俺は酒に強いんでね。じゃ、思う存分戦わせてもらうとしよう」ダッ

真打「くぅ、こんな白い液体さえかけられていなければ・・・!」

秋せつら「これで最後だ!>>127(技名)!中国は征服させてもらう!」

秋家秘伝殺取(あやとり)!

妖糸による糸で頭部、首、わんぶ、きゃくぶ、腹部のすべてを同時に輪切りにする

秋せつら「秋家の女にしか伝えられないとする伝家の宝刀、殺取!」シュッ

真打「うっ、どこに妖糸を仕込んで・・・」グッ

秋せつら「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を準備する前からだ。俺は何事も事前に準備しておくんでね」

秋せつら「それと、これも使った」

真打「それは、ピッカピカのどろだんご・・・?」

秋せつら「これはただの泥だんごじゃない。俺たちがゴジラになった時に使われたピッカピカのどろだんごと似たような形をしているが、これは妖糸のテカりを消す、いわば艶消しだ」

秋せつら「これを塗ったくって、妖糸は完全なステルス性を発揮する。お前たちがなかなか妖糸に気づかれなかったのも、こいつのお陰だ」

真打「くっ、こんなもので・・・!」

秋せつら「悪いな、俺は慈悲深くはない。さらば」ブシュ

真打「ギャアアアァァァァァ──

三年後、北京の天安門前

剣士「あれから三年、か。あの戦いが懐かしいぜ」

秋せつら「それもそうだな。結局、共産党の連中は全滅して政権が倒れたんだったな。民主化した今、もう俺たちの国に攻め込むこともなかろう」

剣士「民族問題はまだ残ってるらしいけど、な」

秋せつら「民族問題といえば、あの時に殺された民間人の身元がわかったぞ」

剣士「本当か?」

秋せつら「ああ。親族は悲しんでいたぞ」

剣士「悲惨な話だよな。娘がマフィアの手にかかって死んだってんだからよ・・・」

秋せつら「それを見たからこそ、俺たちはこの子を育てないといけない。だろ?」

剣士「それもそっか」

秋せつらの腕の中で、一人の赤ん坊がいた。彼女は安心しきったように、ぐっすりと眠っていた。

終わり

初めて書いた。色々ムズいね

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