【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活2【安価】 (977)

・安価・コンマにてキャラを16人作成。そのキャラでコロシアイ学園生活を行います。
・舞台は1と同じく、希望ヶ峰学園となります。基本ルールは1のものを参照。
・必然的に登場人物はオリキャラ中心となりますので苦手な方は注意してください。
>>1のメインPCはイーモバイル

【前スレ】
【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活【安価】
【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380012159/)

「交友力」・・・そのキャラの人付き合いの良さや、他人に対してのコミュニケーション力などを表します。
        高ければ高いほどそのキャラに対する他人からの評価が上がりやすくなります。
        また、裁判中ではこれが高いほど発言力の最大値が大きくなります。
        原作に当てはめた場合、苗木、日向、朝比奈、小泉などのキャラクターが高めとなります。

「精神力」・・・そのキャラの捜査能力や、議論においての話術などを表します。
        高ければ高いほどそのキャラの捜査の行動に補正がかかります。
        また、裁判中ではこれが高いほど集中力の最大値が大きくなります。
        原作に当てはめた場合、霧切、十神、狛枝、七海などのキャラクターが高めとなります。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380895959


【主人公データ】
生徒番号01
主人公
響音 妙夢 【超高校級の音楽家】 女
交友力 6 (人並み以上のコミュニケーション力)
集中力 7 (物事には高い集中力を持つ)
スキル
「主人公補正」・・・あらゆる状況にて被害者・加害者にならない。
「音楽家」・・・音楽家としての能力。発生した音を正確に聞き取ることができる。
「お人好し」・・・人を信頼しやすい。好感度が上がりやすくなるが、他人に騙されやすくなる。
「気合」・・・気合を入れることで一時的に能力が上昇する。一定の間集中力に補正がかかる。

好感度によるスキル
「応急処置」・・・学級裁判時使用可能。ダメージを受けた直後に集中力を2つ消費して発言力を回復する。
「幸せ探し」・・・日常パートで使用可能。好感度の上昇が大きい場合、ボーナスでモノクマメダルが手に入る。

アイテム
モノクマメダル×2
ヒーロー音楽の楽譜

好感度(上から高い順)
【友人】
朝永 蛍【超高校級の幸運】(関係・友人)
姫月 療歌【超高校級の医者】(関係・友人)
立花 雅【超高校級のヒーロー】(関係・友人)
ボブ・サップ【超高校級のレスラー】(関係・友人)
冬崎 真白【超高校級の警察】(関係・友人)
澄々 奇麗【超高校級の美化委員】(関係・友人)
【知人】
火ノ宮 竜也【超高校級の料理人】(関係・知人)
花咲 ユスリカ【超高校級のナンパ師】(関係・知人)
色鯨 極【超高校級の芸人】(関係・知人)
鳴神 楓馬【超高校級の召使い】(関係・知人)
九神 黒夜【超高校級のカリスマ】(関係・知人)
ヘンリー・クローデル【超高校級の放送委員】(関係・知人)
海東 吉都【超高校級の変装師】(関係・知人)
正義 剛【超高校級の役者】(関係・知人)
【普通】
殺陣山 湊【超高校級の芸術家】(関係・普通)

【生徒名簿】
生徒番号02
立花 雅【超高校級のヒーロー】女
交友力 1(極度の恥ずかしがり屋)
集中力 5(人並み程度の集中力を持つ)
スキル
「ヒーロー」・・・正義の味方。犯人を断定した場合の行動補正がプラス。ただし、犯人が間違っている場合でも作用する。
「罪を憎んで人を憎まず」・・・マイナスの感情によって人に危害を加えにくい。
「助け合い」・・・チームの輪を意識するように行動する。交友力に若干補正。
「覆面ヒーロー」・・・顔を隠している間は交友力に大幅なブースト。ただしその間は好感度を上げにくい。

生徒番号03
ボブ・サップ【超高校級のレスラー】男
交友力 9(他人に対するコミュニケーション能力は高い)
集中力 4(得意なことに関して以外の集中力は低い)
スキル
「プロレスラー」・・・レスラーとして培った技術を持つ。運動・戦闘関連のコンマに補正。
「無自覚の威圧」・・・被害者になりにくい・・・が、威圧に気圧された人物とは一時的に会話できない。一定の戦闘力や精神力を持つことや、一定の好感度を得ることで無効化する。
「親分肌」・・・チームをまとめる能力に長ける。判定で混乱が起きた際に抑えることができる。
「仲間思い」・・・仲間を思って行動する。仲間の助けなどの行動にプラス補正

生徒番号04
朝永 蛍【超高校級の幸運】女
交友力 4 (マイペースに話すため人を置いてけぼりにしやすい)
集中力 4 (のんびりとした振る舞いで集中しているようには見えない)
スキル
「偶然の幸運」・・・人よりちょっと運がいいほう。たまにちょっとした何らかの補正が入る。
「癒し系」・・・会話の際に人を和ませる。マイナスの感情を相手に抱かせづらい。
「第六感」・・・なんとなく、の行動がいい方向に。直感での行動に補正。
「不屈」・・・どんなことにもくじけない。ショッキングな出来事に対して受ける精神ダメージが軽減。
「サバイバーズ・ギルト」・・・???

生徒番号05
殺陣山 湊【超高校級の芸術家】男
交友力 0(何を考えているのかわからない)
集中力 8(極めて高い集中力を持つ)
スキル
「芸術家」・・・芸術家としての知識を持つ。芸術に関しての関心が強く、芸術のために行動する。
「滅びの美学」(-)・・・終わりを迎えるものに関しての関心が高い。遺体に対する捜査に協力的だが・・・?
「中性的な美青年」・・・男とも女ともとれる外見。容姿を用いた行動に補正がかかる。
「特異点」・・・どうやら芸術家の基準に当てはまらないある物を愛しているようだが・・・?

生徒番号06
姫月 療歌【超高校級の医者】女
交友力 9(どんな相手にもフランクに接する)
集中力 9(どんな状況でも乱れることのない精神力)
スキル
「医者」・・・医者としての技術を持つ。怪我をした相手などに医療行為を行える。
「臆病者」・・・危機を察知し、逃げる能力に長ける。被害者になりづらいが、危機に陥ったときなどにマイナス補正。
「安全志向」・・・常に確率の高いほうを選択する。危機的状況でも賭けに出ることをしない。
「無免許の名医」・・・どこかのブラックジャック先生のような経歴。医療行為の際に補正がかかる。

生徒番号07
正義 剛【超高校級の役者】男
交友 3(まあ話はできる。聞いているかは別として)
集中 2(集中力散漫)
スキル
「役者」・・・役者として培った技術、様々な役を演じ分けることができる。
「ギャグ体質」・・・何もしてないのに笑いが取れる。意識せずともギャグキャラに。
「精神破綻者」・・・もともと精神が破綻している。
「正義感」・・・正義を信じるこころを持つ。しかし精神破綻のスキルにより・・・

生徒番号08
冬崎真白【超高校級の警察】女
交友 3(あまり人付き合いがいいほうとは言えない)
集中 9(高い能力を有しているようだが・・・)
スキル
「警察」・・・警察としての能力を持つ。捜査パート時に補正がかかる。
「善悪平等」・・・善も悪も同じ、罪は罪として裁く。
「能ある鷹は爪を隠す」・・・普段は無能者のフリをしている。日常パートでの集中にマイナス補正。
「ネットスランガー」・・・ネットスラングを使うのを好んでいるようだ。一部の相手に交友補正。

生徒番号09
海東吉都【超高校級の変装者】男
交友 6(人並み以上のコミニケーション力)
集中 3(得意なこと以外の集中は低い)
スキル
「変装師」・・・類まれなる変装能力。条件が揃えば他人のふりをして行動できる。
「スリ」・・・気づかれないうちに物を奪う技術。ただし滅多なことでは使わない。
「虚言癖」・・・嘘をつく事を得意とする。捜査パートの際の証言に嘘が混ざる可能性を持つ。
「正義感」・・・独特の正義に基づいて行動する。

生徒番号10
花咲ユスリカ【超高校級のナンパ師】女
交友 4(やや話の通じない人物)
集中 5(人並みレベルの集中力)
スキル
「ナンパ師」・・・他のスキルにより変質。男女両方を誘う確率が上昇。
「貞操無頓着」・・・性行為に関する抵抗感が低い。他スキルにより判定は両性。
「同性愛」→「両刀」・・・他スキルにより変質。男女どちらも(性的な意味で)愛している模様。
「許容力」・・・大抵の問題は受け入れられる模様。相手のマイナススキルに関わらず好感度が上がる。

生徒番号11
九神黒夜【超高校級のカリスマ】男
交友 4(人の話は聞かない(断定))
集中 5(人並みレベルの集中力)
スキル
「カリスマ」・・・上に立つ者の威厳に満ち溢れている。交友に補正がかかるがそれは友人としてのものではない。
「唯我独尊」・・・自分こそが絶対唯一であるとの自信を持つ。他人の評価によって行動を変えたりしない。
「矛盾の正当化」・・・どんなことも「俺だから」の理由でスルー。失敗とか気にしない。
「指導者の器」・・・リーダーとしての実力が高い。他人への指示などの行動に補正。

生徒番号12
澄々 奇麗【超高校級の美化委員】女
交友 9(他人との会話大好き。よくしゃべるタイプ)
集中 8(物事に対して高い集中力を持つ)
スキル
「美化委員」・・・美化委員としての能力。高い掃除技術を持つ。
「お嬢様」・・・どうやらいいとこ育ちのお嬢様のようだ。その分世間知らず。
「綺麗好き」・・・掃除をすることに生きがいを感じているようだ。自由時間中は掃除をしている可能性が高い。
「ツンデレ」・・・素直になれないタイプ。好意が一定値の相手の会話には心と違って否定的な会話をすることも。

生徒番号13
火ノ宮 龍也【超高校級の料理人】男
交友 2(口数は少ない様子)
集中 6(平均より高い集中力)
スキル
「料理人」・・・料理人としての能力。高い調理技術を持つ。
「人間観察」・・・人間を観察するのが趣味。特に料理を食べている人間。
「ゲテモノ料理」・・・怪しい食材で料理を作ることを好む。味は最上だが・・・
「孤独の料理人」・・・自分以外の料理人の存在を認めない。料理の際に必ず一人になる。

生徒番号14
色鯨 極【超高校級の芸人】男
交友 5(人並み程度のコミュニケーション力)
集中 1(捜査の際は期待できない)
スキル
「芸人」・・・芸人としての能力。場のムードを和やかにする。
「ツッコミ気質」・・・些細なボケも見逃さない。ツッコミを入れる言動が多い。
「マシンガントーク」・・・相手の返答も許さぬ高速トーク。言葉で相手を圧倒しやすいが、発動中交友低下。
「職人の誇り」・・・芸人としての誇りを持っている。レベルの高い芸でないと自他共に認めない。

生徒番号15
鳴神 楓馬【超高校級の召使い】男
交友 1(ビジネストーク以外はあまり行わない)
集中 7(高い集中力を持つ)
スキル
「召使い」・・・召使いとしての能力。他人の指示で働く場合補正がかかる。
「カリスマ主義」・・・カリスマを自分が認めた主にしか従わない。
「万能」・・・人並み程度ではあるが、大体の仕事をこなすことができる。
「自己犠牲」・・・主人のためなら自分がどうなってもいいと考えている。特定の相手の身代わりになることがある。

生徒番号16
ヘンリー・クローデル【超高校級の放送委員】男
交友 9(どんな相手にも高いコミュニケーションを取れる)
集中 9(専門外のことにも対応できる集中力)
スキル
「放送委員」・・・放送委員としてのスキル。放送機材の扱いなどの放送関連の行動が取れる。
「セクシーボイス」・・・相手を魅了する美声。会話の際に好感度が上がりやすい。
「心配性」・・・物事に関して過度な心配をするタイプ。マイナス方向に思考が進みやすい。
「デュエル脳」・・・おい、デュエルしろよ。諍いが起きた際にゲームでの解決を提案する。

【進行表】

【チャプター開始】
『(非)日常編 イベントパート』
・ここでは必須イベントが起こっていきます。
・生徒同士の間で重要な取り決めなどが行われるのもこのパートです。(例・夜時間出歩き禁止など)
・ここで誰と会話したか・意見に賛同したかどうかで好感度が変化します。

『(非)日常編 自由行動パート』
・ここではすべての生徒と自由に会話を行うことができます。会話の結果で好感度が変化します。
・購買部に行けばアイテムの購入など様々なことが行えます。
・一人の生徒と話すごとに一回、合計三回の行動で一日が終了します。
・一日終了時にモノクマげきじょう発生。ここではアドバイスを受けたり、裏の数値の状況などが分かりやすかったり分かりづらかったりします。
・三日目以降の終了時に判定。一定以上なら一日分自由行動が伸びます。

『事件発生パート』
・自由行動パート終了時に発生。事件につながる何らかの出来事が発生します。
・ここから捜査に必要な情報が出始めます。捜査パートのためによく覚えておきましょう。
・事件発生後、捜査パートへ。

『非日常編 捜査パート』
・事件の捜査を開始します。各部屋を探索してコトダマを集めましょう。
・また、自分の集めた情報を自分の才能を使って考察できます。響音の場合「音」に関しての証拠を考察できます。
・一定回数探索すると捜査パートを終了します。

『非日常編 学級裁判パート』
・事件に関しての議論をします。裁判についてのシステムは本編参照。
・また、捜査パートでの探索が不十分の場合、一定の人物に話を振れば新たなコトダマが提出されます(ペナルティ有り)。

【チャプター終了】

乙です。とりあえず今日はまだやるかわからない状態。
時間取れれば今日の21時に始めたいと思うけど・・・

少なくとも明日には再開するからまだ待ってください・・・

多分そんなに長くはやらないけど今日も更新します。
とりあえずいつも通り21時開始です。

はっじまっるよー

【モノクマげきじょう】

モノクマ「うぷぷぷ・・・」

モノクマ「来たよ、ついに来たよ!動機公開タイムが!」

モノクマ「・・・正直ここまでに一スレ使い切ることになるとは思わなかったけどね」

モノクマ「まあそれに関しては規制食らってるから支援でレス数取られるし仕方ないね」

モノクマ「おかげで安価訂正も思うようにできない>>1が絶望的だよね!」

モノクマ「さて・・・それでは本題ですが・・・」

モノクマ「動機提示のあと、仲間に話しかけてそのフォローを行うことができます」

モノクマ「原作で言うと舞園さんをフォローしに行った苗木君みたいな感じね」

モノクマ「そのフォローの仕方によってはその人物が犯行を行おうとするのを止めることができます」

モノクマ「ただし・・・ここで注意点ね」

モノクマ「ひとつめ、大して仲良くもない人に心配されてそれが心の支えになるかなあ?ってこと」

モノクマ「もうひとつは、フォローの仕方次第ではその人に犯行を決意させちゃうんじゃないかなあ、って話」

モノクマ「・・・苗木君、舞園さんに犯行を決意させちゃったもんねえ」

モノクマ「まあそこらへんの判定は結構甘めに作ってるからね、よっぽどのことがなければ大丈夫だよ」

モノクマ「よっぽどのことがなければね、うぷぷ・・・」


コロシアイ学園生活 五日目

【響音の部屋】

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』

・・・朝になった。

既に慣れつつあったこの学園生活。しかし、今日の朝はいつもと始まり方が違っていた。

ピンポーン!

・・・チャイム?誰かが訪ねてきたのだろうか?

響音「・・・はい」

ベッドから外に出て、部屋のドアを開ける。すると、そこには朝永さんが立っていた。

朝永「あ、妙夢ちゃん、おはよ~」

響音「おはよう、どうしたの?こんなに朝早くに・・・」

朝永「えっと、ね、九神くんがミーティングをしたいんだって、だからみんなを起こしてこいって言われたの~」

朝永「食堂に今から集合だってさ~」

・・・それは随分と急な話だ。何か急いで決めなければいけない話でもあるのだろうか?

響音「うん、わかったよ。それじゃあ準備するから食堂で待ってて?」

朝永「おっけ~、じゃあ先に行ってるね~」

朝永さんが立ち去ったあと、私は急いで準備を始める。

・・・さて、早くしなければ。

【食堂】

食堂には全員が集まっていた。あの殺陣山ですらも。

朝永さんが呼んだのだろうか?それとも焼売効果?

誰かが勝手気ままに行動していたこれまでと違い、こうして全員が集まるのは初めてだろう。

・・・何人かはここ数日感全く話してなかった気がするなぁ。

九神「・・・さて、全員が揃ったようだし、始めるとするか」

九神「既にここに閉じ込められてから今日で5日目だ。幸い、ここまで何もなく来た」

九神「・・・あの悪趣味なぬいぐるみが動く気配もない。いい意味でも悪い意味でもな」

海東「誰かが血まみれで倒れるっつー大惨事もなかったからなぁ」

立花「え、えっと・・・冗談でもそういうことを言うのは不謹慎だと・・・」

海東「ん?」

立花「ひっ・・・」

正義「海東くん!立花さんを脅かすのはやめたまえっ!」

海東「脅かしてねーよ!ただ返答を促しただけだろーが!」

九神「・・・私語は慎め。この俺が話しているんだぞ」

澄々「・・・つまり、殺人も起こらない代わりに進展もなかった。そう仰りたいんですのね?」

九神「その通りだ澄々。死人が出なかったのは喜ばしいことだ」

九神「しかし、その分ここから出るための情報が圧倒的に不足している」

九神「・・・時間を見つけて俺も調査をしているのだがな。全くといっていいほど進展がない」

・・・進展が全くない。それはある言葉となって私の中に大きくのしかかる。

本当にここから脱出できるのか?そういう疑念に・・・

姫月「・・・九神、それだけ話したんじゃただ単に希望なんて何もない、って言ってるのと同じだよ」

姫月「わざわざ全員集めて話すんだ。それだけじゃないんだろう?」

九神「・・・もちろんだ、すぐに脱出に繋がるわけではないが、一つ案がある」

九神「全員が、これから少しでも、時間がある時に調査に参加して欲しい」

九神「そして、夕食を合同で取ることにして、そこで報告を行う、というのはどうだ?」

ヘンリー「・・・つまり、合同調査ってことですか?」

九神「ああ、ここまで学園の調査は俺と冬崎の二人だけで行ってきたからな」

冬崎「あたしらマジ仕事っしたっすからねー、まあみんなにも頑張ってもらわないと」

冬崎「・・・こういう時は警察としての視点以外から見たほうがなんとかなるかもしれないし」

ボブ「なるほどな、一理ある」

ボブ「それならば俺も協力しよう。どこまで役に立てるかは分からんがな」

冬崎「おお、モンクタイプがいるとは心強いっすね!頼りにしてるっすよ!」

ボブ「モンクタイプ?」

冬崎「ああ、こっちの話・・・」

九神「・・・と、いうわけだ。早速で悪いが今日から行動して欲しい」

九神「モノクマもどう動くかわからん、早いうちの方が・・・」

モノクマ「・・・ん?ボクを呼んだ?」

モノクマ!?

久しぶりに見た悪趣味なツートンカラー。

いつの間にか食堂の中央にそいつは立っていた。

モノクマ「まったく、せっかく楽しくコロシアイ卒業っていうルールを作ってやったのに、一回も殺人が起こらないとは・・・」

モノクマ「オマエラどれだけ草食系なんだよ!もっと肉食えよ肉!ボクは魚食派だけどね!」

モノクマ「・・・どう見ても肉食系な花咲さんですら何もしないとかどうなってんだよ」

花咲「・・・聞きたいんだけどぉ、肉食と殺人って関係あるのぉ?」

モノクマ「ええ?花咲さんならスパイ映画ばりの色気を使った暗殺とかお茶の子さいさいなイメージあるけどなぁ?」

花咲「その不愉快なイメージはやめなさいよぉ!」

響音「花咲さん、落ち着いて・・・」

朝永「・・・えっと~、学園長先生?」

モノクマ「なんだい?というか先生って呼んでくれるのは朝永さんだけだよ・・・朝永さんマジ癒し・・・」

朝永「わざわざここに来たってことは、何か用があったんじゃないの~?」

モノクマ「あ、そうだよそうだよ!君たちに見せたいものがあるんだよ!」

モノクマ「せっかく全員いるからこのタイミングで伝えとこうと思ったんだ!」

色鯨「・・・見せたい物って・・なんやねん?」

モノクマ「それはね・・・オマエラが行きたがっている外の世界の映像で~す!」

外の!?

モノクマ「生徒の欲しいものを用意してあげるなんて・・・ボクってば本当にいい教師だよ!」

モノクマ「と、いう訳で、これからマッハで視聴覚室に集合!来ないとオシオキだかんね!」

そう言うと、モノクマは消えてしまった。

・・・外の世界の映像、確かに情報に飢えている私たちにとって、この上なく必要なものだ。

しかし・・・嫌な予感がするのは気のせいだろうか・・・?


【視聴覚室】

モノクマ「うぷぷ、みんな集合したようだねぇ?」

視聴覚室に移動した私たちは、各自DVDプレイヤーの前に座る。

前の教卓に立つモノクマは、不愉快に笑いつつも、大量の何かが入ったダンボール箱を取り出した。

モノクマ「この中に入ってるのが外の世界の映像を記録したDVDだよ!」

モノクマ「DVDに名前が書いてあるから自分の名前の書いてあるものを持ってってちょうだいね!」

九神「・・・フン、さっさとよこせ」

冬崎「さーて、鬼が出るか蛇が出るか・・・」

ヘンリー「・・・・・・」

正義「おお、私のはこれですね」

立花「・・・・・・あ・・・これだ」

火ノ宮「俺のはこれだな」

次々と、全員が一枚ずつDVDを箱から取り出していく。

最後に私が受け取ると、モノクマは部屋の明りを消した。

モノクマ「はいオマエラ!それではヘッドホンをつけて、各自のDVDを見てください!」

モノクマ「うぷぷ、よろこんでくれるといいなあ!」

ヘッドホンをつけ、DVDをプレイヤーの中に入れ、再生ボタンを押す。

そこで映し出された映像は、懐かしいものだった。

――――そこに映っていたのは私の家族。

お父さん、お母さんが希望ヶ峰学園へと入学した私に励ましの言葉を贈ってくれる。

続いて映ったのは私の前の学校での友人達。

吹奏楽部に所属していた彼女たちとは、短かったものの、楽しく生活していた。

みんなみんな大切なものだった。

そして一瞬のノイズが走ったあと、そこに映ったのは。

崩壊した私の家、そして、音楽室だった。

響音「ひっ・・・」

何なのだこれは、どうなっている。

私の家族は、友達はどうなったのだ!?

モノクマ『さて、超高校級の音楽家であった響音妙夢さんの家族、そして親友はどうなってしまったのでしょうか!?』

モノクマ『その答えは、卒業の後で!』

モノクマの声がし、DVDの映像はそこで終わる。

思わず悲鳴をあげたい声を飲み込む。

家族や友人の死体が映ったわけではない、それを自分に言い聞かせて。

しかし、それを見た私の心には、確かに絶望の残滓が残っていた。

ヘンリー「な、何なんですかこれはぁっ!」

姫月「・・・っ・・・!」

花咲「ちょっとぉ!これはどうなっているの!?外で何が起こってるのよぉ!」

色鯨「おい、あいつはどうなったんや!説明せぇよ!」

火ノ宮「・・・」

私以外のみんなからも次々悲鳴が上がる。

そこから、見せられた映像は似たようなものであるとわかった。

冬崎「・・・なるほどね、そういうわけか」

冬崎「こうやってあたしたちの不安感を煽り、殺し合いを誘発させる」

冬崎「これが狙いってわけ?モノクマ」

モノクマ「およよ、ひどいなぁ。オマエラが気になってるみたいだから用意してあげたのに・・・」

冬崎「なめんな。こちとら超高校級の警察だよ?」

冬崎「そういうマインドコントロールの手法、一度や二度は見てるっての」

九神「・・・まったくもってその通りだ、下衆極まりない手段だな」

九神「そもそもこの映像は本物なのか?まずはそこからだ」

モノクマ「えー、この映像は本物だよ?」

九神「それを信じるかどうかは別だ。そして、俺はお前を信じてはいない」

モノクマ「何だとぉ!せっかくの人の・・・いやクマの好意を無駄にして!」

モノクマ「・・・まあいいや、偽物だと思うんならそれでもいいよ、お前の中ではそうなんだろ?お前の中ではな!」

モノクマ「・・・見てみなよ、どうやら、そう思ってる人はあまり多くないみたいだけどねぇ、うぷぷ」

モノクマの言うとおり周りを見渡してみる。

九神くん、冬崎さん、この二人は真っ先に反論したあたり、取り乱したような感じがない。

ボブさんも動揺した感じは見られない。朝永さんは・・・いつもと比べ顔が強ばっているものの、冷静なように見える。

殺陣山は相変わらずの無表情。

海東くんや立花さん、正義くんはむしろ怒りの感情が強いように見えた。

だが、他の人たちは。

花咲さん、色鯨くん、ヘンリー君のように明らかに取り乱している人。

火ノ宮くん、姫月さん、澄々さんのように、黙ってはいるものの、絶望を宿した表情をしている者。

大きく分けてこの二つだった。

モノクマ「さーて、それじゃあボクの仕事も終わったし、みんなはまた学園生活を続けてください!」

モノクマ「・・・いつも通りの生活だといいね!うぷぷ!」

そう言ったあと、モノクマはまた消えてしまった。

・・・この状況、本当にまずい気がする。

この不安定な精神の上では、凶行に及んでしまう人もいるかもしれない。

私が動くことで、みんなの心を持ち直させることはできないか・・?

安価↓5まで
これから話に行く人物を一レスにつき三名指定
投票の結果の上位二名と会話。
同数の場合はその中からランダムに選択。

そういえば鳴神はどんな反応してたの?

ちゃんとよく読むんだ。『三人指定』なんだ。
という事で一人しか書いていないものは無効として・・・

1位 立花 雅 4票
2位 ヘンリー・クローデル 3票

よってこの二人と会話


>>37
ごめんなさいわすれてました

鳴神くんは書かなかったけど割と無表情。
ただ澄々さんが動揺してるからそうさせた黒幕への怒りが強い感じカナー

響音「立花さん!」

立花「・・・あ、響音、さん」

モノクマが消えたあと、私は立花さんに駆け寄る。

・・・あんなものを見せられたのだ。表情には出していないけど、動揺しないほうがおかしい。

立花「・・・あ、あの・・・大丈夫・・・ですか?」

響音「・・・うん、ちょっとびっくりしたけどね」

響音「・・・でも、あの映像が本当のはずがない。九神くんだって言ってたでしょ?」

立花「・・・はい、そ、そう、です・・・」

立花「・・・あの映像に映っていたことが本当なら、黒幕は、全世界に力のある大きな組織・・・だと、思います」

立花「・・・そんな組織・・・有名になっていても、おかしくない・・・です」

立花「でも、ヒーローの私もそんな組織は知らない」

立花「だから・・・」

響音「・・・偽物の可能性が高い・・・ってこと?」

立花「・・・はい、可能性、ですけど・・・」

響音「・・・うん、それを信じるよ」

そう、信じよう・・・外のみんなは無事だ。

・・・そう思うことで、自分の心を守ろうとしたのかもしれないが。

立花「・・・私、よりも・・・ほかのみんなが心配、です」

響音「・・・そうだね・・・」

ともかく、立花さんは大丈夫なようだ・・・

他に動揺してそうなのは・・・ヘンリー君だろう。

誰よりも真っ先に悲鳴をあげていたし。

・・・立花さんと二人で励ますことはできないだろうか・・・?

安価↓2
ヘンリーに対しての響音の会話選択
1、あんなDVD、本物のはずがないよ!
2、大丈夫、絶対に殺し合いなんか起こさせないから
3、・・・ヘンリー君は人を殺してでも外に出たいの?
4、自由安価

2 選択

響音「ヘンリー君!」

ヘンリー「・・・響音、さん・・・と・・・立花さん?」

ヘンリー君に話しかけた・・・彼の目には涙が溜まっている。

私と同じで家族のDVDを見せられたのだろうか?

ヘンリー「ぐすっ、ごめんなさい、泣いちゃってて・・・」

響音「・・・いいよ、仕方ないよ、あんなもの見せられたら・・・」

ヘンリー「・・・う、うう・・・」

響音「大丈夫だよ、絶対に殺し合いなんか起こさせないから」

ヘンリー「・・・で、でも、外の家族が心配なんですっ!」

ヘンリー「DVDには僕の家がただの瓦礫の山になっているところが映ってたんです・・・!」

ヘンリー「僕は・・・どうしたらいいんですか!?家族を見捨ててここに一生いろって事ですか!?」

ヘンリー「僕にはどうすればいいかわからないんですっ・・・」

・・・少し励まし方を間違ったかもしれない。

どのように言葉をかけるべきか・・・慎重に考えよう・・・

安価↓3
ヘンリーにかける言葉を決定
ただし、選択肢はなく自由安価のみ

響音「ヘンリー君、そんなに家族が心配なの?」

ヘンリー「当たり前ですよっ!あんなものを見せられたら・・・」

響音「じゃあ外に出るために誰かを殺すの?」

ヘンリー「・・・そ、それは・・・」

・・・少し厳しい言い方になるがこう言うしかないだろう。

響音「・・・それだけはダメ。私も家族が心配だけど絶対に人を殺したりしない」

響音「それが家族のためでもあるから」

ヘンリー「・・・家族の、ため?」

立花「・・・人を殺してしまった汚れた手で、家族に会いに行ける?」

立花「・・・響音さんは、多分、そういうことを言ってるんです・・・」

ヘンリー「・・・そうですよね・・・」

ヘンリー「何を考えていたんでしょうか・・・僕は・・・」

立花「・・・それに、あのDVD・・・に写っていることが真実とは限りません・・・」

立花「・・・捏造の可能性だってあります。それなのに、殺人を起こしたら・・・手遅れ、です」

ヘンリー「・・・そうですね、わかりました」

響音「・・・みんな揃ってここをでるんだからね」

ヘンリー「・・・はいっ!」

・・・これで大丈夫かな?

多分ヘンリー君は持ち直したけど・・・

【INFO】
・ヘンリーの加害者確率が減少しました。
・立花、ヘンリーの好感度が少し上がりました。

【加害者決定フェイズ】
動機が提示されたことにより加害者が決定します。
今回の加害者候補は『五人』です。

直後↓のコンマによって判定。
ただし、判定内容は公開しない。

【INFO】
加害者が決定しました。第一の事件が発生します

加害者が決定したということで、事件発生までの執筆に取り掛かりたいと思います。
事件発生までは安価は取らないから書きためないといけないのよね・・・
という事で次回までは少し時間が空いて、最短で水曜日くらいになります。

ということで本日はお疲れ様でした。
・・・トリック、一応穴がないよなぁ・・・



質問
事件って発生までに主人公が絡む余地ってないの?
たとえば事件現場の近くで他のキャラクターと話す安価とってたら何か目撃するとか

>>56
安価によって致命的なものが目撃されて学級裁判パートが大きく短くなっちゃうのが嫌だから、そういうことはしないかな。
そうなったら興醒めもいいところだと思うので・・・

被害者は>>1が決めるの?

>>60
それは前スレでも書いたとおり、自分が決めます。
「こいつならこいつを狙いそうかなー」とか「こいつならこのトリック使えるなー」とか考えながらやってるけど

最終決定がコンマはなー
運で決まるとなると回避には狛枝が必要なレベル

>>62
最終決定に関してはいろいろ悩んだ末コンマにしました
理由は以下
1、加害者フラグの累計にしちゃうと勘のいい人には気づかれるかもしれない
2、かといって、最終決定を自分が決めちゃうと「>>1は○○が嫌いなんじゃね?」とか思われるかもしれない。
3、コンマしかなくね?

・・・まあ最初の事件なので加害者フラグの数も少ないから、こちらから何人か候補を出してランダムに決定することになりました
選ばれちゃったキャラが好きな人にはごめんなさいとしか・・・何かいい改善案があればいいんですがね・・・

お疲れ様です。
とりあえず今から更新。
今日は安価を取らずに進むので、気が向いた時に読んでくださいね。

それでは投下。

【PM 8:00 食堂】

・・・朝の騒動から既に時間が経った。

・・・特になにもするでもなく、無為な時間を過ごしていたが。

現在私達は九神くんの提案通り、夕食は全員で摂っている。

しかし、全員の表情は良くないものであった。

朝永「・・・全員が疑い合っちゃってるんだろうね・・・」

朝永さんがポツリと呟く、・・・実際その通りなのだろう。

誰が犯罪を犯してもおかしくない。疑心暗鬼が全員に広がっているのだ。

九神「・・・・・・全員が結束できたと思った矢先にこれ、か」

姫月「・・・仕方ないだろう、あんなものを見せ付けられたんだ」

姫月「全員があんたみたく『偽物』と自分に言い聞かせることはできない」

姫月「・・・あたしだって、今すぐここから出たいくらいさ」

色鯨「姫月センセ・・・まさか・・・」

姫月「・・・見くびるんじゃないよ、人を殺してまで外に出たいもんか」

花咲「あらぁ、どうだかねぇ、お医者さんなら『治療』と称して人の体に触る機会はあるものぉ」

花咲「殺すチャンスなんていくらでもあるんじゃなぁい?」

姫月「・・・あんたねぇ・・・」

ボブ「やめろ!」

ボブ「モノクマの狙いはこれだ。疑い合う状況を作ることで、俺たちに殺人を犯させようとしている」

ボブ「それに乗ってしまえば、奴の思う壺だぞ」

混乱がおきようとしていた全員を、ボブさんの一喝が収める。

花咲「・・・はぁい」

冬崎「・・・やれやれ、やっと収まったか。こういう時にモンクタイプの人がいると便利なんすよ」

冬崎「ボブのおっさんの言うとおりっすよ、ここで殺人を起こせば、モノクマの思う通りになるっす」

冬崎「こういう時は、お互いが信頼し合うことが大切なの。ビリーブ、ビリーブ」

冬崎「・・・そうだ、こういう時こそ、お互いの親交を深めるのにいいものがあるっす」

そう言うと、冬崎さんはポケットから何かを取り出す。それは・・・ウノ?

冬崎「こういう時こそゲーム大会、っていうのはどうっすか?」

ゲーム・・・大会?

冬崎「そ、みんなでこのウノを使って遊ぶとするっす」

ヘンリー「・・・そうですね、こういう時こそ、リラックスすることが大切だと思います。」

海東「冬崎・・・そんなもんどこで手に入れたんだ?」

冬崎「購買を調べていたら、モノモノマシーンから出てきたっす!」

海東「結構いろんなものが入ってんだなあれ・・・」

花咲「・・・私はパスよぉ、そんな子供の遊び」

色鯨「・・・俺もそんな気分じゃねーな」

冬崎「あ・・・あはは、みんなノリ悪いっすよー!」

九神「・・・冬崎、認めろ。お前のノリは寒いと思うぞ」

冬崎「・・・くかみんまで~」

九神「・・・だが、全員の心をほぐそうとしたその心遣い、ありがたく思うぞ」

冬崎「お!じゃあくかみんは参加・・・」

九神「それとこれとは話が別だ」

冬崎「(´・ω・`)ショボーン・・・」

ヘンリー「冬崎さん、僕は参加しますよ!」

冬崎「おおっ、ヘンリー君、さすが!」

姫月「・・・あたしもいいかい?」

冬崎「姐さんも!?」

姫月「姐さん言うな!」ペシッ

冬崎「いった!?」

姫月「一応、あんたが励まそうとしているってのはわかったからねぇ、あたしも参加するよ」

ボブ「俺も参加させてもらおう、ちょうど気分転換が必要だしな」

火ノ宮「・・・なら、食堂を使うといい、よければ夜食でも用意しよう・・・」

冬崎「おおっ、参加者がこんなに!くかみん!こんなに集まったよー!」

殺陣山「・・・くだらないな。僕は部屋に戻らせてもらうぞ。いつ殺人を犯す者がいるかわからないところに居たくはないからな・・・」

火ノ宮「・・・」

火ノ宮「・・・夜食は・・・焼売でも用意しようか」

殺陣山「・・・」ピクッ

ボブ「焼売か?確かに適度につまむのには丁度いいが」

冬崎「まあ焼売も美味しいっすからねー、よろしくお願いするっす!」

殺陣山「・・・僕も参加させてもらうぞ」

冬崎「殺陣山が!?明日は雪でも降るんじゃないっすか!?」

殺陣山「気が向いたから参加してやるだけだ。他意はない」

・・・あんなこと言ってるが、殺陣山が考えていることは私にはバレバレだ。

というか、火ノ宮くんもそれを狙ったんだろう。

さて、せっかくだし私も参加しようかな?・・・ってあれ?

立花「・・・」チラッチラッ

響音「・・・立花さん、何してるの?」

立花「・・・・・・」ビクゥ!

響音「・・・もしかして、参加したいの?」

立花「・・・いえ、そうじゃないです・・・ただ、あんな風に騒ぐのがちょっと苦手で・・・」

響音「・・・覆面かぶってれば大丈夫なのに?」

立花「そ、それだと変なふうに思われるじゃないですか!」

響音「・・・私と初めて会ったときはかぶってたのに・・・」

立花「・・・うう、忘れてください、響音さんはいじわるです・・・」

・・・こんな子が世間ではスーパーヒーローなのだもの。世の中わからんものである。

立花「・・・それに、今日は先約がありますから、参加はしません」

響音「・・・先約?」

澄々「わたくしですわ、響音さん」

その凛、とした声の方を向くと、澄々さんと鳴神くんが立っていた。

澄々「立花さんは、これからわたくしたちの掃除を手伝ってくれることになってますの」

響音「え?いつも朝にやってるんじゃなかったっけ?」

澄々「・・・今日は、その、あんなことがあったので、放心のあまり忘れてしまっていたのですわ」

・・・そうか、澄々さんも少なからずショックを受けていたもんなぁ。

澄々「ですけど、いつもやっていることをやらないのも気分が悪いので、夜時間までの短い間ですが掃除をしてしまおうと思ったのですわ」

澄々「・・・掃除をしている間は、嫌なことを忘れられます、しね」

鳴神「・・・そのために、準備をしていたら、立花さんが声をかけてくださったのです。自分にできないことはないか?と」

立花「・・・些細なことでも、人を助けるのは・・・ヒーローの役目・・・ですから」

澄々「ええ、助かりますわ立花さん。ヒーローの力。お貸しくださいね?」

立花「・・・はい・・・任せてください」

響音「・・・三人じゃ大変じゃない?私も手伝おうか?」

澄々「いいえ、響音さんには前に手伝ってもらいましたもの。今日はゆっくりと、お休みくださいな」

・・・確かに、澄々さんの掃除はハードだ。立花さんに任せていいかな?

響音「わかった、それじゃあお言葉に甘えて」

響音「・・・立花さん、澄々さんの掃除はハードだから気をつけてね」ボソ

立花「・・・はい、頑張ります」ボソ

澄々「ふふ、では行きましょう皆さん、二時間以内に全部終わらせますわよ!」

そう言うと澄々さんたちは校舎の方に向かう。

・・・鳴神くんがたくさん掃除用具を抱えているのがちょっとシュールな感じだけど。

花咲「響音さぁん?」

・・・この蜂蜜のようにねっとりした、そして甘い声は・・・

響音「花咲さん?どうしたの?」

花咲「うふふ、これから暇かしらぁ?」

響音「・・・まあ、今は暇だけどなんで?」

花咲「ふふ、これから私の部屋でお茶でもしないかと思ってぇ」

お茶のお誘いか・・・

響音「・・・うーん、ゲーム大会の方に行こうと思ってたんだけど」

花咲「だめよぉ、あんな品が無いこと。私とお茶をするほうが音楽家のあなたにぴったりよぉ」

響音「・・・音楽家にピッタリってどうゆうことなの・・・?」

花咲「音楽家はしょっちゅうお茶してるイメージがあるけどぉ?特に軽音部とか」

響音「それ偏った知識じゃない!?」

・・・まあ、お茶をすることに文句はない。花咲さんが嫌いなわけでもない。

しかし、しかしだ。

 こ の ま ま 一 人 で 行 っ て し ま う と 取 り 返 し の つ か な い 事 に な っ て し ま う よ う な 気 が す る !

響音「・・・えっと・・・いや、まあ私もお茶は好きだけど、ね」

花咲「それならいいじゃない、行きましょうよぉ、私とお話しましょう?」

ひぃ!断れない!そういえばこの人超高校級のナンパ師だった!

明らかにナンパの手口だこれ!

朝永「・・・妙夢ちゃん?どうしたの?」

救世主登場!

響音「あ、そうだ!朝永さんも誘っていい!?」

朝永「・・・えっと、なんのこと~?」

響音「花咲さんがお茶を出してくれるって!」

朝永「本当~、まだちょっとお腹減ってたんだ~!」

花咲「・・・まあ、別にいいけどぉ」

花咲「・・・・・・せっかく響音さんにあんなことやこんなことしようと思ってたのにぃ・・・」ボソ

・・・今小声で変なこと言ってた気がする・・・

ともかく、花咲さん、朝永さんと一緒にお茶をすることになった。

【花咲の部屋】

花咲さんの部屋は、女性らしさが漂う部屋だった。

前に姫月さんの部屋に行った時は、あまり無駄なものを置かない姫月さんの個性が見れたものだ。

だが、花咲さんの部屋は、化粧品といったものが多く置かれている。

他にも花が飾られていたりと、彼女の美しさへのこだわりが見て取れた。

花咲「ふふ、それじゃあ何から話しましょうかぁ?」

朝永「その前にお茶とお菓子!」

花咲「はいはい」

・・・テーブルの上にティーポットを置きながら、花咲さんが言う。

そして花咲さんの右側に私、それと対面するように朝永さんといった感じだ。

・・・ちなみに、椅子が足りなかったため、無理を言っていくつかを借りてきた。モノクマに。

モノクマ『おお、百合の花でも咲かせちゃう!?ボク的には・・・そういうのも興奮するよぉ・・・ハァハァ・・・』

・・・その際にやたらと気持ち悪かったことは、思い出したくないが。

花咲「ふふ、それじゃあガールズトーク、と洒落込むとしましょうか」

響音「ガールズトークって・・・」

花咲「・・・まあ、少し位は息抜きになると思うわぁ」

・・・そうか、こんなふうにおどけてはいるけど、花咲さんも不安に違いないだろう。

朝永「・・・・・・もぐもぐ、んぐ。そうだね~、こういう時こそ平常心を忘れちゃいけないよ~」

・・・逆に朝永さんはもっと焦ったほうがいいんじゃないだろうか?

全くいつもと変わらないけど・・・

花咲「それじゃあ・・・、響音さん、まずあなたの事から教えてくれるかしらぁ?」

響音「・・・私の?」

花咲「そうよぉ、『超高校級の音楽家』がどんなものなのか、私、気になるわぁ」

朝永「うん、私も響音ちゃんの話、聞きたいなあ~」

・・・私の話、か。じゃあ音楽家を目指したきっかけとか話してみようかな。

響音「じゃあ、私が音楽家を目指したきっかけでも」

花咲「うんうん、聞かせてちょうだあい」

響音「・・・私の両親はさ、どっちも音楽関連の仕事をしてたんだ」

響音「お父さんが作曲家で、お母さんがピアニストね」

響音「・・・まあどっちもそんなに売れてるわけじゃなかったけどさ」

花咲「・・・あら意外ねぇ、てっきり相当有名な音楽家の娘だとおもったのに」

響音「あはは、そういうわけじゃないよ」

響音「それだからね、私も家でたくさんの音楽に触れる機会はあったんだ。」

響音「でも、音楽家を目指してみようと思ったのは、五歳くらいの時かな?」

響音「ちょっとしたチャリティのイベントでね、お父さんが作った曲をお母さんが演奏したんだ」

響音「私もその場所にいて、演奏を聴いたんだ」

響音「・・・それで、演奏が終わると。観客のみんなが大きな拍手をしたんだ。みんな笑顔でね」

響音「その時かなぁ、私もみんなの心を動かすようないい音楽が作りたいって夢になったのは」

朝永「わかるよ~、いい音楽を聞くと心があったかくなるからね~」

響音「そうそう、そこから私も作曲の勉強とかいっぱいしてね」

響音「いつのまにか自分でも頭に音楽が浮かぶようになって」

響音「・・・それを次々に形にしていったら、いつのまにか『超高校級の音楽家』って呼ばれるようになっちゃって」

花咲「それって、もともと才能があったのかしらねぇ・・・」

響音「まあ、どちらかと言ったら感覚で作曲してるタイプだからねー」

花咲「本当に天才肌ねぇ・・・」

響音「じゃあ、次は花咲さんね!」

花咲「あらぁ、何を話そうかしらねぇ・・・」

朝永「・・・そういえば聞きたいんだけど、いいかな~?」

花咲「えっと、なにかしらぁ?」

朝永「ナンパ師・・・って、あんまり聞かない職業だけど、普段どんなことしてるの~?」

花咲「・・・・・・・・・」

響音「・・・・・・花咲さん?」

花咲「・・・そうねぇ、普段はこんなふうにお茶したりとかぁ、あとはお買い物したりねぇ」

響音「・・・それって、普通の女の子と変わらないんじゃない?」

花咲「そうねぇ、私も希望ヶ峰に呼ばれたのを知った時は『超高校級のギャル』として呼ばれたと思ったわぁ」

花咲「ただねぇ、私の誘った人はどんな人でも付き合ってくれるのよぉ」

花咲「そういうところが評価されて、『超高校級のナンパ師』になったのかもしれないわねぇ」

朝永「花咲さんは綺麗だから『超高校級の美人』とかでもよかったかもね~」

花咲「ふふ、ありがとぉ」

朝永「・・・まあ私は自慢できる才能とかはちょっとないんだけどね~」

響音「朝永さんはいてくれるだけでいいんだよ!」

朝永「うーん…でもみんなと比べて普通だよ~」

響音「…そのいつも普通なところがいいんだよ」

この朝永さんのマイペースさにどれだけ癒されているか…

やっぱりこんな状況でも適応できるというのはすごい。

生命力は適応力から…とは誰かが言っていたが、間違いなく適応力に関してはトップかもしれない。

花咲「そうねぇ…そう言うのもある種の才能だと思うわぁ」

朝永「う~ん、あまり実感はないけど、褒められてるんだよね~?」

響音「うん、褒めてる褒めてる!」

朝永「えへへ、ありがと~」

…こんな感じで、三人でガールズトークを楽しんでいった。

そして、夜は更けていく。

【PM 22:00 花咲の部屋】

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『えー、校内放送でーす。 午後10時になりました。ただいまより“夜時間”になります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す。』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』

しまった、もうこんな時間か。

話に夢中になって夜時間になってしまった…

響音「もうこんな時間か・・・夜時間の外出は禁止だけど、どうする?」

花咲「今からすぐに帰れば大丈夫よぉ、少しぐらいなら九神くんも怒らないでしょ?」

朝永「急いでいけば大丈夫、だよね~?」

響音「そうだね、何か言われないうちに早く行こっか?花咲さん、今日はありがとう!」

花咲「ふふ、それじゃあまた明日ねぇ?」

朝永「バイバイ~」

夜時間を過ぎてしまったが、私は朝永さんと一緒に部屋を出る。

響音「さて、早く帰らないとね・・・」

朝永「・・・えっと、私の部屋は花咲さんの部屋の向かい側だから、すぐだね」

響音「私は結構離れてるんだよなぁ・・・」

朝永「妙夢ちゃんは食堂の近くだったよね~」

響音「うん、そうだよ」

朝永「あそこのお部屋はご飯を楽に食べに行けるからいいよね~」

響音「あはは、食べることしか考えてないの?」

朝永「むぅ、失礼だよ~。ほかにも考えてることはあるよ~」

響音「・・・さて、いつまでもこんなところにいるわけにもいかないし、私はそろそろ行くね」

朝永「じゃあまた明日ね~」

響音「うん、また明日」

夜時間中に外出していることがバレたら何かと面倒だ、早く戻るとしよう・・・

【PM22:02 響音の部屋 前】

自分の部屋の前にたどり着くと、私はドアノブに鍵を差し込み、開けようとする。

すると、ガシャガシャ音を立てながら走ってくる存在があった。

響音「・・・澄々さん、鳴神くん?」

澄々「あら、響音さん、今お帰りですの?」

響音「・・・澄々さんこそだいぶ遅いね」

見れば二人は遠くから走ってきたようだ。汗が結構出ている。

・・・足音も遠くから聞こえたし、校舎の方を掃除してたのかな?

澄々「ええ、掃除に熱中しすぎて放送まで気づきませんでしたの」

鳴神「・・・散々そろそろ夜時間になると言っておいたはずですが」

澄々「うるさいですわ!そもそも、あんなに頑固な汚れが放置されていたのがおかしいのです!」

響音「澄々さん、そんなに時間がかかったの?」

澄々「はい、・・・寄宿舎の方は立花さんに全て任せてしまいましたが、大丈夫でしょうか?」

鳴神「まあ、最初の時に時間になったら勝手に帰っても構わない、と言っておきましたから大丈夫だと思いますが・・・」

澄々「・・・立花さんには少し悪かったかもしれませんわね。こちらの掃除を押し付けて」

響音「うーん、今日は夜遅いですから、明日謝っておいたほうがいいんじゃない?」

澄々「ですわね・・・そういたしましょう」

澄々「・・・って、そうですわ!もう夜時間ですの!」

澄々「・・・うーん、掃除用具を洗う時間もありませんし・・・仕方ありません、自室のシャワールームで洗うとしましょう」

澄々「鳴神さん、半分を寝る前に洗っておいてください!もう半分は私がやりますわ!」

鳴神「はい、それではこれは私が・・・」

澄々「急がないとあの九神に嫌味を言われかねませんの!それでは!」

鳴神「・・・では、響音さん。おやすみなさいませ」

響音「あ、うん、おやすみなさい」

・・・随分急いでたなぁ・・・

まあ夜時間に外を出歩いていたら何を言われるかわからないからなぁ・・・

さっさと私も部屋に入るとしよう・・・

【響音の部屋】

響音「・・・おやすみなさい」

部屋に入ってシャワーで汗を流すと、すぐさまベッドに倒れこむ。

・・・あんなことがあったけど、みんな何とかなりそうだなぁ・・・

何も心配することなく、私の意識はどんどん暗くなっていく。

まるでいつも通りに、そして、いつも通りに明日を過ごせると考えて。

明日に『絶望』が待っていることも知らないで。

【AM 7:00 響音の部屋】

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』

朝、今日は割と早く目が覚めた。

寝起きも結構いい、そして・・・

響音「・・・ちょっとお腹がすいたかもなぁ」

・・・朝永さんのことを笑えないなぁ。

食堂に近い部屋であることに感謝しつつ、私は準備をして部屋を出た。

【食堂】

火ノ宮「・・・響音、今日は随分と早いな」

響音「火ノ宮くん、おはよう、昨日は楽しかった?」

火ノ宮「・・・あの殺陣山が無表情を一瞬崩したぞ」

響音「おお、やったよ!」

火ノ宮「・・・この調子だな」

火ノ宮「・・・おっと、朝食だったな。今出来たところだ。持ってこよう」

響音「うん、よろしく」

火ノ宮くんはそう言うと、厨房へと入っていく。

火ノ宮くんが厨房に引っ込むのと同時に、入口から元気な声が響いた。

冬崎「おっすー、冬崎ちゃんの登場っすよー」

響音「あ、冬崎さん、おはよう」

冬崎「ゆうべはたいへんおたのしみだった・・・っすよ、響音ちゃんも来ればよかったのに」

響音「あー、昨日は花咲さんと朝長さんでお茶してたから・・・」

冬崎「花咲ちゃんいないと思ったら響音ちゃんと一緒にいたんすか・・・」

響音「ごめんね、付き合えなくて」

冬崎「いいっすよ、この状況では誰かが一人になるのが問題っすからね」

響音「・・・冬崎さんは、殺人が起こるって思ってるの?」

冬崎「・・・まあ、職業柄、っすね。犯罪の起きる確率は1%でも少なくしないと」

響音「・・・大丈夫だよ、みんなそんなことしないって」

冬崎「それならいいんすけどね・・・火ノ宮くーん、あたしもご飯!あと生卵つけてね!」

火ノ宮「・・・了解した」

厨房の中から火ノ宮くんの返答が返る。

冬崎「まあ、朝から堅苦しい話はしないほうがいいっす、メシマズにはしたくないでしょ?」

響音「うん…」

鳴神「…おはようございます、皆さん」

冬崎「おお、鳴神くん、おはっす!昨日はありがとねー」

鳴神「いえいえ、たまにはいいですよ」

冬崎「あたし的には毎日やっても飽きないんすけどねー」

響音「…あれ?鳴神くん、澄々さんは?」

鳴神「昨日の掃除用具の残りを洗ってからこちらに向かうそうです」

鳴神「私も手伝おうといったのですが…『自分のことは自分でできます!』と…」

響音「大丈夫なの?結構量があったみたいだけど・・・」

鳴神「・・・まあ、モップや雑巾などは洗濯機にかけて洗えますし、ひとりでも出来ないことはないかと・・・」

鳴神「それに、お嬢様の指示ですからね。守らないわけにはいきませんから」

冬崎「鳴神くん・・・いい社畜になれそうっすねー・・・」

鳴神「・・・仕事がもらえるのは素晴らしいことではないですか?」

冬崎「社畜だ!社畜がここにおる!」

火ノ宮「・・・待たせたな、これが今日の朝食だ」

そう話している間に火ノ宮くんが私たちの朝食を持ってくる。

さて、温かいうちにいただくとしよう。

そう思って箸を取った瞬間・・・


「キャアアァァーーーーッ、だ、誰かあああああああああああああああああああああああ!」

悲鳴が響いた。

この声は、澄々さん!?

鳴神「お嬢様!?」

聞いた途端、鳴神くんが真っ先に食堂を飛び出す。

冬崎「・・・っ、一体何が!?」

響音「冬崎さん、行こう!」

冬崎「もちろんっす、ランドリーって言ってたっすよね!」

火ノ宮「俺も行こう!」

すぐさま私たちもランドリーのほうに向かう。

澄々さん・・・一体何が・・・?

【ランドリー前】

ランドリーの方にたどり着くと、入口の方に澄々さんが座り込み、それを鳴神くんが助け起こしていた。

澄々さんの顔は青ざめ、ランドリーの中を指差している。

響音「澄々さん!?」

冬崎「どうしたんすか!?」

澄々「な・・・中に、中に!」

澄々さんの言うとおり、私達はランドリーの中を見る。

すると、そこにあったのは。

血だまりの中に小柄な身体を沈めている

超高校級のヒーロー 立花 雅の姿だった。

響音「た、立花さん!」

冬崎「動いちゃダメっす!響音ちゃん!」

駆け寄ろうとした私を冬崎さんが制する。

冬崎「・・・ここで現場の状況が変わったら、捜査が困難になる」

捜査、って、つまり、これは・・・

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『死体が発見されました!一定の自由時間の後、『学級裁判』を開きまーす!』

立花さんは、死んでしまった。

その事実に、私は何も考えることができなかった。

ここまで

予想以上に書く時間が取れたので今日投稿してしまうことにしました。うん。
ということで、第一の事件が発生しました。立花さん好きの人はごめんね。
でもね、僕はこうも思うんだ。みんなならこれを乗り越えて大きな希望を見せてくれるってね!

ということでお疲れ様でした。
何か質問あったらどうぞ~

予想以上にスレが伸びててちょっと困惑。
みんな立花さん大好きだったんだね!(マジキチスマイル)

Q、楽譜を渡しておけば立花さんの被害フラグは回避できたんじゃ・・・
A、ある意味正解。
「死んだら後悔する人を第一の犠牲者にしよう」と考えていたので、一番の後悔と絶望が発生するだろうと考えて立花さんに。
  一番最初に死ぬ人は大切なキャラじゃないとダンガンロンパらしくないからね^^

今日は投下はありませんが明日は投下します。
捜査パートに入るわけですが、一応アドバイス。
・捜査に関してはまず素直に冬崎さんに話を聞くといいよ。ネタバレになるけどシロ確定してるからね。
・あまり一人に話を聞き過ぎると、捜査時間が足らなくなる可能性。
・立花さんだって人間、死ぬ時はあっさり死ぬ。

以上を守って楽しく推理。
それではまた明日。

把握

とりあえず冬崎さんに検死してもらおう。

Qアリバイは食堂にいた人たちの中でウノしてた人と食堂を出た人がいるのか

A冬崎さんに聞こう



Qアリバイが確立していない人物への取り調べ、そしてそれを証明してくれる人物はいるか

A証人への確認は裁判時でもいいかな?…うん



17t…じゃなくて響音さんのアリバイ確立させたり後は物的証拠の捜索…やること多いなぁ…


>>126
>・あまり一人に話を聞き過ぎると、捜査時間が足らなくなる可能性。

アリバイの取り調べはガールズトーク組で分担しよう(提案)

あと、現場保全は殺人山にやらせちゃいかん、スキル的な意味で


相変わらず邪魔だったらng頼む

殺陣山は死体をいじくりまわして作品を作るつもりなんだろうか
17点の響音が言っても殺陣山が聞き入れるとは思えないから朝永に頼んでもらうかボブに力ずくで止めてもらうかどちらかになるかな

>>126
冬崎さんが被害者になる可能性はあるの?

冬崎さんかなり優遇されてるしいつか呆気なく死んじゃったりしそうで怖い
慎重に安価取らないとな…

>>128
個人的には保全担当はボブ&姫月がおすすめ。
あと検死は姫月さんもできるからそっちに関しては姫月さんでもいいかも。

>>129-131
現在殺陣山君は死体と聞いてウズウズしてるので、割と早めに対策をしたほうがいいかも。

>>133
可能性はあるよ。というか響音ちゃん以外は全員いつでもぽっくり逝く可能性はある。

>>134
警察だからね。使いやすいからね。しょうがないね。

能勢杏奈(女子15番)は、激しい頭痛のためにその場にうずくまっていた。 先ほどから聞こえる銃声に怯えている、という余裕など今の杏奈にはなかった。
痛い…どうして…こんな時に…?

風邪、とかいうような病気で痛いわけではない。 眠りすぎ、というわけでもない。 激しい頭痛、それは自分の中にいるもう一人の自分が表に出てこようとしている合図だ。

 

杏奈は普通の中学生だった。

解離性同一性障害者、つまり多重人格者ということを除いて。

杏奈の中にはもう1人の人格が存在している。 名は「アンナ」、と名乗っているらしい。

小さい頃から両親に虐待を受けていた杏奈は、いつの間にかもう1人の自分を作っていた。 医者によると、そういう人格は色々あるらしい。 主人格の相談相手になる人格、本当の自分より幼くなる人格などなど、性別・種族が変わることもあるらしい。 しかし、杏奈の別人格「アンナ」は、攻撃的ですぐに周りのものにあたってしまう凶暴性を持ち、さらに自分自身をも傷つける自虐性も持っていた。

精神科医による治療の結果、「アンナ」は消えようとしていた。 表に出てくることはなくなった。

しかし、頭の中には残っている。 今は杏奈の頭の中に時々出てくる。 言葉をかけてくる。 頭の中で葛藤することは時々あることだ。 どうやら、今「アンナ」は少し興奮気味らしい。

『ねえ、杏奈…殺そうよ…』

だめ、そんなことできないよ…

『どうして? 絶好のチャンスじゃない!
 人殺しをしても犯罪にならないのよ!
 逆に英雄になれるわ!』

いやよ…あたし、人殺しなんかして英雄になんてなりたくない!!

『いいじゃない。
 家に帰ったら、きっと親だって愛してくれるわ…ねぇ?』

で…でも…

頭の中にいる「アンナ」はやる気だ。 もしも表に出てきたら、あたしの知らないうちにクラスの子を[ピーーー]に違いない…嫌、そんなの絶対に嫌…

『ほら…殺そうよ…』

さらに「アンナ」は囁きかけてくる。

『殺しなさいよ…杏奈!!』

いやよ…だめ…

『いいのよ!ほら、右手を見て?
 これは神があなたに殺しなさい、って言ってるのよ…?』

杏奈は自分の右手に握られている、支給された小型のマシンガン(イングラムM11)を見た。

『ほら…撃ちたいと思わない?』

マシンガン…初めて見た。イングラムにはマガジンも装着してある。 撃とうと思えばいつでも撃てる。

でも撃たない…ただなんとなく、不安だから…だから持っているだけなの…

麻生咲(女子1番)は、一人ずつ教室を出始めてから24分後、デイパックをもらい部屋を出た。
時計を見ると、3時24分を指していた。かなりの時間、寝ていたらしい。

生まれて初めてだ。 人間の死体を見たのは。 それも身近な人間の。

中岡先生…あの人の死に方はひどかった…
あの兵士は狂ってる…普通、死んだ人を人に向かって投げつける?
そのせいで、近くで見てしまった…
頭が半分なくなっていた。顔についてたもの――あれは血と脳味噌だろうか? とにかく、それも見てしまった。

そして、閑谷邦康(男子6番)。 あまり親しくはなかったものの、ショックだった。
教室を出るとき、その死体を見てしまった。 見ないつもりだったのに。 胴から外れた頭。 うつろな瞳は、天井を睨んでいた。 怖かった。

外へ出た。

ここが、このふざけたゲームの会場になる。 ゲームと呼ぶこと自体がふざけているけれど。 緑あふれるこの場所で、クラスのほぼ全員が死ぬ。 考えただけで恐ろしかった。

みんな死ぬ…

そう、中岡や邦康のような死体がゴロゴロ転がる。
頭が半分なくなった死体、腕がもげた死体、首が胴から離れた死体…

胃の中のものが突き上げてきた。

咲は茂みの方へ入った。

「うぇ…かは…っ」

ダメ…あの2人の死体が目に焼きついている…

咲は、胃の中の物を出した。 目に涙が滲んでいた。
デイパックのジッパーを開け、ペットボトルを手探りで探した。 ペットボトルのふたを開け、水を口に含み、口を濯いで吐き出した。 まだ口の中に酸の味が残っている。

「もう…ヤだよぉ…」

どうしてこんな目に会わないといけないの?
どうしてウチのクラスなの?
どうして…?

そうだ…こうやっていつも私が泣いているときは…絶対に駆けつけてきてくれて…優しく抱きしめてくれた…
クラスのみんなは知らないだろうけど、一応付き合ってるんだよね、あたしたち。

「咲!」

咲は慌てて振り返った。 聞き覚えのある、男子にしては高めの声…

「た…まき…?」

そこにはきゃしゃな体つき、そこらの女子よりも可愛らしい、いつもの皆川玉樹(男子16番)の姿があった。 月の光で白い顔と手がぼんやりと浮かんで見えた。

「咲、よかった…」

玉樹は優しく咲を抱きしめた。咲の茶色の髪を優しく撫でた。

「玉樹…玉樹…会いたかったよぉ…怖かったよぉ…うわあぁぁぁぁ!!」

咲は玉樹の胸の中で、泣いた。
きっとこれは危険行為だ。
それでも玉樹は何も言わず抱きしめていた。 さっきまでの一人きりの恐怖はどこかへ行ってしまっていた。 今あるのは、幼馴染であり恋人でもある、玉樹に会えた事による安堵感、それでいっぱいだった。

はい、それじゃあ今日は21時から開始しますよー

そういえば世間ではReloadが発売したようですが、俺VITA持ってないんや…
べ、別に悔しくねーし、3DSはあるし!ポケモンできるし!モンハンできるし!
スクールモードでセレスさん攻略したいとか思ってねーし!…はぁ

代わりにカオスのセレスさんカードを集めるかねぇ…

それでは夜にまた。

はっじまるよー

【体育館】

モノクマ「ええー、オマエラ、全員集まったようですね!」

立花さんの遺体を発見したあと、すぐさま全員が体育館に集められることとなった。

・・・すぐにでも立花さんの遺体を弔ってやりたかったが、それもできなかった。

冬崎『・・・今重要なのは誰が立花さんを殺したのか突き止めることっす。それが一番の弔いになる・・・』

冬崎『・・・そう信じるっす』

という冬崎さんの言葉で、なんとか自分の心に納得をさせる。

殺陣山「・・・死体が発見されたと放送で流れていたが、あれはなんだ?」

モノクマ「あれはね、『死体発見アナウンス』っていって、三人以上の人間が死体を発見した場合に流されるの」

モノクマ「そこからワックワク、ドッキドキの学級裁判への準備を始めるためにね!」

殺陣山「なるほど、僕も一目見てからくるべきだったか?」

九神「モノクマ…学級裁判とはなんだ?」

モノクマ「おっと、じゃあまずは自分の生徒手帳の校則の欄を見てください!」

言われるがまま、私は手帳を確認する。

・・・校則が増えている?

モノクマ「たかが人を殺しただけで、簡単に外に出られると思ったら大間違い!」

モノクマ「そんなに甘いのははちみつだけで十分だね!」

モノクマ「『人を殺したクロは自分がクロであると知られてはならない・・・』」

モノクマ「その条件をクリアできているか判断するシステムが『学級裁判』なのです!」

モノクマ「学級裁判においては殺人を犯した『クロ』と、その他の生徒である『シロ』に対決してもらいます!」

モノクマ「学級裁判の場で、誰がクロなのかをオマエラは議論し・・・」

モノクマ「クロだと思う人物に投票して決めてもらいます!」

九神「・・・なるほどな、自分たちの中に潜む『裏切り者』を暴け、ということか」

ヘンリー「え、えっと・・・そこでクロが当てられなければ卒業できるっていうのはなんとなくわかるんですけど・・・」

ヘンリー「当てられてしまった場合はどうなるんですか?」

モノクマ「ん?その場合はクロがおしおきを受けることになるね!」

モノクマ「秩序を乱したんだから当然だよね!」

モノクマ「あと、クロを当てるのに失敗した場合は、クロ以外がおしおきになるよ!」

海東「・・・そのおしおきっつーのは何なんだ?ろくでもねー物なのは想像つくけどよ」

モノクマ「んー、わかりやすく言えば、処刑、かな?」

海東「処刑!?」

処刑・・・だって!?

花咲「ちょっとぉ!処刑って何よぉ!」

モノクマ「処刑は処刑だよ、死んでもらうってこと!」

花咲「それはわかるけどぉ!」

響音「・・・つまり、クロ一人が犠牲になるか、クロ以外を犠牲にするかってことだよね」

冬崎「悪趣味っすねー・・・」

朝永「・・・そういうの、嫌いだよ」

モノクマ「うは!女の子に罵倒されちまったよ!ましてや朝永さんにまで!」

モノクマ「・・・まあ、そういうことだからオマエラの命をかけて疑い合うんだね!」

モノクマ「それじゃあ、数時間後の学級裁判で会おうぜ!」

正義「待ちなさい!」

モノクマ「・・・なんだい正義くん?そんなにお怒りで、おこなの?」

正義「とぼけるなっ!立花さんを殺したのはお前だろう!」

モノクマ「・・・ボクは善良なクマだからねぇそんな物騒なことはしないよ」

モノクマ「犯人はさ、お前らの中にいるんだよ!」

正義「信じられない!立花さんはあんなに強いんだ!殺されるわけはない!」

ボブ「よせ!正義!」

ボブさんが正義くんを羽交い絞めにする。

正義「放してください!ボブくん!コイツには聞かなければならないことが・・・」

ボブ「こいつに暴力を振るえばお前まで死ぬことになるぞ!色鯨の時を忘れたか!」

正義「・・・っ・・・」

ボブ「・・・もう助けてくれるヒーローもいない」

正義「・・・ぐ、ぐううううううううううう!」

そう呻いたあと、正義くんからは嗚咽の声が漏れ始める。

憧れていた立花さんの死は彼にどれだけのダメージを与えたのか。

友人だった私だって、今にも泣きたい衝動に駆られている。

モノクマ「えーと、あと、オマエラにはコレを渡しておきます!ザ・モノクマファイル~!」

モノクマ「検死とか出来そうな人も何人かいるけど、めんどくさいでしょ!」

モノクマ「と、いうことでボクがそれらをぱぱっと一晩でやっておきました!」

モノクマ「それじゃあ、愉快に素敵に健全に人間不信に陥ってください!うぷぷ!」

こちらの気を知らずに、モノクマは言いたい事を言ってさっさと帰る。

・・・モノクマが去ったあと、混乱した私たちだけが取り残された。

そして、もうひとつ、この中の誰かが『人を殺した』という事実・・・

それが私たちに沈黙を与えていた。

冬崎「・・・ともかく、さっさと捜査を開始するっすよ!」

その中で一番初めに動いたのは冬崎さんだった。

九神「・・・冬崎・・・」

冬崎「・・・くかみん、起こってしまったことは変えられねえっす。それに、くかみんの指示が原因でこうなったんじゃない」

冬崎「・・・今は生き残れる人数を一人でも多くしないといけない」

九神「・・・そうだな、貴様ら!」

九神「すぐにでも立花の死の真相を特定する!そしてクロが誰かを暴かねばならん!」

九神「・・・暴かなければ全員がまとめてモノクマに殺されるだけだ!」

花咲「クロ以外は、ねぇ」

色鯨「そ、そりゃ勘弁や!」

正義「立花さんを殺した悪は…私たちで裁くのですっ!」

九神くんの先導により、全員に活力が戻る。

九神「ならば動くぞ!・・・幸い、ここには超高校級の警察、冬崎真白がいる」

九神「捜査に関してはこいつに任せたほうが確実だ、餅は餅屋、とも言うしな・・・」

九神「冬崎の指示を必ず聞いて、操作に当たれ!・・・冬崎、任せたぞ」

冬崎「おいっすー、ご紹介に上がりました冬崎真白でーす!」

冬崎「・・・まずは、共有できる情報を共有するべきっすね、立花ちゃんの死因を見てみるっす」

冬咲さんの指示を聞き、全員がモノクマファイルを開く。

そこには、立花さんの死因が細かく書かれていた

『被害者は立花 雅。発見場所は寄宿舎のランドリー。
 致命傷となったのは後頭部を鈍器のようなもので強く殴打されたことによる撲殺。
 即死であった模様。
 死亡推定時刻は21時から22時の間であると思われる。』

澄々「…わたくしたちと別れてから一、二時間程度ですのね」

冬崎「うっはー・・・流石に正確な死亡時刻までは教えてくれないっすかー」

海東「・・・まあな、分かっちまったらクロ側が圧倒的に不利だもんな」

花咲「・・・あのカメラに映ってるのは確実なんだから教えてくれてもいいのにぃ」

冬崎「モノクマはそれだけこの状況を楽しみたいってことっすよ、ないわー・・・」

冬崎「まあ、いいっす。それじゃあ死因の確認はお終いで、次は現場の保全っすね」

色鯨「ホゼン?」

冬崎「現場の状態が変わらないように見張りを立てるってことっすよ。『KEEP OUT!』ってテープとかでやるっしょ?」

色鯨「ああ、テレビとかでよく見るアレか・・・」

冬崎「それを二人くらい立てたほうがいいっすね。考えたくないけど、クロが混じってる可能性もあるっすから」

現場の保全か・・・誰に頼むべきなんだろうか?
安価↓2
1、冬崎に決めてもらう。
2、誰かを推薦する。(推薦者の名前、二人まで)

響音「ボブさんと姫月さんはどうかな?」

冬崎「おっふ、響音ちゃん、気が合うっすね?まさかあたしのプランと同じことを考えているとは・・・」

ボブ「いいぞ。では俺がやろう。推理では役には立てなさそうだからな」

冬崎「おお、サンキュっす!姫月姐さんはどうっすか?」

姫月「あー・・・わかったよ。死体慣れしている人間の方がいいだろうしねぇ」

響音「お願いします!姫月さん!」

姫月「了解、ついでに検死も軽くやっておくよ。モノクマが信用できると決まったわけじゃないし」

冬崎「よし、じゃあその二人で行きましょう」

冬崎「それじゃあ、捜査開始ってことで。何かわからないことや怪しいものがあったらあたしに聞いてくれっす!」

冬崎さんがそう言うと、何人かは校舎のほうへ向かっていく。

・・・やるしかない。

立花さんを殺した犯人を突き止めないと・・・、そして、私たちが生き残るためにも・・・

クロを絶対に、突き止めなきゃ・・・!

【INFO】
・コトダマ【モノクマファイル1】を入手。
『被害者は立花 雅。発見場所は寄宿舎のランドリー。
 致命傷となったのは後頭部を鈍器のようなもので強く殴打されたことによる撲殺。
 即死であった模様。
 死亡推定時刻は21時から22時の間であると思われる。』

これより捜査パートを開始します。

【捜査パートについて】
・捜査パートでは規定の行動回数の中で事件に必要な証拠を集めていきます。
・基本的に一行動につき一回分の行動ポイントを必要とします。ただし、時間のかかる捜査をした場合はその限りではありません。
・捜査パートでは以下の三つの行動を取ることができます。
『捜査』…場所を指定して捜査します。物的証拠などを見つけるのに使いましょう。
『聞き込み』…人物を指定して捜査します。証言を集めるのに使いましょう。
『考察』…既に入手したコトダマを自分の能力で考察します。響音の場合は「音」に関する情報を考察できます。
・また、モノクマメダルを一枚使用することでヒントを得ることができます。
・捜査をスムーズにするために、各自『希望ヶ峰学園の見取り図』を用意しましょう。
「校舎 地図」http://gamers-high.com/danganronpa/map1.html
「寄宿舎 地図」http://gamers-high.com/danganronpa/map2.html
・コトダマの中には裁判で使用しないダミーも混じります。注意しましょう
・捜査パートは必要なコトダマを全て集めきるか、行動ポイントが0になった時点で終了します。

【補足】
・各人物の部屋について 上記の寄宿舎マップに当てはめて
10…正義 11・・・九神 12・・・鳴神 
13・・・澄々 14・・・ヘンリー 15・・・花咲

16・・・立花 17・・・冬崎 18・・・姫月 
19・・・響音 20・・・殺陣山 21・・・ボブ 
22・・・色鯨 23・・・火ノ宮 24・・・朝永

+ 
24の上に部屋を一つ追加・・・海東

chapter01 非日常編
捜査開始!

現在の行動ポイント:25
モノクマメダル×2

探索可能ポイント
寄宿舎1F
校舎1F
体育館

最初の行動はどうする?
安価↓2
1、捜査…場所を指定
2、聞き込み…人物を指定
3、考察…コトダマを指定
4、ヒント(モノクマメダル一枚使用)

【ランドリー】

とりあえず、操作の基本は現場検証、だろうか。

・・・立花さんの死体をまた見ることになるのは気が進まないけど。

そう考えてたどり着いたランドリー、それは今朝見た時と同じように血だまりに倒れ付した立花さんがいた。

その立花さんの死体を前にして、冬崎さんと姫月さんが何やら会話している。

冬崎「・・・うーん、となると、モノクマのジャッジは少なくとも公平ってことっすね」

姫月「そうなるね。死因もこのファイルに書いてあることと同じだし、ある程度の『ルール』はあるんだろうさ」

冬崎「・・・そうなってくると、まずは基本のアリバイ確認から、っすね」

姫月「そっちは任せるよ。どの道あたしは検死くらいしか役に立てそうにないし」

冬崎「了解っす・・・って響音ちゃん?ここの捜査に来たんすか?」

響音「うん・・・というか、何をすればいいか分からないからとりあえず、って感じ」

冬崎「・・・まあ、普通はこんな捜査なんかやったことないっすもんね。無理ゲーって感じじゃないっすか?」

響音「・・・でも、やらないといけない。違う?」

冬崎「・・・捜査のコツはちょっとした違和感を見逃さないことが重要っす」

冬崎「何気ない情報が鍵を握っている可能性もあるっすからね」

響音「・・・わかった」

冬崎さんの言葉を聞き、周囲を見渡してみる。

・・・気になるのはここら辺だけど・・・

1、不自然に空いた洗濯物のハンガー
2、遺体近くに落ちている立花の覆面
3、血のついた物干し竿

どれについて検証する?
安価↓2

3、血のついた物干し竿  選択

響音「・・・これって・・・」

周囲に無造作に放られている物干し竿が一番気になった。

・・・金属製、だろうか、結構重い。

響音「これが凶器・・・なのかな?」

姫月「おそらくそうだろうね・・・傷口も一致してるし、こいつで立花をぶん殴って殺したんだろう」

姫月「・・・そして、おそらく不意打ちでね」

ボブ「・・・不意打ち?何故分かる?」

周囲を見張るように見ていたボブさんが口を開く。

冬崎「・・・ボブのおっさん。立花ちゃんの戦闘においての実力、わかるっしょ?」

ボブ「ああ、あの身のこなし、それを持つ立花を殺した奴は相当な使い手なのではと思っていたんだが・・・」

冬崎「そんなん関係ないんすよ。不意打ちならね」

冬崎「理由としては、まず後頭部への一撃が致命傷ってこと、そして、立花ちゃんがうつ伏せで倒れてたってことっす」

響音「・・・あ、そっか!後頭部を殴られて前に倒れているんなら・・・」

冬崎「後ろから殴られるのが自然な形・・・ってことっすからね」

冬崎「ともかく、この事件に喧嘩の実力とかそういうものはまるで関係ナッシング!」

冬崎「・・・まずはアリバイから洗い出してみることが重要っすね」

【INFO】
・コトダマ【血のついた物干し竿】を入手
『金属製の物干し竿、検死の結果これが凶器である可能性が高い』
・コトダマ【不意打ち】を入手
『死体の状況から、立花は不意打ちで殺されたと見られる』

まだこの場所で捜査を続ける?
1、不自然に空いた洗濯物のハンガー
2、遺体近くに落ちている立花の覆面
3、場所を変える

安価↓2

1、不自然に空いた洗濯物のハンガー  選択

・・・そういえば、かかっている洗濯物・・・

不自然に幾つか空いているポイントがあるけど・・・

響音「・・・ひとつめは・・・」

白いフリルのついた高そうな服と、黒い執事服の間。

・・・澄々さんと鳴神くんの服かな?鳴神くんが一緒に干してるんだろうけど。

響音「ふたつめは・・・」

あれは・・・たしか立花さんが着ていたワンピースだった、その右隣。

そのさらに隣も立花さんのものらしき衣類。ということは、この一角は立花さんの洗濯物だろう。

響音「・・・何かおかしいんだよなぁ・・・」

触ってみると、どちらも乾燥しきっており、今すぐにでも着れる状態だ。

・・・普通、自分の洗濯物はまとめて回収してしまう気がする。

なぜどちらも一つだけ回収されているんだろう?

【INFO】
・コトダマ【不自然に空いた洗濯物】を入手
『おそらく、立花の物と、澄々もしくは鳴神のものが一着ずつ回収されているようだ
 普通、洗濯物はまとめて取り込んでしまうものだと思うのだが・・・』

まだこの場所で捜査を続ける?
1、遺体近くに落ちている立花の覆面
2、場所を変える

安価↓2

1、遺体近くに落ちている立花の覆面 選択

あとは、立花さんの遺体そばに落ちている覆面だろうか。

・・・何に違和感があるのだろうか?自分でもわからない。

冬崎「・・・響音ちゃんも気になるっすか?これ」

響音「うん・・・何が、っていうのは分からないけど」

冬崎「この覆面、さっき調べたけど内側には血がついてなかったんすよ」

響音「・・・と、いうことは・・・立花さんは覆面を被っていない状態で襲われたってこと?」

冬崎「まあそれだけなら大した情報じゃないんすけど・・・姫月姐さん!」

姫月「・・・何だい?」

冬崎「姫月姐さん、21時過ぎに立花さんを見たって言ってたっすよね?」

姫月「ああ、確か21時15分くらいかねぇ、ウノをやってる途中にゴミを出し忘れているのを思い出して、一回抜けたんだよ」

姫月「トラッシュルームに一旦ゴミを置いてね」

姫月「それで、海東の奴に鍵を渡してもらおうと思って探したんだが・・・見つかんなかったんだ」

姫月「仕方ないから明日出そうと思って食堂に戻る途中にね、立花を見かけたんだよ。覆面かぶった」

響音「・・・覆面をかぶってた?」

姫月「ああ、それで海東の居場所を知らないか?って聞いたら何も言わずに逃げちまったよ」

姫月「・・・恥ずかしがり屋だねぇ、さっさと逃げて・・・んで逝っちまうなんてさ」

響音「・・・じゃあ、21時15分迄には立花さんは生きてたってことだね。少なくとも」

冬崎「覆面も被ってたみたいっすから、この時点では襲われてないことは明白っすね」

冬崎「・・・普通に考えればっすけど」

・・・となると、事件が起きたのは21時10分から22時の間ということになるけど・・・

【INFO】
・コトダマ【覆面】を入手しました。
『覆面の内側には血がついていなかった。ということは、立花はこれをかぶった状態では襲われていない』
・コトダマ【姫月の証言】を入手しました。
『21時15分に海東を探している最中、立花を見かけたとのこと。』


・・・とりあえずこんなところかな?
次はどうしようか?
安価↓2
1、捜査…場所を指定
2、聞き込み…人物を指定
3、考察…コトダマを指定
4、ヒント(モノクマメダル一枚使用)

行動ポイント:23

海東に聞き込み 選択

・・・さっきの調査で名前が出てきた海東くん。

彼に聞いてみることにしよう。

・・・でも何を聞けばいいかな?

安価↓2
何について聞く?
1、海東のアリバイについて
2、自由安価

※あと言い忘れてたけど捜査パート中の安価は複数選択不可だからね!

安価2 選択

【トラッシュルーム】

・・・海東くんといえばここだろうか?

とりあえず中を覗いてみる・・・

響音「・・・やっぱりここにいた・・・」

海東「・・・やっぱりってどういうことだよ、俺はゴミ捨て場の主ってことかい?」

響音「そういうわけじゃないよ。ただ、海東くんてここに居るイメージが強くて・・・」

海東「へいへい、どうせ俺は皆のゴミを管理する下っ端の掃除係だよ・・・つーか、何の用だよ?」

響音「・・・一応、捜査になるのかな?」

海東「捜査?ゴミの中に証拠品がないかとか?」

響音「そうじゃなくて・・・こんなこと聞きたくないけど海東くんはさ、怪しいって思う人はいる?」

海東「いねーな」

響音「即答!?もう少し考えようよ!」

海東「いや・・・だって俺は死亡時刻の時間はずっとこのトラッシュルームの中にいたんだぜ?」

海東「外の様子もわからない奴がそんな予想立てるっつーのは無理だよ」

響音「・・・外に出てない?」

海東「ああ、部屋でのんびりと寝てようかと思ったら澄々お嬢さんに掴まっちまってな」

海東「『ゴミが沢山出ると思うので、トラッシュルームでゴミを受け取ってすぐに燃やしてください!』だとよ」

海東「しかも近くにいた正義の奴も巻き添えに寄宿舎の掃き掃除をさせられるしな。どんだけ掃除に命かけてんのっつー話だよ」

響音「・・・海東くんも掃除させられてたんだ」

海東「・・・まあ、トラッシュルームのそばで待機して、ゴミを燃やすだけだったんだけどよ」

・・・そっか、海東くんはずっとトラッシュルームにいたのか・・・あれ?

この言葉はあの人の証言と矛盾しないか?

海東に聞き込みを続ける?
1、続ける(続ける場合は聞く内容も)
2、やめて別の場所へ

1、お前の脇の臭いを確かめたいから嗅がせてほしい

1.姫月さんがトラッシュルームに来なかった?

>>188は無効と判断
よって>>189

響音「・・・姫月さんがトラッシュルームに来なかった?」

海東「姐さんがか?」

響音「姫月さんが言ってたんだ。『トラッシュルームにゴミを出そうとしたけど海東くんが見つからなかった』って」

海東「・・・ありゃま、それならあのタイミングかね?」

響音「・・・あのタイミング?」

海東「トイレだよ、ト・イ・レ、急に行きたくなっちまってな」

響音「・・・女の子の前でトイレの話するとかデリカシーなさすぎ・・・」

海東「正直に答えた結果だろうが・・・」

響音「・・・まあいいや。とりあえず、それを証明できる人はいる?」

海東「うーん・・・途中で誰にも会わなかったからな・・・すまん、無理だ」

・・・トイレに行っていたからトラッシュルームにいなかったのか・・・

・・・証明できる人もいないから完全に信用できないけど、とりあえず覚えておこう。

【INFO】
・コトダマ【掃除の巻き添え】を入手しました。
『澄々、鳴神、立花の他に、正義、海東が掃除に参加させられたとのこと』
・コトダマ【海東の証言】を入手しました。
『自分はトラッシュルームにずっと居たとのこと。姫月が探しているあいだはトイレに居た。』

海東に聞き込みを続ける?
安価↓2
1、続ける(続ける場合は聞く内容も)
2、トラッシュルームの捜査をしてみる
3、やめて別の場所へ

2、トラッシュルームの捜査

・・・せっかくだ。トラッシュルーム内を捜査してみるとしよう。

響音「・・・海東くん、ついでだからトラッシュルームの中、見せてもらっていい?」

海東「いいけどよ」

響音「・・・・・・」ジトー

海東「・・・何だよその疑うような目は・・・」

響音「・・・別に」

海東「お前絶対俺のことをクロだと思ってんだろ!」

・・・まあ、トラッシュルームを自由に使える身分なら、証拠隠滅も簡単だろうしね。

軽ーく疑いつつも、私は海東くんにトラッシュルームに入れてもらった。

海東「・・・ほらよ、出るときは俺に言えよ」

響音「ありがとう、じゃあ、調べてるね」

・・・さて、ここで気になるものは・・・

1、空の黒いゴミ袋
2、中身がいっぱい入ったゴミ袋
本日ラスト安価↓2

1 空の黒いゴミ袋 選択

ということで本日はここまで、お疲れ様でした。
続きは明後日の21時を予定しています。

一応必要なコトダマの回収ペースとしてはいい感じ。
気になるところを蝨潰しに調べていけば解ける・・・はず。

いろいろ予想が飛び交ってるようですがどんどんコトダマを集めないとね。
本日は予定通り21時開始です。

ちょっと早いけど開始するよ!


空の黒いゴミ袋 選択

響音「・・・このゴミ袋、中身が空だ…」

海東「ああ、それか、昨日燃やす時に中身に余裕があった袋に移し替えたんだよ」

海東「ひとまとめにした方が捨てやすいからな」

海東「最後にその袋を回収するのを忘れちまってたんだ」

響音「ふーん…」

海東「まあ、それだけだからあんまり気にすることはないと思うぜ?」

…でもこの焼却炉はなかなか大きいし、わざわざ移し替えなくても良かったと思うが…

怪しい気がする…いやいや、先入観を持つのは良くないかな。

そういえばこのゴミ袋、色が黒いから中身に何が入ってるか見えづらいだろうな…

これを使えば見られたくないものを運ぶのに便利だろうけど…

【INFO】
・コトダマ「黒いゴミ袋」を入手しました。
『中身が見えないようになる黒いゴミ袋。見られたくないものを捨てるのに便利かもしれない』

安価↓2
1、中身がいっぱい入ったゴミ袋
2、他の場所に行く

1 選択

響音「…もうひとつの方も見させてもらうね」

海東「おう、そっちは昨日燃やしきれなかった分だな」

響音「燃やしきれなかった?」

海東「言葉通りだ。昨日の俺がいた時間じゃ焼却できなかったやつだ」

響音「そんなにゴミが多かったの?」

海東「まあな、結構大変だったぜ?」

…一応中身も確認してみようか…

入ってるのはガーゼに絆創膏の空箱…包帯の切れ端などだ…

ということは姫月さんのものか?

少なくとも姫月さんがトラッシュルームに来たのは本当みたいだけど。

海東「あー…コイツが姉さんの出してたゴミか、さっさと燃やしたほうがいいか?」

響音「やめておいたほうがいいよ…ここで焼却炉を動かしたらあらぬ疑いがかかると思う…」

海東「もう十分お前にかけられてる気がするがな…了解、やめとくわ」


【INFO】
・コトダマがアップデートされました
『姫月の証言』
「トラッシュルームにゴミが置いてあったことから、姫月がトラッシュルームに行ったのは本当みたいだ」


…さて、気になるものは大体調べ終わったかな?

場所を変えようか?

安価↓2
1、捜査…場所を指定
2、聞き込み…人物を指定
3、考察…コトダマを指定
4、ヒント(モノクマメダル一枚使用)

行動ポイント:23

行動ポイント:22

冬崎に聞き込み 選択

…やっぱり思いつくこともないし、その道のプロに聞いたほうがいいだろうか?

冬崎さんに話を聞いてみよう。

さて、何を聞こうかな?

安価↓2
何について聞く?
1、冬崎のアリバイについて
2、捜査状況について
3、自由安価

【ランドリー前】

響音「冬崎さん!」

冬崎「…響音ちゃん?」

トラッシュルームから出た私は、ちょうど同じタイミングでランドリーから出てきた冬崎さんにい話しかけた。

響音「ランドリーの捜査…終わったの?」

冬崎「ああ、そいつは大方…まあ、進展は特になかったっすけどね…」

冬崎「とりあえず、今からアリバイの確認に行くところっす」

冬崎「犯行時刻に全員が何をしていたかのアリバイ表を作ろうとおもってるっすからね」

冬崎「響音ちゃんのアリバイは花咲ちゃんと朝永ちゃんが証明してくれるんすよね?」

響音「うん…二十時半ころから夜時間までずっと部屋で話してたから」

冬崎「…となると、この三人は完全に潔白って言っても間違いないっすね」

冬崎「ありがとっす!じゃあ次はくかみんのところにでも行ってみるっすから!」

…冬崎さんはアリバイの確認にこれから向かうみたいだ。

…あと何か聞いておいたほうがいいことはあるだろうか?

安価↓2
何について聞く?
1、冬崎のアリバイについて
2、自由安価

2、自分の得た情報を伝えておく 選択

そうだ、海東くんに対する捜査を話してみよう。

…正直自分ではイマイチ何がなんだかわからないからなぁ…

響音「そうだ、冬崎さん。確認したいことがあるんだけどいいかな?」

冬崎「…何かあったっすか?」

私は、トラッシュルームでの海東くんのことを話してみた。

冬崎「…ふむ、姐さんが行った時にいなかったのに、トラッシュルームにはずっといた…っすか」

冬崎「怪しいっすね…探偵漫画で犯人に襲撃されたのに生きてる人物くらい怪しいっすね…」

響音「いや、たとえがよくわかんないんだけど…」

冬崎「…そもそも、姐さんが訪ねてきた時間にいなかった、つまり、五分間『偶然にも』いなかった、と仮定しましょう」

冬崎「それでも55分はトラッシュルームでの作業に時間を費やせたはっずっす」

冬崎「それなのにゴミを燃やしきれていない…ここには一六人しかいないのにっす」

響音「…そういえばそうだね、流石に小一時間もあれば終わると思う…」

冬崎「ましてや、全員が一気にゴミを出しているというわけでもないのに…っす」

冬崎「…少なくとも海東くんには何かある。そう思った方がいいっす」

…なるほど、さすがプロの意見…

海東くんには何かある、それを考えてみたほうがいいかもしれない。

冬崎「それじゃ、あたしは捜査に戻るっすよ。時間がどれだけあるかもわからないっすから」

響音「うん、ごめんね、引き止めて」

冬崎「ノープロブレムっす、それじゃあ検討を祈るっす!」

そう言うと、冬崎さんは去ってしまった。

…さて、海東くんに聞いてみてもまともな答えが返ってくるわけないし、どう調べようか?

安価↓2
1、捜査…場所を指定
2、聞き込み…人物を指定
3、考察…コトダマを指定
4、ヒント(モノクマメダル一枚使用)

行動ポイント:22

4、ヒント選択

モノクマメダルを一枚消費します(残りモノクマメダル×1)

『なくなっている洗濯物…それが何なのか特定する必要があるだろう』

安価↓2
1、捜査…場所を指定
2、聞き込み…人物を指定
3、考察…コトダマを指定
4、ヒント(モノクマメダル一枚使用)

行動ポイント:22

行動ポイント:22

鳴神に聞き込み 選択

鳴神くんに話を聞いてみよう。

澄々さんの分の洗濯をしているのはおそらく彼だ。もしかしたら、無くなっているものに関して何か知っているかもしれない。

さて、何を聞くとしようか?

安価↓2
何について聞く?
1、鳴神のアリバイについて
2、洗濯物について
3、自由安価

【校舎1F 廊下】

いた、鳴神くんだ。

…どうやら澄々さんは一緒ではないようだ。いつも一緒だと思っていたのだが…

響音「鳴神くん!」

鳴神「響音さん?どうかなさいましたか?」

響音「…澄々さんはいないんだね」

鳴神「ええ、少し一人になりたいから、と」

鳴神「…相当責任を感じているようです。立花さんが死んでしまった事に関して」

響音「…そっか」

澄々さんは落ち込んでいるようだ…

…今は鳴神くんに話を聞くことを優先しよう。

響音「…さっきランドリーを調べて気になったんだけど、服が少しなくなってるみたいなんだ」

鳴神「…ああ、そのことですか。私も疑問だったのです」

鳴神「…実は、昨日の夕食前に気づいたのですが、私の服が一着消えていたんですよ」

響音「鳴神くんの服が?」

鳴神「ええ、比較的乾くのが早い生地でして、その時にはほとんど乾いていたと思います」

鳴神「…まあ、洗濯の仕方にもこだわりを持っているお嬢様の為に、残りは一日干したままにしたのですがね」

鳴神「私のとはいえ、それをおろそかにしたら何を言われるかわかりませんから」

なるほど…消えた服は鳴神君の物か…

響音「…じゃあ、立花さんの服が一着なくなっていたんだけど、それについては分かる?」

鳴神「…立花さんのですか?すみません、それに関してはちょっと・・・」

響音「だよね・・・人の洗濯物なんて普通は気にしないし・・・」

鳴神「・・・そういえば、洗濯物に覆面はありましたか?」

響音「・・・あ、かかっていたのは服だけだったかも」

鳴神「でしたら、その覆面ではないでしょうか?あそこにかかっていなければ、消去法で無くなったのはそれになるかと」

・・・立花さん側のは覆面が無くなっている?

でも覆面は現場に落ちてたし・・・、そもそも覆面をかぶった立花さんが目撃されている。

何か引っかかる気がするけど・・・

【INFO】
・コトダマがアップデートされました。
『不自然に空いた洗濯物』
「なくなっていたのは鳴神の服と立花の覆面であると思われる」

・・・他に何か聞くことはあるかな?
1、鳴神のアリバイについて
2、自由安価

ごめんね、自分も気づいてなかった。
まあ、一応ミスしたので直後採用で。
これ安価↓2だったら全て書き直しというちょっとした恐怖やでぇ


1、選択

響音「そういえば鳴神くん、事件が起こった時は何をしてたの?」

鳴神「私ですか?まずはお嬢様と一緒に立花さんへの掃除の指示ですね。それが20時半頃」

鳴神「その後はお嬢様とともに教室の掃除・・・これを20時50分頃までです」

鳴神「それが終わった直後、廊下前で暇そうにしていた海東さんと正義さんを捕まえて掃除の指示です」

鳴神「そのあと、九神さんがお嬢様に『俺の部屋を掃除しろ』と言われましたので、代わりに私が一人で九神さんの個室を掃除」

鳴神「21時20分に大体の場所が終わりましたので、九神さんの部屋を出ました」

響音「一人で掃除してたの?それを証明できる人はいる?」

鳴神「・・・そうですね、九神さんと色鯨さんが証明してくれると思います。掃除している時も部屋にいましたから」

鳴神「・・・九神さん、私が掃除している間に、色鯨さんに『掃除中は暇だから芸をしろ』と無理を言っていましたから」

響音「・・・あいつは何をやってるんだ・・・」

鳴神「あはは・・・色鯨さんを励まそうとしていたみたいでしたが・・・」

鳴神「話を戻しましょうか、その後は・・・」

鳴神「食堂でゲーム大会に混じらせてもらっていました。それを21時55分・・・夜時間前までです」

鳴神「その後は、夜時間前に冬崎さんをはじめとする皆さんと一緒に部屋に戻りました」

・・・は?

鳴神「これもその時食堂にいた人が証明してくれると思いますが・・・」

響音「いやいや!ちょっと待ってよ!」

響音「鳴神くん・・・澄々さんと一緒に掃除してたんじゃ・・・」

鳴神「・・・ええ、確かに掃除はしていましたよ。最初の方は」

鳴神「お嬢様に別れる際に言われてしまったのです。『たまには気を抜いてみたらどうでしょう?ちょうど食堂でゲームをやっているようですし』」

鳴神「『九神くんの部屋の掃除が終わりましたら、今日は自由にしてください。残りの掃除も見送りも結構ですから、と。』」

響音「え・・・それって」

・・・21時以降、鳴神くんと澄々さんは会っていない?

・・・それじゃあ私が夜時間に見た二人はなんだったんだ!?

【INFO】
コトダマ『鳴神の証言』を入手しました。
「21時に澄々と分かれて九神の部屋を掃除したあと、ゲーム大会の方に参加していた。
 つまり、澄々とは21時以降一度も合流していない」

・・・とりあえず、鳴神くんから聞きたいことは聞き終わった。
次の捜査はどうしようか・・・?

安価↓2
1、捜査…場所を指定
2、聞き込み…人物を指定
3、考察…コトダマを指定
4、ヒント(モノクマメダル一枚使用)

行動ポイント:21

3、鳴神の証言を考察

行動ポイント:20

・・・さっきの鳴神くんの証言について考えてみよう。

『食堂でゲームしていた組とともにいた。』

21時55分に出る準備をして、片付けに3分ほどかかったとする。

終わる時刻は21時58分。部屋に戻る姿は見られているとのことだから、その後は帰ったことに間違いない。

仮に戻ったあとすぐに外に出たとしても、澄々さんと合流して戻ってくるのに私が目撃した22時02分では若干厳しい。

そもそも澄々さんは言っていたではないか。『鳴神くんにもうすぐ夜時間になるから中止しろと言われた。』と。

これは、夜時間前に合流していたという意味を指すと思うのだが・・・

・・・少なくとも足音は校舎の方から聞こえている。掃除用具を抱えた二人分。澄々さんを含む二人が校舎側に行っていたのは確かだ。

そして、間違いなくあの後二人は自分の個室の方に向かっている。これも足音から判別できる。

だから、澄々さんと鳴神くんが一緒にいたという事実は揺るぎないものだと思うけど・・・

・・・あの時の状況は、よく思い出せばクロの特定に役立つかもしれない。

【INFO】
・コトダマ『夜時間の澄々達』を入手しました。
「澄々と鳴神は夜時間に間違いなく一緒にいた。足音も二人分あったため、それは間違いない。
 あの時の会話を思い出してみれば、裁判の際に役に立つかもしれない」

・・・とりあえず、考えられるのはこれくらいか・・・
次の捜査はどうしようか?

本日ラスト
安価↓2
1、捜査…場所を指定
2、聞き込み…人物を指定
3、考察…コトダマを指定
4、ヒント(モノクマメダル一枚使用)

1 立花の部屋 選択

ということで本日はこれで終了となります。
真実は見え隠れ隠れ隠れ見えくらいの状態ですね。まだ足りない。半分くらい足りない。
ただ行動ポイントは余裕で余るかも。25は多すぎたなこれ。次回から15くらいでいいや。

と、いうことでお疲れ様でした。
・・・本来の使い方じゃない使い方で消費されたモノクマメダルが絶望しているようです・・・

今日と明日は更新できないのです。すまんな。
おそらく次は水曜日になるかな?

一応更新できる候補の曜日は日、月、火、水、金曜日だけどリアルの方の状況に合わせて減ると思う
今ちょっと忙しい時期に入っちゃったのでゆっくりめになるかも。
でもエタらせるつもりはないし、今週過ぎればその要件も片付くから安心してね。

それでは報告のみ失礼します。

はい、では予定通り今日は21時から開始します。
よろしくお願いします。

皆さんは台風のほう大丈夫だったでしょうか?
私の方はバイトで朝に出発しなければならなかったためひどい目にあいました…
道が洪水で使い物にならなかったぜ・・・

それではまた夜に

皆さん無事で何よりでした
それでは開始

1 立花の部屋を捜査 選択

行動ポイント:19

立花さんの部屋を調べてみることにした。

…勝手に入ることになるけどごめんね、立花さん。

そう思って部屋のドアを開けようとしたのだが…

響音「…鍵がかかってる…」

…当然か。立花さんは外に出ている時に殺されたのだ。

よほどの無用心ではない限り、出るときに施錠は忘れることはないはずだ。

鍵は恐らく立花さんの遺体が持っているか…、いや、それなら冬崎さんあたりが持っていったのか?

ともかく、鍵がなければ入ることはできないだろう。うーん、無駄足だったな…

安価↓2
1、捜査…場所を指定
2、聞き込み…人物を指定
3、考察…コトダマを指定
4、ヒント(モノクマメダル一枚使用)

2 正義に聞き込み

行動ポイント:18

…そうだ、正義くんに聞き込みをしてみよう。

立花さんと仲が良かった(らしい)人だ。何か知っているかもしれない。

何を聞いてみようか?

安価↓2
1、正義のアリバイについて
2、自由安価

1、選択

正義「私に何か御用ですかぁ…」

どよーん、という効果音を背負ったような感じで喋る正義くん。

…すごいジメジメしている感じが…

響音「え、えっと…」

正義「…私の正義の象徴たる立花さんは悪の手にかかってしまわれた…」

正義「故に!そんなことをした悪を私たちの手で裁かねばならない!」

正義「響音さん!協力して頂きたい!」

かと思えば一気に上昇するテンション。…うーむ、ちょっとついて行けない。

響音「え、えっと、正義くんのアリバイを教えてくれないかなぁ・・・って」

正義「私を疑っておられるのですかぁっ!」ブワァッ!

響音「いや違う違う!ちょっと確認しておきたいだけだって!お願いだからそんな涙を流しながら顔を近づけないで!」

怖いから!純粋に怖いから!

正義「私のアリバイですかぁ…そうですねぇ…」

正義「まず21時から10分間程男子トイレの掃除をやっていました。これに関しては入るところを澄々さんが、出るところは海東さんがチェックされています」

正義「その後は食堂前の開いた辺りを掃除していました。これに関しては15分頃に姫月さん、20分頃に鳴神さん、25分頃にヘンリー君が私を目撃しているはずです」

ああ、姫月さんは一旦外に出たんだっけ?鳴神くんは食堂に入った時かな?ヘンリーくんは・・・?

響音「ヘンリーくんは何で?」

正義「一度、ゲームのスコアをメモするためにメモ帳が必要になったとかで、自室に取りに帰ったとか・・・」

正義「その後は私は食堂の中の掃除に回らせてもらいました、以上ですね」

ふむ…それじゃあ正義くんも大丈夫かな?

あと鳴神くんが食堂に入ったのも彼が目撃している。つまり、鳴神くんは間違いなく食堂にもいた。

…まだ情報を集める必要がありそうかな?

【INFO】
・コトダマ「正義の証言」を入手しました。
「21時10分までトイレ掃除を行い、それ以降は食堂周辺の掃除を行っていた。
 証明する人物もいるため、間違いないようである。」

安価↓2
正義に他に質問はする?
1、自由安価
2、他の場所へ

2、他の場所へ

…正義君からは聞き出せることは聞き出したかな?

それじゃあ、他の場所で捜査を続けよう。

次の捜査はどうしようか?

安価↓2
1、捜査…場所を指定
2、聞き込み…人物を指定
3、考察…コトダマを指定
4、ヒント(モノクマメダル一枚使用)

2、色鯨に聞き込み

行動ポイント:17

色鯨くんに聞き込み…かな?

今の証言を聞いた中ではずっと九神くんと一緒にいたらしいけど

何を聞いてみようか?

安価↓2
1、色鯨のアリバイについて
2、自由安価

1 選択

色鯨「お・・・響音か?どしたんや?」

響音「えっと、色鯨くん。捜査進んでる?」

色鯨「ま、ぼちぼちってとこや…」

色鯨「…響音、何で立花みたいないい奴はすぐに死んでまうんやろな」

響音「…色鯨くん」

色鯨「…オレ、あいつにきちんと借り換返してないねん。なのに、なんでや…」

色鯨「自分が死んだら意味ないのに、なんでみんなを守るって言ってたんや…」

響音「…今は犯人を突き止めることに集中しよう。そうしないと、立花さんの想いは果たされないから」

色鯨「…せやな」

響音「…今色んな人にアリバイを確認してるんだけど、色鯨くんの事も聞かせてもらっていいかな?」

色鯨「アリバイっちゅーと…昨日の21時からの一時間分のか?せやったら、ずっと九神のところにおったで?」

色鯨「何か芸しろ芸しろうっさいから、持ちネタのいくつかをやったんや」

色鯨「鳴神も途中までおったけど、あいつはピクリとも笑わんかったな…」

響音「…鳴神くんもやっぱりいた…か」

色鯨「おう、心配やったら九神にも聞いてみ?同じこと返すはずやから」

響音「うん。ありがとね」

色鯨「おう、また何かあったら来いや。わかる範囲で説明したる」

【INFO】
コトダマ「色鯨の証言」を入手しました。
『犯行時間の間はずっと九神の部屋で九神と一緒にいたらしい。
 九神と互いに証明しあえるとのことなので、間違いないようである。』

安価↓2
正義に他に質問はする?
1、自由安価
2、他の場所へ

ごめんね質問対象は正義じゃなくて色鯨ね

レス自体は安価↓扱いで

1 選択

そうだ、あの事について聞いてみよう。

響音「そうだ、色鯨くん…他にも聞きたいこと…ううん、ちょっと相談したいことがあるんだけど…」

色鯨「なんや?」

響音「…実はさ、私、二人目の鳴神くんを見ちゃったかもしれない…」

色鯨「はぁ!?何言うとるんや?ちゅーか、人間がいきなり二人になるわけないやろ!」

色鯨「分身の術でも使った言うんか?忍者か!」

響音「信じられないかもしれないけど、本当。実はね…」

…色鯨くんに食堂にいてそのまま部屋に帰ったという鳴神くんの話。

そして、夜時間を少し過ぎたあたりで自分が鳴神くんを目撃した話をした…

色鯨「…マジで?」

響音「マジで…そうじゃなきゃ相談しないよ。何かわかる事ないかな?」

色鯨「そりゃあ…鳴神は実は忍者やったとか?澄々財団の執事ならそんな経歴持っててもおかしくあらへん?」

響音「いやあ・・・流石に突拍子もなさすぎ」

色鯨「それならソックリさんとか・・・」

響音「16人と1匹のクマしかいない」

色鯨「…生霊を見たとか!」

響音「…物を持ってた」

色鯨「じゃあわからん…オカルトとかそういう力が働いたんやないやろなぁ…」

うーん、聞いた相手を間違ったかな?

…あれ?鳴神くんは物を持ってた?

そうだ、澄々さんと鳴神くんは掃除用具を分けて部屋に持って帰ったんだ。

…何かに使えるかもしれない。ちょっと記憶しておこう。

【INFO】
・コトダマ『分けられた掃除用具』を入手しました。
「鳴神と澄々は掃除用具を分けて自室に持って帰った。
 この証拠は何かに使えるかもしれない」

さて、他に聞くこともないし、そろそろ他の場所に行ってみよう。

行動ポイント:17

安価↓2
1、捜査…場所を指定
2、聞き込み…人物を指定
3、考察…コトダマを指定
4、ヒント(モノクマメダル一枚使用)

2 殺陣山に聞き込み

…一応、あいつにも聞いてみようか。

殺陣山。…聞いても仕方のない気がするけどなぁ。何も興味なさそうだし…

そういえば、あいつは立花ちゃんを見て何点だと思ってたんだろうか?

…少し気になる。

安価↓2
1、殺陣山のアリバイについて
2、自由安価

また直後のコンマ判定で立花への、その次で姫月への殺陣山評価判定

1 選択

【ランドリー】

結論から言うと、殺陣山湊はランドリーにいた。

…ボブさんに羽交い絞めにされ、足を宙にプランプランさせるような形で持ち上げられて。

男性にしては低めの体格だ。ボブさんにとっては抱えることも雑作もないのだろう。

響音「…何やってんの?」

殺陣山「響音か。…死体の調査に来たのだが取り押さえられてしまってな」

ボブ「…こいつが何か妙なことをしでかしていたのでな。姫月の判断で拘束させてもらっている」

響音「姫月さんの?」

姫月「ああ、こいつってば、立花の死体に妙な細工をしようとしていたんでねぇ」

響音「…あんた、何してんの!?」

殺陣山「簡単だ。その死体、美術センスが0に近くてな。僕の審美眼が許さなかった」

殺陣山「せめて見られるようにと何か彫ろうと思ったんだがな、いやあ、残念だ」

ボブ「・・・響音、こいつだ」

そう言うと、ボブさんは顎で足元の方を指す。

…見れば、ボブさんの足元に彫刻刀が落ちている。

こいつ…立花さんの遺体を故意に傷つけようとしたのか!

響音「あんた…ふざけないでよっ!」

殺陣山「なぜだ?少しでも芸術的に向こうに送ってやろうと思っただけだぞ?むしろ感謝するべきだろう?」

姫月「…響音、こいつに何言っても無駄さ。さっきからそんなことばっかり言ってんだよ」

姫月「…こいつ、所謂『終末思想』ってやつを持ってんだよ・・・特に死体に関しての」

響音「終末…思想?」

姫月「物事は終わることで完成するもの…って考え方、こいつはね、死体を芸術とすることでそれを演出したいんだろうさ」

殺陣山「ほう、話がよく分かるじゃないか姫月。貴様には71点をやろう。今すぐ死なないか?」

姫月「お断りだ。第一、あんたの芸術に理解を示した覚えは一度もないね」

終末・・・思想・・・

シューマイってこれの事か・・・、今やっと繋がったよ・・・

・・・理解した瞬間に吐き気がする。こいつ、やっぱり異常だ。

さっさとアリバイの確認をして帰るとしよう。

響音「・・・殺陣山。もしかしてあんたが立花さんを殺したんじゃないの?」

殺陣山「・・・なぜそう思う?」

響音「死体が好きだからなんじゃないの?」

殺陣山「死体は好きだが捕まってまで求めようとは思わん。もっと合法的に手に入れるさ」

ボブ「響音、残念だがこいつの言ってることは本当だ。残念だが」

殺陣山「・・・おい筋肉ダルマ。残念だがとはなんだ?」

ボブ「(無視)コイツは昨日の21時から一度も食堂を出ていない。同じく食堂にずっといた俺と火ノ宮、冬崎が保証する」

響音「そっか、残念だよ」

殺陣山「残念残念言うな・・・そもそも死体を手に入れるために殺すというなら、朝永か姫月を狙うさ」

殺陣山「なぜこの4点程度の女を狙わねばならん、馬鹿か?」

響音「・・・っ!」

瞬間、私の頭の中が真っ白になり

気づけば、殺陣山の頬を叩いていた。

殺陣山「・・・ふん、満足か?」

響音「あん、たねぇ!」

姫月「・・・もういいよ、ここはあたしとボブのおっさんで抑えるから。あんたは捜査に戻りな」

姫月「怒りで血が上った頭じゃまともに捜査できるわけないだろ?」

響音「・・・はい」

・・・姫月さんの一言で我に返る。

・・・こんな事してても捜査は進展しない。別のことを捜査しないと。

【INFO】
・コトダマ『ボブの証言』を入手しました。
「殺陣山、ボブ、火ノ宮、冬崎は事件中一度も食堂から出ていない。
 故に、殺陣山が犯行を犯すことは不可能である。」

安価↓2
他に何か聞く?
1、自由安価
2、他の場所へ

1、選択

そうだ。姫月さんに詳しく聞いておきたいことがある。

響音「姫月さん。食堂から出ていた時の経緯をもう一度話してもらっていい?」

姫月「あたしがゴミを出しに行った時の話かい?まあいいけど・・・」

姫月「えっとね、まず21時15分頃、あたしは自分の部屋に帰ろうとして食堂を出た」

姫月「出るときに正義が食堂出口近くを掃除する準備をしてたからあいつに聞けばわかるよ」

姫月「そんで、あたしの部屋に帰ってゴミ袋をまとめてトラッシュルームに向かった」

姫月「トラッシュルームで海東が作業してるって正義が言ってたからねぇ、入ったんだけどさ」

姫月「・・・誰もいなかったから、ゴミだけトラッシュルームに置いたんだよ」

姫月「そんで、外に出て、全員の個室がある方の廊下を通って戻ろうとしたんだ」

姫月「すると、後ろで物音がしたから振り返ると立花がいてねぇ」

姫月「話しかけてみたんだけどすぐに逃げられちまった。」

姫月「・・・んで、食堂に戻ったのが20分くらい。そのタイミングで鳴神が来てたね」

響音「・・・海東くんとは結局会えなかったんですか?」

姫月「ああ、近くをちょっと声を出して探したんだけど、全く見つからなかったねぇ」

姫月「食堂の奴らを待たせるのも悪かったからさっさと戻ってきちまったよ」

響音「そうですか・・・」

・・・もっと詳しい内容は聞けたけど、結局五分程度しか出てはいないのか・・・

それじゃあ、犯行は難しいかもしれない・・・例えば返り血が飛んでいたとしたら処分も難しいだろう。

【INFO】
・コトダマ『姫月の証言』がアップデートされました。
「姫月が食堂を出ていたのは21時15分から5分程度。その間に犯行を犯すのは難しいだろう」

安価↓2
他に何か聞く?
1、自由安価
2、他の場所へ

・・・もう聞くことはないかな?
他の場所へ行ってみるとしよう。

行動ポイント:16

本日ラスト
安価↓2
1、捜査…場所を指定
2、聞き込み…人物を指定
3、考察…コトダマを指定
4、ヒント(モノクマメダル一枚使用)

2 ヘンリーに聞き込み 選択

では本日はこれにて終了です。
お疲れ様でした。

立花さん・・・プレゼント渡されなかったりい死んだり4点だったり踏んだり蹴ったりや・・・
報われない子・・・

お疲れ様です
本日は21時開始だけど、早めに終わらせるかもしれない。
あと土日は多分投下できないので、その次の回は月曜か火曜くらいになるかも

それではよろしくお願いします。

ごめんね、やっぱりちょっと遅れるかも。

とりあえず21時代には始めるので少し待っててください

遅れましたが開始

2 ヘンリーに聞き込み

ヘンリー君に聞いてみよう。

ゲームをやっていたメンバーの中では外出している一人だ。

なにか手がかりがあるかもしれない・・・

安価↓2
何を聞く?
1、ヘンリーのアリバイについて
2、食堂から外出していた時について
3、自由安価

1 選択

【食堂】

ヘンリー「僕のアリバイ・・・ですか?」

食堂を調べていたヘンリー君に話しかけた。

響音「うん、食堂から出たのはヘンリー君と姫月さんだけみたいだから・・・」

ヘンリー「確認・・・というわけですか。分かりました。」

ヘンリー「僕は21時25分くらいまで、食堂で皆さんとウノをやっていました」

ヘンリー「やっている途中に、スコアをメモしておこうという話になって、ジャンケンで負けた僕が紙とペンを持ってくることになったんです」

響音「うん、それは食堂にいたみんなが証人だよね」

ヘンリー「はい。食堂を出た時に正義さんが食堂前を掃除していたので、向かった方向も正義さんが証明してくれるはずです。」

ヘンリー「そこから僕は急いで自分の部屋に戻って、紙とペンを持ってきて…」

ヘンリー「そのあと部屋を出て、掃除が終わったらしい鳴神さんとこれから食堂の掃除を始めると言った正義さんと、食堂前あたりで合流して、そのまま一緒に夜時間まで食堂にいました」

ヘンリー「帰ってきたのは21時30分頃です。」

ヘンリーくんは滑らかな喋り方で自分のアリバイを言う。

…ふんふん、ヘンリー君も外出時間は五分程度か…それじゃあ犯行は難しいかな…

それに、正義くんや鳴神くんと会っているのだから、犯行現場のランドリーに行くのも難しいだろう。

【INFO】
・コトダマ『ヘンリーの証言』を入手しました。
「21時25分頃に外出している、正義や鳴神に姿を確認されているため、犯行をする暇はなかったと思われる。」

安価↓2
ヘンリーに他に何か聞く?
1、食堂から外出していた時について
2、自由安価

1 選択

響音「…そういえば、食堂の外に出ていた時に何か気になったことはなかった?」

ヘンリー「気になることですか・・・あ、そうだ!」

ヘンリー「部屋から戻る途中に立花さんを見かけましたけど・・・」

響音「立花さんを?」

ヘンリー「ええ、あの覆面は見間違えるはずありませんよ」

ヘンリー「個室の方からトラッシュルーム側に向かう曲がり角のあたりで、壁から顔だけ出してこっちを見ている感じでした」

|M0)←こんな感じか…そういえば初めて会った時もこんな感じだったっけ…

ヘンリー「話しかけたんですけど、すぐに逃げられてしまって・・・」

ヘンリー「・・・あの後すぐに殺されてしまったということなんでしょうか・・・」

響音「うん…そうなってくると、死亡時刻は21時半からの三十分に絞られるわけだしね…」

ヘンリー「…立花さん」

…ヘンリー君も立花さんに励ましてもらったんだ。何か思わないわけではない、か。

【INFO】
・コトダマ『ヘンリーの目撃証言』を入手しました。
「部屋から戻る途中に立花をトラッシュルーム方面で見かけたとのこと。
 そのときは覆面を被っていたようだ。」

…もう聞くことはないかな?

よし、それじゃあ他のところに行ってみよう。

行動ポイント:15

安価↓2
1、捜査…場所を指定
2、聞き込み…人物を指定
3、考察…コトダマを指定
4、ヒント(モノクマメダル一枚使用)

1は場所指定だぜ…

最安価

安価取りは戦争だからね。焦るのもしょうがないね。

2、冬崎に聞き込み

…冬崎さんに捜査状況を聞いてみようかな?

そういえば、アリバイ表を作ると言っていたなぁ。そろそろ終わっているかもしれない。

一度確認してみるのもいいかもしれない。

安価↓2
1、捜査状況の確認
2、アリバイ表を見せてもらう
3、自由安価

2、選択

響音「冬崎さん、今大丈夫?」

冬崎「おお、響音ちゃん。ちょうど一段落ついたところっす」

冬崎「…アリバイ表、できてるっすよ」

響音「本当!」

冬崎「冬崎ちゃんが一時間でやってくれました…っす。まあ、確実に証明できない奴が何人かいるっすけどね」

そう言って、冬崎さんはメモ帳をこちらへと渡す。

…ヘンリー君、色鯨君、姫月さんなど私が情報を集めたメンバーは聞いたのと同じだ。

犯行時間中、花咲さん・朝永さんは花咲さんの部屋で、九神くんも自室で色鯨くんと一緒にいたようだ。

ゲームをやっていた冬崎さんや、ボブさん、殺陣山といったメンバーも食堂を出ていない。

海東君はずっとトラッシュルームで待機…か。

冬崎「まあこいつは証明できる人間がいないっすから、容疑者候補1ってことになるっす」

響音「うん…嘘っぽい感じがしたしなぁ」

冬崎「そうっすね。あたしが話した時もはぐらかされた感じがしたっすから」

冬崎「あとは…澄々ちゃんっすね」

聞いてなかった澄々さんは…夜時間少しすぎるまで校舎側を掃除…と、いうことは私が目撃した澄々さんは幻ではなかっただろう。

…証明できるのは鳴神くんとなっている。けれど…

響音「…これっておかしいよね?」

冬崎「そうっす。鳴神くんは間違いなく食堂にいた。あたしも食堂にいたからあたし自身が証明できるっす」

冬崎「…ここに何かの鍵がありそうな気がするんすけどね…」

今まで集めた情報で、何か、解けそうな気もするけど…

…とりあえず、これを覚えておこう。

【INFO】
・コトダマ『澄々のアリバイ』を入手しました。
「澄々は校舎側でずっと掃除を行っていたとのこと。証人は鳴神だというが…」

他に何か聞く?
安価↓2
1、捜査状況の確認
2、自由安価

1 選択

響音「他に変わったことは何かあった?」

冬崎「…そうっすね、あたしが調べた中で気になることはもう一つ」

冬崎「澄々ちゃんからの情報なんすけど、立花ちゃんは、澄々ちゃんお手製のプラカードを持たせたそうなんっす」

響音「プラカード?」

冬崎「そいつには『掃除中につき立ち入り禁止』と書かれていて、ドアノブに引っ掛けるタイプのね」

冬崎「でも、そんなものランドリーには残されてなかったっす」

響音「…じゃあ、立花さんは使わずに自室に置いておいたとか…?」

冬崎「…それも可能性の一つっすけど、もう一つ考えられる可能性があるっす。」

冬崎「…犯人は、容易にランドリーに誰も入れないような状況を作れた可能性があるってことっす」

なるほど…確かに『立ち入り禁止』などと書かれていれば、よほどのことがない限りその場所には入らない。

…可能性だけど、それを使って犯人はランドリーを心理的に封鎖した可能性があるのか…

【INFO】
・コトダマ『立ち入り禁止のプラカード』を入手しました。
「澄々手製のプラカード。『掃除中につき立ち入り禁止』と書かれており、事件中は立花が持っていたとのこと。
 しかし、立花の周辺にはそんなものは落ちていなかったが…」

キーン、コーン… カーン、コーン

『えー、ボクも待ち疲れちゃったんで・・・』

『そろそろ始めちゃいますか?』

『お待ちかねの…』

『学級裁判をっ!』

『では、集合場所を指定します!』

『校舎一階にある、赤い扉に入ってください』

『うぷぷ!それじゃあ裁判の席で会おうよ!』

【INFO】
・事件解決に必要なコトダマが回収されました。捜査パートを終了します。

冬崎「…時間切れ、みたいっすね」

響音「冬崎さん…クロは…わかった?」

冬崎「今のところはグレーばっかでなんも…けど…」

冬崎「裁判場で議論すれば、ボロを出す奴がいるかもしれないっす」

冬崎「…ま、そこらへんはあたし達の腕次第っすね」

…そうか、ついに始まるんだ。

冬崎「響音ちゃんも疑問点があったら容赦なくつつくべきっす」

冬崎「…あたしの専門はあくまで捜査、裁判の席に立つことは余りないっすから、当てにはならない」

響音「冬崎さん…」

冬崎「それと、一つヒントを与えておくっす。」

冬崎「…寄宿舎の構造をよく覚えておくことっす」

寄宿舎の・・・構造?

冬崎「・・・それじゃあ、先に行ってるっすよ」

そう言うと、冬崎さんは校舎の方へと向かって歩き出す。

・・・始まってしまうのか、ついに。

命がけの裁判、命懸けの騙し合い、命がけの裏切り

命がけの謎解き・・・、命がけの言い訳・・・、命がけの信頼・・・

命がけの・・・学級裁判!

【INFO】
・コトダマ『寄宿舎の構造』を入手しました。
「冬崎が示したヒント。これが何を意味しているのか…」
・捜査パートが終了しました。次回は学級裁判パートです。

ということで、本日はここまで。
それでは学級裁判パートの書き貯めに入ります。
ある程度一本道だから書き溜めしといたほうがスムーズにいくよね・・・?

おそらく次回投下は火曜か水曜。丸々休みな火曜日に書ききる事ができればいいけども・・・
それではお疲れ様でした。


多分この時点で犯人がわかる人はいると思う。

1のルールに準拠するってことは同意だとか反論ショーダウンは発生しないんだろうな
男子メンバーは集中力高いヘンリーに頑張ってほしい
それなりに捜査に補正かかってるだろうし
殺陣山は集中力高いけど役立たず

みんなお仕置きに期待しすぎ!そんなに大したものじゃないのぜ・・・
どうやら他のメンバーのおしおきを見たい人がいるみたいなので、埋めネタか何かでやってみようかな。

>>387
1のルールに準拠するっていうのはあくまでコロシアイの基本ルールはってことね
反論ショーダウンとか同意は一応入れてるよ。
楽しいよね、反論ショーダウン。

ということで次の更新は明日・・・と言いたいところだけどちょっと間に合わない可能性。
一応前半部分は出来てるから2みたく前後編に分ければ明日には始められるけども・・・
ということで質問なんですが、学級裁判は前後編に分けたほうがいい?それとも一気にやっちゃう?
よければ意見お願いします。

了解です。それじゃあ明日前編を投下します。
多分21時過ぎくらいになると思うのでよろしくお願いします。

それじゃあ開始します。

【エレベーター 前】

・・・校舎の赤い扉をくぐった先には、既に全員が揃っていた。

犠牲となった立花さんを除く全員が。

九神「・・・遅かったな。響音」

冬崎「あたしと同じくギリギリまで捜査してたんっすよ。しょうがないね」

響音「ごめんね。気になることがあったから・・・」

九神「それ以降は学級裁判で聞かせてもらう。さあ、行くぞ」

朝永「・・・妙夢ちゃん」

朝永さんが不安そうに声をかけてきた。

響音「朝永さん・・・」

朝永「・・・大丈夫かな?」

響音「大丈夫だよ。絶対に犯人は突き止めるから」

朝永「・・・でも、犯人を突き止めたとしても、その人は・・・」

九神「・・・生き残る為だ。仕方ない犠牲だと割り切れ」

九神くんはきっぱりと言い切る。

・・・心なしか、そう言ったその顔は、苦しんでいるように見えた。

間違えて前スレに落としちまった・・・



正義「立花さん・・・、敵は絶対に取りますよ・・・!」

海東「おいおい正義、あんまり冷静さを失うんじゃねーよ・・・」

姫月「・・・気合入ってるのはいいけどさ、大丈夫なのかい?」

海東「・・・むしろ、そいつの方が気になるけどよ」

色鯨「お、男は度胸や・・・」ガクガクブルブル

姫月「・・・本当に大丈夫なのかねぇ・・・」

花咲「・・・はぁ・・・なんでこんなことになるのよぉ・・・」

殺陣山「・・・おい七点。早く先に行け。お前の無駄に大きい体のせいでは入れん」

花咲「あらぁ、殺陣山くん。そんなに大きい方が好きかしらぁ?」

殺陣山「死ね」

花咲「・・・ブレないわぁ・・・」

火ノ宮「・・・・・・」

ヘンリー「・・・」

ボブ「火ノ宮、ヘンリー・・・大丈夫か?」

火ノ宮「ああ・・・」

ヘンリー「ちょっと・・・緊張してしまって」

ボブ「命を賭けての捜査だったからな・・・だが、まだ終わっていない」

ボブ「むしろこれからが本番だ。気合を入れろ」

ヘンリー「は、はい!」

火ノ宮「うむ・・・」

次々と、エレベーターに乗り込んでいく生徒たち。

・・・しかし、この中に犯人がいるのは事実なのだ。

九神「・・・ふむ、俺たちもそろそろ乗るとしよう」

冬崎「よし、行くっすよ!」

朝永「・・・うん、頑張る・・・」

この三人が乗り込んだ直後、エレベーターの前には私一人が残るのみとなった。

・・・気合を入れるように、パンパン、と頬を叩く。

さあ、学級裁判の始まりだ!


【準備フェイズ】
・コトダマ一覧
【モノクマファイル1】・・・>>163
【血のついた物干し竿】・・・>>172
【不意打ち】・・・>>172
【不自然に空いた洗濯物】・・・>>175>>249
【覆面】・・・>>179
【姫月の証言】・・・>>179>>224>>321
【掃除の巻き添え】・・・>>191
【海東の証言】・・・>>191
【黒いゴミ袋】・・・>>221
【鳴神の証言】・・・>>256
【夜時間の澄々達】・・・>>261
【正義の証言】・・・>>287
【色鯨の証言】・・・>>299
【ボブの証言】・・・>>317
【ヘンリーの証言】・・・>>343
【ヘンリーの目撃証言】・・・>>346
【澄々のアリバイ】・・・>>356
【立ち入り禁止のプラカード】・・・>>359

・響音のデータ
発言力 ☆☆☆☆☆☆
集中力 ☆☆☆☆☆☆☆

スキル
・気合・・・消費集中力0、気合を入れることで集中力を少量回復。裁判中一度のみ使用可能
・応急処置・・・消費集中力2、発言力にダメージを受けた際に使用することで、発言力を回復する。

【学級裁判について】
学級裁判は次のミニゲームをクリアしていくことで進行します。
『ノンストップ議論』
・指定されたコトダマ、もしくは文章中の言葉を使用して相手の発言を論破または、同意するモードです。
・安価指定先の回答が正解の場合クリアとなります。

『反論ショーダウン』
・相手の反論に対し、指定されたコトダマから正しいものを選べばクリアとなります。
・安価↓3までの回答が全て合っているか、正解者のコンマ合計がノルマ以上でクリアとなります。

『証拠提示・怪しい人物の指定』
・回収したコトダマや、怪しい人物を指定するモードです。
・安価指定先の回答が正解の場合クリアとなります。

全てに共通して、回答が間違った場合発言力にダメージが入ります。
失った発言力や集中力は、基本的に特技の効果以外では回復しません。
発言力が0となった場合、ゲームオーバーとなり、ペナルティを受けて自動でリトライとなります。

学 級 裁 判

開廷!

モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めます!」

モノクマ「学級裁判の結果はお前らの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおきですが・・・」

モノクマ「間違った人物を指摘した場合は、クロ以外がおしおきとなり・・・」

モノクマ「みんなを欺いたクロだけが、晴れて卒業となりまーす!」

・・・円卓のようになった裁判の席。

それが、学級裁判の会場だった。

私たちは、その円卓を囲むように立っている。

まるで、全員が全員を糾弾しているように見える、この状況で。

そして・・・

朝永「・・・学園長先生。一つ聞きたいんだけどさ~」

モノクマ「ん?何だい?」

朝永「・・・その遺影・・・なんなの?」

・・・私は自分の隣にある赤でバツ印がつけられた遺影を飾ってある席を見る。

モノクマ「ああ、死んじゃった立花さんを仲間はずれにするのはかわいそうでしょ?」

モノクマ「痛ましい犠牲があったことを忘れないためにも、こういうのは必要だからね!」

朝永「・・・犠牲・・・」

九神「・・・ともかく、この中に犯人がいるのは本当なのだろう?」

モノクマ「当然です!ボクが何のために監視カメラを仕掛けているのか!」

モノクマ「それは、公平に審判を下すためでもあるのですよ・・・うぷぷ!」

冬崎「ま、ジャッジが正確なら別に問題はないっすよ」

色鯨「えーっと・・・と、とりあえず。犯人は名乗り出んかい!今ならまだ間に合うで!」

正義「その通りです!正直に名乗り出なさい!」

海東「・・・間に合わねーから、出たら殺されるから」

モノクマ「さてと、それじゃあ説明はこんな感じでいいかな?そろそろ議論を始めよっか!」

花咲「始めるって言ったって・・・何を話せばいいのよぉ」

火ノ宮「・・・まず、全員の情報を共有するところから始めるべきではないか?」

冬崎「そっすね、現場の状況を全員が同じイメージで固めておく。スムーズに議論を進めるにはやっておくべきっす」

九神「よし、ではそれについて議論するぞ」

・・・現場についてのまとめ・・・か。

議論が始まる。何かがあったらどんどん発言しないと・・・

私たちの命がかかっているんだから・・・

【ノンストップ議論 開始!】

コトダマ
<【血のついた物干し竿】]
<【不意打ち】]
<【立ち入り禁止のプラカード】]



冬崎「【被害者は立花 雅】ちゃん・・・」

冬崎「死因は後頭部を殴られたことによるものっすね」

色鯨「そりゃあ、【モノクマファイルにも書いてある】ことやな」

正義「立花さんを殺せるとは・・・侮れないヤツです!」

ヘンリー「そうですね・・・あんなに強い立花さんを殺せちゃうなんて・・・」

ヘンリー「犯人はきっと、【相当な実力者】なんじゃあ・・・」

ヘンリー「でも、勝てそうなのってボブさんくらいな気が・・・」

火ノ宮「ボブはずっと【食堂にいた】だろう?」

花咲「・・・そんなに強い人、いたかしらぁ?」

安価↓2

正解!

BREAK!

響音「それは違うよ!」論破!

響音「待って、ヘンリー君。強い人が犯人とは限らないよ!」

ヘンリー「え?違うんですか?」

冬崎「立花さんはうつ伏せで倒れていたんす。そして・・・」

響音「死因が後頭部を殴られたっていうことは・・・後ろから殴られたってことじゃないかな?」

ヘンリー「・・・それってつまり・・・」

響音「後ろから殴られたっていうことは、不意打ちの可能性が高い・・・」

響音「これなら、正面から立花さんと戦う必要なんてないはずだよ」

花咲「なるほどねぇ、それなら確かに誰だっていけるわぁ!」

色鯨「誰だって、あんな強い奴とは正面切って闘いたくないもんな!」

殺陣山「・・・つまり、この中の全員が犯人候補となりえる。というわけだ」

殺陣山「誰だって犯行を行えたんだからな」

響音「っ・・・」

殺陣山の一言で、場が凍る。

殺陣山「・・・どうした?正論を言っただけだろう?」

姫月「・・・ま、確かに事実さ」

姫月「議論はまだ一歩も進んじゃいないよ。どんどん進めていこうじゃないか」

冬崎「そうっす、ムカつく言い方っすけどそれは事実っすよ」

冬崎「・・・と、いうわけで、みんなこれを見るっす」

そう言うと、冬崎さんはポケットからいくつかのメモ用紙を取り出す。

・・・あれは私も見た。全員のアリバイをまとめてある表だったか。

冬崎「あたしに聞かれた人もいると思うんすけど、死亡推定時刻の21時から22時までのアリバイをまとめた表っす」

ボブ「おお、さすがは警察といったところだな」

冬崎「・・・これを見る限り、立花ちゃんは21時30分までは目撃されているっす」

冬崎「そうっすね?ヘンリーくん、姫月姐さん」

ヘンリー「はい、それは間違いないです」

姫月「同じく」

正義「・・・と、いうことは、実際の犯行時刻は半分に絞られますね・・・」

正義「ズバリ!21時半から22時までに!」

花咲「わざわざ言わなくてもわかるわよぉ・・・」

花咲「それなら朝永さんと響音さん、それに私は完全にシロねぇ」

朝永「うん。私たちはずっと一緒にいたからね~」

九神「それなら、色鯨と俺も証明はできるな」

色鯨「せや!ずっとこいつと一緒だったからな!」

冬崎「あと、食堂にいたメンバーもだいたいOKっすね・・・外出は30分より前だったんすから」

冬崎「となると・・・」

そう言うと、冬崎さんは、澄々さんへと目を向ける。

冬崎「・・・澄々ちゃんか海東くんが怪しいってことになるんすけど」

海東「・・・あーあ、やっぱりこんな役回りかよ・・・」

澄々「わ、わたくしは犯人ではありませんわ!」

冬崎「そうはいっても、アリバイを証明できる人がいないんじゃあ・・・」

正義「それならば、澄々さんが一番怪しいのでは?」

殺陣山「・・・確か・・・コイツがあの女を誘って掃除をした、という話ではないか」

殺陣山「殺人計画を行うために孤立させた、というなら色々辻褄が合う」

澄々「澄々家の第一子たるわたくしが、そんな汚い事をするはずがありませんわ!」

澄々「そもそも、わたくしにはアリバイを証明できる人はいるのです!」

・・・澄々さんのアリバイ・・・

でも、あれはあの事と辻褄が合わなくなることだったような・・・

一度それについて聞いてみるべきだろうか・・・?

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
<【ボブの証言】]
<【姫月の証言】]
<【鳴神の証言】]

澄々「わたくしは犯行時刻のあいだはずっと【校舎の方の掃除を行っていましたわ】」

澄々「そのあと、夜時間になってから戻ってきましたの」

澄々「それまでの間、一度も【寄宿舎には戻っていませんわ!】」

九神「それを証明できる奴はいるのか?」

澄々「証明など・・・簡単なことですわ」

澄々「鳴神さんです。21時15分には、あなたの部屋の掃除を終えた鳴神さんが戻ってきました」

澄々「そのあとは、ずっと鳴神さんが私の掃除を手伝ってくれましたの」

澄々「だから、その時間帯のアリバイは【鳴神さんが証明してくれる】はずですわ!」

正解!

BREAK!

響音「それは違うよ!」論破!

響音「・・・澄々さん、残念だけれど、それじゃ証明できないよ・・・」

澄々「何故ですの!?」

鳴神「お嬢様・・・何を言っておられるのですか?」

鳴神「私は九神さんの部屋の掃除を終えたあと、ずっと食堂でゲームをしていました」

鳴神「お嬢様の言いつけ通りに、です」

澄々「嘘・・・ですわ・・・あなたは大変だろうから手伝うと、戻ってきてくれたではありませんか!」

火ノ宮「澄々・・・食堂に鳴神がいたのは俺や他の者も目撃している」

火ノ宮「だからこれは揺るぎない事実だ」

姫月「そうだねぇ、あいつは間違いなく鳴神だった。この人数の証言・・・ひっくり返せるのかい?」

澄々「そんな・・・何かの間違いですわ!これは・・・」

色鯨「そんなわかりやすい嘘までついて・・・本当はお前が立花を殺したんやないか!?」

正義「澄々さん・・・あなたという人は!」

澄々「待って・・・待ってください!」

議論の流れは傾き、澄々さんに疑惑の目が集まる。

それを見たモノクマは、心底楽しそうに宣言する。

モノクマ「おろ?ソッコーで決着がついちゃった系ですか?」

モノクマ「それならぱぱっと投票タイムを・・・」

海東「待て」

・・・そんなモノクマを制したのは、海東くんだった。

モノクマ「おろろ?どうしたのかな?海東くん?」

海東「まだ結論を出すには早ええんじゃねえか?」

色鯨「海東・・・なんで庇うんや!」

海東「そもそも、アリバイがないのは俺だって同じだろ?なんで澄々お嬢さんだけが責め立てられてんだよ」

澄々「海東さん・・・」

海東「ああもう、そんな涙目になるなよ・・・」

海東「それに、聞けばわかるような嘘なんて嘘とは言わねえだろ?そこの所を議論してもいいんじゃねえか?」

花咲「そうかしらぁ?切羽詰まってるだけに見えるけどぉ」

鳴神「・・・私からもお願いします。お嬢様が嘘をついているようには見えないのです」

そうだ、少なくとも『夜時間まで鳴神くんと一緒にいた』という澄々さんの発言は本当だ。

私自身が証明できるんだから・・・

あの証拠・・・使えるんじゃないか?

『証拠を提示しろ』
コトダマ一覧から1つ指定
安価↓2

正解!

響音(これなら証明できる!)解!

響音「そうだよ、少なくとも澄々さんが鳴神君といたのは本当だよ」

九神「どういうことだ?」

響音「実は昨日、部屋に入る前に私は澄々さんに会ってるんだよ」

響音「そうだよね?澄々さん」

澄々「・・・ええ、その通りですわ」

響音「その時、確かに鳴神君と澄々さんは一緒にいたんだよ」

響音「校舎側から走ってきたから間違いないし・・・」

色鯨「あ、そういえば言ってたな、そんなこと・・・」

花咲「部屋に入る前・・・ってことは、夜時間に入ってすぐくらい・・・よねぇ」

ボブ「だが、鳴神が部屋に入るのを俺たちは見ている。それは夜時間の直前だ」

火ノ宮「・・・そんなに短い時間じゃ、校舎のどこにいるかわからない澄々を探して戻ってくるのは不可能だ・・・」

鳴神「そもそも私は部屋に帰ったあと、お嬢様と一緒にはいませんでしたし・・・」

正義「うーむ、鳴神君が二つの場所で目撃されるとは・・・」

正義「・・・怪奇現象の類ですかな?」

・・・確かにわからない話だ・・・

どういうことなのだろうか、鳴神君が二人に増えていた理由は・・・

・・・そのことについてを議論しないと・・・

【ノンストップ議論 開始!】
同意しろ!
コトダマ
<【掃除の巻き添え】]
<【不自然に空いた洗濯物】]
<【黒いゴミ袋】]



澄々「・・・鳴神さんは確かに私と一緒にいましたわ」

冬崎「うーむ、謎が謎を呼ぶ鳴神くん分裂事件・・・」

冬崎「何か意見はあるっすか?」

殺陣山「その女の虚言である可能性も高いがな」

花咲「うーん・・・、運良く【早く見つかった】のかしらねえ」

ボブ「【誰かと見間違えた】可能性はないのか?」

色鯨「単純に【分身の術】ちゃうん?」

朝永「忍者っていうこと~?」

火ノ宮「それは非科学的だと思うが・・・」

色鯨「うっさいわボケ!こんなもんわかるかっちゅう話や!」

冬崎「喧嘩すんなっす!議論の邪魔っすよ!」

安価↓2

正解!

響音「それに賛成だよ!」同意!

響音「・・・誰かと見間違えた・・・その可能性はあるかも!」

ボブ「本当か?・・・だが、鳴神の顔を見たのではないのか?」

澄々「ええ、響音さんも見たはずですわよ・・・私が鳴神さんといたところを・・・」

響音「その前に、この話を聞いて欲しいの。ランドリーからいくつか洗濯物が盗まれてたんだ」

響音「その中の一つに、『鳴神くんの服』があるの」

花咲「服を盗むなんて・・・そんなの・・・随分なマニアねぇ」

朝永「・・・そういう目的で盗んだわけじゃないと思うな~」

花咲「わ、わかってるわよぉ・・・」

響音「その盗んだ服を着れば、少なくとも格好は、鳴神くんっぽくはなるよね」

ヘンリー「でも、おかしいです。澄々さんだってちゃんと顔を見てるはずじゃないですか?」

ヘンリー「それに、話をしたっていうことは声を聞いているはずです。」

ヘンリー「長年連れ添った執事を服を変えただけで見間違えるなんて・・・そんなこと・・・」

姫月「確かに、その論理はちょっと苦しいところがあるねぇ・・・」

冬崎「でも、服さえあれば、それが可能な人物もいるんじゃないっすか?」

冬崎「ちょうどおあつらえ向きな特技があるじゃないっすか、ね、響音ちゃん」

・・・冬崎さんの言うとおりだ。そういうことができる才能の持ち主がひとりいる。

その人物は・・・

【怪しい人物を指名しろ!】
安価↓2

正解!

響音「・・・海東くん。あなただよね」

海東「・・・俺が?なんで?」

響音「とぼけないで。海東くんの才能。それは超高校級の変装師でしょ」

響音「相手の服さえあれば変装できるんじゃないかな?」

冬崎「それに、あんたもアリバイがなかったっすからね。その理由って・・・」

冬崎「鳴神くんに変装してたからじゃないっすか?」

海東「あのなぁ・・・変装ってのは魔法じゃないんだぜ?小道具もなしにそんなことできるかよ」

海東「それに、トラッシュルームに入ったのは、俺と一緒に掃除を押し付けられた正義が見てんだよ」

正義「ええ、確かに海東さんはいくつかのゴミ袋を持ってトラッシュルームに入りましたねぇ・・・」

海東「それはキチンと燃やしたろ?何も中に残ってなかったんだから。」

海東「それに、トラッシュルームにはゴミ以外持ち込んでいない」

海東「仮に俺が鳴神に変装できる術があったとしても、部屋に戻らないと道具は用意できない」

海東「それについてどう説明するんだ?」

そんなのは簡単だ。トラッシュルームに残されていたあれを使えばいい。

あれならばトラッシュルームに持ち込んでも違和感はないし、中身は見られないはず・・・

『証拠を提示しろ』
コトダマを1つ指定
安価↓2

響音(これね!)解!

響音「トラッシュルームに落ちてた黒いゴミ袋・・・あれを使えば小道具を持ってくることも可能なんじゃない?」

海東「あらら、やっぱり燃やしとくべきだったかね?」

冬崎「おりょ?それは認めるってことでいいんすか?」

海東「ま、こんなに証拠を残しちまえばな。自分でも無理があったと思ってるさ」

海東「ちょっと驚かせようと思ってね。昼頃に鳴神の服を拝借したのさ」

海東「幸い、俺と鳴神の身長は同じくらいだし、下手な小細工もいらなかったんでね。持ち込んだメイクセットで顔と髪型を調整すればOKだ」

海東「だが、あの日は誤算だらけでね、トラッシュルームにまた入れられることになるとは思わなかった」

海東「仕方ねーからゴミの回収に自分の部屋に寄った時に服とメイク道具を空のゴミ袋に入れて持ってきて、トラッシュルームで変装さ」

海東「そのせいで誰と鉢合うか分からないから雑な仕事になっちまったよ・・・」

海東「・・・あんな面倒くさいもん頼まれなければもっと完璧にできた仕事なんだがな」

姫月「その割には、うまく騙せたねぇ・・・」

海東「そりゃ、仮にも超高校級の変装師だからな。そのあたりはちゃんとするさ」

海東「ちなみに、声に関しては自前だよ。声帯模写の類だ」

朝永「おお~すごい多芸~」

ヘンリー「人の姿を真似る技術はプロレベル・・・ということですね」

澄々「つ、つまり・・・わたくしといた鳴神さんは・・・海東さんだったということなのですか?」

澄々「屈辱ですわ・・・長年連れ添った執事を見間違えるなど・・・」

色鯨「・・・つまり、こういうことやな!」

色鯨「海東が鳴神に罪を着せるために変装して立花を殺害したんや!どや!」

姫月「・・・どうしてそうなるんだい?」

九神「・・・少しは考えたらどうだ、色鯨」

冬崎「はいはーい、色鯨くんは自分の言ってることを考えてみましょーう」

色鯨「総スカン!?なんでや!」

響音「えっと・・・澄々さんと一緒にいたのが海東くんなら、その時点で二人のアリバイが成立するんだよ」

冬崎「確か・・・21時15分くらいから鳴神・・・いや、海東と一緒にいたんすよね?澄々ちゃんは」

澄々「ええ・・・その通りですわ」

響音「となると・・・犯行時刻には二人がお互いを証明できることになる・・・」

響音「だから、海東くんも澄々さんも犯人じゃないんだよ!」

色鯨「お、おう・・・そういうことか・・・」

ボブ「本当に分かっているのか・・・?」

朝永「えっと~・・・つまり、澄々さんは海東くんと一緒にいたことは確かなんだから・・・」

朝永「殺人なんて出来るはずないってことだね!」

冬崎「そうっす!朝永ちゃんは飲み込みが早いっすね!」

九神「よくわかったな・・・朝永」

姫月「その通りだよ、朝永。偉いね」

朝永「えへへ~」

色鯨「なんやこのオレとの扱いの差は・・・」

殺陣山「なるほど・・・鳴神が二人いたのならこの状況は説明がつく・・・」

殺陣山「・・・だがその前に一つ確認をさせてもらおう」

殺陣山「おい、鳴神。お前、主人が危機に陥った場合、命を差し出す覚悟はあるのか?」

響音「・・・いきなりどうしたの?」

殺陣山「黙ってろ17点。重要なことだ」

鳴神「・・・ええ、当然奇麗お嬢様の危機となれば」

殺陣山「ふむ・・・ならば響音。今の議論に関して一つ石を投じてみようか」

殺陣山「それは違うぞ」反論!

響音「違う・・・って何がよ?」

殺陣山「お前達はどうやら、澄々と一緒にいたほうが偽物だったと言っていたが・・・」

殺陣山「仮に、逆だとしたら?」

殺陣山「こいつは変装した事は認めたが、どっちにいたか、までは明言していないだろう?」

姫月「・・・海東、あんたどっちにいたんだい・・・?」

海東「うーん・・・せっかくだからノーコメントで」

色鯨「そんなこと言っとる場合か!」

海東「うるせえな、こっちだってプライドがあるんだよ。自分から完全に答えを言うのは癪に障るんだよ」

朝永「・・・理不尽だなぁ。海東くんは」

海東「お前に言われると地味に心に来るんだが…」

殺陣山「つまり、澄々と鳴神が一緒にいた場合、共同で犯行を行なった可能性があるということだ」

殺陣山「こいつはどうやら、主人のために命を差し出せるらしいからな」

…つまり、どちらがどちらだったのかを証明しろ、ということか…

その反論、受けて立つよ!

【反論ショーダウン 開始】

<【血のついた物干し竿】十
<【夜時間の澄々達】]十
<【色鯨の証言】十
<【分けられた掃除用具】十
<【立ち入り禁止のプラカード】十

殺陣山「仮に澄々と一緒にいたのが本物の鳴神だとしたら…」

殺陣山「共犯で殺人をしたとしてもおかしくないはずだ」

殺陣山「だってそうだろう?こいつは主人のために命を差し出せる」

殺陣山「ならば、澄々が殺人を行なったことを黙っていたとしても…」

殺陣山「おかしくはないはずだ」

響音「鳴神くんは食堂にいた・・・」

響音「それは本人が証言してるでしょ?」

殺陣山「それも嘘である可能性があるということだ」

殺陣山「ともかく・・・食堂にいた鳴神と澄々といた鳴神…」

殺陣山「どちらが【本物の鳴神】だったのか…」

殺陣山「【証明する物がない】以上、共犯の可能性は消えん!」

安価↓3まで
全員正解か、正解者のコンマ合計80以上で論破

全員正解!

響音(その言刃は不協和音よっ!)論破!

響音「だったら・・・こういうのはどう?」

響音「澄々さん。昨日私と会った時鳴神くんに言ってたよね。『今日はもう夜遅いから、掃除用具は分けて洗おう』って」

澄々「ええ、確かに言いましたわ・・・あ!」

ヘンリー「・・・あ、そっか!もしあの時に海東さんが鳴神さんと入れ替わっていたとしたら・・・」

響音「そう、その掃除用具は海東くんが持ち帰っているはずなの」

九神「・・・だ、そうだ。そこの所どうなんだ?海東」

海東「・・・ああ、その通りだ。俺の部屋には掃除用具がある。」

殺陣山「ふむ・・・まあ、反論としては及第点だな」

こんな時にも上から目線か・・・

モノクマ「えっとね、そもそも共犯者がいたとしても卒業できるクロは実行犯一人だけなのです」

モノクマ「なので、共犯をするメリットはゼロと言えますね!」

朝永「それじゃあ・・・共犯なんて意味ないよね~?」

殺陣山「なるほど・・・それなら、納得してやるとしよう」

正義「共犯の意味がない以上、無駄ですからね」

澄々「そもそも、そんな風に無駄に命を捨てることは私が許しませんもの」

澄々「・・・鳴神さんだってそんなことしませんわ」

姫月「・・・というか・・・なんで海東はわざわざ鳴神に変装したんだい?」

海東「理由?そんなもん・・・驚かせようと思っただけだよ」

海東「お嬢さん、だいぶ騙されやすそうな顔してたからな。ちょっとからかおうと思ってな」

澄々「そんな理由ですの!?」

ボブ「いまいち納得できんが・・・」

九神「ならば何故、さっさと白状しなかったのだ?貴様がシロだと証明出来る重要な証拠だろう」

海東「人を騙すことが仕事の変装師としてのプライドだよ。見破られない限りは白状するもんか」

海東「というか、俺に対してよりも、もっと別な議論をしたほうがいいんじゃねえの?」

澄々「話をはぐらかそうとしないでください!」

冬崎「澄々ちゃん・・・海東くんの言うとおりっす。今のところの進展は・・・」

九神「こいつら二人にも犯行が不可能だったということ。つまり・・・」

九神「全員にアリバイができてしまった・・・ということだ」

花咲「ちょっとぉ!それって全然議論が進んでないってことじゃなぁい!」

火ノ宮「・・・正に徒労、か」

九神「諦めるな。少なくとも、まだ議論の材料は残っているはずだ」

九神「・・・一人でも多くが生き残るために、何としてもクロを見つけなければならん」

モノクマ「うぷぷ、議論が進んでないとわかった瞬間の絶望感・・・堪りませんね!」

モノクマ「さあて、ドッキドッキワックワックな疑い合い、学級裁判はまだ続くよ!」

モノクマ「立花さんを殺したクロは誰か!後半に続く!」

学 級 裁 判

中断!

というわけで本日はここまで。

次回はおそらく金曜日になるかな。後半戦をクライマックス推理まで一気にやるよー
それではお疲れ様でした。

お疲れ様です。
とりあえず明日は21時からいつもどおりに開始する予定。

推理が入るSSを初めて書いたんや・・・トリックが粗いのは許してや・・・(震え声)
あと抜けてたコトダマがあったので一覧を修正

・コトダマ一覧
【モノクマファイル1】・・・>>163
【血のついた物干し竿】・・・>>172
【不意打ち】・・・>>172
【不自然に空いた洗濯物】・・・>>175>>249
【覆面】・・・>>179
【姫月の証言】・・・>>179>>224>>321
【掃除の巻き添え】・・・>>191
【海東の証言】・・・>>191
【黒いゴミ袋】・・・>>221
【鳴神の証言】・・・>>256
【夜時間の澄々達】・・・>>261
【正義の証言】・・・>>287
【色鯨の証言】・・・>>299
【ボブの証言】・・・>>317
【ヘンリーの証言】・・・>>343
【ヘンリーの目撃証言】・・・>>346
【澄々のアリバイ】・・・>>356
【立ち入り禁止のプラカード】・・・>>359
【寄宿舎の構造】・・・>>367

それでは連絡のみ失礼します

正義が俄然疑わしい、けど海東犯人説もまだ捨ててない…さあどうなる

ところで支援絵なんかは貼っても大丈夫なのかな
まだ完成してないしコレジャナイ感すごいけど、支援の意味をこめて

お疲れ様です。
それでは予定通り21時開始です。
ただ友人からの電話がある予定なのでどっかで一旦リアル学級裁判中断になる可能性。

>>477
支援絵とかめっちゃモチベーション上がりますぜ・・・
貼っても全然大丈夫ですよー

そういえば本日はChaosのエキスパンションとしてダンガンロンパが発売になりました。
私はとりあえずRRセレスさんを主軸にして、山田・石田・アルターエゴなどで固めるchapter3再現デッキを組もうとしたのですが財布がやばいことに・・・

セレスさんは大したことない(200円)
山田は別にいいよ(20円)、石丸とアルエゴもちょっと高いけどなんとかなるよ(250円)
だがR苗木くん(1000)、R霧切さん(880)、マスターキー(1280)、オマエラ自重しろ。
4枚積まなきゃいけないカードを集めるのは本当にうんざりするという話でした。

それでは今日もよろしくお願いします。



ごめんね。はじめようとした瞬間に電話が来ちゃった
それでは開始。


学 級 裁 判

再開!

ヘンリー「あれだけ議論したのに全然進んでないなんて・・・」

朝永「・・・大丈夫だよ~、きっと何とかなると思うよ~?」

響音「こんな時でも朝永さんは気楽だね・・・」

朝永「ともかく、まだ時間はあるんだから、気になることはどんどん言っていこ~!」

朝永「・・・私は何もないけどさ~」

色鯨「何もないんかいっ!」

正義「それなら仕方ないですな」

色鯨「お前は納得するんかい!」

朝永「え~と・・・この場合はどうすればいいと思う?冬崎さん」

冬崎「仕方ない。こうなったら事件をもう一回振り返ってみたほうがいいっすね」

冬崎「何か見落としている情報はないか・・・それを議論してみる必要があるっすね」

ボブ「見落としている情報・・・か」

冬崎「ある特定のものを見落としているせいで、大きく方向がずれてしまっている可能性もあるっす・・・」

冬崎「ひとつイベントを見逃したせいでエンディングにたどり着けなくなるゲームみたいにね」

ボブ「例えがよくわからんぞ・・・」

九神「・・・ともかく、議論を最初からやり直すぞ」

見落としている情報・・・何かないのか?

【ノンストップ議論 開始】

<【不意打ち】]
<【正義の証言】]
<【ボブの証言】]
<【掃除の巻き添え】]
<【海東の証言】]

冬崎「まず、犯行時刻の確認っす」

冬崎「立花ちゃんの死亡時刻は21時から22時までの一時間・・・」

姫月「でも、あたしとヘンリーが【立花を目撃してる】んだよ?」

姫月「それを考えれば、犯行時刻は絞られるだろう?」

正義「犯行時刻は最後に目撃された【21時半以降】・・・」

正義「立花さんが生きていた以上、それは揺るぎないですからね」

九神「立花に何か変わった様子はなかったのか?」

姫月「うーん、話しかけた瞬間にさっさと【恥ずかしがって逃げちまった】からねぇ」

色鯨「立花は恥ずかしがり屋やからなぁ・・・」

ヘンリー「僕も同じですよ。すぐに行ってしまいましたから・・・」

ヘンリー「あれ?でも、何かおかしい気がする・・・」

殺陣山「何にせよ、あの女が殺された時間帯には、【全員が誰かと一緒にいた】んだ」

殺陣山「それは事実だろう?」

冬崎「そう言われると議論は終わりなんすけど・・・」

冬崎「些細な【違和感】でもいいっす。気づいたことがあったらどんどん言ってほしいっす」

安価↓2

殺陣山「・・・何がおかしい?21時半以降には正義は食堂にいたんだろう?」

殺陣山「いい加減なことを言うなよ、17点が」

響音(あれ?間違えた!?発言力が下がったみたい・・・)

発言力 6→5

響音(えっと、落ち着いて考えよう・・・)

響音(違和感があるか、って質問だから違和感の部分を差せばいいんだよね)

響音(冬崎さんの発言を他の人の発言にぶつけてみよう)

安価↓2
また、スキルを使用する場合は答えと同時にスキル名を書き込むことで使用可能

スキル:応急処置 発動
発言力 5→6
集中力 7→5

正解!

響音「それは違うよ!」論破!

響音「姫月さん、それっておかしいところがないかな?」

姫月「え?あたし?」

響音「うん。姫月さんの証言だと、立花さんは覆面を被っていたって聞いたんだけど・・・」

正義「立花さんが覆面をかぶっていることに関しては、何もおかしいことはないのでは?」

色鯨「せやな、あいつのトレードマークみたいなもんやし・・・」

響音「うん。それ自体は問題はないよ、ただ・・・」

響音「違和感の正体はそこにあるんじゃない?」

ヘンリー「あ、そっか!」

ヘンリー「立花さん、確か覆面を被っている間は・・・」

響音「そう、立花さんは覆面を被っている間なら・・・」

安価↓2
1、周りが見えなくなる
2、饒舌になる
3、力が出なくなる

正解!

響音(これね!)解!

響音「立花さんは覆面を被ると饒舌になるんだよ」

響音「ヒーローが変身するようにね」

姫月「あ、そういえばそうだった!」

ヘンリー「忘れてたんですか・・・」

姫月「あの覆面が印象強すぎてねぇ・・・すっかり忘れてたよ」

火ノ宮「・・・そんなキャラだったのか。あいつは・・・」

響音「あはは・・・立花さん、自分で『変に見られる』と思ってたらしいから・・・」

正義「そうですよっ!あんなにカッコイイのにです」

澄々「かっこいい?一般の方々はあれを格好良いと思うんですの?」

鳴神「間違った知識ですので覚えなくて結構かと・・・」

色鯨「確かに、立花は覆面被ったらやたらハイテンションになってたなぁ・・・」

響音「じゃあ・・・なんで立花さんは恥ずかしがってたんだろう・・・」

冬崎「ふむ・・・確かに大きな謎っすね」

冬崎「それについても議論したほうがいいと思うっす」

立花さんが『恥ずかしがってた理由』・・・そこに真実があるんじゃないか?

それを見つけ出さないと・・・

【ノンストップ議論 開始!】
同意しろ!
<【モノクマファイル1】]
<【覆面】]
<【寄宿舎の構造】]
<【黒いゴミ袋】]
<【澄々のアリバイ】]

色鯨「立花はなんで恥ずかしがってたんや?」

色鯨「フーハッハッ!って言ってもおかしくなかったやん?」

花咲「覆面を被っても【恥ずかしいものは恥ずかしいんじゃない】?」

花咲「顔隠したほうが案外興奮するかもしれないけど」

冬崎「エロトークは禁止っす!・・・【海東君の変装】ではないっすよね?」

海東「俺はアリバイがあるだろ?」

海東「というか、身長的に無理だ。」

ボブ「では・・・【姫月に気づいていなかった】のでは?」

姫月「気づいたから逃げたんだろう?」

ボブ「うむ・・・そうか・・・」

朝永「案外、【何かを見間違えた】のかもね~」

火ノ宮「何か・・・とは何だ?」

朝永「え~と・・・何か!」

火ノ宮「なるほど・・・わからん」

安価↓2

正解!

響音「それに賛成だよ!」同意!

響音「見間違え・・・それ、あり得るかもしれない!」

朝永「わーい!当たった~!」

火ノ宮「見間違え?何とだ?」

響音「それはもう単純に・・・覆面をかぶった誰か、だよ」

響音「あんな特徴のある覆面を被ってちらっと見たら・・・立花さんと思ってしまうんじゃない?」

冬崎「思い込み、っていう奴っすね・・・」

冬崎「姫月姐さん、立花ちゃんは近くではっきり見たんすか?」

姫月「いや・・・遠くの角からチラリと見えただけだけど・・・」

姫月「まさか・・・あれは立花じゃなかったってことかい?」

冬崎「一部分、あの目立つ覆面が見えれば、それを立花さんと思い込んでしまう・・・」

冬崎「そうだとすると・・・」

九神「・・・立花の犯行時刻そのものが違う可能性がある!?」

少し訂正

九神「・・・立花を殺した時刻そのものが違う可能性がある!?」

冬崎「そうなってくると、姫月姐さんやヘンリー君が目撃した時間以前・・・」

冬崎「つまり、21時から21時15分の間の可能性があるっす!」

殺陣山「と、なってくると、やはり澄々が怪しくなってくるな・・・」

殺陣山「海東がお前の元に現れたのは21時15分なのだろう?」

殺陣山「そうなってくると、それ以前のアリバイを持たないお前が怪しい、ということになる」

澄々「ま、また私ですの!?」

鳴神「いや・・・それはないはずです」

鳴神「ヘンリーさんが立花さん・・・もどきを目撃したのは21時半より少し前のはずです」

鳴神「その時には海東さんが私に変装してお嬢様と一緒にいたはずでしょう?」

冬崎「立花さんが生きていたと誤認させることで一番メリットが得られるのは誰か・・・」

色鯨「そりゃあ、殺したクロやろな」

花咲「犯行の時間が間違っていれば、アリバイが作りやすくなるものねぇ」

冬崎「そう考えると、この立花さんは十中八九犯人の変装と見て間違いないっす」

殺陣山「・・・となれば・・・」

殺陣山「クロは寄宿舎を21時から30分間を自由に動けた人間、ということになるな」

冬崎「・・・あれ?となると・・・」

冬崎「・・・当てはまる人、一人しかいないんじゃないすか?」

ヘンリー「え?絞り込めるんですか?」

ボブ「全員にその時間帯の目撃証言はあるだろう?それなら・・・」

冬崎「・・・今回の事件、殺すこと事態は一瞬で済んだはずっす」

冬崎「15分・・・いや、下手したら10分以内かも・・・」

花咲「背後から一撃で済ませたのだとしたら、それくらいで済むかもねぇ・・・」

冬崎「そう考えると、自ずと犯人は絞り込めるはずっす」

響音「仮に姫月さんが見た立花さんが偽物だったとすると・・・立花さんが殺されたのは21時15分前?」

九神「そう見て間違いないだろう、ならば・・・」

冬崎「その時間帯に寄宿舎側にいて、かつ21時から15分間にに10分以上の余裕があった人間」

冬崎「・・・響音ちゃん、わかるっすか?」

響音「・・・なんで私?」

冬崎「そりゃあ、おいしいところっすから。犯人の指名なんて」

冬崎「・・・立花ちゃんの仇、取りたいんでしょう?」

響音「・・・・・・・・・」

犯行予想時刻の21時から22時までに、30分まで寄宿舎にいて、
かつ、15分までに10分前後の余裕がある人間・・・

それは・・・一人しかいない・・・!

【怪しい人物を指名しろ!】
安価↓2

海東「俺じゃねえよ!俺は21時15分から校舎側にいただろうが!」

冬崎「うーん、15分までの条件は満たしていても、15分から澄々ちゃんと一緒にいた海東君じゃ、立花さんに変装はできないっよ・・・」

冬崎「というわけでテイク2!今度はしっかり決めるっすよ!」

響音(あれ!?間違った?)

響音(きちんと両方の条件を満たす人を探さなきゃ・・・それは一人しかいないはず・・・)

安価↓2

発言力ダメージを忘れてたね・・・
発言力 6→5
応急処置発動は次の安価まで受け付けますー

響音(犯人は・・・あなたしかいない!)解!

響音「正義くん・・・あなたなんじゃない?」

正義「・・・・・・・・・」

正義「はい!?」

色鯨「正義やと!?」

正義「何故そうなるのですか!憧れである立花さんを殺した犯人が私!?」

正義「それは私への侮辱と受け取ってよろしいですかな!?」

響音「正義くんは言ってたよね。『21時10分までは男子トイレの掃除をしていた』」

響音「その間、誰かと一緒にいたりした?」

正義「な、何を仰るんですか!それは一緒に掃除を任された海東さんが・・・」

海東「・・・いや、俺が見たのはお前が『男子トイレに入るまで』だ」

海東「その間、ずっと一緒にいたわけじゃない」

冬崎「それに、海東君はトラッシュルームに入ったあと、すぐに変装して澄々ちゃんの所に向かっているっす」

冬崎「男子トイレとランドリーの距離は短い・・・それなら急げば10秒で移動できるっす」

冬崎「10分・・・いや、現場にここまでの好条件が揃っていれば、それより短い時間で犯行も行えたんじゃないっすか?」

正義「た、確かに私はその時間帯、犯行現場に近い位置にいましたが、それだけで犯人にされるなど・・・!」

正義「そもそも私は、立花さんが掃除していたのは知っていましたが、どこを掃除していたのかは知らない!」

正義「それなのにそんな迅速に行動出来るはずがないのです!」

澄々「・・・確かに、わたくしは立花さんが掃除していることは正義さんにお話しましたが、『どこで』までは言ってませんわね・・・」

澄々「それなのに図った様な素早い犯行を行えるとは・・・どういうことですの?」

殺陣山「最もな反論だな・・・被害者の位置を知る術は確かにない」

殺陣山「それならば、なぜあの女の位置を知ることができたのか・・・」

殺陣山「さて、論破できるのか?」

・・・立花さんの位置を知ることが出来た方法・・・

それなら、あれじゃないのか?

【ノンストップ議論 開始!】
<【モノクマファイル1】]
<【寄宿舎の構造】]
<【掃除の巻き添え】]
<【立ち入り禁止のプラカード】]
<【澄々のアリバイ】]


正義「私は犯人ではありません!」

正義「いくら犯行現場に近い場所にいたとしても、立花さんがそこにいるのかは・・・」

正義「【その時点ではわからない】のですから!」

九神「・・・本当にそうなのか?」

正義「スーパーヒーロー特有の透視能力でもない限りはね!」

色鯨「そんな超能力を持ってるわけあらへんしなぁ・・・」

姫月「澄々の話を【盗み聞き】したんじゃないのかい?」

澄々「いいえ、立花さんに掃除場所の説明をしたとき、【周りに誰もいなかった】はずですわ」

澄々「つまり、知っていたのはわたくしと立花さんだけ・・・」

正義「これらの証拠もあるように、私には完全に【知る術がない】のです!」

安価↓2

正解!

響音「それは違うよ!」論破!

響音「知る術がない・・・本当にそうだったのかな?」

正義「と、当然です。私には透視能力なぞないのですから・・・」

響音「透視能力がなくたって、『見える』目印があると思うよ」

響音「プラカード、とかね」

正義「・・・」

正義「んなっ!?」

姫月「プラカード?なんだいそれは?」

澄々「それって、わたくしが作った『掃除中につき立ち入り禁止』と書いてあるものですわね?」

ボブ「掃除中につき、と書いてあるということは中で誰かが掃除していることは明白」

ボブ「そして、澄々は校舎側、鳴神は九神の部屋の掃除と説明されていて、海東はトラッシュルームにいるはずだったから居場所ははっきりしている」

ボブ「となると消去法で残るのは・・・」

朝永「立花さんだ!」

響音「これなら立花さんの位置は判別できるよね。なにせ、男子トイレに向かう途中にランドリーはあるから」

響音「その時に、ドアにプラカードがかかっているのに気づいたのなら、立花さんが中にいるのはわかるはずだよ」

冬崎「となると、立花ちゃんは不意打ちでやられたんじゃなくて・・・」

冬崎「『友人だと思っていた相手に背後を見せた瞬間にやられた』ってことになるっすね」

冬崎「さすがに、ドアを開ける音がしたら気づくでしょうから」

正義「そ、そうだ、気づくのです!気づくのですよ!」

正義「もしも私が襲撃を行うつもりで部屋に入ったのなら、凶器を持っているのにも気づいたでしょう!」

花咲「隠せる大きさの凶器を使ったんじゃないのぉ?」

火ノ宮「いや、殴って一撃で仕留めたのならそれなりの大きさと重さの物が必要になる」

火ノ宮「そんなものを隠しても、不自然な挙動になると思うぞ」

九神「ましてや、戦いの中に身をおいていた立花だ。そんなものを見逃すのか?」

響音「ううん、凶器なんて持ち込む必要なんてないんだよ」

・・・そう、使われた凶器は・・・

証拠を提示しろ!
安価↓2

正解!

響音(これね!)解!

響音「使われた凶器は、ランドリーにもともとあったんじゃない?」

姫月「響音の言う通りだ。あたしの検死の結果、使われた凶器は現場に落ちてた『金属製の物干し竿』だと判明してる」

姫月「あれ、もともとランドリーに置いてあったものじゃないか」

火ノ宮「物干し竿・・・確かにそれならば、鉄パイプとさほど材質は変わらん」

火ノ宮「・・・威力も十分に出るだろうな」

花咲「・・・あれ、もう洗濯物を干すのに使えないわねぇ」

響音「これで、犯行を素早く行うための条件は揃ったよ」

響音「どうかな正義くん・・・まだ反論はある?」

冬崎「偶然見かけた情報から、ターゲットのいる場所を特定して、その場にあったものを凶器として利用する・・・」

冬崎「まるで舞台役者がアドリブで演技をするみたいっすね、『超高校級の役者』さん?」

正義「・・・・・・」

九神「・・・何か言ったらどうだ、正義?」

正義「・・・・・・・・・ますよ」

九神「ん?」

正義「ありますよ!反論など大いにあります!」

正義「確かに殺害が可能だったのは私だけかもしれません!ですが!!」

正義「偽物の立花さん!あれに化ける時間は私にはない!」

正義「冬崎さんも言っていましたよね!『変装するメリットがあるのは犯人だけ』と!」

正義「ですが!立花さんが目撃された時間、私は食堂前を掃除していた!」

正義「今度は目撃者もいる!姫月さんヘンリーくん鳴神くん!三人もだ!」

正義「これを覆さない限り、私が犯人であるなどありえないのです!」

冬崎「あらら、まだ粘るっすか?」

正義「当然です!人を陥れようとする悪になど、屈してたまるものか!」

正義「立花さんの為にもだ!」

ヘンリー「・・・でも、それは事実ですよ。立花さんが目撃されたタイミングでは正義さんは食堂前を掃除しているんです」

ヘンリー「僕も鳴神さんも見てますし」

鳴神「・・・ええ、その通りです」

・・・アリバイがある状況で、立花さんに変装できた理由・・・

それを暴く方法は必ずあるはず・・・見つけ出さないと!

【ノンストップ議論 開始!】

<【寄宿舎の構造】]
<【ボブの証言】]
<【掃除の巻き添え】]
<【色鯨の証言】]
<【ヘンリーの証言】]

ヘンリー「僕が食堂の外に出た直後、正義さんが掃除しているのを見ました」

ヘンリー「それで、部屋に戻って外に出た直後に【立花さんを見た】んです」

ヘンリー「そのあとすぐに食堂に戻った時も正義さんは食堂前を【掃除をしていました】」

鳴神「私も同じく。立花さんは目撃していませんが、正義さんは見ました」

姫月「あたしの時も同じさ。行きも帰りも【正義に会ってる】」

朝永「確かにおかしいね~・・・」

正義「この通り、私は立花さんが目撃された時間帯には【ずっと食堂前を掃除している】のです!」

正義「同時に二ヶ所に存在できない以上・・・」

正義「私は犯人ではないのです!」

安価↓2

正解!

響音「それは違うよ!」論破!

響音「ずっと掃除をしてた・・・そういう風に見えてただけなんじゃない?」

響音「同時に二ヶ所に存在する方法があるんだよ」

正義「同時に二か所に居た!?そんなわけ無いでしょう!」

色鯨「おっ、分身か?」

九神「いつまで言っている・・・」

九神「響音、その方法とは何だ?もっと理論的な答えなんだろう?」

響音「正確には、そう見える方法だよ」

響音「それは、寄宿舎の構造を見ればわかるよ」

九神「・・・全員、電子生徒手帳を開け、確認するぞ」

http://i.imgur.com/a2Mj11F.jpg

響音「地図を見ればわかるけど、食堂前から各自の個室に向かうには二つのルートが存在する・・・」

響音「一つ目は、そのまままっすぐ進んで個室に向かうルート・・・」

朝永「あ、私は帰るときはいつもこの帰り方だね~」

海東「というか、大概の奴がこのルートだと思うぞ。遠回りになっちまうからな」

響音「うん。だから、姫月さんとヘンリー君もこのルートで部屋に向かった。」

響音「そして、二つ目・・・トラッシュルーム前を通るルート・・・」

響音「・・・二人に聞きたいんだけど、立花さんの目撃地点はどこだった?」

姫月「・・・トラッシュルームから出て、だいたい鳴神の部屋まで進んだ時に、後ろを振り返ったらだねぇ」

姫月「ちょうど、トラッシュルーム周辺の曲がり角ってところさ」

ヘンリー「僕も部屋から出た直後に前を見たらだったのでそのあたりに・・・」

澄々「あら、偶然ですのね・・・同じ場所ですの・・・」

殺陣山「ちょうど、どちらも通らなかったルートの方だ」

殺陣山「ふん、なるほど、そういうことか・・・」

響音「正義くんは立花さんに変装して目撃されて、立花さんが生きていると誤認させようとした」

響音「そして、目撃されたあとに走って食堂前に戻り・・・何食わぬ顔で掃除を続けてたフリをする」

響音「そうすれば、同時に存在したように見えるんだよ」

花咲「ちょっと、いくら走ったからってそれは無理がある気がするわぁ・・・」

花咲「食堂前を掃除していたのなら走ってくるのをヘンリー君が帰る途中に目撃される気がするわよぉ?」

冬崎「一概に食堂前、って言っても広いっすから」

冬崎「例えば・・・食堂前の北側を掃除していたとしたら?」

九神「・・・壁が死角となって、走ってきたのを見えなくすることができる、というわけだな」

九神「ましてや、立花だと思っていた相手に急に逃げられれば戸惑い、一瞬はスタートに差が出るはずだ」

九神「その上正義は走って食堂前に向かっている。対する二人は歩いて・・・」

ボブ「それならば距離にある程度の差があっても充分間に合う・・・というわけだな!」

色鯨「足音とかはどうなるんや?走って来たならそれなりの足音が・・・」

鳴神「・・・演劇において、足音がうるさい役者は評価を下げられる、という話を聞いたことがあります」

鳴神「役者である正義さんは足音を消す技術を持っていてもおかしくはないのでは?」

澄々「鳴神さん・・・物知りですのね・・・」

鳴神「こういう教養を身につけておくのも主人に仕える上で重要ですから」

響音「こんな風に細かい工夫を重ねれば、同時に存在したような錯覚を作り出すことができる」

響音「・・・どうかな?正義くんこの推理に間違いはある?」

正義「・・・面白いですよ、脚本としては一級です。響音さんは超高校級の脚本家の才能もお持ちのようだ・・・」

正義「ですが!」

正義「その推理には大きな穴がある!」反論!

響音「穴?」

正義「そう、大きな穴です!」

正義「私が急いで食堂前に戻ってきた、と言いましたが・・・」

正義「体格の違い!これはどう説明するのですか!」

海東「・・・確かに、変装をするにおいて体格の違いは大きな問題だな」

海東「俺でも、自分を小さくみせるなら結構な仕掛けは必要だぜ?」

正義「超高校級の変装師である海東くんすらそうなのです!私ならばもっとしっかりしたものが必要だ!」

正義「このことについてはどう説明するのです!」

確かに、正義くんと立花さんの体格はだいぶ違う・・・

だけど、もう少しだ。これさえ論破すれば・・・!

【反論ショーダウン 開始!】

<【ボブの証言】]十
<【姫月の証言】]十
<【色鯨の証言】]十
<【鳴神の証言】]十
<【ヘンリーの目撃証言】]十

正義「立花さんはとても小柄な方だ、この中の誰よりも!」

正義「対して私は男性陣の中でも背が高い!」

正義「そもそも男性と女性の体格を見間違えるなど、医者である姫月さんがするはずがない!」

正義「それゆえに、私は立花さんに変装することはできないのです!」

正義「絶対にね!」

響音「絶対・・・本当にそうかな?」

響音「何かの仕掛けを使えばできるんじゃない?」

正義「仕掛け?あの場所にはそんなものはない!」

正義「あなたの推理では撤去をする時間もなかったから【移動させたとは考えられない】!」

正義「故に・・・」

正義「何らかの仕掛けで【体格の違いを誤魔化す事はできない】!」

正義「どうです?ぐうの音も出ませんか?」

安価↓2

正解!

響音(その言刃は不協和音よっ!)論破!

響音「仕掛けなら・・・設置する必要もないんだよ」

正義「なぁっ!?」

響音「ヘンリー君の証言だと、立花さんは壁越しからこっちを覗き見ていた・・・」

響音「だったら、壁で体を隠し、屈んだ状態になれば背の低さは再現できる!」

姫月「・・・そうだ、あたしの時も立花は壁越しにこっちを見ていた・・・!」

響音「そして、覆面をつけた顔だけ出せば、立花さんとして誤認される・・・」

響音「トラッシュルームの曲がり角・・・それ自体が仕掛けの正体よ!」

正義「ぐっ・・・ぐうううううううううううううううう!」

殺陣山「・・・終わったか?」

正義「まだ・・・まだです・・・屈するわけにはいかない・・・!」

正義「悪として認められるわけには行かない!」

正義「そうだ・・・それらはすべて状況証拠に過ぎない・・・あくまで私が可能であったというだけの話!」

正義「私がやったという物的証拠!それはあるのですか!?」

冬崎「物的証拠・・・すか?それなら今までの議論の中に何度も出てきたはずっすよ」

冬崎「響音ちゃん、楽にしてあげてくださいっす」

何度も出てきていた物的証拠・・・そうだ、あれだ。

正義くんがあんな方法で使ったものである以上、その痕跡は残っているはず!

【トドメを刺せ!】
コトダマを1つ指定
安価↓2

正解!

響音「正義くんがやっていないっていうなら・・・一つ確認したいものがあるんだ」

正義「確認したいもの・・・?」

響音「鳴神くん。立花さんの覆面は、昨日は洗濯されて干されていたんだよね?」

鳴神「・・・はい、その通りです」

響音「覆面っていうのは構造上、脱ぐときに髪の毛が内側に残りやすいの」

響音「私の推理の中では、正義くんは二度覆面を脱いでいるから、ある程度の髪の毛が付着している」

響音「そして、洗ったばっかりの覆面の内側に立花さんの髪の毛が付いているとは考えられない」

響音「と、いうことは・・・」

響音「立花さんの覆面の中には立花さんの髪の毛は全く残ってなくて・・・」

響音「・・・正義くんの物だけが残っていることになる」

正義「な・・・」

冬崎「・・・鑑定は任せて欲しいっす。警察も医者もいるっすからね」

九神「そもそも・・・男と女の髪の毛は一目見ただけでわかると思うがな」

正義「・・・・・・」

響音「・・・もう一度事件を振り返ってみよう。そうすれば、わかるはずだよ」

響音「この事件の全貌が・・・」

【クライマックス推理】
事件の始まりは、澄々さんが掃除をするメンバーを決めたところから・・・
そこで、海東くんと一緒に掃除当番に任命された犯人は、立花さんが一人で掃除していることに気がついたの。
そこから、立花さんを殺すチャンスであると思った犯人は、計画を決意したんだよ。
だけど、何処を掃除しているかについては澄々さんから聞くことができなかった。でも、犯人はあるものを見て、立花さんのいる場所を特定したの。
(   A   )・・・それを見て犯人は立花さんがランドリーの掃除をしていることを気づいたの。

そこで、近い場所・・・トイレ掃除を行うことになった犯人は、海東くんにトイレに入るのを目撃されたあと、素早くランドリーに向かった。立花さんを殺すためにね・・・
そこで中に入り、立花さんが自分の親しい人物だと油断して、後ろを見せた瞬間に・・・
ランドリーに置いてあった(   B   )で、立花さんを殴り殺した!
そして、立花さんを殺したあと、犯人はあるものを持ち出した・・・それは・・・
(   C   )だよ。それを使って犯行時刻を誤認させることで、自分のアリバイを確保しようとしたんだよ。

そのあと、何食わぬ顔で戻ってトイレ掃除を終えたフリをして、食堂前の掃除に移った犯人は、自分のトリックを発動できるタイミングを待った。
そして、そのタイミングは二度訪れることになったの。

ひとつめは(   D   )。このタイミングで犯人は動き出したの。
犯人は、自分が掃除をしているように姫月さんに目撃されたあと、寄宿舎のトラッシュルーム側の通路を通って、待機した。
多分・・・姫月さんがトラッシュルームにいた間は、どこか別の場所に隠れていたんだと思う。それこそ男子トイレとかね。
そこでトラッシュルームから姫月さんが出てきて、個室側の通路を歩いて行ったとき・・・『立花さん』として目撃されたの。
(    E    )ことで、体格の問題をカバーし、立花さんを『この時点では生きている』と錯覚させたんだ。

そして、走って戻る最中に覆面を脱いで・・・何食わぬ顔で掃除を再開した。
ふたつめのチャンス・・・それは(   F   )。この時には多分、プラカードを処分する作業を並行してやったんじゃないかな?
プラカードがかけられたままだと、立花さんがずっとそこから出てこないのを不審に思った澄々さんや鳴神くんがドアを開けるかもしれないからね。

ともかく、この時も姫月さんの時と同じ要領で自分と立花さんが同時に目撃されたような状況を作り・・・
覆面を服の中か何かに隠して、ゲーム大会をしていた食堂の中に入り、食堂内の掃除を始めた。

これで21時半以降のアリバイは確保されて、立花さんは少なくともそれ以降に殺されたように見えるから、無実が証明できる・・・
そして最後に夜時間に入ってから外出した犯人は、立花さんの遺体の近くに覆面を置いておく。直前まで覆面を被っていて、脱いだ直後に殺されたように見せかけるために・・・

これが犯人が使ったトリックだよ。そしてこれが可能なのは一人しかいない・・・
・・・(    G    )くん。あなただよ!

【推理が繋がるように()内の文章を埋めろ!】
A・・・犯人は何を見て立花のいる場所に気づいた?
B・・・犯人の使った凶器はなんだった?
C・・・犯人が変装に用いたものは?
D・・・犯人の一度目のアリバイ工作に利用されたのは?
E・・・犯人はどうすることで体格の問題をカバーした?
F・・・犯人の二度目のアリバイ工作に利用されたのは?
G・・・犯人の名前は?
安価↓3まで
全問正解が一人でもいればクリア

【クライマックス再現】
事件の始まりは、澄々さんが掃除をするメンバーを決めたところから・・・
そこで、海東くんと一緒に掃除当番に任命された犯人は、立花さんが一人で掃除していることに気がついたの。
そこから、立花さんを殺すチャンスであると思った犯人は、計画を決意したんだよ。
だけど、何処を掃除しているかについては澄々さんから聞くことができなかった。でも、犯人はあるものを見て、立花さんのいる場所を特定したの。
立ち入り禁止のプラカード・・・それを見て犯人は立花さんがランドリーの掃除をしていることを気づいたの。

そこで、近い場所・・・トイレ掃除を行うことになった犯人は、海東くんにトイレに入るのを目撃されたあと、素早くランドリーに向かった。立花さんを殺すためにね・・・
そこで中に入り、立花さんが自分の親しい人物だと油断して、後ろを見せた瞬間に・・・
ランドリーに置いてあった物干し竿で、立花さんを殴り殺した!
そして、立花さんを殺したあと、犯人はあるものを持ち出した・・・それは・・・
覆面だよ。それを使って犯行時刻を誤認させることで、自分のアリバイを確保しようとしたんだよ。

そのあと、何食わぬ顔で戻ってトイレ掃除を終えたフリをして、食堂前の掃除に移った犯人は、自分のトリックを発動できるタイミングを待った。
そして、そのタイミングは二度訪れることになったの。

ひとつめは姫月さんが食堂の外に出た時。このタイミングで犯人は動き出したの。
犯人は、自分が掃除をしているように姫月さんに目撃されたあと、寄宿舎のトラッシュルーム側の通路を通って、待機した。
多分・・・姫月さんがトラッシュルームにいた間は、どこか別の場所に隠れていたんだと思う。それこそ男子トイレとかね。
そこでトラッシュルームから姫月さんが出てきて、個室側の通路を歩いて行ったとき・・・『立花さん』として目撃されたの。
覆面をつけた顔だけ見せることで、体格の問題をカバーし、立花さんを『この時点では生きている』と錯覚させたんだ。

そして、走って戻る最中に覆面を脱いで・・・何食わぬ顔で掃除を再開した。
ふたつめのチャンス・・・それはヘンリー君が食堂の外に出た時。この時には多分、プラカードを処分する作業を並行してやったんじゃないかな?
プラカードがかけられたままだと、立花さんがずっとそこから出てこないのを不審に思った澄々さんや鳴神くんがドアを開けるかもしれないからね。

ともかく、この時も姫月さんの時と同じ要領で自分と立花さんが同時に目撃されたような状況を作り・・・
覆面を服の中か何かに隠して、ゲーム大会をしていた食堂の中に入り、食堂内の掃除を始めた。

これで21時半以降のアリバイは確保されて、立花さんは少なくともそれ以降に殺されたように見えるから、無実が証明できる・・・
そして最後に夜時間に入ってから外出した犯人は、立花さんの遺体の近くに覆面を置いておく。直前まで覆面を被っていて、脱いだ直後に殺されたように見せかけるために・・・

これが犯人が使ったトリックだよ。そしてこれが可能なのは一人しかいない・・・
・・・正義 剛くん。あなただよ!



COMPLETE!

響音「これがすべての真相だよ・・・反論はある?」

正義「私の負け・・・?私が・・・悪だった?」

正義「正義は必ず勝つはず・・・つまり・・・負けた私は・・・悪・・・?」

正義「くっそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

冬崎「・・・これにて閉廷・・・ってことっすね」

殺陣山「終わったか・・・なんともつまらん時間だった」

殺陣山「モノクマ。終わったらしいぞ・・・」

モノクマ「えー、議論の結論が出たようですね、それでは投票タイムと参りましょうか!」

モノクマ「では、オマエラはお手元のスイッチを押して、投票してくださーい!」

モノクマ「キチンと投票しろよ!選挙は国民の義務だからな!」

モノクマ「・・・まあちょっとしたクマ・ジョークはさておき、クロとなるのは誰なのか!?」

モノクマ「その答えは、正解なのか?不正解なのかー!?」

モノクマ「うぷぷぷ!それではいきましょう!投票ターイム!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  MONOKUMA
    VOTE

ジャララララララララララララ・・・

 |セイギ|セイギ|セイギ|

テッテレー!

チャラララララララララララ・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

学 級 裁 判

閉廷!

【リザルト】
発言力ボーナス 5
集中力ボーナス 5

合計      10

ノンストップ議論ノーミスボーナス 不可 0
反論ショーダウンノーミスボーナス  可 2
証拠提示・人物指定ノーミスボーナス 不可 0
クライマックス再現ノーミスボーナス 可 2

合計       4


獲得モノクマメダル 14
現在の所持メダル  15



というわけで本日はここまで。お疲れ様でした。
次回は月曜日となります。

パニックトークもして見たかったな

>>586
パニックトークは同再現するか思いつかなかったんや・・・すまんな
代わりに反論ショーダウンには活躍してもらう予定

あと本日は遅れてしまい申し訳なかったです。
こんな力技のトリックでも楽しんでいただけたら幸いです。
あと海東君疑われすぎや・・・そういう風に作ってたけど・・・

ではでは

動機が気になる件
書き貯めとかはしてないのかい?

>>592
裁判終了時あたりから安価をまた取ろうと思ってたからざっとしか書いです
一応ある程度は構想は練ってあるので裁判終了→おしおきタイム→チャプター終了ぐらいまでは行きたいところ

書く時間自体はあるんで土日中に仕上げて月曜に安価を取りながら進行かな。

お疲れ様です。本日は遅めの22時開始。
今回は安価は最後しか取らないのでダラダラ行きたいと思います。
それではよろしくお願いします。

それでは開始ー

モノクマ「はい、大正解なのですー!立花さんを殺したクロは・・・」

モノクマ「正義剛くんなのでしたー!」

正義「ぐ・・・」

澄々「本当に正義さんが・・・」

澄々「なぜ・・・何故なんですの!?あなたは立花さんに憧れていたんじゃ・・・」

色鯨「お前言っとったやないか!立花みたいなヒーローになりたいって!」

色鯨「なのに・・・なんでや!」

正義「・・・その通りです・・・私は立花さんに憧れていた・・・」

正義「弱者を救うために行動し、全てを救うほどの力を持っている立花さん・・・」

正義「正に『英雄』という名前が相応しい存在でしたよ・・・」

色鯨「だから理由を聞いとるんやろが!」

正義「・・・理由はそこにあるんですよ」

正義「私は、立花さんに憧れて『いた』んです」

響音「・・・憧れて『いた』?」

正義「そう、憧れていたのは過去の話なのです。」

正義「丁度昨日の昼ごろまで・・・といったところでしょうか」

九神「昨日の昼というと・・・あのDVDの公開のタイミングか」

朝永「あのDVDに・・・何が映っていたの?」

正義「そうですね、私の場合は・・・」

正義「瓦礫の廃墟の中を逃げ惑う、民衆の姿でした」

正義「すぐにでもヒーローが駆けつけてくれるのを求めている人間たち・・・それが私の見た映像です」

正義「・・・だからこそ、私はすぐに立花さんに相談したのです・・・」

正義「『私を殺して、早くここから出て彼らを助けるように』とね」

花咲「・・・・・・・・・」

花咲「はぁ!?」

響音「自分を殺してって・・・自分が何を言ってるかわかってるの!?」

海東「正気の沙汰じゃねえな・・・」

殺陣山「そうか?僕には分かる気もするがな」

殺陣山「自分の憧れている存在に殺されるのも、背景的にはかなり美しいものがあると思うぞ?」

姫月「別ベクトルの変態は黙ってな」

冬崎「・・・あんたが生きてるってことは、立花ちゃんには当然・・・」

正義「ええ、断られましたよ!やはり立花さんはお優しい方だった・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

立花『・・・その頼みは聞けない・・・です』

正義『何故!?外には苦しんでいる人々が沢山いるのですよ!?』

正義『私一人の犠牲で救えるのならば安いものではありませんか!』

立花『・・・いま、皆は一人も欠けることなくここから出ることの出来る方法を探しているんです・・・』

立花『それは、正義くんも含めて・・・です』

正義『立花さん・・・』

立花『だからこそ・・・そんな選択をしちゃいけない・・・です・・・』

立花『そんな方法で外に出たって・・・私は胸を張ってヒーローでいられる自信がない・・・』

立花『だから・・・そんな事は言っちゃダメ・・・です!』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

冬崎「・・・至極真っ当な意見っすね」

九神「だが・・・それが何故立花を殺すことにつながるのだ?」

ボブ「そうだ、立花はお前に協力してもらうことで、完全犯罪を成し遂げることも簡単だったはずだ」

ボブ「感謝することはあっても、殺すことは・・・」

正義「そうです、彼女は私を殺して外に出ることを許さなかった・・・」

正義「それが私には・・・」

正義「許せなかったのです!」

朝永「ひっ・・・」

突然声を張り上げる正義君、殺さなかったことが許せなかった・・・?

澄々「それは明らかに論理が破綻してますの!」

正義「破綻している?どこがですか?」

正義「私は立花さんを真のヒーローだと思っていた・・・」

正義「多数を救うためなら少数を切り捨てることができるヒーローだとね・・・」

正義「そんなこともできない偽物のヒーローに憧れていたとは・・・自分に腹が立つ!」

殺陣山「・・・つまり、こういうことか?」

殺陣山「自分の憧れていた人物が、自分の望むような存在でなかったから殺した。と」

色鯨「・・・は?なんやそれは!?」

冬崎「・・・もっと深い理由でもあったと思ったんすけどね」

冬崎「そんな身勝手で自分勝手な理由だったなんて・・・友達だと思っていた立花ちゃんが報われないっすね・・・」

正義「そんな偽物のヒーローなど、いない方がいいでしょう・・・」

正義「だったら私自身が脱出して、人々を助ける真のヒーローになった方がいい」

正義「だからこそ、私は・・・」

立花さんを殺して、ヒーローを消し・・・ヒーローとして外に出る・・・

それが理由?

正義「立花さんには最後の役目として、私が外に出るための犠牲の役割を与えたのですよ」

正義「私の正義の礎となれたのです・・・誇りに思うべきでしょう」

響音「そんなことのために立花さんを殺したの!?」

正義「そんなこと?十分な理由でしょう?」

姫月「・・・驚いたよ、コイツがここまでイカれてるなんてね・・・」

鳴神「つまり・・・今まで見ていた正義さんは全て演技だった・・・ということでしょうか?」

鳴神「体育館で立花さんの死に涙したことも、ね」

正義「ええ、こういうときには役に立ちますよ?超高校級の役者という才能は」

正義「皆さん、見事に騙されてくれたようですからね…一部を除いては」

朝永「みんなで外に出ようって言ったじゃない!犠牲を出さないようにって・・・」

正義「犠牲を出さずに結果を出すことなど不可能なのですよ、それが私の『正義』なのですから」

正義「九神さんはその辺、分かっていただけるのではないでしょうか?」

正義「ひとりでも多く生き残るために、クロを犠牲にしようとしていたあなたならね!」

九神「・・・・・・・・・否定はしない」

正義「その時点で私と九神くんの指示に従ったあなた達に差はないんですよ!」

響音「違う!そんなことない!」

響音「九神くんはあなたと違って犠牲を自分で出すことはしなかった!」

響音「立花さんを殺したあなたとは違うの!」

正義「・・・まあ何であれ、私が負けたのは事実です」

正義「自らの正義に殉じて死ねるのです。私に悔いはない・・・」

正義「まあ、立花さんをわざわざ殺したのは無駄になってしまいましたがね」

響音「・・・くっ・・・」

全く悪びれる様子もなく、語る正義くん。

その正義くんに掴みかかった人間がいた。

海東「・・・ちょっと歯を食いしばれよ」

正義「は・・・?」

いつの間にか正義くんの側にいた海東くんは、拳を握ると・・・

顔面にそれを叩き込んだ。

正義「ごはっ・・・」

モノクマ「ひゃー!暴力は反対だよ!死んじゃったらどうすんのさ!」

モノクマ「おしおきの前に死んじゃうとか興醒めもいいところだよ!」

海東「・・・わりーな、我慢できなかったんだよ」

海東「多数を生かすために少数を殺すのが正義?俺はその考え方が一番嫌いでね」

海東「・・・正義、お前の発言には我慢ができねーわ」

正義「・・・は、何を言っているのです。自分が生きるために私を犠牲にしようとしているあなたも同類でしょう」

海東「・・・じゃあ聞くけどよ」

海東「・・・百歩譲ってその考え方が正しかったとしてもお前が生き残るために立花と俺らを犠牲にしようとしたのは本当だよな?」

海東「だったら・・・」

海東「自分が生き残るために俺ら全員を犠牲にしようとしたお前は・・・」

海東「お前は『悪』じゃねーか」

正義「・・へ?」

姫月「逆説的に言えばそうなるね、多数のために少数を切り捨てるのが正義なら・・・」

姫月「少数のために多数を切り捨てるのは悪」

姫月「あんたの正義感、随分と穴だらけに見えるけど?」

正義「・・・ち、違う、私は・・・」

モノクマ「えーとね、正義クン。ここでのルールは人を殺したのがバレればクロ・・・つまり悪なんだよ」

モノクマ「そんな悪い奴はおしおきされるのが当然だよねえ?」

正義「ふ、ふざけるな!確かに私は悪ではない!」

モノクマ「それでは、ボク的には最大のメインイベントを始めるとしようか!」

正義「そうだ!もう一度裁判を行おう!そこで私が正義であると証明して・・・」

モノクマ「まあぶっちゃけ、悲しむ必要もないよねえ、ほとんどのクラスメイトが君を悪人だと思ってるみたいだし!」

モノクマ「と、いうわけで、『超高校級の役者』である正義クンの為に・・・」

正義「待て、待てと言っているだろう!」

モノクマ「スペシャルなおしおきを用意しましたっ!」

正義「私は『悪』のまま死にたくない!だから・・・」

モノクマ「では、張り切っていきましょう!おしおきターイム!」

正義「せめて、『正義』として認めてくれよぉ!」

ウィーン・・・ピコッ☆

GAME OVER

セイギくんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。

モノクマがボタンを押したとたん、正義君の首に鎖が巻きつけられる。

そして、正義くんはそれに引っ張られて裁判場の奥へと連れ去られていく。

その奥にあった、映画の撮影のセットのような場所に彼は放り出された。

【超高校級の役者 正義 剛処刑執行】
【『劇場版 絶望戦隊モノクマファイブ ~悪の皇帝ツヨシカイザー 暁に散る~』】

そこに待っていたのは、通常黒の部分が色違いになっている5体のモノクマ。

赤・青・緑・黄・ピンク・・・各自が別々の武器を構えている。

そして正義くんは・・・いつの間にか悪魔の扮装のようなものをさせられていた。

まずはピンクのモノクマが弓を放つ。矢は正義君の腕に突き刺さった。

続いて黄色のモノクマが、二刀流の短剣で正義君の肩を切り裂く。

緑のモノクマは銃を持って、正義君の両足を撃ちぬいた。

青のモノクマ、ハンマーを振り上げて正義君の身体を滅多打ちにする。

そして、中央に立っていた赤のモノクマは、鋭い剣で正義君を切り裂いた。

しかし、正義君はまだ生きている。正義君がすごいのか、はたまたモノクマが手加減をしていたのか。

それを見た五体のモノクマは、各々の武器を合体させて、巨大なバズーカ砲を作り上げた。

五人で力を合わせてバズーカを発射すると、正義君は跡形もなく吹き飛んでしまった。

やっぱり正義の味方は数の暴力に限るよね!

響音「なに、これ・・・」

目の前で行われた、モノクマによる処刑執行。

集団リンチともいえるその方法に、私たちは動くことすらできなかった。

モノクマ「イヤッホオオオオオウ!エクストリーム!やっぱりアドレナリンが染み渡りますなぁ!」

モノクマ「これが一番の楽しみだよ!」

花咲「あ、あ…」

色鯨「な、なんなんやこれはぁ!」

朝永「・・・っ!」

澄々「もう嫌…嫌ですの!早くここから出してください!」

凄惨な処刑を見た生徒の中には、大きな混乱が起こる。

しかし…

モノクマ「何?最初に言ったよね?ここからは出ることができないって」

モノクマ「そんなに出たいんなら殺して殺して殺しまくればいいんだよ!」

モノクマ「・・・あ、殺せるのは二人までね、それは守ってね」

澄々「嫌ぁ・・・殺すのも嫌ぁ・・・」

鳴神「お嬢様!気を確かに!」

モノクマ「何だよ!わがままばっかり言うなよな!お金持ちだからって調子に乗りやがって!」

鳴神「・・・貴様・・・!」

モノクマ「おっと、忠犬さんはすごい怖いねぇ」

モノクマ「…でもさ、僕はこうも思うんだよね。正義君はとてもいい感じにこのコロシアイの火蓋を切ってくれたよね」

モノクマ「だってさ、親しそうにしてた人が、実は心の底で理不尽な理由で自分を殺そうとしてるかもしれないんだよ?」

モノクマ「うぷぷぷ!とっても怖いと思わないかい!」

その言葉を聴いた瞬間、周囲に緊張が走る。

友人だと思っていた正義君による立花さんの殺害、それすなわち…

友情などあてにならない、と言われているのと同じだった。

響音「…ちがう、もう殺し合いなんて私たちはしない!」

響音「そもそも…あんたがあんなDVDを渡すから殺し合いが起こったんじゃない!」

響音「全部あんたのせいよ!」

モノクマ「おー怖い、最近の若者は責任転嫁が上手ですなぁ」

モノクマ「そもそも、立花殺しを決意させたのは正義君の「正義」とやらじゃないか。・・・言っててややこしくなってくるなぁ」

モノクマ「ともかく、ボクのせいにするのはお門違いだよ」

冬崎「…監督責任って言葉、知ってるっすか?」

モノクマ「カントク?なにそれおいしいの?」

冬崎「…まあ、まともな返答なんか期待してねーっすけど」

九神「ならば、俺が宣言しておこう」

九神「・・・モノクマ、貴様がなんと言おうともこれ以上の殺し合いは起こさせん」

モノクマ「そう宣言しといて自分が殺された生徒さんもいるんですがね、うぷぷ」

冬崎「・・・以前にもこんなことがあったんすか?」

モノクマ「おーっと!これはトップシークレットだったよ!失言しちまったぜ☆」

モノクマ「・・・ところでさあ、さっきから気になってたんだけど・・・」

モノクマ「殺陣山クン?どうしたのかな?」

殺陣山「・・・・・・・・・」

モノクマの言葉を聞き、私は殺陣山の方を見る。

凄惨な処刑を目にしたことでショックを受けたのか。殺陣山はうつむいている。

そう思っていた。

しかし、顔を上げると、その顔は。

狂気を孕んだ笑みに満ちていた。

殺陣山「はははははははははははははは!ははははははははははははは!」

狂った笑い声、まるで心の底から楽しいという、この場にそぐわない笑い声。

花咲「た、殺陣山くん?」

殺陣山「すばらしい!すばらしいぞモノクマ!なんだ今の『芸術』は!」

殺陣山「多数決、というものを自らの正義としていた者を、数の暴力で殺す!」

殺陣山「加えて、奴の信仰していたヒーローの姿をした者の手によってだ!これ以上の皮肉があるものか!」

殺陣山「それ故に美しい!満点!満点だぞモノクマ!これこそ僕の求めていた芸術だ!」

殺陣山「完成するまでの過程にも芸術が存在するなど、盲点だった!これで僕は一歩前に進める!」

モノクマ「さっすがー!殺陣山クンは話がわかるっ!」

モノクマ「このおしおきの快感はわかってくれる人が少ないからね!ボクも嬉しいよ!」

殺陣山「だが・・・完成直後に死体を吹き飛ばしてしまうのはいただけないな。もったいないぞ」

殺陣山「どうだ?僕がプロデュースしてやろう。いっそ僕もそちら側に行かせろ」

ボブ「貴様、モノクマに付くとでもいうのか!?」

モノクマ「うーん、それも魅力的な提案だけど、却下させてもらうよ」

モノクマ「それを認めちゃったら生き残りたいためにボク側につく人が沢山出るかもしれないからね!」

冬崎「・・・はっ、誰が・・・」

モノクマ「だからさ、交換条件を用意するよ!」

モノクマ「殺陣山クンが卒業になった場合、残った人達のおしおきの方法は決めさせてあげるよ、これでどうだい?」

殺陣山「・・・いいだろう、その提案、全くデメリットがない」

殺陣山「成功すれば至高の芸術作品を完成でき、失敗しても芸術作品として死ねる・・・」

殺陣山「芸術家の本懐を遂げられるじゃないか!」

姫月「・・・狂人め」

九神「・・・奴のことは後々考えるとしよう。モノクマ、解散して構わないな?」

モノクマ「うん、学級裁判はこれでお終いだよ。OKOK!」

モノクマ「見事クロを突き止めたご褒美として、明日素晴らしいものを準備しておくからさ」

モノクマ「それではオマエラ、ばっははーい!」

そう言うと、モノクマは素早く消えてしまった。

殺陣山には狂った希望を、私たちには絶望だけを残して。

【寄宿舎 廊下】

・・・学級裁判が終わったあと、すぐに解散となった。

みんな何も言わなかったけど、感じていることは同じだろう。

絶望。それに尽きる。

友人に裏切られ、殺されてしまった立花さん。

狂った身勝手な理由で立花さんを裏切り、殺した正義君。

そして、凄惨な方法で正義君を処刑したモノクマ。

それと殺陣山。

響音「・・・・・・あいつ、何考えてんのよ」

暗に、この殺し合いに参加する、といった殺陣山。

あんなおしおきと称された処刑を見て、あんなことを言えるとは・・・

響音「ともかく・・・今日はもう部屋に帰ろうかな」

今日一日だけで色々な事があった。

・・・明日のことは明日考えるとしよう。

朝永「・・・妙夢ちゃん」

と、思っていると、不意に後ろから話しかけられた。

響音「・・・朝永さん?どうしたの?」

朝永「ううん。ただ、大丈夫かな、って思ったの~」

朝永「・・・立花さんと仲が良かったんでしょ?」

響音「・・・うん」

朝永「・・・忘れろ、とは言わないよ。ただ、引きずっちゃダメだよ」

朝永「大切な人がいなくなった事をずっと引きずったら、心が壊れちゃうから」

・・・朝永さんなりの私への心配・・・なのかな。

でも、私は・・・

響音「・・・それは違うよ、朝永さん」

響音「私はずっと背負っていくから。立花さんが殺されたことも、正義くんが殺したことも」

例え正義くんが許されないことをしたとしても、忘れていい理由にならない。

二人がいた証を、ここにいた誰かが持っていかなけばならないから。

響音「・・・背負わなきゃ、二人がいたことを、背負ったまま外に出るから」

響音「・・・絶対にね」

朝永「・・・後悔するよ?抱え込んでしまうと、苦しくて仕方なくなるから」

響音「・・・苦しくて仕方ないのはずっとだよ」

朝永「・・・強いんだね」

朝永「・・・・・・・・・」

朝永「うん!じゃあ、明日も頑張っていこ~!」

響音「・・・うん、頑張ろう」

・・・そういった朝永さんは、いつもと同じような笑顔だった。

・・・さっきは少し感じが違った気がしたのは、気のせいだっただろうか?

【立花の部屋 前】

海東「・・・・・・・・・」

響音「・・・海東くん?」

海東「・・・おう、どうしたんだよ、響音」

響音「・・・ちょっと、立花さんのお参りにね」

響音「・・・お墓も作ってあげられないし」

海東「なるほどね、代わりに立花の部屋へってことか」

海東「・・・それならコレ、お前にやるよ」

そういうと海東くんは、懐から何かを取り出した。

・・・鍵?

海東「立花の部屋の鍵だ。遺品整理でもなんでもやってやれよ」

響音「・・・なんで海東くんが持ってるの?」

海東「正確には俺が持ってたんじゃねえ。正義の野郎が持ってやがった」

海東「証拠品のプラカード・・・もしかしたら立花の部屋に処分してたんじゃないかって思ってな」

海東「殴ったついでにポケットを探ってみたらビンゴだったっつーわけだ」

響音「盗んだの?」

海東「ま、そういう事だ」

響音「じゃあ、海東くんはそのために正義くんを殴ったっていうわけ?」

海東「・・・まあな」

・・・歯切れの悪い返答。それだけじゃない。

きっと、あの時に言った言葉は本心だったのだろう。

そう信じてみることにする。

響音「・・・うん、素直に感謝する。ありがとう」

響音「立花さんに渡したいものもあったしさ」

海東「よし、じゃあこれで借りは返したぞ」

響音「借り?」

海東「そうだ、一応、今日の裁判はお前が中心になって解決したようなもんだからな」

海東「俺も無実が証明されたし・・・まあお前には疑われまくったがな」

響音「・・・そういえば、気になったんだけどどうして鳴神君に変装してたの?」

海東「・・・裁判中に言った通りだよ。驚かせたかっただけだ」

響音「・・・ううん。それは嘘だよ」

海東「は?なんでだよ?」

響音「驚かせるために変装するんだったら、九神くんあたりに変装して食堂に出没したほうが効果的だったんじゃない?」

響音「・・・それだけが理由だけど」

海東「・・・勘のいいやつは嫌いだよ」ボソ

響音「え?」

海東「・・・何でもねえよ。ただ単に鳴神の方が都合が良かっただけだ」

海東「ただ、一応言っておくと殺しをするために変装したつもりはねえよ」

海東「・・・それだけは信じとけ」

響音「・・・信じていいんだね?」

海東「おう、俺は生まれてこの方嘘をついたことはねえからな」

響音「・・・それ自体が嘘でしょ?」

海東「ありゃま、手厳しいね」

海東「・・・それじゃ、さっさと用を済ませとけ」

響音「・・・うん」

【立花の部屋】

・・・立花さんの部屋は、荒れた様子はなかった。

すぐにでも、部屋の持ち主が帰ってきてもおかしくないほどに。

響音「・・・立花さん、ごめんね。約束、守れなかったよ」

誰に言うでもなくそう呟くと、私は懐から、以前書いた楽譜を取り出した。

響音「あはは・・・こんなことになるんならちゃんと渡してあげればよかったなあ・・・」

響音「はは・・・う・・・」

響音「・・・うわああああああああ!」

・・・絶対、残りの誰もが欠けることなく。ここから出るんだ・・・

絶対に!

【???】

モノクマ「うぷぷ!いい感じに絶望が高ぶってきましたなあ!」

モノクマ「殺陣山クンもエンジンがかかったみたいだし!」

モノクマ「放っておいても殺し合いは起きそうだよね!」

モノクマ「・・・でもさ、それだけじゃボクも飽きちゃうんだよねー」

モノクマ「よし、新しい動機も用意するとしようかな!」

モノクマ「はあ、モノクマも楽じゃないよ・・・」

モノクマ「・・・作業がてら、他のみんなの様子でも見てみようかな!」

本日ラスト
安価↓4まで
様子を見たい人物を指定。
無効、もしくは被った場合、安価↓

殺陣山
ヘンリー
火ノ宮
冬崎
指定

それでは今日は終了。明日はこの四人が各自主人公の短編をお送りいたします。
一応21時開始予定。

正義くんはマジで同情できない動機しか考えられなかったよ
まあキチガイ成分少なかったしよかったよね!
ギャグ体質?なにそれおいしいの?

それではお疲れ様でした。

あ、そうだ支援絵に響音ちゃん描いてみました
これで貼れてるかな

http://nagamochi.info/src/up138568.jpg

はい、それじゃあ今日は21時開始。
前半部分は安価無しの短編パート
後半部分はchapter1終了時のモノクマメダル清算と、人間関係の整理を行っていきたいと思います

よろしくお願いします。

あと>>716様。支援絵ありがとうございます。
SS書いてて支援絵貰ったのは初なのぜ・・・すげー嬉しい。
それでは開始します。


【殺陣山の自室】

殺陣山「・・・ふむ、眠ってしまっていたか」

案外疲れていたらしい。これからのことに関して考えようと思っていたのだが。

・・・この学園生活。最初はつまらないものだと思っていた。

面白みのない学園。

自分の美的感覚にそぐわない生徒たち。

殺陣山「・・・だが、やっと面白くなってきたな」

合法的に死体を作ることができるのも嬉しい話だ。

やっと求めていた作品を作ることができるのだから。

・・・だが、問題がひとつ存在する。

殺陣山「・・・さて、どうやってバレないように殺すか、だが」

そう、これが一番の問題点と言える。

自慢じゃないが、物事を隠して進める、ということに関しては自分は間違いなく専門外だ。

それに、警察である冬崎の目を欺いて殺人を行うなど、不可能に近い。

・・・よほど独創的なトリックを考えなければいけない、ということだ。

殺陣山「・・・それに関しては資料がほしいところだな」

推理小説や、過去の事件のファイルなど、文章的なものが望ましい。

といっても、そのまま使うわけにはいかないから参考程度にとどめておく必要があるが。

殺陣山(・・・正義のように『自分に殺されてもいい』と思うやつが出てくれれば一気に難易度が下がるのだが)

ピンポーン・・・・・・

と考えていると、自分の部屋のベルが鳴った。

こんな状況であんな宣言をした自分の元を訪ねてくるとは・・・警戒心の薄い奴だ。

だが、そんなバカが誰なのか見てみるのも面白い。

そう思ってドアを開けてみると。

花咲「うふふ・・・殺陣山くぅん」

・・・最悪なやつが現れた。

殺陣山「・・・・・・・・・」

花咲「ちょっとぉ!無言で閉めようとするのはやめてよぉ!」

見なかったことにしてさっさと閉め出そうとする。

しかし、この女は素早く半身を滑り込ませ、妨害を行った。

花咲「少しお話がしたいと思ってきただけなのよぉ!」

殺陣山「やめろ、僕はお前みたいな奴と話す趣味は無いぞ」

花咲「先っちょだけ!先っちょだけだからぁ!いたたた足挟んでる、挟んでるぅ!」

殺陣山「・・・はぁ」

・・・流石にこんなことをやっているのも時間の無駄だろう。

こんな女の為に自分の思索の時間を邪魔されるのは大問題だが、一瞬でも興味を持った自分が悪いと無理やり納得することにする。

殺陣山「・・・何の用だ?」

花咲「えっとぉ・・・一緒にお茶でもどうかしらぁ?」

花咲「あんな事があったでしょお?私もちょっと怖いのよぉ・・・」

・・・嘘だな。目を見ればわかる。

というか、こいつは一目見た時から気に食わなかった。

まるで、世界全てが自分を愛していると思っているような言動。

物事が全て自分の思い通りになると思い込んでいるような浅慮さが滲み出る顔つき。

自分の価値観で測れば下の下、本来なら興味も湧かないレベルだった。

完全に無視したいところだが・・・

殺陣山(・・・下手に扱って、情報収集の手段が減るのは困るからな)

現在、自分の状況は完全孤立に近い。

しかし、こいつをうまく利用すれば、なかなか使えそうだ。

殺陣山(今まで僕に言い寄ってきた女は僕の芸術が分かった途端に逃げ出したものだがな)

殺陣山「・・・いいだろう、少しだけなら付き合ってやる」

花咲「本当?それなら入るわよぉ」

そう言って、ドアを開いて入れてやる。

・・・さて、こいつをどうするか。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【ヘンリーの部屋】

・・・眠れない。

今日見た光景をすぐに忘れようと、早めに部屋のベッドに潜り込んだはいいが、目をつぶればその光景を思い出してしまう。

ヘンリー「・・・はぁ」

僕を励ましてくれた立花さん。彼女のおかげで僕は冷静さを取り戻すことができた。

でも、その彼女は死んでしまった。

友人の裏切りによって。

ヘンリー「・・・大丈夫、他の皆は裏切らない」

自分に言い聞かせるように呟く。

・・・冬崎さんだって大丈夫だ。あの人だって、モノクマにあんなに怒ってたじゃないか。

普段はなんとなく浮いた感じの人だけど、あんなに頼もしい人はいない。

男の自分が言うのも情けないと思うけど。

ヘンリー「・・・水でも飲みに行こうかな」

まだ夜時間には程遠い、食堂だって空いているだろう。

火ノ宮さんが食事を作ってるのかな?・・・食欲はないけど。

・・・断って厨房に入らせてもらうとしよう。

そう思いつつ、僕は自分の部屋を出た。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ヘンリー「・・・・・・鳴神さん?」

鳴神「・・・ヘンリーさんですか。どうしました?」

ヘンリー「ちょっと食堂に水でも飲みに来たんですけど。・・・どうしてこんなところにいるんです?」

ヘンリー「・・・よりによってランドリーの前に」

鳴神「・・・中にお嬢様がいるんですよ」

鳴神「先程からずっとです。立花さんが死んだのは自分のせいだと自身を責めつづけている」

ヘンリー「じゃあ中に入って励ましてあげないと・・・」

鳴神「・・・中に入るな。誰も通すな。と命令されてしまいましてね。私は立場上、守らざるを得ない」

ヘンリー「そんなこと言ってる場合じゃ・・・」

鳴神「・・・人の下につくとはそういう事なんですよ。そもそも、私は励ましの言葉が思いつかない」

鳴神「お嬢様は、あくまで主人であって、友人ではないのです」

鳴神「私は、友人としての接し方が分からない」

ヘンリー「・・・・・・鳴神さん?」

鳴神「・・・ヘンリーさんですか。どうしました?」

ヘンリー「ちょっと食堂に水でも飲みに来たんですけど。・・・どうしてこんなところにいるんです?」

ヘンリー「・・・よりによってランドリーの前に」

鳴神「・・・中にお嬢様がいるんですよ」

鳴神「先程からずっとです。立花さんが死んだのは自分のせいだと自身を責めつづけている」

ヘンリー「じゃあ中に入って励ましてあげないと・・・」

鳴神「・・・中に入るな。誰も通すな。と命令されてしまいましてね。私は立場上、守らざるを得ない」

ヘンリー「そんなこと言ってる場合じゃ・・・」

鳴神「・・・人の下につくとはそういう事なんですよ。そもそも、私は励ましの言葉が思いつかない」

鳴神「お嬢様は、あくまで主人であって、友人ではないのです」

鳴神「私は、友人としての接し方が分からない」

鳴神「・・・主人の心が壊れていくのを見ているしかないというのは歯痒いものです」

ヘンリー「・・・鳴神さんはそれでいいと思ってるんですか?」

鳴神「・・・思っていたらこんな事は言いませんよ」

鳴神「しかし、長年生きてきた慣習というのは変えられないものです。」

鳴神「・・・自分が下手を打ったせいで、お嬢様を追い込むことなどあってはいけませんから」

鳴神「・・・私にできるのは、お嬢様自身が乗り越えることを信じるだけです」

ヘンリー「鳴神さん・・・」

ヘンリー「・・・じゃあせめて、澄々さんの側にいてあげてください」

ヘンリー「・・・できることはないけど、僕もここにいますから」

鳴神「・・・お心遣い、感謝します」

・・・澄々さん、大丈夫だろうか?

少しでも支えになってあげられたらいいけど・・・

立花さんがやったみたいに・・・励ますことはできないんだろうか・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【食堂】

朝永「おかわりっ!」

・・・ほとんどの人間が食欲をなくし、せいぜい軽食しかとっていない言うのに、彼女はよく変わらない量をたいらげるものだ。

・・・いや、いつも以上・・・か?

火ノ宮「・・・今ので最後だ。これ以上食べると体に毒だぞ?」

朝永「えー、まだ食べ足りないよ~」

火ノ宮「と、いうより、よくこの状況でこんなに食べられるものだ」

朝永「これくらいが普通なんだってば~」

普通とは何を指すのか。少なくとも、食堂に来なかった人間の分の夕食を食べきった時点で普通とは言わないが。

朝永「・・・まあ、腹八分目っていうのもいいかもしれないけどね~」

火ノ宮「・・・・・・」

朝永「うん、ごちそうさまでしたっ!」

火ノ宮「・・・お粗末さまでした」

彼女はここにいるメンバーの中でも特に食欲旺盛な者だ。

作った料理をこんなに美味しそうに食べてくれる以上、こちらとしても作った甲斐がある。

作った甲斐がある、が・・・

火ノ宮「・・・朝永、一つ質問させてもらっていいか?」

朝永「なぁに?」

火ノ宮「・・・お前がたくさん料理を食べてくれるのは俺としても嬉しい。料理人としてな」

火ノ宮「・・・だが・・・」

火ノ宮「なぜ、お前は食べている時、少し苦しそうに見えるのだ?」

朝永「・・・っ・・・」

火ノ宮「・・・お前が食べている時の姿、ただの大食い、といった感じではなかった」

火ノ宮「むしろ、やけ食いの類に見えた」

朝永「・・・あはは、気のせいだよ~、私は食べることが大好きなんだよ~?そんなことないって!」

火ノ宮「・・・生憎だが、俺は料理を食べている人間の表情を眺めるのが趣味でな。そういう事には敏感なんだ」

火ノ宮「・・・何を抱えているんだ?お前は・・・」

朝永「・・・何でもないよ」

火ノ宮「朝永」

朝永「何でもないんだってばっ!」

朝永「・・・ごめん、今日はもうお腹いっぱいだから、帰るよ」

朝永「・・・ありがとう、ご飯美味しかった」

そう言うと、朝永は逃げるように食堂を出て行ってしまった。

火ノ宮「・・・まだ腹が減っているのではなかったのか?」

・・・あいつが話したくないのならば、聞かないほうがいいだろう。

残された大量の食器を持つと、それを洗うべく、俺は食堂の方へ戻った。

【九神の部屋】

やることがたくさんあるというのは幸せだ。

それに没頭できる間は、少なくとも希望への道筋が閉ざされていないんだから。

真に絶望する状況っていうのは、やることが何もないことを指す。

だからこそ、少なくとも今は絶望的な状況ではない。

冬崎「・・・うぃーっす、くかみん、入っておk?」

九神「・・・冬崎か、どうしたのだ?」

冬崎「いや、今後の作戦会議、まあ、モノクマには筒抜けだろうけど」

冬崎「・・・せめて、殺陣山対策でも話しとかないとって思ってさ」

九神「・・・分かった。入れ」

・・・世の中には、使う方が上手い人間と、使われるのが上手い人間に分かれているとあたしは考えている。

あたしはどっちかっていえば後者。責任なんか負わずに、誰かの下でゆるーく働く方が自分好みだ。

そう考えれば、あたしがこいつとよく一緒にいる理由は分かるだろう。

冬崎「・・・それじゃ、まず本題からなんだけどさ」

冬崎「殺陣山のこと、どう思ってる?」

九神「・・・あいつの目は本気だな。俺が見てきた人間たちでも、決断をした者の目とはああいうものだ」

九神「・・・監視をするべきなのかもしれん。あまりやりたい事ではないが」

冬崎「まあ、暗に『お前は信用してない』っていうのと同じことっすからね。ただ、殺陣山はそう思われてももう仕方ないっすから」

冬崎「監視自体には賛成するっすよ」

九神「よし、だとすれば明日からでも奴の監視を始めたほうがいいだろうな」

九神「・・・だが、監視に参加する人数は絞る。俺とお前は確定として、あとは・・・」

冬崎「ボブのおっさんも確定でいいと思うっすよ。荒事に向いてるのはもうあの人しかいないっすから」

九神「あとは花咲はどうだ?あいつは殺陣山に執心だったろう」

冬崎「・・・花咲ちゃんは監視に向いてる性格とは言えないっすけど。まあ、誰かと一緒にいる限りは殺陣山も余計なことは起こさないはずっす」

冬崎「花咲ちゃんに聞いてみて大丈夫なら、って感じっすね」

九神「よし、ならば殺陣山に関してはこれで行くとしよう」

冬崎「あともう一つ、裁判中のことなんすけど」

九神「・・・モノクマの失言のことか?」

冬崎「・・・前にもここで殺し合いがあったなら、事件として取り扱われていてもおかしくないはずっす」

冬崎「ただ、あたしの頭の中に入ってる警視庁管理下の事件リストには、そんなものは入っていない」

九神「・・・頭の中に入っているのか?」

冬崎「一応腐っても超高校級っすからね。必要な情報は頭に入れておくのが真の情強っす」

冬崎「これについては・・・何かしらの隠蔽工作が行われているか、それとも・・・」

九神「・・・情報が少なすぎる。今議論しても仕方がないだろう」

冬崎「・・・そっすね。今は生き延びることに集中するほうがいいっすよね」

冬崎「それじゃあ、あたしからは以上っす。」

九神「俺も議題は以上だ。明日のモノクマの動き次第で、新たに全員でミーティングを行うとしよう」

九神「・・・冬崎、苦労をかける」

冬崎「それはいわねー約束っすよ・・・っていうか、くかみんが素直に謝るなんて雪でも降るんじゃないすか?」

九神「俺はあくまで方針を考える事しかできん。問題点を見つけることができても、解決する能力はない」

九神「お前のような優秀な参報がいてくれて助かる」

冬崎「・・・それを言ったら、あたしはくかみんが引っ張ってくれてるから、問題の解決に集中できるんすよ」

冬崎「くかみんが方針を決めてくれるおかげで、あたしは仕事ができる」

冬崎「・・・警察は所詮、国家のための犬っすからね」

九神「・・・そうか、ならば俺がその犬をうまく使ってやるとしよう」

九神「せいぜい、俺のために働くといい」

冬崎「わふーん!この雌犬をうまく使うといいっすよ!」

九神「・・・・・・・・・」ペシッ

冬崎「いって!無言のデコピン!?」

ここに閉じ込められてからというものの、あたし達は毎日のように作戦会議を行っている。

だが、未だに光は見えない。

でも、手がかりはまだまだたくさんある。

黒幕を出し抜く方法も、必ずある。

出されたパズルを必ず解くのがあたしの主義だから。

【殺陣山の部屋】

花咲「たってやっまく~ん・・・!」

殺陣山「やめろ離れろ触るな暑苦しい!」

・・・本当にこいつを部屋に入れて後悔した。

茶の一杯でも飲み終えたら強制的に追い出してやろうかと思ったが、予想以上にコイツがうっとおしい。

理由をつけてこちらのことを触ろうとしてくるのだ。

花咲「あらぁ、つれないのねぇ」

殺陣山「・・・お前の言うとおり、茶は飲んでやった。これでいいだろう。さっさと出て行け」

花咲「・・・あら、いいのぉ?せっかくこれから楽しもうと思ったのにぃ」

花咲「・・・うふふ、殺陣山くん。」

殺陣山「・・・・・・」

そう言うと、こいつは自身の服のボタンに手をかける。

・・・なるほど、そういうことか。

・・・全く、やはりこいつには虫唾が走る。

殺陣山「・・・お前が出ていかないんなら僕が出て行くまでだ」

花咲「あら、据え膳食わぬは男の恥じゃないのぉ?」

殺陣山「・・・生憎と、食べたら毒を貰いそうな物を食べるほど、悪食家ではないのでな」

殺陣山「性欲を発散したいんなら他を当たれ」

花咲「・・・まぁいいわぁ。今日は帰ってあげる」

花咲「でもね、私は狙った物は逃がさない主義だからぁ」

花咲「・・・いずれ、食べてあげるわよぉ」

殺陣山「・・・・・・・・・」

花咲「それじゃあねー、殺陣山くぅん」

・・・毒婦が、と心の中で毒づく。

既に汚れきってる女には僕は興味がない。

・・・殺すにしてもあいつは御免だな。

あいつを殺したとしても、腐臭を隠すほどの芸術作品を作ることはできないだろう。

自分がクロとなるのならば、完成するのは至高の芸術品でなければならない。

材料は姫月か・・・朝永。

特に朝永、あいつは隠してはいるが・・・

あそこまで深い闇を宿している以上、綺麗にそれを開放していずれ殺してやりたいものだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・・・こうして、最初の学級裁判を終えた私たちは、新たな始まりを迎える。

絶望の先に待っているのは希望であると信じて。

絶望の先に絶望が待っていることも知らないで。

【Chapter01 完】

響音 妙夢 【超高校級の音楽家】
立花 雅 【超高校級のヒーロー】×
ボブ・サップ 【超高校級のレスラー】
朝永 蛍 【超高校級の幸運】
殺陣山 湊 【超高校級の芸術家】
姫月 療歌 【超高校級の医者】
正義 剛 【超高校級の役者】×
冬崎真白 【超高校級の警察】
海東吉都 【超高校級の変装師】
花咲 ユスリカ 【超高校級のナンパ師】
九神 黒夜 【超高校級のカリスマ】
澄々 奇麗 【超高校級の美化委員】
火ノ宮 龍也 【超高校級の料理人】
色鯨 極 【超高校級の芸人】
鳴神 楓馬 【超高校級の召使い】
ヘンリー・クローデル 【超高校級の放送委員】

残り生徒 14人

to be continue・・・


【chapterクリアボーナス】
直後のコンマ一桁部分にて、モノクマメダルのボーナス判定。
数字の分だけメダル獲得。

モノクマメダルボーナス 4枚獲得。
現在の所持メダル 19枚


それではシナリオの進行はここで終了。
チャプター1の人間関係整理を行います。
資料の作成に時間がかかりますので雑談でもしてお待ちください・・・

【現在の人間関係整理】

出席番号1~5まで

・響音 妙夢
我らが主人公。滲み出るお人好しオーラで殺陣山以外とはそれなりの友好関係を気づいている。
特に仲がいいのは朝永蛍と姫月療歌。
朝永に対しては、一般的な友人としての付き合いである。
いつもマイペースな彼女は、自身も認めているように、響音の清涼剤となっている。
姫月に対しては、姉のような感覚を持っている。
医療行為の手ほどきを受けたことで、ある種の師弟関係のようなものを感じているもよう。故に敬語。
殺陣山に関しては、一時的に関係は普通程度まで持ち直したものの、学級裁判までの立花に対する言動が逆鱗に触れたらしく、実はまた初期状態に戻っている。
(今度は殺陣山側ではなく響音側の問題だが)
故に、殺陣山に関しては感情的になりがちであるといえる。

・立花 雅
響音に対しては「この学園で自分に出来た初めての友達」として特別な感情を持っていた模様。
しかし、もともと引っ込み思案な性格が災いして、他の人との人間関係は希薄な方であった。
その中で、ヒーローに憧れている、という理由があったが、自分に積極的に話しかけてくれた正義には、大変感謝していた様子。
だが・・・

・ボブ・サップ
響音や朝永など、何人か友人はいる模様。だが、もともと顔が怖いので、恐れられている人数も多い。
しかし、レスラーという肩書きは肉体派が少ない今回のメンバーではかなり重宝されている。
そのため、冬崎や九神といった人物からはかなりの高評価が与えられている。
逆に色鯨、花咲といったメンバーは若干恐れ気味。

・朝永蛍
どんな相手にもマイペースに接する、その接し方が小動物を彷彿とさせるようで、全員にプラスの感情を持たれている(殺陣山はベクトルが違うが)。
特に響音・火ノ宮とはよく一緒にいる。
響音は親友だと思っているから。火ノ宮は美味しいご飯を作ってくれるから。
・・・ただ、何らかの理由で突然人が変わった様に笑顔をなくすことがある。

現在の彼女は、解体が難しい不発弾を抱えていると考えたほうがいい。
解体の仕方を間違えれば、何かが起きるだろう。

・殺陣山
ゲームに乗ることを決意した我らが焼売。
ただ、死体に関しては興味があっても殺害方法には興味がなかったため、すぐには動くことはない。
自身の異常性もあって、メンバー内ではほぼ孤立状態。
ただ、自分に対して擦り寄ってくる花咲がウザいと感じている。
自分がクロになる場合、バレないことよりも重要な事として、芸術性を重んじている。
そのため、ターゲットに関してはこだわりがある模様。
特に朝永が一番興味を持っているようだが・・・

出席番号 6~11まで

・姫月療歌
医者という職業であるため、色々な人から尊敬の目で見られている。
色鯨・立花は治療してもらった恩がある為、特に慕っている様子。
しかし、死人を出してしまったことが、実はかなりの重圧を与えている。
本人は見せてはいないが、彼女の本質は臆病者なのである。

・正義剛
友人としては、最初の探索の腐れ縁として海東が挙げられる。
また、ヒーローに憧れていたため。立花に関しては狂信言えるレベルの信心を抱いていた。
ただ、犠牲を払ってでも多数を救うのが正義の味方だというどこぞの魔術師殺しのような思考の彼にとっては、
全てを救おうとするヒーローである立花のことを理解できなかった。
それが、彼をこのような凶行に走らせてしまったと言える。

・冬崎真白
雌犬。
学園で最初に出会った九神に指導者の器を感じ、彼の右腕となる事で全員を救おうとする。
ヘンリーは弟のような関係だと思っており、二人で遊ぶ中。
結構なゲーマーだったりするのでかなり話が合う模様。
響音に対しては、第一の事件の活躍を見て、かなり高い評価を持っている。
常に一歩引いた感じで会話を行うため、実は案外深い付き合いの友達は少なかったりする。

・海東吉都
本人はどことなく煙に巻く言動が多いものの、色鯨、九神といった男の友人は多いよう。
割とノーと言えないタイプのため、面倒事を引き受けることが多いが、本人も文句を言いつつやってくれる。
もともとトラッシュルームの管理人程度にしか思われてなかったが、事件時の不可解な行動が一部のメンバーに疑念を抱かせている模様。
特に鳴神と澄々。

・花咲ユスリカ
クソビッチ(ガチ)。
男では殺陣山、女では響音が現在の好みのタイプ。
殺陣山に執心している理由は、『自分が射止めることのできなかった男だから』というのと『好みの外見だから』というもの(中性的な美青年の効果)
一応友人関係なのは朝永。こちらはいたって普通の友人関係です。ガールズトークした仲だし。

・九神黒夜
最近みんなから噛ませ脱却の評価が出てきたリーダー。
全員をあくまで『助けてやらなければならない部下』といった目線で見ているため、友人関係と言えるのは冬崎位。
ただ、何だかんだで判断は間違っていないし、完全に上から目線で命令するというわけではなく、適材適所の人選を行うため、全員からの信頼は厚い。
流石カリスマ。

出席番号 12~16まで
・澄々奇麗
掃除大好きお嬢様。いつも掃除をしている人として、メンバーからは高評価を持たれている。
ただ、裁判中で疑いを受けたこと、自分の行動が立花を殺した遠因となってしまったこと。
そして、最後の正義の処刑が彼女の心に大きなダメージを与えて、現在錯乱状態に陥っている。(軽く大和田死亡後の石丸のような感じ)
多分一番のメンタルダメージを負った人。

・鳴神楓馬
社畜。
主人である澄々が、事件によって大きな心の傷を負ってしまったことが、彼に黒幕に対しての大きな怒りを与えている。
現在は協力を申し出たヘンリーとともに澄々の回復を祈る状態である。
物心ついた時から同年代との付き合いは澄々だけだったため、それ以外の相手の交友関係は狭い。

・火ノ宮竜也
学園内の割と重要なポジ。(食料担当的な意味で)
食事を毎回楽しんでいる朝永の事を、特に高評価している様子。
ただ、それ故に朝永の異常に薄々感づいている部分がある。
また、食堂に入ることが多いという都合上、いろんな人と話す機会が多いため、意外といろんなことを知っている・・・
かもしれない。

・色鯨極
葉隠枠。アホの子。
友人関係は海東、ボブなど。また姫月には大きな信頼を寄せている。
九神も不安定になっているところを芸を見せるという形で気分転換させて貰えたため、高い信頼を持っている。
一般人枠故に、現在のこの状況にもついていけないところがある。

・ヘンリー・クローデル
友人関係は広め。殺陣山以外大体の人との交友関係を持ってる。目立たないけど。
冬崎を姉のように慕っており、二人でアニメごっこをする仲。多分アニメを見るためだけに高性能なスピーカーとか用意しちゃうタイプ。
また、偶然鳴神を見かけたことにより、澄々の状況を知り、『自分が立花にしてもらったように助けてあげられないか』といったことを考えている。
心配性だけど、それ故に気配りのできるいい子。

と、いうことでまとめおしまい。
次回から2階が開放されてchapter2となります。

明日はちょっとできるかわからないので、まだ未定です。
決まりましたら連絡しますのでよろしくお願いします。

お疲れ様です。今日はやっぱり準備ができなかったよ・・・
てことで明日の21時位からchapter2開始とします。よろしくお願いします。

あとそろそろ>>1000に行きそうなので、>>950くらいを目安にして次スレを立てます。
そのくらいになったら減速の方ご協力お願いします。

はい、それじゃあ本日は予定通り21時から開始します。
久しぶりの安価取りながらの進行だからもたもたしちゃったらごめんね。

それではよろしくお願いします。

【CHAPTER 02 (非)日常編】

―――コロシアイ学園生活、7日目。

【食堂】

九神「・・・全員、揃っているようだな」

14人が全員となった初めての日。

最初の学級裁判から一夜明けた次の日の朝、私たちは食堂に集まっていた。

・・・理由は、裁判の最後に言われたモノクマからのご褒美について。

モノクマ『うぷぷ!それじゃあご褒美として、校舎の2階を開放しておいてあげるよ!』

モノクマ『行ける場所が少なくて暇だったでしょ?新しい世界を堪能しておいで!』

と、食堂にメンバーが集まったタイミングで、突然現れて、突然伝えて去っていった。

・・・どうやらシャッターで閉ざされていた上の階が解放されたようだった。

九神「・・・モノクマの通達が本当だとしたら、俺たちは新たに行ける場所が広がったことになる。」

九神「今日は一度それについて、お前たちに連絡しておきたいことがある」

九神「今日は探索を行い、少しでも脱出の手がかりを集めたいと思う。そのために、まずグループ分けを行いたいと思う」

姫月「・・・全員揃っているよう、って、何人かいないようだけど?」

・・・そう言われて私は周囲を見回してみる。

・・・人数を数えてみると、12人。

まずいないのは殺陣山か。・・・あいつはこういう集まりには来ないのが基本だったし、今更驚くことでもない。

むしろ、心配なのは・・・

海東「・・・お嬢さんがいねえな」

・・・澄々さん。彼女がいないんだ。

立花さんを掃除に誘い、孤立させてしまったこと。そして、自分が渡したものが立花さんを殺すための情報として機能してしまった。

・・・澄々さんは高潔な人だ。多分、それが許せなくて、自責の念に駆られているのだろう。

鳴神「・・・探索のことに関してですが、私は休ませてもらってよろしいでしょうか?」

鳴神「・・・お嬢様を一人にするわけにはいきませんから」

ヘンリー「あのっ、僕からもお願いします。鳴神さんの分は僕が頑張りますから!」

九神「・・・許可する。どちらにしろ、今の状況では孤立した者を出すわけにはいかん」

九神「厳しい言い方にはなるが。早く立ち直らせろ。今の状況では澄々は他人の足を引っ張りかねん」

鳴神「・・・ありがとうございます」

・・・澄々さん。大丈夫だろうか。

思い詰めすぎれば、いずれ悪い方向へと転がって行く気がする。

響音「・・・どうにかできないかな・・・」

朝永「・・・自分のせいで誰かが死んじゃったって思ってるなら、方法は二つしかないよ」

朝永「・・・そのことから逃避するか、それを背負ったまま生きるか」

響音「・・・・・・・・・」

朝永「・・・それを自分で決断できないと、いつまでも前に進めないよ」

響音「澄々さん・・・」

・・・今は、鳴神くんに任せて探索に集中したほうがいいだろうか。

九神「・・・それでは、この中から鳴神を除いた11人で探索を行う」

九神「何か気づいたことがあったら、俺か冬崎に知らせろ」

・・・さて、探索で何が見つかるか、だけど・・・

安価↓2
新しく見つけた部屋で、何処を探索する?
1、倉庫
2、大浴場
3、プール&更衣室
4、図書室

4、図書室 選択

・・・2階に上がってみると、奥の方に図書室があった。

手前の方にあった部屋も気になったけど、そちらは姫月さんとボブさん、朝永さんが探索するみたいだ。

図書室の方に振り分けられたのは・・・

冬崎「・・・ふむ、中々の量の本っすね」

ヘンリー「結構埃が積もってますね・・・使われてないんでしょうか?」

冬崎さんとヘンリー君。それと私だった。

響音「流石に外の情報とかは入ってこないよね・・・」

冬崎「新聞とかそういうものがあればいいんすけどね、まあ普段新聞なんか読まねえっすけど」

ヘンリー「・・・ここにある本は一般的なものばかりですね。文庫本とか学術書とか」

響音「暇になったらここでなにか読めるかもね・・・」

冬崎「漫画が置いてない時点ですぐに飽きそうなもんっすけどねー」

ヘンリー「少しくらい活字を読みましょうよ・・・ってあれ?」

響音「どうしたの?」

ヘンリー君の視線が止まった一点、それをたどっていくと、図書室のデスクの上に何やら書かれた紙が乗っている。

冬崎「なんすか・・・これ?」

ヘンリー「・・・『第78期の卒業をもって、希望ヶ峰学園は閉鎖されました』」

ヘンリー「『再開の目処は立っておりません。』・・・何ですか・・・?これ」

冬崎「希望ヶ峰学園は閉鎖された・・・78期の卒業をもって?」

冬崎「・・・おかしいっす。78期の卒業を持って閉鎖されたんなら・・・」

冬崎「今いるここは一体?」

響音「私たちは希望ヶ峰の生徒・・・のはずだよね?」

冬崎「・・・貰った案内状にも書いてあったっす。あたしたちはこの学園の生徒のはずっすよ」

冬崎「・・・それも、『第79期』のね」

ヘンリー「それなら、ここは閉鎖されているはずじゃ・・・」

冬崎「こりゃ随分きな臭くなってきたっすね。考えられる可能性としては、こいつがあたしたちを混乱させるための偽の情報である可能性」

冬崎「もうひとつは・・・既にこの学園は別の何者かに乗っ取られてる可能性っす」

ヘンリー「乗っ取られてる?」

響音「じゃあ、閉鎖された学園を使って何かをしている存在がいるって事?」

冬崎「希望ヶ峰学園は設備は整ってるから、大概のことはできるはずっすからね」

ヘンリー「でも、まだ確実に言い切れるわけではないですよね?」

冬崎「・・・まあ、あくまで可能性っすから。・・・ただ、ここに閉じ込められて一週間。未だに助けは来ない」

冬崎「黒幕は相当な『無茶』も簡単にやってのける奴らの可能性が高くなった。ってことっす」

・・・黒幕は、強大な力を持っている。

そんな奴を私たちは打ち破ることができるのかな?

響音「・・・ううん、それでもやらなきゃ」

冬崎「・・・その粋っす。さ、調査再開っすよ」

冬崎「手分けしていろんなところの観察っす」

冬崎「せっかくだからあたしは奥の扉を選ぶぜ!・・・ってことで、奥の扉見てみるっす」

ヘンリー「じゃあ僕はもう少し、このあたりを調べてみます」

分担が私を除いて決まっていく。それじゃあ私は・・・

安価↓2
1、冬崎と奥の書庫の捜査
2、ヘンリーともう少しこの辺りを調べてみる

2、選択

響音「じゃあ、私もこのあたりを調べてみるよ」

冬崎「そっすね、まだぱっと見ただけっすから、見落としがあるかもしれないっす」

冬崎「それじゃあ頼むっすよ」

そう言うと、冬崎さんは奥の扉・・・書庫の中へと入っていった。

響音「よし、それじゃあヘンリー君。頑張ろう」

ヘンリー「はい!」

・・・とりあえず、片っ端から本を調べてみるとしよう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

響音「うーん・・・どれも普通の本だよね」

ヘンリー「ええ、特に変わったところはありませんでしたね」

響音「あとは・・・特に置かれているものに異常があるわけでもないし・・・」

ヘンリー「至って普通の図書室・・・ですね」

ヘンリー「うーん・・・収穫はあまり芳しくありませんね」

響音「これじゃあ、皆にいい報告ができないよね・・・」

ヘンリー「・・・そういえば響音さん。一つお聞きしたいんですが・・・」

ヘンリー「響音さんって、澄々さんと仲が良かったですよね?」

響音「えっ?急にどうしたの?」

ヘンリー「いえ・・・澄々さんのことが心配なんですよ」

ヘンリー「・・・昨日、寝る前に鳴神さんに聞いたんです。澄々さん、自分のことを責め続けてるって」

ヘンリー「このままじゃ、澄々さんがかわいそうです・・・悪いのは澄々さんじゃないのに」

ヘンリー「なんとかできないでしょうか?」

・・・ヘンリー君も心配していた。

だから鳴神君が参加しないといった時にあんなことを言ったのか。

・・・私だってなんとかしたいのは一緒だ。

安価↓3
ヘンリーになんと返答する?
響音の言葉を自由安価

響音「・・・私だって、なんとかしたいのは一緒だよ」

響音「でも、一週間前に会ったばかりの私で、澄々さんの心に響かせられるのかな?」

ヘンリー「そんな・・・」

響音「・・・でも、何もしないなんて言わない」

響音「私に出来る範囲で澄々さんを助けるよ」

響音「・・・私は澄々さんの事を友達だと思ってるし」

響音「もちろんヘンリー君も」

ヘンリー「え、それじゃあ・・・」

響音「・・・友達同士、皆で澄々さんを助けよう」

響音「そのために友達がいて、助け合うっていう言葉があるんだからさ」

響音「・・・ヘンリー君も、手伝ってくれる?」

ヘンリー「・・・はい!分かりました!」

ヘンリー「絶対に・・・澄々さんを助けましょうね!」

響音「よし!それじゃあ作戦会議・・・と言いたいけど」

響音「・・・まだ仕事は残ってるから、片付けてから行こう」

ヘンリー「あ・・・そうですね・・・」

【INFO】
・ヘンリーの交換度が上昇しました。
・ヘンリーとの関係が『友人』になりました。

響音「・・・うーん。やっぱり気になるものはないよ・・・」

ヘンリー「一応、机とかも調べてみましたけど、仕掛けとかはなさそうでした」

響音「それじゃあ、やっぱりここには何もないのかな・・・」

ヘンリー「あとは、冬崎さんが言った部屋の方ですね・・・ってあれ?」

響音「・・・どうしたの?」

ヘンリー「・・・カウンターの裏に引き出しがありました・・・」

響音「・・・そんな分かりやすい所を見落としてたのか」

ヘンリー「開けてみますね・・・あれ?」

ヘンリー君が引き出しを開けると、そこには白い何かが入っていた。

これは・・・

響音「ノートパソコン・・・?」

ヘンリー「・・・ダメですね。ちょっと壊れてるみたいです」

響音「・・・直せる?」

ヘンリー「仕事でパソコンはよく使いますけど、修理まではちょっと・・・」

ヘンリー「工具セットとかはありますから、修理のための道具は揃ってるんでしょうけど・・・」

響音「うーん・・・ダメかぁ」

冬崎「終わったー!・・・って、二人共、どうしたっすか?」

響音「あ、冬崎さん。・・・パソコンを見つけたんだけど・・・」

冬崎「おお!お手柄っす!コンピュータがあるのとないのでは出来ることも変わってくるっすからね!」

響音「でも、壊れてるんだよね」

冬崎「・・・まあ、そういうこったろうと思ったっす」

ヘンリー「・・・冬崎さんは直せますか?」

冬崎「無理っすね。パソコンの前なら何十時間いても平気っすけど、修理はできないっす」

響音「・・・仕事で、だよね?」

冬崎「そうそう、狩人という仕事で・・・まあそれはどうでもよくて、直せる人がいれば直して欲しいっすね」

冬崎「もしかしたらこの中に重要なデータが残っている可能性も・・・」

・・・直せる人、か。

そんな人、ここにいるのかな?

【INFO】
・『壊れたノートPC』を入手しました。

【食堂】

探索を終えた私たちは、再度食堂に集合となった。

私たちは随分と時間がかかった組のようで、最後の到着となった。

九神「・・・遅いぞ、冬崎」

冬崎「仕事をきっちりこなしてきた、って言って欲しいっす。ちゃんと成果もあったんすから」

九神「・・・まあいい、席に付け」

九神くんの指示に従い、空いている席に私とヘンリー君、冬崎さんは付いた。

九神「・・・まずは、姫月の班から聞かせてもらおうか」

姫月「はいよ、あたし達は2階の方を探索してたんだが、そこの奥の方にプールがあったよ」

朝永「うん、すっごく広くて楽しそうだったよ~」

姫月「・・・その手前には更衣室があった。男子と女子に分かれていて、電子生徒手帳をかざして開ける仕組みさ」

花咲「マジで!?」

姫月「・・・もしも異性の更衣室に入ろうとしたらガトリングガンの餌食だってさ」

花咲「あらぁ・・・残念ねぇ・・・」

姫月「中にはトレーニング機材もあって、ボブが目を輝かせてたよ」

ボブ「おい、それは言わない約束だぞ?」

姫月「・・・おかげでプールで泳ごうとする朝永と筋トレしようとするボブを抑えながら調べなきゃいけなかったから、お守りに大変だった」

姫月「あたしの班からは以上さ。」

九神「よし、次、海東と色鯨」

海東「俺たちは一階の方で新しく開いた部屋を調べに行かせてもらった」

海東「どうやら倉庫みてえだな・・・食料品や衣類、洗剤みたいな消耗品が溜め込んであったぜ」

色鯨「とりあえず、生活用品はだいぶ使えると思うで?ジャージとかな」

海東「菓子類とかもあるから、小腹がすいたときとかに便利じゃないか?」

朝永「おお~っ!」

姫月「・・・菓子の食い過ぎには気をつけなよ?」

九神「・・・つまり、消耗品の類はそこで受け取れ、ということか」

色鯨「せやな。だいぶ快適になるんちゃう?」

海東「生活水準の向上はいいことじゃねえか。素直に感謝しようぜ?」

冬崎「その分、海東くんが燃やすゴミも増えるっすけどねー」

海東「・・・やなこと言うんじゃねえよ」

九神「・・・ふむ、次だな。冬崎班」

冬崎「おいっすー、あたしらは二階の奥の方・・・そこにあった図書室を主に調べてたっす」

冬崎「・・・まあ、大したものは見つかんなかったっすけど、これがあったっす」

ボブ「・・・パソコンか?」

冬崎「壊れている・・・っすけどね」

九神「壊れているのか?」

冬崎「直せたら便利に使えそうだから、直せる人がいるなら直して欲しいんすけど・・・いるっすか?」

・・・全員が首を振る。そりゃそうだ。

ここにいる全員が機械に精通した職業ではないのだから。

冬崎「・・・まあ、これはあたしが管理しとくっすから、何か策があったらあたしに言ってくれっす」

冬崎「・・・これで、以上っすね」

九神「以上?他にないのか?」

冬崎「うん、これで全部っす」

・・・あれ?見つけたあの紙のことは言わないのか?

ヘンリー「・・・きっと、皆が不確定な情報で混乱するのを避けようとしているんじゃないですか?」ヒソ

響音「・・・なるほどね」ヒソ

九神「・・・まあ、壊れているとはいえ、情報端末を見つけてきたのは成果、か」

九神「了解した。それに関してはあとで考えよう」

九神「それでは最後だな。俺の班だ」

九神「俺と花咲、火ノ宮は、寄宿舎に新たに空いた部屋を探索した」

九神「丁度ここの向かい側・・・大浴場だ」

大浴場?

ボブ「風呂か?」

朝永「わーい、プールにお風呂付きとか最高だよ~!」

火ノ宮「・・・なかなか居心地は良さそうだった。気分転換には良さそうだ」

花咲「そのうえねぇ、驚くわよぉ・・・なんと混浴なのよぉ!」

色鯨「マジで!?」

花咲「マジよぉ!」

九神「・・・そんなわけだから、男と女で入浴時間を分けることとする。俺が独断で決めさせてもらうぞ」

花咲「ええー・・・」

色鯨「横暴や・・・」

九神「文句を言うな、当然の措置だろう」

九神「基本的には女性陣が優先だ。男性陣、構わんな?」

ヘンリー「異議無しです」

海東「OK、問題ないぜ」

ボブ「こちらもだ」

火ノ宮「同じく」

色鯨「・・・男のロマンがわかるやつはおらんのかい」

九神「・・・以上、報告会は終了だ」

九神「新たな議題がなければ終了とするぞ?」

・・・議題の提案は無かった。

九神「よし、それでは解散とする」

冬崎「あーっと、くかみん、このあと時間いいすか?」

九神「・・・何だ?冬崎」

冬崎「ちょっと話したいことがあるっすからねー、また部屋に行かせてもらっていいすか?」

九神「俺の部屋か?別に構わんが・・・」

九神「・・・いや、大浴場に行くとしよう。風呂に入りたい気分でな」

冬崎「は?」

九神「丁度いい、お前も一緒に来るといい。風呂に入りながら聞いてやろう」

冬崎「ちょ、引っ張んなっす?くかみん今日キャラおかしくね?」

九神「古代ローマにおいては大浴場を持つこと自体がカリスマのステータスだったという。俺もあやかりたいものだ」

冬崎「助けて誰かー!?くかみんが御乱心っすー!犯されるー!!」

九神「・・・お前は風呂に入る必要はない、入りながら聞いてやると言ってるんだ」

・・・なんか滅茶苦茶なやり取りをしながら、九神くんは冬崎さんを風呂に引きずっていった。

姫月「・・・何やってんだい、あいつらは?」

ヘンリー「え、えーっと・・・冬崎さん、大丈夫でしょうか?」

花咲「割と九神くんも溜まってるのかしらねぇ。見られて興奮するタイプとか?」

海東「・・・ま、心配する必要はないんじゃね?俺らはさっさと解散解散」

九神くんが冬崎さんを襲うとは思えないけど、何か気になるなぁ・・・

・・・私も大浴場に行ってみようかな?

安価↓2
1、大浴場に行く
2、行かない

・・・行かなくて大丈夫かな。

何かあったら冬崎さんが教えてくれるだろう。その時に聞けばいいや。

・・・そういえば、澄々さんは大丈夫なのかな?

鳴神君が一緒にいるとはいえ、やっぱり心配だ。

今行ってみるべきなんだろうか?

本日ラスト
安価↓2
1、澄々の部屋に行ってみる
2、まずはヘンリーと作戦会議

1 選択
それでは本日は以上となります。
続きは次スレに行ってからになります。今日は立てる時間がないんや・・・(規制的な意味で)
明日のお昼頃に次スレ立てますのでお待ちください。

一応雑談の方はしてもらって構いません。
ただ、リンクを張るためにある程度レス数を残して頂ければ大丈夫です。(>>980くらいまでかな?)
ということでお疲れ様でした。





パソコンの直し方はスキル見ればいい。みんな、ここまで言えば分かるわよね?

ボブの無自覚の威圧でパソコンが直った!!

次スレが立ちました
それでは次スレでもよろしくお願いします。
【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活3【安価】
【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活3【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383280850/)

とりあえず本日も21時開始となります。
こちらは雑談などで消費してしまって構いません。
それでは連絡のみ失礼します。

『おまけ』

GAME OVER

タチバナさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。

【超高校級のヒーロー 立花 雅処刑執行】
【『パワーアップ!立ち上がれヒーロー!』】

平和なビル街を、巨大なモノクマザウルスが破壊していきます。

ヒーローである立花さんは怪獣と戦おうとしています。

しかし、余りにも力の差は歴然です。

それをみたモノクマ博士は立花さんに薬を注射しました。

立花さんは新しい力に覚醒し、モノクマザウルスを圧倒します。

しかし、三分間経ったあと

立花さんは、どんどん衰弱していきました。

それでも立花さんはみんなを守るために戦おうとします。

だけど、弱った立花さんの拳では、怪獣に傷一つ付けることができません。

そのうち、立花さんの足元はふらついて、倒れ伏し。

衰弱して死んでしまいました。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月12日 (土) 02:19:10   ID: RjcxUx3k

警察の優遇されっぷりがすごいな

2 :  SS好きの774さん   2013年10月23日 (水) 00:22:51   ID: LPdJ_bbI

楽しみ

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