ところでQは2010年夏の予定ではなかったのかね
ミサト「アスカ、いい調子よ」
リツコ「なぜ急にシンクロ率が上がったのかしら」
アスカ「ママの匂いがする……」
シンジ「」
ミサト『――同ひとまるひとまる時、2号機による目標乙の殲滅を確認。以上です』
冬月「ご苦労だった」
ミサト『っは! では失礼いたします』
冬月「これはいったいどういう事だ。シナリオと違うぞ」
ゲンドウ「……問題ない」
冬月「わかっているだろうなゲンドウ」
ゲンドウ「初号機の覚醒なくして真の補完はありえん。2号機パイロットには退場してもらおう」
――ミサトのマンション
シンジ(醤油を混ぜてから、アスカの調子はずっといいみたいだ。ほとんど一人で使徒を倒したし)
アスカ「シンジー。あたしお腹すいたんだけどー」
シンジ(いったいどういうことなんだろう。まさか醤油にそんな力があるなんてことないだろうし)
アスカ「ちょっとバカシンジ! きいてんの!」
シンジ(それとなくリツコさんに確認を……いや、どうやって?)
アスカ「なによ、ちゃんと作ってんじゃない。早くしなさいよね」
シンジ「あ、うん。今日は煮付けだよ。お皿だしといてくれる?」
アスカ「この四角いヤツで良いの? やっぱ熱々のご飯に煮付けは常識よねー」
シンジ(試してみるか)
――深夜:二号機のガレージ
???「気はすすまないが……」
???「悪いなアスカ。俺も断れる立場じゃないんでね」
???「さて、あとはここのプログラムを書き換えれば」
カチャッ
???「!!! 誰だ!」チャッ
シンジ「ご、ごめんなさい!!!」
???(シンジ君だと!!? どうしてここに。いやそれよりもまさか、見られた!!?)
シンジ「か、加持さん。その……銃を」
加持(始末はできないな。とんだヘマをしたもんだ……)
シンジ「あの、加持さん」
加持「あ、ああ、すまない(チャ)。それより、どうしてこんなところに」
シンジ「えっと醤油が」
加持「醤油???」
シンジ「いや、えっと」
加持「……まあいいさ。勝手にこんなところに入るもんじゃない。さあ」
加持「というわけでして、シンジ君に邪魔をされました」
冬月「なぜシンジ君が」
加持「わかりません。しかしタイミングからして、偶然居合わせた訳ではないでしょう」
冬月「ふむ、何者かの意志が介在していると?」
加持「それもハッキリとは。ただ、藪をつっついて蛇を出すよりは……と思いまして、とりあえず報告に伺った次第です」
冬月「なるほどな。どうするゲンドウ」
ゲンドウ「二号機パイロットの変質。初号機パイロットの不審な行動。ネルフの他にチルドレンに介入している者がいる」
加持「戦自、ではないでしょう。やり口が回りくどすぎますし、日本政府にも何の動きもない。とすると……」
冬月「ゼーレ」
ゲンドウ「老人どもの好きにはさせん」
冬月「加持君。事態は思った以上に深刻なようだ。チルドレンたちの身辺調査をたのめるかな?」
加持「ええ、ボーナスに色を付けてくださるなら」
――ミサトのマンション
アスカ「えええええ!!!ネルフに引っ越すですってえ!!!」
ミサト「あたしにも良く分かんないのよー、なんかチルドレン達の安全確保がどうたらこうたらでさー」
シンジ(やっぱりばれてたんだ! どうしようどうしようどうしようどうしよう)
アスカ「なによそれー、作戦部長様がそんなんでいいわけえ?」
ミサト「保安部の連中はあたしの管轄外なのよねー、ただでさえ横紙破りし続けているし、ちょーっち断れなかったのよー」
シンジ(ネルフは僕がアスカのLCLに醤油を混ぜたのを知った……、でもそれをミサトさんは知らないみたいだ。なぜだろう)
アスカ「ちょっとシンジ、あんたもなにか言いなさいよ」
シンジ「あ、うん。いんじゃないかな」
アスカ「なによそれー。 とにかく! あたしは嫌ですからね!!なんであんな地の底に住まなきゃならないのよ!!!」
ミサト「いやー、でもほらー、食堂はただで使えるし、通勤通学の移動時間も減るしー、あと加地君が保安要因としてガードしてくれるんですってよ」
アスカ「加地さんが!?」
シンジ(やっぱりばれてる!!?)
――ネルフ既婚者寮
加持「と、いうわけで。今日からミサトと一緒にチルドレンの世話係になった加持リョウジです。 ま、よろしくな」
アスカ「加持さーん!」(ダッ
加持「おいおい、こんなとこで抱きつくなよ」(ッサ
レイ「……よろしく」(ッダキ
アスカ「……あんたは来なくていいのよ零号機パイロット」
シンジ(これは、もしかして加地さんは誰にも醤油のことを伝えなかった?)
ミサト「ところでベットが一つ少ない理由は?」
加持「ここは既婚者寮だぞ、夫婦は同じベットに寝るもんだ」
ミサト「誰が夫婦よ!!!」
アスカ「じゃあアタシが加地さんとねる! ミサト、あんたは床にでも寝てなさいよ」
シンジ(そうか!加地さんもアスカがうざいんだ!)
レイ「……碇君。よろしく」(ッダキ
シンジ(つまり、ミサトさんとヨリを戻したい加持さんは今の女であるアスカを亡き者にしようと二号機に何かしていた……、そこに同じ目的で現れた僕と鉢合わせした。そして今、僕が加地さんと同じ目的かどうかを確認している……謎は全てとけた!!)
シンジ「加地さん(ニコ)、よろしくお願いします」
加持(目が笑っていない、コレはやはりなにかあるようだな)
――浅間山
オペ子「画像、溶岩放射をオート修正。 正面スクリーンに出します」
ミサト「これ、使徒よね」
リツコ「MAGIは判断を保留しているわ」
ミサト「溶岩の中で眠っている巨大な胎児なんて使徒以外に居るわけ?」
リツコ「ギリシア神話に伝え聞くタイタン神族の一柱だったりするかもしれないわ」
ミサト「神も天使も恐れる人類ではないのよ。引き上げましょう。A-17通達」
オペ子「はい、使徒捕獲作戦、発令します」
リツコ「忙しくなるわね」
――浅間山
アスカ「えー、なによこれー」
ミサト「対高熱高圧使用、エヴァD型装備よ。これで二号機にもぐってもらって、使徒を捕獲するのが今回の作戦なの」
レイ「……だるまさん」
アスカ「なんでアタシなのよ!初号機がやればいいじゃない!!!」
シンジ「ぼ、僕がですか?」
加持「今一番シンクロ率が高いのはアスカだからさ。なんせ前代未聞の作戦だ。不測の事態にも対応できるパイロットとしては、アスカ以外にはいないだろ?」
アスカ「加地さんがそういうならいいけど……」
ミサト「ちょっと加持君、作戦部のブリーフィングになんでアンタがいるのよ」
加持「俺の仕事はチルドレンを守ることだぜ? きちんと作戦がたてられているか、見るのも俺の仕事さ」
レイ「……だるまさん可愛い」
シンジ(やっぱり加地さんもアスカを亡き者にしようとしているようだ(ニヤリ))
――初号機コックピット
ミサト『エヴァ初号機、エヴァ二号機、発進!』
シンジ(さて、不自然でないようにアスカを亡き者にする絶好のチャンス。加地さんが何もしていないわけがない……これでアスカもおしまいだな、くくく)
アスカ『ちょっとシンジ。なにニヤニヤしてんのよ。きっもちわるいわねー』
シンジ「ご、ごめん」
ミサト『作戦開始!』
加持『シンジ君。アスカを頼んだぞ』
シンジ「は、はい!」(どういうことだ。なにか僕もやらなきゃならないのか?)
――二号機、火口より溶岩に入り、降下中――
――二号機コックピット
アスカ「あーもー、あっついわねー」
ミサト『一気に冷却材を送り込むと気化して浮いちゃうのよ。我慢して』
アスカ「それじゃあ寒いギャグを一つ」
ミサト『遊びじゃないのよ!集中して!!!』
アスカ「ぶーっ、あついよー、くらいよー、こわいよー」
オペ子『二号機のシンクロ率、低下していきます』
ミサト『っちょ』
加持『なにか寒いギャグを言ってやったらいいんじゃないか?』
レイ(……寒いギャグ……寒いギャグ)
――初号機コックピット
シンジ(おちつけ、加地さんの言葉に耳をかたむけるんだ。僕の思うとおりなら、必ずをサインがあるはず……っ)
アスカ『ぶーっ、あついよー、くらいよー、こわいよー』
シンジ(まだか、まだか、まだか、)
オペ子『二号機のシンクロ率、低下していきます』
加持『なにか寒いギャグを言ってやったらいいんじゃないか?』
シンジ(ここか!!)
シンジ「>>45」
(さあみんな、なにか熱いギャグで生意気なアスカをHotに!)
布団が核爆発
――指令車内
シンジ『ふ、布団が核爆発!!』
ミサト「寒っ」
加持「寒っ」
レイ(!……先をこされた)
――NERV司令室
シンジ『ふ、布団が核爆発!!』
冬月「……やはりシンジ君はなにか変だな」
ゲンドウ「ああ」
――NERV本部オペレーションカウンター
シンジ『ふ、布団が核爆発!!』
リツコ「くすっ、なかなか面白いじゃない」
マヤ「え? あ、あはは、そうですね」
ロンゲ(これに笑うとは……、やはり天才……っ)
メガネ(さすがシンジ君、俺達が恥ずかしくて出来ないことを平然と……、そこにしびれるあこがれる)
――二号機コックピット
シンジ『ふ、布団が核爆発!!』
ミサト『寒っ』
加持『寒っ』
アスカ「きゃー、うんわー、さっむー、鳥肌たっちゃいそう、うんわさっむー」
アスカ「何そのギャグ。布団が吹っ飛んだーにかけた訳? なんで核なのよ、今時ならN2でしょうが、ぜーんぜん意味分かんない」
アスカ「でもまあ」
アスカ(落ち着いたわ。ありがとうバカシンジ)
オペ子『二号機パイロット、シンクロ率、上昇していきます』
――初号機コックピット
オペ子『二号機パイロット、シンクロ率、上昇していきます』
シンジ「」
シンジ(よ、よく考えたら、アスカが寒いギャグを聞きたがるなんてこと、あらかじめ分かるはずがないじゃないか)
オペ子『二号機、所定位置に到達しました』
ミサト『アスカ、目標が確認できる?』
アスカ『すやすや眠っている姿までしっかりとね』
シンジ(そうだよ。だからこれはノーカン。やりなおし。オールオッケー、モーマンタイ)
ミサト『よくきいてアスカ。そいつは今、繭のような状態だと推察されるわ。刺激を与えると羽化する可能性が高いの』
シンジ(だとすると加持さんのアスカ殲滅戦において、僕が果たす役割は何だ……?)
ミサト『対象になにか少しでも変化があれば、すぐにゲージを放棄して戻ってきなさい。分かったわね』
加持『ゆっくり頼むぞアスカ。なんせ軍隊さんがこちらの失敗を今か今かと待ち構えている。浅間山を吹き飛ばしたくてしょうが無いみたいだ』
アスカ『りょーかい。みてなさい! このアスカ様にかかればこんなのブレイクファースト前よ!』
レイ『欧米か』
ミサト『レ、レイ、もうギャグはいいのよ』
シンジ(だめだ、このままじゃ作戦が成功しちゃう。もう直接聞くしか無いっ)
シンジ「あ、あの加持さん」
――指令車内
シンジ『あ、あの加地さん』
加持「ああ、なんだいシンジ君」
シンジ『その、僕はこのまま待機していても大丈夫なんでしょうか』
加持(なんでミサトじゃなく俺に聞くんだ? 読めないな)
加持「ナイトはお姫様の身が心配に?」
シンジ『いえ、そういうわけじゃないんですけど』
加持(まさか気がついているのか)
――NERV司令室
冬月「そろそろだな」
ゲンドウ「……ああ」
冬月「だが良かったのか。貴重な使徒のサンプルと二号機を失うことになる」
ゲンドウ「問題ない、代わりはいくらでもいる。そのためのマルドゥック機関であり、そのためのネルフだ」
――指令車内
ビービー
オペ子「位相空間の発生を確認! これは……パターン青、使徒です!!」
ミサト「アスカ!! 作業中止よ! すぐに戻ってきなさい」
加持(わるいな、アスカ)
――二号機コックピット
ミサト『ア……! さぎ…… すぐ……も…』
アスカ「え、何。ミサト? よくきこえないわ」
ミサト『たい…!!、……あ……!!』
アスカ「ミサトー、ミサトー? 聞こえないの、ねえー」
――指令車内
オペ子「二号機との信号途絶!!モニタリング出来ません!!」
ミサト「そんな、アスカ!」
加持「……」
――初号機コックピット
オペ子『二号機との信号途絶!!モニタリング出来ません!!』
シンジ(なにがどうなっているんだろう)
――指令車内
加持「……ミサト」
ミサト「……っ」
加持「どうする、作戦部長はお前だ」
ミサト「分かっているわよ!!!」
加持「急激なATフィールドの膨張、信号の途絶。二号機はおそらくもう……」
ミサト「分かってるっていってんでしょ!!!」
レイ(……)
ミサト「……現時点をもって二号機を放棄。撤収するわ」
オペ子『戦略自衛隊統合作戦本部および隷下各舞台より本作戦継続性につき問いあわせが続々ときております!』
ミサト「初号機を格納する暇も与えないってことね、ちくしょう!」
――浅間山上空
戦自師団長「ネルフより回答は?」
戦自オペ「ありません」
師団長「了解した。……ただいまを持ってコードA-17の指揮権は戦自が接収された。ただちに作戦行動に移れ」
戦自オペ「っは。N2投下します!」
師団長「っふん。何もかもが気に入らん」
――初号機コックピット
ミサト『シンジ君!火口からなるべく離れて!!!』
シンジ(え?なに?どういうこと?)
ミサト『っく、シンジ君。 落ち着いて聞いて頂戴。作戦は失敗。二号機はロストしたわ』
シンジ(じゃあアスカは?)
シンジ「じゃあアスカは?」
ミサト『……不明よ。そして今からN2が浅間山に降り注ぐことになるわ、だから退避! 急いで!』
シンジ(え?)
シンジ「え?」
シンジ「そんな、だって、さっき迄」
加持『シンジ君。辛いようだが、アスカはもう居ない。今は自分の身を守ることを最優先にすべきだ』
シンジ「え? アスカが?」
加持『使徒の孵化を示唆する信号をキャッチ、その直後、二号機からの信号が途絶えた。おそらくアスカはもう……』
――シンジの脳内
悪魔シンジ「よかったな。望みどおりになったじゃねーか。アスカはもう居ないんだってよ。完!おわりだ!」
天使シンジ「いやいやいやいや、ちょっとまとうよ。そりゃあ醤油をLCLに混ぜたりもしたけど、まさか本気で殺そうとは思わなかっただろ、え?」
悪魔シンジ「アスカはもう死んだ! 使徒に食われてもどってはこねえ!! うだうだ悩む必要はもうねえ!終わりなんだよ!!」
天使シンジ「いや違う! アスカはまだ生きているはずだ!!!」
悪魔シンジ「なんだとお?」
天使シンジ「よく考えるんだシンジ」
天使シンジ「あの日、もう一度醤油を入れに行ったあの日、加持さんは二号機をいじってはいなかったか?」
天使シンジ「シンジ。加地さん、いや、加持の言動を思い起こすんだ」
――……まあいいさ。勝手にこんなところに入るもんじゃない。
天使シンジ「なら、なぜ加持は二号機のガレージにいた? しかも銃を持って! 一人で!」
――今一番シンクロ率が高いのはアスカだからさ。なんせ前代未聞の作戦だ。不測の事態にも対応できるパイロットとしては、アスカ以外にはいないだろ?
――なんせ軍隊さんがこちらの失敗を今か今かと待ち構えている。浅間山を吹き飛ばしたくてしょうが無いみたいだ
天使シンジ「まるで不足の事態、そう、使徒が孵化して、時を同じくして二号機から信号が途絶えて、戦自がN2を投下することを初めっから知っていたようじゃないか」
――急激なATフィールドの膨張、信号の途絶。二号機はおそらくもう……
――シンジ君。辛いようだが、アスカはもう居ない。今は自分の身を守ることを最優先にすべきだ
天使シンジ「なぜ断言できる! それは、アスカが生きている可能性に気づかせたくないからだ!だとすれば……」
シンジ(アスカはまだ生きてる!)
天使シンジ「そう。そして今の君になら、碇シンジになら、アスカを救えるはずだ」
悪魔シンジ「ばかいうんじゃねえよ。なあシンジ。アスカは生きてるかもしれねえ、死んでるかもしれねえ」
悪魔シンジ「けどよう、どちらでもいいじゃねえか。そんなのは」
悪魔シンジ「手を下すのは戦自の皆さんだ。お前はケツに帆を立てて、イカロスみたくマッハで逃げ出すだけでいい」
シンジ(逃げる?)
悪魔シンジ「そうだ! 今までもそうしてきただろ! 辛いこと、悲しいこと、お前には何一つ責任はないんだ!! 逃げても誰もお前を攻めやしない!」
悪魔シンジ「みんなそうして生きてんだ。セカンドインパクトが起きたから! 片親が居ないから! まだ子供だから! 親に捨てられたから!!!」
悪魔シンジ「逃げるんだよ!!! 立ち向かう必要なんかねえ!!! 」
シンジ(そうだ、僕はずっと逃げてきた)
すんません。ご飯食べにいってきまする
もどってきてスレがまだあれば続きを。。。
誤字脱字がいっぱーいでごめんなさい。
誰か「ガレージ」に突っ込めよ
保守ありがとう
投下再開します。
>>119 ごめんなさい!!!脳内補完よろろ!!!
シンジ(そうだ、僕はずっと逃げてきた)
天使シンジ「君はそれでいいの?」
天使シンジ「ねえ碇シンジくん。君は本当にそれでいいの?」
シンジ(みんな勝手だよ! 僕は怖いんだ!辛いんだ!だから!)
天使シンジ「だから、アスカが眩しい?」
シンジ(……)
天使シンジ「そう、君はアスカが眩しく感じられる。 どうしてあんなに可愛いんだろう。どうしてあんなに明るいんだろう。不思議だ不可解だ」
悪魔シンジ「だから憎い! 可愛いアスカが憎い! 明るいアスカが! 同じような境遇なのに、なんで俺だけが辛い! そうだ! だから殺そうとした!」
天使シンジ「でも、君にももう分かるはずだ、アスカのことを、もう一度、よく考えるんだ」
天使シンジ「嫉妬するのはいいだろう。だれだって嫉妬する。でもねシンジ君。明るいことが、可愛いことが、それほど素晴らしいことだろうか? 嫉妬から殺意を持つほどのことだろうか?」
天使シンジ「いや、そもそも、アスカは本当に明るくて、本当に可愛いのだろうか? そんな自分を、アスカは鼻にかけていただろうか?」
――この四角いヤツで良いの? やっぱ熱々のご飯に煮付けは常識よねー
天使シンジ「アスカは君の作った煮付けを美味しそうに食べていたよね」
――えええええ!!!ネルフに引っ越すですってえ!!! ちょっとシンジ、あんたもなにか言いなさいよ
天使シンジ「けして君の意見を無視していたわけでもなかったよね」
――きゃー、うんわー、さっむー、鳥肌たっちゃいそう、うんわさっむー」
――何そのギャグ。布団が吹っ飛んだーにかけた訳? なんで核なのよ、今時ならN2でしょうが、ぜーんぜん意味分かんない
――でもまあ
――(ありがとう)
天使シンジ「このとき、アスカは君に感謝をしていたよね? どうしてだろう。君が思うのは完璧なアスカだ。そんなアスカが君にお礼を言うかい?」
天使シンジ「きみにも分かっているはずだ」
シンジ(……)
天使シンジ「アスカは、実際のところ明るくもないし、可愛いわけでもない。君と同じだ」
天使シンジ「アスカだって、知らない街で暮らすのは怖い。だから家を移すことを嫌がった」
天使シンジ「アスカだって、使徒と戦うのは怖い。だから、寒いギャグを言った君に感謝した」
天使シンジ「明るいアスカ、可愛いアスカ。でも本当は寂しがり屋のアスカ。怖がりのアスカ」
シンジ(……)
???「そう、だから」
――――初号機コックピット
シンジ「……だめだ」
加持『シンジ君?』
シンジ「に……だめだ、にげちゃ……」
ミサト『シンジ君! 早く逃げて!』
シンジ「逃げちゃだめだ!」
| `'|
ノ,.、 ゝ、.__
/ー 、,__、,.__ `\
/_,,._/_,ジ=、\ \
/ - 、,_ ヽ、_ :》、\ l
/ ィ‐ 、_`'‐ 、,_ヾ゛\ `ヽ/´\
/ / | \_ ` ‐ 、_> ヽ_/〉
/ | 〉、_/ヽ7\_i/__\_li∠、
`'>|iヘ/'`Y´`|i //T/,-‐`ニ _‐、>'"\
//ヽ∧_ハ.イ`メ‐|./ハ'、__ 〉ノ!丶、 \
,..、/./ ,.<ゝィ;;/ `゛‐イノ」|ヘ――‐ イ!ヽ `丶\
/ゝへヽ_./ 〉YV'y‐|`vヘ \ヽ-t‐'" ,|i `i |
/ `'ー‐'/r'v‐i'ヾ_,トイY'\_  ̄7\/ | / ト‐''´
ヽ、_ ∠ーf_ハ.,l、.ト|´\ノ ソ! |ト、 \l\ !| /
`''‐'゛  ̄||i`ヽ ‐| /`l/ |.| ヽ \\V
|l / `ヽ/ | | ヽ ヽ\\ _
〉く / // ヽ ヽ \_\` ‐ 、
|ヽ/ ,イ _// \ \_/ \\ \
| | / | / \ \_`ー 、_ \
――指令車内
オペ子「エントリープラグ反転! 拘束具はずれました!」
ミサト「そんな!シンジ君!!聞こえる!!!」
加持「こいつは予想外だったな」
ミサト「シンジ君!シンジ君!!」
加持(これもあなたのシナリオというわけですか、碇司令)
――NERV司令室
冬月「どういうことだ。なぜこのタイミングで初号機が覚醒する……っ!」
ゲンドウ(……ユイ)
――二号機コックピット
アスカ「まったく、あんだってのよー、ミサトー、使徒捕まえたわよー、はやく引き上げなさいよー」
アスカ「ミサトー、みーさーとーーー!!」
アスカ「……はあ」
アスカ「……」
――指令車内
オペ子『戦自よりN2、来ます! 5 4 3 2 1 着弾、今!』
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐..
/ \
.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
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゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
――二号機コックピット
アスカ「……」
アスカ「なにかあったのかしら」
アスカ「……はあ」
――指令車内
ドーーンッ、ズーーン、パラパラ
ミサト「っ…、確認!急いで!!」
オペ子「初号機、健在です!!」
加持「凄まじいな」
ミサト「シンジ君はっ!」
オペ子「依然としてモニタリング出来ません」
,,/ ,/;;;,i .::::/;;;;;;;;;;;
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/7| ,| 'ー~ ̄~);;;;;;;ヽ_ノ~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ,/;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
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ヽヽ/'7 ;;/ </ /;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;-='''~~~
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ヽ-' /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//;;;;;;;/./;
オペ子「そんな、傷一つない……」
ミサト「ATフィールドっ、あれだけの数のN2、全て防いだ」
加持「しかも周りの山ごとな」(さて、これではゼーレが黙っちゃいないな)
オペ子「初号機、電源消失!……活動限界まで……、え?」
|_ |
| `'|
ノ,.、 ゝ、.__
/ー 、,__、,.__ `\
/_,,._/_,ジ=、\ \
/ - 、,_ ヽ、_ :》、\ l
/ ィ‐ 、_`'‐ 、,_ヾ゛\ `ヽ/´\
/ / | \_ ` ‐ 、_> ヽ_/〉
`'>|iヘ/'`Y´`|i //T/,-‐`ニ _‐、>'"\
//ヽ∧_ハ.イ`メ‐|./ハ'、__ 〉ノ!丶、 \
,..、/./ ,.<ゝィ;;/ `゛‐イノ」|ヘ――‐ イ!ヽ `丶\
/ゝへヽ_./ 〉YV'y‐|`vヘ \ヽ-t‐'" ,|i `i |
/ `'ー‐'/r'v‐i'ヾ_,トイY'\_  ̄7\/ | / ト‐''´
ヽ、_ ∠ーf_ハ.,l、.ト|´\ノ ソ! |ト、 \l\ !| /
`''‐'゛  ̄||i`ヽ ‐| /`l/ |.| ヽ \\V
|l / `ヽ/ | | ヽ ヽ\\ _
〉く / // ヽ ヽ \_\` ‐ 、
|ヽ/ ,イ _// \ \_/ \\ \
| | / | / \ \_`ー 、_ \
! i.∧ |.| //`ー、 r‐‐=ニ\
// ハ l |.| / ̄ ̄/ \\
/ヘ〈_/ ヽl | // / ヽ
――12時間後
spo_px
HORIZON ,i'゙´ `i、ETERNITATIS
sephira ヾ!||||lツ prima
Summa`´ Corona
SYSTEMA ,ィゞ⌒゙ゝ、 SEPHIROTICVM
XDIVINO ;i=-ゞ、Kム゙i、 RVMNOMINVM
゙i、シゝ、ュィミノ
Sephira III _,、-'"ヘミ⊥ゞヘ`゙'-、_ Sephira II
Tntelhgena snt spi/mundw|_|chetypl\ Summa sapuntic
,ィゞ⌒'ゝ、/ミ(∵八∵)シ」t!ミ(∵八∵)シ\ ,ィゞ⌒゙ゝ、
i=-ゞ、Kム゙k' ミ(∵)シ | | ミ(∵)シ ゞ;i=-ゝ'ヾム゙i、
゙l、シゝ、ュィミノニニニニニニ ニニニニニニ゙l、シゞ、ュィミノ
ヾミ⊥ゞ'゙ ¬ ! ! Dalrth ゞミ⊥ゞ'゙
|f| i、゙i、 TabulnZi |_| MoiaicaSs / / | |
|(| i、゙i、 ,ィr=-、 |)| ,ィr=-、 /f/ |t|
|t| i、゙i、 iミニ= |(| iミニ= i ,/t/ | |
sephi! !raV i、゙i、 !ミニ= i ! ! !ミニ= i ,/ /seph!_!IV
|_| i、゙i、└=-= |f| └=-= ,/_/ |)|
Time| |Swng ゙i、゙i、LrxMoyi| | Vmbra / /mrsba,| |Megaihi
――NERV司令室
┐ち,ィゞ⌒'ゝ、 ゙i、゙i、 Lrgu ! ! atem / / ,ィゞ⌒゙ゝ、 ┌
i | i=-ゞヾム゙l、 i、゙i、Tith ! ! @ ,/ / ;i=-ゞ、Kム゙i、|A
giニl、シゝ、ュィミノ ニニ ニニニ ニニニ ニニ゙i、シゝ、ュィミノニ i
t| ヾミ⊥ゞ'゙ Mundw゙i、゙i、 ヾ゙! ! / / Orbiumゞミ⊥ゞ'゙ |s
┘ |_| \_\ ゙!、゙i、 | | ,/)/ /_/ |_| └
|f| \_\ ゙!、゙i、|_| ,/ / _/_/pold |)|∪
‐┐ 」 !nullpo ゙\_\ ,ィiゞ⌒'ゝ、/_/ |(| ┌‐
pt ニニ|t| \i=-ゝ'ヾム゙i/raVI | |ニニpra
‐‐sephi! ! _/l、シゞ、ュィミノ_\ |f|vsr└‐
| |VIL _/f/ ヾミ⊥ゞ'゙ \_\ | | a VII
,ィゞ⌒'ゝ、/_/yAim 」 ! \_\_,ィゞ⌒゙ゝ、♂
♀i=-ゞ、Kム゙i/ O Samnt|_| @ Pr_\;i=-ゝ'ヾム゙i、
ヾミ⊥ゞ'゙\_\ Mundw |f|Elemraum/_/ゞミ⊥ゞ'゙
゙!、゙i、 \_\Rinm _! !hindan/_/ / /
゙!、゙i、 \_\,ィゞ⌒'ゝ、/_/ /f/
゙!、゙i、 ヽi=-ゞ、Kム゙l/ / /
゙!、゙i、Ara゙l、シゝ、ュィミノ ,/_/
゙l、゙i、temヾミ⊥,ゞ'゙rypu/t/
゙!、゙i、 |)| /(/
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゙!、i=-ゝ'ヾム゙i/
゙i、シゞ、ュィミノ
ヾミ⊥ゞ'゙
3
ミサト『以上が、しん……初号機パイロットをロストするに至った経緯です』
冬月「続けたまえ」
ミサト『……はい。 ひとさんふたまる時、途絶えていた二号機との通信を有線にて接続、
二号機パイロットの生存確認。 同ひとよんさんぜろ時、二号機を回収。
目標、仮称第八使徒サンダルフォンにつきましては、圧力差による刺激を与えないよう、日に125mのペースでの引き上げを行っております。 これはMAGIの計算によるものです。
報告は以上です』
ゲンドウ「現時点をもって初号機およびそのパイロットは凍結だ」
ミサト「しかし!」
ゲンドウ「初号機の代わりは零号機にさせる、回復をいそげ。復唱」
ミサト「っ、現時点をもって初号機を凍結。技術部と共同し、零号機の回復措置をとります」
ゲンドウ「最優先で、だ」
ミサト「はい。では失礼いたします」
冬月「よかったのか、碇」
ゲンドウ「予定とは違ったが、修正の範囲内だ」
冬月「私は頭がいたいよ。 二号機パイロットの不可解な行動。初号機の覚醒。 ああ、今の様子からすると、葛城君もなにやら含むところがありそうだな」
ゲンドウ「問題ない。アダムはこちらの手にある」
冬月「ゼーレへの説明は?」
ゲンドウ「……冬月先生、頼みます」
冬月「貸一つだ、忘れるなよ」
――浅間山
リツコ「初号機の凍結命令が出たわ」
マヤ「ベークライトで覆っちゃうんですか? ここ火口ですよ?」
リツコ「いいえ、目立たないようにコンクリートと布で覆いを作るだけよ」
マヤ「……」
リツコ「初号機が怖い?」
マヤ「……はい」
リツコ「私もよ」
――ネルフ既婚者寮
『――特務機関ネルフによる作戦は、戦略自衛隊中部方面隊の協力のもと、N2機雷の使用による使徒の殲滅という形で終わりました。政府の発表によりますと――』
加持「アスカ、晩飯はどうする? そろそろ食堂しまっちまうぞ?」
アスカ「……」
加持「おいおい、きいてるのか?」
アスカ「につけ……」
加持「煮付け?」
アスカ「煮付けが食べたい、シンジの煮付け」
加持「……」
『――戦略自衛隊と特務機関ネルフとの共同作戦は過去にも使徒の殲滅という成果を上げたことがあり、政府としては国民の安全を第一に考えた結果、今後も協力関係を――』
レイ「碇君は死なないわ」
アスカ「っ!! あんた!!!」
レイ「EVAは人のカタチ。魂のイレモノ」
アスカ「何もしなかったあんたになにがっ!!!」
加持「やめろアスカ!」
レイ「そう、あなたもなのね」
アスカ「訳の分からないことをゴチャゴチャと!」
加持「アスカ!!!やめろ」
アスカ「嫌い!!だいっきらい!!みんな居なくなればいいのよ!!! 最初っからいなければいいのに!!!」
レイ「……」
――???
天使シンジ「じゃんじゃかじゃーーーん☆ はあーい、皆のヒーロー、天才シンジ君があ、あっ、はっじまーるよー、キラッ☆」
シンジ「え、なにこれ?」
悪魔シンジ「っけ、ざけんなカスが」
天使シンジ「おーーーっと、そこにいるのはーーー、なんだかアレな力に目覚めて見事ヒロインを救ったヒーローじゃあないですかあ、うははのはー」
悪魔シンジ「っち、死ねよウンコが」
シンジ「いや、本当になにこれ?」
天使シンジ「んまー、謙遜しちゃってまー、このこのぉー。 いよっ! 男前だねえ! 見事にやっちまったねー」(バンバン)
シンジ「やめっ、いや、いたっ、っちょ、叩くのはやめてよ!」
悪魔シンジ「ふんっ、本当にやっちまったよなお前」
シンジ「いや、あの、え? なに? 君たちは僕? ここはどこなの?」
天使シンジ「それは良い質問ですね。 ぶっちゃけると僕は醤油の精であります」
悪魔シンジ「はあ?」
シンジ「はあ?」
天使シンジ「そしてここは、あなたの夢の中であります。ドゥユーアンダースタン?」
悪魔シンジ「欧米かよ……、もうやっただろそのネタは」
シンジ「えっと、え? 夢?」
天使シンジ「うんわ、反応おそっ。 ねえ君、まわりから鈍いってよく言われない?」
シンジ「あ、うん」
天使シンジ「あーあ、なんでこんな子に育っちゃったんだろうなー」
悪魔シンジ「おいっ、いいから早く話をすすめろ!」
天使シンジ「はいなはいな。わかったよ。 それじゃシンジ君」
???「選択の時間だ」
シンジ「え?」
天使シンジ「おっと。その前に情況を説明せねばなるまいな」
悪魔シンジ「っち」
天使シンジ「ねえシンジ君。 君、ここに来る前、自分が何をしていたかにゃーってのは覚えてる?」
シンジ「えっと、あれ? なにをしていたんだっけ?」
天使シンジ「まったく、しょうがないなあシンジ君は。それじゃあヒントをあげましょう」
天使シンジ「じゃじゃーーん。あっ、さて、これはなんじゃらほい?」
シンジ「え、あ、醤油の瓶」
天使シンジ「そうそう、醤油だよ。大豆の発酵食品」
天使シンジ「醤油ってさあ、体にいんだよね。 ビタミンからミネラル一杯! 詳しくはもやしもんを読もう!」
悪魔シンジ「おいっ、また話がずれてんぞ」
天使シンジ「しかも旨い! ナンプラーよりずっとスッキリしてるよね! 詳しくは美味しんぼを読もう!」
悪魔シンジ「あ、だめだこいつ、話きいてねーわ」
シンジ(ほんとうになんなんだろう)
シンジ「あの……」
天使シンジ「お? なにか思い出したかい?」
シンジ「いや、あの、君さ、男の子だよね?」
天使シンジ「ヤー、そうですがなにか?」
シンジ「なんでスカートを履いているのかな とか」
天使シンジ「よくぞ聞いてくれました!それはですねえ――」
悪魔シンジ「ホモセクシャルだからにきまってんだろ」
天使シンジ「ってちゃうわい!!」
シンジ「あ」
天使シンジ「お?」
悪魔シンジ「ん?」
シンジ「今なにか思い出せそうだった」
天使シンジ「今のツッコミで?」
シンジ「うん」
天使シンジ「なるほどなー、そういうのがクるんだな、シンジ君は、いや若いねえ」
天使シンジ「さて、っと、残念。 もう時間切れだ」
シンジ「え?」
天使シンジ「やっぱり鈍いね。けどまあ、しょうがない。最後の選択だよシンジ君。 心してきいてね」
――その醤油を――
1、まぜる
2、まぜない
悪魔シンジ「いや、わざと隠すなよ。もう一つ選択があるぜ」
――その醤油を――
1、まぜる
2、まぜない
3、すてる
天使シンジ「余計なことを……。さあシンジ君、えらんでくれ>>240」
容赦なくまぜる
シンジ「容赦なくまぜる」
天使シンジ「そう、それじゃあ、さようならだね、シンジ君!」
シンジ「うん……、その……」
天使シンジ「なにかにゃあ?」
シンジ「ありがとう、かあさん」
――特務機関ネルフ:第18使徒戦リリン戦
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ミサト「レイ!!! っく、状況確認!」
マヤ「……敵、エヴァ量産機、3体に損傷! うち2体は沈黙!!」
リツコ「焼け石に水ね」
ミサト「あんた!」
ミサト「言いなさいリツコ、何を知っているのっ。 あのエヴァもどきはなんなの! 人類補完計画ってなにっ!!」
リツコ「もう遅いわ。レイのスペアは破壊した。アスカはもう戦えない。いいえ、たとえ弐号機にのせても、もう戦闘できる精神状態じゃないという方が正しいかしら」
ミサト「ふざけんじゃないわよ!!!」
リツコ「シンジ君ももどってこなかった」
ミサト「!」
リツコ「それがあの子の選択だったのよ」
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ii
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こうしてゼーレによる補完がなされた
――完
よし、寝る。
駄文失礼しました。
ありがとう。そしてごめんなさい。
途中からgdgdやっちまったなーとは思ったのですけど、やっぱ書き始めた以上、終わらせないとダメかと思いました。
次リベンジする時は、楽しんでもらえるように頑張ります。
VIPにはもっとずっといい話を書く人が一杯いるので、コレに懲りず、またお付き合い下さい。
それでは、おやすみなさい。
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