萌郁「お、岡部君…デート、しよ」(215)


inラボ

岡部「なっ!?」

萌郁「明日、私、暇だから…」




書き留めなし、展開未定


岡部「突然ラボに来るときいて何かと思えば、それは何の冗談だ」

萌郁「冗談じゃ、ない、から」

岡部「い、いや萌郁よ…仮にお前が暇だったとしてだなっ」

萌郁「…年上は、嫌い?」

岡部「そういう意味ではないのだが…そもそも、今日はよく喋るのだな」

萌郁「あ、そう、言われてみると…」

岡部「まあ俺としてはそっちの方が助かるが」

萌郁「……」コク


岡部「しかし突然デートと言われても、困るのだが……」

萌郁「……携帯、変えようかと、思ってるの」

岡部「成る程、さては口下手なお前のことだっ、俺に手伝って欲しいのだなっ!」

萌郁「……」

岡部「な、なぜそのような目つきで睨むのだ」

萌郁「…それで、いい。明日、お願い」

岡部「あ、ああ…任せろ! この狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真には朝飯前だっ!! フゥーーハハハ!!!」

萌郁「(……)」

岡部「フハ、フゥーーハハ……な、なにか言ってくれないか……」

萌郁「岡部君、……相変わらず、おもしろい」


岡部「それで、明日はいつどこに行けばいいか教えてくれ」

萌郁「それは、また、メール…するね」

岡部「そ、そうか…」


ガチャ


まゆり「トゥットゥルー、まゆしぃです!」

萌郁「あ」

岡部「なんだまゆりか」

まゆり「あー、萌郁さんだぁ! こんにちわー」

萌郁「……」コク

岡部「今日はコスプレ仲間と打ち合わせではなかったのかまゆりよ」

まゆり「なんだかねぇ、今日は都合が悪くなっちゃったみたいなのです…まゆしぃはがっかりなのです」

萌郁「……」

岡部「そうだったのか。まぁラボはいつでも開いているから、ゆっくりしていくといい」


まゆり「ところで、二人は何をしてるのかなぁ?」

岡部「ああ。明日そこの閃光の指圧師<シャイニングフィンガー>と出掛ける約束をしていたのだ」

萌郁「っ!?」

まゆり「そうなんだぁ! 良かったねオカリン!」

岡部「なぜ俺に言うのだっ! 俺はただボランティアの為にだなっ」

萌郁「……」

まゆり「オカリーン、そういうこと言うとまゆしぃは悲しいのです…」

岡部「な、なぜだ」

まゆり「オカリンはもっと女の子の気持ちを考えるべきだと思うの」

岡部「まゆりよ、お前が何を言いたいのかさっぱりわからん」

まゆり「えー、やっぱり鈍感さんだぁ」

萌郁「……」コクコク


ブーブー


岡部「ん、メールか」


[閃光の指圧師『今日はそろそろ帰るね☆ また後でメールするから、よろしく(*´ω`*)』]


岡部「ええい、メールではなく口でだなっ!!」

萌郁「…じゃあ」

まゆり「もう帰っちゃうのぉ? ばいばーい、萌郁さん」

萌郁「うん」




まゆり「まゆしぃはオカリンにがっかりなのです……はぁ」

岡部「くっ、これは機関の陰謀なのかっ! どこだ、どこから俺に精神攻撃を仕掛けているのだっ!?」


まゆり「あのねオカリン、女の子が出掛けるって言ったらデートなのです」

岡部「そういえばそう言っていたような気がしないでもない」

まゆり「……オカリン、まゆしぃオカリンに言わなきゃだめなことがあるの」

岡部「なぜまゆりは怒っているのだ…」

まゆり「そんなことより、明日は絶対に萌郁さんと仲良くしなきゃだめなんだよ?」

岡部「普段からそこそこ仲良くしているつもりなのだが」

まゆり「そういう意味じゃないんだけどなぁ…」

岡部「呆れるなまゆり、お前に呆れられると俺が凄くだめ人間みたいに思えるではないかっ」

まゆり「いまのオカリンはだめオカリンなんだよぉ?」

岡部「……」

まゆり「ねぇねぇオカリン、泣かないで」


ブーブー

岡部「またメールか……やはり閃光の指圧師か」

まゆり「オカリン、そんな言い方はだめ! ちゃんと萌郁さんって言わなきゃ」

岡部「あ、ああそうしよう(今のまゆりに逆らってはいけないっ)」


[萌郁『明日すっごく楽しみだよ♪ とりあえず××時に××で待ち合わせでいい?(`・ω・´)』]

[岡部『りょうか』]


まゆり「だめぇ!!」

岡部「ふぁいっ!? な、なんだまゆり!?」

まゆり「そんな素っ気無い返事はだめだとまゆしぃはすっごくすっごく思うのです!!」

岡部「……しかしだ」

まゆり「だめだと思うのです」

岡部「……はい」

だーりんの世界線か

>>19
だーりんできる環境ないから、わからんのだ


岡部「し、仕方ない……こうでいいのか」カチカチ



[岡部『そこは機関の連中の死角となる場所、時間帯!! やはりきさ』]



まゆり「オカリーン!!!」

岡部「次はなんだっ!」

まゆり「オカリンはふざけているとしか思えないのです! 女の子のお誘いには真面目に返事しないとだめなんだよ」

岡部「そ、そうなのか…危うく過ちを犯すところだった」

まゆり「わかったならまゆしぃは許してあげるのです♪」

岡部「えーっとだな」



[岡部『この度はお誘いのメールをいただ』]



まゆり「……そこにゲルバナさんがあr」

岡部「あと一回チャンスをくれまゆりぃいいいいい!!!!!!!!」

まっちょしぃなのか


岡部「ただなまゆりよ、こういうメールには慣れていないのだ。代わりに打ってくれないか?」

まゆり「えっとねぇ、こういうのは下手でもいいからオカリンが返事するべきなんだよぉ」

岡部「……さっきからそれで失敗しているのだがな」

まゆり「鳳凰院凶真じゃない、オカリンの言葉でお返事すればいいと思うなぁ」

岡部「……岡部倫太郎、か」



[岡部『ありがとう萌郁、確かに了解した。明日は晴れるらしいから楽しみだな』]



岡部「これでいいのか?」

まゆり「うんー、いいとまゆしぃは思うよ! まゆしぃはとっても安心したのです」

岡部「安心しただと?」

まゆり「オカリンもやればできる子だとわかったのですー」

岡部「……」orz

>>25
想像に任せるよ
だけど、俺は普通が好きだな

一方、萌郁




萌郁「返事…遅い…」



萌郁「メール、届いてるよね?」



萌郁「……もっかい、メールして……ううん」



萌郁「……」ジー


ブーブー
萌郁「――っ!?」



萌郁「……」グッ

ラボ


ブーブー

岡部「相変わらず返信が早いな、まだ2分も経っていない」


[萌郁『明日は弁当作って持っていくからね☆ 楽しみしてて( `д´)b』]


岡部「……」イラ

まゆり「萌郁さんだよねぇ、オカリーン」

岡部「ああそうだが?」

まゆり「早速お返事メールを打ちたいと思うのですぅ!」

岡部「どうして張り切っているのだまゆりよ! それにこれは返事しなくてはならないのか?」

まゆり「えっへへー、オカリン? こういう場合はねぇ、弁当の中身はなぁにって聞いてあげたらいいと思うの」

岡部「それでは楽しみが減るのではないか?」

まゆり「そうだよねぇ、でもきっと中身は教えてくれないとまゆしぃは思うのですー」

岡部「……?」


[岡部『弁当を作ってくれるのか、それは嬉しい。中身は何にするつもりだ?』]


ブーブー


[萌郁『料理はあんまりなんだけど、頑張っちゃう☆ミ 中身はもちろん秘密だよ(∩´∀`)∩
   何か嫌いなモノとかあったら教えて欲しいなっ(;^o^)』]



岡部「まゆりの言ったとおり、中身は教えてくれなかったぞ」

まゆり「それでも弁当を気に掛けてくれると女の子は嬉しいのです☆」

岡部「女とはつくづく不思議な生き物なのだな…」

まゆり「秘密や夢とかがいーっぱい胸に詰まっているの」

岡部「そういうものか」

まゆり「うん!」

一方、萌郁



ブーブー
萌郁「―――っ!?」バッ


[岡部『苦手なものや嫌いなもの、アレルギーなどは特にないから安心してもらって構わない。
   しかしドクペがあると非常に嬉しいと思う』]


萌郁「岡部君、ったら…」

萌郁「…料理、がんばらなくちゃ…、うん」グッ


カチカチ




岡部「どうやら萌郁は寝るみたいだ」

まゆり「そうなんだぁ」

岡部「ってまゆりぃ!! いつまでラボにいるのだっ!? いい加減帰らねば親御さんが」

まゆり「大丈夫だよぉ、今日は紅莉栖ちゃんといっしょにラボにお泊りするんだぁ」

岡部「な……なん、だと?」


ガチャ


紅莉栖「ハローまゆり! って、岡部もいたのか…」

岡部「あ、ああ」

まゆり「トゥットゥルー、紅莉栖ちゃん!」

これネタバレある?

>>47
本編とかアニメとかネタバレはないけれど、小ネタは使うつもり


紅莉栖「んで、あんたはなんでいる訳よ」

岡部「ああ、それはだなまゆりにもえ(かへの返信を手伝ってもらっていたのだ)」

まゆり「まゆり萌えだなんてまゆしぃはとっても恥ずかしいのですぅーっ」

岡部「ま、まゆり?」

紅莉栖「ねぇ岡部ぇ、あんたまさかまゆりに変なことしてないでしょうね?」

岡部「いいやそんなことは」

まゆり「……」カチカチ

岡部「おいまゆり、誰にメールしているの?」

まゆり「……」


ブーブー


岡部「…メール?」

>>51
×岡部「おいまゆり、誰にメールしているの?」
○岡部「おいまゆり、誰にメールしているのだ?」


[まゆり『紅莉栖ちゃんに萌郁さんのことを言ったらだめなのです』」


岡部「まゆり?」

まゆり「まゆしぃはねぇ、そう思うの」

紅莉栖「なになに? 二人で秘密の会話とか?」

まゆり「えっとねぇえっとねぇ、メイクイーンの衣装を紅莉栖ちゃんに着させてあげようと思っているのです」

紅莉栖「あ、あれはとってもキュートだけれど…遠慮しておくわ」

まゆり「えー、とっても似合うと思うのになぁ」

岡部「……」

紅莉栖「は、はは……そんなことより、今日は勉強を教えて欲しいんだっけ?」

まゆり「そうなんだよぉ、宿題がとっても難しいのですぅ……」

岡部「なっ、それくら俺に言えまゆり!」

まゆり「オカリンはすぐにふざけるから困るの」

紅莉栖「あはは、そりゃそうだ! こんな厨二に頼まないで正解よまゆり」

岡部「くぬぅ、この女…殴りたい」


岡部「……まゆり」

まゆり「今は勉強中なのです」

紅莉栖「邪魔しないでくれる?」

岡部「……はい」




ブーブー

岡部「メール? 誰だ」


[萌郁『ドキドキしちゃって寝れないよぉー、助けて岡部君(ノД`)』]

[岡部『そういうときは目を閉じて好きなモノを想像してみろ。安心して眠れるぞ』]



岡部「はぁ、こっちは女子二人がいて眠れないというのに……」


ブーブー


[萌郁『余計に眠れなくなっちゃった。・゚・(ノД`)・゚・。だめだよ、この方法っ!』]

[岡部『お前は何を想像したのだっ! では自分の理想(の携帯)を空想してみろ、将来の(携帯を使う)自分をな』]


岡部「(こいつは携帯を買うのにそこまで緊張しているのか?)」



ブーブー

[萌郁『だめすぎるよ!! でも、なんだか頭使いすぎちゃって逆に眠れるかもっ.。゚+.(・∀・)゚+.゚』]

[岡部『助けになったのであれば幸だ』]




紅莉栖「あんたさっきから誰とメールしてるの?」

岡部「あ、ああそれは(……まゆりに秘密にしろと言われていたな)」

紅莉栖「どうした?」


岡部「こいつは、機関との戦争…あれは確か、ギガントクロスと呼ばれる聖戦だった」

紅莉栖「はぁ!?」

岡部「マリア、ジョセフィーヌ、ボブ、ジョン……全員、惜しい奴を無くしたものだ」

紅莉栖「はいはい厨二乙。なんだ、あんたにも友達いたんだ」

まゆり「……」

岡部「……」

紅莉栖「え? ちょ、ちょっと?」

まゆり「勉強しよ、ね。紅莉栖ちゃん」

岡部「すまない、邪魔していたな」

紅莉栖「あ、いや、そういう訳じゃ…え、なにこれ!? 私なんか悪者みたいじゃないっ!」

まゆり「…いいから、ね」

岡部「…ああ、いいんだ」

紅莉栖「……」


岡部「俺は寝るぞ」

紅莉栖「こっちの線から入ってきたら酷いわよ?」

岡部「なっ、貴様それでもラボメンか!? リーダーにもっと敬意をだなっ」

紅莉栖「あんたに敬意を払うくらいなら、メイクイーンでメイドコスするほうがマシよ!」

まゆり「それは本当、紅莉栖ちゃん?」

紅莉栖「え、えっとねまゆり? これは言葉のあやという奴でね?」

岡部「フゥーーーハハハ!!! 墓穴を掘ったなクリスティ~~~~~~ナよっ!!」

紅莉栖「ティーナって言うな!!」

まゆり「ねぇねぇ、メイドコスいいよぉ? ニャンニャンなんだよ?」

紅莉栖「まゆりも乗ってこないでぇー!」

岡部「まぁよい、おやすみ」

紅莉栖「ちょ、ちょっと助けなさいよっ!? まゆり、話し合いましょう、ね?」

まゆり「サイズの話かな? いいよぉ、夜はこれからだとまゆしぃは思うのです♪」

紅莉栖「まゆりぃい!!」

―――
――

チュンチュン




岡部「ふはぁ、よし…寝坊はしていないな」

紅莉栖「すーすー」zzz

まゆり「……すー」zzz

岡部「二人を起こすのも悪いな、そっと用意してこそこそと出て行くか」



ザ
ジャージャー
シャー



紅莉栖「(……岡部の裸体、上だけだけど裸体)」///

まゆり「……」


紅莉栖「(え? どっか行くの岡部?)」



ガチャ



紅莉栖「(あ、行っちゃった……)」


岡部「確か待ち合わせはここでいいはずだよな」

岡部「……少し早かったか?」


ブーブー


岡部「お、メールか」


[萌郁『わたし桐生萌郁、いまあなたのうしろにいるの……なんちゃって☆』]


岡部「普通に怖いわ!!」

萌郁「おはよう、岡部くん…」

岡部「あ、ああおはよう萌郁」

萌郁「……」コク


岡部「……」

萌郁「えと、どうかした、の?」

岡部「萌郁よ、普段の格好とは違うのだな」

萌郁「その……デート、だから」

岡部「ででで、デートだからなっ!」

萌郁「お、岡部君、混乱、してる…?」

岡部「そ、そんなことはないっ! フゥーーーハハッハ!! この鳳凰院凶真が混乱など、機関との」

萌郁「そろそろ…いこ?」

岡部「うぉい!! スルーするな!!!」

萌郁「時間、なくなる、ね?」

岡部「こういうときは年上ぶるとはな、流石は閃光の指圧師だっ」

萌郁「……」

岡部「すまん、行こうか」

萌郁「……」コクリ

     ____        _                シュタインズ・ゲート
     ( ゙、_.`゙ _n_    .`_゙  , __  __  ::γ,r'"''t!: .
    `''- 、ヽ.゙f!''γ゙ニヽ1| 1!'".゙f! (、_`゙ o::{. {::::::t-r ''~〕! 十 γ゙ニヽ

    f 、__ノソ l:しヽヾ_ィ 」:!_._!L j.l_ ,、,_) i7::ヽヽ ノ_j:: ど,j!、 lレヾゞ

     ~ ̄~ .~   ̄         ̄
                ( ^)   だから♪
                (  ) ̄
              (  | |  )


                _(^o^)  今♪
                  ( )|
                (  | |  )

                            
                     ( ^o)  1秒ー♪
                    ̄(  )
                 (   //  )

                           (o^ )  ごとに~♪
                          (  )ヽ
                           | | 
              
              ..三  \ \  V  /   (o^ ) 三 世界ー♪
               三  \ \  V  / (  )ヽ 三
              三   \ \  |  /  / /   三

                            
              三  ( ^o) \  V // / /  三  線をー♪
               三/( ) \  V / (o^/   三
              三   ヽヽ  \ |  /(  /  三
              ..三/( )  \  V  /    (o^ ) 三 越ーえてー♪
               三  ヽヽ^o) \ V   /  (  )ヽ 三
              三    \  )\ | (o^/  / /   三


岡部「まずはどこに行くのだ?」

萌郁「えっと……dokomoショップ……」

岡部「わかった、確かこの辺りだとあそこか?」

萌郁「そう、そこ」

岡部「あそこがいいのか?」

萌郁「うん、そう、なの……」

岡部「……」

萌郁「……」

岡部「すまん、HENTAIだった」

萌郁「……?」

岡部「では行こう、すでに機種は決めているのか?」

萌郁「あの、まだ……」

イラッシャッセー


萌郁「……っ」

岡部「ええい、いちいちビクつくな」

萌郁「…ごめん、なさい」

岡部「それで、せめて目星くらいは付いているのだろうな」

萌郁「お、岡部君のと似た型が、いいな」

岡部「なぜだ? 折角なのだから新機種もいいと思うぞ」

萌郁「それ、すごく…使いやすそう、だから」

岡部「まぁ確かに使いやすい。機関との…やめよう、流石に店内で鳳凰院凶真になる度胸はない」

萌郁「…岡部君、おもしろい」

岡部「うるさい、これでも頑張っているのだっ」

萌郁「…うん」


萌郁「あ、…これ」

岡部「おお、俺と同じ型で色違いだな」

萌郁「……」

岡部「流石に数代前の機種だ、相当安いな」

萌郁「そう、だね」

岡部「本当にこれにするのか? もう少し選んでもいいと思うのだが」

萌郁「ちなみに、岡部君は…変える予定、ある?」

岡部「俺は無い。この携帯が壊れるまでは大事に使いたいと思う」

萌郁「…なぜ?」

岡部「想い出がたくさん詰まっているのでな」

萌郁「案外、ロマンチスト?」

岡部「……そういうことにしておいてくれ」

萌郁「……?」


萌郁「…これに、するね」

岡部「ああ、では俺はここで待っていることにしよう」

萌郁「うん、お願い」



岡部「それにしても、今日は良い天気だ」

ダル「オカリン、こんなとこで何してるん?」

岡部「だ、ダル!? 貴様こそ何をしているのだっ!?」

ダル「僕は携帯を機種変しにきただけだお。オカリンも?」

岡部「俺は今日はただの付きそいだっ」

萌郁「……」

ダル「あ、桐生氏じゃん」

岡部「もう終わったのか?」

萌郁「……」コク

ダル「もしかして、付き添いって桐生氏の?」

岡部「ああそうだが?」


ダル「死ね、氏ねじゃなくて死ねよオカリン!!」

岡部「いきなりどうしたのだダル!」

ダル「こんなむっちむちな女性とデートとか、リア充死ね、爆発しろ!」

岡部「そういうな、俺と萌郁はそういう中ではない」

萌郁「……」

ダル「あああ、オカリンは僕といっしょに魔法使いになると信じてたのに」

岡部「おいHENTAI」

萌郁「……」ギュッ

岡部「ダルよ、萌郁が怖がっているではないかっ」

ダル「なに、彼氏の余裕というやつですねわかりますありがとうございました」

岡部「お前、暑さでいらいらしているだろ」

ダル「…そうかも。ごめん、桐生氏」

萌郁「……」フルフル

需要ないか?


岡部「じゃあ俺たちはそろそろ行くからな」

ダル「わかった。僕はこのあとメイクイーンでフェイリスたんに会いに行くんだお」

岡部「知るか、ではな!」

萌郁「……」バイバイ


アリアシター


萌郁「あの、岡部君」

岡部「どうしたのだ萌郁」

萌郁「こ、このあと、暇?」

岡部「ああ、することがないから暇だな。というか弁当を作ってきてくれているのだろう?」

萌郁「……」コクコク

岡部「俺はてっきりお昼も何か予定があるのだと思っていたのだが」

萌郁「あ、あるっ」

岡部「それならばよかった、俺も1日空けておいて正解だったのだな」

萌郁「……あ、ありが、とう」

いやすまん
他のSSで盛り上がるほど俺のSSはつまらないのかと、気にしないで、がんばる


萌郁「えっと、その」

岡部「どこに行くのだ? どこでも俺は構わないぞ」

萌郁「……つ、次は、えと」

岡部「言葉にするのが難しいのならば、今日だけは特別にメールでの会話も許さなくはないっ」

萌郁「う、ううん。……今日は、私、頑張るって…決めた、から」

岡部「そうか?」

萌郁「あの、こ、公園…いこ?」

岡部「ああいいだろう! そこで弁当を食べるのだな?」

萌郁「……」コクコク

岡部「そろそろお昼どきだし、行こうではないかっ」

萌郁「うん…岡部、君」

in公園


岡部「おお、この公園は広いな!」

萌郁「調べた、から…」

岡部「この近くにもこんな場所があったのだなっ」

萌郁「…案外、知られて、ない」

岡部「おっ、そこの木の陰のベンチなど素晴らしいとは思わないか萌郁よ」

萌郁「楽し、そう…岡部君…」

岡部「なっ!? こ、これはただ童心に帰っただけというかだなっ!?」

萌郁「そこ、座ろう」

岡部「……くっ、ああ」

萌郁「……」

岡部「お前だって楽しそうではないか」

萌郁「うん、すごく、楽しい…」


萌郁「あの、…これ」

岡部「これが約束の弁当…というか、カバンに入れているのか?」

萌郁「……はい、ケバブ」

岡部「ケバブ? おお、これは凄い」

萌郁「朝、早く起きて、作ったの」

岡部「見るからに上手そうではないかっ。早速食べてみていいのか?」

萌郁「う、うん」

岡部「ではいただくとしよう! いただきます」



萌郁「ど、どう、かな…?」

岡部「萌郁よ、これはすごく上手いぞ!」

萌郁「…よかった」

岡部「む、そういえば飲み物がないな」

萌郁「えっと」ゴソゴソ


萌郁「あの、ドクペ…と、マウンテンデュー」

岡部「マウンテンデューだと? すまない、それは甘すぎて苦手なのだ」

萌郁「…そう、ごめんなさい」

岡部「いや気にするな! 気持ちだけでも嬉しいぞ」

萌郁「岡部…君…」

岡部「ところで、そのドクペを貰ってもいいのか?」

萌郁「あ、うん……はい」

岡部「すまない、ありがとう」



岡部「それにしても萌郁よ、料理が上手いのだな」

萌郁「ううん……ケバブ、たくさん、練習した……から」

岡部「なぜケバブなのか気になるところだな」

萌郁「(なんで、だろう…)」


岡部「うむ、ごちそうさま、上手かったぞ」

萌郁「おそまつ、さま…」

岡部「たまにはこう、ゆっくりするのもいいものだな」

萌郁「…うん」

岡部「……」

萌郁「……」

岡部「……」

萌郁「あ、あの」

岡部「どうしたのだ?」

萌郁「このあと…映画、みない?」

岡部「ふむ、萌郁からそういう事を言うとは思ってもみなかった。いいだろぉ、見ようではないかっ」

萌郁「うん」


岡部「それでだ、見る映画は決まっているのか?」

萌郁「うん…昨日、チケット、買ってあるから」

岡部「流石だな、褒めて使わそう!!」

萌郁「ありが、とう…」

岡部「それでタイトルはなんと言うのだ?」

萌郁「…タイムリープもののアニメ映画」

岡部「なんだ、アニメ映画か?」

萌郁「…長編、キャラクターの名前が特徴」

岡部「なるほど…」

萌郁「ヒロインは、星の名前…」

岡部「会場は…っと、遅刻してしまうぞ萌郁、早く行こう!」

萌郁「え? あ、うん」

―――
――



岡部「な、長かった……」

萌郁「……」

岡部「しかし最高の糞映画だったぞ萌郁、お前のセンスはいいのだな」

萌郁「たまには、アニメもいい」

岡部「しかしすっかり夜だ」

萌郁「…ば、晩御飯、いっしょに食べよ?」

岡部「そうだな、そうしよう。どこで食べるのだ?」

萌郁「…私の、アパートで」

岡部「…なに?」

inアパート



萌郁「どうぞ」

岡部「……」

萌郁「えと、一応、片付けた」

岡部「あ、ああ(凄まじく殺風景だ)」

萌郁「すぐ、作れる、だから待ってて」

岡部「そうさせてもらおうではないかっ! しかし、この鳳凰院凶真を待たせるなど……止めよう」

萌郁「……?」

岡部「いや、なんでもない」

萌郁「そう、わかった」


岡部「…ん、なんだこれは」

岡部「俺の写真!?」

萌郁「―――っ!?」

岡部「これって確か、初めて出会ったときに撮られた……」

萌郁「か、返して!!」

岡部「うおっ!?」


ワーワー
ギャーギャー


お隣(ドアの向こう)「ちょっとぉ、うるさいわよぉ」

岡部「あ、すいません」

お隣(ry)「彼氏ぃ? 静かにしてよね、ここ音響くんだから」

岡部「はい、その、ごめんなさい」


萌郁「……」

岡部「……」

萌郁「あの、ご飯できた、食べよう」

岡部「あ、ああそうだな…ってまたケバブなのか!!」

萌郁「…これしか、作れない」

岡部「そ、そうなのかっ」

萌郁「食べよう、自信…ある」

岡部「お前がそう言うのならば…」



岡部「しかし上手いな、このケバブ」

萌郁「自信作、だから…」


岡部「すまないが飲み物を貰っていいか?」

萌郁「マウンテンデューなら、ある」

岡部「…ドクペは」

萌郁「ごめん、なさい…」

岡部「くっ、お茶を貰っていいか?」

萌郁「……マウンテンデュー」

岡部「そこまでして俺にそれを飲ませたいのかっ!? そうなのだなっ!?」

萌郁「……」

岡部「あ、いや、すまない、決してお前を責めているわけではっ」

萌郁「……」フルフル

岡部「しかしなぜそこまでして、マウンテンデューを?」

萌郁「岡部君、好きそうだから…」

岡部「そういう風に見えるのか?」

萌郁「…なんと、なく」


岡部「ごちそうさま。昼も夜もありがとう、感謝する」

萌郁「ううん、気にしない…」

岡部「ところで、さっきの写真だが…」

萌郁「……」

岡部「やはり俺を機関に売ろうとしているのだなっ! しかしこの狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真の敵ではないっ、フゥーーーー」

萌郁「好き、岡部君」

岡部「……」

萌郁「こ、こんな私にも優しい、岡部君が…好き」

岡部「くっ、これは機関の……いや、今は鳳凰院凶真をしている場合ではないな」

萌郁「……」コク

岡部「……」

萌郁「……」


萌郁「私と、付き合って欲しい…」

岡部「意外と強引なんだな、萌郁」

萌郁「……」

岡部「しかし、俺より良い男などそこら中にいるだろう」

萌郁「…岡部君が、いい」

岡部「そう言ってもらえると、嬉しいのだが」

萌郁「な、なに……?」

岡部「俺など、取り得もなければ酷く非常な男なのだぞ?」

萌郁「そんなこと、ない。いつでも、私を……許してくれた」

岡部「……」

萌郁「好き、です。…岡部君……」


岡部「……」

萌郁「私じゃ、だめ、かな?」

岡部「…萌郁よ」

萌郁「――っ!?」ビクッ

岡部「俺はそのだな……あれだ……説明が下手で申し訳ないのだが」

萌郁「……」コクコク

岡部「萌郁は年上だ…だから、この気持ちが恋愛感情なのか、年上への憧れなのか解らないのだ」

萌郁「……」

岡部「だけど、今日1日お前といて解ったのは…、お前を常に気に掛ける俺がいたということだ」

萌郁「っ!?」

岡部「きっとこれは、その…あれだ、好き、なのだろうな」

萌郁「お、岡部君…っ」


岡部「お、俺でいいのであれば…付き合ってやらなくもないっ」

萌郁「……っ!!」



ワーワー
ギャーギャー




おとなry「だからあんたらうっさいってばっ!!!!!」


岡部「おおおおお、お前、今、俺を押し倒して何をしたのだっ!?」

萌郁「…キス、してみた」

岡部「なんだそのニコ厨のような『~~してみた』的な表現は!?」

萌郁「私の、ファーストキス、うれしい?」

岡部「……ククク、フゥーーーハハハ!!!! 実はだな、俺は既に経験……が……萌郁……?」

萌郁「……」ジー

岡部「いや、これは子供の時代の話でだな?」

萌郁「負け、られないっ」

岡部「お前は誰と戦っているのだっ!? や、やめっ、うわぁぁあぁああぁあああ!」



ワーワー
ギャーギャー






お隣さん()「おわり」

ありがとうございました!
少し長くなったけれど、まぁ最期の展開はいつも通りっす
読んでくれてありがとうなのだぜ☆

ちなみに最高の糞映画ってニトロの「スマガ」のつもりだったのだお

後の展開は脳内で、な!

鈴羽「今日はラボに泊まっていくよ」
秋葉留未穂「倫太郎さん、愛してる」

も暇だったら読んでくらさい
ではノシ

もちろんまたやるんだよな?

>>196
フェイリスのほうは乗っ取りだったっけ
鈴羽のほうは>>1の展開未定でわかったわ
次も期待してるぜ

>>199
暇なときに、次はまゆり辺りを書いてみたいと思う

>>200
フェイリスがはじめてのシュタゲSSで乗っ取り
鈴羽は展開未定でわかってくれたサンクス
ありがとう

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